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平成31年1月21日保健福祉常任委員会-01月21日
平成31年1月21日区民文教常任委員会-01月21日

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  1. 港区議会 2019-01-21
    平成31年1月21日区民文教常任委員会-01月21日


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    平成31年1月21日区民文教常任委員会-01月21日平成31年1月21日区民文教常任委員会  区民文教常任委員会記録平成31年第1号) 日  時  平成31年1月21日(月) 午後1時30分開会 場  所  第3委員会室出席委員(9名)  委 員 長  阿 部 浩 子  副委員長  いのくま 正一  委  員  榎 本 あゆみ       兵 藤 ゆうこ        黒崎 ゆういち       赤 坂 大 輔        鈴 木 たかや       池 田 こうじ        杉本 とよひろ 〇欠席委員   な し 〇出席説明員
     教育長                        青 木 康 平  芝地区総合支所長環境リサイクル支援部長兼務     新 井 樹 夫  芝浦港南地区総合支所長・産業・地域振興支援部長兼務  星 川 邦 昭  地域振興課長                     櫻 庭 靖 之  国際化文化芸術担当課長  大久保 明 子  産業振興課長                     西 川 克 介  観光政策担当課長      冨 永  純  税務課長                       重 富  敦  環境課長                       茂 木 英 雄  地球温暖化対策担当課長   大久保 光 正  みなとリサイクル清掃事務所長             加 茂 信 行  教育推進部長                     新 宮 弘 章  教育長室長                      中 島 博 子  教育企画担当課長      藤 原 仙 昌  生涯学習スポーツ振興課長               木 下 典 子  図書文化財課長       佐々木 貴 浩  学校教育部長                     堀   二三雄  学務課長                       山 本 隆 司  学校施設担当課長      伊 藤 太 一  教育指導課長                     松 田 芳 明 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 港区民保養施設予約システム変更について   (2) 港区におけるナイトタイムエコノミーについて   (3) エコプラザ特定天井耐震化対策工事に伴う施設運営について   (4) 幼稚園における用務業務の委託について  2 審議事項   (1) 請 願27第19号 中学校で使用する歴史・公民教科書の採択に関して教育基本法を順守して行うことを求める請願                                  (27.9.11付託)   (2) 請 願29第4号 芝浦小学校への特別支援学級設置に関する請願                                   (29.6.8付託)   (3) 発 案27第12号 区民生活事業教育行政調査について                                  (27.5.27付託)   (4) 発 案29第2号 港区奨学資金に関する条例の一部を改正する条例                                  (29.6.16付託)                 午後 1時30分 開会 ○委員長阿部浩子君) ただいまから、区民文教常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、いのくま副委員長鈴木委員にお願いいたします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長阿部浩子君) それでは、報告事項に入ります。報告事項(1)「港区民保養施設予約システム変更について」、理事者説明を求めます。 ○地域振興課長櫻庭靖之君) それでは、報告事項(1)「港区民保養施設予約システム変更について」、本日付区民文教常任委員会資料№1を使ってご説明申し上げます。  区民保養施設予約システムについては、リース期間平成31年3月末で終了するため、平成31年度から新しい予約システム変更いたします。  項番1、予約システム変更する理由です。現行予約システムは、区民保養施設事業予約受付業務を委託しているJTB首都圏が設置運営しておりますが、このシステムを開発・管理する株式会社日立システムズは、本システムの利用がJTB首都圏のみとなったことから、5年後の平成35年12月末で完全撤退することになりました。また、現行システムを継続して利用する場合には利用が1社となることから、これまでよりリース料金が大幅に高くなるとともに、保守サービスも行わなくなります。このため区はJTB首都圏と協議して、現行システムを継続することは断念し、同様のサービスが提供できる富士通株式会社予約システムを導入してもらうこととしました。  下段の表は、現行変更後のシステムのメリット、デメリットをまとめたもので、左側の株式会社日立システムズ現行システムは、同じシステムのため、来年度以降もスムーズに運用することが可能であり、引き続きテレホンサービスも利用できますが、デメリットとしてリース料金が大幅に高くなり、また、メーカーによる保守がなくなるとともに、5年後には他のシステムに移行する必要があります。  一方、右側の富士通株式会社の新システムでは、他の自治体での利用実績があり、株式会社日立システムズ現行システムを継続するよりかなり安く利用できますが、デメリットとしてテレホンサービスは提供できなくなります。  項番2、変更時期は平成31年4月1日からで、本年6月の抽選申込と4月以降の空き室申込から変更になります。  裏面をごらんください。項番3、新予約システム導入によるサービス変更点です。(1)のとおり、新しい予約システムではテレホンサービスの機能はなくなり、この機能を追加することができないためテレホンサービスは廃止し、インターネットと電話によるオペレーター対応のみとなります。そのため、サービス低下を少しでも補えるよう、以下のサービスを拡充いたします。  1つ目は、(2)のとおり、インターネットの対応時間を拡大し、抽選及び空き室申込受付開始時間を午前8時から午前5時に3時間早めます。2つ目は、(3)のとおり、オペレーター対応時間を拡大し、受付開始時間を午前10時30分から午前10時に30分早めます。  なお、以下の表はただいまご説明したサービス内容変更点をまとめたものです。  項番4、予約システムの一時休止です。新システムへの変更作業のため、平成31年3月30日0時から翌31日24時までの2日間、予約システムを一時休止いたします。  項番5、今後のスケジュールです。2月1日の広報みなと及び区ホームページ等で周知した後、3月30日、31日の2日間システムを休止して変更作業を行って、翌4月1日から新予約システムの利用を開始いたします。  甚だ簡単ではございますが、港区民保養施設予約システム変更についての説明でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員(杉本とよひろ君) 幾つか教えていただきたいと思います。この保養施設予約システムは、この前お話を聞いたところによると、現在17施設が活用しているということです。まず、リース料現行だと高くなるということについて、基本的には完全撤退という方向なのでこのような形なのでしょうけれども、年間リース料はどれぐらいなのか、高くなるのであればどれぐらいなのか、わかれば教えてください。 ○地域振興課長櫻庭靖之君) まず、現行システムは年間1,900万円程度です。同じ株式会社日立システムズシステムをそのまま来年度以降継続する場合については、こちらが4,600万円程度と倍以上になってしまいます。新しい富士通株式会社システムですと2,600万円弱でございます。 ○委員(杉本とよひろ君) わかりました。あと基本的なことで申しわけないのですけれども、新しいシステム変更した場合、テレホンサービス使用不可となるということですけれども、テレホンサービスオペレーター対応と具体的にどのように違うのか教えてください。 ○地域振興課長櫻庭靖之君) オペレーター対応については、人が対応しますので、電話で意向を聞いて予約を受けつけるものです。テレホンサービスについては、音声によるガイダンスが流れて番号を選んでいくことで予約を行うものです。 ○委員(杉本とよひろ君) そうすると、利用者から見れば、このテレホンサービスがなくなったとしても、オペレーター対応、むしろ直接話をすることでやりとりができる点では、ここにデメリットと書いてありますけれども、デメリットは余り感じないのではないかと思います。なおかつ、時間も延びる。ただ、テレホンサービスが使用できなくなる。認識としてはそのような解釈でいいのでしょうか。 ○地域振興課長櫻庭靖之君) 基本的には杉本委員がおっしゃったとおりです。ただ、9%弱ですが、根強く使っている方がいらっしゃるので、しばらくはそのような意味で少し不便をおかけすると考えております。 ○委員長阿部浩子君) ほかにご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(1)「港区民保養施設予約システム変更について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長阿部浩子君) 次に、報告事項(2)「港区におけるナイトタイムエコノミーについて」、理事者説明を求めます。 ○観光政策担当課長冨永純君) それでは、報告事項(2)「港区におけるナイトタイムエコノミーについて」、ご報告いたします。本日付区民文教常任委員会資料№2をごらんください。区は、平成30年に策定した第3次港区観光振興ビジョンの中で、ナイトライフ観光資源化を掲げています。今後ビジョンに掲げた施策を具体化し、港区ならではナイトタイムエコノミーを進めるため、その基本的な考え方と目指す姿を定めましたので、今後取り組みを進めていくにあたり本日ご報告するものです。  項番1、港区における夜の観光施策の位置づけです。区は、観光振興ビジョンの中で観光資源の発掘・活用と観光ルートの創出として、ナイトライフ観光資源化を掲げ、夜の観光資源を活用したナイトライフ観光の構築などを実施するとしています。多くの夜景スポットや、新橋、六本木、赤坂など、日本有数繁華街商業施設遊戯施設など、多彩な夜の観光資源を有する港区では、今後、ラグビーワールドカップ2019日本大会や東京2020オリンピックパラリンピック競技大会などの機会を捉え、夜の時間を楽しみたいと考える人々に対し、これらの資源を活用した観光体験の場を提供していく必要があります。  項番2、国や東京都の動向です。近年、日本を訪れる外国人観光客は大幅に増加しております。昨年12月には2018年の訪日外国人観光客が初めて3,000万人を突破したとの報道発表がありました。このような中、観光庁が発表した提言では、外国人観光客日本滞在中の娯楽サービス費の支出が諸外国と比べ低いことや、ナイトタイム有効活用必要性が指摘されており、国や東京都は夜の時間帯における観光コンテンツの強化を進めているところです。  項番3、港区におけるナイトタイムエコノミーの基本的な考え方と目指す姿です。ナイトタイムエコノミーとは、国の資料によると、「日没から日の出までの時間を示すが、昼と夜が同じ行動がとれる環境を目指す」こととして使用されており、海外では店舗営業規制緩和交通機関の運行時間の延長など、ナイトタイムエコノミー活性化を促す事例があります。しかし、このような取り組みには法改正運行ダイヤの改正など、根本的かつ広域的な対応が必要となることや、地域に暮らす方々生活環境への影響などを考慮する必要があることから、区としては当面公共交通機関の運行時間内を対象として夜の観光振興を進めていくこととします。  おめくりいただき裏面2ページです。先ほど述べたとおり、港区には夜の時間を楽しむことができる資源がそろっており、このような資源を活用することで港区ならでは観光体験を提供することができる一方で、安全・安心に夜のまちを楽しむ環境の整備や区民生活への影響などを十分に考える必要があり、多様な主体との連携・協力により夜の観光振興を実現することが重要です。このようなことを踏まえ、港区におけるナイトタイムエコノミーの基本的な考え方を次のとおり定めます。①多彩な夜の観光資源を活用し、来訪者のみならず区民に対し港区ならでは観光体験を提供します。②夜の観光振興と安全・安心を両立させた取り組みを進めます。③商店街や企業・団体等の多様な主体と連携・協力して取り組みを進めます。  以上3つの考え方に基づく取り組みを進め、港区ならではナイトタイムエコノミーを実現することで、資料中段に記載しております目指す姿として設定している第3次港区観光振興ビジョンに掲げる「訪れたくなるまち、憧れの港区」を実現し、区民シビックプライドの醸成につなげてまいります。  項番4、今後の進め方についてです。今後は夜の観光振興区民来訪者の安全・安心の両立を目指すとともに、ラグビーワールドカップ2019日本大会や東京2020大会など、国内外から多くの来訪者が訪れる機会を逃すことなく取り組みを実施するため、全庁横断的な体制を構築し、一般社団法人港観光協会商店街、企業・団体等と連携・協力してまいります。今回の取り組みは、港区のあらゆる地域で夜の観光活性化を推進するといったものではなく、区民生活環境を守り、来訪者の安全・安心を確保する取り組み観光施策と連携・並行して行い、それぞれの取り組みを発展させていくことを目指しています。これまでの取り組みを引き続き進めるとともに、商店街など関係者の皆様と今後の取り組みについて検討する場を設置するなど、港区が目指すナイトタイムエコノミーの実現に向け取り組んでまいります。  簡単ではありますが、説明は以上です。よろしくお願いいたします。 ○委員長阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員黒崎ゆういち君) ナイトタイムエコノミーは自民党議員団含めて国も進めていこうという政策でありますけれども、ご説明にありましたとおり、何か特段に新しいことをするというより、今やっていることをさらに拡大していくというか、精度を上げていくというお話だったと思います。これはターゲットが9月のラグビーワールドカップ2019日本大会、そして、来年7月の東京2020オリンピックパラリンピック競技大会だと思うのですけれども、それぞれに向けてどのようなアウトプットを考えられているか、プランがあったらお聞かせください。 ○観光政策担当課長冨永純君) 港区におきましては、ラグビーワールドカップ2019日本大会、そして、東京2020オリンピックパラリンピック競技大会などの機会において、交通の便のよさ、宿泊施設の多さなどから、開催期間中はより多くの方々が港区を訪れると考えております。具体的なアウトプットとしましては、やはり訪れた方々が安心して夜の時間を楽しむことができる、また、区民方々、港区に住んでいる方々が、影響を受けることなくいつもどおり区民生活を送ることができるようにということで、まずは情報発信として、そのようなところに観光客をしっかり誘導していくこと。さらには、例えば、他の自治体等取り組みをしております定額チケットの発行やナイトツアーの実施なども検討していきながら、来訪者の方が港区の魅力をしっかりと感じることができる、そして、安全・安心を実感することができるような取り組みを進めてまいりたいと考えております。 ○委員黒崎ゆういち君) それぞれいろいろな方々情報発信しているものをどのようにつなげて、区としてプラットフォームを整備していくかだと思います。港区にはいろいろな地域でそれぞれの地域のよさがありますが、そこをどのように皆さんに伝えていくかについては、観光施策も含めていろいろなことを行っていますので、それと連携して進めていくことになると思うのですけれども、もう少し具体的に何をいつまでにどのようにしますというアクションプランはお話しいただけますか。 ○観光政策担当課長冨永純君) 来年度については、まず、ラグビーワールドカップ2019日本大会開催期間中にしっかりとした観光としての取り組みができるように、その検討体制、さらには実施体制を含めて早急に動いていきたいと考えております。そして、情報発信についても、例えば、これまで観光施設なら観光施設繁華街なら繁華街という形で、それぞれ単発で発信してきたものについても、しっかりと1つにまとめて、港区の夜の多彩さを伝えられるような形での取り組みをしていきたいと考えております。 ○委員黒崎ゆういち君) とっておきの港区という観光冊子観光政策担当で作成していると思います。あと、それぞれ一般社団法人港観光協会ホームページなどがあると思いますけれども、今あるものについてそこを充実させていくことが多分一番簡単な手法だと思いますけれども、その辺のことを考えているのでしょうか。 ○観光政策担当課長冨永純君) まずは、既存のプラットフォームをしっかりと活用することが第一と考えております。それ以外につきましても、来年度については、この夜の観光振興という部分をターゲットにした、例えば、夜景スポット繁華街を連携させるようなルートを紹介するような冊子や、そのような情報発信についても取り組んでいきたいと考えております。 ○委員黒崎ゆういち君) もう時間がないと思いますので、新年度になったらすぐそれが施策として展開できるように、ぜひ進めていただければと思います。 ○委員榎本あゆみ君) 私は平成30年第3回港区議会定例会代表質問でもこのナイトタイムエコノミーはぜひやっていくべきだということで質問しましたので、今回前進することは非常に喜ばしいと思っております。今回、観光政策担当が中心となって主体的にやるということですけれども、これをやるにあたっては、よりもっと横断的に、それこそ全庁を巻き込んで実施していただきたいと思うのですけれども、例えば、具体的にどこの課と一緒にやっていく、やっていきたいという計画があればお伺いします。 ○観光政策担当課長冨永純君) 今回の取り組みにつきましては、観光施策だけを率先して進めることなく、区民や来街者の安全・安心を確保するために横断的な連携は必要と考えております。具体的に申しますと、やはり生活安全の部門において、客引き・落書き、さらにはごみの問題等もありますし、そのような意味では生活安全の部門、各地区総合支所環境部門等とも連携をとりながら、観光客が来ることによってネガティブなイメージがついて、区民の皆様からお叱りを受けないように、体制をしっかりと構築していきたいと考えております。 ○委員榎本あゆみ君) 私も平成30年第3回港区議会定例会の質問の中で発言したのですけれども、観光公害という言葉もあります。観光はポジティブなところもあれば、ネガティブなところもあり、表裏一体なので、そこをいかにフォローしていくかも非常に重要だと思っていますので、こちらも期待しています。  先ほど情報発信を行っていくということだったのですけれども、ここも1つポイントは、いかに民間の事業者を巻き込むか。情報発信をしています、プラットフォームがありますというのはもちろんそうなのですけれども、そこに載せるコンテンツ、いかにどのような情報を載せるかということで、行政が行っている今まであった情報を新しいメディアにしましたというだけでは全く意味がありません。やはりそこに今までなかったような民間のコンテンツ、お店やサービス体制を巻き込んでいって、区がきちんと1つのものをつくり上げることが非常に大切だと思いますので、民間の事業者をどのようにして巻き込んでいくかで何か施策があれば伺います。 ○観光政策担当課長冨永純君) 今回の取り組みに関しましては、ご指摘のとおり民間の事業者もしくは商店街の皆様のご協力は必要不可欠と考えております。一方で区が情報を発信していくことに際しては、発信した情報安全性や、そこを訪れた方々が本当に安全に安心して楽しめる場所かどうかをしっかり担保する必要があります。そのような意味では、商店街の組合に加盟している店舗・事業者や、さらには港区の安全・安心の取り組みに賛同・協力いただける事業者方々に積極的にお声かけします。また、地域エリアマネジメント団体等もそれぞれの場所で活発に活動しております。そのようなところに協力を求めながら、これまでの画一的な港区の情報発信からさらに一歩進んだ夜の情報発信を目指していきたいと考えております。 ○委員榎本あゆみ君) おっしゃっていることもよくわかります。担保しなければいけないのもそうですけれども、やはりこのような取り組みを行うことで、今までつながりがなかったところと新たなつながりを持てるチャンスでもあると思うので、なるべく新しいところを巻き込んでいってほしいというのが私の期待です。  そして、最後に1つ、今回実施するにあたり、仕方ないのですけれども、商店街にしても、区にしてもやれることをやっていくというのが根本にあると思います。それはそれでいいのですけれども、来訪者インバウンド観光客など、港区民がどのようなものを求めているのかというニーズをきちんと把握するべきだと。そのニーズに対して、ではこのようなものをつくっていこうというのがあるべきだと思うのです。やはりできることありきで発信しても、なかなか浸透しないというか、ニーズとマッチしていないものをただつくり上げてしまったら非常にもったいないと思います。ニーズの捉え方、どのようにしてニーズを引き出していくかについて、何かあれば伺います。 ○観光政策担当課長冨永純君) まず、ニーズ調査につきましては、実際にご商売をされている方々からお声を聞くことが1つあるかと思います。また、今後の展望としましては、ちょうど来年度、港区観光振興ビジョン改定のもととなる基礎調査を実施する予定です。そのような基礎調査の中で、例えば、港区の特徴である宿泊施設の多さを1つポイントとしまして、そこに宿泊する外国人観光客方々アンケート調査を行うなど、実際に港区を訪れている、宿泊している方がどのようなことを日本滞在中に求めているのかをしっかりと押さえられることを調査として行っていきたいと考えております。 ○委員榎本あゆみ君) 生の声をぜひ聞いていただいて、そして、その人たちが求めていることにどこまでサービスが提供できるか、ぜひ行っていただきたいと思います。これは答弁は要らないのですけれども、ナイトタイムエコノミーの対象を公共交通機関の運行時間内にしますということでしたが、そこからやっていかなくてはいけないのはもちろんなのですけれども、私としては、できれば区ができることとして「ちぃばす」を夜中の時間に走らせるなど、もっと大胆でダイナミックなことをぜひやってほしいと思います。期待していますので、引き続きよろしくお願いします。 ○副委員長(いのくま正一君) 先ほどの説明と質疑の中でもありましたので、私からもお願いしておきたいのは、資料に新橋、六本木、赤坂などと書かれていますけれども、住んでいる人や、長らくその地域で営業している人たちが安全・安心の確保について、非常に心配している面もあるわけです。六本木地域については六本木地区安全安心まちづくり推進会議で区長がトップとなって取り組みを行っていますが、あちこちの繁華街でもこの安全・安心の確保については大事な課題になっています。もちろん、観光政策担当課長が言っているように、2ページの基本的な考え方の②夜の観光振興と安全・安心を両立させた取り組みを進める、これは大事なことですし、ぜひやってもらいたいと思います。これは以前にも言ったことありますけれども、例えば、港区客引き行為等の防止に関する条例というのができました。巡回の人がいるときは客引きはないのですけれども、その人たちが通り過ぎていなくなると同じように始まる、これはどこの地域でも大体似たような傾向だと思います。新橋にも、そのような繁華街の中でも住んでいる人はいるわけで、そのような人たちは本当に苦しんでいるということもありますので、ここは重ねて取り組みを強めてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員長阿部浩子君) ほかにご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(2)「港区におけるナイトタイムエコノミーについて」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長阿部浩子君) 次に、報告事項(3)「エコプラザ特定天井耐震化対策工事に伴う施設運営について」、理事者説明を求めます。 ○地球温暖化対策担当課長大久保光正君) それでは、報告事項(3)「エコプラザ特定天井耐震化対策工事に伴う施設運営について」、ご報告いたします。本日付区民文教常任委員会資料№3をごらんください。本件は、来年度予定しておりますエコプラザの特定天井工事について、あらかじめ当常任委員会にご報告するものです。区は東日本大震災の発災時に天井材や照明など、建築物の非構造部材が多数落下したことを契機に改正された建築基準法施行令等に基づき、エコプラザ特定天井の耐震化工事を行います。区有施設の特定天井等の耐震化対策については、港区基本計画(平成30年度~平成32年度)の事業計画化事業に計上されております。工事期間中は利用者の安全確保のため会議室の利用を一時休止します。  項番1、工事対象施設です。施設名称は港区立エコプラザ、所在地は、港区浜松町一丁目13番1号です。  次に、項番2、工事期間及び工事区域です。3ページの平面図もあわせてごらんください。工事は第1期と第2期に分けて行います。図面の青線で囲われた部分が第1期工事の範囲です。工期が平成31年9月24日から同年12月28日の予定で、工事区域はエントランスホールと学習室3の天井部分です。オレンジ色で囲われた部分が第2期工事の範囲です。工期が平成32年1月4日から同年3月31日の予定で、工事区域は学習室1と2の天井部分でございます。  次に、項番3、工事期間中の施設利用についてです。区主催事業及び指定管理者が実施する事業については、各工事期間中、館内の可能な場所及び他の区有施設等で実施してまいります。会議室につきましては、第1期工事中は貸し出しを休止し工事を進めてまいります。また、第2期工事中は1室を貸し出しまして、もう1室をエコプラザの事務室の仮住まいとして使用し工事を進めてまいります。  次に、項番4、区民利用者への周知です。広報みなと及び区のホームページに掲載し周知するとともに、施設内へのポスターの掲示、会議室利用団体への情報提供等丁寧に対応してまいります。  2ページをごらんください。最後に、項番5、スケジュール、現時点の予定となっております。まず、記載にはありませんが、会議室の利用団体に対しましては、本日の委員会での報告後なるべく早い段階で情報提供してまいります。それから、平成31年3月1日の広報みなと及び区ホームページに掲載し周知を図ってまいります。また、6月1日から9月30日まで、会議室予約システムを休止します。平成31年9月24日から12月28日まで第1期工事を行い、平成32年1月4日から3月31日まで第2期工事を行う予定です。
     大変雑駁ですが、「エコプラザ特定天井耐震化対策工事に伴う施設運営について」の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言をお願いいたします。 ○副委員長(いのくま正一君) 工事期間中の施設利用というところで、項番3(2)会議室について、第1期は貸し出し休止ということで、この期間が現時点での予定は平成31年9月24日から同年12月28日ということなのですけれども、現状で会議室を利用されている団体がいらっしゃると思います。会議室を使用できないときの対応策は何かあるのですか。 ○地球温暖化対策担当課長大久保光正君) 先ほど申し上げたとおり、利用されている団体の方々にはなるべく早い段階でこの工事の情報を伝えていきます。その間に、使われている団体に関しては代替施設をご自身で探していただくのがまず1点、それから、例えば、区の施設として区民センターの会議室、いきいきプラザの会議室等で実施できるようであれば、そちらを案内するなど、現時点では考えております。 ○副委員長(いのくま正一君) いきいきプラザだと、あの会場の近くだったら神明いきいきプラザですよね。私もたまにあき施設などをホームページなどで見ますけれども、結構混んでいます。利用率が高いのです。だから、工事によって借りられない期間の間、活動が休止になってしまうようなことはないように、うまくやってもらえればと思います。例えば、港区役所内のどこか会議室があいているのであれば、そこを使ってもらう、神明いきいきプラザや区民センターの予約がとれれば別に構いませんが、そのようなこともうまく調整してください。これは答弁は要りません。 ○委員長阿部浩子君) ほかにご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(3)「エコプラザ特定天井耐震化対策工事に伴う施設運営について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長阿部浩子君) 次に、報告事項(4)「幼稚園における用務業務の委託について」、理事者説明を求めます。 ○教育長室長(中島博子君) それでは、報告事項(4)「幼稚園における用務業務の委託について」、ご説明申し上げます。本日付区民文教常任委員会資料№4をごらんください。幼稚園・学校の用務業務については、既に平成30年4月から幼稚園3園、中学校3校で委託の試行実施をしてまいりましたが、平成31年4月から新たに麻布幼稚園において業務委託を導入し本格実施とすることが、組合と協議の上了承を得ましたので、ご報告いたします。  項番1、委託の対象となる業務内容は記載のとおりです。  項番2、平成30年度からの実施状況です。幼稚園は、三光幼稚園、港南幼稚園、青南幼稚園の3園、中学校は、三田中学校、高松中学校、港南中学校の3校です。  項番3、今後の対応については、麻布幼稚園を含む委託を導入した幼稚園・学校の実施状況を引き続き確認するとともに、用務職員の退職状況を考慮しながら、組合と協議の上、順次実施してまいります。  最後に、これまでの実施状況の効果と課題についてご報告いたします。平成30年度は試行実施の観点から、組合役員及び学校用務職員の技能長と教育委員会事務局が一緒に業務委託を導入した3園、3校を視察し、計画書や報告書の履行内容、各所の清掃状況の業務内容等をチェックシートを用いて確認し、さらに現場の幼稚園・学校長や事業者と意見交換を行ってまいりました。用務業務が着実に履行されるかどうかは業務責任者の資質によるところが大きく、最初は段取り等に苦心した状況はありましたが、早いところでは1学期の後半から業務責任者と管理職の連携がスムーズになり順調に進んだところもあります。また、用務従事者の年齢層が高いことから、早々に交代することが生じまして、経験が蓄積されないのではないかという心配もありましたが、作業手順書の整備を仕様書で規定しているため、行事をその都度記録として残すよう指導しておりますので、最近では業務責任者・従事者ともに定着してきております。これまでの直営の用務主事に比べて用務職の経験値が乏しいことが課題ですが、委託では配置人数が増加しているため、特に幼稚園では複数人のスタッフが従事することで、今まで1人では行き届かなかった部分についても定期的に清掃ができるようになり、園舎がきれいになったと保護者から好評を得ているといった声もあります。全体的には管理職と定期的に打ち合わせを持ち、幼稚園・中学校と情報共有しながら安定して進められてきております。今後経験が蓄積され円滑に業務が進行できるよう、事業者に対して丁寧に指導管理を行い、教育委員会事務局としても質の高い履行を確保するため、課題を迅速に解決してまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 ○委員長阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言をお願いいたします。 ○副委員長(いのくま正一君) 現在、この業務委託をしている幼稚園と中学校の委託先はどのような事業者なのか、大きな事業者なのか小さな事業者なのかなど内容を少し教えてください。 ○教育長室長(中島博子君) 委託事業者の状況ですけれども、三光幼稚園、港南幼稚園、青南幼稚園、そして三田中学校、港南中学校は1つの事業者で受託しています。この委託のほかに大学等で清掃業務を行っている事業者です。また、高松中学校においては、違う事業者が担当していますけれども、こちらはどちらかと言うとビル管理業者でして、清掃も含めて幅広く事業内容を持っているところです。 ○副委員長(いのくま正一君) あと、職員団体、労働組合とも協議が調っているということでしたけれども、特に協議の中で何か心配されるようなことは、議論にはなかったですか。 ○教育長室長(中島博子君) 協議の中では、まだやはり直営の職員が継続して最後まで用務職に専念できるようにということがありましたので、まずは幼稚園・中学校からの導入として、小学校については、退職の状況を踏まえながらその都度協議を行っていくということで進めております。 ○委員長阿部浩子君) ほかにご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(4)「幼稚園における用務業務の委託について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長阿部浩子君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「請願27第19号 中学校で使用する歴史・公民教科書の採択に関して教育基本法を順守して行うことを求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長阿部浩子君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長阿部浩子君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長阿部浩子君) 次に、審議事項(2)「請願29第4号 芝浦小学校への特別支援学級設置に関する請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長阿部浩子君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長阿部浩子君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長阿部浩子君) 次に、審議事項(3)「発案27第12号 区民生活事業教育行政調査について」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長阿部浩子君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいですか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長阿部浩子君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長阿部浩子君) 次に、審議事項(4)「発案29第2号 港区奨学資金に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。 ○副委員長(いのくま正一君) 今期ももうあとわずかですが、今、この発案については継続審議中なわけです。教育委員会で、国や東京都や他の自治体などの状況を調査・研究しているという状況ですけれども、この最新の状況、どこまで到達しているかを聞きたいです。 ○教育長室長(中島博子君) 今年度のほかの自治体の状況を調査しました。昨年度も調査をして、いろいろ検討していましたので、その結果どのような方向で進んでいるかを23区に依頼して調査しているところですが、特に来年度大きく給付型奨学金を導入するところは今のところまだない状況です。区としては継続して慎重に検討しているところでございます。というのは、国の奨学金の動きも進んできておりますので、その動向を見つつということで、どこの区も検討しているようです。 ○委員長阿部浩子君) 国がどのようにしていくかの詳細はもうわかっていますか。 ○教育長室長(中島博子君) まず、高校生については、年収760万円を上限としまして、授業料が無償になってくるということで、給付型奨学金や貸し付け制度を使わなくても補えるような状況が設けられます。また大学についても、さらに生活保護世帯、非課税世帯については、手厚く給付していくという状況がありますので、低所得の経済状況が困難な方に関しては、国立・私立高校に関してしっかり支援していくと伺っております。  さらに、今、この授業料のほかに生活を補助する給付にも視点を置いて考えていると伺っております。 ○委員長阿部浩子君) 来年度消費税が上がってから、国で給付型奨学金を実施することが発表されていますが、その詳細はまだ区には伝わってきていないですか。 ○教育長室長(中島博子君) まだ今のところ具体的な数字は出てきておりません。 ○委員長阿部浩子君) わかったら教えてください。 ○教育長室長(中島博子君) わかり次第、皆さんにお知らせいたします。 ○委員長阿部浩子君) ほかに何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長阿部浩子君) ほかになければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長阿部浩子君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長阿部浩子君) その他で、中島教育長室長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。 ○教育長室長(中島博子君) それでは、港区教職員の働き方改革実施計画(平成30年度~平成32年度)の素案に寄せられましたご意見についてご説明いたします。本日付区民文教常任委員会資料№5をごらん願います。意見募集については、全教職員及び全PTA会長、全青少年委員を対象に、項番1に記載の各期間において募集を行いました。教職員は21人から86件、PTA会長、青少年委員は7人から12件、合計98件のご意見がありました。  98件の意見の反映状況は項番2のとおりです。おおむね60件が計画の記載の中で意見を反映して修正が必要ないものです。既存の事業で既に対応しているものが3件、また、意見・要望・質問としてお受けしたものが34件です。  1件、計画素案を修正したものがございます。こちらは留守番電話に関する意見についてでした。  ご意見には同様の内容のものもありましたので、98件のうち同様のものについて整理した結果、65件のご意見をこの2ページ以降に添付しております。それぞれの意見要旨に対して右側に教育委員会の考えをお示ししております。文末の括弧内はご意見をいただいた方を示しています。  本日は主なご意見を4点ほどご紹介いたします。まず、3ページの№4です。学校閉校(園)期間の設定では、夏季休業中に最低2週間の閉校・閉園期間を設けることとしていますが、振替休暇等の取得において、一定の効果が期待できるという評価がある一方で、休暇が取得しやすいよう会議や研修時期を見直すこと、また、教員以外の職種、いわゆる事務や用務職に関しての対応について課題があるとのご意見がありますので、教育委員会では、学校現場や職種の現状を踏まえた運用ルールを作成していくこととしております。  次に、4ページ、№13の学校・学級だより、ホームページ等、広報の作成に関しては、教員にとって業務が増えたと感じているとのご意見がありますので、業務負担増とならないよう、今後の運用方法を検討してまいります。  次に、5ページ、№19、№20にございます、平成30年度から導入しております学校施設開放業務委託です。また、8ページ、№38にスクール・サポート・スタッフがございます。こちらは副校長や教員の負担軽減につながり、実施校では非常に効果的に活用されているという評価を得ております。さらに委託の進行を早め、また、スクール・サポート・スタッフに関しては人材の確保が難しい部分がありますので、教育委員会で行ってほしいとのご意見がありました。  次に、10ページ、№46です。欠席電話対応等の負担軽減に関して、メールやファクス、また、電話による対応などの賛否があり、PTAから教員の負担軽減を求めるご意見をいただいております。こちらに関しては、教員も同様に感じている内容ですので、今後、現状を十分踏まえて把握した上で適切な方法を検討します。  大変雑駁ですが、港区教職員の働き方改革実施計画(平成30年度~平成32年度)(素案)に寄せられた意見についての説明は以上です。 ○委員長阿部浩子君) 何か質問などある方はいらっしゃいますか。 ○副委員長(いのくま正一君) 3ページの№4でいろいろ意見が出ています。夏休みに最低2週間閉校にする動きがある、ただ、全員が同じ日程で最低2週間の休暇をとることは困難だということです。事務は給与システム処理や学校徴収金処理等の日程、用務主事は夏季休業中にワックスがけやペンキ塗りなどがいろいろあるので、全員に機械的にあてはめるのではなくて、自由に休みがとれるようにする対応もしてほしいという意見が出ています。これに対して教育委員会の考え方を見ますと、よくわからないのですけれども、最低2週間の閉校(園)期間を実施する、あとは運用ルールを作成しますということで、マッチしていないのではないかと思います。学校の実態があるので、そこは学校の実態にあわせて実施してもらいたい。この意見は対応状況を見ますと2になっています。2は意見の趣旨を反映しており、修正の必要がないものということなので、やりとりがマッチしていないのではないかと思うのですが、どうでしょうか。 ○教育長室長(中島博子君) こちらについては、あくまでも2週間という最低のルールはつけますが、やはり中学校は部活動があったり、それから、ご意見にありましたように職種によって業務の内容が異なりますので、その辺は十分に学校と相談しながら、学校に無理のないような形で進めていきたいと考えております。 ○副委員長(いのくま正一君) 機械的ではなくて、学校の実情にあわせて運用するということですね。それから、同じページの№5も、いろいろ意見が出ていますがそれに対して、教育委員会が答えているのが、各幼稚園・学校単位での意見交換の場を設定し支援していくという形なのです。これはこれで大事なことで、私たち日本共産党港区議員団もいろいろ提言しているのですけれども、学校の現場の先生たちとの話し合いをよく持って、すぐ改善できるものがあるはずだと思うのです。今まで慣例でこのような形になっていたけれども、それをもっと簡略化したら事務が減るなど、働く時間がいい意味で効率化できると思います。この意見交換の場を設定することは大いにいいことなので、なるべくうまく速やかに実施して効果を出したらいいのではないかと思うのですが、どうでしょうか。 ○教育長室長(中島博子君) こちらはできる限り、やはり学校側から今自分たちの課題というものを出し、それに対して教育委員会事務局側も支援しながら改善を図っていきたいと考えております。学校の現状に応じていろいろなご意見が出てきますが、そのようなものはきちんと全校・全園で情報共有しながら、適切な方法に改善できるようにしていきたいと考えております。 ○副委員長(いのくま正一君) 一々全部の意見については言いません。全部オーケーということではないのですけれども、全体の流れとしてはいい方向というか、努力されていると思うのです。だから、これをうまく形にして効果を出していくように取り組んでもらいたいです。最終的には形としてどのようになるのでしたか。終わるという言い方はないでしょうけれども、どこかで一応の完結をすると思うのですが。 ○教育長室長(中島博子君) まず、この港区教職員の働き方改革実施計画では平成32年度までとしておりますので、この取り組みは、今いのくま副委員長がおっしゃったようにスピードアップできるところは迅速に改善に取り組んでいきます。平成32年度が一定の目安ではありますが、そこで全部が解決するわけではありませんので、残された課題、また、新たに発生するものもありますので、こちらは引き続き来年度も検討委員会を開催しまして、その実施状況、進捗状況を確認しながら、また方向性を示していきたいと考えております。 ○委員長阿部浩子君) ほかにご質問等はございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長阿部浩子君) それでは、次回の委員会ですが、既にお知らせしておりますとおり、2月4日月曜日、13時30分からを予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  ほかになければ、本日の委員会を閉会いたします。                 午後 2時24分 閉会...