〇
出席説明員
芝地区総合支所長・
環境リサイクル支援部長兼務 新 井 樹 夫
芝地区総合支所協働推進課長 金 田
耕治郎
麻布地区総合支所協働推進課長 鈴 木 健
赤坂地区総合支所協働推進課長 山 田 吉 和
高輪地区総合支所協働推進課長 鈴 木 雅 紀
芝浦港南地区総合支所協働推進課長 大 浦 昇
土木課長 佐 藤 雅 紀
地域交通課長 大 屋 寧 剛
街づくり事業担当部長 坂 本 徹
環境課長 茂 木 英 雄
地球温暖化対策担当課長 大久保 光 正
みなと
リサイクル清掃事務所長 加 茂 信 行
学務課長 山 本 隆 司
〇会議に付した事件
1
審議事項
(1) 請 願28第3号
羽田空港増便による都心および港区の
低空飛行ルート設定中止に関する請願
(28.7.15付託)
(2) 請 願30第2号
羽田空港増便による都心および港区の
低空飛行ルート計画の撤回を含む再検討を国に求める請願
(30.2.16付託)
(3) 請 願30第7号
羽田空港の
機能強化に伴う、港区上空を飛行する計画の見直しを求める請願
(30.6.14付託)
(4) 請 願30第13号 低空で進入する
羽田空港離着陸計画に関して、港区議会として
国交省に質問し、その回答を住民に届けていただくことに関する請願
(30.11.30付託)
(5) 発 案27第14号 交通及び
環境整備に関する諸対策について
(27.6.26付託)
午後 1時00分 開会
○
委員長(杉本とよひろ君) ただいまから、交通・
環境等対策特別委員会を開会いたします。
本日の
署名委員は、
大滝委員、ゆうき委員にお願いいたします。
傍聴者から、撮影・録音の
申し出がありました。これを許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) それでは、そのようにさせていただきます。
本日は、
請願審査に関連しまして、
麻布地区総合支所の
鈴木協働推進課長、
赤坂地区総合支所の
山田協働推進課長、
高輪地区総合支所の
鈴木協働推進課長、
芝浦港南地区総合支所の
大浦協働推進課長に出席をいただいております。
11月30日に開会された
委員長会の報告をいたします。
11月30日の本会議で、請願30第13号が当
委員会に付託され、本日、
請願審査を行うことになりました。
次に、節電及び
省エネルギー型の
ライフスタイルの取り組みについてですが、既に行政では、11月1日から
暖房温度の目安を19度とするウォームビズに取り組んでいます。
議会としても、夏季同様に、節電・
省エネルギー型の
ライフスタイルを実践する必要があると考えますので、皆様のご理解と、ご協力をよろしくお願いいたします。
以上が
委員長会の報告です。よろしくお願いいたします。
日程に入ります前に、本日の運営についてご相談させていただきます。
新規で付託されました
審議事項(4)の請願につきましては、
請願者から
趣旨説明の
申し出がありました。そこで、まず、
審議事項(4)「請願30第13号 低空で進入する
羽田空港離着陸計画に関して、港区議会として
国交省に質問し、その回答を住民に届けていただくことに関する請願」の
趣旨説明をお受けし、日程を変更して、
審議事項(4)の
請願審査を行いたいと思います。その後、日程を戻しまして、
審議事項(1)から、順次審査を行いたいと思います。このような
進め方でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) それでは、そのように進めさせていただきます。
付託された請願の写しにつきましては、あらかじめ配付しております。
────────────────────────────────────────
○
委員長(杉本とよひろ君) それでは、
審議事項(4)「請願30第13号 低空で進入する
羽田空港離着陸計画に関して、港区議会として
国交省に質問し、その回答を住民に届けていただくことに関する請願」の
趣旨説明を受けたいと思います。
請願者の方がお見えになっています。前の方にお越しください。
それでは、
請願文を書記に朗読させます。
(
書記朗読)
────────────────────────────────────────
○
委員長(杉本とよひろ君) 朗読は終わりました。それでは、請願の
趣旨説明をお願いいたします。
○
請願者(
横地明宏君)
請願人の横地でございます。本日は雨の中、お忙しい中、お時間をとっていただきまして、まことにありがとうございます。
この
特別委員会に出席していただいている委員の方々、ぜひとも今回私たちの
請願内容をご理解し、またご支援をお願いする次第であります。
請願タイトルにつきましては、先ほど読み上げたとおりでございます。少しお話がダブってしまいますけれども、お許しください。
羽田空港の
離着陸計画については、ひたひたと足元に忍び寄ってくるという感じを抱いております。私たちのこれまでの多方面にわたる働きかけでは、残念ながら
国土交通省からしっかりした説明と回答を引き出すことがかないませんでした。このような中、住民の多くは将来の生活不安が増すばかりで、安心・安全に大きな疑問を抱いております。港区議会におかれましても、これまでお聞きするところでは5回の
学習会を実施されたと聞いておりますけれども、
国土交通省の対応にはまだまだ
説明不足であるとのご認識を住民同様お持ちではないかと拝察しております。
さて、いろいろな資料を見ますと、国は
関係自治体の協力も得ながら、引き続き今後丁寧な
情報提供に努めると表明をしておりますので、質問に対するしっかりした回答を得られるのではないかと期待して本日お話をしております。
国土交通省に質問する項目と内容は、いずれもこれまで回答を残念ながら得ることができなかった
課題等の一部です。しかも、身近で
生活感にあふれ、重要で現実的な疑問や質問ばかりだと私たちは思っております。私たちは、港区
議会議員の方々にもこれらの質問は
Q&Aなどでも説明されておらず、明らかにすることの意義がある質問と捉えていただきたいと思うのであります。既に
学習会で回答を得ているものがあれば、それは開示していただき、
質問項目から外すこともできます。逆に、港区議会でもって追記し質問することも可能と考えております。いずれにしましても、港区議会からの発信により、
国土交通省に質問をし、しっかりした回答をいただくことの
必要性を共有していただき、お力を拝借したいと考えております。私たち、名もなき小さな団体が求める
疑問点について、
国土交通省から回答がもらえるよう、ご支援をお願いする次第であります。しっかりした回答を得ることができれば、計画の内容をより正確に把握し、理解を深め、ともにその
軽減策あるいは
回避策などについて
高所大所から議論を深めていく材料にできると期待をしております。
以下、6項目について、少し追加でご説明をさせていただきたいと思います。
最初の(ア)
都心低空飛行の
回避案についてです。新
ルートにおける3時間の
国際線増加数年間1万950回は、全体需要3万9,000回のわずか約28%に過ぎません。残り約72%は
現行ルートの時間帯及び特定時間帯に恐らく分散され、吸収される計画と思われます。これは確たる証拠はありませんが、そのように想像しております。あるいは、早朝や深夜、それからものすごく遅い時間の時間帯、24時間空港といっているわけですけれども、このような時間に分散もあり得ると考えます。この分散の
考え方を突き詰めた場合の
実現方策を問い合わせるというものが(ア)でございます。
次に、(イ)でございます。
離着陸回数の
算定根拠についてです。これまでの
国土交通省の
情報発信資料、
羽田空港のこれからというのは
皆さんもご承知だと思います。2016年の
バージョン2.0では4時間以上です。2017年11月1日の
バージョン3.0では4時間中3時間程度の運用と小さな
注意書きが出ます。
最新版では、皆様ご承知かと思いますけれども、3時間の運用と明記されるようになりました。一方、最終の
委員会報告であると思われる2014年度の
首都圏空港機能強化技術検討小委員会の
中間とりまとめの内容は、この時間軸から見て4時間運用の計画であると思われます。その後、航空局が3時間運用に変更した内容について、
同小委員会を経た記録の公表がありません。実際に4時間計画が3時間計画になった際の最初と変更後の
離着陸回数、空港の
処理能力ですが、その
算定根拠を明らかにしていただきたいとの質問です。時間ごとの分散を
増便方策の
イメージにあらわしていただければわかりやすいということで、参考につけておりますのが、目的は違いますが、最後のページの特定時間帯活用(
イメージ)というものがございます。目的は違う図でありますが、このようなものを
イメージしております。この
算定根拠が明らかになれば、私どもとしては時間ごとの離発着の余裕や、逆に厳しさが
皆さんにわかるようになるのではないかと期待し、今後の議論に資するものということで質問しております。
次に、(ウ)でございます。午前中の
離着陸計画についてです。これは
出発便あるいは
到着便が最大で45便あふれることにならないかという疑問です。
到着便であれば上空を旋回しておりられないわけですから、上空を旋回して待っているわけにもいかないということで、この部分がどのように扱われるのかわからないのです。これは(イ)の中でご説明を求めている実際の運用の
離着陸回数の
算定根拠が明らかになれば、
イメージ図の中でもって明らかになってくるのではないかと思われます。
次に(エ)です。環境への
悪影響の評価についてです。
関係住民の生活の安定及び福祉の向上に寄与する目的で、皆様もうご承知かと思いますけれども、昭和42年法律第110号において、
公共用飛行場周辺における
航空機騒音による障害の
防止等に関する法律があります。環境の
悪影響についてこのような
法律等を参照しつつ、今回の実際の生活上の
悪影響が予想されるものについて、再度見直すことはないのでしょうかという質問です。
次に、(オ)ですが、
デモ飛行の実施については
文面どおりでございます。
また、(カ)ですが、
米軍ヘリコプターとの
接触事故防止策でございまして、これも
文面どおりでございます。
以上、審議のほど、よろしくお願い申し上げます。以上です。
○
委員長(杉本とよひろ君) それでは、
請願者の方にご
質問等ございましたら、発言をお願いいたします。
○委員(
大滝実君) きょうはご苦労さまです。今回の請願は、港区議会から
国土交通省に
疑問点を聞いてもらって区民に返してほしいと、このようなことだと思うのです。
請願者の方もこれまで
国土交通省が開催している
オープンハウス型説明会などに参加されてきたのだろうと思うのですが、確かに
オープンハウス型説明会でも十分に説明が受けられないというような状況もあったかと思うのです。これまで港区内では4カ所で
教室型説明会が開かれましたという答弁がありましたが、そのような
教室型説明会や
オープンハウス型説明会、
情報発信拠点の開設など、さまざまな形で
国土交通省はやっていますよということでありますけれども、十分に答えられていないのではないのかと思うのです。
請願者自身、きょう出されている6点以外についても、実際聞いたけれども答えていない具体的な事例はありますか。このように聞いたのだけれども実際には答えていないといった事例などがあればお聞かせ願いたいと思います。
○
請願者(
横地明宏君) 私は、これまでに4カ所ぐらい
オープンハウス型説明会と言われるものに参加して質問をし、回答を得てくるということをしてきました。
皆さんもご承知かと思いますけれども、この
オープンハウス型説明会はかなり長い間行われているものですが、明らかに当初の対応と、最近の対応ではやはり少し違う面があります。それは、最初のころはこちらからの質問に対してかなり耳を傾けていただいていたような気がしますし、回答はもらえないのですけれども、持ち帰ってというような言い方をされていました。回答はもちろんもらえないのですけれども、そのような対応だったと思います。最近では、大変分厚い
Q&Aが出ておりますので、こちらが聞きたいことに対して、ほとんどが
Q&Aの回答そのまま私どもに一方的に解説をしてくる、あるいは
国土交通省の
考え方をずっと説明をするということが残念ながらほとんどでございます。幾つもの会場において、ただパネルが並んでいるだけで、人がいるのですけれども説明できるような方をつけていないということも散見されます。いずれにいたしましても、双方向の話し合いをしたい、あるいは質問に対して回答が欲しいといってそこに行くわけですけれども、毎回それはかなわないということです。今回、幾つかご提出した質問は一部でございますけれども、これまでの
説明会でもって質問をして回答が得られなかったもので、かつ重要なものを取り上げております。
最初のころ、私たちが特に質問したかったのは、皆様と多分同じだと思うのですけれども、日本の
航空行政の中で今回の
羽田空港をどう位置づけられているのか、
需要想定が
国際便で年間3万9,000回と書いてあるけれども、その想定は一体どこから出てきたのか、あるいは経済的なメリットが書いてあるけれどもデメリットについては検討したのかどうかといったこと等々、非常に基本的で重要な問いかけを私たちはしたように記憶しております。しかしながら、国会を含めてそのようなことに対する回答というのは得られてないので大変残念です。本日は、そのような大きなことについては一切触れておりません。具体的な質問だけにとどめております。以上が、私が
オープンハウス型説明会で受けた印象でございます。
○
委員長(杉本とよひろ君) ほかに、
請願者の方にご
質問等ございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) なければ、
請願者の方、どうぞお席にお戻りください。ありがとうございました。
「請願30第13号 低空で進入する
羽田空港離着陸計画に関して、港区議会として
国交省に質問し、その回答を住民に届けていただくことに関する請願」の
趣旨説明は、これで終了いたします。
────────────────────────────────────────
○
委員長(杉本とよひろ君) それでは、
審議事項に入ります。日程を変更して、
審議事項(4)「請願30第13号 低空で進入する
羽田空港離着陸計画に関して、港区議会として
国交省に質問し、その回答を住民に届けていただくことに関する請願」を議題といたします。
ご
質問等のある方は、順次発言をお願いいたします。
○委員(
池田たけし君) まず、幾つかご質問されている中で、(イ)の新
飛行ルートの運用時間についてでございますが、当初計画での午後の4時間を
変更計画での午後の3時間とされました。
先ほど請願者もご説明もされておりましたけれども、変更となっているということでございますが、実際そのとおりなのかどうかお伺いしたいと思います。
○
環境課長(
茂木英雄君) ただいまのご質問でございますけれども、冒頭で
請願者が
趣旨説明されておりましたが、
検討段階の中で運用時間を午後の3時間、4時間というような検討はもしかしたら行われていたのかとは思いますけれども、
国土交通省に確認させていただいたところ、当初計画ということで、当初より新
飛行ルートの運用時間につきましては3時間の想定であったということでございます。具体的には、15時から19時の4時間でございますが、実際には
飛行経路を切りかえるための時間が必要ということで、その時間がおおむね1時間程度見込まれるということでございます。実際には15時から19時の4時間で、運用時間については当初から3時間の想定ということで聞いてございます。
○委員(
池田たけし君) ありがとうございます。そのような細かな
飛行経路の変更の説明が、なかなか理解されないような部分もあるのかなと思うわけでございます。もう少し丁寧なというか細やかな説明が行われればと思います。これまで
説明会が行われましたけれども、回答が得られていないということで、今後、具体的にさまざまな細やかな部分についてご不安もあって質問が上がってくると思うのです。そのような場合、区はどのように対応されるのかお伺いします。
○
環境課長(
茂木英雄君) 本年12月15日から、他自治体も含めまして第5
フェーズの
オープンハウス型説明会を開催することになってございます。区内においては、平成31年1月18日と19日に2カ所で開催される予定となっております。開催にあたりましては、
国土交通省の職員が20名から30名体制で区民の皆様、
地域住民の皆様からの質問に丁寧に答えていくと聞いてございます。
説明会の開催にあたりましては、きちんと区民の方のご質問の内容を的確に捉えて適切にわかりやすく答えていただけるよう、区からも
国土交通省に求めていきたいと考えてございます。
○委員(
池田たけし君) ありがとうございます。そのような適切な説明を積み重ねていくことが、少しでも不安を取り除いていただくことになるのかなと思います。ぜひ、区民の側に立って進めていただきたいと思います。
○委員(
清家あい君)
羽田空港のこれからという
ニュースレター第10号では、今、
環境課長が
お答えになった第5
フェーズの
説明会についての記載がありますが、これまでと今後の
進め方のところに、
フェーズ1が
必要性や
実現方策等について、
フェーズ2が対策や
運用方法等について、
フェーズ3と4が
環境影響に配慮した
方策等についてとなって、今度
フェーズ5が寄せられた関心事・疑問に対する
説明等となっています。皆様から寄せられた知りたいこと、疑問に思っていることについて
お答えする場が設けられる予定ですと書いてあるのですけれども、具体的にどのような形なのかといったことは
国土交通省から聞いていますか。
○
環境課長(
茂木英雄君) 今、
清家委員からお話がありましたが、
ニュースレターに具体的にそのような場を設けるというような記載があるということですけれども、特段、これまでの第1
フェーズから第4
フェーズの
説明会と同じで、
国土交通省の職員がきちんと20名、30名の体制を組んで、一人ずつ皆様から質問があれば丁寧に
お答えをしていくようなことを聞いてございます。
○委員(
清家あい君) それでは、
特段スペースが設けられるなど、何か新しい形で行うようなことではないということでよいのでしょうか。
○
環境課長(
茂木英雄君) 第5
フェーズの
説明会にあたっては、新
飛行経路の見え方についてどのような
イメージがあるのかなど、新たなよりわかりやすい情報の中で提示していくとは聞いておりますけれども、区民の方との説明の場ということで、新たに特段何か設けるということは聞いてございません。また、会場によってはレイアウトの関係でそのような
スペースも確保されるのかなと考えてございます。
○委員(
清家あい君) わかりました。ありがとうございます。
それと、
請願者が出していらっしゃる
質問内容なのですけれども、以前に港区議会で実施した
学習会で、例えば、
デモ飛行は技術的に難しく計画はありませんとか、六本木の
米軍ヘリポートとの
事故防止策の件については協議中など、そのような回答で来ているものが幾つかあると思うのです。ここに出ているもので、既に聞いていることや区で答えられることはありますか。
○
環境課長(
茂木英雄君)
質問項目の一番上の(ア)の15時から19時の
離着陸便数の需要についてでございますが、いろいろ分散する中で今回の新
飛行経路を通らなくても可能なのではないかというようなところにつきましては、当初から
国土交通省でいろいろな
コース等を検討する中で、今回の新
飛行ルートでないと
発着回数を増やすことは難しいという答えが返ってきているところでございます。
また、(エ)の環境への
悪影響の評価でございますが、
モニタリングポストについては、
国土交通省で
騒音測定局、現在、既設のもので16カ所
羽田空港に関連してございますけれども、こちらについては、さらに新
飛行経路下で16カ所の増設を予定していると聞いてございます。
また、(オ)の
デモ飛行の実施につきましては、
国土交通省の見解といたしましては、
航空機の運航の安全を確保していくためということで、必要な
航空保安施設を現在整備しております。整備を行った後、その施設が正常に作動するかどうかということで、
検査飛行を行っていく必要があるということで、現行の中では
大型飛行機等の
デモ飛行は難しいという見解を示してございます。
また、(カ)の
米軍ヘリコプターとの
接触事故防止策につきましては、以前から
国土交通省も課題と考えてございます。新
飛行経路の運用時における
羽田空港への
到着便と米軍の
ヘリコプター、また
都心上空を飛ぶ
ヘリコプターの
安全確保につきましては、しっかり検討の上、適切な対策を講じていく予定だと聞いてございます。特に、米軍との関係につきましては、
新聞報道でもありました
横田空域の
関係米軍の
ヘリコプターにつきまして、現在
アメリカ側と協議中だと聞いてございます。
○委員(
清家あい君) ありがとうございます。そうすると、
質問項目(イ)は、先ほど
池田委員から質問あったとおりだと思うのですけれども、(ウ)の
気象変化により南風に変わった場合、増便した
航空機の
離着陸は困難と思われますという質問についてはどうですか。
○
環境課長(
茂木英雄君)
質問項目の(ウ)につきましては、港区の上空は南風時の経路ですけれども、北風時の経路の話だと思います。
国土交通省におきましては、年間を通した
北風ルートと
南風ルートの
運用割合も踏まえた形で今回の計画をされていると思ってございます。また、もう少し具体的に言いますと、北風時の出発時につきましては、既存の経路では
東京湾上空で
出発機の
コースが近接するので、そこが課題だということで今回、新
飛行経路を提案されているところでございます。北風時の経路の午前7時から午前11時半の間に気象の変化が起こって、南風に変わったときに問題があるのではないかというところはありますけれども、南風時の経路の場合でも午前7時から午前11時半の場合については現在の
コースとなるため、影響がある
D滑走路への着陸は少ないということがあります。そのため、特段、問題ないと
国土交通省から聞いてございます。
○委員(
清家あい君) ありがとうございます。
区から
国土交通省に質問して、答えてくれないことや答えられないといった回答はあるのですか。
○
環境課長(
茂木英雄君) 例えば、
新聞報道などで初めて知るようなことがあったときなどには区から
国土交通省に問い合わせをいたしますけれども、
国土交通省で答えられる内容については常に
お答えいただいていると認識しております。
○委員(
大滝実君) 港区議会の定例会ごとに、この問題について質問しているわけですけれども、そのたびに、区は、区民等の意見については
国土交通省に伝えると答弁されているわけです。改めて請願として、今回、6項目の質問について回答を求めたいのだということになっているわけなのですが、区民からの意見があったと
国土交通省に伝えて回答をもらうということになっていくのでしょうか。それとも、第5
フェーズの
説明会がこれからあるから、そちらに行きなさいということなのでしょうか。
○
環境課長(
茂木英雄君) すみません。先ほどの説明が不十分であったことかと思います。今回、新たな請願が提出されておりますが、請願の中で
質問項目が6項目ございますので、このようなご質問があったことについて
国土交通省に伝えていきたいと思っております。回答につきましても、
国土交通省からいただきたいと思っています。
○委員(
大滝実君) そうすると、このような疑問について、
請願者だけではなくてほかの区民からも出されてくると思うのですけれども、そのような場合についてはどのように対応していくのでしょうか。これまで、区ホームページでは2回の
国土交通省との文書でのやりとりが掲載されていますけれども、今後も区民の疑問に対応していくという具体的な計画はあるのでしょうか。
○
環境課長(
茂木英雄君) 区民の
皆さんからの問い合わせということでは、例えば、広聴で区に問い合わせが来ることもございます。そのような場合については、質問があった方に対して個々に回答するとともに、質問と回答の内容につきまして、後日、区ホームページでも掲載しているところでございます。今後とも、そのような区民の声に対して、どのような回答があったのか、また、
国土交通省の取り組みについてより工夫して周知していきたいと考えてございます。
○委員(
大滝実君) 先ほどの答弁で、区民の
皆さんの疑問や不安については
国土交通省に問い合わせして回答をもらい、区民に返していくということですけれども、例えば、先日、私も本会議で質問しましたが、みなとの空を守る会の
皆さんが区にもお届けしたと聞いている航路下住民アンケートの結果で、約62%の方が知らないか、よく知らないと。このような現状について、区はどのように思っているのでしょうか。区としても知らせる努力をしていくと考えていると思うのですが、どのように努力をしようとしているのかお聞きします。
○
環境課長(
茂木英雄君) 先日、航路下住民アンケート結果について、直接、区にもいただいてございます。その中で、みなとの空を守る会からも要請文ということで要請をいただいているところでございますので、このような内容についてはしっかりと
国土交通省にお伝えしていきたいと思ってございます。航路下住民アンケート結果を読ませていただきましたけれども、まだまだ計画を知らないという方が多いことや、騒音や落下物を不安に思う声が多いという結果をいただいてございます。航路下住民アンケート結果と同様に、これまで区にも区民の
皆さんから騒音や落下物等について不安に思う声が寄せられているところがあります。そのため、さまざまな機会を通じてこのような声を
国土交通省にきちんと伝えていきたいと考えてございます。
○委員(
大滝実君) 航路下住民アンケートの中で、計画を中止してほしいと回答したのが84.6%で賛成と回答したのが1.3%ということで、圧倒的に中止してほしいという声が多かったわけです。先日の本会議での答弁では、そのまま
国土交通省に伝えるというような答弁だったのですけれども、そのまま伝えていくということに変わりはないですか。
○
環境課長(
茂木英雄君) 区では、これまでも今回の新
飛行経路案について区民の
皆さんにしっかりときめ細かな
情報提供を行うこと、また、このようなご意見を真摯に受けとめて、十分に納得を得た上で検討を進めるよう国に求めてきてございます。今回の航路下住民アンケート結果につきましても、また、このような声についても引き続き
国土交通省にきちんと伝えてまいります。
○委員(いのくま正一君) 先ほど、
環境課長が
モニタリングポストについて16カ所で設置が予定されているというようなことを答えていました。この16カ所はどこでしょうか。区内に何カ所あるのですか。
○
環境課長(
茂木英雄君) これから
国土交通省が16カ所増設ということで計画を立ててございまして、現在、その16カ所については、どのような場所が適地か検討中と聞いてございます。
○委員(いのくま正一君) 現在検討中というのはいつの時点ですか。現時点なのか、1週間前なのか、10日前なのか。
○
環境課長(
茂木英雄君) 本年10月31日開会の港区
議会議員を対象とした
学習会の中でも、
騒音測定局の関係については今年度中に設置箇所に関する調査を実施して、平成31年度に入りましてから設置を進めていくと聞いてございます。新
飛行経路にあわせて運用を開始できるよう
国土交通省としては検討していると聞いてございます。
○委員(いのくま正一君) 今の
環境課長の説明だと、現在というのは本年10月31日現在ということですよね。もう12月に入っているわけで、時間がたっています。16カ所はどこなのでしょうか。区内に5カ所も6カ所も7カ所もあるというのだったら、それは一つの調査になるとは思うのですけれども、もっと広い地域が対象なわけです。品川区や大田区もやるわけですから。これは、きちんと直接
国土交通省に聞くということが一番よいのではないかと思いました。
それと、先ほどの
請願者の質問事項の(イ)で、当初計画では午後の4時間ということで午後3時から午後7時までの時間帯でしたよね。当初はそのように言っていたのだけれども、いろいろ
変更計画というか計画を具体化していく中で、先ほど
環境課長も答えていて
請願者も説明しましたが、切りかえ時間が1時間程度かかるということで、実質は4時間ではなくて3時間になったということでした。
環境課長は、もともと3時間だというような説明をしていましたが、
国土交通省の見解は本当にそのようなことなのでしょうか。これは確信できるのでしょうか。
○
環境課長(
茂木英雄君) この件につきましては、
国土交通省に確認させていただいておりますが、
国土交通省からの回答では、当初より新
飛行経路の運用時間は3時間の想定であったと聞いてございます。ただし、
請願者の
趣旨説明の中でもございましたが、
羽田空港のこれからという
Q&Aの冊子の表記の仕方が誤解を招いたところもあるのかなと思います。
(「そんなに国に肩入れしなくたっていい」と呼ぶ者あり)
○
環境課長(
茂木英雄君) 今回、当初計画の内容について
国土交通省に確認したところ、そのような
お答えが返ってきてございます。
○委員(いのくま正一君) これも、直接
国土交通省に聞くのがよろしいかと思うのです。今、ほかの委員の方々も含めて、区の担当課にいろいろ聞いているわけですけれども、この請願の中身とすれば、港区議会として
国土交通省に質問して回答をもらいたいということです。ですから、港区議会、当
委員会の問題として少し議論して深めていくということでやってもらいたいと思うのです。私たち日本共産党港区議員団も意見を言いますけれども。
○
委員長(杉本とよひろ君) それは
委員長に対する質問ですか。それとも、どなたかに対する質問ですか。
○委員(いのくま正一君) 理事者に聞くのももちろん必要なことだから、私たちも必要があれば理事者に聞きますけれども、この請願を見れば一目瞭然というか明確なわけで、港区議会として
国土交通省に質問し、その回答を住民に届けていただくことに関する請願なわけですね。ですから、港区議会の意思が問われてくるということですので、港区議会としてここにある
質問項目を
国土交通省に質問していくということは大事なことだなと思います。当
委員会で、深く議論して決められればなと思っております。
○
委員長(杉本とよひろ君) わかりました。いのくま委員の提案についてですが、当然、我々港区
議会議員は区民からさまざまな意見や疑問などを受けております。
羽田空港機能強化については、これまでも
学習会等を開いて
国土交通省の職員に直接質問したりしているわけです。今回の請願の具体的な内容についても、当然、詰めて聞いていかなければいけませんが、当
委員会の
皆さんと相談の上でやっていきたいと考えております。それでよろしいですか。
○委員(いのくま正一君) 討論ということで提起をしているわけなのですけれども、この請願の6項目の質問については、港区議会から
国土交通省に質問すると。それで、
国土交通省から回答していただくと。港区議会が何か意思を示すなどということではなくて、
請願者の方がこのような疑問があって解き明かしたいとお伝えするということです。
先ほど請願者が言いましたけれども、今までも
オープンハウス型説明会でいろいろ聞いたけれども、なかなか的を射て正面から答えてもらってないのだと。だから、港区議会から質問すれば
国土交通省も正面から答えてくれる可能性が高いのではないかというような思いも含まれての請願になっていると思います。この請願は港区議会が何かの意思表示をするということではないと思うのです。この
質問項目を
国土交通省に質問して回答いただくと。回答いただいたものを
請願者に書面で返すことも必要でしょうし、区ホームページでもいろいろな手段で答えていくことができるわけです。ぜひ、そのようなことで各委員の
皆さんの意見を聞いてみたいと思います。
○
委員長(杉本とよひろ君) 当
委員会のそれぞれの委員の意見を聞いてみたいということですか。
○委員(いのくま正一君) この請願に対しての意見を。
○
委員長(杉本とよひろ君)
皆さん、その点いかがでしょうか。
(「態度表明ということでしょうか」と呼ぶ者あり)
○委員(いのくま正一君) いや、態度表明ではない。意見を聞きたい。
委員長、もう一回いいですか。
○
委員長(杉本とよひろ君) いのくま委員の言わんとすることはわかるのですけれども、私たち港区
議会議員も含めて、今回のさまざまな
機能強化については不安も含めて質問しているわけです。きょうの請願での質問6項目について、我々は既にもう承知している部分もあるわけです。例えば、(イ)の運用時間については、当初の4時間が実質3時間とされたという話も、先ほど
環境課長からお話がありましたように、
国土交通省が示した表記の仕方に問題があって、4時間だという認識でいたことは私自身事実だったのだけれども、その後、やはり運用時間は3時間だということで当初から説明しているとのことです。資料の表記の仕方で、運用時間が3時間だという記載が小さくて見落としてしまうような形だったということはあるのですけれども、切り返しの時間も含めてということだったので、
環境課長の説明中で承知している部分もあるのです。区で回答できる部分も含めて、
質問項目(ア)から6項目全てを港区議会として
国土交通省に質問するというのは少しどうなのかと思うのです。
ただし、今回の
請願審査の中で、
環境課長から
モニタリングポストを16カ所増やすという話もございました。これについては今年度中に調査ということなので、具体的にどこに
モニタリングポストを設けるのかということは今後知っていく必要はあると思います。いろいろな形で私たちは対応できるので、
質問項目6項目について港区議会として聞くというのは、どうかなと思うのです。これは私個人の見解です。
○委員(ゆうきくみこ君) 今、
羽田空港機能強化のことについては、港区上空を飛ぶことに対して区としてどうなのかということと、今回、請願が出されたので、この請願に対してどのようにしていくかという2つの趣旨があると思うのです。基本的に、港区の上空は旅客機だけではなくて
米軍ヘリコプターも飛ぶし、それこそ撮影の飛行機も飛ぶし、遊覧の飛行機も飛びます。港区の上空について、これから区として区民の
皆さんの安全を守っていかなくてはいけないということで、当然のごとくいっぱい議論をして
国土交通省に働きかけていかなくてはいけないことは、今回の請願だけではなくていろいろあると思います。そのような体制は常時とって、今回の請願のご質問の中でも、
国土交通省の職員の方々にいらしていただいて把握している部分はあるけれども、きっと区民の
皆さんはまだ把握できていない部分があると。常時、いろいろな質問がやりとりされている中で、やはり
国土交通省が窓口になりますということになっているので、
国土交通省に聞いてくださいとなるのは当然だと思うのです。
ただし、毎回、
国土交通省に同じ質問のやりとりをするわけにはいかないので、やはり私たちが持っている情報を区民の方にスムーズに提供できる体制を持っていなくてはいけないなということは、今回の
請願審査の中で私個人として思うところです。
羽田空港機能強化に対しての
情報提供ということで、当然のごとく
国土交通省も米軍との関係もあると思います。いろいろと情報がアップデートされて、私たちに説明した内容が変わる可能性もあるから、当然のごとく港区議会としてはきちんと情報を共有しながら私たちの思いを伝えていかなくてはいけないというのは、請願が出たからではなくて、請願に関係なくコンスタントにやっていかなくてはいけないと思っています。それは、当たり前のことだと
皆さん思っていらっしゃると思うのです。
今回の請願をどのようにするのかというのはまた別の話で、港区議会として
国土交通省に問いかけてくださいという請願が出るたびに
国土交通省に働きかけるべきなのかということに対しては、多分、杉本
委員長はその都度やりとりするよりは、もっとほかの質問なども集約して
国土交通省にアプローチしていかなくてはいけないという部分もあると思うとお考えだと思うのです。今回の請願をどのようにするかという話と、
羽田空港機能強化に対してどのようにするかという話が少し混乱してしまっていると思うのですが、ほかの空港周辺では、飛行機や
ヘリコプターがばんばん飛んでいたりします。今回、
羽田空港機能強化がきっかけでこのようにいっぱい請願が出ていますけれども、区としてはもっとアプローチしていかなければいけないことがたくさんあるのではないかと思っています。ですから、この請願の対応によって港区議会がどのように思っているのかということは誤解がないように進めていただきたいとお願いします。採択したから思っている、不採択だから思っていないといったことではないのですが。
○
委員長(杉本とよひろ君) わかります。
○委員(ゆうきくみこ君) 誤解がないようにしたいなという気持ちを
皆さんにお伝えしたいということで、少し意見を述べさせていただきました。
○委員(いのくま正一君) 全部認めるわけではないのだけれども、ゆうき委員の言っていることはわからないわけではない部分もあるのです。例えば、先ほど杉本
委員長も言いましたけれども、
国土交通省の職員を招いて
学習会をやって、港区議会としては
国土交通省から説明を受けたものもあると。確かにあるわけですね。言っていることはわかりますけれども、請願をされている方、あるいは多くの区民の方々は承知していないことがあるわけです。どのようにするかということは必要になるわけですね。港区議会だけで
学習会をやってわかっていればよいということだけではないのです。もちろん、それは大事なことですよ。だから、いろいろな請願に対して、
請願者に一番寄り添って考えるということであれば、既に
国土交通省の職員から私たちは説明を受けたのだけれども、請願されている方は不承知というか知らないわけなので、区や私たち港区
議会議員が
請願者に説明するというのも変な話ですから、項目を区分けして、例えば幾つかの項目については再度行政から
国土交通省に質問してもらって書面で回答いただき、書面での回答を請願されている方に示していくというようなことだって解決方法の一つだと思うのです。
あるいは、杉本
委員長が言ったように、また、先ほど
環境課長も答弁しましたけれども、
モニタリングポストを増設する16カ所はまだこれから検討というか、現時点でどのようになっているかは
国土交通省に聞かないとわからないですけれども、もしかしたら案が出ているのかもしれないし、まだ固まってないのかもしれない。そのようなことについては、この請願の趣旨にのっとって港区議会として
国土交通省に質問して、回答いただくということだって大事なことだと思うのです。そのような区分けはあり得るかと思うのです。
だから、ゆうき委員が言っているように、請願を採択する、採択しない、
国土交通省に質問をする、しないというのは、
請願者の気持ちに寄り添えば継続審査になった段階で、継続審査だけれども必要な質問はしていくと。例えば、この項目とこの項目については質問をして回答を得ようではないかということで引き続き当
委員会で審議していくということだってあり得ることだと思うのです。請願を採択して全て質問しなさいということも一つの方法でよいと思うのです。少しその辺の議論を深めて、この
質問項目は港区議会で出そうではないかと。あるいは、この
質問項目は既に答えをもらっているから、
請願者に丁寧に説明をするために行政から再度質問をしてもらってというようなことで区分けするということだってできると思うのです。その辺を、少し具体化したらよいのではないかと思うのです。
○
委員長(杉本とよひろ君) 発言させてもらいますけれども、いのくま委員の言っていることは十分理解しております。しかし、一番大事なのは、国がどのような動きをしているのか、また、区民の不安に対してどのように対応しているのかということだと思うのです。その辺の情報も含めて、情報をしっかり公開していくということが大事だと思うのです。その方法として、今回のように港区議会に請願という形で出たり、直接、区民が区を通して
教室型説明会の開催を求めたり、直接、環境課に問い合わせをして、環境課から国に聞いて回答をしたりなど、いろいろなやり方が当然あります。いのくま委員のお話は、要は、港区議会で、今回の請願に対して具体的にどのように対応していくかということを議論しようではないかということでしょう。
(「早目に」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) そうですね。きょうこの場での議論は当然いろいろ必要だし、議論を時間をかけてやっていくことは今後また
皆さんと相談して、また、正副
委員長で相談してやっていきたいと思います。
それでよろしいですか。
○委員(いのくま正一君) 時間をかけてというのは、例えば2カ月も3カ月もかけてということではないのですね。
○
委員長(杉本とよひろ君) 今、この場ではできないでしょう。
○委員(いのくま正一君) いや、可能だと思うのです。例えば、杉本
委員長もおっしゃって
環境課長も答弁したけれども、
モニタリングポストの設定というのは、
環境課長の言葉を借りれば本年10月31日に開会した
学習会で
国土交通省が答えた内容が私たちが知っている最後なのです。現在、どのようになっているかわからないわけです。ですから、まずは
モニタリングポストの増設場所の検討状況を
国土交通省に質問しようではないかと。これは早く答えてもらえるのではないかと思うのです。このような案を検討している、検討結果がまとまったといったことがあるわけです。
それと、私たちが知らないことだってあるのです。例えば、かなり専門的なものもあるから私たちがどこまで認識できるかわからないのですけれども、
質問項目の(ウ)です。先ほど、
環境課長も答えていたのですが、このような専門的な問題については、やはり直接
国土交通省に聞いて、回答を書面でもらった方が、
環境課長を通じて
国土交通省がこのように言っているというのではなくて、直で回答をもらった方がよりストレートでわかりやすいと思うのです。そのような問題に絞って、今回はこの項目とこの項目についてはすぐ質問しようではないかというようなことはまとめられると思うのです。
○
委員長(杉本とよひろ君)
請願者に対する質問と、その後の理事者に対しての質疑の中で、これらの項目についてそれぞれ各委員から質問が出ました。当然、それに対して現段階で区の理事者として答えられる部分は答えて、まだ答えられない部分もあるわけです。答えられない質問については、当然国に対してどのようになっているのか質問すると。これは、これまでもやってきていることであって、これからも進めてもらえばよいと思うのです。当然、
環境課長を中心に
国土交通省に
モニタリングポストの増設にしてもほかの部分にしても、このようなことで区民から質問が上がって質問して、このようになっているということは随時聞いておられているでしょう。ですから、聞いたものをどのように情報発信というか公開していくかですよね。先ほど言った区ホームページや広報みなと等でやっているわけで、今後ともこれはやっていただきたいし、そのような形でよいのではないですか。また、議論を深めようということでしたが、今、私の一存で決めるというよりまず正副
委員長でこれについては一回預かって少し相談したいと思います。
ただし、この問題については、当然、我々港区
議会議員も素人だし、国に聞かなければいけない部分もあります。また、聞いたものをどのように発信するか。国に直接聞く場合もあるし、環境課を通して聞く場合もあります。
国土交通省からの回答をどのように公開というか発信していくかということについて、引き続き私は力を入れていただきたいと思います。よろしいですか。
○委員(いのくま正一君) もし必要であればやってもらいたいのだけれども、審議が始まってまだ1時間くらいですから、休憩をとってもらって正副
委員長で話し合うと。あるいは、必要があれば
請願者もきょうは来られているわけで、今の議論を聞いていてもらったわけですから、正副
委員長が
請願者に対してこのような審議だったけれども、このような形でやってもねという意見があるのか確認されたらよいのではないかと思うのです。せっかくいらっしゃるわけですから。休憩をとってもらって、正副
委員長で話し合ったり
請願者に意見聴取してもらった内容で具体化できるものを具体化していくということでいかがでしょうか。
○副
委員長(黒崎ゆういち君) 理事者の方にお尋ねしますが、今のようなやりとりの中で、区民から正式に
国土交通省に対してのいろいろな形で問い合わせや要望があると思うのですけれども、今、杉本
委員長もおっしゃった区民へのフィードバックと回答の公開をどのようにされているのでしょうか。現段階でのプロセスがもしあるのであれば、今の話も当然その流れに乗って公開される話だと思うのですけれども、その内容についてお尋ねします。
○
環境課長(
茂木英雄君)
国土交通省にお問い合わせがあった内容ということでは、例えば、
オープンハウス型説明会の中で区民の
皆さんがさまざまな質問をされると思います。そのような質問に対するそれぞれの回答については、
ニュースレターに記載をして区民の
皆さんに発信をしています。ただし、現在、
ニュースレターはかいつまんだ形で発信していると思いますけれども、今後、
国土交通省では内容について取りまとめてホームページにアップすることを検討していると聞いてございます。
国土交通省も情報発信ということでは今後も工夫してやっていくということで聞いているところでございます。
○副
委員長(黒崎ゆういち君) わかりました。環境課や港区
議会議員にいろいろな問い合わせがあると思うのですけれども、文書で回答を求めるケースや言葉で伝えるケースなどいろいろあると思うのですが、そこら辺の取りまとめ的な枠組みのようなものは決まっているのでしょうか。
○
環境課長(
茂木英雄君) はっきりした枠組みということでは決まってはおりませんけれども、例えば、港区
議会議員の皆様から電話等での問い合わせがあった場合や区民の
皆さんから問い合わせがあった場合については、その都度丁寧に
国土交通省に聞いたりしながら説明させていただいているところです。また、先ほどもお話させていただきましたけれども、広聴で区にご意見やご質問をいただいた場合については、個々の皆様に
お答えをするとともに、数カ月後に区ホームページにこのような質問があったということと、このような回答をしましたということをアップさせていただいております。また、当
委員会の中で
請願審査が行われた際には、
請願審査の状況を
国土交通省にお伝えさせていただいて、このようなことについてどのように考えているのかという回答をいただき、区ホームページで紹介させていただいております。今回の
請願審査の中で疑問に思った内容については、改めて
国土交通省に問い合わせをする中で、ホームページにアップにしたりという工夫ができないかというところも含めて、
国土交通省にお伝えしていきたいと考えております。
○副
委員長(黒崎ゆういち君) わかりました。既にいろいろなことをやられていて、丁寧に対応されていると思います。やはり、情報が集約されている場所に、どのような見方というのでしょうか、カテゴリーなのか
Q&A方式なのかわかりませんが、もっと港区議会も含めてわかりやすい体制につくり上げていくことで、
請願文にある
質問項目や各議員の
疑問点が、個別ではなくてそれを読めば共有されるようなものになっていることが重要だと思います。内容の深堀りと、
皆さんに対する説明としてここにこのようなものがありますといったことにつきましては、引き続き、
皆さんに丁寧に発信していただきたいと思います。
○
委員長(杉本とよひろ君) 今、黒崎副
委員長から発言がございました。具体的に
請願審査の中でさまざまな質疑が出る中で、区としては
国土交通省にその内容も含めて問い合わせをしているわけであります。また、質問に対しての答えは、
請願者も含めてですけれども、幅広く区ホームページで公開をしているわけであります。今回の請願での具体的な6項目の質問が出ていますけれども、これについては当然、
国土交通省に対してこのような請願が出たということをお知らせすると同時に、答えをもらって発信していくわけであります。その辺が確認できたので、私はそれでいいかと思うのですけれども、いかがですか。もし
考え方があればご発言ください。いのくま委員の趣旨はもう十分聞いていますので、ほかの委員の方で、もし発言があればお願いします。
○委員(
清家あい君) 黒崎副
委員長の質疑の中でありましたが、今回の請願の
質問項目を
国土交通省に質問して回答したり、ほかにも広聴でいろいろ質問があったものに対して回答したりということなのですけれども、情報の集約ということで、区ホームページのトップページに
羽田空港の
機能強化に関する対応についてということで上げてくださっています。そこをクリックすると
羽田空港の
機能強化に関する記事が見られるようになっていると思います。今回のような質疑についても、そこにまとめて掲載していますか。広聴は広聴で掲載しているのですよね。直接、環境課に問い合わせがあったものについては掲載しているのかどうか、お伺いします。
○
環境課長(
茂木英雄君) 個々にいただいたご意見全てを掲載しているということではございませんけれども、このような
請願審査の状況などについては掲載させていただいてございます。
○委員(
清家あい君) 広聴も含めて、
羽田空港の
機能強化に関してどれくらいの件数の質問が来ているのでしょうか。
○
環境課長(
茂木英雄君) すみません。今、正確な件数は手持ちにございません。後ほど、確認して委員の皆様にお伝えさせていただきたいと思いますが、年度でまた違うかと思うのですけれども、数十件程度いただいていると記憶してございます。
○委員(
清家あい君) わかりました。ありがとうございます。
○委員(土屋準君) (ア)からの6項目の
質問項目の中で、(イ)の4時間というのはこのような意味だったのだなど、きょうの質疑を通してわかったこともあるわけですね。議事録を見れば改めてわかるかもしれませんし、何かほかに確認する方法があるかもしれません。きょうわかった部分はわかった部分でそのようにしてわかりますので、わからなかった部分は、どこがまだわからないかを正副
委員長で検討していただいて、正副
委員長案というか、このようなことはわからないのでもう一回話し合いたいといったものを出してもらうということでいかがでしょうか。
○委員(いのくま正一君) 先ほど、黒崎副
委員長が確認していたことを再度正確に確認しておきたいのだけれども、今回の請願で出されている
質問項目について、港区議会で
請願審査があったこと、それから請願の
質問項目については
国土交通省に問い合わせて答えをいただくというようなやりとりがありましたが、それは大事なことだと思うのです。当然、書面で質問してもらって、書面で回答をもらうということでよいのかどうか確認しておきたいです。
○
環境課長(
茂木英雄君) 今回の
請願審査の状況、また、
質問項目の回答については、文書で依頼をしていきたいと考えております。
(「文書で回答をもらうということですよね」と呼ぶ者あり)
○
環境課長(
茂木英雄君) 区としては、文書で回答をいただきたいということで依頼させていただきます。
○
委員長(杉本とよひろ君) 土屋委員から発言がございました、わからない部分については今後というお話で、これについても正副
委員長でしっかりと打合せしていきたいと思います。
○委員(清原和幸君) すみません。平成31年1月18日と19日に
オープンハウス型説明会が開かれるということですけれども、このような情報を区民に対してどのように周知するお考えなのか教えていただきたいと思います。
○
環境課長(
茂木英雄君) 平成31年1月18日と19日に、区内でも
オープンハウス型説明会が行われますけれども、
国土交通省でもより多くの
皆さんに来ていただきたいという思いから、今回、新聞に広告を掲載したり、新聞の折り込みのチラシを入れていくという話を聞いてございます。区においても広報みなとの11月1日号で、区民の
皆さんにお知らせしたり、
国土交通省が作成するチラシを使いまして、今後、より多くの
皆さんに来ていただけるよう工夫していきたいと考えております。
○委員(清原和幸君) 今まで、
羽田空港の新
飛行経路に関して請願やさまざまな意見が寄せられております。区民の関心も高いものですから、周知徹底を図っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○
委員長(杉本とよひろ君) 要望でよろしいですか。
○委員(清原和幸君) 要望です。
○
委員長(杉本とよひろ君) ほかに、ご
質問等ございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。
態度表明は、いかがいたしましょうか。
(「態度表明」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) それでは、態度表明が必要ということですので、各会派、順次お願いいたします。まず、自民党議員団。
○委員(清原和幸君) 請願の理由として、住民は
国土交通省に不安払拭について具体的な説明を何回も求めてきましたが、長い時間をかけても十分な回答が得られず、将来の生活に不安が増すばかりですとのことです。港区議会では、これまでに5回ほど
学習会を開催してまいりました。そのほかにも、区民の疑問や不安の払拭に向けた丁寧な
情報提供に努めるとともに、区内全域において
教室型説明会の開催を求めております。また、落下物対策をはじめとした安全対策についてもお願いをしております。騒音対策としては、騒音低減策のさらなる工夫や取り組み、
モニタリングポストの設置等についてもお願いをしているところでございます。以上を求めております。
さて、
国土交通省では港区民への
オープンハウス型説明会を、平成31年1月18日と19日に区内2カ所で20人から30人の説明員の方が出席されて開催されるということです。また、港区議会としては既に意見書を提出しております。自民党議員団としては、継続審査でお願いしたいと思います。
○
委員長(杉本とよひろ君) 次に、みなと政策会議。
○委員(
清家あい君)
請願者の請願理由にあるように、
オープンハウス型説明会や
教室型説明会に出ても、明確な答えが得られなかったり不安が解消されなかったりということで、
悪影響に対する
軽減策や
回避策についての知恵を集めたいとおっしゃっているお気持ちには十分共感しますし、同じ気持ちです。
ただし、港区議会として
国土交通省に文書を出して開示を求めるという点についてですが、地方自治法第99条には意見書の提出の権利がありますが、質問するような権利は特に条文にないし、意見書に対して国が回答する義務はないとされています。少し珍しい形の請願だと思うのですが、そのようなことから少し違和感があります。
審査の中で話があったように、幾つか解決する項目もあったりしますので、意見があったとおり正副
委員長に一任して、今回の請願を受けての港区議会としての意見がまとまればよいと思っております。請願について、みなと政策会議としては継続審査をお願いしたいと思っております。
○
委員長(杉本とよひろ君) 次に、公明党議員団。
○委員(
池田たけし君) 地域の
皆さんの疑問あるいは不安といったものはまだまだたくさんございますし、いろいろと出てくると思います。このようなことについて一つひとつ丁寧にしっかりと回答していくと。そして、
教室型説明会を国に対して求めていくべきだと思います。また、区としましても、まだまだ周知がされていないなというところは数字でも出ているわけでございますので、その辺を踏まえて周知されていくことを求めながら、請願30第13号について公明党は継続といたします。
○
委員長(杉本とよひろ君) 次に、共産党議員団。
○委員(いのくま正一君) 先ほど、
環境課長も答弁しましたけれども、審査を通じて、請願にある
質問項目について、
国土交通省に文書で質問し、文書で回答を求めるということですから、それは大事なことだと思います。本来、請願は港区議会としてとなっていますが、そこが行政からということになったわけですけれども、質問と回答という点ではよいと思います。
本来であれば、請願を採択して決定してほしいという強い思いがありますけれども、今述べたような経過があるので、区からの文書での質問と
国土交通省からの文書での回答をよく見たいと思います。引き続き監視するということで、継続審査でよいかと思います。
○
委員長(杉本とよひろ君) 次に、都民ファーストの会。
○委員(榎本茂君) 我が会派では、
羽田空港の
機能強化は東京の発展のためには必要であるとの立場であります。一方で、落下物に対する不安や墜落の不安、資産価値の減少といった不安があることは事実であり、我々も区民の理解を得るためにさまざまな保証など安全対策を求めて回答を得たところであります。
また、今後も一層の区民の不安解消に向けて、さまざまな機会を通じて丁寧な説明を求めていきたいと思っております。我が会派としては、継続とさせていただきます。
○
委員長(杉本とよひろ君) 継続の意見が全会派からございました。「請願30第13号」は今期継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) それでは、「請願30第13号」は、今期継続とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(杉本とよひろ君) 次に、日程を戻しまして、
審議事項(1)「請願28第3号
羽田空港増便による都心および港区の
低空飛行ルート設定中止に関する請願」を議題といたします。
本請願について、何かご発言ございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) なければ、本請願につきましては、今期継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(杉本とよひろ君) それでは、今期継続と決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(杉本とよひろ君) 次に、
審議事項(2)「請願30第2号
羽田空港増便による都心および港区の
低空飛行ルート計画の撤回を含む再検討を国に求める請願」を議題といたします。
本請願については、議長宛てに75名の追加署名がありましたので、ご報告いたします。
本請願について、何かご発言ありますでしょうか。