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平成30年10月26日区民文教常任委員会-10月26日

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  1. 港区議会 2018-10-26
    平成30年10月26日区民文教常任委員会-10月26日


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    平成30年10月26日区民文教常任委員会-10月26日平成30年10月26日区民文教常任委員会  区民文教常任委員会記録(平成30年第21号) 日  時  平成30年10月26日(金) 午後1時30分開会 場  所  第3委員会室 〇出席委員(9名)  委 員 長  阿 部 浩 子  副委員長  いのくま 正一  委  員  榎 本 あゆみ       兵 藤 ゆうこ        黒崎 ゆういち       赤 坂 大 輔        鈴 木 たかや       池 田 こうじ        杉本 とよひろ 〇欠席委員   な し 〇出席説明員
     芝地区総合支所長環境リサイクル支援部長兼務        新 井 樹 夫  高輪地区総合支所副総合支所長・高輪地区総合支所管理課長兼務 遠 井 基 樹  芝浦港南地区総合支所長・産業・地域振興支援部長兼務     星 川 邦 昭  地域振興課長                        櫻 庭 靖 之  国際化・文化芸術担当課長 大久保 明 子  産業振興課長                        西 川 克 介  観光政策担当課長     冨 永  純  税務課長                          重 富  敦  環境課長                          茂 木 英 雄  地球温暖化対策担当課長  大久保 光 正  みなとリサイクル清掃事務所長                加 茂 信 行  教育推進部長                        新 宮 弘 章  教育長室長                         中 島 博 子  教育企画担当課長     藤 原 仙 昌  生涯学習スポーツ振興課長                  木 下 典 子  図書文化財課長      佐々木 貴 浩  学校教育部長                        堀   二三雄  学務課長                          山 本 隆 司  学校施設担当課長     伊 藤 太 一  教育指導課長                        松 田 芳 明 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) (仮称)港区立伝統文化交流館(旧協働会館)の管理運営について   (2) 雑紙のリサイクル推進について   (3) 港区教職員の働き方改革実施計画(素案)について   (4) (仮称)港区立科学館の管理運営について   (5) 平成31年度港区立幼稚園の定員等について   (6) 旧神応小学校の本格活用及び旧三光小学校の暫定活用並びに埋蔵文化財保管場所について(素案)   (7) 平成30年度港区指定文化財の指定について   (8) 平成31年度港区立幼稚園園児募集について   (9) 平成31年度区立学校使用教科書の採択について  2 審議事項   (1) 請 願27第19号 中学校で使用する歴史・公民教科書の採択に関して教育基本法を順守して行うことを求める請願                                  (27.9.11付託)   (2) 請 願29第4号 芝浦小学校への特別支援学級設置に関する請願                                   (29.6.8付託)   (3) 発 案27第12号 区民生活事業・教育行政の調査について                                  (27.5.27付託)   (4) 発 案29第2号 港区奨学資金に関する条例の一部を改正する条例                                  (29.6.16付託)                 午後 1時30分 開会 ○委員長(阿部浩子君) ただいまから、区民文教常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、池田委員、杉本委員にお願いいたします。  本日、青木教育長は所用のため委員会を欠席する旨の連絡がありましたので、ご了承ください。  本日は報告事項(6)に関連して高輪地区総合支所遠井管理課長に後ほど出席していただく予定です。なお、遠井管理課長は、当該報告事項終了後退席いたしますので、あらかじめご了承ください。  日程に入ります前に、本日の運営についてご相談いたします。本日の運営についてですが、報告事項(5)及び(8)については、関連する案件ですので一括して報告をお受けし、引き続き一括して質疑を行いたいと思いますが、いかがでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) それでは、そのようにいたします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) それでは、報告事項に入ります。報告事項(1)「(仮称)港区立伝統文化交流館(旧協働会館)の管理運営について」、理事者の説明を求めます。 ○芝浦港南地区総合支所長・産業・地域振興支援部長兼務(星川邦昭君) それでは、報告事項(1)「(仮称)港区立伝統文化交流館(旧協働会館)の管理運営について」、ご説明いたします。  本日付資料№1をごらんください。まず、1、経緯です。港区指定有形文化財旧協働会館は、昭和11年に芝浦花柳界の見番として建築され、戦後は東京都により港湾労働者の宿泊所として使用されておりました。老朽化により施設が閉鎖された後、区は、地域からの声を踏まえ、その保存・利活用について検討を行い、平成21年4月に区へ無償譲渡された後、同年11月に港区指定有形文化財に指定いたしました。平成26年1月には、伝統文化の継承や地域活動、交流等の拠点として整備することとし、平成27年2月に旧協働会館保存・利活用のための整備計画を策定し、平成29年12月からは保存整備工事を実施しており、平成31年12月に竣工する予定です。  次に、2、設置目的です。このような経緯から、港区文化財保護条例により区文化財に指定された旧協働会館を保存、活用し、地域活動や地域交流の拠点として位置づけ、都内に唯一現存する木造見番建築としての趣を生かし、地域の文化や伝統芸能を通じて区民相互の交流を促進し、地域コミュニティの形成及び地域の活性化に寄与するための施設といたします。  次に、3、名称及び位置等です。(1)名称につきましては、設置目的と施設として実施される内容をあらわす港区立伝統文化交流館とします。(2)位置等については記載のとおりです。  裏面2ページ(3)諸室をごらんください。あわせて、別紙1の資料、港区立伝統文化交流館平面図及びイメージ図もお開きください。①文化芸術活動とコミュニティ・地域交流スペース、百畳敷についてです。平面図では、平面図の(A)と表記しております。こちらは旧協働会館の歴史的価値を象徴する場として、来館者に公開した上でより多くの方に文化財を身近に感じてもらう機会をつくるため文化芸術活動を展開し、講座や講演等を実施するスペースとするとともに、貸室とすることで、日中は伝統文化や地域文化に資する活動をする団体を誘致して、その活動を含めて来館者が見学できるものとします。なお、昼の時間帯については飲食可能なラウンジとし、地域の方々が交流を深める場として開放いたします。  次に、②地域の歴史・文化展示スペース、観光案内・散策立ち寄りスペースです。平面図では、上1階平面図の(B)、(C)と表記しております。こちらは区民をはじめとして国内外からの観光客の訪問も見据え、地域の魅力を発信し、地域の歴史・文化を感じることができる場といたします。  次に、③特産品等紹介販売スペース及び④喫茶スペースです。同じく平面図の(D)及び(E)と表記しております。こちらは地域の特産品等を紹介・販売するスペースと、地域のコミュニティ形成の場の1つとして、来館者が歴史・文化を感じながら休憩・交流できる場、地域の障害者の働く場となる喫茶スペースといたします。  次に、資料№1の4、事業にお戻りください。旧協働会館既存棟部分を保存及び公開するとともに、地域の歴史や文化、観光資源等に関する資料を展示し情報を提供いたします。また、各諸室を活用し、地域の文化や伝統文化の継承、地域交流を促す活動のために、施設の提供や地域のさまざまな世代向けに講座、体験学習、公演等を実施いたします。  次に、5、休館日については、1月1日から1月3日及び12月29日から31日まで。  6、開館時間につきましては、午前10時から午後9時まで。  3ページとなりますが、7、利用対象者については、一般に広く公開し、2階百畳敷の貸し室使用については、区内在住者、在勤者、在学者、またはこれらを主な構成員とする団体に貸し出します。  8、使用料につきましては、施設入館料及び展示観覧料は設定せず、貸し室である2階百畳敷のみ貸し室使用料を設定いたします。  次に、9、管理運営の方法については指定管理者制度を導入することとし、10、その他として、地域の方々と運営体制について協議してまいります。  最後に、11、今後のスケジュールです。このあと、平成30年11月の第4回港区議会定例会に設置条例議案を提出し、議決をいただいた後、平成31年3月に指定管理者候補者公募、平成31年9月の港区議会第3回定例会において、指定管理者指定議案を提出し、議決をいただいた後、平成32年4月に港区立伝統文化交流館を開設いたします。なお、参考資料として、最後にこれまでの委員会などにおける報告等を表にした「港区立伝統文化交流館関連報告等について」として参考資料をおつけしております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次、ご発言お願いいたします。 ○委員(杉本とよひろ君) 以前にも当常任委員会で報告されたということで、重複するかもしれないので、また改めて質問させて下さい。1つは、今後のスケジュールは、第4回港区議会定例会で議決を経てということですけれども、たしか改修工事はスタートしていて、予定だと平成31年度末までには改修を終えて、その後に指定管理者候補者公募募集という流れになっていると思うのですけれども、この改修工事は今順調に進んでいるのか、まずその点をお伺いします。 ○芝浦港南地区総合支所長・産業・地域振興支援部長兼務(星川邦昭君) 資料№1の1ページにも若干書いてありますけれども、平成29年12月から、安全対策をあわせてバリアフリーであったり、中の構造上きちんと耐えられるようにする耐震化工事を実施しておりますが今のところ工事については順調に進んでおります。 ○委員(杉本とよひろ君) 今回1つは、貴重な伝統文化を保存することと、もう一つはそれを利活用するというバランスが、これまでの委員会における報告がこの参考資料にも書かれております。これは1つ大事なポイントかなと思います。あわせて、観光という観点から見ると、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、国内外の観光客も受け入れる体制を考えていると思うのですけれども、そこら辺の具体的な取り組みというか、今考えているようなことがもし新たにあったら教えてもらいたいのです。 ○芝浦港南地区総合支所長・産業・地域振興支援部長兼務(星川邦昭君) スペースとしては、先ほどご説明いたしましたイメージ図にありますように、観光案内の散策立ち寄りスペースを使って、ここの観光という意味だけではなく、ほかの地域の観光も含めた区全体の観光施策として実施していきます。私は産業・地域振興支援部と兼務しておりますので、観光施策と連携してまいります。 ○委員(杉本とよひろ君) 今後そのようなことも含めて、観光マップやチラシ等をまた新たに作成していくと思いますけれども、よろしくお願いします。  最後に1つお伺いしたいのは、以前にも報告があったかもしれないですけれども、この平面図で、1階の駐車場スペースが結構広い印象がありますけれども、基本的には車でも来館することができるのかどうか、その辺もあわせて最後にお願いします。 ○芝浦港南地区総合支所長・産業・地域振興支援部長兼務(星川邦昭君) こちらの駐車場は確かにスペースがあるように見えるのですが、実際に車自体は数台しか置けないので、観光客が来て車を駐車するということは考えておりません。障害者の方が来たときに使うことは若干考えておりますが、基本的にはみなとパーク芝浦と歩いて二、三分のところですので、みなとパーク芝浦の駐車場を使っていただいて、歩いてきていただく形になります。 ○副委員長(いのくま正一君) 幾つか教えていただきたいことがあります。2階の百畳敷ですけれども、いろいろな使い方があると思いますが、最近は高齢の方や膝や腰が痛い方など畳に座るのがつらいという方がいらっしゃるかと思います。もちろん畳に座るのが好きな人もいるわけですけれども。現在は、いきいきプラザなどでも、畳の部屋は減りましたけれども、昔、畳の部屋でもお年寄りなどはみんな低めの椅子に座っていました。畳の部屋の座椅子について少し考えてもらいたいと思うのです。 ○芝浦港南地区総合支所長・産業・地域振興支援部長兼務(星川邦昭君) 百畳敷がまさに畳ということで、もちろん、座布団などは用意いたします。そのほかに、揚屋の見学会に来ていた方もそのようなことをおっしゃっていまして、よくお寺などで正座がつらいときの座椅子のようなものをご用意しようかと考えております。こちらにそのまま座るのがきつい方はいらっしゃると思いますので、その辺は配慮しますので、よろしくお願いいたします。 ○副委員長(いのくま正一君) それから、使用料なのですけれども、百畳敷ですからかなり広いと思います。余りにも使用料が高くなると使いづらいですし、仕切って半分で使うことは無理なのか、それともできるのか聞いてみたいと思います。使用料についてはなるべく利用しやすいように設定してほしいと思います。その2つをお願いします。 ○芝浦港南地区総合支所長・産業・地域振興支援部長兼務(星川邦昭君) 使用料については、区の施設全体の使用料という考え方がございますので、そこから外れるような設定は考えておりません。広さという意味でもう一つのご質問のお答えにもなりますけれども、半分に仕切るということではなくて百畳敷全体になりますので、料金としては今のところ1つの区分で2時間ぐらいですと5,000円を超えてしまうと思います。ただし、減免という考え方もあります。特にこちらは杉本委員からもお話ありましたように、観光で文化財として見てもらう施設になりますので、伝統文化や地域文化に資する活動をする団体に貸すようなときはもちろん減免対象として、その練習している姿自体を見てもらうということで考えております。この施設を利用するのに適した方に使ってもらうときには減免対象という形で考えております。 ○副委員長(いのくま正一君) それから、管理運営方法ですが、指定管理者制度を導入するということですけれども、検討の中で、区の直営にして必要な部分は委託をしようという検討はしなかったのかなと思うのですがいかがでしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所長・産業・地域振興支援部長兼務(星川邦昭君) どの施設をつくるときも、指定管理者制度でいくのか区の直営でいくのかは、もちろん検討対象としてございます。ただ、こちらの施設につきましては、趣を生かして伝統的な事業を展開していくとなると、区の知識・経験の中で行っていくのは難しいのと、例えばですけれども、運営自体が、指定管理者の考え方によって、休館日として考えている年末年始の公演を行ったり、いろいろと運営面で工夫することができると思いますので、やはり民間の力を借りた方が良いということで、指定管理者制度としております。 ○副委員長(いのくま正一君) そこは私たち共産党議員団指定管理者制度のあり方については意見が違うところなので、私としては保留しておきたいと思います。  どのように運営していくかというのがあると思うのですが、もちろん、団体や個人で借りるというのはあるでしょうから、貸し室で実施するのはいいことだと思うのだけれども、伝統文化交流館としてさまざまな事業を企画してもいいのではないかと思うわけです。度々実施していると変でしょうけれども、節々で。例えば、伝統文化交流館がオープンするときに、せっかくこの百畳敷があるわけですから、百畳敷を活用して文化行事のようなことをオープニングなどで準備して計画することもありかなと思うのですけれども、どうでしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所長・産業・地域振興支援部長兼務(星川邦昭君) 指定管理者の提案に任せる部分が多いところはありますけれども、事業として展開していくということは、最初から指定管理者にお願いしようと思っています。例えば、月に数回程度、興行という形で落語などをやる、また、区の事業としてそのような練習をするということで、落語であったり、日本舞踊であったり、そのような事業展開はもちろん考えています。さらに言えば、平成32年4月の直前に完成した暁には、開館記念事業という形で興行的なことを検討しております。 ○副委員長(いのくま正一君) よいと思います。せっかくの施設ですから。月に1回ぐらい事業として、寄席でも何でもいいですけれども、そのようなものができたら非常におもしろく、喜ばれるのではないかと思いますので、確定させることはないですけれども、そのような文化行事をぜひ計画していただきたいと思います。  あと、おそらく名前は愛称などをつけるかと思います。今も仮称になっていますけれども、港区立伝統文化交流館は、いいと言えばいいかもしれないけれども、少しかたいなという感じもあります。余り崩し過ぎてもよくないでしょうけれども、もう少し親しみがあるというか、適した名前がいいかなと思うので、検討していただければと思います。 ○芝浦港南地区総合支所長・産業・地域振興支援部長兼務(星川邦昭君) 実は愛称について、募集するかも含めていろいろ考えていましたが、ここの館自体、芝浦・海岸地域の町会の方々の愛着があって、協働会館という名称が、まさに愛着を持った名前なのです。そうすると、逆に愛称をつけるために、公募などをすることによって、全くそれと違う名前になってしまうと、芝浦地区の方々にとっては、逆に愛称をつけることで地域の思いが伝わらないということになってしまいます。そのため、現在のところは愛称を何か別につけるということではありません。かつ協働会館という名前も、区の指定有形文化財、旧協働会館という形で指定されていまして、完成の暁には、もちろん指定有形文化財・旧協働会館という名前の看板も立てられるし、条例の中にもこの旧協働会館保存の利活用という形も明記しようと思っておりますので、ここについては全く違う愛称というのはなじまないと考えております。もう一度地域の方々には打診してみますけれども、愛称は基本的にはつけないと考えております。 ○副委員長(いのくま正一君) そうすると、(仮称)港区立伝統文化交流館というのも、今まさに仮称ですから決まったわけではないけれども、今のお話ですと、地域や町会の方々の意向があるということですね。確かに旧協働会館というのは有名ですよね。余談になりますけれども、私も20代のころに2回ぐらい使用したような気がします。その後使えなくなってしまったけれども。だから、旧協働会館という名称が残るのであれば、文化財的なものとして残るということでしょうから、前の名称をどのようにするかというのは検討してもらいたいと思います。 ○委員長(阿部浩子君) ほかにご質問等はございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(1)「(仮称)港区立伝統文化交流館(旧協働会館)の管理運営について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、報告事項(2)「雑紙のリサイクル推進について」、理事者の説明を求めます。 ○みなとリサイクル清掃事務所長(加茂信行君) 報告事項(2)「雑紙のリサイクル推進について」、ご説明いたします。本日付資料№2をごらんください。可燃ごみの中に多く混入されている雑紙のリサイクルを推進するため、平成31年2月1日から雑紙の名称変更と排出方法の拡大を実施いたします。まず、資料の説明に入る前に、雑紙について若干補足いたします。現在区では、紙類を新聞・雑誌・段ボール・紙パック・雑紙の5種類に分け資源として回収を行っております。このうち雑紙につきましては、具体的には包装紙・紙袋・菓子箱・トイレットペーパーの芯・封筒・ハガキ・コピー用紙など、さまざまな種類のリサイクルできる紙類のことを指しております。ただし、樹脂等で表面をコーティングしている紙や、紙コップなど防水加工している紙、取出口のビニールがついたままのティッシュ箱、レシートなどの感熱紙、汚れた紙などリサイクルできないものについては雑紙には含まれません。  それでは、資料の項番1、現状でございます。みなとリサイクル清掃事務所では、家庭や少量排出事業者のごみをサンプル調査しごみの組成を調べる、集積所ごみ排出実態調査を定期的に行っております。一番新しい調査結果が出ておりますのが平成27年度でございますが、その調査結果では、区が収集した可燃ごみの中には約2割の古紙、つまりリサイクルできる紙類が混入しております。さらに、そのリサイクルできる紙類の約5割は雑紙となっております。可燃ごみに混入されリサイクルされずに焼却される雑紙は年間約4,900トンになると推計しております。このような状況につきまして、私どもみなとリサイクル清掃事務所の日々の収集作業を通じました実態把握や公募区民や事業者、有識者等で構成される、港区3R推進行動会議での検討、全職員を対象にした紙類の資源化促進に向けた職員アンケート調査の結果などから、雑紙をリサイクルできることが知られていない、名称がわかりにくい、排出方法が手間であることについて、改善が必要だということが明らかになっております。  項番2、雑紙のリサイクル推進策です。(1)名称につきましては、雑紙がリサイクルできることを区民等が理解しやすく、また、新聞・雑誌・段ボール・紙パック以外のリサイクルできる紙類であることがわかりやすいよう、その他再生可能紙に変更いたします。  (2)排出方法の拡大につきましては、より手間をかけずに大きさや形状の異なる雑紙を集積所に出せるよう、現状のひもで縛って出す排出方法に加えまして、紙袋に入れて出す排出方法を追加いたします。  (3)区民等への効果的な周知・啓発につきましては、広報みなと等による周知や町会・自治会等への説明、啓発チラシの全戸配布など、丁寧に行ってまいります。また、職員アンケートで寄せられた意見を活用いたしまして、子どもが親しめる啓発イラストを印刷した紙製の回収袋を作成し、区立保育園・幼稚園、小・中学校の子どもたちへ配布いたします。なお、その他再生可能紙とリサイクルできない紙類の区別が難しいことから、リサイクルできない紙についても具体的に例示をして周知してまいります。  裏面をごらんください。項番3、実施予定日は、平成31年2月1日としております。  項番4、効果といたしましては、仮に可燃ごみに混入している雑紙の全量をリサイクルした場合については、資源化率は現状より約6.3ポイント向上して35.9%になることを見込んでおります。  最後に、項番5、今後のスケジュールです。記載いたしましたとおり、町会・自治会連絡会での説明や、広報みなとや区ホームページへの掲載、名称変更などをPRするためのラッピングを清掃車に施すなど、さまざまな方法で丁寧な周知を図ってまいります。  簡単ではございますが、説明は以上となります。よろしくお願いいたします。 ○委員長(阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら順次ご発言願います。
    ○副委員長(いのくま正一君) 今の説明でもありましたけれども、雑紙という名前を変更して、その他再生可能紙になるということですけれども、これでもやはりわかりづらい感じがします。今みなとリサイクル清掃事務所長が説明したとおり、何が対象になって何が対象にならないか、ここが区民にとってわかれば資源化率も増えると思いますので、しっかり周知を行ってもらいたいなと。ごみの出し方で写真がついているものがありますね。例えば、プラスチック、再生紙とか、ビニールがついていたらだめ、ビニールの中にものが残っていたらだめですよといった写真はわかりやすいので、その他再生可能紙についてもあのような表示の仕方で、わかるようにしてもらいたい。スタート時は皆さんわからないかもしれないですけれども、浸透していけばうまくいく可能性ありますから、行ってもらいたいと思います。  それから、知らずに、雑紙というか、対象のものだと思って出したら違うなど、多分混入する場合があると思うのです。それはおそらく手で分けるのだろうと思うのですが、そのような手間もあると思いますので、普及、周知していくことが大事だと思います。答えは結構ですから、よろしくお願いいたします。 ○委員長(阿部浩子君) ほかにご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(2)「雑紙のリサイクル推進について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、報告事項(3)「港区教職員の働き方改革実施計画(素案)について」、理事者の説明を求めます。 ○教育長室長(中島博子君) それでは、報告事項(3)「港区教職員の働き方改革実施計画(素案)について」、ご説明いたします。資料は、本日付資料№3の概要版と資料№3-2の本編になります。本日は主に概要版を用いてご説明いたします。  本計画は、幼稚園を含め学校の勤務環境を改善し、働き方改革を進め、幼稚園・学校を魅力的かつ安定的な環境に変えていくとともに、さらに学校教育の質の維持・向上を目指して策定しております。達成目標を明確にし、3年間を見据えて具体的な取り組みを示しております。策定にあたりましては、国立教育政策研究所総括研究官である学識経験者を委員長とする、港区教職員の働き方改革検討委員会を設置しまして、これまで4回にわたり検討委員会を開催し、幼稚園長、小・中学校長の代表、保護者、地域の代表の方との意見交換を重ねてまいりました。委員名簿は本編の43ページにございます。内容については概要版をごらん願います。  まず、素案は4章の構成となっておりまして、第1章では教職員の働き方改革の国や東京都の状況を記載しました。区は平成28年9月に港区教職員の業務の適正化に向けた検討委員会を設置いたしまして、勤務実態の把握や、各幼稚園・学校において定時退勤日、閉校期間等を設けるなど、長時間勤務縮減の取り組みに積極的に取り組んでまいりました。  第2章では取り組みの目標、方向性を示しております。全教職員が仕事と生活を両立し、心身ともに充実して子どもたちと向き合い、より質の高い教育を実施していくため、取組目標を3点挙げてございます。まず1点目は、週あたりの在校時間が60時間を超える教員をゼロにします。過労死ラインと言われている月あたりの時間外労働時間がおおむね80時間となる状態でございます。  次に、教職員の学校・幼稚園でこれまでより働き方が組織的・計画的に推進されていると感じる割合。(3)については、教職員の自分の仕事と生活のバランスがとれていると感じる割合を、それぞれ70%以上にいたします。この(2)、(3)はともに本年7月に実施しました教職員のアンケート結果を踏まえまして、教職員が働き方改革の推進とワークライフバランスの成果をどのように感じるかを捉えた割合でして、これを目標値に定めております。  第2章、項番3の実施計画の方向性については、東京都が策定しました学校における働き方改革推進プランの5つの柱を基本に、港区独自の目標達成に向けて5つの施策を働き方改革の方向性として、施策を推進するための課題を抽出し、各施策の課題解決・目標達成のため、47の具体的取り組みを進めてまいります。  計画期間ですが、平成30年度から平成32年度までの3カ年として、既に取り組んでいる内容もありますので、平成30年度からの計画期間といたします。  右側の第3章は、具体的な取組内容となっております。本編では12ページから具体的な取組内容を記載しております。  本日は主に新規に取り組む事業、また、今後強化していく取り組みについてご紹介いたします。施策1では、在校時間の適切な把握による勤務時間管理の徹底及び意識改革の推進としまして、学校教職員の出退勤・庶務事務システムを来年平成31年4月から本格運用いたします。副校長の負担となっております日々の服務管理を軽減いたしまして、教職員の在校時間を把握するとともに、本計画の効果検証や勤務時間の適正化に生かしていきたいと考えております。適正な勤務環境の整備といたしまして、夏季休業中においては2週間の閉園・閉校期間を設定するよう、区としても統一的なルールを設け、この期間で休暇等の取得を促進してまいりたいと考えております。  また、管理職及び教職員の意識改革におきましては、幼稚園、小・中学校の各1園、1校を選定しまして、民間事業者のノウハウと協力を得まして継続的に議論・検討の場を設け、学校が主体的に業務の改善や職員室のレイアウト変更などが行えるよう、教育委員会事務局も支援しながら職場環境の整備を行ってまいります。なお、モデル校での効果的な事例につきましては、全校・全園で情報共有いたしまして、各学校・各園に意識啓発するとともに、業務の改善や環境整備に取り組めるよう進めてまいります。  施策2は、教職員の業務の見直しと業務改善の推進でございます。ICTの機器を活用いたしまして、テレビ会議システムの導入や調査業務などの簡素化を図るとともに、具体的な外部接続機能の活用に向けても検討を進め、事務作業の効率化、業務の絶対量の削減につなげてまいります。  また、私費会計の見直しにおきましては、給食費をはじめ教材費なども含めた新たな学校徴収金システムの構築、また、教職員の負担軽減に向けた人材の配置等も検討してまいります。学校マネジメント強化モデル事業の活用によりまして、副校長の業務を補佐する非常勤職員の設置や、また、スクール・サポート・スタッフの活用も拡大したいと考えております。  施策3では、幼稚園・学校と保護者・地域との連携、協働体制の確保ですが、この計画を推進するにあたりましては、保護者の理解・地域のご理解等が不可欠です。学校支援地域本部事業を推進し、地域人材を確保するとともに、企業との連携・協力を得て学校運営を充実させてまいります。  施策4におきましては、中学校における部活動の負担を軽減いたします。現在、部活動のガイドラインを作成しておりますけれども、試合等の引率を行える部活動指導員を確保するとともに、教員の負担を軽減し、生徒の調和のとれた生活の実現を目指してまいります。  最後に、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた環境整備ですが、学校教育の現場の中にも介護や子育てに携わる教員が増加しています。また、仕事を持ち帰ることが多い教員の状況を踏まえまして、在宅での仕事の仕方の考え方を検討いたしまして、在宅勤務の環境整備をしたいと考えております。また、教職員の心身の健康に関する取り組みの充実におきましては、安全衛生管理体制の充実において、長時間労働の教職員やメンタルヘルス不調者に対して、医師による面接指導を行う相談体制を整備して、教職員の健康管理を充実してまいります。  第4章の本計画の着実な推進にあたりましては、教育委員会事務局と学校が両輪となりまして、目標の達成状況について継続的に評価・検証するとともに、各施策の進捗状況、評価を、現在設置しております港区教職員の働き方改革検討委員会を継続しまして、この検討委員会に報告し意見を踏まえながら、具体的に進めてまいります。  今後のスケジュールですが、各幼稚園・学校長をはじめPTA会長、地域関係者に内容を説明しましてご意見をいただいております。当初予定しておりました3月を前倒しいたしまして、平成31年1月に実施計画を完成する予定でございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言をお願いいたします。 ○副委員長(いのくま正一君) 決算特別委員会でも質問しましたが、その後当常任委員会で報告があるということで、きょうの報告となったわけです。全部を細かく見たという感じではないのですけれども、本編の大枠は読みました。かなり真剣に対応しているのだなという感じはありましたし、事前に個別でいただいていた検討委員会の議論の資料も見ました。その中でも、教職員アンケートをどのように捉えるか、具体的にどのようにして長時間労働を減らしていくかという、かなり突っ込んでいる議論が行われていると、その議論を見まして、真剣に議論しているなと思いました。だから、方向としてはいい方向だと思います。全部が全部とは言い切れないかもしれませんけれども、大枠の方向としてはいい形で検討されているのではないかと思いました。  感想も含めて少しずつ聞きます、本編3ページに3、港区とあります中で、下の方の段で「港区教職員の働き方改革検討委員会を設置した」というくだり以降ですけれども、これまでさまざまな取り組みを行ってきたけれども、抜本的な改善には至っていないという現状認識です。そのような中で、どのようにしていくかということで検討を始めていると思います。  それから、本編6ページ、先ほども概要版などで説明がありましたけれども、2、取組目標のところですが、これはもう少し何とかならないかなと思います。現実として厳しい状況であるというのはわかります。(1)週当たりの在校時間が60時間(月当たりの時間外労働がおおむね80時間)ということで、厚生労働省が言っている月の残業時間が80時間を超える、これが数カ月前続くと過労死の危険水域に入りますよという数字です。だから、月当たり80時間にするというのは、それより超えているから減らしていくということで、努力の方向はいいと思うのですけれども、過労死ラインの数字であって、もっと短くしないと、これでよしとはなかなかならないと思うのです。現状がそれ以上超えているから当面その目標にしたのでしょうけれども。感覚としてはもっと減らしていきたいということでいいと思うのですが、どうでしょうか。 ○教育長室長(中島博子君) 長時間勤務縮減ということでは過労死ラインを基準にはしておりますけれども、もちろん、できる限り短く、できれば定時に帰れるような勤務環境を整備したいと考えています。 ○副委員長(いのくま正一君) そうだと思うのです。だから、説明の仕方も、過労死危険水域の月当たり80時間にしますと言うと何かよくないので、最低限そこ以下にしていくという意識で、取り組んでほしいなと。  それから、同じ6ページで、概要版でも書いてあるのですけれども、3、実施計画の方向性の施策1、在校時間の適切な把握と記載されています。これは適切な把握という言葉でいいのかなと。正確と言えば正確なのですけれども、在校時間の正確な把握だと思うのです。適切な把握と言うと何か違う意味にとられないでしょうか。正しくつかむということだと思うのですが、これはそのような認識ですよね。 ○教育長室長(中島博子君) 教育委員会も時間の管理に関しては正確に実施してまいります。 ○副委員長(いのくま正一君) そのようにしてほしいと思います。正確な在校時間をつかむことがスタートになるわけですから。それはお願いしたいと思います。  それと教職員アンケートなのですけれども、アンケート結果が全部計画の中に盛り込まれるのかと私は想像していたのです。しかし、集計がまだ全体が進んでいないのかもしれませんが、アンケートは全部は盛り込まれていないかと思うのです。例えば、本編19ページ(2)調査対応業務等の見直しのところで、アンケートのことが書いてあります。教職員のアンケート調査から、調査業務への対応は、同じような調査の繰り返し、提出期間が短い、教員がやるべき業務ではないなどの回答が多く、最も負担感の多い業務となっている。これは大事なところなのです。ところが、これに対応するアンケートのところは、ないわけではないですけれども、今言ったところが全部載っているのかなと言うと、そうでもないのですね。だから、アンケートはいつごろまとまって全体が報告されるのか。これはどのようになるのでしょうか。 ○教育長室長(中島博子君) 教職員アンケートについては、今鋭意集計中であります。自由記述でいただいているところもありますので、こちらはしっかり確認しまして、アンケート最終結果としたいと考えております。最終的には1月にこの計画が確定できたときに、この調査結果についても皆さんに公表したいと考えております。 ○副委員長(いのくま正一君) そうすると、アンケート結果全体をつかんで、それを分析した上で計画が1月にできるのか、1月に計画をつくったときにアンケートも発表しますよということだと、そのアンケートは計画の中に全部反映されないのか、反映されたのが計画になるのか、不透明なのですが、どちらですか。 ○教育長室長(中島博子君) アンケートの内容を踏まえて、計画の素案を改めてブラッシュアップする部分もあるかと思います。調査結果については、この素案の中に全て盛り込むのではなくて、別で調査報告書として作成したいと思っております。 ○副委員長(いのくま正一君) 計画にはアンケートが反映されているということですね。それは、そのようにしてもらえばいいと思います。  あと幾つか聞いていきます。本編22ページ(3)業務の効率化による負担の軽減の中で、真ん中より少し上ですけれども、「学校行事(運動会、遠足、移動教室等)の実施内容、運営方法等については、担当教員が事業者と調整を行っており、事前準備に多くの時間を費やしているため、教職員の業務の負担軽減が必要」だということですけれども、下にも少し書いてありますけれども、負担軽減とは具体的にどのようなことなのかお伺いしたい。 ○教育長室長(中島博子君) まず、この学校行事の中の運動会については、設営に大がかりなものがあること、それから、各学校いろいろテント等の大がかりな機材がなかなか収納する場所がないという観点からも、こちらは委託事業者等で対応したいと考えております。設営の委託ということです。  それから、遠足や移動教室に関しては、年間で計画して前年度のうちに期間等が設定されておりますけれども、その内容の計画を深めていくところ、それから、交通手段の手配、宿泊の手配に関して、やはり先生たちもその準備に時間がかかってしまうという負担がありますので、こちらも事業者等を通じて簡素化していくことを考えております。 ○副委員長(いのくま正一君) あと本編27ページで、概要版でも説明がありましたけれども、私費会計の見直しということで、ボックスの中を見ると、新たな徴収金システムの構築に向けて、検討組織を設置すると。それから、現在、現金による集金を行っている学校については、口座振替に移行するということで、教員が現金を取り扱う集金業務は軽減される、これは大きいと思うのです。事務量というか、現金を扱うことになれば気も使うわけで、紛失したら嫌だな、保管だなど、いろいろ考えるでしょうから。少し細かく説明してもらえますか。 ○教育長室長(中島博子君) 徴収金の業務に関しては、アンケートの結果からも、教員の負担に大きくかかわっています。それから、本来行わなくてもいい業務という仕分けも国や東京都からも出されています。ですので、現在港区では、学校の事務と教育委員会事務局とでの検討組織を立ち上げまして、今後この徴収金システムの構築にかかること、それから、この徴収金の取り扱い方について検討していきます。既に検討組織は立ち上げておりますので、課題を抽出をした上で来年度またスピードを上げて検討してきたいと考えております。 ○副委員長(いのくま正一君) 本編34ページなのですけれども、部活動の負担を軽減するというところで、これも大きな軽減になると思います。例えば、(2)部活動の体制の充実とありますけれども、部活動顧問の教員は、自分の専門外のスポーツを指導する場合もあると。技術指導や大会での審判などが負担になると。確かに自分が専門性を持っているなら審判もできるでしょうけれども、専門外で審判をするのは、かなりの負担だと思います。間違ってしまったら困るでしょうし、競技をしている子どもたちにも批判されてしまったら本当に困ると思います。これもどのように充実して改善していくのか、少し話していただきたいです。 ○教育長室長(中島博子君) 今、部活動に関しては部活動ガイドラインを策定しております。そして、教員が得意とするものにかかわれない場合がございますので、そこは外部の部活動指導員を招いて指導していただきます。これまでもそのような外部指導員はおりましたけれども、さらにその指導員の育成をいたしまして、試合等で出かける場合の帯同等についても、その部活動指導員が担えるようにしていきたいと考えております。 ○副委員長(いのくま正一君) それから、本編35ページで(1)在宅勤務等の整備とあります。一番上に書いてありますけれども、アンケートから、月5日以上業務を持ち帰っている教員の割合は36.2%と、かなりの率ですよね。これは深刻であり、改善しなければいけませんけれども、特に教育委員会もこの検討の中でも言っているけれども、個人情報保護の観点や長時間勤務を招くおそれの考えもあるため、対象となる教員を限定するなど慎重なルールづくりが必要だと指摘しています。何が何でも持ち帰ってやってくださいということになったら困ります。この指摘は本当に大事なので生かしてもらいたいと思います。  そこで、アンケート結果が概略で一部分が載っているということですから、本体のアンケートで聞いているかと思います。持ち帰り業務について、どのような仕事を持ち帰っているのかという設問はあったのかどうか。もしあったとしたら、その結果・集約はどのようになっているか教えてください。 ○教育長室長(中島博子君) 持ち帰り業務を行っている場合については、その内容を記載してくださいという形でアンケートを行っております。中身は自由記述ですので、その中で一番多いのが授業準備です。教材等の準備になるかと思いますけれども、それが一番多いです。また、学年だより等の作成も多い案件でございます。また、指導案作成も持ち帰ってということで、個人情報には絡まない部分を持ち帰るという回答が多く来ております。 ○副委員長(いのくま正一君) それから、本編36ページは説明でもありましたので、意見だけですけれども、安全衛生管理体制です。港区教職員安全衛生委員会を設置したということで、この間、強化されているのは見ていますけれども、やはりまだまだメンタルの部分など課題もあるわけなので、さらに定期的に強化してもらいたい。これは意見だけ言っておきたいと思います。  あと、本編46ページ、47ページで見ておかしいと思ったのは、46ページの一番上の①の設問です。あなたの幼稚園、学校内での働き方改革は推進していると感じますかという問いに対して、「余り感じていない」と「感じていない」を足しますと67.7%です。3分の2の方が感じていないということですから、積極的に推進してもらいたいという指摘です。  それから、次の②の自分の仕事と生活(趣味・家庭生活・余暇など)のバランスはとれていますかという設問で、「やや違う」と「違う」を足すと53.5%です。過半数の人がバランスがとれていないと。個人の感じ方もありますから、どのように受けとめるかというのはあるのですけれども、これも驚いた集約結果でした。これは特にどうするというのはよくわかりませんので、答えてもらわなくてもいいですけれども、そのような感想を持ちました。  それから、③の負担に感じる業務で、校長先生や主任など職位別で出ているわけですけれども、これも第1位が成績処理(幼稚園の場合、指導要録)とありますけれども、そのようなものを除きますと全部事務なのです。2位も事務が多いわけです。もちろん、栄養教諭や栄養士はまた違う部分が出てきますので、教員で見ていきますと、調査への回答では、事務が負担に感じるのですね。ですから、事務量を減らすことは本当に大事なことだと思います。  あと、47ページの④やりがいを感じる業務ですが、さすがに先生というのはすごいなと思いましたけれども、授業の準備や、授業・補教というところでやりがいを感じているということです。当然と言えば当然かもしれないですけれども、改めて先生なのだなと思いました。  あと、⑤やらなくてもよいと思う業務も、教員の関係でいきますと1位が事務なのです。主幹教諭だとかでいくと約58%ですから、これが大きなアンケート結果の中身だと思いますので、取り組みを強化してほしいと。  そして、休日出勤しているという実態があるわけですよね。これは先日の決算特別委員会のときにも聞きましたけれども、この理由はどのようなことになっているのか、アンケートで聞きましたか。 ○教育長室長(中島博子君) 休日出勤についても、土曜日は月2回の出勤がございますけれども、そのほかの休みのときの出勤についても調査しております。出勤する理由として3つまで回答してもらっていますけれども、その中で一番多いのが授業の準備、そして、成績処理です。やはり家に持ち帰れない個人情報に係る成績処理については、学校に休日出勤してやっているのが多く出てきております。主なところはその2点です。 ○副委員長(いのくま正一君) あとアンケートで、教員が不安やストレスや悩みを感じるものという設問はしたのでしょうか。もしそのような設問をしていれば結果はどのようになっているでしょうか。 ○教育長室長(中島博子君) 強いストレス、不安や悩みを感じるものについてという形で設問して、ここも自由記述になっておりまして3つ項目を選ぶ形になっております。その中で業務の量が一番ストレスになっていると出ております。また、書類作成などの事務的な業務、それから保護者への対応という順で出ております。 ○副委員長(いのくま正一君) あとアンケートで職場環境についてで、休憩する場所があるとかないという設問はしているでしょうか。もししていれば結果はどのようになっているでしょうか。 ○教育長室長(中島博子君) こちらは職場環境の観点から設問しておりまして、気分転換できる休憩スペースは確保されていますかという設問をしてございます。確保されていないのが71.4%ということで最も多いです。次いで確保されているというのが27.9%となっておりますので、まだ十分な結果ではございません。 ○副委員長(いのくま正一君) あとアンケートでいろいろな行事の準備などがあるわけですけれども、そのような準備するための作業する場所などがある、ないという設問があったでしょうか。あったとすれば結果はどのようになっているでしょうか。 ○教育長室長(中島博子君) そちらについても、職場環境の設問の中で、授業や行事準備などのための作業スペースが確保されていますかという問いをしております。確保されているが50.9%、確保されていないが47.1%ですので、まだ十分ではない結果かと思います。 ○副委員長(いのくま正一君) 今の休憩場所や準備する作業スペースというところは、今教育長室長も答えていましたけれども、十分ではないということなので、これは働き方改革と直接関係する部分ではないですけれども、関連すると思いますので、改善方お願いします。  最後にしますけれども、先ほど教育長室長の説明でも計画決定が来年1月ということで、検討委員会も随時開催すると。それから、アンケートの集約も今最終段階ということですので、委員会には随時それらを報告してもらって、方針など具体化がもっと進むようなことがあれば進めていただきたい、報告していただきたいと思います。  あと、現場の教員の意見を聞くのはどのような形でしていくのか、もう既にしたのか、あるいはこれからなのか、その2つを教えてください。 ○教育長室長(中島博子君) 現場の小学校の教員からは、一旦去年の段階で一部ヒアリングしております。今後については、今回このアンケートをして意見を集約したのと、また、この素案に関して今教員にも提出しておりまして、意見を求めているところでございます。さらに今後この推進を図っていく中で、1年半後ぐらいには教員の負担にならないようにまた改めてアンケートをして、この進捗状況の確認をしたいと考えております。あわせてその中でヒアリングもまたしていきたいと考えております。 ○副委員長(いのくま正一君) 随時報告もしていただくということでよろしいですね。 ○教育長室長(中島博子君) こちらの報告に関しましても、検討委員会の中で保護者からも情報提供・情報公開をしっかりするようにというご意見をいただいておりますので、議会にも報告いたします。 ○副委員長(いのくま正一君) 全体としてこれが総合的に進んでいけば、事務量も減るしいろいろな改善がされていって、そうすれば長時間労働も減るし日曜出勤なども減っていくので、その分、本来の授業だとか子どもたちに向き合うということになると思います。随時委員会等で報告してくれるということですから、またそのときに進捗状況なども意見があれば出したいと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員(杉本とよひろ君) この実施計画は当然重要であり、働き方改革を進める上で具体的なものになります。働き方改革をいかに円滑に浸透させて進めていくかがポイントだと思うのです。当然、これまで教職員にアンケートをとって意見を集約してこのような計画をまとめているのですけれども、大事なのは、各学校、幼稚園そして管理職も含めて、どのように進めていくか、浸透させていくかがポイントだと思います。教育委員会としての、抽象論になるかもしれませんが、1つのポリシーというか、その辺の意思を述べてもらいたいのです。 ○教育長室長(中島博子君) この働き方改革に関しては、地域の方、保護者の方の理解を得ながら進めていくべきものを考えております。ですので、今申し上げましたように、適時情報公開をしながらご理解を得て、また、新たな保護者からの視点、地域からの視点もございますので、そのようなご意見を参考にしながら、必要な改善を図っていきたいと考えております。 ○委員(杉本とよひろ君) おっしゃるとおりです。そこでもう一点お伺いしたいのは、実際にこの計画を通して働き方改革を実効性のある形で進めていく上では、進め方をいかに着目していくかという観点で見ることが大事です。今言われたようにまず教職員と保護者、地域、児童・生徒、この4者が納得感を得るような形が一番重要で、いかにいろいろな意見も踏まえ、しっかり把握した上で改善しながら進めていくかがポイントだと思います。その辺は今後会議体等で集約すると思うのですけれども、これも大きなポイントとして私は重要だと思うのです。その辺の認識はどのように考えているのか。 ○教育長室長(中島博子君) 例えば、できるだけ教育委員会事務局も積極的に学校に出向く、また、PTA活動に出向くという形で意見をお聞きする姿勢をとっていきたいと考えております。そのようなことで、さらに計画を実のあるものとして進めていけると考えておりますので、決められた会議だけではなく、やはりこれから民間のコンサルタントも入れながら実施していくなど、情報を皆さんにもどんどん公開しながら進めていきたいと考えております。 ○委員(杉本とよひろ君) 最後に、これは細かなことで恐縮なのですけれども、きょうとりあえずアンケートの一部、本編46ページ、②の設問ですが、意味が全然わからないのです。一般の区民が見てもわかりづらいと思うけれども、自分の仕事と生活のバランスはとれていますかという問いに対して、「そうだ」「まあそうだ」「やや違う」「違う」「無回答」と。これは要するにバランスがとれているかどうかと聞いているわけです。全くとれていない、ややとれているという答え方ならわかるけれども、バランスがとれていますかに対して、「そうだ」、「まあそうだ」というのは、普通の人が見ても質問と答えがずれていると私は思うのだけれども、どうなのですかね。素案ということでこのような形で示してあるかもしれないけれども、この質問と分析の答えとは意味がとれていないと思うけれども、最後に教えて下さい。 ○教育長室長(中島博子君) 今回アンケートの問いに対しての答えの求め方では、私たちも非常に苦労しました。どのように言葉を使ったらよいかというのもありましたが、今回のバランスはとれているかについての設問には、「そうだ」は、イエスかノーかというようなことになってしまうのですけれども、「そうだ」「まあそうだ」は、とれている、とれていないという意味でご理解いただければと思います。今後また改めてアンケートを行いますので、その際には十分注意したいと思います。 ○委員(杉本とよひろ君) 先ほどの質問を、なぜ聞いたかと言うと、素朴に聞いただけではなくて、職員、保護者、地域、生徒・児童のそれぞれ当事者の納得感というのが、だんだん進んでいるなと。したがって、このようなアンケート調査も当然当事者が関係してくるわけであって、単なる教育委員会だけがこの調査結果がわかればいいという話ではないと思います。この表現はダイレクトにそのまま、「とれている」「ややとれている」「とれていない」の方が、保護者が見た場合も、なるほどな進んでいるのだなということが改革する上で非常に大事なポイントだと思ったので、あえて質問しました。この点も今後よろしくお願いします。 ○委員(鈴木たかや君) お疲れのところすみませんが、1点。いろいろな小学校がある中で、成績の、評価の基準はあるのでしょうか。要は成績表をもらって、Aの学校とBの学校は同じものをもらうのでしょうか、それとも別々でしょうか。 ○教育指導課長(松田芳明君) 学校ごとに基本的には評価基準表というのをつくっており、基準については、保護者会で説明しています。ただ、学習指導要領も教科書も同じで、点数であらわせませんけれども、子どもの学習の姿について、どのように学んでいるかということを今は評価しているような時代ですので、点数で同じかと言うと違うかもしれないけれども、子どもの頑張りぐあいや頑張った成果のあらわれ方は、ほぼ同じと捉えていただければありがたいと思っております。 ○委員(鈴木たかや君) ありがとうございます。例えば、成績表をつける際に、仕事をするのに休日は学校まで行き、成績表をつけているタイミングでは一般の人は職員室に入ってはいけない。それだけ重たいものだと思うのです。だから、先生は休日でも学校に来て成績をつけると思うのですけれども、休日に先生が学校に来ることについて、その方がいいという判断をされているのか、それとも、例えば、家でできるならやってもいいと思っているのか、その辺はどのように考えていますか。 ○教育指導課長(松田芳明君) 昔はそのようなことができたのですが、私も含めて自宅で採点していた時代がございます。ただ、その間に、車で通勤中に車に置いておいた成績表が盗まれた、指導要録が盗まれた、落としてしまったなど、盗まれたなら本人というよりほかに責任があるでしょうけれども、そのような事態を招いてしまったために、個人情報の流出や個人情報保護規定が厳しくなってきたこと、また、職員のあり方として、今、処罰を受ける時代になっています。ですので、職員を処罰することなく行うためには、今現在のルールですと、やはり学校で行うしかないということです。ですから、なるべく学校で行わなければならない個人情報を扱うような仕事は、学校で行っていただき、先ほどあったようなテレワーク、自宅でもできるような仕事、特に介護ですとか子育ての最中の方々が、例えば、家に帰った後に、ちょっとした時間に学年だよりの続きをやろう、あした使うプリントの続きをしようということができるような、負担感を減らすための施策をまず第一に我々は捉えております。その後、そのような個人情報を保護できるようなネット環境など、いろいろな仕組みが出てくれば、また考え方を変えていきたいと思っています。 ○委員(鈴木たかや君) まさに今お答えになったようなことが聞きたかったのですけれども、記憶にあるのは個人情報の流出ということで、学校の先生が個人情報が書かれた紙を電車に忘れてしまった。USBメモリで持って帰ったら落としてしまった、だからだめだよとなっていったと思っているのです。でしたら、今おっしゃったようにセキュリティさえ担保されれば家でできるではないですかとなるわけですが、今の時代、クラウドが当たり前で、紙などは持って歩かないのです。私だって、役所と家を行き来する中で、資料を紙で持って帰っている人はそれほどいないのではないかと思うのです。家でも学校でも見られる、そこにセキュリティがかかっている、それであればできるではないかという時代が今来ていると思います。そこで、ICTを導入しようなど、片方だけ進めようとするといろいろなことが負担になってくるのです。だから、行うのだったら、例えば、成績表も、小学校が18校あるなら、同じフォーマットで同じ基準でつけられる、それが家でもできる、持って帰る必要がないので、先生が所持しているIDでログインしなかったらそこの画面には行けないということさえできれば、休日に、30分で来られる先生もいれば、1時間以上かけて学校に来る人もいます。そうすると、その時間が楽になる、その分楽になるのだったら、そのセキュリティさえクリアすれば家で帰って仕事をしていいのだということをぜひ進めていただきたいと思います。  ICT、電子黒板、いろいろなことが進んでいく中で、片方が進んでいくから、先生はそれを習得して授業をしなければいけない、その技術を学ばなければいけない、年配の人には厳しい、若い人は対応できるとか、さまざまなことが起きています。どのようにしたらそれが教員の方への軽減につながるのかを重要な項目に入れていただき、成績表などの個人情報の観点からも、ぜひその部分も一緒になって進めていただければ、すごく楽になるのではないか。点数をつけるのも、もちろん、先生の言葉で手書きで、この子はこのようなところがすぐれていると昔は当たり前のように書いてありましたが、それはすごく大事なことだと思うのです。だからこそ、その時間を捻出するために、点数をつける基準は港区ではこのようなことですよ、学校はみんな一緒ですよという方向にぜひ振っていっていただきたい。このようなことを行うのには、教育委員会だけだと厳しいと思うので、ぜひ区長部局とも一緒になって、港区全体で行っていっていただければと思います。 ○委員長(阿部浩子君) ほかにご質問等はございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(3)「港区教職員の働き方改革実施計画(素案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、報告事項(4)「(仮称)港区立科学館の管理運営について」、理事者の説明を求めます。 ○教育企画担当課長(藤原仙昌君) それでは、報告事項(4)「(仮称)港区立科学館の管理運営について」、ご説明いたします。本日付資料№4をご用意ください。本件につきましては、現在、虎ノ門三丁目に気象庁との合同庁舎として建設しているところの1、2階に入る(仮称)港区立科学館について、名称や休館日、開館時間、観覧料等を定めるものでございます。  まず、項番1、これまでの経緯でございます。平成20年3月の時点で合同庁舎の中に新教育センターとして、カリキュラムセンター的機能、相談センター的機能、体験学習センター的機能の3つの機能を整備する方針を定めています。平成28年の段階では、このうちの体験学習センター的機能につきまして、広く一般の利用に供すること、公の施設として(仮称)港区立科学館として整備する、管理運営については指定管理者を導入する方針を定めております。その後、平成29年には展示物の製造等の契約やプラネタリウムの製造等の契約を既に締結しております。並行して管理運営に関して検討していまして、今現在まとまっている内容についてご報告いたします。  項番2、名称です。学校の学びの補充の場と、子どもたちが科学の楽しさを発見できる、さらには大人も科学の世界へいざなう場というコンセプトで整備しております。このような設置目的等を踏まえて、名称につきましては、シンプルで誰もがわかりやすい視点で、親しみが持てる港区立みなと科学館といたします。  2ページ目をごらんください。続きまして、項番3、休館日は、月1回の休館で第2月曜日と考えています。そのほか年末年始、施設の点検等で臨時休館も予定しております。  項番4、開館時間につきましては、午前9時から午後8時までです。特に午前中の時間帯は学校等の利用を中心に考えておりまして、夜間については、お勤めの方にぜひ寄っていただきたいこと、あとは港区へ観光をしている方にも立ち寄っていただければと考えまして、午後8時までとしています。  続きまして、項番5、使用料については、施設全体の中でプラネタリウムを有料としまして、常設展示コーナー等は無料といたします。さらにプラネタリウムについては、一般投影、特別投影、貸切投影ということで3つ設定しまして、それぞれ観覧料を定めています。まず、一般投影ですが、大人600円で、小・中学生及び高校生は100円です。その他団体料金あるいは免除の規定ということで、団体は通常の80%、65歳以上や障害のある方を免除といたします。  3ページ目をごらんください。次に、特別投影です。こちらは一般投影とは違いまして、例えば、吹奏楽の生演奏と一緒に行ったり、講演などとセットで行ったりということで、さまざまな演出で、通常の投影とはまたさらにほかに経費がかかってくるようなものを特別投影と定義しています。こちらはそのつど料金を定めると考えておりますが、まず、この段階では上限2,000円と考えております。団体料金、免除については一般投影と同様です。次に、貸切投影は、学校や、その他区が支援する福祉団体などには貸し切りで利用していただくということで、1回につき5万8,000円という設定でございます。席が121席ありますけれども、これを埋めて、そこに団体割引の計算を加えまして設定したものでございます。また、貸切投影についても、区内の小学校、中学校、幼稚園、保育園などが利用する場合、団体で利用する場合でも免除という規定を設けております。  続きまして、4ページ目にお進みください。そのほか多くの方に利用していただくための仕掛けとしまして、一般投影だけですが、買えば何回でも利用できるものとして、年間パスポートを発行します。あと、区民無料開放の日ということで、年4日程度を定められればと考えております。  参考までに(6)プラネタリウム以外の諸室については、別紙、参考資料で、平面図等を入れておりますので、ごらんください。1階が常設展示コーナーですとか多目的ロビー、実験室となります。2階は気象科学館が入る予定でございます。参考までに、気象科学館ということで、こちらと連携した事業などについても検討しているところです。  最後に、5ページ目をごらんください。項番7、今後のスケジュールです。この案件については、次回の平成30年第4回港区議会定例会の中で港区立科学館の条例をご提案する予定でございます。その後につきましては、今年度末には指定管理者の公募を行います。そして、平成31年9月に第3回港区議会定例会で指定管理者の指定についての議案を上程する予定です。最終的に建物は平成32年2月末に完成、平成32年4月1日開館と考えております。  簡単ではございますが、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言をお願いいたします。
    ○副委員長(いのくま正一君) プラネタリウムは、ほかの自治体でも先行して設置しているところがありますよね。料金設定などはほかの自治体と比較などはしているかどうか、紹介してほしいです。 ○教育企画担当課長(藤原仙昌君) 他区におきましては既に9区プラネタリウムを設置している自治体がございます。この中で、一般投影については、大体300円~600円となります。例えば、渋谷区は600円です。あと、特別投影については、中央区や渋谷区、足立区は上限を2,000円に設定しております。 ○副委員長(いのくま正一君) 小学校や中学校では科学館を利用するということで、その場合は無料だということですけれども、通常、平日に利用するわけで、同じ日にちや時間だったら無理なので調整していくのだと思うのですけれども、1年に1回は見に行くようになるのか、そのような計画はどのように設定していくのかを聞いておきたいのです。 ○教育指導課長(松田芳明君) 天文の授業に関しては、小学校4年生と中学校2年生が教科書の中で設定されています。この小学校4年生と中学校2年生について確実に見られるように割り振りをしたいと考えております。その他については、例えば、移動教室の前などのリクエストについては、ほかの団体より先に貸し切りができる状態にしてありますので、学校の教育課程にあわせてということと、もちろん、校長会の中でも日程をあわせながら調整していこうと考えています。 ○副委員長(いのくま正一君) あと、免震オイルダンパーのことで報道がありましたよね。ここはまだ建設が終わっているわけではないので、材料や備品を使用しているかどうかだと思うのですけれども、この施設は大丈夫なのですか。 ○教育企画担当課長(藤原仙昌君) 報道のとおり、納入された8本のうち1本が、基準値を超えてしまっているということでした。これについては発覚した段階から、こちらからも委託先、あとは現場の事業者にできるだけ速やかに交換してもらうように、ずっと申し入れている状況でして、いつになるという話はまだ決まってはいないのですけれども、できるだけ早くやってもらうようにしております。 ○副委員長(いのくま正一君) よろしくお願いします。あと、指定管理者制度を導入するとなっているのですけれども、必要なところは区が直営で委託をするという検討はされたのかどうか。 ○教育企画担当課長(藤原仙昌君) この方針を定める際に、検討の中では、教育的な効果をより高めるために、専門性の高いプログラムができる、または、民間事業者ならではのネットワークを使ったり、その事業者が持っている資産・資源を直接現場に活用したり、区ではなかなかやりきれないような企画が展開できるのではないか。あとは、土日や夜間の営業等々のことなどをもろもろ勘案いたしまして、指定管理者を導入した方がよりよい運営ができるのではないかということで決めた状況です。 ○委員長(阿部浩子君) ほかにご質問等はございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(4)「(仮称)港区立科学館の管理運営について」の報告は、これをもって終了いたしました。  ここで休憩にいたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) それでは、休憩といたします。再開は3時20分といたします。                 午後 3時00分 休憩                 午後 3時20分 再開 ○委員長(阿部浩子君) 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  報告事項(5)「平成31年度港区立幼稚園の定員等について」、報告事項(8)「平成31年度港区立幼稚園園児募集について」、一括して理事者の説明を求めます。 ○教育企画担当課長(藤原仙昌君) それでは、本日付資料№5をごらんください。報告事項(5)「平成31年度港区立幼稚園の定員等について」、ご説明いたします。まず、項番1の表をごらんいただきますと、昨年度と変更があった場所を少し太い字、ゴシック体でお示ししております。変更のあったところについてですが、まず、中ほどの麻布幼稚園については、今年度末に増築が完成します。これに伴いこれまで3歳児・4歳児・5歳児は1クラスずつだったものが、来年度は2クラスずつで、3歳は25人、4歳は30人、5歳も30人でして、合計で85名の定員拡大になっております。それ以外に、3歳児ですが、白金台幼稚園、港南幼稚園、中之町幼稚園、青南幼稚園につきましては、従来定員を白金台幼稚園は、1クラス22人×2クラスで合計44人、港南幼稚園については、1クラス22人×3クラスで合計66人としていたところを、3人増員して1クラス25人にしました。また、それ以外に、港南幼稚園9人、中之町幼稚園6人、青南幼稚園6人ということで定員を増やしまして、あわせまして112人の定員増としたものです。これによりまして、平成31年度の園児募集定員についてはすべてあわせまして1,635人になります。  項番2が子育てサポート保育の充実です。この子育てサポート保育ですが、通常の幼稚園教育時間は2時までですが、それ以降の4時半まで希望するお子さんをお預かりする制度です。これが今年度の時点では区立幼稚園12園中10園で実施していましたが、平成31年度新たに芝浦幼稚園と白金台幼稚園の2園で実施することにいたしまして、これにより区立幼稚園12園全園での実施になります。  項番3が今後のスケジュールです。平成31年度区立幼稚園園児募集を広報みなと11月11日号に掲載する予定でございます。  私からの説明は以上です。 ○学務課長(山本隆司君) それでは、引き続き報告事項(8)「平成31年度港区立幼稚園園児募集について」、ご説明いたします。資料№8をごらんください。初めに、1の園別の募集定員です。先ほどご説明のとおり、今回3歳児については52名の定員増ということで、10園で415名の募集をいたします。4歳児については全体として247人を募集いたします。なお、この247人は在園児の進級を考慮し平成31年度の4歳児の定員610人から平成30年度の3歳児の定員363人を引いたものでございます。5歳児につきましては、改修工事により定員を拡大した麻布幼稚園についてこのたび30人募集いたします。ほかの園の5歳児については一斉募集は行いませんが、5歳児の定員610名に対して、現在の4歳児は全て進級した場合でもあきはありますので、一斉募集の終了後、4歳児からの進級者の状況に応じて随時申し込みを受け付けてまいります。  次に、2の応募資格です。区内に住所を有し該当する生年月日の幼児となります。  続きまして、3の今後のスケジュールです。11月11日号の広報みなと、区のホームページ、ポスター等でご案内してまいります。募集要項の配布は11月12日から開始いたします。また、応募の受け付けは11月22日、それから、祝日、土日を挟みまして11月26、27日に各幼稚園及び学務課で行います。応募の結果定員を超えた場合は、12月4日に区役所9階で抽選を行います。追加受付の結果さらに抽選が必要な場合については、12月10日に追加の抽選を行う予定でございます。その後、面接・健康診断を実施し、12月下旬には入園決定となる予定でございます。  説明は以上でございます。 ○委員長(阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言お願いいたします。 ○副委員長(いのくま正一君) 3歳児の保育ですけれども、通年で定員を超えて申込募集があって、結局断念するというケースが幾つかあったかと思います。今回さらに拡大・改善されるということで、例えば、今年度で見ますと入園できなかった3歳児がいたけれども、これが拡大されてそのようなことはなくなるのかどうか、答えてください。 ○教育企画担当課長(藤原仙昌君) 昨年度、平成30年度港区立幼稚園園児募集の結果で見ますと、実際に当初区立の3歳児保育を行っているところが12園中10園あるのですが、そのうち9園で抽選になっております。4月当初現在の補欠登録者が33名で、その後も少しずつ減ったりするのですが、新年度を迎えた段階で補欠登録が33人でしたので、多少地域性などもありますので全てがうまくはまるかどうかというのはあるのですが、それにしても、今回52名増やしますので、何とか年度内にうまくバランスよく入園していただければと思います。必ず第1希望のところに入れるかというところは課題が残りますが、そのような効果にも期待しております。 ○副委員長(いのくま正一君) よろしくお願いします。それと、子育てサポート保育全園実施となるのですけれども、現在の利用状況は、満杯状態なのかどうなのか少し教えてください。 ○教育企画担当課長(藤原仙昌君) 1日平均の利用実績は、多いところで港南幼稚園が16.4人、少ない本村幼稚園が1日平均5.2人で、仕組み上、年間で登録してご利用される方と、あとはスポット利用ということで、前もっての申し込みが必要になりますが、そのつどの1日単位での利用がありまして、必ずしも通年で埋まっているというよりは、時期によって埋まったり、埋まらなかったりということはございます。 ○委員長(阿部浩子君) ほかにご質問等はございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(5)「平成31年度港区立幼稚園の定員等について」、報告事項(8)「平成31年度港区立幼稚園園児募集について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、報告事項(6)「旧神応小学校の本格活用及び旧三光小学校の暫定活用並びに埋蔵文化財保管場所について(素案)」、理事者の説明を求めます。 ○教育企画担当課長(藤原仙昌君) それでは、報告事項(6)「旧神応小学校の本格活用及び旧三光小学校の暫定活用並びに埋蔵文化財保管場所について(素案)」、本日付資料№6、資料№6-2を用いてご説明いたします。  まず、資料№6の1ページです。このたび旧神応小学校の本格活用方針及び旧三光小学校の暫定活用方針、埋蔵文化財保管場所の確保についての素案がまとまりましたので、ご報告するものでございます。平成27年4月の白金の丘学園開校後、旧神応小学校は地元町会等の利用ですとか埋蔵文化財保管場所として暫定活用を、旧三光小学校についても同様に、埋蔵文化財保管場所ですとか、教育センター、学童クラブ、このような目的で暫定活用しております。また、旧三光小学校については、校庭にも現在暫定の(仮称)三光保育室を建設中です。  それでは、資料№6-2の別紙1をごらんください。今回の素案ですが、双方の施設が関連しておりますので、相関図としてまとめているものです。まず、中央部分に旧神応小学校がございます。左下には旧三光小学校です。2カ所を活用してその地域の課題解決に取り組んでいくという趣旨でございます。まず、旧神応小学校ですが、既存校舎を大規模改修しまして、保育園と学童クラブ、いきいきプラザ及び区民協働スペース、この旧神応小学校と書いてある丸の左枠に書いてある4つの用途を整備して、平成35年4月の開設を目指していきます。  次が、左下の三光小学校です。平成35年度以降、小学校等の改修時に備えての仮設校舎として活用していければと考えております。このために三光学童クラブと、(仮称)三光保育室は、平成34年度末までの活用を考えております。  あわせて埋蔵文化財の保管場所ですが、現在、旧神応小学校と旧三光小学校に保管されておりますけれども、平成35年度までに新たな保管場所を区外まで広げて探し、確保していくという考えです。どうしても平成35年までに困難だった場合には、旧伊豆健康学園も1つの保管場所として考えております。  資料№6の2ページにお進みください。旧神応小学校の本格活用でございます。項番1は現在の施設概要でございます。項番2は現在の活用状況でして、これに関しては資料№6-2別紙2に平面図をつけております。現在の活用状況ですが、文化財の保管、地元町会等での利用がされております。  続きまして、項番3、活用検討の考え方と経過ですが、資料№6-2別紙3をごらんください。フローチャートでまとめております。旧神応小学校の活用においては、区のこれまでの取り組みや方針を踏まえながら、あとは地元要望や行政需要を確認した上で、建物利用の可否について検討ということです。  続きまして、資料№6、3ページの項番4、検討経過です。地元要望や町会との話し合い、行政需要などをもろもろ勘案して、方針を立てていったところでございます。  続きまして、資料№6、4ページから5ページ目にかけて、項番5、本格活用案です。記載のとおり、区の行政需要を踏まえ、保育園、学童クラブ、いきいきプラザ、区民協働スペースをそれぞれ整備していきます。今後、整備計画、設計の中で諸室の機能・面積等については確定していきますけれども、現段階の大まかな施設の配置ということで、資料№6、6ページの上に表をつけております。旧神応小学校の1・2階が保育園で、200名規模。3階が学童クラブで240名規模、4階にいきいきプラザ、区民協働スペースを設置し、規模については設計時に確定していきます。  その他、防災拠点としての機能を継続していくこと、自転車シェアリングポートを設置していくこと、現在、旧神応小学校を利用している団体がおりますので、そのようなところの調整、体育館の取り扱いについて今後検討していきます。  最後に、資料№6、6ページの項番7、スケジュールです。おおむね記載のとおりです。今年度は体育館特定天井の対応をしたり、整備計画を策定します。平成33年度着工しまして、平成34年12月竣工、平成35年4月に本格活用開始と考えております。まず1つ目の旧神応小学校は以上でございます。  続きまして、旧三光小学校の暫定活用です。資料№6、7ページにお進みいただきまして、ご説明いたします。まず、項番1、概要については記載のとおりです。現在の活用状況ですが、記載のとおりです。資料№6-2の別紙6には、現在の活用状況を平面図で示しております。1階と2階の一部が教育センターで、2階の一部が三光学童クラブ、あと3階、4階については、埋蔵文化財等・学校歴史資料で、校庭には今(仮称)三光保育室を整備中でございます。  続いて、今後の活用方針ですが、資料№6-2の別紙7もあわせてごらんいただくとわかりやすいので、そちらをごらんください。まず、平成32年3月末をもって教育センターが虎ノ門に移転します。そうしますと1階と2階の一部があきます。そこからの平成32年4月から平成35年3月までの活用ですが、この図にもありますとおり、3階、4階については、引き続き埋蔵文化財等保管場所として活用、並行して区外の新たな設置場所に関しては引き続き探していくということで考えております。2階の三光学童クラブについては平成35年3月までそのまま暫定活用になります。教育センターが虎ノ門に移転した後ですが、3年間の期間限定で、需要に対応していきます。例えば今考えられるものの1つとしては、旧神応小学校を暫定的に使っていただいている団体は、工事に入ると利用できなくなってしまいますので、その間このスペースを使っていただくことも方法の1つと考えております。その他、庁内的に需要があれば、そのようなものにも対応できればと考えております。  資料6の8ページをごらんください。(2)平成35年度以降の活用でございます。冒頭に申し上げましたとおり、この建物自体がまだ比較的新しく、耐震性も十分なもので、利用が可能です。一方で、今後区の施設、学校施設も老朽化が進んでおり、今後大きな改修等が必要になってくるケースが想定されますので、この旧三光小学校については平成35年度以降も引き続き教育財産として確保し、そのような事態に順次対応できるような体制をとっていければと考えております。  最後に、旧三光小学校のスケジュールですが、平成32年3月、教育センター暫定活用終了、平成35年3月に学童クラブ及び保育室活用を終了する予定です。文化財保管場所もここまでにはほかの場所に検討できればと考えております。平成35年4月以降、仮校舎などとして活用していければと考えております。  長くなりますが、埋蔵文化財保管場所の確保について、引き続き8ページの下の方をごらんください。それぞれ埋蔵文化財については、現在、旧三光小学校や旧神応小学校などに保管されています。資料№6、9ページをごらんください。文化財保護法や東京都の出土品の取り扱い基準に基づきまして、出土した器や石器、金属器、骨などについて、全てを保管するわけではないのですが、その中で保管を要するものを保管しているという状況でございます。  資料№6-2別紙9をごらんください。現在までに埋蔵文化財保管量がどのように増えてきたかをまとめております。この保管量を換算する方法としては、縦横が60センチメートル×40センチメートル、深さ17センチメートルの箱を想定して保管箱が何箱あるかという量で見込んでいますが、まず、平成23年度は2万3,141箱だったのが、一番右、平成29年度をごらんいただきますと、3万5,644箱で、年々増えています。この埋蔵文化財等については、保管の規定はあるのですが、保存年限や廃棄の規定がないので、たまっていく一方という状況でございます。  次に、別紙10をごらんください。現在の保管状況と今後見込まれる保管状況と想定している保管先をまとめております。現在、旧神応小学校、旧三光小学校以外にも、港区立郷土資料館、港区立障害保健福祉センターにも保管しております。これについて、郷土資料館の2,400箱は平成30年度に郷土歴史館に移転することになっています。それ以外にも、旧三光小学校にあるもの、旧神応小学校にあるものも一部はこの港区立郷土歴史館に移動させますけれども、港区立郷土歴史館もとても収容しきれないということで、引き続き旧三光小学校や旧神応小学校には平成30年度末の段階でもまだ残っている状況でございます。旧神応小学校にある埋蔵文化財に関しては、平成31年度末までに旧三光小学校に移転させると考えております。この間も年間2,000箱程度増えていくと見込んでおりまして、これに関しては旧三光小学校の方に新しい場所が見つかるまでは保管していくことになっております。  資料№6の10ページにお戻りください。項番4、今後必要となる埋蔵文化財保管場所の規模です。平成50年度には、港区立郷土歴史館にすでにあるものは除いても約4万箱の保管場所が必要になるということで、面積ですと3,000平米から3,500平米になります。  資料№6、11ページの項番6、今後の検討の方向性ですが、3,000平米以上の保管場所を確保するというのは、区内では難しいだろうということで、区外まで広げていき、平成35年3月までを目指して、文化財保管施設を整備するとしています。平成35年3月までに移設できない場合には、旧伊豆健康学園を暫定的に活用することも検討します。  大変長くなりましたが、本件の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。質問等ございましたら、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員(杉本とよひろ君) まず、この計画は、旧神応小学校、旧三光小学校、埋蔵文化財保管場所の3つが動かないと一切動かない事業なのですよね。私は神応小学校が廃校になったときに、子どもと高齢者の施設を何とかあき教室で確保してくれということで、本格的にどのようになるのかということはずっと要望を受けていました。埋蔵物が、両方の小学校に保管されていることと考えたときに、この埋蔵文化財の方針についても決定しない限りは、それぞれの旧神応小学校の要望と旧三光小学校の今後の活用についても進まないという実態がありました。相関図を見るとわかるのですけれども、1個動くと全部順次動き、全部関連していることなのですね。それでいよいよ進むということなのですけれども、まず、この計画について地元への説明等は、当常任委員会で報告して、総務常任委員会や建設常任委員会にもかかる話なので、それを終えてから地元に行うのでしょうか。 ○高輪地区総合支所副総合支所長・高輪地区総合支所管理課長兼務(遠井基樹君) 資料№6-2の別紙4をお開きください。ただいま杉本委員ご指摘のとおり、実は平成26年8月に、当時の小池教育長・武井区長宛てに、地元の5つの町会から連名で要望書をいただきまして、その中で今ご指摘いただいた高齢者施設、子どもの施設、地元住民が使えるための施設などを整備して欲しいといった内容の要望をいただきました。その後、この資料№6-2の別紙4にございますように、平成27年から平成30年、ことしの5月に至るまで、このように説明をずっと地元と高輪地区総合支所が絡みまして話し合ってまいりました。それで、私どもとしては、本日区民文教常任委員会、10月29日に総務常任委員会、11月5日に保健福祉常任委員会でお諮りした上で、11月5日以降、議会への報告がひととおり終わった段階で、旧神応小学校の地元町会、旧神応小学校を現在利用されている団体の皆さん、旧神応小学校を卒業生されたOB会の皆様、それから、中高層建築物の紛争予防条例に基づいた周辺の皆様への説明があります。  一方で、旧三光小学校の方は、旧三光小学校周辺の地元町会の皆さん、三光学童クラブをお使いの皆さん、それから、これから開設されます(仮称)三光保育室をご利用の皆さんにご説明すると同時に、三光小学校OBの皆さんにもご説明します。地元をまず第一優先にして行っていく。利用者の皆さんは相手が特定されていますので、所管の方からご説明申し上げるという形で、丁寧な説明をする予定でございます。 ○委員(杉本とよひろ君) よろしくお願いいたします。今管理課長がおっしゃったように、旧神応小学校については、私もずっとかかわっておりましたけれども、当初から、強い要望が出て、特に高輪地区総合支所については、管理課長をはじめ担当の方が地元の立場に立っていろいろ苦労されたことは承知しております。一応要望のとおり、子どもや高齢者の関連施設、協働スペースなど、地元の要望が基本的には全部網羅されている。ただ、具体的にどのような形で使うかはこれからだと思うのです。特にいきいきプラザの機能が当初から言われています。坂を上がると白金台、ところがあそこの坂を上がるまでがとてもではないけれども難儀で通えないという実態もあります。いきいきプラザに準じた機能ということは当初言われていたので、例えば、いきいきプラザの主な機能として、1つはお風呂があり、もう1つは、娯楽的に使えるカラオケやマージャンなどのコミュニティの施設があります。また、介護予防の観点から健康トレーニングの部屋や機械などがあるのですけれども、今回この旧神応小学校で考えている計画ですと、全てはなかなか無理だと思うのです。重立って、こことここは機能としては可能、この機能は不可能ということが今の時点でわかっていれば教えてもらいたいのです。 ○高輪地区総合支所副総合支所長・高輪地区総合支所管理課長兼務(遠井基樹君) 資料№6-2の別紙5をごらんください。これは高齢者支援課からいただいた資料で、60歳以上の高齢者の人口推計をまとめた表になっております。ごらんいただきますと地区ごとになっておりまして、右から2列目が高輪地区、内訳としましては、高輪いきいきプラザ、豊岡いきいきプラザ、白金いきいきプラザ、白金台いきいきプラザになります。ごらんいただくと、60歳以上の人口がほかの地区と比べて高輪地区はダントツでして、いずれの推計年度においてもこれだけの人口の中で高齢の方が占める割合が高輪地区は多いということ、また、近くには公衆浴場もあります。ここに風呂を設けた場合には公衆浴場の営業を圧迫する可能性もあるということを考えあわせますと、お風呂と筋力マシンが置いてあるような部屋は少し難しいかなということで、集会室・敬老室ということを中心に検討しています。それから、先ほど申し上げた平成26年8月にいただいた要望書の中で「ブラッと来たときにくつろげる」と書いていますので、いきいきプラザのロビーにはマッサージ機や筋トレの機械を少し置くことも検討しています。面積を何平米にするかについては、区民協働スペースも設置しないといけませんので、これから諮ります。 ○委員(杉本とよひろ君) わかりました。それと、実際に工事が始まると、この旧神応小学校は今まで活用していた状態にはいかないということで、旧三光小学校で利用するということですけれども、実際に旧三光小学校にあきのスペースがあるかどうかということなのです。いろいろな団体があるとは言いながらも、基本的には大体地元の町会関係のサークル活動や会議を行ったりということが主だとは思うのです。工事期間は約3年かかるとのことですが、旧三光小学校でこれだけ埋蔵物が保管してあって、そのような部屋が確保できるのでしょうか。 ○教育企画担当課長(藤原仙昌君) 今回、旧神応小学校の計画を見ますと、これから計画や設計に入っていきます。着工の時期ですと、教育センターが入っていた、1階と2階の一部になりますけれども、ここがあくと見込んでいますので、文化的な活動をされている団体の皆様であれば、このようなところをお使いいただけると考えています。あとは旧三光小学校ですと1階に多目的ホールなどもありますので、そのようなところが見込めるのかなと思います。 ○委員(杉本とよひろ君) 埋蔵文化財の保管について若干教えてもらいたいのですが、資料№6-2、別紙10の資料で、平成30年度からの保管場所と状況が書いてあるのですけれども、年々増えるのは当然だし、開発するために、掘ったときにいろいろな埋蔵物が出てきて、これが文化財指定されると勝手に処分できないということで、特に港区という土地柄を考えた場合、これからもさらに増えると思うのです。今回、旧神応小学校と三光小学校が廃校になり、港区立郷土歴史館が開設するということもあって振り分けしたのでしょうけれども、それ以前はこれだけの莫大な量をどのようなところでどのように保管していたのかを教えてもらいたいのです。 ○図書文化財課長(佐々木貴浩君) 現在は資料№6-2、別紙10に書いておりますとおり4カ所に分かれておりますけれども、旧三光小学校と旧神応小学校で保管する前は、旧赤坂小学校や、港区立郷土歴史館をつくる前の旧公衆衛生院に置いたりということで、その活用が決まり次第また違うところに移動するという経緯を経てきております。 ○委員(杉本とよひろ君) わかりました。平成35年度までにとにかく今、旧神応小学校と旧三光小学校に保管してある埋蔵文化財については保管場所を探すということですけれども、現実的には恐らく厳しいだろうということで、平成35年度までに見つからなければ旧伊豆健康学園を保管場所として考えるということです。では、実際に平成35年度までに、最適なスペースがあればいいのでしょうけれども、探す条件としては何になるのでしょうか。 ○図書文化財課長(佐々木貴浩君) 主な条件として面積が3,000平米程度必要なことであったり、埋蔵文化財をトラックで運んだりしますので、そのような荷さばきをするスペースがあったり、埋蔵文化財に土がついて上がってきますので、それを洗浄する場所があったりというような諸スペースが必要だと考えております。 ○委員(杉本とよひろ君) その場合は、基本的には区有施設を考えているのですか。それとも、荷さばきとかいろいろな条件がかなって、家賃を払えば、民間の倉庫を使うというようなことも視野に入れているのでしょうか。 ○図書文化財課長(佐々木貴浩君) 現在、民間の倉庫等も試算はしておりますが、経常的に経費がかかってくるということで、高額になってくるだろうと想定しております。そのため、現在、余り考えておりません。全国いろいろなところがありますので、かわりにほかの連携自治体のご協力を得られないかというようなことも、可能性としてはいろいろ探っている状況でございます。 ○委員(杉本とよひろ君) 連携自治体も利用するというのはいいアイデアだと思うけれども、恐らく用途が倉庫だけでいいですよなどということはまずないと思うのです。それで、貴重な文化財で処分できないということであれば、連携自治体で保管をする場合に、これは東京都港区で発掘された貴重なものだから展示もいいですよというのをつけるといいけれども、ただ倉庫として貸してくれということだとなかなか難しいと思います。貴重なスペースはどこの自治体でも有効活用したいだろうから、そのようなことは考えていないのでしょうか。 ○図書文化財課長(佐々木貴浩君) いろいろな可能性はあると思いますけれども、現在のところ置き場のみを考えております。 ○委員(杉本とよひろ君) わかりました。 ○副委員長(いのくま正一君) 一度に報告されて、大変なことだと思います。今の話ではないですけれども、この計画は順繰りに動いていきますから。説明する資料のつくり方なのですが、この資料№6-2、別紙1はわかりやすいと言えばわかりやすいけれども、時系列ではないので、建設をするときのような、基礎工事を行い、次はこれを行っていくというようにそれぞれ施設名を書いたり、新しく虎ノ門に複合施設などもできるけれども、そのようなものを横向きで資料1枚にまとめて動きがわかるような形で作成してもらうと、つくる方は大変かもしれないですけれども、わかりやすいと思いますので、検討してもらえればと思います。あとは地元の意見をよく聞いて動いてもらうということでお願いします。それと、いろいろなことが状況が変化してくれば全体が変わってしまうと思うので、それは随時報告してもらって、全体の合意で進めてもらいたいと思っています。  あと、埋蔵文化財の保管のことだけれども、どんどんたまってしまうわけですが、廃棄するわけにいかないので、それは仕方ないことだと思いますが、区民に活用するというか、幾つかピックアップして、公開していくとよいかと。全部は無理ですから、ただ保管していてもそれは意味がないとは言いませんが、ただしまっておくだけではなくて、中身によっては公開していくことも考えたらどうかと思うのです。 ○図書文化財課長(佐々木貴浩君) 今回11月にオープンします港区立郷土歴史館においては、1階のコミュニケーションルームにおいて、例えば、縄文土器であったり、本物の土器をさわっていただいたり、実際できるようにしております。また、そのようないろいろなものをさわれないのかというリクエストがありましたら、なるべく応えていきたいと考えております。 ○委員長(阿部浩子君) ほかにご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) ほかになければ、報告事項(6)「旧神応小学校の本格活用及び旧三光小学校の暫定活用並びに埋蔵文化財保管場所について(素案)」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、報告事項(7)「平成30年度港区指定文化財の指定について」、理事者の説明を求めます。 ○図書文化財課長(佐々木貴浩君) それでは、本日付資料№7をごらんください。報告事項(7)「平成30年度港区指定文化財の指定について」、ご説明いたします。港区文化財保護条例第4条の規定に基づき、平成30年度の指定文化財を指定いたしました。  経緯としましては、平成30年7月24日に教育委員会から港区文化財保護審議会に諮問いたしまして、9月に答申をいただいております。9月25日に教育委員会において審議いたしまして、指定文化財として決定しました。  2の指定文化財の名称等ですが、全てこちらは有形文化財でございます。まず、1番の建造物、別紙1を一緒にごらんください。承教寺の鐘楼でございます。こちらは元禄3年、1690年に収蔵されました梵鐘と同時期に建てられた建築物ということで、調査の上で確認されております。港区有数の古さで、鐘楼と梵鐘とともに江戸期の姿をとどめる貴重な例と評価されております。  2番目につきましては、別紙2をごらんください。工芸品になります。増上寺の梵鐘1口でございます。こちらは、徳川家と縁の深い鋳物師によって鋳られた東日本最大の梵鐘でして、寺格の高さをあらわしているもので、高く評価されたものでございます。  次に、3番目ですが、別紙3を一緒にごらんください。工芸品になります。圓通寺の梵鐘1口でございます。こちらについても、江戸時代中期の鋳物師がつくったものでして、今回はこの後に説明します承教寺の梵鐘と同じ作者がつくったということがわかっていまして、このような古い江戸時代のものであること、あと戦時中に1度供出されたのですが、また港区に戻ってきたというような港区の歴史を映し出しているものということで貴重な梵鐘であると評価されております。  4番目につきましては、別紙4をごらんください。工芸品になります。承教寺の梵鐘1口でございます。こちらも江戸中期、1690年から1700年の間につくられた初期のもので、港区の中でも固有の古さを持った梵鐘であるということで指定する価値があると評価されまして、今回指定文化財の指定に至ったものでございます。  最後に周知方法ですが、11月1日の広報みなとへ掲載しますとともに、ミナトマンスリー、港区ホームページへの掲載、あとは、あしたオープンする予定の港区立郷土歴史館のホームページでも掲載していきたいと考えております。  説明は以上でございます。 ○委員長(阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言お願いいたします。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) それでは、質問がないので、報告事項(7)「平成30年度港区指定文化財の指定について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、報告事項(9)「平成31年度区立学校使用教科書の採択について」、理事者の説明を求めます。 ○教育指導課長(松田芳明君) それでは、報告事項(9)「平成31年度区立学校使用教科書の採択について」、去る8月7日に教育委員会で決定いたしましたので、資料№9を用いましてご報告いたします。まず、資料の大項目にありますように、ことしは小学校の全科と中学校の道徳、さらに特別支援学級で使用します一般図書の部の、小学校、中学校ということで、4種類の採択をしました。  では、別紙1を使いまして、まず小学校で使用する教科書についてご説明いたします。今回の教科書の採択については、旧学習指導要領ですので、平成31年度の1年間のみ使用する教科書の採択になります。つまり、新しい学習指導要領になったものについては、また改めて採択しなければならないということで、ここで教科書を変えてしまいますと、教材が変わる、指導書が変わるなど、さまざまなことがあります。特段の課題がないということでしたので、教育委員会としては、これまで使っていたものをそのまま継続して採択することで決定しました。これがまず小学校の教科書です。道徳については、補足の説明にございますように昨年度採択しましたので、それをもって継続的に使用いたします。  次に、2、区立中学校で使用する教科書の道徳についてですが、皆さんの机上に置きました日本文教出版株式会社の教科書を採択しました。教科書を採択する際の検討としましては、内容としていじめ、国際理解、オリンピック・パラリンピック教育、さらには防災等の観点から議論していただきました。また、扱っている登場人物について、それから、教科書の読みやすさ、大きさ、印刷のぐあい、余白等々鑑みました。さらには別冊のノートが今回はついていると思うのですが、そのようなことも観点の1つに入れて議論した結果、僅差でこちらの日本文教出版株式会社に決定しました。議論の状態をごらんいただいた委員の方もいらっしゃると思いますが、記録等もございますので、よろしくお願いいたします。  さらに、小学校と中学校の特別支援学級で使用します教科書は、通常は地区で採択している教科書か、きょう持ってきているのですけれども、特別支援学級用の文部科学省の著作教科書がございます。また、家庭科の教科書、まち探検などの、一般図書がございます。一般図書だけ教育委員会ごとにどれを教科書として使うかについては検討しなければなりません。これについては、各小学校・中学校の特別支援学級からそれぞれどのようなものを使いたいかを全部出していただいて、我々教育委員会で内容を確認して、特段問題がないということに至りまして、それぞれの学校が選んできたものをそのまま使用していいだろうということで、採択しました。
     教科書展示については、今まで港区立教育センターのみを展示会場としておりましたが、今年度から港区立みなと図書館を使用しまして2カ所で展示をしております。当然のことながら区民の方の意見も増えております。  以上で報告を終わります。 ○委員長(阿部浩子君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言願います。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) 質問がないようですので、報告事項(9)「平成31年度区立学校使用教科書の採択について」の報告は、これをもって終了いたします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「請願27第19号 中学校で使用する歴史・公民教科書の採択に関して教育基本法を順守して行うことを求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、審議事項(2)「請願29第4号 芝浦小学校への特別支援学級設置に関する請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、審議事項(3)「発案27第12号 区民生活事業・教育行政の調査について」を議題といたします。  行政視察について、高知市、高松市、高松丸亀町商店街振興組合と日程調整をいたしました。ただいま資料を配付いたします。                    (資料配付) ○委員長(阿部浩子君) 先日、委員の皆様にはお伝えしましたが、資料のとおり、11月1日に高知市、2日に高松市、高松丸亀町商店街振興組合ということで調整いたしました。なお、赤坂委員より欠席する旨のお話がありましたが、ほかの方々はご出席ということでよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) 行政視察について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) それでは、引き続き準備を進めています。  本発案について、何かございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) 次に、審議事項(4)「発案29第2号 港区奨学資金に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(阿部浩子君) その他、何かございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阿部浩子君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。                 午後 4時15分 閉会...