企画経営部長 大 澤 鉄 也
企画課長・産業・
地域振興支援部ウクライナ避難民支援担当課長兼務 西 川 杉 菜
財政課長 山 越 恒 慶
防災危機管理室長 西 川 克 介
防災課長 鳥 居 誠 之
総務部長 新 宮 弘 章
総務課長・やさしい
日本語推進担当課長兼務 若 杉 健 次 人権・
男女平等参画担当課長 藤 咲 絢 介
契約管財課長 江 村 信 行
〇会議に付した事件
1
報告事項
(1) 令和4年第2回港区
議会定例会提出予定案件について
(2) 港区
防災ラジオの
配付対象の拡大について
(3)
工事委託契約について(六本木七丁目
地区電線共同溝整備事業に係る
工事等委託(Ⅲ期))
2 審議事項
(1) 請 願元第4号 港区における
特定遊興飲食店営業の
指定地域追加願いに関する請願
(元.6.20付託)
(2) 請 願3第7号
全国知事会が求める「
米軍基地負担に関する提言」についての請願
(3.6.10付託)
(3) 発 案元第3号
地方行政制度と財政問題の調査について
(元.5.29付託)
午後 1時30分 開会
○委員長(杉本とよひろ君) ただいまから
総務常任委員会を開会いたします。
本日の
署名委員は、
黒崎委員、
丸山委員にお願いいたします。
本日、
西川企画課長は、人事異動の
説明員紹介のため、ただいま開会中の
区民文教常任委員会に出席しております。
区民文教常任委員会の
説明員紹介終了後、本委員会に御出席いただく予定ですので、御承知おきください。
初めに、委員会での発言についてです。
新型コロナウイルス感染症感染拡大を踏まえ、これまで委員会では、着席しての質疑、答弁を行ってまいりましたが、現在はマスクを着用しての発言が定着しているため、従来のように起立して発言することが、6月1日の
運営委員会で確認されました。本日から、発言の際は起立していただくよう、お願いいたします。
次に、省エネルギー型のライフスタイルの取組についてです。議会としても、環境に配慮した取組を、本年も例年同様に行うことが確認されましたので、皆様の御理解と御協力のほど、よろしくお願いいたします。
──────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、
報告事項に入ります。初めに、
報告事項(1)「令和4年第2回港区
議会定例会提出予定案件について」、理事者の説明を求めます。
○
総務課長・やさしい
日本語推進担当課長兼務(若杉健次君) それでは、
報告事項(1)「令和4年第2回港区
議会定例会提出予定案件について」、御説明いたします。ファイルですと本日
付委員会資料№1、令和4年第2回港区
議会定例会提出予定案件一覧を御覧ください。
まず、22分の1ページをお開きください。
提出予定案件は、
区長報告が2件、議案が18件の合計20件です。
次のページの表を御覧ください。内訳ですが、
区長報告は、
予算繰越明許費繰越計算書が1件、予算事故繰越し
繰越計算書が1件です。次に、議案ですが、条例の一部改正が9件、令和4年度
補正予算が1件、
工事請負契約の承認が3件、
工事請負契約の変更が1件、物品の購入が4件です。
それでは、当
常任委員会に付託が予定されております案件につきまして、順次御説明いたします。次のページからの資料№1-2、令和4年第2回港区
議会定例会提出予定案件(概要)を御覧ください。
まず、
区長報告第8号令和3年度港区
一般会計予算繰越明許費繰越計算書。所管は
企画経営部財政課です。本件は、令和3年度の
歳出予算の経費で、その性質上または予算成立後の事由に基づき年度内に支出を終わらなかったものについて、令和4年度に繰り越して使用することとしましたので、報告するものです。内容です。(1)世界的な半導体の供給不足の影響により繰り越すものは、記載のとおり8件です。次のページ、(2)、(1)以外のものは、記載のとおり12件です。
次に、
区長報告第9号令和3年度港区一般会計予算事故繰越し
繰越計算書。所管は
企画経営部財政課です。本件は、令和3年度に
支出負担行為を行った経費で、避け難い事故のため年度内に支出を終わらなかったものについて、令和4年度に繰り越して使用することとしましたので、報告するものです。内容です。(1)事業名、
庁内情報機器等管理運用。繰越額、738万4,300円。理由、本庁舎と本庁舎以外の施設間を通信させる
ネットワーク環境整備が、ネットワークルーターの納品の遅れにより、年度内に完了しなかったため。(2)事業名、旧
飯倉小学校跡地活用施設整備。繰越額、2,316万4,900円。理由、旧
飯倉小学校跡地における鋼製塀の
設置工事が、
地中障害物の撤去が必要となったことにより、年度内に完了しなかったため。
次に、22分の9ページをお開きください。下側のページの付番ですと7ページになります。まず、議案第53号令和4年度港区
一般会計補正予算(第1号)。所管は
企画経営部財政課です。後ほど
財政課長から御説明いたします。
次に、議案第54
号工事請負契約の承認について。所管は
総務部契約管財課です。本案は、(仮称)
一の橋公園自転車駐車場整備工事について、
工事請負契約の承認を求めるものです。内容です。(1)工事の規模、
機械式自転車駐車場2基、管理室1棟です。(2)
契約金額、5億5,462万円です。(3)工期、
契約締結の日の翌日から令和5年3月24日まで。(4)契約の相手方、港区高輪三丁目19番23号、
徳倉建設株式会社東京支店です。
次に、議案第55
号工事請負契約の承認について。所管は
総務部契約管財課です。本案は、
港区立麻布運動場整備工事(人工芝化)について、
工事請負契約の承認を求めるものです。内容です。(1)工事の規模、整備面積6,244.64平方メートルです。(2)
契約金額、1億5,823万1,920円です。(3)工期、
契約締結の日の翌日から令和5年3月24日まで。(4)契約の相手方、港区新橋一丁目6番5号、
日本道路株式会社です。
次に、議案第56
号工事請負契約の承認について。所管は
総務部契約管財課です。本案は、
港区立麻布いきいき
プラザ等新築工事について、
工事請負契約の承認を求めるものです。内容です。(1)工事の規模、
鉄筋コンクリート造地上4階建て、延べ1,231.51平方メートルです。(2)
契約金額、7億1,005万円です。(3)工期、
契約締結の日の翌日から令和6年2月28日まで。(4)契約の相手方、港区東麻布一丁目23番6
号東麻布ビル、
株式会社田中建設港営業所です。
次に、議案第57
号工事請負契約の変更について。所管は
総務部契約管財課です。本案は、令和2年第2回定例会で承認された港区
特定公共賃貸住宅シティハイツ高浜等新築工事請負契約について、
契約金額及び工期を変更するものです。変更内容です。(1)
契約金額、36億4,430万円を49億9,660万7,000円へ、13億5,230万7,000円増額します。(2)工期、
契約締結の日の翌日から令和5年12月11日までを、
契約締結の日の翌日から令和7年10月31日までに変更します。理由です。
線路近接工事に係る安全対策のための夜間工事の追加及び工法の変更です。
次に、議案第58号物品の購入について。所管は
総務部契約管財課です。本案は、港区
立神応保育園の
厨房機器を購入するものです。内容です。(1)購入の目的、港区
立神応保育園の開設に伴う
厨房機器の整備。(2)
購入品目及び数量、
厨房機器71点です。(3)
購入予定価格、2,585万円です。(4)購入の相手方、港区六本木三丁目7番1号、
ジャンボ株式会社港営業所です。
次に、議案第59号物品の購入について。所管は
総務部契約管財課です。本案は、
港区立赤羽小学校の
厨房機器を購入するものです。内容です。(1)購入の目的、
港区立赤羽小学校の移転に伴う
厨房機器の整備。(2)
購入品目及び数量、
厨房機器145点です。(3)
購入予定価格、8,580万円です。(4)購入の相手方、港区南麻布一丁目7番23号、
株式会社フジマック東京事業部です。
次に、議案第60号物品の購入について。所管は
総務部契約管財課です。本案は、
区立小学校の
インクジェットプリンターを購入するものです。内容です。(1)購入の目的、
区立小学校における
業務効率化のための
インクジェットプリンターの整備。(2)
購入品目及び数量、
インクジェットプリンター4台です。(3)
購入予定価格、2,087万8,000円です。(4)購入の相手方、港区白金三丁目12番12号、
株式会社ニシダです。
次に、議案第61号物品の購入について。所管は
総務部契約管財課です。本案は、
区立学校等の
パーソナルコンピューターを購入するものです。内容です。(1)購入の目的、
区立幼稚園、
区立小学校、
区立中学校等における
情報システム端末機器の更新。(2)
購入品目及び数量、
パーソナルコンピューター545台です。(3)
購入予定価格、7,529万7,200円です。(4)購入の相手方、港区白金三丁目12番12号、
株式会社ニシダです。
それでは引き続き、
補正予算につきまして、
財政課長から御説明いたします。
○
財政課長(山越恒慶君) 引き続き、資料№1、令和4年第2回港区
議会定例会提出予定案件の13ページを御覧ください。令和4年第2回港区
議会定例会に提出いたします
補正予算案は、議案第53号令和4年度港区
一般会計補正予算(第1号)です。
初めに、15ページを御覧ください。
歳出合計欄に補正の規模をお示ししております。全体で34億4,861万8,000円増額し、補正後の
一般会計歳出合計額は1,627億4,861万8,000円になります。
補正の概要について説明いたします。13ページにお戻りください。第2款総務費を1億2,252万3,000円、第4款民生費を22億8,064万8,000円、それぞれ増額いたします。
次のページを御覧ください。第5款衛生費を8億2,363万5,000円、第6
款産業経済費を5,509万6,000円、それぞれ増額します。
次のページを御覧ください。第7款土木費を1億4,806万9,000円、第8款教育費を1,864万7,000円、それぞれ増額します。
補正額の財源内訳は、
歳出合計欄の下の囲みにありますとおり、特定財源を28億9,973万1,000円、一般財源を5億4,888万7,000円、それぞれ増額します。
16ページを御覧ください。2、
債務負担行為補正の追加が4件、変更が1件でございます。後ほど御説明いたします。
引き続き、
補正予算の内容につきまして、
補正予算補足資料により御説明いたします。右上に資料№1-4と書いてあるページになります。17ページを御覧ください。
議案第53号令和4年度港区
一般会計補正予算(第1号)、(1)補正額の説明です。初めに、ア、
新型コロナウイルス感染症に関する事業は3事業で、合計8億2,502万1,000円増額します。
まず、民生費です。
新型コロナウイルス感染症対策障害者の
居所提供事業において、養育者が
新型コロナウイルス感染症に感染した場合に、
障害保健福祉センターにおいて障害者を受け入れる経費として138万6,000円追加いたします。
次に、衛生費です。
新型コロナウイルスワクチン接種において、ワクチンの4回目接種に要する経費として7億9,026万5,000円追加するなど、2事業を増額します。
次に、イ、区民生活及び
中小企業者の支援に関する事業は12事業で、合計17億2,653万2,000円増額します。増額する事業の内容に応じて、2つに分けて記載しています。
まず、(ア)国の施策を受けて実施する事業は4事業で、合計13億8,516万円増額します。民生費において、
子育て世帯生活支援特別給付金(
ひとり親世帯分)において、児童1人当たり5万円の給付金の支給に要する経費として8,080万円計上するなど、4事業を増額します。
次のページを御覧ください。(イ)区が独自に実施する事業は8事業で、合計3億4,137万2,000円増額します。
まず、民生費です。
公衆浴場助成において、原油価格の高騰等の影響を受けている
民間公衆浴場の安定した経営を支援するための助成に要する経費として1,061万6,000円追加するなど、4事業を増額します。
次のページを御覧ください。
産業経済費です。
中小企業SDGs経営支援において、
区内中小企業者の持続的な発展を支援するため、SDGsに関する相談窓口の設置及び実態調査に要する経費として472万9,000円計上するなど、3事業を増額します。
次に、教育費です。
学校給食安定供給緊急対策事業において、食材高騰の影響を保護者に負担させることなく学校給食を安定的に供給するため、精米の購入に要する経費として1,864万7,000円計上します。
次に、ウ、その他の事業は18事業で、合計8億9,706万5,000円増額します。
まず、総務費です。
麻布地区総合支所維持管理において、大型台風、豪雨等に備えた浸水対策を強化するため、
止水板設置工事に要する経費として628万1,000円追加するなど、3事業を増額します。
次のページを御覧ください。民生費です。
ページ中段を御覧ください。
台場高齢者在宅サービスセンター改修において、
改修工事に要する経費として1,318万6,000円追加するなど、12事業を増額します。
次のページを御覧ください。
産業経済費です。鉄道開業150年×鉄道発祥の地港区において、鉄道開業150年を契機とした鉄道発祥の地港区のまちの魅力の発信に要する経費として2,920万3,000円計上します。
次に、土木費です。
高輪築堤モニュメント展示において、新橋駅西口広場における
歴史的価値のある高輪築堤の
モニュメントの展示に要する経費として1億3,618万9,000円計上するなど、2事業を増額します。
次に、(2)
債務負担行為補正の説明です。追加が4件、変更が1件でございます。
初めに、
債務負担行為の追加についてです。白金台いきいき
プラザ等大規模改修(
基本設計及び実施設計)において、
基本設計及び実施設計が令和5年度に及ぶため、
債務負担行為を設定いたします。期間は令和5年度、限度額は4,844万5,000円です。
次に、海岸三丁目
都有地賃借において、海岸三丁目都有地の賃借が令和51年度に及ぶため、
債務負担行為を設定します。期間は令和4年度から令和51年度、限度額は2億1,379万1,000円です。
次に、
台場保育園仮設園舎等賃借において、
台場コミュニティーぷらざ等改修工事の
スケジュール変更に伴い、仮施設の賃借が令和6年度に及ぶため、
債務負担行為を設定します。期間は令和5年度から令和6年度、限度額は6,029万1,000円です。
次のページを御覧ください。
シティハイツ高浜等整備(
工事監理)において、
工事監理が令和7年度に及ぶため、
債務負担行為を設定します。期間は令和4年度から令和7年度、限度額は6,206万円です。
最後に、
債務負担行為の変更についてです。
台場コミュニティーぷらざ等改修において、契約不調に伴い
改修工事費を見直したため、
債務負担行為の限度額を変更します。期間は令和5年度、限度額は12億1,791万8,000円です。
今回の
補正予算案についての御説明は以上です。
○
総務課長・やさしい
日本語推進担当課長兼務(若杉健次君)
提出予定案件についての説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。議案審議に当たらない程度で御発言をお願いいたします。また、資料要求がございましたら、お願いします。よろしいですか。特にないですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、御質問等がないということで、この際、皆様に御相談いたします。当
常任委員会の定例会中の視察についてでありますが、何か御意見ございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、今後の新規請願の状況と、他の
常任委員会との調整もありますので、正副に一任ということでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、そのようにさせていただきます。
ほかになければ、
報告事項(1)「令和4年第2回港区
議会定例会提出予定案件について」の報告は、これをもって終了いたします。
──────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、
報告事項(2)「港区
防災ラジオの
配付対象の拡大について」、理事者の説明を求めます。
○
防災課長(
鳥居誠之君) それでは、
報告事項(2)「港区
防災ラジオの
配付対象の拡大について」、本日付当
委員会資料№2により御説明いたします。
災害時に高齢者、障害者などの要配慮者が、区内のどこにいても必要な情報を受け取り、確実に避難できるようにするため、港区
防災ラジオの
配付対象に、高齢者、障害者、児童に係る施設や、学校を管理運営する団体、町会・自治会、
マンション管理組合を追加するといったものでございます。
項番1、経過になります。室内でも
防災行政無線の放送内容を聞くことができる
防災ラジオですが、
防災行政無線の設備が設置されていない台場地区を対象に配付事業を開始しまして、その後、順次対象を拡大してまいりました。現在は、配付を希望する区内の全ての世帯を対象として申請を受け付け、配付をしております。
項番2、背景になります。近年の災害では、高齢者や障害者の被害が多くなっております。
東日本大震災では死亡者の6割が高齢者と言われておりました。こうした状況を踏まえ、平成25年には
災害対策基本法が改正され、高齢者、障害者、乳幼児等が要配慮者、そのうち自ら避難することが困難で、特に支援を要する者が
避難行動要支援者として定義をされ、区市町村には
避難行動要
支援者名簿の作成が義務づけられております。その後も、記憶に新しい令和元年の台風第19号などにおいて、依然として
高齢者等の被害が多かったことから、令和3年には、要支援者の支援を行う人や避難先の情報などを記載した
個別避難計画の作成が努力義務化され、さらなる
避難支援の推進が求められてきております。
2分の2ページを御覧ください。項番の3、現状と課題になります。港区
防災ラジオは、これまでの
配付対象の拡大により、区民が自宅にいる際は、港区
防災ラジオにより
防災行政無線の放送内容を聞くことができるようになっております。しかしながら、特に要配慮者にあっては、
特別養護老人ホームや
障害者支援ホームなどの福祉施設や学校などで日中の多くの時間を過ごす方がいらっしゃいます。いざ災害が発生した際、こうした方が過ごす施設を管理運営する人が、避難を支援することになります。そのため、管理運営する人たちにも港区
防災ラジオを活用してもらい、情報の入手に努めてもらう必要がございます。また、町会・自治会や
マンション管理組合といった団体も、要配慮者と様々な場面で日常的に接し、災害が発生した際、その避難を助けてくれる団体でございます。同様に港区
防災ラジオを活用してもらい、情報の入手に努めてもらう必要がございます。
そのため、項番4、
配付対象の(2)、(3)として、新たにこうした団体を
配付対象として加えるものでございます。(2)は高齢者、障害者、児童に係る施設、学校を管理運営する団体、その他、要配慮者の
避難支援に資する施設を管理運営する団体。言い換えますと、事業者の方が管理運営をする
福祉サービスを提供する施設ですとか、私立の幼稚園、
学校教育法に定める学校、専修学校、各種学校、大使館など。そして、(3)町会・自治会、
マンション管理組合になります。
項番の5になりますが、
自己負担金については、これまでの区民の方同様、1,000円といたします。
項番の6、周知になります。今後、広報みなとのほか、
区ホームページやツイッター、
区設掲示板への
ポスター掲示のほか、対象となる施設、
地域防災協議会や町会・自治会などへの
チラシ配布といったものにより、積極的に周知をしてまいります。
項番の7、配付の開始日については、今月6月1日からとしております。
最後に、項番8になりますが、区内全ての区の施設についても、今回の対象拡大に合わせ、ラジオを配付してまいります。
簡単ではございますが、説明は以上です。よろしくお願い申し上げます。
○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。
○委員(
丸山たかのり君) 今回の港区
防災ラジオの
配付対象の拡大に関しては、以前から我が会派からも要望させていただいていたことで、
マンション管理組合や
自治会等への拡大ということを要望させていただいたことですので、本当にありがたいと思っております。
その上で何点か確認させていただきたいのですけれども、今回の港区
防災ラジオの
配付対象の拡大に関しては、ストックから対応されるということです。新たな予算とかを組まずに対応できるとあらかじめ伺っていたのですけれども、今回の
配付対象の想定数は幾らなのかということと、現在のストックが大体どのぐらいあるのかというのを教えていただけますでしょうか。
○
防災課長(
鳥居誠之君) 今回の
配付対象の拡大により、約2,300団体が対象になるといった形で推計をしております。
現在の在庫につきましては、約1万1,000台、在庫はございます。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。今回2,300団体で、1万1,000台のストックでということですから、差し引いても、区民の方への配付分とかというのは十分なストックがあるのが分かりました。ありがとうございます。
ただ、昨今、
半導体不足が叫ばれており、今後そういった港区
防災ラジオへの影響も懸念されるところなのですけれども、その辺はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
○
防災課長(
鳥居誠之君) 過去の配付の実績等を鑑みると、当面はまだ在庫で対応ができると考えてございます。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。
それと、今回、
マンション管理組合が対象になっているということで、私もそういったことで本当にありがたいと思っているのですけれども、一方、
賃貸住宅に住まわれている方からは、同じ区民なのに民間の
賃貸住宅に住んでいると
配付対象にならないのですかということで、なぜそこで区別されるのですかというような御意見もいただいています。
確認ですけれども、今回の
配付対象拡大では、民間
賃貸住宅の管理会社は対象にならないのかということと、あと、芝浦港南地区のところの団地とかでは自治会がなくて、防災会しかないようなところもあるのです。防災会なども対象にはならないのかというのはいかがでしょうか。
○
防災課長(
鳥居誠之君) 今回の
配付対象拡大では、マンションの管理会社と防災会は対象としてございません。しかしながら、そちらの住居にお住まいの方につきましては、令和2年度以降、希望すれば1世帯に1台、申請することは可能となってございますので、そちらで御利用いただければと考えてございます。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。
防災課長のおっしゃられた、本当にそのとおりだと思います。区民の方はこれからも対象になるわけですから、対象にならないような住宅に住まわれている方に関しては、できる限り区民の方本人が申請していただいて、それで対応するという形で一緒にできますよということなのだと思います。そういったことを今後も、今もやっていただいていると思いますけれども、しっかりアナウンスしていただきたいです。
ただ、そういったお声は多分、またいろいろなところから上がってくるかと思いますので、今後そういった御意見等を踏まえながら、
配付対象の拡大に関しても、さらなる検討もぜひ続けていただきたいと思います。これは要望ですから答弁は結構ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
○委員(阿部浩子君) 今まで何台を配付していらして、今、港区の全世帯のどれだけの方が持っていらっしゃるのでしょうか。
○
防災課長(
鳥居誠之君) 現在、6,400台ほど配付をしてございます。全世帯が約14万5,000世帯になりますので、概算ですが、全体の約5%といった形の配付状況になってございます。
○委員(阿部浩子君) 5%ということは、まだ95%の方が持っていないということなので、まずそこをしっかりと周知していただきたいということと、例えば
配付対象となっている町会・自治会、マンションの管理組合とかがあるのですけれども、これはどこに置くことを想定していらっしゃるのかというのを伺いたいです。
○
防災課長(
鳥居誠之君) 例えばマンションは、マンションの管理組合で管理人室みたいなものがあったりとか、あと、町会・自治会などでそれぞれの会館を持っていらっしゃるところにつきましては、そういった場所で御利用いただくといったものを想定してございます。
しかしながら、港区
防災ラジオにつきましては、持ち運びが可能なものとなってございますので、例えば各種イベントの際などに使っていただくという使い方もできるかと考えております。
○委員(阿部浩子君) 多くの方々に持っていただくということになると、私は町会とか自治会は1,000円お金を頂かなくても、希望するところは無償でお配りしてもいいのかなと思うのですけれども、その辺の議論というのはどのようなものだったのでしょうか。
○
防災課長(
鳥居誠之君) もともとのこちらの港区
防災ラジオのスタートですが、
防災行政無線の内容が聞き取りにくいといった実態もございますので、そちらを補完するといった意味合いで配付を始めております。
その辺でいろいろ議論をしたのですが、一つは、
防災行政無線を補完するラジオ自体の価格も結構高価なものとなっているところもございますので、その辺を鑑みて、必要な方、求める方に低廉な価格で配付することで、周知を広げていこうと考えているところでございます。
○委員(阿部浩子君) いずれにしても、安いことは安いのです。たしか1台1万9,000円ぐらいだったと思うのですが、それと比べると、1,000円だと安いことは安いのだけれども、防災無線の補完というのだけれども、結局、港区は高層建築物が多いから、
防災行政無線はほとんど聞こえないのです。だからこそ、こういったラジオを作ったわけであって、町会・自治会であれば、また防災協議会は避難訓練とか、災害時に備えて訓練とかもされているので、やはりそこは無償でよかったのかなと思います。今後そのことについては検討していただきたいと思います。
あと、高齢者、障害者、児童に関わる施設なのですけれども、私立においては料金が発生して、区立においては料金が発生しないということだったのですが、例えば私立認可とか、あと私立であっても、保育園もそうだし、高齢者施設も障害者施設も今あると思うのですけれども、そういうところも一律1,000円なのかということをお聞きしたいです。
○
防災課長(
鳥居誠之君) 区が設置をして、例えば指定管理で管理されているような施設については、区で配備いたします。
私立のところについては、今回の制度のところで
自己負担金1,000円といった形で御申請をいただいて、配付をさせていただく形になります。
○委員(阿部浩子君) 今回はこういう形でまず配ってみて、どれぐらいの方が、約2,300団体から本当に申込みがあるのかどうか分かりませんが、それで申込み数が少ないとき、また私立の保育園であっても、区民の方がほとんどというか、大半が区民の方なので、そこで差をつけるというのは、私は少し違うと思います。町会・自治会についても先ほど申し上げたとおり、無償でもよかったのではないかということは思っています。
今後どれだけ申込みがあるか、ある時期で見極めて、今後どうしていくのかというのをさらに検討していただきたいと思います。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかに御質問ございますでしょうか。よろしいですか。
最後に私の方で確認というか、教えてもらいたいのですけれども、やはり周知が大事ということで、ここに書いてあるとおり、広報みなと、
区ホームページなど、6項目書いてあります。例えば広報みなとでは、いつこれを掲載するのか。
区ホームページで私は確認できていないのですけれども、いつ頃
区ホームページにもアップするのか。また、町会等で
チラシ配布というのですけれども、これの時期もいつ頃なのか、教えてもらいたい。
というのは、防災が目的ですので、いつこういった災害というか、発信する事態に陥るかもしれないので、当然、急いでやってもらいたいのです。その辺を、大ざっぱでいいのですが、予定が分かる範囲で教えてもらいたいのですけれども。
○
防災課長(
鳥居誠之君) 広報みなとの方は、現在、7月11日号を予定してございます。
区ホームページやツイッター、
区設掲示板への
ポスター掲示、それから町会・自治会、福祉施設、学校などへのチラシの配布などにつきましては、広報を待たずに速やかに実施してまいります。
区ホームページの方は最新のものをアップしてございます。ツイッターの方も本日、速やかに更新をしようと考えております。
町会・自治会へのチラシの配布ですが、例月の町会・自治会への総合支所からの配付が今月あるはずなので、そこに間に合わせる形で準備を進めております。また、今月、各
地域防災協議会で総会が多く開かれておりますので、そちらに私どもも参加をして、直接私から御案内をどんどん周知してまいりたいと考えてございます。
○委員長(杉本とよひろ君) よろしくお願いいたします。
それでは、ほかによろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ほかになければ、
報告事項(2)「港区
防災ラジオの
配付対象の拡大について」の報告は、これをもって終了いたします。
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○委員長(杉本とよひろ君) 次に、
報告事項(3)「
工事委託契約について(六本木七丁目
地区電線共同溝整備事業に係る
工事等委託(Ⅲ期))」について、理事者の説明を求めます。
○
契約管財課長(江村信行君)
報告事項(3)「
工事委託契約について(六本木七丁目
地区電線共同溝整備事業に係る
工事等委託(Ⅲ期))」につきまして御説明いたします。本件は、予定価格9,000万円以上1億5,000万円未満の
工事委託契約ですので、御報告するものでございます。本日
付委員会資料№3を御覧いただけますでしょうか。
5分の1ページです。1、件名、2、履行場所は記載のとおりでございます。
3、工事概要です。特殊部4か所、本体管路部1式、街路灯19基を設置いたします。詳細は後ほど御説明いたします。
4、履行期間は記載のとおりで、5、契約の方法は随意契約です。
6、入札経過です。2ページを御覧いただけますでしょうか。入札経過調書です。本件は、公益財団法人東京都道路整備保全公社と随意契約を締結するもので、
契約金額は1億1,981万3,360円です。
3ページを御覧いただけますでしょうか。随意契約とした理由です。本件は、平成20年1月30日付で当該事業者と締結した電線共同溝の地中化整備事業の推進に係る覚書に基づき、委託するものでございます。当該事業者は東京都の外郭団体で、区市町村への電線類地中化に関する技術支援を設立目的とし、東京都に準じて設計、工事発注及び
工事監理等を実施していることから、関係機関との調整を含む多くの電線地中化整備事業の実績があります。このことから、当該事業者を相手方として契約を締結するものです。
資料4ページを御覧いただけますでしょうか。案内図でございます。整備場所は朱書きの斜線部分で、都立青山霊園に隣接し、都道北品川四谷線に接続する全長約140メートルの区道でございます。朱書き部分の上に青い丸で表示していますのは、街路灯でございます。街路灯は今回の整備部分に9基、第Ⅰ期・第Ⅱ期の整備部分に10基設置いたします。
現況写真の中央に電柱及び電線がございますが、整備後には電柱と電線がなくなります。
5ページを御覧いただけますでしょうか。平面図でございます。左側が乃木坂駅方面で、令和2年度に整備工事を実施した部分につながります。図の赤線が電力の本体管路部、青線が通信の本体管路部を表しており、歩道の地下に設置いたします。図のオレンジ色は特殊部という、作業員がメンテナンスを行うためのコンクリート製のボックスで、歩道の地下に埋設いたします。また、赤い二重丸は街路灯でございます。
上部の参考写真を御覧ください。左側の写真の特殊部は、ただいま御説明いたしましたオレンジ色で表示されているものでございます。
中央の写真の地上機器は、電力の変圧器等を収容する設備で、区は今回の工事で基礎部分を設置いたします。地上機器は東京電力等が設置いたします。
右側の写真の立上げ管は、宅地に電力や通信を供給するための設備でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
○委員(
丸山たかのり君) 先ほど随意契約にされた理由を説明していただいたのですけれども、今回の工事の区間というのが、区道ですけれども、路端が都道と接するという特殊性もあって、このような随意契約になったように認識しています。そのような認識で正しいのかということと、他の区道の場合のこれまでの電線類の地中化の工事の場合に、やはり同じ随意契約で、同じこちらの会社と契約するというやり方でやっていらっしゃるのかを教えていただけますでしょうか。
○
契約管財課長(江村信行君) こちらの公社と随意契約をいたしました理由の詳細でございますけれども、一つが、この工事の起点と終点がいずれも都道に接続しているということになります。都道環状3号線と都道北品川四谷線、いずれも接続しておりまして、都道環状3号線は既に無電柱化が終了しております。その関係で、都道の取付部分との調整も、この公社であれば非常にスムーズにいくということがございます。
また、この道路ですけれども、両側が都立青山公園と都立青山霊園ということで、地権者との調整、整備なども非常にスムーズにいくという事情もございます。
そして、他の区道の場合、どのような会社がということでございますけれども、例といたしまして、現在、赤坂六丁目電線共同溝整備工事を行っておりますが、こちらは区が直轄という形で制限付一般競争入札を行いまして、区内の事業者がそこを落札して事業を実施しているということになります。
今回この公社と契約いたしますけれども、公社は東京都の契約基準に基づき入札を行いまして、実際に施工する事業者を決定し、その
工事監理などを公社が務めていくと。最終的には公社から、この契約額との落差金に当たるものは、区に清算という形で戻していただくということになります。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。今回の工事区間の特殊性もあって、こういう随意契約に至ったという詳細がよく分かりました。ありがとうございます。
今、
契約管財課長が最後に述べられていたように、
契約金額がそのまま消費されるわけではなくて、こちらの随意契約をした先で入札が行われて、差額の部分が返ってくるという言い方をされていたかと思います。今回Ⅲ期目ということで、既にⅠ期とⅡ期が終わっているかと思うのですが、Ⅰ期とⅡ期での差額というのは戻ってきたのかということと、もし戻ってきているのであれば、その額が分かれば教えていただけますでしょうか。
○
契約管財課長(江村信行君) まず、Ⅰ期でございますけれども、当初の契約額が1億4,794万9,907円ということでございました。実際の清算時でございますが、1億1,755万3,487円ということで、大体79.5%ぐらいの額になったと。その差額の部分が戻ってきたということになります。
Ⅱ期の方は、当初の契約額が1億1,410万1,346円になってございまして、清算時には1億1,348万9,858円ということで、99.5%の額になったと。その差額が戻ってきたということでございます。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。詳細をありがとうございます。
それで、電線類の地中化は、今回のこういう契約の金額を見ても、かなり時間とお金がかかるのだなというのを改めて実感しているわけです。もし分かるようでしたら、この工事も含めて、区で電線類の地中化は計画の何%ぐらいが進んでいるのか、教えていただけますでしょうか。
○
契約管財課長(江村信行君) 無電柱化率でございますけれども、令和4年3月末の時点でございますが、25%ということになります。区道総延長219キロメートルのうち、56キロメートルが終了しているということでございます。
今回の工事を行いますけれども、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期で全て終わった段階で、この数字を0.2%程度押し上げるということになります。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかに御質問ございますでしょうか。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ほかになければ、
報告事項(3)「
工事委託契約について(六本木七丁目
地区電線共同溝整備事業に係る
工事等委託(Ⅲ期))」についての報告は、これをもって終了いたします。
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○委員長(杉本とよひろ君) それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「請願元第4号 港区における
特定遊興飲食店営業の
指定地域追加願いに関する請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、本請願につきましては、本日継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、本日継続と決定いたしました。
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○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(2)「請願3第7号
全国知事会が求める「
米軍基地負担に関する提言」についての請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、本請願につきましては、本日継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、本日継続と決定いたしました。
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○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(3)「発案元第3号
地方行政制度と財政問題の調査について」を議題といたします。
本発案について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、本発案につきましては、本日継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、本日継続と決定いたしました。
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○委員長(杉本とよひろ君) そのほか、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。
午後 2時14分 閉会...