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  1. 台東区議会 2019-07-25
    令和 元年 7月産業建設委員会-07月25日-01号


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    最終取得日: 2021-09-13
    令和 元年 7月産業建設委員会-07月25日-01号令和 元年 7月産業建設委員会 産業建設委員会会議録 1 開会年月日   令和元年7月25日(木) 2 開会場所    議会第3会議室 3 出 席 者   委員長 青 柳 雅 之    副委員長 和 泉 浩 司   (8人)    委員  拝 野   健    委員   松 村 智 成           委員  山 口 銀次郎    委員   中 村 謙治郎           委員  河 井 一 晃    委員   寺 田   晃 4 欠 席 者   (0人) 5 委員外議員   (0人) 6 出席理事者   技監                    西 野   仁           文化産業観光部長              岡 田 和 平           文化振興課長                三 瓶 共 洋
              観光課長                  平 林 正 明           文化産業観光部副参事            吉 田 美弥子           産業振興担当部長              梶   靖 彦           産業振興課長                上 野 守 代           都市づくり部長               伴   宣 久           都市づくり部参事              前 田 幹 生           都市計画課長         (都市づくり部参事 事務取扱)           計画調整課長                寺 田   茂           地域整備第一課長              浦 里 健太郎           地域整備第二課長              植 野   譲           地域整備第三課長              遠 藤 成 之           建築課長                  松 﨑 晴 生           住宅課長                  飯 野 秀 則           土木担当部長                武 田 光 一           交通対策課長                石 川 洋 二           道路管理課長                曲 山 裕 通           土木課長                  齋 藤   洋           公園課長                  原 島   悟           教育委員会事務局スポーツ振興課長      櫻 井 洋 二           文化産業観光部副参事(産業振興事業団事務局次長)                                 吉 江   司           文化産業観光部副参事(産業振興事業団経営支援課長)                             (事務局次長 事務取扱) 7 議会事務局   事務局次長     吉 本 由 紀           議事調査係長    松 江 勇 樹           書  記      髙 保 郁 子           書  記      佐 藤 大 地 8 案件 特定事件について  ◎理事者報告事項都市づくり部】   1.都市計画道路都市計画変更について                      ……………………………資料1 計画調整課長土木担当】   1.凌雲橋の調査結果について     …………………………………資料2 土木課長   2.並木通りおもてなしの庭」の整備について                      …………………………………資料3 公園課長外郭団体】   1.公益財団法人台東芸術文化財団経営状況報告について                      ……………事前資料1 文化産業観光部副参事   2.公益財団法人台東産業振興事業団経営状況報告について                      ……………事前資料2 文化産業観光部副参事                          (産業振興事業財団経営支援課長)           午前10時02分開会 ○委員長青柳雅之) ただいまから、産業建設委員会を開会いたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 本日は、卓上マイクのスイッチを必ず押してから、ご発言願います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 次に、理事者の方に申し上げます。  所管の部の報告事項が終了した時点で、ご退席いただいて結構です。  また、報告事項のない部についても、ご退席いただいて結構です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 次に、傍聴についておはかりいたします。  本日提出される傍聴願については、許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。  それでは、審議に入らせていただきます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 案件、特定事件についてを議題といたします。  本件については、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。  初めに、都市計画道路都市計画変更について、計画調整課長報告願います。 ◎寺田茂 計画調整課長 それでは、都市計画道路都市計画変更についてご説明申し上げます。資料1をごらんください。  項番1、都市計画道路の廃止についてでございます。平成16年3月に東京都及び特別区で策定をしました区部における都市計画道路整備方針におきまして、日暮里谷中地区都市計画道路の補助第92号線、第178号線、第188号線の3路線につきましては、都市計画見直し候補区間として選定されております。この方針に基づきまして、地域特性を踏まえた上で交通安全、防災等の観点から都市計画道路必要性を検討した結果、平成28年2月の産業建設委員会でもご報告してございますが、見直し候補区間の全区間を廃止する方針を平成27年12月に決定しているところでございます。その後、東京都、荒川区、文京区、台東区と調整を進めた結果、このたび、都市計画道路の廃止に係る手続を進めることになったため、改めてご報告させていただきます。  項番2、対象の路線についてでございます。図面をごらんください。廃止の対象となる路線は3本ございまして、まず、荒川区境の環状4号線、いわゆる道灌山通りから朝倉彫塑館通り、そして上野公園付近を経由しまして、JRの線路をまたぐ両大師橋の先に至るまでの補助第92号線、それから、補助第94号線、いわゆる不忍通り地下鉄千駄木駅付近から三崎坂を上がりまして、先ほどご説明した補助第92号線と交差するところまでを結ぶ補助第178号線、最後に、夕やけだんだん付近の補助第92号線と交差するところから下御隠殿橋を経由しまして、日暮里駅付近を通ります補助第188号線の3路線でございます。各路線の延長につきましては記載のとおりでございます。  裏面をごらんください。今後の進め方でございます。今後、地元の住民の皆様に対しまして、都市計画の変更の素案の説明会を実施した後に、都市計画法の規定に基づきまして、都市計画変更の案を作成しまして、この変更案を公告・縦覧して、ご意見をいただき、都市計画審議会での審議を経た後に都市計画決定に至るという、そういう段取りになってございます。なお、各路線の都市計画決定権者につきましては、資料の下段の表に記載がございますけれども、補助第92号線については東京都、補助第178号線については東京都、補助第188号線につきましては、区境にありまして、台東区、荒川区という形になってございます。  項番4、今後の予定でございます。8月30日と8月31日の2日間にかけまして、東京都と台東区と荒川区と文京区の3区の共同開催によりまして、都市計画道路の廃止に関する素案説明会を実施いたします。その後は、先ほど説明したとおりの進め方に基づきまして、段階を踏んで都市計画の廃止の手続を進めてまいります。目途としましては、今年度内に手続を完了できるよう、東京都と3区で協議しながら進めていく予定でございます。なお、都市計画道路の廃止の手続につきましては、谷中地区地区計画の決定と同時に完了するように関係課と調整を進めているところでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 これ、谷中の地区計画は、住民の中にもさまざま意見があると聞いております。例えば、これ、同時に谷中地区計画の決定を行うとありますが、その中で、谷中の地区計画、住民の意見等がまとまらずに地区計画の決定がおくれてしまった場合、道路の廃止が先行して、地区計画の決定はおくれてしまうということになるんでしょうか。           (「地区計画、ここではないだろう」と呼ぶ者あり) ○委員長 いや、いいです。  計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 今回、都市計画道路の廃止がもし先に進みますと、都市計画法第53条の建築規制計画性の中には規制がかかってございます。それが同時に規制が外れますので、やはりその部分について乱開発が進むというおそれがありますので、これまで東京都と台東区では地区計画でその辺を担保しようということで、まちづくりの観点から同時に進めてございます。ということで、都市計画道路の廃止だけを先行して、地区計画が後になるということは、東京都もそれは認識してございまして、我々、都と区の間で協議の中でもそれはお互い共通認識で進めていくということで、あくまでもこれはセットで、同時に決定するという、そういうスケジュール感で進めているところでございます。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 わかりました。しっかりと住民の意見を反映させて、同時にできるように進めてください。お願いします。 ○委員長 そのほか、ございますか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 わかりました。  ただいまの報告については、ご了承願います。  今お話があったとおり、同時に進めるということ、きちんとご答弁いただきましたので、一方がおくれたから、強引に進めるとか、そういったことがないように、その点だけはご留意いただきたいと思います。その上で了承させていただきます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 次に、凌雲橋の調査結果について、土木課長報告願います。 ◎齋藤洋 土木課長 それでは、凌雲橋の調査結果についてご報告しますので、資料2をごらんください。  項番1、調査の目的でございます。凌雲橋につきましては、平成28年度に実施した耐震性照査の結果や耐震補強工事が困難なこと等の理由により、現在橋をかけかえる方向で検討を進めております。そこで、昨年度はかけかえに必要な現地調査及び構造や施工方法についての比較設計を、JR東日本と共同で実施いたしました。  項番2、内容でございます。(1)測量調査、(2)地質調査につきましては、記載のとおりです。(3)比較設計は、現地の状況を勘案し、橋の構造形式につきまして、駅へのアクセス、工期、経済性等を検討し、五つの案から最適案を選択するものです。  別紙をごらんください。こちらは、調査比較設計の結果でございます。上から順にご説明します。一番上の全景ですが、左側の第1案、第2案は、橋の中ほどに橋脚を一つ設けるもの、第3案以降は、アーチ構造としております。次の路面は、言問通りを背にして、上野公園側を見た際のイメージを占めております。イメージ図の右側にある赤い屋根は鶯谷駅南口の駅舎です。第1案は、路面の下に桁、第2案は、路面の上に桁、第3案は中央にアーチ、第4案は両側にアーチ、第5案はアーチ忍岡中学校側に寄せたものです。なお、資料の図ではわかりにくいところもございますが、全ての案で両側に歩道がついております。橋脚の有無ですが、第1案、第2案は、橋脚を設け、下から橋を支える構造となっており、第3案から第5案は、アーチにより橋をつる構造となっております。駅へのアクセスは、自動車等道路側から駅前のロータリーに進入する際、橋の構造物が支障になるかどうかを基準とし、可、不可で示しております。概算工期ですが、第1案、第2案は、鉄道の敷地へ新たな橋脚を設置する際、線路の際を掘削することとなります。そのため、線路への影響がないよう、慎重な作業が必要となることから、期間が長くなるものと想定しております。概算工事費につきましては、記載のとおりです。  資料へお戻りください。項番3、結果ですが、第5案を最適案といたしました。その理由ですが、第5案は、概算工事費は3番目となっておりますが、駅へのアクセスに問題がなく、現在と同じ状態で道路を利用できること、また、比較的工期が短いことによるものです。なお、この結果につきましては、JR東日本も同様の認識をしているところでございます。  項番4、今後の予定でございますが、JR東日本とのかけかえに向けた協議を引き続き進めてまいります。  ご説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 この建設の年数がこの12年となっているんですけれども、これは12年間、一回全部壊して封鎖してつくるのでしょうか。それとも、部分部分、やりながら、道路機能を残しつつ、12年かけて工事をしていくということになるんでしょうか。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 現地の状況がスペース的に非常に厳しいものですから、車道、歩道、全部を生かしながら新しい橋をかけるというのはなかなか難しいということでして、現地の状況の、今、歩道橋と車道橋が分離された構造になっていますので、なかなか車道を通しながら工事をするというのは難しいんですけれども、歩道を活用しながら、歩行者等の通行を確保しながら整備できたらいいなと考えております。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 わかりました。
     これは、この橋の上野側の歩道は、エレベーターがついてバリアフリーの構造にたしかなっていたと思うんですけれど、そのあたりの歩道も工事する際に、もう片側、バリアフリーになっていないんですけれど、そのあたりの配慮などはしていただけるでしょうか。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 その辺につきましては、今後の検討の中、利用者になるべく負担をかけないような形で工事ができたらいいなと思っておりますので、そういったことも含めて、検討してまいります。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 もう1点、このアーチ、今度新たにかかるということですけれども、このアーチは地域の住民から何か景観などについて意見等は出ていたりとかはするでしょうか。 ○委員長 山口委員、まだそこの段階まで行っていないの、住民説明もまだですし、検討がこういった形で始まったということなので、そういう質問ではなく、要望だったらそのように言っていただいたほうがいいのかなと思います。 ◆山口銀次郎 委員 要望として、景観等が新たにこういうアーチができてしまうので、ちょっと住民等、意見が出るかもしれないので、そのあたりの要望はしっかり酌み取っていただければと思います。 ○委員長 土木課長、一応答弁をお願いします。 ◎齋藤洋 土木課長 アーチにつきましては、構造的に必要な形になっていますので、基本的にはこういった形をベースに検討していくということなんですが、意匠等、それから、構造に必要な計算をしますと、アーチの高さ等もこれから出てくると思いますので、そういったことも含めて、検討していきたいなと思っております。 ○委員長 よろしいですか。  河井委員。 ◆河井一晃 委員 これ、車道を全部封鎖してということで、駅の送り迎えとか、そういったものができなくなると思うんですが、北口のほうはロータリーをつくったり、ちょっとその辺は整備したりという予定はございますでしょうか。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 今回の整備の上で、ちょっと今北口との連動というのは今のところはまだ考えてございませんが、JR東日本といろいろと協議しながら進めていますので、その辺も含めて一緒に検討していきたいなと思っております。 ○委員長 河井委員。 ◆河井一晃 委員 あと1点、南口の下の繁華街というか、商店にもかなり影響が出ると思いますので、その辺の説明もしっかりとしていただければと思っております。これはちょっとご要望です。 ○委員長 ほかにございますか。  拝野委員。 ◆拝野健 委員 この凌雲橋、昭和3年だと思ったんですけれども、それで、ずっと木村肇先生ですとか、ずっと質問されてきて、長い間、懸案になっていたと思うんですが……           (「よくご存じだな」と呼ぶ者あり) ◆拝野健 委員 それで、伺いたいんですけれども、これ、財産はJR東日本が持っていて、上の部分は区が持っているということなんですけれども、かけかえのお金、総工費の工事費については、区のスタンスとしては誰が払うのか、区のスタンスとしては一部払うというのも含めた協議なのか、JR東日本に引き続き要望していくというスタンスなのかというのは教えていただきたいです。負担割合。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 財産はJR東日本のものなんですけれども、台東区としては、道路管理者としての立場、それから責任がございますので、負担がないとは考えておりませんが、今後その負担について、お互いどうしていくのかというのが今後の協議の主要なテーマになっていきますので、それについては今後JR東日本と協議してまいりたいと思っております。 ○委員長 拝野委員。 ◆拝野健 委員 ありがとうございます。ぜひJR東日本と一緒に一日も早くかけかえができるようによろしくお願いいたします。 ○委員長 ほかにございますか。           (発言する者なし) ○委員長 これは、今、拝野委員からもお話がありましたが、木村肇前議員が相当な勢いでお話し、要望されていたのが、かけかえに向けた第一歩がスタートしたのかなというところだと思います。ただ、今、河井委員からもあったとおり、橋をかけかえるだけでいいというわけではなく、この鶯谷エリアの全体をこれからどうしていくかということをちょっとそれもあわせて話を進めていかないと、10数年間のかけかえということの負担が余りにも地域に大きいですから、それもちょっと広げて、所管の中だけではなくて、検討いただきたいなということを私から要望しておきますので、よろしくお願いします。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 次に、並木通りおもてなしの庭」の整備について、公園課長報告願います。 ◎原島悟 公園課長 並木通りおもてなしの庭」の整備についてご説明いたします。資料3をごらんください。  本件は、昨年の第4回定例会における本委員会でご報告いたしました整備の実施について、進捗状況をご報告するものでございます。  項番1、目的でございます。おもてなしの庭の整備につきましては、東京2020大会のマラソンコースである浅草寺雷門前の並木通り緑地空間を創出することで、沿道の景観向上を図るとともに、来街者への潤いを提供するものでございます。整備に当たりましては、中央分離帯の4カ所にアサガオの花をモチーフにした支柱を設置し、アサガオなどの植物を巻きつかせるとともに、周囲には在来種の植物を下草として植え、日本らしさを演出するものでございます。  項番2、進捗状況でございます。ことしの5月に着工し、支柱などの設備設計及び植栽の一部を実施しております。引き続きアサガオ等の植栽を実施し、8月末に整備完了予定でございます。  お手数ですが、資料の裏面をごらんください。最後に、項番3、今後の予定でございます。8月末の整備完了後、9月5日に浅草文化観光センターにおいて完成記念式典を開催する予定でございます。  簡単ですが、ご説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 これ、アサガオが終わったらどうしますか。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 現状、こちらの完成イメージでは、アサガオのみがオブジェに巻きついているような記載になってございますが、在来種つる性の植物、つるをはわすような植物は、1年間、こちらに緑の状態で巻きついておりまして、アサガオの季節には、このアサガオが巻きついて花を咲かすというところでございます。ただ、アサガオの時期というのは、長くても三、四カ月というところでございますので、それ以外の時期のこちらの活用につきましては、今どういった有効な活用ができるかどうかというところを検討しているところでございます。 ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 このかごができ始めたころから、中に鳥が入らなければいいなと思っていたんですけれどね、GTSの。それは置いておいても、これがわさわさ生えたときの視認性を考えたことはありますか。私はあそこでUターンしたんです、この前。今のこのかごの状態でも結構見にくい。それで、当然道路管理課とも話はしているんだろうけれど、同じフロアだし。これ、少し考えながら植栽もしていかないと、右折で浅草通りへ入っていくのでまだいいけれど、あそこの場合、Uターンできるでしょ、駐車場の出口から雷門に向かって。そのとき、ずっと一番南側にあるかごがすごく邪魔。だから、これ、短期的にやって、撤去するのかなと思っていたんだけれど、では、一年中、常にあそこが緑の葉っぱで、緑のカーテンで、反対側が見えなくなるほどわさわさしてしまったら、いかがなものかなと思うけれど、近隣住民の方がそれでいいとおっしゃっているんでしょうし、そこまでは反対しませんが、結構視認性は悪くなると思いますが、その感覚はありますか。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 副委員長ご指摘のとおり、道路上の構造物でございますので、緑の潤いというところはもちろんでございますが、例えば今ご指摘のございました道路管理課ですとか、あとは、交通管理者であります浅草警察等とよく協議いたしまして、視認性の確保は十分、安全確保ができるように努めてまいりたいと思ってございます。その方法といたしましては、茂り過ぎた植物がございまして、視認性が悪い状況であれば、適宜間引くなど、維持管理に努めてまいりたいと考えてございます。 ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 撤去しろとは言わないけれども、まずそこのところを第一義に、来街者が大変多い浅草ですし、まして、区営施設、区の施設でもある地下駐車場から出てきたところだから、ここは。その潤いもいいけれども、やはり事故のない安心安全なまちづくりというのは大きな観点になると思うので、花の心は大賛成ですよ。だけれど、やはり考えて、少しずつきちんと進めてくださいね。 ○委員長 ほかにありますか。松村委員、いいですか。 ◆松村智成 委員 同じ内容なので大丈夫です。 ○委員長 河井委員。 ◆河井一晃 委員 竹材ということで、あと、ちょっと背も高いので、この辺の強度とか、素人なんであれなんですけれど、大丈夫なのかというのは私的にちょっとぱっと見たときに不安を覚えたので、その辺のところの安全注意だけ、ちょっとお願いしたいなと思っております。 ○委員長 公園課長。 ◎原島悟 公園課長 今、こちらの写真にもございますとおり、外で見えるところは竹を編んでかぶせている状態でございまして、この内側にステンレス製の十分な強度を持った支柱が、らせん状に組み込まれておりまして、さらに、そのステンレスの支柱につきましては、コンクリート製の基礎で地下駐車場の躯体の上に乗っている状況でございますので、風が吹いたときですとか、あと、雪が上に乗ったときの過重等、全て構造計算を行いまして、安全な強度を持ったもので施工してございます。 ○委員長 河井委員。 ◆河井一晃 委員 その竹材というのは、よく私、壊れたイメージしかないので、何かよく観光地行に行ってもちょっと剥がれたり、取れたりしているようなイメージがあるので、その辺はしっかりちょっと日々チェックしながらとは思います。以上です。 ○委員長 いいのかな。本当にいいんですか、質問。いいですか。           (発言する者なし) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 次に、外郭団体の経営状況について、報告を聴取いたしたいと思います。  初めに、公益財団法人台東芸術文化財団経営状況報告について、文化産業観光部副参事、報告願います。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 それでは、ご報告いたします。事前資料1をごらんください。A4縦、4枚物の概要版によりご説明いたします。  初めに、事業報告について、主な事業をご説明いたします。1ページをごらんください。Ⅰ、芸術文化に関する事業でございます。まず、芸術・文化施設等活用の自主事業として、各文化施設で特性を生かした特別展、企画展などを開催してまいりました。初めに、朝倉彫塑館は、朝倉文夫が収集した美術品や道具をカテゴリー分けして展示し、朝倉文夫の美意識や哲学に迫る「特別展 彫刻家の眼-コレクションにみる朝倉流哲学-」を開催いたしました。次に、下町風俗資料館は、不忍池の魅力を紹介する「不忍池 水面にうつる江戸から東京」を開催し、写真や錦絵、地図など、関連する資料を特別展として展示いたしました。  2ページをごらんください。一葉記念館では、名作「たけくらべ」の構想を得たとされる龍泉寺町での一葉の姿を紹介した特別展や「ゆく雲」の作中で重要な意味を持つ手紙に込めた思いなどを紹介する企画展を開催いたしました。  3ページをごらんください。奏楽堂では、リニューアルオープンを記念して、2週にわたり記念演奏会を開催し、名楽器が再び柔和な音色を奏楽堂に響かせました。また、高い評価が定着している奏楽堂日本歌曲コンクールや藝大生による木曜コンサートを開催いたしました。  4ページをごらんください。書道博物館では、16回目となる東京国立博物館との連携企画として「王羲之書法の残影-唐時代への道程-」を開催したほか、工事休館明けの記念企画展として「中村不折のし・ご・と-画家として、書家として-」を開催しました。  4ページ下段をごらんください。音楽・美術・芸能文化等の提供の自主事業でございます。(1)文化コンサートでは、奏楽堂リニューアルオープンを記念講演として、唱歌や童謡、日本歌曲を演奏し、好評を博しました。(2)こどもの芸術と文化では、小さなお子さんにも音楽に触れていただく機会を設けてまいりました。Concert for KIDSでは281人の方にご来場いただき、ミレニアムホールが満員となりました。  5ページをごらんください。(4)ジャズでは、第32回UENO JAZZ INN’、第38回浅草ジャズコンテストともに多くのジャズファンの方が楽しみにされている行事として定着しております。(5)にほんの音の邦楽爛漫は、東京藝術大学音楽学部邦楽科の教授などによる演奏会で、参加者の方々には邦楽ならではの音色や舞をご堪能いただきました。(7)第39回を迎えた台東薪能は、能楽をより理解していただくため、能楽師の坂先生によるワークショップも開催いたしました。当日は、荒天のため浅草公会堂での開催となりましたが、混乱なく実施でき、参加者も満足されておりました。  6ページをごらんください。(8)浅草芸能大賞は、第35回を数え、大賞の草笛光子さん、奨励賞の林家たい平さん、新人賞の神田松之丞さんご本人に出席いただき、にぎやかな表彰式及び記念講演を行うことができました。(10)財団設立趣旨に沿う事業への協力では、民間団体等の芸術文化、スポーツ事業に対する共催や後援を行い、その振興に努めました。また、次世代育成という観点から、学芸員による区立小学校等への出前講座を行い、子供たちの文化教育も取り組んでまいりました。  6ページ下段、Ⅱ、スポーツ文化に関する事業でございます。自主事業の(1)区民スポーツ教室といたしまして硬式テニス教室、初心者ゴルフ教室を開催いたしました。硬式テニス教室は、初級、中級、上級ともに参加者が増加しております。  7ページをごらんください。(2)区民スポーツ大会は、区民ドッジボール大会を開催し、小学生から大人の方まで熱戦を繰り広げました。(3)桜橋・わんぱくトライアスロン2018では、猛暑のためコースを短縮するなど、安全性に配慮しながら実施し、316人のご参加をいただくことができました。受託事業につきましては、15種目の定期的な施設開放と初心者の方を対象とした11種目の初心者スポーツ教室を開催いたしました。  次に、Ⅲ、芸術・文化・スポーツ施設の管理運営は、区が指定管理者として指定した各施設の運営につきまして、その設置目的を踏まえ、利用者の安全性を重視した適切な管理を行ったものでございます。  次のⅣ、芸術・文化・スポーツ活動の調査・情報収集及び提供に関する事業では、ホームページ、SNS活用のほか、区立文化施設のポスター展、台東区の小さなミュージアムを開催するなど、効率的な情報発信に努めてまいりました。  以上が平成30年度の事業報告でございます。  続きまして、収支決算でございます。8ページをごらんください。収支計算書を添付させていただいております。ページの一番左側の科目の欄と右から2列目の決算額の欄を用いてご説明をいたします。  まず、Ⅰの事業活動収支の部でございます。事業活動収入額の合計は、事業活動収入計のとおり、6億7,328万6,493円でございます。次に、2の事業活動支出でございます。①芸術文化事業費支出は、文化施設5施設の管理運営経費と各施設の特別展やコンサート実施などに要する自主事業経費で、1億9,286万2,546円となっております。②スポーツ文化事業費支出は、リバーサイドスポーツセンターの管理運営経費とスポーツに関する受託事業、自主事業に要する経費で、2億1,285万5,181円となっております。③収益事業費支出は、販売を目的とした図録、小冊子、グッズなどの作成経費で790万8,357円となっております。④その他事業費支出は、リバーサイドスポーツセンターの駐車場に係る管理運営経費で430万1,502円となっております。⑤管理費支出は、財団職員の人件費、事務局の運営経費などで1億8,086万7,763円となっております。以上、事業活動の支出合計は、事業活動支出計に記載のとおり、5億9,879万5,349円でございます。その結果、事業活動収支差額は7,449万1,144円となりました。  次に、Ⅱ、投資活動収支の部でございます。投資活動収支差額はマイナス122万3,448円となります。この結果、平成30年度の全体の収支差額は、下から4行目、当期収支差額の7,326万7,696円となります。そのため、同額を区に返納し、次期への繰越額は2,000万円でございます。  以上が収支決算でございます。詳細な内容につきましては、お手元の冊子をごらんください。  なお、本件については、台東区芸術文化財団の5月の理事会、6月の評議員会におきまして承認されております。ご報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 これ、そもそも論でいって、9月に答弁いただきますけれど、芸術文化財団がやるのか、区本体がやるのか、そういうすみ分けを私はもう10年テーマで言っていますけれど、いいかげんに結論を出してください。それは第3回定例会で楽しみに待っていますが、さらに言えば、そもそもこの外郭団体二つの報告をなぜするのか。評議員会にはうちの青柳委員長も出ているわけです。そこで全部認められて、監事は監事で、長堀さん、河原さんという大変優秀な方が監事で判こを押して見ていただいているやつ。それをさらに議会でこれがいいだとか悪いだとかいう対象ではないでしょう、外郭団体は。そのために外郭団体を置いているんでしょ、産業振興事業団も。だから、そもそも何でこれを議会報告するのか、私には理解できないんですけれど、誰が答弁できますか。 ○委員長 議会事務局次長。 ◎吉本由紀 議会事務局次長 こちらの外郭団体報告につきましては、申し合わせ事項で経営状況を報告するということで、今報告をされているところでございます。過去の経緯をさかのぼったことがございまして、既に平成11年以降の申し合わせには記載がありますので、そのなぜ報告が始まったかの経緯はちょっと調べることができていないんですけれども、ただ、申し合わせの規定により、報告をいただいているという状況でございます。 ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 では、次長に伺いますが、他区で実施していない区もありますよね。 ○委員長 議会事務局次長。 ◎吉本由紀 議会事務局次長 ちょっと正確な数字はございませんが、23区全てやっているという状況ではございません。 ○委員長 和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 だから、これは議会の問題だから吉田副参事に聞いたわけではないの。だから、吉田副参事に聞くのは、この9月にすみ分けをどうするか、きちんとした私の10年来の疑問をすっきりさせていただくことなので、それは期待していますけれども、これは一回、委員長、考えていただけませんか。何か失礼に当たるような気がする。委員長が評議員で行っている、議会から議長も行っている。そういうところで評議員会があって、そこで決まった決定事項をこの事業、例えばこの事業のこれが何でこんなに人数が少ないんですかとか、これは収益が何で上がらないのですかとか、こうやったらどうですかというのは、それは委員会の中でやるような話ではないでしょうと私は思う。それ、監事さんにも失礼ですよ。やはり外郭団体で判こまで押してきているんだから。だから、そういうことは、委員長、考えていただきたい。これをどこで考えて、申し合わせ事項の議会改革になるのか、何になるのかよくわからないけれども、これは本当に必要なのかどうなのか。議員全員が必要だというならばいいですよ。だけれど、そもそも外郭団体の成り立ちとかを考えてくると、これを一々一々、1個1個、1点1点、議員が質問してやるのは、監事さんや出ている評議員の皆さんに失礼だと思うということだけ言っておきますので、どうぞ、委員長のお取り計らいで、全体でこういったものに対してどう取り組んでいくのかということを、根本から考えていただきたい。 ○委員長 平成11年と言いましたか。 ◎吉本由紀 議会事務局次長 その前にもあるかもしれません、まだ確認ができて……。 ○委員長 多分私もそのころ在職していたので、うっすら記憶があるんですが、今、和泉副委員長がおっしゃったとおり、多分その当時は、議会に報告ぐらいしろという意見が出てきて、それでそういった形で明記をされて、毎回のように報告されるということです。ただ、この間、一体この報告に意味があるのかという話は当然ありました。というのは、失礼かどうかという部分ではなくて、ここで仮にいろいろな意見が積み重なっても、もう了承された案件ですから、それが具体的にはね返るということは余りないんですね。もちろんその声は後々反映されていくのだと思いますが、その筋からいくと、既に了承されて判こまでつかれたものについての後からご意見番みたいなやり方はどうなのかということはありますので、そのことも含めて、ちょっと取り決めは議会運営委員会とか、幹事長会の部分になりますが、改めてこの外郭団体の経営状況の報告の取り扱いについては、委員会の中からそういった意見がありましたよということで、議長にお伝えさせていただきたいと思いますし、今後の課題としていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  ただいまの報告については、よろしいですか。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 今のお話の後で、ちょっと聞きづらいんですけれども、大事なことだと思ったので、聞かせていただきます。答弁しづらいようでしたら、いろいろなご意見があるので、よろしいですけれども、先ほどの報告の中で、4ページ、書道博物館の企画展で、出前講座とワークショップ、こちらが生涯学習センターと松坂屋上野店で、いわゆる工事期間中、閉鎖期間中に行われたものなんですけれども、気になるのが特に生涯学習センターの参加者数ですね。4回開催されて31人。せっかく館外で行われた出前講座、来ていただいた方には本当に貴重な体験をしていただいたとは思うんですけれども、こちらの4日間の内訳を教えてください。 ○委員長 内訳というと、何日に何人ということですか。  文化産業観光部副参事。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 こちらの出前講座ですが、出席者の数ですけれども、5月26日が5人、6月23日が10人、7月22日は8人の23名と、キッズセミナーとしては8人ということになっております。
    委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 せっかく貴重な機会ということで開催していただいて、台東区の区民の方にはまだまだ書道博物館をご存じない方もいらっしゃいますし、私はきっかけがあって、議員になる前から見させていただいているんですけれども、せっかくの機会ですので、今後もやはり周知の仕方、案内の仕方も工夫しながら、出前講座は続けて行えると思いますので、例えば生涯学習センターでしたら、生涯学習センターにいらっしゃる方、事前に案内したりしていただきながら、書道博物館の宝物を知っていただいて、書道博物館の企画展、今後行われるものも見ていただきたいなと思っておりますし、たしか、この年度の書道博物館の図録もかなり好評で販売されたと伺っておりますし、引き続き頑張っていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。以上です。 ○委員長 ほかにございますか。  河井委員。 ◆河井一晃 委員 私も聞きづらいんですが、寺田委員と関連で、私もちょっとここ気になったんですが、執行額が223万円という形になっているんですが、実際、このキッズセミナーの執行額というのはお幾らぐらいになりますでしょうか。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 ちょっとその分けた金額がすぐ出ませんので、確認して後ほどお答えさせていただきます。 ○委員長 その上で、河井委員。 ◆河井一晃 委員 ちょっと費用対効果はどうなのかなと思いながらも考えておりました。ちょっと後ほど、それでは、お知らせください。 ○委員長 委員会の開催中に間に合いますか。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 間に合うと思います。 ◆和泉浩司 副委員長 ビーバイシーをここで言ってどうするの。決算の判こついてもらっているのに。結果出ているやつなんだから。 ◆河井一晃 委員 すみません、では、次回につながればということで、お伝えいただければと思います。 ○委員長 では、すみません、次に進ませていただきます。  今の答弁は保留ということで、できれば委員会中に再度ご報告お願いします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 次に、公益財団法人台東産業振興事業団経営状況報告について、文化産業観光部副参事、報告願います。 ◎吉江司 文化産業観光部副参事 それでは、公益財団法人台東産業振興事業団の経営状況について、お手元の事前資料2に基づきまして、ご報告いたします。A4の5ページの概要版でご説明いたします。  この事業報告及び収支決算につきましては、事業団での5月の理事会、6月の評議員会におきまして承認されたものでございます。  それでは、項番1、各種研修会、講習会等の事業でございます。(1)中小企業に対する技術の指導及び研修事業では、中堅技術者専門研修を初め、CADシステム研修などを実施いたしました。(2)中小企業の情報化・国際化等を支援する各種研修事業では、資料記載の語学教室等を実施いたしました。(3)中小企業の人材育成を支援する各種セミナー事業では、したまちTAITO創業塾を初め、若手経営者サポートセミナーや経営セミナーなどを実施いたしました。(4)中小企業勤労者等の福祉に関する各種セミナー等の事業では、パソコン講座やものづくり教室などを行いました。  続きまして、項番2、調査研究、情報提供並びに普及事業でございます。(1)中小企業に関する情報資料の収集及び提供事業では、ファッション関係の書籍等を購入し、閲覧に供しております。  恐れ入ります、2ページをお開きください。(3)の表、勤労者サービスセンター会員の加入状況でございます。平成30年度は、入会者数が345人、退会者数が362人となっておりまして、全体で3,566人、前年比17人の減となっております。  次に、項番3、勤労者福祉事業でございます。(1)では、産業研修センターにおきまして、革工芸教室を初め、浅草ものづくり工房の入居者を講師といたしました革小物手づくり教室などを実施いたしました。(2)は、勤労者サービスセンター会員に対する給付事業で、550件の実績がございました。(3)健康維持増進事業では、予防接種や日帰り温泉施設等の利用補助を行いました。(5)自己啓発・余暇活動に係る事業では、指定宿泊施設や遊園施設、レクリエーション事業などを行いました。  恐れ入ります、3ページをお開きください。項番4、中小企業のための各種経営支援等の事業でございます。(1)中小企業の経営相談に係る事業では、①の商工相談を初め、②のビジネス支援ネットワーク、③の専門コーディネーター相談におきまして、資料記載の相談実績がございました。また、支援機関と共催いたしまして、セミナーや経営相談会等を7回実施いたしました。(2)中小企業に対する各種助成事業では、新市場開拓支援など9種の助成事業を実施いたしまして、それぞれの助成実績は資料記載のとおりでございます。(3)中小企業の販路開拓・交流支援に係る事業では、③の海外での販路開拓支援といたしまして、タイのバンコクで開催されました展示会に区と連携いたしまして台東区ブースを出展し、海外展開を目指す区内企業の11社に対しまして出展に必要な準備やテストマーケティングの場の提供などを行いました。  恐れ入ります、4ページをお開きください。項番6、台東区立産業研修センターの管理運営及び区から受託する事業でございます。(1)の産業研修センターの会議室等の利用状況では、延べ653件、1万5,309人のご利用がありました。(2)の事業者支援施設、浅草ものづくり工房の運営につきましては、①の入居者の状況は、平成30年度中に3事業者が退去したこともありまして、本年3月末時点では6事業者でございました。なお、4月に3事業者が新たに入居しておりまして、現在は9事業者となっております。②の活動状況につきましては、平成30年10月に施設公開を実施いたしまして、若手クリエーターによるワークショップや製作実演、商品販売等の催しを行い、延べ2,231人の方にご来場いただきました。また、各入居者は販路開拓に向けまして、百貨店、セレクトショップなどで展示販売や各種展示会への出展などの取り組みを行っております。  続きまして、30年度の収支決算についてご報告いたします。恐れ入ります、5ページをお開きください。  まず初めに、Ⅰ、事業活動収支の部のうち、1の事業活動収入の決算額でございます。それぞれの決算額は、表の右から二つ目の欄に記載しております。①基本財産運用収入は、政府保証債、地方債等の運用益で1,017万7,070円、③会費等収入は、勤労者サービスセンターの会費、入会金で2,204万3,000円、事業収入は、経営支援課におけるセミナーの参加料収入や勤労者サービスセンターにおける各種チケット等の売り上げ収入、産業研修センターの行事参加収入、事業者支援施設の施設利用料収入のほか、区からの受託事業収入で5,622万6,820円、⑤補助金収入は、職員の人件費や事業実施に対する区からの補助金で9,627万1,000円となっております。以上の事業活動収入合計額は、1億8,685万9,247円となっております。  続きまして、2の事業活動支出の決算額でございます。①経営支援費支出では、相談や助成事業に係る支出で3,676万4,563円、②勤労者サービスセンター費支出では、健康維持や自己啓発に係る各種サービス利用補助、会報誌等の作成経費等で5,177万599円、③研修センター事業費支出では、各種研修会、講習会の実施経費、各種教室の講師謝礼、資料購入費等によるもので837万7,121円、④区受託事業費支出では、区から管理を受託している産業研修センター及び事業者支援施設の管理運営等に要する経費で2,055万7,880円、⑤その他事業費支出では、勤労者サービスセンター会員に対する給付事業などで942万5,482円、⑥事務局費支出では、職員の人件費、法人の運営に係る経費で3,517万4,473円となり、事業活動支出の合計額は1億6,207万118円となっております。  その結果、事業活動に係る収支差額は、その下に記載のとおりの2,478万9,129円となっております。これにⅡ、投資活動収支、Ⅲ、財務活動収支を合わせますと、全体の当期収支差額は、下から4行目になりますが、2,747万1,037円となります。これに前期繰越収支差額を加えまして、区への返還金を差し引きますと、次期繰越収支差額は3,749万9,920円となります。  以上で、台東区産業振興事業団の経営状況についてご報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 こちらも気になるところがあるので。 ○委員長 いや、どんどんやってください。 ◆寺田晃 委員 報告書の31ページで、私もすごく以前から興味を持って期待しているところなんですけれども、中小企業支援、販路開拓、交流支援ということで、③の海外での販路開拓支援で、特にこの報告書の中で、イですね、台東区ブースで2,975人、1週間で11社、ざっくり平均割りしても、1日40人の方が1週間もいらっしゃったんだなと、1社のところに、ざっくりですけれども、これだけやはり注目されているのかなという。具体的な成功事例みたいなものを、もしよろしければ教えていただきたいんですけれども。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉江司 文化産業観光部副参事 この海外プロモーションの推進につきましては、産業振興課と連携して取り組んでおりまして、事業団といたしましては、展示会出展企業の調整であったりとか、フォローであったりとか、あと、海外販路開拓関係、ジェトロや、そういったバイヤーさんの連絡調整という主な役割を担っております。29年度よりタイのバンコクで開催されまして、昨年の30年度は11社出ておりまして、という形でございます。その中で、例えば名刺の交換とかは400件ほどございまして、商談というか、いろいろお話し合いは78件ほどございました。その中で、いろいろ出ている事業者さんが実際に契約に至った件数につきましては、4件でございます。結果として、その後、また帰ってきてからもいろいろ連絡がありまして、今現在は6件の契約に至っておりまして、現在3件交渉中ということでございます。実績につきましては、以上でございます。  例えば桐箱ですとか、そういった、あと、かき氷機といったものが出ているんですけれども、あちらでいろいろやはり、あちらのものに合うように事業者さんが手を加えてくれまして、リサーチをした結果、そういったものが売れているというか、契約に結びついているといった状況でございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 そのような成功事例をもっともっと皆さん、台東区のたくさんの事業者さんに知っていただきながら、もっともっと拡大していっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 ちょっとこれ、先ほどの仕切りの話にもなるんですが、この海外展開の出展等の報告というのは、産業振興課からは別にありますよね、毎年。  産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 産業振興課から報告をさせていただきます。区の決算につきましては、現在まとめているところでございますので、第3回定例会に決算の中でご説明させていただくことになるかと思います。 ○委員長 ということで、この辺になってくると、結構またがっていることもあるので、そのまた報告とか、事業団としての事業としてもなっているし、所管課の事業としてもなっているので、また報告というか、取り扱いがちょっと難しいところになってくるんですよね。そもそも論になってしまうということで。ということで、今の海外出展の件に関しては、一応、副参事からの報告は今のとおりであったし、多分産業振興課の事業としても再度細かい報告がありますので、そのときにもいろいろご発言をいただけるという、二重に発言ができますので、よろしくお願いします。  あと、ほかにございますか。  和泉副委員長。 ◆和泉浩司 副委員長 今の件にも通じますけれども、寺田委員河井委員がお話しされたことをぜひそれぞれ事業団にお伝えをいただいて、もう判こを押して終わってしまった話だと、そんな後から言ってもしようがないよと、今回のことだけではなく、さらに次に生かせるようにそれをお伝えいただきたいなと思います。そうしないと、行政の悪い癖で、事業団は質問されないぞと、評議員会だけ通ればいいんだといって、全部事業団に回されると議会の意味がなくなってしまう。だから、その辺も議会からもこういう話も出たよというのをしっかり伝えてください。そのことだけは言っておきます。  あと、それから、1点だけ褒めさせてください。産業振興事業団が約12万円ぐらい、基本財産の運用益を出しています。芸術文化財団が運用益出していません。私が監査だった今から10何年前に、やたらとファンドマネジャーみたいな方が中にいて、運用益を思いきり出したことがあった。安全に運用しなければいけない5億円ですから、そこは大事なんですが、こういう端まで気を使うようなところであっていただきたいと要望して、今回は産業振興事業団の勝ちということで、芸術文化財団はもうちょっと頑張ってください。それだけは言っておきます。 ○委員長 ほかにございますか。           (発言する者なし) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 ここで、文化産業観光部副参事から発言を求められておりますので、ご聴取願います。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 先ほど河井委員から質問のありましたキッズセミナーの経費でございますが、こちらは、学芸員が生涯学習センターで行っているセミナーですので、実際ほとんど経費というのは材料費ぐらいしかかかっておりません。その材料費のところで幾らかというところですと、この企画展という事業全体の中で、例えば紙を一締め買って使っているということもありますので、ちょっとそこの、このキッズセミナー単独の経費というのは出せない状況でございます。この(2)の企画展、それぞれ①から⑤までを含めました金額が223万7,350円なわけなんですが、その内訳といたしましては、例えばポスター、チラシの配送ですとか、ワークショップの材料費、それから、大きいところはやはりポスターとかチラシの印刷製本費というところになります。あとは、看板をつくる委託費ですとか、あと賃借料というところでの合計額になりまして、それがちょっとこのキッズセミナーのところに当たっているものというのは、材料費ぐらいしか思い当たらないというところでございます。 ○委員長 河井委員。 ◆河井一晃 委員 重箱の隅をつつくようなことをしてすみませんでした。わかりました。ありがとうございます。 ○委員長 芸術文化財団経営状況報告については、ご了承願います。  理事者からの報告は、以上であります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 以上で、本日予定されたものは、全て終了いたしました。  その他、ご発言がありましたら、どうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――委員長 これをもちまして、案件、特定事件についての審議を終了し、産業建設委員会を閉会いたします。           午前10時59分閉会...