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  1. 港区議会 2017-12-15
    平成29年12月15日建設常任委員会−12月15日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    平成29年12月15日建設常任委員会−12月15日平成29年12月15日建設常任委員会  建設常任委員会記録(平成29年第24号) 日  時  平成29年12月15日(金) 午後1時30分開会 場  所  第2委員会室 〇出席委員(8名)  委員長   大 滝  実  副委員長  やなざわ 亜紀  委  員  丸山 たかのり       黒崎 ゆういち        横 尾 俊 成       ちほぎ みき子        七 戸  淳        井 筒 宣 弘 〇欠席委員        な し 〇出席説明員  副区長                  小柳津  明
     高輪地区総合支所長街づくり支援部長兼務 野 澤 靖 弘  芝浦港南地区総合支所まちづくり担当課長  海老原  輔  都市計画課長               冨 田 慎 二   住宅課長         増 田 裕 士  建築課長                 野 口 孝 彦   土木施設管理課長     岩 崎 雄 一  開発指導課長               村 上 利 雄   再開発担当課長      大久保 光 正  品川駅周辺街づくり担当課長        手 島 恭一郎   土木課長         小 谷 武 彦  土木計画担当課長             小 林 秀 典   地域交通課長       西 川 克 介  街づくり事業担当部長           坂 本  徹 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 都市高速鉄道の変更(案)について   (2) 港区基本計画実施計画(平成30年度〜平成32年度)(素案)について  2 審議事項   (1) 請 願28第9号 JR「品川新駅(仮称)」の駅名を「芝浦」とすることを要望する請願                                 (28.11.25付託)   (2) 請 願29第1号 ライドシェア・白タク合法化反対意見書採択を求める請願                                  (29.2.17付託)   (3) 発 案27第11号 街づくり行政の調査について                                  (27.5.27付託)                 午後 1時30分 開会 ○委員長(大滝実君) ただいまから、建設常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、黒崎委員、横尾委員にお願いいたします。  日程に入ります前に、本日の運営についてご相談させていただきます。報告事項(2)「港区基本計画実施計画(平成30年度〜平成32年度)(素案)について」ですが、前回の委員会でお諮りいたしましたように、本日の委員会では、政策(1)、42ページから政策(3)、69ページまでの要求資料の説明及び質疑を行いたいと思います。具体的な進め方についてですが、最初に政策(1)から政策(3)に関する要求資料の説明を受けた後、政策(1)の質疑、政策(2)の質疑、政策(3)の質疑というように、質疑を区切って行いたいと思います。多少の関連した質問についてはやむを得ないものと認めたいと思います。このような進め方でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(大滝実君) それでは、そのように進めさせていただきます。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(大滝実君) それでは、報告事項に入ります。初めに、報告事項(1)「都市高速鉄道の変更(案)について」、理事者の説明を求めます。 ○都市計画課長(冨田慎二君) それでは、報告事項(1)「都市高速鉄道の変更(案)について」、ご説明させていただきます。  初めに、資料の確認をお願いいたします。資料No.1をごらんいただきたいと思います。表紙をめくっていただきまして、1ページから7ページまでが都市高速鉄道京浜急行電鉄湘南線の変更案の写し、8ページから12ページまでが都市高速鉄道第1号線の変更案の写し、13ページが都市計画の案の理由書、14ページが参考資料といたしまして、都市高速鉄道の変更案についてまとめたものを添付しております。  都市高速鉄道の変更につきましては、東京都決定でございます。今回のご報告につきましては、都市計画法第17条に基づく案の縦覧を行うに先立ち、当常任委員会へ報告するものでございます。  最初に、都市高速鉄道の変更案の概要について、ご説明させていただきます。大変お手数ですが、資料No.1の14ページの参考資料をごらんください。1の京浜急行本線連続立体交差化計画の概要でございます。右側の平面図及び縦断図もあわせてごらんください。品川駅は、JR在来線や新幹線、京急本線など多くの路線が乗り入れるターミナル駅となっており、今後、羽田空港の国際化やリニア中央新幹線の整備に伴い、交通結節点としての機能強化が求められております。京急本線の品川駅は、唯一、羽田空港へのアクセス路線として乗り入れておりますが、利用者にとっては空港への列車やホームがわかりにくい点や、乗りかえのために上下移動を要する点など、利便性における課題があります。また、北品川駅の北側の品川第一八ツ山橋踏切では慢性的な交通渋滞などが生じており、道路交通の円滑化や東西連絡性の強化が課題となっております。  そうした課題を踏まえ、港区・品川区区間の京急本線連続立体交差化計画に取り組み、品川駅の地平化によりバリアフリー化や、北品川駅の高架化により交通渋滞の解消を図ることで、東西連絡性の強化を図っていきます。  次に、2の都市計画変更の内容でございます。今回は京浜急行電鉄湘南線の品川駅から北品川駅付近におきまして、踏切による交通渋滞の解消及び沿道市街地の一体的なまちづくりの推進等を目的として、連続立体交差事業を実施するため、都市計画を変更いたします。あわせて、都市高速鉄道第1号線分岐線の区域を一部変更いたします。  次に、位置図をごらんください。ピンク色で示しております部分が港区の区域、薄緑色で示しております部分が品川区の区域となります。今回変更いたしますのは、赤色の線で示しております京浜急行電鉄湘南線の区間及び緑色の線で示しております第1号線分岐線の区間となります。  大変お手数ですが、1ページにお戻りいただきたいと思います。都市高速鉄道京浜急行電鉄湘南線の計画書でございます。路線名は京浜急行電鉄湘南線、位置は起点が港区高輪二丁目、終点が品川区南大井三丁目、区域は延長が約5,100メートルです。備考欄に記載のとおり、連続立体交差事業となります。  3ページをごらんください。変更概要でございます。今回の変更は、京浜急行電鉄湘南線の港区高輪二丁目から品川区北品川二丁目の区間におきまして、1点目として起点位置の変更、2点目として一部区域の変更、3点目として延長の変更、約3,600から約5,100メートル、4点目として構造形式の変更、北品川駅付近において地表式からかさ上げ式、5点目として構造形式の地表式、地下式を新規に追加しております。また、港区高輪三丁目の品川駅が新規追加、品川区北品川一丁目の北品川駅が一部区域の変更となります。  4ページをごらんください。計画図1でございます。赤色で着色しております部分が計画変更新線で、起点位置を港区高輪二丁目に変更しております。  5ページをごらんください。計画図2でございます。品川駅を含む区域を追加しております。  6ページをごらんください。計画図3でございます。黄色で着色しております部分が計画変更廃止線で、北品川駅が変更前の起点位置となります。  7ページをごらんください。計画図4でございます。品川区北品川二丁目が都市計画変更の終点となります。  8ページをごらんください。都市高速鉄道第1号線の計画書でございます。今回、変更いたしますのは分岐線のみとなります。路線名は都市高速鉄道第1号線分岐線、位置は起点が港区高輪三丁目、終点が港区高輪二丁目、区域は延長が約1,180メートルとなります。  10ページをごらんください。変更概要でございます。今回の変更は、都市高速鉄道第1号線分岐線の港区高輪三丁目から港区高輪二丁目の区間におきまして、1点目といたしまして一部区域の変更、2点目として構造形式の変更、かさ上げ式から地表式となります。  11ページをごらんください。計画図1でございます。赤色で着色しております部分が計画変更新線、黄色で着色しております部分が計画変更廃止線でございます。  12ページをごらんください。計画図2でございます。同様に品川駅付近の計画変更新線及び廃止線を示しております。  13ページをごらんください。都市計画の案の理由書でございます。下から6行目に記載のとおり、「京浜急行電鉄湘南線の品川駅から北品川駅付近において、踏切による交通渋滞の解消及び沿道市街地の一体的なまちづくりの推進等を目的として、連続立体交差事業を実施するため、都市計画を決定しようとするものである」としております。  最後に、今後の予定でございますが、当常任委員会に報告後、本日から1月4日まで案の縦覧と意見書の受け付けを行います。また12月17日、18日に東京都、港区及び品川区、関係事業者京浜急行電鉄株式会社により、京浜急行電鉄本線連続立体交差化計画都市計画案及び環境影響評価書案の説明会を開催いたします。その後、港区都市計画審議会及び東京都都市計画審議会に諮問し、平成30年度に都市計画変更の予定でございます。  甚だ簡単ではございますが、報告事項(1)「都市高速鉄道の変更(案)について」のご説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(大滝実君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員(丸山たかのり君) 今回の連続立体交差事業によって、特に港区においては品川第一踏切道、いわゆる開かずの踏切が解消されるということで、大変喜ばしいことだと思っております。特にこの踏切では、「ちぃばす」の高輪ルートが大変遅延するようなことがあると伺っていましたので、それが立体交差化によって解消されていくものと捉えております。それで、先ほど課長から、今後のスケジュールを伺ったところですけれど、この計画が実施されるおおよその予定というのは、まだわからないのでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長手島恭一郎君) 都市高速鉄道都市計画案環境アセスメントの説明等についても計画段階でして、計画が決定された後、事業計画が決定します。その際に全体の大枠のスケジュール事業費等が明らかになってくるものと理解してございます。 ○委員(丸山たかのり君) わかりました。この計画に関しては地域の方も大変関心が高いところですので、そういったことがはっきりしましたら、ぜひまた早目に報告をお願いします。  現在、この品川駅周辺には多数の開発が計画されていて、既にリニア中央新幹線の駅の工事なども始まっているわけですけれども、その影響かとは思うのですが、先ほど申しました「ちぃばす」の高輪ルートがかなり遅延しているという苦情を受けております。1車線を潰して工事が行われている関係で、道路がかなり混雑していると伺っております。  今後、この立体交差化も含めて、品川駅周辺で工事が同時並行していったときに、もちろん住民への安全対策ということも大事なのですけれども、「ちぃばす」等の交通インフラに深刻な影響が出ないとも限らないのかと心配しております。地域の人の大事な足になるコミュニティバスなどの交通インフラへの影響を、今後、極力避けていただくような計画となるよう要望していただきたいと思うのですけれども、その点はいかがでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長手島恭一郎君) ご心配いただいているように、道路の大部分を占用して行う工事や、今回のように道路そのものと立体交差している部分の工事ということになれば、当然、通行どめが発生することになろうかと考えています。その際には、適切な迂回ルートの確保や、交通手段の適切な運行が可能となるようなさまざまな手法について、関係機関の方にきちんと要請してまいりたいと考えています。 ○委員(丸山たかのり君) ぜひよろしくお願いいたします。踏切周辺での工事の影響が大きく出るような場合には、品川第一踏切を「ちぃばす」が通過しているところを、例えば新馬場駅の高架下を通すなどの柔軟な運用も考えていいのかと思っておりますので、その点を要望しておきます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(大滝実君) ほかにご質問等ございますか。なければ、私からお伺いします。  リニア中央新幹線の整備に伴い交通結節点としての機能強化が求められるということで、2027年がリニア中央新幹線の開業という予定からすれば、このあたりには工事が終わるという、それぐらいの計画はあるのかと思うのですけれども、どうなのですか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長手島恭一郎君) このプロジェクトのほとんどが、2027年を目標に取り組もうということで進んでいることは事実でございます。  ただ、具体的な都市計画事業として、どのようなスケジュールで進むのかということについては、事業計画が決定するまで、正式なスケジュールの線引きは困難ですという回答になってございますので、ご理解のほど、よろしくお願いします。 ○委員長(大滝実君) この進め方の中で少し気になっているのは、現在の品川駅の駅前広場が使えなくなるところです。荷さばきの車やタクシーなどが駅前広場を利用しているわけですけれども、整備が終わるまでここが使えなくなった場合は、どこに行くのでしょうか。駅前広場の整備は平成39年度に終了と、この参考資料にもあるわけですけれども、そうすると、その間はどうなるのでしょうか。  前にも報告がありましたけれども、国道15号線と現在のバス停留所のあたりが駅前広場として整備されるわけです。これでいくと、国道15号線沿いにタクシーをとめる、あるいは荷さばきの車をとめるというようになってしまうのですけれども、工事期間中、あるいは将来、国道を使って今の駅前広場の機能を担うのでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長手島恭一郎君) 11月24日の当常任委員会でご説明を差し上げましたが、京急線の地平化で、その部分に都市計画決定されていました国道15号線の駅前広場の部分が都市計画変更でなくなります。そのことによって、品川駅の東西自由通路が京急線の上をまたぐような形で高輪側へずっと伸びていくというのが大まかな全体の構想になっていますと、ご説明させていただきました。この事業は、京急線を地平化する事業、国道15号線を整備する事業、民間の敷地の中にある鉄道の駅舎を改良する事業、それから品川駅西口地区の建物の開発計画と、これら全ての事業計画の中身が明確になって、相互に工程関係を調整しませんと、今、委員長がご質問されたようなどこがどのように動いて、いつの時期にどう変わるのかということについては、なかなかお答えしづらいという状況にあります。  ただ、これまで何度もご説明しておりますけれども、一つひとつの事業がばらばらに行われてトラブルを引き起こさないように、港区としても関係する事業をきちんとコントロールしながら、そのときどきにわかった内容については、関係する区民の皆様にもきちんとご説明するように努力していきたいと考えてございます。 ○委員長(大滝実君) ほかに、ご質問等ございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(大滝実君) ほかになければ、報告事項(1)「都市高速鉄道の変更(案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(大滝実君) 次に、報告事項(2)「港区基本計画実施計画(平成30年度〜平成32年度)(素案)について」、理事者の説明を求めます。 ○都市計画課長(冨田慎二君) それでは、報告事項(2)「港区基本計画実施計画(平成30年度〜平成32年度)(素案)について」、ご説明させていただきます。  資料No.2をごらんいただきたいと思います。11月10日の当常任委員会におきまして要求のありました資料をまとめたものとなってございます。本日は総論及び政策(1)から政策(3)に該当する資料といたしまして、資料1、第一種市街地再開発事業位置図から、資料8、品川駅再編に伴う連続立体交差化計画の推進までをご説明させていただきます。  資料No.2の表紙をめくっていただきまして、資料1をごらんください。港区基本計画実施計画(素案)の事業計画化事業に計上した15地区について記載しております。凡例にございますように、現時点で完了しております地区もしくは今年度末に事業が完了する予定の地区がNo.1からNo.4までの4地区でございます。また、現在工事中の地区、都市計画決定もしくは都市計画手続を進めている地区など、事業を継続する地区がNo.5からNo.15までの11地区となってございます。  資料2をごらんください。こちらは、港区人口推計における推計人口の算出方法でございます。本推計では、人口の趨勢変動にかかわる一般的な推計手法の一つであるコーホート要因法を基本として推計を行っております。その上で、近年の大規模集合住宅の開発に伴い、転入人口が増加している状況を踏まえ、大規模集合住宅の開発による人口増加につきましては、過去の入居者の傾向から人口を推計する世帯年齢分布法を用いております。また、ゼロ歳人口につきましては、趨勢人口及び開発人口の両方を含んだ15歳から49歳女性人口を説明変数とする回帰分析を用いて推計しております。  推計手順は、日本人の推計値を算出した後、外国人の人口を合算して、全体の推計値を算出いたしました。  本推計に用いた設定項目の詳細につきましては、右の表の記載のとおりでございます。  資料3につきましては芝浦港南地区総合支所まちづくり担当課長、資料4につきましては土木施設管理課長、資料5につきましては土木計画担当課長、資料6及び7につきましては土木課長、資料8につきましては品川駅周辺街づくり担当課長からそれぞれ説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり担当課長海老原輔君) それでは、資料3をご説明させていただきます。  初めに、資料を確認させていただきます。資料3、運河にかかる橋りょうライトアップ(各年度のイニシャルコストランニングコストの内訳について)、A4判横1枚の資料になります。  それでは、資料3をごらんください。まず、上段の枠です。工事費(概算)でございます。表左側をごらんください。平成30年度から平成32年度までの3カ年において、橋りょう等ライトアップ計6カ所の整備を計上しております。表右側の事業計画の欄をごらんください。まず平成30年度です。平成30年度は工事箇所2カ所、新芝橋5,500万円、御楯橋1億円、計1億5,500万円を計上しております。平成31年度は工事箇所2カ所、渚橋1億円、汐彩橋8,500万円、計1億8,500万円を計上しております。平成32年度は工事箇所2カ所、浜路橋1億円、プラタナス公園2,000万円、計1億2,000万円を計上しております。よって、基本計画の素案では、工事箇所6カ所、事業費合計4億6,000万円を計上しております。  次に、下段の枠です。維持管理費(概算)でございます。各年度にかかる費用を施設ごとに計上しております。各年度で上下に枠を設けていますが、枠の上段は年間の電気代をあらわし、下段は年間2回程度の点検及び清掃などの管理費をあらわしております。工事費の表の年度と連動しておりますので、上下に見ていただきたいと思います。まず、平成30年度です。平成30年度はライトアップの整備のみになりますので、電気代のみを半年分計上しております。新芝橋11万2,000円、御楯橋53万2,000円、計64万4,000円です。平成31年度は電気代に管理費を加算して計上しております。新芝橋は電気代22万5,000円、管理費60万円、御楯橋は電気代106万5,000円、管理費60万円、渚橋は電気代75万円、汐彩橋は電気代45万円、計369万円を計上しております。  このように、各年度で施設がふえるごとに電気代及び管理費を加算する形となっております。これら費用については概算金額でありまして、これから行います実施設計において各経費を精査していきます。また、電気代については、自然エネルギーなどの活用により省エネ化を図り、経費節減に努めてまいります。  甚だ簡単でございますが、運河にかかる橋りょうライトアップ(各年度のイニシャルコストランニングコストの内訳について)のご説明は以上でございます。よろしくお願いします。 ○土木施設管理課長(岩崎雄一君) それでは、資料4の橋りょうの計画的な整備(固定資産台帳及び老朽化比率)について、ご説明させていただきます。  本資料でございますけれども、港区で管理する31の橋りょうについて、会計上の固定資産評価とその数値から求められる資産としての老朽化比率について、関連する事項を含め、表としてまとめたものでございます。  まず、表の構成についてご説明させていただきます。左の欄から整理番号、橋りょうの所在地、橋りょうの名称といった各橋りょうの事項を、その次の欄からは面積、耐用年数、取得年月日償却開始年月日取得価格等、現在簿価、減価償却累計額といった橋りょうの各資産に関する数値を記載してあります。そして、最後の太線で囲んであります欄に、これらの数値から求められました老朽化比率について、橋りょうごとにお示ししたものでございます。  各項目について、ご説明させていただきます。本表の左から5番目の欄にある耐用年数でございます。こちらにつきましては、減価償却資産耐用年数等に関する財務省令に基づいております。この省令において、橋りょうにつきましては60年と規定されておりますことから、その数字を記載しております。  次の項目の取得年月日でございます。こちらは橋りょう竣工年月日になってございます。  次の項目の償却開始年月日でございます。こちらは減価償却の考え方が会計年度単位ということから、取得年度の翌年度の4月1日になってございます。  次の項目の取得価額等でございます。こちらは2つの考え方によって求められてございます。1つ目は、橋りょうに関する事業費が明確であるものについての求め方でございます。これらの橋りょうにつきましては、事業費に国土交通省建設調査統計課において毎年度作成・公表されております、建設工事費デフレーターの数値を乗じて求めたものでございます。  この方式で求めました橋りょうは1番の狸橋、4番の新古川橋、5番の三之橋、6番の二之橋、8番の一之橋、10番の中之橋、14番の新芝浦橋、16番の竹芝橋、18番の鹿島橋、21番の新芝橋、22番の百代橋、23番の夕凪橋、25番の芝浦橋、26番の浜路橋、29番の渚橋、そして30番の汐彩橋の各橋りょうとなります。  2つ目は、事業費にかかわる資料が不明なものについての求め方でございます。これらの橋りょうにつきましては、過去の工事実績により求めました橋りょうの工事費1平方メートル当たりの単価に、事業費が不明である橋りょうの面積を乗じまして求めました再調達価格を用いております。  この方式で求めました橋りょうは2番の五之橋、3番の四之橋、7番の小山橋、9番の新堀橋、11番の将監橋、12番の新浜橋、13番の東芝浦橋、15番の末広橋、17番の浦島橋、19番の香取橋、20番の霞橋、24番の港栄橋、27番の御楯橋、28番の楽水橋、そして31番の赤坂一丁目陸橋の各橋りょうとなります。  なお、これらの算出方法につきましては、港区財務書類作成基準に準じた求め方となってございます。  次の項目の現在簿価でございますが、こちらは定額法に基づき算出しております。計算式は、取得価額等に定額法において定められた償却率を乗じて求めており、残存価額である現在簿価が1円になるまで償却を行うこととしてございます。  次の項目の減価償却累計額は、取得価額等と現在簿価の差となります。  最後の項目が老朽化比率となりますが、こちらは資産としての価値を示した数値となります。求め方は、減価償却累計額取得価額等で除した値を百分率であらわした数値となってございます。  甚だ雑駁でございますが、資料4、橋りょうの計画的な整備(固定資産台帳及び老朽化比率)についての説明は以上でございます。
    土木計画担当課長(小林秀典君) それでは、資料5をごらんください。自転車走行空間整備の推進でございます。  港区では自転車走行空間の拡充と整序化を実現するため、実施方針としまして、平成25年3月に港区自転車利用環境整備方針を策定してございます。この整備方針の中で、港区内の自転車走行空間の連続性を考慮しまして、国道、都道を含めました港区全体の自転車ネットワークの計画を策定し、提出させていただきました資料が、そのネットワークの全体図でございます。  右上の凡例をごらんください。国道、都道、区道の計画を点線で表記してございます。自転車走行空間全体の整備延長路線としましては、合計の下段のとおり約112キロメートルでございます。図では、区道の計画線は赤色の点線で示しております。  次に、図の左上をごらんください。区の事業計画としまして、現状、平成29年度の見込みを含めました整備延長は18キロメートルになります。これは、図の中で赤色の実線で示した箇所になります。平成30年度の予定箇所3.5キロメートルは黄色の実線で、平成31年度の予定箇所3.5キロメートルは紺色の実線で示した箇所になります。なお、平成32年度の整備予定箇所につきましては、現在、各地区総合支所と協議中でございます。  また、関連します国道につきましては紫色、都道におきましては道路種別により緑、オレンジ、水色の3種類で着色してございます。計画線は点線で示し、現在まで施工済みのところは実線で描いてございます。  甚だ簡単ではございますが、説明は以上でございます。 ○土木課長(小谷武彦君) 続きまして、資料6公園及び児童遊園の整備状況(全面改修)についてでございます。  1ページをごらんください。公園の整備状況でございます。区立公園は全部で49園ございます。地区ごとに公園名、その右横に全面改修年度を記載しておりまして、例えば芝地区の本芝公園でございましたら、平成4年度に全面改修したということでございます。全面改修年度が空欄となっている公園につきましては、公園開園以来、部分補修や一部補修は行っておりますけれども、全面的な改修はまだ行っておらず、今の段階では整備の予定もないというところでございます。今後整備が必要な公園については、基本計画の素案に記載しておりますので、今のところ、それ以外については全面改修等の整備の必要性がないという状況でございます。  お手数ですが、裏面2ページをごらんください。児童遊園の整備状況でございます。児童遊園は区内57カ所ございます。公園と同様に、全面改修を行った年度を記載しております。こちらも基本計画の素案に載せた以外の児童遊園につきましては、老朽化等がないことから、まだ整備の予定はございません。今後、点検や調査等で整備が必要になった場合には行うということでございます。  続きまして、資料7、公衆・公園トイレの洋式トイレの整備率についてでございます。表をごらんください。左の施設名という欄で公園、児童遊園、遊び場、公衆便所に分けております。公園はトイレが44カ所ある内、36カ所に洋式トイレがございます。児童遊園は25カ所ある内、15カ所が洋式トイレです。遊び場はトイレが3カ所ある内、1カ所、公衆便所は33カ所ある内、23カ所ということでございます。  合計で、トイレ105カ所の内、洋式トイレの箇所が75カ所ということで、洋式トイレの整備率についてはおよそ71.4%という数字でございます。  なお、トイレ等の改修につきましては、基本計画の素案に記載しているものについて、今後、整備を行っていく予定でございます。  簡単でございますが、説明を終わります。 ○品川駅周辺街づくり担当課長手島恭一郎君) それでは、資料8、品川駅再編に伴う連続立体交差化計画の推進について、ご説明させていただきます。  初めに、資料の確認でございます。1ページが品川駅周辺で進められる基盤整備と街づくりについてとして、品川駅周辺の道路や鉄道などの都市基盤や各地区のまちづくりをまとめたものになってございます。2ページ以降は参考資料として、これまで当常任委員会に報告しました高輪橋架道橋下区道の改修や各地区のまちづくりについての資料になってございます。参考資料1は高輪橋架道橋下区道の改修について、これは第二東西連絡道路の整備に関する資料となってございます。参考資料2は品川駅周辺地区の街づくりについて、参考資料3は泉岳寺駅地区の街づくりについて、参考資料4は品川駅西口地区の街づくりについて、参考資料5は都市計画道路幹線街路放射第19号線の変更についてとなってございます。  それでは、1ページに戻っていただきまして、品川駅周辺で進められる基盤整備と街づくりについてをごらんください。基本計画の計画計上事業の内、ボックス事業を赤字で示してございます。その他の計画計上事業につきましては、青字でタイトルと該当ページを表示しております。  JR新駅については、右上の黒枠をごらんください。JR東日本が昨年9月にプレス発表したイメージパースでございます。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催される2020年に暫定開業を行い、2024年には本開業の予定と聞いてございます。あわせて、それぞれホームページ等で公開している中身につきましては、アドレスを表記しております。  リニア中央新幹線については、中央下の黒枠をごらんください。リニア中央新幹線は首都圏、中京圏、近畿圏をつなぐ広域交通の整備として、JR東海が工事を進めております。2027年の品川駅・名古屋駅間の開業を目指していると聞いてございます。  次に、各地区のまちづくりの進捗について説明いたします。まず、品川駅北周辺地区についてでございます。図の中央上の部分をごらんください。品川駅北周辺地区では、平成28年7月に土地区画整理事業が認可され、UR都市機構の施工による事業が進められております。2027年の概成、2032年の事業完了を目指して取り組んでおります。土地区画整理事業の区域内においては、シティハイツ高浜、シティハイツ車町の整備が予定されております。また、東京都、JR東日本、UR都市機構が品川駅北周辺地区まちづくりガイドラインを策定し、連携してまちづくりに取り組むこととなっております。  次に、泉岳寺駅地区の再開発についてです。図の左上をごらんください。現在、泉岳寺駅地区については、東京都施工による第二種市街地再開発事業が予定されております。本年11月に、関連する都市計画が決定され、今後、具体の事業化について検討が進められてまいります。この事業の中で、都市計画道路補助332号線の一部を整備してまいります。また、再開発と一体的に泉岳寺駅の改良事業も進められ、2024年の事業完了を目指すと聞いております。  次に、品川駅西口地区についてです。現在、品川駅西口地区では、周辺基盤と連動したまちづくりを進めることとしています。まず、図の左下をごらんください。品川駅西口地区の北に位置する環状第四号線は、現在、東京都で都市計画手続が進められております。高輪地区の平面部については、2027年の完成、2032年度には全線の完成を目指すと聞いております。次に、図の右中央をごらんください。品川駅の西口についてです。現在、2階レベルにある京急線の品川駅を連続立体交差化計画により地平におろすとともに、国道15号線の上空を利用し、品川駅西口地区のまちづくりと連携が図られることで東西自由通路の延伸が可能となり、駅から高輪側の市街地、港南側から高輪側へのバリアフリー化が図られてまいります。また、あわせて品川駅西口地区駅前広場の再整備により、地域交通を担う交通結節点機能の確保を図ってまいります。  甚だ簡単ではございますけれども、資料8のご説明は以上でございます。 ○委員長(大滝実君) 説明は終わりました。これより政策(1)の質疑に入ります。ご質問するときは、ページ数を言っていただいて質問に入っていただきますようお願いいたします。 ○委員(横尾俊成君) 素案の43ページ、施策3)の成果目標のところに省エネルギー・省資源型のまちづくりとあります。活動指標のところには、生活に便利な施設数ということで、スーパーマーケットなどいろいろ書いてあるのですが、この省エネルギー・省資源型のところの指標がどのように設定されるのかということを教えていただきたいです。 ○都市計画課長(冨田慎二君) やはり港区内には生活利便施設、特にスーパーマーケットなどが不足しているという状況がございます。今後、開発におきましては、きちんとそのようなものを誘導していくというところでございます。  省エネルギー・省資源型のまちづくりにつきましては、例えば地域冷暖房など、エネルギーを融通して省エネルギー化に取り組んでいくことにより、人々が暮らしやすい良好な住環境を整備していきたいということがこの目標でございます。  活動指標につきましては、生活に便利な施設ということで、港区開発事業に係る定住促進指導要綱に基づくスーパーマーケットや保育園などの施設整備の数を指標としてございます。 ○委員(横尾俊成君) わかりました。地域冷暖房の数ということは、特段指標としては具体的には入れずにということで理解しました。  次に、44ページ、まちづくりガイドラインの策定というところで、現在4地区とあるのですが、その4地区がどの地区かということと、他の地区でも策定するという機運があるのかどうかということについてお聞きしたいのです。  あともう一点ですが、4地区の中には青山地区が入っていると思います。青山地区があると、赤坂地区の人たちから、赤坂にはなぜないのかとよく聞かれたりするのです。それで、どのような基準で地区を選んでいるのか。また今後、地域からの要望があったときには、どのように応えていくのかということをお聞かせください。 ○都市計画課長(冨田慎二君) まず、4地区についてご説明させていただきます。1カ所目は環状二号線周辺地区まちづくりガイドライン、2カ所目は六本木・虎ノ門地区まちづくりガイドライン、3カ所目は田町駅西口・札の辻交差点周辺地区まちづくりガイドライン、4カ所目は青山通り周辺地区まちづくりガイドラインでございます。  現在の動きにつきましては、品川駅の周辺でまちづくりが進んでいることから、三田・高輪地区におきまして、ガイドラインの策定に取り組んでいるところでございます。また、環状二号線周辺地区まちづくりガイドラインにつきましては、平成24年3月に策定いたしましたが、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会や虎ノ門新駅、BRTや新橋駅東西の開発の機運などを捉えて、今、改定作業に取り組んでいるところでございます。  どのような地域でつくっていくのかということでございますが、このようにある程度まちの機運がありまして、まちづくりが動いていくところには区が先行して地元に入ると。地元の意向を踏まえた個性ある将来的なまちづくりに取り組むため、まちづくりの動きがある地域について取り組んでいるところでございます。 ○委員(横尾俊成君) そうすると、新たに取り組むところというのは、まちづくりの機運が盛り上がっている地区に対して、区が、それではガイドラインをつくりましょうという手続でやられると。赤坂地区の例で言うと、青山地区の動きがあって、赤坂地区でもというのは何人かの町会長がおっしゃっているのですけれど、そのようなことは機運とは言わないということですか。何をもって機運というのか、基準はありますか。 ○都市計画課長(冨田慎二君) 先ほど申しましたように、今、5地区目の策定に取り組んでいるところでございますが、例えば環状第二号線が整備されるので、それに伴ってまちづくりが動いていくということですので、区が先行して地元の意見を聞きながら、まちづくりの目標や地域のニーズなどを共有して、開発するときにはガイドラインに沿って指導していくということで今まではつくってございました。 ○委員(横尾俊成君) 青山地区の取り組みに関してはとても評価が高くて、地域の声がきちんと聞かれていて、そのおかげでこういうところを誘導できる、こういうものを設置できるという根拠になるということがあると思うのです。  今の答弁のように、開発の動向に合わせるということもあるのですが、それ以外にも例えば東京2020大会があったりというように、いろいろなことがあると思うのです。だから、開発や事業認可に限らず、そのような取り組みを地元とつくっていく、紙に落としていくということは、まちの活性化の一つになると思いますので、ぜひ赤坂地区も、そのように進めていただきたいと思います。  次に、45ページの港区まちづくり条例に基づく区民主体のまちづくりの支援についてです。まちづくり条例によるルールづくりに関しては、区内で進んでいるところが幾つかあると思うのですが、その動向を教えていただきたいのです。まちづくり協議会がつくられて、そこから条例をつくるというところまではまだ至っているところはないと思うのですが、その辺のまちづくり条例を活用した地域の動向の現状と、今後の見通しのようなところに関して教えていただきたいのです。 ○都市計画課長(冨田慎二君) 港区まちづくり条例に基づくまちづくりの進め方としては、まず、自主的なまちづくり活動がございまして、その後はまちづくり組織の登録、地区の将来像やまちづくりの基本理念などによるまちづくりビジョンの登録、地区のまちづくりルールの認定がございます。その後は、そのルールに基づいた自主的な活動やそのルールを守っていくという地域活動、もしくは都市計画、地区計画等に進んでいくという流れがございます。  現在、ルール認定まで行った地区が2地区ございます。1つが六本木三丁目東地区まちづくり協議会で、こちらは平成27年3月にルール認定をしています。地区のまちづくりのルールということで、審査体制も含めて、自分たちのまちに新たに来た方に対して、そのルールを認識してもらうというようなPRをしてございます。  もう一つが白金高輪駅前東地区まちづくり協議会で、こちらは平成28年2月にやはりルール認定をして、今、市街地再開発事業へ向けての地区計画等について検討しているという状況でございます。  そのほかにも、現在活動しているところが8地区ございます。あとは、港区まちづくり条例に基づいて、そこから再開発等を行った例えば西麻布三丁目北東地区や、環状二号線周辺地区のようにきちんとしたガイドラインができて、その後エリアマネジメント組織をしたというような形で解消したところもございます。 ○委員(横尾俊成君) 地域発意に基づく区民主体のまちづくりということで、やはりここまで行くと象徴的なものになっていると思うので、このまちづくり条例がより使われるように改善していただきたいと思います。ルールづくりをするには世帯数が何世帯以上というのがあって、そこがハードルが高いという声もあるというところで、見直しも進められているのではと思うのですが、そこの部分をさらに進めていって、活用されるようにしていただきたいなと思います。  もう一点だけ質問します。46ページの良好なコミュニティ形成の協力要請というところですが、マンションがふえても、マンションの住民の方はなかなか町会等に入ってくれないという現状があります。マンションが建ってしまうと、セキュリティ上アクセスしづらかったり、チラシをなかなか配布できなかったりということがあります。マンションによっては、入居時に町会に自動的に入るような誘導をしているところもあるとも聞いているのですが、そうした事例なども紹介するなど、ぜひ事業者と協力しながら、町会への加入の誘導ということをさらに強化していただきたいと思います。それについて考えていらっしゃることがあれば、教えていただきたいです。 ○住宅課長(増田裕士君) これまで区では、例えばワンルームマンションなどを建てる場合には、区の条例の中で町会や自治会に対しての協力を要請しているところでございます。引き続き、この条例をもとに、町会やいわゆる地域のコミュニティへの参加を促していきたいと考えてございます。 ○委員(黒崎ゆういち君) 先日の第4回定例会でも基本計画について質問させていただいて、そのときより細かい話になってきていると思うのですけれども、政策(1)の施策1)から3)についてはボックス事業がないということもあって、関連計画へとどうつないでアウトプットの形を見いだしていくのでしょうか。今回からいわゆる定数目標を出しているので、ここに関しては数値面ではかれることになったということを聞いています。例えば43ページの施策1)、港区に住み続けたい割合というところですが、これを5ポイント近く上げていくための手段はどのようなものなのでしょうか。この計画計上事業の下の具体的なプログラムといいますか、プランというところは、今後この3年間でどのように積み上げていくのかをお聞きしたいのです。 ○都市計画課長(冨田慎二君) こちらの割合につきましては、平成27年度の港区民世論調査に基づいて、それをベースに84.9%という数値となってございます。これを90%に上げるということで、港区まちづくりマスタープランをことしの3月に策定しておりまして、港区の将来像を掲げています。魅力と活力あふれるまちづくりを進め、住み続けたいという意向の数字を上げていきたいと考えてございます。  具体的には、今、港区民世論調査をやってございますが、84.9%に対して、ことしの速報値でいきますと87.8%と、確実に上がってございます。そのような形で、港区まちづくりマスタープランに基づいて、また、先ほど横尾委員からありましたが、具体的なまちづくりが動くところにつきましては、まちづくりガイドラインをつくって区民の意向などを踏まえて地域の課題を解決していくというような、人が住みやすいまちづくり、住み続けたいと思われるまちづくりをした上で、住み続けたいという方の割合を上げていきたいと考えてございます。 ○委員(黒崎ゆういち君) これは基本計画ですので、総論については、こういう方向ですということでいいのですけれども、それをブレークダウンしていく中で、各論の議論のところがわかりにくいかと。我々としては、委員会の中で具体の話になっていくと思うのですけれども、委員会に出てくるのは、もう決まった中でそれにのっとった格好で一つ一つの方向性が審議されるわけであります。その過程というか、どういう方向に向かっていて、だからこそこれを優先順位としてこの3年間のうちにやっていけば、結果的にこの数値目標が達成されるというところについて、見える化という観点ではどういうプロセスを考えられているのか、教えていただけますか。 ○都市計画課長(冨田慎二君) 黒崎委員ご指摘の見える化ということですが、現行の基本計画では活動指標については任意でございましたが、政策評価でいろいろご指摘があった関係から、今回は政策ごとに一つひとつの施策に対して活動指標を求めて、きちんと成果があらわれるようにということで取り組んでいるところでございます。  事業につきましては、計画計上事業という言葉で掲げている事業や、事業計画化事業ということで区民に約束していく事業がございますし、既存の事業なども行いながら、きちんと区民のニーズに応えていくということは区の使命であると考えてございますので、それぞれの事業についてわかりやすくということで、今回基本計画を改定するところでございます。 ○委員(黒崎ゆういち君) わかりました。ということは、平成30年度予算案の中で、まずは第一歩の方向性、第一歩を踏み出すメニューが出てくるということでよろしいのでしょうか。 ○都市計画課長(冨田慎二君) 当然、新規事業、レベルアップ事業などいろいろ区の施策で打ち出していく部分もございますし、基本的にはこの基本計画と整合を図りながら、いろいろな事業を展開していくということでございます。 ○委員長(大滝実君) ほかにありませんか。なければ、私から伺います。  46ページで、先ほど横尾委員からも生活利便施設の協力要請について質問がありましたが、今、例えば芝浦でも芝浦三、四丁目では人口が1万7,000人を超えているわけですけれども、スーパーマーケットがあまりありません。日常的に生活用品を買う場がないため、八百屋がトラックで売りに来たり、バスで買い物に行くというような状況ですので、スーパーマーケットを要請するというのはこれからも非常に大事な問題であるかと思います。今、芝浦アイランドではピーコックなどが要請されて店を開いているわけですけれども、余り十分ではないということもあります。今までの実績とか、今後の取り組みの中で具体的にこのような計画があるということがあればお聞かせ願いたいと思います。 ○住宅課長(増田裕士君) 例えば、芝浦港南地区のこれまでの実績というものであれば、全体として施設の件数は36件ございました。その中で、大滝委員長がお話しされているスーパーマーケット等に関しては6件というところでございます。  今後の協議、これは事業者との協議により施設が確定していくという形になりますが、その際に事前の相談もしくは協議の中で、芝浦港南地区総合支所も含めて、具体的に地域に必要な施設を確認していきながら、事業者に要請していくというものでございます。 ○委員長(大滝実君) コンビニエンスストアは山ほどあるのですけれども、それだけでは日用品などがなかなか買えないということなので、ぜひ生活できるまちになるように、協力要請などを進めていってほしいと思います。  それでは、政策(1)については、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(大滝実君) それでは、政策(2)の質疑に入ります。引き続き、ご質問するときは、ページ数を言っていただいて質問に入っていただきますようお願いいたします。 ○委員(丸山たかのり君) 51ページの橋りょうライトアップに関してなのですけれども、資料3のコストの内訳表をつくっていただきまして、ありがとうございました。まだ設計も前の段階で、維持管理費を出すのは大変だったと思いますけれども、本当にありがとうございます。  先ほどの芝浦港南地区総合支所まちづくり担当課長の説明の最後のところで、経費の節減に努めていくということだったのですけれども、10月30日の当常任委員会でも説明がありましたが、このライトアップについては太陽光等の再生エネルギーを活用して経費節減に努めていくということでした。これは通常かかる経費について、太陽光などを使っていけば下がっていく可能性が高いということでよろしいのでしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり担当課長海老原輔君) 丸山委員ご指摘のとおり、今後、実施設計の中で自然エネルギー、太陽光を活用して、電気代の節減を図りたいと考えております。  また、この電気代につきまして、今回、資料3で示していますのは、エネルギー活用分を含んでおりません。ですので、今後、この電気代がさらに減っていくという形になります。例えば、江東区にある東京ゲートブリッジでは、年間の電気代の4割が太陽光エネルギーで賄えていると聞いております。今回、この太陽光エネルギーにつきましては、芝浦港南地区でどの程度太陽光パネルが設置できるかにもよりますけれども、そういったもので経費節減を図っていきたいと思っております。 ○委員(丸山たかのり君) わかりました。そういった再生可能エネルギー等を活用して、環境の視点も加えたライトアップにしていただけると、より取り組みとして幅が広がってよいと思っております。  また、これは要望なのですけれども、当常任委員会において、このライトアップの前倒しについての意見が私も含めてあったかと思います。前倒しできる部分に関しては、どんどんやっていただきたいと思います。  あと、港区においては、平成30年4月から特定の事業を挙げて、ふるさと納税をその事業に誘導していくような取り組みが開始されると伺っております。1つ参考に述べさせていただきたいのですけれども、北海道の本別町では、愛のかけはしメモリアルライトアップ事業というのを、ふるさと納税の寄附金の一部を使ってやっておられます。これは、町に寄附をいただいた方に対して、希望日に「愛のかけ橋」をライトアップする事業で、ご本人やご家族、友人の記念日のお祝いに、大切な日をライトアップで彩ってみましょうということです。こういった取り組みもありますので、ぜひふるさと納税の寄附金などを活用して事業費をより集めていただいて、計画を前倒ししていただいて、なおかつ還元していくというところで、ぜひ参考にしていただければと思います。 ○委員(ちほぎみき子君) 53ページ、54ページの施策3)、快適な都心居住の実現についてお伺いします。  政策(1)のところで黒崎委員が質問していたのですが、港区に住み続けたい方の割合、当分は住んでいたいと思ってくださっている定住意向の方が8割を超えているということでした。住み続けやすい環境づくりというものが政策(1)だと思います。  少し次元が違うかもしれないのですけれども、そういった居住環境を今後も形成していくということで、人口増加も伴いまして、再開発等に伴った住宅供給がこれからふえていくと思います。福祉的な住宅もとても必要なのですが、実際は供給数が少ないということで、困窮している区民の方もいらっしゃるかと思います。そういった方々もこの8割の中に、つまり港区に住み続けていたいと思ってらっしゃるのではないかと、ご相談を受けていてそういった事情を察するところであります。  それで、54ページに公営住宅について書かれておりまして、都営住宅の移管のところでは、東京都と引き続き十分な協議を行っていくとあります。引き続きということは、現状も行ってくださっていると思うのですけれども、その協議の進捗等を伺えればと思います。 ○住宅課長(増田裕士君) 都営住宅で移管の対象となっているのが、現在4つございます。具体的に言うと、三田一丁目アパートが戸数49戸、南麻布四丁目アパートが81戸、南青山一丁目第2アパートが66戸、最後に、赤坂五丁目アパートが戸数80戸というところです。現在は都営という形になっています。  こちらについては、移管の対象と基準があるのですが、その中で具体的には住宅以外の部分、例えば下の方の施設にほかの権利が発生したり、そういうものも含めて、整った段階で協議を進めていこうということになっています。それが動き出し次第、改めてまた東京都の所管課と調整を進めていくということで考えてございます。 ○委員(ちほぎみき子君) ありがとうございます。やはり交渉のお相手がいらっしゃいますので、いろいろな条件の問題でなかなかスムーズにいかない場合も多々あると思いますけれども、引き続き、ここに書いてありますように、真に住宅に困窮する区民の方への提供を進めていただきたいと思います。  なかなか公営住宅が当たらなくて、何十年も過ぎてしまうという方もいらっしゃいます。議会でも質問させていただいたのですが、住宅を必要とする方により多く供給するために、福祉部門と協力して、民間の不動産屋等の協力もいただきながら進めていく住宅セーフティネット法が改正されました。港区の住宅基本計画にもそれは以前から盛り込まれていて、実際に福祉部門では不動産屋への相談などを積極的にやってくださって、課題のところは改善していただけるとあります。  それで、4)都営住宅の移管のところを見ると、「真に住宅に困窮する区民」とあって、また5)の中堅所得者向けの住宅の転用及び居住の安定確保の支援のところでは、「住宅の確保に特に配慮を要する方に向けた住宅に転用」とあります。都営住宅と中堅所得者向け住宅とに分かれて書いてあるので、こういう書き方にはなっているのかと思いますけれども、このあたりの認識はどのように持ってらっしゃるのでしょうか。 ○住宅課長(増田裕士君) まず、54ページの5)に書いてある中堅所得者向け住宅のことについて具体的に言いますと、来年1月から特定公共賃貸住宅シティハイツ港南をバリアフリー化して高齢型住戸にしましょうということで、準備を進めているところです。高齢者の方には、民間の賃貸住宅を単身ではなかなか貸してくれないとか、収入がない方をオーナーが余り受け入れてくれないなどという課題があるというところも含めて、このような施策を準備しているところでございます。  ちなみに4)の都営住宅に関しては、あくまでも所得という話をすると低額所得者という方が対象となりますので、その部分の違いというのが出てしまいます。 ○委員(ちほぎみき子君) わかりました。ありがとうございます。  今後、こういった方々の住宅をしっかり確保するためには、福祉部門と住宅部門の連携が本当に必要なので、国もそのように動き出しているのですけれども、港区として、今後この3年間の計画の中ではどのような取り組みを考えてらっしゃるのか、わかれば教えてください。 ○住宅課長(増田裕士君) 第3次港区住宅基本計画の中でも、住宅セーフティネットということはうたわれているところです。その部分に対して、今後3年間を含めて、具体的に福祉部門とどういう形で連携できるのか、庁内で協議させていただきたいと考えてございます。 ○委員(ちほぎみき子君) やはり住宅に困窮するというのは非常に大変なことだと思います。しっかり協議して、ぜひいろいろな部分でケアしていただいて、この8割以上の住みたいという思いを本当に大切にして、計画を進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○委員(横尾俊成君) 橋りょうライトアップについて伺います。先ほど、丸山委員から、前倒しに際してはふるさと納税を活用してはということで、それはとてもいいアイデアだなと思っているのですが、一方で、例えばほかの都市を見てみると、企業の協賛が入っていたり、あるいは橋りょう自体に公告の部分があって企業名が表示されていたりということもあるかと思います。このように事業者と連携しながら、橋りょうのみならずまち全体にライトアップを広げていくということも、今後考えられるかと思うのですが、事業者との連携について、今進めていることがあれば、教えていただきたいのです。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり担当課長海老原輔君) 今、横尾委員からお話がありましたスポンサー企業などの広告収入等を含めたライトアップへのバックアップというところですけれども、現在はそのような計画はありませんが、芝浦一丁目の開発計画が動いております。この中で東芝浦橋、新芝浦橋、末広橋といったところの今後のライトアップの実施について、計画が進むにつれて、開発事業者と調整を図りたいと考えております。 ○委員(横尾俊成君) 先ほど丸山委員のおっしゃったようなことも含めて、さまざまな施策で前倒ししたり、事業費の節減に努めていただきたいと思います。  再生可能エネルギーに関しては、恐らく普通の電気よりも費用が高くなってしまうと思うのですが、一方で環境への配慮というか、施策としては象徴的なものですので、それも進めていただきたい。これは要望です。  次に、56ページの放置自転車対策の推進について伺います。自転車シェアリングについては別の政策の項目にあると思うのですが、放置自転車対策という面もあると思います。ここに書かれていないのは、何か理由があるのでしょうか。 ○地域交通課長(西川克介君) 現在の基本計画を策定した際に重複する項目が幾つかあったということで、今回整理させていただき、放置自転車対策の推進については、それ単独で出すような形にいたしました。地域交通の部分は次回の委員会になりますが、政策(4)に盛り込ませていただいております。 ○委員(横尾俊成君) 地域交通の方に書いてあるのは認識しています。放置自転車対策のところに、「鉄道事業者に対する駐輪場設置要請や民間建築物への附置義務の指導」と書いてある中で、今あるものに関して言うと、多分計画の時期に関連があるかもしれませんが、駐輪場はあるのだけれども自転車シェアリングのサイクルポートがないというところが散見されます。サイクルポートがセットになって置いてあるところがなるべくふえていけばいいのかと。つまり、自転車を必ず持たなくてもみんなでシェアしていればいい可能性もあるわけで、そういうことがセットになって計画されていくといいのかなと思って、連携という意味でここに書いていた方がいいのかと思った次第でした。答弁は結構です。 ○委員(黒崎ゆういち君) 49ページの政策体系と成果目標の数値目標について伺います。先ほど、ちほぎ委員から質問があった住宅問題についてのところです。区民が安心して住み続けられるように環境を整備していくという状況の中で、成果目標は、「さまざまな人が地域で安心して集合住宅等に住み続けられる環境が整備されている」となっていて、でも活動指標は「管理アドバイザー派遣件数」というのは、何か違う気がします。  また、施策3)の5)、中堅所得者向け住宅の転用及び居住の安定確保の支援というところで言うと、11月24日付当常任委員会資料No.8の達成状況の1、区民向け住宅の建てかえについて、3年間で50戸がマル、つまり達成となっています。これは、やれるからこの数字をやりましたと、50戸建設しましたという話ではなくて、保育と一緒で、住み続けたい人が何人いるから、その人たちに向かってさまざまな分譲住宅も含めた住宅供給数を算定して、そこに向けて活動していくという、つまり積み上げ方式ではなくてゴールに向かって進んでいくというようなやり方をしてしかるべきだと思うのです。まずはその件についてお聞きします。 ○住宅課長(増田裕士君) まず、管理アドバイザーについての目標の考え方についてですけれども、平成27年度に分譲マンションの実態調査を行いました。この中で管理者アンケートを行ったところ、管理組合がない、管理規約がない、また管理上の課題がある分譲マンションが70件ほどございました。その部分を含めて適正な維持管理、この後の都心居住というものも含めて適正な維持管理が実施されるようにということで、管理アドバイザーを目標としているというところでございます。  次に、区営住宅のご質問ですけれども、目標が50戸という設定、具体的には六本木の区営住宅ということになりますが、当時は画一的に住戸を設けていました。建てかえに当たっては、例えば2LDKをそのまま2LDKに建てかえるという形ではなくて、当時の居住者の人数を確認しながら、タイプ別、いわゆる型別供給をしていくという形で、最終的には50戸を整備したというところでございます。 ○委員(黒崎ゆういち君) その当時の話はそうだとしても、先の3年間に向かっていく中で大きい計画を達成するという意気込みを感じさせて、一丸となって取り組んでいかなければいけない計画にしては、数値目標としては低いというか、弱いというか、小さいというか。  同じように、施策2)の良好な景観をつくっていくぞというところで、事前協議の件数を3件ふやしますというのもどうかと。例えば、歴史的建造物の保全件数が今何件あって、この3年間のうちに10件ふやすだとか、その下の5)の表彰制度を使って表彰されるような建築物をふやすのだとか、そういう発想がないと、なかなか新しい方向というか、先ほどから質問しているアウトプットにつながっていかないと思うのですが、いかがでしょうか。 ○開発指導課長(村上利雄君) 屋外広告物の事前協議制度につきましては、事業者の計画がある中で誘導していくような性質のものでございますので、事前に私どもで打って出て、その成果を上げるというようなものには少しなじまないのかと考えているところでございます。  しかしながら、景観アドバイザーの地域の魅力等を踏まえたアドバイスによりまして、より魅力的な計画が誘導できるということによりまして、このような件数を指標として採用させていただいているところでございます。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。 ○委員(黒崎ゆういち君) 歴史的建造物の保全や表彰制度の件数をふやすというような施策についてはいかがでしょうか。 ○都市計画課長(冨田慎二君) 平成27年10月に港区景観計画を改定してございまして、その中で歴史的建造物については特に配慮していくようにということで、泉岳寺の隣のマンションの問題等もありました関係から、きちんと保全しているところでございます。
     表彰制度については、今年度から新たに区民景観セレクションや、より区民に親しまれるような景観をつくるためにいろいろな表彰制度を創設したところでございます。そのほかにも景観まちづくり賞といいまして、事前協議で優秀な作品につきましては、きちんと表彰していくということで、景観をより充実させるために表彰制度も用いて、区民や民間事業者の意識を高めるという取り組みをしてございます。そういう中で、景観に関する啓発事業を行っていきたいと考えてございます。 ○委員(黒崎ゆういち君) ありがとうございます。受け身にならずに、そういう前向きな発想をして、地域を引っ張っていただくようなプログラムメニューにしていただければと思います。 ○委員長(大滝実君) ほかにございますか。なければ、私からも何点か伺います。  50ページの地域特性に応じた土地利用の誘導というところで、「都市機能の更新を促進する必要がある地域においては、柔軟に土地利用転換を推進し、計画的に土地利用を誘導します」と述べられています。この都市機能の更新を促進する必要がある地域は、具体的にどのようなところを指しているのでしょうか。 ○都市計画課長(冨田慎二君) 建物の老朽化や細街路が多かったり、低未利用地のようなところにつきましては、都市機能の更新を促進する必要があるということです。ただし、それは住民発意であって、例えば市街地再開発事業のように地域が合意形成を図っていく中で、きちんと土地利用転換を促進していくということでございます。開発というよりは、地域の機運の高めていきながら土地利用転換を図っていくという考え方でございます。 ○委員長(大滝実君) 大手のデベロッパーなどが計画を立てて、一部の比較的大きな地権者を押し立てて準備組合をつくって、再開発を進めていった結果、小規模な地権者が追い出されるということがこれまでにありました。  区が土地利用を誘導するというのであるならば、再開発についての学習、つまりメリットやデメリットなどを十分に小規模地権者にも理解してもらい、不利益がないようにきちんと支援していくということが必要かと思うのです。そういった支援というのは、どのように取り組まれているのでしょうか。 ○都市計画課長(冨田慎二君) 先ほど横尾委員から、まちづくり条例についてのご質問がございましたが、まちづくりをしていくときには、例えばコンサルタント、不動産の専門家や税制の専門家の派遣という形で、区としては条例に基づいた支援をしてございます。地権者の方々がきちんと合意形成を図るために、専門の方からいろいろなアドバイスをいただいたり、各地区総合支所を中心にいろいろな勉強会も進めているところでございます。そういうところできちんと区としては支援していきたいと考えてございます。 ○委員長(大滝実君) コンサルタントの派遣が、実際は事業者の側に立って再開発を促進するというようにも現実にはなりかねないので、やはり区がきちんと支援するということが必要だと思うのですけれども、その辺はどうなのでしょうか。 ○都市計画課長(冨田慎二君) 先ほど申しましたように、白金高輪駅前東地区まちづくり協議会につきましては、港区まちづくり条例に基づきまして、住民の方がいろいろ勉強しながらルール認定まで来まして、都市計画に向けて動いているような住民発意の手法もとれています。区としてはそのような支援もきちんとしていきたいということでございます。 ○委員長(大滝実君) きちんと理解ができるような、丁寧な支援をぜひお願いしたいと思います。  それから、橋りょうライトアップについてですけれども、工事費が4億6,000万円、維持管理費は3年間で1,108万円ということでした。先ほどの質問の中で、スポンサー企業は今回は入らないということですけれども、この事業費と維持管理費は全て区の負担ということになるのでしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり担当課長海老原輔君) 今回計上しています金額につきましては、区単費のみの計上になっております。ただ、今年度から東京都産業労働局観光部におきまして、ライトアップに関する補助事業が設立されました。これは、建造物の常設のライトアップを行う事業に対しての補助事業です。来年度の事業につきましてはこれからエントリーして、こういった補助事業を活用して、少しでも区の負担を軽減したいと考えております。 ○委員長(大滝実君) 東京都はどれぐらいの割合で負担するのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり担当課長海老原輔君) 事業の補助率ですけれども、補助対象経費の3分の2以内、補助限度額3,000万円となっています。 ○委員長(大滝実君) それから、費用対効果について伺います。51ページに、「観光振興、産業振興という視点を持って」と記載されているのですけれども、例えば観光で言えばこのぐらい人が集まるとか、経済効果については検討されているのですか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり担当課長海老原輔君) 観光・産業振興の効果については、今後の検討の余地がございますけれども、参考事例として、大阪市が平成25年度からライトアップ事業を実施しております。その際の来訪者数が517万人で、平成28年度では1,293万人ということで、約700万人の増となったとのことです。また、このときの経済効果としましては、平成25年度が284億円、平成28年度が665億円ということで、約380億円程度の増と聞いております。  これが今回の橋りょうライトアップ事業で同じような効果があるかというところはわかりませんけれども、同じように来訪者や観光客が今後ふえていくというように考えているところでございます。 ○委員長(大滝実君) それから、同じところに「安全・安心の視点」とありますが、住民にとって、この事業によって環境が悪くなるというようになってはいけないわけです。そういう点で、ライトアップの期間については決めるのでしょうか。  例えば、目黒川のイルミネーションについては、先日新聞に載っておりましたけれども、去年は53日間で48万人、ライトアップの期間は11月14日から1月8日まで、時間は夕方の5時から10時までとのことでした。これが常に年がら年じゅうついているということになれば、住民にとってもそれが阻害になるということにもなりかねないのですけれども、その辺はどのように考えているのでしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所まちづくり担当課長海老原輔君) 点灯期間につきましては、現在、365日、1年じゅうを計画しております。また、点灯時間につきましては、春と夏で時間帯が変わりますが、消灯時間を夜中の12時と考えています。ただ、12時以降につきましても、保安灯という形で照明灯の明かりを減らしまして、少しでも運河沿い緑地の安全・安心を図るために明るさを保つという運用を考えているところでございます。 ○委員長(大滝実君) 今、運河に沿った形でマンションなどがたくさんできておりますので、ぜひ住民の意見をよく聞いて進めていただくということで、お願いしたいと思います。  それから、53ページの区民向け住宅の供給及び有効活用というところで、「シティハイツ車町については、泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業の施行に伴い、事業区域外での建てかえを行います」となっているのですけれども、移転先は近くを予定しているのでしょうか。  また、シティハイツ車町の居住者は高齢者が大変多いということですが、仮移転先も含めて2度引っ越さなくてはならないため、環境の変化によって体力的にも大きな打撃を受けます。シティハイツ芝浦の建てかえのときにも、仮移転中に亡くなった方もいらっしゃったので、建てかえの場所と、それから転居についても丁寧な支援を行っていく必要があるのではないかと思います。この辺はどのように考えているのでしょうか。 ○住宅課長(増田裕士君) シティハイツ車町の移転場所については、第二種市街地再開発事業区域に隣接する土地区画整理事業の区域の中で、仮換地指定が予定されているというところでございます。  仮換地指定の時期については、事業の施行者であるUR都市再生機構に情報提供を求めているというところでございますので、具体的にこの場所ということは、現在は決まっていないというところでございます。  なお、建てかえに際しては、仮移転をせざるを得ないという状況になってございます。その際に、例えば区営住宅、区立住宅、特定公共賃貸住宅を提供できるかどうか、また実際に住宅の提供を検討する際に、例えばバスを借りて現地に行って中を見ていただくなど、仮移転につきましては、居住者に対して丁寧な対応に努めてまいります。 ○委員長(大滝実君) ほかにございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(大滝実君) なければ、ここで休憩にしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(大滝実君) それでは、休憩に入ります。再開は3時20分としたいと思いますので、よろしくお願いします。                 午後 3時06分 休憩                 午後 3時20分 再開 ○委員長(大滝実君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  これより、政策(3)の質疑に入ります。引き続き、ご質問するときは、ページ数を言っていただいて質問に入っていただきますようお願いいたします。 ○委員(丸山たかのり君) 63ページ、橋りょうの計画的な整備についてお伺いいたします。資料4で老朽化比率を出していただき、ありがとうございました。  この老朽化比率に関しては、資産としての価値を示した数値だと、先ほど土木施設管理課長から説明がありました。今後、財政の見える化を一層進めていく上では、区がインフラをきちんと整備してその価値を維持している、高めているといったことをいかにわかりやすくするかという意味で、とても大事な数値だと思っております。今後も、固定資産台帳などの公表に際しては、こういった観点からぜひ検討いただきたいと考えております。  それで、整備を予定している橋は、老朽化比率で言うと90%以上のところかと思いますので、そういう意味では適切なかけかえだと思います。ただ、今回計上されていない橋の中で、老朽化比率が90%以上になっているものもあるのですけれども、そちらを整備する予定はあるのでしょうか。 ○土木課長(小谷武彦君) 例えば、新古川橋は、平成26年度に区で橋りょうの一斉点検を行いましたが、その中で、かけかえ、あるいは耐震補強が早急に必要という状況ではないという判断を受けました。なお、新古川橋につきましては、来年度に欄干等の簡単な補修工事を芝浦港南地区総合支所で予定していると聞いております。 ○委員(丸山たかのり君) わかりました。必要な補修等を加えることで維持できるものに関しては、減価償却し切っていても維持していく、整備していくというのが区の方針だということだと思います。ありがとうございました。  次に、64ページの自転車走行空間整備の推進について伺います。資料5に区の事業計画として図示されているとともに、今後整備されていく距離も出されていて、東京都とも連携して自転車走行空間を整備していくということですが、整備は年度ごとに何キロメートルぐらい進むということはわかりますでしょうか。 ○土木計画担当課長(小林秀典君) 東京都や国の整備箇所について、年度ごとの具体的なスケジュールは調整中と聞いておりますけれども、港区内の都道、国道につきましては、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会までに、東京都は約4キロメートル、国では約6キロメートル整備していく予定だと聞いております。 ○委員(丸山たかのり君) わかりました。どちらかというと区の方が整備に関してはかなり積極的に進んでいるような気がしますが、ぜひ今後も国や東京都との連携をしっかりしていただいて、一層の整備を進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、65ページの都市計画公園の整備というところで、これに関しては、平成26年3月の港区都市計画公園・緑地の整備方針があるかと思います。こちらを拝見すると、今回の整備に挙がっている三田台公園や霊南坂公園は、昭和32年12月21日に区立の都市計画公園として決定しているということですが、整備されるまでに随分期間を要していると思うのですけれども、何か理由がありますでしょうか。 ○土木課長(小谷武彦君) 三田台公園につきましては、まだお住まいの地権者の方がいらっしゃいます。都市計画公園であるということを丁寧に説明しておりまして、その中で用地交渉ができるところから順次買い取っているという状況でございます。今後も、用地交渉を含めて地元の方への丁寧な説明に努めるとともに、一日も早い整備を目指していきたいと考えています。  また、霊南坂公園につきましては、今回ホテルオークラが事業主で、虎ノ門二丁目10番地区というところで開発しております。こちらも昭和32年に都市計画決定をしてから大分たっておりますが、昨今、東京都公園まちづくり制度実施要綱というものができました。長く未開園の公園を、事業計画等を立てて、代替緑地等を含めて整備していくといったその制度を使って、開発者が今回整備していくということで、現在は設計休眠しておりますけれども、霊南坂公園につきましては、平成31年度完了を目標に整備して、その後、区が引き継ぐという予定でございます。 ○委員(丸山たかのり君) わかりました。ぜひ今回の計画を捉えて、またしっかりと整備をお願いいたします。  先ほど私が示した港区都市計画公園・緑地の整備方針の中で、都市計画公園を決定していながら未開設のものが幾つかあります。芝浦公園はたしかおととしに整備されているかと思うのですけれども、氷川公園と高輪公園は未開設との記載があります。こちらの開園の予定は立っていますでしょうか。 ○土木課長(小谷武彦君) 氷川公園につきましては、神社であるということがございまして、現時点では開園のスケジュールが立っておりませんけれども、いろいろな機会をあわせて調整していきたいと思っております。  また、高輪公園につきましても、同様に民有地ということで、これにつきましても、緑地は現状でも大分あるようなところもございますけれども、開園については、またいろいろな機会をあわせて整備できるかどうかやっていきたいと思いますので、現時点では未定ということでございます。 ○委員(丸山たかのり君) わかりました。引き続き、そちらの方も、タイミングを見計らって整備していただければと思います。  次に、67ページの快適な公衆・公園トイレの整備についてお伺いいたします。資料7の洋式トイレの整備率では、公園は81.8%、公衆便所は69.7%、全体の平均では71.4%ということで、他区と比較するとかなり高い整備率ではないかと思っております。  ただ、遊び場は33.3%、児童遊園は60%ということで、やや低いのかと思うのですけれども、区の洋式トイレの整備方針として、基本的には洋式トイレ化できるところに関しては洋式にしていくという整備方針なのでしょうか。また、整備率に高い、低いというところが出ているということについては洋式化するに当たっての障害になるようなものがあってこういう結果になっているのでしょうか。 ○土木課長(小谷武彦君) まず、区の方針についてでございますが、洋式にするということは、バリアフリーも兼ねています。車椅子利用やオストメイトなど、いろいろな設備が必要になりますので、こういったものは、今後公園の改修あるいは整備の際にできる限りやっていきたいと考えております。  次に、遊び場や児童遊園でトイレの洋式化がなかなか進まない理由につきましては、今言ったバリアフリー対応としますと、どうしても一定以上の大きさのトイレをつくるために、面積を従来のものよりも多くしなければいけません。都市公園法の中で、公園の中の建ぺい率は2%までという制限もありますので、そういった制限にひっかかって、なかなかバリアフリーのトイレがつくれないといったことがあります。また、遊び場や児童遊園はもともと区の土地ではなくて、権限がないというような場所も数多く存在しておりますので、そういったことが原因で、なかなか整備率が上がっていないという状況でございます。機会があれば、その都度整備をというようには考えております。 ○委員(丸山たかのり君) わかりました。洋式化は本当に必要なことだと思いますので、積極的に進められるところからぜひ進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、68ページの市街地再開発事業への支援のところで、こちらの表を見ますと、実施計画の後期において工事が完了するものとして、虎ノ門一丁目地区と虎ノ門駅前地区の市街地再開発が挙げられています。それで、資料2の人口推計の算出方法に関する資料では、大規模集合住宅の開発による人口の増加については世帯年齢分布法を用いるとのことでしたが、完了を予定している市街地再開発事業に伴う人口増というのも、今回の人口推計に反映されているということでよろしいのでしょうか。 ○再開発担当課長(大久保光正君) こちらにつきましては、年に1回、人口推計を行う部門から再開発担当の方に照会がありまして、そこで現時点の再開発事業における住宅戸数を回答しております。したがいまして、推計には盛り込まれていると考えてございます。 ○委員(丸山たかのり君) わかりました。  9ページに、平成32年度の想定人口が26万9,587人と出ています。現在の基本計画のときには27万と少しという数であって、その差が1,000人ぐらいということで、修正の割合としてはかなり低いものと思っております。現在の基本計画のもう1つ前の基本計画のときには、見直すたびに2万人ぐらいの修正が出ていたと思うので、かなり精度の高い人口推計が現在行われているかと思っております。  先ほど来の話の中でも、やはり人口の推計は、まちづくりにおいてとても重要な指標になってくると思います。今回は完了するのが2つの市街地再開発のみということなのですけれども、今後は完了するもののラッシュになってくるかと思いますので、より精度の高い人口推計に取り組んでいただきますよう、要望しておきたいと思います。  最後に、69ページの品川駅再編に伴う連続立体交差化計画の推進に関して、要望させていただきたいと思います。今回、資料8として、同時並行的に進んでいる再開発事業に関して、ぱっと見てわかる資料をつくっていただいて、本当に感謝しております。目標年次などがこういう形で出てくると、地域の人にとっては、その年度にはこういったまちになっていくのだなということが想像しやすくなるということで、いい資料をつくっていただいたと思っております。  それで、今、東京都が大体メインでやっているかと思うのですけれども、住民説明会が各再開発においてなされていて、そこで説明がるるされています。やはり住民説明会の場合だと、それぞれの再開発事業ごとに実施されていて、切り割りされているので、全体像がなかなかつかめないということがあります。  本来は、全体の主体である東京都がこういったことの全部をまとめて、港区民に対してきちんと説明すべきだと思います。ただ、区としても事業としてかかわっているものがありますし、区民にとっても影響の大きい部分であります。これは要望になりますけれども、区として、住民に対して開発の全体図に関してきちんとわかりやすく説明していただく場というのを持っていただいた方が、区民にとっても、自分たちの生活への影響がどうなっていくのかといったまちづくりに関して関心を持っていただけると思います。ぜひ検討いただけないかと思っておりますので、ご要望しておきます。よろしくお願いいたします。 ○委員(横尾俊成君) 59ページの活動指標についてお伺いします。施策1)についてですが、成果目標に対して、どうして電線類地中化の整備延長だけが活動指標に選ばれているのかということに関して、まずお聞きしたいと思います。  例えば、歩道や橋りょう、自転車走行空間の整備については、全て計画があって、そこに数字があると思うのですが、もしここから活動指標を1つ選ぶのだとしたら、もう少し総合的な指標が必要だと思うのです。計画計上事業ごとに選んでもいいのかもしれないと思いますが、これだけを選んでいる意味というか、1つしか書けないのかということをお聞きしたいのです。  あと、施策2)の活動指標はプレーパークの利用者数とあるのですが、プレーパークの数ではなくて利用者数を置いた理由を教えてください。それから、目標数が現状数とあまり変わらないというのは、目標になっていないような気がするのですけれども、あまり変わらない理由に関しても教えていただければと思います。 ○土木課長(小谷武彦君) 施策1)の活動指標についてでございます。この事業全体は、次のページから64ページまで、歩道、歩車共存道路や橋りょういろいろなメニューがございますので、この個々のメニューにつきましても、どのぐらい整備できたかという数値は当然出します。その中で、どうしてもこの施策1)の体系として、活動指標を1つ選ぶということで、現行の基本計画でも電線類地中化の整備と表記しておりましたので電線類地中化といたしました。  また、電線類地中化は道路や歩道の整備の最終的完成形ということもございまして、活動指標に挙げておりますけれども、これだけがこの施策の全体評価に限定するというわけではないことをご理解いただければと思います。 ○土木計画担当課長(小林秀典君) 施策2)の活動指標、プレーパークの利用者数についてでございます。今、子どもの遊び場の確保ということで、学校の校庭開放などでも充実を図っております。プレーパークも開催数が年々ふえておりまして、それに伴いまして、利用者数の増加が見込まれているということから、利用者数を活動指標として置かせていただいております。 ○委員(横尾俊成君) 電線類地中化に関しては、活動指標を1つにしなければいけないというルールがあるから、その中で一番重要なものをここに置いているのだという理解でよろしいですか。 ○土木課長(小谷武彦君) そういう位置づけということで、ご理解いただければと思います。 ○委員(横尾俊成君) そういうことを説明していただけばわかるのですけれども、これをぱっと区民が見たときに、なぜこれだけが書かれているのかと。ほかの施策では総合的なものが書かれているところもあるのに、これは計画計上事業の1つのことについてだけ書かれていたりと、全体的に見たときにばらつきがあると思います。街づくり支援部のところに限ったことではないと思うのですけれど、表記の仕方を工夫していただくか、前提のところでもう少し説明を加えるということを、ぜひ検討いただきたいと思います。  また、プレーパークに関しては、学校の開放などの施策や地元の地域団体の活性化など、たくさんのことをやるべきだし、やっていくという中で、目標というのは、大体こうなるなということではなくて、これぐらいが理想のプレーパークの形で、それに対して目標はこうなんだというように立てていくものなのか思います。例えば、渋谷はるのおがわプレーパークは、人口に対して年間で大体これぐらいの人が集まると、これはにぎわっている公園だとみなされるから、それに向けて目標をつくっていきましょうとなっています。  これもまた街づくり支援部に限らずだと思いますし、先ほど来、少し話もあったと思うのですが、目標が積み上げるもの、大体そうだよなとなるものになっていると思います。今後の目標の立て方に関しては、検討いただきたいと思います。 ○都市計画課長(冨田慎二君) 活動指標につきましては、代表的なものを載せているということで、ご理解いただけばと存じます。 ○委員(横尾俊成君) わかりました。  次に、橋りょうの計画的な整備に関して伺います。先ほどのやりとりもありましたが、資料4を全体的に見ると、橋がつくられた日が1960年代にすごく集中しています。そうすると、かけかえや修復が、その60年後の2020年ごろに来るということが見込まれています。全体的な道路の整備も含めて、何年にどのぐらいのお金がかかる見込みだということをまとめているようなものはあるのでしょうか。計画があるのかということをお聞きしたいと思います。 ○土木課長(小谷武彦君) 橋りょうにつきましては、平成28年度に31橋全ての調査を行っておりまして、資料4では耐用年数60年ということで試算しておりますけれども、予防保全型でやることで維持補修を繰り返して耐用年数を100年もたせようということです。63ページに載っております計画的な整備のところについては、その調査の際にかけかえや耐震補強工事が必要だとなったものを計上して、計画的にやっていくものでございます。  橋りょう以外の道路や公園など土木施設につきましては、平成26年度から5年置きで点検調査をいたしまして、その中で補修計画を立てているというところです。  現在、港区公共施設マネジメント計画の一環で、将来的な予防型にして予算の平準化するといったことについては、今いろいろ検討しているところでございまして、具体的な結果なり方向性はまだ検討中というところでございます。 ○委員(横尾俊成君) よくわかりました。先ほど見える化という話もありましたが、今の説明のように予防保全の形になっていて、例えばこの橋は古いけれどもうまく補修されているのだということをホームページ等で見えるようにしていくということが、区民の安心につながっていくのかと思いますので、それに関してはご検討いただければと思います。  最後に、67ページのバリアフリー対応だれでもトイレの整備について伺います。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を見据えて設置数をふやしていくのかと思うのですが、2020年までに全てのトイレを洋式、バリアフリー対応するということまでをうたっているわけではないということでよろしいですか。 ○土木課長(小谷武彦君) 横尾委員のおっしゃるとおり、2020年までにトイレを全てバリアフリー、あるいは洋式化するということではございません。こちらに計上していますのは、あくまでも設置から年数がたって整備が必要なトイレです。計画としては、東京2020大会を見据えて順次整備を進めていくというところでございますが、これで全てのトイレが洋式、バリアフリー対応となるということではございません。 ○委員(横尾俊成君) 全てのトイレが洋式になるわけではないということですけれども、外国からたくさんの方がいらっしゃるときには、やはり洋式トイレが求められるのではないかと思います。オストメイトや高齢者、障害者、あるいはLGBTというところに関しても、だれでもトイレが、さまざまな意味でより求められているのだと思います。先ほども、開発の機会を捉えて整備するという話もありましたが、そういうところを待たずできる部分に関しては、なるべく前倒しでやっていただければと思っております。こちらは要望といたします。 ○委員(ちほぎみき子君) 64ページの自転車走行空間整備の推進について、お伺いしたいと思います。資料5では自転車ネットワークの図をカラーにしていただきまして、国と東京都と区が整備した分、これからの分ということでわかりやすくご用意していただいて、どうもありがとうございました。  港区は人口もふえて、また環境に配慮してということで、自転車の需要は確実にふえることが見込まれております。自転車シェアリングのサイクルポートも拡大してきて、私も利用させていただいています。少し前は、どうやって手続するのかとよく聞かれました。今、他区との連携も含めて、この自転車シェアリングの利用が今後もふえていくということで、ただやはり交通安全、事故なく安全・安心で快適にと、ここにも書かれていることが一番大事だと思うのです。  この資料5の説明のときに、平成25年3月に港区自転車利用環境整備方針に基づいて、国と東京都の連携の中で自転車ネットワークの計画をつくって整備していくというお話がありました。素朴な疑問なのですが、区の今年度の整備が見込みで18キロメートル、来年度から3年で32キロメートル、トータルで50キロメートルを整備するということで、その後もまた整備していくとは思うのですけれども、自転車走行空間を整備していく道路については、どのように選定されているのでしょうか。 ○土木計画担当課長(小林秀典君) 道路の選定箇所ということですけれども、まずネットワークとしての連続性を確保することを重視して、優先整備路線として選定してございます。まず、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会、平成32年度までに優先整備として選定する基本的な考え方としましては、自転車走行空間が既に整備されていて連続化が可能なところ、道路の改修それから電線共同溝の関連する工事等とあわせて整備できるところ、あるいは駐輪場に接続する区間等、また地元のニーズがあればそういったところも含めまして、優先的な整備路線として選定させていただいております。 ○委員(ちほぎみき子君) わかりました。ありがとうございます。  同じく64ページに、「自転車専用通行帯や自転車ナビマーク等により、自転車走行空間を整備していく」とあります。港区自転車利用環境整備方針を見ても、整備形態については数種類あるということで、今おっしゃっていただいた基準で選定した路線にこれを検討していくと思うのですけれども、こういった整備が整えば、自転車の利用はますますふえていきます。日本は国土がどうしても狭いので、歩行者、自転車、車と、違うスピードの人が、1つの道路や1つの歩道を走るというところが普通にある国です。狭いながらもそこを分けていくということで、わかりやすくはなるのですけれども、同時に自転車の需要がふえるということで、交通安全の部分が不安になります。当然、需要がふえれば事故も起きやすくなりますので、自転車ナビマーク等ではっきりわかりやすくするということが重要だと思うのですけれども、このナビマークの種類や整備の基準も教えていただければと思います。 ○土木計画担当課長(小林秀典君) 自転車ナビマーク・ナビラインの整備の基準ということですけれども、歩道の幅員が十分あれば、歩道の中で自転車・歩行者道ということで、そちらの方にも設けることができるのですが、実際、歩道の幅員はなかなか狭うございます。自転車そのものは、軽車両ということで位置づけられておりまして、道路区域の中の車道の左側のところに整備していくということで、設置基準を設けさせていただいております。 ○委員(ちほぎみき子君) 自転車専用通行帯とか、青い矢羽根の路面標示などいろいろあると思うのですけれども、自転車走行空間の整備がふえることによって、今後は交通安全の確保という課題もでてきます。交通安全の確保については、マナーの向上も含めて次の施策(4)にあるので、またそのときに伺いたいと思いますが、やはり区をまたいで連携したりして、区によっていろいろなマークがあることが少し不安かと思う部分もあります。引き続き、この計画で皆さんが快適になるように進めていっていただければと思っております。 ○委員長(大滝実君) ほかに、ご質問等ございますか。なければ、私から何点かお伺いします。  まず、62ページの電線類地中化の推進についてです。11月24日付当常任委員会資料No.8で、進捗状況が出されていますけれども、ここではバツがついています。その理由として、「工事1カ所及び設計1カ所について、NTT、東京電力からの要望に伴い設計等の見直しを実施したため」と書かれているのですけれども、この具体的な理由はどういうことなのでしょうか。 ○土木課長(小谷武彦君) 地中化工事の際に、電気を高圧から低圧に下げる地上機器の設置等に関連しまして、当初想定した場所に設置できなかったとか、あるいはNTTを含めていろいろな企業者の埋設物の実際の調査結果と机上の設計の中で多少の食い違いなどがございまして、そういったことの調整で若干おくれてしまったということでございます。その分が実施できず、予定の本数にならなかったので、バツをつけています。 ○委員長(大滝実君) 工事負担について、先日、私どもが第4回定例会で質問したときに、電線共同溝の整備に関する特別措置法施行令によって標準単価が決まっているという答弁だったのですけれども、区と国と東京電力やNTTのそれぞれの負担割合というのは、実際はどのような割合になるのでしょうか。 ○土木課長(小谷武彦君) NTTなどの通信会社、それから東京電力、電気であれば電力会社が実際に自分たちが工事をすると仮定したときの掘削の土工や、埋めたり設置したりするといった費用、あるいはメンテナンスも含めて、本来であればこれぐらいかかるだろうという部分の負担を割合にして、建設負担金という形で負担金を求めているという計算でございます。 ○委員長(大滝実君) 東京電力やNTTというのは、具体的にはどれぐらいの割合になっているのかわかりますか。それぞれが違うのかもしれませんけれども、大まかで。
    土木課長(小谷武彦君) 工事規模によっても全然違いますけれども、おおむね全体の総工事費の大体2割弱程度と考えていただければと思います。 ○委員長(大滝実君) 先日、朝日新聞の社説の中に、国と自治体と事業者が3分の1ずつぐらい、そのようにきれいになるのかどうかはわかりませんけれども、そういうことが書かれていました。みんな均等に分けているのかと思ったのですが、実際の負担割合は比較的低いという状況もあって、事業者の負担割合をもっとふやした方がいいのではないかということで質問したのですけれども、そのような声や要望は出ていないのでしょうか。 ○土木課長(小谷武彦君) 特にそういった要望については、こちらでは伺っていない状況でございます。 ○委員長(大滝実君) そうですか。区道は非常に狭いところも多くてなかなか工事が大変で、費用もかかるわけです。事業者については、完了すれば電線の占用料が2分の1になるということですから、そういう意味では事業者ももっと負担してもらうように声を上げていくことも必要かと思います。よろしくお願いします。  また、区有地の活用や民有地への要請ということも第4回定例会で質問しまして、六本木七丁目や元麻布三丁目などで民有地の活用が具体的に行われたという答弁もありました。こういった民有地の活用といいますか、協力ということの具体的な例や、今後こういうところでも進められようとしているというのがあれば、お聞かせ願います。 ○土木課長(小谷武彦君) 幾つかの開発事業等で無電柱化をする中で、事業者と地上機器等を置けないかという交渉は常日ごろしております。確定したというところまではいっていないというところが何カ所かありますので、今後の進捗状況を見据えまして、またご報告させていただければと思います。 ○委員長(大滝実君) 次に、64ページの自転車走行空間整備の推進について伺います。私も自転車をずっと利用しているのですけれども、車道に自転車走行空間を整備しても車が駐車していてなかなか通れないというようなところがあるわけです。ですから、整備がされていてもうまく活用されていないと言いますか、結局は歩道を走らざるを得ないというような実態もあります。特にパーキングメーターについては撤去するよう、道路管理者などに要請していくことが必要ではないかと思うのです。そうでなければ、いくら整備してもうまく活用されていかないのではないかと思うのですけれども、この辺はどうなのでしょうか。 ○土木計画担当課長(小林秀典君) 車道の左端の方に、自転車ナビマークのラインという自転車の通行帯を整備しておりますけれども、路上駐車等が見受けられる場所もございます。そういった場所につきましては、交通管理者と連携しながら自転車走行空間の有効な利用を促すよう、取締等も要望してまいりたいと思っております。 ○委員長(大滝実君) ぜひ、パーキングメーターについては撤去するように強力に要請していただきたいと思います。  橋りょうの計画的な整備について伺います。資料4の、老朽化比率との関係については先ほど質問がありました。老朽化比率100%ではありませんけれども、芝浦の浦島橋は老朽化比率が83%ということですけれども、歩道がないということで、両側に歩道橋をつくってあるわけです。だけれどもそれが非常に狭くて、人と自転車がすれ違うのもやっとというぐらい狭いのです。しかも古くなっているという現状があるわけです。ですから、災害時の避難となるとどうなるかと。老朽化もしているという状況ですから、そういった現状からすれば、優先的に整備を進めていく必要があるのではないかと思うのですけれども、この橋の整備計画はあるのでしょうか。 ○土木課長(小谷武彦君) 現時点では、63ページにございます橋りょうの整備計画の中にはまだ入ってございません。ここに出しているのは、あくまでもかけかえや耐震補強工事が必要だと判断されたものです。災害時の避難通路を確保しますとも書いておりますけれども、現時点では浦島橋を整備する計画はございませんので、現状を確認させていただきたいと思います。 ○委員長(大滝実君) 大変狭い橋ですので、ぜひよろしくお願いします。  次に、自転車等駐車場の整備について伺います。11月24日付当常任委員会資料No.8の、達成状況が書いてあるところには65ページと書いてあるのですけれども、素案の65ページには載っていないのです。達成状況の資料では、計画が完了7箇所に対して実績が4箇所のため、達成状況の欄にはバツがついています。その下に、「一の橋公園と本芝公園は整備が遅れている」と書いてあるのですが、もう一つはどこなのでしょうか。それと「本芝公園は羽田空港アクセス線構想の一つが整備に影響を及ぼすことが想定されることから一旦中止しています」ということですが、田町駅西口はかなり自転車駐車場の整備がされているけれども、もう目いっぱいになっています。しかも間隔が非常に狭くて使いにくいという状況です。ほかの場所はなかなかないということは聞いておりますけれども、整備を進めていく必要があると思うのです。この辺はどうでしょうか。 ○都市計画課長(冨田慎二君) 65ページというのは現行の基本計画の65ページのことでございまして、今回の基本計画の素案の中で、自転車駐輪場の整備は政策(4)で出てきます。質問は、次回の委員会でお願いできますでしょうか。 ○委員長(大滝実君) そうですか。どこに書いてあるのかなと思いました。では、そのときにまた聞きます。  先ほど、丸山委員から開発に伴う人口増の質問がありましたけれども、私もそれをお聞きしたいと思うのです。68ページの市街地再開発事業への支援のところで、完了7地区、継続8地区ということで15地区あるわけです。この計画期間の中で完了しなくても継続して進められているところもあるわけですけれども、この15地区全部が完了したときには、どれぐらいの住宅戸数、どのぐらいの人数がふえると見込んでいるのでしょうか。  それから、先ほど、人口推計には市街地再開発事業に伴う人口増が見込まれていると言っていましたけれども、実際に、この3年間で事業が完了するに当たって、どれぐらいの人口増を見込まれているのか。 ○再開発担当課長(大久保光正君) まず、15地区全体の開発が終了した時点でどれぐらいの住宅戸数かというご質問ですが、全部で約6,200戸程度の住宅が確保されるということでございます。人口につきましては、単純に2倍しますと約1万2,000人から1万3,000人ぐらいと考えられるということでございます。  次に、平成30年度から平成32年度までの3年間で完了する地区が全体で7地区ございますが、それを合計しますと、1,150から1,200程度の住宅が確保されるということでございます。 ○委員長(大滝実君) それは、先ほどの人口推計の中には入っているということですね。  都市計画が定められているのが全部で35地区、完了も含めて35地区ということですけれども、これは全て第一種市街地再開発事業となっているのですが、それ以外に土地区画整理事業や任意事業という形で再開発が進められていくということを含めると、さらにふえていくのではないかと思うのです。それによってどれぐらい住宅がふえるかというのはわからないのでしょうか。 ○都市計画課長(冨田慎二君) 個別の開発もございますし、大きな開発もあれば小さな開発もありますので、そこについては具体的な数字というのは出してございません。 ○委員長(大滝実君) そうですか。今後の人口推計に当たって、そういったところでふえてくるということもきちんと織り込んでおかないと、計画が狂ってくるということにはなるのではないかとは思いますので、機会があれば、また聞かせていただきたいと思います。  次に、品川駅再編に伴う連続立体交差化計画の推進について伺います。高輪橋架道橋のことについて、前にも質問しましたけれども、もう一回確認でお聞きしたい。資料8の参考資料1にもありますけれども、高輪橋架道橋は冠水によって通行どめになったこともあったわけです。1時間に100ミリを超えるような大雨が降ることもあるわけで、しかも高輪の台地から雨が流れ込んでくるという特殊な地域でもありますので、新しい第二東西連絡道路については、そういった豪雨に対しても水没することがないような対策をきちんとする必要があると思います。何ミリまでの降水量に対応できるのかということは、前も聞きましたけれどもまだ余りはっきりしていないということでしたので、これはどうなっていますでしょうか。 ○土木計画担当課長(小林秀典君) 現在、高輪橋架道橋につきましては、事業者、JR各事業者とも調整しております。具体的な設計につきましてはこれからで、また施工についてもこれからであります。雨水対策につきましては、集中豪雨等にも十分対応できるよう調整、検討してまいります。 ○委員長(大滝実君) ぜひ安全な道路になるようにお願いしたいと思います。  あと、これも前に聞いているのですけれども、現在は、カナルサイド高浜のところの出口から品川駅の方に行こうとすると、一方通行の狭い1車線しかないわけです。これが両面通行になると、交通量がかなりふえる可能性があるのですけれども、芝浦側に出た先の道路の整備計画は、具体的にあるのでしょうか。 ○土木計画担当課長(小林秀典君) 高輪橋架道橋の海側の延伸部については、今後調整ということで、具体的なものはまだございません。 ○委員長(大滝実君) JR新駅からの出口のことなのですけれども、地上のところに出口をつくると、今言ったように品川駅方向に狭い車道が1本あって、歩道も狭くて、しかも芝浦水再生センターが出っ張っているために人1人が通るのもやっとというようになっているわけです。ですから、そこに出口がつくられて人が歩くとなったら大変なことになるのですけれども、これは芝浦中央公園の側に直接出るのか、あるいはその下から人が出るというようになるのか。何か計画はあるのでしょうか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長手島恭一郎君) 現在の芝浦水再生センター周辺の道路について、第二東西連絡道路が接続することによって大きく様変わりするとは考えてございません。新高輪橋架道橋下区道につきましては、車道部と歩道部が平行するような形で最終端へ到達するという形になってございます。資料8の参考資料1の真ん中あたりに、標準断面図が載ってございますけれども、車道部と歩道部が分かれていて、歩道部は車道部の若干上の方を通る形になっております。これは最終的にカナルサイド高浜のところに出てきた時点で、両方が同じレベルとなるような形になります。車道部の勾配の方がきつくて歩道部の勾配の方が緩やかに上がっていくという形で、全体が平らな状態になると考えております。 ○委員長(大滝実君) いや、JR新駅の出口のことを言っているのです。 ○品川駅周辺街づくり担当課長手島恭一郎君) 第二東西連絡道路についてはこれまでもご説明しておりますけれども、線路の下をくぐって出ていきますので、その線路のすぐ脇に新しく別の道路をつくることになります。したがって、第二東西連絡道路と南北に走る道路というのは、この第二東西連絡道路の上で橋をかけた状態で通過することになります。平面で交差しないで立体の状態で交差すると。  国道15号線に至る1本手前にもう一つ区道が設けられることになっております。参考資料1の一番下の図で、左側の方に国道15号線があって、そこに第二東西連絡道路がくっついている形になっておりますけれども、このすぐ脇にもう一本区道があります。この区道に、第二東西連絡道路としては平面上で交差点を形成するという形になります。  それよりも東側の方の部分については、先ほどご説明しましたように、線路のすぐ脇ですので、地盤面は線路と同じ高さになっておりますから、第二東西連絡道路がどんどん下っていきます。そこでは南北の区道と東西の区道が立体交差するような形でくぐっていくという形です。芝浦側からおいでいただいた方につきましては、一旦国道に近い方の区道の方まで歩いていただいて、そこからJR新駅の方へ戻っていくという形の計画になっております。 ○委員長(大滝実君) JR新駅から出た方が、芝浦側に出てくる場合の出口のことを言っているのです。どこに出てくるのか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長手島恭一郎君) すみません、ご質問が、高輪橋架道橋のところのことかと思いましたが、新駅東側連絡通路を渡って、芝浦水再生センターの公園のところに出てくる部分のお話でいいのですか。 ○委員長(大滝実君) そうです。 ○品川駅周辺街づくり担当課長手島恭一郎君) こちらにつきましては、新駅東側連絡通路そのものも計画がまだ煮詰まっておりませんので、この接続部分がどのような形状になるかということについても、まだはっきりわかってございません。これから、JR東日本を含めて事業計画を立てる中で、この部分の接続先が明らかになるものと理解してございます。 ○委員長(大滝実君) 先ほど言いましたけれども、この線路に沿った車道や歩道は非常に狭いので、ここに直接おりるということはもう不可能だと思います。手前の線路側のところに新たな道路でもつけない限りは出られないという状況にもあります。今のところは、また具体的な計画にはなっていないということですか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長手島恭一郎君) 芝浦水再生センターにつきましては、都市計画施設として相当大きな流域の下水処理施設として稼働してございます。品川シーズンテラスも含めて、順次、相当長い期間をかけて再構築を全面的にやっていくという計画になってございまして、それらの再構築を順にやっていくプロセスの中で、今ご指摘をいただいている道路については拡幅等の整備をしたいということで、区としては東京都下水道局に申し入れをしているところでございます。  これらとあわせて、新駅東側連絡通路がこの下水処理施設と連携しながら歩行者の快適性を確保していこうと考えているわけですけれども、いかんせん芝浦水再生センターの方が非常に長い工期で整備が進むということもございます。私どもとしては、できるだけ東側にお住まいの皆さんの利便性が向上できるように、今後とも下水道局等に働きかけていきたいと考えています。 ○委員長(大滝実君) それはわかっています。60年ぐらいかけて再整備をするというのは伺っております。その再整備の中で、今言った歩道についても整備しなければ、現実には配管などがあるものですから、そう簡単には広げましょうというわけにはいかない関係もあります。  しかし、それよりも早くJR新駅はできるものですから、その人たちの安全がきちんと確保できるようにしてほしいということを言いたいわけなのです。ですから、そういうことで、芝浦側の出口の計画が立てられるように区としてもぜひ要望してほしいと思います。  ほかにございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(大滝実君) それでは、報告事項(2)「港区基本計画実施計画(平成30年度〜平成32年度)(素案)について」は、次回以降も引き続き報告を受けることとします。次回の委員会では、政策(4)70ページから、政策(6)93ページまでの要求資料の説明及び質疑を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(大滝実君) それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「請願28第9号 JR「品川新駅(仮称)」の駅名を「芝浦」とすることを要望する請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(大滝実君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(大滝実君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(大滝実君) 次に、審議事項(2)「請願29第1号 ライドシェア・白タク合法化反対意見書採択を求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(大滝実君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(大滝実君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(大滝実君) 次に、審議事項(3)「発案27第11号 街づくり行政の調査について」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(大滝実君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(大滝実君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(大滝実君) 次回の委員会でございますが、既にお知らせしておりますとおり、12月22日13時30分からを予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  そのほか、何かございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(大滝実君) それでは、本日の委員会を閉会いたします。                  午後4時22分 閉会...