• 林道(/)
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  1. 港区議会 2015-01-14
    平成27年1月14日総務常任委員会−01月14日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    平成27年1月14日総務常任委員会−01月14日平成27年1月14日総務常任委員会  総務常任委員会記録(平成27年第1号) 日  時  平成27年1月14日(水) 午後1時30分開会 場  所  第4委員会室 〇出席委員(8名)  委員長   七 戸  淳  副委員長  土 屋  準  委  員  うどう  巧        ゆうき くみこ        沖 島 えみ子       樋 渡 紀和子        林 田 和 雄       鈴 木 たけし 〇欠席委員        な し 〇出席説明員  副区長                                         田 中 秀 司
     芝地区総合支所総合支所長芝地区総合支所管理課長兼務                 堀   二三雄   芝地区総合支所協働推進課長  荒 川 正 行  麻布地区総合支所協働推進課長                              山 本 隆 司  赤坂地区総合支所協働推進課長                              佐 藤 博 史  高輪地区総合支所協働推進課長                              野 澤 靖 弘  芝浦港南地区総合支所協働推進課長                            山 本 睦 美  企画経営部長                                      杉 本  隆  企画課長                                        大 澤 鉄 也   区役所改革担当課長      村 山 正 一  用地活用担当課長                                    小 林 秀 典   芝浦港南地区施設整備担当課長 有 賀 謙 二  区長室長                                        新 宮 弘 章   財政課長           湯 川 康 生  用地活用・区有施設整備担当部長                             浦 田 幹 男  芝浦港南地区施設整備担当部長芝浦港南地区施設建設担当課長事務取扱施設課長事務取扱) 齋 藤 哲 雄  防災危機管理室長                                    内 田  勝  防災課長                                        亀 田 賢 治   危機管理・生活安全担当課長  増 田 光 春  総務部長                                        渡 邊 正 信  総務課長                                        森   信 二   人権・男女平等参画担当課長  菊 池 朗 子  区政情報課長                                      河 本 良 江   人事課長           星 川 邦 昭  人材育成推進担当課長・副参事(専任講師)兼務                      柴 崎 早 苗   契約管財課長         野 上  宏  会計管理者会計室長事務取扱)                             所   治 彦  選挙管理委員会事務局長                                 日 詰 由 三  監査事務局長                                      塚 田 浩 一  副参事(監査担当)                                   臼 井 富二夫 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 港区基本計画実施計画(素案)について  2 審議事項   (1) 請 願25第1号 ダンス規制(風営法)に関する請願                                  (25.2.22付託)   (2) 請 願26第1号 港区個人情報保護条例第十一条2項における「要注意情報」に関する請願   (3) 請 願26第4号 「集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更」に反対する請願                                (以上26.6.19付託)   (4) 請 願26第12号 集団的自衛権行使容認閣議決定撤回等を求める請願   (5) 請 願26第13号 集団的自衛権行使容認を内容とする閣議決定の撤回を求める意見書提出を求める請願   (6) 請 願26第14号 「集団的自衛権行使容認」の閣議決定撤回を求める請願   (7) 請 願26第15号 朝日新聞の慰安婦報道における虚偽の報道について、国会での事実究明を求める意見書の提出を求める請願                                (以上26.9.12付託)   (8) 請 願26第22号 公契約条例の制定を求める請願                                 (26.11.28付託)   (9) 発 案23第4号 地方行政制度と財政問題の調査について                                  (23.5.27付託)                 午後 1時30分 開会 ○委員長(七戸淳君) ただいまから総務常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、土屋副委員長、樋渡委員にお願いいたします。  本日は、報告事項(1)に関連して、各地区総合支所協働推進課長に出席していただいております。  日程に入ります前に、報告事項(1)港区基本計画実施計画(素案)の取り扱いにつきまして、ご相談させていただきます。  本編の説明及び質疑、各地区版計画書(素案)の説明につきましては、昨年中の当常任委員会にて、終了しております。本日は、各地区版計画書(素案)について、地区ごとの質疑に入りたいと思います。  質疑は、芝地区、麻布地区、赤坂地区、高輪地区、芝浦港南地区の順番に行いたいと思います。質疑の状況によっては、本日は途中で終了するかもしれませんので、よろしくお願いいたします。終わらなかった質疑につきましては、次回1月28日水曜日に行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、そのように進めさせていただきます。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) それでは、報告事項に入ります。報告事項(1)「港区基本計画実施計画(素案)について」、芝地区版計画書について質問がございましたら順次発言を願います。 ○委員(沖島えみ子君) 芝地区版の質疑に入る前に、改めて地区版計画書(素案)がどのような形で策定されたのかについて聞きたいと思うのです。それぞれの各地区版計画書(素案)がどのように審議され、それらがどのようにしてまとめられてきたのか、その辺からお聞きしたいのです。 ○企画課長(大澤鉄也君) 地区版計画書(素案)につきましても、前回までご審議いただいた分野別計画と同じように、区民参画組織での検討がございます。名称は、各地区総合支所ごとそれぞれですけれども、各地区総合支所において区民参画組織をつくった上で、そこでの検討を経てまとめてきたものになります。また、前回もお話ししましたが、全庁的には、分野別計画と同じように策定委員会での審議を経た上で、最終的に支援部と調整して、このような形にまとまったものになります。もう少し具体的な点につきましては、各協働推進課長からご説明させていただればと思います。 ○委員(沖島えみ子君) 区民参画組織で検討されたものをそれぞれの総合支所では具体的にどのようにまとめてきたのか、その辺を教えていただけますか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) まず、芝地区総合支所からご説明させていただきます。芝地区総合支所では、総合支所長以下全ての課長と、若手の職員を中心に20名ほどでプロジェクトチームをつくりました。その中で区民参画組織からいただいた提言を最大限反映するように、おおむね10回程度これまで議論を重ねてきて、今回このような形になってございます。また、いただいた提言の中には、地区版計画書(素案)だけではなくて、分野別の計画でその思いが反映できるようなご提案もいただいておりましたので、そちらにつきましては、分野別計画で反映できないか支援部とも調整を進めております。 ○麻布地区総合支所協働推進課長(山本隆司君) 麻布地区総合支所区民参画組織でございますが、麻布を語る会という名称で麻布地区版計画策定分科会として設けてございます。そのメンバーからいただいた意見をテーマごとに全体議論、またはグループ議論等を重ねて提言をいただいております。その後、庁内の検討組織ということで、麻布地区総合支所の管理職を中心に検討委員会を設けてございます。さらにその下に、総合支所内の係長級の職員で検討分科会を設けて検討を行い、麻布地区版計画書(素案)を策定いたしました。 ○赤坂地区総合支所協働推進課長(佐藤博史君) 赤坂地区総合支所でも同様の形をとっております。赤坂・青山地区タウンミーティング赤坂地区版計画推進分科会設置のもとに、地域の住民の声としまして、提言をいただいたところでございます。庁内の組織としましては、総合支所長を中心とする部課長で組織した会、またその分科会としまして、協働推進課長を長とした係長級、係員を入れた会議体を持ちまして、検討を進めて策定に至ったところでございます。 ○高輪地区総合支所協働推進課長(野澤靖弘君) 高輪地区総合支所におきましては、平成25年度に区民参画組織タウンミーティングTAKANAWAを構成いたしまして、平成25年度中に19回検討会を開催して提言をいただいたところでございます。平成26年度につきましては、総合支所内に内部組織としてワーキンググループを設置いたしました。総合支所長、各課長、各係長計21名でワーキンググループを構成しまして、ほぼ月1回、見直しを進めながら素案をまとめてきたところでございます。なお、地区版計画策定区民参画組織におきましても、今年度4回開催しまして、その後のフォロー、素案の策定の状況をタウンミーティングTAKANAWAにもご説明しております。 ○芝浦港南地区総合支所協働推進課長(山本睦美君) 芝浦港南地区総合支所におきましては、港区ベイエリアパワーアッププロジェクト地区版基本計画検討プロジェクトを昨年度中に立ち上げまして、全部で7つの提言をプロジェクトからいただいております。今年度は、その提言に加え、総合支所内に若手を中心としたプロジェクトチームをつくりまして、そのチームからの芝浦港南地区の現状の分析や課題の抽出、それから提言を踏まえた上で策定しております。 ○委員(沖島えみ子君) ありがとうございました。それぞれの地区版計画書(素案)を見せていただいて、かなりのところまで踏み込んでいるようなものもあれば、失礼な言い方かもしれませんが、横文字が多くて何を言いたいのかよくわからないというものもありました。それを踏まえて質問していきたいと思います。  まず、芝地区版計画書(素案)についてです。区民参画組織からの提言が区長になされたときに、若い人の発想というか、横文字がいっぱい並んでいて、どのようなことを意味するのかと感じました。  それで具体的にいいますと、地区版計画書(素案)の45ページ、計画計上事業の中で、2)のご近所イノベーション学校、これはどのようなことを意味するのかということと、51ページの2)の芝地区発・新虎ディショナルプランというものと、50ページの1)の芝 de Meet The Artについて、具体的に区民参画組織の中でどのように議論されていたのか、まず教えていただきたいと思うのです。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) それでは、まず、45ページのご近所イノベーション学校についてご説明させていただきたいと思います。イノベーションという言葉ですけれども、もともとは経済界や産業界の概念で、生産を拡大させるための技術革新、あるいは新機軸という意味で使われることが多い言葉です。ここでは新たな手法を組み合わせる、あるいはこれまで見たことがないような新しい価値を生み出す地域活動、自分自身を生かしてまちを生かす新しい形の地域づくりをイメージいたしまして、ご近所イノベーションという言葉を使ってございます。  次に、50ページ、芝 de Meet The Artでございます。こちらにつきましては、2つの側面がございます。1つは、区民の皆さんからいただいた提言の中で、JRのガード下やトンネルのようなところに落書きがあって、汚い、あるいは暗くて怖い、このようなところを明るくしたらどうかというような側面と、障害のある方などの作品も、もっと地域に公開したらいいのではないかというようなご意見がございまして、これらを含めまして芝をアートに出会えるようなまちにしようということで、芝 de Meet The Art、芸術に出会うまち芝というイメージで名前をつけてございます。  それと51ページの芝地区発・新虎ディショナルプランでございます。今年度環状第2号線新虎通りが開通いたしました。新虎通りの整備は、若干歩道部が終わってございませんけれども、新虎通り沿いだけではなくて、周辺地域も含めてにぎやかなまちにしていこうということで名称をつけたプランでございます。そもそもニュートラディショナルが、もともとはアメリカの伝統的なアイビーファッションヨーロッパふうの自由な着こなしを加味したものを指すファッションの用語と言われております。新虎通り周辺につきましても、新しいまち、それと一歩路地を入りますと、また伝統や趣というような味わい深いにぎわいのあるまち、味わい深いまちというものも残ってございますので、こちらをかけまして、古さと新しさが融合したにぎやかなまちづくりということで、環状第2号線の愛称新虎通りにかけて新虎ディショナルプランと決定してございます。 ○委員(沖島えみ子君) 私も横文字に弱いので、語源そのものがよくわからなかったので、ここに来る前に一応教えていただきました。50ページの芝 de Meet The Artとは、芸術に出会うまちだという表現でした。芝地区発・新虎ディショナルプランも、イメージとしてはわかるのですけれども、トラディショナルという言葉もわからず、伝統的な云々ということはお聞きしたのですけれども、これも余りよくわからなかった。ご近所イノベーション学校も、イノベーションそのものは革新的なものという意味なのだということを教わってきて、今お話を聞くと、生産を拡大させるための技術革新ということですが、横文字をこれだけふんだんに使うということは、若者としての発想ということなのかどうか、その辺を教えていただきたいのです。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) 特に若い方だけというわけではございませんので、若者向けというわけではないと思います。ただ一方で、これまでなかなか地域活動にかかわることがなかったような世代の方たちにも、ぜひこの計画書を見ていただいて、我々と一緒にまちづくりを進めていただきたいというような思いもございまして、親しみやすい名前にしたつもりでございますが、説明が足りないと若干わかりづらい部分があるというところは今反省しているところでございます。 ○委員(沖島えみ子君) そうすると、芝地区の区民参画組織はかなり若い人で構成されているということだったのでしょうか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) これまでですと、割と高齢の方が多かったのですけれども、今回無作為抽出で募集したところ、これから子どもが生まれるような女性や、あるいは子育て中の方が子どもを連れていらっしゃるなど、比較的若い世代の方に入ってきていただきました。それによってかなり新しい視点といいますか、なかなかこれまでは気がつかなかったようなご意見も頂戴できたと考えております。 ○委員(沖島えみ子君) 私も各地区総合支所区民参画組織の区長への提言の発表会のときに、随分若い人たちが多い地区だと感じました。例えば45ページのご近所イノベーション学校の長期講座の実施、単発講座の実施、具体的にはこのようなものにもご提言はあったのですか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) いただいた提言の中には、町会・自治会を含めた地域活動に、若い人がもっとかかわれるような仕組みをつくったらいいのではないかというようなものがございました。このご近所イノベーション学校は長期講座ということで、これまで現行の計画でも平成25年度、平成26年度と続けてまいりました。6月からおおむね11月の中旬ぐらいまでの長期の講座にわたります。いくつかのグループに分かれ、それぞれ地域の中でこのようなことをやってみたいというようなプランをつくり上げまして、実際に地域の方を巻き込んで模擬的なイベントのようなものを行うなど、そのようなことを通じて、少しずつ地域の中で活動の輪を広げていくということをやってございます。  それにあわせまして、今回の計画の単発講座とは、長期の講座が終わった後や講座の途中に、もう少し幅を広げて、長期講座に参加していない方々に向けてもできるような講座がないかということで、今期の計画から実施する予定のものでございます。 ○委員(沖島えみ子君) ごめんなさい、具体的にはどのような講座をおやりになったなど、詳しく教えていただけますか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) さまざまなことをやっておりまして、基本的にはおおむね20人程度を定員として講座を実施しております。地域で活動していくために地域の仲間をいかに増やしていく、あるいは地域の方の理解をどのようにして得ていくのか、アイデアの発想方法やアイデア転換の仕方、自分たちのやっていることをいかに地域に広げていくのかというようなことを、座学だけではなく、実際にまちに出ていって、地域の方の声を伺うなどしながら、模擬的なイベントを自分たちで行いながら講座を進めていくような内容になってございます。 ○委員(沖島えみ子君) 今のお話でも私には具体的にどのようなことをやったのかということがまだ理解できていないのですが、もう少し詳しく教えていただけますか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) それでは、これまでの活動の実績として、その講座を修了した中で活動している実例を幾つか紹介させていただきたいと思います。1つは、「本とほんとコミュニティ」です。タワーマンションが港区でも多くなってございまして、マンションの中のコミュニティがなかなか築きづらいというような状況があるということで、マンション自体を縦型の長屋とイメージいたしまして、皆さんが持っている本を集会室に持ってきて、ブックチェンジを行う、あるいは子ども向けには本の読み聞かせなどをすることによって、まずはマンション内のコミュニティをつくっていこうというような活動をされているところがございます。こちらの活動につきましては、結構引く手あまたになっておりまして、芝地区総合支所管内だけではなく、ほかの総合支所管内マンション管理組合からもお声がかかって、今その手法の裾野をどんどん広げているようなところでございます。  もう一つご紹介させていただきます。朝市切符というものでございまして、これはもともとは震災復興を目的に、被災地から食材を取り寄せて、地域の皆さんで1コイン、500円程度でみんなで食事をしながらおしゃべりして、地域復興を支援しようではないかというような活動をしているグループでございます。こちらももともとは被災地の食材を取り寄せて食べることが目的だったようですけれども、だんだんいらっしゃる皆様が食事そのものより、そこに集って皆さんでお話することが楽しいというようなことになっておりまして、この間も芝の家で実施したところです。そこで実施したところ、地域の町会の方が来ていて、「今度、町会会館を貸してあげるからそこでやりなさい」などとお声かけいただいて、少しずつこのような地域活動総合支所管内に広がっているというようなところでございます。 ○委員(沖島えみ子君) ありがとうございました。すごく楽しい催しだということがわかりました。  それで、新虎ディショナルプランについても具体的にはどのようなことを考えていらっしゃるのか、その一端をご紹介いただければと思うのです。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) 実は新虎通りができたときに、にぎやかになった反面、周辺地域で少し人が流れてこなくなったというような相談も寄せられてございました。そのような中で、私たちの中で新虎通り沿いだけではなくて、その周辺にもにぎわいをもたらすような事業ができないかということでつくったものが、この新虎ディショナルプランでございます。  虎ノ門かいわいは、これからまだまだ開発が続いていきますけれども、そのようなものをうまく活用しながら、地域の皆さんと一緒に何か新しいにぎわいを呼ぶようなイベントができないか模索していくような事業でございます。私たちだけが主導して行うものではないので、地域の皆さんとのお話し合いを進めながらということになってまいります。現在は、文化・芸術的なイベント、あるいは高齢者によるファッションショーなど、あとは通りにフラッグなどをつけてにぎやかにして、昼間でも人が集まるようなところにしようというようなことが検討の中では出てまいりました。 ○委員(沖島えみ子君) 具体化はまだこれからということですが、今お話があった中の高齢者のファッションショー赤坂地区でもたしか掲げている事業かと思います。特定の地区だけで実施するというものではないということはよくわかります。全体的にも同じようなことをしようということで、港区全体で取り組んでいこうということがいっぱいあるのだということもわかりました。  50ページの芝 de Meet The Artについて、落書きがあったり汚れている場所は、治安上の不安がありますという書き出しになっているのですが、具体的にこのようなところがあったということで、これを変えていきたいということですか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) 具体的にはJRガード下ですけれども、そこに落書きがあるものですから、今、御成門中学校芝地区総合支所協働推進課愛宕警察署と、年に1回ですけれども、落書きを消すという活動をしてございます。ガード下なので、ホームレスがいる、あるいはごみが不法投棄されているような状況がございます。有名なアーティストがいいのか、あるいは地域の人の絵がいいのかということはこれから議論を進めていくところになるかと思うのですが、人の目に触れるようにしよう、何か絵があれば、例えば子どもの絵があれば、それを見に親御さんもいらっしゃるというようなこともございますので、少し暗い怖いというようなところを、明るくきれいで人の目が行き届いた安全なまちにしようということがこの事業のそもそものスタートでございます。 ○委員(沖島えみ子君) 地域ならではの活動ということもよくわかりました。  それで、18ページに避難所・避難場所について地図が載っています。災害時の避難所等の位置は、地域が偏っている、避難場所が少ないと私は感じているのですけれども、それについては何か地域の方たちからご意見などは出ているのでしょうか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) 特に避難所の数や場所どうこうということについては、計画策定の中でご意見等は伺っておりません。 ○委員(沖島えみ子君) 例えば三田三丁目、四丁目地域は、芝地区総合支所管内高輪地区総合支所管内とに分かれております。中学校の地域としては両方三田中学校ですから、一時避難場所としてうまくいかないということを聞いたことがあるのですが、その辺では具体的に議論はされておりますか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) 地区版計画書(素案)の策定の中では特段そのような議論は出ておりません。ただ、今、沖島委員がおっしゃっていたように、三田中学校につきましては、所在的には高輪のエリアになるのですけれども、もともと旧南海小学校を拠点に活動していた防災協議会、地域の町会の避難場所として、高輪エリアにございます三田中学校を避難所として指定してございます。  一方で、高輪地区のエリアですので、一番近い町会の方からは、「俺たちは三田中学校に行ってはいけないのか」というようなお話もいただいています。災害時によその町会だから、おまえは出ていけなどということはございませんので、そこは高輪地区総合支所とも足並みをそろえて連携して、高輪地区の防災協議会とも意見を調整しながら進めていっているところでございます。 ○委員(沖島えみ子君) 災害の問題について、それぞれの各地区版計画書(素案)でこのような計画があると、何となくしっくりいかない部分もあるということで、その辺をどうするのか、私はもっとしっかり全庁的にも話し合う必要があるのではないかということを提起したいと思うのです。  4ページになります。首都直下地震、台風など区民生活に重大な影響を及ぼす自然災害などと書かれています。他地区の地区版計画書(素案)の中で、緊急輸送避難道路について触れられている計画がありました。この緊急輸送道路云々ということについても、私は全庁的な問題だと思うのです。緊急輸送避難道路の沿道の建物の耐震化については、東京都が条例をつくっているわけですけれども、耐震の基準を満たしていない建物がたくさんあるわけです。建物の耐震の検査すらなかなか怖くてできないという方たちに対して、どう援助していくかということも、大きな問題だと私は思います。建て替え費用は高額になるということで、個人でお持ちの方もそうですし、何人かでお持ちのマンション等の建て替えをどうするのか、その辺は区全体の話になりますけれども、具体的に区でこのような事業があるというものはあるのでしょうか。現状このようになっているなど、そのようなものがあったら教えていただきたいのです。 ○企画課長(大澤鉄也君) これは建設常任委員会所管の部分になりますけれども、今回の分野別計画の素案ですと80ページになりますが、既存民間建築物の耐震化の促進ということで、そのような面については力を入れてやっていくという事業の位置づけは持ってございます。 ○委員(沖島えみ子君) 港区基本計画(素案)の全体を議論する場ではないということのようですが、そのような項目もあったということで、あえてそのことについても触れさせていただきました。  芝地区版計画書(素案)については、私は以上です。 ○委員(鈴木たけし君) 今、新虎通りの話が出ていました。平成25年度決算特別委員会の折に取り上げましたが、新虎通り沿いの古い建物、それから新虎通りはできたけれども、新虎通りの背面に位置している建物があるわけです。そのような建物をどうするのだということで、お聞きしたわけですけれども、そのような観点から計画に載せていただくと非常にありがたいし、いずれこの通りは港区のメインストリートになるような考えを持ってもらえたらと思っています。東京都にしても、舛添知事がシャンゼリゼ通りにするのだということです。シャンゼリゼ通りはフランスのメインストリートです。私もそのような考えです。虎ノ門ヒルズができました。あそこから新橋まで続いているわけですから、港区もこの通りを生かさない方法はないと思うのです。
     例えば今まで銀座でやってた大規模な祭りを誘致して、新虎通りでやる、そのようなことも考えられると思うのです。歩道も含めてあれだけ道路の幅が広いですから、十分歩道に観客を誘致することができるわけです。そのような考えがあって、この計画を出したのかどうか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) 今ご指摘いただきましたとおり、歩道もかなり広く、活用の方法によってはかなり有効に使えると考えてございます。今回芝地区発・新虎ディショナルプラン自体が、どちらかいいますと、ハードをどんどんやっていこうというよりは、ハードの変化にあわせてソフト面で支援して、地域を盛り上げていこうというような事業でございますので、今後まちづくりのプランなどとも連動しながら、より効果の高いものにしてまいります。 ○委員(鈴木たけし君) ぜひそのようにして、東京都のメインストリート、また港区の一大通りに仕上げていけるようなプランをぜひ練っていただきたいと思います。人通りが少ないという話もありますけれども、これからだと思います。虎ノ門ヒルズにも貸しホールや貸し室があるのです。四国の物産展など、各県が物産展をやると、各県の県人会などを通して人が集ってくるのです。ぜひ、港区のメインストリートになるような案を出していただきたい。開通したと言いますけれども、やはりまだ完成には至っていないので、その辺はこれから6年間のうちに基礎ができるか、それとも向こう12年間で完成するかどうかわかりませんけれども、そのためにやはり区としての協力、支援も必要だと思うのです。先ほどもあったように、あのかいわいには古いビルがたくさんあるわけです。そのような古いビルの耐震の問題、それから危険性、そのようなことを考えますと、やはり区が協力して誘導していく方法をとって、この通りにふさわしい建物にしていく、このようなことが必要だと思います。ぜひそのようにしていただきたいと思います。  それから、51ページに芝・ネイチャー大学校とあるのだけれども、大学校だから、文部科学省で認可する大学校なのか、または、高輪地区総合支所でやっているチャレンジコミュニティ大学のような大学を意味しているのかと思ったけれども、この内容から見ると全然違うというということがわかりました。今はエコプラザもあるわけです。あれなどを活用したらもっと手軽にできると思います。大型の積み木の講習会がありまして、その折に私も行ってみたのです。そうしたら、家族が来て積み木に挑戦しているのです。大変なにぎわいでしたけれども、そのようなものからやっていったら非常に有効だと思います。自然に多くの仲間ができて、親しめるのではないかと思いますので、ぜひエコプラザを有効に使って、芝地区の方が大勢来て楽しめるように、そして港区中に案内してエコプラザを有効に活用してもらう、せっかくつくった施設ですから、利用しなければもったいないと思いますので、ぜひそのようなことを踏まえて行動を起こしていただきたい。  終わります。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) 今ご意見いただきましたように、私たちも今回区民の皆さんから、芝地区にある資源、特に区立芝公園などは、環境があれだけいいのに有効に使えていない、それだけではなくて、いろいろな資源をもっと有効に使えば、もっと夢のある楽しいまちになるのではないかというようなご意見をいただいております。エコプラザ、あるいは環境課の事業とも組み合わせながら、さらに幅のある意義のある事業にしてまいりたいと思います。 ○委員(鈴木たけし君) 蛇足で申しわけないけれども、61ページに、阿見町での農作業という写真が載っているのです。阿見町とはどこですか。恐らく茨城県の阿見町だと思いますけれども、それよりも区立芝公園あたりで、花壇の植え替えなどをしている作業を載せた方が、もっと身近に感じられるのではないかと思います。このような写真の掲載にも気配りをしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。答弁は要りません。 ○委員(林田和雄君) 芝地区については、今お二人の委員がご指摘、発言されているのですけれども、私は45ページの新規事業を中心にお話をお聞きします。ご近所イノベーション学校という項目があるのですが、芝地区に対して私の持っているイメージは、非常に事業所が多いということと、マンション住民が非常に多い。そのような中でコミュニティをどうするか、そのような考えが背景にあるのかなと思うのです。このようないろいろな事業を行うにあたって大事なのは、実際にそのような方々が多く参加できるのかということと、もう一つは、事業の案をつくっていく過程で、そのような方々が参加しているのかということです。要するに与えるだけでなくて、実際に案をつくった中にいるということです。そのようなことが私は大事ではないかと思うのです。  今回、区民参画組織からの提言を反映したというお話がありました。そのような方々と今私が申し上げたような方々、まずはこのような方々とコミュニケーションをとらなければ、実際何を求めているのかということがよくわからない。ある意味では区民参画組織に集った方だけの考えで終わってしまう、広がりがない、このようなおそれも出てくると私は思うのです。  そのような点で、今回ご近所イノベーション学校をつくるにあたってマンション住民や事業所、そのような方々というのは、このような学校づくりにどのようにかかわっているのでしょうか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) 現行の地区版計画書の中で、中身自体は全く同じというわけではないのですけれども、地域コミュニティサポートスタッフ養成講座をやってございます。これを平成25年度、平成26年度とやっているのですけれども、年齢層としては、下は20代の大学生から上は第一線からは引退したような方までと幅広く、働き盛りの層が一番多くなってございます。参加者にお話を伺ってみますと、芝地区に住んで何か地域の中でやってみたいのだけれども、いきなり町会の中にどっぷり入り込むということは難しいと言う方が、特に若手の世代では多くいらっしゃいました。そのような若い世代や、芝地区にお勤めの方が参加できるように、主に講座は土曜日、日曜日を中心に進めてきているところでございます。  平成25年度、平成26年度と2年間やってきて、講座の修了生がいらっしゃいます。既に町会の方々にお声かけいただいて、自分たちの活動をされている方もいらっしゃいますし、あるいは今回参加されている方の中に地域の事業所にお勤めの方がいらっしゃって、何かのイベントのときに協賛品を事業所から提供していただくなど、そのような形で少しずつですが、地域の中に修了生の輪が広がっているような状況だと認識しております。 ○委員(林田和雄君) 特に芝地区は、事業所にお勤めの方々が多いので、そのような方々が喜んで参加できるような、あるいは地域の方々と一緒になって活動ができるような、そのようなところにしっかりと重点を置かないと、いつの間にか消えてしまうというおそれもあるのではないかと思ったのです。ですので、そのような方々のことをきちんと主眼に置いた展開を今後ともお願いしたいと思います。  それと、先ほども出ていましたけれども、50ページの芝 de Meet The Art、これはいろいろ書いてありますけれども、よくニューヨークなどで、どちらかというと利用されていない建物、あるいはトンネルなど、さまざまなところで落書きから始まって、それがまちのシンボリックなものになっていく、そのような報道をよく目にするわけです。芝地区において、このようなシンボリックなことができる場所が現実的にあるのですか。要するにそのような場所にある程度集まれて、なおかつ提供できてというような場所は実際にどの程度あるのですか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) 私たちがこの計画書(素案)を総合支所内で検討していくときに候補に挙がった場所は、相手方の了解は必要になってきますけれども、JR新橋駅のガードの下、それから愛宕トンネルといいましょうか、区役所から東京慈恵会医科大学附属病院の前を抜けて神谷町方面に向かった愛宕神社のわきに、結構大きい暗いトンネルといいますか、隧道があるのですけれども、そこなどもキャンパスとして使えるのではないかと候補として挙がっておりました。 ○委員(林田和雄君) 今お聞きしている限りでは、人が通る、そこへ誘導する、何らかの形でそこににぎわいができるということが、目的のようです。このような暗いところがあるから、そのようなことに使えば何とかなるという問題ではないわけです。地域の中のそのような場所をどう使うかという視点がやはり大事だと思うのです。そのような候補地があるから、そこでやれば何とか人が集るだろうなどということはあり得ない。むしろそこへ集客できるだけのものがなければ、それは生きてこない。  今、愛宕のトンネルのことをおっしゃったのですか。私も知っているけれども、あそこにわざわざ行くかというと、何か用がなければ行かないです。ですから、その周りに何らかの目的がないとと私は思います。だから何らかの形で、そこににぎわいをつけるための有効な武器にしていくという発想がないと、幾らやっても一部の人だけしか使わない。通る人は一体これは何なのだろうということになりかねないと私は思うのです。  私は行ったことがないのですけれども、麻布小学校の前にトンネルがありました。あそこは落書きばかりで、通ることも怖いようなところでしたがそれを再生したでしょう。あそこは通学路でもあり、歩行者の方々がどうしても使わざるを得ない。それを再生するための手段です。ですからそのようなことが重要だと私は思っているのです。幾つか候補地を挙げていただきましたけれども、そのような手段についての考えを持っていただいて、長続きするような形でお願いしたいと思うのです。  それと、56ページ、未来の親体験、ここがよくわからないのです。確かにこれから結婚されて、お母さんに、お父さんになられる、そのような方々が多くいることは事実だと思います。ここにどのような形でそのような方を集めて、この人たちが成長するにあたって、将来その後輩たちにどのような形で自分たちの体験を語っていくのか、あるいは提供していくのか、これは続かないと意味がないです。そのような仕組みをここで考えられているのかどうか。単にそこに住んでいる方々がいて、その方々に子育てとはこのようなものですと教えるだけでは意味がない。やはり、そこへ来ると、子育てのノウハウ、あるいは子どものすばらしさも含めて、そのようなものが体験できるということが継続的に行われなかったら、やはりやる意味がない。それはどのように考えていますか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) 今のところの予定でございますけれども、平成27年度につきましては、御成門中学校と連携いたしまして、家庭科の授業として実施する予定になってございます。中身につきましては、一部既に先行してこのようなことをやっているNPOがございますので、そのNPOに一部を委託いたしまして、赤ちゃんと親、そのような方々も交えて一緒にこの事業を実施していくというような形になってございます。  平成28年度以降でございますけれども、地域の住民が参加できるプログラムにしていくなど、高校生を対象といたしまして、子ども中高生プラザで開催するプログラムも検討しているところでございます。 ○委員(林田和雄君) このような事業をされるのであれば、本当に継続的に成り立つ、あるいは次の方々にもきちんとつなげていける、ぜひそのような事業にしていただきたいと思うのです。恐らく、子どもに触れ合う機会が少ない方たちは多くいると思うのです。ですから、芝地区で成功すれば、区全体に広がるような、そのような事業にもなり得るかもしれない。ぜひこれは頑張っていただきたいと思います。  それと、58ページの継続事業の高齢者の買い物支援ですけれども、数年前から買い物難民という言葉が出るぐらいに、高齢者の方々の買い物に対する不便さが取り上げられてきました。我々も本議会でも質問してきましたけれども、芝地区でパイロット事業として始められた。コンビニエンスストアが少なかったということもあるのかもしれませんが、芝地区で始められました。よくわからないのですけれども、計画書(素案)の数字を見ると実施2カ所と書いてありますが、これはどのような意味ですか。要するに固定したところに高齢者の方が行って、何らかの形で支援してもらうという形のことで2カ所で実施するということですか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) 今現在2カ所で実施してございます。神明いきいきプラザと虎ノ門いきいきプラザに毎週水曜日12時から14時の間に商品が入りまして、それを皆さんにお買い求めいただくというような流れになってございます。 ○委員(林田和雄君) 高齢者の方が、そこまで行って買われるということですか。そうではないでしょう。そこにも行くし、そこからの配送ということも中に入っていると私は認識しているのだけれども、そのような認識でよろしいですか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) 説明が足らなく申しわけございませんでした。こちらに足を運んでいただいて、買った物で重い物などがございましたら、同行してご自宅までお届けするというようなこともやってございます。 ○委員(林田和雄君) 今買い物難民と言われている人たちは、家を出られる人だけではないのです。家に配送を頼むような人たち、それに対応してくれる商店、そのようなものが絡みあってそのような方々を支援している、それをまた行政側が後押ししている、よくそのように報道されています。ですからそこに行かれる方はいいです。重たいから持ってくださいというのだったらば、持ってあげればいいのです。現実はそこに行けない方々もいらっしゃるはずです。そのような方々に対する調査というか、意向を聞くというか、そのようなものはやられたことはありますか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) 申しわけございません。そこまで踏み込んだ意向調査は芝地区総合支所としてはやってございません。 ○委員(林田和雄君) 芝地区総合支所としてやっていないと。私は、これはパイロット事業の延長だと、そのように伺っていました。ですから芝地区総合支所の地域事業という側面はありますけれども、現実にはこのような高齢者の方、買い物難民と言われる方々の支援のモデル事業だと思っているのです。そうであれば、内容についてもう少し広がりを持つべきです。この辺についてはお願いしておきます。これはこれで非常に意義のあることです。ただ、その場所に来られない人も必ずいるのです。ですからそのような方々について、どのように支援するのかということを考えていただきたい。そのことをお願いしておきたいと思います。  以上、何点か申し上げましたけれども、ぜひ今後調査していただきながら継続性のあるもの、深いものにしていただきたい、このことをお願いしておきたいと思います。 ○委員(樋渡紀和子君) 港区は、国際都市としての形をずっとつくっていこうと、港区自身、国際都市をみずから自認していく形になっていると今私は思っているのですけれども、この地区版計画書(素案)の中に外国人も巻き込んだ計画が幾つかあっていいと思うのですけれども、具体的に何かございますでしょうか。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) 芝地区版計画書(素案)の49ページ、5)になります。外国人との交流・協働の推進ということで、芝地区に住み、あるいは活動されている外国人の方が、地域の中で一緒に活動できるような機会を捉えて支援していきましょうというようなことで、具体的には、毎年1回行っております芝地区の「ふれ愛まつりだ、芝地区!」、あるいはフランス語をしゃべるフランス人のお母様と子どもがよく芝の家を利用されているということで、日本人のお母さんと子どもたちとフランスの方とフランス語で遊ぼうというようなことが定例的に行われております。あるいは先ほど来お話しさせていただきましたご近所イノベーション学校の卒業生が、逆さガイドという活動を今やっておりまして、通常ですと、港区に住んでいる詳しい人が連れて歩くなどということをするのですけれども、外国の方から見た芝地区のここがおもしろいというようなところを案内していただくようなものを通じて、外国の方と地域の方との交流を図っております。 ○委員(樋渡紀和子君) それも大変おもしろいと思います。いいアイデアだと思います。そして51ページには、地域の歴史・文化の発掘・発信の推進とあって、ここで多分地域にあるいろいろな歴史的なものの見学をするのだと思いますけれども、そのような案内を各大使館に出して外国人にも参加していただくということも大変いいのではないかと思います。  それからこの間、新年あいさつ交換会のときに感じたのですけれども、国際交流協会の方たちが外国人のお客様の間に立って通訳をしていらっしゃいました。もし、あの場に区民の皆さんの中からも何人かが参加できれば、もっとおもしろいお話ができるのではないでしょうか。私も何人かの方とお話はしたのですけれども、まだまだそのようなお話のできる人が少ないので、そこに区民も参加していく形をつくることはできないものでしょうか。 ○総務課長(森信二君) 新年あいさつ交換会の席では、国際交流協会の方にご参加いただいて、通訳をお願いしているところでございます。樋渡委員にご指摘いただいたご意見等も今後の参考にしながら、どのようなものができるのか、いろいろ勉強していきたいと思います。 ○委員(樋渡紀和子君) 要するにもう少し積極的に区民も参加できるということが活性化する、もっと国際交流を推進することに役立つということだと私は思っているのです。ですからそのような努力をしていただければありがたいと思います。 ○委員(うどう巧君) ほかの委員の方からるるご質問があったので、私は1点だけ、美化清掃の件についてお聞きします。地域の清掃活動は日ごろ町会の方が、いろいろ懸命にやっていらっしゃるということは十分認識しておりますし、頭の下がる思いでございます。目を引く場所、往来の多い場所というと、芝地区では例えばSL広場がありますけれども、SLの周りは、ジュースやコーヒーの空き缶をブロック塀の上に置かれていて、目に余るものもあって、その缶の中には、たばこが入っているなどという現状があります。日ごろの定期的な清掃活動だけではそのようなところも補えないという現実があることも重々わかっております。今、環境美化が問題視されているところで、芝地区総合支所としてはどのような現状認識なのか、まずお教えいただきたいと思います。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) 新橋のSL広場の裏あたりは、清掃も行っておりますし、指定喫煙場所もございますので、吸い殻とあわせて空き缶の回収などもやっているのですけれども、かなりの方が利用される駅前ということもありまして、今、うどう委員ご指摘のとおり、どうしても翌朝にはまたごみがいっぱいのような状況になっております。そのようなところの清掃活動などを自主的にやられている地域のグループなどもございますので、そのような方々と一緒に協力しながら地域の美化清掃を進めてまいりたいと思っております。 ○委員(うどう巧君) 例えば空き缶が置かれる場所をポイ捨てしづらくするようなノウハウは何かないでしょうか。今までご検討されたことや今後やっていこうとしていることなどがあれば、お教えいただければと思います。 ○芝地区総合支所協働推進課長荒川正行君) SL広場の周りは、レンガ積みのようになっているのですけれども、一例では、空き缶が置けないようにレンガを斜めにカットしているような自治体もあるということでございますので、維持管理の部門とも調整しながら検討してまいりたいと思います。 ○委員(うどう巧君) ぜひとも早急に進めていただきたいと思います。日々の地域活動、清掃活動などをしても、目立つ場所がそのような状況になっていると、どうしても悪い印象がつけられてしまいますので、ぜひともよろしくお願いします。 ○委員長(七戸淳君) そのほかありますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) よろしいですね。  それでは、次に、麻布地区版計画書(素案)について質問をお願いします。 ○委員(鈴木たけし君) 商店街の件についてお聞きしたいのだけれども、53ページに商店街にぎわい向上の支援と書いてあるのだけれども、今、活動している商店会は麻布地区には幾つあるのでしょうか。 ○麻布地区総合支所協働推進課長(山本隆司君) 麻布地区におきましては、9つの商店会がございます。 ○委員(鈴木たけし君) 実際には年1回程度のイベントのために商店会を結成したようなところもあるくらいですが、その中に六本木材木町商店会は入っていますか。 ○麻布地区総合支所協働推進課長(山本隆司君) 今手元にあります資料によりますと、六本木材木町商店会として入ってございます。 ○委員(鈴木たけし君) 六本木商店街振興組合のエリアが広くなってしまって、六本木材木町商店会も過去には独立した商店会だったのだけれども、今は六本木商店街振興組合と一緒に活動しているのです。ところが六本木商店街振興組合と六本木材木町商店会は別組織ですから、なかなか参加しにくい、このような声が聞かれるのです。ですから一緒にやれたら一緒にやって、例えば新一の橋商店会などは、はっきり言って麻布十番商店街振興組合の麻布十番納涼まつりに合わせてつくったのです。麻布十番納涼まつりと同じ日にイベントをやっているのです。商店も数えるほどしかない。そのような商店会だから、にぎわいをと言ってもなかなか難しいと思うのです。そうかと思うと、このような席で言っていいか、やはり寂れてしまう商店街がある。長年やってきても後継ぎがいないのではなくて、後継ぎが昼間はよそへ勤めに出てしまっている、そのようなお店がありまして、お父さん、お母さんでやっていたけれども、お父さんが亡くなると、それで商売をやめてしまうというところが大半です。これは自慢になってしまいますけれども、麻布十番商店街は今すごく人通りが多いのです。それも地方から来る方が多い。「花子とアン」、NHKの朝のテレビドラマの修和女学院とは東洋英和女学院のもじりです。もともとその学校ができる前には、修道院もあったけれども、今の麻布十番商店街の突き当たりの十番稲荷神社、地下鉄の7番出口のところ、あそこに孤児院があった。そのようないわれで、赤い靴という歌もあったけれども、赤い靴履いてた女の子とは、その孤児院で生涯を送った子で、青山霊園のお墓の中に岩崎きみという少女の名前が載っているわけです。たまたまパティオ十番をつくったときに、手づくり郷土賞を麻布十番商店街振興組合がもらったわけです。それではということで、パティオ十番のところにきみちゃんの銅像をつくったわけです。そのような形で商店街は点ではなかなか動かないと思うのです。日赤通り商栄会も今でも連携をとりながら活動していますけれども、どんどん裏がマンション化してきていますから、人口は増えている、また隣は渋谷区ですけれども、渋谷区には広尾のマンションが大分建設されまして人口が増えている、これは港区ではなく、道路1本隔てた渋谷区ですが、多くの人は日赤通りを利用している、そのような商店街もあります。  ただ、やはり麻布十番などは、今、六本木ヒルズとの相乗効果があるのです。六本木ヒルズへ来て麻布十番を通って帰る、麻布十番でおりて六本木ヒルズに行き、日比谷線で帰るなど、そのようにお客様が回遊するまちになっているのです。これは麻布地区だけではなくて、先ほどの新虎通りも、虎ノ門でおりまして新橋から帰るというように港区の全地域で、そのようなことが可能です。だからこれからは、そのようなまちづくりのイメージを持って動くべきだと思うのです。商店街も非常に厳しいです。どんどん商店街の中にコンビニエンスストアが入ってきまして、それによってまた商店が淘汰されていく、そのような状況にあります。港区では大きなスーパーはなかなか難しいだろうと思いますが、コンビニエンスストア全盛の時代ですから、そのようなアドバイスをしながら地域が残れる商店街をつくるように努力してもらいたいと思います。 ○委員(沖島えみ子君) 麻布地域といいますと、やはり外国人が多いまちと感じるのですが、その辺でそれこそ区民と港区で生活していらっしゃる外国人とが、本当に1つのまちをつくり上げてきているのかということがあるかと思うのです。具体的にそれがどのようにこの計画に生かされているのか、その辺を教えていただきたいと思うのです。  それと、もう一つ、32ページの快適な都心居住の実現に、あき地等の適正な管理とあるのですけれども、これは現状はどのようになっているのか、麻布地域だけ空き地が多いのかどうか、その辺も含めて教えていただきたいのです。 ○麻布地区総合支所協働推進課長(山本隆司君) 麻布地区版計画書(素案)の中では、3つの重点課題の1つを、国際・文化都市としての魅力を生かした取組としまして、「大使館、企業等との連携を強化し、交流機会の促進に向けた取組」と「地域資源を活用した地域への愛着を育む取組」、「外国人を知る機会・外国人に知ってもらう取組」という形で掲載してございます。具体的にいいますと、50ページ、麻布国際ふれあい事業として、約50カ所の大使館や企業・関係団体と麻布地区が有する地域資源を活用して、麻布地区に住む、または訪れる外国人との多様な交流機会を創出し、麻布の魅力を高める取り組みを実施していく予定でございます。地域のパトロールや清掃ボランティアへの参加、また地域の人たちとの交流会、外国人との意見交換会等の実施、防災訓練への参加、麻布地区の地域情報紙であります「ザ・AZABU」を英語に翻訳して年4回発行、外国人との情報コミュニティ事業を活用して、メールにてイベント情報の発信等を行う予定にしてございます。  それから、麻布地区版計画書(素案)の見方ですけれども、例えば32ページの区民向けの住宅の供給及び有効活用〔I−1−(2)−2)−1〕、このように番号が入っているものについては、分野別計画(素案)の再掲事業として掲載しているものでございます。麻布地区独自と記しているものにつきましては、麻布地区ならではのものと、各地区総合支所で実施している地域事業を混在して掲載しているものでございます。空き地等の適正な管理につきましては、麻布地区においては、平成25年度でいいますと、件数として9件ほど苦情、または相談をいただいているような状況でございます。 ○委員(沖島えみ子君) 9件ほど相談・苦情をいただいているということですが、わざわざここに書いてあるわけですから、苦情そのものが他の地域に比べて多いのか、苦情に対してどう対応しているのか、その辺を教えていただけますか。 ○麻布地区総合支所協働推進課長(山本隆司君) 平成25年度でいいますと、芝地区で2件、麻布地区で9件、赤坂地区で7件、高輪地区で6件、芝浦港南地区でゼロ件、合計24件となってございます。他の総合支所と比較しますと比較的多い苦情・相談件数となってございます。 ○委員(沖島えみ子君) それで、苦情があって、具体的にはどう対応しているのか、その辺を教えていただけますか。 ○麻布地区総合支所協働推進課長(山本隆司君) 空き家対策、また空き地対策につきましては、所有者の特定や放置されているか否かの判断が困難であるなど多くの課題があるため、実態が十分に把握できていない状況でございます。今後、組織横断的に課題を共有して、より正確に実態の把握に努めていきたいと考えております。これからの課題としまして、空き家対策等についての体制と方策について研究、また調査していきたいと考えているものでございます。現状ですけれども、区民からの情報に基づきまして、空き地、また空き家の所有者を法務局等で登記簿謄本などから調査した上で、所有者に適切に管理するよう指導し、きちんと対応されない所有者に適正な管理をお願いしている状況でございます。 ○委員(沖島えみ子君) 今、麻布地区の協働推進課長からお話があったのですが、これは全庁的な課題です。私の家の近くにも、所有者は明らかになっているけれども、建物がかなり古くなっていて、それについての対応をいろいろお願いしていると思いますが、借地なので、その建物を壊すと借地権がなくなってしまう、そのような法的な問題も絡んできて、かなりいろいろな対応が難しいということも聞いているので、全庁的にどのようにしていくかということをぜひ考える必要があると思うのです。  麻布地区は歴史の古いまちだと思いますし、港区全体が歴史的にも古いということですけれども、それをどう生かしていくかという点と、33ページにある2)の市街地再開発事業制度等の活用と支援、これは相入れない問題ではないかと思うのです。  つい先日、NHKで「ブラタモリ」を放映しておりました。ちょうど麻布地域が出ておりました。三田小山町地域ですけれども、この地域が市街地再開発事業の中でこれから開発されるということで、歴史ある街並みそのものが崩れていってしまうということを私は感じたのです。ですから、33ページの2)の施策のこのような書き方とは相入れないと思うのです。  先ほど鈴木委員から商店街についてお話がありました。商店街は非常に厳しいのだと、生き残り策の1つとして、開発の事業と連動してという言い方をされたように私は思っているのです。でも、このような市街地再開発事業は、いっときはそこの商店街は潤うのです。商店街というよりも、そこにできたビルの中の商店と言った方がいいと思うのです。近隣の商店街はなくなってしまうということが普通ではないかと。全国的に見ても、新しいまちができると、一時的に観光事業等で騒がれますけれども、そのようなところは本当に商店そのものがますますなくなっていってしまうのではないかと危惧しております。ですから、33ページの2)の施策の書き方については私は納得できない。もっと別な表現にすべきではないかと主張いたします。  私の母親は麻布地区で育ちました。そして麻布地区から赤坂地区の女学校に通っておりました。ですから麻布地区については、私自身も愛着が湧いています。同じ学校の同級生には、長谷川町子さんもいたそうですけれども、自分の出身の女学校の記事を見たり、そのような話をすると、とても喜んでくれる母ですけれども、だからこそ麻布のまちも私は好きだということを述べておきます。 ○委員(うどう巧君) 65ページのあざぶ達人倶楽部ですが、私も武道をやっているので、達人というと目が行ってしまう、気になる倶楽部ではあるのですが、これはいつからやっていらっしゃるのでしょうか。 ○麻布地区総合支所協働推進課長(山本隆司君) 平成21年度から実施しているものでございます。 ○委員(うどう巧君) 私も議員になる前に、あざぶ達人倶楽部に非常に興味を持って申し込みしたのですが、見事落選しました。それ以来どのような活動をしているかなど、いろいろ研究もしていますし、こちらにも、麻布地区の魅力を高めていく活動を担う人材を発掘・養成しますと書いてありますけれども、どのような活動をされているのか非常に気にもしているのですが、実際、卒業生の方は麻布地区の魅力を高める活動とどのようなかかわりを持ってやっていらっしゃるのか、お教えいただければと思います。 ○麻布地区総合支所協働推進課長(山本隆司君) あざぶ達人倶楽部事業ですけれども、麻布地区の歴史や文化及び産業に関しまして、地域のコミュニティの担い手となる人材を幅広く発掘・育成していく、そのようなことを目的としてございます。あざぶ達人倶楽部の中では、初級、中級とステップアップしていく講座及び活動を実施してございます。中級講座を修了した参加者のうち希望者については、あざぶ達人倶楽部サポーターという形で初級、中級講座を支援していただいています。また、修了された方の中には、NPO法人を成立した方もいまして、麻布地区の歴史、または文化を学んだ修了生が中心となって結成したまち歩きグループという形で活動してございます。麻布地区の歴史、文化、産業等の知識を深め、地域のコミュニティの担い手となりまして、主体的な実践活動に取り組んでいくということで、月に1回チラシやフェイスブック等でまち歩きの参加者を募集し、地域の歴史、または文化に触れて、食事等を楽しみながら、多くの出会いと学びを提供しているものでございます。まち歩きの際には、ガイドの解説等、狭い場所や人の多い場所でも聞きやすいようにイヤホンマイク等の購入もしていただいたり、またはホームページ等を立ち上げていただき、より多くの情報を発信し、交流を図る活動をしていただいているものでございます。 ○委員(うどう巧君) サポーターとして内部活動、また外部活動、まち歩きをやっていらっしゃるということですけれども、ホームページ等は修了者の方たちが自腹でやっていらっしゃるのですか。支援などもあるのですか。 ○麻布地区総合支所協働推進課長(山本隆司君) 総合支所から特に支援しているものではなく、独自に作成していただいているものでございます。 ○委員(うどう巧君) いずれにしても、郷土愛にあふれた方々が申し込んでいると認識しておりますので、さまざまな形で支援していかれるべきではないかと思います。 ○委員(樋渡紀和子君) 今、私が一番心配していることは、緑の保全です。港区は東京の中心にあって、市街地化してしまうことは当然のことですけれども、それを防いで、港区は緑のまちだと言えるようにしてほしいと思っています。  41ページに、快適に過ごすことができる公園等の整備が出ておりますけれども、公園というと、広い場所をつくって、子どもたちがそこを走り回って遊べるようなということを考えることが多いと思うのですけれども、やはり環境保全のためには、むしろ森林や林や、そのような緑が必要なわけです。それについてはどのようにお考えになって計画していらっしゃるのでしょうか。 ○麻布地区総合支所協働推進課長(山本隆司君) これは分野別計画(素案)の再掲事業ですけれども、麻布地区版計画書(素案)の42ページ、みどりの保全・創出とヒートアイランド対策の推進ということで、緑化計画書制度による緑化の推進ということで、記載しております。区では、緑がもたらす大気浄化をはじめとするさまざまな恩恵を区民が享受し、快適な生活を営むことができる緑豊かな環境を目指しております。このため、敷地面積250平米以上の建築計画がある場合には、港区みどりを守る条例で定めた緑化基準に基づき緑化計画するよう指導しており、この緑化の計画を区に提出する書類が緑化計画書という形になってございます。  さまざまな建築計画に対して、効果的な緑化指導を行う緑化計画書制度を充実させるという形で、このたび再掲したものでございます。 ○委員(樋渡紀和子君) その緑化計画書に記されている条項を守れば、それでいわゆるヒートアイランド現象を抑えることができるとお考えですか。 ○麻布地区総合支所協働推進課長(山本隆司君) 緑化推進につきましては、緑の重要性について広く区民の理解と認識を高めるために、区のホームページ、または広報紙やパンフレット、ポスター等を通じて緑化意識の普及啓発に努めるとともに、記念鉢植えの配布、また園芸講座など各種事業を行っているものでございます。 ○委員(樋渡紀和子君) 余りよくわからないのですけれども、建築する場合に、このようにしなさいと言って義務的にやらせる場合ですと、それを守ればいいのだというくらいで、建てる人は本当の緑化という意識ではやらないです。だから、大きな木を保全する、わずかばかり残った林や森に近いような木立を守ることができるのは行政しかないのです。  いつも私がどこかでマンションができるときに心配になることは、その周りにある木がまた何本減るのかということです。これを守っていこうとするのは行政がすべきことと思っています。だからその意識を持っていただいて、そしてなるたけ大きな木を保全する、それから、できれば土地が確保できたときには、思い切って、林道、林のちょっとした散歩道をつくってしまう、大きな木を植えて森をつくるなど、そのようなことをしていただかないと、恐らく都会は砂漠化してしまうと思います。ですから、それを守っていくものが区のこのような緑化計画だと思うのです。その辺をこれから先、未来に向けて、どのようにお考えなのか、それをお聞かせください。 ○企画課長(大澤鉄也君) 地区版計画書(素案)にもこのような事業が載っておりますけれども、そもそも緑化や環境保全自体は区として大きな課題になっていますので、実は分野別計画(素案)でもかなりの事業を盛り込んでおります。民間建築物の緑化の誘導も事業として入れておりますし、またボックス事業として、区みずから緑化を進めるという意味で、区有施設の緑化の推進は計画的に幾つかの施設で取り組むとしております。また、先ほどありましたけれども、壁面緑化等に関しても、港区はかなり厳しい基準で緑化を求めておりますので、そのような取り組みを着実に進めて、都会にふさわしい緑の保全に今後も努めてまいりたいと思っています。 ○委員(鈴木たけし君) 先ほど空き地の件が出たのだけれども、元麻布三丁目の空き地は対象に入っていますか。 ○麻布地区総合支所協働推進課長(山本隆司君) 元麻布三丁目用地の利用方法、活用についてのご質問だと思うのですけれども、調査の結果、軟弱な地盤であるということと、隣接する擁壁が老朽化しているということで、施設建設用地としての活用は慎重な検討が必要です。麻布いきいきプラザについては、現在の場所から移転して、本格的な施設を整備する予定という形になってございます。跡地活用については、用地の状況を十分把握した上で、地域の皆さんのご意見を十分踏まえて検討していく予定でございます。 ○委員(鈴木たけし君) 民間の空き地をどうこう言う前に、やはり区の所有地をもっと有効に活用することを考えなければだめだと思うのです。空き地にしてもう6年です。空き地にする前は左側に用地を買いました。そのようなことをしておきながら、建築計画に入ったら地盤が悪い、それは当たり前です。両側はがけ地、坂道ですから堆積した土がそこにたまっているわけです。そのように購入した用地をそのままで、区民の参加者の中にはこの空き地について何か意見は出なかったですか。 ○麻布地区総合支所協働推進課長(山本隆司君) 管理課の所管という形になりますので、私には直接話としては入ってきておりませんけれども、地域の皆さんのご意見を十分踏まえた上で検討していきたいと考えてございます。 ○委員(鈴木たけし君) まだ前の福祉会館の建物がそのままそっくり残っているのです、あれは32年ぐらいに4階建てを建てたのですか。ですから地盤が心配だと、決してそのような土地ではないのです。あそこは道路から離れていますから、特に特別養護老人ホームなどにすれば、年寄りにとって住みやすい場所です。ですから、今の建築技術も踏まえて有効活用することをまず第1に考えて、これからも努力してもらいたいと、要望して終わります。 ○委員(沖島えみ子君) 今の発言に対してですが、なぜあそこの土地を買ったのかということも私は大きな問題だと思うのです。それが1つ。  それと、現在活用方法についてまだ決まっていないということは、やはり擁壁の安全性の問題です。その擁壁を誰が所有しているのかということも、今までも私の質問に対する答弁もあるのですけれども、まず、その土地の近隣の擁壁がどのようになっているか、誰が所有しているのか、その擁壁の耐震性はどのようになっているのかということを確認しない限りは、その土地の活用は私はできないと思っております。先ほどの鈴木委員の意見に対しては以上です。  それと、ヒートアイランド現象と緑化の問題ですが、先ほどの課長の答弁は、やはりいただけないです。緑化計画そのものをつくれば、何でも緑が守れるということと、樋渡委員が言っていることとは違います。なぜ緑を守るために区は何もできないのかということですから、今の国などの建築の基準、規制緩和の中では、法的には区が何もできないような感じになっているということですから、やはり国の姿勢を変えていくと同時に、建築の規制緩和をこれ以上進めてはならないということを主張して、発言を終わります。 ○委員長(七戸淳君) ほかによろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、麻布地区の質疑はこれで終了とします。次に、赤坂地区計画書(素案)について質問をお願いいたします。 ○委員(沖島えみ子君) 39ページの新規事業、地域デビューの集い〜シニアいきいき計画〜、53ページの赤坂・青山シニアファッショニスタ〜自分らしく素敵に〜に私は関心を持ちました。この事業について詳しく教えてください。 ○赤坂地区総合支所協働推進課長(佐藤博史君) まず39ページ、地域デビューの集い〜シニアいきいき計画〜でございます。わかりやすいものは、つい先日、二十歳の成人式がございましたけれども、こちらをもじりまして、シニア版の成人式というイメージを持っていただきたいのですが、これまで地域活動になかなか参加し切れなかった層が一定程度ございます。大体65歳をターゲットにしておりますけれども、これは一般的な労働退職年齢ということで考えておりますが、65歳になって、また新たな地域に対しての活動をしたい方などの背中を強く押したいということで、きっかけになるような式典、イベント、また日ごろ行政と地域が行っている活動の紹介などをして敷居をぐっと下げて、地域に活動しやすくしてもらうきっかけづくりとしてもらいたいものでございます。  実際にはその方々に登録等をしていただきまして、地域事業の案内や行政からの情報の提供、また、やりがいや生きがいにつながる仕掛けをしまして、一緒に地域活動をして、そのまま次の地域の活性化を担っていただく主体となってもらいたいというものでございます。ですので、現行、活動している方の発表会と新たにそのようなことを知る機会の両方を合わせた事業でございます。  続きまして、53ページになります。赤坂・青山シニアファッショニスタ〜自分らしく素敵に〜、こちらも横文字を使っております。日本語でサブタイトルを入れましたが、反省も込めて、もっとわかりやすくしたいと思っておりますけれども、赤坂・青山は、おしゃれなまちということで地域を挙げて特徴立てております。最近、巣鴨でガモコレという略称を使って巣鴨コレクションという、お年寄りのファッションショー、全国からの応募者を対象にやっているものですけれども、これをまねたものではないのですが、赤坂・青山にはファッションの企業もございます。また、カメラマン、プロのメークアップアーティストやスタイリストも存在することから、地域で地域のおしゃれをつくり、それをしっかり記録に残し、発信していく、さらに実際に自分らしくすてきに着飾った地域の皆様方は、次なる生きがいをまた新たに見つけて、より生きがいを持って生き生きとしてもらいたい、そのようなイメージを持って、大きく地域のおしゃれをターゲットにしたお祭りであり、生きがいづくりというものでございます。 ○委員(沖島えみ子君) 高齢者にとっては夢のあるような事業になるのかと思います。地域デビューの集いについてですが、具体的には活動している人の発表会でもあるとおっしゃっていたのですけれども、中身についてはどのような活動をしている、どのような中身を指しているのか教えていただけますか。 ○赤坂地区総合支所協働推進課長(佐藤博史君) こちらは、年に1度、年度末の時期、3月になりますけれども、地域で清掃活動やパトロール活動、そのような地域活動をしていただいております町会・自治会や各種団体の方が、このような活動を1年間通してしてきましたということで、発表する場を設けております。これまではおのおのの活動主体同士が発表し合い、成果を披露し合ったわけですけれども、その場にこれまで参加し切れなかった層に同席していただくことで、その活動の内容を知っていただくことと、これなら自分もできそうだというようなイメージも改めて持ってもらいたい、また活動している方からは新たな顔ぶれを見て、緊張感を持ちながらぜひ我々と一緒にやりませんかという顔つなぎにもなるような場になればということで考えております。 ○委員(沖島えみ子君) 清掃活動、パトロール活動、あとは具体的にはどのようなものがありますでしょうか。例えば最初の芝地区のような活動もこの中には含まれるのかどうか、それも教えてください。 ○赤坂地区総合支所協働推進課長(佐藤博史君) 活動主体はさまざまございます。民生委員・児童委員の皆様、また青少年の育成のための活動をしている皆様、また民間企業も含めてですけれども、あらゆる活動主体に声かけをしたいと考えております。この対象についても今後煮詰めていくものでもございますけれども、特に何かによったものではなく、限られた時間の中で有効な交流ができるような格好で広く集っていただくような機会でございます。 ○委員(沖島えみ子君) 発表をなさる方たちは活動している人、それで、参加していただく人は65歳を対象にということがありますけれども、これは65歳の方たちをお選びしてやる交流会になるのですか。
    赤坂地区総合支所協働推進課長(佐藤博史君) 現時点では65歳、約480名を想定しておりますけれども、そこがまず第1ステップだと思っております。実はこちらの事業について、地域へ説明をしたときに、30代か40代ぐらいの女性の方から、「地域デビューということで、私も参加できるのかと思ったが、事業の内容を聞いてみたら65歳ということで、随分差が離れてしまって、少し寂しい感じがした」というご意見を頂戴したのですけれども、当然、企業の皆様などはもっと若年層が入っております。この地域デビューの式典の招待者、第2の主役といいますか、成人式になぞったところは一定程度の線を引いて、まずは65歳を1つの線にしてみようかと、またこの集まりぐあいや成果のぐあいによっては、見直しも当然含めて考えておりますけれども、現時点では65歳ということで考えております。 ○委員(沖島えみ子君) 地域への活動は、女性の場合ですと、フルに働いていらっしゃる人ももちろんたくさんいらっしゃいますけれども、子どもたちを通じて社会とのかかわり、地域とのかかわりを持っています。でも、男性の場合には、ここにも書いてあるように、ふだんは勤めていて、隣ご近所も知らない、だから地域へのデビューは遅くなるということが通例だと思うのです。ですからこのような企画は本当にいいことですし、今、若い女性でも参加できるのかというお話がありましたけれども、そのような方もいらっしゃるのだということでは、私も認識が少し違っておりました。マンションなどが増えて、核家族化が言われている中で、なかなか地域とのかかわりが持てない、このような中でこのような企画を持つということは、やはりいいことだと、1つの方法かとは思います。 ○委員(樋渡紀和子君) 1つ、お願いですけれども、ここに赤坂・青山シニアファッショニスタ〜自分らしく素敵に〜と出ていますけれども、これも既にあちこちでやられていて、お年寄りに楽しんでもらうと表現されているわけです。でも、私自身、年寄りとして、しわだらけになって、真っ赤な唇になって、まつ毛をつけてもらって、絶対うれしくないです。だからそのようなありきたりのというか、既に行われたような計画はなしにして、新しいことを考えていただきたいと思います。もう少し高齢者に合った形のものです。  もしファッションでどうしてもしたいならば、例えば男性にも合うとすれば、ふだん年寄りが着るのに、どのようにしたらいいスタイルに見えるのか、そのようなことは考えてもいいかもしれない。ただ、好みが男性と女性では違うのです。男性の場合は、どんなに年をとっても、いろいろなことで意見を述べ合って討論するなど、そのようなことは好きですね。大体お年寄りのテーブルで聞こえる話を聞いていますと、やはり批判しています。政治の出来事や、あるいは社会で起こっていることについて、施設内にいる男性たちも、みんなやはり自分の意見を述べながら、そのような話し合いが好きです。だけれど、男性のファッションなどと言っても、それはやはり一部の人だけで、おもしろくないと思います。だから女性の場合も、私は本当に恥ずかしいのです。化粧をしたおばあちゃんが喜んでいるなどということを人に見せたくないような気がします。わからないですけれども、そのようなことはやめて、もう少し知的な、年老いても自分自身のパーソナリティーをきちんと持った、しっかりした姿の楽しみ方をさせていただきたいと思います。いろいろ考えれば考えられると思うので、例えば正月でしたら、私は90歳のおばあちゃまとすぐ近くでずっと話しているのですけれども、その方が毎回毎回同じようにしゃべっていることは、百人一首の話です。「百人一首は、今はとることができないけれども、読むだけでもいい」、「百人一首の内容はすごく美しい恋の歌で」という話をしているわけです。もしそこにボランティアが来て、百人一首を持ってきてくださって、一緒に百人一首をいたしましょうと言ってくれたら、昔を懐かしく思い出している施設の人たちにとっては、どんなにいい体験になるでしょうか。  私は百人一首を探して持っていって、そして1日だけでしたけれども、「百人一首をしましょう」と言ってやりました。そこに来た人たちが本当に喜んで、「久しぶりで、百人一首するだけでなくて、そこに集った人とお話ができたことがうれしい」と言ってくださいました。だからそのようなもう少し知的なレベル、ハイレベルのことを考えていただきたいと思います。年をとってもやはり余り自分自身を下げるようなことをさせないでいただきたいとお願いしたいと思います。 ○委員(沖島えみ子君) 私は別の考えです。ここにも書いてあるように、自分らしく素敵に、だから、誰かが施すなど、そのようなものではない、お化粧もその人らしく合ったように多分やってくれるのだろうと、そのようなハイセンスな方たちのご協力も得られるなら、樋渡委員のように、すばらしく知的に格好よく生きられるという人たちもいらっしゃるかもしれない。私などは少しやって変身できればうれしいという単純な考えも持ちます。ですから、いろいろな方がいらっしゃるので、下げる、上げるなど、下げないでほしいということなので、上げるとなれば別だと思うので、その人らしく、自分らしくすてきに、そのためには専門家のごてごてしたような、私はごてごてしたものは好きではないのですけれども、そのようなものではなく、知的に装えるようなファッションショーを私は期待いたします。 ○委員(ゆうきくみこ君) マスコットキャラクターについてですけれども、気づけば港区もいろいろなところからマスコットキャラクターがたくさん出てきているのですが、港区内のマスコットキャラクターが何体あって、今ここに挙げられているものは3体ですが、赤坂地区のキャラクターはこの3体なのか、ほかにもあるのか、どのようになっているのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所協働推進課長(佐藤博史君) 結論から申しますと、赤坂地区では赤坂親善大使と申していますが、3体ございます。これは公募で600点を超える中から3体を選定したという経過がありまして、これが今地元に定着しつつあり、さらにこの影響で子どもたちの笑顔を含めて地域が輪になっていくという実感をしております。このまま淘汰することなく、この3体を活用して、地域の魅力、活力を上げていきたい、そのような趣旨でこの3体を中心に進めているところでございます。 ○委員(ゆうきくみこ君) この3体はどのような基準でこのキャラクターをつくろうと、数やテーマはどのように決めていったのですか。 ○赤坂地区総合支所協働推進課長(佐藤博史君) こちらは、次期計画ではなく、今が最終年度ですけれども、現行計画の中で商店街の活性化というところが基軸になっております。赤坂の商店街ににぎわいをさらに出すために、どのような仕掛けが必要かという中で、この赤坂親善大使を自分たちの力で生み出して、赤坂親善大使を使って、もっと足を向けてもらうようにしようではないかということで決めたものでございます。  非常に多くの応募作品の中で、甲乙つけがたいような優秀作品が3体ございまして、664点の中から3体に絞り、さらにそこから当時、選抜総選挙と銘打って選挙を行いました。その選挙は、実際に子どもたちに選挙活動のルール等も知ってもらうような仕掛けを打ちながら、この真ん中におりますアユミンという赤い女の子のキャラクターが、その中で1位を獲得して、センターポジションをとった、リーダーとして活躍している、そのような経緯がございます。それぞれに特徴や目的がありますので、いろいろなイベントの中で、パトロールなどはアカサカメンに行ってもらう、歴史が見えるようなときにはアカオくんに行ってもらう、大きなイベントには3体同時に出てみるなど、そのようないろいろな活用の仕方で工夫しながら仕掛けているところでございます。 ○委員(ゆうきくみこ君) マスコットキャラクターは、人の目も引きやすいですし、いろいろなイベントなどでゲーム感覚で地域に皆さんの目を向けていただけるということで、すごく効果があると思いますが、この3体、予算と効果はどうなのでしょうか。印象ではどんどんマスコットキャラクターが増えていくのか、実際なかなか効果をお金ではかることは難しいとは思うのですけれども、今後の効果はどのように見ていく、図っていかれる予定ですか。 ○赤坂地区総合支所協働推進課長(佐藤博史君) 今はSNSだということで、フェイスブックでも動きを展開しているのですけれども、そのカウント数などを見ると、やはり特徴的なものがございます。日常的なところにふっと出たときに急に上がり、どこどこに行くとアユミンに会えるということになると、そこで子どもが集まり、この前は防災訓練の子どもたちの参加者を上げるために、学校には事前にお話しして、ゲリラ的に下校時間を狙って学校の校門にアユミンを立たせたところ、子どもたちは見た瞬間、「アユミンだ!」ということで、走り寄ってきて抱きついてくる、それで今回子どもの参加も倍増につながったなど、それは果たして、赤坂親善大使があらわれたからどうかというものはなかなか難しいところもあるのですが、我々は一定の効果があったのではないかと思っております。  また、大人の方からも、「ゆるキャラグランプリに出ないのか」など、そのような声もあり、パレードに出たときにはステッカーなども配っているのですが、「私も」というような感じで行列に近い状態になるなど、人の笑顔が自然に出てくようなものは、お金にかえられない効果も含めてあるのかと思っています。また、次にイベントがあるときにまた来たいというきっかけになるのかとも考えております。当然これは委託料も含めて1回出動あたりの経費もかかってまいりますので、しっかり目的を持った中で、かけた経費以上の効果が自分たちで説明できる形になるように、記録も残しながら整理して、引き続き続けていきたいと考えております。 ○委員(林田和雄君) 看板バスターズについてですが、これは新規事業ということにはなっているのですけれども、よく私がお店から相談を受けることには、たばこ屋の建物についている看板に占用料がかかるということが1つ。それともう一つは、たばこを売るお店に窓口があります。そのわきにたまたまお店の看板を置いてあったと。これは今までずっと置いてあるそうですがセットで撤去しなさいと言われたと。言ってきたのは区の職員だと言うのです。しようがないので、看板というか、置いてあるものはどけたけれども、上のものまではできませんと、そのような話を数件伺ったのです。今回このような看板バスターズということを始めるにあたって、今までのそのような活動との絡みといいますか、関係性といいますか、何らかの延長線上でのことですか。それとも全然関係なく、赤坂地区としての取り組みという捉え方でやり始めるのですか。どのようなことでしょうか。 ○赤坂地区総合支所協働推進課長(佐藤博史君) こちらの看板バスターズは、昔の映画のゴーストバスターズになぞって、看板ゼロを目指したいというもので、駆除という言い方が妥当かどうかということもありますが、それを駆除するものですけれども、これまでの延長線上かと問われますと、そこに近いものとして捉えております。実はこれまでやっていなかったわけではないのですが、道路を占用する商業広告ということで28ページの写真にあるとおり、区道の歩道部分を占領するような看板が、非常に目立ったところがありまして、これまでも警察と一緒に声かけをして、しまってくださいということでやってきました。また、まちの美観を損ねることを防ぐためにパトロール活動している団体もございますので、そこと連動して改めて事業に位置づけて、本気度と申しますか、看板を出す方にも理解してもらいながら、出す、引っ込めるということではなくて、出す方の意識も変えながら、この部分は出してもいい、この部分は出してはいけないところなのだということをお互いにルール決めと申しますか、ルールを確認しながらやりたいという意味も込めてになります。ご質問のこれまでの延長かと問われますと、ある一定の法があって、それを飛び超えているものに対して指導していくという意味では同一のものでございます。 ○委員(林田和雄君) きのう、おとといも、西麻布あたりの六本木通りの歩道を歩いていたら、広目の歩道なので自転車が通行するわけです。その通行している道路に看板が置いてあるわけです。そこに突風が吹いて、看板が倒れたのです。自転車の方が勢いよく走っていたから危なく追突するところでした。だから大きい事故につながる可能性もあるのです。これをやるならば、時期的にも本当に風の強い時期や、あるいはさまざまいろいろな会社のイベントなどがあって、入社、退職の時期などいろいろあります。そのような非常にお客様が出る時期というのは、当然のことながらこのような看板も場合によっては多く出るわけです。ですからそのような時期、あるいは季節など、そのようなときに集中的にきちんとやっていただいて、けが人も出さない、なおかつ加害者にもならないように、このことをやはり考えていただいた方が、私は効果的だと思うのです。  このようなものは言われたら引っ込めるけれども、言われないとまた出してしまってと鬼ごっこのような関係もあるのです。ですから注意をされるときも、けがや、あるいは大変な事故になった場合は、どのような責任があるのかなどというものまで含めて、きちんとお知らせした上でやっていかないと、なかなか実効性が伴わないのではないかという気がします。ですので、ぜひその辺のパトロールのやり方や、あるいは場合によってはお渡しする注意の内容も含めてよく考えていただきたいとお願いしておきます。特に赤坂の商店街などは本当によく看板が出ています。歩いていてとにかく看板にぶつかりそうになる、それが実態ですから、これをいかにきれいにしていくかということには大変な努力が必要だと思いますけれども、それは歩行者の安全を守るため、またお店を気持ちよく使うための1つの環境づくりだということを含めて、ぜひ強力に進めていただきたいと思います。  また、先ほどゆうき委員もおっしゃったけれども、キャラクターは3年前にできたのです。赤坂区民センターでリーダーを決めるときに表彰式をやりました。私もそれに行ったのだけれども、あのときの記念の写真に私も一緒に写っているのです。そのときはうれしかったのです。ところが、それが数年たって、いろいろなところで見るかと言われると、余り目につかない、これが私の印象です。見る方は見ているのかもしれませんが、どちらかというと余り目につかないという印象で、できることならば、やはりそれなりに目立つような仕組みも必要だと思うのです。ふなっしーやくまモンではないですけれども、一躍有名になるキャラクターは、私もすごく大事だと思います。3体ありますけれども、この3体はこのままの色使いでないといけないのですか。というのは、洋服が季節ごとに変わってもいいではないですかと私は思うのです。ずっと同じですね。ずっと同じだけれども、余り目に見えないし、あるいは港区の中で芝次郎などというものもあるでしょう。港区の中で例えば競い合ってもいいではないですか。そのようなことをやっても。港区の中にはいろいろなキャラクターがあって、このようなものをデザインしてやっていますと区民の方々にお知らせがきちんとされていないで、いきなり出てきてもびっくりするだけという感じが私はします。ぜひこのようなキャラクターに関しては使い方もいろいろと考えていただいて、どうせやるならば、本当にメジャーになれるようなやり方をしていただきたいと要望させていただきたいと思います。  それと最後に1点だけ。赤坂・青山シニアファッショニスタ、これは別に先程のお二人のことを言っているのではありません。今もあるのかもしれませんが、地域のお店の紹介の雑誌がありました。赤坂の中のいろいろな商店の紹介を一部載せてあげている、たしかそれをやっていたと思うのです。それで、地域で同じような雑誌をつくっている方がいたのです。赤坂地区総合支所がつくっているものが非常にすぐれていたのです。このようなものを私たちも目指していたと言っていたのです。どうせならば、そのような地域で一生懸命頑張っていらっしゃるお店、あるいは先ほど出てきたファッションではないですけれども、そのようなものとのいろいろなコラボレーションのようなものも含めてやられた方が、地域の店もやはり喜びます。ファッションだけでなくて、そのようなものを絡ませながら、おもしろいものにぜひしていただきたいと思うのです。  青山、あるいは赤坂は、私も地元なので、ずっといろいろと見ていると、いろいろなファッションのお店がたくさんあります。それを使われている方々を見ていると、確かにおしゃれです。すごくおしゃれ。とてもまねができない。でも、見ていても心地よいというか、そのような感じもあるのです。ですからどうせやるならば、しっかりと取り組んでいただいて、また配布方法も考えていただいて、それでないと、せっかくつくったのに利用できないというようなことにもなりかねないので、せっかくつくる雑誌ですから、ぜひそのようなことも含めてお願いしたいと思います。答弁は要りません。 ○委員(うどう巧君) 50ページの赤坂・青山SPORTS LIFEですが、スポーツライフということで、以前の当常任委員会でお聞きしてから非常に期待しておりますけれども、掲載されているポスターを見るとラグビーです。スポーツ講座は各年度9回予定されていますけれども、どのようなスポーツを取り入れていくご予定でしょうか。 ○赤坂地区総合支所協働推進課長(佐藤博史君) 平成26年度はラグビーを皮切りにスタートしておりますので、ラグビーのチラシを載せておりますけれども、平成27年度は、種目を増やしていく予定でございます。水泳、サッカー、ダンス、野球、ラグビーというような種目を増やしていくことと、これは目的を失ってはいけないということで、根底に流れる目的としまして、トップアスリートと直接触れ合うことで、子どもたちにスポーツの楽しさを体験するきっかけをつくるものではありますけれども、身体能力はもちろん、そこを高めるだけではなくて、礼儀や挨拶、また社会性、マナーやフェアプレーの精神などコミュニケーションの能力も含めて、人として大きくなってもらいたい、そのような思いも込めて企画しているものでございます。ことしラグビーで3回予定しておりまして、2回は終了しております。今年度はあともう1回ありますけれども、一緒に見学に来られている保護者の方も目を輝かせて参加していただいていたことが印象的でした。ラグビーでいきますと、選手が子どもを高く持ち上げるリフトのようなことをするのですけれども、ある会ではお母さんも持ち上げてもらって、目がハートになっていたようなところも含めて、地域にとって非常にいい経験ができているのかと感じておりますので、種目を増やしていきたいというものでございます。 ○委員(うどう巧君) 今のご説明でラグビーのすばらしさもよくわかりました。秩父宮ラグビー場もありますし、ラグビーの大事さもありますけれども、方針もそのようですが、子どもたちがいろいろなスポーツに触れる機会を提供していただければと思います。スポーツは本当に無形の財産をもたらしてくれるものですので、ぜひともよろしくお願いします。  あわせて、これは子どもたち向けのスポーツですけれども、シニアスポーツという点では何か今後企画的なものはあるのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所協働推進課長(佐藤博史君) シニア向けにつきましては、先ほどのファッショニスタもそうですけれども、ファッションに限らず先ほどもいいご提案もいただきまして、討論会も含めていろいろな角度で模索していけるものと思っております。  このSPORTS LIFEの中で層を増やすということもありますが、シニア向けのイベントでのおしゃれ、ファッションの中にスポーティなところも入れていくなど、いろいろな考え方を増やしていく可能性も見きわめながら、費用対効果を含めて、全体的に赤坂・青山の熟度が上がるような効果的な事業を推進していきたいと考えております。 ○委員(うどう巧君) 元気な高齢者が増えていらっしゃる現状がありますし、増えていただきたいわけですが、ぜひともシニアスポーツもあわせてよろしくお願いいたします。 ○委員(沖島えみ子君) 今の赤坂・青山SPORTS LIFEについてお聞きしたいのですが、教育委員会でやっておられる総合型地域スポーツクラブ、スポーカルでしたか、それとの関係と、この前のスポーツセンターの開会式のイベントの中で、総合型地域スポーツクラブを専門的にやっていらっしゃる上智大学の諸岡先生の講義がとても印象に残っているのです。わずか15分の中で、なぜスポーツが必要なのかというお話、そしてごく一部のアスリートをつくるのではなくて、オリンピックでいい賞をとる人たちだけのためでなくて、いかに区民の中にスポーツを広めていくかの大事さについて語っておられたと思うのです。今度はすばらしい施設ができたのだから、それ以降は私たちが本当に頑張ってやるのだ、そのようなお話でしたから、特に発言させていただきたいのですが、総合型地域スポーツクラブとの関係はどのようになるのか教えていただきたい。 ○赤坂地区総合支所協働推進課長(佐藤博史君) 現時点ではスポーカルとの直接連動というところまでには至っておりませんけれども、赤坂地区ではラグビーのワールドカップが2019年に秩父宮ラグビー場で行われます。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会は、新国立競技場で行われます。赤坂・青山地区が世界の玄関口とも言えるような地域性であることから、スポーツに対する気運をより盛り上げたいというものがあって、地域事業として入れているところでございます。当然ご指摘のスポーカルを含めて、スポーツを1つのツールとした事業はたくさんございます。kissポート財団にもございます。そのようなところとうまく連動、連携できるような形に結びつけていくという考え方を持ちながら、赤坂・青山SPORTS LIFEはスポットイベント的な要素が強いものですので、うまく日常の運動につなげていくようなものにしたいと考えております。 ○委員長(七戸淳君) ほかによろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、赤坂地区が終了したところで、本日の質疑はここまでとしまして、残った質疑は1月28日水曜日に行いたいと思います。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「請願25第1号 ダンス規制(風営法)に関する請願」を議題といたします。請願25第1号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 次に、審議事項(2)「請願26第1号 港区個人情報保護条例第十一条2項における「要注意情報」に関する請願」を議題といたします。請願26第1号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 次に、審議事項(3)「請願26第4号 「集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更」に反対する請願」を議題といたします。請願26第4号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、本日継続といたします。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 次に、審議事項(4)「請願26第12号 集団的自衛権行使容認閣議決定撤回等を求める請願」を議題といたします。請願26第12号は、本日継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 次に、審議事項(5)「請願26第13号 集団的自衛権行使容認を内容とする閣議決定の撤回を求める意見書提出を求める請願」を議題といたします。請願26第13号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 次に、審議事項(6)「請願26第14号 「集団的自衛権行使容認」の閣議決定撤回を求める請願」を議題といたします。請願26第14号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 次に、審議事項(7)「請願26第15号 朝日新聞の慰安婦報道における虚偽の報道について、国会での事実究明を求める意見書の提出を求める請願」を議題といたします。請願26第15号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、本日継続といたします。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 次に、審議事項(8)「請願26第22号 公契約条例の制定を求める請願」を議題といたします。請願26第22号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) 次に、審議事項(9)「発案23第4号 地方行政制度と財政問題の調査について」を議題といたします。発案23第4号は、本日継続でよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(七戸淳君) それでは、本日継続と決定いたしました。  人権・男女平等参画担当課長より発言を求められておりますので、これを許可します。 ○人権・男女平等参画担当課長(菊池朗子君) それでは、第3次港区男女平等参画行動計画(素案)に寄せられた区民意見の結果についてご報告させていただきたいと存じます。  本日の当常任委員会資料No.1をごらんください。区民意見(パブリックコメント)につきまして、昨年11月21日から本年1月5日まで、区民意見を電子メール、ファクス、郵便などにより募集させていただきました。結果、電子メールで2件、ファクスで1件のご意見をいただきました。概要は、1ページをごらんください。  次に、裏面をごらんください。昨年12月5日に区民説明会を開催いたしました。2名のご参加をいただきまして、7件ほどの意見をいただいております。今後この貴重な意見を反映できるところは反映いたしまして、計画策定を進めてまいります。 ○委員長(七戸淳君) 次に、区政情報課長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 ○区政情報課長(河本良江君) 当委員会資料No.2をごらんください。港区情報化計画(素案)に寄せられた区民意見についてでございます。募集期間は、平成26年12月1日から平成27年1月5日まで、募集方法といたしまして、電子メール、郵便、ファクスなどにより募集いたしました。募集結果につきましては、電子メールで1件でございます。 ○委員(沖島えみ子君) 2つの計画の素案についての区民意見、11月末、また12月初めから1月初めまで、このような期間で意見を求められたからなのかもしれないのですが、寄せられた区民意見がやはり少ないと思うのです。例えば港区男女平等参画行動計画(素案)の区民説明会に参加された方は2名ということで、何か改善方法はないのでしょうか。 ○人権・男女平等参画担当課長(菊池朗子君) 私どもももう少し参加いただけるようにすべきだったと痛切に反省しております。次回の行動計画の際には、もっと丁寧にいろいろな方に、例えば、リーブラの利用団体にお手紙を出すなど、今回も懇談会等でお呼びかけさせていただいたのですが、もっとしつこくといいますか、もっとアプローチして、懇談会の中で説明会を開催するなど、そのようなこともやるべきだったかと非常に反省しております。 ○委員(沖島えみ子君) ぜひお願いしたいと思います。  それで、特に男女平等参画行動計画(素案)の区民意見募集、パブリックコメントの中で、具体的な意見が出されているのですが、ワーク・ライフ・バランスは男性の長時間労働と家事関連活動の短さが問題だと、今回の計画(素案)では、目標1として、ワーク・ライフ・バランスを推進すると掲げているのだけれども、実際にはそれだけではどうしようもないのだと。企業や組織の経営や人事に関する方針を見直さなければいけない、企業の意識に対する周知・啓発をしっかりやっていただきたいというご意見や、上からの押しつけではなく、大人が身をもって示せる環境が望ましい。もっとわかりやすい具体的な目標をつくっていただきたいという意見、女性が経済的・財政的に自立する必要がある。それをまず目標に掲げるべきだという、このような貴重な意見が寄せられています。ぜひこのような意見を具体的に男女平等参画行動計画の中に反映していっていただきたいと要望いたします。 ○委員(鈴木たけし君) 大変失礼な言い方ですけれども、金曜日は、週末だから、皆さん多様な用事が入っていると思うのです。ですから説明会は金曜日を避けたらどうですか。そのようなことも1つ、これから主催する立場として考えてみてください。 ○委員長(七戸淳君) ほかによろしいですか。                (「結構です」と呼ぶ者あり)     ──────────────────────────────────── ○委員長(七戸淳君) それでは、本日の委員会を閉会いたします。                 午後 3時50分 閉会...