○
保育課長(
山越恒慶君)
公定価格については、国で定めた
基準に従って
公定価格が定められています。そのほかの独自の
上乗せ等は、例えば、
看護師の
配置をした場合には区が上乗せするという形で、
私立認可保育園に対して支援しております。
また、先ほどご質問がありました区の
職員数が国の
配置基準とどれぐらい違うのかについてですが、
港区立青山保育園の現状を申し上げますと、2名上回る
増員配置でございます。
○
委員(
風見利男君)
私立認可保育園の場合は、港区で独自に上乗せしていると。それは
看護師だけですか。
○
保育課長(
山越恒慶君) 先ほど少し触れました1歳児の
配置基準を6対1から5対1にしていくことについても支援しております。
○
委員(
風見利男君) 1歳児の国の
基準で言うと、6人の
子どもに対して
保育士1人のところが、港区の場合は5人の
子どもに1人の
保育士ということと、先ほど言っていた
看護師の
配置、その2つだけですか。
○
保育課長(
山越恒慶君) そのほかに区の
助成制度の中で、
延長保育に対しての補助を行っております。
○
委員(
風見利男君)
延長保育も補助していらっしゃると。実際の運用では、国の
配置基準ではなかなかやりきれないということで、
保育士を増員して運営せざるを得ない実態があると思うのです。ですから、
特別区長会でも、現在の国の
基準のままでよいのかどうか問題提起していただいて、改善に向けていくことが必要だと思うのです。改善されれば
公定価格も増えるわけで、さらに
保育園独自の改善も図れるわけです。そのような点での
働きかけは当然やっていくべきだと思うのですが、いかがでしょうか。
○
保育課長(
山越恒慶君)
職員配置については、現行の
基準については適切なものと考えておりますけれども、例えば、
保育園内における雑務とか用務的なことについては、特に
私立認可保育園は用務員を
配置していない
ケースもありますので、そのような形で
保育士以外の
負担軽減につながるような
人材雇用に関して
支援等もメニューとして持っております。そのようなところも組み合わせながら、今後検討してまいります。
○
委員(
風見利男君)
学校法人名城大学の
蓑輪明子准教授らが、名古屋市で1万人の
保育士の調査をした結果がインターネットに出ていました。これを見て、港区の
保育園の実態と同じような状況が全国で広がっているのだなと思いました。結局、国の
配置基準が問題なのです。ぜひ、改善していく取り組みをやっていかないと。それでなくても
保育士の
なり手がないわけです。港区でも
待機児童数ゼロを目指すということで、いろいろな形で
保育園をつくったりしているわけですけれども、結局、
保育士の
なり手がいなかったり、
保育士になってもすぐやめてしまうということが起きては本当に困るのです。ですから、安心して働けるような職場にしていくということでは、
配置基準を改善して働きやすい職場にすることや
賃金アップも当然なわけですけれども、あらゆる面で改善していかないと、目標の
待機児童数ゼロということはよいわけですけれども、実際にうまくいかないことになりかねないので、ぜひ機会があるたびにお願いしたいと思います。先ほどの港区
職員労働組合の調査はこと細かくやっているわけですから、これを特別区の
担当課長会などで港区の実態として示したり、
学校法人名城大学の
蓑輪明子准教授が調査した結果も示していただいて、本当に改善が必要だという提起を
保育課長の方から示してやっていただきたい。いかがでしょうか。
○
保育課長(
山越恒慶君)
保育士の
処遇改善につきましては、各個別の自治体だけではなくて、
公定価格そのものというところで全体的に考えていく問題であると考えております。そのようなことから、国に対して
保育士の
処遇改善については機会を捉えて
働きかけをしてまいりたいと考えております。
○
委員(
風見利男君)
職員配置の
基準もよろしくお願いします。
○
委員(
玉木まこと君)
北青山三丁目地区の開発で、地下に車が通るような計画を
建設常任委員会で聞いたのですけれども、
港区立青山保育園が1階なので
安全面がきちんとできているのか気になっています。どのようにアプローチするのかはもう固まっているのでしょうか。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君)
港区立青山保育園の近くを道路が通る計画につきましては、東京都と調整して、動線について適切に進めていくよう話し合いをしているところでございます。
○
委員(
玉木まこと君) 先ほど視察した真ん中の道路から車が来ると思うので、そこも
歩行者が交錯すると危ないなと思いました。あと、自転車で
お子さんを連れてくる方たちもいると思います。歩道を歩く人、自転車、車それぞれしっかりと分離するのがよいと思いますけれども、スペースを持った形で安全に配慮した計画にしていただきたいと思います。
もう一点、同じ
安全面ということで、具体的に
都営住宅棟のどのあたりが
港区立青山保育園かわからないのですが、20階建ての高層なので、落下物などが
園庭に落ちてくるといったことも思うのですが、もちろんその辺の対策はされるということで大丈夫でしょうか。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) 先ほどの動線の話につきましては、通う
お子さんや保護者の安全に配慮しながら進めてまいります。また、
港区立青山保育園については1階部分でして、2階が児童厚生施設になります。また、直接的な落下物の危険は考えにくいと思いますけれども、そのような危険がないよう引き続き適切な対策をとってまいります。
園庭につきましては、
園庭の上部に落下防止柵を
配置する形で進めております。
○
委員(
玉木まこと君)
都営住宅下の港区立芝
保育園も同じように上部に落下防止のためのフェンスをやっていると思うのですが、例えば緑化するとか工夫した方が
子どもたちにもよいと思いますので、環境面でよい方向になるよう検討していただければと思います。あと、広場は具体的なことが全然わからないということですけれども、先ほども
園庭と広場をうまく使いながらやっていけるのではないかという話があったのですが、渋谷区との区境ということと、広場の先のあたりはわりと小さなショップが並ぶような通りなので、住宅も多いとは思いますけれども観光客や来街者も多いところだと思います。区境ということもありますので、その辺の店舗であったり、渋谷区の区民の方々にも、東京都任せではなくて港区がしっかり周知というか案内していかなければいけないと思います。広場の使い方の周知や近隣の方への周知をしっかりしていただきたいと思いますけれども、もう既に何かされているのでしょうか。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) 近隣の住民や保護者への説明については、この施設の施設計画が立ち上がった段階で説明会等を開いておりますが、港区議会でご審議、ご議決いただいた以降、保護者や近隣の住民に丁寧な説明を重ねてまいりたいと考えております。
○
委員(
玉木まこと君) あと、
負担金の話がありましたけれども、あくまでも15億2,000万円余というのは建物にかかる部分の
負担金ということですよね。今後、
港区立青山保育園と港区立
子ども中高生プラザをつくっていく中で、内装や什器の費用はこれから発生していくということでよろしいのでしょうか。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君)
玉木委員のおっしゃるとおり、内装等にかかる費用については別途負担が生じます。
○
委員(
玉木まこと君)
負担金とは別に、これからどれぐらいの予算で整備していく予定なのか、概算が出ていれば教えていただけますか。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) すみません。先ほど私が申し上げた金額のうち、内装の費用は
負担金に含まれていまして、什器等については今後予算をつけて、区で負担していくものです。また、新年度予算については、現在必要なもの等について調整しておりまして、予算要求に向けて適切な手だてを講じているところです。
○
委員(
玉木まこと君) 内装の費用は既に
負担金に含めているとなると、例えば、区が行っている木材の利用については、東京都と調整して進めているということですか。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) はい。
玉木委員のおっしゃるとおり調整しているところです。
○
保育課長(
山越恒慶君) 先ほど風見
委員から、前回取得した昭和37年当時の支出額は幾らかというお尋ねがございましたが、お時間をちょうだいしまいまして申しわけありませんでした。手元の資料で支出額という形では明確に確認できなかったのですが、補正予算額として計上している金額がわかりましたので、その金額をお伝えいたします。
港区立青山保育園に関して、昭和37年に現行の建物を取得しております。営繕費という形で、東京都に建物の建設を委託するために計上している予算額は3,610万円でございます。
○
委員長(ゆうきくみこ君) ほかに、ご
質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決については、簡易採決でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) それでは、
審議事項(1)「
議案第100号
港区立保育園条例の一部を改正する
条例」について採決いたします。
「
議案第100号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) ご異議なきものと認め、「
議案第100号
港区立保育園条例の一部を改正する
条例」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(ゆうきくみこ君) 次に、
審議事項(2)「
議案第101号
港区立児童館条例の一部を改正する
条例」、
審議事項(3)「
議案第102号
港区立子ども中高生プラザ条例の一部を改正する
条例」、
審議事項(4)「
議案第103号 港区
学童クラブ条例の一部を改正する
条例」の3案を一括して議題といたします。
理事者から
提案理由の説明を求めます。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) ただいま議題となりました
審議事項(2)「
議案第101号
港区立児童館条例の一部を改正する
条例」、
審議事項(3)「
議案第102号
港区立子ども中高生プラザ条例の一部を改正する
条例」、
審議事項(4)「
議案第103号 港区
学童クラブ条例の一部を改正する
条例」について、提案
補足説明をいたします。提案
補足説明資料を調製いたしました。当
常任委員会資料№2をごらんください。
都営北青山三丁目団地の
建て替えにあわせまして、港区立
赤坂子ども中高生プラザの分館を新たに設置し、港区立青山児童館を廃止するため、
港区立児童館条例並びに
港区立子ども中高生プラザ条例の一部を改正いたします。
項番2、
改正内容です。まず、(1)
港区立児童館条例です。
議案第101号にあたります。港区立青山児童館の廃止に伴い、第1条から港区立青山児童館の名称及び所在地を削除いたします。
次に、(2)
港区立子ども中高生プラザ条例です。
議案第102号にあたります。
都営北青山三丁目団地の
建て替えにあわせまして、港区立
赤坂子ども中高生プラザの分館を新たに整備することに伴い、第2条に名称及び位置を追加いたします。
項番3、施設の概要としましては、港区立
赤坂子ども中高生プラザ青山館は開館日を通年開館といたします。開館時間については、午前9時30分から午後8時までといたします。面積は、室内延べ
床面積が800平方メートル、屋外運動場が179.93平方メートルと港区立青山児童館より広くなります。主な諸室は、中高生ルームとしまして、中高生の居場所にも意識した機能充実を図ります。学童クラブについても整備しまして、
定員を80名といたします。併設施設としまして、1階には
港区立青山保育園、2階が港区立
子ども中高生プラザ、4階から20階が
都営住宅となります。運営は
指定管理者による運営となります。
2ページをごらんください。項番4、
施行期日は
区規則で定める日、平成32年1月1日を予定しております。
項番5、今後の予定です。平成31年第2回港区議会定例会にて
指定管理者の指定
議案のご審議をいただき、平成32年1月に港区立青山児童館の閉館と港区立
赤坂子ども中高生プラザ青山館の開館を予定しております。
資料№2-2をごらんください。
港区立児童館条例の
新旧対照表です。第1条港区立青山児童館の名称並びに所在地を削除いたします。
資料№3をごらんください。
港区立子ども中高生プラザ条例の
新旧対照表です。第2条の名称並びに位置に港区立
赤坂子ども中高生プラザ青山館を追加しております。なお、港区立
赤坂子ども中高生プラザ青山館には、港区立青山児童館と同様に学童クラブを備えます。
資料№4をごらんください。港区
学童クラブ条例の
新旧対照表です。こちらが
議案第103号にあたります。区分の青山児童館学童クラブとその実施場所を、新たに
赤坂子ども中高生プラザ青山館学童クラブに変更いたします。
説明は以上となります。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願い申し上げます。
○
委員長(ゆうきくみこ君)
提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご
質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。
○
委員(土屋準君) 単純に定義をお聞きしたいのですけれども、児童館と
子ども中高生プラザ、
子ども中高生プラザ分館というのは、どのように違うのでしょうか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 根拠法令は、どちらも児童福祉法40条になります。児童福祉法の中で規模によって分かれておりまして、児童厚生施設の分類で小型児童館、児童センター、大型児童館という扱いがあります。
子ども中高生プラザは面積が500平方メートル以上で大型児童センターにあたりますけれども、児童センターの機能を備えております。大型児童センターには、児童館の設備に加えて年長児童の情操を豊かにするための設備、具体的に言うと音楽施設であったりアトリエなど体力を増強するための設備があります。港区では、各地区1カ所ずつ
子ども中高生プラザを展開しております。今回の改築移転によって、小型児童館よりも規模の大きなものとして整備が可能となりまして、開館日は中・高生向けに通年開館し、開館時間の延長なども含めまして、
子ども中高生プラザの運営形態がとれる状態になっております。ただし、他の地区にある
子ども中高生プラザよりも狭いですけれども、青山館としまして
赤坂子ども中高生プラザと補完し、連携しながら中・高生の居場所としてしっかり進めていきます。
○
委員(土屋準君) 例えば、分館ではなくて、青山
子ども中高生プラザという形だと少し小さいということなのでしょうか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 現在、港区では5地区の総合支所制度を敷きまして5地区で展開しております。たしか平成11年に
子ども中高生プラザの
考え方として各地区1館ずつという流れを引いておりまして、現在もその形をあてている状況です。そのため、
赤坂子ども中高生プラザの分館という扱いで
条例上備えていくものです。
○
委員(
玉木まこと君) 児童館から
子ども中高生プラザの分館になることで、諸室の変化としては音楽室が追加になったという説明だったと思うのですけれども、ほかの
子ども中高生プラザだと体育館があったりすると思いますけれども、諸室としてつくれなかったというものがあったら教えてください。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) 他の
子ども中高生プラザと比較して諸室としてつくれなかったものというお尋ねですが、体育館については設置できませんでした。
○
委員(
玉木まこと君) 屋外運動場は1階につくるのでしょうか。どのようなイメージなのでしょうか。あと、規模感としてはフットサルができるぐらいなのでしょうか。どのようなものなのかわかりますか。もし、屋外運動場が小さかったら、目の前に広場があるので、そこに球技場のようなものを整備したらよいのかなと思うのですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) 屋外運動場については、
港区立青山保育園の上の部分を利用してつくるイメージです。およそ170平米で考えております。
○
委員(
玉木まこと君) わかりました。区直営から指定管理になったということですが、
職員がこのような現場で働くことに生きがいや、やりがいを持っている方もたくさんいたのかなと想像します。そのような
職員たちの声であったり意見の吸い上げは、どのように進めていますか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 児童館に勤務している
職員は、職種で言いますと福祉職になります。港区立青山児童館を含めまして6館の児童館を区が運営しておりますけれども、児童館に行って説明してまいりました。これまで勤めてきたところの運営が変わることでの意見はたくさんありましたけれども、これまで青山で培ってきたものを次にしっかりとつないでいきたいという声が多かったです。他の児童館の
職員についても、やはり福祉職としてしっかり活躍できるような場をという意見交換ができました。福祉職の現場は児童館以外にも複数ありますので、そのようなところでの
配置になります。
○
委員(杉浦のりお君) 港区立
赤坂子ども中高生プラザ青山館の館長は、どのような方を考えていますか。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) 港区立
赤坂子ども中高生プラザ青山館は、
指定管理者に運営を任せますので、
指定管理者の中で施設の長としてふさわしい者を施設長にあてると考えております。
○
委員(杉浦のりお君) あと、先ほど運動場の話が出ましたけれども、午後8時まで使えるわけですよね。例えば、バスケットボールができるとか、どのようなスポーツができるイメージなのでしょうか。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) ローラーホッケーやドッジボール等は現在もやっておりますが、いくらか広くなることによって
子どもたちの動きの広がりが期待できます。また、夏場についてはプール等も設置することが可能ではないかと考えております。
○
委員(杉浦のりお君) 先ほどの質問と重なってしまって申しわけないけれども、中高生ルームの音楽室は、カラオケとかは違うと思いますけれども、例えばドラムができますとかどのようなイメージでしょうか。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) 中高生ルームという形で現在検討しておりまして、10歳代の若者が演奏なり歌を歌うなりできるような形で整備できればと考えておりますが、詳細については今後詰めてまいります。
○
委員(清家あい君) 同じような質問なのですけれども、2階の屋外運動場は屋根がある感じで、ホッケーができると思うのですけれども、今の港区立青山児童館のように網が張られていて、外にボールが出ないようになっているようなイメージですか。また、床には何も敷かないのでしょうか。素材はどのような感じなのかもう少し知りたいです。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) すみません。素材については情報を完全に把握していないのですけれども、現在の青山児童館のフェンスで囲まれた状態がそのまま再現というか踏襲される形で、
子どもたちが安全に活動できるようなものを選定していきたいと考えております。
○
委員(清家あい君) 港区立神明
子ども中高生プラザのような感じだということですかね。
もう一つ確認です。学童クラブの時間なのですけれども、平日は放課後から午後7時まで、夏が午前8時から午後7時、土曜日が午前8時から午後5時ということでよいですか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 学童クラブのお預かりする時間は一緒です。午後7時までではありますが、ほかの学童クラブと同様に午後6時を過ぎると保護者の方にお迎えに来ていただくご案内をいたします。
○
委員(
風見利男君) 青山地域に住む者としては名称が一番問題でして、何で青山地域にあるのに
赤坂子ども中高生プラザなのかということが非常に不満です。名称が、
赤坂子ども中高生プラザ青山館ですよね。青山館という名前が最後についても、青山地域にあるという印象は非常に薄いわけで、この名称は考え直さないといけないのではないでしょうか。利用する
子どもたちや中高生にとって、本当にこの名前でよいのでしょうか。
条例上はこの名前になるのでしょうけれども、愛称のようなものをつけないと、なかなか地域になじまないという心配があるのですけれども、いかがでしょうか。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) 風見
委員のおっしゃるとおり、地域性を鑑みまして青山という地名を入れて、港区立
子ども中高生プラザ青山館という名称で
条例上提案しております。施設のサインや看板等を工夫して、地域の皆様に愛着を持っていただけるように努めてまいります。また、風見
委員がおっしゃった愛称については、今後、利用される児童・生徒等の要望や意見、地域の方々の要望や意見等を取り込みながら地域の皆様に愛される適切な愛称を検討していきたいと考えております。
○
委員(
風見利男君) 青山館という名称に対して、私は余りよい印象がないのです。なぜかと言うと、港区立青山児童館の隣に青山1番館というビルを事業者が建てようとしていましたが、非常に高層で港区立青山児童館に与える影響が悪いということで、地域ぐるみで反対運動があって高さを低くさせた記憶があるのです。そのビルが青山1番館ということで、青山館という名称が本当によいのかどうかも非常に気になるところです。
赤坂地区総合支所管理課長がおっしゃったように、
子どもたちにとってどのような愛称がよいのかよく相談していただいて、みんなが安心して利用できる愛称になるように重ねてお願いしておきます。
図面を見ると、学童クラブは2部屋あるので十分なのかなと思うのですけれども、現在の港区立青山児童館の利用状況と、今回の
赤坂子ども中高生プラザ青山館になったときの利用者数はどれくらいを考えているのでしょうか。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) 現在の学童クラブの学校終了後の1日
当たりの参加人数ですが、ことし10月で41名です。新しい施設に変わって適切な事業者に運営を任せて、新たな魅力ある施設の中で多くの利用者に納得いただけるような形で施設運営を進めていければと考えております。
○
委員(
風見利男君) 実績表をいただいたのですけれども、平成29年度で港区立青山児童館の合計が幼児から大人まで含めて年間で2万5,060人と月平均で約2,000人です。港区立
赤坂子ども中高生プラザの年間利用が約8万人で、月平均6,600人強です。広さからして、ここまではいかないのでしょうけれども、
子ども中高生プラザということで、中・高生が今まで以上に利用する可能性が大変高いわけです。そうなると、現在の港区立青山児童館の
床面積が601平米で、今度の室内延べ
床面積は800平米ですよね。また、現在の港区立青山児童館の屋外運動場が137平米で、新たにできる屋外運動場が180平米弱ということで、本当に足りるのか心配なわけですけれども、いかがでしょうか。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) 開館時間が拡大され、日曜日等が開館することによって、中・高生については利用が増えると期待しております。施設の利用においては、適切な事業の展開、諸室の使い方を工夫して、魅力ある事業の展開の中で中・高生が使いたくなり、あふれる状態のないよう適切な対応をしていきたいと考えております。
○
委員(
風見利男君) 乳幼児室は別にして、室内で利用できるのは、図書室、集会室、中高生ルーム、工作室、遊戯室ですよね。屋上で、ローラーホッケーやバスケットボールができるかはこれからなのでしょうけれども、先ほど言った2,000人の利用者から、倍の4,000人が利用することになったときに、現在の計画のままで十分やっていけるのかどうか非常に心配なわけですけれども、どのように考えていますか。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) 限られた物理的なスペースの中ですので、できる限り工夫して運用していきたいと考えております。
○
委員(
風見利男君) 屋上運動場について、先ほど来やりとりしているのですけれども、ネットを張って、ボールだとかいろいろなものが飛び出ることがないような安全策は行うのですよね。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) はい。風見
委員のおっしゃるとおり囲う形で安全を確保してまいります。
○
委員(
風見利男君) 港区立青山児童館を閉館した後は、何に利用するということは決まっていますか。
○
赤坂地区総合支所副
総合支所長・
赤坂地区総合支所管理課長兼務(
後藤邦正君) 現時点では未定です。
○
委員(
風見利男君) 港区立
赤坂子ども中高生プラザ青山館ができて、実際に利用が始まって、とてもではないけれども賄いきれないとなったときに、現在の港区立青山児童館を利用するという可能性はあるのでしょうか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 先ほど答弁申し上げましたとおり、現時点で未定でございますので何とも申し上げられません。
○
委員(
風見利男君) 利用者があふれてしまった場合には、何らかの対策をしないといけないと思うのです。人数オーバーですから利用制限しますよということにはいかないわけで、対策は考えておく必要があるのではないかと思うのです。
子ども家庭課で利用状況を見た上で、どのようにするか考えておいていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 実績としまして、中・高生の利用は平成29年度で年間1,500人ぐらい、月平均で120人から130人ぐらいです。今度は機能も増えますし、時間も延びます。港区立
赤坂子ども中高生プラザの利用者が年間7,800人ということで、そのくらいを期待したいところですが、限られたスペースでございます。区としましては、中・高生のより安全な場所ということで、
子ども中高生プラザとして運営も変えていきますけれども、危険がなく活動できるような視点は常に持ちながら事業を展開していきたいと思っております。
○
委員(
風見利男君) 利用状況によってですけれども、大勢の
子どもたちが来ればそれだけ危険性も高くなるわけです。安全対策について、今からよく考えておいていただきたいと思います。
今回の
条例が可決されて、港区立青山児童館がなくなると、所管は契約管財課ではなくて用地・施設活用担当に移ってしまうのですか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 用地・施設活用担当に移ります。
○
委員(
風見利男君) せっかくの区有地なわけですから、港区立
赤坂子ども中高生プラザ青山館がオープンして、1年なり2年たった段階でどのようになるかといった結果を見た上で区有地の活用をしなければいけないわけです。安易に活用することがないよう、当
常任委員会でも意見があったということを伝えていただきたい。よろしいですか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) ただいまのご意見は伝えます。
○
委員(
玉木まこと君) 今の風見
委員の話ですけれども、B地区の方がまだわからないのですけれども、大通りとのアクセスや車がどのようにアクセスするかも余りオープンになっていないと思うのです。港区立青山児童館があるところの通路はかなり狭いと思うのです。車の行き来がしっかりとさばききれるのかというのは、風見
委員の意見に反対するわけではないのですが、別の切り口として、現在の狭いような状況ですと安全が確保できないと思うのです。裏にはマンションがたくさんできてしまうので、しっかりと交通の安全対策をとっていただきながらやっていただきたいと思います。港区立青山児童館がどのようになるかわかりませんけれども、間違いなく現状では狭いと思いますので、安全対策ということで、しっかり区も東京都に
働きかけるというか、未定だったらそれを早く改善できるように対策をとるように、東京都に伝えるなりしていただければと思います。いかがでしょうか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 現在、学童クラブでいけば35施設全てにおいて安全を第一義に置きます。
玉木委員からご指摘があったように、まちが変わりまして交通量が変わることにより、
子どもとの接触の危険性が増えることが予想される場合には、そのようなことをあらかじめ想定しながら東京都と調整するなど安全を第一に考えていきたいと思います。
○
委員長(ゆうきくみこ君) ほかに、ご
質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決は1つずつしていきます。
まず、
審議事項(2)「
議案第101号」ですけれども、採決は簡易採決でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) それでは、
審議事項(2)「
議案第101号
港区立児童館条例の一部を改正する
条例」について採決いたします。
「
議案第101号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。