• 雨水貯留管(/)
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  1. 港区議会 2020-03-30
    令和2年3月30日保健福祉常任委員会-03月30日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    令和2年3月30日保健福祉常任委員会-03月30日令和2年3月30日保健福祉常任委員会  保健福祉常任委員会記録(令和2年第9号) 日  時  令和2年3月30日(月) 午後1時30分開会 場  所  第1委員会室出席委員(9名)  委 員 長  なかまえ 由紀  副委員長  小 倉 りえこ  委  員  石 渡 ゆきこ       榎 本 あゆみ        熊 田 ちづ子       鈴 木 たかや        琴 尾 みさと       池 田 たけし        清 原 和 幸 〇欠席委員        な し 〇出席説明員
     麻布地区総合支所長子ども家庭支援部長兼務          有 賀 謙 二  麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務  加 茂 信 行  赤坂地区総合支所長保健福祉支援部長兼務           森   信 二  赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務  後 藤 邦 正  高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務  佐 藤 博 史  保健福祉課長                         山 本 睦 美  福祉施設整備担当課長                  小 笹 美由紀  高齢者支援課長                        金 田 耕治郎  生活福祉調整課長芝地区総合支所生活福祉担当課長兼務  阿 部 徹 也  福祉施設整備担当部長                     佐 藤 雅 志  子ども家庭課長                        野 上  宏   保育課長                        山 越 恒 慶 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 港区立麻布いきいきプラザ等整備計画について   (2) 麻布地区港区立いきいきプラザ指定管理者の公募について   (3) 赤坂地区港区立いきいきプラザ指定管理者の公募について   (4) 港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館の愛称について   (5) 高輪地区港区立いきいきプラザ指定管理者の公募について   (6) 港区立高輪子ども中高生プラザ指定管理者の公募について   (7) 令和2年度組織改正について(追加)   (8) 港区立特別養護老人ホーム等指定管理者の公募について   (9) 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴う台場高齢者在宅サービスセンターの休館について   (10)中学生学習支援事業の拡充について   (11)小学校入学教育カリキュラムの改訂について  2 審議事項   (1) 発 案元第4号 保健福祉行政の調査について                                   (元.5.29付託)                 午後 1時30分 開会 ○委員長(なかまえ由紀君) ただいまから、保健福祉常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、小倉副委員長、石渡委員にお願いいたします。  委員会における理事者の出席等についてご報告いたします。  行政に新型コロナウイルス感染拡大防止対策を最優先に対応してもらうため、第1回定例会の委員会における理事者の出席は必要最小限としました。定例会後の理事者の出席については、3月17日の運営委員会において、今月末までは報告・審査等に関係する方を中心とし、詳細は各委員長が判断すること、4月以降は、感染拡大の状況にもよりますが、原則通常の出席者に戻すことが確認されております。そのため、本日は報告案件に関係する理事者のみの出席といたしましたので、ご承知おきください。  なお、17日の運営委員会におきまして、傍聴につきまして、引き続きお控えいただくよう議会ホームページ等で周知し、傍聴にいらした方については、手指消毒をした上で入室いただくことも確認されておりますので、あわせてご承知おきください。  次に、本日の運営についてですが、報告事項(1)、(2)に関連して、麻布地区総合支所加茂管理課長報告事項(3)、(4)、(8)に関連して、赤坂地区総合支所後藤管理課長報告事項(5)、(6)に関連して、高輪地区総合支所佐藤管理課長に出席していただいております。  報告事項(2)、(3)、(5)は、いずれもいきいきプラザの指定管理者の公募についての報告であるため、3件一括して報告を受け、質疑を行いたいと思います。また、報告事項(4)終了後、日程を変更して、報告事項(8)の報告を受け、質疑を行いたいと思います。報告の順序といたしましては、報告事項(1)、報告事項(2)、(3)、(5)、報告事項(4)、報告事項(8)、その後、報告事項(6)から順次報告を受け、質疑を行いたいと思います。  このような進め方でいかがでしょうか。よろしいですか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(なかまえ由紀君) それでは、そのようにさせていただきます。なお、各管理課長は、当該報告終了後、退席いたしますので、あらかじめご承知おきください。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(なかまえ由紀君) それでは、報告事項に入ります。報告事項(1)「港区立麻布いきいきプラザ等整備計画について」、理事者の説明を求めます。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務加茂信行君) それでは、報告事項(1)「港区立麻布いきいきプラザ等整備計画について」をご説明させていただきます。本日付資料№1をごらんください。  本件につきましては、1月22日の当常任委員会で、整備計画の素案をご報告させていただきました。その後、素案に対する区民意見募集及び説明会を行い、このたび整備計画を策定いたしましたので、本日ご報告させていただくものでございます。  項番1、区民意見募集等の実施概要です。区民意見募集では18件のご意見をいただき、説明会は2回の開催で37人の方に参加をいただきました。  主な意見と区の考え方につきましては、資料№1-3をごらんいただきたいと思います。資料№1-3の1ページの項番3、意見の種別と対応状況です。いただいたご意見につきましては、表に記載のとおり合計41件で、それらを5つの種別に分けております。  このうち、1、意見を反映し、素案を修正したものが3件ございます。2ページをごらんください。表の一番左に番号を振っておりますが、№1から№3までが、いただいたご意見を素案に反映したものとなっております。いずれも集会室の設備に関するもので、カラオケやダンスをするための防音機能や、踊りの練習等で足が冷たくならないよう床暖房を設けてほしい、また、ダンス等の更衣スペースを設けてほしいというご意見でございました。  資料№1-2、港区立麻布いきいきプラザ等整備計画の68ページをごらんいただきたいと思います。各諸室の面積と考え方を表にまとめております。表の中段に記載した集会室につきまして、「カラオケ等のため防音対策を講じる」「床暖房を取り付ける」「カーテンレールを設置し、更衣スペースを確保する」の記載を追加しております。なお、素案の内容を変更した点は、この部分だけとなっております。  資料№1-3にお戻りください。3ページの№9以降には、浴室や区民協働倉庫の運用など、今後の設計・工事や施設運営等で検討するものなどを記載しております。  引き続き施設利用者や地域の方々のご意見を丁寧に伺い、ご理解をいただきながら、本計画を進めてまいります。  資料№1にお戻りください。項番2、建設費につきましては、作業連絡所の解体費用も含めまして、約10億円を見込んでおります。  項番3、今後のスケジュールですが、本日の報告後、来年度から設計に入りまして、令和6年4月の運営開始を目指してまいります。  大変簡単ではございますが、説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長(なかまえ由紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員(琴尾みさと君) 資料№1-3の2ページ、(1)港区立麻布いきいきプラザに対しての意見の1番目、「敬老室でカラオケをすることとなっているが、マッサージ機などを置くと狭くなる。是非カラオケは集会室でも実施してほしい。」というところについてですけれども、例えば、敬老室でマッサージ機を置いていて狭いということであれば、敬老室と集会室にもつけてほしいということだと思うのです。集会室に防音とカラオケを導入することによって、お幾らかかるのか教えていただけますか。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務加茂信行君) 施設課とも相談している範疇で、まだ正確な数字は出てございませんが、今後の設計の中で決めていきますけれども、数百万円はかかると聞いてございます。 ○委員(琴尾みさと君) 多分すごく費用がかかるものかと思うのです。敬老室だと60歳以上でないと使用できないと思うのですが、集会室だといろいろな世代の方々が利用できると思うのです。敬老室と集会室ではなく、例えば、カラオケを導入するのだったら、集会室だけという意見はなかったのでしょうか。そこについてお伺いさせていただきます。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務加茂信行君) まず、マッサージ機などを置いていて狭いということですが、利用人数もかなり多いというところがございまして、集会室は面積的にそれに対応するために必要ということと、集会室につきましてはダンスをやるというお話もございますので、そういった意味からも防音機能ということは必要と考えてございます。 ○委員(琴尾みさと君) そうですね。集会室でダンスなどをされるから、カラオケなどを別に入れても、もともと防音機能があるということだと思うのですけれども、敬老室でダンスをすることはないですよね。カラオケを導入するにあたり、人が多いから狭いという認識でよろしいですか。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務加茂信行君) マッサージ機の台数も現時点では決めてございませんが、現状ですと2台置いているということになります。それが必ずしも多くの面積を占めているかというと、決してそうではなくて、やはり利用者の人数に応じて広い場所も提供することが出てくると考えているところでございます。 ○委員(琴尾みさと君) わかりました。この見方だと、マッサージ機だけ置くとここが狭いからこちらにもつけてくれと私は解釈していたので、今の説明で理解いたしました。ありがとうございます。 ○委員(熊田ちづ子君) まず、敬老室なのですけれども、利用者のご意向を聞いて、畳を敷くということで、畳のよさ、それから、フローリングといろいろあるのですけれども、そこはやはり利用されている方たちの意向に沿う必要があると思うのです。  それで、椅子も置くということになっています。例えば、飯倉いきいきプラザも和室で、椅子を置いていただいているのですけれども、導入した当初は低い椅子でも結構利用されていたのですが、今は新しく少し高いものを置いていただいておりますので、どのようなものを整備していくかということについてはよく相談をしていただいて、整備していただきたいと思います。  あと、もう一つ、敬老室で鏡を設置するということで、多分いろいろなお稽古事をなさるときに鏡があると便利なのですけれども、実は鏡を使用しないときには鏡が邪魔で、リーブラでは後から目隠しみたいなものをつけてもらったことがあると思うのです。鏡があったら、今度は使わないときは映ってしまうということが邪魔になってしまうので、それを隠れるような形にしていただきたいと思うのですが、敬老室の使い方の2点、お願いします。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務加茂信行君) 熊田委員から今お話がございましたように、飯倉いきいきプラザの和室に、いわゆる座椅子とは違って少し高くなっている椅子を置いてございます。私も会合などに出ておりますが、やはりご年配の方はそういった椅子を使って座っていることが多いと認識してございます。麻布いきいきプラザにつきましても、利用者または老人クラブの方とよく意見交換をしながら、どんなものを置くと皆さんにご利用いただきやすいのかということはきちんと考えていきたいと思っております。  また、鏡のことですけれども、ご指摘いただきましたように、やはり安全性の面からも、カバーというか、扉をつけるようなことはやっていきたいと考えてございます。 ○委員(熊田ちづ子君) ぜひお願いいたします。  次に、浴室ですけれども、以前にも住民から子どもとの触れ合いのために、高齢者だけでなく、子どもも使える、そのようなイベントに使えるようなというご意見があったと記憶しています。今回の区民意見の中で、いきいきプラザのお風呂というのは高齢者が利用するというので、そのような使い方には反対だという声もありました。それは多分両方あるのだろうと理解しますけれども、浴室があるのは、ひとり暮らしの高齢者だったり、おうちにお風呂がない人だったり、一人で入ることの不安な人など、いろいろな形でお風呂の活用がされております。多分、そのような日常的ないきいきプラザのお風呂の使い方とは別個に考えて、何かのイベントのときに子どもと一緒に、小さい子どもも一緒に入れてなどということを考えているのかもしれませんけれども、このような不安な声が出てきているということは、私も何人かから、麻布は今度高齢者だけでなくなるという声を聞きました。そのようなものがひとり歩きしてしまうので、以前の議論のときにも、運用の中できちんと検討していくという説明だったと思うので、そこは皆さんに不安がないような形で、きちんと説明していただきたい。やはり今の老人クラブの方たちなど、使っている方たちに、決してみんなが今まで使っていたような使い方ができなくなる形ではないのだということをよく説明いただいた方がいいというのを改めて感じましたので、その辺、お願いしたいと思います。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務加茂信行君) 今、熊田委員からお話がありましたのは、資料№1-3の3ページの№9だと思います。また、10番には、先般お話し申し上げたように、そういった地域世代間交流の場でお風呂を使いたいというご意見もあわせて出ているという状況でございます。  これにつきましては、特に先般も老人クラブの会長と私、意見交換の場を持たせていただいて、話をお聞きしております。決して現状の60歳以上の方の利用を制限するということではございません。プラスアルファの部分で、いかに世代間交流の場で浴室を活用していくかということで考えているものでございます。これにつきましては、引き続き丁寧に説明させていただくとともに、意見を伺いながら、皆さんが納得していただくような形に持っていきたいと考えているところでございます。 ○委員(熊田ちづ子君) ありがとうございます。これから港区基本計画、実施計画ができて、またいろいろご意見を聞く機会があると思いますので、そのようなものを反映させていただきたいと思います。  次に、資料№1-3の6ページに出ているのですけれども、今回マンホールトイレを設置するということなのですけれども、福祉会館、いきいきプラザは避難所として使われますので、地域にとってもマンホールトイレの設備は必要だと思います。  それで、マンホールトイレの水源のこと、それから、敷地から直接下水道につなぐわけですけれども、あそこの一方通行の道路で、下水道の耐震化は終わっているのかどうか、その2点を教えてください。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務加茂信行君) まず、マンホールトイレの水源でございますけれども、まだ検討中ということではございますが、一般的なやり方としましては、地下に雨水などをためるタンクをつくるということと、また、容量に限りがありますから、散水用の水道につないでおくという方法もあるようでございます。そういったことも今後、細かいところを詰めていきたいと考えております。  また、いきいきプラザの前の下水道でございますけれども、これについては東京都下水道局から聞いた話でございますが、区民避難所に指定される段階において、前面の下水道は全て耐震化するということで決めているということでございます。これもしかるべくタイミングで東京都下水道局と調整をして、きちんとマンホールトイレが利用できるような形に整備していきたいと考えております。 ○委員(熊田ちづ子君) わかりました。そうすると、現状そうなっていなくても、ここが避難所としても整備されていくときに合わせて、下水道も耐震工事がされるということで理解いたしました。  水源の確保の件なのですけれども、今後検討していくということなのですが、もちろん水源がないとマンホールトイレは当然使えませんので、やはりどこに、どれぐらいの貯留槽が必要なのかというのはきちんと設計する段階で決まっていないと、なかなか後からというとまた難しくなりますので、ぜひそこはきちんとそれまでに検討していただいて進めていただきたいとお願いしておきます。  それから、まだ方向性は出ていないかもしれないのですけれども、以前に少し確認したシルバー人材センターの自転車の仮置場についての検討というか、移設場所というのでしょうか。進んでいるのでしょうか。 ○保健福祉課長(山本睦美君) 現段階ではまだ具体的なところまでは進んでおりませんが、引き続き情報収集に努めております。 ○委員(石渡ゆきこ君) 2点、質問させていただきます。このような時期なので、時期に関連した質問ということでもあるのですけれども、それはこの新しい施設の防疫体制、疫は疫病の疫だとご理解ください。  資料№1-2の92ページのところで、空調換気設備について、空調方式の考え方がありますけれども、やはり高齢の方がお使いになる設備であるということも踏まえた上で、さらには将来的には避難所にもなり得るということにおいては、今回の新型コロナウイルスに限らず、インフルエンザなど、空調設備における感染症対策や、換気がより実効性を持ったものにという視点が非常に重要な施設かと思っております。興行場法に基づく、許可を受ける、その対象の施設にはならないと理解はしておりますけれども、現段階で、今のこのような状況を受けて、換気や空調、特に防疫面からについて、区はどのようにお考えになっていらっしゃるでしょうか。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務加茂信行君) 新型コロナウイルス感染症のことまで踏み込んで書いてございませんけれども、貸し出す以上はほかのいきいきプラザ同様に、換気をきちんとするということは当然のことだと思います。そのことについては、現状の計画の中でもまとめていると理解してございます。 ○委員(石渡ゆきこ君) 幸い建設中ということもありますので、新しいものに対応していくということでは、ぜひとも専門家の意見を入れながら、進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。  あとは、備品についての疫病対策、最終的には一般廃棄物の処理等については、みなとリサイクル清掃事務所で扱うことになるかもしれませんが、何かを使用に際して出てくるものを、一時的に保管しなければいけない可能性というものがあるのかどうか。それと町会等へ備蓄物を配布するというところでは、備蓄倉庫も備えるということになる場合、具体的にどのようなものがあるのか、ぱっと今項目で挙げられませんけれども、疫病や何か、防疫や何かというようなことでは、最近では消毒のようなものなどいろいろ言われています。そういった備蓄について整備をする方向性はあるのか、そこについても教えてください。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務加茂信行君) 防災備蓄物資の詳細については、これから決めていくということでございます。今いただいたご意見も含めまして、しっかり検討させていただきたいと思います。 ○委員長(なかまえ由紀君) ほかに、ご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(なかまえ由紀君) ほかになければ、報告事項(1)「港区立麻布いきいきプラザ等整備計画について」の報告は、これをもって終了いたします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(なかまえ由紀君) 次に、報告事項(2)「麻布地区港区立いきいきプラザ指定管理者の公募について」、報告事項(3)「赤坂地区港区立いきいきプラザ指定管理者の公募について」、報告事項(5)「高輪地区港区立いきいきプラザ指定管理者の公募について」、一括して理事者の説明を求めます。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務加茂信行君) それでは、報告事項(2)、(3)、(5)につきまして、一括してご説明いたします。  まず、本日付資料№2をごらんください。麻布地区港区立いきいきプラザにつきましては、現在の指定管理者セントラルスポーツ株式会社指定期間が令和3年3月31日で終了するため、新たな指定管理者の公募を行うものでございます。  対象施設は、南麻布いきいきプラザ、ありすいきいきプラザ、麻布いきいきプラザ、西麻布いきいきプラザ、飯倉いきいきプラザの5施設です。  指定期間は、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間です。  公募単位につきましては、麻布地区の5施設を一括で公募いたします。  今後のスケジュールですが、4月9日に公募を開始し、応募期間を5月18日から21日までとしています。その後、選考を経まして、令和2年7月下旬に指定管理者候補者を選定し、第3回定例会に指定議案を提出させていただく予定でございます。議決をいただきましたら、令和3年4月1日から新たな指定管理者による管理を開始したいと考えております。  麻布地区に関する説明は以上でございます。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務(後藤邦正君) 恐れ入ります。本日付資料№3をごらんください。赤坂地区港区立いきいきプラザ指定管理者の公募についてでございます。  先ほどの麻布地区と同様に、現在の指定管理者株式会社ピーウォッシュ・太平ビルサービス株式会社共同事業体指定期間が令和3年3月31日に終了するため、公募を行うものでございます。
     対象施設は、赤坂いきいきプラザ、青山いきいきプラザ、青南いきいきプラザの3施設です。  指定期間公募単位スケジュールにつきまして、資料記載のとおりでございます。  簡単ではございますが、説明は以上でございます。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(佐藤博史君) それでは、本日付資料№5をごらんください。高輪地区港区立いきいきプラザ指定管理者の公募についてでございます。  高輪地区港区立いきいきプラザにつきましては、現在の指定管理者、社会福祉法人奉優会の指定期間が令和3年3月31日に終了するため、新たに公募を行うものでございます。  対象施設は、豊岡いきいきプラザ、高輪いきいきプラザ、白金いきいきプラザ、白金台いきいきプラザの4施設でございます。  指定期間は5年間、公募単位は一括でございます。スケジュールは、麻布地区赤坂地区と同様でございます。  説明は以上です。 ○委員長(なかまえ由紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員(榎本あゆみ君) それぞれの地区について伺います。全て4月9日が公募開始となっています。きょうから2週間もないスケジュールで公募開始になります。まず、それぞれの公募要項について、きょうは出せないので今ここに資料としてないのだと思うのですけれども、出せない理由と、あと、今どういったところまで進んでいるのか。完成していないのであれば、どこまでまだ完成していないのか、それぞれ状況を伺います。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務加茂信行君) 公募要項につきましては、今、事務方として整理をしている最中でございます。資料には書いてございませんが、現状の予定としましては、4月6日に第1回の選考委員会を予定してございまして、その場におきまして、公募要項についてご審議いただいて決定をするという形でございますので、現時点ではまだ決まっていないという状況でございます。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務(後藤邦正君) 赤坂地区におきましても同様に、現在、準備作業中でございます。4月6日の選考委員会においてご審議いただくため、作業を進めているところでございます。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(佐藤博史君) 高輪地区総合支所におきましても、麻布地区赤坂地区と同様の日程でございます。4月6日の選定委員会に向けまして、事務方で詰めているということでございます。 ○委員(榎本あゆみ君) どの施設も4月6日に選考委員会を開会し、そこで審議をするのでということでした。  まず、選考委員会での審議にあたって、事務方として案を提出するのだと思います。前回の公募時、今、指定管理を受けている事業者に示した公募要項と今回とでは、変更している点があるのだと思います。今まで5年間やってきた中で、課題があったり、問題が発生したりしたことを踏まえ今回の公募要項を少し変更していこうと。そういったことがあったと思います。それぞれ伺います。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務加茂信行君) 公募要項の中身に触れる部分ですので、なかなか答えづらいというところがございますが、やはりこれまでいろいろモニタリングなどをやらせていただく中で課題は抽出してございますし、特に麻布地区につきましては、期間中に、麻布いきいきプラザの建て替えもございますので、そういったことも視野に入れながら公募要項をまとめていきたいと考えてございます。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務(後藤邦正君) 赤坂地区管内におきましても、今までの事業運営の中でよかったこと、課題になったこと等ございます。そういったものを公募要項に反映すべく、作業を進めているところでございます。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(佐藤博史君) 高輪地区も同様ではありますけれども、例えば、台風接近に伴う災害に対してのあり方、また、接遇のあり方、職員の声がしっかりと区に届くような仕掛けや仕組みなど、そういったものを視点にしながら組み立てているところでございます。決定はまだ先を見ますけれども、そういったことも考えているところでございます。 ○委員(榎本あゆみ君) ありがとうございます。どの施設も今までの課題を反映するということなので、それに期待したいと思います。これは各施設に対しての要望というわけではなく、全体的な話になりますが、公募要項をつくるにあたって、選考委員会の皆さんが審議することですけれども、私たち議会は区民の声を背負っているわけですから、これらの施設の指定管理者を公募するにあたって、もう少し公募要項のこういったところを強調した方がいいのではないか、こういった視点が必要なのではないかなど、それぞれ意見があると思います。  できれば選考委員会の前に、概要などを提供していただき、私たちが意見を少し出せるような、そういった場があると非常にいいと思っています。4月9日の公募を開始した後に、私たちが区ホームページで見て、ここはもっとこうした方がいいのではないか、採点はこうではないかなど言ったところで、もう公募が始まってしまっているわけですから、結局声が届いていないと思うのです。今ここで何かできる話ではないと思いますけれども、今後については、そういったことができたらいいと考えています。個別にいろいろご相談するかもしれませんけれども、そういったところをぜひ酌んでいただきたいと思います。 ○委員(熊田ちづ子君) 公募要項についてですけれども、地域ごとの違いはあったとしても、同じ目的を持った施設です。当然、それぞれの地域の特性や、それぞれの施設の独自性などが少し出るのかもしれませんが、多分共通した形での公募要項になるのではないかと思うのですけれども、そこはどうなっていますか。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務加茂信行君) 今、熊田委員お話がありましたように、ベースは一緒でございます。また、課題もそれぞれの地区ごとにございますので、そういったところでは違いが出てくるという公募要項になってまいります。 ○委員(熊田ちづ子君) 地域の特性や施設の独自性で、特別なところが出てくれば、そこが特殊な分野として乗っかってくるということだと思うのです。  これまでの5年間で、いろいろ課題などを見つけた上で新しくということなのですけれども、いろいろな意味で状況が変わり、区内の高齢者の人たちのひとり暮らしも増えています。そのような状況で改めて高齢者施策として何か考えていて、提案したいみたいことがもしあって、選考委員会前なので話せないというのであればしようがないですけれども、もしこのようなことを考えているということで言えるのであれば、教えていただきたい。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務加茂信行君) 先ほど高輪地区総合支所管理課長からございましたように、台風などが発生した際には、区民避難所としてのいきいきプラザの機能というところや、当然高齢者の方も含めてということでございますけれども、これはまだ確定ではなくて、麻布地区の事務局としての考えですけれども、麻布地区いきいきプラザの基本方針を定める中で、国際性というところを打ち出してございますから、その辺をいかに今回の募集の中で見ていくかというところは、工夫の余地があるのかと思ってございます。 ○委員(熊田ちづ子君) 4月9日に公募開始で、5月18日から21日までが応募期間というのは短いですよね。4日しか間があいていない。公募開始が、4月9日にオープンになるわけですけれども、今まで担っているところについてはそのような情報というのは入りますけれども、新しく参入しようと考えているところというのは、区ホームページで、みずからが情報収集されるのでしょうけれども、区ホームページ以外に、要するに、広く周知する方法というのは何かあるのですか。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(佐藤博史君) こちらは、指定管理者制度の申し込みを一つのテーマにした冊子といいますか、そういった民間の冊子がありまして、そちらに掲載してもらうことを考えています。 ○委員(熊田ちづ子君) そういったところでの情報を提供するところがやはりあるのですね。わかりました。  あと、選考委員会のあり方なのですけれども、先ほど言ったように、地域ごとの特性はありますが、施設は共通しているわけです。選考委員会というのは共通でやるのですか。それとも、独自でやるのか。そこを教えてください。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務加茂信行君) 外部の有識者については、共通になります。また、内部では、予定をしておりますのが、各地区総合支所長や、各地区総合支所管理課長が入っていくという形になります。 ○委員(熊田ちづ子君) 今回3地区ですので、選考委員会が3回開かれるということなのですね。  前にも、有識者である選考委員の都合等を考慮して、集中して短時間でやってしまうということを、指摘をしていると思うのです。共通項が多くて、多分、特別というところは少なくなるとは理解できますけれども、そこは選考委員会の持ち方というのですか、あり方についても、余り非難を浴びるような形にはしないでいただきたい。そこはお答えが難しいでしょうから、お願いしておきたいと思います。 ○委員長(なかまえ由紀君) ほかに、ご質問等ございませんか。よろしいですか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(なかまえ由紀君) ほかになければ、報告事項(2)「麻布地区港区立いきいきプラザ指定管理者の公募について」、報告事項(3)「赤坂地区港区立いきいきプラザ指定管理者の公募について」、報告事項(5)「高輪地区港区立いきいきプラザ指定管理者の公募について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(なかまえ由紀君) 次に、日程を戻しまして、報告事項(4)「港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館の愛称について」、理事者の説明を求めます。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務(後藤邦正君) 報告事項(4)「港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館の愛称について」、ご説明申し上げます。本日付常任委員会資料№4をごらんください。  項番1でございます。令和2年4月1日に開設いたします港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館の愛称でございます。カリッパといたしました。  項番2、選定の経過でございます。令和元年6月に開催されました青山児童館地域懇談会におきまして、本件施設は、青山児童館の廃止に伴い開設することから、青山児童館を利用する子どもたちが愛称を選定し、その過程でいろいろなことを考え、自分たちの施設として愛着を持って積極的な利用につなげられるよう、選定作業自体を子どもたちの学習や育成に係る事業としては、とのご提案を頂戴しました。児童館スタッフ等におきましても、選定する過程で子どもたちのわくわく感や決定後の達成感など、子どもたちの健全育成に資するものとして、令和元年の夏季休業時から選定作業に取り組み、決定したものでございます。  項番3、選定の理由でございます。カリッパは、青山児童館に伝わるカッパ伝説に由来するものでございまして、同館が平成28年にカッパのキャラクターを考案した際、当該キャラクターの名前を当時の利用者が考えた名称でございます。カッパ伝説は昭和60年代、児童館の地下貯水槽にカッパが住んでいるとの想定のもと、子どもたちが想像を膨らまし、館と子どもたちの守り神として、今に至るまで児童館利用者に受け継がれているものでございます。児童館1階の柱には、手づくりのカッパ大明神があり、子どもたちを見守ってございます。また、地下に潜って暗闇を体験するカッパ捜索隊や、カッパが青山地域を出歩いた痕跡等を探す、カッパ大明神の水伝説を追えなどの事業も行われているところでございます。  項番4、今後のスケジュールでございます。明日、発案者に愛称について伝達いたします。  なじみあるカリッパが新しい施設でも子どもたちを守り、子どもたちの心に生き続けることで、子どもたちがカリッパを通じて、青山児童館、中高生プラザ青山館に連続した思いを致すとともに、新たな利用者の興味を引き利用者増につなげ、未来を担う子どもたちが青山館での活動で健やかに成長することを願うものでございます。  簡単ではございますが、説明は以上でございます。 ○委員長(なかまえ由紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員(池田たけし君) カリッパでございますけれども、もとは青山児童館のキャラクターの名前をつけて始まったと。その時代のカリッパのキャラクター、少し怖い感じだったかもわからないのですけれども、今後、キャラクターも、名前とともに何か打ち出していかれるというか、使っていくというか、そのようなお考えはあるのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務(後藤邦正君) 4月1日にオープンいたします港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館において、カリッパの愛称に伴うこのキャラクターについて、どういった形で青山館になじませていくのか、どういった形で子どもたちとともに生き続けさせていくのか、検討という言葉はそぐわないかもしれませんが、子どもたちとともにスタッフが考えていくということでございます。 ○委員(熊田ちづ子君) 愛称が決まったということですけれども、旧青山児童館にありました、これまでみんなで築いてきた壁画などがあったと思うのですけれども、形はいろいろあったとしても、新しいところに移せないかという話を前にもしていると思うのですけれども、そういったことはどのような対応がとれているのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務(後藤邦正君) 青山児童館に入ったところにある壁画について、以前、問い合わせを頂戴しているところでございます。こちらにつきましては、創立50周年の記念事業をした際に、その壁画を写したカーテンのようなもの、幕をつくってございます。事業や発表会の際には、利用していきたいと考えてございます。  それから、今回新しく港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館ができることに伴い、青山児童館の壁画を画像データで残してございます。そのデータを今後の青山館の事業等で生かしていきたい。このように考えているところでございます。 ○委員(熊田ちづ子君) 今までの建物で築いてきたものを新しい施設で青山児童館の歴史をきちんとしていく上では、とりあえずデータを残しておく。それを今度、形にしていくというのは、新しく利用される方、子どもたちを含めて意見交換しながら、きちんと見える形で残せる方法をぜひ検討していただきたいと思います。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務(後藤邦正君) 熊田委員おっしゃられましたように、子どもたちの心に残っているものでもございますし、新しくでき上がる港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館におきましても、きちんとした形で事業等で使う方策等々、積極的なありようを考えていきたいと考えてございます。 ○委員長(なかまえ由紀君) ほかにご質問ございませんか。よろしいですか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(なかまえ由紀君) ほかになければ、報告事項(4)「港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館の愛称について」の報告は、これをもって終了いたします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(なかまえ由紀君) 次に、日程を変更しまして、報告事項(8)「港区立特別養護老人ホーム等指定管理者の公募について」、理事者の説明を求めます。 ○高齢者支援課長(金田耕治郎君) それでは、報告事項(8)「港区立特別養護老人ホーム等指定管理者の公募について」、お手元の本日付資料№8を用いてご説明させていただきます。  港区立特別養護老人ホーム3施設、高齢者在宅サービスセンター7施設、地域包括支援センター5施設、ケアハウス1施設、赤坂子ども中高生プラザ、赤坂子ども中高生プラザ青山館につきまして、現在の指定管理者指定期間が令和3年3月31日をもって終了するため、新たな指定管理者を公募いたします。  項番1の対象施設でございます。(1)港区立特別養護老人ホーム白金の森等、(2)港区立特別養護老人ホーム港南の郷等、(3)港区立特別養護老人ホームサン・サン赤坂等、裏面をごらんいただきまして、(4)港区立南麻布高齢者在宅サービスセンター等、(5)港区立台場高齢者在宅サービスセンター、(6)港区立北青山高齢者在宅サービスセンター等、(7)港区立芝高齢者在宅サービスセンター等が対象施設となってございます。  項番2の指定期間でございますが、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間といたします。  項番3の公募単位でございますが、(1)から(7)までの施設をグループ単位で一括公募いたします。  項番4の今後のスケジュールにつきましては、令和2年4月14日から公募を開始しまして、公募期間は令和2年5月22日までといたします。令和2年7月に指定管理者候補者を選定しまして、令和2年第3回定例会で指定議案の提出を予定してございます。令和3年4月1日から新たな指定管理者による管理開始を考えてございます。  以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。 ○委員長(なかまえ由紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員(榎本あゆみ君) 先ほど報告のあった指定管理者の公募のところでも、このスケジュールには出てこない第1回選考委員会というのがあったのですけれども、こちらもそのようなものがあるのかと思いますが、項番4のスケジュールに載っていない選考委員会などのスケジュールがあれば、教えてください。 ○高齢者支援課長(金田耕治郎君) 第1回の選考委員会を4月7日に予定してございます。こちらで公募要項の案についてご審議いただき、ご決定いただく予定でございます。 ○委員(榎本あゆみ君) 対象施設として(1)から(7)まで、7グループ単位で行うということですけれども、この7グループそれぞれの選考委員会を4月7日に1日で行う、そのような認識でよろしいですか。あとは、外部の委員は7グループというか、それぞれ選考に際して違う方といった認識でしょうか。教えてください。 ○高齢者支援課長(金田耕治郎君) 全ての選考委員会を同日に、7グループ、行わせていただく予定です。今のところ、港区立赤坂子ども中高生プラザ、港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館については、その選考のための先生、委員の方で、それ以外の施設については、全て共通の選考のための先生、委員の方を予定してございます。 ○委員(榎本あゆみ君) わかりました。  先ほど報告のあった、3地区の港区立いきいきプラザ指定管理者の公募のスケジュールでは、公募を開始してから応募を開始するまでの期間が1カ月以上あいて、応募期間が短い期間だったのです。それに対してこちらの方は、公募開始したその日から応募期間となっているのですけれども、これはどのような違いがあってこのようになっているものなのか。何か基準があるのであれば、教えてください。 ○高齢者支援課長(金田耕治郎君) こちらの今回の施設については、前回、5年前も公募開始とともに応募期間を設定させていただいているところでございます。 ○委員(榎本あゆみ君) 前回と同様だったということは理解したのですけれども、今回、こちらの福祉施設の方はその日から応募開始で、いきいきプラザの方は日にちがかなりあいてからスタートということなのです。これは何か全体的な考え方があるのか、それとも、それぞれ所管課の方で、私たちはこういった応募期間でやりますというのが決められるものなのでしょうか。もしわかれば教えてください。 ○赤坂地区総合支所長保健福祉支援部長兼務(森信二君) 受付期間という基準は特に設けておらず、公募を開始してから公募要項の中身についてのご質問などをいただき、そのやりとりも含めた応募期間としているところです。実際に書類を提出していただくときに、同じ時間帯で一度に来られても対応できないので、受付を予約制にするため、この4日間でお願いするなどの方法をとっております。期間が長いから、短いからということで特に違いはございません。 ○委員(熊田ちづ子君) 同じ4月7日に選考委員会をやるということなのですけれども、先ほどのものとも同じなのですけれども、外部委員は全部、7グループ共通ですか。 ○高齢者支援課長(金田耕治郎君) 港区立赤坂子ども中高生プラザを除いては、今のところ共通の外部委員を考えてございます。 ○委員(熊田ちづ子君) 外部委員は共通ということで、例えば2、3者ずつ応募が出てくるわけではないですか。もっと多いケースもあると思うのですけれども、そうした場合に、同日に7グループ全部やっていくというのは、すごく負担になると思うのです。前にも指摘しましたが、先ほど報告のあった、いきいきプラザもそうなのですけれども、そこのところをどのようにやるのか。当然共通という部分もあるので、同じ外部委員で、専門家はいいということもあるのかもしれませんけれども、やはりいろいろな形で、とりわけこのような施設は、例えば、港南の郷など、一つの施設でも在宅があったり、ケアがあったりなどというところでの特性で、いろいろな方たちの意見をいただくいい機会でもあるのではないかと思うのです。同じ選考委員にする必要があるのかどうかというのは、ここは規模も大きいし、先ほど報告のあったいきいきプラザとはまた少し違うニュアンスだと思うのです。その辺、何か考えているのではないのかと思うのですけれども、どうでしょうか。 ○高齢者支援課長(金田耕治郎君) かなりの数の施設がございますので、できるだけ進行も工夫しながら、同日に開催できるように、委員の方についても、全ての施設について審議ができる専門知識を持った外部委員の方を選んで対応させていただいているところでございます。 ○委員(熊田ちづ子君) そのやり方、公募というか、決まったときにというか、提案のときにもいろいろ意見を言う機会はあるかもしれませんけれども、本当にこれは考えた方がいいのではないかと思うのです。その点は指摘をしておきたいと思います。  それから、特別養護老人ホームなのですけれども、規模もそう変わりがないわけですが、例えば、今、社会福祉法人恩賜財団済生会支部東京都済生会が指定管理者となっている港南の郷は、事業者を決めるときに、医療職が非常に多いというのが選考の理由の一つに挙げられ、だから夜勤対応職員に看護師がつける。それはここに特化せずに、ほかの施設でも同じような体制をつくるべきだと思っているのです。  なぜかというと、本当に長寿化になって高齢の方や医療的ケアの必要な方たちが在宅でなかなか過ごしづらくなり、特別養護老人ホームを希望されるけれども、やはり医療的ケアというと、医療職が夜間もいるから港南の郷が一番受け入れやすいわけですよね。だから、そのような体制をほかの施設にもきちんとつくってほしいと思うのですけれども、何で同じ施設なのに、ほかのところの医療職の配置が少ない状況なのかという、そこがすごくあれなのですけれども、そのように手厚くするということをぜひ考えていただきたいと思うのです。 ○高齢者支援課長(金田耕治郎君) 前回もそうですが、医療的ケアの体制についても、公募においてしっかりと考え方は確認をしていく予定です。また、提案の中で、医療職も含めた人員の配置計画、人件費について妥当と判断された場合には、そちらをきちんと指定管理費の方で見ていく予定でございます。 ○委員(熊田ちづ子君) ごめんなさい。私と何となく少しニュアンスが違う気がするのですけれども、公募の中に、高齢化が進んでいる、非常に重度の人の入所率が多くなっている、医療的ケアが必要な人が多いということで、それに対応できる体制をきちんととってくださいということを明確にしないと、医療職の常勤職員の数を増やそうとすると、人件費がどうしても上がるわけではないですか。そうすると、なかなか高いのを提案できないということがあるわけです。これは私の記憶の範囲でしゃべっていますが、今やっている中で、非常勤職員の配置率が高い施設もあるわけです。常勤率の高いところ、それは当然、人件費が違うのに、何で同じように区から出せるのに、こんなに差があるのかというところが疑問なわけです。私が質問している中身は、そのような差をつくらないで、きちんとどの施設でも同じサービスを提供できるような形にしてほしいということです。 ○高齢者支援課長(金田耕治郎君) 特段、医療的ケアの対応にあたって、区として人員配置の基準というものは公募要項の中で設ける予定はございませんけれども、事業者に対して、公募要項において、しっかりと医療的ケアに対応できる人員体制をとっていただくように提案をいただきたいと考えております。 ○委員(熊田ちづ子君) ほかの施設においても、医療的ケアも含めて差がないというか、同じような形できちんと提案がされることを期待したいと思います。  もう1点お聞きしたいのは、指定期間なのですけれども、指定管理者制度が導入されて最初に導入してきたところがこういった施設だったわけです。福祉の分野で一番にここが名乗りを挙げて出てきたということに、私は非常にがっかりしたのを覚えています。それはそれとして、主に100人からの高齢者に対してサービスを提供する施設であって、一人ひとり特性があったり、違いがあったり、変化が大きかったりという、そのような方たちに対しての施設でありながら、本当に指定期間が5年間でいいのか。この間も何回かあったと思うのですけれども、特別養護老人ホームの指定管理の考え方はこの5年間でいいのかどうかという、そういった検討はされているのかどうか。 ○高齢者支援課長(金田耕治郎君) 指定管理者制度を導入している施設につきましては、適切な競争によるサービスの質の向上と安定的なサービスの実現を図っていく観点から、標準的な指定期間を5年としてございます。こちらの今回の対象施設につきましても、同様にこの考え方に基づき、5年としております。 ○委員(熊田ちづ子君) だから、それは当初からそのような形で導入しているわけです。多分、3回目か4回目かだと思うのですけれども、それで5年でいいのかどうかという検討はしているのか。していなければしていないでいいのです。しているのか、していないのかということをお聞きしたい。 ○高齢者支援課長(金田耕治郎君) 保育園や障害者の施設などで5年を超える指定期間をとっているところもございます。今回の対象施設についても、さまざまな観点から検討し、特に高齢者の施設については、介護サービスをはじめ、高齢者のサービスを提供できる法人は数多くございますので、より多くの事業者の参入機会の確保、また、さまざまなサービスの提案をいただくことによって質の向上につなげていくという観点から、5年が妥当と考えてございます。 ○委員(熊田ちづ子君) 5年が妥当ということなのですけれども、それは、指定管理者としてサービスを提供できる事業者が多くいるから、いろいろな人たちの参入機会の確保と言いますけれども、安定した雇用と、この福祉の現場の職員の確保が非常に厳しいというのは、当然皆さんも認識されていると思うのです。そのような面からいうと、5年というと、本当にあっという間なわけです。それだけその事業者にも、それから、そこで働く人たちにも負担をかけるということになるわけですよね。安定した雇用ということにつながっていかないわけですから、5年後の先にまた同じ職場で働けるかという保障がない中で仕事を続けていくということになるわけで、私はやはりそこも考えるべきだと思います。  いろいろなところで意見を聞きました。今、確かに指定管理者制度を導入しているところが多いのですけれども、そこが5年間やって、区がこのようなサービスをというところに特段課題がなければ、そこを指定して指定管理を継続させているところもあると伺ったところでもあります。やはり事業者には本当に大きな負担だと思うのです。そこも含めて私はやはり指定管理者制度について、とりわけこういった福祉の分野、人を相手にやっている職場については、もう少しきちんと検討していただきたいということをお願いしておきたいと思います。 ○委員長(なかまえ由紀君) ほかに、ご質問等はございませんか。よろしいですか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(なかまえ由紀君) ほかになければ、報告事項(8)「港区立特別養護老人ホーム等指定管理者の公募について」の報告は、これをもって終了といたします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(なかまえ由紀君) 次に、日程を戻しまして、報告事項(6)「港区立高輪子ども中高生プラザ指定管理者の公募について」、理事者の説明を求めます。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(佐藤博史君) それでは、本日付資料№6をごらんください。港区立高輪子ども中高生プラザ指定管理者の公募についてであります。こちら、現在の指定管理者、一般財団法人本所賀川記念館の指定期間が令和3年3月31日に終了するため、新たな指定管理者の公募を行うものでございます。  対象施設は高輪子ども中高生プラザ、指定期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間です。  スケジュールですけれども、4月21日に公募を開始しまして、5月の応募期間を経て、第3回港区議会定例会で指定議案の提案をいたします。ご承認をいただけましたら、令和3年4月1日、新たな指定管理者による管理開始というものとなります。  説明は以上です。
    ○委員長(なかまえ由紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員(榎本あゆみ君) こちらもこれまでの報告と同様で、資料のスケジュールに書いていない、選考委員会、あとは、外部委員についてもあわせて伺います。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(佐藤博史君) こちらは、4月16日を予定してございます。外部委員につきましても、児童学及び幼児教育学を専門とするような座長を含めまして、保育学や児童館、学童クラブなど、国の委員などもされている方を招聘しまして、また、総合支所長と支援部からの委員によって進めていくというものでございます。 ○委員(榎本あゆみ君) 赤坂子ども中高生プラザと中高生プラザ青山館は、先ほどの方に入っていたかと思います。こちらの方の外部委員と、こちらの高輪の方の子ども中高生プラザの外部委員は、別な外部委員ということでしょうか。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(佐藤博史君) こちらは別になっております。赤坂子ども中高生プラザの方は、他の福祉施設と複合しましたので、また違った用途もございますが、こちらは子ども中高生プラザ単独館ということになりますので、こちらは別の格好になります。 ○委員(榎本あゆみ君) きょう報告があった中で、4月21日というのは一番公募開始が遅い。ただ、応募期間自体は、どれもみんな5月20日前後となっています。先ほどの赤坂子ども中高生プラザと、こちらの高輪子ども中高生プラザを見ましても、公募開始が1週間ずれているのです。この期間も施設によって決めることができるのかもしれないのですけれども、4月21日にした理由などはあるのでしょうか。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(佐藤博史君) 狙いとしましては、第3回定例会にご承認いただくためのものとして準備をするものになります。その間、第2回定例会の議会のスケジュールや、選考委員が大学教授である関係で、カリキュラムの関係など、そういった日程調整の中に、このスケジュールにしたというものでございます。 ○委員(榎本あゆみ君) 外部委員のスケジュールなどもあるのだと思うのですけれども、普通に考えて、指定管理者になりたい事業者からすれば、一日でも早く公募条件を見たいと思うのが普通かと思います。こうやって1週間以上ずれていたりするので、もし早くできるのであれば、一日でも早く公募開始ができた方がいいのかと思って、伺いました。そのような事情があるということで、理解いたしました。 ○委員長(なかまえ由紀君) ほかに、ご質問等ございませんか。よろしいですか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(なかまえ由紀君) ほかになければ、報告事項(6)「港区立高輪子ども中高生プラザ指定管理者の公募について」の報告は、これをもって終了といたします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(なかまえ由紀君) 次に、報告事項(7)「令和2年度組織改正について(追加)」、理事者の説明を求めます。 ○保健福祉課長(山本睦美君) それでは、報告事項(7)「令和2年度組織改正について(追加)」をご説明いたします。資料№7番をごらんください。  項番1、実施時期は令和2年4月1日となります。  次に、項番2、組織改正の概要です。資料中の組織図については、左図が現行組織、右図が改正後の組織で、下線部が廃止の組織となっております。  (1)福祉施設整備担当部長でございます。平成27年4月に福祉施設の整備推進を目的として設置した福祉施設整備担当部長については、南麻布四丁目福祉施設の整備が完了するなど、所期の目的をおおむね達成したことから、同担当部長を廃止し、業務を保健福祉支援部に引き継ぎます。  なお、福祉施設整備担当課長及び福祉施設整備担当係長については、引き続き計画事業の進捗管理を担うため存置いたします。  組織改正の概要は以上でございます。  別紙としまして、現時点での分掌事務の案を参考に掲載しております。全体調整を行った後に成案となります。説明は割愛いたします。  また、参考といたしまして、3枚目に、A3判で小さい字で恐縮ですが、令和2年4月1日現在の港区行政組織機構図案をおつけしております。  令和2年度組織改正について(追加)の説明は以上でございます。 ○委員長(なかまえ由紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。よろしいですか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(なかまえ由紀君) 質問等ないようですので、報告事項(7)「令和2年度組織改正について(追加)」の報告は、これをもって終了といたします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(なかまえ由紀君) 次に、報告事項(9)「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴う台場高齢者在宅サービスセンターの休館について」、理事者の説明を求めます。 ○高齢者支援課長(金田耕治郎君) それでは、報告事項(9)「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴う台場高齢者在宅サービスセンターの休館について」、お手元の資料№9を用いてご説明させていただきます。  東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は、令和2年3月24日開催のIOC臨時理事会におきまして、開催日程を延期することが決定されました。本件については、当初、令和2年7月から8月にかけて台場地域で開催予定でありましたトライアスロン競技の開催に伴い、台場高齢者在宅サービスセンターを休館することについてご報告させていただく内容でございました。東京2020大会が延期となりましたので、今後新たな開催日程等が決まりましたら改めて資料を調製し、本委員会にご報告をさせていただく予定でございます。  なお、資料の内容についてのご説明は割愛させていただきます。  説明は以上となります。 ○委員長(なかまえ由紀君) 説明は終わりました。ご質問等はございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(なかまえ由紀君) それでは、報告事項(9)「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴う台場高齢者在宅サービスセンターの休館について」の説明は、これをもって終了といたします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(なかまえ由紀君) 次に、報告事項(10)「中学生学習支援事業の拡充について」、理事者の説明を求めます。 ○生活福祉調整課長芝地区総合支所生活福祉担当課長兼務(阿部徹也君) それでは、報告事項(10)「中学生学習支援事業の拡充について」、本日付当常任委員会資料№10を用いてご報告させていただきます。  生活困窮者自立支援法に基づく学習支援事業について、令和2年度から現行の中学1、2年生に加え3年生まで拡大、拡充することで、切れ目のない支援を行ってまいります。  それでは、項番1、目的についてでございます。学習支援事業で学習していた新中学3年生は、教育指導課の実施する港区学びの未来応援学習講座が開講となる7月までの約4カ月間、間があくことで、中学1、2年の2年間で培ってきた学習習慣や生活習慣が損なわれるおそれがあります。そのため、学習習慣や生活習慣を維持、継続するために、対象学年を中学3年まで拡大いたします。  続いて、項番2、今までの取り組みについてでございます。区では、平成29年度から生活保護世帯及び就学援助受給世帯の中学1、2年生を対象に、個別指導の学習支援事業を実施し、学習意欲の向上を図り、生活習慣・育成環境等の改善に関する支援を行ってまいりました。平成29年度は4カ所で実施し、平成30年度は5カ所、令和元年8月からは6カ所で実施しております。  次に、項番3、開催日、実施場所、対象学年及び定員についてでございます。開催日、実施場所、対象学年、定員につきましては、表のとおりでございます。現在行っております水曜日5教室、土曜日1教室に加え、新規開設の教室といたしまして、土曜日開催の東麻布、青山、白金の3教室の合計9教室で実施いたします。また、青山教室につきましては、今年度までは民間の貸し会議室を利用しておりましたが、令和2年度からは、旧青山児童館に実施場所を変更いたします。港南教室と芝浦教室につきましては、令和2年度からは、開催日を入れかえて実施いたします。対象学年につきましては、柔軟に対応してまいります。  最後に、項番4、今後のスケジュールについてでございます。水曜日実施教室につきましては4月15日から、土曜日実施教室につきましては4月18日から開講いたします。なお、新型コロナウイルス感染症の状況により変更する場合がございます。  簡単ではございますが、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(なかまえ由紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員(池田たけし君) 対象を中学3年生まで拡大していただき、大変ありがたいと思うわけでございます。そして、実施場所も増やしていただいたということでございまして、港区学びの未来応援施策の中でも、経済的な支援と学習の支援というのがやはり一番大きなニーズというか、求められるところでありまして、経済的なものは無償化、高等教育であれば、返す必要のない奨学金など、いろいろ形は出てきておるかと思います。学習支援についてもいろいろな形でやっていただいているけれども、すき間のところといったらいいのでしょうか、そのようなところを、教育だけではなくて福祉の方でも進めていただいているというところに、丁寧で温かさといったものも感じるところでございます。  実施場所について、東麻布、青山、白金は土曜日にやっていただいて、大変にありがたいと思うので、この拡充、うれしいので、さらにもう一歩前進というのでしょうか、進めていただく手だては何かないかと思うのです。区がそのものずばりというのが難しいところもあるかもしれないのですけれども、もう少しこれも丁寧にやっていただくことによって、ゆっくり学ぶ子どももいるので、そのようなところをぜひ進めていただくような形、次に手だてというのは何かお考えがあるのでしょうか。 ○生活福祉調整課長芝地区総合支所生活福祉担当課長兼務(阿部徹也君) 今後何ができるかについては、NPO法人との関係強化も含めて、今後検討していくべきものだと考えております。 ○委員(熊田ちづ子君) 拡大をされてよかったと思います。生活保護受給世帯は別として、就学援助は昨年の収入の状況によって、受給の可否が決まると思うのです。今、このような状況になって、昨年はよかったかが、今大変だというご家庭も多分出てくるだろうと思うので、そこは柔軟に対応できるということで、多分、対応していただけるのだろうと思うのですけれども、ただ、やはり学校現場も含めてきちんと周知が必要ですので、その周知をどのようにやるか。また、就学援助受給世帯に限定せず、それに準じている、今回のこのような状況で厳しくなっているなどという人たちにも対応できるということ、その2点、確認しておきたいと思います。 ○生活福祉調整課長芝地区総合支所生活福祉担当課長兼務(阿部徹也君) 就学援助に関しましては、生活保護等々の網をかぶせている事業でございますので、公に余りできないところがございます。一方、教育委員会とは連携を図っておりますので、教育委員会を通じて、生徒、子どもたちには声をかけさせていただいております。  あと、柔軟に対応することについてですが、当面、一応、表には、土曜日は中学3年生、水曜日が1、2年生と便宜上書いてございますが、どうしても水曜日でないと来られない3年生や、土曜日がいいという1、2年生もおりますので、そこは柔軟に対応してまいります。  今現在、募集に対してあきがまだ40名ほどありますので、その40名全て土曜日なのですが、土曜日を勧めつつ、水曜日で既に決まっているお子さんなどでも、土曜日に変えてもいいというご意向のあるお子さんに関しましては、それで調整していきたいと考えています。 ○委員(熊田ちづ子君) わかりました。教育委員会とよく連携して、先生方もそれぞれのご家庭のご事情、よくわかるでしょうから、このような形で学習支援できますということでのアナウンスをぜひやっていただきたい。  柔軟にというのは、先ほどの就学援助を受けている子どもに限定しないで、制度上の問題なのでという話もありましたけれども、そこはやはり学校の先生方によく理解していただいて、きちんと対象と思われる子どもたちには周知をしていただきたいと思います。  それで、新型コロナウイルスの問題で、この事業をどうするのかというのは、多分、悩んでおられるのだろうと思うのです。1対1というのもありますし、今、学習のおくれなどというのを、特に一斉休校などによって心配されている方もいるし、特に中学3年生など受験を控える子どもたちはもっと不安でしょうから、できれば、マスクなど感染の対策をとりながら、心配でとてもそんなところへ行けないということなら別ですけれども、ご本人たちが不安でなければ、プリントなどのやりとりでできるなど、短時間でも。多分、1対1のというか、個別の指導をされていると思うので、工夫はいろいろできると思うので、完全にこの事業はお休みという形ではなく、対応を考えていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○生活福祉調整課長芝地区総合支所生活福祉担当課長兼務(阿部徹也君) 3月、急にという言い方はおかしいですけれども、学校が休校になったところで、この事業もそれに合わせて中止にさせていただいたのですが、その際にはプリントをお配りしました。それを各家庭でやっていただくということを実施しました。同じやり方ができるのかと思いつつも、20人の教室ですと、講師の方を入れると35名以上が、密閉空間というか、狭い場所に集まりますので、今の形で引き続き、もし仮に今の状況が続くようであれば、続けるのは難しい状況かとは思いますので、プリントの配布等々で対応は考えていきたいと考えております。 ○委員(熊田ちづ子君) なかなか難しいところですけれども、プリントを配って、そこで講師と一緒になって学べば、理解が進むのだけれども、やはりわからなければそのままになるということがあるわけです。また、家で一人でできるかというと、難しさもあるので、その対策が必要だと思うのです。もし、そのようにしかできないということであれば、講師の人から定期的に電話で連絡をとって、どこでつまずいているのか、どこで悩んでいるのか、あと、励ましも含めてやれるようにぜひ工夫していただきたい。お願いします。 ○委員(石渡ゆきこ君) 何点かの質問と、要望させていただきます。今、熊田委員からありました、新型コロナウイルスで、要するに、対面や何かで集中型のものができない状況が4月5月続いた場合にはということなのですけれども、最近、学習塾では、対面ではないですけれども、例えば、LINE等を利用して、即効性がある授業を採用しているところもあるので、そのような機材等の貸し出し型、もしくは、どこかのところに来てもらって、講師とは別なところであるけれども、そのような機器を利用したようなもの、従来型のプリントのそれこそ少し時間が置いてというようなことだけではなくて、それこそ今の通信環境等を利用した、そういったものについて導入は検討されていますでしょうか。 ○生活福祉調整課長芝地区総合支所生活福祉担当課長兼務(阿部徹也君) 機材を使った方法については、今現在まだ検討しておりません。講師の方は、ボランティアでお願いしていますので、必ずいつも同じ子どもに同じ先生がつくというのがなかなか難しい状況でございます。そのような事情で、集まるのも、大学生であればある程度時間に余裕があるのかもしれないのですけれども、社会人の方にもお手伝いいただいていますので、なかなか時間の都合というのがつかず、個別に会うというのも難しいと考えております。 ○委員(石渡ゆきこ君) そのような意味では、少ない手というか、ある程度柔軟にしておくというところでは、ある意味、機材を導入してというのは、キッズドアがどの程度までそのノウハウをお持ちかということにもあると思うのですけれども、遠隔地や何かでも対応している、そのような学習指導であれば、割と設備を整えているところもあると思いますので、ぜひそのノウハウについての確認をしていただきたいと思います。こちら、要望です。  次には、今、話も出ました教える側の確保ということなのですが、学習支援スタッフに対して、たしか民間ボランティアを養成していくというプログラム、港区の中でもございましたよね。これ、現在、どのぐらいの規模でなって、定着率というか、毎年何人育っていっているというか、そのような状況になっているのか、わかれば教えてください。 ○生活福祉調整課長芝地区総合支所生活福祉担当課長兼務(阿部徹也君) 港区学習ボランティア養成事業というのを行っておりまして、講義2回の実習1回という形でやらせてもらっています。区内の大学の中には単位の一つとして行われているところもあるのですが、なかなか学生の皆さん真面目で、習った後にボランティアとして還元できないというところがあって、人数的にはかなり少ない状況でございます。受講が終わるまでということでは、かなり少ないです。 ○委員(石渡ゆきこ君) すみません。たしか数名など、あと、修了される率も少なかったかということを念頭に置いた上での質問でありました。やはり区のプログラムでなるべく多くの方を養成していただきたいということと、それとは別に、区の方に集まらないのであっても、ほかの手法で学習支援スタッフを集めることができるのではないかと考えております。  港区だけではないのですけれども、今、子ども食堂では、学習支援を一緒にあわせてやっている民間などがございます。港区の中でも、今後、子ども食堂はネットワーク化して、そちらを育成していくという中においては、やはり学習支援においても行っていきたい。そのようなことを考えているNPO法人など、そういった団体もあると思うのです。せっかく、そのような情報をネットワーク化しているということであれば、まとめて管理するところを決めていただいた上で、区が全部抱え込むということではなく、開催も含め、民間との協力の方が柔軟にできると思うのです。そのようなことができると思うのですが、いかがでしょうか。 ○生活福祉調整課長芝地区総合支所生活福祉担当課長兼務(阿部徹也君) 講師の登録数に関しては、既にキッズドアの方で164名ほどございます。講師が足らないという状況ではございませんが、いろいろな方法、手法について、またキッズドアと意見交換していきたいと考えております。 ○委員(石渡ゆきこ君) キッズドアだけではなくて、キッズドアに区が事業として委託する以外のところとも連携を持って、そこにはまらないお子さんがいた場合や、それ以外のときには情報提供を一元的にできるようなものがあればいいということで、要望でお願いいたします。  最後に、今後の予定にはなると思うのですけれども、中学生、ようやく中学3年生がラインナップにそろってきて、中学3年生も対象になるというのは非常に望ましいことだと思います。ただ、学習のおくれというのは、実は中学校に入ってスタートするのではなくて、小学校の高学年ぐらいから、算数について、あとは文章の読みについて、生活習慣との兼ね合いというところもそうなのですけれども、実はその端緒は小学校高学年のころから始まっている。中学校に入ってから顕著になってくるということが言われておりますので、こちらの事業を、場合によっては、事情によりけりでしょうけれども、小学校の高学年といったような形での低年齢に対しても拡充していく予定はおありになるのかどうか、教えてください。 ○生活福祉調整課長芝地区総合支所生活福祉担当課長兼務(阿部徹也君) 小学生まで広げる可能性については、今現在検討してございません。このような事業でございますから、同じ学校の子どもと顔を合わせるわけにいきませんので、なかなか子どもの施設が使えない。そこで区民協働スペース等々をお借りしてやっているのですが、区民協働スペースもいろいろな方のご利用があって、1年間定期的に同じ時間帯を押さえるのがなかなか厳しい状況でございます。まずは中学校、高校の方から手を入れて、自立促進に向けた教育を考えております。 ○委員長(なかまえ由紀君) ほかに、ご質問等ございませんか。よろしいですね。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(なかまえ由紀君) ほかにないようでしたら、報告事項(10)「中学生学習支援事業の拡充について」の報告は、これをもって終了といたします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(なかまえ由紀君) 次に、報告事項(11)「小学校入学教育カリキュラムの改訂について」、理事者の説明を求めます。 ○保育課長(山越恒慶君) それでは、報告事項(11)「小学校入学教育カリキュラムの改訂について」、ご説明させていただきます。資料は、保健福祉常任委員会資料№11でございます。  今回の報告ですが、幼稚園教育要領や保育所保育指針の改訂等を踏まえ、小学校入学教育カリキュラムを改訂いたしましたので、ご報告させていただくものでございます。  初めに、項番1のこれまでの経緯についてでございます。中段にありますとおり、区では、教育委員会と連携して、平成27年1月に、現在使用しております小学校入学前カリキュラムを策定し、区内の保育園、幼稚園、認定こども園及び小学校で活用しているところでございます。  次に、項番2でございますけれども、平成28年の中央教育審議会におきまして、学校教育全体において育成すべき資質・能力とあわせて、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿が今回示されております。これを受けて、平成29年3月に幼稚園教育要領や保育所保育指針が改訂されておりまして、平成30年度から適用されているという状況がございます。  このような状況の中で、現在使用しておりますカリキュラムとの関係がわかりにくいという現場等の意見もございました関係で、2ページをごらんいただきたいと思いますが、一番下の段落になりますが、区長部局と教育委員会が協働し、学識経験者及び公私立保育園、公私立幼稚園、小学校の代表から成る検討委員会及び作業部会を設置し、これまで検討を重ねてきたところでございます。  資料№11-2をごらんください。こちら、A3判の概要になっております。今申し上げました改訂の背景のところですけれども、左上に、第1章のところの2番に改訂の背景を記載しております。アとイがただいまご説明した部分になりまして、線のところで引いているところでございます。今回、幼稚園教育要領及び保育所保育指針におきまして、3歳以上の「ねらい」「内容」の記載を同一のものとするということで、幼稚園、それから保育園も同じ記載がされるように改訂されているところでございます。  また、幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿というところが、右の真ん中のところになりますけれども、(3)のところに、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿ということで、10項目の姿を小学校への接続の手がかりとして、保育士、幼稚園・小学校教員が共有することということが今回の改訂の主眼でございます。  資料№11-3の右下のページ数がピンク色でわかりづらいのですが、17ページをお開きください。こちらが接続のイメージ図という形になっております。図の中心にあります3つの上向きの矢印、青色の生活する力、オレンジ色の発見・考え・表現する力、ピンク色のかかわる力、この3つの上向きの矢印が、現在の教育カリキュラムが基本とする3つの力ということでございます。  これは、図の上部にあります、学校教育全体で育成すべき資質・能力であります、一番上の緑色の囲みにあります、知識及び技能、思考力・判断力・表現力等、そして、学びに向かう力・人間性等、ここにつながっていくものであり、現在のカリキュラムと同様となっております。  今回、幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿というものが示されているわけでございますが、この図の中段のところ、ちょうど幼児教育から小学校以降の教育というところに行く段階で、薄い黄色で囲ってあります項目が、こちらが10あります。左から、健康な心と体から、一番右に、豊かな感性と表現という、こちらが今回幼児期の教育、幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿ということで記されているものでございます。こちらについて、今申し上げた3つの矢印との関係性を明らかにするというのが、今回の改訂内容となっております。  19ページからが第3章ということで、小学校入学教育カリキュラムについて記載をさせていただいているところになります。5歳児クラスの後期から小学校1年生までの、いわゆる接続について記載をしております。恐れ入りますが、22ページをごらんいただきたいと思います。こちらは全体像ということになりますが、左側のページが、園で身につけさせたい内容ということで、ここから右の方の小学校の接続ということで、4月5月6月という形で、小学校1年生の入門期に向けた取り組みを一連で図示しているものでございます。  また、43ページからが第4章ということで、こちらは連続性・一貫性のある実践例ということでございます。こちら、1枚おめくりいただきますと、こちらにつきましては、5歳児クラスの後期において、資質を伸ばしていくためにどのような取り組みをするかという実践例になっております。こちら、実践例1では、リレーごっこを事例として掲載しておりますが、この実践例につきましては、保育園の保育士や幼稚園の教諭による作業部会の中で実体験を踏まえながら、よりわかりやすい内容にしております。  特に、指導する保育士あるいは幼稚園教諭の中では、指導のポイントというところが、例えば、44ページの、リレーごっこの中の真ん中のあたりにピンク色で示しておりますけれども、そうしたところを意識しながら、子どもたちにリレーごっこを通じていろいろな力を伸ばしていこうということで、ねらい、あるいは指導のポイントを記載しております。  また、最後に、55ページから始まる第5章をごらんください。こちら、第5章につきましては、家庭との連携ということを記載しております。こちらは、家庭との連携によって保護者の方とのご家庭での様子、それから、園や小学校での様子につなげる、それぞれの場面での内容を、時期ごとに記載しているところでございます。  ページ数でいいますと、60ページをごらんいただきたいと思います。一例ということでご紹介させていただきますが、例えば、5歳1学期のところでございますけれども、左側のページには、保育園での姿、それから、保育士あるいは幼稚園教諭のかかわりというものが記載されておりまして、右側のページの方は、ご家庭でその時期に配慮していただきたいことということで、家庭での様子等も含めて、家庭と保育園、幼稚園、認定こども園との連携がとれるようにということで、見開きになっております。  また、こちらについては、保護者会などでもお配りができるように、工夫をさせていただいているところでございます。  最後に、資料№11-4をごらんください。こちらにつきましては、ご家庭、保護者の方に配布させていただくリーフレットということで予定をしております。第5章の内容を中心として、小学校への円滑な接続に向けて、5歳児の保護者にこちらをお配りさせていただいて、小学校生活に向けて家庭で大切にしていただきたいことを周知していく予定でございます。こちらにつきましては、4月以降、配布をさせていただく予定としております。  甚だ簡単ですが、説明は以上になります。よろしくお願いいたします。 ○委員長(なかまえ由紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員(琴尾みさと君) 小1問題を防止するために、今回の小学校入学教育カリキュラムの改訂は、小学校教育のさらなる円滑な接続と教育内容充実のために大変重要であると思います。  今回、小学校入学教育カリキュラムは、これは保育士と幼稚園教諭と小学校教諭が共有することとされておりますが、在宅での保育をされている方もいらっしゃるかと思います。そういった方への周知は、どのようにやっていくのか教えてください。 ○保育課長(山越恒慶君) 先ほどのリーフレットにつきましては、5歳児の保護者の方にお渡しをしたいと考えております。基本的には、施設を通じてということで考えておりまして、みなと保健所や子ども家庭支援センター、児童館等にも置いて、在宅の方の手にも渡るようにということで、工夫をしていく予定でございます。 ○委員(榎本あゆみ君) 1つ目が、保育園、幼稚園、認定こども園、この3つが似たような施設として、小学校に接続しているところなのですけれども、いろいろなところに、小学校1年生までに身につけてほしい中の一つとして、生活に必要な基本的な習慣を養いましょうと。そういったことがいろいろなところに書かれているかと思います。  今の保育園においては、5歳児のお昼寝をどうするかといったところが、議題にもなっているかと思います。ここにもあるように、規則正しい生活リズムを習慣づけましょうと。朝早く起きて、夜早く寝ましょうと。そういった中で、保育園と幼稚園とでは、やはり生活リズムがそもそも違ってきているといったところがあるのかと思います。保育課としては、お昼寝についてどうしていこうかという意向なのか、伺います。 ○保育課長(山越恒慶君) 現在の状況ということで申し上げさせていただきますと、保育園における5歳児のお昼寝というのは、5歳児の10月11月から徐々に少なくしていくという方向で実施をしているところでございまして、私立保育園におきましてもおおむね同様と聞いております。  ただ、どうしても朝の登園時間につきましては、お子さんの状況によってさまざまな時間帯に登園という状況もございますので、そこについては、無理にお昼寝をやめてしまうということではなく、ご家庭の様子等も踏まえて、必要なお子さんについては柔軟に対応していかなければならないと考えております。一方で、このカリキュラムに沿った、小学校生活を意識したというところでは、おおむね5歳の秋ぐらいからはお昼寝の時間というものはなるべくなくしていくという方向で実施をしておりまして、それについて拡大するかどうかというところについては、今後の課題と考えております。 ○委員(榎本あゆみ君) 秋ごろからおおむねなくしていくということですけれども、やはり子どもの習慣というのはそれこそ数カ月で変わるものではなく、じっくり時間かけて生活習慣というのは変わっていくと思いますので、これを4月からにしていくのか、そういったところはぜひ検討していただきたいと思っています。  区立だったり、私立だったり、幼稚園、保育園、認定こども園、先生たちがどこまで同じような認識を持って子どもたちに接していくのか。全体的な研修をしている、重ねているということですけれども、これは年に何回ぐらい研修があるのか。1回の研修は、どれぐらいの時間あるものなのか、伺います。
    保育課長(山越恒慶君) これまでの研修は、小学校、幼稚園、保育園と合同でおおむね年3回実施したうち、議論や討論は大体1回、年1回という形になっています。残りの2回については、例えば、授業の公開等の見学に行ったり、保育園を見学に行ったりという手法も取り入れていますので、議論をするという部分でいうと、これまでは年に1回あったというのが実態でございます。  来年度に向けてということころでは、港区全体で1回開催するという形をとらずに、来年度以降につきましては、小学校区域ごとに小さな単位で行っていくという形で工夫をしていきたいと思っております。そうした中で、幼稚園、保育園、小学校との連携がよりスムーズにいくことで、こうしたカリキュラムについての認識も共有できるのかと考えているところでございます。 ○委員(榎本あゆみ君) より小さな単位で行っていくといったことで、幼稚園の教諭と保育園の保育士では、やはりそれぞれ子どもたちに接する時間も違いますし、少し目的が違ったりしていて、根底には子どもたちの安全・安心、そういったことがあると思いますけれども、せっかくつくってくださっているわけですから、やはりもう少し標準化された基準となるよう、そういったものを浸透させる、そういった努力をぜひしていただきたいと思います。 ○保育課長(山越恒慶君) 先ほど研修の時間ということですけれども、やはり丸一日というわけにはなかなかいかないので、おおむね午後は学校の体育館等を活用して、保育園、小学校、幼稚園の先生等が集まって、グループごとに意見交換ができる、そのような機会をつくっているというところでございます。  榎本委員からご指摘のあった浸透というところにつきましては、さまざまな機会を捉えて、研修の機会、あるいは改訂内容についてというものを、区としてもしっかり説明する機会を確保していけるように、各保育園、保育園の中でも公立の保育園、私立の保育園とありますけれども、そこの連携もスムーズにできて、小学校と話しやすい状況をつくっていくことが私たちとしてできることかと考えておりますので、そうした取り組みをしていきたいと考えております。 ○委員(榎本あゆみ君) やはり公立であっても、私立であっても、同じ港区に育っている子どもたちということで、同じように安心して小学校に行けるよう、そういった準備をぜひしていただきたいと思っています。  あと、こちらの資料№11-3の中にある事例が大変わかりやすい。保育士、教諭たちからしても、こういった事例集、こういった実践例があると非常にわかりやすいですし、すぐに取り入れやすい。言ってしまえば、これと同じようにやっていくことで、この狙いが子どもたちにも伝わっていく非常にいいことだと思うのです。例えば、43ページの実践例1、リレーごっことなっています。あと、どこか中の方にも、実践例としてリレーごっこだったり、鬼ごっこだったり、そういったことをぜひやっていくといいでしょう。また、プール遊びがいいですねといったことなど、いろいろ実践例が出てくるのですけれども、どうしても幼稚園目線に見えます。例えば、園庭のない保育園の子どもたちに対してリレーごっこをやっていくというのは非常に困難であると。やはり園庭のない子どもたちは、芝浦でも、今の時期、芝浦公園には10組以上の保育園の子どもたちが来ていて遊んでいる。そういった状況の中で、鬼ごっこがどこまでできるのか、こういったカラーコーンを先生が本当に持っていってやれるのかといったら、難しいのかと思います。  今後、このカリキュラムをつくっていくにあたって、できれば、保育園であっても幼稚園であってもすぐに保育士・教諭が実践できるよう、そういった事例があると、誰もが、すぐに取り入れやすいのかと思います。そういった事例を探すのは難しいかもしれませんが、保育士、教諭たちの指針となるものですので、ぜひそういったものを見つけていただければうれしいと思います。 ○保育課長(山越恒慶君) こちらの内容につきましては、特に私立認可保育園におきまして、園庭を有している園はほとんどないという状況がございます。区立保育園での園庭の貸し出しや、公園でもできるような実践例などを、意見交換をしながら、どんな支援が必要かということも考えてまいりたいと思います。また、どんな取り組みをされているのかというところも、公立、私立の中で情報共有ができればよろしいかと考えておりますので、そのような形で機会をつくっていければとも思っております。 ○委員(熊田ちづ子君) 平成27年につくった基準を現場の教諭たち、保育士たちの声を取り入れて、使いやすいよう、新しくしたということで、きょう報告を受けているわけですけれども、現場の声が反映されて、より使いやすいものになっているのだろうと思います。研修のやり方については、小学校区ごとにやって機会を増やすという答弁が先ほどありましたので、そこの点については省きますが、就学前の子どもたちが、保育園にいようが幼稚園にいようが、学校に移行していくために身につけていくことは、家庭でも当然あるし、必要だと思っています。  ただ、いろいろな形で身につけてほしいことの課題をやるにしても、幼稚園は幼稚園のお子さんが帰った後、あしたの準備の中で時間がつくれるのかもしれませんが、長時間たくさんの子どもたちの保育をしなければならない保育園ではそれが難しいのではないかと思うのです。  どの子どもにも就学前に同じような機会というか、身につけてほしいことを支援していくという上では、人の配置も含めて、保育に当たる人と、幼児保育、就学前の教育の支援をしていくために必要な人の配置というのも少し考えないといけないのではないかと、私は日ごろから思っているのです。この点について、このような基準というか、きょう報告いただいているこのような中身を実践する上での人の配置は考えているのでしょうか。 ○保育課長(山越恒慶君) こちらの実践につきまして、この実践のために人員を増員するということは、現時点で予定はしておりませんが、こちらのカリキュラムを進めていく上では、園全体として理解し、園として幼児の教育全体で取り組んでいくものだと考えておりますので、そうした中で進めていくということがまず1点だと思います。  その上でお困りのこと等については、現場との意見交換をさせていただく中で考えていきたいと、思っております。 ○委員(熊田ちづ子君) このカリキュラムのために人を1人増やすなどということは、多分ないだろうと思います。園全体で考えていくといっても、それぞれのクラスというか、ゼロ歳から5歳まで非常に長時間の労働、長時間の保育というのを保育園ではやっているわけですから、そこは新たなカリキュラムというか、このような指針を出していく上では、少し人に余裕を持って、このようなことを実践できる体制もぜひつくっていただきたい。そうでないと、職員の方たちが、これをやるために、それこそ持ち帰りで準備をする、土日も休みのときも出てきてやらなければいけない、残業してやらなくてはいけないなどという負担だけかけることになり、やはり私は避けるべきだと思います。そこはよく現場の声を聞きながら、行政側もできることはしていただきたいと思います。  ほとんど区立幼稚園は小学校と併設してありますので、日ごろから小学校を実感できているし、体感できていると思うのです。ただ、保育園は小学校と違うので、先ほども話し合いの機会をつくる、小学校を見学に行くなど、子どもも小学校という未知のものに対して、多分、その年齢になればいろいろな人から言われるわけですよね。来年は小学生と、家でも言われるし、未知のものに少しでもなじんでいくという形で、今、見学に行くなどということをやられているとは思うのです。しかし、やはり幼稚園の子どもとはとても差があって、幼稚園の子どもは割とまとまって小学校に入学するのですけれども、保育園の子どもというのはいろいろな小学校に行きますので、その集団に入っていく子どもが少数ですよね。そうすると、お友だちも少ない中に、なれた子どもたちの集団の中に入っていかなければいけないということもあるので、やはり小学校へ抵抗なく入っていけるということでは、今、見学に行ったりしているというのを、私は、もっと触れ合う機会を増やしてもいいのではないかと思うのです。例えば、運動会を見学に行くなどということも含めて、いろいろなことでできると思うので、そのようなことも少し工夫していただきたい。あと、資料№11-3の3ページに記載があるのですけれども、私立認可保育園の状況についての記載があって、平成21年は4園だったが、今はその10倍以上になって、46園となっています。現状で、私立認可保育園の5歳児が学校と触れ合う機会がとれているのか、それから、今後についてどうしていくかということも含めて、お答えいただければと思います。 ○保育課長(山越恒慶君) 本年度の状況で申し上げますと、多くの私立認可保育園におきまして、小学校との交流を実施している状況は確認しているところでございます。  今回、保幼小連絡コーディネーターという形で、それぞれ小学校、幼稚園、保育園の代表の教諭・保育士を窓口として設けることで、例えば、小学校のお便りや保育園のお便りなどを交換することを取り組みの一つとして進めているところです。  そうはいいましても、私立認可保育園につきましては、5歳児クラスの園児数が少ないという状況もありますし、保幼小連携というところについては、保育園と小学校という関係はもちろんですけれども、保育園同士の交流というものも実施しているところでございますので、そうした中で連携をさらに強化していくということが今必要ではないかと考えているところでございます。 ○委員(熊田ちづ子君) 子どもたちが不安なく小学校に移行できるような支援をぜひ進めていただきたいと思います。  それから、67ページなのですけれども、これは保健福祉常任委員会というよりは区民文教常任委員会の方だと思いますが、ここでいうと、特別な配慮を必要とする子どもの支援ということで、学校に入る前に、通常学級なのか特別支援学級なのかというのかというところで悩まれる親御さんというのは多く、当然、教育委員会の方で就学相談などを受けておられると思うのです。例えば、我々などに時々就学問題で相談に来るのは、親と教育委員会との思いで乖離したり、そごがあったりしたときに、私たちのところに意見などということがあるわけです。  うまくいっている場合にはそのようなことはないのですけれども、通常学級なのか、特別支援学級かを選ぶのかは、親も真剣ですし、その子どもの今後にとってもとても重要な問題なのです。もちろん専門家の意見を聞くというのも必要で、教育委員会は毎年毎年されておられるからなれているという部分もあるかもしれないけれども、相談に行かれる親にとっては初めてのことで、初めてのお子さんだと、よりどう考えていいかわからないと悩むところだと思います。この対応をもう少し丁寧に、親の思いをきちんと酌み入れてもらって、親の思いどおりにいかないことも多分あるとは思うのですけれども、そのような場合でも、やはり納得した上で選択ができるような形にしていかないと、非常に悶々としたものが残ってしまう。これまでの経験の中でも少しありましたので、そこについては、教育委員会の方にきちんと伝えていただきたい。もちろんそのような相談は保育園側も受けると思っていますので、その辺の対応を双方で支援をしていただきたいと思いますが、その点についてお答えいただければと思います。 ○保育課長(山越恒慶君) 今、熊田委員がおっしゃられたものは、66ページ、67ページの特別な配慮を必要とする子どもの支援というところのページについてだと思います。当然ながら、小学校に入学する前の準備というところで、67ページには保育園が行う役割というものについても示しているところでございまして、その次のページには、就学支援シートというものの見本も掲載しているところでございます。  一時的な相談というところについては保育園でもできるようにということもありますし、できれば教育委員会の方から各保育園向けに、内容についてのレクチャーの機会を依頼していきたいと思っております。 ○委員(琴尾みさと君) 2点ほど要望させていただきます。幼児期の終わりまでに育ってほしい姿10項目の中に、数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚という部分がありますが、今現在、多分、保育園で文字を教えることはなかなか難しいと思うのです。現場から上がっている声は、年中のころからお手紙ごっこや絵本などで文字に触れ合うことはすごく多いが、興味を示す子どももいて、現在、保育園では特に文字を教えてはいけないということになっています。その理由の一つとして、小学校に上がったときに書き順がばらばらだからという理由で、できれば保育園の方で文字を教えてほしくないという意見があったと保育士の方から聞いております。  そういった状況でも、子どもたちへの対応として、今保育園では平仮名表を張って、その前に机を置いて、これを書きたいから、先生が教えているという状態があるということを伺っています。子どもの興味や個々の能力、意欲などを伸ばしていく観点というのは、そういったところで柔軟な対応が求められるのではないかと思います。  なかなか難しい話かとは思うのですけれども、柔軟な対応をしていただきたいというのが1点。あと、先ほど幼保小合同で研修をやるというお話だったのですが、幼稚園と小学校というのは仕事上、切り上げられるものかと思うのですけれども、保育園というのは6時以降でもやっているところが多く、正規職員が出ていってしまうと、現場がすごく手薄になってしまって、アルバイト、非正規職員にお任せしなくてはいけないのです。しかも私が働いていたときに、乳児を落としてしまって謝罪したというようなことがあったのです。もし研修をやるのであれば、子どもに負担をかけない人員配置など、そのようなものを考慮していただければと思います。 ○保育課長(山越恒慶君) 現在、私立認可保育園につきましては、研修の参加のために人員を配置する場合の助成制度などもありますので、そうしたものを活用していただけるように周知してまいりたいと思います。  それから、文字を教えるというところにつきましては、確かに保育園の中では難しいところもあると思いますけれども、こちらの活用についての状況というものは、現場の先生の状況等の情報を収集しながら、教育委員会と意見交換していきたいと思っております。 ○委員長(なかまえ由紀君) ほかに、ご質問等ございませんか。よろしいですか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(なかまえ由紀君) ほかにないようでしたら、報告事項(11)「小学校入学教育カリキュラムの改訂について」の報告は、これをもって終了といたします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(なかまえ由紀君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「発案元第4号 保健福祉行政の調査について」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(なかまえ由紀君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(なかまえ由紀君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(なかまえ由紀君) 野上子ども家庭課長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。 ○子ども家庭課長(野上宏君) 貴重な時間をいただきまして、ありがとうございます。私から2点ご報告させていただきます。  1点目は、民法改正後の港区成人の日記念のつどいの対象年齢(素案)に寄せられました区民意見についてのご報告、2点目は、港区子ども・子育て支援事業計画(素案)に寄せられた区民意見についてのご報告を一括してご説明させていただいてよろしいでしょうか。 ○委員長(なかまえ由紀君) お願いいたします。 ○子ども家庭課長(野上宏君) それでは、まず、資料№12と12-2をごらんいただきたいと思います。本委員会にも既にご報告させていただいておりますけれども、成人年齢が18歳に引き下げられる民法改正がございました。その関係で、港区の成人式である港区成人の日記念のつどいの対象年齢について検討し、引き続き20歳でいきたいというのが区の素案でございました。  初めに資料№12をごらんください。区民意見として寄せられたご意見でございます。6件のご意見をいただき、全て区の素案のとおり20歳をご賛同いただくというもので、ご意見の多くは、受験期との重なりをご心配されてのご同意でございました。  次に、資料№12-2をごらん願います。こちらは、成年年齢の引き下げ後の最初に18歳の成年の世代となる区内の中学3年生に対して行ったアンケートの結果でございます。  1ページは、区立中学校です。区立中学校では、2年生にもアンケートを実施いたしました。区内全ての中学校から回答をいただき、88.3%の生徒が、20歳とすることに賛成とのご意見をいただきました。  2ページをごらん願います。区内の私立中学校12校に対しアンケートをお願いし、7校からご回答をいただきました。全体で89.7%の生徒が、20歳とすることについて賛成との結果をいただきました。そのうち区内在住の生徒75人中88%に当たる66人が、20歳に賛成との回答をいただいております。  3ページには、アンケート用紙を参考にお示ししておりますので、ご参照願います。  以上の結果を踏まえまして、区としては、素案のとおり、令和4年度以降の港区の成人式である港区成人の日記念のつどいの対象年齢を、引き続き20歳といたします。このことについては、4月1日発行の広報みなと、区ホームページ等で区民の皆さんにお知らせしてまいります。  続きまして、港区子ども・子育て支援事業計画(素案)に寄せられた区民意見についてでございます。資料№13をごらん願います。お寄せいただいたご意見は8件ございます。意見、要望等の反映状況は、項番2の表に記載のとおりで、素案を修正するものはございませんでした。  2ページをお開きください。ご意見の内容ですが、既に素案にお示ししているもののお問い合わせが、1、2、3とございました。それから、3ページ以降につきましては、素案に対する質問や区へのご意見、ご要望をいただいておりまして、区立障害保健福祉センターの利用に関すること、保育園の巡回指導に関することのご質問、子育て支援のための交通対策に関すること、それから、幼児へのインクルーシブ教育に関するご要望等をいただいております。  7ページをごらんください。港区子ども・子育て会議でのご意見をお示ししてございます。いただいたご意見は10件で、計画への反映状況につきましては、項番2の表に記載のとおりです。ご意見を踏まえ、2点の修正を行っております。  修正は、下段の2点、いずれも児童相談所の設置に関するものでございました。記載内容について、国の方針や姿勢を明確にすべきとのご意見を頂戴し修正しておりますが、計画の方向性についての変更ではございません。  8ページ、9ページには、認定こども園や産前産後家事・育児支援サービスなど、区の子ども・子育て支援策についてご意見、ご質問等をいただきました。  区では、子ども・子育て会議でのご意見、当委員会でのご意見を踏まえ、修正を行うとともに、素案作成時は予算編成中として記載ができなかった新たな取り組みの追記、最新データへの更新などを行い、子ども・子育て支援事業計画を策定いたしました。計画書は、4月1日から区ホームページで閲覧いただけるよう、現在、進めてございます。委員の皆様にも、製本した計画書を早期に配付をさせていただきます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(なかまえ由紀君) 何かご質問等ございますでしょうか。 ○委員(熊田ちづ子君) 資料№13の中で気になる言葉遣いがあります。これは行政側が使っている言葉ではなくて、意見要旨の中にあります。定型発達の子という言い方をされているところが4ページの意見と、6ページの意見の2カ所。定型発達の子、このような言葉は行政としては使いませんよね。子どもによっていろいろな差、幅があって、いろいろな配慮の必要なお子さんもいるし、配慮しなくても自分でやってしまうお子さんもいる。定型発達の子というのは、私は余り聞かない言葉だと思ったのです。何か型にはめてしまうような表現があって、この型でない子はという、そのような感想を持つのですけれども、行政は使わないですよね。それも確認したいと思います。 ○子ども家庭課長(野上宏君) こちらはご意見をいただいた方のご発言ということで、特に修正を加えずに、申しわけございませんでした。この言葉の使い方については、もう一度障害の担当とも確認をさせていただきまして、もしふさわしくない表現であれば、今後この言葉に対しては、相手方のご意見であったとしても、行政の用語、あるいは障害の現場でお使いになっている用語に照らして、適切な表現に修文するなり、改めてこちらの方でご説明できるようにご準備させていただくなど、配慮させていただきます。よろしくお願いします。 ○委員(熊田ちづ子君) これは区民意見なので、それがそのまま載ったという、それは理解しました。  例えば、先ほどの子どものカリキュラムのところにも出てくるのですが、特別な配慮、特別という言葉は要るのかと今までも感じていたのです。今、言葉の定義のことであったので、関連して、私の感想というか、意見を述べるのですけれども、配慮が必要な子どもというのは当然いるわけですよね。ただ、特別な配慮という言葉の使い方については、普通の配慮でいいのではないかと私は感じながらその言葉を聞いていました。この機会なので、私の意見として述べさせていただきたいのですが、そのような使い方についてもいいのかどうなのかというところで検討してもらいたいと思います。これは意見で結構です。 ○委員長(なかまえ由紀君) その他、ご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(なかまえ由紀君) それでは、最後に私からです。本日は、今年度最後の委員会なので、当委員会の理事者の皆さんで、ほかの委員会に係る部署に異動される方、退職される方、他区に転出される方がいらっしゃいます。  森保健福祉支援部長、佐藤福祉施設整備担当部長、中島子ども家庭支援センター所長、鳥居国保年金課長、西川保育・児童施設計画担当課長がほかの委員会に係る部署に異動されます。あと、安藤芝地区総合支所区民課長がご退職をされます。阿部みなと保健所長が渋谷区に転出されます。本日、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の関係で人数を絞っていますので、ご出席されている方が森保健福祉支援部長と佐藤福祉施設整備担当部長ですので、一言ご挨拶いただければと思います。よろしくお願いします。 ○赤坂地区総合支所長保健福祉支援部長兼務(森信二君) 貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。私は、子ども家庭支援部長と保健福祉支援部長とやって、3年半、この委員会におりまして、その前には、高齢者支援課長保健福祉課長とやって、5年おりました。非常に長くこの委員会にはかかわらせていただいております。委員の皆様にいろいろなご意見をいただいて、大変参考になる期間だったと思います。特に福祉という部門が一番区の中でも大きく、中心にあって、これからの港区の発展のためにも中心となる委員会となっていくと思っております。これからも委員の皆様からの忌憚のないご意見で区の成長を図っていただければと思います。  来年度は、高輪地区総合支所、それと、産業・地域振興支援部の方に移りますが、区のためにそこでも一生懸命取り組んでまいりますので、委員の皆様のこれまでと変わらぬご支援、ご鞭撻をいただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。長い間ありがとうございました。 ○福祉施設整備担当部長(佐藤雅志君) お時間をいただき、ありがとうございます。この3年間、福祉施設整備担当部長をさせていただきましたが、長年仕事をしておりますけれども、私は、福祉、また、施設整備というのは初めての経験でした。  担当している仕事で、先日、開所式を行った南麻布四丁目の福祉複合施設、これは区として初めての整備手法ということで、初めてづくし事業でした。それ以外の案件もそれぞれの事情があって、同じではなかったということで、常に新鮮な気持ちで仕事に向き合えたかと思います。  大変な時期もありましたけれども、保健福祉常任委員会の委員の皆様をはじめ区議会議員の皆様からお声がけいただいたというのは、期待の大きさとともに、勇気づけられたということに関して、本当に感謝いたしております。ありがとうございました。継続する案件はありますので、これを保健福祉支援部に託していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。  私は、委員会等の会議がなければ議会棟に来なかったのですけれども、あさってからは常にいることになりますので、距離が縮まった分、またいろいろと勇気づけられながら頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○委員(熊田ちづ子君) ご挨拶も終わった後で申しわけない。新型コロナウイルスの関係で、今、いきいきプラザのお風呂、敬老室の利用ができなくなっているのですけれども、実は、ずっといきいきプラザのお風呂を使っていてという方がいるのです。やはりこのような状況もあるので、どのような対応ができるかというのもあるのですけれども、ただ、毎日毎日、連日新型コロナウイルスの問題で、あのような怖いニュースばかりが出ていて、一人の人は特に不安になっているのです。怖くてしようがない。私も本当に気持ちが落ち込んでいるのですけれども、一人の方は特にそうだと思うのです。  お風呂に来ていた方や敬老室をよく利用されていた方などというのは登録されていて、いきいきプラザの方も状況をつかんでいらっしゃるので、定期的に声かけをしてあげて、どうされているかということも確認していただきたいのです。家族がいれば、家族同士でおしゃべりして、何となく気持ちが落ちつくときもあるのですけれども、お一人の方は本当に外出もできなくて、一人でこもっているので、そこの配慮をお願いできないかと思っているのです。この間、何人かから、不安で仕方がないという声がありました。これまで、いきいきプラザに行って、いろいろな職員と話をする中で励まされ、不安を解消していた部分ができなくなっているので、その配慮をぜひお願いしたいと思うのです。 ○高齢者支援課長(金田耕治郎君) 先週土曜日から、新型コロナウイルス感染拡大の防止のために、いきいきプラザを休館しております。それまでは、事業は休止しつつも、敬老室とお風呂は使えるようにしていました。しかし、このような状況下で、いきいきプラザにいらっしゃることで感染拡大になってしまっては困りますので、今、いきいきプラザを管理している各地区総合支所管理課の方にも、お風呂をどうしたらいいかと相談をし、公衆浴場をご案内するという対応をしているところでございます。引き続き利用者の方に対しましては、いきいきプラザを管理する各地区総合支所管理課と連携して、丁寧なフォロー、対応をしてまいりたいと考えています。 ○委員(熊田ちづ子君) 利用者の状況確認として、電話はできないのですか。 ○高齢者支援課長(金田耕治郎君) 今、熊田委員からご指摘ありました利用登録者の方への電話につきましても、どのようなやり方がいいか、検討してまいりたいと思います。 ○委員長(なかまえ由紀君) 担当書記の渡邊友香さんも、異動で区議会事務局から出られます。本日までありがとうございました。お世話になりました。  それでは、本日の委員会を閉会いたします。                 午後 3時48分 閉会...