台東区議会 > 2019-06-17 >
令和 元年 6月文化・観光特別委員会-06月17日-01号

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  1. 台東区議会 2019-06-17
    令和 元年 6月文化・観光特別委員会-06月17日-01号


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    最終取得日: 2021-09-13
    令和 元年 6月文化・観光特別委員会-06月17日-01号令和 元年 6月文化・観光特別委員会 文化・観光特別委員会会議録 1 開会年月日   令和元年6月17日(月) 2 開会場所    議会第3会議室 3 出 席 者   委員長 河 野 純之佐    副委員長 伊 藤 延 子   (13人)   委員  岡 田 勇一郎    委員   鈴 木   純           委員  中 嶋   恵    委員   松 村 智 成           委員  山 口 銀次郎    委員   石 川 義 弘           委員  河 井 一 晃    委員   村 上 浩一郎           委員  和 泉 浩 司    委員   小 菅 千保子           議長  石 塚   猛 4 欠 席 者   (0人) 5 委員外議員   (0人)
    6 出席理事者   副区長                   荒 川 聡一郎           経営改革担当課長              福 田 健 一           広報課長                  横 倉   亨           施設課長                  反 町 英 典           都市交流課長                廣 部 正 明           文化産業観光部長              岡 田 和 平           文化振興課長                三 瓶 共 洋           観光課長                  平 林 正 明           文化産業観光部副参事            吉 田 美弥子           産業振興担当部長              梶   靖 彦           産業振興課長                上 野 守 代           教育委員会事務局次長            酒 井 ま り           教育委員会事務局生涯学習課長        久木田 太 郎           文化産業観光部副参事(産業振興事業団事務局次長)                                 吉 江   司           文化産業観光部副参事(産業振興事業団経営支援課長)                             (事務局次長 事務取扱) 7 議会事務局   事務局長      石 野 壽 一           事務局次長     吉 本 由 紀           議事調査係長    松 江 勇 樹           書  記      髙 保 郁 子           書  記      諏 訪 ゆかり 8 案件   案件第1 第5号議案 東京都台東区教育振興基金条例の一部を改正する条例   案件第2 文化政策及び観光について  ◎理事者報告事項文化産業観光部】   1.江戸ルネサンス事業について    ……………………………資料1 文化振興課長   2.長浜市との文化交流事業の開催について                      ……………………………資料2 文化振興課長   3.下町風俗資料館等文化施設指定管理者の選定について                      …………………資料3 文化産業観光部副参事   4.下町風俗資料館リニューアルについて                      …………………資料4 文化産業観光部副参事   5.「江戸まちたいとう芸楽祭」の第1回開催結果及び第2回の開催について                      …………………資料5 文化産業観光部副参事   6.浅草文化観光センター外壁木製ルーバー補修工事等について                      …………………………………資料6 観光課長   7.平成30年度台東区観光統計マーケティング調査の実施結果について                      ……………………………事前資料1 観光課長   8.新たな観光推進組織の設立に向けた検討について                      ……………………………事前資料2 観光課長  ◎行政視察について           午前10時00分開会 ○委員長(河野純之佐) ただいまから、文化・観光特別委員会を開会いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 本日は、正副委員長就任後、初の委員会ですので、一言ご挨拶申し上げます。  おはようございます。文化・観光特別委員会、きょうから始まりますけれども、大変重要な行政課題も含んでおりますので、ぜひこの2年間、活発なご意見でこの文化行政、そして観光行政を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副委員長(伊藤延子) よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、本委員会所属理事者の紹介があります。  副区長。 ◎荒川聡一郎 副区長 本委員会の部長級の理事者をご紹介申し上げます。  文化産業観光部長岡田和平産業振興担当部長、梶靖彦。教育委員会事務局次長酒井まり。  以上でございます。 ○委員長 文化産業観光部長。 ◎岡田和平 文化産業観光部長 本委員会の文化産業観光部の課長級の理事者をご紹介いたします。  文化振興課長、三瓶共洋。観光課長平林正明産業振興課長上野守代文化産業観光部副参事、吉田美弥子文化産業観光部副参事、公益財団法人台東産業振興事業団事務局次長経営支援課長事務取扱、吉江司。  次に、本委員会の総務部の課長級の理事者をご紹介いたします。  広報課長、横倉亨。  以上でございます。 ○委員長 教育委員会事務局次長。 ◎酒井まり 教育委員会事務局次長 本委員会の教育委員会事務局の課長級の理事者をご紹介いたします。  生涯学習課長久木田太郎。  以上でございます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 本日は、卓上マイクのスイッチを必ず押してから、ご発言願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、理事者の方に申し上げます。  付託案件の終了後、所管の部の報告事項が終了した時点で、ご退席いただいて結構です。  また、報告事項のない部については、付託案件が終了した時点で、ご退席いただいて結構です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、傍聴についておはかりいたします。  本日提出される傍聴願については、許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。  それでは、審議に入らせていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 初めに、案件第1、第5号議案、東京都台東区教育振興基金条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について、理事者の説明を求めます。  文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 それでは、ご説明いたします。  本案は、台東区に本社を置く株式会社桑山桑山征洋様からご寄附をいただいたため、基金の額を改めるものでございます。  新旧対照表をごらんください。現行の200万円を300万円に改めます。  本条例は、公布日から施行いたします。  ご説明は以上です。原案どおりご決定くださいますよう、お願い申し上げます。 ○委員長 それでは、本案についてご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ないですね、よろしいですね。  これより採決いたします。  本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第2、文化政策及び観光についてを議題といたします。  本件について、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。  初めに、江戸ルネサンス事業について、文化振興課長、報告願います。
    ◎三瓶共洋 文化振興課長 それでは、ご説明いたします。  資料1をごらんください。まず、江戸ルネサンス事業は、項番1の(1)に記載のとおり、平成30年度からの3年間を実施期間としており、今年度は「エンジョイ!江戸」として、楽しむ要素を取り入れた事業を実施いたします。  次に、(2)の江戸ルネサンス事業は、別紙1のとおり、再掲事業も含めまして全体で35事業となっております。これらの事業を江戸ルネサンス事業として位置づけ、チラシやポスターなどに「江戸たいとうロゴマークを掲出し、一体感を創出いたします。  資料にお戻りください。続きまして、項番2、文化振興課における今年度の新規事業でございます。二つの新規事業を考えております。  まず、一つ目が、講演会シリーズ「江戸から学ぶ」の番外編、「江戸の音を観る」です。上野に隣接する谷中と浅草に隣接する奥浅草をテーマに、講演会と、それらに関連する技芸や音色の披露という2部構成のイベントを実施いたします。谷中編の第1部は寛永寺の浦井長臈による講演、第2部は語り部・朗読家として有名な平野啓子氏にご出演いただき、幸田露伴「五重塔」の朗読会を、また、奥浅草編の第1部では慶応義塾大学名誉教授の佐野陽子氏による講演、第2部では重要無形文化財総合認定望月太左衛氏による演目の披露や参加型の邦楽演奏会を開催いたします。  今回の補正予算は175万6,000円を計上させていただいております。  裏面をごらんください。二つ目は川柳で江戸をよむでございます。ことしは川柳家でもある葛飾北斎の没後170年であることを踏まえ、北斎と川柳というテーマで墨田区との文化交流の一環として実施いたします。  (ア)の川柳の公募は、一括して台東区で行います。募集テーマは、①のすみだ北斎部門と②の江戸たいとう部門としており、川柳関係者のほか、すみだ北斎美術館長や寛永寺の浦井長臈に審査員として携わっていただき、両区長による優秀作品の表彰や記念品として伝統工芸品の贈呈などを行います。また、(イ)から(オ)に記載のとおり、両区でさまざまなイベントを開催いたしますが、これらのチラシについては、片面を台東区、もう片面を墨田区といった形で一体化し、経費縮減も図ります。  補正予算額案でございますが、印刷物の分担金として折半の30万2,000円を墨田区から歳入いたします。歳出といたしましては、209万2,000円を計上させていただいております。  ご説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 よろしいですか。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、長浜市との文化交流事業の開催について、文化振興課長、報告願います。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 それでは、ご説明いたします。  資料2をごらんください。まず、目的です。平成28年度に長浜市との間で締結した連携協定に基づき、両区市の交流を一層深めるため、長浜市において台東区の主催イベントを開催するものです。また、昭和62年から長浜市で開催されている恒例のアートの祭典である「アートインナガハマ」と連携し、回遊性やにぎわいを高めるとともに、本区のPRも行います。  次に、事業内容です。開催日は本年10月5日と6日の両日、会場はえきまちテラス長浜でございます。  裏面をごらんください。イラストマップの黒い点線のエリアがアートインナガハマの会場であり、アーケードの商店街におよそ200件のブースが出展します。その左下の赤い実線の部分が台東区イベント実施会場となります。長浜駅からはデッキで直結しており、3階建ての屋上階はテラスとなっております。  恐れ入ります、表面にお戻りください。(3)の内容といたしましては、連携協定の対象となる特定分野の文化・観光・産業における本区の特徴的なイベントを開催いたします。まず、①の江戸たいとうとして、寛永寺僧侶による講演や江戸伝統工芸の実演と体験、川柳ワークショップなどを、また、②の芸術・文化として、藝大生を活用した美術ワークショップを初めとする事業を、③の芸能・娯楽としては、昨年度の芸楽祭のたけし杯の優勝者等による漫才披露などを、その他、④の各種PR等を行うとともに、⑤の連携として、アートインナガハマとの連携したスタンプラリー等を実施したいと考えております。  次に、長浜市におけるPR活動でございますが、記載の方法で行います。  補正予算額案でございますが、487万8,000円を計上させていただいております。  最後にスケジュールです。イベントの中で事前申し込み制とするものについては、7月に参加者の募集を開始します。そのほかは記載のとおりでございます。  ご説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 これは長浜のほうには何人でまず行かれるのか、それから、川柳のワークショップなどを行っていただくということですけれども、どういう形で行っていただくのか。それから、美術のワークショップなど、ちょっと内容を教えていただけますか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 まず、今回は特定分野、文化・産業・観光の連携ということで、文化産業観光部として、イベントとしてはその部で従事させていただくわけですが、現在のところ、イベント対応として職員数は6名でございます。  それとあと、川柳でございますけれども、まず、川柳が台東区発祥であるということと、全国的にサラリーマン川柳としてもかなり普及しているということがあって、これは台東区の特徴としてその魅力を伝えたいということでございまして、こちらについても事前申し込みという形でまず参加者を募った上で、まず簡単な講演とともに実際につくっていただくだとか、いい例、悪い例とか、そういったものを具体的にお示ししながら楽しんでいただければなというふうに考えてございます。  それとあと、美術ワークショップでございますが、こちらについては、台東区も加盟しているJOBANアートライン協議会というものがございまして、これは常磐線沿線の8自治体と東京藝術大学とJR東日本という10団体で組織する協議会でございますが、そちらの忘れ物傘、JRのほうから忘れ物傘がいっぱいございますので、そちらをご寄附いただいた形で藝大生のアートワークショップを行っていると。毎年恒例の事業となってございまして、参加者もかなり多く、好評いただいているというところでございますので、今度長浜に行くということでございますと、時間的にも距離的にもかなり制限がありますので、そういう実績のあるような、ノウハウのあるようなイベントをやっていきたいということで今回、企画した次第でございます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 ありがとうございます。やはりこちらからは出向いていただくというところで、なかなか大変だと思いますけれども、例えばこの和楽器のアンサンブルなどはやはり藝大生の方にやっていただくということでしょうか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 音楽の部分につきましても藝大を生かした形でやっていきたいという思いがございまして、こちらについては、藝大生の卒業生のみで構成するユニットバンドがございますので、そちらをお願いしたいなというふうに考えてございます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 そうすると、この予算の中には、そういう、あちらに出向く方々の当然交通費だとか宿泊費だとか、あとそこに謝礼というか、そういうものが含まれた金額ということでよろしいでしょうか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 そのように考えてございます。 ◆小菅千保子 委員 成功するようによろしくお願いいたします。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 ちょっと少しだけ言わせておいていただいて。  いつも言うんですが、浅草の一つの文化として、芸者衆をつれていってほしいといつも思っているんですが、なかなか、この特に江戸文化という中では大事なところだと思って、特に今廃れてきているという言い方をしたら悪いんですが、どんどんどんどん小さくなってきているのを宣伝していくというのは一つの台東区として大事なところではないかと思うんです。そういう意味では、せっかく江戸たいとう、芸能・娯楽というものを持っていくのに当たって、もう少し考慮してほしいなということがありますので、この辺は要望としてしっかり言っておきます。幾ら言ってもなかなかこの辺は難しいところです。わかるんですが、どこかで打破していかないと宣伝効果はあらわれてこないのかなと思いますから、しっかり言っておきますので、よろしくお願いします。 ○委員長 ほかに。  和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 これ1回目。それで、2回目とかは引き続き考えはありますか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 今回初めてということございまして、来年度以降については全く白紙の状態でございます。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 そもそも論を9月にお答えもらうので、ここではあえて質問にしませんが、芸術文化財団でもいいではないかと、こういうの、そもそも。そもそも芸文ではなくて直営でやるならば、都市交流課でもいいではないですか。そこは疑問だなと思っていますということだけ言っておきます。 ○委員長 ほかに。  岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 この目的、本区をPRするというふうに書いてあるんですが、最終的な効果はどれぐらい望んでいらっしゃるか、見ていらっしゃるのか教えていただけますか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 なかなか効果の測定というのは難しいというのが正直なところでございますが、まず、来場者の人数についてはカウントをさせていただこうというふうに考えてございます。 ○委員長 岡田委員。 ◆岡田勇一郎 委員 来場者の人数から、最終的に台東区に来ていただく方をふやすのか、台東区を知っていただく方をふやすのか、その辺の目的がぼけると、人が結局来てくれないという結果で終わってしまっても意味がないと思うので、その辺の目的のぶれがないようにしていただけたらなと思っています。 ○委員長 ご意見でよろしいですか。 ◆岡田勇一郎 委員 はい。 ○委員長 文化振興課長。 ◎三瓶共洋 文化振興課長 先ほど、小菅委員からのご質問で、区の従事者数のお問い合わせがあったわけなんですが、文化産業観光部といたしましては、部課長含めて8名という体制になります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員長 そのほか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 よろしいですか。  今、委員から質問が出ましたけれども、やはりその目的とね、やはり効果というものをしっかり定めて事業は行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、下町風俗資料館等文化施設指定管理者の選定について、文化産業観光部副参事、報告願います。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 それでは、ご報告いたします。  資料3をごらんください。区立文化施設指定管理期間が本年度末までとなっていることから、来年度以降の指定管理者選定方法についてご報告するものでございます。  項番1、対象施設は、台東区立下町風俗資料館を初め記載の5施設でございます。  項番2、現行の指定管理者は、公益財団法人台東芸術文化財団でございます。  項番3、次期指定期間は、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間でございます。  項番4、指定管理者の選定でございます。まず、(1)選定方法です。台東区指定管理者制度運用指針の第3(2)に規定する公募によらない選定及び(4)に規定する複合施設等一括指定を適用し、現行の指定管理者を再選定するものでございます。資料の2枚目に参考として、台東区指定管理者制度運用指針から抜粋した資料を添付しております。  次に、(2)理由でございます。一つ目は、各文化施設は寄贈を受けてからの開設など、さまざまな経緯を持ち、継続的な寄贈者との信頼関係のもと、文化財に指定されている施設や所蔵品などの管理に実績やノウハウを備えていること、二つ目は、区の出資団体として、区との安定的な連携のもと、本区の地域性や文化資源を熟知した経営ができること、そして学芸員などのスタッフが複数の施設の特性をよく理解しており、5施設の効率的・効果的な管理運営が引き続き期待できることでございます。  (3)選定手続でございます。指定管理者選定事務手続に関するガイドラインに基づき、指定管理者選定審査会を設置し、進めてまいります。  2ページをごらんください。項番5、今後のスケジュールでございます。本委員会報告後、審査会を2回行い、第4回定例会で指定管理者指定の議決を経まして、令和2年4月に協定を締結の上、指定管理業務を開始いたします。  ご報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 特にいいんですけれども、これは、芸術文化財団に頑張っていただくためにも、今、リバーサイドスポーツセンター、全然ここでは全く関係ない問題ですけれども、吉田さんだからいいかなと思って。聖域なき指定管理者制度への移行をそろそろ進めてもいいのではないのかと。今の時代の議員はそう思っているという人間もいるということだけ言っておきます。 ○委員長 ほかに。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 いいですか。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、下町風俗資料館リニューアルについて、文化産業観光部副参事、報告願います。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 それでは、ご報告いたします。  資料4をごらんください。項番1、リニューアルに係る経緯でございます。下町風俗資料館は、昭和55年に設立され、下町の文化を後世に伝えていくことを目的に、資料展示や体験教室などを行っております。現在、築38年を迎えた施設は、老朽化が著しく、設備全般の更新が喫緊の課題となっており、大規模改修工事を実施することを平成30年第4回定例会の本委員会にご報告したところでございます。  工事に当たりましては、下町文化を後世に伝える施設としての魅力をさらに高めるため、老朽化した施設の更新に加え、展示方法利用者サービスを含めたソフト面についてもリニューアルを図るものといたします。  項番2、検討委員会の設置でございます。リニューアル基本計画の策定につきましては、学識経験者等外部委員を含めた検討委員会を設置し、専門家による意見を反映した計画にしたいと考えております。  項番3、補正予算額案でございます。基本計画の策定支援業務委託費、工事準備としての所蔵品移転作業費等で1,675万3,000円を計上しております。  項番4、今後のスケジュールでございます。今年度に基本計画を策定し、令和2年度に基本設計、実施設計、展示設計、令和3年度にリニューアル工事を実施し、令和4年度にリニューアルオープンする予定です。  ご報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  石川委員。 ◆石川義弘 委員 大分よくなっているのかなと私は思います。一つはこれ、区長のほうの江戸ルネサンスの形に非常に合ってきているのかなというふうに感じています。特に、江戸ばかりに固執するのではなくて、昭和に向かっての流れもあるので、非常によくできてきているのかなと思います。  ただ、できれば、さらに未来をつけ足していただければ、それのほうがいいのかなと思っていますが、非常にそれは難しいことなので、よく研究していただいて、頑張っていただきたいと思います。それだけです。 ○委員長 ほかに。
     和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 机の前ではずっと言っていることですから、もう10年ぐらい前から。  東京都から大変すばらしい形でお借りしながら、あそこを運営していっているわけですから。特に、上野公園に入る広小路側から来たときの入り口のところにあるすばらしい施設だと思います。私も嫌いではないというか好きなんで、ちょこちょこお邪魔していると、最近の傾向は、夏はインバウンドの方々の涼む場所、リピーターというのはほぼほぼ見受けられない。展示物も含めて、せっかくリニューアルするならよく考えていただきたい。  以前から申し上げているとおり、玄関先に倉庫を置く民間人はいませんので、1階、2階の展示スペースはともかく3階の膨大な資料、一般の方々が入れないようなということではなくて、あの立派な好立地の場所を有効に使えるように、倉庫はどこでもいいんですから、台東区内。学芸員の方々があそこで資料に埋もれてお勉強しているというだけではもったいないんで、ぜひ展示資料が足りなかったら、業界からエジソンの本物でも、サザビーズで1,000万円で落札されたブリキのロボットでも、全て借りてきますから、そういうものの世界一のトイミュージアムだってその中の一角のコーナーとしてありだと思います。とにかく、来たお客様が、手あかにまみれたけん玉ばかりでは遊びませんから。ひとつ考えておいてください。 ○委員長 ほかに。  河井委員。 ◆河井一晃 委員 リニューアル工事はこれ始まったら1年間全く資料館、観覧できない状態ですか。それとも一部公開という形ですか。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 工事の期間は閉館させていただいて、ちょっと入っていただいて見ていただくということはできないんですが、逆に、館の外へ出まして、アウトリーチなどで出張って何か展示をするとか、子供たちに何かを伝えるとか、そういうような形でアウトリーチ活動のほうをやってまいりたいと思っております。 ○委員長 よろしいですか。 ◆河井一晃 委員 わかりました。ありがとうございます。 ○委員長 ほかによろしいですか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、「江戸まちたいとう芸楽祭」の第1回開催結果及び第2回の開催について、文化産業観光部副参事、報告願います。 ◎吉田美弥子 文化産業観光部副参事 それでは、ご報告いたします。  資料5をごらんください。Ⅰ、江戸まちたいとう芸楽祭事業概要は、これまでお示ししてきたものと同様の内容でございます。本年度も開催期間は夏の陣と冬の陣に分けて開催します。  また、項番4の実施体制ですが、実施主体は江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会で、名誉顧問には、昨年に引き続き、タレントのビートたけしさんにご就任いただいております。  Ⅱ、第1回江戸まちたいとう芸楽祭の開催結果でございます。  項番1、実施内容と来場者数の(1)夏の陣につきましては、既に本委員会に報告しましたものと同様の内容でございます。  2ページをごらんください。(2)冬の陣は、平成31年1月6日から2月16日の間、資料に記載の会場、内容で開催いたしました。1月14日に実施しました寄席×まちかど映画会コラボ企画では、落語を題材にした映画「しゃべれども しゃべれども」の上映と、林家三平師匠の落語を行いました。上映後のトークショーでは、作品の原作者である佐藤多佳子さんと林家三平師匠にご登壇いただき、執筆経緯や落語家さんへの取材話など、貴重なお話を繰り広げていただきました。会場は、観客の皆さんの笑い声であふれており、おもしろかった、台東区らしいイベントですてきでしたとの感想を頂戴いたしました。  次に、表の3段目、4段目になりますが、本区の演芸場や文化施設などを会場に、演劇に関するプログラムを実施しました。朗読したまちばなしでは、落語家の柳家喬太郎さんの朗読の世界を観客の皆さんに楽しんでいただきました。そのほか、演劇関連の企画では、演劇の公募公演や参加型のワークショップなどを開催し、本物の舞台芸術に身近に触れる機会を提供することができました。  さらにその下、たけしが認めた若手芸人「ビートたけし杯 漫才日本一」では、ビートたけしさんが若いころに修行をされた浅草の東洋館を会場に、若手の漫才コンテストを開催し、たけしさんご本人にもご登場いただき、多くのメディアに取り上げていただきました。  そして、表の最後、2月16日のクロージングイベントにおきましても、歌舞伎舞踊や講談、浪曲など、さまざまなジャンルの演目を目当てに、区民招待も含め、大変多くの皆様にお越しいただき、その魅力を肌で感じていただきました。  表の右の行に各プログラム来場者数、参加者数を記載してございますが、冬の陣の来場者及び参加者数の合計は5,695名で、夏の陣と合わせまして、1万3,070名となりました。  3ページをごらんください。次に、項番2、メディア露出でございます。資料に記載のとおり、夏の陣、冬の陣ともにテレビ、新聞、雑誌、ウエブなど、多くのメディアに芸楽祭を取り上げていただきました。  次に、項番3、区民参加に対する取り組みの実績については、資料に記載のとおりでございます。  続きまして、Ⅲ、第2回江戸まちたいとう芸楽祭の開催内容でございます。  項番1、実施内容の予定についてでございます。(1)夏の陣は、8月18日から10月26日までの間で開催します。オープニングイベントでは、上野恩賜公園噴水前広場におきまして、尺八演奏や漫才、映画の野外上映会などを実施します。また、表の3段目になりますが、人間国宝の一龍斎貞水さんによる怪談と、出雲蓉さんによる地唄舞を東本願寺本堂を会場に実施します。  次に、前回も開催し、ご好評をいただきました演劇「中高生ステージ」、まちかど映画会については、引き続き実施いたします。  4ページをごらんください。表の1段目、みんなで楽しむ落語は、子供や外国の方にも落語の楽しさを知っていただくきっかけづくりとして、イラストや英語の字幕をスクリーンに映しながら、はなし家による落語を披露するものでございます。  表の最後の2段は、浅草オペラと浅草おどりを連携公演として実施するものです。  続きまして、(2)の冬の陣は、令和2年1月から2月15日の間で開催します。区内の演芸場や文化施設などを活用し、本区にゆかりのある劇団や作品などを上演する演劇の公募公演や朗読会、連携公演を計画しています。また、2段目になりますが、体験ワークショップとしまして、小学生向け、中学生以上向けといったように、幅広い年代の皆様に参加していただけるプログラムを行います。  次に、表の下から2段目のビートたけし杯「お笑い日本一」では、第2回は漫才にとどまらず、コントなどにもジャンルを広げた若手お笑い芸人によるコンテストとして、予選から開催いたします。  そして、表の最後、クロージングイベントは、今年度も浅草公会堂において、時代とともに脈々と受け継がれる芸能文化を堪能していただけるプログラムを検討しております。  今後は、前回と同様に、専用ホームページ、SNS、パンフレットやポスター、チラシ、広報たいとうなどを活用しながら、イベントの内容の詳細について随時お知らせしてまいります。  ご報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 よろしいですか。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、浅草文化観光センター外壁木製ルーバー補修工事等について、観光課長、報告願います。 ◎平林正明 観光課長 それでは、資料6をごらんください。項番1、事業目的・概要でございます。浅草文化観光センターは、オープンから7年が経過し、外壁の木製ルーバーに劣化が見られるようになったため、今後も長期に健全な状態を保つため、保護塗料の塗布と一部ルーバーを交換いたします。また、熱割れによるひびが入った窓ガラスの交換もあわせて実施いたします。  次に、項番2、補修工事の内容でございます。(1)外壁木製ルーバーの補修につきましては、8階西側及び屋上南側の劣化が見られるルーバーを交換いたします。また、それ以外の全てのルーバーには、保護塗料を塗布いたします。  (2)ひび割れのある窓ガラスの交換につきましては、図にあります8階と3階の合計7カ所について交換し、日射調整フィルム等を張りつけます。  恐れ入ります、裏面をごらんください。項番3、補正予算額につきましては、工事が2カ年にわたりますので、令和元年度が2,980万2,000円、令和2年度、債務負担行為として5,164万5,000円の合計工事費の総額は8,144万7,000円でございます。  項番4、今後のスケジュールでございます。補正予算のご承認をいただき、工事を発注いたします。事前に交換するルーバーの製作期間等がございますので、現場での工事は11月ごろから開始し、来年の5月に完了する予定となります。  なお、工事期間中も浅草文化観光センターは開館し、観光案内業務を継続して実施してまいります。  ご報告は以上です。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 ちょっと確認というかお聞きしたいんですが、2012年に浅草文化観光センターが総事業費16億円かけてできて、まさに吉住区長時代のレガシーと言っても過言ではないのかなと思います。いろいろな、行ってよかった観光スポットのランキングとかでも上位に入っていて、すばらしい施設だと認められていると思いますが、今回のこの修繕費といいますか、約8,000万円かかるというのはオープンしてから7年ですよね。またこの8,000万円に近い金額が、これはやはり今後もまた5年後なり10年後なりかかっていくという想定を、今の段階ではされているということでよろしいですか。 ○委員長 施設課長。 ◎反町英典 施設課長 今回は3年に1度の定期点検にて劣化が進んでいる箇所があったため、一部交換することといたしました。また、今回、ルーバーの交換及び保護塗料を再塗装することで、ルーバーの劣化を抑制することも目的としております。今後も定期点検を継続して実施し、安全第一に施設管理をしてまいりたいと思っております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 保護塗料もちょっと自分なりには調べて、もって大体7年とかいうふうにちょっと書いてあったりとかしたので、このぐらいの時期で取りかえていくのかなとは思うんですが、高いか安いかはちょっとわからないですが、金額的にはこれからもかかっていくということで、その辺、結構な金額がこれからもかかっていくんだなという感じがいたしました。  また、再点検をこれからするに当たって、今のこの熱による劣化というのがこの中で報告があったと思うんですけれども、最近、ここ数年ずっと猛暑が続いていて、その傷みも、例えば10年前に比べると平均気温とかも上がっているんで、そういった部分も懸念されるのかなと思います。  ただ、3年後、3年に1回ということで、点検はされると思うんですけれども、引き続きよりよい運営のために取り組んでいっていただきたいなと思いますが、あと1個だけ意見を言わせていただけると、以前から話をしているんですが、このエレベーターの件もどこかのタイミングで遅いエレベーターをどうにかしていただきたいなというのがあります。以上です。 ○委員長 意見でよろしいですか。 ◆鈴木純 委員 はい。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 今、鈴木委員のおっしゃるとおりで、東京タワーでも5年に1回ペンキの塗りかえをやっているのだから、今までやっていなかったの、不思議だなと思うぐらいで、ただ、これでいくと、1割未満ですよね、交換するのが。それでいて、この塗装工事とルーバー取りかえとこれの比率はどうなの、この8,000万円のうち。 ○委員長 金額の割合ということで。 ◆和泉浩司 委員 うん。 ○委員長 金額の明細、今わかりますか。 ◆和泉浩司 委員 当然持ってきているよね。そのぐらい聞かれるよね、普通。 ○委員長 施設課長。 ◎反町英典 施設課長 木製ルーバーの交換と塗装工事の割合ですけれども、主に、フィフティー・フィフティーぐらいで半分半分ぐらいの金額になってございます。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 半分半分ということでいうと、四、五千万円。 ○委員長 うん、そうね。 ◆和泉浩司 委員 ルーバー44本交換して四、五千万円。ちょっと高いですよね。これで今後、どんどん出てきたらどうなっていってしまうのかと思うんで、ぜひ保護塗料ももちろんそうなんですが、何で劣化したかというところの原因究明をして、毎年毎年、3年に1回だけれど、四十何本ずつ交換しなくてはいけないといったら、これはやはり考えていかないといけないんで、ぜひその辺もよく研究してください。  それとあと、この前も使って、私も3日に1回行ってるんですけれども、使用頻度が高いせいか、汚いですよね。あの階段の、あのペンキの劣化とか、床の剥げぐあい、あとトイレ、清掃はしているけれども、とても7年に見えない施設ですよね。その辺は、施設課でも観光課でもどうお考えですか。  あれ、1回改修みたいな、軽目にはやりましたよね。やりませんでしたか。それでいて7年であそこまで劣化してしまうと、地下のトイレに行くとき、非常に暗い気持ちになるんですよ、階段も長いし。だから、さすがに前に注意したので、ガードマンがあそこで髪の毛を洗っていることはもうなくなりましたけれども、その辺は、これから先の計画とかその辺あったら教えてください。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 委員おっしゃるとおりです。ちょっと壁面に汚れ等がかなり目立つようにはなっております。ただし、施設が365日開館してございますので、なかなかちょっとタイミングが難しい部分があるんですけれども、おっしゃるとおりですけれども、やるべき時期に来ているという認識でおりますので、今後ちょっと検討させていただきます。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 掃除や管理は非常によくできていると思いますよ、見ても。こうやっていっぱいいろいろなところをさわっているんですよ、私、性格的に。でもそういうのは大丈夫なんですよ。ただ、本当に使用頻度が高いのと、もう通年開館しているからメンテナンスをどうやればいいのかというところは悩みの種だと思いますけれども、先ほど鈴木委員がおっしゃったように、大変評価の高いところですから、評価が高いうちに、それをどうキープできるかということも課題だと思いますので、ちゃんとしっかりやっておいてください。 ○委員長 ほかに。  松村委員。 ◆松村智成 委員 先ほど木製ルーバーについては、鈴木委員、和泉委員がおっしゃっていたんで、ちょっと私のほうはガラスの部分、ちょっと教えていただきたいと思うんですが、その部分で三つあります。  まず、実は私も現場を見に行ったんですけれども、どのあたりがひび割れなのかちょっとよくわからなかったのがまず1点、教えていただきたいのと、あと、8階の西側が赤い、ひび割れたという点検箇所の間に異常がないという結果のものが、ここの部分についてのこの劣化等は今後心配ないのかどうか。それと、これちょっと私の個人的なんですけれども、7年で、例えばメーカー保障的なのというのはないのかなというのが、ここをちょっとお聞きしたい点ですが、いかがでしょうか。 ○委員長 施設課長。 ◎反町英典 施設課長 なかなか現地のほうで見えることができないというお話でございましたけれども、主に倉庫のほうに熱割れをしているところがございまして、一般の方が見える部分ではなかなかないというのが今、委員の現地で見れなかったところではないかなと思ってございます。  また、8階の西側のほうにつきまして、熱割れをしている部分と、間にできていない部分があるというところでございますけれども、こちらにつきましても今回、交換をした際に熱割れをしづらくなる施しをしていく予定でございます。 ○委員長 3番、もう1個。 ◆松村智成 委員 もう1個あった。メーカー保障の件をお願いします。 ◎反町英典 施設課長 それから、メーカー保障の件、お話しいただいたんですが、当初、熱割れが判明したときに、弁護士さんにもご相談させていただきました。その中で、設計事務所、それから施工者になかなかそれを担保するのは難しいのではないかと、一応答えをいただいております。 ○委員長 よろしいですか。  松村委員。 ◆松村智成 委員 かしこまりました。ありがとうございます。  西側はやはり西日が当たるからということだとは思うんですけれども、ぜひ今後も、失礼な言い方ですけれども、こういったので余計なお金がかからないように、また工事期間中の足場の安全確保だけは十分注意していただければと思いますので、よろしくお願いします。以上です。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 3年に1回ということで、やはりこれだけの箇所が見つかったというのは、これはもうやはり使っていれば仕方のないことだなというふうに思います。  それで、一つお願いしたいのが、当然、かなりスケジュール的には期間を予定を見て組んでいただいていると思うんですが、足場を外すのが5月ということで、ちょうど三社祭の時期に当たりまして、その辺は当然もう計算済みのことだと思うんですが、その辺いかがですか。 ○委員長 施設課長。 ◎反町英典 施設課長 木製ルーバーですけれども、かなりメーカーのほうが混み合っておりまして、物ができるのが、製作が開始できるのが年明けというふうに聞いてございます。その前に、すぐできるように足場を11月からかけるというふうにしてございますので、なるべくそちらのほうは速やかに工事を進めてまいりたいと考えております。 ○委員長 小菅委員
    小菅千保子 委員 期間を間に合っていただきたいというのと、あとは絶対無事故でというところをよろしくお願いします。以上です。 ○委員長 ほかにないですか。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、平成30年度台東区観光統計マーケティング調査の実施結果について、観光課長、報告願います。 ◎平林正明 観光課長 それでは、事前資料1になりますが、ごらんください。  項番1、調査の目的と実施方法でございます。(1)調査の目的でございます。本調査は、隔年で実施してございまして、観光統計の整備と観光客のマーケティング分析を行い、今後の観光施策等における基礎資料とするものでございます。  (2)調査の実施方法等でございます。①調査期間は平成30年1月から12月までの1年間でございます。②調査内容はアからエに記載の4項目について調査、分析を行いました。  アの観光地点等入込客数調査につきましては、前回までは主要地点での歩行者カウント調査から入り込み客数を推計しておりましたが、今回からは東京都と同様の手法をとりまして、区内の観光関連施設への入場者や行事、イベント等への集客数をもとに延べ人数を推計しております。次に、イ、来訪者パラメータ調査につきましては、区内への来訪者へアンケート調査を実施し、動向を把握いたしました。ウの宿泊客数調査は、観光庁が実施しております宿泊旅行統計調査のデータをもとに、区内での宿泊客数を推計しました。エの外国人モニター調査は、30人の外国人モニターに区内を1泊2日で観光してもらい、国、地域別の動向や趣味嗜好を把握いたしました。  続きまして、項番2、結果概要でございます。(1)観光客数の推計です。平成30年の観光客数は5,583万人で、そのうち外国人は953万人と推計されました。前回調査と比較しますと、日本人は399万人、9.4%の増、外国人は123万人、14.8%の増となっております。増加の要因といたしましては、ラグビーワールドカップ、また東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催地として日本また東京が注目されていることを初め、中国や東南アジア等のビザ発給要件の緩和や継続的な訪日プロモーション、LCCなど航空路線の拡大等が考えられます。  次に、(2)観光消費額の推計です。年間観光消費額は5,014億円、1人当たりの消費額は8,982円と、いずれも前回調査と比較し、増となっております。消費額がふえた要因といたしましては、消費単価の高い訪日外国人観光客の増加、また新規宿泊施設の増加による延べ宿泊客数の増加が要因として考えられます。  また、前回調査では、上野、浅草、谷中、浅草橋の4地区でそれぞれの地区ごとに入り込み客数と消費額を算出し、合算しておりましたので、地区によりサンプル数や消費額のばらつきがありまして、東京都の調査結果と比較すると、全体として観光消費額が低く出る傾向がございました。そのため、今回は、東京都と同様の算出方法に変更し、推計値を出しました。その結果、前回まで東京都の調査結果と比較しますと、観光客数は都内全域の約10%だったのに対し、観光消費額では約5%と大変低い数値でした。今回は8.3%となりまして、今後は都内での観光消費額のシェアといった比較が可能になったかと考えております。  裏面、2ページをごらんください。(3)滞在時間です。平均滞在時間は、区全体として2時間で、前回調査と比較し、1時間の減でした。また、滞在時間3時間以上の割合も同様に24%減少という結果でした。  この要因としましては、2020年に向けて都内各所で観光開発が進み、競合する観光施設がふえたこと、また、リピーターの増加によって、区内での観光目的や場所がピンポイント化していること等が考えられます。  続きまして、(4)来訪回数です。本区へ初めて訪れたという方の割合が5.6%、2回以上という方が94.4%と、前回調査と比較し、リピーターの割合がふえております。  次に、(5)来訪者の台東区の印象です。①よかったことの上位三つにつきましては、おおよそ前回と同様でしたが、外国人の3位におもてなしが入っております。②残念だったことの上位三つにつきましては、日本人、外国人ともに順位は多少違いますが、前回同様となっております。ただし、全体的にその割合が下がっており、残念だったことの未回答者が日本人で8割、外国人で7割いるなど、減少傾向にあります。  3ページをごらんください。(6)外国人モニター調査です。日本居住が半年以内の8カ国30人の外国人モニターに区内を1泊2日で観光してもらい、国、地域ごとの特徴を調査しました。表中の記載は、今回の調査結果から特徴的な一例をまとめたものです。後ほどごらんいただければと思います。  4ページをごらんください。項番3、今後の対応でございますが、本調査の結果を今後の観光施策に活用するとともに、区ホームページにも掲載し、区内の観光団体を初め、商業団体、宿泊施設等へ広く情報を提供してまいります。  ご報告は以上です。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  村上委員。 ◆村上浩一郎 委員 今回、大変すばらしいマーケティング調査が出てきたと思うんですが、これから、今後、この結果を踏まえていろいろ対応していただければと思うんですが、一つ気がかりになりましたのが、残念だったことの第2位のトイレということで、私は最初、外国人が表示等がわからないので困っているのかなと思いましたが、逆に日本人の方がわからないということを、残念だったという点になっておりますけれども、このことにつきまして、今後、どういう対応をとっていただくのか教えていただきたいと思います。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 ただいま、トイレがわかりにくいというご指摘でございますけれども、観光課では、観光マップですとか、観光案内板にそれぞれそこの近隣にあるトイレについてはちょっと表示をさせていただいております。ただし、そういうわかりづらいというご意見のある方が多いということでございますので、今後、どんな方法でより周知をしていくかということをさらにちょっと検討して対応していきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 村上委員。 ◆村上浩一郎 委員 大変トイレというものは、私も経験がありますけれども、切実な問題になりますので、数も少ないということもあるかと思うんですが、これはもうどうしてもスペース上、いろいろな地元の方のご意見もあるでしょうから、今後とも調査、検討していただいて対応していただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 今回のリピーターが多いという結果は非常にすばらしいと思うのですが、ちょっと教えていただければ。観光消費額の推計で、28年から30年の間で1人単価が5,279円から8,982円ということで、かなり大幅に上がって、要因は書いてはあるのですが、実際、これだけのものなのか、算出方法が変わったのかをちょっと教えていただければなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 28年と30年につきましては、算定の方法が変わってございますので、単純な比較はちょっとできないかと思いますが、東京都と同様の方法で算出してございますので、東京都内でのシェアというような考え方には合致するものだと思ってございます。よろしくお願いします。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 あわせて聞けばよかったです、ごめんなさい。  例えば、そうなると、28年のこの数字というの、東京都の算出方法で出した場合の数字は出ていないということでよろしいんですね。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 はい、28年は今までどおりの手法でやっておりますので、算定はできません。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 となると、では、余り比較はちょっと難しいかなという認識になってしまうんですが、それはともかくとしまして、あとそれともう1点ちょっと教えていただければと思います。  滞在時間のところで、これちょっと私も調べてきたんですが、民間でちょっと調査したときに、特に浅草を中心に調査した結果が観光バスでいらした方の滞在時間が約1時間という数字が出ていました。それに対して、2時間もしくは、さらに3時間から、28年が3時間で30年2時間となると、かなり短く感じて、さらにバスの方が1時間となると、本当にいて、うまく消費してくださっている感覚が地元では伝わってこないのではないかなというふうに思うんで、ぜひ今回のこのマーケティング調査に関しては、多分、前期からかなり言われてお願いされていたと思いますので、ぜひこれを最後の今後の対応の、提供していくだけでなく、いかにこれを台東区のためにうまく使っていただけるか、ぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。以上でございます。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 こちらの調査でも28年度から比較、調査方法が変わっているので単純な比較ができないとはいえ、観光客の数もふえて、また外国人観光客の方もふえております。その一方で、きのう、浅草のところでヘイトデモがありました。特定の外国人、民族を差別するような発言を行っておりました。非常にこの台東区浅草は、外国人の観光客も多い中で、そういったデモを許しているということは、観光に来た外国人の方などにも非常に悪影響を与えると思うんですが、その辺についてどう思っているでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 浅草で年に何回か、ヘイトスピーチと思われるデモがあるということは認識してございます。委員おっしゃるとおり、やはり国際観光地である浅草でそういったものが行われるということは、観光の担当としてはちょっと残念に思っているところでございます。  とはいえ、ヘイトスピーチに関しましては、表現の自由ですとか集会の自由を保障した憲法第21条ですか、そこに抵触するような関係がございますので、なかなか区としても対応できないところではあります。ですが、人権担当の人権・男女共同参画課並びに、集合地点が公園になっている場合も多いので、施設担当の公園課等と連携して、その辺については検討・対処していきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 山口委員。 ◆山口銀次郎 委員 これからも外国人の方、とりわけ来年、2020年にはオリンピックもあって、さらなる増加も予想されます。今後、公園課の課長などもきのう来て見ておりましたので、そういった方たちとも連携して、しっかりと対応をしていってほしいと思います。やはり浅草、ああいった方たちは浅草でやるというのは、結局のところ、あの方たちが排除しようとしている国の方たちもやはり浅草に非常に多いから、非常に有効だという思いもあるから、浅草を選んでやっているという側面もあると思います。なのでしっかりと対応をしていっていただきたいという要望です。 ○委員長 よろしいですか。  ほかに。  伊藤副委員長。 ◆伊藤延子 副委員長 このマーケティング調査の中で、滞在時間が減ってきているというのはピンポイントでおいでになる方がふえているということ、あとリピーターの増加ということがあるんですけれども、一方で、この(4)で、来訪回数のところで、調査方法が違うということがあるにしても初めての方の数が随分減っている形になっていますよね。それで、一方で、(5)の残念だったことの一つに、人の多さ、混雑さというものがあったりするわけですけれども、初めての方に台東区の魅力ですかね、そういうことをわかっていただいて、いわゆるリピーターになってもらうということが本来だったら目的とか、あり方なんだろうなと思うんですけれども、そういうところで、この三つというんですかね、この辺はどのようにお考えでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 残念だったこと、上位三つにこの3点が出てございます。ちょっと人の多さに関しましては、なかなか難しい部分ではございますが、トイレ、それから街の景観・美観・ごみ、これにつきましてさらに受け入れの環境といいますか、そういったものを向上させる、充実させるために、今後も取り組んでまいりたいというふうに考えてございまして、2020年、来年に迫ってございますけれども、これから短い期間で何ができるかというようなことも検討してまいりたいと思います。 ○委員長 伊藤副委員長。 ◆伊藤延子 副委員長 滞在時間の問題で、長ければいいということではないんだろうというのを思いつつ、あとその混雑さの関係でいいますと、やはり少しずつ減ってきている問題などあるので、この辺、安全安心というんですか、外国人の方たちも含めて、非常にやはり災害があったりとか、何か事故が起こったときなどが非常にやはり大きな問題になってくるのかなと思うので、その辺に十分気をつけているというか対策を今後もお願いしたいと思います。以上です。 ○委員長 いいですか。  和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 ちょっと課長の感覚でもいいですけれども、これいろいろ結果が出ています。今、伊藤副委員長もお話しされていましたが、人の多さがいいほうにも悪いほうにも書いてある。にぎわいであるし、そうかといって人が多くて邪魔くさいというのもあるし。さまざまだと思うんですよね、人の感じ方ですから。  今、結構テレビや何かで鎌倉とか京都とか、オーバーツーリズムの問題はかなり出ていますけれども、現状、台東区内でそういう苦情とかいうものはありますか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 委員ご指摘のとおり、浅草ですとか上野ですとか谷中の一部で、人が多過ぎるというような声はこちらのほうにも聞こえてはきています。数はそんなに多くはないんですけれども、そういう状況でございます。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 長年の国際観光都市ということで、行政がそれほど頑張らなくてもまちの人たちの創意工夫や、何となくうまくいってきたという、今までね。何人が適正規模かと昔聞いたことあるんだけれども、多分、それには答え持っていないでしょう。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 委員のオーバーツーリズムなんですけれども、これは国でも最近、議論をされ出したところなんですけれども、定義につきましては、数ではなく、住民の方やそこにいらっしゃる事業者が感じることということで、そういった地域住民の生活とか景観に対して受忍限度を超える負の影響というようなことで、観光客の満足度を著しく低下させるような状況というような定義になってございます。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 あまり情報が入っていないみたいですけれども、やはり浅草エリアでも、花川戸の裏でも、言問通り越えても、浅草エリアの話です。最近、物消費より事消費になってきているの、ご承知でしょうけれども、インバウンドの女性たちが着物みたいなものをお召しになって、人の家の玄関の中で写真を撮っていたり、いろいろ物を食べたりとかいうの、これ目黒川のお花見のときの状態だし、鎌倉の今の状態でもあるし、それが台東区の区民の皆さんが上野エリアでも谷中のエリアでも大変厳しくなっているけれども、台東区は観光都市だよね、このぐらい文句を言ってはいけないよねみたいな、区民の皆さんの我慢の上に成り立っているのではないのかなと、そんな思いもしているんですけれども、そういう感覚はありませんよね。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 今、お話になったようなところまではちょっと私は存じ上げていなかったんですけれども、そういった状況があるということをお聞きしましたので、今までも観光客のマナー啓発には取り組んでまいりましたけれども、今後さらに力を入れてマナー啓発に取り組んでまいりたいと思います。 ○委員長 和泉委員。 ◆和泉浩司 委員 昔の区長のときにも、大っぴらには言えないけれどな、和泉と。何であんなにおまえ、中国語を2種類も漢字で表記しなければいけないんだとか、そこまでサービスする必要があるのかと、もう亡くなられたから時効でしょうからいいでしょうけれども、そういうこともお話しされていました。要は、観光客にどこまで我々はおもてなしの心で行政側がやっていかなければいけないんだというところは、一定の線というのはおのずと出てくると思います。  あと、先ほど申し上げたように、台東区民の皆さんが長い間築き上げてきたおもてなしの心が寛容の心になっているというところもぜひ理解をして、新興住宅地ではないけれども、そういうところみたいに急にあれになってしまったというのとは違うから、台東区民が頑張っている、そういう思いを持ってやはり施策を進めていただきたいと思います。この前も川越の例で、歩道など歩けないから車道を全部塞いで歩いていると、どこかで見たことがあるなと、谷中かなみたいな、そういうところもありますけれども、やはりそれでも台東区民が頑張っているんですよ、みんな、お迎えするの、観光事業者だけでなく。だから、その辺のことをよく考えていただきたい。  うちのほうは、観光バスの排気ガスと放置自転車ばかり集めていただく北部ですけれども、それでご商売は浅草エリアの方々がやっていただければ、もう台東区としても私は幸せだなと思っていますけれども、さまざまな犠牲の上に成り立っている観光行政というのがあるということだけは覚えておいてください。 ○委員長 ほかに。  石川委員。 ◆石川義弘 委員 ちょっと時間が少しあったので本をしっかり見させてもらいました。実は、この観光の主な目的地というところを見ると、何だかんだいっても名所・旧跡めぐりというのが一番トップに来ているのかなと。名所・旧跡を今度は逆に見ていくと、トップに浅草寺が来ていて、740人と書いてあるんですよね。913人のうちの740人が浅草に来ていただいていると。これは浅草の人としては非常にありがたい話なんですが、浅草寺だけが高くて、本当にいいのかなというのはあります。名所・旧跡、私たちもそうですが、観光地へ行くとどうしても名所・旧跡に行きたい、それはよくわかりますし、来てくれるのは非常にありがたいんですが、もう少しやはりバランスをとっていく必要があるのではないかなと。今のオーバーツーリズムにしても、もう少しばらけさせてあげることができれば、これは一つの対策として一つの方法がとれるのではないかなと。  実は、非常に寂しく思っているのは、上野の関係を名所・旧跡回りみたいなものをしている人たちの数字が実はここ、全然出てきていないんですね。           (「東照宮だな」と呼ぶ者あり) ◆石川義弘 委員 はい。特に東照宮などというのは、逆に言うと、ここにゼロなんですよね。いつも言わせていただいていますが、ゴールドの家というのは日本に三つしかないです。金閣寺と中尊寺とここの東照宮と。東照宮は見るのただですよね。金閣寺も中尊寺もお金を払わなければ見られないですよね。金閣寺のほうは500万人ぐらい入っている。中尊寺のほうは200万人ぐらい来ているのに、ここがゼロというのは、私は非常に気になるんですよね。  それと、上野の山の中の国立西洋美術館を含めて、あそこの建物自体も相当大事なものがあります。もう少しここの上野のほうに振る操作というのはやはり必要なのではないかなと。だから、どういう売り方をすればいいかというのは別個ですけれども、もう少し歴史という面、特に本物に会えるまちという中では、浅草の観音様が江戸時代かどうかというのは非常に私はクエスチョンマークがあって、逆に言うと、本当の江戸のまち云々で、江戸の史料が云々ということであれば、それはどちらかというと、上野の山なのかなと、あるいは上野地区といったほうがいいのかなというふうに、谷中も含めて思っているんで、もう少し観光客の誘導ということを、あるいは宣伝ということをもう少しじっくり考えて、少しずつでも広げられるように、浅草1日、上野1日ぐらいに見てくれるのが一番いいと思いますので、できればそれを少し考えていただければなと。これはデータ自身がそういうふうに見えてしまうんで、ぜひこの辺検討していただければなと、一言言っておきますか、何か。どうぞ。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 この報告書にはそういうデータとしては出てこなかったわけですけれども、浅草寺、先ほどのオーバーツーリズムの話ではないですけれども、浅草寺の一部に非常に人が集中しているということはあります。それから、上野公園は、委員おっしゃったように、さまざまないろいろな魅力がありますので、そういったところに誘導していくように、今後も頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長 ほかに。  小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 電車、バスなどの公共交通機関が日本人も外国人も若干数字が高くなっているかなというところが、アクセスがね、ちょっと高くなっているかなというのがあります。それでいて、本編の126ページの観光地への交通アクセス、駐車場、これが98.9%という、非常に高評価ですよね。この辺の矛盾、矛盾と言っていいのかどうかわかりませんが、例えば、観光バスで皆さんどっと来てしまうと、余りアクセス不自由なく来られるので、車で来られた方もそうかと思うんですけれども、そうするとやはりこういう数字が高くなってくるのかなと。ご自分で電車を乗り継いでてくてく来た方は、やはりアクセスが悪いという、そんな実感なのかなという印象を受けたんですけれども、その辺はどのように捉えていらっしゃいますか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 電車、バス、公共機関の残念だったことの方がいらっしゃるということで、ちょっとその辺の具体的な細かい、どういう理由でというのまでちょっと押さえ切れていませんので、はっきりとはしないんですけれども、乗りかえですとかそういったことに不便さを感じられたのではないかというふうに推測してございます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 看板も案内板もと、先ほどもやはり書いてありますけれども、やはり今あるものを見直していただく中で、もう少し見やすい形の設置位置というんですかね、そういうものをやはり見直していただく必要もあるのかなと。やはり駅を上がってきて、真っ正面にあれば、今は皆さん、スマホを見ながらやっていらっしゃいますけれども、それでも右に行ったり左に行ったり、本当にうろうろしていらっしゃいますよね。だから、やはりその辺のわかりやすさというのもこれから大事なのかなというふうに。これからの話なのでね、アンケート調査をやっていただいたわけですから、そういう意味では進めていただきたいのと、あと、やはり街の景観のごみというところで、例えば台東区は観光バスの乗車場、降車場と決めていただいていますけれども、例えば最近は減ってきたと思うんですが、観光バスでおりてきた方が飲んだ缶をその場所にぽんと置いていってしまったり、結局その近隣の方がお掃除をしてくださっていると、まさに先ほど和泉委員もおっしゃいましたけれども、やはりまちの方の寛容さというか優しさというか、自分たちのまちをきれいにしておきたいという思いもあって片づけてくださっているということもありますので、その辺はまたちょっと所管が違うかもしれませんが、やはり一つのこのマーケティング調査をしたことで、よくその辺の所管の連携も図っていただきながら、やはり、例えばマナー向上のグリーンのジャケットを来た方もいらして、よくやっていただいていますけれども、例えば実際にそういうものを見たときに拾っていただくとか、やはりそういうことも仕様の中に今後入れていくべきではないかなと思うんですね。  やはり、見ていただいていても、目にはしているんでしょうけれども、拾うこともなく、たばこのマナー向上委員であるけれども吸い殻を拾うこともなくということで、非常にその辺が今後、やはり話がちょっとずれて申しわけないんですけれども、これは後半の部分で必要になってくる内容なのかな、次の部分でね、やはり課題になってくる部分なのかなとは思っていますけれども、そういうことも含めて、やはり観光地としてのこれからのあり方というのをもっと考えていく上でのいい調査の土台にはなったかなというふうに思っております。 ○委員長 ご意見でいいですか。 ◆小菅千保子 委員 意見でいいです。 ○委員長 ほかに。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 よろしいですか。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、新たな観光推進組織の設立に向けた検討について、観光課長、報告願います。 ◎平林正明 観光課長 それでは、事前資料2をごらんください。  項番1で背景でございます。新たな観光推進組織につきましては、区全域を包括的に、区内のさまざまな観光関連団体や事業者などを結びつけ、観光振興をより強力に一体的に推進するため、観光振興計画にも位置づけ、昨年度はその必要性について検討を進めてきたところです。  項番2、検討状況等をごらんください。昨年度は観光関連団体に対するアンケート調査、先進事例視察、観光団体や産業・宿泊、交通事業者、百貨店などを含めた連絡会を実施いたしました。  裏面をごらんください。項番3、検討経過の概要でございます。(1)観光振興の課題解決に向けては、統計やマーケティング分析に基づいた戦略的なプロモーション、観光消費の増大、観光客の分散化など、さらなる取り組みが求められてございます。
     次に、(2)行政の観光施策につきましては、公平性に重きを置いた総花的なプロモーションでは、観光客一人一人の多様なニーズに対応できないなど、今後、さらに地域経済を活性化するためには、行政の枠を超えた展開が必要になってきております。  (3)区内の観光関連団体の方との意見交換では、団体個別の事業展開では限界がある、情報共有が図れる役割を期待するなどのご意見もあり、区全域を包括する新たな組織の必要性が改めて明確になってまいりました。これらを踏まえまして、今後さらに具体的な検討を進める必要があると判断いたしました。  なお、検討経過の概要につきましては、別紙報告書概要版に記載してございますので、後ほどごらんください。  次に、項番4、今後の取り組みでございます。(仮称)新たな観光推進組織検討委員会を設置し、検討を進めてまいりたいと考えてございます。委員は、学識経験者と観光関連団体、及び事業者等で構成し、行政との役割分担、組織体制や実施事業と自主財源の確保等について、具体的に検討をいたします。  次に、項番5、補正予算額は444万4,000円でございます。内訳は、検討委員会の委員謝礼と検討支援業務委託になります。  最後に、項番6、今後のスケジュールですが、令和元年8月には委員会を発足し、検討を開始したいと考えてございます。  ご報告は以上です。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  鈴木委員。 ◆鈴木純 委員 これちょっとお聞きしたいんですが、いずれは行く行くは観光庁が推進しているDMOを設立していくという流れになっていくと思うんですけれども、観光団体連絡会の主な意見という部分で、いろいろな意見が出ていると思うんですけれども、また国のほうの検討会の中でも課題になっていると思うんですが、これから決まっていく上でどういった法人になるかちょっとまだこれからの話だと思うんですが、その運営の財源というのは、基本的には区のほう、国や都とかから補助金等が出て運営していくような形でよろしいですか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 財源につきましても今後具体的に検討を進めていくということでございますけれども、なるべくは国ですとか、そういった機関からの補助金等をなるべく多く集めていきたいというふうには考えてございます。 ○委員長 鈴木委員、よろしいですか。 ◆鈴木純 委員 わかりました。了承です。 ○委員長 ほかに、いいですか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。  理事者からの報告は、以上であります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、本委員会の行政視察について申し上げます。  第19期議会運営に関する申し合わせ事項により、特別委員会の宿泊を伴う視察については4年間で2回とするとされております。四特別委員会の委員長で協議を行った結果、本委員会は今年度に行政視察を実施することとなりました。つきましては、本件について議長に実施の申し入れをいたしたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは、そのように決定させていただきます。  なお、視察が許可されましたら、視察日程等については正副委員長にご一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは、そのように決定させていただきます。  時期については、第3回定例会終了後、第4回定例会までの間に実施いたしたいと思います。  詳細については、決まり次第、ご連絡をいたしますので、よろしくお願いいたします。  なお、ご意見等がございましたら、正副委員長までお寄せください。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 案件第2、文化政策及び観光について、その他ご発言がありましたら、どうぞ。よろしいですか。  おはかりいたします。案件第2、文化政策及び観光については、重要な案件でありますので、引き続き調査をすることに決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 以上で案件の審議を終了いたしましたので、事務局次長委員会報告書を朗読させます。  なお、年月日、委員長名及び議長名の朗読については省略いたします。           (吉本議会事務局次長朗読) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 これをもちまして、文化・観光特別委員会を閉会いたします。           午前11時21分閉会...