◆
鈴木昇 委員 使っている方やもちろん
近隣町会の、
近隣住民の方も含めてなんですけれども、やはりこの工事が始まって、計画が始まって、カバーがかけられるようになって、まだ終わらない、まだ終わらないというのが、本当に使っている人の声だったんですね。その間にも本当に階段に
エスカレーターをつけてほしい、
車椅子利用の方には
スロープがつかないと非常に不便だという声は、区のほうはもう何度となく聞いていたことだと思っています。
ぜひ、この計画、オリンピックを待たずに、もちろん工事ですので単純にできるとは思いませんけれども、
利便性を上げていただきたいのと、やはり
ユニバーサルデザイン、
バリアフリーというところで言えば、早急な対応をすべきだと思っていますので、この点については、ぜひ32年夏ごろを待たずに、なるべく短縮していただいて、
利便性の高い駅にしていただきたいと、これは、地域の要望、
利用者の要望でございますので、対応をぜひお願いしたいと思っております。
この点については以上です。
○
委員長 要望ですね。
鈴木委員、いいですか。
ほかいいですか。
(発言する者なし)
○
委員長 それでは、ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、
外郭団体の
経営状況について、報告を聴取いたしたいと思います。
初めに、
公益財団法人台東区
芸術文化財団の
経営状況報告について、
文化産業観光部副参事、報告願います。
◎
吉田美弥子 文化産業観光部副参事 それでは、
公益財団法人台東区
芸術文化財団の
経営状況報告、平成30年度
事業計画・
収支予算につきまして、ご報告いたします。
事前資料1をごらんください。資料A4、縦3枚物の概要版によりご説明をさせていただきます。
初めに、
事業計画について、主な事業をご説明させていただきます。
1ページをごらんください。まず項番1、
芸術文化に関する事業でございます。
初めに、
朝倉彫塑館でございます。
朝倉文夫が収集した美術品や道具類を
カテゴリーごとに展示し、コレクターとしての
朝倉文夫を紹介してまいります。
次に、
下町風俗資料館でございます。不忍池をテーマに、資料と画像を中心とした展示を行い、その歴史をたどるとともに、池の周辺に集った人々の活動について紹介してまいります。
一葉記念館でございます。一葉が亡くなる直前まで、断続的につづった日記を通して、小説家、
樋口一葉、その人自身の全容を明らかにしてまいります。
奏楽堂は、本年11月に
リニューアルオープンを迎えますが、2日間にわたる
記念コンサートや「日本のうた」をテーマとした企画展、また、2ページになりますが、29回目を迎える
日本歌曲コンクールのほか、
奏楽堂を生きた文化財として活用する数々の
文化コンサートを実施してまいります。
続きまして、
書道博物館でございます。
東京国立博物館と連携し、王義之以降の書の流れに目を配りながら、普遍的な美しさを獲得した唐時代の書が完成するまでの作品を中心に紹介を行ってまいります。
次に、
財団本部で実施する主な事業をご説明いたします。
まず
文化コンサートでは、声楽と弦楽の
アンサンブルコンサートを開催いたします。
弦楽アンサンブル「TGS」は、
東京藝術大学の卒業生により結成されたグループでございます。
次に、こどもの芸術と文化ということで、親子で楽しめるウクレレのワークショップや
コンサートを新たに開催してまいります。
3ページをごらんください。ジャズでございますが、UENO JAZZ INNでは、前年度の
浅草ジャズコンテストの
グランプリ受賞者に出演を依頼し、演奏の機会を提供するなど、イベント間の連携も図っているところでございます。
次のにほんの音では、隔年で実施しております
邦楽爛漫を
東京藝術大学音楽学部邦楽科のご協力のもと開催してまいります。
台東薪能につきましては、引き続き浅草寺のご協力をいただき、今年度も
浅草寺境内での実施を予定しております。
一番下の
伝統芸能講座でございますが、今年度は複数の
大衆芸能を
参加者に体験していただく講座なども行ってまいります。
4ページをごらんください。続いて、項番2、
スポーツ文化に関する事業についてご説明をさせていただきます。
区民スポーツ教室として、
硬式テニス教室と
初心者ゴルフ教室を開催いたします。また、ドッジボールを通して区民の交流を促進する、
区民スポーツ大会や
児童たちに完走するすばらしさを実感していただく、桜橋・わんぱくトライアスロンなどを実施してまいります。
次の項番3、芸術・文化・
スポーツ施設の
管理運営につきましては、区が
指定管理者として指定した各施設の運営につきまして、その
設置目的を踏まえ、
利用者の安全性を重視した適切な管理を行うものでございます。
文化施設では、
下町風俗資料館における日の長い期間の開館時間の延長や桜の季節の全館一斉
臨時開館など、より多くのお客様にご来館いただけるよう、引き続き工夫を図ってまいります。
次に、項番4、芸術・文化・
スポーツ活動の調査・
情報収集及び提供に関する事業でございます。
入館者をふやすという点からも情報の発信が大変重要でございます。
芸術文化財団の
ホームページにつきましては、平成28年3月に
リニューアルを実施し、その後、
多言語対応なども行っておりますが、引き続きSNSの活用も含めたタイムリーな
情報提供を進めてまいります。
以上が平成30年度の
事業計画でございます。
続きまして、
収支予算でございます。5ページをごらんください。
初めに、Ⅰ、
事業活動収支の部でございます。1の
事業活動収入につきましては、
予算額の合計が6億5,815万9,000円で、前年度と比較いたしますと5,757万6,000円の増となっております。この主な要因は、
奏楽堂の
リニューアルオープンに伴う施設の
管理運営や
自主事業の実施、また、財団が給与を負担する
固有職員の増加などによりまして、区からの
受託事業収入及び
補助金収入が増となっているものでございます。
次に、2の
事業活動支出でございます。
予算額の合計は6億5,638万9,000円で、前年度と比較いたしますと、5,745万9,000円の増となっております。収入のところでご説明いたしましたとおり、
奏楽堂の
リニューアルオープンに伴う施設の
管理運営費や
自主事業費、また、
財団固有職員の増加に伴う人件費の増などが主な要因でございます。
事業活動に係る収入から支出を差し引いた
事業活動収支差額は177万円となります。
次に、Ⅱ、
投資活動収支の部でございますが、2の
投資活動支出として、177万円を計上しております。内容は
固有職員の
退職給付引当金に要する経費でございます。
以上の結果、
当期収支差額はゼロ円となります。
以上が平成30年度の
収支予算でございます。
詳細な内容につきましては、お手元の黄色い冊子をごらんいただければと存じます。
なお、これらにつきましては、3月に開催されました台東区
芸術文化財団の
理事会及び
評議員会におきまして承認されているところでございます。
ご報告は以上でございます。
○
委員長 ただいまの報告について、ご質問ありましたら、どうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ただいまのご報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、
公益財団法人台東区
産業振興事業団の
経営状況報告について、
文化産業観光部副参事、報告願います。
◎
川田崇彰 文化産業観光部副参事 それでは、
公益財団法人台東区
産業振興事業団の
経営状況につきまして、ご報告いたします。
平成30年度の
事業計画・
収支予算につきましては、本年3月に開催されました
事業団の
理事会及び
評議員会において承認されたものでございます。
それでは、お手元の
事前資料2に基づきご説明いたします。
初めに、
事業計画です。項番1、
中小企業の育成及び
中小企業勤労者等の福祉に係る
各種研修会、
講習会等の事業です。
(1)、(2)については、
産業研修センターでファッション・
マーケティング講座や
工作機械等個別技術講習、英会話・中国語の
語学教室などを実施します。(3)については、
経営支援課が企画調整する
中小企業の
人材育成を支援する
各種セミナー事業を実施します。(4)については、
勤労者サービスセンターで、
中小企業勤労者等の
生活向上に関する事業として、
健康教室等を開催します。
項番2、
中小企業の育成及び
中小企業勤労者等の福祉に係る
調査研究、
情報提供並びに
普及事業です。
(1)
中小企業に関する
情報資料の収集及び
提供事業として、
産業研修センターで
資料記載の事業を行います。
恐れ入ります。2ページ目をお開きください。(3)
中小企業勤労者等の福祉に関する
情報提供事業として、
勤労者サービスセンターで
センターニュースの発行や
ホームページによる
情報提供を行うとともに、
会員拡大に向けて、
会員勧誘のポスティングを、引き続き
区内事業所を対象に実施します。
項番3、
中小企業勤労者等のための
勤労者福祉事業です。
(1)
中小企業勤労者等の厚生に係る事業として、
産業研修センターで
革工芸教室や
健康維持に係る教室を、(2)在職中の生活安定に係る事業として、
勤労者サービスセンターで会員を対象とした
祝い金等の
給付事業を行います。(5)
自己啓発・
余暇活動に係る事業として、
遊園施設の
利用補助等を行います。
項番4、
中小企業のための
各種経営支援等の事業です。
(1)
中小企業の
経営相談に係る事業として、
経営支援課で各
支援機関と連携し、総合的な相談を実施します。平成29年4月の本
委員会でご報告いたしました
企業情報システムを、29年度に構築しましたので、こちらを活用して、より適切かつ迅速に
経営相談を実施してまいります。(2)
中小企業に対する
各種助成事業として、
経営支援課で
資料記載のとおり、
助成事業を実施します。(3)
中小企業の
販路開拓・
交流支援に係る事業として、
経営支援課で
資料記載の事業を実施します。
①海外プロモーション推進は、区の
産業振興課と連携して、昨年に引き続き、9月にタイのバンコクで開かれる
展示会に出展し、
中小企業の
販路開拓を支援します。
事業団としましては、
海外販路開拓に知見を持つアドバイザーの事前及び本番の
同行出張費並びに職員による事後の
現地調査に係る出張費などを充実しています。
③たいとう企業ナビは、
企業情報システムの
登録内容に基づき、従来の
製造業ガイドを
リニューアルしたものです。
動画掲載など、新たな機能を活用し、
企業情報や
商品情報を発信することで、企業間の連携や
販路開拓を支援してまいります。
項番6、
台東区立産業研修センターの
管理運営及び区から受託する事業については、
事業者支援施設、
浅草ものづくり工房に係る事業として、
入居者に対する支援としての
交流セミナーや
作品展示会、
施設見学会などを行うとともに、
経営支援課の
商工相談員による
経営相談を引き続き行ってまいります。
恐れ入ります。4ページ目をごらんください。平成30年度の
収支予算についてご説明いたします。
まずⅠ、
事業活動収支の部でございます。
1、
事業活動収入では、⑤の
補助金等収入において、
企業情報システムの構築、終了などの要因から、前年度比1,230万4,000円の減となっており、
事業活動収入全体では1億8,942万7,000円で、前年度比1,258万5,000円の減となっております。2、
事業活動支出では、①経営支援費支出で、先ほどご説明しました
企業情報システムの構築終了による減及びシステム保守費用の充実による増などの相殺により、前年度比588万2,000円の減となっています。②
勤労者サービスセンター費支出で、隔年発行しております会員向けガイドブックを今年度作成しないことなどにより、前年度比279万1,000円の減、⑥事務局費支出で、人件費の見直しにより、前年度比533万円の減となっております。これにより、
事業活動支出全体では、1億9,485万6,000円となり、前年度比1,396万9,000円の減となります。
事業活動収支の差額は、542万9,000円のマイナスとなっております。
これに、Ⅱ、
投資活動収支、Ⅲ、財務活動収支、Ⅳ、予備費支出を加え、前期繰越金を充当しますと、30年度の収支差額はゼロとなります。
以上で、台東区
産業振興事業団の
経営状況についてのご報告を終わらせていただきます。
○
委員長 ただいまのご報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
鈴木委員。
◆
鈴木昇 委員 今、報告を受けました。この報告の中で幾つかお伺いしたいんですけれども、この冊子の中の
事業計画書の11ページあたりからある、助成制度についてお伺いしたいんですけれども、今年度はこれから4月23日から新製品開発の募集であったり、6月4日から新市場開拓であったりなので、ことしの分はまだ出ていないでしょうけれども、昨年度、この助成制度を活用した、活用できた方ではなくて、助成制度の相談があったけれども、期間が満了になってしまった、もしくは予算を使い切ってしまったので、この制度が使えなかったという方は何件ぐらいあるのか、わかったら教えてください。
○
委員長 文化産業観光部副参事。
◎
川田崇彰 文化産業観光部副参事
事業団で実施している助成メニュー、細かく分けますと全部で17ございます。その中で
予算額に達した時点で募集終了となるもの、これが14ございます。
募集終了につきましては、
ホームページや区のチラシ等で周知を図っているところですが、昨年度の実績で申し上げますと、29年度、4つのメニューについては募集終了後に電話で数件程度ですが、お問い合わせをいただいたものがございます。
○
委員長 鈴木委員。
◆
鈴木昇 委員 数件程度と、ちょっと実数が出なかったんですけれども、やはりこういう助成制度というのは、産業の特に新規産業を始めようという方々などは、こういう助成制度があることで自分の資本、持っている資本だけではなくて、これがあるからプラスアルファ、こういう事業に展開させていくんだという意欲を持つためには、非常に重要な制度だと私は思っているんです。確かに今、ご答弁があったように、
ホームページで見れば17の助成制度があって、先着順です、もしくは一定期間しかありませんというので、やはりこれ、台東区がこれから地域産業をさらに強めていくんだというところで言えば、まだまだ弱い助成制度だなというふうに私自身はすごく感じておりますので、もう一つ伺いますけれども、この助成制度の枠に入れなかった数件という方の相談の部分で、例えば、この後、
産業振興課のほうでバトンを受けて、何か対応ができるというような拡大枠みたいなものは考えられているんですか。
○
委員長 文化産業観光部副参事。
◎
川田崇彰 文化産業観光部副参事 先ほどご答弁しました、募集終了後に何件かお問い合わせをいただいたケースがございます。それを踏まえまして、今年度、30年度の予算につきましては助成件数をふやして対応したものもございます。
助成事業につきましては、我々
事業団のほうで予算を組み立てて執行するものなので、今、委員がおっしゃったとおり、
事業団としまして、さまざまなチャレンジをする支援、チャレンジをする企業さんにその後押しがきっちりできるように、これまでの申請状況だとか、あとは実績、そういったものを十分ニーズを踏まえながら、予算の中でしっかり適切に対応してまいりたいと思いますので、今後も引き続き、そこの部分は取り組んでまいりたいと思います。
○
委員長 鈴木委員。
◆
鈴木昇 委員 今、今後で予算の部分的な増額はしていますという答弁がありましたけれども、もちろん予算というものがあるから、単純に補正が組めないというのは理解はしながらもですけれども、やはり年度の途中で、年度当初のときにはこういう計画だったけれども、販路拡大のためにこういうふうにしていきたいんだ、もしくは見える化、アトリエ化支援というものを知ったことで、自分の店舗をつくりかえて、こういうふうにしていきたいんだという人たちはなかなかこの助成の対象にすっぽりはまらないというのが、私も何例かお話を受けた中でありますので、ぜひ、
事業団の中の予算の枠を超えてという事業への拡大というのも、支援を強めていただきたいということを要望しておきます。以上です。
○
委員長 小菅委員。
◆
小菅千保子 委員 1つは11ページのビジネス支援ネットワークについて伺います。
本当に台東区を挙げて、地域の中小零細企業、小規模の皆様をしっかりとサポートしていこうということで、いろいろな面から連携をして担当していただいているわけですけれども、意外とまだ知らない人がいらっしゃるんですよね。だから、やはりせっかくのすばらしいネットワークの事業ですので、ぜひ、1回お知らせを出したからいいとか、冊子をつくってしたからということではなくて、やはり1年に1回は、こういうものをやっていますよという周知を何らかの形で、もうちょっと派手に周知していっていただきたいなと、これは台東区のやはり非常に鳴り物でやった支援の制度ですので、また、そこをお願いしたいと思います。
それから、次の13ページのところで、今、話題というか、小規模
事業者事業承継支援というのは、これ、事業承継の課題というのは、今、本当にもう全国的な、やはり
中小企業が、このままいったら二百何十万社なくなってしまうかもしれないと言われているようなときです。そういう中にあって、この事業承継の支援というのは非常に大切なメニューだと思います。国でもこの2018年の税制改正の中で、大きく相続税だとか贈与税の資金負担をゼロにするとかいうことで、大きく、今、制度も変わってきていますので、その辺も含めて制度の周知をお願いしたいのと、それから、親族以外の方に事業を引き継ぐ場合でも登録免許税や不動産取得税の軽減措置が図られるということで、かなり国もいろいろな形で制度を使いやすくというか、やっていただいているので、そういうこともスピード感を持って、やはり地域の中小、それから小規模の方々に、ぜひ周知を丁寧にしていっていただきたいなというふうに思います。
それと同時に、今、やはり次のこの⑨番の労災保険特別加入補助というのがありますが、比較的、台東区は個人事業主というんですかね、の方も非常に多いんだと思うんですね。個人事業主の方というのは、なかなかいろいろな制度のことで声を上げてくる機会というのは非常に少ないんだと思うんです。もう自分で何から何まで全部やっていらっしゃるわけですから、例えばけがをしてしまったときに、保険制度があったのを後から知ったとか、そういうこともあるので、その辺の周知ということを、やはり個人事業主に向けての働きかけというのも、ちょっとアバウトな形で非常に難しいかもしれませんが、せめて登録している
事業者に対しては吸い上げていただいて、こういう制度があるから、ぜひ登録していってくださいねとかいう、こういう保険制度もありますよ、こういう制度もありますよという、そういう周知をぜひしていっていただきたい。結構、個人事業主の方というのは若い世代の方が多いので、やはり行政から比較的遠い位置にいる世代の方が多いので、そうすると、やはりいろいろな、こういう台東区のこれだけのメニューがあっても、知らないでいるケースも結構いらっしゃるんですね。ですので、ちょっと話が飛躍するかもしれませんが、例えば工業高校だとか、そういうところにも、こういうメニューが実はあるんですよと、将来的に自分が個人事業を立ち上げるときはこういうメニューが使えますよとか、そこは教育的なことにもなってしまうので、話がちょっと飛び過ぎかもしれませんが、やはりそういう出前講座をやっていただくか、もしくはそういうところにも周知するようなチラシを配っていただくとか、何か次の若手を育てていくという意味での、
産業振興事業団としての取り組みをしていっていただけると、ありがたいかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○
委員長 文化産業観光部副参事。
◎
川田崇彰 文化産業観光部副参事
事業団のほうでも、
ホームページ、チラシで周知に努めているほかに、専門コーディネーターという方を3名ほど、今、常時、勤務していただいております。この方たちが区内の事業所を回っていただいて、区ではこういう制度をやっています、また、あるいは国や都ではこういう制度がございますというのを、丁寧にご説明に上がりながら、それと同時に各企業さんが抱えている課題、そういったものを吸い上げていくというのを、コーディネーター3名の方が役割を担っておりますので、引き続き、この活動を続けて、国と区、それぞれの行っている制度、そういったものの周知とあと
事業団の役割、
事業団ではこういうことをやっていますよというのを広く周知してまいりたいと思います。
○
委員長 小菅委員。
◆
小菅千保子 委員 ありがとうございます。もう本当によくやっていただいているというのは存じ上げておりますが、やはり3名という人数が果たして足りているのかなというのが正直なところです。本当に今、すばらしいそういう制度をつくっていただいたんですけれども、やはり多分、恐らく回っていただいている方というのは、1度でも相談に見えた方、それから、何かの組合で広く活躍されている方とか、どうしても知っている情報をキャッチしやすい方々だと思うんですね。やはりなかなか届きにくいところというのもあるので、いろいろな業態の組合だとかいうのもあると思いますので、例えばそういう組合の窓口にこういう制度があるということを言っていっていただくのも、その中からまた、周知していただくということも大事なのかなというふうに思いますので、その辺の配慮も含めてお願いできればなというふうに思います。よろしくお願いいたします。
○
委員長 お願いでいいですか。
◆
小菅千保子 委員 はい。
○
委員長 望月委員。
◆望月元美 委員 5ページの(2)番、
中小企業の情報化・国際化等を支援する各種研修事業の中の①
語学教室の開催について、ちょっとお聞きしたいんですが、毎年、この英会話教室ですとか中国語教室をされているのを見させていただいて、やはり国際化を支援するという中で、英語と中国語、ほかの多言語に関して、こういう教室を広げていくというようなお考えはあるんでしょうか。
○
委員長 文化産業観光部副参事。
◎
川田崇彰 文化産業観光部副参事 今、委員がおっしゃったとおり、
産業研修センターのほうで、研修事業として英会話とあと中国語の初級教室、こちらを今年度実施させていただきます。この実績なんですけれども、29年度は定員20名に対して16名の方にご参加をいただきました。ただ、28年度は20名に対して7名ということで、多少実績の部分で数値が変動している部分がございます。委員おっしゃったとおり、これはもともと中国語圏でビジネスを展開する場合の国際化支援ということで事業モデルを組んだんですけれども、例えばタイですとか、ほかのアジア圏の国々にも、やはり今、ビジネスのチャンスが広がっておりますので、そこの部分につきましては、今年度実施をしまして、毎回アンケートをとっておりますので、そのアンケートの中で、例えばほかの言語で研修が必要なものはないのか、そういった
参加者の方のお声を拾いながら、次年度の内容を検討していきたいと思います。
○
委員長 望月委員。
◆望月元美 委員 ぜひ、そうしていただけるとありがたいです。やはり今、本当に国際化を図るとなると、いろいろなもう多言語というか、そういう言葉の壁でなかなかビジネスにつながらないというのも大きな壁の一つになりますので、そういうふうにして検討していただくのも大変、大いに期待しております。よろしくお願いします。
あともう1点なんですが、13ページの(3)番の
中小企業の
販路開拓のところの事業で、③番、たいとう企業ナビ、先ほどご説明もありましたように、29年度の
製造業ガイドから今回、たいとう企業ナビに発展していくという内容なんですが、これに関して、特に平成28年の
製造業ガイドでは、登録企業者数が259社と記載されておりましたけれども、大体、今回、このたいとう企業ナビに関してはどれぐらいの企業が登録しているんでしょうか。
○
委員長 文化産業観光部副参事。
◎
川田崇彰 文化産業観光部副参事 たいとう企業ナビにつきましては、29年度に構築をしまして、30年1月から本格稼働を行っております。当初は、まずは
製造業ガイドに登録されていた企業さんに、引き続き企業ナビのほうにも掲載をしてもらうようにということでお声がけをしております。また、それ以降は新たに窓口にいらっしゃった製造業以外のさまざまな業種が企業ナビには登録できますので、そういった窓口にいらっしゃった企業さんにもお声をかけているところです。
現時点、4月20日時点ですけれども、企業ナビに167社登録をいただいております。これ、中身、内訳としましては、やはり製造業以外にも、例えばIT関係だとか、そういった企業さんも掲載を始めていただいておりますので、今後も引き続き周知に努めて、この企業ナビの充実、努めていきたいと思います。
○
委員長 望月委員。
◆望月元美 委員 私もこのサイトを見させていただきました。とてもわかりやすくて、企業と企業が確かに、企業同士でそういうふうな連携がとれるような内容にもなっておりますので、ただ、今度これをやることによって、また、その企業さん同士の販路が拡大したというところの集計ですとか、意見などやはり集約していただいて、また、次につなげていただけるようにしていただきたいと要望しておきます。以上です。
○
委員長 本目委員。
◆本目さよ 委員 今のたいとう企業ナビに関して、もう少しちょっとお伺いしたいんですけれども、こちら、表では
ホームページで見れますけれども、裏では
企業情報の管理というのをしているというのでいいんですよね。もしそうだとしたら、その情報というのは誰が見れるものなんでしょうか。例えば区役所の人とかは見れるものなんでしょうか。
○
委員長 文化産業観光部副参事。
◎
川田崇彰 文化産業観光部副参事
企業情報システムに登録していただく目的としましては、
事業団の相談業務等で活用する、それが主目的となっております。なので、今、委員がご質問の誰が見れるかという部分なんですけれども、基本的にはログインは
事業団の職員のみとなっております。
○
委員長 本目委員。
◆本目さよ 委員 ありがとうございます。今はまだ始めたばかりですし、そういったものかなというふうな気もするんですけれども、でも、ぜひ裏で企業の管理をしていくということでしたら、恐らく区役所のほうでも、例えばワークライフバランスの推進企業に、こういうところに進めていきたいとか、多分
企業情報、いろいろな情報を管理できるシステムなのかなと推測しますので、今後、では、どういうところが必要なのかというのをぜひ見きわめて、そこもログインできるような、アカウントによって、もしかしたら1アカウントで幾らみたいな感じになってしまうのかもしれないんですが、予算とも相談しつつ、ぜひ、どこで利用するべきなのかみたいなところを、横展開を図っていただければなというふうに思うのが1点と、あとは予算特別
委員会のときにもちょっと質問しましたけれども、
豊中市とか、あとは総社
市とかでは、就職がちょっと困難な方々に対して支援を行っていて、区内の
中小企業、市内の
中小企業にも声をかけているという例がありますので、ぜひ、そういったところとも連携ができるように、将来的には、ここは採用募集中だよみたいなのもほかの部署でわかったりすると、ああ、ここどうでしょうみたいなのがもしかしたら区役所のほうで、就労相談とかも含めてなんですけれども、そこも多分、
産業振興事業団でも結構やっていただいているとは思うんですが、今後、システムを活用することで、いろいろできるようになるのかなと思いますので、ぜひ、今後活用していっていただきたいなと、これは要望をします。
○
委員長 要望ですか。
◆本目さよ 委員 はい。あともう1点ですが、ああ、ごめんなさい。あと、恐らく先ほどたいとう企業ナビの活用の仕方のところで、ワークライフバランスの推進企業とか、そういったところも働き方改革というのも、国のほうですごく推進をされていて、
中小企業だからといって取り残されていたら、結局、採用で人、いい人材が集まらないよとか、あと多様な人材がいなかったら、その企業の業績が伸びなかったりとか、総合的に恐らくもう専門の
事業団なので、その辺も多分よくご承知だとは思うんですけれども、そういったところにもぜひ生かせるようにしていただきたいなと思います。
もう1点なんですが、説明資料の3ページの上のほうに、外国人観光客おもてなし支援といってありますが、これ、ごめんなさい、単純な質問なんですけれども、外国語メニューとかつくるのを支援するというのがありますが、これ、もしかしたら、ごめんなさい、前も聞いたかもしれないんですが、東京都のほうでEAT TOKYOといって、無料で多言語メニュー作成支援のウエブサイトがあったりするんですね。何かその辺の使い分けとかご案内みたいなのというのはどういうふうに、何か無料でできるんだったら、区とか
事業団もお金を使わず、
事業者さんもお金を使わずできるんだったら、そちらにもアドバイスしてあげたほうがお得なのかなというふうに思ってしまうんですけれども、もちろんデザイン性が高いのとかがつくりたいというんだったら、お金をかけるかもしれないんですが、その辺の何か差みたいなものがあったら教えていただければと思います。
○
委員長 観光課長。
◎飯野秀則
観光課長 外国人観光客おもてなしで、メニューづくりでございますけれども、観光課でも、東京都の無料でできるものも周知させていただいて、
事業団のほうでも企業の窓口がございますので、双方で周知を図っているという状況でございます、外国語のメニューですね。
○
委員長 本目委員。
◆本目さよ 委員 周知を図っていただくのはいいんですけれども、有料のメニューといいますか、補助があるということは、多分何かしらの差があるのではないかなというふうに思っていましたが、わざわざ無料のものを有料でさせるというのも何かちょっと余りよろしくない気がするんですけれども、そこは何か差がありますか。
○
委員長 文化産業観光部副参事。
◎
川田崇彰 文化産業観光部副参事 今、
事業団のほうで外国語メニューパンフレット等作成支援としまして、実際にメニュー、パンフレットのほかに、例えばカタログだとか、あと店内のポップ、さらには看板、あとデジタルサイネージのコンテンツ、そういったものもちょっとメニューに加えて、ご案内をしているところです。
東京都のほうの無料の、行っているというのも承知しております。都の無料で行っているものに加えて、先ほど申し上げましたとおり、ポップですとか、そういった部分で独自のメニューを加えることで差をつけた支援を行うことができていると考えます。
○
委員長 本目委員。
◆本目さよ 委員 ありがとうございます。プラスアルファがあるのかなと。
○
委員長 文化産業観光部副参事。
◎
川田崇彰 文化産業観光部副参事 メニュー、パンフレット、翻訳以外に
事業団のほうは、例えば写真撮影、そういった素材作成に係る経費ですとか、あとコンテンツのデザイン、そういったものも助成対象のメニューに加えております。その部分で差が図れていると考えております。
○
委員長 本目委員。
◆本目さよ 委員 よりすてきなものができるんだろうなというのが、恐らく一応理解はしました。それに伴って、多分、そことあと商品プロモーション支援の助成金とも若干絡んでくると思うんですけれども、そちらの助成金、区内の
中小企業が区内に事業所を構えるデザイナーにパッケージとか販促物とか、何かその辺を依頼すると補助金が出るよという事業があると思うんですね。それについてなんですが、先ほどのたいとう企業ナビを見てみると、デザイナーとかで検索すると1件とかしか出てこなくて、しかも多分デザイナーさんではない、革の何かやつだったりするので、区内のデザイナーさんどこにいるんだろう。特に、せっかく台東デザイナーズビレッジとかもあるので、デザイナーズビレッジの卒業生も含めての、もちろん
浅草ものづくり工房とかもですね、そういったところも含めて、積極的にデザイナーさんに登録してもらえるようにしていただきたいと思いますが、最後、それだけお願いします。
○
委員長 文化産業観光部副参事。
◎
川田崇彰 文化産業観光部副参事 たいとう企業ナビにつきましては、先ほど申し上げました、従来の
製造業ガイド掲載企業に周知を図るとともに、先日、4月20日ですけれども、デザイナーズビレッジの
入居者に向けても、こういったものを、取り組みを始めましたということで説明をさせていただきました。
今後もデザイナーの情報の部分についても、この企業ナビ、充実を図っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○
委員長 本目委員。
◆本目さよ 委員 ぜひ、そこをすごくつないでいくことで、より売れるものだったりとか、すてきな販促品ができたりとか、また、デザイナーズビレッジの
入居者さん、比較的若い世代も多いですので、若い感性も生かせたりとか、区内でそれが活性化できるというのはすごくいいことだと思いますので、まだ始まったばかりなので何なんですが、ぜひ、今後、最大限に活用していっていただきたいと思います。以上です。
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委員長 いいですか、よろしいですか。
(発言する者なし)
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委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
理事者からの報告は、以上であります。
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委員長 以上で、本日予定されたものは、全て終了いたしました。
その他、ご発言がありましたら、どうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
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委員長 これをもちまして、案件、
特定事件についての審議を終了し、
産業建設委員会を閉会いたします。
午後 2時52分閉会...