台東区議会 2019-05-24
令和 元年 5月産業建設委員会-05月24日-01号
(4)商品券で購入できない商品としては、国が想定している出資や換金性の高いもの、法律で
割引販売を禁止しているたばこなどの支払いを指定しております。
(5)
販売期間は10月からとし、初めの3カ月は
日曜開庁日を除く開庁日に、年明け1月と2月は水曜日の
窓口延長日と
年金支給日に行います。
裏面の2ページをごらんください。(6)
販売場所と方法は、国が自治体の管理下において対面で行うことを条件としていることから、庁舎内に特設会場を設置し、現金で販売をいたします。
(7)
コールセンターを資料のとおり設置いたします。区民からの
商品券購入の手続、取扱店からの
換金手続に関することなどに対応するものです。対応言語は4カ国語といたします。
次に、項番3、取扱店です。(1)
事業所要件としては、区内で区民が日常的に買い物を行うことができる事業所とします。ただし、反
社会的団体に関係する事業所や風俗営業などの業種を除きます。
(2)
募集期間は、4月5日から5月末までで、(3)
募集方法は、公募といたします。①周知については、記載のとおり関係団体を通じても行っております。応募書類に基づき②の審査を行い、③のとおり決定した後、9月に登録証を交付する予定です。
(4)商品券を使用される方への周知については、①の紙媒体のほか、②の
区ホームページからも閲覧できるようにいたします。
(5)換金については、これまでの
商品券換金事務の実績を持ち、かつ区内全域をカバーできる金融機関である
朝日信用金庫で実施いたします。期間は、10月1日から3月31日までで、
使用済み商品券を持参することにより、後日、金庫から口座に金額が振り込まれる流れとなっております。この換金に係る手数料は無料であり、
取扱店舗の負担はございません。
最後に、3ページ目でございます。項番4、今後の
スケジュールでございます。6月20日の委員会に、
補正予算として計上する
プレミアム分などの残りの経費についてご報告をいたします。8月に
所得確認が必要な方への
交付申請書を送付し、9月には
子育て世帯を含む購入できる方全てに
購入引きかえ券を送付いたします。10月1日より販売と使用を開始し、事業の
実施状況については翌年の第1回定例会の委員会に
中間報告を、第2回定例会で最終の結果報告を予定しております。
報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 景気の下支えの大切な重要な事業の一つとして、しっかりやっていただきたいなと感じているんですけれども、幾つか質問させていただきます。
まず、取扱店、今、
募集期間中だと思うんですけれども、現状どれぐらいいらっしゃっているのかということと、それと、確認できれば
地域偏在というんですかね、
台東区内、どのような形で事業者さん募集されているか、わかる範囲で教えてください。
○委員長
産業振興課長。
◎
上野守代 産業振興課長 まず、1点目でございます。昨日までにお申し込みがあった店舗は、94店舗でございます。
2点目の地域につきましては、どの地域からも店舗の案内は出ておりますが、一番多いところは、やはり
浅草地域が37店舗、次いで
南部地域が23店舗、一番少ないところでは谷中の5店舗となっております。
○委員長
寺田委員。
◆寺田晃 委員 台東区全体でご利用いただきたいなと願っておりますので、商店街さんもご協力いただきながら、あと1週間しかないんですけれども、なるべく1店舗でも多くかかわっていただけるように力を入れていただきたいのと、これの換金の手数料が無料ということで、物すごくこれも
朝日信金さんにご協力いただいているなというのを感じているんですけれども、この辺も
ホームページを見ますとうたってはいないのですよね、いろいろな事情があってうたってはいないと思うんですけれども、こちらもなるべく、もう1週間しかないですけれども、この辺も大きな
メリットだと思いますので、お知らせしていただきながら、1店舗でも多くかかわっていただきたいと思います。その辺につきましては、いかがでしょうか。
○委員長
産業振興課長。
◎
上野守代 産業振興課長 委員のご提案のとおり、
メリットの部分も強調しながら、残りの期間、鋭意努力してまいります。
○委員長
寺田委員。
◆寺田晃 委員
担当所管の方が必死になっていろいろ段取りをしていただきながらこのようになっているとは思うんですけれども、
一つ一つできることを積み重ねていっていただきたいと思うんですが、続けて、ご利用の方が、いわゆる
販売期間、10月からの
販売期間で券を購入していただくんですけれども、これ、
販売場所が1カ所で、
本人確認ということになっているんですけれども、前回、商品券発行した際に区内10カ所でやっているんですよね。これ、販売、お時間も平日の昼間の時間ということで、なかなか1カ所で換金しづらいというのと、それと、本人ではないとこれ、代理はまずいんですかね、その辺も含めてちょっと教えていただきたいんですけれども。
○委員長
産業振興課長。
◎
上野守代 産業振興課長 前回27年に商品券の販売を行っておりますが、その際は区内8カ所で販売を行っております。
今回は庁舎1カ所である理由といたしましては、前回は1日で販売を終了しておりました。今回は長期間に販売が及ぶこと、また、
要件確認の判定などで
担当職員が常時対応できる体制等を考えまして、庁舎1カ所とさせていただいております。
また、代理につきましては、広く、例えば
特別養護老人ホームに入居されている方ですとか、病院に入院の方といった場合は同居のご家族も結構ですし、介護施設の職員でも
代理申請、代理で受領できる。その際に、
本人確認をやはりさせてはいただきますが、そのような対応も検討しております。
○委員長
寺田委員。
◆寺田晃 委員 いろいろな事情があって、こういう形をとっていただいていると思うんですが、何が何でも本人ではないということが確認できたので、声を聞いていただきながら対応していただきたいと思うんですが、途中、できれば北部とか南部にもう1カ所ずつあるといいなと感じておりますので、こちらは要望だけさせていただきます。
続きまして、私がこの
プレミアム付商品券につきまして、第1回定例会のときに一般質問させていただいたんですけれども、区の独自の支援はどの辺にあらわれているんでしょうか。
○委員長
産業振興課長。
◎
上野守代 産業振興課長 一つ一つの取扱店に対するサービスというもので新しいものというものは、今回こちらの事業には計上しておりません。
ただ、現状、
産業振興事業団等で行っております補助金ですとか、そういったものを周知させていただきながら、この
商品券販売を機に、経営の何か見直しですとか、新しいPRですとか、そういったことを尽力される店舗は応援してまいりたいと考えております。
○委員長
寺田委員。
◆寺田晃 委員 もうまとめます、すみません。
お店の商売をやるに当たりまして、お客さんとのつながりをつくって、やはりお得意さんという方をどんどんつくっていくのが商売の大きな方法の一つだとは思うんですけれども、こういったものも一つの
きっかけとして、一見さんではなくて、常連さんになっていただくように、お店の事業者さんの支援ですね、やはり一つのいいチャンスの
きっかけとして捉えていただいて、先ほど課長がおっしゃったように、今、台東区とか、また東京都とかやっている
支援事業もPRしながら、やっていっていただきたいなと感じております。
また、最初に述べました
朝日信金さんの
手数料無料、これも大きな区の支援として自信を持ってPRしていただいて、頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
最後に、今回はアンケートはやらないと伺っているんですけれども、事業者さん、お店の方のご意見もしっかり聞いていただいて、今後の
産業振興の糧というか、武器になるような意見も聞いていただきながら広げていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。
○委員長
中村委員。
◆
中村謙治郎 委員 ことしの10月1日から販売を開始されるということで、今もお話にありましたように、前回2015年のときは
販売場所が8カ所ということで、今回1カ所になったことで、その販売できる販売者の対象者は今回4万8,000人ぐらいいらっしゃるわけで、1カ所に10月1日、平日の火曜日ですけれども、集中しないとも言えないのかなと私は心配しているところがありまして、例えば10時前に行列ができてしまった場合の
警備体制であったり、また、北部や南部から来られる方たちが、公共機関ではなく車をご利用でこちらに来たときに、駐車場の整備や、また、道路に車が待つ、並んだりと、そういったことを何か対策を考えられているのかをお聞きします。
○委員長
産業振興課長。
◎
上野守代 産業振興課長 現在、販売については外部委託を検討しております。この中で、できるだけ皆様をお待たせせず、スムーズに購入していただけるような仕組みですとか、また、お待たせしてしまった場合、現在、庁舎内ということを
販売場所で想定しておりますので、お待たせする場所ですとか、そういったことも今後検討して対応してまいりたいと考えております。
○委員長
中村委員。
◆
中村謙治郎 委員 10月1日、初日に殺到するということはないかもしれませんけれども、何があるかわからない中で、いろいろな想定をしていたほうがいいかと思います。
例えば、9時ごろから並んでしまう方たちを、車との危険性がないようにどのように整列してもらうのかとか、いわゆる対応する警備員の方であったり区の職員の方が対応する方がいたりとか、そういったところをぜひ検討していただいて、朝10時に開く前に混乱が起きないような、トラブルが起きないような対応をしていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
○委員長 ほかにございますか。
拝野委員。
◆拝野健 委員 販売についてですが、今回、対象者に小さなお子様が5,300世帯、また、全体で5万人ということなんですけれども、窓口が混雑した場合に、子連れの方々も来ると思うんですが、その方々にストレスがかからないように何か対策を考えておられるのか、また、老人の方に対しては並ぶのが困難な方もいらっしゃると思いますが、その辺は対策を考えていらっしゃるのかお聞きします。
○委員長
産業振興課長。
◎
上野守代 産業振興課長 先ほどのご答弁のとおり、検討を今しているところでございますので、委員のご意見も含めて対応を検討してまいります。
○委員長
拝野委員。
◆拝野健 委員 よろしくお願いいたします。
○委員長 いいですか。
山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 質問ですが、この商品券は消費税の増税、消費の影響の緩和によって実施されるとのことですが、今回この商品券の
購入対象となっています4万3,000人と5,300人、この世帯の方や人たちには、消費税の増税により、どのくらい家計への影響が出るのでしょうか。
○委員長 難しいね、答えられますか。
産業振興課長。
◎
上野守代 産業振興課長 大変申しわけございませんが、どれぐらいの影響が出るかという数字的なデータは持ち合わせてございませんので、今後の政府の発表等を注視してまいりたいと考えております。
○委員長
山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 住民税が課税されていない4万3,000人の方たちというのは、消費税の
増税影響分、最も受ける方たちであり、この方たちがこの商品券を5冊買うようにまとまった金額を用意するのも非常に大変な方たちです。また、
子育て世帯というのも消費税の増税、非常に影響を受ける方たちであり、
消費税増税による家計への支出というのが、この商品券の
キャッシュバック5冊で最大で5,000円程度のものですけれど、それ以上の影響が出るものであって、この商品券は
消費税増税の影響を緩和するものにはとてもなり得ないので、本来であれば
消費税増税そのものを中止するべきではないでしょうか。
次に、商品券の発行に伴う事務費、区が出費する経費なんですけれど、今回はどれくらいになるでしょうか。
○委員長
産業振興課長。
◎
上野守代 産業振興課長 今後の
スケジュールでお示ししたとおり、この事業にかかわる経費については、第2回定例会に
補正予算を計上していきたいと考えてございますので、その際に最終的な
予算規模をご説明したいと考えております。
○委員長
山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 商品券というのは1回限りのものであって、増税の影響を緩和させるものなどではありません。それであれば、そういったようなところでかかる経費などを直接還元するほうが効果的なのではないでしょうか。
○委員長 うん、いいんだけれど、それは意見だよね、答弁を求めますか。
(発言する者あり)
○委員長 いやいや、答弁を求めますか。それは
産業振興課長かな。
ちょっともう1回、どの部分を質問したいのか教えてください。
山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 増税等の、ここのかかるような費用では商品券による――
消費税増税による対策として実施はされておりますが、そういった経費等によってわずかな商品券、
消費税増税による影響を緩和させるような限定的なものに使うのであれば、直接そういった資金を、もっとそういう区民に還元するような方策をとるべきなのではないでしょうか。
○委員長 ないでしょうか。
(「
プレミアム商品券ではなくてということだね」と呼ぶ者あり)
◆
山口銀次郎 委員 はい。
○委員長
産業振興課長。
◎
上野守代 産業振興課長 本事業につきましては、
消費税率引き上げによる契機の腰折れを防ぐ手だての一つとなってございます。
台東区では、この事業を実施するのに当たり、商品券によることで駆け込みの需要、買い控えなどにつながらないよう、増税直後の
一定期間に消費を喚起することができること、また、区内の店舗に利用を限定することで、地域の経済の下支えにつながるものと理解して事業を進めてまいりたいと考えております。
○委員長
山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 ありがとうございます。
次に、先ほども
取扱店舗の質問等が出ましたが、前回平成27年度に実施されたときは、大型の店舗で使用されている分が約6割とはなっていて、一般店舗が約4割となっておりました。しっかりと区内の商店街や個人商店などで使われて、地域振興となるような使われ方をするように、もっと地域のお店を活発に使ってもらうような対策を、募集の今の段階から、もう残り期間が少ないんですけれど、行ったほうがよいのではないでしょうか。
○委員長
産業振興課長。
◎
上野守代 産業振興課長 委員のお考えのとおり、私たちも区内の小中の企業がお使いいただきたいと思っておりまして、よくまちのことをご存じの町会の皆様へのご周知を初め、お子さんの学用品を販売されていらっしゃる文具店ですとか用品店、こういったところにも今お声をかけさせていただいて、商品券の取扱店に加わっていただけないかという個別営業もさせていただいているところでございます。残り短い期間とはなりましたが、募集状況に応じては、さらに追加していきたいとも考えてございますので、皆様からもご協力をいただきながら、取扱店の募集を進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○委員長 よろしいですか。
和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長
山口委員おっしゃったとおりです。こんなもの、役にも立たないから。国が決めて、消費税を10月から上げるというところのバーターで、ちょっと静かにしていてねみたいな、とっても嫌らしい感じがします、自民党の私ですら。そこは一応言っておきますが、皆さんもそういう思いでやっていらっしゃるんでしょう。だから募集というか、応募店舗が95件、100件にも満たないで、リテーラー、台東区の事業所は何件ですか。リテールだけでいいですよ、当然ホールセールは使わないんだから。
○委員長
産業振興課長。
◎
上野守代 産業振興課長 申しわけございません。中小企業は約2万事業所あると理解しておりますが、そのうち商品券にご対応いただける店舗が何店舗あるかという数字では、ちょっと把握してございません。
○委員長 和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 2万件全部リテールでまちの皆さんの小売店舗さんというわけではないのはわかりますが、それにしても100店舗しか今応募していなくて、残り1週間で、この商品券が魅力あるものに今さらなるわけがない。図らずも私も
購入対象者なんですよ、ことし。満額全部買おうかと思ったけれど、買えないです、これでは。90何店舗の中から選んでこれを使というのは、とてもではないけれど考えられないかな。
だから、先ほど
中村委員がおっしゃっていたように、並んだらどうするかと、並ばないですよ、こんなの。
台東区内の100件しか使えませんけれど、プレミアムで5,000円ぐらいプラスがあるんですけれど、暑いさなか、券を買いに来てくれませんかといっても、非常に難しいですよ。でも、今さら、私もきょう3年ぶりに復活してびっくりしたんですけれど、この時点でこんな報告をしているようでは、今から何やっても間に合わない。だけれど、国の制度だからやらざるを得ないということで、粛々と進めるしかないから、逆にどう損害が大きくならないかを考えてやったほうがいいですよ、これ。
いろいろ販売方法とか細かいこととか、来た人がどうするのかということよりも、根本的に、この制度というか、この事業とかこの施策が失敗作であるというのは、ここで明々白々なんで、ただやらなければいけない。やらなければいけないから、台東区だけこれやりませんでしたというわけにいかないから、やらなければいけない、そんな事業を所管したのも不幸と思いながら、ただ予算を無駄遣いすることなく、粛々とこの事業完遂に向けて努力してください。陰ながら応援していますが、つらいですね。以上。
○委員長
寺田委員。
◆寺田晃 委員 そういった考え方もあるとは思います。職員の方も、そういう考えの方もいらっしゃるかもしれません。でも、1店舗1店舗、1円でも多く売り上げを上げたくて頑張っていらっしゃるし、お買い物にしても、1円でも安く買おうと思って、主婦の方はチラシを一生懸命見ながら、ここが安いからこれ買おうとか、このスーパーではこの時間帯にお安いからここで買おうとか、やはり家計をいろいろ必死になってやっていらっしゃる台東区の皆さん、中にはいらっしゃると思います。こういったものを
一つ一つ丁寧にやりながら、台東区の景気がよくなるように頑張っていただきたいと思います。意見として述べさせていただきます。
○委員長 和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 せっかく
寺田委員が言っていただいたから、私だってその考えは持っていますよ。持っているけれど、この施策で景気回復などしませんよ。すると思いますか。だけれど、そういうときに、我々議会としても、行政が進めていかなければいけないんだったら、それを守ってやるのも議会だと思っていますよ。1円でも安いところに買いに行きましたよ、私だって。去年1年8カ月、無収入の中で生きてきましたから、そういう思いをしていますよ、知っていますよ。商店もやっていましたよ、知っていますよ。だけれど、この施策が、そんな理想を語ってうまくいくということはない。それは断言できる。ただ、そういうところに頼らざるを得ない店舗の皆さんや、そういう消費者の皆さんは、それを利用すればいい。それはそうだけれど、この事業、全体的な総括的なものの考え方としては大変厳しいものがあるということを私は申し上げたんです。以上。
○委員長 そのほかございますか。よろしいですか。
(発言する者なし)
○委員長 では、最後に私から申し上げますが、今回、やはり対象者の方が、まずは
子育て世帯、ともすれば乳児を抱えていらっしゃるご家族等がお買い物というか、区役所まで来る。あるいは、4万3,000人の非課税の皆さんは、結構ご高齢の皆さんの割合も多いと思うんですね、そういった皆さんも区役所までお越しいただかないと購入できない。これは対象者の側に立ってみたら、この1カ所しか
販売場所がないというのは非常に不親切だと思いますので、恐らくこれ、始まって以降、地域ですとか我々のところにも相当なクレームが来ると思うんですね、当然区役所にも来ると思います。そういったところでいくと、全期間、複数箇所というのはなかなか難しいですが、ちょっとスポット的に、あるいは保育施設ですとか高齢者施設を対象にして何か方法を考えるとか、もうちょっと踏み込んだ販売方法を考えないと、ちょっとこの郵送ではがきが送られていても、実際その東上野の区役所まで来るのがなかなか難しいと、あるいは、両親共働きで保育園行っている方が、7時までの延長時間、週に1回ですが、地元の保育園に子供を迎えに行って、また区役所まで買いに来るというのはほぼ不可能ですから、そういうことを考えると、ちょっと今の販売方法だけではなかなか難しいのかなと感じておりますので、その点も含めてご検討をお願いいたしたいと思います。
よろしいでしょうか。
(発言する者なし)
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、公園の長期占用について及び
山谷堀公園整備工事(第3期)及び
山伏公園整備工事について、
公園課長、報告願います。
◎原島悟
公園課長 まず、公園の長期占用についてご報告いたします。
資料2をごらんください。今回、東京都下水道局から松葉公園周辺の下水道管の老朽化対応及び新設のための工事施工について、公園の長期占用の事前協議があり、地域の浸水対策を目的とした公共事業であることから、次のとおり許可をするものでございます。
松葉公園の占用の概要でございます。この内容は、下水道局との事前協議により、現時点で予定しているものでございます。公園の所在地及び占用目的につきましては、資料記載のとおりです。占用面積は約260平方メートルで、公園全体面積の約8.7%でございます。占用物件は、推進工法で実施する今回の下水道工事に必要な建屋で、周辺への影響を考慮いたしまして防音構造とするものでございます。期間につきましては、本年7月から2年後の令和3年8月でございます。占用位置につきましては、図面のとおり、公園敷地の西側の一部でございます。
簡単ですが、本件についてのご説明は以上でございます。
続きまして、
山谷堀公園整備工事(第3期)及び
山伏公園整備工事についてご説明いたします。
資料3をごらんください。本件は、地元町会など、地域の皆様のご意見、ご要望をいただきながら、地域特性を生かし、区民や来街者の皆様が憩い、快適に利用できる公園をつくる特色ある公園整備事業として進めているものでございます。
初めに、項番1、
山谷堀公園整備工事(第3期)でございます。今年度は、山谷堀公園のうち、浅草7丁目の聖天橋から今戸橋までの区間、約2,500平方メートルを整備いたします。
別紙1をごらんください。こちらの図で、左の赤枠で囲った
令和元年度整備区域につきましては、山谷堀公園の玄関口として、桜並木と東京スカイツリーの眺望を楽しめる鑑賞ゾーンとしての位置づけでございます。
なお、今年度の整備をもちまして、3期に分けて実施いたしました
山谷堀公園整備工事は全て完了いたします。
図の下には、今年度整備区間におけるモニュメント等のイメージを記載しております。左は、瓦ウオールと今戸焼のオブジェでございます。中央は、山谷堀や周辺地域の歴史文化を写真や図を使って紹介する4カ国語表記の歴史パネル、右はサークルベンチでございます。
次に、別紙2をごらんください。図の右上の上流側、聖天橋側から左下の今戸橋側へと連続する形のイメージ図となってございます。区間の中間部分には時計塔や今戸焼オブジェつきの瓦ウオール、歴史パネル等を設置いたします。図の下側、今戸橋周辺におきましては、サークルベンチや水飲み場を設置するとともに、既存の部材を生かしまして十二支の花壇や自然石スツールを配置いたします。また、今戸橋の親柱につきましては、親柱は既存のまま残させていただいて、照明灯を更新する予定となってございます。
お手数ですが、資料にお戻りください。続きまして、項番2、
山伏公園整備工事でございます。所在地及び面積につきましては、資料記載のとおりでございます。
別紙3をごらんください。整備工事のイメージ図でございます。山伏公園はスポーツコーナーが設置されており、地域の皆様からも設置継続のご要望をいただいていることなどから、設備を更新し、継続設置いたします。遊具につきましては、ブランコと砂場の位置を変更するとともに、複合遊具を新設いたします。図左下の花壇につきましては、現在、園内数カ所に分散して設置しているものを集約して設置する予定でございます。階段付近の公園への出入り口につきましては、今回の整備で拡大する予定でございます。また、図の右端のトイレにつきましては、これまでに改築及び改修を行っていることから、今回工事では改修をいたしませんが、今年度、便器の洋式化工事を別途実施する予定でございます。
大変お手数ですが、再度、最初の資料にお戻りください。最後に、項番3、整備
スケジュールでございます。山谷堀公園、山伏公園とも、本年9月上旬から来年3月中旬にかけまして公園整備工事を実施する予定でございます。両公園とも来年3月下旬を目途といたしまして、供用を開始する予定でございます。
ご説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 初めに、公園の長期占用について、ご質問がありましたら、どうぞ。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 先日、ちょっと松葉公園、見に行かせていただきまして、この図面の仮囲いする想定される場所も確認させていただいたんですが、一つ気になるのが、仮囲いの、この絵でいいますと上の部分、小さなお子さんが使う砂場になっておりまして、プレハブでしっかり囲ってはいただくとは思うんですけれども、2年間ということもありまして、お子さんにしてみたら遊び場が減ってしまうこともありまして、可能ならば、要望なんですけれども、漫画の絵とかがプレハブ側にあるといいのかなと感じましたので、その辺についてはいかがでしょうか。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 下水道局とは、今回、本日このご報告をご了承いただいた後に、具体的な占用に関しての協議に入ってまいりますので、そういった中で、こちらの砂場の、継続的にどのような形態で使用できるのかですとか、あとは、トイレについては使えるようにするというところで事前の協議は進めております。そういった細かい点につきまして、協議を進めていく中で、今、
寺田委員からご指摘あったような点も下水道局に伝え、実現可能であればやっていきたいと考えてございます。
◆寺田晃 委員 よろしくお願いします。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 一部関連になるかと思いますが、この松葉公園が、ちょっとごめんなさい、所管ずれてしまうかもしれませんが、目の前に松葉小学校がございますね。あと、地元町会だと松葉町会なんですが、お知らせというか、告知はどのように、いつぐらいにされていらっしゃいますか。もしまだでしたら、ぜひ地元の学校やPTA、そして町会のご意見、要望聞いていただいて、やはり2年間という長期になりますから、特にここは子供が一番出入りする場所だったんですね。なので、もし場所の変更が可能なのかとかわからないですけれども、ここに関して、ぜひちょっと地元の声をよく聞いていただければなと思いますが、いかがでしょうか。
○委員長 周知と告知と経緯について。
公園課長。
◎原島悟
公園課長 今、松村委員のご質問にございましたように、今回の占用位置につきましては、下水道の設備の工事の関係で位置を動かすということはなかなか難しい状況です。ただ、地元に対する告知ですとかご説明につきましては、昨年の夏の段階で、当初、下水道局がこの工事の計画を立案した段階で、一度地元ですとか学校ですとか、関係者に対しての説明を行ってございます。
また、本日このご報告をご了承いただけました後に、下水道局と再度協議いたしまして、また丁寧な地元対応を心がけるようにというところは指導してまいるところでございます。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。
◆和泉浩司 副委員長 関連。
○委員長 和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 下水道局が入っているからちゃんと説明するでしょうけれど、昨年はあなたではなかったんですけれども、うちの前の今戸公園、大規模改修されたんです。私、地元の町会の副会長ですけれど、何の説明もなかった。そして、私が小学校のときに集合場所だったので、学校へ行く前に登っていた木も、木登りしていた一番太い2本の木も、あっという間にたたき切られました。そこは今三町会の町会内で、うちの目の前ですけれど、両方の町会にも説明がないんです。後から来ても遅いんですよ。それで今、でっかい遊具がつきましたよ、高そうな。子供たちに聞いたら、遊び勝手悪いと言っています。何かパンダの絵が描いてあったり、いろいろなの。ウオールクライミングが1メーターだけあって、あれどうするんだという話で。少し地元の要望を聞いてやったほうがいいですよ。私が3年いない間、随分台東区は仕事が荒っぽくなり、ここの中にいらっしゃるから、これ以上言わないけれど、その辺はしっかりやってください。
○委員長 松村委員はよろしかったですか。
◆松村智成 委員 よろしいです。
○委員長
山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 すみません、告知などにちょっと関連してしまうかと思うんですけれど、やはり目の前が学校であり、また、この公園、非常に子供も多く来ておりますので、万全だとは思いますけれど、しっかりと学校の授業のあれにならないような騒音の対策や、また、工事に巻き込まれて事故が起こらないような対策というのは、もうしっかりととられて考えられておられますよね。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 今回、下水道局が施行いたします工事につきましては、当然、委員ご指摘のとおり、関係法令、道路交通法ですとか道路法、または公園の部分については公園法等、関係法令にのっとった上で、安全管理についても、特にこちら、道路使用という形で警察が指導する部分が大きいんですが、きちんとその辺は守って施工すると聞いてございます。
○委員長
山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 わかりました。万が一がないように、しっかりと対応をお願いします。
また、過去に同様の工事が入谷南公園などでも行われていたようなんですけれども、そのときは工事の後に深井戸を設置してもらったりしたこともあったようなんですけれど、今回もそういった予定等はあるのでしょうか。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 現状、下水道局との工事の中では、ひとまずここを占用するというところの協議が済んでいる段階でございます。占用後、下水道局の占用が終了した後の復旧につきましても、現状協議を進めているところでございますが、現状復旧を基本に、地域の皆様のご意見をよくお伺いした上で、復旧の形態については今後、下水道局と協議してまいります。
○委員長
山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 しっかりと地域の声を聞き取って、反映させていただきたいと思います。
○委員長 ほかにございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 原状復帰後の深井戸とか、かつては金竜小学校などは池までつくりましたよね。そういったことも含めて、地域の声もあるんですが、行政の中でニーズといいますか、必要なものも含めてご検討いただきたいと思いますし、あと、ここは子供たちだけではなく、早朝のラジオ体操の皆さんの結構使っているゾーンでもございますので、そういったそれぞれの時間帯によって使っている皆さん、いろいろいらっしゃいますので、そういった皆さんへの周知ですとか要望を聞く機会もぜひつくっていただきたいなということを付して、ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
山谷堀公園整備工事(第3期)及び
山伏公園整備工事について、ご質問がありましたら、どうぞ。
まず、山谷堀公園からいきますかね、山谷堀公園についてどうぞ。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 第1期、第2期とやっていただきまして、さまざまご意見を聞いていただきながら今回の第3期に入っていくんですけれども、いろいろご意見をいただきながらなんですが、ちょっと気になるのがサークルベンチなんですけれども、第1期、第2期受けまして、ベンチがもう少しあればというご意見も伺っているんですけれども、この第3期目の工事のエリアの中で、サークルベンチはどれくらい検討されているんですか。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 寺田委員のご質問のサークルベンチにつきましては、別紙2の左下のグレーの舗装になっている部分がございますが、この付近に5基設置する予定でございます。
○委員長
寺田委員。
◆寺田晃 委員 比較的充実していると思いますので、またバランスを見ながら進めていっていただきたいと思うんですけれども、続きまして、瓦ウオール、今戸焼オブジェについてはどのように検討されているんでしょうか。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 こちらの瓦焼きウオールにつきましては、園内のちょうど中央の中間部分に進行方向と直角になる向きで、幅1.8メートル程度、高さ90センチ程度のものを考えてございまして、もともと磁器のものでありました今戸焼の瓦のレプリカを張りつけた壁の上に、今戸焼の人形を模した、かたどりをさせていただいたものを金属の鋳物で設置する予定としてございます。
(「今戸焼ではないじゃん、鋳物じゃん」と呼ぶ者あり)
○委員長 今戸焼風ですね。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 今戸焼風ということで、地域の文化もそこに残していくというか、取り入れていくということで、非常に親しみがある公園になっていくのかなと。
その中で、ちょっと今戸焼風の形で、落語にあると思う今戸焼の福助、1個ぐらいあってもいいのかなと、これは意見として……
(「おお、知っているもんな」と呼ぶ者あり)
◆寺田晃 委員 ありがとうございます。憩いの場所としてもあってもいいのかなと。
それで、あわせまして、第2期のときに聖天橋のところに……
(「猪牙舟。ちゃんと覚えておいてね」と呼ぶ者あり)
◆寺田晃 委員 猪牙舟。ありがとうございます。猪牙舟、写真エリアというんですかね、私も教えていただいて、1枚撮ってきたんですけれども、今、インスタ映えというんですかね、それもやはりにぎわいの一つになると思いますけれども、猪牙舟がいまいちPR不足なのかなと。いいものだと思いますよ。何かもう一つ第3期の中でインスタ映えするようなものが1カ所あれば、自称、何か、日本一桜の景観のいいスカイツリーを借景にしながら、本当にすばらしいスポット……
○委員長 自称ではないよ、選ばれたんだよ。
◆寺田晃 委員 そうですね。ですので、1カ所か、もう1カ所、インスタ映えするようなスポットをつくってもいいのかなと考えたんで、それも含めて検討してみてください。
私は以上です。
○委員長 ほかにございますか。
河井委員。
◆河井一晃 委員 ここ、桜のシーズンにオープンということで、お花見はできるようになっていますでしょうか。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 桜の開花時期にお花見という形で、一定の時間とどまって鑑賞していただくことは、この公園内では可能となってございます。
○委員長 河井委員。
◆河井一晃 委員 そうすると、散歩されている方とかいろいろいるかと思うんですけれども、お花見をされるということはお酒も飲まれると思うので、みんなが気持ちよく使えるように、ルールとかマナーとか、そういったものがつくられているのかどうか、あと、上野公園などは消防団とかさまざまなところで見回りとかをしておりますが、その辺はどうなっていますでしょうか。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 今の委員ご指摘の件につきましては、桜の開花時期に、特に隅田公園については重点的に警備等を実施して、職員も常に立ち合ってやっているところでございます。こちらにつきましても、隅田公園の付近ということもございまして、あと、今回、来年の3月に竣工予定で、開放の時期と桜の開花時期がちょうど重なるというところで、現状では予想がつかない部分もございますので、来年は隅田公園の桜の警備とあわせて、現状をよく確認して、不適切利用がないように管理に努めてまいります。
○委員長 河井委員。
◆河井一晃 委員 はい、わかりました。ありがとうございます。
あともう1点です。夏場の猛暑対策とか、そういうのもあるんですが、涼を楽しんだりということで、子供たちが遊べる水場のスペースを、ここはないので、いろいろなさまざまなゾーンがありますが、そういったものをつくるという予定はございますでしょうか、今後でもいいんですが。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 山谷堀公園につきましては、ちょうど今回整備いたします第3期の部分を中心に、以前は水を流すという公園の形態でございましたが、不適切利用等が見受けられたことから、20年ほど前に水自体をとめてございまして、今回の整備に当たりましても、区としては水を流す遊具は整備しないということで地域のご了解を得ておりますので、今回は整備いたしません。
また、ただ一方で、夏場の、特に酷暑の時期に、何か水を使った遊具ができないかというような地域の声もございまして、また、不適切利用を懸念する声もございますので、昨年度整備いたしました区立御徒町公園におきまして、ミスト遊具という形で、ボタンを押すと霧状になった水が出る遊具を設置してございますので、そういった新しく設置した遊具の利用状況や評価をお聞きしながら整備を考えていきたいと考えているところでございます。
○委員長 河井委員。
◆河井一晃 委員 ありがとうございます。ぜひ水の、御徒町公園で使われているミスト、あれ大変私も好きでございますので、ぜひ検討してください。よろしくお願いします。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 私、議員をさせていただく前に、第1期、第2期工事のところで、実は私の知り合いの方から、工事期間中の音についていろいろお話がありました。実際、私もこの場所に行っていろいろ音を聞いておりましたが、石を切る音とか、工事期間中のあの音、あえて騒音とは言いませんけれども、こういったのが実は近くでマンションなどが工事されている中で、そこは大分配慮されていただいたのに、ここだけ遠慮なくがんがん出ていたという印象がございます。最終のここの鑑賞ゾーン、その辺もぜひ十分近隣に配慮していただいて工事していただきたいのですが、そのようなご指導をお願いできますでしょうか。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 こちらの公園工事につきましては、どうしても音が出る工事というのが避けられない部分もございますので、今、委員からご指摘いただきましたように、近隣に対しての騒音が出る時間帯ですとかのPRをきちんとさせていただいて、丁寧に対応してまいりたいと考えてございます。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 では、よろしくどうぞお願いします。
○委員長 和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 この山谷堀公園、皆さんもご承知の方も結構いるかと思ったら、顔を見ると大分変わってしまったんで、わからなくなったでしょうが、50年前に深谷隆司台東区顧問が都議会議員1期目のときに、あのどぶ川を暗渠化して、あそこに桜並木をつくるんだと、その思いで都議会の一番最初の仕事がこれでした。当時は細い桜でした。私もすぐ川縁の高校に通っていたものですから、そのどぶ川の臭さも感じていましたし、あそこに落ちる子供たちも見ていました。そういうことから、大変すばらしいものになったなと思いながら、ちょうど私がお休みしている3年間、見事なまでに桜がぶった切られまして、また先ほど申し上げたような遊具がどんとしつらえられて、ラジオ体操の広場までしつらえられて、大変空が広くなったのは結構なんですが、桜の木、何本切ったんですか、あれ。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 今回の整備につきましても、70本のうち30本、生育の悪いものが20数本ございますので、撤去させていただく予定でございます。
しかし、撤去したものの代替として、新しい桜を植えさせていただきまして、山谷堀公園全体では、すみません、第1期、第2期、第3期合わせまして138本あった桜が、今回の第3期の整備が終わりまして、全体で104本になりまして、34本減少ということになります。
○委員長 和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 だから、遊具がふえて喜ぶ区民の方、でも、桜の木陰で、花ではなくて、あの葉っぱの下で涼んでいる高齢者の方、さまざまなニーズがあるわけで、区民の皆さんのご意見を聞いて、一番声のでかい方々の声を聞くのももちろん重要ですが、そういう方の感想、めちゃくちゃ寄せられるので、ひとつ配慮してください。
それと、もう今さら探し出せといってもないでしょうが、その工事の折に、あそこを暗渠化したときに、橋梁についているそれぞれの銘板、あの部分に関して、全部廃棄されていたのを深谷顧問が全部拾い出して、またもとに戻したんですよ、紙洗橋から地方新橋から何から。今全部、何かどこかの公営墓地の墓石みたいになってしまっている。コンクリート製で、全部青銅版で、同じ書体で、全く色気も何もない。だから、もう今さら戻せと言っても遅いでしょうが、当時の議会の承認を得てああいう工事をやったんでしょうが、そういう歴史的配慮も考えてください。
先ほど、
寺田委員がおっしゃった猪牙舟の話も、猪牙舟はそんなに告知しないで私はいいと思うんですけれど、あれ、艶っぽい話ですからね。大川までやってきたお客さんが、猪牙で一杯やりながら山谷堀へ上がっていって、土手で蹴飛ばし食べて中へ上がるという、そういう落語の世界にもあるような猪牙舟ですから、そういう艶っぽいのを行政が一生懸命進めてどうするんだという話で、置いとけばいいですよ、あれは。
一応説明があったけれど、そういうものでいいと思いますが、最後の一番肝心なところですから、ここが。事前の説明のときも、あの橋脚のあれは残す、照明をつけるとおっしゃっていただいたんで、今戸橋と聖天橋については期待していますけれど、あそこのあのところ、当然ご答弁いただいたからあわせて言う必要もないけれど、地元の人間はあそこで泳いでいる大人たちがいたんで、不適切利用だから、あそこ水をとめろという話をして、風情があるから水を流せと遠い方がおっしゃったんですよ、一時、何年か前に。そういうときもやめていただいて、非常にうまくいったんですけれど、あそこで過日あったイベントで、台東区の大変著名な方が、真っ暗闇だったものですから、転んで膝をしこたま打って大けがをしたということがありますので、暗い中でも安心して歩けるように、あれは水路だったからああいうふうになっているけれど、そのようなこともぜひ配慮して、ユニバーサルデザインを考えながらも、やはり艶っぽさと、桜並木ということを大前提で整備していただきたい。復活したからには許しませんから。終わります。
○委員長 山伏公園はございますか。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 確認なんですけれども、ご報告の説明の中で、トイレにつきましては洋式と伺いました。私、今、改めて見に行ったんですけれども、大きな声で言っていいのかあれなんですが、共同トイレなんですよね。それについて、やはり地域の方、どのように考えていらっしゃっていて、ご理解いただいているのかなと、その辺だけちょっと念のため確認させてください。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 こちらのトイレにつきましては、ほかの改築の年次が古いトイレから順次、トイレの改修整備をしているというところもございまして、改築年次からいって、まだ改修の対象になっていないということで、今回改修ではなく、便器の洋式化だけをさせていただくという方針で整備を進めてまいりますが、地域の方へのご説明につきましては、こちらの公園の設計に入る前の地域の皆様との検討会という中で、トイレについては今申し上げたような形で、既設ものを洋式化するということでご理解はいただいているところでございます。
○委員長
寺田委員。
◆寺田晃 委員 はい、了解しました。いいです。
○委員長
山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 山伏公園のイメージ図を見ますとこの花壇の前の入り口の部分のこのイメージ、私もこの間、ここの部分に行ってきて、今、狭い入り口になっているんですけれど、今回これを見ると大変オープンになっていて、絵なのでよくわからないんですけれど、この段差もそんなにない、小さいように思われるんですけれど、今、車等が子供のところにちょっと行ってしまう事故とかがふえているわけでして、一方通行の都合上も、ほぼ曲がったときにうっかりはなさそうな感じなんですけれど、故意であれ事故であれ、万が一を考えて、ここの花壇や何かのところに車の進入を防止する対策等を行う予定はありますか。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 今、
山口委員からご指摘ございましたように、こちらの周辺道路につきましては、図面の左側の西側の道路につきまして、北から南への一方通行で、図面の下側の南側の道路につきましては、右から左への一方通行ということで、車両の進行方向が通常の道路交通法の規制上で通っている場合には、車が公園内に飛び込む心配というのはほぼないかと考えてございますが、こちらの出入り口の開口部を今回広く設けるということもございますので、再度、施工までの間に、こちらの入り口の段差の高さですとか遊具までの距離等を確認いたしまして、万が一も考えて、必要な場合には追加の安全対策を考えてまいりたいと思っております。
○委員長
山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 しっかりと対策して、子供が安全に遊べる公園にしていっていただきたいです。
○委員長 ほかにございますか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 せっかく猪牙舟の話題が出たんで、私は一言なんですが、猪牙舟というのは、漢字でいうとイノシシの牙なんですね。あそこは細い水路だったので、そこがすれ違うように、本当に細長い舟というのが猪牙舟なんですよ。和泉副委員長からもいみじくもありましたが、どちらかというとあそこでしかない文化というか、舟の文化なんで、これは
寺田委員からもおっしゃったとおり、そういった特性をしっかりと皆さんにわかるようにしていただきたいなと思っています。今回、再現された、あの猪牙舟風のベンチは、ちょっとイノシシの牙とはかけ離れたものになってしまっていますので、その辺を含めて、そういった公園課だけの仕事ではないと思うんですが、そうした舟の文化もしっかりと次の世代に伝えていただきたいなということを申し添えておきたいと思います。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
外郭団体の経営状況について、報告を聴取いたしたいと思います。
初めに、
公益財団法人台東区
芸術文化財団の
経営状況報告について、
文化産業観光部副参事、報告願います。
◎
吉田美弥子 文化産業観光部副参事 それでは、ご報告いたします。
事前資料1をごらんください。A4縦3枚物の概要版によりご説明いたします。
初めに、事業計画について、主な事業をご説明いたします。1ページをごらんください。まず、項番1、芸術文化に関する事業でございます。初めに、朝倉彫塑館は、館の収蔵品や建物に見られる色彩感覚や朝倉文夫のこだわりを、白と黒を中心に色の特徴に当てはめながら紹介いたします。
次に、下町風俗資料館は、江戸ルネサンス事業の連携事業として、台東区に実在した江戸を代表する花街を再現、江戸風俗人形を5年ぶりに展示いたします。建物、三浦宏氏、人形、辻村寿三郎氏、小物、服部一郎氏の職人技が合体した作品で、精緻なミニチュアの世界の魅力を紹介いたします。
次に、一葉記念館では、一葉が閨秀作家として文壇に登場する
きっかけとなった「三人冗語」の執筆者である鴎外、露伴、緑雨を紹介するとともに、一葉とのかかわりを明らかにしてまいります。
奏楽堂では、1ページから2ページにかかりますが、日本歌曲コンクールが30回目を迎えることから、これを記念した演奏会を開催するほか、奏楽堂を生きた文化財として活用する数々の文化コンサートを実施いたします。
続きまして、書道博物館では、東京国立博物館と連携し、明時代の中期に活躍した文人、文徴明の作品を中心に、文一族や同時代に活躍した書画を紹介するとともに、後世への影響を示す資料もあわせて展示いたします。
次に、財団本部で実施する主な事業をご説明いたします。まず、文化コンサートでは、奏楽堂において日本の歌の名曲を楽しめるコンサートと、弦楽アンサンブルコンサートを開催いたします。
次に、こどもの芸術と文化として、親子で楽しめるコンサートを引き続き開催いたします。
3ページをごらんください。ジャズでございますが、UENO JAZZ INNでは前年度の浅草ジャズコンテストのグランプリ受賞者に出演を依頼し、演奏の機会を提供するなど、イベント間の連携も図っているところでございます。台東薪能につきましては、引き続き浅草寺のご協力をいただき、今年度も境内での実施を予定しております。宮中雅楽は、宮内庁式部職楽部による雅楽の演奏会を4年ぶりに開催いたします。一番下の伝統芸能講座でございますが、今年度は江戸時代から伝承され、浅草にゆかりのある投扇興を体験していただく講座を開催いたします。
4ページをごらんください。項番2、スポーツ文化に関する事業についてご説明いたします。区民スポーツ教室として、硬式テニス教室と初心者ゴルフ教室を開催いたします。また、ドッジボールを通して区民の交流を促進する区民スポーツ大会や、児童たちに完走するすばらしさを実感してもらう桜橋・わんぱくトライアスロンなどを実施いたします。
次の項番3、芸術・文化・スポーツ施設の管理運営は、区が指定管理者として指定した各施設の運営について、その設置目的を踏まえ、利用者の安全性を重視した適切な管理を行うものでございます。
次に、項番4、芸術・文化・スポーツ活動の調査・情報収集及び提供に関する事業でございます。入館者をふやすという観点からも、情報の発信が大変重要でございます。SNSやデジタルサイネージの活用も含めたタイムリーな情報提供を進めます。
以上が
令和元年度の事業計画でございます。
5ページをごらんください。収支予算でございます。初めに、Ⅰの事業活動収支の部でございます。1の事業活動収入は、予算額の合計が6億8,383万3,000円で、前年度と比較し2,567万4,000円の増となっております。この主な要因は、奏楽堂及び書道博物館の工事終了に伴い、施設の管理運営費が平準化したことと、自主事業の増加などにより区からの受託事業収入及び自主事業収入が増となっているところでございます。
次に、2の事業活動支出でございます。予算額の合計は6億8,179万4,000円で、前年度と比較し2,540万5,000円の増となっております。先ほどご説明したとおり、奏楽堂及び書道博物館の管理運営費やリバーサイドスポーツセンター施設管理経費、自主事業費の増などが主な要因でございます。事業活動に係る収入から支出を差し引いた事業活動収支差額は、203万9,000円となります。
次に、Ⅱの投資活動収支の部でございますが、2の投資活動支出として203万9,000円を計上しております。これは、固有職員の退職給付引当金に要する経費でございます。
以上の結果、当期収支差額はございません。
以上が
令和元年度の収支予算でございます。詳細な内容につきましては、お手元の冊子をごらんください。
なお、本件については、3月に開催されました台東区
芸術文化財団の理事会及び評議員会におきまして承認されております。
ご報告は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
寺田委員。
◆寺田晃 委員
令和元年の
芸術文化財団の事業ということで、こちらの計画書も見させていただきまして、楽しみになってくるような企画がいっぱいで非常に評価したいとは思うんですけれども、計画書の2ページの朝倉彫塑館の特集展示、3月から始まっております「独断で選んだイケメン★オシメン」、また、「台東鳥瞰」の関連企画ということで、こちらも期待している企画の一つなんですけれども、これを企画したいきさつというか、評価しておりまして、あと、3月8日から始まっていますので、来館者数ももしわかれば教えてください。
○委員長
文化産業観光部副参事。
◎
吉田美弥子 文化産業観光部副参事 この特集展示につきましては、職員間の会話の中で、彫塑作品の中でこれが一番イケメンだねなんていう話題が盛り上がったことがあり、このことがヒントとなりまして、かたい展示、または軽い展示など、めり張りをつけた展示を行おうという意図で企画されたものです。彫塑館の職員全員が自分の好みの作品をコメントつきで投票して、そのコメントもあわせて展示しているものです。
この特集展示は3月8日から6月5日までとなりますが、3月と4月の入館者数は合計で8,475名で、前年と比べて1,300人の増となっております。
また、こちらの「台東鳥瞰」なんですが、芸術文化の視点から台東区の魅力を紹介する文化芸術広報誌という「台東鳥瞰」をつくっております。こちらの第2号では、朝倉文夫を題材にしておりますので、その中の写真が注目の写真家の齋藤陽道氏がこのために撮りおろしたんですが、せっかくですので、この写真を館に、この時期にあわせて展示するということで行わせていただいております。
○委員長
寺田委員。
◆寺田晃 委員 皆さんが、学芸員の方を含めて必死に考えていただきながらこのようにやっていただいて、入館者数も1,300人ですかね、ふえたということで、すばらしいなと感じているんですけれども、やはりタイトルは大事だなと、私もこの「イケメン」という文字にひっかかりまして、この委員会もイケメンが多いのではないかなとは思いますけれど、やはり下町風俗資料館の江戸風俗人形の世界についても、これは、この特別展のタイトルはオーソドックスでどうなのかなという部分はありますし、次のページの企画展の「下町の火事と防災」については、今、皆さん防災に注目されている中、江戸に絡めてこういったタイトルで、非常にこちらも興味深いなと感じておりまして、やはりタイトルは大事だなと改めて感じさせていただきました。
また、このイケメン、オシメンにこだわるわけではないんですけれども、こういった展示のポスターみたいなのはしっかりいろいろ張っていただいているんですかね。
○委員長
文化産業観光部副参事。
◎
吉田美弥子 文化産業観光部副参事 こちらの特集展示は常設展示の一部というところですので、個別のチラシ、ポスターなどは作成していないところでございます。
ただ、
芸術文化財団で発行しております芸術文化情報誌のイベントガイドというのがあるんですが、こちらでは紹介させていただいております。ほかにも
ホームページですとか、たいとう文化マルシェとか台東くんツイッターなどで広報させていただいております。
○委員長
寺田委員。
◆寺田晃 委員 引き続き頑張っていただきたいなとは思うんですけれども、続きまして、計画書の7ページのところなんですが、書道博物館で、ほかの資料からちょっと情報が入ったんですけれども、国立博物館で7月から日中交流締結40周年の特別展「三国志」をやられるということで、こちらも恐らく国立博物館、かなりの方がいらっしゃるとは思うんですが、この7ページで同じ時期を見ますと、「漢字のなりたち」というところが
スケジュール的に合うのかなと思うんですが、せっかくたくさんの方が国立博物館にいらっしゃって、日中のことを感じられていらっしゃる方が多い中で、やはり中国の宝であるいろいろな貴重な資料がある書道博物館と提携してやってもおもしろいのではないかなと思うんですけれど、その辺についてはどのように考えていらっしゃるか教えてください。
○委員長
文化産業観光部副参事。
◎
吉田美弥子 文化産業観光部副参事 特に連携企画と銘打っているわけではないんですが、この「漢字のなりたち」という企画の中で、東京国立博物館の「三国志」に合わせまして「リトル三国志」というコーナーを設置いたしまして、そこで三国志の漢字を紹介したりしております。
また、書道博物館に所蔵しております重要文化財に指定されている「三国志」の最古の写本も、この期間に公開する予定でおります。
○委員長
寺田委員。
◆寺田晃 委員 しっかり連携をとりながら、いろいろな機会を積み上げながら、入館者をふやしていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。
○委員長 和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 先週ですけれど、MXの2番で深夜2時ぐらいから、眠れないときよく見るんですけれども、下にニュースの文字テロップが流れて、ずっと風景が流れる番組を毎日やっているんですが、あれ朝倉彫塑館だったんです。非常にいい撮り方しているし、屋上のオリーブの木を抜きながら、ニケみたいな像を移して、とてもいいフイルムでした。ああいうのを2次使用を頼んで、デジタルサイネージとかで流せるように、MXなど東京都資本だから、言えば動くだろうから、非常にいい画像でしたよ。台東区であんなのつくれと言ったら、お金がかかってしまうでしょうけれど。だから、ああいうところは著作権も無視して撮っていいのに、いまだに著作権があるのはどうかなと、そこだけは言って、大分少しずつ変わってきたようですが、言っておきます。
あと、細かい事業については、みんな理事会や何かで一生懸命煮詰めて、一生懸命考えておられるんで、そこの枝は言いませんが、私はしばらくぶりに戻ってきてびっくりしたのが、相変わらず変わっていない。事前のときにも確認しました、発言通告しました、今度の委員会までに答えられるようにしておいてね、吉田さんとお願いしましたが、それは何かというと、すみ分けとかそもそも論がいまだにない。
かつて
芸術文化財団がやらなければいけないことと、台東区直営でやらなければいけないこと、なぜ芸文があって、芸文がなければいけないのか、それを言ったら、最初に答弁詰まって、入場料を取るやつは芸文ですと言ったけれど、では流鏑馬は何だとかさまざまなことが出てくるわけです。観光事業とか、これは観光事業ですからと、これ芸文ですから。宮中雅楽も芸文ではなかったような気がしている、昔はね。それ宮中雅楽ですから、台東区本体がやらなければ、向こうから来てくれませんからという物の言い方した。それがいつの間にか、戻ってきたら宮中雅楽は芸文に入っている。だから、芸文がなぜあるのか、そもそも芸文とは何なんだ、芸文事業とはどういうことでやるんだというのを明確に説明できますかというのは、私10年前から言っています。
同じことが次の
報告事項である
産業振興事業団でもそう、今から10何年前に監査やっているときに、何売ります、かに売りますと、おまえ、チケットぴあかと言った。なぜそういうことをやるのかと言ったら、
台東区内の小規模事業者の社員さんに対する福利厚生のためにあの制度があると。それならば、祭りのチケットとか、まあ、名前出してはいけないけれどね、そういうのを販売するためだけにその事業があるわけではないだろう。では、その事業団は、本来何をするのかというのがいまだに解決されていない。どちらが答えてくれてもいいし、答えられなかったら答えなくてもいいけれど、委員会で答えが出ないなら、一般質問するしかない、みんなの前で。どうします、吉田さんは少し考えてこられましたか。オーソライズされてきたのを教えてください、どうすればいいのか。
○委員長
文化産業観光部副参事。
◎
吉田美弥子 文化産業観光部副参事 区では、基本構想に掲げる、活力あふれ多彩な魅力が輝くまちを実現するために、文化政策に関する企画立案や文化施策の一環として区の名前を前面に出して行う事業、それから、文化芸術の先導的な事業などを実施しております。
また、
芸術文化財団は、区民の自主的な芸術・文化・スポーツ活動の促進と、潤いある区民生活とにぎわいのある地域生活の発展に寄与することを目的として設立された財団でありまして、区の文化政策の目標を実現するために、指定管理者として文化・スポーツ施設の管理運営を行うとともに、自主事業を行っているところです。
区と
芸術文化財団で行う事業につきましては、和泉副委員長からもかねてよりご質問がありまして、平成19年2月の台東区
芸術文化財団のあり方検討の最終報告を受けて、一旦区と財団相互に事業の移管をしたところです。その後も財団の公益法人の意向や指定管理期間満了を期に、平成26年度にも再検討いたしまして、区と財団の役割について整理し、募集事業の移管などを行いました。
現在、財団では、平成26年度に整理した役割分担と事業の方向性に基づき、学芸員の専門性を生かして、指定管理する各文化施設や、その収蔵品を活用した特別展や企画展、施設の特別事業など、それと、地域に根差した歴史文化及び芸術を生かした事業を区と協議の上、財団の持つ効率性や柔軟性など、
メリットを生かしながら実施しているところです。状況の変化もございますので、一旦こうだと決めて始めた事業も、いろいろな相手方がかわってきたりとか、状況の変化もございますので、その辺については今までも見直してきた部分もありますし、これからも、現在継続していっている事業についても、事業主体については引き続き検討していきたいと思っております。
○委員長 和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 皆さん、新人の皆さん、わかりましたか。芸文がやる事業と台東区直営でやる事業、それのすみ分けがきれいな言葉で全部つづられていますが、理事者の皆さんだってはっきりしないでしょ。はっきりしていますか、苦しくはありませんか。自主事業とか、では宮中雅楽は何でこちらなのと、それこそそんなの台東区でもいいではないかと、もとどおりでね。それぞれ見直すというから、それぞれに見直せばいいけれど、そもそも入場料収入が得られるからとか、そういうのは理由にはならないですよ。
私、一番大きな理由は、その効率性を考えて文化事業をやる芸文というのも間違いだと思っています。芸術文化はお金生みませんから、BバイCがいいわけありませんから、それでもやるのが本区の特性だと、そこについては予算をかけてもいいではないかと私は思っていますよ。だから、そうしたときに、芸文は効率性を考えていると。では、芸文でやる事業は全部収益出しますか、出せないでしょ。だから、その辺、今回一般質問、私ですけれど、しません。またすぐやらなければいけないみたいなので、あと半年は時間ありますから、その辺ちょっと理事者の皆さんで、これ吉田さん1人の問題ではありませんから、少しオーソライズしてください。こうだ、うん、なるほどね、芸文はこうなんですと。まさか再雇用先ですという答えはないでしょうが、こうです、こうですとちゃんとしっかり仕切ってわかるように、これは
産業振興事業団にも言っていますからね、休んでいる場合ではない。以上です。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
公益財団法人台東区
産業振興事業団の
経営状況報告について、
文化産業観光部副参事、報告願います。
◎吉江司
文化産業観光部副参事 それでは、
公益財団法人台東区
産業振興事業団の経営状況につきましてご報告いたします。
令和元年度の事業計画・収支予算につきましては、本年3月に開催されました事業団の理事会及び評議員会において承認されたものでございます。
それでは、お手元の
事前資料2に基づきご説明いたします。
初めに、事業計画でございます。項番1、中小企業の育成及び中小企業勤労者等の福祉に係る各種研修会、講習会等の事業でございます。(1)、(2)につきましては、産業研修センターでファッション・マーケティング講座や工作機械等個別技術講習、英会話、中国語の語学教室などを実施いたします。(3)につきましては、経営支援課が企画調整する中小企業の人材育成を支援するための各種セミナー事業を実施いたします。(4)につきましては、勤労者サービスセンターで中小企業勤労者等の生活向上に関する事業として健康教室などを開催いたします。
次に、項番2、中小企業の育成及び中小企業勤労者等の福祉に係る調査研究、情報提供並びに普及事業でございます。(1)中小企業に関する情報資料の収集及び提供事業として、産業研修センターで資料記載の事業を行います。
恐れ入りますが、2ページ目をお開きください。(3)中小企業勤労者等の福祉に関する情報提供事業として、勤労者サービスセンターで「センターニュース」の発行や隔年で発行しているガイドブックなどによる情報提供を行います。また、会員拡大に向けて会員勧誘のポスティングを引き続き区内事業所を対象に実施するとともに、介護事業所などへの事業説明を実施し、会員拡大に努めてまいります。
次に、項番3、中小企業勤労者等のための勤労者福祉事業でございます。(1)中小企業勤労者等の厚生に係る事業として、産業研修センターで革工芸教室や健康維持に係る教室を実施いたします。また、(2)在職中の生活安定に係る事業として、勤労者サービスセンターで会員を対象とした祝い金等の給付事業を行うとともに、(3)健康増進にかかわる事業として、人間ドック、予防接種、都内共通入浴券などの利用補助を実施いたします。なお、人間ドックのオプションとして採血で複数のがんの可能性を評価することができるアミノインデックスと、将来的な脳梗塞、心筋梗塞の可能性を評価できるロックスインデックスを新たに追加いたします。(5)自己啓発・余暇活動に係る事業として、遊園施設などの利用補助等を行います。
次に、項番4、中小企業のための各種経営支援等の事業でございます。(1)中小企業の経営相談に係る事業として、経営支援課で各支援機関と連携し、総合的な相談を実施いたします。資料記載②のビジネス支援ネットワークにつきましては、国が設置する東京都よろず支援拠点と東京都社会保険労務士会台東支部の2機関と新たに連携協定を結び、国が有する支援情報の迅速な提供や労務関係に関する相談体制の充実を図ってまいります。
恐れ入りますが、3ページ目をお開きください。(2)中小企業に対する各種助成事業として、経営支援課で資料記載の助成事業を実施いたします。なお、①新市場開拓支援に、これまで区が実施してきました中小製造業のアトリエ化
支援事業を統合し、一体的な支援に努めてまいります。
(3)中小企業の販路開拓・交流支援に係る事業として、経営支援課で資料記載の事業を実施いたします。①海外プロモーション推進では、区の
産業振興課と連携し、昨年に引き続き9月にタイのバンコクで開催される展示会に出展し、中小企業の販路開拓を支援いたします。②異業種間交流推進では、区内中小企業、デザイナー、中小企業診断士などが一堂に会するTAITO SAMBAを新たに開催し、異業種間の交流を支援してまいります。③たいとう企業ナビを活用し、企業間の連携や販路開拓を支援いたします。
項番6、台東区立産業研修センターの管理運営及び区から受託する事業については、事業者支援施設浅草ものづくり工房に係る事業でございます。入居者に対する支援として、交流セミナーや作品展示会、施設見学会などを行うとともに、経営支援課の商工相談員などによる経営相談を引き続き行ってまいります。
恐れ入りますが4ページ目をお開きください。
令和元年度の収支予算でございます。
まず、Ⅰ事業活動収支の部でございます。1、事業活動収入では、⑤の補助金等収入において、中小製造業のアトリエ化
支援事業の区からの移管やグルメチケットなどの販売実績による見直し、隔年発行のガイドブックの経費の計上などによる要因から、前年度比1,252万2,000円の増となっており、事業活動収入全体では2億482万7,000円で、前年度比1,540万円の増となっております。
次に、2、事業活動支出では、①の経営支援費支出で、先ほどご説明いたしました中小製造業のアトリエ化
支援事業の移管などにより前年度比509万9,000円の増、②勤労者サービスセンター費支出でグルメチケットなどの実績による見直し及びガイドブックの作成などにより前年度比689万8,000円の増、⑥事務局費支出で人件費の増などにより前年度比515万9,000円の増となっております。これにより、事業活動支出全体では2億1,138万1,000円で、前年度比1,652万5,000円の増となっております。以上のことから、事業活動収支の差額は655万4,000円のマイナスとなります。
これにより、Ⅱ投資活動収支、Ⅲ財務活動収支、Ⅳ予備費支出を加え前期繰越金を充当しますと、
令和元年度の収支差額はゼロとなります。詳細につきましては、後ほど冊子をごらんいただければと存じます。
以上で台東区
産業振興事業団の経営状況について、ご報告を終わらせていただきます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
寺田委員。
◆寺田晃 委員
事前資料2の2ページの会員勧誘ポスティングの実施というところなんですけれども、現在積極的に、5年ぐらい前からですかね、ポスティングをやっていただいていて、頑張っていただいてはいるんですけれども、会員さんの高齢化も含めまして、お亡くなりになる方も含めて、なかなか会員数が横ばいというんですかね。そういった中で、この年度、どのようにやっていかれるか聞かせてください。
○委員長 会員の確保と拡大について。
文化産業観光部副参事。
◎吉江司
文化産業観光部副参事 会員勧誘のポスティングにつきましては、平成26年度から開始しておりまして、今年度も入会金の無料キャンペーンや勤労者サービスセンターで提供している主なサービス内容をまとめたリーフレットを作成しまして、区内事業所の2万カ所に配布を行っているところでございます。
また、平成30年度は、そのポスティングに加えまして、介護事業所や、あと保育所、そのほか医師会、薬剤師会、歯科医師会等への周知も積極的に実施いたしました。新規会員様の加入増に向けましては、引き続き事業団の
ホームページですとかセンターニュース、広報たいとうなども活用しまして、よりわかりやすく目にとめていただけるように工夫しながら、周知を図って会員拡大に努めていきたいと考えております。
○委員長
寺田委員。
◆寺田晃 委員 粘り強くやっていらっしゃるんだなと、また、さまざま改善しながらやっていただいているのは感じているんですけれども、小規模事業者さんも年齢層も変わってきておりますし、新しい方法を少しずつまた模索しながらやっていっていただきたいなと思いますので、それは要望でお願いいたします。
続けて、それから、あと、異業種間交流も期待するところなんですけれども、新たにTAITO SAMBAという新しいもの挑戦されるみたいなんですが、これについてはどのように
スケジュール的なものも含めて計画されているか、ちょっと教えてください。
○委員長
文化産業観光部副参事。
◎吉江司
文化産業観光部副参事 TAITO SAMBAにつきましては、今年度、商品開発支援を希望する事業者の方々と、あと若手クリエーターとかデザイナー等の方々とマッチングさせて、チームを組むような形で商品開発ですとか市場流通というものを支援いたしまして、区内事業者の販路開拓、売り上げ増加につなげることができればと考えております。いろいろ課題を把握しております中小企業診断士の方がコーディネーター的な役割を果たしまして、それでマッチングを進めながらやっていきたいと考えております。
実施につきましては、今いろいろ調整というか、検討しているところもありますが、10月以降を検討しておりまして、そのときに実施させていただきたいと考えております。
○委員長
寺田委員。
◆寺田晃 委員 異業種間同士のマッチング、出会い、やはり新しいものを創出して、どんどん活性化が進むとは思うんですけれども、また別の角度で勤労者サービスセンターの会員さんも、縦のつながりではなくて、横のつながりもあったほうがいいのかなというふうに、顔合わせ会とか名刺交換会とか、そういったものも新しいものを生んでいくのかなと感じているんですが、これがTAITO SAMBAと関係するのか、それとも産業フェアと関係するのかどうかあれなんですけれども、さまざま工夫しながらやっていっていただければと思います。これは要望でお願いいたします。以上です。
○委員長 ほかにございますか。よろしいでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
理事者からの報告は、以上であります。
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○委員長 次に、本委員会の行政視察について申し上げます。
時期については、第3回定例会終了後、第4回定例会までの間に実施いたしたいと思います。視察都市及び視察テーマについては、正副委員長にて案を作成し、委員会におはかりいたしますので、よろしくお願いいたします。なお、ご意見等がございましたら、正副委員長までお寄せください。
行政視察については、以上であります。
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○委員長 以上で、本日予定されたものは、全て終了いたしました。
その他、ご発言がありましたら、どうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
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○委員長 これをもちまして、案件、
特定事件についての審議を終了し、
産業建設委員会を閉会いたします。
午前11時38分閉会...