港区議会 2023-06-16
令和5年6月16日建設常任委員会-06月16日
令和5年6月16日
建設常任委員会-06月16日令和5年6月16日
建設常任委員会
建設常任委員会記録(令和5年第9号)
日 時 令和5年6月16日(金) 午後1時30分開会
場 所 第2委員会室
〇出席委員(9名)
委 員 長 うかい 雅 彦
副委員長 石 渡 ゆきこ
委 員 三 田 あきら 兵 藤 ゆうこ
なかね 大 根 本 ゆ う
玉 木 まこと 二 島 豊 司
風 見 利 男
〇欠席委員
な し
〇出席説明員
副区長 野 澤 靖 弘
芝地区総合支所長・
街づくり事業担当部長兼務 岩 崎 雄 一
芝地区総合支所まちづくり課長 大久保 光 正
麻布地区総合支所長・
街づくり支援部長兼務 冨 田 慎 二
麻布地区総合支所まちづくり課長 傳法谷 大 樹
赤坂地区総合支所まちづくり課長 杉 谷 章 二
高輪地区総合支所まちづくり課長 小 林 秀 典
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長 近 江 善 仁
都市計画課長 野 口 孝 彦 住宅課長 吉 田 誠
建築課長 松 山 正 樹 土木課長 海老原 輔
土木管理課長 香 月 佑 介 開発指導課長 増 田 裕 士
再開発担当課長 池 端 隼 人 品川駅
周辺街づくり担当課長 冨 永 純
地域交通課長 佐 藤 雅 紀
〇会議に付した事件
1 報告事項
(1) 麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)の工期等の変更について
(2) 六本木三丁目児童遊園等の再
整備スケジュール等の変更について
(3)
浦島橋改修工事について
(4)
自転車用ヘルメット購入助成の対象拡大について
(5) 令和5年第2回港区
議会定例会提出予定案件について
(6) 三田五丁目
西地区地区計画の決定(案)について
(7) 三田五丁目西地区第一種市街地再開発事業の決定(案)について
(8)
都市計画高度利用地区の変更(案)について
(9)
都市計画高度地区の変更(案)について
(10)
都市計画防火地域及び準防火地域の変更(案)について
(11)
都市計画用途地域の変更(案)について
(12) 都市高速鉄道第6号線の変更(案)について
(13)
都市計画駐車場第33号浜松町駐車場の変更(案)について
(14)
赤坂地区地域冷暖房施設の変更(案)について
(15) 都市高速鉄道第7号線の変更(案)について
(16) 有楽町・銀座・
新橋周辺地区地区計画の変更(原案)について
2 審議事項
(1) 発 案5第7号 街づくり行政の調査について
(5.5.30付託)
午後 1時30分 開会
○委員長(うかい雅彦君) ただいまから
建設常任委員会を開会いたします。
本日の署名委員は、石渡副委員長、兵藤委員にお願いいたします。
最初の委員会でございますので、一言御挨拶を申し上げます。
委員長を拝命しましたうかい雅彦と申します。円滑な委員会運営を目指してまいりたいと思いますので、どうぞ委員の皆様、よろしくお願い申し上げます。
また、野澤副区長はじめ理事者の皆様には、質疑に際して明確な御答弁をいただいて、より審議が深まるように、ぜひ御協力をよろしくお願いします。
では、副委員長、御挨拶をお願いします。
○副委員長(石渡ゆきこ君) 続きまして、副委員長を拝命いたしました石渡ゆきこです。しっかりと皆様と御一緒に、いい議論を重ねていけますよう、また、円滑なこちらの運営に関して、委員長に協力しながら一緒に進めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
○委員長(うかい雅彦君) 次に、当常任委員会の説明員につきましては、皆様に正副委員長(案)をお配りしておりますので、御確認ください。
総合支所の説明員ですが、丸印のついた
まちづくり課長は、案件に応じて出席いただくこととします。なお、
まちづくり課長については、前期同様、代表1名に常時出席いただき、委員会での質疑の内容を他の総合支所に伝えていただきたいと考えております。そのような扱いとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) では、そのような扱いにしますので、よろしくお願いいたします。
それでは、説明員の紹介をお願いいたします。
○副区長(野澤靖弘君) 副区長の野澤でございます。よろしくお願いいたします。
○
麻布地区総合支所長・
街づくり支援部長兼務(冨田慎二君)
街づくり支援部長で
麻布地区総合支所長を兼務しております冨田です。よろしくお願いいたします。
○
芝地区総合支所長・
街づくり事業担当部長兼務(岩崎雄一君)
街づくり事業担当部長で
芝地区総合支所長を兼務しております岩崎です。よろしくお願いいたします。
○
麻布地区総合支所長・
街づくり支援部長兼務(冨田慎二君) それでは、私から、各地区総合支所及び
街づくり支援部の説明員を御紹介させていただきます。
まず、各地総合支所の説明員です。
芝地区総合支所の
まちづくり課長の大久保です。
次に、
麻布地区総合支所まちづくり課長の傳法谷です。
次に、
赤坂地区総合支所まちづくり課長の杉谷です。
次に、
高輪地区総合支所まちづくり課長の小林です。
次に、
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長の近江です。
続きまして、
街づくり支援部の説明員です。
都市計画課長の野口です。
次に、住宅課長の吉田です。
次に、建築課長の松山です。
次に、土木課長の海老原です。
次に、土木管理課長の香月です。
○
芝地区総合支所長・
街づくり事業担当部長兼務(岩崎雄一君) それでは、私が指揮命令する説明員を御紹介させていただきます。
開発指導課長の増田です。
再開発担当課長の池端です。
品川駅
周辺街づくり担当課長の冨永です。
最後に、地域交通課長の佐藤です。
以上です。よろしくお願いいたします。
○委員長(うかい雅彦君) 次に、当委員会の担当書記を紹介します。議事係の内藤直人さんです。
次に、5月30日に開かれました委員長会の内容について報告します。
まず、委員会の開会日についてです。まだ特別委員会は設置されておりませんが、従来どおり、原則として、常任委員会は月・水・金曜日に、特別委員会は火・木曜日に開会する。また、8月は、特別の事情がない限り、従来どおり開会しないということが確認されました。
次に、省エネルギー型のライフスタイルの取組についてです。議会としても、環境に配慮した取組を、本年も例年同様に行うことが確認されましたので、皆様の御理解と御協力のほど、よろしくお願いいたします。
以上が、委員長会の報告です。
日程に入ります前に、本日の運営について御相談させていただきます。報告事項(6)から報告事項(12)は、いずれも三田五丁目地区に関する案件ですので、それぞれ一括して報告をお受けし、引き続き一括して質疑を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) それでは、そのようにさせていただきます。
なお、本日、皆様にお配りしております資料№17につきましては、報告事項終了後、その他として説明を受けたいと思いますので、御承知おきください。
それでは、案件のない総合支所の課長は御退場いただいて結構です。お疲れさまでした。
──────────────────────────────────
○委員長(うかい雅彦君) それでは、報告事項に入ります。最初に、報告事項(1)「麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)の工期等の変更について」、理事者の説明を求めます。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) それでは、報告事項(1)「麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)の工期等の変更について」、説明いたします。
本日付資料№1を御覧ください。本件は、現在進めております麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)につきまして、工期の延伸等につきまして報告するものでございます。
最初に、項番1の整備概要でございます。2ページの案内図も併せて御覧ください。麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)(以下「本工事」といいます)、こちらにつきましては、平成14年度に設置した
麻布十番道路整備連絡協議会をはじめ、にぎわいのある
麻布十番商店街の道路の安全性や快適性につきまして、地域の方と議論を重ねた上で実施している道路整備でございます。工事件名、工事場所、路線名、内容については、記載のとおりでございます。
項番2、経緯でございます。本工事につきましては、令和4年5月に着工してございます。当初、本年9月に工事の完了を予定しておりましたが、工事期間中に沿道における民間建築が複数あり、工事上の
作業スペース取り合い調整のため、本年11月17日まで工事の延伸が必要となりました。また、昨今の集中豪雨や台風時における雨水の流入抑制、歩道に車が乗り上げることを防ぐことを最大限図るために、排水施設の見直しや車止め等の施工数量を変更することになりました。
項番3、変更内容でございますが、3ページの変更概要と併せて説明いたします。工期につきましては述べたとおりでございますが、3ページの変更概要上段にある平面図を御覧ください。丸で記載しておりますところが、本工事期間中に沿道で民間建築工事があり、作業スペースの調整が必要になった箇所でございます。
(2)施工数量の変更につきましても、3ページを御覧ください。上段平面図で横長に赤四角で囲った部分の延長約150メートルについて、当初は、左下にあるように、車道と歩道で段差のほぼない平坦なブロックを予定しておりましたが、沿道の方からの要望を踏まえ、豪雨時の雨水が建物側に流入することを抑制するために、その右側にございます図のとおり、10センチメートルから20センチメートルの段差のあるものに変更してございます。
集水ますにつきましても、豪雨時の冠水対策としまして、平面図上の赤の逆三角形の部分、こちらにつきまして、雨水ますの設置を6か所追加をしてございます。
最後に、安全施設、右下にある車止めにつきまして、当初は、従前と同様の箇所を想定してございましたが、歩道への乗り上げ防止や交差点部における歩行者と車、歩行者と自転車の事故を予防するために、図面で言いますと、青三角形部分に10か所追加しております。
1ページにお戻りください。今御説明しました数量の変更を、1ページの一番下に記載してございます。
なお、変更に必要な工事につきましては、別途、第2回定例会にて、区長専決処分の事項と重複するため、本資料には記載してございません。
大変雑駁でございますが、説明は以上でございます。よろしくお願いします。
○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次、御発言をお願いいたします。
○委員(玉木まこと君) この工事のいろいろと御意見は、私もお聞きしていたのですけれども、ブロックの変更というところで、やはり設計図等で地元説明に入っても、なかなか自分の家の前が段差がどうなるかとか、その辺がやはり商店の方々にはうまく伝わっていない部分があると思いますので、これはガードレールとか、ほかの地区でも相談をもらったことがあるのですけれども、やはりより詳細であったり、分かりやすいものを、ぜひ提供いただいて、それによって商売をやっている、日々の生活、また、防災上のことで気がかりになることが出てきてしまうということで、工事のこういう変更も出てきてしまうと思いますので、できれば分かりやすいイメージパースなのか、もう少し立面、断面的なものなのかで、心配のないように今後進めていただきたいと思いますので、その辺の工夫は余地がありますでしょうか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) ただいまの御意見につきまして、おっしゃるとおりで、やはり一般の方々にもきちんと分かるように、こういう平面図、断面図、あとは3Dみたいなパースを含めて、今後、分かりやすいように説明しながら情報提供、情報収集して、こういうような工事の延伸とかが、なるべく起きないような事業に進めてまいりたいと思ってございます。
○委員(玉木まこと君) よろしくお願いいたします。
もう1点ですけれども、この麻布十番というのは、商店街のメインの通りになっていますので、横断抑止柵がないような道路かと思うのですけれども、やはり港区内を見たときに、商店街としてにぎわいをつくりたいという御要望の中で、横断抑止柵をつけてほしくないというようなニーズのある方々もいらっしゃったりするので、警察とかとの協議だとは思うのですけれども、その辺がうまく調整できるように、この道路整備、今回、商店街というところではありますけれども、ほかの地区においても、その辺の要望を聞いていただいて、横断防止抑止柵であったり、ブロックの形状もセミフラットがいいのか、いろいろあると思いますので、何が可能なのかどうなのかというのは、ぜひ、当然やっていただいていると思いますけれども、住民の声をこれからも聞いていただいて進めていただければと思いますので、こちらは要望させていただきます。よろしくお願いします。
○委員(兵藤ゆうこ君) よろしくお願いいたします。今回の工事増の費用が500万円以内とお聞きしたのですけれども、非常に抑えられていると思うのですけれども、その抑えられた工夫があれば教えてください。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) ありがとうございます。
やはりこの既成市街地で、通常、車を通し持った工事におきましては、その一般通行との兼ね合いとか、安全管理とか、工程管理をしっかり行うことに尽きるかと思ってございまして、これはほかの工事でも進めているところでございます。
○委員(なかね大君) 今回の工事の期間の延長だったりとか、また、増額については、1つは、工事の内容が変わったというところで増額になるところは理解できるのですけれども、もう1つは、他の民間の建築に伴って、停車スペースの取り合いの部分で調整がつかなかったという部分があって、ここはもう少し抑制できたのではないかという可能性も感じております。
というのは、当然、前からこの区間の工事はあらかじめ示されていて、当然、民間の企業が計画されるに当たっては、区の方にも情報が入る中で、その企業への情報がもう少ししっかりしていたりとか、あと、その時点での調整が可能であれば、この工事の計画についても、様々事前に調整がついたのかなとは感じるのですけれども、この辺の部分、何かあれば教えてください。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) すみません。先ほどとも重複しますけれども、やはり既成市街地の中の長期にわたる工事につきましては、100%予測というのはなかなか難しいところだとは認識してございます。
ただ、その上でも、本工事に限らず、今後とも情報提供とか情報収集を含めまして、地域とコミュニケーションを取りながら円滑に事業が進むように進めていきたいと思ってございます。
○委員(なかね大君) いろいろな場面でこういうことは起こり得るかと思いますけれども、極力、予算の増額等が出ないような取組が必要かと思いますので、引き続き、ぜひよろしくお願いします。
○委員(風見利男君) これ、当初予算は幾らで、幾ら増えるのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 変更前の金額につきましては、2億8,781万2,000円という額です。今回、約470万円追加しまして、2億9,258万5,000円と予定してございます。この点につきましては、先ほども述べましたとおり、第2回定例会において区長専決を報告しますので、情報提供として説明いたします。
○委員(風見利男君) 沿道の工事の関係で、工期が延びること自体は、ある意味、致し方がないことなのですが、これは地元説明会は何回やったのですか。あと、どれぐらい参加されているのか。あと、商店街の役員のところにも説明はいっているのでしょうか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 説明会につきましては、第Ⅰ期、第Ⅱ期というような段階工事の中で、第Ⅰ期に着手する前に説明会は行ってございます。
そちらにつきましては、今、手元に参加人数はありませんので、後ほど御説明しますけれども、それ以外につきましても、地元の商店振興組合とかを中心に、常に情報提供しながら、例えば工事の段取りの順番も含めて、情報提供、情報共有は図った上でやってきたというところはあります。
○委員(風見利男君) 今回、雨水ますを増やすのと、車の駐車を少しでも抑制するというか、歩道に乗り上げないようにという。あそこの駐車は、昔からずっと明らかなわけで、今回、雨水が歩道に乗り上げないようにという、あるいは車が歩道に乗り上げないようにというのは初めの段階から予測できたことだと思うのですけれども、なぜそういうふうにならなかったのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) おっしゃるとおりでございまして、当初の設計段階では、もともとの道路につきまして、幅員構成を変えるとか、あまりなかったものですから、もともとは当初あった場所への雨水ます、車止め設置を想定して工事を進めてございました。ただ、第Ⅰ期工事が終わった後、第Ⅱ期工事に入ってくる方々からすると、整理する上では、実態、こういうような、結構勾配がない道路でございますものですから、図面上ではそうかもしれないけれども、水がたまっているという御意見もありましたので、そこは工事期に入ってから、キャッチボールしながら追加したというのが実情でございます。
○委員(風見利男君) 車止めは。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 車止めもそうでございまして、もともと車止めがなかったところで、結構、乗り上げが多いというような御意見も後から把握した部分もございましたので、そこは現状を把握した上で、本工事において追加をしたものでございます。
○委員(風見利男君) でも、そんなにたくさん乗り上げていますか。駐車はいっぱいしていますけれども、歩道に乗り上げているという実態はどれぐらいあるのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 実際に先ほどの資料№1の3ページの変更概要の図面がございます。こちらの上の平面図の中に、「特別区道第1,022号線」と書いてある下です。ここの青三角につきましてが、結構乗り上げが多いというような御意見をいただきまして、本工事で追加したというところが対象になってございます。
○委員(風見利男君) だから、当初の説明の段階から、きちんと住民の意見を聞いてとすることは大事だと思うのです。商店街の役員に説明に行ったときは、そういう話は全くなかったのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 商店街の役員にも説明してございますが、個別の店舗の方とかと話していきますと、実情が分かる部分も幾ばくかはありましたので、そこは説明足らずだったかもしれませんけれども、以後、こういう工事につきましては、事前に
商店街振興組合だけでなくて、沿道の店舗の方とかに説明しながら丁寧に進めていくべきだと思ってございます。
○委員(風見利男君) 第1回の説明会にどれぐらいの方が出ているのですか。時間的に、いつ、曜日と時間と場所はどこでやられたのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 今、手元に資料がございませんので、後ほど確認して報告します。
○委員(風見利男君) 何だ、後ほどって。
別にいいですけれども、商店街の意見を聞くのであれば、初めから説明会ではなくて、1軒1軒聞いて回ればいいではないですか。あと、説明会も、お店をやっている時間には出られないわけで、では、商店の皆さんが出られる日曜日だとか、お休みだとか、お店が閉まる時間だとかを工夫してやらないと、意見を聞けないではないですか。実際、工事を始めてみたら、いろいろ意見が出て、いろいろ工夫をして工事を変えるという、普通はあり得ないでしょう、だって。そこまで予測して、今は集中豪雨とかあるけれども、今は当たり前になっているわけですね、集中豪雨みたいなもの。その対策は当然必要なわけで、特に麻布十番で言えば、駅の中に雨水が流れ込んだ事件もあったわけで、ですから、そういう点もきちんと考えた上で、設計段階から十分近隣住民の意見を聞くとしていかないと、まずいと思うのです。
あと、どのような質問が出るか分からないわけで、資料がないから答えられませんというのは議会であってならないわけで、もし必要であるのだったら、すぐ調べてきますとか言うのならともかく、資料がありませんから後でお調べしてお答えします。委員会での審議で、そのようなことはあり得ないわけだ。それは課長になりたてなので慣れないということもあるのでしょうけれども、そこは聞かれたことにきちんと答えられるようにしないと、何のための委員会の報告だか分からなくなってしまうので、その辺はしっかりしてもらいたいと思う。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 大変申し訳ありません。先ほどの説明しました第Ⅰ期工事が始まる前の説明会におきましては、令和3年7月6日の夜8時から、当時は15名参加ということで実施しておりました。失礼いたしました。
○委員(風見利男君) だから、15名では全く地元に説明したとならないわけで、その後、対策をどうするかと、住民の皆さんにどう説明するかということを考えてやるという、それがないとまずいと思うのです。だから、ぜひこれからもあちこちで工事があるわけで、きちんと対応していただきたいと、お願いだけしておきます。
○委員長(うかい雅彦君) ほかに御質問等ございますか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(1)「麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)の工期等の変更について」、報告はこれをもって終了させていただきます。
──────────────────────────────────
○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(2)「六本木三丁目児童遊園等の再
整備スケジュール等の変更について」、理事者の説明を求めます。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) それでは、報告事項(2)「六本木三丁目児童遊園等の再
整備スケジュール等の変更について」、説明いたします。
本日付資料№2を御覧ください。本件は、六本木駅の少し東側、ロアビルの北側にあります児童遊園等の環境改善を図る取組ですが、
スケジュール等の変更につきまして報告するものでございます。
最初に、項番1の概要でございます。3ページの案内図も併せて御覧ください。六本木三丁目
児童遊園公衆便所及び道路につきまして、安全・安心や快適性の確保を図るため、一体的に整備するものでございます。工事件名、工事場所、内容につきましては、記載のとおりでございます。
次に、項番2、経緯でございます。六本木三丁目児童遊園等の再整備(以下「本整備」といいます)、こちらにつきましては、地域の関係団体等で構成する六本木三丁目児童遊園周辺地区整備検討会の場を通じまして、地域の意向や特性を反映した基本設計を昨年度取りまとめるなど、令和7年2月の供用開始を目標に進めているところでございます。これから本整備を起工するに当たりまして、昨年度に基本設計を取りまとめた後、令和5年4月に区が策定しました「進めよう!おもてなし公衆トイレ」整備方針との整合を図り切れていない部分、例えば、感染症対策の非接触型自動ドアであったり、あとまた脱炭素に資する太陽光パネルなど、それを今現在進めている実施設計に反映しまして、地元の方々との合意形成を図る必要がございます。このため、実施設計の期間を2か月延伸し、併せて整備スケジュールも見直し、供用開始の時期も2か月延期します。
資料、2ページでございます。項番3、
スケジュール等の変更でございます。①実施設計につきましては、今年7月までとしていたものを、9月までに変更します。それを踏まえ、②整備工事につきましても、着手時期を見直し、工期は令和6年1月から令和7年3月までとし、その後、令和7年4月の供用開始とするものでございます。
(2)必要工事費の変更につきましては、第2回定例会で補正予算案を提出するものですので、金額については記載してございません。補正予算の承認が得られれば、第4回定例会で工事請負契約に係る議案を提出予定で進めてまいります。
最後に、項番4、今後のスケジュールにつきましては、繰り返しになりますので、記載のとおりでございます。
大変雑駁でございますが、説明は以上でございます。よろしくお願いします。
○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次、御発言をお願いいたします。
○委員(玉木まこと君) ここは児童遊園と公衆便所が同じような敷地にあると思うのですけれども、公園トイレではなくて公衆便所という位置づけになっているのかと思っているのですけれども、その辺は、公園に隣接していても公衆便所としている何か背景とか理由があれば教えていただけたらと思います。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 現在ある公衆トイレにつきましては、道路区域の中にあるトイレでございますので、公衆便所というような扱いをしてございます。引き続き、今後の整備につきましても、道路区域内での建築物という扱いで整備していこうと思ってございます。
○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。了解しました。
なので、トイレそのものの役割とか機能とか目的とかというよりは、ある場所というところが大きいのかなと思ったので、おもてなし公衆トイレの整備方針をつくられたので、これは基本的には公衆トイレということなので、公園トイレの位置づけに対してどこまで対応していくのかというところを、検討の余地があるのかなと思ったので、確認させていただきました。
工事の延長されるというところで、今回、道路も含めての一体的な整備というところだとは思うのですけれども、今回の設計の変更は、基本的にはトイレだと思うので、道路の閉鎖とか、この工事全体をどういうふうな、全体を一気に止めるということは多分ないとは思っているのですけれども、その辺の影響は、道路の閉鎖とか、一時停止とか、その辺の影響はあまり今回の延長には関係なくて、あくまでトイレ単体の影響ということでいいのか、工事全体の、ざっくりでいいのですけれども、どんなふうに工事を進めていくのか教えてもらえたらと思います。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 今回の変更につきましては、あくまでトイレ及びその周辺の整備に係る設計の変更のための期間延伸でございます。工程につきましても、まさに今、これから実施設計を進めて展開を図ってまいりますが、基本的には、あそこの道路は従前の方々も通っているような道路でございますので、通行止めとかはないように、影響を最小限に整備しながらしていくものと考えているところでございます。
○委員(風見利男君) 六本木三丁目の児童遊園については、地元の皆さんのいろいろな意見を伺いながら整備をするということで、これ自体はいいことなわけですけれども、どうも腑に落ちないのでいろいろ調べさせてもらいました。
今回の工事の延伸、あるいは、おもてなし公衆トイレ整備方針に基づいて新たに工事を追加するということで、幾らの予算が幾らになるわけですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 今回、資料に記載してございませんでしたが、追加する内容につきましては、感染症対策でいきますと、非接触型の自動ドアの設置であったり、あと……。
○委員(風見利男君) いいのだ。当初予算が幾らで、今回、補正で幾らを足すのか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 当初が1億7,721万円というような予算でしたが、約2,800万円追加しまして、2億537万円というふうな予定をしてございます。
○委員(風見利男君) 2022年の第1回定例会で、区長が所信表明で、2022年2月16日ですけれども、「繁華街に立地する六本木三丁目児童遊園は、地域の美観と安全・安心を確保するため、区民との意見交換を丁寧に行い、再整備に向けた具体的な検討を進めます」と、こういうふうに言われて、続いて、「公衆トイレを誰もが安心して気持ちよく利用できる空間とするため、質が高く、ダイバーシティに配慮した整備を推進します」、こういうふうになっているわけです。
これに基づいて、おもてなし公衆トイレ、おもてなし公衆トイレというのはどういうものかよく分かりませんけれども、そういう方向に整備方針をつくっていく、これはこれでいいわけなのですが、六本木三丁目児童遊園等の整備の状況を見ると、区長が所信表明をしたときには、六本木三丁目児童遊園周辺地区環境整備懇談会、第2回目が開かれて、公衆トイレの扱い方と再整備イメージについてという、基本構想をつくる段階なわけです。この段階で区長が所信表明で公衆トイレの在り方を見直していこうという、こういう意見が出たときに、今までの基本構想の考え方でいいのかどうなのかという検討はされなかったのですか。
○
麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 当地区の再整備につきましては、令和3年度から基本構想の検討に入り、令和4年5月の段階で基本設計の策定に入って進めておったところでございます。それまでは既往の方針はなくて、現状のトイレに対する地域課題について議論してございました。今回新しくつくりましたトイレの整備方針につきましても、実際には令和4年12月ぐらいから検討の本格化をしていたと確認してございます。
当地区の検討と全庁的な方針の策定時期が若干ずれてはございましたが、主にトイレの中の設備につきましては、本地区の整備においても整合を図っていたと考えてございます。
今般、追加しましたのは、トイレの外側、太陽光パネルとか、その辺の追加ですので、基本的な方針としては、全庁の方針と合わせながらやっていたところはおおむねあると認識してございます。
○委員(風見利男君) いや、基本構想の段階で、区長の方から所信表明で、公衆トイレの在り方について抜本的に見直していこうという表明がされて、その段階で工事を進めようという、六本木三丁目の児童遊園とトイレの改修が区長が表明したときの一番のメインなわけですね。そのときに基本構想の段階で、だって、令和4年8月29日にプロポーザルをやって委託業者を決めているわけです。ですから、どういうトイレの基本的な考え方にしていこうというのは区の方であって、それに基づいて意見を出してもらってプロポーザルをやっているわけです。ですから、なぜその段階で基本構想の中に区が目指している公衆トイレの在り方の問題をここに組み込んでいかなかったのかということなのです。ですから、基本設計の段階でもう既に今回提案されたようなソーラーパネルだとか何とかというものが、なぜ組み込まれなかったのかということなのです。私は、やはりそこをもう少しきちんと統一的にやれば、工期の延伸だとか、余分なことがなくなるわけです。そこは本当に慎重に計画を進めるということがないとまずいと思うのだけれども、どうなのですか。
○土木課長(海老原輔君) 風見委員御指摘のとおり、今回、おもてなし公衆トイレの整備方針を策定いたしたところでございますけれども、昨年度中のこちらの六本木三丁目基本設計の状況と、本整備方針とがうまく時期的にも合わなかったというのが現実でございました。なので、引き続き、今後そういったことのないよう、情報を共有しながら、方針策定途中の段階におきましても、関係各課とも情報共有をして、今後はそのようなことがないようにきちんと整備方針に基づく公衆トイレ、また公園トイレ等を整備していきたいと考えております。
○委員(風見利男君) 最初にも言いましたけれども、六本木三丁目の児童遊園とトイレについては、あの周辺が非常に風紀も悪いということで、地元からも何とかしてほしいという、これが発端なわけで、これはこれで整備することはいいわけです。一方、港区全体の公衆トイレ、あるいは公園のトイレを、本当に誰もが利用しやすいトイレにしていくという、これもこれでいいわけです。2ついいことをやっているのに、なぜ別々に物が進んで、実際、工事を進めようというところに、なぜそのいいところを組み込んで計画していかないのかというのは、私はやはり行政として在り方がまずいと思うのです。こちらは全然部署が違うからということで済まされていい問題ではないわけだと思うのです。ですから、その辺はこれから慎重に、こういうところはやはり
街づくり支援部長の出番だから、調整するのは
街づくり支援部長の出番なわけで、そういう点で計画が明らかになった段階で、区長も所信表明で言っているわけだから、それに応えて、今進めようとしている六本木三丁目の整備の在り方がこのままでいいのかどうかという、そういう時点だったと思うのです。私は、区長が所信表明した時点だし、もう基本設計が出来上がって、いざ工事というのではなくて基本構想でしょう。もちろん地元の人のいろいろな意見を入れてつくった基本構想だから、それはそれで大事なのだけれども、では、港区全体の公衆トイレをこういうふうにしていこうとしているので、六本木三丁目はその第1号なので、ぜひその辺も組み込んでいきたいと言えば、地元の人は反対するわけないわけで、ですから、やはりそういう在り方を私は慎重に、お金が幾らと言いましたか、2,800万円といえども、区民の貴重な税金なわけで、初めからやれば、お金はもう少しかかっていたのでしょうけれども、こういうふうに追加になると、余分なお金がかかったと取られかねないので、ぜひその辺は慎重にやってもらいたいと思います。これは先ほどの麻布十番のあれもそうですけれども、やはり初めの段階から慎重の上にも慎重な計画をしていくという、その点が非常に問われていると思うので、ぜひその辺は
街づくり支援部長のイニシアチブを発揮していただきたいと。一言、何かあったら。
○
麻布地区総合支所長・
街づくり支援部長兼務(冨田慎二君)
街づくり支援部長と
麻布地区総合支所長、両方兼務してございますので、その辺の情報や地域の方とも十分に意見交換はしておりますが、やはりいろいろな不測の事態がございますが、きちんとイニシアチブを取って、きちんと整合を図って、このようなことがないように努めていきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
○委員(風見利男君) そうか。麻布地区総合支所の総合支所長では、余計責任が重いな。
○委員長(うかい雅彦君) ほかに御質問等ございますか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(2)「六本木三丁目児童遊園等の再
整備スケジュール等の変更について」の報告は、これをもって終了いたします。
──────────────────────────────────
○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(3)「
浦島橋改修工事について」、理事者の説明を求めます。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) それでは、報告事項(3)「浦島橋改修工事について」、説明申し上げます。資料ナンバーは3番になります。
まず、1ページでございます。項番1番、背景・目的です。浦島橋は、車道橋が昭和13年に、車道を挟んで南北2つの歩道橋が昭和42年に架橋され、3つの橋から構成されております。車道橋と北側の歩道橋の延長は55.5メートル、南側歩道橋の延長は57メートルです。車道橋の幅員は8.2メートル、歩道橋の幅員は1.65メートルです。本工事は、令和2年度に実施した橋りょう健全度調査の結果に基づき、経年劣化等による損傷箇所を補修するとともに、令和4年度に実施したPCB含有塗膜調査により検出された低濃度PCB含有塗膜を除去し、塗替塗装を行うものです。
項番2番、工事の概要です。(1)番、工事件名は、
浦島橋改修工事です。(2)番、工事場所は、記載のとおりでございます。(3)番、路線名は、特別区道第831号線です。(4)番、工期は、契約締結日の翌日から令和7年11月28日までです。(5)番、内容は、橋りょう延長が57メートル、車道橋塗装面積が1,350平方メートル、歩道橋塗装面積が1,039平方メートル、補修工が一式となります。
1ページおめくりいただき、第2ページ、案内図を御覧ください。案内図のほぼ中央に、浦島橋の位置をお示ししております。芝浦港南地区総合支所の東南方向、ゆりかもめの日の出駅と芝浦ふ頭駅の間付近にあり、芝浦運河に架けられている橋りょうです。
1ページおめくりいただき、第3ページ、車道橋補修図を御覧ください。橋りょうの平面図や断面図に、補修箇所と補修内容を記しております。伸縮装置取替工やひび割れ補修工といった記載が補修内容に当たります。
1ページおめくりいただき、第4ページ、北側歩道橋補修図を御覧ください。前のページで御説明させていただいた車道橋補修図と同様の記載方法で、補修箇所と補修内容を記しております。
1ページおめくりいただき、第5ページ、南側歩道橋補修図を御覧ください。第3ページで御説明させていただいた車道橋補修図と同様の記載方法で、補修箇所と補修内容を記しております。
1ページおめくりいただき、第6ページを御覧ください。左側に
現況写真を添付しております。右側には、主な工事内容をお示ししております。(1)は、塗替塗装です。左側の「浦島」の文字が書かれている塗装や、右側の茶色の高欄から低濃度PCBが検出されたため、これらを除去し、新たに塗り直します。(2)は、断面修復及び表面被覆です。欠損したコンクリート断面を修復します。また、コンクリート表面を被覆し、コンクリートの劣化や鋼材の腐食を抑制します。(3)は、高欄補修です。国土交通省の定める防護柵の設置基準を満たしていないため、かさ上げいたします。
以上、雑駁ではございますが、
浦島橋改修工事の説明でございました。何とぞよろしくお願い申し上げます。
○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次、御発言願います。
○委員(二島豊司君) 手すり、高欄ですけれども、これは現況、何センチメートルで、基準が何センチメートル、どれだけ足りなかったのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 現況の歩道の高欄は、高さが97センチメートルでございます。国が示している基準は1.1メートルでございますので、高さとすると13センチメートル足りなかったということになります。
○委員(二島豊司君) その安全を満たしていない状態は、いつからいつまで、今もなお満たしていないと思うのですけれども、どういう状況でしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 国から1.1メートルの通達が出されましたのが平成16年ですから、それから今日までおおむね20年近く高さが足りていない状況が続いていたということでございます。
○委員(二島豊司君) 高さが足りていないことを区が認識したのはいつぐらいですか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) それにつきましては、私どもも調査したのでございますけれども、通達が出されたおおむね20年前に、通達をもって調査に入ったかどうかという記録がございませんでしたので、調査がなされたかどうか、認識をしていたかどうかということについては確認が取れませんでしたが、今回は令和2年度に実施した橋りょう健全度調査の結果に基づいて、13センチメートル足りないということが改めて分かったということでございます。
○委員(二島豊司君) 令和2年に分かった時点で、今、令和5年なのですけれども、安全に関わることですので、その基準が達していないということに対して、何かしら、応急であれ措置を取ろうという話はなかったのですか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 二島委員御指摘のとおり、安全に関わることでしたので、直ちに手立てを打つべきであったというようには思ってございますが、結果的には、コロナ禍での工事発注の抑制ですとか、もろもろの事由が重なりまして、今日まで来てしまったということでございます。誠に申し訳ございませんでした。
○委員(二島豊司君) それはあまり理由にはならないと思いますので、国がどういうタイミングで何をもって1.1メートルの基準を平成16年に出したかというのは、何か経緯があるのかもしれないですけれども、それが少なくとも橋の健全度を調べて、手すりの高さが満たされていないという時点で、やはり何か手立てを講じるという判断をすべき、コロナ禍であったから、そこから子どもが落ちないということではないので、またその辺りは区有施設の安全を考えていきましょうということは、区の大きな命題で、6月3日は安全の日を設けて、エレベーターに限らず、区の施設の安全に係ることに対する意識を高めましょうということをやっていらっしゃるので、こういった2年間、3年間の間、実際に13センチメートルがどの程度かということはありますけれども、少なくとも基準が示されていて、それを満たされていない以上、早急に手を打つということをどなたかが考えなければ、どなたも考えなければいけないと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 二島委員御指摘のとおりでございますので、これからも安全のために精いっぱい精進してまいりたいと考えております。誠に申し訳ございませんでした。
○委員(二島豊司君) 少なくとも、この図面に、どこの部分が、どこからどこまでを測って、どの部分が何センチメートル足りていなくて、今回、何センチメートルの高さのものをかさ上げして手すりを基準に適合するものにしていくかというところが資料からは読み取れないものですから、そういったところも改善をお願いしたいと思います。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 図面の方に現行の高欄の高さが記されておらず、誠に申し訳ございませんでした。
図面といたしましては、例えば、第4ページの北側歩道橋の補修図を御覧いただきますと、右側の断面図、「C-C′断面」と呼ばれるところを御覧いただきますと、図の中に「高欄補修工」という記載がございます。こちらに「1,100」という高さが記してございますけれども、こちらが国が通達で示した数値になります。現状の方は、ハッチがかけられている部分になりますけれども、そちらの方に「970ミリメートル」と記しておくべきでした。記載が足りず誠に申し訳ございませんでした。
○委員(根本ゆう君) 今ありましたが、この浦島橋以外に、ほかに橋が、こういった同じ歩道橋のような形状のものが区内にあるのかまだ存じ上げませんが、こういった高欄が基準に達していないものがほかにもあったりだとか、その確認ですとか、そういった場合がもしあったときにはどうしていくのかということは、どうお考えなのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 高欄の高さが足りていないところにつきましては、橋りょうの健全度調査の結果、ほかに2つ見つかってございます。そちらにつきましては、今の質疑も踏まえまして、早急に打つべき手を施してまいりたいと考えてございます。橋りょうの名称といたしましては、香取橋と霞橋という橋りょうになります。
○委員(根本ゆう君) では、しっかり調査をした上で、どうしていくのか御検討をお願いいたします。
○委員(玉木まこと君) 香取橋は多分通学路ですよね。学校の方にも情報共有してやらなければいけない話かと思いますので、その辺は、区だけにとどめずに、関係する方にもぜひお願いしたいと思います。
今のこの手すりが足りていないということもそうなのですけれども、港区は、橋は100年使おうという方針だということで、これは100年未満なので補修していく、改修するという判断をされたそうなのですけれども、今もう、多分85年ぐらいたっているのかと思うのですが、今の議論のとおり、今の橋がベストではないと思うのです。その中で85年たったものを4億円かけて改修していくというときに、新設をしたときとのバランスであったりとか、安全上の課題、もしかしたら歩道の幅員とかも、今の幅員でベストなのかどうか、いろいろと議論の余地はあると思うのですけれども、その辺をどういうふうな経緯で今回、改修に至ったのか、そこを教えてください。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) まず、橋りょうの100年という数字についてでございますけれども、新設時から100年ということではなく、今現在から、予防保全型という管理手法を取ろうと港区が方針を決めまして、そのときから向こう100年間を使っていきましょうということを考えとして掲げたわけでございます。ですので、今、既存の橋全てをこれから100年間使うとしたときに、100年間で維持管理費が幾らかかるのかという想定と、あとは、橋りょうが老朽化して使い物にならなくなったときに架け替えた場合と、どちらがトータルコストが安いかということを計算いたしまして、当時の計算によりますと、架け替えるよりも、予防保全型という思想の下で管理を続けていった方が、1.6分の1のコストでおさまるという試算がまとまりました。それを踏まえて、橋りょうについては予防保全型で、今後100年間使っていく、その方が経済的だということになり、今日に至っているわけでございます。
○委員(玉木まこと君) 分かりました。コストの面に関して、1.6分の1、すみません、すぐに私、暗算できないのですけれども、何割引きみたいな方が分かりやすいのですけれども、多少安いということは分かりました。
そこの議論の中で、もちろん今の橋がベストではないという議論というところで、より安全であり、よいものにしていこうという判断も、そこに1.6分の1と、安全性、いいものというところのバランスの判断は、多分、区内部で総合的に判断されたと思うのですけれども、今の御説明の中では、その辺がなかったのですが、当然そういう議論はされたという認識でいいのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) そちらにつきましては、ホームページの方にも載せさせていただいてございます。令和3年度に区の方でまとめました港区道路施設維持管理計画というものがございまして、そちらの中に考え方、また補修と建て替えた場合の費用の計算、そういったものが、ページは相当ございますけれども、記載させていただいているところでございます。
○委員(玉木まこと君) 分かりました。今の出されていた維持管理計画というものが、個別の事例に対して検討されたのかどうか、私はその内容を見ていないので、また拝見させていただいて、質問があれば問合せしたいと思いますので、よろしくお願いします。
○委員(兵藤ゆうこ君) 何点かあるのですけれども、こちらの工事を計画するに当たって、近隣町会の方々などへのヒアリングというか、要望はお聞きになったのでしょうか。教えてください。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 今回の工事につきましては、令和2年度に実施した橋りょう健全度調査に基づきまして、経年劣化等によって損傷した箇所などを補修するためのものでありますことから、町会の要望というのは、特にヒアリングを行ったりということはしてございません。
○委員(兵藤ゆうこ君) こういった工事に関してとかは、必ず最低でも近隣町会の方々の、いろいろと御意見ですとか、そういったことはやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ほかの質問なのですけれども、これは車道橋の高欄補修についての、これ、歩道橋の北側歩道橋とか、南側歩道橋ということで写真が載っておりますけれども、これは道幅が非常に狭いと思いますけれども、これは適正なのか教えてください。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 直近の道路設計基準では、歩行者の占有幅を0.75メートル、車椅子の占有幅を1.0メートルとしています。したがいまして、この歩道橋1.5メートルについては、歩行者の擦れ違いを満たすものとはなっております。
なお、新設及び拡幅においては、歩行者の通行量が多い道路にあっては3.5メートル以上、その他の道路にあっては2.0メートル以上の幅員を有するものにするよう記載されております。
○委員(兵藤ゆうこ君) ありがとうございます。これ、実際に通ってみると、非常に狭いなと感じるところですので、満たされているということではありますけれども、はい、分かりました。すみません。
ほかの質問なのですけれども、これは車道橋の自転車専用レーンというのは、道路に設置されるのでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 自転車の専用レーンにつきましては御指摘のとおりでございますけれども、浦島橋を含む特別区道831号線につきましては、自転車レーンの優先整備路線に指定されておりませんので、今回の橋りょうの工事の中では、自転車レーンのマークをかいていくということはやらない予定でございます。
○委員(兵藤ゆうこ君) 実際、自転車が通るときにどういうふうになるのかというか、歩行者との関係という部分で、規定はそうなっているのでしょうけれども、そこを少し不安に思った次第でございますので、これは要望になると思うのですけれども、一応意見としてお願いいたします。
ほかの質問なのですけれども、これは工事を実際にする場合に、歩行者への配慮はどういうようなものになりますでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 高欄の塗料を剥がしたりとか、そういったときには、歩行者はお通りいただけませんので、幸いここの浦島橋につきましては、歩道橋が2本あることから、歩道橋の工事を交互に行うことで、歩行者、自転車の通行については止めることなく、多少の御不便はおかけすることになりますが、通行を確保した中で改修工事を進めさせていただきたいと考えてございます。
○委員(兵藤ゆうこ君) ありがとうございます。実際、特に、いつもここを通っていらっしゃる方とか、あと、近隣町会の方々には、いつも通っている部分がそういったことで工事になるということで、やはり御不便になると思いますから、そういったものの説明会だったり、周知だったり、そういったものは徹底していただきたいと要望させていただきます。
○副委員長(石渡ゆきこ君) 低濃度PCBのことについて伺わせてください。令和4年度にこちらの含まれているということが分かった後、実施されたということなのですけれども、これは令和2年度の段階で、ほかの橋の調査をやっているわけですね。そうすると、低濃度PCBはやはり令和9年度まで一定の期間で除去しなければいけないとなっておりますし、もう既に令和2年度の段階で、こういった塗膜や何かに入っているということ自体は明らかというか、可能性はあったので、令和2年度の段階で調査はできなかったのでしょうか。それが令和4年度になってずれたというのは、何か特別な理由があるのですか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 令和2年度の橋りょう健全度調査につきましては、橋りょうを構成する部材等の劣化度を見ていくということになりますので、塗装に含まれるPCBの含有量は調査項目に入っておりませんでしたので、令和2年度の橋りょう健全度調査の時点ではまだ分からなかったということでございます。
その後、国の方から、PCBは本当にないのか、最終確認をというようなお達しがございましたので、改めて橋りょうの塗膜について調査を出したところ、幾つかの橋で低濃度PCBが見いだされたということでございます。
○副委員長(石渡ゆきこ君) やらないよりは、この橋だけではなくて、ほかの橋もやっていただいて発見されたということは、安全性に関わることなのでいいのですが、PCBのお話は、多分、令和2年度の段階で、厚生労働省からガイドラインとかも出ていて、一般的に、やはり安全性については、広く社会に認識されていたのではないかと思うのです。そういう意味では、橋の塗膜や何かにも使われる可能性が高いという意味では、一緒にできたのではないかと思います。そうすると、例えば、先ほどの二島委員の質問や何かにも早い段階で工事ができたのではないかということに対して、コロナ禍での受注ができないとか、そういうことがあったというふうな話をおっしゃいましたけれども、令和2年度の早い段階で併せてこういう安全性に関わるものや何か、できればやはり調査をしていただきたかったなというのが率直な直感としてあるわけです。確かに躯体というか、橋りょうのそういったものと、こちらのPCBの話は、当然、業者も別になるでしょうし、それでばらばら違うのですというふうな、御説明としてはそうなるのでしょうけれども、やはり橋の安全性だけではなくて、PCBは飛散可能性も高いと言われていますので、分かった段階から併せて橋の調査であれば一体として行えるという可能性はなかったのかと思っています。これは今後、やはりそういう関連性があることについては、一緒の調査をなるべく進めて、重複しないように、もしくは遅れがないようにやっていただきたいということは要望で述べさせてください。
あと、飛散可能性については、下の川とか、ここら辺、通学路とかでも利用されているので、そこの安全性については、処分や何かのときに十分に注意していただきたいと思うのですが、どうでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) PCBが含有されている塗膜を除去するときには、工事現場を完全に密閉するような形を構成いたしまして、出入りする作業員につきましても、クリーンルームを別途設けまして、その中で服を着替えてもらい、また、最後にはエアーシャワーを浴びて、外部にPCBが出ないようにという十分な配慮を図りながら工事を進めさせていただきたいと思っております。
○委員(風見利男君) 先ほど、防護柵の高さが足りない橋があと2か所あるというお話でしたけれども、これ、歩道橋は対象外なのですか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 歩道橋についても調査対象になってございます。
○委員(風見利男君) 歩道橋はみんな大丈夫なのですか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 先ほどの質疑の繰り返しになってしまって申し訳ないですけれども、今、手元に全てのデータはないのでございますけれども、品川駅前の歩行者デッキ、田町駅前の歩行者デッキ、そういった歩行者デッキに関しましては、高さが足りないというようなところはございませんでした。
ほかの地区の歩道橋の高欄の高さについては、すみません、今、把握していなくて申し訳ございません。
○委員(風見利男君) この道路局長通達は、歩行者の安全ということで、当然、歩道橋も含まれていると思うので、これは
まちづくり課長のところの管轄ではないのでしょうけれども、そういうものは調査しないとまずいのではないかと思うのです。そこはどこが指揮をして調査するのですか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 橋りょう健全度調査の中におきましては、各橋ごとに調査票がまとめられておりまして、その中で現行の基準に合わないところにつきましては、「NG」ということで表記されておりますので、それぞれの橋りょうを管理する部署においては、不具合があったかないかについては把握しているものと考えております。
○委員(風見利男君) 把握していない。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 把握しております。
○委員(風見利男君) あるのね。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) はい、把握していると思います。
○委員(風見利男君) 「思います」か。誰が分かるのですか。
○土木課長(海老原輔君) 全庁的な把握につきましては、土木課にて把握しているものでございます。
○委員(風見利男君) 歩道橋でそういう高さが足りないところは何か所あるのですか。
○土木課長(海老原輔君) 申し訳ございません。健全度調査データを私自身が全て把握していないものですので、現在、数字は把握しておりません。
○委員(風見利男君) だから、先ほどの橋の2橋と、ここで言うと、あと2橋と、歩道橋でかさ上げが必要なところは、やはり早急にやらないと、二島委員が言われるとおりだと思うのです。そこはきちんとやってもらいたいのと、これは国の設置基準を見ると、「路面から柵面の上端までの高さは1.1mを標準とする」と書いてあるのです。国からの通達が出たのが平成16年でしょう。子どもたちの体位が物すごく向上しているわけで、1.1メートルでいいのかどうかという検討はされなかったのですか。だって、もう少し高くても別に邪魔にならない高さはできるわけで、その辺の検討はされなかったのですか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 通達にございます高さ1.1メートルについての検討は、区では行っていないところでございます。
○委員(風見利男君) 通達は「1.1mを標準とする」なのだよ。標準。だから、1.1メートル以上では駄目とは何も決まっていないのです。だから、なぜ1.1メートル、国が言っているからそれで決めたということなのですか。だから、今の体位の向上だとか、そういうことを考えたときに、あと10センチメートル延ばしたらどうかとかという検討はされなかったのですか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 標準値を使うということから、特段検討するというようなことはしてございません。
○委員(風見利男君) これから新たな橋をやらなくてはいけないわけで、本当に1.1メートルでいいのかどうかということを検討してください。歩道橋も含めて。国に1.1メートルと決めた基準は何なのかと聞いてみればいいではないですか。多分、子どもたちの身長の面から考えて、これで安全だと決めたのだと思うのですけれども、本当に区としてそれでいいのかどうかという検討をぜひしてやるべきだと思うのですが、いかがですか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 改めて問合せ等を行いながら、1.1メートルという数字について検討させていただきたいと思います。
○委員(風見利男君) あと、こういう工事のあれは、スケジュールが大体出るわけですね、いつも報告のときに。だから、橋の大幅な工事なわけで、当然、車両の通行止めだとか、あるいは、先ほど、歩道の、両方あるから片一方ずつやるとかという話がありましたけれども、車も当然止める期間があると思うのですけれども、どれぐらい通行止めの期間を予想されているのですか。そういうスケジュールも、ある程度、示してもらわないとまずいと。これから事業者と相談するので具体的なあれは出ないのでしょうけれども、大体車が何か月ぐらい通れなくなってしまうのだとかということは、大体予測されているわけでしょう。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 車道部分につきましては、舗装の打ち替えと伸縮装置と呼ばれるものの交換が主なところとなります。それにつきましては、まだ具体的に工程が何日くらいかかるかというようなところの算出はしていない現状でございます。
○委員(風見利男君) では、大体どれぐらい車両が通行止めになるかということも、まだ全く分からないということですか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) すみません。今、車道部分の舗装の打ち替えと申し上げましたけれども、間違えた回答となりましたので訂正させていただきます。車道につきましては、アスファルト舗装の打ち替えはなく、伸縮装置と呼ばれる道路を横断方向に設置されている部材の交換ということになります。
もう1つ、今の御質問ですけれども、期日がどのぐらいかかりそうかということでございますけれども、詳細なところをまだ詰めていないような状況でございますので、大ざっぱなところも、今、お答えしかねるような状況でございます。申し訳ございません。
○委員(風見利男君) では、決まったら教えてもらいたいと。
それと、今回の場合は、2つの問題があるわけです。橋りょう健全度調査の結果に基づいて経年劣化等による損傷箇所を補修する。もう1つは、PCBの問題で、この健全度調査の結果に基づいて、経年劣化の進んでいる橋が何橋あって、あと、PCBの調査によって、塗装の中にPCBが含まれているというものが何橋あって、それの補修計画なりが、もしあるのであれば、後で結構ですので、今お答えいただく同時に、後で資料で、こういう橋があって、この橋についてはいつ頃補修する予定だとかという、あるいは、PCBについては、いつ除去するのかとかという計画があるのであれば、後で資料を出してもらいたい。今分かっているところがあれば、お答えいただきたい。
○土木課長(海老原輔君) 現在把握していますPCBの橋りょうにつきましては、対象は11橋ございます。芝地区管内2橋、麻布地区管内3橋、芝浦港南地区管内6橋で、こちらを令和8年度までに、順次、除去する計画としております。
また、その表につきましては、後ほど資料として提出させていただきます。
○委員(風見利男君) 橋りょうが何橋あるかというのは分からないのですか。
○土木課長(海老原輔君) 健全度調査の橋りょうにつきましても、資料を確認いたしまして……。
区が管理しています橋りょうにつきましては、歩道橋、車道橋を含めまして44橋ございます。そのうちの健全度でD判定、C判定となるものが、補修等が必要になってきますので、そちらのデータを、C判定につきましては12橋、D判定につきましては3橋と把握していますので、またこちらも後ほど、データを確認しまして資料を提出させていただきたいと思います。
○委員(風見利男君) Cというのは、A、B、CのCは悪い方なのですか。
○土木課長(海老原輔君) A、B、C、D、Eとございまして、Aが一番よいです。Eが一番危険度があるということです。
○委員(風見利男君) Eまであるということですか。
○土木課長(海老原輔君) はい。Cは「やや注意」という形で、損傷や変状はあるけれども、使用性、安全性には問題はないというものでございます。つまり、第三者への影響はほとんど考えられないのがCでございます。
Dにつきましては「注意」ということで、一応、損傷、変状が明確であり、橋の使用性、安全性にいずれ問題が起こる予想がされる場合があるので、こちらにつきましては補修をしていくというものでございます。
○委員(風見利男君) 後で細かい数字は資料でぜひお願いしたいのと、PCBの方、11橋あって、順次やって、最後は令和8年度ということなのですけれども、そのような悠長なことでいいのですか。
○土木課長(海老原輔君) 国からの通達により、令和8年度までに除去するようということですので、順次、補修と合わせながら計画していることでございまして、躊躇というよりも、計画的に今、除去をする準備をしています。
○委員(風見利男君) その11橋については、もうスケジュールができているということでいいわけですね。
○土木課長(海老原輔君) そうです。風見委員御指摘のとおりでございます。
○委員(風見利男君) では、ぜひそれも併せて資料でお願いしたいと思います。特にPCBについては、先ほど石渡副委員長もおっしゃっていたとおり、人体に悪い影響があることが明らかになって、それで国も撤去しろということになっているわけで、これは早いにこしたことがないわけですから、ぜひそれは前倒しも含めて検討してもらいたいと。
○委員(なかね大君) すみません。1点だけ。地域の方からの御要望がありますので、この歩道橋の方の両端になるのですか、落下防護柵というのでしょうか、この写真にも写っていますところ、6ページの写真の欄干の一番手前のところ、ここの防護柵というのでしょうか、これが結構古くなっていて腐化しているというようなこともあって、今回ここは新しくなる計画はありますでしょうか。
○
芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(近江善仁君) 高欄関係につきましては、1.1メートルを満たさないところについては全てかさ上げをしていくということでございます。
失礼いたしました。高欄に添架してございますメッシュにつきましては、そのまま使っていこうという計画でございます。
○委員(なかね大君) ぜひ安全を確認した上で進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長(うかい雅彦君) ほかに質問等ございますか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(3)「
浦島橋改修工事について」の報告は、これをもって終了いたしました。
──────────────────────────────────
○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(4)「
自転車用ヘルメット購入助成の対象拡大について」、理事者の説明を求めます。
○地域交通課長(佐藤雅紀君) 報告事項(4)「
自転車用ヘルメット購入助成の対象拡大について」、説明させていただきます。本日付当委員会資料№4を御覧ください。
項番1、事業の経緯です。区は、自転車による交通事故の被害軽減を図るため、令和4年4月から自転車損害賠償保険に加入している13歳未満の子どもを対象に、自転車用ヘルメット購入の際に、その保護者に対し港区内の共通商品券2,000円分を配布しております。
続いて、項番2、改正道路交通法施行に伴う助成対象の拡大についてです。令和5年4月1日の改正道路交通法の施行により、自転車を運転する全ての人へのヘルメット着用が努力義務となったことから、ヘルメットの着用状況や国、東京都の動向等を注視しながら既存事業の対象拡大の検討を行ってまいりました。ヘルメットの着用状況も高いとは言えず、法施行をきっかけに、自転車用ヘルメットを新たに購入される区民が今後も多く見込まれることから、対象を全年齢へと拡大することといたしました。
なお、本事業に必要な経費につきましては、令和5年第2回港区議会定例会に補正予算を提出いたします。
項番3、概算事業費については、記載のとおりです。
項番4、今後のスケジュールです。今月開催の令和5年第2回港区議会定例会に補正予算案を提出、7月中旬には事業対象者の拡大を始めたいと思っております。
以上、甚だ簡単ではございますが、報告事項(4)の説明については以上でございます。
○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次、御発言をお願いいたします。
○委員(なかね大君) まず、今回、事業費の内訳として、4,000人分ということで予算を立てられているかと思うのですけれども、この4,000人分とされましたところの根拠を教えてください。
○地域交通課長(佐藤雅紀君) 令和4年度に始めました子ども用ヘルメットの助成の1年間の実績が537件でございました。こちらは対象となる13歳未満のお子さんの人数に対しますと、約1.7%という比率でございましたので、今回、対象年齢の拡大に当たりまして、対象となる区民の人数に1.7%を乗じまして、約4,000件といたしました。
○委員(なかね大君) 今回、対象拡大に当たっては、その前年度の実績を踏まえた上で予算を計上されたということで分かりました。
ただ、今回、前回までは13歳未満の子どもたちを対象にということで、実際、今、自転車に乗る子どもたち以外にも、当然、対象になったわけで、今回は特に大人の方が対象ということになるので、これまで子どもたちを対象にしていた事業とはまた少し性質が違うのかなと思うのですが、例えば、今回、1.7%、この予算を超えて4,000人分を超えた場合に、これは事業は継続されるのでしょうか。
来年度もこれが継続されて続くのかも含めて教えていただけますでしょうか。
○地域交通課長(佐藤雅紀君) 今年度の申請状況やヘルメットの着用状況ですとか、あるいは、今回、実は東京都の補助事業を財源として充当する予定でございますので、こちらの状況などを加味しながら本事業の継続については検討していきたいと思っているところでございます。
○委員(なかね大君) 1.7%という数字が十分なのかどうかというのは、客観的には判断できないかとは思うのですけれども、大事なのは、ヘルメットの着用率が上がっていく、また、着用率が上がることで区民の方たちの安全がきちんと保たれるというところかなと思いますので、ぜひ今後の東京都の予算等も踏まえまして、事業の継続については検討をしていただきたいなと思います。
また、先ほど申し上げましたけれども、着用率を上げるというところがしっかり保たれることが大事かなと思うので、その1.7%をしっかり超えていくというような思いで、ぜひ進めていただきたいという上で、周知について、これまでのことも踏まえて、今後周知についてどのようにお考えか教えてください。
○地域交通課長(佐藤雅紀君) 昨年度、令和4年度の子どもの助成事業を始めたときからも、区のホームページですとか、あるいは小学校や保育園とか、そういったところにチラシを定期的にお配りしたり、あとは、自転車の販売店にもポスターやチラシを配布して、こういった事業を実施していますというような周知をしてまいりました。今回も事業拡大に当たりましては、事業費に計上してございますチラシの全戸配布をまず行いたいと思っています。こちらに併せて区のホームページ、あとは広報みなとやSNSを活用して、あるいは、区の公共施設、こういったところにも、様々な機会、場所を通じて周知をしていきたいと思っているところでございます。
○委員(なかね大君) ぜひお願いします。
加えて、区内に自転車販売店だったりとか、あと、ヘルメットが購入できる場所などもあるかと思いますので、そういったところへもぜひ協力を求めて周知を進めていただきたいなと思います。
最後ですけれども、今回、この事業については、やはり自転車に乗る方をしっかり守っていくということと同時に、港区内で自転車を走行されるに当たっては、しっかり安全を保っていくというところが大事かなと思うのです。その中で、自転車の安全な通行空間だったりとか、あと、歩行空間だったりとかというものをしっかり整備していくということも併せて必要かなと思っています。
最近、地域の方からお声をいただいたのは、港区には、区道、都道、国道と様々入り交じっているのですけれども、道路デザインが道によって違うと。例えば、私の地域では、目黒通りのような都道があります。都道は自転車のナビラインもありながら、歩道には歩行者と自転車がすみ分けできるような分離ラインが引いてあったりとかということがあります。片や国道では、自転車ナビラインが引かれながら、歩道には分離ラインが引かれていないということで、できれば、そういう都道に合わせたような分離ラインみたいなものを引いていただいた方が、少しでも安全に自転車、歩行者が通れるというようなことがあって、この辺の統一感を持たせてやってもらいたいという声をいただいています。当然、国道と都道では管理者が違うので、区で一元にできるということはないと思うのですけれども、やはり港区の中でそういった安全な空間を保っていくという部分については、区が都や国の方にしっかりと意見を言っていただくということが大事かなと思うのですけれども、こういったところをどういうふうにお考えか教えてください。
○地域交通課長(佐藤雅紀君) 私ども、本年3月に策定いたしました港区自転車通行空間整備計画の検討に当たりましては、国、東京都、区の道路管理者並びに交通管理者である警視庁や所轄の警察署の方などのメンバーで計画を練り上げてまいりました。当然、この自転車ネットワークというのは、走行空間を含めてですけれども、国道、都道、区道を問わず、走行空間がつながって、そしてきちんと整備されてこそ、やはり安全な自転車通行ができると考えておりますので、引き続き国や東京都と連携しながら、私どもの計画をしっかりと推進するように、安全な走行空間を整備していきたいと思っているところでございます。
○委員(風見利男君) 4,000人対象ということなのですけれども、いつ購入した人から対象になるのですか。
○地域交通課長(佐藤雅紀君) 今回、補正予算が可決された後に、事業開始をするのですけれども、遡って今年の1月以降に購入された方を対象にと考えてございます。
○委員(風見利男君) それは領収書か、あるいは、ネットで買うと、なかなか領収書がないみたいで、履歴でいいのかどうか、そういうところも含めて検討されているのでしょうか。
○地域交通課長(佐藤雅紀君) 領収書の写しですとか、あるいは、ネットで購入した場合には、ネットで領収書を出せる場合には出していただきますし、あるいは、納品書というか、発注して購入したことが分かれば、厳密に領収書でなくても、対象にして助成をしていきたいと考えているところでございます。
○委員(風見利男君) 年度内に4,000人を超えたら、当然追加ということでいいわけですね。来年の話がありましたが、来年はまだ先なので、取りあえず年度内に予定を超えた場合は、次の機会に補正を組んでやると、そういう理解でよろしいですか。
○地域交通課長(佐藤雅紀君) 私ども、まずはこの4,000人に向けて、いろいろなところで周知をして、4,000人まで達成したいと思ってございます。4,000人を超えた場合にも、新たに予算措置をするような検討をしていきたいと思ってございます。
○委員(風見利男君) あと、都費の、東京都から補助があるという、その中身を教えていただけますか。
○地域交通課長(佐藤雅紀君) 東京都の令和5年度自転車安全利用促進事業に対する区市町村補助金というものが事業の中身になっておりまして、区市町村が自転車用ヘルメットに対する助成を行う際に、東京都の補助としては、1,000円を上限に、区が補助する額の半分、ですので、私どもでは2,000円を補助しようと思っていますので、その半分ですから1,000円分を区に対して補助をするという内容でございます。
○委員(風見利男君) 東京都から上限設定とかは言われていないのですか。
○地域交通課長(佐藤雅紀君) 現時点で東京都から言われていますのは、やはり全東京都の区市町村を対象とするものですから、人口の比率によって上限枠を設定されておりまして、港区の場合は、上限300万円までと言われております。
○委員(風見利男君) ぜひ担当課長会でも相談していただいて、東京都に補助金、実績に応じて補助金をするというのは当然なわけで、東京都も予算で決めた範囲と決めているのでしょうけれども、ぜひそれを上回るような対応をぜひ担当課長会でも相談していただいて、こういうことを意見を上げていって、実績に見合った補助金になるように、引き続き頑張っていただきたい。よろしくお願いします。
○地域交通課長(佐藤雅紀君) 風見委員御指摘のとおり、私どもも、できるだけ上限を突破するように頑張っていきたいと思っていますし、東京都に対しても実績に応じた助成をしていただくように申し伝えていきたいと思ってございます。
○委員長(うかい雅彦君) ほかに御質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(4)「
自転車用ヘルメット購入助成の対象拡大について」の報告は、これをもって終了いたしました。
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○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(5)「令和5年第2回港区
議会定例会提出予定案件について」、理事者の説明を求めます。
○都市計画課長(野口孝彦君) それでは、報告事項(5)「令和5年第2回港区
議会定例会提出予定案件について」、説明いたします。
まず、資料№5、令和5年第2回港区
議会定例会提出予定案件一覧を御覧ください。提出案件は、1ページに記載のとおり、区長報告が1件、議案が35件の合計36件です。
3ページを御覧ください。内訳でございます。区長報告は、工事請負契約の変更です。次に、議案ですが、条例の一部改正が17件、令和5年度補正予算が1件、工事請負契約の承認が3件、物品の購入が7件、指定管理者の指定が5件、特別区道路線の廃止が1件、特別区道路線の認定が1件です。
それでは、当委員会に付託が予定されております案件について説明いたします。サイドブックスの7ページを御覧ください。資料№5-2、令和5年第2回港区
議会定例会提出予定案件(概要)の4ページになります。
議案第37号港区立児童遊園条例の一部を改正する条例です。所管は土木管理課です。本案は、都営南青山一丁目第2アパートの解体に伴い南一児童遊園を廃止するほか、北青山三丁目地区第一種市街地再開発事業の施行に伴い北青山三丁目児童遊園を廃止するものです。内容です。(1)南一児童遊園を廃止します。(2)北青山三丁目児童遊園を廃止します。施行期日です。(2)については、令和5年9月1日。(1)については、区規則で定める日で、令和5年11月1日を予定しております。
次に、議案第38号港区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例です。所管は建築課です。本案は、田町駅東口地区再開発地区整備計画等の都市計画が変更されたことに伴い、規定を整備するものです。内容です。(1)地区整備計画の名称を変更します。(2)都市計画が変更された地区整備計画の区域について、条例で引用している建築基準法又は風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の条項番号を変更します。(3)都市計画が変更された地区整備計画の区域について、条例で引用している東京都告示番号又は港区告示番号を変更します。(4)その他規定を整備します。施行期日は、公布の日でございます。都市計画が変更された地区整備計画は、一覧表に記載とおり、8地区となります。
サイドブックスの15ページを御覧ください。次に、議案第59号指定管理者の指定についてです。所管は麻布地区総合支所まちづくり課です。本案は、一の橋公園自転車駐車場の指定管理者を指定するものです。内容です。(1)対象施設は、港区立一の橋公園自転車駐車場です。(2)指定管理者は、品川区西五反田四丁目32番1号、日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社内、NCD麻布グループです。(3)指定の期間は、令和5年7月31日から令和6年3月31日までです。
次に、議案第60号から議案第62号までの3議案につきましては、いずれも指定管理者の指定についてでございます。所管は住宅課です。共通する部分が多いので、3件をまとめて説明いたします。内容は、それぞれ議案順に、特定公共賃貸住宅、区営住宅、区立住宅の指定管理者を指定するものです。それぞれの施設は、サイドブックスの16ページから17ページにかけて記載してございます。指定管理者は、世田谷区用賀四丁目10番1号、株式会社東急コミュニティー内、東急コミュニティー・東急セキュリティ共同事業体です。指定の期間は、令和6年4月1日から令和11年3月31日まででございます。
次に、サイドブックスの17ページを御覧ください。議案第64号特別区道路線の廃止についてです。所管は土木管理課です。本案は、虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の施行に伴い、特別区道路線を廃止するものです。内容です。(1)特別区道第86号線を廃止します。(2)特別区道第1,179号線を廃止します。それぞれの起点、終点は、記載のとおりでございます。
次に、議案第65号特別区道路線の認定についてです。所管は土木管理課です。本案は、議案第64号と同様に、虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の施行に伴い、特別区道路線を認定するものです。内容です。(1)特別区道第1,199号線を認定します。(2)特別区道第1,200号線を認定します。(3)特別区道第1,201号線を認定します。それぞれの起点及び終点は記載のとおりです。
当委員会に付託が予定されております議案は以上8件でございます。
次に、当委員会に関係する案件につきまして説明いたします。サイドブックスの4ページにお戻りください。
まず、区長報告第10号専決処分について(麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)請負契約の変更)です。所管は契約管財課です。本件につきましては、工期等の変更の概要につきまして、先ほどの報告事項(1)「麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)の工期等の変更について」で御報告させていただきましたので、契約変更の内容について説明させていただきます。専決処分の日、契約変更の日は、令和5年6月1日です。変更の内容です。(1)契約金額を、2億8,781万2,800円から2億9,258万5,700円に、477万2,900円増額いたしました。(2)工期は、契約締結の日の翌日から令和5年9月30日までであったものを令和5年11月17日までに延期いたしました。
サイドブックスの11ページを御覧ください。議案第49号工事請負契約の承認について(浦島橋改修工事)でございます。所管は契約管財課です。本案につきましても、工事の概要につきまして、先ほどの報告事項(3)「
浦島橋改修工事について」で報告させていただきましたので、契約内容について説明いたします。内容です。(2)契約金額は、5億9,400万円です。(3)工期は、契約締結の日の翌日から令和7年11月28日までです。(4)契約の相手方は、港区高輪三丁目19番23号、徳倉建設株式会社東京支店でございます。
サイドブックスの11ページにお戻りください。議案第48号令和5年度港区一般会計補正予算(第4号)についてです。所管は財政課です。
第7款土木費の歳入歳出補正予算につきまして、サイドブックスの20ページになります。サイドブックスの20ページを御覧ください。こちらは資料№5-3、令和5年度港区一般会計補正予算(第4号)概要の2ページになります。土木費は、補正前の額が206億6,551万4,000円、補正額が5,828万3,000円の増額、合計が207億2,376万7,000円となっており、補正額の財源内訳及び説明につきましては記載のとおりでございます。
次に、土木費に係る補正額の補足資料で説明いたします。サイドブックスの24ページを御覧ください。資料№5-4、補正予算補足資料の3ページに該当します。イ、区民の暮らしや区内産業を守る取組について、土木費は1事業計上しております。事業としましては、交通安全運動事業を1,202万9,000円増額します。本事業につきましては、先ほどの報告事項(4)「
自転車用ヘルメット購入助成の対象拡大について」で報告させていただきました。
次に、ウ、清潔できれいなまちを実現する取組について、土木費は1事業計上しております。サイドブックスの25ページを御覧ください。六本木三丁目地区公衆便所等の整備事業で、1,130万円増額します。本事業につきましても、先ほどの報告事項(2)「六本木三丁目児童遊園等の再
整備スケジュール等の変更について」で報告させていただきました。
次に、エ、その他事業について、土木費は1事業計上しております。サイドブックスの26ページを御覧ください。麻布地区歩道整備事業で、3,492万4,000円増額します。歩行者の安全を確保するため、東麻布三丁目道路の歩道拡幅工事を行うとともに、麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)について、インフレスライド条項の適用に伴う工事費の増額に要する経費を追加するものです。
次に、(2)債務負担行為補正の説明についてでございます。土木費関連は、追加2件、変更1件でございます。主な事業としましては、シティハイツ港南等大規模改修(基本設計)において、シティハイツ港南等大規模改修工事の基本設計が令和6年度に及ぶため、期間を令和6年度、限度額を7,249万2,000円として債務負担行為を設定するなど、2件の債務負担行為を追加し、1件の債務負担行為を変更いたします。
以上、甚だ簡単ではございますが、報告事項(5)「令和5年第2回港区
議会定例会提出予定案件について」の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。議案審議に当たらない程度の御発言をお願いいたします。また、資料要求等ございましたら、お願いいたします。
○委員(玉木まこと君) 資料要求、資料についてのお願いなのですけれども、議案第37号の公園の廃止ですけれども、廃止に伴って残る周辺の公園の位置との関係と、公園の不足範囲、多分、250メートルとかなのですか、それとの影響が分かるような地図というか、資料を調製していただけたらと思います。お願いします。
○土木管理課長(香月佑介君) 玉木委員御指摘の資料を当日までに用意するようにいたします。
○委員(風見利男君) 今のものに関連して、南青山一丁目の都営住宅の移転説明会をやられているようですけれども、その状況、どのような状況になっているかということと、あと、北青山三丁目の児童遊園がなくなるわけですけれども、なくなった後も、例えば解体工事が始まるまで使えるのかどうか、その辺の計画があるのかどうかということも併せてお願いしたいのと、あと、あそこはUR都市機構の住宅、お店も入っているところと一体的に都営住宅を解体して再開発する予定ですけれども、まだUR都市機構の住宅に残っている方もいる、あるいは、お店がまだたくさん残っているわけで、その辺の今後の見通しの状況が分かったら教えていただきたい。
○土木管理課長(香月佑介君) ただいま風見委員の方から御指摘がありました南青山一丁目の住宅の説明会及び北青山三丁目児童遊園の解体まで、事業が始まるまで使えるのかという点、最後に、残っているお店の今後の状況ということで、当日までに分かる資料を用意いたします。
○委員(玉木まこと君) 指定管理者に関連して資料の関係なのですけれども、議案第59号の自転車駐車場に関しては、グループ化の方針だと思うのですけれども、人員の体制とかというところを見たいので、同規模、多分、2基があって、管理棟があるという、桜田公園とか、同規模の管理の状況と比較できるような資料を提供いただけたらと思います。
あと、住宅に関しては、もし前回の提案書等があれば、提供いただけるとうれしいです。お願いします。
○
赤坂地区総合支所まちづくり課長(杉谷章二君) 今お話がありました一の橋公園の駐輪場につきまして、ほかの公園の同様のものを整理して用意したいと思います。
○住宅課長(吉田誠君) 今、資料の要請のありました区民向け住宅指定管理者選考に当たりましての前回の提案資料ということですけれども、調製をして準備したいと思います。
○委員長(うかい雅彦君) よろしいですか。ほかに質問等ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) この際、皆さんに御相談いたします。当委員会の定例会中の視察についてですが、何か意見ございますか。よろしいですか。
(「お任せします」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) それでは、今後の新規請願の状況と、他の常任委員会との調整もありますので、正副に一任ということでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) 了解いたしました。
ほかになければ、報告事項(5)「令和5年第2回港区
議会定例会提出予定案件について」の報告は、これをもって終了いたします。
ここで休憩にしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) それでは、休憩といたします。再開時間は15時30分といたします。
午後 3時15分 休憩
午後 3時30分 再開
○委員長(うかい雅彦君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
傍聴者から撮影・録音の申出がありました。これを許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) それでは、そのようにさせていただきます。
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○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(6)「三田五丁目
西地区地区計画の決定(案)について」、報告事項(7)「三田五丁目西地区第一種市街地再開発事業の決定(案)について」、報告事項(8)「
都市計画高度利用地区の変更(案)について」、報告事項(9)「
都市計画高度地区の変更(案)について」、報告事項(10)「
都市計画防火地域及び準防火地域の変更(案)について」、報告事項(11)「
都市計画用途地域の変更(案)について」、報告事項(12)「都市高速鉄道第6号線の変更(案)について」を、一括して理事者の説明を求めます。
○都市計画課長(野口孝彦君) それでは、報告事項(6)から報告事項(12)につきまして、関連する案件ですので、一括して報告させていただきます。
資料の説明に入る前に、当委員会へのこれまでの報告の経緯を説明いたします。本年3月20日開会の当委員会にて、地区計画の原案について報告させていただきました。また、令和5年3月30日から令和5年4月12日までの2週間、原案の縦覧を行い、令和5年4月19日までの3週間、意見書を受付したところ、21件の意見書が提出されてございます。今回の報告につきましては、三田五丁目西地区に関連する都市計画について、都市計画法第17条に基づく都市計画案の縦覧に際し、本日、当委員会に報告させていただくものでございます。
まず、報告事項(6)「三田五丁目
西地区地区計画の決定(案)について」、説明いたします。
まず、資料№6の17ページを御覧ください。三田五丁目西地区のまちづくりについてです。三田五丁目西地区は、細街路に面した木造建築物が密集しているとともに、工場機能や居住機能が混在しており、市街地環境や防災性の向上が期待されております。このような背景を踏まえ、当地区においては、敷地の整除、集約化による木造建築物の密集の解消の合わせて都市基盤の整備を行い、防災性の向上や安全で快適な歩行者ネットワークの形成を図るものでございます。また、建物の高度利用により、工場機能や商業機能、居住機能を適切に配置するとともに、緑豊かなオープンスペースを整備し、市街地環境の向上を図るものでございます。駅周辺エリアのまちづくりの実現のため、新たに業務機能を導入するなど、土地の合理的かつ健全な高度利用と、都市機能の更新により、安全で快適な緑豊かな複合市街地を形成してまいります。
続きまして、右側上段の配置図を御覧ください。本地区において整備する主な公共施設等を示してございます。道路の整備といたしまして、地区周辺の交通や開発交通の円滑な処理を図るため、区画道路を整備いたします。詳細につきましては、12ページにございますが、後ほど御覧いただけたらと思います。公園の整備として、地区住民のための遊びや憩い、交流機能を担うとともに、災害時にも活用できる場所として、児童遊園を移転・拡張し、再整備いたします。詳細については、13ページを御覧いただけたらと思います。その他の空地の整備として、緑豊かな都市空間の形成を図るために、季節を感じて自然に親しむことができ、歩行者ネットワークにも配慮した緑豊かな広場を整備いたします。また、安全で快適な歩行者ネットワークの形成、歩行者の回遊性の向上を図るため、歩道上空地、歩行者通路を整備いたします。
続きまして、地区計画に定める地区整備計画について説明いたします。資料の5ページを御覧ください。建築物等の高さの最高限度については、計画図3のとおりに定めてまいります。
8ページの計画図3を御覧ください。幹線道路に面する地区の西側は、高度利用する範囲として、高さ160メートル、地区の東側は、周辺市街地等の調和に配慮した高さ40メートルと定めます。
続きまして、報告事項(7)「三田五丁目西地区第一種市街地再開発事業の決定(案)について」、説明いたします。
資料№7でございます。土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに、居住機能、業務機能、商業機能、工場機能等が調和した安全で快適な複合市街地を形成するため、第一種市街地再開発事業を定めます。
資料№7の3ページを御覧ください。地区計画の区域と同じく、約1.3ヘクタールを施行区域としております。
次に、建築物の整備についてです。資料の2ページにお戻りいただけたらと思います。中段です。延べ面積約7万5,000平方メートル、主要用途は、住宅、事務所、店舗、工場、駐車場。高さの限度は、高層部で160メートル、低層部で40メートルとなっております。
続きまして、報告事項(8)「
都市計画高度利用地区の変更(案)について」、説明いたします。
資料№8の6ページを御覧ください。三田五丁目
西地区地区計画及び三田五丁目西地区第一種市街地再開発事業の決定に伴い、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため、高度利用地区を変更するものです。地区計画と同じ区域でございまして、約1.3ヘクタールを区域面積としております。地区西側のAゾーン及び地区東側のBゾーンに定める内容は、それぞれ右表のとおりでございます。
続きまして、報告事項(9)「
都市計画高度地区の変更(案)について」、説明いたします。
資料№9の8ページを御覧ください。こちらも同様に、地区計画及び第一種市街地再開発事業の決定に伴い、土地利用の観点から、高度地区を変更するものでございます。変更区域①の範囲について、40メートル高度地区を指定なしに変更いたします。また、変更区域②の範囲について、24メートル第3種高度地区を指定なしに変更いたします。
続きまして、報告事項(10)「
都市計画防火地域及び準防火地域の変更(案)について」、説明いたします。
資料№10の4ページを御覧ください。地区計画及び第一種市街地再開発事業の決定に伴い、都市防災上の観点から、防火地域及び準防火地域を変更するものでございます。着色された変更区域について、準防火地域から防火地域に変更いたします。
続きまして、報告事項(11)「
都市計画用途地域の変更(案)について」、説明いたします。
資料№11の5ページを御覧ください。これまで同様、地区計画及び第一種市街地再開発事業の決定に伴い、土地利用上の観点から用途地域を変更するものでございます。横線の①の準工業地域の範囲について、容積率を300%から400%に変更いたします。
最後に、報告事項(12)「都市高速鉄道第6号線の変更(案)について」、説明いたします。
資料№12の6ページ及び7ページを御覧ください。市街地再発事業の施行区域において、都市高速鉄道が存するように定め、その機能を保全するため、施設建築敷地内の都市高速鉄道第6号線の区域内について、立体的な範囲を都市計画に定めるものでございます。斜線で示された範囲について、立体的な範囲を定めてまいります。
最後に、今後のスケジュールについて説明いたします。6月6日火曜日から6月20日火曜日まで、案の縦覧、意見書の受付を行っております。その後、8月4日を予定しております港区都市計画審議会、9月上旬の東京都都市計画審議会に付議された後、都市計画決定する予定でございます。
甚だ簡単ではございますが、報告事項(6)から(12)の説明は以上でございます。
○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次、発言をお願いいたします。
○委員(玉木まこと君) 説明会、意見書があったということだと思うのですけれども、どういった寄せられた意見があったのか教えていただけますでしょうか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 意見書は21件寄せられました。
そのうち、事業に対して賛成に関する御意見としましては、災害への不安から防災性向上や市街地環境の向上を期待するような御意見。町会での活用等の住民の声を取り入れた児童遊園の整備を望む意見。地域活動の承継や商店会の活性化を期待するような御意見。都市計画への同意者が一定数いることから、円滑な事業の推進を望むような御意見がございました。
一方、事業に反対するような御意見としましては、風環境や環境面への不安から、建物の高層化への批判ですとか、立ち退きしたくないという理由から、再開発事業そのものに反対される御意見。児童遊園の位置を動かすことに関する御意見。再開発事業後の権利の確約を望まれる御意見。再開発事業に関する相談対応等、区役所の支援を期待するような御意見がございました。
○委員(玉木まこと君) 賛成の方も当然いらっしゃって、地権者の方がまとまって、今進めていると思いますので、ただ一方で、反対の方もいらっしゃるというところで、今、風環境だったりとか、高さの話だったり、公園の話とか、そういったところは建物の計画であったりとか、配置というところで、意見を反映できる部分もあるのかなと思うのですけれども、区としてはどういうふうに、また事業者としてどういうふうにこの意見を受けて進めていくのでしょうか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 第16条の縦覧期間中に頂いた意見書もそうですし、第16条の説明会、あと、第17条の説明会でいただいた御意見は大変貴重な御意見だと認識しておりますので、風環境への配慮ですとか、周辺環境への影響について、配慮への御意見につきましては、きちんと事業者にも区から伝え、適切に反映できるように、今後の具体的な設計を進めるように指導してまいります。
○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。今回もたくさん資料が充実していただいて、非常に計画の内容もよく分かってきた部分がございます。一方で、多分まだまだ商店街の連続性であったりとか、敷地の貫通道路の話とか、あとは、自動車の出入口との関係とか、利用しやすい環境かどうかの判断は、やはり平面的なものだけでは分からない部分もあると思いますので、今までは計画が進んでいってしまうと、なかなかその辺が分からないまま、最後にできたらこうだったというふうな思いもあるので、計画が進んでいく中で、引き続き、しっかりとその辺の情報提供をいただきたいと思うのと、今、再開発担当課長におっしゃっていただいたとおり、住民の意見というところ、特に風環境については、国道を挟んで反対側の古川沿いのものができてからも、あの辺りがすごく風が強くなったという声がありますので、どういった対応ができるのかというのは、事業者とともに検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○再開発担当課長(池端隼人君) 玉木委員から御意見をいただきました、分かりやすい資料につきましては、引き続き、適宜、情報提供させていただきたいと考えてございます。
あと、風環境につきましては、地域の方々からも、白金一丁目東部北地区の再開発事業で出来上がった白金ザ・スカイの建物ができたことで、古川橋交差点付近の風環境が非常に悪くなったというような御意見をいただいております。
一方、まだ竣工後間もないということで、防風植栽も十分育っていないという状況でございます。1年間、風環境の事後調査を行いますので、その中で追加対策等が必要であれば、適宜、私どもの方から再開発組合等を指導してまいります。
○委員(玉木まこと君) ぜひよろしくお願いします。
今回新たに提供された資料に関してですけれども、職住近接というところを結構推進するという話があったと思うのですけれども、ぜひ事後評価を港区はやっていると思いますので、この職住近接の推進というところの事後評価をどういうふうに図っていったらいいのか、単純に言えば、ここに住む人がここで働くということにはならないとは思うのですけれども、その辺は曖昧にせずにやっていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 再開発事業の事後評価の中でアンケート調査を行っております。地区内にお住まいまたは営業されている方、あとは地区外の方々も対象にアンケート調査を行っておりますけれども、この中でアンケートの内容を工夫することで、職住近接がどのように図られているのかということがフォローアップできるような仕組みは考えていきたいと考えてございます。
○委員(玉木まこと君) 恐らく通勤の方も増えると思いますので、そういったことの影響も踏まえて、職住近接とうたっているところがどう評価されるのか考えていただきたいと思います。
あと、公園に関しては、要望なのですけれども、地区内の方々が集まっていい公園にしようという思いでいろいろ進めていただいていると思うのですけれども、利用している周りの子育て世代の方も、ぜひこの計画がまとまった段階で、声を聞くなり、周知するなりというところで、新しい公園ができるところの気運の醸成といいますか、変な言い方ですけれども、置いてきぼりにならないような形で、住民の方、子育て世帯の方も楽しみにできるような話で、公園はすごく公共性の高いものだと思いますので、地権者がいろいろ考えていただいているというのは、御説明を聞いて重々分かりましたけれども、外の方への周知も当然ながら進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。要望です。
○委員(根本ゆう君) 玉木委員からもありましたとおり、建った後の影響を考えていかないとというところだと思うのですけれども、容積率や高度地区の緩和もあって、利用する方が圧倒的にここは増えると思うのですけれども、交通渋滞とか、そういったところもシミュレーションされて、これから具体的に、例えば車の出入りはどうなるみたいな話はあると思うのですけれども、交通渋滞については、どうやって想定されて、事業者の方はどうやって考えられていくのか教えてください。
○再開発担当課長(池端隼人君) このたびの開発に伴いまして、自動車の発集台数としましては、約600台増えるだろうと予測をされております。
その中で周辺の主要な交差点の需要率といいまして、信号が青の時間にどれだけ車がさばけるかですとか、右折車線について車両が滞留しないかどうか、あとは渋滞が発生しないかというところもきちんとマニュアルに基づいて検証しております。
さらに、警視庁と協議をした上で、交通計画については、現時点で問題ないという結果になってございます。
○委員(根本ゆう君) ありがとうございます。これから実際にどうだみたいなところもあるとは思うのですけれども、一応、そういったマニュアルが一定シミュレーションするものがあるみたいなことなのでしょうか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 再開発事業のような大規模な開発行為を行う場合の自動車の発集量ですとか、歩行者の方のサービス水準といいますか、歩行環境の良し悪しというところを検証するマニュアルがございまして、全国一律そのマニュアルに基づいて検証しているものでございます。
○委員(根本ゆう君) ありがとうございました。勉強になりました。
○副委員長(石渡ゆきこ君) 何点か教えていただきたいです。
まず、以前、3月の段階で、同意率の質問が出まして、77.31%という同意状況だったと伺っております。現在、変更があったように聞いていますが、どのような原因によって、これが今、現状どうなっているのかをまず確認させてください。
○再開発担当課長(池端隼人君) 同意率につきましては、3月に報告させていただいたときは、全体の同意率が77.31%でございました。現時点での同意率は78.74%になっております。この同意率が上がった原因としましては、個人の土地所有者の方で、一部、地区外に土地を取得されて移転された方、あとは高齢者支援施設に入居されて、それに伴って権利を売却された方がいるということで、その売却後の法人が同意をしたということで同意率が高まってございます。
○副委員長(石渡ゆきこ君) 了解を得ながら同意率が高まっていくということは、手続として望ましいことだとは思うのですが、そこの中に今、高齢者施設に移られた方がいらっしゃるというように、実はここは高齢者が住んでいるのがとても多い地域だと思うのです。それで、先ほどの第16条の意見の中に、そもそも再開発事業そのものに対する反対意見だという中で御紹介があったのが、立ち退きしたくないというようなことがありましたが、この立ち退きしたくないということに関して、反対されている方々の具体的な状況とか、気持ちが立ち退きしたくないというだけではなくて、立ち退きがしにくい、できにくいといったような状況は、どのように、どの程度把握されているのか、現状で結構ですので教えてください。
○再開発担当課長(池端隼人君) 現状の生活に満足をしているので動きたくないとおっしゃっている方ですとか、希望するような移転先だとか、条件が整えば同意するとおっしゃっている方もいらっしゃいます。
○副委員長(石渡ゆきこ君) そうすると、実はこの同意の賛成反対という分け方が、同意を求める書類を私も見たことがあるのですが、完全に賛成と反対、要するに、チェックをするように二択になっていて、実は手続として分からないからまだ決めかねるとか、あと、今、話の中にあったように、条件付賛成、つまり、できたら賛成をしたい部分はあるけれども、ただ、移転先が見つかるかとか、時期の問題が分からないとか、そういったような中で賛成のところに積極的にチェックができないと、要するに、いろいろな方がいらっしゃるのが再開発の手続だと思うのですけれども、現状、そういった方は、多分、全部反対の方に入ってしまっている扱いになるのですよね。そうすると、当然、しっかりとした反対の方もいらっしゃるとは思うのですが、そうした情報がまだ少ないから賛成しにくいとか、あと、今後の手続や何かによって再開発に協力はしたいという気持ちがおありになる方、そうした方々に向けて、やはり丁寧な情報提供であるとか、あとは、やはり区が寄り添う姿勢というのは必要だと思うのです。そこについて改めて区の姿勢を確認させてください。
○再開発担当課長(池端隼人君) 現時点で賛成も反対も定め切れていないという地権者の方々がいらっしゃるというのは現状でもございます。そういった方々に対して、準備組合から丁寧な説明、あとは権利変換の条件ですとか、移転先の条件なども丁寧に説明しながら、事業の内容を御理解いただいて、御同意いただけるように、引き続き丁寧な説明に努めていくよう区から準備組合を指導してまいります。
○副委員長(石渡ゆきこ君) よろしくお願いいたします。あまり具体的な話をするつもりもないのですが、そのことに関して1点だけ。
今後のスケジュールで、令和6年度に組合設立となっていて、令和6年度というと、かなり幅があるところだと思います。先ほど言ったように、決めかねている方々の中には、場合によっては移転をするとか、あと、そこの中でするとか、いろいろ考えるときに、やはりスケジュールがどういうふうに今後進んでいくめどがあるのかというのがとても大事だと思うのですが、今の段階で決め切れないことがあるのは重々承知はしているのですけれども、例えば、令和6年度のいつぐらいになるめどかとか、あと、いつぐらいに、それが分かるのが例えば今年度中の後半に分かるとか、大体そういった、スケジュールに関して、もう少し細かいタイムスケジュールであるとか、そういった具体的なものは提供できないものなのかどうなのか、いかがでしょうか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 今後のスケジュールにつきまして、現時点で明確に組合設立が令和6年度の何月ということは申し上げにくいところでございます。というのは、当然、権利者の同意を得ていかなければ組合設立はできませんので、そういった状況を見ながら準備組合の方でスケジュールを調整していくことになります。
一方、スケジュールの調整状況とかが分からないまま地権者が不安になってしまうということはよくないと考えてございますので、事業計画の内容及びスケジュールについても丁寧に説明するように準備組合に指導してまいります。
○委員(なかね大君) この地域、地域コミュニティーの形成に大変積極的に活動されておりまして、2つ町会が関わっているということで、様々なこの地域形成については、よく住民の方の御意見をいただきながら、よりよい地域コミュニティーが形成されるように、区としても関わっていただきたいなと思っております。
その地域コミュニティーの形成に当たっては、やはり児童遊園と広場の活用についてがすごく大きな課題になってくるかと思っております。今回、整備される部分と、また、その南側に当たるこの地域、開発に関わらない部分が、やはり連続性があって、また連動されるような取組も必要かと思います。その上で、この児童遊園を利用するに当たって、北側の方たちが安全に児童遊園につながっていけるような整備を考えていかないといけないのではないかと思うのですけれども、整備、これから様々な計画が立つのだと思うのですけれども、今分かる範囲で教えていただければと思います。
まず、この計画の南側に当たる幅員8メートルの道についてですけれども、横断歩道が設置される予定があるのか、まずこれを教えてください。
○再開発担当課長(池端隼人君) 資料№6の12ページを御覧いただけますでしょうか。今回の再開発事業に伴う道路整備の内容を記載しております。右下の図で赤色で線を引いている部分が歩行者の方々が歩いていただける歩行者ネットワークの空間になります。
この中で、南側の道路の「幅員8m」と書かれているところで、道路を横断するような形で赤い線が引かれております。この位置に横断歩道が整備される計画になっております。また、児童遊園のすぐ前、「幅員10m」と書かれているところから北側に伸びている矢印、ここについても横断歩道ができます。あと、資料に十分記載がない、分かりにくいのですけれども、児童遊園の東端からさらに東方向、南東方向に向かっている矢印の位置ですとか、魚籃坂下の都道の部分につきましても横断歩道が設置される計画になります。なので、南側道路につきましては3か所横断歩道が設置される計画です。
○委員(なかね大君) 3か所横断歩道が設置されるということで、承知しました。
住宅棟が高層棟と低層棟が建つということで、先ほど自動車が増えるという話もありましたけれども、当然、駐車場が設置されるわけで、駐車場の出入口、今もし決まっているようであれば教えてください。
○再開発担当課長(池端隼人君) 今、皆さんに御覧いただいておりました資料№6の12ページで説明させていただきますと、右下の図の「南北貫通通路(有効2m)」と書かれているピンク色の破線の矢印がありますが、これの少し西側に駐車場の出入口ができる計画になります。駐車場の出入りにつきましては、地区の南側の道路から左折で入って、左折で出ていく計画になってございます。
○委員(なかね大君) 分かりました。高層棟、低層棟と一緒の駐車場が出来上がって、駐車場の出入口は1か所ということで承知しました。
今、区道があって、こちらの道は、今はそれほど交通量がないかと思うのですけれども、やはりこの計画、建築が進んで竣工された際には、当然ここの交通量が今よりも増えるかなと思います。今、この計画から外れている南側の地域には保育園があって、児童遊園を使っていらっしゃいます。これが新たに移って、今よりも少し距離があります。また、交通量が増えると、そういった危険性も当然高まってくるので、ここの区道の整備については、今は当然、キッズゾーン等、整備されているかと思いますけれども、より安全な道になるように、ぜひ一緒に進めていただきたいと思っております。
加えて、今、児童遊園を使って様々なイベントをやっていただいています。本当ににぎわいがすごくあるお祭りなどをしていただいていて、これが新しい児童遊園でもされることが大変望まれるかと思います。今、お祭りがある際には、結構自転車を利用されて来られます。当然、にぎわいを創出するためには、たくさんの方に来ていただくことが必要かと思いますし、また、立地的にも、今以上に地域の方が来られることも予想されますので、その際に、自転車で来られる方が多くなると思うのですけれども、この児童遊園に自転車の駐車場を設置するのか、もしくは、建物の中に設置していただいたものを区民の方が使えるようになるのか、何かこういったところの計画があれば教えてください。
○再開発担当課長(池端隼人君) まず、道路の歩行者の安全というところでございますけれども、今回整備します道路につきましては、歩道を設置していく計画になっております。そこに横断抑止柵ですとか、安全対策をきちんと施しまして、歩行者の方、あとは園児の方々が安全に通行できるような空間を計画してまいります。
続きまして、駐輪場につきましては、建物の中に、現時点で、約300台程度の駐輪場が計画されてございます。その中で時間貸しの一般利用の可能な駐輪場も30台程度整備される計画になっております。また、店舗向けの駐輪場も別途ございまして、そういったところを地域の活動のときには開放していくだとか、そういう工夫はできるかと思いますので、引き続き、より使いやすい自転車空間になるように準備組合と協議してまいります。
○委員(なかね大君) ありがとうございます。やはり新しいこういった開発が進むに当たって、地域の方々が懸念されるのは、今の地域コミュニティーが崩れてしまうのではないかということがすごくあると思います。やはりこの建物が建つことで、多くの方々が越してこられて、この地域の住民が増えるということは大変いいことだと思うのですけれども、その先に、来られた方が地域コミュニティーに参加されて、社会参画だったりとか、地域の課題解決のために一緒に協働していただくということが大事なことだと思いますので、そういった観点から、この開発については区としてもしっかりと積極的に関わっていただきたいと思います。
○再開発担当課長(池端隼人君) この地区は、将来的に出来上がる管理組合が主体となってエリアマネジメント活動を進めていくと聞いてございます。その中で既存の地域のお祭りですとか、商店街のにぎわい創出に資するような取組も検討していくと聞いております。管理組合主体になりますので、当然、地区にお住まいの方々、お勤めの方々も巻き込みながら地域コミュニティーが活性化するような仕組みづくりを工夫するように、引き続き指導してまいります。
○委員(風見利男君) ここは3月のときにもいろいろ説明があって、いろいろお聞きしましたけれども、ここは細街路に囲まれて、本当に小さな土地をお持ちの方が圧倒的に多いわけで、個人の地権者は何人ぐらいいらっしゃるのですか。あと、土地をお持ちの方で最小の面積の方はどれぐらいいらっしゃるのですか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 土地を所有されている方で個人の権利者様は、現在、90.22件いらっしゃいます。最小の土地の面積としましては、21.71平方メートルでございます。
○委員(風見利男君) あと、前に頂いた資料を見ると、50平方メートル未満の方が圧倒的に多いわけで、90人、端数は除いて、そのどれぐらいの方が50平方メートル未満の土地にお住まいなのでしょうか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 50平方メートル未満の土地をお持ちで個人の方でカウントしますと、54件の権利者がいらっしゃいます。
○委員(風見利男君) 半数以上、少ない面積しかお持ちでないわけですよね。周辺の道路に面しているところはいいですけれども、奥まったところだと、やはり評価が低くなるわけで、当然、権利変換のときに床に変わるわけですけれども、本当に生活再建がかなうような権利変換率になるのか、私は、そこが一番、生活再建にとって、皆さん一番心配するところだと思うのですけれども、実際のモデル権利変換で、具体的にそのような説明は進んでいるのでしょうか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 各権利者様に同意いただく説明をする際に、モデル権利変換についても、まだ概算でございますけれども、その内容も説明した上で、将来の権利変換でどれぐらいの床が取得できるのかというところも説明していると聞いてございます。
○委員(風見利男君) 高層棟、低層棟、住宅がありますね。今お住まいの方々は、低層の方に優先的に住む、そういう話はあるのでしょうか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 風見委員御指摘のとおり、権利の小さい方がたくさんいらっしゃるということがございますので、権利が小さい方でも生活再建ができることを前提としまして、低層の部分の住宅に、そういった従前の権利者が御入居いただける空間を確保していると聞いてございます。過小床に該当するような方が極力生じないような計画を進めていると聞いてございます。
○委員(風見利男君) その場合、高層階と低層階だと、維持管理経費が物すごく違うわけですよね。それは別々の維持管理になるのですか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 維持管理ですとか管理費、あとは修繕積立費等について、現時点で明確には定まっていないと聞いてございますけれども、地域の方々、地権者の方々から、将来への生活再建の不安は聞いてございます。区としても聞いてございますし、準備組合としても聞いてございます。そういった意味で、管理費ですとか、修繕積立費が軽減できるような仕組み、工夫は検討していると聞いてございます。
○委員(風見利男君) それは高層棟と低層棟と管理費を別にするとかとしないと、なかなか大変だということが1つと、あと、駐車場の維持管理費を、修繕積立金だとか、維持管理経費に一部使うとかという、いろいろ工夫しているところがありますけれども、そういうことも含めていろいろ軽減策を準備組合でもきちんと理解を得られるような形で準備を進めている、そういう話も具体的にされているのでしょうか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 高層棟と低層棟の管理費等について、今後工夫をしていくとは準備組合からも聞いてございます。そういった情報もきちんと権利者様の方に丁寧に伝えて、生活再建に対する御不安ができるだけ軽減できるように、説明を丁寧に行うように、私どもからも改めて指導してまいります。
○委員(風見利男君) そういう個々具体的な権利の問題だと、ニュースなどになかなか出てこないわけです。ですから、その辺の話がしっかりされていくということは非常に大事なことで、特に、先ほど言いましたけれども、広い道路に面しているところは、面積が狭くてもそれなりの価値があるわけで、床を取得するにしても、一定の床が確保できるわけですけれども、同じ面積の人が奥まったところ、いわゆる細街路に面しているところでは、本当に床に変わっても、従来の土地とそんなに変わらないということもあり得るわけで、ですから、その辺の評価の仕方も、本当に生活再建を考えるというのであれば、中心に座っている住友不動産が、そこをしっかり住民の立場に立った計画にしていく、ここが非常に大事だと思うのです。その辺はどうなのでしょうか。
○再開発担当課長(池端隼人君) この地域の地権者の方々、またはお住まいの方々、引き続きこの場所でお住まいになりたい、営業継続されたいというお気持ちを持っていらっしゃる方は多いと聞いております。ですので、そういった方々が将来にわたって生活再建、営業再建に御不安がないように、権利変換計画を検討していくように、区から、準備組合及び今後組合になりましたら組合を指導してまいります。
○委員(風見利男君) 先ほどの同意率が上がったという話で、実際は分母が変わったわけですよね。個人が法人に売られたということで、同じ法人が土地を取得すれば1なわけで、分母は増えないわけですよね。実際、3人の方が法人に土地を売られたということで、確かに同意率は若干上がっていますけれども、個人で言うと、まだ72.87%なのです。ですから、まだ3割近くの方が同意されていない。いろいろな心配で準備組合にも加盟しない、こういう状況なわけで、本当に今住んでいる方々が、自分の将来を考えたときに、準備組合に入ってやることで、自分が本当にそこに住み続けられるのか、ここが一番の課題だと思うのです。ですから、その辺を本当にしっかりと、ある程度、数値を示さないと理解できないわけで。
そのことと、もう1つは、私はいつも言うのですけれども、再開発というのは、土地が床に変わってしまうわけで、その辺のことの理解もないと、私はやはり進まないと思うのです。今までニュースを見ても、そういう説明をされたというところはどこにも出ないのです。ですから、そういう問題も含めて、再開発の仕組みはどうなのかということと、では、あなたのお住まいの土地が、こういう評価で、こうなるのですよという、将来、先ほど維持管理費の話もありましたけれども、そういう点でも御心配なく住めるのだという、その辺のことがきちんとしないと、私はこれ以上進まないと思うのです。同意は増えないと思うのです。長年住み慣れた方が、先ほど言ったように、いろいろな事情があって土地を手放して外に出ていってしまう、こういうことが起きては困るわけで、せっかく戦前からずっと住んでいる方もたくさんいるわけで、そういう人が住み続けられるまちづくりにしていくかどうかということが今一番問われているわけで、その辺が事業者、真ん中に座っている、準備組合が当然なのですけれども、そこに座っている事務局である住友不動産がどういう姿勢で臨むのか、私はここが問われていると思うのです。そういう点で、行政としてもしっかり指導していくという、住民の立場で指導していく、これが非常に問われていると思うのです。その辺はいかがですか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 事業協力者、参加組合員としても、地権者の方々に対して、事業の仕組みですとか、従前資産の評価の方法、権利変換の内容ですとか、あとは今後の建物の維持管理に関する工夫なども総合的に丁寧に説明をしていく必要があると思いますので、引き続き、区から事業協力者ですとか、参加組合員を指導してまいります。
○委員(風見利男君) あと、準備組合に入らない、反対していらっしゃる人もいるでしょうけれども、自分の将来をどうしていいか分からないという人も含めて、準備組合からの情報はいろいろな形で伝わっているのでしょうか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 準備組合としましては、定期的にまちづくりニュースを発行して、地域の方々に配布をしてございます。
また、地権者との個別の協議の中で、現在の事業の進捗状況ですとか、計画の具体的な内容を説明していると聞いてございます。
○委員(風見利男君) 前に、説明会をやるのにポスターを掲示板に張っても、張らないところもあるというので周知が曖昧なこともありましたけれども、その辺は心配ないのですね。
○再開発担当課長(池端隼人君) 再開発準備組合が行う説明会等につきましては、地域の方々の各お宅に対して全てポスティングをしていると聞いてございますし、行政が行っている説明会につきましても、同じく漏れなくポスティングをしてございます。
○委員(風見利男君) 先ほど縦覧の意見書の提出の説明がありましたけれども、今、再開発担当課長のお話にあった、区がやった説明会がありましたね。それの状況も説明していただいていいでしょうか。
○再開発担当課長(池端隼人君) まず、都市計画の原案に関する説明会を本年3月30日に高松中学校で行っております。このときには50名の参加者の方がいらっしゃいました。
あと、都市計画案の説明につきましては、6月8日に行っております。高輪区民ホールで行いまして、121名の方に御参加をいただきました。
○委員(風見利男君) 主な意見はどのような意見なのでしょうか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 3月に行いました原案に関する説明会でいただいた御意見としましては、風環境への御不安ですとか、いつまでこの地区に住めるのか事業計画を教えてほしいですとか、一方、少なくとも80%に近い方が当地区のプランを心待ちにしているというような御意見もありました。
6月に行いました都市計画案の説明会につきましては、人口増加によって、白金高輪駅や周辺の歩道のキャパシティーが超過することはないのかという御意見ですとか、引き続き、風環境悪化への不安ですとか、三田松坂児童遊園の桜がどうなるのかというような御意見、あとは、電波障害に対する御意見ですとか、再開発ビルの居住者が多くなるので、コミュニティーが希薄になるのではないかというような御意見もございました。
○委員(風見利男君) やはり、心配は風の問題も多いわけですよね。周辺の高層ビルが建って風の影響を肌で感じている方がいるわけで、そういう点での対策は非常に大事なので、引き続き、風害が発生しないような設計の在り方もあるわけで、そこもぜひ事業者とよく話し合ってもらいたい。
先ほどの管理費の話に戻りますけれども、具体的に高層棟と低層棟と分けた場合どうなのだとか、あるいは、当然、高層棟の方は中央管理室ができるわけで、そこの運営費がどうなるのかということ、いろいろなシミュレーションをしているのではないかと思うのですけれども、どのような形でシミュレーションをやっているかというのは、再開発担当課長の方で分かっているのでしょうか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 管理費のシミュレーションにつきましては、今後具体的な検討が進むと聞いてございまして、現時点で明確なものは聞いてございません。
○委員(風見利男君) ただ、もう一方は160メートル、一方は60メートル、四十何メートルと決まっているわけで、事務所棟の占める割合だとか、住宅の戸数の占める割合も、ある一定出ているわけですね。その辺もまだシミュレーションできない。
○再開発担当課長(池端隼人君) おおよその建物のボリュームというか、建物の大きさですとか、延べ床面積等につきましては、大方決まってきているところでございますけれども、その中で業務の床が何平方メートルになるのか、住宅の面積は何平方メートルになるのかというのは、今後、権利変換を希望される方々の御意見を踏まえながら面積が決まってきますので、面積割合に応じて管理費等も変わってきますので、今後、具体的な検討が進むと認識しております。
○委員(風見利男君) 一応、住宅の戸数は、たしか260戸でしたか。それは基本的には動かないという理解でいいのですか。そんなに大幅に変わることはないと思うのですけれども、多少の出入りはあるにしても、それが基本に、260戸が基本的な、考えている今の現計画では、260戸ということでいいわけですか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 風見委員御指摘のとおり、現在計画されている住宅の戸数は約260戸でございます。今後、権利変換を希望される方々の状況等も踏まえて、若干のでっこみひっこみはあるかと思いますけれども、おおむね変わらないものと認識しております。
○委員(風見利男君) そうなると、多少の凸凹はあるのでしょうけれども、一定のシミュレーションは、こういう場合、こういう場合、こういう場合と幾つかやればできるはずだと思うので、情報をきちんと住民の皆さんに知らせるという、そこが一番大事なところで、そこをどう考えて判断するかというのは、そこにお住まいの皆さんが考えるわけで、情報がないと判断できないと思うのです。ですから、情報提供をしっかりしていくという、そこを再度、準備組合にも強く言っていただいて、住民の皆さんは本当に自分の将来がこうなるという設計ができるような形がないと、事業としてもうまく進まないわけで、あるいは、そこを住み慣れたところから離れざるを得ないという結果にもなりかねないので、そこはしっかりやっていただきたいと、いかがですか。
○再開発担当課長(池端隼人君) 地権者の方々が将来に対する不安ですとか懸念が払拭、低減できるように、引き続き、管理方法や管理費についても丁寧に説明して、御理解を得るように準備組合を指導してまいります。
○委員長(うかい雅彦君) ほかにございますか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(6)から(12)までについて、報告はこれをもって終了といたします。
──────────────────────────────────
○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(13)「
都市計画駐車場第33号浜松町駐車場の変更(案)について」、理事者の説明を求めます。
○都市計画課長(野口孝彦君) それでは、報告事項(13)「
都市計画駐車場第33号浜松町駐車場の変更(案)について」の報告をさせていただきます。
本日付の
建設常任委員会資料№13を御覧ください。本件は、都市計画法第17条に基づく案の縦覧等の手続に先立ち、あらかじめ当委員会に御報告させていただくものでございます。
それでは、まず、資料の6ページ、参考資料1を御覧ください。項番1、東京
都市計画駐車場(第33号浜松町駐車場)の概要でございます。本駐車場は、昭和42年に、本地区周辺の駐車場需要に対応するため約160台の
都市計画駐車場として整備されました。その後、世界貿易センタービルの建て替えに伴い、
都市計画駐車場について都市計画を変更し、令和3年3月にはA-3棟が竣工し、現在、
都市計画駐車場約60台が先行して供用開始されています。また、本駐車場が位置する浜松町二丁目4地区は、令和3年11月に都市再生特別地区等の都市計画へ変更されており、
都市計画駐車場についても、利用者の利便性・安全性がより高い駐車場となるよう、車路等の見直しを行い、浜松町駅周辺の開発に合わせ、交通結節機能のさらなる強化を図るものでございます。
次に、項番2、これまでの主な経緯でございます。昭和42年に
都市計画駐車場が都市計画決定され、その後、平成25年、平成29年に、それぞれ都市計画変更を行っております。
続きまして、項番3、今後のスケジュール(予定)でございます。令和6年1月にA-1棟地下工事の着工、令和8年のA-1棟、A-2棟の竣工に合わせ、全ての
都市計画駐車場の供用を開始する予定でございます。
次に、項番4、都市計画変更前後の比較です。今回の都市計画の変更において、
都市計画駐車場の面積、駐車台数、階層等の変更はございません。駐車場利用者の利便性・安全性をさらに向上させるために、車両動線等を見直すほか、附置義務駐車場の駐車台数等を見直すことで、
都市計画駐車場の区域が変更となったものでございます。
ここで資料、2ページにお戻りください。
都市計画駐車場の変更(案)の内容について説明いたします。名称は、第33号浜松町駐車場。位置は、浜松町二丁目地内。面積は、約0.47ヘクタール。階層は、地下3層です。
次に、3ページの計画図1を御覧ください。今回、追加する区域を赤色、廃止する区域を黄色で表示しています。また、立体的な範囲を定める区域を斜線で示してございます。
次に、4ページの計画図2を御覧ください。断面図により立体的な範囲を示しております。都市計画法第11条第3項に基づき、適正かつ合理的な土地利用を図るため、立体的な範囲を都市計画に定めます。
次に、5ページの都市計画の案の理由書を御覧ください。項番2、理由の3段落目のとおり、令和3年に本地区の都市再生特別地区の都市計画変更が行われ、交通結節機能のさらなる強化に向け、モビリティ連携強化を実現し、利便性、安全性の向上を図るために都市計画変更するものであるとしております。
最後に、資料にはございませんが、今後のスケジュールについて説明いたします。本日説明いたしました案につきまして、6月6日火曜日から20日火曜日まで案の縦覧及び意見書の受付を行っております。その後、8月4日の港区都市計画審議会に付議し、9月に都市計画決定をする予定でございます。
以上、甚だ簡単ではございますが、報告事項(13)「
都市計画駐車場第33号浜松町駐車場の変更(案)について」の報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次、発言をお願いいたします。
○委員(玉木まこと君) 今の説明の中に、駐車場集約化の変更というような話の影響があってみたいな話があったと思うのですけれども、それに伴って、この駐車場の台数とかは変わっていないけれども変更した、安全性みたいな話だと思うのですけれども、集約化の変更の内容はどのようなものでしょうか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(冨永純君) 本地域につきましては、駐車場の地域ルールが定められておりまして、駐車場の台数を減ずることができる地域となってございます。今回、附置義務駐車場ルール、この駐車場地域ルール適用前につきましては、394台の駐車場附置義務が発生するところ、今回、この駐車場地域ルールによる台数を低減することによって、164台まで駐車場を減少させております。
この台数につきましては、
都市計画駐車場とは別枠での附置ということになっております。
○委員(玉木まこと君) 分かりました。この街区といいますか、A街区に関しての台数が減ったということかと理解しました。
あとあわせて、この浜松町駅西口地区がまさに交通結節点で、JRとか、そことの絡み、モノレールもあると思いますので、こちらの部分の計画、多分最初に出してもらってからも大分時間がたっていると思うので、先ほどの三田五丁目西地区ではないですけれども、詳細な情報があれば、また計画の都市基盤に大きく関わるプロジェクトだと思いますので、情報提供をいただけたらと思いますので、御検討いただければと思います。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(冨永純君) こちらの交通結節機能につきましては、JR線、それから地下鉄、さらにこちらの駐車場、そして自動車ターミナル等、さらに東京モノレールなど、様々な交通機能が集約、まさに集まっているところということになっております。都市計画の案の中でも、こういった結節機能を強化するための歩行者ネットワークとして、歩行者通路であるとか、そういったものが位置づけられております。今後も引き続き、こういった機能の部分につきましては、適宜、情報提供させていただきます。
○委員(風見利男君) すみません。このA-3棟というのは、浜松町駅から出てきて、エスカレーターで道路に下りる、そのビルですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(冨永純君) 風見委員の今おっしゃったとおり、浜松町駅の南口から接続している新たに、既にもう竣工しているビルでございます。そこからエスカレーターを降りて地上部に、地上の歩道に下りられる、そういった建物になってございます。
○委員(風見利男君) このA-3棟と、今度、A-1棟の方に駐車場の入口と出口が、A-3棟の方が出口なのでしょうけれども、ここの道路はどれぐらいの広さですか。見る限り、あまり広い道路ではないような気がするのですけれども、何メートルですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(冨永純君) こちらは、本日の資料の7ページを御覧いただければと思います。7ページの参考資料2になりますけれども、そちらの下段の真ん中の図、整備する主な公共施設等という配置図の中で、ちょうどこの
都市計画駐車場が面しているものが、「地区内通路」と呼ばれ、都市計画上の位置づけがございます。こちらにつきましては、幅員が、右の表にありますとおり、10メートルから13メートルの幅員を持つ通路となってございます。
○委員(風見利男君) 前、バスやタクシーが通っていた、その道路がもっと広がるとなるのでしょうか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(冨永純君) 風見委員御指摘のとおりでございます。こちらの地区内通路については、もともとあった通路について再整備するものでございます。
○委員(風見利男君) そうすると、ここで言う上側の道路のところに信号がついて、右も左も曲がれる、そういう構造になる理解でいいですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(冨永純君) 現在も信号については残ったままになっておりますけれども、竣工、供用後につきましても、同じく大門通りに出る際には信号制御がされるということになっております。
○委員長(うかい雅彦君) ほかに御質問等ございますか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(13)「
都市計画駐車場第33号浜松町駐車場の変更(案)について」は、これをもって終了いたしました。
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○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(14)「
赤坂地区地域冷暖房施設の変更(案)について」、理事者の説明を求めます。
○都市計画課長(野口孝彦君) 報告事項(14)「
赤坂地区地域冷暖房施設の変更(案)について」、報告させていただきます。本件は、都市計画法第17条に基づく都市計画案の縦覧を行うに際し、当委員会へ報告するものでございます。
資料№14の6ページを御覧いただけたらと思います。まず、概要を説明いたします。項番(1)、概要です。本地区は、昭和54年11月に、地域冷暖房施設が都市計画決定告示され、さらに熱供給事業が行われております。サイドブックスの7ページに添付されてございますが、このたび、令和3年11月に、都市再生特別地区(赤坂二・六丁目地区)が決定されたことに伴い、新規需要に応じたプラントの更新を行うため、都市計画を変更いたすものでございます。
次に、項番(2)、都市計画に定める施設です。まず、ページの右側の図で概略を説明します。こちらは、
赤坂地区地域冷暖房施設の模式図です。今回変更するプラント及び導管については、変更前の位置を黄色、変更後の位置を赤色で表示しております。また、参考として、供給区域を太い一点鎖線、熱供給される建物をグレーで表示しております。今回新たに計画されている赤坂二・六丁目地区、A街区について、導管と熱発生所施設の変更を行うものでございます。
次に、左側の1)導管でございます。赤色で示している箇所が変更箇所です。まず、赤坂1号線の線形を変更します。次に、赤坂2号線を廃止します。
続きまして、2)の表を御覧ください。熱発生所施設の内容です。今回新たに計画されている赤坂二・六丁目地区A街区の既設の施設面積約1,000平方メートルを廃止し、施設面積約2,100平方メートルを新たに定めます。
続きまして、項番(3)、エネルギー供給対象施設概要です。赤坂二・六丁目地区開発計画により建て替えされる赤坂二・六丁目地区A街区及びB街区に新たに供給される予定でございます。エネルギー供給開始時期は2028年度を予定しております。
それでは、2ページにお戻りください。都市計画決定の案の内容について説明いたします。1、地域冷暖房施設の名称は、
赤坂地区地域冷暖房施設。2、導管及び3、熱発生所施設については、次の表のとおり、新旧対照表がございますので、後ほど説明させていただきます。
次に、参考として、供給区域です。名称は、赤坂地区地域冷暖房区域、面積は、約5.4ヘクタールです。今回、区域の変更はございません。
1ページおめくりいただきまして、3ページを御覧ください。新旧対照表です。初めに、導管1についてです。赤坂1号線の線形を変更し、赤坂2号線を廃止するものでございます。
次に、熱発生所施設、いわゆるプラントについてです。熱発生所施設は、赤坂プラントにつきまして、約1,000平方メートルを廃止し、約2,100平方メートルを新設するものでございます。
5ページを御覧ください。都市計画の案の理由書です。下から3行目のところでございます。「新規需要に対応したプラント更新及び地域への効率的かつ安定したエネルギー供給と環境への負荷の低減を図るため、都市計画を変更するものである」としております。
都市計画の内容は以上でございます。
なお、6月6日火曜日から6月20日火曜日まで、案の縦覧と意見書の受付を行っております。その後、8月4日に予定しております港区都市計画審議会に付議し、9月に都市計画決定する予定でございます。
甚だ簡単ではございますが、報告事項(14)「
赤坂地区地域冷暖房施設の変更(案)について」の説明は以上でございます。
○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次、発言をお願いいたします。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) 御質問よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) なければ、報告事項(14)「
赤坂地区地域冷暖房施設の変更(案)について」、これをもって終了いたします。
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○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(15)「都市高速鉄道第7号線の変更(案)について」、理事者の説明を求めます。
○都市計画課長(野口孝彦君) それでは、報告事項(15)「都市高速鉄道第7号線の変更(案)について」の報告をさせていただきます。
まず、本件につきましては、都市高速鉄道第7号線、都市計画法第17条に基づく案の縦覧を行うに先立ち、当委員会に報告するものでございます。
本計画の説明に先立ち、計画の概要を説明いたします。資料№15の15ページを御覧ください。東京都市計画都市高速鉄道第7号線分岐線参考図1でございます。本計画は、都市高速鉄道第7号線を白金高輪駅付近で分岐し、品川駅に至る約2.5キロメートルの区間において分岐線を追加する都市計画変更を行うものでございます。
それでは、資料の説明に入らせていただきます。1ページにお戻りください。項番1、経緯でございます。都市高速鉄道第7号線は、品川区上大崎四丁目の目黒駅から北区岩淵町の赤羽岩淵駅に至る路線で、東京メトロ南北線として開業しております。本計画は、南北線を白金高輪駅で分岐し品川駅方面に延伸するもので、起点となる高輪四丁目から白金台一丁目に至る約2.5キロメートルの区間について都市計画を定めるものです。本計画を推進することにより、六本木等の都心部と、広域的な交通結節点であり国際競争力強化の拠点である品川駅周辺とのアクセス利便性の向上が図られ、東京の国際力の強化や地域の活性化等が期待されます。
2ページを御覧ください。変更についてです。名称は、第7号線本線及び第7号線分岐線となります。分岐線の追加に伴い、これまで「第7号線」としていた路線を「第7号線本線」と名称を変更するものでございます。
6ページを御覧ください。6ページから12ページまでの計画図となりますが、図の赤色で示した部分について、新たに区域を決定するもので、延長は約2,520メートルでございます。この6ページは高輪四丁目周辺です。高輪四丁目に新たに品川駅を新設いたします。起点となる品川駅と終点となる白金高輪駅付近の間の計画ルートにつきましては、国道15号線や目黒通り、環状4号線などの道路空間を活用する計画としております。
続きまして、7ページを御覧ください。こちらは、港区高輪三丁目地区地内において立体的な範囲を定める箇所を黒色の斜線で表示しております。都市高速鉄道第7号線分岐線の区域を施設建築敷地に含む高輪三丁目品川駅前地区第一種市街地再開発事業が予定されております。市街地再開発事業の事業計画において、都市高速鉄道が存するように定め、その機能を保全するため、都市高速鉄道の区域について、立体的な範囲を都市計画として定めるものでございます。
12ページを御覧ください。こちらも同様に、縦断面図及び横断面図において立体的な範囲を定める部分を黒い斜線で示しております。立体的な範囲を示した図でございます。
最後に、今後の予定でございます。当委員会における報告後、6月22日から7月6日までの2週間、都市計画案の縦覧と意見書の受付を行います。その後、港区都市計画審議会及び東京都都市計画審議会に諮問し、令和6年5月頃に都市計画変更の予定でございます。南北線分岐線の開業目標は、2030年代半ばと想定してございます。
甚だ簡単ではございますが、報告事項(15)「都市高速鉄道第7号線の変更(案)について」の説明は以上でございます。
○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次、御発言をお願いいたします。
○委員(玉木まこと君) 品川駅の辺りですけれども、京浜急行電鉄と国道側に新たに駅を造るという計画だと思うのですけれども、今、駅前の国道がやろうとしているデッキ状の開発というか、駅前の広場との計画の反映はもう進んできているという認識でいいのでしょうか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(冨永純君) 今現在計画されている国道上空の整備、それから今回の地下鉄につきましては、まだ具体的な接続については示されていないという状況でございます。
○委員(玉木まこと君) こういうものが出されていく中で、一方で国道上空が進んでいくという話だと思いますので、区民の関心も高いと思いますので、早急にそういう整合性であったり、利便性に影響がないようにきちんとやってほしいということと、計画が進んだ段階での早い情報提供をお願いいたします。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(冨永純君) こちらにつきましては、現在、国道の整備、それから、今回報告しました地下鉄、さらには京浜急行電鉄の連続立体交差事業等、複数の事業が同時で進行している状況でございます。こちらの部分につきましては、新たな状況が分かり次第、適切に情報提供をさせていただきます。
○委員(風見利男君) これは品川駅と白金高輪駅だけなのですか。その先に延伸とかつながるとかはないわけですね。この駅を行ったり来たりする線だけという意味ですか。
○土木課長(海老原輔君) 品川駅から乗りまして、白金高輪駅で乗換ができて、そのまま三田線にも接続しますし、目黒線にも接続する。そして、そのまま六本木駅の方の南北線にも乗り入れていくというような形になります。
○委員(風見利男君) 白金高輪駅で乗換はいいのだけれども、ここと品川駅と行ったり来たりする、それだけの線ということですか。
○土木課長(海老原輔君) 大変失礼いたしました。品川駅と白金高輪駅を行ったり来たりではなくて、品川駅から南北線にずっとつながっていく線路になりますので、今後、埼玉県の方から品川駅までも乗り入れる、これの行ったり来たりになります。
○委員(風見利男君) そうすると、いわゆる白金高輪駅から白金台の方へ行く線と、こっちへ来る線と2つに分かれるという、そういう理解でいいわけですね。先はもうずっと埼玉県まで行くと。
○土木課長(海老原輔君) 風見委員御指摘のとおりでございます。
○委員(玉木まこと君) 今、白金台に行くと言っていますけれども、白金台駅には通過しないというか、接続しないですよね。その確認を。
○土木課長(海老原輔君) 失礼いたしました。白金高輪駅の間違いでございます。
○委員(風見利男君) 私が言ったのは、白金高輪駅から白金台駅へ行く線と、品川駅に行く線と2つできる、そういう意味ですか。
○土木課長(海老原輔君) もう一度説明させていただきます。
品川駅から白金高輪駅に向かう線路が分岐線として新たに追加されまして、その線は、そのまま南北線へと続いていきますので、品川駅から白金高輪駅だけを行ったり来たりするものではございません。
○委員(風見利男君) もういい。それは分かったよ。
○委員長(うかい雅彦君) よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) それでは、ほかになければ、報告事項(15)「都市高速鉄道第7号線の変更(案)について」は、報告はこれをもって終了いたしました。
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○委員長(うかい雅彦君) 次に、報告事項(16)「有楽町・銀座・
新橋周辺地区地区計画の変更(原案)について」、理事者の説明を求めます。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(冨永純君) それでは、報告事項(16)「有楽町・銀座・
新橋周辺地区地区計画の変更(原案)について」の報告をさせていただきます。
本日付
建設常任委員会資料№16を御覧ください。本地区のまちづくりにつきましては、昨年7月及び9月の当委員会において、地区計画の決定に際し、概要等を報告させていただきました。本日は、決定しました地区計画を変更するに当たり、都市計画法第16条の規定に基づく原案の縦覧等の手続に先立ち、あらかじめ当委員会へ報告させていただくものです。
それでは、資料の2ページを御覧ください。項番1です。日本橋周辺の首都高速道路の地下化に合わせ、新たな都心環状ルートが整備されることにより、東京高速道路、いわゆるKK線は、自動車専用道路としての役割が大きく低下することから、上部空間を歩行者中心の公共的空間として再生・活用する将来像が示されております。
次に、項番2です。令和3年3月、東京都がKK線再生方針を策定し、令和5年1月には、本地区の再開発等促進区を定める地区計画などの都市計画が決定されました。また、3月には、東京都が、KK線再生の事業化に向けた方針を策定し、KK線上部空間の整備内容など、基本的な考え方を示しております。
次に、項番3です。昨年度、STEP1に当たる地区計画の都市計画が決定され、今回、STEP2に当たる地区計画の変更を行います。工事着手予定は、首都高速八重洲線の通行止め後の予定となっており、KK線上部空間全区間の整備完了は、2030年から40年代を予定しております。
次に、項番4です。今回、地区計画を変更し、KK線のあるA地区の地区整備計画を策定、KK線の部分を主要な公共施設に位置づけるとともに、都市高速道路第8号線の廃止を行います。今回定める主要な公共施設の種類は広場、面積は約3万平方メートルとなります。
次に、3ページを御覧ください。項番5です。KK線再生方針では、KK線の廃止後の再生・活用の目標及び3つの将来像を定めております。将来像については記載のとおりでございます。
次に、項番6です。地上とKK線上部空間をつなぐ縦動線を、現在のKK線出入口等に設置いたします。港区内においては、新橋出入口と土橋入口部分に縦動線のおおむねの位置が示されております。
次に、項番7です。図の青い点線が広域歩行者ネットワークです。既に整備されている汐留地区のデッキと接続することで、その先の浜松町や竹芝方面へとつながる広域的な歩行者のネットワークが形成されます。
次に、項番8です。本イメージは、有楽町・銀座方面を見たものとなります。下の図は、幅員が約16メートル以上の区間のイメージ図となっております。植栽による緑豊かな歩行者空間を整備し、また、飲食、休憩など、居心地のいい空間のためのサービス機能を確保いたします。
続きまして、地区計画の計画書について、主な変更部分を説明します。資料の10ページを御覧ください。資料、10ページは、変更概要となっております。対照表になっており、変更箇所に下線を引いております。まず、地区計画区域の変更に伴い、地区の面積が変更となります。
次に、ページが飛びまして、16ページを御覧ください。主要な公共施設については、先ほど説明させていただいたとおり、KK線上部空間を広場として定めます。
次に、17ページを御覧ください。建築物等の用途制限について、A地区においては、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項各号の風俗営業及び第5項の性風俗関連特殊営業を制限いたします。また、建築物の1階部分について、商業施設等以外の用途に供する建築物を制限いたします。
地区計画の内容の説明は以上となります。
最後に、今後のスケジュールについて説明いたします。本日説明しました原案につきましては、7月14日から27日まで2週間の縦覧を予定しております。また、7月14日から8月3日までの期間、意見書を提出することができます。都市計画法第16条に基づく説明会は、7月13日に開催する予定です。これらの手続の後、都市計画法第17条に基づく手続を9月に予定しております。
以上、甚だ簡単ではございますが、報告事項(16)の報告は以上となります。よろしくお願いいたします。
○委員長(うかい雅彦君) ここでお諮りいたします。委員会の運営上、あらかじめ時間を延長したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) それでは、時間は延長されました。
説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次、発言をお願いいたします。
○委員(風見利男君) 前に説明したときにもお伺いしたのですが、この中央区のところで沿道の再開発と一体的に開発するという、ここが今、1か所なわけですけれども、沿道で再開発が進むという危険性が非常にあるわけで、その辺の動きは、具体的にあるのでしょうか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(冨永純君) 現在のところ、このKK線の周辺で開発が予定されている部分につきましては、事業化に向けた方針の中で、そのおおむねの位置が示されております。
具体的には、京橋三丁目東地区以外に、中央区及び千代田区の周辺で2か所のまちづくりが想定されるということで、具体的には、八重洲二丁目南地区、有楽町駅周辺地区ということが示されてございます。
○委員(風見利男君) それは東京都か何かの資料に載っているのですか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(冨永純君) こちらについては、東京都が令和5年3月に策定しましたKK線再生の事業化に向けた方針、この中の整備主体というところで、今後、KK線と連携してまちづくりの動きがある部分について示してございます。
○委員(風見利男君) 後で結構なのですが、参考に資料を調製していただけますでしょうか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(冨永純君) 資料を調製しましてお持ちいたします。
○委員長(うかい雅彦君) ほかに御質問等ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) ほかになければ、報告事項(16)「有楽町・銀座・
新橋周辺地区地区計画の変更(原案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。
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○委員長(うかい雅彦君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「発案5第7号 街づくり行政の調査について」を議題といたします。
本発案に係る当常任委員会の令和5年重点調査項目につきまして、正副委員長(案)を作成いたしますので、次回以降の委員会でお配りさせていただきます。
そのほかに、本発案につきまして、何かございますか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(うかい雅彦君) それでは、本日継続と決定いたしました。
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○委員長(うかい雅彦君) 次に、松山建築課長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。
○建築課長(松山正樹君) 貴重な時間をいただき、ありがとうございます。大規模建築物の建設計画について、情報提供をさせていただきます。
本日付
建設常任委員会資料№17を御覧ください。区内で高さが10メートルを超える建築物を建築する際には、港区中高層建築物等の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例及び東京都中高層建築物の建築に係る紛争の予防と調整に係る条例に基づきまして、当該建築敷地に標識を設置し、周辺住民の皆さんにお知らせすることとなっております。また、延べ面積1万平方メートル以下の建築計画は増え、1万平方メートルを超える建築計画は、東京都に標識設置届が提出されることとなっております。本日は、東京都から情報提供としまして、標識設置届の写しが区に送付された延べ面積1万平方メートルを超える大規模建築物の建築計画について、委員の皆様に情報提供するものでございます。
資料の1ページは、建築計画の一覧となっております。2ページは、それぞれの位置を地図に示しております。記載している建築計画は、令和4年4月1日から令和5年3月31日までに、区に標識設置届の写しが送付されたものとなっております。
それでは、1ページの一覧表の御覧ください。表は、左から、建築主、建築場所の地名地番のほか、建築物の規模や構造、条例に基づく標識設置日、建築確認申請の確認済証交付日などを記載しております。
ここで内容について、若干の補足説明をさせていただきます。確認済証交付日の中で、二段書きとなっていますのは、既に計画変更がなされたものになります。また、日付が入っていないものにつきましては、まだ確認済証が交付されておりません。
一覧表の番号⑥を御覧ください。申請部分の延べ面積が320平方メートルほどになっております。本計画は、1万平方メートルを超える建築物の一部に増築するものでありまして、増築以外の部分を含めた延べ面積の合計は4万2,000平方メートル余りとなっております。
その他、物件の概要につきましては、記載のとおりで、ここでは説明を割愛させていただきます。
甚だ簡単ではありますが、説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
○委員長(うかい雅彦君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次、発言をお願いいたします。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
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○委員長(うかい雅彦君) そのほか、何かございますでしょうか。
○委員(風見利男君) 6月の行事予定表の中で、24日の土曜日に、11時15分から、一の橋公園竣工記念式典というものがあるのだけれども、ここは議長と麻布地区の選出議員となっているのだけれども、麻布地区で選挙をやるという選挙はないわけで、なぜこれは麻布地区だけの議員に招待がいく仕組みになっているのでしょうか。
○
麻布地区総合支所長・
街づくり支援部長兼務(冨田慎二君) 一の橋公園につきましては、近隣公園ということで、地域の方々とワークショップ、玉木委員も当時おられましたが、皆さんの意見をいただいてございます。隣接する町会、商店街を御招待するということでございますので、麻布地区選出、住所を置かれている先生方に御招待をという形で考えたものでございまして、イベントは、主にテープカットや植樹と記念撮影だけでございますので、そういう形で考えさせていただいたものでございます。
○委員(風見利男君) よく意味が分からない。だって、別に麻布地区に住んでいる人だけが関係しているわけではないわけでしょう。これからもいろいろあると思うので、そこはきちんと考えた方がいいのではないかと思うのです。
○委員長(うかい雅彦君) ここでも議論をしてきたと思いますので、行ってもいいのでしょう、別に。呼ばれていなくても。
○委員(風見利男君) いやいや、別に、そういう意味ではないのだけれども、やはり麻布選出議員と、いるわけではないから。
○委員長(うかい雅彦君) ということで、よろしいでしょうか。
○委員(風見利男君) いいのだよ、別に。はい。
○委員長(うかい雅彦君) それでは、ほかになければ、本日の委員会を閉会いたします。
午後 4時55分 閉会...