台東区議会 2018-02-26
平成30年 2月交通対策・地区整備特別委員会-02月26日-01号
平成30年 2月
交通対策・
地区整備特別委員会-02月26日-01号平成30年 2月
交通対策・
地区整備特別委員会
交通対策・
地区整備特別委員会会議録
1
開会年月日 平成30年2月26日(月)
2 開会場所 議会第3会議室
3 出 席 者 委員長 鈴 木 純 副委員長 伊 藤 延 子
(13人) 委員 中 澤 史 夫 委員 青 鹿 公 男
委員 石 川 義 弘 委員 水 島 道 徳
委員 寺 田 晃 委員 冨 永 龍 司
委員 太 田 雅 久 委員 君 塚 裕 史
委員 木 下 悦 希 委員 田 中 伸 宏
議長 河 野 純之佐
4 欠 席 者
(0人)
5
委員外議員
(0人)
6
出席理事者 区長 服 部 征 夫
副区長 荒 川 聡一郎
都市づくり部長 伴 宣 久
都市計画課長 原 嶋 伸 夫
まちづくり推進課長 浦 里 健太郎
地区整備課長 越 智 浩 史
都市づくり部副参事 植 野 譲
都市づくり部副参事 大 野 邦 仁
土木担当部長 髙 栁 正 治
交通対策課長 石 川 洋 二
7
議会事務局 事務局長 内 田 健 一
事務局次長 伊 東 孝 之
議事調査係長 行 田 俊 男
議事調査係主査 森 田 孝 次
書 記 西 村 健 志
8 案件
◎
審議調査事項
案件第1 陳情29-14
ライドシェア・白タク合法化反対の
意見書採択を求めること
についての陳情(1月30日
取り下げ願い提出)
案件第2 陳情30- 7
ライドシェアを容認する規制改革を行わないことを求める意
見書の提出に関することについての陳情(新付託)
案件第3
交通対策及び
地区整備について
◎
理事者報告事項
【
都市づくり部】
1.
谷中地区まちづくりについて ……………………………資料1
地区整備課長
2.浅草橋駅
周辺まちづくり基礎調査について
……………………………資料2
地区整備課長
3.
JR御徒町駅
可動式ホーム柵及びJR上野駅エレベーターの整備について
……………………………資料3
地区整備課長
4.台東区
バリアフリー特定事業計画の進捗状況について
……………………資料4
都市づくり部副参事
【土木担当】
1.台東区
タウンサイクル実証実験について
……………………………資料5
交通対策課長
2.台東区
循環バス「めぐりん」の停留所の名称変更及び
小型路線バスの買入れについて
……………………………資料6
交通対策課長
3.台東区
循環バス「めぐりん」の
運行見直しの基本的な考え方について
……………………………資料7
交通対策課長
4.都バス東42乙路線の増便について ……………………………資料8
交通対策課長
5.
観光バス対策について ……………………………資料9
交通対策課長
午前10時00分開会
○委員長(鈴木純) ただいまから、
交通対策・
地区整備特別委員会を開会いたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 初めに、区長から挨拶があります。
◎服部征夫 区長 よろしくお願いします。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 本日は、
卓上マイクのスイッチを必ず押してから、ご発言願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、理事者の方に申し上げます。
付託案件の終了後、所管の部の
報告事項が終了した時点で、ご退席いただいて結構です。
また、
報告事項のない部については、付託案件が終了した時点で、ご退席いただいて結構です。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、傍聴についておはかりいたします。
本日提出される傍聴願については、許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
それでは、審議に入らせていただきます。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 初めに、案件第1、陳情29-14、
ライドシェア・白タク合法化反対の
意見書採択を求めることについての陳情を議題といたします。
本件は前回の委員会で継続審査となったものでありますが、1月30日、陳情者から
取り下げ願が提出されましたので、
事務局次長に朗読させます。
(
伊東議会事務局次長朗読)
○委員長 本件については、取り下げを許可したいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 それでは、本件については取り下げを許可し、
審査打ち切りとすることに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第2、陳情30-7、
ライドシェアを容認する規制改革を行わないことを求める意見書の提出に関することについての陳情を議題といたします。
本件は、新たに付託されたものであります。
事務局次長に陳情の趣旨を報告させます。
(
伊東議会事務局次長報告)
○委員長 それでは、本件についてご審議願います。
田中委員。
◆田中伸宏 委員 前にも言ったかもわかりませんけれども、この
ライドシェアというのは、アメリカの
サンフランシスコで、
ベイブリッジを渡ってくるとか、
ゴールデンゲートブリッジを渡ってくるというんで、それが通勤のときに乗用車に1人ずつ乗ることによって非常に市内が混んで、そのために、1人で乗ったら有料にしたり、あるいは
カープールに集まってみんなが一緒に乗ってくると安くしますよと、お金取らなかったりというようなことで調整したわけですね。
それが非常にいいシステムで、それをやろうとしているのはよくわかっているし、別に悪いことではないんだけれども、ただ、本区の立地条件がどうかというと、そういった島、
サンフランシスコみたいな立地条件ではないんでね。今はタクシーも余っているという言い方はいけないのかもわかりませんけれども、いつでもすぐ乗れるような状態で、今のところ何ら不自由なくなっているんではないかなと。また、
タクシー業界もいろいろと努力されているようなんで、これは一応、
趣旨採択にさせていただいてもいいかなと。今のところは
ライドシェアのところではちょっと問題点もあるようなんでね。そういうことで、私どもは
趣旨採択していただければと、このように思っています。以上。
○委員長
冨永委員。
◆冨永龍司 委員 今、
田中委員からもいろいろご指摘ありましたけれども、確かに
ライドシェアのもともとのいい面、今現在でも皆さんで乗り合いしたりいうところもあります。例えば
交通不便地域に関しては、やはりこういったものも必要であるということと、国でいうと、この
ライドシェアイコール白タクという認識のあるところとないところと、衆議院と参議院でも意見がどうしても分かれているというのが現状なようです。
ただ、やはり新しいことは不安があるということなんですけれども、
国家戦略特区として今、認めているということで、今は台東区とかは多分対象外ということだと思うんです。
公共交通が少ないところに決まっておりますので。
ただ、今後これが緩くなってしまうということも考えられますけれども、これはやはり、
国家戦略特区ですから、台東区として申請しなければこのようなことは行われないという私の認識ですが、今、考え方が出ているかどうかわかりませんけれど、その辺について、区として考えはあるでしょうか。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 先ほど
田中委員からもご指摘がありましたように、区の中の交通事情、タクシーについても、台東区だけということではなくて23区全体で見ても、国が定めている基準の上限ぎりぎりまで来ているというところと、
あと路線バス、その他の
公共交通もしっかりしておりますので、今、区の中では、乗り合いのものを入れるという考え方にはない。
ただ、今後、国や他の自治体の動向は注視していきたいというふうに考えております。
○委員長
冨永委員。
◆冨永龍司 委員 ということですので、今ある制度で別なものでいうと、
自家用有償旅客運送制度、お金を取ってどこかに動かせるという問題で、これは福祉の面とかでは使われているということですね。こういったことは大切だと思いますけれども、今後の課題もあるということなんで、その辺、お金を取って商売としていくというのはやはり課題があると思いますので、我が会派としても
趣旨採択ということでお願いします。
○委員長
石川委員。
◆石川義弘 委員 これは非常に難しいところがあると思っています。というのは、この
ライドシェア、白タク。白タクといえば、これはもう完全に違法行為です。違法行為を取り締まるのは、当たり前の話ですが、逆言うと、
シェア事業ということは、今までにない形の事業が展開されてきていると。シェアというものは、今までなかった。そういう意味では、レンタカーを含めて車の使い方も、またそれぞれの使い方で、経済的なものを考えると、シェアして使うというのは、ある一方で正論なのかもしれないと実は思っています。
だからといって、白タクに関してはこういう使い方をしていいのかということにも非常に問題がありますので、こちらに関しては
趣旨採択したいと思いますが、
シェア事業という事業自体を全体的にどうやって考えていくのかということに関しては、これは慎重にやっていただけたほうがいいと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長
中澤委員。
◆中澤史夫 委員 今回、出し直しをしていただきまして、本文を読ませていただきました。
この中に、
シェアリングエコノミー検討会議というのがあるんですけれども、これは基本的にインターネット上の
マッチングプラットフォームを介して他の個人等も利用可能にするという、
経済活動効果、
経済活性化活動ということなのですけども、この中でも書かれているんですけども、
グレーゾーンと言われる部分がありまして、
ライドシェアとなりますと、相乗りということも考えられるんですけれども、
道路運送法に抵触するという部分がありまして、ただ、その中の定義として、例えば相乗りした場合に
ガソリン代とか、
道路通行料とかいうのを上限として、それを例えばシェアする、経済的にそれ以上にいかない部分で、みんなで割って乗るということに関しては、特に許可とか登録は要しないということも出ています。
この
シェアリングというのは、
ライドシェアでは、考えると広い部分がすごく見えるんですけれども、例えばそこに関してはこれからいろいろな
検討会議等で決めていく部分はあると思います。今回の陳情に関しては、この
運送事業者の方々が今までいろいろな部分で、
アルコールチェックとか、そういうところをしていただいて、安全に安心に乗っている方々を送っていただけるという部分では、やっていただいていることはすごく大事なことでありますので、今回のこの陳情に関しては、会派としては
趣旨採択でお願いしたいと思います。
○委員長 伊藤副委員長。
◆伊藤延子 副委員長 前回と同じ意見でというんですかね、やはりこの
ライドシェアの大きな問題は、先ほどから言われています
道路運送法の問題とか、あとは働く方たちがこれだけきちんと自己管理、
アルコールチェックとかやっていますよね。そういう中で、この
ライドシェアに当たる方たちは、それらは全然やられないですし、車のチェックや整備などについても自己任せというんですかね。そういう中での本当に安心安全というところの担保ができないということが一番問題だと思うんですね。
さらには、ここにも書いてありますように、やはり自己責任といいますかね、個人の責任になってしまって、利用者はこの提供されるサービスの相手に目ききをといっても、車、タクシーの目ききまでというのは、かなり厳しいものですから、やはり利用者の自己責任になって保障がないという問題とか含めますと、
ライドシェアというのは安全・安心のところでは問題が大きいんではないかなというふうに思います。
あとやはり
タクシー会社が今の
公共交通として、そして福祉などに関しても、住民の福祉の維持、増進というところでも非常に頑張っていらっしゃるというところでは、私は採択でよいと思っております。
しかし、本日は皆さんが
趣旨採択ということですので、共産党としても今回については
趣旨採択でよいと考えます。
○委員長 これより採決いたします。
本件については、
趣旨採択の意見が多数でありますので、
趣旨採択することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第3、
交通対策及び
地区整備についてを議題といたします。
本件について、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。
初めに、
谷中地区まちづくりについて、
地区整備課長、報告願います。
◎越智浩史
地区整備課長 それでは、
谷中地区まちづくりについてご報告いたします。資料1をごらんください。
項番1、
谷中地区地区計画についてでございます。昨年3月に策定いたしました
谷中地区まちづくり方針を実現するために、
谷中地区全域に
地区計画を策定いたします。また、
地区計画区域内の資料中、
①不燃化特区区域、及び
②都市計画道路廃止予定沿道区域において、具体的な
まちづくりのルール、
地区整備計画を先行して検討いたします。
資料の裏面をごらんください。赤色の1点鎖線で囲まれた区域、谷中一丁目から七丁目、上野桜木一丁目、二丁目、池之端三丁目、四丁目が
地区計画の区域となります。そのうち黒色の線で囲まれた区域が
まちづくりのルール、
地区整備計画を検討する区域となります。
参考に、廃止予定の
都市計画道路で
谷中地区内の部分を青い線、地区外を水色の線でお示ししております。
資料の表面にお戻りください。
項番2、
アンケート調査でございます。
まちづくりのルール、
地区整備計画の検討に当たりまして、先ほど説明させていただきました黒色の線で囲まれた範囲に土地や建物をお持ちの地権者の皆様の意向を把握するため、
アンケート調査を行いました。
(1)
アンケート調査の概要でございます。発送日は平成30年1月17日でございます。対象区域は、先ほどの黒色の線で囲まれた検討区域でございます。回答率は、集計の都合上、2月2日現在の32.0%となっております。なお、本日現在では47.0%でございます。
(2)
アンケート結果概要でございます。
資料別紙アンケート調査結果概要をごらんください。
1ページでございます。資料の構成でございますが、設問ごとに、初めに設問の内容、その下、左側に設問の
対象エリア、右側に
アンケート結果、下段にいただいたご意見と、また、必要に応じて
イメージ図を加え、1ページにまとめてございます。調査結果につきましては、2月2日時点でご回答いただいたものとなってございます。
初めに、設問1、建物の高さの
最高限度(その1)でございます。設問の内容といたしましては、建物を建てかえる際の高さの
最高限度を12メートル、4階程度までとすることに対し、どのように考えるか、お伺いいたしました。
対象エリアは、図の濃い色で塗られたエリアになります。
アンケート結果は、未回答を除きました
有効回答者数が809人、①定めたほうがよいが578人で71.4%、②は12メートルよりも高い、または低いほうがよいが162人で20%、③定めなくてよいが69人で8.5%でございました。
また、ご意見といたしまして、②と答えていただいた方162人の内訳は、12メートルより低いほうがいいが109人、高いほうがよいが10人、その他が43人でございました。そのほかに記載のようなご意見をいただいたところでございます。
資料をおめくりください。2ページでございます。設問2、建物の高さの
最高限度(その2)でございます。建物を建てかえる際の高さの
最高限度を20メートル、6階程度までとすることに対し、どのように考えるか、お伺いいたしました。
対象エリアは
近隣商業地域で、図の色で塗られたエリアになります。
アンケート結果は、①定めたほうがよいが522人で65.3%でございました。そのほかの回答及びご意見等は記載のとおりでございます。
3ページをごらんください。設問3、敷地面積の最低限度でございます。敷地を分割する際の最低限度を50平米以上とすることに対し、どのように考えるか、お伺いしました。
対象エリアは全域になります。
アンケート結果は、①定めたほうがよいが556人で68.7%でございました。そのほかの回答及び意見等は記載のとおりでございます。
続きまして、4ページをごらんください。設問4、道路と接する敷地に、
ゆとり空間を確保でございます。
イメージ図でお示ししたとおり、建物を建てかえる際に外壁等の位置を
道路境界線から0.3メートル離し、
ゆとり空間を確保するとともに、工作物等の設置を不可とすることに対し、どのように考えるかをお伺いいたしました。
対象エリアは図のとおりでございます。
アンケート結果は、①定めたほうがよいが576人で71.6%でございました。そのほかの回答及び意見等は記載のとおりでございます。
5ページをごらんください。設問5、道路と接する敷地に、
歩行空間を確保(その1)でございます。
イメージ図でお示ししておりますとおり、建物を建てかえる際に外壁等の位置を道路の中心から3メートル離して
歩行空間を確保し、また、災害時の消防活動や避難の円滑化を図るというものでございます。また、
歩行空間には工作物の設置は不可とすることに対しましてどのように考えるか、お伺いいたしました。
対象エリアは図でお示ししました
朝倉彫塑館の前の道路の沿道、図の色で塗られたエリアになります。
アンケート結果は、①定めたほうがよいが621人で77.1%でございました。そのほかの回答及びご意見等は記載のとおりでございます。
おめくりいただきまして、6ページをごらんください。設問6、道路と接する敷地に、
歩行空間を確保(その2)でございます。建物を建てかえる際に外壁等の位置を
道路境界線から離し、
歩行空間の確保とともに工作物の設置は不可とすることに対し、どのように考えるか、お伺いいたしました。
対象エリアは、
上野桜木会館から言問通りを渡り、吉田酒店前の道路沿道の図の色で塗られたエリアでございます。
アンケート結果は、①確保したほうがよいが635人で79.0%でございました。そのほかの回答及びご意見等は記載のとおりでございます。
7ページをごらんください。設問7、商店街の
賑わい形成のためのルールでございます。健全でにぎわいある商店街のためのルールの提案についてお伺いいたしました。
対象エリアは、商店街のある、図の色で塗られたエリアになります。
アンケート結果は、①ルールを提案したいが334人で42.4%、②ルールは特に必要ないが452人で57.4%でございました。また、①と答えていただいた方の主なご提案は、意見等に記載のような内容でございました。
おめくりいただきまして、8ページをごらんください。設問8、
ナイトクラブの規制でございます。風営法の改正によりまして
近隣商業地域で営業が可能となりました
ナイトクラブの建築を規制することにつきましてどのように考えるか、お伺いいたしました。
対象エリアは
近隣商業地域で、図の色で塗られたエリアになります。
アンケート結果は、①定めたほうがよいが681人で84.5%でございました。そのほかの回答及びご意見等は記載のとおりでございます。
9ページをごらんください。設問9、特徴ある街並みと調和するための工夫でございます。建物を建てかえる際に、特徴ある街並みと調和を図るためのデザインや色彩などのルールの必要性についてお伺いいたしました。
対象エリアは全域でございます。
アンケート結果は、①定めたほうがよいが607人で75.1%でございました。そのほかの回答及びご意見等は記載のとおりでございます。
おめくりいただきまして、10ページをごらんください。設問10、沿道のまち並みを保全するための工夫でございます。
イメージ図でお示しさせていただきましたが、建物を建てかえる際に高さの
最高限度を道路境界から2メートルまでの部分は12メートル、4階程度とすることに対し、どのように考えるか、お伺いいたしました。
対象エリアは、
三崎坂沿道の、図の色で塗られたエリアでございます。
アンケート結果は、①定めたほうがよいが696人で87.1%でございました。そのほかの回答及びご意見等は記載のとおりでございます。
11ページをごらんください。設問11、道路沿いの垣又はさくのつくり方でございます。道路に面して垣またはさくを設ける場合は、生け垣または
ネットフェンス等に緑化したものにすることについてどのように考えるか、お伺いいたしました。
対象エリアは全域でございます。
アンケート結果は、①定めたほうがよいが663人で82.3%でございました。そのほかの回答及びご意見等は記載のとおりでございます。
最後に、12ページをごらんください。いただいた主な自由意見をまとめてございます。多くのご意見をいただきましたが、丸の1つ目、防災関連から6つ目、谷中らしさ
維持保全関連の6つに分類させていただきまして記載をしてございます。
恐れ入ります。最初の資料1にお戻りください。項番3、今後のスケジュール(予定)でございます。
今回、ご報告させていただきました
アンケート調査につきまして、最終的に集計した結果を
まちづくりニュースという形でまとめさせていただき、
アンケート調査をお願いした地権者の皆様に配布する予定でございます。
また、3月下旬から地元の説明会の開催によりご意見をいただきながら、
アンケート調査結果の分析を進めまして、
地区計画の素案を検討してまいります。
また、素案につきましては住民の皆様に十分ご理解いただくよう説明させていただき、平成30年度中に
地区計画の
都市計画決定を行う予定で進めてまいります。
報告は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
田中委員。
◆田中伸宏 委員 大体、
アンケート調査では、定めたほうがいい、いろいろ決めたほうがいいということが出るんですね。それは、ごく当たり前というか、そうかなと思うんです。
ただ、その調べたところの中で、ご自宅が物すごく小さいお宅があったとすると、それはまた回答が違ってくるのかなと思って。その傾向というのは、その小さいところの坪数の所有者と大きいところのどのくらいまでかというところは、把握していらっしゃるんですか。
○委員長
地区整備課長。
◎越智浩史
地区整備課長 ご回答をいただく際に、ご自分がお持ちの土地がどちらのエリアになるかということは回答の中でいただいているところでございます。ただ、敷地がどれぐらいの大きさかというのは、これはちょっとこれから調べて分析してみないとわからないという状況でございますが、丁寧にやっていきたいと思います。
○委員長
田中委員。
◆田中伸宏 委員 それは、大多数の方の坪数というのは、大体一致しているのは多いのかなと思うんですけれど、狭隘な土地を持っていらっしゃるという方の立場というのをどうしたらよくなるかということも含めた中で、意識に入れて考えていかないといけないのかなと思いますんで、その点はぜひひとつよく考えて、いろいろ理解していただきたいと。その事情を理解した上で、これからいろいろ、
アンケートにあらわれない部分もあるので、
アンケート結果が全てだということでは決して。私はこれでいいと思っているんだけれど、特別そういう方々の気持ちというのを考えたら、少しはそういったことを考えていかなくてはいけないのかなと思うんでね。ぜひひとつその点はよろしくお願いいたします。以上。
○委員長 よろしいですか。
伊藤副委員長。
◆伊藤延子 副委員長 今回、
アンケートの結果が32%で、現在40数%届いているということですが、届いた結果をざっと見たところで、この大きな傾向は変わらないということで、よろしいでしょうか。
○委員長
地区整備課長。
◎越智浩史
地区整備課長 副委員長ご指摘のとおり、今47%まで来てございますが、傾向としては大きく変わりません。
○委員長 副委員長。
◆伊藤延子 副委員長 この結果を見ますと、今回、地権者への
アンケートということですけれども、やはり自分たちのまちを非常に住みよく大事にしたい、これから先も多分住むための
アンケート結果というんですかね、そういうのが出ているなと思いまして、私としては非常にいい
アンケート結果だなというふうに思ったんですけれども。
谷中に、やはり地権者ではない方たちも住み続けたいと思っている方たちもいらっしゃるかと思うんですけれど、地権者でない方たちの意向などは今後聞く予定とかもあるんでしょうか。
○委員長
地区整備課長。
◎越智浩史
地区整備課長 お持ちの土地、建物等に一定の規制ですとか誘導をかけさせていただくという内容でございますので、まず今回、
アンケートも送らせていただきましたけれども、土地、建物をお持ちの地権者の方にご意見を伺うのが重要だというふうに思っております。
ただ、今後も土地、建物をお持ちでない方からの、住民の方ですとか、ご意見をいただく機会もあろうかと思いますので、そこはしっかりご意見として伺ってまいりたいというふうに思います。
○委員長 伊藤副委員長。
◆伊藤延子 副委員長 しっかりその辺も聞いていただけたらと思います。
あともう一つ、私自身は北部に住んでいるものですから、非常に谷中のこの
まちづくり協議会とかがうらやましいというんですか。商業地域になりますと、なかなかこのような形ではない形での、今、マンション建設とかがありますので、ぜひともこれらを参考にしていきたいなと考えております。以上です。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、浅草橋駅
周辺まちづくり基礎調査について、
地区整備課長、報告願います。
◎越智浩史
地区整備課長 それでは、浅草橋駅
周辺まちづくり基礎調査についてご報告いたします。資料2をごらんください。
項番1、JR浅草橋駅のバリアフリー化に係る最近の経緯でございます。
平成26年第4回定例会におきまして、主に駅東口のバリアフリー化を求める内容の、浅草橋駅のバリアフリー化についての陳情が
趣旨採択されてございます。その後、平成28年3月には、区が行ってまいりました駅高架下の区道の歩道整備、及びJRが行ってまいりました駅西口のエレベーター設置が同時に完成してございます。また、昨年度はJR東日本の協力をいただきながら、区が主体的に駅東口のバリアフリー化の可能性の検討調査を行ったところでございます。
項番2、昨年度の調査内容と判明した課題でございます。
恐れ入りますが、資料はあわせて別紙もごらんいただきたいと存じます。別紙は、上段の図におきまして、(1)から(3)まで吹き出しがございますが、資料の項番2の(1)から(3)に対応したものとなってございます。
資料の、まず、(1)東口階段へのエスカレーター設置検討でございます。課題といたしましては、階段の梁の一部撤去と補強が必要。また、それに伴い階段下店舗所有者への補償が発生すること、複雑な権利関係があることなどがあげられます。
次に、(2)隣接する民地へのエレベーター設置検討でございますが、課題といたしまして、2ホームに対応した用地取得が必要なことや、改札口の新設の負担があることなどがあげられます。
(3)東口駅舎の建てかえ検討につきましては、道路の通行止めなど周辺への影響、工事期間の長期化といった課題があげられます。
項番3、基礎調査についてでございます。
(1)基礎調査の目的でございます。これまで個別の課題として捉えてまいりました浅草橋駅東口のバリアフリー化につきましては、将来に向けまして交通結節点となる乗りかえの利便性向上や地域の活性化、回遊性の向上を図るために、駅周辺を一体的に捉えまして、
まちづくりの視点から基礎調査に取り組みたいと考えております。
(2)基礎調査の内容でございます。別紙をごらんください。下段の地図をご確認いただければと思います。おおよそではございますけれども、JR浅草橋駅を中心として、点線の楕円の形で囲んだエリアを今回の基礎調査の範囲としてございます。
資料にお戻りいただきまして、②調査項目といたしましては、現行計画やデータなどからの整理を初めまして、課題の整理に至るまで、ごらんの項目のとおりとなっております。
最後に、項番4、来年度当初予算案でございます。調査費として442万8,000円を計上させていただいております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
冨永委員。
◆冨永龍司 委員 浅草橋周辺
まちづくりの基礎調査ということで、今まで西口のエレベーター設置等々をやっていただきながら、昨年度、東口のバリアフリー化についていろいろ検討していただいたということです。
今回、周辺
まちづくりということなので、エレベーターだけではなく、駅周辺についてもいろいろご検討いただくということですが、浅草橋の駅周辺というのは、大分、昔と違って随分と変わってきたなと。昔は人形問屋のまち、さまざまな問屋さんということでしたけれども、最近は専門学校ができたり、学生さんもふえてきたり、新しいお店もふえてきて、少しまちの形が、イメージが変わってきているところもあります。
そういう中で、今後、浅草のやはり浅草橋の駅の周り、
まちづくり、どうしていくのかというのはすごく大事なことであると思いますので。ただ、ここの地域というのは、
まちづくり協議会がまだない地域ということですので、今回こうしたことを通じ、やはり今後のまちがどうなっていくのかということを地元の方が協議するような、そういう
まちづくり協議会の設置に向けて少し進めていけるようにしていただきたいと思うんですけれど、どうでしょうか。
○委員長
地区整備課長。
◎越智浩史
地区整備課長 今回、来年度予算で基礎調査をあげさせていただいております。課題の整理まで進めていこうというふうに、先ほど報告させていただきました。この基礎調査の結果をもとにしまして、どういった形の
まちづくりがいいのか、それは手法ですとか会議体、協議体ということも含めまして検討してまいりたいというふうに思っております。
◆冨永龍司 委員 はい、よろしくお願いいたします。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
JR御徒町駅
可動式ホーム柵及びJR上野駅エレベーターの整備について、
地区整備課長、報告願います。
◎越智浩史
地区整備課長 それでは、
JR御徒町駅
可動式ホーム柵及びJR上野駅エレベーターの整備についてご報告いたします。資料3をごらんください。
項番1、概要でございます。
JR御徒町駅につきましては、事業者であるJR東日本が京浜東北線ホームへの
可動式ホーム柵整備に今年度から着手し、平成30年度に完了する予定となっております。また、JR上野駅につきましては、3、4番線ホーム階と3階コンコースを結ぶエレベーターの大型化が計画されております。来年度はこれらの事業に対し補助金を支出して、区内鉄道駅のバリアフリー化を促進してまいります。
項番2、補助金交付額でございます。
補助金支出根拠につきましては、記載のとおりでございます。
事業費負担割合といたしましては、鉄道事業者が補助対象経費の3分の1以上、国の補助金が3分の1以内、地方公共団体が同じく3分の1以内でございます。このうち地方公共団体負担分3分の1につきましては、東京都と区でそれぞれ2分の1ずつを負担する協調補助となっており、補助対象経費に対しましてはそれぞれ6分の1以内の負担となってございます。また、ホーム1列のホーム柵整備につき6,000万円、エレベーターは7,000万円の上限がございます。
平成30年度当初予算案として、歳出予算が1億1,000万円及び東京都からの補助金5,500万円を歳入予算として計上させていただいております。歳出予算につきましては、御徒町駅、上野駅、両駅の工事費を対象とした補助金でございます。
項番3、今後の予定でございます。
JR京浜東北線御徒町駅では、今年度から引き続きホーム柵の荷重に対応するための補強などを目的といたしました土木工事を実施し、その後、ホーム柵本体を設置する機械工事を実施する予定と聞いております。
上野駅では来年度からエレベーターの大型化に向けた土木工事に着手しまして、平成31年度に機械工事を実施する予定と聞いてございます。
参考といたしまして、資料下段に、昨年12月より供用が開始されておりますJR上野駅の京浜東北線
可動式ホーム柵、及び平成28年より供用が開始されたJR浅草橋駅西口のエレベーターをお示ししてございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
木下委員。
◆木下悦希 委員 ちょっと基本的なところで聞きたいんですけれど、バリアフリー化について、JRとかに区としても補助金を出しているという、そういう立場からすると、区としてJR側と話をする場合に、区民がこういうものを望んでいるから、こういうところにというような、意見交換とかそういうのはできているんですか。
○委員長
地区整備課長。
◎越智浩史
地区整備課長 今回のような案件、JRさんですとか鉄道事業者からお申し出があった際にも、こちらで区民の方ですとか、それからそのほか団体ですとかからいただいた情報がありましたら、あわせてお伝えしております。
また、バリアフリー協議会というものを区で設置してございます。鉄道事業者を初めとした事業者、また、障害者団体の代表の方、ご参加いただいている場でも、そういった意見交換ができるようになってございます。
○委員長 木下委員。
◆木下悦希 委員 たしか昔、木村肇元議員が、入谷口のエスカレーターの話を大分言っていまして、そのときにやはり区としてもJRにかなりの金額の補助を出して実現したというような。木村肇元議員から聞いている話で、事実はどうだかわかりませんけれど。
せっかく補助金を出しているんですから、そのように、例えば区民の要望が目に見えるような形になるような体制でJRと接していただきたいなということだけ言っておきます。
何か言いたかったら、どうぞ。
○委員長
地区整備課長。
◎越智浩史
地区整備課長 今後も区民の皆様ですとか、いただいたご要望につきましては、適切に鉄道事業者等にお伝えしてまいりたいと思います。
○委員長 よろしいですか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、台東区
バリアフリー特定事業計画の進捗状況について、
都市づくり部副参事、報告願います。
◎大野邦仁
都市づくり部副参事 台東区
バリアフリー特定事業計画の進捗状況についてご報告させていただきます。資料4をごらんください。
項番1の進捗状況についてご説明いたします。今年の1月29日にバリアフリー協議会を開催いたしまして、関係する各事業者における特定事業の進捗状況をご報告してございます。
なお、特定事業とは、高齢者や障害者の方が日常生活において利用する建物など生活関連施設と、それらを結ぶ道路である生活関連経路をバリアフリー化する事業のことでございます。
それでは、進捗状況について、別紙の資料に沿ってご説明いたしますので、恐れ入りますが別紙をごらんください。
項番1、特定事業の進捗状況(平成29年度)についてご説明いたします。
左から2項目めの事業数についてですが、昨年度からの変更はなく、全体の事業数の合計が1,023事業となってございます。今後の事業の追加や変更が発生した場合には、随時、バリアフリー協議会に諮りまして増減していく予定となってございます。
次に、左から5項目めの進捗率についてですが、上から順番に、①番、鉄道やバスなどの
公共交通特定事業では82.7%、②番、都道や区道などの道路特定事業では38.8%、③番、都立や区立などの公園を示します都市公園特定事業では39.2%、④番、商業施設や文化施設などの建築物特定事業では47.9%、⑤番、音響式信号機などの交通安全特定事業では75.0%となってございます。
算出の方法につきましては、左から2項目めの事業数から、左から4項目めの、継続実施中と呼ぶ、実施期間が継続する事業数を差し引いて算出してございます。
なお、資料への記載はありませんが、特定事業の
対象エリアにつきましては台東区全域が調査の対象となってございます。
項番2、台東区内鉄道駅の進捗状況でございます。
台東区内の
公共交通特定事業における鉄道駅は23駅でございます。台東区内での全ホームにエレベーターなどの移動等円滑化された経路を持つ駅は、19駅がバリアフリー化を完了しております。一部のホームにエレベーターが設置されている駅は、東京メトロ銀座線の上野広小路、浅草、稲荷町の3駅となります。現在、設置に向けて工事を行っております。まだ全てのホームにエレベーターが設置されていない駅は、東京メトロ日比谷線の仲御徒町駅となりますが、現在、エレベーターの設置工事中となっております。
資料の2ページ目をお開きください。項番3、特定事業計画の進捗状況でございます。
左から、特定事業、事業者、施設・経路数、事業数、完了数、主な施設・経路、主な事業内容、実施時期を示しております。右端の実施時期の欄につきましては、上下2段書きとなっておりまして、上の段が当初予定、下の段が現時点での状況を記載しておりまして、進捗が比較できるようになってございます。
初めに、一番左の項目の特定事業の1つ目、
公共交通特定事業でございます。主に平成29年度に進捗があった項目についてご説明させていただきます。
左から2項目めの事業者が東日本旅客鉄道株式会社東京支社につきましては、左から6項目めの主な施設・経路の上から順番に、上野駅の2行目。先ほどご説明もありましたが、京浜東北線ホームのホームドアにつきまして、去年の12月に使用開始を行っております。
次に、左から2項目めの事業者の欄で上から4行目、東京地下鉄株式会社の左から6項目め、主な施設・経路の一番上にございます銀座線上野駅と、一番下にございます稲荷町駅では、多機能のトイレが整備されました。主な施設・経路の下から数えまして7行目、銀座線の上野広小路駅、5行目の浅草駅、4行目の田原町駅ではいずれも、車椅子の方が足が当たらずにキップを購入しやすいように、券売機の下にあいた空間がございます、蹴込みつき券売機が整備をされてございます。
同じく東京地下鉄株式会社の左から6項目めの主な施設・経路の下から6行目、日比谷線の仲御徒町駅ですが、ホームや改札のあるフロアから地上までのエレベーターが平成31年度の完成を目指して工事を行ってございます。同じように工事中のエレベーターにつきまして、東京地下鉄株式会社、左から6項目めの下から7行目、銀座線上野広小路駅、5行目の銀座線浅草駅が平成31年度、一番下の稲荷町駅のエレベーターにつきましては平成30年度の完了を目指して工事を行ってございます。
続きまして、3ページ目をごらんください。左から2つ目の事業者の項目で上から3行目、京成電鉄株式会社の京成本線京成上野駅では、今年度に点字ブロックのホームの端の方向がわかる内方線つきJIS規格点状ブロックと、ホームの固定柵が設置されてございます。
事業者の欄の上から6行目、台東区の
循環バスめぐりんでは、点字ブロックの整備を平成27年度から平成29年度まで、12カ所整備をされてございます。
続きまして、4ページ目をごらんください。特定事業が道路特定事業に変わりますけれども、一番上の行にある都⑥都道437号(中央通り、不忍通り)につきましては、今年度、電線共同溝の整備及び視覚障害者誘導用ブロックの設置が完了しております。
左から2つ目の事業者の項目が台東区の欄で、主な施設・経路の下から5行目、区11特別区道台第20号線、道路改良工事にあわせた歩道の改良、段差及び勾配の改善を行ってございます。
続きまして、5ページ目をごらんください。一番左の特定事業の項目で上から2つ目の都市公園特定事業についてです。左から6項目めの主な施設・経路の一番下の項目で、山谷堀公園の多機能トイレが今年度完了してございます。
続きまして、6ページ目をごらんください。一番左の特定事業の項目で上から2つ目の建築物の特定事業についてです。左から2項目めの事業者の欄で上から4番目、医療法人せいおう会の鶯谷健診センターでは、通路の幅の確保を行ってございます。
続きまして、7ページ目をごらんください。左から2項目めの事業者の欄では上から7番目の欄にございます日本ビューホテル株式会社の浅草ビューホテルでは、エレベーターの中に音声案内を設置してございます。
最後に、8ページ目をごらんください。左から1項目めの特定事業の上から2つ目にございます交通安全特定事業についてです。事業の性格上、継続実施の事業が多いんですけれども、全ての警察署管内で信号機がLED化を完了してございまして、残り時間表示式信号機の設置や音響式信号機の設置を継続して実施をしてございます。
項番4、その他といたしまして、今後の取り組みでございます。バリアフリー特定事業につきましては目標年次が平成32年度となっており、基本構想の評価を行う予定でございます。
大変恐れ入りますが、最初の資料4の1ページ目のほうにお戻りください。項番2、来年度以降の取り組みについてをご説明いたします。
目標年次である平成32年度まで毎年度、バリアフリー協議会を開催いたしまして、進捗状況を共有いたします。また、本特別委員会におきまして結果をご報告させていただく予定となってございます。
台東区
バリアフリー特定事業計画についての説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
君塚委員。
◆君塚裕史 委員 この進捗状況、よく調べていただいて、それは非常によくわかってきました。
それで、一つ、区道にしても都道にしても、視覚障害者の方、要するに目のご不自由な方々のブロックというか、道路にありますよね。あれでよく足をつまずくという話をよく耳にするんですよ。これからのバリアフリー自体について、その辺のところをやはり、先ほどの交通安全特定事業で音響式信号機を随分設置されると。あれ自体も非常にいいことなんで、ああいう形のものを何とか考えていただいて、道路の中で、今、シンボルロードなどは自転車と歩行者のところが分かれていますけれど、そういう中で結局、視覚障害者の方々にとっては、あの誘導のブロックが必要ですけれど、逆に車椅子の方はあれがあると段差ができるというふうな問題があって、それからお年寄りの方々もあれにつまずいたりという話もありますんで、その辺をこういう進捗状況とか来年度以降についての議論をするとき、その辺の対応をぜひ話していただいて、これからどうするのかということをしっかりやっていっていただきたいというふうに思いますんで、そこだけは強く、その会議の中でやっていただきたいと。
それから、先ほどのJRさんとかの中でもみんなそうなんですけれど、交通バリアフリーというのは公共機関から何百メートルというのは、もう初めから規定されていて、そこの部分でやるというのは国でも何でも決まっているわけではないですか。ですから、やはりそういうところは強く、台東区としても、先ほどの木下委員ではないですけれど、言っていただいて、要望をしっかりこちらからも言っていくということも含めてお願いします。それだけです。
それについては、何か考えはありますか。その道路の関係のことで。
○委員長
都市づくり部副参事。
◎大野邦仁
都市づくり部副参事 先ほど委員からお話のございました、車椅子の方と、あと視覚障害者の方のいろいろなご意見につきましては、バリアフリー協議会の中でも皆様からご意見をいただいておりますが、そういった皆様からのご意見を事業者にも反映できるような会議を引き続き開催して、できるだけご要望に沿った形での整備が整うように進めていきたいと思っております。
○委員長 君塚委員。
◆君塚裕史 委員 ぜひお願いします。
それともう一つ、その中で、例えばJRとか東京メトロとか、区でもそうなんですけれど、要するに黄色い、視覚障害者の方々のブロックありますよね。あれもデザインというか、統一性がないんですよね。前にも私はちょっと言ったことがあるんですけれど。そういうところもひとつ含めて、やはりある程度、基準を全部そろえていってもらう。もしくは逆に、目のご不自由な方が歩いていって入ったときに、JRに入ったらJRはこういう形のものなんだとか、あるいは東京メトロだったらこのようになるんだとかとかいう、そういう形を分けてもらうとか。やはりこれから基本的にはユニバーサルデザインでいくわけですから、そのデザインの中でそういうことも含めながらバリアフリーを検討していってもらうということは必要ではないかなと思いますんで、そこだけはよく言っておきます。
○委員長 木下委員。
◆木下悦希 委員 オリンピックに向けて、バリアフリーは施設とか物的には完成、どんどん進んでいるんですけれど、それと反比例して、心のバリアフリーがすごく低下してしまっているんですね。やはりここのところがしっかりできてこないと、例えばJRでも何でも、施設のことはがんがん言うんですけれど、心のバリアフリーの部分で、優先席をあけてくださいとか、たまには放送していますけれど。やはりそういうところの部分をもう少しこういう協議会でも研究というか話し合いをして、もう少しメディアに出すような形で進めていってほしいということだけ要望しておきます。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、台東区
タウンサイクル実証実験について、
交通対策課長、報告願います。
◎石川洋二
交通対策課長 それでは、台東区
タウンサイクル実証実験についてご報告いたします。資料5をごらんください。
初めに、項番1、タウンサイクル事業の目的と現状でございます。
(1)目的でございます。平成9年に、身近な交通手段として自転車を共有することにより、区民及び来街者の自転車利用の利便性向上を図り、合わせて放置自転車の減少を図ることを目的に開始しております。
(2)現状です。
ア、利用の実態は、観光はビジネスで85%に対し、通勤の利用は3%にとどまっております。利用者の大半が来街者であり、区民が自転車を共有する状況にはつながっておりません。
イ、利用台数は、平成25年度4万6,600台から、平成28年度は3万2,700台と減少しております。
次に、項番2、実証実験についてでございます。台東区
タウンサイクル実証実験のイメージを別紙A3判にまとめておりますので、説明とあわせてごらんいただきたいと思います。
(1)実験の目的でございます。区のタウンサイクル事業の目的達成のためには、駐輪ポート数をふやし、マンション内の自転車共有化を進めていくことが必要でございます。しかし、区だけでは限界があるため、民間事業者との協力が不可欠と考えております。そのため、民間事業者と連携し、事業目的が達成されるかどうか実験することが目的となります。
(2)実験の内容と期待できる効果についてです。
初めに、ア、マンション内の自転車共有化については、区が関与することでマンションの駐輪問題が解消できるかの検証を行ってまいります。期待できる効果としては、自転車の総量抑制となります。
次に、イ、通勤・通学用自転車の共有化については、駅周辺の公共駐輪場や公共施設と民間事業者が用意する駐輪ポートが連携することで、区民の利用する自転車の共有化につながるかを検証してまいります。期待できる効果は、放置自転車の削減でございます。
次に、ウ、観光・ビジネス用自転車の共有化については、区のレンタサイクルを民間に引き継げるか、引き継いだ場合の効果と課題を検証してまいります。期待できる効果は、来街者の利便性向上でございます。
次に、エ、その他の波及効果について研究いたします。期待できる効果は、安全・安心な自転車の利用の普及でございます。
(3)実験の手法でございます。まず、区の実験内容に賛同できる事業者を随時募集し、区の定める条件に合った場合に期限内の協定を結びます。事業者は、条件に合えば複数でも受け付けてまいります。そして、区の一部の駐輪場等を民間事業者に無償提供し、連携することで実験を進め、利用実態のデータを事業者から提供していただき、効果を検証してまいります。
(4)実施期間は、平成30年4月から31年3月までの1年間でございます。
説明は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
青鹿委員。
◆青鹿公男 委員 私は2点、ご質問でございます。
こちらも、ぜひ実証実験をうまくやっていただいて、どんどん進めていただきたいなというふうな実証実験になっていると思います。
その中で、タウンサイクル事業の中ですけれども、今、中央区とか千代田区がやっているやつと今回のやつの大きい違いみたいなものが、もしわかれば、教えていただけますでしょうか。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 大きく分けて2点あると考えております。
まず1つ目は、区がこの事業にかかわっていく上で、誰のための事業かという点でございます。都心10区の場合、今、来街者が多く利用していただいている、いわゆる観光ビジネスに寄与しているというふうに考えております。また、運営面についても、今、1企業が行っており、区の関係者がそこにかかわっていないというところになっております。
今回、我々が社会実験を行うシェアサイクル、タウンサイクルにつきましては、区民に多く利用してもらう生活型を主に考えている点、それとあと運営面についても、区内の関係者にメリットがあるように考えております。
例えば自転車の整備等については、区内の自転車屋さんの参入の機会を持たせたり、一般の区民の方が敷地の一部のスペースを提供することによって収益につながる。そのようなさまざまな機会で区民が主役になれるような、そのようなシェアサイクル、タウンサイクルを目指していきたいと考えています。
2つ目につきましては、都心10区の場合は自転車の購入費に対して補助金を数千万円程度出しております。今回の社会実験については、区は財政負担はしないというふうに考えております。民間が運営主体で行うメリットというのは、区の行政区域を越えて事業を展開することだと考えております。しかし、都心10区の場合、補助金を出していることによって、補助金を出さない区にシェアサイクルが広がらないというような弊害も出ておりますので、今回の社会実験において、そういうことではなくて、やはり民間のいいところ、その持ち味をフルに発揮できるようなものがあるんではないかということを示していきたいというふうに考えております。
○委員長 青鹿委員。
◆青鹿公男 委員 ご説明ありがとうございました。ぜひ進めていただきたいと思っております。
前回、私どもの会派で中央区に一回視察に行ったときに、中央区も言っていたのは、赤い自転車は専用業者ではないと直せないというのがあったりして、台東区はそれではなくても自転車が多い中で、やはり自転車屋さんにうまく還元できるような、今回のタウンサイクルで使う自転車が地元の自転車屋さんでも直せる、整備できるということができれば、これはもう台東区にとって一番いい形かなというふうに考えております。
あとは今お話があった、区の負担をなしに進められるということで、今までちょっとない形でここまで来たことは大変評価させていただきたいというふうに考えております。
もう1点でございますが、2番目、実証実験の内容と期待できる効果のところで、マンション内の自転車共有化というのが書いてございますけれども、この辺のところも、もし詳細がわかれば教えていただければと思います。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 マンションのタイプにつきましては、これまでのタウンサイクルのタイプとは異なっております。マンションの建設につきましては、マンション建設時に附置義務として1世帯に1台というふうに用意されておりますけれども、当然、住んでいく中で家族構成が変わっていき、やはり10年から20年たってしまうと、家族構成の関係から、マンションの中にある自転車の数も世帯数の約2.5倍から3倍になると言われております。当然、自転車の駐輪場が足りてこないという状況になります。
しかしながら、保有している自転車の用途を見てみると、これは
田中委員のお言葉のちょっとあれにもなりますけれども、通勤・通学用であったり、買い物用であったり、レジャー用であったり、まちまちの状況がありますので、稼働時間が異なっているということから、そのことを捉えると、共有化ができるんではないかというふうに考えて、今回、取り組んでいきたいというふうに考えています。
この事業を進めることによる、各、例えばマンション側のメリットとすると、駐輪場の問題が解決できること。それと事業者側のメリットとすると、やはり最初は利益幅は低いものの、マンションの参加がふえることによって、固定客というような言葉がどうか、ありますけれども、固定客という形の中で安定した収入が得られるということで、この事業全体の基盤がしっかりするというふうに考えております。このことは、区が補助金を出す以上の効果があると考えておりますので、そういったメリットがあると。
区としては、当然のことながら、自転車の総量が減らせる、あるいはマンションの周りの放置自転車対策につながるといった、台東区のタウンサイクル事業に大きく貢献していただけるというふうに考えております。そのような内容でございます。
○委員長 青鹿委員。
◆青鹿公男 委員 ご説明ありがとうございます。
確かに自転車は、お母さんが乗っているママチャリから、子供が乗る補助輪つきの自転車とか、いっぱいありますので、それが他区でやっているやつだと、決められた赤い固定の自転車になりますんで、台東区らしい、区民目線のタウンサイクルを進めていただければと思っております。
また、今現在、区内の中をいろいろ自転車で回ると、既にポートがいろいろなところにぽこぽこでき始めていますので、でも、ただ、まだ場所の偏在等があって、ないところもいっぱいありますので、この辺につきましては、みんなで、ここにこういうところができるよとかいうのをやっていければ、どんどん進んでいくんだろうというふうに思っていますので、ぜひ進めていただければと思っております。以上でございます。
○委員長 ほかによろしいですか。
田中委員。
◆田中伸宏 委員 自転車の対策は、この方向を見ていると非常にいい方向に進んでいくと思っています。大変ありがたいと思っています。
資料の項番1の(2)で、85%が来街者とかビジネスマンとかいうのは、これは実は区民の利用者というのは3%と、少なくなっていると。これはもうごく当たり前のことでね。なぜかというと、区民はみんな自分の自転車を持っていて、自分の自転車を使うのが一番利便があるということなんですよね。そうすると、来街者はそのような手段というのはないから、当然の結果といえば当然の結果なんですよ。ここのところで、これから対策を進めるのに一番大切なことは、駐車の利便性を増してくればくるほど取り締まりの強化をしていかなくてはならないということなんです。要するに、今、取り締まりをしていないから、区民の自転車というのはそこらじゅうに置いているという傾向になるわけだ。これからは駐輪場を細かくいろいろなところに設けて、その分だけ取り締まりを強化していかない限り、自転車の共有化というのはできないと思っていますね。
ですから、ぜひその辺をご理解の上、例えば今はタイムズとかなんとかいう一画を借りるとか、それからあと、今あなたがおっしゃったように、マンションはマンションの住人しか利用できないというのを、みんなが利用できるような方向にしていったり、今現在、区道でも置けるところと置いたらまずいところといろいろあるはずですから、置いてもいいところは当座の間は置いてはいけない。置いてはいけないというのは、警察はそのように主張しているみたいだけれども、その辺は区で警察と交渉して、きちんと確かな方法で自転車を減らしていく対応というのは、取り締まりと利便性の提供との関係ということでやっていくといい方向に向かっていくと、このように思いますんで、ぜひね。今は非常にいい方向に向かっていると感じています。その調子で一生懸命頑張ってください。よろしくお願いします。
○委員長 木下委員。
◆木下悦希 委員 いい取り組みだと思います。ただ、ちょっと気になるのは、実証実験の結果が1年。実はそんなに簡単に結果が出るものではない。これは多分、実証実験をやって、そのデータによってまた新しくいろいろ考えて何かしようということなんでしょうけれど、やはり結構こういうものは継続することに、私は新しい方法が見えてくると思いますね。
だから、1年で結論を焦らずに、やはりちょっと長い目でこれは見たほうがいいんではないかなと、私は思うんですけれど、課長さんはどのように思いますか。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 まさしくおっしゃるとおりだと思っております。
実証実験が1年というのは、正直、1年後はもう本格稼働に行きたいというふうに今、考えている強い決意になります。その1年の中で、課題がやはり出てくる。その課題が重いものであれば、実証実験を引き続きもう1年やらせていただくということは考えていますけれども、将来的にはやはり今のタウンサイクルをこちらに移行していきたいというふうに、今、所管は思っております。
○委員長 木下委員。
◆木下悦希 委員 課長の強い意思がわかりましたんで、1年で頑張ってください。
○委員長 水島委員。
◆水島道徳 委員 今、非常に大きな決意を聞いて、私も大変喜ばしいと思います。
田中委員もいろいろと自転車の活用については長年にわたってお話して、大変、私と意見が合わない部分もたくさんあったんですけれども、いよいよ意見が合って、いい方向に向かうのかなと思います。
前にも社会実験をやったりして、いろいろな手法論を考えてきたんですけれども、今回は国の社会実験とは全く関係なく、台東区の社会実験としてやるんでしょうか。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 そのとおりでございます。
○委員長 水島委員。
◆水島道徳 委員 すごいですね。そういう国の力もかりずに、やはりこの今の状況を打破していくためにやっていくということを非常に頼もしく、心強いと思っております。
一つお聞きしたいんですけれども、先ほど、この4月から実証実験を1年で行うということは、ある程度、もう手法とかやり方については大分固まってきているのかなと思うんですが、私などがやはり思うには、ずっと課長ともいろいろとお話をしている中で、マンションの人たちに自転車駐輪場を置いて駅とつなぐとか、そういうお話もたくさんさせていただいていました。特にうちの北部地域においては、今、乙バス、めぐりん、
公共交通がありますけれども、通勤の時間帯の中では乙バスに乗れなかったり、その後、めぐりんにも乗れなかったりすると、やはりタクシーで行ってしまったりとか、そういういろいろなパターンの通勤、通学の仕方があると思うんですけれども。その中で、自分の自転車を持っていると、自分のうちのマンションから浅草に置いてしまうと、やはりその自転車が放置自転車になったりとか、また、隅田公園の地下駐輪場が多くなる原因になるということなんで、そういう面では本当に、今回、実証しようとするやり方、マンションからそういう区の土地とか、民間の自転車ポートに置いてやるという手法については、本当にすばらしい方法だなと思います。
それについては、うちの北部地域ではそういう実験とかをする方向性というのはあるんでしょうか。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 まさしく今、委員がおっしゃったとおり、今、ぐるーりめぐりんで朝方の通勤についてはご利用いただいているというところではございますけれども、正直、満車も多く発生していると。ぐるーりめぐりんについては、ほかのめぐりんと違って、15分ではなく20分で運行しているということで、乗りおくれた場合、やはり20分待たなければいけないといったご負担をかけているというところもございます。そこにやはりこのようなものがあって、それが浅草駅までであれば10分程度で自転車で行けますので、そういうものをご利用いただくことによって、北部地域のそういう補助交通として活用できないかということでは、私どもとしては北部地域は、言葉では出していませんけれども、重点的にやっていきたいというふうに今思っているところでございます。
○委員長 水島委員。
◆水島道徳 委員 ぜひ、本当に朝はばたばたすると、乗りたいバスの時間に乗りおくれるという場合もありますし、また、今度は逆に、乙バス、めぐりんがなくなった時間帯となって夜に帰ってくると、やはり駅にそういう自転車があると、自分のマンションの下まで乗って帰ってこれる。普通だったらタクシーに乗るか、とぼとぼ歩いて帰ってくるか。そういう面では本当に補助交通としては大きな役割があると思いますので、ぜひ進めていただきたいと思います。
○委員長
石川委員。
◆石川義弘 委員 タウンサイクルに関しては、ある意味、非常に便利に使えてくると思います。
私のうちは浅草のそばなんで、今、例えばマンションの中に駐輪スペースをとるとか、こういうのは比較的楽だと思うんですが、今現在として、浅草として見ると、そういうところを確保するというのは非常に難しいんではないかと思っています。逆言うと、駅の付近に確保がある程度できれば、目鼻が立つのかなというふうに思いますんで、この駅周辺のどういうところに確保されてくるのかと。また、これが離れているようだったら結局置き去りになるんではないかなというふうに思いますんで。あるいは、離れていれば、自分の自転車のほうがやはりいいやと。道端にとめても構わないや。結局レンタサイクルに移行しないで自分の自転車を使うということにもなりかねないですので、ぜひ、駅近辺の駐輪をどうしていくのかというのを一生懸命考えておいていただきたいなと。これについては今、どのように考えているか、聞いてもきっと答えはないでしょうから。話せますか。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 今、浅草近辺でいけば、レンタサイクルを隅田公園の地下自転車駐車場と、今、TX浅草駅でやらせていただいて、そこの一部を、レンタサイクルのためにちょっと縮小させていただいて、そこの一部をまずは使っていこうというふうに考えております。
それとあわせて、今、民間事業者にもやはり浅草駅周辺、これは本当に1つでも2つでもいいので、ポートを多くとってくれという形の中で、今もう動き始めております。実際、ホテルのところとか、そういったところにはもうできつつありますので、先ほど公共と民間が連携するというのはそういうところに効果を発揮するものと考えておりますので、そういったところでふやしていきたいというふうに考えております。
○委員長
石川委員。
◆石川義弘 委員 何しろ駅前周辺はきっと難しいと思いますんで、ぜひ頑張ってほしいと思います。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 躍進台東の中の躍進
交通対策課、熱い課長がいらっしゃる、リーダーシップをとっていらっしゃる
交通対策課が、また第2弾、第3弾なのかなというふうに評価しております。それを支える所管の皆さんも大変ではないかなというふうには感じてはいるんですけれども、本当、わくわくする事業の一つとして評価しております。
私自身も、商店街の活性化の一つとして、一時保管場所を商店街の近くに設けられたらなという質問を以前にさせていただいたんですけれども、今回の場合、事業者さんが民間ポート、特に今お話しされているのはマンションとかいうことで報告をいただいているんですけれども、商店街の空き店舗も、商店街さんで設けようとしますと維持費、管理費がかかってくるんですけれども、民間の事業者さんが合意の上、ご利用していただければ、台東区内に100以上あります商店街、それぞれポートができれば、これにより、また回遊性もできるんではないかなというふうに期待しております。
また、理想ですけれども、各町会さんの空き家もご利用できれば、事業者さんもご理解いただければ、もっともっと台東区内の回遊性もできて、電車が乗りおくれた方も、いろいろな形でご利用できると思いますし、帰りがけに自転車を使って近くの商店街に置かせてもらえれば、家まで歩いて帰ってこれるという。本当にどんどん拡大していくんではないかなという、その結果が台東区内の自転車の総量の抑制であり、また、放置自転車の削減につながっていくんではないかなというふうに期待しております。
ちなみに商店街、空き店舗を使うという、その辺の考えについてはいかがでしょうか。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 空き店舗というのも一つあるんですけれど、空きスペース。店舗の前の本当に2台、3台置けるようなスペースがあって、そこをお貸ししていただけるということであれば、ご相談いただければ、事業者とともにそちらを見せていただいて進めていきたいと考えております。
やはり先ほども申し上げたとおり、点在していることにシェアサイクルの意味がありますので、多くのポートを持ちたいというふうに考えております。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 その辺も事業者さんにしっかりと提案しながら進めていっていただきたいなというふうに感じているんですけれども。
もう一つ、ごめんなさい……
◆田中伸宏 委員 ちょっといいですか。
◆寺田晃 委員 はい。
○委員長 関連ですかね。
田中委員。
◆田中伸宏 委員 こういうことなんだよ、今、商店街の話で間違っていたら申しわけないんだけれども。商店街といったら、長いでしょう。そうすると、とめ場所を商店街につくっても、実際には機能しないんですよ。これはどういうことかいうと、自転車を使うときは、たまらない場所から自分の近く、自分のうちからたまる場所へ行く者は多いんですよ。台東区というのは、駅でも両端駅といって、おりる人、出る人といるから、商店街もみんなそうなんですよ。
だから、そういうことをバランスよく全部やって、商店街も行ったり来たりするから、たまる場所を細かくね。たまる場所というか、それに見合った駐輪場の配置をしていかなくてはいけないんですよ。その配置というのを台東区の、あなた方が意識してどのように配置したらいいかということを考えて駐輪場対策、駐輪対策をやらないといけない。これが物すごく重要だと、このように思うんでね。
ただ、今までは商店街につくったら、そこのところの商店街はここだという考え方は、自転車はしない。どこにこうだということを実質的にその中で調べて、きちんとした政策をやるということなんです。そこのところで足りない場所は、タイムズを使ったり、それから民間。要するに、一番これから大事なことは、建築課と
まちづくり関係各課が一緒になって、その自転車対応をしていかないと、何年たっても、今の考え方を続けていくとだめですよということを示唆しているという。大変偉そうに言って申しわけございませんけれど、そういう意味なんで、ご理解いただきたいと思うんです。
ですから、駅も、駅にとまる場所を10台か5台かというのを、常に置く場所だけ確保すればいいんです。何台ぐらいが適当かというのは、それは調べてきちんと柔軟にやるということが大事なことなんで、ぜひその辺は研究してみてください。よろしくお願いします。以上。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員
田中委員、大変勉強になりました。ありがとうございます。
参考にしながら、進めていただいて。
もう一つ、ちょっとお話ししたいのが、利用率も上げる意味でも、お子様の自転車もあったほうが。その辺はいかがなんですかね。お母様がお子さんを連れて移動するとかいうような場合に、事業者さんはご用意できるんですかね。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 いろいろな事業者とヒアリングしていく中では、正直、ご用意できます。ただ、やはり子供様となると、安全性という面もありますので、そこも踏まえて、ちょっと事業者等が決まったときには、そちらもあわせて検討していきたいというふうに考えています。
◆寺田晃 委員 よろしくお願いします。以上です。
○委員長 いいですか。
太田委員。
◆太田雅久 委員 実は、もう16年前ですかね、一回、社会実験をやったことがありました。台東区でもね。あれは多分、半年ぐらいかな、6カ月ぐらいだったと思うね。結果、区民の人たちにはなかなか盛り上がりがなく、そのかわり宿泊施設にレンタサイクルを置いて、観光客の皆さんに利用していただこうというのが、これは都内でも結構早かったと思いますよ。始めて、これは十分に充実してきたと思います。
今いろいろな皆さんの話が出ましたけれども、ハード面はハード面でいろいろ考えるとして、ただ、一番肝心なのは、どんなによくしても、やはり自分の家の前に自転車があって、乗って、帰ってきて自分の家の前に置ける。この便利さを上回ることは絶対できないわけですよね。
そこで何が必要かというと、やはり意識改革だと思う。これは、大きな自転車問題を皆さんでちょっとこれを解決していきましょうよという、区民の皆さんでやはりそういう意識を高めていかないと、この事業は成功しないんではないかなと私は思っています。
だから、
交通対策課はもちろんのことでありますが、例えば在勤の企業、また教育関係、それから町会連合会、全てを巻き込んでいくことがこの事業の成功に行き着くものではないかなと。大きな話になってしまいますけれどね。でもそこまでやんないと。今までさんざんやってきたけれど、やはり決定打が一度もなかったんですよ。そこまでやってほしいなというふうに思うんで。それを踏まえて、今までバスの駐車場を含めて新規事業をことごとく成功に導いた課長の、熱い気持ちを、改めてここでお話を聞かせていただきたいと思います。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 まさしくおっしゃるとおりだと思っています。自転車はやはり身近にあることで便利さを感じております。ただ、一方でやはりいろいろな社会問題を起こしているというところもありますので、そういった意味では、先ほどのマンションの話一つとってもそうなんですけれども、本来であれば、民間とマンションだけでやっていれば事は進む話なんですけれど、区が関与することでやはり一定の効果が進むというふうに考えておりますし、そういったものを、例えば区が主催のセミナーを開きながら、そういう形で浸透を図っていこうというふうに考えております。
そういった意味では、やはり周知、啓発が重要だと考えておりますので、4月からがんがん打っていきたいというふうに思っております。
○委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 ですね。1年でしっかりと実施に向けるということですが、実施に向けてからは、もう集大成だと思うんですよ、課長のね。しっかり樹立するまで頑張って。皆さんでもしっかり応援していきたいと思うんで、よろしくお願いします。
○委員長 君塚委員。
◆君塚裕史 委員 ちょっと一つ、違う方面から。タウンサイクルは非常にいいことなんですけれど、近年すごく自転車事故が多いではないですか。民間に任せるというお話ですけれど、その辺の指導、例えば保険の加入とかいう問題について、どのようにお考えになっているのか、ちょっと教えてください。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 そちらにつきましては、A3横使い、別紙の一番上、目指す姿の上で、安全・安心な自転車の普及。要は、民間の自転車につきましては、整備及び保険については必ずついております。そういった意味では、正直、今、一般の方が運転されている自転車よりは整備も保険もしっかりついた安全な自転車が普及するというふうに考えておりますので、そちらは、この実験を進めていくことによって整備されるというふうに考えております。
○委員長 君塚委員。
◆君塚裕史 委員 今ここに安全・安心が書いてある中で、特に自転車のマナー、ルール。要するに、あくまでも左側通行とかいう基本的な部分があるではないですか。それから、交通ルールに従ってという、その辺の指導はどうなっているんですか。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 そこにつきましては、やはり事業者も当然そういう指導はしていきます。ただ、乗るのはやはり区民であったり、我々とすれば区民を主体に乗っていただこうと考えておりますので、そこはしっかりと区から区民向けに安全・安心な乗り方を指導していきたいというふうに考えております。
○委員長 君塚委員。
◆君塚裕史 委員 ぜひ、来街者の方、日本人の方だけではなくて外国からも、これからオリンピック・パラリンピックに伴い、いろいろな方々が来るわけですから、その辺の方々に対してもしっかりした指導、ルール、マナーを教えていただけるように、ぜひ頑張ってください。以上です。
○委員長
冨永委員。
◆冨永龍司 委員 今、報告で区内4カ所実施ということでなっていますけれども、やはり区有施設に行かれる方でも自転車のご利用というのはすごく多いと私は認識しておりますんで、今後、これは数がふえていく方向があるのか。実証実験を報告してしまったから、もう4カ所以外は使えないのか。やはり区有施設でこういったものがふえていくことのほうが利用促進になると思うんですけれど、どうなんでしょうか。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 公共施設につきましては、やはりその公共施設の目的がございますので、その目的を達成している以上に余力があるところについてはご相談させていただきたいというふうに考えております。
また、これは区だけではなくて、他の関係機関ともいろいろお話をさせていただいて、そういうような広がり、台東区の考え方を理解していただいて、やはりほかの関係機関にもご協力をいただくというのも重要だと思っておりますので、そういったところでお願いしていきたいというふうに考えております。
○委員長
冨永委員。
◆冨永龍司 委員 ほとんど多くの議員が賛同している実証実験ですので、必要とあらば、どんどんふやすなり、何かをしていって、広げていただきたいと思います。
○委員長 伊藤副委員長。
◆伊藤延子 副委員長 非常に内容的にもいいかなと。あとやはり北部の
交通対策の解消にもつながるのかなということで、期待したいなと思っております。
この中で、具体的には4月から行うということですと、具体的な告知というのかな、皆さんへの周知とかしていかなくてはいけないのかなと思うんですが、その辺はどういう形で行うんでしょうか。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 こちらの事業の募集を3月に入ってからかけてまいりますので、そちらの事業者が決定後に周知はかけていきたいというふうに考えております。
○委員長 伊藤副委員長。
◆伊藤延子 副委員長 事業者としては、先ほどから幾つか参加される方があるということですけれど、どれぐらいの事業者が参加されるのかということと、あとは先ほど来マンションの話が随分出ていますけれども、マンションはどれぐらいのマンションにお声がけされているんですか。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 まだ社会実験が始まっていないので、ちょっとお答えにくいところもあるんですけれども、この実験を考えてきた中で、2年間いろいろな民間事業者ともヒアリングを行ってきた中では、最低1者は参加していただけるところは見えております。
ただ、それだけではなくて、やはりいろいろな事業者はノウハウを持っておりますので、そちらの事業者のノウハウをうまく生かせるような形の中でこの社会実験に使っていきたいと思っておりますので、その数については、今のところは複数者あるかなというふうに期待しているというところでございます。
それと、マンションの話につきましては、先ほど言った民間事業者とヒアリングする中で、独自に動いていただいているところもございます。独自に動いているところにつきましては、分譲マンションについてはやはり理事会の承認がないとなかなか進まないというところがありますので、1年前からその理事会向けにお話をしていただいているというところがあります。こちらについては、もうこの社会実験が今回、成り立たなくても、そもそも民間とマンションの中で取り組める事業でしたので、そちらは独自に進めてくださいという形の中でお願いしてきた、そちらについては数十カ所の理事会とはもうお話をしているという話は聞いております。
○委員長 伊藤副委員長。
◆伊藤延子 副委員長 わかりました。では、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
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○委員長 次に、台東区
循環バス「めぐりん」の停留所の名称変更及び
小型路線バスの買入れについて、
交通対策課長、報告願います。
◎石川洋二
交通対策課 それでは、台東区
循環バス「めぐりん」の停留所の名称変更及び
小型路線バスの買入れについてご報告いたします。資料6をごらんください。
項番1、停留所名称変更でございます。
(1)対象停留所です。橋場通りに接しております、ぐるーりめぐりん14番、東京都人権プラザ前でございます。
(2)新名称でございます。浅草病院前でございます。
(3)変更理由でございます。ぐるーりめぐりん開業時から供用しております都バス停留所の名称が、東京都人権プラザの移転に伴い、東京都人権プラザ前から浅草病院前に変更されるため、それに合わせて変更するものでございます。
(4)名称変更日です。本年4月1日を予定しております。
項番2、車両買い入れでございます。
(1)買い入れ理由でございます。平成29年度からの車両買い入れに当たりましては、平成29年度東京都台東区一般会計予算において当初予算で1台分を計上し、債務負担行為で5台分を設定していました。平成29年度はこれまで当初予算分1台と債務負担行為分のうちの1台の計2台を買い入れております。買い入れが必要な車両は、残り4台となっておりました。このたびメーカーとの協議の結果、平成30年度中の4台買い入れが可能となったため、平成30年度に債務負担行為分の残り全ての車両を買い入れるものでございます。
(2)買い入れ車両です。南めぐりん用1台、共用めぐりん用3台の計4台でございます。車種は小型ノンステップオートマチック車、32人乗り、燃料はディーゼルでございます。
(3)予算額案でございます。車両購入費のほか諸経費も含め1億977万9,000円でございます。
項番3、今後予定です。記載のとおり4月1日に停留所名称を変更し、10月より買い入れ車両の運行を開始します。
報告は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
水島委員。
◆水島道徳 委員 1点だけ。新しくバスが買いかえられるということなんで、前にもお話ししたんですけれども、車の衝突軽減装置などは、バス、トラックなどでも大分標準装備でついているメーカーもありますんで、きっと買い入れするメーカーでもそういう装置については、もしかしたら特別な仕様で、規格外のバスなのかもしれないですけれども、そういう機械的な部分に関してはできるのではないかと思いますので、ぜひ取り入れていただきたいなというふうに要望しておきます。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
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○委員長 次に、台東区
循環バス「めぐりん」の
運行見直しの基本的な考え方について、
交通対策課長、報告願います。
◎石川洋二
交通対策課長 それでは、台東区
循環バス「めぐりん」の
運行見直しの基本的な考え方についてご報告いたします。資料7をごらんください。
項番1、見直しの背景です。区の交通を取り巻く環境が近年大きく変化している中、めぐりんに対する期待と要望が高まっており、運行の見直しが急務となっております。
項番2、現状、課題でございます。別紙のA3カラー刷りのものをごらんください。
北めぐりんでは、1周の所要時間が長く、目的地によっては時間がかかり利用しにくいことや、浅草北部地域から上野地域への移動が不便であることなどが課題となっております。南めぐりんでは、台東病院へのアクセスが悪いことや、柳橋地区から上野地域への移動が不便であることなどが課題となっております。東西めぐりんでは、上野公園通り付近の慢性的な道路渋滞により定時運行に支障をきたしていることや、要望の多い池之端地区における運行などが課題となっております。ぐるーりめぐりんにつきましては、今のところ課題は上がっておりません。
資料にお戻りください。項番3、見直しの視点でございます。
初めに、基本理念です。区内の交通機能の充実を図り、区民や来街者の移動を支援するとともに、誰もが気軽に便利に愛着を持って利用できるようにすることが見直しの基本理念でございます。
次に、コンセプトでございます。これまでの基本コンセプトである、誰でも一律100円の運賃、15分または20分間隔の運行、レトロ調の車両の3点を踏襲し、引き続き維持してまいります。
次に、見直しの視点でございます。区民目線では、利便性の向上や定時運行の確保が課題となっております。来街者目線では、回遊性の向上や利用しやすさの向上が課題となっております。区全体としては、地域の活性化や交通基盤の充実、事業費の抑制が課題となっております。今後の見直しにあたりましては、このような視点で検討を進めていきたいと考えております。
項番4、今後の予定でございます。平成30年度は、本日ご報告した内容を踏まえ、ルートの設定や停留所配置など具体的な見直し案を検討してまいります。
報告は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 すみません、1つだけ確認をさせてください。
以前、
アンケート調査を利用者さん、また区民の方にやられたと思うんですけれども、委員会でも報告はいただいているんですけれども、今回のこの見直しに当たって、基本的にはやはり
アンケートも反映されるということで、よろしいですか。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 昨年度実施した
アンケート等については、こちらのA3の横使いの現状と課題の中に含まれております。
◆寺田晃 委員 いいです。
○委員長
田中委員。
◆田中伸宏 委員 細かく調査してこれ、誰が。そちらで考えるわけでしょう、ここのところをこうしよう、ああしようというのは。
このめぐりんというのは、どんどん継ぎ足していったんですよ。北めぐりんができて、南めぐりんにして、最後に東西めぐりんができて、ぐるーりめぐりんができたというふうな経緯があるわけね。全体的なバランスを変えないでおいて、それで継ぎ足していったわけですよ。もうここのところで全部、総合的に変えたほうがいいと思う。ということは、大変申しわけないけれど、区民の公募によってやったほうがいいと思うんですよ。そして、いろいろな公募からそちらでこうだああだと選べば、一番私はそれがいいと思うんだけれど。具体的に言えば、そういう提案をしたいの。それでやるかやらないかは、あなた方が決めることだろうと思うからいいけれど。そのように、時期的にそうではないかと思うんです。
そうすると、今度は、このように回らなくて、行きはいいけれど帰りは時間がかかるとか、いろいろなものが今のはできるわけだ。それで、今、このように三角形ですからね。三角形の底辺と対称に向けてこのようにやると3本できるんですよ。それで、
循環バスをこのように大きく回すとできる。どこかで乗りかえれば、すぐ利便性が、時間がかからなくてできるというものは、できるはずなんですよ。
だから、そういったことを一応申し上げておきます。以上です。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
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○委員長 次に、都バス東42乙路線の増便について、
交通対策課長、報告願います。
◎石川洋二
交通対策課長 それでは、都バス東42乙路線の増便についてご報告いたします。資料8をごらんください。
項番1、これまでの経緯でございます。当該路線は、平成28年1月のぐるーりめぐりん開業の際、都交通局との交渉により、1日11便となる予定でしたが、1日8便となりました。同年8月に1便増の9便となりましたが、区では、その後も北部地域のさらなる利便性向上に向け、都交通局に増便を求めてまいりました。その結果、このたび都交通局との協議が調い、増便されることとなりました。
項番2、見直しの内容でございます。平日、土曜日の運行空白時間に、おおむね1時間に1本の毎時運行となるよう増便を行います。
項番3、運行本数でございます。平日と土曜日について、現行の9本から13本に、4便増便いたします。休日は現行のとおり1時間に1本の毎時運行となります。
項番4、ダイヤ改正日でございます。本年4月1日を予定しております。
項番5、予算額案でございます。今年度より60万円増の1,760万円でございます。
報告は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 議員になりまして、委員会に参加させていただきながら、このようなすばらしい報告を聞けるんだなというふうに、2年間夢を見ながら待っておりました。本当に評価させていただきます。
予算額も60万円しか変わらずやっていただけるということで、2年前を振り返りますと、倍ぐらいの金額のお話を持ってこられたり、びっくりする中、2年間、それまでの
公共交通協議会で東京都さんはご理解いただいていたものだとは思っていたのに、ぐるーりめぐりんが運行した途端に地域の課題が勃発しまして、地域の方、お話しされるたびに、何とかします、何とかしますとお答えしながら、引退された都議会議員の先生とか、初当選された議員の先生ですとか、もう本当にご協力いただきながら、ようやくここまで来ました。本当に、地域の方も本当に喜んでいただけるんではないかなというふうに感じております。
もういっぱいお話ししたいことがあるんですけれど、この辺で終わらせていただきますけれど。一つだけ、皆さんにお知らせみたいなものは何か考えていらっしゃいますか。それとも自然の流れでいくという感じですか。その辺について教えてください。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 こちらの周知につきましては、東京都のバスでございますので、交通局のホームページ等で掲載を予定しているというふうに聞いております。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 黙っていても、あっという間に広まるんではないかなというふうに感じてはいるんですけれども。よろしくお願いいたします。引き続き頑張ります。以上です。
○委員長 水島委員。
◆水島道徳 委員 すみません、私からも、本当に、ぐるーりめぐりんが走ってからバスの交通利便性は非常に上がって、乙バスと競合してやっていただいていたんですけれども、本当に突然にバスが減ってしまったというのは非常に驚きだったんで、その後、しっかりと東京都と協議を重ねていただいて、本数をふやしていただいたということに関しては、本当に感謝を申し上げます。
シルバーパスをお持ちの方も不便性を訴えている方がいたんで、そのことは少し解消できたのかなと思います。ただ、まだ今後も、より本数をふえさせられるように、さらに努力していただきたいなというふうに、私から要望しておきます。
○委員長 伊藤副委員長。
◆伊藤延子 副委員長 私も要望ということで。本当に2年前のあの日を思い出すというぐらい、やはり北部の皆さんの困惑とかもある中で、要求の中で土曜日の朝便がふえたりとか、随分と努力されたんだろうなというふうに思います。
地域へ入りますと、やはりふやしてほしいということで、今回の昼間の1便がふえたことは地域の皆さん、本当に喜びだと思うんですね。
そのような中で、休日の朝の出勤、要するに日祭日でも働かなくてはいけない人たちがいるわけで、そこの6時台がないのはもう本当に困るんだということを、やはり結構、地域に入ると要望として大きいですね。
そういう意味では、引き続き、ぜひとも休日の朝の6時台もしっかりと入れていただきたいということと、あとはやはり帰りが非常に早いんですよね。乙バスではなくて、めぐりん含めても、8時でもう終了になってしまうので、今の日常生活の中で10時台とまで言わないにしても、9時台の
公共交通バスという形できちんとそこを補っていただきたいなということを要望しておきます。休日の朝については、もうぜひぜひご要望いたしておきます。以上です。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
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○委員長 次に、
観光バス対策について、
交通対策課長、報告願います。
◎石川洋二
交通対策課長 それでは、
観光バス対策についてご説明をいたします。資料9をごらんください。
項番1、利用状況でございます。本対策については、平成28年10月に乗降分離の社会実験を行い、平成29年2月より予約システムを稼働し、
観光バス対策を本格的に実施しております。
初めに、駐車場利用状況でございます。春先は予約システム導入の影響から前年度実績を下回りましたが、徐々に盛り返し、年末には昨年度実績を上回っております。このことは、台東区の取り組みが浸透し、予約システムの効果が予想以上に発揮され、駐車時間の分散化が図られた結果と考えております。今後も予約システムの改善を図り、利用促進を図ってまいります。
次に、乗降場利用でございます。浅草に来訪する観光バスは夏場は少なくなりますが、区民会館を含めますと1日平均200台以上のバスが訪れております。
恐れ入ります。裏面をごらんください。項番2、台東区民会館駐車場の運営内容の変更でございます。
初めに、営業時間の変更についてです。現在、22時まで営業しておりますが、夜8時以降の利用が記載の状況のように低いため、他の駐車場と同じ20時に終了してまいります。
次に、観光バス待合所の閉鎖についてでございます。昨年、台東区民会館駐車場内待合所は、本事業実施前の歩道上でのバス利用者が歩道を占拠するなどの状況を解消するため設置しました。予約システムの効果が想定以上に発揮され、歩道上での滞留がなくなり、当該待合所の利用が少ないため、今年度末をもって閉鎖し、平成30年4月1日より一般車用駐車スペースに戻します。
項番3、蔵前臨時観光バス待機所の利用料の変更でございます。観光バス予約システム導入後、蔵前臨時観光バス待機所は手続が簡単で利用料金が安いことから、利用件数が大幅にふえております。しかし、区が運営する駐車場料金と乖離があり、観光バス予約システムの利用促進を図るため、平成30年4月1日より、1利用500円から2時間1,000円に、利用料の変更を考えております。
資料の説明は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
中澤委員。
◆中澤史夫 委員 今回、観光バスの待合所の閉鎖ということで、たしか一番最初にできた待合場所と思います。台東区民会館の下の駐車場のところに設置したということで、周りに壁がないので寒かったり暑かったりする状況もあったりとかして、その後、次に浅草保健所のところに新しくできたということがありまして、利用数が少ないということで、もとの駐車場に戻すということは賢明な措置だなと思います。
そこで、今月、2月の頭に新しくできた東部浅草駅の観光バスの待合所の状況というのをひとつ教えてもらってよろしいですか。
○委員長
交通対策課長。
◎石川洋二
交通対策課長 こちらにつきましては、2月1日から運営を開始しており、最初のうちは40人、50人という数字でありましたけれども、先週末の金曜日には455人という方のご利用になっております。
その中に、ちょっとうれしいというか、あれなんですけれども、幼稚園生のお子様がバスの待合という形の中で、歩道は危ないということで、しっかりとこちらを利用して、安全を確保していただいたということを現場からも聞いておりますので、つくってよかったなというふうに今、感じているところでございます。
○委員長
中澤委員。