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平成30年10月16日交通・環境等対策特別委員会-10月16日

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  1. 港区議会 2018-10-16
    平成30年10月16日交通・環境等対策特別委員会-10月16日


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    平成30年10月16日交通・環境等対策特別委員会-10月16日平成30年10月16日交通・環境等対策特別委員会  交通・環境等対策特別委員会記録(平成30年第10号) 日  時  平成30年10月16日(火) 午後1時30分開会 場  所  第2委員会室 〇出席委員(11名)  委 員 長  杉本 とよひろ  副委員長  黒崎 ゆういち  委  員  兵 藤 ゆうこ       池 田 たけし        榎 本  茂        清 家 あ い        土 屋  準        大 滝  実        いのくま 正一       ゆうき くみこ        七 戸 じゅん 〇欠席委員(1名)        清 原 和 幸
    出席説明員  芝地区総合支所長環境リサイクル支援部長兼務 新 井 樹 夫  芝地区総合支所協働推進課長          金 田 耕治郎  芝浦港南地区総合支所協働推進課長       大 浦  昇  土木課長                   佐 藤 雅 紀   地域交通課長       大 屋 寧 剛  街づくり事業担当部長             坂 本  徹  環境課長                   茂 木 英 雄   地球温暖化対策担当課長  大久保 光 正  みなとリサイクル清掃事務所長         加 茂 信 行  学務課長                   山 本 隆 司 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 港区コミュニティバスの運行状況について   (2) 台場シャトルバスの運行改善について  2 審議事項   (1) 請 願28第3号 羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート設定中止に関する請願                                  (28.7.15付託)   (2) 請 願30第2号 羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート計画の撤回を含む再検討を国に求める請願                                  (30.2.16付託)   (3) 請 願30第7号 羽田空港の機能強化に伴う、港区上空を飛行する計画の見直しを求める請願                                  (30.6.14付託)   (4) 発 案27第14号 交通及び環境整備に関する諸対策について                                  (27.6.26付託)                 午後 1時30分 開会 ○委員長(杉本とよひろ君) ただいまから、交通・環境等対策特別委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、清家委員、土屋委員にお願いいたします。  清原委員より、欠席の届け出が提出されておりますので、ご報告いたします。  本日は、報告事項(2)に関連して芝浦港南地区総合支所大浦協働推進課長に出席していただいております。よろしくお願いします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、報告事項に入ります。報告事項(1)「港区コミュニティバスの運行状況について」、理事者の説明を求めます。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 平成29年度の「ちぃばす」の運行状況につきまして、本年3月22日開会の当委員会で見込みの数字をご報告いたしましたが、今回は確定値をご報告いたします。  それでは、本日付当委員会資料№1、港区コミュニティバスの運行状況についてに沿ってご説明いたします。港区コミュニティバスは平成16年10月に運行を開始し、現在は7路線8ルートで運行しております。運行経費補助金は新規5路線のみを対象とし、港区コミュニティバス事業補助金交付要綱に基づき補助しております。本事業は、区民の生活に定着した事業で、現状のサービスを維持した安定した運行が必要なため、今後もより安定した事業運営を目指し、収支率の改善に向けた取り組みを進めてまいります。  項番1、運行状況についての(1)利用者数をごらんください。平成29年度の7路線合計の利用者数は395万453人で、平成28年度と比較して4万9,268人増加し、1.3%増加しております。このうち新規5路線の利用者数は274万8,534人で、平成28年度と比較して1,995人増加し、0.1%増加しております。路線別の利用者数につきましては、田町ルート麻布東ルート麻布西ルート青山ルート高輪ルートについては前年度より増加しております。  (2)新規5路線の収支率をごらんください。平成29年度の新規5路線の平均収支率は58.3%で、平成28年度より1.1ポイント低下しております。収入は約80万円増え、支出は約1,025万円増えました。  2ページをごらんください。上の表は、平成28年度と平成29年度の収入、支出、収支、補助金、収支率を比較した表となっております。  次に、(3)収入についてでございます。平成29年度の新規5路線の運賃収入は、平成28年度の運賃収入の内訳と比較しますと現金は約9%減り、港区コミュニティバス乗車券は約4.8%、PASMOなどのICカードの利用は約0.2%増えておりまして、収支全体では0.3%の微増となりました。  次に、(4)運行経費の増加についてです。平成28年度と比較して平成29年度に増加した主な経費につきましては、以下の表のとおりとなっております。まず、①燃料費は、軽油と天然ガスの上昇によるものでございます。②備品消耗品費は、平成29年度に臨時で発生した経費で、「ちぃばす」に搭載しているAEDのバッテリー交換に要した経費でございます。③の施設使用料は、麻布東ルートに運転士の休憩所を新設した経費です。バス運転士は、運転開始後4時間以内に30分以上の休憩が必要なため、安全運行のために必要な施設でございます。  最後に、項番2、今後の取り組みについてでございます。港区コミュニティバス事業につきましては、収支率の向上を図るため、経費の削減とともに収入を増やすことも重要と考えております。そのため、利用状況に応じた土曜日・日曜日の運行便の見直しなども検討しつつ、移動実態調査等を実施し、収入を増やすための利用促進策の検討や走行ルートの見直しなどの改善策を検討してまいります。さらに、運行事業者には事業に対する努力を喚起させ、収入の増加と経費削減に向け、より一層の経営努力を求めてまいります。  簡単ではございますが、以上、報告事項(1)港区コミュニティバスの運行状況についてのご報告といたします。 ○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言願います。 ○委員(池田たけし君) 地域の皆さんの足として毎日利用していただいていると思います。非常になじんできているなと思っております。1運行状況についての(1)利用者数についてですが、この5ルートの中で芝ルートが対前年比92.4%ということで、95%を切っております。ほかのルートと比べると、利用の状況は落ち込んでいるかなと思います。単純比較はできないのですけれども、バス停の数を数えてみましたら芝ルートは42ありました。芝浦港南ルートが48、ほかのルートは約30、麻布ルートが25ぐらいです。バス停の数と言いますか、走っているルートの長さと言いますか、わりと移動範囲が広いかなと思うわけです。みなとパーク芝浦から新橋駅まで行くと。当然、範囲が広ければ、いろいろな交通状況にも影響されますし、さまざまな影響が出てくるのです。いろいろなお声を伺っておりますが、みなとパーク芝浦などにも寄っていただくようになったことによって、前と比べて少し使いづらくなってきていると言ったお声もいただきます。それから、みなとパーク芝浦のあたりから「ちぃばす」に乗って虎ノ門に働きに行くのだけれども、以前は始業時間に間に合うような運行の時刻表だったけれども、今は、少し厳しくなって乗りづらくなってきたといったお声もいただきます。それが、この数字に如実に出てきてしまっているのかなと心配するわけです。できれば、ほかのルートに足並みをそろえて対前年比を95%以上にできればいいと思うのですけれども、特異な芝ルートの性格があるのかなとも思うわけです。さらに、収入を増やすことや土曜日と日曜日の運行便数の見直し、あるいは利用促進の検討といったことでの運行間隔とか運行時刻表、あるいはルートの見直しをどのようにされていくのか伺います。 ○地域交通課長大屋寧剛君) まず、「ちぃばす」のルート変更について、どのような形で検討していくかでございます。「ちぃばす」のルート変更につきましては、多くの方から要望をいただいておりますが、ルート変更による運行の改善については収支のバランス等を考えながら、警視庁、国土交通省関東運輸局道路管理者、ほかのバス事業者、また、区民の代表を委員とした港区地域公共交通会議に諮って検討をしております。また、運行間隔や時刻の変更といった軽微な変更につきましては、港区地域公共交通会議に諮らないで変更を行っております。 ○委員(池田たけし君) ありがとうございます。特に、芝ルートはいろいろなところをこまめに曲がりながら大変な時間をかけて新橋駅まで行くわけで、時間的なことだけを言えば、新橋駅まで行くなら電車に乗った方が早いというようにおっしゃる方もいます。しかし、「ちぃばす」の利便性は、例えば道路上からすぐに乗りおりできて、ステップが傾いて、5センチメートルもバスが斜めになって乗りおりする人に寄ってきてくれることだと思います。ぱっと乗れて、おりるときも、高齢者の方やお子さん連れの方は、乗りおりのしやすさという利便性は大きなアドバンテージだと思うわけです。それに加えて、時刻表あるいは運行間隔が、利用する方にとって寄り添った、近しいものであればよろしいと思うのです。つまり、全体を通して、みなとパーク芝浦から新橋駅まで全部乗るという方はそれほど多くはないのかという実態について、ぜひ調査もしていただきまして、この芝ルートに関してどのようなニーズがあるのかとらえていただいて、さらによいルート変更をしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) まず、資料№1の2ページの今後の取り組みにも記載しておりますが、移動実態調査を実施しまして、利便性の向上を勘案しつつ、事業の採算性、収支性も勘案した形でのルートの変更を考えていきたいと思っております。ルートの変更に関しては、利用者の声を聞きながら検討していきたいと思っております。 ○委員(池田たけし君) ありがとうございます。次に、細かいことですけれども、2ページの(4)運行経費の増加についての経費の増加の部分についてお伺いいたします。②備品消耗品費ですが、AEDのバッテリー交換が平成29年度に臨時で発生したということですけれども、AEDバッテリーは大体5年に1回の交換かと思います。パッドなどの交換もたびたびあると思いますけれども、それほど高い経費は当然かかってはいないわけです。AEDを最初から載せていたと思うのですけれども、臨時ということは、5年に1回の交換がめぐってきたということでよろしいのでしょうか。それとも、これは、毎年必要になっていくのか、伺います。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 池田委員のおっしゃるとおり、AEDのバッテリーの交換時期が来まして、5年に1回の交換時期で臨時的に発生したものでございます。毎年払っているものではありません。 ○委員(土屋準君) 私も、毎日のように「ちぃばす」を利用しているのですけれども、利便性などはありますけれども、料金が100円というのが結構魅力的で、そのような声もよく聞きます。ただし、コミュニティバスは一般的に知られていないところがあります。インターネットの乗りかえ案内サイトがありますけれども、そのサイトで、ここからあそこに行くのにどのようなルートで行ったら一番時間が早い、料金が安いと出てきます。普通は、都営バスや電車ぐらいしか出てこないですけれども、「ちぃばす」は、そのような乗りかえ案内サイトに出てくることはあるのでしょうか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 現在、「ちぃばす」に関しましては、ヤフーやナビタイムで検索をすると出てきます。「ちぃばす」という形では出てこないのですが、東京コミュニティバスという名称になっておりまして、バス停を入力していただくとルートを検索できます。 ○委員(土屋準君) ありがとうございます。ぜひ、そのようなところからも周知できれば、値段などの面からも利用者が増えると思いますので、よろしくお願いします。  次に、港区コミュニティバス乗車券を利用して「ちぃばす」に乗っている方はどれくらいいるのでしょうか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 港区コミュニティバス乗車券発行件数自体は、平成29年度は2万5,991件でございます。港区コミュニティバス乗車券を利用して「ちぃばす」を利用している回数については、年間で122万9,230回でございます。 ○委員(土屋準君) 率などが計算しにくいので、そのようなものがわかれば、また後でもいいのですけれども教えていただければと思います。よろしくお願いします。  それともう一つお伺いします。休憩所を新設したことが、経費が増加した1つのようですが、休憩所は各ルートにあるのでしょうか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 休憩所については、現在、芝公園に麻布東ルートの休憩所がございます。あとは、広尾駅に麻布西ルートの休憩所、芝浦に芝ルートの休憩所、三田に高輪ルートの休憩所を設置しております。このほか、六本木ヒルズに乗り入れている田町ルート赤坂ルート青山ルートに関しましては、六本木ヒルズにあります休憩所を利用しています。また、芝浦港南ルートについては、株式会社フジエクスプレスの本社で運転士が休憩しています。 ○委員(土屋準君) 共通で休憩所を使っているところがあるということは、休憩所設置の費用はルートごとの収支ではなく、別に独立して共通の経費になっているのですか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 休憩所の費用はルートごとで案分されております。 ○委員(ゆうきくみこ君) 先ほどの土屋委員の質問に関係するのですけれども、乗りかえ案内サイトのヤフーやナビタイムは出てくるとおっしゃっていましたが、グーグルなどがメジャーな会社だと思います。そちらの方で「ちぃばす」は出てくるのでしょうか。もし仮に出てこない場合は、出てくるようにするためにどのような働きかけが必要なのか教えてください。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 現在、ヤフーやナビタイムで試しておりまして、ほかのものの乗りかえ案内に関しましては、出てくるかどうかはわからないのですが、仮に出てこない場合に関しましても、事業者から乗りかえ案内サイトに働きかけなどを過去にも行っております。そのような形で、今後も働きかけをしていきたいと思います。 ○委員(ゆうきくみこ君) サイトにぱっと出てきたルートを見て、早い、安いなどといろいろ分かれている中から選んで目的地に行くことが結構頻繁にあるので、メジャーな乗りかえ案内サイトにどのように使ってもらえるのか、ある一定の規則があるのかもしれないのですが、それに対応していただければと思います。港区コミュニティバス乗車券を持っていない人をいかに増やすかがキーだと思うので、ぜひ事業者に働きかけていただいて、積極的に「ちぃばす」に乗るようにしていただけたらと思います。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 承知いたしました。乗りかえ案内の検索については、しっかりと対応してまいります。 ○委員(清家あい君) 先ほど、土屋委員の質問にあった麻布東ルートの運転士の休憩所なのですけれども、女性運転士が使える女性用の休憩所とお伺いしました。同様の休憩所が芝大門にもできたと伺っていますが、ほかのところは、全部休憩所が完備されているのですか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 現在、女性運転士に関しましては、麻布東ルートのみで運行しておりまして、女性用の休憩所を大門に設置しました。ほかのルートに関しては女性運転士がいませんので、女性用の休憩所を設置していません。 ○委員(清家あい君) ほかのルートに女性運転士がつくことになったら、そのたびに女性用の休憩所をつくる形なのですか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 現在、事業者が女性運転士に関しては麻布東ルートを中心に配置しておりまして、その関係で芝大門に女性用の休憩所を設置しております。 ○委員(清家あい君) わかりました。ありがとうございます。もう一つお伺いしますが、資料№1の2ページの項番2、今後の取り組みについてですが、利用状況に応じた土曜日と日曜日の運行便数の見直しなども検討しつつとありますが、土曜日と日曜日の本数が多いから減らすことを検討するという意味ですか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 土曜日と日曜日の便につきましては、利用者数の状況に応じまして、利用が少ない路線に関しては減便の可能性も含めて検討していきます。 ○委員(大滝実君) 資料№1の2ページの上にある表の補助金についてお伺いします。運行方針で言えば、港区コミュニティバスは、平均収支率が60%以上の場合は運行経費の補助金は継続するという方針で、平均収支率が50%から60%未満については、運行継続を判断しつつ、補助金の額については協議し決定するという運行方針かと思います。この点からすると、2016年度は赤字分が全額補助されているわけですけれども、2017年度は全額ではなくて、この表でいけば補助金が455万円ぐらい少ないわけです。収支と補助金の比率は97.6%です。2016年度は赤字分が全額補助されているけれども、2017年度は赤字分の全額補助されるわけではないことについて、どのような検討した結果、このようになったのでしょうか。お伺いします。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 資料№1の2ページ、一番上の表の下にある※ですが、補助金は予算の範囲内の交付となっておりまして、平成29年度の補助金の支出をしております。 ○委員(大滝実君) もともとこの予算だったということで、これ以上赤字になっても出ないという意味ですね。わかりました。  それから、資料№1の項番1、運行状況についての(1)利用者数についてですが、芝ルートなど3路線で対前年比で利用者が減っているのですけれども、対前年比だけではなくて、毎年の利用状況からいくと、芝浦港南ルートは、平成28年と平成29年の対比では利用者は減っていますけれども、過去数年間では利用者数は伸びています。ただし、芝ルート赤坂ルートはかなり利用者が減っているわけで、芝ルートはかなりあちこち回るからかどうかわかりませんけれども、平成27年と平成29年を比べると利用者は7万8,000人くらい減っています。それから、赤坂ルートは、平成25年と平成29年を比べると利用者は3万2,000人くらい減っているのです。この2つのルートについて言えば、利用者は減っているのですから、改善については利用者の意見を聞いてと先ほど答弁されていましたけれども、利用者が減っている中で要望や意見が出されているのでしょうか。利用しづらいといった原因があるのかどうかつかめていればお聞かせ願います。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 赤坂ルート芝ルートに関する改善要望についてですが、現在、赤坂ルートについては、特に改善の要望等は出ておりません。一方で、芝ルートについては、バス停を設置してほしいなどの要望が出ております。 ○委員(大滝実君) そのような要望に応えて改善していけば利用者が増える可能性があるわけですから、そのような声に応えていくことが大切かと思います。利用者の意見については、よく聞いて応えられるようにしていただきたいと思います。  それから、収支率についてですが、2018年3月22日に開会された委員会での報告で収支見込みでいくと高輪ルートが100%で田町ルートが93%ということが報告されました。結果的には高輪ルート田町ルートの収支率は大変いいわけです。それから、高輪ルートは利用者でいくと平成29年度は77万3,928人で、田町ルートの利用者は平成29年度では91万3,361人です。収支率でいくと、利用者数の少ない高輪ルートの収支率が100%と高いのです。この2つのルートを比較して、高輪ルートの方が利用者は少ないのに収支率はいい理由についてお伺いします。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 田町ルートより高輪ルートの方が収支率が高い理由ですが、田町ルートについては6台のバスで、高輪ルートについては4台のバスで運行していまして、田町ルートの方が燃料費や人件費等の部分で多く経費がかかっておりますので田町ルートの方が収支率が低い状況でございます。 ○委員(大滝実君) それから、2018年第3回港区議会定例会の代表質問でもありましたが、田町ルートの改善ということで、海岸二丁目にも港区コミュニティバスを走らせてほしいという地域からの要望がありましたが、その方向で検討するという答弁でしたけれども、実際に海岸二丁目を回るルートについて実施されるのであれば、いつごろから実施できるのでしょうか。見通しがあればお聞かせください。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 海岸地域のルートの変更については、町会や住民の声を聞きながら、また、関係機関との調整等もございますので、なるべく早い時期に変更ができるように進めてまいりたいと考えております。 ○委員(いのくま正一君) 収支率の話がずっと出ていました。先ほど大滝委員も言いましたけれども、今回の資料だと対前年比となっていますけれども、多分、理事者は過去の数字も持っていると思います。収支率を100%というのはなかなか難しいかもしれないですけれども、目標値をどのように持つかというのはありますし、その目標に到達するためにはこのようなことが必要だということがあると思うのです。乗車人数など、いろいろな数字があるのではないかと思うので、後で結構ですから目標とする乗車人数などの数字をいただければありがたいです。  もう一つ、後で結構ですが、先ほど利用者の声が出ているという話がありましたが、その利用者の声についても資料としていただければと思います。いかがでしょうか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) いのくま委員のおっしゃったものについては、資料を用意しまして提出いたします。 ○委員(いのくま正一君) あと、資料№1の2ページの項番2、今後の取り組みについてのところに、収入増加と経費削減に向け、より一層の経営努力を求めていきますとありますが、一般的に見れば当然のことだと思います。収入増加と言ったら、利用者を増やすことですよね。一方で、経費削減となると、いろいろな項目について対策の打ち方があると思うのです。しかし、人件費といった基本的のところを削減することはしてはいけないことですから、そのほかで経費を節約する必要があると思うのです。ガソリン代や燃料費で見れば、諸物価になるから、それほど削減できるわけではありませんから、どのようなことができるのかなと思うのですが、何か考えていることはあるのですか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) いのくま委員のおっしゃるとおり、人件費を削減することはなかなか難しい状況でございます。また、経費を下げて収支率を上げることができないのが現況としてございます。どのような形で経費削減できるか、事業者と相談しながら進めているのですが、なかなか難しい状況がございまして、今後も事業者と話しながら検討していきたいと思います。 ○委員(いのくま正一君) 余りやりすぎると働きづらくなってしまったり、逆効果になってしまいますから、そこは気をつけてほしいと思います。必要な経費削減で、効果的なものであるならば、それは行った方がよいと思いますけれども、無理にやる必要はないと思います。  あとルートについてですけれども、具体的に言うといろいろ語弊があるので言いませんけれども、改善の余地もあるのですよね。例えば、先日、麻布東ルートの麻布地区総合支所前から鳥居坂をおりていくルートに乗ったのです。私は、田町ルートが来たと思って「ちぃばす」に乗ったつもりだったのが違ったのです。麻布東ルートは、六本木けやき坂をぐるっと回って戻ってくるルートなのです。どの程度の乗降客があるかわかりませんけれども、「ちぃばす」に乗っている間にバス停は2つありました。行きのルートにバス停が3つあって、帰りのルートに同じバス停が3つあるのですけれども、時間を急いでいる人にとっては、なぜこのようなルートなのかなと思うわけです。ルートを改善するのは難しいことですから、やれと言っているわけではないのですけれども、利用者の声をよく聞いて、利便性が悪くならないのであれば検討できますよねという範囲で言っているのです。これは答弁は結構です。意見だけにしておきます。検討できることがあればしてもらいたいです。  あと、以前の当委員会で伺いましたけれども、芝ルートで田町駅東口から新橋駅に行く途中に、日比谷通りの慈恵医大病院入口のバス停があります。その次に、以前は西新橋三丁目のバス停があったけれども、環状第二号線、いわゆる新虎通りができたために虎ノ門の新しいビルの愛宕一丁目のバス停までないのです。慈恵医大病院入口バス停からかなり距離がありますよね。要望を聞いたことがあって、以前にも質問しましたけれども、これは道路と警察署の関係か何かで協議が調わず、もうしばらく時間がかかりそうだと答弁されたように思いますけれども、その後はいかがでしょうか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 芝ルートについては、環状第二号線、いわゆる新虎通りのバス停について、警察署との協議を進めることはなかなか難しい状況がございまして、日比谷通りの方にバス停を設置できるか、現在、協議を進めております。 ○委員(いのくま正一君) そうすると、慈恵医大病院入口というバス停がありますね。その次に、新虎通りに曲がる手前あたりにバス停の設置を考えているのですか。設置時期はいつごろになるでしょうか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 場所については、いのくま委員がおっしゃったとおりでございます。設置時期については未定なのですが、少なくとも半年以上かかるような状況でございます。 ○委員(いのくま正一君) わかりました。よろしくお願いします。 ○委員長(杉本とよひろ君) ほかに、ご質問等ございませんでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) ほかになければ、報告事項(1)「港区コミュニティバスの運行状況について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) 次に、報告事項(2)「台場シャトルバスの運行改善について」、理事者の説明を求めます。 ○地域交通課長大屋寧剛君) それでは、報告事項(2)「台場シャトルバスの運行改善について」、本日付当委員会資料№2を用いてご説明いたします。初めに、平成29年度台場シャトルバスの運行状況については、港区コミュニティバスと同様、本年3月22日開会の当委員会に見込みの数字をご報告いたしましたが、今回、確定値にて改めてご報告いたします。その後、これから実施を予定しております運行改善の内容についてご説明いたします。  まず、項番1、運行状況についての(1)平成29年度の運行改善でございます。台場シャトルバスは、平成29年4月1日から新しいスキームで運行を開始しました。田町ルートと品川ルートを統合しまして、全便品川駅港南口発着に変更いたしました。また、平成29年8月に全車両を大型バスでの運行とし、輸送力の強化を図っております。  (2)利用者数をごらんください。平成29年度の利用者数は73万738人で、平成28年度と比較して約22%増加しました。
     次に、(3)収支率をごらんください。平成29年度の収支率は75.9%で、平成28年度の67.3%より8.6ポイント上昇しました。収入は約2,550万円増え、支出は約1,450万円増えました。  2ページをごらんください。(4)平成29年度の運行経費の増加についてをごらんください。平成29年度は、平成28年度より1,448万1,000円の運行経費が増加しました。増加した主な経費は、①大型車両導入に伴う経費約1,119万円と、②燃料費約96万円となっております。①大型車両導入に伴う経費についてでございますが、それまで使用していた中型車両7台を大型車両8台に入れかえております。内訳は、新車3台の導入に係る諸手続の経費と中古車5台の取得経費等です。これらは、臨時的なものになっております。②燃料費については、軽油価格の上昇によるものでございます。  次に、項番2、平成30年度の運行改善についてです。平成29年度は運賃等の収入が伸びた一方で支出も増えたため、収支率の伸びは小さくなっております。平成30年度は経費の増大を抑制しつつ、利便性向上により運賃収入が増えるような運行改善を行います。警察署や東京都交通局等関係機関との協議を進め、11月にルート変更とダイヤ改定を予定しております。今回は、田町駅東口周辺ルートの変更と、それに伴うダイヤ改定の大きく2つの柱がございます。  まず、(1)田町駅東口(品川方面)のバス停の新設とルート変更についてです。2ページの下の図をごらんください。左側の図は、ルート変更前の現在のものですが、田町駅東口のバス停は台場方面行きと品川方面行きの両方が同じ停留所を共用しているため、田町駅前のロータリーをぐるっと1周して折り返しております。そのため右左折も多く時間がかかり、渋滞などによる遅延が常態化しております。そこで、右側の図のルート変更後のとおり、今回、田町駅東口では反対側車線に品川方面行きの専用のバス停を新たに設置しまして、品川方面行きのルートを地図のとおり変更いたしました。これにより、台場方面行きと同じルートを逆に走るルートとなります。新しいバス停の位置は星印のところで、都営バスの田町駅東口前のバス停との共用となります。  この変更により、走行距離は現在より短くなり、所要時間は5分短縮されるとともに、右左折の回数が減るため、信号待ちや渋滞による遅延のリスクが軽減され、速達性と定時性を確保できるようになります。  次に、3ページの(2)ダイヤ改定についてです。今回、より一層の利便性向上を図るために①から④のダイヤ改定を実施いたします。なお、この実施にあたっては乗務の効率化を図り、人件費等の経費を増加させずに行います。  まず、①にありますとおり、平日は、現在の始発前と終発後に1便ずつ増発いたします。  次に、②のとおり平日のラッシュ時の午前8時台に1便増加します。  次に、③のとおり田町駅東口と芝浦三丁目の経由便数の振り分けを利用実態にあわせて変更いたします。田町駅東口の利用者数が少ない時間帯は現在の45分間隔で3本に1本の割合ですが、1時間間隔の4本に1本とし、利用者の多い芝浦三丁目経由便の割合を増やしまして、品川駅と台場地域との速達性をより高めてまいります。一方、田町駅東口の利用者が多い土曜日や日曜日、休日、祝日の夕方などの時間帯は30分間隔の2本に1本の割合に増やしまして、田町駅利用者の利便性を高めてまいります。  さらに、④のとおり、今回、各便のダイヤの微調整を行いまして、午前中は品川駅港南口から、午後は台場地区各停留所から出発時間を毎時ほぼ同じ「分」としてパターン化しまして、利用者にわかりやすく利用しやすいダイヤの設定といたします。  以上が、今回の運行改善の概要でございます。  項番3、今後のスケジュールですが、今回の運行改善の実施は11月1日木曜日を予定しております。運行改善の実施にあわせまして、明日10月17日に、バス停とバス車内に案内を掲示いたします。また、区と運行事業者のホームページに記事を公開するとともに、広報みなと10月21日号に記事を掲載する予定です。  簡単ではございますが、説明は以上です。よろしくお願いします。 ○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次、ご発言をお願いいたします。 ○委員(榎本茂君) 台場シャトルバスのヘビーユーザーなものですから、大変興味深く伺いました。平成28年度まで、田町ルートと品川ルートと2つに分かれていて、品川ルートの利用者は田町ルートの利用者の倍ありました。これは当然、台場地域から品川駅、品川駅から台場地域に行く人のニーズが、田町駅から台場地域に行く人のニーズが倍高かったということですね。つまり、田町駅と品川駅間で乗る人は、ほぼゼロだと私は思うのです。ほとんどいない。つまり、台場地域から出て、途中の田町駅から台場シャトルバスに乗って品川駅に行く人はほとんどいないし、また、品川駅から台場シャトルバスに乗って、台場地域まで行かないで途中の田町駅でおりる人もほとんどいないと思います。品川駅と田町駅間のニーズは極めて少ないと私は認識しているのですが、そのような認識でよいですか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 榎本委員のおっしゃるとおり、田町駅と品川間の利用は少ないです。 ○委員(榎本茂君) 台場地域から乗った人は田町駅でおりるか、もしくは品川駅でおりるのです。品川でおりる人の方が田町駅でおりる人の倍ぐらい多いということでよいですかね。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 榎本委員のおっしゃるとおりでございます。 ○委員(榎本茂君) 対前年比で22%増加した部分は、どちらの利用者の増加が多かったのですか。芝浦三丁目バス停の利用数がすごく多かったと思うのですが、対前年比で22%の増加は、前年度新しく設置した芝浦三丁目バス停の利用者が多かったということなのですか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 榎本委員のおっしゃるとおり、芝浦三丁目バス停を利用している方の増加が大きいです。 ○委員(榎本茂君) つまり、平成28年度から平成29年度に利用者数が急激に増加したというのは、芝浦三丁目バス停の効果が極めて高かったと。今回のルート変更は、芝浦三丁目バス停を通るルートをやめてしまう便が幾つもあるわけですよね。つまり、台場地域から乗った人は品川駅でおりる人が多くて、途中の田町駅に行く人は、田町駅東口バス停のニーズはほとんどなくて、芝浦三丁目バス停でおりて田町駅まで歩いていった方が早いのです。田町駅東口バス停までなんか行きたくもないのに乗っている人も多くいるのです。ルート変更後は、田町駅東口バス停まで行くということでは、本当に歩きたくない人にはよいのでしょうけれども、実際に芝浦三丁目バス停の利用者が増加したことによって22%も押し上げたのであれば、わざわざ田町駅東口バス停に大回りするよりも芝浦三丁目バス停で田町駅に行きたい人をおろしてしまって、田町駅の利用者の倍のニーズがある品川駅に行く人たちの時間をさらに短縮する便を振り分けた方が、より乗客のニーズに沿っているのではないかと私は思うのです。お考えをお伺いします。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 今回、資料№2の3ページの(2)ダイヤ改定の③にありますように、利用者の少ない時間帯の田町駅東口経由便は45分間隔だったものを1時間の間隔とするなど、利用実態にあわせて間隔を広げます。一方で、芝浦三丁目経由便の割合を増やして、品川駅と台場地域の利便性、速達性を高めるような形のダイヤ改定をします。また、田町駅東口バス停についてですが、要望として田町駅東口バス停の要望もありますので、そちらも勘案しまして今回のルート変更を行います。今までですと、同じ道をぐるっと回るような形だったのですが、今回まっすぐ逆側にバス停を設置することができましたので、時間が短くなって、利便性も上がるような形でルート改善を行います。 ○委員(いのくま正一君) 私もその経過はよく知っていますし、対応もしてきたのでわかっています。どのようなことかと言うと、ルート変更前という地図がありますよね。なぜ、芝浦三丁目バス停でおりて田町駅に向かって歩くかと言うと、台場地域から台場シャトルバスに乗って田町駅に行く人が多いからです。それで、八潮橋を曲がってぐるぐる回ると時間がすごくかかるではないかと。それなら、芝浦三丁目バス停でおりて歩いて田町駅へ行った方が早いから、この方がいいねということです。もちろん品川駅に行く人はたくさんいると思いますけれども、より時間を短縮して田町駅に行きたいというニーズがあるので、芝浦三丁目バス停でおりる人が多いということだと思うのです。後で確認してもらいたいと思います。今回ルート変更をすると、田町駅東口経由便は芝浦三丁目バス停を通らなくなりますけれども、八潮橋を通らないで田町駅東口バス停に行けますから、曲がっている分は少しありますけれども、現行のルートで田町駅東口バス停に行く時間と比べれば、10分から15分の時間短縮ができると思うのです。そうなると、芝浦三丁目バス停という位置づけが今のルートと変わりますよね。位置づけが変わるということで、恐らく今回のダイヤ改定は労働者が出勤する時間帯などを考えて改善したのではないかと思うのです。いかがでしょうか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) いのくま委員のおっしゃるとおりでございます。そのように検討しまして、今回のルート変更をする予定でございます。 ○委員(榎本茂君) よくわかっています。田町駅東口バス停の利用者は、土曜日や日曜日が多いということですが、田町駅東口バス停でおりる人が多いのですか。それとも、乗る人が多いのですか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) おりる人の方が多いです。 ○委員(榎本茂君) 台場地域から台場シャトルバスに乗ってきて田町駅東口バス停でおりるということですよね。芝浦三丁目バス停ではなくて、田町駅東口バス停でおりる人が多いということですか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 観光客の方などは田町駅東口バス停でおりる方が多いです。 ○委員(榎本茂君) そうなのですよね。地理的な位置関係がわかっている人は、田町駅東口バス停まで行きたくないから芝浦三丁目バス停でおりてしまうのです。ところが、田町駅東口と駅の名前が入っているために、そちらまで余分に乗っているのです。利便性としては、全然よろしくないのです。田町駅まで行く人の利便性として、位置関係を知っている人や品川駅と台場地域の間を移動したい人にとっては非常に遠回りなのです。芝浦地域を利用する人も、わざわざ田町駅東口バス停まで行かなくても、本当は芝浦三丁目バス停でおりてしまった方が早いのです。芝浦三丁目バス停を利用する人たちが22%の増加という数字を押し上げてきたわけです。言ってしまうと、スピードというのが便数を増やすことにもつながります。また、観光客の方はわからないから、芝浦三丁目と言われてもそれが田町駅のそばだという感覚がないために、田町駅という名前が入っているバス停まで、わざわざ行く人が多いと思います。しかし、区民の足としての利便性を本当の意味で考えると、芝浦三丁目という名前でなくて、田町駅東口からワンブロック離れているけれども、そのような名前にしたら観光客の人はそこでおりてくれると思うのです。ただし、田町駅から乗るにあたっては少し遠くわかりにくいので、台場地域行きは田町駅東口バス停がある向こう側を通っても、台場地域から品川駅に行くルートは、芝浦三丁目バス停を通って品川駅に行ってしまう方が、多分10分ぐらい早いのではないかと思います。1つの意見として言っておきます。  台場シャトルバスの重要性がどんどん増していって、収益率も高まって、本当に明るい兆しが見えて、私も大変うれしく思っています。組み合わせと利便性のデータを細かく積み上げてきた結果がここにあらわれていると思います。ただし、利用者がどんどん増えていくということは、朝は行列ができて、私も座れることがまれなぐらい、時間帯によってはぎゅうぎゅう詰めで、バギーを利用している人は乗れないぐらいです。そのくらい生活の重要な足になっています。  平成29年度決算特別委員会でも質問しましたけれども、イベント等で台場シャトルバスルート変更や運行中止になるケースが年間幾つもあります。台場一丁目などにお住まいの方にとっては非常に負担になっています。先週の日曜日に第24回日本トライアスロン選手権が開催されたのですけれども、台場シャトルバスの運行には全く影響していませんでした。しかし、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のときだけは台場一丁目と台場三丁目は全面運行できない状況でして、やはり区も、そのようなイベント等で運行に影響が出るような申請があった場合には、ぜひとも安易に受けないようにしていただきたいです。台場シャトルバスを生活の足にされる方は、何日間も運行中止になるとそれなりに影響も受けます。同じトライアスロンであっても、東京2020大会は何日間か運行中止になる一方で、同じ距離を走って泳ぐ日本トライアスロン選手権は全く影響しないのです。なぜ、東京2020大会は日本トライアスロン選手権と同じコースにしないのかといったら、甲高い声で「オリンピックですよ」と怒鳴られてしまったのですけれども、やはり住民の利便性も重要だと思います。イベント等で圧力があったときに、区が踏ん張っていただきたいということを要望としてお伝えしておきます。 ○委員(いのくま正一君) 順序立てて聞いていきますけれども、2ルートが1ルートになって、対前年比の利用者数が122%になって、大幅に改善したということですね。これは説明を聞いてよくわかりました。収支率はよくなっているのですけれども、この利用者数の対前年比122.2%という勢いで収支率の向上にはならなかったですよね。もちろん、改善はされていいことなのです。それはなぜかと聞いたら、臨時的な大型車両導入に伴う経費が大きかったということと燃料費が上がったということですが、収支率はかなり改善したことになります。ですから、大型車両の購入という臨時的な出費がなければ大幅な改善になったと思うのです。大型車両の購入がなかった場合はどのくらい改善されたのでしょうか。来年度はもっと改善するかもしれませんけれども、今の数字で見ても、大型車両の臨時的な購入が含まれるわけです。決まった時期がないわけで、その分は自動的に改善すると言うと語弊があるかもしれないですけれども、通常、普通に運営していれば臨時的な経費はない数字になると思うのです。ですから、そのようなことを加味しますと、実際はどの程度の収支率になっていたと思われるでしょうか。大ざっぱでよいのでお伺いします。 ○地域交通課長大屋寧剛君) 大型車両の臨時経費等がなかった場合は、約81%の収支率となります。 ○委員(いのくま正一君) この間、ルートを一本化するなど区も努力したし、事業者も努力したと思うのですけれども、それがかなり実ってきているということだと思います。  それと、先ほど説明があったルート変更なのですけれども、資料№2の2ページの下のルート変更後の路線を見てもらうと、台場地域から田町駅や品川駅に行くルートですけれども、これは一定比率あると思うのですが、台場地域の住民の方々が、港区スポーツセンターや港区立男女平等参画センター・リーブラ、芝浦港南地区総合支所を利用することがあると思うのです。そのようなことを考えますと、変更後のルートは大きな意味があるということです。先ほども言いましたけれども、現行は、札の辻の手前を回って行くわけですよね。左に曲がって、右に曲がって、田町駅の中に入って出てくると。ですから、このあたりが渋滞して、私も以前に決算特別委員会か予算特別委員会で聞きましたけれども、この時間だけで8分、混んでいるときは10分もかかってしまうのです。このルートを変更するだけで、変更後の路線で見ると曲がる部分はありますけれども、みなとパーク芝浦を通って田町駅東口に行けると。住民の中には、台場地域の方が病院に行くこともあるわけです。そうなりますと、どのように病院に通うかというと、田町駅東口バス停でおりて、「ちぃばす」の田町ルートに乗って、東京都済生会中央病院に行く方がいるわけです。ですから、この変更後のルートは非常に大事なルートだと思います。これは大事にしたいなと思っているのですが、私が言ったようなことは当たっているでしょうか。 ○地域交通課長大屋寧剛君) いのくま委員のおっしゃるとおり、今回のルート変更で、みなとパーク芝浦や、港区立男女平等参画センター・リーブラの利用者が利用できるようになっております。今回の変更によって、田町駅東口バス停の利用者がどのくらい増えるか利用者の推移を見ていきたいと思っております。 ○委員長(杉本とよひろ君) ほかに、ご質問等はございませんでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) ほかになければ、報告事項(2)「台場シャトルバスの運行改善について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「請願28第3号 羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート設定中止に関する請願」を議題といたします。  本請願について、何かご発言ございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(2)「請願30第2号 羽田空港増便による都心および港区の低空飛行ルート計画の撤回を含む再検討を国に求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かご発言ございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(3)「請願30第7号 羽田空港の機能強化に伴う、港区上空を飛行する計画の見直しを求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かご発言ございますでしょうか。 ○委員(いのくま正一君) どこで発言しようか迷ったのですが、今度、区議会でこれらの請願などにも関係した学習会を行いますね。前回もお願いしたわけですけれども、どのような時間配分で行うのでしょうか。 ○委員長(杉本とよひろ君) その件につきましては、まず簡潔に要点の説明を受けて、質疑の時間を多くとるようにしたいと思います。現在、理事者を通して国土交通省に交渉していただいております。時間は10時から12時としたいと思います。 ○委員(いのくま正一君) 若干の延長はあるのですか。 ○委員長(杉本とよひろ君) 延長か短縮かで終わるかわかりませんけれども、とりあえず時間内で行うということで実施したいと思います。  本請願については、ほかによろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) 次に、審議事項(4)「発案27第14号 交通及び環境整備に関する諸対策について」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(杉本とよひろ君) そのほかに、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(杉本とよひろ君) 最後に、羽田空港機能強化に関する学習会ですけれども、既にお知らせしておりますとおり、10月31日水曜日10時から開会いたしますので、よろしくお願いいたします。  それでは、本日の委員会を閉会いたします。                 午後 2時46分 閉会...