副区長 田 中 秀 司
芝地区総合支所副
総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務 若 井
世台子
企画経営部長 安 田 雅 俊
企画課長・
区役所改革担当課長兼務・
オリンピック・
パラリンピック推進担当課長兼務 野 上 宏
全国連携推進担当課長 鈴 木 雅 紀
用地・
施設活用担当課長 山 田 康 友
区長室長 有 賀 謙 二
財政課長 荒 川 正 行
施設課長 大 森 隆 広
用地・
施設活用担当部長 齋 藤 哲 雄
防災危機管理室長 高 橋 辰 美
防災課長 佐 藤 博 史
危機管理・
生活安全担当課長 川 崎 光 徳
総務部長 北 本 治
総務課長 星 川 邦 昭 人権・
男女平等参画担当課長 江 村 信 行
情報政策課長 若 杉 健 次
人事課長 太 田 貴 二
契約管財課長 茂 木 英 雄
働きやすい
職場づくり推進担当部長(
人材育成推進担当課長事務取扱) 所 治 彦
会計管理者(
会計室長事務取扱) 奥 野 佳 宏
選挙管理委員会事務局長 田 代
喜司郎
監査事務局長 横 山
大地郎
副参事(
監査担当) 沼 倉 賢 司
〇会議に付した事件
1
報告事項
(1) 港区
人口推計(
平成30年3月)について
(2) 土地の購入について(
三田四丁目)
(3)
港区立男女平等参画センター指定管理者の公募について
2
審議事項
(1) 発 案27第9号
地方行政制度と財政問題の調査について
(27.5.27付託)
午後 1時30分 開会
○
委員長(
林田和雄君) ただいまから、
総務常任委員会を開会いたします。
本日の
署名委員は、なかまえ
委員、池田こうじ
委員にお願いいたします。
────────────────────────────────────
○
委員長(
林田和雄君) それでは、
報告事項に入ります。初めに、
報告事項(1)「港区
人口推計(
平成30年3月)について」
理事者の
説明を求めます。
○
企画課長・
区役所改革担当課長兼務・
オリンピック・
パラリンピック推進担当課長兼務(
野上宏君) それでは、
報告事項(1)「港区
人口推計(
平成30年3月)について」、ご
説明いたします。本件は、港区
政策創造研究所におきまして実施いたしました
人口推計の結果をご報告するものでございます。
資料No.1−2として本編をおつけしておりますが、本日は
資料No.1の
概要版をもとにご
説明します。なお、2019年5月以降の元号がまだ決まっていないために、本日の
資料は2029年まで
平成の元号を用いて表記してございます。
資料No.1をごらん願います。1ページ左上の
グラフをごらんください。今回は
平成30年1月1日の
人口25万3,639人を基準といたしまして、
平成41年までの将来
人口を
推計いたしました。9年後の
平成39年には30万5,595人となりまして、30万人台に達します。
平成41年には31万8,914人となりまして、
平成29年の25万3,639人に比べまして25.7%の増、
年平均で5,934人が増加することとなります。左下の
グラフは昨年3月公表の
人口推計結果でございます。右側は、
平成30年と
平成41年の
人口ピラミッドを比べたものです。おおむね全ての年代で増加いたしますが、4,000人以上の増加を見込んでいる男性・
女性ともに55歳から64歳までの
年齢層を赤の囲みで表示してございます。
裏面2ページをごらんください。
地区別の
推計結果でございます。今回の
推計は左下の昨年の
推計とほぼ同様の推移をしておりますが、前回の
推計では
集合住宅の建設に伴う
麻布地区の
転入者数が
高輪地区を上回ると想定していたために、
平成34年以降、
麻布地区が
高輪地区の
人口を上回る結果となっておりました。しかしながら、今回の
推計では
高輪地区・
麻布地区の
転入者数が同様の推移で伸びるものと
推計したために、
地区間の逆転はないものとして
推計いたしました。
3ページをごらん願います。
項番1、
推計結果でございます。ここでは
日本人のみの
推計結果を、総
人口、
年少人口、
生産年齢人口、
老年人口に分け、過去の
推計結果と比較して
グラフ化しお示ししております。左上の総
人口の
グラフでピンク色が今回の
推計、
オレンジ色が昨年3月の
推計でございます。
推計結果はほぼ同じ
傾向となっております。右上の
年少人口の
グラフでは、過去の
推計よりも今回の
推計の方が
年少人口の伸びが増加していることがわかります。これは主に
出生数の増加が影響していると考えられます。
4ページをごらん願います。
項番2、
開発人口の把握でございます。
開発人口を把握するために、まず、過去の50戸以上の
集合住宅105物件につきまして、
住民登録率、
転入率、
平均世帯人員を調査いたしました。調査結果を表に記載の
開発戸数に乗じることで
開発人口を
推計いたします。
項番3、15歳から49歳の
女性人口につきまして、これはゼロ歳
人口を
推計するための基礎となります。
平成30年の
日本人の15歳から49歳の
女性人口は6万2,793人ですが、
平成41年には7万2,958人になると見込んでございます。
5ページをごらんください。
項番4、0歳
推計人口でございます。(2)にございますように、
平成30年の
日本人のゼロ歳
人口は2,784人ですが、
平成41年には3,542人になると見込んでおります。ゼロ歳
人口の
推計は難しく、港区の
人口推計では、自治体の
人口推計としてより
精度が高いと考えられる
回帰分析を用いておりますが、実数と
推計値に乖離が生じており、引き続き
精度向上を目指して
推計手法を研究してまいります。
項番5、
外国人人口でございます。昨年と同様に
外国人人口を一定として
推計しております。
6ページをごらんください。昨年の
人口推計結果を検証したものでございます。左上の総
人口では、
平成30年1月の実
人口と
推計人口の差が425人、
推計の
精度は99.832%となってございます。
年少人口、
生産年齢人口、
老年人口のいずれの区分におきましても
推計精度は100%に近い数値となっていることがごらんいただけると思います。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
委員長(
林田和雄君)
説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご
質問等ございましたら、順次ご発言願います。
○
委員(
池田たけし君)
人口推計の
精度が非常に高いことに
大変感銘を受けております。
資料No.1−2の10ページに、
芝浦港南地区を除いて年齢三区分の
構成比は
年少人口の割合が増加していくとありまして、14ページの
高輪地区の
推計結果では、総
人口が1万4,515人増加し、他の4
地区と比べ一番多いのですけれども、この根拠と言いますか、裏づけはどの辺にあるのか。
白金地域の近くには
開発などもありますし、さらに新駅ができて、その辺が
高輪地区に影響を及ぼしていくと思うのですが、
平成41年までの
見通しでございますので、この辺の根拠を教えていただければと思います。
○
企画課長・
区役所改革担当課長兼務・
オリンピック・
パラリンピック推進担当課長兼務(
野上宏君) まず
人口推計につきましては、それぞれの
世代別に
移動率を出していきます。
高輪地区であれば、
高輪地区の転入・転出と死亡の
増減率を掛け合わせて、最終的には
トレンドを見て
地区ごとの
伸び率を見ています。
高輪地区については、
トレンドを追っていくと、
増加傾向にあることから
推計がこのように上がっていきます。今回、
高輪地区につきましては、
池田たけし委員ご指摘のとおり、品川駅周辺の
開発がある程度具体的になってきて、
トレンドを押さえることができ始めたということから数字が上がる要因となっております。
○
委員(なかまえ由紀君)
資料No.1の3ページを見ると、
平成25年3月以降の
精度がすごく上がっている気がするのですけれども、そこは何か
やり方の違いなどあるのでしょうか。
○
企画課長・
区役所改革担当課長兼務・
オリンピック・
パラリンピック推進担当課長兼務(
野上宏君) この
人口推計の
精度の検証ですけれども、特にこれをしたから
精度が高まっているということはなく、結果として
推計の
精度が一定程度保たれているのが現状でございます。
○
委員(なかまえ由紀君) 非常に細かく分析されていて、本当に感心しているのですけれども、港区
政策創造研究所の
方たちが、
専門家の
方たちに
人口推計の
やり方を聞き、そこに港区ならではの実情を反映させながらやっているのか、その辺の体制を教えてください。
○
企画課長・
区役所改革担当課長兼務・
オリンピック・
パラリンピック推進担当課長兼務(
野上宏君) 港区
政策創造研究所は職員が2名おります。係長と
主任主事の2名で構成しておりまして、
人口推計については、基本的にこの2名が行っております。港区の
人口推計を区独自に行うのは今回で6回目になりまして、それ以前である7年前は
業務委託によって
推計していました。区独自で
推計を行うことを始める際に
人口推計の手法、マニュアル的なものを購入いたしまして、それをベースに6年間かけて
精度を高めてきました。現在では、完全に職員の手によって
推計を行っています。
○
委員(
熊田ちづ子君) なかまえ
委員の質問と重なるかもしれませんが、まず、この見方なのですけれども、昨年3月に行った
平成30年の
推計の数字と、ことし3月の
実績値との差、425名ということです。
人口が30万人を超えるだろうと言われる
平成39年は、
平成29年3月と
平成30年3月の
推計の差が約2,500人あり、
平成40年は約3,000人という差があるわけです。
平成29年3月の
人口推計と
平成30年3月の
人口推計の差はどのように捉えていますか。
平成29年3月の
推計だと
平成30年は25万4,064人という数字が出ていますが、実績と比べると425人の差が出ていますね。この差についてはどのように考えていますか。その2点を教えてください。
○
企画課長・
区役所改革担当課長兼務・
オリンピック・
パラリンピック推進担当課長兼務(
野上宏君) まず、
平成30年3月の
推計と
平成29年3月
推計で大きく差が出るところは、実際に用いた転入・転出の
増加率の差であり、現時点では転入が転出を上回る
状況が続いていることから、さらに転入が転出を上回る、あるいは
死亡数より
出生数が上回る
状況が想定されるためです。実際に1年前より
増加傾向がさらに顕著になっていることから11年間を見比べたときに3,000人ぐらい差がついてしまう、これは今の基調がそのようになっていることで差が生じているものでございます。
2つ目のご質問の誤差については、これは統計上致し方ない誤差だと思っております。
○
委員(
熊田ちづ子君) わかりました。港区
政策創造研究所が
人口の調査を始めて今回6回目ということで、
精度を上げるために
推計方法について変えたことはないという
説明でしたけれども、
人口推計の
精度は高まっているわけです。
人口推計と
実績値の差は小さく、高い
精度となっていますが、今後も港区
政策創造研究所でやっていくのか、教えてください。
○
企画課長・
区役所改革担当課長兼務・
オリンピック・
パラリンピック推進担当課長兼務(
野上宏君) なかまえ
委員への答弁と重複しますが、港区
政策創造研究所が実施するより前については
業務委託していたわけで、そのときの考え方を踏襲しています。この6回を踏まえ、大きく工夫ができる余地、例えば、
開発人口の
開発動向の把握について、
都市計画部門と密に連絡を取り合って、より精緻な
開発動向を押さえる、こういった工夫・努力はしております。1歳以上の
推計については、次の年の
死亡率はどうなのか、1歳年を経るごとに生残率に変化があって、20歳代であればほぼ100%の生残率なので1歳年をとるわけですけれども、高齢の方になれば生残率は若干落ちてきます。去年生きていた方が、亡くなる、このようなことは容易に想定・
推計はできるのですけれども、ゼロ歳は昨年存在していないことから、どのようにゼロ歳
人口を
推計していくのかは課題になっています。今、港区は15歳から49歳の女性の
人口動向、それを
説明変数にして
推計してみると、港区の実際のゼロ歳
人口の推移とほぼ重なり合っていく、統計上
ストライクゾーンが最も近いことから、その
推計方法で行っているところです。ゼロ歳
人口の
推計に関しては、この6年間、港区
政策創造研究所の職員が苦心しているところです。
今後につきましても、
政策をしっかりと前に進めていく
基礎資料として、
区職員が港区独自の
人口推計を行う
方向性は変わりません。しかしながら、この
人口推計については、今の
トレンドが
増加傾向ですと増えていく一方の
推計にならざるを得ないことから、今後
人口がどこでピークを迎えるのか。それから、ゼロ歳
人口については、
精度が高くないので、どのようにゼロ歳
人口を
推計していくのかはこれからも課題でありますので、
精度を上げていく必要があると考えています。
○
委員(
熊田ちづ子君)
人口推計を正しく評価していくために、継続していくということだと思います。
資料No.1の1ページの右下に4,000人以上が増加する年齢として60歳から64歳、55歳から59歳赤い線で囲われていますけれども、こちらの
資料No.1−2では、
地区ごとの数字も出されていて、それぞれで700人ぐらい増えるというのがあるのですけれども、700人とか4,000人という数字は何か意味がありますか。
○
企画課長・
区役所改革担当課長兼務・
オリンピック・
パラリンピック推進担当課長兼務(
野上宏君) こちらは、25万人の都市を指したときには4,000人程度増減するのは
インパクトがあると考えております。各
地区に関しましては、約4.5万人から約7.5万人と差はありますが、それでも700人ぐらい増減するのは、
インパクトがあるということで、当
常任委員会に報告後、区民の方に
説明する上で
一定程度インパクトのある年代として赤字で示しております。この4,000が5,000になったり3,000になったりすることについて特段強い意図はなく、この
人口が大きく変動する4,000あたりが少し注意を要する、あるいは少し
インパクトのあるということで、今回
資料上お示ししているものでございます。
○
委員(
熊田ちづ子君) 55歳から64歳までの世代が、増える
年齢層だということで注意という捉え方だと思うのですけれども、その
年齢層が10年たつと、65歳から74歳という
高齢者の
人口が増えていく、何らかの形で考えていかなければいけない、そういう形で捉える数字なのかなと今の
説明で思いました。それはそれでいいと思うので、わかりました。
今後も
人口は
推計した以上に増加する
傾向が続いていく、実際この1年で
平成30年の数字は425人増えているわけです。
人口推計をなぜやるかというと、
行政施策に反映させることが一番の目的だと思うのです。ことしの
状況で見ても、一次申し込みの評価でしたけれども、
保育園に入れない
子どもたちの割合が、一番高かったのが港区で55%と報道されていました。今でもそのような
状況が起きているわけだから、10年間の
人口の
状況が出ているので、そこに収れんして
施策を進めていくことが重要だと思います。
教育委員会でいえば、教室が足りなくなることが目に見えているわけで、
まち場の声としても、あちこちに高いビルが建って、
人口がどんどん増えているのに
学校は窮屈になっている、
保育園には入れないという声が今でもあるわけです。今後も
人口推計をやった上で
施策に生かしていくということで、ある分野における
施策では対応が追いついていない
状況が見えていると思いますので、その辺は今後どのように取り組んでいくのか教えてください。
○
企画課長・
区役所改革担当課長兼務・
オリンピック・
パラリンピック推進担当課長兼務(
野上宏君) 現在この
人口推計をダイレクトに用いる
施策としましては、今
熊田委員からご紹介ありました
保育園、あるいは
学校施設の整備です。どの
人口推計を使っても弱点となるのですが、全体の
トレンドはとれるのですけれども、
学区域ごと、あるいは町丁目別という、細かくなればなるほど、
推計は難しい
状況です。各部門においても、この港区の
人口推計をもとにさらに
詳細分析を行い、
学校数、
教室数、それから
保育園の整備、
認証保育室の誘致などを考えているわけです。短期的に言えばこのような形で
政策は
施策に生かすということで、各所管と連携をとりながらやっているのが現状です。中・長期的に見た場合でいきますと、用地・
施設活用担当の方では、数十年先を見据えた
施設整備計画として、幼稚園、
保育園、
学校といった
子どもの
施設以外に、
障害者や
高齢者の
施設といったものを、
人口推計をもとに将来的な
ファシリティマネジメントを現在行っているところです。区民の皆さんが目の前、あるいはご近所の
状況と
政策・
施策の行き渡りの不一致を感じていらっしゃるのは度々耳にしていているところですけれども、全体の
傾向を捉えて各
施策の方で可能な限り、中・長期的な将来を見据えた
施設整備を、この
人口推計をもとに行っているのが現状であります。今後もその制度を
学区域・町丁目別といった細かい
エリアに区分したときに、もう少し生かせていけるように、
推計の
精度を高めていくことは必要だと考えております。
○
委員(
熊田ちづ子君)
地域ごととか
学区域ごとというのは、今は考えなくても、
学校を自由に選べるようになっています。そのような意味で考えると、細かい
エリアごとに
施策を充実するために使うということよりも、港区全体として、
保育園に入れない、
学校の教室が足りなくなるという
状況をいち早く改善していくことが必要だと思います。このような
傾向は当然見えていて、なおかつ対応が追いついてこなかったという
状況があるので、中・長期を見据えた
施策を考えるとおっしゃっていましたけれども、
保育園や
学校などの
状況をきちんと捉えていただきたい、急いで対策をとっていってほしいと、これは要望しておきたいと思います。私たちも
まち場でよく聞くのは、
芝浦港南地区で小
学校が移転して、低学年の
子どもたちが移転前より通学に時間がかかる、小さい
子どもの足だと30分もかかることだとか、
子どもたちがあふれていっぱいで大変。先ほど
池田たけし委員から
高輪地区については
白金地域で
開発がある等の話がありました。あそこは
小中一貫校で
学校が1カ所になっていますけれども、今でも
子どもたちが非常に多いのに、これ以上の
開発で
人口が増えたら満杯になるのではないかと今から心配されています。駅などでもそうです、
まち場の人から
白金高輪駅も非常に人が多くて、今でも大変で危ないのに、これで増えたらどうなるのかという声を聞きます。
この
人口増加と
まちづくりと区民に対しての
施策が一緒になって進んでいかないと、今住んでいる
人たちが困るわけで、長年
人口推計を独自にやって、
精度は非常に高くなっているというのであれば、当然、
施策と
まちづくりの
整合性をとる形でやっていただかないと、
人口がどんどん増えていく
傾向です、よかったですねというだけにはならないと思いますので、そこのところはぜひお願いしておきたいと思います。
○
委員長(
林田和雄君) ほかに、ご
質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
林田和雄君) ほかになければ、
報告事項(1)「港区
人口推計(
平成30年3月)について」の報告は、これをもって終了いたしました。
────────────────────────────────────
○
委員長(
林田和雄君) 次に、
報告事項(2)「土地の購入について(
三田四丁目)」
理事者の
説明を求めます。
○用地・
施設活用担当課長(
山田康友君) それでは、
報告事項(2)「土地の購入について(
三田四丁目)」につきまして報告いたします。
本
日付常任委員会資料No.2の1ページ目をごらんください。
項番1、事業の概要でございます。
都市計画公園三田台公園は、昭和32年に
都市計画決定し、
平成23年に策定した
都市計画公園緑地の
整備方針に基づきまして、将来
公園にする区域の用地を取得し計画的に
公園の拡張を行っているところです。
公園として整備されますと、区民の憩いや交流が図られるとともに、災害時の
防災活動の
拠点公園としても期待されます。現在は、
都市計画公園区域約2.1ヘクタールのうち
三田台公園区域の約0.54ヘクタールと
亀塚公園区域の約0.92ヘクタールを合わせまして約1.46ヘクタールを
都市計画公園として供用してございます。
都市計画公園の
開設率は約69.5%となっております。今回
対象地の購入によりまして、
事業認可区域の867.75平方メートルを整備することができ、
公園の形状がより整形化され、
区道側に接します間口が広く開放されます。そのため、
道路側からの
見通しが大幅に改善されるなどの、
公園施設の安全・安心の向上を図ることができます。
次に、
項番2をごらんください。本事業の経緯でございます。
亀塚公園は、昭和27年12月26日に開設しております。
平成32年の
都市計画決定の後、
平成15年度に一部
計画区域を変更しまして、
計画区域約2.1ヘクタールのうち、
亀塚公園と
三田台公園をあわせまして、
都市計画公園として供用しております。
亀塚公園では、
平成15年度に
三田三丁目側からの出入り口を確保するために
都市計画公園区域を拡大しまして、
平成19年度に工事を完了しております。
三田台公園では
平成16年度に取得した
隣接地を
平成17年度に
ビオトープとして整備しております。
平成26年度には、
道路側からの
ビオトープの
見通しの改善を図るため
隣接地の用地を取得して、
平成28年度までに
暫定整備を行い現在に至っております。
2ページをごらんください。
項番3、事業の
進捗率でございます。本事業の
認可区域を拡大した変更後の面積は867.75平方メートルとなっております。今回の218.25平方メートルの取得によりまして、
事業認可区域の全ての取得となります。
次に、
項番4、物件の表示、
購入価格、契約の相手方でございます。購入する
対象地、土地の所在は、港区
三田四丁目5番47でございます。地目は宅地でございます。購入面積は271.21平方メートルでございます。購入面積のうち
事業認可区域内の
公園用地となります面積は218.25平方メートルです。残りの面積52.96平方メートルにつきましては、都市計画道路補助第14号線の道路事業用地として、この土地も含めまして同時に購入するものでございます。したがいまして、両方の土地を合わせた購入面積は271.21平方メートルになります。購入金額総額は3億5,500万円でございます。1平方メートルあたりの単価は約130万8,948円でございます。契約の相手方は、東京都知事小池百合子氏でございます。
次に、
項番5の購入の理由でございます。理由は、
公園事業用地等購入のためでございます。
次に、
項番6の財源につきましては、港区公共用地買収基金を活用し購入いたします。
平成30年度当初に国庫補助の申請を行います。
平成31年度には国庫補助の交付を受けまして、一般会計歳出予算からこの基金へ土地代金を戻入いたしまして、街づくり支援部の
公園用地として土地の買い戻しを行う予定でございます。また、同年度内には都市計画交付金の交付も受ける予定でございます。
ここで3ページをごらんください。案内図でございます。図の中央にある黒色の丸の中に黒く着色されている部分が今回購入予定の土地でございます。
1枚めくっていただきまして4ページをごらんください。公図の写しでございます。黒い着色部分が
対象地271.21平方メートルの宅地で、購入予定の土地でございます。
5ページをごらんください。事業計画図でございます。まず、外周の緑色の線で囲まれている範囲が
都市計画公園の区域全体をあらわしてございます。そして、水色の線で囲われて薄水色で着色した部分が、現在皆さんに利用いただいている
公園をお示ししています。左側が区立
三田台公園、右側が
亀塚公園となります。左側の黄色とピンク色で塗りつぶして着色している部分が事業認可を取得している区域となります。この
事業認可区域のうち紺色の線で囲んだ黄色の部分、1)2)は当初の
認可区域でございます。その上にあります赤枠内の3)4)の黄色とピンク色に着色した部分は、事業認可の変更で区域拡大したところでございます。黄色に着色している部分の1)2)3)の土地は、既に取得済みの土地でございます。ピンク色で着色しました4)の部分が今回購入する
公園用地、及びに将来区の道路となる予定の土地でございます。今回この4)の土地を東京都から購入しまして
公園の整備をしますと、道路からの
見通しが大幅に改善されまして、安全性などを含めた
公園機能がさらに向上いたします。
最後に、本件につきましては、3月23日金曜日に開会されました建設
常任委員会におきましてご報告しております。契約の相手方東京都とは、契約の準備が整ってございますので、当
常任委員会へのご報告の後には速やかに契約を行う予定でございます。
簡単ではございますが、ご報告は以上でございます。
○
委員長(
林田和雄君)
説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご
質問等ございましたら、順次ご発言願います。
○
委員(
池田たけし君) 今回この土地を購入することで、今までより使いやすくなっていくと思うのですが、
三田台公園は、奥に
ビオトープがございますけれども、地元の方もご意見が分かれているようなのですけれども、今後、この1)2)3)4)を、どのように
三田台公園整備をされていくご予定なのか、
ビオトープも含めて伺えればと思います。
○用地・
施設活用担当課長(
山田康友君) 今現在、
三田台公園の
ビオトープエリアにおきましては、再整備を行っているところでして、その目的は、この
ビオトープの部分で地域の
子どもたちが遊ぶことができるようなスペースを確保するための工事でございます。周辺に植栽を植えるなどして、
ビオトープとしても機能を残していくという内容で今現在工事を行っておりまして、今年度末終了と聞いております。
○
委員(
池田たけし君) もう少し細かく、どのような形の
ビオトープになっていくのか伺います。
○用地・
施設活用担当課長(
山田康友君) 今現在
ビオトープエリアの中央部分に樹木があるのですけれども、一部は周辺に移植する、一部は伐採すると所管から聞いております。
○
委員(
池田たけし君) では、
ビオトープが縮小されるという方向ですか。
○用地・
施設活用担当課長(
山田康友君)
ビオトープの機能を残しながら、
ビオトープそのものは縮小されると聞いております。
○
委員(うかい雅彦君) 私たちもかかわったのですけれども、
子どもたちがボールを投げたり蹴ったりできるようにしてほしいと。御田小
地区の町会長などから強い要望があって、今その工事をされているところだと思うのです。今、用地・
施設活用担当課長からその
説明をいただいて、整形によって非常に
見通しがよくなるということだと思うのです。一方で、この土地には
三田警察署の官舎があって、しっかりした建物なのですけれども、こういった建物を、暫定的に保育
施設などに活用することはできないのかと思うのですが、いかがでしょう。
○
施設課長(大森隆広君) 保育
施設につきましては、耐震上の問題、避難規定等々がクリアできた上で、建築基準法上の用途といったさまざまな届け出等がございます。現在、建物の概要がわからないので、できるか、できないか、この場では回答はなかなか難しいのですけれども、用途変更が伴うということで、幾つかの規制・ハードルはございます。
○
委員(うかい雅彦君) 所管外の質問をして申しわけないのですけれども、ついこの間終わった
平成30年度予算特別
委員会でも、保育
施設が足りないということでありまして、
公園に保育
施設をつくる
地区もあるわけです。ここについて町会の要望がすごく強いので、ハードルが高いかと思うのですけれども、ぜひご検討いただけたらと思います。よろしくお願いします。
○用地・
施設活用担当課長(
山田康友君) うかい
委員からいただいたご意見につきましては、所管課の方にお伝えしてまいります。
○
委員(
熊田ちづ子君) まず、財源のところでお聞きします。整備のための財源として国庫補助金と都市計画交付金を今後申請していくということなのですが、
購入価格に対して、国庫補助金、都市計画交付金はどれぐらいの割合で出るのですか。
○用地・
施設活用担当課長(
山田康友君) まず、国庫補助金ですが、土地購入金額の3分の1いただける予定です。そして、都市計画交付金ですが、国庫補助金を差し引きました15%から35%の割合で金額が決まる交付金でございます。
○
委員(
熊田ちづ子君) 国庫補助金については3分の1という確定した数字が出ますけれども、都市計画交付金については15%から35%と幅があるわけです。もちろん区側にすれば最大の35%までの交付金が出る方が当然いいわけですが、その交渉というか、基準というのはどうやって決めるのですか。
○
財政課長(荒川正行君) 都市計画交付金につきましては、東京都全体の中での事業がどのぐらいあるかといったところでも決まってまいります。今後の
状況の中でということで、15%から35%程度の中で進んでいくわけですけれども、ここ数年の
状況ですと、35%程度の
状況が続いております。
○
委員(
熊田ちづ子君) 都市計画交付金については、東京都と区との主張に差があるというのは、この間の行財政等対策特別
委員会でも
説明がありました。これはもう東京都から一方的に港区は、15%ですよ、20%ですよと言われたものを受け入れる形になるのですか。
○
財政課長(荒川正行君) 所管課の方と街づくり部門、東京都の所管部署の方で、事業内容を確認し、事前にある程度は把握できる
状況になっております。
○
委員(
熊田ちづ子君) 決定権はあくまでも東京都にあるということですか。
○
財政課長(荒川正行君) 決定するという形で言いますと、東京都が決定する
状況でございます。
○
委員(
熊田ちづ子君) 区の方はきちんと主張していただいて、都市計画交付金についても最大限の交付を受けるように、ぜひ努力していただきたいと思います。
今のうかい
委員との質疑だと、
三田警察署の官舎が建ったまま購入したのですか。それから、今回土地を購入することで道路からの視界もよくなるというお話ですので、建物があれば解体するのかなと思うのです。それから、先ほどの認可の
説明で、当初の計画では1)2)のところが事業認可の部分で、今回の新しく購入するところも含めて、事業認可の区域が拡大されるということです。ここが
公園として整備されていくスケジュールについてと、どのような使い方をしていくのかを教えてください。
○用地・
施設活用担当課長(
山田康友君) まず1つ目のご質問でございます。現況ですけれども、警視庁
三田警察署の官舎が残っている状態でございます。今現在どなたもお住まいになっていない状態でございます。今回は、建物と土地を一緒に購入いたします。
それと
2つ目のご質問でございますが、今現在、
資料No.2の5ページ目の4)ですが、
平成30年度、来年度中に建物を解体しまして、
平成31年度には1)から3)の部分、あと
ビオトープエリアも含めて一体として開放できるように整備を行う予定だと所管から聞いております。
○
委員(
熊田ちづ子君) こういった場合の土地の購入は、大体更地を買うのかなと思っていたのですけれども、今回は建物つきでの金額なわけですよね。そうすると、解体にかかる費用は見込まれているのかどうか。事前に買収済みの黄色い地域はどのような
状況で購入されたのか。建物つきで購入する場合は、解体費用が必要になることから区からの持ち出し分は全然違うと思うのですけれども、その辺はどのようになっているのでしょうか。
○用地・
施設活用担当課長(
山田康友君) 警視庁
三田警察署の官舎につきましては、購入後、
公園整備をする中で、区で解体すると東京都と協議しております。
○
委員(
熊田ちづ子君) そうすると、1)2)3)は土地だけを購入したのですか。
○用地・
施設活用担当課長(
山田康友君) まず、今回お示ししている購入金額ですけれども、これは土地の購入代でございます。建物につきましては、建物の移転補償をお支払いすることになっております。
○
委員(
熊田ちづ子君) もっとわからなくなりました。建物の移転補償というのは、区がもらうのですか。
○用地・
施設活用担当課長(
山田康友君) すみません、補足します。今回土地の購入以外に、地権者である東京都に対して、警視庁
三田警察署の官舎を移転のための経費を補償します。そのほかには工作物等の補償、立ち木等の補償をあわせて行っていきます。官舎の解体については区で行います。
○
委員長(
林田和雄君) 補償は別途東京都にお支払いするということですね。
○用地・
施設活用担当課長(
山田康友君) 物件移転等の補償は別途区から東京都にお支払いします。
○
委員(
熊田ちづ子君)
公園整備をするために官舎に立ち退いてもらい、そのための移転とか、移るための補償を区が東京都に払う。そして今残っている建物の解体も区の方でやるということでいいわけですか。
それから、土地の購入の場合、例えば、道路に面しているか、面していないかによって違うかと思うのですけれども、今回購入を予定している土地の平米あたりの単価については、道路に面しているから高くなっているということだと思いますが、そのような考え方以外にはそんなに差はないというか、統一された基準内で購入していると考えていいのですか。
○用地・
施設活用担当課長(
山田康友君) 今回の4)の土地の単価につきましては、過去に購入しました1)から3)の単価よりも高めになっておりますけれども、これは幅員約11メートルの舗装区道から奥まっているか近くにあるかの違いでございます。
○
委員長(
林田和雄君) ほかに、ご
質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
林田和雄君) ほかになければ、
報告事項(2)「土地の購入について(
三田四丁目)」の報告は、これをもって終了いたしました。
────────────────────────────────────
○
委員長(
林田和雄君) 次に、
報告事項(3)「
港区立男女平等参画センター指定管理者の公募について」
理事者の
説明を求めます。
○人権・
男女平等参画担当課長(江村信行君)
報告事項(3)「
港区立男女平等参画センター指定管理者の公募について」、ご報告いたします。本日付
資料No.3をごらんください。港区立男女平等参画センター・リーブラでは、現在の指定管理者の株式会社キャリアライズの指定期間が
平成31年3月に満了となります。民間事業者等が持つノウハウやアイデア、専門性などを活用するため、今回改めて指定管理者の公募を行うものでございます。
項番1、対象
施設でございますが、みなとパーク芝浦にあります男女平等参画センターでございます。
項番2、指定期間は、
平成31年4月1日から
平成36年3月31日までの5年間でございます。
項番3、公募単位は、男女平等参画センター単独での公募でございます。
項番4、スケジュールでございますが、公募開始は本年4月11日、公募要項をこのときに発表いたします。応募期間は4月11日から5月18日までのおよそ5週間でございます。6月から7月にかけまして、外部の学識経験者を加えた指定管理者選考
委員会での選考を行いまして、7月下旬に指定管理者候補者を選定いたします。指定議案の提出は、本年第3回定例会を予定しております。このような手続を経まして、新たな指定管理者による管理開始は
平成31年4月1日となります。男女平等参画センターの
施設運営、事業運営には、第三者評価等におきましても高い評価をいただいております。引き続きこの水準を維持できるように選考を進めていきたいと考えております。
簡単ですが報告は以上です。よろしくお願いいたします。
○
委員長(
林田和雄君)
説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご
質問等ございましたら順次ご発言願います。
○
委員(
熊田ちづ子君) 1点確認したいのですけれども、新たな公募をするにあたって、公募要項は公募開始のときにしか公表はされないと思うのですけれども、新たに考えていること、新たに追加したことがあれば、その点だけで結構ですのでお答えください。
○人権・
男女平等参画担当課長(江村信行君) 公募要項につきまして新たに追加した点は2点かございます。主なものといたしまして、男女平等参画センター・リーブラ相談室では、相談対応に力を入れて行っております。その相談室の運営にあたりまして、公募要項に性的マイノリティ相談に対応できるスタッフを配置することを明記いたしまして、相談体制を整備していきたいと考えております。
もう一点が、指定管理者が交代した場合の現在のスタッフの雇用の関係でございますけれども、公募要項の方に労働環境確保策の一環としての雇用継続の要請という記載をいたしまして、リーブラで引き続き働きたいと、リーブラでの仕事の価値を重視するスタッフで、引き続き働きたいという方を次の事業者に雇用をつないでいく要請をしていく予定でございます。
○
委員(
熊田ちづ子君) わかりました。相談室の充実と職員の雇用についての確保という点では、改善というか、新しい取り組みとして公募要項をつくっていくということです。スタッフの継続した雇用については、ここだけに限らないと思うのですが、これは男女平等参画センターの指定管理者の公募にあたっての改善なのか。ほかのところでも指定管理者の新たな公募はあると思うのですけれども、全体的なことなのでしょうか。
○人権・
男女平等参画担当課長(江村信行君) 港区の指定管理施設ということで、現在、202施設ございますけれども、そちらの
施設につきまして、この公募要項には先ほど申し上げました要請を盛り込むものでございます。
○
委員長(
林田和雄君) ほかに、ご
質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
林田和雄君) ほかになければ、
報告事項(3)「
港区立男女平等参画センター指定管理者の公募について」の報告は、これをもって終了いたしました。
────────────────────────────────────
○
委員長(
林田和雄君) それでは、
審議事項に入ります。
審議事項(1)「発案27第9号
地方行政制度と財政問題の調査について」を議題といたします。
本発案について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
林田和雄君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
林田和雄君) それでは、本日継続と決定いたしました。
────────────────────────────────────
○
委員長(
林田和雄君) その他、何かございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
林田和雄君) きょう管理職の人事異動について皆様にご連絡が行っていると思いますが、当
常任委員会を最後に退職される方、また、異動される方もいらっしゃいますので、ここでご紹介いたします。
まず、退職者につきましては、安田
企画経営部長、所働きやすい
職場づくり推進担当部長、奥野
会計管理者、若井
芝地区総合支所副
総合支所長、田代
選挙管理委員会事務局長です。
異動される方ですが、有賀
区長室長、佐藤
防災課長、川崎
危機管理・
生活安全担当課長、星川
総務課長、茂木
契約管財課長です。
以上の皆様がそれぞれの立場で次から活躍されることになります。特に退職者の5人の皆様はこれが最後になりますので、まず、安田
企画経営部長からご挨拶をいただきたいと思います。
○
企画経営部長(安田雅俊君) 貴重なお時間を頂戴いたしまして恐縮でございます。
総務常任委員会を最後に、
説明員を卒業する運びとなりました。
私は昭和56年、1981年に公職いたしまして、いろいろな公務に従事いたしましたが、議会とのかかわりと申しますと、
平成13年、2001年に、課長に昇任し、前半の2年間は、介護保険課長として保健福祉
常任委員会で、その後の6年間を
企画課長として
総務常任委員会を経験してという、それこそ大層厳しい季節を私なりに過ごした思いがあります。
奇しくもと申しますか、こちらではないですけれども、初めての答弁は、
平成13年9月の保健福祉
常任委員会で介護保険制度の報告をしたのですが、そのときの最初の質問者が当
常任委員会の
委員長である林田
委員で、私に対して、介護保険制度について幾つかやりとりをして、それでほぐれてほっとして、以降、いい船出ができたような記憶がございます。
ご存じのとおり、部長になりますと、答弁の機会も
説明の時間もございませんので、若手の議員の
方たちには私がこのような場で話すのをお聞きになったことは余りないと思いますが、私は
説明や答弁をするのが非常に好きで、いろいろ伸び伸びとやらせていただきました。部長になってからは、保健福祉、建設、区民文教、そして最後が総務で、4つの
常任委員会を経験したことは、非常によい経験となりました。区議会は、私にとりまして、自分を戒めたり省みたりする絶好の機会であったと思います。特に
総務常任委員会はで
平成18年度に指定管理者制度を導入するときに、厳しい質疑を何度も経験いたしまして、私ども公務員が市民目線とか市民感覚が欠けているとよく巷で言われるのですが、議会の皆様から与野党問わず指摘を受けて、市民目線・市民感覚を養うことのできた思い出深い
常任委員会でございます。その
常任委員会を最後に卒業することは、感無量でございます。
私はまもなく定年退職を迎えますけれども、私のこの公の経験を民間で生かしてほしいというお申し出を受けており、こちらで培った感覚を企業でも生かして、港区政を応援していくことができればと思っております。
総務常任委員会の皆様をはじめ、港区議会の皆様の区政に対するご貢献に感謝申し上げますとともに、ますますのご発展を祈っております。私も近くから応援いたしますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。お時間ありがとうございました。
○働きやすい
職場づくり推進担当部長[
人材育成推進担当課長事務取扱](所治彦君) 私も安田部長と同じ昭和56年に区に採用していただきました。それまで民間で2年間働いておりまして、その後こちらにお世話になったところです。管理職になるのが遅かったのですけれども、
平成18年に総合支所制度が発足したときに、
麻布地区総合支所の課長に任命されました。その際、区議会の皆さんにご心配をいただいたようで、ある日、ある先生から呼び出しがありまして、
まち場に入るときの心がけについて、ご指導をいただきまして、本当にこちらのことをよく見ていただいているのだなと感謝した次第です。その後、税務課等を経験いたしまして、昨年定年を迎えました。今、オーバーエイジ1年目でございますけれども、これで区を卒業いたします。本当に長い間ありがとうございました。これからも議員の皆様、区議会が、ますます発展されることをお祈りしております。
○
会計管理者[
会計室長事務取扱](奥野佳宏君) 貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。
私は昨年定年退職いたしまして、定年退職後を含めて通算でちょうど35年間、港区役所に勤務いたしまして、このたび退職する運びになりました。私の管理職期間はそんなに長くなく、ちょうど12年間だったのですが、35年間の区役所人生の中で非常に密度の濃い仕事をさせていただいたと思っております。それには、やはり議員の先生方をはじめ、いろいろな方からのご指導・ご支援をいただきまして、現在の私があると考えております。この間、本当にいろいろな場面でお助けいただいたり、ご指導いただいたりということで、ありがとうございました。今後は民間団体になりますけれども、区と連携を図りながら仕事をしていくことになろうかと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。この間、本当にどうもありがとうございました。また、きょうはこのような機会を設けていただきまして、ありがとうございました。
○
芝地区総合支所副
総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(若井
世台子君) 貴重な時間をありがとうございます。
私は特別区人事・厚生事務組合におりまして、区の仕事をしたいと願いまして、希望がかない、港区に移ってまいりまして9年間がたちました。最初の職場である、人権・男女平等参画担当を経て、税務課、芝区民課、そして、現在の芝管理課でございます。区民と接することができる充実した時間を過ごすことができました。先生方には励ましていただいたこともございますし、お世話になりました。本当にありがとうございました。
○
選挙管理委員会事務局長(田代
喜司郎君) 貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。
本年度で定年退職になります。議員の皆様のご指導のおかげをもちまして、議会事務局の職員含めて、大変お世話になりました。皆様のおかげでここまでやってこられたと思っております。
総務常任委員会には2年間しかおりませんでしたけれども、この間、区長選挙をはじめ、突然の東京都知事選挙、あるいは降って湧いたような衆議院議員選挙、これまでにない短期間での選挙を数多く経験いたしました。特に衆議院議員選挙の分区につきましては、新たな期日前投票所をどうするかということでいろいろ考えました。うかい前議長、池田議長をはじめ、各議員のご理解とご協力によりまして、議会棟の1階に期日前投票所を設置いたしました。それによりましてスムーズな選挙執行ができたと感謝しております。これがなければ選挙執行が非常に混乱したのではないかということで、感謝申し上げます。
これからも引き続き、港区民の福祉向上のためにご協力できればと思ってございます。本当にありがとうございました。
○
委員長(
林田和雄君) 本当にご苦労さまでした。異動される課長たち、また、来年度昇任される課長もいらっしゃいます。それぞれの立場でまたぜひ頑張っていただきたいと、お願いしたいと思います。
ただ、1点、川崎
危機管理・
生活安全担当課長は、警視庁に戻るのですね。なれないこの職場でよく頑張っていただきましたので、一言どうぞ。
○
危機管理・
生活安全担当課長(川崎光徳君) 2年間という短い間ではございましたが、本当にお世話になりました。この2年間で、港区客引き行為等の防止に関する条例、港区生活安全行動計画、Jアラートの関係、またはエレベータ事故における対応等、本当に先生方からの真摯なご質問やご意見をいただきまして、私自身、残りの警察人生の勉強になりました。新天地は、警視庁第3方面本部刑事生活安全組織犯罪対策課の担当管理官ということで、目黒区、世田谷区、渋谷区を担当する警察署の連携調整、あるいは監察等の事務を担当することになっています。港区から外れますけれども、港区のことは一生忘れず、今後も各方面の警察署、港区も含めて、連携しながら、また戻ってこられればと思っております。いろいろとありがとうございました。
○
委員長(
林田和雄君) 川崎管理官ですか、余りおつき合いをしないように、警視庁ですから、普通のおつき合いができるようにしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ほかになければ、本日の
委員会を閉会いたします。
午後 2時45分 閉会...