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平成10年5月18日議会運営委員会−05月18日

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  1. 港区議会 1998-05-18
    平成10年5月18日議会運営委員会−05月18日


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    平成10年5月18日議会運営委員会−05月18日平成10年5月18日議会運営委員会  議会運営委員会記録(平成10年第12号) 平成10年5月18日(月) 午後1時30分開会 場  所   第5委員会室出席委員(10名)  委 員 長 井 筒 宣   副委員長  西 山 信 男  委  員  小 斉 太 郎       岸 田 東 三         野   喬       藤 本   潔        滝 川 嶂 之       きたしろ勝 彦        風 見 利 男       清 水 一 郎  副 議 長 佐々木 義 信 〇欠席委員        な し
    出席説明員  政策経営部長  入戸野 光 政  総務課長    大 野 重 信 〇会議に付した事件  1 付託案件について(発案9第18号 東京都港区議会議員定数条例)  2 付託案件について(請願9第61号 区民要望を反映させるため港区議会議員定数の削減に反対する請願)  3 付託案件について(請願9第62号 港区議会議員定数削減に反対する請願)  4 付託案件について(請願9第63号 港区議会議員定数の削減に反対する請願)  5 付託案件について(請願9第64号 区民に信頼される議会活動活性化を求め、議員定数法定定数以下に削減することに反対する請願)  6 付託案件について(請願9第65号 港区議会議員法定定数を守ることに関する請願)  7 付託案件について(請願9第66号 港区議会議員定数削減に反対する請願)  8 付託案件について(請願9第67号 港区議会議員定数を法定の削減数を超えて更に削減することに反対する請願)  9 付託案件について(請願9第68号 区議会議員定数の削減に反対する請願)  10 付託案件について(請願9第69号 港区議会議員定数削減に反対する請願)  11 付託案件について(請願9第70号 港区議会議員定数削減に反対する請願)  12 付託案件について(請願9第71号 港区議会議員定数削減に反対する請願)  13 付託案件について(請願9第72号 港区議会議員定数削減に反対する請願)  14 付託案件について(請願9第73号 港区議会議員定数削減に反対する請願)  15 付託案件について(請願9第74号 港区議会議員定数削減に反対する請願)  16 付託案件について(請願9第75号 港区議会議員定数削減に反対する請願)  17 付託案件について(請願9第76号 港区議会議員定数削減に反対する請願)  18 付託案件について(請願9第77号 区民の願いを区政に反映させる港区議会議員法定定数を守ることに関する請願)  19 付託案件について(請願9第78号 法律で決められた議員の数を守っていただくための請願)  20 その他                  午後 1時30分 開会 ○委員長井筒宣君) ただいまから本日の委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、星野委員及び藤本委員にお願いいたします。  なお、議長は議長会に出席しておりますので、よろしくご配慮ください。  本日の出席理事者は、請願趣旨説明の聴取のため、政策経営部長総務課長の出席をいただいております。よろしくお願いいたします。  なお、報道機関より写真撮影申し出がありますので、これを許可したいと思います。よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長井筒宣君) 申し出は許可されました。     ──────────────────────────────────── ○委員長井筒宣君) それでは、ただいまから前回に引き続き請願者から趣旨説明を聴取いたします。本日は日程の2、6、7、10、16、19の請願者の方がおいでになっております。請願者の皆様、お忙しい中にもかかわらずありがとうございます。  初めに「請願9第61号 区民要望を反映させるため港区議会議員定数の削減に反対する請願」につきまして、請願文を書記に朗読させます。     ────────────────────────────────────     (職員朗読)     ──────────────────────────────────── ○委員長井筒宣君) それでは、本日趣旨説明者として高橋 孝さんがお見えになっておりますので補足説明を受けたいと思います。お願いいたします。 ○請願代表者高橋孝君) ご紹介いただきました私は港区大運動実行委員会事務局を担当しています高橋といいます。本日は請願趣旨説明の時間を割いていただき、ほんとうにありがとうございます。  港区大運動実行委員会は、区内の労働組合や諸団体で構成しています。それぞれの参加の団体の自主性を尊重し合って、それぞれ持っている要求を持ち寄りながらお互い共同して要求の実現を目指す団体です。  私たち港区大運動に寄せられている要求も、本日の状況を反映してどれも切実で、しかも多様な要求になっています。中小企業の生活と営業を守る問題や勤労者福利厚生、文化、スポーツ震災対策、医療、年金、保育、教育など社会保障の充実を求める要求、食品衛生や健康を守る要求、区立の公園や区立の会館の施設に関する要求、地域の再開発問題、それから核兵器廃絶などや麻布へリポート基地の撤去に関する平和の問題などなど多様であります。これらの要求をまとめてその実現を目指して、毎年区の広報課総務課を通じて区長や関係各課に要望しています。また、必要に応じてこの区議会にも請願を出させていただいたり、関係する各機関や団体にも要請行動を行ってきている団体です。こうした取り組みを通じて要求を実現するために、区議会議員皆さん方の果たしている役割というのは非常に大切だというふうにつくづく痛感しているところです。  最近、港区議会で麻布へリポート基地と協定を破って不法占拠している青山公園の問題について、意見書を採択していただきました。行政も、区議会意見書の立場を東京都や関係機関に、麻布へリポート基地撤去と公園の返還の問題で働きかけをしていただいていると聞いています。ヘリ基地のある港区や区議会がこのような取り組みをされていることもあって、今ではマスコミでも大きくこの問題が報道され、区民や勤労者だけにとどまらずこの問題は全国的にも関心を呼んでいます。ヘリ基地現地調査には、区内の勤労者だけではなくて、都内や近県の神奈川県などからも多数現地調査に訪れています。私たちこの青山公園を返せという署名も始めてから3カ月になりますけれども、ぞくぞくと今寄せられているような状況です。  先生方ご承知のように、今、不況はほんとうに深刻になっています。経営と暮らし、それから働く人たちの条件はますます悪化しているというのが今日の状況ではないかと思っています。区民や勤労者の間にこうした状況に対する、また、政治に対する不満や怒りが広がって、それを改善する要求というのは切実になってきている。しかも、緊急になってきているというふうに考えています。区民や勤労者暮らしと営業、安全を守るために日ごろご尽力いただいている区議会議員先生方の役割というのは、こうした状況の中でもますます大切になってきているのではないかと考えています。  こうした中で、現在提案されている議員定数の削減は、区民や勤労者区議会議員先生方に対する期待を損なうものになっているのではないかというふうに考えています。暮らしや営業、安全を脅かし、要求も多様化し、かつ切実になってきている中で、区民や勤労者の要望が幅広く反映できる区議会が今求められているのではないかというふうに考えています。そういう立場から議員定数の反対の請願を出させていただきました。ぜひ先生方には、今日の状況と区民や勤労者の切実な要求が区議会や区政の中に十分反映できるような、そういう立場からこの議員定数の削減に対する反対を述べさせていただきまして請願の説明とします。どうもありがとうございました。よろしくお願いします。 ○委員長井筒宣君) ご苦労さまでございました。説明は終わりました。請願者の方に質問のある方はどうぞ。よろしいですか。どうもありがとうございます。  続いて「請願9第65号 港区議会議員法定定数を守ることに関する請願」につきまして、請願文を書記に朗読させます。     ────────────────────────────────────     (職員朗読)     ──────────────────────────────────── ○委員長井筒宣君) それでは、本日趣旨説明者として菊地栄子さんがお見えになっておりますので、補足説明をお受けしたいと思います。 ○請願代表者菊地栄子君) 請願代表者菊地栄子でございます。  私たちは、隣にマンション建設されることから、昨年の9月に(仮称)ビューネ南青山共同住宅建設計画に関する請願を提出いたしました。この請願については、現場も見学していただき、建設常任委員会全会一致で採択していただきました。  それまで区議会には全くと言ってよいほど関心がありませんでした。そこが突然降ってわいたようなマンション建設問題を通じて、建築課に行ったり議会請願したり傍聴したりする中で、無関心でいてはならないと強く感じた次第です。  今、現地では建築が進み、連日騒音、振動に悩まされています。それというのも、私たちが提出した請願全会一致で採択されました。ところが、業者と住民の話し合いが十分でない中で建築確認がおろされてしまい、業者はそれをいいことに工事を始めてしまったからです。港区は住みつづけられるまちを区政の最重要課題にしていますが、近隣との話し合いが不十分なまま建築確認申請が受理されたり許可されたりしたのでは、従来から住んでいる人たちがこれからも安心して住みつづけられなくなってしまいます。現に請願を一緒に提出した方も、マンションが建つことで日陰になるため、建築工事が始まった段階で近くに転出されてしまいました。  今、港区議会議員の定数を削減する条例案が提出されているそうですが、聞くところによれば来年の区議会議員選挙の定数は40から36議席に、4議席減るそうです。これをさらに2議席減らすとの条例提案だそうです。私の周りでも空き地だったところにマンションなどの建築計画が進み、請願・陳情などが行われています。前にも述べたとおり業者の建築計画について、近隣住民との十分な話し合い、そして住民の納得、その上で確認がおろされ工事に着工する、こうすることが港区が言う住みつづけられるまちにつながっていくと思います。わざわざ議員定数を削減するために、そのための委員会を開いて議論するような時間があるのではあれば、このようなことこそぜひ区議会でしっかりと論議していただきたいと思います。  15万人の港区民代表者である区議会議員は現在40名しかおりません。来年4月の選挙以降は黙っていても36人になってしまいます。それだけ区民の声を区政につなぐパイプが細くなってしまいます。これ以上パイプを細くする必要はありません。そんなことをすれば困るのは区民です。また、清掃事業をはじめさまざまな仕事が港区に移ってくるそうです。そうすれば、なおさら区議会が果たさなければならない役割は一層大切になるのではないでしょうか。  区議会議員法定定数を超えての削減ではなく、区民が安心して生活し、住みつづけられる港区とするために、議員皆さんに頑張っていただきたいと思います。 ○委員長井筒宣君) ありがとうございました。説明は終わりました。請願者の方にご質問のある方はどうぞ。よろしいですか。どうもありがとうございました。  続いて「請願9第66号 港区議会議員定数削減に反対する請願」につきまして、請願文を書記に朗読させます。     ────────────────────────────────────     (職員朗読)     ──────────────────────────────────── ○委員長井筒宣君) それでは、本日、趣旨説明者として柴垣奈津子さんがお見えになっております。補足説明を受けたいと思います。どうぞ。 ○請願代表者柴垣奈津子君) 民青同盟港地域を代表して、港区議会議員定数削減に反対する請願補足説明をさせていただきます。  私が初めて議会の審議を傍聴したのは、民青同盟港地域班バスケットゴール設置請願の説明をしているときでした。同盟員の説明にいろいろな質問がされ、若い議員の方が一青年としてというような発言をされていたのが印象に残りました。いろいろな意見を持った方々によって議会が運営されていることがよくわかりました。  バスケットゴール請願区議会を経て、実際バスケットゴールが港区の公園に設置されて、多くの青年がバスケットボールを楽しんでいます。民青同盟では、設置されたゴールを利用している人に調査を行いました。幾つか紹介させていただきます。  「バスケをしたいのでいっぱいつくってほしい」、「もっと自由にバスケットができるところが欲しい、」「この運動をされている方の話を聞いて、バスケットゴールさえあれば、ボール1つであまり広い場所もなくできるスポーツなので、公園にゴールがあれば皆さんスポーツが楽しめると思いました」、「公園にバスケットゴールができて大変うれしく思っております。港区でこういう事業をしていることは知りませんでした。家族でバスケットボールを買おうねと話していたところです」、「もっといろんなところにつくっていただければ区民の皆様も喜ぶと思います」、こういった声が寄せられています。  民青同盟はこれまでにバスケットボール大会を4回重ねてきました。公園のゴールを利用していた中学生、高校生、学生、社会人、会を重ねるごとに参加者が増えました。ゴールを通して一緒にバスケットを楽しむ仲間が増えました。大会には区議会議員の方の参加もありました。私たち青年の思いを直接汲み取ってくださる、まさに住民に密着した活動をしておられるのだと思いました。  現在、青年を取り巻く状況は大変厳しくなっています。ナイフ事件に象徴されるような中高生の問題、大学生は高い学費に苦しみ、卒業後には前代未聞の就職難が待っています。3月27日の総務庁発表の調査によると、15歳から24歳男性の失業率が7.9%にのぼっています。また、労働法制が改正されようとし、就職しても雇用の不安があり、消費税5%の重みが生活にのしかかります。東京都生活文化局の調査では、20代の青年のうち約9割が日本の将来に不安を感じると答え、理由の1位が高齢化問題で62.8%、第3位で老後の年金生活で35.7%。読売新聞の世論調査では、年金制度を信頼していない、どちらかといえば信頼していないを合わせると20代の青年の7割にのぼり、ある社会保障問題研究家は、今の政治、今の年金は当てにならないということで、加入しない若者が150万人もいると指摘しています。  多くの青年が苦しい生活を強いられながらも、どうせ政治は変わらない、だれが当選しても同じだなど政治に背を向けており、政治不信にかられています。それは種々の選挙での青年の低い投票率にあらわれています。これらのことは、思いが反映されないという政治への不信とともに大きな批判であると思います。青年が求めているのは、声が届く政治、青年の思いが反映される政治ではないでしょうか。  民青同盟港地域では、バスケットゴール設置運動、また家賃は高いけれども港区に住みつづけたいという思いから、民間賃貸住宅家賃助成制度請願を港区議会に提出してきました。私たち青年の切実な願いを受け止め、各党派議員の方々が多面的な議論をし、請願を採択されることを通して、地方自治、生活の一番身近にある区議会の存在の大きさを感じてきました。私たちの港区議会議員皆さんへの思いは、区議会が住民の立場に立って行政をチェックし、必要な提案や修正を行い条例をつくるなど、区民に信頼されるような議会活動、日ごろから区民と結びつき、住民の意思を議会に反映させる区議会議員さんです。私たちの思いは、97年度予算に当てはめて、予算が0.9%の議会費の1.6%の2,400万円に当たる区議会議員定数削減では決してありません。私たちが求めるのは、地方自治の本旨に立った住民及び滞在者の安全、健康及び福祉を保持し、住民の意思が正確に議会に反映されることを保証する法定定数、港区議会議員の定数です。  地方分権が叫ばれる昨今、港区民の代表である港区議会の役割は、21世紀に向け一層重要になると思われます。青年が求めているのは、未来に展望が持て生き生きとした生活を送れる、そんな港区です。青年の願いを反映し、21世紀を担う青年が将来の展望を持って生活できる港区でありつづけるために、港区議会議員定数削減をしないでください。  以上です。 ○委員長井筒宣君) ご苦労さまです。説明は終わりました。請願者にご質問のある方はどうぞ。どうもありがとうございました。  引き続き「請願9第69号 港区議会議員定数削減に反対する請願」につきまして、請願文を書記に朗読させます。     ────────────────────────────────────     (職員朗読)     ──────────────────────────────────── ○委員長井筒宣君) それでは、本日趣旨説明者として玉川寛治さんがお見えになっておりますので、補足説明を受けたいと思います。 ○請願代表者玉川寛治君) 日本国民救援会東京本部会長玉川寛治です。本日は私どもが1997年12月9日付で提出しました港区議会議員定数削減に反対する請願につきまして、請願趣旨補足説明をさせていただく機会を与えられたことに感謝いたします。  補足説明に立ち入る前に日本国民救援会東京都本部について簡単に説明させていただくことにいたします。日本国民救援会は、今年の4月創立70周年を迎えました。新橋六丁目の平和と労働会館中央本部が所在しています。全国のすべての都道府県都道府県本部を置く全国単一組織であります。会員数は約6万名です。東京都本部は、事務所、中央本部と同じく平和と労働会館に置いています。会員数は7,000名弱であります。港区をはじめとして全都23区すべてに支部を持ち、三多摩地区には三多摩総支部を置いて全都にわたって活動を展開しております。  救援会の活動は、国民の政治活動労働運動中小企業助成要求運動などに対する警察や検察など、国家権力による弾圧から国民の人権を守ることです。もう一つの重要な活動は、警察や検察の不当な捜査と起訴によって、さらに裁判所の誤った裁判のため、無実の人が死刑にされたり刑務所に投獄されているいわゆる冤罪事件の人々の無実を晴らすことであります。  私は、救援会の活動を通して守り続けてきた国民の人権、区民の人権と区議会議員定数削減とは両立し得ないという点から、請願補足説明をいたします。  松川事件メーデー事件では全国的な大運動を繰り広げ、警察と裁判所の誤りを正し無罪をかち取りましたことは、皆さんもご承知のことと思います。冤罪事件では、4名の確定死刑囚を再審で無罪とさせ、社会に復帰させることができました。さらに、私たちは国民が自由に選挙運動に参加できるようにする活動を重視しています。皆さんご承知のように、日本の公職選挙法は、国の主人公である国民が選挙運動、例えば個別訪問やビラや手紙で政策を訴え、自分の支持する候補者への投票を依頼するという選挙運動犯罪行為として全面的に禁止し、重い刑罰を科しています。この規定は、国民の政治参加の自由を基本的人権の最も重要なものの1つとして定めている日本国憲法に違反しているものです。警察は選挙のたびごとに国民を監視し、伸び伸びと選挙運動をすることを抑圧しています。私たちの活動の基礎は、日本国憲法平和的民主的条項であります。日本国憲法は、国民が主人公であるという国民主権主義国家主権戦争放棄を高らかにうたった恒久平和主義基本的人権の擁護、議会制民主主義地方自治という5つの優れた原則を持っています。地方自治体の長と地方議会議員を選挙によって選出することを、日本国憲法93条で国民に保障しています。憲法のこの規定を受けて、地方自治法89条で、各自治体議会を設置すること、また、90条と91条で議員の定数をその自治体人口規模に応じて決定する基準を定めています。  この基準によれば、港区の議員の定数は36名になります。議員定数の基準は、戦前のあの天皇制の絶対的支配と内務省による中央集権的な行政支配から、真に地方自治体住民主人公として政治に参加するための必要条件として定められ、維持されてきたものであります。  一方、地方自治法議員の定数を条例で「特にこれを減少することができる」としていますが、「特に」とあるように、特段の事情が生じた場合のあくまでも特別の例外規定であります。自民党などの与党と政府は、この例外規定を悪用し、定数の削減攻撃を全国的に展開しています。財政の健全化を主な言い分としていますが、軍事費やゼネコン、大銀行に莫大な税金をつぎ込みながら地方自治の根幹である議員の定数を削減しようというのは、一かけらの道理もありません。定数削減の真のねらいは、地方自治から政府主導中央集権的な地方行政を住民に押しつけるものであります。  最近区の職員に現職警察官を出向させようという動きが、警視庁を中心にして進められています。港区はこれを断ったということですが、給料は受け入れた区の負担だということであります。区議会議員の定数を削減し、区職員をリストラで削減しながら国家権力を直接区政に導入することは絶対に許せません。地方自治が後退したすきまを国家権力中央集権が埋めることは、世界と日本の歴史の教訓です。  日米防衛新ガイドラインは、アメリカが始める戦争に日本を自動的に参戦させることを取り決めています。戦争のための物資、人員、施設の提供を地方自治体に強制することを予定しています。私たちにとって重要なことは、港区議会の活動を大いに強め、戦争協力の区政、中央集権的行政への区政の変質をやめさせることであります。日本国民救援会の70年の歴史的教訓から、私たちは、議員定数の削減は住民の区政参加の道を狭め、住民自身の権利を弱めるものであることを深刻に受け止めています。  港区議会議員皆さん議員定数の削減の条例を制定されないよう強く請願いたします。  以上です。 ○委員長井筒宣君) ご苦労さまでございました。説明は終わりました。ご質問のある方はどうぞ。 ○委員(きたしろ勝彦君) 今4名の方のお話の中で、この件だけでちょっとお伺いしたいんですが、見解の相違と言えばそうなっちゃうんでしょうけれども、議員定数法定数から2名削減するということは、天につばする行為というふうに請願文の中にありますが、私は決してそうは思っていない。大方の区民がそれを要求しているというふうに私は理解しているんです。  それで、法定数40名、削減定数は特にというか、2項でもって許されているという法律がありますね。そういった中で、法定数ということは絶対数というふうな理解をしているのか、あるいは特にということで特段の場合には構わないというふうに補足説明があったんですけれども、その辺のところ今一度確認しておきたいんですが。絶対数としてお考えなのか、特段の理由があれば削減をしてもいいというふうにお思いになるのか、その辺のところをお伺いしたいと思います。 ○請願代表者玉川寛治君) 法定の定員数というのが、憲法、地方自治法で定められた基本的な原則であると、これは原則である。それで、特別のというのは特段の例外を定めたわけであります。特段の例外が全国的に普遍されているということが現実の状態でありまして、もし変えるとすれば地方自治法を変えて定数の基準を変えるべきであります。法律を変えないで姑息に条例で全国的に定数削減を押し広げようということは、民主主義政治と真っ向から反するもので、これは議員自身が自分の定数を削減して議員である道を閉ざしていくという意味で、あえて天につばするという言葉を使わせていただいた次第でございます。  以上です。
    ○委員(きたしろ勝彦君) 天につばする行為ということは、非常にある意味では悪いというか、不謹慎というふうに私は理解しているんです。自民党がどうのこうのと言っているけれども、議会制民主主義の中で、委員会でも多数決、自民党が過半数を持っているなら別だけれども、過半数じゃない議会の中でそういう定数削減がされているという事実もあるということ、これは理解しておいてください。  それとあと一つ、原則は法定数、例外はあるということで私は理解しているんです。そこまでいくと見解の相違になると思いますからこれ以上言いません。終わります。 ○委員長井筒宣君) 説明は終わりました。ほかにご質問はございませんか。以上で質問は終わります。  続いて「請願9第75号 港区議会議員定数削減に反対する請願」につきまして、請願文を書記に朗読させます。     ────────────────────────────────────     (職員朗読)     ──────────────────────────────────── ○委員長井筒宣君) 以上のとおりでありますが、本日趣旨説明者として水島尚志さんがお見えになっておりますので、補足説明を受けたいと思います。 ○請願代表者(水島尚志君) 私は、東京土建の一般労働組合港支部というところの書記長をやっております水島と申します。よろしくお願いします。日ごろ港区民のためにご奮闘いただいている皆さんに厚くお礼を申し上げたいと思います。  本日議員定数の問題でございますが、本来なら私ども東京土建一般労働組合港支部として請願すべきところなんですが、この問題はそういう重大な問題だと思っています。ところが、昨年11月19日に議長さんに提出されたということを知りましたので、ちょっと時間がなくて機関の会議にかけるという時間がなくて個人名ということで請願をさせていただきました。  私が働いています東京土建一般労働組合について若干説明をさせていただきたいと思いますが、私どもは建設産業に従事している者が加入している個人のための労働組合です。今、東京土建としては、東京段階では12万3,000人の組織があります。上部団体が全国建設労働組合議会ということで75万人の全国組織になっていますが、私ども港支部はその東京土建の中で一番小さいほうですが、1,130名の組合員が今加入しています。  先月第44回の大会を開いたところでございます。私どもの組合員がほんとうに中小零細の業者、特に法人の代表者も含めてや、一人親方と言われる方、あるいは職人、建設労働者も含めてですが加入しています。私どもの区の組合員の多くは港区に住み、港区で事業、働いているという方が多いわけですが、組合の役員さんでもそういう点では町会の役員、あるいは自治会、あるいは消防団をはじめとして地域での結びつきといいますか、そういう点でのつながりが非常に強い組合というふうに思っております。したがいまして、組合は政党支持、政治活動の自由を保証しております。自民党さん支持者、あるいは共産党支持者さんを含めていろんな支持者が加入しているのが、労働組合ですからもちろんですが、そういう組合です。  私どもは地域住民とのつながりを深めるということで、ボランティア的な活動も含めて、例えば私どもの仕事確保の一環として取り組んでいますが、今年で第21回を迎えますけれども、住宅デイ、今年は来月の7日に予定しております。区内7カ所で行いますが、そういう取り組みですとか、今までも数多くの組合や、あるいは個人からの要求も含めて区長さんや港区議会にもいろんな請願をお願いしたところです。特に私どもの身近な一番重要な仕事の問題ではいろいろなことで要請をしていますが、なかなか実現には至っておりません。  今、この長引く不況の中で、特に建設業界というのはさらに深刻な状況が出てきております。昨年の中堅ゼネコンと言われるところの事実上の倒産に続きまして、ことしも4月20日に、大阪に本社がありますが、東亜というところが倒産しております。その関連会社で東亜建設というのが本社が渋谷にございますが、そこが倒産ということで不払い問題も、私どもの組合員でも30人以上が不払いということで今闘っておりますが、非常に難しい問題です。こういう関連倒産で下請け業者が自殺まで追い込まれているというのが今の状況です。特に政府もいろいろやっておりますが、金融機関の貸し渋りが今も引き続き続いているということでございます。ほんとうに毎日のように私どもには倒産、あるいは不払い、資金繰りの問題等で相談に見えられています。今、政府の不況対策を待っているということで、ほんとうに間に合わないという状況がございます。こういう緊急に実現してもらいたい要求等でありますが、これはまた至急にまとめまして区長さんあてにも後ほど出していきたいなと思っているところです。  こういう中で、特に資金繰りという問題では、港区が緊急に行った中小企業の改善融資枠の特別融資枠のこの制度ですが、私どもの仲間も大変喜んでおります。また、私どもの組合のほかの支部からもそういう問い合わせがくるという状況がございます。  昨年4月に、前にも言ったことがございますが、下請けいじめの業者といいますか、そういう企業の前で焼身自殺した組合員がいますけれども、この1年間で私どもの仕事の不況の問題や、そのほかを含めてですが30人以上の自殺者が東京土建の中では出るという、非常に深刻な状況が出てきているということも言っておきたいと思います。  したがいまして、今私どもはこの景気を回復するということは、そのためにもどうしても消費税を廃止していただきたい。消費税の5%を3%に戻すことが、立場の違いがいろいろあると思いますが、それを超えて今景気対策の特別な対策ではなかろうかというように思っております。  そして、この前も出されていましたが、あわせて高い固定資産税や、あるいは相続税の減税をしてもらいたい。ほんとうに国民の大幅減税で懐を増やして消費購買力を高めてもらわないことには、私どもの仕事がほんとうにないんですよ。そういうことで、ぜひ景気回復につながるようなことでの取り組みをお願いしたいなと思います。  今話をしましたように、ほんとうにこれから私どもが営業して住みつづけられる港区とするためにも、ひとつ皆さんのご協力をお願いしたいなというふうに思っておりますが、振り返りまして私も28年今の東京土建で仕事をしておりますけれども、バブルのときにほんとうに私どもの多くの組合員が港区から追い出されました。私も大変そういう点では悔しい思いをしてまいりました。私は、今、芝公園に西武鉄道が超高層ホテルを建設するという計画に対して、芝公園を守る会の事務局長をやらせていただいておりますが、そういう点で港区内の再開発には非常に関心を持っているところです。今、港区内の再開発は、はっきり言いまして大企業絡み、特に森ビル絡みということで、そういう点では失礼なことを言いますかもしれませんが、港区と癒着もあるんじゃなかろうかと思われるようなところも、私は個人的にですが感じています。そういう点で、港区議会としてももっとそういう区の行政のチェックの役割をぜひ強めていただきたいなというふうに思っています。  最後になりますが、地方自治法の定めた、人口に応じた法定定数をぜひ守らなくてはならないと思いますが、その上にさらに2名削減するということについては、私は納得できません。区民の代表として選出された議員皆さんが、ほんとうに区民の要求や願いが区議会に反映されているのかどうか、あるいは行政で行われているのかどうかということも含めまして、ひとつこれから請願の趣旨にも書いておりますように、自治権の拡充が問題です。区の仕事も増えるというふうに思います。そういう点では、これからもほんとうに民主主義を守り、区民の生活を守るための34名の議員数ということは、それに逆行していることではなかろうかということで、ぜひ36名の法定定数を守っていただきたいと。港区議会議員の1人1人に、区民の願いや要求が区政、行政に反映できるような、そういう区民の代表としての執行機関としての港区議会になるようにぜひお願いをしたいと思います。  以上の趣旨から、法定定数の削減については慎重な審議をお願いをします。貴重な時間、大変ありがとうございました。よろしくお願いします。 ○委員長井筒宣君) ご苦労さまでございます。説明は終わりました。請願者に質問のある方はどうぞ。 ○委員(きたしろ勝彦君) 請願者は、法定定数は絶対崩してはいけないというお考えですか。 ○請願代表者(水島尚志君) それは事情にもよると思いますけれども、今言いましたような趣旨でいきますと、私は法定定数を守ってもらいたいということです。 ○委員(きたしろ勝彦君) 私は34名で定数は削減すべきだという発案をした一人なんです。今日まで6名の5名ですから今11名の方の補足説明をお伺いしたんですけれども、絶対その6にしなければいけないという理由があればそれなりに生かしていきたいなと思うんだけれども、今経済の問題だとか、青年の政治離れだとか、政治不信だとかいろいろな理由はつけられているんですけれども、直接的に法定定数を絶対守れ、守らなければいけないんだという意味での補足説明としては、私自身には訴える力というのか、納得はさせられなかったというふうに私は今思うんですけれども、そういった意味では何で定数削減をしちゃいけないんだという説明が、何か知らないけれどもほかの話ばかりにいっちゃっているという気がしてならないんですけれども、その辺はどう思いますか。 ○請願代表者(水島尚志君) では、逆に先生にお聞きしたいんですけれども、私は請願の中にも書いてありますが、何で法定定数以外に2名を減らさなくちゃならないのか、その理由は、先ほども言いましたけれどもはっきり言ってわかりません。今の予算との関係だとかいろいろあるのかもしれませんけれども、それはそれであっても、今冒頭に私が趣旨説明で言いましたように、こういう状況があるからこそむしろ法定定数で40名を36名にするのはやむを得ないのかもしれませんけれども、それ以下にするというのはどうしても納得いかないというのはそういう状況です。 ○委員(きたしろ勝彦君) 私の質問ですけれども、この場は皆さんに対する、請願に対する質問ということなので、あなたの質問は私の提案理由を読んでいただければわかると思います。 ○委員(清水一郎君) 冒頭に水島さんのお話で、今回は機関として討議するいとまがなかったので水島個人としてお出しになりましたという注釈がありました。5月には大会をされたそうで、以前の大会には旧社会党時代は私も参加した記憶があるんですけれども、最近はお呼びがなくなりましてこの10年ほど伺っていないんですけれども、大会では議員定数削減についての反対の決議とか何かそういうことはなされたんでしょうか。 ○請願代表者(水島尚志君) この問題については触れてはおりますけれども、そういう決議まではしておりません。 ○委員(星野喬君) ここで今審議する場ではないので、ただ先ほどきたしろ委員がなぜ36でなければならないのか、これはなかなか難しい質問だと思います。私は今まで補足説明されてきた方々の話を聞いていますと、少なくとも法律で決められた数だけは守ってもらいたいと、こういう趣旨を言っているんだと思うんです。ただ法律には「特にこれを減少することができる」ですか、そういうものがありますけれども、少なくとも今のような状況の中では法律の数を守ってもらいたいと、流れとしてはそういうことだと思うんです。そのことは理解していただきたいと思って発言いたしました。 ○委員長井筒宣君) 今のはそれだけでよろしいですね。いずれにしろそれぞれのお考えがございましょうから、そのことについて答弁になるまでにはいずれ討論しなきゃいけない時間がくると思いますので、聞き及んだということにしておいていただきたいと思います。よろしいでしょうか。ご苦労さまです。  引き続き「請願9第78号 法律で決められた議員の数を守っていただくための請願」につきまして、請願文を書記に朗読させます。     ────────────────────────────────────     (職員朗読)     ──────────────────────────────────── ○委員長井筒宣君) 以上のとおりでございますが、本日、趣旨説明者として青山愛子さんがお見えになっておりますので、補足説明をお受けいたします。 ○請願代表者(青山愛子君) ただいまご紹介にあずかりました青山でございます。  私たちは、一昨年生活道路の確保のため港区議会請願をお願いしました。それまで東京都や港区役所に何度もお願いに行きましたが、大変難しい問題でしたので半ばあきらめていましたが、しかし、子供が安心して通れる道路、災害など緊急のときに役に立つ道路をどうしても確保したいと一生懸命に頑張ってきました。区議会建設常任委員会は、私たちの請願の審議のために現地まで見に来てくれました。区議会は住民の声を聞いてくれるとほんとうにうれしく思いました。委員会での説明も初めての経験でしたが、議員皆さんは真剣に聞いてくれました。請願は採択されませんでしたが継続ということになり、これからも見守ってくれるということでした。この結果に励まされ、私たちは地権者側と改めて話し合いを持つことができました。時間はかかりましたが、救急車などが通れるほどの通路が確保できることになりました。これもひとえに議会議員の皆様のお力と感謝しているところです。  国や東京都、また港区の動きを見ていますと、私たち庶民にとって大変厳しいものがあります。こんなときだからこそ区民の立場で一生懸命仕事をしてくれる議員さんがたくさんいてくれることを望んでいます。こういうところに税金を使うことは少しもむだだと思いません。区民が陳情するには、区議が少なくなりますとお願いするチャンスがなくなってしまうため定員削減は困ります。まだまだ私たちとしては議員にお願いすることはたくさんあります。そうしたときに、定数を無視してまで議員を減らすことはいかがかと思われます。  ここのところ60過ぎますと体が痛んできまして、お医者さんにかかりまして医療費がものすごく高いのでびっくりしているんですが、ちまたの老人の方の話を聞きますと、2つ3つの科にかかりたくても、あまりの高さに1つでもって我慢して帰ってくるとか、老人が早く死ねと言っているのかというような声を聞きます。それから、私も60になったら年金がもらえると思って楽しみにしてきたんですが、自分が60歳になったときには、今度65歳でないと100%もらえないという現状です。  それで、さっき土建の水島さんがおっしゃったように、建設業者はすごく今不景気で、主人の給料ではとても生活できないので、私たちもパートに出たりして働いているんですが、年金がもらえないということはものすごく生活に毎日厳しい思いをしています。そういうことで、一応決めたことを、予算の関係で年齢を延ばしたり、そういうことをされると国民はすごく困ります。  現在の議員さんの数でも頑張っていただくことは多々ありますが、現在の議員さんを守っていただき、理由は今申し上げたとおり定数削減ほんとうに反対です。  以上です。 ○委員長井筒宣君) ご苦労さまでした。質問はよろしいですね。 ○委員(小斉太郎君) 私は議員定数のいわゆる削減の条例を提案している側の人間なんです。審議は皆さん請願補足説明の後になされるものと思いますので、意見の開陳等はそのときにしたいと思いますが、今日たくさんの請願補足説明を伺ってて1点だけ述べておきたいと思います。  自治法の法定数の問題が出てきているんですが、私のとらえ方としては、法定数というのは上限が定められている。その上限の中での定数は各地方議会の独自の判断で削減ができると、このようにとらえているんです。分権の考え方からしても、各地域地域の独自性の中で、地域の状況の中で、議会の中で審議をして定数を決めていくというというのは、一応分権の流れの中でも極めて当然のことではないか。ですから、今まだ決まっていませんので今後審議をしていく中で、議会の定数を議会の中で決めていくというのは、私からすれば大変すばらしいことなんじゃないかなと思っております。そういう中でこういう請願も出てきているわけですから、さまざまな区民の方の声を聞きながら決めていくというのが重要じゃないかなというふうに考えています。  それで、1つだけ参考までにお伺いしたいと思うんですが、少なくとも法律の数を守ってくださいという請願、今の補足説明にもございましたが、法定数というものが仮に決まっていなかったとした場合に、例えばどれぐらいいればいいのかというのがあると思うんです、ほんとうに庶民の中にですね。私たちも考え方がありますけれども、もしお答えになられますようでしたらお聞かせいただきたいと思います。 ○請願代表者(青山愛子君) やっぱり各地域に、いわゆる町内会ですか、そういうところに議員さんが最低1人は出てほしいですよね。 ○委員長井筒宣君) とりあえずこれはこれということで、もともと町内がどのぐらいあるかわかりませんので。ありがとうございました。 ○委員(風見利男君) 今、小斉委員が審議の場じゃないけれどもということで言ったので、それは先ほど星野委員も言ったとおり36がどうか、法定定数というのはどうなのかというのはこれからの具体的な審議の中で論議をするということなわけですけれども、小斉委員も言ったので一言だけ言っておきますと、憲法で地方自治体の本旨が決められていて、それに基づいて地方自治法が定められているわけで、条例定数というのは人口に応じて、本来であれば住民全部が一堂に集まってそこで論議をして決めるというのが一番民主的にはいいわけですけれども、実際の具体的なことを考えた場合にはそれはできないということで、人口に見合ってその代表を選ぶということで法律が定められているわけですよね。特にというのはあくまでも例外規定であって、本来であればその法律で決められた定数というのが基本なんですよ。例えば市町村が合併するとか、いろんなそのときの例外規定で設けているだけで、一時国会の中で法定定数をもっと減らそうという動きがあったわけですけれども、それもまずいんじゃないかということで、特にというのはそのときの法律改正のときに、そういう審議の過程の中で妥協の産物的に出てきたというふうに私は理解しているわけで、あくまでも例外規定なんです。ですから、それはこれから具体的な条例審議のときにいろいろ論議はしますけれども、そのことだけちょっと言っておきたいと思います。 ○委員長井筒宣君) よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長井筒宣君) それでは、本日の趣旨説明の聴取は終わります。  次に「付託案件について」を議題といたします。  初めに「発案9第18号 東京都港区議会議員定数条例」については、本日継続審査とすることでよろしいでしょうか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長井筒宣君) 本日継続審査といたします。  次に、「請願9第61号」から「請願9第78号」までの請願18件については、本日継続審査とすることでよろしいでしょうか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長井筒宣君) 本日継続審査といたします。  次回の委員会の日程でございますが、第2回定例会は6月10日水曜日が招集予定でございますので、6月3日水曜日は定例会前の幹事長会、運営委員会が予定されておりますので、正副委員長といたしましては、その前に委員会を開会し、趣旨説明を受けていない請願について、請願者から説明を聴取し、付託されております請願趣旨説明を終了したいと考えておりますので、皆様のご協力をお願いいたします。日程といたしましては、5月28日木曜日午後2時ということは、案でございますけれども、午後1時まで都市計画審議会が予定されております。ほかは6月1日月曜日午後1時30分、その2案のどちらかでございますけれども、どちらがよろしいでしょうか。 ○委員(風見利男君) 28日って何。 ○委員長井筒宣君) 都市計画審議会。都計審が午後1時まであります。ですから、午後2時からの開会としたいと思います、28日ならば。 ○委員(風見利男君) 常任委員会の場合は月、水、金と定められているわけだから、議会運営委員会も法定で決められている常任委員会なわけだから、きちんと月、水、金の日程で調整していただきたいと。 ○委員長井筒宣君) 今、風見委員のほうからもっともな意見がございました。では、正副でもう一つ調整したものをお答えします。6月3日水曜日午前中に本会議の相談をし、休憩後、午後1時30分から再開することも可能でございます。いかがでしょうか、水曜日でございます。いわゆる共産党さんのほうから、木曜日と火曜日というのは常任のあれではないと。1日でよろしいですか。1日の午後1時30分ならスマートにいきます。わかりました。6月1日午後1時30分から次回の委員会を開会いたします。大方の方が6月1日ということなのでよろしくお願いいたします。  本日に引き続き、残っている請願について、請願者から趣旨説明の聴取を行いますのでよろしくお願いいたします。  なお、理事者の出席については、政策経営部長総務課長にお願いいたします。よろしいですか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長井筒宣君) それでは、政策経営部長総務課長、よろしくお願いいたします。  以上ですが、何かご発言はございますか。 ○委員(風見利男君) 先ほど小斉委員がちょっと触れていましたけれども、いろんな区民の方々の意見を聞くということがこれから大変大事になってくるわけで、我々議員自身の身分にかかわることだけじゃなくて、この間、請願代表者もいろいろお話が出ているように、区民の要求を区政に反映させる上で議会というのは大変な役割を持っていると、こういうことですので、いろんな立場の方々の意見を議会として聴取していく必要があるんじゃないかと思うんです。そういう意味では、公聴会を開催していくということもぜひ検討していただきたいということで、次回1日の委員会が開催されるわけですけれども、それぞれ各会派に持ち帰っていただいてその問題をぜひ検討していただいて検討等をお願いしたいというふうに思いますので、いかがでしょうか。 ○委員長井筒宣君) ただいま公聴会に関しての提案がございましたけれども、各会派持ち帰るということでよろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長井筒宣君) 以上ですが、何かご発言はございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長井筒宣君) ほかになければ委員会を閉会いたします。                  午後 2時38分 閉会...