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  1. 港区議会 2021-07-13
    令和3年7月13日交通・環境等対策特別委員会-07月13日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    令和3年7月13日交通・環境等対策特別委員会-07月13日令和3年7月13日交通・環境等対策特別委員会  交通・環境等対策特別委員会記録(令和3年第7号) 日  時  令和3年7月13日(火) 午後1時30分開会 場  所  第2委員会室出席委員(9名)  委 員 長  風 見 利 男  副委員長  黒崎 ゆういち  委  員  石 渡 ゆきこ       琴 尾 みさと        横 尾 俊 成       池 田 こうじ        七 戸 じゅん       杉本 とよひろ        井 筒 宣 弘 〇欠席委員        な し 〇出席説明員
     芝地区総合支所協働推進課長みなと保健所新型コロナウイルスワクチン接種担当課長兼務  小野口 敬 一   芝地区総合支所まちづくり課長  香 月 佑 介  麻布地区総合支所長街づくり事業担当部長兼務                     冨 田 慎 二  麻布地区総合支所まちづくり課長                            大久保 光 正  芝浦港南地区総合支所長環境リサイクル支援部長兼務                  長谷川 浩 義  地域交通課長                                     海老原  輔  環境課長                                       大 浦  昇 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 港区バリアフリー基本構想における重点整備地区の変更について   (2) (仮称)内幸町一丁目街区開発計画南地区環境影響評価書案について   (3) (仮称)内幸町一丁目街区開発計画(中地区)環境影響評価書案について   (4) (仮称)内幸町一丁目街区開発計画(北地区)環境影響評価書案について  2 審議事項   (1) 請 願元第6号 羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート計画の撤回を含む再検討を国に求める請願                              (元.6.20付託)   (2) 請 願元第10号 羽田空港飛行経路の港区上空飛行に備えた港区航空事故災害対策計画の策定を求める請願                              (元.9.13付託)   (3) 請 願2第2号 羽田新飛行経路運用延期または再検討を求める請願                              (2.2.21付託)   (4) 請 願2第4号 羽田空港飛行ルートの見直しを国に求める請願                              (2.6.26付託)   (5) 発 案元第7号 交通及び環境整備に関する諸対策について                              (元.6.20付託)              午後 1時30分 開会 ○委員長風見利男君) ただいまから交通・環境等対策特別委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、黒崎副委員長石渡委員にお願いいたします。  では、初めての委員会ですので、一言御挨拶を。  港区は大きなビルがどんどん建つので、環境問題が区政にとっても大変大事な課題ですので、それを受け持つ委員会、今日も環境影響評価がありますけれども、こういう問題は大変重要ですので、活発な議論で環境を守る対策を進めていきたいと思いますので、御協力をよろしくお願いしたいと思います。  では、黒崎副委員長、お願いいたします。 ○副委員長黒崎ゆういち君) 黒崎です。2回目の交通・環境等対策特別委員会委員長になります。よろしくお願いします。 ○委員長風見利男君) 次に、当特別委員会説明員についてです。  当特別委員会説明員につきましては、皆様に正副委員長(案)をお配りしております。御確認ください。  なお、総合支所説明員ですが、丸印のついた各地区総合支所協働推進課長まちづくり課長については、案件に応じて出席していただきたいと思います。そういう扱いでよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) それでは、そのようにさせていただきます。  次に、当委員会担当書記を御紹介します。議事係の竹之内卓海さんです。よろしくお願いいたします。  次に、6月18日に開かれました委員長会の内容について御報告いたします。  初めに、委員会開会日についてです。委員会開会日については、従来どおり、原則として、常任委員会は月・水・金曜日に、特別委員会は火・木曜日とする。なお、東京オリンピックパラリンピック対策特別委員会の開会に当たりましては、委員がほかの4特別委員会と重なるため、各委員長で調整することになりました。また、8月は、特別の事情がない限り、従来どおり、開会しないということが確認されました。  以上が委員長会の報告です。  日程に入ります前に、本日の運営について御相談させていただきます。  報告事項(2)から(4)は、いずれも内幸町一丁目街区開発計画環境影響評価書案に関する案件ですので、一括して報告をお受けし、引き続き一括して質疑を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) それでは、そのようにさせていただきます。     ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) それでは、報告事項に入ります。報告事項(1)「港区バリアフリー基本構想における重点整備地区の変更について」、理事者の説明を求めます。 ○地域交通課長海老原輔君) それでは、報告事項(1)「港区バリアフリー基本構想における重点整備地区の変更について」、御報告いたします。  初めに、資料の確認をさせていただきます。資料№1は4枚までのつづりになってございます。  それでは、1枚目を御覧ください。港区バリアフリー基本構想における重点整備地区の変更についてです。  項番1、経緯です。港区バリアフリー基本構想は、今年3月に策定いたしました。区は、高齢者障害者など、誰もが安全・安心して快適に移動できるバリアフリー空間の計画的な整備を進めるため、重点整備地区を5つから2つ追加して、7つの重点整備地区を定め、バリアフリー化の推進に取り組んでおります。  2枚目の別紙1を御覧ください。重点整備地区の一覧でございます。その中の黒枠で示しております、白金高輪周辺重点整備地区浜松町周辺重点整備地区の2地区について、変更を行うものでございます。  3枚目の別紙2を御覧ください。まず、白金高輪周辺重点整備地区の変更についてですが、麻布四丁目に位置します天現寺橋交差点は、港区と渋谷区との区境でございまして、この交差点には、昭和45年に設置されました横断歩道橋が設置してあり、51年が経過しております。この歩道橋につきまして、港区側から渋谷区にあります都立広尾病院へ向かう高齢者障害者、妊産婦など区民から、平成14年に港区長宛てに、平成18年には東京都知事宛てに、平成22年には渋谷区長宛てに、そして令和2年と、この交差点バリアフリー化を求める、エレベーターの設置や横断歩道の設置の要望書が提出されております。現在もその対応・対策には至っておりません。  4枚目の別紙3を御覧ください。浜松町周辺重点整備地区につきましては、海岸一丁目に令和2年にオープンいたしました劇団四季がありますアトレの建物内に、ダイバーシティ体験施設ダイアログ・ミュージアム対話の森がございます。この施設は、見えない、聞こえない、老いるなど、これらがどういうことか疑似体験でき、その上で、人と人との対話の本当の意味を学べる施設ということでございます。ここに勤めている方の中には、視覚障害者聴覚障害者などの方々が勤務していることから、通勤経路バリアフリー化への要望がございました。  また1ページにお戻りください。項番2、目的です。このように区民などからの要望に対しまして、バリアフリー化早期実現を目指すため、バリアフリー法に基づき重点整備地区に位置づけ、生活関連施設生活関連経路に設定することで、道路管理者交通管理者などが優先的にバリアフリー化整備計画を立案し、整備の推進を図るものです。  項番3、関係機関との合意形成についてです。白金高輪周辺重点整備地区につきましては、昨年から国土交通省、東京都、警視庁はもちろんのこと、今回の大きな山でありました渋谷区との協議、調整が済みまして、記載はありませんが、令和3年6月11日に、港区長渋谷区長による直接会談を実現いたしました。ここで、口頭により合意の旨の回答をいただいております。そして、6月21日付渋谷区長回答文書におきまして、区域の拡大に異論がない旨と、できる限りの協力をさせていただく旨の回答をいただいております。これを受けまして、6月29日に開催いたしました学識経験者を座長とした港区バリアフリー基本構想推進協議会におきまして、障害者団体高齢者団体などの区民委員参加者の下、臨時委員として渋谷区、国土交通省、東京都都市整備局第一建設事務所、第二建設事務所渋谷警察署など関係機関の出席をいただき、審議了承をいただきました。  項番4、重点整備地区の変更についてです。3枚目の別紙2を御覧ください。図の左下の緑の破線の枠の、拡大図を御覧いただきたいと思います。紫色の港区の行政境を越えて、赤色の渋谷区の一部を白金高輪周辺重点整備地区に追加拡大し、生活関連施設として東京都立広尾病院都営広尾五丁目アパート、生活関連経路といたしまして都道の外苑西通り明治通りを図のように設定いたします。  4枚目、別紙3を御覧ください。図の右下の、緑の破線の枠内の図を御覧ください。浜松町周辺重点整備地区に追加します生活関連施設といたしまして、ダイアログ・ミュージアム対話の森、生活関連経路といたしまして、都道の海岸通りや区道などを図のように設定いたします。  また1枚目にお戻りください。項番5、今後のスケジュールです。本日、当委員会報告後、令和3年7月15日に区のホームページにて周知いたします。  なお、現在の協議調整状況ですが、天現寺橋交差点につきましては、港区の地元町会長や渋谷区の町会長らへの説明を終え、麻布地区総合支所まちづくり課におきまして、道路管理者第一建設事務所と第二建設事務所、そして、交通管理者でございます渋谷警察署の協議を始めているところです。また、ダイアログ・ミュージアム対話の森の周辺の道路につきましても、第一建設事務所愛宕警察署と協議を始めているところです。  甚だ簡単でございますが、説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長風見利男君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(杉本とよひろ君) 今、御説明があったとおりで、今回この重点整備地区を、隣接している渋谷区とまたがって拡大したということは、非常に大きな意義があると思うのです。資料にも書いてあるとおり、平成14年から約20年かけて、特にこの天現寺橋交差点横断歩道橋を何とかバリアフリー化にしてくれということで、当時から要望が出ておりました。エレベーターをつけてほしいとか、むしろ歩道橋を外して横断歩道で、特に広尾病院に通う港区民が、この外苑西通りを必ず渡らないと病院に行けないということで。ところが、なかなかこの間進まなかったのですが、今、地域交通課長がお話しのとおり、渋谷区とようやく協議が調って、港区のこの白金高輪駅の重点整備地区が他区にまたがって拡大したということは、非常に大きな意義があると同時に、まずはこれまで努力された地域交通課長に、大変評価をさせていただきたいと思います。  その上で、何点かお伺いしたいのですが、一応重点整備地域に設定されたわけですが、今後、地元の町会とか、今、様々な形で協議が進められているのですが、この重点整備に指定されると、1つは整備計画というのを、これまで、港区バリアフリー基本構想でも書いてありますが、一応計画を立てて、進捗率もこれまでの重点整備地区の中の特定事業計画として出ているのですが、今回のこの天現寺の周辺についても、協議を進めると同時に、事業計画は今後立てて、具体的にどういう流れでいくのか、そこら辺をお答え願いたいのですが。 ○地域交通課長海老原輔君) 今回の重点整備地区に位置づけることによりまして、関連します生活関連施設生活関連経路を位置づけました。この生活関連経路に位置づけることによりまして、特定事業計画対象事業という形となります。事業といたしましては、各道路管理者交通管理者にて、どういった事業で行っていくか、どういったバリアフリー対策を行っていくかということを、計画立案していく形となっています。 ○委員(杉本とよひろ君) ということは、具体的に今後のおおよその年数については、まだ固まっていないと思うのですが、いずれにしても、特定事業計画を策定しながら区としても今後進めていくのですが、一方で渋谷区は、一応両区長が協議し、こういう形で進んだのですが、渋谷区は渋谷区で、こういった重点整備地区なり事業計画なりを検討する話というのは出ているのですか。 ○地域交通課長海老原輔君) 今回の重点整備地区内の渋谷区に関するものにつきましては、道路管理者は、都道になりますので、こちらは東京都にて整備計画を立てるものとなります。よって、渋谷区道が今回の生活関連経路に入っておりませんので、渋谷区自体の特定事業計画というものはございません。 ○委員(杉本とよひろ君) 分かりました。では、いずれにいたしましても、この計画は、先ほど言ったように20年近くに及ぶ要望がずっと出ておりますので、できるだけ速やかに……。今回指定されたことによって、この道路管理者である東京都も含めてですが、この先この事業が進めやすくなるということと、港区も同じなのですが、非常に期待をしております。  少し関連してですが、今日の委員会に当たって、港区バリアフリー基本構想が今年の3月に改定されて、さらにまた今回拡大したわけですが、その中で、この特定事業進捗状況というのがここに出ているのですが、この中で少し素朴な質問であれですが、特に31、32ページで、7つの特定事業があるのですが、この進捗状況だと路外駐車場特定事業が、この棒グラフの進捗状況と、そのお隣の32ページの一覧表にしたもの、これには路外駐車場特定事業というのが入っていないのですね。これは該当しないから入っていないのか、その辺、少し教えてもらいたいのですが。 ○地域交通課長海老原輔君) この令和3年に策定した以前の基本構想を策定したときが、平成26年でございます。26年に基本構想を策定したときには、路外駐車場の事業につきましては、項目として挙げていなかったというところでございますが、今回の令和3年、この3月に策定いたしましたバリアフリー基本構想におきましては、路外駐車場も含めているところでございます。ページで言いますと122ページ、こちらに路外駐車場特定事業ということで、麻布十番公共駐車場並びに品川駅港南口公共駐車場を計上しているところです。 ○委員(杉本とよひろ君) 分かりました。そうすると、これは令和2年の進捗状況の実績ですので、今、地域交通課長の説明のとおり、路外駐車場は令和3年から新たに加えたということで、これには載っていないということですよね。これで納得いたしました。素朴な質問でしたが、すみません。ありがとうございます。 ○委員(石渡ゆきこ君) この港区バリアフリー基本構想、大変大事なものだと思いますし、区民も非常に関心が多いものだと思っています。それで、2点質問させてください。  まず、6月29日に開かれている港区バリアフリー基本構想推進協議会、こちらの構成メンバーの中に、そういった区民団体区民意見を代表するような参加メンバーはいらっしゃるでしょうか。 ○地域交通課長海老原輔君) 本バリアフリー基本構想推進協議会区民委員といたしましては、7名の御出席をいただいておりまして、1人目が港区の老人クラブ連合会の代表、2人目が視覚障害者福祉協会の代表、3人目に中途障害者会の代表、4人目に重症心身障害児(者)を守る会の代表、5人目に商店街連合会の代表、6人目に観光協会の代表、最後に子ども・子育て会議の代表ということで、7名の区民に参加いただいております。 ○委員(石渡ゆきこ君) それぞれ特に障害とか、あと観光とか、区民生活にとって非常に大事な団体の方々がきちんと入られていると思いますけれども、そちらは、今のお話で出られている7名の方々以外にも、例えば病院ですから、付添い、介護や何かが必要な、親と一緒にお子さんたちがいらっしゃる場合とか、そういうことも広く含めて、このバリアフリーというのは、もう本当に区民が非常に広く関心があるところだと思うのです。  そういう意味においては、今の7名の方々というのは恐らく推薦みたいな形であって、市民公募という形で今回入られている方はいらっしゃらないとは思うのですけれども、今後、市民から広く、こういうような計画があって、それで御意見を下さいというようなのは、この7月15日以降からのホームページで広く募るという形になるとは思うのですけれども、この段階で意見や何かを聴取するという計画はあるのでしょうか。 ○地域交通課長海老原輔君) 今回の基本構想に関する意見公募というか、そういう場面というのはございませんが、先般、この基本構想を策定するに当たりまして、昨年度中にパブリックコメントを実施しております。そのパブリックコメント実施期間中につきまして、令和2年11月21日から12月22日まで、約1か月の区民意見を募集いたしまして、そこで出た意見等は、今基本構想への反映はしているところでございます。 ○委員(石渡ゆきこ君) ありがとうございます。パブリックコメントで大体何件ぐらい意見が集まったのかというのも、非常に関心があるのですけれども、パブリックコメントは、タイミングによって意見がいっぱい来たり、あとはそうでなかったりと、どうしてもやはり周知の方法とか時期によってむらがあったりするので、パブリックコメントから外れたような、例えば今回のこちらの広尾病院や何かの話を出したときに、こちらはどうなるのですかという質問も含めて、あと、こうしたらどうかというような意見が、また広く区民から寄せられる可能性というのもあると思います。そちらについては丁寧に対応していただきたいと思うのですけれども、今後のそういった区民意見を吸い上げていく方法とか、そういった周知について御意見をお聞かせください。 ○地域交通課長海老原輔君) 今年3月に策定いたしました基本構想では、各事業者におけます特定事業計画は定めていきます。ただ、一方で、そういったバリアフリーに関する問合せ、また要望等は、常日頃から区民の声として取り入れておりまして、対応等については、各所管、また各関係機関への要請という形で実施しているところでございますので、引き続き区民からのそういった要望、御意見等がありましたら、対応についてはしていくという形でございます。 ○委員長風見利男君) ほかに。よろしいですか。  私から何点か聞きたいのですが、重点整備地区に指定をして、問題はスピード感なのですよね。重点整備地区に設定したからそれで済むわけではなくて、やはり目標、いつまでにどうするのかというのが、かなり重要だと思うのです。広尾のところはかなり広範囲にわたるので、そう一日、二日で解決するとは思えないのですが、やはり一定、何年頃を目標にされているのか。特に浜松町の方は、もう既に利用されているわけで、こちらは本当に急がれるわけですよね。だから、その辺のスケジュールというか、どんな感じで進めようとしているのか。その計画をつくるのは港区がつくって、関係者と協議するのか。その辺を少し分かりやすく教えてください。 ○地域交通課長海老原輔君) 今回、追加いたしました生活関連経路バリアフリーの対応につきましての整備計画ですけれども、それぞれ道路であれば道路管理者信号機等、また横断歩道については交通管理者であります警視庁といった、各事業者にて整備計画を立てる形となります。一方で、整備計画を立てるに当たりましても、予算措置等の準備も必要かと考えます。なので、港区で整備計画は立てるものではなく、それぞれの管理者にて整備計画を立てていただくという形になりますので、区としましては早期実現に向けた要請と、また引き続き、進捗状況等を確認していくという形となっております。 ○委員長風見利男君) 連絡協議会みたいな組織をつくって協議していくのではないわけなのですね。それぞれ関係部署が、自分のところはこうする、こうするという計画をつくってもらう。そのために、港区としては早期実現に向けて働きかけると、その程度しかないのですか。 ○地域交通課長海老原輔君) 要請はもちろんしていきますし、一方で、毎年年末に、各バリアフリー事業進捗管理という形で、報告を受ける場を取っております。その中で事業の経過等を確認し、また並行して、事業の進捗状況についても、引き続き協議を続けていくという形となっております。 ○委員長風見利男君) 例えば広尾で言うと、歩道橋の管理はどこですか。 ○地域交通課長海老原輔君) 広尾は都道の外苑西通りに面しておりまして、こちらの管理者は第二建設事務所になります。 ○委員長風見利男君) そうすると、東京都が計画をつくらない限り進捗はしないということになるわけですね。先ほど杉本委員も言っていたとおり、これまでずっと要望があるわけで、これをずっと放置しておくわけにいかないので、それは大至急、東京都に強力に働きかけていただきたいと。年末の会議だけでは解決しないと思うので、その辺、ぜひお願いしたいのと、浜松町の方はもう既に、先ほども少し触れましたが、視覚障害者の方々が実際毎日通っているわけですね。そこは、いつまでにどうするのかということがないとまずいと思うので、ここは広尾と違って、歩道橋をどうするかこうするかというのではなくて、音響式の信号をどうするとか、いろいろなバリアフリーをどうするかということで、そんなに複雑な中身ではないと思うのですが、交通管理者も含めて、どんな受け止め方なのですか。 ○地域交通課長海老原輔君) まず、海岸通りを竹芝側に渡るところの音響式信号機につきましては、1か所でございますが、既に24時間対応にはなっていると確認はしております。また一方で、横断報道の部分にエスコートゾーンという点字ブロックを敷く整備がございますが、区道につきましては一部整備が完了しました。一方、都道上につきましては、愛宕警察署で現在、警視庁本部に上申をして、整備を今年度中に行う予定と聞いております。  一方で、道路の歩道上の点字ブロックにつきましても、一部のみ整備が進んでおりますが、その他の歩道についてはまだ未整備というところで、引き続き第一建設事務所並びに芝地区総合支所まちづくり課には要請していくと考えています。 ○委員長風見利男君) 区の管轄もあるのであれば、そこを本当に優先的にできるわけで、そこは少し急いでもらうように、東京都もそうですが、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  ほかによろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) ほかになければ、報告事項(1)「港区バリアフリー基本構想における重点整備地区の変更について」の報告は、これをもって終了いたします。     ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) 次に、報告事項(2)「(仮称)内幸町一丁目街区開発計画南地区環境影響評価書案について」、報告事項(3)「(仮称)内幸町一丁目街区開発計画(中地区)環境影響評価書案について」、報告事項(4)「(仮称)内幸町一丁目街区開発計画(北地区)環境影響評価書案について」を一括して議題といたします。  理事者の説明を求めます。 ○環境課長(大浦昇君) 報告事項(2)「(仮称)内幸町一丁目街区開発計画南地区環境影響評価書案について」、報告事項(3)「(仮称)内幸町一丁目街区開発計画(中地区)環境影響評価書案について」、報告事項(4)「(仮称)内幸町一丁目街区開発計画(北地区)環境影響評価書案について」、御報告いたします。
     本日付資料№2を御覧ください。(仮称)内幸町一丁目街区開発計画南地区環境影響評価書案についてでございます。  項番1、事業者を御覧ください。第一生命保険株式会社、中央日本土地建物株式会社ほか2者でございます。  項番2、計画地の位置です。計画地は千代田区の南部、千代田区内幸町一丁目に位置しております。  一番下の米印を御覧いただきまして、本計画地は千代田区でございますけれども、港区の一部が環境に影響を及ぼすおそれがある地域に入るため、関係地域として該当してございます。  次のページを御覧ください。項番3、事業の概要です。(1)建築計画の概要、表の中の主要な用途です。こちらはオフィス、宿泊施設、商業、ウェルネス促進施設などが入ります。延べ床面積は約31万平米、建物の高さが約230メートル、そして、工事の予定期間が令和4年度から令和19年度となっております。  次のページを御覧ください。項番4、環境調査項目です。計画地は「良好な環境を確保しつつ都市機能の高度化を推進する地域」内にありまして、高層建築物の新築を実施する「特定の地域における事業」であることから、次のとおり、表のとおり、環境影響評価項目を選定してございます。6項目ございます。本来であれば、これに史跡文化財が入る予定ですけれども、計画地区に文化財が存在しないということから、選定をしなかったというものでございます。  次の4ページを御覧ください。こちらからが評価の結果でございます。項番5、評価等の結果の概要、(1)大気汚染でございます。黒丸の1つ目、工事の施工中、建設機械の稼働に伴い発生する二酸化窒素及び浮遊粒子状物質のところです。二酸化窒素の値につきましては0.071ppmでございまして、環境基準を0.01ppm上回ります。また、浮遊粒子状物質の値につきましては、環境基準内に収まっているというものでございます。  このようなことから、工事の実施に当たっては、建設機械の集中稼働を避けた効率的な作業に努め、最新の排出ガス対策型の建設機械の使用に努めるとともに、建設機械の不必要なアイドリングの防止や良質な燃料の使用等により、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の影響の低減に努めるという計画とされております。  次の5ページを御覧ください。(2)騒音・振動です。黒丸の1つ目、工事の施工中です。建設機械の稼働に伴う建設作業騒音です。建設機械の稼働に伴う建設作業の騒音レベルは、解体工事では最大82デシベル、建設工事では最大78デシベルでありまして、評価の指標とした基準を下回るものでございます。  続きまして、その下の括弧書き、建設機械の稼働に伴う建設作業振動です。建設作業の振動レベルは、解体工事では最大69デシベル、建設工事では最大68デシベルということで、基準値を両方とも下回るものでございます。  6ページを御覧ください。日影です。工事の完了後になります。こちら、計画地の西側には日比谷公園が存在するため、東京都建築安全条例とその解説に準拠し、日影基準が評価の指標とされています。予測結果によりますと、日比谷公園に生じる日影は3時間未満と予測されており、日影規制を満足するものでございます。  (4)電波障害です。工事の完了後のところを御覧いただきまして、地上デジタル放送と衛星放送について、遮へい障害が生じると予測されております。ただ、こちらは、受信障害が発生した場合には、適切な受信障害対策を講じることにより、テレビ電波の受信障害は解消すると考えているということでございます。住民からの問合せに対しては、相談受付の窓口を設置し、迅速かつ適切な対応を行うという措置を取る予定でございます。  (5)風環境です。工事の完了後でございます。計画建築物建設前の風環境は、領域A及び領域Bでございます。建設後は、一部において建築前に比べて領域の変化が見られますが、全ての地点において、中高層市街地相当の風環境である領域Cに収まっているというものでございます。植樹する樹木は十分成長した樹木、十分な根入れ深さを確保するとともに、倒木を防ぐ対策を実施していくというものでございます。  次の7ページを御覧ください。(6)景観です。こちらは、主要な景観の構成要素は、計画地内は中高層の建築物、公園等でございまして、工事の完了後では、計画地内は高層の建築物、計画地周辺は現況と同じです。このため、主要な景観の構成要素は大きく変化しないという予測をされております。  続きまして、8ページを御覧ください。項番の6、環境影響評価の手続です。(2)の説明会の開催がございました。6月14日と19日です。後ほど資料で簡単に御説明いたします。  (5)意見書の提出期間が、7月26日月曜日までとなっております。このため、区長の意見を7月26日月曜日までに提出をする予定でございます。  次のページを御覧ください。資料№2-2になります。資料№2-2は南地区の区長意見です。  項番の1、総論です。(1)、こちらは調査の方法、評価の基準などについて、内容及び表現をさらに工夫して、区民が理解しやすいものとなるようにしてくださいということ、あと(2)として、計画地周辺の方からの御意見・要望については、真摯に対応してくださいということ。  項番の2の各論の(1)大気汚染です。窒素酸化物及び粉じんによる大気汚染を防止するため、最新の排出ガス対策型の建設機械の使用や、アイドリングストップの確実な実施等により、環境基準を上回ることがないように、より一層の低減に努めてくださいというもの。  (2)騒音・振動です。建設作業に当たっては、周辺環境に与える影響を低減するよう適切な対応を講じてください。ポチの2つ目です。工事車両について、車両の出入りする動線や時間帯等を工夫するとともに、交通安全の徹底に努めてください。  (3)電波障害です。この建物によって電波障害が生じた場合には、適切な対策を講じるとともに、近隣住民からの問合せに対しては丁寧に対応してください。  (4)風環境です。ポチの2つ目です。ビル風軽減策の検討に当たっては、防風植栽以外にもフェンス、あとは防風スクリーン、ひさし、建物形状、そういったものを設けるなど総合的に検討し、さらに工夫をしていただきたいということ。ポチの3つ目ですが、防風機能を満足するような成長した樹木等の選定などを行ってください。そして、適切な植栽の維持管理を行ってくださいというものです。また、4つ目には、近隣住民からの風に対する陳情・苦情等には、丁寧に対応してくださいということを書かせていただきました。  続きまして、資料№2-3、次のページを御覧ください。こちらは説明会の開催の結果でございます。項番1の(3)出席者の人数ですけれども、14日には34名、19日が9名参加をして、項番2の質疑応答のところに意見が記載されておりますけれども、こちらは当日、質問・意見はございませんでした。  続きまして、資料№3を御覧ください。こちらは中地区となります。  項番1の事業者につきましては、エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社ほか3者でございます。  次のページを御覧ください。2ページでございます。項番3、(1)建築計画の概要です。主要な用途、オフィス、宿泊施設、商業、ホールなどでございます。最高の高さは230メートルで、南地区と同じです。工事の予定期間も南地区と同じで、令和4年から令和19年となっております。下の配置計画図を御覧いただきますと、この3地区のちょうど中央に位置してございます。  次のページを御覧ください。項番4、環境調査項目ですけれども、こちらも先ほどの南地区と同じ、6項目でございます。  続きまして、4ページを御覧ください。項番5、評価等の結果の概要です。  (1)大気汚染です。工事の施工中、こちらは、二酸化窒素の値は0.07ppmでありまして、こちらも環境基準を上回るというもの。あと、浮遊粒子状物質の値は、環境基準を満たしているということから、工事の実施に当たっては、建設機械の集中稼働を避けた効率的な作業に努め、最新の排出ガス対策型の建設機械の使用に努めるとともに、建設機械の不必要なアイドリングの防止や良質な燃料の使用等により、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の影響の低減に努めるという計画にされております。  続きまして、5ページを御覧ください。(2)騒音・指導です。工事の施工中です。こちら、騒音レベルにつきましては、解体工事では最大82デシベル、建設工事においては最大77デシベルということで、基準値を下回るものでございます。  続きまして、その下の括弧で振動ですけれども、振動レベルにつきましても、解体工事で最大69デシベル、あと建設工事では最大68デシベルいうことで、こちらも基準値を下回るものでございます。  次の6ページを御覧ください。(3)日影です。工事の完了後です。こちらも南地区と同じで、計画建築物により日比谷公園に生じる日影は3時間未満として、日影規制を満足するというものでございます。  (4)電波障害です。こちらも南地区と同様に、地上デジタル放送、衛星放送において、遮へい障害が生じると予測されています。受信障害が発生した場合は、適切な受信障害対策を講じることで、テレビ電波の受信障害は解消すると考えているというものでございます。  (5)風環境です。こちらは、工事の完了後ですけれども、一部において建設前に比べて領域の変化が見られるのですけれども、全ての地点において、中高層市街地相当の風環境である領域Cに収まっているというものでございます。  次のページを御覧ください。7ページでございます。(6)景観です。工事の完了後です。こちらは、計画地内は高層の建築物、計画地周辺は現況と同じでございます。このため、主要な景観の構成要素は大きく変化しないと予測されております。  8ページを御覧ください。項番6、環境影響評価の手続になります。(2)説明会の開催、同日付で14日、19日と開催をされておりまして、意見書の提出期限につきましても、7月26日となっております。  次の資料№3-2を御覧ください。こちらは中地区に対する区長意見でございます。こちらも先ほどと同様でございます。総論につきましては、区民が理解しやすいものとなるようにしてくださいということと、あと、(2)では、住民からの意見・要望については真摯に対応してほしいということ。項番の2、各論につきまして、大気汚染、最新の排出ガス対策型の建設機械の使用、アイドリングストップの確実な実施を行ってください。(3)電波障害につきましては、電波障害が生じた場合は、適切な対策を講じるとともに、近隣住民からの問合せには丁寧に対応してくださいということをお伝えしてまいります。  そして、一番最後のページになります。資料№3-3です。こちらは、住民説明会の開催の結果でございます。項番の1の(3)出席人数ですけれども、14日が30名、19日が9名でございます。  項番2質疑応答ですけれども、こちらにつきましても、質問や意見等はございませんでした。  続きまして、北地区の御説明をさせていただきます。資料№4を御覧ください。北地区になります。  項番1事業者、株式会社帝国ホテルほか1者でございます。  次の2ページを御覧ください。こちらにつきましては、(1)建築計画の概要です。主要な用途、オフィス、宿泊施設、商業及び駐車場等となっております。最高の高さにつきましては、Ⅰ期がノースタワーで230メートル、Ⅱ期が新本館で145メートルとなっております。  そして、3ページを御覧ください。4環境調査項目でございます。こちらも先ほどの2地区と同じ、調査項目は6項目となっております。  続きまして、4ページを御覧ください。5評価等の結果の概要です。(1)大気汚染です。こちらも先ほどと同様に、工事の施工中、二酸化窒素の値が、Ⅰ期が0.063ppm、Ⅱ期が0.067ppmでありまして、Ⅰ期、Ⅱ期ともに環境基準0.06ppmを上回ると結果が出ております。浮遊粒子状物質につきましては、環境基準を満たしてございます。  このようなことから、工事の実施に当たりましては、建設機械の集中稼働を避けた効率的な作業に努め、最新の排出ガス対策型の建設機械の使用に努めるということと、あと、建設機械の不必要なアイドリングの防止や良質な燃料の使用等により、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の影響の軽減に努めていくとしております。  次の5ページを御覧ください。(2)騒音・振動でございます。こちら、騒音・振動ともに基準値を下回るものでございます。  続きまして、6ページを御覧ください。(3)の日影です。こちらも先ほどと同様に、日比谷公園に生じる日影は3時間未満と評価をしておりまして、日影の規制基準を満たすというものでございます。  (4)電波障害です。こちらは工事の完了後になりますけれども、地上デジタル放送については遮へい障害と反射障害、あと衛星放送については遮へい障害が生じると予測をされております。こちら、障害が発生した場合には、適切な受信障害対策を講じることにより、テレビ電波の受信障害は解消するということ、また業者は、住民からの問合せに対して相談受付の窓口を設置し、迅速かつ適切な対応を行うとされております。  風環境におきましても、先ほどと同様ですけれども、建設後は、一部において建設前に比べて領域の変化が見られるのですけれども、全ての地点において、中高層市街地相当の風環境である領域Cに収まっているというものでございます。  (6)景観です。こちらも先ほどと同様に、計画地内は高層の建築物、計画地周辺は現況と同じで、主要な景観の構成要素は大きく変化しないということでございます。  続きまして、8ページを御覧ください。項番6環境影響評価の手続でございます。(2)説明会の開催も、こちらも先ほどと同様、14日と19日に行われました。  区長の意見書の提出期限につきましても、7月26日、項番の(5)となっております。  続きまして、次のページ、資料№4-2を御覧ください。こちらは北地区の区長意見となりまして、先ほどと同様でございます。総論につきましても、分かりやすい表現、また住民要望は真摯に対応していただきたいということ、項番2各論の(1)大気汚染につきましても、環境基準を上回ることがないように努めてくださいという記載、また(3)の電波障害につきましても、近隣住民からの問合せには丁寧に対応してくださいと記載をしてございます。  そして、次に、資料№4-3を御覧ください。北地区における住民説明会の開催結果でございます。出席人数につきましては、14日月曜日が37名、そして、19日土曜日が9名でございます。質問と意見につきましては、ここでは1件だけ、電波障害についての御質問が出されております。質問の内容につきましては、電波障害に関し、今回建設される建物によって生じたかどうかはどのように判断するのでしょうかといったところでございまして、そのときの回答は、建設工事の進捗によって建物が高くなってくるということから、工事中に電波障害が発生したかどうか、まず確認をしていただきたいということ。この段階で電波障害が発生した際は、お問合せ先に御連絡をいただいたら、専門会社が調査に入って、調査機器を使用して、その影響かどうかを確認して、今回の建物による影響と判明した場合は、事業者と対応方針を検討して、適切に対応させていただきたいということを回答されております。  非常に長くなりましたけれども、説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長風見利男君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(杉本とよひろ君) 2点だけ、すみません。今、それぞれ南地区と中地区と北地区の説明があって、1つは大気汚染なのですが、工事中の大気汚染に関しては、基準値を少し超えるということで、区長意見もこれから出されると思うのですが、それぞれの地区、大体オーバーしているのですが、これについて、それの対応策として、アイドリングをやめるとかいろいろ書いてありますが、実際それでどの程度の効果があるのかというのは、そこら辺は何か分かりますか。 ○環境課長(大浦昇君) まず、この数値を算出したときの前提条件ですけれども、そこにある機械を全て同時で動かした場合、そのときに出てくる二酸化窒素の排出量、最大値がこの数字になるということになっています。なので、分散をして使用する、あるいはアイドリングをやめるとかということで、では、具体的に数字がどのぐらい落ちるかということまでは、計算はできていないというものでございます。 ○委員(杉本とよひろ君) それで、それぞれの対策、アイドリングストップも含めてですが、そのように努力するとは言いながらも、実際にそれが実行されているのか、されていないのか、単純な質問であれだけれども、当然、区長から意見を出されたと。それで、当然、事業者はそれを受けながら、こういった対応策について、そこで誰が監督管理をするか分からないのですが、そこら辺はきちんと意見を出したからには、こういった対策をきちんと実行しているかどうかというのが、僕は大事だと思うのです。そこら辺はどうなのでしょうか。 ○環境課長(大浦昇君) まず、区長意見に対する業者の見解ですけれども、それにつきましても、見解書という形で作成をされて公表される予定です。これについても、こちらでチェックをしたいと考えております。また、工事が進んでいく段階で、モニタリングというのをされるようでございまして、そういったことから、そこでもし改善するべきものがあれば、必要に応じて東京都からも改善を促していくといったことも聞いております。 ○委員(杉本とよひろ君) そうですね。そこら辺はやはり今後大事だと思います。  もう一つは電波障害なのですが、3つの地区はそれぞれ地上デジタルと衛星放送は、遮へい障害が生じると。最後の北地区に関しては、デジタルに関しては反射障害が一応予測されるということで、一応このアセスの計画書でも、大体予想図が出ているのですが、特にこの反射障害、これはずっと新幹線沿いに影響が出る予測になっているではないですか。こういうのというのはあまり僕は見たことがないのですが、影響としてどういうことが考えられますか。 ○環境課長(大浦昇君) まず、影響を予測する範囲が芝浦の方に伸びているのですけれども、あくまでもそれは予測、可能性といったところなのですけれども、実際はそこまで起きないだろうということを、業者が実際に回って検査をされているようでございます。恐らくJRの辺りで影響が止まっていると。 ○委員(杉本とよひろ君) 何があるところで止まっているのですか。 ○環境課長(大浦昇君) JRの線路があり、そこまでで電波障害が予測をされているというものでございまして、北地区の本編の190ページを御覧いただきますと、こちらが港区の東新橋と書いてある№24、こちらまで影響が出るのではないかと、予測はされております。ここで受信が、映りが悪くなるというのでしょうか、そういった影響が想定されるといったことが考えられています。 ○委員(杉本とよひろ君) 当然、電波障害が起きればテレビの映りに影響が出てくるわけで、遮へい障害と反射障害では、その影響の出方が当然違うわけですが、ただ、私が今質問したのは、遮へい障害は、よくこういう環境アセスで、超高層ビルが建つと、必ずこういう資料を見ながら、対策が具体的にあるのだけれども、反射障害で、僕も見落としているのかもしれないのですが、こうやって、相当芝浦の方まで影響が出るのかなと。  これは、いわゆる南地区と中地区の建物と、それと、今、反射障害が予測される北地区、北地区は特にホテルで、これを見ると、図が出ているのですが、建物のところに電波がちょうど当たるというか、反射すると。そのほかの中地区と南地区に関しては、ちょうど手前に、中庭ではないけれども、スペースがあるのですよね。建物はその奥にあるので、いわゆる反射障害が起きないと予測されているのですが、こういった建物の構造上、やはりこういった反射障害が出るのはある程度理解できるのだけれども、いずれにしてもこういう、相当の一直線で予測されているのはどうかなと思ったので、少し質問させていただきました。  それ以上のことは、なかなかお答えは難しいかもしれないのですが、ただ、いずれにいたしてましても、港区に対する影響、電波障害も含めてですが、そこら辺はやはり、先ほど質問させていただきましたが、区境で特にこういう大きなものが建つわけですので、そこら辺はしっかりと、今後、情報をつかんで、また公開もするということですので、また引き続きいろいろな意見が出ると思いますが、区としても注視していただきたいなと、一応最後、要望だけですが、お願いしたいと思います。 ○委員(横尾俊成君) 今のに関連して1点だけ。まず、テレビの受信障害が起きるということが書かれていますけれども、それに対して、今、杉本委員からもありましたが、区としてどれだけ対応できるのかお聞きしたいです。例えば事業者の説明会での回答にしても、適切に対応しますとしか言っていない。具体的に何をどう対応するのか。既に遮へい障害、反射障害が出るのが分かっているのだから、分かった場合にはこういう対応策があると、5つぐらい選択肢があるのですよというのは、もう今からでも分かっているはずなのです。だから、そこに具体的にどのような対応ができるのか。それは、例えばケーブルテレビを買って、ずっと区民負担でやるしかないですよというような対応策だったとしたら、区民としても別の違った意見が出てくると思いますし、何か少しその部分の具体策というのを、なるべく早い段階で明らかにしてほしいということを、区としても事業者に要望してほしいと思うのですけれども、それについていかがでしょうか。 ○環境課長(大浦昇君) 私どもも、具体的にどのような対応を取るのですかということは、確認をさせていただきました。アンテナの位置を変更するであるとか、あとはケーブルテレビに、今おっしゃられたように加入であったり、あとは共同受信施設というものがあるので、そういったものを検討ということを言われているのですけれども、こういった御意見を頂戴したということは、業者の方に、なるべく早く皆さんにお伝えできないかということは、伝えていきたいと思います。 ○委員(横尾俊成君) そのように対応していただいて、何か建ってから、障害が起きてから、もうどうしようもないという状況に陥らないように、区としても事前にいろいろ働きかけていただければと思います。 ○委員長風見利男君) ほかに。  少し、では私から。ここは3つの計画なのですが、1つの計画と同じように、3地区で4棟建つわけですよね。230メートルが3棟と145メートルが1棟ということで、それぞれのビルの間隔というのはどれぐらい開いているのですか。 ○環境課長(大浦昇君) まず、ほぼ25メートル間隔と聞いております。一番南側、港区側、南地区と中地区の間が約25メートル、中地区と、あと北側の間隔が25メートル、北側の2本の建物が、それぞれやはり25メートルと聞いております。 ○委員長風見利男君) 風の場合は、高層ビルに当たると、上昇したり下降したり脇に回ったり、いろいろ風が変化するわけですよね。この環境影響評価の風の影響が、そんなに現況と大して変わらないという評価なのだけれども、間を抜ける風というのはものすごく強くなるわけですよね。だから、まちを歩いていても、ビルから少し細い路地が来ると、そこからの風というのはすごいわけですよね。だから、私はこの環境影響評価が、当然、風洞実験とかいろいろやったのでしょうが、それ以上に結果として強い風が出る可能性があるので、ですから、この区長意見の中で、もっと風対策をしっかりやるようにという意見があるとよいかと。もう全部同じ区長意見で、風対策どうのこうのと書いているだけなのですよね。  だから、私は風が抜けるということを考えたときに、もっと風の対策、植栽だけではなくて、少し丸みをつけるとかということをすると、風の流れも大分変わるので、そういう本当に設計も含めた風の対策というのは、非常に必要なのではないかと思っているのです。だから、その辺をぜひ区長意見の中で、どういうふうに書くかは別にして、工夫できないのかというのが、この区長意見を読んでいて感じたので、その辺をぜひ検討できないかどうかという点、いかがでしょうか。 ○環境課長(大浦昇君) ポチの2つ目に、風環境の関係で、総合的に検討してくださいということは書かせていただいているのですけれども、ただ、その中にも建物形状ということで、そういったものをイメージはあくまでもしてはいたのですけれども、ただ、これを受け取られた方とかというのは、なかなかそういったことがイメージできないかもしれませんので、もう少し具体的に、丸みを持たせるとかといった表現ができないか、少しここは検討したいと思います。 ○委員長風見利男君) ぜひお願いします。  あと、日比谷公園側からの景観という、港区で言うと、旧芝離宮恩賜庭園からの景観というのが重点景観ということで、前に看板が見えないようにとか、いろいろ指定がありますが、日比谷公園ではそういうのがないのですか。いわゆるビル側からの景観ではなくて、日比谷公園側からの景観の制限みたいなものはないのですか。 ○環境課長(大浦昇君) 日比谷公園からの景観につきましては、すみません。私どもの方でも把握はしてございません。 ○委員長風見利男君) では、後で結構なので、分かったら教えてください。 ○環境課長(大浦昇君) はい、かしこまりました。 ○委員長風見利男君) ほかによろしいですか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) それでは、報告事項(2)「(仮称)内幸町一丁目街区開発計画南地区環境影響評価書案について」、報告事項(3)「(仮称)内幸町一丁目街区開発計画(中地区)環境影響評価書案について」、報告事項(4)「(仮称)内幸町一丁目街区開発計画(北地区)環境影響評価書案について」は、これをもって終了いたします。     ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「請願元第6号 羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート計画の撤回を含む再検討を国に求める請願」を議題といたします。  本請願については、本日継続ということでよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) では、本日継続とされました。     ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) 次に、審議事項(2)「請願元第10号 羽田空港飛行経路の港区上空飛行に備えた港区航空事故災害対策計画の策定を求める請願」を議題といたします。  本請願について、本日継続ということでよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) では、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) 次に、審議事項(3)「請願2第2号 羽田新飛行経路運用延期または再検討を求める請願」を議題といたします。  本請願について、本日継続ということでよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) それでは、本日継続と決定いたしました。
        ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) 次に、審議事項(4)「請願2第4号 羽田空港飛行ルートの見直しを国に求める請願」を議題といたします。  本請願については、本日継続ということでよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) では、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) 次に、審議事項(5)「発案元第7号 交通及び環境整備に関する諸対策について」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) では、なければ、本発案につきましては、本日継続としたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) では、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長風見利男君) ほかに、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長風見利男君) それでは、本日の委員会を閉会いたします。              午後 2時34分 閉会...