台東区議会 2009-10-23
平成21年第3回定例会-10月23日-03号
平成21年第3回
定例会-10月23日-03号平成21年第3回定例会
平成21年第3回
定例会東京都台東区
議会会議録(第15号)
●10月23日(金) (以下敬称略)
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出席議員(31名)
1番 石 川 義 弘 2番 髙 森 喜美子
3番 石 塚 猛 4番 成 澤 敬
5番 君 塚 裕 史 6番 小 坂 義 久
7番 東 久仁子 8番 堀 越 秀 生
9番 秋 間 洋 10番 和 泉 浩 司
11番 太 田 雅 久 12番 鈴 木 茂
13番 水 島 道 徳 14番 河 野 純之佐
15番 小 菅 千保子 16番 池 田 清 江
17番 田 中 伸 宏 18番 橋 詰 高 志
20番 高 柳 良 夫 21番 実 川 利 隆
22番 青 柳 雅 之 23番 木 下 悦 希
24番 清 水 恒一郎 25番 杉 山 全 良
26番 杉 山 光 男 27番 茂 木 孝 孔
決算特別委員会委員長 和 泉 浩 司
台東区
議会議長 鈴 木 茂 殿
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△日程第6~第9
決算特別委員会審査報告書
本委員会に付託された次の報告は、
慎重審査の結果、認定すべきものと決定しました。
報告第5号 平成20年度東京都台東区
老人保健医療会計歳入歳出決算
報告第7号 平成20年度東京都台東区
老人保健施設会計歳入歳出決算
報告第8号 平成20年度東京都台東区
病院施設会計歳入歳出決算
報告第9号 平成20年度東京都台東区
用地会計歳入歳出決算
平成21年10月19日
決算特別委員会委員長 和 泉 浩 司
台東区
議会議長 鈴 木 茂 殿
──────────────────────────────────────────
○議長(鈴木茂 さん) 本件について委員長の報告を求めます。
10番
和泉浩司さん。
(10番
和泉浩司さん登壇)
◎10番(
和泉浩司 さん) ただいま上程されました報告第2号、平成20年度東京都台東区
一般会計歳入歳出決算、報告第3号、平成20年度東京都台東区
国民健康保険事業会計歳入歳出決算、報告第4号、平成20年度東京都台東区
後期高齢者医療会計歳入歳出決算、報告第5号、平成20年度東京都台東区
老人保健医療会計歳入歳出決算、報告第6号、平成20年度東京都台東区
介護保険会計歳入歳出決算、報告第7号、平成20年度東京都台東区
老人保健施設会計歳入歳出決算、報告第8号、平成20年度東京都台東区
病院施設会計歳入歳出決算、報告第9号、平成20年度東京都台東区
用地会計歳入歳出決算について、
決算特別委員会における審査の経過及び結果を報告いたします。
本件は、9月10日開会の第3回定例会において設置された15名の委員をもって構成する本委員会に審査が付託されました。
本委員会は、直ちに正副
委員長互選を行い、私が委員長に、副委員長には
木下悦希さんが選任されました。
平成20年度決算は、世界的な金融危機による景気の悪化に見舞われる中、台東区
長期総合計画に基づき策定された新たな
行政計画の初年度として、
基本構想に掲げる「にぎわい いきいき した
まち台東」の実現を目指し、さらなる
取り組みに着手した年の決算であります。
本委員会は、
主要一般財源の増加が見られるものの、増大するさまざまな
財政需要を抱え、依然として楽観できない財政の状況下で編成された平成20年度予算がいかに効率的・効果的に執行されたのか、さらに、来年度予算にどのように反映させていくのかについて、各項目、各事業の内容を活発に審査いたしました。
以下、10月6日を初日とし、計5日間にわたる当委員会の審査の主なものについて、
一般会計歳入歳出決算から順次報告いたします。
初めに、
決算全般について申し上げます。
区長のリーダーシップについて、本区には緊急の課題が山積しており、多くの
財政負担が予想される。限られた財源で、真に行政が行うべき仕事や必要な事業を判断していくことが重要と考えるがどうかとの質問がありました。
これに対しては、国政の大きな変化や依然として不透明な
経済情勢、
少子高齢化への対応など、取り組むべき課題は多岐にわたっている。来年度策定する新たな
行政経営推進プランの中で、
区政運営の手法について検討していくとの答弁がありました。
次に、平成22年度
予算編成について、従前の前例踏襲の
予算編成を改め、真に必要な施策に対して
重点配分を行うなど、事業の成果によってめり張りのある
予算編成の検討を行うべきと考えるがどうかとの質問がありました。
これに対しては、限られた財源を有効に活用していくためには、
予算配分の重点化、効率化を徹底し、
予算編成を行うことが重要である。最小の経費で最大の効果を上げる
予算編成に努めていくとの答弁がありました。
次に、平成20年度決算においては、区の
財政状況は各指標とも適正水準であるが、
社会経済情勢は不透明感が増すと予想される。財源は有効に活用し、健全で弾力的な
財政運営に努め、
行政計画の着実な実行と
区民福祉の充実を望むがどうかとの質問がありました。
これに対しては、20年度決算の状況は健全と考えるが、景気が大きく後退する中で、さまざまな
財政需要を抱えており、今後の
財政運営はさらに厳しくなると認識している。不断に
行財政改革を続け、健全な
財政運営に努め、
区民生活の安定と充実のために努力を重ねていくとの答弁がありました。
次に、歳入について申し上げます。
初めに、
自主財源の確保について、
たばこ税についての理解を深めてもらうため、
たばこ税が区政に貢献していることを広く区民にPRすることが必要と考えるがどうかとの質問がありました。
これに対しては、
たばこ税の重要性は、これまでも広報等で区民に伝えている。また、
マナー啓発用の
携帯灰皿等に、貴重な財源として区政に活用されている旨を表示している。引き続き、わかりやすいPRに努めていくとの答弁がありました。
次に、歳入の確保について、国や東京都の枠組みが変わる中で、さまざまな
制度変更が行われることが予想される。補助金や特別区交付金などの歳入の確保に向けて、区長の考えはどうかとの質問がありました。
これに対しては、
制度改正などに的確に対応するため、国や東京都の動向を十分に注視し、補助金や特別区交付金など、さまざまな歳入の確保に努めていくとの答弁がありました。
次に、
都市計画税について、本来、
市町村目的税であるが、特別区では都税とされているため、特別区の
都市計画事業に使われているのか不透明である。区の
都市計画事業の財源として確保すべきと考えるがどうかとの質問がありました。
これに対しては、これまでも23区一体で
都市計画交付金の増額などを東京都に働きかけてきた。今後もすべての
都市計画事業の財源として活用できるよう、また都区双方の
都市計画事業に見合った配分となるよう働きかけていくとの答弁がありました。
次に、
収納率向上について、特別区税や
国民健康保険料は収入未済がふえ、収納率が低下している。本区の徴収に対する決意はどうか。また、
収納率向上のために、今後どのように徴収業務を行っていくのかとの質問がありました。
これに対しては、
収納率向上は財源の確保や公平性の観点からも極めて重要である。
納期内納付を呼びかけ、滞納防止を強化するとともに、滞納処分を徹底していく。今後も、職員の
スキル向上や東京都などとの連携強化を行うとの答弁がありました。
次に、歳出について申し上げます。
総務費においては、情報の共有化について、調査・研究のための視察等で得た情報は、
行政内部はもちろん議会とも共有化を図るべきである。
情報開示と
情報共有化のシステムを構築する必要があると考えるがどうかとの質問がありました。
これに対しては、視察等で得た情報は重要であり、今後の
区政推進のためには、議会と共有化し、同じ基盤の上で議論を重ねることが有意義であると考える。情報の共有化については、議会への報告も含め、今後検討していくとの答弁がありました。
次に、抜本的な
財政刷新対策について、
財政健全推進計画のように数値目標を立てたり、
施設建設に際しては基金を取り崩さないなど無駄を省くという内容で、区独自の
刷新計画を打ち立てるべきと考えるがどうかとの質問がありました。
これに対しては、限られた資源を有効活用し、
区民サービス向上のため、
財政健全推進計画等に基づき、
事務事業の見直しを進めてきた。
財政刷新対策については、来年度策定予定の
行政経営推進プランの中で検討していくとの答弁がありました。
次に、
救急医療情報キットについて、災害の発生による緊急時等に迅速な救命措置をとれるよう、区民の安全・安心のために、
救急医療情報を収納する容器を高齢者や
障害者等に配布してはどうかとの質問がありました。
これに対しては、区では
医療情報等を記載する仮称「
防災安心カード」の作成を検討している。
救急医療情報キットについては、他自治体における
実施状況を調査し、災害時要
援護者名簿の活用等とあわせ研究していくとの答弁がありました。
次に、
公務労働の安定について、自治体が発注する業務などに従事する労働者の最低賃金を自治体が定める基準以上とすることなどを定める
公契約条例を制定する自治体があるが、本区でも制定すべきと考えるがどうかとの質問がありました。
これに対しては、
公共工事などに従事する労働者の
労働条件については、
労働基準法などの関係法令に基づき、事業者と労働者、雇う者と雇われる者との間の取り決めにゆだねられるため、区では条例の制定は考えていないとの答弁がありました。
次に、台東区における
啓発活動やキャンペーンについて、経験や
ノウハウを持つNPOと連携したり、複数の所管で実施している活動の効率化を図るなど、いろいろな試みに取り組んでいくべきと考えるがどうかとの質問がありました。
これに対しては、事業の目的や内容に応じて、最も効果的な方法で行うよう努めている。区民や事業者との連携やイベントの相互協力など、より効率的・効果的な手法を考え、創意工夫を凝らした
啓発活動に努めていくとの答弁がありました。
民生費においては、
浅草北部地域について、台東区
北部地域簡易宿泊所転換助成事業の現状はどうなっているのか。また、事業を効率的に推進していくためには、東京都に助成金を求めることなども必要と考えるがどうかとの質問がありました。
これに対しては、この事業は、今年度より東京都の
財政支援を得て実施することになった。現在、13施設から相談を受けており、実現に向けて支援していく。今後も東京都等と連携を図り、積極的に推進していくとの答弁がありました。
次に、他区からの
生活保護受給者について、区内の
簡易宿所を利用する際に本区に報告をする等の適切な対応を他の自治体や東京都に要請していくべきであると考えるがどうかとの質問がありました。
これに対しては、東京都に、都内全自治体に対して
生活保護制度全般にわたる適正な運用を強く指導するように求めている。区内の
簡易宿所を利用している自治体に対しても、長期にわたる利用を中止するよう要請しているとの答弁がありました。
次に、
生活保護受給者について、旧政権のもとで受給者は増加し、ことしの
雇用情勢の悪化や炊き出しに並ぶ人々の状況を見ても、さらに事態は深刻である。この状況をどう認識し、どう対応するかとの質問がありました。
これに対しては、長引く不況のもと、
生活保護を受給している方が急増していることは、大変憂慮すべき事態であると認識している。今後とも、適正かつ適法に
生活保護制度を運用していくとの答弁がありました。
衛生費においては、
公衆浴場対策について、
公衆衛生の観点に限らず、ふれあいの場として位置づけ、高齢者への支援と同じように、若年層にも
利用促進策を進めるべきと考えるがどうかとの質問がありました。
これに対しては、若年層の方々の
利用促進は、
下町ならではの豊かな人間性をはぐくむよい機会であり、また、
入浴マナー等の規範意識の形成の場にもなるものと考えている。今後、
浴場組合等と協議し、検討していくとの答弁がありました。
次に、環境問題の
改革的施策について、環境ふれあい館がある
蔵前地区周辺を
環境モデル地区に指定してはどうか。また、
北部地区にも
モデル地区を1カ所指定し、
エコゾーン構想を研究していくべきと考えるがどうかとの質問がありました。
これに対しては、
蔵前地区においては、
地域ぐるみの
環境学習が進展している。
地域単位で
環境保全に取り組む
仕組みづくりについては、
環境モデル地区の指定を含め、検討していくとの答弁がありました。
次に、
がん検診、
健康診査について、要
精密検査の結果が出た受診者に対するその後の
フォロー体制を確立することが必要であるが、どのように対応していくかとの質問がありました。
これに対しては、
精密検査対象者の
フォローアップ体制については、
検診機関によって対応に違いが生じないよう指導していくとの答弁がありました。
文化観光費においては、
観光マーケティング調査について、台東区を訪れた
観光客数や
観光消費額等の結果が示されているが、どのように認識しているのか。また、
観光消費額を今後どのように引き上げていくのかとの質問がありました。
これに対しては、
観光消費額は、
観光客数の増加に伴い伸びているが1人当たりの消費額は減少しており、今後の課題と認識している。
観光消費額を引き上げる方策としては、魅力ある
土産物開発の支援を初め、滞在時間の延長やリピーターの確保に向けた
取り組みが重要と考えるとの答弁がありました。
次に、
観光施策について、
東京スカイツリーの完成を見据え、さらなる誘客に向けたハード、
ソフト両面での整備が不可欠である。こうした状況の中、
観光地域プロデューサーをどのように生かしていくのかとの質問がありました。
これに対しては、観光客のニーズをとらえた
情報発信や地域の
魅力づくり、ホスピタリティのある
受け入れ体制づくりなど、
観光地域プロデューサーの
ノウハウを活用し、さらなる誘客に向けて積極的に取り組んでいくとの答弁がありました。
次に、
産業経済費においては、
皮革履物産業対策について、
ものづくり工房にとどまらず、
学校跡地や旧
東京北部小包集中局跡地などの活用、
都立靴学校の拡充を含めて、
皮革履物産業復興拠点をつくってはどうかとの質問がありました。
これに対しては、
産業研修センターを中心に、企業の経営・
技術力向上に向けた事業に取り組んでいる。今後も、
地場産業の育成、創業支援などセンターの事業の拡充を図るとともに、東京都との連携にも努めるとの答弁がありました。
土木費においては、
放置自転車対策について、移送した自転車のうち、引き取りに来た持ち主からは
移送手数料を徴収しているが、引き取りに来ない持ち主は徴収を免れている。これらの者からも徴収するべきではないかとの質問がありました。
これに対しては、条例上、返還の際に
移送手数料を徴収すると定めている。防犯登録がなく、持ち主を特定できない自転車が多いため、引き取りに来ない者から徴収することは難しい状況である。今後も
放置自転車の減少に努め、よりよい
道路環境を目指していくとの答弁がありました。
次に、
浅草北部地域の
環境整備と
まちづくりについて、旧
東京北部小包集中局跡地の活用や、
東京スカイツリー開業に向けた
浅草地域と
浅草北部地域の総合的な
まちづくり、交通網や
水辺ラインの整備が考えられる。今後の北部の
まちづくりは地域の視点に立って進めることが重要と考えるがどうかとの質問がありました。
これに対しては、
まちづくり協議会を初め、地域の方々と連携しながら、北部地域の総合的かつ魅力ある
まちづくりを進めていくとの答弁がありました。
次に、
放置自転車対策について、駐輪場は公共で設置しなくてはならないという考え方ではなく、むしろ駐輪場を民有地に求めていくという方向を考えてもよいのではないかとの意見がありました。
教育費においては、就学前児童に対する施策について、私立幼稚園と保育園も
教育委員会が所管することになったが、現状と教育長の感想はどうかとの質問がありました。
これに対しては、幼稚園、保育園においては、改善・充実すべき課題もあり、
教育委員会として共通理解を深め、各施設の一層の充実とともに、
取り組みについても相乗効果を図っていく必要がある。また、小学校への円滑な接続を見据えて、就学前の子どもたちを一体的にとらえ、連携を図りながら幼児教育を改善・充実していくことも必要であるとの答弁がありました。
次に、幼児教育のグランドデザインについて、幼児教育に対する中長期的なビジョンの策定が必要ではないかとの質問がありました。
これに対しては、公私立の幼稚園、保育園等を加えた協議会や
教育委員会内部のプロジェクトチームでの検討結果、幼児教育検討会の提言を踏まえ、今後、全体像についての考え方をまとめていくとの答弁がありました。
次に、校務事務の改善について、校務事務改善支援システムの本格導入に際し、すべての教員がシステムを習得するまでに時間を要することが予想される。教員が効果的にシステムを活用するために、導入後もさらなる
取り組みが必要ではないかとの質問がありました。
これに対しては、システム導入後も各学校の疑問に速やかに対応するとともに、教員の操作に対する習熟の程度に応じた研修を実施するなど、きめ細かなサポート体制を検討し、導入の目的を達成していくとの答弁がありました。
次に、教育について、小1ギャップなど環境の変化を初めとする子どもの不安を取り除くために、幼保・小・中の連携がなされているが、どのような目標を持って進めているのか。また今後、具体的にどのように取り組んでいくのかとの質問がありました。
これに対しては、学校・園を中学校の学区域ごとにグループ編成し、連携の組織を整えた。地域内で指導法の交流を行うとともに、情報交換を進め、円滑な接続が行われるよう支援している。今後も、効果的な連携方法を検討していくとの答弁がありました。
次に、保育の需要と保育所の整備について、本区では、幼保一体化や就学前教育の推進などを行ってきたが、今後の認可保育所と認定こども園のあり方をどのように考えているかとの質問がありました。
これに対しては、2つの認定こども園の成果や課題を十分に検証した上で、台東区における認定こども園・保育園・幼稚園などの幼児教育の今後のあり方について、総合的に検討していくとの答弁がありました。
次に、各特別会計歳入歳出決算について申し上げます。
介護保険事業会計においては、医療・介護など社会保障から低所得者が排除されることについて、介護保険制度は、見直しのたびに低所得者への影響が深刻になっている。所得により差別されない
区民福祉を目指すべきではないかとの質問がありました。
これに対しては、これまでも福祉施策を実施するに当たり、すべての区民が適正な負担のもとにサービスを享受できるよう配慮してきた。今後もこの考え方を基本に、さらなる
区民福祉の向上を目指していくとの答弁がありました。
本委員会はここに審議を終了し、一般会計決算、各特別会計決算のいずれも認定すべきものと決定いたしました。
なお、8報告のうち、一般会計決算、国民健康保険事業会計決算、後期高齢者医療会計決算及び介護保険会計決算の4報告については、秋間洋委員は
杉山光男委員の賛成を得て、
少数意見を留保いたしましたことをご報告申し上げます。
議員各位におかれましては、本委員会の意のあるところをご賢察いただき、
委員会報告書どおりご決定賜りますようお願いを申し上げます。
また、理事者におかれましては、本委員会の席上、各委員からの意見や要望のありました事項に十分配慮をいただき、新年度
予算編成に反映されますことを要望いたします。
最後に、連日長時間にわたりご審議をいただきました委員各位、また答弁をいただいた理事者の方々に心から感謝申し上げ、委員長報告といたします。
○議長(鈴木茂 さん) 以上で委員長報告は終了いたしました。
次に、日程第2から第5までについて、
少数意見の報告がありますので、これを許可いたします。
9番秋間洋さん。
(9番秋間 洋さん登壇)(拍手)
◆9番(秋間洋 さん) 日本共産党の秋間洋です。
杉山光男委員の賛同を得て、ただいま上程されました平成20年度一般会計、国民健康保険会計、後期高齢者医療会計、介護保険会計の各決算に反対する
少数意見報告を行います。
本決算年度は、輸出大企業の利益を専らふやす一方で、社会保障、中小企業と雇用を壊し続けてきた経済政策の矛盾が噴出した年でした。社会保障費の毎年2,200億円削減が実質的に不可能になった年度であり、首都東京のど真ん中に派遣村ができ、ルールなき日本資本主義のひどさを内外に知らしめた年でもありました。
先日、新政権が初めて相対的貧困率を公表しました。2006年の数字ですが、貧困率は15.7%で7人に1人が貧困。OECD加盟国でワースト4というものでありました。台東区民だけが例外であるはずがありません。本決算年度の所得で見ると、所得150万円以下の納税者が24.5%、納税者の4人に1人いました。給与所得者なら、所得控除後のこのラインはほぼ
生活保護基準であります。心が痛むのは、このライン以下が20代から40代で20%もいることで、このままでは貧困の連鎖が子どもたちにも拡大していきます。
生活保護受給者も大幅にふえています。一般世帯がこの5年間で3割も増加しており、
決算特別委員会で理事者も、中小零細事業主や労働者などの一般家庭での受給者がふえていることが原因だと答弁をしました。
区は、
生活保護基準以下の区民がどれくらいいるのか捕捉していないと平然としていますが、国が貧困率を調査したように、区民の暮らしの現実を正面に据えて、調査・把握すべきであります。
特別区民税の負担構造を見ると、平成17年、18年、19年と、高齢者と年金所得者への課税強化、定率減税の廃止、住民税のフラット化で、住民税の逆進性が急速に進みました。
課税標準所得の階層別で区民税収に占める割合、いわゆる貢献度を見てみますと、平成18年度と20年度とを比べると、課税標準100万円以下の区民の区民税収への貢献度は、18年度の3.9%が20年度5.9%に、300万円以下の貢献度が、18年度19.7%から20年度32.0%に、400万円以下の貢献度が、18年度の28.7%が20年度は42.1%に大きく伸びています。逆に課税標準1,000万円以上の貢献度は、40%が30.3%と10ポイント減っています。
委員会では住民税の構造で逆進性が強まったことを認める答弁がありました。そうであるなら当然それを配慮し、所得の再配分機能を今まで以上に高めたかどうかという視点が重要であります。
ところが、区長のとった態度は逆でした。この年度は、3年続いた高齢者への住民税増税の激変緩和措置がなくなりました。本来なら、その痛みの分を和らげる施策が必要でありましたが、区長は配慮を行いませんでした。
私は
決算特別委員会で、低所得者が社会保障から排除される問題を重視し、総括質問の一つの柱に据えました。象徴的な問題として、清川2丁目福祉施設の特養ホームが低所得者や
生活保護受給者が入れないことを例に、区長は所得で差別されぬ福祉を目指すべきだと基本的な姿勢を問いました。
これに対し区長は、低所得者には軽減措置などを行ってきた。適正な負担のもとに福祉サービスを享受できるよう配慮してきたと答弁するだけで、区の福祉施策は所得の違いで差別しないとは明確に答えませんでした。大変残念であります。
しかし、清川の特養ホームの負担軽減対象の老年福祉年金受給者、月3万3,800円しか収入のない方が、軽減して5万円の負担でいいというものであります。負担軽減される人が収入より負担が多いのであります。全く適正でない負担ではありませんか。区長が言う適正な負担とは、お金がある人と低所得者とでは区が提供する福祉サービスも左右されるという意味であります。この年度は、特別養護老人ホームの運営補助金をさらに1億円以上削りました。区長は、区民だれもが等しく享受できる福祉を目指すべきであります。認められません。
その一方で、この年度末に上野中央通り地下駐車場の開業となりましたが、その後わずか半年で、利用料金を見直す見通しの誤りが明確になりました。それでも区長は、道路交通の円滑化、来街者の利便性向上が図られたと、税金の無駄遣いを全く省みることなく評価する始末であります。また、区民の貴重な財産を半世紀も大手ゼネコンのみに開発のために差し出す旧福井中
学校跡地開発計画も認められません。直ちに中止すべきです。
浅草橋地域のにぎわいは、中小企業のものづくりと流通の技術、
ノウハウが蓄積されている台東区だからこそできる活性化の方策を当面、現校舎を活用して進めるべきことを改めて求めます。さらに現在、存亡の危機に立っていると言っても過言ではない皮革履物産業への本格的な実態調査と抜本的な振興策を腰を据えて行うよう、強く求めるものであります。
私は、この決算年度、台東病院整備や中小企業緊急特別融資、障害児通学支援や認証保育所保育料助成など、区民の願いにこたえる施策を一部進めたことは、評価をいたします。
しかし、区長の基本的な姿勢は、強気を助け、弱きをくじく自公政治を肯定し、そこから区民を守るという姿勢は見られませんでした。しかもこの
決算特別委員会の審議でも、総選挙に示された国民・区民の声を理解せず、ただただ国の動向を注視するという姿勢に終始しました。
そんな姿勢に貫かれ、執行された平成20年度一般会計決算は到底賛成できません。
次は、国民健康保険事業会計であります。
滞納件数がずっとふえ続け、本決算での収納率はとうとう70%を切りました。
経済情勢の反映もありますが、明らかに重過ぎる、高過ぎる保険料が原因であります。
そもそも、さきに述べたように、4人から5人に1人が
生活保護基準ライン以下にある本区であります。それでも区は、
国民健康保険料では
生活保護基準の1.15倍以下という基準による減免を適用としません。
高齢者の保険料の激変緩和措置がこの年度からなくなりましたが、区は負担軽減策を講じませんでした。短期保険証と資格証明証の発行は高どまりであります。
国民健康保険会計を圧迫しているのは、国の負担金・補助金がどんどん減らされているからであります。この年度はついに歳入の2割を切り、19.3%になりました。10年前は33%ですから、一気に14ポイントも減っているのであります。区長は、国に対して国庫補助をふやせと真剣に働きかけているとは思えません。これでは決算を認定できません。
次に、後期高齢者医療であります。
制度そのものが生存権や法の下の平等など憲法の規定に違反する制度であり、参議院では廃止法案が可決されています。新政権は廃止方針を明らかにしています。
2年ごとに見直される保険料は、後期高齢者の人口とかかった医療費に応じ、天井知らずに上がる仕組みになっています。
東京都後期高齢者医療広域連合が自公政権時代の仕組みに従って行った試算では、均等割で現在の3万7,800円が、最高で4万2,600円に上がります。所得割も現在の6.56%から最高で8.21%、最低でも7.36%に来年の4月引き上げられることになります。
さらに、被用者保険の扶養家族から後期高齢者医療制度に移行した人などへの軽減措置が来年3月でなくなると、890億円の負担が75歳以上の高齢者に襲いかかるのであります。
初めての決算である本決算年度で、既に月300人余の高齢者が保険料を滞納しています。東京ではまだ短期保険証や資格証が発行されてはいませんが、他県では短期証が2万8,000人に発行され、高齢者の健康と命を脅かしています。新政権は廃止を4年後に先延ばししようとしていますが、大問題であります。こんな制度はすぐに廃止すべきであります。区長は、いまだにこの制度に賛成しており、許せません。
よって、決算は認定できません。
最後に、介護保険会計であります。
国民健康保険会計同様、高過ぎる保険料が未収をふやしています。収入未済額は本決算年度で現年滞納分あわせて9,557万円でしたが、介護保険料が上がったこの第3期事業期間の3年と、上がる前の第2期事業期間の3年を比べると、収入未済額は1億8,800万円から2億7,000万円にふえました。
今期は基金を使って保険料の値上げを抑えましたが、介護保険制度はサービスを向上させるには保険料を上げざるを得ないという、そもそも福祉にはふさわしくない制度設計になっています。調整交付金も含め、25%という低過ぎる国の補助金・負担金を引き上げなければ、保険あって介護なしという事態はさらに進みます。
私は、介護保険は3つの点で改善をしなければ、制度そのものが維持できなくなると思います。
第1は、介護を支える働き手の確保です。この春からの第4期事業では、人材確保のための基金を国がつくり、地方に配分し、報酬を引き上げましたが、介護労働者の賃金はほとんど上がっていないのが実態であります。
第2は、経済的理由で介護を受けられない人をなくすことです。これについては、さきにも、そして委員会でも主張いたしました。
第3は、介護取り上げ、保険あって介護なしという事態をなくすことです。軽度に誘導する要介護認定、適正化という名のもとに行われている介護制限をやめ、必要な人にはふさわしい介護が行われる安心を広げるべきであります。
ところが区長は、これに逆行する政府のやり方を仕方ないものと受け入れ、切実な介護労働の確保策や低所得者対策を行いませんでした。逆に、清川の福祉施設や台東病院老人保健施設のショートステイのように、低所得者では利用できないような施策を進めています。
よって、介護保険会計も賛成できません。
以上で
少数意見報告を終わります。(拍手)
○議長(鈴木茂 さん) 以上で
少数意見の報告は終了いたしました。
日程第2から第5までについては、起立により採決いたします。
おはかりいたします。
本件については、いずれも
委員会報告書どおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(鈴木茂 さん) 起立多数であります。よって、本件については、いずれも
委員会報告書どおり決定いたしました。
おはかりいたします。
日程第6から第9までについては、いずれも
委員会報告書どおり決定したいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木茂 さん) ご異議ないと認めます。よって、本件については、いずれも
委員会報告書どおり決定いたしました。
──────────────────────────────────────────
○議長(鈴木茂 さん) 日程第11から日程第20までを一括して議題といたします。
なお、
委員会報告書については、朗読を省略いたします。
△日程第11
企画総務委員会議案審査報告書
本委員会に付託された次の議案は、
慎重審査の結果、原案を可決すべきものと決定しました。
第62号議案
朝倉彫塑館保存修復工事請負契約の締結について
平成21年10月5日
企画総務委員会委員長 田 口 治 喜
台東区
議会議長 鈴 木 茂 殿
──────────────────────────────────────────
△日程第12 区民文教委員会陳情審査報告書
本委員会に付託された次の陳情は、
慎重審査の結果、趣旨を了とし採択すべきものと決定しました。
陳情21-16
入谷区民館の整備についての陳情
平成21年10月2日
区民文教委員会委員長 高 柳 良 夫
台東区
議会議長 鈴 木 茂 殿
──────────────────────────────────────────
△日程第13 産業建設委員会議案審査報告書
本委員会に付託された次の議案は、
慎重審査の結果、原案を可決すべきものと決定しました。
第61号議案 東京都台東区
設入谷小売市場条例の一部を改正する条例
平成21年9月30日
産業建設委員会委員長 木 村 肇
台東区
議会議長 鈴 木 茂 殿
──────────────────────────────────────────
△日程第14 議会運営委員会陳情審査報告書
本委員会に付託された次の陳情は、
慎重審査の結果、趣旨に沿いがたいという理由により、不採択と決定しました。
陳情21-15 台東区
議会議員が
区政調査研究費で行く
海外視察旅行を再考することについ
ての陳情
平成21年9月18日
議会運営委員会委員長 実 川 利 隆
台東区
議会議長 鈴 木 茂 殿
──────────────────────────────────────────
△日程第15・第16 環境・
安全安心特別委員会陳情審査報告書
本委員会に付託された次の陳情は、
慎重審査の結果、趣旨を了とし採択すべきものと決定しました。
陳情21-2 「
気候保護法(仮称)」の制定を求める意見書の提出についての陳情
陳情21-11 「
気候保護法(仮称)」の制定を求める意見書の提出についての陳情
平成21年9月25日
環境・
安全安心特別委員会委員長 青 柳 雅 之
台東区
議会議長 鈴 木 茂 殿
──────────────────────────────────────────
△日程第17 子育て支援特別委員会調査報告書
本委員会は、平成19年5月15日付託された次のことについて、鋭意調査中であるが、引き続き調査を必要とするので閉会中も調査できることに決定しました。
子育て環境について
平成21年9月24日
子育て支援特別委員会委員長 寺 井 康 芳
台東区
議会議長 鈴 木 茂 殿
──────────────────────────────────────────
△日程第18 環境・
安全安心特別委員会調査報告書
本委員会は、平成21年5月15日付託された次のことについて、鋭意調査中であるが、引き続き調査を必要とするので閉会中も調査できることに決定しました。
環境及び
安全安心について
平成21年9月25日
環境・
安全安心特別委員会委員長 青 柳 雅 之
台東区
議会議長 鈴 木 茂 殿
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△日程第19 文化・観光特別委員会調査報告書
本委員会は、平成19年5月15日付託された次のことについて、鋭意調査中であるが、引き続き調査を必要とするので閉会中も調査できることに決定しました。
文化政策及び観光について
平成21年9月28日
文化・観光特別委員会委員長 藤 平 一 雄
台東区
議会議長 鈴 木 茂 殿
──────────────────────────────────────────
△日程第20 自治制度・地方分権特別委員会調査報告書
本委員会は、平成21年5月15日付託された次のことについて、鋭意調査中であるが、引き続き調査を必要とするので閉会中も調査できることに決定しました。
自治権拡充及び地方分権について
平成21年9月29日
自治制度・地方分権特別委員会委員長 杉 山 全 良
台東区
議会議長 鈴 木 茂 殿
──────────────────────────────────────────
○議長(鈴木茂 さん) おはかりいたします。
本件については、いずれも委員長報告を省略することとし、
委員会報告書どおり決定したいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木茂 さん) ご異議ないと認めます。よって、本件については、いずれも
委員会報告書どおり決定いたしました。
──────────────────────────────────────────
○議長(鈴木茂 さん)
△日程第21、第63号議案、平成21年度東京都台東区
一般会計補正予算(第2回)を議題といたします。
本案について、提案理由の説明を求めます。
神子副区長。
(副区長神子雅行さん登壇)
◎副区長(神子雅行 さん) ただいま上程されました第63号議案につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
本案は、平成21年度東京都台東区
一般会計補正予算(第2回)でございます。
総額3億8,329万1,000円の増額補正をお願いするものでございます。
歳出予算の主な内容といたしましては、女性特有の
がん検診に要する経費、区立小・中学校におけるデジタルテレビ整備に要する経費、隅田川護岸への新防災船着場整備のための設計に要する経費などを計上いたしております。
歳入予算につきましては、国及び都支出金、平成20年度歳計剰余金の一部である繰越金のほか、入谷小売市場の使用料の減額を計上いたしております。
本案につきましては、よろしくご審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(鈴木茂 さん) 以上で提案理由の説明は終了いたしました。
おはかりいたします。
本案については、企画総務委員会に付託いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木茂 さん) ご異議ないと認めます。よって、本案については、企画総務委員会に付託することに決定いたしました。
──────────────────────────────────────────
○議長(鈴木茂 さん) 次に、各委員会付託の陳情の継続審査について、閉会中の継続審査の申し出があります。
本件については、お手元に配付いたしました各委員会から申し出の「陳情継続審査件名表」のとおり、閉会中の継続審査に付したいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木茂 さん) ご異議ないと認めます。よって、本件については、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
陳情継続審査件名表(平成21年第3回定例会)
保健福祉委員会
陳情19-7
生活保護費における老齢加算復活を求めることについての陳情
陳情20-11
国民健康保険料(税)の引き上げに反対することについての陳情
陳情21-4 後期高齢者医療制度の廃止を国へ求める意見書についての陳情
陳情21-5 国民健康保険の改善を求めることについての陳情
陳情21-6 介護保険制度の改善を求めることについての陳情
産業建設委員会
陳情20-27 凌雲橋へのエレベータの設置についての陳情
陳情20-28 鶯谷駅交差点の改善についての陳情
陳情20-35 「住宅耐震改修促進について」の陳情
陳情21-3 山谷堀公園水辺せせらぎ修理再開についての陳情
陳情21-10 ドッグラン開設についての陳情
──────────────────────────────────────────
○議長(鈴木茂 さん) 次に、常任委員会及び議会運営委員会の特定事件について、閉会中の継続調査の申し出があります。
本件については、お手元に配付の「特定事件継続調査事項表」のとおり、閉会中の継続調査に付したいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木茂 さん) ご異議ないと認めます。よって、本件については、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
特定事件継続調査事項表(平成21年第3回定例会)
企画総務委員会
1 区政一般の企画及び調整について
2 財政について
3 情報システムの管理運営について
4 統計について
5 広報及び広聴について
6 公有財産及び契約について
7 営繕について
8 危機管理について
9 人権及び男女共同参画について
10 選挙管理について
11
区政運営について
区民文教委員会
1 区民事務所及び区民施設について
2 コミュニティの育成について
3 国民年金について
4 区民相談及び消費生活について
5 特別区税及び税外収入について
6
国民健康保険料、後期高齢者医療保険料及び介護保険料の滞納整理について
7 戸籍及び住民の記録について
8 国際化施策及び都市交流について
9 教育行政の企画及び調整について
10 教育施設について
11 義務教育及び幼児教育について
12 生涯学習について
13 青少年及び女性施策について
14 社会教育事業及び社会体育事業について
15 図書館について
保健福祉委員会
1 社会福祉について
2 高齢者及び障害者の福祉について
3 介護保険について
4 福祉事務所について
5 保健衛生について
6 健康及び地域医療について
7 国民健康保険について
8 後期高齢者医療について
9 保健所について
10 清掃事業について
11 外郭団体の経営状況について
産業建設委員会
1 産業について
2 都市づくりについて
3 道路及び河川について
4 交通について
5 公園について
6 建築について
7 住宅について
8 外郭団体の経営状況について
議会運営委員会
1 議会運営について
──────────────────────────────────────────
○議長(鈴木茂 さん) おはかりいたします。
「
議員提出第7号議案 天皇陛下御即位20年に伴う
賀詞奉呈について」を本日の
追加日程第1として追加し、議題といたしたいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木茂 さん) ご異議ないと認めます。よって、本案については、本日の
追加日程第1として追加し、議題とすることに決定いたしました。
追加日程第1を議題といたします。
(
矢下事務局長朗読)
△
追加日程第1
議員提出第7号議案 天皇陛下御即位20年に伴う
賀詞奉呈について
○議長(鈴木茂 さん) 本案については、起立により採決いたします。
おはかりいたします。
本案については、提案理由の説明を省略することとし、8名の委員をもって構成する賀詞文起草委員会を設置し、賀詞文の起草に当たらせることに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(鈴木茂 さん) 起立多数であります。よって、8名の委員をもって構成する賀詞文起草委員会を設置し、賀詞文の起草に当たらせることに決定いたしました。
ただいま設置されました賀詞文起草委員会の委員の選任については、私よりご指名申し上げます。
事務局長に朗読させます。
(
矢下事務局長朗読)
賀詞文起草委員会委員に
10番 和 泉 浩 司 さん 14番 河 野 純之佐 さん
17番 田 中 伸 宏 さん 21番 実 川 利 隆 さん
24番 清 水 恒一郎 さん 25番 杉 山 全 良 さん
28番 寺 井 康 芳 さん 30番 伊 藤 萬太郎 さん
を指名する。
○議長(鈴木茂 さん) ただいま朗読のとおり選任いたします。
──────────────────────────────────────────
○議長(鈴木茂 さん) おはかりいたします。
「
議員提出第8号議案 地方の円滑な
行財政運営に対する配慮を求める意見書」を本日の
追加日程第2として追加し、議題としたいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木茂 さん) ご異議ないと認めます。よって、本案については、本日の
追加日程第2として追加し、議題とすることに決定いたしました。
追加日程第2を議題といたします。
なお、
日程朗読のうち、提出者につきましては全議員でありますので、氏名の朗読は省略いたします。
(
矢下事務局長朗読)
△
追加日程第2
議員提出第8号議案 地方の円滑な
行財政運営に対する配慮を求める意見書
○議長(鈴木茂 さん) おはかりいたします。
本案については、提案理由の説明と委員会付託を省略することとし、提案どおり決定したいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木茂 さん) ご異議ないと認めます。よって、本案については、提案どおり決定いたしました。
──────────────────────────────────────────
○議長(鈴木茂 さん) おはかりいたします。
「
議員提出第9号議案
新型インフルエンザ対策の強化を求める意見書」を本日の
追加日程第3として追加し、議題といたしたいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木茂 さん) ご異議ないと認めます。よって、本案については、本日の
追加日程第3として追加し、議題とすることに決定いたしました。
追加日程第3を議題といたします。
なお、
日程朗読のうち、提出者につきましては全議員でありますので、氏名の朗読は省略いたします。
(
矢下事務局長朗読)
△
追加日程第3
議員提出第9号議案
新型インフルエンザ対策の強化を求める意見書
○議長(鈴木茂 さん) おはかりいたします。
本案については、提案理由の説明と委員会付託を省略することとし、提案どおり決定したいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木茂 さん) ご異議ないと認めます。よって、本案については、提案どおり決定いたしました。
──────────────────────────────────────────
○議長(鈴木茂 さん) おはかりいたします。
「
議員提出第10号議案 安心して教育が受けられる社会の実現を求める意見書」を本日の
追加日程第4として追加し、議題としたいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木茂 さん) ご異議ないと認めます。よって、本案については、本日の
追加日程第4として追加し、議題とすることに決定いたしました。
追加日程第4を議題といたします。
日程朗読のうち、提出者につきましては全議員でありますので、氏名の朗読は省略いたします。
(
矢下事務局長朗読)
△
追加日程第4
議員提出第10号議案 安心して教育が受けられる社会の実現を求める意見書
○議長(鈴木茂 さん) おはかりいたします。
本案については、提案理由の説明と委員会付託を省略することとし、提案どおり決定したいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木茂 さん) ご異議ないと認めます。よって、本案については、提案どおり決定いたしました。
議事の都合により、暫時休憩いたします。
午後 2時49分 休憩
──────────────────────────────────────────
午後 3時38分 開議
○議長(鈴木茂 さん) 休憩前に引き続き会議を開きます。
休憩中、企画総務委員会が開会され、
企画総務委員会議案審査報告書が提出されました。
おはかりいたします。
企画総務委員会議案審査報告書を本日の
追加日程第5として追加し、議題といたしたいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木茂 さん) ご異議ないと認めます。よって、本件については、本日の
追加日程第5として追加し、議題とすることに決定いたしました。
追加日程第5を議題といたします。
なお、
日程朗読のうち、
委員会報告書の
委員長名及び議長名の朗読は省略いたします。
(
矢下事務局長朗読)
△
追加日程第5
企画総務委員会議案審査報告書
本委員会に付託された次の議案は、
慎重審査の結果、原案を可決すべきものと決定しました。
第63号議案 平成21年度東京都台東区
一般会計補正予算(第2回)
平成21年10月23日
企画総務委員会委員長 田 口 治 喜
台東区
議会議長 鈴 木 茂 殿
──────────────────────────────────────────
○議長(鈴木茂 さん) おはかりいたします。
本件については、委員長報告を省略することとし、
委員会報告書どおり決定いたしたいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木茂 さん) ご異議ないと認めます。よって、本件については、
委員会報告書どおり決定いたしました。
──────────────────────────────────────────
○議長(鈴木茂 さん) おはかりいたします。
賀詞文起草委員会報告書を本日の
追加日程第6として追加し、議題といたしたいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(鈴木茂 さん) ご異議ないと認めます。よって、本件については、本日の
追加日程第6として追加し、議題とすることに決定いたしました。
追加日程第6を議題といたします。
(
矢下事務局長朗読)
△
追加日程第6
賀詞文起草委員会報告書
1、天皇陛下御即位20年に伴う
賀詞奉呈について
このことについて、本委員会は、慎重起草に当たり、別紙文案を決定した。
上記、報告する。
平成21年10月23日
賀詞文起草委員会委員長 実 川 利 隆
台東区
議会議長 鈴 木 茂 殿
──────────────────────────────────────────
○議長(鈴木茂 さん) 本件について、委員長の報告を求めます。
21番実川利隆さん。
(21番実川利隆さん登壇)
◎21番(実川利隆 さん) 起草委員会を代表いたしまして、起草の経過をご報告申し上げます。
天皇陛下が本年ご即位20年をお迎えになられましたことは、まことに慶賀にたえないところであります。
本区議会は、議決を経て賀詞を奉呈いたすこととなり、文案の起草を私ども8名の起草委員に付託されたものであります。起草委員会を直ちに開会し、私が委員長に任ぜられました。委員各位とともに、天皇陛下のご即位20年に当たり、慶祝の誠をささげたく、謹んで慎重に起草いたしました。ここに賀詞の文案を朗読いたします。
賀
詞
天皇陛下におかれましては、本年御即位20年をお迎えになられ、まことに慶賀にたえないところであります。
台東区議会は、ここに区民を代表して謹んで慶祝の誠を表します。
平成21年10月23日
東京都台東区
議会議長 鈴 木 茂
議員各位におかれましては、何とぞご賛同を賜り、
委員会報告書どおりご決定いただきますようお願いいたしまして、委員長報告とさせていただきます。
○議長(鈴木茂 さん) 以上で委員長報告は終了いたしました。
おはかりいたします。
賀詞文につきましては、委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(鈴木茂 さん) 起立多数であります。よって、起草委員会起草の賀詞文は議決されました。
ただいま議決されました賀詞文は、宮内庁を通じて奉呈いたします。
──────────────────────────────────────────
○議長(鈴木茂 さん) 以上をもって日程全部を終了いたしました。
これをもって本日の会議を閉じ、平成21年第3回台東区議会定例会を閉会いたします。
午後 3時43分 閉会
議長 鈴 木 茂
議員 橋 詰 高 志
議員 高 柳 良 夫...