台東区議会 > 2020-03-05 >
令和 2年 予算特別委員会-03月05日-01号

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  1. 台東区議会 2020-03-05
    令和 2年 予算特別委員会-03月05日-01号


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    最終取得日: 2021-09-13
    令和 2年 予算特別委員会-03月05日-01号令和 2年 予算特別委員会 予算特別委員会会議録文化観光費・産業経済費・土木費) 1 開会年月日   令和2年3月5日(木) 2 開会場所    議会第1会議室 3 出 席 者   委員長 水 島 道 徳    副委員長 和 泉 浩 司   (16人)   委員  岡 田 勇一郎    委員   鈴 木   純           委員  中 嶋   恵    委員   田 中 宏 篤           委員  山 口 銀次郎    委員   石 川 義 弘           委員  髙 森 喜美子    委員   松 尾 伸 子           委員  村 上 浩一郎    委員   小 坂 義 久           委員  本 目 さ よ    委員   秋 間   洋           委員  河 野 純之佐    議長   石 塚   猛 4 欠 席 者   委員  青 鹿 公 男   (1人) 5 委員外議員
      (0人) 6 出席理事者   区長                    服 部 征 夫           副区長                   荒 川 聡一郎           教育長                   矢 下   薫           技監                    西 野   仁           企画財政部長                田 中   充           企画課長                  越 智 浩 史           経営改革担当課長              福 田 健 一           財政課長                  関 井 隆 人           情報システム課長              川 田 崇 彰           用地・施設活用担当部長           箱 﨑 正 夫           総務部長                  佐 藤 徳 久           総務部参事                 内 田   円           総務課長                  伊 東 孝 之           人事課長              (総務部参事 事務取扱)           広報課長                  横 倉   亨           経理課長                  鈴 木 慎 也           施設課長                  反 町 英 典           人権・男女共同参画課長           清 水 良 登           危機・災害対策課長             飯 田 辰 徳           くらしの相談課長              落 合   亨           税務課長              (区民部参事 事務取扱)           子育て・若者支援課長            川 口 卓 志           文化産業観光部長              岡 田 和 平           文化振興課長                三 瓶 共 洋           観光課長                  平 林 正 明           文化産業観光部副参事            吉 田 美弥子           産業振興担当部長              梶   靖 彦           産業振興課長                上 野 守 代           環境課長                  小 川 信 彦           都市づくり部長               伴   宣 久           都市づくり部参事              前 田 幹 生           都市計画課長         (都市づくり部参事 事務取扱)           計画調整課長                寺 田   茂           地域整備第一課長              浦 里 健太郎           地域整備第二課長              植 野   譲           地域整備第三課長              遠 藤 成 之           建築課長                  松 﨑 晴 生           住宅課長                  飯 野 秀 則           土木担当部長                武 田 光 一           交通対策課長                石 川 洋 二           道路管理課長             (交通対策課長 兼務)           土木課長                  齋 藤   洋           公園課長                  原 島   悟           会計管理室長                吹 澤 孝 行           会計課長             (会計管理室長 事務取扱)           教育委員会事務局指導課長          小 柴 憲 一           教育委員会事務局教育改革担当課長      倉 島 敬 和           教育支援館長           (教育改革担当課長 兼務)           監査事務局長                中 沢 陽 一           文化産業観光部副参事(産業振興事業団事務局次長)                                 吉 江   司           文化産業観光部副参事(産業振興事業団経営支援課長)                             (事務局次長 事務取扱) 7 議会事務局   事務局長      石 野 壽 一           事務局次長     吉 本 由 紀           議事調査係長    松 江 勇 樹           議会担当係長    鈴 木   陽           書記        髙 保 郁 子           書記        西 村 健 志           書記        佐 藤 大 地           午前 9時59分開会 ○委員長(水島道徳) ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 初めに、私から申し上げます。  青鹿委員は、本日欠席との届け出がありました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、区長から挨拶があります。 ◎服部征夫 区長 おはようございます。よろしくお願いします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 それでは、審議に入らせていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第5款、文化観光費については、項ごとに審議いたします。  第1項、文化費について、ご審議願います。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 これは文化観光費全部にまたがることですが、コロナウイルスの影響ですね、これについてどんな影響が出ているかと。きょうの新聞報道だと、上野公園を初めとする都立公園の花見の自粛という問題もありました。隅田公園はどうするかという問題も出てくるんだと思うんですが、観光客の減少、これはもうはっきり目に見えるようにわかりますけれども、その連鎖を初め、必要な措置等何か考えるのか、その辺についての調査の状況も含めて教えていただきたい。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 新型コロナウイルスの影響ということで、上野公園の重立った施設を確認いたしました。国立3館と上野動物園も含めた都立施設と、それとあと、区立の文化5施設、そういったところの状況でございますが、昨年と比べて1月から2月上旬にかけては入館者は微減傾向という状況でございましたが、いずれも2月下旬からは基本的には休館というふうに入っておりまして、また、貸しホール等については、主催者の判断によって休館か開催かを決定しているという状況でございます。今後の対応ということでございますが、上野の山文化ゾーン連絡協議会の中でも各課の対応状況だとかを共有しながら、どういった対応が必要なのかというところを知恵を出し合っていきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 観光課も、もしあれなら一言。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 新型コロナウイルスによる影響、観光分野について申し上げます。まず、浅草文化観光センターの入館者でございます。2月分でございますけれども、前年同月比44%減ってございます。人数にして3万2,650人減っていると。そして、外国人につきましては、内数ですけれども、49%減少しているということでございます。また、会議室も3割程度キャンセルが入っております。  続きまして、ホテル、旅館への影響でございますけれども、全数調査したわけではございませんが、ホテル旅館協会にご協力いただきまして調査した結果では、キャンセルの数が平均で1施設264件、人数にして726人ということで、最大キャンセルが出た施設では4,000人ほどキャンセルが出ているということでございます。影響額につきましては、1施設平均800万円ほど、最大では3,500万円の売り上げが減っていると。また、客室稼働率につきましては、前年同月比で平均45.4%減ってございます。また、キャンセルにつきましては、ほとんど4月から6月分がキャンセルになっていると。一番先のものでは10月のキャンセルも入ったところもあるというお話でございます。利用客の回復に向けては、全体の半分ぐらいの施設が割引サービスを実施しておりますけれども、なかなか予約が入らない状況であるというふうに伺ってございます。  必要な措置でございますけれども、現在の観光客の落ち込みをなるべく早期にV字回復させて2020大会につなげていくというために、今現在、国内外の旅行エージェントさんと情報交換を行ってございまして、新型コロナウイルスが終息後、安全に来ていただける状況になったときには、まず東京へ、そして台東区へ来ていただけるように情報発信に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 もう本当に深刻だし、10月のキャンセルというのは、私びっくりしましたね。ただ、ここまで文化・観光両面調査していただいているということは敬意を表したいと。この影響を最小限にとどめると言っても、相手が見えない敵ですから、なかなか本当に大変だと思うんですけれども、本当にワンチームで頑張っていくしかないというふうには思います。特に体力のあるところはあれですけれど、文化とか観光で経済につながっているところは、割合体力が強いところというのはそうないですからね。どちらかというと、中小零細で支えている、そういういい面もあるわけで、そういう点では、もう今回の機会に消費税増税に加えて今回のということで営業を断念してしまうようなところを最小限に食いとめるということが大事だなというふうに思っています。以上です。           (「関連」と呼ぶ者あり) ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 関連はしたくなかったんですけれど、思想的にほぼ似ているもんですから、本当に私もよく頑張って調べていただいたなと。ただ、ホテル、旅館は組合もありますからあれですが、商店街のほう。きのうも予算特別委員会が終わって、私は浅草を1人で景気回復のために頑張って歩いていたんですが、本当にいないですよ。午後5時の段階で雷門の前に5人しかいない。考えられない。だから、どれほど悪いかというのは、もうちょっとホテル、旅館だけではなく、秋間委員おっしゃったように、中小の商店、そういうところもほかの課とも一緒になって調査してほしいんですか、そういうお気持ちはありますか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 現在、関係する団体にお話を伺うとともに、産業振興事業団においてアンケート調査を実施しているところでございます。そのような形でお話を聞きながら、対策は進めてまいりたいと考えております。 ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 きのう、私が議長時代の港区の議長さんとメールのやりとりをしていて、和泉君ところもちゃんと制度融資をやったようだねと、うちも500万円まで7年間無利子でやることにした。何か自慢しにメールが来たのか、富裕区ですから、そういうときはばんばん出していただいてもいいんですが、うちはそれをやりますよね。制度融資ありますよね。それを私、持って回っているんですよ。もしあれだったら、こういう制度もありますから、ここはしのいでくださいと。そしたら、皆さんおっしゃるのは、借りても返す当てがない、先が見えない、1年据え置きだけで、では、また新たに500万円借りられるか、信用保証協会もいっぱいだよと。そういう切実な話があるんですよ。だから、それをやっていただいたことはすばらしいと思うんですが、やはりこのまち救うために、二の矢、三の矢が必要だと思います。  もう款をまたいでしまったのでここで芽出しだけしておきますが、納めていただいている税に関しても弱いところは台東区が猶予してあげる。もう免除してあげるのではなくて、元気になったら払ってください、台東区も頑張りますから。さまざまな形で税金をいただいていますよね。ここには税金関係はいないですから、質問にはしません。ただ、そういうところまで、二の矢、三の矢までしっかり考えていただきたいなと、所管課としても。総括質問があったら、これは総括質問でやります。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 ちょっと和泉副委員長の大きな話の後で細かい話をするのは大変恐縮ですけれども、271ページの書道博物館管理運営について、ちょっと1点だけ。4,433万円が計上されていまして、令和元年度予算より774万円増額されていますけれども、この増額の内容を教えていただきたいのと、あと、春秋左氏伝残巻の修復が元年度に債務負担行為で2年にまたがって計上されていますけれど、これは修復に時間がかかって2年にまたがったという認識でよろしいでしょうか。その2点についてちょっと教えてください。
    ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 書道博物館管理運営の予算の前年度との比較の増の要因でございますが、新たに英語、中国語、韓国語のリーフレットを作成することなどによる指定管理委託料の増が177万6,000円、それから、軸類の修復委託が2点から3点に増加したことと、収蔵庫の扉の部品交換工事などによる区執行分の増が601万4,000円、合わせて779万円の増となっております。また、重要文化財の修復が2年にまたがるということでございますが、国指定の重要文化財の作品につきましては、国や都と協議しながら、複数年にまたがり一つの作品を修復しております。そのようなことで、こちらは債務負担行為をかけさせていただいて、2年にまたがっているということでございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 わかりました、ありがとうございます。今後のほかの重要文化財を含む収蔵品の修復といったのは、どういったものが行われていくのか、予定がもし決まっていたらちょっと教えていただければ。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 収蔵品につきましては、修復の実施計画を5年単位で立ててございます。特に国の重要文化財に指定されております作品については、今後も国や都の補助金を活用して劣化を防ぎつつ、よりよい形で保存、公開するために修復してまいります。現在、国の重要文化財の作品につきまして、平成23年度より令和2年度までで8件9点の修復を終えることになります。重要文化財の作品は11件12点を所蔵してございますので、残るのは3件3点となっております。この先、令和2年度の後、令和3年度、4年度についても2作品を2年かけて修復する予定でございます。また、重要文化財に指定されているもの以外にも、軸類ですとか、不折の絵画ですとか、いろいろ収蔵品がございますが、こちらについても区の負担でそれぞれ計画的に修復を行っていく予定でございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 やはりちょっといろいろ修理等でお金と手間がかかってしまうのは認識していまして、費用の圧縮の工夫については一般質問でもさせていただいたので、どれも重要な価値ある文化財なので、しっかりと対応していただければと思います。以上です。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 ちょっと聞きたいと思います。台東区文化政策懇談会というのが平成16年に、台東区の文化政策についての提言というのをつくっているんですが、この台東区文化政策懇談会というものの今の活動状況と、当時これをつくった理由というのはわかりますか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 現在の活動状況といたしましては、当時の委員の方々にお集まりいただきまして、文化政策懇談会といった会合を年に1回開催して、ここに掲げられた事業の進捗報告をさせていただき、ご意見等を伺っているところでございます。また、この文化政策懇談会から提言をいただいた経緯でございますが、平成16年に基本構想を策定するという動きがございまして、文化というところをその根底に据えるということがありましたので、そこに反映させるというところでの提言をいただいたという状況になってございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 今出たんですが、基本構想の中に反映させるためにこれをつくったという話ですが、今回のときの基本構想の中にはそういうことは関係なかったんですか。 ○委員長 企画課長。 ◎越智浩史 企画課長 今回、最新の基本構想をつくったときに改めて提言ということはいただいておりません。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 実はちょっと調べさせてもらいました。これ平成16年につくっていますから、私の好きな芸者さん、当時は100人近くいました。これが今20人になってきています。それから植木市、これも実は相当ありました。羽子板市、これもそうです。全部今縮小されています。ところが、実はこれのことが文化政策についての提言には一言も書いてありません。書いてあるのは、庶民文化と書いてあるだけで内容としては何も書いていないんです。どうもこれが一番中心になって今までの文化政策が進められていた気配が私は気になっています。逆に言うと、長期総合計画を含め、基本計画、服部区長になってから進め、行政計画も進められているのに、イベントとしては毎年毎年前年踏襲みたいな形できていますので、ぜひこれは、正直言うと、しっかりした形でもう一度見直す必要があるのではないかなというふうに思います。これ見直していくことで、実は今言ったような、今足りない部分をしっかり足して強化するものは強化する。  それから文化政策懇談会の中で、今1年に1回お話をして報告をしていると言っていましたが、この事態が必要であれば、もっとちゃんと活性化しなければいけない。報告して意見聞いて、本当にそのままで、メンバーがもう何年たっているんですか。もう10年以上たったメンバーで本当にそのままでいいのかというところがありますので、ちょっとこの辺、今の文化政策懇談会をこれからの活動に関してと、文化政策についての提言、あるいはほかのものにするのかも含めて、どのように考えますか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 文化の本質的な目的が心豊かな生活を実現し、まちの魅力と活力を高めていくというようなことがございますので、提言に定める基本的な考え方や基本的な視点というのは普遍的なテーマであろうというふうに思われるため、提言を再び取り直すということは、現時点では考えにくいというふうに受けとめてございます。また、先ほど、例えば植木市だとかいうようなことがございましたが、この中の事例として、確かに幾つか具体的なものを掲げているところがあるわけですけれど、基本的な視点としては、歴史、伝統、生活に根差した文化の継承と発展というところの中でそういったところも視野に入れているという状況でございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 余りここでけんかしたくないんですが、何回言っても通らないものもたくさんあります。羽子板市どうするんだと、植木市どうするんだと言っても、前年踏襲の中で進んでいないですね。それで、これは大事なのか、大事ではないのかも含めて、これはもうここから先10年たったらなくなっていいよというのであれば、それも一つの方針だと思います。ただ、今みたいにいじらないでこのまま行くというのが本当に方針なのかというふうに思いますので、この辺ははっきりさせていただきたいと思います。特に基本構想つくりましたので、前の基本構想の中の入っている大事な部分をこのままにしておいていいのかというのもありますから、もう一度答弁してください。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 文化につきましては、基本的な考え方や基本的な視点というところは普遍的なテーマであるというふうに捉えてございますので、改めて提言をいただくということは考えにくいというふうに受けとめているところでございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 和泉副委員長と同じで、総括質問でもしできればやりたいと思います。ちょっと気に入らない部分がありますので、残していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 268ページの6番、GTSアート作品管理のことですが、これつくってもう大分年月がたってきて、区はこれ一生懸命管理しているわけですが、つくられたものもやはりできたばかりのときの輝きというのは、当然なくなってきてしまうというのは常でございまして、今これをどのぐらいの期間ずっと管理していくのか教えていただきたいんですが。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 隅田公園に展示してございます作品群でございますが、平成22年度から24年度までの3カ年において、東京藝術大学を中核として、台東区と墨田区と3者連携のプロジェクトとして実施したときの作品群でございまして、そちらの作品につきましては、基本的に設置後10年経過により大学と協議し、その後の取り扱いを決定するとされておりまして、管理につきましては、墨田区と東京藝術大学、台東区と東京藝術大学と、それぞれが協定を結んで日ごろの管理に努めているという状況でございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 そうすると、毎年毎年こうやって管理費をつけて管理しているんですが、台東区が管理する中で、東京藝術大学の作品をつくった方も管理のあり方の中ではご一緒に歩かれたり、あるいは現状をごらんになったりしていらっしゃるんですか、この間。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 実は平成30年度までは、あちらの作品群をフォトラリーという形で活用を行っておりました。そちらには例年500人から600人ぐらいの参加者がありまして、一定の注目はあったわけですが、これがもう長年やってきて少し陳腐化しているということもありましたので、平成30年度をもって、そういったフォトラリーも、墨田区も台東区もあわせて終了としたことがありまして、現在では毎年の定期点検を区の職員と業者で行っているという状況でございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 ということは、作品をつくった方もそうした現場を見て、そして、この作品をどう管理していこうかということについてごらんになっていないのかなというふうな感じですが、それでよろしいですか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 経年劣化によって多少の修復をする場合がございますので、そういったときには、その作者の方にも相談しているということでございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 いや、私は相談することを聞いているのではなくて、現場見ていらっしゃるのかどうかということを聞いているんです。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 正確にはちょっと私も把握してございませんが、恐らくそれほど頻繁に見ているという状況ではないというふうに思っています。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 やはり一度つくられたものを一定期間一緒になって管理していくというのは、これはいい。それはそれで意味があることだし、重要なことだと思うんですが、やはりこれは期間を区切るというのは大事なことだと思うんですね。ずっとこれ、置きっ放しで、作者もそんなに見てもしないで、管理だけ業者と区だけでやり続けていくというのはどうかなと思いますので、ここはしっかりと協議していただいて、その期限が来たらば、何らかの方策をとって、処分するものはするなりなんなりということは、考えてしかるべきだと思いますので、意見だけ申し上げておきます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 すみません、一つ忘れていて。この項で269ページの障害者アーツです。これは文化・観光特別委員会で今後も継続して行っていきたいと、これはレガシーとしてやっていくんだというお話がありました。私、この障害者アーツというと、既に台東区の障害者団体でさまざまな形でいろいろなところとコラボレーションして、障害者の自己表現活動をやる中で、スポーツやアーツというのはやられていることは、もう皆さんご存じのとおりだと思うんです。それを今まで障害福祉の角度からのいろいろな助成金も使って自主的な活動をやってきたということがあります。そういう点では、今後この、今回のは今回ので、あと、これから続けていくのもこういうやり方もいいと思うんですが、やはり、障害当事者はお客さんではなくて、みずからそういう事業者の方たちとコラボレーションを最初からして、企画段階から参加していくというような、そのような角度で進めていくというのは大事ではないかと思うんですが、その辺についてのお考えというのはあるんですか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 障害者アーツにつきましては、来年度ワークショップと音楽会と二つのイベントを開催したいというふうに考えておりまして、音楽会につきましては、観客だけではなくて演奏者としても障害者の方に参画いただきたいということで企画しているところでございます。  今後なんですけれど、企画段階からの参画というようなご提案ですが、また障害者団体ともニーズ等協議させていただきたいというふうに考えてございますし、関係機関で構成する連絡会議というものを立ち上げてございますので、そういった中でも我々からそういった提案と申しましょうか、問題提起させていただけたらなというふうに考えてございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 よく金杉区民館下谷分館でやる身障児者を守る父母の会の方たちのあの自己表現の活動とかいうのはすごいですよね。私なども一緒に自分の体も、余り得意なほうではないんだけれども、動いてきてしまうという、そういう、とか、あるいは同じ団体でいうと、例の車椅子ダンス、これはスポーツのほうになりますけれども、あります。あと、ほおずきの会などでは、いわゆるトレーナーやTシャツなどに、子供中心ですけれども、その障害者の方たちが書いた、絵をプリントしてマルイで、これは青鹿委員などはよく取り上げていましたけれども、やられていると。あれもすごいなと思うんですけれど、そのようなこととコラボレーションしていくというのも物すごく大事ではないかなと思うので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。以上です。 ○委員長 ほかはよろしいですか。           (発言する者なし) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第2項、観光費について、ご審議願います。  小坂委員。 ◆小坂義久 委員 273ページの観光統計・マーケティング調査の実施です。これは隔年でこの調査の実施を行っていますが、この平成30年度の調査と違って、今回この調査内容がいろいろな観光客数や観光消費額等の観光統計データ、また、来訪者アンケート調査とか、観光客の動向、ニーズ調査ということを行っていると。これは隔年でやるということで令和2年度もこの調査を行うということですが、先ほどからお話が出ているコロナウイルスの影響によって、やはりこの調査に関して、全く違った形でこの2年度は調査として考えられると思いますが、その辺については見解はどうお考えでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 観光統計・マーケティング調査につきましては、隔年でいろいろな観光客数ですとか、今おっしゃったような数値を捉えるということでございますけれども、本年に関しましては、この1月からかなり観光客数が落ち込んでいるということになると思います。調査でございますので、経年変化を見るということが非常に大事なことですけれども、マーケティング調査につきましては、今後のコロナウイルスで落ち込んだ観光客をいかに回復させていくかというような視点でも、調査項目を例えば訪れた方のニーズをもっと細やかに捉えまして、それを新たなコンテンツとして掘り起こして、欧米豪ですとか、今までと違ったところをターゲットにして展開していくようなプロモーションに役立てるとか、そういった形で活用していけるように、いきたいというふうに考えております。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 今の課長の答弁聞いて、やはりやるんだという。逆に言うと、ある意味、ちょっと今までと違う全く想定外の展開なわけですよ、ことしは。先ほどもちょっと報告があったように、10月の宿泊客のキャンセルもあるというような、先ほども副委員長の話もありました。そういう状況も含めて、これは実際にこの2年度、この調査を実施することにおいて非常に難しい、困難ではないかなというふうに私は思っていたんですよ。でも今の課長の答弁を聞くと、ちょっと今までの手法と違ったような形でよりきめ細かに調査を行っていくという形で考えていいんですね。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 基本的には、調査の方法は例年どおりの形でやります。来訪者のアンケート調査にそういった内容をつけ加えて分析できるようにしていくということでございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 では、今までと同じような形でやっていくという形ですか。例えば、これは東京都と一緒に一体となって同様の手法をやっているわけですよね。これは、ことしのこの調査の、コロナがこういう形であるわけですから、この辺について、東京都とは話し合い、協議は持ちましたか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 現時点では、まだそういった協議はしてございません。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 今後する予定はあるんですか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 状況を見まして、また都の担当の方ともご相談をしたいというふうに思っています。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 わかりました。いろいろな意味で、例えば今回はこういう形で、今までの例年にはない調査の中で、やってみることも一つの価値はあると思いますよ。何もこういうときだから、別に例えば来年に延ばすとか、今回中止にするとかいういろいろな考え方はあると思いますが、今回ではやってみるという価値は私はあると思っています。やらないかなと思っていたんですけれど、そういう価値はあると思います。その中で、ただ、これからも東京都とさまざま協議をしていくと思いますが、その辺も含めてちょっといろいろと検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 274ページの8番、おもてなしの人づくりの中のおもてなし講習会なんですけれども、先日、2月8日に開催されたおもてなし講座に私もちょっと参加させていただきまして、台東区は文化・観光が盛んで、いい観光地をつくるには、外国の方にマナーを伝えることが重要というお話を伺いました。芸人さんがいらっしゃって、笑いあり、学びありということで大変有意義な内容でしたが、実際20名ほどしかいないなと、私、感じて、せっかく芸人さんをお呼びしたのにもったいないと思ったんですね。  先ほどちょっと課長もおっしゃっていた、コロナの影響で浅草文化観光センターも44%の減で3,200人ぐらい減ということでおっしゃっていたんですけれども、ちょっと2月8日というと、コロナの件もここまでひどくなかったと思うんですけれども、もともとの参加者というのは大体何人ぐらいを想定されておられましたでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 おもてなし講習会でございますけれども、これまでも15年ほど続けている事業でございます。6年半前に東京オリンピックの開催が決まったとき、非常におもてなしブームがまいりまして、その後の開催では100人を超える方が参加されている状況が2年ほど続きました。それで、おもてなしブームが今一旦ちょっとピークが過ぎまして、おもてなし講習会への興味がちょっと薄れているのではないかと、また、既に多くの外国人観光客の方がお見えになっていますので、既に店舗ごとにいろいろな対応がもうできているというような状況も参加人数減員の要因の一つかなというふうに思っております。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 ありがとうございます。要因はおもてなしブームが去ったというところとか、少ない理由についても伺えて、はい、ありがとうございます。ちなみにこちらですけれども、私、今チラシが手元にあるんですけれども、チラシ配布とか、PRとかはどちらにされましたでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 チラシの配布等周知方法につきましては、広報たいとうですとか、区のホームページ、それから観光ウエブサイトとかいろいろあります。それに加えまして、区内の約600店舗を個別に送付を行いましたり、あるいはSNSを活用しまして、今回の場合はちょっと有名人というようなことでございますので、講師によるビデオメッセージをツイッターで配信したりとかいうようなこと、それから、今まで行っていなかったんですけれど、ことしは町会回覧も行わせていただきました。ですけれども、そういった24名程度の参加であったという結果でございます。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 ありがとうございます。大分PRにも力を入れていただいて、はい、ありがとうございます。  例えばなんですけれども、新聞折り込みですとか、ちょっと大きな話にはなってしまうんですけれども、上野駅とか浅草駅の広告とか、予算が大きい話にはなってしまうんですけれども、ぜひこちらもご検討とかいただければということで要望させていただきます。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 273ページの1番、新たな観光推進組織の設立に向けた検討というところですが、これ日本版DMOのあれで、ことし実施、令和2年実施という行政計画になっているんですけれども、現状を教えていただけますでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 昨年、文化・観光特別委員会でご報告させていただきまして、8月に検討委員会を設立しまして、これまで3回委員会を実施してございます。その中でさまざま組織の役割分担ですとか、体制ですとか、事業内容、そういったことについては、おおむね一定の了承を得られているんですけれども、それをやっていく人員の確保ですとか財源の問題、そういったものがまだ整理がついておりませんので、引き続きその辺について検討を続けていきたいという現状でございます。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 ありがとうございます。ちなみにですが、位置づけとして、DMOですので、台東区内外で広域的に観光行政を考えて連携していくことが目的だと思うんですけれども、台東区には5個の観光団体があったり、ホテル業さんとかいろいろ入ってきていらっしゃると思うんですが、その位置づけとして、それと同列として考えているのか、それともそれを一つに包括的に考えていくのか、それとも、また別の団体として考えているのか、どんな感じの位置づけにして考えていらっしゃいますか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 検討委員会で検討している内容では、既存の観光5団体ございますけれど、並列の位置づけになりまして、その新たな団体がそういったホテルですとか、交通事業者ですとかいう組織も横串といいますか、そこをつなぎ合わせるような役目、あるいはすき間を埋めるような役割をその新しい団体が担うというようなことで考えてございます。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 ありがとうございます。せっかくDMOをやるとすると、やはり台東区全域で考えなければいけないとすると、その5団体と同列で並列で本当にいいのかどうかというところは、ちょっと若干疑問があるなというふうに思っています。  予算的な部分でいいますと、これは私の個人的な考えですけれど、スタートアップには相当力が必ず必要で、そのときに大きく予算をつけて、稼ぐ力を引き出して観光経営をするのがDMOだと思っていますので、最終的に台東区から手離れできるようにすることによって最初は確かに若干大きな予算がかかったとしても、最終的にはとっても予算のかからない、いい団体に育っていくのではないかなと思うんですが、その辺に関してはどうお考えでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 委員おっしゃるとおり、やはりある程度自主財源というものが必要になってくると思いますので、さまざまな形の財源をどう確保していくかということを今現在もこれからも詳しく検討しまして、自立していけるような団体を目指していきたいというふうに考えております。
    ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 ことし実施ということなんで、もし、かじを、方向性を変えるんであれば、早いほうがいいのかなというふうには思っております。ぜひすばらしい観光行政を進めるためにも、今こういう時期ですので、特に力を入れていただけたらなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。もう1点いいですか。 ○委員長 はい。 ◆岡田勇一郎 委員 274ページです。観光プロモーションの(2)、(3)にかかわることなんですけれども、ウエブサイト、今ICTを活用して行われていますということですが、観光マップとICTのウエブサイト関係で今どれぐらいの利用がありますでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 観光マップとウエブサイトということでよろしいですか。 ◆岡田勇一郎 委員 はい。 ◎平林正明 観光課長 観光マップにつきましては、全体で81種類ぐらいございまして、全体で年間約100万部印刷しております。印刷しているということは、それだけはけているという状況でございます。ウエブサイトにつきましては、日本語版と英語版がございまして、30年度の数字でいきますと、日本語版が26万6,000PV、英語版が約7万PVということで、これは、日本語版のウエブページを平成30年4月に新たにつくり直した関係でページビュー数がちょっとがくんと落ちているというところがございます。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 はい、ありがとうございます。ページビューが上がったり下がったりというので一喜一憂する必要性は全くないと思っているんですけれども、やはり観光施策の中で一番台東区が重要視しているのは、この回遊性というところだと思っています。浅草に人が集まって、では観音裏に人が集まらない、例えば浅草橋に人が集まらない、入谷に人が集まらないというのではなく、ぐるっと回す。滞在時間をふやすことによって、そこで経済効果を生ませるというのが台東区の観光施策でこれから重要になってくる一部だと思っていまして、その観光マップが81種類というのも、回遊性を考えると、やはり一部の地域に固まり過ぎてしまっているところがあるのかなと。例えば、全体的に白鬚橋のほうから谷中のほうまで全部回遊できるようなマップというのは、なかなか難しいと思うんですね。  そうなってきたときに、ICTを活用するというところをもうあとワンランク上げていただいて、IoTの活用というところに目をつけていただいて、例えば観光のホームページに入っていただいたら、言語対応は別としても、例えばグーグルと提携するなりして、ある程度の場所、自分がどれぐらいの年齢でどういうことが好きでというのをセグメントすれば、結構簡単にマップを自動的につくることができると思うんです。そうすると、その人が求めているものを私が41歳、どこ出身とかとこう入れていくと、こういうのに興味があるのではないかなというマップが2個ぐらい用意されて、それを選ぶと、その場所から回遊される。そうすると、自動的に回遊されていく。しかも、例えばここにいる人が全員同じように検索しても別々のコースを出すことによって分散化させられる。そうすると、オーバーツーリズム対策にもなると思うんです。なので、ぜひこの3番の部分に関しては、ICTではなくて、IoTを活用して、ワンランク上に持っていくふうにしていただきたいなと思うんですけれども、その点どうお考えでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 非常に先進的なご意見でございまして、まだ検討したことのない部分でございます。ですけれども、いろいろと個人情報の部分ですとか、クリアしなければいけない問題もありますし、また、行政がやるべきか民間がやるべきかというようなところの区分けもあると思いますので、今後研究していきたいと思います。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 台東区のこの先進的な観光課の皆さんには、ぜひわかっていただけると思いますので、前向きによろしくお願いいたします。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 まず274ページのムスリム旅行者等の受け入れ促進についてですが、これはハラール認証とか、そういうものをやはりムスリムの人たちに対して、広く台東区に来ていただきたいということで認証制度なども本当に先進的に制度としてつくりました。ムスリムの人たちのいわゆる異文化の人たちが日本に来て、それで広く観光に楽しんでもらうという意味で、非常に私、これ今後の施策としても大切なものではないかなというふうに思っているんですね。今回ここに約250万円ですか、それぐらいの予算をつくったんですけれども、具体的にはどのような内容にこれはなるんでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 まず、ムスリム向けのハラールの店舗等を紹介したマップの作成、それから、ムスリムに関する講習会を2回、それから、それの先の実践講習会というのも1回実施しています。それから、ずっと続けてきております認証助成制度、それから、認証に向けてのアドバイザー派遣というような事業を実施してまいります。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 実はきのう、私、ちょっと新聞見て本当にびっくりしたんですけれども、今回、きのう、読売新聞にも取り上げられておりました。ムスリムの観光施策について、台東区の観光課の職員の若手の2人がアメリカの学会で発表するというような記事が出ておりまして、本当にこれはすばらしいことではないかなと。新聞記事にも出ていますけれど、自治体の職員が海外で研究発表を行うのはごく異例だということで、本当にこれ、今の若手の職員が、一生懸命この自分の与えられた職責の中でいろいろと研究して勉強してそれが実になるというようなことで、ぜひこれについても所管の上司として快く出張に出すわけですけれども、ぜひこういう頑張っている職員もおりますし、私は今後、このムスリムというか、これは台東区の文化観光施策において非常に大きく飛躍していきたいなというふうに思いますので、ぜひ応援していきたいというふうに思っております。所管の上司としての見解というか、そういうものを教えていただければ。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 大変お褒めの言葉をいただきましてありがとうございます。  新聞報道にもありますように、4月の頭にアメリカの行政学会、ASPAという8,000人ほどの会員がある学会だそうでございますけれども、カリフォルニア州アナハイムで行うということで、それに向けてうちの若手職員ですけれども、これは区の研修として明治大学の大学院で公共政策学を今学んでいるところでございます。その一環と申しますか、その中で教授のほうから進められて応募したと。それが採択されたということで、それと、また、英語も個人的に非常に勉強を積んで、英語圏の方とも、英語は普通に会話ができるようなレベルまで上がっているという職員でございます。非常に私も見習わなければならないという気持ちでもおりますけれども、ぜひこういった職員が未来の台東区を引っ張っていっていただけるように頑張っていただきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 私の母校の後輩だということが今わかりまして、ぜひ私も応援していきたいなというふうに思っております。まさに人事の面で考えれば適材適所というか、そういうところにも当てはまるのではないかなというふうに思いますので、ぜひこれからも応援を全庁挙げてしていきたいなというふうに思っております。  もう1点は、私、今回補助金関係のことを聞いております。区内には観光団体が五つかな、五つ団体があるわけですけれども、過去は団体助成ということで出しておりましたけれども、今は観光団体に対して、今どのような助成金を出しているのかということを聞きたいんですけれど。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 観光5団体ございまして、今年度は11の事業に対して補助金を予定してございます。これは全て事業助成ということで、対象経費の2分の1を補助するということで、そういう補助金でございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 中で、うえの夏まつりパレード、これが去年1,300万円のところ1,600万円に増額になっていると。ここに書いてある東京2020大会関連事業というふうにも書いてあるんですけれども、これの増額した内容についてはどうなんでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 うえの夏まつりパレードにつきましては、ちょうど東京2020大会が始まる直前に開催するということで、今年度は東北6大祭りを全て結集させてパレードしていただくというようなことで、そういった新たに招聘する団体の費用、それから、資機材ですとか警備費が高騰しているというようなことで300万円増額させていただいております。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 ここに東京2020大会関連事業と書いてあるものは、これは東京都からの助成金とかそういうものが入るということの理解でよろしいんですか。それとも、全て区の支出だということになるのか、その辺のことについてお伺いしたい。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 この東京2020大会と書いてあるのは、東京2020大会に向けて区が実施する事業というようなことでつけ加えてあるものでございまして、物によって補助金が出るものもあれば、区の負担でやるものもございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 その前のページの275ページに観光関連産業団体助成ということで、ここにホテル旅館協会に、あとは観光みやげ品協会、これは団体助成という位置づけでよろしいんですか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 そうです。ホテル旅館協会と観光みやげ品協会、この2団体につきましては、団体補助という扱いでございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 これはなかなか事業助成が組めないという理由なのか、全て私、団体助成をなくせと言っているわけではないんですけれども、団体助成のあり方というのも当然あるわけなんですけれども、この二つの団体がいまだに団体助成になっているという理由は何かありますか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 これは、この2団体につきましては、観光を行政の中でも非常に重要な宿泊業、それからお土産品というようなことで、そういった事業者さんが連携して、台東区、そして自分たちのお土産品なりホテルをPRしていくというようなことでやってございまして、この団体が特に大きなイベント等を企画してやるということがありませんので、団体助成というような形になってございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 わかりました。当然事業がここでは開催されていない。ただし、やはり区政を、またこの観光行政を進める中で、いろいろな業界の情報だとか調査だとか、そういうものはやはり区政運営にも必要だなというふうに思いますので、その辺は十分理解いたしました。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 273ページの浅草文化観光センターの外壁木製ルーバーの補修のことですけれども、8,600万円かけて大体行うということです。委員会の報告には、気温の差だとか、そういうので亀裂がどうしても発生すると。これを抑制するためにどうするかというのはいろいろ研究しているようですけれども、大体外壁等は15年、20年ぐらいというところが通常の施設では補修する期間になってきますね。ただ、浅草文化観光センターは今9年かな、8年か9年ですね。ですから、これからちょっと、私、環境に配慮したという点では木材使うのは賛成なんです。ですけれども、ここのこれからどうやって償却していく、あるいは財政的にも見通しを立てていくという点でお聞きするんですが、今後補修がどのぐらいの額でどのぐらいの期間でかかっていくのか、これについていかがでしょうか。 ○委員長 施設課長。 ◎反町英典 施設課長 浅草文化観光センターの外壁の木造ルーバーの補修につきましては、経年変化に伴う劣化で今回補修するものでございます。それにつきましては、月に1度清掃事業の際に日々の点検を行ってございます。また、3年に1度大がかりな定期点検を行っているところでございます。今回の補修工事につきましても、2回目の定期点検の結果を受けて補修の必要があると判断しているものでございます。今後につきましても、同様に点検した上で老朽度の状況を確認して適切に判断してまいりたいと思っております。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 浅草文化観光センターだけではなくて、蔵前小学校も外が木製のルーバー使われていますよね。あれも国産材で非常にいいなという面と、ただ、これについての管理、あるいは先ほど、点検というのは非常に大事ですね、安全面からしても大事なことですので、そういう点では、素材の選定だとか、今後もあり得ると思うんですよね。いろいろな新しい建物をつくる、あるいは改修の中でも生かすという点で木材というのは非常に大事な素材だとは思うんですけれども、外に使った場合、いろいろな問題がやはりこれを含んでおかなければならないという点で、素材の選定だとか、あるいは建築や加工技術等、今後の公共施設での課題等、感じているところがあれば専門的な分野でお伺いしたいと。 ○委員長 施設課長。 ◎反町英典 施設課長 区有施設の整備につきましては、環境に配慮した施設づくりを現在目指しております。木材利用につきましては、平成27年度に策定いたしました台東区公共施設保全計画及び先日開催されました環境・安全安心特別委員会でご報告させていただきました、台東区区有施設地球温暖化対策推進実行計画の第五次計画におきましても、有効利用をうたってございます。今後も木材の利用は継続してまいりたいと思いますけれども、イニシャルコストだけでなく、メンテナンスを含めたランニングコストも十分に検討し、設置場所や活用方法を選定してまいりたいと思います。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 点検しながら、非常にどちらかというと予測しにくい構造的な問題とか課題があるということだと思うんです。そういう点では、イニシャルコスト、ランニングコスト、こういう点でも、やはりまだ不確定的な部分はあるんで、これはむしろここの建物と、あと蔵前小学校の建物などを検証していくというのは非常に大事なのではないかなと。そういう点では、今後とも木材は非常にいいことなので活用しつつも、やはりほかの修繕、あるいは改修よりも、期間が短くなるのかなと。そういう点では、やはりしっかり技術的な部分の改善も含めて模索していただきたいと思います。以上です。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。  第5款、文化観光費について、審議を終了いたしましたので、本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第6款、産業経済費について、ご審議願います。  本目委員。 ◆本目さよ 委員 281ページの産業振興事業団かなと思うんですが、新型コロナの影響で経営リスクが非常に高まっていて、台東区としては臨時の貸し付けとかを始めるということは大変いいことなんですけれども、恐らくこれからも、さらに4月からとかも大変なことになる中小企業も多いのではないかというふうに思っています。仕事がなくなって売り上げが減ったら、営業時間、では短縮しましょうとか、従業員を自宅待機させましょうとか、給料カット、しようがないからしましょうとか、雇いどめとか、内定取り消しとか、そういった雇用の面とかでも大変なことになっていくのではないかなというのが懸念されるんですけれども、それに当たって、雇用の面という意味では雇用調整助成金ももちろんあるんですけれども、それと同時に、特に限定されているところなんですけれども、ゼロ歳から2歳までの子供がいる男性ということでしたら、育児休業を取得するという手段もあるかと思います。メーンの目的とは外れているかもしれないんですけれども、育児休業を取得したとすれば、結構メリットが会社にも従業員にもあるかなというふうに思います。まず一つ目のメリットが、取得期間中は会社は給料を払わなくていいし、あと、社会保険料も払わなくていいので人件費は削減されますよね。収支バランスが改善されるかと思います。では、社員のほうが、給料もらえないかといったら、そんなことはなくて、給料ではなくて雇用保険から67%の給付金が出て、たしかこれ国のほうでもう少し上げるみたいな議論もあった気がするので、その辺も踏まえつつ、実質的には80%ぐらいの所得がキープできるような状況です。会社としては、もちろん給料大幅カットとか、倒産のリスクとか、社員としても失業のリスクが減ったりもします。さらに、まだ男性が育児休業をとっていない会社が初めてとったとしたら、国から助成金も出たりするので、さらに会社としては、よかったというふうなことになるかもしれません。  さらに言うと、父親がちゃんと家事参加、家事、育児をすることができれば、スキルも上がれば母親が楽になるので、働いている母親というのがもっと活躍できて、企業や社会にとってもプラスなのではないかなというふうに思っています。そのあたりについて、ぜひ経営相談のあたりとか、あと、アドバイスをするというときに、しなくても、アドバイスをする前とかでもこういう選択肢がありますよという周知などをぜひ積極的に進めていただきたいと思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉江司 文化産業観光部副参事 今、本目委員からご意見ありましたとおり、育児の部分で育児休業の部分もありますし、確かに国も、今そういった視点では、おっしゃっていたように雇用調整助成金の特例というものを設けております。それぞれの企業によってやはりその考え方というのはあるとは思います。その周知の点については、確かに今、雇用調整助成金のところの部分については上限8,800円ほどの支給が出るということになってございますが、そういったときにも、例えば就業規則の改定ですとか、そういったものも生じてくる場合があると思います。そのときには、今うちの事業団としても、昨年から社会保険労務士の方とかも協定を結んでおりますので、そういった部分でのアドバイス、また、あとは、ワークライフバランスの助成金というものがありまして、就業規則を改定する際にもそのような助成金というのも使えますので、今、本目委員がおっしゃっていたような内容に含めまして、相談事業に来る方、また、専門コーディネーターとかもこれから相談というか周知をしていますので、国の制度も含めまして。その中でそういった状況を含めた上で各個店の企業の方々にしっかりと周知はしていきたいと考えております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 ぜひお願いします。中小企業の経営者の方とかは、もしかすると、男性は育児休業はとらないものだというふうに思われているかもしれないので、そうだとしたら、これはある意味チャンスでもあるというふうに思っています。いろいろな人にとってのチャンスでもあるので、もちろん企業は大変なんですけれども、そのピンチをチャンスに生かせるような提案をしていっていただきたいと思います。さらに、ただ、育児休業をとったからといって育児をするかどうかというのは、今回の委員会でも述べていますけれども、そのあたりのスキルについても、ぜひ区内、庁内連携して、もしかしたら、従業員は区民ではないかもしれないんですけれども、それでもうまく連携をしながら、父親に対する家事、育児のスキルの講座などもぜひ実施していただきたいと思います。  もう一つ、これは予算書に載っていないので、全般になるかと思うんですけれども、今年度までやっていたかな、女性と若者のための就労支援を、ぜひ続けてくれと、東京都の助成の事業がなくなるけれども、ぜひ台東区として、何らかの形で続けてほしいというふうに要望していたのですが、それがちょっと予算書には見当たりません。ないんですよねという確認と、なぜ、どんなところが課題でできないのかということについて教えてください。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 まず、かわる事業については計上がございません。ここの課題につきましては、実は令和元年度につきましては、15人募集のところ7名の申し込みということで、現在7名の支援をしているところです。この7名につきましては、全て就職が1月末でしておりますので、支援としては成功しているんですけれども、目標値に達していないという課題がございました。また、今回事業を3年間実施した中では、非正規から正規を目指す支援は必要ではございますが、やはり本人の持つよい面を伸ばしながら個別の課題をともに考えるための伴走型の支援が必要であること。入社したい企業での就業経験、それで、使用者と就職希望者のそれぞれが理解し合える期間をどのように設定していくのか。短い会社もあれば、長く様子を見たいという会社もございましたので、こういった設定がどうなるか。また、区内企業の労働力の確保という視点も大事だと考えておりますので、こうした内容を、やはり私どもも実際使用したいという方、また、希望される方のニーズを十分確認しながら対応していきたいということで、事業化を一旦見送っております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 事情については理解はしました。残念ではあるんですけれども、先ほど、区内企業の労働力の確保という視点も課長から答弁ありましたが、区民の方も近くで就労したいというニーズも、また子育てと両立したい、介護中だけれども、でも両立したい、日常の生活と両立したいみたいなところはとてもあると思うんですね。それのためにも職住近接ということだったりとか、もしかするとテレワークという形だったりとか、シェアオフィスという形ももしかしたらあるかもしれませんし、そういった形で、ぜひ区民の方が近くで就職できる、また、一度仕事をやめてしまったけれども、しばらくブランクがあるが、それがうまく仕事にまた復帰できるような仕組みづくりみたいなところ、その2点ですかね、区民の方の課題を解決できるような事業形態を考えて、ぜひ今後に向けて検討していっていただきたいと要望します。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 今の支援、私はもう率直に言ったら、一つの区切りつけていいと思っているんです。10分の10の東京都の助成事業ですけれど、ただ、それにかわるものというのはあるんですよ、実は区も。ただ、派遣会社に委託してしまうからわかりにくくなっているという問題があると。つまり実際には子育て・若者支援課もそうだし、あと、保護課の自立支援担当もそうですけれども、率直に言ったら、これを活用すれば同じような、あるいはハローワークと連携している部分もある。だから、それをむしろきちんとそういうニーズ、先ほど伴走型とおっしゃったんですけれど、本当に伴走型でやっていけばということを、質問ではないですけれど、ここをぜひ私は課長には答えてほしかったなと。ただ、どうしても縦割りだからあれですけれど。今、台東区の政策、あるいはこれは国が裏づけているものもありますけれども、東京都が裏づけているものもあるわけで、それを活用すれば、ほとんど同じような効果が得られるようなニーズのものは、全部ではないですけれども、ただ、委託してしまうとわからなくなってしまうんです。ああいう派遣会社に委託すると政策課題がわからなくなると、ここの問題だけは指摘しておきたい。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 283ページ、中小企業融資、先ほど、和泉副委員長からもちょっと先に話が出てしまった、ちょっと私も聞きたかったですが、先ほどのご意見がありました。ちょっと私はかぶらないように、2日から新型コロナウイルス感染症対策特別資金を実施ということで、3日たって、結構な申し込みがもう既にあるのかなと思うんですけれど、その辺の状況についてお答えいただけますか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 3月2日から受け付けを開始いたしまして、3日間でございますが、新型コロナウイルス感染症対策特別資金のお申し込みの件数は67件でございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 はい、わかりました。やはり私のほうでも、議会に公表する前から結構問い合わせもあったぐらいなので、そういった部分では、やはり3日間でもかなりの数値だなというふうに感じております。  先ほど、和泉副委員長からも話しましたが、第2、第3の矢、消費回復に向けての対策ですね。そういった部分で、一応課長のほうでも答弁は用意していただいていると思うんですけれど、その辺に向けてちょっとお願いいたします。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 現在はまだ営業中というところでございまして、まずは経営に必要な資金を供給していくということをメーンでやらせていただきたいとは考えてございます。先ほど観光課長の答弁にもありましたとおり、事態が少し落ちつきましたら、当然消費回復に向けての支援ですとか、観光客の方、あるいは通常の体制に戻していくための支援というものも必要になってくるだろうと考えてございます。このあたりは今後どういった支援が必要なのか、既に国、東京都、いろいろな対策の芽出しが出ておりますので、こういったものとの重複も避けながら検討していきたいと考えてございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 ありがとうございます。続いていいですか。 ○委員長 関連。  松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 ここでいいかどうかちょっとあれですが、国の、先ほどからの助成金の話もありますけれども、そこの、ただしフリーランスは除くということでただし書きがありまして、実際、音楽関係者とか芸人さんだとか、フリーランスの方で大変損害を感じている方たちがいらっしゃるんですけれども、そういう方たちにもやはり区としてしっかり手当てをしていけるような体制も考えていったらいいのではないかなというふうに思っているんですけれども、いかがでしょうか。国にできないことの手当てを区としてもしっかり支えていけるような形というのが必要ではないかと思っておりますけれども。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 いろいろな業態の方がいらっしゃるという中では、いろいろな支援が必要だという委員のご意見というのは非常にわかるところではございますが、現在台東区で制度的に支援していこうというのは、今回の特別資金のように保証協会の保証業種で、保証協会が保証する保証料の全額ですとか、金融機関にお支払いする利息を一部負担するといったところでございますので、そういった個人事業の方が何かお困りになっていれば、まずは相談をしていただいて、歳入が入ってこない部分については、当然歳出をどう削っていくのかということも一つありますので、金銭的な相談、制度に入ってこない、対象にならないという方についても丁寧に商工相談を通じて、相談で何かほかに対策があるのかどうかというのを一緒に検討できたらなというふうに思っております。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 丁寧なご説明ありがとうございます。実際芸能関係とか、そういう方たちというのはフリーランスとして大変いっぱいいらっしゃるんです、現状としては。今回の国の発表に対してとてもショックを受けているということが現状あるので、ご相談もあるかと思いますので、丁寧に対応していただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 この間、コロナ対策融資の話は、先ほどの和泉副委員長や今の鈴木委員などからも出ております。2日からのやつで67件の応募があったということで、やはりこれだけ影響が出ているなということが明らかになっております。私としても、お店の人、何件か話聞いて、やはり売り上げか下がって困っている話は聞いております。ただ、融資の制度を紹介したりしたとしても、やはりこれ借りたら、今後戻るのか心配でちょっと借りることもちゅうちょしてしまうとか、また、結局借りると利子が発生して返さなければならないということを不安に思っている方がいました。今回この制度1.9%のうち1.5%ぐらい、区が持っていただけるような制度になっていて、それ自体は非常にいいものだと思うんですけれど、このコロナウイルスの影響というのは、もう想像を超えて深刻な状況で広がっていると考えますので、第2、第3の矢、先ほどからいろいろ話も出ておりますが、そういったのもいいんですけれど、この融資制度そのもので利息の負担分0.4%というのも借りた側でありますけれども、例えばこの制度、もう少し拡充する形で、思い切って利息全部区そのものが持っていただくような形にして、より区内の事業者さんが借りやすくする制度にしていただくようなお考えというのは。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 今回の緊急融資につきましては、区の既存制度や過去に行いました緊急融資の内容を踏まえ決定したものでございます。本人負担については、リーマンショック時のときには0.5%という設定でございましたが、それよりも低い0.4%に設定をさせていただいたところでございます。現時点では、まだ申し込みを開始してから3日という状況でございますので、本人の負担金利の実質ゼロというのは考えてございません。 ○委員長 山口委員。
    ◆山口銀次郎 委員 リーマンショックより影響は大きいのではないかという節も出ておりますので、その点について、リーマンショックの0.5%から0.4%に下げたというのは、その認識を踏まえた上での対応だと思っているので、それ自体いいと思いますが、ただ、町場の声として、一つこういった声もございましたので、今後の状況の広がりなどを見て、思い切った利息ゼロという対応を検討課題に上げていただけたらと思います。また、今後落ちついた段階でまた盛り上げていくようなための支援策と言っておられましたが、それはあれですかね、今後終息して、落ちた売り上げを回復させるために、また人を雇ってとかいろいろPRしてということで、商店街や商店、企業などに一つ助成金などという制度という形になるんですかね。もっと違う形でしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 さまざまな支援があるかと思います。まだこれというものをご披瀝できませんけれども、これから必要な支援については検討し、また、それに対して、金銭的な出動が必要であるのであれば、それもあわせて検討してまいりたいと思います。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 落ちついて、今度は下がった売り上げや景気低迷を盛り上げていく段になるので、この制度をそのときに見合った一番支援しやすいような制度設計にしていっていただけたらと思いますが、その点については期待しております。  ただ、一方で、もう既にいろいろな話が出ているように、区内の事業者さん、深刻な問題が出ている。とりわけその中で、今回学校が休校になったことによって学校給食関連の食料品などを卸しているまちの業者さんなどというのが、今、非常に痛手をこうむっているという話を聞いております。この点、この方たちに関していえば、これはもう落ちついた後、今度上がっていく段に対してというところではなく、今もう早急に支援策を打っていただかないと、お店を閉めてしまう、廃業してしまうというような方も出てきてしまう、そういった話を聞いているんですけれども、全てのもちろん売り上げの下がった企業、商店などに対して助成金などを払うことは、それは到底できる額ではないと思うんですけれども、この学校給食に卸しているような地域の方たちに対する支援策、これはもう緊急に必要だと思うんですけれど、そういったことは可能ではないでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 現在、区内の事業者としては50社程度がその影響が出るというふうに考えてございます。この50社に対しては、当然、商工相談ということで、どういった点で今お困りになっているか、それが資金繰りなのか、流通経路なのか、いろいろなことがございます。まずはご相談で、どういったところに課題があるのか、今週になってから、政府もセーフティネット保証の4号認定が出ておりますし、また、間もなく5号認定も出るということもございます。また、東京都も新たな融資制度を間もなく発表するというふうに聞いてございます。いろいろな選択肢が広がる中でよりよいものを選択していただいて、経営継続していただきたい、そのような支援をしてまいりたいと考えてございます。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 今言っていただいたように、当然資金の問題なのか、流通の問題なのか見きわめて相談するということは大切だと思います。ただ、小さいお店などでは、資金繰りが常に自転車操業だったりして、途切れることによって、もうお店そのものの営業もままならなくなってしまう。事態は緊急を要することだと思いますので、都の制度、国の制度、また、使える制度、ありとあらゆる制度を使って、それでも足りない場合は、区としてここの部分、50社程度と言っておりました。それぐらいであれば、区の財政、ちょっと大胆に出動させていただきまして、何とかその部分に関する支援のご検討をしていただければと思います。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 学校給食を支えている事業者というのは、本当に超零細、父ちゃん、母ちゃん、そうしてやっているところですから、これは本当に1カ月分の売り上げがなくなるというのは、もう物すごいことです。しかも、ずっといい時代で来ていれば別ですよ。しかし、この間、ずっと低迷してきて、なおかつそこに消費税の増税がかぶさったわけですから、ただ、食の問題だから8%といえばそうかもしれないけれど、しかし、ここは50社という調査やられたのは、私、素早くてよかったなというふうに思います。文京区も調査やっていたのを見たら、大体月に6,000万円の影響が出るだろうと。これを何とかするかどうかというのを今検討、文京区は始めました。台東区はどのぐらいのこれで影響というのを、一応調査したんですか。学校給食50社で幾らぐらいの影響という。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 大変申しわけございません。早急の調査だったため、現在、卸業者の数だけをまずは確認させていただいたところでございます。1カ月当たりの売り上げ減というところでは、まだ調査が至っておりませんでしたので、申しわけございません。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 これは予備費で十分対応できる金額だと思いますので、これだけは、まずやるということで、ぜひ課長の分野ですから、ぜひ手を挙げていただきたいなというふうに思います。以上です。 ○委員長 鈴木委員、続きをどうぞ。 ◆鈴木純 委員 281ページの経営相談になるのかなと思うんですけれど、平成30年第4回定例会で一般質問、キャッシュレスについて質問をさせていただいたんですが、現状ですね。この中で経営セミナーというのが行われていると思うんですけれど、このキャッシュレス対策についての経営セミナーの、区長にそのとき答弁していただいているんですが、その中身、具体的に、中小企業がキャッシュレス決済に対応できるようにだとか、補助金のことだとか、ICTを活用したレジ業務の効率化など、いろいろとそのセミナーの中で対応していただいていると思うんですけれど、ちょっと今現状をまた追っていきたいなと思っていまして、その中身について、今どうなっているか教えていただけますか。 ○委員長 文化産業観光部副参事 ◎吉江司 文化産業観光部副参事 キャッシュレス決済の導入につきましては、事業者の売り上げ向上ですとか、コスト削減、インバウンド需要を取り込むことなどについてつながるものと考えております。鈴木委員から、今ご質問ありましたキャッシュレス決済に関するセミナーにつきましては、現在、昨年9月、12月、2月と東京商工会議所と連携して実施しております。全体としては、計70人出席している状況です。その中につきまして、状況としましては、キャッシュレスの実際の例えばQRコードを使ったやり方ですとか、クレジットカードはもちろんですけれども、そういった状況についてご説明しているところでございます。  今現在につきましては、今、セミナーということでいろいろ経費的な導入というところも検討したのですが、今、国で、現在やはりキャッシュレス・消費者還元事業ということで4月まで募集を受け付けております。さらに東京都観光財団においても、観光の分野ではございますが、インバウンド対応ということで、キャッシュレス機器の導入経費支援を行っているといったさまざまなもの、国でもやっていただいておりますので、そのようなものをまず活用していきたいというふうに考えております。その中で、一番やはり重要なのは、普及啓発を図っていって、キャッシュレスの導入をなるべく皆さん使えるように進めていければなというふうに考えております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 ありがとうございます。結構中身言われてしまったんであれですけれど、課題としては、導入する側はやはり手数料だったり、1番が手数料なのかな。カード会社でも、実態調査というのを行っていて、決済イメージとかに関しては支払いがスピーディーだとか、今6月末まで還元行っていますよね。そういった部分で得であるだとか、いろいろデメリットな部分も出ているんですけれど、区でも、実際に調査したということも伺っているんですけれど、その中身についてちょっと公表できる範囲で教えていただけたらなと思うんですけれど。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 今回キャッシュレス決済について、利用する消費者側ということで、第4回区政サポートアンケートにおいて調査いたしました。有効回答数が187件という、規模がちょっと小さなものではございますが、この中で日常の生活の中でキャッシュレス決済をされていますかといったご質問だとか、どういったものを利用されていますかということをお伺いしたところでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 了解しました、ありがとうございます。今コロナ対策で報道とか、国会でどういった部分をやっているかというのは、なかなか細かい部分ではちょっとわからない部分もあるんですけれど、私としては、ぜひキャッシュレスを進めていただいて、特に民間でやっているペイだとか、そういった部分。正直そのメリットというのは、やはりペイアプリとかだと、携帯で一応全てできますよね。カードとかですと、やはり現金と同じように持ち歩いたとき、紛失してしまったときとかに、そういったほかの人に使われてしまう、現金もそうですけれど。そういった部分でのことを考えると、やはりそういった部分のキャッシュレスというのは普及していただいて、国でも最終的には80%をまずは目標にして、2025年までに40%ということを目標にしていますが、引き続き区としても努力していただきたいと思いますので、6月以降、消費者還元がどういった部分で、延長になるのか、そういった部分もわかりませんが、引き続きそちらを注視していただきたいなと思います。以上です。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 281ページの3、商店街振興対策の(3)イベント・サービス向上支援のところでお伺いなんですけれども、商店街の定義としまして、お店が30店舗以上連なっているということだと思うんですけれども、台東区は商店街100以上あると思うんですけれども、大体どれぐらい数ありますでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 現在、区に登録をされている商店街については109商店街でございます。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 こちらの助成件数で、助成イベントの事業は81件というところで、助成していない商店街も含めると、大体年間でイベント数というのは幾つあるかわかりますか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 大変申しわけありません。イベント助成の助成金を使わないイベントも各商店街実施しておりますので、全数は把握してございません。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 はい、わかりました。先ほど副委員長からも商店街の活性という話がありまして、私がこのような質問の意図としましては、商店街のイベントのためにタペストリー、フラッグを掲げているところのそういったフラッグの再利用についてのご提案なんですけれども、台東区以外の商店街の事例なんですけれども、例えば豆まき2020年などと書かれているフラッグがあったとしますと、2020年の節分というのはもう既に終わってしまっているので、来年そのフラッグというのはもう再利用できなくなります。昨年のワールドカップが終わったときにも、あのフラッグが欲しいんですけれどもというお声が結構ありまして、そんなお声をいただいたんですけれども、しかしながら、商店街の方の外す手間とか負担をかけないためにということで、そちらのフラッグは回収されてしまったということなんですけれども、回収してしまうのではなくて、PRになるアイデアとか働きかけなどのご検討などはいかがでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 商店街がご自身の商店街の魅力を新たに発信するために、例えばそういったフラッグを、これからレジ袋も有料化されていく中で、そういった活動を魅力として何か提案していこうというようなところがありましたら、ぜひ台東区といたしましても、こちらの同じページに、(4)にあります、魅力ある商店街育成支援ということで助成金を出して支援できる体制もとってございますので、こういった、一つそういった事例も皆様にお伝えしながら、何か魅力的な商店街になる一助になればというふうに、そういった支援にもしていきたいとは考えてございます。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 ありがとうございます。はい、そうですね、魅力ある商店街の支援というところになるかと思うんですけれども、要望としてなんですけれども、ある商店街の例なんですけれども、そういったフラッグを再利用してバッグを作成して商店街で販売しているケースがあるんですね。そちらのバッグについては、障害のある方がミシンで縫ってつくって、福祉協会の方にも協力できて、働く支援活動とかもできますし、あと、捨てずに再利用ということなのでごみも出ない、あと、エコの観点というところからもよい取り組みだと感じております。ただ、バッグも持っていることによってまちのPRにもつながりますし、あと、商店街でバッグを販売することによって売り上げの貢献にもつながるかなと思いますので、これからオリンピック・パラリンピックに向けても多くのフラッグがまちに飾られると思うんですけれども、オリパラの一松模様のフラッグバッグなどがあっても、将来的に思い出になってよいのかなと思いますので、そのようなフラッグの再利用の取り組みなど、まちの活性化の提案とか、そういったところで要望としてお話しさせていただきました。ありがとうございます。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 281ページの経営相談ですけれど、先ほどのキャッシュレスとちょっと内容が違うので、今質問させていただきます。  経営相談で、先ほどコロナ対策でいろいろと融資が60何件ということで、本当にすばらしいなと思って、台東区はいち早くそのように取り組んだことをとても評価させていただいております。私も中小企業を経営していて、サービス業は、もう既に2割、3割と売り上げが落ちています。製造業をやっているんですけれど、製造業はまだほとんど変わっていないです。ただ、製造業の売り上げが落ちてくるころというのは、もう相当数経済状況が厳しくなっている状況。まずは、だから、第3次産業が下がり始めていて、次、第2次産業に移行するフェーズにそろそろ入ってくるのかなと。今、仕事の見通しを見ても、月末ぐらいから製造がとまり始めます。要は中国から入ってきていたものを、海外から入ってきていたものが加工できなくなってくる。そうすると、もうこの先はどんどん先行きが不透明になっていく中で、せっかくこれだけいい、いろいろな制度があるんですが、中小企業の仲間と話すと、助成される内容、もうこれだけいっぱい国も都も区も手厚くやっていただいているんですけれど、助成される内容が余りにも多過ぎて、余りにも煩雑化していて、何を選んでいいのか、何がうちは選べるのか、何をやっていいのかという手間が経営者にすごく負担になっているそうなんです。わからないんです。  結局、変な話、今のうちの売り上げがこれだけの状況でどの助成金を選んで、どの助成金を使ったらいいのかというのが、私自身も悩んでしまう。ということは、町場の中小企業の経営者というのはもっと情報が少なく、また、最近の問題になっている年齢層の高い経営者の方々は情報がキャッチできない。もう全くもって情報弱者になってしまっている。一人であたふたしていて、困った困った。そういう状態をやはりなくしていくためにも、せっかくのいいこういう制度を今こそ区の職員が町場に出て、もっともっとこういうものをやったほうがいいよと、経営相談は待っていることなんですよ。経営相談で待っているのではなくて、もっと攻めの相談に入っていかなければいけないのではないかなと。こういうときだからこそです。いつもは待っていてもいいんですよ。必要な人が必要なときに行けばいいんです。でも、こういうときだからこそ、攻めていってもらいたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○委員長 文化産業観光部副参事 ◎吉江司 文化産業観光部副参事 今、岡田委員からおっしゃっていただいた、国の制度、都の制度、区の融資もありますが、そこの部分について確かにいろいろなものが出ております。自分もいろいろ見ていまして感じていることは、やはり同じように、まちの方がその中身を整理してご理解ができているかなというところは本当に十分に感じています。また、今専門コーディネーターがまちをいろいろ歩いて、歩いてというか訪問しまして、中小企業の方からやはりご意見いただいているのは、やはり小売は直接的にインバウンドの減少もありまして、実際に売り上げが落ちてきているというご意見をいただいております。また、今後、おっしゃるとおり製造業については、やはり現地の工場がもうとまりかけてきておりますので、製造業については今後影響が出てくるだろうというところがございます。  やはり今現在は3月に、ちょっとコロナが少し落ちついたらなんですけれども、まずは、国の部分の制度について、ものづくりの補助金であったりとか、IT導入補助金とかそういったものもございますので、1点目はそこについて、換気とかアルコールの消毒はしながらですが、今の状況、一応2週間が過ぎた後にですけれども、セミナーをやろうと思っております。  また、おっしゃっていただいているとおり、今現在、専門コーディネーターが訪問しまして、いろいろ国の制度とか、そういった都の制度も含めて周知を図っているところでございます。実際に必要に応じて、やはり職員も実際にまちに出て、ご要望に応じて説明をしていかなければならないなという現状は感じておりますので、今後につきましては、例えばですけれども、相談会をやったりとか、そういったものについて、待っているだけでは確かになくて、情報をどのように伝えていくかということは考えながら、適切に情報を整理して、本当に事業者の方々が何を使ったらいいのかというところがちょっとわかりやすく導けるというか、選択肢を広げていけるようにしっかりと対応していきたいなと考えております。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 大変すばらしい見通しで、ありがたいと思っています。専門コーディネーターの数ももうある程度決まっているので、この先というのはすごく難しいと思うんです。中小企業、零細企業などでも、税理士の先生はある程度ついているところが、約9割の方がついていると思いますので、税理士の先生も私がお願いしている先生、2人別々に会社でいるんですけれど、やはり年齢が高い先生は情報がないんですよ。若い先生は情報を持ってきてくれるんですよ。とかいうやはり格差があって、せっかくなので、これちょっと業種があれだと思いますけれど、台東区の税理士会に情報をもっと周知して、そこから各社にどんどん落とし込んでいってもらって、あなたのフォローチャートでというのができたら、もっとスピーディーにもっと皆さん助かると思うので、ぜひよろしく。 ○委員長 文化産業観光部副参事 ◎吉江司 文化産業観光部副参事 ありがとうございます。いろいろご意見を教えていただきまして。  それで、税理士のところにつきましては、ビジネス支援ネットワークで今協定を結んでおりますので、今そのようないただいたご意見も含めまして、ちょっとどのような連携がとれるかは確認させていただきたいと思います。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 よろしくお願いいたします。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 279ページの4番の雇用・就業支援の雇用就業相談なんですけれども、雇用就業相談、さまざまな形で、障害があるとはいえないけれども、生きづらさを感じていらっしゃる方ですとか、なかなか就業につけないという、そういう方たちの相談窓口になっているかと思うんですけれども、今の現状というか、どんな相談が多いかというのをちょっと教えていただけますでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 産業振興課では、就労窓口を持ってございますが、主にはこの項番3にあります内職のご相談、あっせんといったものが中心となってございます。こちらの希望される方、また、離職して、それ以外の一般相談としては、正規職員だとか、これから就職先を探したい、なかなか履歴書を上手にどう書いたらいいかとか、そういった、ハローワークに行ってもうまくハローワークで意思を伝えることがちょっと難しかったりする方、こういった方を少しお時間をかけて就労相談員がお伺いしながらサポートしていると、中身としてはそういう就労に関する相談が圧倒的に多いです。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 とても丁寧にやっていただいているというふうにも感じているんですけれども、私もご紹介した方もいまして。さまざま就労相談の窓口というのが、障害のある方ですとか、障害福祉課のほうでもありますし、また、そのご相談窓口というのはたくさんあるかと思っているんですけれど、そうですよね。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 現在のところ、高齢に特化したもの、障害に特化したもの、また、生活保護から脱却するためにという自立支援と、そういったそれぞれの施策の目的に応じて相談窓口が分散化しているという実態はございます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 そこのやはり窓口が分散している、連携とっていただきながらもよくやっていただいていることは存じ上げているんですけれども、やはりワンストップの形の窓口というのが必要ではないかなということも課題として今感じているところでございますので、そこは総括質問でやらせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 281ページの海外プロモーション推進についてなんですけれども、タイのFood & Hotel Thailandへの出展について、今年度も計上されているということが大変喜ばしく思っていて、また、産業建設委員会で報告があった現地バイヤーの招致というのも非常に期待しております。それで、昨年実際に現場を見せていただいたんですが、ブースについては大体、昨年などはすごくすばらしい場所に、一等地に、すごい格好よくあったんですけれども、ブースについてはこれは同様の場所や規模になるという認識でよろしいでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 2020年の出展に関しては、現在調整中ということでございます。私どもは新たに始める事業もございますため、前回よりも規模を少し縮小して実施する予定で考えてございます。場所はまだ未定でございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 なるほど。ちょっと規模を若干縮小してしまうというのは残念ではあるんですけれど、とはいえ、展示方法などをいろいろ工夫すればカバーできる部分だと思いますので、そこに関してはお願いしたいのと、また、出展も既に3回行った形になろうかと思いますが、初めてやって、この3年の中でどういった成果が上げられてきたかというところをちょっと教えていただければ。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 この出展については目的が主に二つございます。まずは、台東区の産業を外に向かってPRするという部分です。こちらは、2019年の出展では、インフルエンサー、タイ人でございましたけれども、活用させていただいて、たくさんの方に商品を見ていただいた。そういった部分でPRはまず成功しているのかなというふうに考えてございます。  2点目は、中小企業の販路開拓を支援していくということでございます。こちらについては、参加する企業はそれぞれ目標の設定が、知ってもらうということだったり、もう売りに行くんだという、実際の完成品の製品を持っていって売るというところとか、設定が違いますので、それぞれございましたが、2019年につきましては、現地に赴いていただいた企業については、現地の関係機関とのパイプづくりですとか、具体的な商談、あと、現地で生産するといった部分では、東京都中小企業振興公社を活用いたしまして、実際の縫製工場まで視察に行ったといったようなことで、販路開拓の支援としての手応えは感じているところでございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 ありがとうございます。非常に成果も上がっているということで、現地を見て、その内容の充実度合いというのを認識しておりますし、今お伺いする限りは、非常に効果もあらわれているということなので、杞憂にすぎないんですけれども、あくまで出展することが目的ではなくて、その後の効果というのが目的ですので、今後も決して安くはない費用を使っていますので、ぜひ今後もその効果のところは特に注目しつつ、一生懸命続けていっていただければと思います。以上です。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 279ページの消費者保護育成のところですが、まず、消費者生活支援なんですけれど、サポーター養成講座がなくなったのはなぜかというところと、あと、これの委託料をお聞きしたいと思います。 ○委員長 くらしの相談課長。 ◎落合亨 くらしの相談課長 まず、サポーター養成講座でございますけれども、こちらは平成27年度から始まった事業でございます。毎年養成を行ってきたところで、現在は33名の方がご登録して、ご活躍いただいている状況でございます。  それで、こちらはもう平成27年から始まっていますので、現在活動を非常に重要視しておりまして、おしかけ出前講座といって、老人福祉センター等の行事でお時間をいただいて、短い間、消費者被害の啓発を行うという活動、こういったものに今力を入れてございます。そうしますと、平成27年からそろそろ重点的にフォローアップも必要かなと考えてございます。ですので、今年度からの行政計画におきまして、養成とフォローアップ重点の年を隔年でやっていこうという形で計画しているところでございます。  あと、委託料と申しますと、すみません、委託費について、もうちょっと詳しく教えていただけませんでしょうか。 ◆小坂義久 委員 いや、これ委託していましたよね、サポート養成講座。 ◎落合亨 くらしの相談課長 消費者協会に委託してございます。 ◆小坂義久 委員 いや、だから、それが幾ら。 ◎落合亨 くらしの相談課長 金額でございますね。はい、少々お待ちください。今年度の予算で38万5,000円でございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 実際のところ、前年度と予算額比べると、ちょっとやはり合わないのかなと思うんですね。その辺のところというのは何故でしょうか。 ○委員長 くらしの相談課長。 ◎落合亨 くらしの相談課長 こちらはさまざまな事業が消費者生活支援のところにございまして、例えば啓発リーフレット、印刷製本費でありますとか、あと、啓発グッズ、消耗品費でありますとかが集合体になっておりまして、こういう経費節減のために隔年でつくったりとかしていますので、その年によってちょっと出っ張ったりとか引っ込んだりとかして、結果として14万円の減という形になっているところでございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 今やはり消費者被害がかなり複雑、多様化している現代ですけれど、これを未然防止するため、さらなる啓発が必要と考えますが、この2年度において、どう効果的な啓発活動に努められていくのか教えてください。 ○委員長 くらしの相談課長。 ◎落合亨 くらしの相談課長 2年度におきまして、まず、先ほど申し上げたおしかけ出前講座と私どもは呼んでおりますけれども、そういった高齢者施設等での出前講座、こちらをもっと重点的にやろうという形、あるいは、高齢者地域見守りネットワークがございますけれども、そちらに職員が参加して、そこで被害事例とかそういったものを積極的にアピールして早期発見に努めて早期の相談につなげるとか、そういった地域に密着した活動を重点的に行っていきたいと考えております。以上でございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 わかりました。区民の生活と安全を守るため、一層頑張って啓発に臨んでいただきたいと思います。  あと1点、これは確認だけですが、同じく消費者相談のところですけれど、これも事業内容がちょっと全く昨年と同じなんだけれど、500万円増の要因、これ確認だけ。 ○委員長 くらしの相談課長。 ◎落合亨 くらしの相談課長 消費者相談のところでございますが、こちらは主なものが非常勤の相談員の人件費でございます。来年度は会計年度任用職員の導入で期末手当と共済費の増でございます。
    ◆小坂義久 委員 はい、オーケーです。 ○委員長 よろしいですか。  山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 281ページの産業振興計画改定の部分で、前回の計画の報告書など少し読んで、やはり区内の事業者数や従業員数なども減っているようなことが書いてありました。また、今のコロナの騒動によって、またそういったところにさらに影響が出ることが今回懸念される状況になっております。こういった状況で、観光客が今までいっぱい訪れていた浅草や上野などでも大分減っていまして、やはりインバウンドの効果を狙ったような観光業などは、こういうコロナウイルスの問題など、もう台東区がどうこうできるような問題では全くなく、全く外的な要因でそのように影響を受けてしまうものですので、もちろん観光客数の回復、そういったインバウンドの効果を狙っていくとともに、地場産業の強化というものが、区内の産業、非常に強化していくことが必要になってくると思われるので、そういったような計画にしていっていただければと思います。こちらは要望として伝えておきます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 私は283ページの8番、産学公交流推進等と書いてあるんですが、ここで東京藝術大学との事業連携というふうに書いてございます。これは始まったばかりというわけではないので、過去の実績なども教えていただきたいのと、それから、この年度、具体的に何をどのようにするのか、その点についてちょっと教えていただけますか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 過去には、例えば新しい台東区の土産品を考えるということですとか、あと、デザイン科とともにまちづくりをどんなふうに、商店街にどうやって人を呼んだらいいのか、そういったような研究等も行っております。また、直近では、江戸たいとう伝統工芸館のリニューアルに当たって、どんなリニューアル提案をされるかといったことも研究として上がっていたところでございます。  来年度につきましては、今年度実施しております皮革産業と東京藝術大学とのコラボレーションということで、現在、協同組合東京ハンドバッグ協会の財布をつくるメーカーさんと協働して、サコッシュというポーチのものを商品化していこうということを目標に研究を進めておりまして、来年度もそれを継続して、今度はどうやって売っていくのかということですとか、どうやって商品化していくのか、そんなことをトライしていこうというふうに現在考えているところでございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 今言ったようなことなら、区がお金を出してやる必要があるのかしらという疑問が浮かぶわけです。なぜかというと、私たち自民党で熊本大学と地域の産業との連携事業、これも視察してきました。つまり大学は独立行政法人ですので、そうした企業と一緒になって物を開発した、そして、その売り上げの何%は大学側に入るというふうに、ちゃんともう企業と大学は連携して物事を進めていくというのはもう当たり前の時代になっているんだと。そして、また、私たちは新潟大学にも行ってまいりました。ここでは食と産業ということで非常食、いかにおいしい非常食をつくるかということを大学とそれから地元の企業とが連携して実際に商品化して、そして、お互いに成果は共有できるという関係になっているんですね。ですので、そこに公が入るとしたらば、それのいわば商標登録であるとか、そうした事務的な部分を応援すると。つまりそういうことでは予算がかからないんですね。そのように現実はもっとシビアに大学と産業界とががっちりタッグを組むというのが当たり前になってきているのに、このままずっと、そのような今言ったようなことで400万円かけてやるのかなと。これ本当に役所としてやるべきことなのかなという疑問を持っておりますので、しっかりとどのような成果が出たのか、そこを検証していただきたいとお願いしておきます。  もう一つ、その下の地域産業の広域連携というのがございます。これはたしか昨年度はTASKだったかな。それは各区のアルファベットの頭をとってやった事業だと思うんですが、これはちょっと名前が、足立区が今度は入っているんですね。この年度、令和2年度、何か具体的に連携して、どのような成果を上げようともくろんでいるのか、具体的に教えてもらいたい。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 令和元年度まで、5区で今後の広域連携のあり方というものを考えてまいりました。やはりTASK事業もかなり長い年月やっておりましたので、一つには定番化してしまった事業運営というところがございまして、これを何とか打破したいという話し合いを進めてきたところでございます。  来年度は墨田区が抜けまして、4区で連携を継続しつつ、どんな新しいことができるのかということを検討していきたいと考えてございます。  現在のところでは、まず、ものづくり産業の支援というのは第一でございますので、ものづくりの大賞、それをどうやって宣伝していくのか、あるいはその大賞をとった商品をどんな販路に乗せていくのか、そういった支援を各区が持っている自前の力、例えば台東区でしたら、販売する場所としては、今はコロナの問題もございますけれども、やはり魅力的な浅草、上野という場所を持っておりますので、各区の強みを生かした連携というのを新たに考えていきたい、そのように考えてございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 連携をとりながら、各産業が元気になっていくということは大事かもしれないけれども、各区ともどのようなそれで成果が出たのかということは、これしっかり検証するというその仕組み、それもついでにつくっておいていただきたいと、それだけはお願いしておきます。  それで、もう一つ、産業経済費なので、産業経済という中に今、IT産業というものはもう大きな位置を占めてきて、これからもIT産業というものがどう世の中変えていくのか、あるいは各産業と連携をしていくのかということは、先を見ると、大きな産業の一つの分野ですよ。台東区の産業振興の中でこのIT産業に対する認識というのはどういうことになっているんですか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 例えばシステムをつくるという会社でIT企業、こういった産業分類というのは当然出てくると思いますが、もう今やものづくりの場面、サービスの部分、いろいろなところで端末機を使って、たくさんのデータを収集してそれを経営に充てていくということでは、もう各企業の経営の一番定番の基盤になる部分に入ってくる技術、そういったシステムだと考えてございます。なので、台東区といたしましては、そういった新しい産業構造というか、新しい経営の仕組みという中に入ってくるものでございますので、全体として支援していくというふうには考えてございます。中小企業の支援については、業種にこだわらず支援をしているところでございますので、ITの会社として何か経営ということであれば、それも広く支援してまいりたいと考えてございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 では、どのぐらいITの関連の業態があるのかということは把握しているんですか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 大変申しわけありません。ちょっと今手持ちの資料にないんですけれども、産業分類ということでは、経済センサスのデータというのは当然把握しているところでございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 やはりこれからの産業のあり方というのを考えたときに、どのようなIT関連の業種があって、どのようなことをやっているのか。そして、これからどのように伸びていくのかというぐらいの分析をしておくということは大事だろうなというふうに思っていますので、この分野についても、役所としてしっかり把握していただきたいとお願いしておきます。以上です。 ○委員長 秋間委員、どうぞ質問をお願いします。 ◆秋間洋 委員 はい、では。281ページの産業振興計画改定ですね。この間、台東区、2回ですね、当初の産業振興計画改定をしてきて、私も非常にこの問題は思い入れがあるので見てまいりました。なかなか本当にそれぞれすばらしいものができて、この実践をしてきたわけですね。成果も上げてきた部分と、なかなか足りない部分というのは、率直に言ってあるというふうに思います。  今回のウイルスの問題で、先ほども岡田委員からありましたね。中国に頼っていたものづくりの部分で、向こうが先に回復して、こちらに入ってきたときに、こちら側がなかなか対応できないみたいな形というのがあるんですけれど、これはもう既に地場産業には出ているんですね、これは逆の意味で。というのは、1月は中国が生産できなかったので、その生産できなかった中国に依拠していた業種、例えば典型的に私が聞いたのは、皮革履物でも、例えば皮の断裁、靴の断裁ですけれども、その断裁屋さんが委託を中国にしていた加工ですけれども、これが全く1カ月入ってこなかったということによって2月の売り上げが全くなくなってしまったという、これは、ですからメーカーさんに自分の製品が納められなくなってしまった、こういうのがあって2月は売り上げゼロになってしまった。こういうのがあって、もう既に影響が出ているんですね。  そういう点では、今回のそういうウイルスの問題で、いわゆるサプライチェーンだとか、あるいは製造委託だとかいう、この区内の産業が今まで、浅草の北部地域でいえば町全体が工場だったのが、これが相当外に製造を委託したり、あるいはもうメーカーさんそのものが外に出ていってしまったという、この構造問題があると思うんですね。そういう点では、今回の調査でそういうサプライチェーンが断たれた部分とか、あるいはそういう構造問題についての調査ですね、抽出すべきだと思うんですけれども、その辺についてはどうなのか、これについていかがでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 今回の実態調査は5年に1回実施する調査ではございますが、まだ調査項目についてはこれから決定していくことになります。今回の委員のご意見ですとか、これからおはかりしていく推進会議での委員の学識者のご意見等も伺いながら、アンケート項目は決めていきたいと思います。ただ、サンプル調査でございますので、やはり全体の傾向をどれだけ把握できるかといったところには注視しながら、計画はしていきたいと考えてございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 これ以上、ものづくりが後退してしまうと、先ほど山口委員も言いましたけれども、なかなか、観光は非常に流動的ですよね。いいときもあるけれども、今回の事態みたいに脆弱な部分というのがあらわれると一気に来てしまう。ものづくりは、確かに地味だけれども、着実に消費生活と、もちろん今は海外にも進出しているわけですけれども、国民の消費生活とかかわっている部分での活動ですから、こういう点では非常に、そこのところをお願いしたい。  あと、もう1点、産業振興計画でお願いしたいなと思っているのが、ものづくりのまちづくりという観点なんですね。でも、今も助成もされていますし、モノマチだとか、あるいは浅草エーラウンドだとか、あるいはその違うやつも最近は出てきていて、そういう点では、ものづくりのまちづくりという視点での掘り下げ方をやはり一層進めていくことが大事だなということが1点。  あと、もう一つは、まとめて言ってしまいますけれども、やはり地域福祉との連携、この二つの角度をぜひ区内の産業振興に持っていただきたいというふうに思うんですが、その辺はどうお考えになっているのか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 議員ご指摘のとおり、これまでも創業・起業をする方に、例えば区内の定着を促す支援をする中で、地域に定着していただき、イベントや活動に加わっていただいている経営者の方も出てきております。昨日もございましたとおり、福祉施設とデザイナーズビレッジの卒業生がコラボレーションするという事例もございます。こういった視点を次の計画中には当然盛り込んでいきたいと、そのように現在考えてございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 ぜひお願いしたいと思います。  最後の質問ですけれど、283ページ、台東デザイナーズビレッジ運営であります。今、課長からもあったように、デザイナーズビレッジの卒業生が、障害の作業所の方たちも、デザインですかね、そのようなのと連携して商品開発を始めているという、すばらしい、きのう障害福祉課長の答弁がありました。本当に頑張ってほしいなというふうに思う分野であります。  建物修繕のために一旦休止になるようですけれども、その期間中、この間築き上げてきた地域との連携、あるいは卒業生同士とのきずなですね。このようなものを、これまとめて聞いてしまいますけれど、育んでいく、そういう点での、とまっている期間での、なおかつ、あと、今回全部卒業生が出てしまって一から全部新しい人が入ってくるという、1年後はね、2年後か、になるという、ちょっと今までのデザイナーズビレッジでは経験したことのないような中身なんで、そういう点ではここがつながっていく部分と、あと新たな課題、こういうものを抽出していく必要があると思うんですけれど、これについてのお考えをお伺いしたい。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 まず、1点目でございます。建物修繕中については、令和4年度約1年間、工事期間を現在見込んでございます。この間、地域でお使いいただいている、例えばモノマチのイベントでも会場をお貸ししていることでございますので、こういったものもこれから工事の内容について検討してまいりますので、地域に支障が起きないような配慮をしながら考えていきたいと考えてございます。  また、2点目の卒業生同士のということでございますが、台東区役所の産業振興課では、卒業生のメーリングリストを持ってございます。さまざまな情報を提供したり、そのつながりの中で、実はことしになりまして、ギフトショーの開催日程に合わせまして、卒業生同士が声をかけ合って物販を行うというイベントを実施いたしました。こちらについては台東区としてもデザイナーズビレッジを開放いたしまして、そういった建物の協力といったものもさせていただいたところでございます。当然卒業生同士が新しく台東区の中で何かのイベントを仕掛けていく、こういったものを支援していきたい、そのようには考えているところでございます。  また、最後の、一旦休止をいたします。この休止期間を使って、これまでの台東デザイナーズビレッジがつくってきたもの、それと、これから何が必要になるのかということが、産業振興計画の中でもデザイナーズビレッジの充実について掲げてございますので、工事期間とあわせまして、運営体制も含め検討してまいりたいと考えてございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 この問題、副委員長も、今回一回総括すべきではないかという、私、それに賛成なんですよ。ただ、それというのは、この間の豊かな非常に地域に貢献してきた実績というのを、やはりきちんと継承して発展させていくと。先ほど髙森委員から東京藝術大学とのコラボの問題ありましたよね。だけれど、既にデザイナーズビレッジというのは、町場の製造のまち、あるいは問屋さんのまちにデザイン力を吹き込もうとそもそもうたったのが創業支援のほうに、逆にちょっとシフトが違って、でも、どちらも大事なことでありまして、ですから私、東京藝術大学とのコラボというのよりもむしろ、私も髙森委員に賛同するわけではないけれど、むしろこちらが本当に、余り芸術的なセンス、これも大事かもしれないけれど、もっと泥臭くてもいいから、泥臭いと言ったら怒られてしまうな、デザイナーズビレッジの卒業生にね。だけれど、あの卒業発表会、必ず毎年、去年だけは出られなかったんだけれど、本当に感動的なんですよね。ですから、あそこのデザイン力というのは、やはり地域の中に生かしてもらうし、地域のそういう中小企業とのコラボレーションが本当に大事な、これからも生かしていただきたいというものなので、お願いしたいということであります。以上です。 ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 昼食時となりましたので、ここで休憩いたしたいと思います。午後は、1時15分に再開いたしますので、よろしくお願いいたします。           午後 0時10分休憩           午後 1時14分再開 ○委員長 ただいまから、予算特別委員会を再開いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第7款、土木費については、項ごとに審議いたします。  第1項、土木管理費について、ご審議願います。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 すみません。項をまたぐ質問なので、ここでやらせていただきたいと思います。  私、代表質問でも、住み続けられるまちづくりという、そういうテーマ取り上げさせていただいてきました。きょうはやはりその点で、この土木費の中でもことし本当に目立つのがまちづくりの一つ一つの計画づくりなんです。これは都市計画マスタープランを策定して、それに基づいて土地利用の計画、これを定めていこうと。その都市計画マスタープランに沿ったそれぞれの地域のまちづくりを進めようという点では、これは非常に期待が高まるものであります。しかし、今台東区で起きている現実というのは、まちがどんどん壊されていっているという、この問題を直視しなければいけないわけです。  集合住宅居住者が8割になったこのまちの今の現実を、そして町会の問題でも、もう各委員からもご指摘があったように、コミュニティの問題として深刻な問題になってきているわけで、そういう点では、今回このまちづくりの問題で狭義の視点、狭いという意味ですけれども、としてはワンルームマンションだとか旅館だとか民泊問題。あと広義、広い意味の視点としては、この土地利用計画と都市計画マスタープランに基づいて進めていく点で、やはり重要な、避けては通れない、何を目標にして、何を理念にしてこのまちづくりを進めていくのかというのは重大な問題だというふうに思うんですね。自治体としてできることできないことあります。しかし、やはり台東区が基本構想に基づいて、あの理念に進むということが大事ですから、そういう点では、私、この狭義の意味、広義の意味で幾つか質問させていただきたいと思います。  まず、狭義の意味という点では、台東区でいえば集合住宅条例だとか、あるいは旅館業法だとか、あるいは民泊の規制も一定やったわけで、そういう点ではそういう問題であります。私、代表質問で、まず、これまで台東区が、例のおととしやったマンション実態調査を踏まえて、ワンルームマンションについては、これは一定の規制の見直しをするというのが答弁であったんですけれども、去年の決算特別委員会、あるいは私の代表質問の答弁では、ワンルームの規制については当面行わないと、考えないというふうに答弁があったわけです。これについては、本当にそれでいいのかということなんですね。  これは、区長答弁はこうなっています。昨年実施したマンション実態調査の結果では、広い住戸にも単身者が住んでいるなど、必ずしも世帯人数と住戸面積との間に明確な相関関係が見られませんでしたと。そのため、単身者向け住戸の設置割合の縮小や住戸面積の拡大については考えておりませんと。これは、広い住戸にも単身者が住んでいるなどというのがありました。しかし、私、この台東区の集合住宅条例で広い住戸というのは何平米なんだと言えば、これは40平米ではないんですか。そういう点では、40平米というのは本当に広い住戸だと言えるのかといえば、ここは、私はこの認識というのは問題だと思うんです。広い住戸というのは、何平米のことを言うんですか。 ○委員長 秋間委員、これ、住宅課の、住宅費の部分になってしまうので。 ◆秋間洋 委員 いや、だって集合住宅条例、建築課ですよ。建築課、住宅課。 ○委員長 全体と言っているんですけれど、きょう、今、土木費の部分でやっているんで……。 ◆秋間洋 委員 そして、都市づくり部も全部絡む問題だから。 ○委員長 ではここで……。 ◆秋間洋 委員 総括質問ではやりませんから、この問題。総括質問ではやらない。 ○委員長 住宅課長。 ◎飯野秀則 住宅課長 区の集合住宅条例で、家族向けの住宅の面積としては40平米ということで位置づけてございます。 ○委員長 秋間委員、皆さんルール守って一応やっているので。 ◆秋間洋 委員 ルールというか、何がルールですか。 ○委員長 項をまたいで、要は、今、この項について行っていますので、今、住宅課の質問になってくるんで、個別でやられてしまうとかなり細かくなってしまうから、一遍……。 ◆秋間洋 委員 こういう質問は、ではどこでやったらいいんですか。土木費なら土木費をまたぐ質問というのはどこでやったらいいんですか。           (「いや、またいでないから言っている」と呼ぶ者あり) ○委員長 今、またいでない。今、住宅の平米数に関係して質問されているんで、もっと大きく話しされるんだったらいいんですけれども、個別の質問になってくると、どうしてもまたいでいる部分もあると思うんで、それは考えてちょっと質問していただきたいと思います。 ◆秋間洋 委員 わかりました。工夫しますけれども、これ以上のまち壊しを壊さないという、こういう角度ですから。皆さんだって本当にそう思っているはずですよ。それはまた議長とやりますけれども。今、まちが壊れているではないですか。町会が苦しんでいるではないですか、それはみんな感じているくせに何言っているんだ。 ○委員長 秋間委員、もう質問してください。 ◆秋間洋 委員 今、言いました、40平米ということ言いました。しかし、住生活基本法、10数年前にできたこれでは、例えば最低面積基準は今言ったとおりですよ。単身者で25平米、そして家族でいうと40平米というのは、これ、3人家族ですね。だけれど、都市で誘導居住面積の水準というのは、単身者で40平米ですよ。ですから、区長答弁があったように、広い住戸が40平米だと言うなら、これ単身者なんですよ。ですから、そういう点では、40平米という台東区の家族向けと考えられているものというのは単身者向けなんですよ。だから、そういう点では、もっと25平米のワンルーム基準を広げろというのは、これは法にも基づいたような形式だと私は思っているんです。ですから、ワンルームの今の規制基準をもっときちんと、住戸面積を広げるだとか、あるいは現在3分の2という極めて緩い規制ですよ、台東区は、これは。墨田区だとか足立区見てみなさい、もっと厳しいですから。そういうところに踏み込まなければ、やはり非常に流動的なワンルーム、非常に建てやすくて、しかし、建った後はスラム化しやすい、そういうものがまちの中にふえていってしまうんですよ。もうふえ過ぎてしまってあれですね。ですから、規制を考えたんでしょ、区も1回、10年前に規制したではないですか。そうでしょう。だから、みんな同じです。だから、もっと規制を厳しくしないと、スラムをつくっていってしまうんですよ。そこのところを言っているわけです。これはマンション実態調査だってですよ、大展開はしませんけれども、ここにだってはっきりとあらわれているんですから。今、例えば分譲マンションの中でも、賃貸用住戸の割合が少ないマンション、これは、つまり投資用で買ってオーナーさんが貸しているという意味ですよ。こういうところというのは、賃貸用住戸の割合が多いマンションに比べて空き住戸のある割合が高く、空き住戸が発生した後、市場で流通せず、そのままになっていると、スラムができているということではないですか。  それで、あと、もう一つは、賃貸マンションも建築時期が古いものほど15%以上空き住戸がある割合が多くなっている。これは分譲マンションとまた明確な違いですね。だから、そういう点では、ワンルームマンションの規制やらなくてはだめですよ。本当にこれは、もうディベロッパーの言いなりではだめ。そこのところは強く、そこはもう本当はもっと言いたいんだけれども、この問題はここでします。  あと、広義の問題であります。広義の問題というのは、土地利用方針を見直すという問題で、この間の産業建設委員会で、市街地形成の誘導・規制方策にかかわる状況調査の結果というのが出ました。これは本当に私、まだ十分もっと勉強させてもらいたいんですけれども、しかし、明確になっているのは、商業地域でも、あるいは住宅地域でも、居住地域でも、あるいは特別用途地区と言われる第二種の中高層の居住専用地区でも、全て平米が増加しているのは、床面積が増加しているのは、これは住宅用なんですよ。特に商業地域で住宅用がぐっと伸びているわけでしょう。ですから、この辺の傾向を見たときに、やはり先ほどの住宅問題というのは物すごく大事な、どうあるかというのがかかわってくるということであります。  ただ、この間の区長の答弁では、こういう、これからまちづくりの手法や住民参加を促進する仕組みを反映した条例を制定するという答弁で、これは非常に私も注目しました。そしたら、今回こういうものが出てきたので、これは非常にいいなと思っているんです。であれば、やはり私は、自分たちのまちは自分たちの意思でつくる意識が必要ですと言われているところに、もっと思い切って区が地域に入ってまちづくりをやらないと、皆さんの参加がなければまちづくりができないから、皆さんの動きがなければ台東区は動けませんよというのではだめなんです。区の職員がまちに出ていって、そのまちの、本当に住み続けられるまちのコーディネートをやるという、あるいは政策立案していくという、今調査始めているからいいですけれども、その辺のところが私はなかったというところが非常に残念なところでありまして、そこのところで、この誘導・規制方策にかかわる実態調査、この結果を受けてこれからどうやってこれを進めていこうとしているのか、これについてはどうなんですか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 委員からのご指摘の質問につきましては、過日の産業建設委員会でご質問に対してご答弁さし上げていますので、そういった趣旨でご答弁さし上げます。  まず、調査の結果は、今、実はこんな状況というのは委員ご指摘のとおりでございます。それで、今後、やはり台東区の既成市街地、これまで長い間にできてきた市街地があって、まずそこに都市計画的な制度というのは長年、それが係っている都市計画制度がある。それでまちができてきまして、それで都市計画マスタープランの将来像に向けて少しきめ細やかなまちづくりをしていこうということで、各地区のまちづくりビジョンをつくったりとか、それ以外の地域においては、各地区でまちづくりのルールをつくっていく。そういったものを今後区としても、主体としては区民、事業者、あと行政、そういうさまざまな主体がまちづくりにかかわってきますけれども、そういったものをちゃんとバックアップできるような支援策、そういったものを、今後の条例も踏まえて地域の中に入りながら、各地区でまちづくりのルールづくりをやっていこう。そうすれば、いろいろなところでそういった近隣紛争というのも起きない良質なまちづくりができていく、そういった考えで進めていこうと考えております。そういった考えは、先日の産業建設委員会でご答弁さし上げています。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 近隣紛争という言葉を今課長言ったけれども、近隣紛争だらけなんですよ、今、本当に。建築調整、これは住宅費の項で少しやりますけれども、しかし、本当にそれがふえてきていて、しかも相手の質がもうどんどん悪くなっていますね、本当に。そういう点では、もちろん長期的にやる、見ていくこと大事ですけれど、今、まちが本当に壊れていっている感覚をこの役所の中でも持っていただいて、そして住民の住生活が本当に脅かされているという面をきちんと見て施策を展開していっていただきたいということ。ちょっと何かなかなか、本当はもっと展開したいんだけれど、私、そのことだけ申し上げておきます。           (「ちょっと今の、関連」と呼ぶ者あり) ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 これを、だから住宅費のところまで持っていってから関連にするのかどうするか悩んだんですけれど、今、秋間委員がおっしゃったから、その間に一言だけは言っておこうかなと。  うちの町会、今マンションが3本建とうとしています。決して知らない事業者でしたが、住民と膝を突き合わせて話をして、そんなのぼり旗を立てられるような業者でもない、そういうところもあるということだけは言っておかないと、一方的に全部だめな事業者ばかりだと言われると、うちの町会などに来ているのは非常にまちの人たちの意見をよく聞いてくれて、こちらの要望も聞いてくれる業者さん、聞いてもらうようなやり方で私は接していますので、全部が全部そうだよということではないということだけは言っておきます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 自転車のところで、今年度はタウンサイクルの予算があったのが、今回、令和2年度はなくなって、そして区としてはシェアサイクル事業と協定を結んでやっていこうという、実証実験を経てですね。ビルド・アンド・スクラップのいい例ではないかなと、ゼロ予算ということですね。  このシェアサイクルの区で協定結んでいる事業所というのが、防災の視点を持っていらっしゃっていて、大阪の災害のときも無料で開放したりだとか、そういう実績もありまして、そういう防災の視点でシェアサイクルを活用していくということも、本当に大事ではないかなというふうに思っております。電動機つきの自転車というのも、谷中の地域などの高低差のあるところでは、災害の後に交通手段がないときに活用できるということは、今さまざまなところでも言われているところでございますけれども、区としてシェアサイクルの事業所さんと防災協定を結んでいくような自治体というのがほかにあるかどうかご存じか、教えていただけますでしょうか。 ○委員長 交通対策課長
    ◎石川洋二 交通対策課長 平成28年に品川区がドコモ・バイクシェアと協定を結んでいる実績がございます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 やはりこの防災の視点でシェアサイクル利用していくということを、前向きに考えていったほうがいいのではないかなということ、意見として言わせていただきたいというふうに思っております。 ○委員長 以上ですか、いいですか。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 287ページ、上野中央通り地下駐車場運営ですけれども、これが今回、毎年すごい金額だなと思いますけれど、この機械があるために負荷がかかっている部分ですね。やはり機械の損料といいますか、機械を維持していくためにかかるお金というのは大体どんな形で、先ほどの木製ルーバーの話聞きましたけれど、この地下駐車場の機械はどんな感じの償却、お金がかかっていくんですか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 上野中央通り地下駐車場につきましては、平成21年開設いたしまして、開設の折、当然メンテナンスがかかるということで、15年計画で、当時の見積額なんですけれども3億5,000万円ということで、毎年何をやるのかということでまず計画を立てております。今年度の予算の中では、約4,000万円がこの工事費用となっております。以上でございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 15年計画で毎年3億5,000万円ぐらいの、いわゆるコスト、損料が計算。           (「毎年ではない、15年で3億」と呼ぶ者あり) ◆秋間洋 委員 15年で3億円でしょ。ところが、実際にはそれ以上にかかっているわけですよ。これ、今回6,100万円ですね。だけれども、その前のたしか補正だとかいうのを入れていけば、率直に言ったら3億5,000万円では足りなくなっているんではないんですか。それはどうなんですか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 説明が不足しておりまして大変申しわけございません。  当たり前のことなんですけれども、使われ始め、1年目から5年目ぐらいまではほとんど修繕費用がかかっていなくて、5年目から10年目が約1,000万円とか2,500万円とか、だんだん上がってきて、今年度から大体4,000万円ぐらいにかかってきていると。それで、トータルとして3億5,000万円。ただし、やはりこの間、人件費、あるいは資材の高騰がありますので、そういったところを見ると、3億5,000万円ではちょっと厳しいのかなというのは見込んでいるところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 ある程度のところで、私は機械式をもう見切りつけてもいいのではないかなというふうな意見だけ申し上げておきます。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第2項、道路橋りょう費について、ご審議をいます。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第3項、河川費について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第4項、公園費について、ご審議願います。  田中委員。 ◆田中宏篤 委員 301ページの特色ある公園の整備というところで、産業建設委員会で傍聴させていただいた際に、魅力ある公園整備のための先進事例等の調査という報告の中で、水を使った遊具を研究すると伺って、非常に自分も以前一般質問で質問させていただいた内容なので、すごくうれしく思っております。  ここでちょっと水を使った遊具、具体的にどういったところを調査していくのか、現段階で何か考えがありましたらお聞かせいただければ。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 今回予算計上させていただいておりますこの委託の中におきましては、近隣の墨田区、荒川区等に施設がございますのは既に把握しております。それ以上に、もう少し広い範囲で全国の都市部も含めて調査の対象としてまいりたいと考えてございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 ありがとうございます。非常に水を使った遊具を持った公園たくさんあるんですけれども、実は公園に限らず、例えばショッピングモールとかで夏場だけに設置する仮設のもので、何か上がししおどしみたいになっていて、水が降ってきてばしゃばしゃ子供が遊ぶだとか、大規模のものになると、台東区の公園にはそぐわないかもしれないですけれども、大型のプールのところで、いわゆる複合遊具みたいなもののあらゆるところから水が噴き出してくるようなものがあったりとか、本当、公園に限定せず、多種多様な遊具がありますので、いろいろ、当然のことながら台東区の公園にそぐうかそぐわないか、また、その設置が可能か、費用がどれぐらいかというのは、すごく大事な視点ではあるんですけれども、常識にとらわれずに、公園の範囲に限らず、いろいろな遊具を調べて検討していただければという要望だけさせていただきます。           (「関連」と呼ぶ者あり) ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 ここで、特色ある公園でいいのかなと思うんですけれど、公園、299ページの公園・児童遊園でもいいのかな。  一応、今50公園がある中で、その中で1番目か2番目に古いのかな、昭和20年代に開園した鶯谷公園ですね。一応改修工事か、もう50年ぐらい経過していますよね。今後この鶯谷公園に関しては、どのような考え、方向性を持っているんでしょうか。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 鶯谷公園につきましては、小坂委員ご指摘のとおり、1969年に最後の改修をしてございます。ですから、今年度で50年経過しているというところでございます。当然こちらの特色ある公園整備の中で、全面改築を予定しているところではございますが、現状、鶯谷駅周辺のまちづくり等の動きもございますので、改修の時期につきましてはそちらと十分調整した上で決定していきたいと考えてございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 そうですよね。鶯谷駅周辺まちづくり協議会というか、この間、産業建設委員会でも発表がありましたが、こちらとマッチングしていくというような形だと思うんですけれど、いかんせん、ちょっとあそこの公園がもうかなり古くなっています。トイレも本当に古くなって、子供も近寄りません。本当にある意味でいうと、何かしらちょっとあそこの公園に関してはいろいろと工夫をしていく必要性があるのかなと思うんですよ。その辺も考えてください、検討してください。以上です。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 特色ある公園の整備の関連で、新しく検討していく中でプレーパークというのは検討しないのかというのを聞きたいと思います。プレーパークとは、ちなみに木登りや泥んこ遊びなど、日常なかなかできなくなった遊びを通じて子供たちの自主性や冒険心を育み、生き生きと成長できる遊び場所というふうに言われています。そのあたりはいかがでしょうか。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 今、本目委員からご指摘のありましたプレーパークにつきましては、魅力ある運営ができる運営者の確保ですとか、あとは一定の自然の環境が残っているような公園というのが必要だと考えておりまして、そういったところもございますが、今回の魅力ある公園整備のための先進事例等調査の中では、Park-PFIといいまして、民間の事業者が公園を一部運営するような事例についても調査したいと考えてございますので、あわせてそういったプレーパークの事例も可能であれば調査いたしまして、引き続き研究してまいりたいと考えてございます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 ぜひPark-PFIも積極的に推進していただきたいなというふうに思いますし、あと、ユニバーサルデザインの遊具の設置もぜひ前向きに検討をしていって、誰もが遊べるような公園というのも目指していただきたいなと、これ要望で終わります。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 関連、本目委員と全く同じなんですけれど。もう全く同じなんで言わなくていいですけれど、ただ、23区内、プレーパークはやはり自己責任でやるんでいろいろ問題はあるものの、23区内で千代田区と中央区と港区と台東区と板橋区と足立区だけがこの構想がないんですよ。あとは全部構想を持っていたり、世田谷区などは4園持っていたり。           (「土地がでかいからな」と呼ぶ者あり) ◆岡田勇一郎 委員 いや、台東区、確かに狭いですけれど、有効活用面積からすると千代田区とか中央区と余り変わらないかもしれないですけれど、でも、文京区もやっていて、荒川区もやっていて、墨田区もやっているのに、台東区にないというのはちょっと寂しいなという部分は、はい。 ○委員長 よろしいですか。 ◆岡田勇一郎 委員 はい、大丈夫です。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 私、台東区生まれ台東区育ちで、それで台東区のやはり随分変わってきたのは、先ほどの秋間委員ではないですけれども、まちが随分変わってきましたよね。そんな中で、樹木、いわゆる木が、緑被率とか、この間も環境・安全安心特別委員会であったようにやはり低くなっているんです。行政が持っている範囲、街路樹だとか公有地とか、やはり公園があると思うんです。その公園のこの特色ある公園づくりということで、ここずっと何年間やるんですけれども、やるたびに何か樹木がなくなってしまっているんではないかなというふうに思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 確かに委員ご指摘のとおり、公園の改修工事のたびに、樹木が若干ではありますが減少していることは事実です。理由といたしましては、近年、遊具の安全領域といいまして、例えばブランコの周辺、半径何メートルは何も物を置いてはいけないというような規定が新たに設定されていたり、あとは成長し過ぎて過密になり過ぎた樹木が多い公園が、台東区の場合多かったというところでございます。  それに対しまして、極力公園の樹木の本数は維持するというところで、委員ご指摘のとおり緑被率という視点で見た場合、台東区の緑被率は下がっておりますので、そういったところで公園については現在の樹木の本数を極力維持させていただきまして、あと街路樹等につきましては、現状、街路樹がある道路で、適切な間隔で植わっていない箇所というのもございますので、そちらのほうを職員で今調査しております。あいているところで、周辺の状況を確認しまして植えられるところには街路樹を植えて、緑の確保に努めていきたいと考えております。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 今、公園以外のところの考え方も言っていただいてありがたいなというふうに思ったんですけれども、公園というのは限られたスペースの中に、やはりいろいろな、先ほどからいろいろとニーズがある遊具だとか、場合によったら町会の皆さんから資機材庫を置いてくれだとか、いろいろな要望があって、公園の中にいろいろと置ける範囲があるではないですか、パーセントとかね。そういうものを何でも置くと、それに被害を受けているのは私は木ではないかなというふうに実は思っていたんですね。今の気候変動だとかそういうものを考えると、公園にはやはりしのげるような憩いの場だとか、そういうものも基本に戻って置いていっていただきたいというふうに言っておきます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 299ページの公遊園維持管理について伺わせていただきたいんですが、所管の委員会でも、今期に入ってから公園での喫煙所についていろいろと審議されてきているところではありますけれど、前回報告があったのが、とりあえず金竜公園に一応喫煙所を設置するということを伺っております。今基本的に児童遊園以外は喫煙可となっていて、何だろう、認可保育園の、例えば園庭がない保育園がたくさん今あると思うんですけれど、そういった子たちが公園を使って、一応それで認可として補って運営しているというところで、その中で、私以外にもそうかもしれないんですけれど、クレーム、子供が遊んでいるところで吸っているだとか、そういったクレームがやはり私にもあって、その辺がちょっとこれからどのようになっていくのかなと今考えているんですけれど、例えば金竜公園はもう確実に設置するということは決まっていて、その後、今検討しているのが隅田公園、鶯谷公園、そして御徒町公園と。金竜公園が設置した後、その設置したときから公園というのは、そこ以外は禁煙になるのか、それとも、それ以外でも吸っていくことは可能なのかというところの方針というのは、今どのように考えているのかお聞きしたいんですが。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 公衆喫煙所が整備された公園につきましては、原則として公衆喫煙所以外の公園の部分については、今後禁煙としていく方針でございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 わかりました。私もそれが正しいのかなと思っています。先ほど言いました隅田公園、隅田公園は北から南までの、この縦長の長さでありますけれど、一応予定を考えているのが南側のほうに設置をする予定、あくまで予定、ただ、できる前提として、金竜公園みたいに設置場所以外は吸えなくする。ただ、隅田公園の場合、大きいではないですか。近くだと今度リバーサイドスポーツセンターの前まで行かないと喫煙するスペース、場所がないというところで、隅田公園がもし、まず一つ設置することになったとしたら、隅田公園内のルールというのはどのようにお考えですか。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 先ほど、原則として公衆喫煙所を設置した公園につきましては、それ以外の部分は禁煙というふうに考えているというところは変わらないんでございますが、隅田公園に関しては、今ご指摘があったように広い公園でございまして、大きくAからCまでの三つのゾーンに分かれてございます。こういった事情もありますので、全てのゾーンに喫煙所が設置されたときに、ほかの部分を禁煙にしていくのか、それとも1カ所設置されれば禁煙にするかというところは、現在検討しているところでございまして、結論が出ているところではございません。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 わかりました。その辺も、どういった形が適切なのかというのをちゃんと考えていただければと思います。  続いて、いいですか。  同じページで、ペットコミュニティエリアですね。この件についてちょっと伺いたいんですけれど、年々利用頭数もふえて、利用者数もそうです、登録者数もそうですけれど、先日の講習会などは残念ながら中止になったりとかありますけれど、現状、利用頭数というのは大体どのぐらいいらっしゃって、ワンちゃんというか犬ですかね、何頭ぐらいいるのか。そして、もしわかれば曜日ごととか、そういった部分を教えていただければと思うんですが。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 利用頭数につきましては、延べの頭数でございますが、平成30年度で2,693頭、平成31年度で2,794頭でございます。  もう一つ、曜日の利用頭数につきましては、申しわけありませんが、曜日ごとの集計というところは行ってございません。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 これも、以前から高さ40センチ以上の犬の利用を認めてくれという話があったと思うんですけれど、今でも私のほうにも話が来るんですが、これ、結局、40センチ以上の犬を、できれば検討していただきたいのが、例えばですけれど、今後、エリアの拡大とかももしかしたらどこかのタイミングではあるのかもしれないんですけれど、例えば曜日に分けたりだとか、いろいろな、40センチ以下の犬が週とりあえず5日間で、ほかの2日間は40センチ以上の犬とか、もし分けられればそういった部分でも可能性があれば、何センチとか、犬は犬なんで、いろいろな、大型犬だとか飼っている方もいらっしゃるんで、そういった部分では、中身ちょっと細かく精査していただいて、そういった部分でもっとサービスが利用できるように広がればいいかなと思っているんですが、その辺をちょっと検討していただきたいと思うんですが、いかがですか。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 以前から大型犬も利用可能にするようにというご要望が多いことは、私も認識しているところでございます。  今、委員からご提案があったような大型犬、体高40センチ以上の犬の利用を可能にするようにいたしますと、確かに今のペットコミュニティエリアの大きさでは狭いというところもございますし、あとフェンスの高さが、今の高さより若干高くしないと安全性が保てないのかなというところがございます。また、ペット同士のトラブルですとか、あとはそちらの犬の混在化してしまうようなトラブル等々も考えられますので、どの曜日で、監視というか人がついていて、どうやって曜日を分けて運営ができるかというところもあわせて、今の鈴木委員のご意見を踏まえて今後検討していきたいと考えております。以上です。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 先ほどのペットコミュニティエリア運営について、私も鈴木委員と同じことをお伺いしようと思ったので、かぶらない部分でお伺いしたいんですけれども、こちらの予算が240万円で、1カ所の運営費でちょっと高いなと感じたんですけれども、こちらはあれですかね、講習会の内容、講習会に係るという認識でよろしかったでしょうか。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 こちらの費用につきましては、今委員ご指摘のとおり講習会の費用と、あとは毎週日曜日、専門のドッグトレーナーを配置してございますので、そちらの委託費ということになります。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 業者の委託費ということで承知しました。業者の委託というのは、動物支援員を雇っているということですか。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 実際契約してございますのが、ドッグトレーナーという肩書の者でございます。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 ありがとうございます。団体のドッグトレーナーということで、理解しました。  ちょっと要望で1点だけ、大きい話になってしまうんですけれども、南部にお住まいの方ですと、わざわざ隅田川のドッグランまで行くというのがちょっと余りないと思いますし、ドッグランの利用者がふえるということは大変喜ばしいことだと思います。大きい話になってしまい恐縮なんですけれども、例えば代々木公園内のドッグランのように、都と交渉して上野公園や蔵前の水道局の都有地なども含めて、エリアの設置をご検討いただけるということで、一応要望だけさせていただきます。           (「関連で」と呼ぶ者あり) ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 けさもペットコミュニティエリアの周りをぐるぐる回っておりまして、ほとんど利用ないんですよね。延べ2,000頭といっても、大体人がいないんだから。入るのに、あそこにノートがぽんと置いてあって、鍵がかかっていないからそこに書いて入る。そんなの、曜日で何曜日にどうのなんてできるわけないですよね。まず、そこだけは言っておきます。240万円で人ずっと張りつけるということは不可能ですから、一年中。  それと、あと、このペットコミュニティエリアは自分がやったという自負があります、6年前に死んださくらのために。というぐらいの思いを持って木下悦希先生と弟子と一緒に頑張ってこれをやったんだけれど、近隣住民からのクレームやいろいろなところでやってみたこと、試行したことあるんだけれど、結局犬の鳴き声がうるさいとか、市中にある公園では非常に難しかった。あそこで、グラウンドのB面のライト側の植え込みが比較的少ないところにやったんで、もうあれ拡充することは無理だしね、ということを皆さんにも言っておきたいと。  ただ、ほかの方からもやはりクレームが来ているんです、人が余りにもいない。人がいないから結局丸投げしてしまって、全部お任せしているでしょう、現状は。だから、そういう状態だから時間で変えたりとかできないですよ。だから、もうちょっとそういうことを、委員ご指摘のとおりとか踏まえてと言うのだとしたら予算とらないと、これの倍とらないとちゃんとしたペットコミュニティエリアなどできないですよ。でも、そこまで踏み込んでやるのかやらないのか。さくらちゃんは6年前に死にましたが、ももちゃんという保護犬を今、一時預かりしているもんですから、あそこ入れたいなと思って身長はかったら40センチ超えていましたので、もう残念ながら入れないという話だけれど、やはりそれは委託しているところとしっかり話し合ったほうがいいと思います。  それと、関連しようと思ったけれど最後にしたかったので、鈴木純委員が言った隅田公園、一時禁煙になったでしょ。それで、東参道から入ったところに喫煙場所をつくったではないですか。今まで、過去、何カ所か喫煙場所をつくっているんです。だから、ああいうところがあるんだから、私は隅田公園は禁煙だと思っている。それがまだ決まっていないんですか。あの当時、観光連盟や何かがお金出したりしてつくった喫煙所というのがあったでしょう、今のコーヒー屋さんの下に。だから、何の話も決まっていなかったということですか、あそこを禁煙だとか禁煙ではないとか。 ○委員長 公園課長。
    ◎原島悟 公園課長 隅田公園に関しては、現状禁煙というルール設定はございませんので、たばこは吸える状態でございます。 ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 あのね、その辺が何か明確になっていないと、今、歩きたばこはどちらにしてもだめだから、道路だろうが公園だろうがポケット灰皿持って端っこのほうで、子供がいたらやめるぐらいの気持ちで喫煙者は注意していただきたいと思っています。  あと、緑被率の話にも絡むんですけれど、うちの近所に今戸公園というのがあったんですよ。それで、先代の公園課長が近隣住民に何にも告げず、私は当時バッジがなかったものですから、おととし。私にも何も言わず、私が小学校のときに登校班が集まる公園だったんで毎日木登りしていた木が1メートルぐらいにずたずたに寸断されて、公園のど真ん中でシンボルツリーみたいにあったですよ。それを2本、ばさっと切ってつくったのが、先ほどあなたが言った新しいタイプのブランコ。テニスコート半面分くらいの、柵の中にブランコがきこきこなる、絶対届かないところなのに、ここまで規制がうるさくなったんだなという印象ありました。  あと、何か複合型のジャングルジムなども、全部かえていっているではないですか、ぼてっとしたやつに。不細工なパンダのような感じの。ああいうので子供らは遊ぶのかな。ああいうものだったら何もないほうが遊ぶかなという気します。それのおかげで子供らは走り回れない、あんな大きい囲いがあって。それプラス、喫煙の問題、今戸公園は前任者に私が言って灰皿を撤去してもらいました。子供らが遊ぶ砂場の横に灰皿が2個あったんで、近隣の会社の人がみんな来てそこでたばこを吸ってしまうんです。それで、今禁煙の札も張ってもらいましたけれど、遊園・公園ともども禁煙ですよ、今は。たばこなどだめです。だから、その辺はしっかりと、児童遊園だろうが公園だろうが子供らが来るところなんだから、そんなところでたばこなんて吸わしてはだめですよ。今たばこなど時代おくれですよ。だから、しっかりその辺を踏まえてやってください。  それと、公園を改修するときは、バッジがあろうがなかろうが近隣の人たちに相談して事を進めないと、どういう使われ方をしていたかもわからないのに木をばっさばっさ切ってしまって、今戸公園など今見通しがよ過ぎてしまう、そのぐらいになっていますから。あとは公園のトイレは高過ぎると、また言って終わります。 ○委員長 よろしいですか。           (発言する者なし) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第5項、建築費について、ご審議願います。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 先ほど言った建築調整です。中高層の建築物の近隣とのトラブル、これはさまざまな形があります。建築の計画、あるいは建築主、あるいはその建物を建てた後の使途や、あるいはさまざまな問題あります。最近非常に感じるのが、分譲マンションが少なくなって、圧倒的に賃貸マンションが建つのがふえてきているなという感覚を持っています。そうすると、さらにその後の運用の問題が、大体建てた人がすぐに売ってしまって、1棟売りみたいなケースがふえてきています。  そういう点では、五、六年前の建築紛争と今の建築紛争は大分変わってきたなと思うのは、私は、確かに近隣の声をとにかく聞きながら進めている事業者もいることも知っていますけれども、ほとんどは進めていませんね。それはもう皆さん立ち合えばわかっている話で、それで、これは特に一番抵抗するのが、建てた後にいろいろな制限が加えられることに抵抗します。つまり、住民とそこで約束した債務を後まで引き継ぐというのを嫌がるんですね、これは。例えば民泊には使用しないでくださいと、分譲などの場合はね。管理組合に必ずそれを申し送りしてくださいと、こういうのを抵抗する。あるいは賃貸マンションだと、その後、うちが持っている間は、民泊にしないことを保証しますけれども。だけれども、うちが売った後はわかりませんよと言うんだ、いつ売るかわからないんですから、直後に売る場合が多いんですから。だから、そのようなところというのを非常に感じます、最近。そういう点ではもう、長く将来にわたる住環境に影響するような問題、このような問題も私はこの紛争の大きなこじらせている原因になっているというふうに思います。  そういう点では、住民との話し合いの中で、今後まちの中でその建物がどういう役割を果たしていくのかという点でのやはり一定の債務を建築主に負わせるという、そういうルールというのはできないんですか。 ○委員長 住宅課長。 ◎飯野秀則 住宅課長 ただいまお話がありました建物の竣工後に建物を売却したりといったような話があろうかというふうに。そういったケースも伺っている部分がございますが、その際に周辺住民の方と建築主の間で取り交わされた約束事項とかがほごにされてしまったりということかと思っております。  最近、建築工事を行う際に、周辺住民と建築主の間で工事協定等を結んでいただいていると思いますけれども、そういった中で、協定書の中に約束事項、それを売却後も所有者も継続して守っていただけるような文言をつけ加えている事例も伺っております。区といたしましても、工事協定のひな形等もつくっていることもありますので、少しその辺は研究させていただいて、売却後というようなことがあれば、お約束いただいたことについても引き継いでいただけるようなことを指導できるように、ちょっと改めて検討していきたいなというふうに思っております。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 ぜひそこをお願いしたいなと。というのは、前は結構そういう約束をしたんですよ。ところが、最近その約束、工事協定の最後にそれを滑り込ませようとすると抵抗するんですよね。だから、そういう点では、そこの点をお願いしたいなというのと、これは意見だけにしておきますけれど、ホテル、今、中高層の15%がホテル建設です。この間、代表質問で私、言わせてもらいましたけれど。ですから、そういう点では、ホテルについてはやはり、私は別途の紛争予防、これが必要だと思っています。というのは、これは、ホテルは旅館業の営業許可と建築確認を同時に進めるんですよね。むしろ大体営業許可をとって、平面図とか図面でとって、そして建築許可をとるという場合というのが多いと聞いています。ただ、そうすると、実際には近隣の生活衛生環境にしても問題があるようなところ、本来保健所がきちんと規制できるところというのをクリアする前に建物が建ってしまうと、こういう問題がうちの近所でもこの間、出始めているんです。そういう点では、やはりホテルについては別途の紛争予防の決まりを研究していただきたいと、これは要望だけにしておきますけれども。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第6項、都市整備費について、ご審議願います。  田中委員。 ◆田中宏篤 委員 306ページの鶯谷駅周辺まちづくり検討の件ですが、この件につきまして産業建設委員会で報告があった案件なんですけれども、その報告の3日後に企画総務委員会で、華学園の陳情審議と旧坂本小学校の跡地活用の報告があったわけで、産業建設委員会の場では出なかった話なので、ちょっとここで確認させていただきます。  産業建設委員会での報告で、令和2年度にこの予算814万円を使ってまちづくりの基礎調査をして、まちづくりの方向性を検討すると。そして、令和3年度にまちづくり協議会の活動を開始して意見交換会を開催し、まちづくりの構想案を具現化していって、令和4年以降にビジョンを策定するというスケジュールだったと認識していますが、これで間違いありませんでしょうか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 委員ご指摘のとおりでございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 その報告の後に、企画総務委員会で旧坂本小学校跡地の活用についての報告があったんですけれども、そこでは施設機能について既に検討が進められていて、令和2年度中には活用の基本方針が策定されるとありました。ということは、基礎調査をして、それに基づいてまちづくりの方向性を検討する前に、旧坂本小学校の跡地の活用方法が決まるということになると思うんですね。本来であればまちづくりの方向性がまずあって、それに即してそこにある区有地をどう活用していくかというのが順序だと思うんです。先ほど公園費のところで、小坂委員の質問で鶯谷公園のことがあったときに、まちづくり計画との関連性があると。まさしくこれはまちづくり計画の方向性で、区有地をどう活用するかという検討が必要だからという話だと思うんですけれども、この旧坂本小学校の件については、これだと大切な区有地がまちづくりの検討の方向性には含まれないということになってしまうと思うんですけれど、ここについてはいかがお考えでしょうか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 企画総務委員会で、用地・施設活用担当課長からたしかご質問にご答弁さし上げているかと思いますけれども、基本的に区としては、まずこの鶯谷駅周辺のまちづくり、まずこちらについては駅の出入り口、そこを起点としてその一帯の土地利用なり市街地、そういったものをどう整えていくかという考え方から進めていく。その一つのきっかけとして、もう凌雲橋のかけかえというのがある程度見通しが立ってきたというのもあって、それに合わせてやっていくということで、基本的にハード系でまちづくりを整備していくエリアというのは、今、それは限定してございます。ですから、旧坂本小学校等については、どちらかというと回遊性を高めていくということで、ハード整備をまち全体の一体として考えるのではなくて、旧坂本小学校の例えば使い方、そこの用途、機能、そういったものをまちづくりのほうの、まちづくり検討はどうしてもスケジュール的にスピード感が少しおくれてくると思います。そういったものを受けながら、よりそれを相乗効果でまちがどう、改正なりほかの部分含めて高めていこうか、そういった考えで進めていく、そういう考えでございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 いや、回遊性を高めるエリア、北部にもまちづくりエリアと回遊性を高めるエリアとあったんですけれども、回遊性を高める上でも、そういったところにどういうものがあるかというのは、回遊性を語る上で非常に重要だと思うんですね。なので、変な話、そこに何かほかの形、何かの形で活用した後に、では、ここの回遊性を検討といっても、それが回遊性に適さないものであったりとか、そのまちの、そもそものまちづくりエリアのコンセプト、ビジョンと合わないものになってしまったりすると、それも取り返しのつかないことになるわけであって、ちょっと建物は一回建てれば50年やそこらはもつわけで、華学園にしても更新するか否か、また更新するとしたらどれぐらいかというのは、これからの部分なんですけれども、やはりちょっと鶯谷駅の周辺というのはすごいポテンシャルの高い土地だと思っていて、区有地もいっぱいあるというところで、ここに関してはそういった区有地を、やはりまちづくりのビジョンに合わせて区有地をどう活用していくかという視点で考えていかなければいけないと思っているんですけれども、ちょっとこちらについては、当然鶯谷駅周辺まちづくり検討、この事業自体には大賛成です。  だから、それで、ただ周りの区有地の活用も含めてそこは検討していっていただきたいと思っていますので、ちょっとここに関してはまた総括質問、もしあったらですけれども、ちょっと話させていただければと思いますので。           (「関連」と呼ぶ者あり) ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 関連してですが、鶯谷駅周辺まちづくり検討ということで、本当に田中委員おっしゃるとおり、まちのビジョンができていないのにまちの動きだけを細かく決めていってしまうという方法が、やはり区行政の中の一つの矛盾点になりつつあるのかなと。こうやったまちをつくりましょうという前にもうこの部分はここだけで開発しますという、連続性がない状況が見受けられると思うんです。それが地域の住民の不安になったり、不信になったりしてしまうと思うので、やはりそこはもっとしっかりと丁寧に、まちの全体のビジョンをつくってから各部分を総合的に考えるという視点を、ぜひ都市開発では持っていただきたいなということが一つ。  あと、もう一つ確認したいんですが、鶯谷駅周辺まちづくりは、昭和通りまでしか入っていないんですが、この奥の部分に関して、やはり今の総合的な部分でいうと、鶯谷駅と入谷駅がありますので、この全体を一つの地域のまちづくり推進をしていかないと、結局旧坂本小学校はちょうど間なんですよ。第2グラウンドも本体もちょうど間ですので、そういったちょっと広い範囲で見ていただきたいと要望させていただきたいと思います。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 私も企画総務委員会の陳情審査のときに、今先ほど田中委員が発言したような内容のことを話させていただきました。そのとき、こういう話まで行けなかったので改めて聞くんですけれども、先ほど課長は、今回の鶯谷駅周辺まちづくり検討というのは、凌雲橋の話が今進んできたと、確かに進んだのはいいんですけれども、その部分を何か限定したまちづくりをつくろうというような話をしませんでしたか。そんなことを言いませんでしたか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 これまで鶯谷駅周辺のまちづくりは、かつてもいろいろと議会からもご要望いただいて、それで、まちづくり協議会がかつてありましていろいろと整備してきて、そのまちづくりの中で、やはり課題が残っている部分というのが凌雲橋だったり、幾つかあります。その辺を今回、まずそういったハード的なものについてはやはりそこにある程度、集中的にいろいろとエネルギーを費やして整えていこうという考えで今、こういったエリアの設定にしてございます。  また、まちづくりやいきなりハード整備を面的に広げてしまうと、そこは風呂敷を広げ過ぎてどこにスポットを当てていいのかというのが見えにくくなって、なかなかまちづくりが進まないというのがありますので、そこは今回は集中してやらせていただきながら、やはりその駅周辺の拠点を高めるという観点から、大規模用地のあり方も一緒にセットでまちづくりに取り込みながらやっていく。まちづくりの中で大規模用地のあり方を、結論を出すのではなくて、大規模用地の中でそういった結論をいただいたものをうまく、それをまちづくりに活用していくと、そういった考えで進めていきたいと考えてございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 橋の問題は確かに長年の懸案だったんで、災害時の問題もありますので、それは重点的にやるというのは、それは私も賛同します。  ただ、まちづくりでいろいろと調査したりするわけで、それぞれの鶯谷のエリアにあるいろいろな点があって、その点一つ一つで解決していくのではなくて、やはり面で捉えたまちづくりというのが私は必要ではないかなと。それで鶯谷エリアの全体の魅力のあるまちができるのではないかなというふうに思いますし、地域の要望、実は旧坂本小学校の跡地の問題については、東京藝術大学の映像研究科が来るということもまちの方が知っていて、それだったら早くやってくれというような話でした。その話がもしオジャンになってしまったんであれば、そんなに急いでやらなくてもいいみたいな、そんなような実は声も聞いておりますので、その辺についてはもう一度よくまちの皆さんのご意見も含めて、考えて進めていっていただきたいと、それだけ言っておきます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 306ページの北部地区まちづくり推進、リノベーション型まちづくりに関する講演会について、2017年にリノベーションまちづくりに関する一般質問を実施して、予算化されたということは本当にすばらしいなというふうに思っています。具体的にどういったことを計画しているのか、リノベーション型のまちづくりは幾らかかるのか。あと、リノベーションスクールも実施するのかどうかについて教えてください。 ○委員長 地域整備第二課長。 ◎植野譲 地域整備第二課長 まず、リノベーション型まちづくりの講演会につきましては、講演会の内容についてはまだ決まっておりません。今後検討を進めて決めていきたいというふうに思っております。  経費の内訳ですけれども、今回リノベーション型まちづくりに関する講演会、2回程度予定しておりまして、経費としては約106万円を予算計上させていただいております。  今後、リノベーションスクールをどうかといったところなんですけれども、全国各地の事例を見ますと、このリノベーション型まちづくりを進めるに当たっては、いわゆる一般的に言うリノベーションスクールという手法、不動産のオーナーさんに事業提案、そして事業に結びつけるというような事業を全国的にも実施していって、今回のリノベーション型まちづくりの核となる事業というふうに考えています。  まず、リノベーションスクールの位置づけについては、核となる事業なので将来的には実施したいというふうには考えてはいるんですが、まず、そのリノベーション型まちづくりの事業に共感いただく、協力いただくという不動産のオーナーさん、こちらについて、これからですけれども、我々が実際に出向いて、地域の方の意見を伺いながら参画をお願いしたいというふうに思っています。  あわせて、その不動産を買い受けてプロデュースするような管理運営する人、実際にテナントでご商売か何かされる人というのも、やはりプレーヤーとして今後探していかなければいけない。それは我々が地域に出向いてお話を伺うという方法もとりながら、今回、今年度実施する講演会という手法で見つけて、翌年度以降、そういったプレーヤー、オーナーさんが見つかればスクールというものも実施していきたいというふうに考えています。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 以前に産業建設委員会でリノベーション型まちづくりについて視察に伺ったことも生きてきているのかなというふうに思います。大変うれしく思っています。協働提案にも、リノベーションのまちづくりというのはたしか協働の事業のところで提案には上がっていたというふうに認識しています。すごく応援はしていきたいと思いますので、ぜひスクールの実施まで行けるように、順を追って進めていってください。期待しています。 ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 先ほどの答弁、意味不明瞭。みんな産業建設委員会で審議されたことがよっぽど気になって、産業建設委員会の中での話をいっぱいしていただけるんですけれど、産業建設委員会の副委員長として、逆に1回芽出しはあったけれど、その後の進捗とか、まちにどう入っているというのが産業建設委員会に報告がないのよ。どういう気持ちでやっていますか。これは30何億円だったろう、深谷先生に解体費を込みにしてもらって20数億円で買い上げて、まちのためにと言ったんで、私は冗談ではないと、あんな1万平米の土地が、清川だけのものなわけではないんですよ、台東区全体の宝物なんですよ。それをずっと何度も何度も、道の駅つくるだのモデルハウスつくるだの、わけがわからない計画が出てきて、ようやくリノベーションというある一定方向が出てきたんだから、もうちょっと精力的にやってくれませんか。  それは、議長が私に言えと言っているんだから。委員長も私に言えと言っている。ここ北部が3人固まってしまった。だから、気合いと気概を持ってやってほしいんだけれど、どうですか。 ○委員長 地域整備第二課長。 ◎植野譲 地域整備第二課長 まず、旧東京北部小包集中局跡地の活用について、議会の皆様を初め、地域の方にも長い間お待たせしてしまっている状況にあります。それについては大変申しわけなく思っております。  今、跡地を含めて周辺のまちづくりを進めているところですけれども、この事業を進めていくことによって、私は、北部だけではなくて台東区全体の活性化につながると信じて取り組んでいます。進むに当たって難しさを感じている部分はあるんですけれども、跡地の活用につきましてはスピード感を持って取り組んでいきたい。そして、このまちをもっとよくしたいというさらなる熱意を持って、引き続き取り組んでいきたいというふうに考えています。 ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 本当ですね。あそこの旧東京北部小包集中局跡地も1個まともにできないのに、その周りもあわせてリノベーションやってまちづくりまでやるなんて、そんなに風呂敷広げて大丈夫ですか。 ○委員長 地域整備第二課長。 ◎植野譲 地域整備第二課長 熱意を持って取り組んで成功させたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 熱意だけでは何にもできないからね。今回これ失敗したら、本当に旧東京北部小包集中局の周りの町会長を初め住民の皆さん、また台東区の全体、我々も含めて大変つらい思いをするんだよ。だから、必死に応援するから、まちに入るときはどうすればいいのか、誰と相談して何をしてどうやってネゴシエートしていったらいいのか、我々3人どころではなくてみんなが応援しているんだから、ちゃんとやってよ、頼みますよ、異動してしまうかもしれないけれど。 ○委員長 いやいや、よろしいですか。 ◆和泉浩司 副委員長 はい。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 306ページの14番、循環バスめぐりんの運行についてなんですけれども、こちらは、めぐりんをつくったときは一つの停留所で200メートルごとに45分で回れるルートで設定されていると思いますが、南めぐりんの19から20の停留所の距離が長いなどとさまざまな要望が寄せられておりまして、利便性と運行の効率の地域の要望などを踏まえて、コースや停留所の設置場所、運賃などの定期的な見直しが必要だと考えているんですけれども、そのような取り組みについてはいかがでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 東本願寺の裏から台東区役所までバス停がないといったご意見ですが、この区間、昨年の4月からルートとして開通しております。その前段として、我々としてもやはりあそこのどこかバス停が1カ所でもあればいいのかなというところで、関係機関、特に警視庁、それとあそこの部分については東京都交通局さんのバス路線がいっぱい走っておりますので、そういったところのバス停を貸していただけないかというところの協議を重ねさせていただいたんですが、残念ながら許容が多い、あるいは浅草通りについては、バスがとまるためには基本的にはバスベイを設置してきたという経緯がございまして、そういったところに少し課題がございます。ただ、やはり今委員ご指摘のとおり、長いと言われれば確かに長い区間になっておりますので、何か解決方法があるのかというのは探っていきたいかなというふうには思っております。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 大変よくわかりました。稲荷町駅の付近とか銀座線も、先ほど課長もおっしゃっていた都バスとかもありまして、稲荷町駅とかもバリアフリー化の話も出ておりますし、現状、電車の階段の上りおりとか、高齢の方とかですと結構大変だというお話も聞いたり、先ほど、東本願寺の松葉小学校とかの付近も走ってほしいなという要望なども強く要望されていましたので、私からも停留所の追加とか、要望として上げさせていただきます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 私も、同じめぐりんでちょっと関連したいんですけれど、中嶋委員がおっしゃったその部分で、私としてはいろいろ要望、例えば台東病院から入谷地区センターまででも結構距離があったりだとか、そういった部分は先ほど言ったのでここでは申し上げないんですけれど、そういった部分、停留所の関係も考えていただきたいなと思うんですけれど、またちょっとコロナウイルス関係になってしまうんですが、区民の足として使われているこのめぐりんが、ホームページではいろいろ注意書き等載っているんですけれど、めぐりんの車内でどういった対応をしているのか。そして、喫緊の利用状況わかれば教えていただきたいんですけれど。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 まず、車内の対応でございますけれども、乗客への注意喚起としましては、運転士が車内で、特に台東区役所とか浅草駅、それと台東病院、こちらではちょっと時間調整をしますので、その関係で時間がありますので、その中でアナウンスをしたり、あと、やはり換気が重要だということでございますので、換気を十分行う、あるいは車内の消毒ですね、こちらも毎回毎回車両が基地に戻りましたら、そういったところを対応させていただいているといったところでございます。  それと、利用状況でございますけれども、1月現在は余り影響がないのかなとは思っていたんですが、先日、2月の速報値が上がってまいりまして、それを見ますと、前年比でいきますと約15%ぐらいは下がっているかなというふうに数字が上がっております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 ありがとうございます。  もともとバスの運転手不足というのが懸念されていると思うんですけれど、以前、課長、机の前でも時間の延長とかいうのを検討できないかという話も、それ、やはり京成バスさんでバスの運転手がなかなか確保するのが大変だということで、今回の件で、さらに観光バス会社だったりとか、売り上げが100から1割、そしてゼロになったりとかして、既に潰れてしまった会社も出てきたりとかして、そういった運転手がまた違う職に既に回っていたりだとか、バスを運転できるドライバーの方がさらに難しくなっていくのかなというのをちょっと予想されるんですけれど、めぐりんの運転手さんというのは、その運転手さんについての健康管理というのも結構区としても気にしてあげなければいけないのかなというふうに思っているんです。長時間、中は、窓をあけたりにしてもいろいろなお客さんと接するわけですから、そういった京成バスさんの会社とも何か話しているかもしれないんですけれど、そういった、日立自動車交通だ、ごめんなさい。運転手さんへの健康管理という部分ではどのように考えているか、既に何か対策というか、とられているのか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 直接に運転士に対してどうしろこうしろと言うよりは、まず会社に運転士の健康管理、当然運行ができなくなってしまいますので、そういったところを十分注意するように、例えばもう皆さんもやっておりますけれど、ちゃんとマスクの着用。それと、これは日立自動車交通でも、ほかの区では実施していなかったんですけれど、基本的にはめぐりんの中に保健所からマスクをいただいて、せきがひどそうな人がいれば、そういった人に運転手から配るような、そういったような形で、自己防衛にもなりますんで、そういったところの対策はとってきたところでございます。 ◆鈴木純 委員 了解しました。以上です。 ○委員長 関連。  山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 めぐりんの関連で何点かお聞きしたいと思います。  この間、中嶋委員や鈴木委員の話の中で、ルートの要望などの話が出てきまして、実際にルートの改善は聴取されていて、利便性の向上を図られていると思います。その点は非常によいんですけれども、今回、また3月の末でたしかルート変更等何かあったと思うんですけれども、区民の方から、ルートの変更の発表があった際に、区のホームページ見たら書いてあったんだけれどちょっとわかりづらかったと。そのようなルートが変わるようなことというのはもっとわかりやすく表示してほしい、お知らせしてほしいという声があったんですけれど、そういったことの教え方、改善等はどうでしょうか。 ○委員長 広報課長。 ◎横倉亨 広報課長 ホームページの内容ですので、広報課からお答えいたします。  区ホームページにおきまして、めぐりんの関係するページは閲覧数が常に上位で、区民の皆様や多くの方に見られているというふうに認識してございます。そのため今現在、よく見られているページとしてトップページには表示しておりますけれども、ご提案、いろいろブランディングエリアに設置するですとか、そういった工夫を所管課と協議してまいりたいと考えてございます。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 やはり区民の皆さんが日常的に生活の足として使っているものなので、閲覧数高いと言われたように、確かに皆さん見ていると思いますが、今回聞いた方を初め、そういう意見もありましたので、今おっしゃったように今後の改善を図っていただきたいと思います。その点についてはよろしくお願いします。  次に、めぐりんのバス停なんですけれども、バスの車体幅、ドアの乗降位置とバス停のガードレールが一部合っていないといいますか、少しかぶっていて、ちょっとおりづらい場所が何点かあるようなことも聞いて、区役所の前のところのバス停も、ぐるーりめぐりんがとまるわけで、少し車体幅も違って、実際ちょうど来たときに見たら、ドアの前のところに少しガードレールがあってみたいな感じで、少し運転手さんもとめづらいのかなみたいなのがあったんですけれど、区として今、そういったバス停のガードレール乗降口等の状況、各バス停の確認をしているんでしょうか。また、そういったものが確認できている場合は、今後それの改善等は行っていただけるのでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 めぐりんの単体のバスの停留所につきましては、寸法がございますのでそれは合っているものと認識しております。ただ、やはり今、委員ご指摘のとおり、こちらは、区役所の南側のバス停についてはもともとぐるーりめぐりん仕様、中型仕様でございますので、そこに後から小型の南めぐりんが乗降している関係でずれていると。ただ、今、ご存じのとおり、社会実験中ですので、その動向を見据えて、またそのような声を聞いて、最終的にはバスの停留所も今は仮置きというところもありますので、そんな本設と同等にガードレールの整備をしてきて、ただし、ガードレールにつきましては、やはり横断抑止という主たる目的がございますので、そういった視点も踏まえて整備していきたいというふうに考えております。
    ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 当然ガードレールは歩行者の安全等の確保のためなので、全部が全部取っ払えというわけではないんですけれど、今後、バス停の乗降の関係など、社会実験中とのことですので、そういったものを踏まえて最適な形に持っていっていただき、利用者の乗降がしやすいような形を整えていっていただければいいと思いますので、引き続きその点についての整備、研究等をよろしくお願いします。  次に、運転手の方からちょっと話を聞く機会がありまして、運転手の方からすると、ルートの変更、時刻表の改正などのときに、ちょっと現場は少しむちゃしている部分もあるんだと、もっと区として意見などを聞いてほしいなどという声を言っていたんですけれども、ルートの変更、時刻表の変更などを行うときには、会社側との話し合い等は当然行っているんですよね。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 当然会社と打ち合わせをした結果、ルートあるいはダイヤを決めているところでございます。一応まず最初に会社側に申し上げているのは、今、委員ご指摘のとおり、安全に安心にお客様を目的地へお連れするというのがめぐりんの役割でございますので、そういった点をまず第一義においていただいて、その上で守れるダイヤ、そういったものをつくっていただくといったところの視点で今、ルート変更を行っているというところでございます。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 話し合いを行ってくれているとのことですけれども、やはり交通事情、さまざまな状況、日々道路の状況は変わっていると思います。工事等があれば迂回や渋滞等が発生してなど、そういったものを一番間近で感じているのはやはり、現場で毎日運転している運転手の方だと思うんですね。なので、会社側と話し合いを当然行っていただくのはよいんですけれども、もっと例えば広域に運転手の方、そこの会社、事業所にあれば、運転手さんの方などの労働組合などともっと現場の意見を強く聞いていただくような場を設けていただき、むちゃのない運行計画、運転手側の意見も積極的に吸い上げていっていただくような体制を構築していただけたらなと思います。  あと、最後に、下谷警察署の仮場が移転してもとに戻ったのに、車内の運行アナウンス等が一部まだそこで警察署の案内が残っている、ちょっとわかりづらかったと聞いたんですけれど、そういうのは、何かあったたびに適宜迅速に変えていただくことというのはできないんでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 1月14日に下谷警察署が移転されたということは把握してございます。今回、3月28日に新たな運行ということで、音声ガイダンス、今ちょうど直しているところですので、そちらで対応していきたいと思っています。ただ、その間、やはり紛らわしい表現はいけない、まずいということで、今、運転士のほうで改めてそこについてはアナウンスを行っていただくといった対応はとらせていただいています。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 お客さんが紛らわしい点がありますので、もちろん3月のルート変更に合わせて変えていただくというのがいいんですけれども、また何かそういうのが関係ない時期に何かしらあった場合には、適宜変えていただくのがベストだと思いますので、その点迅速に変えられるような体制の構築をしていただきたい。  また、運転手の方が今アナウンスをしているということですけれども、やはり運転手の方は結構、人の命をかけて、安全をかけて、神経をすり減らして働いて運転しているわけですので、運転手の方に業務の負担が、マイクでしゃべるというわずかなことであってもふえるというのはちょっと、避けていただいたほうがよろしいかとも思われますので、そういったことのないように、今後運転手の負担軽減に向けた体制づくりもあわせてお願いいたしまして、要望させていただきます。 ○委員長 めぐりん関連はもうないですか。  和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 めぐりんの関連の締めをやらせていただきます。  今この委員会の中でも、これだけたくさん意見が出て大変でしょう。バス停を1個つくるにも、東京都の絡みと地先の許可もいただかなければならないから、簡単にあそこにとまれるとか、うちから10メートル離れたところにつくってほしいけれどうちの前は嫌というのが区民の皆さんの考え方だから、そういう皆さん方を調整してこのめぐりんに携わって何年になりましたか、課長。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 5年でございます。 ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 一つのところで5年もしっかりやられて、もうめぐりんのプロみたいになってきましたね。これだけの予算額使っていて、皆さんもこれだけ興味があるという、やはり重要施策だなと改めて思いましたよ。  今後の課題は、めぐりんは何があると思いますか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 めぐりんというよりは交通全般だとは思います。交通というのは私は生き物だと思っております。ですから、日々変化していく、その中にめぐりん、あるいはシェアサイクル、そんなものが交通として根づいているのかなと。  今、本当にまちの中では、自動車の自動化であったり、MaaSであったり、そんなところが今後動いてくる。先日交通対策・地区整備特別委員会の視察で連れていっていただきましたけれど、グリーンスローモビリティ、そういったものも今後まちの中に走ってくるのが、現実に豊島区ではもう運行しているといった実態もございますので、そういったところがめぐりんとどのようにコラボしていくのかなというのが課題なのかなというふうに考えております。 ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 まだ何も伺っていないのに、何かもう退職されるようなご挨拶みたいなご答弁をいただいたんですが、ご卒業されるんですか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 はい。 ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 あのね、めぐりんばかりではなくて、去年か、うちの前の電柱のところをうろうろ課長がしていたから、何やっているのと言ったら、一方通行の逆走の立て看立てていますと。課長みずからが、そういうことを地道にこのまちを回ってやっていただいたことに心から私は御礼を言いたいと思います。4月1日から、立場は違えど仕事は同じかもしれませんが、今後とも台東区のために頑張っていただきたいと思います。一言最後に何かありますか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 ありがとうございます。本日は、もっとすごい質問がばんばん来て、最後にこんなところでお話しするような力は残っていないんだろうなと、本当に皆さん優しく、質問を差し控えていただいたのか、本当にありがとうございます。  私、唐突ですけれども、仕事を進めていく上で常に意識している2人の考え方がございます。1人は、高校野球をお好きな方はご存じかと思いますけれど常総学院の木内幸男監督、この方の考え方というのは高校野球から本当に離れていて、10点取られたら11点取り返す。結果を求めて、しかも今までの考え方、要は管理野球にとらわれないのびのび野球、本当にノーサインでもう選手に任せてやるといったところの仕事に取り組んでいた。それが交通対策課でできないかなということで、この5年間、私もそれを社会実験させていただいております。  また、あともう一人ご紹介したいのは、高島彩さん、元フジテレビのアナウンサーです。この方が番組の中で言っていたのは、困ったときどうするんですかと言ったときに、困ったときは笑顔ですよというふうに言うんです。困ったときの勝負笑顔というのは彼女は言っていました。確かに笑顔を見せれば本当に人は寄ってくるし、幸せも寄ってくる、最終的には本当に自分も幸せになれるといったところだと思っております。といったところを私も実践させていただきました。みんなから本当に石川さん楽しそうだねということを、楽しいと言われています。最初は本当はそんなことはなかったんですけれども、3年目ぐらいから本当に楽しい、仕事が楽しいと思っております。  あと、やはり区議会での思い出ですけれども、平成28年第1回定例会ですけれども、本当に観光バス対策どうするんだという話の中で、初めて予約システム、それと乗降分離を報告させていただきました。本当にそんな突拍子もないことをやって大丈夫なのという意見が最初はいっぱい出てきました。そんなときに、石塚議長と石川委員が、覚えていないかもしれないですけれど、本当に理事者が突拍子もないことを考えてきたと。でも、これをやっていこうぜ、区議会、みんなで後押しするんだというふうに言っていただいて、それ以降、区議会の空気が本当に変わって、皆さんが前に推し進めていただいた、そんな思い出があります。  それと、もう一つは、その1年後の出来事なんですけれど、河野委員が私に、1年たってどんどん進めていく上ではやはり都あるいは国との連携が重要だと言ったときに、それを、答弁を私、言おうかなと思ったら、私の前に座っていた区長が私のほうを見て、私、答弁していいかなと言われて、だめですとは言えませんので、お願いしますと言った記憶がございます。当然、そのときには前日だか前々日に都知事と会談をしていただいて、本当に前向きなことをご発言していただいた、そんなことを言っていただいて、国や東京都、警視庁、そんなものが本当にチーム一丸になったなというのが実感でございます。昨年の流行語でONE TEAM、それを実感できたのが本当に観光バス対策だと思っております。  ただ、私も一つだけ後悔していることがあって、私、50歳まで管理職を固辞していました。理由は、今の係長さんと同じようにやはり管理職は大変だよなあと思っていて、ずっと試験を受けませんでした。そんなときに、直属の上司だった伴部長がそんな心配ないよ、みんなサポートしてくれるんだから、1回だけ受けろよと言われて、では1回だけ受けますといって1回受けたのが、よかったのか悪かったのか。やはり受かると本当に心配が膨らんでしまって、どうしようかなと思って、そのときにサポートしてくれたのが当時健康部長であった荒川副区長であったり、議会事務局長だった。本当にみんながサポートしてくれて今があると思っています。だから、本当にみんながサポートしてくれるんで、今はちゅうちょしている係長さんは、受けても何の心配もない、管理職は本当こんな楽しいもんだというのは思いを伝えたいなというふうに常々思っております。  本当に皆さんにはお世話になって、最後に心から楽しい仕事をさせていただいたことに御礼申し上げます。本当にありがとうございました。 ◆和泉浩司 副委員長 お疲れさまでした。 ○委員長 石川課長、ありがとうございます。  石川委員。 ◆石川義弘 委員 二つ、簡単に聞きたいと思います。  浅草地区まちづくり検討という形で、今回2,268万円、初めて大きくつけていただきました。今まで実は浅草地区観光まちづくり推進協議会というのがあったと思うんですが、これとこの浅草まちづくり検討のこちらと、関係はどういう形になるんでしょうか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 浅草地区観光まちづくり推進協議会につきましては、これまで浅草六区地区地区計画とか、あとは水辺のあり方とかイベント、そういったものを継続的にいろいろとまちづくりの展開をしていく。それはそれで今後も継続していくというふうに我々思っていまして、それと別に、まちづくりのビジョン、どちらかというとハード系のもの、そういったものを策定していくということで、こちらについてはそのビジョンの策定の組織も、再来年度になろうかと思いますけれども立ち上げてビジョンを策定していく。その中に、既存のいろいろな団体さん、そういった方のご意見もいただく場面がありますので、委員としてご参加いただくかどうか、今後検討していきたいと、そのように考えてございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 今回のほうが、大きさとしたら大きいんだと実は思っています。例えば上野駅周辺全地区整備推進協議会と普通のまちづくりという形の中と、似たような形になってくるのかなというふうに思っているんですが、ある一部のところのまちづくりと浅草全体を考えていくまちづくり、例えば奥浅草のほうまで含めて考えていくまちづくりと、実は大分考え方として違ってくるのかなと。この辺の組織をもう一度再検討する必要があるのではないかなと。例えば浅草地区観光まちづくり推進協議会の中は3部会に分かれていて、それぞれ活動はしているんだと思うんですが、当時つくったころに比べると、入っている人たちのメンバー、それから進んでいるところと進んでいないところの差、これは大分あると思うんですが、どうでしょうか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 確かにおっしゃるとおり、まずメンバーについてはいろいろと、メンバーの構成というのは充て職的なものもありますので変わっている状況はあります。  それと、3部構成でいろいろまちづくりの展開をしていますが、水辺のほうとかそういったところというのはなかなか、かつての舟運とかいろいろなところは、結論として出ているところであるんですけれども、それ以降、発展していないというところは多々あったりとか。ただ、一方で、浅草六区地区地区計画の中のエリアマネジメントの形とか、あとは景観の協議の、そういったものについてはいろいろと実績が出ている。そのように理解してございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 この辺の見直し、ちょっとお願いしておきたいなと実は思っています。というのは、今言ったとおり、浅草の中心部のソフト含めてこの辺は話ばっかりが多くて、今回まちづくりをするポジションのところのあれは、なかなかソフトの面含めて話し合いがされていないんではないかと思いますんで、奥浅草のほうも含めて西浅草、それから浅草の南、この辺を含めてもうちょっとやはり、みんなの意見がソフトも含めて入りやすいというような状態に再度つくり直す必要があると思いますので、これは要望をかけておきます。  それと、もう一つ、今ちらっと出たんですが、防災船着き場の活用ということで、これは服部区長が都議会議員やっているときに、舟運事業を一生懸命やろうということで、羽田からこちらまで引っ張ってくるぞみたいなやり方していて進んでいたんですが、これ今現実、舟運関係というのはどのようになっているんでしょうか。 ○委員長 道路管理課長。 ◎石川洋二 道路管理課長 今、水辺ラインさんのほうで定期運航させていただいているのと、一般運航としましては年間200回の利用という状況ではございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 石川課長、一生懸命やっていただいてあれですが、よく、最初のころは舟運をいろいろ検討されていたと思うんですね。例えば、もちろん一番最初は浅草の周りばかりだったんですが、服部区長が都議会議員をやっているときに羽田のラインができてみたり、それからお台場のほうに途中から行こうと話が出たり、秋葉原を一周回っていくような話が出てみたり、日本橋川とか神田川を利用するという話が出たんですが、最近こういう話がほとんど聞かれなくなってきてしまったんですよね。そういう意味では本当に東京都は、少しそういうことを検討もうやめてしまっているんですかね。 ○委員長 道路管理課長。 ◎石川洋二 道路管理課長 今、私の知る範囲の中ではそういったお声がけはありません。ただ、やはり水辺ラインさんが今窓口としてやっておりますので、水辺ラインさんとはどういう形の中で事業を展開できるのかというのは少しお話させていただいているところです。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 これを最後にしますが、オリンピックに向かって、先ほど和泉副委員長も出ましたが、オリンピックの会場から浅草に向かってバスの停留所をつくってほしいと、こういう話が出ていろいろあったんですが、舟運であれば、逆言うと非常に来てほしいと。全部、意外と水辺のそばありますんで、こういうラインというのは新たな検討の余地は私はあると思っているし、それ自体が一つのオリンピックのレガシーになっていくのかなというふうにも思っているので、ぜひこの辺の舟運の再検討を少しやっていただきたいなというふうにお願いしておきます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 バリアフリー基本構想の改定のご報告が交通対策・地区整備特別委員会であったんですけれども、その中で道のバリアフリーという観点で、アンケートの中に区民の皆様からも要望がある、特に高齢者の皆さんが休憩のベンチがあったらいいなという、そういう休憩スペースというものを要望される方が結構いらっしゃいます。やはり構想の中でそういう考え方として、しっかり歩いて、ほっとして安心して歩いていただけるという、やはりそういう台東区の町並みというのをつくっていただくという考え方をしっかり入れていただきながら、具体的な対策に取り組んでいただきたいなというふうに思っているんですけれども、その点いかがでしょうか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 委員ご指摘の道路上のベンチ、先日交通対策・地区整備特別委員会で報告させていただいたバリアフリー基本構想の評価の中のアンケートの中に、国土交通省の道路のバリアフリーの事例としてそういったイラストがあるというのは事実あります。それで、一方で、区内の区民、交通利用者の方のアンケートとかを見ますと、やはりバス停の部分の休憩のベンチが必要というのは意見をいただいてございます。一方では、まちづくりの観点から、やはりこれから高齢の方も回遊、歩いていただくようなまちづくりをしていくのに、そういった休憩スペースも必要であろうというふうに我々思っています。これをバリアフリー基本構想の中で位置づけるのか、まちづくりの観点から整理していくのかとあるんですけれども、そういったものは関係所管、あと関係機関、道路上なのでなかなかそういった、物を置くのはいろいろ規制があるんですけれども、その辺は今後共有しながら検討していきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 よろしくお願いいたします。  あともう一つ、一般質問でも言わせていただいて、先ほどもお話がありましたけれども、グリーンスローモビリティの検討ということで、令和2年に向かっては、今の現状というか、どのような形で検討されていくのかだけちょっとお聞かせいただきたいんですが。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 第3回定例会一般質問で、区長答弁で導入について検討していくというご答弁をさし上げてございます。今現在、全国各地で行われているそうしたグリーンスローモビリティ等の実証実験、そういったものを今、リサーチしてございまして、平成22年度から国土交通省が関与して実験してやっているのは全国で55カ所ほどございまして、そのうち本格実施が13カ所あるような状況でございます。  それで、本区の地域の特性とか、あと課題ニーズ、そういったものに合致するようなところを今後リサーチしていきたいというふうに思ってございます。そのときのその課題の検討事項としては、先ほど石川課長の答弁がありましたけれども、既存の交通機関との関係性とか、当然安全性、あと事業主体、ルート、費用対効果、そういったものを、台東区にとってどうなのかというのを課題を整理しながら、交通の基本的な考え方、その辺をちょっと整理をしなければいけないと思いますので、そういったものを整理しながら導入について鋭意検討していきたいと、そのように考えてございます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 大変課題がさまざまあるかと思いますけれども、やはりやりがいのある事業で担っていくというふうに思っておりますので、ぜひ前向きに一歩一歩進んでいただきたいと要望させていただきます。ありがとうございます。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第7項、住宅費について、ご審議願います。  山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 309ページの台東区高齢者住宅、シルバーピアの、産業建設委員会の報告でもあったんですけれど、毎年倍率が一定以上高くて、需要と供給がちょっと追いついていないという現状が続いております。私も高齢者の方から、何年か連続で申し込んで、ことしも外れてしまったと。家、3階のところで階段を日夜上がるのが非常にしんどくなってきているなど、そういった方の声を聞いております。高齢者を初めとした住まいの問題というのは深刻な問題ともなっているので、やはり需要を満たすために引き続きこのシルバーピアの建設を進めていただきたいですし、この建築費の助成等ももっとふやすなどして、抜本的に供給不足の解消に取り組んでいただきたいんですけれど、その点についてはどうでしょうか。 ○委員長 住宅課長。 ◎飯野秀則 住宅課長 高齢者住宅、シルバーピアの倍率というのが五、六倍で推移しているという状況がございまして、区といたしましては、昨年度も新たなシルバーピアの建設に向けて取り組んだところでございますが、残念ながら事業者が辞退したというケースでございまして、昨年からも募集は続けている状況でございます。令和2年度に向けて実現したいというふうには考えている状況でございます。  この建設費の助成費でございますけれども、新たなシルバーピアにつきましては、大体20戸ぐらいの規模のシルバーピアを予定しておりまして、20戸ですと区の助成金は上限5,000万円を想定しております。この令和2年度の予算につきましては、2年度に着手した場合には大体出来高が2割程度ではないかというふうに想定しておりまして、その出来高分の1,000万円の予算を計上しているということでございます。残りの助成金につきましては、令和3年度というふうなスケジュール感で考えているところでございます。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 建築のためにいろいろ手を進めていただいているのは非常によいと思いますので、ぜひやっていただきたいです。やはりこの間も、住宅の相談窓口も今度3月から開設をするなど住宅の問題が深刻となっておりまして、それに対して一生懸命住宅課を初め区としても対応していただいていると思いますので、これもそういったことの一環ですので、ぜひとも高齢者の切実な声を重く受けとめていただきまして、シルバーピアの新規建築に向けて全力を持った手だてを尽くしていただきたいと思います。以上です。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。  第7款、土木費について、審議を終了いたしましたので、本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 本日の予定は以上で終了いたしました。  次回の委員会は、あす、午前10時に開会いたしますので、よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 これをもちまして、予算特別委員会を閉会いたします。           午後 3時02分閉会...