台東区議会 2013-12-09
平成25年12月産業建設委員会-12月09日-01号
平成25年12月
産業建設委員会-12月09日-01号平成25年12月
産業建設委員会
産業建設委員会会議録
1 開会年月日 平成25年12月9日(月)
2 開会場所 議会第1会議室
3 出 席 者 委員長 君 塚 裕 史 副委員長 冨 永 龍 司
(8人) 委員 鈴 木 純 委員 寺 田 晃
委員(議長) 和 泉 浩 司 委員 青 柳 雅 之
委員 堀 越 秀 生 委員 橋 詰 高 志
4 欠 席 者
(0人)
5 委員外議員
(0人)
6 出席理事者 区長 吉 住 弘
副区長 生 沼 正 篤
企画課長 佐 藤 徳 久
経理課長 村 田 和 正
それでは、審議に入らせていただきます。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 初めに、案件第1、第68号議案 東京都台東区
風致地区条例を議題といたします。
本案は、
理事者報告事項、
都市づくり部の3番、
地域主権改革に伴う風致地区内における建築等の規制に係る条例の制定に関する基準を定める政令の改正に係る対応についてが関連いたしますので、説明と一括して報告を聴取し、審議を行いたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
それでは、第68号議案及び報告事項について、一括して理事者の説明を求めます。
建築課長。
◎寺田茂 建築課長 それでは、まず、報告事項の
地域主権改革に伴う風致地区内における建築等の規制に係る条例、いわゆる
風致地区条例の制定に関する基準を定める政令の改正に係る対応についてご報告をさせていただきます。
資料4をごらんください。項番1、
風致地区条例の目的でございます。風致地区とは都市の風致、例えば樹木、水辺などで構成されました良好な自然的景観などでございますが、これらを維持するため都市計画法で定められている地区でございます。この風致地区内におきましては、都市の風致を維持するため、建築や宅地の造成など、一定の行為を行う場合にあらかじめ許可が必要となることから、これらの基準を条例に定めてございます。
次に、項番2、条例制定の経緯についてでございます。国のほうにおきまして、地方自治体の自主性の強化と自由度の拡大を図るため、平成22年6月に閣議決定をしました
地域主権改革大綱を踏まえて、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、いわゆる第2次一括法を平成23年8月に公布をしてございます。この一括法の中で、風致地区に係る政令が改正をされまして、10ヘクタール以上の地区につきましては、条例の制定権限が都道府県から区市町村のほうに移譲されましたことから、区が新たに条例を制定するということになってございます。
項番3、条例の内容でございます。まず、区内には風致地区が1カ所ございまして、恐れ入りますが資料の裏面のほうをごらんください。地図で塗り潰している部分が
上野風致地区に指定されている範囲でございまして、住居表示でいきますと上野公園が大半でございますが、これに一部、上野桜木一丁目の一部が含まれてございまして、合計で102ヘクタールの範囲が指定されてございます。
恐れ入ります、また表面のほうにお戻りいただきまして、条例の主な内容についてご説明します。(1)許可を要する行為につきましては、建築物の建築、その色彩の変更、宅地の造成など、ここに記載の行為が対象となってございます。
次に、主な基準でございますが、こちらの表に示した内容は建築に関するものでございますが、建蔽率や壁面の後退距離、高さなどの基準をここに記載のとおり規定をしてございます。
なお、基準全般につきましては、現行の東京都の条例と同じ内容としてございます。
また、(2)の調査のための立ち入りから(4)の罰則まで、こちらに記載した内容を条例のほうに盛り込んでございます。
項番4、条例の施行につきましては、条例案がお認めいただけましたら、来年の4月1日より施行いたしたいというふうに考えてございます。
報告事項については、以上でございます。
続きまして、議案のご説明をさせていただきます。
第68号議案、東京都台東区
風致地区条例をごらんください。内容につきましては、先ほどのご報告のとおりでございまして、第1条の目的から第10条の両罰規定といった構成で整備をしてございます。
説明は以上でございます。よろしくご審議の上、原案どおり可決賜りますようお願い申し上げます。
○委員長 それでは、第68号議案について、ご審議願います。
橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 今、ご説明伺いまして、
地域主権改革に伴う改正ということで、今まで東京都がこの申請を受け付けていたのが今度は台東区になるということなんですが、今度、区がやるに当たっては、例えば専門の人員の配置ですとか、あるいは申請にかかわる諸費用とか、そういうものは何か東京都から移管されてきた部分というのはあるんですか。
○委員長 建築課長。
◎寺田茂 建築課長 まず、この事務でございますが、既に現在、東京都の
事務処理特例の制度に伴いまして、区のほうに事務のほうは移管というか、都のかわりに事務を区のほうで行っております。それの経費は、
事務処理特例に伴って、交付金がその事務費分というのは歳入として入ってございまして、これによって、専門職とか人員を増員するという必要性はないというふうに考えてございます。
その経費につきましては、今、財政当局のほうで協議をしていると思いますが、これまで
地域主権改革に伴う事務移管につきましては、
都区財政調整交付金のほうで対応するという方針を聞いてございますので、これ来年度の予算なんでよくわかりませんけれども、多分そういった流れになってくるのかなというふうに、こちらとしては考えてございます。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 質問なんですけれども、条例自体は賛成していきたいと思うんですが、この風致地区を拡大したりとか、あるいは意図的に縮小したりとか、もしくは、今回もいろいろな建築の陳情がいっぱい出ていますけれども、例えば、新たに学校の周りを風致地区に指定をしましょうとか、何かそういうときにも、それぞれの自治体独自でできるような流れというのはこれからできるんですか。
○委員長 建築課長。
◎寺田茂 建築課長 まず、その風致地区は、都市計画法で定められている内容としましては、主に自然、それを維持保全するというような趣旨で、この風致地区というのが定められてございまして、そういったことで、台東区では、先ほどご説明した上野地区が指定をされてございますが、それ以外にそういった自然等、維持する場所というのが、もし地元とか、そういったところから話があれば、そこは検討する余地はあると思いますけれども、今現在、我々としては風致地区の指定の箇所というのは今の場所で、結果的に台東区全体の都市づくりに大いに寄与しているというふうに考えてございまして、ここを拡大・縮小するという考えは今のところは持ってございません。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 いや、今現在あるかないかではなくて、今回、条例も含めて、例えば、何ですか、
都市計画審議会だとか、そういう何か会議体なのかわからないですけれども、いわゆる区独自で新たに指定をしたり、縮小をしたりということ自体はできるのかできないのかというところなんですが。
○委員長 建築課長。
◎寺田茂 建築課長 手続からいきますと、委員のご質問については、手続上は――法律上はできます。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 できるんだね。わかりました。
では、ちなみにできる場合は、手続的にどのような流れが必要になってくるんですか。
○委員長 建築課長。
◎寺田茂 建築課長 先ほど委員のご指摘のとおり、これは
都市計画決定が必要でございますので、
都市計画審議会等を踏まえて地区の指定というような形になってくるということでございます。
◆青柳雅之 委員 はい、わかりました。
○委員長 ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これより採決いたします。
本件については、原案どおり決定することにいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定いたしました。
なお、報告事項についてもご了承願います。
――
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○委員長 次に、案件第2、第70号議案 東京都台東区
区民住宅条例を廃止する条例を議題といたします。
本案について、理事者の説明を求めます。
住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 それでは、第70号議案 東京都台東区
区民住宅条例を廃止する条例についてでございます。
本議案は、平成24年第1回定例会において、ご報告、ご了承いただきました区民住宅の廃止を実施するものでございます。
附則につきましては、まず、施行期日でございますが、公布の日からでございます。また、
日割り分使用料等の徴収、住宅にふぐあいがあった場合の損害賠償、入居者から区がお預かりしています保証金の還付及び罰則適用につきまして経過措置を設けてございます。
よろしくご審議の上、可決賜りますようお願いいたします。
○委員長 それでは、本案について、ご審議願います。
橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 これ20年経過したことでということなんですが、やはり定住促進あるいは
ファミリー世帯への住居支援というか、そういう発想でやられてきた問題だと思うんですが、こういう定住対策にかかわる一つの年度をもって区切りということではあるんですが、この間の取り組みの総括というか、そういうものというのはどういうふうにされているんですか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 昨年の第4回定例会で住宅施策の見直しということでご報告させていただいたとおりでございますが、今後も定住促進、住宅施策については、一生懸命取り組んでいくというふうに考えております。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 去年からことしにかけて、いろいろ
ファミリー世帯の家賃支援ですとか、そういったものがもう来年度からはストップするというような、そういう、この間やってきたものに区切りをつけて終わってしまうということがありますだけに、私は今後の新しい方向に転換ということは言われているんですけれども、やはりこの間の区民住宅で本当に区内に住まわれてやっていらっしゃるという方々、今後ともそういう人たちの応援につながるような、そういう政策展開というのはぜひ、何らかの形でという漠としたものではなくて、もっとこれにかわるものというわけですから、はっきりその辺の方向性を明確にしてやっていただきたいと思うんですが、具体的に何か出ているものというのはあるんですか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 現在、
住宅マスタープラン策定の基礎調査を行っております。来年度、新たな
住宅マスタープラン策定を予定しておりますので、その中でどういった施策が必要なのか、やっていくのかということを検討していきたいと思っております。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 ぜひ、しっかりやっていただきたいと思います。
○委員長 よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これより採決いたします。
本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第3、第71号議案 特別区道路線の廃止についてを議題といたします。
本案は、
理事者報告事項、土木担当の3番、特別区道路線の廃止についてが関連いたしますので、説明と一括して報告を聴取し審議を行いたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
それでは、第71号議案及び報告事項について、一括して理事者の説明を求めます。
道路管理課長。
◎吉田美生
道路管理課長 それでは、第71号議案 特別区道路線の廃止について及び報告事項、特別区道路線の廃止につきましてご説明申し上げます。
初めに、報告事項でございます特別区道路線の廃止につきましてご説明申し上げます。
お手元の資料10をごらんください。項番1、廃止路線の概要でございます。廃止する路線は、特別区道浅第102号線でございます。起点は今戸二丁目26番先、終点は橋場一丁目1番先で、幅員8メートル、延長55.14メートル、面積1,106.28平方メートルでございます。
次に、項番2、路線の廃止理由でございます。浅草病院の施設の老朽化や狭あい化による早急な移転改築の必要性並びに浅草北部地域の地域医療基盤の確保、地域医療の質の向上を図る観点から、旧
土木事務所周辺の区有地を病院施設用地として貸し付けることになりました。そのため、特別区道浅第102号は、土木事務所の移転や建築物の解体等によりまして、一般交通の用に供する必要がなくなりますことから特別区道路線を廃止するものでございます。
次に、項番3、スケジュールでございます。路線の廃止は、本定例会におきまして議決をいただき、その後、路線廃止の告示を行う予定でございます。
恐れ入りますが、次のページの別紙をごらんください。まず、上段の現況図でございますが、赤色で表示している部分が路線を廃止する箇所でございます。
次に、下の段をごらんください。こちらは区道廃止後でございます。路線の廃止を行う道路を含む区有地につきまして、水色及び緑色で表示しております部分が浅草病院用地で、紫色の部分が
スーパー堤防予定地でございます。
報告事項の説明は以上でございます。
続きまして、第71号議案 特別区道路線の廃止についてご説明申し上げます。
特別区道路線の廃止は、ただいまご説明いたしました特別区道浅第102号線の廃止を道路法第10条第1項の規定に基づきお願いするものでございます。廃止する路線の位置関係は、3枚目の別紙の図面のとおりでございます。
説明は以上でございます。よろしくご審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。
○委員長 それでは、第71号議案について、ご審議願います。
橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 ちょっと確認をさせていただきたいんですが、この特別区道路線の廃止なんですが、今まで堤防のほうにつながる奥への通路、あの部分だけが区道かなというふうに思っていたんですが、この土木事務所のあったほうも従前から区道の扱いというふうになっていたんでしょうか。
○委員長
道路管理課長。
◎吉田美生
道路管理課長 こちらの道路、昭和28年に東京都から移管されたんですけれども、その時点からもう既に道路という形で、私どもも特別区道という形で位置づけられております。
◆橋詰高志 委員 それは聞いていない、土木事務所はどうだったか。
○委員長 もう一度、
道路管理課長。
◎吉田美生
道路管理課長 すみません、橋詰委員、申しわけありませんけれども、奥というのは川に向かうところでございますか。
◆橋詰高志 委員 いえ、川に向かうところが区道だと思っていたんですけれども、土木事務所のほうまでL形になっているので、そちらの用地も区道という位置づけだったのか。
○委員長
道路管理課長。
◎吉田美生
道路管理課長 そうしますと、土木事務所のほうのことでございますよね。
◆橋詰高志 委員 ええ。
◎吉田美生
道路管理課長 土木事務所のほうも区道でございます。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 橋場通りは都道でしたか。
○委員長
道路管理課長。
◎吉田美生
道路管理課長 橋場通りは都道でございます。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 これは病院への貸し付けということで、区道のときには、これ接面、都道に対してちょっと図画描きだと正確な数値はわかんないんですけれども、既存の土木事務所に行く道路ですから、我々も何度も通っていますけれども、その広さから、この図から見ると、都道接面面積が水色の図で見ると広がっている。これは賃料とかを算定するときに、当然、都道との接面面積が変わってくるので土地の評価なりなんなりが変わってくると思うんですけれども。当然、それは新たに土地の鑑定評価とかされてから、賃料とかを決められているのか、その辺、ちょっとお聞きしたいんですが、その辺はどうですか。
○委員長 経理課長。
◎村田和正 経理課長 貸し付け面の状況によりまして、道路の判定をしますので、今後それをやる予定でございます。
◆堀越秀生 委員 承知しました。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 今まで道路だったわけですけれども、この区道廃止後の図を見ると、ちょうどここのところに新たなスーパー堤防ができるわけですよね。そうすると、何というんですかね、スーパー堤防というと非常にイメージいろいろあるんですけれども、どちらかというと緑化されたきれいなエリアができるのかなみたいなイメージもあるんですが、そこへのアクセスみたいなのは、この病院の敷地内を抜けて行けたりとか、そういうことというのは考えられているんですか。その川への一つの通路というんですか、アクセスみたいなのは確保されるのかどうか。
○委員長 健康課長。
◎木村隆明 健康課長 現在、スーパー堤防の整備に当たりましては、浅草病院側、また東京都のほうといろいろ協議を進めていろいろ準備をしているところでございますが、基本的な、今、具体的なご質問として、病院内を通ってアクセスができるかというところについては、現状、病院のほうとしては、非常口とかいう観点は別ですが、一般用に供するものとしては現状考えていないというふうに聞いてございます。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 いや、あんまりここ突っかかるところではないんですけれども、今まで区道がこうあって、ここ真っすぐ行って川、行けたんでしたか。
(「行ける」と呼ぶ者あり)
◆青柳雅之 委員 階段があって行けたんですよね。そうすると、アクセスみたいなのがなくなることについて、区道や何か廃止するときは、そういう通行量を調査したりとか、既存の方々の動線をどうするかとかという話が常にあると思うんです。今回、また新たに川沿いにそれだけの憩いの場といったらどうなのかわからないですけれども、きれいに緑化されたエリアができるとなると、そこを一概に廃止してしまって、そこに行くには両サイド――あれ、随分こちらに来ないとあそこには行けなかったと思うんですが、そういうふうになってしまうのはどうなのかなという部分だけはちょっと疑問が残るんですが、その点についてはいかがなんでしょうか。廃道にするに当たって、そういった調査や何かというのはどうなんですか。
○委員長 どうぞ関連。
和泉委員。
◆和泉浩司 委員 きっと病院の中、貸し付けしているわけですから、病院の中を通って患者さんとのあれもあるでしょうから、観光バスの駐車場は、従前の形に戻るわけですよね。前にあそこにあった古い廃屋になったマンションを解体して、私、提案させていただいて10台分ふえたわけです。
その車の流れ、シミュレーションしてみないとわからないですけれども、その通路幅、車まで通れなくても当然いいわけでしょうが、観光バスの駐車場のほうに、例えば1メートル50センチとか、そういうスペースをとれば、今、青柳委員が提案されていることは課題解決できると思うんですけれども、そういうこともあわせて考えられるのかどうかもお伺いしたいんです。病院側にお貸しした土地を通るのということではなくて、観光バス駐車場のあの車の回しの部分センターの部分、多少1メートル50センチぐらい詰めてシミュレーションできるのかどうか。それでバスの駐車場のほうに、このバスの後方に安全策を講じて、そこから行くことができるようにできるのか、あわせてお答えいただけませんか。そうすれば、いいでしょう。
○委員長
道路管理課長。
◎吉田美生
道路管理課長 まず、こちらの区道の廃止につきまして、いわゆるここに関連する施設が区の施設しかございませんでしたので、いわゆる交通量調査とか、そういう形では行っていないというのが現状でございます。
それで、あとは全体的に私どものほうも病院のほうに、前より通行機能という形ではちょっと考えておりませんでして、病院のほうはできると。その中で行けるかどうかというのは今後の設計のほうだという形でお伺いしております。以上でございます。
○委員長 すみません、もう一つ、バスのほうの和泉委員の関連の話。
○委員長
道路管理課長。
◎吉田美生
道路管理課長 それから、今、和泉委員からお答えがありました件でございますけれども、現在のところ1メートル、通行機能確保という形では、現在の段階ではちょっと考えていないというか、通行機能として、そこを残すという形では検討してございません。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 本当に素朴な形で質問させていただいたんですが、何ですか、ここはあそこ真っすぐ抜けられて、橋場通り側から階段を上って川沿いに出られたわけではないですか。逆に、あの川沿いをランニングや何かしている方たちも、ここを上がって中に入れるルートがあったわけではないですか。そういうアクセスがあったにもかかわらず、交通量を一切調査していないでというのは、どうなのかなと思うんです。
というのは、今までもいろいろな区道廃止にいっぱいかかわってきたけれども、大分、既存の通行されている方がいるかいないかとかということは、非常に大きな問題に今までなってたではないですか。それを一切やらないで決めていいのかというのはちょっと甚だ疑問なんで、そこはこれからまた丁寧にやっていただきたいと思います。
あとは、これからそういった新たな施設ができて、さらにはスーパー堤防が整備されるのに、そこへのアクセスが考えられていなかったというし、検討をまだしていないというのも、ちょっとお粗末な部分があるのかなと思いますから、今も先ほど和泉委員からもご提案があったとおり、既存の区の駐車場のスペースを使うのか、もしくは、この地図を見ると、浅草病院のエリアも建蔽率等を含めると、ちょっと多少余裕があるようなふうにも見られますので、せっかくですから、このスーパー堤防のほうへのアクセスみたいなことは、きちんとこれから考えていただきたいなということを要望していきたいと思います。
○委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 橋場一丁目の有料老人ホーム、あそこの隣にも通路があるんですよ、あの土手に出られるような。自転車が勢いよく行けないように車どめがしてあって、その辺も私も見てきているんでというか、使わせていただいているんで、できれば地元のことですから余り認めたくはないんですけれども、夜になると大変暗い道ですし、早朝、また夜間ランニングされている方もいらっしゃいますんで。
万一のことを考えたときに、やはり青柳委員ご心配のこととか、さまざまなことが、利便性ということだけではなくて防犯上の観点からも、抜けてすぐ通りに出られるように、安昌寺さんまで行けばいいだろうという話ではないんですよ。ですから、そこの部分、病院側と半々でもいいですし、そんな1メートル50センチの道路なり通路なりをつくるということぐらいは検討してくださいよ。
それで、今、青柳委員が言ったように、これから通行量調査などはもうできませんよ、仮囲いして解体しているんだから。それで、今の状況で通行量調査したらゼロですから。そういうことも含めて少し考えてくださいよ。今まで考えなかったというのは残念だったと思いますけれども、これから考えるということであるならば引き下がりますから。
○委員長
道路管理課長。
◎吉田美生
道路管理課長 ただいまの件、関係課と協議しまして、今後、検討させていただきたいと思います。
◆和泉浩司 委員 はい、いいです。
○委員長 ほかにはよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長 これより採決いたします。
本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定いたしました。
なお、報告事項についてもご了承願います。
――
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○委員長 次に、案件第4、陳情23-18 「
TPP参加反対の意見書」の提出を求めることについての陳情を議題といたします。
本件は、前回の委員会で継続審査となったものであります。
それでは、本件について、ご審議願います。
橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 これずっと継続で審議されてきた中身なんですが、やはり本当に心配していたものがいよいよ現実になったという関係で、当初は農業品など5品目は、関税はゼロにさせないということで言ってはおりましたが、この辺の事態についてはどういうふうに認識されていますか。
○委員長
にぎわい計画課長。
◎橋本晃仁
にぎわい計画課長 お答えいたします。
今、シンガポールで第9回の閣僚会議が今現在開催されている最中でございまして、その中身につきまして、まだ、そういうものについては、秘密裏で行われているというのが原則でございます。ですから、我々としてもその中の情報というのについてはなかなかつかむことができないというような状況でございます。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 ちょうど10月の委員会の何日か後なんですが、やはりこの5品目の新転換というのがありまして、例の自由化率をアメリカの側からは90%台の後半にということで、この5品目の関税を守るといっていたものが、これはどうも向こうに押し切られて、この5品目は結局守り切れないということがはっきりこれしているんですね。
それで、シンガポールのほうでの協議というふうになりましたけれども、このTPP参加というのは、大体その参加条件が、全ての品目の関税をなくすということがやはり前提だった問題なだけに、今後の推移というのは、いい方向に推移しているなどというのはもう全然情報としても入ってきませんし、今、課長が言われたように、どのようなことが審議されてなどというのは全然わからないわけですけれども、やはり政府の対応というか、そういうのはもう既にこの5品目、ガードし切れないという、そういうことがはっきりしているわけなんで。
私はもうこれ以上この経緯を見守るとか、そういうことではなしに、全国で1,300の地方自治体から意見書が上がっているということも踏まえて、この委員会としてはぜひ――参加反対から撤退という方向になっていくと思うんですけれども、そのようなことも含めて、やはりこれはこの委員会としてそういう判断をすべきだということを私は強く主張したいというふうに思います。
○委員長 それで、どうしますか。
◆橋詰高志 委員 採択。
○委員長 採択ですね。
和泉委員。
◆和泉浩司 委員 今、橋詰委員が重大なお話をされたんで、今、日本の政府がぼろ負けで、交渉もかなり不利になっているという、中身が不明だけれども、いいほうに行っているということがわからないんだけれども、不利なほうに行っているということだけは橋詰委員はわかったようなんですが、先ほどの理事者の説明だと、内容がわからないというのと相反するわけですよ。だから、本当に不利な方向に行っているという橋詰委員の委員会での重い発言がありましたけれども、その辺はどうなんですか。
○委員長
にぎわい計画課長。
◎橋本晃仁
にぎわい計画課長 お答えさせていただきます。
現在でも、この重要5項目の関税ということを盛り込んだような形で、今、TPP交渉に政府は当たっているというようなことでございます。ですから、我々としてもその動向を、今現在、見守っているというような状況でございます。
○委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 推測の域で政府が今、交渉がちょっと弱腰になっているとか、そういう話で委員会審議をすべきではないと思うんで、私ども自民党は継続で。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 先日、ファッション雑貨フェアの表彰式というのがありまして、和泉委員や寺田委員も参加がありまして、もちろん、区長もお見えになっていましたが、そのときに経済産業省の担当の役人の方から挨拶があった中で、ちょっとこのTPPの話がちょろっと出たんです。さらに言うと、台東区の特性としては、皮革あるいは靴にかかわる部分の全国的なシェアが20%あるという、そういう話もその中でされて、そういったことを考えると、やはりそこの部分にかかわる交渉の中で、いわゆるTPPの交渉の中で、そこが少しでも不利になると言うような状況が出てきた場合には、これはもう区を挙げてきちんと反対をしていくような意思表示をしていかなければいけないと思うんです。
反対というのは、TPP自体に反対ではなくて、その具体的な中身の一つ一つの項目の中を上げていった中で、台東区の地場産業に大きな影響があるとわかったときには、そこを何とかしなければいけないというのはあると思うんで。その辺は区側もスタンスとしては一緒だなというふうに思っているんですが、まず、その確認はいかがですか。守っていくという、その一つの方向性は。
○委員長
にぎわい計画課長。
◎橋本晃仁
にぎわい計画課長 お答えさせていただきます。
区としても、やはりこれ地場産業というような中から考えますと、我々もこの地場産業を育成、これからしていかなければならない立場でございますので、できるだけ何らかの対応を検討していかなければいけないというふうには考えてございます。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 そのような中での今までのやりとり、答弁ですから、今現在では、残念ながらまだ明確な部分が見えてきてないということですので、橋詰委員がちょっと特別な情報を持っているんであれば、それはすぐ所管課のほうに伝えていっていただきたいと思いますし、あるいは政府・与党のほうに強力なパイプを持っていらっしゃる区議会の皆さんもいらっしゃるので、その辺は、今までは何となく本当に見えないという部分で継続でしたが、これからは、ともすると、いつの間にか台東区にとって非常に不利なものが決まってしまうという可能性も出てこなくもないと思いますので、その辺、委員会の委員のメンバー中心に、きちんとアンテナを張っていただいて、仮に台東区の地場産業に大きな影響が出そうだというときには、この委員会が中心になって、きちんと運動の先頭に立っていくということを皆さんにご提案して、この陳情に関しては、いま一度、継続でお願いいたしたいと思います。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 前の委員会で、議員としての私見は言いましたけれども、そんなものは多分この陳情者も、このTPPのいろいろ問題に対して考えている区民の皆様も、別に私の所感とかを求めているわけではないんで、客観的なちょっと話をしたいんですけれども。今、青柳委員がおっしゃったことにさらに加えて、当然、私らは区議会というか、地方議員がやれることというのは、TPPの問題は、今、国で語られているように国会の問題なので、地方議員としては権限の問題とか、調査権の問題からしても限界がある。
そこで、地方議会というか、台東区としてできるのは何かなと思うと、台東区には今お話があったように区内産業がありますよね、皮革産業を初め、食肉も大手があります。そういった、要するにTPPに直接関係するような業界団体から、各種団体も含め、区のほうへTPPの交渉に当たって、あるいはもう仮に成立した場合に、こういう問題があるから団体として反対していきたいんだ、あるいは団体として意見を言いたいんだみたいなことは、担当所管に上がっているんでしょうか。
それと同時に、まさか、当然そういったいろいろな地場産業を抱えて、各種のいろいろな調査を常にやっている台東区ですから、TPPが仮に成立した場合、台東区の地場産業への影響がどのくらいということを、当然、調査されていないということはないと思うんですけれども、そういったことも含めて、ちょっとご報告いただきたいんですが、どのような形ですか。
○委員長
にぎわい計画課長。
◎橋本晃仁
にぎわい計画課長 お答えさせていただきます。
皮革関連あるいは靴などの関係団体でございますが、組合の方々とよく会う機会がございますが、そのときにいろいろ情報収集という形で、ヒアリングといいますか、我々はちょっとさせていただいてございます。基本的には、団体、組合の方々も、今現段階ではその情報収集に努めているというような段階でございます。
また、TPPにかかわることでの地域経済への影響というような中で、どのような調査をしたかということなんですけれども、まだTPPに参加するしない、あるいはTPPの内容をまだ我々もなかなかつかめていないというような状況ですので、現段階では、まだ調査というようなのはしておりません。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 いや、それは、これ、もしやっていないんだったら要望なんですけれども、当然、TPPの内容が決まらなくても、決まってからではもう決まってしまうわけですから、この関税率がどういうふうに変わっていく、例えば地場産業の中のこういう品目について、税率が変わってくればこういう影響があるとか、あるいは一方で、オーストラリアと韓国みたいにFTA組んだ場合にはこういう効果があって、TPPだとこういう弊害があるとか、利点があるとか、その辺は業界もシミュレーションするでしょうし、それに一緒に区も協力して、ある程度調査する必要があると思うので。
もし、していないんであれば、内容はもちろん細かく決まっていないことが前提としてあるけれども、当然TPPということは関税撤廃、その中にどれだけ例外規定を設けていくかという交渉をしているわけですから、その関税を撤廃された場合にどのような影響が各段階に応じてあるのかというのは、やはり区としてぜひ調査していただきたいと思うんですが、その辺、よろしいですか、お願いなんですが。
○委員長
にぎわい計画課長。
◎橋本晃仁
にぎわい計画課長 申しわけございません。この問題につきましては、皮というような形で考えますと、これ日本皮革産業連合会がございますけれども、そちらのほうと意見交換をちょっとさせていただきたいというふうに思います。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 また、多分、わざわざ区が予算を組んで調査しなくても、団体ごとに、ある程度、業界のほうでそういう調査というのはされている団体が多いと聞いていますし、また東京都のほうにも幾つか団体・業界からそういう陳情というか、反対に向けて、あるいは賛成に向けて意見がいろいろ出ているということなので。区独自で調査できない、予算の問題もあってできないということであれば、そういう業界に当たっていただいて、シミュレートされている資料を提供していただくとか、区としても材料として持っていただくとか、そういうことをぜひお願いしたいと思います。要望します。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 基本的なことだと思うんですけれども、TPPのメリット・デメリットというんですか、いわゆる心配されているのが、海外の安い商品が入ってくることによってデフレを引き起こす可能性があるとか、台東区にしましたら、やはり地場産業が結構ダメージを受けるのではないかということも想定されるんですが、そうではなくて、逆に関税が撤廃されることによって貿易の自由化が進んで、本物が見えるまちというんですかね、台東区の本当に。私も渋谷のファッション雑貨の表彰式、参加させていただいたんですけれども、立派な作品というんですかね、商品が若い人たちを中心にたくさん見せていただいて、これらを本当にしっかり世界に宣伝していくことによって、どんどん海外に本物が売れていくように、逆にそういったメリットの部分もあるのではないかなということを感じさせていただきました。
これまでの委員の方々のお話もありましたように、TPPが始まる前にできることというんですか、お互いに情報交換しながら、また、会場にいらっしゃった方にお伺いしたんですけれども、当たり前なことかもしれないんですが、なかなか情報が入らないので雲をつかむような話で、本当にどうしようか、検討されているという業者さんもいらっしゃいましたし、本当に事前勉強をしっかりやりながら、台東ブランドというものを世界に発信していけるように、しっかり準備をしていきながら進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。継続で。
○委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 関税撤廃とか円安メリットとかいろいろ言われますけれども、地場産業の1個であります玩具について、組合の見解でいうと、今、玩具の仕入れは、ほとんど輸入品なんですよ。だから、今、円安になって、バンダイさんを初めとする区内に本社を置いているところは、結構、苦労されているんです。
だから、製品になって、向こうからダイレクトに商品が入ってきて、向こうのメーカーさんで、向こうが直販する場合にはかなりきついんでしょうけれども、単純に関税撤廃だとか、円安が全てのことにプラスになるマイナスになるという話ではないと思うんですよ。工場を海外拠点に置いて、そこから当然、輸入して、自社ブランドをつけて、国内で販売をされている業者さんもかなり多いんで、一概に円安万歳、関税が高い方が万歳とか、そういう話ではないんですよ。だから、その部分を履き違えないでいただかないと、海外のメーカーが大量に売りに来るとか、そういう話ではないということ、農産物とは私どもの地場産業は違うということを、ぜひ委員の皆さんにも認識していただいて、これからも継続審議にお願いをしたいと、重ねて申し上げておきます。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 先ほど私が非常に重大な発言をしたという指摘がありましたが、大体このTPPというのは、もう一番の大原則は、あらゆる品目の関税をなくすというのが前提なんですよ。だから、交渉次第で何とかここは守り抜くと、当初は言っていたものもできなくなるぐらいの状況に、今月か来年早々ぐらいには妥結というような、そのような方向も、もうすごく急いでいるんですよね。
そういう中で、今、皆さん方が言われたような、本当にこの皮革にかかわる地場産業、その産業自体ももう全く構造が変わってしまうという、そういう心配は当初からありました。今は靴の自由化の関係の中でも、ある程度、一次、二次と関税をかけてはいるんですけれども、それもなくなる可能性は非常に強い。
それと、やはり地場産業だけではなくて、本当に私たち日本国民の食料主権というか、主食の米の問題、麦の問題、あと砂糖や、それからずっと心配されていました例のISD条項というのは、もし、輸出入、貿易のやりとりで不均衡があったら、よその国から日本が訴えられるというような心配も、交渉でこれはなくすというふうには全然なっていませんから、そのISD条項も当然ついて回ってくるということなんですよ。
それと、やはり第一は、先ほど、私ちょっと不完全な言い方しましたけれども、5品目を外した段階での自由化率というのは93%ぐらいなんですよ。それが政府のTPP交渉の担当大臣がアメリカから圧力を受けてというか、すごく強烈な後押しがあって、この5品目を外さないと向こうが望んでいる90%の後半の自由化率にはならないという方向転換を10月6日にやったんですよ。
だから、もう毎日のように国会には押しかけているし、きのうも日比谷の野外音楽堂でJA全中の会長が、もう政府の方向展開には頭に来た、あるいは日本医師会の方も、このTPPがこのまま妥結にいったら日本の医療や保険が本当に大変になってしまうと、そういう心配、当初からされてはいたんですが、もうそこまで来ているということを私は言ったのであって、もうそういうのは政府筋でははっきりしている部分なんで、私はこのまま期待を寄せてやりとりを見守るなどという状況は、日本の国民の胃袋も食の安全も医療も全部、いわば市場開放してしまうという格好で、農業も経済も本当にずたずたになってしまうというのは、もうここまで明らかになっているんでということを私は言いたかったんです。
○委員長 堀越委員は。
◆堀越秀生 委員 いや、先ほど言った意見のとおりで、またそういった意味も含めて、今、各委員からお話が出たように、私らは別に国会議員ではないので、台東区としての台東区が抱えている業界の皆さん、もちろんそこに、台東区に住んでいらっしゃる住民の皆さんの消費行動とかに影響がある部分で何かあれば、また意見書どうのこうのとか、そういう話もまた議会で出てくるでしょうから、そういうことも踏まえた上で継続して、行政側には、また調査、また資料の収集してほしいということで継続です。
○委員長 継続ですね。
これより採決いたします。
本件については、継続の意見が多数でありますので、継続することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第5、陳情25-9 根岸地域にふさわしい街づくりをすすめることについての陳情を議題といたします。
本件は、前回の委員会で継続審査となったものでありますが、11月5日、陳情者から取り下げ願が提出されましたので、事務局次長に朗読させます。
(
野村議会事務局次長朗読)
○委員長 本件については、取り下げを許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 それでは、本件については取り下げを許可し、審査打ち切りとすることに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第6、陳情25-12 今戸二丁目における「隅田川の
スーパー堤防整備」についての陳情を議題といたします。
本件は、前回の委員会で継続審査となったものであります。
なお、本件については、
理事者報告事項、
都市づくり部の2番、今戸二丁目地区における区の方針についてが関連いたしますので、あらかじめ報告を聴取いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
それでは、今戸二丁目地区における区の方針について、
まちづくり推進課長、報告願います。
◎菅谷健治
まちづくり推進課長 それでは、今戸二丁目地区における区の方針についてご説明をさせていただきます。
恐れ入りますが、資料3の裏面からごらんいただきたく存じます。準備組合により想定されている区域は、黒枠で囲みました浅草病院移転予定地を除く南側の区域でございまして、現在、区は準備組合には参加しておりません。参加していない主な理由といたしましては、区としての参加の是非の判断をお願いするまでは協議会のままで検討してほしいと申し入れてまいりましたが、準備組合は地権者に対し、再開発への参加の是非を判断する材料を提供するための任意の団体であり、区から設立を許可いただくものではないとのことで設立されたことや、区有地の活用方針が定まっていないことを初め、大規模地権者や区道の廃止を想定されている沿道の地権者など、地区内の関係権利者の合意が得られていないこと、近隣住民等からは、景観や眺望を損ねるとのご意見をいただいていること、また、観光バスの駐車場も含め再開発を進めると工事期間中は駐車場がなくなってしまい、ほかに代替地が確保されない状況では参加できないということが主な理由でございました。
それでは、1ページをお開きください。項番1の本地区における区の方針でございますが、1つは、今戸駐車場は現状どおり維持する。2つは、今戸住宅等複合施設は、耐震診断の結果を踏まえ、耐震補強工事の実施に向けて、今戸住宅管理組合に働きかけるというものでございます。
この2つを当面の区の方針といたしました理由は、まず、項番2の今戸駐車場については、駐車場の運営は民間との権利関係に左右されることなく、安定的かつ継続的な運営が必要であること。また、区の観光施策として観光バス駐車場は最も重要な行政需要であり、少なくとも現状の観光バス駐車場はなくすことはできない。よって、複数年に及ぶ工事期間中、代替地を確保できない現状にあって、駐車台数をゼロにすることはできない。このため、現状どおり屋外の平置き駐車場として維持する方針とさせていただきました。
2つ目の方針である項番3の今戸住宅等複合施設につきましては、耐震診断の結果がB判定、これは比較的高い耐震性を持っているが補強を要するという判定でございますが、区といたしましては、建てかえや代替地への建設、移転と比較をして、早期に耐震化できる手法として耐震補強工事を実施する方針であるということでございます。今戸住宅管理組合に対しましては、耐震補強工事に実施に向けて引き続き働きかけてまいりたいと考えております。
なお、待乳保育園と今戸社会教育館は、早期に利用者の安全を確保するとともに、利用者に対し機能を継続して提供する必要があるため、耐震補強設計に基づく工事手法を検討した上で、早期に対応していくという方針とさせていただきました。
最後に、項番4の今後の予定でございますが、本委員会において、区の方針についてご了承いただけましたならば、本委員会終了後、今戸二丁目地区市街地再開発準備組合及び今戸住宅管理組合に対しまして、区の方針をお伝え申し上げ、双方の動向を伺ってまいりたいと考えております。また、その動向を踏まえまして、改めて区としては次の方針を決めてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
報告は以上でございます。
○委員長 それでは、本件について、ご審議願います。
◆和泉浩司 委員 今から約5年ほど前に、国土交通省から来ていただいた山田前副区長にお願いをして、また、この地域の皆さん方に区長に会っていただいて、区内のプロジェクトチームを立ち上げていただきました。さまざまな課題を精査した上で検討されて、一定の結果がなかなか出せないまま、ここまで至ってしまったということ自体が、私自身にとりましてじくじたる思いがあります。
それで、今、現状このご報告いただいた方針について、最後に何らか変わった場合には改めてと、区の方針をまた決定したいというお話でしたが、現状ではというと、きょうまで、あしたまで、ことしいっぱいという短いスパンではなくて、ある程度、ある一定年は、このような形でいくという最終決定を区はされたということと理解してよろしいですか。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎菅谷健治
まちづくり推進課長 お答えいたします。
今、和泉委員がおっしゃったとおり、過去いろいろと検討してまいった経緯がございます。そういう意味も含めまして、今回、区として方針を定めさせていただいたものについては、今後この方針に基づいて、区有地の活用について検討していきたいというふうに思っております。
○委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 そうしましたら、前回の委員会の審議の中でも申し上げましたけれども、やはり、地元の保育園のお母さん方のご心配もあります。社会教育館利用者のご心配もあります。その辺のことを踏まえて、今戸住宅の皆さんが区と協力をしてといっても、あそこの権利がまだ30年ぐらいは残っていると思いますので、上物は、建てかえをするというのはなかなか現状では困難なことが予想されます。底地は台東区であっても、上物についている権利は台東区も30%ぐらいはあると思います。だから、建てかえをするならば、今、自転車置き場になっているところと替え地をして、新たに仮住まいの負担をなくして、そちらで建築をしてから引っ越しをするとか、さまざまな――今戸住宅の管理組合の皆様と徹底的にちょっと短いスパンで話し合いをしていただいて、その辺の協力をぜひお願いしたいんです。
それと、もし、耐震補強工事をして長寿命化をするというご希望があるならば、ここは普通の住宅とは違うんで、あくまでも台東区が底地権者で、その中に複合施設として台東区も入っているわけですから、30%とは言わず、さらなる支援をして、あそこを長寿命化して、安心して住んでいただけるような住宅にしていただきたいんですよ。それはやはり今までご苦労されている方々の気持ちを考えたときに、それは区の責任でぜひやっていただきたいと思います。
それとあわせて言うならば、そういう形をやっていただけるならば、待乳保育園を一時的に工事中でも――これは希望ですよ、この委員会の所管ではないんで、所管にお任せはしますけれども、地域の皆さんの声を聞いていると、一日も早い耐震化、安心・安全を求めていらっしゃるので、今の自転車置き場に待乳保育園を建て直しするとか、それで今の現状の待乳保育園のところに老朽化している玉姫保育園を持ってきて、一大認可保育園のメッカとするぐらいに積極的に事を進めていただきたいんです。一緒にして、園庭を一緒に使って、その間に工事をして、新たな行政需要が生まれたら、そこの1階、2階、3階の部分を使わせていただくとか、そのような形で。もう少し地域にも、うちはやりません、駐車場は維持しなければいけません、そういうような夢のないことだけではなくて、そういうようなことも提示できるぐらいに大急ぎで考えていただきたいんですよ。それを要望しておきます。
○委員長 要望でよろしいですか。
◆和泉浩司 委員 はい。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 ずっとこの間、審議されてきた中身と、今、和泉委員が言われたことでもあるんですが、やはりロイヤルマンションのエリアからは、いろいろもう再開発にかかわるそういう要望なども出てきてはいるんですけれども、今戸住宅の複合施設、保育園と社会教育館があるという格好で、私としては、区としてのスタンスは、底地を持っている今戸住宅の複合施設の問題、保育園の
耐震度の問題などもありましたし、今戸住宅に住んでいらっしゃる人を含めて、やはり安心して住み続けられる、しかも、その安全の中には耐震補強をしっかり働きかけるという程度ではなくて、推進をしていただくぐらいの思いでやっていただきたいなと思うんです。
それで、こういう今戸住宅の複合施設なんですけれども、区が地権の部分で3割ぐらいあるということなんですが、ここの管理組合に台東区は入っていないというふうに伺ったんですが、確かに住宅の中に区の社会教育館などもあるわけですから、形態は居住形態ではないにしても、やはり管理組合として積極的に居住部分の人たちと、この耐震化、より一層の安全のために区がイニシアチブをとっていくという姿勢が本当は必要かなというふうに思うんですが、その辺はいかがなんですか。
◎菅谷健治
まちづくり推進課長 お答えいたします。
確かに区は今戸住宅の32世帯の管理組合には入ってございません。しかしながら、正確な数字はちょっと今あれなんですが、昭和60年代だったと思います、協定書を管理組合の皆様方と結ばせていただいております。そういった意味では、区の施設もやはり3割近くあるということを踏まえた上で、協調管理をしていく必要があるという観点からも、そういった協定書を結ばせていただいていると、こういう状況でございます。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 であるならば、やはり区として、本当に今喫緊にやらなければいけない問題はきちんとやっていくという、そういう姿勢で対応していただきたいというふうに思います。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 このように区の方針を出していただいたわけなんですけれども、一つお伺いしたいのが、今戸住宅、耐震補強工事を行う場合に、東京都とかの補助金とか、そういうのが使える見込みとかはあるんでしょうか。
○委員長 建築課長。
◎寺田茂 建築課長 お答えいたします。
区のほうで集合住宅の耐震に関する補助メニューがございます。それは国と都の補助金を財源として充ててございまして、設計、診断についても、既にもう助成金は支払っておりまして、この設計、改修工事についても助成金は条件として充てられるようになってございます。
ちなみに、設計のほうにつきましては、一応、助成率が2分の1で200万円を限度、改修工事につきましては2分の1で1,500万円限度といったメニューになってございます。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 実際やる場合に、今戸住宅の方にも負担をかけるようになっていると思うんですが、負担をできる限り減らしてあげて、皆さんご納得の上、できるように進めていただきたいと、要望でお願いします。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 前の委員会で、区の姿勢を早く出してくださいと私がさんざん言って、それに対して区がある程度一定の方向性を示したということは、非常に評価できると思います。ですから、これを前提にお話し合いをと思っているんです。
そこで一つお聞きしたいのは、区のこの方針についての決定過程についてちょっとお聞きしたいんですけれども、例えば今回は今戸に市街地再開発準備組合ができている。先ほど理事者の説明でも合意形成がなされていないというようなお話があったわけですけれども、例えば、その中で、区がこういう住民に地権者がいる場合とか、もちろん住民だけではなく企業でもいいんですが、区以外の地権者と再開発の計画が出てきた場合、区がそこに協力していくのか、協力していかないのかという、そこの基準をお聞きしたい。
行政は当然、我々議員は代表として選挙で選ばれて出てきて、ある程度、私らの意思というのはその場、その場、その政策、政策ごとに判断を私達に任されている部分があるけれども、行政のほうは当然、法律に基づいて動く行政官なわけですから、そこに民主的な手続がなければいけないと思うわけです。今回こういう方針を決めたということをどういう経緯でなされたのか。もっと具体的に言うと、例えばうちの近所でいうとタカラホテルなどは区道を提供して地形整備しました。松坂屋も真ん中の道路を松坂屋に提供して駅前を整備しました。
ああいう再開発と同様、こういう再開発は、この今戸については、例えば住民の合意が過半数に至らなかったから、区を除いて、参加できない、あるいは近隣住民も含めたご意見、こういう意見が出ているので区としては参加できないとか、そういう当然根拠があると思うんですけれども、その辺は、今回こういう方針にしたその根拠というのはどういうところに内規がありますか、その辺ちょっとご説明いただきたい。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎菅谷健治
まちづくり推進課長 お答えいたします。
まず、この区の方針を決定してきたプロセスについてでございます。昨年11月に地元の協議会が設立された、もちろんその過去もいろいろと経緯はございましたけれども、そのタイミングで改めて
都市づくり部長、企画財政部長、それから総務部長も入った、関係課長も含めた庁内のPTで検討してまいりました。今回のこの方針に当たっては、その庁内のPTで検討してきた方向性をまとめた上で、改めて政策判断をさせていただく場を設けていただいて決定に至った、区の方針として決定をさせていただいた、こういうプロセスでございます。
また、区が、要はいろいろと再開発事業等に賛成するのか、参加しないのかといったような判断基準ということでございますが、区が権利を持っているという場合は、立場が確かに2つございます。1つは、土地を持っている権利者としての立場、区の方針を、その土地をどう活用していくのかという、行政需要等を踏まえた上で決定していくという立場がございます。それからもう一つは、行政上の立場というか、まちづくりを推進していくという立場が、実はございます。
私どもは、まちづくりを推進していく立場で、今までも準備組合に対して、いろいろと地元の動向をお聞きしながら協議を進めてきたということでございます。そういう意味では、今回の判断をさせていただいた経緯といたしましては、土地を持っている区としての判断を中心的にさせていただいたというような状況であろうかと思っております。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 私が言いたいことは、今、ご説明あった上でお話しすると、また行政を何か責めてということではなくて、我々議会の役割というのは、やはり日本は民主国家なわけだから、いろいろなことが民主的に決められていくその制度の保障というのが非常に重要だと思っているんです、まず。
今までも台東区の中では学校跡地の問題とかいろいろあって、例えば学校跡地、最近の浅草橋の旧福井中学校の話しをすれば、ああいうビルが建つということに対してはプロポーザル方式がとられたりとか、住民の意見が収集されて、最終的に業者のプロポーザルとかがあって選んできた。その他いろいろ行政の指針を決めるときには、諮問委員会で住民代表とか、行政の人だったり学識経験者も出て、一定の結論を得て、それを議会にはかるという形をとってきた。
今はPTというお話があったんですけれども、いろいろお話を聞くと、要は行政内の裁量で決めたという話ですよね。それは、私は行政が間違っているとは言わないし、この結論について、私、反対するつもりは全然ないんですけれども、やはり住民に説明する場合、行政裁量で決めましたというのは、議会として、これはなかなか説得しづらいですよ。
だから、やはり一定のプロポーザルを入れて、再開発を入れて、例えば区も提案して、その中で区が出してきたこういう指針が、選ばれた地域住民の皆さんや学識経験者の判断でいいのではないかと選ぶか、あるいは住民の代表の人も交えて諮問委員会を開いて、そこで意見を収集して、結論としてこういう方針になりましたとか。やはりそういう民主的な手続がないと、言葉は悪いけれども、庁内で勝手に決められるということではないか、再開発の参加いかんを。
これは今後、絶対これはあってはいけないし、裏を返すと、これは行政のためでもあると思うんですよ。こういう時代にあって、これからこの台東区役所がある周りも、この間、私が委員長をしている所管の委員会に再開発の話が――再開発というか、まちづくりの話が出ました。これもやはり住民の皆さん、あるいは区民の皆さんに、ましてやこの台東区の中心の上野地域ですから、こういう民主的な手続でこういう方向に決まりましたということをきちんと示さないといけないと思うんですよ。
だから、今のこのお話だけだと、今、行政の中で裁量で決めましたという話に聞こえるんですけれども、これは、そういうことですか。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎菅谷健治
まちづくり推進課長 区の方針としてまとめさせていただいたプロセスは、先ほど申し上げたように、最終的には区長、副区長を交えて決めさせていただいたということでございます。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 これで一応、今、区の方針が出たので、これは私ら議会としては、当然、議会としてこれに協力するかどうかという話で、今回いろいろな調査をされた上で、こういう意見を区長を初め副区長もいらっしゃいますけれども決めたということなので、私たちの会派もいろいろ話し合った結果、これには協力していこうという結論はもちろん持っています。ただ、今後のことも含めて、やはり今、問題提起した部分というのは、ぜひいろいろ区長もいらっしゃるので検討していただいて、数々のいろいろな再開発とか、また、この今戸地区についても、今出た案だけではなくて、これだけの大きな土地ですから新たにまたいろいろなことが出てきたりとかするでしょうから、そういうときに行政内部で結論を出すときには、ぜひ民主的な制度を保障していただきたいという要望だけしておきます。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 私どもの会派も、さんざん早目に結論、方針を導き出せという要望をしてきたわけですから、今回一定の方向性が出たということについては、区の方針については尊重させていただきたいというふうに思っています。
ただ、その中身については、今まず堀越委員から指摘があった民主的な形でこれが決められたのかということに関しては、同様の疑念といいますか、思いがありますので、それは今後に関して、もしくは今回のことに関しても、その中身が明らかになった上で、地域の方にきちんと説明をしていただくような体制をとっていただきたいと思います。
私からちょっと何点か質問させていただきたいのは、先ほど幾つかご提示されたその理由の中身についてなんですけれども、これも今ちょっと解せないなと思ったことが幾つかあるのでお話伺いたいんです。
まず、駐車場については、数年間にわたって代替地を確保できない状況にあるので、今の場所を維持するというふうな理由になっていますけれども、これだってもともと、ここは浅草病院ができるというので10何台の分を削りますよといったときに、私、当時、議長で、この問題ですごくもめたんですよ。というのは、もう工事始めますよという話があったときに、当時、前任の健康課長だったんですが、その減った分の代替地というのは、多分もう、見込みができたんですかと、そこの段取りできたんですね、だから工事に入るんですねという話をしたら、いや、そんなのは、こちらは関係ありませんみたいな答弁を当時の健康課長がしたんで、すごく私は議長室で怒ったという経緯がありまして。
要するに、病院の計画は計画ですから、ここは台数が減ることと、それは一切関係ないんだというような多分区の一つの見解だったんです。それがここに来て、その間の代替地が確保できないのを理由に上げている。
もう1個言うと、浅草文化観光センターでしたか――浅草文化観光センターではなくて、いわゆる産業会館、あそこが今度、改修に入りますよね。あの期間もたしかあそこが使えなくなってしまうというような報告を受けていたと思うんですが、となると、この理由を上げるということは、あそこに関しては、きちんと代替地は確保されているということなんですか。
○委員長
交通対策課長。
◎望月昇
交通対策課長 お答え申し上げます。
今、青柳委員からご指摘がありましたように、浅草病院をつくる段階で今、駐車場が減っている、それから来年度、区民会館が改修ということで1年間駐車場が使えなくなります。そのことにつきましては、全体的に区で駐車場をつくるということに先立ちまして、まずは区民会館の改修に当たる1年間については、暫定的に使えるところがないかということで今、鋭意検討しているところでございます。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 いや、ちょっとよくわかんないんですけれども。要は、区民会館に関しての改修に関しては、代替地が確保できないけれども進めていく、あるいは今度の浅草病院に関しても、代替地が確保できないけれども進めていく。ただ、今度の今戸のこの再開発に関しては、代替地が確保できないからこの話には乗れないよという理由でいくと、先ほど堀越委員の話にも関連しますが、この理由を一番に上げてくるのであれば恐らく当事者の方からするとなかなか納得ができないだろうなというふうに思います。
○委員長 駐車場の関連ね。
寺田委員、お願いいたします。
◆寺田晃 委員 以前、和泉委員もお話しされたことがあるんですけれども、今回この今戸駐車場についてお話がありますけれども、北部に駐車場を置かなければいけない理由もないですし、ましてや台東区の中で駐車場を用意するというのは、それはどうしてもここになければいけないというものではないと思いますし、以前、区長からもご答弁いただいたときには、他区とも連携をとりながらということでお話もいただきました。
東京都の中にはこういった大きな駐車場が確保されているのは、各区にあるかといえばそうでもないですし、23区の中で一番小さい台東区がこんなに駐車場にこれだけ悩むのはどうなのかなというふうに、ですので、何が何でも台東区に探さなければいけないということもないと思いますし、他区ともしっかり連携をとって駐車場を検討していただきたいなという、北部に限らないで、ほかの地域も含めながら検討していただきたいなというのが要望です。
○委員長 関連で、和泉委員。
◆和泉浩司 委員 きっと寺田委員も、そんなに台東区でという意味で言ったんだと思うんで、そんなに他意はないと思うんで、理事者の皆さんも温かい目で見ていただきたいとは思うんですけれども。前に提案しました。全てを北部地域が引き受ける理由はないだろうと、上野地区は山の上に観光バスの駐車場があります。
先ほど青柳委員もおっしゃいました、これ一応、東京都との合築ですから、この際、たった――たったというか、1年のことですけれども、1年間あそこが閉鎖されるのであれば、区長も直接交渉されて頑張っておられることは、私も区長と最近よく席を同じくしているんで理解をしていて、何にも行政の皆さんがやっていないとは思いませんけれども、蔵前の下水道局、あそこをもう命がけで、ここをとりに行ってくださいよ。あそこで、本当にやっておられるのはもうトップ以下、私も目にしております。東京都が言うことを聞かないのも見ています。でも、区民の皆さん、そういうところはわからないんですよ。ですから、もっとわかるようにあの下水道局、死に物狂いでとりに行って、あんな今どき、囲われているから普通の区民の方はわかりませんけれども、中で消防の訓練ができたり、小さな車が平置きで障害者の駐車場みたいに1台1台のスペースがめちゃくちゃ大きい、ああいう平置きの駐車場があの下水道局に必要なのか。
だから、もう本当にそこのところをとりに行っていただいて、北部だけでバスの駐車場を何とかしようという物の考え方からは、やめていただきたいというのが、きっと寺田委員は私が言ったことについて、いや、思い出していただいたんだと思うんですよ。
それと、大きい話では、私もそばですから、大体うちの前ぐらいからなんですよ、浅草まで車、バスがとまるのは。桜橋中学校ぐらいからなんですよ。絶対、一方通行の関係で、バスの駐車場から橋場一丁目のほうにバスの列が延びるということはもうあり得ない話なんで、大体そこで、私も時間がある限り、バスの運転手さんに、アイドリングは東京都の条例違反ですからとめてくださいとか、できる限り早く出ていってくださいっていうのを、警察だけでは足りないので、私もバスの運転手に生意気言わせていただいています。細かい努力はしているんですけれども、やはりこれは焼け石に水なんですよ。特にこれからお正月で東京の空がきれいになるころ、今戸の空は排気ガスだらけなんですよ。観音様にお参りに来た方、バスがオーバーフローするんで、1月、特に多いんですよ。だから、そこのところは、まあ対症療法ですけれども、区もそこのところを考えて、浅草警察署と協力をしてあそこにとまらせない。
それと前に1点報告があったのは、何よりも許せないのは、スカイツリーにはバス30台分しか駐車場がなくて、浅草に来てもいないのに、浅草、台東区が潤うならば多少の我慢はしますけれども、浅草に寄りもしないで、スカイツリーにお客さんをおろして、バスだけこちらに持ってくる不届き者のバス会社がいるそうなんで、その辺の排除を徹底的にやってくださいよ。そのバスの駐車場を何年のスパンとか、そういうことももちろんありますけれども、喫緊の課題は、あのバスの駐車ですから。特に東参道、この前も申し上げましたけれども、今戸よりもさらに歩道がないところで、現実に事故も起こっているわけですから、さらにもう、そのバス対策については、この問題とは別に本腰入れて本当にやっているんですよ、やっていただいていますよ。区長も年中、東京都に言っていただいているのは私は見えています。でも区民の皆さんに見えないんですよ。そこを見えるぐらいに、もっと断固アピールするぐらいにバスの対策やってくださいよ、要望して関連終わります。
○委員長 では、青柳委員に戻します、どうぞ。
◆青柳雅之 委員 今くしくも寺田委員と地元の和泉委員からちょうど意見が出ましたけれども、いわゆる地域の皆さんも、ここの今戸駐車場を何が何でも維持というわけではないではないですか。それなのに、なぜかこの空白の数年間が大きな理由になっているというのは、もうこれで崩れてしまいましたよね。さらに言うと、代替地は蔵前のほうを何としてでもとりに行けということであれば、いわゆる、この間、仮にですよ、これが、工事期間が数年間に及んだとしても、浅草の産業会館の下も含めて、代替地の確保というのはもうできそうなのではないんですか。それを理由に上げてくるのは、非常に何かおかしいなと思います。
それともう1点は、先ほどの理由を幾つか上げた中で、この計画の中に区道のエリアがあって、そこの区道廃止の合意形成がとれていない的なお話をちょろっとされたと思うんですが、それも先ほどの条例案で、いわゆる浅草病院のところは、一切、何ですか、交通量調査もせずに区道廃止の条例案、ここに本日上げてくるような動きをしていながら、ここに関しては、何で区道廃止のことが大きな理由の一つになるんですか。それはちょっとよくわからないのですが。
○委員長
道路管理課長。
◎吉田美生
道路管理課長 お答え申し上げます。
こちらの計画にあります区道につきましては、いわゆる生活道路ということでございまして、10何世帯の方が住まれているということでございまして、ここについては非常に意向がどうなるかというのはまだ見えないところもございますけれども、生活しているところでございますので、一般的にこの区道を廃止するというのは非常に難しいということでございまして、逆に皆さんがその計画に賛同ということになれば、可能は可能なんですけれども、そういった意味で、先ほどの区道と違いまして生活している区道であるということでございますので、先ほどの区道とはちょっと違って非常に難しい面がございます。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 もちろん難しい面があるのは承知なんですが、そこの意向調査みたいなのを当然された上での結論ですよね、今回は。どういった意向調査が出ているのか、教えていただけますか。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎菅谷健治
まちづくり推進課長 お答えいたします。
区道の廃道については、今、
道路管理課長が答弁申し上げたとおりなんですが、今現状、全体の地権者数が128名いらっしゃいます。ほとんどの方はご参加いただいている、しかしながら、区道に隣接している方々が10世帯おります。そのうち準備組合に参加される世帯が5世帯、半分という状況でございます。廃道に当たりましては、基本的には接道されている方々全員が合意をされて廃道される、こういう状況が基本的な考え方でございます。そういう意味から、私のほうでそういう形で申し上げさせていただいたということでございます。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 この準備組合に参加しているか、していないかの判断で、その意向をそのままうのみにして、いわゆる結論を出す判断にしたということですか。それとも、一軒一軒、
道路管理課長や何かが訪ねていって、こういう計画があるけれども、この区道についてどうなんだというような意向の調査をきちんとしたということですか、その上での結論なんですか、どちらなんですか。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎菅谷健治
まちづくり推進課長 現段階では、本地区の具体的な施設計画、建築計画等については準備組合からご提案をいただいている、こういう状況でございます。そういう意味から、一般論、原則論、そういう意味で申し上げておりますので、少なくとも今後具体的に進めていこうということになれば、これはきちんと近隣の皆様方、それから接道されている皆様方の生活道路として廃道できるのかどうかを判断させていただきたいと思っております。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 いや、というのは、私、先ほど区の方針を尊重しますよという話、一番最初にしました。ただ、今回いろいろな地域の皆さんからの声ですとか、あるいはこれ事業者側からの資料なんですが、この資料などを見ると非常に経済効果も高いとか、あるいは懸念されている地域の環境ですとか、日影の問題は、ちょっと私が思っていたタワーマンションや何かができるというときのあれに比べると、そんなに環境的な影響がないのかななどという資料も添付されているので、何か結構、区のほうは、私の主観ですけれども、結構、イバラの道ではないですけれども、ちょっと大変なほうの道を、結論をよく出したなという印象なんですよ。
ですから、相当細かい調査をされていたというふうに思うんですが、それだけの重要な決定をするに当たって、先ほど、いわゆる区道廃止のことを大きな理由に上げたわけではないですか。それなのにもかかわらず、その辺の意向調査みたいなこともやらずに、その大きな理由の一本として、いわゆる駐車場の代替地の問題と区道廃止が困難だっていうことと、あるいは日照権、日照の問題や環境の問題、その3つを上げているということは、これは何かちょっと区のほうも相当恣意的に結論出したのではないかなというような疑念が残ってしまいますよね。
ですから、先ほど堀越委員が言ったように、これ相当民主的な手続でもって、きちんとした方向性を出しましたよというのであれば、今まで大分お気持ちも含めて、再開発準備組合、数年かけて準備していた方々も、これだけの条件で区が、いわゆる自分たちの意向と違う結論を出したんだなというのであれば納得ができますけれども、単なるこれだけの今口頭でやりとりしている中でも、えって思うようなことが幾つか出てきてしまうような中での理由でもって結論を出されたというんであれば、ちょっとこれ、これから説明に入るということですが、なかなか皆さんも納得するに当たっては大変なのではないかなという懸念が出てきました。その点について、何かご答弁できることがあればお聞かせください。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎菅谷健治
まちづくり推進課長 お答えいたします。
まず、区が準備組合に参加していない理由といたしまして、冒頭、私のほうから、今、青柳委員がおっしゃったような懸念があるということで、そういうことで参加をしてない理由を申し上げました。
区の方針については、お手元の資料3の項番2、項番3に書いてあるとおり、こういった理由で、駐車場であれば、安定的に、継続的に運営していくといったような観点からも、引き続き現状を維持していきたいと、維持していくという結論を導いたと、こういう状況でございますので、よろしくお願いいたします。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 何か、このままいくと了承できなくなってしまうような形なんで。これから皆さんに、いわゆる区の方針をお伝えするということでございますから、きょうも大勢の傍聴者の皆さんが見えているんで、このやりとり、恐らく聞いていると思いますので、そういったことも含めて、踏まえて説明に入っていくという部分について了承していきたいと思います。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 今、青柳委員の意見もありました。私も先ほど意見を言いましたけれども、これは区の理由を見ると、一応、緊急性とか、それを何かすぐ区がこういうことをしなければいけないので、この再開発に参加できないという話ではないわけですよね。先ほど私が言ったとおり、今後のことも含めて、区にはぜひそういう、住民的な合意形成、企業も含めて、どのくらいあったらここに参加していく形でいくのか、あるいは区として決定をしていくのかということをぜひつくってほしいということが1点。
あともう一つ提案なんですけれども、だったら今回、もう今のお話だと行政の裁量の中で決めました、これからこの内容について説明に行きますと。それを私は先ほども言ったように、区が方針を区長は、吉住区政が決めたわけだから、吉住区政の考えはこういう考えですと住民に説明することは必要だと思うんで、それは認めたいと思います。
ただ、その後、住民の皆さんと話しした後、いつものとおり行政は諮問委員会をやったりして、いろいろなこの問題一つ一つについて、こういう意見が、ああいう意見がある、でも専門の先生はこういう意見があるとか、こうやって、ある程度、合意形成に至る仕組みをつくるわけではないですか、プロポーザルにしても何にしても。だから、PTだけではなくて、そういう民主的な諮問委員会みたいなのをつくればいいのではないですか、どうなんですか、委員長、この問題について。それはつくれないんですか。つくれなければ、それは私はけんかするつもりはないんで、つくれないという理由を言っていただければいいんだけれども、つくれるんだったら、いつも行政がやるとおりに、そういう諮問委員会とかつくってよく検討したら、住民の皆さんも納得するのではないですか。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎菅谷健治
まちづくり推進課長 お答えいたします。
直接のお答えになるかどうかわからないんですけれども、
都市計画決定をする手続、すなわち準備組合から本組合に移行すると、こういったような手続上の話になってくれば、まさに今、堀越委員がおっしゃったような第三者機関が入って具体的に定めていくと、こういったような仕組みが制度的にはございます。今回は区の方針ということで申し上げさせていただきました。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 そうすると、でも、これは区の方針を出すということは、区は参加しないということを決定するということでしょう。
(「うん、そのとおりだ」と呼ぶ者あり)
◆堀越秀生 委員 ねえ。そうしたら、再開発に向けて、そういう動きが出てくれば第三者機関あるというけれども、今、皆さんがおっしゃったように、区の方針を決めることについての、民主的なと言ったらあれですけれども、合意形成がこういう形でなされました。それについて、例えばこういう専門の方とか住民の皆さんも交えて、区がきちんと主催する公式な会合というか、そういう機関、これは、この事例については必要ないということということですか、今の答弁は。いや、私は必要だと思うからつくったらどうですかと思うんですけれども、つくれないということ、今の答弁は。
(「区の方針でこういった全部諮問機関つくったら大変なことになる」
と呼ぶ者あり)
◆堀越秀生 委員 いやいや、そうではなくって、区の方針を1個1個それをどうこうではなくて、行政側が決めるのはいいけれども、実際これでやりませんという話になって、あれでしょう、決定するわけでなんでしょう、これ。それともこれからいろいろまちの人たちときちんとそういう合意形成に向けて、あるいは住民側からとか準備組合のほうから要望があったら、区はそういうものをまたそういう第三者機関にかけてとか、まあ、第三者機関は先ほど言ったように、正式ないろいろ仕組みがあるんでしょうけれども、その前の時点でいろいろ合意形成については地権者のこれだけの数が必要だとか、あるいは皆さんの意見を聞いて専門の学者、よく行政がいろいろ連れてくる学識経験者の皆さんに意見を仰ぐとか、そういう場というのは設けるんですかと聞いているんですよ。そういう場を設けられないんですかと聞いているんだ。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎菅谷健治
まちづくり推進課長 今回の結論に至る経緯については、今、ご説明したとおりでございますが、今後もう少し面的に、大きな意味でのまちづくりを進めていくといったようなときには、やはりまちづくりを検討するための地元の代表の方であったりとか、専門的な知識をお持ちの学識経験者等を交えて、まちづくりの方針を全て定めていくといったような方法をとるのが一般的でございます。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 では、これから地元に行ってご説明されて、住民の皆さんとともに、そういった専門の方も交えながら、ぜひそういう会合というんですか、機関というんですか、つくっていただけるということなので、よろしくお願いしたいと思います。
○委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 結論を出せと、前回の委員会からお話を早目に出せ、早目に出せということで、このような結論を導いてきたんだと思うんですよ。前の定例会からこの定例会まで時間がない中で、やはりかなりの調査をするというのも難しいでしょうけれども、何年も前からここの調査はやっておられるわけだから、その資料がデータとなって出てきたんでしょう。青柳委員がおっしゃった話も、駐車場というだけでは理由は弱いですよと、確かにそうでしょう。
ただ、区民の財産を守っていかなければいけないのも議会でありますし、区民の財産とは、もちろん土地のことも大きいわけですから、そこでやはりここが単純に答えが出ないというのは、あの広大な3,000坪の旧東京北部小包集中局跡地との兼ね合いだと私は思っています。その辺を区がやはり考えていて、あそこを全部更地にして、あそこにバスの駐車場を全部持っていってしまえば課題解決するではないかと。旧東京北部小包集中局跡地に行政需要として今あるのは清掃車庫だろうと、また自転車の保管場所だけだろうと、あそこにバスの立体駐車場でも建ててしまえば、バスの駐車場問題は一気に解決して、あのバスの駐車場なりなんなりは全部区民の再開発に乗っていけるだろうとか、そういう話もたくさんあるでしょうけれども、それは一朝一夕にいかないでしょう。やはり今度、向こうをバスの駐車場にしますといったら、あそこの清川の町会の方々は大反対でしょうし、そういうところの難しさはあるんでしょう。だから、そういうところが、私は裏にかいま見えたんで、一応、断腸の思いでありますけれども了承はしますと言ったんですよ。だから、これが最終決定なんですか、先ほど一番最初の冒頭の説明で、新たな展開があった場合にはというのを最後につけ加えられたのが、私はそこの行間だと思って了承したわけです。
ですから、これで大きく動いて旧東京北部小包集中局跡地が大きく変わって、向こうに合意形成がとれて、排気ガスも出ない、交通問題も出ない、バスの駐車場としては最適なものができて、地域住民の合意が得られた場合には、あそこにバスの駐車場を廃止していい。ただ、それはもう再開発準備組合の皆さんが動いていて、議会も一日も早く、一日も早くと言っているから、今ある一定の決断をしたと私は理解しているんです。
その決断をもとにしていかなければ、どんどん今進んでいらっしゃる再開発の皆さんは、お金もかかってきますし、労力もかかってくる。ただ、その一定の期間が5年の暫定活用と言ったって、いまだに旧東京北部小包集中局跡地をどういうふうにしていくかというのは正直出ない。皆さんが苦しんでいらっしゃるのも見ていますから、その辺の兼ね合いもある。あそこの駐車場だけ潰せないからなんだという理由ではないというのも、行間だけではなくてもうちょっと説明していただくと、ほかの委員さんにも、全ての皆さんにわかるのではないのかなと思いますよ。
私が何年か前に一般質問で、亡くなった吉田富治清川町会連合会代表に言われて、清川まちづくり推進協議会を、そういったものを和泉、できたらいいよねというので一般質問させていただいて、その後、役所のご協力をいただいてできたところが、アンケート調査もやっていただいた。私どもの22町会にもアンケートが回ってきましたから、こういったことをやっていただいて、そちらの側としては駐車場は現状のままがいいというアンケート調査もあるから、ここのところが非常に私の中でも、これどうすればいいんだというところもあるんですよ。ただ、繰り返しになってしまうからもうこれ以上言いませんけれども、結論を早く出せ、だけれども向こうの結論が出ていない、そこがつらかったんですよというのは委員会だから言いにくいでしょうけれども、そういう思いがきっともしかしてあったのではないでしょうか、どうですか。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 プラスですね、私が言いたい、先ほども言ったけれども、要は先ほどの話のまま終わってしまったら、行政が裁量で決めましたという話になるけれども、その理由がここに書いてあるわけだけれども、青柳委員の今の数々の質問で、この駐車場の工事に及ぼす影響、これ自体もよく民主的な方法とか、行政もきちんと調査して出された理由ではないということが今明らかになってしまったわけではないですか。
そうすると、過去の再開発はいいですよ、もう法的には議会もそうだし遡及はできないわけだから。でも、今これ現状でアイ・エヌ・ジーで動いている問題なんだから、やはり行政側は当然議会に対して、こういう調査をしました、こういう学識経験者の意見を聞きました、だから今短い期間でこの結論を出してくれたことは本当に大変だったと思うんですけれども、そういうことで意見を収集し、資料を収集し、データを収集してこういう結論になったというものを出してもらわないと、私らも判断のしようがないし、逆に、時間がなくてそれができないというんだったら、この間も私、委員会で言ったけれども、途中なら途中で、今こういう学識経験者のご意見を聞いている最中ですとか、資料を今、データをアンケートして調査中ですとかいう理由を出してくれれば、時間かかったってみんなが納得するわけだから、そこをきちんとつくってほしいということなんですよ。
というのは、これ大賛成ですけれども、このまま行ったら、今までの例もそうで、私ずっと議員14年やっていて思うんだけれども、これ行政の勝手で再開発参加するとか、あの跡地どうしようか決められるということでしょう。私ら議会は選挙で選ばれてきているわけですよ。行政官は未来永劫に1回公務員試験に受かったら、もうそれずっとやっていくわけ、それを監視するのは誰の役目かといったら議会なわけだから、議会は行政側がどういう根拠で出してこなかったかっていうことを、根拠で出してきたかということがわからないと判断のしようがないし、ひどい言い方すると、行政は誰かと懇ろになったらこういう決定はする、でも誰かと懇ろではなければこういう判断はしないということになりかねないということになるわけです。それは、行政を守る意味でも、もう何度も言うけれども、けんかするのではなくて、これね、スポーツと一緒で、私らはこういう立場でやっているか、そちら側の立場でいったら私も逆のこと言いますよ。多分永遠にないだろうけれども、私が区長になったら区長の立場で行政側を守りますよ。
だけれども、これはアメリカのディベートと一緒で、あなたたちにはあなたたちの役割がある、私らとしては私らの役割がある、だから、これを人間関係に持ち込んではいけなくて、ここはここでスポーツの場と一緒で後腐れないようにやるけれども、私らはそこをきちんと出してもらわないと賛成できない。行政の意見が全部だめだというわけではないですよ。行政がこれを出してくるんなら、その根拠を出してほしいということです。
(「関連していない」と呼ぶ者あり)
◆堀越秀生 委員 関連している。だから、結論として、今、和泉委員が言ったように、早い段階で結論を出した、だから大変だったんでしょうと。だったら、それも含めて、その過程をきちんと出してくれと、民主的な……。
◆和泉浩司 委員 ちょっと待って、いいですか、委員長。
○委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 私、早い段階で結論出したから雑駁に出したんでしょう、しようがなかったねという話は一切してないから。それで、平成20年の山田前副区長のPTから積み上げてきたものがあって、さらに旧東京北部小包集中局跡地の5年暫定活用の期限がもうすぐ切れる切れないという時期に来て、そこの結論も出ていない、さまざまな要因があって、皆さん方が何も考えてこないとは言っていない。その考えてきたことを言えばいいのではないかと……。
◆堀越秀生 委員 ああ、そういうことね。
◆和泉浩司 委員 そういう意味で言ったんで、あったら、この1カ月で、ああ、いいや、面倒くさいから、それはできないからやってしまえよとか、やめてしまえよという話ではなかったんでしょうと。それを私が今までかいま見てきたから、ここの地元として、そんな今の説明では青柳委員も堀越委員も納得するわけないですよ。そこは私らは傍聴者のために議論しているわけでもないから、きちんとここは審議をしっかりして、まちの皆さんに答え持って帰らなければいけないんだから。だから、そこのところをきちんとしてきたのならきちんとしてきたって言えばいいんだから、それを何で言えないのと言っているの。本当に私は信じて今まで見てきたけれども、それこそ一緒になって、私、信じなくなりますよ、そこまで何にも言えないんだったら。だから、そこは微妙に違うんだよ。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 今、和泉委員がおっしゃっているのはよくわかったんで、そういう経緯があるんなら、やはり今、私らはけんかしているのではなくて、これだけだとなかなか理解できないと、今、和泉委員が代弁してくれましたけれども。だから、それ以外の歴史があるんであれば、それをぜひ教えてください。
○委員長 ちょっといいですか。今、先ほど和泉委員からの質問、今までの答弁の、要するに今までずっと経緯を説明してくださいっていうところに堀越委員からの関連が入ってきて、ちょっと話を整理させていただきますけれども、一番初めの和泉委員がどうなっているのかと、その経緯を教えてくれというところについての答弁をお願いします。経緯―――やってきたか、やってきてこなかったかという話です。
◎菅谷健治
まちづくり推進課長 はい、お答えいたします。
今までいろいろな意味で、山田前副区長を交えて座長に入っていただいて、平成20年以来、検討してきた、そういった経緯を踏まえさせていただいて、そこの中にはやはり旧東京北部小包集中局跡地をどうするのかという議論もさんざんさせていただきました。そういう経緯も踏まえた上で、今回のこの区としての当面の方針として、駐車場については参加をしない、それから今戸の複合施設については耐震補強工事を働きかける、これは地上権設定ということでございますので働きかけて、相手の動向について伺った上で、冒頭、和泉委員がおっしゃったようなことも含めて、今後検討してまいりたいと思っております。
○委員長 では
都市づくり部長、お願いします。
◎奥原崇
都市づくり部長 今回の結論といいますか、方針につきましては、今までこれご説明がありましたけれども、庁内PTで議論させていただいた。それ以前からもさまざまな経緯がございました。ここで一定の方針を出させていただきましたが、これを前提として、全くこれから区が何もしないということ、そのようなことはあり得ません。
では、次にどこに進んでいくのかと、今回の決定を踏まえて、まちづくり、どこまで進めていくのかということをしっかりと議論していきたいと思っております。
旧東京北部小包集中局跡地の活用も含めまして、それは台東区、まちづくり、なかなか進まないところもたくさんございますけれども、各種、地域特性に応じたまちづくりを今後とも進めさせていただきたいと思います。
ちょっと繰り返しになりますが、今回の方針を出したから、では、それで終わりですということはさらさら思っておりませんので、しっかりとこの方針を前提として、次にどのような形がうまくいくのかということを議論させていただきたいと思っております。
○委員長 よろしいですね。
報告事項につきましては、ご了承いただきましたので、続きまして陳情に入ります。よろしくお願いいたします。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 では、順番にスーパー堤防から審議ということでよろしいですか。
○委員長 1個ずつですから、陳情25-12についてです。
◆寺田晃 委員 陳情25-12は、「1区画のみのスーパー堤防ではなくて、一定規模の長さのスーパー堤防を強くご希望し」ということで陳情をいただいているんですけれども、基本的にはスーパー堤防をつける、つけないは台東区だけの判断ではできないというのはもちろんなんで、それもありますし、陳情の中にもございました事前の説明はなくということにつきましても、区からは説明をさせていただいたということで伺っておりますし、また、津波、洪水の心配等も調査の結果ないということがわかりましたので、基本的にはスーパー堤防をできるところからということで進めていくと思いますので、今回の陳情につきましては、取り下げ前提の継続でお願いしたいと思います。
以上です。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 スーパー堤防に関しての質問なんですが、まず、先ほどのこの資料10ですか、区道の廃止の部分で出てきた資料を見ると、この青い部分のスーパー堤防の予定地がちょっといびつな形になってしまっているんですけれども、これは何でしたか。これは、かつては浅草病院のこのエリアは、そのままスーパー堤防へ行けるという話だったんですが、その手前も欠けてしまっているんだね。
○委員長
道路管理課長。
◎吉田美生
道路管理課長 資料10に戻りますが、いわゆる、先ほどの資料でいきますと、白い部分ですけれども、これはもともと東京都の用地でございます。ですから、整備は東京都、一体となって整備するものと聞いております。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 こちらは何でできないのか。
○委員長
道路管理課長。
◎吉田美生
道路管理課長 説明が足りなくて申しわけありません。ここの部分は区の土地ではないんですけれども、東京都の土地でございまして、あわせてスーパー堤防の予定地という形になっています。
◆青柳雅之 委員 やるんだね。わかりました。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 それで、この陳情にあるように、要は、基本的には先ほど区のある程度の方針ができたということですので、近い将来的にここの一定規模の一体化という話はなかなか難しいだろうということになってしまうので、その陳情の趣旨はなかなか実現しがたいということなんですが、先ほど部長の答弁にもありましたとおり、あくまでも今回のことはこの方針で、将来的にはどうなるか、まだこれからだということなので、そういった意味も含めますと、基本的には継続なんですが、陳情者の方にこれから説明に入る中で、議会側もちょっと、いわゆる何ですか、事情をお話ししていただきまして、陳情の内容、もう一度見直した上で、取り下げをしていただくという形で継続をお願いしたいと思います。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 今、青柳委員が我々の会派の主張も言ってくれたので、同じように結論は継続にします。
○委員長 取り下げ前提の継続でいいですね。
◆堀越秀生 委員 はい。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 このスーパー堤防の問題もずっと継続で審議されてきた中身なんですが、全長872キロのスーパー堤防計画の中で、全体としても進んでいない、それで……
(「国ではないんだ、これは東京都」と呼ぶ者あり)
◆橋詰高志 委員 ああ、ごめんなさい、東京都のね。
(「872キロない」と呼ぶ者あり)
◆橋詰高志 委員 国全体の数字、今言ってしまいましたけれども、なぜここまで進まないかということが問題あると思うんです。それで、やはり治水の効果もないというふうにも言われていますし、このスーパー堤防をつくったことで必ずしも――防災の面はある程度あるかもしれませんが、河川の堤防というか、河川法の関係で宅地というふうにはならない。そういう関係もあって、いろいろな地権者とのバックする部分もあったりするので、私は今、意見として出されている部分はあるんですが、やはりその辺の問題ももうちょっと陳情者の方々にお話をしていただくのと、災害対策上も現状では何とか維持できるということも含めて、しっかりお話をしていただくというふうに進めていただきたいと思います。継続で。
○委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 前にもお話しさせていただいたんですけれども、今、橋詰委員は、国の基準のスーパー堤防のお話をされました。東京都へ行って勉強させていただいて、東京都型のスーパー堤防は全くそれとは違うという話で、それがきれいに整備されたのは白髭橋以北の荒川区でありまして、散歩させていただいたりなどしていると非常に気持ちがいい。そういうような思いから、私はスーパー堤防があってもいいのではないかと、進めればいいのではないかと。
ただ、ちょうどかみそり堤防のあそこから12メートル土地を提供していただいて、整備は東京都がやる。この地代の高い台東区で、土地を提供してまであそこまでやっていただけるかというと、非常にこれは難しいなと思っていて、台東区だけが
スーパー堤防整備率がゼロ%というのは、ここは何とも恥ずかしい限りで、台東区内で、公園課長もいらっしゃいますけれどもせめて川に面している、隅田公園整備のときにスーパー堤防にできないものかといろいろ考えていただきました。ただ、流鏑馬はできなくなるわ、少年野球場は使えなくなるわ、野球場も使えなくなるわといった形で、非常に現状からかけ離れた状況になってしまうという痛しかゆしのところがありまして、いや、残念だなと思っております。
だから、本来なら、私、これ趣旨採択をして、ぜひスーパー堤防を進めてくださいよというお話をさせていただきたいんですが、こういう都有地が人質のようにぽつんぽつんとあるんです、東京都のスーパー堤防用地で。ロイヤルマンションさんの後ろの今、自転車駐輪場にお使いになっているのも東京都からお借りしてやっているという話もありますし、非常にいやらしく東京都が土地を押さえていて、そこの開発をするときには、そこはあくまでも残ってしまうみたいな感じになっていて。
そういうところもちょっと東京都と話し合いをしていただいて台東区型―――東京都型のスーパー堤防ではなくて、これを機会に台東区型の本当に強い、12メートルも来なくてもいいようなスーパー堤防というのは今の土木の技術でできないものか、そういったものをぜひ東京都と話し合いをしていただきたいと思うんです。なら、まあ、そういうことも、そういう一定の結論も出ないでしょうから、この辺は皆さん継続ということなので、うちも継続で結構です。
○委員長 これより採決いたします。
本件については、継続の意見が多数でありますので、継続することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
なお、報告事項についても、先ほど申し上げましたように、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第7、陳情25-13 今戸二丁目における「
観光バス駐車場整備」についての陳情を議題といたします。
本件は、前回の委員会で継続審査となったものであります。
それでは、本件について、ご審議願います。
青柳委員。
◆青柳雅之 委員 いや、これも非常に言いにくいことなんですが、いわゆる一連の今戸二丁目絡みの陳情ということになると、どうしても一つの流れができてきつつあるので、なかなか採択しづらい。ただ、台東区全体の駐車場問題という大きな観点に立っていただいた上で陳情を出していただけると、非常に議論がしやすいということになります。実際、中に書いてあることは台東区全体のいろいろな部分なんですが、何しろ陳情の一番、表題が、いわゆる今戸二丁目観光バス整備ということになっていますので、そうなっていくと、イコール再開発にかかわっての当初の計画の絡みというふうにどうしてもなってしまうので、その辺をちょっと委員長のほうに交渉していただくということで、まず、取り下げ前提の継続にしていただきたいというふうに思います。
さらに、先ほどちょっと私も言いましたけれども、いわゆる駐車場の問題を今回の再開発の計画に乗っかれない理由として一番に上げているというのは、やはりどうしても納得ができませんし、逆に言うと、台東区全体の、いわゆる観光バスの駐車場の問題というのは、これはもう本当に待ったなしですので、これ言うと、また
交通対策課長が手を挙げるんですけれども、私もそこの担当課の問題ではないと思っていますよ。もしくは、例えば世界遺産とかで、わざわざ担当部署をつくって職員を配置しているわけですから、それに比べたら、もしかすると観光バス問題などというのも専属の部署をつくって、徹底的にやるぐらいの形で区として対応しないと、これなかなか交通対策課がめぐりんやったりとか、道路のことやったりとか、自転車のことやったりとかしながら、観光バスのこともやるというのは、ちょっとそのキャパシティー的にオーバーしているのではないかなというふうな思いもありますので、そういった役所の中の人員の配置の体制も含めて、これはちょっと真剣に取り組んでいただく課題だということもつけ加えさせていただきます。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木純 委員 すみません、いろいろ議論されている中で、結論から言ってしまうと継続なんですが。今までもいろいろ観光バス、今戸二丁目の駐車場だけではなくて、さまざまな駐車場が欲しいだとか、そういういろいろ意見があって、その中で、これオフィシャルかどうかちょっとわからないんですが、地下を掘ったりとか、そういった部分でお金がすごくかかるという話はもちろん知っているんですけれども、議員同士とかで話し合ったりとか、こういう観光バスの問題、駐車場の話はするんですけれども、例えば公園の底上げとか、そういった案とか、具体的な案とか、そういうのというのはどうなんですか。考えていたりとか。要は掘れないんであれば底を上げてしまうとかはどうですか。
○委員長
交通対策課長。
◎望月昇
交通対策課長 先ほど区民会館の1年間の暫定措置ということはお話しさせていただいたんですが、それ以外に、やはり観光バス対策とは、基本的に路上に置かれているものをおさめなければいけないという課題もありますので、そういったときにどういうふうにおさめていくかというのは、今、委員おっしゃったような立体的な構造をどこに置くかという、そういったところも含めて検討しておりますので、よろしくお願いいたします。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木純 委員 それを今戸のほうにつくるとか、そういう話ではないんですけれども、もちろん。ただ、台東区全体で駐車場がないとなれば、公園も残しつつ、そういったものも一度検討をしていただく。まあ、いずれオリンピックも来るということで、そういった部分でも集客を見込むということをもちろん考えていると思うんで、いろいろな案を考えていただきたいなと思っています。要望です。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 この観光バスの問題は、各委員がおっしゃったとおり、今までも本会議でも、きのうちょっといろいろ議事録を見ていたら、浅草の産業会館のところの問題で、今の自民党・無所属の会の東議員も質問したり、うちの会派の冨永副委員長も質問したり、その他の議員も多く質問して、非常に重要な問題で、また、先ほど和泉委員も言っていましたけれども、寺田委員も言っていましたけれども、北部地域だけが何も負担する問題ではないと。全くそのとおりだと思う。
そこでちょっと私が意見言いたいのは、先ほど和泉委員のお話の中でも、区はいろいろな努力をされてきた、それは議長という立場だからいろいろ行政の裏の苦労の部分を見ていると思うんですよ。だけれども私らはなかなかそういう情報を得る立場にない。だから、なかなか得る立場にないというのはそうではなくて、行政側からお話を聞いていない部分もあって、オフィシャルに聞いている部分と、和泉委員が今聞いている部分と違うところというか、知らないところもあると思うんですよ。
知っていて理解する利点と、知らないで議会に臨む利点というのも実はありまして、やはり行政側としては、こういう観光バスの問題について、再開発もその他もみんなそうなんですけれども、それだけいろいろ、例えば先ほど出た蔵前の国技館跡、あそこの問題についても、それだけずっと折衝して苦労しているなら、もう与党、野党かかわらず情報開示していただいて、一緒に議会と情報を共有していってもらう。そういうことを開示しないで、あそこの会派は好き勝手なこと言っているとか、私たちの苦労は知らなくてもと言われても、知りませんよ、そんなことは。だから、やはりそこは教えていただいて、今、和泉委員がおっしゃったお話はオフィシャルの場でおっしゃったんですけれども、行政にそういう深い事情があるなら、ぜひ議員にも情報開示していただきたいということも含め、この観光バス問題は、ぜひ全体的に考える必要があると思うので、継続で審議していただきたいと思います。
○委員長 継続ですね。
橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 私もこの陳情、継続でお願いしたいと思うんですが、やはり今議論の中で出てきているように、これだけ面積の狭い台東区内で観光バスの駐車場をどう確保するかというのは、本当に庁内でも頭を悩ませていらっしゃる部分だというふうに思います。それと近隣区とのいろいろな協議なども進めていらっしゃるというのは伺っていますが、今まだ表に出ないいろいろな案も検討はされているようでありますので、区の全体の観光バス対策の方向を早く示していただくということで、しっかりお願いをしたいなというふうに思いますんで、その辺の区の意向も、陳情者の方にもしっかりと伝えていっていただきたいなということで、区もしっかり考えながら。
○委員長 継続でよろしいですね。
◆橋詰高志 委員 継続で。
○委員長 いいですね。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 この陳情で、観光バス駐車場の収容台数の減少に強く反対し、待機バスによる危険性の解消とバスのアイドリング等による排気ガスによる健康問題の対策として、具体的には収容台数の増加と屋内バス駐車場の整備ということを希望されているんですけれども、先ほども申し上げましたとおり、私としましてはやはり駐車場をなくしてほしいというのが北部のやはり思いというんですかね。
先ほども区の方針が出ましたので、基本的には取り下げ前提の継続なんですけれども、陳情の最初のほうにあります、「地域に騒音や排気ガスをまき散らして、住民の健康に多大な影響を与えております。また、子どもたちの通学や住民の通勤にも支障があり、接触交通事故等の危険もあります。」これはまさしく地域の人たちの思いというか、もう区の担当所管の方も感じていらっしゃると思いますけれども、駐車場整備も大事なんですが、そのほかにもできることがあると思うんです。無断駐車、エンジンをかけながら無断駐車しているバスの運転手の方に、声がけももちろん大切で積み重ねていきたいと思うんですけれども、そのほかにも時間を決めてポールを道路上に50センチとか、まあ、自転車の通行もあると思うのでなかなか対応が難しいかと思うんですけれども、駐車場を探す過程の中においても、ほかにもできることを研究していただいて、接触事故等のないように、失われた命はもう帰ってこないと思いますので、その辺も考えながらいろいろ検討していただきたいと思いますので、要望して終わります。
○委員長 よろしいですね。
これより採決いたします。
本件については、継続の意見が多数でありますので、継続することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第8、陳情25-14 区有地と一体となって、安全・安心の
防災まちづくり(再開発事業)を住民主体ですすめるための陳情を議題といたします。
本件は、前回の委員会で継続審査となったものであります。
それでは、本件について、ご審議願います。
堀越委員。
◆堀越秀生 委員 もう先ほどこの陳情の前に議論したことで、行政の考えもお聞きしましたし、最終的には
都市づくり部長も答弁されて、今後の方針を語られたので、部長のお言葉のとおり信じて、住民の皆さんと今後いろいろ進めていただきたいということで、あえて重ねて意見を言わず、これを継続して審議していただきたいということで、うちの会派はお願いしたいと思います。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 前回の定例会から今回までの間に、すみません、確認なんですけれども、間に西濃運輸さんがあると思うんですが、何かしらの動きというか、確認とかありましたでしょうか。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎菅谷健治
まちづくり推進課長 お答えいたします。
前回、私どものほうから西濃運輸さんのほうに電話で状況について確認をしたお話は申し上げました。1カ月ほど前でしょうか、西濃運輸さんの役員というか、総務部参与とおっしゃった方から電話がございまして、再開発準備組合については、意見はいろいろと伺って情報はいただいておりますけれども、西濃運輸としては現段階で参加をしておりませんし、そういう結論を出す状況には至っていないと、こういうお話をいただいております。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 そういったご意見もありましたし、また繰り返しになりますけれども、前回での定例会で私が述べたように、地域の皆様が、皆さん一人も漏れなく賛成しているわけではなくて、40階以上の高層ビルができるというんで、これまで見えていたスカイツリーが見えなくなったり、内陸部というんですかね、今戸周辺に住んでいらっしゃる方の賛成できないご意見もありますし、また、戸建ての方のご意見もありますし、さまざまな意見を感じながら、私としましては区の方針も出ましたので、取り下げ前提の継続でお願いしたいと思います。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 ちょっと繰り返しになる部分もあるんですが、この高層マンションの建築ということになりますと、直近では西浅草の浅草タワーのものが賛成・反対、双方の方から陳情が出て、採決では、まさに1議席差で建てる方向性が確認されたということがありました。私、そのときは建設反対をしていたんですが。
ただ、今から思い出すと、当時推進をしていた――もちろん区のほうも中高層の住宅を誘導するという住宅マスタープランのエリアに高層の建築物を建てる方向にかじを切ったわけなんですが、そのときは、たしか相当な皆さんが地域の経済波及効果ということを理由に上げていたんです。確かに、今もすぐ近所に住んでいますが、あの周辺の空き店舗ですとか、あいていたスペースにカフェができたり、クリーニング屋ができたり、あるいは飲食店ができたり、ケーキ屋さんができたり、あとうちのすぐそばにはイオンの小さ目のスーパーまでできたりとか、あとは地域の小学校の教室はぱんぱんに膨れ上がって教室を増設したりとか。確かに景観、まあ、うちは本当にスカイツリー、今まで見えていたのに全然見えなくなったりとか、満月が見えなくなったといって騒いでいる方もいらっしゃいますし、そういった景観ですとかビル風などのことでは、いまだにいろいろなことに課題がありますが、経済効果という意味では、これは相当なものがあったというふうに思っています。
今回のこの陳情に関しては、陳情者の方から直近になって参考資料、添付資料が送られてきているんです。これをやはりきちんと見ると、相当な調査をした中で、やはり経済波及効果については相当なあれが調べ上げられていまして、現に、この今エリアの未利用地というんですか、例えば空き店舗ですとか、オフィスですとか、そういったものに関しては相当未利用数が多い中で、この経済波及効果という点だけで考えたら、もしかするとこの大規模な再開発が進むと、この辺の課題が解決できる糸口が何か見えたのかな。当然、皆さん、西浅草の周辺のこともお調べになっているでしょうから、そういったことも踏まえた上で考えられたと思うんですが、この点については、先ほどお話になったPTの中ではどのようなことが出たんですか。
いわゆる、当然のことながら、経済波及効果を認めた上で、ただ、それとのそれぞれの関連の中で、当然どちらをとるかということで今回の結論を導いたんだと思いますが、この資料ですとか、今回のデータですとか、あるいは実際の西浅草の例を踏まえた上で、どの辺のどういった話し合いがされたのか、ちょっとお聞かせいただきたいんですけれども、経済波及効果について。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎菅谷健治
まちづくり推進課長 お答えいたします。
まず、いろいろな高層マンションの関係では、さまざまな議論が過去も展開されてきました。区としては、区内で計画される大規模な計画については、基本的な考え方ですけれども、本区の都市計画マスタープランを基本に据えて計画を行うようにお願いをしている、これが基本的なスタンスではございます。
今回、方針を決めさせていただいたのは、まちづくりという観点よりも、土地所有者、地権者という区としての立場を中心に、区の方針についてはご説明をさせていただいた次第でございます。
地域貢献、地域のそういったさまざまな状況を踏まえて、こういったご提案については、今までも真摯にそういう内容については議論をさせていただいておりますし、今後も議論をさせていただきたいというふうに思っております。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 何かちょっと難しい答弁だったんでよくわからないです。私が申し上げたいのは、実際、西浅草のときはいろいろな議論がありましたけれども、ビル風ですとか、環境も含めて。ただ、区のほうはかじを切ったわけではないですか。あそこはたしか都市計画マスタープランでは中高層の住宅を導入するというエリアだったにもかかわらず、大規模だからそれは例外だよということで、30何階、40何階建てたわけではないですか。そのときに経済波及効果という話がいろいろな方から出ていましたよね。
ですから、台東区自体は大きな、大規模な高層マンションができると、その周辺の経済波及効果というのは相当影響が大きいよというのは、多分認識していらっしゃると思うんですよ。さらに言うと、今回の陳情者の方から出された添付資料によると、自分たちで空き店舗や空きオフィスや何かを相当調査をされて、この辺も大分変わってくるのではないのかというようなことも提案の一つであったわけですよね。それがあったにもかかわらず、そこには乗らないよという結論を出したわけですから、それなりの何か、それを超える大きな理由なのか、もしくはそういった何か考えがあったのかなという点がどうなのかということ。
○委員長
まちづくり推進課長。
◎菅谷健治
まちづくり推進課長 お答えいたします。
今回のこの陳情に地域貢献という形で、陳情者のほうからは6項目ほど出ている内容、今回さらに追加でもってご提出のあったそういった内容等々も踏まえてですけれども、その中で、特に子育て世代の増による税収の増であったりとかといったようなご提案もあったかと思います。そういう部分も含めて、確かにそういう地域に与える影響というものはプラスの要因が多々ございます。さらに、それと同時に、ある意味では行政需要が、人口がふえるということで、ふえるのも当たり前の話でございます。そういったようなこともいろいろと検討をして協議をしてきた結果として、今回は地権者という区の立場で方針を決定させていただいたという次第でございます。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 まあ、ちょっとはっきりしないところですが、わかりました。
では結論から申し上げますが、この陳情に関しましては、一定程度、区の方針が出て、これから説明に入るということですので、これも取り下げを前提として継続で取り扱いをお願いします。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 区有地と一体となった再開発事業を進めるという趣旨の陳情なんですが、やはり先ほど今戸二丁目の区の方針についてということで明確にされました。ただ、この陳情に付随していろいろ言われている子育ての問題とか、それから地域の活性化の問題等々、これは本当に大事な中身でありますので、それはしっかり酌み取っていただきながら、今回の新しい区の方針を区有地の活用というか、区の土地の地権者としての立場をしっかりと伝えていただいて、区ということで、これは継続でお願いをしたい。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木純 委員 これから区のほうで真摯に対応をされるということなので、取り下げ前提の継続でお願いしたいんですが、その対応といいますか、どういったお話、意見等が出てきたのかというのは、また教えていただければと思っています。
○委員長 これより採決いたします。
本件については、継続の意見が多数でありますので、継続することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 ここで、昼食時となりましたので、休憩いたしたいと思います。午後は1時25分に再開いたしますので、よろしくお願いいたします。
午後 0時24分休憩
午後 1時24分再開
○委員長 ただいまから
産業建設委員会を再開いたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 はじめに、案件第9、陳情25-19 教育環境に配慮し良好な住宅を誘導する街づくりについての陳情及び案件第10、陳情25-22 教育環境に配慮し良好な住宅を誘導する街づくりについての陳情は、関連する案件でありますので、一括して議題といたしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
本件は、いずれも前回の委員会で継続審査となったものであります。
それでは、本件について、ご審議願います。
橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 今回のこの2つの陳情、継続でずっと来ておりました。ただ、やはり浅草小学校周辺の住民の皆さんが、この教育環境に配慮した高層建築物の対応ということで求められてきました思いというのは、本当にそのものだというふうに思います。
それと、今回の一般質問で我が党の秋間議員の質問に対しても、もう一歩踏み込んだ環境アセスメントに配慮する、そういう部分の条例改正、見直しも含めてというような話もありましたので、これは基準法にのっとっているからとか、法をクリアしているからということだけで建設を進めるということではなしに、やはり教育環境、ここにしっかり配慮した、そういうものにしていくというのは本当に大事なことだなというふうに思いますし、区の方向もそういう方向で動き出しているわけですから、私はこの2つの陳情、ともに思いは同じだなというのと、それに区がしっかり応えていくべきだという思いも込めて、これは採択をしていただくということで、特段採択できない理由というのは全然、この文言からもだし、皆さんのこの間の意見からしてもここはどうかというのはないわけですから、ぜひそういう方向にしていただきたいというふうに思います。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 いや、実に橋詰委員、正論で、これは採択するということはすばらしいと思うんです。でも具体的に、例えば条例改正をここにしてくださいというふうにあって、これは教育環境に配慮するという、これは文言ですけれども、でも実際、その実をとろうと思ったら、相当な影響をいろいろな規制かけていかなければいけないですし、その辺は、橋詰委員、どういうプランというか、意見を持っているのかなとぜひ聞いてみたいとは思うんですが。
ちょっと私の意見というか、発言させていただきたいと思いますが、まず、当然のことながら、今話があったとおり、あとは今までも繰り返し各委員から出ていますが、今、台東区の中で、やはり台東区のみならず、日本の国にとっても子どもは宝であるということで、さらに言うと、子どもの教育などというのは地方自治体にとっては一番最優先課題として当然やっていくことだと。それに付随して、子どもたちの教育環境を守っていくというのは当たり前のことなんで。
ただ、では具体的な方策についてどうするのかというときに、そこはもう一律に規制をかけていくという方法だけではなくて、いろいろな創意工夫をしながら、どうやって実際の子どもたちの、あるいは区内の小学校、中学校の環境を守っていけるのかというところに多分、今、皆さん知恵を絞っているところだと思うんですよ。
たぶん、前回のこの陳情の審議の中で、私、具体的に、いわゆる地域でいろいろな縛りをかけていく中の核になる組織として、例えば学校運営委員会ですとかを使っていく、あるいはその学校運営委員会単位でまちづくり協議会的な位置づけにして、そこにまちづくりのコンサルタントを派遣するような補助制度がありますから、そういうのの運用ができないかみたいなことをちょっとご提案させていただいたんですが、その点について、ちょっとどのような形で進行しているか、教えていただけますか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 前回、第3回定例会でご意見をいただきました。その後、我々としましても検討をさせていただきました。そのご報告をさせていただきます。
まず、青柳委員からも第3回定例会で、その他の委員からもご意見をいただきまして、まず、我々といたしましては、地域ごと、学校ごとに置かれた環境は異なりますので、学校関係者の意向を各学校ごとに把握したいということを検討しております。例えば学校関係者の意向を把握するために、学校運営連絡協議会等を活用いたしまして、その場で、教育環境を守るべきにすべきことをなどをテーマに各学校ごとにお話をしていただきたいというふうに考えております。
その後、例えば都市計画的手法、地区計画でありますとか建築協定による解決を図るというような意向がある場合は、さらにお話を進めていただくためにサポートをさせていただきたいと考えております。
その場合には、学校の周辺の地権者等には参加していただきまして、会議体をつくっていただいて、区の役割といたしましては、まちづくり相談員等専門家を派遣いたしまして、話し合いを支援させていただきたいというふうに考えております。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 相当具体的な方策、仕組みについて、今、ご答弁をいただきました。当初は本当に住宅課のほうと教育のほうは、なかなかちょっと立場が違うということもあって、そういった突っ込んだ対応までは、なかなか難しいかななどという状況もあったんですが、ここまでお互い状況、危機感を持っていただきまして、そういった方向性でいくというのは、これは大きな進歩、進展だと思いますし、これが温度差あると思いますけれども、学校によっては、あるいは学校区によっては相当話が進んで、いい形の地区協定なり地域のまちづくりの仕組みができるのではないかなということで、期待をさせていただきたいと思います。
ですので、その点については、きょうも教育委員の方も、教育委員会からも来ていると思いますが、そことの連携を今まで以上に十分にとっていただきまして、特にこの陳情者、小学校と中学校それぞれから出ていますので、そういった方々、PTAの方々が学校運営連絡協議会の中でも中心的な役割を果たしている場合がほとんどですので、そういった皆さんとまさに連携を密にとっていただきまして、この陳情者の思い、狙いになるべく近づけるようにしていただきたいと思います。
陳情の内容を見ると、いわゆる条例の部分までちょっと踏み込んだ部分があるので、ここまで一気に決めてしまうのは、なかなか今の議会から発信することはなかなか難しい部分もあるので、今、住宅課長から出た説明をといいますか、今のやり方をまずは我々も追っかけていく。その状況をできれば機会あるごとに報告をしていただくということも含めて、この陳情は継続で取り扱いをお願いいたしたいと思います。
あとは、この2番目の項目の部分にちょっと注目をしたいんですが。いわゆるワンルーム問題、あと面積、あるいは総戸数、あとは自転車の駐輪場の台数の問題なども大分出てきていますが、これは今度、住宅マスタープランの策定や何かというものの作業にこれから取りかかると思うんですが、その中で方向性としてはどのような形で取り組む予定でいるのかだけ、ちょっとかいつまんで教えていただけますか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 私どもといたしましては、いわゆる集合住宅条例、平成20年改正から5年間を経過しております。その間の規制を強化した検証をまず行っていきたいというふうに考えております。
その中で、今、青柳委員からご提案いただいた項目につきまして、変更する可能性があるのかどうかということも含めまして、十分検証していきたいというふうに考えております。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 当然これからですから、今の段階で担当の課長が一定の方向性をここで答えることはできないと思います。ただ、この後の陳情も出ていますけれども、いわゆる高層住宅、集合住宅にかかわる問題というのは、非常に大きな課題ありますし、あとは先日、自民党・無所属の会の東議員から、例の駐輪場の設置義務台数の問題、駐車場に絡めてだったと思いますけれども、本会議で質問がありましたし。そういった意味では、今現状のさまざまな課題は全部洗い出していただきまして、
住宅マスタープラン策定に何かこういった委員会で出された陳情の審議の中で出てきたことが反映されるような話し合いをしっかり持っていただきたいというふうに思います。
私個人的にはやはりワンルームマンション、単身向けの住宅の確保というのも、実は高齢者の皆様方を中心に一定のニーズがあるということもわかっていますが、ただ、私の住まいの周辺だけ見ても、ごみの出し方の問題であったり、あるいはさまざまな、町会の防災訓練一つや、そういった取り組みに関しても、非常に何か温度差があったり、地域の一員としての何か役割を果たしていただける方の住民の割合というと、表現がちょっと難しいところがあるんですが。そういうことを考えても、これ以上ワンルームマンションばかり区内にふえていくのはやはり問題があるということを考えていますので。
さらには最近の傾向でいうと、いわゆるワンルームではないんですが、ある程度の面積があって1DKとか、1幾つとかという中で、もう完全にこれは単身向けだろうというような部分が、実は面積要件の中でぎりぎりの建物というか部屋になっていて、ワンルームではないけれども、実際は単身の方ばかりしか住んでいないというような状況も出てきていますので、その現状も踏まえて、ぜひ住宅マスタープランの策定については取り組んでいただきたいということを要望しておきます。陳情は継続で。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 この陳情は、私自身も、また皆さんも思っていると思うんですけれども、おっしゃるとおりでありまして、私自身も採択したいなとは思うんですが、やはりできることとできないこと、今現在、基礎調査を行って住宅マスタープランをつくられるということですので、この陳情も参考にしながら、子どもたちが安心して通える学校の環境づくり考えていただいて、進めていただきたいと思います。私のほうは継続で。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木純 委員 先ほど、まず最初に橋詰委員のほうから話が出まして、確かにこの方たちからの正論でいうと、そのとおりしてあげたい気持ちも本当にあるんですが、ただ、条例改正だったりそういったものは、この世界に入って勉強させていただいて、そう簡単にはやはり条例改正というのは、ころころ変えるというか、そういった部分で、そういうものでもないと思うんですけれども、ただ、ちょうど1年近く前からこの話のほうに、町方のお話を聞かせていただいて、学校の目の前にああいったマンションができて、お気持ちは本当にすごくわかります。もちろん採択してあげたいんですけれども、今後こういったことが起きないように、台東区、住宅課だったり教育委員会とこれからも話し合っていかないといけないと思います。話さないといけないと思うんです。
それで、これからもまだこの話し合いは続けられると思うんですけれども、住宅課や教育委員会の今後の話し合いの場を設ける上で、どういった気持ちで臨まれるのかというのをちょっとお聞きしたいんです。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 子どもたちの教育環境を守ることは大変重要な課題だというふうに認識しておりますので、今後とも
都市づくり部、それから教育委員会を含めまして、十分検討をしていきたいというふうに考えております。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木純 委員 本当に学校、建設に係る隣の方、住まわれている方だったり、この建築、例えば地元のほうだとドンキホーテが今月オープンされて、それに対してのいろいろ個人的にはそういった問題も絡んではいるんですけれども、本当に建築、起こることに関して必ず何か問題等が起こるとは思います。ただ、今後はやはりこの教育環境もしかり、いろいろな面で同じことが起きないように、これからさらに話し合いの場を設けていただきたいと思っています。
結論からいうと、継続です。これからまたさらに議論を重ねていきたいなと思います。
○委員長 冨永副委員長。
◆冨永龍司 副委員長 さまざまな委員からいろいろな意見が出ていましたけれども、まず、ここでやはり今までPTAというか学校環境でなかなか守ってもらえるものがなかった、それに対していろいろな、区に考えていただいて、一つPTAの説明を受ける権利をいただいたり、今回いろいろなことで少しいろいろ考えていただいたということは大変感謝しております。
あと、本当に確かに条例というのは難しいですが、これは一つは何か考え得る条例というのがあるのか、やはりそこはちょっと検討していただきたい、これは意見だけ述べさせていただきます。こういうマンション問題が学校周辺で起こるたびに、ゼロからスタートをしていろいろかなりもめます。
実際、こういったことによって学校側から出ている意見というのは今まで何度もあるんで、その辺は区のほうでまとめていただいて、マンション業者が建築申請の段階で、大体、学校近隣で建てるとこういった学校から問題や要望はあると思いますよという、何かそういったものをまとめてきちんとお渡しして、なるべく意向に沿っていただきたいというお願いみたいなものというのをしていただいたほうが、マンション業者の方も来ていきなりまた紛争等々になっていったり、何もなっていくということではなく、やはりこういった問題が必ず起こるんですよと。だから、やはりそこには配慮して考えていただけませんかという旨をお伝えしていくということというのはできないでしょうか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 私どもとしましても、副委員長にいただきましたご意見、十分事前にそういったことを配慮するようにと、業者の方についてお願いしたいというふうに考えています。
それからもう1点、第3回定例会でご報告させていただきました、教育環境を守るための早期周知の要綱、4月から施行する予定になっております。その中でも、学校の教育環境を守るために配慮したこと、生活環境について配慮、例えば日照ですとかプライバシー、それから工事中の騒音等について、業者の方が学校の周りに建物を建てるときにどういったことに配慮したのかということの報告を区に求めるような仕組みになっておりますので、そういった要綱を活用しながら今後の効果も検証していきたいというふうに考えております。
○委員長 冨永副委員長。
◆冨永龍司 副委員長 ありがとうございます。本当に何回か言いましたけれども、私がPTA会長をやっていたときは、もう本当にけんもほろろで、説明もあれもないという冷たい答えをもらった記憶がありまして、それから比べれば本当に一生懸命考えていただいているなとは思います。
本当にきょうは教育委員会からも出席していただいているんですけれども、やはり今後、大規模改修や学校の建てかえがいつ起こるかわかりませんけれども、そういうときに、昔と違って本当に取り巻く環境というのがその当時とは余りにも変わってしまった。昔は子どもたちというのは守られていて当たり前というんですか、子どもたちに危害が加わるというのは余り考え得ることではなかったんですよ。その当時と今は少し本当に環境が変わっています。
やはりその辺を、今後そういったときに配慮して、大規模改修等々のところにでき得ることは配慮して行っていただきたいと思いますが、その辺の教育委員会の見解はありますでしょうか。
○委員長 庶務課長。
◎嶋田邦彦 庶務課長 お答えいたします。
副委員長ご指摘のとおり、教育環境もいろいろと時代とともに変わってきている傾向はあるんですが、ただ、教育委員会としては教育環境を必ず確保していく、そういった姿勢はしっかりと持っていきたいと思っております。
ご指摘の大規模改修のときも、そういった課題があれば、そういった対応については十分検討をして、きちんと対応していきたい、そのように考えております。
○委員長 冨永副委員長。
◆冨永龍司 副委員長 そういうところで、あとはここの2番の、もう1個の住宅の規模等々は、これは今後のマスタープラン等々で出てくるんでしょうけれども、このサイズでいいのか、一体、台東区において、このぎりぎりで建てているマンションというのはどのぐらいの割合であるものなのか、やはりその辺は多分データをとっていると思うんですけれども、今はあるんですか。大体、新築にしてこういうぎりぎりで建てるマンションというのはどのぐらいの割合で起こるのか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 正確なお答えになるかどうかわかりませんが、現在持ち得るデータの中でご説明させていただきます。
まず、マンションの大きさの規模でございますが、ある調査によりますと、大体50平米ちょっとが平均的な広さ、それから我々が40平米以上、定義といたしましてはファミリーと呼んでおりますが、それとそれ以下の39平米以下のワンルームマンションの比率でございますが、大体40平米以上の部屋が60%、それから39平米以下のいわゆるワンルームと呼ばれているものが40%ということで、大体6対4の割合になっておりまして、平成20年度の改正前はそれが逆の状態で、ワンルームが60%、ファミリー40平米以上が40%ということでしたので、その比率が平成20年の改正に伴って割合が逆転しておりますので、我々といたしましては一定の効果を得ているというふうに考えておりますが、先ほど申し上げましたとおり、またさらに検証を進めていきたいというふうに考えております。
○委員長 冨永副委員長。
◆冨永龍司 副委員長 その辺を本当に踏まえて、台東区として優良な住宅環境というんですか、住宅を供給するためのことは、今後、本当に住宅マスタープランのほうでしっかりと考えていただいて、それは本当にこの委員会に出てくるでしょうから、私たちもそこについてしっかり考えて検討もしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
それで、この陳情に関しては、継続ということでお願いします。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 質問なんですけれども、こういうマンションの紛争問題は、きのう自分が家でいろいろ調べていたら、私が議員になった14年の間にも20件ぐらい、この議会で審議されているんですけれども、行政側はこういうマンション、住民となかなかもめて、マンション建築についてもめた事例で、例えば規制をするとこういうデメリットがあります、メリットがあります、住民の皆さんの意見を通せばこういうことが影響してきます、逆に業者さんのほうの意見を出してくるとこういうふうに影響してきますのような、行政の資料として、そういうたたき台になるようなものは、条例、もちろん法律も含めてですけれども、何かまとめて住民や業者さんに示すようなものはあるんですか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 まず、堀越委員がおっしゃるような資料としてはございません。業者の方とか、それから住民の方へお渡しする資料といたしましては、紛争予防の手引というものはございまして、それに基づいて双方で話し合う手引というふうに活用していただいております。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 あえて今皆さんが言った意見と逆で、ちょっと嫌われ役ではないですけれども、議会として言わなければいけないと思うので言いますが、当然、この学校側の皆さんの要望をかなえていくということは、逆に言うと業者側、あるいは学校施設の周りに土地を不動産を持っている方の私権を制限していくという話になっていくわけです。
そこで、例えば今既にマンションを買っている、家を建ててローンを組んでいる、だけれども条例改正してそのような規制をつけることによってその周りの土地の評価が下がれば、銀行は容赦なく、では、あなたのところの担保価値はこれだけ下がったんだから、それだけ金貸している理由はないので、その評価に見合ったローンを組み直してくださいとか、お金を返してくださいという話になったりとか、またそういう私権の問題にもかかわってくる。
だから、先ほど鈴木委員もおっしゃっていましたけれども、なかなかそう簡単に、いろいろな影響を考えると条例改正は難しいと思うんですが、今私が最初にお聞きしたような、例えばこういう規制をすると皆さんの私権がこういうふうに制限されますとか、業者さんはこういう苦労をしますとか、そういうのはさすがにこれだけ何十件、何百件は大げさかもしれないですけれども、紛争の議論をしているので、行政側にもある程度そういう資料をつくっていただきたいというのと、また今回の問題みたいに、学校施設だとか病院とか、特定のそういう守るべき施設の周りにこういう問題が出たときには、またそれに追加して、今度は子どもの環境だとか病人の方の健康状態の問題とか、そういうものも当然付加してくると思うので、こういう場合はそういうことをまたこういう側面から議論しなければいけないとか、もういいかげんそういう、データベース化といったらちょっと余りにもしゃくし定規ですけれども、やはり資料の今までのデータのまとめみたいのをぜひ行政につくっていただきたいなと要望します。
そういう意味も含めて、皆さんおっしゃったとおり、お互いの、業者さんと地元の皆さん、また学校に通っていらっしゃる皆さん、学校関係者の皆さんの利害のそれぞれの長所と短所というか、それを行政が間に入ってお話しして、いろいろ理解をお互いに求めていただきたいということで、継続ということでお願いします。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 条例改正はなかなか難しいという意見がありましたけれども、区によっては
ファミリー世帯を40平米ではなくて55平米とか、そういう平米にしているところも当然あるんです。それで、今、教育環境を守る側と、それから建設する側とというような意見がありましたけれども、今回のこの陳情の審議の中で、やはり教育環境をしっかり台東区は守るんだと。それも来年の住宅マスタープラン等々に見直しをかけていくという方向にもなっているわけですから、私はまちづくりとしてどういうふうに中高層建築物を考えていくか、その中に当然生活環境も教育環境も織り込まれなければいけないことなんで、ぜひその辺はしっかりと踏まえていただいて。
○委員長 それで、そういうご意見の中で、先ほど採択というのがありましたけれども、採択のままですか。
◆橋詰高志 委員 採択です。
○委員長 これより採決いたします。
陳情25-19及び陳情25-22については、一括して採決いたします。
本件につきましては、継続審査を求める意見と採決を求める意見がありますので、まず継続審査の可否についておはかりいたします。
この際、挙手しない委員は継続審査に反対とみなすことにしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定しました。
それでは、本件を継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第11、陳情25-34 台東区
商店街連合会及び台東区
商店街振興組合連合会の公金流用の可能性について調査・指導を求めることについての陳情を議題といたします。
本件については、委員会条例第17条の規定により、冨永副委員長及び青柳委員の退席を求めます。
(冨永副委員長、青柳委員退席)
○委員長 本件は新たに付託されたものであります。
事務局次長に陳情の主旨を報告させます。
(野村議会事務局次長報告)
○委員長 それでは、本件について、ご審議願います。
橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 浅草観光連盟の問題がありまして、今回のこの区
商店街連合会の問題。台東区の本当に柱になるべき団体との関係でこういう問題が出てきたというのは、本当に重大なことかなというふうに思います。
ただ、今回この陳情の中で、いろいろ区に真相究明のためのご協力、調査をお願いするという文言はあるんですけれども、我々としては、その団体の中でそれをきっちり明らかにしていただくということは大前提だというふうに思うんですが、区として、やはりこういう問題が出てきたことに対してどういう認識でいるのか、そこをまずお伺いをしたいと思います。
○委員長
産業振興課長。
◎河井卓治
産業振興課長 お答えいたします。
こちらのほう、台東区
商店街連合会、区商連とこれからちょっと略させていただきますけれども、区商連に対する事業についてでございますが、区のほうでは区商連に対して、いろいろな台東区の商店街の振興のために一緒になっていろいろな事業、あと補助を行っているところでございます。こちらのほうの補助の対象経費につきましては、事業終了後に決算報告とか実績報告、あるいは帳票類等の経理の書類をチェックいたしまして、内容を確認の上で交付しているといった状況でございます。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 いや、台東区が本当に中心的にかかわっている観光連盟、あるいはこの
商店街連合会の中でこういう問題が起きてきたことについて、どういうふうに思っているのかというほうを聞いたんです。現状はわかっていますから。
○委員長
産業振興課長。
◎河井卓治
産業振興課長 こういった陳情が上がってきたことは非常に残念ではございますけれども、ただ、区商連の方々ともいろいろなお話し合いをする中では、区商連としてもこれから台東区の商店街振興を高めていきたいといった部分では、区にとっても産業振興のために非常に重要な団体であるというふうに認識しております。そこの部分では、区とも長い歴史の中で信頼関係を築いてきているといったことを認識しております。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 先ほどいろいろ事業補助の問題とか、どういう制度の中で対応しているかという話がありました。ここに8つの項目が出されていますけれども、これらの内容については、この間、区のほうに報告されている収支報告の中身ですとか、そういうのでは確認をされていないんですか。
○委員長
産業振興課長。
◎河井卓治
産業振興課長 こちらのほうの8項目については、決算書等によって確認をしております。公金の部分、補助金の部分につきましては、1番、2番、4番の3点ほどが補助金にかかわるものだというふうに認識しております。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 やはり、公金不正流用の可能性、今、何点か確認しているというのがありましたけれども、区がいろいろ事業補助とか団体補助とか出している中で、そういう非常に不明朗な会計があったというのが内部から出てくるということなわけですから、私はこの際しっかり、補助金を出している団体についての中身のあり方、そういうのはしっかりと区のほうで、従来の対応とは違うものを打ち出していくべきかなというふうに思うんです。
だから、この間やはり問題になっている、そういうことも含めて、あり方というのをもう1回明確にすべきかなと。単純にはいかないと思うんですが、やはり本当に税金の使われ方とか、ましてや補助金を出した団体の先でどうなっているかは全くわからないというような状況ではなくて、そこをきちんと明確にさせる、そういう区のスタンスというのはしっかり持っていかないといけないなというふうに思いますが、いかがですか。
○委員長
産業振興課長。
◎河井卓治
産業振興課長 今までも補助金の支出につきましては適正に行っているというふうに思っておりますので、これからも補助金の部分につきましては、きちんとチェック体制を徹底しながら、補助金のほうの執行をしていきたいというように思っております。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 8つ項目出ている中で、何点かはまだ不明のままということなんですが。
○委員長 言ってないですよ、そうは。
対象となっているのが3点だけだという話ですから。
◆橋詰高志 委員 はい。今後、区商連との対応のあり方も含めて、私はよく向こうの内部で解決をしていただくということで、区の姿勢はきちんと明確にしていただく上で、より話し合いを進めていただきたいというふうに思います。
○委員長 結論は。
◆橋詰高志 委員 継続です。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 今回の陳情につきましては、先ほどもお話しいただいているように、区としては補助金の運用が適正かどうかを判断するのみでありまして、それ以外については、外部団体の不明瞭なお金の運用の仕方については調査するとかどうのこうのというのはできかねないものと認識しております。ですので、私のほうでは取り下げ前提の継続でお願いいたします。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 一応こういう陳情が上がってきたということで、先ほど1から8までの項目については、これは補助金に関係ある、ないということで、理事者が今、仕分けされましたけれども、一度補助金が入ると、一つ一つの、補助金の場合は事前に申請を出して、例えば今までの会計処理でも、これは区商連の話だけではなくて観光連盟も、皆そうですけれども、一度出した報告書のほかに、また再度決算してみたら違っていて、また事後にもう1回精査して領収証等を出しますという事例も過去にはあって、やはり終わった後の精査というのは非常に重要だなと思うんです。
そこがきちんとしっかりしていないと、補助金を出したお金については、こういうふうに使われました。だから補助金はきれいですと言うけれども、そこから先に行ったお金についてはどこで使われているか、またどこかに流れて、観光連盟が一番いい例ですけれども、入ったお金と出ていったお金を計算するのに、不思議とどういうわけか残っていっている。こういうこともあるので、そういうところはぜひ区側としてはやってほしい、調べて今後も努力していただきたいということが1点と。その前提として、ちなみにこの
商店街連合会と
商店街振興組合連合会には、大体年度で、ことしなどはどのくらいの補助金が出ているんですか。何件ぐらい、事業と。
それと、使われた金額は、その補助金の額、使われなかったというか、余ったので返還しましたとか、全額使ってしまいましたとかいうことで、その辺の使い切りの様子というのは、執行率ではないから、その辺もひとつ一緒に教えてもらえますか。
○委員長
産業振興課長。
◎河井卓治
産業振興課長 お答えいたします。
区
商店街連合会につきましては、595万円ほど出ております、補助金として。区
商店街振興組合連合会のほうが42万5,000円といった形でございます。
◆堀越秀生 委員 これ事業補助はあるんですか。
◎河井卓治
産業振興課長 こちらのほう、23年度が事業補助という形でとっておりますんで、全部事業補助という形になります。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 わかりました。
そこには当然、商店街の各種イベントのいろいろなあれは別として、執行というか、そのお金は全額お使いになったということですか。
○委員長
産業振興課長。
◎河井卓治
産業振興課長 全額執行したということでございます。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 それと、一緒に聞きますけれども、この間、うちの会派の阿部議員の一般質問で出ましたけれども、平成25年で2億何千万円という区内商店街への執行というか、予算がありますけれども、そちらのほうも大体執行率というのは把握しているんですか。なければ、また後でもいいです。
○委員長
産業振興課長。
◎河井卓治
産業振興課長 把握しておりますが、今ちょっと手元に資料がございませんので、また改めて。
◆堀越秀生 委員 それは単純にいって満額ではなくて、幾らかは返還されてくる事業もあるんですか。使い切れなくて。
○委員長
産業振興課長。
◎河井卓治
産業振興課長 幾らかはございますが、本当に若干でございます。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 わかりました。
今、ほかの各委員の皆さんがおっしゃったとおり、こういうお話が出てきているわけですし、引き続き区のほうには。私らは、いかんせん資料がないので、できたら本当はここで、前の委員会で私が担当の方に聞いたら、議会で過半数、委員会か本会議かは知らないけれども、過半数を得られれば議員にもいろいろ調査する権限を与えていただけるということなんで。行政側プラス、これ議会と行政に調べてほしいという陳情なので、ぜひ。
これはうちの会派だけではできないことなんであれですけれども、ほかの会派の皆さんにも協力していただいて、ぜひ議会としてもそういう――調査というと何か、何かのドラマではないですけれども、いきなり行って査察みたいな、そういうのではなくて、こういう資料もできたら出していただけないでしょうか。なかなか議員個人で行くと、関係ない、部外者ということもあるし、資料も出していただけないし、補助金の話をしても、これ区商連に限らずほかの団体でもいただけないというのがあるので、ぜひそういうことも含めて、委員会の委員の皆さんを初め議会にも協力を求めるということで、これは継続していきたい。
○委員長 継続ですね。
◆堀越秀生 委員 はい。お願いします。
○委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 まず、委員である前に、多くの方にご推挽いただいて、議長という職を務めさせていただいている立場からまず申し上げたいんですけれども、観光連盟の陳情もそうでした。この陳情もそうです。基本的に、議会は司法の場ではないんで、これを捜査を、調査をと言われても、そこにはおのずと限界もあるだろうし、性善説に立脚して、長い間のおつき合いのもと補助金を執行して、その補助金の中身について精査をしてというところが、私は行政的にも議会的にも限界があるのではないのかなと。
内部の問題について、ちょっとこちら側からこう見えるからこうしてほしい、調査してほしいということが続いていってしまうと、補助金ということに絡んで全て言ってしまうと、それこそ199の町会も含めて全て、内部のことで何かあるとすぐ陳情が出てくるという、この風潮が少し違うのかなという、感想をまず持ちます。
それと、この陳情に関して申し上げれば、特に1から8まで、これこそ本当に内部のことでありますから、確認できているところがあったら教えていただきたいんです。この1から8、特に1、2、4のところの確認状況だけ教えてください。
○委員長
産業振興課長。
◎河井卓治
産業振興課長 お答えいたします。
まず、1の国立西洋美術館、世界遺産登録のことについてでございますけれども、こちらのほうにつきましては、20年度から22年度まで団体補助という形で補助金を支出しておりますが、総会において、事業、あと予算とも承認されておりまして、決算の承認も受けております。そういう面では、こちらのほうは組織として承認された事項として支出しているということでございますので、不適切な経費というふうには考えておりません。
あと2番目でございます。こちらのほうは事務所のほうですね、区商連のほうの事務所にオートロック錠が設置されていないといったような内容でございます。区としてもこちらのほうを確認したところ、電子ロックのキーは、外見がちょっと電子ロックとはわかりづらいんですけれども、きちんと設置されているといったことでございます。そこでも不適切だとはいうふうには思っておりません。
あと4番目でございます。商品券事業ということでございますけれども、こちらのほうも事業終了後に事業報告、経理書類等を提出させた上で、確認の上、支出したといったことでございますので、こちらのほうも適正に支出したというふうに思っております。
○委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 陳情の内容が、補助金に絡んでその辺を精査して調査をしてという陳情者からのご要望ですが、基本的に区ができる範囲は1番、2番、4番ということで、現状でそこで確認しているということは、調査をしてもこれ以上出ないと見たほうが正しいのかなと。それ以外に調査というと、あとはもうこれ司法に任せるしか、ある意味ないのかなという気はいたします。
ただ、やはり陳情者の思いも、内部告発によるとか、そのようなことも書かれてますんで、その辺は非常にやはり怒りを持って、また思いに駆られて、陳情されてきているということは決して軽いことではないと思っていますんで。この辺の思いを、陳情者の方も
商店街振興組合連合会の監事ですし、その辺からよく役所もヒアリングを、陳情者の方のほうからもヒアリングをしていただきたいなと思います。
区商連のほうから、今までの報告書が上がっているから、これは適正ですということではなくて、ある程度そちらのほうもしっかり聞いていただきたいなと思っています。
それで、25日ですか、この総会が開かれるやに伺っていますので、それは間違いないですか。
○委員長
産業振興課長。
◎河井卓治
産業振興課長 和泉委員がおっしゃるように、25日に理事会のほうは開催される予定になっております。
○委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 ということならば、その開催された会合を待って私どもも判断したいですし、本当にこういった話に関しては、先ほど寺田委員からもお話がありました。また、今回は珍しく意見の一致を見る橋詰委員も、内部のことだからというお話がありました。そういうことも考えて、できれば取り下げをしていただく前提で、しっかり話をヒアリングしてきていただきたいなということで、自民党・無所属の会として、継続。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 今、和泉委員からそういう話があったんで、和泉委員のおっしゃっていることに基本的に賛同しつつ、調べていただくということであるならば、一応うちの会派の、今、退席していますけれども、冨永副委員長のお母様が、個人的にはないですけれども、公職というか
商店街振興組合連合会の監事として出している陳情なんですが。一応、今、和泉委員がおっしゃった調査、この間、一応1回目は陳情が議会に付託されないで返って、今、今回が初めて上がってきた、その間に3点についてはもうお調べしていただいた。この間の委員会ではそのような話はなかったので、この間の定例会と今回の定例会の間でお調べいただいたということなので。
また、さらに今、和泉委員がおっしゃったようなことも一緒に調べていただくなら、一応こちら側の陳情を受けたほうとして、陳情者が言っていることを一応お伝えすると、1番の私的団体への資金流用の可能性というのは、添付資料をいろいろ見ると、ここは要するに区商連の正式な団体ではないらしいんですよ。だけれども、そこに650万円の予算がついている。このお金は一体誰が寄附したのか。これが例えば執行部の方なのか、まちの方なのか、あるいは企業なのか、こういったお金に関しても近隣型商店街の役員の皆さん初め、非常に不審に思っている。
それから、2番の鍵の問題については、見づらいと言いますけれども、はっきりこの工事後、領収書でお金が請求されて支払ったときの写真を、近隣型商店街の方々が顧問としていらっしゃる顧問弁護士が写真を持っているそうです。ですから、こういうことも含め。
また、新年会の会費、3番ですか、これも資料によれば一部執行部役員については、通常の役員、あるいは私らもこの会には、私は出席しなかったんですけれども、8,000円という会費で参加していますが、一部そういう金額ではなく、同じ立場の商連会員なのに会費が違って徴収されている領収書がある。
それから、商品券事業についても、最初の平成23年のときに比べて、後に――すみません、21年の事業においては3万冊の商品券を完売した。でも、その後の年度では、その次の事業では、また1万冊増刷して、最後6,000冊残ったものの、金券ですよね、これは、商品券。これが商店街会員の皆様のお話、これは私たちに来ている陳情のほうですよ、によると、その6,000冊の廃棄された帳簿とか資料が残っていないということが言われている。これも当然、逆の立場でこちらの執行部の皆さんとしては、ここにあるよと、ここにきちんとあるよということでしょうから、その商品券事業における最後のこの6,000冊の廃棄の帳簿について。
それから、あしたのジョーのフィギュアの話も、今のお話では、関係ないというお話でしたけれども、尾藤さんですね、あの歌を歌った。あそこの事務所に聞いてみると、このフィギュアもそうなんですが、フィギュアについては――ちょっと尾藤さんの話は後にしますが、フィギュアの製作については、相見積もりをされないまま東京芸術大学の某先生にそういうお金が支払われているあれがあって、普通だったら相見積もりもあるだろう。それはいろいろ慣例、商慣習もあるでしょうからいいですけれども。この事業で非常に問題になっているのは、歌い手さんであった芸能人の尾藤さんのところの事務所に払われたお金と、その仮払いのお金と、それから
商店街連合会の事務局の内部告発者が持っていた支払いの金額が不一致であると、そういうお話も来ています。
それから、6番目の借入金の変更についても、一応商店街のいろいろな総会の決議、了承があったというけれども、議事録の正式な了承の過程ですよね、これも非常に曖昧であると。これはうちの近所の近隣型商店街の会長からも話が来ています。
それから、スカイツリーにおいては、このスカイツリーにおいて、区商連としてスカイツリーの中にいろいろ自動販売機が設置されて、これはカレーとかの自動販売機らしいですけれども、この収入金額の明細と売り上げについて、区商連の収入であるにもかかわらず、この辺がはっきり区商連の帳簿に載ってない。あるいは載ってないのか明確にされてないのか、そういうお話があります。
それから、8番目の元職員に係る裁判費用というのも、この裁判費用の和解金ですよね、向こう側の代理人を通して払った。それについても、どこからお金が出ているのかという書類がない。あるんでしょう。だから、これはこちらが今、一方的に言っているんだ、これは陳情者のほうの、今、冨永副委員長が、うちの議員がおりませんので、その商店街振興組合の監事として、陳情された経緯を私も会派の中で聞いているわけなんですが、そういう疑問が、これは個人ではなくて商店街振興組合の監事として、今、一連の疑問が上がっているということなんです。
ですから、これは今、ここは司法の場ではないので、どちらが正しいとかではないですが、一応区側が調べるということであれば、この間、前の委員会のときには、今まで適正に処理されたので、今後調べるということは特にないという話だったんですけれども、いつの間にか、この定例会の前ぐらいに、この陳情内容についてお調べいただいているので、それでしたら、今言ったような内容も一緒に調べていただいて、
商店街連合会、振興組合は非常に重要な補助金団体で、これからも台東区とは良好につき合っていかなければいけないことですから、ぜひその身の潔白を出していただいて、今後のあれにつなげていただきたいというふうに私は思いますので、その辺を要望しておきます。
それと、あとちょっと大局的な話ですけれども、この区商連どうこうとか観光連盟どうこうという話は、全く和泉委員の意見と一緒で、一つの団体の問題で、大したことないと言ったら怒られてしまいますけれども、その中の問題だと思います。
そこに例えば公金が少しでも入っているならば、その金額の多寡によらず、それはきちんと正してもらって、だからといって、金額が何かあったからって、私らが何か、刑事告訴するとかいうつもりは、もちろん友好な団体であるし、ないわけだから、それはそれで処理してもらうにしても、こういった観光連盟、
商店街連合会を代表されるような区の補助金団体について、今後この2つの団体、一番大きなと言っても過言ではないこの大きな団体でこういう話が続けて出てきたということは、やはり先ほど共産党からも話がありましたけれども、補助金のあり方。この間、補助金のあり方検討会のいろいろな報告が議会でもされましたけれども、あの内容ではなくて、やはり事前事後、それは帳簿、通帳との照合、そして通帳から出たお金の、これは税務調査と一緒だけれども、対面の払った先での調査も含めそこまで、やはり税金を預かっているんだから、制度として確立していく必要があるのではないかと私は思うんです。ですから、その辺もぜひ検討していただきたいんです。
今、大きく2つ質問しましたけれども、前半の商店街の調査の話と、補助金のあり方のまた再検討について、できれば答弁いただきたいんです。
○委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 1番目のことで、誤解がないように。私は調査しろというのは言っていない。調査しろというのは、これは採択したことになってしまうから。これ調査しろという陳情だから、調査してくれという話はしていないし。今の現状で確認できている1番、2番、4番はどうなんですかという話を聞いただけで。
調査をしたほうがいい、しなくていいというのは、これの陳情に関しての採択ということになってしまうんで、そこまで私は踏み込んでいないです。現状でわかるところはどこなんですかというお伺いをして、それでわかって、25日に役員会なり理事会なり総会なりを開かれる、その内部でご努力をされて、これから会合をされるんだから、それを待ちましょうと、そういう意味なんで、私は調査をしてくれということは申し上げていないです。
だから、それでその会合において、自浄努力と言ったら失礼ですけれども、ご自分たちで話し合いをされて、内部のことで解決をしていただいて取り下げをしていただけるように、継続という。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 わかりました。その今の和泉委員のお話を私が勘違いしただけなんで。今のお話も含めて、先ほどたまたまこの陳情の趣旨、うちの会派の議員の実の親から出ていると、それは先ほども言ったように個人として出しているわけではないんですけれども、事実親子関係があります。ですから、本人は審議に参加していないわけですが、そこでそういう真意を聞いて、今あったので。
今、行政側に調査してくださいみたいな言い方をしましたが、それは今、和泉委員の話も酌んで取り消します。ただ、そういうことが問題になっているということを27日の総会には行政側も出ていくでしょうし、こういったことが議会で話されたと、これについてお互い内部の人間として誤解のないように、やはりきちんと資料を出し合って、お互い理解し合う方向でやってくださいと、ぜひ行政側としては指導を――指導と言ったらおかしいですね、助言していただきたいなと思います。
それでどうしても、またもめてどうのこうのとなれば、我々とか、また司法の場という話になるんでしょうけれども、その辺のところをこの陳情の意も酌んで、これは近隣型の人たちも含めて結構こういう話が本当に出てきているので、ぜひお願いしたいということで、先ほどの発言は訂正します。
○委員長 要望ですか。
◆堀越秀生 委員 はい。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 今、近隣型商店街、あるいは広域という話がありましたが、この区の
商店街連合会、あるいは振興組合、ここに加盟をしている商店街、この辺の推移というのはどういう状況ですか。
○委員長
産業振興課長。
◎河井卓治
産業振興課長 まず、区商連につきましては、現在、商店街数は106、区全体でございますけれども、64団体が区商連のほうに入っている。振興組合のほうは106団体中25団体といったような形になっております。
商店街の数自体が、ちょっと推移のほうは、区商連のほうはちょっとわからない、今は手元にないんですが、商店街自体は今手元にある資料だと22年度は109ほどございましたけれども、現在3つほど減少してしまったといったような推移でございます。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 今回のこの区商連の陳情に関する問題では、やはりあくまでもこの問題の解決は内部にお願いをするというのは当然のことなんですが、今伺いました加盟している商店街の数もここ何年かで減ってきている、そういう状況はあるんです。そういう点では、区の3本柱、町会連合会も含めれば3本柱の1つのこの
商店街連合会が、やはりそういう意味では広域型中心だった事業展開がちょっと問題に、壁に来ているのではないか。
それから、今言われたように、参加をされている商店街の減少からしても、今回この内部告発という格好で公金の不正流用の問題が指摘をされておりますけれども、そういう問題もあるので、私が申し上げたのは、取り下げ前提の継続ではなくて、区と商連との深いつながりの中で、それと今言いました広域型商店街あるいは近隣型商店街の商店街そのものを活性化させていく、そういう方向をこの際、改めるというか、見直すということも含めて、これからのあり方というのをやはり転換をしていくというのが私は必要だと思うんです。今までの商店街の事業展開と、それから近隣型についての、その辺の何か問題点というか、認識されている部分というのはどのような状況ですか。
○委員長
産業振興課長。
◎河井卓治
産業振興課長 近隣型の部分でいきますと、売り上げの減少とか後継者不足といったことが、日常的に商店街の方とお話しする中ではかなり大きな課題として上がってきております。区としても、近隣型、広域型ございますけれども、区商連のほうもまたそちらのほうを問題視しておりますので、一緒にご相談しながら、今後の商店街振興のあり方、近隣型、どういうふうに力を入れていくかといったことも含めて検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 そういう方向で徹底してやっていただきたいと思うんですが、これは単にお金の問題ということではなくて、やはり区の姿勢にかかわる問題ですので、そこは明確にしていただきたいというのと、でき得る限りこの区商連の今後のこともしっかり区が気持ちを寄せて明らかになる部分はしっかり区として捉えていただきたいというふうにお願いをしておきます。
○委員長 いいですね。
これより採決いたします。
本件については、継続の意見が多数でありますので、継続することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
冨永副委員長及び青柳委員の入室をお願いいたします。
(冨永副委員長、青柳委員着席)
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第12、陳情25-35 寿2丁目高層マンション建設計画問題についての陳情を議題といたします。
本件は、新たに付託されたものでありますが、陳情者から陳情の一部訂正願いが提出されておりますので、陳情の主旨とともに事務局次長に報告させます。
(野村議会事務局次長報告)
○委員長 陳情の訂正については、ご了承願います。
それでは、本件について、ご審議願います。
堀越委員。
◆堀越秀生 委員 陳情者からの要望の2つが主な趣旨だと思うので、そこについて質問します。
この住民説明会、今までに開かれていると思うんですが、また、開かれて当然内容が住民の方々が納得できなかったんで、さらにやってほしいということだと思うんですが、その辺の行政が、我々が仮に議会で、ここで趣旨採択なり採択した場合、行政側から業者に働きかけるときの法的拘束力、これなかなか難しい話だと思うんですが、法的拘束力と、住民説明会を開いてもらう手法、どのようなものがあるかということをまず1点目にお聞きしたいということと。
2点目の日照権の確保については、これは私ごとなんですけれども、私の家の前も4メートルの道路を挟んで14階建ての三井不動産のマンションが崖のように建っていて、そのときもいろいろ、今はもう亡くなりましたけれども、父がぐあいが悪くて、いろいろ日照の問題でやったけれども、結局法的には何も守られず、父も最後、無念に亡くなっていきましたが、台東区に住んでいるとそういうことは往々にしてあるのかと、議員としては当然、法治国家なので法律を守らなければいけないないんで、じくじたる思いだったんですが、この日照の確保というのはあれですか、台東区においても東京についても、判例上認められるような事案というのがあるのか、なかなか難しいのか、その辺もあわせて、2つお聞きしたいと思います。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 まず、1番目の住民説明会の開催の状況でございますが、今まで3回ほど説明会を開いております。その後の業者の対応でございますが、個々に事情が異なりますので、全体の説明会はその3度で終了にして、戸別訪問で対応するというのが事業者の言い分でございます。
それに対して、区といたしましては、近隣の皆様の心配、不安、要望等に対しては、丁寧に一つ一つ話を聞いて対応していただきたいということを重ねてお願いしているところでございます。
2番目の日照の件でございますが、日照については、そういった制限をされるといった例は聞いておりません。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 今の話、私も自分の経験も踏まえていうと、確かに日照の確保というのは、これなかなか今の法令上というか制度上では難しいのかなと、住民の皆さんが出している要望というのは、本当にお気持ちはすごくわかるんですけれども、難しいかなと思うんです。
ただ、1番の住民説明会については、今のお話ですと、4回目を開かせる法的拘束力はなかなかない。向こう側、業者側も個別で対応していきたいということですが、何とか4回目の住民全体の――近隣関係住民ですか、そこの説明会を開くように、やはり議会としても、行政としても協力というか働きかけをしていただきたい。
というのは、下町のこういう台東区の中ではこういう紛争は、先ほども言ったように何回も出てきますけれども、今後やはり同じこの台東区の中で、まさにいろいろおつき合いが始まるわけですし、私はもう区長が進めていらっしゃる人口増政策に大賛成なので、この狭い台東区で人をふやしていくには昔みたいに長屋の中に何人も押し込むというようなわけにいかないんで、建物を上に上げていくしかないなと、それは仕方ないことだなと思っているんですが、その前提として、やはりお互いが協力し合う、理解し合うということが大事だと思うんで。
議会の立場というか私たちの立場としては、1についてはぜひ、趣旨で採択させていただきたい、2については、残念ながら法律上難しいかなと、そういう立場なんで。だからどうなんだ、継続して、この問題について、特に1番について行政側に努力していただきたいという思いで、よろしくお願いします。
○委員長 継続ですか。
◆堀越秀生 委員 はい。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 今、住民説明会を3回やられてきたという話がございました。それで、区のほうが出している紛争の予防と調整に関する条例の中には、建築主が参加をして、所有者になる人ですかね、その人が参加をして、住民の要望があったら説明会を開くことというふうに書かれていますが、今までやられたこの3回の説明会に、その建築主というのは来たんでしょうか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 報告書等で、建築主が参加していることを確認しております。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 建築主はどういう会社のどういう人ですか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 ――という会社だと聞いております。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 もともと地主さんはほかにいらっしゃって、新たに登記上、地権者が変わったわけですけれども、今の課長の説明ですと、この――という、個々の会社の名前が出ていましたけれども、この会社が登記上は、この――は……
(発言する者あり)
○委員長 すみません、傍聴者の方、申しわけないんですけれども、こちらで審議していて、もし聞こえないんだったら立って言ってください。
(発言する者あり)
○委員長 はい、では、橋詰委員、言ってください。もっと大きな声で。
◆橋詰高志 委員 登記上の地上権者の確認というのはされているんですか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 確認しておりません。私どものほうで条例上の届け出ということでいただいておりますのは、建築主として先ほど申し上げた会社でございます。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 登記上は、今、課長が言われた建築主ではなくて、大手の不動産関係の会社というふうになっているのを私どもの調査では入手をいたしました、そういう事情を。ということは、やはり区の紛争の予防と調整に関する条例の中に明記されている、その本当の意味での、迂回した格好でなくて、建築主が参加をして、地域の住民から、これはどうだ、これはこうしてほしいという要望を聞く、そういう説明会がされて当然だというふうに思うんですが、そういうふうになっていないというのは、これは問題ではないですか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 あくまで建築主は先ほど申し上げた会社で届け出されておりますので、私どもとしましては、その方を建築主と考えております。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 それは認識が全然違うんで、しっかり登記とかを確認していただかないと、これだけ切実な陳情が出ているわけですから、住民の皆さんにそれでは説明つかないと思います。
それと、今この現場ではどういう状況になっていますか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 12月4日より仮囲いが始まったというふうに聞いております。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 私は、4日に現場を確認しましたら、既に建設予定地に重機が入って基礎工事を開始していました。そのことは確認していないですか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 12月5日から地盤改良工事を開始していると聞いております。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 先ほどの住民説明会でもそうなんですが、工事に入る以上は、工事協定を近隣の住民の皆さんと結んでいないとまずいと思うんですが、工事協定というのは結んでいるんですか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 現状、工事協定書は結んでおりません。制度上は工事協定書を結ばずに工事着工も可能でございます。結んでいない理由といたしまして、地元の町会と、それから近隣のマンション、別々に工事協定を結ぶ予定だと聞いておりますが、現在のところは協定書を結んでないというふうに聞いております。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 やはりこの紛争の予防と調整に関する条例の中にも、きちんと工事協定を結んで工事に入るというふうにも、普通の通例からしたら、もうそれは常識なんですよね。ところが、その工事協定も、今言われた町会向けと、それから今度できる向かい側にあるマンションの方々との工事協定というふうになるという話は今ありましたけれども、結んだという確認はされていない。
今までやられている3回の住民説明会の中で、工事に関する留意点という、ちょっと工事協定とは言いがたい、車の入り方とか工事の時間帯とか、そういうことだけで間に合わされているという状況からしても、私はきちんと、本当に登記上正当な建築主を含めた工事協定締結も含めたそういう住民説明会を、これはやはりきちんとやっていただかないといけないというふうに思います。
もう工事が始まっているみたいな話ありましたけれども、やはりそこは、大通りに面している部分ならともかく、私道があって一方通行がある中側のところで14階の建物が建つ、しかも工事協定もまともに交わされていない、住民からの要望も一方的に聞くだけで、それについての対応はされているという認識のようですけれども、住民の皆さんはそれで全然納得していないと思いますので、そこはぜひ住民説明会をきちんとこの条例の規定にのっとった形でやらせていただくということを区側がしっかりと指導していただきたいと思いますが、その点はいかがですか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 住民説明会を開いてくださいという住民の方の要望がございますので、区といたしましては、今までも重ねて事業者のほうにはそれを伝えているところでございます。今後も、先ほど申し上げましたように、丁寧に一つ一つ対応していただきたいということをあわせて伝えてまいりたいというふうに考えております。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 工事協定が交わされないまま、一部知っている人は知っているかもしれないけれども、近隣の影響を受ける部分の人たちというのは、どういう工事が、例えば1日サイクルがあってどういうふうにされていくかというのも全く明らかになっていないわけですから、工事協定の内容を近隣住民に説明をしていただく、そういう説明会というのは、ぜひやっていただきたいなというふうに思います。
それと、日照の問題ですが、本当にもろ北側にある私道から北側の部分というのは、この14階建てのマンションが建つと、夏冬関係なく、1日の時間でどれぐらい日照時間があるというふうに見ていらっしゃるんですか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 北側の方につきましては、日照が減る可能性が、大分減る可能性があるということを認識しております。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 日照が減るどころではないんです。保育施設もその真北にはありますし、多くの高齢の方もおりますし、本当にこの私道を挟んで14階建ての建物というのは、本当にあそこへ行ってみればわかるんですが、本当に窓をあけたら壁があるというぐらいの日照の圧縮ですよね。その辺も問題として非常にある。この陳情の中では階数の問題がありますが、この階数にこだわることはしませんけれども、やはり日照に対する配慮もきちんと住民の皆さんの声を聞いていただいて進めていただかなかったら、本当にまずいなというふうに思うんですよ。
それで、今回のこのマンションは、販売の仕方というのはどういう形態になるんですか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 分譲と聞いております。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 借地権つき分譲なんです。ですから、60年を経過したらもとの更地に戻すという条件でここは建設が進められているんですよ。今でも日照の問題とか、近隣からすれば本当に大変なのに、借地権つき分譲という格好で、こういうのを区が許可してしまったらというか、その辺はしっかり検討しないでいたら、やはりこれはまちが本当に壊されてしまうということに絶対なっていくというふうに思いますので、その辺のところも含めて、私はこの日照の問題についての地域の皆さんの要望はしっかり受けとめていただくべきだというふうに思います。
それから、要望事項の3点目の交通安全対策の抜本的強化、ここにありますように、やはりこれまで2件の死亡事故があったというふうにあります。ここが本格的な工事が進めば、もっといろいろな工事関係の車両も頻繁に来ますし、地域の皆さんの交通の安全も本当にどうなってしまうのかなという心配があります。本当に近隣の人からしたら、不安だらけの工事が始まるというふうになっていく。
ここは3項目それぞれ大事な中身で、はっきりとやはりここを住民の皆さんに、こういう方向で対処しますということも含めて話し合いの場を持っていただく、そういうのをやっていただかなかったら、もうこのまま工事に突入をして、安全も確保されない。交通誘導員が置かれるからいいかもしれませんけれども、やはりこれは本当に先ほどの条例にのっとった住民に対する説明会もまともにやられていない、それから日照もかなり減るだろうどころではない、全く朝日も差さない、日中の日も差さない、そういう本当にほとんど日が当たらない、そういう地域が真北にできてしまうわけですから、そこはやはり住民の皆さんの切実な声を相当しっかり酌み入れてやっていただかないと、これはもうとんでもないことだというふうに思います。
私はこの3点それぞれ、きちんと説明会を開く中で地域全体の報告という格好で説明会を改めて持っていただくことと、区も再度、事業者側にきちんと対応していただくということをやっていただく意味も含めて、私はこれはぜひ採択を、陳情を採択する方向で対応していただきたいというふうに思います。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 今回の陳情につきまして、陳情者の方を中心に、会派のほうにも説明に来ていただきましたし、また、先日の土曜日に相談会があるということで、ちょこっとのぞかせていただきました。
教えていただいたのは、説明会が3回行われているんですけれども、内容をお伺いしましたら、もう一方的な内容で、こういうふうに法律にのっとって建築をやりますという報告のみで、皆さんからご要望というんですか、こうしてほしい、ああしてほしい、これはどうなんですかということに対しまして一切回答がないような状態で、また、解体に当たりまして立ち退きをしていただく状況の中、2階の部屋から家具を落として、そういったやり方をしながら立ち退いていただいて工事を、解体を始めるというようなことをお伺いしまして、今回の場合は本当にひどい内容の建築の進め方だなということを感じさせていただきました。
現在に至って、まだ協定書が結ばれてないのも、地域住民の方々のご要望を受け入れていないままの状態ですので、協定書をつくれるはずがないんです。ですので、しっかりその辺も含めながら、間にあっせんに入っていただいて、話し合いの場をつくっていただいて、皆さんが納得した上での建築を進めていただきたいと思います。
台東区は、やはり隣近所が仲よく、本当に支え合いながら、伝統あるそういった土地柄だと思います。新しくいらっしゃる方も安心して住めるように進めていただきたいと思うんです。また近くにも、北側ですか、保育園もございまして、お昼寝時間とかもありますので、工事の休憩時間をお昼寝時間に合わせていただいたり、いろいろな工夫ができると思いますので、その辺も含めながら、担当所管の方に対応していただきたいと思います。
私のほうは継続で、しっかり審議していきたいと思います。よろしくお願いします。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 この
産業建設委員会のほうにマンション建築紛争の陳情というのは結構数多く上げられてきますが、ただ、台東区全体のマンションの建設の数からいくと、非常にごく一部だと思います。
今、各委員からお話ありましたが、やはりこの事業者、あるいは今回の物件に関しては、相当不誠実な対応をされているという現状が明らかになってきているのかなと思いますので、もともといろいろな課題の中から、紛争予防のさまざまな条例ですとか、あるいは住宅課が中心になってやっていますが、今までの間に入ってやっている、そのいろいろなノウハウがあると思いますが、そういった思いをある意味逆手にとって、法律で認められているんだからやりますよというような態度をとっていく業者に対しては、相当区としては厳しい対応をしていただきたいと思いますし、これはもう完全に、担当している皆さんが一番わかっていると思いますが、相当不誠実な業者であるということだと思います。
その上で、この委員会が何かできるかということになってくると、なかなか状況としては選択肢が少ないと思うんですが。そのような中で、先ほど3回の住民説明会、あるいは個別の説明、その間に入って区が何度も何度もやっているということがありましたが、今、状況としてはどの段階にあるんですか。例えば先ほども条例の中であっせんとか調停とかいうのがありますが、現状、どの段階なんですか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 紛争予防の条例に基づきまして、ご存じのように、あっせんとか調停といった、区が間に入って調整する制度がございます。住民の方に関しましては、以前からご相談いただいている中で、場合によってはあっせんとか調停とか、そういった制度がございますので、それにのっとって区が調整することも可能ですということで、そちらのほうはご説明している状況ですが、現在のところ、そういったことをご希望するというような声は聞いておりません。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 ということは、まだこのあっせん、調停のところまで使ってないということでもありますから、これから多分そういった部分を、また住民の方ときちんと説明していただいて、そのルールも使っていただきたいと思います。
その上で、工事協定の話もまだですし、これは相当、我々としてはまだまだやれるべきことはあるというふうに思いますので、住宅課の皆さん、きちんと骨を折っていただきまして、やっていただきたいと思います。
それともう1点、これはこの先こういうことがふえたら困るなと思うんですが、先ほど橋詰委員のほうからもありましたが、いわゆる地主さん、土地を持っている方が、今回の件はそこのマンションの建築予定地もですし、その北側の住民の方々が住んでいるエリアも、同じ地主さんだっていうんです。
そうすると、普通だったらそこのエリア、同じ方ですから、大家さんといいますか、そういう方々がうまく間に入って何かしらのことがあってもいいのかなと思うんですが、残念なことに、今のところ住民側の方々が地主さんのほうに何とかしてくださいよというお願いに上がると、何か避けられていて、コンタクトがとれない状況になっているというんです。ですから、区のほうも今までのケースで余りなかったのかもしれないですけれども、大もとの土地を持っている方の意向なり、あるいは区に上げてくる前に、まずは地主さんのほうから丁寧な説明なり何らかのアクションがあってもいいのではないかなというふうに感じていますから、可能ならその部分の方とのやりとりの間にも区のほうが入っていただきたいなというふうに思います。
それと、もう1点は、保育園があるという話ですよね。これは今のところ無認可でしたか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◆青柳雅之 委員 無認可の保育園ということでございますけれども、多分この後、子育ての支援システムとかそういうのができてくると、小規模保育や何かがある意味公的な保育園にどんどん変わってくるような状況がありますから、そうなってくると、先ほど扱った陳情で、区の教育環境、教育施設を守っていこうという陳情が継続になりましたけれども、そういう視点も間違いなく入ってくるんですよ。ということで、いわゆる子どもたちを守っていくという観点も含めて、もっとさらに熱を入れてこの問題に取り組んでいただきたいと思います。
そういったことを踏まえて、引き続きこの陳情はこの委員会でしっかり抱えさせていただきまして、継続して議論していきたいと思います。お願いします。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 ちょっと文章の確認なんですけれども、先ほど私はあえて触れなかったんですが、3番の交通安全対策というところです。2件の死亡事故があり、交通事故が頻発していますと。
これはちょっと行政側に確認したいんですが、私が聞いている、この間、上野警察署にもちょっとある用事があって行ったんですけれども、11月の連休明けですから5日ぐらいの現在では、この東京都、交通事故が多い中、台東区は死亡事故ゼロだったんですよ。それは吉住区長が就任されてから安全と安心というのを一番最重要課題にしてやってきた、まさにたまものだと思うんです。
この2件の死亡事故というのは、もちろん、これは2件だってあってはいけないことですけれども、これはいつのお話なんですか。
○委員長
交通対策課長。
◎望月昇
交通対策課長 このマンション予定地の南西側の交差点の事故につきまして、所轄の蔵前警察署に問い合わせいたしましたが、死亡事故については、平成16年に1件、自動車と自転車の事故が発生しているということでございます。それ以外につきましては、ちょっと今のところ蔵前警察署でも確認できていないということです。
○委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 当然、交通安全対策というのは常に万全を期さないといけないわけですが、いつも私は行政に嫌みばっかり言っているんで、ここはちょっと文章を陳情者も、言いたい趣旨は、死亡事故が2件あったからどうこうということではなくて、要するに安全に留意してほしいという趣旨だと思うので、これは継続で、多分、今の流れだと行くと思いますし、この文章はちょっと正確に書いていただいたほうが私らとしても理解しやすいかなと思うんで、その辺だけ一応委員長からぜひお願いします。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 すみません、先ほど言い忘れたんで。我々の会派も、この3番の部分について、これはちょっと陳情者の方にまずはちょっと精査、整理していただきたいというのが1点。あと逆に言うと、この交通安全の部分というのは直接マンションの陳情とはちょっと意味合いが違っているので、逆に交通対策課のほうで何か今すぐできることというのが、ここはありますか、これに関して。
○委員長
交通対策課長。
◎望月昇
交通対策課長 当該交差点の安全状況につきましては、警察署のほうでは現在、一次停止の大型標識ですとか、路面の強調標示、カーブミラー、夜間反射材つきの立て看板、こういったものを交差点に設置して交通安全対策に努めているということです。ただ、信号機につきましては、今の交通状況ではちょっと設置の必要性は考えてないということでございます。
○委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 この地域の方々からすると、私も現場に行きましたけれども、確かにちょっとそこまでいっていないんでしょうけれども、一方通行・一方通行の交差点でああいう状況ですから、さらにこれから工事の車両が出入りすることに対して大分心配をされているので。当然、事業者側、工事側がきちんと警備員をつけていくということも必要なんですが、こちらの交通対策課のほうでも何かしら課題を整理していただきまして、せめて交通安全の部分だけでも安心をしていただくような、そのような方策をぜひとっていただきたいということを要望しておきます。
○委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 皆さん方がご質問して、議論も出尽くした感はあるんですけれども、1個だけ釈然としないんですけれども、土壌改良工事と根切りとは違うんですか。要は基礎工事と。
○委員長 建築課長。
◎寺田茂 建築課長 土壌改良工事というのは、基本的に、そこの土がやわらかいとか、そういった場合にかたくするという、薬を入れたりかたくする。根切りというのは、基礎工事をするために、そこを、要は土をとって基礎ができるようなスペースをつくっていくというのが根切りという。だから、工事の内容は違います。
○委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 だから、もう既に土壌改良工事が始まったというのは、これは本体工事が始まったと解釈するというふうにとれるので、それはもう始まっているんですよと。始まっているけれども、継続でゆっくり考えていきましょうかという話ではなくて、そこを何かとめる方法はないんですか。
○委員長 住宅課長。
◎伊東孝之 住宅課長 我々といたしましては、以前から十分話し合って、地元の方々と建築業者が話し合ってから工事を開始してほしいということを再三お願いしております。その中で、区が強制的に工事をとめるという方法は今のところございません。
○委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 そうすると、大体住民の方々がねじり鉢巻きで車両を入れないとか、浅草小学校の周りでも私も1回やりましたけれども、そういうのを議員になってやっていて、先生はお子さんいらっしゃいますよねと夜中に電話もかかってきたり、さまざまな思いを我々はし続けているんですよ。
そのときに、やはり法的にないんですよと言われると、そうですか、では我々で何とか守るしかないのではないかと、そういうことになったときに、またトラブルになったら、住民の皆さんに大きな負担がかかるんで。そこは、お願いしているんですけれども、話し合いに乗っていただけないんですよと、それ何回も言われましたけれども、なめられているんですよ、それ。
だから、一回、どういうふうに言っているのか、電話なのか直接本社に行ったのか。それで、えてしてこういう会社とは、フロントがやって一棟売りにしてしまうんですよ。そういうのが一番怖いんですよ。工事協定をやって工事は守りました。その後の管理協定もよくやります。管理協定やったって、一棟売りされて、その買ったほうは、それは前の会社との契約ですから、我々は知りません、常駐の管理人は置きません、ごみ捨て場の管理はこうですとか、えてしてこういうことがあるんですよ。
だから、そういうところも踏まえて、お願いしていますと、そういう話ではなくて、きちんと押しかけていくぐらいに――押しかけていらっしゃるのかどうかわからないけれども、そこを今確認はしませんが、もっと強力に言わなければだめですよ。これただ継続していると、ただいま躯体工事に入りましてという報告が継続している間に、ただいま完成しましたまで報告になってしまうから。だから、そこのところをちょっとやってもらいたいと思います。これはマンションのほう。
3番のほうは、私はここへ18歳から議員になってすぐまでですから、約30年ぐらい、ここの建築現場の土地に毎日午前中通っていました。通っていましたというか、ここはもとはおもちゃの問屋で、私は毎日仕入れに行っていました、ここへ。ですから、あの場所が死亡事故が2件、1件というのは、陳情文ですから重要な話ですけれども、あそこに車をとめといて、あそこまで行って、重傷事故とか軽傷事故とか、数限りないんですよ。それで、あの先のことぶきこども園に近いところと、確かに信号は近いですよ、スパンは。スパンは近いんだけれども、あちらにはことぶきこども園があるから信号があるのか、通行量調査したって、どちらが多いといったら、こちらのほうが多いんですよ。君塚委員長の家のほうからずっと来る道ですから。
ですから、やはりそこも、現状は信号機は必要性はないと認められると、そこであっさり引き下がらないで、スパンは短くても連動した信号をつくるとか、そうではないと、あれ11メートル・11メートルでしょう、どちらが優先かわかんないんですよ。片方が来て、常に優先で来て、いきなりとまれが出てくるし、こちらもずっと来ていきなり優先ではなくなったり優先になったりとかって、やはり運転手の感覚で、それわからないんですよ。あれが明らかに11メートル道路と6メートル道路だったら、こちらのほうが広いから優先だなぐらいの感覚で走りますから、そこは信号のあれを認められないというのは、簡単に引き下がり過ぎ。もうちょっとここは、せめてこの部分だけはクリアしてあげないと、マンション問題以前の問題だから、そこはぜひやっていただきたい。歩道があって、あれだけの広い車道だから。
確かにマンションの問題は難しいですよ。うちの斜め前も8メートル道路に14階建てですから。議員になる前に一生懸命反対運動をして、それは公園の横ですからビル風来ますよ。だけれども、それが法の壁に阻まれて、当時私は議員ではなかったですけれども、建ちました。いろいろな先ほど言った事例もありました。確かに皆さん、難しいのはわかるけれども、地域住民にとってはオールの話ではなくて個の話なんです、1個1個の話なんだ。だから、その辺をもう少しこの住宅課も交通対策課も真剣に取り組んで、ちょっと突き進んでやっていただかないと、このまま継続で――うちも継続でいいです、皆さん継続ですから継続でいいんですけれども、このまま継続していると、建ってしまうまで継続になってしまいますから、ぜひそこのところは、いっちょ気を引き締めてお願いします。で、うちは継続。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 今、和泉委員から、工事が始まっている中で継続はどうかという意見がありました。やはりここは、この
産業建設委員会で、この陳情の中身で地域住民の皆さんの心配なり不安の声がこれだけ議論されたわけですから、今、先ほど来、住宅課長のお話がありましたけれども、話しているということではなくて、やはり住民の皆さんに集まっていただく、工事協定をまず開いていただく、それも含めた説明会をきちんと住民の皆さんのより多く集まった中で、きっちり業者側に話し合いの場を持っていただくような、その区の姿勢を貫いていただかないと、やはり継続でいったら、もうどんどんそのままいってしまうわけですから、私はそこはびっしり区の姿勢を明確にしてやるという意味で採択をお願いします。
○委員長 本件につきましては、継続審査を求める意見と採決を求める意見がありますので、まず継続審査の可否についておはかりいたします。
この際、挙手しない委員は継続審査に反対とみなすことにいたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
それでは、本件を継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第13、特定事件の継続調査についてを議題といたします。
おはかりいたします。
本委員会の特定事件については、議長に閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、本委員会の特定事件の継続調査については、そのように決定いたしました。
以上で案件の審議を終了いたしましたので、事務局次長に委員会報告書を朗読させます。
なお、年月日、委員長名、議長名及び陳情者の住所、氏名の朗読については省略いたします。
(
野村議会事務局次長朗読)
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 ここで休憩いたしたいと思います。3時20分に再開いたしますので、よろしくお願いいたします。
午後 3時11分休憩
午後 3時21分再開
○委員長 ただいまから
産業建設委員会を再開いたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。
なお、同じ所管からの報告につきましては、一括して聴取いたします。
また、補正予算については、報告を聴取するのみで、質疑は行いませんので、よろしくお願いいたします。
初めに、
中小企業経営支援の充実について、
にぎわい計画課長、報告願います。
◎橋本晃仁
にぎわい計画課長 それでは、ご報告をさせていただきます。
1、これまでの経過でございます。
中小企業経営支援の充実につきましては、10月の本委員会において中間報告をさせていただきましたが、このたび検討会において、基本的な考え方が別紙のとおりまとまりましたので、ご報告をさせていただきます。
次ページの別紙をごらんいただきたいと思います。
項番1につきましては、検討会設置と検討の経緯でございます。
項番2、
中小企業経営支援に向けた基本方針でございます。事業団の移転先である旧小島小学校を
中小企業経営支援のための施設と位置づけ、
中小企業経営支援強化に向けた事業団の事業見直しや、創業支援施設である台東デザイナーズビレッジ事業の充実を図るものでございます。
項番3、
中小企業経営支援の充実についてでございます。
(1)は基本的な考え方でございます。事業団の機能強化として、台東区産業振興プランに基づき、経営相談や支援施策の実施を初め、区で実施していた個別企業支援施策を事業団に移管し、きめ細かな支援を行うとしてございます。
(2)区と事業団の役割でございます。区の役割でございますが、産業支援施策の総合的な企画立案を行うとともに、産業団体や商店街などの団体を支援してまいります。事業団の役割ですが、個別企業の経営支援などを中心に事業展開をしてまいります。また、その中で得られた産業振興に関する情報を区と共有し、総合的な計画立案を補完してまいります。
2ページをごらんいただきたいと思います。区と事業団、それぞれが担う事業を表にしたものでございます。
(3)は、区から事業団への事業移管を想定している事業でございます。施策といたしましては、商工相談、人材育成支援、個別事業者向け助成金事業、販路開拓交流支援、勤労者福祉、創業支援に関する各事業でございます。
3ページをごらんいただきたいと思います。
(4)でございます。事業団の既存事業の強化でございます。勤労者サービスセンターの事業を初め、産業研修センターの運営、浅草ものづくり工房など、それぞれの事業強化に向けた取り組みを行います。
(5)です。事業団の新たな事業展開でございます。①個別事業者への積極的、継続的な支援体制の確立、②広域的な事業展開や他団体との連携強化、③、専門的人材を確保し、専門性の蓄積及び事業への反映でございます。以上3つの軸に沿った事業を新たに実施していくものでございます。
(6)でございます。中小企業融資あっせん事業でございます。これは区が行う事業でございます。中小企業への融資あっせんは、区、信用保証協会、金融機関の連携による事業であり、区が直接実施するものでございます。区の融資あっせんは、今後事業団が行う商工相談を初めとする個別企業支援と密接な関係があり、連携が必要であるため、区の融資係を旧小島小学校内に配置し、同一フロアでこれら事業を実施してまいります。
(7)台東デザイナーズビレッジの機能強化についてでございます。創業者への支援ばかりでなく、創業準備期の者に対し支援を行うことで、本区の創業、集積をより一層推進させていこうというものでございます。また、デザイナーズビレッジを核とした誘客、イベント支援を行うことで地域活性化を図ろうとしているものでございます。
(8)その他でございます。事業団は
中小企業経営支援を行う上で、研修会、あるいは講習会事業の参加費など、公益性を損なわない範囲で収益の確保に努めるとしてございます。
項番4、
中小企業経営支援施設の整備、旧小島小学校の活用についてでございます。
上記項番3の充実に向けた取り組みを踏まえ、旧小島小学校を
中小企業経営支援施設と位置づけ、経営相談や各種助成事業や融資あっせんなど経営支援全般を行い、ワンストップサービスを図ります。
また、創業者の成長段階に応じた総合的な創業支援環境を整えることで、創業支援機能を充実してまいります。
表は
中小企業経営支援について想定される機能でございます。まず、個別事業者支援機能といたしましては、経営相談や各種経営支援全般を行うものでございます。勤労者福祉サービス機能につきましては、現行の勤労者福祉事業を行ってまいります。創業支援機能といたしましては、現在の機能に加え、創業準備期の者へのサポートや、入居者の商品の展示、販売するショップなどを設置するということでございます。中小企業育成機能といたしましては、講習会や研修会を初め、展示会、商談などに活用する場の提供、あるいは貸し出しを想定してございます。
次ページには、参考資料といたしまして、検討会の検討経過、検討会委員の名簿でございます。
以上が検討会のまとめでございます。
大変恐縮ですが、1枚目のかがみの部分に戻っていただきたいと思います。
項番2でございます。今後の取り組みでございます。(1)検討会の意見を踏まえて、引き続き産業振興事業団とともに、庁内において、事業団への事業移管に関する手法や旧小島小学校の整備に向けた詳細な検討を進めてまいります。(2)平成26年度に旧小島小学校の事務室改修工事を実施し、平成27年度当初に新体制での事業団の業務開始を目指しているところでございます。
中小企業経営支援の充実についての報告は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 この間の検討会で中身の充実ということで、今、事業団の新たな展開、それから中小企業育成、経営支援として想定される機能ということで、中身がかなり具体的になってきたのかなと。やはり特にデザイナーズビレッジでは入居者の商品の展示とか販売をする、そういうスペースも、またあるいは見本市的機能も拡充をしていくという格好でお話がありました。
それで、今後の取り組みの中で、(2)のところに事務室改修工事等を実施する。この等の部分なんですが、従来言っていました体育館等の耐震補強工事、これも見本市とか、あるいは展示場スペースを拡充をしていく中で、当然、造作もこれからされていくというふうには思うんですが、この等の中に体育館等の耐震補強工事も当然含まれていると思うんですが、それを踏まえて27年度初等にということでいいんですか。
○委員長
にぎわい計画課長。
◎橋本晃仁
にぎわい計画課長 耐震工事も実施していきたいというふうに考えてございます。
○委員長 冨永副委員長。
◆冨永龍司 副委員長 ちょっと確認をさせていただきます。すみません。
個別事業者向け助成事業とありますけれども、これは商店街等々に加盟していなくても受けられるということでしょうか。
○委員長
にぎわい計画課長。
◎橋本晃仁
にぎわい計画課長 受けることは可能でございます。
○委員長 冨永副委員長。
◆冨永龍司 副委員長 私の認識が間違っていたらすみません。中小製造業アトリエ化支援というのは今もありますけれども、これはたしか商店街に加盟してないと使えない事業だったんですが、それを変更していくということですか。
○委員長
にぎわい計画課長。
◎橋本晃仁
にぎわい計画課長 アトリエ化につきましては、商店街に加入している、していないは問題ないです。通常使えます。
○委員長 冨永副委員長。
◆冨永龍司 副委員長 わかりました。私ちょっとそれで一回お尋ねしたらそういうお答えだったんで、最初。
(「いや、違うと思うよ」と呼ぶ者あり)
◆冨永龍司 副委員長 だったら、わかりました。
○委員長 よろしいですか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
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○委員長 次に、
都市づくり部の補正予算について、
都市計画課長、報告願います。
◎伴宣久
都市計画課長 それでは、資料2の平成25年度
都市づくり部の第5回補正予算の概要をごらんください。
歳出でございます。一般会計、補正前の額が60億4,959万3,000円、補正額が2,807万3,000円、補正後の額が60億7,766万6,000円でございます。
課ごとの内訳としましては、建築課の補正前の額が7億3,990万2,000円に対しまして補正額2,807万3,000円、補正後の金額7億6,797万5,000円でございます。具体的な事業につきましては、下段の狭隘道路拡幅整備の拡幅整備工事及び助成金の補正でございまして、補正前の額が7,775万4,000円、補正額が2,807万3,000円で、補正後の額が1億582万7,000円でございます。
補正予算の歳出の概要については、以上でございます。
○委員長 ただいまの報告については、聴取のみとさせていただきます。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、空き家対策について、及び狭あい
道路拡幅整備事業について、建築課長、報告願います。
◎寺田茂 建築課長 それでは、空き家対策についてご報告をさせていただきます。資料5をごらんください。
空き家対策につきましては、今年度、区内の空き家の実態を把握するため、実態調査を実施いたしましたので、その結果をご報告するとともに、対策としまして、空き家を適正に管理していただくための空き家管理条例の制定に向けた骨子案と、空き家を有効なストックとして活用していくための利活用策の2つの取り組みについて報告をさせていただきます。
まず、資料のほうの項番1、空き家の実態調査の結果についてでございます。
(2)の調査の方法でございますが、今年度当初に町会のほうからいただいた空き家情報に基づきまして、業務委託にて調査を実施いたしました。その結果、823件の戸建ての空き家を把握いたしまして、外観調査によりまして老朽や危険度などを判定いたしました。また、戸建て住宅を対象に、利活用の可能性等を探るため、所有者に対してアンケートも行いました。
(3)調査結果でございます。①空き家数等でございますが、823件の空き家のうち住宅系の用途が460件と過半を占めていることがわかりました。また、下の表のほうに示してございますが、老朽危険度につきましてはA、B、C、Dと4段階の判定をしまして、Aが再利用可能なもの、Bが一部損傷があり、つまりリフォームすれば利活用が可能なもの、このAとBを良好なものとした場合、その割合は84%と大半を占めていることがわかりました。
一方、Cは損傷の範囲が大きく、簡単なリフォーム等では対応できないと思われるものでございまして、またDは危険性が見られ是正が必要なものと、これらを不良なものとまとめた場合、16%を占めてございまして、適正な維持管理の必要性と、是正をするための改修、解体など措置が必要なものとして物件を具体的に把握することができました。
2ページをごらんください。中ほどの②所有者アンケートの結果のほうをごらんください。主なものをご説明いたしますと、2つ目の点、空き家になった理由につきましては、居住者が高齢者施設等への入所、入院、死亡したためが多くを占めております。また、一番最後の点でございますが、空き家の有効活用に必要なことについて聞いた結果につきましては、空き家の有効活用を考えていないが最も多く、次いで、公的な機関による借り上げ制度や空き家の有効活用に関する情報の提供といった積極的な利活用に関する回答も多いことがわかりました。
(4)まとめでございます。不良と判定されたものが131件存在しております。特に緊急度が高く危険性があるものが21件あるという状況と、また、アンケートのほうからは、空き家の発生要因が居住者の入院や死亡によるものが多いとのことがわかり、今後も高齢者の単身世帯が増加する傾向にありますから空き家の発生が増加する可能性があり、適正な維持管理を徹底するための規制と、適正管理と定住促進に効果がある利活用に係る仕組みづくりが必要との総括をさせていただいてございます。
別紙のほうが報告書の本体を添付してございますので、後ほどごらんいただければと存じます。
続いて、3ページをごらんください。項番2、空き家管理条例の骨子案についてでございます。
(2)条例の主な内容についてご説明をいたします。
まず1つ目の丸、目的でございますが、所有者や区の責務、管理不全の空き家に対する措置、指導、勧告、命令などの規定を定めまして、生活環境の保全、区民の安全に寄与することを目的としてございます。
次に3つ目の丸、所有者等の責務といたしましては、管理不全な状態にならないよう適正な管理を行わなければならないとし、その下の区の責務といたしましては、意識の啓発、必要な支援を行うよう努めるものとする。また、その下の区民等による情報提供といたしましては、適正な管理が行われていない空き家等の情報を区のほうに提供することができるものとしてございます。
4ページをごらんください。これ以降につきましては、空き家に対する区の行政指導、行政処分などの内容でございまして、(3)のフロー図のほうを使ってご説明をさせていただきます。
この一連の措置の流れにつきましては、建築基準法によるものを基本としてございまして、その手続の実効性を図るために、この条例のほうで補完するという形をとってございます。
フローの3つ目、空き家が管理不全な状態である場合。まずは助言、指導を行いまして、それでも是正等がされない場合は区長名で勧告を行ってまいります。この勧告を行っても、なお是正がされない場合、公益上支障が生じると判断されるものにつきましては、命令を行ってまいります。この命令を行う際、建築基準法の規定で設けてございます建築審査会のほうに諮問を行いまして、専門家からの意見をいただきながら区が判断をしていくこととしてございます。そして、命令を行っても、なお是正がされない場合につきましては、行政代執行を行うことといたします。
また、フローの横出しの形で安全代行措置というものを記載してございますが、これは、例えば道路に面している外壁の一部が落ちそうとか、屋根の一部が落ちそうなどの場合、防護ネットや一部撤去などの対応が必要となりますが、所有者が入院中、また遠方に居住しており早急な対応ができないといった状況の中で、危険な状態が放置されることが見込まれる場合に、区が所有者から事前に同意を得まして、区が代行して必要最低限の措置を行うことができるという規定でございます。なお、費用につきましては所有者の負担となりまして、措置の後、費用の徴収を行う仕組みといたします。
続きまして、5ページをごらんください。項番3、空き家の利活用についてでございます。
空き家の管理不全な状態の予防、空き家を活用した定住促進により、地域コミュニティの維持に効果が有効であるため、(2)のマイホーム借り上げ制度という既存の仕組みを活用しまして利活用策の第1弾として実施をしてまいります。
①制度の概要でございますが、中ほどの図のほうでご説明をいたしますと、中心に移住・住みかえ支援機構(JTI)とございますが、これが国土交通省から創設されました一般社団法人でございまして、このJTIによってこの制度が運営をされているものでございます。左側、住宅、空き家を含みますが、50歳以上の方が所有している住宅を、これをJTIのほうが借り上げをしまして、右側、賃貸住宅を借りたい人、想定は子育て世帯等のファミリー層でございますが、こことマッチングをして住宅のほうに入居してもらうというものでございます。
この制度の特徴といたしましては、貸し手側、住宅のオーナーとしましては、亡くなるまでの終身で家賃の保障が行われまして、高齢者の収入が継続的に確保されるという資産活用が図れること、また、家賃につきましては市場より低め、8割程度に設定をされるため、借り手側の負担も軽減されるということ、借り手、貸し手側の両方にメリットがございます。
続いて、②制度の普及・活用でございますが、本区としましては、この制度を空き家の利活用策として制度の展開を促進させるために、住宅課のほうにこの制度の相談やサポートができる、つまりJTIに橋渡しができる窓口を開設いたします。また、周知を図るため、空き家調査で把握した情報を活用しながら、対象となり得る住宅の所有者に対しまして制度の案内を郵送するとともに、ホームページや広報などを活用して幅広く周知をしてまいります。
項番4、スケジュールでございます。来年度第1回定例会のほうで条例の議案を上程させていただきまして、議案がお認めいただけましたら、定例会終了後広報し、3カ月ほどの周知期間を設けまして、4月1日から条例を施行するというスケジュールで進めてまいりたいと考えてございます。
説明は、以上でございます。
続きまして、狭あい
道路拡幅整備事業についてご説明をします。
資料6をごらんください。本事業につきましては、経費の不足分を本定例会に補正予算として計上させていただいてございます。
項番1、目的についてでございます。幅員4メートル未満の狭あい道路につきましては、建築基準法の規定によりまして、建てかえの際にセットバックをするような規定がございまして、そのセットバックした部分を区のほうが舗装するというような事業でございます。
項番2、事業の内容でございます。中ほどの図のほうをごらんください。4メートル未満の道路に接している敷地において、先ほどご説明した道路の中心線からセットバックした部分までの範囲を基本として、区がアスファルトなどで舗装するといった事業でございます。
なお、私道の場合は先ほどのご説明のとおりでございますが、区道の場合、公道の場合におきましては、道路管理などの観点から道路の反対側までの道路の幅全体を舗装してございます。
項番3、事業の進捗状況でございます。表の一番下の今年度の状況でございますが、区の整備を当初は700メートルと予定しておりましたが、現時点での年度末の見込みが805メートルとなってございまして、整備延長が105メートルほど増加している状況でございます。その理由としましては、消費税の増税を控えまして戸建て住宅等の新築の需要が増したことによるものというふうに考えてございます。
項番4、補正額でございます。先ほどご説明したとおり、整備延長が増加していることと、あと今年度の特徴でございますが、例年と比べて区道の割合が私道と比較して多くなってございまして、そのため整備費用が増加している、この2つの要因から予算が不足している状況でございます。そこで、こちらに記載の2,807万3,000円を本定例会のほうに計上させていただいてございます。
説明は、以上でございます。よろしくお願いします。
○委員長 初めに、空き家対策について、ご質問がありましたらどうぞ。
和泉委員。
◆和泉浩司 委員 これは待ち望んでいたもので、今戸で8年前に、焼け焦げて、ご本人が行方不明になられて、5年経過してようやくさまざまな要因で発見をしていただいて、販売できて、今はコインパーキングになっているところがあったり、また、隣の町会にもごみがついに天井まで達してしまって、ついにいられるスペースがないおうちとかがあって、その辺が私有財産なので手はつけられませんというお話でしたが、上のほうからのいろいろな仕組みが変わってきたりして、こういうことができたことを、まずまとめていただいたことに感謝したいと思います。
一つだけ気になるのは、5ページの制度の概要で、高齢者(50歳以上)と書いてあるのは、私個人的に少し寂しい思いはいたしているんですが。いつから50歳以上が高齢者と仮定されるようになったのかなと思っておりますが。
これをぜひさらに進めていただいて、住んでいらっしゃるけれども明らかに――あのときは区道が財産ですから、その区道に損害を与える場合とか、いろいろ一般的に物を考えたときには絶対住めないだろうと思っていても、そこに住んでいらっしゃる方がいれば空き家ではないということなんですけれども、そういう場合は、これはどう適用されるんでしょうか。
○委員長 建築課長。
◎寺田茂 建築課長 今回の条例の対象は空き家に限定をさせていただいてございます。そこに今、居住されている場合、我々も通常いろいろ相談を受けながら指導もしていますが、こちらにつきましては、建築基準法のほうで明確な法律の規定がございまして、建築課のほうで指導、その後の同じようなフローで是正指導ができるような仕組みがありますので、そちらのほうも同時に強化していきたいと思います。
空き家に限定したのは、やはりそこに人が住んでいなくて、これまで所有者に当たれないとか、近隣の方も誰に話していいかわからないと。所有者の方の責務がやはりちょっと不明な状態でございますので、そういった観点から特出しでこのような条例をつくっている、そういう趣旨でございます。
○委員長 和泉委員。
◆和泉浩司 委員 火災ですとか、また震災の折に、境界エリアにもロープが張ってあって、道路にウマが置いてあって、その建物に近づかないようにという建物もありますし、さまざまな原因で。この前テレビでも報道されていました。解体費用等々を考えた場合には、そのままほうっておくしかないんだというテレビ報道もありましたので、そういう部分も含めて、しっかりこの施策を進めていっていただきたいと思いますので、頑張ってください。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 私もこちらにつきましては了承させていただきたいんですけれども、マイホーム借り上げ制度の活用もどんどん進めていただきたいなというふうに感じております。それにプラスなんですけれども、台東区内に今、マンションの自転車等の路上駐輪とか、また、マンションの方の自転車の置くスペースがないということで、地域によりますと、余りにも自転車、バイク等が並び過ぎているので、車が通るのも厳しいところもございまして。
そうは言いつつも、自転車というのは、やはり生活の必需品ということもありますので、中には空き家が、もしそういったものの自転車置き場というんですか、有料駐輪場みたいな形になるかと思うんですが、シルバー人材センターの方の協力もいただきながら、もし可能ならばそういったスペースの活用も検討していただければなというふうに。私自身、あそこの自転車とかバイクがあって車が曲がれないとかいう苦情も受けましたし、また、逆にマンションの方から、マンションによって1軒に対して置くスペースも限られていて、子どもの自転車が置けないとかいうご相談もいただいておりますし、本当にそういった状況もありますので、活用の方法の中にそういったものも検討に入れていただければなというふうに思いますので、要望でお願いいたします。
○委員長 橋詰委員、どうぞ。
◆橋詰高志 委員 こうやって空き家住宅の状況の調査、それからまとめをしていただきまして、本当に何か次の施策展開がやりやすいかなという感じを持っています。
それで、今、報告がありました中で、例のマイホーム借り上げ制度の活用ということで、住まいとしての、純粋な居住形態としてのJTIの制度利用という中には、住まいと商業併用のそういう有料の建物で、例えばものづくりのシェアハウスみたいな、そういうものもできればな、有効活用の中でそういうのもやれればなというふうに我々は考えていたんですけれども、JTIの中にはそういうことも、純粋な住まいだけではなくてそういう方面もオーケーなんですか。
○委員長 建築課長。
◎寺田茂 建築課長 このJTIの事業スキームの対象は、住宅に限定してございます。
先ほどの委員のご指摘のとおり、当然この空き家の今の調査の結果を見ても住宅以外の用途というのもたくさんございまして、そういったものをどういった行政課題、解決できるか、ストックして活用できるかというのはあるんですけれども、いろいろ法的な、例えば建築基準法の用途の関係とかいろいろありますが、そういったものは当然、今後個別に検討していかなければいけないというふうに、こちらとしても考えてございます。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 やはり、そこはよく検討していただいて、使えるものは有効活用できるように展開をしていただきたいと思います。
○委員長 よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
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○委員長 次に、狭あい
道路拡幅整備事業について、ご質問がありましたらどうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
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○委員長 次に、平成25年度高齢者住宅(シルバーピア)の募集結果について、住宅課長、報告願います。
◎伊東孝之 住宅課長 平成25年度高齢者住宅(シルバーピア)の募集結果についてご報告申し上げます。資料7でございます。
項番1、募集期間でございます。今年度の募集は、10月1日から9日までの期間で実施いたしました。
その結果、項番2でございます。今回の応募状況でございますが、単身用は倍率6.2倍、2人世帯用は倍率5.7倍という結果でございました。なお、当選者につきましては、10月25日に実施いたしました公開抽せんによりまして、単身世帯を23世帯、2人世帯を3世帯、それぞれ決定させていただきました。
項番4、当選者の資格審査及び入居あっせん順位についてでございます。ご当選された26世帯につきましては、私ども職員により居住状況等現地調査を行いました。その調査結果に基づきまして、11月18日に開催いたしました高齢者住宅運営審議会におきまして当選者の資格審査を行い、入居あっせん順位を決定したところでございます。
恐れ入ります、裏面、2ページをごらんいただきたいと思います。シルバーピアの募集結果を簡潔にご報告いたします。
まず、応募者の状況でございますが、70歳から74歳の方のご応募が一番多くなっております。こちらは昨年と同様でございます。中ほどの左側の表は、申し込み理由を分類したものでございます。単身、2人世帯とも、住宅が保安上危険、または衛生上有害が50世帯と6世帯と、最も多くなっております。
次に、(2)当選者の状況でございます。今回当選された皆様の平均年齢は単身が75.6歳、2人世帯が72.5歳、収入状況は年金収入のみが14世帯と最も多くなっております。
平成25年度高齢者住宅(シルバーピア)の募集結果についてのご報告は、以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
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○委員長 次に、
稲荷町自転車駐車場整備の変更について、
交通対策課長、報告願います。
◎望月昇
交通対策課長 稲荷町自転車駐車場整備の変更につきましてご報告申し上げます。資料8をごらんください。
稲荷町自転車駐車場の整備につきましては、本年6月の第2回定例会の本委員会でご報告いたしまして、9月に着工、11月初旬を供用開始としておりましたところでございますが、いまだ着工に至っていない状況でございます。つきましては、この間の変更事項についてご報告申し上げるものでございます。
項番1の変更内容でございます。まず、設計内容ですが、稲荷町交差点の西側、上野寄りに77台整備するといたしましたところを69台に変更いたします。
次に、供用開始でございます。先月初旬としておりましたものを来年3月中の供用開始といたします。
項番2の変更の理由でございます。設計の内容につきましては、交通管理者である警視庁と協議を行ってきた中で、警視庁の指示によりまして設計の変更を行ったことによる台数の減でございます。供用開始につきましては、この設計変更を伴う関係機関も含め協議に時間を費やしたことによるものでございます。
項番3の指導整理区域の指定についてでございます。自転車駐車場の整備とあわせて指定いたします指導整理区域、いわゆる放置自転車禁止区域でございますが、来年3月の自転車駐車場の供用開始とともに指定を開始いたします。
項番4、今後の工事の予定でございます。今年度実施する工事につきましては、整備予定地の地先で建てかえ工事を行っている箇所がございまして、その部分で歩道を切り下げる必要があるため、その部分のスペースの8台分の設置工事を保留いたしまして61台分の整備を今年度行います。その後、来年度予定してございますが、建てかえ工事が終了した後に、保留した8台分を整備するものでございます。
恐れ入ります、別紙をごらんいただきたいと存じます。赤で示したところが今年度の整備地域でございまして、その部分の一部黄色の部分がただいま申し上げた8台分を保留する部分でございます。
恐れ入ります、資料の表にお戻りいただきたいと存じます。項番5の今後の予定でございます。来年1月に基礎及びラックなどの工事を開始いたしまして、3月に自転車駐車場の供用を開始するとともに、あわせて指導整理区域の指定を行います。
本来でございましたら、今ごろは駅や商店をご利用の方々に自転車駐車場をご利用いただき、稲荷町駅周辺の放置自転車撤去の強化を図っているところでございますが、このような状況となりまして、近隣の皆様にご迷惑をおかけしていることをまことに申しわけなく存じます。一日も早い供用に向けて努めてまいりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
説明は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 一言だけ。変更の中身はわかりました。それで、ラックをつけて、車輪のロックのあれがつくと思うんですけれども、料金の支払いのときに例えばSuicaが使えるとか、そういうことというのは考えられているんですか。
○委員長
交通対策課長。
◎望月昇
交通対策課長 現在のところ、現金だけの取り扱いとなっております。
○委員長 橋詰委員。
◆橋詰高志 委員 川越市とか、よその地区では、Suicaが普及しているということで、小銭を余り使わなくてもSuicaで触れればというのがあるので、技術的にはそう難しいことではないと思いますので、今後、検討をお願いします。
○委員長 検討でよろしいですね。
ただいまの報告については、ご了承願います。
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○委員長 次に、道路愛称名について、
道路管理課長、報告願います。
◎吉田美生
道路管理課長 それでは、道路愛称名についてご報告させていただきます。お手元の資料9をごらんください。
本事業につきましては、わかりやすいまちづくり、区民及び来街者の利便性の向上、道路に対する愛着の醸成を目的といたしまして、平成21年度から開始したものでございます。
このたび、項番1の愛称名欄に記載がございます40番、杵屋通り、41番、根岸柳通り、42番、忍小通りの3つの路線を新たに道路愛称名として認定いたしましたので、ご報告申し上げます。
なお、区間、申請者及び申請理由は項番1の記載のとおりでございます。
次に、恐れ入りますけれども、もう1ページめくっていただきまして、別紙をごらんください。今回新たに認定した3路線の位置等を桃色で着色してございますが、あわせて既に認定済みの愛称名も表記してございます。今回ご報告いたします3路線を含め、道路愛称名は合計42路線となりました。
なお、本道路愛称名の普及啓発活動につきましては、当該道路の申請者等にご相談の上、愛称名標示板の設置を行うほか、広報たいとう、区のホームページ、CATV番組等により周知を行っていく予定でございます。
簡単ではございますが、報告は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
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○委員長 次に、案件表にはございませんが、
都市計画課長から報告がありますので、ご聴取願います。
◎伴宣久
都市計画課長 お手元のほうに資料を配らせていただきましたが、地元から要請を受けまして、区、議会とともに、JR東日本に対しまして要請をしておりました東北縦貫線の開業時期、愛称につきましてプレスの発表がございましたので、お手元に資料を配らせていただきました。
まず、1番の上野-東京駅間の開業時期につきましては、2014年度末というところで、具体的な運転計画、開業日時等については決まり次第お知らせいたしますということになっております。
項番2番の愛称でございますが、上野東京ラインという愛称になります。愛称につきましては、宇都宮線、高崎線、常磐線、東海道線を直通運転する列車の案内等で使用をいたします。
参考のところに運輸体系図が出てございます。現状、上野駅でとまっております常磐線、宇都宮線、高崎線が、上野から東京まで延伸になりまして、東海道線と相互乗り入れをする。全体の愛称が上野東京ラインということになったということでございます。
2ページにつきましては、東北縦貫線の整備計画の概要が書いてございますので、後ほどごらんください。
報告は、以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
理事者からの報告は、以上であります。
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○委員長 以上で、本日予定されたものは、全て終了いたしました。
その他、ご発言がありましたらどうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
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○委員長 これをもちまして、
産業建設委員会を閉会いたします。
午後 4時00分閉会...