台東区議会 > 2017-12-14 >
平成29年12月企画総務委員会-12月14日-01号

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  1. 台東区議会 2017-12-14
    平成29年12月企画総務委員会-12月14日-01号


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    平成29年12月企画総務委員会-12月14日-01号平成29年12月企画総務委員会 企画総務委員会会議録 1 開会年月日   平成29年12月14日(木) 2 開会場所    議会第1会議室 3 出 席 者   委員長 木 下 悦 希    副委員長 青 鹿 公 男   (9人)    委員  小 島 智 史    委員   石 川 義 弘           委員  石 塚   猛    委員   青 柳 雅 之           委員  小 坂 義 久    委員   秋 間   洋           議長  河 野 純之佐 4 欠 席 者   (0人) 5 委員外議員   (0人) 6 出席理事者   区長                    服 部 征 夫           副区長                   荒 川 聡一郎
              企画財政部長                佐 藤 徳 久           企画課長                  前 田 幹 生           経営改革担当課長         (企画財政部長 事務取扱)           財政課長                  酒 井 ま り           情報システム課長              飯 田 辰 徳           用地・施設活用担当部長           望 月   昇           用地・施設活用担当課長           原 島   悟           総務部長                  石 野 壽 一           総務部参事         (選挙管理委員会事務局長 兼務)           区長室長                  梶   靖 彦           総務課長                  野 村 武 治           人事課長                  箱 﨑 正 夫           人材育成担当課長              稲 木 有 司           広報課長                  柳 川 清 一           経理課長                  雨 宮 真一郎           施設課長                  寺 田   茂           人権・男女共同参画課長           古 屋 和 世           東京オリンピックパラリンピック担当課長 (総務課長 兼務)           総務部副参事            (総務部参事 事務取扱)           危機管理室長                嶋 田 邦 彦           危機・災害対策課長             川 島 俊 二           生活安全推進課長              神 山 忠 義           国際・都市交流推進室長           中 沢 陽 一           都市交流課長                段 塚 克 志           国際交流担当課長              西 山 あゆみ           世界遺産担当課長         (国際交流担当課長 兼務)           産業振興課長                菅 谷 健 治           まちづくり推進課長             浦 里 健太郎           会計管理室長                西 島 久 雄           会計課長                  渡 邉 俊 二           教育委員会事務局スポーツ振興課長      廣 部 正 明           選挙管理委員会事務局長           平 野   穣           監査事務局長                神 部 忠 夫 7 議会事務局   事務局長      内 田 健 一           事務局次長     伊 東 孝 之           議事調査係長    行 田 俊 男           書  記      松 江 勇 樹           書  記      西 村 健 志 8 案件  ◎審議調査事項   案件第1 第53号議案 公益的法人等への東京都台東区職員の派遣等に関する条例の一               部を改正する条例   案件第2 第54号議案 東京都台東区職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する               条例   案件第3 陳情29- 2 すべての原発の停止および再稼働を取り止める意見書の提出                を求めることについての陳情   案件第4 陳情29- 3 「築地市場の豊洲移転の中止」についての陳情   案件第5 陳情29-10 「組織犯罪処罰法改正案」は、三度廃案となった「共謀罪                法」の再現であり、すみやかな廃案または廃止を求めること                についての陳情   案件第6 陳情29-19 東京都人権プラザ分館の閉館後の活用を求めることについて                の陳情   案件第7 特定事件の継続調査について  ◎理事者報告事項企画財政部】   1.基本構想等の策定について     …………………………………資料1 企画課長   2.組織改正について         …………………………………資料2 企画課長 【用地・施設活用担当】   1.旧東京北部小包集中局跡地の活用について                      ………………資料3 用地・施設活用担当課長 【総務部】   1.台東区文化・スポーツ奨励賞の授与について                      …………………………………資料4 総務課長   2.育児休業制度等の改正について   …………………………………資料5 人事課長   3.土地の取得及び売却について    …………………………………資料6 経理課長 【国際・都市交流推進室】   1.「朝鮮通信使に関する記録」のユネスコ「世界の記憶」登録について                      ………………………資料7 世界遺産担当課長           午前 10時00分開会 ○委員長(木下悦希) ただいまから、企画総務委員会を開会いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 初めに、私から一言お礼申し上げます。  過日、実施いたしました行政視察におきましては、委員各位並びに理事者のご協力により、無事、所期の目的を達成することができました。まことにありがとうございました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、区長から挨拶があります。 ◎服部征夫 区長 おはようございます。よろしくお願いします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、本委員会所属理事者に異動がありましたので、紹介があります。  副区長。 ◎荒川聡一郎 副区長 12月1日付で本委員会の理事者に異動がありましたので、ご紹介いたします。  企画財政部経営改革担当課長事務取扱企画財政部長、佐藤徳久。  以上でございます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 本日は、卓上マイクのスイッチを必ず押してから、ご発言願います。  また、理事者発言席を設けましたので、よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、理事者の方に申し上げます。  審議調査事項の終了後、所管の部の報告事項が終了した時点で、ご退席いただいて結構です。  また、報告事項のない部については、審議調査事項が終了した時点で、ご退席いただいて結構です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、傍聴についておはかりいたします。  本日提出される傍聴願については、許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。  それでは、審議に入らせていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 初めに、案件第1、第53号議案、公益的法人等への東京都台東区職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について、理事者の説明を求めます。
     人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 それでは、第53号議案、公益的法人等への東京都台東区職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例についてご説明いたします。  本案は、職員を派遣することができる団体を追加するために提案するものでございます。  新旧対照表をごらん願います。これまで本区では、公益財団法人東京オリンピックパラリンピック競技大会組織委員会に対して研修として職員を派遣しておりました。このたび組織委員会が平成30年度から公益的法人派遣の受け入れを開始することになったため、第2条第1項第7号を追加するものでございます。施行日は平成30年4月1日といたします。  説明は以上でございます。本案につきましては、原案どおりご決定くださいますようお願い申し上げます。 ○委員長 それでは、本案についてご審議願います。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 オリンピック組織委員会への派遣ということですけれども、現在、区から何人派遣されているんですか。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 現在、区から5名派遣してございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 この派遣の基準といいますか、ルールといいますか、これはどうなっているんですか。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 派遣につきましては、組織委員会から要請がございまして、現在はその研修派遣という形で相手方と協議の上、派遣期間を定めて派遣しているところでございます。今回、公益的法人派遣になりますと、3年以上の派遣が可能となってございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 法律的には3年、あるいはさまざまな形で5年まで延長できるというような、そういう規定があるのは存じ上げていますけれども、オリンピックは2020年で終わるわけですから、そういう点では5年に延びるというようなことはないと思いますけれども、今本当に台東区も大変な行政需要に応えなくてはいけないとか、あるいはさまざまな計画策定で職員の皆さんは本当に大変苦労されている中で、既に5人派遣されているというのは、これは相当なやはり負担ではないかなと私は思います。この間、民泊の問題でも、結局、国がガイドラインを最後まで示してこないために、来年の1月早々、委員会を急に開かなくてはいけないと。そうなると、やはり所管の方たちも、また本当に大変な思いをして、毎日のいろいろな、区民からの苦情処理業務も含めて、そういうものをやっていかなくてはいけないということがありますので、そういう点では、この5人というのは相当な数をもう既に出しているという私は認識があります。  今後、では区としてこの組織委員会にどのぐらいの職員を派遣することを考えているのか、ここについてはいかがですか。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 平成28年度に区からは3名、そして今年度さらに2名派遣をしてございます。来年度につきましても、これまでと同様の若干名さらに派遣をする予定で今のところは考えてございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 これは、例えば組織委員会からの要請があって、それで、うちの職員はもう本当に大変な状態だからだめなんだよという、やはり毅然とした態度も含めて、私は、今の職員の現状とか区の仕事の状況からしたら、やはりそういうことを言ってもいいぐらいの状況ではないかなと思います。  この条例については反対はしませんけれども、そういう今の区の職員の現状を考えたときに、次から次へ要請に基づいて派遣するようなことがないようにしていただきたいと。これはお願いしておきます。 ○委員長 今のご意見に対して。  小島委員。           (発言する者あり) ○委員長 いや、どうぞ、石川委員。 ◆石川義弘 委員 ちょっと聞きたいんですが、今、デメリットの話がずっとされているんですが、メリットはどのように考えているか教えてください。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 今は研修派遣という形で派遣しております。それで、今度公益的法人派遣になりますと、今述べましたように、派遣期間が若干長くなります。それとあと、経費的な面では、共済費の事業主負担分組織委員会からの負担になるということで、1人当たり大体100万円程度でございますが、そういうものが向こう持ちになるということ。  それとあとは、こういうオリンピックの大きなイベントに従事するということで、国際的な視野が養えるですとか、そういう調整能力が付加されるような、そういう職員のスキルアップにもつながるものと考えてございます。 ○委員長 オリンピックパラリンピックでしょう。オリンピックだけではないでしょう。 ◎箱﨑正夫 人事課長 オリンピックパラリンピックでございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 今話していると、順番が逆になっているような気がしているんですが、実はよりスキルアップするために出しているんだと思いますので、その辺のあれをもっとはっきり言っていただいたほうがいいかなというふうに思っています。もちろん人事に関しては、人数が大変切迫しているというのもわかっていますが、それでも出すということですから、よりその辺をスキルアップすることを望んで、要望としておきます。 ○委員長 この議案についてはいかがですか。 ◆石川義弘 委員 賛成です。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 私も議案に関しては賛成でありまして、派遣された職員の方には、ぜひ組織委員会で頑張っていただきたいと思っております。  今、秋間委員石川委員からそれぞれありましたけれども、私も同じ視点で若干質問したいと思います。  先ほど課長から、要請があって派遣するということなんですけれども、まずその要請というのはどういった形で来たのかというのは教えていただけますか。区長会のホームページを見て、議題だけは載っているんですけれども、そこには載っていなくて、例えば被災地に職員を派遣するときは、きちんと区長会の議題として話し合われているようなんですけれども、今回のオリンピックパラリンピック関連でいっても、例えば開催期間中の清掃についてということで区長会で話し合われているという理解をしております。この派遣というのは、23区共通の案件になっているもので、今回の第4回定例会にもほかの区でも議案として出ている区も幾つかあるんですけれども、その23区共通の案件になっていることも踏まえると、何かそのどういった形で要請が来たのかというのはちょっと知りたいところであります。教えていただければと思います。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 組織委員会からの派遣の要請につきましては、東京都を介して区の人事担当課長会で要請を直接受けてございます。それに基づきまして、現在、特別区全体で122名が研修派遣という形で組織委員会に従事しているという状況でございます。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 先ほどのお二人の委員との質問にも絡むんですけれども、派遣をされた場合、今、研修派遣で実際業務に従事しているわけですけれども、この正式な条例上の派遣になった場合、従事することになる業務内容、それから給与の支払い、それはどうなるか教えていただけますでしょうか。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 業務をする内容なんですけれども、東京オリンピックパラリンピック競技大会の開催に向けた各種計画の策定ですとか会場整備、その他の関連機関との調整に係る業務が主なものになってございます。もう少し具体的に申しますと、宿泊施設の確保をどうするかですとか、あとは……           (「変わんないんでしょう、派遣になっても」と呼ぶ者あり) ◎箱﨑正夫 人事課長 派遣になっても、そうですね。  従事する職務については、これまでと特に変わりはございません。また、給与についても、基本的には区で支給する形になります。ただ、先ほど申し上げましたように、共済費の事業主負担分だけが組織委員会で持ちますという形に変更になります。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 私の理解不足ならば教えていただきたいと思います。今若干説明があった業務内容というのは、完全に組織委員会の仕事だと理解をしております。この条例のもとになっている法律を読むと、例えば給与問題、給与の支払いというのは、委託業務とか共同業務に従事する場合は台東区が給与を当該職員に支給可能で、そうでなくて、主たる業務が組織委員会の仕事であれば、給与は組織委員会が払うということになるんではないかなと、私も知識不足なので、どうなのかなというのがあるんですけれども、その点はいかがなんですか。どうでしょうか。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 組織委員会の仕事ということで、そういうイベントの開催運営にかかわる業務を通じてさまざまな利害関係者との調整などを担う業務があるんですけれども、そういうものを区で類似の場面で生かせる形がございます。それとあと、今回のオリンピックパラリンピックにつきましては、オールジャパンで運営を支援していくという形でございますので、民間企業が参加している中で、自治体についても、一定の人的支援をしていくということに意義があると考えてございます。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 こういったオリンピックパラリンピックという一大事業に、我々台東区として協力するのは当然だと思います。その点は共通の認識を持っているんですけれども、以前、組織委員会に視察に行かせてもらったことがありまして、組織委員会が直接雇用している人とか、企業から派遣されている人など、雇用形態の異なる人がいろいろいまして、業務内容もいろいろあるわけなんですね。そのときに、一番の課題は何ですかということで先方に尋ねたら、予算確保、金集めが一番の今、課題だということで言われました。自治体にとってもファンドレイジングというのは今大事になってきていますから、それを否定はしませんけれども、ただ、金集めが主たる業務だったら、区の職員が、今、秋間委員からもありましたように、足りない足りないと皆さん方も言っている中で、職員を派遣する意義はさほどないんではないかなと思うんです。ですから、ぜひとも台東区に有益な業務に従事していただきたいなと思っております。組織委員会で経験を積んだことが将来台東区に生かせるような業務に従事していただきたいと。何もその先方の言いなりになる必要はなくて、派遣元と派遣先双方の合意に基づいて派遣されるはずなので、そこは台東区も戦略的に下に出るんではなくて、対等の立場としてぜひ職員さんを派遣していただいて、石川委員が言われたように、しっかりと経験を積んで帰ってきていただきたいなと思っております。  最後、質問なんですけれども、研修という形で既に事実上派遣されている方がいると思うんですけれども、その方はどういった部署の方で、どういった形で選ばれたのかというのを教えていただきたいと思います。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 今、区から5人派遣をされております。それで、その仕事の部署、内容でございますけれども、1人は輸送宿泊、宿泊課というところで、宿泊施設の確保をする部署にございます。それとあと、また式典部の開閉会式課というところで、実際の開会式、閉会式の企画運営基本コンセプトの作成に携わる部署で仕事をしております。また、あと、国際渉外部言語サービス課というところで、言語ボランティアの採用の準備に携わる職員がございます。また、そのほかスポーツ企画部スポーツ企画課というところで、スポーツ施設の準備、企画調整に当たっている職員などがございます。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 すみません、私の質問が下手でした。台東区のどの部署の方が実際に派遣されているのかというのも教えていただければと思います。どういった形で選ばれたのか。例えば自分で行きたいと手を挙げて選ばれたのかということで。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 派遣につきましては、基本的にご本人の希望を考慮しながら、希望していただいた者の中からこちらで面接等をして、最終的に決めて派遣をしてございます。 ○委員長 何部の人たちが行ったかと聞いている。 ◎箱﨑正夫 人事課長 教育委員会から行っている者もいますし、福祉事務所から行っている者、あるいは、技術職として行っている者もございます。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 本人の希望というか、やる気がある職員さんが行っているということなので…… ○委員長 全員やる気あるんだから、そこだけやる気があるというのは…… ◆小島智史 委員 いや、組織委員会に…… ○委員長 ここに残ったのはやる気がないみたいな話になってしまう。 ◆小島智史 委員 組織委員会に行きたいというやる気です。そっちでやってみたいというやる気がある職員さんが行っているということなので、その点はよいことだなと思います。ぜひ頑張っていただければと思います。  以上です。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 私も虎の門の組織委員会、一度行きまして、すごく立派なオフィスで、あのようなところで私も一度働いてみたいなと。議員もぜひ派遣できるように議長からもお計らいをいただきたいと思いますが、私もちょっと基礎的なところで、まずこの組織委員会の規模感ですね。どのような人数の方たちが働いているのか。  それと、今122名派遣がいるという話がありましたが、これは各自治体、都内の多摩地区の市部も含めて、町村も含めて、各自治体何人とか、あるいはその自治体の規模によって人数が振り分けられているのか、あるいはもともと台東区などというのはそういうイベント行政とかオリンピックにかかわり合いが強い、多いので、逆に台東区みたいな区からはちょっと多目に要請が来ているのかとか、その辺の全体の感じというのをちょっとご説明いただけますか。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 組織委員会の職員構成でございますけれども、平成29年4月1日現在で1,133名でございます。その内訳ですが、東京都が338名、あと都の警察、消防、教育が47名でございます。特別区からは先ほど申しましたように122名が従事してございます。それとあと、都内の市町村につきましては40名、その他自治体が47名でございます。民間につきましては355名でございます。その他人材派遣、契約社員などが別途146名いるというような状況でございます。  特別区につきましては、各区で何名ということではなくて、組織委員会からは特別区として協力してほしいということで、各区が派遣できる人数をそれぞれ考えて派遣しているという状況でございます。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 あとは、今そのそれぞれのどのような部署で働いているかという話もありましたが、そのそれぞれの部署の中で、どのようなポジションなのかというのがあるんですね。私、ちょっと映画を見過ぎなのかもしれないですけれど、何か警察の映画などだと、本庁の人たちがいろいろやってきて、所轄の若い刑事たちを馬車馬のように顎で使っているというような映画があったんですが、結局、区から派遣されると、いわゆるそういう末端のといいますか、管理職は東京都とか国の人たちの若い人たちが占めていて、我々区のほうでそれなりのスキルを持った方たちが、何かスキルを生かせないような形で使われているんではないかと。あるいは経験しようと思いつつも、なかなかそういういわゆる意思決定の場面にはなかなか入れないとか、そのようなことというのは実態としてはどのような感じなんでしょうか。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 区から派遣している職員なんですけれども、係長級が1人と主任が1人、あとは主事が3名という、今、構成でございます。確かに委員のおっしゃるとおり、民間企業と他の自治体の混成部隊でございますので、上司がその民間企業の方というところも珍しくございませんので、その仕事の進め方について、区と違って最初戸惑うような感想はございました。それでまた、仕事については、皆全員が初体験の仕事ということで、走りながら考える部分もあるやに聞いてございます。それで、なかなか仕事が忙しい中で、目の前の処理をするのに大変な状況であるということは、一部の職員からは話が来てございます。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 わかりました。そういった部分も含めて、一つの大きな経験になっていくのかなとは思いますが、余りにもちょっと理不尽な使われ方といいますか、仕事の振られ方等があるようでしたら、そこはきっちりと報告を受けながら改善していくような動きをしていただきたいなと思います。  最後に、多分オリンピックパラリンピック組織委員会、あるいはその式典部という部署で閉会式、開会式をやるというのも今ありましたが、これは結構外国語のスキルなどが求められている部分があるとは思うんですが、そういった点についてはどういう対応をされているんでしょうか。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 確かに資料が英文で書かれているものが多いということでございます。それで、英語のスキルを養うために、個人的に通勤時間でテープを聞いたりとか、講座、参考書等を買って語学力を養っているという職員もございます。ただ、なかなかその辺、そういう語学の素養がある者ばかりではございませんので、その辺については、自分で自己啓発しながら日々の仕事に当たっているような状況でございます。  また、今後派遣に当たって、そういう部署に行く者については、事前にそういう説明をしながら、本人の希望を勘案して決めていきたいなと考えているところでございます。 ○委員長 よろしいですか。  青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 では、最後に。一応条例案、報告事項ともに賛成、了承させていただきますが、恐らく台東区の職員というのは、そのいろいろな地域の特性もあり、あるいはこうしたイベントや何かにかかわる機会も多かったと思いますので、恐らくほかの自治体から派遣された皆さんよりは数倍使えるぞと。そのような評価を逆にいただけるような形で人数に関しては、希望者がもっといるようでしたら、もう少し、実施の年度などはもっと人手が要ることになるでしょうから、そういったこともバランスを考えながら、きちんと派遣していただきたいなということを要望して終わります。  以上です。 ○委員長 これより採決いたします。  本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第2、第54号議案、東京都台東区職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案は、理事者報告事項、総務部の2番、育児休業制度等の改正についてが関連いたしますので、説明と一括して報告を聴取し、審議を行いたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
     それでは、第54号議案及び報告事項について、理事者の説明を求めます。  人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 それでは、第54号議案、東京都台東区職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、お手元の資料5、育児休業制度等の改正についてにより説明させていただきます。  資料をごらん願います。まず、項番1の趣旨でございます。地方公務員の育児休業等に関する法律及び人事院規則の改正に伴いまして、職員の育児休業等に関する所要の規定整備を行うものでございます。  次に、項番2の改正内容でございます。1点目は、育児休業等を再取得、再延長できる場合の特別な事情について明文化いたします。保育園に入園できなかった場合における育児休業の再取得、再延長及び育児短時間勤務の1年以内の再取得につきましては、これまで条例の、その他予測できなかった事実が生じたことにより支障がある場合という規定を適用して休業等の承認をしておりました。このたび人事院規則において明文化されたことに伴いまして、区の条例においても同様の規定を設けるものでございます。  2点目は、非常勤職員の育児休業取得要件を緩和いたします。現行では、非常勤職員は子が1歳6カ月になる日まで育児休業を取得可能でございます。このたび育児休業法が改正されたことに伴いまして、非常勤職員、または非常勤職員の配偶者がこの1歳6カ月到達日まで育児休業を取得しており、かつ継続的な勤務のため1歳6カ月以降も育児休業を取得する必要がある場合におきましては、2歳まで育児休業を取得することができるよう条例を改正いたします。  次に、項番3、改正する条例及び主な改正内容でございます。改正する条例は、東京都台東区職員の育児休業等に関する条例でございます。主な改正内容につきましては、ただいまご説明したとおりでございます。  最後に、項番4、施行日でございますが、本条例の改正は、公布日を施行日といたします。  説明は以上でございます。本案につきましては、原案どおりご決定いただきますようよろしくお願いいたします。 ○委員長 それでは、第54号議案及び報告事項についてご審議願います。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 今回、この規定がはっきりしたことで、育休の取得にどのような影響があると考えられるのか、まずこれをお聞きします。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 このたびの改正に当たりましては、1点目の育児休業の再取得、再延長につきましては、これまでもそういう事情が生じた場合につきましては、その他の規定を適用しまして認めていたところでございます。また、2点目の非常勤職員の育児休業の改正部分につきましては、現在台東区で該当する職員がございませんので、直ちにそのように今回の改正で影響する職員はないと考えてございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 やはり職員が育児休業をとりやすい環境を広げる意味で質問しますけれども、この間、今回の条例改正は、そういう点では反対しませんが、育休の延長というのは、これは官民含めて、この間進んできました。そういう点では、この間どのようにこの育休の延長が進んできたのかということをまずちょっと改めてお示しいただきたいと。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 平成4年度から、子が1歳に達するまで育児休業を取得できる制度が設けられてございます。その後、平成14年度には3歳に達するまでということで延長がされてございます。子が1歳に達するまで認められていた最後の平成13年度との比較で申しますと、平成13年度の育休取得者が、男性はゼロ、女性が29名、女性の取得率が90.6%でございました。また、直近の平成28年度では、男性が1名、取得率にして2.9%でございます。また、女性につきましては36名で、取得率100%という状況でございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 延長したことが、若干育休取得を進めているという数字が今出たのかなというふうに思います。ただ、実際の現場では、なかなかやはり、今先ほど男性が1人というのがこれは貴重ですけれども、なかなか仕事のことを考えるととか、あるいは仕事から復帰した後の職場のことを考えると取得できないというのが、これがなかなか現実にまだあるわけで、そういう点では、この法整備は進んでも、現場では、特に民間などはまだまだですけれども、できないという状況を台東区としても何とか打開する方向で進めていただきたいと。規定は、これについては反対はしません。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 今、その育休をとりやすい、とりにくい状況の一つとして、育休の期間というのは、例えば昇進というか、係長とか課長になるときには何年勤続しなければいけないという規定があったと思うんですが、そういったところには育休期間は加算されないんですよね。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 育休の取得期間については、とれる上限は職種に関係なく正規職員の場合は3歳までという形で決まっております。 ◆青柳雅之 委員 ではなくて…… ○委員長 昇給の場合。 ◆青柳雅之 委員 昇進するのに何年係長をしないと課長の試験を受けられないとかいうののあれには……。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 育休の場合は、その期間が短縮とか、そういうことは除算はされない状況でございます。 ◆青柳雅之 委員 ですよね。 ◎箱﨑正夫 人事課長 はい。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 ですので、そういった部分も含めて、ちょっと男女の格差があるのかなとか、あるいは長期に育休をとることによって、例えば同じ同期の方でも先に行かれてしまうとか、そういった部分もあると思うんで、逆にその、今は民間では一部の会社でも導入されているみたいなんですが。その育休をとった専業ママとか専業パパをやったそのスキルといいますか、期間をきちんと会社の中のその勤務の経験の年数に差が出ないような、あるいはそこをプラスに加算できるような、そのような形にしないと、なかなかその、組織の中での立ち位置というのが、逆に何年も、ロスというか、そういうカウントになってしまうところが課題なんではないかなと思うんですが、そういった点はいかがでしょうかね。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 育児休業については、今後、そういう方をできるだけ支援しつつ、さらに係長とか管理職を目指してもらうというような、そういう取り組みもこちらでしてございますので、そういう方がとりやすい環境を今後も整えていって、その後復職したときにその育児休業の期間の経験を生かせるようにまた仕事に励んでいただきたいというような制度を整えていきたいと考えてございます。 ◆青柳雅之 委員 わかりました。そんな簡単な話では……多分あれは伝わっていると思うんですが、とはいえ、実際職場を離れていた方がそれだけの何かスキルを積んだのがプラスアルファになるかというところも微妙なところがあるので、ただ、そういった課題があるのかなということだけは指摘して、この報告事項と条例案は賛成します。 ○委員長 これより採決いたします。  本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定いたしました。  なお、報告事項についても、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 すみません、先ほど53号議案のところで、小島委員の質問で、派遣している職員の職種についての質問もございましたけれども、私、技術職も派遣しているというようなお答えしたいと思うんですが、職種は全て事務でございますので、訂正させていただきます。 ○委員長 よろしいですか。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第3、陳情29-2、すべての原発の停止および再稼働を取り止める意見書の提出を求めることについての陳情を議題といたします。  本件は、前回の委員会で継続審査となったものであります。  それでは、本件についてご審議願います。  小坂委員。 ◆小坂義久 委員 きょうの報道で、昨日の広島高裁が伊方原発3号機の運転差しとめを決定したというふうな報道がされています。もうきょうの一般紙等にも1面で大きく報道されているんですが、そういうことも含めて、やはり今後、いろいろな今、係争中のところとか、ちょっと結構影響を及ぼすというふうにも考えられます。当然四国電力は異議と決定の効力を一時的にとめる執行停止を申し立てるというふうにもお聞きしていますので、ちょっとその辺の動向も踏まえた形で、やはりこの陳情に関しては引き続き継続でお願いしたいと思います。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 12月なので、この1年間原発がどうだったかというのをもう1回振り返る必要があると思うんですね。ことしは昨年の伊方原発、今回差しとめ仮処分の決定が出ましたけれども、これに続いて高浜原発で再稼働がなりました。ですから、現在再稼働になっている原発というのは3原発5基というふうになっています。ただ、重大なのは、この申請が本当に規制委員会の申請が次々と行われて、この間の東海第二原発もそうですけれども、総申請が16原発26基となっている。そのうち、既にこの、先ほどの再稼働のも含めまして、審査適合というのを合わせますと7原発14基というのが規制委員会で了承と。つまり半分以上がもう申請すればオーケーというふうになってきていて、新潟県知事のように、毅然とこれをはね返しているところは再稼働させていません。それは当然知事の了承が要りますから、これはできないことで、そういう点では、原発の再稼働を今とめるには選挙で勝つしかないんだということになるわけですね。  それで、やはり今の規制委員会、今度責任者がかわりましたけれども、全くその姿勢が変わっていないというところは、まさにこれは規制どころかフリーハンドで認めていく委員会みたいになってしまっているということを、やはりことしは本当にこのように示した年だったんではないかなというふうに思います。  あと、ことし大きかったのは、もんじゅの廃炉の決定ですよね。これはもう核燃料プランが、核燃料サイクルがこれは破綻したことを認めながらも、もんじゅのかわりをまたつくると。これに応えて、またその後で経団連あたりが、今の原発再稼働だけでは足りないと。新設もするんだというようなとんでもないことを言ったら、そうしたら例のあの神戸製鋼のああいう供給の問題が出てくるとか、やはり本当に人間の命を何だと思っているんだという、そういう私は1年だったなと。  そういう点では、あとなおかつ福島第一原発の事故の原因も結局解明できていない。溶け落ちたメルトダウンした核燃料の所在も明確にわからないと。廃炉の見込み立たないと。もんじゅの最後は汚染したナトリウムの取り出し方法も結局わからないまま、この1年が終わろうとしているという、こういう年でした。  だから、そういう点では、やはり一番犠牲になるのは住民です。今、この避難計画がなくても今の規制委員会の結論を左右しないということになっていますから、そういう点では私たち自治体で、地方でやはり住民の命を守るという、こういうところに携わっている私たちとしては、やはり今のざるのような規制委員会のやり方というのは、やはり声を上げていく必要があると。  そういう意味では、やはりきちんと採択して見識を示していくというのが大事だと。別に、継続が多いようですんで、それについて反対しませんけれども、1年振り返って、簡単ですけれども、そんな思いがしております。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 私も、毎回のことになりますが、区議会議員選挙の選挙公報にも原発再稼働反対と明記させていただいておりますので、この点については、できれば皆さんの意見が整えば、区議会として意見書を提出していきたいなと、そういう思いはあります。  反対の理由、個々上げていくと切りがないですが、やはり核のごみ、負の遺産をこれ以上つくり続けて、何百年、何百万年も後の人たちにそれを押しつけるのだけはそろそろやめにしようというのが多くの皆さんのコンセンサスを得ている意見ではないかと思いますので、継続というご意見であれは、それで構いませんし、私どもの会派の中では意見が割れておりますので、そういった意味では、今の意見は私の意見として、今回も継続で取り扱いをお願いしたいと思います。 ○委員長 よろしいですね。  これより採決いたします。  本件については、継続の意見が多数でありますので、継続することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第4、陳情29-3、「築地市場の豊洲移転の中止」についての陳情を議題といたします。  本件は、前回の委員会で継続審査となったものであります。  それでは、本件についてご審議願います。  小坂委員。 ◆小坂義久 委員 この陳情項目、いわゆる築地市場の豊洲移転中止を求める意見書を区議会として決議し、東京都知事に提出してくださいという項目なんですが、これも6月20日に小池都知事が、築地は守る、豊洲は生かすという基本方針を示したと。豊洲移転並びに築地整備の判断をしたわけですね。その後、東京都では、市場移転関係局長会議を立ち上げたと。6月22日に第1回会議において豊洲市場への早期移転などの課題を整理するよう指示されたと。7月21日には第2回会議が開催されて、築地市場の跡地は、市場会計の持続可能性を担保するための経済合理性を確保しながら、民間主導により再開発する方向で検討を進めていくというふうに私もお聞きしております。  都議会では、では、どうかというと、8月30日から臨時会を開いて、その中で8月30日に付託されたのが、第131号議案、平成29年度中央卸売市場会計補正予算が付託されて、9月5日に本会議が行われて、そこで可決されたというふうな状態はお聞きしております。この中で、55億円かな。一つは市場関係者の皆さんの不安払拭のために盛り土にかわる追加対策の工事費30億円が盛り込まれたということと、開場に向けた移転準備のための予算として25億円が計上されたということで、これが共産党さん以外全ての会派が賛成して可決されたということで、もう都の動きはこのような形で、東京都行政もそうですし、都議会もこのような形で、ちょっともう明確になったというのが一つの結論だと思います。  そういう意味におきまして、この陳情に関しては、我が会派は不採択でお取り計らいをお願いしたいと思います。 ○委員長 つなぐプロジェクトはいかがですか。 ◆青鹿公男 副委員長 つなぐプロジェクトも、先に結論を言いますと、不採択でお願いいたします。理由は、今、小坂委員からもお話あったとおり、東京都の動きも決まっていますし、昨今、お話の中で、落札業者が決まらず不調となっていた7件のうち4件の再入札も11日に行われたという状態になっています。私も築地でバイトもやっていて、古臭いあれが一番よかったんですけれど、もうここまで動いている中、やはり台東区の区民目線で言うと、今度は安全面のところで言いますと、これは入札業者も決まって、盛り土のところをやっていくということなので、さらに安全面を注意していくという点もありながら、移転を中止というのではなく、今度新しくできる築地の安全性を確保していくべきだと。そっちに注視するべきだという形から、不採択という形をとらせていただきます。 ○委員長 自由民主党はいかがですか。  石塚委員。 ◆石塚猛 委員 不採択なんですが、どうしてこういう陳情が出て、小池知事の不適切知事だという陳情が出ないのかね。どのように思いますか。選挙でこういう結果が出るんですよ。やはり都民の皆さんというのは大したものですよ。50億円や100億円これからもどぶに捨てるようなお金をどんどんつくって、このようなものは当然知事不信任案ですよ。と私は思いながら、不採択の件で……。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 私も今までもお話ししてきましたが、やはり築地自体は、復興建築ということもありますし、何とか再整備していきたいという思いもあります。あとは、区内の皆さんでいまだに築地に直接お魚を仕入れに行って、ちょっと遠くなったらもう廃業しようかなんて方もいらっしゃいますので、そういった部分では築地の機能はぜひ残していくという今の一定の方向性を支持はしたいと思っています。  それともう1点は、今、江東区長が商業施設の問題でいろいろやりとりしているみたいですが、私、これは以前も申し上げたかもしれないんですが、何回か前の豊洲のにぎわい施設の計画の中で、あそこに、第2のかっぱ橋をつくろうとしていたときがあったんですね。何か食器にかかわる、食器とか道具にかかわる雑貨の商店街をつくるということになっていて、そこに関しては、そういう計画が再度持ち上がったときは、区としては何らかの対応をしていきたいなというふうに区議会としては思っています。というのは、やはり公的な施設を使って、第2のかっぱ橋をつくって観光客を奪い合うようなことになったら、それはやはり区としては立ち上がらなければいけないなというところも指摘させていただき、今回のこの陳情に関しては、いわゆる築地の再整備云々というよりかは、豊洲の移転中止の1点の部分なので、これに関してはちょっと趣旨に沿いがたいという意見を付して、不採択の取り扱いをお願いします。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 先ほど小坂委員から、築地市場の再開発検討委員会は、完全に市場関係者が排除されました。今回その検討委員会に入れられていない結論を押しつけられているということで、今、魚の関係の方たちは今、全員投票をやって、これは移転反対の過半数をとりますよ。築地女将さん会中心にですね。この市場の声を聞かないということですから。区議会、台東区議会は聞かないということでしょう、ここで不採択にするということはね。そういうことですよ。  あと、もう一つ、私はもう180度理由は違うけれども、石塚委員に同調する。それは、理由は全く違います。というのは、小池知事は都民や市場関係者との3つの約束を、これを完全に裏切ったんですよ。まず第1は、もともとなぜ再延期するかと、去年の11月となったのというのは、石原さんとか浜渦さんのやり方というのは伏魔殿だったと言ったわけでしょう。1.6倍も建築費が上がってしまってというね。だからその決定経過を明らかにすると言っておきながら、今回の追加工事の入札の問題で、決定過程が全く不明瞭なまま、自分で予定価格は示さないと言っていた公共工事の入札のやり方まで翻して、予定価格を明らかにして4割増しにもして、石原さんのときと同じではないですか、このやり方ね。そういう点では全く伏魔殿的なやり方でこの都民の税金を投入していくという、これは石塚委員と全く…… ○委員長 もう陳情に戻ってください。 ◆秋間洋 委員 いや、180度違うけれど  あと、無害化の問題も全く解決していません。先ほど盛り土でできるなんていうのは誰も思っていませんよ。だって、なぜかといったら、一番その中心になっていた地下水を海抜1.8メートル以内におさめるということがいまだにうまくいっていないんだから。10月は5メートルまでいってしまったんでしょう。だから、汚染された地下水、これにまた再汚染を盛り土された土がなっていけば、これはそこから揮発性の物質は市場内に流れ込むと。こういう点でも無害化の約束をほごにして、率直に言って全く検証されないこの追加工事でこれを何かお茶を濁そうとしている。  あと、最後ですけれども、築地は守る、豊洲は生かすか。そうだよね。そのように言った。これも裏切って今、江東区の話がありましたけれども、率直に言うと、今どっちつかずというか、どちらにもあれで、今豊洲に進出しようとしていた業者が撤退の方向になりましたから、そういう点では江東区との亀裂を深めながら、しかし築地も、今度は築地ブランドと言わなくなって今度豊洲ブランドと今は言うような、本当にこの方は都民を裏切り続けているんですね。  ですから、そういう点ではありますけれども、しかしそれは早く、逆に言ったら今度の都議会で、来年の10月には豊洲に進むんだという、このことを表明したから今、皆さん今度否決するわけでしょう。これは、小池さんを利することなんですよ。だってそうではないですか。小池さんがやったから矛盾ができなくなったわけでしょう、今。都議会も都の行政も矛盾ができなくなった。それに盾突いているのは、私たち共産党と、あと市場関係者と都民ですよ、これは。  だから、そういう点ではすっきりと都民のサイドに立つべきですよ。皆さんも多勢に無勢みたいな感じでしょう、きょうは。だけれども、今否決するというのは、築地女将さん会を初めとした市場関係者の方、あるいは都民を裏切った小池知事を利する。きょうは採択だということを申し上げておきたいと思います。 ○委員長 それで……           (「ちょっと委員長、委員長、関連」と呼ぶ者あり) ○委員長 ちょっと待って。それでこの陳情については。 ◆秋間洋 委員 採択なので挙手採決にしてください。           (「関連」と呼ぶ者あり) ○委員長 石塚委員。 ◆石塚猛 委員 あのね、豊洲移転というのは、もうその、かつて、私の記憶では、30年ぐらい前に都議会で築地市場はもたない。建物も。現実では、ネズミの運動場なんですよ。もうとてもではないけれどここで生鮮食料品を扱うという場所ではないということで、いろいろな当時力がありました石原知事が江東区に決め、それはいろいろ問題があったけれども、全て専門家が後追いして、了承して、そして移転が決まって、大きな予算をかけて、それで小池知事がなったからとけちつけても、全て言ったことが通らない。専門家の言うことも聞かない。私は安全宣言しなければできない。あのような素人がなぜ安全宣言できるの。安全宣言というのは専門家が出すべきなんですよ。そのときのそういうことを研究し、都民国民を守れるような技術や知識や多くの考え、勉強を積んだ人が専門家と言われ、そしてそういう人たちの意見を聞いて、そして安全だということで移転すべきなんだ。そして、それを今度その築地を再整備するといったら、どれだけのお金がかかりますか。何であのような無駄なことをさせるのかな。早く不信任をしてかえるべきだ。そのように強く思っております。 ○委員長 秋間委員。ちょっと小池さんの話は……           (「陳情の話に戻って」と呼ぶ者あり)
    ◆秋間洋 委員 小池さんの話はやめます。ただ、少なくとも明らかに豊洲の地下の土壌の汚染の問題というのは、あそこまで出てきてしまったわけですから、そういう点では、小池知事の当時の判断というのは、都民の命を守る立場で当然のことだったということは、今の小池さんは私は守れませんよ。だけども、当時の姿勢というのは、都民に少なくとも、だって、そういう判断をしたということは、別に私は否定はしません。           (「政治というのは、過去の話ししても今・・・」と呼ぶ者あり) ◆秋間洋 委員 あと、専門家の問題も言いましたけれど、専門家というのはたくさんいて、あれはとんでもないと言う専門家だってたくさんいますから、それは。日本環境学会の畑会長初め、これはもう、あれはもう絶対あの土壌汚染はきれいにはできないということを言っている専門家もたくさんいます。  以上です。 ○委員長 いいですか。  これより採決いたします。  本件については、挙手により採決いたします。  本件について、採択することに賛成の方の挙手を求めます。           (賛成者挙手) ○委員長 挙手少数であります。よって、本件は、不採択とすることに決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第5、陳情29-10、「組織犯罪処罰法改正案」は、三度廃案となった「共謀罪法」の再現であり、すみやかな廃案または廃止を求めることについての陳情を議題といたします。  本件は、前回の委員会で継続審査となったものであります。  それでは、本件についてご審議願います。  小坂委員。 ◆小坂義久 委員 この法案は、当然今、国で7月に法案化されたわけなんですが、当然これはちょっと国の問題になってくるんで、いろいろな意味で。私も全部が全部把握しているわけではないですが、まずこのテロと戦うために187カ国、地域が加盟する国際組織犯罪防止条約の加盟条件に、犯罪合意段階で処罰する国内法の整備を求めているという一応法案であるというふうに解釈しています。  その中で、この陳情に関して、ちょっと何点かというか、ちょっと私自身が感じたことなんですが、この陳情趣旨の6行目ぐらいから、例えばこの、実行行為がなくても話し合い、合意があれば罪とするもの。政府は一般人には関係ない、普通の団体には適用されないと言っていますがと。テロ集団、組織的犯罪集団の定義がなく、捜査機関の認定で、一般人や市民団体、労働組合などが犯罪人、犯罪集団と認定され捜査されることになりますというところが、ちょっとやはりかなりひっかかります。  まず、これ、捜査機関ということで、恐らくこれは警察のことを指していると思うんですが、これ、警察がここまで一般人や市民団体等をしっかりいわゆる監視できるかどうかということがまずどうなのかなということと、例えばこれ警察官、マンパワーですね。これ、今現在ここまでやれる余裕が果たしてあるのかどうかというのを考えた場合に、非常に現実を見た場合、厳しいんではないかなというふうに思います。  また、例えばどのような犯罪でも嫌疑がなければ逮捕や家宅捜索などの強制調査はできないというふうに思いますので、やはりこれはちょっと、余りにもちょっとどうなのかなというのがまず一つ。  それと、安倍首相はという、国会で2020年までの憲法改正を公言しということで、平和憲法に基づく日本の政治体制に真っ向から挑戦していますと、そのところで、今の安倍政権が目指す方向からは、私たちが犯罪集団と認定されるかもしれませんというところが非常にちょっとどうなのかなと。こういう表現は非常に刺激的な表現かなというふうに私自身は解釈しています。  そういう意味で、ちょっとこの陳情に関しては、不採択でお取り計らいをお願いしたいと思います。           (「どちら」「不採択」と呼ぶ者あり) ○委員長 自由民主党さんは不採択。  つなぐプロジェクトさんは。 ◆青鹿公男 副委員長 今、いろいろな方からのお話もいただきましたが、こちらの法案は、今いろいろな形で、ことしの一文字をあらわすのが北というのも書いてあるぐらい、いろいろな問題も抱えている中で、法案としては必要だなというのは感じております。  ただ、対象となっている277の罪の中に、いろいろな文化財保護法ですとか、絶滅のおそれのある野生動物の種の保存に関する法律、モーターボート競走法とか、こういうものがいっぱい書いてあるんですが、これについては、実は詳細を私どもも余りまだ理解できていない中で、この場で不採択とか採択というのはちょっと言えないので、こちらについては我が会派としては継続でお願いいたします。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 共謀罪、法案から法になりましたが、これはもうぜひとも廃止していきたいというのが私個人の意見です。今、小坂委員からはいろいろありましたが、これまさに今回のあのときの国会審議を聞いて、あるいはあの大臣の答弁を聞いていると、もともとの法の趣旨、百歩譲って何らかの形で必要な部分はあるかなというふうに思いつつも、あの質問に対する答弁を聞いていると、もう一般人には関係ないというのに一般人の定義はない。あるいはあの有名な答弁ですよね。花見にビールとお弁当を持てば大丈夫だけど、地図と双眼鏡を持った段階で嫌疑の対象になるということで、今、だって双眼鏡ぐらいみんな誰だって持っていますし、地図というのは地図アプリがみんな携帯に入っていますから、その段階でどのような一般人の方も、あの答弁の段階で既に捜査対象といいますか、嫌疑の対象になるということが逆に大臣答弁されているんですよ。それを今こうした形で、一般人の方は関係ないんだよということに対して、多くの国民が本当に不安に思っているということを考えると、やはりこの組織犯罪処罰法に関しては、速やかに廃止すると。今、国会の中でもこの間も提案したのかな。されたのかな。どういう経緯で審議されたかちょっと見ていないですけれども、付託されなかったのかな。そういったことで、私個人としてはこれは何が何でも区議会として皆さんとともに合意した上で意見書を上げていくぐらいの大きな運動にしていきたいというふうに思っておりますが、会派の中ではまだまだいろいろな意見がございまして、一定の結論に達しておりませんので、私どもたいとうフロンティアも継続でお願いいたします。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 前回も採択を主張させていただきました。たいとうフロンティアさんもぜひ会派で一致していただきたいなというふうに思います。  というのは、国会では、我が党と立憲民主、自由、社民、あと無所属の会、5会派でこの共謀罪の廃止法案を衆議院に共同提出いたしました。これはやはり法の大体決め方そのものが、法律の通し方そのもの、皆さんもご記憶にあると思うんですが、委員会で決めないで、本会議で直接という、まさに非常にやり方がルールとして乱暴なやり方をとらざるを得なかった。これは委員会でやればやるほど、先ほど青柳委員がおっしゃったように、ぼろが出まくりという審議であって、なぜぼろが出まくりかというと、そもそもが憲法違反だからなんですね。そういう点では、先ほどあったように、組織的犯罪集団の定義、あるいは実行準備行為、先ほどの地図と双眼鏡もそうですけれど、この定義、あと計画の定義。計画というのは何かといったら、心に思っていたことを外に出して複数の人たちで心に思っていることを外に出し合ったらという、そこの段階で計画ですから、そうなったらまさにそういう刑事的な罰を、心を裁くところまで広げるという、こういう内心の自由を侵す極めて危険なものであり、なおかつここでも、理事者にも答えていただきましたけれども、予備罪とか、あるいは未遂罪みたいなものをもう幅広く、これが一括で適用されてしまうというね。これは本当に暗闇の国家にしていく。そういう点では、なおかつ捜査当局、先ほど小坂委員からあったけれども、今警察は相当悪いことやっていますよ。だって、別府市の別府地区労働福祉会館だって、監視カメラをずっと24時間365日回して、この労働組合の監視活動をやっていた。あれは私たちとは協力、協同の労働組合ではないですよ。だけども、そういうところまでやると。あと、この間も中部電力でしたか。あそこの市民団体の情報を警察が中部電力に個人情報をリークすると。このようなことを平気でやっている警察ですよ。これにフリーハンドで盗聴法がいろいろと拡大され、去年か。拡大されているように非常に危険な、あと秘密保護法がなって、非常に危険になっています。  今のところ、表ではこの法律による逮捕とか起訴というのはゼロだということは国会で我が党も確認していますけれども、怖いのはそれに先行して進められている情報収集ですね。これがどこまで進められているのかわかりませんから、そういう点では、私などが一番最初にしょっぴかれるかもしれないけれど、そういう、もうそういうものなんですよ、これは。  だから、これはやはり憲法、民主主義の危機として、きちんと採択をすべきだと。ただ、継続のご意見もあるようなんで、継続にはもちろん反対しません。 ○委員長 これより採決いたします。  本件については、継続審査を求める意見と、採択を求める意見がありますので、まず継続審査の可否について、挙手により採決いたします。  それでは、本件を継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。           (賛成者挙手) ○委員長 挙手少数であります。よって、本件は、継続審査としないことに決定いたしました。  それでは、次に、採択することに賛成の方の挙手を求めますが、挙手少数の場合、本件は不採択となります。  これより採決いたします。  本件について、採択することに賛成の方の挙手を求めます。           (賛成者挙手) ○委員長 挙手少数であります。よって、本件は、不採択することに決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件第6、陳情29-19、東京都人権プラザ分館の閉館後の活用を求めることについての陳情を議題といたします。  本件は、前回の委員会で継続審査となったものであります。  それでは、本件についてご審議願います。  秋間委員。 ◆秋間洋 委員 幾つかちょっと理事者に質問いたします。  前回の委員会で、東京都の方針についての説明がありました。その後、区として、この委員会では、会派全部一致して、そういう点ではここは区として取得していく方向でやるべきだという、これはたしかそういう記憶でありまして、全会一致して当たりました。  そういう点では、幾つかの動きがあったわけで、都の方針がその後どうなっているのかと。あと、区として何らかの東京都への働きかけ、言える範囲内でいいですから、行ったのかどうかと。これについてはいかがですか。 ○委員長 企画課長。 ◎前田幹生 企画課長 第3回定例会以降、状況に大きな変化はございませんが、東京都の人権部とも情報交換をしながら動向の把握に努めている状況でございます。都としては、老朽化している建物については取り壊して更地にするということは変わっておりませんで、その後の活用についても未定ということでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 ここが、この陳情者からもあって、ずっと4月以降全く活用されずに、率直に言ったら雨ざらしというか、たなざらしというのか、にされて、非常にまた建物に対しても、使用者がいないとなかなか建物の老朽化というのは進みますから、そういう点ではそういう心配がある。  あと、今、来年4月以降の集会室、これが貸し付けがなくなったということで、ここを利用していたサークルさんや区民の団体からいろいろ私どもの会派にもご相談があります。そういう点では、区としてこの間、来年の4月の閉鎖に伴う区民への影響について、何かつかんでいますか。 ○委員長 人権・男女共同参画課長。 ◎古屋和世 人権・男女共同参画課長 来年度4月以降、集会室がなくなることによります区民からの声というのは、特にこちらで上がっているものはございません。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 幾つかのサークルから、私たちには来ておりまして、それでやはりこれについては、なかなかあそこにかわれない、社会教育館やあるいは区民館ではかわれないよさがあったというのが非常に感じられています。これについては細かくは言いませんけれども、これは区民館や社会教育館の運用とか活用の仕方についてももっと幅広にやったら解決できる問題なのかという部分と、あとやはりあそこではなかったらできない部分というのがあるなというふうに思っています。  4月以降、本当に、もちろん東京都はもう方針を動かさないという、が強いようですけれども、区として例えば本当に積極的にあそこを、この陳情にあるように、活用というふうな声に応えていくとしたら、やはり何らかの形で活用と。4月で一回活用が途切れないように、この、例えば貸し館業務部分だけでも何らかの手法で継続していくという手だてというのは考えないのか、これについてはいかがですか。 ○委員長 企画課長。 ◎前田幹生 企画課長 東京都は建物を取り壊して更地にするという方針でございますので、なかなか貸し館業務を継続するということは難しいと思っております。今、委員からもご指摘ありましたとおり、近隣には産業研修センターですとか今戸社会教育館といった貸し館機能を持つ施設がございますので、そちらをぜひご活用いただければなというふうに考えているところでございます。 ○委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 今戸社会教育館等の使用状況を見ると、それは満杯状況ではない、まだまだ使えるなというのはあります。ただ、先ほど申し上げたように、やはりこの使い勝手というのはもう抜群にいいんですね。ですから、今戸社会教育館等に近い団体でも、今戸社会教育館の利用の恐らく数倍使われていますね。ここの、ちょっと、これ8、9、10月しかわかんないんで、私もちょっと正確には言えないけれども、数倍規模でこの人権プラザは使われてきました。そういう点では、東京都が更地にする、あるいはその後に何か土地の調査などもするというような話がありますけれども、それはそれとして、更地にするまでの期間が、まだいつ更地にするかというのも東京都は決めていないわけでしょう。これはもう明確にこの団体に対しても東京都が答えていますから、そういう点では、更地にするまでだって使えるではないですか。そういう点では、やはりここを、東京都の方針が、更地にして以降の何とかだというのと、台東区がみずから方針を決めて東京都と折衝してどうしていくのかというのは、これは率直に言ったら、別に相矛盾するものではなくて、むしろ積極的に議会の委員会の前回の土地の取得、あれですよ、汚染土壌は困りますよ。ですけれど、これはきちんと、しっかりした土地であれば、これは取得して区民のために活用するという方向を決めるなりなんなり、前に向く形でやはり進んでいただきたいというふうに申し上げておきます。 ○委員長 それでこの陳情については。 ◆秋間洋 委員 採択ですけれども、いかがですか。           (「継続だろう」「今の言い方だと継続だ」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに。 ◆青柳雅之 委員 前回の委員会でのお話し合い、意見と同様で、今後も、この陳情文の中にも書いてありますが、東京都にしっかりと働きかけをしていく。あるいは今後のこの土地の地域の使い方についても、しっかりと地域の皆さんの意見を聞いて、あるいは東京都との連絡調整をしっかりやっていただくということを含めて、この陳情文に書いてある陳情者の思いをしっかりと受けとめた上で、再度継続でこの取り扱いをお願いします。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 ここに書いてあるのをよく読ませていただいたんですが、当然区はそのように考えていると私は思っています。台東区、土地が少ないところですから、当然ある程度の大きさのものを確保するということは考えていると思います。  ただ、利用に関しては、これはやはり固定されても困る部分がありますので、より必要であるものを必要につけていくということだと思いますので、もう少し継続で様子を見たいと思います。 ○委員長 よろしいですか。副委員長。 ◆青鹿公男 副委員長 つなぐプロジェクトも継続でお願いいたします。 ○委員長 これより採決いたします。  本件については、継続の意見が多数でありますので、継続とすることにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、案件7、特定事件の継続調査についてを議題といたします。  おはかりいたします。本委員会の特定事件については、議長に閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本委員会の特定事件の継続調査については、そのように決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 以上で案件の審議を終了いたしましたので、事務局次長に委員会報告書を朗読させます。  なお、年月日、委員長名、議長名及び陳情者の住所、氏名の朗読については省略いたします。           (伊東議会事務局次長朗読) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。  なお、同じ所管からの報告については、一括して聴取いたします。  初めに、基本構想等の策定について及び組織改正について、企画課長、報告願います。 ◎前田幹生 企画課長 それでは、基本構想等の策定についてからご報告をさせていただきます。  資料1をごらんください。初めに、項番1、区民ワークショップの開催についてでございます。基本構想の策定に当たりましては、多くの区民の方からの意見を参考とするため、9月に区民ワークショップを開催いたしました。本日はその結果についてご報告させていただきます。  恐れ入りますが、こちらの資料の次につけております別紙をごらんください。項番1、目的でございます。無作為抽出により参加を呼びかけた区民の皆様から、台東区の将来像や分野別の課題と解決の方向性に関するご意見を幅広く伺い、新たな基本構想等の策定に活用することを目的として実施したものでございます。  項番2、実施日時、場所につきましては、資料記載のとおりでございます。  項番3、参加者でございます。第1回は44名、第2回は42名の区民の皆様にご参加いただいております。参加者につきましては、無作為に抽出した区民2,000名にワークショップの募集案内を送付し、応募のあった中から抽せんにより54名の参加者を選出しております。そのうち当日に参加した人数がこちらの参加者数でございます。  なお、資料にはございませんが、参加者の年齢層は、20代から70代、平均年齢は45.5歳で、外国人の方も1名参加されております。  項番4、討議方法でございます。当日は参加者を4つのグループに分けまして、さらにこの各グループ内を3班ずつに分け、合計12班に分けて討議を行っております。参加者はまず、個人のご意見を附箋に書き出してから、班ごとに意見交換を行い、その後テーマに対する意見を班としてまとめまして、そのグループ内で発表を行っております。発表後は、全体またはグループ内で投票を行いまして、参加者が最も共感する意見を決定しております。  なお、討議テーマは、表に記載のとおり、台東区の将来像については全グループ共通で討議を行いまして、分野別の課題と解決の方向性については全12分野を各グループ3分野ずつに分けて討議していただいております。
     恐れ入りますが、資料の2ページ、裏面をごらんください。項番5、主な討議内容でございます。こちらでは、表左側に討議テーマを、右側には出された意見のうち、参加者が共感した主な意見を記載しております。この中から何点かご紹介させていただきます。  まず、討議テーマ、台東区の将来像についてです。1つ目の丸印の、伝統を引き継ぎながらさらに活気・文化の勢いあふれるまち、世界に誇れる、受け入れるまち、人に優しく緑豊かなまちについては、歴史・文化・伝統といった古いものを大切にするとともに、今後より一層多くの新たな人や文化を受け入れて、粋な台東区を世界にアピールし、さらに活気のある台東区を目指すといったもので、参加者の多くの共感を得ております。  次に、同じページの上から3つ目の観光の欄をごらんください。観光分野では、滞在時間を延ばすアイデアや夜の観光スポットを充実させるといった提案に多くの得票が集まるとともに、外国人観光客の受け入れ体制の整備、拡充に関する意見等がございました。  恐れ入りますが、3ページをごらんください。上から3つ目の防災防犯の欄でございます。地域のつながり、地域力の向上に関する意見が各班共通で上げられており、特に単身者や若者に対していかに防災意識や情報を伝えていくかという意見に得票が集まっておりました。  恐れ入りますが、4ページごらんください。一番下の子育ての欄でございます。地域の外国人、高齢者、空き家などあらゆる資源を活用して地域で子育てを支えるという意見に最も多くの得票が集まっております。  ワークショップで上げられた主な意見は以上でございます。  次の5ページをごらんください。項番6につきましては、ワークショップ開催後に実施したアンケートの結果となっておりまして、(1)のとおり、参加者の約98%の方がワークショップに満足していただいたという結果が出ております。また、(3)の基本構想策定についての意見として、誰もが理解できるわかりやすい言葉にしてもらいたいなどのご意見が上げられておりました。  最後に、項番7ですが、別添として開催結果報告書、冊子をおつけしております。後ほどご確認いただければと存じます。  恐れ入ります。一番最初の資料1にお戻りいただけますでしょうか。項番2、今後の予定でございます。12月から審議会の委員が少人数のグループに分かれてさらに議論を深めていただく小委員会がスタートしております。来年2月からは、小委員会での議論を踏まえ、審議会でさらに議論していただき、来年5月の本委員会におきまして中間のまとめについてご報告させていただく予定となっております。以後の予定につきましては、資料記載のとおりでございます。  長くなりましたが、基本構想等の策定についての説明は以上となります。  続きまして、組織改正についてご報告いたします。  資料2をごらんください。本件は、平成30年4月1日付で予定しております組織改正の案をお示しするものでございます。今回の組織改正では、課の新設、廃止等はございませんが、新たに技監のポストを新設するものでございます。  まず、(1)の目的でございますが、近年の本区におきましては、国内外からの観光客の増加や2020年東京オリンピックパラリンピック競技大会の開催決定等を契機として、各地区におきましてまちづくりの機運とその必要性が高まってきております。こうした各地区の実情に応じたまちづくりを推進するためには、的確な事業管理を図りつつ、国や東京都を初め、関係団体、地権者との広範にわたる協議、調整を円滑に進める必要がございます。  そこで、まちづくりについての業務を統括し、関係機関との折衝を強力かつ円滑に推進するとともに、区長、副区長を技術的に補佐する職として新たに技監を設置するものでございます。  次に、(2)の位置づけでございます。技監につきましては、部長職の1級上位である統括部長職として位置づけてまいりたいと考えておりまして、現在、特別区人事委員会と調整を行っております。  図の左側が改正後の案でございますが、統括部長ということ、また組織横断的に調整を図るということで、組織図上、企画財政部の上に位置づけてまいります。  簡単ではございますが、報告は以上でございます。よろしくお願いをいたします。           (委員長退席、副委員長着席) ○副委員長(青鹿公男) それでは、初めに、基本構想等の策定について、ご質問がありましたら、どうぞ。  小島委員。 ◆小島智史 委員 区民ワークショップについて質問させていただきます。本当は見学できればよかったんですけれども、この報告書、詳細につくっていただきまして、これを見るだけでも、今回参加してくださった区民の皆様と、あと職員の方もしっかりと真剣にやっていただいて、本当に感謝申し上げたいと思います。  報告書を読みますと、私は今回これは成功だったんではないかなという認識でいるんですけれども、あえて、今回初めてやったわけですから、その中で課題とかそういったものがもしあれば教えていただきたいと思います。 ○副委員長 企画課長。 ◎前田幹生 企画課長 今回は一応限られた時間の中で一定の結論を導き出すという手法を用いておりますので、一つのテーマでおおむね2時間程度でご議論いただいて結論を出したというやり方をとっておりました。ただ、アンケートの結果にもありましたとおり、もう少し議論をする時間が欲しいという、そういったご意見もございました。ですので、そのテーマに対する時間配分ですとか進め方について工夫できる点があるかどうか、今後に向けての課題なのかなというふうに認識を持っているところでございます。 ○副委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 ありがとうございます。ぜひ今後もつなげていただきたいと思っております。  報告書本編41ページなんですが、下に、町内会など地域のコミュニティに参加していない身としては、住むまちを考えるよい機会になったという記載があります。この方に対しては、ぜひ今後は町会に参加していただきたいなという思いはあるんですけれども、その一方で、これは自由民主党的ではないかもしれないんですけれども、何とか会の会長さんのおなじみの意見も大事なんですけれども、こうした一般の区民の率直な生の声を聞けるので、大変貴重な取り組みだなと思っております。ただ、それに関して、1ページ目に、サイレントマジョリティーと呼ばれる声なき声というふうに記載があるんですけれども、本当の声なき声というのは、私はもっと別のところにあるんではないかなと思います。みずから役所に来ることができる人とか、こうしたワークショップで堂々と自分の意見を言える人というのは、まだ声なき声の範疇には入らないんではないかなと私も思っておりまして、その認識は、我々議員と役所の皆さんも持っておく必要があるんではないかなという思いがありますので、ちょっとこの1ページ目の記載に関してちょっと気になったので、その点を指摘しておきたいと思います。  私からは以上で、組織改正については……           (「まだ」「また別です」と呼ぶ者あり) ○副委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 小島委員同様、このワークショップに関しては、ある意味とてもいい前例をつくったのかなと思っておりますので、私の意見としては、今回のこの基本構想の策定にとどまらず、いろいろな機会で、いわゆるワークショップのまず募集の仕方ですよね。その抽出して、あるいは一定の報酬をお支払いして、そしてこういう形でやると集まるんだということがわかりましたので、いろいろな機会で使っていただきたい。  あるいは今、パブリックコメントなんていうのもいろいろなところでやっていますけれども、それももしかするとこういう形でやると、もう広く生の声が集まっていくのかということがございますので、ぜひこれを区のいろいろな意思決定のときの定番にしていただきたいなということが一つ。  あとは、今回参加の年齢層なんですが、やはりちょっと若干少ないのがどうしても20代。あとは18歳選挙権ということがありましたから、18歳以上というくくりもこれからは必要なのかなということがありますので、今回の経験を踏まえて、その20代の方は均等に割合で案内を出していくと若干やはり少ないということがわかったので、当初、抽出のときから少し厚目にやるとか、もう少し工夫を加えていただいて、実際に参加される方の年齢層が余り偏りがないように。ほかのところは結構バランスよくなっていますので、そこだけ気になりましたので、そういった工夫を加えた上で広げていただきたいということを要望して、この報告を了承します。 ○副委員長 そのほかございますか。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長 それでは、ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○副委員長 次に、組織改正について、ご質問がありましたら、どうぞ。  小島委員。 ◆小島智史 委員 今回の国会の、ことしの通常国会で、厚生労働省設置法が改正されて、医務技監というポストが新設されたということで話題になりました。こういった組織改正というのは、最近の潮流なのかなというふうに認識していまして、大変重要なことだと思っております。報告については了承するんですけれども、課長がちょっと最後のほうで説明があったんですけれども、資料の設置の目的を読むと、まちづくりという言葉がキーワードとして浮き上がってくるんですけれども、他方でその2番の位置づけを見ますと、その点、まちづくりというものに関して設置するという割には、その点が何かぼやけているように見えるんですけれども、都市づくり部と土木担当の上に技監が来るということではないんですか。ちょっと、その点ちょっともう一度教えていただきたいと思いますが。 ○副委員長 企画課長。 ◎前田幹生 企画課長 こちらは組織図のつくり方というところでもございますが、通常、他区の、練馬区でたしかやはり技監ポストを置いているんですが、やはり組織図上は一番上に置いているところでございます。  ただ、こちらの技監が所掌するのは、都市づくり部、それから土木担当の持っているうちのまちづくりに関する部分を中心に所掌していただこうというふうには考えているところでございます。 ○副委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 その点よくわかりました。ありがとうございます。  あと、今の時点で答えられたらでいいんですけれども、2年後とか3年後というのもこのポジションというのは今後も残す方針なんでしょうか。その点、もしお答えできたら教えてください。 ○副委員長 企画課長。 ◎前田幹生 企画課長 こちらは一応ポストとして整備するものでございますので、任期があるとか、そういうものでは基本的にはないというふうに考えているところでございます。 ○副委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 わかりました。以上です。 ○副委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 技監の件については了承です。これ、組織改正、せっかくこのように出されたんで、ちょっと私から要望したいというふうに思っています。  このような現行があって、改正後、技監がこのような形で設置されるということで、それはそれで、先ほど言ったように結構なことなんですが、例えば今、子供関係の例えば今子育て・若者支援課がたしか平成28年からなって、今、区民部に所属していると。あと、子ども家庭支援センターかな。これも区民部に所属と。もちろん教育委員会は学務課とか児童保育課とかあるんですが、あと、そのほかに保健サービス課で乳幼児健診とか全戸訪問とかやっていると。そういう意味で申しますと、あくまでこれは要望なんで、後はしっかりと検討していただきたいんですが、やはり子供部みたいなね。子供・若者部でもあれなんですけれど、やはりその辺のところをちょっと考えてもいいんではないかなというふうに思います。人口推計を見ても、平成29年で今ゼロ歳から14歳が1万7,955名ということで、平成39年、平成はもうなくなってしまうんですけれど、10年後は2万433人という形で、やはりこのゼロ歳から14歳に今ちょっと特化した形で話しをさせてもらっているんですが、このような形で確実に子供がふえていくと。何よりもやはり台東区の次世代を担うということで、非常に大切な存在ではあると思いますので、ちょっとその辺のところを考えていただきたいというふうに要望しておきます。 ○副委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 この設置の目的のところに、この関係機関との折衝を強力かつ円滑に進めるというふうな表現がありますけれども、具体的にはどのようなことを想定しているんですか。 ○副委員長 企画課長。 ◎前田幹生 企画課長 技監の所掌事務として今現在想定しております上野地区まちづくりビジョンの策定ですとか、凌雲橋のかけかえに向けた検討等につきましては、国土交通省を初めとした国や東京都、それから鉄道事業者等のさまざまな関係機関との協議、あるいは調整をしながら、おのおののその役割をしっかり明確にした上で、総合的に計画をまとめていくという必要がございます。さらに状況に応じて国に新たな制度や補助制度の新設ですとか、そういったことを働きかけていただくことも必要になってくるであろうと考えておりまして、そのために現在国から招聘しようというふうに検討しておりますが、そういった職員の経験、俯瞰した視野や卓越した企画調整能力、そういったところを期待してこのようなポストを置きたいと、そのように考えたところでございます。 ○副委員長 秋間委員。 ◆秋間洋 委員 以前、副区長職を、この土木系というか、都市づくり、まちづくり系でありましたよね。副区長さん置いたときはね。そのときと、率直に言うと、狙いというのか、同じなのかなというふうに思いました。  私自身は、技術職が上り詰めるというか、そういうところとして技監というのが区にあってもいいと思っております。ただ、では、国から呼べばいいのかということになれば、ここの目的の前文に書いてあるように、やはり今、先ほど上野とか凌雲橋の、上野のまちづくりや凌雲橋の問題というのは非常にわかりやすい例なんで、そういう点ではなるほどと思いましたけれども、やはり私は今の都市づくり部長や土木担当部長とかがやはり技監になっていいと思うし、私はそのようなところでは、ここで本当に台東区を愛し、頑張ってきている人が目標とするような、そういうポストであってもいいんではないかということは思いますね。  そういう点では、ぜひ現場はもっと区民からの声を聞かなくてはいけない、職員の配置もそうですけれども、そういう部署であります。まちづくり協議会もそうですけれど、そういう点ではこの技監職を置くことというのは反対はしませんけれども、やはりそういう角度もぜひ必要かなと。上から引っ張ってくるということばかりが能ではないよということだけ申し上げておきたいと思います。 ○副委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 私もあえて質問させていただきますが、統括部長の位置づけということですので、この技監になるためには、何か部長職の方が試験なりなんなり年数を経て、技監というそのポジションに昇進ができると。そういう何か仕組みづくりというのがあるんですか。 ○副委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 技監、統括部長の職でございますけれども、統括部長というのは各部にまたがる重要困難な事務を担当する責任者として部の相互間の関係者との困難な調整を行いまして、合意形成を図るとともに、指導力を発揮して、そういう職務を遂行する役割を担うものでございます。統括部長の設置に当たりましては、人事委員会の承認を受ける必要がございます。現在、人事委員会で、職務の複雑性と責任の度合いに応じまして、現在は1級職から8級職、部長級までの職責、職層の統一的基準というのが定められております。ここに部長職より上位の職が組織運営上必要だという場合、それとあと、8級職より上位の職責が存在すれば、区の実情を踏まえて設置を承認する特例措置を設けているところでございます。したがいまして、今回その特例措置を使いまして、職の設置を特別区の人事委員会に新たに承認申請するという手続が必要になってきます。           (副委員長退席、委員長着席) ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 いや、それは説明の中でも若干理解したんですが、いわゆるその昇進というか、部長さんたちが何か努力して、経験を積めば、将来的に技監というものに何かなれるレールみたいなのか、仕組みがあるんですか。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 現状、統括部長というのは、原則はそういう職自体がございません。ですので、そういう職が必要になった場合についてのみ、改めてその人事委員会の承認を設けてそういう職をつくっていただく手続が必要になってまいります。現状、23区の中でも、そういう統括部長の職を認めているのが2区ほどでございます。 ◆青柳雅之 委員 わかりました。ですので、今回、その台東区として新たに技監を設けるに当たって、先ほど若干秋間委員からも答えが出てしまっているんですが、中から昇進できるような仕組みをつくるのかどうかという点だけちょっとお答えください。 ○委員長 人事課長。 ◎箱﨑正夫 人事課長 そういうポストがあるということであれば、今後その、今回については、現在国に要請しているところでございますけれども、その可能性としてはないわけではないということでございます。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 わかりました。では、そこで国に要請しているというところまで出ましたので伺いますが、そうした例えばもっと大きな自治体とか、他区でもそうなんですが、区長なり関係者の個人的なその関係といいますか、スキルとかその人物をきちんと評価した上で、それなりのポストに引っ張ってくるというか、就任してもらうというケースもありつつも、逆に今お答えにあったように、何か組織に投げて、どなたかその適する方を派遣のような形で何年間か来てもらえるかというのでは、全然多分意味が結構違うと思うんですね。今まで、かつて副区長、あるいは部長職で何人かいらっしゃいましたが、非常にいい働きをしていただいたとは思いますが、何か組織に投げて、その関係で来ていただいた方なので、何かそこで何年かたってからぷっつり切れてしまっているというのもあるので、そういった意味では、もう少し区長さんがしっかりとリクルートしていただいて、この方なら台東区に間違いなくフィットするぞというような方を、もう指名で呼び寄せてくるような、そんな形をぜひとっていただきたいなと。いざ辞令が出るまでどんな方が来るのかわからない、ある日突然履歴書が来て、この人だったらどうかという形で技監という職、そしてあるいは皆さん部長職の上にいきなりいらっしゃるということについては、なかなか受け入れづらい部分もあると思いますので、その点ぜひ工夫していただきたいということだけ申し上げて、了承します。  以上です。 ○委員長 石塚委員。 ◆石塚猛 委員 ちょっと関連なんですけれど、東京都から今、あるいはほかから来ている方は、理事者には何人ぐらいいますか。 ○委員長 人事課長。  東京都だけでいいですか。 ◆石塚猛 委員 そのほかももし出せたら。いいや、机の前で聞く。それでわかった。  それで、一つ私の意見というのは、いよいよこの台東区で駐車場問題がのしかかってきますよ、2020年。それ以降も。もう限界ですよ、これ。そうすると、東京都や国土交通省に働きかけて1,000億円や2,000億円ぐらいかけて、大駐車場をつくるぐらいのあれがないと、解決しないと思うんだ、私は。そういう意味で、下から積み上げていくのも結構だけれども、やはり部長より上だということは、どうしてもその能力、力量、あるいはその人となりがすぐれていなければこの技監は務まらないと思うんですよ。だから、下から上がっていく人で最高のその一般職の最高職だというのに、だから副区長とある意味それに近い力を持っていくわけですから、なかなか難しいと思うんですね、区長が使いこなすには。だから私はやはり、優秀なやつを拾ってくるしかないですよ、これは。と私は思う。そういう意見を述べて…… ○委員長 ちょっと拾うという言葉だけ直してください。 ◆石塚猛 委員 呼ぶべきだと私は思います。 ○委員長 拾うではないでしょう。呼び込むとすればいい。 ◆石塚猛 委員 はい。という意見を申し上げて。 ○委員長 いいですか。よろしいですか。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、旧東京北部小包集中局跡地の活用について、用地・施設活用担当課長、報告願います。 ◎原島悟 用地・施設活用担当課長 それでは、旧東京北部小包集中局跡地の活用につきましてご報告いたします。  資料3をごらんください。項番1、今年度の取り組みでございます。今年度はこれまで、ことし1月に地域の皆様からご提出いただきました活用に関する意見書や、意見書を取りまとめていただく過程でのさまざまなご意見を参考に、事業の実現可能性や整備手法の検討を行い、活用の方向性を探ってまいりました。昨年度行われました地域協議会の皆様による合計8回の会議やワークショップにおけるご意見を、資料下段に記載しております。これらのご意見を集約する形で取りまとめていただきました活用に関する意見書の基本方針と、活用を図る上で留意すべき点は、資料記載のとおりでございます。  今年度は、にぎわいの創出や観光、産業の振興のため、観光客、来街者をふやすという視点を中心に活用の検討を進めてまいりましたが、これまでの検討におきましては、具体的な活用の内容を見出すには至っていない状況でございます。  お手数ですが、資料裏面をごらんください。項番2、活用の方向性でございます。これまでの跡地活用の考え方では、既存施設の解体について、具体的な活用が定まった後に、新規事業と一体として行うものとしておりましたが、事業者の進出意向や専門家の意見などを踏まえた検討の結果、次のような効果を期待して、将来の本格活用の可能性を広げるため、既存施設を解体し更地としての活用を行ってまいります。更地としての活用により、将来の本格活用の可能性を広げていく効果といたしましては、既存施設が与えるイメージの払拭、跡地のポテンシャルの発揮、来街拠点としての更地の活用でございます。  項番3、今後の取り組みでございます。既存施設の解体に当たりまして、本格活用している清川清掃車庫等について、清掃事業を継続しながら解体を進めるための方策を検討してまいります。  ご報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  石塚委員。 ◆石塚猛 委員 いよいよスタートするのかなという感じですけれども、第一歩としては更地にするということが進められるわけですが、もう意見というのはかなり出尽くしていると思いますよね。ですから、我々もずっと意見を言い続けてきた者としては、いよいよという思いがあるんですけれども、この本格活用の清川清掃車庫というのは、これは移転というのは考えられないと思いますので、このように今後の取り組みに書いてありますように、解体を進めるための方策を検討するということで、これも大事なスタートだとは思いますけれども、やはり目的をきちんと定めなければ事業というのは進みませんので、できるだけ早く我々にも相談をいただいて、しっかりしたものをつくっていきたいというのは、これはもうみんなが望んでいることでございますので、担当課長さんはしっかり受けとめてください。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ほかに。
     青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 清掃事業移管のときに、清掃車の車庫をどこにするかということで、非常に探した経緯を今思い出していますが、今現在、これたしか清掃車は雇上車と直営車があって、直営車の車庫ということだと思うんですが、清川清掃車庫については今何台が利用されていてという状況なのか、教えていただけますか。利用の状況について。 ○委員長 用地・施設活用担当課長。 ◎原島悟 用地・施設活用担当課長 直営車につきましては、現在18台の収容となっております。ただし、委員ご指摘の雇上車につきましても、朝のごみ収集の開始時とその回収が終わった後の夕方、あと昼休みにつきましては、区の職員、清掃の職員を乗せて帰ってくる。その間休憩しているというところがございますので、現状も雇上車が40数台ございますが、その40数台と直営車合わせた数をあの清掃車庫で収容している状況でございます。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 これは各区によってこの辺の契約、もしかするといろいろ違うのかもわかんないんですが、例えばその雇上業者が自前の車庫を自区内に持っていたりとかすると、こうした行政で用意しないで、直営車の車庫だけに使ったりとかいうこともあるというふうに聞いているんですが、台東区の場合は、その雇上業者の車両の停車場所まで区が用意しなければいけないという契約になっているんですか。 ○委員長 清掃は担当が入っていないみたいです。 ◆青柳雅之 委員 では、わかりました。ちょっとその点が気になったので…… ○委員長 机の前で聞いてください。 ◆青柳雅之 委員 要は、この清掃事業を継続しながら解体を進めるというのが、解体をなるべく期間を短くするための考え方の一つとして、やはりこういった期間に関しては、直営車はきちんと面倒を見なければいけないですけれども、雇上の車両については、議長もいらっしゃいますので、契約、各区の契約見ていただいて、本来その雇上車については雇上業者が自分のところの車庫を活用するというのが本来原則だと思いますので、昼休み等はかつて今戸の周辺、車が昼休みとまっていたのが、今はあそこに入っているという状況があるので、業務の遂行については仕方ないのかもわかりませんが、そのことによって何か解体の期間が非常に長期にわたるという場合であれば、ここの部分もちょっと工夫していただきたいなというふうに思いますので、その点要望させていただきます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 やっと跡地活用進むことになって、うれしいと思っていますが、ここに関しても、調査の本を2冊ぐらいつくりまして、意見は相当聞いているというふうに思っています。新しい意見が出てきているとは思いませんが、相当な意見は聞いているんだと思っていますので、あとはもうここはひとつ決めるというしかないんだと思っています。そういう意味では、少し勇気を持って、しっかり決めていってもらうといいなというふうに思っていますので、それを一つ要望しておきます。  それから、もう一つ、青柳委員が言ったように、解体に関しては、やはり今いろいろな方法があると思います。早く解体することも必要ですし、金額がなるべく安く解体できるのがいいのかなというふうに思いますので、よくテレビでやっているダイナマイトの爆発、あれは一回ぜひ……           (「見たいね」「試してみるか」と呼ぶ者あり) ◆石川義弘 委員 試して、あるいは計算していただきたいなというふうに思いますので、これ要望しておきます。 ○委員長 よろしいですか。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、台東区文化・スポーツ奨励賞の授与について、総務課長、報告願います。 ◎野村武治 総務課長 それでは、台東区文化・スポーツ奨励賞の授与につきましてご報告申し上げます。  資料4をごらんください。項番1、奨励賞の目的でございます。この賞は、すぐれた活動等により、広く文化及びスポーツの振興に寄与された区内に在住、在学、在勤の方を顕彰することで、区民の文化及びスポーツの向上、発展に資することを目的とするものでございます。  項番2、受賞者ですが、2名でございます。まず、台東区台東に在住で、立教大学4年生の方です。ことし10月に愛媛県で開催された第72回国民体育大会ボート競技成年男子舵手つきフォア、4人でこぐボート競技ですが、埼玉県の代表の一員として出場し、優勝されました。  2人目は、調布市にお住まいで、都立上野高等学校3年生の方です。ボート競技と同様、愛媛国体の種目バレーボール競技少年男子の部におきまして、東京都代表チームの一員として出場し、見事優勝されました。お二人ともチームの優勝に大きく貢献されましたことから、台東区文化・スポーツ奨励賞を授与するものでございます。  項番3、表彰式でございます。現在調整中でございますが、12月下旬以降の実施を予定しております。  大変雑駁ですが、報告は以上です。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  石川委員。 ◆石川義弘 委員 この人たち、本当にしっかりやってくれて、非常にうれしいと思います。  ちょっと聞きたいんですが、例えばこの中に監督とかコーチとかいうのは入るんですか。 ○委員長 総務課長。 ◎野村武治 総務課長 今回のスポーツ奨励賞の対象者にはなりませんが、表彰の中で、例えば長年にわたりいろいろスポーツとか文化に貢献してきたという、つきましては、表彰の対象になっております。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 いいです。 ○委員長 いいですか。  ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、土地取得及び売却について、経理課長、報告願います。 ◎雨宮真一郎 経理課長 それでは、資料6によりまして、土地の取得及び売却についてご報告申し上げます。  なお、本件につきましては、12月7日の交通対策・地区整備特別委員会において、所管からご報告させていただいているところでございます。  項番1、目的でございます。本件は、分庁舎、第二分庁舎の土地と民有地、東上野四丁目83番の土地売買により、旧下谷小学校跡地街区の敷地整序化及び東上野五丁目6番街区の共同化事業の推進を図るものでございます。  項番2、取得物件でございます。所在地番は、東上野四丁目83番、面積は551.60平米、約167坪となっております。対象地のうち、407.76平米につきましては、区が既に借地権を所有しておりますので、今回はその借地権は除いた権利を取得するものでございます。  項番3、売却物件でございます。(1)分庁舎の土地は、所在地番は東上野五丁目54番、面積は294平米、約89坪となっております。(2)第二分庁舎の土地は、所在地番は東上野五丁目57番2、面積は186.80平米、約57坪となっております。  項番4、今後の予定でございます。1月12日開催の財産価格審議会で売買価格の評価をいただき、3月末に土地売買契約の締結を見込んでおります。  私からの報告は以上でございます。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、「朝鮮通信使に関する記録」のユネスコ「世界の記憶」登録について、世界遺産担当課長、報告願います。 ◎西山あゆみ 世界遺産担当課長 「朝鮮通信使に関する記録」のユネスコ「世界の記憶」登録についてご報告いたします。  資料7をごらんください。本年10月30日、「朝鮮通信使に関する記録 17世紀~19世紀の日韓間の平和構築と文化交流の歴史」がユネスコ「世界の記憶」に登録されました。  台東区とのかかわりといたしましては、項番1、朝鮮通信使が江戸の宿所として東本願寺を利用したこと、また東京国立博物館に記録資料が所蔵されていることがございます。  項番2、これまでの取り組みといたしましては、台東区として平成28年2月にNPO法人朝鮮通信使縁地連絡協議会に加入し、朝鮮通信使に関する情報について周知啓発を図ってまいったところでございます。  項番3、登録後の周知、啓発等の状況でございます。  (1)登録の決定につきましては、区ホームページ等に掲載し、周知したところでございます。  次に、(2)登録記念フォーラムの開催でございます。朝鮮通信使に随行し活躍した人物、雨森芳洲と彼の説いた誠信の交隣の考えから、朝鮮通信使の歴史や文化について学ぶフォーラムを開催いたします。日時は平成29年12月17日日曜日13時30分から17時まで、場所は台東区役所10階の1003会議室で開催いたします。主催は滋賀大学社会連携研究センター。台東区と滋賀県長浜市が共催いたします。周知につきましては、区ホームページ等への掲載のほか、資料に添付いたしましたチラシを町会回覧及び区有施設等への配架により行っているところでございます。  次に、(3)東京国立博物館による特集展示についてでございます。登録を記念した展示が現在行われているところでございます。日程は12月25日まで、場所は東京国立博物館本館です。朝鮮国書など、「世界の記憶」の登録資料となりました重要文化財を含む貴重な資料が展示されております。  次に、(4)NPO法人朝鮮通信使縁地連絡協議会への事業参加、協力を今後もしてまいるということでございます。今後も縁地連絡協議会を初め、関係機関等と連携し、朝鮮通信使について周知、啓発を進め、本区の魅力の発信に努めてまいりたいと考えております。  なお、資料裏面に、ユネスコ「世界の記憶」等について参考情報を記載しておりますので、後ほどごらんいただければと存じます。  ご報告については以上でございます。 ○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。  小島委員。 ◆小島智史 委員 意見の表明と質問をしたいと思います。朝鮮通信使縁地連絡協議会に平成28年2月に加入していて本当によかったなと思っております。私が聞いている限りでは、当初の台東区の行政としては、そこまで前向きなものではなかったんではないかなという認識を持っているんですけれども、直接的に質問の機会をフルに使って行政に働きかけた髙森議員、あるいは青柳委員もたびたび発言されておりますから……           (「もっと昔から言えば熊木議員もですね」と呼ぶ者あり) ◆小島智史 委員 そうですね、熊木議員もそうですけれども、行政よりもお二人の議員の先見性がすぐれていたんではないかなと率直に思いました。  そういった意味では、台東区の文化的成熟性を示すよい機会だと思いますので、ぜひクリエイティブ・シティも積極的に取り組んでいただきたいなと思っております。  質問なんですけれども、ちょっと私がいまいちわかんない、見えてこないなと思ったのが、3つのところなんですけれども、文化庁と外務省、何かその2つとの連携というか、話し合いとかいうのは何かありましたでしょうか。その点を教えていただきたいと思います。 ○委員長 世界遺産担当課長。 ◎西山あゆみ 世界遺産担当課長 今回の登録になりました「世界の記憶」の申請についてなんですけれども、申請は国がお墨つきを与えて出す場合、国内選考というものをして申請する場合と、あと民間の団体から申請することができるという制度になっておりますので、特に文化庁であったりですとか外務省と何か連携というのは、特に今回のことに関しては、ないと聞いております。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 私、外務省のホームページ、毎日チェックしているんですけれども、いつもこういったものが出される、登録されると、登録されましたと。大変喜ばしいですね云々というのが出るはずなんですけれども、今回外務大臣談話はもとより、外務報道官談話も出なかったような記憶があります。見落としていたら大変申しわけないんですけれども、ちょっとその点は、外務省に届くかどうかわかりませんけれども、大変残念だなという意見は申し上げておきたいと思います。  それで、あと、東本願寺なんですけれども、前回の報告のときに小菅議員が、東本願寺と相談して案内板とかを設置できたらいいねということで発言されているんですけれども、案内板も含めてですけれども、この資料を読む限り、東本願寺とのかかわりというのがよく見えてこないんです。連携・協力・話し合い、その点はどうなっているかというのは教えてください。 ○委員長 世界遺産担当課長。 ◎西山あゆみ 世界遺産担当課長 東本願寺の関係の方とは、「世界の記憶」に登録される前後にわたりまして情報交換などをさせていただいております。案内板の設置などについて、確かに小菅議員からご要望などをいただいておりますので、なかなか、例えば京都のお寺のように実際に朝鮮通信使との直接交流があった、描いた絵であるとか詩とかが残っているということではございませんので、東本願寺の関係の方とご相談しながら、ちょっとその辺は検討していきたいと考えております。 ○委員長 小島委員。 ◆小島智史 委員 東本願寺もぜひ前向きであったらいいなと思います。巻き込んでいただいて、頑張っていただければと思います。  以上です。 ○委員長 青鹿副委員長。 ◆青鹿公男 副委員長 ちょっと1点だけ。長浜市と書いてあるんで、千束通りのふるさと交流ショップも、たまたまかもしれませんが、きょうから長浜市が来てやっていただいておりますので、またそういうところにもこういうものを置いたほうがよろしいんではないかという要望だけさせていただきます。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 小島委員からも名前を上げていただいてありがとうございます。もともとはこれ今から20年ぐらい前になるんですが、当時そのソウルのエリアとの交流の中で、熊木議員が本会議で、朝鮮通信使の事例を挙げて、東本願寺が宿泊地だったんだよということを一般質問の中で発言されています。ですので、私もこの朝鮮通信使というものに対して非常に大きなインパクトというか、記憶に残っていたということで、新聞情報だったかと思うんですが、縁地連絡協議会の活動があるということを知って、当時のまだ4階に世界遺産の担当がいらっしゃったときに、縁地連絡協議会への加盟をしたらどうかということを机の前で提案させていただいたのがきっかけになっています。  そういったことで、今回この記憶遺産、そして国立西洋美術館の文化遺産、あと和食とか歌舞伎という意味では無形文化遺産も、台東区には結構そろってきたと。ないのはあとは自然遺産だというだけですが、そこはなかなか難しいと思いますので、今後、こうした世界遺産、ユネスコ、いろいろな連携をとったものをぜひ生かしていただいて、あとはそのご縁をいただいた自治体との連携もしっかり生かしていただいて、情報発信を含めて努力していただきたいと思いますが、今後のこの朝鮮通信使縁地協議会の皆さんとの連携協力というのはどの程度まで話が進んでいるんでしょうか。長浜市さんとは特にご縁がもともとあるんであれなんですが、いかがでしょうか。 ○委員長 世界遺産担当課長。 ◎西山あゆみ 世界遺産担当課長 朝鮮通信使縁地連絡協議会に参加しておりまして、今後、連絡協議会でも、登録された資料の保存であったりですとか、広くいろいろな方に見ていただく機会を持ちたいということで今考えているところでございます。そうした情報を得ながら、また台東区でそういった公開をする場合などについてご協力などできることをしていきたいと考えています。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 入り口はそこでいいと思うんですが、例えば国立西洋美術館は、アルゼンチンと、インドは産業フェアに実際いらっしゃったのかな。あの枠組みの中でご招待というか、ご縁が広がっていて、その文化とかの交流以外の部分まで広がっていますので、ぜひそうした、これをご縁に、その他のジャンルにも都市交流の輪を広げていただきたいということを要望させていただきます。  以上です。 ○委員長 私から一言。この朝鮮通信使、各議会からいろいろ、やったらどうとか、いろいろありますので、ぜひ17日のフォーラムには企画総務委員会に限らず出席して見ていただきたいなというふうに思っています。  それから、東京国立博物館の世界の記憶登録記念特集というのが出ているんですけれど、これ、チケットというのは幾らなの。それでこのチケットというのは議会には配られているの。 ◎西山あゆみ 世界遺産担当課長 今回の特集展示は常設展の中で行われておりますので、チケットは通常であれば、大人の方で620円ということになっております。特にチケット等につきましては、配られてはおりませんので、こちらでお預かりしている分ということはございません。大変申しわけありませんが、特にどこかに配るということはさせていただいてはおりません。 ○委員長 ということは、これ、ここに書いてあるということは、皆さん金を払って見に行ってくださいということですね。 ◎西山あゆみ 世界遺産担当課長 そういう展示がされているということで…… ○委員長 呼びかけ。 ◎西山あゆみ 世界遺産担当課長 ご案内をさせていただいたところでございます。 ○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。  理事者からの報告は、以上であります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 以上で、本日予定されたものは、全て終了いたしました。  その他、ご発言がありましたら、どうぞ。           (「なし」と呼ぶ者あり)
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 これをもちまして、企画総務委員会を閉会いたします。           午後 0時07分閉会...