台東区議会 > 2020-03-02 >
令和 2年 予算特別委員会-03月02日-01号

  • 日韓(/)
ツイート シェア
  1. 台東区議会 2020-03-02
    令和 2年 予算特別委員会-03月02日-01号


    取得元: 台東区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-13
    令和 2年 予算特別委員会-03月02-01号令和 2年 予算特別委員会 予算特別委員会会議録 (歳入、議会費) 1 開会年月   令和2年3月2(月) 2 開会場所    議会第1会議室 3 出 席 者   委員長 水 島 道 徳    副委員長 和 泉 浩 司   (17人)   委員  岡 田 勇一郎    委員   鈴 木   純           委員  中 嶋   恵    委員   田 中 宏 篤           委員  山 口 銀次郎    委員   石 川 義 弘           委員  髙 森 喜美子    委員   松 尾 伸 子           委員  青 鹿 公 男    委員   村 上 浩一郎           委員  小 坂 義 久    委員   本 目 さ よ           委員  秋 間   洋    委員   河 野 純之佐           議長  石 塚   猛 4 欠 席 者   (0人)
    5 委員外議員   (0人) 6 出席理事者   区長                    服 部 征 夫           副区長                   荒 川 聡一郎           教育長                   矢 下   薫           技監                    西 野   仁           企画財政部長                田 中   充           企画課長                  越 智 浩 史           経営改革担当課長              福 田 健 一           財政課長                  関 井 隆 人           用地・施設活用担当部長           箱 﨑 正 夫           用地・施設活用担当課長           河 野 友 和           総務部長                  佐 藤 徳 久           総務部参事                 内 田   円           総務部参事         (選挙管理委員会事務局長 兼務)           総務課長                  伊 東 孝 之           人事課長              (総務部参事 事務取扱)           広報課長                  横 倉   亨           経理課長                  鈴 木 慎 也           危機管理室長                松 本 浩 一           危機・災害対策課長             飯 田 辰 徳           生活安全推進課長              湯 澤 憲 治           国際・都市交流推進室長           河 井 卓 治           都市交流課長                廣 部 正 明           区民部長                  望 月   昇           区民部参事                 吉 田 美 生           区民課長                  川 島 俊 二           税務課長              (区民部参事 事務取扱)           収納課長                  依 田 幾 雄           子育て・若者支援課長            川 口 卓 志           文化産業観光部長              岡 田 和 平           文化振興課長                三 瓶 共 洋           文化産業観光部副参事            吉 田 美弥子           産業振興担当部長              梶   靖 彦           産業振興課長                上 野 守 代           福祉部長                  原 嶋 伸 夫           福祉課長                  雨 宮 真一郎           介護保険課長                西 澤 栄 子           障害福祉課長                田 渕 俊 樹           保護課長                  山 田 安 宏           自立支援担当課長             (保護課長 兼務)           健康部長                  齋 藤 美奈子           台東保健所長                小 竹 桃 子           健康課長                  柿 沼 浩 一           生活衛生課長                山 本 光 洋           保健サービス課長              水 田 渉 子           環境清掃部長                野 村 武 治           環境課長                  小 川 信 彦           清掃リサイクル課長             杉 光 邦 彦           台東清掃事務所長              朝 倉 義 人           都市づくり部長               伴   宣 久           都市づくり部参事              前 田 幹 生           都市計画課長         (都市づくり部参事 事務取扱)           土木担当部長                武 田 光 一           交通対策課長                石 川 洋 二           道路管理課長             (交通対策課長 兼務)           会計管理室長                吹 澤 孝 行           教育委員会事務局次長            酒 井 ま り           教育委員会事務局庶務課長          小 澤   隆           教育委員会事務局スポーツ振興課長      櫻 井 洋 二           選挙管理委員会事務局長           嶋 田 邦 彦           監査事務局長                中 沢 陽 一 7 議会事務局   事務局長      石 野 壽 一           事務局次長     吉 本 由 紀           議事調査係長    松 江 勇 樹           書記        髙 保 郁 子           書記        諏 訪 ゆかり           書記        佐 藤 大 地           午前10時00分開会 ○委員長(水島道徳) ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 初めに、区長から挨拶があります。 ◎服部征夫 区長 本日から、令和2年度の各会計予算のご審議をよろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、各会計の審議の方法について、おはかりいたします。  初めに、一般会計については、歳入・歳出それぞれ各款ごとに審議、仮決定いたしたいと思います。  次に、特別会計については、各特別会計ごとに歳入・歳出を一括して審議、仮決定いたしたいと思います。この方法でいかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、委員各位に申し上げます。  円滑な審議を進める上で、質問は重複を避け、簡潔、明瞭にされるようお願いいたします。  また、各常任・特別委員会での審議の繰り返しにならないようお願いいたします。  関連質問については、直接関連のあるものに限らせていただきます。  なお、個別の事業に関する質問については、予算書の該当するページをおっしゃってから質問されるようお願いいたします。  次に、理事者各位に申し上げます。  答弁は、質問の趣旨を踏まえ、的確かつ明快にされるようお願いいたします。単なる質問の復唱や各委員会での答弁の繰り返しにならないようご注意願います。  なお、本年4月の組織改正等により、所管が変更となる事業については、予算書の記載は既に新たな所属となっておりますが、原則として、現所属の理事者に答弁を求めることといたしますので、お含みおきお願いします。  ただいまの点にご留意いただき、審議の円滑な進行にご協力のほどよろしくお願いいたします。  次に、資料について申し上げます。本委員会から要求した資料については、理事者において検討した結果、お手元に配付いたしました資料項目一覧表のとおり提出されました。この資料についての質問は、関連する各款及び各特別会計ごとの審議で行うこととし、各款あるいは各会計にまたがる質問については、病院施設会計の審議終了後、一括して行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 それでは、ここで審議に先立ち、令和2年度各会計予算について、理事者から説明を聴取いたします。  なお、ここでは説明を聴取するのみとし、質疑については各会計の審議の中でお願いいたします。  財政課長。 ◎関井隆人 財政課長 それでは、一般会計予算書3ページをお開きください。第5号議案、令和2年度東京都台東区一般会計予算について説明いたします。説明は、款を単位として、その内訳で主なものを中心に説明いたします。  令和2年度東京都台東区の一般会計の予算は、次に定めるところによります。
     第1条、歳入歳出予算の総額はそれぞれ1,037億円と定めます。  第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、4ページから9ページまでの「第1表 歳入歳出予算」によります。  第2条、地方自治法の規定により債務を負担することができる事項、期間などは、10ページ及び11ページの「第2表 債務負担行為」によります。  第3条、地方自治法の規定により起こすことができる特別区債の起債の目的、限度額などは、12ページの「第3表 特別区債」によります。  第4条、地方自治法の規定による一時借入金の借り入れの最高額は50億円と定めます。  第5条、地方自治法の規定により歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合は、各項に計上した給料、職員手当等及び共済費(会計年度任用職員に係るものを除きます)に係る予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間とします。  それでは、23ページをお開きください。  歳入でございます。  第1款、特別区税225億4,131万4,000円でございます。主なものは、24ページをお開きください。  第1項、特別区民税、1目特別区民税で、納税義務者数の増などを見込んで計上いたしました。  31ページをお開きください。  第2款、地方譲与税3億6,793万9,000円でございます。なお、この款から第7款環境性能割交付金までは、国または東京都が徴収し、一定の基準に従い区に交付されるものでございます。都区財政調整の当初フレームなどを参考に計上いたしております。  37ページをお開きください。  第3款、利子割交付金7,005万6,000円でございます。  39ページをお開きください。  第4款、配当割交付金2億4,075万6,000円でございます。  41ページをお開きください。  第5款、株式等譲渡所得割交付金1億3,306万2,000円でございます。  43ページをお開きください。  第6款、地方消費税交付金58億7,668万3,000円でございます。  45ページをお開きください。  第7款、環境性能割交付金8,563万2,000円でございます。  47ページをお開きください。  第8款、地方特例交付金1億1,825万円でございます。令和元年度の交付実績額と同額を計上いたしました。  49ページをお開きください。  第9款、特別区交付金276億円でございます。主なものは、50ページをお開きください。  第1項、特別区財政調整交付金、普通交付金で、都区財政調整の当初フレームの23区全体の交付金総額と本区の令和元年度のシェアなどを参考に、見込み額を計上いたしました。  51ページをごらんください。  第10款、交通安全対策特別交付金2,441万4,000円でございます。都区財政調整の当初フレームを参考に計上いたしました。  53ページをお開きください。  第11款、分担金及び負担金6億6,613万7,000円でございます。主なものは、56ページをお開きください。  第2項、負担金、教育費負担金で、1、保育費個人負担金の幼児教育・保育の無償化に伴う個人負担金の見込みによる減でございます。  57ページをごらんください。  第12款、使用料及び手数料35億3,838万7,000円でございます。主なものは、62ページをお開きください。  第1項、使用料、教育使用料で、3、保育所保育料の幼児教育・保育の無償化に伴う保育料の見込みによる減でございます。  67ページをお開きください。  第13款、国庫支出金223億219万6,000円でございます。主なものは、70ページをお開きください。  第1項、国庫負担金、教育費負担金で、2、子どものための教育・保育給付費の保育所の新設による増でございます。  81ページをお開きください。  第14款、都支出金85億1,525万5,000円でございます。主なものは、84ページをお開きください。  第1項、都負担金、2、子どものための教育・保育給付費の保育所の新設による増でございます。  103ページをお開きください。  第15款、財産収入4億2,960万円でございます。主なものは、104ページをお開きください。  第1項、財産運用収入、財産貸付収入で、北上野二丁目用地の貸付期間終了による減でございます。  117ページをお開きください。 第16款、寄附金6,686万1,000円でございます。主なものは、118ページをお開きください。第1項、寄附金、一般寄附金で、寄附金の実績見込みによる減でございます。  119ページをごらんください。  第17款、繰入金56億9,007万1,000円でございます。主なものは、121ページをお開きください。  第1項、基金繰入金、財政調整基金繰入金で、基金の取り崩しの増でございます。  123ページをお開きください。  第18款、繰越金10億円でございます。令和元年度歳計剰余金見込み額を計上いたしております。  125ページをお開きください。  第19款、諸収入32億8,338万7,000円でございます。主なものは、134ページをお開きください。  第7項、雑入、納付金で、1、社会保険料の会計年度任用職員への移行に伴う社会保険料本人負担分の見込みによる増でございます。  143ページをお開きください。 第20款、特別区債11億5,000万円でございます。主なものは、144ページをお開きください。  第1項、特別区債、教育債で、1、学校施設整備費平成小学校等大規模改修の終了による起債額の減でございます。  145ページをごらんください。  自動車取得税交付金は、制度廃止による皆減でございます。  歳入予算の説明は以上でございます。  147ページをお開きください。  続きまして、歳出でございます。  第1款、議会費6億8,752万1,000円でございます。主なものは、148ページをお開きください。  第1項、議会費、1目議会費で、1の(2)期末手当の支給基準率の改定による増でございます。  以上が議会費の主なものでございます。  続きまして、151ページをお開きください。  第2款、総務費139億941万円でございます。主なものは、183ページをお開きください。  第4項、戸籍及び住民基本台帳費、戸籍事務費で、1、戸籍事務の戸籍システムの更改及び改修による増でございます。  194ページをお開きください。  第7項、区民施設費、公会堂費で、2、浅草公会堂大規模改修の工事実施による増でございます。  以上が総務費の主なものでございます。  続きまして、197ページをお開きください。  第3款、民生費361億3,788万1,000円でございます。主なものは、204ページをお開きください。  第1項、社会福祉費、老人福祉費で、10の(3)特別養護老人ホーム「浅草」の大規模改修に伴う介護報酬減収分に係る指定管理料の増でございます。  209ページをお開きください。 心身障害者福祉費で、2、障害福祉サービスの給付見込みによる増でございます。  以上が民生費の主なものでございます。  続きまして、229ページをお開きください。  第4款、衛生費89億7,473万6,000円でございます。主なものは、261ページをお開きください。  第5項、清掃費、清掃総務費で、2の(2)清掃一部事務組合分担金の事業執行の見込みによる増でございます。  262ページをお開きください。  ごみ収集費で、1の(1)ごみ収集管理の燃やさないごみの資源化の全量実施等による増でございます。  以上が衛生費の主なものでございます。  続きまして、265ページをお開きください。  第5款、文化観光費17億1,804万5,000円でございます。主なものは、270ページをお開きください。  第1項、文化費、芸術・歴史資料館費で、1の(2)下町風俗資料館のリニューアルの建築設計・展示設計の実施による増でございます。  273ページをお開きください。  第2項、観光費、観光振興費で、3、浅草文化観光センター運営外壁木製ルーバー等補修工事による増でございます。  以上が文化観光費の主なものでございます。  続きまして、277ページをお開きください。  第6款、産業経済費35億3,971万2,000円でございます。主なものは、279ページをお開きください。  第1項、産業経済費、産業総務費で、5、花川戸一丁目施設維持管理の建物管理費の衛生費からの組み替えによる増でございます。  281ページをお開きください。  産業振興費で、3の(2)街並み環境整備補助対象事業費の見込みによる増でございます。  以上が産業経済費の主なものでございます。  続きまして、285ページをお開きください。  第7款、土木費67億8,650万9,000円でございます。主なものは、293ページをお開きください。  第2項、道路橋りょう費道路新設改良費で、1の(2)安全・安心な道づくりの工事等による減でございます。  301ページをお開きください。  第4項、公園費、公園・児童遊園新設改良費で、1の(1)特色ある公園の整備の山谷堀公園第3期改造工事の終了による減でございます。
     以上が土木費の主なものでございます。  続きまして、311ページをお開きください。  第8款、教育費237億418万7,000円でございます。主なものは、314ページをお開きください。  第1項、教育総務費、事務局費で、11、子育てのための施設等利用給付の幼児教育・保育の無償化に伴う制度創設による増でございます。  320ページをお開きください。  第2項、小学校費、学校管理費で、4、小学校ICT教育の推進の学習系ネットワーク構築及びタブレットパソコン等の整備による増でございます。  以上が教育費の主なものでございます。  続きまして、367ページをお開きください。  第9款、諸支出金80億9,199万9,000円でございます。主なものは、370ページをお開きください。  第2項、公債費、区債償還金及び利子で、区債元利償還金の償還進捗による減でございます。  373ページをお開きください。  第4項、特別会計繰出金国民健康保険事業会計繰出金で、国民健康保険事業会計の収支見込みによる繰出金の減でございます。  以上が諸支出金の主なものでございます。  続きまして、381ページをお開きください。  第10款、予備費1億5,000万円でございます。前年同額で計上しております。  以上が、令和2年度東京都台東区一般会計予算でございます。  続きまして、特別会計の説明をいたします。  各特別会計予算書の3ページをお開きください。まず、第6号議案、令和2年度東京都台東区国民健康保険事業会計予算について説明いたします。  特別会計については、主な款について説明いたします。  令和2年度東京都台東区の国民健康保険事業会計の予算は、次に定めるところによります。  第1条、歳入歳出予算の総額は、それぞれ231億2,800万円と定めます。  第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、4ページから6ページまでの「第1表 歳入歳出予算」によります。  第2条、地方自治法の規定による一時借入金の借り入れの最高額は5,000万円と定めます。  第3条、地方自治法の規定により歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合は、各項に計上した給料、職員手当等及び共済費(会計年度任用職員に係るものを除きます)に係る予算額の過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間とします。  それでは、15ページをお開きください。  歳入でございます。  第1款、国民健康保険料58億7,378万1,000円でございます。保険料の見込みによる減でございます。  29ページをお開きください。  第5款、都支出金141億33万9,000円でございます。保険給付費等交付金の見込みによる減でございます。  33ページをお開きください。  第7款、繰入金31億2,987万8,000円でございます。主なものは、34ページをお開きください。  第1項、一般会計繰入金で、5、その他一般会計繰入金の見込みによる減でございます。  以上が歳入でございます。  51ページをお開きください。  続きまして、歳出でございます。  第2款、保険給付費140億8,887万6,000円でございます。主なものは、52ページをお開きください。  第1項、療養諸費で、一般被保険者療養給付費の見込みによる減でございます。  67ページをお開きください。  第3款、国民健康保険事業費納付金78億4,829万7,000円でございます。主なものは、68ページをお開きください。  第1項、医療給付費分は、医療給付費分納付金の見込みによる減でございます。  以上が令和2年度東京都台東区国民健康保険事業会計予算でございます。  101ページをお開きください。  続きまして、第7号議案、令和2年度東京都台東区後期高齢者医療会計予算について説明いたします。  令和2年度東京都台東区の後期高齢者医療会計の予算は、次に定めるところによります。  第1条、歳入歳出予算の総額は、それぞれ50億5,200万円と定めます。  第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、102ページ及び103ページの「第1表 歳入歳出予算」によります。  それでは、111ページをお開きください。  歳入でございます。  第1款、後期高齢者医療保険料25億8,783万6,000円でございます。保険料の見込みによる増でございます。  117ページをお開きください。  第3款、繰入金23億1,705万4,000円でございます。主なものは、118ページをお開きください。  第1項、一般会計繰入金で、2、療養給付費繰入金の見込みによる減でございます。  以上が歳入でございます。  127ページをお開きください。  続きまして、歳出でございます。  第1款、総務費1億5,241万5,000円でございます。主なものは、128ページをお開きください。  第1項、総務管理費、一般管理費で、3、事業運営事務費の見込みによる増でございます。  131ページをお開きください。 第2款、広域連合納付金46億2,059万7,000円でございます。132ページをお開きください。第1項、広域連合納付金で、保険料負担金の見込みによる増でございます。  以上が令和2年度東京都台東区後期高齢者医療会計予算でございます。  155ページをお開きください。  続きまして、第8号議案、令和2年度東京都台東区介護保険会計予算について説明いたします。  令和2年度東京都台東区の介護保険会計の予算は、次に定めるところによります。  第1条、歳入歳出予算の総額は、それぞれ168億1,000万円と定めます。  第2項、歳入歳出予算の各項の区分及び当該区分ごとの金額は、156ページから158ページまでの「第1表 歳入歳出予算」によります。  第2条、地方自治法の規定により歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合は、保険給付費の各項に計上した予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間とします。  それでは、167ページをお開きください。  歳入でございます。  第1款、介護保険料32億7,112万9,000円でございます。消費税率引き上げに伴う保険料軽減強化による保険料の減でございます。  173ページをお開きください。  第3款、国庫支出金38億1,966万円でございます。主なものは、174ページをお開きください。  第1項、国庫負担金、介護給付費負担金の見込みによる増でございます。  177ページをお開きください。  第4款、支払基金交付金43億319万9,000円でございます。主なものは、178ページをお開きください。  第1項、支払基金交付金で、介護給付費の第2号被保険者負担分の見込みによる増でございます。  185ページをお開きください。  第7款、繰入金30億5,459万9,000円でございます。主なものは、186ページをお開きください。  第1項、一般会計繰入金で、消費税率引き上げに伴う保険料軽減強化による繰入金の増でございます。  以上が歳入でございます。  203ページをお開きください。  続きまして、歳出でございます。  第2款、保険給付費153億7,403万9,000円でございます。主なものは、204ページをお開きください。  第1項、介護サービス等諸費で、居宅介護サービス給付費の見込みによる増でございます。  223ページをお開きください。  第3款、地域支援事業費8億4,018万1,000円でございます。主なものは、224ページをお開きください。  第1項、介護予防・生活支援サービス事業費で、介護予防・生活支援サービス給付費の見込みによる減でございます。  以上が令和2年度東京都台東区介護保険会計予算でございます。  251ページをお開きください。  続きまして、第9号議案、令和2年度東京都台東区老人保健施設会計予算について説明いたします。  令和2年度東京都台東区の老人保健施設会計の予算は、次に定めるところによります。  第1条、歳入歳出予算の総額は、それぞれ1億2,940万円と定めます。  第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、252ページの「第1表 歳入歳出予算」によります。  それでは、261ページをお開きください。  歳入でございます。  第2款、繰入金1億2,909万6,000円でございます。主なものは、262ページをお開きください。  第1項、一般会計繰入金で、老人保健施設千束の運営に係る一般会計繰入金の減でございます。  以上が歳入でございます。  265ページをお開きください。  続きまして、歳出でございます。 第1款、施設管理費30万7,000円でございます。主なものは、266ページをお開きください。第1項、施設管理費で、老人保健施設千束運営に要する経費の減でございます。
     以上が令和2年度東京都台東区老人保健施設会計予算でございます。  277ページをお開きください。  続きまして、第10号議案、令和2年度東京都台東区病院施設会計予算について説明いたします。  令和2年度東京都台東区の病院施設会計の予算は、次に定めるところによります。  第1条、歳入歳出予算の総額は、それぞれ4億8,928万円と定めます。  第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、278ページの「第1表 歳入歳出予算」によります。  それでは、291ページをお開きください。  歳入でございます。  第4款、繰入金4億3,474万9,000円でございます。主なものは、293ページをお開きください。  第2項、基金繰入金で、台東病院MRI更新の終了による減でございます。  以上が歳入でございます。  297ページをお開きください。  続きまして、歳出でございます。  第1款、施設管理費2億8,908万6,000円でございます。主なものは、298ページをお開きください。  第1項、施設管理費で、台東病院MRI更新の終了による減でございます。  以上が令和2年度東京都台東区病院施設会計予算でございます。  ただいま説明いたしました6議案につきましては、よろしくご審議の上、いずれも原案どおりご決定くださるようお願い申し上げます。  説明は以上でございます。 ○委員長 ただいまの説明についての、質疑は、各会計の審議の中でお願いいたします。  それでは、審議に入らせていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 令和2年度東京都台東区一般会計予算について、ご審議願います。  初めに、歳入・歳出全般にかかわり、各款ごとに審議になじまないものについて質問を受けたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。  それでは、ご質問がありましたら、どうぞ。  小坂委員。 ◆小坂義久 委員 今回新型コロナウイルスによる前例のない状況となりました。それによる経済損失も、各メディア等ではインバウンド消費の減とか、あと政府の緊急事態宣言、また自粛要請等もあって、東日本大震災の際の2.9兆円、もしくはそれ以上になるかと推測されているということで、全く先の見えない状況で今回の台東区の2年度予算も審議を行うということになります。そうした中でいうと、本当に今後予算の執行に関しても非常に難しい判断を強いられてくるのではないかと私は感じております。  そこで、ここでは1点だけ確認をしたいと思います。昨年、消費税率が引き上げとなりました。これによって本区の社会保障施策の充実について、予算全般にかかわることなのでここで確認したいと思います。  歳入の予算を見た場合、地方消費税交付金がプラス12億円と大きく増加しておりますが、消費税率引き上げについて、医療や介護などの社会保障の4経費、またその他の社会保障経費に使うことが地方税法に規定されております。この令和2年度予算において、どのような経費が充実したのか確認、伺いたいと思います。 ○委員長 財政課長。 ◎関井隆人 財政課長 地方消費税交付金につきましては大きく増収となっておりますが、税率引き上げの影響と、令和2年度につきましては、曜日の関係で約13カ月分の交付金が支給されることによる影響がございます。税率の引き上げ分のみの影響としては、7億円ということで見込んでいるところでございます。  また、地方消費税の引き上げ分については、ご質問にもありましたとおり、本区におきましても地方税法の規定に則り、社会保障財源としております。具体的には、新規事業としましては多胎児支援や、例えば北上野保育室の開設などに取り組んでおります。また、充実した内容としましては、子ども家庭支援センターの谷中分室で実施いたします要支援ショートステイ、また多胎児家庭の外出サポートなども実施させていただきます。また、タブレット端末による遠隔の手話通訳のサービスの導入、あと心身障害者のヘルパーが不足している状況でございますので、研修の充実なども図らせていただきます。そのほか、重度身体障害者のグループホームや医療的ケア児の放課後等デイサービス事業所なども整備が必要でございますので、障害者施設整備助成なども拡充させていただいているところでございます。また、放課後子供教室につきましても、新規で4校ということでございます。また、需要が伸びている部分での対応ということで、保育委託とか障害者福祉サービスなどについても対応させていただいているところでございまして、子育て支援の充実や福祉施策の充実などは実施させていただいているところでございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 かなりまたがって。あとは個別で、各款項で確認したいと思います。以上です。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 私からは2点ばかりお伺いしたいんですが、今回令和2年の予算案については、先般の代表質問とか一般質問等々でいろいろと質問もありましたし、我が会派の幹事長からも予算案についての多面的な質問がありましたので、そこらは重複を避けたいと思うんですが、今回一般会計予算については1,037億円ということで、本当に今、台東区の場合は人口増で納税義務者数もふえているという一方、いろいろとこの間の区長答弁などでもありましたように、やはり歳出の面でも新たな区民の多様化というんですかね、そういうものに対応しなくてはいけない。ひいては、やはり行政需要も非常に幅広くなっておりますんで、今後の財政運営というものは大変だなと私は思うんですね。  そんな中で、今回予算を編成する中で副区長が出された依命通達を読ませていただくと、そこに予算を皆さんが提出する中でいろいろと注意事項があるんですけれども、やはり事業の見直しとかスクラップ・アンド・ビルド、このような方針のもとに各課事業を提出して、それで各課の予算になってくるというやはり指示が出ていると思うんですけれども、この予算案の概要を見ますと、見直しをした事業というのが14事業ぐらいあるんですけれども、私はやはり今後のことも考えると、今回見直し事業の中を見ると、事業が終わったからやめましたみたいな、確かにそれは見直しかもわからないんですけれども、もっと施策の中をよく皆さんが吟味して、今タイムリーに区民が求めているサービスを本当に提供しているのかという部分がどうなのかなと思ってしまうんですけれども、その辺の施策をつくる中での事務事業の見直しとか、またスクラップ・アンド・ビルド、このような精神というのはどのように皆さん依命通達からの指示を受けて認識をされているのかというのをお伺いしたいんですが。 ○委員長 財政課長。 ◎関井隆人 財政課長 予算編成に当たりましては、依命通達の発出前に予算編成方針会議ということで、各部長お集まりいただきました会議を設けて議論させていただいております。その中でもスクラップ・アンド・ビルドを通して事務事業の見直しを徹底図っていくこと自体は周知させていただいておるところでございます。その後、ご質問にあったとおり、依命通達の中では新規・充実事業と、実施する場合にはスクラップ・アンド・ビルドを徹底した上で十分検討してくださいということで周知させていただいているところでございます。  結果といたしましては、繰り返しになりますが、ご質問にありましたとおり、予算案概要に書かせていただいたとおり、大きな見直しといたしましては14事業ということでございまして、そのほかにも各課におきましてはご自身の事業の中でより効果的な執行になるように見直し等を図らせていただいていると考えているところでございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 この事務事業の見直しを一生懸命やろうと、今でもやっているんでしょうけれども、台東区はかつて財政問題で非常に危機的な時期がありました。本当にそのときに行政も、そしてやはり区民の皆さんも非常に事務事業とか、やはり区民サービスを一生懸命考えたというか、切れるものは切っていこうと、けれども、やはり必要なものはしっかりつくっていこうというある程度、めり張りのある事業みたいなものが多かったんではないかなと、そのような認識がありますので、また各款において気がついたところについては聞いていきたいと思っております。  もう1点は、先ほど委員からも話があったように、今回やはり新型コロナウイルスの感染症、この問題は今どんどん国のレベルでも、いろいろと緊急事態宣言だとか、あと先週はやはり総理から小・中学校の全校休校等、そういうもので本当に今躍起になっているわけですよね。国からの今後いろいろな施策も準備して、そしてそれに私たちの地方自治体も対応していくようになると思うんですけれども、今回この予算をつくったときはまさかこういう問題はなかったわけで、今後この広がりがどうなるかわからないんですけれども、これがもし進んでいくと、やはり区としても区民が今本当に苦境に立っているとか苦しんでいるとか、そういうものに対してのやはり迅速な、スピーディーな対応が、私は必要ではないかなと思うんですけれども、その辺についての認識はどうでしょうか。 ○委員長 財政課長。 ◎関井隆人 財政課長 予算対応という部分で私からお答えさせていただきます。本区におきましても、対策本部を立ち上げまして、随時対応、方針等は出させていただいておるところでございまして、先般も特別融資等は実施させていただいているところでございます。  今後につきましても順次具体的な対応を考えてまいりますが、国等では補正予算等対応しているところでございますが、本区におきましても適切な予算措置ということで、実施時期の規模等に応じては補正予算での対応を考えておりますし、また、いわゆるスピーディーにと先ほど質問がございましたが、緊急性等ある場合、早期に実施する事業等については、例えば予備費の活用等も考えていかなければならないと考えておるところでございます。  いずれにしましても、対策の内容に応じまして適切に予算措置は行ってまいりたいと考えているところでございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 わかりました。  今、財政課長から、スピーディーな対応というか、補正予算だとか予備費の活用だとか、そういうものも視野に入れているということなので、ぜひそのような姿勢でやっていっていただきたい。当然全国民がこれに対してやはりいろいろな問題を今抱えているわけで、一部医療関係者とかいろいろな職種にもやはり必要だと思うんですけれども、介護関係ですね、いわゆるこのウイルスというのは高齢者が非常に厳しい状態になるということが当初から言われておりますので、介護をするような事業者の人とかヘルパーさんとか、そういう人たちからのやはり依頼なども私のほうにも来ておりますし、どのようなものかというのは、またそのときにお話ししたいなと思いますので、やはり区民の生命、命ですよね、そのようなものをやはり守っていただいている皆さんに対する対応というのは、優先して進めていっていただきたいと言っておきます。以上です。 ○委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 全般、ざっくりとした質問なので、こちらのほうでご質問させていただきますが、先日の我が会派からの代表質問でも述べさせていただきました。この予算案、やはり今もお話ありましたとおり分析してみますと、令和2年度を転換期としまして、厳しい財政状況が現実化しているのではないかと懸念せざるを得ない状況でございます。  そこで伺いたいんですが、まず歳入なんですが、消費税率の引き上げとセットで行われました不合理な税制改正の影響もあります。特別区税も24年度から右肩上がりになっておりましたが、ここに来て横ばいとなっております。そういったことも含めて、歳入についての見解や今後の見通しについてどう考えているのか、大きくお伺いしたいという点と、あわせまして30年度で84.5%だった経常収支比率、こちらについての見通しについてもお伺いをさせていただきます。 ○委員長 財政課長。 ◎関井隆人 財政課長 まず、歳入についての見解でございます。特別区民税につきましては、納税義務者数の増によりまして予算額は増となっておりますが、平成30年度の決算額、また令和元年度の最初の補正予算額、また令和2年度の当初予算額を比較してみますとほぼ横ばいとなっているところでございまして、これまでの増傾向が鈍化している状況でございます。こちらにつきましては、ふるさと納税の影響が出ているのではないかと考えているところでございます。  また、そのほかの都税に連動している各種交付金につきまして減傾向ではございますが、地方消費税交付金につきましては、先ほど小坂委員からもご質問いただきましたが、税収の引き上げ等により約25%の増収となっているところでございます。  また、国による不合理な税制改正の影響が大きくなっているということも特徴でございまして、法人住民税の国税化による特別区交付金、都区財調の減、また清算基準見直しによる地方消費税交付金の減、またふるさと納税の影響も含めますと、令和元年度はマイナス36億円だった影響が、令和2年度につきましてはマイナス51億円ということで拡大しているところでございます。このように、国の制度改正が本区の歳入に大きな影響をもたらしている、結果として行政課題に対応するために基金を取り崩したという状況でございます。  次、今後の見通しという部分でございますが、ただいま答弁させていただきました税制改正の影響につきましては、令和3年度以降に平年化するという見込みでございまして、影響額はマイナス59億円まで拡大するという見込みでございます。  また、もともと特別区につきまして、景気変動の影響を受けやすい財政構造ということもございまして、今後の経済状況によっては大変大きな減収というのも懸念しているところでございます。  今後、行政需要が拡大していくことを考えますと、財政見通しにつきましては大変厳しい状況であると考えておりまして、より一層の財源確保、事務事業の見直しは必要であると考えているところでございます。  また、最後にご質問いただきました経常収支比率につきましては、人件費や扶助費などの経常的経費が増加している状況であり、一方で特別区交付金などの減収が見込まれることが大きな改善は見込めない状況であると認識しているところでございます。 ○委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 今ご説明あったとおり、大変厳しい財政状況が現実化してまいりました。あと、経常収支比率についても上がると、増加するという傾向が出ておりますので、十分こちらについても考慮していただいて予算組みをしていただきたいと意見だけ言わせていただきます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 私も税制改正に関連してちょっと伺いたいんですが、地方法人課税の一部国税化や地方消費税の清算基準の見直し等、先ほど課長の答弁からありましたふるさと納税などの不合理な税制改正ですね、これによっての今、台東区の影響額が51億円、平年化すれば59億円、23区全体としては2,480億円の金額になるということで、今、見通しという部分では伺ったんですけれど、見通しと認識ですね、この偏在是正措置も含めて、国への働きかけというのはどう対応していくとお考えなのか教えていただけますか。 ○委員長 財政課長。 ◎関井隆人 財政課長 特別区といたしましては、都市部から税源を吸い上げまして各地域に再配分します偏在是正措置につきましては、地方税の本旨をゆがめる不合理な税制改正ということで主張しているところでございます。毎年の国に対する施策及び予算要望の中では必ず項目として上げさせていただいておりまして、地域間の税収格差の是正につきましては、国の責任において地方交付税制度で行われるべきものであり、地方自治体の担う事務と責任に見合った税源配分は地方消費税等の税源移譲に確保すべき等の要望についてはしっかりと上げさせていただいているところでございます。  引き続き、あらゆる場面とまではいかないかもしれないんですけれども、しっかりと国に対しては要望活動をしてまいりたいと考えているところでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 ありがとうございます。  今回の税制改正、例えば、東京都だけで換算すると8,386億円、金額が損失するということで、これに対応して、今、課長答弁があったとおり毎年要望書を出すしかないのかなと思うんですけれど、そうですね、頑張っていただくしかないのかな。以上です。 ○委員長 よろしいですか。  髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 財政状況全体ということで、一般質問でもいろいろとご質問がございました。そういう中で、歳入という点では確かに景気が比較的堅調に推移していて、全体的に企業収益もまずまずのところに行っている。そして、区民の所得もふえている中で区民税も増加している。これは人口がふえているということもある。確かにこうしたことはあるのですが、一方で、減ってしまう要素というのがかなりいろいろございまして、今、各委員がおっしゃったとおり、都区財調もそうですし、それからふるさと納税もそうですし、そうした減っていく危機というものが必ず逆側である。それは歳入に関してなんですが、一方で今度は歳出を見ると、いろいろなニーズが多くなってきていて、歳出を切り詰めていくというのはなかなか難しい面があるということだろうと思います。  その中で、ではどうやってこの財政状況を一定程度安定しながら運営していくのかということになると、やはり基金を活用していくということが大きな要素になってくるのではないかと思います。  令和2年度も約57億円の基金を活用して、そして全体的な予算組みができているということになるわけですが、基金も積み立てていかなければ底をついてしまうわけで、そういう意味では、この間ご説明がありました補正予算、これが不用額を一括して繰り越していくというやり方をして、非常に明確に不用額のあり方というものがわかるようになった。そういう意味では、基金として活用していく、そういう要素にもなるんではないかなと思っているんですが、こうした運営の中での基金のあり方、令和2年度のようにずっと取り崩していくことになりますと、底をついてしまうのは目に見えているんではないかという気がするんですが、どのようにお考えなのか教えていただけますか。 ○委員長 財政課長。 ◎関井隆人 財政課長 ただいまご質問いただきましたとおり、先週ご審議いただきました今年度の補正予算につきましては、歳入上振れなどの財源について基金の積み増しを行わせていただきました。このことによりまして、令和2年度の当初予算、57億円の基金取り崩しを行っても、令和2年度末の基金残高見込みにつきましては、特別会計も含めまして465億円となってございまして、平成30年度末の残高485億円と同規模の残高を何とか維持できたところでございます。  今後につきましては、財政需要の拡大は見込んでいるところでございますが、歳入の見通しにつきましては、先ほどもご答弁させていただいたとおり厳しいと考えておりまして、また現在、景気の下振れリスクもあるのではないかということで、不確実な状況であると考えているところでございます。  安定的な財政運営を進めていくためにも基金の余力は不可欠ということでございまして、引き続き喫緊の課題にはしっかり対応していく必要があることから、基金の設立目的に沿った活用については進めてまいりたいと考えておりまして、また、ご質問にあって繰り返しになってしまいますが、歳入の上振れや執行の結果生じる不用額につきましては確実に基金に積み立てを行って、健全な財政運営を維持していきたいと考えているところでございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 基金が400億円以上あるということですが、これが多いのか少ないのかというのは、やはり今の時点だけで考えるというわけにはいかない。各家庭の家計でいえば、万が一のとき、何かあったときのためにはそれぞれ定期預金をしていらっしゃるというご家庭が多いわけで、それと同じで、区でもやはり基金をしっかりと持っていなければ、例えば世界情勢が大きく変わっていくと経済に物すごく影響がある、あるいは区民生活に物すごく影響が起こるということは、日本のことだけでなくて世界のどこで何が起こるかわからない中で、やはりそうしたことに対応するというのは極めて健全な、しかも確実な、私は考え方だと思います。  ですので、今ここでお金があるからどんどん使えばいいんだという考えは当たらないなと思っているところでございまして、そういう意味で、もう一つはいかに財源をふやす努力を何らかの形でするのかどうなのか、あるいは今スクラップ・アンド・ビルドという河野委員のご意見ございましたが、まさにもう時代おくれになっていたり、あるいは効果がどうなのかという事業については、収束をするという決断をするのも大事なことだと思っております。  そういう意味では、非常に税金をいただく中での執行ですから、皆様方慎重に、しかも公正に無駄なく使っていただいていると思いますので、これからもそうしたことにご留意いただきまして執行していっていただきたいとお願いをしておきます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 3点ほど伺います。  代表質問で消費税率の10%への増税、これが昨年の10月、11月、12月の景気悪化となって、これで個人消費を大きく冷え込ませているという指摘をして、台東区は区民生活を最優先にする行財政運営に切りかえるべきだということを指摘させていただいた1週間後に、例の内閣府のGDPの速報値が出ました。これは皆さんも驚いた数字ですよね。年率換算で実質マイナス6.3%の減という、これがいかに消費税というのが、増税が、特に景気の悪いときにやった増税が、これの後退局面をつくってしまったのかというのが如実に出たわけですから、そういう点では来年度予算がそういう流れの中での予算編成なんだということを、区議会はやはり区民生活に本当に寄り添って考えていく必要がある。そういう点で三つの問題を質問させていただきたいと思います。  まず、一つは新型コロナウイルスの対策です。昨日、あるいはその前のあたり、まちを歩いて、こちらも意識的に聞きました。まず子育て層、あと保育士さん、あと保育所の園長さん、あと障害児を抱えている親御さん、あるいは特別支援学校の先生、こういう人たちに聞いて、大体38人ぐらいかな、大変なことが起きていますよ、今。とんでもないことやってくれたなと、政府は。大変な混乱です。科学的な根拠もなく、全国的に全部の教育委員会関係者にああいうお達しをすると。これに対して数割の、まだはっきりはしませんけれども、自治体の首長さんは、従えないと、あるいは一部従うけれども小学校は従えない、あるいは小・中学校は従うけれども特別支援学校は従えないという、こういう見識を示していますね。  私はこの問題で、先ほど河野委員からあったように、その質問に財政課長が答えられたんですけれど、財政課長ではなくてこれは違う人が答えるべきではないかなと私は思いましたけれど、今回の区が一連出しました。学校の問題はさらに現場を混乱させていて、下手すれば本当に必要な医療や介護のライフラインまで、子育て層の従事者が出勤できないことで、これ断たれるというような、そういう本当にぎりぎりのところまで突きつけられている中で、新型コロナウイルスの関連、幾つか打ち出してきているわけですよ、台東区もね。先ほどあったように緊急融資。緊急融資は流用等で十分対応できる規模だと思いますけれど、ほとんど借りかえ融資になってしまう。新しい融資などとれないような融資なんです。和泉副委員長が指摘したものです。  予備費は1億5,000万円しかないんですから、どのように財政対応しようとしているのか。先ほどありましたけれども、今年度の補正予算の審議をしましたけれども、あれに加える補正予算を組むべきだと考えるんだけれども、その辺についてはどうなんですか。 ○委員長 財政課長。 ◎関井隆人 財政課長 現在対策については、先ほどと繰り返しになってしまいますが検討中でございまして、必要な対策の財政負担の規模や、実施のスピード感等を検討しまして、必要に応じて補正予算、また本当に緊急性があるようでしたら、予備費等の対応等、繰り返しになりますが、適切な予算措置はしてまいりたいと考えているところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 国があと10日間かかって予算措置どうするかと、膨大な官僚の方たちがやろうとしているところを今すぐ答弁なんてできるわけないですよ。10日間かかるというんだから。その間にどうなってしまうんだと、学校現場や、あるいは介護やそういうところが。  だけれども、台東区だったら、やはり今の行政の中で、今回台東区が打ち出した方針による影響というのがどのぐらい出て、どれだけお金がかかるかというのは、大変ですけれども、調査をしっかりすべきだと思うんです。その辺の調査というのはどのように、どこまで影響が出ると認識をされているんですか。あるいは、どこまで調査しようとしているんですか。 ○委員長 危機・災害対策課長。 ◎飯田辰徳 危機・災害対策課長 区では感染予防の観点から、企画総務委員会で報告させていただいたように、さまざまな対策をさせていただいているところでございます。  現在、区民への影響に関してなんですけれども、区立施設の休館だとか一部サービスの休止、区主催イベントの原則中止などにより、区民の皆様のさまざまな活動に影響は出ていると認識しているところでございます。  また、小・中学校の休校についても影響があると認識しているところでございます。
     今後ともいろいろと動きがあると存じます。その前にも、また影響については把握していかなければいけないかなというところでございます。  また、区の内部につきましては、今回の新型コロナウイルス関連で停止したものとか、そういったものについての調査は現在進めているところでございます。以上です。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 まず最大の調査をしなくてはいけないのは、学校が休みになった、これに対応する対策ですよ。これも区教育委員会は方針を出しました。ただ、金曜日の夕方の時点では私たちに知らされていなかった児童館の休館、これはそのの夜に決められて、ホームページを見ればわかるようになっています。児童館の休館問題だけを殊さら言うのではないんで、あそこで児童館をあけると言えば逆に児童館に殺到してしまって、児童館の機能が失われるという危険もあったと思うんです。ですから、この休校の問題で一番のネックというのは、朝から夕方までの子供の安全安心な居場所の確保です。まず、今回の休校というのは学校保健安全法という法律に基づくものであって、国は強制できないわけです。設置者の判断で決める。これは区長が判断したんですね。休校の科学的な根拠、例えば台東区でこれだけ感染者が出ているという情報を、私たちは知らないけれども保健所がつかんでいたのか、そういうものがあればわかりますよ。その辺の根拠というのはあったんですか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 まず、教育委員会といたしましては、内閣総理大臣から示された考え方、あるいは政府の対策本部の要請、東京都からの通知を踏まえまして、何よりも子供たちの健康を、安全を第一に考えて、感染の予防、感染の拡大防止のために臨時休業という判断をさせていただいたというところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 これは台東区ではないですけれども、東京都の特別支援学校の教員に聞きました。むしろ特別支援学校に来なくなれば、放課後デイサービスに朝から行かなくてはいけない。放課後デイの状態というのは、マンションの中に子供たちが、狭いところにぐっと朝から入ってしまうわけですよ。ふだんだったら午後からとか、あと午前から来る子と分かれているわけだけれど、そこに入ってしまう。あの広々とした、広々としたと言うと少し語弊があるけれど、特別支援学校にいたほうが全然感染の疑いなどない。なぜこんな感染の危険を国は高めるようなことを言うんだと。  だから、一律に、では台東区どうなのかといったときに、こどもクラブを8時からあけると。これはいいことですよ、休校にするならね。本来休校にすべきではなかったんだけれど。だけれども、ところがこどもクラブが朝から、夏休み体制と同じだと、春休み体制でいくとなったときに、教室だとかそのようなところ、あるいは学校の校庭で遊ぶだとか、それよりも本当に感染のリスクが下がるのかといった、このような検証をされずに、今回のは国が言ったから。ただ台東区のよかったのは、きょうの午前中は開いたことですよ。文京区などは、きょうの朝から閉めていますよ。ひどい話です。           (「食材の無駄になるからだろう」と呼ぶ者あり) ◆秋間洋 委員 ですから、本当に食材無駄なんですよ。実は、ある米屋さんに聞いたら、大体2週間分、精米して学校給食に入れるのが、これが全部黄色に変色するんではないかと。これについては、本当に多大な影響が各分野に出るということは申し上げておきたいと思います。  それで、ただ1点だけ、きょうどうしても聞いておきたい。率直に言うと、うちの会派は1月18に8項目、先週の企画総務委員会が終わったに25項目、これ区長に申し入れをしていますよ。今回100項目ぐらいになってしまう、悪いけれど、一斉休校をやってくれたために。きのう話を聞いていて、本当にひどい。  これで一つだけ、とにかく現場を混乱させないために、休校は百歩譲って仕方なかったとしても、学校からの保護者へのメッセージですね、これが問題です。実は課長は企画総務委員会の最後のときに、いろいろ方針を言った最後に、ただし3以降、個別の事情により対応が困難な児童のご家庭につきましては小学校にご相談いただきたいと思いますと。これが唯一の望みなんですよ。ところが、見てみると、小学校経由で行った区教育委員会の新型コロナウイルス感染症の発生による臨時休業のお知らせというのは、全くそれがない。全くそれがないんです、課長がここで言った最後のがね。それをやると相談が殺到してしまうからと思ったのか、それはわからないですよ。だけれども、そこも含めてやるべきではないんですか。そこはどうなんですか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 本日小学校の保護者の方には、学校を通じて臨時休業のお知らせをまた改めて配布させていただきます。その中にその旨を記載させていただいているところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 よかったと思います。非常にそこが、現場に出ていて保護者の方から聞くと、本当に絶望的な感覚持っていた。だけれども、きょうその通知が行けば、恐らく、本当に困るんですと、休めない職場なんですと。だって、医療や介護や保育の現場は、休まれたらそれこそ子供たちに影響してしまうわけですから。だから、そういう点では子供たちや高齢者に、あるいは障害者に影響してしまうわけですから、ですからそれは一文つけていただいてよかったなと、これは台東区、教育委員会評価したいなと。ただ、できれば休校を撤回していただきたい。これが一番の安全な、安心な。というのは、子供たちは強いですから。高齢者を守れなくなってしまったら、本当に先ほど河野委員もあったけれども大変なことになりますから、これについては介護者の中で子育て層が相当いますから、ぜひお願いしたい。新型コロナウイルスについては、予算特別委員会では限界がありますよね、この問題やるのね。なので、ぜひ委員長、これは何かしらの形で、議会で、教育委員会や区が頑張っているのはわかりますよ。だけれども、議会がやはりしっかりと区民の声を届ける役割を果たさないと。なので、ぜひそういう場を議会として設けていただきたいと、議長に申し入れていただきたいなと要請をしておきたいと思います。 ○委員長 わかりました。 ◆秋間洋 委員 二つ目が予算の考え方。これも先ほど数人の委員の方から意見ありました。私も代表質問と一般質問を聞いていて、台東区議会は翼賛会みたいになってしまったなと。少なくとも、ほかの問題は違いますよ、財政、予算の問題では本当に一色ではないですか。答弁、コピペしたような答弁が4回ぐらい出てきましたよ。感じたでしょう。これで議会いいんですか。というのは、先ほど髙森委員が言いました、どんどん使えというものではないと。どんどん使えというのは、私のことを言っているのですか、誰がいるのですか。私は一回も言ったことないですよ、どんどん使えなんて。  今ね、予算の概要の一番最初のところを見て、あと先ほど青鹿委員などからもありましたけれども、今回の基金活用額は景気低迷期であった平成24年度当初予算以来の規模となっているとあるんですね。このときに思い出したのが、平成24年、25年、26年という形で台東区が進めてきた、行財政基盤の強化へ向けた取り組みですよ。あのとき多分3期目の方はいたと思うんですね。あのとき、区が財政が大変だということで、25年度は一般財源割り当て方式というのをやってね、だから物すごい大変ですよ。全部の部が1割、全部予算を削減しようということで、これは区民生活に直撃の影響が出た。だから次の年見直しました。これ当たり前の話で。だけれども、そのときにやったきっかけになったのがその前の22年度からの基金の取り崩しですよ。基金の取り崩しというのは、これは区民生活を守るために必要なことなんです。22年度が25億円、このときに多分、羹に懲りて膾を吹く、というふうになったんです。25億円、これ基金を使った。平成23年、24年、25年と14億円、26億円、7億円と使っているんですね。合計でこの4年間で71億円、基金を崩している。ところがこのとき、基金を逆にまた積んでいるんですよ。なおかつ区債を65億円減らしている。ですから、このときは物すごかったですよ。ほとんど住宅施策的な部分、マイホーム取得だとか、あるいは家賃助成だとか、ばっさり全部切られていきましたよ。最後の局面ですけれどね。  私は、今の台東区の財政がそんな状況なのかと。毎年基金の活用は計上していますよ、20億円から30億円。今回50何億円。だけれど、この後ですね、先ほど言った期間の後は1円も取り崩していないではないですか。つまり、今、議会が本当に良識ある対応というのは、私はどんどん今大変だから、確かにね、国がやっていることはめちゃくちゃですよ。不公正な偏在是正ですよ。だけれど、これは自民党と公明党の人に頑張ってもらわなくては。区役所に頑張れと言ったって、無理でしょう、これは。私はああいう質問すると、率直言ったらおたくの代議士に頑張ってくれと本当に言いたくなるんですよ。これはね、だって本当に……           (発言する者あり) ◆秋間洋 委員 そうですか。私は全然それが見えてきませんね。これは選挙でかえるしかないと思うけれど。しかし、私本当にそういう認識というのは……           (「そろそろ質問してください」と呼ぶ者あり) ◆秋間洋 委員 わかりました。では質問しますけれども、今の議会は、とにかくためろというのを大合唱。これは見識疑われますよ。ためるだけではない、その一方で国民健康保険料を毎年上げ、今回後期高齢者医療制度も上げ、区民に痛みを強いてためろと言っているわけでしょう。これは道理ではないですよ。 ○委員長 質問してください。 ◆秋間洋 委員 質問します。まず予算の考え方が大きく、この間、補正予算の審議で変わりました。まず、基金の取り崩しをしないという減額補正、これをやめて、歳入の上振れ、繰越金、不用額を基金に積み上げるという方針が示されました。これはわかりやすい点ではわかりやすいんですよ。そのときも言いました。しかし、もろ刃の剣があるんです。それは崩さない基金を不用額にして基金積み上げに回すというルールをつくるわけですから、そういう点では、基金の積み上げそのものが目的化されないかなと。この辺についてはどうなんですか。 ○委員長 財政課長。 ◎関井隆人 財政課長 基金の活用の方法の見直しにつきましては、区民の皆様に基金の取り崩し、積み立てについては非常にわかりやすく説明したいという思いから見直させていただいたところでありまして、企画総務委員会でも秋間委員からも評価いただいたところでございます。  基金積み立てが目的化されているのではないかという部分についてでございますが、基金につきましては、活用することを我々は第一に考えているところでございます。そのために積み立てるものでございますので、積み立てること自体が目的ということでは考えてございません。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 当然ですよね。そんなことを言ったら大変なことになる。その辺を確認しつつ、あともう一つは、繰越金もこれ基金積み上げと、今までもそういう考え方示されてきましたけれども、それは結果なんだよね。結果、歳計剰余金が出たら、それは繰越金になるので、それは一部基金に積み上げると、こういうことは吉住前区長の時代から答弁でありました。当初からの基金積み上げというのは、今回基金が10億円、もとに戻しましたね。前も10億円ずつぐらいの繰越金を見ていたんですね。去年が科目存置でしたから目立つんですけれども、そうすると繰越金をこの間の答弁みたく基金積み上げということは、あのように言ってしまうと、やはり何というんですか、当初からの基金積み上げと同じような認識にならないかという、これはどうなんですか。 ○委員長 財政課長。 ◎関井隆人 財政課長 繰越金の基金積み立てでございますが、まず制度的な面で申し上げますと、地方財政法の規定から、繰り越しにつきましては一定の割合について基金に積み立てることが法律に書かれているところでございます。  また、繰越金を基金積み立てにつきましては、例えば予算計上した10億円を、それをそのまま積むということではなくて、前年度からの繰り越しにつきましては補正財源等で活用させていただきまして、結果として不用額として繰り越されたものを積み立てるということでございますので、積み立てありきであるものではございません。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 今の二つの答弁は非常に重要で、私が心配し過ぎだということを言われるかもしれないけれども、やはり会計年度独立の原則というのがあるんですよ。これは揺るがせにできない。これのたがを外したら、自治体の財政が企業会計と同じになってしまう。このところを崩さないという確認を今、私はしたと思います。  私ね、先ほど言った羹に懲りて膾を吹くという状況というのがありました。だけれども、平成12年ころは例の財政健全推進といって、本当に財政危機だったと私は思いますよ、あのころは。あれはその前にバブルに踊ったからですから。そういう点では今回、本当に基金を先ほど活用すると、50数億円の基金を活用するというのは、しかしこの間、20億円、30億円というふうに基金を取り崩すと当初予算で計上しておいて、1円も取り崩してこなかったわけです。ですから、その辺の決意をお聞かせいただきたい。 ○委員長 財政課長。 ◎関井隆人 財政課長 基金の活用につきましてでございますが、ご質問等でも多くの委員の方から出ていますとおり、今年度の当初予算につきましては、さまざま行政課題に対応するために積極的に基金を活用して予算編成をさせていただいたところでございます。  今後も財政需要が拡大することを見込んでおりまして、一方で、繰り返しになりますが、歳入については非常に不透明な状況でございます。ただ、喫緊に対応しなければいけない課題というのは多うございますので、基金につきましてはそのために積んできたこともございますので、しっかりと活用してまいりたいと考えているところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 これチェックをしっかり議会はしていく必要あると。髙森委員、心配しなくても、470億円ぐらい残るようですから、全部使っても、今回の予算を。恐らくほとんど使わないと思いますよ。 ○委員長 よろしいですね。 ◆秋間洋 委員 あと3点目。3点目があるんで。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 それは簡単にします。会計年度任用の問題です。会計年度任用職員制度がこの4月から開始になります。それで、人件費が5億円の影響があると、ふえるという答弁がありましたけれども、昨年の委員会では7億円ぐらいの影響があると見ていたんですね。これが減ったのはなぜか、これについて、まずお伺いしたい。 ○委員長 人事課長。 ◎内田円 人事課長 昨年については、まだ制度の設計途中、その段階での試算ということで、最大で7億円程度増になるのではないかということを心づもりも含めて試算をしていたところでございます。具体的には、会計年度任用職員に移行となる臨時的任用職員の中で、期末手当の支給対象になる人数をかなり多く見積もっていたことですとか、超過勤務手当につきましても、給与総額に対する時間外勤務手当の常勤職員の割合の3割程度と見込んで算出していた。また、退職手当については、運用想定はなかったわけなんですが、万が一の発生した場合に備えて見積もっていたところで、予算積算していく中で精査をしていった結果、5.6億円の増という形になったところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 そうすると、期末手当等を削減したとか、あるいは処遇を切り下げたということではないですね。それは確認しました。  それと、最後ですけれども、今回の制度改正による人件費の増加、これに対応する国や東京都の財政措置はどのように行われたのかと、これについてお伺いします。 ○委員長 人事課長。 ◎内田円 人事課長 国に対しましては、全国市長会から国に対しまして、全ての地方自治体が円滑に移行できるように財源を確実に確保することという要望を出しているところでございます。令和2年度の地方財政計画については会計年度任用職員について盛り込まれているということは確認しておりますが、現時点で具体的な手当の方法等につきましては明確に示されていないという状況でございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 これ地方財政計画では、千五、六百億円なんですよ。本当にわずかな金額、国はね。ですから、そういう点では、台東区で大体5億円出るわけですから、全部の自治体に回るわけはないですよ。そういう点では、東京都は不交付団体ですけれどね。だけれども、そういう点ではやはり国や東京都に対して財源をしっかり求めていっていただきたいということで終わります。長くなってすみません。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 先ほど秋間委員の発言の中で、この議会が、時代が全くそぐわない大政翼賛会のようだとおっしゃいましたが、私はそういう発言は、政治的であるのか何なのかわかりませんが、そぐわないので、発言を撤回していただきたいとお願いをしたいと思います。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 撤回します。申しわけありませんでした。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 こういう状況ですから、前回は14分で終わったところがもう既に1時間ですから、発言もよそうかと思いましたが、全てがみんな同じような考えを持っているというご指摘もあったので、そこはちょっと違うと。私も一般質問において、財政の問題についてきちんと記載をという一律な答弁はもういただきたくないと、そういうことも聞いたのを聞いておられていなかったのかな。  それは置いといても、この新型コロナウイルス、秋間委員だけではないですよ、ここにいる全員が心配していますんで、もし緊急のことがありましたら、いつでも議長に招集かけていただいて、新型コロナウイルスに対抗していかなければいけないと考えております。  秋間委員は38名、私は35名でした。この2日間回って聞いてきました。浅草で3店舗を持たれていた着物のレンタル店、日本人経営者の方ですが、3軒のうち2軒閉めました。そして、売り上げが5%以下が緊急融資の対象ですよと、ふざけるなよと、半額以下だよ、半分以下だよ、まち見てみろと、そういうお話もありました。それから、パートで子供を預けなければというお話があって、これでは学童がもっと過密になってしまう。ここは緊急だと総理がおっしゃって、休校しようとまで言ったんだから、私はうちの孫にも、じいさん、ばあさんいつでも出動するから、休ませなさいと、保育園もと、そういうことは言いました。ただ、おじいちゃんは今週は10時から5時ぐらいまでは忙しいですと、だからおばあちゃんに頼みなさい、そういう形で、ここの1週間みんなで乗り越えようとしているという意識のあらわれだと思いますんで、みんなの思いの中でそうやって仕事を休んで子供を面倒見ようという親やおじいちゃんもいますから、一律的に大変だ大変だって、この1週間だけ我慢しましょうよ。それで我々ももっと情報をとってきましょうよ。  ただし、これが、この新型コロナウイルスのあれが来年度、再来年度の税収にすごく重くのしかかってくるということだけは理解していますよね、財政課長。 ○委員長 財政課長。 ◎関井隆人 財政課長 リーマンショックの際も、翌年度から大きく都区財調のほうが減少になるなど、非常に区財政に与える影響は大きかったと考えているところでございます。今回も経済状況が今年度悪化すれば、来年度以降、特に都区財調のほうが財源としては市町村民税、法人の関係の税を財源としていますので、そちらに大きな影響が出るとは認識しているところでございます。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 新型コロナウイルスにかからなければ命も要らないという、そういう今状況にもなっている気もします。とにかく新型コロナウイルスは正しく恐れて、この危機を乗り越えていきましょう。だから、予算特別委員会もなるべくコンパクトによろしくお願いします。 ○委員長 新型コロナウイルスに対しては日々状況が進行している最中でありますので、理事者各位に対しましてもそれぞれの担当で適切な対応をしていただき、また私からも、先ほどの議長に対して議会のほうもしっかりと動くよう対応していただきたいと要望します。  以上で歳入歳出全般にかかわる質疑を終了します。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 それでは、歳入について、款ごとに審議いたします。  第1款、特別区税について、ご審議願います。  副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 ここのところの区民税の推移はこれを見ればわかるところでありますが、四、五年前からちょっと振り返ったとき、今区民税がどういう形になっているかお答えいただけますか。 ○委員長 税務課長。 ◎吉田美生 税務課長 ここ五、六年ということでございますけれども、台東区は人口もふえて、またそれに伴って納税義務者数もふえていく、あるいは所得のほうも少しずつ上がっていくということで、現在まで順調に税収も伸びているという現状でございます。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 今はね。でも、先ほど言ったように、これからかなり厳しいことが起こってくる、そういう認識も私は持っています。  それで、結構トリクルダウンとか言いながらも、好景気であると認識できる大きな会社のサラリーマンの方が比較的少ない台東区におって、未収額とかの状況もお答えいただけますか。 ○委員長 税務課長。 ◎吉田美生 税務課長 税のほうで申し上げますと、やはりふえているのが特別徴収の方がふえている。これ特別徴収というのは、一般的には会社にお勤めになっていて、勤められている方が多いのかなという形でございますので、やはり働いている方がふえているのかなという形の認識でございます。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 ご丁寧にありがとうございます。  それでは、収入未済による滞納整理については、現況はどうなのか教えてください。 ○委員長 収納課長。 ◎依田幾雄 収納課長 滞納者につきましてですが、年々滞納者数、滞納額は減っている状況でございます。元年度は集計中でございますが、30年度は普通徴収で8,566名の方が約5億1,000万円、それから特別徴収1,187事業所、約6,800万円、合わせて9,753件、5億8,000万円、こちらが特別区民税のほうの滞納者という形で行っているところでございます。  あとは傾向的には、最近、滞納者、普通徴収でいいますと今言いましたように約8,000人ぐらいおりますけれども、外国の方が最近ふえておりまして、約20数%が外国の方の状況でございます。そういった方には催告書等を送っているんでございますけれども、、英、中、ということで送っていますが、最近ベトナムの方もふえておりますので、来年度からは、ベトナム語も含めたそういった催告書に同封するチラシを送らせていただきたいと思っているところでございます。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 しっかりご努力されていると思います。テレビで税金Gメンみたいな特集をやって、必死になって税を納めてもらう努力をしている現場の職員の方々の姿を見ると、台東区の現場を見に行くわけに我々いかないもんですから、ああいうテレビで拝見すると大変な思いをされているんだろうなという思いがします。が、伺ったところ課長も今回でご卒業ということで、今は収納課で、その前はごみの収納、台東清掃事務所長。これは区長室長と全く同じ経緯をたどられているんですよね。頑張ってこられたと思いますが、その辺の思いをひとつお聞かせいただけませんでしょうか。 ○委員長 収納課長。 ◎依田幾雄 収納課長 ありがとうございます。私、今言いましたように台東清掃事務所、それからあと、今収納課長という形でやらせていただいているところでございますが、自分なりには台東区に奉職できて、本当に私が生まれ育って台東区の教育を受けて育った私が台東区でまた仕事ができるというのが、本当に今でもそれがうれしいというところでございます。そういったことも励みに、お祭りなどでもまちの方といろいろ触れ合わせていただいて、まちの現状等もいろいろお話をさせていただきました。それから、あとは個人的には台東清掃事務所の前、公園課長だったんですが、公園課長のときに足を骨折しまして、それで片足で答弁をした覚えがありますが、そのときは自席から発言をさせていただきまして、大変議会の皆様には本当にお世話になった記憶がございます。  私のような者がこうやって退職まで勤め上げられたのは、本当に議会の皆様を初めとしてご指導・ご鞭撻、それとあと、先輩、同僚、それから後輩、そういった方に支えられてきたものだというふうに思っております。  収納課につきましてでございますが、これから新型コロナウイルス対策というところではないんですけれども、先ほど副委員長がおっしゃったように、税収が落ちてくるとやはり納税資力が落ちてくるという部分もございますので、そういった納税相談においては相手の身になり、区民の皆様に心寄り添いながら、それぞれの事情に合った対応をとってまいりますので、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 台東区の生まれ育ちでありますから、どうぞ台東区のために、60歳という節目ではありますが、その後も頑張って台東区に一緒に仕事したいと考えておりますんで、ご苦労さまでした。 ○委員長 特別区民税、よろしいですか。           (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。
     本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議がありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議がありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第2款、地方譲与税について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議がありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議がありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第3款、利子割交付金について、ご審議を願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款については、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議がありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第4款、配当割交付金について、ご審議を願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款については、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議がありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第5款、株式等譲渡所得割交付金について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第6款、地方消費税交付金について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第7款、環境性能割交付金について、ご審議願います。  髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 環境性能割交付金の算定根拠というか、どうしてこの金額が出てくるのか、教えていただきたいんですが。 ○委員長 財政課長。 ◎関井隆人 財政課長 こちらにつきましては、自動車税の環境性能割の100分の44.65%、こちらにつきまして各区市町村にまず配分されてございまして、各区市町村への配分につきましては2分の1が道路面積、また残り2分の1が道路延長により配分される仕組みとなっているところでございます。 ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第8款、地方特例交付金について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款について審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第9款、特別区交付金について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第10款、交通安全対策交付金について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第11款、分担金及び負担金について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第12款、使用料及び手数料について、ご審議願います。  中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 61ページの上野中央通り地下駐車場のプリペイドカードなんですけれども、先日一般質問で岡田議員がキャッシュレス化についてご質問いただいた際に、ことしの3月以降にクレジットカード決済やそのほかの手数料の導入効果を検討いただけるという区長からのお答えをいただいておりますが、上野中央通りの地下駐車場の交通ICカードの導入、今月より進めるということで、交通ICカードのほかにスマホ決済のシステム導入についてのご検討はいかがでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 上野中央通り地下駐車場につきましては、今委員ご指摘のとおり、交通系ICカード決済の準備を進めているところでございます。  その他の決済方法につきましては、今さまざまな決済方法が出ておりますので、そういったところを踏まえながら検討を進めて、今現在としましては、駅に近いというところで交通IC系のカードがいいのかなと考えております。ただ、高額な決済もございますので、あわせてクレジット決済も進めておるところでございます。 ○委員長 中嶋委員。 ◆中嶋恵 委員 ありがとうございます。携帯電話もガラケー、3Gから徐々に帯域がなくなって4G、5Gになっていく中で、スマートフォンの需要がかなり多くなると思うので、導入に向けてこちらは要望でお願いいたします。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 同じく61ページの上野中央通り地下駐車場なんですけれども、昨年度時間短縮を考えるということをおっしゃっていたと思うんですが、こちらの予算に関しては時間短縮をした後の額なんでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 上野中央通り地下駐車場は、ご存じのとおり24時間使える状況でございます。今後、上野駅の周辺、公園通りの分断化等、駐車場の需要がどのようになるのかというのは動向も踏まえていかなければいけないという観点から、今現在は24時間営業での収入となっております。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 ちなみにですが、もし想定される時間で予算化するとすれば、何%ぐらい減収するんでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 雷門地下駐車場が3分の2の16時間でやっております。ただ、上野中央通り地下駐車場もそうなんですけれども、夜間の利用台数が多いわけではないので、収入とするとそんなには減ってこないのかなと考えております。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 ありがとうございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 私も61ページなんですが、先ほど財政課長からもいろいろと答弁がありまして、来年度以降いろいろな収入の部分が影響してくるというのは答弁いただいておりますが、今の段階で、まちを見ればすぐわかるんですけれど、観光バスが圧倒的に数が減っていますよね。観光バスの駐車場の予約状況、そして雷門や上野の地下駐車場の利用状況というのは、例えば先月に関しては例年に比べてどうなのか状況を教えていただけますか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 まず、観光バスの利用状況でございますけれど、駐車場の利用台数では、先週の状況で昨年度比78%減、約21%という利用になってございます。雷門地下駐車場及び上野中央通り地下駐車場の利用状況でございますけれども、先週現在で、平日につきましては大きな変化はございません。ただ、やはり土曜日・日曜日・休日につきましては、2割ぐらいは減っているかなという状況でございます。 ○委員長 鈴木委員。
    ◆鈴木純 委員 ありがとうございます。見ている中でも状況としては減っているのかなとはわかってはいるんですけれど、ここまで減っているんだなというのが理解できました。  いろいろな収入面、区の収入面ですね、地元にも代議士が2人いるんで、そういった部分にも働きかけていきたいなと思っています。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 60ページの自転車等駐車場についてなんですが、この定期利用の駐輪場の締め切りのというのが、保育園が決定する前にあるんですね。保育園は今好きなところに入れるわけではないので、そこが決まってからそれに近い駅の駐輪場を申し込みたいというご希望はいただいていても、それが今できない。その前に締め切りがあるという状態なんですけれども、児童保育課とそのあたりは連携をしていけないものでしょうか。今やはり遠くの園にしか入れない方もいる中で、自転車というのは、特に狭い台東区で一つの手段かと思っています。駐輪場にもちろんとめてほしいと区としても思っているだろうし、保護者としてもとめたいと思っているけれど、それがなかなか困難だという状況があるんですが、今後連携をしていけないかどうか教えてください。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 今委員ご指摘の駐車場というか、置き場の申し込みですと66ページの手数料のほうの話になってしまうんですけれども、よろしいでしょうか。 ○委員長 違います。歳出のほうで。           (「でも歳入です」と呼ぶ者あり) ◎石川洋二 交通対策課長 それでは、お答え申し上げます。  今ご指摘の置き場の申込期間につきましては、例年2月上旬を締め切りとして申込者の登録、整理、審査、抽せん、申込者の当選・当落通知、利用申し込み等を管理事務で1カ月とらせていただいて、その後当選者利用受け付け約2週間、定員に達しない場合の追加募集、それに約2週間、やはりなるべく多くの方が4月1に利用していただくということで日程を決めて、それに合わせた形の中のスケジュールになっておりますので、今は交通対策課の抽せんの日程をずらすというのはなかなか難しいと今考えております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 児童保育課で早くに園を決めてもらえれば、それはそれでいいのかなと思いますので、どのようにしたら使いやすくなるのかというのは、ぜひ連携を進めていただきたいと思います。  もう1点自転車関係で、地下にある駐輪場についてなんですけれども、子供を乗せたまま自転車でスロープはおりていっていいものなのか、安全上、区としてはどう考えているのか、その辺について教えてください。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 駐輪場の利用につきましては、基本的には自転車を利用する方の責任においてラック、あるいは置き場まで持っていっていただくということになっておりますので、今委員ご発言の内容については、我々のほうからコメントする立場にはないのかなと考えております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 ありがとうございます。  ということは、本人が大丈夫ならそのままおりていっても、乗せたまま、子供を前後に乗せておりていってもいいけれども、ただ現実的に自転車利用している方から伺ったところだと、やはり怖いと。子供を乗せたままではなかなか安全性に問題があっておろせないと。では、子供をおろして一緒に歩いていくかといったら、それもなかなか子供が逃げていってしまうという。大きくなれば大丈夫ですけれども、一定レベルの子供に関してはなかなか難しいという状況があるので、そのあたりについてぜひ、今は地上にピンポンがあるわけでもなくて、大声で呼んでも届かないような人に手伝ってくれというのもなかなか言えない状態。スタッフの方が手伝ってくれるのかどうかという課題もあると思いますので、親御さん、保護者の方も自転車置き場を使いたくないわけではない。お金を払うことはいいけれども、ただ、そもそもそこまで行けないんだという声を聞いているので、その課題についてはちょっと認識をしていただいて、今後どのようにやっていけばいいのか、より放置自転車がなくなるのかというところにつながりますので、そういったところも検討していただきたいと思います。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 いわゆる子育て世代の人たちが駐輪場で困っているという話なんですが、駐輪場を利用する方は、区民の方と区民以外の方もいますよね。その利用の率というのは大体わかるんですか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 大体で申しわけございませんが、定期利用の区外が6%程度です。ですから、区内が94%です。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 すぐに駐輪場はつくれるものではないですし、もし可能であるならば、駐輪場というのは台東区にとって非常に需要も高いわけなんで、区民優先、そのような発想での考えを導入するというのはいかがなんですかね。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 先ほど申し上げました置き場の利用につきましては、基本的には区民、あるいは区の在住・在勤を優先させていただきながら抽せんは臨ませていただいているところでございます。ただ、駐輪場につきましては、あきが出た後の状況でございますので、まちでどんどん区外の方が置いていかれるという状況になりますので、そこはちょっと検討していかなければいけないかなと思っています。  また、あと区外、例えば荒川区さんの駐輪場を台東区の区民も使っているという状況もございますので、そういったところも踏まえながらその辺は検討させていただきたいと思います。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 確かにそれはわかりますよ。持ちつ持たれつだというのは当然。ただ、中央区にもよく行くんですけれども、中央区の行政施策というのは、やはり区民優先なんですね。そういうものが結構あるんで、それぞれの自治体の考え方があると思うんですけれども、やはり緊急対策ではないけれども、一時的な対応についても柔軟にやっていただければいいんではないかなと一応言っておきます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 関連で自転車絡みのことについて確認ですけれど、まず1点目ですね、先ほどいろいろ自転車駐車場と自転車置き場の部分で、私自身も実は資料請求させていただいた際に、認識が薄くて不勉強で恐縮だったんですけれども、結構わかりづらいというか、勘違いする部分でもありますので、自転車置き場と自転車駐車場の違いを簡潔にご説明いただけますでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 まず、駐輪場につきましては、定期と1利用がございます。それと置き場でございます。駐輪場につきましては、まず定期の部分については、特定の人が特定の場所で使うのが駐輪場の定期でございます。置き場につきましては、特定の人が一定のスペースを使うのを置き場。要は、例えば毎日使わないからそこの部分はシェアして、100台のスペースなんだけれど状況によっては150台置けるといった、田中委員のお父さんの考え方、駐輪場スペースのシェア化の部分になっております。1利用につきましては、不特定の人が不特定の場所を使うといった、電車でいえば自由席のような考え方でございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 ありがとうございます。少し照れくさい感じでしたけれども。  私自身資料請求するときに、駐輪場の利用状況を確認したかった部分があるんですけれども、置き場の部分で大体倍率がどれぐらいなのか。要は年間通しての中で申し込みをして、その中で抽せんに当たる方が何人ぐらいなのかという部分も、この資料請求をさせていただいた資料とあわせて教えていただけますでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 今年度分は今集計中でございますので、平成31年度の実績でお答えさせていただきます。  倍率につきましては約1.7倍でございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 ありがとうございます。こちらは予算の中で自転車駐車場と置き場を合わせて大体1億4,000万円の収入があるということで、この1億4,000万円というのは本当にルールを守ろうとして駐輪場を借りてくれる方からの収入でございます。その中で駐輪場の偏りもあって、利用の偏り、これは出てくるのはいたし方ないと思いますし、ただ、どうしてもやはり過密のところになると一番長いところで23カ月、約2年待ちという偏りがございます。  とある方が言っていたんですけれども、ルールを守ろうとしてお金を払ってとめるようとしている方がなかなか当たらなかったりだとか、若干駐輪場も大きいので不便なところに置いたりする。駐輪場を払わずに無断で駐輪する方というのも一定数いらっしゃる中で、払わない方が利便性を享受していて、きちんと駐輪場の料金を払う方というのが若干不便な思いをすることがあるというような状況は是正していかなければいけないと思っております。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 使用料の58ページの区民会館のところなんですけれども、区民会館の使用料、会議室等で取るのは当然として、附帯機材の中の使用料一覧を見ていると、電源の使用で500円取るんです。東上野区民館などの会議室は、電源はそのままむき出しにして、持っていったパソコン、スマホ等は充電できたりとか使えるんですけれど、なぜこちらの区民会館では電源の使用で、しかも500円という料金を取るのでしょうか。その根拠等を教えていただきたいと思います。 ○委員長 区民課長。 ◎川島俊二 区民課長 確かに区民会館につきましては、附帯設備料として持ち込み機材の1台500円という形で規則上決めさせていただいております。こちらは実は規則制定当時からこの形でやっております。ただ、映像機器、例えばプロジェクターとかそういったものを借りるときの電源については機材の貸し出しの中に入っていて、これについては独自に持ってきたものという形でいただいているところでございます。  考え方については、原課とかほかの集会室の部屋と同じですけれど、近隣とのバランスを考えて設定をさせていただいているところでございます。集会室については3年ごとの見直しを行っておりますので、他の区民館ともバランス等を考えて、ただこちらは区民館と違って一般の区外の方の利用がありますので、その辺あわせて、次回の見直しのときに検討させていただきます。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 ほかのところは持ち込んでも使えるというのもあるので、お金を取る必要があるにしても、500円というのは会議している時間帯の中で考えれば明らかに高過ぎると、非常に思うんですね。月500円の電気代、先ほど検索してみたら温水洗浄便座の使用で月500円らしいんで、そこから考えたらやはり高いと思うので、取るにしてもせめて見直しをしっかりやっていただきたいと思います。  それともう1点、62ページの体育施設、こちらのリバーサイドスポーツセンターの水泳場、プールですけれども、昨年と見比べて予定の人数減っていたんですけれども、こちらはやはりトライアスロンの練習場になっている関係から減っているのでしょうか。 ○委員長 スポーツ振興課長。 ◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 そのとおりでございます。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 決算特別委員会のときにも質問したんですけれども、夏場暑い中でプール利用したいという区民の方が大勢おられます。そして、一中ではなくて午前中、午後など調整をそのときお聞きしたと思うんですけれど、その後の交渉の進捗ぐあいはどうなっているでしょうか。 ○委員長 スポーツ振興課長。 ◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 現在ですが、お昼の時間帯は区民が利用できる形で話が進んでおります。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 ありがとうございます。やはり夏場、今マラソンも札幌に行くぐらいなので、非常に暑くなっており、プールの需要というのも高まっております。区民の方が利用できるというのはよいことですので、それが決まったらまたホームページ等できちんと告知して、夏場使えるということをしっかりと区民にお知らせください。要望です。以上です。 ○委員長 村上委員。 ◆村上浩一郎 委員 59ページ、文化観光使用料なんですが、2番の下町風俗資料館ですが、来年度オリンピック・パラリンピックで当然来街者、観光客の方ふえると思うんですが、30年度が6万2,000人で31年度が6万9,000人、来年度これは6万5,000人になっているんですが、これにつきましてご説明をいただければありがたいのですが。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 予算の積算についてでございますが、予算の積算については、直近2カ年、平成29年度、30年度の実績平均より算出しております。来年度、オリンピック・パラリンピックがあるということで、ぜひ大勢の方に来ていただきたいという期待値はあるんでございますが、目標値をどこまで反映させて歳入に見込めるかというところは非常に難しいところでございます。ただ、オリンピック・パラリンピックに向けては朝倉彫塑館や下町風俗資料館でも関連の企画を検討しておりますので、ぜひ入館者が前年度を上回るように、引き続き芸術文化財団とも協力しながら工夫してまいりたいと考えております。 ○委員長 村上委員。 ◆村上浩一郎 委員 ありがとうございました。本当に努力していただくようお願い申し上げます。要望といたします。 ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 昼食時となりましたので、ここで休憩をしたいと思います。  午後は1時から再開いたしますので、よろしくお願いいたします。           午前11時56分休憩           午後 1時00分再開 ○委員長 ただいまから、予算特別委員会を再開いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第13款、国庫支出金について、ご審議願います。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 都区財調もなかったことですし、ちょっと。73ページです。国庫支出金、地域生活支援事業費ですね、民生費の補助金になりますけれども、これは都の補助金も、法定で定められた比率で補助が来ますけれども、今回歳出のほうを見ますと、地域生活支援事業費は増加になっているんですね。これは当然のことで、今需要が物すごく強くなっておりますので、そういう点ではふえると思うんですが、今回国とか東京都の補助金が両方とも減っておりますけれども、これは何なのかということについてお伺いします。 ○委員長 障害福祉課長。 ◎田渕俊樹 障害福祉課長 委員ご指摘のように、手話通訳者派遣や手話講習会の充実、また障害者アーツの新規実施など、予算がふえているものが幾つかございます。また、中一時支援等、実績に伴う予算減となったものもございます。各事業により増減はございますが、補助対象事業経費全体の金額といたしましては、前年度と比較して約1,000万円の増となっております。  一方、補助金の予算額につきましては、前年度比170万円減の9,100万円で予算積算を行っております。これは実態といたしまして、国庫補助基準額が事務事業に必要な金額より低く、本来2分の1交付される補助金が実態としては交付されていないという状況を踏まえたものです。  特別区といたしましては、特別区長会を通じまして、地域生活支援事業等についての補助金制度の見直しとして、国の財源を確保し、区の事業執行額に見合った負担や補助等を行うよう要望を上げているところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 これ超過負担、超過負担というんですかね、これ正確かどうかわからないんですけれども、特に地域生活支援事業は非常に裁量的な経費で、自治体の実情に応じて非常に柔軟に対応できるいい面と、なかなかがっちりと補助がとれない、障害福祉サービスのように法定的な部分での縛りの弱い面と両方あると思うんです。ただ、国がとにかく新しいメニューを毎年つくっているんですね。来年度でいきますと、例えば雇用施策との連携にかかわる重度障害者の就労支援事業、あと医療的ケア児のコーディネーターの配置やケア児の支援の要請を行うなどの医療的ケア等総合支援事業、あと聴覚障害児が在籍する学校などへの巡回支援等を行う中核機能の整備を新たに開始する事業と、メニューはどんどん国がふやしているのに、一方でそういうマイナスシーリングというんですか、シーリングで減らされるというこの矛盾は、先ほど課長の答弁で、国に対しても要望しているということなのでいいんですけれど、その辺のところをぜひ充実するように、引き続き頑張っていただきたいと思います。以上です。 ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第14款、都支出金について、ご審議願います。  本目委員。 ◆本目さよ 委員 88ページ、地域福祉推進包括補助事業費の中の自立促進の中に、この中で新たに東京都がスタディクーポンも対象とするという話も小耳に挟んでいるんですけれども、今どういった状況なのかぜひ教えていただきたいと思います。  あと、今の自立促進の中でだったと思うんですけれども、塾代の立てかえ払いをしなくてはいけない状況というのがあるかと思います。ご家庭がまずは塾代、後で支給されるにしても、まずは払ってもらって後で区から出しますよという事業があるかと思うんですけれど、その立てかえ払いしなければいけない状況というのは、困窮家庭にとってすごく負担が大きいと思うんですね。先に払ってあげるとか、そういった策は対応できないものなんでしょうか。あわせて教えてください。 ○委員長 保護課長。 ◎山田安宏 保護課長 本目委員ご指摘のスタディクーポンですが、こちらは東京都が令和2年度予算で新たに学習環境整備支援費のメニューに加えたということで情報をいただいております。このクーポンをあらかじめ保護者の方にお渡しして、そのクーポンを持って塾にお子さんに行っていただきます。後ほどそのクーポンを回収するところで塾代を塾のほうにお支払いするという仕組みになってございます。  先ほどご意見ありましたとおり、現行の学習環境整備支援事業におきましては、どうしても塾代をあらかじめ用意しなければいけない、ご家庭のほうでご用意いただかなければいけない負担がございます。ここのところがこの制度を使うことによって解消できるようになるのかなということで、現在導入に向けての検討をしております。ただ、まだ都から説明がございませんので、こちらの説明をもって疑問点を解消した上で、導入に向けて努力をしていきたいと思います。  また、現行の一時的にご負担をしていただかなければいけない部分に関しましては、先日私どもも東京都に改めて確認をいたしまして、今まではあくまでも清算払いというような形になるので、領収証をもってそれにかえる形でお金を支給する形になっていたんですが、見積もりによって、この金額で入塾できます、こういう形で塾使えますというところを、その書類をもって支給することも可能だという回答を得ていますので、ケースワーカーに対応はさせるようにしますので、ご相談いただきたいと思っております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 ありがとうございます。スタディクーポンの検討をするということなので、それもぜひ早く手を挙げてほしいのと、清算払いについても、それまでの間の対応策として、清算払いではなくて見積もりでオーケーという対応についても相談に乗っていただけるということで、ぜひそこも含めて、進めていってください。  あともう1点、これはのっているかどうかも含めて知りたいのですけれども、東京都のひとり親家庭が養育費の不払いで困窮する事例が問題化していることを受けて、東京都は元配偶者から養育費の受け取りを支援する制度を導入するということで、都道府県では大阪府が新年度から開始予定で、東京都も同時期に始める見込みで、新年度予算案に関連予算の700万円を計上する方針であるという報道がなされているのですが、これについては特に予算の中で見当たらなかったんですけれども、新年度予算にはないものなんでしょうか。それとも、何か既存の補助金、先ほどの自立支援のような形で入っていたりするのか、もし入っているとすれば手を挙げたのかどうかも含めて教えてください。
    ○委員長 子育て・若者支援課長。 ◎川口卓志 子育て・若者支援課長 ひとり親家庭の支援につきましては子育て・若者支援課で行っておりますので、予算にあるかどうかということのご質問かと思いますけれど、そのあたりも含めまして答弁させていただきます。  まず、結論から申しますと、本予算案には、先ほどおっしゃっていた事業は計上しておりません。都も新規に令和2年度の補助金として、予算プレス等でありましたけれども、来年度の事業として位置づける事業ということで、私どもも都からの説明がこれからということで、まだプレス以上の内容を持ち合わせていないところでございます。ですので、手を挙げたかどうかというところも含めてですけれども、内容等を確認してから今後検討していくことになろうかと思います。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 ありがとうございます。入っていないということだけれど今後内容を確認していくということで、ぜひ東京都がそのようにやってくれるということだったら、区としても乗っかって、一緒にひとり親家庭に対しての支援を充実していただきたいなと要望して終わります。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 85ページのコミュニティライブサイトに対する補助金のところで伺いたいんですけれども、これは生涯学習センターのアトリウムでというお話を企画総務委員会でも審議された件なのですが、意見を言わせていただきたいと思っております。これが生涯学習センターの1階ということで、図書館ご利用の方ですとかさまざまな形で生涯学習センターをご利用になられる方たちにとっては、オリンピック・パラリンピックの応援をしたい方もいれば、本当に静寂の中でそこの建物をご利用されたいという方たちもいらっしゃるかと思います。  せっかく予算をとって実行するわけですので、そういう意味では、やはり皆さんにしっかり納得していただけるような形でやっていったほうがいいんではないかと思います。  このアトリウム1階の会場という決定に至るまで、ほかの施設、会場をもちろん検討されているかと思うのですが、例えばミレニアムホールなどですとか、区民会館もございますし、そういう状況等を教えていただければと思います。 ○委員長 東京オリンピック・パラリンピック担当課長。 ◎伊東孝之 東京オリンピック・パラリンピック担当課長 今委員がお話しのとおり、金曜日の企画総務委員会でもご説明させていただいた内容ではございますが、まず生涯学習センター1階アトリウムを選んだ理由といたしましては、子供からお年寄りまで地域の住民が広く観戦できる、観客が安全安心に楽しめる、また多くの集客が見込める、このような考えのもとに、まとまった期間確保できるというのが生涯学習センターということで決定しております。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 そうではなくて、ほかの施設を検討された状況を教えてください。 ○委員長 東京オリンピック・パラリンピック担当課長。 ◎伊東孝之 東京オリンピック・パラリンピック担当課長 そのほかの施設につきましても、委員ご指摘のとおり検討させていただきました。例えば区民会館ですとか、それからミレニアムホール、そういった施設につきましても検討させていただいたんですが、今のような理由でまとまった期間とりにくいということですとか、多くの方に気軽に見に来ていただけるとか、そういった理由から選定に至ったものでございます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 都では公園で炎天下の中見るということで、ちょっと安全面とか健康面とかで心配があるので、区として室内で冷房がきくところでというのはとてもいいと思うんですね。今の状況はちょっとオリンピック・パラリンピックの状況が流動的ではありますけれども、区民の皆さんに喜んでいただいて、音のこと気にしながら音量下げて応援も静かにみたいな、何のためにやるのかわからない、それならテレビで見ていたほうがいいやという、そういうことが考えられますので、さまざまな状況を見ながら、本当にいい形でできるように、ほかの施設の使用についてもしっかり今から事前に準備していきながら、万全の体制でやっていただきたいなと思いますので、要望させていただきます。           (「関連」と呼ぶ者あり) ○委員長 では山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 あしたのオリンピック・パラリンピックの事業のところで言おうと思っていたんですけれど、今まさに松尾委員が言いました、そして企画総務委員会でも言っていたように、図書館の利用者の問題、また音の問題などが出てくると思います。それで、この場所は約100名と書いてあったんですけれども、目的も台東区にゆかりのある選手の応援を区民がしよう、集まって応援しようということなんですけれども、オリンピックの競技において、台東区にゆかりのある選手などが出た場合で、例えば決勝戦のようなところまで勝ち進んでいった場合、100名という収容に対して人が殺到してしまう場合がある。企画総務委員会の中においても、警備員を雇って動線を確保する、また音に対してもやはり低くして気をつけるということを言っていたんですけれども、やはり放映の音などを下げたとしても、どうしてもそこで盛り上がり、決勝などに来た場合、どうしても自然と歓声等沸き上がってくると思いますので、やはりこの100名という場所、そしてアトリウムという狭い場所というものはふさわしくないのではないでしょうか。  例えば区役所のここの10階などを使うというのはどうでしょうか。地域になじみのある場所、来やすい場所という面に関して言いましても、区内全域からめぐりんはここの台東区役所にも来ておりますし、そこであればある程度音など気にせずに、もっと大きい、大人数を収容することもできると思うんですが、そういったことはできないのでしょうか。 ○委員長 委員会では了承を得ていますけれども、東京オリンピック・パラリンピック担当課長。 ◎伊東孝之 東京オリンピック・パラリンピック担当課長 ただいま区役所10階ということでご提案をいただきましたが、もう一つ補足させていただきますと、生涯学習センターに決めた理由といたしましては、東京都が屋外ですけれども上野公園でパブリックビューイングを実施するということで、地域バランスを考えまして、浅草方面で適当な場所、適切な場所はないかということで検討しておりますので、現時点では区役所でやるということは考えておりません。  また、生涯学習センターで行う際も、今、各委員からご心配等いただいておりますが、施設を管理しています生涯学習課並びに警察、消防などと既に対応を協議しておりますので、引き続き安全に留意して取り組んでまいりたいと考えております。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 地域バランスなども考えてと言っていましたけれど、やはりスポーツ見ていたら、これだけ大勢集まって見るんであれば、自然に場面場面によって歓声が上がったりもすると思いますし、台東区にゆかりのある人が決勝戦など出たら大勢見たいと思う人もいると思いますので、やはり場所について、いろいろ困難かと思いますが、再考をお願いしたいと思います。  また、上野の公園ではやっていますけれど、あそこも結局坂を上ったりもしますし、野外で東京都ができるんであれば、例えばパンダ広場は、昨年ラグビーのワールドカップのパブリックビューイングなども行っておりまして、区として行うノウハウ、実績等はあると思いますので、そういったところのご検討ももう一度していただきたいと思います。こちらは要望です。 ○委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 コミュニティライブサイトなんですけれど、26からと言っているんですが、聖火リレーは21からで、学習センターの前も通るので、できたら21からにというご要望だけさせてもらって、次の項目に移らせていただきます。  85ページの生活安全啓発活動推進費なんですが、これが昨年5,000万万円だったのが、今回1,400万万円ということで落ちております。もし防犯カメラだとすると、31年までが12分の11助成だったのが、令和2年から12分の10、いわゆる6分の5になってしまう影響なのかどうかを知りたいのと、平成31年までに何町会防犯カメラがついたか教えていただけますでしょうか。 ○委員長 生活安全推進課長。 ◎湯澤憲治 生活安全推進課長 防犯カメラの設置、防犯費が減少した理由につきましては、平成29年度から31年度までオリンピック・パラリンピックの準備期間の3年間、都が補助率を2分の1から12分の7へと引き上げたことで設置希望数がふえたところでございます。令和2年度からは、28年度以前の都区合わせて町会が6分の5、商店街等が3分の2の補助となっているところでございます。  この間つけた町会につきましては、後ほどでよろしいでしょうか。 ○委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 了解です。  防犯カメラはうちの町会でもつけたときに早速使って活用事例が出て、検挙につながったりもしていますので、ぜひ、ついていない町会にも推進をしていただきたいという要望をさせていただきます。  もう1点、今度は自動通話録音機促進費でございます。こちらは振り込め詐欺の防止の機械でございますが、私が以前聞いたときは、つけたいと要望が来ても数カ月待ちだったと思うのですが、今現在はどういう状況か教えていただけますか。 ○委員長 生活安全推進課長。 ◎湯澤憲治 生活安全推進課長 現在にありましては、自動通話録音機の配布待ち等はございません。在庫数にありましても、全て現在80台あるところでございます。理由としましては、自動通話録音機の1台当たりの単価を見直しまして、新たな業者を選定した結果、昨年度より180台多い680台を購入したことが理由の一つと考えられます。 ○委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 ありがとうございます。ぜひ設置をしていただければ。ただ、最近、設置をしたその上にさらにまた悪いやつが出てきていますので、設置したから安心というわけではないんですが、まず第一弾として設置をしないと先に進みませんので、こちらの普及と推進をぜひよろしくお願いいたします。 ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第15款、財産収入について、ご審議願います。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 財産収入の105ページで、利子及び配当金です。来年度は基金の運用益の利回りが0.09となっています。30年度でいくと0.06、31年度が0.08という利率でありました。ただ、けさの新聞の報道などを見ますと、多くの金融機関が、率直に言うと自治体からの預金は受け入れ敬遠しているという、神奈川県のは8回やって8回とも誰も手挙げてくれなかったという報道がされています。台東区が比較的順調にこの3年間利回りを得ている。といっても0.09ですから、率直に言ったらあれですけれども、この辺についての状況をちょっと教えていただきたいと思います。 ○委員長 会計課長。 ◎吹澤孝行 会計課長 基金の運用につきましては、当区のほうも主に定期預金と一部地方債で運用しているところでございますけれども、予算の利率が30年度から上昇している要因につきましては、平成30年の8月から12月にかけて、債券の金利が上昇していた時期がございます。このときに定期預金の一部を地方債に移しましたので、その益金の収入が見込まれることから、利率のほうも上昇しているという状況でございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 ということは、定期預金というよりか、債券、地方債の運用ということのようです。  先ほど基金の議論ありましたけれども、今、基金が必要ないなんては私言っていません。しかし、このマイナス金利の時代の中で、基金を本当に区民のために使うということ、そこが言いたいわけです、本当に大事だと。これは寝かせておくよりも、この超低金利時代はむしろ積極的に、潰れそうなお店が幾つも今出始めていますから、そういう点での活用を申し上げておきたいということで終わります。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 104ページ、財産貸付収入が、前年度予算よりも本年度予算が減額になっているんですね。今、台東区というのはここ数年、魅力のあるまちということで土地も上がってきていると思うんです。そういう中で、ここが減額になっているというのがちょっとわからないんですけれども。 ○委員長 経理課長。 ◎鈴木慎也 経理課長 こちら、減になった理由でございますけれども、北上野二丁目用地、下谷警察の建てかえで貸していたところでございますけれども、こちらの使用が令和2年の8月までとなっておりますので、その後がありませんので、そこの部分の減収となってございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 それ以外の今ここに記載されている土地というのは、ここ数年、土地の価格は上がっていると私は理解するんですけれども、その辺はいかがでしょう。 ○委員長 経理課長。 ◎鈴木慎也 経理課長 上がっているところもございます。華学園に貸しております下谷一丁目用地につきましては上がっているところでございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 これ、見直しというのは、何年に1回やるんでしたっけ。 ○委員長 経理課長。 ◎鈴木慎也 経理課長 その土地にもよりますけれども、おおむね3年ですとか5年に1回見直すという形でございます。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 例えば3年か5年に見直しをしたときに、借りるほうは安くなればそれは大いに結構ですが、今本当に台東区は、全区的に土地が随分上がっているわけなので、賃料が上がると。それによって契約の更新ができないとか、そのようなことは今までないんでしょうかね。 ○委員長 経理課長。 ◎鈴木慎也 経理課長 これまでそういった部分はないかと存じております。 ○委員長 河野委員。 ◆河野純之佐 委員 その辺の問題については、どう考えているんですか。要は土地が、高騰しますよね。そうすると、借りているほうもこの金額だったら契約をやめようとか、そういう話にもなってくるのではないかなと思うんですけれども、土地の価格については、一番初めの契約の条項の中にそういうことが入っているのかどうかということを聞きたいんですけれど。 ○委員長 経理課長。 ◎鈴木慎也 経理課長 基本的には、契約書の中では3年ですとか5年に1回見直すという形でございます。もし不測の事態が仮に起こった場合は協議するという形になってございます。 ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 生活安全推進課長。 ◎湯澤憲治 生活安全推進課長 先ほどの青鹿委員のご質問にお答えさせていただきます。  防犯カメラ設置している町会につきましては、80町会に設置させていただいております。以上でございます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第16款、寄附金について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第17款、繰入金について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第18款、繰越金について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。
     本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第19款、諸収入について、ご審議願います。  田中委員。 ◆田中宏篤 委員 138ページの広告収入の部分ですけれども、こちら収入が1,500万円になっているんですけれども、こちらにつきまして、申し込んでもできなかったり、需要のバランスを知りたいんですけれども。要はこの金額以上の申し込みがあって断っている状態なのか、もしくは枠内をもう使い切っているのかお伺いしたいんですけれども。 ○委員長 広報課長。 ◎横倉亨 広報課長 枠内で使っているかというところのお問い合わせなんですが、広報課のことでお答えさせていただきます。ホームページは77万円という額を予算上上げさせていただいておりますが、実際はもっと枠はございます。やはりこういったホームページは、なかなか広告は埋まらないということもございますので、ホームページのことで申し込みを周知はしているところでございますが、埋まらないという状況もございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 その他、例えば広告効果が一番高い部分としては、区民がやはり一番訪れる1階部分とかがあるかと思うんですけれども、例えば広告を設置するとかいうようなことは何か考えとしてございますでしょうか。 ○委員長 広報課長。 ◎横倉亨 広報課長 庁舎1階、広告でございますが、新たな広告という形に関しましては、広報課を中心に関係する課と協議して進めているところでございます。しかしながら、区の広告といたしましては、公共性ということも視点に置いておりまして、区民に誤解を与えないという視点も重要と考えてございますので、バランスをとりながら広告の収入を考えていきたいと考えてございます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中宏篤 委員 ありがとうございます。冒頭に出たように、これから財政の部分で懸念がある中で、大きな枠組みも大事ですけれども、小さなことでこつこつとどのように収入をふやしていくかという考えというのは非常に今後大切になってくると思います。その中で、先ほど課長がおっしゃったように、公共性とのバランスというところは非常にもちろん大切だと思っていますし、では広告でどれだけふやせるかというと、財政の大規模な部分からしたら小さい額かもしれませんけれども、1個1個そういったところでどうやって、区として収入をふやしていくかというのは、今後大事になってくると思いますので、ちりも積もれば山となるという部分で、そこに関しては今後ぜひいろいろ検討していっていただきたいと思います。以上で。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 10年以上前にリバーサイドスポーツセンターは高速からよく見えるから、あそこに広告とったらどうだと言ったら、行政財産はそういう使い方できませんと言われた。それで、東西めぐりんにラッピングをかけるときだって、かなり苦労した。ちりも積もれば山となると、そうですね、いい考えですね、やってみましょうかといったって、できないこともある。できないことを、できそうに言ってはだめですよ。どうなんですか。法的な問題もあるところたくさんあるでしょう。建物、庁舎に広告など書いてはいけないでしょう。 ○委員長 広報課長。 ◎横倉亨 広報課長 台東区におきましては、台東区の広告事業実施要綱ですとか台東区広告掲載基準で、広告の中の定義を決めているところでございます。疑義があるものにつきましては、広告事業推進委員会というものがありまして、上がってきたものをどのように決めるかというのを決めておりまして、庁舎の中で一部やっているところ、ほかの市役所では見ているところもございますので、全てが全部だめだというわけではないかと思うんですけれども、やはり広告事業は区民にそういった誤解を与えるですとか、そういったことがないようにと台東区は考えてございますので、全てがだめだということではないんですけれども、やはり余り好ましくないのかなというところで、バランスをとりながらやっているところでございます。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 1回でやめるつもりだったけれどさ、もう少しわかりやすく言いなよ。あのときに、リバーサイドスポーツセンターに懸垂幕、横断幕かけて、子育てするなら台東区という台東区の広告打ちなさいよと。今、東名高速道路を走っていくと、綾瀬の図書館は11万人来ています、すばらしい図書館ですと、1個1個橋に広告がかかっているんだよ。そのように今現状が変わってきているんですよ。だから、そういうことも踏まえて慎重に答弁して、慎重に事を進めていってよと言っているんです。 ○委員長 広報課長。 ◎横倉亨 広報課長 副委員長ご指摘のとおり、慎重に進めさせていただきたいと考えてございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 ちょっと時期的に聞きづらいんですが、一つは国のほうの観光税関係というのはこの中一つもないんですけれど、どういうところで最終的にどうなってるのかなと。まずそれがわかれば。宿泊税とも言われるやつです。 ○委員長 経営改革担当課長。 ◎福田健一 経営改革担当課長 法定外の目的税のお話かと思うんですが、当然法定外税についての、これまで台東区では一度検討したことがございまして……           (「そういうことではない」と呼ぶ者あり) ◎福田健一 経営改革担当課長 すみません、ちょっと現在把握してございません。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 きっと下りてきていないから把握していないんだと思うんで、それはそれでわかりました。  今せっかく答え始めたところなんで、観光税は前に少し検討したことあるんですが、今これだけ観光が落ちてきているときに観光税という話もなかなかしづらいんですが、今までどんなことを検討して、どんな状態にあるのか教えてください。 ○委員長 経営改革担当課長。 ◎福田健一 経営改革担当課長 平成18年度のときに法定外税ということで検討をさせていただいたんですが、そのとき別荘等所有税、それから宿泊税、均等割超過課税について検討したところ、まだ導入するには課題が多いためと、見送ったという経緯がございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 観光税の話でいろいろ出るんですが、これだけ観光客が落ち込んでいるときに話すこと自体余りいいとは思っていないんですが、どうしてもふえてくると思いますし、ふえてきてくれなければ困るという中では、新たな財源というのは必要なのかなと思いますんで、毎年少しずつでもいいから、どうやって取るかは検討していただいて、一般税のほうからトイレをつくるのから何からつくっていくというのは余りどうなのかなと思っていますんで、ぜひ考えていただければなと思います。要望しておきます。 ○委員長 よろしいですか。  以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第20款、特別区債について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款について審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 以上で歳入全部の審議を終了いたしましたので、歳入について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、歳入については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、歳出についてご審議いただきますが、審議方法については、各款ごとに審議、仮決定することで既にご了承いただいております。  さらに、おはかりいたしますが、総務費、民生費、衛生費、文化観光費、土木費、教育費については、項ごとにご審議いただきたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。  理事者が席を交代いたしますので、少々お待ちください。           (理事者、席を交代) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第1款、議会費について、ご審議願います。  石川委員。 ◆石川義弘 委員 議員報酬と政務活動費なのですが、23区で何番目か教えてください。 ○委員長 議会事務局次長。 ◎吉本由紀 議会事務局次長 議員報酬につきましては、23区中15位でございます。政務活動費につきましては22位でございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 もう少しどうにかしたいなと、それだけ言っておきます。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 昨年、3年ぶりに台東区議会に戻ってきまして、大分ルールも変わっていて、ここのところ区民の皆さんのさまざまな目も大分変わってきているように感じます。この私も16年、3年抜いて13年間区議会議員として仕事させていただいて、最初のころとかなり変わったな、そんな印象があります。  今年度、議会事務局長をおやりになられて、どんなことを考えられたかお披瀝いただきたい。 ○委員長 議会事務局長。 ◎石野壽一 議会事務局長 ことしで2年目となりますけれども、議会事務局というものは、議員の活動を支えて、また議長を補佐することで区議会の権威を高めるとともに、区長部局と協調、連携することで区政の円滑な運営を図る部署であると思っております。  そういった仕事をしていく上で、私だけではなく、そういうことも含めてでございますけれども、議員の皆様に耳の痛いことも言うこともあるかと思いますが、そういったときにも温かい広い心で受けとめていただきまして、まことにありがとうございます。この場をかりて御礼を申し上げたいと思います。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 何かまるで退職されるようなご挨拶。午前中にもお一人いらっしゃいましたが、この区に生まれ、この区に育ち、この区を愛し、おみこしの会でおみこしまで担いだ、その下町の最たる部長さんですから、もっと今までの思いもあったでしょう。その辺もちょっとお披瀝いただけませんか。 ○委員長 議会事務局長。 ◎石野壽一 議会事務局長 私、退職ということありましたけれども、37年間勤めさせていただきまして、いろいろな仕事をさせていただきました。江戸開府400年事業ですとか、中学生までの医療費の無料化、あと次世代を見据えた、先ほど話に出ておりましたけれども財政の健全化、そういったことに携わらせていただきました。ただ、私だけでできたわけではございませんで、同僚、先輩初め職員一丸となって取り組んだ結果だと思っております。  37年間と申しましても、その間、公務員をめぐる環境というのは大分変わってきたように感じております。私が入ったときは結構ポロシャツ、サンダルで仕事していたような職員もいましたけれども、今はそういう職員はほとんどいないと思いますし、あとネクタイと靴で、背広で勤めさせていただいているんだと思います。  私、最初入ったときのボーナスで買ったのがビデオデッキでございました。そして、管理職になって初めて大きな買い物として買ったのはノートパソコンでございました。37年勤めさせていただいて大きく変わったというのは、やはり通信関係も含めてですが、パソコンですとかインターネットの導入が非常に大きく影響していると思います。それまでは、何といいますか、理事者のほうが議員の皆様に比べていろいろな情報を持っていたということがあります。それがインターネットとかパソコンが入りまして、それが同等ではなくて逆転するような状況になって、そんな中でいろいろな施策を考えていくのは難しくなっているなと感じております。  住んで暮らしている台東区だからこそ、今後とも皆様と協調しながら、さまざまな施策を進めていただいて、すばらしい台東区にしていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長 副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 そんな人ごとみたいに冷たいこと言わないでね、台東区民なんですから一緒にまだまだやりましょうよ、お仕事ね。用意されている原稿よりよほどすばらしい挨拶でした。本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。 ○委員長 よろしいですね。           (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 本日の予定は、以上で終了いたしました。  次回の委員会は、あす10時に開会いたしますので、よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 これをもちまして、予算特別委員会を閉会いたします。           午後 1時47分閉会...