台東区議会 2014-12-08
平成26年12月用地活用・地区整備特別委員会−12月08日-01号
◆
太田雅久 委員 以前もあったと思います。
それで私も前回の
一般質問のときに、台東区の施設の利用率ということで
目的使用を持ってしっかりやっていますかというような中で、利用率をいろいろ調べさせていただきました。その中で、例えば
リバーサイドの
スポーツセンター、体育館あるいは
浅草公会堂、9割以上の利用率なんですよ。非常に施設としてはすばらしい。完璧にもう十分稼働しているなというのがわかるんですが、その数字を見ると逆に使えない人もかなりいるんだなというのがわかってきたんです、これは。特に
指定管理者の方々のいろいろな考えもありますので、以前のような台東区の区民の人がなかなか使うのが難しくなってきたというのが現状であると思います。
そういうことで、ぜひこのホールも考えてもらいたいと思うんですけれども、ここに書いてありますが、今実際に具体的にあの旧
坂本小学校の跡地に、1,000人規模のということになると私はちょっとかなり厳しいんではないかなと思うんです。ですからどこでやるか。このエリアにはもう一つ、
上野忍岡高校跡地という大
規模用地、現状は
下谷警察署が今使っているのでありますが、それも踏まえ、そこだけではなくてほかのエリアもちょっと考えながら、ぜひこれは前向きに検討していっていただきたいという思いを込めて、今回継続ということでお願いしたいと思いますが、よろしくお願いします。
○
委員長 茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 大
規模用地の活用で旧
坂本小学校についてですが、実は7月に私どもにも
台東区長にも要望書が出された。今回のこの
募集目的について、結局
地元住民、
近隣住民の要望を取りまとめ、それに基づき
民間事業者に検討させるのが重要と思料いたします。順序が逆さまだという地元の
町会連合会からも意見が出されています。そういう点では逆さまのままずっと来たわけで、今、一応
提案募集をした結果が報告されました。
この地元の
町会連合会の主張というのは、やはり大切な視点だと思うんです。この視点は今後もきちんと踏まえていかないといけないんではないかと私は思っていますが、基本的に逆さまでもう進んでいるというような状況になっているわけですけれども、今後これからのスケジュールでは地元に説明をしに行くということで書いてありますが、この点はやはりきちんと踏まえていかないといけないというふうに思います。その点はどうお感じですか。
○
委員長 企画財政部副参事。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事 今回、報告の中でも申し上げましたが、旧
坂本小学校につきましては地域の皆様からのご提案で
検討委員会というものをつくって、そこでいろいろ
意見交換をしていきたいというお話をいただいたところでございます。
私どももこれからまたこの
提案内容をお示しして、またさまざまにご意見をいただきたいとは思っておりまして、そういう場に積極的に参加させていただいて、いろいろ
意見交換をさせていただきたいと思っております。
○
委員長 茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 それでこの陳情のほうに行きますが、この陳情者が言っているように
文化芸術振興基本法が制定されて、
地方自治体の責務が明確にされているわけです。最近も台東区を見てみますと、
文化行政に対する認識、非常に薄くなっているのかなという感が私自身はしているんです。かつて記憶にある方もいると思いますが、やはり
文化行政ということで
文化芸術行政を中心とした助役まで置いていたんです、かつては。そういう点を考えてみますと、何か観光に特化していってしまっているという状況もあるんです。そういう点では、やはり私もそういうのを思い浮かべながら、やはり
文化政策、
文化芸術、そういう政策というのは重視していく。特にこの台東区で本物に会えるというのは、やはり文化、歴史、芸術なんですよ。これが本物に会えるまちなんです。
確かに上野や浅草がありますから観光は大いにそれに基づいてやるというのはいいんですが、やはり文化、芸術、こういう歴史、これを大切にする区政というのはほかの区ではまねのできないところなんで、大いにこういう立場を発揮していただきたい。
基本構想で文化の息づく豊かな生活の創出ということで掲げられているんですが、今、作成している
長期総合計画やこの
行政計画では、この分野の
位置づけでどのような検討をされているんでしょうか。
○
委員長 企画課長。
◎
佐藤徳久 企画課長 現在、
長期総合計画、
行政計画については策定中で、今定例会のほうに素案をご報告するということになってございます。当然、
基本構想につきましては
文化資源を活用した観光の振興や
産業振興などのテーマ、施策についてもきっちり
位置づけて、それに基づいて
行政計画等を進めていきたいというふうに考えてございます。
○
委員長 茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 やはりここのところを重視した
行政計画や
長期総合計画の
位置づけ、きちんとしていただきたい。このことは一つ要望しておきます。
それから、旧
坂本小学校の
跡地活用について、結局今報告があったように企業からの提案を受けて、今後
説明会等を行っていくということでありますけれども、この陳情者が文面で指摘しているように、我々の要望を聞いていただきたい、この1点で陳情した。このようにここには書かれてあります。今後の台東区のスタンスとしては、こうした方々ともしっかり協議していく、こういう姿勢なのか。区の姿勢を示していただきたいと思いますが、いかがですか。
○
委員長 企画財政部副参事。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事 今回の
提案募集の趣旨が、いろいろな段階で地域の皆様などにもいろいろご意見をいただきたい。それらを踏まえて、区としての考え方を決めていきたいというようなことでございますので、そこは私どもとしても特に制限をかけることなく幅広い方からのご意見はいただきたいというところでございます。
また、この件につきましては
入谷地区町会連合会からの要望書というのを私のほうにもいただいておりまして、その中にも同様な形の趣旨がございますので、先ほどの繰り返しますが、その
入谷地区での検討会の中でもそういったお話はしていくことはあるのかなというふうには考えてございます。
○
委員長 茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 今すぐにどうなるかを決める時期ではないかなということも私は理解いたしますが、陳情者の方々の悩みというのは、この文面にありますよね。
自分たちの成果を発表する場が少ない、
音楽ホールの
利用料金が高い、このようなことも大きな要因の一つになっているのではないかな、このように私は思います。
台東区には
浅草公会堂だけではなくて
文化会館だとか、それから上野学園のホールだとか芸大の奏楽堂だとか、こういうところがあるわけです。当面、こうした施設の使用について台東区
合唱連盟の方々とのこういう協議を通じながら要望を聞いて、台東区が間に入って場所の確保、それから料金への補助、こういうものもきちんと――もうそういう考えは持っているかもしれませんが、それに対してまだまだ不足していますということで言っているわけですから、この基本法にのっとってもっと積極的に支援をしていくべきだろうと思いますが、やっているとの声もあったんだけれども、どの程度やっていますか。
○
委員長 生涯
学習課長。
◎
飯塚さち子 生涯
学習課長 社会教育の団体いろいろございますが、連合体につきましては区ができる支援の一つといたしまして
補助金等をお出ししております。ただ、団体の活動につきましては、十分であるかということについては考え方はいろいろあるかというふうにも思いますが、区といたしましてはそれぞれの団体に支援をさせていただきつつ、また必要に応じてご相談に応じながら進めさせていただいているというふうに考えております。
○
委員長 茂木委員。そろそろまとめてください。
◆
茂木孝孔 委員 これはやはり十分かといえば、そうではないですよ。全般的なそういう団体に対する
サービス、そういうのはやっていると思いますよ。ただ、十分かといえば十分でない。そこのところは考え方によって違うというようなことを言いましたが、やはりこういう団体の方々の意見を本当に聞いていただきたい。
私は結論を出しますが、単純にはいかない点もあると思いますよ、確かに。ただ、この趣旨というのは、私はよく理解できるんです。
趣旨採択を主張したいと思いますけれども、
先ほど継続という意見もありました。こういう旧
坂本小学校に限定した案件はさまざまな住民からの意見もある問題ですから、皆さんが継続して審議をと言うならそれにあえて反対するものではありません。大変重要な案件ですから、引き続いて真剣に審議をしていくことも重要だろうというふうに思いますので、私はそういう考えを述べておきます。
○
委員長 青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 まず、陳情のほうから入らせていただきますが、この陳情は皆さんもご発言がありましたが、何といっても
文化芸術振興基本法の第4条ですよね。
地方自治体の責務みたいな部分がここに書いてあるんですが、その内容をきちんと陳情文の中に入れられての中身になっていますので、これは自治体としてはきちんとその
位置づけをしていくこと、まずはそこが非常に大事だというふうに思っています。
その中でこれどうするのかという話ですが、やはり
音楽ホールを設置するという方向になると、結構まだまだそんなにすぐにできる話ではないと思うんですね。ある程度の時間がかかると思うんです。ですから、その間にどういう形でこの皆さんに区内で発表の場あるいは活動の場を確保できるのかというところもしっかり考えていかなくてはいけないと思います。
茂木委員からも指摘がありました。私も同じように思ったので、担当課のほうにはお話をさせていただいたんですが、やはり――確かに
社会教育団体、いろいろな団体がありますから、それぞれの団体に即したやり方もありますし、あるいはそのルールの中で一律の仕組みをつくらなくてはいけないというのはありますが、この団体は年に1回だと思うんですが合唱祭でしたか、すごい人数を集める会があるんですよね。そのときの会場にやはり
浅草公会堂の問題ですとか、あるいは芸大の奏楽堂の中でやったときもあるんですか、そういったときのいろいろな対応、そのような中からやはり
自分たちがメーンになって運営ができる、参加ができるような仕組みをつくったらどうかという提案が来ていますので、まずは区内の区立の施設にこだわらず、きちんとその活動ができるそのような仕組みづくりをやはりやるべきだと思うんです。
そこで、具体的には今
茂木委員が言ったように場所の確保あるいは料金の補助という話になるんですが、その部分だけではなくて、やはり行政とあるいは芸大も国の独立行政法人ですけれども関係が深い。あるいは東京
文化会館ですか、上野学園の石橋メモリアルホールなどもそうですけれども、行政が持っているさまざまなコネクションみたいな部分、パイプみたいな部分をきっちりと発揮する。そういう仕組み、そういう取り組みがあってもいいのかなと思うんですが、現在のところ、そこの部分はうまくいっているんですか。
○
委員長 文化振興課長。
◎内田円
文化振興課長 ホールによって対外的にきちんと仕組みとして貸し出しているところと、そういった仕組みはないけれどもご配慮いただいて使わせていただいているというようなところがございまして、こちらの
合唱連盟の方は芸大さんのほうには特別な配慮をしていただいて、これまでも何回か使っていただいているというところでございます。
現時点では、区の文化振興課として何か間に入って調整をしてきたというようなことはございません。
○
委員長 青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 同じ合唱系のイベントとして、年末の第九のやつがありますよね。あれはどういう仕組みになっているんですか。
○
委員長 文化振興課長。
◎内田円
文化振興課長 あちらは台東区と東京芸術大学と台東区の区民合唱団の三者で実行委員会という形をとりまして、実施をしているものでございます。
○
委員長 青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 ですからちょっとその見方を変えれば、それなりの非常に大規模な合唱祭も
位置づけをもう少し変えて、区なり教育委員会なりそういうところがきちんと間に入って実行委員会形式にして、その実行委員会に対する事業助成みたいな形もこれから考えられるんではないかと思いますが、そういったやり方というのは今後可能性はありますか。
○
委員長 文化振興課長。
◎内田円
文化振興課長 そのようなご意見も踏まえまして、関係の課と相談をしてまいりたいと思います。
○
委員長 青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 わかりました。
繰り返しになりますが、この合唱ホール云々という話はそんなに簡単に答えが出る話ではないので、まずは既存の現在困っている部分を何とか解決する方向に進んでいただきたいということです。
あと、もう1個あったんだ。後半のほうに、そのホールの運営みたいな部分が書いてあるんです。これは我々どの委員会かちょっと記憶にないんですが、結構いろいろな地方都市の成功している事例というのを委員会で何回か見に行っているんですが、そこへ行くと大体ここに書いてあるようなホールの運営自体が結構住民参加型の運営をやっていて、その運営自体に結構ボランティア的な方たちで地域住民の参加があって、その中のコンテンツみたいなところも全部埋めているというのがあったんですが、台東区の場合、ミレニアムホールにしても、あるいは
浅草公会堂にしても完全な貸し館の部分であったり、あとは
浅草公会堂の場合はもう指定管理でやってしまっていますから、
指定管理者の会社側の自主事業みたいな部分がメーンに占めている部分があるんですが、こういう何かホールの運営の仕方みたいな形というのは我々は視察に行ったぐらいですから、以前から取り組み、研究みたいなのがされてきたと思うんですが、そういった部分の
進捗状況というのはどうなっていますか。
○
委員長 企画財政部副参事。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事
音楽ホールなんですけれども、検討ということなんですが、現在先ほど委員からもお話のありましたとおり、例えば区内には東京
文化会館ですとか、あるいは芸大の奏楽堂などのそれなりな規模のホールが現実としてございますので、特に具体的な検討というかそういった経過はないという状況でございます。
○
委員長 青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 新しいのを何とか検討しろというのではなくて、既存の例えばミレニアムホールなども普通に申し込んで貸し出す。たまに自主事業入ると思うんですが、そういった運営自体に参加型の実行委員会というか運営委員会みたいなのをつくってプログラムをやったりとかいうのが、結構地方都市の大きな
音楽ホールとか文化系の
複合施設とかではやられているのが多いんです。
委員会で行きましたよね、誰か覚えているかな。北陸のほう、富山かどこかに行ったときにすごいのがあったんですよね。
(「それここではない」と呼ぶ者あり)
◆
青柳雅之 委員 ここではないか。そういったことも多分ミレニアムホールなどは、もしかするとそういう運営の仕方というのがこれから検討されていってもいいのかななんていうふうに思いますので、そこの部分も含めてこの陳情は非常に有意義な内容が入っていますので、1回で何か結論出すのではなくて、きちんと検討を続けていきたいというふうに陳情の取り扱いは継続でお願いしたいと思います。
○
委員長 田中委員。
◆田中伸宏 委員 私も選挙前なので、この中で皆さんいいことばっかり言うんですけれど、私も実はこれは
趣旨採択をしてもいいかなというぐらいな思いがあるんですが、よくよく考えてみますとまだいろいろちょっと課題が、例えば旧
坂本小学校に建てるとすると、今のプランを示された中でその1,000人規模というと柱をどうしてもなくさなくてはいけないというと、一番上に、一番階高の高いところにつけるしかないのかなとかいろいろな建築上の課題もあるしいろいろな問題がまだあるんで、ですから継続できちんと運営から何からいろいろと検討しなくてはならないところがたくさんあると思うので継続でお願いしたい、こういうふうに思います。
○
委員長 小坂委員。
◆小坂義久 委員 まず、もう陳情のほうは本当に文化と芸術、本物に会えるまちということで先ほども
茂木委員からもあったとおり非常に大切な問題であり、またこれ本当に8,000名を超える賛同者があるということで非常に重い陳情である。また、これだけの方が
音楽ホールの設置を希望されているということはよく解釈をいたしました。
ただ、本当に今、やはり旧
坂本小学校の
跡地活用の審議はまだ今本当に進んでいる、これからも継続していくという傾向にありますので、やはりその辺も含めてこの陳情に関しては継続して行っていきたいというふうに思います。
○
委員長 青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 この旧
坂本小学校に関する
報告事項について発言をさせていただきたいんですが、ここの提案に関しては当初は耐震の問題ですとか、そこに係る経費等の問題で更地解体が前提に
提案募集をするということだったものを、そんなことはねえだろうということで既存の校舎を活用するプランも受け付けますよということにしたら、まんまと出てきたわけですよね。
ということを考えると、当初この旧
坂本小学校、何でこの時期にやらなくてはいけないのかというのの一番大きな柱としては、あそこの旧
坂本小学校が区のほうでは耐震や何かの工事の費用との見合いでなかなか難しいけれども、あそこ自体が避難場所、避難所になっているので、地域の皆さんの安心安全を考えたら早い時期にきちんとした建物を建てかえたいという思いがあるということだったんですよね。
実際これはプランが出てきたのをいろいろ見させていただくと、やはりこれ今からスタートしても間違いなく設計ですとか解体ですとか建設とかかかると数年間、長い場合は五、六年かかる話ではないですか、区が決定するまで。そういうことを考えると、既存の校舎をこちらの業者、これから専門家の部分を通すんですが――業者と言ってはいけないのか、この提案、やはり既存の校舎を耐震化した上で使っていけるという提案が出たということは非常に大きいと思いますので、そうなると地域の皆さんの避難場所としての安全確保みたいな部分も時間的に大幅に短縮されると思いますので、今この会社と言いましたけれど、この一つの提案の中で中身のいろいろなコンテンツはいろいろありますが、既存の校舎を使ってこれだけできるという提案が出たのは非常に大きなことですので、やはりそこは一つの考え方の切りかえみたいなことも含めて検討しなくてはいけないのかなというふうに思っていますので、そのことだけ発言させていただきます。
○
委員長 茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 今話があったんだけれども、私も過去を思い出してくると、あの旧
坂本小学校、耐震の工事もやりましたよね。その耐震工事は中途半端だったということなのかな。今、危ないというようなことを言っているんだよ。ただ、あのときにかなりのお金を使ったよ。3億円だか――5億円、そのぐらいのお金を使って耐震の工事をやったんです。あれから何年たつのかな、ですからちょっと弱っている部分もあるのかもしれない。だけれど耐震のことを理由にしているのはいかがなものかなと。あれだけの工事をやったわけだから。
そうすると、この校舎がそういう点で危なくなっているとかいろいろな指標があるはずなんだけれど、今、何ランクにあるんですか、あそこは。
○
委員長 企画財政部副参事。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事 旧
坂本小学校、かつてまだ現役の学校だったころに大規模改修ということで、学校機能を維持するために必要な工事は実施しているといったようなことはございます。
ただ、今回その
提案募集を実施するに当たりましては、建物の老朽化対策それと耐震補強、こちらがそれぞれ急務であるというようなことがございますので、やっているという経過でございます。
また、耐震なんですけれども、平成19年度に耐震診断しておりまして、その結果としてはいわゆるBランクということになってございます。
○
委員長 茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 B以下の
公共施設はいっぱいあるんではないか、まだ。もうないですか。
○
委員長 企画財政部副参事。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事 すみません。Bより下回る
公共施設はもうない。
◆
茂木孝孔 委員 Bはあるよな。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事 Bはございます。旧
坂本小学校はBでございます。あとは旧下谷小学校の建物が同様になっております。
○
委員長 茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 そういうところでも今、現に使っているわけです。貸してもいるところだよね。でも、そういうところでBでも貸している、使えるということですから、それでこの既存の校舎をやはりどう生かすかという視点というのは、私も必要だと思っています。よく言う旧福井中学校だとか、こういう今までの中学校や小学校の活用、それをやはり総括という言葉が嫌だったら検証でもいいんですが、やはりそういう検証をきちんとしていくべきだと思うんだよね。デザイナーズビレッジでああいう成功しているところ、旧福井中学校のようにヒューリックにお任せ、こういうので台東区の行政として本当にどうだったのかという総括、検証をきちんとこれはしていくべきなんですよ。そういうのをしていかないと、やはり揺れるんですよ。その時代時代で。やはりここのところは総括をしてほしい、検証してほしいと言っているんだけれど、していますよとはいったって本当にきちんとやっていますか。やっていないと思いますよ。そうなってきたときの旧
坂本小学校のあり方、そういうのも含めてぜひきちんとした上で、これからの開発やそういうところに生かしていっていただきたいんですよね。その点はやっていないでしょう。
○
委員長 企画財政部副参事。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事 これまでも学校跡地などの大
規模用地につきましては、地域住民の方あるいは関連団体の皆様のご意見をいろいろお伺いしながら、地域にふさわしい活用ということでその活用をいろいろ考えてきたというような経過がございます。
今回の旧
坂本小学校につきましても、この
提案募集を契機に地域の皆様とさまざまに
意見交換させていただきまして、またこの地域にふさわしい活用を今後も図ってまいりたいというふうに考えております。
○
委員長 茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 やはり旧小島小学校だとか旧福井中学校のものはきちんと総括した上で、今後の大
規模用地の活用については検討してもらいたいんですが、この委員会だったと思うんだけれど、京都市でしたか、漫画のミュージアムだとかそういうのをきちんとそういうので生かした活用しているところが全国にあるんですよね。やはりそういうのをいかに踏襲していくか。それで金のかからない、しかも喜ばれる、こういう状況をつくっているんですから、こういう点での発想をぜひ今後も台東区として持っていただきたいなというふうに思っていますので、よろしく。
○
委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 ちょっとお伺いをしたいんですけれど、この旧
坂本小学校のほうで既存の校舎をそのまま利用するという提案は1事業者だけのように思うんですが、どうでしょう。
○
委員長 企画財政部副参事。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事 既存利用はこの1社だけの提案でございます。
○
委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 議会で1社提案をしているこのプランであんまり既存がいい既存がいいと言うと、それで
学識経験者にこれからいくときにそれが余談になってしまうといけないかなと私は思うんですよ。だからこの何社も残せと言っているならばそれはそれでいいかもしれないけれど、1社だけが残せと言っているときにこれはこのままのほうがいいとあんまり私はこの委員会の中でそれにまとまるとどうかなというんで、バランスよく発言させていただきました。
それとさらに言えば、これ残せと言ったら、先ほどの陳情継続したって1,000人のホールはできないです。だから先ほどの1,000人のホールをどうするんだという、旧
坂本小学校でやるべきだろうと言っていて残せと言ったら、それは1,000人ホールはやらないという話になってしまうし、そこがあんまりこの委員会で走らないほうがいいのかなと。まず
学識経験者のこのスキームを見てみると、ここから
学識経験者とか建築の専門の人たちにいかがでしょう、こういうプランが出ましたよと言って、またその意見を持ってきてもらってそこで話をするのがよいのかなという気がするので、そういう意見だけ言っておきます。全部そのままでとなってしまうと何にも、先ほどの陳情も何も全部終わってしまう。
○
委員長 田中委員。
◆田中伸宏 委員 いや、残す残さないというのもそれは一つのあれで、一番大事なことは住民の方々と役所のコラボレーションというか、本当の本物がつくれるかどうかという話なんですよね。あそこの地域の特徴としたら何が考えられるか。ちょうど地下鉄の駅とJRとの間に入って非常に交通の利便性のあるところです。そして旧
坂本小学校の裏側、住宅地になって狭い道路が走っていて、そして旧
坂本小学校にはいわゆる高いビルを建てるのは可能だけれども、後ろの方々は高いビルを建てることはできないんですよ。
そういうことの立地条件というのを全部勘案して、周りの方々もその旧
坂本小学校の跡地を活用して伸びていただくためには、容積率をふやせるような道路幅を広くしてやったり、あるいはそういったことを工夫していかなくてはならないのかなと思っていますので、いろいろと一概に、例えば先ほどの話ですけれども、今の校舎をそのままに保存するというのはこれは結構な話です。だけれど、あそこの京都市のほうはマンガミュージアムという一つのそういう魂というか入れたからそういうふうになっていることであって、では今まで何でやらないんですかということになってしまうんで、それは地域の人たちが本当にその建物を活用して
自分たちがやがて発展していく。その発展状況を見ていって、台東区民はこうやればできるんだという見本になるような旧
坂本小学校のあり方、そういったものを考えていかなくてはならない、こういうふうに思っています。
ですから、そのためには非常に大事ないわゆるやり方、手法、それから持っていき方というのは非常に極めて大事な部分があると思いますので、ぜひその辺は住民の方々に希望を与えるようないいものをコラボレーションでつくっていただきたいな。一番大事なのはそのソフトの部分ですから、よろしくその辺は十分話し合って。
それと同時に、住民の方々もいろいろな方々の意見があるんです。私は例えば野菜が好き、肉が好き、魚が好きというように、いろいろな意見の方を全部取り入れたらそれは建物はどういう建物になってしまうかわからないんですよ。したがって、非常にその中にこの将来性の根拠を見出して、両方できちんと協力し合ってつくることが大事なことなんです。ですからその辺をぜひコラボレーションをうまくやっていただきたい、こういうことだけ言っておきます。
○
委員長 青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 文化の視点というんですか、今回その陳情にも書いてありましたが、何でこの旧
坂本小学校にこだわってきたかというのは、この建物が復興小学校、厳密に言うと改築小学校という部分がありますが、例えばあそこの玄関のつくりですとか階段の手すり、あるいは天井のカーブした部分ですとか、ああいった部分が非常に数少ない復興小学校のもう本当の一つの作品として
位置づけられている部分があるんです。
特に台東区の場合は、戦災で古い建物、昔の一つの歴史的なつながりを持っている建物というのは極めて少ないですから、その中で
公共施設、小学校として地域の中で残ってきた復興小学校群というんですか、今6校ありますが、そこをこの先きちんと継承していくというのは、私は区の中での大きな仕事の一つだというふうにきちんと
位置づけていくべきだというふうに思っています。
そこで、今回はたまたまといいますか、既存の校舎を活用するプランも受け付けますよという形で更地と両方で募集したんですが、これいっそのこと今課題になっているのが校舎の老朽化対策と耐震の問題ではないですか。たしか区のほうで見積もったら、この2つをやると結構金額がかかるということが前提になっていますが、今結構技術がすごく進歩しているので、既存のこういった建物に対する耐震のやり方とか、あるいはその老朽化対策のやり方なども相当いろいろあるんですよね。
ですから、いっそのこと既存の校舎を活用するという前提でのヒント提案、これもう1回やってみると全然その工法、技術も含めて中身のコンテンツも含めて――だって我々京都市まで行ったではないですか。もともと北野小学校というところまでありましたよね。あそこだって旧校舎は地震のときに壊れなかったけれども、新校舎のほうは傾いてしまったんですよね。それであそこが駐車場になってああいう活用しているというのも、皆さん見てきたではないですか。
そういうことも含めて、例えば旧下谷小学校と旧
坂本小学校、今2校上がりましたが、これはいわゆる技術的な部分も含めてその
提案募集というのは私はやる価値があると思いますので、一応そこは提案しておきますけれども、答弁をもらうとあれになってしまうんで要望しておきます。
○
委員長 よろしいですか。
今、いろいろ委員の皆様から意見が出ました。京都市の烏丸御池のマンガミュージアムの話も出ましたし今いろいろありましたが、建築上の問題でも一部残すということでいえば東京駅の前の丸ビルもああいう旧建物を残しながらという方法もありますし、いろいろな可能性を模索しながら頑張っていただきたいということで、どちらにしても皆さんの意見は地域の皆さんときちんと話し合いをしてよりよい方向にということなので、その辺を踏まえて採決させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長 それでは、これより採決いたします。
本件については継続の意見が多数でありますので、継続することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、案件第3、陳情26−44 趣旨に沿った旧
小包集中局跡地についての
地元住民との協議会についての陳情を議題といたします。
本件は新たに付託されたものであります。
事務局次長に陳情の趣旨を報告させます。
(
野村議会事務局次長報告)
○
委員長 それでは、本件及び
報告事項についてご審議願います。
和泉委員。
◆和泉浩司 委員 これ非常に私、責任を感じているんですけれども、基本的に皆さんから出た陳情というのは付託しなければいけないという方向性を持って、こういうのまでというのまで今まで付託をしてきたつもりではいるんですけれど、前回9月の
用地活用・
地区整備特別委員会でこのような陳情が出て、それでこれ抗議文のような陳情ですけれども、
趣旨採択されたけれど満足ではないという話なんですけれど、これ一事不再議というのは一定例会でしょうけれど、これ通年議会になったらこれ取り上げられないんですよね、言ってみれば。
前回の第3回定例会で
趣旨採択をしてまちの人たちを入れて協議会をつくってといったら、それはきちんとできている。この前、その7町会長さんと地域に住む議員と役所に来てもらって説明をしてもらった。町会長の皆さんたちは、さらに我々だけではなくてもうちょっと広げていこうと。参加してくれる人、町会を募ろうと。清川22町会全部入ってもいいのではないのかと、小幡会長はそういうご意見だったんですよね。
それを考えると、この浅草北部まちづくり協議会は私
一般質問で当時の前々吉田富治
町会連合会長にこういうものをぜひつくってくれないかということで当時のお偉いさんに言って、何とかできるかという話で
一般質問もさせていただいた。私にとっては思い出のある会なんですよ。だけれど会を進めていく上で、ここに議員が何人も入っているとここで結論を求められても出さなければいけなくなってしまって、本当のまちの皆さんの会ではなくなるんではないのかということで議員がみんなで一斉に抜けたという経緯があって、それを考えるとこのまちづくり協議会の会長は小幡さんなんですよ。小幡さんが小幡さん名で第3回定例会でまちと話し合いなさいという陳情を出してそれを
趣旨採択して、でもそれでは気に食わないといって今度副会長名で出てきてしまうということは、これだから浅草北部まちづくり協議会としてオーソライズされているんですかというのをもっと突き詰めて確認をしてから、私は付託すべきだったかなと。小幡会長のご意見も伺って。だからそこのところがこの審議に入る入らないというよりは、何か釈然としないところがあるんです。だからこれ一回付託したわけですから皆さんでご審議はいただきたいんですが、ここのところを私は小幡会長に聞きに行きたい、自分も。
ですので、自民党・無所属の会として継続してください。これにだから今
趣旨採択だとか不採択とかいう結論を出せないし、付託されたわけですから、この付託されたものをこの陳情の趣旨というか、本当の意味はどこにあるんですかというのをこのまちづくり協議会の会長に伺っておきます。私はそのことをやろうと思っているんで、ここは継続で自民党・無所属の会の意見としてお願いをしておきます。
○
委員長 そのように今議長からお話ありましたが、その辺の協議会の動きは何か報告することはありますか、理事者からは。ないですか。
企画財政部副参事。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事 協議会の動きと申しますか、先ほど小幡会長のお話がありました。先ほど報告の中にありました旧
東京北部小包集中局につきましては周辺7町会との協議会ということで、その中に会長入っていらっしゃるということもありまして、その協議会の場でもちょっと改めてご意向などもお聞きしたんですが、やはりこの件についてはまず
町会長等の
意見交換をやっていきたいというようなお話も伺っておりますので、先ほどのご報告申し上げましたとおりこの7町会長、区、それと今回7町会以外の町会長もというお話もありましたので、そういった形での協議会を引き続き開催して
意見交換をしていきたいというふうに考えております。
○
委員長 田中委員。
◆田中伸宏 委員 町会長を含めて、前に陳情を採択したときがもちろんあるんですが、ちょっと今奇異に思うのは、あそこにまちづくり協議会ができているわけですよね、町会長の了承のもとに。当然このまちづくりの点では、まちづくり協議会が前面に立って本来だったらすることではないのかなと思うんだけれど、その関係というのは大いにある。では今まで何やっていたんだということになってしまうんで、町会長を含めて一緒に入ってやるのが普通なんではないかなというふうに感じるんですよね。ですから、それは何かいろいろなことが内部であるのかなと思ったりいろいろなことをしていますんで、ここのところは継続していただいて結構です、私は。
○
委員長 小坂委員。
◆小坂義久 委員 私たちも今その辺の内部の検討事項、内部の実情、全くその辺のところはちょっとわからないんですけれど、先ほど議長も会長にしっかりと意向を確認するというような話がありました。
ただ、この陳情だけをストレートにちょっと読ませていただきますと、例えば担当課、担当課、担当課というのが非常に何度も出てくるんです。現担当課の意向の強い連絡会ではない。最後のほうには、そういった地元の要望、意向について対応ができるような協議の場としてというようなそういった要望もあるんですが、担当課の意向の強い会合であるとか、担当課の姿勢についてというようなそういうちょっと文言が非常にあるので、ちょっとその辺については気になる文言かなというふうに私は感じます。
ただ、基本的にこの陳情に関しては私たちもやはり継続してちょっと見守っていきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
○
委員長 青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 この陳情の極めて個別的な部分に入る前に、今、恐らく何か住民の参加要請の施策に参加をするやり方、あるいは住民の意見をどうやって集約するかという部分で非常に一昔前の形とは変わってきているのかなということを感じていますし、その中でいろいろな今現場のレベルでは区側も努力はいろいろしているんですけれども、何かしっくりした形ができてきていないというのが現状かなと思っています。
この部分、ちょっと今回のこれと比べると多少違うんですが、谷中コミュニティセンターのときも同じような陳情が出ましたよね。どちらかというと、あそこは町会、コミュニティ委員会の方たちが結構長年かけてやってきたんですが、いわゆる(仮称)谷中防災・コミュニティ施設が具体的になってきたときにほかの地域の皆さんももう少しいいプラン、いい知恵があるぞということで、たしか我々の意見も聞いてよみたいな陳情が入って、最終的にはあそこはいろいろうまく中身がミックスされて、よりよいものがどちらかというとできた方向になり、皆さんがある意味納得をされた形で進んできたということがあるので。
そういう意味でいくと産みの苦しみと言うとなんなんですが、今まで確かに一昔前までは町会の住民の総意である町会長さんをきちんと
位置づけておけば、そこはもう町の総意として全てがうまくいった時代があったとすると、今、なかなかその部分が非常に複雑になっているということをどうやって解決するのかということだと思うんですよ。
これ、今回も
入谷地区というか旧
坂本小学校の件も皆さんのところにもファクスが行ったと思いますが、まちづくり協議会、すごく小さなエリアのまちづくり協議会から始まり、入谷南公園の件があって松が谷地区が入り、今度は下谷ですとかあちらのほうが入って、だんだん大きくなってきているという中で、かといって住民の参加がどれぐらいの割合であるのかというと、なかなか一言では表現できないような状況になっていますので、これはぜひ住民の意見をどうやって集約していくのか、あるいはそれなりの大規模なプロジェクトが始まる、これから始めようというときに、どうやってその周知ですとか意見集約をしていくのかという手法は、ぜひこれから検討していかなくてはいけない課題だというふうに思っていますが、所管課長としてはそういった課題はこれからどうやって取り組んでいこうと思っていますか。
○
委員長 企画財政部副参事。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事 今回その旧
東京北部小包集中局の活用につきましては7町会さんとの協議会ということでございましたが、これはそもそもこの旧
東京北部小包集中局の現在の
暫定活用の覚書の経緯などもございまして、こういった形の
意見交換の場をまずやらせていただくということでやっております。
ただ、当然今後その活用について区の考え方を取りまとめて皆様にお示ししなければ、段階におきましてはより広い皆様にまたお知らせをして、幅広いご意見をまたいただくということは当然必要だと考えております。それはその段階になりましたら、そういった形でのより広い形でのご説明並びに
意見交換という形は考えていきたいと思っております。
○
委員長 青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 これは町会といってももう台東区は200近くの町会ありますが、もう町会の運営の仕方も非常にそれぞれ違うんです。ですから、こういう何か大きな案件が来たときに、それぞれ町会の中の部会ですとか、あるいは町会の皆さんにいろいろおはかりをして、その町会員の皆さんの意見を集約してこういう会合にきちんと発言をぶつけていくというやり方をしているところもあれば、逆にもう町会長さんに全部一任ですよというぐらい非常に信頼のある町会長さんが自分のご意見を発表されていくというようなところもありますし、そこの町会運営一つのやり方にもいろいろあるということも含めて、ちょっとこの問題はいろいろ課題がまだこれからあるということで、広い意味でこの意見集約ですとかそういった部分でこれからぜひ検討していっていただきたいという意味も含めて、この陳情は継続で。
○
委員長 茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 今もこの課題になっているということで区と区民との協働、これがやはりこれからの行政が進めていく上で非常に重要な視点だと思います。
台東区のアンケート調査やいろいろなもので、区と区民との協働というのは非常に弱い。ここのところが明らかになって、それで台東区としても区と区民との協働を目指してという冊子も出して、今後協働を重視していこう。こんな方向性が出たんですが、なかなかそこのところの問題というのがやはり解消されていない一つのあらわれかなというふうに思うんです。
やはり町会長に話しすれば、それが住民の皆さんに話をしたというような認識がもしあるとすればそれはおかしい。ただ、町会長はそれなりのやはり町会の人たちの声を集約していることも事実ですから、それを軽視するという形で私は指摘はするものではないんです。
ただ、やはりこういうまちづくりの問題については、さまざまな団体やさまざまな人たちの意見というのがあるわけですね。町会長に説明したからもうそれで終わりという姿勢は多分とっていないとは思いますが、やはりその辺が今重要だと思います。
この陳情に移りますけれど、この浅草北部まちづくり協議会という会がきちんとあるわけです。副会長にもなられている方が、これを陳情しているわけです。前回は、会長名でまちの人も入れて協議をしようということで
趣旨採択されているわけです。今度、副会長の方がそれを不満に思っているのかということで、新たにまた陳情が出されている。何かおかしいなというふうに思わざるを得ないんです。
地元で一番かかわった議長も先ほど発言をしたんですが、やはりこれはお互いに話し合ってきちんと、それこそ議会ではなくて地元できちんと話し合って、それで共通した意見で議会には陳情を出すとかいろいろなことが必要になるんだろう。もっと地元でこういう点はしっかりと協議をしていくべきだろうというふうに、でないと区のほうだって大変になるだろう。区はどこへ目を向けて話しをすればいいのか、こうなっていってしまうような形は正常ではない。でも、しばしばこういう事態というのは起きるんですよ。先ほど谷中コミュニティセンターの問題も出ました。だからやはりいろいろな方々の意見を聞くということは大切なんですが、こういうまちづくり協議会やそういったところで会長と副会長がまた連続してこういう陳情を出してくるというのはどうなのかなというふうに考えざるを得ないんですよ。
だから、今回はそれは継続ということで、その継続をしている間に地元でしっかりと協議もし話し合いもし、それで出し直すなりいろいろそういうのをしてもらったらいいんではないかなというふうに思っていますので、継続でいいです。
○
委員長 ほかに
報告事項等もありますが、よろしいですか。
田中委員。
◆田中伸宏 委員 ちょっと別紙1のこの中で、
公共施設のところで西側に配置、西側に配置とこうあって、2社でしたか、具体的に書かれているんですけれど、これはこの西側に配置というのはこのことを言っているのですか。
清掃車庫、
自転車保管所、
防災備蓄倉庫、これ全部入れるようにといって指示出していてこういうふうになっているのか。その点はどうなんですか。
○
委員長 企画財政部副参事。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事 恐れ入ります、別紙1の1ページ目の下段のほうをちょっと例にとって、このB社の提案を例にとって申し上げますと、
公共施設を西側に配置というふうな記載がございますが、これは敷地を東西で分けて、西側のほうに区が指定する
公共施設を整備するというような案でございます。この
公共施設部分は区のほうで整備が必要になってくるというところでございます。
○
委員長 田中委員。
◆田中伸宏 委員 その区の
公共施設というのは、こういうことなのね。
清掃車庫と
自転車保管所と
防災備蓄倉庫、それから観光バスの駐車場、こういうことを考えているということですか。
○
委員長 企画財政部副参事。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事 すみません、ちょっと先ほどの説明と重なってしまうんですが、この別紙1の一番上のほうにありますとおり、A案につきましては
清掃車庫と
防災備蓄倉庫を
公共施設としている。B案につきましては、それに加えて
自転車保管所と
観光バス駐車場を
公共施設としているということでございます。
○
委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 これ資料3も一緒にやっておいてくれればよかったなと思っているんですけれど、旧
東京北部小包集中局の
暫定活用について、地元の町会の皆さん方が
暫定活用5年、28年まででしたよね。それが要はこれいろいろ別紙でご報告いただいていますけれど、まだ報告されていないけれども文面を見ればわかるんで、旧
東京北部小包集中局の
暫定活用で建てかえだか耐震だかのために玉姫保育園、こどもクラブ、全部そちらに建物を建てる。仮のプレハブとか建ててやるということは、2年間延長をお認めいただいたということなんですよね。これのスタートが2年おくれて、少なくても平成30年3月まではそういう――玉姫保育園が行ってしまうんだから、そうするとこのどのプランもできないという話ではないですか。だから地元の人たちに5年間というお約束でそろそろ結論出せと言われているやつをお認めいただいたという理解でよろしいですか、2年間少なくともこれがオーケーをいただいているならば。言っている意味はわかりますよね。
○
委員長 企画財政部副参事。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事 この後の
報告事項のことでございますけれども、本
委員会終了後地域の皆様にいろいろまたご説明をさせていただいて、当然今和泉委員がおっしゃったようにその暫定期間の終了のお話も出てまいりますので、そこはちょっと引き続きいろいろ区としての考え方もお話しさせていただいて、ご相談をしなければならないことであるというふうには考えております。
○
委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 だから、これから説明に行くということだから、その地元の人たちはとにかく5年であそこをみんな新しいプランが発表されてというふうに思っているけれど、それで2年間ぐらいそういった行政需要が出てきたから仕方ないねと思っていただけるような努力をしていただきたいのと、中身についてはこれは子育て支援特別委員会だろうからこのところで突っ込みはしませんけれども、やはり、そこのところがそごが出ると非常にまたややこしくなってしまうんで、5年というはずだったではないか、それがさらにまた暫定で2年、玉姫保育園、子どものことだからしようがないよねと。都営清川二丁目アパートが耐震化されるんだから仕方ないよねみたいなふうにみんながみんな思ってくれればいいけれど、何が何でも5年の
暫定活用と言っているんだからもうと言われないような丁寧な説明をしてください、まちに。
以上です。
○
委員長 ほかにありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 それでは、これより採決いたします。
本件については継続の意見が多数でありますので、継続することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
なお、
報告事項につきましても、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、案件第2、陳情26−41 浅草橋駅の
バリアフリー化についての陳情を議題といたします。
本件は新たに付託されたものであります。
事務局次長に陳情の趣旨を報告させます。
(
野村議会事務局次長報告)
○
委員長 本件につきましては、審議の前に浅草橋駅の現状について理事者から報告を聴取いたしたいと思います。
地区整備課長。
◎原島悟
地区整備課長 浅草橋駅の
バリアフリー化の現状について、ご説明いたします。
JR東日本浅草橋駅の
バリアフリー化につきましては、これまで区とJRとの間で長年にわたり協議を実施してまいりました。
その結果といたしまして、本年9月からJRによる浅草橋駅西口エレベーター設置工事と区の歩道設置工事を同時に開始し、現在平成28年3月を供用開始の目標といたしまして整備を進めております。
一方、東口につきましては、JRからエスカレーターの設置を含めて、
バリアフリー化するには駅の構造などの問題で現時点では難しいという結論に至っていると聞いております。
区といたしましては、まず駅西口の
バリアフリー化を全力で進めるとともに、駅利用者の利便性向上のため、JRに対して駅東口の
バリアフリー化を引き続き働きかけてまいりたいと考えております。
ご説明については以上です。
○
委員長 それでは、本件についてご審議願います。
松尾委員。
◆松尾伸子 委員 今ご報告いただいたとおり、この陳情者の思いとしましてはやはり引き続き東口の
バリアフリー化を進めていただきたい、JRとの協議を進めていただきたいというようなことが趣旨でございますので、この陳情の皆様の思いというのはそのとおりであると思いますので、こちらの会派としましては
趣旨採択でお願いいたします。
○
委員長 茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 この間、ことしの第1回定例会の産業建設委員会でも審議され、予算特別委員会でもこの問題は審議されてきました。この間の審議でちょっと私わからない点、何点かあるんですが、お尋ねしたいんですよ。
一つは、区のほうとしては今もう報告があって引き続き東口にエスカレーターを、この立場で頑張ると言ったからいいんですが、この前の産業建設委員会のときなどは利便性向上を求める声が多いということは十分認識している。こう答弁しているんだけれど、その必要性についてはコメントしていないんだよ。だけれど今の報告で必要性については十分わかっているというふうに思いますから、これへの答弁は要りません。
月1回程度の協議の場を持って、今回の西口のエレベーターの設置という結果になった。このように、今も答弁していました。JRとの協議の場を今後も続けていくことが大切ですよね。その点はどのように思っていますか。
○
委員長 地区整備課長。
◎原島悟
地区整備課長 平成26年の第1回定例会でご答弁差し上げたとおり、西口のエレベーターにつきましては現在も月1回程度、工程調整の協議を進めております。その中で、今年度に入りましてからも4月と11月に2度ほど、JR東日本千葉支社の課長級と東口の
バリアフリー化について協議を実施しております。
○
委員長 茂木委員。
◆
茂木孝孔 委員 ところが、
委員長が産業建設委員会で質問したときに、地域的に特化した協議会を設置するのかどうかという点については現時点では考えていないと答弁しているんだよね、あのときに。だけれど今はやっていると言っているんだな。だったら、これはきちんと地域的に特化した協議会を設置して話し合っていますということをはっきり言うべきなの。そういう認識でいいですね。
その上で、東口のエスカレーターの設置についてもJRと検討した経緯がある。このように言ってきたんだけれど、いつ検討したのかということも全然報告がなかったですよ、この間の中で。経緯はあるでしょうよ、当然。あそこの旧福井中学校の問題だってあったんだから。だからいつどういう経緯があるのかというのは全然答弁していなかったですよ。だけれど今の姿勢がわかりましたから、私は、それ以上追及いたしません。
ただ、構造上難しいと聞いています。ではどこがどういうふうに難しくて、どうやっていけばそれが改善するのか。こういう話し合いが協議だと思うんですよ。ところがそれもなくて、構造上難しいですとかそういうことを言って、ああそうですかで帰ってきているんですか。そんな体制ではいけないんではないですか、やはり。そこのところなんだよ、問題は。
耐震診断した結果についてだって、報告されていませんよ。それで耐震診断で危ないというんだったら、駅舎改築しなくてはだめではないですか。そういう点もあれだけのお客を乗せている公共交通機関、それなのに駅の構造上難しい。このように聞いてきましただけではまずいんですよ、こういうのは。だから何よりも私は鉄道事業者としてこのバリアフリー、これに対する認識が非常に甘いんだと思うんですよ。やはり責任があるんだと認識させなくては。
台東区は、JRが派遣して職員1人入れているではないですか。何のためにやっているんですか。やはりJRとのそういう問題があったときにきちんとやっていかなくてはいけないでしょう、そういうことだって。いや、ほかにでかい問題ありますよ、確かに。だけれどそういうことだって必要ではないですか。これだって大きな問題なんですよ、地元の。
最終的に結論言いますが、これで今回の問題でこの陳情の関係でいけば、もうこの議会はみんな一致していると思いますよ。全くこれをいけないと言う人はいないと思います。ですから、私はこれは
趣旨採択をするべきだろうと。採択するべきだろうというふうには思いますが、皆さんが
趣旨採択ということだったら。
議長は、東口のこういうことを言っていますよ。地元の悲願でもある。これはずっと追っかけますからねというふうに言っていますから、議長が言っているんですから、そういう点ではぜひこれは議会としてはこれを
趣旨採択して、ずっと追っかけていきたいというふうに思います。
○
委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 私もずっとおもちゃ屋で40年もやってきているわけですから、浅草橋の周辺で東口に西口さんというところもありましてね――それは余談ですが、ここにもご評価いただいているように確かに西口もご努力していただいてできたことは認める。ただ、本当に東口、メーンのほう、そこをしっかりやっていかなくてはいけないのは事実で、課長もかわって頑張るという決意をしていただいたのが大変私は心強いんで自民党・無所属の会としても採択したいところですが、
趣旨採択です。
それでもう1点、皆さんにも幹事長会等でご提示しておりますが、これJRは民間ですから、やはり資金面とかそういった面もやはり考慮しなくてはいけないでしょう。ということで、議長会で今年度の議長会要望で国に対して太田昭宏国土交通大臣に陳情に行ったんですよ。これ陳情の内容はさまざまなものがありましたけれど、これは他区から出たやつなんですけれど、国の補助金、バリアフリーの補助金が、私も余り気がつかなかったんですけれど1駅1系統だと。ただ、他区で橋上駅があって、そっち側はバリアフリーできたんだけれど反対側はバリアフリーがない。そうすると、川を渡って向こう側まで行けというと現実的ではない。5キロも10キロもぐるっと遠回りしてバリアフリーの恩恵を受ける。こんなのではだめだから、場所によってはきちんと1駅2系統でバリアフリーの補助金を国が出すようにという要望を議長会で出したんです。そしたら、大変いい答弁いただいたんですよ。積極的にやりましょうよと。まだできていないですけれど。きっとそういうのもやはりJRの気持ちの中には
民間事業者ですからきっとあると思うんで、これはさらに議長会でもその後の様子を、今、大変お忙しい時期でしょうから、今聞きに行くわけにいかないですけれど、また次の国土交通大臣か、また太田さんになるのかわかりませんけれども、ぜひここのところもみんなの悲願であるとともにそういう議長会でもそういう要望、1駅2系統、3系統でもいい。とにかくそこは補助金をつけるようにという要望は出しましたんで、その辺もちょっと絡めてJRにそういう要望も出ているでしょう、だから考えてください、そういうことを積極的に言ってください。
採択したいところだけれど、
趣旨採択で。
○
委員長 青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 これは本当に長年のあれですよね。区側、当然住民要望も含めて今まで幾度となく交渉に行っている。ただ、その答えは、もうある程度構造上の問題であったりそういう問題でなかなかできないということで、これは何なんですかね、一昔前に比べて当然技術も進歩していますし、エスカレーター等の軽量化も進んでいますし、やはり区と今回JR東日本千葉支社、そういう方たち、実際は一番詳しいのかもわかりませんが、先ほどの
提案募集と一緒で、この辺の浅草橋駅の
バリアフリー化の
提案募集みたいなのを
民間事業者に広く募集するみたいなことをしたら、ちょっと一瞬のうちに解決してしまうようなプランが出てきたりとかいうことは考えられないですかね。その点はいかがですか。
○
委員長 地区整備課長。
◎原島悟
地区整備課長 浅草橋駅の東口の
バリアフリー化の具体的な工法ですとか構造につきましては、今後JRのほうで検討していく事項だと認識しております。今の委員のご指摘も含め、今後の協議の中でJR側にはそういったご意見も伝えてまいりたいと考えております。
○
委員長 青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 当然工事主体はJRさん側なんで、我々がそういうことを言うことにはいかないというのはわかるんですが、何かどうしても煮え切らないんですよね。JR側だって当然こういった地域の団体の皆さんも直接JR側に言っていますし、利用者の利便性みたいなのを考えていないわけではないと思うんですが、ただ、区との公式なやりとりの中ではJR側はできない理由をどうしても並べなくてはいけないですし、区側はそこを何とかしてよという、どちらかというと平行線に近い形でもう何十年も来てしまっているわけですから、ちょっといろいろ視点を変えてやる時期にも来ているのかなと思いますので、引き続きこの課題は議会を挙げて追っかけていくという意味も含めて、これ
趣旨採択で取り扱いをお願いします。
○
委員長 田中委員。
◆田中伸宏 委員 この問題は、ちょっと認識していただきたいと思うんですけれど、あそこの浅草橋駅というのはプラットホームは区道を使っているんです。場所的に絶対今の中では、課長が言うように、やる気があるかないかのもちろん問題もありますけれども、非常に難しい場所だということはこれはわかっているんですよ。
ここに三田課長もいるけれど、以前、千葉のJRのところへ行ってどうなんだと聞いたら、あそこを区道を廃止して全部ビルを建てて、そこの真ん中に電車の通路をあけてしまって、そうするとバリアフリーから何から全部解決すると。そのために旧福井中学校の跡地はそういう活用をすべきだということで言ったことがあるんですよ。
ところが、JRは絶対建物の中に線路を通すことはないと、こういう返事なんですよ。それではしようがないなと思って私もこういうふうになっているんですけれど、ただいずれにしても皆さんが認識していただきたいというのは、浅草橋駅はそういう難しい場所になっているんだということだけはわかるということだけ申し上げておきます。
(発言する者あり)
◆田中伸宏 委員 だからそれは
趣旨採択するのはもう結構な話です。私もやるのは結構な話だけれど、そういう場所であるということです。
○
委員長 よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長 いろいろな意見出ましたが、JRとこれからも連絡を密にとっていただいて、この委員会で出た意見を強く相手方にも伝えていただきたいと思います。
これより採決いたします。
本件については
趣旨採択の意見が多数でありますので、
趣旨採択することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、案件第4、
用地活用及び
地区整備についてを議題といたします。
本件について、理事者から報告がありますのでご聴取願います。
初めに、旧
柳北小学校の
暫定活用について、
企画財政部副参事、報告願います。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事 それでは、旧
柳北小学校の
暫定活用についてご報告いたします。
資料2をごらんください。1、現状でございます。校舎棟は柳北保育室として平成28年3月まで、また社会福祉協議会の仮移転先として平成27年7月までの期間で
暫定活用を行っているところでございます。
体育館棟及び校庭については、柳北スポーツプラザと浅草橋こどもクラブとして活用しております。
2、
暫定活用の内容でございます。蔵前小学校の改築工事に伴う仮移転先として活用いたします。活用期間は平成28年9月から平成31年3月まででございます。
なお、蔵前小学校改築に伴う仮校舎については、11日に開催される区民文教委員会で所管より報告を行う予定でございます。
報告は以上でございます。
○
委員長 この案件は区民文教委員会とも教育の内容にはかかわりますので、この
用地活用・
地区整備特別委員会の範囲において質問のほうをよろしくお願いいたします。
それでは、審議をお願いします。
青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 その仕切りがちょっとわからなかったんですが、いわゆるどのぐらいこの中身をいじるとか、そういう話をしていいんだよね。
○
委員長 建物上ということですか。
◆
青柳雅之 委員 建物の中、工事したりするんでしょう。
○
委員長 それは全然大丈夫です。
◆
青柳雅之 委員 どのぐらい何か手を入れるとかあるんですか。
○
委員長 内容について、
企画財政部副参事。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事 本委員会では校舎棟を利用するということではお答えいたしますが、詳しい中身につきましては区民文教委員会でお願いいたします。
○
委員長 青柳委員。
◆
青柳雅之 委員 というのは、この旧
柳北小学校ももう非常に隣も公園が併置されている見本のような復興小学校なんですよ。ですから私が言いたいのは、今回十思小学校だったかな、中央区の、あそこへ行ったときに、地域の皆さんに活用されるときに、その復興小学校らしさみたいなものを非常に丁寧に修復しているんです。もう周りから見ても本当にきれいな建築物に生まれ変わったような部分がありますので、ここは今までいろいろな形で
暫定活用されるたびにちょこっとずついじっているんです。
ですから、あとは現状の小学校として利用している黒門小学校とか東浅草小学校、これも私、決算特別委員会のときにはちょっと申し上げたんですが、維持管理というのはそれなりにほかの新しい系の小学校に比べるとやはりかかるんです、文化財の指定を持つと。ですから、そういった部分をきちんと都内の周辺区の復興建築をどのように維持管理しているかという部分を十分に調査をしていただいて、仮にこの旧
柳北小学校、今回
暫定活用するに当たって当然、これは子どもたちの利便性をしっかりと計算された上で復興小学校というのは設計されていますから、全ての、コルビュジエみたいなものですよね。小学校にとってのコルビュジエみたいなもので、復興建築というのはもうそういう視点が入っていますので、そこをうまく活用したような――何か随分やじが多いですね……
(「もうまとめなきゃ、無理があるんだからさ」と呼ぶ者あり)
◆
青柳雅之 委員 大丈夫ですかね。
○
委員長 いいですよ、それで。
◆
青柳雅之 委員 要するにその基本になったということです。
実は、復興小学校の歴史を皆さん調べていただくとすぐわかると思うんですが、その後の小学校建築に与えたいろいろな影響の全部、全てのエッセンスが復興小学校、あの時代に確立されたというのがもう本当にわかりますので、ここが再び子どもたちの小学校として活用されるということは非常に有意義なことだと思いますので、ただ、その中身の活用あるいは改修等に当たっては、その当時の歴史も踏まえてある程度の資金をかけてやっていただきたいなということ、これは要望になってしまうのかな。
○
委員長 要望でいいですか。
◆
青柳雅之 委員 はい。
○
委員長 ほかにありますか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、旧
東京北部小包集中局の
暫定活用について、
企画財政部副参事、報告願います。
◎
佐々木洋人 企画財政部副参事 それでは、旧
東京北部小包集中局の
暫定活用についてご報告いたします。
資料3をごらんください。1、現状でございます。
本格活用といたしまして、
清掃車庫と
防災備蓄倉庫を整備しているところでございます。また、平成28年3月までの
暫定活用といたしまして、
自転車保管所と観光バスの駐車場を整備しているところでございます。
2、
暫定活用の内容でございます。都営清川二丁目アパートの耐震改修工事に伴い、その都営住宅の1階にある台東区立玉姫保育園、児童館、こどもクラブの仮移転先として活用いたします。敷地内の南西部分に仮園舎を整備するものでございます。活用期間は平成28年3月から平成30年3月まででございます。
なお、玉姫保育園等の仮移転につきましては、先週12月3日に開催された子育て支援特別委員会で所管より報告があり、了承されたところでございます。
報告は以上です。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。よろしいですか。
鈴木委員。
◆鈴木一郎 委員 ちょっと1つ気になっているんですけれど、移転したときに動物とかはいなかったんでしたか。そういうのはどうするのか。
○委員長 ちょっと待ってください。その移転に当たって、飼われている動物とかですか。
◆鈴木一郎 委員 そうですね、小動物とか……
○委員長 魚とか。
◆鈴木一郎 委員 はい。
(「ここの委員会、関係ねえだろ」と呼ぶ者あり)
◆鈴木一郎 委員 関係ないですかね。
○委員長 一応答えてもらっていいですか。
児童保育課長。
◎前田幹生 児童保育課長 現在飼育をしている動物等につきましても、あわせて仮移転先のほうに移すものと考えております。
○
委員長 鈴木委員。
◆鈴木一郎 委員 ちょっとこの質問だけではないんですけれど、全般的に言うと、何だろう、この用地に関して抜本的に新しい社会をつくるモデルになってもらいたいんですけれど、こういう移転のときはいいチャンスではないですか。私が言いたいのは、もう時代がこういう時代なので、何が言いたいかというと、小動物も含めてもっと動物愛護を地域でね……
(「これは
委員長、違う」と呼ぶ者あり)
◆鈴木一郎 委員 ちょっと違うんですけれど、私が言いたいのはそういうところに、その用地というか建物の中に絶対組み込む時代になってきているから、もっと言うと馬とか飼ってもいいなと、これは要望なんだけれど。
以上ですけれど、どうなんですかね。
○
委員長 蔵前小学校の仮校舎の移転についても、いろいろ学校で飼われている動物もいると思う――小動物も。そういったものの移転も含め考え、いろいろ慎重に配慮していただきたいというご意見だと思いますので、よろしいですかね、それで。
◆鈴木一郎 委員 はい。何か本当に全部移転するのかなという、ごめんなさい、こんなこと言ってはいけないけれど、何かどこかへ行ってしまうのかなというのをちょっと疑問に思っただけなんです。
○
委員長 要望で、わかりました。
ほかに何かありますか。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
理事者からの報告は以上であります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 案件第4、
用地活用及び
地区整備について、その他ご発言がありましたらどうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 おはかりいたします。
案件第4、
用地活用及び
地区整備については重要な案件でありますので、引き続き調査をすることに決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 以上で案件の審議を終了しましたので、
事務局次長に委員会報告書を朗読させます。
なお、年月日、
委員長名、議長名及び陳情者の住所、氏名の朗読については省略いたします。
(
野村議会事務局次長報告)
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――