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  1. 港区議会 2019-11-22
    令和元年11月22日建設常任委員会-11月22日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    令和元年11月22日建設常任委員会-11月22日令和元年11月22日建設常任委員会  建設常任委員会記録令和元年第20号) 日  時  令和元年11月22日(月) 午後1時30分開会   所  第2委員会室出席委員(8名)  委 員 長  やなざわ 亜紀  副委員長  山野井 つよし  委  員  玉 木 まこと       風 見 利 男        七 戸 じゅん       近 藤 まさ子        うかい 雅 彦       井 筒 宣 弘 〇欠席委員        な し 〇出席説明員  副区長                  小柳津  明
     芝地区総合支所まちづくり課長       村 上 利 雄  赤坂地区総合支所まちづくり課長   小 林 秀 典  高輪地区総合支所長街づくり支援部長兼務 野 澤 靖 弘  芝浦港南地区総合支所まちづくり課長 冨 永  純  都市計画課長               冨 田 慎 二  住宅課長              野 口 孝 彦  建築課長                 瀧 澤 真 一  土木管理課長            杉 谷 章 二  開発指導課長               岩 崎 雄 一  再開発担当課長           手 島 恭一郎  品川駅周辺街づくり担当課長        増 田 裕 士  土木課長              佐 藤 雅 紀  地域交通課長               海老原  輔  街づくり事業担当部長           坂 本  徹 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 令和元年第4回港区議会定例会提出予定案件について   (2) お台場海浜公園駅周辺の放置自転車対策について   (3) 虎ノ門一・二丁目地区地区計画の変更(案)について   (4) 都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第332号線)   (5) 都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第334号線)   (6) 品川駅周辺土地区画整理事業の変更(案)について   (7) 赤坂一丁目地区市街地開発組合の解散について  2 審議事項   (1) 発 案元第5号 街づくり行政の調査について                                   (元.5.29付託)                 午後 1時30分 開会 ○委員長(やなざわ亜紀君) ただいまから、建設常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、七戸委員、近藤委員にお願いいたします。  本日は、報告事項(2)に関連して芝浦港南地区総合支所冨永まちづくり課長に出席していただいております。なお、冨永まちづくり課長当該報告終了後退席しますので、あらかじめご承知おきください。  節電及び省エネルギーの推進についてですが、既に行政では、11月1日から暖房温度の目安を19度とするウォームビズに取り組んでいます。議会としても、夏季同様に、節電・省エネルギー型のライフスタイルを実践する必要があるということが確認されましたので、皆さんのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。  日程に入ります前に、本日の運営についてご相談いたします。本日の運営についてですが、報告事項(4)、(5)及び(6)については、いずれも関連する案件ですので、一括して報告をお受けし、引き続き一括して質疑を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、そのようにさせていただきます。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、報告事項に入ります。初めに、報告事項(1)「令和元年第4回港区議会定例会提出予定案件について」、理事者の説明を求めます。 ○都市計画課長冨田慎二君) それでは、報告事項(1)「令和元年第4回港区議会定例会提出予定案件について」、ご説明いたします。  まず、資料№1、令和元年第4回港区議会定例会提出予定案件一覧をごらんください。提出予定案件は、区長報告が1件、議案8件の合計9件です。  下段の表をごらんください。内訳ですが、区長報告は和解が1件、議案は条例の一部改正が3件、令和元年度補正予算が2件、物品の購入が1件、町の区域の変更が1件、特別区道路線の認定が1件です。  去る10月21日に、特別区人事委員会から、議長及び区長に対して、職員の給与等に関する勧告がありました。かねてから職員団体等と交渉中でしたが、11月22日、協議が調いましたので、給与条例等について、準備のでき次第、追加提出いたします。  また、現在、港区特別職報酬等審議会において、特別職等の報酬についてご審議いただいております。その答申の結果によっては、これに関連する条例についても、追加提出する予定です。  その他追加案件として、南麻布四丁目障害者支援施設についても、まもなく工事が完了となります。工事の金額が確定次第、工事委託契約の変更について、追加提出する予定です。  また、シティハイツ竹芝エレベーター事故の和解について、これまでの協議の関係から、議案が本会議で上程される日に追加提出する予定です。  さらに、11月19日、国から成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、印鑑登録証明事務処理要領を一部改正する旨の通知がありました。この改正に伴い、港区印鑑条例の成年被後見人の規定についても、改正する必要があるので、追加提出する予定です。  それでは、当委員会に付託が予定されている案件についてご説明いたします。資料№1-2、令和元年第4回港区議会定例会提出予定案件概要の2ページをごらんください。  最初に、議案第110号港区立公園条例の一部を改正する条例です。所管は土木管理課です。本案は、西桜公園を新たに設置するものです。内容としては、(1)名称は西桜公園、(2)位置は港区虎ノ門一丁目17番4号、(3)面積は1,150.01平方メートルです。施行期日は、区規則で定める日、令和2年2月17日を予定しております。  次に、5ページをごらんください。議案第117号特別区道路線の認定についてです。所管は土木管理課です。本案は、品川駅北周辺地区土地区画整理事業及び泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業の施行に伴い特別区道路線を認定するものです。内容としては、(1)特別区道第1193号線及び第1194号線を認定します。起点・終点については、それぞれ記載のとおりです。  当委員会に付託が予定されております議案については以上2件でございます。  次に、当委員会に関係する案件についてご説明いたします。  4ページにお戻りください。議案第113号令和元年度港区一般会計補正予算(第5号)についてです。所管は財政課です。  次に、資料№1-3、令和元年度港区一般会計補正予算(第5号)概要の1ページをごらんください。  まず、項番1、歳入歳出予算補正についてです。第7款土木費については、補正前の額が175億3,920万6,000円、補正額が7億7,340万円の増額、計が183億1,260万6,000円となっており、補正額の財源内訳及び補正額の説明については記載のとおりです。  次に、裏面の2ページをごらんください。項番2、債務負担行為補正についてです。表の下段です。高橋是清翁記念公園管理事務所建設です。工期が来年度の令和2年度に及ぶため、補正を行うものです。  次に、資料№1-4、補正予算補足資料の1ページをごらんください。土木費に係る補正額の説明などの詳細については1ページ下段に、また、債務負担行為補正については裏面2ページの上段の表中の下段にそれぞれ記載しておりますので、ご参照いただければと思います。  以上、甚だ簡単でございますが、報告事項(1)「令和元年第4回港区議会定例会提出予定案件について」の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。議案審議にあたらない程度でのご発言をお願いします。また、資料要求がありましたらお願いいたします。 ○委員(うかい雅彦君) 確認なのですけれども、補正予算で土木費で、(仮称)高輪三丁目児童遊園用地取得とあるのですけれども、おそらく郵政関係の宿舎の跡だと思うのですけれども、ここに公園をつくるということでよろしいですか。 ○都市計画課長冨田慎二君) 今のうかい委員からの質問につきましては、児童遊園用地として購入を予定しております。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかにございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかにご質問等ないようですので、この際、皆さんにご相談いたします。当常任委員会の定例会中の視察についてですが、何かご意見ございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、今後の新規請願の状況と、他の常任委員会との調整もありますので、正副に一任ということでよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかになければ、報告事項(1)「令和元年第4回港区議会定例会提出予定案件について」の報告は、これをもって終了いたします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 次に、報告事項(2)「お台場海浜公園駅周辺の放置自転車対策について」、理事者の説明を求めます。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(冨永純君) それでは、報告事項(2)「お台場海浜公園駅周辺の放置自転車対策について」、ご報告いたします。  本日付建設常任委員会資料№2をごらんください。本件は、お台場海浜公園駅周辺で増加している放置自転車への対策として、暫定自転車等駐車場の整備や、条例に基づく放置禁止区域の指定、一時保管所の設置などを実施するにあたり、当委員会にその概要をご報告するものです。  項番1、背景です。区は、お台場海浜公園駅周辺の放置自転車対策のため、平成17年に東京都港湾局の管理用地において、一時的な対応として、お台場海浜公園自転車等暫定置を整備し、現在も運用しています。しかし、近年の自転車利用の増大に伴い、駅周辺に放置される自転車が増加し、歩行者と自転車の交錯といった危険な状況が生じるなど、地域住民からも対策を求める声が多くなっております。台場地区は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会競技会場となり、多くの来訪者が訪れる場所となることからも、安全・安心を確保するため、放置自転車への早急な対策が必要です。  次に、項番2、駅周辺の現状と課題です。下段にある駅周辺の現地の写真及び自転車の乗入台数の表をあわせてごらんください。現在の暫定置は、整備当初50台程度の利用でしたが、現在では、台場の住民や有明方面から駅を利用する人などが利用し、9月の平日3日間の平均で185台の自転車がとめられています。一方、駅の北側、シーリアお台場五番街側の都道内の歩道や建物敷地内には多くの自転車が放置されています。平成30年10月に自転車と歩行者の通行が分離された自転車・歩行者道が整備された以降は、中央の写真をごらんになるとわかるとおり、自転車通行部分放置自転車が集中し、自転車の通行の障害となっているほか、自転車が歩行者通行部分を走行することで、歩行者と自転車の交錯の危険性が増している状況となっております。  2ページをごらんください。項番3、放置自転車対策の実施です。こうした駅周辺の状況を踏まえ、放置自転車に起因する課題を解決し、歩行者等の安全・安心の確保やまちの環境を保全するため、次の放置自転車対策を実施します。(1)暫定自転車等駐車場の整備です。放置自転車対策として、条例に基づく放置禁止区域を指定するためには、暫定を含む自転車等駐車場を整備する必要があり、これまでの間、周辺建物の空地などを活用するため所有者等と協議を進めてまいりましたが、合意を得ることができませんでした。一方で、東京都港湾局から貸し付けを受けている現在の暫定置の用地は、引き続き無償で自転車等駐車場としての活用が可能であるとの見解を得たことから、中段に記載の表の台数を目安に、暫定自転車等駐車場に再整備することとします。なお、暫定自転車等駐車場は、公募により事業者を選定し、事業者負担で整備・維持管理を行うとともに、利用料金は有料とし事業者の収入とします。  次に、(2)放置禁止区域の指定です。ここで3ページの別図をごらんください。図に記載のとおり、駅からおおむね半径300メートルを基本に街区や道路の路線、自転車の放置の状況等を勘案して放置禁止区域を指定してまいります。  2ページにお戻りください。(3)一時保管所の設置です。芝浦港南地区で撤去された自転車は、海岸三丁目または東八ツ山にあります自転車等一時保管所に保管されますが、台場からこれらの一時保管所まではレインボーブリッジを経由しなければならないなど、引き取りが困難になることから、暫定自転車等駐車場内に新たに一時保管所を設置いたします。なお、一時保管所の区域については、東京都港湾局と協議を続けてまいりましたが、無償による貸し付けを受けることができないことから、貸付料の減免措置について東京都港湾局と協議を進めてまいります。  項番4、今後のスケジュールです。記載のとおり、令和2年5月の暫定自転車等駐車場の開設を目指し準備を進めます。なお、一時保管所については、必要となるインフラ等の引き込みに時間を要することから、7月ごろの設置になります。放置自転車の撤去については、一時保管所の開設からとなりますが、それまでの間、近隣住民の皆様や自転車利用者に対し、本取り組みの実施について十分な周知を図ってまいります。  甚だ簡単ですが、説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言願います。 ○委員(玉木まこと君) 前に芝公園のところでも駐輪場の話があって、そのときもお伝えしたのですけれども、こういう自転車駐車場をつくる際に、定期利用と一時利用の割合は事業者の方で決めるということでしたが、現状でも300台近い自転車が定期的に利用されているということなので、定期利用のニーズもあると思うのです。その辺りは事業者の判断になってはいると思うのですけれども、利用者の声や実態に合った形になるように、重ねてのお願いになりますが、指導というか共有していただければと思いますので、お願いいたします。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(冨永純君) こちらの現在の暫定置については、通勤・通学の方が多く利用されております。今後、暫定自転車等駐車場として整備する際に、精算機等の機械を導入していくわけですけれども、こうしたところに定期券に対応した機器を導入する必要があったり、もしくは定期利用をどのように確認していくかといった課題もあります。そうしたところも含めて、事業者の提案を受けて、今後の運用状況も含めて検討したいと思います。よろしくお願いいたします。 ○委員(風見利男君) この駅前に自転車を放置しているのは、ゆりかもめの乗客ということでいいわけですよね。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(冨永純君) はい。ご指摘のとおり、こちらについては、ゆりかもめを利用する方の自転車が非常に多くなっております。 ○委員(風見利男君) 芝公園のところにとめてあるのは、都営地下鉄の利用者ということで、今の説明の中にも、いわゆる鉄道事業者としての責任というか、その辺の報告が全然ないわけですけれども、ゆりかもめとの話し合い、あるいは芝公園で言えば東京都交通局との話し合いはどういうふうになっているのでしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(冨永純君) 鉄道事業者であるゆりかもめについては、法律及び区の条例において区の協力要請に対して、用地の譲渡・貸し付けを含めた自転車等駐車場の設置に協力することが規定されております。こうしたことから区は、ゆりかもめに対して、放置自転車対策の必要性などを説明し、再三にわたり協力を要請してきましたけれども、周辺にはゆりかもめ自体が所有する土地がないことから、自転車等駐車場の整備について、土地の供出といった協力は困難であると回答を得ております。一方で、放置禁止区域の指定や、暫定自転車等駐車場の位置など、区の放置自転車対策について駅構内で周知するなどの協力は行うと回答を得ており、引き続きさまざまな形で協力を求めてまいります。 ○委員(風見利男君) ゆりかもめとは、いつごろから何回くらい話し合いをやってきたのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(冨永純君) 今年度に入って実際にゆりかもめの担当者と2回ほど会って話をし、電話ではさらに多くの話をしております。 ○委員(風見利男君) 用地がないから仕方がないということですが、鉄道事業者の責任というか、乗客が使う駐車場なわけです。確かに、芝浦港南地区総合支所まちづくり課長がおっしゃったように、鉄道事業者が持っている土地があれば、それを無償で貸し付けたりするとなっているわけですけれども、そこをやれば、ではあとは何もしなくていいのかというと、そうはならないのです。今、ポスターを張ったりとかいう話がありましたけれども、協力できるところはもっと強力に推進していく。これからもいろいろなところで駐輪場設置という話が出てくると思うので、その辺は曖昧にしないで、ぜひ強力に働きかけ、事業者としての責任をきちんとしてもらわないと、あとは全部地方自治体でやるのですよと、これでは困るわけです。ぜひその辺しっかりやってもらいたいとお願いしておきます。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(冨永純君) 今回、暫定自転車等駐車場を整備して、この放置自転車対策が終わるわけではないと考えております。今後も運用に際してはさまざまな課題が出てくると思いますので、引き続き鉄道事業者としての責務を果たしていただけるよう、話し合いを続けてまいります。 ○委員(風見利男君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。あと、先ほど説明があった、駐輪場をつくる場合は、東京都港湾局が無償で貸しますよと。ただ、一時保管所についてはお金をもらいますよと。聞くところによると、年間100万円ぐらい払わなければいけないらしいのですが、なぜそうなったのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(冨永純君) 当該用地については、東京都港湾局の普通財産となっておりまして、第三者に貸し付ける場合については有料での貸し付けが原則と聞いております。その際、自転車駐車場については、このになくてはならない施設でありまして、公共性が非常に高い施設であることから、無償での貸し付けを受けていますけれども、一時保管所については自転車等駐車場とは位置づけが違う、性格が異なる施設であり、この場所に必ずしも存在しなければいけない施設ではないことから、無償にはできないということで、東京都港湾局の見解を確認しております。なお、一時保管所については、区が相手方ということから、一定の土地賃借料減免措置は可能ということで、こちらの減免割合について引き続き協議を進めております。 ○委員(風見利男君) 減免して100万円ではないのですか。これからなおかつ減免する余地があるという理解でいいのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(冨永純君) 東京都港湾局からは、最大で7割程度の減免ができると聞いております。現在の100万円程度については、その最大の割合を適用した場合にそのくらいになるのではないかということで、最終的な金額については今後、東京都港湾局と協議していきますけれども、その最大の減免割合が受けられるように協議をしております。 ○委員(風見利男君) では、7割減免で100万円という理解でいいのですね。それで、先ほど、なぜここに一時保管所を置かなければいけないかという説明がありましたね。レインボーブリッジを渡って自転車で帰ってこなければいけないから、ここにつくらなければいけないと。台場の中でほかに用地がないわけですよね。そうすると、ここしかないわけだから、ここになければいけないわけではないと言うけれども、ここに置く以外に方法がないのですよね。そこを東京都港湾局は絶対認めないのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(冨永純君) 今、ご意見ありましたとおり、まさにそのような形での我々の必要性を東京都港湾局に伝えて協議してきましたけれども、なかなかご理解いただけなかったことが1つです。もう一つは、江東区においても同様に一時保管所を東京都港湾局の用地に設置しておりまして、そちらについても有料で貸し付けをしていることから、東京都港湾局でも検討した上で、こちらについては有償ということで見解を得ております。 ○委員(風見利男君) でも、江東区は地続きで、こちらは地続きではないわけで。江東区は有料で貸しているから港区も有料ですよという根拠って、非常に曖昧だと思うのですよね。減免で頑張っているのでしょうけれども、なるべく無償になるように、ぜひ引き続き頑張ってもらいたいです。  このゆりかもめのお台場海浜公園駅に自転車を置いてある実態は、今、芝浦港南地区総合支所まちづくり課長からあったとおり、江東区民もかなり利用していると思うのですが、いつも置きっ放しの自転車の江東区民と港区民の割合というか、区民はお台場海浜公園駅に比較的近いところに住宅があるので、そんなにたくさん放置はしていないと思うのですけれども、それの実態はわかりますか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり課長(冨永純君) こちらの暫定置また、放置自転車の実態を確認するために、朝、職員が現場に向かい、自転車の流れを把握したり、あとは実際に置かれている自転車に共同住宅等のステッカーが張ってあるのですが、そういったものを見ますと、おおむね半分ぐらいは江東区から橋を渡ってお台場海浜公園駅に来ているのではないかと推測されますけれども、具体的な割合については、そこだけでは把握できません。少なくとも大体半分ぐらいは来ているのではないかと考えております。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかにご質問等ございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかになければ、報告事項(2)「お台場海浜公園駅周辺の放置自転車対策について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 次に、報告事項(3)「虎ノ門一・二丁目地区地区計画の変更(案)について」、理事者の説明を求めます。
    都市計画課長冨田慎二君) それでは、報告事項(3)「虎ノ門一・二丁目地区地区計画の変更(案)について」、ご報告いたします。  資料のご説明に入る前に、これまでの当委員会での報告の経緯をご説明いたします。本地区計画の変更については、本年9月4日開会の当委員会に地区計画の変更原案についてご報告いたしました。変更原案は、地区計画内の権利者を対象に説明会を開催し、令和元年9月26日から10月9日まで縦覧を行いました。本日は虎ノ門一・二丁目地区地区計画について、都市計画法第17条に基づく都市計画案の縦覧を行うのに先立ち当委員会に報告するものです。  次に、当地区まちづくりについてご説明いたします。資料№3の18ページをごらんください。最初に、地区計画の位置、地区の概況です。ページ中央上部の位置図をあわせてごらんください。本地区は、国道1号線桜田通りや環状第二号線に面し、地下鉄虎ノ門駅の近傍に位置し、地区内では虎ノ門ヒルズ駅の整備が進められ、地区周辺においても複数の都市開発が行われているなど、交通利便性及び開発ポテンシャルの高い地区となっております。一方、旧耐震基準による建物が多く、歩道未整備の道路や狭小道路が存在するなど防災面の不安を抱えており、機能更新や都市基盤整備のおくれなどが課題として挙げられます。本地区は、平成30年3月に都市計画決定され、A・B街区については既に地区整備計画が策定されております。今回新たに地区整備計画を策定するC街区においては、地域の重要な文化・交流機能を担う施設の更新・機能強化を行うとともに、歩道状空地等のオープンスペースを整備し、歩行空間を拡充することで良好な市街地環境の形成を図ります。  次に、1ページにお戻りください。1ページから6ページまでが虎ノ門一・二丁目地区地区計画の変更案の計画書です。前回ご報告したものと内容が変わらないため、概略をご説明いたします。まず、1ページでは、地区計画の名称、位置、面積、地区計画の目標を示しております。  1枚おめくりいただき2ページをごらんください。区域の整備、開発及び保全に関する方針として、公共施設等の整備の方針、建築物等の整備の方針を記載しております。  次に、3ページをごらんください。再開発等促進区の位置、面積、土地利用に関する基本方針、主要な公共施設の配置及び規模を記載しております。  次に、4ページをごらんください。地区整備計画の位置、面積、地区施設の配置及び規模を記載しております。  次に、5ページから6ページをごらんください。建築物等に関する事項を記載しております。  次に、7ページをごらんください。7ページから12ページまでには、今回の変更概要を記載しております。こちらについても前回報告した内容と同じため、概略をご説明いたします。アンダーラインを引いた部分が変更箇所及び追加箇所を示しております。7ページから9ページまでは地区計画の目標、区域の整備、開発及び保全に関する方針、再開発等促進区に関する変更内容を記載しております。  次に、10ページをごらんください。10ページから12ページまではC街区に地区整備計画を定めるために必要となる地区施設の配置及び規模や建築物等に関する事項として、区画道路、歩道状空地、建築物等の用途の制限、容積率の最高限度などを定めております。  次に、13ページをごらんください。計画図1です。地区計画の区域及び地区整備計画の区域、再開発等促進区の区域、地区の区分を示しております。  次に、14ページをごらんください。計画図2です。主要な公共施設及び地区施設の配置を示しております。  次に、15ページをごらんください。計画図3です。壁面の位置の制限を示しております。  次に、16ページをごらんください。方針附図です。本地区周辺の歩行者ネットワークを示しております。  次に、17ページをごらんください。都市計画の案の理由書です。下から5行目に記載のとおり、土地利用転換の動きに合わせ、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに、良好な市街地環境を形成するために、C街区の約0.3ヘクタールの区域において、新たに地区整備計画を策定することに伴い、地区計画の変更を行うものであるとしております。  虎ノ門一・二丁目地区地区計画の変更についてのご説明は以上でございます。  最後に、今後の予定ですが、当委員会に報告後、12月2日に住民説明会を開催し、12月3日から12月17日まで案の縦覧、意見書の受付を行います。その後、来年1月下旬の港区都市計画審議会に諮問し、来年2月ごろの東京都都市計画審議会の議を経て都市計画を変更する予定でございます。  甚だ簡単ですが、報告事項(3)「虎ノ門一・二丁目地区地区計画の変更(案)について」のご報告は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言願います。 ○委員(風見利男君) 7ページに上位計画に基づく変更という欄があって、ここに東京圏国家戦略特別区域、特定都市再生緊急整備地域と出ているわけですけれども、これと同等の中身で開発をするという理解でいいのですか。 ○都市計画課長冨田慎二君) こちらいろいろな上位計画が示されておりますので、それを踏まえた計画になっているということでございます。 ○委員(風見利男君) だから、これと同じ中身という理解でいいわけですよね。 ○都市計画課長冨田慎二君) 風見委員ご指摘のとおり、特定都市再生緊急整備地域の地区整備方針等に基づいた計画でございます。 ○委員(風見利男君) ただ、C街区自体は国家戦略特区の区域指定にはなっていないわけですよね。 ○都市計画課長冨田慎二君) 地区計画全体はかかっていますが、都市再生プロジェクトとしてはこのC街区は入っていません。個別のプロジェクトでございます。 ○委員(風見利男君) そうすると、虎ノ門一・二丁目地区全体は、国家戦略特区に、この方針に基づいて進めているという理解なのですか。 ○都市計画課長冨田慎二君) 虎ノ門一・二丁目地区は国家戦略特区のプロジェクトでして、地区計画や都市再生特区については、国家戦略特区の内容になっております。しかしながら、C街区については単独の事業になっております。 ○委員(風見利男君) 単独だけれども、中身は一緒ということですね。  それで、前回もお聞きしたのですけれども、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律、風営法の第2条第5項に該当する営業の用に供するものはだめだと、それ以外はみんなできるということでした。ただ、このビルはオフィスビルなので、こういう事業はやらないのではないかという答弁だったのですが、これはC街区だけではなくて全体、A-1街区、A-2街区、A-3街区、A-4街区、B街区とあるわけですけれども、そこも同様の風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の第2条第5項に該当するものはだめですよ、それ以外はいいですよという規定になっているのですか。 ○都市計画課長冨田慎二君) そのような規定になっております。 ○委員(風見利男君) そうすると、第2条第5項以外のものは、このC街区は使い道がそうなっているので、多分ここではやらないのではないかという都市計画課長の答弁でしたが、それ以外のところでは、こういうものの営業がされる可能性があるという理解でいいわけですか。 ○再開発担当課長(手島恭一郎君) ご指摘のとおり、規制がそのようになっておりますので、その規制外のものについては可能になると思われますけれども、市街地再開発事業の中で事業計画を立てて建物の中身を決めて認可をとって進めている中身には、そういったものは入っていないと理解しております。 ○委員(風見利男君) そうすると、今進んでいる計画の中では、こういう結果はないということでいいわけですね。そうしたら、事前に相談のときにあらかじめないのであれば、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律できちんと規制をしておけばいいわけです。今は計画はないけれども、これを使って、例えば、ゲームセンター、パチンコ、麻雀、このオフィスビルの中にはつくれないでしょうけれども、そういうことが可能性としてあるわけですね。当然、事前の相談もあって今日を迎えているわけですね。それはそういう理解でいいわけですね。 ○再開発担当課長(手島恭一郎君) このエリアと言いますか、千代田区、中央区、港区のこの業務系のエリアの規制の仕方として、全体としてこういうくくりになっていると私は理解していますので、住居系地域等で本来守らなければならないところであれば、風見委員ご指摘のように、もう少し厳しい風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の用途規制をかけるのだと思いますけれども、商業系の用途のエリアの中ですので、こうした形での仕方になっていると。ただ、先ほどもお話ししましたけれども、現在、事業計画の中で考えられているものの中には、そうした用途は含まれていないと確認しております。 ○委員(風見利男君) 今の計画の中ではないと、それはわかったのですけれども、例えば、中央区とか港区って、どこでそれは決まっているのですか。それは、大くくり、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の第2条第5項以外はいいですよというくくりは、どこで決まっているのですか。 ○再開発担当課長(手島恭一郎君) どこかでルールが決まっているということではなくて、実際の問題として、再開発等促進区なりこういった地区計画をかけるのは、基本的には東京都が全体に、どのエリアにどういう考え方を示すのかということで行っています。そういった意味では、その商業系の地域のところで本来規制されていないものであれば、できるだけ規制をしない方向で考えるのが第一原則になっております。そういった関係で、こちらの風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の書き方はこのようになったものだと理解しております。 ○委員(風見利男君) その商業系のところについては、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の第2条第5項以外はやってもいいですよと、そういうことを認めているということになるわけですね。商業系だったらいいですよという、それは何で決められているのですか。 ○都市計画課長冨田慎二君) 先ほど再開発担当課長からありましたが、東京都全体を見て、用途地域は商業系、住宅系とありますが、住宅系については、厳しい用途地域がかけられますが、商業系については、いろいろな業態のテナント等もありますので、ある程度規制を緩くしているというのが現状です。 ○委員(風見利男君) いや、緩くしているからそうなるのでしょうけれども、なぜそうなるのですか。商業系はしようがないということなのですか。 ○都市計画課長冨田慎二君) 繰り返しになりますが、東京都全体では、商業系については住宅系より必要以上に用途制限を加えていないということですので、ご理解いただければと思います。 ○委員(風見利男君) まあ、東京都が許しているのであれば仕方がないのでしょうけれども。ただ、商業系でも、これからいろいろな住宅をつくったりとかあるわけで。そういう中に、キャバレーとか、いわゆる第2条第5項以外のものができることによって、そこに住んでいる方たちへの影響とかいろいろなことが起こり得るわけですね。だから、青少年の健全育成とかいろいろな立場から考えたときに、本当にそれでいいのかということもあるわけです。この文章を見ていると、住居にしても、外国の方が中心のまちみたいな、そういう位置づけになっているので、外国の方を招く上ではそういうことがあり得るのかなと、会社を誘致する場合に、その辺が非常に心配なので、慎重にやるように、商業系だから何でもいいですよとはならないと思うので、そこはぜひ注意をしていただきたいとお願いしておきます。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかにご質問等ございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) なければ、報告事項(3)「虎ノ門一・二丁目地区地区計画の変更(案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 次に、報告事項(4)「都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第332号線)」、報告事項(5)「都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第334号線)」、報告事項(6)「品川駅周辺土地区画整理事業の変更(案)について」、一括して理事者の説明を求めます。 ○都市計画課長冨田慎二君) それでは、報告事項(4)「都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第332号線)」、報告事項(5)「都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第334号線)」、報告事項(6)「品川駅周辺土地区画整理事業の変更(案)について」の3つの案件について、一括してご報告いたします。  最初に、品川駅周辺で進められている基盤整備についてご説明いたします。資料№4の5ページの参考資料1、品川駅周辺で進められる基盤整備事業についてをごらんください。まず、中央の位置図をごらんください。品川駅周辺では、高輪ゲートウェイ駅が2020年に暫定開業、2024年に本開業が予定されております。また、リニア中央新幹線が2027年に品川から名古屋間の開業が予定されており、都市計画道路や鉄道など、さまざまな都市基盤の整備が進められております。  次に、左上の図をごらんください。都市計画道路幹線街路環状第四号線でございます。都心に集中する交通を分散化し、体系的な道路ネットワークの形成、緊急車両の速達性の向上や安全な避難経路の確保など、整備目的としております。2027年に高輪区間平面部及びJR上空橋梁部、2032年に全線開通を目指し整備を進めていく予定です。  次に、左中央の図をごらんください。都市計画道路幹線街路放射第19号線国道15号でございます。都市計画道路を拡幅整備するとともに、品川駅西口地区地区計画とあわせ駅前空間を整備いたします。また、道路上空の空間を有効活用し、車と歩行者との空間を分離することで、安全な歩行者動線を確保し、駅とまちの回遊性を向上させる計画としております。2027年に駅前空間の確保を目指し整備していく予定です。  次に、左下の図をごらんください。京浜急行本線の連続立体交差化事業です。京急線品川駅から北品川駅付近の踏切による交通渋滞の解消や、沿道市街地の一体的なまちづくりの推進等を整備目的としております。品川駅においては、京急線を地平化し、現在の東西自由通路を西側に延伸することにより、歩行者がJR品川駅の改札口と同じレベルで西口方面へ移動することが可能となります。2027年度に京急線品川駅の地平化、2029年度に連続立体交差事業の完了を目指し整備をしていく予定です。  次に、右上の図をごらんください。泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業です。泉岳寺駅の機能強化や都市計画道路補助線街路第332号線の整備の推進とあわせ、泉岳寺駅利用者の利便性と快適性を備えたオープンスペースや歩行者ネットワークを形成し、魅力ある国際交流拠点にふさわしい複合市街地を形成いたします。2024年の事業完了を目指し整備していく予定です。  次に、右側3段目の図をごらんください。品川駅周辺地区計画及び都市再生特別地区品川駅北周辺地区です。平成28年4月に基盤整備を先行する計画で都市計画決定し、平成31年4月に1街区から4街区までの建築計画の具体化に伴い、都市計画を変更しております。周辺地域とのつながりを強化する基盤の整備を進めるとともに、文化・ビジネス支援機能、多様な居住滞在施設の整備に取り組み、国際競争力強化に資する高質な機能が集積する複合市街地を形成いたします。2024年のまち開きを目指し整備していく予定です。今回ご報告しますのは、区が都市計画変更する赤色で囲んだ補助線街路第332号線と、品川駅土地区画整理事業、東京都が都市計画変更する青色の枠で囲んだ補助線街路第334号線です。これらの計画について順次ご説明いたします。  それでは、まず、報告事項(4)「都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第332号線)」です。資料№4の6ページの参考資料2、都市計画道路補助線街路第332号線の変更についてをごらんください。  最初に、補助線街路第332号線の都市計画変更の概要です。補助線街路第332号線は、放射19号線(国道15号)から高輪ゲートウェイに接続する道路として、平成28年4月に都市計画に定められた道路です。また、平成31年4月には、品川駅北周辺地区の都市再生特別地区が定められたことに合わせ、駅前の歩行者広場の整備を図るため、一部区間について立体的な範囲を定める都市計画変更を行っております。今回、補助線街路第334号線が都市計画道路に追加されることに合わせ、補助線街路第332号線を延伸し、環状第四号線と国道15号を結ぶ道路を整備することで、品川駅北周辺地区の交通の円滑化を図ります。  次に、都市計画変更の内容です。左下の計画図とあわせてごらんください。赤色で着色した部分が延伸する計画変更部分を示しております。環状第四号線に接続する位置が終点となり、延長が約390メートルから約700メートルに変更となります。また、斜線で示しております一体的な範囲が延長約140メートルから約160メートルに変更となります。右側にある平面概略図と側面概略図をごらんください。補助線街路第332号線を赤色で示しており、緑色の線で示した環状第四号線と接続いたします。環状第四号線は線路を越える計画となっており、地上3階レベルに位置しております。そのため補助線街路第332号線は7%から2%の道路勾配で環状第四号線に接続することとなります。また、黒色の線で示している道路は地上レベルで整備される区画道路を示しております。  次に、右下の断面図をごらんください。左下のA-A断面は、平面概略図でA-Aと示された位置の断面をあらわしております。地上における区画道路4号線と並走する形状となります。右側のB-B断面は、同じくB-Bと示された位置の断面をあらわしております。環状第四号線に接続するため、かさ上げ式で整備されます。  次に、今後のスケジュールです。令和2年3月に都市計画変更を予定しております。工事については、既に都市計画決定されている国道15号から高輪ゲートウェイ駅までの区間が工事に着手しており、今回延伸する区間も含め令和9年度まで工事の予定となっております。  次に、資料№4の1ページにお戻りください。下段の変更概要をごらんください。先ほど参考資料2でご説明しました補助線街路第332号線の変更概要が記載されております。  次に、2ページをごらんください。計画図1です。赤色で記載された区域が計画変更新線です。また、斜線で網掛けされたところは立体的な範囲を定める区域となっております。  次に、3ページをごらんください。計画図2です。立体的な範囲を示しております。  次に、4ページをごらんください。都市計画の案の理由書です。下から4行目に記載のとおり、品川駅・田町駅周辺のまちづくりの動向も踏まえ、環状第四号線と放射第19号線の接続により交通の円滑化を図るため、幹線街路補助線街路第332号線の終点位置、延長及び立体的な範囲を変更するものであるとしております。  報告事項(4)「都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第332号線)」についての説明は以上です。  次に、報告事項(5)「都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第334号線)」について、ご説明いたします。資料№5の7ページの参考資料、都市計画道路補助線街路第334号線の変更についてをごらんください。  最初に、補助線街路第334号線の都市計画変更の概要です。品川駅・田町駅周辺地域は、近接する羽田空港の国際化、2027年のリニア中央新幹線の品川駅開業を見据え拠点を高める道路ネットワークの構築が求められております。東京都は、品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014において、羽田、臨海部、六本木方面とのアクセスを向上させるなど、広域道路ネットワークの形成を図る環状第四号線と結節し、品川駅北側における多様なニーズに対応する広域交通結節点となる駅前広場の整備を位置づけております。こうしたことから、品川駅・田町駅周辺のまちづくりの動向も踏まえ、体系的な道路ネットワークの形成や品川駅周辺の交通の円滑化、広域交通結節機能の強化などを図るため、交通広場を有する補助線街路第334号線を東京都市計画道路の新たに追加いたします。  次に、左下の図とあわせてごらんください。赤色で着色された区域が補助線街路第334号線となっております。延長が約170メートル、起点・終点とも港南二丁目となっております。また、環状第四号線からつながる区域は、幅員が11.5メートル2車線の道路となっており、その先に約7,000平方メートルの交通広場が整備されます。構造形式はかさ上げ式となっております。  次に、右上の断面概略図のC-C断面イメージをごらんください。環状第四号線から品川駅に向かう断面図になります。1階レベルは鉄道用地となっており、電車も走行しているため、地上2階レベルに交通広場を整備いたします。さらに、環状第四号線が地上3階レベルにあるため、地上2階の交通広場からスロープ形状の道路を接続する形となっております。次に、右下の施設配置概要をごらんください。交通広場に導入される交通施設は、高速バス、タクシー、一般車を想定しております。図中に凡例で示すとおり位置を示しておりますが、高速バスは乗車4台、降車2台、待機4台のスペースが確保されます。また、タクシーは、乗車1台、降車1台、待機10台、一般車は乗降用で1台のスペースが確保されております。また、青色の矢印で自動車の動線を示しており、環状第四号線及び補助線街路第332号線と交差点形状により接続して、交通広場に流入することになります。さらに、周辺のまちづくりや品川駅の改良とも連携し、緑色の破線で示しております歩行者動線を確保することで、品川駅周辺の広域交通結節機能の強化などを図ります。  次に、今後のスケジュール(予定)です。令和2年3月に都市計画変更を予定しており、令和9年度までの工事の予定となっております。  次に、1ページにお戻りいただき、上の表をごらんください。補助線街路第334号線の計画内容を示しております。名称、位置、区域、構造は、先ほど参考資料でご説明した内容となっております。地表式の区間における鉄道との交差の構造については、東日本旅客鉄道東海道本線と立体交差、幹線街路と平面交差1カ所です。港南二丁目の区間において一体的な範囲を定めます。その他として、港区港南二丁目地内に約7,000平方メートルの交通広場を設けます。  次に、2ページをごらんください。計画図1です。赤色で着色された区域が計画変更新線です。また、斜線で網掛けされた区域は立体的な範囲を定める区域となっております。  次に、3ページをごらんください。計画図2です。立体的な範囲を示しております。  次に、1枚おめくりいただき4ページをごらんください。計画図3です。こちらも立体的な範囲を示しております。  次に、5ページをごらんください。参考図です。補助線街路第334号線の周辺の計画や歩行者結節点など、北口広場周辺における歩行者動線を示しております。  次に、6ページをごらんください。都市計画の案の理由書です。下から4行目に記載のとおり、品川駅・田町駅周辺のまちづくりの動向も踏まえ、体系的な道路ネットワークの形成や品川駅周辺の交通の円滑化、広域交通結節機能の強化などを図るため、交通広場を有する幹線街路補助線街路第334号線を新たに追加するものであるとしております。  報告事項(5)「都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第334号線)」についての説明は以上でございます。  続きまして、報告事項(6)「品川駅周辺土地区画整理事業の変更(案)について」、ご説明いたします。資料№6の6ページの参考資料、品川駅周辺土地区画整理事業の変更についてをごらんください。  最初に、本地区の位置、地区の概況です。品川駅周辺地区については、都市基盤施設の整備、敷地の整序を進め、土地の有効利用と都市機能の導入を図り、国際交流拠点品川にふさわしい業務・商業・文化・居住等の複合市街地の形成を図るため、平成28年4月に土地区画整理事業の都市計画を決定しております。  次に、中段をごらんください。赤色の実線で囲まれた区域が現在都市計画決定されている土地区画整理事業の区域となっております。区域の中には青色で着色された品川駅北周辺地区と、黄色で着色された品川駅街区地区の2つの地区があります。  次に、これまでの経緯です。品川駅周辺土地区画整理事業は、平成28年4月に都市計画決定され、同年7月に品川駅北周辺地区土地区画整理事業が認可されております。平成30年12月には環状第四号線の都市計画変更に関連して、品川駅周辺土地区画整理事業の都市計画を変更しております。平成31年4月には、品川駅街区地区土地区画整理事業が認可されました。また、同年4月には品川駅周辺地区地区計画等の都市計画変更がなされており、それに関連して、令和元年8月に品川駅北周辺地区土地区画整理事業の事業計画が変更されております。  次に、都市計画変更の内容です。補助線街路第334号線及び補助線街路第332号線の都市計画変更に伴い、土地区画整理事業について、施行区域及び公共施設の配置の変更を行います。右側の変更内容の図とあわせてごらんください。赤色の破線で示した区域が今回新たに区域を拡大する箇所で、補助線街路第332号線の環状第四号線に接する隅切部分を区域に含めます。また、補助線街路第334号線の区域を追加いたします。変更事項は、面積を約17.6ヘクタールから約18.5ヘクタールに拡大いたします。また、公共施設の配置に補助線街路第334号線を追加いたします。  次に、今後のスケジュール(予定)です。令和2年3月に都市計画変更、令和2年度に事業計画の変更を行う予定です。事業計画の変更を令和2年度から9年度まで工事を行い、令和10年度に換地処分される予定です。  次に、1ページにお戻りください。東京都市計画土地区画整理事業の変更図書でございます。  次に、2ページをごらんください。参考資料でご説明しました内容が変更概要となっております。  次に、3ページをごらんください。計画図です。土地区画整理事業の施行区域を示しております。  次に、4ページをごらんください。参考図で公共施設の配置を示しております。新たに補助線街路第334号線が配置されております。  次に、5ページをごらんください。都市計画の案の理由書です。下から3行目に記載のとおり、品川駅・田町駅周辺のまちづくりの動向を踏まえ、補助線街路第334号線及び補助線街路第332号線の都市計画変更に伴い、施行区域及び公共施設の配置を変更するものであるとしております。  報告事項(6)「品川駅周辺土地区画整理事業の変更(案)について」のご説明は以上でございます。  最後に、今後の予定ですが、補助線街路第332号線、補助線街路第334号線及び品川駅周辺土地区画整理事業の都市計画変更案については、当委員会に報告後、12月3日から17日まで案の縦覧、意見書の受付を行います。その後、来年1月下旬の港区都市計画審議会に諮問し、東京都決定の補助線街路第334号線の変更については、来年2月の東京都都市計画審議会の議を経て都市計画を変更する予定です。  長くなりましたが、報告事項(4)「都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第332号線)」、報告事項(5)「都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第334号線)」、報告事項(6)「品川駅周辺土地区画整理事業の変更(案)について」のご説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言願います。 ○委員(玉木まこと君) 補助線街路第332号線についてなのですけれども、もう一つの補助線街路第334号線と比べてわからない点があったのでお聞きします。立体的な範囲という考え方というか設定なのですけれども、資料で言うと資料№4の3ページで、斜線で書かれているところで、地下の部分と地上も含めて、高さが10メートルでこの範囲が指定されているのですけれども、今回のこの赤色の追加される部分は、この立体的な範囲には20メートルだけ入っていて、それ以外の高架の部分みたいなところは、この立体的な範囲みたいな扱いではないと考えればいいのか教えてください。 ○都市計画課長冨田慎二君) 立体的な範囲については、JR高輪ゲートウェイ駅の広場と、建築物と一体的な整備となりますので、立体道路制度を使いまして、ご指摘の高さが約10メートル、既決定の延長が約140メートルですけれども、20メートル追加して160メートルの区間を、立体道路制度を使った立体的な範囲を定めております。その先については道路空間のみですので、そのような区分けで凡例を示しております。 ○委員(玉木まこと君) わかりました。この計画図2で言うと、道路のレベルというか位置は、実線の真ん中のところで、TP-0.6メートルというのはあくまで、下の見えない部分の扱いという、それでこの範囲は立体という扱いなのですか、それだけ確認させてください。 ○都市計画課長冨田慎二君) TP-0.6メートルについては、道路空間の一番下のレベルです。 ○委員(玉木まこと君) 道路はその上に来るのですか、それとも、この-0.6メートルのところが道路面なのですか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) -0.6メートルは、地下の埋設物を入れる空間なので、道路の表面部分は実線の部分です。 ○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。あと、北口の方ですが、補助線街路第334号線の方の7ページの参考資料なのですが、北口駅前の広場で、一般車が1台分のスペースがあるということなのですが、1台だと2台目がうろちょろしてしまうだろうなと気になって、タクシーの待機が10台分あるのですけれども、一般車用の待機を設けることはできなかったのか、検討されたのか、いろいろ事情があって難しいのか。その辺の考え方を教えてください。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 今回のこの北口の交通広場なのですけれども、主に高速バスないしはタクシーをメインに考えたものです。とはいってもやはり一般車の方もいらっしゃるということで、限られたスペースの中で、高速バスないしタクシーを配置し、一般車についても配置するということで、現状では1台分を確保しております。 ○委員(玉木まこと君) 本当に高速バスとタクシー向けということで、サインなどもなしで、余り一般車をつかせないでという扱いなのですかね。今、限られた敷地内という話だったので、この北口広場のとれる面積にも制約があって、この面積になっているのかも教えてください。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 今回のこの補助線街路第334号線についても、下にJRの線路がありまして、今回の面積で配置することで計画されております。
    ○委員(うかい雅彦君) 品川駅周辺事業ということで、少しお伺いしたいのですが、16日に線路のつけかえということで、ニュースで高輪ゲートウェイ駅が大分話題になったのですけれども、芝浦水再生センターにかけるデッキがありますが、これは2024年の本格開業のときには、もうでき上がっているということでよろしいですか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(増田裕士君) 2024年に歩行者の通路は整備される予定です。 ○委員(うかい雅彦君) 高輪地区の人間なので、高輪地区ばかり気になっていたのですけれども、それ以外に東西をつなぐ道は、令和13年にでき上がる通称おばけトンネルと呼ばれているものですね。そうすると、高輪ゲートウェイ駅に、いわゆる芝浦港南側から駅を使う方々は、とりあえず2024年までは相当回りこまないと乗れないということになりますね、それでよろしいですか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(増田裕士君) 今お話ししたとおり、2024年、令和6年度に正式には新駅東側連絡通路が整備される予定です。その間、実際どこを通行可能かというお話になると、1つのルートとして、第2東西連絡道路については、歩行者をできる限り通しますので、少し遠回りという話がありますけれども、そちらを利用していただいて新駅に行くか、もしくはこれまでどおり品川の方から回っていく、どちらかになります。 ○委員(うかい雅彦君) 何が心配かと言うと、あれだけ立派で、山手線の駅舎としては西日暮里駅の次にできた、駅舎としては相当立派な隈研吾のデザインで、それが非常にアナウンスされているのですけれども、芝浦港南地区のほとんどの方々が、南北に線路が通っていたら、普通、東西に出口ができるのは、どこの駅でも、地方に行っても、それが当たり前だと認識していると思います。それが実際、私ども認識不足というか、そういうふうにできるものだと思っていたわけですけれども、実際のところはそうではないということですが、田町駅と品川駅の、いわゆる港南口の間の、芝浦港南地区側に相当マンションが建っていますので、その人たちは新駅で乗りたいと、そこから乗れるのではないかと思っている方が結構多いと思うのです。その辺りのアナウンスが全然できていなくて、認識不足というか、高輪地区の方ばかり見ていたので気がつかなかったのですけれども、京浜東北線と山手線の2路線しかない駅ですので、東海道線とかもっといろいろなホームをつなげていく中で、JRの方に話をして、向こう側まで橋をかけるという話になったのかもしれませんが、そうではないのでしたら、できれば歩行者デッキ、芝浦水再生センターですか、それをできる限り優先して早くつくるとか。あとはご不便をかけますけれども、そちらから回ってくださいというアナウンスを事前にされた方が、だんだんと内容がわかってきて、えっ、芝浦港南側からは乗れないのといったときのお怒りは大きいのではないかと思うので、そこら辺をJRとぜひ協議をしていただきたいのですけれども、いかがでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(増田裕士君) 2024年の完成を予定しておりますけれども、これまでも協議の中で、この期間を短くするのは難しいという部分がございます。周辺の方たちにわかりやすいようにJR東日本、また、事業の施行者であるUR都市機構と連携しながら周知方法を考えて、なるべく事前に周知することを考えてまいります。 ○委員(風見利男君) すみません。今、環状第四号線はどうなっているのですか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 環状第四号線については、現在、高輪・港南区間、いわゆる芝浦水再生センターの前から高輪台駅まで区間が、本年7月29日に事業認可を取得しまして、事業に着手していると東京都からお聞きしております。白金台区間については、現時点では事業認可は取得しておりませんので、現状としては、高輪・港南区間について事業をスタートしております。 ○委員(風見利男君) 東京都の言っている環状第四号線の完成予定はいつですか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 令和14年度と聞いています。 ○委員(風見利男君) 高輪に新しく駅ができて、駅に行く道がなくて困るので、今回の道路を品川駅も含めてつくるわけですけれども、いずれも環状第四号線とつながっているわけですよね。それで、こちらの計画を見ると、令和9年度に完成と。環状第四号線とつながらないわけですよね。つながるのですか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 環状第四号線、先ほど最終的には令和14年度とご説明しましたが、部分開通ですけれども、今回の補助線街路第332号線に接続する部分までについては、令和9年度の開通を予定していますので、令和9年度の時点では、高輪ゲートウェイ駅まで、今回の補助線街路第332号線を使っていただいて、西側の方へ抜けられるようになる計画です。 ○委員(風見利男君) そうすると、補助線街路第334号線の変更についての参考資料の緑で丸がついている環状第四号線の交差点があるのですが、これを見るといわゆる羽田・臨海部方面は開通する見込みと。それで、この左側の方については、これがつながった段階では使えないという計画なのですか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 風見委員ご指摘のとおり、令和9年の段階では、この交差点から右側、羽田・臨海部方面と書いてありますこちらが開通しておりまして、六本木方面と書いた左側については、まだ工事中で通行はできません。 ○委員(風見利男君) 先ほど、環状第四号線の高輪からどこまでが、事業計画が7月何日とおっしゃっていましたね。その範囲は図面か何かでもらえますか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 本日の資料№4の補助線街路第332号線の都市計画道路の変更案についての5ページ、参考資料1になります。先ほど基盤整備の事業についてこの内容でご説明しましたが、この中央に右から左に伸びているのが環状第四号線でして、ちょうど図面の左側に高輪台駅がありますが、ここまでが高輪区間でございます。 ○委員(風見利男君) この高輪台駅から品川駅のところは、国有地とかいろいろなところを東京都が買収して、問題なく開通できる区間ということで、民間の居住している地域だとか、そういう地域の邪魔になるところはないということですね。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 高輪台駅の隣接している土地については、現状、国や東京都が持っている土地ではございませんので、ここについては、今後、東京都が取得しますので、そこについては用地の取得が予定されております。 ○委員(風見利男君) 筆数にしてどれぐらいあるのですか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 申し訳ございませんが、現時点でどれぐらいの筆数があるかは、私どもで把握しておりません。 ○委員(風見利男君) ですが、その進捗によって、補助線街路第332号線と補助線街路第334号線はできたけれども、それでも、高輪台駅のところは進まなくても、こちらだけはやってしまうと、そういう計画なのですか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 申し訳ございません。東京都からそちらについては確認しておりませんけれども、現在、予定しているのは、令和9年度の高輪ゲートウェイ駅までが開通する予定だとお聞きしていますので、そこから先の、風見委員ご指摘の部分については、部分開放とか部分開通とかについては、現時点では確認しておりません。 ○委員(風見利男君) もう一回確認します。先ほど土木課長が7月何日かに事業認可したというのは、高輪台駅のところから右側、どちらになるなのですか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 高輪台駅から品川駅の方へ向かって、旧海岸通りのところまでが都市計画の区間になっています。 ○委員(風見利男君) その旧海岸通りから先は、ある意味、もうあるという理解でいいわけですか。 ○都市計画課長冨田慎二君) 今ありました旧海岸通りから東側は、もうできています。 ○委員(風見利男君) そうすると、計画は高輪台駅から海岸通りまでは一応事業認可したけれども、道路の拡幅もそうですよね。相手があるのでそのとおりいかない場合もいっぱいあるわけで、いわゆる品川駅から右側の方はスムーズにいくけれども、その左側は、なかなかうまくいきそうもない、相手があることなのでそう単純にはいかないと東京都も思っているわけで、ですから、今回、補助線街路第334号線と補助線街路第332号線と交差するところまでは何とかできるということで事業を進めようと、こういう理解でいいわけですか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 現時点では、令和9年度までに補助線街路第332号線、補助線街路第334号線までの区間は整備を終えるとお聞きしています。そこから先については、風見委員ご指摘のように、事業認可の期間に向けて整備するとお聞きしています。 ○委員(風見利男君) それで、今回、高架で整備を行って、下にも道路がありますね。路線としては違う道路なわけですよね。この下の路線はどういうふうになるのですか。いわゆる高架道路の左右に道路がありますけれども、これは構造上、交互通行で利用できるのですか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) 本日の資料№4の6ページ参考資料2をごらんください。補助線街路第332号線は、この平面概略図の赤色でハッチがかかっている部分でして、これが環状第四号線まで上っていきます。一方、区画道路4号と実線で書かれているのが地上部になる道路です。図面の左側から環状第四号線の下へ向かって通っていきまして、そこでUターンみたいな形をして、また駅の方へ戻ってくるという道路でして、下の断面図のB-B断面をごらんください。こちらのB-Bで切った真ん中の新駅アクセス路というのが補助線街路第332号線です。その下の区画道路4号、右と左側に7メートル、11メートルと書いてありますのが、地上部の区画道路4号です。 ○委員(風見利男君) その区画道路の幅からいくと2車線とれるような仕組みになっているようですけれども、今、土木課長の説明だと、一方通行、交互通行、どういう仕組みになっているのですか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) こちらは一方通行です。幅員は広くとれているようですけれども、車線をとり、路肩等をとりまして、この幅員になっていますので、相互通行ではなくて一方通行で行って戻ってくるというイメージです。 ○委員(風見利男君) そうすると、高輪ゲートウェイ駅の方から品川駅の方へ向かう一方通行という理解でいいわけですか。 ○土木課長(佐藤雅紀君) はい、そのとおりです。 ○委員(近藤まさ子君) いつも思うのですけれども、資料№5の7ページなのですが、品川駅の北側コンコースで、タクシー乗り場は、上に屋根がついていますか。要するに、雨のときに乗降するときに上に屋根はあるのでしょうか。そういうのはまだこれからですか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(増田裕士君) 現計画では、こちらの広場に屋根をつくという計画は聞いておりません。 ○委員(近藤まさ子君) いつも私も福祉キャブを利用して車椅子で品川駅から乗降するときに、福祉キャブがとまる、乗降するところがないのです。それで、普通のタクシー乗り場はあるのですけれども、品川駅でおりて自宅に帰ろうと思ったときに、呼んだ福祉キャブに待っていてもらうのですけれども、待っているところもなく、また、乗降するところも普通のタクシーのように並んでいませんから、すごくそこら辺が不自由で、車椅子を利用して品川駅で新幹線を乗りおりしようと思うと、また、品川駅まで福祉キャブを行き帰り乗ろうとすると、本当にすごく不自由です。そういう面では、雨のときに車椅子の方が福祉キャブに乗れる場所、おりる場所が必要で、普通のタクシー乗り場で並んでいる人たちのところではできないし、すごく不自由を感じています。海外からも、空港から来られて福祉キャブに乗る場合、たしか羽田空港には福祉キャブの乗りおりするところが2台ぐらいできたと思うのです。普通の駅でも、福祉キャブの乗りおりをどのように考えているのか一度伺いたいと思っていたのですが、また何かの機会でもしよかったら教えていただければと思います。よろしくお願いします。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(増田裕士君) 資料№5の7ページの参考資料をごらんください。こちらの右下の施設配置概要が記載しております。右下の凡例で濃い青の部分がタクシー、バスの乗降スペースという形で、JR線沿いに考えられております。今後この構造について、東京都とJR東日本に屋根の部分も含めて協議したいと考えております。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかにご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかになければ、報告事項(4)「都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第332号線)」、報告事項(5)「都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第334号線)」、報告事項(6)「品川駅周辺土地区画整理事業の変更(案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 次に、報告事項(7)「赤坂一丁目地区市街地開発組合の解散について」、理事者の説明を求めます。 ○再開発担当課長(手島恭一郎君) それでは、報告事項(7)「赤坂一丁目地区市街地開発組合の解散について」、ご報告いたします。  資料№7をごらんください。本件は、赤坂一丁目地区市街地開発組合の解散が認可されましたので、当委員会にご報告するものです。  資料の1ページをごらんください。解散認可書の写しです。  次に、2ページをごらんください。東京都公報の抜粋の写しです。  次に、3ページをごらんください。当地区のまちづくりについてです。初めに、計画地の位置を簡単にご説明いたします。資料上段の位置図と配置図をごらんください。赤い点線の区域が地区計画で、青い点線の区域が市街地再開発事業の区域となっております。  それでは、項番1、計画地の位置・地区の概況をごらんください。赤坂一丁目地区は、平成24年10月に区が策定しました六本木・虎ノ門地区まちづくりガイドラインの区域の北側に位置し、外堀通りと六本木通りなどの幹線道路の交差部と、地下鉄溜池山王駅に近接した、交通利便性が非常に高い地区となっております。計画地周辺では、環状第二号線の整備を契機に、国際的なビジネスエリアとして開発が行われるとともに、地下鉄虎ノ門ヒルズ駅の整備や、都市開発の連携による歩行者ネットワークと、緑のネットワークの形成が進められています。なお、計画地内は、細街路で街区が構成され、土地も細分化し、老朽化した建築物も多いことから、市街地環境や都市防災性の向上が課題となっていました。このため周辺市街地とつながる道路などの都市基盤整備を図りつつ、駅前にふさわしい安全で利便性の高い複合市街地の形成を図ることが求められていました。  続きまして、項番2、これまでの主な経緯です。平成16年12月に有志による地域を考える会が発足され、その後、権利者の方々により勉強会が立ち上げられました。平成19年6月、まちづくり協議会を設立し、平成20年3月、赤坂一丁目地区市街地再開発準備組合が設立されました。平成20年9月には都市計画決定され、平成24年8月に市街地再開発組合の設立認可、平成25年9月に権利変換計画の認可を経て、平成26年1月に工事着手に至っております。平成29年8月には工事が完了し、令和元年10月に市街地再開発組合の解散が認可されたという流れになっております。  続きまして、項番3、整備した主な公共施設、施設建築物の欄とあわせ、項番4、施設建築物の概要をごらんください。市街地再開発事業として、公共施設と施設建築物を一体的に整備することにより、地下鉄溜池山王駅につながる地下通路や、緑豊かな並木道とオープンスペースの整備が実現し、虎ノ門方面への歩行者ネットワークの強化とともに、潤いとにぎわいのある緑豊かな都市環境が形成されております。  甚だ簡単ではございますが、「赤坂一丁目地区市街地開発組合の解散について」のご説明は以上でございます。 ○委員長(やなざわ亜紀君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言願います。 ○委員(風見利男君) ここは再開発担当課長から説明あったとおり、小さなビルとか小権利者がいっぱいいたところで、実際、借家人、借間人、オフィスを借りている方など、いろいろ多かったと思うのですけれども。土地を持っている方やビルを持っている方は権利があるので、一定数ここに残っている方もいらっしゃると思うのですけれども、実際、事業の始まる前と事業が終わった段階で、土地の権利者がここに残った方がどれぐらい、いなくなってしまった方がどれぐらい、あるいは借家の方がどうなったか、わかれば教えてください。 ○再開発担当課長(手島恭一郎君) 従前の権利者がどのように残ったかですけれども、これは組合の設立認可時点です。土地建物所有者が59件、借地権者が5件、借家権者が183件、トータルで247件の権利者がいらっしゃったと聞いております。権利変換で土地建物所有者については、59件中56名の方が権利変換を受けております。借地権者については、5件中4件が権利変換を受けています。残念ながら借家権者についてはゼロ件ということで、トータルが、247権利者中60件の方が権利変換を受けたと聞いております。 ○委員(風見利男君) そうすると、4分の3の方はここからいなくなってしまったという理解でいいわけですか。 ○再開発担当課長(手島恭一郎君) これは市街地再開発事業だけに限らず、そこに土地と建物をお持ちの方が建物を建替える場合は、借家をされている方については一旦立ちのきしていただくのが、建物を更新する上での普通の関係になっております。市街地再開発事業においても、古い建物については全部除却するためには、一旦借家人に退去していただくことが前提となるわけですけれども、事業をして建物を建てている間ずっと仮でいてまた戻ってくるというのは、なかなか困難なケースも多いかと思います。組合としては、そうした借家人の方には、きちんとした法律上の補償をお支払いしつつ、経営の継続ができるように努力をして、現在のこの状態に至ったものと理解しております。また、今回のケースでは、土地建物権者については、59名中56件が権利変換をしておりますし、借地権については5件中4件がきちんと土地の権利として権利変換されておりますので、それなりに区域内の権利者の方の保全は行えたのではないかと考えております。 ○委員(風見利男君) ただ、小さい権利者の場合は、維持管理費や修繕積立金がかなり高くなるわけで、実際そこで住めるかどうかはこれからの問題になるわけです。いつも言っていますけれども、借家人も含めて、その方たちがどうなったかが非常に大事なことだと思うのです。ですから、再開発担当課長おっしゃったように、ビルの床を貸していれば当然その家主がその人との交渉で出ていってもらうとなるのでしょうけれども、実際どうなったかは区としてもつかんでいく必要があると思うのです。結果的にみんな出てしまったから仕方がない、土地を持っている人の大半が床をとりましたよというだけでは解決しないのです。事後評価ということでいろいろやっているのでしょうけれども、実際に今までそこでお住まいになっていた方、あるいはご商売をやっていた方たちがどうなったかもしっかりつかむような仕組みを、ぜひつくってもらいたいと思うのです。ぜひそこはお答えいただきたい。  もう一つは、ここの再開発に区からの補助金と国直轄の補助金はどれぐらい出ているか、それだけ教えてもらえますか。 ○再開発担当課長(手島恭一郎君) 1つ目のご質問の、権利者の動向を正確につかむことに関しては、特に借家権者の方だと思いますけれども、それぞれの皆さんのそういう意味では財産、プライバシーにかかわるところで、そうした情報を区が集約的に一元的に収集することは、非常に困難な課題があるのではないかと思っておりまして、私どもとしましては、それらの事業を行っている組合、それから事業協力者に適切な権利の保障を行うようにという形での指導を、引き続き努力していきたいと考えております。  それから、補助金については、総額は77億9,600万円が支出されております。内訳ですけれども、社会資本整備総合交付金で、これは間接補助になっていますので、国が17億1,710万円、区が17億3,090万円で、組合が16億2,150万円負担することになるのですが、この部分については、都市地域再生緊急促進事業として国が負担しております。累計金額はこの時点で50億6,950万円になります。それ以外に、防災・省エネまちづくり緊急促進事業ということで、国から直接補助で出ています。これが26億6,685万円。それ以外に、自立エネルギー設備システム導入への緊急整備補助で国から5,910万円出ています。これらを総合計しますと、最初に言いました77億9,600万円という金額になっております。 ○委員(風見利男君) ありがとうございます。先ほどの借家人の件なのですけれども、その方が幾らで売って出ていったかとか、別にそういうことまで知ろうというわけではなくて、実際何人いて、何人がそこへ残られたか、あるいは転居したかということなので、プライバシーにかかわるところまで根掘り葉掘り調べるということではないのです。当然、区が直接やるわけにいかないでしょうから、組合にお願いするなりだとは思うのですけれども、そういう中身なので、そこは誤解しないでもらいたいと思うのです。いかがですか。 ○再開発担当課長(手島恭一郎君) 先ほどこういうふうに権利変換と転出の関係になっていますとお答えをしており、人数そのものは掌握しておりますので、お答えは可能かと思います。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかにご質問等ございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかになければ、報告事項(7)「赤坂一丁目地区市街地開発組合の解散について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 次に、審議事項(1)「発案元第5号 街づくり行政の調査について」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) なければ、本発案につきましては、本日継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) 9月の委員会において、うかい委員より、行政視察についてご提案があり、正副委員長で預かって検討することにしておりました。正副委員長案を作成しましたので、配付いたします。                    (資料配付) ○委員長(やなざわ亜紀君) 当常任委員会の重点調査項目である都市再生について、震災対策も含めた都市基盤の整備について及び古川運河の親水化についての3点について、以下の視察を提案いたします。  都市再生については大阪市です。大阪市では、大阪駅北地区再開発において、大阪駅と関西国際空港との直通電車の整備が予定されるなど、交通基盤の強化が計画されており、港区でも高輪ゲートウェイ駅や虎ノ門ヒルズ駅などの新駅開業が予定されていることから、すぐれた立地ポテンシャルを生かした都市開発事業の先行事例として調査研究できればと考えております。  震災対策も含めた都市基盤の整備については京都市です。京都市では、小型ボックス活用埋没手法を採用し、地域の地権者などの協力を得て、従来の手法では整備できなかった場所での無電柱化を達成するなど、先進的な手法での事業実施を行っています。港区でも景観のみならず、都市防災の観点からも無電柱化の必要性は一層高まっていることから、調査研究できればと考えております。  古川運河の親水化については、名古屋市です。名古屋市では、中川運河の沿岸用地の規制緩和から業態転換を促し、地元のにぎわい施設を誘致するなど、運河を活用したまちづくりを行っています。港区でも芝浦運河を活用した事業が行われていますが、ハード面も含めた運河全体の将来的なビジョンの確立には至っていないことから、名古屋市の取り組みを調査研究できればと考えております。  なお、以前の委員会で、風見委員より、勉強会の実施をとご意見、ご提案をいただいております。勉強会とこの視察案についてご了承いただきました場合、正副で実施日程を調整してご連絡いたします。また、その際、視察の実施日程も視察先の自治体と調整の上、お示ししたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○委員(風見利男君) 私は、視察をする以上、事前にどういう中身をやるのかというのはきちんと知った上でやらなければいけないと思うのです。再開発については、港区より先に進んでいるところは私はないと思うので、わざわざ大阪市まで行く必要があるのか疑問です。それは勉強会の中で検討したいと思います。あと、京都市については、私も建設常任委員会の中で少し触れて、次の委員会で港区には合地しないという、いわゆる車の走らない道路の地下に埋めてやるということなので、私がその後言ったように、戸越銀座とか、港区では東麻布で今度進められる、電柱型の簡易なものがあるわけで、ですから、京都市にわざわざ行く必要はないのではないかと思います。運河についても、大阪市同様に、委員会の中で勉強会をして、本当に行く必要があるとなれば実施をすればいいのではないかと思うので、正副委員長でまとめて、ここに行きますよということではなくて、そこをぜひ勉強会の中でもっと深めていただいて、やるかやらないかも含めて判断したいと思います。よろしくお願いします。 ○委員長(やなざわ亜紀君) ほかにご意見ございますか。 ○委員(井筒宣弘君) 正副委員長でよく調べてくれたと思います。ぜひこれは実施したいと思いますので、その方向でよろしくお願いします。 ○委員(うかい雅彦君) 第4回定例会での議案も2件ということで、時間的にも余裕があると言うと言い方はあれですけれども、そういった時間を使って、ぜひ正副委員長で調整をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員長(やなざわ亜紀君) それでは、皆さんにもご相談させていただきつつ、正副委員長でいろいろ勉強会等、ご提案したいと思いますので、ご検討のほどよろしくお願いいたします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(やなざわ亜紀君) そのほか、何かございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(やなざわ亜紀君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。                 午後 3時12分 閉会...