• "現況写真"(/)
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  1. 港区議会 2021-02-10
    令和3年2月10日建設常任委員会-02月10日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2024-07-21
    令和3年2月10日建設常任委員会-02月10日令和3年2月10日建設常任委員会  建設常任委員会記録(令和3年第3号) 日  時  令和3年2月10日(水) 午後1時30分開会 場  所  第2委員会室 〇出席委員(8名)  委 員 長  やなざわ 亜紀  副委員長  山野井 つよし  委  員  玉 木 まこと       なかね  大        風 見 利 男       七 戸 じゅん        うかい 雅 彦       井 筒 宣 弘 〇欠席委員   な し 〇出席説明員  芝地区総合支所長街づくり支援部長兼務  野 澤 靖 弘
     高輪地区総合支所まちづくり課長      近 江 善 仁  都市計画課長               岩 崎 雄 一  建築課長  冨 永  純  土木課長                 佐 藤 雅 紀  街づくり事業担当部長           冨 田 慎 二 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 令和3年第1回港区議会定例会提出予定案件について   (2) (仮称)高輪三丁目児童遊園基本設計について   (3) 高輪ゲートウェイ駅周辺の放置自転車対策について   (4) 令和3年度組織改正について   (5) 白金高輪駅東部地区まちづくり構想(素案)について   (6) 港区低炭素まちづくり計画(素案)について   (7) 都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)  2 審議事項   (1) 請 願元第13号 東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる港区立白金児童遊園敷地港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願                             (元.11.28付託)   (2) 発 案元第5号 街づくり行政の調査について                              (元.5.29付託)              午後 1時30分 開会 ○委員長(やなざわ亜紀君) ただいまから、建設常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、井筒委員、なかね委員にお願いいたします。     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、報告事項に入ります。初めに、報告事項(1)「令和3年第1回港区議会定例会提出予定案件について」、理事者の説明を求めます。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) それでは、報告事項(1)「令和3年第1回港区議会定例会提出予定案件について」、御説明させていただきます。  まず、資料№1、令和3年第1回港区議会定例会提出予定案件一覧を御覧いただきたいと思います。提出案件は、区長報告が1件、議案が22件の合計23件です。  2ページの表を御覧いただきたいと思います。内訳ですが、区長報告は、和解が1件です。次に、議案ですが、条例の新規制定及び一部改正が13件です。内訳は、新規制定が1件、一部改正が12件です。次に、令和2年度補正予算が5件、令和3年度予算が4件です。また、追加案件といたしまして、教育委員会委員の任命の同意についてが1件、人権擁護委員の候補者の推薦についてが1件でございます。  その他、予定する追加案件といたしまして、港区国民健康保険条例は、保険料率等が決定した場合、所要の改正について追加提出する予定でございます。  1ページにお戻りいただきたいと思います。  なお、議案第14号令和2年度港区一般会計補正予算(第8号)につきましては、予防接種法の一部改正に伴い、区市町村において新型コロナウイルスワクチン接種を実施することとなったため、新型コロナウイルスワクチン接種の実施に係る予算措置を早急に講ずる必要があることから、その費用を計上した補正予算を提出させていただくものです。  その取扱いにつきましては、国が示すスケジュールに合わせて、区民がいち早く接種できるよう準備を進めるため、新型コロナウイルスワクチン接種の実施にかかる費用以外の議案第15号令和2年度港区一般会計補正予算(第9号)と分けた上で同時に提出させていただき、議案第14号につきましては、御先議をいただく予定でございます。  それでは、当委員会に付託が予定されております案件について、御説明させていただきます。資料№1-2、令和3年第1回港区議会定例会提出予定案件(概要)の3ページを御覧いただきたいと思います。  議案第5号港区街づくり推進事務手数料条例の一部を改正する条例です。所管は建築課でございます。本案は、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律施行令等の一部改正に伴い、手数料の規定を整備するものでございます。内容については、(1)建築物エネルギー消費性能適合性判定等の手数料の規定を改正いたします。(2)その他規定の整備です。施行期日は、令和3年4月1日です。  当委員会に付託が予定されております議案は、以上1件でございます。  次に、当委員会に関係する案件につきまして、御説明させていただきます。資料№1-2の1ページにお戻りください。  最初に、区長報告第1号専決処分について(和解)です。所管は総務課です。本件は、損害賠償(交通)請求控訴事件の和解について専決処分いたしましたので、報告するものです。専決処分の日は令和2年12月11日です。概要につきましては、令和2年12月23日の当常任委員会において、報告事項(1)庁有自転車の交通事故の和解について、にて御報告をさせていただいておりますので、概要の(1)事件の要旨の説明は省略させていただきます。(2)和解事項。ア、区は、相手方に、本件和解金として2万2,129円の支払義務があることを認める。イ、区は、相手方に対し、アの金員を、令和3年1月12日限り、相手方の指定する口座に振り込む方法により支払う。ただし、振込手数料は区の負担とする。ウ、相手方は、その余の請求を放棄する。エ、区及び相手方は、区と相手方との間には、本件交通事故に関し、本和解条項に定めるもののほか、何らの債権債務がないことを相互に確認する。オ、訴訟費用は、第一審及び第二審を通じて、各自の負担とする。  資料№1-2の7ページを御覧ください。最後に、議案第15号令和2年度港区一般会計補正予算(第9号)についてです。所管は財政課です。  資料№1-3の2ページの令和2年度港区一般会計補正予算(第9号)の概要を御覧いただきたいと思います。まず、項番1の歳入歳出予算補正についてです。  7ページを御覧いただきたいと思います。第7款土木費につきましては、補正前の額が187億2,691万4,000円、補正額が13億6,980万4,000円の減額、計が173億5,711万円となっており、補正額の財源内訳及び説明につきましては、8ページまで記載のとおりでございます。  10ページを御覧いただきたいと思います。項番3、債務負担行為補正の廃止の表の2段目でございます。北青山二丁目道路整備について、債務負担行為を廃止いたします。また、土木費に係る補正額の説明などの詳細につきましては、資料№1-4、補正予算補足資料にお示ししております。  増額補正事業につきましては2ページ、契約落差による減額補正事業につきましては4ページから6ページにかけて、実績等による減額補正事業につきましては13ページから14ページにかけて、債務負担行為の廃止につきましては17ページにそれぞれ記載してございますので、併せて御覧いただきたいと思います。  以上、甚だ雑駁でございますが、報告事項(1)「令和3年第1回港区議会定例会提出予定案件について」の御説明は以上でございます。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。議案審議に当たらない程度での御発言をお願いいたします。また、資料要求等ございましたら、お願いいたします。よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) では、御質問等ないということで、この際、皆様に御相談いたします。当常任委員会の定例会中の視察についてですが、何か御意見ございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、今後の新規請願の状況と、他の常任委員会との調整もありますので、正副に一任ということでよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかになければ、報告事項(1)「令和3年第1回港区議会定例会提出予定案件について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 次に、報告事項(2)「(仮称)高輪三丁目児童遊園基本設計について」、理事者の説明を求めます。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) それでは、報告事項(2)「(仮称)高輪三丁目児童遊園基本設計について」、御説明させていただきます。本日の資料№2の1ページを御覧願います。  令和2年2月10日に国家公務員共済組合連合会から取得した高輪三丁目5番5号の土地において、(仮称)高輪三丁目児童遊園整備を行うため、基本設計を策定いたしました。基本設計の策定に当たりましては、地元住民による懇談会を設置し、地域の意見を反映しております。  まず最初に、項番1、土地の概要を御覧願います。(1)整備予定地の概要でございます。(仮称)高輪三丁目児童遊園整備予定地の所在地と面積について記載してございます。桜田通りの東側にある道路を高輪台駅の交差点から北方向に約250メートルの位置が今回の整備予定地となっております。面積は452.81平方メートルでございます。  4ページの別紙1を御覧願います。こちらは整備予定地現況平面図と、現況写真でございます。整備予定地につきましては、東西方向に高低差がある敷地形状となっており、東側が地盤が高く、西側に行くにつれて低くなっております。  資料№2の1ページにお戻りください。(2)整備予定地の周辺の公園等の状況でございます。整備予定地近隣には、白金児童遊園高輪公園等、遊具のある公園等が整備されている状況となっております。一方、芝生広場や斜面地を活かした公園等は整備予定地と近隣には整備されていない状況となっております。  続きまして、項番2、基本設計を御覧願います。最初に、(1)児童遊園整備の目的についてでございます。港にぎわい公園づくり基本方針における高輪地区の全体方針である「区民が身近に遊び、集えるコミュニティー形成の場を複数形成するとともに、緑の拠点として機能するように、三田台、高輪台、白金台及び白金地区の住宅地では台地上の樹林地や公園の緑等良好な自然環境の保全に努める」という基本方針に基づき、児童に健全な遊びの場を与え、その健康を増進し、情操を豊かにすることを目的として、(仮称)高輪三丁目児童遊園を設置いたします。  次に、(2)コンセプトを御覧ください。土地の現況、周辺の状況等を踏まえ、区として本児童遊園を整備する上でのコンセプトとしては、4点ございます。ア、高低差のある敷地形状を活かし、周辺の公園等の整備状況を踏まえ遊具を多く設置せず、広い空間で子どもがのびのび遊べ、同伴者もゆっくり休める児童遊園を整備します。イ、子どもの遊び空間の充実と地域コミュニティの形成に寄与するため、子どもだけでなく大人まで楽しめるよう、多様な世代に愛される児童遊園を整備します。ウ、子どもから大人まで楽しめる良好な自然環境を創り、ヒートアイランド現象の緩和等、環境保全に配慮した児童遊園を整備します。エ、犯罪を防止し子どもの安全を確保するため防犯対策及び防災機能を強化した児童遊園を整備します。以上の4点をコンセプトとして本児童遊園を整備いたします。コンセプトに基づき、懇談会の中で区民意見をいただき、技術的な確認をした上で、各種計画を作成しております。  各種計画につきましては、資料№2の2ページ、(3)ゾーニング、動線計画から順に説明を申し上げます。図面を御覧いただきながらお聞きいただいた方が分かりやすいと思いますので、5ページの別紙2と6ページの別紙3を併せて御参照いただければと思います。  本児童遊園は、北側と東側に出入口を設けますが、北側の出入口にはベビーカーの置き場を兼ねた駐輪スペース、非常時のマンホールトイレのスペースを設けます。東側の方が地盤が高くなっていることから、階段及びスロープと接する出入口スロープを設けております。沿路はスロープとして基準に基づき、踊り場や手すりを設置します。広場には3つの円形状の築山と中央にミストポール、スツールを設けます。沿路沿いの斜面にはステップを設け、広場から沿路へ移動できるようにします。広場西側は町会等のお祭り等ができるよう、平坦な芝生広場を確保しました。沿路北側には健康遊具を設置いたします。休憩、修景施設として、東側出入口から階段、連続ベンチ足洗い付き水飲みミスト付きパーゴラ及びベンチ、かまどベンチ、池を配置します。便所、防災施設として、北側出入口からトイレ、防災倉庫を配置します。植栽については、南側境界に中木と地被類を植栽し、南側の既設擁壁上部につるものを植栽します。北側道路沿いには高木と地被類、北東側に住民参加用の花壇を設けます。東側道路沿いには中高木を列植します。  次に、2ページ(4)造成計画を御覧ください。整備予定地は、北側と東側が道路に接しており、北側道路の東側から西に行くにつれて低くなっていきます。敷地の形状を活かしたいという御意見もあったため、現況の道路の高さと合わせて高低差を活かした敷地を造成します。出入口は敷地の北西と東南の2か所に設けます。広場東側には築山を3か所設けます。  次に、(5)施設計画を御覧ください。舗装について、出入口スペース透水性インターロッキングブロック舗装とし、沿路及びトイレから防災倉庫、パーゴラ、階段までの舗装を透水性脱色アスファルト舗装とします。遊戯施設につきましては、敷地の高低差を活かしたすべり台を1基、沿路沿いに健康遊具を1基、広場中央にミストポールを1基、斜面地にステップを6基設置します。休憩施設は、足洗い付き水飲みを1基、ベンチを1基、ミスト付きのパーゴラを1基、連続ベンチを3メートル、スツールを5基、かまどベンチを1基設置します。汚水排水施設として、マンホールトイレ北側出入口に1基設置します。修景施設として、南西の角に池を1箇所、北東の交差点付近に花壇を1箇所設置します。管理施設として、車止めをそれぞれの出入口に1基ずつ設置し、東側道路沿い緑化フェンス北側道路沿いメッシュフェンスを設置します。北側の出入口に園名板、沿路には手すりを設置します。電気設備として、園内の東西の2箇所に防犯カメラ付きの公園灯を2基設置します。そのほか、トイレを1棟、防災倉庫を1棟設置します。  次に、(6)の植栽計画を御覧ください。南側のマンションとの境界にはマンション側フェンス等があり、景観的な部分での配慮から、南側境界沿いに中木を列植します。南側の既設擁壁の上部には、つるものを植栽します。東道路沿いには、防音効果のある植栽を列植します。広場北東側には、木陰が欲しいという御意見があったため、アオギリを植栽します。四季を感じられるよう、北東の角地に桜等、それぞれの季節に見頃なものを配置します。(7)給水設備計画として、散水栓、トイレ、水飲みを設置します。(8)雨水排水計画として、透水性舗装、浸透管、浸透ます、横断溝を設置します。(9)汚水排水計画として、水飲み、池、トイレ、マンホールトイレの汚水を汚水ますに接続します。(10)電気設備計画として、防犯カメラ付き公園灯、トイレに電線を配線します。(11)撤去計画につきましては、既存の外周にある木柵、道路沿いのコンクリート擁壁を撤去します。  本児童遊園基本設計の内容につきましては、住民懇談会での意見を反映したものとなっております。懇談会での主な意見と反映状況につきましては、資料№2-2を御覧いただきたいと思います。  防災、防犯、広場、遊具、植栽地、トイレ、出入口等、テーマごとに出た意見と、反映状況をまとめた表を記載してございます。本児童遊園の名称につきましては、別途、手続を踏んだ上で決定してまいりますが、懇談会で出た候補案といたしましては、「西町つなぐ児童遊園」となっておりました。  懇談会メンバー及び開催状況につきましては、資料№2-2の2ページ、表の下に記載してございます。  資料№2の3ページ、項番3、今後のスケジュールを御覧願います。今後のスケジュールでございますが、令和3年3月に地元説明会、令和3年4月から6月に関係機関と協議した上で、令和3年7月から整備工事着工を予定しております。工期は令和3年11月までの予定でございます。供用開始は、令和3年12月の予定となっております。  甚だ簡単でございますが、以上で、報告事項(2)「(仮称)高輪三丁目児童遊園基本設計について」の御報告を終了とさせていただきます。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(なかね大君) 何点かお伺いします。まず、住民参加用の花壇なのですけれども、どういう形で住民の方が参加していただけるようになるのですか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) 現状、具体的に住民参加の仕組みを決めているものではございませんけれども、既存のアドプト・プログラムを参考に、同様の手続で進めていきたいと考えてございます。 ○委員(なかね大君) ありがとうございます。  一つ要望なのですけれども、例えば公園灯を2基立てられるうち、防災の観点から、非常用電源などの機能がついた街路灯みたいなものを設置するということを、御検討いただくことはできないでしょうか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) 現在進めている実施設計の中で検討させていただきたいと思います。 ○委員(なかね大君) あと、この周辺の道路のことでお聞きしたいのですけれども、整備予定地は、二本榎通りと国道1号線が近く、結構車が多く通ります。図面では上の方に車が走っていくようなイメージなのですけれども、一方通行ということと、ある程度道路幅があるということで、車がスピードを出して通るのです。この交差点のところには、一方通行の部分には「止まれ」表示がなく、スピードを出したまま通るということが想定されます。保育園が近くにたくさんあって、整備予定地を遊び場として使われることが想定されると思いますが、そういった意味で、園児たちが通るときに車の交差がすごく心配です。  加えて、出入口が2箇所ありますが、両方とも車から死角になる部分になると思うので、例えばキッズ・ゾーンのエリアとして設置していただいたり、歩行空間を確保していただくとか、駐車を抑制するためのポールであったり、そういったものの設置が必要だと思います。こういったところの計画等があれば教えていただけますか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) 児童遊園予定地東側の道路につきましては、なかね委員御指摘のように、ある程度の車両の通行がございます。児童遊園予定地の南側のところに関しましては、歩行者と車両の通行する部分を仕切る柵が設けてありますが、児童遊園予定地のところには現状、ありません。今後、柵を延長いたしまして、児童遊園利用者の安全を図ってまいりたいと考えてございます。 ○委員(なかね大君) とてもすてきな公園だと思いますし、たくさんの方が集ってこられることをすごく望んでおりますけれども、その上でしっかり安全確保という点を最重要の課題として、ぜひ計画していただきたいと思います。 ○委員(うかい雅彦君) 西町自治会長から、(仮称)高輪三丁目児童遊園整備予定地は、日本郵政株式会社宿舎の跡地なので、区で取得して地域に生かされるような施設等に使用してもらえないかという御要望をいただいて、用地施設活用担当が対応してくださいました。その後、時間はかかりましたが、区が取得でき、(仮称)高輪三丁目児童遊園の計画ができました。(仮称)高輪三丁目児童遊園高輪台遊び場の代替地という認識があります。しかし、この説明には一切その旨が書かれていないのです。高輪台遊び場は、非常に旗ざおで、外から見えにくく、形的に公園にふさわしくないところなのでしょうけれども、長い歴史の中でずっと地域で活用されてきた公園なわけです。やはり地域で活用されていたという歴史は、必ず受け継いでいかなければいけないと思いますが、そのことが一切触れられておらず、新しい児童遊園を整備する、という説明になっていることが残念でなりません。いい児童遊園を造られる予定ということは感じますが、やはり歴史あるものを環状第4号線の整備のために移すということになっているわけでありますから、説明の中でうたうべきではないかと感じます。その点について、担当としてどうお考えかお聞かせください。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) うかい委員御指摘のとおり、近隣にございます高輪台遊び場につきましては、環状第4号線事業予定地というところを東京都から借り、遊び場として開放しているところです。環状第4号線高輪台区間につきましては、令和元年度に事業認可がなされ、時期については未定ですが、高輪台遊び場の土地については返還しなければならないということがございます。  歴史的経緯について説明に記載すべきではないかということにつきましては、児童遊園公園等不足地域というところに位置づけられており、その解消という意味合いも強くございましたので、そういった視点から資料を作成しました。歴史的な経緯の説明があった方が、より分かりやすい、伝わりやすいということについては、今後、十分配慮させていただきたいと考えております。 ○委員(うかい雅彦君) これから基本設計、地元住民への説明などを行うと思います。今までの歴史があるということをよく踏まえた上で説明をしていただき、地域の声を聞いていただく、そして(仮称)高輪三丁目児童遊園を仕上げてください。基本設計は既にできているかもしれないけれども、あくまでも基本設計であって、それが完成形ではないということを十分に理解して地域の声を聞いてください。完成してから、ここを改善した方がいいなどということにならないように、ぜひとも皆さんに喜んでもらういい児童遊園にしてください。お願いします。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) 今年3月に説明会を予定していますけれども、第1回目の説明会は、昨年2月28日に行ったところです。その際の説明会資料には、うかい委員御指摘のように、環状第4号線整備に伴って遊び場が廃止予定となっているという記載をしております。今年3月の説明会につきましても、そういった点を踏まえながら説明をさせていただきたいと思います。 ○委員長(やなざわ亜紀君) よろしくお願いします。 ○委員(玉木まこと君) ゾーニングのことに関して、こちらの案を拝見させていただいた際に、一番最初に思ったことは、やはり高低差のところにスロープを設けて柵が囲んでいるというところです。基本的には柵で分断されてしまうので、柵の上と下という形で児童遊園が大きく区切られるという印象を持ちました。その中ですべり台とステップの、2か所のきりかけを造っていただいて連続性を持たせたという点について最大限対応していただいたと思います。東京都の建築物のバリアフリー条例では、場所によって適切なスロープや手すり等を設けなければならないということというふうに記載があり、守らなければいけないと思いました。その一方で、中央にスロープを配置するのではなくて、北側と東側の道路にはわせるような形で沿路を設けるという案もあると思います。これにより、広場を一体的に使うことができたと思いますが、ゾーニングの計画の中でそのような案があったのかどうかお聞かせください。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) ゾーニングの中でどのような案があったかということについて、ゾーニング計画の検討段階では、2つの広場を設ける予定です。本件につきましては、1つの広場、2つの広場、3つの広場を設けたというパターンで、ゾーニングの案をお示しし、その中で決まったのが、今回の基本設計の基となったゾーニングということになります。玉木委員が御指摘になっているように、スロープにつきましては、道路沿いに設けた方が勾配が緩くなり、車椅子の通行がしやすくなってくるかと思います。広場を下の芝生広場と上の遊具がある広場として使用していくという観点からは、ちょうど仕切りとして遊具、沿路がここに設けられるということです。また、その沿路については、ただの通り道ということではなく、すべり台を設置したり、ステップで昇り降りをして健康的に楽しめるというような活用も同時に図るということで、このような案となりました。 ○委員(玉木まこと君) 今御説明があったとおり、2つの広場にすることで、プラス要素も多くなると思います。例えば、スロープは、舗装の材料を工夫することで、子どもがそこでけんけんぱをすることができたり、柵についても、安全を担保した上で子どもたちが、形・デザインを工夫することで楽しめると思います。デザイン、基本設計を進めていく中で、よい効果を出せるように、ぜひ工夫していただきたいと思います。  確認ですが、建築物バリアフリー条例の中で、児童遊園については面積が小さい場合は対象ではないということが記載されておりますが、本件は該当はしないというような認識でよろしいのでしょうか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) 小さい児童遊園等については、例外規定もあることは存じておりますけれども、全ての公園・児童遊園につきましては、どなたにも利用していただきたいという趣旨から、(仮称)高輪三丁目児童遊園については460平米ほどの面積でございますけれども、スロープを設けて車椅子、またベビーカーを押してこられる方たちについても、園内の移動がしやすいように配慮をさせていただいています。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。ありがとうございます。  あと、築山とすべり台ですけれども、すべり台のすべった先に築山があるというような形で、築山から下ってくる方と、すべり台から下ってくる方が、接触してしまうのではないかと気になりました。その点は設計の段階で考慮して進めていただきたいと思います。  また、斜面について、芝生で寝転がりたいという御意見もあったので、なだらかにすることで、寝転がったりしやすい部分もあると思います。一方で斜面を階段状にするなどの工夫をすることで、いろいろな遊び方もできるかと思います。安全面を担保するといった検討はあると思うのですが、子どもたちが遊べるような斜面を工夫するということもぜひ実施設計の中で検討していただければなと思います。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) 御指摘いただきましたすべり台と築山の関係ですが、遊具については、安全指針が示されていますので、双方から下りてきた子どもたちがぶつからないように、安全な離隔を取れるようにと考えています。  また、築山について高さや円の直径などについては決まっておりません。今後、実施設計の中で安全に配慮しながら、子どもの遊び、町会等の御利用等も考えながら決めていきたいと考えています。  斜面につきましても、今後いろいろなバリエーションをもって、子どもの自由な発想が生かせるように配慮してまいりたいと考えております。 ○委員(風見利男君) キッズ・ゾーンですけれども、当面、港区内で50か所、各地区総合支所ごとに5、6か所ずつということで、大体場所の選定が終わっていると思います。先ほど、なかね委員の質問には答えていなかったので、いかがでしょうか。
    高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) キッズ・ゾーンについて、高輪地区においては、三田松坂児童遊園の周辺付近にキッズ・ゾーンの設置が予定されています。(仮称)高輪三丁目児童遊園につきましては、今時点ではキッズ・ゾーンの設置の予定はないという状況です。 ○委員(風見利男君) 設置するように検討してもらいたいと言っているのだから、どうするのですか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) キッズ・ゾーンの設置につきましては、保育課が各保育園からのヒアリングを基に希望に応じて選定箇所を警察と協議しながら設置するということでございます。本場所については、キッズ・ゾーンの設置を検討していく中で、入っていなかったということでございます。今回、風見委員から御指摘がございましたので、保育課に伝えてまいりたいと考えております。 ○委員(風見利男君) この場所は公園もないからこそ、キッズ・ゾーンの設置をしようという発想は現段階ではないと思うのです。ところが、(仮称)高輪三丁目児童遊園ができれば、先ほどなかね委員が発言されたように、狭い道路かつ車の通りが激しいところで、当然、子どもたちが飛びだして来るという危険性を考えたら、キッズ・ゾーンを設置すれば目立ちます。ここは子どもたちが飛び出してくる、と運転手に意識づけてもらうということは非常に大事なことです。ぜひ、それは保育課が対応するからということではなく、安全な公園を造るために、まちづくりも対応策を検討するべきです。近日にできるわけではないので、警察と話合いをしてもらってキッズ・ゾーンを設置できるようにするところは当たり前だと思うのだけれども、どうですか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) 昨今、キッズ・ゾーンというものが大分注目されていますけれども、ほかにもカラーリングの路面表示にすることでドライバーの注意を促す、または、児童遊園手前のところに「この先児童遊園あり」といったような路面表示にするなど、幾つか工夫は考えられますので、風見委員の御指摘のとおり、今後、検討させていただきたいと思います。 ○委員(風見利男君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。  あと、天然芝で自由に遊べるようにしたということは、非常に発想がいいと思うのですけれども、先ほど玉木委員が発言されていた斜面緑地の箇所も天然芝なのですか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) 斜面にも天然芝を植える予定です。 ○委員(風見利男君) 私は、手すりを何箇所か減らして、段ボールをお尻の下に敷いてすべるなど、楽しい遊びができるような工夫もした方がいいと思うのです。手すりを乗り越えてけがをないように、何か所かそういう自然のすべり台みたいな、そういう発想も私はあっていいと思います。懇談会などいろいろな人たちの意見も聞いているので、その意見も参考にしながら、ぜひ検討していただきたいと思いますが、いかがですか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) 風見委員御指摘のように、多くの方が楽しめるように工夫を重ねてまいりたいと思います。  また、開園後につきましても、検討を重ね、改修等、実施していきたいと考えております。 ○委員(風見利男君) あと、マンホールトイレが1つしかないようですが、何か所か連動してできるように、1つだけなのですか。設置するのは1個だけなのでしょうか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) マンホールトイレは1箇所ということでございます。 ○委員(風見利男君) 場所的に、もう何箇所か設置できないですかね。ここに避難した人たちが利用するときのことも考慮し、その辺ももう少し工夫した方がよいと思うのですけれども、これは防災課と相談した上で1基となったのでしょうか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) マンホールトイレは周りにテントを張って使用しますので、スペース的な問題が1つございました。また、隣接するトイレにつきましては、国土強靱化基本計画に基づきまして、災害時対応型便器も検討させていただきたいと考えております。以上のことから、マンホールトイレは当面1箇所の計画とさせていただきたいと考えております。 ○委員(風見利男君) 後から改修などを行うと余計な費用がかかるので、今の段階で増やすことができるのであれば、検討していただきたいと思います。当然、一時避難所としてここを使用すると考えていると思うので、かまどベンチを設置したりと、その辺も検討できたらお願いしておきたいと思うのです。  先ほど話合いの中で、この場所は環状第4号線の計画地だということで、いずれ東京都に返還するということで、毎年東京都から借りているわけですよね。環状第4号線の計画は長期計画なので、この場所だけ東京都に返還したところで全体計画がスムーズに進むかというと、そうはならないと思います。やはり全体の計画がきちんと進むまでの間は、引き続き東京都から借り、地域の公園として、遊び場として、開放すべきだと思います。計画によると、来年12月に供用開始ということですけれども、今後も遊び場としてきちんと開放するということで、ぜひ東京都とも交渉していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) 高輪台遊び場につきましては、近隣保育園の代替園庭となっていることもございますので、東京都に対しては、できるだけ長い間利用させていただくようにお願いをしてまいります。 ○委員(風見利男君) 環状第4号線について、請願元第13号が提出されて、現在、継続審議になっていますが、副区長が、最後の1人まで、東京都に環状第4号線のために自分が売りますよ、あるいは立ち退きますという決断をするまでは、区が借りている、あるいは区が持っている土地は、先立って動くようなことはしませんと答えたわけです。その立場は今でも堅持しているということでいいわけですね。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) その後、変更等についてはございません。 ○委員(風見利男君) その立場でここの高輪台遊び場についても対応してもらいたいと思います。重ねてお願いしておきたいと思います。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかに御質問等ございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかになければ、報告事項(2)「(仮称)高輪三丁目児童遊園基本設計について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 次に、報告事項(3)「高輪ゲートウェイ駅周辺の放置自転車対策について」、理事者の説明を求めます。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) それでは、報告事項(3)「高輪ゲートウェイ駅周辺の放置自転車対策について」、報告させていただきます。資料№3を御覧ください。  区は、高輪ゲートウェイ駅前に東日本旅客鉄道株式会社から土地の無償使用承諾を受け、令和6年のまちびらきに合わせ、本格自転車駐車場が整備されるまでの間、暫定自転車駐車場を整備し、令和3年4月1日から、高輪ゲートウェイ駅周辺に放置禁止区域を指定します。  項番1、現況についてです。資料№3-2の左下の写真の黄緑色の枠内を御覧ください。現在、高輪ゲートウェイ駅前には、JR東日本が令和2年3月の高輪ゲートウェイ駅の暫定開業に伴い設置したイベント用自転車駐車場として80台分が整備されています。この駐車場はイベント用自転車駐車場として一般開放されており、常時、60台程度の駐車があります。  資料№3-2の右側の上から2番目の黄緑色の枠の写真を御覧ください。駅前には10台ほどの放置自転車がある状況です。当初の予定では、イベント用自転車駐車場はイベント終了後に施設建築物を着工するため閉鎖する予定でしたが、放置自転車対策として区から設置期間を延長するよう申し入れ、令和3年3月末に閉鎖する予定です。  項番2、暫定自転車駐車場についてです。高輪ゲートウェイ駅周辺には、区が所有権を持つ区有地が存在しないことから、高輪ゲートウェイ駅周辺にて開発事業者であるJR東日本に対し、放置自転車対策への協力についての要請を行ってまいりました。その結果、JR東日本より、開発地の一部について、設置工事が開始されるまでの約2年間は、適切な維持管理を条件に土地の無償使用の了承を得られました。  再び資料№3-2を御覧ください。左から2番目の写真の赤い部分が暫定自転車駐車場予定地①でございます。こちらは令和3年4月から令和5年3月末まで使用可能です。先ほど説明させていただいたイベント用自転車駐車場の一部の赤い部分が暫定自転車駐車場予定地②となります。こちらは令和3年4月から令和3年9月までです。最後に、右上写真の赤い部分が暫定自転車駐車場予定地③となります。こちらは令和3年10月から令和5年3月末までとなっており、暫定自転車駐車場の開設時期は、令和3年4月1日を予定しており、収容台数は合わせて70台です。  なお、令和5年度についても、施設建築物工事の進捗状況を踏まえ、JR東日本と協議し、自転車駐車スペースを確保してまいります。  本暫定自転車駐車場は、公募により事業者を選考した上で、区と事業者で協定を締結し、事業者の負担で整備、維持管理を行います。また、暫定自転車駐車場の利用料金は、今後の暫定自転車等駐車場の整備方針に基づき有料とし、事業者の収入とします。  なお、利用料金及び最終的な整備台数については、事業者からの提案を受ける中で、区内の他の自転車等駐車場との均衡に配慮し決定いたします。  項番3、放置禁止区域の指定についてです。暫定自転車駐車場の設置に伴い、令和3年4月1日に高輪ゲートウェイ駅周辺にて、放置禁止区域を指定し、放置自転車の即時撤去を行います。資料№3-2の赤い部分が指定予定範囲でございます。指定範囲は整備方針に準拠し、駅から半径300メートル範囲内とし、街区や道路の路線、放置の状況等を勘案して設定しています。  項番4、今後のスケジュールについてです。令和3年2月、暫定自転車駐車場管理運営事業者の決定、町会等への周知、放置禁止区域内の放置自転車に対し案内札の貼付、令和3年3月、暫定自転車駐車場設置工事、放置禁止区域の設置板の設置、区ホームページ、広報みなとによる周知、令和3年4月、暫定自転車駐車場の開設、放置禁止区域の指定となります。  甚だ簡単ではございますが、以上で報告事項(3)「高輪ゲートウェイ駅周辺の放置自転車対策について」の御報告を終了させていただきます。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(玉木まこと君) 2年間ということで、事業者が費用を負担、整備、維持管理を行うということは、なかなか大変だとの思いです。このような事業スキームで放置自転車対策、駐輪場を整備することは、しっかりと区民にも分かる形で伝えることがいいのかと思います。企業の社会貢献的な側面もあると思いますので、そういうことが分かるように、民間事業者が独自に行っているというような誤解を招かないように、適切な形で公表していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) 公募に当たりましては、幾つかの企業に打診をしたところでございますが、多くの企業からは、100円、150円の利用料金収入なので、5年間は利用期間がないと、なかなか黒字転換ができないという話は数多く聞かれました。一方で、地元企業として、赤字になるのは見えているけれども貢献したいというような話もあったところから、今回、公募に踏み切りました。  公募については受付期間中ですので、結論はまだ分からないところでございますけれども、決定した暁には、玉木委員が御指摘のようなところに配慮しながら事業を進めていきたいと考えております。 ○委員(玉木まこと君) よろしくお願いします。  あと、放置禁止区域ですけれども、泉岳寺駅の方に300メートルの範囲となっていますが、指定はしないというのは、高輪ゲートウェイ駅と泉岳寺駅ということで違いがあるからということかと思いましたが、泉岳寺駅の周辺での放置自転車の状況と、範囲の指定の考え方について教えてもらえますか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) 港区で定めている今後の暫定自転車等駐車場の整備方針の中で、放置禁止区域につきましては、基本的に300メートルとするということになっています。300メートルの範囲につきましては、街区等を考慮するということと併せて、駐輪台数の規模に応じてエリアを変更することがございます。今現在、駐輪スペースに収まっている自転車と放置する自転車を合わせると、70台ございます。今回、JR東日本から借りられるスペースが70台ということから、この範囲を設定しました。また、放置禁止区域を広くしすぎると、放置等の自転車が減る傾向にございます。そういった観点から、70台をスタートとして、放置禁止区域については、駅前のこの一角の部分のみにする、ということで考えています。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。街区の切りのいい場所ということでこの赤い範囲だと思うのですが、泉岳寺駅周辺での放置の状況について、教えていただけますか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) 泉岳寺駅周辺につきましては、伊皿子坂保育園に上がっていく坂道の脇に相当数放置自転車があるということと、大木戸周辺にも若干の放置自転車が見受けられます。そこが特に放置自転車台数を見ても目立つ場所ということになります。今回の放置禁止区域にかける範囲には入っていないということになります。 ○委員(うかい雅彦君) もともとこの駐輪場というのは、広場を使うための駐輪場であって、駅利用者のための駐輪場ではなかったわけですね。それで現在70台程度の利用があるわけですから、正式に自転車駐輪場なると発表されたら、どれだけの方が利用するかということは、大体察しがつくと思います。ぜひともJR東日本には、もっとより強く協力を求めて、この場所を提供してもらうようにしないと、自転車があふれてしまうと思います。今まで駐輪場があったのかということも言われかねないと思いますので、そこのところは丁寧に説明した方がいいと思います。  それから、高輪地区総合支所まちづくり課長が説明された大木戸周辺は、相当台数が駐輪されていますよ。昔から芝浦港南の人がびっくりガードを抜けて都営浅草線の泉岳寺駅を利用するという方が使われていました。それ以外に、高輪ゲートウェイ駅に芝浦港南側の方々は、デッキがまだ開放されていないから、使われていない方も、駐輪場ができたということになれば、自転車で来る可能性は増えるわけです。まちびらきまでの間、やはり相当数自転車が利用されます。それで禁止区域だといって放置自転車を撤去するということはいろいろな御意見が出てくると思うので、丁寧に進めていただきたいと思います。認識の方々が多い中で、駐輪場を造りましたと発表になるわけですから、それだけの以上のことを踏まえ、できる限りJR東日本と協議するようにしていただきたいのですけれども、その辺のところはいかがでしょうか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) うかい委員御指摘のように、自転車駐車場用地につきましては、今現在、令和5年度にどの場所を貸していただけるかというところについては協議継続中ということでございます。それと併せまして、うかい委員御指摘のように、70台の台数で駐輪スペースが足りるかといったところも開設後の状況を見据えながら、なるべく広い土地を貸していただけるように交渉を重ねてまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) 先ほどの高輪地区総合支所まちづくり課長の説明で、利用料金については事業者の提案という話があるのですけれども、暫定自転車駐車場でも場所によって利用料金が必ずしも一定ではないのですね。同じ区の駐輪場で利用料金が異なるということは、変な話で、ぜひほかとそごがないようにしていただきたい。確かに台数からいくと、安い利用料金で運営できるかというと、なかなか難しいと思いますが、そこはぜひほかの駐輪場と同じような利用料金設定をするように、ぜひ事業者の方にきちんと提案し、進めていただきたいと思うのですがいかがでしょうか。 ○高輪地区総合支所まちづくり課長近江善仁君) 区内他の自転車駐車場と均衡することがないように、事業者と詰めてまいりたいと考えております。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかに御質問等ございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかになければ、報告事項(3)「高輪ゲートウェイ駅周辺の放置自転車対策について」の報告は、これをもって終了いたしました。  委員会の運営上、ここで休憩にしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、休憩といたします。2時50分の再開といたします。              午後 2時30分 休憩              午後 2時50分 再開 ○委員長(やなざわ亜紀君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  次に、報告事項(4)「令和3年度組織改正について」、理事者の説明を求めます。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 区政の課題解決と区民サービスの一層の向上、業務執行の効率化を図るため、令和3年度組織改正の実施を予定しておりますので、御報告させていただきます。資料№4、令和3年度組織改正について、資料№4-2、令和3年度職員定数の2点になります。  初めに、資料の訂正をお願いいたします。資料№4、3ページ、(3)総務部の②契約管財課についてでございます。1行目の冒頭、「令和元年4月」と記載しておりますが、正しくは「平成31年4月」でございます。大変失礼いたしました。今後、資料の作成につきましては十分注意してまいります。誠に申し訳ございません。  それでは、資料№4、令和3年度組織改正についての1ページを御覧いただきたいと思います。項番1、実施時期は、令和3年4月1日となります。  次に、項番2、組織改正の概要でございます。資料中の組織図については、左図が現行組織、右図が改正後の組織で、下線部は廃止・変更、囲みは新設または再編を表しております。令和3年度組織改正では、児童相談所の設置をはじめとする組織改正を予定しておりますが、当委員会に関連する所属における組織改正はございません。  また、5ページ以降は現時点での分掌事務(案)を記載しております。全体調整を行った後に成案となりますので、御説明は割愛をさせていただきます。  次に、今回の組織改正に係る職員定数について御説明させていただきます。資料№4-2、令和3年度職員定数を御覧いただきたいと思います。令和3年度の職員定数については、令和2年度との対比とともに、所属ごとにお示ししております。  最後の4ページを御覧いただきたいと思います。項番4、職員総定数のとおり、令和3年度の職員定数の総数は1,999人で、令和2年度と比較して33人の増となっております。  また、参考として記載してございますが、職員定数とは別に期限付定数、暫定配置数として職員を配置しております。それぞれ現時点では期限付定数が141人、暫定配置数が63人を配置しております。これらの職員数を合計すると2,203人となり、令和2年度と比較して39名の増となります。  なお、期限付定数は時限的に発生する事務事業で終了期間が明確である場合の配置、暫定配置数は業務量が未確定である場合等の配置でございまして、常態的に事務事業を執行するために必要な職員数である職員定数と分けているものでございます。  甚だ雑駁でございますが、報告事項(4)「令和3年度組織改正について」の御説明は以上となります。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(風見利男君) 街づくり支援部について、建築課の定数が1人減っているのですけれども、これは何か仕事がなくなったとか、変わったとか、あるのですか。 ○建築課長(冨永純君) 定数の1名減につきましては、建築課の建築事務係の職員の定数が1名減になるということでございます。建築課では、現在、建築事務係の業務になっております建築計画概要書の閲覧もしくは台帳記載事項の証明の発行など、こちらの業務についてカウンターに設けるディスプレーで映された地図を見ながら物件を特定できるシステムの構築を進めております。準備ができたものから順次仮稼働という形で運用していくわけですけれども、これまでは来庁者の方と職員が住宅地図を見ながら、もしくは台帳を見ながら一つ一つ物件を特定して台帳の証明や概要書の閲覧をしていたわけですけれども、このシステムは来庁された方がディスプレーを見ながら物件がすぐに特定できるようになります。こうしたことから職員の負担が今後減るということで、定数が1名減ということになっております。 ○委員(風見利男君) それはもう4月1日からスタートできるということなのですか。 ○建築課長(冨永純君) こちらにつきましては、まだ全てのデータがこのシステムに入力ができていない状況でして、令和3年度につきましても、データの入力ということについては同時並行で進めていくことになります。来年4月からということで、仮稼働は行うことになるのですけれども、例えば利用者の操作説明であるとか、もしくはシステム運用上の不具合、こうしたものも想定されますので、建築課としましては、内部の事務処理の効率化、それから今、人事課とこうした対応のために期限付で職員を配置することについても協議を行っております。いずれにしましても、来年度、職員の負担が増えることがないように対応していく予定となっております。 ○委員(風見利男君) 建築事務係は何人いるのですか。 ○建築課長(冨永純君) 現在、係長が1名、係員が4名の職場になっています。 ○委員(風見利男君) 1人減ることで事務量が増えて、残りの4名に負担がかかるということがないように。人事課と交渉していると言いましたけれども、日程的にも時間がないわけで、精力的に頑張ってもらいたい、そういうことでいいですか。 ○建築課長(冨永純君) 職員の負担が増えないように、私としましても、しっかりと人事課と交渉をするとともに、内部の事務の効率化につきましても責任を持って対応していきたいと考えております。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかに御質問ございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかになければ、報告事項(4)「令和3年度組織改正について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 次に、報告事項(5)「白金高輪駅東部地区まちづくり構想(素案)について」、理事者の説明を求めます。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) それでは、報告事項(5)「白金高輪駅東部地区まちづくり構想(素案)について」、御説明させていただきます。  最初に、資料№5、白金高輪駅東部地区まちづくり構想(素案)についてを御覧いただきたいと思います。  まず、項番1、策定の背景と目的でございます。白金高輪駅周辺は、多様な用途が共存するまちとして発展しております。また、現在、品川駅と白金高輪駅を地下鉄で結ぶ都心部・品川駅地下鉄構想の検討が進められているとともに、駅の東部地区においては新たなまちづくりの動きも見られます。しかしながら、本地区では、まちづくりの具体的な目標や方向性が示されていないため、まちの課題を解決するとともに、地域特性を生かした計画的なまちづくりを誘導することを目的に、白金高輪駅東部地区まちづくり構想を策定するものでございます。  次に、項番2、構想のポイントでございます。まず、(1)まちの背景でございますが、2つ掲げてございます。1つ目が、まちの特性、魅力でございます。本地区は、交通利便性が高く、活発な地域活動や良好な居住環境がまちの魅力となっております。また、歴史的にも多様な用途が共存するまちとして形成されてきました。本構想では、まちの魅力である暮らしやすい環境を保全しつつ、駅周辺では職住近接の複合市街地を形成する方向性を示しております。2つ目はまちの課題でございます。本地区は、老朽化した建物や幅員の狭い道路が多く、オープンスペースも不足していることから、防災性に課題がございます。また、本地区への駅の出入口は1か所で、周辺の歩道も狭く、歩行環境にも課題があります。本構想では、利用者や関係者などと協力しながら、緑やオープンスペースを整備することや、防災性の向上など、まちの課題を解決していく方針を示しております。  次に、(2)まちの将来像を御覧いただきたいと思います。本地区の魅力である活発な地域活動や良好な居住環境を生かしつつ、まちの課題である防災性の向上や安全なまちづくりを進めるため、まちの将来像として、「地域の個性を生かし、活発でにぎわいがあり、安全・安心で快適な都心生活を育むまち」を掲げております。  次に、(3)まちづくりの方針・方策でございます。構想の将来像の実現に向け、まちづくりの方針や方策を区のまちづくりの最上位計画である港区まちづくりマスタープランに沿って8つの分野別に示してございます。また、白金高輪駅周辺は、駅周辺エリアとして設定し、特に重点的に取り組むべき方策を示しております。  では、内容の御説明に入らせていただきます。  最初に、資料№5-3、素案の8ページを御覧いただきたいと思います。第1章では、白金高輪駅周辺では、まちづくり構想の策定の背景と目的のほか、対象区域や本構想の位置づけなどを整理しております。  次に、12ページを御覧いただきたいと思います。第2章のまちの背景では、まず、当ページから25ページにかけて関連する上位計画、関連計画やまちづくりの動きのほか、まちの歴史や現況について整理するとともに、26ページから32ページにかけて、上位計画やまちづくりの動き、実施したアンケートなどからまちの特性や魅力、まちの課題を整理してございます。  次に、34ページを御覧いただきたいと思います。第3章のまちの将来像では、本地区の大きな魅力である活発な地域活動や利便性をさらに向上させ、にぎわいと居住環境の両立したまちを目指して、まちの将来像のイメージを「地域の個性を生かし、活発でにぎわいがあり、安全・安心で快適な都心生活を育むまち」として掲げた上で、35ページのとおり、3つのまちづくりの目標を示すとともに、36ページでは、まちづくりの目標の実現に向け、当区の港区まちづくりマスタープランに示す8つの分野別にまちづくりの方針を示してございます。  次に、38ページを御覧いただきたいと思います。第4章、分野別まちづくりの方針では、8つの分野別のまちづくりの方針に基づき、16の方策を示し、第3章で示したまちづくりの目標の実現に向けた具体的な取組を示しております。  次に、58ページを御覧いただきたいと思います。第5章、駅周辺のまちづくりの方向性では、地域の交通拠点となっている白金高輪駅周辺において、特に重点的にまちづくりに取り組むべきエリアとして、駅周辺エリアを示すとともに、まちづくりの方向性と重点方針を60ページのとおり示してございます。  最後に、今後のスケジュールについてでございます。資料№5の裏面を御覧いただきたいと思います。本委員会に御報告後、2月21日から3月22日までパブリックコメントを実施いたします。また、パブリックコメント実施中の3月2日と3日には、区民説明会を実施する予定となってございます。その後、いただいた意見なども踏まえた上で、7月に策定する予定となってございます。
     甚だ雑駁でございますが、報告事項(5)「白金高輪駅東部地区まちづくり構想(素案)について」の説明は以上となります。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(うかい雅彦君) 今現在、テレワークなどで、ある程度、乗車数が減っており、駅は混雑はしていないのですけれども、計画が進み、いいまちになると、乗車数も増えるため、出入口も増やしたりするとよいと思います。しかし、ホームの広さは決まったままであるところなのですけれども、例えば車両数を増やすなど、ホームが混まないような、そういったような対応といいますか、いわゆる白金高輪駅周辺地区が開発されることによって、相当な乗降者数が見込めると思います。その辺の対応は、交通事業者などとの協議とかというのはできるのでしょうか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 地下鉄の車両の話ということでございますけれども、当然、車両などが混雑してきたということになれば、地下鉄の事業者、東京メトロ、それから都営交通には区の実情をお話しして、その対応ということをお願いしたいと考えてございます。  また、当地区でございますけれども、地下鉄の出入口が1か所しかないということで、そこが大変混雑する、また、この地下鉄の出入口の周辺でございますけれども、歩道も大変狭くて、朝夕の通勤・通学時間帯に大変混んでいるというところもございますので、その辺も踏まえまして、今後、まちづくりの中でしっかりと改善していきたいということを考え方としてしっかり示させていただいています。 ○委員(なかね大君) 素案の8ページ、2番のまちづくり構想策定の背景と目的について、本地区で複数のまちづくりが検討されていると書かれておりますけれども、本地区に、今現在、工事がすでに着工されており、計画が進んでいることに関しては結構なのですが、まだその前段階で計画が検討されているというようなところがあれば教えていただけますでしょうか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) まちづくりに向けて地域の皆さんで協議、勉強会を進めているところが2箇所ございます。  1つは、三田五丁目の西地区というところでございます。2017年8月に準備組合を設立して、勉強会、まちづくりに向けた協議を進めているということを聞いております。  それからもう1つでございますけれども、白金高輪駅東地区、設立は2016年8月になりますけれども、準備組合を設立して、地域の方々がまちづくりに向けた勉強会等々を開催しているということは聞いておるところでございます。 ○委員(なかね大君) ありがとうございます。  それと、45ページですけれども、この地図の上の方に、茶色い矢印が書かれていて、ここは歩行空間がしっかりと確保されるような歩道整備をしていく方向性であると書かれているのですけれども、現時点で特にその計画があるとかというわけではなくて、今後そういう将来性を持って開発に取り組んでいきたい、こういうような考えでよろしいでしょうか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) なかね委員おっしゃるとおりでございまして、今現在、計画があるというものではございませんけれども、このような取組を進めていきたいと考えているというところでございます。 ○委員(なかね大君) 最後に、29ページですけれども、このまちづくり構想のこの冊子は、このまま使われるのであれば、豊岡町児童遊園の写真が少し古いかと思います。整備されて新しくなっていると思うので、差し替えていただいた方がいいのではないかと思います。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 今後、パブリックコメント等を行っていきますので、その後、成案ということになります。今、なかね委員の御指摘を受けたことにつきましては、その中で対応させていただきたいと考えております。 ○委員(玉木まこと君) 30ページの古川の護岸の話なのですけれども、再整備は本地区沿いで完了していませんということなのですが、これは東京都が主体かと思うのですけれども、今のところはまだ何も予定等はないということでいいのか教えてください。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 現在、東京都で、すぐにこちらを改修するという予定はないということでございます。 ○委員(玉木まこと君) 一の橋の近くで、以前、崖下が崩れたこともあったので、必要があれば、早急に東京都に調整していただければと思いますので、東京都の方針等が分かった時点で教えていただけたらなと思います。  あと、魚籃坂下緑地なのですけれども、こちらは道路との間にあるようなところだと思うのですが、私の方にもここを何とか活用できないか、そのためには道路をどうにかできないかとか、そういう相談をいただいたことがあったのですけれども、どこが持ち主なのか教えていただけますか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 魚籃坂緑地は、都道の中にございます。ですので、道路としては都道ということになりますけれども、緑地そのものにつきましては、区の占用物ということになってございます。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。都道だけれども、区の占有物ということで、区が音頭を取って、どういう活用ができるのかということをリーダーシップを持って進めていただければと思います。  31ページの魅力のまとめという地図なのですけれども、主な寺社のところが茶色囲みになっていて、南麻布の方にも茶色囲みがあるのですけれども、一方で、白金二丁目の寺社には茶色囲みがないとか、あと、公園も、南麻布に公園の丸があるけれども、白金一丁目の方にはないということで、その辺が漏れがあるのかもしれないので、精査していただけたらと思います。  あと、45ページの自転車ネットワークのところなのですけれども、赤い線のところなのですが、魚籃坂下緑地との関係で、魚籃坂緑地沿い道路の右側を通っていくような感じになるのですけれども、これが本当に、将来的にはこうしていきたいというようなこととして理解していればよろしいのか。現状では車は緑地の左側を通ると思うのですけれども、そういう方針ということでいいのか教えてください。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 最初に、31ページの図について、54ページを御覧いただきたいと思いますが、これは港区まちづくりマスタープランに基づきまして、方針8を示させていただいております。国際化、観光文化ということで、事例も示させていただいておりまして、本地区を中心にこのようなものがあるということで記載しております。こちらの図面と整合を図らせていただきたいと考えているところでございます。  それから45ページの自転車走行空間ですけれども、こちらは自転車の走行するルートを示しているものではございません。少し分かりづらかったところもございますけれども、ネットワークを整備するということで示させていただいてございますので、図面の示し方、矢印の示し方については工夫をさせていただきたいと考えているところでございます。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。54ページの港区まちづくりマスタープランと整合性を図るということですが、54ページも寺社のところなど漏れがあるような気がするので、せっかくつくるものなので確認していただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員(風見利男君) この白金高輪駅東部地区まちづくりについて、この地域のまちづくりを進めてもらいたいと言っているのは誰なのでしょうか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 特にまちづくりを進めて、この構想をつくってほしいということではなく、品川駅からの延伸があるということ、まちづくりの動きも見られるということでございますので、そういう動きを鑑みて、まちづくりの構想を進めさせていただきたいということでございます。  というのは、まちづくりの方向性を誘導するような施策、今回では構想と言っておりますけれども、そういうものが現在ないということでございますので、今後のまちづくりの動きに対応するために本構想は作成させていただいたということになってございます。 ○委員(風見利男君) そうすると、区で考えたということでいいわけですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) はい、そういうことになります。 ○委員(風見利男君) 庁内ではいつから検討が始まったのですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 資料№5-3の69ページを御覧いただきたいと思います。庁内では、検討委員会を設けまして、令和元年11月5日から検討を開始しているということでございます。 ○委員(風見利男君) 白金高輪駅東部地区のまちづくり構想策定に関する調査委託というので、2019年9月19日に契約されているわけですよね。当然、この調査委託については、2019年度の当初予算に計上されているのではないかと思うのですけれども、これはどうなのでしょうか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 予算の方には確かに計上されていたところでございます。申し訳ございません。私が申し上げましたのは、正式に検討が始まったのはいつかということでの検討会を設置した日にちを答えさせていただきました。 ○委員(風見利男君) だって、2019年度の予算にまちづくり構想策定に関する調査業務委託の予算が計上されているということは、白金高輪駅東部地区のまちづくりについて、どういう結果になるか分かりませんけれども、進めていこうという、こういう意思決定があって予算計上されたのではないのですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 風見委員おっしゃるとおりでございます。正式な検討会が立ち上がった日を先ほども申し上げましたけれども、庁内につきましては、予算編成のときにこの方向性に決め、予算要求したということは事実でございます。 ○委員(風見利男君) 予算は2月に提案されますけれども、2019年度予算ということは、2018年度の段階で、白金高輪駅東部地区のまちづくりを進めていこうという意思形成ができていたという理解でいいわけですか。それは大体日取りがいつ頃なのか、正確に教えてもらえますか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 当初からこちらの地区でまちづくり構想の策定をするということで考えていたというわけではないということでございます。当初といたしましては、港区全体的でまちづくりの構想をつくりたいと考えていたということでございます。しかし、その中でこのエリアが今後まちづくりが進められていくという方向性が強いということがございました。それに対しまして、まちづくりの方向を示す方策等を示した資料がないということで、本地区を選んで構想を策定するということになりました。 ○委員(風見利男君) そうすると、2019年度予算では、港区全体のまちづくりを進めるための予算を計上して、その途中からその予算を使ってここのまちづくりの調査を進めようと、そういうふうに変わったということですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) はい。風見委員おっしゃるとおりでございます。 ○委員(風見利男君) 私はその中身がよく分からないので、予算要求に至った経過と、予算にこういう項目で要求したのか、その中身と時系列的に分かるように資料を調製していただきたいと、それはよろしいですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 資料を調製して提出させていただきます。 ○委員(風見利男君) その翌年、2020年度も同じ事業者にまちづくり構想策定支援について業務委託し、先ほどは約450万、今回は650万の調査委託を契約しているわけですけれども、2年続けて同じ事業者に委託しているわけでよね。構想の策定支援ですから、構想を考えてもらうだけではなくて、実際に区で検討するに当たって、あるいは住民説明会をするに当たって、委託事業者に支援をしてもらっていると思うのですけれども、どういう内容を委託したのですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 令和元年度でございますけれども、基礎調査でございます。まちの歴史や関連上位計画、それから開発の動向、交通量などでございます。それらのほかに地域の課題、状況の分析、区民意向調査の支援を委託してございます。  令和2年度でございますけれども、こちらにつきましては、この構想の骨子、それから中間案、素案の策定の支援、それから住民等との意見交換会も行っておりますので、そちらの支援ということで委託をしているということでございます。 ○委員(風見利男君) 契約書はいただいたのですけれども、具体的にどういう中身かというのは、私も時間がなかったので資料も要求しなかったのですが、できれば契約書とか、業務委託する場合に、区がいろいろな資料を提供するわけですね。その提供した資料の一覧表と、それから、そういう関係で契約に関する資料をセットで提出していただきたいと。これも今すぐではなくて結構なので、準備でき次第、提出をしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 先ほどの資料と併せて、調製の上、提出させていただきたいと考えております。 ○委員(風見利男君) あと、先ほど都市計画課長から御説明があったとおり、庁内に白金高輪駅東部地区まちづくり構想策定委員会を設置したのが2019年11月5日だと、同じ月の19日には第1回の委員会が開かれて、大体1年間で5回の委員会が開催され、先ほどの都市計画課長が示していた資料の中に日程が入っておりますけれども、白金高輪駅東部地区まちづくり構想策定委員会と合わせて5回の検討部会が開かれているのですよね。やはり具体的にここでどういう論議がされているのかというのは非常に大事なことなので、ぜひここでの会議録も準備ができ次第で結構ですけれども、提出していただきたい。いかがでしょうか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) こちらの資料につきましても、調製の上、提出させていただきます。 ○委員(風見利男君) この間、地域住民の皆さんの意見交換会を、第1回、第2回、第3回ということで、新型コロナウイルス感染症の関係があるので、分散して各回3日設定をされて、意見交換会というのをやっているわけですけれども、この住民の皆さんへの意見交換会周知はどのように行ったのですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 周知方法でございますけれども、地区内の区の掲示板掲示をさせていただきました。それから、町会・商店会へ案内文を渡して周知を依頼してございます。そのほかに、区のホームページ、それから新しい試みとしまして、区のツイッターの方に意見交換会を行いますということを周知いたしましてお知らせしているというところでございます。 ○委員(風見利男君) ここは古くからのまちなわけで、高齢者もすごく多いわけです。平屋も多いですし。先ほど、町内の掲示板というお話がありましたけれども、掲示板は何か所あるのですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 3か所ということでございます。 ○委員(風見利男君) でも、ホームページやツイッターに掲載したと言っても、なかなか知れ渡らないわけですよね。ですから、71ページに意見交換会の開催状況ということで、意見交換会での主な御意見というのが書かれています。ここには書かれていないのですけれども、7月7日に開かれた懇談会の意見交換会の中で、例えば土日にも開催する等、幅広く意見を集める努力が必要、周知方法を工夫すべき、こういう指摘があるわけです。町会とか商店会にお知らせしたとは言っても、こういう平常時と違って新型コロナウイルス感染症の時期で、掲示板、町会の役員が持って回るとか何とかはなかなかできないわけで、ほかに周知の方法、チラシを配布とか、いろいろな方法が私はあると思うのですけれども、その辺は考えなかったのですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 今回につきましては、個別にチラシというのは、配布していないというところでございます。繰り返しになりますけれども、周知を町会・商店会に依頼した上で、ホームページ、それからツイッター等に掲載したということでございまして、こちらのものを使って周知をしたということになってございます。 ○委員(風見利男君) この地域は、何世帯何人ぐらい住んでいらっしゃるのですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) こちらの方でございますけれども、人口といたしましては約6,400名の方がいらっしゃると聞いているところでございます。 ○委員(風見利男君) 世帯数は分からないのですね。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 2019年の時点で、約3,500世帯ということでございます。 ○委員(風見利男君) 今回、3回の意見交換会を行っているわけですけれども、同じ人が出ているかどうかというのはこれでは分からないわけですけれども、3日間行って参加者が100名なのです。先ほど、約64,000人とおっしゃいましたが、24ページに住んでいる方の人数が出ていますけれども、本当にごく一部という感じなわけです。だから、今回の白金高輪駅東部地区まちづくり構想というのは、自分の住んでいる地域が今後どういう形になるのかというのが、ある意味、示される大事なことなわけです。ですから、いかに多くの人に港区はこういうふうに考えているのだということを知ってもらう。実際、住んでいる方たちがどう思うかというのを意見交換するわけですから、やはりより多くの人に、新型コロナウイルス感染症はあるにしても、100名足らずしか参加しないという、こういう状況なわけです。私はやはり周知の方法あるいは開催の方法、いかに多くの人の意見を聞くかという、そういう立場でぜひこれからもパブリックコメントや意見を聞く説明会などあるみたいですから、周知を徹底していただきたい。いくらお知らせしても自分は出ませんというのは、これは自由なわけで、強制するわけにはいきませんけれども、ぜひより多くの人が、意見を述べる場があったことを後で知るということがないような取組をしてもらいたいと思うのです。  もう1つ、72ページに、まちの意見ということでアンケート結果が示されていますけれども、これを見ると、無作為抽出した503名に配布して、回収数は174通、回収率34.6%となっていますが、アンケートの質問は何問あったのですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 全部で16問ということになります。 ○委員(風見利男君) 当然それは集計して結果がまとまっているということでいいわけですね。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) アンケートの結果はまとめてあります。 ○委員(風見利男君) これはホームページなどで見られるのですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 申し訳ありません。ホームページには掲載されておりません。 ○委員(風見利男君) では、委員会の資料としては後ほど出していただける、そういう理解でいいですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 後ほど、資料を調製の上で提出させていただきたいと考えております。 ○委員(風見利男君) 回収率が34.6%ということなのですが、先ほど都市計画課長にお答えいただいた約3,500世帯で約6,400名ぐらいの区民がお住まいだということになると、回収率からいくと2.7%なのです。ですから、これが本当に全体の意向かどうかと判断するのは非常に難しいわけです。ですから、それはあくまで参考的な意見ということで私は扱うべきだと。実際を知るのであれば、もっと大々的にやるということが非常に大事だと思うので、それは意見として言っておきたいと思うのです。  先ほどの質疑の中でありましたけれども、ここに2つの再開発の準備組合がありますけれども、それと今回のまちづくりの関係で、そこの準備組合の皆さんの意見を聞いたり、事前に今現在港区としてはこう考えているということの話とか、意見交換とかというのはなかったのですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 準備組合については、事業者ではなくて土地の所有者の方々との協議ということはしておるということでございます。 ○委員(風見利男君) それは一般的な意見交換会の案内をお配りしたということではなくて、個別に準備組合の方々との事前のお話や説明があったということですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 意見交換会の方にも訪れていた方はいらっしゃるとは思いますけれども、それとは別に、地域の課題や魅力についてお伺いしたということでございます。 ○委員(風見利男君) それは2つの準備組合の役員の方々にお会いして、今、区としてはこういう取組を始めようとしていると。いろいろな調査をした結果、構想の素案をまとめ、進めようとしているというお話をされたということですか。それとも意見交換会で説明したような中身で御意見を、それこそ意見交換をされたということなのでしょうか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 意見交換会と同じような中身で、こちらの方とお話ししたということでございます。 ○委員(風見利男君) そこで出された意見などはまとめていらっしゃるのですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 協議はしておるのですけれども、申し訳ございません、特に議事録等というのはまとめていないということでございます。 ○委員(風見利男君) 議事録はともかく、準備組合の役員の方々が今回の構想をこういう形で港区が進めたいということに対して、どういう御意見をお持ちかというのは分かっているわけでしょう。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 把握してございます。 ○委員(風見利男君) 本構想をこういう形で進めたいということに対して、理解をしているということなのですか。自分たちのまちづくりとの関係で、そごを来すようなことがあっては困るというように思うので、その辺はどういう御意見なのですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 一般的な意見交換ということになってございますので、区としてこういうような素案とかそういうものをまとめているということについて意見交換をしたということでございます。特にこの準備組合の方から、こうしてほしいとかという意向というものはお伺いしていないということでございます。 ○委員(風見利男君) この2つの準備組合の組織状況などは区として分かるのですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 所管課の方に確認いたしましたが、まだ準備組合として正式には設立はされていないということでございます。今現在は、地権者の方々を集めながら勉強会とかを進めておるというところでございますので、具体的にどのくらいの地権者の率でこちらの方に参加しているかということについては把握していないということでございました。 ○委員(風見利男君) 先ほど、なかね委員の質問に、三田五丁目西地区の市街地再開発準備組合については、2017年8月、あと、白金高輪駅前東部地区市街地再開発準備組合については、その1年前の2016年8月に準備組合が発足しているという説明がありましたよね。準備組合という名前はあるけれども、今は活動していないというのはおかしいですよね。準備組合はあるけれども、活動が止まっているというのか、今は勉強会を行って、今後どうしていくかという段階だということなのですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 風見委員おっしゃるとおりでございまして、準備組合ということでヒアリングしたとき、いつ設立されたということを聞かせていただいております。それから、今の活動状況でございますけれども、所管課の方にも確認したところ、今現在は勉強会を行っているというような状況でございます。今後でございますけれども、恐らく地権者の同意などについても、その中で得ていくということになっていくのではなかろうかと考えているところでございます。 ○委員(風見利男君) でも、準備組合のニュースで、総会を開いたりしているから、きちんと活動しているのではないかと思うのですけれども。当然、区もニュースを発行されているのは御存じだと思うので、総会を開いたり、役員を改選したりとか、いろいろ活動していると思うのですけれども、それは御存じですよね。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 所管課に確認させていただきまして、そういう活動をしているということは聞いております。 ○委員(風見利男君) 準備組合がどういう動きをするかというのは、これからの話になりますけれども、今回、全体に網をかぶせるような形で区が構想の素案を提案してきているわけで、これが足かせになって、そちらの動きが縛られるということはないと思うのですけれども、その辺は準備組合の方に十分説明をして、理解していただいているということでしょうか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) この構想でございますけれども、地域の活動や特性、それから課題、歴史等も踏まえまして、住民の皆さん、それから行政、それから今言った準備組合等々、共有すべきまちづくりの方針を示すということでございます。この構想で地域の将来像を示すということで、無秩序に開発する方が進めていくようなことについては、抑制をするような形で示しているということでございます。ですので、あくまでもまちの将来像を地域の方々と話し合い、協議していきながら、その方針を示したということでございます。 ○委員(風見利男君) でも、意見交換会の中で、上位計画で決めたとおりのことをやってもらわなくては困りますよ、ということを区が答えているのですよね。だから、そういうことがないように、これからパブリックコメントとかいろいろな形で意見を聞いていくようになる構想ですけれども、先ほども言ったように、そこにお住まいになっている方が自分たちのまちをどう考えているのかという意見が十分汲み取れるように。あと、なるべく多くの人にこの構想を知ってもらって、意見をもらうということを徹底してもらいたいと。ホームページで公開した、あるいは町会・商店会の掲示板で知らせた、役員を通じてお知らせするだけでなく、多くの人の意見が区の考えに対してどういうふうに思っているかという意見が十分つかめるように、工夫をして取り組んでいただきたいと思いますけれども、それは大丈夫ですね。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) パブリックコメントの周知の方法については工夫をさせていただきたいと考えております。 ○委員(風見利男君) あと、出された意見は、ぜひ最大限に生かせるようにお願いします。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 申し訳ありません。内容等にもよりますけれども、意見につきましては、できるだけ構想に反映できるよう調整させていただきたいと考えているところでございます。 ○委員(風見利男君) あと、これは港区街づくり等に関する検討委員会の議題にはなっていないわけですね。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) これは別の検討会ということで要領で設置しておりますので、そちらの方にはかかっていないということでございます。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかに御質問等ございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかになければ、報告事項(5)「白金高輪駅東部地区まちづくり構想(素案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。  委員会の運営上、ここで休憩にしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり)
    ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、休憩といたします。4時10分の再開といたします。よろしくお願いします。              午後 3時52分 休憩              午後 4時09分 再開 ○委員長(やなざわ亜紀君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  次に、報告事項(6)「港区低炭素まちづくり計画(素案)について」、理事者の説明を求めます。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) それでは、報告事項(6)「港区低炭素まちづくり計画(素案)について」、御説明させていただきます。  最初に、資料№6港区低炭素まちづくり計画(素案)についてを御覧いただきたいと思います。  まず、項番1、計画策定の背景と課題でございます。区は、平成27年10月に都市の低炭素化の促進に関する法律に基づき、港区低炭素まちづくり計画を策定し、都市の低炭素化に向けた取組を進めてまいりました。また、平成31年2月には、本計画の施策の1つである駐車場の設置に関する配慮や駐車場の集約を進めるため、駐車機能集約化編を作成し、施策を進めてきたところでございます。この間の地球温暖化の進行や、脱炭素社会の潮流を受け、まちづくりについても環境負荷低減に向けた継続的な取組が求められているところでございます。また、SDGsの採択や、災害の激甚化、さらには新型コロナウイルス感染症の拡大を契機としたライフスタイルの変化等への対応も求められており、これらの変化に対応するため、都市の低炭素化の促進に向けた新たな計画を策定するものでございます。  次に、項番2、計画のポイントでございます。まず、(1)策定の方向性です。地球温暖化や気候変動の厳しい状況を受け、前計画で推進してきた低炭素まちづくりの計画の基本となる3つの分野であるエネルギー、みどり、交通の分野について、本計画においてもさらなる取組を進めるとともに、SDGsに関連する事項に加え、昨今、社会動向を踏まえ、レジリエントなまちづくりの推進、テクノロジーの活用、ライフスタイルの多様化への対応といった新たな視点を設定し、関連する施策や取組を展開します。  次に、(2)将来像とその実現に向けた基本方針を御覧いただきたいと思います。将来像を快適で安心なうるおいある持続可能な環境都心みなとと定め、その実現のため、基本方針として、エネルギーが最適に利用され、自立性の高いまちづくり。都市と自然が共生するまちづくり。多様な交通手段が利用しやすく、環境負荷の少ないまちづくりの3つを掲げてございます。  次に、(3)基本方針の関連施策を御覧いただきたいと思います。基本方針ごとに資料に記述した施策を掲げるとともに、施策に基づく取組を設定いたしております。  次に、(4)「駐車機能集約区域」等の追加についてを御覧いただきたいと思います。現行の港区低炭素まちづくり計画では、地域の実情に応じて駐車機能の集約化や駐車場の附置義務の効率的な運用を図るため、別冊として駐車機能集約化編を策定いたしております。  資料№6-4の13ページを御覧いただきたいと思います。今回、個別区域として、新たに六本木交差点周辺地区と浜松町駅周辺地区の2地区を追加し、合計で4地区を駐車機能集約化区域として位置づけ、当該資料の22から29ページに各地区の詳細を記述いたしております。  では、内容の御説明に入らせていただきます。資料№6-3の8ページを御覧いただきたいと思います。第1章、港区低炭素まちづくり計画とはでは、都市の低炭素化の促進に関する法律に基づき、国が定めた都市の低炭素化の促進に関する基本的な方針によって示された3つの方針に基づき、本計画を作成したことや、計画の位置づけ、区域、期間などを整理してございます。  次に、18ページを御覧いただきたいと思います。第2章の港区低炭素のまちづくり計画の現状と課題では、当ページから34ページにおいて、当区の都市構造や二酸化炭素排出特性のほか、これまでの区の取組と成果について整理するとともに、35ページから39ページにおいて、低炭素まちづくりに関する5つの動向と、40ページと41ページにおいて、低炭素まちづくりに関する6つの課題を整理してございます。  また、42ページから47ページにかけては、課題等を踏まえた上で、計画策定の方向性として、低炭素まちづくりの基本となるエネルギー、みどり、交通といった3つの分野のさらなる発展や、SDGsや社会課題の解決に向けて新たな視点として、レジリエント、テクノロジー、ライフスタイルに関する考え方を整理してございます。  次に、50ページを御覧いただきたいと思います。第3章、将来像と基本方針では、めざすべきまちの将来像を示すとともに、将来像の実現のため、低炭素まちづくりにおける施策の考え方を整理し、エネルギー、みどり、交通といった3つの分野を踏まえ、3つの基本方針を整理してございます。  また、52ページにおいては、3つの基本方針に対し、関連するSDGsのゴールや、SDGsの考え方や新たな視点を踏まえて、施策の展開、イメージを整理しております。  次に、55ページを御覧いただきたいと思います。第4章、計画の目標では、基本方針に沿った成果目標として、エネルギー分野、みどり・自然分野、交通分野における成果目標を示しております。また、総量目標としては、関連する各種計画との整合性を確保する観点から、港区環境基本計画で中期の削減目標として示されている2030年度の二酸化炭素の排出量を2013年度比で40%削減を目標といたしてございます。  次に、60ページを御覧いただきたいと思います。第5章の施策においては、めざすべきまちの将来像の実現に向け、3つの基本方針に基づき、当ページの記述のとおり、全部で7つの施策を整理するとともに、それに連なる19の取組を61ページのとおり掲げました。  また、62ページでは、新たな視点を踏まえた施策の方向性について整理いたしております。  次に、104ページを御覧いただきたいと思います。第6章の進捗管理では、当計画に示した施策を着実に実行するため、PDCAサイクルに基づくマネジメントを実施することや、社会情勢の変化を踏まえ、計画の内容見直しや更新を行うといたしております。  最後に、今後のスケジュールについてでございます。資料№6の裏面を御覧いただきたいと思います。本委員会に御報告後、2月21日から3月22日までパブリックコメントを実施いたします。その後、いただいた意見なども踏まえた上で、7月に策定する予定となっております。  甚だ雑駁でございますが、報告事項(6)「港区低炭素まちづくり計画(素案)について」の説明は以上でございます。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(玉木まこと君) 現行計画と次期計画で、章立てなど若干変わっているようですが、PDCAサイクルを回しますというところの中で、現行計画では、PDCAで進捗管理をしていくということと、併せて評価をしていきますというような記載があったのですけれども、次期計画では、その評価というところがあまり記載がなくなっているのですが、その辺りはどのように考えているのでしょうか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 次期計画でございますけれども、中間年次と計画期間の最終年次で、都市の開発事業等の進捗や、効果が得られた成果指標の到達度を検証するということにしてございます。現行計画につきましては、評価というものがあったと思いますけれども、次期計画につきましては、資料№6-3の104ページになりますけれども、この時点で見直しを図っていくということで考えたということでございます。 ○委員(玉木まこと君) では、目次の段階から評価方法というところはなくなっていますけれども、変わらずに到達度合いを検証して見直すということで、区としてはそこはあまり大きな変更はないという認識でいいのでしょうか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 次期計画では、評価の考え方を少し変えさせていただいております。総量目標と成果目標という2つを示させていただいています。全体的には低炭素に向けた取組を行っていくということでございますけれども、次期計画につきましては成果目標ということで、56ページになります。こちらの方で基本目標ごとに目標を設定しているのですけれども、総量目標のほかに、このような形で成果目標を示させていただいて、この表に基づいて計画は進めていきたいと考えているところでございます。 ○委員(玉木まこと君) 目標を持って、しっかり進捗も確認しながら、目標の数値があったり総量があるということで、評価をしていくということで理解いたしました。  あと、用語解説というのも新たに出ているのですけれども、分からない用語があります。91ページのZEVなど、必要な用語があれば、本文中で括弧書きで説明されるのか分かりませんけれども、追加していただけたらいいのかなと思いました。  あと、ワンウェイ型のカーシェアの話を触れていただいているのですけれども、都内では、もうワンウェイ型が終わってしまいました。もし民間事業者が、何か実験の結果みたいなものが載せられるようだったら載せた方がいいのかなと思ったので、一応、意見とさせていただきます。  最後に質問は、駐車場のところなのですけれども、六本木が新しく入ったというところで、六本木のところも確認したいのですけれども、各地区で駐車場の考え方が全然違うのかなと理解しているのですが、六本木の場合ですと、交差点直近エリアと交差点外縁部エリアというのを分けていて、直近エリアになるべく駐車場を寄せないで、外縁部にまとめるというような方針なのかなと理解しているのですけれども、まずそういう理解でよろしいか教えてください。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 玉木委員おっしゃるとおりでございますけれども、配置については、少し検討することが必要ということで載せてございます。資料№6-4の20ページ(2)を御覧いただきたいと思います。集約駐車施設の位置ということで、建築物の利便性も含めて、距離、その間の交通手段の利便性を考慮して検討するということにしてございます。  ただ、下から3行目のところですが、駐車施設の整備に伴って、周辺に自動車の交通の集中等の悪影響を引き起こす場合もございますので、歩行者の安全性や周辺の自動車交通等の道路状況も勘案して設置する必要があるということで、こちらを記述させていただいております。  このとおり、六本木のところにつきましては、こういうことを踏まえて駐車場の配置はしていきたいと考えているということでございます。 ○委員(玉木まこと君) 各地区で特徴があるので、駐車場をどういうふうに適切に配置していくかというのは、各地区で考え方が異なると思うのですけれども、だからこそ読み込まないとなかなか分からなかったのですが、六本木の場合ですと、直近エリアと外縁部エリアというような表記があります。あとは交差点周辺という言葉など、用語の統一を図っていくと、より分かりやすいと思いました。具体的に言いますと、27ページの(2)の2行目のところなのですけれども、「交差点周辺において整備される駐車施設を駐車機能集約区域の外縁部へ集約」という、この周辺と外縁部という言葉と、その左の地図では直近エリアと外縁部という記載になっていますので、分かりやすいようにしてもらえたらいいなと思いました。 ○委員(風見利男君) 港区環境基本計画が策定中だと思うのですけれども、本計画との関係性はどういうふうになるのですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 資料№6-2の概要版でございますが、一番上の段の右側のところでございます。こちらの方に位置づけ、区域、期間という欄がございます。こちらの方に示させていただいてございますけれども、港区環境基本計画に適合するということになってございます。これは法律においても本計画ともしっかりと適合させるよう定っておりますので、港区環境基本計画等も踏まえながら、本計画を策定しているということでございます。  少し詳しくなりますと、資料№6-3の11ページでございます。計画の位置づけをこちらに記載させていただいてございますけれども、この計画は、「地球温暖化対策地方公共団体実行計画」に適合すると法律に従ってこのように記載していますので、適合させているということでございます。イメージとしては、このような形で図を示しているということでございます。 ○委員(風見利男君) 港区環境基本計画をベースにしながら、まちづくり部門をどう対応、検討していくか、そこに貢献していくか、そういうことでいいわけですか。  最近のニュースでは、氷河が崩壊して死者が出たり、洪水が起こったりと、本当に地球温暖化は取り返しのつかないような状況になっているわけです。この概要版に書いてあるとおり、港区は東京都の中でも最も二酸化炭素の排出量が多いわけですよね。それはなぜかというと、巨大なビルがあるから、そこからの排出量がどんどん増えるわけで、だから根本的に地球温暖化を考えたときに、これ以上巨大なビルを造ることがいいのかどうかという、そういうことも私は問われているのではないかと思うのです。将来子どもとか孫の時代に人類が生活できるかどうか、そんな危機感さえあるわけです。2050年までにという目標に向けて一つ一つ確実にやっていかないと大変なことになるわけです。ですから、巨大なビルを造っても、駐車場を集約化したり、冷暖房を幾つかのビルに一緒にしたりとか、いろいろな工夫はするのだけれども、結局、大きなビルができれば、それだけの規模の大きな熱源が必要なわけで、二酸化炭素の排出量が増えることは間違いないわけです。ですから、私は一度立ち止まって考える、そういう時期だと思うのです。その辺の視点がこの中で、抜けているのではないかと思わざるを得ないのですけれども、その辺はいかがですか。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 低炭素のまちづくりを推進していくためには、環境と都市機能のバランスを図りながら、都心区としての役割も担っていくということも必要だと考えております。今後も続くまちづくりの事業を抑制することではなくて、それらを契機として都市の低炭素化の推進をしていくことも重要と考えております。  ですので、この計画に基づいて、低炭素に向けた様々な施策をこちらの方には記載してございますけれども、今後、まちづくりを進める中では、事業者等を含め、二酸化炭素の排出は削減していくと考えているということでございます。 ○委員(風見利男君) 特に都心、港区、千代田区など、国家戦略特区ということで、開発優先で企業が一番活動しやすいまちということで、巨大なビルを、容積率を2000%にさせたり、従来建てられなかったような建物がどんどん建つようになってしまっているわけですね。そうなれば、当然、二酸化炭素の排出量も増えるわけですし、ビルの窓ガラスに反射して、それがヒートアイランド現象の引き金になって、予想もしないような雨が降ったりと、こうなるわけですよね。ですから、低炭素のまちづくりを本当に考えたときに、何回も言いますけれども、根本から見直す時期だと思うのです。これはいくら言っても答えはないと思うのですけれども、そういう立場でぜひ考えてもらいたいとお願いしておきたいと思います。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかに御質問等ございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかになければ、報告事項(6)「港区低炭素まちづくり計画(素案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 次に、報告事項(7)「都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)」、理事者の説明を求めます。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 報告事項(7)「都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)」について、御報告をさせていただきます。本日付当委員会資料№7を御覧いただきたいと思います。  1ページを御覧いただきたいと思います。項番1、事業の概要です。都市計画道路補助線街路第7号線は、三田二丁目から渋谷区東二丁目までの延長約3,630メートルの補助線街路です。震災時の広域避難場所を結ぶ緊急道路障害物除去対象路線でありまして、他の路線に優先して整備を進めております。本事業は、現在、3つの区間において事業認可を受けておりまして、本件土地は補助第7号線のうち二之橋から仙台坂までの区間を整備するもので、区間延長は約530メートル、計画幅員は15メートルで、車道が7メートル、両側に4メートルの歩道が整備されます。  続いて、項番2、本事業の経緯です。補助第7号線は、昭和21年に都市計画決定されました。本区間につきましては平成27年3月10日に事業認可を取得後、用地取得を進めてまいりました。令和7年3月31日の事業完了を目標に事業を進めてございます。  続いて、項番3、用地取得の進捗率です。本区間の取得予定面積は約2,220平方メートルです。現在までに取得した面積は439.67平方メートルです。本件土地を取得いたしますと、488.53平方メートルで、進捗率は約22%となります。  1ページおめくりいただきまして2ページを御覧いただきたいと思います。項番4、物件の表示、購入価格、契約の相手方です。購入する土地の所在は、港区南麻布一丁目2番1の一部になります。  5ページを御覧いただきたいと思います。事業計画図でございますが、こちらの図面中央部の赤く着色した部分が、今回購入予定の土地になります。  2ページに戻っていただきまして、項番4の表にお戻りください。地目は宅地。地積は48.86平方メートルとなります。購入価格は1億4,820万9,481円で、1平方メートル当たりの単価は303万3,350円になります。契約の相手方は個人の方になります。  続きまして、項番5、購入理由ですが、都市計画道路事業用地購入のためです。  項番6の財源でございます。港区公共用地買収基金を活用します。なお、令和4年度には国庫補助金及び都市計画交付金の交付申請を行いまして、交付決定を受けた後、基金への買戻しを予定してございます。  3ページを御覧いただきたいと思います。案内図です。赤く着色している部分が、今回購入予定の箇所になります。  1枚おめくりいただまして、4ページを御覧いただきたいと思います。公図の写しになります。赤く着色している部分が今回の購入予定の土地です。  もう1枚めくっていただきまして、5ページが事業計画図です。黄色で着色している部分が未買収地、青色で着色した部分はこれまでに取得済みの土地を示してございます。  最後に、今後の予定でございます。本件につきましては、当委員会の御報告と同時に、本日開催されております総務常任委員会にも御報告をさせていただいております。契約の相手方とは、本日の両委員会の御報告の後、契約の準備が整い次第、3月上旬までに契約をしたいと考えております。  以上、甚だ簡単ではございますが、報告事項(7)「都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)」の御報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(風見利男君) また財源の内訳だけ教えてもらい……。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 国庫補助金につきましては土地代に対する55%でございまして約8,150万円、都市計画交付金が約1,670万円、その他といたしまして約5,000万円ということになってございます。 ○委員(風見利男君) 昨日、前を通って見てきたのですけれども、歩道から少し入ったところ、きれいにレンガで敷き詰めた、あそこが多分購入するところだと思うのですけれども、ちょうど隣との境にブロック塀、L字型にブロック塀みたいなものがあるのですけれども、その撤去費用は当然区が補償するということになるわけですか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 風見委員御指摘のとおり、隣地との塀であるブロック塀と、表面の舗装のブロック、こういったものが補償の対象になります。 ○委員(風見利男君) 次に購入見込み、ここは少し、あと残り、黄色いところだけ、これを見るとかなりの地権者がいっぱいいるみたいですけれども、購入できると、ここだけでもかなり整備がされると思うのですけれども、次に購入できそうなところはあるのでしょうか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 予定はしておりまして、交渉はしているところですが、次の予定というのは、まだその段階ではございませんので控えさせていただきますが、順次、話合いをしながら購入をしていきたいと考えております。 ○委員(なかね大君) これはもうお答えしていただけるのかどうかあれですけれども、これは今、全体の22%に当たるということで、この今回取得される部分、約半分ぐらいの部分に当たっていて、ここ、いわゆる東側から真ん中あたりまではかなり進んでいて、例えばこの東側半分ぐらいまでは全部買収できたとした場合、これは道路の工事が進むということはあるのでしょうか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 工事につきましては、現時点で考えておりますのは、土地を、この黄色の部分を全て購入した暁に、まず最初には電線共同溝、地中化の工事をして、最終的には道路整備を行っていくということです。仮に、なかね委員がおっしゃるように、南側半分ができたときに、では、そこの部分だけ先行してやるかといえば、部分的な地中化の工事はやるかもしれませんけれども、全体の修景、いわゆる歩道整備までについては、最終的な用地が全て買えてから整備することを予定してございます。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかに御質問等ございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかになければ、報告事項(7)「都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「請願元第13号 東京都市計画道路幹線街路環状第4号線にかかる港区立白金児童遊園敷地港区立白金台幼稚園の敷地を東京都に譲渡しないで頂きたい事を求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 次に、審議事項(2)「発案元第5号 街づくり行政の調査について」を議題といたします。  本発案につきまして、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 次に、「港区緑と水の総合計画(素案)に寄せられた区民意見について」、岩崎都市計画課課長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。 ○都市計画課長(岩崎雄一君) 貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。「港区緑の水の総合計画(素案)に寄せられました区民意見について」、御報告させていただきます。  港区緑の水の総合計画につきましては、昨年の11月20日の当委員会におきまして、素案の内容について御報告をさせていただきました。その後、区民意見の募集や区民説明会を実施し、いただいた御意見の計画への反映及び庁内の緑と水の総合計画推進委員会及び学識経験者等で構成する緑と水の委員会で審議を経て、新たな緑と水の総合計画を策定いたします。このたび、素案に対する区民意見募集結果について、内容と区の考え方を公表するに当たりまして、情報を御提供させていただきます。委員会資料№8の港区緑と水の総合計画(素案)に寄せられた区民意見についてを御覧いただきたいと思います。こちらは、令和2年12月1日から令和3年1月5日までに実施した区民意見募集並びに区民説明会に寄せられた御意見の件数をまとめた資料でございます。  1の区民意見募集での御意見はございませんでした。2の区民説明会での参加者意見は1件でございました。  資料№8-2を御覧いただきたいと思います。こちらはいただいた御意見の内容でございます。御意見といたしましては、「緑と水によってめざすまちの姿」を示すイラストで何を表しているのか具体的な説明を入れてほしいという内容でございました。  「港区緑と水の総合計画(素案)」に寄せられた区民意見につきましては以上でございます。  最後に、今後の予定でございます。港区緑と水の総合計画に対する御意見に対する区の考え方につきましては、広報みなとでお知らせ後、2月21日から区のホームページで公表してまいります。  報告は以上でございます。
    ○委員長(やなざわ亜紀君) 御質問等ございましたら、順次御発言願います。よろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり)     ────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) そのほか、何かございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。              午後 4時44分 閉会...