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平成30年 予算特別委員会−03月08日-01号

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  1. 台東区議会 2018-03-08
    平成30年 予算特別委員会−03月08日-01号


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    平成30年 予算特別委員会−03月08日-01号平成30年 予算特別委員会 予算特別委員会会議録 (文化観光費・産業経済費・土木費) 1 開会年月日   平成30年3月8日(木) 2 開会場所    議会第1会議室 3 出 席 者   委員長 太 田 雅 久    副委員長 青 柳 雅 之   (16人)   委員  小 島 智 史    委員   望 月 元 美           委員  本 目 さ よ    委員   中 澤 史 夫           委員  青 鹿 公 男    委員   鈴 木   昇           委員  石 川 義 弘    委員   石 塚   猛           委員  水 島 道 徳    委員   寺 田   晃           委員  阿 部 光 利    委員   秋 間   洋           委員  田 中 伸 宏    議長   河 野 純之佐 4 欠 席 者   (0人) 5 委員外議員
      (0人) 6 出席理事者   区長                    服 部 征 夫           副区長                   荒 川 聡一郎           教育長                   矢 下   薫           企画財政部長                佐 藤 徳 久           企画課長                  前 田 幹 生           財政課長                  酒 井 ま り           総務部長                  石 野 壽 一           総務課長                  野 村 武 治           人事課長                  箱 ア 正 夫           広報課長                  柳 川 清 一           経理課長                  雨 宮 真一郎           施設課長                  寺 田   茂           東京オリンピックパラリンピック担当課長 (総務課長 兼務)           区民部長                  齊 藤   充           くらしの相談課長              落 合   亨           文化産業観光部長              河 井 卓 治           文化振興課長                内 田   円           観光課長                  飯 野 秀 則           産業振興担当部長         (文化産業観光部長 兼務)           産業振興課長                菅 谷 健 治           都市づくり部長               伴   宣 久           都市づくり部参事              松 本 浩 一           都市計画課長                原 嶋 伸 夫           まちづくり推進課長             浦 里 健太郎           地区整備課長                越 智 浩 史           建築課長           (都市づくり部参事 事務取扱)           住宅課長                  杉 光 邦 彦           都市づくり部副参事             植 野   譲           都市づくり部副参事             大 野 邦 仁           土木担当部長                 蛛@正 治           交通対策課長                石 川 洋 二           道路管理課長                遠 藤 成 之           土木課長                  齋 藤   洋           公園課長                  平 林 正 明           会計管理室長                西 島 久 雄           教育委員会事務局生涯学習課長        小 川 信 彦           監査事務局長                神 部 忠 夫           文化産業観光部参事芸術文化財団・事務局長)太 田 清 明           文化産業観光部副参事(芸術文化財団・経営課長)                                 村 田 和 正           文化産業観光部参事産業振興事業団・事務局長)                            (文化産業観光部長 兼務)           文化産業観光部副参事(産業振興事業団・事務局次長)                                 上 野 守 代           文化産業観光部副参事(産業振興事業団・経営支援課長)                             (事務局次長 事務取扱) 7 議会事務局   事務局長      内 田 健 一           事務局次長     伊 東 孝 之           議事調査係長    行 田 俊 男           議事調査係主査   森 田 孝 次           書  記       保 郁 子           書  記      西 村 健 志           書  記      鴨 野 正 徳           午前 9時59分開会 ○委員長(太田雅久) ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 初めに、区長から挨拶があります。 ◎服部征夫 区長 おはようございます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、傍聴についておはかりいたします。  本日提出される傍聴願については、許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 それでは、審議に入らせていただきますが、審議の前に、一言ちょっとお話しさせていただきます。  きのう終了後に、委員の方、あるいは理事者の方からちょっと指摘がありまして、やはりどうも委員会の復唱になっている部分がありますと。非常に時間も無駄ですので、お気をつけいただきたいという要請がありましたので、また指摘させていただきますが、うちのほうも気をつけますが、理事者の皆さんも、例えば質問があると、こういう質問でよろしいでしょうかとか復唱されたりする、ああいう時間もなく、すぽんとうまく答弁をしていただきたいと、改めてお願いいたしますので、よろしくお願いします。  それでは、審議に入らせていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第5款、文化観光費については、項ごとに審議いたします。  第1項、文化費について、ご審議願います。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 260ページ、15番、講演会シリーズ「江戸から学ぶ」なんですけれども、こちらは委員会で報告がありましたので、端的にやらせていただきます。  こちらも江戸ルネサンス元年を標榜する目玉の新規事業の一つだと、非常に期待しております。内容を見させていただいても、わくわくするような内容で、江戸を改めて感じさせていただけるんではないかなというふうに、非常に期待をしております。  せっかくの起爆剤となるイベントの一つですので、1年をかけて、区民の皆様も含めて学ぶということで、皆さんに本当に知っていただいて、皆さんに吸収していただいて、発信していただければなという思いも込めまして、せっかくの機会ですので、こういったものを新聞社とかマスコミさんとかに取り上げていただいて、企画物にしていただきながら、進めば進むほどわくわくして、皆さんにどんどん広がっていくようにやっていただきたいなというふうに感じているんですけれども、その点について、いかがでしょうか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 講演会シリーズ「江戸から学ぶ」につきましては、現在、内容や講師等、調整を進めているところでございます。  委員おっしゃるとおり、発信ということは非常に重要であると考えておりますので、マスコミとの連携を含め、今後、取り組んでまいりたいと思っております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 どんどんどんどん、やはり今現在、浅草も上野ももう本当に注目をされておりまして、何かにつけて報道でもトップで出るような、本当に勢いがあるときだと思いますので、ぜひとも取り上げていただいて、3月のシンポジウムにはたくさんの方がいらっしゃって、途中では学者の方もみずから携わってくださいというように寄ってくるようなことも想像しておりますので、進めていただければと思います。  続けて。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 261ページの芸術・歴史資料館の管理運営なんですけれども、毎回楽しみに、この時期、聞かせていただいているんですが、平成30年度の主な目玉企画みたいなものがありましたら教えてください。 ○委員長 文化産業観光部副参事 ◎村田和正 文化産業観光部副参事 30年度に実施する代表的な展示企画ですが、下町風俗資料館におきましては、台東区の水辺として多くの人が集う、歴史ある不忍池について、収蔵資料と撮影画像を中心に展示を行い、その歴史をたどるとともに、池の周辺に集った人々の活動について紹介をするということの展示をやってまいります。  また、一時休館となってしまいますが、書道博物館におきましては、東京国立博物館との第16回の連携企画としまして特別展を開催いたします。展示内容ですが、書聖とまで言われています、大変人気のあります王羲之をテーマの中心として、王羲之から唐時代までの影響を与えた人物や書を展示してまいります。この特別展も多くの方においでいただけるのではないかと考えてございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 奏楽堂のリニューアル記念式典とか、そちらは既に報告いただいておりますのでよろしいかと思うんですけれども、王羲之、本当に皆さん、書聖と言われた、私自身もフェイスブックとか流しますと反応もよくて、非常に期待させていただきます。  また、その書道博物館が、こちらも委員会で報告あったように臨時休館、設備の改修ということで、ちょっと残念なんですけれど、休館期間がありまして。そうは申しましても、その直前の1カ月限りということで、また優品展も企画されていまして、本当に携わっている方々が一生懸命やっていらっしゃるので、期待している資料館の一つでもあるんですけれども。ちなみにこの休館期間、どのように活動、活動というんですかね、されるのか、何か計画されているようでしたら、お聞かせください。 ○委員長 文化産業観光部副参事 ◎村田和正 文化産業観光部副参事 書道博物館の休館につきましては、ある意味、新たなチャンスという形の捉え方をして、アウトリーチを積極的に行っていくことにしています。  具体的にいいますと、現在も行っています、小学校、中学校、幼稚園、保育園に伺って書のお話ということでやらせていただきますが、教育委員会のご協力もありまして、先日、校園長会のほうでお話をさせていただいて、ご活用を依頼させていただいております。  また、新たな事業としまして、生涯学習センターにおきまして、休館中の5月から8月まで毎月1回、セミナーを開催いたします。セミナーの中で参加者が書を体験できるワークショップというものも行っていく予定です。  さらに、民間施設の利用ということも必要だと思っておりまして、松坂屋さんのご協力をいただきまして、松坂屋の本館にあります、「上野が、すき。ギャラリー」というところがありまして、そこにおきまして5月と7月の1週間ずつ、ワークショップを実施していきます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 ますます楽しみに、期待させていただきます。  先日、ある方に勧められて、国立科学博物館の南方熊楠展ですね。この方が誕生されて150周年ということで、伺ってきました。日本のゲスナー、日本のプリニウスと呼ばれた、知識は力なんだという。特に学んできたものを情報発信されて、まさしく中村不折さんが中国に行かれて、書の作品をこのまま燃やしてしまうのはできないということで収集されて、台東区に現在では譲っていただいたんですけれども、文字しかない時代に心を伝え、文化を伝え、平和を伝えるために一生懸命書かれた文字を残された。それを、譲っていただいた台東区の1人として、見させていただいたときに、見れば見るほど本当に魅了されるというか、これをやはり世界に発信していく、台東区は使命があるんだなというふうに常々思って感じているんですけれども、先日、私は公開承認施設の質問もさせていただきました。こちらも何度も何度も書道博物館に通う中で携わっていただいた方に、公開承認施設のことも教えていただきました。こちらの進みぐあいはいかがでしょうか。
    ○委員長 文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 公開承認施設につきましては、平成28年第3回定例会で一般質問をいただいております。公開承認施設と申しますのは、文化財の公開に適した施設としてあらかじめ文化庁の承認を受けるものでございまして、ほかの施設からの借用手続の簡素化などにより、貴重な作品の一層の公開促進が期待できるものでございます。  本年度、文化庁に書道博物館の件、問い合わせをいたしましたところ、施設長の要件と、施設の建物及び設備の要件について、非常に高いハードルがあるということが確認できました。特にハード的な部分で申しますと、公開承認施設を目指すに当たっては、施設の新設であるとか大規模改修に際して事前に文化庁に相談をして、設計段階から協議して、指導を受けながら進める必要があるとのことでございます。したがいまして、現段階では書道博物館が公開承認施設の承認を受けることは極めて難しいと考えております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 なかなか難しい状況だとは思うんですけれども、先ほど聞かせていただいたように、どんなときでも前向きに携わっていただいている方が一生懸命ご努力されているのは承知しております。引き続き、中村不折さんからいただいたものを一人でも多くの方に知っていただくように、よろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 よろしいですね。  青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 文化施設、261ページの関連ということで、お話をさせていただきます。  昨年、台東区70周年ということで、区立の文化施設の入館無料デー、これは年度でいうと昨年度になってしまうんですが、3月15日から20日ということで、無料開放で、大変区民の皆さんに好評だったというふうに伺っております。  実数の数値については委員会のほうでもお伺いしたんですが、ちなみにことしは同様の内容は予定されていないんでしょうか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 ことしと申しますと、平成29年度につきましては実施はしてございません。 ◆青鹿公男 委員 来年度。 ◎内田円 文化振興課長 現時点では予定はございませんけれども、他区の文化施設の状況等の調査を行っておりまして、同様に無料公開の日を設けているような施設もありますが、規則、条例で定めているところですとか、指定管理者の取り組みの中で実施しているものですとか、さまざまございますので、入館無料デー、70周年記念ということで実施をしまして、一定の効果はあったものと考えております。今後、時期ですとか内容につきましては検討してまいりたいと考えております。 ○委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 最後ですが、ぜひ、まだまだ3館とも行っていない区民の皆さんもいっぱいいますんで、こういうのは機会づくり、行くという機会づくりに必ずつながると思いますんで、ぜひ検討していただければと思い、要望させていただきます。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 私も261ページの芸術・歴史資料館の部分で、まず先に、書道博物館について、ちょっとお話を聞かせていただければと思います。  先ほど寺田委員の質問に対して、アウトリーチとか生涯学習センターでのセミナー、民間の利用、松坂屋との連携ということで、私も今、初めて知りまして、大変すばらしいことだと思います。ぜひ進めていただければと思います。  私、休館前に、最後だと思いまして、先日、学芸員というか、そういった詳しい方と一緒に書道博物館に行ってまいりました。おととい青柳副委員長がおっしゃったように、いろいろな工夫がしてあって、細かい工夫もしてあって、すばらしい博物館だなと思っておりますけれども、同時にまた、青柳副委員長がそのときにおっしゃったように、写真の撮影とかSNSの活用というのは、今、私も図書館とか生涯学習に関心を持っていまして、そういう文献には当然、類縁機関として博物館も出てきますし、そういったことでもやはり副委員長がおっしゃったような流れであることは間違いないので。また、MOA美術館とか吉野ヶ里遺跡とか、個人的に行った視察と会派で行った視察でも、私、視察報告書にも書かせていただいたんですが、やはりそういうハンズオン展示ですね、触れる展示とか、撮影許可、SNS活用とか、そういった方向性は、やはり台東区のこういった施設でもそういう方向に向かうべきではないかと思っております。  また、今回、空調機器の更新工事とか、LED化工事があるんですけれども、先ほど副参事ですか、答弁があったように、今回の休館をチャンスと捉えてということで発言がありましたけれども、この博物館の展示論の中では、やはり湿度管理とか温度管理が重要だと思っているんですけれども、この空調機器更新というのは、そういった観点も含まれるんでしょうか。それともお客様の、我々入館者のためというものなんでしょうか。  あわせて照明、LED化も、展示論の観点からも言われることもあると思うんですけれども、環境的な視点だけなんでしょうか。その点をちょっと教えていただきたいと思います。 ○委員長 文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 今回、空調機器更新をしますのは、研究室であるとか展示フロア、事務室、会議室等ございます。それぞれの用途に応じて適切な温湿度環境を整えるというものでございます。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 先日、書道博物館に行ったときに、展示物があるフロアに加湿器みたいなのが置いてあったんですね。あれはどういう目的なのかなと。今回の工事によってあれが外されて見ばえがよくなるのか。そういったこともちょっと聞きたかったんですけれども、その点はいかがですか。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎村田和正 文化産業観光部副参事 委員ご指摘のとおり、書、紙というものを扱っておりますので、湿度管理というのは非常に高いものがありますので、そのためにも、あれは湿度管理、いわゆる展示の中身について湿度管理を行っているところで、今後もその湿度管理をすることでどういうような状況かということを把握していくというためにも、ぜひとも必要なものでございます。  光の話をさせていただくと、今度入れる照明につきましては、光度を変えられるような状態にしていますので、紙にとって非常につらいという部分がある光の強さという部分を抑えた、適した光度に抑えられるという形になってございます。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 わかりました。ありがとうございます。  そういった観点で照明の工事も進められるんであれば、さらにすばらしい博物館になるかなと思います。  加湿器のほうは、そのまま、あのような状態で置かれるということだったんですけれども、湿度管理というのは大切なので、この点は大丈夫だと思います。  最後に、中村不折文化振興基金が500万円ありまして、これは書道博物館の事業に充てられるための基金なんですけれども、これはどんなことに充てられているか、今のところ運用だけでしょうか。その点、確認させてください。 ○委員長 文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 中村不折文化振興基金につきましては、現在のところ、その運用益を書道博物館の管理運営の事業に充てているというところでございます。 ◆小島智史 委員 わかりました。以上です。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 ちょっと全体にわたるんで、全体だと思って聞いていただけるといいと思います。  まず、文化振興課ができてきたのは、要は観光と文化が一体化してきているというのがもともとの考え方で、観光と文化がくっついてきているんだと思います。  その中で、今、体験型の観光というのが非常ににぎわいが増しているのと、現実、日本文化をどうやって体験していくのかというものが実は一番いい話になってきているんだと思います。特におすしの体験握りとか、こういうものは、これは日本文化の中でいいものであって、これを体験することを非常に好んできています。  ここのところ外国人が来て、台東区内ではつまみかんざしをつくるという、この体験が非常に人気があって、今、上野駅などでも、これはしっかり出てきています。  そういう意味では、実は今、文化財の中に幾つかそういうものが出てきていると思います。例えばガラスペンをつくるとか、こういうものも実は文化財の中には入っています。ところが、せっかくいいものを持っているのに、これを観光として使えているのか使えていないのかというと、逆を言うと、非常に私は心配しています。  一つ、これは、文化に関しては、この文化でやらないで、実はなくなりそうになったものを生涯学習課のほうでやるというようなことが多いのかなというふうに思っています。なくなってから文化を見直していこうといっても、これは非常に難しいんで、なくなりそうなものをどうにか支えるという必要があるんだと思います。  そういう意味では、観光で支えるのか、ここの文化のものでそういうものを引っ張り出すのかというところが、生涯学習課のほうで引っ張り出したときには、もう間に合わないという形なのかなというふうに思っています。  この話は実は産業部のほうにも係っていて、産業と捉えてしまうと文化ではないんで、だめになりそうになる企業を支えるということが実はできませんので、どうにか生き長らえさせて持っていくという形をとらなければいけないときに、どこでとっていくのかなというのを、実は従前からずっと言っているんですが、この辺の話が難しくて、できていません。  実は先日、議長、区長も出席したと思うんですが、2月21日に外務省のほうが、瓢庵さんのほうに来ていただいて、日本文化の体験を芸者さんと一緒にやっていただいたみたいで、相当にぎやかで、非常によかったという話を聞いています。  それで、こういうことを、実はこれは日本文化の体験としてやるのか、逆言うと、これは観光の一部事業として考えていくのかによって、やり方が違ってくるんではないかと思っています。これ、ある程度手伝わなければ、もうどんどんどんどん閉塞してきてしまうのは見えています。  実は私が議員になってから、その後に大手の料亭さんが3つ、4つなくなっています。当時10個ぐらいあった料亭が、今は五、六個に減ってきてしまっています。これは根本的に、やはり世の中がそういう方向に向いていないんだというふうなのが現実なんだと思いますが、ではそのままでいいのかというと、これはまたちょっと問題があるのかなというふうに思っています。  文化のほうでそういうのを、なくなりそうになっているものをどうしていきたいかというのは、なかなか返事は難しいかと思うんですが、どうにか私たちはにぎやかにさせていきたいなというふうには思うんですが、気持ちとしてはどうなのかという。できますかね。 ○委員長 守っていかなければいけないものとかね。  生涯学習課長。 ◎小川信彦 生涯学習課長 生涯学習課のほうでは、文化財の関係で関与しておりますので、その方面からお答えさせていただきます。  具体的に申し上げますと、例えば今戸焼ですとか江戸扇子づくりといった古くから続く産業系で、区で文化財で指定しているものがございます。そういったものにつきましては、区のほうで文化財として指定しているだけではなくて、周知ということと記録保存ということで、例えば台東区映像アーカイブのほうで記録を撮って、DVDにして区民に周知、貸し出しをしているほか、広報課のほうと協力をさせていただきまして、ケーブルテレビの番組のほうでできるだけ映像記録を撮るという形の、記録保存をするという形で対応させていただいているところでございます。 ○委員長 終わった後のこの雰囲気が。  まず、担当……。           (「担当課長としても、そこは一言」と呼ぶ者あり) ○委員長 そうだね。それでいいと思いますよね。  ただ、ちょっと待って。  では、課長、とりあえずあれしてもらって。全部にかかわることなんで、どうでしょうか、このあたりで、文化産業観光部長あたりが答弁できれば。  文化産業観光部長、どうぞ。思いをちょっとお聞かせいただきたいと思いますが。 ◎河井卓治 文化産業観光部長 石川委員からお話ありましたけれども、先日、大使館を呼んで、約20カ国の大使の方がいらっしゃいました。瓢庵、もう言ってしまいましたが、料亭でやったんですけれども、そこで日本文化の体験ということで、お座敷遊びとか、あと芸者さんの、ろうそくの明かりだけで踊りを観覧するとかありまして、実は大使の方々がお酒も飲まないで、芸者さんのいろいろな遊びですね、とらとらとか、投扇興とかも、本当に盛り上がってやって。もともとこれからは体験型の観光が必要であろうというふうには思っていたんですけれども、あそこまですばらしい反応をしてくださって、これは区としても非常に大切な文化的な資源でコンテンツであるというふうに思っております。  委員からご指摘ありました、文化を観光と、あと産業、結びつけることでございますけれども、なかなか線引きが難しいところがありますけれども、逆に言うと、今の芸者さんの世界とか、そういうのも文化であり、また観光の要素もあり、あるいはまた産業の要素もございます。そういう面で、台東区には文化産業観光部がございます。これから課題は課題としてあるんですけれども、それらについても柔軟に大胆に持っていくことができたらと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 まだ文化産業観光部で全部の部長を受けて仕事するのかなというふうに思っているんですが、受けてしっかりやってくれると、実は本当はいいと思っています。なかなか今、実は芸者さんの世界でも、もう20年前にやられていたものが20年間やられていないという文化などがあります。こういうのを実は……。  それからもう一つ、簡単に言うと、「さわぎ」という音楽があるんですが、これが今、3人の古い人たちがやる音楽とか、これが最高のものであると言われていますが、こういうのを現実問題として生涯学習課のほうでアーカイブで撮ろうと思うと、実はこれは現実として非常に難しいと。では観光のほうでとれるのかというと、これはこれで、観光事業としてはという話が出てしまっていますんで、こういう現実問題、非常に今、中途半端なところにあって、でも大事で、残さなければいけないというものがどこの課でやっていくのかというところが、実は今、非常に難しくなってきているのかなというふうに思います。  そういう画像があれば、これ自体が一つのコンテンツとしてシティセールスにも使えるし、何にも使えるんだけれども、では担当としてどこでやっていくのかといったときに、難しいということがありますので、この辺を文化の中で使ってくれるといいのかなというふうに思っています。観光振興とのちょうど中途半端なところになるんですよね。だから、一つの文化として捉えて、こういうものの、なくなりそうなものに関してのものを一つ資料として撮って、これをうまく観光の中に使っていくという必要があると思うんですが、いかがでしょうか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 これまでも、したまち台東芸能文化連絡会という事業の中で実演芸能、貴重な実演の部分をDVDで記録をして、また活用していこうという取り組みを行ってまいりました。その枠の中で可能なものなのか、また、別の事業としての枠組みをつくらなければいけないものなのかというところは、ちょっと検討していかなければいけないことだろうと思っておりますが、具体的にどういったことであれば可能であるかということを考えさせていただきたいと思います。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 よく話としてはわかって、どこまで広げていってしまうかという問題が出てくるんで、今みたいな話、よくわかります。  ただ、現実問題とすると、逆言うと、生涯学習課のほうで認定士さんがちゃんと調べて、これはこういう条件がそろっているからここまでしかできないということは、逆言うと、教育委員会のほうがさらにきついんですよね。そうすると、では教育委員会に倣ってまできつくして果たしていいのかという問題があるんで、この辺、よくしっかり考えていただければなというふうに思います。  特に、例えば本当は画像にしておきたいなと思うのは、金太郎飴さんとか、こういうのが画像になっているのかどうかと思うんですよ。ちょっとわからないんですが、こういうところが非常に大事なのかなというふうに思っていて、こういうところも含めて、文化というものが何なのかというのをもう一度ちらっと考えていただければなと。特に文化自体が体験型の観光で使えるという形が近づいていますので、また、現実それが強くなってきていますから、ぜひこの辺をしっかりもう一度考えていただければなというふうに要望しておきます。           (「関連」と呼ぶ者あり) ○委員長 田中委員。 ◆田中伸宏 委員 ちょっとうちのところのことを触れられたんでね、一言ちょっと言っておかなくてはいけないかなと思って、何も黙っていると、またぐあい悪いかなと思って。  これはいずれにしても非常に難しい問題です。芸者さんとの関係。今このままだと、どんどんどんどん衰退していくのはもちろん明らかなんですよね。具体的に言えば、梅乃家さんだとか大司さんだって、みんななくなってしまっているんですよ。その変わっているのは、草津亭もマンションに変わっているし、みんな変わってきてしまって、うちの前の婦志多も一流どころと言われたところも、ちょっと今はなっているというようなね、売ったとか売らないとかいう話が出ていますし、それがどういうふうになっていくかというと、マンションに変わっていくというのが実態なんですよね。それは見番というのはあって、今、芸者文化の中ではあって、それは依然としてあるんですけれども、やがてこのまま放っておけば必ずなくなるというのは目に見えているのかなという感じがしています。これは石川委員もよくわかると思うんですけれど。  そうすると、これをやはり文化としてずっと残しておくということは、1軒ぐらい必要だろうと。あるいは、それには相当お金もかかるだろうしね、そういうことになってくると。人がもとだからね、現実的には。それを取り入れて行政でやるのはいかがなものかという考え方も社会的には一方であるしね。そういったいろいろな難しい局面を迫られているんだということを私たち自体が自覚して、それをどこが一番いいんだろうかということを探るということは今後の課題だと思うんです。それを今、答弁の中でおっしゃっていたと思っているんですが、ぜひひとつ、その辺はどういうふうにしたらいいのか。  それと同時に、私たちの今住んでいるところも花柳界のところも、今、そういうふうにまちの様相が、粋な風情があったのがだんだんだんだん変わろうとしているということになって、まちづくりにも特徴がなくなってきてしまった。今は、現在は、現実を言えばですね、うちのほうの裏のほうに人力車が来ているんですよね。それは、こういうまちの風情とか、ここが芸者街ですよという一つの、その中で来ているということは、民間で観光にもいわゆる役に立っているという、まちの様相があるという、ポテンシャルがあるということなんでね。その辺を含めて、本当に真剣に、どうあるべきかということは考える必要があるのかなと思っていますんで、ぜひひとつ、観音裏の粋なところ、あれをどうしていったらいいかというのを真剣にまちづくりの観点からも、文化の観点からも考えていただければありがたいなと思うんで、微妙な難しいところはありますが、それは承知していますけれども、ひとつよろしくお願いいたします。これだけです。 ○委員長 河野議長。 ◆河野純之佐 議長 先ほど私の名前も出ましたので、私もちょっと発言させていただきたいんですけれども、来る2月21日、台東区と外務省が連携し合って、それで在日の大使を20カ国お呼びして、それでまず、浅草文化観光センター、そこで浅草の、また台東区のPRをさせていただいて、区長とともに、大使とともに、私も台東区のPR、そして浅草のPRの、シティセールスも兼ねて、それで仲見世をずっとご案内して、それで江戸文化を体験していただくということを一緒に同行させていただきました。  その結果、私も大使といろいろとお話をさせていただいたら、やはり大使においても、これほど浅草の雷門のいわゆるちょうちんとか、浅草の仲見世までは皆さん、よくいろいろと、よくご存じなんですけれども、まさに江戸文化、いわゆる芸者さんを絡めた、そういう江戸文化というものが、幇間さんの芸だとか、あとは投扇興だとか、そういうものの文化に触れたことは初めてだということで、非常に喜んでおられました。  まさに、これは本当に皆さんが今おっしゃっているように、江戸文化をこれからもやはりずっと、私も、継承していかなくてはいけないし、継続していってもらいたいという部分があります。  ですから、今回の外務省さんを通じてのああいう行事というのは、非常に私も、来ていただいたお客さんも喜んでいただいたと思いますので、ぜひ来年にも向けて、できればこれは継続していっていただきたいというふうに思うんですけれども、その辺のことについてはどうでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 外務省との共催でやった事業は観光課のほうが所管しておりますので、私のほうからという形になります。  この外務省の事業につきましては、地方を中心に実施している事業でございまして、なかなか採択していただける機会がなかったということで、都内でも初めての試みということになります。継続してやるというのは、なかなか難しい状況かなというふうに思っておりますけれども、外務省とも相談していきたいというふうに思っております。 ○委員長 河野議長。 ◆河野純之佐 議長 ぜひ今後も、外務省を通じてのそういうネットワークとかつくれたわけですし、恐らく今回参加していただいた大使のほうから、それぞれの国のVIPに対してのPRなどもぜひしていただけるんではないかなというふうに期待をしておりますし、私もこの間せっかく参加させていただいたので、何人かの大使に、大使館は大体都内にありますので、今回を、これをきっかけに、台東区の中学生とか小学生が外国の文化とか外国のことを知れるような、そういうような大使館への訪問をお願いしてきたところ、非常に快諾をいただいておりますので、ぜひこういう機会を通じて、台東区の観光、文化、それだけではなくて、台東区の教育のほうにおいてもつながりを持っていけるような機会だったので、非常によかった事業ではないかなというふうに思いますので、一応報告だけいたします。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 小島委員のところで関連で手を挙げればよかったのに、手を挙げそびれてしまいまして。書道博物館の空調機器更新工事のところなんですけれども。小島委員から、加湿器が置いてあるけれど、なぜかというので、答弁を聞きました。今後も置いておかなくてはいけないんだみたいな答弁があったように感じたんですけれども、私自身、前回、書道博物館でエアコンの入れかえ工事をしたときも、きっとそこは工事の機器の値段ありきで、普通の事務的なこういうエアコンが入ってしまったんではないかと、これは想像しています。  ただ、こういう書道博物館もそうですけれども、そういう文化財を守るという立場の視点で立ったらば、確かに値段は張るかもしれないけれども、それ用に適した機器というものは、もう今、販売しているわけですよ。最近建てかえられているような美術館でも、改めて加湿器が多く導入されているとかいうのではなくて、空調そのもので加湿というのをされて、ただ、事務室は普通の事務用のエアコンですよというところもたくさんあるんです。文化財を保護という観点でいったらば、今回の空調に関しては、文化財を保護できるような空調設備になっているのか、1点だけお伺いさせてください。 ○委員長 文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 当然のことながら、そういった機器を選定しているところでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 ぜひ、文化財の保護というのは、もう一度これが傷んでしまったら、修復はできたとしても、新たにつくるというのは、もうつくるものではないので、ぜひ保護の観点を持っていただきたい。あわせて、そういう空調というのであれば、その適材適所の場所に合った空調設備を、値段ありき、予算ありきではなくて、つくっていただきたいということを、要望として伝えさせていただきます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 260ページで2つお伺いします。  まず、上野「文化の杜」新構想ですけれども、今回、予算がふえましたけれども、この根拠を教えてください。 ○委員長 文化振興課長
    ◎内田円 文化振興課長 上野「文化の杜」新構想事業につきましては、平成28年度から国の補助金を活用して事業を展開してきたところでございます。来年度につきましては、2020年に向けて上野公園一帯を国際的な文化芸術創造拠点として実現していこうということで、国際性のある芸術祭に向けた中長期的な事業に着手するということで、平成29年度より事業の規模を拡大して国の補助金を申請しているところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 国の補助金を申請すると、それと比例して台東区の出費も多くなるという構造なんですよね、これ。ですから、今まで大体1億円ぐらいの事業、これに台東区が1,000万円、そして国から5,000万円という、これが基本的な最初に始まった構造で、今回、補正予算で若干、去年は出来高が少なかったのか、やれるかもしれないですけれども、去年ではない、ことしですか。今年度は結果的に若干縮小をしたという形ですが、またふえていくわけであります。  先ほど文化と観光というテーマで議論がありましたけれども、この上野「文化の杜」新構想は、3,000万人の来街者を、これを目標にして、2020年のオリンピックとそのレガシーという形でこうやって。今回、中長期的というと、多分レガシーの部分も相当入っているのかなというふうに思います。  ただ、そのレガシーにというんであれば、私、この3,000万人の集客、集客と言っていいのかしら、来街者目標というのは、上野の杜に似合うのかということを本当に言いたいんですね。  まず一番なのは、3,000万人というのは、この間のマーケティング調査の観光者数を見ますと、上野地区の上野公園でいくと1,213万人という数字が、重複を含んで、あります。ここ上野公園だけ目的に来るというと1,000万人ですね。  そうなると、今の大体3倍を集客しようというわけでしょう。そのためのさまざまなハード、あるいはソフトの整備をしていくというのがこの構想にありますけれども、既に私はここでも、上野「文化の杜」新構想のこの最初のところでありますけれども、その整備が進んで、竹の台広場の噴水、オープンカフェ、園路の再整備、あと樹木の伐採等が完了している。構内に植樹する場所がごく限られている課題とか、夜道が暗いなどの課題というのを指摘しているんですね。  あれだけ緑が切られ、そしてどちらかというと大手のカフェが入ってきて、あの辺はそういう点ではきれいにはなったかもしれないけれども、集客力もふえているとは思いますよ。だけれども、本当にそれが上野の杜なのかと、そういう点で私は疑問を呈したいと。3,000万人の目標というのは、今の3倍の方が来る。想像しただけですさまじいことですよ。そういう点では、特に環境、防災面、これなどで、これを諸手を挙げて進めていくというのに賛成していいのかという点ではどうなんですか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 上野「文化の杜」新構想には、上野公園の自然環境や景観が損なわれることのないよう最大の配慮が求められると、そういったことが大前提として記載をされております。また、安全性の確保といったものも取り組んでいくべきものということで示されております。  文化振興課といたしましては、安全な上野公園、安全性の確保であるとか環境への配慮、そういったものが伴っての国際文化交流の拠点であり、3,000万人ということであると考えております。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 帰宅困難者のこの間、あれやりましたよね。避難訓練がね、ありましたけれども、あれで台東区で2万人出るというふうなことですよね。現在でも2万人を想定して訓練がされていて、これで3,000万人の、今の3倍の、上野公園に人を呼んだときのこの防災というのは、想像を絶するものが私はあると思いますね。  あともう一つ、やはり観光マーケティング調査で見ますと、外国の方も、あるいは日本の観光客も、上野、台東区に来て一番何が残念だったかというと、人混み、人の多さだという、これが断トツに1位ではないですか。そういう点では、やはり落ちついた文化の上野の杜、あの自然も、あるいは文化施設も、本当に不忍池も含めて、落ちついた地域が私はやはりきちんと基盤整備されていくことは大いに賛成です。そこにお金かけることはいいけれども、今回のやつだって、率直に言ったら、企画が変われば台東区のお金も、出すお金が自動的に300万円も上がっているという。しかもその企画に私たち、入ってはいるんでしょうけれども、実行委員会に参加はしているんでしょうけれども、どこまでなのかという点でも、私はこの上野「文化の杜」新構想については、やはり物も言っていく必要があるし、本当に台東区民の大事なこの自然、緑、そういうものも含めて、ここについてはきちんとチェックをしていきたいというふうに思っております。この問題が一つ。  あともう一つは、したまち文化・芸能事業の開催であります。  この問題は、流れでいいますと、したまちコメディ映画祭としたまち演劇祭の検証をして、そして今度またこういう事業として出発するということであります。  我が会派としては、率直に言うと、前の演劇祭や映画祭については、きちんと検証して見直すべきであるという主張をしてきましたので……。 ○委員長 秋間委員、これは委員会で全部やっていますからね。 ◆秋間洋 委員 いいですか、そうですか。 ○委員長 やっています。 ◆秋間洋 委員 では、質問をしますけれども、この映画祭と演劇祭の見直しの根拠を改めて伺います。 ○委員長 同じ答弁になるけれどね。  文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 今まで所管委員会でご答弁申し上げてきたことの繰り返しになりますけれども、映画祭につきましては、マスメディアの発信効果ですとか、映画ファン、業界の認知度ということでは一定の成果を上げてきましたけれども、事業実施に当たりまして多額の区の補助金を必要としている点、また、区民の文化振興といった面で課題があると。  また、演劇祭につきましては、中高生ステージですとか、一般区民とプロとのコラボレーションによる演劇上映など、区民が演劇に触れる機会を充実してまいりまして、地域に根差した舞台芸術の振興に取り組んできたところではございますけれども、ジャンルとしては主に芝居を中心とした舞台芸術に限られてきて、また、発信効果ということでも課題があったというところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 私どもは、これの見直しを主張してきましたが、二の舞にならないかということを心配するんですね。というのは、やはりお金をかけ過ぎだという、そのお金をかけ過ぎた分が、率直に言うと、区民の参加や、あるいは広がりというか、その辺につながったのかどうかというところで、これは見直しの、先ほど今、答弁があったように、根拠になった一つなんですよ。最初1億円近くだったんですから。  映画祭そのものに反対していたわけではないんです。つまりこういうやり方でいいのかということ。ただ、今回の事業が今までの二の舞にならないかと。今回だって、幾らだったか。5,700万円でしょう。すさまじい金額ですよ。  これはね、私、こういうイベント方を否定するものではありません。だけれども、一番大事なのは、区民参加だとか、あるいは芸術にもっと触れる機会を区民がふやすだとか、あるいは伝統的な大衆芸能だとか、こういうようなものを振興していくことは、もう本当に大いにいいことなんですけれども、むしろそうであるなら自主的な活動が広がるような、そういう基盤整備、こういうところにお金をかけていくと。多額のお金をかけるんではなくて、例えばこの演劇祭などが行われている演芸場等で老朽化の施設もあるではないですか、相当。こういうところにちょっと。きのうも小島委員がトイレの問題言っていましたよね、映画館のね。そういう点では、本当にちょっと老朽化してトイレも危ういみたいなところで演劇祭やっているわけでしょう。むしろそういうところに、発表の場だとか、そういうところの整備をするところに補助するとかね、そういう基盤整備にもっとお金を使っていって、芸術家や、さまざまなそういう、区民でそういうのをやりたいという人たちの場を提供していくとかね、そういうようなところのほうに私は重点を置くべきではないかと。旧田中小学校でああいうふうにやったし、いろいろやられているとは思うんだけれども、どうもこの、イベントで。今まで映画祭が夏の陣、演劇祭が冬の陣と、こういうふうにつけかえるような、そんなのでは二の舞を踏むんではないかという懸念だけ申し上げておきますが、その辺はどうですか。自主的な活動が広がるような、基盤整備……。 ○委員長 あのさ、同じ答弁になるし、小委員長にもう一度会派で聞いてください。全く同じ質問ですから、同じ答弁になってしまうでしょう。  お話、質問を遮るわけではないけれども。 ◆秋間洋 委員 では、答弁くださいよ。 ○委員長 朝お話ししたとおり、これが時間がもったいないの。 ◆秋間洋 委員 委員長、そうではないんですよ。 ○委員長 だからね、質問を遮るわけではないけれど、今回はいいですけれど、よく注意してくださいね。  文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 これまでの映画祭や演劇祭の実績ですとかノウハウは受け継ぎつつも、二の舞にならないようにというお話がございましたが、新事業、新たな事業におきましては、区民視点でのアイデア出しですとか、区民ボランティアを中心とした企画運営によりまして、これまで準備を進めてきておりますけれども、体制面から見直しをして内容を詰めてきたところでございます。そういったことから、当然、区民参加ですとか地域連携の充実、そういったものは図られていくものと考えております。  また、民間の演芸場等も、これまでも貴重な区の文化資源ということで、演劇祭等で活用してまいりましたけれども、新たな事業におきましても、そういったところを活用してまいりたいと考えております。 ○委員長 次の質問に行きましょう。  青柳副委員長。 ◆青柳雅之 副委員長 では、まず関連から入ります。今の部分なんですが、私は、したコメを何とか存続してほしいという思いでずっときましたが、今回、こういった形でリニューアルをする中で、やはり映画のボリュームが非常に色濃く残っているということは、一定の評価をさせていただきたいというふうに思っています。  その上で伺いたいんですが、今まである意味、したコメというきちんとしたブランディングといいますか、知名度を積み重ねてきた、この財産を今後どうやって、やっていくのかというところなんですね。  今回、したコメサポーターの皆さんも、ある意味、リーダーの方たちが説得をされて、今回の一連の部分には前年度同様にお手伝いをしていこうという形になっていますが、では例えば今までしたコメサポーターということでグループをつくっていたものが、サポーターの名前までしたコメの冠をとらなければいけなくなってしまうのかとか、あとは今までしたコメという名前でいろいろSNSですとかアカウントをとったりとか、一定のフォロワーがいたりとか、そういったものも完全にリセットをして、まるで別物としてゼロからスタートしていくのか。あとは、委員会の中でございましたが、堀越委員からのちょっと質問があって、では、したコメをこのまま区が一切関与しなくなるんだったら、ほかの事業者なり、何かほかのところがしたコメという名前を引き継いでやらせてくれといった場合にどういう対応をとるのかとか、ある意味、10年間これだけの予算をかけて培ってきたものを、これを本当にゼロにしてしまうのか。その辺についての整理が若干見えてきていないんですが、きょうの中でご答弁をいただけるものがあったら、ちょっとお話しいただきたいんですが。 ○委員長 文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 新たな事業につきましては、本区の芸能や伝統文化を総合的に活用、発信していく新たな事業ということで、一からのスタートというふうに考えております。  したコメのサポーターの名称自体も、したコメというのが使えなくなるのかですとか、そういったことについては今後検討させていただきたいと思いますけれども、新事業の中でも、例えばしたコメメモリアルといったような表現を使うような個別のプログラムが出てくる可能性は十分あると考えております。区がしたコメというものからの、今後どうするかということで、外部から継続してしたコメというのを継承したいというようなお話がありましたら、それはちょっと個別にご相談いただければというふうに思っております。 ○委員長 青柳副委員長。 ◆青柳雅之 副委員長 サポーターの皆さんの中もいろいろな意見とか考え方があって、やはり区の熱意がすごい伝わっている部分もあるんですよね。今回は、しかもこれだけのボリュームの部分を、特にサポーターの方たちが活躍できる、まちかど映画祭、しかも上野公園の部分も残ったということで、非常に喜んでいる方もいらっしゃれば、説得される会話の一部を聞いたんですが、逆に、いつかまたしたコメが復活するために、今回は皆さん、このまちかど映画祭とかをきちんとお手伝いをして、ここを、ここまでで切ってしまったら、もう完全になくなってしまうんだよというような話もあったんで、そういったサポーターたちの皆さんの思いもぜひ酌んでいただきまして、今後、したコメが培ってきたいろいろな部分を完全にゼロにしてしまうんではなく、リセットしてしまうんではなくて、うまい形でつないでいく、あるいは新たな芽をきちんと育てていっていただきたいなということで、この部分に関しては発言しておきます。  次に、障害者アーツ、これも委員会の中で出たんですが、ちょうど昨日、福祉作業所と、いろいろアートとかデザイナーとか結びつける、そのやり方というのがもう少し工夫できないかというところで、ここの部分もぜひともコラボしてほしいなと。これから協議会組んでやっていくということですから、そこの点をまず申し上げた上で、これもまた墨田区さんが結構リードをされているのをご存じだと思うんですが、「みんな北斎」というのを去年やりましたよね。墨田区さんは、恐らく福祉作業所とか、その実際の商品化のほうは、すみのわというほうでやって、障害者アーツのほうは、これは全国公募なんですよね。全国公募したものをすみだ北斎美術館のほうで公募をかけて、何か障害者アートの部分も墨田区が全国に冠たるものをつくり上げていこうというような、それだけの勢いを持ってやられていますので、当然、対抗する部分もありますが、最近、墨田区さんとの風通しが非常にいいですから、そういった連携もとりながら、藝大さんという部分も含めて、うまいシンポジウムの後をつなげていっていただきたいと思うんですが、いわゆる福祉作業所等の商品化とかコラボの部分と、墨田区さんの部分あたりは、いかがお考えでしょうか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 現時点では、台東区内で、福祉的な視点で取り組まれている活動がようやく全体像が見えてきたかなというところでございまして、また、23区、他区の取り組みなども今、調査を行っているところでございます。  新年度に検討会を立ち上げて、区としての取り組み方針を検討していく中で、当然、今まで、これまでの活動の実績のあるものとのコラボレーションですとか、他自治体との連携、そういったものも視野に入れて検討してまいりたいと考えております。 ○委員長 青柳副委員長。 ◆青柳雅之 副委員長 これも、ではその辺にしておきます。  3点目が、これは藝大との連携という、うちの一つのジャンルになるのかと思うんですが、ちょっと項目にないんですが、先日、常磐線に乗って駅をおりたら、待合室のところに台東区のマークがぱっと目に入ったんですよ。何だろうな、これと思って見たら、4区4市で形成されているJOBANアートラインというのがあって、駅にシールで張ってあるわけですね。いろいろ調べたら、4区というのは台東区、荒川区、足立区、葛飾区、4市というのは松戸市、柏市、我孫子市、取手市、あと藝大さんとJR東日本が組んでいろいろな発信をやっているということで、ネットで調べたら、結構ほかの区とかほかの市はいろいろやっているんですけれど、台東区はなぜか、ここにある上野の山文化ゾーンフェスティバルのパンフレットをやっていますよというところだけなんですね。この辺、ちょっとどうなっているのかなというところが知りたかったんで、質問させていただきます。  しかも今回、今年度というんですか、29年度の一番メインのシンポジウム、これが美術学部長になった日比野教授がシンポジウムをやっていて、これも藝大で開催されたというから、これは上野でやったのかなと思って、よく見たら、これも北千住に持っていかれてしまっているんですよね。そういうことを考えると、こういった連携も含めて、ちょっとどういうことになっているのかなというのが、ちょっと心配になったものですから、ご説明いただけますか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 JOBANアートラインにつきましては、予算上は文化振興課の管理運営の中に盛り込まれております。こちらは、常磐線沿線のイメージアップと沿線自治体の活性化を図るということを目的といたしまして、平成18年度に設立されたものでございまして、先ほどお話ありましたとおり、4区4市と藝大とJRの計10団体が加盟しております。  平成20年度以降、JRに届けられた忘れ物傘を使ったアートイベント等を、北千住の駅構内ですとか、あと上野東京ラインが開通したときには上野駅の構内で実施をしてまいりました。その後、27、28年度は、そのアート傘のイベントをそれぞれの各自治体をめぐりながら実施していくということで行ってまいりました。  本年度につきましては、JOBANアートラインの協議会の認知度をさらに向上させたいということで、藝大の千住キャンパスで1月27日にシンポジウムを開催いたしまして、今回つくりました協議会のロゴマークのお披露目ですとかプロモーションビデオの上映、それから日比野先生の基調講演ですとか、沿線アーティストによるパネルディスカッションなどを行ったところでございます。  各加盟団体が負担金という形で出しておりまして、平成28年度は5万円だったんですが、29年度はシンポジウムということで、新たに取り組むということで10万円でございます。平成30年度につきましては40万円を計上させていただいております。平成30年度、来年度につきましては、協議会設立後10年が経過しましたので、さらに発展をさせて、新たな事業を実施したいということで、具体的な内容は検討中ではございますが、スタンプラリー等の共通イベントですとか、PR材料の作成、また、シンポジウムといったことを検討しているところでございます。  待合室に置かれているパンフレット類は、JRさんのご協力によりまして、各自治体から希望のものをお送りしまして配架していただいているものでございます。 ○委員長 青柳副委員長。 ◆青柳雅之 副委員長 わかりました。  ちょっとごめんなさい、最後のところは、パンフレットというのはそういう意味ではなく、これはネットで私、見ているだけなんですが、ほかの自治体はJOBANアートラインの中の事業ということで、例えば荒川区さんはコンサートをやったり、松戸市さんは何かパフォーマンスをやったりとかいうのが、JOBANアートラインの事業としてここに載っているんですね。各区の、各市の。台東区は何やったのかなと思ったら、上野の山文化ゾーンのパンフレットをつくりましたよというのだけで、具体的なJOBANアートラインのホームページ上に台東区としての取り組みが出ていないんですよ。なので、ちょっとうちの区はどうしているのかなというところ、寂しいなという気持ちだったんです。  それで、今、よくわかりました。恐らく台東区はいろいろな連携も藝大さんとしていますし、ともするとほかの4市3区さんのほうが熱心にこれに取り組んでいるので、若干、台東区が余り前に出過ぎてはいけないのかなというような配慮もあるのかなとは思いますが、やはり藝大さん、あるいはJRさんとの連携、あとは上野東京ラインのときもいろいろなJRさんに陳情に行ったりとかいうこともありましたんで、こうした都市間連携にもつながるような取り組みも、余り要望するばっかりですみません、あれなんですが、ちょっともう少し力を入れてもいいのかななんていうことを今、感じましたので、その点もご配慮いただければと思います。  あと最後に、書道博物館の話が随分出ていたんですが、これ、歳入のほうでもやっていたんで、簡単にしておきますが、どうしても今の書道博物館さんは、中村不折さんが収集したものというのがどうしてもメインになって、実は中村不折の本人の作品ですとか、あるいは残した実績というものが、今、世の中に実はあふれているというところですね。あそこにもう少し注目できないかなと思っています。  コンビニに入れば、レトルトカレーの中村屋さんの文字がいまだに幾らでも発見することができますし、これは姉妹都市でもあるんですが、真澄とか日本盛のロゴですね。あんなのも中村不折さんの書いた文字がいまだに世の中にあふれているというようなところ、信州一のおみそ汁のパッケージもそうなんですが、文字も。その辺をもう少し光を当てるというか、うまくコラボをして、中村不折さん自身のステータスを上げていくという方向をもう少し工夫できないかなと思っているんですが、いかがでしょうか。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎村田和正 文化産業観光部副参事 実は、中村不折さんとメッセージをあげるという部分でいうと、新宿に中村屋サロン美術館というのが実はありまして、あそこの題字を中村不折が書いたということがございまして、実は連携を図ったところです。うちのほうの作品を中村屋サロン美術館に出させていただいて、95%、うちのほうの作品が出るという形で、展示を一昨年やらせていただきました。  それにあわせて、今度は中村屋さんのいわゆる板ですね。屋号を書いた板。それを、そのものの本物をうちにお借りをして、それで展示をしているということもやってございます。  やはりこういうものを今後も引き続きやっていきたいと思っておりまして、中村不折の作品も、実は今たくさん展示をさせていただいておるんですが、もっとわかっていただけるような形の展示をしていきたいと思っております。 ○委員長 青柳副委員長。 ◆青柳雅之 副委員長 会派でお邪魔したときに、熱心に学芸員さんが中村不折さんの作品をやっていました。しかも今回、ネット上に中村不折の文字が非常に出ました。真澄は諏訪市さんですよね。友好都市でもございますので、そういったいろいろなチャンネルを広げていただきたいなということもあわせて要望しておきます。以上です。 ○委員長 よろしいですね。 ◆青柳雅之 副委員長 はい。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 私も区長賞のことで。前回の委員会で報告があって、いろいろと区長賞のあり方とか、また、音楽部門の関係とか、いろいろとお話が出て、その点につきましては私はきょうは触れませんけれども、この中でちょっと一つ、台東アートギャラリーの管理というところで、ヴァーチャル美術館のことで、私もちょっとホームページのほう確認をさせていただきました。歴代の区長賞の作品が一番最初から見られる形になっていて、その歴史の長さというものも感じながら、私も余り美術には造詣は深くないですけれども、そういう絵が、一生懸命描いていただいたものを選定してきた、そういう歴史でもあるのかなというふうに思います。  その中で、そういう著作権とか、そういう見せ方の問題で、どうしても画像が余りよくない。クリックしても、絵が大きく出てこないんですよね。そうなってくると、なかなか、せっかくいい作品なのに、インターネットも今、画面がすごくきれいになっていますから、鮮やかさとか、そういうものが感じられないんですけれどね。その点については、見せ方についてはどんなふうに思っていますか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 ヴァーチャル美術館につきましては、著作権者に、区のホームページへの掲載とアートギャラリー等の展示場での写真撮影の可否について確認をさせていただきまして、承諾を得られたものについて掲載を行っているところでございます。  ホームページにつきましては、画像はコピーできない設定になっております。そういったところから鮮明ではないといいますか、そういった状況でございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 アクセス数全体もどういう数かというのもちょっとわかりませんけれども、やはりそういう価値が、中には非常に有名な画家さんになられた方もいれば、もう画家さんをおやめになった方もいらっしゃるかもしれませんけれども、ただ、ああいうものを見せるという意味では、やはりもう少しきれいに見せてほしいなと。  それと、もしそういうアクセスをされた方が今後そういうアートギャラリーのほうに、この作品をじかに見てみたいなというような情報が相互通行ができるようなやはり仕組みにしておかないと、ただあそこで見せて、ちょっと見えにくい画像で終わらせてしまうんでは、せっかくの区長賞ですので、価値が下がってしまうのはもったいないなというふうに感じるんですが、その点について、どうでしょうか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 著作権者との関係もございますので、課題を整理した上で対応させていただきたいと思います。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 ぜひ台東区のそういう藝大との連携や、その文化を売りにするわけですから、やはりそこの部分がもっと広く皆さんに知っていただいて、わかりやすいようになっていただきたいと思います。  それと、もう1点。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 今、青柳委員のほうからも藝大との連携ということで、260ページにはGTSアート作品管理というところがあって、ずっと議会のほうでさまざまいろいろなお話が出て、長年にわたっていろいろな苦言もあって、今の段階にはなっているのかなというふうに思っております。  ただ、私個人としてみれば、今、台東区と墨田区さん側のほうにこの幾つかアート展示をされて、物自体は藝大の皆さんが非常に工夫を凝らして、おもしろい発想でそういう展示物をされているなというふうに思っています。今回、こういう作品の管理ということで、こういう予算が、修繕もしなければいけないし、もう大分、当初置いてからは五、六年かな、たっているはずですので、大分古くなってきてはいるんですけれども。今後、GTSアート、今ちょっと最近はそういう活動の、その制作自体はもう行っていないんではないかと思うんですけれども、今後こういう作品的なそういうものというのは、外国人の方とか、特に今、多くいらっしゃいますんで、やはりそういうアートに関しては、我々日本の感覚とまた違った、そういう面で喜ばれる方がたくさんいらっしゃるんだと思うんですよね。そういう部分も含めて、今後、このまたGTSの作品についてはふやしていくのか、また、そういう活動を続けていくのかという点についてはどうでしょうか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎内田円 文化振興課長 GTS観光アートプロジェクトにつきましては、平成22年度から3年間で作品を設置して、その後はPRの取り組みを行ってきたところでございます。現時点で作品をふやしていくといった方向はございません。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 その当時、私も墨田区側のところでつくっている作業を見たりとかして、すごく一生懸命やっている姿を見て、なかなかおもしろいなと思いました。今、作品を続けている、これから行わないということですけれど、藝大との連携の中でね、連携をするという中では、先ほど青柳副委員長が言いましたけれども、一生懸命やっている地域ではやはりそういうふうに一生懸命先に進んでいく。でもやはり余りやっていないところはどうしても外れていってしまう。藝大としても、やはりそういう温度差というものもあるのかなというふうに実は考えているんですよね。  そういう面では、今回、企画総務委員会のほうでも藝大のつき合い方という話も出ましたんで、今後さらにそういう藝大のつき合い方もしっかりと深めながら、台東区内にある学校ですので、やはりほかの市や区のほうにいいやつをとられてしまうというのは非常に悲しい部分もあるんで、できる限り進めていただきたいというふうに要望しておきます。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ○委員長 第2項、観光費について、ご審議願います。  阿部委員。 ◆阿部光利 委員 観光費で、まずは264ページの4番の(1)ですね。観光プロモーションの推進をお尋ねいたします。  旅行情報誌などへの特集記事掲載などについて、具体的にはどのような取り組みをしているのか。また、この3番目のところに、記事掲載等の「等」とございますけれども、この「等」というものもあわせ、教えてください。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 旅行情報誌等の特集記事の掲載ということでございますけれども、まず、海外向けといたしまして、台湾、香港、韓国の方たちに、訪日旅行者向けのフリーペーパー、これは「地球の歩き方 GOOD LUCK TRIP」というものですけれども、ここに8ページにわたる特集記事を掲載する予定でございます。また、中国本土向けの旅行情報誌「東方旅行」というものにも広告記事を掲載する予定でございます。  また、国内向けといたしましては、JR東日本新幹線の車内誌ですね、「トランヴェール」というもの、それから東京新聞、こういったところに広告記事を掲載し、紙媒体を通じまして、本区の魅力を国内外にPRしていくというような内容でございます。  それから、「等」ということでございますけれども、この等の中には、先ほどの「GOOD LUCK TRIP」の掲載記事でございますけれども、その部分の特集記事だけを抜き刷り印刷しましてパンフレットにして、海外等の旅行博等で配布するというようなことと、あとはまた、そこの「GOOD LUCK TRIP」のオンラインアプリがございまして、そのアプリを使いまして記事を掲載し、発信していくというような内容でございます。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 ありがとうございました。  このパブリシティという手法でございますけれども、本当に我々も飛行機に乗って雑誌を見ていて、それが現地に行って、そのものが商品としてあった場合、手にとったりもします。要は、情報というのは情報の連鎖であり、人から聞いた、そのことが雑誌に載っている、またテレビで見たという、そういう情報と情報がかつんとつながったところで、購買動機であったり行動動機であったりというところにつながっていくわけですから、そのきっかけづくりというのは非常にやってくださっているんだなというのがよくわかりました。  また、「等」というところも、それらのことを、また加工というのかな、編集し直して、それで別媒体で出すという、まさに情報の拡散をしているわけです。これも本当にすばらしい取り組みだなというふうに思います。  続いては、265ページの(4)なんですが、ホテル・コンシェルジュ等向け体験ガイドツアーでございます。先ほど来より話題になっているものでございますけれども。今年度の実施状況はどうなっているのか、まずはお聞きします。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 今年度につきましては、都内のホテル・コンシェルジュや外国人対応の観光案内所の方に、谷中・上野コース、浅草コースと2回、体験コースを開催しておりまして、座禅や屋形船の体験を初め古民家での和食体験、それから日本茶の飲み比べなどの体験をしていただきまして、その内容を発信していただいているというところでございまして、出席者は29施設ですね、46名の参加を得ているところでございます。  また、谷中・上野コースにつきましては、新聞社の方が同行取材をしていただきまして、事業をアピールすることにもつながってございます。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 まさに体験の拡散というのは、今、インターネットでも、それでも本当に情報がまたPRにつながっていくというものでございますね。  このホテル・コンシェルジュ等向け体験ガイドツアーの延長線上で、先ほど来より話題になっている大使館とのお座敷遊びですね、ここにつながっているものというふうに受けとめております。これも、私本当にいろいろなところで見ました。記事化されていて、これは本当にすばらしい取り組みだったなと思います。  同時に、平成30年度はどのように取り組んでいくのかということをお聞きしたいんですが。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 来年度の取り組みというところでございますけれども、来年度につきましては、外国人向けのコースと、あと日本人向けのコースという形で、2回の体験ツアーを開催する予定でございます。  まず、外国人向けにつきましては、これまでのホテル・コンシェルジュや外国人対応の観光案内所のスタッフに加えまして、大使館の方々にもお声がけをして参加していただいて、本区の魅力に触れていただき、その魅力を発信していただくというような取り組みをしたいと考えてございます。  また、日本人向けのコースでございますけれども、実は修学旅行生だとか日本人観光客の方から、体験施設の問い合わせも結構あるところがございます。そういったものを踏まえまして、従前のホテル・コンシェルジュ、観光案内所スタッフに加えまして、旅行会社の方などにもお声がけをして、区内の観光スポットや体験施設、こういったところを実際に体験していただき、台東区を紹介していただいたりとか、または旅行商品をつくっていただくとか、そういったところで本区への誘客を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 まさに、ここのところというのは、本当にアイデア勝負というところになろうかと思いますが、アンバサダーであったりインフルエンサーであったり、またユーチューバーであったりという、その発信力のある方々、そういう方々への遡求というのは物すごく重要だなというふうに考えておりますので、これも引き続き頑張っていただきたいなというふうに思うのと。  あと6番のフィルム・コミッションでお聞きしますが、最近の支援状況はどのようになっているのかをお聞きします。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 最近の支援状況でございますけれども、ここ3年間でいいますと、支援相談件数は1,200件前後で推移しておりまして、支援作品数につきましても330件以上を支援している状況でございます。  特にここ数年につきましては、海外の映像制作会社の方からの相談、支援というのが増加している傾向がございます。平成29年度、平成30年1月末で、既に昨年の相談件数、支援件数を上回っているという状況でございます。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 すばらしいですね。  もうこれの、フィルム・コミッション一つでまちおこししているところもありますからね、そういうところからいうと、物すごい件数だなというふうに思いますね。  以前から海外の映像ですね、映画とか、そういったもので取り上げられることが、やはり拡散ということでは物すごく大きいんではないだろうかということを常々お話をさせていただいておりました。  そういう中において、ヒュー・ジャックマンの「ウルヴァリン:SAMURAI」というものに、これはもう既にハリウッドでデビューを果たしておりまして、台東区がその映像で紹介されているというものでございますけれども、海外制作からの問い合わせが今あるという発言がありましたけれども、プロモーションビデオ、PVをつくったという話を聞いておりますけれども、その内容を教えてください。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 平成29年度、今年度ですね、海外映像制作者向けのプロモーションビデオを作成しておりまして、これは先ほど来、年々増加する海外からの支援に対しまして、こちらからロケ地情報をプロモーションする素材として制作しているところでございます。  純粋な観光PR動画ではなくて、撮影をふだんから受け入れることを可能なロケ地とかを選んで、また、映像も4K動画を使いまして、映像制作者を意識したプロモーションビデオを作成しているところでございます。  現在、プロモーションビデオ作成は終了しておりまして、これから発送していくというような段階でございます。発送先につきましては、在日の外国公使館や在外の日本大使館、そしてこれまでに問い合わせをいただいている海外のコーディネーター等、そういったところに送っていきたいと、配布していきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 そうですね、文字化よりも、やはり映像化なんでしょうね、今の時代はね。しかも4Kで撮っていらっしゃるということに対しては評価をさせていただきます。  最後の質問ですけれども、今年度の取り組みを踏まえまして、平成30年度はどのようなところを充実させていくのかをお聞きします。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 平成30年度でございますけれども、やはり増加する海外メディアの対応を充実させるというところで、支援業務に通訳者の設置を行ってまいりたいというふうに考えてございます。撮影の現場では、海外の場合、映像制作者側に通訳者を原則的に立ち会っていただくようなことになっておりますが、なかなか意思の疎通や指示がスムーズに進んでいないような状況もあるため、来年度からは海外の作品の支援の場合に通訳者を配置して調整をスムーズにしていきたい。そういったことによって海外支援作をふやし、本区の魅力をPRして、海外からの誘客を図ってまいりたいというふうに思っております。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 ありがとうございます。  議会費のところで視察の内容をお聞きしたところ、断トツでやはり観光という視察が多うございました。本区においてはいろいろなことがありますが、大きな大きな繁華街を抱えているというところもありまして、やはり一つの施策として観光があって、そこからシャワー方式で流れていくということも考えられるところでございますんで、今後も一層、観光ということにおいては充実を図っていただきたいなというふうに思います。以上です。           (「関連で」と呼ぶ者あり) ○委員長 関連で。はい、寺田委員。 ◆寺田晃 委員 今のフィルム・コミッションなんですけれども、今、ご説明の中で、相談が1,200件で、実績というか、330件。つまりいらっしゃらなかった方がいらっしゃるということで、なかなかスケジュール的なものもあるとは思うんですけれども。  ちなみにケーブルテレビで撮った映像アーカイブ、その分野の利用は、発信するというのは可能なんでしょうか。対応するというんですかね。           (委員長退席、副委員長着席) ○副委員長(青柳雅之) 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 ケーブルテレビで撮ったというのは、作品をということですか。二次利用ですか。 ◆寺田晃 委員 これまでの。ケーブルテレビで。 ◎飯野秀則 観光課長 それは著作権の関係があると思いますので、我々のほうでは、許可をいただけるものについてはホームページのほうに上げさせていただいたりとか、あとはロケ地マップのほうに記載させていただいたりとか。制作会社側の許可を得て使えるものは積極的に使っていきたいというふうに考えてございます。 ○副委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 唐突で申しわけなかったんですけれども。それらも先々研究していただいて、活用できれば、もっともっと広がるとは思います。よろしくお願いいたします。以上です。 ○副委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 264ページの1番、観光振興計画の推進、この中の新たな観光推進組織の検討。これはどのようなものをイメージされているか、教えてもらってよろしいですか。 ○副委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 新たな観光組織の検討というところでございますけれども、これにつきましては、観光振興計画にも位置づけてはおるんですが、台東区の観光振興をより強力に一体的に進めて、台東区の魅力ある観光地づくりを進めるために、観光関係団体とか事業者の方、多様な関連する方々の連携を図るための新たな組織、こういったもののあり方について検討していきたいというふうに考えているところでございます。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 観光に関しては幅広いところが必要だと思いますので、そういうところと連携しながらやっていくことは大事だと思いますので、ぜひ進めていっていただきたいと思います。  同じページの2番、観光統計・マーケティング調査の実施。これは29年度の予算のときにSNS等のビッグデータの解析というのがあったんですけれども、今回は入っていないんですけれども、やらないのかというのと、あと去年の予算の中に入っている、この解析で得られたものというのはあるんでしょうか。           (副委員長退席、委員長着席) ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 まず、1点目の、SNS等の調査をやらないのかというところでございますけれども、一昨年は調査をいたしまして、その発信内容の正確性とか、そういったところになかなか難しい面がありまして、台東区エリアだけでとるのは難しかったというところがございます。  今年度は、SNS自体は観光庁のほうも参考データというような扱いでやっているようなところもありまして、今年度はビッグデータで携帯電話の関係のデータを活用して、今、調査をやっている最中でございますけれども、30年度は費用的な部分とか、民間がお持ちになっているビッグデータは結構高額でございまして、それをいかに使って効果的な分析ができるかというのが、なかなかアイデア的なものも出てこないというのもあって、来年度はちょっと中止をさせていただこうかなと。マーケティング調査もございますので、来年度は少し研究をさせていただきたいというふうに考えております。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 確かにSNSというのは信憑性というか信頼性がとても難しい部分があると思いますので、違った面でまた検討をしていっていただけたらと思います。  続きまして、265ページ、(4)のホテル・コンシェルジュ等向け体験ガイドツアー。先ほど阿部委員からもありましたけれど、違う内容なんですけれども、これも29年度の予算であった体験メニュー紹介パンフレット作成、これは今回はないんですけれども、今回はやらないのかというのと、あと29年度はどのような形で活用されたのかを教えていただいてよろしいですか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 体験ツアーの印刷物につきましては、28年度、29年度作成させていただいておりますけれども、30年度は、プロモーションのほうで活用しているガイドがございまして、そちらのほうとあわせた形のものを使用させていただこうかというふうに考えているところでございます。  先ほどの、今年度の状況でございますけれども、ホテルさんとかに置いていただいたりとか、外国人の案内所、そういったところに配布したり、また、海外でのシティセールスの際に活用させていただいている状況でございます。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 はい、わかりました。  次、よろしいでしょうか。 ○委員長 はい、どうぞ。 ◆中澤史夫 委員 次の5番、SNSによる多言語観光情報発信。これはフェイスブックによる情報発信ということなんですけれども、どのような感じで行われて、どのような内容か、教えていただいてよろしいですか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 SNSを活用して即時性の高い観光情報を、外国人目線でタイムリーに発信するというような内容でございまして、実際にはネイティブの方にやっていただいておりまして、これは委託でございます。現在では英語、中国語、韓国語、タイ語、インドネシア語の5言語で発信を週に2回から3回、やっているような状況でございます。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 予算なんですけれども、29年度とことしが同じ金額。これは毎年同じような金額の経費がかかるんでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 現在の仕様でお願いしている発信回数も週に2回から3回ということで、各言語ごとに分けてネイティブスタッフの方に発信していただいて、年間500回以上発信ということになりますと、毎年こういった経費がかかってくるという状況でございます。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 これは有効に使われているという感じでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 フェイスブックを活用している関係で、ファン数というのは「いいね!」というような形で返ってきているんでございますけれども、平成30年1月末で9万2,397人ということで、非常に多くなってございます。  特にインドネシアの方が多くて、現時点、30年1月末で4万4,319人というような状況でございます。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 すばらしいと思います。  経費に関しては、どうしてもこれぐらいかかってしまうのはしようがないと思いますので、さらにまたふえていくようにお願いしていっていただきたいと思います。  もう1件いいですか。 ○委員長 はい、中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 次、7番のインフォメーションボード整備。今回、30年度は20基で、31年度は12基つけられるということなんですけれども、この予算なんですけれども、東京都の予算も入っているんでしょうか。  入っていたら、東京都の予算と一般財源の内訳を教えてもらってよろしいでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 特定財源、財源の内訳というようなところになろうかと思いますけれども。
    ◆中澤史夫 委員 そうですね、はい。 ◎飯野秀則 観光課長 諸収入のところに東京都観光財団からの補助金が入ってございます。観光案内板の設置につきましては2,006万8,000円、それから観光案内板につけておりますWi−Fi設備の運営費といたしまして213万1,000円の補助金を頂戴している状況でございます。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 はい、わかりました。  来年度で12基つけて、合計32カ所に設置をして、これでとりあえず完了という感じですか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 現時点では、東京オリンピック・パラリンピックに向けての整備ということを優先しまして、とりあえず2カ年で整備を完了したいというふうに考えています。  ただし、観光客の動向等の変化等が生まれて、必要性があれば、その都度検討していきたいというふうに考えています。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 観光案内板、すごく皆様使っていただいてというか、見て、迷いながら、見ながら、あちらを向きながら、こちらを向きながら探しているので、すごく大事なものだと思います。  これは例えばアプリ版にするとかというのは、前に私、言いましたか。そういうのは考えていないんですか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 観光アプリにつきましては、アプリ自体をダウンロードしていただかないと使っていただけないというのがあって、そこにちょっとネックなところがありまして、アプリについてはなかなか難しいのかなというふうに考えているところでございます。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 こう考えると、アプリも一つあると、なかなかそれを先にダウンロードしてもらって、その場に行ってみてもらえば、すごく便利性も高いですし、歩いていきながら、案内板を見て向かっていくんですけれども、途中でわからなくなると、また戻ることができないので。そういう利便性を考えると、これも、案内板も大事なんですけれども、そういうのも一つ大事ではないかなと思いますので、ご検討いただきたいと思います。  次、同じページの8番の(2)ムスリム旅行者の受入促進。これは29年度の予算と、今度の30年度の予算、内容が一緒なんですけれども、29年度、今の段階の例えば講習会の人数とか、ハラール認証取得助成の件数とか、アドバイザーの派遣は何回行われたのか、その辺の状況を教えてもらってもよろしいですか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 29年度の実績でございますけれども、区内の飲食店、宿泊事業者などを中心に、ウェルカム講習会、初歩的な対応というような講習会を今年度2回開催させていただいて、参加者は94名参加いただいたというような状況でございます。  それから、ムスリムの、もう少し中身の充実した対応セミナーというのも1回開催させていただいておりまして、こちらのほうにつきましては、すみません、ちょっと人数が、申しわけございません、確認しますけれども。  それと、ハラール認証の取得でございますけれども、29年度は3件というような状況。  それから、アドバイザーのほうの派遣でございますけれども、これは業務を委託している関係がございますけれども、25件というような状況を現時点で把握しているところでございます。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 ちなみに30年度の目標とかいうのは立てているんでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 来年度の目標というようなところになりますけれども、やはりムスリム対応をしていただく飲食店、宿泊施設をふやしていくというようなところになろうかと思いますけれども、現在相談中のお店とかもありますし、また、新たに新規開業を予定しているお話などもございまして、目標といたしましては10件、店舗をふやしていきたいというふうに思っております。  すみません、先ほどムスリムの対応セミナーでございますけれど、17人の参加を得ているという状況でございます。失礼いたしました。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 ムスリムに関しては、ハラール認証に関しても、服部区長もすごく訴えている部分がありますので。私も先日、台東区内でハラール認証のお店をやっている方にちょっとお会いする機会があったんですけれども、その方もなかなか、ムスリムのハラール認証の食品を扱ってもらいたいということをいろいろ進めていくんですけれども、なかなか最初の段階で大変ではないかと思うところがあって、壁がある。実際にやってみたら、そんなに大変ではないというところもあるんだけれども、最初のきっかけがなかなか難しい。その辺もクリアしながら広めていきたいということも聞きましたので、何とか私もいろいろ勉強しながら、しっかり進めていけるように協力をしてまいりたいと思います。  あともう1件。 ○委員長 はい、どうぞ。 ◆中澤史夫 委員 最後に、266ページの19番。今回、この観光団体等観光振興事業助成で1件、浅草菊花展がなくなっているんですけれども、これは何か理由はあるんでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 この事業は、浅草の菊花会の方が実施していただいている事業にご支援させていただいたんですが、実は今年度、29年度が、会員の方の高齢に伴いまして菊の出展数が減少していると。開催を見送るということになっているような状況でございます。 ○委員長 残念だけれどもね。  中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 すごく残念ですよね。菊というのは結構きれいですしね、毎年すごく楽しみにしている方もいらっしゃると思うんですけれども。ちょっとすごい残念なところはあると思いますけれども、了承しました。以上でございます。 ○委員長 以上ですか。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 267ページの20番、墨田区との連携推進というところなんですけれども、こちらも委員会で報告があるので、ダブらないように、一つご提案だけさせていただきたいんですが。こちらも江戸文化が感じられる新規事業の一つとして、非常に期待をしております。内容もわくわくさせていただけるもので、期待はしているんですけれども。ちなみに史跡めぐりとか回想散歩されるスタート地点、もしくはゴール地点というんですかね。このめぐりに時間の都合で参加できなかったとしても、興味がある方がそこの場に、スタート地点かゴール地点に駆けつけて、多少でも幕末の三舟とか池波先生のことを知る機会というんですかね、紹介をしていただいたり聞かせていただいたり、と同時に、台東区のPRも多少していただければ、そこから、その日ではなくも、また改めて台東区に来ていただいたりできるんではないかなというふうに考えているんですけれども、その辺につきましてはいかがでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 共同イベントにつきましては、詳細につきまして、今、墨田区とも検討をしているところでございます。  委員ご提案のご意見も大変重要かなというふうに思っておりますので、実施に向けて墨田区ともよく協議して、工夫してまいりたいというふうに思っています。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 せっかくのチャンスですので、江戸の文化を知ることによって台東区の町人文化の伝統産業も知っていただきながら、これが台東区のにぎわいにも必ずつながっていくと思います。  おまけにもう一つ、ちょっと聞かせていただきたいんですけれど、せっかくのチャンスなので、こういった場所で池波グッズとか、たいとう音頭のPRとか、そういった台東区の文化施設のグッズとかもチャンスがあれば置かせていただければ、興味がある方は購入していただけるのかなというふうに思うんですけれど、その辺はいかがですか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 墨田区のほうも、すみだ北斎美術館とか、そういったものがありまして、できるだけそういった文化施設などとも相乗効果が図れるよう工夫をしてまいりたいというふうに思っております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 書道博物館のグッズも人気がありますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 まず、266ページの観光団体等観光振興事業助成の件で、ちょっと要望だけさせていただきます。  上野不忍華舞台、ありますけれども、いつもご招待いただいております。いい演目もたくさんありまして、すばらしい取り組みだと思うんですけれども……。 ○委員長 19番の3番目。 ◆小島智史 委員 はい、そうです。すみません。  ここ数年、若干客席数にあきが目立っているかなと感じております。あきが出るくらいなら、600万円というお金かけているわけですから、観光連盟とのほうで連携して、観光課と連携して、一般の区民の方々をご招待するなど、そういった取り組みも必要になってきているんではないかなというのは、ここ数年見て思うところでありますので、その点、よろしくお願いいたします。  質問は1点だけです。265ページの10番のたいとう観光大使でございます。  2年前の決算特別委員会の総括質問で、吉住区政から服部区政への転換が大きなテーマだったと思いますけれども、その際に、この観光大使について言及をさせていただきました。基本的な考え方はそのときと変わっていないんですね。つまり、いい面もたくさんあったと思いますけれども、吉住区政のときには「にぎわい いきいき したまち台東」というもとで、にぎわい型のイベントをばんばん打ち出したと。それに対して、服部区長になって、私も文化・観光特別委員会でしたけれども、新しい観光振興計画で打ち出した考え方というのは、観光客数よりも質を重視するとか、住民の利益に目を向けるとか、最大のおもてなしは安全・安心なんだ。あるいは持続可能な観光というのも打ち出しました。そういった面は大変評価をしておりまして、その流れの中で、この観光大使事業なんですけれども、台東区の誇りでもあって、ゆかりの有名人がたくさんいますから、ほかの都市からすればうらやましいものだと思いますし、台東区ならではの仕組みなんだと思うんですけれども、この新たな観光振興計画に掲げた、今申し上げたような考え方に照らすと、やはりこの観光大使事業というのは、ちょっと私には浮き上がって見えてしまうんですね。  その観点から、住民が例えば大使になって1年間ずっと台東区を継続的にPRをすると。1年間の任期が終わっても、人はかわるけれども観光大使のコンセプトは変わらない、そういった大使のほうが、今の大使を否定しているわけではないんですけれど、そういった取り組みのほうが新たな観光振興計画に照らして整合性があるんではないかという趣旨の発言をしたんです。  その点に関して、先日、広瀬すずさん、大使ではないかもしれないんですけれども、台東区のゆかりの人ではありますね。そのテレビの特集で浅草を取り上げていただいたんですね。浅草ありきではなくて、行きたいまちをタレントさんに聞いて、そのスポットをめぐるという番組だったんですけれども、台東区を取り上げていただくのはありがたいんですけれども、例えばそういったときに観光課がやっているSNSに、こういった番組がやりますよという「パゴ」をつけて、そのものが出ていなかったんですけれども。観光課のSNSというのは、すごいレベルが高いと思っていまして、いろいろな部分をフォローされていると思いますし、あとはアイドルオタクの方とか、多分、アニメオタクの方とか、職員さんにいらっしゃるんではないかなと思うぐらい、内容的にもハッシュタグのつけ方にも工夫がなされていて、いいなと思うんですけれども、そういったものがフォローされていないということは、多分恐らく知らなかったんだと思うんですね、浅草特集をやるというのが。  だから、この観光大使事業、この名刺だけ安くて、この金額ですよというのが、以前答弁があったんですけれども、名刺だけ配って、あとはそれぞれ有名人の方が勝手にPRしてもらえるようなその制度。何か、ここまでコントロールできない観光大使というのはあるのかなと。行政の施策の方向性と、ある意味で連携していない形でのPRをしていただく部分なんですけれども、連携できない観光大使というのは、ここまでほかの都市には見られないような気がして。台東区の観光政策は私、全国的に一番進んでいると思いますけれども、若干ここは気になるところなんですね。  今の点に関して、ちょっと課長の答弁を求めまして、終わりたいと思います。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 委員ご提案の、区民の方にも観光大使になっていただくようなことというのは大変重要であると考えておりますし、観光振興計画でうたっております持続発展ある観光振興、持続的な観光振興という視点からいいますと、区民の方にも台東区に愛着と誇りを持っていただくと。そういった部分で観光大使になっていただくなど効果的な部分もあろうかと思います。  計画との整合性ということであれば、観光大使という気持ちを持って、区民の方に台東区をPRしていただくと。大使でなくても台東区をPRしていただけるよう、区民の方にも観光振興についてご理解をしていただきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 今、小島委員から観光大使の話は、私も前に、ある芸能の観光大使の方がある会場で写真撮影とかを禁止、やらないで、載せないでください。これはまさに本末転倒だなというふうに思いますんで、そういう、要はSNSのほうでたくさん発信できる状況があるんなら、やはりそういう方は率先して載せてくださいというようなことは、ぜひ。そういう載せていい方を決めていっていただきたいなというふうに要望をしておきます。  私のほうは、まず最初に観光ボランティア。大変、台東区の観光のために、本当に英語ガイド、また日本語のガイドと、昨年に引き続きまして人数もふえて充実を図ってきているなと。将来、2020に向けてさらに多くの方がこういうところにかかわっていただき、いろいろな観光客や外国人の方と触れ合いをしていただければいいなというふうに思っております。  ずっと私も課題として、いろいろとお話を長年言わせていただいているんですけれども、観光ボランティアの方がやはり日々観光で仕事をするに当たって、今、浅草については浅草文化観光センターがあって、そこのところで時間調整並びにいろいろなことができるわけですけれども、ほかの、上野または谷中について、今はどういう状況になっているでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 ボランティアの活動の拠点といいますか、同行ガイドなどをするときの拠点のお話でございますけれども、上野につきましては、東部公園緑地事務所の横にありますグリーンサロンをお借りして、拠点というような扱いをしているような状況でございます。  6月から実施する予定の谷中でございますけれども、現在、今、検討中でございまして、区の施設を利用する形で実施できないかというところを検討しているところでございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 本当、お客さんと連絡をとって、特にこの冬の寒い時期とか夏の日差しの暑い、一番日が高い時期などだと、どうしてもそのお客さんが来なかったりとかね、また、待ち合わせ、次のお客さんとの間の時間がちょうど微妙な時間だと、どうしてももう表で過ごしてしまうかとか、そういう待機場所がないことによって大変ご苦労されて、そしてそのことによって自腹で喫茶店の中に入ってその時間を過ごすという、そういうことをやられているというお話も聞いておりますので、そういうやっていただける人の環境をやはりよくするということが、この人数をもっとふやすきっかけづくりになると思いますので、ぜひその方向をしっかりと行っていただきたいなというふうに思います。  それともう一つが、今、浅草文化観光センターは浅草にできました。上野のほうでもつくりたいなという意見もたくさん出ているんだと、議会のほうからも出ていると思います。私、視察とか、いろいろと行くと、やはりよくJRの駅のところにこういう観光センターというのは、結構一緒に入っていたりして、その市と一緒になってJRが共同で運営をしたりしているんですよね。だから、そういう意味では、上野駅、大分中のほうは店舗がおさまって、やるスペースがないと言われればそれまでかもしれないんですけれども、やはりJRさんのほうにそういう観光センターを、上野駅の中にそういう拠点をつくっていくというのも、台東区のほうから強く働きかけるということも大事だと思うんですけれども、その点についてはどうでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 現状で申し上げますと、鉄道事業者ですけれども、JRさんもそうですけれども、京成電鉄さん、東京メトロさん、また東武鉄道さんもそうなんですが、鉄道案内、乗りかえ案内というようなことが中心かと思いますけれども、案内業務をやっていただいているような状況はございます。  また、民間の案内所でございますけれども、昨年は松坂屋さんの1階、地下1階、また、今月にはマルイさんの2階のほうにも観光案内業務をやっていただくところができるというような状況もございます。  ご質問の、駅の案内のところでございますけれども、駅に限らず民間の案内所も含めて、少し連携をさせていただいて、情報発信等も強化していきたいというふうに考えているところでございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 これからそういういろいろな場所で探していただいてやっていく方向であるということです。  ただ、やはり駅はお客さんが出入りをする一番のポイントだと思いますんで、その部分もあわせて努力していただきたいなというふうに要望しておきます。  もう一つが、流鏑馬。もう4月21日に流鏑馬が行われるということで、本当にこれで36回目、大変長い間、本当にこの隅田公園のこの場所を使ってやってこられたことを、本当に努力されたことをうれしく思います。  また、何年か前からかはビジット・ジャパンの関係で、在日のフランスの大使さんも呼んで、海外食も含めた文化の発信をこの場所からしているのかなというふうに思います。  今回、予算的に見れば、前年度から比べると600万円ぐらい金額が上がったんですけれども、これについてはどのようなことでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 これにつきましては、流鏑馬の会場で使用しております設備で、総奉行などが控える日記所というのがございまして、これは木製でございまして、これが老朽化によりまして新たにつくりかえなければいけないというような状況がございまして、製作委託に係る経費等で542万7,000円増加している状況がございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 流鏑馬をやる、そういう見る建物ですから、やはりちょっと風情のあるものをしっかりとつくっていただきたいなというふうに思います。  また、この会については、台東区の弓道連盟の方も草鹿とかでかなり貢献をしていただいていると思います。その方々ともいろいろと相談しながら、やはりこれはまさに江戸ルネサンス元年みたいな、そういうところで重要な位置づけのものでありますので、これは残念ながら天気が毎年心配になることもありますけれども、本当に多くの方に観覧をしていただきたいと思いますので、頑張ってください。 ○委員長 まだありますか。 ◆水島道徳 委員 あともう一つが……。 ○委員長 時間見ながらお願いします。 ◆水島道徳 委員 はい。もう一つが、あと先ほど寺田委員が言いました20番の墨田区との連携の中で、今、寺田委員のほうからも、墨田区と台東区のそういう伝統や文化や人との交流や、さまざまなことができるということが非常に大事だということでお話されて、私も本当にそのとおり、今後もぜひ、特に墨田区との関係は、一番最初に結んだ姉妹友好都市でもありますし、また、長年にわたってなかなか進むものも進まないものもたくさんあって、特に今回はオリンピックへ向けてこういう関係がさらに回転が速くなって進んでいくような気がするものですから、お願いしたいと思います。  それで、墨田区と台東区といえば、やはり隅田川なんですよね。隅田川は、やはりこの2区にとりまして非常に重要な歴史ある川であります。昨年、日本の20世紀遺産20選のほうにも隅田川橋梁群と築地市場他を含む復興関連施設群ということで、隅田川はずっと築地のほうまで、この20世紀の遺産として、日本全国の中で、日本イコモスのほうから、そういうようなものであるということで、今、実際に東京都のほうも白鬚橋を初め、今、橋の外装をきれいにして、オリンピック・パラリンピックに向けて直しているそうです。  そういう中で、これはちょっと提案なんですけれども、昔、隅田川ルネサンスで『東京ホタルR「ひかりのシンフォニー」』なんてね、やったんですが、あれ、私は非常に、この5月にやったもの、きれいでしたね。人もこの資料によると、2日間で38万人集まって、やはりこういう、ちょっとこれは東京都の隅田川ルネサンスと連携をしていく話だと思うんですけれども、これは台東区だけという話ではないんで、墨田区との連携になってくるんで、この2区で後押しをしていく。1回やったものだからもうやらないという話ではなくて、こういういいものについてはなるべく続けてやっていくことが、やはり人を呼ぶ大きなきっかけになると思いますんで、できればオリンピック・パラリンピックに向けて、この1回やったものかもしれないんですけれども、すばらしいもの、これをちょっともう1回復活させたいなと思うんですが、そういうことについてはどうでしょうか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 委員ご提案のように隅田川、大変重要な観光資源で、両区にとって今まで以上に活用していかなければいけないというのは同じような考えを持っています。先ほどの東京ホタルの例もありましたように、共同で川を活用してにぎわいを創出できるようなものを検討していきたいなというふうに考えているところでございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 隅田川の話に関しては私もずっとかかわっていたんで、これは総括質問でやらせてもらいたいと思っていますのでよろしくお願いします。  ちょっとシティセールスのほうで聞きたいんですが、台東区観光みやげ品協会というのは、これはどういうことをやっている団体なんですか。
    ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 台東区観光みやげ品協会につきましては、観光土産品の品質向上と会員の親睦を図ることを目的としまして、昭和36年にできたものでございまして、観光土産品を通して本区のPRに大きく貢献していただいているという状況でございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 逆に戻って264ページ、シティセールスのほうにちょっと戻らせていただきたいんですが、海外と国内のシティセールスに行くのにどういうメンバーで行っているんですか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 海外、国内のシティセールスにつきましては、職員だけで行っているような状況でございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 先ほどの話ではないんですが、シティセールスも体験型とかそういうものになってきて、現実に見せていく、あるいは現実で売ってくるという操作が必要になると思うんですよ。いつも実は私たち自民党としてそういう活動をするんですが、なかなか予算的に非常に難しいと。あるいは一緒に連れていくことができないということがありますんで、一つは先ほどたいとう観光大使と出たんですが、実は私は逆言うと昔から観光特使というのを一つ設定していったらどうかと。その年に合っているシティセールスに向かって特使選定をして、ある程度自由に連れていけるということも、ある意味予算の中で考えたらいかがかなと。  それと一緒に、物販関係をやるに当たっては、なかなか産業のほうに連れていくのは難しいんで、観光みやげ品協会の中である程度いじれることはできないかなと思っていますんで、この辺、検討していただいたほうがいいかなと。みんないつも職員さんばっかりで行くのも寂しいだろうなと思いますんで、この辺検討していただけるといいかなというふうに一つお願いしておきたいと思います。  もう一つなんですが、東京マラソンの支援事業とここにあります。これは観光課がやっているんですが、ちょっと戻ってしまうんですが、実はオリンピックのマラソンコースに関してはここに何も書いていないんですね。それで、いろいろなことを用意するに当たって、あるいはおもてなしのことを用意するに当たって、観光課として全部総務課任せになってしまっていますよね、今ね。この辺は心配はないんですか。 ○委員長 観光課長。 ◎飯野秀則 観光課長 東京マラソンに絡めまして2020のオリンピックのマラソンコースにつきましては、まだ正式なコースが発表されていないというような状況もございます。観光課につきましては、こういった東京マラソンの経緯もありますので、魅力をアピールする機会としてコース、日程等は気にしているところでございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 これは次年度予算ですよね。そうすると、次年度の中でそういう話が出てきたときにはもう間に合わないという話になりませんか。ちょっと私その辺が心配なんですよ。例えばこれソフトの部分だけでもそうなんですが、ハードの部分で、例えばドライミストの設置、あるいはそういう日陰の部分をつくる。それから区長が花をやっていますので、マラソンコースに沿って花のものをどうにかするとか、こういうものが、では、総務課のほうでやるのかというと、私はどっちかというとやはり観光課でやるべきなんではないかなというふうに思うんですが、財政課とか企画課のほう、その辺はどうですか。 ○委員長 東京オリンピックパラリンピック担当課長。 ◎野村武治 東京オリンピックパラリンピック担当課長 立候補ファイルでマラソンコースの予定がされております。近々ことしの夏前には恐らく何らかの決定がされるんではないかと考えております。予定どおり台東区内をマラソンコースとして通るとなった暁には、例えばいろいろな関係部署があると思いますので、それは例えば今から予定をして準備をしていきたいと考えております。以上です。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 ぜひやるに当たってはすぐにできてすぐにできるものばっかりではないと思いますんで、花の花壇をつくっていくだとか、それから、ドライミストを引くとか、こういう操作も必要になると思いますから、ぜひその辺はうまくやっていただきたい、これは要望かけておきます。 ○委員長 副委員長。 ◆青柳雅之 副委員長 時間も押していますんで、3点ございますが、2点は要望にさせていただきます。  まず、1点目が265ページ、旧町名由来板、これは区長の思い入れもあって旧町名の部分がいろいろ発展をしていくんだろうなということで見守っておりますが、由来板、大分老朽化が進んでいるところも多いというのと、あとはやはり千代田区さんが反転型の立派な旧町名由来板でいろいろ文章も書いてあると。あと港区さんも結構公園とかにそれなりの大きな旧町名の由来板を置いているということで、特に千代田区さんとは隣接をしていて、この間もあそこの末広町のところを行ったら、向こう側は台東区でこちらが千代田区さんという状況だったんですが、非常に細かく台東区のゾーンも地図に載せて書いてあったものですから、そういう意味ではここの充実というのはぜひともご検討いただきたい、これは要望しておきます。  2点目が、先ほど石川委員からもあったんですが、今の観光施策がやはりモノ消費からコト消費に変わっているということで、我々もいろいろ調べています。これを今、議長、ちょっと読んでいるんです。           (本を掲げる) ◆青柳雅之 副委員長 これ、台東区議会の蔵書に加えていただいたものなんですが、「TOKYO COOL JAPAN」ということで東京で体験できるクールジャパンガイド、都内は大島から青梅市のほうまで50カ所ぐらいがピックアップされていろいろな事業が載っているんですが、そのうちの18カ所が何と台東区のいろいろな体験事業が紹介されています。その中では例えば先ほどあったつまみ細工、江戸切子、七宝焼、江戸指物、東京銀器、ちょうちん、印鑑とか、いわゆる伝統工芸士の皆さんが直接数千円で体験できるというのもあれば、最近のニューウエーブではないですけれども、あめ細工とかそば打ち、雷おこし、食品サンプル、招き猫とか、最近になってインバウンドも含めてそういうことをやり出したというところもご紹介されておりますので、ぜひ先ほどの外国の方向けのSNS等も含めて、体験型の観光の部分を区がちょっと若干音頭とっていただいて取りまとめるのか、何かこう冊子をつくるのか、あるいはきちんと情報発信をしていくのかという部分をぜひやっていただきたいなと。もともとのポテンシャルがこれだけあって、いわゆる民間のこういった本にもこれだけ多く紹介されているということになっていますので、その点も要望をさせていただきたいと思います。  最後は、財政課もちょっと絡むんですが、ムスリム旅行者の受入促進ということで、私、今回いろいろな台東区の事業を見ながら、いわゆる歳入に何とか結びつけられることはできないかということで、目的を絡めたふるさと納税ですよね。ペットとかの事業のときも言ったんですが、私観光の中を見ていて、これに気づいたんですが、ムスリムという結構特定の方たちを対象にしていて、さらに他区が一切手をつけていないところですから、しかも在日のムスリムの方たちというのは結構全国にお住まいになっていて、最近ではIT業界ですとか、あるいは中東から日本に在住されている方で、高額の住民税を払っている方というのは結構いらっしゃいます。そういう方からすると台東区がこうしたハラールとかムスリムの観光客の受け入れをやっているんだということをちょっと納税に絡めて発信すると、では、我々の住民税は今住んでいる自治体だけではなく、台東区にちょっと突っ込もう、投資しようということになりやすいのかななんていうことの発想があったものですから、そういった部分も絡めて特定の特に他区がやっていない事業を充実、歳入に絡めていただきたいなと思うんですが、そういった点、いかがでしょうか。 ○委員長 財政課長。 ◎酒井まり 財政課長 企画総務委員会でも恐らく同様のご趣旨のご質問いただいていたのかなと思いますが、資金調達という観点でおっしゃっているのかと思います。ふるさと納税は自治体に対する寄附でございます。今おっしゃったような、必要な事業に対して外部から資金調達をする必要があるような、そういった事業があるような場合には、いろいろな先進事例もございますので、納税かどうかとは別な観点から、歳入確保ということで手段については検討させていただきたいと思います。 ○委員長 青柳副委員長、締めてください。 ◆青柳雅之 副委員長 こういう時代ですので、他区がまだ手をつけてなくて台東区だけしかやっていない事業というのは、即、クラウドファンディング的な部分もあるんですが、売りになっていくと、納税の動機になっていくという状況が多分これからますますふえていくと思いますので、そういったところをぜひ研究していただきたいということで要望とさせていただきます。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 昼食時になりました。遅くなりました。ここで休憩いたしたいと思います。午後は1時15分に再開いたしますのでよろしくお願いいたします。           午後 0時07分休憩           午後 1時14分再開 ○委員長 ただいまから、予算特別委員会を再開いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 先ほど締め忘れましたんで、第5款、文化観光費について、審議を終了いたしましたので、本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第6款、産業経済費について、ご審議願います。  本目委員。 ◆本目さよ 委員 271ページの雇用・就業支援と、あとは若者と女性のための就業支援、特に若者と女性のための就業支援について、本年度実施の事業報告はまだ出てきていないと思うんですけれども、わかる範囲で状況を教えていただきたいと思います。この事業の目的と、あと就学前児童がいる女性の参加人数も。これは東京都の10分の10の事業ですよねということでお願いします。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 委員ご指摘のとおり、この事業、まだ3月末をもってこの事業をまとめている最中でございますので、途中段階での成果ということの報告になりますけれども、させていただきたいというふうに思います。  まず、事業者の参加数でございますけれども、全部で15名の方がご参加いただいてございます。女性と男性との区分けでございますけれども、全体では女性が11名、男性が4名という結果でございました。今現状としては就労している、決まったという方につきましては13名という状況になってございます。内訳は男性が4名、女性が9名という状況でございます。  それから、保育所との連携というようなことでの質問でございますが、認可保育所の申込期間が10月下旬から12月下旬というふうに伺っておりまして、それには今回の就労支援のスケジュール的に間に合わないといったような状況でございまして、連携については厳しいというのが実態でございます。なお、同様に、これは10分の10で東京都からの補助事業で活用させていただいておりますけれども、23区の中でも女性等にターゲットを当てた事業としては8区で行ってございます。現在確認をしているところですが、未確認2区を除いて6区については、いずれもそういった認可保育所との連携、対応についてはできていないという状況でございました。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 次に保育所の件は聞こうかと思っていたんですけれども、お答えいただいてありがとうございます。 ◎菅谷健治 産業振興課長 失礼いたしました。 ◆本目さよ 委員 ちょうどそこを聞きたかったところでしたので、はい、ありがとうございます。  それこそ本当にOJTのほうが12月27日までということで、本年度はやっているので、認可保育園の申し込みの締め切りに、それが終わってからだと間に合わないんですよね。多分内定をしているかしていないか、どの時点で内定が出るのかというところで、微妙な多分時点だと思いますので。なので実質的にもし内定が出たとしても保育園、もし就学前児童がいらっしゃる女性の方、男性でもいいんですけれども、どちらもそういう方ですと、内定をしても結局内定が取り消されてしまうという状況になってしまうんではないかなという、そこがすごく心配です。ぜひこれのOJT、Off−JTの期間を前倒しするのか、ただ年間のスケジュールなのでどこまでできるのかというのもちょっとそこがわからないんですが、出産や子育てで仕事をやめてしまった方も含めてということで、出産後ということで女性の方にもお勧めですというふうに書いてある事業にもかかわらず、申し込んで、そのときは託児があるので、多分託児もあって時給も1,300円でということで働けたとしても、そこからせっかく何か内定とかお仕事につながった後に働き続けられないんだとしたら、この約3,700万円で15名、1人246万円かけていてすごくもったいないなというのが正直あります。区のお金ではないとはいえ、でも、東京都の税金を使ってやっている事業なので、もちろんやるべきだとは思うんですけれども、ぜひそこのやり方を工夫していただきたいと思います。認可保育所に申し込みが間に合わないと、そもそも恐らくもし落ちたときに例えば根岸の定期利用保育とかを申し込むのにしても、申し込む資格がなかったりとか、そういったこともありますので、少なくともそういう方がいる場合には、まだ内定出ていなくてもまずは申し込みだけはしておいてくださいというふうに案内をするだけで、多分今の現状だと根岸定期利用保育室の入所の抽せんの資格は出てきたりとか、そういったところもあると思いますので、今後ぜひ来年度やるに当たっては、そこの改善をお願いしたいと。また他区がどういうふうになっているのか調べていただいているということですので、改善をお願いしたいと、これは強く要望をします。  その中で、多分区内の中小企業にインターン生といいますか、Off−JT、OJT、受け入れていただいていると思いますけれども、これは全部区内の企業でしょうか。台東区がご紹介していたりするんでしょうか。どういうふうに連携をしているのかという、その雇用就業支援とのも含めて、あと今回の若者と女性のための就業支援両方に関して、区内の中小企業とどのように連携しているのか教えてください。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 基本的には受託をした会社がご自分の企業リスト等を持ってございますので、そこの企業リストの中から区内企業を中心に連携を図ってOff−JTのほうも進めていると、OJTのほうも進めていると、こんな状況でございます。また、ハローワークとも連携を図りながら進めているという状況でもございます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 ありがとうございます。  一方で、区のほうでは中小企業ともかなり深く連携をしていると思うんですけれども、区内の中小企業さんというのは、採用というのはうまくいっているんでしょうか。今大分人材不足になっているので、個人的にはなかなか難しい状況なんではないかなというふうに推測するんですけれども、そのあたりの実感値で構いません、教えてください。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 ハローワーク上野にも確認をさせていただいたところでございますけれども、具体的にそういった数値を示すデータはございませんでした。国が発表した景気の基調判断とか、あるいは雇用の情勢についてデータで確認すると、やはり大手企業については人材登用も含めて順調に進んでいらっしゃるんだろうと。しかし一方で、区内中小企業も含めて中小企業においては人材登用は難しい状況、こんな感触を持ってございます。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 ありがとうございます。やはり中小零細のまちである台東区、採用が難しいのかなという私も想像はしているところです。それに関しては総括質問でやらせていただきますので、ここでは以上で、ありがとうございます。 ○委員長 関連。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 若者と女性のための就業支援事業なんですけれども。  現在、さまざまな職場環境がありまして、先ほども本目委員もおっしゃったように、働き続ける難しさというのがあるとは思うんですね。ちなみに13人就業された中で、正確にではなくもよろしいんですけれど、一番早い段階で内定というか、お仕事を始められた方はどれぐらい早い段階で始められたんですか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 今、具体的なちょっと細かいデータを持っていないものですから……。 ◆寺田晃 委員 年内とか。 ◎菅谷健治 産業振興課長 12月まで事業を実施してございますので、その途中段階で何名かは内定をしたということは伺ってございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 本当にたまたまだったんですけれども、私の知り合いの方がお一人で、さまざまな状況を聞かせていただきながら、一つ気になったのが、相性もあるとは思うんですけれども、余り細かくは言えないので、働き続ける難しさを感じさせていただきました。今も頑張っていらっしゃるんですけれども、それなんで一番強く感じたのは、定期的な情報交換というんですかね、支援する側と支援される側と、また、企業さんの側と定期的な、三者が一緒ではなくてもいいとは思うんですけれども、職場環境に対してどのように思っていらっしゃるかというのをフォローしていただくと働き続けるに当たって順調にいくんではないかなというふうに感じさせていただきましたので、その辺も含めて30年度やっていただければと思いますんで、よろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 5番の若者と女性のための就業支援のところで、今ちょっと本目委員からの質問の中で就学前のお子さんがいる女性の数というのが出てこなかったようなので、それをちょっと一つ教えていただきたいのと、もちろんわかる範囲のところで結構なんですけれども、この就労支援を使っての就職した方への今後の就労につながった方への追跡調査、例えば調査もので言えば半年後まだ働いているとか1年後働いているとかという、そういう追跡調査は行うのかというのと、就職ができなかった、今回こういうセミナーを受けたけれども、就職ができなかった方への聞き取りで今後に生かす何かがあるのか、その3点教えていただけますか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 就学前のお子さんがいらっしゃる方については今ちょっとデータを確認させていただき次第答弁させていただきます。  追跡調査につきましては、事業終了後、6カ月後を目途に就業状況についてはきちんと調査をする予定で進めてまいりたいと考えております。  それから、未就職者の追跡等についても、一応年度末が3月末ということでございます。そこまではきちんと就業の状況については確認をさせていただいた上で取り組んでいきたいと思っております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 この予算3,600万円というのがどういうふうに生きていくお金になっていくかというところで言えば、本当に追跡調査も含めて来年度以降どういうふうに発展させていくかというのは必要なことだとは思います。ぜひ初めての事業、もちろん10分の10かもしれませんけれども、初めての台東区としての事業、委託の問題、いろいろな課題が出てくると思いますので、ぜひいろいろな面でいろいろな切り口で調査をしていただきたいということをお伝えしておきます。以上です。           (「関連で」と呼ぶ者あり) ○委員長 またですか。 ◆寺田晃 委員 今の。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 要望だけですみません。今、課長のほうから6カ月と言われたんですけれども、1回目はせめて3カ月ぐらいのほうが最善なチェックができるんではないかなと。先ほども鈴木委員からもおっしゃったように、3,600万円かかっていることもありますし、お一人の方が勤め続ける、お仕事をその職場で続けられるためには6カ月はちょっと。もうちょっと短いタイミングで最初のチェックをしていただければなとは思います。それは要望でお願いいたします。すみません、ごめんなさい。 ○委員長 ほかにはよろしいですか。  阿部委員。 ◆阿部光利 委員 273ページ、ここでは2点お伺いをしたいのですが、どこで質問するのかよくわからないんでここの2番の台東区産業振興事業団運営でお聞きをさせていただきます。私の周りにICTに対して意欲はあるんだけれども、一歩踏み出せないんだというような方々がいっぱいいらっしゃいます。また、物販関係の方もICTを活用すると売り上げが伸びるんですってね、どうすればいいんですかというようなお問い合わせもいただくんですが、そこでストレートな質問ですが、ICTの活用について区内事業者に対してはどのような支援をしているのかお聞きします。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎上野守代 文化産業観光部副参事 まず、ICTの情報通信技術につきましては、事業団においてパソコンに関する操作研修を勤労者サービスセンター等で実施しております。また、インターネットを介したもので海外ECサイトの開設や外国語ホームページといった作成の費用の一部について新市場開拓支援補助金という形で補助を行っております。ただ、ICTの活用に特化した支援というのはございません。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 今までなかったというような答弁でしたけれども、今後はどうしていきますかね。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎上野守代 文化産業観光部副参事 30年度は経営セミナーの中で、特にICTの中でもPOSレジと呼ばれるレジスターの件を広く、タブレットが普及されておりますので、こういったものを活用して経営について考えていただく、こういったセミナーを実施していきたいなと思っています。講師に当たりましては、ビジネス支援ネットワークの関係機関の中で、こういったものを専門にされていらっしゃる方とかをご推薦いただきまして、そういった方を講師に呼んで実施していきたい、そんなふうに考えております。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 ここは総括質問でお聞きしますので、このところはこれで結構です。  もう一つ実はお聞きしたいんですが、今回オリンピックで非常に話題を集めたカーリング女子、そこでもぐもぐタイムというのがございましたでしょう。あそこで食べていたイチゴ、あれは韓国で買い求めたものなんだそうですが、実は日本の品種なんだと。あれは静岡のほうでしたかね、2代にわたって10年間つくり続けてようやくできた甘いイチゴだったそうなんです。それがどういう経緯で流出したのかわからないんですが、韓国で栽培されていた。生産農家の方も何でなんだろうということで、非常に戸惑っていらっしゃった。この間、知財の研修に参加をさせていただきました。知的財産権でございますけれども、非常にいい内容だったんですよ。いい内容だったんですが、出席者が非常に多いとは言えないような状況だったように見受けました。その辺のところを所管としてはどのように考えていらっしゃいますかね。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎上野守代 文化産業観光部副参事 知的所有権の取得支援といたしまして、現在事業団では阿部委員がご出席いただいた知財セミナーを年2回実施しておりますのとともに、取得に関する助成金で支援をさせていただいております。私どもといたしましては、今創業塾ですとか若手経営者セミナーでもこういった商標権、特許権、それと実用新案権などアイデアを海外へ向けてもきちんと獲得しておかないと訴訟のリスクを負ったり、あるいはまねをされてしまう、そういうようなこともございますということで、力を入れてやっていきたいというふうに感じております。 ○委員長 阿部委員。
    ◆阿部光利 委員 ありがとうございます。区長も江戸ブランドを生かした積極的なプロモーションを今後展開していくんだという話がございました。また、理事者のほうからもそういう権利取得というのは非常に重要であるというふうに考えているというご発言もいただきました。先ほど言いましたように、総括質問でやらせていただきますんで、よろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 今回、予算書の中で北部地域に関する多くの予算がついていろいろとお調べになっていただいたり、また、商店街の関係なども多く活性化、近隣型商店街のことに関しても多く出ていることは本当にありがたいことだと思います。私の北部地域のこの地域で、私も昨年早いうちに大型スーパーの出店に絡んでいろいろと一般質問で提案をさせていただいてきたことも含めて質問させていただきます。  今回、商店街の活性化の中で、活性化アドバイザーとか、また、近隣型商店街の振興、魅力向上など、さまざまやっていただく方向であるということです。実際、私が質問した以降、地域の中ではうちのほうに中規模のスーパーが2つあるんですけれども、その一つのほうは最初やめるんではないかと言っている話だったんですが、とにかく地域のお年寄りが買いやすい売り場だということと、あと品質を向上してやっていくという強い心を持って大型スーパーが開店を迎えたところだったんです。ところが、やはりほかの台東区全体を見ればこういう大型スーパーというのは幾つもあって、これはもう当たり前のことだと思われるでしょうけれども、やはり私どもの地域にとりましては本当に初めての出来事で、まさに私が住む橋場地域であのような大きいスーパーが多くのお客さんが来てにぎわっていることを本当にびっくりしました。その中で、店舗が開店してわずか2週間ぐらいで実はうちのほうの中型スーパーが店を閉じるという話になっています。やはり地域の商店街、町会長さんでもあります方が非常に嘆いておりましたけれども、これは我々きょうは石塚委員も寺田委員もいらっしゃいますけれど、北部議員連盟、清川地区の町会長との会合でも出た話なんですけれども、やはり商店街をこの近隣でやられている方が、やはり戦後本当に貧しい時代に、そういうものを買って地域の住民に少しずつ分け与えて、そしてこの地域が発展をしてきて商売をしながら頑張ってきたと。しかし、この今の時代になって、そういう大きい店舗が来て厳しい時代となったときに、長い歴史を持つ商店街が毎日毎日、日に日に一つ一つなくなっていくことが本当に悲しいと。そういう意味では、区議会議員の皆さんには本当にそういう我々を支えてくれるのかという強い意見も出されました。  その中で、私ここで何を言いたいかというと、先日我が会派の堀越議員も一般質問で、商店街の個店の、近隣型商店街について服部区長にも質問させていただいたんですけれども、やはり個別で2店舗で補助金が出ないかとか、そういう今は5店舗だからなかなか難しいということでというお話でしたけれども、やはりこういう緊急を有する、またこういう大きな課題があったときには、やはりそういうもしかしたら大型店舗が出店するのと同時に、そういういろいろな企画を一緒に練ることができたら、また違った流れができたかもしれない。そういうような思いもあるんですけれども、そういう救済の仕方についてはいろいろ賛否両論ありますが、今後やはりそういう大型店がこうやって出店してきた、今からでもまだ間に合うこともたくさんあると思うんですけれども、一つのルールはルールとして、またルール以外のものを地域の方から要望があった場合にはすぐ対処できるのかどうなのか、その点についてはどうでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 近隣型商店街につきましては、私どもも地域の買い回り品を中心として生活を支えているという商店街であろうというふうに認識しておりますし、また、地域コミュニティの活性化のための重要な役割も担っているんだというふうに思っております。  先ほど水島委員のほうから5店舗という話もございましたが、おおむね10店舗以上が構成しますと商店街というような位置づけで任意型商店街につきましては、支援をしていると、こういう状況でございます。  大型店舗については大店立地法が施行された以降、やはり商業調整等がなくなってしまったというのが大きな状況の変化であろうというふうに思っております。したがって、大型店が出店をすれば環境部分、ごみの問題であるとか騒音であるとか振動であったりとか駐車場であったりとかといったような環境に対する近隣調整というのみになっていると、こういう状況でございます。経済の状況等踏まえて、我々も近隣型商店街をどういうふうに活性化していくのかといったような視点で今回30年度については待ちではなく、意欲があるけれどもなかなか商店街、取り組みが難しいと、そういうところまでアドバイザーを派遣したりとか、あるいはいいものを掘り起こしてPRさせていただくといったようなことも積極的に商店街に入って取り組んでいきたいという決意でいるところでございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 地域の商店街、本当になくなってしまうんではないかと思うぐらいな勢いの大型スーパーですので、アドバイザー制度とかいろいろと相談に乗っていただく制度もありますけれども、やはりそれを立ち上げて、それを軌道に乗せるにはやはり長い時間がかかると思うんですよね。そこの部分と長く持ちこたえられるかという部分と両面の部分があると思いますんで、それは瞬発的に何かできることも含めて、ぜひ検討していただきたいなというふうに要望しておきます。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 先ほど鈴木委員のほうのご答弁で漏れた点がございましたので、子育て中ということで、0歳児から5歳児を抱えていらっしゃる女性の方が11名のうち2名という状況でございました。大変失礼いたしました。 ○委員長 よろしいですね。  秋間委員、関連。 ◆秋間洋 委員 全く水島委員の思いに同感であります。区はここにもある2つの事業を初め、大体5つぐらいだったかな、産業振興計画の中で商店街活性化策を打ち出して、これがやはり本当に実を結ぶような形になってほしいなというふうに願っているところであります。  そのうちの一つ、空き店舗の対策というのがあるわけですけれども、今幾つかいろいろな角度からの空き店舗対策があって、商店街を生かす、あるいはクリエーターを生かす、いろいろな形の設置の仕方があるんですけれど、結構多様になってしまってちょっと整理し切れていないんで、どういう空き店舗対策が今あるのか教えていただきたい。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 まず、東京都の制度を活用して創業間もない方を家賃補助するという東京都そのものの事業が実はございます。それから、区といたしましては、区の単独事業として29年度から拡充をさせていただいて、近隣型商店街に特化をさせていただいた形で、やはり家賃補助、それから、お店とそれから2階にお住まいの方も結構いらっしゃるということで、その辺の分離をするような改修工事に対する一部補助ということもスタートをさせていただきました。  それから、産業振興計画の中には公的多方面活用支援といったようなこともうたってございます。これにつきましては、公的、あるいは多方面のというような位置づけの中で、職員が商店街の中に入って、貸す意思のありそうな空き店舗を想定しながら伺って、区のホームページで不動産業者のほうからホームページに載せることを許可いただくということが前提ですけれども、情報発信をしたりとか、あるいは庁内の各関係課がこの空き店舗をどのように活用していくのかといったようなことでの一つの素材として情報共有を図る、そんなことも取り組んでいるところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 情報共有がどこまで広がる、ちょっとまだ広がりが少ないのかなという感じはあるんですが、ただ、今それだけの空き店舗対策があるわけで、これが本当に使われていくことが大事だなというふうに思います。  その点で、今、商店街活性化アドバイザーというのがこれから予算化されましたけれども、商店街活性化アドバイザーの方たちと商店街と空き店舗の事前協議というんですかね、あるいはアドバイザーさんがいなくてもいいんです。職員でたけた方がいらっしゃるので、そういう点では入り込んでやっていくという、空き店舗をここを活用するよといったら商店街との事前の協議というのかな、そういうようなものとかというのはないんですか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 今、秋間委員がご指摘いただいたことも含めて、アドバイザー派遣につきましては、近隣型商店街に対するアドバイスということを中心にさせていただく計画でございますので、その辺は商店街の役員の皆様方等々とも連携を図って、区の職員もその中には入りながら進めてまいりたいと思っております。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 ぜひお願いしたいと思います。もともと空き店舗の一番最初の特にアトリエ的な部分とか、ああいうようなのというのはもともと面している商店街の方たちの協力というか、承諾があって、そこは借りられるとかいう制度もあって、今もあるのかもしれないけれども、東京都にあるかもしれない。そういう点では商店街から歓迎される店舗であり商店街そのものがやはり活性化するような、全体が面的にも応援するし、その方も頑張るという、そういう関係をね。商店街加入するということ、たしか条件になっていると思うんだけれども、そういう一方的なものだけではなくて、もちろん加入はしてもらうんだけれども、そういう両方の関係というのを大事にしてほしいなということだけ思いました。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 先ほど3人の委員からありました若者と女性のための就業支援、私も関心持っておりまして、13名の就労があったということなんですけれども、私も定着調査のほうに関心がありますので、また折に触れて報告いただければと思っております。  質問はその件ではなく、272ページの1の(4)、海外プロモーション推進のタイで開催される展示会の出展について、委員会でもありましたけれども、この点ちょっとお聞きしたいと思います。  まず、バンコクの理由はどういったものがあってバンコクにしたのかということと、これに対してアドバイザー的なものはどういうところからアドバイスをいただいていたりとかするのか。そしてまた、出展したノウハウの蓄積を今後どういうふうに生かしていくのかというのを教えてください。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎上野守代 文化産業観光部副参事 まず、1点目のタイを選んだ理由でございますが、タイはASEANの中心となってございます。日本からも比較的近い親日国でもございます。また、東京都の都立産業技術研究センターに続き、都の中小企業振興公社も支所を新たに開設されておりまして、比較的日本語での対応も十分できる土地になってございます。一番最初に海外へ出展していくという部分では、タイは非常に環境が整っていると、そのような判断でタイの「Food & Hotel Thailand」という展示会のほうに参加をさせていただいております。  また、アドバイス的な方がいるかというところでございますが、29年度初出展をした際には、ジェトロですとか国の独立行政法人中小企業基盤整備機構の方たちからもアドバイスをいただきまして、タイという国がどういう国なのか、どういう趣向があるのか、こういったものを勉強させていただくというセミナーも現地で実施させていただいております。また、金融機関でも先発してタイで経験をされている方もいらっしゃいましたので、そういった方と同行させていただき対応させていただきました。この点で30年度の予算にはビジネス支援ネットワークですとか海外の支援を専門にやっていらっしゃる機関から推薦をいただきました相談員を1名、事前出張と本番の展示会に同行する費用を産業振興事業団に委託していただく形にはなりますが、プロモーション推進費の中に計上させていただいているところでございます。  また、今回の勉強の効果という部分につきましては、非常にやはり現地に行ってみて、実際並んでいる商品を見て、食べている場所を見て、やはりこういった部分でまだ日本のことをご存じいただいていないのかなと思う部分も大変ございました。やはり空気を実際吸ってみるというのは非常にいい経験をさせていただいたと思います。今後、そういったことを一つ一つ展示会に参加される社長さんや経営者の方たちと情報共有をしながら準備を整え、30年度もまいりますので、また次の成功に向けて努力していきたいというふうに思っております。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 すごくすばらしいご答弁いただいたなと思います。           (「突っ込みどころがないですね」と呼ぶ者あり) ◆小島智史 委員 そうですね、そのように思います。私、この話を見たときに、やはり展示会一般のそういった手法に詳しくても、タイ、バンコクの事情に詳しくないと絶対成功しないなと思っておりました。よく我々、欧米とか東南アジアとか一くくりにしますけれども、東南アジアも仏教国、キリスト、イスラム、中華圏と多様ですし、そういった視点がないと恐らく成功しないんだろうなと思ったので質問しました。先ほど観光課でも言えなかったんですが、赤ペンチェックは入れているんですけれども、観光課でやっているムスリムとか、あとは欧米の富裕層向けのコンシェルジュツアーもさらに次の段階を目指すにはムスリムの多様性とか欧米の多様性にも目を向けていくことが必要ではないかと思っておりましたので、今のご答弁は私にとってもすごく安心しましたし、いいご答弁だったと思います。ありがとうございます。以上でございます。 ○委員長 いいですか。  中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 273ページの3番の(5)環境対応型商店街活性化支援、これは29年度でも助成件数が11件で今回も助成件数11件。これはどれぐらい進んでいるか教えていただいてよろしいですか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 この環境対応型事業については、街路灯等のLED化がメインの事業でございます。もちろんドライミスト等の設置につきましてもこの事業を活用して整備をするという状況でございますが、進捗状況については街路灯等、アーケードも含めましてどんな進捗なのかということでお答えさせていただきたいと存じます。全体で約61%が今進んでおります。30年度、また11件ほどございますけれども、それが全て整えば75商店街のうち62商店街でLED化が完成をすると、約83%の状況になります。以上でございます。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 結構進んでいますので、このまま引き続き進めていっていただきたいと思います。 ○委員長 田中委員、関連。 ◆田中伸宏 委員 議論を聞いていると、いろいろ難しいなとしみじみ商店街は感じるんですよね。今のこのままの考え方の対策をしていて、果たしてきちんとこれから今後うまくやっていけるのかなというふうに率直な意見を感じている。これは大店立地法ができたときに大店がいろいろな地方の中へ出てきて、それがいろいろな影響があって、個人商店までなっているという歴史的な変遷があるわけですよね。今すごく物販の中ではいろいろな歴史が物すごい目まぐるしく変わっているわけですよ。今、アマゾンがすごいでしょう、ネット通販が。デパートだったのが全部やめて、大きい会社が違う方向転換しているわけですよ。それだけ違っている環境が物販の中であるわけですよ。そうすると、台東区において近隣型商店街、商店街というのは気持ちはわかるんですよ、私も皆さんと同じ気持ちなんですよ。何とかしなくてはいけないと、何とか要望に応えなくてはいけないというのはよくわかるんです。ところが、現実とギャップというか、そういった時代との整合性というのは対策に合っているのかなと考えると、非常に難しい面があって、難しいから言わないほうがいいかなとも思っていたけれどね。  ただ、一番大事なことは、ここのところで跡取りがいるのかいないのかということを調べたことがあるのかということが第1点。ここのいわゆる商店街別に。例えば今地方の商店街というのは、巣鴨の商店街はこういう商店街としての中ではおじいちゃん、おばあちゃんが来て、その中で残っていますよ。近隣型商店街というのはほとんどのところがみんな地方もそうですしだめになってきているということなんですね。そうすると、それを長い間、こういった対応、対策、一生懸命やられているのはわかります。私も支援したいと思うし、何とかそういうふうに台東区の商店街の人たちがもっとうまくできないかということは思うんです。ただ、やっている対策がこれで解決できるのかなというのはちょっと非常に疑問に思うということ。ですから、私が言いたいことは、今、跡取りがいるのかいないのかとなってくると、次の時代になってくるわけですから、その人たちがどう考えているかということは全然引き出されていないんですよ。跡取りの自分のその土地がどういう変化が、それがいつも言っているまちづくりにつながってくる話になってくるんですよ。だからその辺をきちんと見据えた中での対応を考えていかないと、いつまでやってもこれはあれだと思うんで、大変こういうところで言うのは恐縮なんですけれども、なっていかないんではないかなというふうに感じていますんでね。1点だけ、その調査というのはされているのか、跡取りの問題、後継者の問題、商店街ごとに。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 実際はしてございません。アンケート調査という形で商店主の皆様方からの意見を産業振興計画を策定するときにいただいたりとかしているのはございますけれども、商店街ごとで後継者がいるのかいないのかみたいなところについてのご質問はしてございません。今いただいたご意見も踏まえて、そういった方向性についても検討をさせていただきたいと思っております。 ○委員長 田中委員。 ◆田中伸宏 委員 今していないということです。実はそこが一番重要なところだと思いますよ。要するに、後継者が、例えば今考えると、私ぐらいの年齢の人がやっているわけですよ。個人商店をやっているのは。そうすると、やがてもう死んでくるんだよ、あと10年もそこらにもなって。その後、そこのところはどうなるのかというようなことが調査に入らないと対応をここで幾ら考えたって、ああでもない、こうでもないと考えたって結局は予算が高いものになってしまうと。もっと抜本的にきちんと考えていかないとだめだというふうに感じていますので、一応そういうふうに感じているということだけ一つ知っていただきたいと思います。以上。 ○委員長 事業継承支援ね。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 273ページ、産業振興事業団運営のところなんですけれども、こちら決算特別委員会でも質問させていただきましたので、平成30年度どのように充実してやっていただけるか教えてください。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎上野守代 文化産業観光部副参事 予算的に充実したものにつきましては、先ほど申し上げました海外プロモーション推進で、相談員を同行させる渡航費等で72万1,000円の増となってございます。また、インバウンドの対応、それに外国語での対応というところに力を入れておりますため、新市場開拓支援の補助金につきましても25万円ほど増となってございます。また、費用的な負担を大きくしてはおりませんが、先ほど申し上げたとおり、POSレジですとかセミナーの内容の充実、それとビジネス支援ネットワークの中で中小企業診断士会や公認会計士会、弁護士会といった専門的な士業がございますので、こういった方から、お話をさせていただく中で事業承継ですとかそういった経営改革の部分のセミナーをもっと充実させていきたいねということがございますので、このあたりを充実させていきたいと思っています。また、勤労者サービスセンターや指定管理を受けております産業研修センターにつきましては、お客様に喜んでいただけるようなメニューの開発ということで力を出していきたいというふうに思っております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 先ほども田中委員からも事業承継のことを触れられまして、国のほうでも動きがありますので注視しつつ力を入れていただきたいと思います。事業団のほう、視察というかお伺いさせていただいている中で常々感じるのは、私も会社員、サラリーマン時代もございまして、やっていらっしゃる一つ一つのことが本当に的を射て充実してやっていただいているんだなというふうに感じております。勤労者サービスセンターも、この報告上では対前年43人ふえている、高齢化する中でこのようにふやしていただいているのもさすがだなというふうに感じておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 産業振興事業団、行って3年ぐらいですかね。それで幾つか質問しますが、まず、商工相談、いずれにしても台東区役所の9階から向こうに行ったときに、個別企業の経営相談、こういうことを中心にやっていくということありました。こちらは企画立案を中心にということでありましたので、商工相談の内訳、あるいは最近の傾向、庁舎でやっていたときとの変化というのはあるんですか。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎上野守代 文化産業観光部副参事 商工相談につきましては、28年度の全体的な傾向で見てみますと、相談内容として助成金、事業全般、それと販売・販路拡大のこの3つで全体の6割を占めております。この傾向は29年度も変わりがございません。過去のデータを見てみましても、庁舎9階で相談をしていたときと大きな変化はございませんでした。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 相談件数というのはふえているんですか。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎上野守代 文化産業観光部副参事 年度により上下がございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 そうですね、向こうに行ってここでやっていたときとの違いが、基本的にやっていることは一緒でしょうから、そういう点ではそうあるかどうかはあれですけれど、ただ、いずれにしてもあそこは専門家集団がすぐ周辺に取り囲んでいるわけで、そういう点でやはり相談しやすい、あるいは相談してよかったという形に相談した方が思えるような、そういう体制を充実してほしいと思います。  あと、企業・人材育成支援の各事業ですね、(3)ですけれども、この各事業というのは、その次のページの9階が所管をしている地域産業振興対策の中の幾つかと非常にマッチをしている、マッチというか相乗効果を上げるような、そういうメニューがあると思いますけれども、この辺というのは連携をしてやられているんですか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 個別企業者支援をということで連携をしてございます。例えば浅草ものづくり工房の入居者、あるいはデザイナーズビレッジの入居者、そういった方々にはきめ細かく今ご質問いただいたような商工相談、あるいは各種支援策のメニュー等々のご相談をさせていただくといったような形で連携を図っているところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 その連携は物すごく大事だなと思うんですね。空き店舗対策でデザイナーズビレッジや浅草ものづくり工房の方たちがそれを活用して元気で地域でお店をやり始めたとか、そういう姿見ると本当にこれは大事だなというふうに思います。  あと、ただ最後に一つやはりここをいつも突破してほしいなと、もう耳にたこかもしれませんけれども、これらの施策、一つ一つの事業ですけれども、これが予算の上限で打ち切りという、ほとんどがそう、全部と言ってもいいでしょう、多分ね。そういうやり方、あるいは期間も限定されているわけですね。これは後ろの例えばアトリエ化支援もそうですけれども、そういう点では予算の上限の打ち切り、期間が4月から6月ぐらいまでに大体集中している。そして、ですからほかの期間はなかなかできない。あるいはそれを超えた応募についてはなかなかその年度は無理だということで、本当はすごくいいものがあってもなかなかこれをものにできないという。もちろん審査は大事ですよ、ばらまけばいいというものではないですから。しかし、審査を厳格にした上で、ここまでで終わりというんではなく、やはりこれはいいなと思ったら、めちゃくちゃな金額を出しているわけではないですから、そういう点では、それはつくってあげるというような、そういう体制はできないんですか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 ご質問は特に個別企業支援中心の各種補助事業、今、事業団の事業として運営をしている事業がほとんどだというふうに思います。アトリエ化支援は補助金をいただいている関係上、窓口はこちらで実際には事業団のほうでやっていると、こういう事業になってはございますけれども……。 ◆秋間洋 委員 あっ、そうなんだ。 ◎菅谷健治 産業振興課長 はい。今いただいたご意見を踏まえて、今後どういう形でそういった補足ができるのか検討させていただきますが、いずれにしても事業団の総予算というものがやはりきちんと当初から決まっているという状況が一方であるものですから、その辺の工夫が可能なのかどうか研究させていただければと思います。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 そう言われてしまうと事業団にその事業を持っていかないで、政策的にこちらでやってほしいというふうになりますよ。というのは、やはり事業団にも政策が貫かれていいと思うんですね。非常に政策的な部分ですから、まちづくりや商店街づくりもかかわることなんで、その辺は何とか、そこではこれ以上言いませんけれども、お願いしたいと。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 274ページ、13番の商店街個店魅力向上支援、こちらも委員会で報告がありましたので、ダブらないようにやらせていただきます。  PR冊子作成ということで、新たな起爆剤ということでやっていただくんですけれども、委員会ではPR冊子を同じ商店街の中で、また産業フェアで配布されるということだったんですけれども、商店街の中ではお客様の充実のため、また、同時にPR冊子をつくることによってわかりやすく、例えがいいのかどうかあれですけれども、家から表に出るときに服装の襟を直したり、ご夫人でしたらお化粧をされるように、店舗の魅力を表に出そうと思ったときに、やはりお店の方も構える、何を売り出そうかと。そういって1店舗1店舗考えていただくことがこのPR冊子の一つのにぎわい創出のポイントなのかなというふうには感じているんですけれども、せっかくのPR冊子なので、地域愛のある町会の方とかコミュニティの方とかPTAの方にも配布されれば、今私の耳に入ってくるのは大型店に行ってきたという声は、本当に新しくできたものなので新し物好きなので行かれるのは仕方ないのかなと感じているんですけれども、ちょっと地元のお店が寂しくなっているのかなという部分もありますので、PR冊子をこういった地元愛のある方にお渡ししていただきますと、あっ、ちょっと行ってあげようかなと必ず出てくると思うんですよね。だからしっかりこちらのほうにも力を入れていただいて売り上げが向上していただくようにやっていただければなとは思うんです。その辺はいかがでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 確かに近隣型商店街を利用されている方、されていない方、されていない方は特にターゲットを絞るんであれば、では、お買い物はどこに行っているかといったら、コンビニなり、あるいは大型のスーパーさんだろうというふうに思っております。そういうところにもこの近隣型の商店街の魅力を発信するためにご協力いただくといったようなことも今回のこの事業の中では取り組んでいきたいというふうに思っております。また、委員ご提案の町会なりコミュニティ、そういった関係者についても、ポスティングは行いますけれども、その中でどう連携してPRできるのか検討させていただきたいと思います。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 課長のきょうの答弁聞いていますと、本当に熱いものを感じられるんですよね。顔を真っ赤にしながら一生懸命答弁されて。先日、現場で所管の地域の担当の方とお会いしました。その方も熱い方だったです。本当に課長の熱い思いが所員に伝わって、またまちに伝わって売り上げにつながっていくのかなというふうに、お店の方も少しずつその温かさが伝わっていって、また一生懸命売るようにしようという気持ちが少しずつ広がっていけば、にぎわいが本当に各台東区内に100以上ある商店街が少しずつまた火がついてくるのかなという、一つ一つの積み重ねだと思うんですよね。引き続きよろしくお願いいたします。  続けていいですか。 ○委員長 はい。 ◆寺田晃 委員 275ページの8番、産学公交流推進の(1)芸術文化・産業連携モデル、こちらの藝大さんとの連携なんですけれども、提案なんですが、今ちょっと場所を目を変えますと、旧坂本小学校の跡地で藝大と連携されるということで、こちらのほうの芸術文化・産業連携モデルの事業と連動してというのは可能なんでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 連携の話については私のほうからここで答弁は厳しいかなと思いますが、経緯をちょっと若干申し上げますと、平成20年に区と藝大との間で連携協定を締結させていただきました。それに基づいて藝大の持っていらっしゃる資源であるデザイン力、こういったものを生かした区内産業の活性化を図るということを目的に、この芸術文化・産業連携事業というものを21年度からスタートをさせていただいたということでございます。藝大との連携事業につきましては、そういった意味ではさまざまなところでさまざまな事業を行っているということも含めて、今ご指摘いただいた点も庁内で検討すべき課題であるというふうに考えております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 せっかく21年度から土壌ができておりますので、こちらもウインウインの関係でプラスになるように支えていただければと思います。よろしくお願いいたします。  もう一つ。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 ちょっとこの項目にはなかったんですけれども、中小企業の設備投資に対する固定資産税の軽減措置についてなので、すみません。本来ですと歳入のところかもしれないんですけれど、一つだけすみません、聞かせていただきます。  特例措置が先月、2月国会で確定されまして、こちらはこの法案は各市区町村自治体の自主性の配慮がなされたもので、軽減率を各自治体によってゼロから2分の1の範囲内で各自治体が条例で定めることができまして、さらに自治体の認定方式によりまして、平成32年度まで3年間軽減される内容となっております。このような流れの中で、こちらの台東区には何か通達みたいなものが来ていますでしょうか。
    ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 こちらは2月に閣議決定をされたという状況で、今国会では生産性向上特別措置法案ということを提出されてご議論をされていらっしゃると、こういう状況であります。また、私どもは先月の23日でございましたが、都庁のほうでその関係者の説明会が実はございました。まだ具体的に今後どのように取り組んでいくのかということについては完全に見えているわけではございませんので、またこの法律が施行される予定、公布される予定は本年の5月以降だというふうなことも伺っているところもございます。したがいまして、そういうことを踏まえた上で、中小企業のためにどういう活用ができるのかも含めて検討すべきだというふうに思っております。  なお、固定資産税につきましては、委員ご案内のとおり、これは東京都の都税という扱いになってございますので、ゼロから2分の1に決めるに当たっても、これは23区で決められない、そういう状況でございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 すみません、顔を真っ赤にさせてしまいまして、すみませんでした。とは言いつつも、事業者にとりまして大変ありがたい制度でありますので、前向きにお願いいたします。以上です。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 先ほど水島委員が言っていた大店立地法ができた、個人商店がどんどん寂しくなってくるというのは、大店立地法というものができた時点で本当に予測されていたことだなとすごく話を聞いていて実感をしました。私も生まれ育った地域での商店がなくなってしまうのは本当に寂しいと思っています。  ちょっと質問に移ります。271ページ、3番、家内副業相談でございます。決して予算書上、小さい数字だけ追っかけているわけではないんですけれども、ちょっと気になってしまいましたので、3万3,000円で予算がついております。求人・求職ともに随時受付というふうになっておりますけれども、家内工業、いわゆる内職的仕事だと思うんですけれども、28年度と29年度の求人、求職の数というのは出ますでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 28年度の求人は81件、29年度の求人は68件、28年度の求職は51件、29年度の求職は60件。以上でございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 今、台東区の南側、浅草橋や蔵前などのエリアではアクセサリー屋さんの材料を売っていて、そういうところが発注をしているところが多いなというのはホームページ上でも見ることができました。台東区の中心部などではお守りの袋であったり袈裟であったり、そういうのも内職に出しているんだというのがわかったところなんですけれども、家内副業相談そのものの内職相談、事業そのものなんですけれども、どういうふうに区民とか事業所に対してPRをされているんでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 改まって特別なことは実はやってございません。区のホームページ等々で周知をさせていただくというのが中心でございまして、それぞれ企業さんはこちらのほうの9階の窓口まで来ていただいて登録をしていただきます、求人ということで。それで窓口にそういった意味では広報等ごらんになった方が内職相談したいんだといったようなことで窓口に来られて相談をして、あっせんをすると、こういうような取り組みでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 ホームページ上の中にも高齢者の方を受け入れる求人が極めて不足していますというのが書いてありますけれども、やはり今、外で働くことはできないけれども、うちの中での仕事ならできるという、まだ高齢という年齢に達していない人たちも実は多くいるのかなと思いますので、ぜひ3万3,000円という予算をマックスで生かしていただいて、ツイッター、フェイスブック、SNSも活用してこういう求人、求職というところでマッチングをしていただきたいなと思います。  さて、2点目お伺いします。274ページ、先ほど秋間委員からアトリエ化の話、少し出ましたけれども、中小製造業のアトリエ化支援のことでお伺いをいたします。29年度から比較をしますと数字の上では減額されているようですけれども、なぜなのでしょうか。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎上野守代 文化産業観光部副参事 29年度の減の内容でございます。実はアトリエの店舗につきましては冊子を作成してございます。冊子の印刷の単価が見積もり上ちょっと下がりまして、これによる5万2,000円の減、それと事業団に審査の委託をしておりますが、こちらの審査員が各店舗を実際に見て回るということを審査でやっておりますので、ここの借り上げ車両の部分が少し下がってございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 わかりました。先ほど秋間委員からも話はありましたけれども、アトリエ化支援というのは、予算の中で頭打ちというのがありまして、先ほど産業振興課の課長から今後の検討課題の中にはというのもありましたので、ぜひ検討を広げていただきたいと要望しておきます。以上です。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎上野守代 文化産業観光部副参事 アトリエ化につきましては、4件という予算規模ではございますけれども、申請をこれ以上に多く受け付ける年もあれば、それよりも少ない応募しかない年もございます。29年度は実は4件を超えて応募がございまして、実際は4件を上回る件数で助成をさせていただいたところでございます。できるだけ多くの工房とかを開いていただいて、区内を回っていただくというのがメインでございますので、そのあたりはしっかり対応していきたいというふうに思います。  また、先ほど秋間委員からご質問があった商工相談の件数なんですけれども、先ほど年度によって大分違うというお話をさせていただいたんですが、27年度からはビジネス支援ネットワークの専門機関による相談も事業団の内部でさせていただいておりますし、訪問をして相談をお伺いに行くという専門コーディネーターも3人体制を整えておりますので、実はそこの部分での相談件数は上がっておりますので、9階にいたときよりも事業を拡大しているというふうにさせていただきたいと思います。 ○委員長 よろしいですね。  最後、石塚委員。 ◆石塚猛 委員 商店街振興対策には10事業網羅されて、事業別、課題別に支援があり、なお、13項目、あと2つは新規でまたついておりますが、課長、このような東京都の新・元気を出せ!商店街事業を展開する。これはやはり東京都からお金をやるよということではなくて。あなたは昔、課長は東京都に出向もありましたね。いろいろな経験もされている。そういうことで、いろいろな部署を回って今日に至って、今充実した仕事ぶりをされているようにお見受けいたしますけれども、これら含めて全体の商店街振興対策全般のことと、もし何かありましたら一言ご挨拶をしていただきたい、このように思います。 ○委員長 産業振興課長。 ◎菅谷健治 産業振興課長 多分のお言葉、ありがとうございます。  商店街振興対策につきましては、委員もおっしゃいましたけれども、東京都の新・元気を出せ!商店街事業、今は商店街チャレンジといったような名前に変えてございますけれども、そういった事業が7事業ございまして、それから、空き店舗対策とか平成30年度の新規事業2つを合わせると6事業が区単費で行っております。全部で13事業を商店街事業の活性化という形で商店街の振興に努めているという状況でございます。  また、本日はたくさんのご質問をいただいて、今私はおなかも胸も非常にいっぱいいっぱいで、挨拶という部分では短くお礼のご挨拶をさせていただければというふうに思います。  区長は就任以来一貫して元気な第1次産業と商店街の創造、これを区制運営の5つの考え方のトップに掲げられて、私ども職員を常に先頭に立たれて引っ張ってこられました。そして、我々もその期待に応えるべく産業振興事業団を含む産業振興課の職員総力を挙げて取り組んできているところでございます。私もその職員に支えられて微力ながら取り組んできた結果として、最近3年間でございますけれども、新規事業は15事業、充実事業は9事業を立ち上げて現在も引き続き実施をしているところでございます。このような全てのことに本日は深く感謝を申し上げますとともに、そして、区議会議員の先生方の叱咤激励に支えられてきたことに改めて感謝を申し上げます。管理職としての9年間、まことにありがとうございました。以上でございます。 ○委員長 お疲れさまでした。  石塚委員。 ◆石塚猛 委員 ちょっと一言ね。今、課長からいい挨拶がありましたけれども、やはり挨拶よりも仕事ですよね。行政人の仕事ということは一番大事。思うに今最後に話をまとめていましたけれども、区長が先頭に立って、私はこれをやるぞ、このことが大事。実は結果的にまだどういうふうになるかわからないけれども、江戸を中心に伝えるブランドを立ち上げるということで、新しい新規事業で区長が声を張り上げている。そしてやはりテレビ局が食いついてきましたよ、私のところにオファーが来た。やはり伝統芸能というか、あるいは古い台東区には商店やなにか歴史がある。それを1時間番組でまとめてということではまっていくんではないかなという話ですが、区長に嫌だと言われるとだめになりますが、区長室や広報課、あるいは産業振興課の皆さんがいい機会だから台東区を目いっぱいPRしてやろうということであればマッチングができるのかなという感じでございます。以上でございます。 ○委員長 お疲れさまでした。  以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。  理事者が席を交代いたしますので、少々お待ちください。           (理事者、席を交代) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第7款、土木費については、項ごとに審議いたします。  第1項、土木管理費について、ご審議願います。  中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 279ページの4番、自転車走行空間整備、これ、今回4路線、29年度に3路線なんですけれども、今後の予定というか、今、どういう状況か教えていただいてよろしいですか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 平成27年に自転車走行空間整備の調査検討の中で、平成31年度までに8路線を整備するというところで今、進めているところでございます。来年度の4路線で一応8路線完成ということになり、ただし、金杉通りにつきましては、道路工事が入りますので、部分的には再来年度に入っていくという状況でございます。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 自転車走行空間のナビマーク、ナビライン、私も乗る場合は、その上をなるべく走るように、はみ出さないようにして走っています。交通の例えば歩行者のいるところを考えると、すごい大事な部分になりますし、今後、しっかり進めていっていただきたいと思います。 ○委員長 関連、自転車。  小島委員。 ◆小島智史 委員 私も同じところなんですが、国道と都道にもナビラインが描かれているところがあると思います。そのナビラインを描くのは誰になるんでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 基本的には、道路管理者である都であったり、国であったり、ただし、今、都道の部分については、警視庁のほうがナビラインを引いているという状況もございます。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 区はかかわっていないということが今の答弁からわかりました。  国道で例えば、昭和通りに最近、ナビラインの中ではかなり太い、区内に見られるナビラインの中では一番太い部類に入るのかなと思うんですが、かなり目立つようなナビラインができているんですけれども、その情報、例えば国道とか都道にナビラインが描かれましたよという情報というのは区は把握しているものなんでしょうか。連絡が来るものなのでしょうか、教えてください。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 自転車走行空間につきましては、やはり一自治体とかそういうところでやるものではないということでは、東京都が主体的にそれを音頭をとりまして、国、あるいは各区と連携しながら進めているというところでございます。ナビラインのモデルの形というんですかね、マークについても、基本的には東京都が主導で今決めていると。ただ、やはり国は国の考え方がありますので、そちらで進めているというところもありますので、そこはちょっと連携がちょっと不足しているのかなというのは感じている……。 ○委員長 連絡が来ますかということ、区にも連絡が来ますか。質問をよく聞いておいてください。  交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 失礼いたしました。済んでいるところにつきましては連絡が来ているというところでございます。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 昭和通り、ぐるーりめぐりんが役所から出て、上野駅の入谷口に向かうときに使う通り、何という通りかわかりませんけれども、そこに接続している昭和通り側に青いナビラインがついているんですね。最近ついたんですけれども、そこの部分で、昭和通りでナビラインが切れてしまっていて、その後の一方通行の区道のところにナビラインが接続していないんです。そこは一方通行ですから、ナビライン上に自転車が通っていくと、一方通行の2車線で一方通行なんですけれども、そこの車の流れとかなりぶつかる。車からナビラインの視認もないわけですから、自転車道という認識がないわけですから、かなり自転車で通ったときに危ない状況になるんです。また、こちらから来る歩行者も一方通行だと認識していますから、まさかこちらからは自転車が来ないだろうと思っておりますので、片方しかチェックをしないんですね。かなりちょっと危ない状況が見られまして、一方通行の道路におけるナビラインの問題というのは、今まで、この議会でもいろいろと取り上げられてきたと思うんですけれども、国と都と区の連携という観点からは、ちょっと問題があるんではないかな、改善の余地があるんではないかなと思いました。8路線でナビラインが終わってしまうというのは、そういえばそうだったかなと今、思ったんですけれども、やはり国道とか都道で、国や都が、都が中心ということですけれども、そちらでやっている部分に、接続する部分に関しては、危ない部分に関しては、そのほかの部分も、区道に関しても引いていったほうが安全なんではないかなと思うんですけれども、その点いかがでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 そちらにつきましては、国道事務所、あるいは東京都建設局の事務局と自転車通行空間ネットワーク計画調整会議というのを持っておりますので、そちらの中で調整していきたいというふうに考えております。 ○委員長 よろしいですね。  中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 今、もう1点、すみません、自転車走行空間整備のところで、実は、秋になると、落ち葉が落ちて、いわゆるナビラインの上に結構積もる場合があるので、その辺をちょっと時期的に気をつけていただいて、滑ってしまうので、そこだけちょっと気にしていただきたいと思います。  もう1件、すみません。  次、同じページの8番の(2)上野中央通り地下駐車場運営、前にも1回、ちょっと触れさせていただいたんですけれども、入り口のところに、中に入る車のサイズとか条件をたくさん書いていただいて、なかなか見づらい状況で、少し改善をと話をさせていただいたんですけれども、その後どうなっているか教えていただいてよろしいですか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 私も実際現場を見に行って、わかりにくいというところを実感している。こちらにつきましては、30年度予算の中に看板の整備費をのせまして、来年度、そちらのほうをわかりやすい表示にしていきたいというふうに考えております。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 そういう思いがたくさん書いてあるので、ちょっと見づらいという感じなので、できましたらしっかりやっていただきたいと思います。以上です。 ○委員長 以上ですか。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 279ページの3番、自転車安全利用促進なんですけれども、特典つき、大人の方の自転車の交通安全講習会がこの中だとは思うんですが、最近の参加状況を教えてください。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 交通安全講習会につきましては、28年度が50人6回にふやしまして、募集人数300人に対して、応募人数が522名、倍率としては1.74倍というふうな状況でございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 お願いをさせていただいて、進めていただいているんですけれども、かなり好評ということでお伺いしております。特典つきということもあるとは思うんですけれども、平日の夜、土曜日、日曜日とフルにやっていただいて、このような状況なんですけれども、たくさんの方に講習を受けていただいて、安全利用、区内の中で安全利用を推進して、区外も含めてですね、していただければと思うんです。けれども、これ、教室の広さを広げるとか、時間、日時的にもうフルだなとは思うんですけれども、教室の開催場所を変えるとか何か方法を考えて、たくさんの方に聞いていただきたいとは思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 区としましても、やはり多くの方に受講していただきたいというところで、これだけの倍率がございますので、警察に協力を求めているところから、回数をふやすというのはなかなか難しいので、1回の募集人数をふやせないかというのは現在協議しているというところでございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 工夫してお願いいたします。  それと続けて、条例の制定とともにTSマークの取得助成もやっていただきまして、こちらの状況はいかがでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 TSマークの実績につきましては、平成28年度の実績で2,141件、こちらの内訳としては、新規が486件、その他が1,655件、今年度につきましては、1月までの実績ではございますけれども、1,676件、内訳は、新規が263件、その他のほうが1,413件となっております。全体的には数は減っているんですけれども、その他の実績が例年並みを超えているというところもございますので、一度ご利用いただいた方のリピート率は確保されているのかなというところでございますので、新規の募集についてどういうふうに、ちょっと工夫が必要だというふうに感じております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 講習会のときにでもしっかりとPRしていただいて、取得助成、知らない方もまだまだいらっしゃるので、さまざまな形で広げていっていただきたいと思うんですけれども、ちなみに、この事業のほかに、TSマーク取得も含めてあれなんですけれども、区内の安全利用という観点から、課長のほうで認識されていることはございますでしょうか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 区としても、やはり安全な自転車、これは整備がされていて、保険がついているといった自転車に多く乗っていただきたいという考え方がございます。その中では、今回の特別委員会の中でご報告させていただきましたけれども、タウンサイクル事業、シェアサイクルの連携という形の中で、民間さんの自転車については、整備もされていますし、保険も使われているといった観点から、そこにも今後、社会実験にちょっと力を注いでいきたいというふうに考えております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 よろしくお願いします。以上です。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 河川費のところでやろうか、ちょっとここを考えていたんですが、280ページの道路占用事務、あるいは道路監察なんですが、これはちょっと、東京都のほうが大分かかわっている話なんであれなんですが、テラスのライト、電灯をつけていただいているんです。浅草橋のほうから、今、厩橋までずっとついていると思うんですが、それから北側のほうの計画というのはどうなっているか、また、区はどういうふうに思っているのか教えてください。  それと、もう一つ、面倒くさいんで。最近、自転車がテラスを相当走っているんですね。特に散歩をしている人が多いのと、犬を連れて、何でしたか、縄持ってではないけれど……。
    ○委員長 リード。 ◆石川義弘 委員 リードを持って、その間を自転車が通っていったりするんですよね。ちょっとこの辺の自転車の対策、今、一生懸命やっていただいているんだと思うんですが、この辺、この2点ちょっと、返答できるようだったらしていただければ。 ○委員長 都市計画課長。 ◎原嶋伸夫 都市計画課長 まず、テラスの照明の整備でございます。  委員ご指摘のとおりで、厩橋から下流部、これは整備が済んだということでございますが、その上流部につきましては、東京都のほうで検討しているということなんですが、ちょっと整備の年次とか、その辺のことにつきましては、ちょっとまだ私どものほうには情報が入っておりません。  また、2点目のテラスの自転車の利用ということにつきましては、私どものほうで、第六建設事務所が所管でございますので、そちらのほうとちょっと連絡をとり合って、どんな状況かということも含めて、対応、依頼をしてみようと思います。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 ライトのほうは、区長が大分一生懸命やっていただいて、あそこまでなったんですが、それ以降、何か話としてはとまってしまっているような雰囲気があるんで、ぜひこの辺しっかり後押ししていただければなというふうに思っています。  それから、実は、自転車のほうなんですが、個人で実は入っているんではなく、団体で旅行者がみたいな、インバウンドの人たちが列に並んで走っていることが最近あるんですよね。 ○委員長 レンタサイクル。 ◆石川義弘 委員 レンタサイクルで。非常に景色がいいところだし、特に台東区側はフラットでずっと行けてしまうんで、浅草橋あたりまでずっと行くのには確かに景色はいいと思います。なので、この辺も含めてちょっと注意していただければなというふうにお願いします。ありがとうございます。 ○委員長 以上ですね。よろしいですか。  以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第2項、道路橋りょう費について、ご審議願います。  本目委員。 ◆本目さよ 委員 283ページの道路維持で、足立区なども実験に参加しているんですけれども、千葉市が東京大学とか、県内外の自治体と共同で、人工知能AIを活用した道路管理システムの実証実験を始めたという報道がありましたけれども、これ、何か2019年度以降に全国の自治体が使えるシステムの構築を目指しているということで、台東区としては、これへの参加みたいなところは、来年度、検討していたりするんでしょうか。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 台東区の道路調査につきましては、土木事務所職員による道路調査とか、それから、委託業者による道路巡回などで、いずれも目視による点検をしております。簡単な補修であれば、発見時に即対応できるということで、安全管理の面からも役立っているものと考えております。  ご質問のAIを活用した道路管理システムにつきましては、現在実験中とのことであるため、その実験結果も含めまして、今後、本区の道路管理にどのように役立てることができるのか情報収集してまいりたいと考えております。 ○委員長 本目委員。 ◆本目さよ 委員 これ、どんな実証実験かというと、自治体の公用車に取りつけたスマートフォンで道路の損傷を自動撮影して、AIが修理の必要性を判断してくれるそうなんですね。目視で実施していた点検をAIに委ねて、作業効率を大幅に上げるということで、まずは今、損傷した道路の画像を集めている段階というふうに聞いています。アプリで道路の損傷を見つけると、本当に自動で写真を撮って、共有サーバーに画像を送ってくれて、その際に、アプリが道路の状態を、損傷なしか、もしくは損傷はあるが修繕は不要か、修繕が必要の3つに分類して、各自治体の職員がその妥当性を確認した上で、AI機能を向上させる学習用サーバーにデータを蓄積して、アプリの精度も高めていくという、そういう仕組みらしいんですね。目視点検より効率は、一回一回多分、区民の方からお問い合わせあったときに行くのは、すごく台東区らしくていいことだと思いますし、その場で補修もできるということで、すごいそれはそれでいいことなんだとは思うんですが、ただ一方で、なかなか人が通らない道路、台東区は小さいので余りないのかもしれないんですが、そういったところも公用車で撮影だけしておけば、もうそこでたまって勝手に判断してくれると。そこで、もちろん職員の確認は必要でしょうけれども、そこでかなりの効率化が図れるのかなという気はしていますので、ぜひ、実験結果も注視していただきながら、このシステムの運用費は、自治体が参加すれば参加するほど、一自治体あたりの運用費は下がるというふうにも聞いていますので、そういった意味でも、ぜひ研究はしていっていただきたいと要望をします。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 ちょっと教えていただきたいと思います。286ページの、2番、上野駅前歩行者専用道等の維持管理なんですけれども、どちらかというと歳入だったと思いますが、教えてください。12万5,000円の東京メトロの受益というのは何でしょうか。           (「どこ」と呼ぶ者あり) ◆小島智史 委員 上野駅前ジュエリーブリッジで、分担金が12万5,000円東京メトロから来ておりまして、その東京メトロの受益というのは何なのか。 ○委員長 道路管理課長。 ◎遠藤成之 道路管理課長 ジュエリーブリッジにかかっておりますエレベーターの1号機の点検用の分担金でございます。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 わかりました。  もう1点、JRは受益はないんですね。ジュエリーブリッジに関しては。 ○委員長 道路管理課長。 ◎遠藤成之 道路管理課長 当該エレベーターに関しましては、東京メトロだけで分担をさせているというものでございます。 ◆小島智史 委員 わかりました。 ○委員長 よろしいですか。  あとは。  中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 283ページの2番、道路清掃、このたび、対象が29年度に比べて若干広くなっていて、予算が逆に下がっているのは、これはどういった原因でしょうか、教えてもらってよろしいですか。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 人力清掃の主な減の理由といたしましては、人力による道路清掃作業委託と、それから機械による道路清掃作業委託の一部内容の見直しを行ったことによるものでございます。見直しの内容といたしましては、人力による道路清掃作業委託の対象路線のうち、比較的汚れの少ない路線につきまして、これまでの月3回から2回へと変更いたしました。また、機械による道路清掃作業委託の中で、道路を洗浄する散水作業がございますけれども、路面凍結のおそれがある冬場の散水中止期間、これを、これまで12月から2月としていたところを12月から3月に変更いたしました。なお、近年、区民から寄せられますハトのふんなどによる新しい突発的な道路の汚れにつきまして、平成29年度から緊急対応という形で委託に盛り込んでおりまして、平成30年度には、これまで年73回から年111回へと約1.5倍にふやしております。それからまた、集水ます浚渫清掃作業委託の回数もふやしまして、台風やゲリラ豪雨等に備えていきたいなというふうに思っております。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 内容はわかりました。確かに雨が降って、雨水ますにたまってあふれているところもありますので、しっかり見ていただきたいのと、先ほどの道路のほうで話をしたんですけれども、落ち葉による、いわゆる区道のところの汚れというのは定期的にやっているような感じですかね。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 基本的に道路清掃する路線というのは決まっているわけなんですけれども、それに沿ったところに落ち葉がある場合には、その流れの中でやっていくんですが、それ以外は、基本的には区民の方に清掃をお願いしたいというところで考えてはいるんですけれども、どうしても区民の方が対応できないところとかが出てきてございますので、それにつきましては、先ほどご説明しました緊急対応という形で対応させていただくということになっております。 ○委員長 台風のときは、夜通しずっと掃除していますよね。  中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 確かに掃除されている方もいらっしゃいますし、ご年配の方ですごく大変な思いをして掃除している方もいらっしゃいますので、注意深く見ていただいて、やはりたまっているところはなかなかできない方がいらっしゃるという可能性がありますので、できましたらしっかりやっていただきたいと思います。以上です。           (「道路清掃ちょっと」と呼ぶ者あり) ○委員長 青柳副委員長。 ◆青柳雅之 副委員長 道路清掃、関連しますが、先日、降雪があったときに、もう何か結構はっきりわかったというか、きちんと近隣の住民の方たちが手入れされているところとそうでないところがわかった部分があります。  あと、以前から申し上げた部分では、例えば公園に隣接するところは、公園内はきちんと毎日のように清掃されているんですが、区道部分が、落ち葉だとか花びらなどが結構たまってしまっているのどうするのという話、あれは大分解決をされてきました。連携がとれているんだなと思っています。  これ、問題提起の一つとして伺っていただきたいんですが、そういった部分でいくと、区道は意外と比較的手が行き届いているんですが、やはり気になるのが国道なんですよね。本当に清掃の回数なのか、清掃の丁寧さなのかわかりませんが、ここでいっても、昭和通りなどちょっと入るとすごい状態ですよね。もちろん、目の前にいらっしゃる店舗の方たちも、そんなに丁寧にやられていないのかなということがあって、もちろん、所管といいますか、縄張りがあるんでどうしようもないんですが、いわゆる来街者の方ですとか、一般の区民の方は、こちらは区道で、こちらは国道だからしようがないんだという理屈はなかなかご理解いただけませんし、あとは、これだけ来街者がふえてくると、来た方の印象というんですか、ちょっとやはり汚いなというふうに、国道が余りにも壊れている部分で汚いなと思われてしまうのがちょっと悲しいなと思っているので。あと都道部分でも、橋のところとかそういうところの歩道ですとか、あと歩道橋などもそうですよね。これを、区は区道だけ担当なんだというだけではなく、ちょっと余りにもひどいようなところは、区側から通報というか、連絡をしたりだとか、何か連携をとったりとかということが、うまい方法ができないのかなということをずっと考えているんですが、現場の感覚としてはいかがですか。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 恐らく都とか、国道・都道につきましては、道路の延長が長いということで、清掃は機械清掃が中心になってくるのかなと思います。機械清掃は、道路の排水の部分ですね、特に側溝とか車道の部分を清掃しますので、なかなか歩道の清掃というのを、区みたいに回数を決めて定期的にやっていくというのがコスト的にも大変なのかななんていうふうには思っているところでございます。  ただ、区民のほうから、国道の歩道橋にごみが散らかっているとかそういった声も寄せられますので、そういったときには、区のほうから国のほうにご連絡をして対応していただくというふうなことで今は対応しております。 ○委員長 青柳副委員長。 ◆青柳雅之 副委員長 今後の課題として、ぜひいただきたいんですが、余りにも区道部分がきれいになっているのに、ちょっと曲がった国道、私など特に昭和通りをいつも見ているんですが、余りにもちょっとひどい。もしくは、もう何年も掃除されていないような、何ですかね、吸い殻などが大分こう、周りが剥がれた吸い殻などが本当にたまっていたりとか、そういうのを見てしまうと、何か方法ないのかなということを考えていますんで、おもてなしの時期が近づいていますんで、その辺をぜひ知恵絞っていただきたいなということを要望しておきます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 本目委員がお話していたAIを使った道路のことというのは、そういう意味では、今、防災アプリの中などでもいろいろなのが出ていて、ここが不具合だよというのを住民が送ると、一画面で役所が見られるなんていう、そういうふうなアプリなども開発されていますので、ぜひ研究していただきたいなというふうに本当に思いました。  質問をさせていただきます。  284ページ、2番と3番あわせてちょっとお伺いをいたします。谷中3丁目の六阿弥陀通り調査予算というのが明示されました。これは産業建設委員会で報告があったものが予算書に載ったんだというふうに私自身は認識をしているところでありますけれども、やはりまちの中でお話を伺いますと、防災広場に行く道なので、調査だけではなくて、早く工事してほしい、いつ震災が、30年以内に70%なんていう高い割合なんだから、もう早くやってほしいというのは、そんな声はよく伺っております。ただ、とはいうものの、あくまでも調査の予算なんですよなんていう話も、私自身もお話をさせていただいておりますけれども、地域の要望としては、早くやってほしいなというのが声だというふうに私自身は思っています。  そこで、ちょっとあわせてお伺いをするところなんですけれども、谷中地域、やはり私道は多くございます。その私道の中に細い電柱、多分電話線や電気の分岐をする程度の細い電柱などが立っておりますけれども、そういうものを地中化しようというようなときには、何か公費という部分での対応策というのはあるものなのでしょうか。 ○委員長 土木課長。 ◎齋藤洋 土木課長 まず、1つ目の谷中3丁目の六阿弥陀通りの件ですけれども、こちらにつきましては、今年度の事業として、現在、無電柱化推進検討調査を実施しているところでございます。昨年6月の産業建設委員会でもご報告いたしましたが、六阿弥陀通りのように歩道がなく、道路幅員が狭い道路につきましては、無電柱化、さまざまな課題があります。来年度につきましては、今年度の調査結果をもとに、関係機関と技術的な検討を進めていくということでございます。  続きまして、2つ目の私道についての無電柱化でよろしいでしょうか。私道につきましては、区が行う無電柱化の対象にはなっておりません。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 では、私有地というんですかね、私道ですので、単純に公費で無電柱化ができるとは私自身も思ってはいませんけれども、やはり木密地域、もちろんこれは谷中だけではありません。木密地域の中で、さすがに古い木の電柱というのはもうありませんけれども、分岐をさせるための電柱などというのは、数としてはやはり目につく量がございますので、ぜひそういうところ、今後、どういう課題があるのかというのは、私自身も整理をしていきたいと思っております。以上です。 ○委員長 いいですね。  以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第3項、河川費について、ご審議願います。  よろしいですね。           (発言する者なし) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第4項、公園費について、ご審議願います。  望月委員。 ◆望月元美 委員 290ページの6番、公園内防犯カメラ設置のところでお聞きいたします。  今、毎日のように事件、事故のニュースを聞く中で、やはり犯罪抑止につながる防犯カメラの設置についての必要性を以前から言ってきました。それ、既に区内では、助成もつきますので、かなり防犯カメラの設置が進んでいると思いますが、この公園内の設置になりますと、やはり今までは、区役所のほうでプライバシーの配慮からなかなか難しいというのを見解をいただいておりまして、ちょうど2年前の平成28年の総括質問で、公園内の安全・安心確保のための防犯カメラの設置が必要ではないかということを質問させていただきました。  それで、今年度、29年度ですね、18園の公園内に設置をしていただいたと思うんですが、そこでお聞きいたします。重立った、全部ではないので、重立った公園でどのようにプライバシーの配慮をしていただいたのか教えてください。 ○委員長 公園課長。 ◎平林正明 公園課長 公園内の防犯カメラにつきましては、ただいま委員おっしゃっていただいたように、18園、22基、今年度設置をいたしました。プライバシーへの配慮ですけれども、一応、公園内のどこを撮るかといいますと、一番利用が多い広場部分ですね、子供たちが遊ぶような、そういうところを中心に画角を定めております。  それから、プライバシーにつきましては、公園内の防犯カメラの運用に関する要綱を定めまして、その中で、この画像につきましては、警察等の捜査ですとか、特別な場合以外は閲覧ができないような取り決めにしてございます。 ○委員長 望月委員。 ◆望月元美 委員 ありがとうございます。  私も早速、特に自分のところの地元の柳北公園にもついたということをお聞きしましたので、早速見に行かせていただきました。あれ、ちょうど防犯カメラのところには、防犯カメラ作動中という形で黄色いラベルも張ってありまして、かなり目立っておりました。そういう中で、やはりいろいろな方が集う公園なので、そういう意味での犯罪抑止につながるんではないかと、大変今回のことは評価しております。そこで、今度は、30年度のほうが、今度20公園設置していただく予定になっておると思うんですが、その今度、20公園の選定基準ですとか、どこにつくのか、重立った公園名を教えていただければと思います。 ○委員長 公園課長。 ◎平林正明 公園課長 重立った公園と申しますか、29年度から始めまして、面積の大きな公園からまず設置しております。ですから、30年度につきましたら、29年度設置した公園から、面積の大きい順にやっていくような、そういう形でございます。  30年度設置する公園につきましては、山谷堀公園に2基、それから、ちょっと20公園ありますんで、重立ったというとあれなんですけれども、金杉公園ですとか、一葉記念公園、それから大正公園、橋場公園とかですね、まあ、ちょっと一部しか申し上げませんけれども、そんなような公園に設置いたします。 ○委員長 望月委員。 ◆望月元美 委員 ありがとうございます。  結構、今年度の18公園も、全体を見ますと、台東区内偏在もなく、バランスよくつけていただいているのかなと感じておりますので、あと、この防犯カメラの設置については、多分32年度のオリンピックに向けて、パラリンピックに向けての安全対策も含めてやっていただけると思いますので、しっかりとやっていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 ここで休憩いたしたいと思います。公園課長が準備するので。3時15分に再開いたしますので、よろしくお願いいたします。           午後 2時59分休憩           午後 3時14分再開 ○委員長 それでは、ただいまから、予算特別委員会を再開します。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 公園費について、ほかに質問がありますでしょうか。  青鹿委員。
    ◆青鹿公男 委員 それでは、私のほうは、290ページの一番下になります。新しい項目になりますが、公園施設管理システム、ちょっとシステムということでご確認をさせてください。これはどういったシステムになりますでしょうか。 ○委員長 公園課長。 ◎平林正明 公園課長 この公園施設管理システムは、地図情報システムやGISと言われるようなものでございまして、デジタル地図情報の上にさまざまなデータを重ね合わせることで、各種情報の一元化とデータの見える化が可能となるものでございます。 ○委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 お話を聞いていて、すごいいい仕組みなんですけれど、何で今まで入らなかったのかなと思いまして。 ○委員長 公園課長。 ◎平林正明 公園課長 今までも、一応、導入について検討したりは進めていたんですけれども、今年度、大分いい形でまとまりましたので、予算要求をさせていただいたということでございます。 ○委員長 青鹿委員。 ◆青鹿公男 委員 それでは、よく活用していただいて、特に公園施設のところはいろいろな情報とか統一、まとめなければいけないところがあると思いますので、うまく活用していただければと思います。以上です。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 290ページで質問させていただきます。  きっとたばこのことは、本目委員がやってくれると思いますので、そこは除きますが、公園遊具清掃とトイレ清掃関係でお伺いをします。清掃のことなんですけれども、先ほど、積雪の道路の話もありましたけれども、ことしの冬、何回か本当に零度を切るような日がありました。これは、そのときに公園のトイレを私自身が本当に使ったときに、清掃した後だろうなと思うタイミングだったんですけれども、床がびしょびしょで、場所によっては凍っているようなスペースがあって、もちろん足でこんこんとやれば割れたので、蹴飛ばして隅っこにやりましたけれどもというぐらいなんですけれども、この公園清掃、トイレ清掃に関しては何かマニュアル的なものはあるのでしょうか。業者さんに頼むに当たって。 ○委員長 公園課長。 ◎平林正明 公園課長 清掃に関しましても、委託でございますので、仕様書に細かく指示を書いてございますものでやっていただいておるところでございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 本当に今、小さな子供が、保育園で園庭がない子供たちが公園を活用して遊んで、利用しております。その中で、やはり子供たちがトイレを使う、そのときの床がぬれていると、子供たち、ズボンをおろして用足しをするなんていう子供も、男児もいますので、乾いた雑巾で床を拭いてくれとはいいませんけれども、床に水がなるべく残っていないような対応をしていただきたいなというのは、これは強く要望します。やはり公園を使う立場に立てば、清掃の人も一人で幾つかの公園を持って、自転車にいっぱい、バケツにモップにデッキブラシを積んで回っているようですけれども、そういう視点をぜひ入れていただくような予算の措置というのを、余力を持った予算の措置というのをぜひやっていただきたいと思います。以上です。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 私からは、290ページの多分、公園・児童遊園に関してなんですけれども、設置してある遊具なんですけれども、大体3歳から使えるという感じになっているんですけれども、例えば3歳以下の方が使う遊具をつける場合に、何か特別必要なことをするんでしょうか。 ○委員長 公園課長。 ◎平林正明 公園課長 区内の公園に設置しております児童遊具につきましては、今、委員おっしゃったように、3歳から6歳が幼児向けで、6歳から12歳が児童向けというような対象年齢で設置させていただいております。今、言われました3歳以下の乳幼児の対象の遊具につきましては、大きな子と一緒に遊びますと、走ってきた子とぶつかったりとかということがありますので、1歳から3歳用の遊具というのもあるんですけれども、それを設置する際には、その周りに、フェンスで囲うような基準になっております。ですから、非常にちょっと場所をとりますので、なかなか設置が難しいというような状況でございます。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 詳しくわかりました。  あと1点、ちょっと予算とは関係ないんですけれども、言問橋の脇にある、隅田公園にあるアスレチック。あのところの下がちょっとかたいということを住民の方が言われたんですけれども、その対応というのはどうなっているか教えてもらってよろしいですか。 ○委員長 公園課長。 ◎平林正明 公園課長 ただいまの委員のご指摘につきましては、やはり利用者の方から苦情と要望が入っておりましたので、本年度、ちょっと調査をしまして、どんな形がいいかということで検討しまして、実は、今月、来週ぐらいから舗装を取りかえるというか、そういった工事に入る予定でございます。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 確かに、私も行きましたら、結構かたくて、踏み固められて、遊具の下にラバーが敷いてあるんですけれども、結構突起物があって、ちょっと当たると痛いという感じがありましたので、何とかなればいいなと思っていたんですけれども、対応していただきましてありがとうございました。以上です。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 私は、292ページの特色ある公園の整備で、山谷堀公園のところでちょっとお話しさせていただきたいと思います。  これは、先の委員会で報告がありましたんで、そのことは触れずにいきたいと思います。  まず、今回、山谷堀公園、整備をするに当たって、回遊性を目途にきれいにやっていただけるところだと思います。私も工事現場、見に行って、徐々に公園の形に整ってきているところを確認しております。そこで、工事が入る前は、非常に桜も多くて、桜の名所で、そして、ちょっと下の部分はもう本当に古くなって汚い感じのイメージがあったんで、本当にちょうどいいころにこれを直していただけるなというふうに思っております。  それで、私がちょっときょう質問したいのは、以前から、この山谷堀公園についての意味、意味というかね、山谷堀という川、もともと川だったということで、もともとは、これ水源は石神井用水、音無川であるということで、水流は、三ノ輪のほうを通って隅田川まで続いているということで、江戸のころからこの川はさまざまな交通の手段として、吉原とかそういうところに行ったり、物流で流れたりと、ものを送ったりとか、そういう拠点の川だったという歴史があります。  今、残念ながら、若い世代の人たちがもうそういう、私自身も、山谷堀が川だったころの印象というのはちょっと少し薄いぐらい、記憶にあるぐらいで、まあ、そんなに深い思い出はないんですけれども。ただ、やはりこの、ここの公園の工事をするに当たって、ここはもともと川であると、川の上に公園ができたと。やはりそういうものを残していかなくてはいけないのかなというふうに思います。そういう意味では、ずっと委員会で、この山谷堀公園にかかる橋の遺構を残して、やはり橋の歴史をしっかりと後世につなぐために残していただきたいということをずっと訴えていました。  今回、先ほど言いましたけれど、回遊性を重視したということで、本来ならば、私の考えでは、橋の親柱があって、今、ガードレールになっているところを少し橋の形にして、そこは橋のイメージだよというものをつくってほしかったんですが、残念ながら、これはもう回遊性を目指したということでできない。それはもう、ちょっと残念ながら今回は諦めますけれども。ただ、橋の親柱に対しては、今戸橋のところはまさに残っていて、非常に橋らしい親柱で、もとは橋があったんだなという感じになっております。ただ、途中、小さい橋に関しては、その親柱も余り大きくなく、本当にちょっともう大分、歴史的にも古くなった、見ばえもよくないものでもあったと思います。  今回、この工事に当たっては、私、工事現場を見たところ、前の親柱を外して、新たに親柱にしたと思うんですが、その点についてはどうでしょうか。 ○委員長 公園課長。 ◎平林正明 公園課長 山谷堀公園の整備につきましては、今、委員おっしゃったような橋の遺構は残すということも考えつつやって、進めておるわけなんですけれども、山谷堀公園につきましては、地方橋から今戸橋まで大小合わせて8つの橋がございます。そのうち、今言われました今戸橋と聖天橋と吉野橋、この3橋につきましては、昭和初期の橋をかけたままの親柱が残っていると。そのほかの5つの橋につきましては、昭和51年に公園を整備したときに、コンクリートでつくり直した親柱ということで、ちょっと歴史的な価値云々もどうなのかということがありまして、なおかつバリアフリーの観点から、ちょっと場所を移して、もう一度つくり直して、そこで、何ですか、橋名板のプレートですね、これにつきましては、昔から使っているものをそこにはめ込むというふうな形で残すようにしております。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 私もつくった年代とか、なかなか歴史については、ちょっとなかなかいろいろなものが出てこなかったんで、わかりました。  それで、ただ、橋の親柱に銅板で橋の名前と、あと、これは地方橋と紙洗橋には、横に人の名前が書いてあるのも、何か結構横長のものもあったと思うんですけれども、やはりそれもちゃんと確実にはめるようになっているんでしょうか。 ○委員長 公園課長。 ◎平林正明 公園課長 一応、プレートにつきましては、大体みんな昭和6年とかそんな日付も書いてございますんで、そういったものは全て残して、新しい親柱に取りつけるというふうにしてございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 私の言いたいことは、やはり川があったと、後世にそれを伝えていくと、やはりそこの重要なところをしっかりと私はやっていただきたいなと思います。  それともう一つ、先ほど言いました今戸橋のほうは、親柱の上に電気の欄干というんですかね、立派なものがついているんですけれども、吉野橋のほうは、大きいそういういいものがあっても、上へちょっと何か丸く閉じているような穴があるんで、これにはきっと上にそういう欄干みたいなものがついていたと思うんですよね。そういうものはやはり復元をしたほうがいいと思うんですけれども、それについてはどうでしょうか。 ○委員長 公園課長。 ◎平林正明 公園課長 今、委員ご指摘のとおり、今戸橋には、親柱の上に照明灯のようなものが建ってございます。それで、吉野橋についても、実は昔、そういうものがあったというようなことで、調べたんですけれども、なかなかちょっと写真の記録が余りなかったものですから、今考えておりますのは、30年度工事で昭和初期のようなレトロ調の照明灯をそこの上に新たにつけるというようなことを考えてございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 では、それはぜひよろしくお願いします。  また、この公園の事業もここだけではなく、今戸橋のほうへずっと続くと思うんですけれども、やはり続くに当たりまして、まだ最初のころに、初め言ったとおり、桜の名所になったというのは結構地域の方にとってみれば、すごく大きなことだったと思うんですよね。だから、この今回の見ると、余り桜の数も少ない部分もあるので、やはり桜の部分は大きくきれいに見れるような手法をとっていただきたい。それともちろん、橋として、川だとして、川という遺構を残すような切り口もしっかり導入していっていただきたいなと思います。  もう一つが、隅田川の花の名所づくりというところで……。 ○委員長 何ページ。 ◆水島道徳 委員 290ページ。桜の関係なんですけれど、今、桜の数が公園内に512本で21種類の桜が植わっていて、全体の7割がソメイヨシノでということで、やはり大分、木の健全化というんですか、健全でいるということがパーセンテージが低いということで今、作業をやられていると思います。  私が何を言いたいかというと、桜、特に山谷堀公園の今戸橋のところなどは、季節のちょうど花が咲くころになると、先に白い早咲きの桜が咲くんですよね、桜だと思うんですけれどね。その後に4月になると、桜橋花まつりの時期になるとソメイヨシノが咲くと、非常に季節感的には、ちょっと寒いなと思う時期にそういうきれいな花が見れて、また、暖かくなった本当の桜の時期にソメイヨシノが見れて、すごく長く花を見ていられる期間が長いんで、やはりそういう桜の植え方というのは非常に必要なのかなと思います。  今、私もこの寒い時期にまちの中をいろいろと歩いていると、たまたま今の時期でも、もうピンクの普通のソメイヨシノみたいな桜が咲いているんですよね。ちょっと調べてみると、桜の種類というのはいっぱいあって、早咲きの桜だと10月ごろに咲くジュウガツザクラとか、何かこれは10月だけではなく4月にも咲くということです。あと今の時期はオカメザクラなどもきれいに咲いていますけれども、特にカンザクラなどは、本当にこの12月の一番寒いときからこの2月の間に咲くんですよね。本当に私の知っているところのその桜も、観光客の人が本当珍しがって、何でこんなに咲いているんだろうと不思議がって見ています。だから、そういう部分では、これだけたくさんある桜の公園の中で、やはりポイント、ポイントでそういう季節季節にあった桜があるわけですから、ちゃんとそういう名所のところでうまくやっていただきたいなと思うんですけれども、その点についてどうでしょうか。 ○委員長 公園課長。 ◎平林正明 公園課長 桜に関しましては、ただ、現在、隅田公園サクラ再生計画ということで、桜の土壌改良ですとか、若返り剪定などを進めているところでございます。先ほど言われました山谷堀公園の今戸橋から聖天橋の間ですけれども、ソメイヨシノとオオシマザクラという種類だと思うんですけれども、オオシマザクラが並んでいるんですけれども、そんなような形で、季節でちょっとタイムラグといいますか、長い期間、花が楽しめるようなものに隅田公園のほうもしていこうということで、今後、また保全のほうも進めまして、あるいは、ところどころ早咲き、遅咲きというような桜も植えて、長い期間楽しめるように工夫をしていくというふうに進めているところでございます。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 今、観光客の方も本当、365日、季節に関係なくやはりお見えになりますので、そういう回遊性という部分でも、そういうものをぜひやっていただきたいと思います。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 292ページ、(2)のさわやかトイレ整備についてお尋ねをいたします。  2020年オリンピック・パラリンピックを控えまして、来街者に対するおもてなしの向上の観点からも公園トイレ並びに公衆トイレの整備、積極的に進めていただく必要があると私も考えておりますし、また目玉施策となっておりますんで、これ大いに進めていただきたい。そういう観点でお尋ねをいたしますが、この292ページに載っているのと、また252ページの6番に載っている土木課、町なかであれば土木課、そして、公園であれば公園課、設計は施設課が担当するわけですけれども、統括的に見ているのが都市計画課と解釈しておりますが、この統一的なコンセプトというのはあるんでしょうか。 ○委員長 都市計画課長。 ◎原嶋伸夫 都市計画課長 ここまで、平成17年3月にさわやかトイレ整備方針というものを策定し、その方針に従ってトイレの整備を、それぞれ公園、それから公衆トイレということで続けてまいりました。また、さわやかトイレ整備方針の取り組みということで、平成28年12月、これ、産業建設委員会のほうでご報告をさせていただいておりますが、さまざまな整備方針のもう少しソフト施策も含めたような形、そういうようなことで取り組みを進めております。今お尋ねのような統一的な考え方でできているんだろうかということなんですが、こういった整備方針に基づいて、それぞれの各課が連携して取り組んでいるということでございます。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 資料を見ていると、トイレの洋式化を進めていくということで書いてあるんですけれども、どちらかというと、整備に当たっては、機能面の重視という捉え方でよろしいんでしょうか。 ○委員長 都市計画課長。 ◎原嶋伸夫 都市計画課長 多くの方が利用されるトイレでございますので、当然、機能面、特に公衆衛生の観点もございますので、機能面が非常に重要だということでございます。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 ここに観光という視点は入っておりますでしょうか。 ○委員長 都市計画課長。 ◎原嶋伸夫 都市計画課長 さわやかトイレ整備方針の大きなコンセプトとしまして、台東区らしいトイレづくりということを一つ掲げてございます。その中で、商業観光地におけるおもてなし、それから思いやり、そういったことでそれぞれ目標を掲げまして、施策、事業として組み立てているということでございます。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 そうですよね。プレスリリースを見ても、おもてなしのトイレ整備というふうに書いてありますんで、明らかにこれは観光の視点は十分に入っているものと私も解釈しております。また、かつても、観光の視点からトイレを整備することが重要であるという質問をさせていただいておりますし、また、千葉県などは、観光公衆トイレという概念を打ち出しまして、まさに観光とそのトイレというのは密接な関係があるんだということで進めております。  そこで、お尋ねをするんですけれども、設計の際に、こちらのほうにも、台東区の地域性を踏まえたデザインにするんだ、外観のデザインはそのようにしていくんだということが書いてあるんですけれども、そのデザインについてお尋ねをいたします。  区長は、このたび、江戸ルネサンス元年とも述べており、私も本区のイメージとしては江戸時代を醸し出すようなデザインを積極的に取り入れていくのがいいんではないだろうかと。事実、プレスリリースのところに、今、イメージ図で2つ出ておりますが、駒形橋の公衆トイレのイメージ、これはあんどんをイメージしたと聞いておりますし、これも非常にすてきなデザインの一つだなというふうに考えておりますけれども、印象に残るようなデザインというものも非常に重要な観点かなというふうに思っております。というのは、話題になるトイレ、また、来街者が写真を撮りたくなるようなトイレ、そういったものを私は強く考えているんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○委員長 施設課長。 ◎寺田茂 施設課長 それでは、私のほうから設計する立場としてお答えをいたします。  公園トイレ、公衆トイレの改築する際の外観等のデザインについてご説明いたします。  まず、視点としましては、周辺の町並み、こちらに調和した、そして個性ある外観、こういったところが重要というふうに考えてございまして、そして、訪れる人々、観光客も含めて、トイレの存在に気づくことが重要であると考えてございます。わかりやすい施設として整備を進めることで、まちの魅力に貢献していきたいというふうに考えてございます。そういった考えのもと、具体的な事例といたしましては、先日竣工しました山谷堀公園のトイレがございますが、こちらのほうは、設計のコンセプトに合わせまして、日本古来の和のデザインというものを取り入れてございます。例えば長屋風のつくりだったりとか、漆喰壁のイメージだったりとか、屋根が重なるデザイン、こういったもので特徴あるものとしてございます。  また、公衆トイレのほうになりますけれども、先ほど委員のほうからご指摘がございました駒形橋トイレにつきましては、和とモダンの融合というものをテーマに考えてございまして、かつて町並みをやわらかく照らしていたあんどん、こちらをモチーフとしてデザインしてございます。  今後もこの観光の拠点に近いようなトイレにつきましては、ご指摘のとおり、観光客、利用者の印象に残るような、そういったデザインを意識しながら設計を進めてまいりたいと考えてございます。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 ありがとうございます。そうですね。  印象に残るようなということは語尾で言っていただきました。また、説明の中に調和のとれるという話がございました。先日も委員会で、屋外広告物景観ガイドラインというものが示されたわけですから、余り、非常に悩ましいところとしては、奇抜なものをどこまで考えられるかということも課題の中に一つ入ってくるんだと思うんですけれども、非常に悩ましいところかなというふうに思っております。同時に、このデザインということから言いますと、かつて、ある議員の問いにこのように答えているんですね。民間との協働を見据えた新たな支援策などにより、多くの来街者にとって一層利用しやすいトイレ環境の充実に向けて頑張られるというものがございました。  先日、こういう記事があったんですね。豊島区が若手アーティストと園児が一緒に公園のトイレの建物に絵を描くというのが出ていましたね。これ、何でと思ったんで、直接電話して聞いてみたところ、暗い、怖いというイメージがあるんで、明るく、明るいトイレ、安心のトイレというコンセプトでこういうことはやったという。今回私が提案しているものとはちょっと違うんですけれども、このように協働でやっているという事例が出てまいりました。この委員会でも、本区においては、デザイナーズビレッジもあるし、藝大もあるし、地場産業もあるしということで、いろいろな提案が出てまいりました。  そこで、お尋ねをするのですが、今回、このさわやかトイレの整備に当たっては、協働でこれを行っていくという考え方はございますでしょうか。 ○委員長 施設課長。 ◎寺田茂 施設課長 豊島区の事例につきましては、私のほうも興味深く見ておりまして、アートトイレということで、そのプロセス、施設をつくるプロセスというところは非常におもしろいものだというふうに認識してございます。  ただ、協働で作業するというときに、やはり建物自体を設計するという作業と、例えば藝大さんとかほかの方々がかかわる部分の調整、こういったところがどこまでできるか。例えば設計、施工のスケジュールとか、トイレの機能の確保、こういったところにいろいろと課題はあるのかなと思いますけれども、今後、その辺の事例を研究していきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 阿部委員。 ◆阿部光利 委員 なぜこの質問をしているかといいますと、本当いろいろなアイデアが入ってくるんだと思うんですよ。今、例えば外観をラッピングということで考えた場合、また、和柄で考えた場合、皆さんご存じかと思いますが、トンボ柄が勝ち虫といって、非常に縁起のいいものである。また、爪唐草という和柄があるんですけれど、これは唐草がいろいろなところに伝わっていって、最後には爪でかつんととどまるというものなんですね。そういう和柄の意味がわかってくると、それこそ来街者の方々、またはインバウンドの方々は、お土産屋さんに入って、これがそうなんだということで買っていただける可能性というのがあるわけですよね。ですから、ラッピングで和柄のものをしつらえるというのも一つ考えられることなんではないだろうかなというふうに思います。  また、今、協働で藝大とのということを申しましたが、本当に藝大の方々が奇抜なアイデアはもうお持ちでございますけれども、本当それなりの作品をご提示いただけるんではないだろうかなという気もいたします。  将来的には、恐らく多機能トイレというんでしょうかね、トイレが情報発信基地になっていくんではないかなというふうに思います。というのは、技術面でのイノベーションが今、非常に進んでおりますんで、トイレにモニターやパネルなどを張りつけた場合、それがすなわち情報になっていくわけですね。例えばでいうと、防災のときには、トイレを見たら、多言語でいろいろな注意喚起をやってくれたり、避難場所を教えてくれたり、当然、スマホでも見れるんですけれども、スマホが落ちたとしても、ソーラーパネルなどで対応できるわけですから、情報発信基地になる。ですから、公園などでも、今までは、隅っこにあって、暗い、汚いという、そんなイメージだったものが、もう全面的に前のほうに出てくる可能性も十分にあるんではないかなというふうに思っております。ですから、ぜひ、この整備においては、観光の視点、先ほど申しましたが、話題性になるもの、同時にインバウンドを初め、来街者の方々が、こんなトイレがあるんだ、思わずカメラを向けてしまうような、そういったものをぜひお願いをしたい。そういうものが次のプレスリリースになるかもしれないというものも思っておりますので、ぜひお願いしたいというふうに思っております。           (「関連、よろしいですか、すみません」と呼ぶ者あり) ○委員長 河野議長。  短くお願いします。 ◆河野純之佐 議長 ちょっとトイレのことなんですけれども、トイレ、ある場面ではやはり迷惑トイレみたいな認識がありますよね。せっかく、今も話が出たように、トイレは区内にいろいろなところにあるんですけれども、2階建てとか3階建てにして、トイレを高度にするということはできないんですかね。例えば、2階を男性用、1階を女性用にするとか。そういうような設計的な部分で何か不可能なのかどうか、その辺をちょっとお伺いしたいんですけれども。 ○委員長 施設課長。 ◎寺田茂 施設課長 その敷地の状況にもよりまして、例えば公衆トイレにつきましては、道路敷に設置するケースが多うございまして、そこの道路占用とか、その辺の関係でなかなかボリュームを大きくするというのは難しいところがあるのかなと。公園におきましても、やはり公園の敷地の中の、まあ、何でしょう、公園機能をできるだけ平面的にも立体的にも有効にするというのがあると思うんですけれども。技術的には、できるかできないかといいますと、建物なので、1階建て、2階建て、それはできると思いますけれども、その辺は今後ちょっと検討させていただければと思います。
    ○委員長 河野議長。 ◆河野純之佐 議長 そうですね、なかなか区内に公園というか、トイレを増設するというのは非常に難しいことだと思いますし、事例として見たら、世田谷区のほうにももう2階建てのトイレがあるということもありますので、横へのボリュームというよりも縦へのボリュームなんでね、その辺のことについては、一度研究していっていただきたいというふうに思っています。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 今言った意見と反対の意見をちょっと言わせていただこうかなというふうに思っています。  実は、駒形橋のたもとのトイレが非常に逆言うと目立って、これ、いいという判断がないんですよね。逆言うと、観光客が使うんですが、あそこは、写真写しのスポットとして非常にいいんですね。タワーは見える、川は見えるということで。そういう意味では、周りの風景にうまく合致しているもののほうがいいと思っていますので、全てが多機能で、全てがそろっているというのも一つ考えものなんだと思うんで、しっかりその辺も含めて考えていただいて、そこの場所に合ったものをしっかりつくっていただくというのを要望しておきます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 手短に要望で終わらせていただきます。  長年、地元で、地域で回っておりますと、たくさんお話をいただきました。ごめんなさい、292ページの同じくさわやかトイレなんですけれども、実施設計になりました石浜公園トイレ、台東区でナンバーワンというぐらい熱い小学校が脇にあるトイレですので、台東区の宝であるお子さんがたくさん利用しているトイレでもありますので、PTA初め、学校関係者のお話をしっかり聞いていただいて、できることとできないことはあるとは思うんですけれども、しっかりと設計していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 青柳副委員長。 ◆青柳雅之 副委員長 まずは、290ページの5番、ペットコミュニティエリアの運営について伺います。  先週末、私も行ってきました。登録番号を書いて、私の名前を書くんではなく、ペットの名前を書いて、入り口を通っていくというような形なんですが、今回、平日等も自主管理の体制に移行したということで、その辺の今の状況といいますか、課題といいますか、部分があったら教えていただきたいと思います。  というのは、私は現場も行った上で、非常に担当者の方が丁寧な対応をされていますし、利用者の方には非常に評判が高いんですね。ただ、その一方で、若干広がりといいますか、いろいろな部分で課題があるのかなと思っていますし、ただ、宣伝という意味では、獣医師のところとかにも置いてあったりとかしますし、あとは、今の講習を受けてから利用されるということに関しての形も非常に評価ができると思っているんですが、その点も含めて、今後の展開もあったら教えていただきたいんですが。 ○委員長 公園課長。 ◎平林正明 公園課長 ペットコミュニティエリアに関しましては、今おっしゃったように、安全確保とか、けが、犬同士のトラブルがないように講習会、参加した方、また犬の参加というのは限定させていただいています。それで、講習会、生活衛生課のほうで年6回実施しておりまして、今までは、犬のトレーニングルームがあるというようなことで、根岸にあるペットショップでのみ開催してまいりました。そこを、来年度からは、6回中2回を浅草4丁目にございます同様なペットショップで開催するように予定しております。 ○委員長 青柳副委員長。 ◆青柳雅之 副委員長 ということで、非常にいいコンセプトで行われているペットコミュニティエリアだということで言われて、評判もいいんですが、何といっても、やはり利用者の方にもっと、利用率というと余りあれなんですが、その点を充実するように努力をいただきたいと思っています。  その上で、公園全体の話になってくるんですが、最近は、公共空間とか公園を、いわゆる区が税金を投入して維持管理を一方的にするのではなくて、そこから収益といいますか、いろいろなプラスの部分も生み出していこうというふうに、公園のあり方自体がいろいろ工夫をされてきている時代になったというふうに認識しておりまして、台東区では、隅田公園でオープンカフェもやっていますし、あとは上野公園、あそこの噴水前広場のところにコーヒーショップですとか、レストランができて、要は収益だけではなく、利用者の方にとっても非常に利便性が高い公園に今、進化しつつあるのかなと思っています。  それで、区内にある中規模、やや小規模の公園などにも、そういう手法がとれないのかなということをいろいろ考えていたんですが、確かに常設の何かお店とかを誘致するのはなかなか難しいんですが、今、移動式のお店というのが結構どこでもございまして、いわゆるキッチンカーとか、移動型のカフェとかそういったものを誘致して、それなりの利用料もいただいた上に、若干監視の目があるというようなことも含めて、何かいいコラボができていくんではないかななんていうことを今、ちょっと検討を考えているんですが、そういった可能性については、今後、何か検討の余地がございますでしょうか。 ○委員長 公園課長。 ◎平林正明 公園課長 ただいまご提案のキッチンカーを公園内でというお話ですけれども、基本的に公園内での物品等の販売につきましては、都市公園法及び区条例で制限行為ということでしておりますので、地域が中心となって実施するお祭りやイベントに、そういう期間限定で飲食や物販というような形のイベントについては占用許可をさせていただいております。  ご提案のキッチンカーの設置につきましては、飲食店が公園内に入るということでございますので、地域の皆さん、それから公園を利用される方、また近隣の飲食店、そういった周辺地域の方々のご理解が必要になってくるんではないかと考えます。それから、継続的に出店というふうなお話になってきますと、売り上げなど採算性が検証されたり、あるいは、既得権化の防止とかそういったことも考慮する必要があると思われますので、その辺の点を踏まえまして、ちょっと今後、調査研究をさせていただきたいと思います。 ○委員長 青柳副委員長。 ◆青柳雅之 副委員長 今、いろいろと途中のご検討の結果をご披瀝いただいたところですけれども、台東区の場合、隅田公園で既にやっています。あれも、導入するまで、非常に周辺の皆さんとのお話し合いが大変長くかかったというのがありますが、一方では、最近、豊島区の区役所の横ですか、ああいった大きな公園とかでも、逆に飲食的なカフェができたことで、利用者の皆さんの評判も非常に高いということですし。あとは、今のいろいろ上げていただいた課題の中でも、1個のキッチンカーが既得権益的にずっといるんではなく、例えば週末に公募をかけて、いろいろやるとかいういろいろな考え方があると思うので、特に台東区の公園は、多分、私らの餓鬼のころの時代というのは、屋台の駄菓子屋さん的なものが結構来ていたりとか、もう少し前になると、紙芝居屋さんですか、そういった方たちが子供が多い時代でもあったんで、結構いらっしゃったんですね。もしくは、公園の周辺には、必ず駄菓子屋さんがあったりとか、ただ、今もうそういったものもほとんどなくなってしまって、ともすると、公園で遊んでいる子供たちとか皆さんが、ちょっと離れたコンビニエンスストアとかそういうところ、あるいは自動販売機などに買いに行くという状況があるので、逆に公共空間の有効活用という意味と、あるいはコミュニティ、コミュニケーションという部分も含めて、何かしら可能性が、いい可能性が探れるんではないかなというふうに考えておりますので、引き続き一緒になって検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上で終わります。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第5項、建築費について、ご審議願います。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 294ページの建築調整であります。  最近、中高層の建築物と近隣の紛争というのが特段にふえているということは、皆さんも実感されるところだと思います。この間の特徴と、紛争解決のための課題と、それに果たす区の役割、これについてお伺いしたいと思います。 ○委員長 住宅課長。 ◎杉光邦彦 住宅課長 最近の紛争の傾向でございますけれども、やはり建築物の高さが高いというところと、日影の問題ですとか、あとはプライバシーの問題、もう一つ、建築の工事期間中の騒音ですとか、振動、それが主な特徴でございます。  また、そういった課題に対しての解決の課題でございますけれど、やはり住民の方々が心配していることですとか、要望を、正確に建て主側のほうに伝えて、建て主側にでき得る限りの配慮を促していくというところが一つの課題になってくるかなというふうに考えてございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 建築主に住民側の心配を正確に伝えるという点が本当に大事だと思うんですが、台東区は紛争予防条例があります。あと、3年前でしたか、教育、学校等に建てるときの30日標識を早めるという、こういう指導要綱の改正というか、追加があって、そういう点では、地域や学校・教育施設に配慮した形の幾つかのルールをつくっているわけですけれども、これをやはり今、課長が答弁された住民の心配を正確に伝えるという決め事に役に立つような、今でも役に立っていますよ、役に立っていますけれども、さらに役に立つような、そういう形に変えていくべきだと思うんですね。例えば、この間、私が体験したことでいうと、説明会の議事録の作成とか、提出の義務づけ、これもこの報告書は出せということにはなっていますけれども、義務づけ、特に議事録という点ではなっていない。あと、工事協定書とか管理協定書の締結の指導強化、あるいは建築物が完成した後の管理協定、あるいは住宅宿泊事業がこれからできますけれども、これで区の条例はこういうふうになったんですよというようなことの周知だとか、そういう近隣住民の住環境、生活環境を守るルールというのを強化すべきではないかと思いますが、これについて考えているところがあったら教えていただきたい。 ○委員長 住宅課長。 ◎杉光邦彦 住宅課長 これまでも、紛争予防条例に基づきまして、近隣の方々に対する説明会の内容ですとか、そういったものを、報告書を、様式を決めまして、報告書の提出により報告をするよう建築主側に対して指導を行っているところでございます。           (パンフレットを掲げる) ◎杉光邦彦 住宅課長 また、こういったピンク色の手引を作成いたしまして、工事協定書のひな形、参考の案を記載していまして、必要に応じて住民の方々に説明し、要望があれば、建築主側に伝えているところでございます。  また、今、委員ご指摘の建築完成後の管理協定につきましては、こちら、私有財産、民間ベースのお話し合いになりますので、こちらは積極的に区が関与して指導を行ってはいないんですが、その他の住宅に関する条例ですか、法令ですね、そういったものにつきましては、これまでどおり窓口等で周知の徹底を図っているところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 民泊条例といいますか、区のあれはほとんどこの間やった事業者で、私、区で、台東区でこういうのができたのを知っているかというと、知っていないんですよね。そういう点では、やはりこの民泊条例、せっかくできたのですから、これについてはきちんと周知をするということとか。あと、先ほどのピンク色のパンフレットもそうだし、この黄色のパンフレットもそうですけれども、向こう側、一通り読んでいますよ。だけれども、その精神というのかな、これがなぜできたのかというところまでは、多くのケースがよく理解していないですね。そういう点では、やはりこれは何のためにつくったのかという点が伝わり切れていないんではないかと。特に最近のトラブルは、前は、事業者はそれなりに姿勢がよかったんですよ。最近の事業者は非常に乱暴なところが多い。そういう点では、むしろこの精神というかね、なぜこれを追加でつくったのかとか、そういう条例があるのかという精神をきちんと伝えていただくということと、これは指導要綱ですけれども、この指導要綱は条例にはまだなっていないわけで、なっていないわけですね。ですから、そういう点では、この指導要綱を条例に格上げすることも含めて、ぜひ検討していただきたいと思いますけれども、その辺はどうですか。 ○委員長 住宅課長。 ◎杉光邦彦 住宅課長 これまでもさまざまなケースに基づきまして、私ども、建て主側が窓口に来た際につきましては、こちらの紛争予防条例の精神でもあります互譲の精神といって、お互いに譲ると書く、そういったことでこの条例、紛争予防条例の解決に向けての精神を周知徹底しながら進めているところでございます。この早期周知要綱につきましても、内容を改正いたしまして、具体的にプライバシーですとか、争いになる争点を明確化して議論をさせていただいています。その結果、非常に建て主側と住民の方々がそれぞれの共通の認識で議論ができていますので、また、その経過を見ながら、改正するか格上げするかどうかにつきましては、必要によって、その状況を見て研究をしてまいりたいというふうに考えています。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 先ほど、例えば議事録の問題でも、議事録そのものを出しているという比較的良心的な事業者と、あと、ちょっとしたメモみたいなものを出して、例えば正式に説明会の中で議論したことではなくて、その前にちょっと井戸端会議みたいなのを近隣の人とやったところで、そこでもう大体合意ができているみたいな、そういうふうな、極端な話はそんなようなところもあるんですね。だから、そういう点は、議事録は情報公開すれば、黒塗りになってきますけれど、でも、出てきますが、この辺のところはやはりもうちょっと強くやっていただきたいなというふうなことだけ申し上げておきます。 ○委員長 田中委員、関連。 ◆田中伸宏 委員 今ね、今の建築紛争の対応のあり方なんですけれども、別に悪いとは言いませんけれど、私の認識だと、ガス抜きにしかすぎないと、こう思っているんですよね。こういうふうに考えるんですよ。ということは、そのときに建築基準法に全部のっとって、合っているところしか許可しないわけですよ。実際にね。そうすると、何の余地も、振動といったって、振動がどうのこうのと言われても、あなたのうちが建ったときには振動しなかったんですかという。振動はみんなあるんですよ。ですから、そういう話し合いを幾らしても、根本的な解決にはならないと。根本的に解決するのはどういうことかというと、前もって街区で話し合いがなされなくてはいけないんですよ。ということは、建築するときには、2年も3年も前から金融だとか設計だとか打ち合わせをずっとやっているんですよ。そのうちの中で考え方を。その中に織り込んで建築に入るわけですよ。近隣の方々は、だから、この間も私は質問でも申し上げましたけれども、立て札が立ったときに、建てるんだなとすぐわかるわけ。そのときでは、絶対に遅いんですよ。話し合いはガス抜きにしかすぎないということなんです。ですから、ふだんからちゃんと街区の中でどう考えるべきかということを、この容積率とどうかかわり合いを考えなくてはいけないかということを区民の方々にお勉強していただかなければ困るんですよ。そういうふうなことを促進するようなことを区のほうでやっていかなくてはならない。これは大事な施策なんです。  例えば30メートル道路の表向きの土地を持っている方が、10階でも20階でも建つわけですよ、その道路幅の幅員で容積率いっぱいいっぱいに建つ。その裏手の横の通りのところで4メートル道路だったら、2階しか建たないんですよ。同じ1坪で、隣同士で値段が2倍も3倍も違ってしまうんですよ。そういう本質的な街区のあり方というのを教えて、指導していかないと、こうですよと、こうなればよくなるよというようなことを平素から、紛争のない前からそういうことをきちんと区民に認識をさせることが極めて重要な施策なんですよ。それをしないと、今度は、まちづくりの観点からもそういうことは進んでいかないと。それをするためにはどうかということは、非常にこれは難しい話です。この間も申し上げたとおり、個人の固定資産の部分の中の財産の中に入り込む話になったときに、非常にデリケートな問題で、そういう難しい問題を抱えていることは事実です。ですけれど、そういうことを工夫して、本物をちゃんときちんと行政の中で展開していかなくてはならないということは今後の課題だと思うんでね。大変なことはよくわかります。ただ、そういうことが先ほどの商業地域の話をしましたけれども、まちづくりというのはそれにも全部関係してくる話なんです。これからの中で、そういう建築というのは建ててから30年も40年もたつわけですから、それを使う人、使う人の問題なんですよ。私のところで今、家を建てようと思っていますけれど、私はもうその家に10年いられないんですよ、建てるときには。この次の世代なんですよ。だから、次の世代の方がどういうふうな意見を持っているかということを大いに聞いて、そして、行政展開をすることは極めて重要なことだと思いますんでね。ぜひその辺は実利のある一つの建築紛争のあり方というのを、今の施策が悪いと言っているんではないんですよ。けちつけているわけではないんです。それなりに努力していることは認めるんですよ。ただ、そこの視点は根本的な解決にはならないと。いわゆるガス抜きにしか今のところはすぎないですよと。それはしようがない。今の時期ではしようがないことだと。それほど難しい話だということだけはご理解いただきたいと思うし、わかっていただきたいと思います。以上。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 私、今の田中委員の全くおっしゃるとおりだと思いますよ。というのは、やはり自分のまちが、自分たちが子供たちや孫たちにどうやってつなげていくかという根本問題がね、それは理解されていなければだめだと。そのとおりで、それをきちんと都市づくり部中心に、やはりこういうふうな法令がありますよと、そういうようなことを伝えていくということは大事ですけれど、どんどん規制緩和されているではないですか。国のね。そこで、率直言ったら、私ちょっと言葉は悪いですよ。だけれども、やりたい放題が今できる。そこをどうやって調整をしていくかという点で、区はすごく頑張っているわけですよ。私、物すごいやり合いになりますよ。説明会というのはすごい、すさまじい、激しいやり合い。だけれども、その中で初めて、あっ、こんなに天空率を使えば、こんな建物も建ってしまうんだと。6メートル道路にしか、1本しか面していないのに、15階建てが建ってしまうんだということをそこで初めて知るわけだから。だから、田中委員が言うとおり。だけれども、その中で何とか騒音だとか振動の問題で、この土曜日はやめてほしいとか、あるいは、この家には90歳過ぎたデイサービスに通っている高齢者がいる、この家には受験生がいるということを出し合いながら、初めて、あっ、近隣の人たちはこんな、ここにおばあちゃんがいたのかとか、ここに受験生がいたのかということを知り合うという。それで相手に譲歩をかち取っていくなんて、たくさんあるんですよ。だから、そういう点では、まさに無力感感じること多いですけれど、しかし、コミュニティがまた強まっていくというきっかけにもなっている。だから、そういう点では、住宅課が果たしている役割は非常に大事なんですよ、それは。非常に相手は乱暴に進めるんです。乱暴に進めるんですよ。しかし……。 ○委員長 秋間委員、みんなやっているから、それはもういい。 ◆秋間洋 委員 そうですか。 ○委員長 みんな、わかっているから。 ◆秋間洋 委員 そういうことを、いや、田中委員にはそのことを言いたいと。 ○委員長 オーケー、オーケー。 ◆田中伸宏 委員 そうすると、私も言いたくなるんだけれど。 ○委員長 まあまあまあ、いいです。そういうことです。みんな、経験していることですからね。 ◆秋間洋 委員 今、すごい切実な問題だから。 ○委員長 これからね、本当役割は大変だと思いますけれどね。しっかり対応していただきたいと思います。  青柳副委員長。 ◆青柳雅之 副委員長 294ページの3番、住居表示維持管理、ちょっと小ネタになるんですが、景観まちづくりの観点も含めて、ちょっと話をさせていただきたいと思います。  今のこの住居表示板、台東区内は大体ブルーですよね。隣接区は緑のところとかもあるんですが、ほかの地域を見ると、茶色だったり、黒だったり、あるいは景観の地域ですよね。景観地域はいろいろな工夫がされているというのが実情です。あと、文字の字体に関しても、これも以前ちょっと発言したことがあるんですが、台東区の場合、完全にゴシック体になっていますが、例えばこれを江戸文字にしたりとか、勘亭流にしたりとか、そういったことで景観とか雰囲気を一緒になってつくり上げていく一つのマイナス要素からプラス要素に変えられるんではないかというのが1点。  それと、これ、旧町名を併記したらどうかということで途中まで検討が進んでいたと思っていたんですが、その点についてもどうなっているのかということも含めて、単なる機能性重視の住居表示板から、まちの景観ですとか歴史ですとか、あるいは江戸の文化のにおいもするようなものにプラスに変えていくような取り組みがこの住居表示板のほうからもできないかというようなところのご検討いかがでしょうか。 ○委員長 建築課長。 ◎松本浩一 建築課長 まず、住居表示板の表示につきましてですが、こちら自治省の告示の街区方式による住居表示の実施基準によって、寸法、文字及び数字の書体、色彩などが一応示されてございます。具体的には、中角のゴシック体を使用することが適当ということになっております。ただ、自治体によってはいろいろな工夫をやっているところがございますので、その辺については今後、他の自治体も含めて研究してまいりたいと思います。  2点目の旧町名の話でございます。旧町名の表示につきましては、今年度、町会掲示板への旧町名の記載が行われております。こちらに対する区民の方々の反響とか機運の醸成、こういったものを今後把握させていただくなど、研究を継続させていただきたいと思います。 ○委員長 青柳副委員長。 ◆青柳雅之 副委員長 今、すごい便利な社会というか、あれになって、ネットで検索すると、全国のいろいろな特色のある住居表示板が結構出てくるんですね。そういうのを見ると、確かに今までは一律の自治省の、総務省のものがきっちり守られていたのが、この住居表示板一つとっても、観光地であったり、景観の地域であったりとか、あとは、何か情報発信をしたかったりとか、まちのゆるキャラが一緒についていたりとか、もういろいろなのがありますんで、やはり江戸文化とか景観という切り口からいくと、台東区などは23区の中でも住居表示板一つについても工夫がされているというような状況になればいいなというふうに思っていますので、引き続きご検討お願いします。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第6項、都市整備費について、ご審議願います。  望月委員。 ◆望月元美 委員 296ページの6番、都市計画マスタープラン策定についてちょっとお伺いしたいんですが、今現在策定中だと思いますが、この都市計画マスタープランは、長期的な視点で見ますと、この台東区のまちづくりを展望する大変重要な計画ではないかと思っております。その進捗状況を教えてください。 ○委員長 都市計画課長。 ◎原嶋伸夫 都市計画課長 都市計画マスタープラン、27年度から基礎的な調査に着手をいたしまして、28年度、策定委員会を開催するなど、本格的に検討を開始したところなんですが、その一方、区の基本構想、これの策定検討が行われているということを踏まえまして、29年度、ちょっと策定までの流れを再検討して、今、ちょうど策定委員会ですとか、それから、都市計画審議会の学識経験者の皆様のご意見を伺いながら深度化を進めている状況でございます。30年度につきましては、今後、策定委員会をもう一度再開し、基本構想等の策定状況を踏まえながら、検討をさらに充実させる。年度内の策定を目指したいというふうな状況でございます。 ○委員長 望月委員。 ◆望月元美 委員 このまちづくりというのは本当に今、いろいろな状況が背景にあります、区内のほうでも。私のほうでもこれに大変興味がありまして、これについては総括質問でしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長 よろしいですか。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 296ページの9番、北部地区まちづくり推進、同じく297ページの20番、北部地域活性化検討調査。これ、関連しますので、一緒に聞かせていただきますので、委員会報告があるので、ダブらないようにやらせていただきます。  30年度につきましては、活性化のための検討並びに健康づくりの拠点化に向けた検討ということで、主に勉強会を中心に活性化検討調査を進めていただくということでご報告いただいているんですけれども、それにつきまして、要望というんですかね、次の次世代に地域を担う若い世代の方がこの勉強会に入りやすいスケジュールで進めていただければと思います。また、一くくりで進めていただきますと、大人数とか、たくさんの方がいらっしゃいますと、なかなか個人の意見も言いづらい雰囲気もありますので、分会というんですかね、テーマ別とかいうような形でもしできるようでしたら、丁寧に細かくやっていただいて、そのことが行く行くは機運の醸成と人材づくりにつながっていくんではないかなと。また、地域の声をしっかりと吸い上げていかれるんではないかなというふうに感じておりますので、そのように進めていただければと思うんですが、いかがでしょうか。 ○委員長 都市づくり部副参事。 ◎植野譲 都市づくり部副参事 過日実施されました産業建設委員会で、北部地区まちづくりという中で、基礎的な調査を実施したところと、今後の取り組みということで、まちづくりと人材育成のための勉強会などを行っていきたいというご報告をさせていただきました。勉強会の手法等々につきましては、現在、検討作業を進めているというところですけれども、委員ご提案の内容も踏まえ、検討していきたいというふうに考えております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 旧東京北部小包集中局跡地のワークショップにつきましても、しっかりと地元の声を吸い上げていただきましたので、こちらにつきましても、なかなか若い世代の方、結構忙しい方も多いと思うんですが、粘り強く開催していただいて、声を拾い上げていただいて、人材づくりしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 私も北部地域活性化検討ということで、委員会のほうで北部地域の交通網についてはいろいろと検討するということで出ました。ライトレールだとかBRTとか、銀座線とかね。ただ、今、私、きょう、聞きたいのは、東京都が臨海副都心に新ターミナルを建設して、オリンピックにそれこそ世界最大級の客船が、2艘泊まることができるということで、実際にその規模からすると、高級なそういう客船が泊まれるということで、乗客の収容人数は6,360人、最大で言えば。それが2隻泊まることができるということです。やはりこういう高級な客船に乗ってこられる方は、ある意味富裕層の方がこの東京に着くわけですから、日本の玄関口である東京の港について、浅草や上野に来たい、上野を必ず見に来る、上野や浅草へ来るという方はほとんどではないのかなというふうに思います。  実は昨年、保健福祉委員会で長崎市のほうに視察に行ったときに、保健福祉委員会の視察は終えて、最後、ホテルに帰る前に長崎市の原爆の平和公園のところに行ったときに、そこは平和公園の地下駐車場は36台かな、バス。夕方5時ぐらいに入ったんですけれども、もう満タンだったんですよね。その方に、バスの運転手さん、ほかの運転手さんに聞いたら、朝から100台のバスが来たと。その5時の時間帯ももう本当にすごいアジアのある国の団体がいまして、すごいにぎやかに多くの方が来ておりました。あそこ、東京にできます臨海副都心のこの港については、全てがバスで来られたら、これは1隻で160台ぐらいのバスになってしまいますから、大変なことになるのかなと思います。ただ、やはりこういう人たちを我々台東区のルートに乗っけてこなければいけないのかなと思います。そういう面では、今回、新たな北部地域に向けたそういう公共路線の話も出ましたけれども、この東京都が今、オリンピックで目指す、船で来る人たちのこのルートも新たにちょっともう1回その中に一緒に含めて考えて、検討していただきたいと思うんですが、その点についてどうでしょうか。 ○委員長 都市づくり部副参事。 ◎植野譲 都市づくり部副参事 港に船が着かれて、そこに泊まった方をどう誘導していこうかというところかなと思うんですけれども、バスですとか船ですとか、交通については、それこそ事業者との調整ですとか、あるいは自治体、周辺区の自治体の連携など、どのように進めていくのか。それこそ既存交通との関係ですとか、あるいは役割分担をどうしていくのかといったものをクリアしていかなければいけないというふうに考えております。その課題をどうやって解決していくかということで、まずは、事業者ですとか、周辺区へのヒアリング、あるいは勉強会など行って整理していく必要があるのかなというふうに考えています。今後は、このような取り組みを通じて、さまざまな交通機関の可能性について調査をしていきたいというふうに考えております。 ○委員長 水島委員。 ◆水島道徳 委員 もうオリンピックにはこの船が着くような環境はできるということですので、やはり東京都のほうも必ずこの東京の観光地に対してはいろいろな考え方を示してくるんではないかと思います。そういう面では、やはり台東区がこの浅草、上野を抱えるこの観光地が東京都の中の顔になるためにも、さまざまな手段をぜひ進めていっていただきたいと要望しておきます。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 296ページの13番、バリアフリーの推進なんですけれども、たいとうマップに載っているバリアフリーマップですね。これ、2015年4月に新たにつくられて、今までこのバリアフリーの中の内容とかというのは更新されているんでしょうか。 ○委員長 都市づくり部副参事。 ◎大野邦仁 都市づくり部副参事 バリアフリーマップへの掲載数につきましては、平成27年度の運用開始時より数件ふえております。今後は、行政施設を中心に掲載数をふやしていくという予定でおります。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 ちょっとこれは、バリアフリーマップについては総括質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  297ページの17番、防災船着場の活用、これに関して、30年度に予定されていることはありますでしょうか。 ○委員長 道路管理課長。
    ◎遠藤成之 道路管理課長 決算特別委員会の際にも委員のほうから、さらなる活性化をということでご質問をいただいたところでございます。30年度、具体的な整備等の予算は計上していないところではございますが、利用の促進ということをまず念頭に上げまして、地元の町会ともよく話し合いをした結果として、現在、あそこにオープンカフェが夜9時までやっているということがございますので、現在、船着場の一般開放が6時で終了しておりますのを、8時まで延長をして利用の促進に努めたいというふうに考えているところでございます。 ○委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 促進のために時間延長ということで、若干多分暗くなるんで、照明とかもまた必要になってくると思いますし、昨年、質問した後に、船に乗ってあそこの水辺ライン、一周してきました。さまざま活用方法はあるんですけれども、浅草はこれからやはり発展していくような可能性あるので、しっかり進めていっていただきたいと思います。以上です。 ○委員長 船着場、関連。田中委員。 ◆田中伸宏 委員 課長、あそこで船着場のところをステージにして、ちょっと貸してくれと言ったら、貸すか、貸さないか。ミュージシャンが。 ○委員長 道路管理課長。 ◎遠藤成之 道路管理課長 そのご質問に関しましても、決算特別委員会の際に、ご要望というか、検討するようにというご指示をいただいたところでございます。地元のほうに、時間延長も含めて、さらなる活性化をということで町会のほうを回らせていただいた中では、やはり静かな環境をというような声を非常に切実に訴えられたというところがございます。その中で、今回、時間延長、足しげく説明させていただいた中で、しっかりやっていくということで理解をいただいたところでございます。そこで音を出して何かステージというようなことになりますと、まず、地元のそういったところもありますし、また、桟橋自体が柵で囲ってあるものではありませんので、落水等あるといけませんので、ちょっと安全上の観点からも、その辺は難しいのかなというふうに考えております。 ○委員長 田中委員。 ◆田中伸宏 委員 音を出して、うるさい、うるさくないというのは主観の問題でね。活性化の観点からして、人が集まったほうがいいとか、音は静かなほうがいいとかというのは、例えばごみ問題が大変だとかといって、人が集まるところだから、ごみ問題が出るんだしね。相反しているところなんですよ。どちらをとるかというのは、たまにはそういうふうにしたほうがいいんではないかという声もあるしね。世の中いろいろな、千差万別なの。その中でどれを選択するかということは、一回やってみましょうよということも一つのいいことだしね。だめだとか、いいだとかというのは、それはこれからのあり方の中で、年中そういうふうにやられたら、迷惑という人ももちろんいるだろう。それはいろいろだから、その中で工夫して最大限のものを見出していくというのは役所の役割だと思うんで、ぜひ、余り神経質にならないでやったほうがいいと。考えたら、幾ら考えたら、ああでもない、こうでもないと世の中には、けちつける人間は幾らでもいますよ。そんなことに一々振り回されないで、大体こうだなと、一回やってみましょうと、やってみなくてはわからないと思うよ。だから、余りかたくなに考える必要ないと。それだけ申し上げておきます。 ○委員長 はい、ご検討ください。  鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 296ページ、12番の谷中地区まちづくり、まちづくり協議会助成についてお伺いします。  今、まちづくり協議会では、谷中地区計画策定に向けてまちの方々のご意見を聞きながら、いろいろな部門に分かれてお話をしているところでございます。それは区役所の中でも共有の認識になっていると思っております。 ○委員長 これも委員会でやっているからね。気をつけて。 ◆鈴木昇 委員 あわせてなんですけれども、まちづくり協議会、担当の課長は、せんだっての協議会に出席されておりましたけれども、今まで、昨年1年間、私も何度となく何度か出席させていただきましたけれども、その中でコンサルタントの方はいらっしゃいました。ただ、区役所の方は余り担当課の中で係の方がいたようには思いませんでしたけれども、今後、来年度に向けて、担当課としてどのようにまちづくり協議会と、また、各部会と協議をしていくのか。ちょっとお知らせください。 ○委員長 地区整備課長。 ◎越智浩史 地区整備課長 まちづくり協議会ですので、基本的には地域の皆様が主体的に今後のまちづくりについて話し合いを行って、まちづくりに向けて取り組んでいく、そういう場だというふうに認識しております。担当である地区整備課としましても、これまでも協議会の総会ですとか、あと、各部会においてもお求めに応じる形で出席をさせていただいているということもございます。来年度に向けてということで、地区計画の策定に今、入っております。重要な1年になるというふうに認識しておりますので、協議会の皆様のご協力、ご理解をいただくためにも、しっかり丁寧に、必要に応じて出席をさせていただいて、対応してまいりたいというふうに思っております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 ぜひそういう今、課長が必要に応じてとおっしゃっておりましたけれども、各部会、毎回必ず同じ人が出てくれというのは、それはもう残業代のところも絡んでくるので、お願いしますとは単純には言いませんけれども、やはりまちの人たちがどういうふうに協議を重ねてきたのかというのも含めて、これをしっかり受けとめていただくことで、それこそ今度、北部でやっていくまちづくり勉強会も含めて、発展ができる、資するものが谷中地域では議論されていたと私自身は思っておりますので、ぜひそういうところに生かしていただくようによろしくお願いをいたします。以上です。 ○委員長 関連、田中委員。 ◆田中伸宏 委員 あなた、すばらしい答弁だよ。重要な1年になると認識しているというのは、すばらしい。それだけ申し上げておきます。一生懸命やってください。すごく、本当に自覚している。ここは大事なところですよ。重要な1年になるという認識というのは、すばらしいんですよ。そのくらい谷中というのは、大事な時期なんですよ。そういうことです。以上。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 296ページ、まちづくり、谷中と北部で一つずつお伺いします。  本当に今、田中委員が言ったように、重要な1年になりますよね。というのは、今までは商業系の地区計画はありました。しかし、住宅地域の地区計画というのはまさに初めてであり、全国的にだってそうたくさんあるわけではない。区長の勇断です。そういう点では、本当に大事なこの1年、地区計画を策定する年であります。ただこの地域はなかなか悩ましいのは、木密問題があるわけで、そういう点では、この地区計画の策定の中で、この密集住宅市街地整備、これを進めていかなくてはいけないということがあります。そういう点では、その中での、地区計画の中での位置づけ、あるいは全体を進めていく中でのこの問題での課題とか政策展開、これについてお伺いします。 ○委員長 地区整備課長。 ◎越智浩史 地区整備課長 密集住宅市街地整備事業ですが、谷中2、3、5丁目地区において、不燃化、防災性の向上ということで取り組んできているものでございます。密集住宅市街地整備事業は事業でございますので、地区計画の中でルールを定めるというところに直接的に入ってくるというものではございません。ございませんけれども、地区計画を策定するに当たって、谷中のまちづくり方針を前年度に策定して、その中でももちろん目標として防災性の向上というのはうたっている大変重要な部分でございますので、地区計画でもそのあたりのことは方針としてしっかりうたいつつも、密集事業のほうも引き続き取り組んで、相乗効果といいますか、さらなる防災性の向上につなげていくというふうに考えております。  今後進めていく上での課題ですとか、そういった部分かと思うんですけれども、今申し上げました防災性の向上という部分と、町並みを維持・保全していくという2つ大きな目標がある中で、それを両立させていくというのが一番大きな課題であり、今後の展開の中でもしっかりと捉えていかなければいけない部分だというふうに思っております。そのためには、住民の皆様ですとか地権者の皆様、先ほど協議会の話もありましたけれど、協議会の皆様などとしっかり意見交換をしながら、対応を丁寧にしていくというのが大事な部分かと思っております。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 両立というところは本当に大変な課題ですけれど、できるというふうに思うんです。例えばもう幾つか谷中の人たちが大事な町並み、あるいは路地、建物というものを保全しながら、耐火、耐震を強めている建築物が幾つか出てきていますよね。例えば旧吉田屋酒店さんの向こう方の喫茶店、角の喫茶店ですけれども、あそこは耐震をして、あれは立派な、また、活性化させていて、非常に名物の喫茶店にまた新たによみがえっています。あそこも、耐震やったんだよね。そういう点では、そういうところが幾つか谷中にあるというふうに聞いています。ですから、そういう点では、これは民間の力ですけれども、そういうところからよく学んでやはり進めていくということが大事だとも思います。  先ほどもあった六阿弥陀通りの無電柱化などの調査がありましたけれど、電柱の問題というのは、防災、景観の問題で非常に無電柱化は大事だと思うんですけれども、この地区計画の中での位置づけというのはあるんですか。 ○委員長 地区整備課長。 ◎越智浩史 地区整備課長 無電柱化につきましても、やはり取り組み事業というものでございますので、地区計画の中に直接的にうたうというものではない、今の時点ではそういうふうに考えております。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 わかりました。網羅的なものなので、そういう点では、先ほどの密集住宅の問題もこの無電柱化の問題も連携してぜひやっていっていただきたいというふうに思います。  あともう一つが、同じ296ページの北部に関連して、この都バスの東42乙路線の運行と、あと、その次のページの循環バスめぐりんの運行についてちょっとお伺いします。  乙バスがこの昼間の増便、これがかないました。そういう点では、本当に評価をしたいと。昼間、本当に空白だった時間に数本ですね、これが通るようになったことは大いに評価いたします。ただ、やはり私たち区議団には幾つかのまだ課題が寄せられていまして、今、ぐるーりめぐりんが乙バスの代替を相当な部分やっているわけですね。これは物すごく北部の地域の方たちの通勤、あるいは暮らしの足となって、めぐりんが大活躍しているわけです。そういう点では、この乙バス、もうちょっと役割を果たしていただきたいという点では、日曜の朝の問題です。この便がやはり遅いんですね。乙バスは、朝の10時40分が一番最初の乙バス便です。10時40分というのはもう昼間ですよ、もう。ここは南千住発が10時40分ですから、そういう点では。しかも、ぐるーりめぐりんも日曜だから、多少おくれますよ。1時間ぐらいね。7時40分が最初であります。そういう点では何とか、この日曜日出勤の方というのは結構いらっしゃるんでね。そういう点では、ぐるーりめぐりんの7時40分をもうちょっと早めるとかということはできないんですかね。 ○委員長 交通対策課長。これもやっていますけれども、説明してあげてください。 ◎石川洋二 交通対策課長 都バス東42乙路線につきましては、平成28年1月に大幅に減便になって、地元より南千住、あるいはシルバーパスが使えないといった平日の昼間の便数の確保について多くの要望がございましたので、その要望に応えるため、区のほうが粘り強く東京都と進めてきた結果、今回、4便増便になったというところでございます。  昨年からことしにかけて、めぐりん、あるいは交通という形の中で、いろいろな方たちにアンケートをとっているところでは、休日の朝便の増便という要望もある一方で、やはり終便を何とかしてくれというところも多い。これについては、残念ながら、ぐるーりめぐりんだけではなくて、もうちょっと全体の話でもあるので、これは先日、交通対策・地区整備特別委員会でご報告しました今後のめぐりんの運行見直しの基本的な考え方、そちらに沿って全体的な中でちょっと検討させていただきたいというふうに考えております。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 しかも、これは増便が、1,700万円をほとんど60万円の増加だけでやったところがすごいんですよ。1,700万円をほとんど変えずに、増便4便させたというところがすごいなと思いました。そういう点では大いにそれは評価しているんですが、先ほどの課題は日曜の北めぐりんですよね。北めぐりんの増便になります。夜のね、ということになりますが、ここも含めてお願いしたいと思います。  あと、来年の4月から蔵前小学校が新校舎になって、今、蔵前小学校の児童の通学対策のために増便した朝のこれは、橋場2丁目アパート前の7時50分発のこの便ですけれども、これがあるんですが、これがもしかして来年の4月、見直しになってしまうかという点で危惧しているんですが、これについては、やはり北部地域の本当に大事な通勤時間の足ですので、残してほしいと。この辺はどうですか。 ○委員長 交通対策課長。 ◎石川洋二 交通対策課長 こちらのバスについては、平成28年8月、ぐるーりめぐりんのダイヤ改正で増便したものでございます。このときのダイヤ改正の目的でございますけれども、先ほど言った平成28年1月にぐるーりめぐりんを通した後に、やはり浅草北部地域の輸送力は上がったんですけれども、一部乗りこぼしがあったというところで、そのダイヤ改正によって、間に2本ふやしたというところでございます。この時期に同時に蔵前小学校の改築ということもありまして、児童の通学対策という、講じる必要があったため、1本を浅草橋地区センターまで延伸するというふうになっておりますので、当初の目的がやはり北部地域の輸送力向上ということですので、その観点からいきますと、現在はそこを外すというところは今、考えていないというところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 それは、聞いて安心しました。これはなくなってしまったら、大変だなと。ただ、流れは、私、理解をちゃんとしていなかったところがあったんで、今、課長に正していただいたんで、もう1本、7時10分発がありましたね。すみませんでした。  あと、最後ですけれども、先ほど、船の問題で、北部地域のにぎわいということでありました。私はちょっとそのにぎわいの問題ではなくて、暮らしの問題という点で、今のこのめぐりんの問題も含めて、この北部地域活性化検討調査という、今回予算化された中で、交通の利便性の向上についてどう考えているのかということを、そういう派手な話ではなく、伺いたいと。 ○委員長 都市づくり部副参事。 ◎植野譲 都市づくり部副参事 北部地区のさらなる交通利便性の向上というところでございますけれども、先ほども交通の件につきましてはご答弁申し上げましたが、やはり新たな交通機関等々の導入ということにつきましては、事業者との調整ですとか、周辺区や地元との連携や調整というのも必要になってくる。そういった中で役割分担の整理というのが必要なので、やはりクリアすべき課題というのは大きいかなというふうに考えています。そういった課題をどうやって解決していくのかというのは、来年の調査の中で調査をしていきたいというふうに考えています。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 先ほども申し上げましたけれども、ぐるーりめぐりんが乙バスの代替をしている。もう本当に主要な足になっています。そういう点では、私、船も否定はしませんけれども、やはり毎日の暮らし、通勤の足としてのめぐりんを本当にさらに役に立たせるとしたら、南千住駅接続ですよね。これはもう繰り返し言っていますけれども、これについてもぜひ視野に入れていただきたいということだけ申し上げて、終わります。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第7項、住宅費について、ご審議願います。  中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 301ページの16番、居住支援協議会、これは委員会のほうで報告をしていただいたので、内容には触れませんけれども、要望がありまして、お話しさせていただきます。  最近、いろいろご相談をいただく中で、親がなかなか、介護で仕事に行けなくなってしまって、仕事をやめてしまって親の介護をしているという方が、やはり仕事はできるんだけれども、親御さんを置いて表に出られない。そこで、それが何とかクリアできれば、仕事に行くこともできるという話を受けまして、何とか住宅を用意して、そこに住まわせてもらって、そこで何家族かそういう同じような状況の方がいらっしゃって、住んでいて、そこに介護の人が入れば、もう昼間の時間だけでも仕事に行けるんではないかと。そういう体制というのはとれないのかと話を受けまして、いろいろな課に相談したんですけれども、なかなか介護保険課では難しいし、住宅課も難しいという中で、このいわゆる居住支援協議会というのが出てきまして、これはもうすばらしい事業だなと思いました。そこで、対象を聞きましたら、ひとり親家庭は18歳未満の家庭だという話だったので、ちょっと今回、内容的にはかなり違ってくるかもしれませんけれども、この中でかかわっている部署が介護予防・地域支援課でもありますし、地域支援も入っているので、そういう面では、ひとり親家庭で18歳以上の家庭の部分はしっかりこの協議会で検討していただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。           (委員長退席、副委員長着席) ○副委員長 住宅課長。 ◎杉光邦彦 住宅課長 こちらの居住支援協議会ですけれども、これは住宅セーフティネット法に位置づけられていまして、その対象となる方も実は法律でうたわれているところでございます。委員ご提案の18歳以下の子供を養育している者ということで、対象にもなっていますので、具体的にどうするかということは、これから居住支援協議会を立ち上げまして、その方を支援する団体ですとか、また、不動産関係者とか、そういったものを一堂に会して協議をしていければなというふうに考えてございます。 ○副委員長 中澤委員。 ◆中澤史夫 委員 ぜひ進めていっていただきたいと思います。           (「関連」と呼ぶ者あり) ○副委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 協議会は、対象が相当幅広で、法律に定められているということはわかりました。ただ、台東区はどの層の区民が住宅弱者だとして認識しているのか。この辺はどうなんですか。 ○副委員長 住宅課長。 ◎杉光邦彦 住宅課長 やはり自力で住宅を確保できない、これを住宅確保要配慮者というふうに定義をしていますが、先ほども申し上げましたように、この住宅セーフティネット法でその対象が絞られている。具体的には、高齢者、障害者、あと18歳以下の子供を養育している者。あと、低所得者といたしまして、月額18万5,000円以下の方と発災後の3年以内の被災者ということで具体的に列記をしております。まずは、その法律で定義されているカテゴリーの方々を中心として、これもまた協議会のほうで議論をして、協議をしていきたいというふうに考えてございます。 ○副委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 そのときに、やはり区が今までさまざまな調査をしたり、まちを歩いて集めたさまざまな情報をきちんと生かして、この層が一番今、当面救わなくてはいけないんだとかというのは優先順位というのかな、めり張りをつけてやっていく必要があるんではないかなというふうに思います。その点で、やはり空き家の悉皆調査をやりました。これが市場とどうマッチングするかはちょっと別ですけれども、しかし、区が所有している空き家情報を、これを具体的に活用していくというのは非常に大事だと思うんですが、ただ、個人財産の問題にかかわることもあるので、微妙なこともあると思うんですが、その辺についての活用についてはいかがですか。           (副委員長退席、委員長着席) ○委員長 住宅課長。 ◎杉光邦彦 住宅課長 ご質問の区が所有している空き家の情報、調査の結果でございますけれども、それを見ますと、やはり空き家の所有者の意向で、要するに賃貸に活用するという意向をされている方がほとんどいらっしゃらないというところが実情でございます。また、建物、物件をそれぞれ見ても、やはり耐震性が担保されていない物件ですとか、そうしますと、賃貸をすることによって投資をするということで、非常に市場性が乏しいような物件がほとんどでございますので、なかなか活用するのは難しいかなというふうに考えてございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 そうすると、今の住宅セーフティネット法ですか、そこでは多分そうなんだと思うんです。ただ、区は空き家をこの間もう何回も重ねてやってきたのは、お荷物ではなくて、地域の財産として見るというふうに、これはもうずっと台東区は言ってきたわけで、そういう点では、では、そこに例えばリフォーム、耐震、防火、こういうようなものを施して、それでも貸せるような状況までにするかという。これは政策的な一つの課題として、これは法とは別に、法律に基づきながらも区が踏み込むということはあり得るわけで、そういう点では、今の課長の答弁だと、ずっとこれは現状はそうだと。だから、できないんだというんではなく、現状はそうだけれども、たしか3割ぐらいはそのまま住めるというところを報告受けているわけですよ。であれば、ただ耐震の問題があるというんだったら、耐震補強が必要だということにはなるけれども、耐震補強すれば使えるんだったら、それをどうやってやるかということは、これはやはり先ほど空き店舗のところでも改修助成まで、空き店舗に改修助成して店舗を貸すというところまで持っていくという話、ちょっと規模が違うからね、申しわけないんだけれど、あったわけですから、そこはぜひ踏み込んでいただきたいと。答弁しますか。 ○委員長 いいよ。 ◆秋間洋 委員 では、要望だけしておきます。 ○委員長 はい。よろしいですか。  鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 資料5を活用します。定住率の推移、ページは300ページの9番、ファミリー世帯家賃支援のところに関連させていただきます。  この資料とあわせてお伺いをしますけれども、この予算書の中の9番のファミリー世帯家賃支援というのが、この資料5の項番1の加算型ファミリー世帯家賃支援の金額というふうに捉えていいんでしょうか。 ○委員長 住宅課長。 ◎杉光邦彦 住宅課長 こちらの30年度の予算に計上されているものにつきましては、21年度から24年度までの間の支給対象者の助成額が計上されてございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 加算型ファミリー世帯家賃支援の中でも、多少翌年度というので見ても、また、68%から58%とばらつきはありますけれども、今、翌年度だけを見ていても、やはり台東区に住んでいてくれたんだなと私は読み取っております。  あわせて、資料5の項番2のマイホーム取得支援の定住率を見てみれば、やはり19年度から5年後の定住率というのを追っかけて調査してもらいましたけれども、高い定住率だなというのが、これはもう本当に見えてくるものだと私自身思っています。このファミリー世帯の家賃補助やマイホーム取得の受給をした方の話では、やはり結婚した当初、給料も安い時期のときに、ファミリー世帯家賃補助をもらえて非常に助かったというお話も伺っていますし、今、台東区では8割の人がマンション住まいだとも言われています。それで、今後、ファミリータイプと言われる40平米というのも区は見直すと言っていますので、そこは質問はしませんけれども、家賃補助をもらいながらマイホーム取得をして、受けてマンションを購入したという方に関しては、本当に補助があったことで助かった。子育てする費用が捻出できた。そして、住宅を買うときに、この支援があったことで頭金の一部となって、今もローンを返すための利息が安くなって助かっているというお話もお伺いをしました。そういう意味では、今の予算書の中でお伺いをしますけれども、若者定住促進という位置づけの政策は何かあるんでしょうか。 ○委員長 住宅課長。 ◎杉光邦彦 住宅課長 家賃支援のご質問をいただきました。平成24年度に定住促進に係る住宅施策についての効果の検証を行ってまいりました。その結果、本区の人口は18万人口を超えまして、特にファミリー層については、人口ですとか、あるいは構成比が着実に増加しているということで、従来の定住施策の一定の効果があったと認識をしてございます。  その一方で、今後の定住促進につきましては、住環境上の課題といたしまして、マンションの維持管理の適正化、住宅の質の向上を図る必要があることも明らかになったことを踏まえまして、持続的な区民の地域継続居住と申しましょうか、そういったものを推進するために、住宅施策の方向を見直しをさせていただいてございます。マイホーム取得支援制度、加算型ファミリー世帯家賃支援制度といった直接的な金銭給付につきましては終了とさせていただいています。現在の住宅施策につきましては、国や東京都の動向を踏まえまして、区民の皆様の継続的な区内の居住を推進するために、子育て世帯の住宅ニーズへの対応ですとか、ストックの老朽化に伴う維持管理の修繕、建てかえの課題のあるマンション対策など、住宅の質の向上と良質な住環境の形成を図っております。また、来年度でございますけれども、マンションの実態調査を実施いたしますので、その調査結果を踏まえて、住宅施策の検討に役立てていきたいというふうに考えてございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 そういう意味では、今後のマンション実態調査を踏まえてという答弁もありましたけれども、今、IターンとかUターンとかSターンとかいう定住の方法があるみたいと伺いましたけれども、いろいろなところを点在しながら、やはり台東区、住みやすいよね、いいまちだねというような若い人たちがふえてくれることで、まちは活性化するだろうし、町会というのも新たなる力が生まれてくるんだろうなというふうに私思っていますので、ぜひこのいろいろな実態調査を踏まえた政策を展開していただきたいことを伝えておきます。以上です。 ○委員長 最後、石川委員。 ◆石川義弘 委員 住宅費に関しては、そういう意味では、高齢者から若年者、中間層まで、実は幅広い形での施策が必要になっているんだと思います。また、これ自体が都市計画マスタープランだとか全てのものに非常に大きく影響してくるものです。そういう意味では、長年これの陣頭指揮をとって大変難しいかじ取りをしていた伴部長も退職をするそうなんですが、ぜひ、まだ都市計画マスタープランが完全にでき上がったわけではないところでありますが、思いのたけと恨み節を言っていただけるといいかなというふうに思っています。 ○委員長 伴部長、都市づくり部長。30分ぐらい。 ◎伴宣久 都市づくり部長 大変お疲れのところを、貴重な時間を提供していただきましてありがとうございます。  私、昭和58年に区に入りましたが、そのときには営繕課の職員、建築技術職として一生働くということでお約束させていただいて、入りました。自分のキャリアの中で3分の2以上は施設建設をやって、今回の産業建設委員会で報告させていただいた江戸下町伝統工芸館も実は私が設計した建物でございます。やはりもうそれだけ時間がたっているということでございます。平成19年に初めてまちづくり推進課長としてまちづくりに従事させていただきまして、それ以来、御徒町駅周辺の地区計画ですとか浅草六区の地区計画、それから、景観計画の策定に課長として携わらせていただきました。  現在、都市づくりにつきましては、来年、都市計画法が100年を迎えて、都市計画法、建築基準法、これが今の時代に合わないというふうに言われていて、国においては、その見直しが進められております。世の中ではコンパクトシティの問題がありまして、都市の可視化ということが課題になりまして、本目委員がきょうおっしゃったように、AIを使って都市づくりをするということがもう現実の世界になりつつあります。そういった中で、区長が申し上げております江戸ルネサンス、これは東京の23区、特に都心の7区におきましては江戸期の都市構造がまだまだ残っております。これまでの大きな都市更新の機会というのが明暦の大火でございますとか関東大震災、それから、第2次世界大戦、東京オリンピックというところになっております。2020年が2回目の東京オリンピックになっておりまして、都心部を見ていただくと、今、都市更新が猛烈に行われております。  そういう時期に今後の20年を見据えて、都市計画マスタープラン、上野地区まちづくりビジョン、それから、谷中の地区計画、浅草北部のまちづくりの計画に携わらせていただいたということは、私にとって大変光栄で、幸せだったなあと考えております。これも、議員の先生方の時には厳しいご指摘と温かいご支援のたまものだと思っております。今後、こういった計画が来年かなりいろいろ頭が出てきます。今後20年、私どもの都市づくり部の職員は一生懸命やっていきますので、また、ご指導・ご鞭撻を賜りたいと思います。きょうはどうもありがとうございました。 ○委員長 お疲れさまでした。ちょくちょくプライベートでもお会いしますが、最後までしっかり見届けていただきたいというふうに私からもよろしくお願いします。  以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。  第7款、土木費について審議を終了いたしましたので、本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 本日の予定は以上で終了いたしました。  次回の委員会は、明日、午前10時に開会いたしますので、よろしくお願いします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 これをもちまして、予算特別委員会を閉会いたします。           午後 4時59分閉会...