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  1. 港区議会 2023-09-19
    令和5年9月19日建設常任委員会-09月19日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2024-07-21
    令和5年9月19日建設常任委員会-09月19日令和5年9月19日建設常任委員会  建設常任委員会記録(令和5年第18号) 日  時  令和5年9月19日(火) 午後1時00分開会 場  所  第2委員会室 〇出席委員(9名)  委 員 長  うかい 雅 彦  副委員長  石 渡 ゆきこ  委  員  三 田 あきら     兵 藤 ゆうこ        なかね  大      根 本 ゆ う        玉 木 まこと     二 島 豊 司        風 見 利 男 〇欠席委員        な し 〇出席説明員
     副区長                    野 澤 靖 弘  芝地区総合支所長街づくり事業担当部長兼務  岩 崎 雄 一  芝地区総合支所まちづくり課長         大久保 光 正  麻布地区総合支所長街づくり支援部長兼務   冨 田 慎 二  麻布地区総合支所まちづくり課長        傅法谷 大 樹  芝浦港南地区総合支所まちづくり課長      近 江 善 仁  都市計画課長                 野 口 孝 彦  住宅課長           吉 田  誠  建築課長                   松 山 正 樹  土木課長           海老原  輔  土木管理課長                 香 月 佑 介  開発指導課長         増 田 裕 士  再開発担当課長                池 端 隼 人  品川駅周辺街づくり担当課長  冨 永  純  地域交通課長                 佐 藤 雅 紀 〇会議に付した事件  1 審議事項   (1) 議 案 第86号 指定管理者の指定について(港区立田町駅東口自転車等駐車場等)   (2) 議 案 第87号 指定管理者の指定について(港区立白金高輪自転車駐車場等)   (3) 議 案 第88号 指定管理者の指定について(港区立浜松町駅北口自転車等駐車場等)   (4) 議 案 第89号 指定管理者の指定について(港区立三河台公園自転車駐車場等)   (5) 議 案 第90号 指定管理者の指定について(港区立公共駐車場)                             (以上5.9.12付託)   (6) 発 案5第7号 街づくり行政の調査について                               (5.5.30付託)              午後 1時00分 開会 ○委員長(うかい雅彦君) ただいまから、建設常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、根本委員、玉木委員にお願いいたします。  本日、小林高輪地区総合支所まちづくり課長は、所用のため、委員会を欠席する旨連絡がありましたので、御了承ください。  この際、傍聴者の方にお伝えいたします。委員会の撮影・録音を希望される方は、あらかじめ申出書に御記入の上、御提出ください。なお、撮影・録音は、申出が許可された後にしていただきますようお願いいたします。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「議案第86号 指定管理者の指定について(港区立田町駅東口自転車等駐車場等)」、審議事項(2)「議案第87号 指定管理者の指定について(港区立白金高輪自転車駐車場等)」、審議事項(3)「議案第88号 指定管理者の指定について(港区立浜松町駅北口自転車等駐車場等)」、審議事項(4)「議案第89号 指定管理者の指定について(港区立三河台公園自転車駐車場等)」の4案を一括して議題といたします。  ここで、近江芝浦港南地区総合支所まちづくり課長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) お時間を頂戴いたしまして、誠にありがとうございます。議案第86号から第89号の御審議を継続していただきます前に、おわびを申し上げさせていただきます。  初めに、議案第86号から第89号の説明に関しましては、説明が十分でなかったことが、建設常任委員会の審議を一時的に中断せざるを得なくなった事実を深く受け止めております。誠に申し訳ございませんでした。  次に、関係資料2に関しまして、各委員に配付したと御答弁申し上げましたが、正しくは、区が各委員の採点結果を確認後、各委員に返却したでございました。おわびして訂正させていただきます。重ねて、誠に申し訳ございませんでした。  加えて、審議が中断するに至った原因となったことに関する資料調製に非常に多大なる時間を要することとなり、その結果、御審議を再開していただけない事態に至り、誠に申し訳ございませんでした。ここにおわび申し上げます。  委員長、続けてよろしいですか。  お時間をいただき、誠にお手数をおかけいたしましたが、調製させていただきました資料は、令和5年9月19日付資料№1-2でございます。こちらの資料をサイドブックスの方に入れさせていただいております。  本日はこの資料の御説明から開始させていただきたいと思います。それでは……。 ○委員長(うかい雅彦君) このまま説明には入らないでください。1回着席願えますか。発言が終わったなら。  ここで一言申し上げさせていただきます。金曜日に2時過ぎに休憩になってから再開をできなかったこと、私、16年の議員生活の中でめったにあることではありません。そのことはもう十分反省をしていただきたいと思います。そして、答弁について、もし自分で自信がない、不安であるならば、時間を下さいと言っていただいて構いませんので、しっかりと話し合っていただいて、そして答弁をしてください。私たちは、ここに港区民の皆さんから負託を受けてこの席に座っているのです。ここで議案を審議しているのです。あなた方は答弁する立場として、適当なことを口にするということはこれから一切やめていただきたい。別に答えられないのであるならば、時間を下さいと休憩しても構いませんから。きちんとした形で答弁をするようにしていただかないと、我々どれだけの区民の皆さんの負託を受けてこの席に座っているかということも十分承知をして、この委員会に臨んでいただきたいと思います。  これ以上、この件に関してはもう申し上げません。大切な議案の審議が残っていますから。申し上げませんが、そのことをきちんと、しっかりと頭に置いていただき、これからの議案審議に臨んでいただきたいと思います。委員長から、これは少ししっかりと申し上げさせていただきます。よろしくお願いします。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) それでは、改めまして資料№1-2、令和5年9月19日付の資料でございます。資料№1-2、指定管理者候補者の選考経緯についてを御覧いただきますようお願い申し上げます。  初めに、項番1、経過を御説明いたします。項番(1)でございます。1月31日から2月4日にかけて、担当者が各委員を訪問し、公募書類、選考のスケジュール及び手順などについて事前説明を行いました。次に、項番(2)でございます。2月7日に第1回選考委員会を開催いたしました。このときに、計画書類及び採点表を郵送すること及び第2回選考委員会前に、採点表を事務局に返信していただくことを御了解いただきました。項番(3)でございます。5月26日に、A事業者とB事業者は計画書類を提出いたしました。項番(4)でございます。6月6日に各委員へ向けて、計画書類を発送いたしました。このときに、利用台数状況表放置自転車台数の調査結果等を同封しております。また、各委員の採点表は、6月14日までに御返送いただきますようお願い申し上げております。項番(5)での進捗をお伝えいたします。6月20日に第2回選考委員会を開催いたしました。各委員から送付いただきました採点表を集計したものを各委員に配付し、各委員から、4地区について一括して御講評いただきました。  資料№1、第24ページをお開きください。上から6行目から第26ページにかけまして、このときいただきました各委員の御講評となっております。G委員のように、特定地域に言及された委員もいらっしゃれば、D委員のように、特定または個々の地域に言及することなく、A、B両事業者に対する御講評とされる委員もいらっしゃいました。審査の結果、両事業者ともに第2次審査の対象となりました。続いて、第2次審査のプレゼンテーションの方法について、事業者ごとに一括して、プレゼンテーション及びヒアリングを実施する旨、確認いたしました。  資料№1-2にお戻りいただきたいと思います。資料№1-2、項番(6)進捗状況でございます。7月4日に第3回選考委員会を開催いたしました。A、B両事業者のプレゼンテーションに続き、質疑応答が行われ、各委員が採点を行い、事務局が集計表を作成しました。その後、各委員から、4地区について一括して御講評いただきました。各委員相互に御講評をお聞きになり、委員長が各委員に、採点に修正を行うか確認いたした後、採点結果を基に、指定管理者候補者の選考が行われ、A事業者を指定管理者候補者として選考しました。  項番2、事業者の応募状況の御報告でございます。A事業者が4地区全てに応募し、B事業者が高輪地区と麻布地区に応募いたしました。  項番3でございます。6月20日に開催されました第2回選考委員会では、(1)採点、(3)点数の確定は提案ごとに行われ、項番(2)講評は、各委員から4地区一括してお話しいただき、項番(4)通過事業者の決定は、地区別に行いました。  以上が資料№1-2、指定管理者候補者の選考経過についてでございます。  失礼いたしました。項番4でございます。7月4日に開催されました第3回選考委員会では、(1)各事業者によるプレゼンテーションは、A事業者が4地区一括、B事業者が2地区一括して行いました。(2)採点は提案ごとに行われ、(3)各委員による御講評は4地区一括してお話しいただき、(4)指定管理者候補者の選考は地区別に行われました。  以上でございます。 ○委員長(うかい雅彦君) よろしいですか。それでは、前回に引き続き質疑を行います。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。 ○委員(風見利男君) 資料を作っていただいたことはありがたいのですが、金曜日のときにも言いましたけれども、4地区一緒に審議をしているわけで、後から見た人は、どこのことを論議しているか全く分からないわけです。そのようなやり方でいいのかどうかということも言っているわけで、やはりそれぞれの提案ごとに一つ一つ議論をして、それで決めていくということが、私は一番妥当なやり方だと思うし、後から誰が見ても論議の中身がよく分かると思うのですけれども、そのようなやり方に改善しないのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 今回に関しましては、たまたま応募事業者が、同一事業者が4地区に応募し、また、もう一つの事業者が2地区に応募するということから、共通する部分が多く、その部分について一括の御審議としていただいたことから、このような結果となっているものでございます。風見委員御発言のように、今後は重複部分があっても、結果的に区民の皆様に分かりやすい議事録が作成できるような方法について、十分に考えてまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) 例えば最初の、芝浦港南地区総合支所まちづくり課長がここに言った24ページから26ページのところに、突然A事業者、B事業者と出てくるわけで、A事業者、B事業者が出てくるのは、今度は4地区のうち2つあるわけです。それだけ見ても、どこのことを論議しているか全く分からないわけで、だから、きちんと事業ごとに分けて論議するという当たり前のやり方をしないと、本当に委員の人たちも分からないのではないかと思うのです。だから、やはりそこをぜひ工夫していただいて、改善する手だてをぜひ取っていただきたいと。今度いろいろな公園などもまた出てくるわけで、公園も地域ごとに同じ事業者がやっているわけで、ですから本当にそこのことをしっかりやっていかないと、ますますいいかげんになってしまうと思うのです。ぜひそこはお願いしておきたいと。  もう一つ、今やっている事業者が新たな提案をしてきた中で、前回の提案とどこがどう違うのかということは、この資料を見ているだけでは分からないわけです。B事業者についても、今やっている事業に対して、このような点で新たな違った視点での提案がされているなどということも、この企画提案書だけ見ただけでは全く分からないわけです。ですから、どこがどう違うのかという点の資料なども、事務局は大変ですけれども、作って、そして選考委員の先生に資料としてお渡しするという、やはり本当に審議をきちんと保障するという点からすると、そのような努力があって私はしかるべきだと思うのですけれども、そういう点はどのように考えていますか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 先ほどの区民への分かりやすい会議録の作成と相まって、各委員の皆様にも、御審議を限られた時間の中で有効かつ効果的に進めていくために、風見委員御指摘のような現行事業者との比較といったようなものが分かりやすくなるという点では、改善できるところは改善してまいりたいと考えております。 ○委員(風見利男君) また5年後になってしまうので、私がその場の審議にいるかどうか分からないので、外から見るしかないと思うのですけれども、ぜひそれは改善をしていただいて、これから百幾つも指定管理があるわけで、建設常任委員会だけではないわけです。全ての面で、本当に透明性を確保していくという点と、区民の皆さんにどのような選考をしているのかということが、やはり本当に透明性を持った上で見てもらうということが大事なので、そこはぜひお願いしておきたいと思うのです。  本題に入りますけれども、この事業者は、5年前の提案のときも今もそうですが、障害者雇用が未達成なわけです。それで、公募要項の中にも障害者の雇用の促進に関する法律を新たに加えて、それが遵守すべき法令の1つに加えられているわけです。この事業者の提案を見ると、企画提案書の19ページ、連番でいうと102ページに障害者雇用促進と書いてあって、私たちは障害者との共生社会実現に向け、ハローワーク並び自社ホームページ等を活用して雇用情報を発信し、障害者雇用の促進に努めておりますと、このように企画提案書の中でうたっているわけです。ところが、5年前の提案のときにも達成しなかったと。そのときの議事録を私、見ていないので、私が建設常任委員会にいたかどうかも分からないので、そこは確認しなかったのですけれども、障害者雇用のことが多分話題になっていると思うので、皆さん方はやはり事業者に障害者の雇用が進むように働きかけていきますと、多分そのような答弁をされていると思うのです。ところが、今回未達成と。なぜこのようなことになるのでしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 障害者の法定雇用率でございますけれども、前回募集をかけましたときには、法定雇用率は2.3%必要でした。現在はこれが2.2%になってございます。当時の代表企業の雇用率ですけれども、1.71%でございました。現在は1.91%に、若干ではございますけれども、上昇してございます。事業者にヒアリングしたところでは、募集はかけているということですので、引き続き雇用率の上昇に努めていってもらうように、こちらからも強く働きかけを続けてまいりたいと考えております。  また、構成団体でございます株式会社ニッケイトラストにつきましては、既に3.04%になっておりまして、法定雇用率を満たしているという状況になってございます。 ○委員(風見利男君) では、5年前だから、6年前の審議のときにも、このことが話題になっていたという理解でいいわけですね。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 前回の御審議いただいたときに、法定雇用率について御審議いただいたかどうか、少し私も覚えていないのでございますけれども、障害者雇用については重点項目ということで、募集要項にも特にうたっているところでございますので、これについては区としても引き続き全力で取り組んでいきたいと考えてございます。 ○委員(風見利男君) 5年間かかって達成できなくて、今回の企画提案書の中でも、先ほど言ったように障害者の雇用を進めていくと言っているわけです。このことが選考委員会の中でも全く論議もされていないし、私はそのこと自体が問題だと思うのだけれども、5年間かかって達成できなかったものが、利率が若干上がったからと芝浦港南地区総合支所まちづくり課長は言っていましたが、私はそのような問題ではないと思うのです。公募要項でもうたわれていて、なおかつ事業者の企画提案書の中でもこのように言われていることが守られないことを、何もなかったように指定管理事業者に決められていくと、そのようなことがあっていいのですか。何のための公募要項で、何のための企画提案書なのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 現在の指定管理者は、今回上程させていただいてございます指定管理候補者と同一でありますので、現在の指定管理者を区の方に招くなりして、どのような募集をかけているのかというようなことから、法定雇用率の上昇に今から努めていきたいと思っております。 ○委員(風見利男君) 最後のところ、よく聞こえなかったのですけれども。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 法定雇用率の上昇につながり、法定雇用率を満たせるように、事業者が募集をかけているというお話ですけれども、それに対して、どのような募集をかけているのかというようなところも事業者の方とお話をして、もう少し改善策がないのかといったようなところまで突っ込んだお話をさせていただきつつ、法定雇用率を満たすというところに向かってまいりたいと考えております。 ○委員(風見利男君) 私は、やはりそこをもっと大事にしてもらいたいと思うのです。自ら決めて、わざわざ公募要項にも守るべき法令の1つの中に入れたわけでしょう。ところが、5年たっても達成されていないという、それで引き続き頑張ってくださいということだけで本当にいいのですか。私は、もう少し自ら決めたことに責任を持つということを、ぜひやってもらいたいと思うのです。だって、障害者の雇用を、社会参加のために重要な問題として法律もつくられ、港区でもそれを指定管理事業者に守ってもらうためにやっているわけだから、そこを曖昧にしたらまずいと思うのです。これでまた、このまま指定管理事業者に指定されて、5年たったら結局できませんでしたということになりかねないではないですか。これが守られる保証があるのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 御質問の守られる保証ということに関しては、現在、保証というものはございませんが、法定のパーセントということですので、区といたしましても、強力に法定雇用率を満たすよう指導してまいりたいと考えております。 ○委員(風見利男君) 法定雇用率はどんどん上がってきますから、ぜひ事業者にも、今回議案が通って具体的な契約に進んでいくのだと思うのですけれども、やはりその段階でもしっかりこのことは守るように、強力に働きかけてもらいたいというようにお願いしておきたいと。  駐輪場のことがいろいろこの委員会で出るたびに、現在の駐輪場の改善ということで、機械式の駐輪場で、最近の一の橋の新しくできた駐輪場については、大型車でも対応できるというように改善されました。利用者にとっては大変利用しやすくなったと思うのですけれども、ここだけではなくて、やはり港区全体の駐輪場をそのような計画にしていく必要があるのではないかと思うので、その辺の改修計画というのですか、具体的に、いつまでに全体をそのような方向で改善していくという計画を持っているのであれば明らかにしてもらいたいし、具体的に、すぐにでも着手するところがあるのであれば、その計画を具体的に教えていただきたい。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 芝浦港南地区総合支所では、港区立こうなん星の公園の地下駐輪場が機械式駐輪場となってございます。こちらにつきましては、現在、定期利用のみで一時利用ができないという状況でございますが、こちらにつきましては、資料№1の第20ページを御覧いただけますでしょうか。資料№1の第20ページでございます。こちら中ほどのところに、E委員の御発言が載ってございます。E委員の方からは、「利用料金収入を上げるという意味では、定期利用のみの施設の一部を一時利用へ転換するといった考え方もあるかと思います」と。 ○委員長(うかい雅彦君) 地域交通課長が答弁した方がいいのではないですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) すみません。少し答弁に勘違いがございましたので、訂正させていただきたいと存じます。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 風見委員の御質問でございます。現状の機械式の自転車駐車場、現状5か所にございます。そのうち、まず各駐輪場に対する契約の現状、契約の状況、あとはチャイルドシートつきの自転車のニーズの状況、こういったものを加味しまして、現状の基数を基に、改修後にもその台数が足りなくなってしまってはいけないので、そういったことを今計算しながら改修計画を立てているところでございまして、まだ今の時点で、こことここを改修しますというところまでお答えできませんけれども、なるべく早めにこういった計画を立てて実践していきたいと思ってございます。 ○委員(風見利男君) 基本的には、大型車でも対応できるような改修の計画で進んでいると。今台数のことなどもありましたけれども、そのようなものも含めて可能かどうかということが検討しているという理解でよろしいのですね。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 大型のチャイルドシートつき、あるいはタイヤの太いものなど、そういったものも含めて中に入れられるように、計画を立てているところでございます。 ○委員(風見利男君) 全ての機械式駐輪場で大型車が利用できるようになれば、本当に区民にとっても非常に便利なわけで、やはり利用率を拡大する上でも大きな要素になると思いますので、そこをぜひ早急に検討を進めてもらいたいと。そして計画が実現するようにお願いしておきたいと。  現在の駐輪場の、定期貸しと一時貸しの台数と利用率について教えてもらえますか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) それでは、芝地区の桜田公園でございます。こちら収容台数が408台で利用率が45%でございます。次に、浜松町駅北口でございます。収容台数が250台、利用率が135%でございます。  それから、麻布地区に参りまして、三河台公園、こちらは収容台数が204台で利用率が48%、六本木駅が、収容台数が428台で利用率が34%、広尾駅が、収容台数が195台で利用率が97%、麻布十番駅が、収容台数が114台で利用率が93%、一の橋公園が、収容台数が400台で利用率が40%。  次に、高輪地区に参りまして、白金高輪駅が、収容台数が270台で利用率が70%、白金台が、収容台数が281台で利用率が40%。  次に、芝浦港南地区に参りまして、品川駅港南口が、収容台数が900台で利用率が87%、田町駅東口が、収容台数が1,250台で利用率が73%、こうなん星の公園が、収容台数が1,020台で利用率が39%、利用率、収容台数につきましては、本年8月1日現在ということでございます。 ○委員長(うかい雅彦君) すみません。麻布地区も芝地区も担当課長がいるのですから、高輪地区のまちづくり課長は今日お休みなので、できればいるまちづくり課長が、これは答弁した方がいいと思います。分かります。まとめてやるのはいいのですけれども。 ○委員(風見利男君) では、比較的、いわゆる平置きというか機械式ではないところの利用率が結構高いということと、利用率が50%いかないところの原因と、そこの対策をどうしようとしているのかということは、具体的に方策は出ているのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 麻布管内におきまして、六本木駅前駐車場につきましては、機械式で、かつ定期利用のみとなっており、こちらにつきましてはコロナ禍以前から低い状況となっているところでございます。一方、駅前の放置自転車数は約30台と、決して多い状況ではございませんので、潜在的な需要を取り入れるような努力も必要と考えてございます。まず、区といたしましても、説明がありました、旧来の機械式駐輪場には収容できない自転車を入れられるような改修を検討することであったり、今回事業者提案であるような、サブスクリプションと言っていますが、高価な自転車を長期間購入するのではなくて、時代、時代に合ったような、利用に沿ったような、自転車のリースのようなもの、このようなものを活用しながら、利用率の状況について高めていきたいと思っているところでございます。その上でもまだ余裕がある場合につきましては、周辺にある隣接の駐輪場につきましての需要状況とか、あとニーズを踏まえながら、一時利用の検討をする必要があると考えているところでございます。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) こうなん星の公園の利用率が、同様に5割を切っておりまして、39%ということでございます。今し方の麻布地区と同様でございますけれども、地下機械式駐輪場ということでございまして、利用が定期券利用に限られるといったところもございますので、今回のA事業者からの提案にもございますが、一時利用について検討していくというようなところから、利用率の向上に努めてまいりたいと考えてございます。 ○委員(風見利男君) こうなん星の公園のところはなかなか、品川駅港南口自転車等駐車場を見て、びっしりなわけです。あそこの方が駅に行くのに便利だということで、多分利用されている方が多いのだとは思うのですけれども、こうなん星の公園の一部を本当に時間貸しにする、一時貸しにするという、この計画というものは本当に私はあってもいいのではないかなと思うのです。これは事業者との相談の中で、事業者の方も改善策の1つとして検討されているようですけれども、今度の企画提案書の中でも、具体的にこうしようという、何か中身はあるのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 資料№1の第136ページを御覧いただけますでしょうか。第136ページに、利用率が39%のこうなん星の公園自転車駐車場についての提案が載っているところがございます。項番Bのこうなん星の公園自転車駐車場のところに水色の丸が幾つか打ってございますが、それの一番下のところ、6つ目の丸のところになります。現状は収容台数に対して十分な余裕があることから、将来的に一時利用の受入れも検討してまいりますということで、風見委員から御質問のございました、具体的な提案というところには至ってございませんけれども、まずは受入れの検討というところから、区も一緒になって取り組んでまいりたいと考えております。 ○委員(風見利男君) 需要からするとどうなのですか。可能性はあるのですか。先ほど言ったように、駅前の地下の駐輪場がかなり目いっぱい、いっぱい止まっているわけです。だから、それとの関係で、こうなん星の公園の方にそのような一時利用も含めてやることで、そちらに需要があるのかどうかということも、当然大事な要素にはなると思うのですけれども、先ほど芝浦港南地区総合支所まちづくり課長が読んでもらったのは、将来的に検討するという、かなり先の話なわけです。ですから、具体的に今の三十数%を大幅に改善していくという点での取組にはなかなかならないのではないかと思いますし、あとは、今のままの台数が、やはり品川駅港南口自転車等駐車場の方に流れているのかという、そのような分析もしないと駄目だと思うのですけれども、その辺の分析というものは、やはり品川駅港南口自転車等駐車場の方に流れてしまっているという要素が多いのでしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) こうなん星の公園自転車駐車場から品川駅港南口自転車等駐車場の方に流れているのではないかという御指摘につきましては、やはり駅に通勤、通学でいらっしゃる方にとっては、大変駅前広場の下の方が地の利がいいことから、確かにそういった点はあるかと思います。また、前回の公募のときから5年の時を経て、今日まで来る間に、一部事業者による自転車シェアリングが大分街角にサイクルポートを設けるようになってまいりましたので、モーダルシフトというようなことも起きているかと思います。そういった点では、自転車駐輪場の利用率を上げるところだけ見れば、少し足かせにはなっているかと思いますが、自転車シェアリングの増進というところは、併せて放置自転車の減少ということで、公共自転車駐車場を設置したときの目的の1つにもなっているということなので、そういった点も共存共栄で進めてまいりたいと考えているところでございます。  あとは機械式駐車場の改修ということでございます。現在の指定管理者に、こうなん星の公園の地下駐輪場について、一時利用が可能なのかどうかという質問をしたことがございます。不可能なことではないけれども、ただICタグをつけたり外したり、また来るお客様が定期利用と違って、そのときが初めてかどうか分からないので、1回1回査定を行わなければならないといったことから、対応するとしても入庫のたびにしばらくお待ちいただくようになるので、現実的かどうかというようなところは詰めていかないといけないという回答をいただいているところでございます。 ○委員(風見利男君) 一時利用の場合はタグをつけたり外したりという、それは一の橋公園自転車駐車場の方も同じなわけです。ですから、それは人の配置と、いわゆる需要がどれだけあるかということに関わるとは思うのですけれども、やはり早急に検討して、一時利用にすることで稼働率が上がるのであれば、私はやはり事業者とよく相談して対応すべきだと思うのですが、そこはいかがですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) あらゆる場合を想定して、そのときそのときの状況に応じて最善の策が取れるように、検討を重ねてまいりたいと思っております。 ○委員(風見利男君) ぜひお願いしたいと思います。  それと、指定管理事業者が一部利用料金制度を取ったりしているところもありますけれども、採算が合っているかというと、実際は採算どおりいっていないわけです。その場合に、いわゆる収入が思ったほど入らない場合に、区側からの資金的な支援というものはあるのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 特にこのコロナ禍にありましては、自転車駐輪場の利用率が大変下がったところでございます。そのときには、当初見込んでいた利用料金が見込みまで達せず、そのときには赤字というようなことがございましたので、それに関しましては、風見委員御指摘のように区の方から赤字分の補填というようなことがございました。 ○委員(風見利男君) それは港区の全ての公共駐車場がそのような対応をされたという、支給したところもあるのか、支給していないところも、それは状況によってあるのかも分かりませんけれども、全ての駐輪場がいわゆるそのような対象で、区として対応したということでいいわけですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 4地区全ての自転車駐車場が、それの対象となってございましたが、実際に赤字が発生いたしまして、その点で清算をさせていただいたのが芝浦港南地区のみとなってございます。
    ○委員(風見利男君) では、これは後で結構なのですけれども、3年間ですか、やったのが。その年度ごとに、区としてどれだけの援助したのかという、駐輪場ごとにぜひ教えていただけたらと。後で結構ですので、ぜひ資料を調製していただきたいと思いますが、いかがですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 後ほど資料を調製いたしまして、お届けに上がりたいと思います。 ○委員(風見利男君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。  次に、新しく一の橋公園自転車駐車場が追加になる、麻布地区の駐輪場について伺いたいと思うのですけれども、一の橋公園自転車駐車場が追加になるのと併せて、構成団体の1社が抜けることになっていますよね。それによって、職員のローテーションというものは、一の橋公園自転車駐車場以外は変化はないのでしょうか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) ただいまの御質問につきまして、一の橋公園自転車駐車場以外のローテーションにつきましては、現在と基本同等というように聞いてございます。 ○委員(風見利男君) 一の橋公園自転車駐車場が加わることで、麻布地域の指定管理料が、今年度8,800万円なのですけれども、今回新たに提案によると、1億3,079万円、1.5倍になっていますが、構成団体が1社抜けて、人件費も上がったり物価も上がったので、金額のアップということはある程度あるのでしょうけれども、この計算根拠というものは、どこでどのような計算をした上で、この数字でいいという判断になるのでしょうか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) ただいまの御質問につきまして、まず人件費につきましては、事業者の方から、ローテーション表であったり、人員数の方を提出していただいたところでございます。その他光熱水費や修繕費、事業運営費等々につきましては、物価高騰に伴う金額の上昇につきまして、各費目ごとの数値を受領しているところでございます。  また、一の橋公園自転車駐車場があることによる利用料の収入につきましても、一定程度の上昇を見込んでおりますので、区としては、この内容で妥当なものというように判断しているところでございます。 ○委員(風見利男君) それはどこで妥当だという判断を、どのような計算の根拠の下に、そのような妥当だとされているのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 資金の妥当性につきましては、選定委員会、選考委員会の過程で会計士にも確認しながら、妥当性があるということを確認しているところでございます。 ○委員(風見利男君) 委員会の中で公認会計士が、企業の経営など、そのようなものを判断した上で、大丈夫ですと。このように会議録上はあるのですけれども、では事業者が提案した、個々の、いわゆる事業計画が妥当かどうかという評価というものは、どこにも出てこないのですか。それは公認会計士が一つ一つ分析をして、このような結果です、これは妥当ですという、そのような評価がされているということなのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 会計士の確認のほかに、選考委員会の中の選定基準の項目としまして、施設の安定的な管理運営が可能な資金、収支となっているかという確認項目がございますので、これは各委員の方で、この資金につきまして確認の上、点数を配点しているというところでございます。 ○委員(風見利男君) そうすると、この事業計画の中の、いわゆる収支計画書がありますよね。これ職員人件費、光熱水費、修繕費、事務運営費、施設管理経費、その他経費、そのようなものについて一つ一つ分析をして、それを委員の中で、資料を基に検討されているということなのですか。それとも事業者が提案された中身を、例えば職員人件費でいえば、正規雇用、非正規雇用、委託などいろいろありますけれども、それを細かく分析をして、あるいは光熱水費もそれぞれの施設ごとに計算をして、このような結果になりますというものをいわゆる事務局で精査をして、それを公認会計士と一緒に確認をして委員会の方に報告するという、そのような仕組みなのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 風見委員御指摘のような、細かな費目それぞれにつきましての確認までは至ってございませんが、事業者から提案いただきました収支計画書に基づいて、各委員の方で妥当性の方を確認しているというようなものが現状の運用でございます。 ○委員(風見利男君) では、提案された収支計算書の個々の項目については、細かく分析をして、計算をして、そのような積み上げの結果がこうなったというものはないということですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) そのような細かな費用の確認につきましては、会計士の方が確認しているというところにとどまっているところでございます。 ○委員(風見利男君) 公認会計士の方のところには、そのような細かい、いわゆる積算根拠も含めて、資料が行っているということなのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) はい。公認会計士の方には、細かな資金計画書の他にも、分析資料として提示しているところでございます。 ○委員(風見利男君) それは各委員には行かないということですね。公認会計士のところだけにその数字が行って、それは事務局も当然、資料を作るに当たっていろいろやっているのでしょうから、やはりそのような細かい資料を積み上げた上でこれができている。本来事業者が作ってきたものが当然あるのでしょうけれども、それを基に事務局も計算をして、公認会計士の方に確認をしてもらって、それを委員会の中で、この計画でオーケーですと。まあオーケーは入っていない。公認会計士がオーケーを出すのではないだろうから、正常な組立てですという、そのような仕組みになっている、それを選考委員会の中で確認すると、そのようなことなのでしょうか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) おっしゃるとおりでございまして、決算書等々含めてお渡しした上での確認というようになっているところでございます。 ○委員(風見利男君) その積算根拠というものは、区民から情報公開請求があった場合は情報公開できるという、そのような資料なのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 企業の経営に関する事項でございますので、出せるかどうかという点につきましては、出せないものと認識してございますが、異なるようであれば、確認の上答弁いたします。 ○委員(風見利男君) 公募要項の中に、経費の算出に当たっては、細かく計算をして、その根拠になるものを示した上で計上してくださいというようになっているわけで、当然それも事業者から企画提案書と併せて提案されていると、そのようなことでいいわけですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) はい。公募要項につきましては、経費の具体性につきまして資料を求めてございます。こちらにつきましては、計算過程につきましては、企業の経営のノウハウに関する部分でございますから、情報としてはオープンにできるようなものではないものも一部あるというように認識してございます。 ○委員(風見利男君) プライバシーに関わることなど、そのようなものはともかく、計算根拠というものは別に隠すことがないわけで、この企画提案書の中で、職員の配置も、例えば上長がどうだ、非正規雇用がどうだと、細かく職員配置が出ているわけで、それは情報公開に堪え得る中身だと私は思うので、そこだけは確認しておきたいと思うのです。  それで、麻布十番の一の橋公園自転車駐車場のことで少し細かく伺いたいのですけれども、116ページに職員の配置がありますが、シルバー人材センターの派遣が29人となっているのです。この方たちは、職員のローテーションの表を見ると、40枠あるのです。そこを29人の方々で、いわゆるローテーションを組んで40枠をこなされると、このような理解でいいのかどうなのかということと、そのほかに委託でシルバー人材センターの方が4人いらっしゃるわけで、この方と派遣のシルバー人材センターの方との関係はどのようになっていますか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 資料№4、麻布地区管内の資料の通し番号111ページ以降に、職員のローテーションが施設ごとに記載してございます。風見委員おっしゃるとおり、この表記の赤い色、こちらシルバー人材センターの方々に従事していただくような時間帯の勤務シフトになっているところでございます。こちらを足し合わせました勤務時間につきまして、求人情報として、29人のシルバー人材センターの方々を配置したいというようなことが事業者の提案でございます。例えば具体的に言いますと、111ページの場合に、例えば土曜日と日曜日だけの勤務を午前中したい方はそこで1人とか、これは事業者の方の検討の中で配員を考えている状況でございます。なお、シルバー人材センターの方からの依頼としましては、細かな時間割でシフトをまず考えてほしいと御要望もいただいていますので、そのようなことも前提にしながら整理しているところでございます。  もう1点、シルバー人材センターの委託というところが、資料116ページの方に4名というように記載してございます。こちらにつきましては、麻布十番駅の自転車駐車場につきましては、常時の管理ではなくて、朝夕の清掃や見守りというような管理をしてございます。こちらにつきましては、114ページの方のローテーション表が該当いたします。記載の誤りがありまして、114ページの左上に、月曜日から金曜日の表、「シルバー(派遣)」と書いてございますが、こちらは事業者の方の誤記で、「シルバー(委託)」という表現が正しいというような認識でございます。 ○委員(風見利男君) ということは、このシルバー人材センターの委託の4人の方は、朝晩の清掃をされているという理解でいいわけですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 同じく資料№4の126ページを御覧ください。こちらは再委託の一覧表になってございまして、項番14番に当該シルバー人材センターの記載がございます。その業務内容としましては、自転車駐輪場の巡回、自転車整理、場内清掃というところで、こちらにつきましてが、麻布十番の駐輪場における朝夕の委託業務の中身となっているところでございます。 ○委員(風見利男君) この14番が、いわゆる清掃のためにシルバー人材センターの方に委託をしていると、そのようなことということですね。  それで、ごめんなさい、麻布十番の駐輪場というのは駐輪場の上の自転車置場ということですよね。ごめんなさい。私が勘違いしていました。  それと、一の橋公園自転車駐車場をお聞きしたいのですけれども、これ、土日はシルバー人材センターの方が1人で管理する時間というものがあるのですが、これは間違いないですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 風見委員御指摘のとおり、同じく資料№4の115ページに、一の橋公園自転車駐車場の記載がございます。こちら土曜日と日曜日の13時から16時の時間帯、3時間につきましては、シルバー人材センターの方1人の派遣となってございます。あわせまして、上段の月曜から金曜につきましても、夕方5時から夜の9時までの間は、シルバー人材センターの方がお一人で従事いただくというような予定でいるところでございます。 ○委員(風見利男君) これは派遣のシルバー人材センターの方と委託のシルバー人材センターの方の時給というのですか、その費用は同じなのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 費用は同じというように聞いてございます。 ○委員(風見利男君) それで、一の橋公園自転車駐車場の場合は、定期貸しと時間貸しがあるわけですよね。一時利用の場合は、窓口に行って一時利用したいという申請をして、何か台帳を見て名前があるかどうかなどいろいろあって、さっきから話になっているタグをつけて、そしてカードを渡して駐輪場に入れるという大変な作業があるわけで、これをシルバー人材センターの人が1人でやるという、これはありなのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 現時点では、一の橋公園自転車駐車場につきましては、そのようにシルバー人材センターの方1人で行う時間帯もございまして、その後、直近の利用状況や要望を踏まえながら、シフトの方につきましては、考え直すような必要もある場合には対応したいと思ってございます。 ○委員(風見利男君) 単純に考えて、土日に麻布十番に、この時間帯を見ると、買物に来たり、食事に来たりという、比較的多い時間帯ではないかと私は思うので、そこは当然、定期貸しの方はもう自分が1人で入れられるからいいのですけれども、一時貸しの方がそのような利用をする場合を想定した場合に、やはり1人というのは問題があって、特にそこのもともとの指定管理事業者の職員が、ずっとやっている人がやるならともかく、シルバー人材センターの方にやってもらうわけです。もうそこが、少なくともシルバー人材センターの方にお願いする以上は、複数で配置をするということを基本にしないと、私はまずいのではないかなと。シルバー人材センターの方が能力がないとか、そのようなことではないのです。やはり、作業上、一時貸しの場合は定期貸しと全く違うわけで、また帰ってきたらタグを外してなどいろいろな作業があるわけで、ここはやはり、これから契約に具体的に入るわけで、ここも含めて多少持ち出しが増えるわけで、そこは区との話合いで、一応このような5年間の公募ですけれども、実際1年ごとに具体的な契約をするわけで、そこは金銭の出入りも多少は直すことができるのではないかと私は思うので、そこはぜひ事業者にもよく話をして、あとシルバー人材センターの方も1人でいいのですというのだったらわざわざ2人にしなくてもいいでしょうけれども、シルバー人材センターの方のことも考えたときに、私は複数体制で臨むということがいいのではないかと思うので、そこも区としてもぜひよく検討していただいて、事業者とよく相談されて、改善できるところは改善していくということが必要だと思うので、その辺はいかがでしょうか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 本施設は7月31日に供用開始しまして、まさにその直後、新規の登録などに結構多忙な業務を要したこともあり、現時点でも本部の方からも人を派遣してもらったりしてございますので、今後の需要を踏まえながら、適切な人員配置を努めていくように、区の方としても考えていきたいと思ってございます。 ○委員(風見利男君) ぜひお願いしたいと思います。  それで、その他経費、これは全体に関することなのですけれども、その他経費について伺いたいです。麻布地区総合支所管内の駐輪場については、その他経費が今までの、今年度ですね、今年の11.65%から26.2%に、2倍にその他経費が跳ね上がっています。芝浦港南地区の田町駅東口自転車等駐輪場等、いわゆる芝浦港南地区の自転車駐輪場についていうと、その他経費が22.52%から36.65%と、ここも大幅に増えています。白金高輪駅自転車駐輪場は、11.7%から25.7%と、やはりここも2倍以上に。浜松町駅北口自転車等駐輪場、いわゆる芝管内の駐輪場については、その他経費が今年度12.26%から27.4%と2.2倍に、管理する駐車場は全部違っているけれども、同じ指定管理業者が駐輪場を担っているわけで、なぜ今年度と比べてこのように大幅にその他経費が増えているのか、そこを教えていただきたい。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 芝浦港南地区の方では、全体事業費に対しては23%ぐらいになっているかと存じますが、これにつきましてはガバナンスコストと申しまして、コンプライアンスや情報セキュリティー、ビジネススキル、ハラスメント対策等々各種の社員教育のコスト、これの上昇によるものと聞いてございます。それぞれにつきましては、近年非常に重要度が増してきておりまして、研修の対象も本社社員だったものが、今後全社員に展開していくというようなところもコストアップの要因となってございます。 ○委員(風見利男君) その他経費は、私どもずっと指定管理の議案が問題になるたびに指摘をして、いわゆるブラックボックスを明らかにすべきだということで、再三お願いをしてきた中で、一応公募要項の中にも、指定管理やその他経費の内容が公募要項の中でも明らかになって、公募要項の中では、経費の計上に当たっては、本社が担う役割や業務内容、利益の算定方法など、積算根拠を明らかにする資料を必ず添付してくださいと、このようにされているわけです。ただ、やはり選考委員会の中では、このことが取り上げられた形跡が全くないわけで、これも公認会計士の方が、事業者が出された積算根拠を基に妥当ですと、このような結論で選考委員会に報告されると、このようなことなのでしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 本議案資料の中では、その年度ごとの見積りについてはおつけしてございませんけれども、そういったところにつきましては、要項に基づきまして応募事業者から提出がございまして、それについて選考委員会の方にお諮りをし、決定をいただいているということでございます。 ○委員(風見利男君) すみません。これ、麻布地区のものが手元に、一番上にあるので、これを使わせてもらいたいと思うのですけれども、本部経費が、例えば事務管理費、運営費、租税公課と、こうなっていて、この中身も細かく公募要項の中に出ているわけですが、それに基づいて、一つ一つ積算根拠を示す資料が区には提出されている、そのような理解でよろしいですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 根拠につきましては、今回の議案資料を見ていただきますと、様式20番の次が22番になってございますが、ここの飛んでいる部分がいろいろ資金計画をする上での見積書ということになっておりまして、そこの別紙という形で、事務管理経費や運営費等につきまして見積りが、算出根拠は示されているということでございますけれども、風見委員から御質問のあった、一つ一つ細かいところまでといったようなところは示されてはいないです。どちらかといいますと、歩掛かりというのですか、そういったようなところでの計算結果が示されているのみということでございます。 ○委員(風見利男君) 示された資料が出ているということですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) そうです。様式21及び様式21の別紙という形では資料が出されております。 ○委員(風見利男君) 公募要項の中に、具体的に本部経費の内訳については、例えば事務管理経費は本社・本部等による施設支援に関わる人件費等、会議費、出張費等、運営費は本社等による施設支援に係るシステム維持管理費、賃借料、光熱水費、リース料など、租税公課は消費税と事業所税等と、こうなっていて、その下に、経費の計上に当たっては本社が担う役割や業務内容、利益の算定方法など、積算根拠を明らかにする資料を必ず添付してくださいと、こうなっているわけです。ですから、やはり積算根拠を示す資料が添付されていると、このように読み取れるわけですけれども、そのような理解でいいわけですよね。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) そういったような資料が、応募書類の中に添付されてございます。 ○委員(風見利男君) それと先ほど言っていた、本部での研修費や何かという話がありましたけれども、あれはどのようなことなのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 現行指定管理者におきましては、研修の対象者が本部の社員であったり、または正規の社員であったりというようなところで限定的でございましたけれども、応募のございました指定管理者候補者につきましては、今後はそれをシルバー人材センターを含め、全ての方に研修対象を広げていくということで、コストアップにつながるという御説明を受けております。 ○委員(風見利男君) それはこの事務管理経費、運営費のどこに当たるのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 事務管理経費でございます。 ○委員(風見利男君) 事務管理経費の中に、職員の、いわゆる駐輪場に関する職員の研修費も入っている、そのようなことなのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 御指摘のとおり、事務管理経費の中に研修費に係る費用が盛り込まれてございます。 ○委員(風見利男君) 参考までにお伺いしたいのですが、例えば事務管理経費の、いわゆる積算根拠を示した資料があるとおっしゃいましたけれども、それは項目ごとに、先ほど言った、例えば本社における施設支援に関わる人件費や何かといろいろ細かく書かれていますが、そのような項目ごとに根拠が示された資料が添付されていると、そのような理解でいいのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 応募事業者によって算出方法はいろいろあるかと存じますが、今回のA事業者に関しましては、そういった細かい経費の積み上げということではなく、ある程度まとまった事業費に対して何%程度が事務管理経費になるかというような算出の方法を取っているようでございます。 ○委員(風見利男君) パーセンテージとは何に対するパーセンテージなのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) ここから先につきましては、企業のいろいろな内部経費のような状況がございますので、詳細についての回答は控えさせていただけたらと存じます。 ○委員(風見利男君) これ、例えば日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社が田町駅東口自転車等駐車場の管理運営をやって、そのうちのその他経費のうちの事務管理経費が、例えば人事部、経理部等の本社管理本部の人件費、及びシステム部門、サポートセンター等の人件費、全システム管理費、通信費等と、このようになっているわけですけれども、これがそれぞれ本社の人が何割駐輪場の仕事を担ったかということで、人件費を案分したり、システム経費を案分したり、そのようなやり方で積み上げているということなのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 歩掛かりを用いているというところはお話はできるかと思うのですけれども、その先、細目についてどこにどのぐらいといったようなところにつきましては、企業経営のノウハウに係る部分になってまいりますので、申し訳ございませんが、回答は差し控えさせていただけたらと思います。 ○委員(風見利男君) 私は別に企業の中身まで聞いているわけではなくて、今言ったような項目ごとに案分をして、本社の人件費の分と、本社の人たちのうち何%が駐車場の人たちのために仕事をしている、システムを利用しているという、そのような案分の下に、それを積み上げて事務管理経費として計上しているという、そのようなことかと聞いているわけなのです。そうでもないのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) A事業者に関しましては、そのようなことではないです。 ○委員(風見利男君) ここはそうではないと。そうではないとは、だって経費を、その他経費も含めて、経費の計上に当たっては本社が担う役割や業務内容、利益の算定方法など、積算根拠が明らかな資料を必ず添付してくださいと、こうなっているわけです。ですから、少なくとも事務管理経費、運営費、租税公課、これは税金だから別にして、その2つだけ見ても、この、いわゆる事務管理経費、芝浦港南地域でいえば920万530円という事務管理経費が、その他経費の一部として計上されているわけですけれども、これを出す根拠資料というものは出されているとおっしゃったので、出されている以上は、どのような計算の下に、案分されているのか、案分しなければ出ないと思うのです。駐車場専任の方というものはそれほどたくさんいるわけではなくて、本部経費というものは運営のために、お手伝いするために本部の方が動いているといった、そのための経費だと私は思うので、当然案分の考え方などで出されているのだと思うのですが、そのような計算根拠の資料ではないと。何が添付されているのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) まず、1点目の人数による案分かという点については、本事業者については、そのような計算方法は取ってございません。  また、何について資料が添付されているかということでございますけれども、事務管理費と運営費についての算出根拠ということにつきまして、当応募事業者の社内のそういったものの算出の仕方といったようなものが載ってございます。 ○委員(風見利男君) 言われたことがよく分からないのですけれども、920万円を出す根拠の資料が添付されているわけでしょう。添付されていないのですか。 ○委員長(うかい雅彦君) 少しあれだったら、1回休憩しましょうか。それで、風見委員からの質問に対してきちんと答弁できるような体制を整えていただいて再開しますけれども、どうですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) ぜひそのようにお願いできたらと思います。 ○委員長(うかい雅彦君) よろしいですか。  では、1回休憩とします。それで答弁の方が調整できたら御報告いただけますか。それで再開したいと思います。あまり時間がかからないようにお願いします。  では、休憩いたします。              午後 2時25分 休憩              午後 3時04分 再開 ○委員長(うかい雅彦君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  休憩前の風見委員に対しての答弁を求めます。 ○芝地区総合支所まちづくり課長(大久保光正君) その前に、大変申し訳ございません。先ほど御質問のありました各施設の駐輪の台数、こちらについて答弁漏れがありましたので、改めて補足させていただければと存じます。  芝地区についての台数でございます。まず、浜松町駅北口につきましては、定期利用が205台、一時利用が45台ということでございます。それから、桜田公園につきましては、定期利用が228台、一時利用が180台、合計しまして408台ということでございます。追加をさせていただければと存じます。  それから、収支計画書の件でございますが、こちらにつきましては、その他経費3項目について、これ以上細かい積算根拠等があるかということでございますけれども、これに基づく根拠資料というものは提出されてございます。しかしながら、風見委員御指摘の、例えば人事部、経理部等の本社の管理本部の人件費ですとか、それからシステム部門、サポート部門の人件費等々、各項目についての積算、一つ一つの積算について出されて、それが合計されてこの数字というものは、各項目については出ていないということでございます。あくまである数字に関する率を提出して、それが法外な額ではない、あるいは不適切な額ではないということを公認会計士の方に御判断いただいて、お答えをいただいているということでございます。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 私の方から、高輪地区と芝浦港南地区につきまして、定期利用と一時利用の台数につきまして答弁漏れがございました点、申し訳ございませんでした。お伝えさせていただきます。  まず、高輪地区でございます。白金高輪駅自転車駐車場につきましては、自転車の定期利用は230台、一時利用が40台でございます。白金台駅自転車駐車場につきましては、定期利用が231台、一時利用が50台でございます。  次に、芝浦港南地区でございます。田町駅東口自転車等駐車場につきましては、定期利用が850台、一時利用が350台、品川駅港南口自転車等駐車場につきましては、定期利用が700台、一時利用が100台、こうなん星の公園自転車駐車場につきましては、定期利用のみ1,020台となっております。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) すみません。同じく麻布管内の同じような答えをさせていただきます。三河台公園につきましては、全体204台のうち、定期利用180台、一時利用24台でございます。六本木駅につきましては、全体428台が全て定期利用でございます。広尾駅につきましては、全体195台のうち、定期利用171台、一時利用24台でございます。麻布十番駅につきましては、114台のうちバイク駐車場が30台ございまして、これを除く駐車場が、60台が定期利用、一時利用24台になってございます。最後、一の橋公園につきましては、全体400台のうち、現時点の運用としましては、定期利用が360台、一時利用40台というような運用をしてございます。 ○委員長(うかい雅彦君) 先ほども申し上げましたけれども、決して別に一括してこのようなことを答弁する必要はないですから、各地区の担当のまちづくり課長がいらっしゃるのですから、各地区ごとに答えていただいて、それに対しての質疑もあると思いますので、そこは柔軟にというか、しっかりとやっていただきたいと思います。  それでは、質疑に入ります。 ○委員(風見利男君) もうこれ以上細かい数字がないということなので、仕方がないと思うのですけれども、その他経費というものは、いわゆるここから利益を生み出すというようなことで、ブラックボックスだと今までさんざん議会からも指摘を受けて、かなり具体的に項目まで含めて明らかにするという点では、やはり改善はされてきていると思うのですが、ただこれだけの項目があって、本来であればそれが積算、いわゆる計算をして、それを合わせたものがここの金額になるという、これが私は当然だと思うので、やはり透明性を確保する上からも、それを公表するかどうかということではなくて、本当にそれが、積算が正確かどうかという点では、やはり積み上げた数字がないということは、私は非常に問題だと思いますし、区民の税金、1円でも節約するという点からすると、やはりそこが明らかになっていくというと、当然これから必要だと思うので、これは事業者、相手があることなので、一長一短、ぱっと改善はされないのでしょうけれども、全庁的な問題なので、企画ともよく相談していただいて、やはり透明性を確保するという点からして明らかに、公表するかどうかは別にして、きちんと聞かれても分かるようにしておくという、それが私は当然必要だと思うので、そこは努力をしていただきたいと。それは大丈夫でしょうか。 ○芝地区総合支所まちづくり課長(大久保光正君) 御指摘のとおり、出せる出せないは別として、そのような積算根拠というものを我々もしっかりと把握していかなければいけないという部分ではございます。一方で、会社の考え方に委ねるという部分もございますので、こちらにつきましては継続して企画課とも調整しながら、どのような資料が的確なのか、提出してもらう必要があるのかということを検討してまいります。 ○委員(風見利男君) 選考委員会の先生方にも、企業側の提案の仕事の中身と、いわゆる収支計算書の事業費はじめ、様々な項目が適切かどうかと判断する上でも、積算根拠が明確でなければ判断できないわけで、それは公認会計士の先生がオーケーしたからいいですということでは、やはり選考委員会としての役割を果たせないわけで、そこはぜひ明確にするようにお願いをしておきたいと思うのです。  先ほど各地区総合支所ごとのその他経費の割合を言いましたけれども、芝浦港南地域のところだけ、やはり36.65%なのです。3割6分というものは非常に、今まで2割でも高いのではないかと言われていたその他経費が3割6分という、プロ野球でもなかなかこのような打率を上げることはできないので、それぐらい高いその他経費というものは非常に問題だと思うので、ここもぜひ、ほかと比べてもなぜここだけこれほど高いのかということは引き続き研究していただいて、改善できるところはやはり改善していくという取組をぜひしていただきたいと、これもお願いしておきたいと思います。  いろいろな提案がされているので、少し細かい点になるかも分かりませんけれども、お聞きしたいのですが、三河台公園自転車駐車場と六本木駅自転車駐車場のどちらでも使えるようにしたらどうかという、このように前にも話題になることはありますけれども、これ、何か企画提案書の中に少し触れているようですが、このような動きというものがあるのでしょうか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 三河台公園自転車駐車場と六本木駅自転車駐車場につきましては、利用率がそれほど高くないという現状もございますので、その状況も含めて、お互いそれぞれ、両方使えるような定期の仕組みなどというところを今検討して、実施に向けて考えているところでございます。 ○委員(風見利男君) それは今のシステム上で、特にシステムを変えたりしなくても利用できるような、そのような機械になっている、システムになっているのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 実施の検討をしてございまして、システム上は、今相互利用できるようなところまで改修はできております。 ○委員(風見利男君) 機械式駐輪場のメーカーは皆一緒ですよね。ということは、ほかの、いわゆる港区内の全ての機械式駐輪場の相互利用という可能性、道も開けるという、そのような理解でいいですか。やるかやらないかはまだこれからの話で、そのようなこともできるということなのでしょうか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) メーカーは全て一緒でございますが、若干ながら規格は少し違うところも実態としてはございます。ですから、各駐輪場の今の利用状況や相互利用のニーズも踏まえながら、検討を進めていく必要があるかと思ってございます。 ○委員(風見利男君) 相互利用ができるということは、当然定期利用の方ですよね。一の橋公園自転車駐車場だけ大型車が使えるということで、大型車がほかには、今現在は止められないわけですけれども、六本木駅自転車駐車場と三河台公園自転車駐車場ができるということになれば、やはり区内の機械式駐輪場を利用できるようにすることが、ある意味自転車の利用範囲を広げることになるわけで、そこは私は1つ面白い課題だと思うのです。自転車で港区内を動いてもらえば、それだけCO2の、車で行かなくてよくなるし、余分な費用を使わなくても済むわけで、六本木駅自転車駐車場と三河台公園自転車駐車場のところは具体的に、そのような相互利用ということの検討を始めているという理解でよろしいですか。これから検討しようとしているのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) もうシステム改修はしてございますので、できるような状態になってございます。一部先行的に、試行的に実施している部分があるということでございます。
    ○委員(風見利男君) では、もうやると決めればいつでもできるという、そのような段階まで進んでいるという理解でいいですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 風見委員のおっしゃるとおりでございます。 ○委員(風見利男君) たまたま同じ麻布管内だということで、そのような話になったのだと思うのですけれども、全体、いわゆるグローバルで考えたときに、同じ業者ですし、港区内に拡大するということも相談によってはできる、どこまでシステムを改修する必要があるのかどうかは別にして、利便性を考えたり、環境に優しい乗り物ということから考えれば、そのような方向の検討があっても、これはしかるべきだと思うので、区の方でそのような方向性を持って事業者に相談するということも、私はあっていいのではないかと思うので、各地区総合支所ごとによく相談してもらって、そのようなことがいいのかどうか。今自転車シェアリングで、港区中にポートを置いて利便性のためにもやっているわけで、それはマイカーで移動できれば、さらにいいことだと思うので、その辺はどうですか。ぜひ検討を進めていただけたらと思うのですけれども。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) おっしゃるとおりで、利便性と環境に資する取組でございますので、前向きに検討していきたいと思っているところでございます。 ○委員(風見利男君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。  あと、これは芝浦の、品川駅の地下の駐輪場に行ったときに、通勤に利用できるようにということで着替えの場所がありましたけれども、これはあまりにもひどいので、改善するという方向が出ているようですが、具体的にそのような動きになっているのかどうか。あとほかに、あそこだけではなくて、やはりそのような設備を機械式の駐車場も含めて検討されているのか、その辺教えていただきたい。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 御視察いただきました場所のほかには、白金高輪駅自転車駐車場におきまして同様の施設がございますので、そちらについても改善の方向でございます。 ○委員(風見利男君) それで、あまりにもプライバシーの観点からして、もう少し改善する必要があるのではないかということで企画提案書にも書かれているわけで、具体的にどのようなものを考えているのか、そのような話は来ているのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 今お聞きしているのは、試着室のような、外部から目線の入らないようなものに変えるということを伺っております。 ○委員(風見利男君) そうすると、いわゆる更衣室のような形で、プライバシーに配慮したものを設置すると、そのような理解でよろしいですか。それであと、今2か所そのような設備があるということで、そこは具体的にボックスのようなものを置くようになるのでしょうけれども、ほかのところ、機械式の駐輪場などというところでは、検討はしないのか、あるいはスペースの関係でそのような場所がないのかどうかということはいかがなのでしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 芝浦港南地区につきましては、すみません。田町駅東口自転車等駐車場につきましても、簡易な更衣スペースがございまして、そちらにつきましても、試着室用のプライバシーの保たれるものに変える予定でございます。先ほど申し上げられなくて申し訳ございませんでした。 ○芝地区総合支所まちづくり課長(大久保光正君) 補足させていただきますと、資料№1の143ページを御覧いただければと存じます。更衣室につきましては、今カーテンで仕切るなど、非常に簡易なものがついている施設が多いということでございます。こちらにつきましては、改善の例としまして、ボックスタイプ、アンケートでも仕切りをしっかりとしてもらいたいという御意見もある中で、将来的には、設置できる場所につきましては、こういったイメージのものを設置していければと考えてございます。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) すみません。麻布管内につきまして説明いたします。資料№4の141ページを御覧ください。141ページでございます。こちら上段に表が記載してございまして、更衣室の検討につきましては、三河台公園、一の橋公園、広尾駅につきまして、検討を進めていくというところでございます。 ○委員(風見利男君) 機械式のところは、今の段階では。なかなかスペースの関係で難しいということなのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) はい。実際スペースは難しいですが、その中でも検討する意義はありますので、前向きに検討していくものでございます。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 芝浦港南地区の機械式駐車場につきましては、こうなん星の公園がございますが、こちらにつきましては、引き続き更衣室はない状況となっております。 ○委員(風見利男君) ぜひ利用者の立場に立って、改善できるところは急いでやっていただいて、ほかのところでも利用者の意見を聞いて、必要であれば、そのスペースの確保をぜひ進めて、対応していただけたらと思います。  私、どこだったか忘れてしまったのですけれども、企画提案書の中で、いわゆる遺失物、忘れ物が出たときに、金銭については交番に届けるけれども、交通系のカードは、たしかどこかの駅に届けるとか何とかという記述があったと思うのですが、誰か覚えていらっしゃいますか。 ○芝地区総合支所まちづくり課長(大久保光正君) 資料№1の151ページを御覧いただければと存じます。こちら第三者評価の中の1節でございますが、一番下に遺失物が発生した場合は台帳に記入、提示して広報してまいりますということ、それから現金は交番へ、交通系カードは田町駅あるいは品川駅へ届けるという表記がございます。こちらの考え方につきまして、行動しているということでございます。 ○委員(風見利男君) これは第三者評価で、評価しているということは、そのような提案について検討した結果、このような点数をつけますという第三者評価のやり方ですよね。だから、どこかに、私もどこだったか忘れてしまったので、細かくは見ていないのですけれども、拾ったものは全部交番に届けるのですよね。交通系のカードだけは駅に届けるという、このような話はないと思うので、そこは少し、もし事業者がそのような考えであれば、直してもらった方がいいのではないかと思うのですけれども。 ○芝地区総合支所まちづくり課長(大久保光正君) 遺失物につきましては、基本的には原則として交番に届けるということでございます。しかしながら、施設内で落とされたものですとか、そういったものが、いわゆる落とした方が近しい存在というものが分かるようであれば、駅あるいは我々で預かる等工夫して、なるべく落とし主が戻りやすいような方策について、考えていく必要があるのかと存じます。そういったことにつきましては、事業者としっかりと調整しながら、どのような形がいいのかということは改めて話し合っていければと考えております。 ○委員(風見利男君) 思い出しました。拾った場合は、掲示板にこれこれの落とし物がありましたという表示はすると、たしか提案があったような気がします。ただ施設内で、誰かが拾って届けるのはその施設のところに届ける、これが基本だと思うのですけれども、やはり基本は警察に届けることが普通なので、そこは曖昧にしないでいただきたいということと、落とした主がぱっと分かればいいわけですが、交通系カードというものはなかなか分かりづらい、名前入りのものもありますけれども、なかなか分かりづらいわけで、そこはきちんとするようにお願いしておきたいと思うのです。  それと、一番最初のところに戻りますけれども、今回の提案を見ると、かなりの部分が委託業者に再委託しているのです。本来業務は何をやるかというと、自転車の駐輪場の維持管理なのです。主な業務とはそのような理解でよろしいですよね。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 主な業務としては、そのようなことになります。 ○委員(風見利男君) そうなると、私は、本当に指定管理事業者に委託しないで、港区が直営で業者に委託をしてやってもらうと、このような方式で十分やっていけると思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○芝地区総合支所まちづくり課長(大久保光正君) 委託等につきまして、そのような考え方もあるということでございますが、港区は全体で、公の施設の管理運営について、民間事業者等のノウハウやアイデアを活用した事業の充実、専門性を有した職員を配置しての継続的なサービスの提供、社会状況に応じたサービスの迅速な提供など、効率かつ効果的に質の高い区民サービスの提供が可能となる施設について、積極的に指定管理者制度を導入しているということでございます。 ○委員(風見利男君) それは指定管理を導入したことは分かっているのですけれども、わざわざ指定管理を導入しなくてもやっていけるのではないかと言っているわけで、この間の、先週からの議論の中で、選考委員会の先生方に大変な苦労をしていただいているわけです。それについての事務局案の資料の調製などのことを考えたときに、本当にわざわざ指定管理するために大変な思いをしてやっているわけです。それであれば、きちんと区が主導権を取って、仕事の内容をそれぞれ分割して、区内業者優先で発注していくという、これが一番流れとしてもスムーズですし、今、直接駐輪場とは関係ないですけれども、全国の学校給食などを運営している企業が突然仕事を辞めてしまって大変な思いをしているわけで、私はあのような民間企業のやり方は、ぜひ他山の石にしないで、教訓として受け止めてもらいたいと思うのです。港区でも、麻布十番の駐車場で、一時期企業の理由で区が直接運営をせざるを得ないということがあったと思うのですけれども、そこを少し簡単に、駐車場に行く前の質問で悪いのですが、紹介していただきたい。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 今、風見委員御指摘の公共駐車場に関しまして、いっとき直営の管理になった経緯でございますが、平成23年当時の話でございますけれども、当時指定管理者であったパーク24株式会社が、会社の分割によりまして、駐車場の管理運営業務をタイムズ24株式会社に承継をすることになりました。これに伴いまして、パーク24株式会社が駐車場の管理運営に関する業務を行わなくなるということから、やむなく指定をまず取消しをしたということでございます。指定管理のものにつきましては議案になりますので、次の定例会までの間、この間区の方で直営で管理をしたということでございます。 ○委員(風見利男君) 確かに短い期間でしたけれども、その間、委託をしたことで、何か支障というものはあったのでしょうか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 期間が5月1日から6月30日という、確かに2か月間という短い期間でございました。その間、特に大きな不具合というものは特段聞いてはおりません。 ○委員(風見利男君) ですから、本当にその気になるかどうかということが大事だと思うのです。先ほどかなりの部分が再委託だということを言いましたけれども、例えば麻布地区を例に見ますと、麻布地区の116ページを見ていただくと、職員の配置表があるのですが、このNCDグループの仕事を見てみると、正規職員が10人なのです。その方の仕事が何かというと、警備の仕事なのです。運営は契約社員5人と、先ほど言ったシルバー人材センターの29人がやっていると。これが仕事の中身なのです。それで管理業務についても、常勤3人で非常勤が2人という。この人たちで、具体的に5か所の駐車場を運営しているわけです。あとは機械の整備、保守や何かは全部再委託しているわけです。ですから、この体制を見たときに、わざわざこの管理業務を指定管理で指定をして、そのうちの仕事の、この人たちができない部分を再委託してやるという、このようなわざわざ複雑な仕組みにしないで、初めから区が直営で、NCDグループなどの計画している管理業務を委託して、再委託しているところは区が委託をして、このような仕組みで十分やっていける中身だと思うのですけれども、いかがですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 直営でというお話でございますが、この施設につきましては、電車が始まる段階、朝4時30分の段階から、電車が終わる段階、夜中1時30分までの段階を通じて管理が必要なため、区直営がなかなか難しいところが実態だというように認識してございます。 ○委員(風見利男君) それは常勤の警備の話でしょう。私はこれを丸ごと区が直接運営をして委託をする、NCDグループが再委託しているところを区が直接委託をすることで、運営はできるのではないかと、このように言っているわけで、今の麻布地区総合支所まちづくり課長の答弁、もう1回、どのようなことなのか教えてください。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 今申し上げましたのは、各施設につきまして、稼働時間、常に区の職員が管理監督するという前提の中で、夜間、早朝、なかなか難しいかなと思っているところでございます。またあわせまして、区としましては、公の施設につきましては、積極的に指定管理者制度を活用するということがありますので、この方針に基づいて進めていっているというような認識かと思ってございます。 ○委員(風見利男君) 区が指定管理を進めているということは重々分かった上で、区の職員が直接指揮監督するかどうかは別にして、丸ごとNCDグループが管理運営しているところを、区が業務委託するのです。そのように言っているのです。再委託している、このNCDグループが再委託しているところも個々に業務委託するという、このような仕組みで運営できるのではないかと、このように言っているわけです。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 繰り返しになりますが、民間事業者の持つノウハウであったり、アイデア、専門性を生かして、指定管理者制度を行うと。自主事業、提案事業を含めまして、民間の様々な創意工夫をいただいて、通常の駐車場管理を含めて、より効率的な運営をするという目的で行っておりますので、これが区の方針かなと思っているところでございます。 ○委員(風見利男君) 区の方針は分かっているのです。そのようなことで今まで導入してきているわけで。  それで、今までの管理とは直接関係ないのですけれども、スポーツセンターが入っているみなとパーク芝浦という施設がありますよね。ここは地下に駐車場があるのです。聞いたら、自動車が165台、自動二輪が20台止められる駐車場なのです。ここの運営はどうなっているかは分からないですか。ここは丸ごと施設を貸して、業者に運営してもらっているのです。指定管理ではないのです。新しくできた札の辻スクエアのあそこも、総合会社のようなところに、駐車場も駐輪場も委託しているのです。だから、指定管理ではなくても、やる方法というものはあるということなのです。それも区がやっているということなのです。私はやはりそのような方向でもできるということの証明だと思うのです。指定管理が必要であれば、指定管理を当然やるのでしょうけれども、そのような施設にはなっていないわけです。だから、そのような方向でもできるということの証明だと私は思うので、それはぜひ指摘をしておきたいと。ですから、もう何が何でも指定管理という、それは区の方針だから、区長がそれを進めろと言っているからやるということだけで本当にいいのかどうかという、運営上、ほかの方法でもきちんと管理ができるということも参考にしていただいて、ぜひこれからの課題にしていただきたいと、これは強くお願いしておきたいと思うのです。  もう最後に少し、今回の駐輪場とは直接関係ないのですけれども、東麻布に、やはり自転車駐輪場を造ろうということで、公園利用者の皆さんからいろいろ反対が起こって、公園での駐輪場をやめて、首都高速道路の下の駐輪場、あのスペースを使ったり、そこの駐輪場だとか、あとは都道だとか、国道だとか、関係者の理解で駐車場を造ろうという動きになっていると思うのですが、具体的に、特に最初は首都高速道路の下のスペースを使った駐輪場が一番、まずはできる可能性があるわけで、そこの進捗状況はどうなっているのかということと、あと国と東京都との話合いももし進んでいるのであれば、その状況を教えてください。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 赤羽橋駅周辺の放置自転車対策につきましては、まず、独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構が昨年12月14日に定めました、都道首都高速2号線高架下等利用計画というものを踏まえまして、首都高速道路の高架下への本格的な駐輪場の設置に加えまして、都道及び国道を含めた暫定の駐輪場の早期設置につきまして、関係機関とも協議を進めているところでございます。  現時点につきましては、首都高速道路株式会社からは、区の考え方につきましておおむねの理解が得られましたので、現時点では引き続き東京都と協議をしているところでございます。東京都の協議が済み次第、東京国道事務所との協議を進めまして、歩道上の放置自転車を早期に解消できるよう進めてまいりたいと思ってございます。 ○委員(風見利男君) 御努力ありがとうございます。ただ、首都高速道路の下は先に整備が可能ということでいいわけですよね。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 現時点の協議状況でいきますと、首都高速道路の下に一部設置することは可能だと考えてございます。ただ、駅周辺にもともとあった放置自転車が60台ございまして、首都高速道路の下の一部でいきますと、20台しか入りません。ですから、20台をもって放置自転車の禁止区域が設定できるようなこともなかろうと思っていますので、基本的には首都高速道路の下、都道の上、国道の上、セットで暫定の設備を設置したいと思っているところでございます。 ○委員(風見利男君) それは一緒に解決できれば一番いいわけですけれども、そのような可能性はあるのですか。例えば60台あるけれども、そのうち20台では放置自転車のあれにならないが、いわゆる道路に止める自転車が減ることは事実なわけで、それも1つは、対策としてはやってもいいのではないかと思うのです。都道と国道の方が、首都高速道路と同じように、首都高速道路株式会社の方は意向としてはいいと言っているわけで、すぐでも区の立場が決まればできるわけです。それと、あまり時間を待たずに、もう少し国や東京都と話合いが進めば、可能性としてあるのですということになれば、もう少し待ってもいいのですけれども、そのような可能性というものは大変強いのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 基本的には、60台の自転車を格納できるような設備を整備できる見通しが立った上で、区の予算を執行すべきと思ってございます。現時点では、首都高速道路の下プラス都道、国道、ほかに首都高速道路の下における恒久的な設備、検討してございますので、今後いずれかのパターンで早い方を選ぶというような考え方は、今後あるかと思ってございます。 ○委員(風見利男君) 首都高速道路株式会社の方で、港区に提供するという土地以外に、一般に貸し出すというか、募集しましたよね。そこのことを港区としても手を挙げてということではなくて、ほかにも使う場所があるのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) ただいまありました一般の土地利用を想定した画地につきましては、既に首都高速道路株式会社側の方で一般の公募をしているところでございます。私が申し上げましたのは、そこからさらに西側にあります、今区が占用している水防倉庫部分でございます。こちらの一部を、機能が不要なのであれば、解体しまして、そこに駐輪場を造るという選択肢もあると考えてございます。 ○委員(風見利男君) そちらはかなり具体化できるのですか。その水防施設との関係で、そこをなくして駐輪場に転用できるという、そのような見通しもあるということですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 幸いにも近傍で土のうを置く場所というものがたくさんあるものですから、今お話ししました水防倉庫につきましての機能がなくても、区民の方の安全性を保てるというような方向性で、今検討しているところでございます。 ○委員(風見利男君) 赤羽橋駅のところは歩道も狭いですし、やはりあそこに自転車があるということは大変危険なわけで、それを1日も早く改善できることがいいわけで、あらゆる手だてを尽くしていただいて、なるべく早く歩道に自転車が置かれることがないような取組をぜひ早急に、今いろいろな手だてが出されましたけれども、そこはぜひ頑張っていただいて、早急に解決できるようにお願いしておきたいと思います。 ○委員(玉木まこと君) すごい初歩的なことで申し訳ないのですけれども、高輪地区に事務所を構える区内事業者ですというような記載があるのですが、構成団体は区内事業者で高輪にあるということで間違いないのか、一応確認だけさせてください。  記載は、資料№1の10ページの、トラブル対応のところのAのところです。1-Aか。はい。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 構成団体の株式会社ニッケイトラストが、支店を高輪地区に持ってございます。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。ありがとうございます。  もう1点、先ほど風見委員の質疑にもありましたその他経費のところですけれども、租税公課のところで、こちらは消費税、事業所税等というところが内訳として書かれているのですが、次の議案の駐車場、車の駐車場のところが10万円で、こちらの方は500万円、300万円台というところで、この額の開きというものがなかなか一般には、やはりすぐにそうなのかなということが理解しづらいので、先ほどもまちづくり課長の方から、それ以上の詳細というものは把握しているけれども、公認会計士の方がチェックをしているので問題ないという答弁はあったと思うのですが、やはりその額の開きというものが、施設の規模などともあまり関係ないというところが、どうにも一般の方にはなかなか分かりづらいなと思うので、より分かりやすい情報提供というものをお願いできたらと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) ただいまの御質問でございます。公共駐車場につきましては、今回の構成団体は全く違うわけですけれども、この3社のその他経費につきましては、ページ数は、すみません、駐車場の方のページを御覧いただきたいのですが、52ページになります。資料№5の52ページになりますが、ここに下の方、カのところに、今回その他経費の内訳が書いてございまして、この3つの経費に対しての金額が計上されているわけでございます。駐車場につきましては、この中の一番下の租税公課、消費税、事業所税というところで、金額的には駐輪場に比べて安いのではないかというお話なのですが、消費税の考え方と、あと印紙税ということで、こちらを指定管理者の数も含めて、再委託の数ですとか、そういったもので印紙の金額が違っていたりするということ、あと先ほど言いましたように、消費税をここで見ているか見ていないか、ほかのところで部分的に見ているとか、そういったことでの金額の違いというものが出ていると考えております。 ○委員長(うかい雅彦君) よろしいですか。ほかにございますか。よろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。  それでは、態度表明です。各会派お願いいたします。まず、自民党議員団。 ○委員(二島豊司君) 「議案第86号」については、自民党議員団は賛成をさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと未来会議。 ○委員(玉木まこと君) 「議案第86号」でよろしかったですか。 ○委員長(うかい雅彦君) そうです。 ○委員(玉木まこと君) 「議案第86号 指定管理者の指定について(港区立田町駅東口自転車等駐車場等)」、みなと未来会議の態度表明をいたします。  区は機械式自転車駐車場の整備を推進していますけれども、我々の下にも様々な声をいただいています。管理面でも複雑かつ多様な利用者の声に日々対応されていることと思います。整備をしていく上で、区としてしっかりと利用実態を把握していただき、自転車駐車場があればいいというものではなくて、利用率向上や区民の要望を的確に捉えた自転車駐車場の整備と運用に、責任を持って取り組んでいただきたいと思います。  今回、結果的に4地区とも同じ事業者が指定管理を継続することが提案されていますので、地区を超えたグループ化ができないか、また、機械式駐車場の一時利用の改善であったり、相互利用といった抜本的な区の方向性であったり、考え方というものも検討しなければならない時期に来ていると感じました。  また、同じ事業者が継続することに当たっては、提案書を見ても前回と同じ内容があったり、また、特に1社しか応募がなかったような地区については、前期の指定期間での達成度といったもの、そういったところも評価していただいて、しっかりPDCAサイクルが回るような仕組みというものを区が指導、助言していっていただきたいと思います。  最後に、自転車は区民にとって本当に、ここの人口が回復してきた中で、切実な、また重要な移動手段であることを区もしっかり十分に理解していただきまして、この指定管理の指導、助言というものに当たっていただきたいということをお願いし、「議案第86号」については賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) すみません。少し言い漏れましたけれども、各議案ごとに態度表明をお願いしますので、すみません。  では、公明党議員団。 ○委員(なかね大君) 「議案第86号」についての、公明党議員団としての態度表明を行います。  昨今の自転車利用者の増加に伴い、こうした駐車場の利用者も増加していると思います。また、5年前、10年前とはまた自転車の様式も違ってきたりと、様々変化も見られていると思います。そうした中で、安定した運営と、また、今後のそうした課題解決のために、しっかりと尽くせる事業者が必要かなと思います。本指定の対象になっております事業者については、これまでの運営にも十分対応できると思いますし、また、これからのそうした新たな課題の解決のための、新たな事業の提案等も期待できるかと思います。そうした理由から、「議案第86号 指定管理者の指定について(港区立田町駅東口自転車等駐車場等)」は、公明党議員団として賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと政策会議。 ○委員(兵藤ゆうこ君) みなと政策会議の「議案第86号」の態度表明を行います。  「議案第86号」は賛成とさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、港区維新。 ○委員(根本ゆう君) 「議案第86号」について、港区維新の態度表明としては、賛成とさせていただきます。  費用削減であったり、民間のノウハウを生かしていく、そういったこと、しっかりと社会として民間と連携をしていくこと、そうしたことがもともとの目的として、指定管理があると思います。そして、港区が直営ではなくて、人員の問題もありますし、しっかり小さな政府を目指していくというところが、目指すところかなと思います。  今回については、賛成ではございますが、要望としましては、またこれから、今回の事業者がこれから5年というところで非常に長くなりますけれども、もともとの事業の、本当にどうあるべきかというところは見直し、そもそもの話ではありますけれども、これからの5年が終わって次の5年を考えていった方がいいのかなと思っております。場所によって、箇所によって稼働率は高いですけれども、それ以外の機械式の件については、シェアサイクルなど、最近の社会のモビリティーの在り方のようなところが変化にありますので、そういったところがもともと機械式が先に設置されているなど、そういったところで、社会の流れと少し反対に行っている場所もあると思います。管理をしてもらうために指定管理を選定するというようなものではなくて、そもそも自転車駐輪場はどうあるべきなのかというところ自体も考えていった方がいいのかなというところは、少し御検討いただきたいというところは要望としてお伝えして、以上です。 ○委員長(うかい雅彦君) 共産党議員団。 ○委員(風見利男君) 「議案第86号」については、反対いたします。  先週からずっと論議をしてきて、結局指定管理にすることによって、かえって業務を複雑にして、なおかつ区のノウハウがどんどんなくなっていってしまうということが明らかになりましたし、その他経費を見ても30%を超えるという、やはり異常な事態もあるわけで、今回の芝浦の企画提案書を見ても、区内業者の活用など実際うたっているわけですけれども、再委託先の18企業のうち、2社が区内で、もう1社はシルバー人材センターです。これで区内業者育成ということが言えるのかということです。これが、区が直接業務委託をすれば、区内業者をもっと拡大することができるわけで、先ほどお話ししたスポーツセンターでは、新たな委託方式で駐車場を運営できるわけで、その方式をよく研究していくという、このようなことが求められているわけです。指定管理がどんどん進むたびに、応募業者は減っているわけです。だから、1回取った事業者がやはり強いわけです。5年間運営しているわけです。ですから、やはり新たな業者が参入しづらいという、これは指定管理の仕組みになってしまうわけです。ですから、ぜひそのような方向ではなく、区がきちんと責任を持って管理をしていく、業務委託をして、やはり区内業者の育成、シルバーの育成という立場での運営をやるべきだということです。貴重な税金が有効に使われるような仕組みをやっていくためには、ぜひ指定管理をやめるべきだということから反対いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 態度表明は終わりました。  「議案第86号 指定管理者の指定について(港区立田町駅東口自転車等駐車場等)」について採決いたします。採決の方法は挙手採決といたします。  「議案第86号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                (賛成者挙手) ○委員長(うかい雅彦君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第86号」は原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、「議案第87号」について態度表明をお願いいたします。まず、自民党議員団。 ○委員(二島豊司君) 「議案第87号 指定管理者の指定について(港区立白金高輪自転車駐車場等)」は、自民党議員団として賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと未来会議。 ○委員(玉木まこと君) 「議案第87号」については、「議案第86号」と同様の意見で賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 公明党議員団。 ○委員(なかね大君) 公明党議員団としまして、「議案第87号」につきましては、「議案第86号」と同様の理由で、指定管理者の指定について賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと政策会議。 ○委員(兵藤ゆうこ君) みなと政策会議の態度表明を行います。  「議案第87号」につきましては、賛成とさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、港区維新。 ○委員(根本ゆう君) 「議案第87号」につきまして、港区維新の態度表明をいたします。  「議案第86号」の内容と同様、意見とともに、賛成とさせていただきます。
    ○委員長(うかい雅彦君) 次に、共産党議員団。 ○委員(風見利男君) 「議案第86号」で述べた反対のとおり、「議案第87号」についても反対いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 態度表明は終わりました。  「議案第87号 指定管理者の指定について(港区立白金高輪自転車駐車場等)」について採決いたします。採決の方法は挙手採決といたします。  「議案第87号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                (賛成者挙手) ○委員長(うかい雅彦君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第87号」は原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、「議案第88号」について態度表明をお願いいたします。自民党議員団。 ○委員(二島豊司君) 「議案第88号 指定管理者の指定について(港区立浜松町駅北口自転車等駐車場等)」、自民党議員団は賛成をさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと未来会議。 ○委員(玉木まこと君) 「議案第86号」と同様の理由で、「議案第88号」については賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 公明党議員団。 ○委員(なかね大君) 「議案第88号」につきましては、「議案第86号」の理由と同様で、指定管理者の指定について賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと政策会議。 ○委員(兵藤ゆうこ君) みなと政策会議といたしましては、「議案第88号」につきまして、賛成とさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、港区維新。 ○委員(根本ゆう君) 「議案第88号」につきまして、「議案第86号」の意見と同様をもちまして、賛成とさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、共産党議員団。 ○委員(風見利男君) 「議案第86号」で述べた意見と同様で、「議案第88号」については反対いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 態度表明は終わりました。  「議案第88号 指定管理者の指定について(港区立浜松町駅北口自転車等駐車場等)」について採決いたします。採決の方法は挙手採決といたします。  「議案第88号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                (賛成者挙手) ○委員長(うかい雅彦君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第88号」は原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、「議案第89号」について態度表明。自民党議員団からお願いいたします。 ○委員(二島豊司君) 「議案第89号 指定管理者の指定について(港区立三河台公園自転車駐車場等)」、自民党議員団は賛成をさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと未来会議。 ○委員(玉木まこと君) 「議案第86号」と同様の理由で、「議案第89号」についても賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、公明党議員団。 ○委員(なかね大君) 「議案第89号」につきまして、指定管理者の指定につきまして、「議案第86号」の理由と同様に賛成をさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと政策会議。 ○委員(兵藤ゆうこ君) みなと政策会議といたしましても、「議案第89号」に関して賛成とさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 港区維新。 ○委員(根本ゆう君) 「議案第89号」につきまして、「議案第86号」の同様の意見をもって、賛成とさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 共産党議員団。 ○委員(風見利男君) 「議案第86号」で述べた意見を付して、「議案第89号」については反対いたします。  ただ、1つ、「議案第89号」との関係で、一の橋の新しい駐輪場で、シルバー人材センターの方の1人体制というものはやはり非常に問題だという点、指摘しましたけれども、契約に当たっては、これが解消できるような対応をぜひ事業者ともよく話し合っていただいて、改善できるように対応することをお願いしまして、議案には反対しますけれども、それは強くお願いしておきたい。 ○委員長(うかい雅彦君) 態度表明は終わりました。  「議案第89号 指定管理者の指定について(港区立三河台公園自転車駐車場等)」について採決いたします。採決の方法は挙手採決といたします。  「議案第89号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                (賛成者挙手) ○委員長(うかい雅彦君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第89号」は原案のとおり可決することに決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) 次に、審議事項(5)「議案第90号 指定管理者の指定について(港区立公共駐車場)」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) ただいま議題となりました、審議事項(5)「議案第90号 指定管理者の指定について(港区立公共駐車場)」の提案の補足説明をさせていただきます。本日付当委員会資料№5を御覧ください。  資料は、1ページに施設名称、事業者選定の経過、2ページに選定された事業者、指定機関、3ページに選定の理由及び今後の予定を記載しております。4ページ以降につきましては、関連する資料一式となってございます。  初めに、1ページを御覧ください。項番1、施設名称等についてです。施設名称は港区立品川駅港南口公共駐車場及び港区立麻布十番公共駐車場の2施設で、所在地は記載のとおりです。  項番2、事業者選定の経過についてです。今回の公募に際し、1事業者からの応募がございました。(1)の港区立公共駐車場指定管理者候補者選考委員会を設置し、この委員会にて1事業者を選考した後、港区指定管理者選定委員会の審議を経て、指定管理者候補を決定いたしました。指定管理者候補者選考委員会の委員ですが、(1)の表に記載のとおり、学識経験者4名、区職員が3名でございます。(2)選考委員会の開催状況は、計3回開催し、第1回は選考方法、公募要項、選考基準を審議し、2ページになりますが、第2回は応募事業者の財務状況分析、第一次書類審査を行いました。第3回は、第二次審査としてプレゼンテーション及びヒアリングを行い、指定管理者候補者を選考いたしました。  選考結果ですが、15ページ、上段の表を御覧いただきたいと思います。応募者であるタイムズ24株式会社・タイムズサービス株式会社・日本管財株式会社グループですが、第一次審査が1,120点満点中906点、第二次審査が560点満点中442点、合計で1,680点満点中1,348点となり、その後意見交換を行った後、選考委員の総意として、タイムズ24株式会社・タイムズサービス株式会社・日本管財株式会社グループを指定管理者候補者として選考いたしました。  2ページにお戻りください。(3)になります。令和5年8月1日開催の港区指定管理者選定委員会において、港区立公共駐車場指定管理者候補者選考委員会で選考された事業者が、指定管理者候補者として選定されました。  項番3、選定された事業者です。名称はタイムズ24株式会社・タイムズサービス株式会社・日本管財株式会社グループでございます。  項番4、指定期間です。令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間でございます。  3ページを御覧ください。項番5、選定の理由です。主なものを挙げさせていただいております。1点目、グループを構成する3事業者とも、他自治体等の駐車場の管理運営に係る豊富な経験を有するとともに、対象施設について熟知しており、高い水準の管理運営が期待できること。  2点目です。グループの構成団体に施設管理事業者と現場運営事業者が入ることにより、設備の保守等に速やかに対応できるバックアップ体制が十分構築されていること。  3点目です。3事業者の役割分担や責任の所在が明確で、平時の指示系統や災害対応時における連携について具体的な提案がなされていたこと。  4点目として、24時間体制のコールセンターの設置や、集金専門スタッフの配置により、利便性と安全性が確保されていること。  5点目といたしまして、二次元コード決済や電気自動車向けサービスの提供など、利用者の利便性を向上させる先進的なサービスに積極的に取り組む姿勢であることなどが選定の理由でございます。  最後に、項番6、今後のスケジュールについてです。令和6年4月1日から、指定管理者による管理運営を開始いたします。  以上、甚だ簡単ではございますが、説明は以上となります。よろしく御審議の上御決定くださいますよう、よろしくお願いいたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ある方は、順次御発言をお願いいたします。 ○委員(玉木まこと君) 現状、提案書の中でチケットというものがありまして、近隣の店舗にそれを買ってもらうような感じなのですか、そのように提携ということで、公共駐車場として地域の中で役割を果たそうとされていると思うのですけれども、何かチケットについて区の考え方であったりとか、取組をさらに推進していくとか、そういった考えというものはありますでしょうか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 玉木委員御指摘のチケットでございますが、現在麻布十番公共駐車場において、商店街に購入していただいているサービス券でございます。麻布十番の商店街の活性化と、あとは駐車場利用の促進のためには、これは非常にいい提案だと思っていますし、これからも事業者の方には続けていってもらいたいとは思っているところでございます。 ○委員(玉木まこと君) 今回、港南も見せていただいて、港南ももちろん商店街が隣接していますので、そういったところの、港南の方は割と定期の方もいい稼働だと伺ったのですけれども、商店街の方にもうまく連携、人の流れができるような仕組みというものもぜひ考えていっていただきたいと思いますし、そのような情報提供を区からしていっていただけたらと思います。  提案書の中でEVの割引というものがあったと思うのですけれども、これは初めての提案ということでよろしいのでしょうか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 今回の提案でございますが、カーシェアリングの中で、特にEV車を今回活用していきたいと思っているところでございます。あと一方では、EV車の利便性の向上という意味では、充電器、こちらについても、今回品川についても、事業者の自主事業になりますけれども、整備していくということになってございます。 ○委員(玉木まこと君) すみません、言葉足らずで。104ページのところにEV車割引というものが一番上にあって、協議の上とはあるのですけれども、EV車が駐車場を利用した場合に料金を割引するということで、その後にどこかで積算のようなものが出ていて、何か想定の、幾らぐらいになるでしょう、減るというか、割引になるというような数字も出ていたのです。それが118ページですか。表が出ていて、表のとおりなのですけれども、いい取組だと思うのですが、その辺、ぜひ区も大きな方向性、環境という部分だとは思うのですけれども、事業者と協議の上進めてほしいと思いますが、その辺りはどう認識しているかお願いします。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 申し訳ございません。玉木委員御指摘いただきました、118ページになります、こちらにEV車駐車料金割引サービスというように記載がございまして、今回そういった意味では、このEV車の購入促進を目的にということで割引を実施していきたいというように、これは事業者の方の提案でございますけれども、金額的にはおおむね70万円ぐらいと思っていますが、この取組ですけれども、区はゼロカーボンに向けて、いろいろな取組をしていかなければいけないと考えている中の、同じ方向を向いた事業者側の提案でございますので、ぜひともこれは実現に向けていければなと思っておりますので、指定管理者と引き続き今後協議していきたいと思っているところでございます。 ○委員(玉木まこと君) もちろんEV車に限らず、燃料電池などいろいろあると思うので、ぜひそこも含めて考えていっていただけたらと思います。  あと、視察の際にもお話しさせていただいた港南の方ですけれども、駅地下だ、駅前だというところで稼働率がいいということなのですが、受益者負担というものがいろいろな各施設であって、一律にばっといろいろ上がった時期が港区にあって、引き続き今も、考え方によっては上がっていくということだと思うのですけれども、この駐車場について、少し地域交通課長にもそのときお話ししたとは思うのですが、利用料金の設定というものは条例で定められていて、事業者から提案があった場合はというようなことは、ここには書いてあったのですけれども、そもそもこの金額で妥当なのかというようなところというのは、受益者負担という考え方は区民、またそれ以外、事業者など、いろいろ考え方はあると思うのですが、どのように整理されているのかだけ最後に教えてください。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 公共駐車場は受益者負担の原則に基づいて、利用者から利用料金を徴収している施設でございます。公共駐車場の利用料金については、条例では決めてはおりますけれども、周辺駐車場の利用料金等の需給調査を行うとともに、利用者が止めたいときに止められる環境を確保するという観点から、妥当性を確認して設定をしているところでございます。 ○委員(なかね大君) 港南口の方の駐車場についてお伺いしたいのですけれども、障がい者の枠が2台分確保されているかと思いますが、この2台ということに何か、根拠というか、決めがあるのでしょうか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 1台以上という決めはあるのですけれども、品川については利用者には、駅地下というところもありますので、2台を設置しているというところでございます。 ○委員(なかね大君) 1台以上というものは、総台数に対してのあれですか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 台数にといいますか、1施設1台以上というようになっておりますので、そういった考え方で1台以上です。 ○委員(なかね大君) 地域の方から聞きますと、もう8時、9時時点で、その障がい者枠が結構埋まっているという話を聞いておりますので、そこに何か、ここまでではないと駄目だというような、もし基準がないのであれば、そういった状況なども踏まえて、今後の対応も考えていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 利用者の声という意味では、アンケート調査などもしておりますので、そういった声をお聴きしたり、あるいは実態、そういったものをしっかり確認しながら、この目的が、身体障害者などの方々のための対応の施設でございますので、通常の車が止まってしまうことがないように、できるだけその辺は確認しながら、利便性の向上に向けた対応をしていきたいと考えております。 ○委員(なかね大君) この間、視察に行かせていただいた日中の時間帯も、もうほぼ満車という状況があったと思います。それだけニーズが高いと思いますので、その中で、そういった本当に利用が必要というようにされている方をどのように御案内するかということも、少しいろいろと検討していただきながら、柔軟に対応していただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員長(うかい雅彦君) 要望でよろしいですか。 ○委員(なかね大君) 要望で、はい。 ○委員(風見利男君) 何点かお聞きします。  最初に、通しページで137ページで、平成26年5月に麻布十番公共駐車場で発生いたしました現地常駐スタッフによる現金盗取事件、あるいは品川駅の駐車場では事務処理ミスによる売上げ計上漏れが発生いたしましたということが書いてあるのですけれども、この後というのは、事業者がこのような改善をしますと、このようなことなのですか。どのような事件に対して、事業者はどうしようとしているのですか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) ただいま137ページの件につきまして、こちら平成26年5月に、こちらにも記載してございますが、発生しました麻布十番公共駐車場におけます現地常勤スタッフによる現金盗取事件、あと品川駅港南口公共駐車場における伝票のチェックミス等によります売上げ計上漏れということで、事務処理ミスに対して、再発防止状況に関する事項になります。現指定管理期間におきましては、精算機の取扱いについては集金専門係員のみが行うこととしています。また、現地の係員では精算機の開錠もできないように徹底をしてございます。また、売上金額の確認ですが、複数の部門、人員のチェック体制を構築して、計上ミスが二度と発生しないよう取り組んでおります。具体的な内容としましては、集金に当たりましては、指定管理者独自の集金アプリを使いまして、全ての精算データをリアルタイムで本部へ伝送して、あるいは現金とジャーナルの集金、こちらのデータの突き合わせというものを複数の人員で実施しております。  また、今回の提案につきましても、123ページを御覧いただきたいのですが、今回の利用料金の収納及び管理体制の構築というページでございまして、こちらで、まず体制をしっかりと構築して、厳格な公金の管理を行うものとしてございます。区も定期報告などを活用しまして、利用料金の収納がしっかりと適切に行われているかどうかを常に監視していきたいと思っております。 ○委員(風見利男君) では、これ以降は改善されているという、そのような理解でいいわけですね。  次に、141ページに、第三者評価の現地視察をされた方がたまたま視察に行かれたときに、男子トイレが非常に汚れていたと、このような指摘がされているわけですけれども、これへの対応なり、改善策というものは、どのようになっているのでしょうか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) こちらの第三者評価の御指摘は麻布十番公共駐車場のトイレのお話ですが、現状1日3回掃除をしておりますけれども、ちょうどこの視察に行かれたときに、近隣の現場なりの方々の利用も多くて汚れてしまっていたということでございまして、このような御指摘があったと思われております。私どもも、こういった指摘もありましたので、利用者が特に多いような時期は清掃頻度を上げるなど、指定管理者との協議をしておるところでございます。 ○委員(風見利男君) この指定管理業者の業務として、トイレの掃除も含まれているという、そのようなことでよろしいのですか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 現指定管理者の中では、再委託の事業者のビルメンテナンス清掃の業務の中に組み込まれているということでございます。 ○委員(風見利男君) そうしたら1日3回もできないです。普通は1回か2回、午前中と午後と。公衆便所や公園のトイレなども、港区で委託しているところは毎日2回ぐらいなのでしょうから、あとは職員が注意して見るしかないです。やはり外からの利用者がいるから汚すということではないと思うのですけれども、そこはやはりよく注意してもらうという。このような指摘があった以上は、やはり注意をしてもらうという、そのような対応を取っている、既に前の話なので取っているとは思うのですけれども、その辺よく対応してもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) こちら現指定管理者の、先ほど言ったビルメンテナンス清掃の再委託業者は常駐しているということですので、1日3回やっているというようには聞いておりますが、風見委員御指摘のように、その3回でいいではないかではなくて、例えばお祭りであったり、そういったときなどはもう少ししっかり職員の目などでも見て、清掃を行い、気持ちよく使っていただきたいと思っているところでございます。 ○委員(風見利男君) あと、153ページと154ページの中で、これは154ページの指摘なのですけれども、毎月及び年度間の報告は期限内に報告されていますが、毎月の報告と年度間の報告と、違った報告がありました。12か月間の報告を総合的に判断し、評価しました。報告書作成時及び提出時のチェック体制の強化が必要です。港区へ報告書等を提出するときは、完全な形の報告書となるように努力してくれというものと、アンケート調査で、利用者の要望を周知していますけれども、売上げの減少を考えると、管理運営には十分に反映しているとは思えませんと、このような指摘があるのです。これはどのようなことを指摘されているのでしょうか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) まず、154ページの下段の指摘に関しましては、こちらの評価というところに、下段の方の評価に書いてございますが、毎月上がってくる報告書と年度の報告の中で違っていた報告があったので、そこをしっかり事業者の方にチェック体制の強化をするようにということでございます。こちらにつきましては、当然これは間違っていることについての、しっかり受け止めて、中でチェック体制をしっかりやりなさいというように指導しているとともに、毎月の定例の会議を区と事業者の間でしている場において報告書の中身を確認した上で報告書を出していただくようにしていますので、そういった間違いがないように、しっかりと確認をしていくというところでございます。  一方、153ページです。153ページの①利用者の動向の評価というところで、こちらにつきましては、こちらアンケート調査を行っているのですけれども、利用者の要望も聞いてはいますが、なかなかそれに反映しているものがないのではないかということの御指摘でございました。どうしても売上げが少なくなっているところから、もう少ししっかりとしたアンケートの中身を含めて、確認すべきではないのかということであると考えております。実際はコロナ禍の時期ではないのですが、売上げ自体は伸びてきているところもございます。例えばですけれども、このアンケートの中で多いのが、特に麻布十番につきましては機械式の駐車場なのですが、車両が、通常の大きさと、あとハイルーフといって、高さの高いものがあるのですけれども、そのハイルーフの台数が限られております。いつもハイルーフの受入れがいっぱいになってしまうということで、そういったところは何とかならないかというような、アンケートなどでも御質問や御意見がございましたので、その際には、利用料金の中の上限を少し値上げするような対応をしたことによって、若干そのハイルーフが回転数がよくなりまして、そういったところなどもアンケートの中身に対しての管理運営という意味では、少しだけではありますが、応えてきているところでございます。こういったアンケートの中身でもう少し、しっかり利用者の方の御意見に対し、どういったことを本当に要望されているかということを確認して、対応をしていければと考えております。 ○委員(風見利男君) ぜひそのような指摘が、金額の違いというものは一番の問題ですから、やはりそのような指摘がないような対応をしていただきたいと思うのですけれども。  あと、選考委員会で事業者に対する指摘が出た場合は、事業者にはその意見というものは伝わる仕組みになっているのでしょうか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 今後、指定管理の、協定を結ぶようになりますので、そういった中で、このような御指摘についてしっかりと伝えてまいります。 ○委員(風見利男君) これ、第2回の選考委員会の中で、25ページの一番上で、収支計画を見て実現性や具体性が欠けているという印象を受けましたと。再委託先に港区の事業者、これは2社しかないのですけれども、あとシルバー人材センター、障害者の雇用に関する記載が不明確であることが残念ですと、このように指摘されているわけです。シルバー人材センターでいうと、年間5万円なのです。事業計画書でいうと、区内事業者とシルバー人材センターの活用を図っていきますと書いているのだけれども、実際このような中身で、特に実現性や具体性に欠けているという、これは印象の問題なので、具体的にどこがどうだという指摘がされたかどうか分からないのですが、このような指摘というものもきちんと事業者に伝わっているということでいいのでしょうか。それで、具体的には区内事業者の活用やシルバー人材センターの活用をもっと広げていくと、このような点での対応、これから具体的な契約の中で進んでいくと思うので、そのような対応というものも当然これからやっていくようになるのでしょうか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) この第2回のときの御指摘です。こちらの内容につきまして、区内事業者への再委託につきましては、既に事業者側にも伝えてはおりますけれども、どうしても、特に機械式の駐車場を抱えていることもございまして、機械保守等の製造元系列の会社を指定していることが多くて、こちらについては区内事業者というような活用というものは難しいのですが、そのほかは区内事業者の活用を検討しているというようには聞いております。ただ、実際は、確かに風見委員御指摘のように、今現在はシルバー人材センターなど、数社しかございませんので、こちらについては、今回の提案に限らず、例えばトイレ清掃などといったものも含めて、シルバー人材も含めた業務内容を増やすような協議をしていきたいとは思っているところでございます。 ○委員(風見利男君) ぜひ区内事業者と、やはりシルバーの人たちの活用というものを拡大できるように、お願いしておきたいと思います。  あと、今回の駐車場の、私は一番の問題だと思ったことが、品川駅港南口公共駐車場と、麻布十番公共駐車場の職員の体制が全く違うのです。品川駅の方は、正規の職員が8名で、それ以外はなしなのです。麻布十番公共駐車場の方は、正規職員、非常勤ですけれども、施設長が1人で、あとは全部パートとアルバイトで運営しているということなわけなのです。なぜこのように根本的に同じ駐車場を運営するのに、品川駅の方は中央管理室にいるだけで済んでしまうのかも分かりませんけれども、本当に体制、全く違いますでしょう。この辺、なぜこのようなことになるのでしょうか。
    地域交通課長(佐藤雅紀君) ただいまの風見委員の御指摘は、ページ数は96ページの職員配置表のところに関することです。まさに風見委員、今御指摘いただきましたように、品川につきましては防災センターを抱えているということもありまして、防災センターは麻布十番もあるのですけれども、品川につきましては駐車場だけではなくて、1階部分の広場ですとか、そういったところも含めての監視をしているということもありまして、常勤の職員というように計上しているところでございます。一方で麻布十番については、非正規社員ということで、どちらかといいますと、警備などというよりは機械の操作、こちらの方を重点にしているところでございます。  一方で、正規職員と非正規職員で違うということでございますけれども、これ実は麻布十番の、この表の中でいいますと、係員の方15名につきましては、特に現地の方を採用するという形をできるだけ取っております。ですから、そういった中で、タイムズ24株式会社の中では、現地スタッフの雇用に当たっては原則非正規雇用となっているということで、正規雇用としては難しいというように聞いております。しかしながら、体制は違いますけれども、例えば最低賃金は確保するですとか、あと休暇や手当の制度、福利厚生も正規職員と遜色ない扱いというように聞いておりますし、御本人が御希望される限り、雇用を途中で切るなどはなく継続をするということとしておりまして、良好な雇用状況を継続していると聞いていますし、今後もできると思ってございます。区としましては、そういった雇用の扱いの違いによって、業務についている方が不利益を被ったりしないように、労働環境モニタリングによって、従事者の方の要望、意見もしっかりと注視しながら、事業者を管理指導していくと考えております。 ○委員(風見利男君) その現地スタッフというのは、この現在の体制ではないので、新しい体制、現在も15名でやっているかどうか分かりませんけれども、港区内の方を採用して運営しているという、あるいは防災センター、これもパート・アルバイトでやっていますよね。麻布十番の方は防災センターがあるから正規職員でという話ですけれども、ここは6人が防災センターで勤務しているわけですが、これは非正規でパート・アルバイトという状況ですよね。これも現地スタッフという方をなるべく採用してやっているという、現在も来期も、そのような体制でいきたいという提案ということでよろしいのでしょうか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) こちらの15名の方につきましては、現在も従事されている方と考えておりますので、区内の方を引き続き従事していただきたいと思っているところでございますが、一方で防災センターにつきましては、こちらは現地の方ではないということですので、こちらも防災センターという中身でしょうか、品川に比べて、そこまで警備員でなくてはならないというところではないのですけれども、しっかりとそういった意味での巡回点検などができるように、こちらについては考えておりますので、常勤ではありますが、非正規と考えております。 ○委員(風見利男君) それが正規職員ではなくて非正規職員ということは、これは品川と全く違いますよね。特にその辺の理由というものはあるのですか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) こちらも先ほどのできるだけ現地職員を採用するという考え方と同様の考え方ということで、非正規というように聞いております。 ○委員(風見利男君) でも、実際は現地ではないわけでしょう。それは引き続き、現地の職員をなるべく雇うような方向性は持っていると、そのような理解でよろしいのですか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 現在の指定管理と今度の指定管理は、今までは再委託ですけれども、今度は直接雇用になりますので、できるだけそういった考え方に基づいてやれるように協議してまいります。 ○委員(風見利男君) それと、今回この指定管理業者は、従来の2社から3社ということで、日本管財株式会社でしたか、新たに加わったわけです。この辺の理由というものはあれですか。特に理由は、指定管理事業者からこれこれこのような理由でやるという提案はあったのでしょうか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 現在の指定管理者が2社、タイムズ24株式会社とタイムズサービス株式会社ということで、今回は日本管財株式会社が加わりました。こちらの理由は、独自の管理システムと、施設管理のノウハウを持った企業、これが日本管財株式会社なわけですけれども、こちらを加えることで、効率的な維持管理及び修繕計画を実施することが可能となり、より高いレベルでの安全・安心な建物の設備管理が可能となるということで、今回3社になったということでございます。 ○委員(風見利男君) 当然それによる指定管理料というものは増えているという理解でいいわけですか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 今回、人件費ではないのですけれども、190万円ほど金額はアップしています。ただ、その理由は、ただ単にその事業者が加わったことということではなくて、先ほど言いましたように、管理のレベルを上げるということで、そういった意味では検査の回数が増えたり、あとは維持管理についてしっかりとした管理をするということでの金額の上昇と考えております。 ○委員(風見利男君) 最後にしますけれども、この今回のタイムズの前の事業者で、詐欺事件というか、いろいろなお金の問題がありました。あれはもう解決されたのですか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 現指定管理の1つ前の指定管理者でございますが、実はまだ解決しておりません。というのも、その業者は株式会社日本駐車場工学研究会というところだったのですけれども、現在その事業を引き継いだ事業者と債権者の間でまだ裁判が行われておりますので、最終的な清算ができない状況になってございます。ですから、この最終的な裁判が終わった段階で清算に入るというようになっておりますので、現時点ではそのままでございます。 ○委員長(うかい雅彦君) よろしいですか。ほかにございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) それでは、態度表明ですね。  それでは、「議案第90号」について態度表明を行いたいと思います。まず、自民党議員団。 ○委員(二島豊司君) 自民党議員団、「議案第90号」でしたか。 ○委員長(うかい雅彦君) 「議案第90号」です。 ○委員(二島豊司君) 「議案第90号」について態度表明させていただきます。  先ほどの駐輪場もそうですけれども、建設常任委員会に係る、この指定管理議案は、貸し館など、そういったものを含むものと違って、機械設備の保守の再委託とか、そこでオペレーション、現場にいていただく方の人件費とか、そういった部分が大きな部分を占める指定管理の議案になるケースが多いと思います。皆さん、先ほどの議案審議の中でも、今回もそれに含まれていた部分があろうかと思いますが、直接直営で業務委託でやっても同じなのではないかということ、また、指定管理全体に関する意義も、長くやっている間に、その指定管理事業者の方に全ての現場のノウハウが移って、本来しっかりとそれをコントロールすべきである総合支所や街づくり支援部にその能力がなくなって、いいようにやられているのではないかといったような、誤解であってほしいのですけれども、そういった懸念も生じているところであります。指定管理の議案を皆さんが出されるのであれば、それは指定管理で運営した方が、区にとって、区民にとってよいと。効率的であって、コストもかからず、そして利用者の利便性も高いということが、お題目ではなくて、港区としては指定管理云々かんぬんという、その祝詞ではなくて、きちんとそれぞれの御担当の方であったり、別の、ここに座っていらっしゃる管理職の皆さんが御理解なさって、それで当然のことながら議案を提出されて、我々、また区民の皆さんにとって分かりやすい資料を調製していただいて、質疑に当たっても自信を持って答弁をなさるというような体制を、いま一度しっかりと、今回もうかい委員長からも何度も指摘が入っていたと見受けております。  そういったことのないように、議案として提出する以上、我々は、自民党議員団としては、この「議案第90号」に賛成をさせていただきますけれども、5年後と言わず、次の指定管理議案が来ますし、未来永劫これが続くから、特に今回のこの駐車場に関しては納付金もあることなので、納付金が入ってくることなので、チェックが甘くなる可能性があるのではないかと思います。こちらが指定管理料として支払う金額が多いのではないかなどという、そのような議論がなされませんので。その部分もしっかりと、皆さんの中で現状を認識した上での把握、また、これから人件費など、いろいろなコストが上がっていく中で、指定管理者との関係性、業務委託でやるのがいいと私は思っておりませんけれども、そういったことも、ここの中で議論がされていることの中でしっかり受け止めていただいて、より適切な管理運営方法であるということを我々に堂々とお示しをいただいて、議案を提出していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  自民党議員団は、「議案第90号」の指定管理の指定について賛成をさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと未来会議。 ○委員(玉木まこと君) みなと未来会議の態度表明を行います。  公共駐車場の指定管理の指定ですけれども、質疑でもゼロカーボンに向けた新たな提案があることが分かりました。駐車場については、集約化という区の大きな方針、流れもあり、公共の駐車場の役割については、きめ細かく近隣地域の実情というものを反映していただくとともに、先ほども申し上げたゼロカーボンといった社会情勢というものも踏まえて、今後の管理運営について、区としてしっかりと責任を持って、また持続可能な形で行っていただくことに期待いたしまして、「議案第90号」に賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、公明党議員団。 ○委員(なかね大君) 公明党議員団としての態度表明を行わせていただきます。  先ほどの質疑の中でも申し上げましたけれども、公共駐車場という、その特性というものが、やはりあるかと思います。今回指定管理の指定される業者については、民間の事業者ということで、そうした公共という部分の観念というものが、やはり行政と、また民間の事業者では少し違うところがあるかなと思います。そこをしっかり区の方がリードしていただいて、事業者とも意見交換しながら、よりよい区民の生活に資するような駐車場にしていただくことを期待しております。  公明党議員団としまして、「議案第90号 指定管理者の指定について(港区立公共駐車場)」は賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと政策会議。 ○委員(兵藤ゆうこ君) みなと政策会議の態度表明を行います。  地域の拠点として、地域の方々の声にも寄り添って、地域特性に応じて計画を進めていただけるように指導していただくように期待いたしまして、みなと政策会議は賛成とさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、港区維新。 ○委員(根本ゆう君) 「議案第90号」につきまして、港区維新は賛成をさせていただきます。  意見としましては、非常に実績のある大きな事業者であるというところで、信頼ができるのではないかという期待を持ちましてというところではあります。公共駐車場というところですけれども、民間のノウハウを生かして、質の高いサービスであるとか、そういったところをより求めていただきながら、しかし、定期駐車区画も応募が多かったり、あとは今後料金体系も大丈夫なのかというようなところは、随時ウォッチいただきながら進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、共産党議員団。 ○委員(風見利男君) 「議案第90号」については反対いたします。  質疑の中で、再委託先が多いのは、機械の関係の専門的な知識が必要だということだったわけですけれども、なおさらそうであれば、区が直営で業務委託をすればなおいいと私は思うのです。管理運営についても、先ほど体制を、品川と麻布十番の体制の違いも指摘しましたけれども、ここを見ても、区は業務委託で十分可能だということになると思います。  先ほど駐輪場の関係で、パーク芝浦の駐車場の話もしましたけれども、そのような管理運営方式もあるわけで、指定管理が全てではないわけで、やはり本当に利用者の立場に立った駐車場の在り方が、何がいいのかということは、そのような例も含めて再検討していく時期だと私は思うのです。ぜひその点も含めて、これは御検討をお願いしたいと。議案については反対いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 態度表明は終わりました。  「議案第90号 指定管理者の指定について(港区立公共駐車場)」について採決いたします。採決の方法は挙手採決といたします。  「議案第90号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                (賛成者挙手) ○委員長(うかい雅彦君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第90号」は原案のとおり可決することに決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) 次に、審議事項(6)「発案5第7号 街づくり行政の調査について」を議題といたします。  本発案について、何かございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) そのほか、何かございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) なければ、本日の委員会を閉会といたします。              午後 4時50分 閉会...