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  1. 港区議会 2018-09-18
    平成30年9月18日保健福祉常任委員会-09月18日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    平成30年9月18日保健福祉常任委員会-09月18日平成30年9月18日保健福祉常任委員会  保健福祉常任委員会記録(平成30年第22号) 日  時  平成30年9月18日(火) 午後1時00分開会 場  所  第1委員会室 〇出席委員(8名)  委 員 長  ゆうき くみこ  副委員長  近 藤 まさ子  委  員  玉 木 まこと       清 家 あ い        土 屋  準        杉 浦 のりお        風 見 利 男       清 原 和 幸 〇欠席委員        な し 〇出席説明員  麻布地区総合支所長子ども家庭支援部長兼務 有 賀 謙 二
     赤坂地区総合支所長保健福祉支援部長兼務  森   信 二  保健福祉課長                西 田 京 子   福祉施設整備担当課長                 小 笹 美由紀  高齢者支援課長               山 本 睦 美   介護保険課長                     大 原 裕美子  障害者福祉課長               横 尾 恵理子   生活福祉調整課長芝地区総合支所生活福祉担当課長兼務 土 井 重 典  国保年金課長                鳥 居 誠 之  福祉施設整備担当部長            佐 藤 雅 志  みなと保健所長               阿 部 敦 子  生活衛生課長                村 山 正 一   保健予防課長                     長 嶺 路 子  健康推進課長                近 藤 裕 子  子ども家庭課長               佐 藤 博 史   保育・児童施設計画担当課長              西 川 杉 菜  児童相談所設置準備担当課長         保 志 幸 子   保育課長                       山 越 恒 慶  子ども家庭支援センター所長         中 島 由美子 〇会議に付した事件  1 審議事項   (1) 議 案 第84第 指定管理者の指定について(港区立障害者住宅シティハイツ竹芝)   (2) 議 案 第85第 指定管理者の指定について(港区立障害保健福祉センター)   (3) 議 案 第86第 指定管理者の指定について(港区立健康増進センター)                                (以上30.9.12付託)   (4) 請 願29第2号 コンビプラザ品川保育園における継続運営に関する請願                                   (29.6.8付託)   (5) 請 願29第11号 保育所職員に対しての処遇改善を求める請願                                 (29.11.30付託)   (6) 請 願30第4号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する法整備を求める請願   (7) 請 願30第5号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する公的支援を求める請願                                (以上30.6.14付託)   (8) 発 案27第10号 保健福祉行政の調査について                                  (27.5.27付託)                 午後 1時00分 開会 ○委員長(ゆうきくみこ君) ただいまから、保健福祉常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、清家委員、土屋委員にお願いいたします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「議案第84号 指定管理者の指定について(港区立障害者住宅シティハイツ竹芝)」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) ただいま議題となりました審議事項(1)「議案第84号 指定管理者の指定について(港区立障害者住宅シティハイツ竹芝)」について、提案の補足説明をいたします。  9月13日付当常任委員会資料№7をごらんください。本件は、港区立障害者住宅指定管理者を指定するものでございますが、選考にあたっては、港区特定公共賃貸住宅区営住宅等と一括して行いましたので、説明や費用についても全体にわたった形になってございます。  項番1、施設名称等でございます。施設名称は、港区立障害者住宅シティハイツ竹芝でございます。  項番2、事業者選定の経過でございます。関係資料のインデックス1の1ページに、対象施設の一覧がございます。このように、港区立障害者住宅シティハイツ竹芝だけではなくて、区営住宅と合わせて13の住宅の指定管理者を一括で選考いたしました。  1者の事業者に対しまして港区特定公共賃貸住宅等指定管理者候補者選考委員会を設定し、港区特定公共賃貸住宅等指定管理者候補者選定委員会での審議を経て決定いたしました。  港区特定公共賃貸住宅等指定管理者候補者選考委員会の委員につきましては(1)の表のとおりでございまして、学識経験者を含めた7名でございます。  (2)港区特定公共賃貸住宅等指定管理者候補者選考委員会の開催状況は表のとおりでございまして、全3回開催いたしました。  2ページをごらんください。平成30年8月1日に開催いたしました港区指定管理者選定委員会で、株式会社東急コミュニティー指定管理者候補者として選定いたしました。  項番4、指定期間です。平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間です。  項番5、選定の理由です。まず、(1)候補者は全国展開しており、約21万戸に及ぶ公営住宅管理の豊富な経験と専門性の蓄積があり安定性を有していることがございます。(2)障害者など自力での避難が難しいケースを想定した、みんなの避難地図を作成することで、自助や共助による避難など入居者の安全確保が見込めるようになることがございます。(3)公営住宅が地域の住宅セーフティーネットの役割を担っているという特性をよく理解した上で、障害者住宅等の入居者に対しての個別訪問による声かけによって、積極的にコミュニケーションをとりながら入居者自身による対応が難しい電球の交換や設備面の簡易な補修等を補助する提案がされていることがございます。(4)と(5)ですが、遠隔監視システムを設置し、カスタマーセンターで夜間を含む24時間365日の体制により、組織全体で入居者に対応することが評価できる点がございます。  関係資料一覧インデックス1、港区特定公共賃貸住宅等指定管理者候補者選考委員会報告書になります。6ページをごらんください。選考結果を補足で説明させていただきます。第一次審査は、書類審査を実施いたしました。第1次審査の結果ですが、下の表にありますように財務状況分析については可、資金計画分析についてはすぐれていることを表すBでございます。合計点数につきましては、1,050点満点で803点でございました。  7ページをお開きください。第二次審査でございます。プレゼンテーション及びヒアリングを実施いたしました。第二次審査につきましては、560点満点で426点でございます。第一次審査と第二次審査の総合得点は、1,610点満点で1,229点でございました。  この状況を踏まえまして、最終選考の結果でございます。港区特定公共賃貸住宅等指定管理者候補者選考委員会の総意といたしまして、株式会社東急コミュニティーを港区特定公共賃貸住宅等指定管理者候補者として選考いたしました。  そのほかの関係資料といたしまして、インデックス2は第1次審査と第2次審査の選考基準・採点表、インデックス3は点数表、インデックス4は会議録、インデックス5は指定管理者候補者選定調書(公募用)。インデックス6は法人等の概要、インデックス7は港区特定公共賃貸住宅等指定管理者公募要項インデックス8は指定管理者候補者事業提案書を添付してございます。  説明は以上です。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員(杉浦のりお君) インデックス1の8ページです。港区特定公共賃貸住宅等指定管理者候補者選考委員会委員の意見の中に、職員体制の不安要因もあるが、事業者独自の研修施設を有するなど人材育成の体制が整い評価できると。平成27年の9万7,000戸余りから平成30年の21万戸余りに管理戸数が増えているということで大変になっていると思いますが、職員体制がどのようになって、人材育成の体制がどのように変わったから評価できると考えておられるのか、お聞かせください。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 杉浦委員からご質問がございました件については、当日プレゼンテーション等を含めまして確認したところでございます。非常に大きな規模ということで、そこに見合った職員を配置するといったこと、新規職員の採用についても力を入れており、実際の新規採用の研修については実地等を伴った研修を行っていること、職員を配置した後についてもジョブローテーションということで、適した形でローテーションも含めた対応をきちんととっていることの提案の確認をしているところです。 ○委員(杉浦のりお君) 数だけ言えば、平成27年の倍以上の職員数を見なければいけないと思うのです。また、新規職員の採用がどれぐらい増えたのかわかりませんが、単純に職員数が倍になったからできるという話ではないと思います。やはり仕事量が増えるとなると、職員を増やしたからといっても1人の仕事量が増えてしまうと思います。例えば、1人当たりの残業時間がすごく増えるのではないかと心配されますが、その辺はいかがでしょうか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 今回、いろいろと体制を強化していくということで、障害者住宅につきましては、非常勤職員だったところを常勤職員と配置を転換するというような工夫等で、昼間と夜間の職員体制をとってまいります。それから、ローテーションについて工夫し、職員体制をしっかりととってまいります。また、負荷が必要以上にかかる超過勤務の対応にならないようにということで、その辺は区としてもしっかり指導していきたいと思っております。 ○委員(杉浦のりお君) わかりました。  港区特定公共賃貸住宅シティハイツ竹芝ということで、エレベーターの緊急対応についても特記されているということですが、緊急時の迅速な対応が期待でき十分評価できるとありますが、どのようなところが評価できると言えるのでしょうか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 特に夜間を含む24時間365日体制により入居者対応していることがございます。いざというときには、カスタマーセンター虎ノ門支店内に設置する指定管理者事務所と連携をとり、すぐ区とも連携をとる危機管理体制がきちんと整備されているところでございます。 ○委員(玉木まこと君) 今、ご説明いただいた中に、資料№7の2ページの項番5(2)のみんなの避難地図がありました。今回の港区立障害者住宅シティハイツ竹芝は港区特定公共賃貸住宅と一緒になると思いますが、みんなの避難地図を作成することについては、全体でしっかりと共有されるのでしょうか。どのような形で区立障害者住宅特定公共賃貸住宅とで連携されていくのか教えてください。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) みんなの避難地図につきましては新しい提案になりますので、今後、事業者と話を詰めていく形になろうかと思います。近隣の自治会等を巻き込んだ形で、近隣住民の方と障害者住宅にお住まいの方だけではなくほかの住宅にお住まいの方も一緒になって、ゲーム感覚で自分たちで避難経路を地図に落とし込み、コミュニティをつくって助け合っていこうという提案だと思います。今後、そのような地域を巻き込んだ形での活動を行っていくと聞いております。 ○委員(玉木まこと君) 今回、いろいろな施設をまとめて一本の指定管理ということですが、シティハイツ竹芝区立障害者住宅特定公共賃貸住宅があるということで、2つの異なる住宅が1つの建物の中にあります。また、いろいろな区施設も当然あるとは思いますが、その辺がうまくしっかりと連携できるようにできればと思います。あの辺は、企業も多いエリアだと思いますので、その辺もしっかりと指定管理者候補者と区が一緒になってみんなの避難地図をつくっていっていただけたらと思います。  第一次審査で、港区特定公共賃貸住宅指定管理者候補者選考委員会委員が1名欠席となっています。初歩的な質問ですが、第一次審査の場合、何名欠席だったらどうするといった基準はあるのですか。何名以上が欠席すると開催できないなど、もしわかれば教えてください。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 特に半数以上の出席が必要といったような規定はございません。今回欠席した港区特定公共賃貸住宅指定管理者候補者選考委員会委員については、あらかじめ第一次審査の結果を事務局側できちんと受領し、意見についても把握し、補足させていただきながら第一次審査をさせていただきました。 ○委員(玉木まこと君) インデックス4の議事録を見ていますと、その方の採点も報告されており、意見も皆様に伝えた上でやられています。最終的には、第一次審査の通過でよいでしょうかということを委員長が聞いて、皆さん異議ないということで第二次審査に進むという流れかと思います。欠席者は、事前に第一次審査は通過ということを事務局に伝えて、事務局から報告がされているのでしょう。欠席した委員の意見がどこまで生かされるのかなと思いました。今の障害者福祉課長のご説明ですと、意見は言うけれども採決についてはどうなのかわかりませんでした。もう少し詳しく教えてください。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 欠席者の第一次審査の結果は伝えております。そして、この事業者を第二次審査に進めてよいという意見も伺っております。ただし、最終的には他の委員の意見を伺った上での合意となりますと事務局が伝えた状況でございます。 ○委員(玉木まこと君) 港区特定公共賃貸住宅等指定管理者候補者選考委員会の中で欠席者の意見も踏まえた上で、みんなで合意を形成するというようなプロセスで進むということでよろしいですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 玉木委員のおっしゃるとおりでございます。 ○委員(風見利男君) 13団地のシティハイツの中の区立障害者住宅が、当常任委員会の所管になるわけですよね。インデックス8の指定管理者候補者事業提案書に日付がありませんが、これはいつ提出されたものですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 5月24日でございます。 ○委員(風見利男君) ことしの5月24日ですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 平成30年5月24日でございます。 ○委員(風見利男君) 先ほど玉木委員が質疑していましたが、私もみんなの避難地図について気になりました。港区立障害者住宅シティハイツ竹芝がある地域は、災害があったときにどのような状況が想定される地域なのですか。避難すべき地域なのですか。それとも、その場に滞在すべき地域なのですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 具体的に港区立障害者住宅シティハイツ竹芝がある地域が災害時にどのような状況になるかについての資料が手元にないため把握できておりません。申しわけありません。しかし、少なくともこの建物につきましては避難場所となってございますので、災害があったときは、近隣の方々がこの建物に集まっていただくことになってまいります。 ○委員(風見利男君) この建物については避難する人が集まるということであれば、みんなの避難地図とは何を想定しているのでしょうか。また、この地域は海抜どれぐらいなのでしょうか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 海抜についてでございますが、具体的な数字を持っておりません。申しわけございません。浜松町駅のあたりについては、海抜は低いと認識はしてございます。  みんなの避難地図についてでございますが、災害時にはこちらのシティハイツ竹芝に避難していただくことがございます。避難に際しては、どのような経路があるのかというところで、今回の指定管理は区立障害者住宅だけではなくて、合計13団地でこの取り組みをしたいという意図がございます。また、近隣の自治会や地域の方々とのコミュニケーションを持って、防災に対する意識を深めていくための取り組みの一つということで、みんなで一緒に避難のことを考えて、実際に地図に落としてみると。そのようなことを通して、避難場所や避難経路を共有していくと。そのような取り組みだと聞いております。 ○委員(風見利男君) 東京都が今年3月に高潮による氾濫が発生した場合ということで、高潮浸水想定区域図を出しています。異常な高潮が来た場合、港区もかなり浸水するという想定になっています。東京都のホームページだと、細かいところまでわかりません。どこがどのように浸水するのかと防災課に聞いても余りはっきりしません。海岸線のところが浸水する地域になっているので、ひょっとすると浸水する危険性があります。東京都は、最悪の事態を想定すればと言っているようなので、高潮浸水想定区域図のとおりになるかどうかわかりませんけれども。  ただし、この間の多くの大型台風が来たように、東京湾の水位が上がって、そこに暴風雨が来ると防潮堤を越えることも想定されます。これから具体的に協定を結んでいくと思いますが、その辺もしっかり対応することをしていかないと、特に障害者の方々の避難は大変です。しっかりとやっておいていただきたいと思います。  この住宅についての労働環境モニタリングの結果はあるのでしょうか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 確認させていただきますので、お時間をください。 ○委員長(ゆうきくみこ君) その間、ほかに質問はございますか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) すぐに出てこなくて申しわけございませんでした。平成27年に実施してございます。 ○委員(風見利男君) 障害者の方々から、住宅の管理についての意見や要望は出ていないのでしょうか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 労働環境モニタリングにおいては、特にご意見等は承ってはございません。 ○委員(風見利男君) 当然、意見や要望を入れるポストを住宅の中につくっていますよね。ポストの中に意見や要望が入っていたということはないのですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) そのような意見箱やアンケートの中には、具体的なものは、今回ございませんでした。 ○委員(風見利男君) 今までで具体的な要望はないわけですね。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) ございません。 ○委員(風見利男君) 株式会社東急コミュニティー区立障害者住宅に対する管理は、どのような形で行われているのでしょうか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 障害者住宅ですので、障害者の方への独特の配慮が必要なところがございます。個別に見回りをしたり、聴覚の障害、視覚の障害、車椅子の方といった方々への配慮も必要です。また、ファクスや筆談による対応といった丁寧な対応を行っていると聞いております。 ○委員(風見利男君) シティハイツ竹芝区立障害者住宅では、どのような体制で管理運営を行っていらっしゃるのでしょうか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) シティハイツ竹芝区立障害者住宅の部分につきましては、全体で11名の職員を配置してございまして、管理センター住宅管理員ローテーションで管理している状況でございます。 ○委員(風見利男君) 職員は11名でローテーションを組んで運営していらっしゃるようですが、インデックス6の法人等の概要を見ると、嘱託、パート、アルバイト、派遣社員の人数が非常に多いのですが、先ほど伺った職員11名の内訳はどのようになっているのでしょうか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) シティハイツ竹芝区立障害者住宅では、ローテーションや夜勤等もございますが、常勤職員は9名、非常勤職員は2名配置してございます。 ○委員(風見利男君) 正社員が9名で、非正規職員が2名ということですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 補足いたします。常勤職員9名のうち、正社員が2名、非正規職員の常勤職員が7名で、あとは非常勤職員2名でございます。 ○委員(風見利男君) 常勤職員9名と非常勤職員2名でシティハイツ竹芝区立障害者住宅の管理運営を行っているということですね。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 主に、常勤職員9名と非常勤職員2名の11名で管理運営を行いますが、そのほかに虎ノ門支店内に設置する指定管理者事務所というところがバックになりまして、そこと連携をとりながら管理運営を行っている状況でございます。 ○委員(風見利男君) 今定例会で審査している、ほかの議案にも東急コミュニティーが指定管理しているところがあって、健康相談などいろいろなことを新たに実施するということですが、そのようなことについては具体的にはこれからということですよね。
    障害者福祉課長横尾恵理子君) 健康相談につきましては、新たな提案で出てきたところですので、今後、具体的に事業者と話を詰めていくことになろうかと思います。 ○委員(風見利男君) 先ほど、障害者の方々への配慮ということで障害者福祉課長から話がありましたが、障害者住宅の専門職員は配置されているのでしょうか。それとも、先ほど伺った11名の方々で対応するのでしょうか。常時11名いるわけではないでしょうけれども、11名で対応するのでしょうか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 先ほどお伝えした11人で対応いたします。障害者に対する対応や接遇についてきちんと学ばせた上で職員を配置し、実際に従事している状況です。 ○委員(風見利男君) 先ほど、2015年度に労働環境モニタリングを行ったという話がありました。どのような指摘がされたのでしょうか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 適正に運営されているという結果をいただきましたが、1点指摘がありました。勤務形態が2交代制であることに伴い休憩も交代制としておりますので、一斉休憩の適用除外について協定の中にきちんと盛り込む必要があるという指摘を受けております。 ○委員(風見利男君) 当常任委員会区立障害者住宅の管轄ですが、このような施設については区が直営で運営すると。区が直接運営して、一部業務は業務委託をするということができない理由はあるのでしょうか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 障害者に対する特別な配慮が必要なところがあると思いますので、管理につきましては、民間事業者が培ったノウハウやそれから全国規模でさまざまな経験を積み上げてきたこと、また、職員の配置や勤務ローテーション等といったところで臨機応変に効率的に管理運営を行うということで指定管理者制度を導入することが必要であると考えております。 ○委員(風見利男君) シティハイツ竹芝ができたときの住宅部分はどのような管理だったのでしょうか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 当時は、財団法人港区住宅公社が管理しておりました。 ○委員(風見利男君) ですから、区が直接管理できないということはないわけですよね。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) シティハイツ竹芝区立障害者住宅15戸だけではなくて、特定公共賃貸住宅も含めて一括での管理でしたり、24時間365日対応していくといったところでの職員の確保というところを考えますと、やはり指定管理者制度を導入した方がきちんと運営させていただけると考えております。 ○委員(風見利男君) だって、当時の財団法人港区住宅公社は区立障害者住宅だけを管理運営していたわけではないわけでしょう。あの建物全体を管理運営していたと理解しているわけですが、そうではないのですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) そこは風見委員のおっしゃるとおりでございます。 ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかに、ご質問等ございませんでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかになければ、質疑はこれにて終了いたします。  採決については、いかがいたしますか。            (「態度表明でお願いします」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) 態度表明が必要ということで、各会派、順次お願いいたします。まず、自民党議員団、お願いします。 ○委員(清原和幸君) 選定の理由で、資料№7の2ページの最後のところで、単身高齢世帯や障害者住宅等の入居者に対して、個別訪問による声かけによって積極的にコミュニケーションを取りながら務めていくということがありました。  それから、13団地を4つのブロックに分けて管理をしていくという提案がありました。4つのブロックで一番少ないところで130戸、一番多いところで328戸ですが、きちんと管理体制を整えていくとありました。  また、24時間365日対応可能な電話相談サービスの健康相談ダイヤルを開設するという提案もされております。  自民党議員団としては、シティハイツ竹芝で痛ましい事故がありましたから、区と事業者でいろいろな連絡や報告というのはしっかりやってもらいたいということを申し添えて、賛成いたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、みなと政策会議、お願いします。 ○委員(杉浦のりお君) この事業者は、公営住宅管理の豊富な経験と専門性の蓄積、安定的な経営基盤があるということですから、本当にしっかりとした管理運営を期待いたしまして、我が会派といたしましては、議案第84号指定管理者の指定について(港区立障害者住宅シティハイツ竹芝)に賛成いたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、公明党議員団、お願いします。 ○副委員長(近藤まさ子君) 議案第84号指定管理者の指定について(港区立障害者住宅シティハイツ竹芝)については賛成いたします。  理由は、株式会社東急コミュニティーは経験豊富で安定的な管理ができるということがございます。やはり障害者の方々にとっては、24時間365日体制で対応いただけるということは、何よりの安心感につながると思います。そして、福祉避難所にもなっている場所だと思いますので、そちらとの連携とかいろいろ含めましてお願いできればと思います。みんなの避難地図というのはよくわかりませんでしたが、防災体制にも力を入れていただければと思います。賛成いたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、共産党議員団、お願いします。 ○委員(風見利男君) 建設常任委員会ではないので建物全体のことは言いませんが、この事業者は正社員の割には非正規社員が非常に多いですよね。先ほど聞きましたが、シティハイツ竹芝区立障害者住宅について言えば、職員11名のうち9名が非正規社員なのです。ですから、区が直接管理運営することになれば、きちんと雇用されて、低い賃金が蔓延するということを少しでも改善していくことにもなりますよね。何よりも、区が責任を持って運営していくということが今後の住宅政策の中でも大変重要だと思います。  とりわけ障害者の方々への対応というのは、区が責任を持って行うべきだと思うのです。そうなれば、先週来の質疑で出たような障害者の雇用問題が起きないわけです。ぜひ、そのためにも区が直接運営していただきたい。必要なところは業務委託でできるわけです。当時は、財団法人港区住宅公社が運営していたわけですから、そのような方向に転換していくということが必要だと思います。この議案については反対いたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、街づくりミナト、お願いします。 ○委員(玉木まこと君) 議案第84号について、街づくりミナトは賛成いたします。  理由といたしましては、今回、13団地を指定管理にするということですが、豊富な経験があるということで、しっかりとした管理をこれまでもされてきたということがありました。また、インデックス8の指定管理者候補者事業提案書の中に防災の話、地域でコミュニティをつくっていくというようなことがうたわれています。13団地を管理していく中で、障害者も含めて地域にしっかりと根づくようなミクストコミュニティの形成が必要であると考えているという記載がありましたが、そのような視点からの管理にも意欲があるのかなと感じています。  その一方で、指定管理者の公募については、今回と同じ案件で平成20年度が4者、平成25年度が2者、今回1者ということで年々応募が減ってきている状況があります。この点については、再三になりますが区には課題認識を持っていただいて、今後の業務に取り組んでいただければと思います。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 態度表明は終わりました。  それでは、審議事項(1)「議案第84号 指定管理者の指定について(港区立障害者住宅シティハイツ竹芝)」について採決いたします。採決の方法は、挙手採決といたします。  「議案第84号 指定管理者の指定について(港区立障害者住宅シティハイツ竹芝)」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                    (賛成者挙手) ○委員長(ゆうきくみこ君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第84号」は、原案のとおり可決することに決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、審議事項(2)「議案第85号 指定管理者の指定について(港区立障害保健福祉センター)」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) ただいま議題となりました審議事項(2)「議案第85号 指定管理者の指定について(港区立障害保健福祉センター)」について、提案の補足説明をいたします。9月13日付当常任委員会資料№8をごらんください。  項番1、施設名称等につきましては、港区立障害保健福祉センターでございます。  項番2、非公募による指定管理者の選定の経過及び理由でございます。  (1)経過でございます。港区立障害保健福祉センターの指定管理期間は、平成31年3月31日に終了するため、平成31年4月1日から新たな指定管理期間における指定管理者を指定する必要がございます。平成30年8月1日に開催されました港区指定管理者選定委員会におきまして、非公募により指定管理者候補者を選定いたしました。  (2)非公募の理由でございます。港区立障害保健福祉センターの事業のうち、こども療育パオにつきましては、平成32年度に開設予定の港区立児童発達支援センターへ移転し、放課後等デイサービス事業など新たな事業を開始することとしております。公募による選考を実施し、平成31年度に港区立障害保健福祉センター指定管理者が変更となった場合は、こども療育パオの利用者は、平成30年度までの現在の指定管理者、平成31年度は新しい指定管理者、平成32年度は港区立児童発達支援センターの指定管理者といったように、毎年度指定管理者が変更となる可能性がございます。環境の変化が、重度の障害を持つ乳幼児の心身に大きく影響を与えるということが懸念されます。  こども療育パオが港区立児童発達支援センターに円滑に移行することができるように、また、利用者が安心してサービスを受けることができるようにということで、指定管理者の変更の可能性を最小限に抑えるため、平成31年度1年間の指定管理者については、現指定管理者を非公募により選定することといたしました。  2ページをごらんください。項番3、選定された事業者は、社会福祉法人友愛十字会でございます。  項番4、指定期間は、平成31年4月1日から平成32年3月31日までの1年間でございます。  関連資料のインデックス1、指定管理者候補者選定調書(非公募用)をごらんください。主な事業提案は3点ございました。  1点目は、障害者の重度化、多様化等に対応した事業運営でございます。港区立障害保健福祉センター全体で連携し、包括的なサービス提供を行うということがございます。  2点目は、地域の拠点としての取り組みとでございます。区立の複合的な障害者施設として関係機関と連携し、総合的なサービスを提供します。また、地域行事への参加・協力を行い、地域と連携・交流を図っていくということがございます。  3点目は、利用時間の拡大でございます。工房アミやみなとワークアクティの利用時間を今年度から延長してございますが、その利用の状況、利用者のニーズ等を踏まえて利用の方法などを整理し、保護者の休養等の支援体制の充実を図っていくということがございます。  2ページをごらんください。収支計画については表のとおりでございます。  また、非公募の理由につきましては、冒頭で申し上げましたので割愛させていただきます。  インデックス2の指定管理者指定申請に対する審査表をごらんください。審査項目として4点審査いたしました。  1点目は、知識及び経験を有する者を当該業務に従事させることについてでございます。結果は、基準に基づいた人員の配置、部門ごとに統括施設長を置くなどといったことで、事業の単位にこだわらず横断的・柔軟な連携・協力体制を行ってございます。  2点目は、安定的な経営基盤を有していることについてでございます。結果は、直近3年間の純資産額が27億円あり、平成30年3月31日現在の定期預金の残高が3億円となっておりまして、安定性の高い経営を行ってございます。  3点目は、効率的な管理運営ができることについてでございます。結果は、機能訓練職員や看護師、栄養士等が自分の所属以外のところでも専門性を発揮し、支援体制をとるというような形で幅広い障害ニーズに対して包括的なサービス提供が期待できることがございます。  4点目は、法令、条例等をきちんと遵守することでございます。結果は、個人情報保護の適正な取り扱いについては研修の取り組みが盛り込まれており、法令違反行為その他等につきましても、早期発見及び早期是正、法令の遵守の強化を図るため、平成30年4月に公益通報規定についての新たな規程を創設していることがございます。  インデックス3は法人の概要・事業の経歴でございますが、表のとおりでございます。  説明は以上です。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員(玉木まこと君) 提案された事業について説明がありましたが、非公募の場合は、事業提案書はあるのでしょうか。また、どのような形で提案を受けているのでしょうか。初歩的な質問ですが確認させてください。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 今回は非公募で選定させていただきましたが、事業者から事業提案書をいただいた上で、インデックス2にありますような4点の観点から審査させていただきまして、非公募で期間は1年間ということで決定いたしました。 ○委員(玉木まこと君) 特に事業提案書は求めていないけれども、事業提案書は提出されたのでしょうか。また、選考委員会を開いていると思いますが、委員はどのような方がなさっているのか教えてください。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 補足させていただきますと、事業提案書は出してくださいと指示させていただきました。また、今回は非公募ですので、学識経験者等を入れるような選考委員会は実施してございません。最終的には、港区指定管理者選定委員会という区内部の組織で、インデックス2にある4点の審査項目について妥当性があるか審査し、非公募でこの事業者を決定した次第でございます。 ○委員(清家あい君) 平成32年度に開設する港区立児童発達支援センターにこども療育パオが移転するので、指定管理者が何度も変わらないために非公募で期間を1年としたというのは、いい判断だと思います。  インデックス2の指定管理者指定申請に対する審査表について伺います。簡易的に書いてあるので、提案内容とそれに対する結果がわかりにくいところがあります。例えば、3段目の内容では、障害の重度化、多様化に対応し、安心して施設が利用できる環境整備の提供を行うとなっていますが、具体的にどのようなことなのでしょうか。また、その下の段の最後に、不正行為等の早期発見及び早期の是正、法人の法令遵守の強化が図られていますとありますが、どのような形で図られていると判断されているのか、お伺します。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 安心して施設が利用できる環境整備というところでございますが、港区立障害保健福祉センターは、さまざまなサービスを展開している複合のサービス提供施設となっております。サービスを提供するにあたっては、理学療法士や作業療法士、看護師などさまざまな専門職が配置されております。専門職は、自分の持ち場だけではなくて、例えば、みなとワークアクティに配置している職員であっても工房アミやこども療育パオでの事業、もしくは機能訓練といった事業でサポートの必要であれば、柔軟に対応してございます。利用者が安心して専門的なサービスを受けられるような体制の整備、環境の整備を行っているというところが大きいところでございます。  次のご質問ですが、法人の法令遵守の強化が実施されているところでございます。平成30年4月に公益通報規程を整備したところがございますし、法令を遵守すること、それから個人情報を扱う際にはさまざまな法令をきちんと守っていくこと、指定管理者として適切な形で管理していくことについて、内部の研修を実施して強化を図ったところでございます。 ○委員(玉木まこと君) もう1点伺います。インデックス1の収支計画のところで、平成31年度の収支計画があります。平成30年度までと比較してどうなのかがよくわからないので、教えてください。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 平成30年度の収支計画と比べますと、およそ2,800万円、率にしますと約103%増という形になってございます。主に、職員人件費のベースアップ分と、それに伴う社会保険料の増でございます。 ○委員(玉木まこと君) 平成30年度までの指定管理は5年間だったのでしょうか。指定管理期間の数年間、職員人件費は3%ずつ上がっていて、平成31年度も約2,800万円増となったという理解でよろしいですか。平成30年度から平成31年度だけ職員人件費が上がって、その以前の人件費は上がっていないというのはおかしいと思うので、そのあたりを教えてもらえますか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 指定管理期間は10年間でございました。また、費用でございますが、毎年度ぴったり103%というわけではありませんが、職員人件費については少しずつベースアップがございますので、そこが積み上がってきております。 ○委員(玉木まこと君) 公募の場合は、収支計画について判定がありました。今回は非公募ということですが、ベースアップしてきたことについて3%増が妥当かどうか、区はどのような形で判断しているのか教えてください。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) ベースアップについては、具体的に見積もりもとらせていただきました。その見積りと、一部送迎用に大型バスを運行しているのですが、業務委託という形で行っているところがありまして、大型バスの運転手の人件費もどうしても上がってきております。大型バスの運転手の相場も確認した上で、職員人件費の3%増についてはいたし方ないと判断させていただいたところです。 ○委員(風見利男君) 先ほど、玉木委員からも質問が出ていましたが、事業提案書はあるのですね。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 事業提案書は出していただいております。 ○委員(風見利男君) なぜ委員会資料についていないのですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 非公募の場合の委員会に提出させていただく資料につきましては指定管理者制度の担当とも確認いたしましたが、この資料一式で整えていると確認をいたしました。 ○委員(風見利男君) これは、あくまで港区指定管理者選定委員会でまとめた資料で、指定管理者候補者の事業提案が全て載っているわけではないですよね。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) すみません。訂正させていただきます。  事業提案書は、必ずしも強制で出させるものではございません。今回は、非公募で1年間の指定管理を社会福祉法人友愛十字会にお願いするにあたって、担当が窓口で確認させていただきたいということで提出をお願いしたところでございます。 ○委員(風見利男君) 事業提案書を出してもらわないのに利用時間の延長ということには当然ならないわけですよね。非公募ですからいいですよということにならないでしょう。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 所管においても、事業提案の内容については見せていただいた上で、それを総括的に包含した形で今回の資料と3つのインデックスを付けた資料をつけさせていただいて、最終的に判断させていただいたところです。 ○委員(風見利男君) 区が判断するのはよいのですが、区議会に同意を求めてきているわけですから、出せる資料は出してもらわないとまずいと思うのです。特に、職員体制などについての資料は全くないわけです。どのような資格を持った人が何人いて、正社員なのか非正規社員なのかアルバイトなのかどうなのかということが全くわからないわけです。  ですから、現行の体制がこうで、新たに提案されている体制がこうなのだと。我々が判断する資料がないというのは、委員会に提出する資料としては不備だと思います。ぜひ、その辺の資料について出せる範囲で調製してもらいたいと思います。いかがですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 今回は、独自で事業提案書を確認させていただいたところでございますが、今後、指定管理者制度の担当と非公募の際の事業提案書の扱いについて相談させていただきたいと思います。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 今後、担当と相談ということは、今は事業提案書の資料を出せないということですか。事業提案書の資料を出せるのか出せないのか教えてください。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) よろしければ、今、職員配置についてご説明させていただければと思います。  港区立障害保健福祉センターにつきましては、全体で120名の職員配置をしております。内訳は、正社員が101名、非正規社員が19名でございます。非公募の1年間につきましてもこの体制は変わらず配置をしていく予定でございます。 ○委員(風見利男君) 私が先ほど言ったように、専門職の方が多数いるわけでしょう。ですから、職員配置については表にして、現在はこのような職員配置で、今、障害者福祉課長がおっしゃった今後1年間もこのような職員配置で運営しますよといった資料があればそれでいいのです。資料として出してもらいたいと思うのです。  私もうっかりして気づかなかったのですが、今まで当常任委員会に付託されている指定管理者の議案のときには、どのような職員が配置されているかといった資料が提出されていたらしいのです。過去の資料を見せていただいたら、全て事業提案書の中に職員配置の資料が入っていました。  ですから、いつから職員配置に関する資料が抜けたのかということについては、今、指定管理者制度の担当に調べてもらっていますが、体制も含めて審査しなければ、我々は判断のしようがないわけです。それほど時間がかかると思わないので、ゆうき委員長と相談していただいて、どのような扱いにするか検討してもらいたいと思います。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 職員配置につきましては、資料を提出できるようすぐに調製いたします。 ○委員(風見利男君) 現在の協定の中で、エレベーターの管理などについて再委託を認めている事業者がいろいろあると思いますが、その一覧表もついでに出してもらいたい。この後の審議にも関係するので、お願いしたいです。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 再委託の一覧表につきましても、調製して提出させていただきます。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 事業提案書は出すことはできるのですか。
    ○委員(風見利男君) 事業提案書は後でもいいです。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 事業提案書が出せるか出せないかというのは、所管だけでは決められないということですね。わかりました。  それでは、一旦休憩したいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは休憩といたします。再開時間は、改めてお知らせします。                 午後 2時00分 休憩                 午後 2時35分 再開 ○委員長(ゆうきくみこ君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。障害者福祉課長、いかがですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 貴重なお時間をいただき、申しわけございませんでした。お手元に配らせていただきました本日付当常任委員会資料№1と№2についてご説明させていただきます。  資料№1は、港区立障害保健福祉センターの職員配置表でございます。トータルで120名の人員配置でございまして、正規の常勤職員が101名、非正規の非常勤職員が19名ということで、それぞれの専門職につきましても1名から数名を配置させていただいている状況でございます。非公募で行う平成31年度につきましても、この体制を維持した形で同じく120名で運営していく予定でございます。  資料№2の港区立障害保健福祉センター管理運営にかかる再委託業務一覧をごらんください。こちらは、平成30年度の維持管理業務及び保守点検委託の一覧表でございます。非公募で行っていただく平成31年度1年間につきましても、平成30年度と同じ体制、同じ再委託業務ということで運営する予定でございます。  なお、事業提案書という言い方をしてしまいまして、誤解を招いてしまって申しわけございませんでした。平成31年度につきまして、指定管理期間が1年間といえども運営していただくということで、事業の内容について口頭だけでなく、活字で確認したいということで、資料をもって確認させていただいたという状況でございます。  説明は以上でございます。貴重な時間をいただきまして大変申しわけございませんでした。よろしくお願いいたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) よろしいですか。 ○委員(風見利男君) この職員体制を見ても、障害者の方々にとって大変貴重な施設であるということがよくわかります。インデックス2の指定管理者指定申請に対する審査表では、審査項目が4つありますが、区の直営にして業務の一部を事業者に委託すると。本日いただいた資料で、社会福祉法人友愛十字会が再委託をしている業務が1から18までありますが、これをそれぞれ区が業務委託することで、区が施設運営を行っていけると思いますが、いかがでしょうか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 港区立障害保健福祉センターにつきましては、さまざまな障害に対してサポートを行っている複合的な福祉施設でございます。職員体制、専門職の配置、勤務ローテーションといったところについても非常に多岐にわたっておりますので、指定管理者制度を導入してしっかりとした安定的な職員体制、専門的な見地や技能を持った職員で障害者をサポートしていきたいと考えております。 ○委員(風見利男君) 社会福祉法人友愛十字会かどうかは別にして、区が専門的な事業をできる事業者に業務委託すれば、区が直接運営できないことはないと思いますが、いかがですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 港区立障害保健福祉センターにつきましては、過去10年間、この事業者が障害者との信頼関係や個別の支援員等の信頼を継続した形で運営しているというところもございます。繰り返しになりますが、専門的な見地や技能、職員の柔軟な配置といったことを含めて、安全・安心にサービスを提供させていただくということで、指定管理者制度を導入してしっかりと運営していきたいとい思っております。 ○委員(風見利男君) 区の直営になると、それらはできないということですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) これだけの障害に対してのサービスを提供していく複合的な福祉施設になりますと、やはり指定管理者制度で運営した方が、安全でより利用者の方に専門的なサービスが提供できると考えております。 ○委員(風見利男君) 区には、そのようなノウハウがないということですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 専門職も多岐にわたっているというところがございますので、やはり区だけではなかなか難しいと考えてございます。指定管理者制度を導入してしっかりと障害者の支援を行い、運営してまいりたいと考えております。 ○委員(風見利男君) しっかりと運営したいのはわかるのですが、区が直接運営したらできないというのは非常におかしいと思うのです。いくらやりとりをしても同じだと思うので、指摘だけはしておきたいと思います。  今定例会でも幾つか指定管理の指定の議案が提出されています。これまでの質疑では聞きませんでしたが、収支計画のその他経費に本部経費というものが計上されていると思います。どのようなものが本部経費にあたるのか教えていただきたい。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) その他経費の中に本部経費は含んでおります。本部で全体を見て運営していくにあたっての諸経費ですとか、本部職員の人件費、本部の中でさまざまな書類等をつくっていくときの諸経費が計上されております。 ○委員(風見利男君) それが734万1,000円なのですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 風見委員のおっしゃるとおりです。 ○委員(風見利男君) 事業者から、本部経費の内訳について聞いていないのですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 先ほど申し上げたように、本部それから全体にかかわるようなさまざまな雑費等も含めた経費を計上していると聞いてございます。 ○委員(風見利男君) そのようないいかげんな内容で、本部経費だと提案されて、いいですよということになるのですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 本部経費ということで、ほかの区分に入らなかったものが入ってくるということはございますが、全体に占める割合でも突出しているということはないということから、事業者からの説明を確認したところでございます。 ○委員(風見利男君) 本部経費の内容は、先ほどの本部の方の人件費や諸経費だということですが、それでは、その人件費とは誰の人件費なのでしょうか。当然、その他経費の734万円というのは、本部の人件費や光熱水費等それぞれ細かに積み上げた数字のはずですよね。それを1つ1つ確認した上で、この収支計画が提案されているわけですよね。  実際契約した段階で、1年間運営してどうだったかというのは、そこで精算するわけですが、当然、それぞれの区分の内容を精査して、この収支計画を受け入れますよということになっていると思いますので、細かい点もわかりますよね。わからないのですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 細かい区分までは確認していない状況ではありますが、今後、協定を実際に締結していくまでにきちんと精査して、確認していくところでございます。 ○委員(風見利男君) 過去10年間運営しているのですよ、障害者福祉課長。その他経費の内訳について、今回これらのものを積み上げてこのような費用になりましたという提案は、今までの収支計画の中でも当然あると思うのです。それもないのですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) すみません。区分で事細かに出ているものはございませんが、先ほど申し上げたような内容のところで確認させていただいているところがございます。  あと、繰り返しになりますが、協定の締結までに詳細の精査をきちんとさせていただき、必要な費用の計上になっているかというところについて、区が責任を持ってきちんと確認していきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○委員(風見利男君) 今までの10年間の契約の中でも結構ですが、その他経費の内訳は計算できないのですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 申しわけございません。その他経費の内訳までは確認できてございません。 ○委員(風見利男君) 今回のその他経費の734万円は、どのような数字を積み上げたものかわからないということですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 本部全体での経費ということになりますが、例えば、本部で書類をつくるとき、個別の区分に含められない費用、あとは本部の利益を入れた合計額が本部経費になります。 ○委員(風見利男君) 何かを足して合計だというのはわかるのです。その何かがわからないから聞いているのです。今、答えられないけれど、後で精査すれば一定の数字が出ますよということであれば、後で出していただいても結構です。それもできないのですか。 ○障害者福祉課長横尾恵理子君) 今、手元に資料はないのですが、後ほど確認させていただきたいと思います。 ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかに、ご質問等ございませんでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかになければ、質疑はこれにて終了いたします。  採決については、いかがいたしましょうか。            (「態度表明でお願いします」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) 態度表明でよろしいですか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、態度表明が必要ということですので、各会派、順次お願いいたします。まず、自民党議員団、お願いします。 ○委員(清原和幸君) 非公募の理由としまして、公募による選考を実施し、平成31年度に港区立障害保健福祉センター指定管理者が変更となった場合、こども療育パオの利用者は、平成30年度まで現指定管理者、平成31年度は新指定管理者、平成32年度は港区立児童発達支援センターの指定管理者と、毎年、指定管理者が変更となる可能性があり、環境の変化が重度の障害を持った乳幼児の心身に大きく影響を与えることが懸念されています。これらのことを勘案しまして、利用者や家族が安心して施設利用、またサービスの提供を受けるために、機能訓練の面においては理学療法士等を配置し、また看護師や栄養士等が所属部署以外でも専門性を発揮するなどの支援体制を組むことなどにより、障害を持つ人への地域の社会的受け皿として、幅広い障害ニーズに対して包括的なサービス提供が期待できるとしております。そのため、議案第85号には賛成いたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、みなと政策会議、お願いいたします。 ○委員(清家あい君) 平成32年度に港区立児童発達支援センターへの移転で大幅に事業内容が変わるということで、それに向けての1年間は、指定管理者がかわったりすることがないようにとの措置ということです。今のところ、どうしても事業者を変えなければならないような理由があるというわけではないと思いますので、大幅に見直すことがあるとしたら、次回の指定管理者の指定のときなのかなと思います。この議案について、みなと政策会議は賛成いたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、公明党議員団、お願いいたします。 ○副委員長(近藤まさ子君) これまでの10年間で積み重ねてきたものがございます。また、課題についてはインデックス2の指定管理者指定申請に対する審査表で明らかになっていますので、1年間しっかりと運営していただけるものだと思っております。  そして、何よりも1年間だけ指定管理者がかわるということについては、利用者はとても不安に思うと思いますので、この議案第85号については賛成いたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、共産党議員団、お願いします。 ○委員(風見利男君) 港区立港南いきいきプラザの指定管理の審査のときに、いかに指定管理者制度が区民にとってよくないかということは発言したとおりです。今回は1年間の指定管理という特殊な状況なわけですが、とりわけ先ほど来のやりとりで、区の障害者に対するノウハウがますますなくなっていってしまうという危険があると感じました。1年間ということであれば、特に区が責任を持って運営にあたると。そして、社会福祉法人友愛十字会に業務委託をすると。再委託は当然できないわけですから、それは区が直接それぞれの事業者と責任を持って契約を結んで行ってもらうことが十分できるわけです。  そのような責任を持った体制に切りかえていくべきという点から、この議案第85号については反対いたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、街づくりミナト、お願いします。 ○委員(玉木まこと君) 議案第85号の指定管理者の指定についてですが、利用者の立場に立って、1年間の指定管理者を非公募で選定したのは、よい判断だったと思っております。  ただし、非公募ということで、選定のプロセスというのがとても大事になってくると思います。質疑の中でも、そのあたりについて確認させていただきました。これまで10年運営してきて、その延長で1年間ということ、また見積り等も確認されているということですので、議案第85号指定管理者の指定について(港区立障害保健福祉センター)については賛成いたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 態度表明は終わりました。  審議事項(2)「議案第85号 指定管理者の指定について(港区立障害保健福祉センター)」について採決いたします。採決の方法は、挙手採決といたします。  「議案第85号」については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                    (賛成者挙手) ○委員長(ゆうきくみこ君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第85号」は、原案のとおり可決することに決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、審議事項(3)「議案第86号 指定管理者の指定について(港区立健康増進センター)」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。 ○健康推進課長(近藤裕子君) ただいま議題となりました審議事項(3)「議案第86号 指定管理者の指定について(港区立健康増進センター)」につきまして、資料№9に基づいて提案の補足説明をいたします。  本案は、平成31年3月31日をもって指定期間が満了となる港区立健康増進センター指定管理者を指定する必要があるため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき提出するものです。  それでは、9月13日付当常任委員会資料№9、議案第86号指定管理者の指定についてをごらんください。  項番1、施設名称等でございます。施設名称は港区立健康増進センターです。所在地は、東京都港区赤坂四丁目18番13号赤坂コミュニティーぷらざ6階でございます。  項番2、事業者選定の経過でございます。港区健康増進センター指定管理者候補者選考委員会を設置し、優良な候補者を1事業者選考した後、港区指定管理者選定委員会での審議を経て、指定管理者候補者として選定いたしました。なお、応募につきましては、2事業者から応募がありました。  (1)港区健康増進センター指定管理者候補者選考委員会委員につきましては、学識経験者3名、区職員2名の計5名でございます。  (2)港区健康増進センター指定管理者候補者選考委員会の開催状況でございます。第1回を平成30年4月13日、第2回を平成30年6月6日、第3回を平成30年6月27日に開催いたしました。第3回の港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会におきまして、プレゼンテーション及びヒアリングによる第二次審査を行い、指定管理者候補者を決定いたしました。  2ページをごらんください。(3)港区指定管理者選定委員会でございます。平成30年7月25日に開催された港区指定管理者選定委員会におきまして、港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会で選考されました事業者が指定管理者候補者として選定されました。  項番3、選定された事業者でございます。事業者の名称は、医療法人財団百葉の会でございます。代表者は、理事長の湖山聖道氏でございます。所在地は、静岡県富士市五貫島175番地でございます。  項番4、指定期間でございますが、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。  項番5、選定の理由でございます。(1)から(7)まで大きく7点ございます。  (1)候補者には、港区立いきいきプラザ及び民間事業者の健康管理センターの運営実績が豊富にあり、港区立健康増進センターの設置目的及び区民の健康づくり施策を理解し、区との密接な連携のもとで適切に指定管理業務を行うことが期待できる提案となっている点です。  (2)候補者は、施設長を中心に、健康づくりの知識と経験を有する健康運動指導士の有資格者を適切に配置し、これまでの経過を踏まえて理学療法士や看護師を配置するなど、利用者のさまざまなニーズに的確に対応できる職員体制となっている点です。  (3)港区立健康増進センターの特徴である健康度測定事業を効果的に活用して、身体の状態、モチベーションや仲間づくりを意識し、一人一人に最善のコースを案内するなど、港区立健康増進センターの利用継続及び利用者増加につながる提案となっている点です。  (4)広報活動の強化、地域住民との交流促進、港区スポーツセンター、港区立介護予防総合センター及びいきいきプラザ等との連携、民生委員及び高齢者相談センター等との情報共有、各地区のお祭りでのPR活動など、港区立健康増進センターが地域に親しまれ、区民の健康の維持及び増進に寄与することが期待できる提案となっている点です。  (5)生活習慣病予防・改善について、食事・栄養に関する支援の充実、各種体験会や相談会の実施、平日の夜間や土曜日・日曜日の時間帯での事業の実施など、働き盛り世代が参加しやすい事業内容の提案となっている点です。  (6)子育て世代の健康づくり支援について、保育士による一時預かりサービスなど港区立健康増進センターの利用促進につながり、新たな事業展開が期待できる提案となっている点です。  (7)利用者の安全・安心の確保について、区が定める指針等に基づきマニュアル及びチェックリストを作成し、平常時から多数の職員による複合的な安全管理を行うなど、港区立健康増進センターの管理運営に必要な危機管理が期待できる提案となっている点です。  以上が選定の主な理由でございます。  項番6、今後の予定でございます。本案のとおりご決定いただいた場合については、本年10月以降に基本協定締結に向けて協議を開始し、基本協定及び年度協定を締結いたしまして、平成31年4月1日から新たな指定管理者による管理運営が行われる予定でございます。  次に、関係資料一覧でございます。インデックス1は、港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会報告書でございます。これまでの説明と重複する部分は割愛させていただきますが、5ページのⅣ、選考結果についてをごらんください。  項番1、第一次審査の(1)財務状況分析等についてでございます。第一次審査の冒頭で、公認会計士から財務状況調査分析等報告書に基づきまして内容の説明がございました。安定的な経営基盤を有しているかどうかの財務状況評価は、2事業者とも可でございました。資金計画がしっかりしているかどうかの資金計画評価は、2事業者ともBのややすぐれているという評価となってございます。  (2)選考基準表に基づく採点でございます。各港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員が基準に基づく採点を行いまして、全港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員の点数を合計した結果、医療法人財団百葉の会は1,000点満点中765点、B事業者は1,000点満点中781点となりました。  6ページをごらんください。(3)選考経過でございます。各港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員が、提案内容の評価について意見交換を行いました。各港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員のご意見につきましては記載のとおりでございます。その結果、2事業者を第一次審査通過者といたしました。  7ページをごらんください。項番2、第二次審査の(1)プレゼンテーション及びヒアリングでございます。事業者から15分間のプレゼンテーションを受けた後、計画書類やプレゼンテーションの内容について15分間の質疑応答を行い、選考基準による審査を行っております。プレゼンテーションでは、施設運営に関する基本的考え方や事業内容について特徴的な部分や強調したい事項について説明を受けました。  (2)採点結果でございます。5名の港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員の点数を合計いたしました第二次審査の点数は、医療法人財団百葉の会が600点満点中458点、B事業者が600点満点中412点でございました。総合点数は、医療法人財団百葉の会が1,600点満点中1,223点、B事業者が1,600点満点中1,193点でございました。第二次審査で出された港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員の主な意見は、(3)選考経過の表のとおりでございます。  8ページのⅤ、最終選考結果についてをごらんください。第一次審査及び第二次審査の結果を踏まえまして、港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会の総意として、医療法人財団百葉の会を港区立健康増進センター指定管理者候補者として選考いたしました。  以上が、港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会報告書の説明でございます。  その他の関係資料でございますが、インデックス2は、第一次審査及び第二次審査で用いた港区立健康増進センター指定管理者候補者選考基準・採点表でございます。
     インデックス3は、港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会審査結果でございます。各港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員の評価点が記載された採点集計表となってございます。  インデックス4は、港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会会議録でございます。第1回から第3回までの港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会の会議録となってございます。  インデックス5は、指定管理者候補者選定調書(公募用)でございます。港区指定管理者選定委員会の資料として作成したもので、主な事業提案及び収支計画のほか、初めに述べました選考のポイントを記載しております。  インデックス6は、法人等の概要でございます。団体の名称、所在地、事業経歴など、申請時に提出された資料でございます。  インデックス7は、港区立健康増進センター指定管理者公募要項でございます。公募にあたっての施設の概要、指定管理者の業務、応募の手続きなどを記載したものでございます。  インデックス8は、指定管理者候補者事業提案書でございます。指定管理者候補者から提出された書類のうち、管理運営、事業運営などに係る指定管理者候補者の考え方を記載した提出書類の写しを添付してございます。  議案第86号指定管理者の指定について(港区立健康増進センター)の補足説明は以上でございます。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願い申し上げます。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員(清家あい君) 医療法人財団百葉の会が指定管理者に選定されたということで、いきいきプラザとの連携や医療面での充実、特に、食事の指導や子育て世代への運動の機会の提供と、より幅広い層に向けてプログラムが展開されるということで、大変期待できる内容になっていてよいと思います。  少し気になることがあります。B事業者は、現行の事業者だと思いますが、プレゼンテーションの中で、B事業者の課題ということで周知方法や新規利用者の獲得が少ないことだとあります。B事業者は、施設の規模が非常に小さいので30名ぐらいが施設に入るとほぼいっぱいで、午前中は非常に混雑しているということをおっしゃっています。既に利用者でいっぱいなので、これ以上新規利用者を増やすことが難しく、健康度測定を受けた方が自分のスポーツクラブに戻ってやっていただくような仕組みをもっとつくっていきたいとおっしゃっています。  インデックス4の会議録を見ると、今回選定された事業者も港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会委員たちも、もっと周知して、もっと新しい層を取り込むことが重要という視点をお持ちだと思いますが、その辺の認識についてどのようにお考えですか。B事業者は、もう既に利用者がいっぱいで新規利用者を増やすことは難しいと言っているのですが、その辺はどのように考えていらっしゃいますか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) そのような議論も確かにございましたが、港区立健康増進センターで中心となって行っております事業に健康度測定というものでございます。ほかのスポーツジムや区が持っている施設にはないものでございます。このようなものをもっと多くの方に受けていただいて、その結果、港区立健康増進センターで運動していただくということもございますが、健康度測定の結果を持ってほかの施設で運動していただくというのも実際あってもよいのかなと考えてございます。 ○委員(清家あい君) 健康度測定を受けに来てもらうことが重要で、港区立健康増進センターの利用者がいっぱいだったらほかの施設に行ってもらうという話になってくるのですか。区は、既に結構な稼働率で利用者がいっぱいだという認識なのですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 申しわけございません。全ての時間帯において、利用者がいっぱいになっているかどうかというところにつきましては、手元に情報がございませんが、やはり働き盛り世代の方々にご利用いただく夜の時間といったところでは、ご利用いただきづらい状況になっていることがございます。そのため、その世代が利用できるよう広げていくと。また、割と高齢者の方の利用率が高い状況にございますが、港区立健康増進センターは高齢者だけに向けたものではございませんので、ほかの世代の方々も利用に向けて広げていきたいと考えてございます。 ○委員(清家あい君) わかりました。審査の中で、港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会委員の方がおっしゃっているように、余りに稼働率が高くていっぱいだったら、働く世代や若い人は自分で運動できるので、やはり高齢者や子育て中のママたちに重点を置いた方がよいというのはそのとおりかなと思います。特に、産後ケアの部分で子ども中高生プラザなどで行っているプログラムでも、もう利用者がいっぱいで全然予約がとれないとか、託児がないために、ずっと子どもを自分で見なければいけないから1時間のプログラムでも30分も運動できないなどの声があります。このような施設は、ほかにはなかなかないので、区が提供していただけたらありがたいと思います。  もう一つ気になったのが、B事業者の受付の給料がA事業者の3.5倍もあって、所長よりも受付の給料が高いと書いてあります。現行の事業者は幾らぐらいなのですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) B事業者からの提案では、受付の給料につきましては700万円ほどと出てございましたが、医療財団法人百葉の会の事務員の給料につきましては280万円と出てございました。ただし、医療財団法人百葉の会は港区シルバー人材センターからの職員を別途使うというところがありまして、そちらの給料については200万円と提案されてございます。 ○委員(清家あい君) 所長よりも受付の給料が高いということが不思議なのですが、現行の事業者も同様ですか。なぜそのようになっているのか、よくわからないのですが。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 所長につきましては1名で計算してございます。一方で、受付の職員は、B事業者からの提案書に人数は書いてございませんが、1名ではなく複人数、現状は12名で運営していると聞いてございます。 ○委員(清家あい君) 12人で受付しているのですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 常時2名体制でございますが、少ない時間帯では職員を組み合わせて運営していると聞いてございます。 ○委員(清家あい君) わかりました。港区シルバー人材センターの職員を使って給料を抑えるという提案の方がよいと思います。  会議録の中で、公募説明会には5事業者が参加して、応募事業者は2事業者になったと書かれています。なぜほかの事業者は応募しなかったのかということを今後のためにも把握しておくべきだということを港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会委員がおっしゃっています。なぜ応募しなかったのかということは、分析されているのですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 今回辞退した2事業者についてはアンケートを行うことができました。両者とも予算面や日程、時間的な面で辞退したという回答を得てございます。 ○委員(清家あい君) 余り利益が上がらないという話なのですか。日程や時間的な面というのは、スケジュールがきつ過ぎるということなのですか。今後の改善につなげるようなことは何かあるのですが。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 予算面につきましては詳しく聞けておりませんが、時間的なところでは、区の指定管理者の公募がいっときに幾つもあり、情報収集に右往左往してしまったという意見をいただいてございます。 ○委員(清家あい君) わかりました。  もう一つ気になるのが、第三者評価や利用者の声についての議論が余りありません。一番大事なのは、利用者が今どのように思っていて、それに対して何が課題で、どのように改善していくのかということだと思います。こうではないか、ああではないかという議論が多いような気がしますが、第三者評価の結果はどのようになっているのでしょうか。また、議論のときに利用者の意見については資料として皆さん持ってらっしゃるのですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 後半の質問からの回答になりますが、そのような資料につきましては、港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会委員に共有させていただいております。  第三者評価につきましては、平成28年度に行ったものがございます。さらなる充実が望まれる点としまして、若年者の利用増につなげる取り組みについて、普及啓発に向けて外部講師等による講座の新規開設などの企画の工夫を求めることについて、より多くの利用者意向を把握して参加者の増加に取り組むことが期待されることについての3点が挙げられてございます。 ○委員(清家あい君) その3点が第三者評価の課題として挙げられていることですか。わかりました。できれば、いつも第三者評価の資料も当常任委員会の資料についていると、ありがたいなと思います。  次に、風見委員がほかの施設の指定管理者の指定の議案審査でも指摘されていましたが、今回、選定した事業者の障害者雇用率が低くて法定雇用率を達成していません。これについてはどのようにお考えで、どのように対応されていくのか、お伺いします。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 確かに応募された時点では、障害者の法定雇用率2.2%を達成してございませんでした。その後、状況を確認しましたところ、平成30年6月1日時点で障害者の法定雇用率は2.04%、平成30年9月の時点では障害者の法定雇用率が2.11%という回答を得てございます。今後も、私どもの方から法定雇用率を満たすよう、引き続き働きかけてまいりたいと考えてございます。 ○委員(清家あい君) わかりました。障害者の雇用は社会的に問題になっています。区職員だけではなくて、やはり指定管理者制度を導入するときにはそこも徹底してチェックして、きちんと満たすようにしていかなければいけないと思います。全施設において、しっかりチェック等を行っていただきたいと思います。 ○委員(玉木まこと君) 先ほど清家委員からもありましたが、人件費について伺います。港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会の議事録で、人件費率が6割程度というのが妥当なのかどうかという議論がありました。その質問に対して公認会計士は、専門職といった部分があるので、会計の立場というよりは港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会委員の方から妥当性を言ってほしいというようなやりとりがありますが、その後は展開がなく、この問題に対する議論はここで終わっています。  港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会委員の方々は、それぞれ専門的な立場の方だと思いますが、このような施設の専門スタッフのあり方で人件費率が60%ぐらいだということについてどのように考えられたのか教えてください。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 議事録にもございますとおり、公認会計士から、人件費率が60%というのは妥当であるということを受けたことと、実際の提案の内容等も照らし合わせまして、港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会委員としましても妥当であると判断していると考えてございます。 ○委員(玉木まこと君) 公認会計士も、ほんの少し高いと思うが異常ではないということで、妥当だという判断だと思いますが、その前段では、むしろ港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会委員の皆さんで検討していただきたいと言っています。先ほどの質疑の中でも受付の話が出ましたが、このような施設の人件費のあり方は専門的に判断しなければならないと思います。  公認会計士からは、施設の規模といった面では妥当だという判断が出されています。一方で、この施設の内容、スポーツや健康増進に関する専門のスタッフの人数に対してどうなのかというのは、港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会や選定する区がしっかりと調べておく必要があると思います。  港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会に丸投げするということではなくて、事務局もフォローできるような形がよいのかなと思います。議事録も全部ではないと思いますので、事務局がフォローしているのかもしれません。今後も、指定管理者制度を続けていく上で、そのようなことをしっかりと次の指定管理者の選考のときに生かしていただきたいと思います。  今回、2者の応募があり、新しい事業者になったということです。久しぶりにこのような事例を見ました。しかも港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会委員も言っていますが、提案に勢いがあるという記載があって、そのようなやる気のある事業者になったということは、区としてはよかったのかなと思っています。  港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会の中でも、応募が2者ではまだまだ少ないという意見もあったと思います。もっと魅力ある募集にならなかったのはなぜかというようなコメントがあるとおり、もっと頑張って募集できたらよいのではないかという声もあるぐらいです。指定管理者制度では、やはりもっとたくさんの方が応募してくれるようにしていく必要があると思っています。  インデックス4の3ページに、モチベーションや企業努力という話があります。営業時間を変えるのは難しいということもありますが、事業提案書の中にランニングステーションという記載もあります。東宮御所のランニングコースだということで、立ち寄ったり着がえたりできるランニングステーションということなのかなと私は理解したのですが、そうなるとやはり営業時間が問題になります。区民だけではなく、周辺の企業にお勤めの方が利用されるということもありますので、営業時間も今後柔軟になっていくとよいと思います。そのあたりは、どのように考えているのでしょうか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 営業時間につきましては、条例で定められているものになってございます。もしそちらを変えるということになりますと、条例を改正していくことになります。 ○委員(玉木まこと君) わかりました。条例を改正してないと、営業時間は変えられないということですね。港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会委員の意見に、利益にならなければ改善の意欲や運営のモチベーションが高まらないという記載があります。利益も一つの動機だと思いますので、より施設をよい形で利用してもらうために民間事業者のいろいろなアイデアを引き出すという意味では、営業時間なども今後の検討課題だと思います。そのようなことも今後の協定の中で検討していただければと思います。  また、インデックス4の4ページに、公募要項の中の再委託の一覧や予定している業務について詳しく書いた方がよいと、港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会委員がおっしゃっています。5ページでも、できるだけ障壁を低くしてあげて、新規の応募を促した方がよいという意見があります。このようなやりとりに対して、区として何かされたのかを教えていただけますか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 再委託につきましては、公募要項で記載するということはいたしませんでしたが、事業者からの質問に対する回答で細かく説明してございます。  また、議事録にも記載がございますが、区民避難所を開設した場合の管理運営体制について公募要項のどこを見たらよいかわからないということで、そちらについては改善させていただいております。 ○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。そのような細かいところを改善していくことで、参入の障壁がとれて、いろいろな事業者に応募してもらえるようなものになっていけばと思いますので、引き続きそのような改善をよろしくお願いいたします。  インデックス8の指定管理者候補者事業提案書の関連で質問します。トレーニングマシンの新規導入についてという記載があります。そもそも、もう買いかえのタイミングだということなのか、それとも医療財団法人百葉の会が見たときに、もうそろそろ買いかえた方がよいという判断があったのか、その辺を教えていただけますか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) こちらの機器につきましては、購入ではなくリースで契約してございます。今回、若者等にも使い勝手のよいものということで提案があったものでございます。 ○委員(玉木まこと君) これは、医療財団法人百葉の会の独自の判断だったということなのかと思います。わかりました。  次に、8ページの港区医師会との連携によるアプローチについてです。既に、区のいきいきプラザも指定管理されているところなので、そのようなネットワークがあるのかとは思いますが、どのような見通しなのでしょうか。新規事業者なので、そのような連携はスムーズにできるのでしょうか。また、区の支援についてはどうようにお考えなのかということについて教えてください。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 百葉の会は医療財団法人ということで、港区医師会との連携につきましては非常にスムーズに行っていただけるものと期待してございます。また、いきいきプラザにつきましては既に3カ所を指定管理してございますし、より密接な形で連携を進めていっていただけるだろうと考えてございます。 ○委員(玉木まこと君) わかりました。ありがとうございます。  同じく8ページにヘルシーナだよりによる広報活動という記載があります。よくわからないのですが、初めて港区立健康増進センター、いわゆるヘルシーナ専門の広報紙を発行するのかどうかということと、今までの事業概要を見ましたが、これまでの事業者は、港区コミュニティ情報誌キスポートに載せるということで広報を展開されていたと思いますが、今後は、港区コミュニティ情報誌キスポートには載らなくなるのでしょうか。利用者は、港区コミュニティ情報誌キスポートを見てヘルシーナの情報をキャッチしていたという方も多いと思います。いきなり、港区コミュニティ情報誌キスポートに載らなくなると利用者が戸惑わないかということについて、教えていただけますか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 港区コミュニティ情報誌キスポートへの掲載につきましては、今後調整にはなりますが、私どもとしても前向きな形で進めていけるようにしたいと思ってございます。  また、ヘルシーナだよりがこれまであったかどうかにつきましては確認できておりません。申しわけございません。しかし、本年度は新聞の折り込み広告といったようなことはしていると聞いてございます。 ○委員(玉木まこと君) わかりました。利用者にとっては、指定管理者がどこであろうと同じ施設だと思います。区が調整役になって、急に情報がキャッチできなくなるということがいないように、利用者目線で計らっていただけたらと思います。  ほかにも、MINATOシティハーフマラソンに関連して、ヘルシーナランニングクラブを創設するということが書いてあります。港区マラソン実行委員会等とも連携が必要になってくると思いますので、その辺も区が調整役になっていただければと思います。お願いします。  先ほど清家委員からもありましたが、新規利用者の獲得についてです。16ページに現在の港区健康増進センターの所感ということで、現利用者の継続利用の伸び悩みなどいろいろ書いてあります。区は、健康度測定事業の現状を伸び悩んでいると把握しているのでしょうか。現状をどのように捉えているか教えてください。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 健康度測定の新規利用者が150名程度で推移しているというところでございますが、週2回、時間をつくって行っておりますので、もう少し新規利用者を増やしていけたらと思ってございます。  今回の事業者の提案では、健康度測定を踏まえた後でのコース分けについて、これまで2コースだったものが、6コースに分かれるといった魅力ある提案をしていただいておりますので、そちらを生かしながら増やしていけたらと考えてございます。 ○委員(風見利男君) 先ほど来、人件費の話が出ていますが、B事業者の人件費が非常に高いと。所長より受付の方が高いという話がありました。B事業者は、受付が12人という提案のようですが、受付が12人というのはどのようなことですか。今回選定された医療財団法人百葉の会は、非常勤職員を入れて2人以上ということですよね。以上ということなので、何人かわかりません。  多分、ローテーションを組んで受付を行うと思いますが、12人というのはローテーションの場合の人数という理解でよろしいですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 風見委員のおっしゃるとおり、B事業者につきましては、ローテーションで常に受付に2人はいるという形でございまして、12人を短時間で回しているという勤務形態になっていると聞いてございます。 ○委員(風見利男君) もう一方の事業者の場合でも、当然、ローテーションで回す想定ですよね。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 提案のときには、そのようなところまで具体的なものはございませんでした。公募要項で記載しております受付2名以上を確実に配置するという提案をいただいております。 ○委員(風見利男君) 所長より受付の職員の方が給料が高いというのは、12人の人件費と所長の人件費を比べると所長の方が低いという計算のようです。インデックス5の2ページの収支計画の中に職員人件費があります。これは、どの指定管理者の指定の議案でも出てきて、これに基づいて審議していくわけです。職員人件費の内訳について、港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会の中では資料として出されるのですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 本日お示ししております様式の添付資料として提出してございます。 ○委員(風見利男君) なぜこの当常任委員会の資料についていないのですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 指定管理者の議案審査のときに必要な書類ということで資料を用意しております。 ○委員(風見利男君) 人件費が高い、低いという話になると、どの職種に幾らと人件費を積み上げた上で職員人件費が出ているわけです。審議する上でその資料があった方が、我々としては非常によいわけです。  ですから、きょう出せとは言いませんが、あるのであれば参考資料としてぜひ出していただきたい。これから、指定管理者の指定の議案審査のときには、港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会委員に出された参考資料も出していただきたいと思います。いかがですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) そちらにつきましては、指定管理者制度の担当課と調整させていただいて対応させていただきたいと思います。 ○委員(風見利男君) 人件費が本当に正当かどうかを判断する上で、我々もそのような資料があった方が判断しやすいわけです。今回、指定管理者に選定された事業者の資料しか出ないので、我々は判断のしようがないわけですが、人件費の総額で言うと、B事業者の方が非常に高いのですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 総額としては、そのようなことはございません。むしろ医療財団法人百葉の会の方が500万円ほど高い提案になってございます。 ○委員(風見利男君) 指定管理者制度の担当課と相談していただいて、詳細がわかるような資料を提出していただきたいと、重ねてお願いしておきます。  今回選定された医療財団法人百葉の会は、いろいろな区有施設の指定管理を請け負っています。健康推進課長の管轄ではないかもしれませんが、医療財団法人百葉の会は、いつからどのような施設の指定管理を行っているか、わかる範囲で時系列的に教えていただきたい。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 申しわけありません。時系列で申し上げられないかもしれませんが、港区立台場高齢者在宅サービスセンターが平成28年4月1日からでございます。港区立芝高齢者在宅サービスセンターも同様に平成28年4月1日からでございます。港区立虎ノ門高齢者在宅サービスセンターは平成29年4月1日からでございます。さかのぼってしまいますが、港区立芝地区高齢者相談センターは平成28年4月1日からとなってございます。  また、いきいきプラザにつきましては、芝地区ではございますが、港区立三田いきいきプラザ、港区立虎ノ門いきいきプラザ、港区立神明いきいきプラザが平成27年7月31日からとなってございます。なお、こちらのいきいきプラザは、医療財団法人湖聖会と医療財団法人百葉の会が合併してございますので、その前からになりますと平成19年から指定管理業務を請け負ってございます。 ○委員(風見利男君) それだけの施設の指定管理を行っているわけですが、それぞれの施設で指定管理者制度を導入したときの障害者の雇用状況がどうだったのかというのは、わかりますでしょうか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) そこまでのデータは持ち合わせてございません。 ○委員(風見利男君) 私も余り調べる暇がなかったので、これも余り古くないのですがいただいた資料を見ますと、平成27年4月15日時点のもので、医療財団法人百葉の会から出された資料です。この当時で障害者の法定雇用率は1.56%です。以前の議案審査でも言いましたが、事業者を決める上での障害者の雇用状態についての考え方、あるいは港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会で話題になっているかどうかということが非常に大事なところです。平成27年4月15日の段階で医療財団法人百葉の会を指定するにあたって、このことが審議されているかどうかというのは、わかりますか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 議事録のとおりでございまして、特段審議をしたという事実はございません。 ○委員(風見利男君) ということは、先ほど清家委員もおっしゃっていたように障害者の法定雇用率が達成されていないけれども、殊さら問題にはなっていないという理解でよいですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 風見委員のおっしゃるとおりでございます。 ○委員(風見利男君) 区の基本的な考え方をもう一回確認したいのですが、障害者雇用について、公募要項の中にも法令の遵守がうたわれているわけですよね。そのようなことからすると、やはり非常に大事なことだと思います。法令を守っていない事業者を区が指定することになるわけです。これはこれでやってもらわなければいけないのですが、これから障害者の雇用を増やしていって法定雇用率2.2%を超えたからといって免罪されるかというと、そうはならないと思います。この辺は、どのように考えますか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 確かに応募の時点で障害者の法定雇用率を達成していなかったという事実はございますが、私どもとしては、今後2.2%、またそれ以上の障害者の雇用率を事業者に働きかけてまいりたいと考えてございます。 ○委員(風見利男君) 医療財団法人百葉の会について労働環境モニタリング報告書が出されていると思いますが、それはいつ、どこの施設についてモニタリングしたのかわかりますか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 平成29年度の港区立芝高齢者在宅サービスセンターと港区立芝地区高齢者相談センターでございます。 ○委員(風見利男君) このようなことの指摘がされていることについて、港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会の中で資料として出されているということはないのですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会の場で共有しているという事実はございません。 ○委員(風見利男君) 港区指定管理者選定委員会ではどうですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 港区立指定管理者選定委員会の場でも共有してございません。 ○委員(風見利男君) 労働環境モニタリング報告書は区ホームページでも公表していて、誰でも見ることができるわけです。いろいろな指摘を受けているにもかかわらず、港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会や港区指定管理者選定委員会で資料として出されていないと。事務局からも、このような労働環境モニタリングでの指摘がありますよという話もないわけです。  私はいろいろ問題だと思います。いろいろな指摘を受けたのであれば、それを改善するのは当たり前なわけです。しかし、今の段階で改善されていない面もあるわけです。そのような事業者だということも含めた上で選定していくことが非常に大事だと私は思いますが、その辺いかがですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 今回の港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会や港区指定管理者選定委員会の場において、必要な書類という認識をされているものではございませんでした。本日の風見委員からのご意見につきましては、指定管理者制度の担当課等とも情報を共有しまして、今後調整をしていけたらと考えてございます。 ○委員(風見利男君) 労働環境モニタリング報告書は、プロの皆さんが労働者の働いている環境がどうかということも含めて細かく見ています。そこで働く人たちにとっては非常に大事な指摘なわけです。指摘があったことについては区がしっかり指摘していくべきです。協定を締結する段階でも、協定の中に労働法の遵守ということが書かれていると思います。今まで指摘されたことが改善されるのかどうか。しっかり労働環境モニタリング報告書での意見を注視していただいて、これから対応してもらいたいということで、お願いしておきたいと思います。  第一次審査では、現在運営しているB事業者の点数の方が高いですよね。ところが、第二次審査になったら点数が逆転したということで珍しいケースですよね。第二次審査の会議録を少し読んでみましたが、なぜそれほど点数が開くのかわかりづらいです。決定的な違いがあるのでしょうか。
    健康推進課長(近藤裕子君) インデックス2の第二次審査選考基準・採点表をごらんください。AからEまでの評価項目がございます。評価項目Dの提案事業の具体性と魅力、評価項目Eの提案全体から管理運営、健康づくり事業に意欲が感じられるといった2つの点につきまして、医療財団法人百葉の会が大きくまさったという結果になってございます。 ○委員(風見利男君) 我々は現場にいないので、評価項目の採点がどうのこうのというのはわかりませんが、現在、港区立健康増進センターでいろいろな事業を行っていますが、実際に公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団の職員が行っているわけではないですよね。どこの事業者が行っていらっしゃるのですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 構成団体となります東京アスレティッククラブという事業者が請け負ってございます。 ○委員(風見利男君) その事業者の人員配置は、どのような状況でしょうか。正社員あるいは非正規社員の割合はわかりますか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 平成27年度の労働環境モニタリング報告書によりますと、東京アスレティッククラブにつきましては、職員23名中、正社員が1名、契約職員が22名となってございます。 ○委員(風見利男君) 要は非正規社員が多過ぎるよという指摘なわけですよね。今回の新しい事業者の人員配置の計画はどのようになっているのですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 医療財団法人百葉の会からの人員配置の提案につきましては、現状で16名以上となっておりますが、そのうち常勤職員が6名、10名が非常勤職員と提案してございます。 ○委員(風見利男君) 非常勤職員の方々は、運動指導職員の方々が大半ですか。あるいは健康度測定を受け持つ方々ですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) あくまでも、現在提案されている状態のものではございますが、運動指導職員の方で非常勤職員が5名、健康度測定を行う職員については非常勤職員2名以上という形で提案を受けております。健康度測定を行う職員は、臨床検査技師と管理栄養士となってございます。 ○委員(風見利男君) アルバイトなども含めて非常勤職員となっているのでしょうか。内訳がよくわかりません。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 現在の提案の中身では、正社員なのか非正規社員であるのかといったところまでは、わかりかねる状況でございます。 ○委員(風見利男君) この事業は主たる業務なので再委託はできないですよね。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 風見委員のおっしゃるとおりでございます。 ○委員(風見利男君) 非常勤職員といっても、アルバイトや派遣などいろいろな形態があると思います。その辺がわかった段階で教えていただきたいと思います。そこは非常に大事なことです。本来であれば、その事業者正社員が運動指導などにあたるのが理想的なわけです。安定的な雇用が必要なわけです。先ほどお伺いしたとおり、人件費が今の事業者より高い提案なわけですから、その人件費が有効に職員にしっかりと使われるということが大事なわけです。ぜひ注視していただいて、正式な協定を締結した段階で、わかる範囲で教えていただきたい。よろしいですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) そちらにつきましては、わかりましたところで提供させていただきたいと思います。 ○委員(風見利男君) 以前の指定管理者の指定の議案審査でお聞きしましたが、今回もその他経費ということで500万円以上あります。この内訳は、以前と同じようになかなかわからないということになるのでしょうか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) わかっている範囲では、こちらのその他経費につきましては、職員人件費、修繕費、事業運営費、施設管理経費の9%ということで計算していると聞いてございます。 ○委員(風見利男君) 今までの指定管理者でも、10%のところもあるし9%もあるし、事業者によって違いますが、なぜ9%なのかということはわからないわけですよね。そうであれば、9%だということなので、ぜひ何の経費かということがわかるような形にしてもらいたい。後で結構ですので、わかる範囲で資料を調製してもらいたいと思います。よろしいですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 調べて資料を調製させていただきたいと思います。 ○委員(風見利男君) 先ほど新しい事業者から機器の入れかえについての質疑がありましたが、港区立健康増進センターができてから、もうかなり年数がたちます。この間、機器の入れかえはあったのですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 平成26年度に機器を入れかえていると聞いてございます。 ○委員(風見利男君) この業界は日進月歩で、どんどん新しい機械ができるわけです。ですから利用者のニーズに合った機器の購入も当然必要になってきます。利用者の意見をよく聞いて対応してもらいたいと思います。よろしいですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 風見委員のおっしゃるように、利用者のニーズを踏まえて今後も適切な機器等を整備していくように事業者に働きかけてまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) いきいきプラザとの連携という提案がありますが、どのようなことを想定していらっしゃるのでしょうか。港区立健康増進センターは、港区の一番外れなわけです。いきいきプラザとの交流・連携ということになると、一番近いところで港区立赤坂いきいきプラザしかありません。どのようなことを考えているのでしょうか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) 事業者から聞き取っております内容といたしましては、例えばいきいきプラザに出張講座を実施するということでございます。年3回程度は実施したいという提案をいただいております。また、年1回いきいきプラザでさわやか体育祭が行われますが、そちらにブース出展を行うと聞いてございます。 ○委員(風見利男君) 最初に言った年3回程度の実施というのは、全てのいきいきプラザで行うのですか。 ○健康推進課長(近藤裕子君) その内訳についてまでは承知してございません。 ○委員(風見利男君) 全部のいきいきプラザで年3回程度実施するというのは大きな事業だと思います。その辺も正式に協定を結ばれるわけですから、提案倒れにならないようにやっていただきたいと思います。そのようなものが、事業費や運営費の中に予算として入っているわけですから、そこはしっかり実施していただきたいと思います。 ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかに、ご質問はございませんでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかになければ、質疑はこれにて終了いたします。  態度表明は、いかがいたしましょうか。               (「お願いします」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、態度表明が必要ということですので、各会派、順次お願いいたします。まず、自民党議員団、お願いします。 ○委員(清原和幸君) 指定管理者候補者には、1事業者及び1共同事業体の2事業者から応募があり、さまざまな提案を受けることができました。いずれの提案も現状の課題を的確に捉え、かつ、将来を見据えた大変優れた提案であったため、選考作業は困難を極めましたが、指定管理者を公募した目的が十分達せられたものと大変喜ばしく感じていますと港区立健康増進センター指定管理者候補者選考委員会委員長が述べられています。  選考の理由といたしまして、指定管理者候補者には、港区立いきいきプラザ及び民間の健康管理センターの運営実績が豊富にあり、港区立健康増進センターの設置目的及び区民の健康づくり施策を理解し、区との密接な連携のもとで、適切に指定管理業務を行うことが期待できる提案となっているということです。  管理運営の計画については、指定管理者候補者事業提案書の中で、職員の確保や災害時の対応などについて記されておりますが、やはり利用者の安全・安心の確保について、区が定める指針等に基づきマニュアル及びチェックリストを作成し、平常時から多数の職員による複合的な安全管理を行うなど、港区立健康増進センターの管理運営に必要な危機管理が期待できる提案となっていると報告されております。  したがいまして、議案第86号に賛成いたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、みなと政策会議、お願いします。 ○委員(清家あい君) 現行事業者がかわるということで、前向きで意欲のある提案が多くなされていて、託児をつけて子育て層に対するサービスも今後充実するということで、期待しております。  みなと政策会議としては、議案第86号に賛成いたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、公明党議員団、お願いします。 ○副委員長(近藤まさ子君) 議案第86号指定管理者の指定について(港区立健康増進センター)は賛成いたします。  選考の理由の中にもありましたが、これまで余り手の届かなかった層への健康増進を進めていく具体的な提案があったということで、期待したいと思います。それが提案だけに終わらず実際にできるよう、周知の仕方も変わるかなと思います。情報提供もしっかりやっていただくということで賛成いたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、共産党議員団、お願いします。 ○委員(風見利男君) 基本的な指定管理者制度についての考え方は港区立港南いきいきプラザの指定管理の議案審査のときに述べておりますので、ぜひ態度表明の中に生かしていただきたいと思います。  私は、別にこの事業者がよいか悪いかということで判断しているわけではありません。指定管理者制度そのものが一番の問題なのです。  現在もそうですが、新しい事業者も収支計画の中で掲げたお金の中で全て運営するということになると、どこに一番しわ寄せが行くかというと、やはりそこで働く人の人件費なわけです。ほかはなかなか削りようがないわけで、どのようになるかというと非常勤職員を雇わざるを得ないという結果が指定管理者制度にあります。私どもは、そこに一番の問題を感じています。  区が直接運営して業務委託すれば十分やっていけることですから、ぜひそのような方向で進めていくべきです。本当に今のままどんどん非正規雇用が増えて、若者に夢がない世の中を続けてよいのかどうかということも問われています。8時間働いて、まともに暮らせることがあたり前の社会を構築していくと。そのような点では、地方自治体の役割は非常に大事です。そのような方向への転換を、このような事業のあり方からぜひ進めてもらいたいという期待を込めて、この議案には反対いたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、街づくりミナト、お願いします。 ○委員(玉木まこと君) 議案第86号について、街づくりミナトの態度表明を行います。  今回、2事業者から2つの提案があり、審査の点数を見てもかなり接戦だったということを感じました。最後、質疑の中でありましたが、決め手となったのが意欲や提案の具体性ということで、そのような部分で新たな事業者が選定され、港区立健康増進センターがさらに魅力的な施設になることが期待できると感じました。  一方で、指定期間が5年間ですから、この5年間しっかりと業務の改善につなげていっていただきたいと思います。そして、先ほど来言っていますが、指定管理者の選考のあり方については、このような複数の事業者からの提案ができるように区はより一層努力していただければと思います。  また、広報が少し変更になる可能性があるということでした。区民の方に対してそのあたりはしっかりと対応していただきたいと思います。よろしくお願いします。  議案第86号については賛成いたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 態度表明は終わりました。  審議事項(3)「議案第86号 指定管理者の指定について(港区立健康増進センター)」について採決いたします。採決の方法は、挙手採決といたします。  「議案第86号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                    (賛成者挙手) ○委員長(ゆうきくみこ君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第86号」は、原案のとおり可決することに決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、審議事項(4)「請願29第2号 コンビプラザ品川保育園における継続運営に関する請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) なければ、本請願につきましては、今期継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、今期継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、審議事項(5)「請願29第11号 保育所職員に対しての処遇改善を求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) なければ、本請願につきましては、今期継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、今期継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、審議事項(6)「請願30第4号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する法整備を求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) なければ、本請願につきましては、今期継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、今期継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、審議事項(7)「請願30第5号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する公的支援を求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) なければ、本請願につきましては、今期継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、今期継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、審議事項(8)「発案27第10号 保健福祉行政の調査について」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) 先日の委員会で、各委員からご意見を踏まえて、私から行政視察について提案いたしましたが、視察時期を含めた正副委員長案を作成しましたので、配付させていただきます。 (資料配付) ○委員長(ゆうきくみこ君) 視察候補は、兵庫県明石市の離婚後の子ども養育支援についてと、福岡県福岡市のこども総合相談センターえがお館です。なお、先方のご都合もあると思いましたので、明石市及び福岡市に視察の受け入れについて確認しました。11月15日木曜日、16日金曜日であれば対応可能という回答でした。  行政視察に向けた勉強会を先に実施したかったのですが、日程が少しタイトだったので確認いたしました。勉強会をした後に、この日程で明石市及び福岡市を視察するということで進めさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。 ○委員(風見利男君) 改めて明石市のホームページを見せていただきました。さまざまな点でわざわざ行かなくても十分わかる内容なので、私はこの視察については反対します。  もう一つ、今、障害者の雇用の問題が非常に取りあげられています。前回、行政視察に行った社会福祉法人太陽の家のドラマがテレビも放映されて見ましたが、雇用者が安定して働けるということが非常に大事です。川崎市に日本理化工業株式会社というところがあり、知的障害者が7割働いてらっしゃっていてチョークをつくっています。このような障害者の方々が新たに働く場所を確保していくということで視察するべきだと思います。  福岡市のこども総合相談センターについては、これからどのような内容なのか勉強しなければいけませんが、そのようなところにわざわざお金をかけて行かなくても十分成果を上げられると思います。内容はホームページを見ればわかるので反対します。  ぜひ川崎市の日本理化工業株式会社に行政視察に行って、障害者の皆さんが働く場所について、事業者、障害者の団体の皆さん、区、企業が相談して、そのような場所を確保していくための研究を進めると。そちらの方が大事だと思いますので、そのようにお願いしておきたいと思います。
    ○委員長(ゆうきくみこ君) 風見委員からご意見とご提案がありました。ほかに皆さん、何かありますか。 ○委員(土屋準君) 昨年度も行政視察に行きました。行かなくても確認することができるのではないかという意見もありましたが、現場に行って実情を見てみると、やはり行かなければわからないことも多くあったと思います。ぜひ、この2カ所は行ってみるべきではないかと思います。  先ほどの川崎市の提案については、正副委員長で検討していただければと思います。 ○委員(杉浦のりお君) 事前に調べられて、ホームページを見ればわかるといった考えがあるということは否定しませんが、ホームページを見たからといって全てわかるわけではないと思っています。以前の委員会でもこの話は出ていましたので、私は実際に見に行ってもよいのではないかとは思います。  川崎市のご提案に対しても、やはり調べて、いいご提案であれば実際に見に行くべきだと思います。正副委員長で考えていただきたいと思います。私は肯定します。 ○委員(玉木まこと君) 明石市については、全国の議会でも取り上げられていますし、私も関心を持っています。また請願でも離婚後の教育支援という話が出ています。やはり、現場の担当者の方から生のお話を聞くということは、ホームページからではなかなかわからないと思います。行かなければわからないことがたくさんあると思いますので、もし行く機会が持てるのであれば、ぜひ行くべきだと思います。  また、川崎市についても、うまく日程を調整していだたいて伺えればと思います。 ○委員(風見利男君) 社会福祉法人太陽の家などに行政視察に行って、皆さん報告書を出しているのですか。何がこれからの港区政にとってよいと思ったのかを発表してくださいよ。行かなければわからないというけれども、行かなくてもわかることはたくさんあるわけです。 ○委員長(ゆうきくみこ君) それも含めて、勉強会をしたいと思っています。委員のみなさんから意見が出たので、行政視察についての勉強会を行って、改めてディスカッションできたらと思っています。  また、障害者の雇用について意見がありましたが、以前の委員会で少し話をしましたが障害者の雇用についての勉強会をしたいと思っております。成澤俊輔さんという視覚障害者の方が精力的にいろいろ活動されていて、お話も魅力がある方がいらっしゃいます。一度お招きしたいと思っています。先方のご予定もあると思うので、まだ具体的な日程の調整はしていませんが、障害者の雇用についてもいろいろ課題がありますので、日程調整を進めたいと思っています。  その日程も含めて調整していきたいと考えておりますが、前進していくということでよろしいでしょうか。 ○委員(風見利男君) 別に勉強会を否定するわけではありません。勉強会はよいわけですが、今回だって視察先にありきではないですか。もう相手と日程を調整しているわけでしょう。このようなものを視察ありきと言うのですよ。勉強会をやって、それでは、港区政にとって今大事だから明石市に行きましょうということになれば、それはそれでいいわけです。請願を継続してるので、明石市に行って今後の請願審査の参考とすると配付された資料にも書いてありますが、そうだったら、請願が出されたときに、もう少し個々で調べた方がいいと思うのですよ。  明石市のホームページは本当にすごいです。事細かく資料がたくさんあります。一度見てみてください。驚くほど豊富な資料がホームページからダウンロードできますので、ぜひそれを見ていただきたいと思います。  私は、勉強会をすることは大いに結構だと思っています。今、ゆうき委員長から提案があった方も含めて、いろいろな形での勉強会は必要です。別に反対しませんので、大いに進めてもらいたいと思います。  しかし、今回の行政視察のやり方については、私はやはり賛成しかねると言っておきたいと思います。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 前回の視察も、行った後いいご評価をいただきましたので、今回もよい評価をしていただけるよう、正副委員長で一生懸命進めていきたいと思っております。よろしいでしょうか。               (「よろしくない」と呼ぶ者あり) ○委員(杉浦のりお君) 風見委員のおっしゃる意味はわかります。視察に行く、行かないは勉強会で決めるわけですよね。ただし、受け入れ先があることだから、直前に行こうと言って、受け入れ先が、あした来るのですね。わかりましたと言うわけがないので、あらかじめ確認しておいたということですよね。確認したら、この日だったらいいよということでとりあえず回答はいただいたのだから、これは別に否定すべきことではありません。あらかじめという話ですから、それは全然否定しなくてよいと思います。  実りある行政視察をするためには、いろいろな準備がありますから、勉強会も含めてしっかり正副委員長にやってもらいたいと思います。 ○委員長(ゆうきくみこ君) きちんとみなさんに評価していただいて、委員全員に参加していただけるよう、正副委員長でしっかり努力していきたいと思います。  ということで、そのように進めさせていただきます。  そのほか、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) そのほかに、何かございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) なければ、本日の委員会は閉会いたします。                 午後 4時26分 閉会...