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  1. 港区議会 2015-01-28
    平成27年1月28日総務常任委員会−01月28日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    平成27年1月28日総務常任委員会−01月28日平成27年1月28日総務常任委員会  総務常任委員会記録(平成27年第2号) 日  時  平成27年1月28日(水) 午後1時30分開会 場  所  第4委員会室 〇出席委員(7名)  委員長   七 戸  淳  副委員長  土 屋  準  委  員  ゆうき くみこ       沖 島 えみ子        樋 渡 紀和子       林 田 和 雄        鈴 木 たけし 〇欠席委員(1名)        うどう  巧 〇出席説明員  副区長                                         田 中 秀 司
     芝地区総合支所総合支所長芝地区総合支所管理課長兼務                 堀   二三雄   芝地区総合支所協働推進課長  荒 川 正 行  麻布地区総合支所協働推進課長                              山 本 隆 司  赤坂地区総合支所協働推進課長                              佐 藤 博 史  高輪地区総合支所協働推進課長                              野 澤 靖 弘  芝浦港南地区総合支所協働推進課長                            山 本 睦 美  企画経営部長                                      杉 本  隆  企画課長                                        大 澤 鉄 也   区役所改革担当課長      村 山 正 一  用地活用担当課長                                    小 林 秀 典   芝浦港南地区施設整備担当課長 有 賀 謙 二  区長室長                                        新 宮 弘 章   財政課長           湯 川 康 生  用地活用・区有施設整備担当部長                             浦 田 幹 男  芝浦港南地区施設整備担当部長芝浦港南地区施設建設担当課長事務取扱施設課長事務取扱) 齋 藤 哲 雄  防災危機管理室長                                    内 田  勝  防災課長                                        亀 田 賢 治   危機管理・生活安全担当課長  増 田 光 春  総務部長                                        渡 邊 正 信  総務課長                                        森   信 二   人権・男女平等参画担当課長  菊 池 朗 子  区政情報課長                                      河 本 良 江   人事課長           星 川 邦 昭  人材育成推進担当課長・副参事(専任講師)兼務                      柴 崎 早 苗   契約管財課長         野 上  宏  会計管理者会計室長事務取扱)                             所   治 彦  選挙管理委員会事務局長                                 日 詰 由 三  監査事務局長                                      塚 田 浩 一  副参事(監査担当)                                   臼 井 富二夫 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 平成27年4月26日執行港区議会議員選挙執行計画概要について   (2) 港区基本計画実施計画(素案)について  2 審議事項   (1) 請 願25第1号 ダンス規制(風営法)に関する請願                                  (25.2.22付託)   (2) 請 願26第1号 港区個人情報保護条例第十一条2項における「要注意情報」に関する請願   (3) 請 願26第4号 「集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更」に反対する請願                                (以上26.6.19付託)   (4) 請 願26第12号 集団的自衛権行使容認閣議決定撤回等を求める請願   (5) 請 願26第13号 集団的自衛権行使容認を内容とする閣議決定の撤回を求める意見書提出を求める請願   (6) 請 願26第14号 「集団的自衛権行使容認」の閣議決定撤回を求める請願   (7) 請 願26第15号 朝日新聞の慰安婦報道における虚偽の報道について、国会での事実究明を求める意見書の提出を求める請願                                (以上26.9.12付託)   (8) 請 願26第22号 公契約条例の制定を求める請願                                 (26.11.28付託)   (9) 発 案23第4号 地方行政制度と財政問題の調査について                                  (23.5.27付託)                 午後 1時30分 開会 ○委員長(七戸淳君) ただいまから総務常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、ゆうき委員、沖島委員にお願いいたします。  うどう委員より、欠席の届け出が提出されておりますので、ご報告いたします。  本日は、報告事項(2)に関連して、各地区総合支所協働推進課長に出席していただいております。  なお、各協働推進課長につきましては、当該報告事項終了後、退席いたしますので、あらかじめご了承ください。  本日の運営ですが、報告事項(2)港区基本計画実施計画(素案)につきまして、前回までの委員会にて、本編の説明、質疑、各地区版計画書(素案)の説明及び芝・麻布・赤坂地区の質疑は終了しております。  本日は、高輪・芝浦港南地区地区版計画書(素案)について、質疑を行いたいと思います。  報告事項(2)は、前回の委員会の続きとなりますので、日程を変更して最初に質疑を行い、その後、日程を戻しまして、報告事項(1)に入りたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、そのように進めさせていただきます。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) それでは、報告事項に入ります。日程を変更しまして、報告事項(2)「港区基本計画実施計画(素案)について」、高輪地区版計画書(素案)について質問がございましたら、お願いいたします。 ○委員(鈴木たけし君) 高輪地区は、非常に緑の多いところで、その緑をいかに守るか、いろいろ意見があるところですけれども、例えば自然教育園です。これは今、国の管理になっていますけれども、18歳未満の方は無料なのです。そして、現地で名誉研究員の方がいろいろ説明してくれるのです。ですからそのようなところで講習会でも開催したらどうかと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 高輪地区版計画書(素案)の33ページ、自然でつながる地域の輪づくり、32ページの高輪みどりを育むプロジェクト、この辺が高輪地区地域事業の中での緑関係の事業となっております。お尋ねの国立科学博物館附属自然教育園との関係でございますが、32ページのボックス事業の上に事業内容の記載がございます。みどりのサポーターを結成し、講習会を通じて、緑に対する区民の理解を高めとございますが、下の写真にもありますように、この講習会をご指摘の自然教育園でこれからやっていこうということも考えてございます。 ○委員(鈴木たけし君) 貴重な自然だと思いますので、自然教育園をぜひ活用して、子どもたちに教育して、子どもたちの自然に対する理解を深めていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、自然教育園の中には池などもありますし、本当に自然、武蔵野の面影が残っていて、春夏秋冬、季節ごとに園内の見どころを書いてあるのです。そのようなものを活用することで、子どもたちも大きな自然に対する興味が沸いてくるのではないかと思います。また、それを高輪みどりを育むプロジェクトなどに生かしていっていただければ、例えば自宅を建て直す、またビルを建てるにしても空地に緑を植栽するなどして緑化に気をつけると思うので、そのような活動をしていただきたいと思います。  それから、29ページの防災ボランティア育成事業についてです。高輪地区は住宅地の多い場所ですから、このような防災ボランティアにできるだけたくさん協力してもらって、どこかの標語ではないですけれども、地域の防災、我がまちは我が手で守ろうと、やはりそのようなことが大事ですから、そのような経験を積んでいただきたい。阪神・淡路大震災から20年たちました。阪神・淡路大震災では6,000人以上の方が亡くなっているのだけれども、地震のために建物が倒れて、下敷きになった方をどうしても救助できなかった例があります。ふだんから危険が伴うような建物にはできるだけ近寄らないなど、たまたまあのときは午前5時46分ということだったから、普通は寝ている時間でしたけれども、そのような過去の経験を生かさなければならないと思いますから、ぜひそのようなボランティアの育成をするとともに、地震があったらどのようなところが危険なのだという認識もしてもらってほしい。それによって、30ページの下の安全で安心して暮らせるまちづくりにつながると思いますので、ぜひ努力してほしいと思います。  それから、もう1点、高輪地区地域情報紙ですが、5地区で比べて、大変内容がすばらしいと思いますので、これをぜひ続けていっていただきたいと思います。 ○委員(沖島えみ子君) 鈴木委員より、自然教育園の活用についてご提言いただき、本当にそのとおりだと私も思います。  ご存じのように、自然教育園は、夏休みになりますと、たしか小学生を相手にしていろいろな事業をやっているかと思うのです。それで、そのようなことを、学校にもしっかり伝えていくということも大事かと思います。それともう一つ、三田台公園の奥にビオトープがあります。このようなところも活用して、子どもたちを教育するということもいいかと思います。  それで質問が幾つかあるのですが、まず「ちぃばす」の問題ですが、地域公共交通という形で計画書(素案)のどこかに出てきていたかと思うのです。36ページです。地域内の公共交通機関の充実とあります。この中で私が言いたいことは、「ちぃばす」のルートの新設について、1月21日の地域公共交通会議におきまして、老人クラブ連合会の会長から、白金台地域にぜひ「ちぃばす」を走らせてというお話があり、陳情書が出されました。私もその会議に参加していたのですが、私が同様の発言をした後に、この陳情書が出されておりましたけれども、地域の中にもこのような声がたくさんあるということは、この陳情書を見てもおわかりいただけると思いますし、このような声に対してはどのようにお考えになっていらっしゃいますでしょうか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 「ちぃばす」につきましては、街づくり支援部の担当部署と情報を共有、交換しながら、改善できるところは改善していきたいと考えております。 ○委員(沖島えみ子君) 要するに「ちぃばす」は交通不便地域というだけの問題ではなくて、各施設の利用を高めるという考えが大事だということで、例えば白金六丁目、あるいは白金台二丁目などから高輪地区総合支所、あるいは高輪図書館に行くには、かなり不便です。ぜひ関係するところと連携を図っていただきたいと思います。  それと、まちづくり関係です。13ページの(3)交通に、JR田町駅−品川駅間に新駅を設置する計画が発表されるなど、今後も大規模な開発により、大きく変化し続けますという記述があるのですけれども、何が変化するのか。この書き方についてもこれでいいのかという疑問を呈すと同時に、品川駅周辺のまちづくりに関する説明会が11月20日に行われております。品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014を東京都がつくったということで、昨年9月22日に発表されておりますけれども、これらを地域の中でどう広めていくかという考えのようですが、かつて、品川周辺地域の都市・居住環境整備基本計画の時点では、地域単位でいろいろなまちづくりの会合が数回持たれておりました。それ以降は町会単位、あるいは今後のまちづくりについてどう思うかという形での話し合いはなされていなかったということで、改めて東京都が出した品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014をもとにして、説明会が行われたわけです。説明会ということですが、今後も恒常的にやっていくのか、どのようにしていくものなのか、その辺を教えていただきたいのです。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) ご指摘の品川周辺のまちづくりについてでございますが、13ページの図をごらんください。高輪地区の一番東側、JR線路沿い、恐らくこのあたりが大きく変わっていくのではないかと。高輪地区には全体で47町会ございますが、全町会と顔を合わせる機会は、年に2回ほどあるのですけれども、ご指摘の11月20日は、東京都都市整備局から担当をお呼びして情報提供を行っていただきました。しかし、いかんせん年に2回の機会では非常に少ないということでございますので、この東側に接した町会、およそ13町会ぐらいあるかと思うのですが、組織化はまだされていないのですけれども、できるだけ情報提供できるチャンスをつかまえて、小まめに情報提供していきたいと考えております。できれば街づくり支援部の力も借りまして、2カ月に1回か3カ月に1回程度、情報提供できる機会を設けたいと今考えておるところでございます。 ○委員(沖島えみ子君) 今、情報提供というお話がありましたけれども、情報提供だけですか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 13町会、それから商店会もございますが、せっかくお顔を合わせる機会でございますので、私どもとしてもご意見も頂戴したいと考えております。 ○委員(沖島えみ子君) 最後におっしゃったことをもう1回教えていただけますか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 地元のご意見もその機会を捉えて頂戴していきたいと考えております。 ○委員(沖島えみ子君) 11月20日の会については、町会長が対象であり、私たちは参加を遠慮していただきたいと言われまして、当然関係する議員が何人かいたわけですけれども、参加していなかったと思うのです。そればかりか、町会長という形で招集され、対象を絞られたようなので、町会から1人だけの参加ではおかしいという声が地域の中で上がっているのです。もっと情報提供を受けたいし、参加したいという声も上がっておりますので、対象を広げていただきたいということと、町会長だけでなくて、まちづくりについてどのように考えているのかという声をぜひ吸い上げていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 前回は、場所をなかなかご用意できず、街づくり支援部と相談しながら開催場所を検討して、少し狭かったものですから、メンバー限定ということになってしまいましたが、これからの情報提供は幅広くできるように、街づくり支援部と相談しながら検討してまいりたいと思います。 ○委員(沖島えみ子君) 今もおっしゃったけれども、やはり情報提供という形でなくて、どのように考えているのかということもしっかりと私は聞いてほしいのですけれども、その辺はいかがですか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) たびたび申しわけございません。そのときも町会長方からご意見を頂戴しておりますので、同じような形で地元のご意見を広く聞けるような会にしていきたいと考えております。 ○委員(沖島えみ子君) 町会長たちのご意見をよく聞くと同時に、どうまちづくりの中に反映させていけるのか、その辺も私はぜひ考えていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) これからご意見がたくさん出てくると思いますので、街づくり支援部と調整しながら、そのようなご意見を計画の中にできるだけ反映させていけるような方策をとっていきたいと考えております。 ○委員(沖島えみ子君) 区民の意見を尊重するということで、意見をよく聞いていただいて、区政に反映していただきたいと強く思います。  次に、16ページです。施設等の位置図がありまして、高輪地区には、区の小学校5校、中学校3校、幼稚園3園、保育園5園あるという記述があります。白金の丘学園白金の丘小学校、白金の丘中学校がことし4月に開校予定とされているわけですけれども、これはどのようにここに表示されているのでしょうか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) ご指摘の白金の丘学園は、平成27年4月の開校ということでございまして、現在ではまだ学校がオープンしていませんので、図示されております神応小学校三光小学校朝日中学校が掲載されています。印刷の時点が微妙な時期になってまいりますので、現在は開校予定という形で表記しているものでございます。 ○委員(沖島えみ子君) 小中一貫教育校については、私たちは必ずしもいいものだとは思ってはおりません。しかし、朝日中学校神応小学校三光小学校を1つにして、4月からは白金の丘学園ができるわけで、区内にはお台場学園もあります。芝浦港南地区版計画書(素案)の16ページでは、小中一貫教育校台場学園という表示になっているのです。できれば表示は他地区と統一された方がいいのではないかと思うのですが、それについてはいかがですか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) ご指摘のように、小中一貫教育校は現在あるものがお台場学園、それから4月に白金の丘学園が開校予定ということでございますので、教育委員会と調整いたしまして、名称を統一できるものは統一していきたい、このように考えております。 ○委員(沖島えみ子君) これは教育委員会とのことではないですね。他地区の地区版計画書との話だから、教育委員会と協議する問題ではないと思います。教育委員会でなくて、行政部局の中で相談するならわかるのです。その辺は違いますか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 芝浦港南地区地区版計画書と同一の内容ということですので、芝浦港南地区総合支所とも調整いたします。 ○委員(沖島えみ子君) 43ページ、地域事業の中の高輪にぎわいプロジェクトについてお聞きします。商店街を活性化させるということは、どこの地域においても同じことだと思うのです。この中に、商店街活性化イベントの実施とありますが、単なるイベントだけなのか、これでいいのかと非常に心配です。左下の写真は、アエルシティのところの商店街です。ここだけでいいのか、イベントだけでいいのかということで、本当に商店街を活性化させるために何が必要なのかということを、ぜひお話し合いをしていただきたいと思うのですが、その辺ではいかがでしょうか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 確かに、ご指摘の43ページの写真は、どちらかというとお祭りといいますか、催し物系のイベントでございますが、高輪地区の商店会は住宅地の中にある商店会ということで、我々はまちゼミと呼んでいるのですけれども、専門の商店、例えば魚屋を呼んで新鮮な魚を選ぶにはどのようにしたらいいか、八百屋に今食べどきの旬の野菜はこのようなものであるなど、それぞれの商店の持つ力を生かしながら、それもイベントと言えばイベントですけれども、商店街の中で住民向けのアピールする機会を年に1回ほどやっております。そのようなものもお祭りのほかに、商店街の活性化策の1つとして組み込んでいきたいと平成27年度からの事業では考えております。この写真がお祭り系に寄ってしまったというところで、その表現ができなかったことは申しわけございませんでした。 ○委員(沖島えみ子君) 今ご説明の中でよくわからなかったところがあるのですが、魚屋を呼んで新鮮な魚の見分け方云々というお話があって、平成27年度からそれらについては実施していくということですか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 今までも、具体的には白金商店街ですけれども、専門店、八百屋、魚屋、そのようなところが自分のお店にある商品を使いまして、その時期にチラシを配って客を集めるという意味ではイベントになるかと思うのですけれども、みずから持っているノウハウといいますか、仕入れてくるときの目利きや、魚をさばくにはどのようにするか、そのような生活に密着した講座というほど大げさではないのですけれども、店先で住民と自分の商売を通じながらやりとりする機会、そのようなものをやっております。高輪地区には8商店街がございますが、そこに少しずつ広げていって、住宅街の中の商店街としての力を少しずつつけていければと、そのような思いで43ページの高輪にぎわいプロジェクトというものを考えていこうとここに掲載したものでございます。 ○委員(沖島えみ子君) そうすると白金商店街には、魚屋があるから、その人のノウハウを使って既に実施しているということになるわけですね。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) この事業をするために、あちこちの商店街にリサーチをしたのですけれども、そのようなことを既におやりになっていることを把握しました。それを地域事業の中に取り込んでいきたいと。8商店街がまとまった会合のようなものは今までなかったのですが、それをこのプロジェクトの中で組織していって、それぞれの商店街が持っている、プラスの強みとなるかと思いますが、そのようなものを商店街で共有しながら住宅地の中の商店街としての力をつけていきたいと、このように考えております。 ○委員(沖島えみ子君) 細かいことを聞いて申しわけなかったのですが、私自身も知らないこともあって、いろいろ教えられる今の課長の答弁でした。私などは魚のさばき方などは知りませんから、そのようなことをやっていただければ本当にありがたいと、そのような中で商店街が活性化できればいいとは思います。  まだ質問が幾つかあるのですが、一旦ほかの方に譲ります。 ○委員(樋渡紀和子君) 先ほど緑関係の話が出ました。それについて私も二、三お聞きしたいことがあります。自然教育園がありますので、緑いっぱいの高輪地区と言えるのかもしれませんけれども、ただ、自然教育園もいつまでもあの状態でいるとは思えないし、あの辺の市街化いいましょうか、周囲もどんどん変わりつつあります。そのような中で、高輪地区の緑が増えているとは全く考えられないのです。減りつつあると言った方が正直な表現だと思います。  そこで、職員の皆さんはどのようにこの問題を考えていらっしゃるのかお伺いしたいのですが、緑をこれから何とかしていかなければいけないと考えるときに、ここに出ているいろいろなプロジェクトがあります。一つひとつはすばらしいと思います。例えばアドプト・プログラムや、おもしろいと思ったものは、グリーンバンクの制度です。木のやりとりをするということで、これは大変いいやり方だと思います。ただ、アドプト・プログラムについて、実際にこれを始めたときは、目に見えるくらいお花がきれいに路端に植えられて、いいと思ったのですけれども、これはそのまま発展しているのでしょうか。それとも衰退の道をたどっているのでしょうか。それから、実際に木をグリーンバンクへ持っていってくださる区民の方がいるのでしょうか、いないのでしょうか。その辺もお伺いしたい。これは本当に小さなアクティビティであって、自然教育園のようなものをつくり出す力はないわけです。それについて、どのように港区の緑を守るか、港区の環境を改善する、あるいはよい方に向かわせるということはどのようにやったらいいのか、お考えがあれば聞かせてください。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 大規模な公園、あるいは大規模な緑は総合支所の地域事業の中ではなかなか難しいかと思うのですが、32ページのボックス事業の中に、壁面緑化、菜園事業、園芸講座と3つ書いてございますが、この3年間、今まで、主に建物の壁面緑化に力を入れてやってまいりましたが、それですと、大きな建物の壁面ということで、自宅に持ち帰って何かやろうというところまでは結びつきません。今回新たに加えたものが菜園事業と園芸講座でございまして、それほど広い場所はご用意できないのですけれども、ナスやキュウリなど、実際に食べられて、比較的栽培の難しくないものを植えて育てながら、育て方や水のやり方などの講習をこの事業の中でやっていきまして、それを家に持って帰っていただければ、小さなベランダでも、例えばプランターの中で講習で学んだものを次の年に栽培することができればと思って、事業の組み立てを行っております。大きな緑をつくろうということは、確かにまだ足りないかもしれないのですけれども、そのような形で生活の中に緑、あるいは植物を何とか取り込めないかという組み立てを今考えておりますので、平成27年度からはそのような方向で進めていきたいと考えております。 ○委員(樋渡紀和子君) 確かに菜園事業などはとてもいいと思います。ただ、それは私たちの空気を救うことにはなかなかつながらないということが現実です。行政という1つの大きな立場から考えたとき、大きな緑をつくるという能力はある意味であると思うのです。これは可能かどうかわかりませんけれども、港区では公開空地を他区よりもずっと広くする、そして大きな木を植えられるようにするなど、そのような工夫があってしかるべきだと私は思うのです。そうすれば港区を救うことができる。
     区民の力だけではそのようなことはなかなかできないです。もしできればそのようなこともお考えいただきたい、このような計画の中に入れていただければいいと思っています。例えばアドプト・プログラムなどに予算はついているのですか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 地域事業としてではなくて、経常的にやっている事業の中で行っているということでございます。 ○委員(樋渡紀和子君) アドプト・プログラムは区民が参画して、まちをきれいにしていく、美しくするということで、これは大きな影響があるのです。例えば車を運転している人も、左右の歩道にずっと美しい花が植わっていると、やはり心和らぐ、そして人影がその辺に見えれば運転も注意する、スピードも落とすという効果があると、カナダかどこか外国の話しで聞きました。ですから、美しいものを街路に満たすということ、これは美しいばかりでなく、そのような影響もありますので、十分な予算をつけて、区民の方に頑張っていただくということをなさったらいいのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) お尋ねのアドプト・プログラムの趣旨からは外れるかもしれませんが、昨日、桂坂を花いっぱいにする会という活動を、地元と高輪警察署、それから出張所がございますので消防署、高輪台小学校、高輪幼稚園、それから坂の下の方になりますが、高輪保育園の子どもたちが、朝9時半から実施しました。年4回やっていますので、だんだん手なれてきまして、今はとても作業は早いのですが、1時間弱かけまして、お花の植え替えをやっております。その花の材料などはもちろん総合支所でご用意いたしまして、植え替えと、その後も花はずっと残りますので、水やり、そのようなところに地元の方々、それから学校、幼稚園、保育園の子どもたちに参加していただきまして、定期的に緑というよりも、どちらかというと、樋渡委員がおっしゃったような景観や美しさ、そちらに近いとは思うのですが、地道な活動ですけれども、そのようなことも続けております。 ○委員(樋渡紀和子君) ありがとうございます。まさに桂坂はアドプト・プログラムが始まったところです。ですからそのようなものを続けていっていただければ、さらに大きく、本当に港区の中が美しいと言われるようにできたらいいと思います。 ○委員(沖島えみ子君) 今のアドプト・プログラムについてですが、33ページの右側の写真が桂坂ということですが、高輪台駅前でもかつてはアドプト活動をされていたのですが、今はどのようになっていますか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 確かに2カ所、桂坂と高輪台駅前でやっていたのですが、今、高輪台駅前は動きがとまっている状態でございます。 ○委員(沖島えみ子君) それは住民側の協力が得られなくなってきたのでしょうか、どのような形でそのようになってきているのですか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 今活動が小さくなっている状態ですが、区が支援をやめてしまったなど、そのような理由で動かなくなったということではないとは考えております。いかんせん活動するためにはどうしても人数が必要、それからそのような機会を何回かつくっていかなければいけないということで、そちらのパワーが当時よりも弱くなってしまっているというような状態と把握しております。 ○委員(沖島えみ子君) そのような形で、1つ事業をやろうとしても、せっかくいいことをやっていても、地域のコミュニティがだんだん薄れていくと、いろいろな事業にも影響してくると思うのです。猿町町会は結構大きな町会だと思うのです。だから猿町町会でそのような状況ということであれば、住宅地が少なくなって、高層マンションができてきている中で、だんだんコミュニティも薄れてきているのかという感じがしないでもないのです。  それで、コミュニティの問題では、特にいわゆる戸建てをを中心とした町会では、戸建ての方とマンションの管理組合並びに自治会等の方たちとの交流がなかなかうまくいかないということが港区内に多くある中で、三田五丁目の豊岡町会の例を出したことがあるのですけれども、ほかの例に倣って何かやっているいい面、そのようなものはこの高輪地域の中ではないのですか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 町会・自治会がそれぞれ集まりながらやっている一番大きなものは夏祭りだと思うのです。それから、春のお花見も場所が限られておりまして、幾つかの町会が1つの場所に集ってやるなどという機会がございます。イベント系としてはそのようなものに複数の町会・自治会が共同しながらやっている事業があります。それから、もう一つ、町会・自治会とは少し離れてしまいますが、防災協議会は高輪地区で4つ組織しているのですけれども、これは47町会を4つのグループに分けておりますので、防災ではグループの中に複数の町会が入って運営している、このような状況になっております。 ○委員(沖島えみ子君) 私が豊岡町会でいいことだと思っていることは、町会掲示板に役員会のお知らせや新年会のお知らせを役員だけのものにしないで、全体にお知らせしている、そのようなことはすごく学ぶべきところではないかと思うのです。これは港区全体の問題になると思うのですが、既存の町会の中で積極的にマンション等の住民も巻き込んで運動しているところは芝浦にもあるようですが、ぜひ広めていっていただきたいと思うのです。  それで、コミュニティの関係でいえば、高齢者の問題、セーフティネットワークの問題があると思うのです。港区の高齢者の問題には、明治学院大学の河合先生がいろいろご尽力されていることもあり、調査などが盛んに行われていて、テレビなどで報道されているのがこの高輪地区です。正月三が日を1人で過ごしたという結果なども数年前から出されており、最近では漂流社会がテレビでも報道されました。この映像を見ましても、高輪地区総合支所管内のいきいきプラザが映し出されておりましたし、このようなひとりぼっちのお年寄りがまだまだたくさんいらっしゃるということです。高輪地区総合支所管内ではボックス事業などにはなっていないのですが、どのような点に特に気をつけているかなど、そのようなものがありましたら、教えていただきたいのです。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 例えば福祉や大上段に振りかぶった事業ではないのですけれども、総合支所の2階で月に2回ほど、金曜日の午後、コミュニティカフェをやっております。狙いとしては、少しずつ口コミで広がっていって、いつでもふらっと来たときにいろいろなお話ができる窓口を構えていると。お祭りやイベントに限定して、今回はおみこしをかつぎますなど、そのようなものではなくて、日常的にふらっと行ったときに、お茶を飲みながらお話ができるような活動を少しずつ増やしていきたいということで、今は、月に2回ですけれども、そのようなカフェ事業を小規模ではありますが、始めているところでございます。 ○委員(沖島えみ子君) 確かにカフェ事業をやっているということは私も知っております。これは恒常的にできるようになったらいいということが私の思いですけれども、なかなかそこまでは難しいですか。月2回からもう少し頻繁にいかがですか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 無償でやっておりますので、その運営には、組織パワーといいますか、エネルギーがある程度必要となってまいります。今は、月に2回、隔週という形ですけれども、中でもいろいろ議論をしておりまして、例えば毎週やったらどうかとか、平日は働いている、あるいはどこかに仕事に出ている方が来ることができないので、土曜日、あるいは日曜日の開催ができないかなど、カフェを運営している方々と新たな展開について今模索しているところでございます。その辺がうまく調整できればもう少し活動の場を広げ、いろいろな方がおいでになれる形にしていきたいと考えております。 ○委員(沖島えみ子君) ぜひよろしくお願いいたします。  それと、防災の面では、芝地区版計画書(素案)のときもお話ししましたけれども、高輪地区総合支所管内と防災の面でダブっているというか、かかわりのある、関係するところがあるということで、その辺の調整もお願いしたいということと、あともう一つ、警察の管轄もダブってしまっているというか、入り組んでいる、また消防団もそうです。この辺ですごく連携が必要だと思うのですけれども、日常的にはどのようにされているのですか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 例えば高輪ですと、警察を例に挙げれば高輪警察署が一番近いのですが、高輪地区総合支所管内には、三田警察署の管轄も入っております。そのような形で弱点ではあるとは思いますが、逆に隣の警察署と顔を合わせる、あるいは連携できる機会もつくり出せております。管轄が複雑ということは確かに弱点ではございますけれども、隣接した警察署との連携がとれるという意味ではプラスになると思って、積極的に情報交換する機会を設けようと今動いているところでございます。 ○委員(沖島えみ子君) 情報交換ということだけでいいのか、どのようにしたらいいのかということをもう少し地域の人たちのご意見も伺って、具体的な解決策ということになるのかどうかよくわからないのですが、このようにすればもう少しうまくいくかもしれないというものがつくれないのかどうかと思うのですが、その辺はいかがですか。組織を全く変えるとはなかなかいかないと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 地図で見ると、管轄のラインは確かに見えるのですけれども、ここから先が高輪から三田に変わってしまうので、警察署の対応が変わってしまう、あるいは消防署の対応が変わってしまうということについて、一番身近なのは防災の活動かと思うのですが、我々は特段そのような意識をしたことがございません。隣の管轄といえども、同じ高輪地区の中に入っているということですから、引き続き関係を密にしていきたい、そのように考えております。 ○委員(沖島えみ子君) また、子ども向けのたかなわ子どもカレッジが51ページにあります。高輪地区には幾つかの大学があり、東海大学、明治学院大学、あるいは北里大学等とかなりの連携が進んでいる地域ではないかと私は思っているのです。そのような人たちの力もかりていくということが大事です。以前から高輪三丁目の高輪森の公園ではプレーパーク事業が実施されています。7月31日、8月1日ですか、またプレーパーク事業があるわけですけれども、子どもには土が大事で、思い切り遊べる公園ということで、プレーパーク事業を年2回、3回だけのイベントではなくて、ぜひもう少し発展させていっていただきたいと思うのですけれども、その辺はいかがですか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) プレーパークは高輪森の公園と、もう一つ土のある公園というと、どんぐり児童遊園になるのですけれども、今管内で年に4回プレーパークをやっております。現状では年4回をもう1回増やすということは、結構力仕事なもので大変ですが、子どもたちは非常に喜んで参加してくれていますので、人気の事業ということは私どもも大変よくわかっております。子どもたちの喜ぶ顔が見られる機会を少しでも増やしていきたいと考えております。 ○委員(沖島えみ子君) ぜひよろしくお願いいたします。  それで、地区版計画書(素案)では、高輪地区の特性の中でも歴史や文化についてずっと書いてある、特に歴史についていえば、港区全体がそうですが、すばらしい文化財等にも恵まれている、建造物もそうですが、それ以外の文化もすごく重要視されている地域だと思います。  それで、先ほど鈴木委員が、地域情報紙がすばらしいとおっしゃったことも、もしかしたらこの歴史、あるいは地域にある文化財をずっと掲載してきたということから、すばらしいとおっしゃっているのかもしれないと私は思っております。この地域情報紙についていえば、特に専門家の方たちの書評も講座も、かなり専門的に書かれていて非常に興味深く拝見させていただいております。本当に地域の人たちがつくり上げている地域情報紙なのだけれども、専門家がいらっしゃるということで、やはりいいものができてきているのだと思います。  今大きな問題になっているものが、高輪二丁目の泉岳寺の景観を守る運動だと思います。ですから、品川・田町駅間の大きなまちづくりの中で、由緒ある泉岳寺を守っていくということは本当に大事だと思っておりますし、特にあの地域の方たちは、景観を守るためにも、泉岳寺に外国からの人たちをお招きする意味でも、この土地に高い建物を建ててもらっては困るのだということで、ぜひ港区に買ってほしいと、このようなご要望が出されているということで、このこともぜひ考えていただきたいということで、質問を終わります。 ○委員(林田和雄君) 防災ボランティアの関係でお聞きします。先ほど沖島委員もおっしゃったように、高輪地区には3つの大学が存在していて、その大学の学生もいらっしゃるでしょうし、その周辺の地域の方々も、その大学を中心にしてまた生活されているということはよくわかるのですが、大学と連携して講義形式でやってこられたということから、これは拡充事業になっているわけです。実際、今までにこの講座を受けられた人数や、あるいはその方々が、実際にはどのような形で地域の中で防災ボランティアとしての活躍をされているのか、その点は今どのように把握されていますか。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) 29ページにあります防災ボランティア事業は、拡充になっておりまして、今までは大学生を対象にしていたのですけれども、平成27年度からは在住者まで広げて、若手の方にということを考えております。平成26年度が3期目ということで、これは3年間大学限定でございまして、平成24年度の修了生が20名、平成25年度は同じく20名、現在は25名が受講中ということでございます。終わった後の活動といいますと、平成24年度の1期生、平成25年度の2期生ということになりますが、幾つかボランティア活動を行っておりまして、1つは高輪地区の総合防災訓練があるのですけれども、そこにブースを出しまして、子ども向けの防災のクイズといいますか、ゲーム性のあるもので、当たったらちょっとしたものですけれども、賞品を出し、それから液状化のボトルを用意しまして、実際に見える液状化とはどのようなものかというようなことを学生たちが考えてきまして、おいでになった子どもたちに実際に体験させる、そのような活動も卒業したボランティアが行っております。  それから、防災からは外れますが、夏に打ち水をやるのですけれども、子ども向けのゲームコーナーをつくるのですが、町会だけですと人手が足りないので、そこにこの講座を修了した学生たちがボランティアとして参加して、子どもたちと接しながらゲームの運営や水まきの効果を説明するなど、そのような活動にも多くの方に参加していただいている、このような現状でございます。 ○委員(林田和雄君) そのような意味では、地域の子どもも含めて防災ボランティアとして少しずつでも形としてなってきているということで、非常にすばらしいとは思うのですが、何でこのようなお話をしているかというと、実は私自身が建築士だったものですから、東京都の建築士の団体の中で防災ボランティア的な資格を取る、そのような時期があったのです。このときに講座を受けて、カードもいただいて、いざというときはそこへ連絡が来る、このようなやり方だったのです。ところが、それが1回だけの講座で、専門職としてはいいでしょうけれども、実際にはボランティアとしてどのような点に気をつけていかなければいけないか、あるいは自分の知識をほかの方々にどのように提供できるのかなど、どちらかというと終わった後の受け皿がなかった、それが私自身には非常に残念だった思いがあるものですから、このようなお話をお聞きしているのです。  昨年の第4回定例会の代表質問でもお話をしたのですけれども、大学生の方々は、昼間講義があるときは大学にいらして授業を受けているわけです。ですから大学生の中からボランティアの団体として登録してもらう、あるいは組織をつくるなど、その中でその方々が消防団ときちんと連携がとれる、あるいは団体として動いて、なおかつ地域の中のいろいろな交流の場に出ていく、このような形をとられると、非常に長続きすると思うのですが、個でやっている限りは、やはりばらばらになってしまうのです。ですからできる限り集団をつくっていく、それが幾つもあったときにお互いに連携がとれて、なおかつその地域の方々と大きい輪ができるということにもつながってくるのではないかと思うのです。今お話を聞いていて、さまざまな活動をされているということは非常にすばらしいことだと思いますけれども、もう一歩進めていかれた方が実がとれるのではないか、このように思いましたので、一言申し上げておきたいと思います。  それと、42ページの町会・自治会サポート事業ですけれども、町会・自治会へアドバイザーを派遣する、その中で実態把握という話があるのですけれども、現状は、地域の町会の中の住民同士のコミュニケーションがとれない、さまざまな形で人間関係が希薄だというようなものが1つの大きな課題として残っているわけです。  これはマンションの建設のときにも起きる課題であって、マンションの住民が町会・自治会には入らない、それで独立してしまっている、このような課題がどちらかというと今大きいのだろうと私は思うのです。この中で、アドバイザーと言われている人たちは、何を専門にするかということです。決して1つのことではないと思うのです。アドバイザーの方々が何を専門として、何を指導してくださるのか、その上で結果として何が変わるのか、ここまでをどのように捉えていくのか、具体的なお考えがあればお伺いしたい。 ○高輪地区総合支所協働推進課長野澤靖弘君) これは平成27年度からの事業ということで、組み立てを今考えている段階でございますが、現状、町会・自治会にアドバイザー派遣しているものとして、例えば防災の訓練マニュアルをつくる、それから備蓄食料をどうするかなど、そのようなアドバイザー派遣を年間30回、40回ぐらいやっております。そのような意味では、区から防災面において自治会に知恵といいますか、動きを活発化させるような、促進させるような事業を派遣という形でやっております。ただ、町会・自治会は防災だけではなくて、組織体が高齢化しているものですから、だんだん年をとっていくとどうしても腕力が弱くなってしまう、町会全体の加入率をどうするかという問題もあるとともに、日常的な運営も、町会自体の組織を何とか効率よくうまく運営していかないと、だんだんそのパワーが細っていってしまいますので、その辺をどうしたらいいかという課題を見つけつつ、そこを補強するようなアドバイスができるような派遣をできたらいいと、まだはっきり見えていないのですけれども、そのようなことを探りながら3年間やっていきたい、このように考えております。 ○委員(林田和雄君) 恐らく、町会・自治会のサポートとは、大きい意味では、ある一定の地域の中に住んでいる住民の皆さんたちがお互いをよく知り合える、助け合えるということと、それとともに1つの帰属意識というか、それをきちんと醸成していくということだと思うのです。  今、課長がおっしゃった中にもありましたけれども、お互いにかかわりを持ちたくない、そのような方が増えてきていて、実際には帰属したくない、組織には入りたくない、町会も嫌だというような方がやはり多くいらっしゃいます。むしろそのような方々の価値観を変えてあげないと、実際にはなかなか仲間にはなっていただけない。ですから、これはある意味では町会・自治会から積極的に行くということです。顔を合わせるということから始めるのが私は大事だと思いますし、その中でさまざまな交流ができます。交流、イベントというか、そのようなものに参加しやすい方法、どのようにしたら参加していただけるのかということも含めて、帰属意識、仲間意識を醸成するようにしていっていただけると、また大きく広がるのかと思うのです。ただ、これは恐らく高輪だけのことではなくて、特に港区の中はどこも同じだと思うのです。ですからある意味ではモデル地区をつくる、そのような意識でぜひ取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○委員長(七戸淳君) ほかによろしいでしょうか。                (「結構です」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、高輪地区の質疑はこれで終了とします。次に、芝浦港南地区版計画書(素案)について質問をお願いいたします。 ○委員(鈴木たけし君) 芝浦港南地区は、どちらかというと今まで発展がおくれていたと言ったら何ですけれども、倉庫や事業所、そのようなところが多かったわけです。倉庫、事業所が移転してそこがマンションになった、そして住民が急増した、そのような特徴があると思うのです。まず最初に、13ページ、この地区は運河のまちですから、橋がたくさんあるわけです。橋の名前などももう少し覚えやすいような、それと愛着を感じられるような、例えば何々橋で今度このような催しをやりますというようにすると、地域住民は、その場所に行くことによってその橋の思い出をつくることができるのではないかと思うのですけれども、その辺はどうですか。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 今おっしゃられたとおり、芝浦港南地区には、たくさんの橋がございます。それぞれの橋には、橋の名前がきちんとわかるように記してありますし、またデザインに特徴のある橋もございます。そのようなものを我々も地域の資源として考えまして、例えば水辺のまち魅力アップ事業が28ページにございますが、このような事業の中で積極的に取り上げて、地域の方々にご紹介して、近所にある橋に愛着を持っていただけたらと、考えております。例えば港南大橋や渚橋ですと、冬になると水鳥がいっぱい来ます。そのようなものを観察できますということなどをお知らせすることで、愛着を持っていただけるのかと思っております。 ○委員(鈴木たけし君) 橋を架け替える際などには、そのような特徴を出そうとしていて、例えば、13ページの地図でいくと21番の新芝橋は、船の帆を張ったようなデザインをしています。また、ことしはまだ行っていないのですけれども、港南大橋の下には、今時分から3月の初めぐらいまで、ちょうど橋の下に芝浦の排水口があるのですが、そこに50センチから70センチぐらいのボラがうようよ寄っているのです。ですからそのような特徴を出して、この時期にこのような光景が見られます、これが港南大橋の下ですと、橋の名前を覚えてもらうような特色をどんどん出してもらえれば、地域の方も、このようなすばらしいところがある、このような魚が見られるのかというような形で橋の特徴を覚えていくのだろうと思うのです。  それで、28ページにあるように、水と緑と触れ合うのに芝浦港南地区は本当にすばらしいわけです。芝浦運河まつりのような運河と絡めたイベントなどもあるわけです。運河沿いの緑道を季節ごとに楽しめるようにすることによって、朝の散歩、例えば土曜・日曜休みの人が散歩をすることが楽しみになってくる、家族で散歩できるというような、それこそ生きがいが感じられるようなまちになるのではなかろうかと思うのです。それでこの計画を策定するわけですから、地域の人に愛される、地域の人がそこに住んでよかった、そこに来てよかったと思えるような環境を整備していただきたいと思います。そのような要望ですけれども、いかがですか。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 水辺のまち魅力アップ事業ということで、今までも区民参画組織の方々と実施しておりますが、実は総合支所の職員が気づくよりも区民参画組織の方々から、この地区にはこのようなものがある、魚が季節になるといっぱいいるという情報や、水鳥情報などもいただいております。そのようなものを活用して運河めぐりやウオーキングなどを実施するとともに、地域情報誌「べいあっぷ」でもそのような情報を積極的に流して、より多くの方が楽しんでいけるようにしていきたいと考えております。 ○委員(鈴木たけし君) ぜひそのようなことでお願いしたいと思います。  次に、40ページですけれども、地域の情報や資源を活用ということで、一番下に写真が載っています。夏みかんのジャムつくりなど大変魅力のある、恐らくこれだけ瓶詰めにすれば、地域のイベントなどでこれを賞品として、また景品として使えるのではないかと思います。また、地域に今度みなとパーク芝浦ができました、その中の男女平等参画センターリーブラにはすばらしい調理器具があるのです。だからそのような調理器具を活用してこのようなジャムづくりなども大いにやっていただいたら、芝浦の魅力が倍増するのではなかろうかと思いますので、ぜひ強力に進めていただきたいと思います。お願いします。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 夏みかんマーマレードづくりは、現在も行っておりまして、また今後も引き続き行っていくものです。夏みかんの収穫は、今年度はちょうどこれからになります。マーマレードづくりは全て地域の方々が主体的に行っていただいているもので、芝浦運河まつりやみなと区民まつりの芝浦商店会のブースでも販売して、大変ご好評いただいているものです。当然みなとパーク芝浦内の施設でそのような作業を行い、それからこの事業は、障害者福祉事業団にもご協力いただいておりまして、そちらの施設も使わせていただくなどしております。また、夏みかんマーマレードをみなとパーク芝浦内にあるコンビニエンスストアで販売することはできないかという検討も、来年度進めていくことになっております。 ○委員(鈴木たけし君) 大変失礼しました。ジャムではなくマーマレードでした。その製造に携わると、また大きな芝浦港南地区の魅力ができると思いますので、ぜひお願いしたい。そのためには今度は夏みかんの木をもう少し植えなければならなくなるかもしれませんので、そのような長期的な計画を今年度立てていただければ大変ありがたい、要望して終わります。 ○副委員長(土屋準君) 簡単に幾つか聞きたいのですけれども、最初に、今もお話がありました28ページと40ページに関して、この地区の特徴には運河や水辺の活用があるかと思います。これまでもいろいろ事業をされてきたと思いますけれども、今後、拡充という方向で書いていますけれども、どのような点で拡充されていくという計画でしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 今までは運河めぐりやウォーキング、それからカルガモプロジェクトというものをそれぞれ別々の事業として行ってきたのですが、これを連携させ、発展させることを考えております。いずれにしましても、平成27年度以降、区民参画組織の新たなメンバーも募集しますし、今までやってきた方とも一緒に、地域の魅力を住んでいる人にも、それから芝浦港南地区以外の方にも伝えられるような事業を考えていこうと思っております。 ○副委員長(土屋準君) よろしくお願いいたします。  それから、次に、31ページに自転車シェアリング推進事業とありますけれども、これは港南地区で始まって、いろいろ各地で増えているかと思うのですが、前には芝浦地域でも拡大していくというようなお話があったと思いますけれども、現状と今後の予定がわかりましたら教えていただければと思います。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 芝浦港南地区内での自転車シェアリングの現状ですけれども、シェアリングポートが4カ所、こうなん星の公園、港南緑水公園、港南公園C、それとみなとパーク芝浦にございます。いずれも稼働率は非常に高くなっておりまして、港南緑水公園とこうなん星の公園間、またこの逆のこうなん星の公園から港南緑水公園間の台数の動きは1位、2位となっている状況でございます。地域の方からも非常にご好評いただいておりますので、今後もシェアリングポートを増やすということで、支援部とも連携して進めていきたいと考えております。 ○副委員長(土屋準君) わかりました。  それから、もう一つ、41ページに新規事業で、みなとパーク芝浦ふれあい空間づくりがあります。例示としてベイエリア・ミュージックバンクなども書いていますけれども、ほかにどのようなことを考えられているのか、あるいは芝生部分が相当あるかと思うのですけれども、この活用はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) みなとパーク芝浦の活用ですけれども、アトリウムでのベイエリア・ミュージックバンクに登録している方々などの演奏や、区民ギャラリーでのさまざまな展示を主に考えております。また、近所に園庭のない保育園などもたくさんありますので、芝生広場でそのような子どもたちに遊んでいただくことやカフェのようなものができないかとも考えております。こちらに関しましても、これから区民参画組織の方々の意見を聞きながら、こちらにも書いてありますが、高齢者や子育て世帯などの世代間交流の場として使えないかということで、積極的な活用を図っていきたいと考えております。 ○副委員長(土屋準君) 積極的に活用していっていただければと思います。よろしくお願いします。 ○委員(樋渡紀和子君) 港南地区のことですけれども、私は、区道、それから都道、国道がどのように入り組んでいるのかわからないのですけれども、区道であれば区の自由になるわけですね。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 区道でしたら区の管理になりますので、自由という範囲がどの程度かということはございますけれども、ある程度区の管轄となると考えております。 ○委員(樋渡紀和子君) 例えば品川駅から港南大橋に向かって行く広い立派な道があります。あそこは広くていいと思うのですけれども、街路樹はあることはあるのだけれど、景色の中から消えてしまっているのです。木が見えない。できれば北海道などでも見られるような林道、木でずっと囲まれたような道ができていいのではないかと思うのです。特に芝浦港南地区は今高層ビルが多くて、このまま放っておいたらまさに砂漠のような感じになってしまう。ですから摩天楼だけが目立つようなところではなくて、人が住んでいるのだということがわかるようなまちにしてほしいと思います。今、どのくらい公園をつくる予定でしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 現在整備中の公園は新しい芝浦公園、それから芝浦中央公園を浄水場の上部が新たに公園になるということで整備が進められている状況と聞いております。 ○委員(樋渡紀和子君) それだけは全く足りないです。ですから道を使うよりしようがないです。それこそ自転車で走る道も車道と区別するのだったら、そのようなところにもみんな植樹して、安心して自転車で走れるようにするなど、そのような工夫は必要ではないかと思います。そのようなことは考えていらっしゃいますか。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 植樹については、地区版計画書(素案)の中では計画しておりませんが、緑を増やす必要はあると考えております。芝浦港南地区の緑被率は区内5地区の中でも最も低いということもございますので、そのような必要性は感じております。いずれにしましても、支援部と連携して、どのような方法でできるか考えていきたいと思います。 ○委員(樋渡紀和子君) ここは新しい地域で、これから私たちの思いどおりになる地域だと考えてもいいと思うのです。そのようなつもりで本当に美しいまちをここにつくり出していただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員(ゆうきくみこ君) 今、樋渡委員の話で、街路樹関係の話が出たと思うのですけれども、私の記憶では、たしか台風などが来ると倒木で車が潰れ、みなとパーク芝浦をつくっているときも、工事用車両かトラックが近くの街路樹の枝に当って、落ちた枝が車に当ってどうのこうのと、いろいろ問題がありました。街路樹自体の樹齢も、ある程度成熟期を越して、木の強度を検査しなくてはいけないというような話が少し前にあったような気がするのです。街路樹の剪定は土木係になってくると思うのですけれども、総合支所内の緑化計画やプランをつくるとき、街路樹自体はプランの中には入っているのですか。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 公園や道路の植栽の管理は、総合支所の土木係でやっております。ただ、公園の計画というようなところは支援部となっておりますので、その辺はよく連携していきたいと考えております。また、先ほどおっしゃられました街路樹や公園の木の安全性、植栽の診断については今年度実施しております。 ○委員(ゆうきくみこ君) 植え替えが必要となったとき、どのような木にするなどということはどのように決めているのかご存じですか。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 道路を整備する際ですが、どのような木を植えるかということにつきましては、地域の方々とご相談させていただきながら木の種類を決めております。 ○委員(ゆうきくみこ君) 利用者の方や近所の方などは、立場によって「枝を全部切って」と言う人もいれば、「ボリュームがあった方がいい」と言う人もいて、いろいろだと思うのですけれども、そのようなものはどのように調整していらっしゃるのですか。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 地域の方からはいろいろなご意見いただきます。例えば「桜の花が見たいから桜がいい」と言う方もいらっしゃれば、「落ち葉がある木は嫌だ」というようなことをおっしゃる方もいらっしゃいますので、その辺はいろいろなご意見を聞きながら、区として最終的に決めていくことになります。  また、木の枝が下の方に生い茂ってしまいますと、通行に支障があるというような声も聞かれますので、それは現地を確認しまして、確かに通行人に当たるような場合や木が余りにも生い茂ってしまって道路が暗くなってしまうなど、そのような状況が見受けられた場合には、区で剪定させていただいております。 ○委員(ゆうきくみこ君) でも、基本的には緑を増やす、安全性が担保される中でボリューム感は増やしていこうというような方向性ではあるということでいいのですか。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 今おっしゃっていただいたように、皆さんの意見を聞きながら、できるだけよい形で緑は大切にしていきたいと考えております。 ○委員(沖島えみ子君) 先ほど、40ページの地域の魅力PR事業の夏みかんマーマレードづくりについてお話がありました。通称なつみちゃんと呼ばれているマーマレードですが、地域の方たちにも大変好評だと言われております。  それで、もっとたくさんつくってもいいのではないかという声もありますけれども、このマーマレードの原料となる夏みかんは、いわゆる芝浦港南地区だけでつくられたものを使っているわけですね。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 芝浦港南地区内の運河沿いなどに植わっている木からとったものということでございます。 ○委員(沖島えみ子君) 原料がそれだけでは足りないのではないかと、これからぜひ港区ブランドとしても発展させていくという観点から、芝浦港南地区総合支所だけの地域ブランドだけではなくて、港区ブランドとして発展させてほしいという意味から、ぜひ港区全域で提供できるような原料がありましたら、それも使ってもらってもいいのではないかと思うのですが、いかがですか。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) こちらの夏みかんマーマレードですが、地域の方たちの思いもありますので、どこまで広げていけるか、地域の方々の意見を聞く必要がございます。また、マーマレードづくりもなかなか人手のかかるもので、そのようなものも考えながら、広げていけたらいいと思いますが、今のところは地域の方たちの芝浦港南という思い入れが強い事業というところをご理解いただけたらと思います。 ○委員(沖島えみ子君) 芝浦地域の方たちが芝浦地域の原料を使ってやるということですが、ぜひそのような人たちの声も大事にしながら、マーマレードを例えばみなと区民まつりに買いに行っても、「もうない」と言われるようなことではなくて、もっとたくさんできるようなことがあってもいいのではないかと、要するに地域の方たちのコミュニティが図られるような生産のあり方もいいのではないかと思いますので、発言させていただきました。  41ページですが、みなとパーク芝浦ができました。港区地域公共交通会議の中でも話がありましたが、「ちぃばす」のバス停をみなとパーク芝浦の前にもつくってほしい、これについて現在どのように考えていらっしゃるのか教えていただきたいのです。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 沖島委員がおっしゃいましたとおり、みなとパーク芝浦の前に「ちぃばす」のバス停をというような声があるということは認識しております。現在、愛育病院側の芝浦一丁目がみなとパーク芝浦に一番近いバス停となっております。これからも地域の方々のいろいろな声が出てくると思いますので、支援部とも連携して検討していきたいと考えております。 ○委員(沖島えみ子君) ぜひお願いいたします。  次に、42ページの旧協働会館の利活用の問題ですが、ここにも書いてあるように、これも地域の方たちの要望で、地域の歴史や文化を知る上で貴重な財産である旧協働会館を公の施設として整備するということになっておりますが、現状とこれからの展望を教えていただきたいのです。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 旧協働会館につきましての現状ですが、利活用についての整備計画を策定している最中でございます。今年度中に策定する予定でございます。来年度は基本設計に入り、平成32年度の活用開始を目指しているところでございます。 ○委員(沖島えみ子君) ありがとうございます。  次に、46ページ、47ページに、子育て力向上などが書かれていますが、現状と課題の中で、芝浦港南地区は若い人たちが多く住んでいる、特に子育てが大変になってきているということです。また、47ページに子どもと高齢者との交流が失われてきているのだとありますが、具体的には子どもと高齢者のかかわりについては、どのように考えておられるのか教えていただきたいのです。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 現状ですが、芝浦アイランド児童高齢者交流プラザがございまして、こちらの中では、児童と高齢者の交流事業なども実際行っております。また、台場ですと、台場高齢者在宅サービスセンターと台場児童館がそれぞれの事業を連携させて、高齢者と子どもたちのかかわりが少しでも増やせるようにということで事業を進めてきております。 ○委員(沖島えみ子君) 具体的にはどのようなことかもう少し詳しく教えていただけますか。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 例えば芝浦アイランド児童高齢者交流プラザでは、あいぷらまつりを秋に行っておりますが、このお祭りでは子どもたちのブースや高齢者のブースがそれぞれありまして、お互いがそれぞれの中を行き来して顔なじみになっていくということもございます。また、台場では音楽会を開いておりまして、これは高齢者在宅サービスセンターがメインになって開いている音楽会ですが、これに児童館の子どもたちが参加し、また、日常的にも月に1回程度だったかと思いますが、児童館の子どもたちが高齢者在宅サービスセンターに行って一緒にものをつくる、ゲームをするというような機会をつくっているところです。 ○委員(沖島えみ子君) ありがとうございました。  次に、プレーパーク事業を芝浦港南地域でもやっているのですが、これについては、今後回数を増やすなど、そのようなことがおありでしょうか。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) プレーパーク事業については現状維持と考えております。 ○委員(沖島えみ子君) 地域の方たちからのご要望などはありませんか。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) この事業ですけれども、芝浦港南地区の場合は日曜日と月曜日にやっておりまして、特に月曜日などは近隣の保育園や幼稚園の子どもたちもたくさん来てくださってにぎわっているというようなことを聞いております。ふだんはできないような遊びができるということで、来ている子どもたちにもとても喜んでいただいているということは聞いております。 ○委員(沖島えみ子君) ぜひ回数も増やしていけるようにご検討をお願いしたいと思います。  それで、港区全域に関係するかもしれないので、ぜひ全地区の協働推進課長にお答えいただきたいと思うのですが、高輪地区では、無作為抽出による区民ワークショップが開催されております。地区版計画書をつくるにあたって、このようなやり方でやった地域はほかにもあるかどうか教えていただきたいのです。 ○企画課長(大澤鉄也君) お尋ねが区民参画組織のことであれば、5地区全て総合支所で無作為抽出で選出という手法はとっております。 ○委員(沖島えみ子君) 高輪地区版計画書(素案)の64ページに無作為抽出による区民ワークショップの概要ということで、地区版計画書をつくるにあたってワークショップが開かれたと思っております。私も実際にここに参加いたしました。それで、地区版計画書をつくるにあたって、このようなワークショップを行われたそれぞれのところがあるかどうかということを教えていただきたいのです。
    麻布地区総合支所協働推進課長(山本隆司君) 麻布地区でも無作為抽出の区民による区民ワークショップを開催してございます。麻布地区在住の日本人、外国人の皆さんにそれぞれの立場で麻布地区に関するさまざまなお考えをお互いに話し合っていただくということを通じて、麻布地区や、また区政に関する関心を高めていただくとともに、議論した内容を麻布地区版計画書策定の検討、また今後の麻布地区の取り組みに生かしていくために実施したものでございます。 ○赤坂地区総合支所協働推進課長(佐藤博史君) 赤坂地区総合支所におきましては、区民参画組織赤坂・青山地区タウンミーティングを設置しておりますが、こちらも無作為抽出による参加を募りまして、年齢、性別、国籍などにかかわりなく多様な立場の人が参加できるよう、参加方法の工夫という形で行っております。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 芝浦港南地区でも、港区ベイエリアパワーアッププロジェクト「地区版基本計画検討プロジェクト」は無作為抽出で委員の方を募っております。こちらについてもいろいろご意見、提言をいただき、それを反映した内容となっております。 ○芝地区総合支所協働推進課長(荒川正行君) 芝地区の場合におきましても、区民参画組織の方々の中に無作為抽出の方が入ってございまして、ご意見を伺いながらつくってきたという経過がございます。 ○委員(沖島えみ子君) 私が思っていたイメージとは違うのですが、それぞれの地区版計画書について、区民参画組織のメンバーは無作為抽出をしたのだということですが、それぞれの地区で区民が選ばれた時期に公開して、このような討論をされた地区はあるのでしょうか。私も参加しましたが、少なくとも私は無作為抽出で選ばれたというわけではないのですが、公開してこのような討論をもっと公にやったところがあるかどうか教えていただきたいのです。 ○赤坂地区総合支所協働推進課長(佐藤博史君) 討論自体、閉ざされたものではございませんが、公開のもとで、このような会議体でやりますというような案内は行っておりません。ただ、その検討の内容につきましては、このような発言があって、どのようなやりとりがあったというものはしっかりと示し、この地区版計画書(素案)とともに公表している、形としては公表の形をとっております。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 芝浦港南地区も、無作為抽出による区民ワークショップという形で公開しての討論は実施しておりませんが、地区版基本計画検討プロジェクトのメンバーの中での討論、それからその結果を皆様にお知らせするということでは、広く進めてきたと考えております。 ○芝地区総合支所協働推進課長(荒川正行君) 芝地区の場合につきましても、特に会議を非公開にしたわけではございませんけれども、公表して多くの方にこの日においでくださいというような形ではやってございません。 ○麻布地区総合支所協働推進課長(山本隆司君) 麻布地区についても同様です。公開、非公開という形はとってありませんけれども、無作為抽出によって参加依頼を送付して、ご参加いただいた方のみで構成してございます。 ○委員(沖島えみ子君) 私は、このようなやり方がいいと思って、高輪地区での経験をお話しいたしました。そのような意味での発言でした。  最後にまとめるにあたって、地区版計画書をつくる前に、もっと区民に広めて意見を聞きたいというようなことで、このような会が持たれておりましたので、ぜひ今後の参考にしていただきたいと思います。 ○委員長(七戸淳君) ほかによろしいでしょうか。                (「結構です」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、報告事項(2)「港区基本計画実施計画(素案)について」の報告は、これをもって終了いたします。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 日程を戻しまして、報告事項(1)「平成27年4月26日執行港区議会議員選挙執行計画概要について」、理事者の説明をお願いします。 ○選挙管理委員会事務局長(日詰由三君) それでは、去る1月16日金曜日に開会されました港区選挙管理委員会臨時会におきまして、平成27年4月26日執行港区議会議員選挙執行計画を決定しましたので、その概要をご説明申し上げます。本日付の委員会資料No.1をごらんください。  初めに執行計画についてです。まず、告示日ですが、平成27年4月19日日曜日でございます。選挙期日、投票日ですが、4月26日日曜日で、即日開票をみなとパーク芝浦に新たに開設しました港区スポーツセンター5階のアリーナで行います。  選挙人名簿基準日及び登録日は、4月18日土曜日です。  以上の日程につきましては、昨年11月27日公布、施行されました地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律、いわゆる統一地方選挙臨時特例法に基づくものでございます。なお、定数は34人でございます。  続きまして、選挙人名簿登録者数は、資料記載のとおりでございます。  投票所数は、昨年暮れ12月14日執行の衆議院議員選挙と同様41カ所でございます。  指定投票区、すなわち不在者投票等を処理する投票区は、第9投票区でございます。港区スポーツセンターがみなとパーク芝浦に移転したことに伴いまして、旧港区スポーツセンターが保育関連施設に転用され、現在改修工事中でございます。選挙管理委員会では、昨年から第9投票区の中に代替施設を探しており、現在のところ調整中でございます。  期日前投票所及び不在者投票記載場所は、資料記載のとおりでございます。  期日前投票期間は、4月20日月曜日から25日土曜日までの6日間、6カ所全ての投票所で午前8時30分から午後8時まで行います。  ポスター掲示場は303カ所で、昨年の衆議院議員選挙と比べ、第26投票区本村小学校管内に1カ所増えてございます。区画面数は、タイトル2面含み60面4段15列の規格でございます。  選挙公報配布数、選挙啓発につきましては、資料記載のとおりでございます。  続きまして、裏面をごらんください。主要事務日程を一覧表にしたものでございます。まず、2月17日火曜日午後2時から立候補予定者説明会を開催いたします。現職の区議会議員の皆様には、個別に通知いたします。また、2月1日号の広報みなとでお知らせするとともに、各政党関係にも通知する予定でございます。  次に、4月18日土曜日は、選挙人名簿登録基準日・同登録日でございます。今回の資格要件ですが、年齢要件が平成7年4月27日以前に出生した方、住所要件が、平成27年1月18日日曜日までに港区に転入届出をし、基準日、すなわち4月18日現在引き続き居住している方になります。  次に、4月19日日曜日は、告示日で、各種の告示、名簿の縦覧、立候補の受付、公営施設使用の個人演説会開催申し出の受付、さらに午後6時には氏名等掲示順序を決めますくじ、その後選挙公報掲載順序を決めますくじを行います。  20日月曜日から期日前投票、不在者投票を行います。  21日火曜日からは、個人演説会が開催できます。  22日水曜日は、郵便等による不在者投票の投票用紙請求期限となります。  23日木曜日は、午後5時までが選挙立会人届出期限で、午後6時に立会人を決めるくじを行います。  24日金曜日は、選挙立会人への説明会を開催いたします。  25日土曜日は、選挙公報の配布期限、期日前投票の最終日となります。  そして26日日曜日は投票・開票日でございます。  27日月曜日は、当選人の告示、午後2時から当選証書の付与式を行います。  5月11日月曜日は、当選・選挙の効力に関する異議申出期限、選挙運動費用収支報告書提出期限、公費負担費用請求期限となります。  以上、雑駁でありますが、港区議会議員選挙執行計画及び主要事務日程の説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員長(七戸淳君) それでは、質問のある方はどうぞ。  ちなみに、選挙公報の配布で、6大新聞折り込みと書いてありますけれども、どちらの新聞ですか。 ○選挙管理委員会事務局長(日詰由三君) 6大新聞は、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞、東京新聞、以上でございます。 ○委員長(七戸淳君) わかりました。  ほかによろしいでしょうか。                (「結構です」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、報告事項(1)「平成27年4月26日執行港区議会議員選挙執行計画概要について」の報告は終わります。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 審議事項に入ります。審議事項(1)「請願25第1号 ダンス規制(風営法)に関する請願」を議題といたします。請願25第1号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) 本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 審議事項(2)「請願26第1号 港区個人情報保護条例第十一条2項における「要注意情報」に関する請願」を議題といたします。請願26第1号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) 本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 審議事項(3)「請願26第4号 「集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更」に反対する請願」を議題といたします。請願26第4号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) 本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 審議事項(4)「請願26第12号 集団的自衛権行使容認閣議決定撤回等を求める請願」を議題といたします。請願26第12号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) 本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 審議事項(5)「請願26第13号 集団的自衛権行使容認を内容とする閣議決定の撤回を求める意見書提出を求める請願」を議題といたします。請願26第13号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) 本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 審議事項(6)「請願26第14号 「集団的自衛権行使容認」の閣議決定撤回を求める請願」を議題といたします。請願26第14号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) 本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 審議事項(7)「請願26第15号 朝日新聞の慰安婦報道における虚偽の報道について、国会での事実究明を求める意見書の提出を求める請願」を議題といたします。請願26第15号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) 本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 審議事項(8)「請願26第22号 公契約条例の制定を求める請願」を議題といたします。請願26第22号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) 本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 審議事項(9)「発案23第4号 地方行政制度と財政問題の調査について」を議題といたします。発案23第4号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) 本日継続と決定いたしました。  危機管理・生活安全担当課長より発言を求められておりますので、これを許可します。 ○危機管理・生活安全担当課長(増田光春君) 私から、港区生活安全行動計画(素案)に寄せられました区民意見についてご説明いたします。資料No.2、港区生活安全行動計画(素案)に寄せられた区民意見についてをごらんいただきたいと思います。  港区生活安全行動計画(素案)のパブリックコメントにつきましては、平成26年12月21日から本年1月20日までの期間で実施しております。また、この期間には、港区生活安全協議会委員及び各地区生活安全環境美化活動推進協議会の委員の皆様方に意見照会を行うとともに、1月13日から1月20日までの間に、5地区で区民説明会を開催しております。パブリックコメントでは、郵送及びファクスで14名の方から22件、区民説明会では、22名の方から18件のご意見・要望をいただいておるところでございます。  ご意見・要望等の内容につきましては、2ページ以降に記載してございますので、ごらんいただきたいと思います。  今後いただきました区民からのご意見を踏まえまして、庁内検討組織及び区民参画組織での検討を経て素案を修正いたしまして、2月下旬には計画を決定する予定で進めてまいります。  説明は以上でございます。 ○委員長(七戸淳君) 質問はありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) それでは、本日の委員会を閉会とします。                 午後 3時28分 閉会...