副区長 荒 川 聡一郎
広報課長 川 口 卓 志
文化産業観光部長 岡 田 和 平
文化振興課長 齊 藤 明 美
観光課長 平 林 正 明
産業振興担当部長 中 沢 陽 一
産業振興課長 上 野 守 代
教育委員会事務局次長 酒 井 ま り
教育委員会事務局生涯
学習課長 久木田 太 郎
文化産業観光部副参事(
産業振興事業団・
事務局次長)
吉 江 司
文化産業観光部副参事(
産業振興事業団・
経営支援課長)
(
事務局次長 事務取扱)
7
議会事務局 事務局長 箱 﨑 正 夫
事務局次長 吉 本 由 紀
議事調査係長 松 江 勇 樹
書記 大 黒 俊 介
書記 池 田 道 則
8 案件
案件第1 第32号議案 東京都台東区
教育振興基金条例の一部を改正する条例
案件第2
文化政策及び観光について
◎
理事者報告事項
【
文化産業観光部】
1.
上野地区における
観光案内所に関する調査の実施結果について
……………………………
事前資料1
観光課長
2.新たな
観光推進組織の検討について …………………………………資料1
観光課長
午前 9時59分開会
○委員長(河野純之佐) ただいまから、文化・
観光特別委員会を開会いたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 初めに、区長から挨拶があります。
◎服部征夫 区長 よろしくお願いします。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 本日は、
卓上マイクのスイッチを必ず押してから、ご発言願います。
また、
理事者発言席を設けましたので、よろしくお願いいたします。
それでは、審議に入らせていただきます。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 初めに、案件第1、第32号議案、東京都台東区
教育振興基金条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案について、理事者の説明を求めます。
文化振興課長。
◎齊藤明美
文化振興課長 それではご説明いたします。
本案は、台東区に本社を置く
株式会社桑山の
桑山征洋様からご寄附をいただいたため、基金の額を改めるものでございます。
新旧対照表をご覧ください。現行の300万円を400万円に改めます。
本条例は、公布の日から施行いたします。説明は以上です。
原案どおりご決定くださいますようお願い申し上げます。
○委員長 それでは、本案について、ご審議願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 よろしいですか。ありがとうございます。
これより採決いたします。
本案については、
原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、
原案どおり決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第2、
文化政策及び観光についてを議題といたします。
本件について、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。
初めに、
上野地区における
観光案内所に関する調査の実施結果について、
観光課長、報告願います。
◎
平林正明 観光課長 それでは、
事前資料1をご覧ください。
項番1、
調査概要でございます。(1)目的です。本調査は、
上野地区における
観光案内の現状と課題を整理すること、また、
上野地区における
観光案内所の必要性や求められるニーズを調査し、今後の
上野地区における
観光案内の在り方を検討することを目的に実施いたしました。
続きまして、(2)
実施方法等でございます。①期間は記載のとおりです。
②調査内容は、記載4項目の調査を実施いたしました。ア、
既存観光案内所調査は、
上野地区にある既存の
観光案内所8か所について、
業務内容や機能、
案内件数等の現状について
ヒアリングを実施いたしました。次に、イ、
観光客アンケート調査につきましては、来訪者へ
観光情報の
収集方法や
観光案内所の
必要性等に関する
アンケート調査を実施いたしました。ウ、
歩行者カウント調査は、5地点、計15方向において調査を実施し、
地点ごとの人の流動量を調査いたしました。エ、
事例調査は、国内外の
観光案内に関する機能や手法を文献等により調査いたしました。
続きまして、項番2、調査結果概要でございます。恐れ入りますが、別紙1、
調査報告書概要版、4、5ページをお開きください。
こちらは、
上野地区にある
観光案内所8か所へ
ヒアリングをした結果をまとめたものでございます。特徴的な箇所のみご説明いたします。上から3項目め、
対応言語ですが、全ての案内所において英語は対応可能となっており、中国語は7か所対応、その他の言語については、
翻訳通信サービス等を導入しているところが5か所ございました。続きまして、その3段下の手荷物預かりについてです。手荷物預かり
サービス等を行っているところは、マルイ内の案内所1か所のみでございました。一番下の
案内件数ですが、多いところ、一番左の
京成上野駅の
東京観光情報センターですね。これは、1日当たり500人となっております。ちなみに昨年度の
浅草文化観光センター1階窓口における1日当たりの
案内件数は513人でございました。
続きまして、6ページ、7ページをお開きください。こちらは来
街者アンケート調査をまとめたものでございます。左上、
①来訪目的ですが、全体として多かった項目は、やはり美術館・博物館ですが、
調査地点別に見ますと、袴腰では約半数となっておりますことから、
上野地区にはショッピングや食事など、様々な目的を持った観光客が訪れていることが分かります。次に、下の
②観光情報の
収集方法につきましては、やはり
インターネットからが最も多くなっております。表の右側、旅行中の
海外居住者、いわゆる外国人、
インバウンドですけれども、これは、現地の
観光案内所や家族・知人からの口コミがその次に多くなっております。続きまして、右側のページ、
③観光案内所の認知度及び下の
④観光案内所の
利用状況についてです。最も認知度が高いのは、
JR上野駅公園口を出たところにあります
パークス上野で認知度が24.5%ということですが、
利用状況は10%未満となっております。
続きまして、8ページをお開きください。⑤観光する上で困ったことです。全体656人に対する
アンケート結果のうち、82.6%の方が困ったことはなかったという回答でございました。一方、困ったことがあったと答えた方の意見としては、トイレの少なさなどが上げられております。下段の
⑥観光案内所の必要性につきましては、「必要ない」が73.5%、「必要」が約15%というふうになっております。そして、「必要」と答えている人は、下の
居住地別の表ですけれども、
都内在住者が多く、その理由として、外国人のための案内所が必要と回答しています。
続きまして、9ページ、(3)
歩行者カウント調査でございます。こちらは平日、休日、それぞれ2日間の平均値を示したものとなっておりまして、最も流動量が多かった地点は、4-A、4-Bの
JR上野駅公園口でした。ただし、外国人につきましては全体の傾向とは異なり、地点8の
JR上野駅
広小路口付近が多くなっております。
10ページ以降には、各調査結果から得られたデータを基に
観光案内所に必要な機能や人の
流動傾向などの分析結果を記載しております。調査結果概要の説明は以上でございます。恐れ入りますけれども、資料にお戻りください。
項番3、調査結果の活用についてです。本調査結果は、
上野地区の
観光団体を初め、
商業団体、
宿泊施設等へ広く
情報提供するとともに、
上野地区における
観光案内所の在り方について、今後の
検討資料として活用してまいります。
最後に、時期が未定のために記載はございませんが、本年、
JR上野駅公園口の改修、それから、これからですが、
上野動物園のパンダ舎の移築などによりまして、人の流れがどう変化していくのかを見極めるために、
コロナ禍終息後、
インバウンドがある程度回復するのを待って歩行者の
流動量調査を実施したいというふうに考えてございます。本件についてのご報告は以上です。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 この簡易版の裏面のところに新たな観光所の設置で想定される場所などがいろいろ書いてありまして、ちょっと外国人の流動が多い案内など、それこそ先ほどおっしゃられたように、
インバウンドのことなども想定していてというのが見えるんですけれども、今こういった
新型コロナウイルスの影響で
インバウンドのお客様、日本全体で来られる方が非常に激減しておりまして、この間、週末のアメ横を少し歩いたんですけれども、従来見受けられた、キャリーバッグを引いて観光していらっしゃるあのアジアの方々や欧米の方々などというのはほとんど見受けられず、国内、それこそこの台東区内、また、近隣で買物している日本人の方が非常に目についたというのが私の印象なんですけれども、やはり今後、今回のような全く区とか国レベルで対応できないようなことがあって、非常に
インバウンドというのは影響も大きくなりますので、やはりこういう観光のことをやっていくときに、
インバウンド、外国の方というのを、もちろんそれは来る人をしっかりとおもてなしするという心は必要なんですけれど、やはりもっと力を入れることとして、より国内、近隣府県の方たちをはじめ、国内の人たちにアピールして、もっと来てもらうような形のものを意識していっていただきたいというのが要望としてあります。
あと、
観光案内所の必要性のところで、必要ないというような意見が結構ここで多数見受けられるんですけれども、その前のページの認知度も含めて、非常に認知度が低いなというのは率直にこれを見て思いました。実際、私も、ここにあったんだというのを、この調査の項目を見て、
松坂屋上野店の店内とか、そういったところに
観光案内所があるということは、長年、松坂屋に行っていながら、こういったことで知ったというのもあり、やはり認知されていないから必要ないというか、あってもなくてもいいんではないのと思いますので、新たに設置して、その内容を、
観光案内所を非常によいものにするとしても、やはりそれを来訪者を初めとして認知していただけなければ何の意味もないと思いますので、こういったものをつくる際に周知徹底、こういういい
観光案内所が、つくって、ここにありますということを広げるという意識も持っていただきたいと思います。こちらも要望として伝えておきます。以上です。
○委員長 要望でよろしいですね。
◆
山口銀次郎 委員 はい。
○委員長
村上委員。
◆
村上浩一郎 委員
山口委員のご質問と重複しますので、それは控えさせていただきますけれども、ここに、3番にありますように、
上野地区における
観光案内の在り方について検討していくということでございますので、地元の方々のご意見を反映していただくように要望させていただきます。以上です。
○委員長
小菅委員。
◆
小菅千保子 委員 必要ないという数があまりにはっきり多かったんで、ちょっとびっくりしたんですけれども、ただ、この本編の資料の89ページのブルーの入っている最初のページのところに、もしつくるとすればという話だと思うのですが、
上野地区における
観光案内所の必要性ということで明示されています。やはりここの最後に新たな
観光案内所を設置する場合においてはということでいろいろ書いてありますが、付加価値、機能・
サービスの検討が必要となるというところで、やはりもしつくるんであれば、ただ単に案内所というのであれば、今あるもので私はもう機能は十分だと思うんです。やはりいろいろ調査していただいた中で足りていないところ、例えば宅急便ですとか、それから
あとコインロッカーですよね。私たちもたまに出かけたときに、大きな駅になればなるほど、どこの
コインロッカーに入れたかなというのが一番怖いんですね。それなりに色別になっていたりするんですけれども、やはり初めて行ったところで急いでぱっと入れてしまったときに、瞬間、あれということがあって、後から冷静になって考えたら、どこだったかなというのが、何回か私も正直言ってありましたので、できればやはりそれは、ある程度まとまった形で
コインロッカーというのは必要なのかなというふうに思っています。やはりそれも、荷物の預かりですとか、その辺の分かりやすいアプローチというのを一緒にやっていかなければいけないのかなというふうに思っています。
今、
浅草文化観光センターなどですと、例えば、地域の方の、自分のところで作っているカタログみたいなのありますよね。そういうものを置かせてほしいという多分要望が随分来ていると思うんですけれど、現状では、やはりそれは駄目ですよということになっています。もちろん公平性という意味もあって、当然だとは思うんですが、ただ、やはり
観光案内所という役割を考えていくと、皆さんが何を求めているかというと、やはりこの町にどんなものがあるだろうかというものをまずは知りたいと。今はもちろん
インターネットがありますから、
インターネットで調べて来るというのもありますけれども、やはりそこに手にとって、ああ、こういうのがあったんだというものを見て、では、そこに行ってみようという人もいらっしゃると思うんですね。だから、そういう
情報提供の場として考えていってもいいのかなというふうに思っています。言わばコンシェルジュみたいな形でいていただければ、なおいいですけれども、そういうことをもしやるんであれば、ぜひ検討していただきたいなという要望です。以上です。
○委員長 要望ですね。
◆
小菅千保子 委員 はい。
○委員長 ほかに。
和泉委員。
◆
和泉浩司 委員 数字が出て、数字が物語っているとは思いますよ、特に要らないと。
ただ、私、この中で一つ観点が抜けていて残念だと思うのは、東京都です。
上野恩賜公園を含めて、山の上のほうの国立の施設、ミュージアムショップも含めて、そういうものがあったほうがいいな、そんな思いもしていました。明らかにこの下のアメ横や広小路を使う方々と上野の
山文化ゾーンを使う方々がきっちり分かれ過ぎているんだよね。だから、私が都議会にいたときに、
産業労働局に行って
観光部長と話したのは、今あそこに
上野公園の
袴腰広場の、要は上野の
山文化ゾーンとまちの結束線のところに交番があるではないですか。あの後ろにあんな嫌われものの喫煙所がかなりの面積を取っているわけです。あんな喫煙所など要らないんですよ、世の中に。だから、あそこの喫煙所の部分を上野の
山文化ゾーンと下の上野のまちのゾーンとの結束線として、一番目立つあそこに。あそこの2本の早咲きの桜がある時期、すごい人ではないですか。あんなところに喫煙所など置かずに、ああいうところにつくったらどうだと東京都に言って、ある程度少し動き出したんですよ。それが、私ちょっとお休みしてしまいましたので、そこで止まった。だけれど、そこをしっかりやっていけば、
上野公園の上と下を結束させるという大義名分は立つと思いますよ。だから、この中に東京都の視点が全くない。上野駅の公園口のところから出たら、すぐ東京都ですよ。うちの施設でもないけれど、
国立西洋美術館、
バッファゾーンのところになってしまうから、そこのところもどううまく使えるかとか、そういうことがたくさんあるわけでしょう。
あと、よく進めていっていただきたいのは、あそこに、正式名称は
東部公園緑地事務所でしたか。
上野公園の事務所ではないんですよ。東京都の東部の全部の管轄している事務所で巨大なんですよ。あれを東部ではなくて、
上野公園専門の事務所にしてもらうぐらいの働きかけをしてほしいんですよ、私はずっと言っていましたけれど。江戸川の果てまでを見るのは、あんないい土地ではなくて、前に
隅田公園の
公園管理事務所を移転しろと言ったときに、玄関口でごみを分けているご家庭があるのかと言ったけれど、あんな上野のいい場所に江戸川の先のほうまで管轄するようなものを置かないように、もうちょっと、川の向こうはいいのか。そちらでそういうものができないのかということを要望しておいてください、できたらね。
産業労働局の観光部ではないから、これは土木だから。あと、だから、その辺のところをしっかり見てほしいなと思っています。
それで、一番最大の課題は、
浅草文化観光センターができるときに、すばらしい施設をつくって、そこを目的に来られても困るんだと。まちへ出ていってもらうための施設をあそこにつくるんだと。
浅草文化観光センターが集客してしまってはいけないんですよ。まちへどんどん出ていってくださいということが大前提なんですよ。だから、そういう意味から見れば、上野にこういう細かくあるところというのはすばらしいと思うし、東京都の
観光ボランティアに関してもここに余り入っていないんですよ。浅草の配置は私が考えました。どういう電車に乗ってくるお客さんが多いから、ここに何人、ここに何人と私がそこは提言しました。だから、そういうのと同じように、もう私には東京都に対する力はないですから、どうぞ、課長から、もう少し頑張って言ってください。
○委員長 ほかに。
(発言する者なし)
○委員長 ちょっと確認したいんですけれども、
先ほど既存の案内所が8つあると。それぞれPR不足もあるんではないかというような話もありました。今、現状、台東区の観光課と各案内所との連携というのは、どんな連携がされているのかなというふうにちょっと考えたんですが、ごく一般的には、パンフレットを提供するとか、そういうものが考えられるんではないかなと思うんですけれども、その辺は何か、あと、ほかにあるんでしょうか。
観光課長。
◎
平林正明 観光課長 ただいまの区内の
観光案内所との連携の話でございますけれども、観光課及び
浅草文化観光センターは、年に二、三回、区内の
観光案内所連絡会というのを開催してございます。そこでいろいろと
情報交換等もやっている中で、今回の調査結果についてもそこで報告というか、
情報提供していきたいというふうに考えています。また、その中で様々、今の
観光案内の現状から今後どういうことが必要なんだとか、そういう前向きな検討もその中でしておりまして、バリアフリーの情報ですとか、そういったものもその場で共有するようなことをしてございます。
○委員長 なるほどね。やはり、既存のところをまず大切にするというか、それぞれ設置したところのいろいろな思惑も当然あるとは思うんですけれども、そことやはり連携をさらに強化していって、それで
上野地区の観光全体をより向上させるような機能にしていっていただきたいというふうに私は要望いたします。
ほかにありますか、ないですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、新たな
観光推進組織の検討について、
観光課長、報告願います。
◎
平林正明 観光課長 それでは、お手元の資料1をご覧ください。
項番1、検討の背景・目的でございます。新たな
観光推進組織につきましては、本区の
観光振興をより強力に一体的に推進するため、
観光関連団体や事業者などを結びつける
コーディネーターとなる組織として、
観光振興計画にも
位置づけ、昨年度はその
事業規模等について検討を進めてきたところです。
項番2、
検討経緯です。昨年度は、
外部会議を4回開催いたしました。
検討委員の名簿につきましては別紙1をご覧ください。
続きまして、裏面をご覧ください。項番3、
検討委員会における
議事内容をご覧ください。
検討内容は、表の記載のとおりでございます。
次に、項番4、
検討状況でございます。別紙2、A3判の紙をご覧いただきたいと思います。こちらは、昨年度の
検討委員会での
検討内容をまとめたものとなります。左から、(1)
経営理念及び
活動方針をご覧ください。
経営理念は、持続的な
観光振興の実現でございます。(2)役割でございます。現状の国内における
観光動向から、今後想定される様々なリスクに対し、予防・対応策を講じ、また、本区
観光振興の
課題解決に向け、既存の組織では担うことが困難である事業を実施いたします。下の図にも示しましたが、持続可能な
観光振興を実現するためには、
外部環境の変化に応じて、マーケティングによって地域の稼ぐ力を引き出すことと、マネジメントによって地域の
観光課題を解決し、観光を管理すること、この2つの役割を適切に行うことが期待されております。中段、(3)
位置づけをご覧ください。台東区における
位置づけ及び役割としましては、本区
観光振興の
基盤強化及び底上げと、
コーディネーター、
関係団体や
事業者間調整役でございます。新組織が本区
観光振興の
基盤強化や事業者・団体間の調整を行い、下のイメージ図の赤い部分になりますが、隙間を埋め、つなぐ役割をすることによって、これまでの点での展開から面での展開を図ることによって、事業の効率化や拡大、
観光消費額の増大が期待されます。次に、下の四角、新組織と区行政の役割分担としましては、区は台東区全体を見据えた
観光政策等の企画立案、そして、新組織は、区が示す方向性を踏まえ、本区事業者の稼ぐ力をさらに引き出すための
観光事業を推進。右側、(4)
実施事業をご覧ください。これまで観光課が実施してきた事業は、民間手法の導入などでより効果的な取組とするとともに、
観光教育・人材育成、
観光商品の企画・開発・販売など、新たな事業を展開することを想定しております。(5)
法人形態は
一般社団法人でございます。(6)
活動領域は、台東区全域でございます。また、近隣区や地方都市との連携による展開も視野に入れます。(7)
継続検討事項をご覧ください。こちらは、令和元年度の検討の積み残しでございます。本組織の設立に際しては、財源確保が大きな課題であるというふうに考えてございます。今後の検討課題及び方向性について、中段をご覧ください。持続的な
観光振興の実現を図るためには、多様で安定的な財源を確保する必要があり、既存の財源確保に加え、新たな手法による財源確保策として、先進自治体で導入、活用されている宿泊税やエリアマネジメント負担金、また、ふるさと納税など、多角的な視点での検討が求められる。今後は、これまでの検討結果や国の動向を踏まえ、財源確保を軸として、継続的かつ安定した組織を運営するための検討を行うといたしました。
なお、新たな
観光推進組織の検討の今後でございますが、現在、
新型コロナウイルスの影響によりまして、区内の
観光事業者は甚大な影響を受けております。そこで、所管課としては、当面は観光復興に注力すべきというふうに考えております。そのため、外部委員を入れての検討会につきましては、一定の終息が図られるまでは凍結といたしたいというふうに考えてございます。報告は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
石川委員。
◆石川義弘 委員 観光を少しストップするのはしようがないと思うんですが、よくなってきたらなるべく早くやり始めてほしいなというのは、一つ要望としておきます。
それと、この組織をつくるのは、非常にやはりこれからの台東区にとっては大事な組織だと思っています。特に
観光事業で、ここにも書いてあるんだ、新たな観光を目指すような、あるいは点を面にしていくという話が出ています。観光統計・マーケティング調査の中でも、実は水辺に対するものと、夜の街というものが書いてあるんですが、実は、この組織の中から両方とも外れています。この組織をこれからどういうふうにしていくのか。あるいは、本来であればやはりそういうものを入れていかなければいけない。間接的に聞くというのは、やはり問題なんだと思いますので、直接的にそういうものから話が聞けるということを考えていかなければいけないんではないかなというふうに思っています。
それから、1.7兆円の例のGo To キャンペーンがありますよね。あれの中でも、実はいろいろな組合せをしなさいという形になっているはずなんですが、例えばホテルとイベントを一緒にしなさい。あるいは、交通も含めてやりなさいという形になっています。今この組織図を見ていくと、どうもそういうところがよく見えない。例えば、一番台東区内で大きいのはもちろん浅草ビューホテルですよね。それにつれて幾つかそういう大きいところもありますし、そういうところの関連性がよく見えない。これからは観光統計・マーケティング調査に書いてあるとおり、また、国のとおり、やはりそういういろいろなものと結んでいくという操作を
観光事業の中に入れていかないと実はよくないのかなと。特に今までここのところは苦労したのが幾つかありますが、つまみかんざし屋さん、それとか、おすしを握ってやると。こういうのというのは、今までにない事業ですから、どうもこの組織を見ると、今までにある組織しか見えないんですよ。これ自体も、よく下部組織をつくりますけれども、こういうことを考えているのか考えていないのか、あるいはそういう新しいものを、再度、この辺考えていってもいいんではないかなと思いますので、ちょっと一言。
○委員長
観光課長。
◎
平林正明 観光課長 石川委員のご指摘ですけれども、この1枚にまとめた中にはその辺の細かいことは入ってございませんけれども、やはり全ての団体、全ての事業団体、それから、全ての
観光事業者さんを巻き込んでいくということが理想でございます。ですから、先ほどご指摘あった舟運ですとか、ホテルですとか、ナイトライフですとか、もろもろそういったところも含めて、全て包括した内容に取り組んでいくというような考え方でございます。
○委員長 石川委員。
◆石川義弘 委員 今までも同じ話をされていて、何しろ今までの観光連盟組織の中で足らなかった夜の街もやります、舟運もやりますといって始めていても、結局なかなか当人が入っていないんで、話がよく見えないという世界がずっとここのところ続いていたんですよね。それで、これはここのところで見直すのであれば、また、これは非常にいい組織にしてほしいので、できればぜひそういう人たちも入れてほしい。
あるいは、今、芸術文化財団でいろいろなイベント関係をやっています。実はこれとプラスになっていく可能性もある。こういうところももっと新しい組織の形に変えるときに、やはり新しい人事関係というのはもうちょっとしっかり見てほしいと思う。これ、要望で出しておきます。
○委員長 要望ですね。ほかに。
中嶋委員。
◆中嶋恵 委員 こちらのA3判の検討概要の中の6番、
活動領域の中の台東区全域のところで、近隣区及び地方都市(
DMO)と連携することにより、事業効果の増大が見込めるものについて、連携した事業展開を視野に入れるとあるんですけれども、
DMO、地域プロモーションとかを知ってもらったり、来てもらったりとか、あと、DMC、来てくださる方に対しての実際の手配や体験を提供するというところの、
DMOやDMCはどうやって組成されていくのかなという、資金調達とかはどうするのかなというところとか、そもそもNPOなどの非営利団体として活動していただくとすれば、持続的な運営資金とかをどう調達するかというところで、資金のところだけ教えていただきたいんですけれども。
○委員長
観光課長。
◎
平林正明 観光課長 今の資金のことですけれども、財源の確保が非常に重要だということを先ほどもご説明させていただきまして、そこの部分が積み残しということで、今後その辺をもっと深く検討させていただくというようなことで考えてございますので、今、これだというのはちょっとお答えできません。
○委員長 中嶋委員。
◆中嶋恵 委員 ありがとうございます。今後の積み残しの部分でということで検討ということで、ありがとうございます。
復興という意味でも、大変この観光の推進というのは重要な取組だと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
○委員長 ほかに。
松村委員。
◆松村智成 委員 今回報告がございました新たな
観光推進組織の検討を凍結するところまでは、もうもちろん了承でございます。
先ほど石川委員がおっしゃられたことと一部重複するんですけれども、私ども会派としましても、台東区においては、観光は重要な産業の一つと認識しておりまして、観光産業という観点では、行政側に専門部署があってもいいぐらいだと思っております。例えば現在は観光課や産業振興課とそれぞれ役割があって、別の作業ということですが、やはり観光産業、これまで台東区は5,000万人の来客者を迎えて、国内でもトップクラスの来客数というところの現状を考えますと、やはり専門部署もあってもいいのではないかなというぐらいの思いがあるぐらいですけれどね。
我々、思っているんですが、以前、産業建設委員会で、たしか和泉副委員長がおっしゃられていたと思うんですけれど、これから先、
新型コロナウイルスが終息したときに我々ができることとすれば、産業をV字回復させなければならないということをおっしゃっていたのを記憶しています。まさにそのとおりでございまして、今このメンバーはもう十分いいメンバーではあると思うんですけれども、もし再開される際に、例えば東京都の
産業労働局だとか、あと、それこそもう国、つまり観光庁あたりにも声をかけていただいて、また、中には外国人観光客を見据えて
インバウンドガイド協会とか、観光バスの会社とかいうところにも、やはり多角的に目を向けていただいて、意見を伺っていただけるような組織というか、また、再スタートを切っていただければなというふうに思います。以前、観光バス予約システムを構成される際のメンバーが、正直物すごいメンバーだったなというふうにちょっと私も記憶しておりまして、ぜひ、行政もやれば十分できると思いますので、ぜひお願いしたいと思いますというのを要望だけしておきます。以上です。ありがとうございました。
○委員長 要望ね。
小菅委員。
◆
小菅千保子 委員 今回のこの
検討委員会ですけれども、幾つかちょっとお聞きしたいんですが、まず、このメンバーなんですけれども、本当にそうそうたるメンバーがずらっと並んでいらっしゃる。そういう中で、先ほど石川委員からもお話ありましたけれども、正直申し上げて、新たな
観光推進組織をこれからつくって検討していくということであれば、やはり世代的なことも私は考慮すべきではないかなというふうに思います。やはりこの中で区民代表はお一人なんですよね。三浦会長お一人です。やはりちょっとこの中で気になったのは、このA3別紙の
経営理念及び
活動方針の中の持続的な
観光振興の実現というところで、話が飛んで申し訳ないんですけれど、区民生活の向上につなげる側面を持った取組とする必要もあると。必要もあるという言い方なんですね。私は、やはり観光政策というのは、台東区の大きな産業の柱だと思います。ただ、やはりベースは区民があってなんですよ。区民生活があっての観光政策だということを考えると、やはりここで必要もあるではなくて、必要があるということだと思うんですね。やはり区民の目線を大事にして、その中で観光して、または、その区民の中には観光でお仕事されている方もたくさんいらっしゃいますので、やはりそこは外してほしくないなというふうに思います。
そういう上で、やはりこの
検討委員会のメンバーももう少し世代的に若手の、それこそ新しい発想を持った方々もぜひ交えていかないと、申し訳ないですけれど、本当の意味での改革というのはできないなというふうに思っています。そういう意味では、そこはぜひ要望させていただきたいと思います。
また、それから、男女比ですよね。やはりあまりにも男性がずらっと並んでいます。もしかして女性は一人もいないのかな、ですよね。だから、本当にやはりこういうのを見たときに、これでは旧態依然として、申し訳ないですけれど、変わりようがないかなというのが正直な印象です。それはぜひ考慮していただきたい。
ただ、これが次のA3の別紙の検討概要の
実施事業の中で、理事会運営というのもあるので、この理事会というのは何かなというのが一つ気になっています。下部組織なのか、あれですけれども、そういうところで、例えば実際メンバーをいろいろ考慮されているのかどうかというのは、実動部隊として考えていらっしゃるのかどうかということもお聞かせいただければと思います。
それと、先ほどあったように、このイメージ図を作っていただいています。もうとにかく稼ぐということが、私はすごい言葉を入れたなと思いました。やはり私たち、稼ぐのが大きな目的ですから、そういう意味では、稼がなければ生活できませんからね。やはりそこは非常にインパクトがあっていいなと思っています。ただ、私たちもだんだんこの視力になってくると、とにかく昨日夜、この図を見るのが大変でした。もうちょっと今後何かのときには大きくしていただけるとありがたいなと。ちゃんと宿泊団体とかもこの中に入っていますし、そういう意味では、台東区の中のいろいろな方々を網羅して入れていただいて、それをしっかりつなぐ役目、
コーディネーターを台東区がやるというのはよく分かります。ただ、この新組織と区の役割分担のところで、区が全体を見据えて
観光政策等の企画立案と書いてあるんですよね。私、こういうところは、むしろ民間にお願いしていったほうが新しい発想が出てくるんではないかとは印象として思いました。
あと、お願いしたいのは、ちょっとかぶりますけれど、実施体制及び必要人員というところで、やはり先ほどお願いした人材の配置、そこはぜひ今後考慮していただきたいなというふうに要望いたします。
○委員長
観光課長。
◎
平林正明 観光課長 資料が非常に見にくくて申し訳ございませんでした。幾つかご質問等もございましたので、お答えしたいと思います。
まず、若い世代の取込みという部分なんですけれども、この委員会自体は、それぞれの団体の長の方に出てきていただいてございます。その中で、昨年いろいろ
ヒアリング等をしていく中で、やはり次の世代が育っていないとか、そういう課題を抱えている団体も幾つかございました。そこで、昨年の段階では、次の段階として、若手の
ヒアリングというか、若手を集めて何かディスカッションするような場を設けていこうというようなところまで話は行ったんですけれども、それでちょっと
新型コロナウイルスが来て頓挫していますけれども、今後はそういった各団体、あるいはまちの若い方のご意見も聞いて、そこで議論をしていただくような機会も設けていきたいというふうに考えてございます。
それから、理事会運営につきましては、あくまでもこの新しい組織の役員というか、理事の方の理事会になりますけれども、そこに区内の様々な業界団体ですとか、いろいろな立場の方に来ていただいて、そこで今後の観光の進め方の地域の合意形成を図っていくような場にしていくということでございます。
それから、あと、観光政策の企画立案は民間でというようなお話もございましたけれど、その辺を含めて、ちょっと今後検討させていただきたいと思っております。以上でございます。
○委員長
小菅委員。
◆
小菅千保子 委員 要望なんだけれど、先ほどの「が」と「も」のところもお願いしますね。必要がというところでね、よろしくお願いします。
○委員長 今ちょっと答弁あったんですけれども、この委員会自体のメンバーの再編成というのはできるものなのか、それともできない、もうこのままこのメンバーでフィックスしてやっていこうというのか、その辺をちょっとお伺いしたいんですけれども。
観光課長。
◎
平林正明 観光課長 とりあえず令和元年度は、こういった委員の中で議論をしていきましたけれども、今後、いろいろそういうご意見ございましたので、また新しい委員の方も入っていただくかというようなことも併せて検討していきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
○委員長 よろしくお願いします。よろしいですね。
和泉委員。
◆
和泉浩司 委員 私、非常にがっかりしました。松村委員にも、V字回復の私の話を引用していただきましたが、あれは全面撤回させていただきたい、今は。
というのは、この新たなという言葉から入ると、新しい生活をこれから模索するわけでしょう。それは、ウィズコロナで、
新型コロナウイルスと一緒にやっていくのに、
新型コロナウイルスの影響が今あって頓挫したという考えだと、それは一過性の風邪が蔓延しているのが治ったら、一気にいきますよ、稼がなければいけないなんて、私、今全く思っていないですよ。これで新たな観光推進と言ったら、こういうコロナ騒ぎがあって、まだパンデミックで何十万人も世界で
新型コロナウイルス感染者がいるわけですよ。そういう人たちに
インバウンドで来てもらうということを考えたときに、この組織でいいんですかという話。
浅草が大好きで政府の専門家会議に入っておられて、今テレビによく出られている日本医師会の常任理事の釜萢先生、浅草のあるお店で、昔からよくお会いして、いろいろなお話を聞いたりなどして、非常に深い方ですよ。例えば、新たに入れるのを若手の経営者でドンパチいくやつとか、そういうことではなくて、今この
新型コロナウイルスに対してどういうものが正しいのか、こんなことはできませんよと、こんな密をつくって、そこでクラスターが出たらどうするのですかというぐらいの意見を言ってくれるような先生を入れてほしかったです、そちらを。
私は、行け行けどんどん、稼ぐのが正しい、もともとそういう考えでしたよ。でも、新しい和泉に変わりましたから。やはりここは、区長がよくおっしゃっておられる安心・安全が最高のおもてなしなんですよ。そういったときに、釜萢先生みたいな先生が入ってくれるとは思いませんが、やはり医療関係の人たちからご意見を伺えるような先生にぜひ入ってほしかったです。安心・安全を売りにして、その結果が
インバウンドが入ってきて、まちの人たち皆さんが稼ぎになられた。ゆっくりした段階でしか上がれないと思いますよ、今の状況は。
今月終息しましたと言って、イタリアは、それではどんどん入ってくださいと言っているけれど、実際のデータでは入っていないでしょう、世界観光都市であっても。だから、台東区は安心・安全ですと言えるメンバーがいないではないですか、一人も。そういう視点が今はなければ駄目だと思いますよ。新たな観光推進というのは新しい生活の中にあるんです。そこを課長がもうちょっと理解していてほしいな。
先ほど、コロナ禍で頓挫したと言った。
新型コロナウイルスがなければ、多分、世の中は、また今までどおりにできるわけないですよ。だって、19日に全部解除を国がしても、また元どおりになるわけないんですから、
新型コロナウイルスはゼロにならないんですから。その中でいかに安全で安心な国際観光都市台東区と言えるのか、それを打ち出すメンバーが一人もいないのが本当にがっかりです。ご意見は。
○委員長
観光課長。
◎
平林正明 観光課長 医療関係とか、そういったメンバーが入っていないというご意見、これは昨年度の
検討委員の名簿でございますので、その後、
新型コロナウイルスが発生したということがございます。ですから、今いただきましたご意見も踏まえまして検討させていただきたいと思うのと、あと、まさしく委員のご指摘のとおり、今後の観光は非常に変わっていくであろうということは予測しております。世界の政府の観光局のシンクタンクによる分析でも、やはり観光客のニーズがこれまで以上に感染予防といった衛生環境とか、健康という安全・安心にシフトしていくだろうというふうに予測されております。これは日本の国内も同じだろうと思います。ですから、その辺に対してどう取り組んでいくのかというのが課題であるというふうに認識してございます。
○委員長
和泉委員。
◆
和泉浩司 委員 そうやって認識していただいているのなら多少安心しましたが、このメンバーは昨年度ですと。あのね、今6月ですよ。もう半年もたってしまっていて、では、昨年度の決めたメンバーを出してご了承くださいというつもりだったんだねと理解していいですか。
○委員長
観光課長。
◎
平林正明 観光課長 ご了承というよりは、昨年度の検討はこういった内容をいたしましたというご報告になります。
○委員長
和泉委員。
◆
和泉浩司 委員 今聞くまで言わなかったではないですか、それ。黙っていれば、そのままするっと行けると思ったんでしょう。まあ、いいけれど。
あと1点、残念だなと思っているのは、このメンバーの中にも東武鉄道がいますよ。私たまたま昨日、
隅田公園にいて、すみだリバーウォークを墨田区まで渡ってまいりました。真ん中がアクリルで透明で、下をだるま船が通っていて、のぞいていたら気持ち悪くなってしまいましたけれど。それとか、桂由美さん揮毫の恋人の聖地ともっともらしいこと言っていますよ、民間だから。いつ恋人がそんなところにいたんだと、聞いたことはないぞと、東武鉄橋なんだから、もう八十何歳の。そこにたまたま出くわしたのが都市づくり部で、シーチングは何ミリ使っていますとかいうんで、耐久性はこれだけです、橋を守るために鉄をやめて、全部アルミにしました、そういう報告なんだ、東武鉄道もね。
でも、これ、珍しい景色でした。吾妻橋を斜め上から眺める景色というのは。せっかくこういう委員会があるんだから、あなたも当然知っていると思うけれど、あなたは見てきたと思いますが、このメンバーで内見しませんかとか、時期が時期だから映像を撮ってきましたとか。だって、あんなにすばらしいと思わなかったですよ。川の向こうも全部変わっていましたよ、どぶ川の横が。ただ、残念ながら全部オープンできないのは、アメリカから来る会社が2社あって、今アメリカから来られないんでオープンできませんという話がありましたけれど、あそこまで東武鉄道さんが頑張ってやっておられるんだったら、台東区でももうちょっと興味を持ってあげて、来週18日に供用開始ぐらいはこの委員会でも言うべきだとは思いましたが、昨日は松村委員のお父さんと、おしかりをいただきながら見せていただきましたが、そういう考えはなかったんですか。あれは東武鉄道がやっていることという考えなのですか。
○委員長
観光課長。
◎
平林正明 観光課長 東武鉄道の人道橋につきましては、観光課というよりは都市づくり部が窓口になってやってございますので、そちらにお任せというのではないですけれども、都市づくり部が主体的にやっていくものというふうな認識で、こちらには再オープンは間接的に連絡が入っただけで、直接連絡はいただいていない状況でございます。
○委員長
和泉委員。
◆
和泉浩司 委員 そこは怒ったほうがいい、寺田課長を。要はね、役所のどこかに向こうは報告すればそれでいいと思いますよ。だから、役所がそれを共有化しなければ。だから、あれ、人道橋と言ってあっさり片づけてしまうというのもありですよ。台東区は金を出していなくて、許可だけは出しただけだからと。だけれど、昨日フェイスブックで上げたら、結構、興味、皆さんあるんです。犬も散歩できるんです。自転車も渡れます。そういうのを入れたら、そうなんですかみたいな反響はあるんですよ。だから、観光なんて、今どでかいところでスカイツリーを建てますみたいな観光ではなくて、ああいう細かいところも他の部署とも連携して、せめてこの12人の文化・
観光特別委員会のメンバーには、ぜひ、密になってしまうから、個人個人で1回行ってみてくださいというようなことがあってもいいよね。来週オープンですよ。一応そこのことだけは言っておく。それは都市づくり部の話ではなくて、みんなで共有してやっていかないと。では、上野の観光とかなども、全部、では都市づくり部がつくっているから、うち関係ないんですとかいう話ではないじゃん。だから、そこのところはしっかりやってください。
○委員長 台東区と墨田区というのは、お互いに観光で連携しておりますので、今、委員が言ったように、そのような切り口からも、ぜひ情報等、そういうものは発信していっていただきたいというふうに私からも言っておきます。
ほかにご意見ございますか。よろしいですか。
(発言する者なし)
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
理事者からの報告は、以上であります。
――
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○委員長 案件第2、
文化政策及び観光について、その他ご発言がありましたら、どうぞ。
河井委員。
◆河井一晃 委員 私、コロナに負けるなという言葉が大好きなんですが、今日、
上野地区の
観光案内所の案内でも、美術館、博物館の目的が一番高いということで、本日から都のロードマップもステップ3ということで、今日から飲食店なども午前0時まで営業が再開されて、遊園地やカラオケ、そういった施設も営業を再開すると。そして、6月19日には制限がなくなるということで、今、台東区の文化施設が休館していると思うんですが、再開のめどがあるのかないのか。一応、区独自の実施条件もあるとは思うんですが、そういった再開の見通しがあれば教えていただきたいです。
○委員長
文化振興課長。
◎齊藤明美
文化振興課長 現在、お待ちいただいている方には大変心苦しい状況ではございますが、これまで東京都や博物館協会等の感染症の予防のガイドラインや近隣の類似施設の対応内容などを参考に準備を進めてまいりました。東京アラートが解除されまして、ロードマップのステップ3に移行しましたが、感染のリスクはなくなったわけではございません。特に上野の山につきましては、様々な文化施設等が集積しておりまして、多くの方がいらっしゃるため十分な安全確保が必要になると考えてございます。入館者や館で働く職員等の感染防止、安心・安全を最優先に考えて、近隣の類似施設の再開館の状況も踏まえまして、芸術文化財団とも十分協議して検討してまいりたいと考えてございます。
○委員長 河井委員。
◆河井一晃 委員 再開のめどはちょっと立っていないというか、そういった日数的な日にち的というのはお示しできないということでございますか。
○委員長 今、他の施設というふうなお話があったように、もう東京国立博物館などは開館していますよね。ですから、そういう他の施設ももう先行して工夫をしながらやっていると思うんで、その辺のことについてもちょっと、具体的な開館時期はともかくとして、今どのような状況なのかというのをもう少し具体的に言ってあげてください。
○委員長
文化振興課長。
◎齊藤明美
文化振興課長 例えばですが、来館者の方の健康状態の確認ですとか、館内での注意事項等の案内の徹底ですとか、そういったところを再検討して、今その検討をして、足りなかった部分を進めて、おおむね対応的には終わっている状況でございます。
○委員長 河井委員。
◆河井一晃 委員 今日から営業を再開するところも不安を抱えながら再開していくということだと思うんですが、なかなかできないかとは思うんですけれど、そういった文化施設とか、そういった博物館というのは、ある程度、感染防止の措置が講じられるのではないかなというふうにちょっと感じているというところもあるし、今後この
新型コロナウイルスとの長丁場の戦いということもあって、持続可能ではないですけれども、サステーナブルな対策を講じてやっていただければ、そういった区民の模範となるような措置が、行ってみて、こういうことをやれば大丈夫なんだ、安心なんだというのが分かればいいなというふうに思っておりました。ちょっと決まっていないのであれば、それはそれで、分かりました、ありがとうございました。
○委員長 よろしいですか。
おはかりいたします。案件第2、
文化政策及び観光については、重要な案件でありますので、引き続き調査をすることに決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
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○委員長 以上で、案件の審議を終了いたしましたので、
事務局次長に委員会報告書を朗読させます。
なお、年月日、委員長名及び議長名の朗読については、省略いたします。
(吉本議会
事務局次長朗読)
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○委員長 これをもちまして、文化・
観光特別委員会を閉会いたします。
午前10時58分開会...