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  1. 港区議会 2018-12-03
    平成30年12月3日保健福祉常任委員会-12月03日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    平成30年12月3日保健福祉常任委員会-12月03日平成30年12月3日保健福祉常任委員会  保健福祉常任委員会記録(平成30年第28号) 日  時  平成30年12月3日(月) 午後1時00分開会 場  所  第1委員会室出席委員(8名)  委 員 長  ゆうき くみこ  副委員長  近 藤 まさ子  委  員  玉 木 まこと       清 家 あ い        土 屋  準        杉 浦 のりお        風 見 利 男       清 原 和 幸 〇欠席委員   な し 〇出席説明員  麻布地区総合支所長子ども家庭支援部長兼務          有 賀 謙 二
     赤坂地区総合支所長保健福祉支援部長兼務           森   信 二  赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務  後 藤 邦 正  保健福祉課長                         西 田 京 子  福祉施設整備担当課長                  小 笹 美由紀  高齢者支援課長                        山 本 睦 美  介護保険課長                      大 原 裕美子  障害者福祉課長                        横 尾 恵理子  生活福祉調整課長芝地区総合支所生活福祉担当課長兼務  土 井 重 典  国保年金課長                         鳥 居 誠 之  福祉施設整備担当部長                     佐 藤 雅 志  みなと保健所長                        阿 部 敦 子  生活衛生課長                         村 山 正 一  保健予防課長                      長 嶺 路 子  健康推進課長                         近 藤 裕 子  子ども家庭課長                        佐 藤 博 史  保育・児童施設計画担当課長               西 川 杉 菜  児童相談所設置準備担当課長                  保 志 幸 子  保育課長                        山 越 恒 慶  子ども家庭支援センター所長                  中 島 由美子 〇会議に付した事件  1 審議事項   (1) 議 案 第100号 港区立保育園条例の一部を改正する条例   (2) 議 案 第101号 港区立児童館条例の一部を改正する条例   (3) 議 案 第102号 港区立子ども中高生プラザ条例の一部を改正する条例   (4) 議 案 第103号 港区学童クラブ条例の一部を改正する条例   (5) 議 案 第104号 港区立精神障害者地域活動支援センター条例の一部を改正する条例   (6) 議 案 第105号 港区児童育成手当条例等の一部を改正する条例   (7) 議 案 第110号 指定管理者の指定について(港区立元麻布保育園)                               (以上30.11.30付託)   (8) 請 願29第2号 コンビプラザ品川保育園における継続運営に関する請願                                   (29.6.8付託)   (9) 請 願29第11号 保育所職員に対しての処遇改善を求める請願                                 (29.11.30付託)   (10)請 願30第4号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する法整備を求める請願   (11)請 願30第5号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する公的支援を求める請願                                (以上30.6.14付託)   (12)発 案27第10号 保健福祉行政の調査について                                  (27.5.27付託)                 午後 1時00分 開会 ○委員長(ゆうきくみこ君) ただいまから、保健福祉常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、玉木委員清原委員にお願いいたします。  11月30日に開会された委員長会の報告をいたします。  まず、運営委員会で確認されている審議日程についてですが、常任委員会審査日は、本日から5日水曜日までの3日間とされています。また、6日木曜日には、請願審査のため交通・環境等対策特別委員会が開会されます。  次に、節電及び省エネルギーの推進についてですが、先日の委員会でもお伝えしましたとおり、引き続き皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。  以上が委員長会の報告です。よろしくお願いいたします。  次に、当委員会の3日間の運営について、ご相談いたします。当委員会に付託された審査案件は、議案が7件です。本日は、この後委員会を休憩し、お手元の予定表のとおり、議案第100号から第103号に関連して青山保育園及び赤坂子ども中高生プラザ分館等整備予定地、先日の委員会で報告を受け、総務常任委員会に付託された議案第109号に関連して南青山二丁目用地、議案第104号に関連して精神障害者地域活動支援センター暫定施設予定地を視察したいと思います。視察終了後、委員会を再開し、日程に沿って順次議案の審査を行いたいと思います。  なお、審議事項(1)議案第100号から審議事項(4)議案第103号に関連して、赤坂地区総合支所後藤管理課長に後ほど出席していただきます。  2日目は、残りの議案等の審査を行い、3日目については審査の進捗状況により、改めて皆さんにご相談したいと思います。  次に、一括して議題とする議案についてです。審議事項(2)議案第101号、審議事項(3)議案第102号、審議事項(4)議案第103号は、赤坂子ども中高生プラザの分館に関する案件ですので、3案を一括して議題とし、質疑を行い、採決は議案ごとに行うことにしたいと思います。このような進め方でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、そのように進めさせていただきます。  それでは、これより視察に参りたいと思います。議会棟前に車を準備しております。1時10分には出発したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、委員会を休憩します。                 午後 1時03分 休憩                 午後 3時10分 再開 ○委員長(ゆうきくみこ君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「議案第100号 港区立保育園条例の一部を改正する条例」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。 ○保育課長山越恒慶君) ただいま議題となりました、審議事項(1)「議案第100号 港区立保育園条例の一部を改正する条例」について、提案の補足説明をいたします。  資料は、本日付当常任委員会資料№1及び№1-2でございます。本案は、都営北青山三丁目団地の建て替えにあわせて港区立青山保育園を整備するため位置を変更することから、規定を整備するものです。  初めに、資料№1をごらんください。項番1の改正理由については、先ほどご説明したとおりです。項番2の改正内容です。港区立青山保育園の位置を現在の港区北青山三丁目4番14-101号から港区北青山三丁目4番1-101号に変更いたします。次に、項番3の保育定員です。保育定員については、現行99人から移転後については130人に拡大いたします。次に、項番4の園舎及び園庭の面積ですが、定員の拡大を行うことから現行の面積をそれぞれ拡大しております。次に、項番5の施行期日ですが、区規則で定める日としておりますが、平成32年1月1日を予定しております。  次に、資料№1-2をごらんください。港区立保育園条例新旧対照表です。上段が改正案、下段が現行、線を引いている箇所が変更点となっております。初めに、第2条の表において港区立青山保育園の位置を、東京都港区北青山三丁目4番14-101号から、東京都港区北青山三丁目4番1-101号に変更するものです。  次に、付則ですが、この条例は区の規則で定める日から施行することとしております。  説明は以上です。よろしくご審議の上、ご決定くださいますよう、お願いいたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございます方は、順次ご発言お願いいたします。 ○委員(土屋準君) 定員の拡大についてお聞きします。全体で31名増えるということですけれども、何歳児がどれぐらい増えるというのは、どのような考え方で振り分けしているのですか。 ○保育課長山越恒慶君) 保育定員については、ゼロ歳児、1歳児、2歳児については、現行よりもなるべく拡大したいという考え方のもとで数字を設定しています。また、3歳児以降については、必ず2歳児以降のお子さんが卒園まで在園できる定員設定をするというところから、3歳児以上についてはそれぞれ24名の定員としております。 ○委員(土屋準君) 平成32年1月施行ということで年度の途中ですが、その時点から130名の定員ということでよろしいでしょうか。 ○保育課長山越恒慶君) 区立保育園については、年度途中に移転・改築するケースがこれまでもありました。年度の途中であったとしても、平成32年1月1日から定員拡大をした形で開設する予定です。 ○委員風見利男君) 基本的なことを最初に伺いたいのですが、現在の港区立青山保育園はかなり前から使っているわけですけれども、港区立青山保育園をつくったときの支払いと、現在の東京都への支払いはあるのでしょうか。 ○保育課長山越恒慶君) 現在、港区立青山保育園に関して東京都に対する支払いはありません。 ○委員風見利男君) 開設のときはあったのでしょうか。 ○保育課長山越恒慶君) 開設時に支払いがあったかどうかについてですが、申しわけありません、手元に資料がないので確認してお答えいたします。 ○委員風見利男君) 今回、都営住宅建て替えで、その1階に港区立青山保育園が移転するということで、先ほど現地を見てきたわけですけれども所有形態はどのようになるのですか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 建物については区分所有になりまして、土地については無償の貸し付けという形になります。 ○委員風見利男君) 先ほど、現地で東京都に幾ら払うという説明があったのですけれども、15億円だというようなお話があったような気がするのですけれども、東京都に建ててもらって区が買うということだと思うのですけれども、幾ら払うのですか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 負担金という形で4年間で負担いたしまして、15億2,000万円余でございます。 ○委員風見利男君) 4年間で分割して払うという理解でよいですか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) はい。東京都との協定に基づき負担してまいります。 ○委員風見利男君) 土地は無償の貸し付けということで、建物と園庭の部分は当然協定を結んでお借りすることになると思います。現在もそうだと思うのですが、1年更新ですか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 土地でございますが、無償の貸し付けを受ける形になりまして、3年ごとの更新を予定してまいります。 ○委員風見利男君) 今回、保育定員が99人から130人に増えるわけです。いただいた資料№1に床面積園庭が現在よりも広くなりますよと記載がありますが、園児1人当たりに計算すると、床面積では現在は11平米ですが、今度は10平米に減るわけです。園庭では、現在は1人当たり6.704平米ですが6.15平米に減るわけです。ゼロ歳児は除いても百何十人がこの園庭の中で遊ぶとなると、1人当たりの面積が狭くなるわけですよね。この辺はきちんと計算したのでしょうか。 ○保育課長山越恒慶君) 保育園の移転になりますので、保育園の認可の基準はしっかり担保できているということで確認しております。また、園庭については、2歳児以上が積算の対象になっておりまして、当然ながら2歳児以降については人数的には増えておりますけれども、園庭基準はしっかり満たしていることは確認しております。 ○委員風見利男君) 基準を満たしているかどうかを聞いているのではなくて、1人当たり平米数が狭くなるということを聞いているわけで、あらかじめわかっていてこのような設計をしたのかどうかということです。 ○保育課長山越恒慶君) 当然ながら敷地の設計にあたっては、定員の拡大と園庭の確保それぞれを踏まえながら設計しております。 ○委員風見利男君) それでも狭くなるわけですよね。その分、裏に広場ができるのでそちらも活用してということになるのかもわかりませんけれども、これからこのような場合も出てくると思うので、少なくとも現在の園庭や施設が狭くなることがないような設計をお願いしたいと思います。これから体が大きくなる子どもたちが増えるわけで、そこもぜひきちんと計算して設計にあたることをお願いしておきます。  それと、保育定員が増える一方で職員は3人しか増えないのですが、これで十分賄えるのですか。 ○保育課長山越恒慶君) 区立保育園職員数については、保育園職員数配置基準にのっとりまして計算しております。3歳児以降については定員の拡大を行いますけれども、特に4歳児と5歳児については職員1人に対して児童30人になりますので、定員を拡大しても直接的な職員の増にはつながりません。このようなところから職員3名ということになっておりますが、区の配置基準にのっとって適切に配置していく予定でございます。 ○委員風見利男君) 配置基準どおりだということですね。プラスアルファはないのですか。 ○保育課長山越恒慶君) 説明が不足して申しわけありません。区の配置基準については、国や東京都の基準よりも手厚く配置する基準となっておりますので、区の配置基準にのっとって適切に配置いたします。 ○委員風見利男君) 国の基準と比べると何人多いのですか。 ○保育課長山越恒慶君) 国の基準と比べて人数について比較した形では資料は持ち合わせておりませんけれども、例えば、1歳児の職員配置については、国や東京都においては6対1ですが、区では5対1という配置をしております。また、区立保育園のクラスに応じた配置以外にも加算する形でそれぞれ人数をとっております。延長保育、あるいは特例保育という形で配置しておりまして、国の基準を上回る職員配置になっております。人数については、確認をしてすぐお答えします。 ○委員風見利男君) 港区の場合は、国の基準よりもプラスをして配置をされていると。これは、職員の休暇などいろいろなことを考えたときに、国の基準がひどすぎるわけで、そこは改善するためにぜひ大いに頑張ってもらいたいと思いますけれども、我々日本共産党港議員団も大いに声を上げていきたいと思います。  平成29年度決算特別委員会民生費の質疑のときに、港区職員労働組合保育士の残業の状況を調べた結果をもとに、どのようにしていくのかという質問をしたと思うのですけれども、そこでは改善を図っていくと述べているわけですけれども、実際改善は進んでいるのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 働き方改革等が言われている昨今、保育園においても適正な働き方や残業があった場合の適切な超過勤務つけ方が求められていることに鑑みまして、園長を交えた職員会を通じて残業のあり方について今年度2度ほど、赤坂地区においては赤坂地区総合支所管理課長である私が話に入りました。必要があって行った残業についてはサービス残業とすることがないようにと念を押す、また、効率的な残業に向けて適正な役割分担を園長に行うよう改めて確認いたしました。保育園保育士の負担が重くならないように引き続き努めてまいります。 ○委員風見利男君) 港区職員労働組合の調査結果を見てみると、人を増やさない限り役割分担を多少変えたところで根本的な解決にはならないと思うのです。先ほど保育課長から、港区は国の基準よりもいろいろな点で加算されていると説明がありました。これはこれでよいわけですけれども、それでもなおかつこのような結果が出ているところに注目していかないといけないと思うのです。仕事のやり方を変える、残業したら残業代を請求するのは当たり前なことで、それをしなければ労働基準法違反になってしまうわけです。園長会を通じて職員の方々に残業した場合はきちんと請求してくださいよと大いに進めてもらわなければ困るわけです。あとは、家に持って帰る仕事も実際あるわけですよね。ですから、そのようなことがないようにするためにはどのようにしたらよいかとなると、加算をしている港区の基準でもこのような結果が出るわけですから、さらなる加算をしていく必要があると思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○保育課長山越恒慶君) 職員配置業務負担の軽減については、当然ながらさまざまな手法があると考えております。ICT化の推進による業務負担の軽減であったり、事務の見直しといったところも踏まえながら、必要な人員を適切に配置していく必要があると考えております。保育課としても、保育士の働き方改革については大切な課題だと認識しておりますので、園長会等を踏まえて事務の負担軽減につながるよう検討を進めてまいります。 ○委員風見利男君) 事務の効率化で多少改善される部分は当然あると思うのですけれども、この調査結果を見ると根本は解決しないのではないですか。やはり、マンパワーで解決しなければいけない問題が多々あるのではないかと思うのです。ですから、現在の配置基準で本当によいのか再検討してもらうことが当然必要だと思うのですが、いかがでしょうか。 ○保育課長山越恒慶君) 職員配置については、職員配置基準等も踏まえながら適切に検討してまいります。 ○委員風見利男君) 国の配置基準の改定について、特別区長会なり全国市長会から国に改善を求めたことは今まであるのでしょうか。 ○保育課長山越恒慶君) 国に、保育所職員配置基準について変更してほしいと要請したことは、私が確認している限りはございません。 ○委員風見利男君) 現在の国の基準では実態に即していないということで、港区では加算しているわけで、23区も同様に行っていると思うのです。私立認可保育園職員配置国基準配置して、それに公定価格が幾らというのが加算されてくるわけですよね。このような理解でよいでしょうか。
    保育課長山越恒慶君) 公定価格については、国で定めた基準に従って公定価格が定められています。そのほかの独自の上乗せ等は、例えば、看護師配置をした場合には区が上乗せするという形で、私立認可保育園に対して支援しております。  また、先ほどご質問がありました区の職員数が国の配置基準とどれぐらい違うのかについてですが、港区立青山保育園の現状を申し上げますと、2名上回る増員配置でございます。 ○委員風見利男君) 私立認可保育園の場合は、港区で独自に上乗せしていると。それは看護師だけですか。 ○保育課長山越恒慶君) 先ほど少し触れました1歳児の配置基準を6対1から5対1にしていくことについても支援しております。 ○委員風見利男君) 1歳児の国の基準で言うと、6人の子どもに対して保育士1人のところが、港区の場合は5人の子どもに1人の保育士ということと、先ほど言っていた看護師配置、その2つだけですか。 ○保育課長山越恒慶君) そのほかに区の助成制度の中で、延長保育に対しての補助を行っております。 ○委員風見利男君) 延長保育も補助していらっしゃると。実際の運用では、国の配置基準ではなかなかやりきれないということで、保育士を増員して運営せざるを得ない実態があると思うのです。ですから、特別区長会でも、現在の国の基準のままでよいのかどうか問題提起していただいて、改善に向けていくことが必要だと思うのです。改善されれば公定価格も増えるわけで、さらに保育園独自の改善も図れるわけです。そのような点での働きかけは当然やっていくべきだと思うのですが、いかがでしょうか。 ○保育課長山越恒慶君) 職員配置については、現行の基準については適切なものと考えておりますけれども、例えば、保育園内における雑務とか用務的なことについては、特に私立認可保育園は用務員を配置していないケースもありますので、そのような形で保育士以外の負担軽減につながるような人材雇用に関して支援等もメニューとして持っております。そのようなところも組み合わせながら、今後検討してまいります。 ○委員風見利男君) 学校法人名城大学蓑輪明子准教授らが、名古屋市で1万人の保育士の調査をした結果がインターネットに出ていました。これを見て、港区の保育園の実態と同じような状況が全国で広がっているのだなと思いました。結局、国の配置基準が問題なのです。ぜひ、改善していく取り組みをやっていかないと。それでなくても保育士なり手がないわけです。港区でも待機児童数ゼロを目指すということで、いろいろな形で保育園をつくったりしているわけですけれども、結局、保育士なり手がいなかったり、保育士になってもすぐやめてしまうということが起きては本当に困るのです。ですから、安心して働けるような職場にしていくということでは、配置基準を改善して働きやすい職場にすることや賃金アップも当然なわけですけれども、あらゆる面で改善していかないと、目標の待機児童数ゼロということはよいわけですけれども、実際にうまくいかないことになりかねないので、ぜひ機会があるたびにお願いしたいと思います。先ほどの港区職員労働組合の調査はこと細かくやっているわけですから、これを特別区の担当課長会などで港区の実態として示したり、学校法人名城大学蓑輪明子准教授が調査した結果も示していただいて、本当に改善が必要だという提起を保育課長の方から示してやっていただきたい。いかがでしょうか。 ○保育課長山越恒慶君) 保育士処遇改善につきましては、各個別の自治体だけではなくて、公定価格そのものというところで全体的に考えていく問題であると考えております。そのようなことから、国に対して保育士処遇改善については機会を捉えて働きかけをしてまいりたいと考えております。 ○委員風見利男君) 職員配置基準もよろしくお願いします。 ○委員玉木まこと君) 北青山三丁目地区の開発で、地下に車が通るような計画を建設常任委員会で聞いたのですけれども、港区立青山保育園が1階なので安全面がきちんとできているのか気になっています。どのようにアプローチするのかはもう固まっているのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 港区立青山保育園の近くを道路が通る計画につきましては、東京都と調整して、動線について適切に進めていくよう話し合いをしているところでございます。 ○委員玉木まこと君) 先ほど視察した真ん中の道路から車が来ると思うので、そこも歩行者が交錯すると危ないなと思いました。あと、自転車でお子さんを連れてくる方たちもいると思います。歩道を歩く人、自転車、車それぞれしっかりと分離するのがよいと思いますけれども、スペースを持った形で安全に配慮した計画にしていただきたいと思います。  もう一点、同じ安全面ということで、具体的に都営住宅棟のどのあたりが港区立青山保育園かわからないのですが、20階建ての高層なので、落下物などが園庭に落ちてくるといったことも思うのですが、もちろんその辺の対策はされるということで大丈夫でしょうか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 先ほどの動線の話につきましては、通うお子さんや保護者の安全に配慮しながら進めてまいります。また、港区立青山保育園については1階部分でして、2階が児童厚生施設になります。また、直接的な落下物の危険は考えにくいと思いますけれども、そのような危険がないよう引き続き適切な対策をとってまいります。園庭につきましては、園庭の上部に落下防止柵を配置する形で進めております。 ○委員玉木まこと君) 都営住宅下の港区立芝保育園も同じように上部に落下防止のためのフェンスをやっていると思うのですが、例えば緑化するとか工夫した方が子どもたちにもよいと思いますので、環境面でよい方向になるよう検討していただければと思います。あと、広場は具体的なことが全然わからないということですけれども、先ほども園庭と広場をうまく使いながらやっていけるのではないかという話があったのですが、渋谷区との区境ということと、広場の先のあたりはわりと小さなショップが並ぶような通りなので、住宅も多いとは思いますけれども観光客や来街者も多いところだと思います。区境ということもありますので、その辺の店舗であったり、渋谷区の区民の方々にも、東京都任せではなくて港区がしっかり周知というか案内していかなければいけないと思います。広場の使い方の周知や近隣の方への周知をしっかりしていただきたいと思いますけれども、もう既に何かされているのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 近隣の住民や保護者への説明については、この施設の施設計画が立ち上がった段階で説明会等を開いておりますが、港区議会でご審議、ご議決いただいた以降、保護者や近隣の住民に丁寧な説明を重ねてまいりたいと考えております。 ○委員玉木まこと君) あと、負担金の話がありましたけれども、あくまでも15億2,000万円余というのは建物にかかる部分の負担金ということですよね。今後、港区立青山保育園と港区立子ども中高生プラザをつくっていく中で、内装や什器の費用はこれから発生していくということでよろしいのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 玉木委員のおっしゃるとおり、内装等にかかる費用については別途負担が生じます。 ○委員玉木まこと君) 負担金とは別に、これからどれぐらいの予算で整備していく予定なのか、概算が出ていれば教えていただけますか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) すみません。先ほど私が申し上げた金額のうち、内装の費用は負担金に含まれていまして、什器等については今後予算をつけて、区で負担していくものです。また、新年度予算については、現在必要なもの等について調整しておりまして、予算要求に向けて適切な手だてを講じているところです。 ○委員玉木まこと君) 内装の費用は既に負担金に含めているとなると、例えば、区が行っている木材の利用については、東京都と調整して進めているということですか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) はい。玉木委員のおっしゃるとおり調整しているところです。 ○保育課長山越恒慶君) 先ほど風見委員から、前回取得した昭和37年当時の支出額は幾らかというお尋ねがございましたが、お時間をちょうだいしまいまして申しわけありませんでした。手元の資料で支出額という形では明確に確認できなかったのですが、補正予算額として計上している金額がわかりましたので、その金額をお伝えいたします。港区立青山保育園に関して、昭和37年に現行の建物を取得しております。営繕費という形で、東京都に建物の建設を委託するために計上している予算額は3,610万円でございます。 ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかに、ご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。  採決については、簡易採決でよろしいですか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、審議事項(1)「議案第100号 港区立保育園条例の一部を改正する条例」について採決いたします。  「議案第100号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) ご異議なきものと認め、「議案第100号 港区立保育園条例の一部を改正する条例」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、審議事項(2)「議案第101号 港区立児童館条例の一部を改正する条例」、審議事項(3)「議案第102号 港区立子ども中高生プラザ条例の一部を改正する条例」、審議事項(4)「議案第103号 港区学童クラブ条例の一部を改正する条例」の3案を一括して議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) ただいま議題となりました審議事項(2)「議案第101号 港区立児童館条例の一部を改正する条例」、審議事項(3)「議案第102号 港区立子ども中高生プラザ条例の一部を改正する条例」、審議事項(4)「議案第103号 港区学童クラブ条例の一部を改正する条例」について、提案補足説明をいたします。提案補足説明資料を調製いたしました。当常任委員会資料№2をごらんください。都営北青山三丁目団地の建て替えにあわせまして、港区立赤坂子ども中高生プラザの分館を新たに設置し、港区立青山児童館を廃止するため、港区立児童館条例並びに港区立子ども中高生プラザ条例の一部を改正いたします。  項番2、改正内容です。まず、(1)港区立児童館条例です。議案第101号にあたります。港区立青山児童館の廃止に伴い、第1条から港区立青山児童館の名称及び所在地を削除いたします。  次に、(2)港区立子ども中高生プラザ条例です。議案第102号にあたります。都営北青山三丁目団地の建て替えにあわせまして、港区立赤坂子ども中高生プラザの分館を新たに整備することに伴い、第2条に名称及び位置を追加いたします。  項番3、施設の概要としましては、港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館は開館日を通年開館といたします。開館時間については、午前9時30分から午後8時までといたします。面積は、室内延べ床面積が800平方メートル、屋外運動場が179.93平方メートルと港区立青山児童館より広くなります。主な諸室は、中高生ルームとしまして、中高生の居場所にも意識した機能充実を図ります。学童クラブについても整備しまして、定員を80名といたします。併設施設としまして、1階には港区立青山保育園、2階が港区立子ども中高生プラザ、4階から20階が都営住宅となります。運営は指定管理者による運営となります。  2ページをごらんください。項番4、施行期日区規則で定める日、平成32年1月1日を予定しております。  項番5、今後の予定です。平成31年第2回港区議会定例会にて指定管理者の指定議案のご審議をいただき、平成32年1月に港区立青山児童館の閉館と港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館の開館を予定しております。  資料№2-2をごらんください。港区立児童館条例新旧対照表です。第1条港区立青山児童館の名称並びに所在地を削除いたします。  資料№3をごらんください。港区立子ども中高生プラザ条例新旧対照表です。第2条の名称並びに位置に港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館を追加しております。なお、港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館には、港区立青山児童館と同様に学童クラブを備えます。  資料№4をごらんください。港区学童クラブ条例新旧対照表です。こちらが議案第103号にあたります。区分の青山児童館学童クラブとその実施場所を、新たに赤坂子ども中高生プラザ青山館学童クラブに変更いたします。  説明は以上となります。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願い申し上げます。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員(土屋準君) 単純に定義をお聞きしたいのですけれども、児童館と子ども中高生プラザ、子ども中高生プラザ分館というのは、どのように違うのでしょうか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 根拠法令は、どちらも児童福祉法40条になります。児童福祉法の中で規模によって分かれておりまして、児童厚生施設の分類で小型児童館、児童センター、大型児童館という扱いがあります。子ども中高生プラザは面積が500平方メートル以上で大型児童センターにあたりますけれども、児童センターの機能を備えております。大型児童センターには、児童館の設備に加えて年長児童の情操を豊かにするための設備、具体的に言うと音楽施設であったりアトリエなど体力を増強するための設備があります。港区では、各地区1カ所ずつ子ども中高生プラザを展開しております。今回の改築移転によって、小型児童館よりも規模の大きなものとして整備が可能となりまして、開館日は中・高生向けに通年開館し、開館時間の延長なども含めまして、子ども中高生プラザの運営形態がとれる状態になっております。ただし、他の地区にある子ども中高生プラザよりも狭いですけれども、青山館としまして赤坂子ども中高生プラザと補完し、連携しながら中・高生の居場所としてしっかり進めていきます。 ○委員(土屋準君) 例えば、分館ではなくて、青山子ども中高生プラザという形だと少し小さいということなのでしょうか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 現在、港区では5地区の総合支所制度を敷きまして5地区で展開しております。たしか平成11年に子ども中高生プラザの考え方として各地区1館ずつという流れを引いておりまして、現在もその形をあてている状況です。そのため、赤坂子ども中高生プラザの分館という扱いで条例上備えていくものです。 ○委員玉木まこと君) 児童館から子ども中高生プラザの分館になることで、諸室の変化としては音楽室が追加になったという説明だったと思うのですけれども、ほかの子ども中高生プラザだと体育館があったりすると思いますけれども、諸室としてつくれなかったというものがあったら教えてください。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 他の子ども中高生プラザと比較して諸室としてつくれなかったものというお尋ねですが、体育館については設置できませんでした。 ○委員玉木まこと君) 屋外運動場は1階につくるのでしょうか。どのようなイメージなのでしょうか。あと、規模感としてはフットサルができるぐらいなのでしょうか。どのようなものなのかわかりますか。もし、屋外運動場が小さかったら、目の前に広場があるので、そこに球技場のようなものを整備したらよいのかなと思うのですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 屋外運動場については、港区立青山保育園の上の部分を利用してつくるイメージです。およそ170平米で考えております。 ○委員玉木まこと君) わかりました。区直営から指定管理になったということですが、職員がこのような現場で働くことに生きがいや、やりがいを持っている方もたくさんいたのかなと想像します。そのような職員たちの声であったり意見の吸い上げは、どのように進めていますか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 児童館に勤務している職員は、職種で言いますと福祉職になります。港区立青山児童館を含めまして6館の児童館を区が運営しておりますけれども、児童館に行って説明してまいりました。これまで勤めてきたところの運営が変わることでの意見はたくさんありましたけれども、これまで青山で培ってきたものを次にしっかりとつないでいきたいという声が多かったです。他の児童館の職員についても、やはり福祉職としてしっかり活躍できるような場をという意見交換ができました。福祉職の現場は児童館以外にも複数ありますので、そのようなところでの配置になります。 ○委員(杉浦のりお君) 港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館の館長は、どのような方を考えていますか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館は、指定管理者に運営を任せますので、指定管理者の中で施設の長としてふさわしい者を施設長にあてると考えております。 ○委員(杉浦のりお君) あと、先ほど運動場の話が出ましたけれども、午後8時まで使えるわけですよね。例えば、バスケットボールができるとか、どのようなスポーツができるイメージなのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) ローラーホッケーやドッジボール等は現在もやっておりますが、いくらか広くなることによって子どもたちの動きの広がりが期待できます。また、夏場についてはプール等も設置することが可能ではないかと考えております。 ○委員(杉浦のりお君) 先ほどの質問と重なってしまって申しわけないけれども、中高生ルームの音楽室は、カラオケとかは違うと思いますけれども、例えばドラムができますとかどのようなイメージでしょうか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 中高生ルームという形で現在検討しておりまして、10歳代の若者が演奏なり歌を歌うなりできるような形で整備できればと考えておりますが、詳細については今後詰めてまいります。 ○委員(清家あい君) 同じような質問なのですけれども、2階の屋外運動場は屋根がある感じで、ホッケーができると思うのですけれども、今の港区立青山児童館のように網が張られていて、外にボールが出ないようになっているようなイメージですか。また、床には何も敷かないのでしょうか。素材はどのような感じなのかもう少し知りたいです。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) すみません。素材については情報を完全に把握していないのですけれども、現在の青山児童館のフェンスで囲まれた状態がそのまま再現というか踏襲される形で、子どもたちが安全に活動できるようなものを選定していきたいと考えております。 ○委員(清家あい君) 港区立神明子ども中高生プラザのような感じだということですかね。  もう一つ確認です。学童クラブの時間なのですけれども、平日は放課後から午後7時まで、夏が午前8時から午後7時、土曜日が午前8時から午後5時ということでよいですか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 学童クラブのお預かりする時間は一緒です。午後7時までではありますが、ほかの学童クラブと同様に午後6時を過ぎると保護者の方にお迎えに来ていただくご案内をいたします。 ○委員風見利男君) 青山地域に住む者としては名称が一番問題でして、何で青山地域にあるのに赤坂子ども中高生プラザなのかということが非常に不満です。名称が、赤坂子ども中高生プラザ青山館ですよね。青山館という名前が最後についても、青山地域にあるという印象は非常に薄いわけで、この名称は考え直さないといけないのではないでしょうか。利用する子どもたちや中高生にとって、本当にこの名前でよいのでしょうか。条例上はこの名前になるのでしょうけれども、愛称のようなものをつけないと、なかなか地域になじまないという心配があるのですけれども、いかがでしょうか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 風見委員のおっしゃるとおり、地域性を鑑みまして青山という地名を入れて、港区立子ども中高生プラザ青山館という名称で条例上提案しております。施設のサインや看板等を工夫して、地域の皆様に愛着を持っていただけるように努めてまいります。また、風見委員がおっしゃった愛称については、今後、利用される児童・生徒等の要望や意見、地域の方々の要望や意見等を取り込みながら地域の皆様に愛される適切な愛称を検討していきたいと考えております。 ○委員風見利男君) 青山館という名称に対して、私は余りよい印象がないのです。なぜかと言うと、港区立青山児童館の隣に青山1番館というビルを事業者が建てようとしていましたが、非常に高層で港区立青山児童館に与える影響が悪いということで、地域ぐるみで反対運動があって高さを低くさせた記憶があるのです。そのビルが青山1番館ということで、青山館という名称が本当によいのかどうかも非常に気になるところです。赤坂地区総合支所管理課長がおっしゃったように、子どもたちにとってどのような愛称がよいのかよく相談していただいて、みんなが安心して利用できる愛称になるように重ねてお願いしておきます。  図面を見ると、学童クラブは2部屋あるので十分なのかなと思うのですけれども、現在の港区立青山児童館の利用状況と、今回の赤坂子ども中高生プラザ青山館になったときの利用者数はどれくらいを考えているのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 現在の学童クラブの学校終了後の1日当たりの参加人数ですが、ことし10月で41名です。新しい施設に変わって適切な事業者に運営を任せて、新たな魅力ある施設の中で多くの利用者に納得いただけるような形で施設運営を進めていければと考えております。 ○委員風見利男君) 実績表をいただいたのですけれども、平成29年度で港区立青山児童館の合計が幼児から大人まで含めて年間で2万5,060人と月平均で約2,000人です。港区立赤坂子ども中高生プラザの年間利用が約8万人で、月平均6,600人強です。広さからして、ここまではいかないのでしょうけれども、子ども中高生プラザということで、中・高生が今まで以上に利用する可能性が大変高いわけです。そうなると、現在の港区立青山児童館の床面積が601平米で、今度の室内延べ床面積は800平米ですよね。また、現在の港区立青山児童館の屋外運動場が137平米で、新たにできる屋外運動場が180平米弱ということで、本当に足りるのか心配なわけですけれども、いかがでしょうか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 開館時間が拡大され、日曜日等が開館することによって、中・高生については利用が増えると期待しております。施設の利用においては、適切な事業の展開、諸室の使い方を工夫して、魅力ある事業の展開の中で中・高生が使いたくなり、あふれる状態のないよう適切な対応をしていきたいと考えております。 ○委員風見利男君) 乳幼児室は別にして、室内で利用できるのは、図書室、集会室、中高生ルーム、工作室、遊戯室ですよね。屋上で、ローラーホッケーやバスケットボールができるかはこれからなのでしょうけれども、先ほど言った2,000人の利用者から、倍の4,000人が利用することになったときに、現在の計画のままで十分やっていけるのかどうか非常に心配なわけですけれども、どのように考えていますか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 限られた物理的なスペースの中ですので、できる限り工夫して運用していきたいと考えております。 ○委員風見利男君) 屋上運動場について、先ほど来やりとりしているのですけれども、ネットを張って、ボールだとかいろいろなものが飛び出ることがないような安全策は行うのですよね。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) はい。風見委員のおっしゃるとおり囲う形で安全を確保してまいります。 ○委員風見利男君) 港区立青山児童館を閉館した後は、何に利用するということは決まっていますか。 ○赤坂地区総合支所総合支所長赤坂地区総合支所管理課長兼務後藤邦正君) 現時点では未定です。 ○委員風見利男君) 港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館ができて、実際に利用が始まって、とてもではないけれども賄いきれないとなったときに、現在の港区立青山児童館を利用するという可能性はあるのでしょうか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 先ほど答弁申し上げましたとおり、現時点で未定でございますので何とも申し上げられません。 ○委員風見利男君) 利用者があふれてしまった場合には、何らかの対策をしないといけないと思うのです。人数オーバーですから利用制限しますよということにはいかないわけで、対策は考えておく必要があるのではないかと思うのです。子ども家庭課で利用状況を見た上で、どのようにするか考えておいていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 実績としまして、中・高生の利用は平成29年度で年間1,500人ぐらい、月平均で120人から130人ぐらいです。今度は機能も増えますし、時間も延びます。港区立赤坂子ども中高生プラザの利用者が年間7,800人ということで、そのくらいを期待したいところですが、限られたスペースでございます。区としましては、中・高生のより安全な場所ということで、子ども中高生プラザとして運営も変えていきますけれども、危険がなく活動できるような視点は常に持ちながら事業を展開していきたいと思っております。 ○委員風見利男君) 利用状況によってですけれども、大勢の子どもたちが来ればそれだけ危険性も高くなるわけです。安全対策について、今からよく考えておいていただきたいと思います。  今回の条例が可決されて、港区立青山児童館がなくなると、所管は契約管財課ではなくて用地・施設活用担当に移ってしまうのですか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 用地・施設活用担当に移ります。 ○委員風見利男君) せっかくの区有地なわけですから、港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館がオープンして、1年なり2年たった段階でどのようになるかといった結果を見た上で区有地の活用をしなければいけないわけです。安易に活用することがないよう、当常任委員会でも意見があったということを伝えていただきたい。よろしいですか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) ただいまのご意見は伝えます。 ○委員玉木まこと君) 今の風見委員の話ですけれども、B地区の方がまだわからないのですけれども、大通りとのアクセスや車がどのようにアクセスするかも余りオープンになっていないと思うのです。港区立青山児童館があるところの通路はかなり狭いと思うのです。車の行き来がしっかりとさばききれるのかというのは、風見委員の意見に反対するわけではないのですが、別の切り口として、現在の狭いような状況ですと安全が確保できないと思うのです。裏にはマンションがたくさんできてしまうので、しっかりと交通の安全対策をとっていただきながらやっていただきたいと思います。港区立青山児童館がどのようになるかわかりませんけれども、間違いなく現状では狭いと思いますので、安全対策ということで、しっかり区も東京都に働きかけるというか、未定だったらそれを早く改善できるように対策をとるように、東京都に伝えるなりしていただければと思います。いかがでしょうか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 現在、学童クラブでいけば35施設全てにおいて安全を第一義に置きます。玉木委員からご指摘があったように、まちが変わりまして交通量が変わることにより、子どもとの接触の危険性が増えることが予想される場合には、そのようなことをあらかじめ想定しながら東京都と調整するなど安全を第一に考えていきたいと思います。 ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかに、ご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。  採決は1つずつしていきます。  まず、審議事項(2)「議案第101号」ですけれども、採決は簡易採決でよろしいですか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、審議事項(2)「議案第101号 港区立児童館条例の一部を改正する条例」について採決いたします。  「議案第101号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) ご異議なきものと認め、「議案第101号 港区立児童館条例の一部を改正する条例」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、審議事項(3)「議案第102号」も簡易採決でよろしいですか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、審議事項(3)「議案第102号 港区立子ども中高生プラザ条例の一部を改正する条例」について採決いたします。  「議案第102号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) ご異議なきものと認め、「議案第102号 港区立子ども中高生プラザ条例の一部を改正する条例」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、審議事項(4)「議案第103号」も簡易採決でよろしいですか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、審議事項(4)「議案第103号 港区学童クラブ条例の一部を改正する条例」について採決いたします。  「議案第103号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) ご異議なきものと認め、「議案第103号 港区学童クラブ条例の一部を改正する条例」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) 本日審査できなかった議案3件、請願4件、発案1件につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) そのほかに、何かございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかになければ、本日の委員会を閉会いたします。                 午後 4時18分 閉会...