港区議会 2018-09-14
平成30年9月14日建設常任委員会-09月14日
「議案第69号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) ご異議なきものと認め、「議案第69号
指定管理者の指定について(
港区立白金高輪駅
自転車駐車場等)」は、
満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、
審議事項(3)「議案第70号
指定管理者の指定について(
港区立浜松町駅
北口自転車等駐車場等)」についてです。
採決については、
簡易採決でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) それでは、「議案第70号
指定管理者の指定について(
港区立浜松町駅
北口自転車等駐車場等)」について採決いたします。
「議案第70号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) ご異議なきものと認め、「議案第70号
指定管理者の指定について(
港区立浜松町駅
北口自転車等駐車場等)」は、
満場一致をもって原案のとおり可決することを決定いたしました。
続きまして、
審議事項(4)「議案第71号
指定管理者の指定について(
港区立三河台公園自転車駐車場等)」についてです。
採決については、
簡易採決でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) それでは、「議案第71号
指定管理者の指定について(
港区立三河台公園自転車駐車場等)」について採決いたします。
「議案第71号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) ご異議なきものと認め、「議案第71号
指定管理者の指定について(
港区立三河台公園自転車駐車場等)」は、
満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(
大滝実君) 次に、
審議事項(5)「議案第72号
指定管理者の指定について(
港区立公共駐車場)」を議題といたします。理事者から
提案理由の説明を求めます。
○
地域交通課長(
大屋寧剛君) それでは、
審議事項(5)「議案第72号
指定管理者の指定について(
港区立公共駐車場)」につきまして、ご説明させていただきます。
資料№6をごらんください。まず、項番1、本議案の対象となる施設の名称は、港区立品川駅
港南口公共駐車場及び港区立麻布十番公共駐車場の2カ所でございます。所在地は、それぞれ記載のとおりでございます。今回は、この施設につきまして、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議決をお願いするものでございます。
次に、項番2、
事業者選定の経過でございます。
港区立公共駐車場指定管理者候補者選考委員会を設置し、優良な候補者を1
事業者選考した後、港区
指定管理者選定
委員会及び庁議での審議を経て決定いたしました。なお、3
事業者からの応募がありました。
(1)
選考委員会の委員でございますが、学識経験者4名を含む7名で構成されております。
(2)
選考委員会の開催状況でございます。4月6日に開催いたしました第1回では、公募要項、選考方法、選考基準等について審議いたしました。6月19日に開催いたしました第2回では、応募
事業者の財務状況分析及び書類審査に基づく第一次審査を行いました。7月2日に開催いたしました第3回では、第二次審査としてプレゼンテーション及びヒアリングを行い、
指定管理者候補者を選考いたしました。
資料2ページをお開きください。(3)港区
指定管理者選定
委員会及び庁議についてでございます。8月1日に開催されました港区
指定管理者選定
委員会におきまして、
選考委員会で選考された
事業者が、
指定管理者候補者として選定されました。その後8月27日に開催されました庁議におきまして、選定
委員会で選定された
事業者が
指定管理者候補者として了承されました。
項番3、選定された
事業者でございます。名称はタイムズ24株式会社・タイムズ
サービス株式会社
グループでございます。所在地は東京都千代田区有楽町二丁目7番1号タイムズ24株式会社内でございます。代表団体は、タイムズ24株式会社。代表取締役、西川光一氏でございます。構成団体は、タイムズ
サービス株式会社、代表取締役、山沢一善氏でございます。こちらの
事業者につきましては、現在、品川駅
港南口公共駐車場の
指定管理者でございます。
項番4、指定期間でございます。平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間を予定しております。
項番5、選定の理由でございます。1つ目といたしまして、クレジットカードや交通系ICカードなどの多様な決済方法の提供や、駐車場予約
サービス等、
利用者に対する
サービスの取り組みに積極的であること。
2つ目といたしまして、24時間管理のコンタクトセンターによる災害発生時の対応やキャッシュレスの推進による料金収納の安全性確保など、危機管理体制がすぐれていること。
3つ目といたしまして、全国展開している
事業者のオンラインネットワーク等を活用した
サービスの共通化や情報共有によって、施設の効率的な管理運営が期待されること。
4つ目といたしましては、駐車場の現況や地域の交通事情を把握した料金設定等により稼働率を最適化した誰もが駐車しやすい駐車場運営が見込まれること。
5つ目といたしましては、充実した研修体制や安定した人材確保を背景とした、人的対応による質の高い
サービスが期待されること等が選定の理由でございます。
項番6、今後の予定でございます。
指定管理者の指定を議決いただきましたら、平成31年4月から
指定管理者による管理運営を開始する予定となってございます。
続きまして、次のページの「議案第72号
指定管理者の指定について」でございます。こちら、1枚目が
関係資料の一覧となっております。
関係資料1、
指定管理者候補者選考委員会報告書でございます。1ページから4ページにつきましては先ほどと重複いたしますが、
指定管理者候補者及び対象施設、指定期間、選考理由等を記載してございます。
5ページをお開きください。下段の表に第一次審査の採点結果が記載されておりまして、財務状況評価につきまして、3
事業者とも可、資金計画評価につきましては、3
事業者ともB以上の評価となってございます。合計点数でございます。表の右側にございますように、上位2
事業者の合計点数は650点と649点と僅差でありましたが、順位3の
事業者とは100点以上の差がありましたので、上位2
事業者を第一次審査通過者といたしました。各
選考委員の意見につきましては、6ページの記載のとおりでございます。
7ページをごらんください。第二次審査におきまして、第一次審査の結果が非常に接近しておりましたので、プレゼンテーション10分に対してヒアリングの時間を20分とることにいたしまして、より慎重に審査を行いました。その結果、中段の表にございますように、総合点数におきまして、タイムズ24株式会社・タイムズ
サービス株式会社
グループが955点、A
事業者は921点となりましたので、
選考委員の総意として、タイムズ24株式会社・タイムズ
サービス株式会社
グループを
港区立公共駐車場指定管理者候補者として選考いたしました。
関係資料2でございます。
指定管理者候補者の選考に際する基準及び採点表となっております。
選考委員ごとの選考結果につきましては、
関係資料3に記載してございます。
関係資料4をごらんください。第1回から第3回までの
選考委員会の会議録となってございます。
関係資料5をごらんください。
指定管理者候補者選定調書(公募用)でございます。
指定管理者選定
委員会用に調製したものでございます。指定の概要、主な
事業提案といたしまして、最新型の機器の持ち込みによるキャッシュレス決済の促進、駐車場オンラインネットワークによる利用の促進など
利用者サービスの向上、全国3カ所のコンタクトセンターによる24時間365日の
利用者対応及び危機管理体制の整備などが取り上げられております。
2ページをごらんください。収支計画につきましては表のとおりでございます。選考のポイントにつきましては、先ほどと重複いたしますので割愛させていただきます。
関係資料6をごらんください。法人の概要・事業経歴でございます。代表団体、構成団体の概要及び事業経歴、法人運営に関する基本的な考え方・理念などを記載してございます。
関係資料7をごらんください。
港区立公共駐車場指定管理者公募要項でございます。こちらにつきましては、3月の本
委員会におきまして報告させていただきました資料と同じものでございます。
関係資料8をごらんください。
指定管理者候補者の
事業提案書でございます。1ページの右上に様式1と記載してございます。1ページおめくりいただきまして、同じく右上には様式9と記載してございます。抜けております様式2から8につきましては、
事業者の決算書類など
事業提案にかかわる書類ではございませんので、割愛させていただきました。
甚だ簡単ではございますが、「議案第72号
指定管理者の指定について(
港区立公共駐車場)」の説明は以上でございます。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。
○
委員長(
大滝実君)
提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご
質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。
○委員(小倉りえこ君) この選定された
事業者は、1つ前の
指定管理者だったということは、地元でも当然有名な話です。そのときにいろいろあったということも地域の皆さんは今もよく覚えていらっしゃいます。その
事業者がまた申請されて、当然しっかり審査された上で今回再選定ということになっていると思いますが、前のことに関して、このいただいている資料を読む限り特に触れられていません。選考過程でどのようなことが確認されているのか、教えてください。
○
地域交通課長(
大屋寧剛君)
関係資料8の9ページの上の表の真ん中あたりをごらんください。「去る平成26年5月に麻布十番公共駐車場で発生しました現地常駐スタッフによる現金盗取事件及び、品川駅
港南口公共駐車場で発生いたしました事務処理ミスによる売上計上漏れが発覚」ということで、過去に、この
事業者においてはこのような事件等が発覚しております。過去の経緯を踏まえまして、今回の
指定管理者選考委員会の委員には、より厳しく公正に審査を行ってもらうために、過去の経緯に熟知した学識経験者2名につきまして、前回から引き続き委員として委嘱をお願いしております。
今回の
事業者が提案しております利用料金の収納及び管理に対する取り組み、特に今回は精算機器の入れかえによって、オンラインでリアルタイムで料金の収納金がチェックできるような体制を整えているということ。また現場の職員は現金を扱わない形にしておりまして、専門の集金スタッフを入れるという対応をとるなど、過去に起こした事件を教訓に、
事業者は具体的にしっかりと対策を講じて、改善を行っております。
これに対して、改善されていることが、審査におきまして具体的に評価のポイントにもなっておりまして、今回
事業者として、過去の経緯を踏まえた上でも選考されております。
区といたしましても、先に報告いたしました調査報告書の案件も含めまして、これ以上
指定管理者による売上計上漏れなどが発生しないよう、月次の報告のチェックや月1回の現場の立ち入り検査、あと現場の抜き打ち検査等しっかり行っていき、適正な管理運営、指導監督をしていき、信頼回復に向け円滑な事業運営に全力で取り組んでいきたいと考えております。
○委員(小倉りえこ君) ありがとうございます。できれば、今のようなご説明を簡単にして、報告書にでも加えていただきたかったという気持ちもあります。隠しているということではないとは思っていますが、あえて書かない、触れないと意図的に思われる方も当然いらっしゃるかもしれないので、今後何かあるようなときには、少し説明があるといいかなと思いました。
私の地元の麻布十番商店街振興組合も当然この駐車場を使っておりますし、お店としても利用を推奨しています。残念なことに、この公共駐車場の
指定管理でいろいろな事件が続いていますが、これからどのように管理されていくのかについては、区でもしっかり対策があるということですので、今後もしっかりお願いしたいと思います。
いまだに地域で時々言われるのですが、また今回
指定管理者候補者に選ばれ、次に実際になったときに、区はしっかりと理由があって選んでいますということを、私としても説明できます。また、全く何も知らない委員が今回、全員入られたということではなく、過去のことを知っていて、その上でという判断がされていたということが確認できましたので、今後はこのようなことがないようにしっかりお願いできるかと思っておりますので、よろしくお願いします。
○委員(
池田たけし君)
利用者の利便性について伺います。
選考委員のご意見にも、キャッシュレス決済あるいはさまざまなお支払いができる、あるいは駐車場のオンラインネットワークシステムがあるということで、
事業提案もありますし、その辺が非常にアドバンテージを得て選ばれたということになっておると。
インデックス8の43ページ、駐車場情報の配信で、あいているかどうかのオンライン化、料金のシミュレーション、位置情報、ルート検索などがアプリなどでできると。現在こちらの会社では、そのようなシステムの提供を行っているわけですが、今回の31年4月から
指定管理される駐車場2つについても、31年4月からこのアプリなどが利用できるということでよろしいのでしょうか。
○
地域交通課長(
大屋寧剛君) こちらも
委員会審査で評価された部分でございます。年度の当初から導入できる予定となっております。
○委員(
池田たけし君) 42ページの真ん中あたりには、スマートフォン決済の記載があります。こちらはキャッシュレス化ということですが、新規の取り組みとして、スマートフォンを用いて
QRコードによる決済ができる。これは、スマートフォン決済の開発中となっておりまして、これは31年4月には間に合わないのかなと思いますが、駐車場を探す方は当初からできると。車をとめて、出るときのお金の支払いのスマートフォン決済は、いつごろ始まる予定なのでしょうか。
○
地域交通課長(
大屋寧剛君) スマートフォン決済につきましては現在開発中ということもございまして、
事業者は、来年度の導入を目指して現在開発を行っているという状況でございます。
○委員(
池田たけし君) 最後です。68ページに、災害ベンダー自動販売機が載っています。よく駐車場といいますと小銭を用意してと。いろいろなキャッシュレス決済もあるわけですが、お金で支払いたい方もいらっしゃる。そうすると、自動販売機が置いてあって、小銭を崩してお茶を買ってと。隣に当然ごみ箱があって、そこに非常用の備蓄のトイレが180枚とか、便座の椅子、テントといったものが収納されています。これは大変にいい提案だなと思います。
駐車場に限らず、いろいろなところに自動販売機は置かれるわけでございます。ものによっては、災害時にデジタルサイネージであるとか、あるいはボタンを押すとお金を支払わないでも水が出てくるといったような災害対応の自動販売機というのも出てきております。
横にこのような大きなあき缶ボックスがなくても、例えば自販機の上に
スペースがあれば、トイレの備蓄とかテントといったものが載せられるのではないかなと思います。駐車場で提案いただいてございますが、自動販売機の
事業者が提案されているところもあると思いますので、今後駐車場に限らずさまざまな区の施設など置けるところに、災害対策物品をセットにした自動販売機の設置を考えていっていただきたいと思います。これはお願いでございます。
○委員(
横尾俊成君) 先ほどの質疑の中で1点気になったことがあります。今回、
事業者は前回に比べていろいろと改善をされて、委員からも評価されたということですが、基本的に
事業者の選定の過程においては、A社、B社という形で名前を伏していると思います。どのようにして改善されたかということを、その過程で審査されたのかという点についてお聞きします。
○
地域交通課長(
大屋寧剛君)
横尾委員のおっしゃるとおり、今回の審査は、名前を伏せて行っております。ただ、今回の審査のポイントにつきまして、
関係資料2をごらんください。
採点表の5の事業運営に関する事項です。(5)利用料金の収納及び管理に関する取組については、2倍の加算をしております。利用料金の管理体制の取り組みが審査の重要なポイントということで、委員に周知して、審査していただきました。
○委員(
横尾俊成君) 選定の点数のところで、特にそこが評価されたということがわかりました。前回に比べてよくなったというのは、後で所管課としてそのような感想を持ったという認識ということであると理解します。
もう一点、選考過程の中で、B社は
シルバー人材センターを活用するということですが、A社は特にそのような記述はありません。例えば、
自転車駐車場等でも、最近の流れとしては
シルバー人材センターの活用を重視しているのかなと思います。今後そのようなことを要請する余地があるのかどうかについて、お聞きします。
○
地域交通課長(
大屋寧剛君)
シルバー人材センターの活用については、
関係資料8の22ページに記載しておりますが、日常清掃を中心とした業務に従事していただくということを検討しております。また、第二次審査のときに、繁忙期には
シルバー人材センターを活用していくことも考えているということを確認しております。
○委員(
横尾俊成君) ぜひ積極的に活用していただきたいと思います。
もう一点、自動販売機に関してです。自動販売機を設置すると、そこに収入が生まれると思いますが、設置の収入に関して、収支には出てきていませんが、これは基本的に区の収入なのか、あるいは
事業者の収入になるのかという点についてお聞きします。
○
地域交通課長(
大屋寧剛君) 自動販売機の設置につきましては、
事業者の自主事業となっておりまして、区には収入は入らない形となっております。
○委員(
横尾俊成君) そうすると、この書式17-1の収支計画書の中の提案事業の収支のところに収入が記載されていませんが、これは想定がつかないから入れていないという認識でよろしいですか。これはその他の部分に入っているのか、どこに入っているのか、入れていないのかということです。
○
地域交通課長(
大屋寧剛君) 自動販売機の収入に関しては、収支の範囲外となっております。極端な話で言いますと、赤字の場合でも区には負担がかからないというものとなっております。
○委員(
横尾俊成君)
事業者の収入ということで理解しました。
要望です。駐車場は、地域のいろいろなところで清掃されておらず、結構ごみがたまっていくような場所です。もちろん
利用者がポイ捨てしてしまうということですが、
事業者としての管理責任ということも一部あるかと思います。そのようなことに対してどのように対策をとっていくのかということに関して、地域の人とも協力しながら地域貢献の中でやるのか、あるいは
事業者がやるのか。どのようにポイ捨ての問題について対策するのかということは、この公共駐車場も民間の事業としてやっている駐車場も、ポイ捨てをどのように対策するのかについて、区としても総合的に話し合ったりする場をぜひ持っていただければと思います。よろしくお願いいたします。
○
委員長(
大滝実君) ほかにご
質問等ございませんでしょうか。なければ、私も1点お聞きします。
今のこととも重なりますが、先日の麻布十番公共駐車場の調査報告などもあって、慎重にこれに対処していくことが必要だと思うので、もう一回お伺いいたします。
第一次審査の結果は、タイムズ24株式会社・タイムズ
サービス株式会社
グループとA社は1点差で、第二次審査になって33点という差がついたわけです。それは料金収納という先日の問題が背景にあるわけですが、
インデックス3の5に、第二次審査の結果が詳しく、各審査項目によってこれだけ点数に差がついたと、各点数が載せられています。一番差が開いているのが、利用料金についての考え方というところで、17点の差がついています。ここを一番重視されているのはよくわかりましたが、ここに「利用料金及び収益金相当額の納付割合の考え方は妥当であるか」「利用料金の収納及び管理についての取組」という審査項目があります。今言ったように差は17点ということで、この6つの審査項目の中で一番差がついて、一番重視されたということですが、この差がついた内容をもう少し詳しくお聞きします。
○
地域交通課長(
大屋寧剛君) 一番差がついた収益金の管理体制につきましては、A社に比べ今回の
事業者の方がしっかりしているというところが評価されたポイントでございます。
収益金の管理体制につきましては、事件もございましたため、
事業者は管理体制を全面的に見直しておりまして、現地の職員は基本的には専門スタッフによる集金などの現金の取り扱いはしないということを徹底しています。あと、独自のオンラインシステムを開発しまして、料金の収納に関して精算機などの機器から直接オンラインでリアルタイムで情報が送られて、管理ができるというところです。そのあたりの評価と、またキャッシュレスの推進も図っておりますので、料金の収納に対してきっちりとした管理体制ができているということが、今回の評価に差がついた要因です。
○
委員長(
大滝実君) 先ほど
池田委員や
横尾委員との質疑の中で出ていた自動販売機についてです。公共施設の場合は、障害者就労施設等を優先するということになるのではありませんでしたか。そうなっていませんでしたか。この辺を確認したいのです。
○
地域交通課長(
大屋寧剛君)
大滝委員長のおっしゃるとおり優先ではございますが、今回の提案にありますこの災害ベンダー自動販売機につきましては、メーカーがこちらしかないということで、自動販売機の対応は今回のような形での取り扱いとなっております。
○
委員長(
大滝実君) その機種だと障害者就労施設を優先する対象にならないという意味がよくわからないのですが。
○
地域交通課長(
大屋寧剛君) 今後、
指定管理が始まるまでに、次の
指定管理者と適当な機種があるかどうかということも含め、協議していきたいと思います。
障害者就労施設等が取り扱えるかどうかにつきましては、協議して進めてまいりたいと思います。
○
委員長(
大滝実君) 今後の検討では、障害者就労施設等の取り扱いになるということかもしれないということですね。それを前提にぜひ検討をお願いしたいと思います。
ほかにご
質問等ございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) ほかにご質問がなければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決については、
簡易採決でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) それでは、
審議事項(5)「議案第72号
指定管理者の指定について(
港区立公共駐車場)」について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) ご異議なきものと認め、「議案第72号
指定管理者の指定について(
港区立公共駐車場)」は、
満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(
大滝実君) 次に、
審議事項(6)「議案第73号
指定管理者の指定について(港区
特定公共賃貸住宅)」、
審議事項(7)「議案第74号
指定管理者の指定について(
港区営住宅)」、
審議事項(8)「議案第75号
指定管理者の指定について(
港区立住宅)」を一括して議題といたします。理事者からの説明を求めます。
○
住宅課長(野口孝彦君) それでは、ただいま上程されました
審議事項(6)「議案第73号
指定管理者の指定について(港区
特定公共賃貸住宅)」、
審議事項(7)「議案第74号
指定管理者の指定について(
港区営住宅)」、
審議事項(8)「議案第75号
指定管理者の指定について(
港区立住宅)」について、一括して補足説明させていただきます。
港区
特定公共賃貸住宅、
港区営住宅、
港区立住宅の
指定管理者につきましては、去る3月23日の当
委員会でご報告させていただきましたとおり、シティハイツ竹芝にございます港区立障害者住宅もあわせて、新たな
指定管理者を一括して公募し選定させていただき、このたび議案としてご提案するものでございます。
まず、議案第73号は、港区
特定公共賃貸住宅の
指定管理者の指定についてでございます。
資料№7、1ページをごらんください。項番1、対象施設についてです。
特定公共賃貸住宅はこの表の記載のとおり、シティハイツ高浜、シティハイツ港南、シティハイツ竹芝、シティハイツ桂坂、シティハイツ神明になります。なお、シティハイツ高浜につきましては、現在建て替え工事中でございます。
議案第74号、
港区営住宅です。対象名称は、同様に項番1の表に記載のとおり、シティハイツ港南、シティハイツ桂坂、シティハイツ白金、シティハイツ六本木、シティハイツ一ツ木、シティハイツ芝浦、シティハイツ第2芝浦、シティハイツ車町になります。
議案第75号、
港区立住宅についてでございます。対象施設は、シティハイツ港南、シティハイツ高輪、シティハイツ赤坂になります。
2ページをごらんください。項番2、
事業者選定の経過についてです。今回の公募に際し、1
事業者からの応募がございました。(1)に記載されている委員で構成された
指定管理者候補者選考委員会を、(2)に記載されているように3回まで開催し、候補者を当
選考委員会において選定いたしました。
選定された
事業者については、項番3でございます。こちらにございますように株式会社東急コミュニティーでございます。
指定期間は、項番4に記載されてございます。平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。
項番5、選定の理由です。(1)として、全国で約21万戸に及ぶ公営住宅管理の豊富な経験及び専門性の蓄積があることから、ノウハウを十分に活用できると判断したことでございます。
(2)として、自治会と一緒に「みんなの避難地図」を作成し、避難場所等への認識を高めるとともに、自助、共助の意識の醸成を図ることや、この避難地図をもとに避難訓練を実施するなど防災意識向上の啓発に取り組むなど、入居者の安全・安心の確保という点について評価したものでございます。
(3)として、単身高齢者や障害者住宅等の入居者に対して、個別訪問による声かけによって、積極的にコミュニケーションをとり、電球の交換や設備の簡易補修などを行うなど、高齢者・障害者への対応が多角的な視点から検討されている点が評価されております。
(4)として、区内にある支店に専任の部署を設けるとともに、管理センターを設置する4施設を核として、
地域ごとに群管理体制、
グループ管理体制を整えること、さらに遠隔監視システムを設置することで、全ての建物に対し24時間365日緊急対応する体制が構築されている点、エレベーターの緊急対応につきましても対応が構築できていることなど、緊急時の迅速な対応が期待できる点でございます。
(5)として、入居者対応として、カスタマーセンターで夜間を含む24時間365日体制で相談等に応じられる体制が構築されている。そこで入居者の安心をもたらすことができることなどございます。
項番6、今後の予定です。議決をいただいた後、来年度に向けて協議を開始します。今年度の内に基本協定、年度協定の内容を固め、平成31年4月1日から管理運営を開始します。
関係資料について、要点を中心にご説明させていただきます。
インデックスを張りました1番が
選考委員会の報告書でございます。
6ページをごらんください。第一次審査としましては、まず財務状況分析等の報告を受けました。これは区が委託した公認会計士により、応募
事業者の財務状況等を分析するものです。その結果、財務状況の分析では、安定的に経営基盤を有していること、資金計画分析では、評価B、すぐれているとの評価が示されてございます。
7ページをごらんください。最下段に得点の集計結果がございます。A社として審査した結果、得点は1,610点満点中1,229点、得点率として76.3%となりました。内訳といたしましても、第一次審査で得点803点、得点率に換算しますと76.4%。第二次審査においても426点、得点率で言いますと76%となってございます。
インデックス2でございます。これは第一次審査、第二次審査それぞれの選考基準と採点表です。
インデックス3は、第一次審査、第二次審査の各委員の採点内訳でございます。
インデックス4は、
選考委員会の会議録でございます。
インデックス5は、選定調書で、下段に、主な
事業提案が記載されております。先ほど選考の理由の方で幾つか抽出されていたものについてご説明いたしましたが、その他の主な
事業提案を説明させていただきますと、入居者対応の内容についてでは、詐欺被害防止を含めた防犯対策の充実などです。具体的には、オレオレ詐欺防止DVD上映会などが提案されています。
2ページの上段をごらんください。高齢者・障害者の対応でございます。認知症サポーター講習会などが提案されてございます。
危機管理の部分では、緊急時の対応基本マニュアル等、緊急時対応の構築が提案されています。
関係法令の遵守では、プライバシーマークを取得していることなどが記載されています。
3ページの上段をごらんください。収支計画における
指定管理料は、平成31年度であれば、職員人件費や施設管理費を含み、4億278万円となっております。
インデックス6は法人概要、すなわち株式会社東急コミュニティーについてです。1ページをごらんください。平成30年4月1日現在として、資本金16億5,380万円、従業員数は9,306人となっております。
インデックス7、
指定管理者公募要項です。5ページをお開きください。
指定管理者が行う業務について記載してございます。項番1、基本事業として、ア、設備の保守点検業務、イ、適正な使用の確保に関する業務としてございます。具体的には、項番2、施設の運営及び維持管理に記載されているとおり、(1)施設の修繕に関する業務、(2)施設の維持管理業務、(3)入居者等に関する業務、(4)
特定公共賃貸住宅等に関する相談業務、(5)
特定公共賃貸住宅等の管理上必要となる業務、7ページ、(6)より良い
サービスに向けた取り組み、(7)管理運営において留意すべき基本的事項、(8)安全・安心に関する業務とあります。これらが
指定管理者が行う業務でございます。
インデックス8、
事業提案書をごらんください。6ページから30ページまでは、これまでご説明していない
事業提案も含め、具体的な提案が記載されております。
特に、7ページ、職員の配置についてです。窓口となる
指定管理者事務所には8名の職員が配置されています。また、各施設の管理の拠点となります現地管理センターは、24時間365日設備機器の運転や監視活動、緊急時の迅速な対応を行うために9名体制を構築しています。また、管理人室を設ける大規模な住宅につきましては、それぞれ住宅管理人を配置し、居住者に安心と安全をもたらしています。
21ページをごらんください。21ページは自治会等との協働・連携についてでございます。中段に具体的な取り組みといたしまして、自治会に対する積極的な支援を行うことなどが記載されてございます。
24ページをごらんください。港区
シルバー人材センター等の積極的な活用、障害者授産施設からの物品購入、区内中小企業の業務受注機会の創出などが示されてございます。
以上でございます。甚だ簡単な説明となりましたが、補足説明とさせていただきます。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願い申し上げます。
○
委員長(
大滝実君)
提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご
質問等ございましたら、順次ご発言をお願いいたします。
○委員(
池田たけし君) 居住者の方へのさまざまな
サービスの提案がされておりますが、その中でお伺いしたいと思います。
インデックス8の14ページ、一番下のところで、防犯意識向上のためのさまざまな取り組みが実施されるということです。オレオレ詐欺等防止DVD上映会、防犯クイズ・かるた講座の開催、警視庁のアドバイザー研修に基づく情報提供、AEDの取り扱い訓練などいろいろやっていただくのですが、その後ろのページにも、自治会との協働、ミクストコミュニティの形成など、さまざまな世代の方がまじっていただく、あるいは次世代のリーダーの発掘をしていくということが書いてあります。
例えば高齢者の方、障がいをお持ちの方などにもこのようないろいろなイベントを通して、情報提供という形になると思いますが、例えば電球の交換などかゆいところに手が届くような形でいろいろやっていただけるということです。余り手厚くやっていただくと、何でもやってくれるのではないかという気持ちが少し出てきはしないかなというのが、老婆心ながら心配するところです。
ぜひこのような取り組み、イベントは大変結構ですので、その中でも一方通行の勉強会のようなことではなくて、自治会もまじえて、高齢者の方もみずからが運営参加すると。そして、自助ではありませんが、人に教えることによって自分の意識が高まっていく。やりがいが出てくる。ぜひ、一緒に仕事をしていますよというようなことで生きがいを感じていただきたいなというのがお願いでございます。
19ページ、ふれあいサポートにより訪問していただけるとあります。例えば電気や水道、ガスなどちょっとしたことには専門の知識を持った方が来てくださるようですが、このふれあいサポートで年6回の巡回や声かけをしてくださるのは、どのような資格をお持ちの方ですか。
下の段には、職員に対して資格取得の推進や継続的な研修を実施していくとあります。まだ資格をお持ちになっていない方もいらっしゃると思うのですが、誰が来ていただけるのか。そして、どのような資格の方がどのように対応してくださるのか、年6回というのは同じ方が来るのか、毎回違う方が来るのか、教えてください。
○
住宅課長(野口孝彦君)
インデックス8の19ページに記されていますふれあいサポート、年6回の訪問・電話による声かけですが、現在年2回訪問してございます。これは東急コミュニティーのビル管理の技術職と、日ごろ管理に対して緊急時に顔を出すその建物居住者になじみのある職員が、2人ひと組で訪問しています。既に行っている状況では、困ったこと、設備上の不具合を相談したりということに対応していて、非常に好評を得ていると聞いております。居住者の方からは、引き続きこれを継続してほしいというご意向があって、今回拡充提案となったという運びだと聞いてございます。
○委員(
池田たけし君) 技術職員とあわせて、ヘルパーのような介護の資格などをとっていただいた方に対応していただけたらありがたいと思います。
21ページの一番下、地域との連携経験を本業務に活用するということで、今まで学生シェアハウスの取り組みや孤独死対策、おもいやりネットワーク連絡会がございましたということですが、このおもいやりネットワーク連絡会はどのような活動をなさっているのか、伺います。
○
住宅課長(野口孝彦君) 21ページの最下段につきましては、今回の5年間の
指定管理の中で具体的に取り組むということではなく、応募者自身の会社としての経験のアピールとして記載されているものです。具体的な取り組み提案としては、まだこれからになるかと思います。その際には、協議して、自治会等と連携を図りながら具体化していきたいと思います。
○
委員長(
大滝実君) ほかにご
質問等ございますか。なければ、私から幾つかお聞きします。
これまでの苦情への対応についてです。事前に私どもは、昨年の苦情について資料をいただきました。22件でしたが、その中に、連帯保証人の設定が困難だというのがありました。高齢化する中で、なかなか連帯保証人が見つからない。あるいは連帯保証人であった方が亡くなってしまったなど、いろいろな問題が出てきております。
それに対しての回答が、必ず設定する必要があるという非常に冷たい回答になっています。管理責任の分担からいくと、これは区が回答したということになろうかと思います。高齢化によってこのような事例が増えてくる中で、今後このような問題への対応を何か考えているのかどうかについてお伺いします。
○
住宅課長(野口孝彦君) 基本的には家賃の滞納等の防止のために、連帯保証人を立てていただくことが必要ですので、このとおり要点としては連帯保証人を設定する必要があるというふうに回答させていただいたものを記録したものでございます。
ただ、1月から始めましたシティハイツ港南における高齢型の住宅の募集につきましては、個人の連帯保証人でなく、高齢者財団の連帯保証制度を活用するもので代替することを導入してございます。高齢型のシティハイツ港南での取り組みの動向を見て、今後さらに検討してまいりたいと思ってございます。
○
委員長(
大滝実君) 例えば、連絡のとれる人の確保を最低限とするなど、柔軟に対応できるようにしてほしいと思います。確かに滞納などの問題が出てくると、それで対応できるのかという問題があるかもしれませんが、今後とも柔軟な対応の検討をお願いしたいと思います。
池田委員からも質問が出ていましたが、自治会、地域との連携ですが、やはり住民同士のコミュニケーションが非常に大事なわけです。特に今、災害などもどこで起きるかわからないような状況ですから、住民同士の連携が非常に大事になってきていると思います。そのような点では自治会をきちんと立ち上げていく、あるいは自治会の機能を強化していくということが非常に大事だと思います。
現在自治会のあるところで、現在の
指定管理者の期間内で設立されたところがあるのかどうか。あるいは、設立の動きのあるところはどのぐらいあるのか。個々には言えなくても、数だけでもいいですから、答えてもらいたいと思います。
○
住宅課長(野口孝彦君) 現在自治会が設定されている建物からご説明させていただきます。既に自治会が活動しているところは、シティハイツ港南、シティハイツ白金、シティハイツ一ツ木、シティハイツ芝浦、シティハイツ第2芝浦、シティハイツ車町でございます。
最近設立したものがあるかというご質問だと受けとめました。シティハイツ芝浦が建てかえをして、再度戻ってこられた方と新たに入居された方がございますが、シティハイツ芝浦については、自治会が再構築されて機能してございます。
また、今後のことにつきましては、現在私どもではシティハイツ六本木につきまして、役員となっていただける、自治会の担い手となっている方を中心に自治会再設置に向けて話し合いを進めてございます。
○
委員長(
大滝実君) 区営住宅については、特に高齢者の比率が高くなっています。自治会があっても参加していない方もいらっしゃるので、提案されている緩やかな見守りの実施というのは非常に大事だと思いますが、直接訪問はしなくても、例えば明かりがついているかなど、特に提案されている外からの目視といったことも含めて、これから進めていく必要があるのではないかなと思います。
私ども日本共産党港区議員団が取り組んだアンケートで、相談の希望があったものですから行ったら、もう全然応答がない。隣の家に聞いたら、先週救急車で運ばれて戻ってきていないよというようなことがあり、その後どのようになったのかわからないという方もいらっしゃいました。
高齢者については、この
事業者だけでなく、区でやっているふれあい相談員との連携等も含めて、高齢者対策をとっていく必要があるのではないかと思います。緊急通報システムへの加入、あるいはポストや電気など、外からも見守りができる方法もあるかと思うので、ぜひそのような点を強めていくようにしていただきたいなと思います。提案もされていますが、この辺では、いかがでしょうか。
○
住宅課長(野口孝彦君) 今回提案されています2カ月に1度の電話ないし直接の訪問も、そのような趣旨でございますし、現在住宅の管理人を置いていない建物に対しての巡回点検も、例えば郵便ポストに郵便物がたまっているとそれは不自然なので、そのようなことがないかどうかという見守りも行ってございます。かかる専管組織と連携を図っての緩やかな見守り体制の構築は、これからも引き続きやっていきたいと思います。
○
委員長(
大滝実君) それから、小さなところで管理人の常駐していないところもありますが、今言ったように高齢者が多いし、別の事例で、UR住宅ですが、連絡がとれなくなっているがどうも中にいそうだと。そのUR住宅の管理人は常駐ではないが、たまたま来たので、緊急連絡先を聞いて、警察に連絡してあけてもらったわけです。あいたときには、警察ももうこれはだめだと言っていましたが、何とか意識はあって、運び出しました。結果的には3日後に亡くなりましたが、もう少し早かったら助かったのではないかということもありました。
1人でいる場合は、身内に連絡して、身内立ち会いでなければ、警察もあけられないわけです。特に管理人が常駐していないと、どこに連絡先があるのかというのがわからないと思うので、早く対応できるような体制はとれるのでしょうか。
○
住宅課長(野口孝彦君) ご高齢の1人でお住まいの方に対するサポートにつきましては、
指定管理者としても異状がないか、おかしなことがないかという点で巡回点検をしています。引き続き、それは行っていく提案になってございます。またふれあいサポートの、6カ月に1度の訪問を2カ月に1度にするということも、そのような視点が加味されたものと考えます。
単身高齢者の見守りについては、その他
総合支所や保健福祉支援部での取り組みもあると思いますので、連携して行っていくように確認いたします。
○
委員長(
大滝実君) 今回応募が1者ということですが、この総合得点で1,610点満点で1,229点、76%ということでしたが、これは、例えば1者の場合、落選の基準は何点以下だという基準はあるのですか。
○
住宅課長(野口孝彦君) 得点をもとにして合格・不合格の基準はあらかじめ定めてございませんが、
選考委員会の中の委員の総意としまして、十分な能力または確実性、それからしっかりした提案であるということを総合的に判断し、十分合格に値するという結論を出したものでございます。
○
委員長(
大滝実君) ほかにご
質問等はございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) ほかになければ、これにて質疑は終了いたします。
採決については、いかがいたしましょうか。
(「
簡易採決」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) それでは、
簡易採決といたします。
まず、
審議事項(6)「議案第73号
指定管理者の指定について(港区
特定公共賃貸住宅)」について採決いたします。
「議案第73号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) ご異議なきものと認め、「議案第73号
指定管理者の指定について(港区
特定公共賃貸住宅)」は、
満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、
審議事項(7)「議案第74号
指定管理者の指定について(
港区営住宅)」についてです。
採決については、
簡易採決でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) それでは、「議案第74号
指定管理者の指定について(
港区営住宅)」について採決いたします。
「議案第74号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) ご異議なきものと認め、「議案第74号
指定管理者の指定について(
港区営住宅)」については、
満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
続いて、
審議事項(8)「議案第75号
指定管理者の指定について(
港区立住宅)」についてです。
採決については、
簡易採決でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) それでは、「議案第75号
指定管理者の指定について(
港区立住宅)」について採決いたします。
「議案第75号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) ご異議なきものと認め、「議案第75号
指定管理者の指定について(
港区立住宅)」については、
満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(
大滝実君) 次に、
審議事項(9)「議案第93号 特別区道路線の廃止について(南麻布三丁目、三田五丁目)」、
審議事項(10)「議案第94号 特別区道路線の認定について(南麻布三丁目、白金一丁目、三田五丁目)」を一括して議題といたします。理事者からの説明を求めます。
○
土木管理課長(岩崎雄一君) それでは、ただいま議題となりました
審議事項(9)「議案第93号 特別区道路線の廃止について(南麻布三丁目、三田五丁目)」並びに
審議事項(10)「議案第94号 特別区道路線の認定について(南麻布三丁目、白金一丁目、三田五丁目)」の2案について、一括して補足説明させていただきます。
本案は、白金一丁目東部北地区第一種市街地再開発事業の施行に伴いまして、特別区道第862号線を廃止するものでございます。また、同線の廃止後、今後とも特別区道として管理が必要な路線を特別区道第1,183号線及び同第1,184号線として認定するものでございます。
では、説明に移ります。平成30年9月13日付当
委員会資料№8をごらんください。こちらの資料は、1ページに特別区道路線の廃止・認定略図を、2ページに白金一丁目東部北地区の街づくりについてと題しました参考資料を添付してございます。
最初に、2ページ、参考資料の白金一丁目東部北地区の街づくりについてをお開きいただき、中央上段の地図をごらんください。当図におきまして、赤色の一点鎖線で囲まれた、計画地として記載されているオレンジ色で着色しました地区をごらんいただけるかと思います。この地区は平成25年7月において、白金一丁目東部北地区地区計画が定められているところでございます。
本地区計画では、当地区について、街区再編と土地利用の整序、集約化を図ることにより、定住性の高い良質な居住機能を中心とした生活都心にふさわしい安全で快適な複合的な市街地の形成を図るとともに、あわせて古川に隣接する立地を生かし、潤いのある都市空間を創出するといたしております。
このたびの特別区道路線の廃止は、白金一丁目東部北地区第一種市街地再開発事業の施行に伴いまして、地区計画に基づく安全で快適な複合都市の形成を図るため、区と再開発組合との間のまちづくりに関する協議を踏まえました上で、都市再開発法第7条の12の規定による公共施設の管理者の同意に基づき、路線の廃止を行うものでございます。なお、道路法におきましては、部分的な道路の廃止、変更の規定が定められていないため、本案のように起終点の変更に伴います道路の路線の廃止につきましては、同法第10条第1項の規定により、一旦対象となる特別区道路線を廃止した後、今後とも管理が必要となる路線につきまして、同法第8条第2項の規定に基づき、当区管理の特別区道路線として、認定を新たに行うものでございます。
資料№8の1ページをごらんください。特別区道路線の廃止・認定(略図)でございます。こちらの図面の左側、廃止路線の方をごらんください。この図で赤色に着色してありますのが、廃止路線の特別区道第862号線を示してございます。
次に、廃止路線の起終点でございます。なお、議案では、直近の地番によりまして表示させていただいておりましたが、本日は当資料に基づき路線番号にてご説明申し上げます。廃止路線となります特別区道第862号線は、都道古川橋二子玉川線に接する部分を起点といたしまして、終点は特別区道第838号線に接するまでの区間でございまして、延長は約768メートル、幅員は約5メートルから6メートルの道路でございます。
次に、新たに認定する路線でございます。当図右側の認定路線略図をごらんください。この図で青色に着色してあるのが、新たに認定する特別区道第1,183号線及び同第1,184号線でございます。起終点につきましては、廃止路線と同じく路線番号にてご説明させていただきます。まず特別区道第1,183号線でございます。起点は都道古川橋二子玉川線に接する部分から、終点は特別区道第840号線に接するまでの区間でございまして、延長約195メートル、幅員は約5から6メートルの道路でございます。
次に、特別区道第1,184号線でございます。起点は、特別区道第838号線に接する部分から、終点は都道高輪麻布線に接するまでの区間でございまして、延長は約300メートル、幅員は5から6メートルの道路でございます。
甚だ雑駁でございますが、「議案第93号 特別区道路線の廃止について(南麻布三丁目、三田五丁目)」並びに「議案第94号 特別区道路線の認定について(南麻布三丁目、白金一丁目、三田五丁目)」に関する補足説明は以上でございます。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願い申し上げます。
○
委員長(
大滝実君)
提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。ご
質問等ございます方は、順次ご発言をお願いいたします。
○委員(
池田たけし君) 白金一丁目東部北地区のまちづくりについて、計画地の古川のあたり、地下調整池ができる前は、水があふれて外車が浮いているというようなこともございました。地下調整池ができて、そのような心配はなくなってきました。きのう伺ったところでは、護岸の工事もなさるということですが、この計画地の部分のみでございますか。それからどのように変わっていくのか、お伺いいたします。
○再
開発担当課長(手島恭一郎君) 昨日現場をごらんいただきましたが、護岸を整備する上では、川の方から整備するのが難しいので、宅地側の部分の護岸に接している家屋を何らかの形で撤去しなければできないということになります。今回の場合は、市街地再開発事業の区域の中の既存建築物が一旦全部除却されますので、その部分の区域については、陸の側からそれぞれ工事ができるということで、そこに東京都が入って護岸を整備すると聞いてございます。
○委員(
池田たけし君) その整備で、どのような形になるのか教えてください。
○再
開発担当課長(手島恭一郎君) 既存護岸の前面側に直立の護岸を整備すると聞いてございます。そして、護岸自体を構成したものの前面側に化粧の構造物を設けるという構造になっているそうです。
○
委員長(
大滝実君) 私の方からも伺います。
視察に行って、改めて大変大規模な開発だというのは認識しました。この道路の廃止によって大規模な開発ができることになったかと思います。これまで下町の風情が残っているような街に、一変して超高層のビルができるということになりました。今、周辺でも白金一丁目西部中地区の再開発とあわせて、周辺の住環境が悪化するのではないか、あるいは保育園や学校が足りなくなる、白金高輪駅の混雑が大変危険な状況になるのではないかというさまざまな意見が寄せられています。
この廃止される区道については、道路あるいは公園という形で区道292号線の拡幅のつけかえのような形になるのかもしれませんが、廃止される道路と新たな道路、公園の面積について教えてください。
○再
開発担当課長(手島恭一郎君) 道路の廃止それから道路区域に編入される土地の面積の相互の関係ですが、廃止される道路は1,216平米です。一方、道路に編入される面積は1,396平米ですので、約180平米が増加するということになります。
○
委員長(
大滝実君) 今よりも広くなるということですね。
それから、資料にも書いてありますが、既に平成30年3月に権利変換計画認可となっているわけですが、そうなりますと全ての土地はビルの敷地として、再開発ビル権利者の共有となって、土地・建物の明け渡しといった、いわば強制執行権というのができるわけです。そうだからといって、強制的に追い出すということがないようにしてほしいと思います。
現実には、区内で初めて強制執行によって立ちのかされるというようなことも起きているので、今後についてもそのような強制的なやり方ではなく、丁寧な話し合いによって進めていくように指導してほしいと思います。この辺はいかがでしょうか。
○再
開発担当課長(手島恭一郎君) こちらにつきましても、権利変換計画の認可が行われた後も、かなり長い時間をかけて、丁寧に双方の話し合いが行われてきたものと考えております。今後も課題解決に向けて、再開発組合を適宜指導してまいりたいと思います。
○
委員長(
大滝実君) ほかにご
質問等ございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。
採決に入ります。まず、
審議事項(9)「議案第93号 特別区道路線の廃止について(南麻布三丁目、三田五丁目)」についてです。
採決については、
簡易採決でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) それでは、「議案第93号 特別区道路線の廃止について(南麻布三丁目、三田五丁目)」について採決いたします。
「議案第93号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) ご異議なきものと認め、「議案第93号 特別区道路線の廃止について(南麻布三丁目、三田五丁目)」については、
満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
続きまして、
審議事項(10)「議案第94号 特別区道路線の認定について(南麻布三丁目、白金一丁目、三田五丁目)」についてです。
採決については、
簡易採決でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) それでは、「議案第94号 特別区道路線の認定について(南麻布三丁目、白金一丁目、三田五丁目)」について採決いたします。
「議案第94号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) ご異議なきものと認め、「議案第94号 特別区道路線の認定について(南麻布三丁目、白金一丁目、三田五丁目)」については、
満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(
大滝実君) 次に、
審議事項(11)「請願28第9号 JR「
品川新駅(仮称)」の駅名を「芝浦」とすることを要望する請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) なければ、本請願につきましては、今期継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) それでは、今期継続と決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(
大滝実君) 次に、
審議事項(12)「請願29第1号
ライドシェア・白タク合法化反対の
意見書採択を求める請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) なければ、本請願につきましては、今期継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) それでは、今期継続と決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(
大滝実君) 次に、
審議事項(13)「発案27第11号
街づくり行政の調査について」を議題といたします。
本発案について、何かございますでしょうか。
○委員(
横尾俊成君) 当常任
委員会においても、重点調査項目に関連した行政視察を希望したいと思います。具体的には駅前広場の整備計画や古川の親水、運河の親水に関連して、具体的に検討をお願いしたいのですが、詳細については正副に検討をお願いしたいのです。いかがでしょうか。
○
委員長(
大滝実君) 正副で検討いたします。
ほかに何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) それでは、本日継続と決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(
大滝実君) 議案等の審査が終了しましたので、18日については調査日としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) それでは、18日は調査日といたします。各委員の皆様方、所在、連絡先が容易に確認できるようにお願いいたします。
そのほか、何かございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
大滝実君) なければ、本日の
委員会を閉会いたします。
午後 2時51分 閉会...