港区議会 2018-06-18
平成30年6月18日総務常任委員会-06月18日
平成30年6月18日
総務常任委員会-06月18日平成30年6月18日
総務常任委員会
総務常任委員会記録(平成30年第11号)
日 時 平成30年6月18日(月) 午後1時00分開会
場 所 第4
委員会室
〇
出席委員(9名)
委 員 長 林 田 和 雄
副委員長 有 働 巧
委 員 兵 藤 ゆうこ 池 田 たけし
榎 本 茂 なかまえ 由紀
池 田 こうじ 熊 田 ちづ子
うかい 雅 彦
〇
欠席委員
な し
〇
出席説明員
6の
入札経過ですが、2ページの
入札経過調書をごらんください。本件には、4者が
入札申し込みをされ、
最低価格による入札者を落札者としております。なお、
入札申込者のうち3者が辞退しております。
(仮称)
港区立元麻布保育園新築に伴う
空気調和設備工事及び
給排水衛生ガス設備工事についてのご説明は以上になります。
○委員長(
林田和雄君) ご苦労さまでした。説明は終わりました。
────────────────────────────────────────
○委員長(
林田和雄君) それでは、
審議事項に入ります。日程を変更しまして、
審議事項(9)「議案第44号
工事請負契約の承認について((仮称)
港区立元麻布保育園新築工事)」、
審議事項(10)「議案第45号
工事請負契約の承認について((仮称)
港区立元麻布保育園新築に伴う
電気設備工事)」を一括して議題といたします。
理事者からの説明をお願いいたします。
○
契約管財課長(
吉田宗史君) ただいま議題となりました議案第44号及び議案第45号の2議案につきまして、一括して提案の
補足説明をさせていただきます。
これらの2議案は、(仮称)
港区立元麻布保育園新築工事と新築に伴います
関連工事の
電気設備工事の
工事請負契約につきまして、ご承認をいただくものです。
まず、議案第44号「
工事請負契約の承認について((仮称)
港区立元麻布保育園新築工事)」をごらんください。
工事の名称は、(仮称)
港区立元麻布保育園新築工事です。この契約は、平成30年5月24日、制限を付した
一般競争入札により
落札決定をみたものです。工事の規模は、
鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、地上2階建て、
延べ面積が3,087.72平方メートルです。
契約金額は10億6,812万円で、
契約締結日は
契約承認の日、工期は
契約締結の日の翌日から平成31年11月29日までです。契約の相手方は、東京都港区高輪三丁目19番23号、徳倉・
大勝建設共同企業体で、東京都港区高輪三丁目19番23号、
徳倉建設株式会社東京支店常務執行役員支店長、
山下信夫氏、東京都港区芝四丁目5番12号、
大勝建設株式会社東京支店取締役支店長、
藤岡康之氏の2者により構成されます
建設共同企業体JVです。
工事概要につきましては、後ほど
施設課長からご説明申し上げます。
次に、
補足資料を調製いたしましたので、本
日付総務常任委員会資料№10をごらんください。
表紙をおめくりいただきまして、1ページ、
入札経過調書です。本件には、2者が
入札申し込みをされ、
最低価格による入札者を落札者としております。なお、
入札申込者のうち1者が辞退しております。
次に、議案第45号をごらんください。「
工事請負契約の承認について((仮称)
港区立元麻布保育園新築に伴う
電気設備工事)」についてご説明いたします。
この契約は、平成30年5月24日、制限を付した
一般競争入札により、
落札決定をみたものでございます。
契約金額は1億6,403万4,720円で、
契約締結日は
契約承認の日、工期は
契約締結日の翌日から平成31年11月29日までです。契約の相手方は、東京都港区西新橋一丁目14番12号、不二
工業株式会社代表取締役、
佐野信幸氏です。
工事概要につきましては、後ほど
施設課長からご説明申し上げます。
本
日付資料№10、2ページの
入札経過調書をごらんください。本件には、8者の
入札申し込みがございましたが、1者が辞退、1者が
最低制限価格割れとなり、記載のとおり、不二
工業株式会社を落札者としております。
続きまして、5ページをごらんください。6月8日の当
常任委員会で
資料要求がありました(仮称)
港区立元麻布保育園の規模及び
保育内容につきまして、資料を調製させていただきました。
私からの説明は以上でございます。
引き続きまして、
工事概要につきましては、
施設課長からご説明させていただきます。
よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願い申し上げます。
○
施設課長(
大森隆広君) それでは、私から、
工事概要につきまして、議案第44号の
参考資料並びに本
日付資料№10を使いまして、ご説明させていただきます。
(仮称)
港区立元麻布保育園は、
待機児童の解消と多様な
保育サービスの実現に向け、平成28年4月に元麻布二丁目の国有地約2,650平米、及び平成29年4月に隣地の民有地約300平米を取得し、計画を進めてまいりました。本保育園は、定員200名の大規模な保育園として、また、港区では初めてとなる
集団保育を希望する
医療的ケア児保育と既存の保育園では受け入れが困難な
障害児保育を実現する施設として計画いたしました。
議案の
参考資料1ページの左側の案内図をごらんください。
工事場所につきましては、本日、現地をご視察いただきましたが、住所は元麻布二丁目14番12号、
敷地面積は2,952.79平米でございます。建物の規模は地上2階建て、全体の床面積は3,087.72平米となっております。
続きまして、資料№10の3ページをごらんください。配置兼外構図でございます。
メインエントランスにつきましては、図面の左側となる
東側道路からのアクセスでございまして、駐輪場、駐車場からアクセスしやすい中央に配置してございます。駐輪場は、
保護者用に18台、職員用に4台、
バギー置き場に20台計画してございます。また、図の右下の駐車場につきましては、5台分、1台分はマイクロバスも想定した
スペースを確保し、車の切りかえ
スペースがあることによって、送迎車による
東側道路の
渋滞対策にも配慮を行いました。なお、これらの駐輪場、
バギー置き場、駐車場は、建物の2階部分で
ピロティー状となってございまして、雨の日でも濡れずに乗りおりが可能でございます。
また、この資料の
外構計画では、
周辺環境等への配慮で、
東側道路には、現在、1.6メートルの歩道がございますけれども、敷地内に幅2メートルの
歩道状空地を設け、より安全な
歩行空間の確保に整備いたします。
一方、
西側道路でございます。
道路沿いに擁壁がございますけれども、擁壁を安全なものへと改修いたします。
園庭につきましては、既存の樹木はなるべく存置できるように、敷地の
南西部分、図面では左下になりますけれども、約506平米を確保いたしました。
緑化計画では、樹木医に診断をいただきまして、
既存樹木の健全度を考慮し、イロハモミジなどを含めます
既存高木12本を再利用する計画といたしました。
また、舗装につきましては、図面の凡例にございますように、
園庭部分は所管課からご要望いただきました土舗装をメインにし、車椅子で園庭に出られる部分につきましては
ゴムチップ舗装としたものでございます。
次に、図面の左の上、北西部となりますけれども、災害時に72時間対応いたします非
常用発電機を設置いたしました。また、
東側道路沿いには
駐輪場横に
マンホールトイレを6基計画いたしまして、そのうち1基はだれでも
トイレ仕様とした
スペースを確保してございます。
それでは、各階の
平面プランについてご説明させていただきます。
続きまして、議案の
参考資料の2ページをごらんください。1階平面図でございます。園庭に面しまして、ゼロ歳児から2歳児の保育室、南側には
障害児スペースや
医療的ケア児スペースを配置してございます。
1階の
中央部分でございますけれども、
エントランスへの視認性、また職員の動線に配慮いたしまして、事務室を配置してございます。一時保育室は、利便性などから、
エントランス近くに配置いたしました。
次に、
障害児スペースと
医療的ケア児スペースでは、各専用のトイレ、
スタッフ施設、医務室、
医療器具等収納庫がございます。この
医療器具と収納庫には、児童が持参いたします吸引器、歩行器及び
保育園側が利用いたします
バックアップ機器を収納いたします。
3ページをごらんください。2階平面図でございます。園庭には、3歳児から5歳児保育室を配置いたしまして、テラスを介して、外階段で直接、園庭に出られる計画となってございます。
図面下側となります
ランチルームは、遊戯室と隣り合わせに配置しまして、可動の
間仕切り壁でしつらえておりますので、一体的な利用も可能となってございます。
なお、天井高は4.5メートル、面積は
ランチルームが104平米、遊戯室が192平米、合計で296平米の空間となっております。
また、遊戯室と
ランチルームのはりには区の
協定木材を使った
木質ハイブリッド構造を採用いたしました。この構造でございますけれども、内部に鉄骨を内蔵した集成材のことで、集成材は火災によって一定のスピードで燃焼いたしますが、燃え尽きることはなく、ある段階になりますと、燃えどまり、いわゆる炭化することで
耐火被覆の役割を担います。この新たな
協定木材の
活用方法によりまして、
みなとモデル二酸化炭素固定認証制度の
アップグレード2の認証を受ける予定でございます。
4ページをごらんください。
屋上階平面図でございます。港区みどりを守る条例に基づく
屋上緑化を133平米設けてございます。そのほか、
太陽集熱パネル、約20平米につきましては、40度から60度のお湯が1日1トンできるものでございまして、調理室や洗面所、また、冬場では床暖房に利用する計画にしてございます。また、遊戯室の屋根には、
太陽光発電パネル、10キロワットを計画いたしました。
以上が
平面計画の概要でございます。
続きまして、資料№10の4ページをごらんください。
東側道路から見た
外観イメージでございます。委員の皆様の前のテーブルには、ご参考ということで、模型を置かせていただきました。
外観デザインでは、保育園としての温かみ、親しみやすさ、優しさが感じられ、周辺の景観との調和を目指した計画といたしました。
内容といたしましては、建物を分節することで、
東側道路からの圧迫感に配慮し、建物の角も曲面することで、やわらかい印象を与えるようにという配慮をいたしました。また、外壁は明るい
ベージュ系の
アースカラーにすることで、周辺の街並みにも調和した計画としました。
議案の
参考資料に戻りまして、5ページをごらんください。東側、南側の立面図でございます。東側は、
メインエントランスがある道路から見た立面図でございまして、遊戯室は
協定木材によるはりが大きな開口部によって、非常にシンボル的な外観となってございます。
6ページをごらんください。西側と北側の立面図でございます。
西側立面図は、園庭から見た立面図となりますが、階段の横に縦の
スリットがございますけれども、1階部分は
医療的ケア児スペース、
障害児スペース、また、2階部分については
ランチルーム、いずれも西日の遮蔽として
縦ルーバーを施したものでございます。
7ページをごらんください。断面図でございます。この建物自体の
建築基準法の最高の高さは、B-B’断面でお示ししています遊戯室上の
太陽光発電パネルの部分でもありまして、9.6メートルでございます。建物の高さは10メートル以下に抑えまして、近隣への影響を最小限にとどめる計画となっています。
以上、簡単ではございますが、
工事概要でございます。
なお、工事にあたりましては、安全、安心を第一に、品質管理、工程管理を徹底した工事を実施してまいります。
よろしくご審議の上、ご決定くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○委員長(
林田和雄君) 説明は終わりました。これより質疑を行います。ご質問等ございましたら、順次ご発言をいただきたいと思います。いかがでしょうか。
○委員(池田たけし君) 重度障がい児の保育についてですけれども、資料№10で、基本保育時間が7時15分から18時15分、延長保育は基本延長が19時15分までとなっておりますが、基本延長はどの辺の想定をなさっているのか。例えば、お迎えがおくれるとかなのか。さらに、基本延長19時15分の後、夜、何時ごろまで対応する予定なのか教えていただきたいと思います。
○
契約管財課長(
吉田宗史君) 医療的ケア保育及び重度
障害児保育につきましては、現在、基本保育に対して1時間の延長までの想定で、体調面があるので、さらなる延長は考えていないと聞いております。
○委員(熊田ちづ子君) きょう、現地を見させていただきました。これまでも、土地の購入のときに現地を視察して、大変すばらしい木がたくさんあって、できるだけ残してほしいという意見を言っていたのですけれども、現地に行って、12本とおっしゃっていましたが、かなりの木を残していただいたことは非常にありがたいと思います。
その上で、最初に、施設のことについてお尋ねしたいと思います。2階については、
ランチルームがあったり遊戯室があったり、保育室以外の教室が設置されておりますが、1階部分のゼロ歳児から2歳児の
スペースについては、保育室のみになっています。それで、園庭にすぐ出られるようになっていて、先ほどのご説明でも、2階部分が張り出しているので、その部分が屋根になるというお話でした。園庭は先ほど、所管課の希望で土舗装になるということでしたけれども、建物側のところを子どもたちが余裕
スペースとして使えるようにするに、その部分がたたきだったりなど、保育室から土にすぐ出るのではなくて、保育室の延長のような形で使えるような仕様になっているのかどうか。そのような仕様の方が、雨のときでも使い勝手がいいのではないかと思うのですけれども、そのような仕様になっているのでしょうか。
○
施設課長(
大森隆広君) 1階、2階部分は床暖房方式のフローリングで床を仕上げてございます。1階部分の1歳児と2歳児の保育室のところから園庭に出るときのしつらえにつきましては、土ではなく、木のデッキを敷いてございます。委員会資料№10の3ページをごらんいただきますと、左下に凡例がありまして、ピンク色に縦のラインのところは人工木材デッキを敷いてございます。この辺につきましては、床と同じ材質で外へ出ていただいて、土の園庭に入るというように、1回、クッションが入るという感じで仕上げております。
○委員(熊田ちづ子君) ありがとうございます。この下のデッキ部分の幅と2階のテラス部分は、どれぐらいで出ますか。
○
施設課長(
大森隆広君) こちらのデッキ部分の幅は約1.9メートルです。2階部分も同様に、1.9メートルとなっております。
○委員(熊田ちづ子君) わかりました。
それから、太陽光発電が設置されて、給湯を使った床暖房もあるということですけれども、太陽光発電は10キロワットということでした。10キロワットというのは、太陽光で賄える範囲というのでしょうか、この施設でどのくらいの使用量になるのですか。
○
施設課長(
大森隆広君) 年間の給湯の負担のうち約30%程度で、年間を通しますと、40度から60度のお湯が1日1トン、この1トンが年間のお湯の量の約30%を賄うということでございます。
発電につきましては、建物全体のLED照明を賄える程度でございます。
○委員(熊田ちづ子君) ありがとうございます。環境にもかなり配慮された建物になっているということだと思います。
それで、今度は職員側の話なのですけれども、この図面では1階部分と2階部分にトイレがあるのですが、全体的に少ないと思います。トイレの個数がわかったら、1階、2階とも全部教えてください。
○
施設課長(
大森隆広君) 職員用のトイレのみでしょうか。全てのトイレの数でしょうか。
○委員(熊田ちづ子君) 職員用のトイレです。
○
施設課長(
大森隆広君) 1階部分につきましては、職員用のトイレが1カ所、こちらは東側、ちょうど一時保育室の上の、廊下1に面したところです。そして、エレベーターの前のだれでもトイレが職員用でございます。
2階につきましては、2階の平面図で見ていただきますと、職員用トイレが1カ所、こちらはトイレブースの中に2つの個室がございまして、2カ所ご利用いただけます。それと、調理師専用のトイレが1カ所でございます。
○委員(熊田ちづ子君) 1階の職員用トイレは、便器は1個ということですか。
○
施設課長(
大森隆広君) 1個でございます。
○委員(熊田ちづ子君) 先ほど保育園の規模のお話があって、200人規模で、そのうちの20人は医療的ケア保育と重度
障害児保育ですので、職員配置の基準が2対1、重度障害児については1対1です。200人規模の保育園として考えたとしても、職員の数は非常に多くなると思います。
それで、今、男性保育士が非常に増えてきていますし、男性看護師も増えてきています。2階のトイレは個室が2つあるといっても入り口は1カ所ですので、男女が一緒に使うのかという疑問もあります。1階はトイレが1個ということであれば、職員が使えるトイレは全体で3個と。調理師の人たちは外へ出ませんので、調理師専用のトイレがあるのは当然ですし、だれでもトイレは職員トイレとしても利用はできるでしょうが、通常は公共施設の中に設置するということで、外部の方たちも利用できるトイレです。職員専用のトイレが非常に少ないと思うのですけれども、これについては、今から改善できるのでしょうか。
○
施設課長(
大森隆広君) 設計段階では、保育園の園長先生にお2人参加していただいて、トイレのみならず、細かいところまで協議して決定してきた経緯がありまして、今回、設計をまとめさせていただいたところでございます。委員ご指摘のトイレの数等についても、議論をして、結果的にはこの数で支障はないだろうということで、参加していただいた園長先生のご理解をいただく中で設計をまとめてきたところでございます。
しかしながら、トイレの数については、このようなご指摘もあったことですので、もう一度、今回の保育園の特殊性も含めて園長先生等にヒアリングして、もし必要ならば、若干のレイアウト変更の中でその辺はカバー、改善していきたいと思います。
○委員(熊田ちづ子君) この議会棟の建物も、各フロアに十分な数のトイレが設置されています。保育園の園長先生に見ていただいて、この数になったということですけれども、男女別のトイレを設置することは、職員の働きやすい環境という上では非常に重要だと思うのです。子どもたちの様子を見て、保育の合間の短時間にトイレを使うわけですから、そこはきちんと整備をするのが当然で、これは幾ら何でも少な過ぎると思います。トイレですから、水回りということで、後からつくることになると、つくれる場所に非常に制約があります。ですので、そのような意味では、そこは改善をすべきだと私は思います。ぜひお願いしたいと思います。
それから、この建物の屋上にヘリサインがあるのですけれども、どのようなものかと聞いたところ、ヘリコプターが上から建物がわかるように、そこに名前が入るということでしたが、一定の制約はあるのでしょうか。それと、公共施設に今後、このような形でヘリサインが設置されていくのかどうか。その辺の仕組みを教えてください。
○
施設課長(
大森隆広君) 計画の際に消防と協議をする中で、災害時にかなり建物が崩壊して、上から見ると場所を見失うおそれがあることもあって、非常に特徴的な公共施設部分については、ある範囲でヘリサインを設置してもらいたいと消防からもご要望がございました。この辺は周りに大きな公共施設もないですし、また、新しい港区の施設ということもございましたので、今回はヘリサインを屋上部分に設置してみようということで計画させていただいたものでございます。
○委員(熊田ちづ子君) 例えば、ヘリサインで使う色などには、一定の決まりがあるのですか。それとも自由になっているのか。
それから、このごろ、この建物は何の建物なのかがわかりづらい、わからなくて、表示がなくなっているところもあります。公共施設は、ここは何々保育園ということがわかった方がいいのではないかと私は思います。この図面だけでは、どこにそのような表示がつくのかはわかりませんけれども、保育園ということをわかりやすくする考えはあるのでしょうか。
○
防災課長(白井隆司君) ヘリサインの仕様につきましては、今、手元に資料がございませんので、後ほど調整してご報告させていただきます。
○
施設課長(
大森隆広君) ヘリサインについては、一定の大きさ、上から見て確認ができないとということで、大きさなどは……。
○委員(熊田ちづ子君) 2つ目の質問はヘリサインのことではなくて、公共施設の表示についてです。
○
施設課長(
大森隆広君) 失礼しました。外部のサインでございますけれども、視認性があって、誰でもわかりやすい位置、大きさを工夫しながら計画いたしました。
○委員(熊田ちづ子君) わかりました。
あと、契約についてお聞きします。本体工事は
入札申し込みが2者ありましたけれども、1者が辞退となったので、結果的には1者の入札で業者が決まっています。落札率は97%。
電気設備工事については、
入札申し込み8者のうち1者辞退、1者は制限価格割れでしたけれども、7者が金額を入れたと。
今回はほかの契約案件も多いので、落札率と入札業者の数を見ていくと、1者入札となった案件は落札率がかなり高いです。落札価格が
予定価格にほぼ近い価格で入っています。何者か競争があったところは、例えば、(仮称)元麻布保育園の
電気設備工事は8者、辞退もあったので実際は7者でやっていて、ここは79.7%の落札率です。あと、別の議案ですけれども芝五丁目複合施設の本体工事も1者で99.7%、
空気調和設備工事は2者で、1者が制限価格割れでしたが、92%。
給排水衛生ガス設備工事については、2者のうち1者辞退ですので、実際は1者しか金額を入れなかったのですけれども、99.9%です。
このように、今回の契約案件を見てみると、複数の事業者が入札に参加している場合は、落札率が大体80%前後に下がるのですけれども、
入札申し込みが2者でも、1者が辞退すれば、結果的には1者ですから、1者しか金額を入れない場合は、ほとんど
予定価格に近い金額で落札されていくわけです。
このような傾向が見られると思うのですが、入札に参加している業者は、当然、どこが参加しているか、いくらの金額を入れているのかはわからないはずです。行政側はどの程度わかるのかわかりませんけれども、1者しか
入札申し込みがないところは落札率が高く、
入札申し込みが複数あるところでは
予定価格の80%前後の落札率という傾向について、どのように考えますか。
○
契約管財課長(
吉田宗史君) 民間事業者は、どの会社が応募しているかは把握できませんので、いわゆるブラックボックスの形になります。自分の会社が入れたことはわかりますけれども、ほかの会社はどこが入れているかわからない状況です。その中で、最終的な応札の結果になりますけれども、基本的には、電気工事が他の業種と比べると落札率がやや低いというのが港区の傾向としてはあります。それ以外につきましては、
予定価格に比較的近い落札率となっているのが過去の傾向からも見てとれます。ただ、その要因については、こちらではなかなかわからないところです。
○委員(熊田ちづ子君) いつも不思議に思うのですけれども、入札期間というのは、今年度にどのような工事の入札案件があると行政側も情報提供していますから、大体わかると思うのです。入札の募集は、それほど長い期間ではないです。2週間くらいの期間の中でいろいろ積算して、入札に参加してくるわけです。行政は、このような入札を明日から始めます、何日までで、2週間後に入札を締め切りますと、入札の呼びかけをします。この期間内については、行政側もどのような入札状況なのかは全く確認しないのですか。
○
契約管財課長(
吉田宗史君) 事前に公告をインターネットで出したり、調達のシステム上で掲載をしたりということでご案内をさせていただいています。その後、応募の状況につきましては、締め切り日に契約の事務方の担当者で、どれくらいの業者が応募があったという形で、途中の状況では確認をしていない状況になります。
○委員(熊田ちづ子君)
入札申し込みが1者の場合になぜ落札率が高くなるのかが私もよくわからないですけれども、そのような傾向があると思います。契約については、いろいろなことが取り沙汰されたりしますので、私の疑問として、ぜひ今の質問は受けておいていただければと思います。
それから、この間、災害時における応急対策業務に関する協定を結んでいる業者の方たちと我々も懇談をする機会があって、その中で、価格だけの競争ではなく、いろいろな社会貢献だったり、総合的に判断していただける入札制度を港区も採用していただいていて非常にうれしいという発言もありました。
ところが、今回は
制限付一般競争入札ということで、特別簡易型総合評価方式、技術提携型の総合評価方式を採用しなかったと。その理由は何なのかを教えてください。
○
契約管財課長(
吉田宗史君) 今、
熊田委員からお話がありました特別簡易型総合評価方式ですけれども、過去3カ年で、区内事業者ですと1件の実績、区外事業者ですと2件以上の実績が必要となります。今回は議案で出させていただいていますけれども、複数の案件を同時に契約案件という形で出させていただきました。それに伴いまして、なるべく多くの事業者に参入していただきたいという考えから、今回につきましては、
制限付一般競争入札という形をとらせていただきました。
○委員(熊田ちづ子君) 今の説明は、私はよくわからないのですけれども、今回、確かに契約案件はたくさんあります。どのような業者が入札してきたかは、私も全部を調べませんでしたけれども、多くの事業者に入札に参加してほしいということで、特別簡易型総合評価方式は採用しなかったということですが、今回、例えば1者が何カ所も入札に参加しているのでしょうか。
○
契約管財課長(
吉田宗史君) 一部の業種にはなりますけれども、複数応募いただいているケースはあります。
○委員(熊田ちづ子君) 本体工事の案件で見ても、そのような傾向はあるのですか。
○
契約管財課長(
吉田宗史君) 今回、出させていただいている中で、建築で、徳倉建設株式会社という業者名があると思うのですけれども、そこは他の議案でも落札をしている状況で、議会でご承認いただければ、契約事業者として複数の受注ができます。
○委員(熊田ちづ子君) 今の
契約管財課長のご説明だと、たくさんの事業者に参加してほしいということだと思うのですけれども、実績なども問われるので、入札に参加してくることは重要だと思うのです。
ただ、今回の本体工事の案件は、どれもかなり大きな工事です。そのような大きな工事を複数行える体力は、相当大きな会社、大きなゼネコンしかないと思うのです。小さい工事を何カ所かでやりくりすることはできるかもしれませんけれども、この議案の本体工事にしてみると、そのようには見られないのです。それ以外の、例えば給排水衛生ガス工事などは、複数の工事現場を持っても可能かもしれません。
私は、区が価格だけの判断でなく、技術的な判断も含めて、特別簡易型総合評価方式だったり技術提案型総合評価方式を採用してきていて、事業者にも一定の評価をいただいているということであれば、工事が集中したから
制限付一般競争入札にしたということではなくて、工夫して、なるべく、複数の工事案件のうちのどれかはこのような形にしていくことが本来のやり方なのではないかと思うのです。その点についてと今後の考え方について教えてください。
○
契約管財課長(
吉田宗史君) 今回、
制限付一般競争入札ということで、区内の実績が必ずしもなくても、区内事業者が他の自治体や東京都なり国等で同等の実績があれば参入ができる仕組みですので、より多くの方が参入できるのではないかと考えさせていただきました。委員ご指摘の点は、引き続き検討していきたいと思います。
○委員(熊田ちづ子君) ぜひお願いしたいと思います。
それから、区の公共事業の工事現場には、特にいろいろな事業者が参加されます。その中で、労働者の労働環境確保として、賃金や処遇を区がきちんと管理する、下請、孫請の方たちも含めて、きちんとした労働賃金が払われ、労働環境が守られることが必要だと思うのです。
実際、工場を経営している方、現場に携わっている方たちの中には、いろいろな改善点を言ってこられて、区もお知らせするポスターをつくったりしているのです。一人ひとりの労働者が、私の身分はこのようになっている、労働賃金はこのようになっている、このような金額で私は仕事に携わっているのだということを知る上で、そのお知らせとしてのポスターをつくっていると思うのです。それで、そのポスターはどのような形で現場に提示しているのか。現状、どのようになっているかわかりますか。
○
契約管財課長(
吉田宗史君) 受注された事業者から、労働環境のチェックシートということで、どのような中身かということで届け出をしてもらっていますので、その中でこちらは確認しております。ただ、ポスターの周知をどこまでかというのは、私も把握ができていない状況です。
○委員(熊田ちづ子君) 業種によって賃金の幅がかなりあるし、工事現場は本当にたくさんの職種の方が入りますので、労働環境はきちんとチェックしていただいて、また、それが守られているかもきちんとチェックしていただきたい。
それで、労働者本人が労働環境を知るためにポスターをつくっているので、現状、どのようになっているか、どなたかわかりますか。
○
契約管財課長(
吉田宗史君) 現状ですと、今、私どもの窓口にチラシを置かせていただいて、来た事業者にお渡しできる形まではしてある状況です。
○委員(熊田ちづ子君) それでは不十分だと思うのです。先ほど、
気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・
港区立教育センター整備等事業の工事現場を視察して、労働者の休憩場所は見ていないですけれども、入り口のところには、「初めて現場に入る人は云々」という注意書きをいろいろ張っていました。労働者の目につくところ、現場に張ってもらうということです。そして、あれだけたくさんの人が働く現場もあるわけですから、いろいろな場所にきちんと張って周知を図ることをぜひやっていただきたいと思うのです。
例えば建築の設置看板は、2方向に張らないといけないので、きちんと張っている場所を写真で撮って、建築確認や手続の際に、このようなところに張っていると提示していると思うのです。
だから、契約のときに労働環境のチェックシートを出していただくのもそうですけれども、現場でどのようにポスターを掲示して、労働者に周知しているか。例えば、休憩室に2カ所張っている、労働者が使うトイレに張っている、入り口に張っているなど、周知の状況もぜひ確認していただきたいと私は思うのです。
現場の人は、現場に区の職員が来て、港区労働環境確保策にのっとっているかも見てほしいという要望もあります。チラシを渡しているだけでは埋もれてしまいます。周知するためにポスターをつくったのだから、それを活用してほしいと思うのですけれども、今のような提案について、いかがでしょうか。
○
契約管財課長(
吉田宗史君) 今、
熊田委員からご提案いただいたことを踏まえて、どのような対応ができるか、引き続き検討させていただければと思います。
○委員(熊田ちづ子君) よろしくお願いいたします。
それから、本
日付資料№10の中で、保育園の規模についてをまとめていただきました。定員が200人と、非常に大きいわけです。そのうち、港区で初めて重度障害児と医療的ケア児の保育をやると。それ以外にも、いろいろなサービスの提供が書いてあります。
私は保健福祉常任委員のときに、基本構想の議論の中で意見を言ってきたのですけれども、大規模な保育園は、規模が大きいというだけで、子どもたちや保育士にもかなり負担になります。今、定員200人を超える保育園は、しばうら保育園が222名、桂坂保育室が289名、芝浦橋保育室が212名で、運営しているのはみんな民間なのです。ここも、今度はそうなる予定なわけです。職員が確保できないから開設をおくらせた、定員を少なくしたという事例が過去にあるわけですから、そのようなことがないようにきちんとして、今の
待機児童に応えるための通常の180人の保育をやることに集中していただきたいと思うのです。そのような大変な保育を行うので、早目に設置条例を規定して、事業者にも準備してもらうというのが区の考え方だと思うのですけれども、そのような形で、人の問題とかいろいろな問題にきっちりと対応して、まずはここを無事にスタートさせることがすごく重要だと思うのです。
それで、きょう、お答えできる方はいないと思いますけれども、意見として言っておきます。本
日付資料№10の延長保育のところで、基本延長は19時15分まで。通常の子どもたちの保育については、ワンモア保育の20時15分まで、この辺までは非常に要求があるかもしれません。ただ、スターライト保育の22時まで、この大変な保育をやる必要があるのかということです。それに休日保育と年末保育もやると。ここに非常に負担がかかり過ぎていると私はずっと言い続けてきたのです。最終的に、このようなところは全然変わっていない形で出ているので、また改めて、私は意見として述べておきたいと思うのです。
基本延長とワンモア保育、つまり20時ぐらいまでは要望が強いと思いますので、少なくともそこら辺までにして、開設した上で、医療的ケア児と重度障害児の保育をきちんとやって、本当に職員もきちんと経験を積んで、それで地域の要望や利用者の要望があれば、スターライト保育や休日保育などの特別な保育を行っていくという考え方がいいのではないかと思っております。
総務常任委員会では答える方がいませんから、言いっ放しですけれども、意見として述べておきたいと思います。
あと、議会側と行政側の委員会への報告の考え方だと思うのですが、先ほどのトイレのことや細かい話は、私たちは契約案件になって初めてあのような細かい図面を見ているわけです。
保健福祉常任委員会ではどうかというと、大分前に基本構想という報告があるのですけれども、そのときは、A、B、C案と言って、大まかな形で報告を受けた記憶があるのです。大体、配置はそのような形で、それが今回、契約案件で図面になっているのです。
それで、契約案件になって初めて決まった図面での報告になりますが、細かいところで私たちも気づくことがあるかもしれません。もう少し双方で意見を交換できる形で、実施設計、基本設計、構想から確実な設計にいくときに、議会側に図面が示されて、意見が言えるようなことも必要かと。これは唐突に言っている気がしますけれども、その乖離があって、意見を言って、それがどのようになったかというのは、多分、所管の
常任委員会の委員は全く知らないで、決まった図面は
総務常任委員会に来るのです。
だから、例えば、基本構想でいろいろいただいた意見の中で、このように大体決まるという形で、議会側としても、その間に報告できる形を検討できないか。これは委員長にお願いしておきたいと思います。
○委員長(
林田和雄君) わかりました。今のお話があった提案は大事なことでもあるのです。議会でも取りかかって、工夫して、その辺は共通意見が反映される形ができるかどうか検討させていただきたいと思います。
○
防災課長(白井隆司君) すみません、先ほどのヘリサインについてのご質問の件でございます。お時間をいただいて申しわけございません。ヘリサインにつきましては、首都直下地震に備えまして、「九都県市公共建築物におけるヘリサイン表示に関する申し合わせ事項」による基準がございまして、ヘリサイン表示の対象となる公共建築物は、当該の自治体が表示
スペースの有無及び災害対策上の有効性等を考慮して選定するとされております。
その中で、区有施設につきましては、災害時に区民避難所の開設または医療救護活動が実施される施設、上空から地理を確認するための目印として適当と認められる施設を選定しております。また、新規に開設する施設についても、原則的に整備を検討することとしてございます。
その表示方法でございますが、原則といたしまして、「対象建築物の名称またはその略称を用いるものとする。表示場所は対象建築物の屋上等とする。文字につきましては、漢字、平仮名、または片仮名等を使用し、横書きとする。1文字の大きさは、縦が4メートル、横が4メートルとし、文字の間隔は1メートル程度とする。文字の色については、白色、オレンジ色または黄色等の明るい色を用いる」とされています。
この基準をもちまして、ヘリサインの整備を進めてございます。
○委員(熊田ちづ子君) ありがとうございます。
○
麻布地区総合支所副
総合支所長・
麻布地区総合支所管理課長兼務(上村隆君) 前後してすみません。先ほど
熊田委員からご要望いただきました図面の件で、(仮称)
港区立元麻布保育園に関する部分になりますけれども、補足して説明させていただきます。
地元の近隣の方々からも図面を出してほしい、見せてほしいという要望を受けまして、図面ができ上がる前に地元調整が必要であろうと判断いたしまして、地元に出す前に、3月下旬に、
保健福祉常任委員会の委員には個別に図面を配らせていただきました。このような形で検討していくというお話と、何かありましたらご意見をくださいという形で、説明とともに資料をお渡ししています。
○委員(熊田ちづ子君) 今のは情報提供という形でのポスティングですよね。私が提案したのは、委員会として報告を受けたいということです。それはそれで、地域へ入る際の情報提供はぜひ続けていただきたいと思います。
○委員(榎本茂君) 72時間対応の非
常用発電機ですけれども、これは医療的ケア児の保育があるから72時間対応なのですか。
○
施設課長(
大森隆広君) 区有施設の非
常用発電機については、72時間対応というスペックを標準的に、今後続けていこうと考えてございます。今回は、医療的ケア児また
障害児スペースの部分が非常に重要と認識していますので、例えば、空調、換気、または点滴等を72時間行うのであれば、電気もしっかり必要だろうということで、このようなスペックの非
常用発電機を計画してございます。
○委員(榎本茂君) 普通よりもオーバースペックで、より発電の電気容量が大きいと。それで、非
常用発電機の置き場は西側の一番角にあるのですけれども、オイルタンクなどもこの位置でいいのですか。
○
施設課長(
大森隆広君) 同じくこちらに、軽油で950リットル保管できる油庫はございます。
○委員(榎本茂君) 軽油で950リットルです。以前、
施設課長にも庁舎のことで、発電機の燃料について質問したことがあると思うのですけれども、軽油の場合には、経済産業省が通達を出していますが、使用推奨期限は6カ月。要は、年に2回、入れかえなくてはいけないと。それで、950リットルを入れかえるのに、タンクローリーは東側と
西側道路のどちらにつけるのか。もし東側にタンクローリーをつけるとなると、多分、ホースの長さは80メートルではきかなくなってしまいます。タンクローリーにホースを80メートルも積むというと、かなり大きなタンクローリーになってきてしまうから、東側はあり得ないと思っています。西側にタンクローリーを持ってくるとなると、こちら側の道路はかなり狭いので、ここの非常用出入り口を使って入れかえるのですか。計画を教えてもらいたいです。
○
施設課長(
大森隆広君) 実際の計画は、これからまた詳細をとなると思うのですけれども、
西側道路に一時的に駐車させていただいて、
西側道路からの運搬になると思います。
○委員(榎本茂君) 区有施設を72時間対応で行うことになると、経済産業省で使用推奨期限を定めている以上、つまり、酸化の度合いによって変えなさいではなく、交換は定期的に行っていかないと、途中で非
常用発電機がとまってしまいましたでは済まないです。特に医療施設があるところについては非
常用発電機が必要になっているので、タンクローリーがここの道路に本当にとめられるのか、作業時間がどのくらいで、通行どめがその間可能なのか、その辺をきちんと具体的に詰めておいていただかないとまずいと思うので、よろしくお願いします。
○委員(兵藤ゆうこ君) 避難経路の件なのですけれども、視察した際に階段を上りおりしていたところ以外に大きなところがあるとお聞きしていたのです。医療的ケア児や重度障害児の保育を行うので、車椅子対応、バリアフリー
化は当然だと思うのですけれども、避難口の大きさですとか、バリアフリー
化した避難経路は1つだけなのかどうか、数を教えていただけますでしょうか。
○
施設課長(
大森隆広君) 法的な避難経路につきましては、
東側道路からの避難経路で、法律上はこれで問題がないと考えてございます。ただし、
西側道路につきましては、計画地の宅盤と1.3メートルぐらい下がっています。こちらは、本日、視察で各委員に階段を見ていただきまして、90センチもあるかどうか、非常に狭いところでございました。こちらを幅2メートルに拡幅して、新しく階段もつくり直すということで、こちらはどちらかというと法的にではなく、任意に
西側道路も何かあった場合にはお使いいただけるようなしつらえにさせていただいたところでございます。
○委員(うかい雅彦君) 確認で、説明を聞き漏らしていたら恐縮なのですけれども、立派な園庭ができるのですが、200名も園児を迎えるということで、屋上にも遊び場を設けた方がいいのではないかと思うのです。ここはマンションが隣接しているので、
屋上緑化という形で配慮したということでよろしいでしょうか。
○
施設課長(
大森隆広君) うかい委員ご指摘のとおり、北側のマンションのバルコニーが施設側に面していまして、子どもたちの音の影響もあって、屋上は機械置場と
屋上緑化を計画させていただきました。
○委員長(
林田和雄君) ほかにご質問等はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(
林田和雄君) それでは、質疑はこれで終了したいと思います。採決ですが、簡易採決でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(
林田和雄君) それでは、「議案第44号
工事請負契約の承認について((仮称)
港区立元麻布保育園新築工事)」について採決いたします。
「議案第44号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(
林田和雄君) ご異議なきものと認め、「議案第44号
工事請負契約の承認について((仮称)
港区立元麻布保育園新築工事)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
続いて、「議案第45号
工事請負契約の承認について((仮称)
港区立元麻布保育園新築に伴う
電気設備工事)」について採決いたします。
「議案第45号」は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(
林田和雄君) ご異議なきものと認め、「議案第45号
工事請負契約の承認について((仮称)
港区立元麻布保育園新築に伴う
電気設備工事)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(
林田和雄君) 本日審査できませんでした
区長報告3件、議案9件、請願1件、発案1件につきましては、本日継続とし、
報告事項2件につきましても明日以降に報告を受けたいと思いますが、よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(
林田和雄君) それでは、そのように決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(
林田和雄君) それでは、冒頭に申し上げたとおり、
防災課長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。
○
防災課長(白井隆司君) 本日7時58分ごろ、大阪府北部で震度6弱を観測する強い地震がありました。気象庁では、震源の深さは13キロで、地震の規模はマグニチュード6.1と発表しております。
被害の状況ですが、現時点で3人の方が亡くなられています。高槻市では通学途中の小学4年生の女の子が、大阪市東淀川区では80歳の男性が倒れたブロック塀の下敷きになり、亡くなられています。茨木市では85歳の男性が室内で倒れてきた本棚の下敷きになり、亡くなられています。
NHKの調べでは、大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、三重県の2府4県で234人の方がけがをされていると報道されております。
阪神高速道路をはじめ、各高速道路の通行どめは解除されておりますが、JRの在来線や阪急電鉄、阪神電車などの私鉄が運転を見合わせております。また、伊丹空港発着便の航空機の欠航などの交通機関の乱れが生じております。
ライフラインでは、停電は解消されましたが、水道の断水やガスの供給停止が続いております。
避難所ですが、大阪府内の10市町の自治体で349カ所の避難所が開設されております。
大阪府北部におきましては、気象庁は、今後1週間程度、最大で震度6弱程度の揺れを伴う地震に十分注意するよう呼びかけております。
朝の通勤通学時間帯で発生した地震であること、また、大阪府という多くの来街者や外国人観光客がいる都市部に起きた地震であることなど、区の防災対策に生かせる点、また、参考になる点が多くあると考えております。そのため、積極的に情報収集に取り組んでまいります。
また、関東圏では、千葉県での地震、6月17日に群馬県南部などの地震も発生しております。防災課といたしましても、事前の備えに万全を期してまいります。
お時間を頂戴しまして、ありがとうございます。
○委員長(
林田和雄君) ご苦労さまでした。何かご発言等ございますか。
○委員(熊田ちづ子君) 今、状況はそのようなことだろうと思うのですけれども、今回の地震があった自治体と区が協定を結んでいるところがあるのか、それから、現地からのいろいろな要請などがなければ、こちらから行くことはないとは思いますけれども、区の職員を支援に派遣するということは考えているのか。その2点を教えてください。
○
防災課長(白井隆司君) 義士親善友好都市ということで協定を結んでいる自治体がございます。滋賀県大津市、滋賀県野洲市、兵庫県豊岡市でございます。これらの自治体では、震度5弱、震度4が今回の震度になってございますが、大きな被害はないと確認してございます。
職員の派遣などにつきましては、今後の被害の状況を見て、確認していきたいと考えてございます。
○委員長(
林田和雄君) ほかに何かございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(
林田和雄君) なければ、本日の委員会は閉会いたします。
午後 4時44分 閉会...