日程に入ります前に、本日の運営についてご相談させていただきます。第1回臨時会で当
常任委員会に
付託継続となっている、
審議事項(1)
区長報告第3号から
審議事項(3)
区長報告第5号については、
報告事項(1)
令和元年第2回港区
議会定例会提出予定案件についての報告の中で説明を受けたいと思います。また、今後の審査については、後ほど3件一括して議題とし、お諮りしたいと思います。このような進め方でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、そのように進めます。
陳情書が議長宛てに提出され、当
常任委員会に送付されました。お手元に配付してあります。ご参照ください。
それでは、案件のない各
地区総合支所の課長は、ご退席いただいて結構です。
────────────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、
報告事項に入ります。初めに、
報告事項(1)「
令和元年第2回港区
議会定例会提出予定案件について」、理事者の説明を求めます。
○
総務課長(
湯川康生君) それでは、
報告事項(1)「
令和元年第2回港区
議会定例会提出予定案件について」、ご説明申し上げます。その前に、さきの
令和元年第1回港区
議会臨時会に付議し、当
常任委員会に
付託継続となっている案件について、先にご説明します。資料№1-6をご用意ください。
令和元年第1回港区
議会臨時会付議予定案件(概要)です。なお、資料は付議する際に説明した資料と同じものでございます。
資料名等、時点の修正をしておりません。ご了承願います。この資料の裏面をごらんください。
まず、
区長報告第3
号専決処分について(平成31年度港区
一般会計補正予算(第1号))です。所管は
企画経営部財政課です。本件は、平成31年度港区
一般会計補正予算について
専決処分しましたので報告し、承認を求めるものです。
専決処分の日は平成31年3月29日。
補正予算額は6,196万3,000円。概要は
介護保険料の軽減に要する経費の計上です。
次に、
区長報告第4
号専決処分について(平成31年度港区
介護保険会計補正予算(第1号))です。所管は
企画経営部財政課です。本件は、平成31年度港区
介護保険会計補正予算について
専決処分しましたので報告し、承認を求めるものです。
専決処分の日は平成31年3月29日。概要は
介護保険料の減額及び繰入金の増額です。
なお、
補正予算2件の詳細につきましては、後ほど
財政課長からご説明します。
次に、
区長報告第5
号専決処分について(
気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・
港区立教育センター整備等事業に関する
受託契約の変更)でございます。所管は
総務部契約管財課です。本件は、平成30年第2回定例会で
契約金額の変更を承認された、
気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・
港区立教育センター整備等事業に関する
受託契約の変更について
専決処分しましたので報告するものです。
専決処分の日は
契約変更の日、平成31年3月29日。
変更内容は
契約金額32億3,830万3,875円を、28万6,570円増額し、32億3,859万445円とするものです。理由は
地中障害物の
撤去工事の実績による減額及び平成30年度の人件費の計上による変更です。
それでは、引き続き
補正予算について
財政課長からご説明申し上げます。
○
財政課長(
荒川正行君) 引き続き、
区長報告第3号平成31年度港区
一般会計補正予算(第1号)及び
区長報告第4号平成31年度港区
介護保険会計補正予算(第1号)について、本
日付資料№1-7を用いてご説明いたします。
初めに、
区長報告第3号平成31年度港区
一般会計補正予算(第1号)概要についてでございます。1、
歳入歳出予算補正です。第10
款諸支出金につきまして、本年10月の消費税率の引き上げに伴い、所得段階第1段階から第3段階の
介護保険料基準額の負担割合の軽減に要する経費として6,196万3,000円追加するものです。補正後の
一般会計歳出合計額は1,416億3,196万3,000円になります。補正額の
財源内訳でございます。
特定財源として
国庫支出金を3,098万1,000円、
都支出金を1,549万1,000円、
一般財源として繰越金を1,549万1,000円充当いたします。
次に、下段の平成31年度港区
介護保険会計補正予算(第1号)概要をごらんください。1、
歳入歳出予算補正です。第2
款保険給付費につきまして、繰入金を増額し、
介護保険料を同額減額し
財源更正を行うものでございます。
補正予算についての説明は以上です。
○
総務課長(
湯川康生君) 続きまして、
令和元年第2回港区
議会定例会提出予定案件につきまして、資料№1及び資料№1-2でご説明します。
最初に、資料№1、
令和元年第2回港区
議会定例会提出予定案件一覧をごらんください。
区長報告が4件、議案が32件の合計36件です。
裏面の表をごらんください。内訳ですが、
区長報告は、
損害賠償額の決定が3件、
予算繰越明許費繰越計算書が1件です。次に、議案ですが、条例の一部改正が13件、令和元
年度補正予算が1件、
工事請負契約の承認が8件、物品の購入が5件、
指定管理者の指定が3件、特別区道路線の廃止が1件、特別区道路線の認定が1件です。
その他、現時点で予定しております
追加案件といたしまして、条例の一部改正が1件ございます。平成30年6月27日に
建築基準法の一部を改正する法律が公布され、施行日は公布の日から1年以内とされておりますが、その
施行期日を定める政令及び関連する政令が現時点で公布されておりません。公布された場合には、港区
街づくり推進事務手数料条例の一部を改正する条例を提出いたします。今、ご説明した案件のうち当
常任委員会に付託が予定されております案件について順次ご説明します。
資料№1-2、
令和元年第2回港区
議会定例会提出予定案件(概要)をごらんください。
まず、
区長報告第6
号専決処分についてです。所管は
総務部総務課です。本件は、
庁有自転車による
交通事故の
損害賠償額の決定について
専決処分しましたので報告するものです。
専決処分の日は
令和元年6月3日。
損害賠償額は18万8,000円。概要は平成31年1月8日、港区芝公園四丁目7番先の特別区道第1,021号線道路上において、職員が運転していた
庁有自転車が、横断歩道を通行中の歩行者に衝突し負傷させた
交通事故に伴う
損害賠償です。
次に、
区長報告第7
号専決処分についてです。所管は
総務部総務課です。本件は、清掃車(
小型プレス車)による
物損事故の
損害賠償額の決定について
専決処分しましたので報告するものです。
専決処分の日は
令和元年6月5日。
損害賠償額は7万4,520円。概要は平成31年1月5日、港区白金二丁目5番5号に所在する
マンション建物内の駐車場において、清掃車が前進した際に同駐車場の天井部を損傷させた事故に伴う
損害賠償です。
次に、
区長報告第8
号専決処分についてです。所管は
総務部総務課です。本件は、庁有車の
交通事故の
損害賠償額の決定について
専決処分しましたので報告するものです。
専決処分の日は
令和元年6月6日。
損害賠償額は34万5,476円。概要は平成31年1月15日、港区港南三丁目1番先の
都道日本橋芝浦大森線道路上において、庁有車が
中央車線から
左側車線に急な
進路変更をしたことにより、
当該左側車線を走行していた都営バスと衝突した
交通事故に伴う
損害賠償です。
次に、
区長報告第9号平成30年度港区
一般会計予算繰越明許費繰越計算書です。所管は
企画経営部財政課です。本件は、平成30年度の
歳出予算の経費で、その性質上または
予算成立後の事由に基づき年度内に支出を終わらなかったものについて、
令和元年度に繰り越して使用することとしましたので報告するものです。内容です。(1)事業名は
区内共通商品券発行支援。繰越額は898万4,058円。理由は
プレミアム付商品券発行補助金について、発行から換金までの事務が
令和元年度に及ぶためです。(2)事業名は
赤坂地区電線類地中化整備。繰越額は1,230万8,868円。理由は赤坂四丁目
電線共同溝・
引込連係管工事が
令和元年度に及ぶためです。(3)事業名は運河の
魅力向上事業。繰越額は1億1,518万3,360円。理由は
芝浦港南地区橋りょうライトアップ工事が
令和元年度に及ぶためです。
次に、議案第33
号選挙長等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例です。所管は
選挙管理委員会事務局です。本案は、
公職選挙法施行令の一部改正に伴い、
投票管理者が交替により投票を管理する場合の報酬について定めるものです。内容です。1カ所の投票所において、
投票管理を2人が交替で行う場合の報酬額を定めます。1人で行う場合、2万円、2人で行う場合、1人につき1万円。
施行期日は公布の日です。
次に、議案第34号元号を改める政令の施行に伴う
関係条例の整理に関する条例です。所管は
総務部総務課です。本案は、元号を改める政令の施行による改元に伴い、
関係条例の規定を改めるものです。内容です。港区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例ほか8条例について、改元日以降の年の表示を「平成」としているものを「令和」に改めます。
施行期日は公布の日です。
関係条例は次の表のとおりでございます。
次に、8ページをごらんください。議案第46号
令和元年度港区
一般会計補正予算(第2号)です。所管は
企画経営部財政課です。後ほど
財政課長からご説明します。
次の議案第47号及び議案第48号は、ともに芝五丁目
複合施設新築に伴う
工事請負契約の承認についてです。所管は
総務部契約管財課です。
まず、議案第47号は、昇降機(
エレベーター)
設備工事について、
工事請負契約の承認を求めるものです。内容です。(1)工事の規模は昇降機(
エレベーター)7基の新設。(2)
契約金額は1億8,018万円。(3)工期は
契約締結の日の翌日から令和3年11月26日まで。(4)契約の相手方は荒川区荒川七丁目19番1号、
三菱電機ビルテクノサービス株式会社です。
次に、議案第48号は、昇降機(
エスカレーター)
設備工事について、
工事請負契約の承認を求めるものです。内容です。(1)工事の規模は昇降機(
エスカレーター)8基の新設。(2)
契約金額は1億7,344万8,000円。(3)工期は
契約締結の日の翌日から令和3年11月26日まで。(4)契約の相手方は荒川区荒川七丁目19番1号、
三菱電機ビルテクノサービス株式会社です。
次の議案第49号から議案第51号までは、(仮称)港区
子ども家庭総合支援センターに係る
工事請負契約の承認についての案件です。所管は
総務部契約管財課です。
まず、議案第49号は、
新築工事について、
工事請負契約の承認を求めるものです。内容です。(1)工事の規模は
鉄筋コンクリート造一部
鉄骨造地上4階建て、延べ5,427.80
平方メートル。(2)
契約金額は15億5,870万円。(3)工期は
契約締結の日の翌日から令和3年2月15日まで。(4)契約の相手方は中央区新川一丁目17番22号、松井・
埼和建設共同企業体です。
次に、議案第50号は、
電気設備工事について、
工事請負契約の承認を求めるものです。内容です。(1)
契約金額は3億438万1,000円。(2)工期は
契約締結の日の翌日から令和3年2月15日まで。(3)契約の相手方は港区新橋六丁目5番4号、
DIKマンション新橋501号室、
株式会社八
洲電業社東東京営業所です。
次に、議案第51号は、
機械設備工事について、
工事請負契約の承認を求めるものです。内容です。(1)
契約金額は4億6,624万500円。(2)工期は
契約締結の日の翌日から令和3年2月15日まで。(3)契約の相手方は港区芝浦四丁目15番33号、第一
設備工業株式会社です。
ページをおめくりください。次の議案第52号から議案第54号までは、(仮称)芝浦第二
小学校等整備工事についての
工事請負契約の承認についてです。所管は
総務部契約管財課です。
まず、議案第52号は、(仮称)芝浦第二
小学校等整備工事について、
工事請負契約の承認を求めるものです。内容です。(1)工事の規模はア、
小学校増築工事で、
鉄筋コンクリート造一部
鉄骨造地下1階地上9階建て、延べ1万2,256.81
平方メートル。イ、
既存建物改修工事で、延べ5万724.90
平方メートルのうち、2,540.70
平方メートルです。(2)
契約金額は76億7,580万円。(3)工期は
契約締結の日の翌日から令和4年1月31日まで。(4)契約の相手方は港区赤坂四丁目9番9号、日本国土・徳倉・田中建設共同企業体です。
次に、議案第53号は、空気調和
設備工事について、
工事請負契約の承認を求めるものです。内容です。(1)
契約金額は10億2,630万円。(2)工期は
契約締結の日の翌日から令和4年1月31日まで。(3)契約の相手方は台東区上野五丁目18番10号、須賀・日設建設共同企業体です。
次に、議案第54号は、給排水衛生ガス
設備工事について、
工事請負契約の承認を求めるものです。内容です。(1)
契約金額は4億6,354万円。(2)工期は
契約締結の日の翌日から令和4年1月31日まで。(3)契約の相手方は港区芝浦一丁目2番1号シーバンスN館18階、
株式会社日設です。
次に、議案第55号物品の購入についてです。所管は
総務部契約管財課です。本案は、生活衛生システム用ソフトウエアを購入するものです。内容です。(1)購入の目的は生活衛生システムの構築。(2)購入品目及び数量は生活衛生システム用ソフトウエア一式。(3)購入予定価格は2,381万9,400円。(4)購入の相手方は埼玉県さいたま市大宮区大門町三丁目42番5号、太陽生命大宮ビル5階、日本コンピューター
株式会社東京営業所です。
次に、議案第56号物品の購入について、所管は
総務部契約管財課です。本案は、防災ラジオを購入するものです。内容です。(1)購入の目的は災害時における情報伝達手段の強化のための防災ラジオの購入。(2)購入品目及び数量は防災ラジオ4,000台。(3)購入予定価格は7,560万円。(4)購入の相手方は港区西新橋二丁目35番2号、東京テレメッセージ
株式会社です。
次に、議案第57号物品の購入についてです。所管は
総務部契約管財課です。本案は、冷風機を購入するものです。内容です。(1)購入の目的は避難所の暑さ対策のための冷風機の購入。(2)購入品目及び数量は冷風機88台。(3)購入予定価格は1,795万3,056円。(4)購入の相手方は港区元赤坂一丁目5番20号、ロイヤル赤坂サルーン704、加賀屋産業
株式会社赤坂営業所です。
次に、議案第58号物品の購入についてです。所管は
総務部契約管財課です。本案は、本庁舎等のパーソナルコンピューターを購入するものです。内容です。(1)購入の目的は本庁舎等における情報システム端末機器の更新。(2)購入品目及び数量はパーソナルコンピューター3,300台。(3)購入予定価格は2億9,652万4,800円。(4)購入の相手方は港区芝浦一丁目2番3号、シャープマーケティングジャパン
株式会社ビジネスソリューション担当です。
次に、議案第59号物品の購入についてです。所管は
総務部契約管財課です。本案は、区立学校等のパーソナルコンピューターを購入するものです。内容です。(1)購入の目的は区立幼稚園、区立小学校、区立中学校等における情報システム端末機器の更新。(2)購入品目及び数量はパーソナルコンピューター954台。(3)購入予定価格は1億195万164円。(4)購入の相手方は港区白金三丁目12番12号、
株式会社ニシダです。
それでは、引き続き、
補正予算につきまして
財政課長からご説明申し上げます。
○
財政課長(
荒川正行君) 引き続き、議案第46号
令和元年度港区
一般会計補正予算(第2号)概要について、ご説明いたします。
資料№1-3の2ページをごらんください。初めに、1、
歳入歳出予算補正です。歳出合計欄に今回の補正の規模を示しています。全体の補正額は32億4,997万1,000円の増額となり、補正後の
一般会計歳出合計額は1,448億8,193万4,000円になります。
補正の概要についてご説明いたします。1ページにお戻りください。初めに、第3款環境清掃費を8,164万円増額します。
次に、第4款民生費を9億4,709万1,000円増額します。
次に、第6款産業経済費を15億8,054万6,000円増額いたします。
次に、第7款土木費を2億3,515万4,000円増額いたします。
2ページです。第8款教育費を4億554万円増額いたします。
補正額の
財源内訳は欄外の囲みのとおり、
特定財源として、
国庫支出金を7億3,991万9,000円、
都支出金を6億2,119万7,000円、繰入金を7億4,962万4,000円、諸収入を10億9,400万円、
一般財源として、繰越金を4,523万1,000円充当いたします。
続いて、2、繰越明許費補正が産業経済費で1件、3、債務負担行為補正としまして追加が1件ございます。内容については後ほどご説明いたします。
引き続きまして、
補正予算の内容について、資料№1-4、
補正予算補足資料によりご説明いたします。
1、議案第46号
令和元年度港区
一般会計補正予算(第2号)。(1)補正額の説明です。初めに、環境清掃費です。みなとタバコルール推進において、受動喫煙防止対策を推進するため、屋外に設置する指定喫煙場所の改修に要する経費として8,164万円を追加します。
次に、民生費です。初めに、保育施設誘致促進事業において、私立認可保育園5園の新規開設に伴う保育施設整備費などの補助に要する経費として、9億4,219万1,000円を追加します。
次に、未婚の児童扶養手当受給者に対する臨時・特別給付金において、子どもの貧困に対応するため、児童扶養手当受給者のうち未婚のひとり親に対する臨時・特別給付金の支給に要する経費として490万円を計上します。
次に、産業経済費です。プレミアム付商品券発行事業において、
令和元年10月1日の消費税引き上げに対し、低所得者及び子育て世帯への影響を緩和するため、プレミアム付商品券発行に要する経費として、15億8,054万6,000円を計上します。
次に、土木費です。初めに、(仮称)芝公園駅自転車駐車場用地取得です。(仮称)芝公園駅自転車駐車場を整備するため、芝公園二丁目の国有地の購入に係る経費として、2億1,340万8,000円を計上します。2ページをごらんください。(仮称)芝公園駅自転車駐車場整備において、自転車駐車場の整備工事に要する経費として1,199万円を計上します。
次に、水防対策です。城南地区河川流域浸水予想区域図の改定内容を周知するための経費として、975万6,000円追加します。
次に、教育費です。小学校特別支援学級就学奨励、小学校就学援助、中学校特別支援学級就学奨励、中学校就学援助において、いずれも新入学児童・生徒学用品費等の支給額の増額に要する経費として、小学校特別支援学級就学奨励については1万6,000円、小学校就学援助については517万2,000円、中学校特別支援学級就学奨励については5万1,000円、中学校就学援助については890万1,000円、それぞれ追加します。
次に、赤坂中学校等改築において、赤坂中学校等改築における電気及び給排水工事に要する経費として3億9,140万円を追加します。
次に、(2)繰越明許費補正の説明です。産業経済費において、プレミアム付商品券発行事業に係る事務が令和2年度に及ぶため、13億9,110万3,000円を限度に繰り越すものです。
次に、(3)債務負担行為補正の説明です。追加が1件でございます。
赤坂中学校等改築において、電気及び給排水工事の期間が令和5年度に及ぶため、債務負担行為を設定します。期間は令和2年度から5年度、限度額は8億129万7,000円です。
今回の
補正予算についての説明は以上でございます。
○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。議案審議にあたらない程度でのご発言をお願いいたします。また、資料要求等ございましたらどうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) 質問等がございません。
この際、皆さんにご相談いたします。当
常任委員会の定例会中の視察についてですが、何かご意見はございますか。
(「正副一任」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、今後の新規請願の状況と、他の
常任委員会との調整もありますので、正副一任ということで、進めさせていただきます。
ほかになければ、
報告事項(1)「
令和元年第2回港区
議会定例会提出予定案件について」の報告は、これをもって終了いたします。
────────────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、
報告事項(2)「夜の観光振興と安全・安心を両立させる「
MINATOフラッグ制度」の新設について」、理事者の説明を求めます。
○
危機管理・
生活安全担当課長(滑川寛之君) それでは、
報告事項(2)「夜の観光振興と安全・安心を両立させる「
MINATOフラッグ制度」の新設について」、ご説明いたします。
本日付当
常任委員会資料№2をごらんください。1ページの項番1、背景です。ラグビーワールドカップ2019大会や東京2020大会の開催を控え、訪日外国人の増加が見込まれている中、国や東京都におきましては夜の観光資源の
発掘等による経済の活性化、いわゆるナイトタイムエコノミーの推進が検討されております。区におきましても、夜景スポット等の多彩な夜の観光資源を活用した観光振興の取り組みを進めていきますが、その一方で夜間においては繁華街を中心に、客引きや路上の迷惑看板等の、安全・安心を阻害する課題があるのも現状であります。そこで区では、安全・安心の確保を基盤としながら、観光振興と安全・安心が両立した港区ならではのナイトタイムエコノミーの実現に向け、取り組みを進めていくこととしております。
項番2、港区ならではのナイトタイムエコノミーの実現に向けた取り組みです。観光振興の取り組みとして(1)記載のとおり、ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催にあわせた夜の観光イベント等を行うことに加えまして、安全・安心の取り組みとして(2)に記載のとおり、客引き防止プロジェクトや青色防犯パトロール等の拡充に加えまして、新たに観光振興と安全・安心を両立させるための象徴となる制度として、
MINATOフラッグ制度を創設するものです。
2ページをごらんください。項番3、
MINATOフラッグ制度の方向性についてです。観光振興の視点では、観光振興の取り組みにおいて飲食店等を紹介・活用するにあたりまして、相応の店舗を選定していく必要があります。また、安全・安心の視点では、従来の違反者に対する指導等の取り組みに加えまして、事業者と連携して多角的に取り組みを推進していくことが求められております。こうした双方の視点を充足する制度として、区の取り組みに賛同・協力する事業者に対しまして、その証となる旗「MINATOフラッグ」を交付する制度とします。
項番4、
MINATOフラッグ制度の目指す姿です。フラッグを交付した事業者に対しましては、区から安全・安心に係る意識啓発や、地域自主パトロール等の参加協力を促すことによりまして、MINATOフラッグ交付事業者の意識向上や地域の安全・安心の取り組みの活性化を図ります。並行しましてMINATOフラッグ交付事業者を観光振興の取り組みの中で紹介・活用していくことが事業者にとってのメリットとなります。制度の普及とあわせてMINATOフラッグ交付事業者が拡大し、夜間も安心して楽しめるまちのイメージの定着、ひいてはまちの健全なにぎわいにつながっていくという好循環を目指してまいります。
項番5、
MINATOフラッグ制度の概要についてです。(1)対象事業者につきましては、区内で午後8時から午前0時の夜間に営業している店舗、これはつまり、店舗の営業時間がこの間に1時間でも入っていれば該当します。こうした店舗を営業している事業者を対象といたします。
(2)MINATOフラッグの交付につきましては、3ページ上段の四角の枠内をごらんください。客引きを利用しない等、ここに列記されております区の取り組みに賛同・協力するとして、申込書を区に提出した事業者に対しフラッグを交付いたします。
(3)フラッグの返還です。区からフラッグの交付を受けたにもかかわらず客引きを用いた営業を行う等、賛同・協力の意向に反する行為を行った場合には、フラッグを返還させることとします。
(4)フラッグ交付後の取り組みです。観光振興の観点から、港区観光協会や民間企業等と連携し、制度の周知やMINATOフラッグ交付事業者のPRを行うほか、区が主催する夜の観光イベント等においてMINATOフラッグ交付事業者を活用してまいります。また、安全・安心の観点から、先ほど制度の目指す姿として説明しましたとおり、MINATOフラッグ交付事業者に対しまちの安全・安心の向上につながるような啓発等を実施いたします。
(5)フラッグの交付期間につきましては、形骸化等防止のために1年ごとの更新制としたいと考えております。
項番6、今後のスケジュールです。本年7月1日には広報みなとと区ホームページに掲載しMINATOフラッグの申し込みを開始いたします。9月上旬にはMINATOフラッグ交付事業者を決定した上で、お披露目としてMINATOフラッグの交付式を行う予定です。
説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言をお願いいたします。
○委員(土屋準君)
MINATOフラッグ制度を新設するということですけれども、たしかイギリスにパープルフラッグというのがあったかと思うのですけれども、それとの関連性は何かありますか。
○
危機管理・
生活安全担当課長(滑川寛之君) まさに今回の
MINATOフラッグ制度というのは、今
土屋委員ご指摘のとおり、イギリスにおいて、行政と連携した非営利団体が安全の取り組みの基準をクリアしたまちを、夜間も安心して楽しめるまちと認定し、そこにパープルフラッグを交付するという制度があり、港区としてそれを参考にして、旗を使うこととしたものです。
○委員(土屋準君) わかりました。このフラッグというのは、どのようなものになるのかは大体固まっているのですか。
○
危機管理・
生活安全担当課長(滑川寛之君) 旗の大きさは、比較的小さい、横12センチメートル、縦8センチメートル程度、店先などに飾ってもらう程度を考えております。
○委員(黒崎ゆういち君) この新しい取り組みについては、観光政策担当ではなく、
危機管理・
生活安全担当が所管するということでいいのですよね。この制度を今年度スタートして、2019年、2020年で、どのくらいのフラッグを交付する計画になっているのでしょうか。
○
危機管理・
生活安全担当課長(滑川寛之君) 当面の目標としましては、9月上旬に予定しているフラッグ交付式までには、100件以上は交付したいと思っています。この制度の趣旨が夜間の客引き等の課題を解決ということでもありますので、区内の主要繁華街の新橋、赤坂、六本木の3地区で、それぞれ50件程度ぐらい、合計しますと150件程度を当面の目標としております。
○委員(黒崎ゆういち君) いつも商店街等、ご協力いただいている方々にはお願いして進んでいくと思うのですけれども、お店側のメリットは何か考えられていますか。
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危機管理・
生活安全担当課長(滑川寛之君) 観光の視点で積極的にMINATOフラッグのPRを行うことが、事業者のメリットになると考えております。具体的には、港区観光協会や民間企業等と連携して、例えば、観光ガイドブックやインターネット等でMINATOフラッグを紹介してもらえるように検討していきます。また、区が主催する周遊ツアー等、観光イベントにおきまして、参加者にMINATOフラッグ交付店で飲食してもらうように促すなど、区のイベントでMINATOフラッグ交付店の活用を考えております。
○委員(黒崎ゆういち君) 観光の観点ということもあると思うので、シティプロモーションシンボルマークとの協調性というか連続性、調和性を、ぜひ、MINATOフラッグのデザインに取り入れていただいた方がよりわかりやすいと思います。一方で、「置いてください、お店のPRをします」だけでは、本来の防犯・
危機管理の目的は果たせないと思います。要するに、これを置いてくれたところは、何かしら通報なり相談なり、日ごろの店の周辺における問題をきちんと吸い上げるような連携・協力体制をつくっていくことが、このMINATOフラッグの先にある意味だと思いますけれども、そこら辺についてはどうお考えですか。
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危機管理・
生活安全担当課長(滑川寛之君) MINATOフラッグ交付事業者につきましては、区の方からも日ごろから、安全・安心に関係する地域のパトロールの参加への協力ですとか、こちらの啓発情報等の発信を行っていきます。逆に事業者側からのいろいろな情報の吸い上げも同時に行っていき、そこでまちの安全・安心の活性化につなげていきたいと考えております。