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  1. 千代田区議会 2020-12-25
    令和2年企画総務委員会 本文 開催日: 2020-12-25


    取得元: 千代田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    千代田区議会議事録 トップページ 詳細検索 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和2年企画総務委員会 本文 2020-12-25 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 162 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯はやお委員長 選択 2 : ◯はやお委員長 選択 3 : ◯木村委員 選択 4 : ◯はやお委員長 選択 5 : ◯はやお委員長 選択 6 : ◯はやお委員長 選択 7 : ◯木村委員 選択 8 : ◯はやお委員長 選択 9 : ◯小枝委員 選択 10 : ◯はやお委員長 選択 11 : ◯桜井委員 選択 12 : ◯はやお委員長 選択 13 : ◯岩田委員 選択 14 : ◯はやお委員長 選択 15 : ◯はやお委員長 選択 16 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 17 : ◯はやお委員長 選択 18 : ◯木村委員 選択 19 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 20 : ◯木村委員 選択 21 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 22 : ◯木村委員 選択 23 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 24 : ◯木村委員 選択 25 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 26 : ◯木村委員 選択 27 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 28 : ◯はやお委員長 選択 29 : ◯岩田委員 選択 30 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 31 : ◯岩田委員 選択 32 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 33 : ◯はやお委員長 選択 34 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 35 : ◯はやお委員長 選択 36 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 37 : ◯はやお委員長 選択 38 : ◯小枝委員 選択 39 : ◯はやお委員長 選択 40 : ◯はやお委員長 選択 41 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 42 : ◯はやお委員長 選択 43 : ◯小川環境まちづくり部長 選択 44 : ◯はやお委員長 選択 45 : ◯小枝委員 選択 46 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 47 : ◯小枝委員 選択 48 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 49 : ◯小枝委員 選択 50 : ◯はやお委員長 選択 51 : ◯はやお委員長 選択 52 : ◯小枝委員 選択 53 : ◯小川環境まちづくり部長 選択 54 : ◯小枝委員 選択 55 : ◯小川環境まちづくり部長 選択 56 : ◯はやお委員長 選択 57 : ◯木村委員 選択 58 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 59 : ◯木村委員 選択 60 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 61 : ◯木村委員 選択 62 : ◯はやお委員長 選択 63 : ◯木村委員 選択 64 : ◯はやお委員長 選択 65 : ◯木村委員 選択 66 : ◯はやお委員長 選択 67 : ◯桜井委員 選択 68 : ◯佐藤地域まちづくり課長 選択 69 : ◯桜井委員 選択 70 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 71 : ◯はやお委員長 選択 72 : ◯はやお委員長 選択 73 : ◯林委員 選択 74 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 75 : ◯はやお委員長 選択 76 : ◯林委員 選択 77 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 78 : ◯林委員 選択 79 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 80 : ◯林委員 選択 81 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 82 : ◯はやお委員長 選択 83 : ◯はやお委員長 選択 84 : ◯はやお委員長 選択 85 : ◯はやお委員長 選択 86 : ◯はやお委員長 選択 87 : ◯大森施設経営課長 選択 88 : ◯はやお委員長 選択 89 : ◯加藤住宅課長 選択 90 : ◯はやお委員長 選択 91 : ◯木村委員 選択 92 : ◯大森施設経営課長 選択 93 : ◯木村委員 選択 94 : ◯加藤住宅課長 選択 95 : ◯木村委員 選択 96 : ◯加藤住宅課長 選択 97 : ◯大森施設経営課長 選択 98 : ◯はやお委員長 選択 99 : ◯木村委員 選択 100 : ◯はやお委員長 選択 101 : ◯はやお委員長 選択 102 : ◯木村委員 選択 103 : ◯はやお委員長 選択 104 : ◯木村委員 選択 105 : ◯大森施設経営課長 選択 106 : ◯木村委員 選択 107 : ◯大森施設経営課長 選択 108 : ◯はやお委員長 選択 109 : ◯小枝委員 選択 110 : ◯はやお委員長 選択 111 : ◯小枝委員 選択 112 : ◯はやお委員長 選択 113 : ◯木村委員 選択 114 : ◯加藤住宅課長 選択 115 : ◯木村委員 選択 116 : ◯加藤住宅課長 選択 117 : ◯木村委員 選択 118 : ◯加藤住宅課長 選択 119 : ◯木村委員 選択 120 : ◯加藤住宅課長 選択 121 : ◯木村委員 選択 122 : ◯加藤住宅課長 選択 123 : ◯はやお委員長 選択 124 : ◯木村委員 選択 125 : ◯はやお委員長 選択 126 : ◯木村委員 選択 127 : ◯はやお委員長 選択 128 : ◯木村委員 選択 129 : ◯加藤住宅課長 選択 130 : ◯木村委員 選択 131 : ◯加藤住宅課長 選択 132 : ◯木村委員 選択 133 : ◯加藤住宅課長 選択 134 : ◯木村委員 選択 135 : ◯はやお委員長 選択 136 : ◯小枝委員 選択 137 : ◯加藤住宅課長 選択 138 : ◯小川環境まちづくり部長 選択 139 : ◯はやお委員長 選択 140 : ◯木村委員 選択 141 : ◯小川環境まちづくり部長 選択 142 : ◯はやお委員長 選択 143 : ◯はやお委員長 選択 144 : ◯はやお委員長 選択 145 : ◯はやお委員長 選択 146 : ◯はやお委員長 選択 147 : ◯笛木特命担当課長 選択 148 : ◯はやお委員長 選択 149 : ◯はやお委員長 選択 150 : ◯亀割企画課長 選択 151 : ◯はやお委員長 選択 152 : ◯はやお委員長 選択 153 : ◯大森施設経営課長 選択 154 : ◯はやお委員長 選択 155 : ◯岩田委員 選択 156 : ◯大森施設経営課長 選択 157 : ◯はやお委員長 選択 158 : ◯はやお委員長 選択 159 : ◯緒方人事課長 選択 160 : ◯はやお委員長 選択 161 : ◯はやお委員長 選択 162 : ◯はやお委員長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                 午後2時51分開会 ◯はやお委員長 こんにちは。ただいまより企画総務委員会を開会させていただきます。座らせて進めさせていただきます。  欠席届が出ております。会計管理者は忌引のため、区有施設担当課長は、通院、検査のため、欠席です。  お手元に本日の日程をお配りしております。請願審査1件、陳情審査6件、報告事項7件、その他と、このように進めさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 2: ◯はやお委員長 はい。それでは、まず、1の請願審査に入らせていただきます。継続審査となっております請願31-2、辺野古新基地工事の即時中止と「日米地位協定」見直しを求める請願書です。第4回定例会中の11月24日、当委員会で、前回、本件請願審査を行った際には、休憩中に請願者との懇談を実施しております。お手元のほうにはお配りしている内容だったと思います。この件に関しまして、委員から何かございましたら、また請願者のほうから何か新たな情報提供等々がございましたら、お願いしたいと思います。 3: ◯木村委員 請願書の中に、新基地建設に反対する理由の一つとして、技術的あるいは財政的な問題点をはらんでいるという指摘がございます。実は新基地建設に反対する一番の、一つの理由になっているこの問題で、今、沖縄防衛局と沖縄県の間で重要なやり取りがなされています。設計変更の承認申請が沖縄防衛局から沖縄県に12月21日に出され、それを受けて沖縄県では、16項目242問に及ぶ質問を沖縄防衛局に対して送付し、そして来年1月22日までに回答をという内容に、回答を求めています。  今、新基地建設の技術的な問題ですね。で、設計変更という大きな技術的問題で、国と県がやり取りをしている、そのさなかにあるということでありますので、その辺を踏まえた議会としての対応をお願いしたいと、そういう状況でございます。 4: ◯はやお委員長 るる今まで懇談スタイルでもやってきまして、そして丁寧に進めてまいりました。ただいまの請願者のほうからの情報提供もございますが、何かご質問等々がございましたら、受けさせていただきたいと思います。いいですか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5: ◯はやお委員長 はい。じゃあ、休憩します。                 午後2時55分休憩                 午後3時08分再開 6: ◯はやお委員長 それでは、再開いたします。  ただいまの請願31-2、辺野古新基地工事の即時中止と「日米地位協定」見直しを求める請願につきまして、意見発表はございますでしょうか。 7: ◯木村委員 私は、本請願31-2、辺野古新基地工事の即時中止と「日米地位協定」見直しを求める請願書に、賛成の立場で意見表明をさせていただきます。  かつて沖縄県知事の翁長雄志さんが自らの著書でこう述べています。普天間基地がどうしてできたのか。県民が生活していた集落や畑を銃剣とブルドーザーで潰し、強制摂取してできたと。土地を奪って住民に大きな苦しみを与えながら、基地が老朽化したから、世界一危険な基地だから、代替案を示せ。辺野古に基地を造れ。これを理不尽と言わず何を理不尽と言うのかと。沖縄県民はこれまで一度たりとも米軍に土地を提供したことはないんだと。こういうことをおっしゃっていました。  実はこのことと併せて、沖縄県民の皆さんは、在日米軍基地は日本を守ってくれないと、沖縄県を守ってくれないということを肌身で感じているわけです。これはかつてワインバーガー国防長官がアメリカの上院の歳出委員会で、沖縄の海兵隊は日本の防衛には充てられていないとはっきり述べています。同時に日本の冨澤陸自元幕僚長は、日本の防衛は日米安保により米国が担っていると考えている日本人が今なおいるけれども、在日米軍基地は日本防衛のためにあるのじゃなく、米国中心の世界秩序の維持存続のためにある。アメリカの国防長官と日本の自衛隊の幹部がこう言っているわけですよ。そのためになぜ沖縄県民が犠牲になるのか。自然が壊されるのか。これへの怒りなわけですね。その立場からの連帯しての請願書でありますので、ぜひ、国に意見を出してくれという請願書でありますので、賛成いたします。  ただ、同時に、この問題ではいろんな政治的問題が絡んでいますので、一致できない場面もあり得ると思うんです。ただ、そのときに考えるべきは、川越市議会で全会一致で取った意見書で、県民投票で議論も、結果はもうはっきりしていると。それで、米軍には度重なる事故、事件によって、沖縄県は不安と隣り合わせの生活を余儀なくされているんだと。やはり同じく地方自治体の一つとして、沖縄県民の気持ちに対し真摯に寄り添うと。このことを全会一致で意見書として出しているわけですね。  ですから、やはり我々も、この都心の自治体で働く議員として、この問題での新基地建設の問題での、仮に政治的見解が違ったとしても、地方自治体として、地方自治への自治を尊重しろと。そこで暮らす住民の声に耳を傾けろという声は、やはり沖縄県と連帯して上げていくと。その一致点をぜひつくり出していく努力を、一緒に進めていこうじゃないかということを訴えたいと思います。
    8: ◯はやお委員長 はい。ありがとうございます。  それでは、ほかに意見発表はございますか。 9: ◯小枝委員 請願31-2、辺野古新基地工事の即時中止と「日米地位協定」見直しを求める請願書に、賛成の立場から意見発表をいたします。  この請願については、委員長はじめ、丁寧な運営ということでは、前回も、これは××さんですか、と×××さん。(発言する者あり)××さんと×××さん、からの本当に切々たるお話を伺うことができて、その中で、みんなで知恵を尽くそうということではありましたが、その一つの国政、政党的な論点のところの限界もあって、今ここで一つの見解が見いだせていないということなのかもしれませんけれども、前回、私も申し上げましたけれども、私自身も、やはり目の前に、本当だったらこの沖縄県民の痛みということを日頃からしっかりと認識していかなければいけないし、県民投票であれだけの形で、県民はノーだということ、そしてこの基地による痛みというものが、随分と長きにわたって、私のメモによると、米兵の犯罪というのが43年間で6,000件近く、それだけの中には性犯罪も含めて、非常に苦しい、同じ日本国民でありながら、同じ日本国民として、その痛みが沖縄にだけ米軍基地の痛みが集中しているということについて、私自身も含めて、この基地問題についてしっかりと、我が事、我が国のこと、国民のこととして共有できていなかったことを、この請願が私たちに突きつけ、区民の代表である議会が、それに対して可能な限りの権限で、どんな一致点が見いだせて寄り添うことができるのかということを求めている、そういう陳情だというふうに思いますので、この3点について、100点満点でなくても、私たち地方自治の問題としても日本国民の一員としても、やはり寄り添うべき何がしかの一致点を見いだし、これを前に千代田区民6万6,000人の代表として、形にしていってというふうにもらいたいと思いますので、私としては、ぜひ賛成、私は賛成という立場で意見を述べさせていただきます。 10: ◯はやお委員長 ほかにございますか。 11: ◯桜井委員 私はこの請願に対しての意見を述べさせていただきますけども、前回、請願者を代表しての方のお話をお伺いする機会を頂きました。非常に私ども離れた東京で生活する者にとって、なかなか理解しがたい、することができないこともあり、非常に感銘もしたところであります。しかし、日本の置かれている立場を考えると、安全を武力で担保するということには、私は必ずしも賛成をしません。賛成をしませんが、しかし、残念ながらこれが現実であります。隣国の現状を考えると、政府が行っていることに対して、請願者の求められていることを意見書としてまとめることは、難しいのではないだろうか。今回、3点についての請願内容があるわけですけども、これを採択し、政府及び国会に提出することについては残念ながらできないということで、本件については反対をいたします。 12: ◯はやお委員長 はい。  ほかにございますか。 13: ◯岩田委員 先日、×××さんの心の叫びを聞いたと思います。確かに全員が乗れないとしても、文面として全員が乗れないとしても、かといって急いで結論を出すべきではないのではないかなと思います。国の出方を見てから結論を出してもよいのではないでしょうか。また、他の自治体で全会一致で意見書を提出している。そういうことも考えますと、地方自治体の果たす役割は大きいと思いますので、請願31-2、辺野古新基地工事の即時中止と「日米地位協定」見直しを求める請願書に賛成いたします。 14: ◯はやお委員長 はい。ほかにございますでしょうか。  意見発表は、じゃあ、よろしいですか。  それでは、本日出席者は全員であります。  請願31-2、辺野古新基地工事の即時中止と「日米地位協定」見直しを求める請願書につきまして、賛成の方の挙手を求めます。                  〔賛成者挙手〕 15: ◯はやお委員長 岩田委員、小枝委員、木村委員。賛成少数です。よって、不採択といたします。  続きまして、2の陳情審査に入ります。新たに送付された陳情書、1)送付2-22、神田警察通りII期III期工事においても今ある街路樹を保存するよう求める陳情の審査に入らせていただきます。その前に、報告事項に、環境まちづくり部(1)神田警察通りの整備について、当初報告が予定されておりますが、関連いたしますので、報告とともにこの陳情審査に入らせていただきます。  それでは、執行機関からの説明を求めます。 16: ◯須貝基盤整備計画担当課長 神田警察通りの整備につきまして、環境まちづくり部より報告させていただきます。  本件につきましては、資料1-1、この1のこれまでの経緯をご覧ください。下から三つ目の四角にありますが、本年6月22日の当委員会の陳情審査におきまして、今ある街路樹をその場所へ残して整備するという陳情の趣旨を踏まえた場合は、どのようになるかも検討した上で、学識経験者の意見を聞くなど議論を重ね、本件計画について陳情者の方々が理解を得られるような努力をすること、との申入れを受けたところでございます。  区といたしましては、これまで道路整備方針に基づき、沿道整備推進協議会において議論を重ね、新たな手法としてアンケート調査により地域への意見聴取を行って、整備内容をまとめてきたところでございますが、陳情を出された方々のお気持ちも配慮して、議会からの申入れに基づいて、街路樹を残した場合の整備計画資料を作成し、学識経験者の意見聴取を行いました。  それをもちまして、本年12月2日に沿道整備推進協議会を開催し、改めてご意見をお伺いしました。当日、協議会で配付した資料で説明させていただきます。資料1-2をご覧ください。1枚おめくりいただいて、これまでの経緯と今後の流れでございます。復習になりますが、一番左の真ん中にありますけども、I期工事が平成30年7月に完了いたしました。その後、上になりますけど、9月にII期工事以降の街路樹保存を求める陳情が出され、平成31年3月には審査終了し、下のほうの矢印で、樹木に関して沿道住民の意見を聞くことと、幅広く意見を聞く方法を検討すること、そういう申入れがされました。それを受けまして、一番下になりますけど、第14回、第15回の協議会において、街路樹について勉強や議論を重ねるとともに、新たな手法としてアンケート調査を実施するなど、幅広い意見を伺いました。  第16回ではその報告を行い、通行者の安全・安心をベースとした道路整備を進めてほしいという協議会としてのまとめを頂きました。それをもって、区としても早急に整備を進めていく考えを議会へ報告いたしましたが、同時にその陳情を受けた、また再度陳情を受けたことから、陳情審査が行われることになり、本年6月に審査が終了したことは、先ほどご説明さしあげたとおりでございます。  12月2日に第17回協議会が開催され、本日その報告をさせていただいているところですが、今後、発注の準備を行いまして、来年、令和3年6月に契約、9月に着手、令和4年8月頃に竣工の予定でございます。  次に、街路樹についての学識経験者の意見聴取でございますが、3ページをご覧ください。ご覧のように神田警察通りは歩道の幅員が区間によって異なっておりまして、狭いところでは約2.7、広いところでは3.3から3.5となっております。それぞれをA区間、B区間として資料を作成いたしました。  1枚おめくりいただいて、4ページです。これはA区間のイメージとなります。上段が現況、中段が街路樹を現位置に残して整備した場合、下段が街路樹を更新して整備した場合となります。上段の現況は約2.7メートルで、歩行者と自転車共存の有効幅員が1.7メートルと狭い状況でございます。中段の保存案、下段の更新案ともに、左側のように路上パーキングがある部分、その幅員は4.5メートル。右側の路上パーキングのない部分の幅員は6メートルとなります。これは、分かりやすいように街路樹を表記せず、足元の部分を示しておりますが、黒い円がツリーサークル、そこを含めたものが有効幅員となります。  保存案は、街路樹を残すことで大きな樹木を生かして緑陰の創出ができるというメリットがありますが、歩行者の有効幅員2メートルを確保できないという、安全面でのデメリットがございます。  更新案は、既存の街路樹は残念ながらその場に残すことはできないというデメリットがありますが、歩行者有効幅員の2メートルと自転車有効幅員の1.5メートルは共に確保しているという安全面でのメリット、それから新たな景観を創出して、これから数十年と沿道住民にめでていただけるというメリットがございます。  5ページをご覧ください。こちらはB区間で、A区間と同様に、上から現況、保存案、更新案となります。現況は幅員約3.4メートルのところを表現しております。歩行者と自転車共存の有効幅員は2.2メートルと、A区間よりは広い状況です。保存案は街路樹を残せるというメリットはA区間と同様ですが、こちらの場合は、自転車の有効幅員が1.5メートルを確保できないという安全面でのデメリットがございます。更新案のメリット、デメリットはA区間と同様でございます。また、神田警察通りでII期の白山通り交差点から神田駅の中央通りまで街路樹を更新すると、既存の大きな樹木がなくなるというメリットはありますが、樹木の本数が2割程度増えるというメリットもございます。  これらのような情報を、資料と、これまでの経緯、それから協議会からのご意見、さらにアンケート結果について、街路樹の学識経験者の方に説明した上でご意見を頂きました。学識経験者4名からの意見聴取、その結果が次のページでございます。主な意見となりますが、保存案についてのご意見は、ヒートアイランドとかを考えると街路樹の緑陰は重要であり、幅員の確保も必要だが、保存を優先すべきというご意見。安全面を考えると、全て残すというのは現実的ではなく、街並みと歴史を考えて、残す箇所と更新する箇所を分けて整備すべきという中間のご意見。緑陰の保持などの必要性は理解できるが、道路という公共性を考えると、安全性が最優先。街路樹を残すことで公共性が損なわれるのであれば、整備の意味がない。樹高を高くすると倒木の可能性が高まる。というご意見を頂きました。  また、更新案についてのご意見は、既存の樹木の緑陰は大事だが、更新するなら樹高4メートルから5メートルの小さいものを植えて、大きく育てることが望ましいというご意見。ゾーンごとの特色に合わせた植栽があっても良いと思うというご意見。歩行者が安全に利用できる計画が必要。今後の維持管理も含め、将来像を念頭に置いた整備が必要というご意見。住民の方が落ち葉や実などで不便さを感じているなら更新して良いと思うというご意見を頂きました。  ここまでを説明した上で、改めて協議会のご意見をお伺いしました。委員からの主なご意見は、先ほどの資料1-1の裏面にございますが、3番の第17回のところです。委員からの主なご意見は、台風で街路樹が倒れたら誰が責任を取るのか。避難路が維持できなくなるのではないか。倒木のおそれがあるなら伐採すべきである。それから、母が沿道に住んでいるが、車いすでの移動ができるか不安。A区間の環境は劣悪であり、そのためには更新は仕方ない。樹木を残したいという気持ちもわかるが、人優先で考えてほしい。観光的な視点で、桜や緑の動線ができると良い。区の価値が上がるような整備をお願いしたい。上野から田原町間の通りは、自転車道が整備され、樹木が更新されてにぎわっている。緑陰の確保は大切だが、今は高いビルが多く陰ができるので、大きな樹木は要らない。大木は根が張って舗装が盛り上がってくるので、細い街路樹のほうが良いのではないかというご意見を頂きました。  協議会のまとめとして、意見としては、前回と同様に、誰もが安全・安心に通行できる道路整備を最優先に考えてほしいということ。そのためには、必要な幅員の確保であったり、倒木の危険は避けるべきであるとのことだった。そういう意味で、新しい樹木に植え替える更新案という形で進めていただきたいというまとめを頂きました。  ここで、協議会のご意見も確認できましたので、区として事業を先に進めるために、追加の資料をお配りし、それを基に議論をしていただきました。それが資料1-3でございます。1枚おめくりください。神田警察通り沿道賑わいガイドラインについてですが、本ガイドラインは、神田警察通りにおける整備構想を提案するとともに、整備に対する指針として使用されることを想定したものとなっております。  ガイドラインの1ページから抜粋しておりますけども、本ガイドラインは、今後の地域の方との協議やまちづくりの動向をふまえ、必要に応じて発展、改良していくことを想定しています、という記載がございます。これは、具体的に地域の方々と協議をして、より地域に合った整備をしていくという意味でございます。  これまで協議会での議論や交通管理者との協議の中で、ガイドラインの内容に関して確認する必要がある点が前に出てまいりましたので、それが2点ございます。  まず、左側のパーキングメーターについては、ガイドラインには荷捌き駐車の制限という記載で、神田警察通りのパーキングメーターは原則廃止するというものがございますが、交通量調査や駐車帯の実態調査、パーキングメーターの利用頻度を踏まえて、警視庁と協議を重ねてきた結果、全てをなくしてしまうのは現実的ではないというところがございました。ガイドラインの趣旨としては、停車帯をなくしてパーキングをなくしていくという内容であることから、105台の路上パーキングメーターを56台まで減らして、必要最小限にするという方向性で、おおむねガイドラインの趣旨にのっとっているものと考えております。  続きまして、右側の街路樹についてです。ゾーンごとのガイドラインで、この歴史・学術ゾーンには、豊かに育った既存の街路樹を活用する(白山通りのプラタナス、共立女子前のイチョウなど)という記載がございます。ご存じのとおり、I期区間については様々な議論の末、共立女子前の立派に成長したイチョウは残して整備することとなりました。II期工事区間については、様々なご議論、アンケート調査の結果から総合的に勘案すると、街路樹は全て植え替えて更新となりますが、ガイドラインの趣旨としては、共立女子前のイチョウが保存活用であり、豊かに育ったイチョウを保存できたことから、ガイドラインの趣旨をおおむね実現しているものと考えております。ここまでを説明いたしまして、協議会としては資料のとおりの考え方でよいということが確認されました。  次ページをご覧ください。街路樹を更新する場合、新たな樹木を検討しなければなりません。街路樹整備の考え方について、まず1番目に道路管理者の考えということで、道路を安全に利用していただくための考えとなり、道路構造令などを遵守して空間の確保をするという必要がございます。そして学識経験者の意見、それから協議会の意見、アンケート結果ということで、ご覧のとおりとなっております。  これらを踏まえまして、樹木候補を幾つか挙げました。1枚おめくりいただいて、4ページの一覧になります。左からサクラの「陽光」、サクラの「オカメ」、マグノリア「ワダスメモリー」この3本が落葉樹となります。そして、常緑ヤマボウシ、オウゴンモチ、この2本が常緑樹でございます。これらの候補を紹介さしあげて、ご議論いただきました。  意見としては、皆が注目するような、めでられるようなものにすれば、沿道の意識も高まるので、シンボリックな樹木がよい。など様々なご意見を頂いて、協議会としての最終的なまとめにはなりませんでしたが、おおむね「陽光」でよいのではないかということになりました。  以下の3、4というところは植樹帯についてのお話をさせていただいたもので、初めてその協議会でさせていただいたので、特にご意見はありませんでしたので、説明は省略させていただきます。  協議会に関する報告は以上でございますが、今回の陳情に関しては、先ほど経緯の中でご説明したとおり、平成31年3月、令和2年3月に出されたものとほとんど同じ内容で、道路整備そのものは否定しないが、街路樹は保存すべきだというものと認識しております。そのたびに委員会の皆様には審議、審査いただき、その申入れにつきましては真摯に対応してまいりました。区といたしましては安全・安心を基本とし、自分たちで選んだ街路樹を守り育てていくという沿道地域の方の思いを尊重し、神田警察通りの整備を進めていきたいという考えでございます。そこのところをご理解賜り、審査いただきたいと存じます。  報告は以上でございます。 17: ◯はやお委員長 はい。ありがとうございました。  ただいまのように、委員会のほうで集約して申入れした内容については、やっていただいたというところのご報告の予定だったんですけれども、また改めて陳情が出されましたので、この辺を含めて、今の報告を含めて、何か質問がございましたら、委員のほうから質問を受けます。 18: ◯木村委員 安全・安心ということを随分強調されたけれども、安全・安心に街路樹は含まれないんですか。ヒートアイランド対策といったら、街路樹は相当な大きな役割を果たしますよ。  実は私たち共産党の区議団でアンケートをやったら、まちづくりで一番要望の強かったのが、街路樹を生かしたまちづくりだったんですよ。2番目がヒートアイランド対策だった。ちょっとあまりにも、ちょっと我々が行った調査と結果が違うんで、ちょっと驚いているんだけれども、ヒートアイランド対策として、安全なまちの一つとして、街路樹を生かしたまちづくりって、相当要望としては強いんですよ。これは、区が言っている安全・安心と街路樹というのは対立するものなんですか。 19: ◯須貝基盤整備計画担当課長 もちろん街路樹の緑陰というところで、ヒートアイランド対策ということを考えますと、安全・安心というところもあると思います。街路樹をそのまま切ってなくしてしまうということではなくて、また新たに街路樹を植えて、さらにこの神田警察通りにおいては、間隔も短くして増やすという考えでございますので、ヒートアイランド対策には、道路整備方針にも書かれておりますけれども、いろんなことをその整備の中に含めて進めていく予定でございます。 20: ◯木村委員 4ページに樹種が、候補の一覧が載っていますけれども、これを見ると、ヒートアイランド対策になるようなちょっと樹木というのは見つからなかったんだけども、相当生い茂るんですかね、この五つの種類は。そういう樹種なんですか。 21: ◯須貝基盤整備計画担当課長 ヒートアイランド対策用の樹木というか、そういうものは特にございません。この神田警察通りの幅員22メーターという、その空間の中で適したもの、そういうものを選んだつもりでございます。 22: ◯木村委員 前回の陳情審査の中で、当委員会としても、専門家、学識経験者の知恵を借りてと。それから幅広い方の意見を聞いてということでお願いをいたしました。で、これ、専門家、4人の方がいらっしゃるけれど、どういう方ですか。学識経験者。何かそれぞれ四者四様という形で。このご意見を伺う限り。これ、どういう基準でちょっと選ばれたのか。で、どういう方なのか。やっぱり税金を払っているんで、お名前と、どこの大学なのか。ちょっと教えていただくとありがたいんだけど。 23: ◯須貝基盤整備計画担当課長 この意見聴取の方法ですが、その4名、個別に行いました。お名前までは、ちょっと個人情報なのかなというところなんですけれども、選んだところは、千葉大学の大学院名誉教授ですとか、戸田芳樹風景計画の設計室長、それから千葉大学大学院教授、筑波大学名誉教授です。ちなみにその最初の3名というのは明大通りの委員でございます。 24: ◯木村委員 それぞれこの資料を拝見すると、やっぱり微妙に違ってくるわけですよ。この保存案についても、更新案についてもね。専門家の方からこういう意見を聞いたけれども、どの専門家の意見、学識経験者の意見を採用するかというのを、誰が決めたの。 25: ◯須貝基盤整備計画担当課長 どの専門家のご意見を採用するかということではなくて、学識経験者の意見を聞きまして、ご覧のように様々なご意見がございます。その中で総合的に区のほうで判断したということでございます。 26: ◯木村委員 これ、第16回沿道整備推進協議会の議事要旨で、今年の2月19日に行われた議事要旨ですね。そこで街路樹の取扱いについてというところで、こう言っていますよ。区としては、歩道を拡幅し、自転車歩行空間を整えるため、街路樹を植え変えていくべきであると考えている。もう区の考えははっきりしているわけよ。専門家や学識経験者の役割というのは、例えばいろんな、その協議会の中でいろんな意見が出てくると。そういう中で、それを調整し、どうすれば協議会の委員や幅広い市民の皆さんの声を反映したまちづくりができるのかということで、専門家の知恵を借りる。非常にこれが有効なわけですよ。東郷公園はそういう方式でやったわけだから。  ところが、最初から区としての考え方があり、四者四様の専門家の意見を聞き、全体として総合的に評価し、当初の区の考えどおり進めていくと。こういうやり方を当該委員会は求めたんじゃないと思いますよ。これじゃ何のために専門家の意見を聞いたのかと。4人の意見を聞いて、それがどう生かされていますか。一つでもあったら例示していただきたい。 27: ◯須貝基盤整備計画担当課長 例えば保存案についてのA氏とC、D氏というのは、まるきり反対の考えになっております。それをどちらを選ぶかというところで、それを総合的に勘案して決めたんですけども、A氏のヒートアイランド、樹木をもっと大きくしていくというところで、更新案のときに様々な、例えば土を土壌改良したほうがいいとか、そういうご意見は頂いておりまして、それについては設計に反映するところでございます。 28: ◯はやお委員長 岩田委員。 29: ◯岩田委員 いつも思うんですけど、「総合的に勘案する」というのは非常に便利な言葉だと思うんですけど、その総合的に勘案する。その総合的な部分に、恣意的な判断が入る余地というのはないですか。 30: ◯須貝基盤整備計画担当課長 恣意的な判断というのがどういうものかは分かりませんけども、これまでの協議会のご議論ですとか、アンケート調査の結果、それから今回のこの学識経験者の意見聴取と、あらゆる手を尽くして意見を確認してきたところでございます。それを区の中でいろいろと調整した結果、そのようになったことでございます。 31: ◯岩田委員 どういうのが恣意的な判断かよく分からないということなんですけども、つまりA案とB案があって、区は最初からA案を取りたい。そういうときにA案とB案が出た。じゃあ、A案を取りましょう。そういうのが恣意的な判断だと思うんですよ。つまり学識経験者の意見を聞いても、それが単なる、何ですか、意見を聞いたという既成事実になってはいないですかということなんです。 32: ◯須貝基盤整備計画担当課長 そうはなっていないとは思いますけども、学識経験者のご意見も、もうここでご覧になったとおり、まるきり反対のご意見。それを、どちらを取るかというより、それを言っているのは、協議会のご意見ですとかアンケートの結果ですとか、あとは区が最初からそのように更新案でなっていると言っていますけども、そこのところは、整備を進めるために幅員ですとかそういうものをいろいろ勘案すると、こういう整備計画になるというふうになったものでございます。 33: ◯はやお委員長 ちょっとね、ちょっと整理するけれども、こちらの一番最初のこの資料1-2、これについては協議会のほうには提示していたの。学識経験者の内容については。そうだよね。 34: ◯須貝基盤整備計画担当課長 はい。 35: ◯はやお委員長 だから、当然のごとく、協議会の中では、両論併記というわけではないけど、いろいろ様々な意見があったということが分かっているということ。それと、またこういう言葉で、執行権でと言うとあれかもしれないけど、そこを勘案して、総合的に判断して、人によっては街路樹を植え変えるという話になってくると、いろんな意見が出てくるけども、一応検討した結果、執行側のほうとしては、安全性をプライオリティーを高くしてやろうというふうになったということだよね。そこの中で、協議会に対しては、このことはあからさまにきちっと提示しているということは間違いないのか。そこだけちょっと答えてくれるかな。 36: ◯須貝基盤整備計画担当課長 先ほども申し上げたとおり、この資料に基づいて説明をさしあげて、この学識経験者のご意見もこういう様々あるというところをしっかりとお話しした上で、ご議論を頂いた結果でございます。 37: ◯はやお委員長 はい。じゃあ、続けます。  小枝委員。 38: ◯小枝委員 今、岩田委員のほうからもありましたけれども、恣意的なやり方になっていませんかということに関連してなんですけれども、私、担当課長のほうに、既存樹木を残した場合と変えた場合の、議会、今、委員会のほうから宿題が出ている設計図面、比較図に関して、ありませんかということを私が課長のほうに問合せをしたら、ありませんよということを言われましたので、ないのかなというふうに思ったら、住民の方が情報公開請求をしたら、より今の内容よりもよく分かる図面があったんですね。  私はそれを頂いて、今の分かりにくい説明と両方聞くと、これは要は写真と図面を併せて見ると、非常によく分かるのは、今の樹木を残したほうが、全く、自転車の上の空間も、それから歩行者の上の空間も豊かであり、単に木が新しいから細くなるだけなんですね。緑はちょっとふさふさに見せているんだけれども、新しい木がふさふさになるまで何年かかるんですかという話で。こういうものがありながら、協議会にも示さず、私にも見せてくれない。そして委員会にも資料として出さない。  別にそんなに、これ自体は多いものじゃなくて、これだけのものですから、都市計画マスタープランの中身に比べれば、もう50分の1ぐらいの厚さなんですよ。それで、絵もあって、比較図もあって、非常に分かりやすい。なのに、もう先ほど木村委員が言ったように、区は街路樹を植え替えるべきと考えるというのを、もう今年の2月に言っているわけですよね。それで、宿題が出たから、しょうがないからやるけど、既成事実としてただやるだけ。  で、何でこれを出さなかったというと、これを見ると、何だ、残してもちゃんと整備できるじゃないかということが分かるからなんですよね、はっきり言って。別に植木屋さんと何か癒着しているとは言いませんけれども、もう少し、何というか、真摯にというか、公平公正に運営をしてもらわないと、判断は最後は区民が決めることだとは思いますけれども、これだけですと、恣意的誘導という印象を物すごく強く持つんですね。どうしてそういうことになるのか、説明してもらいたい。 39: ◯はやお委員長 はい。休憩します。                 午後3時51分休憩                 午後3時55分再開 40: ◯はやお委員長 再開いたします。  それでは、小枝委員が質問したね。それで、じゃあ、ちょっとそこのところについては、写真のところと合成のやつからしたほうが分かりやすいんじゃないかということだけども、そこのところをいま一度、執行機関、説明いただけますか。 41: ◯須貝基盤整備計画担当課長 パースも作ってはみました。それで、そのほうが、ちょっといろいろ検討した結果、ビジュアル的にちょっと誤解を生みやすいんではないかと。精査した結果、そういうことになりましたので、もっと分かりやすい、寸法の入った現在のこの資料を出したものでございます。 42: ◯はやお委員長 補足。はい、担当部長。 43: ◯小川環境まちづくり部長 ただいまご指摘いただきました、ビジュアル的にこちらの資料のほうが分かりやすいかというご指摘でございますけれども、あくまでもイメージパースに落としたものでありまして、今般示しました今日のこの資料でございます。こちらのほうが正確であって、きちんとした正しい認識ができるというこちらの理解の下に、その今お手元にある資料ではなくて、より正確なものを協議会の中でお示しをして、ご議論を頂いたということでございます。 44: ◯はやお委員長 小枝委員。 45: ◯小枝委員 今、木村委員にも岩田委員にも見てもらったんですけれども、この立体的なパースのほうが分かりやすい。何が分かりやすいかというと、木を残しても、自転車にとっても人にとっても、何にも不都合がないどころか、むしろそのほうが安定した景観が残るということが、よく分かるわけなんですね。本数が増えるとか言っているけれども、やっぱり今の木を残したほうが、木陰や人の往来にとって安心した場ができているということがよく分かる。だからこの資料を出さなかったんじゃないかというふうに、私はもう判断します。どうせこれはやり取りをしても、行政との関係では平行線でしょうから、それについては普通はそう判断します。これを見たときに。  じゃあ、なぜそんなことをしなきゃならないのかというところについてなんですけれども、区民世論調査、先ほど木村さんのほうから、共産党さんのほうでアンケートを取ったら、街路樹を保存し、ヒートアイランド対策をしてほしいというのが圧倒的でしたということをおっしゃっていたんですけれども、それは千代田区がやっている区民世論調査でもそういう結果が出ているということを、資料を頂きました。というか、みんな持っていると思います。  その中でも特に特徴的なのが、道路の街路樹を保存してほしいというのは、当然、特に守り育てる必要がある緑として、7割以上がそう判断しているわけですけれども、その中でもとりわけ多いのが、やはり女性なんですね。道路の街路樹を保存、育ててほしいというのを性別に見ると、女性はほぼ7割、男性は55%。これ、世の中を男女で分けるものではないというけれども、15%の差があるわけですね。女子供とよく言いますけれども、女子供に愛されない道、まちというのは、決して質の高いつながり合うにぎわいをつくらないというふうに、私は、というか、思うんですね。  で、男性の方がほとんど、役所のほうもそうですけれども、だけで、今日の陳情者もそうですけれども、多くの女性や、あるいはよい時代を知っている一定程度の年配の男性たちの思いを退けて、情報をコントロールしながら、ただただ木を切ることだけに、何というんですかね、それが仕事だと思う仕事というのは、どうしたことなのかと。  それでは、最初の頃の陳情がありましたけど、ちょっと年寄りふうな言い方をすれば、家についた木というのは引っこ抜いちゃいけないというじゃないですか。だから、まちについた木というのも、引っこ抜いちゃうと、そのまちのやっぱり、何というんですかね、迷信的かもしれませんけれども、よくないということなんですよね。それに加えて、環境浄化作用ということも当初ずっと言われていましたね。  この場において、ちょっと質疑とするならば、イチョウとかプラタナスとか、木の種類、それから安全というならば、樹木医によって、もう倒木のおそれがあると言われている、何本なのかというのを答弁してください。 46: ◯須貝基盤整備計画担当課長 木を切ることが仕事だとは思ってはおりません。安全のために日々維持管理をしていくのが私たちの仕事でございます。 47: ◯小枝委員 答弁してください。 48: ◯須貝基盤整備計画担当課長 ちょっと認識の違うところがございましたので、言わせていただきました。  先ほどの質問の、樹木診断で倒木するおそれのあるもの、それは今のところございません。 49: ◯小枝委員 もう一つ、樹種がイチョウとプラタナス、特徴的なものがどんなものがあるか。全体の本数とその種類の区分け。 50: ◯はやお委員長 ちょっと休憩します。                 午後4時01分休憩                 午後4時02分再開 51: ◯はやお委員長 それでは、再開します。  じゃあ、もう一回。小枝さん、もう一度重ねて質問して。 52: ◯小枝委員 はい。倒木の可能性があるものはないということですね。で、協議会の中でそういう意見があったときに、例えば千葉なんかだと電信柱が折れるわけですよ。台風で折れたらどうするんだといったときに、電信柱が折れるような気候がおかしくなっているような状況を、何とかするという問題意識を共有するのが行政の役割なのに、そうですね、危ないから切っちゃいましょうという説明しかしないというのは、もう本当に男性目線のミスリード。厳しいと思いますよ。まちの人たちも、もう行政に、そういう意味では前任者たちにずっと流れがつくられちゃっているから、もう面倒くさい、はい、切ってしまえとみんな思っちゃっているから。どうせ神田は終わりだとか言っちゃうわけだから。そういうふうなミスリードをしてほしくない。  私から見ると、神田いじめなんですよ。沖縄もいじめられているけど、神田も十分いじめられている。もっと優しくやってもらいたいんですよ。木を切るということは、もしかしたら、そこに住んでいる人を切ることかもしれない。そこにいる人たちが、もしかしたら病気になっちゃうことかもしれない。全部生命体というのはつながっているわけですから、そこを男性たちだけで、えい、やってしまえというような話でないはずなんですよね。もうそれは男性だって優しい人はいて、もちろんそうなんですけれども、でも区民世論調査では15%も違うんですよ。  で、この会議は、私、何度も言いましたけど、住民代表が男の人しかいないんですよ。私はそれを言っているんです。そういうところでやられちゃうのかなというふうに思うと、何か本当に私も引っ越したくなっちゃうという、そんな気持ちです。
    53: ◯小川環境まちづくり部長 先ほど来、課長が、安全・安心のことを考慮しての判断ということを繰り返し申し上げておりましたけれども、少しこれ、確認をさせていただきたいのは、今、小枝委員からご指摘があった、その倒木の可能性ということも、もちろん我々は考えるわけでございますけれども、やはり一義的には、歩行者の方、あるいは障害を持った方、自転車を乗られる方、様々な方が利用される道路でございますから、それぞれの安全性を我々は当然考えるということでございます。  その安全性を考える上で、道路の構造令という法令がございますけれども、法令に合致した道路を我々は整備していきたいというのが、当然念頭にあるわけでございまして、安全に歩行者の方が歩ける、あるいは車椅子の方が安全に行き違うことができる。それらを満たす基準として、先ほど課長が説明したような、例えば2メートルとか1.5メートルとかという、それぞれの基準があるわけであります。  それらの基準を満たすためには、先ほど来申し上げているような一定程度の更新をしないと、今回のこの道路の環境と照らし合わした場合に、それらの安全性が確保できない。それらを含めまして、安全・安心な道路を造っていくということでございますので、そのあたりはどうかご理解を頂きたいと思います。 54: ◯小枝委員 最後にしますけども、私、その論点も視野がちょっと限定的過ぎるんですね。前の部長さんからの仕事の引継ぎですから、その中で、いろいろ限界がある中でやっているとは思いますが、最初の当初の陳情書に添付された書類の中に、樹木の環境浄化作用という資料をつけられていて、二酸化炭素、地球は人間とか植物によって成り立っていると。で、樹木は大きいほど二酸化炭素の吸収量も大きい。幹の太い1メートル以上のイチョウの場合、葉の合計面積400──まあ、ちょっとはしょるとですね、1本が1日に吸収する量は、ガソリン自動車が3キロ走行したときに排出するNO2量に相当しますというふうに書いてあるんですね。イチョウは街路樹の中でも、とりわけ大気汚染耐性が最も高いグループに入ると。あの一画で、神田警察通りの西の端のところで、約100人以上の呼吸を賄う計算になるというふうに書いてあって、学術的には、いろんな方面からそういうことを検討していかなければいけない立場にあるわけなので、環境まちづくり部長ですから、車椅子の人、明大通りのところに、車椅子の方、入っていただいている方は、木陰の大切さということを陳情された方でもありました。  そういう、それこそ、そここそ総合的に判断した中で、全部切っちゃうという話ではなくて、どうにか今ある現存の樹木と、もし桜を植えたいという意向があるなら、私も桜があったら元気になるでしょうというのは思います。それは、さくら通りに桜をもっと植えようとかも思っちゃいます。でもそれは、ちょっとした歩道にゾーンを造って、そういうふうな形で、もう、のべつやるというんじゃなくて、そういう、もう少し丁寧に、よくまちづくりじゃなくて、まち繕いというんですけど、まちを丁寧に丁寧に未来をつくっていくというようなお話を、もっと対話を広げてもらいたいというのが、殊にここに至っても、もうお願いするしかないので、可能な限りのお願いということで、もうこれ以上言うとみんなに嫌われますので、まあ、どうせ嫌われていますけど、(発言する者あり)言わせていただきたいというふうに思います。いかがでしょうか。 55: ◯小川環境まちづくり部長 ご指摘ありがとうございます。我々も、先ほど課長が説明をしたとおり、協議会の方やその他沿道の方への意見聴取、様々な形でこれまでも意見を伺ってまいりましたし、陳情も度々賜っている中で、真摯に対応してきたということでございます。そうした中であっても、やはり早急にこの整備を進めたいという地域の声もございますので、それらを全て両立していくということは、なかなか困難な状況でございます。したがいまして、その中でどれをきちんと優先をさせ、どれを、例えば、ある意味平たく言いますと、片目をつぶっていただくような部分も出てくると思いますけれども、そうした中で事業を進めていくのかということを考えていくのが私の立場でございます。その事業を進めていく中で、今ご指摘がございましたような、きちんと丁寧にまちをつくっていくという、そういった気持ちは当然忘れずにやっていきたいと思いますけれども、やはり事業を進めていくといったこともございますので、そのあたりは、ご指摘も踏まえて、丁寧に進めていくことを念頭に置きながらも、我々としては事業に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 56: ◯はやお委員長 木村委員。 57: ◯木村委員 ちょっと二つまとめて伺っちゃいますね。一つは、これは資料1-1の裏面で、3のところで、委員からの主なご意見ということで、何点か列挙されています。二つ目のところに、母が沿道に住んでいるが車いすでの移動が出来るか不安だと。こういうご意見があります。これは街路樹保存案と更新案と、どちらでも車椅子は安心して利用できると。これは一つ確認です。  それから、もう一点は、今後、工事契約をやるんで、具体、詳細にはあまり言えないにしても、今後、コロナ対策で、今、感染拡大が収まらないと。止まらないという状況ですので、いろいろお金もそこに充てていく必要があると思うんですね。ちょっとそういうのを考えると、整備に係るそのコスト、費用。これは街路樹保存と、それから更新案で、どれほど違うのか。比率で結構ですので、教えていただければと思います。 58: ◯須貝基盤整備計画担当課長 まず一つ目の保存案で、車椅子の安全が確保できるかというところで、擦れ違いですとかそういうところで、先ほども部長も申しましたけども、道路の道路構造令、それの基準というところからいきますと、それは難しいということになります。それから、(発言する者あり)あ、保存案は難しいということ。更新案はそれを確保するような計画にもちろんしてございます。  それから、もう一つのコストでございますけど、工事費だけでいきますと、残した場合、それでも、ツリーサークルって、黒いやつですね、それが大きいものが必要になるので、ここで今申しますと、約2,200万ぐらい。更新した場合、それは樹木の撤去もあって、それからツリーサークル、そういうものの整備がありますので、3,500万ぐらいです。工事としてはそれで高いですけども、その後の維持管理というものを考えますと、当然、今の太い樹木ですと高くなりまして、それは10年たつと逆転、10年以内に逆転してしまうと。それ以降はどんどん開きが出ていくということになります。 59: ◯木村委員 でも、これはあれでしょ。ツリーサークル、樹木がどんどん大きくなっていくわけだから。どこかのツリーサークルみたいに、もう樹木が大きくなって、締めつけるような形になっちゃったら、これはもう健全じゃないわけで。その辺も見据えての整備となっているんですか。 60: ◯須貝基盤整備計画担当課長 そこも見据えて、この神田警察通りの道路空間に合う樹種というのは、今あるイチョウですとかプラタナスというのは、そのまま伸ばしていけば30メートルぐらいまでなる。皇居ですとか日比谷公園にあるものはそういうものがございます。そうならない、成木になっても10メートル程度というところの樹木を選んでおります。ですから、その太さについても、この小さいツリーサークルの中で収まるものをしっかりと考えてございます。 61: ◯木村委員 ヒートアイランド対策にならないということね。 62: ◯はやお委員長 今、様々に意見が出てきました。そういうこともあって、かなり厳しいようでも、委員会の申入れとして、一応学識経験者のほうで確認をしていただいたと。そしてまた、協議会ということについての、スタートのちょっと掛け違いもあったのかもしれないけども、一応手続の中で、沿道協議会のほうで意見を聴取するということになっていたと。そういうところからして、一応、手続手順として積み上げてきた段階なんだよね、ここのところでね。でも、やりながら、一方では街路樹の保存という考え方がやっぱり強く出てきているこの中で、さあ、スケジュール、そしてまたコストの面、いろいろなところがあってのことで、ここまで整理をしてきた中なんです。  何かほかに委員のほうからご意見があれば、聞かせていただいて、この辺のところをどういうふうにするか、もう一回取扱いをちょっと確認しないといけないかなと思っております。何かありましたら。一応、意見──はい、木村委員。 63: ◯木村委員 意見。取扱いじゃなくていいんですね。 64: ◯はやお委員長 まだ取扱いじゃないです。 65: ◯木村委員 先ほど小枝委員が世論調査の関係で質疑されましたけれども、やはり協議会というのは、道路整備に対するいろんな意見が、その反映されるという委員構成というのを、私は検討する必要があると思うんですよ。メンバー、その男女比であるとか、様々な基準で、多様な意見が協議会に反映されるようにする必要があると思うんです。  あまりにも、ちょっと意見を拝見すると、更新案に集中しちゃっていると。これは協議会として、協議会の役割、その協議会の役割ですよ。それに照らしてどうなのか。これは私、本当に大きな疑問です。だって、区民世論調査や私たちが行っている世論調査とあまりにも違うんですもん。その辺はいま一つ合点がいかない一つの要因になっているんです。  今の協議会のメンバーが駄目ということじゃなくて、やはり多様な意見が反映されるようにするためには、もうちょっとメンバーを反映させるだとか増やすだとか、そうすることでいろんな意見が出てくる。で、調整が必要になるから、専門家のアドバイス、知恵を借りると。で、みんなの意見が反映できるような道路整備、まちづくりを進めていくと。これが初めて可能になるわけですよ。  ですから、私は今後の協議会のメンバー、つくり方、確かに沿道整備なので、その沿道の町会を重視する。これは分かりますよ。分かるけれども、やはり多様な意見の反映の場とするためには、委員構成、これをぜひ今後の改善に生かしていただかないと、やっぱり議論は不十分だと、検討は不十分だというふうにならざるを得ないと思うんですね。この辺はぜひ検討いただきたいと。 66: ◯はやお委員長 桜井委員。 67: ◯桜井委員 各委員からもここに至るまでの質疑の中で、ご心配をされていることだとか、整理をされて言われているんだと思います。  神田警察通りの整備、1-2の、これは2ページか。のチャートを見ても、いろいろと議会からの指摘だとか申入れだとかというようなことも含めて、よく17回の協議会まで取り組んでいただいたというふうに、私は率直にそう思いました。  やはり今、木村委員からも、意見が偏っているんじゃないかという話もあったけど、さっき小枝さんが、CO2を、伐採するとCO2を還元できないと。今の自然気候に対応できないといったご意見がある。まあ、そうだと思いますよ。ただ、一方ね、一方、毎年のようにこの7月、8月あるけども、暴風雨が出て、この東京や関東近圏でも、それで、樹木がもうなぎ倒されると。折れちゃうと。それによって、家が、屋根が潰れたり、または車の上に倒れたりとか、そういうようなことというのが、もう毎年のように起きているという現状がある中では、やっぱりそれは沿道の区民の方が、安全ということを、まずは重視をして整備をしてほしいというふうに思われるのは、これは自然だと私は思うんですよね。  そうしたときに、ちょっと僕は、一番最初のときのこの陳情のときの資料がちょっと見つからなくて、あれですかね、この協議会というのは、メンバーは何人ぐらいで、こんな人なんだと、ちょっと教えてくれますか。すみません。 68: ◯佐藤地域まちづくり課長 すみません。警察通り協議会の事務局は地域まちづくり課でやっておりますので、私のほうからご説明させていただきます。  この協議会でございますが、当初は検討委員会として平成22年3月からスタートし、平成23年9月から協議会として運営しているというところでございます。メンバーでございますけれども、あ、そもそもはこの道路整備だけではなくて、沿道のにぎわい創出に向けた取組といったところを検討しているところでございます。  メンバーでございますが、学識経験者が2名入っております。それと沿道の13町会、それと、にぎわい創出という観点から、観光協会、それと商店街ですね。それとあとオブザーバーとして、沿道の所轄の警察、万世橋警察、神田警察に入っていただいているというメンバーでございます。総勢21名というところのメンバーで、オブザーバーを入れず21名というメンバーでございます。 69: ◯桜井委員 はい。ありがとうございました。  町会だけでも13と言いましたっけ。それだけの町会の方たちからご意見を頂いて、こういう協議会のまとめというところに至ったわけですから、やはりこれは尊重しなくちゃいけないというふうに私は思いますね。  やはり樹木というのは生き物ですから、大きくなったり、またさっき倒木のおそれは現時点ではないというふうにおっしゃっていたけど、だけども樹木なんていうのは生き物ですから、いつ、どういうふうになるかも分からないわけで、そういうような、地域の方と密接にそういう樹木に親しんでいただくとか、そういう中でこういう沿道の整備をみんなが関わっていくということが、やはり一番大切なんだと思います。  そういう面では、今回17回までこの協議会の皆さんに議論をしていただいたことについては、本当に大変だったなと。それと、本当にここまで積み上げてこられて、ご苦労さまでしたというふうに言いたいと思いますけども、今後についての、単に整備するだけじゃなくて、区としてこういうまちなみ、樹木も含めたまちなみを、どのように区として関わっていく姿勢があるのか。そこら辺をちょっと聞かせていただけませんか。 70: ◯須貝基盤整備計画担当課長 今まで、今植わっている樹木というのが東京市の頃に植えられたもので、戦後、燃えた、焼失したものを、元気に育てるように活力のあるイチョウですとかプラタナス、そういうものが植えられたんですけれども、それは、まちの方からすると、自分たちで選んだものじゃない。なかなかそういう樹木に対して意識を持てないというところがございました。こういう形でいろいろご意見を頂いて、自分たちで選んだ樹木を植えて、それを将来その沿道のまちなみをつくっていきたいという強いご意見がありますので、それを、補助というものじゃないですけども、維持管理しながら、一緒に進めていきたいと考えてございます。 71: ◯はやお委員長 いいですか。  ほかにございますか。  じゃあ、休憩します。                 午後4時24分休憩                 午後5時04分再開 72: ◯はやお委員長 それでは、再開いたします。 73: ◯林委員 一つが、これまで街路樹、大変陳情を出された方々も含めて、区のほうで、先人たちのが大きな木になった。これによって、維持管理も非常にお金のコストがかかるというのが、我々の議会側でも一緒に思いを一致しております。  で、今回のII期工事、III期工事に当たって、木の移植、ばっさり切るんではなくて、移植可能な樹木というのは、どれぐらいあるんでしょうか。 74: ◯須貝基盤整備計画担当課長 今把握しているところでは2本でございます。 75: ◯はやお委員長 2本。 76: ◯林委員 何本中というのは。 77: ◯須貝基盤整備計画担当課長 II期工事の32本のうち2本でございます。 78: ◯林委員 III期工事も含めて、また出していただければと思うんですけれども、来年度予算の編成が大詰めに向かっております。で、今回この陳情をどういうふうにするのか。継続するのは非常に簡単なんです。簡単。継続、結論先送りというのは簡単ですけれども、来年度予算に反映する場合に、今ここで委員会として、ある程度執行機関に申入れできないと、この今まで考えられた、要は裁量のない状態の予算編成になっているというのは間違いないのか、お答えください。 79: ◯須貝基盤整備計画担当課長 ここのところで決めていただかないと、なかなか難しいところはございますが、その裁量という部分ではまだございます。 80: ◯林委員 そうしますと、一つが、元気な樹木をほかの場所に、ほかの道路の街路樹に移すという考え方で、これはほかの道路の樹木の問題のときもやってきました。実際根づくかどうかというのも、環境が変わるとどうなのかというのもありましたけれども、もう一つが、一旦どこか埼玉だか群馬だかに持っていって、それを戻してみるというのもやってみた経験があるんで、その辺の裁量の予算立てを、一つ、委員会として、議会として申し入れるような形で、まとまればですよ。  と同時に、協議会の方々に、最初の段階で、平成22年でしたっけ、23年でしたっけ、協議会が立ち上がったと。その間、神田警察通り賑わいガイドラインを通じて、様々な議論を積み重ねて17回に入ってきたと。ここのところというのは、この結論というのは、いろいろ問題は、ご意見はあるのかもしれないですけれども、ある一定の到達点まで今の時点で来た。道路整備も歩道の整備もぜひしてもらいたい。ここはすごく強い気持ちなんだろうと思います。  ここを全否定するわけではなくて、一旦、こういう陳情のいろんなご意見も出てきた。ここは度量を、千代田区役所としても、やるために、協議会の方に1回、もし例えばですけども、元気な木があって、協議会の方が認めればですよ、一旦どこか遠い場所か、どこか近くでもいいんですけど、移植して、それをふるさとのもう一回神田警察通りに、1本、2本元気な木があるという答弁がありましたから、戻ってくるのもどうですかねと投げかけを役所のほうがするには、ある程度一定の予算の上積みを、今の段階で委員会として結論をして申し入れないと、なかなか今のままだと、執行機関内部でその積み上げの裁量って何ですかと。協議会でも出ていない意見なのに、どうしてなんですかと言われているんで、ここはちょっと陳情、せっかく予算編成前のこの大事な時期にやって、もし全員一致でまとまるような形になると、陳情者に対しても、一定のお答え、100点じゃないです、これは。僕たちは100点満点を目指せるわけじゃなくて、いろんな意見があって総合調整して、やっぱり最低でも51点を取ろうねという気持ちで、政治の側でやっています。  で、沿道協議会の皆さんのも、これも積み上げた道路の計画を、これ、全面今から計画変更なんかできようがない。できようがない。一旦抜かなくちゃいけない。整備するためには。沿道協議会の方。で、どこかのところで折り合いを少し裁量をつけるんだとすると、ここは予算の上積みと、協議会の皆さんに、もう一回だけこの木、もう一回戻ってくるのはどうですかという形で投げかけるという裁量を、ちょっと行政側の職員の皆さんに与えないと、なかなか苦しい立場に、全部それはもう無理です、決まったことです、というよりも、話が少しできるような形で陳情のほうを、ちょっと取扱いのほうまで入ってしまいますけれども、取りまとめていただくと、来年度予算に反映できる。裁量権が発生するという形になるんではないのかなというのが、すみません、取りまとめの話も含めての話になってしまいますけれども、どんな感じかなと思いまして。 81: ◯須貝基盤整備計画担当課長 ただいまの林委員のご意見ですね。予算の裁量についてということと、あと協議会で、また樹木を移植してまた戻すということについて、意見を聞けるかどうかということに関しては、可能かと思いますので、検討してまいります。 82: ◯はやお委員長 はい。ほかにございますか。よろしいですか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 83: ◯はやお委員長 それでは、ちょっと取扱いについて。ちょっと休憩します。                 午後5時11分休憩                 午後5時12分再開 84: ◯はやお委員長 それでは、再開いたします。  取扱いにつきましては、次のように、委員長として皆様の意見を取りまとめて考えております。樹木診断をした後、移植可能な樹木を他の場所に移設できるよう、裁量予算を積み上げる。このことにつきまして執行機関に申し入れます。そして、もう2点目、今後、協議会の構成の在り方については、幅広い意見が聴取できるよう改善すること。この2点について申し入れる形で委員会集約をさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 85: ◯はやお委員長 はい。それでは、委員会集約として、送付2-22、神田警察通りII期III期工事においても今ある街路樹を保存するよう求める陳情につきましては、陳情者に先ほどの申入れ内容でお返しさせていただきます。  次に、(1)新たに送付された陳情のうち、送付2-23、四番町区営アパート明渡し期限の柔軟な対応を求める陳情、そして(2)継続審査となっている陳情のうち、送付31-9、(仮称)四番町公共施設整備に関する陳情、送付2-7、四番町公共施設(仮称)整備計画に関して計画の再考と説明会の開催を望む陳情、送付2-12、(仮称)四番町公共施設整備に関する陳情、以上、四番町に関する陳情4件を一括して審査したいと思いますが、よろしいでしょうか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 86: ◯はやお委員長 はい。ちょっと内容はちょっと、新たなところは違うんですけど、四番町ですので、まとめてやらせていただきます。資料も出ております。まず執行機関からの報告を求めます。 87: ◯大森施設経営課長 はい。それでは、政策経営部資料1-1から1-6までを使って、私のほうからちょっとご説明させていただきます。  これは以前、木村委員のほうからご要望いただいていたものでございます。ただ、四番町の保育園のある建物、我々の中では四番町併設庁舎と呼んでおります。ですので、ちょっと四番町併設庁舎ということで呼ばせていただきたいと思います。これのみの建て替えについて検討した場合、スケジュールとかということの検討はできないのかというようなご指摘だったと思うんですが、結論から言うと、設計を行わない限りは詳しいことは分からないんですが、この木村委員からのご要望の四番町併設庁舎のみの建て替えについて、既存の施設をベースに、機能面やスケジュール感など、できる範囲で検討をしてみたものでございます。  まず、資料1-1、左上の四角の中、1、敷地概要でございます。敷地面積は1,272平米、地域地区は第1種住居地域、防火地域、四番町地区地区計画がかかっております。右側の平面図の赤いラインで示しておりますけれども、壁面の位置の制限がかかっております。あと建ぺい率は60%、容積率400%です。これは指定されている容積率が400%です。  次に、既存の四番町併設庁舎の建物概要ですが、建物用途は保育園、児童館、区営住宅、集会施設です。建築面積は675平米、延べ面積は3,094平米。道路幅員から来る基準容積率は243%、消化している容積率も243%でございます。構造・規模ですが、鉄骨鉄筋コンクリート造、地上7階・地下1階、高さは約28メートルです。これは後ほど説明しますが、隣地斜線制限による規模感としてはこの程度になるというふうに思っております。  3の参考です。これは二つの敷地を一つにまとめる現計画の用途、面積関係です。幅員の広い番町学園通りに面しているので、基準容積率は指定容積率の400%でございます。ただ、消化している容積率としては307%ほどでございます。各用途の主な動線機能なんですけれども、右側の平面図をご覧いただきますと、例えば保育園は1階から3階の平面図でピンク系統でお示ししております。濃いピンク、1階から3階までの屋内階段Aと屋外階段Bが一つずつ、給食を運ぶ1階から2階の小荷物用昇降機が一つあるだけでございます。児童館は1階から3階の平面図にオレンジ系統でお示ししております。濃いオレンジ、1階の玄関から3階までの屋内階段Cが一つあるだけです。区営住宅は地下1階から7階の平面図に青系統でお示ししております。濃い青、地下1階の入り口から7階までの屋内階段Dが一つ、4階から1階へ下りる屋外階段Eが一つあります。出入口の地下1階と4階から7階の住宅階へのエレベーターが一つしかありません。また、バリアフリーの観点からは、どの用途も出入口に段差があり、保育園、児童館は階段での上下移動というふうになっております。  恐れ入ります。資料1-2をご覧いただきたいと思います。建替え検討における留意事項として考えた点でございます。計画の条件として、用途は保育園、児童館、区営住宅、それと集会施設としております。これは、住宅入居者には麹町仮住宅に引っ越した後、戻ってもらうことを前提としております。行ったきりという説明はしておりませんので、既存と同じ用途で考える必要があると考えております。延べ面積は約3,100平米、高さ28メートル程度。この建物規模については右側の断面図をご覧ください。建築基準法の規定による隣地斜線制限により、現状の高さ程度の制限がかかります。そのため、既存建物規模と同程度を建て替える条件で各項目を整理しております。  中段ほどに行っていただいて、全体の計画としては、先ほど資料1-1でお示ししました1階平面図に、四番町地区地区計画の区域内ということのため、赤のラインでお示ししております。道路側及び北側隣地側からの壁面の位置の制限がかかります。敷地境界から2メートルの間は建物の部分を設けることはできません。セットバックが必要になってまいります。また、敷地が東西に細長くなり、現計画よりも狭くなるため、免震構造の採用は難しくなります。敷地形状及び道路からの出入口の位置から、地下駐車場の設置も困難となります。また、用途ごとに使い勝手を考慮して動線を明確にする必要があり、通路部分などの共用部分の面積が増えるため、専用部分の面積が減少すると考えられます。  用途ごとの個別の計画についてでございますが、保育園は四番町地区地区計画により道路からの壁面の位置が制限され、現状の園庭の確保が困難になると思います。バリアフリー対応のための専用エレベーターや障害者対応のトイレなどの設置、ゆとりある通路、廊下幅員の確保などにより共用面積が増え、専用面積が減少するものと考えております。専用部分の面積が減少することにより、現状からの機能拡充は望めませんし、現状維持も大変難しくなるというふうに考えております。児童館も同様に、バリアフリー対応のための専用エレベーターや障害者対応のトイレなどを設置することで、共用部面積が増え、専用面積が減少します。専用部分の面積が減少することにより、現状からの機能拡充はできませんし、現状維持も難しくなると思います。区営住宅も、現計画のように住宅階全てに階段二つ、エレベーター2台を設置すれば、共用部面積が増え、専用部面積が減少します。集会室もバリアフリー対応のため、多目的トイレなどの整備により共用部面積が増え、専用部面積が減少すると考えられます。  また、残される既存四番町アパート・図書館については、築34年を経過しているため、いずれ近い将来大規模改修が必要となります。大規模改修の際、いながら工事はできませんので、入居所の方には1年程度一時退去してもらう必要があると考えております。また、最後のポチですが、四番町併設庁舎の解体・新築工事期間中の入居者及び利用者の方へ騒音・振動などの配慮や対応が別途必要になるというふうに考えております。  おめくりいただきまして、1-3でございます。まず上段の表です。既存の併設庁舎と現計画との比較でございます。各用途の面積の比較、階段やエレベーターなどの有無、バリアフリーや主な拡充項目、園庭や遊戯室などの比較をまとめたものでございます。面積で言えば保育園は約220平米ほど拡充され、園庭も230平米から400平米に拡充されます。児童館は約4倍に拡充され、遊戯室も大きさや天井高さが2倍以上に拡充されます。また、エレベーターについては、既存の併設庁舎には区営住宅に1台しかございませんが、現計画では保育園で1台、児童館で2台、区営住宅で2台と各用途ごとにエレベーターを設けてございます。さらに建物全体としては、断熱性や耐震性の向上、太陽光発電や雨水利用などの環境配慮がされております。  下段の各用途の面積比較でございますが、併設庁舎のみの建て替えで、多目的トイレやエレベーターを追加整備する場合の専用部と共用部、共用部の増加率などを検討するとともに、現計画と比較してみたものでございます。平面図1、2階の保育園に多目的トイレやエレベーターを設けた場合、共用部が約2.5%増え、専用部が約20平米ほど減少します。児童館は、多目的トイレやエレベーターを設けた場合、共用部が約16%増え、専用部が約25%減少します。同じように区営住宅や集会室も、エレベーターや多目的トイレの設置により、共用部が増え、専用部が減ります。  次に、すみません、資料1-4をご覧ください。もしも工事となった際の留意事項でございます。左側が、これが2敷地を一つにする現計画でございます。工事車両の出入口が1)から4)まで4か所設けることができます。しかし、右側の併設庁舎のみの計画では、2か所に減少することで、車両の出入口が東側の幅員6メートルの道路に集中することになります。また、左側、現計画では、赤い矢印、工事現場から車両が帰っていくルートが、行人坂と番町学園通りの2ルート確保できますが、右側、併設庁舎のみの計画では、一方通行道路にしか面していないため、車両の戻るルートが右側方面に集中してしまいます。さらに、左側の現計画では12メートル道路に面しているため、大型の車両などの搬入が可能ですが、右側、併設庁舎のみの計画では、6メートルの狭い幅員の道路にしか面していないため、重機の数、車両の大きさなどが制限されます。敷地が狭隘化することにより、現場に投入できる重機、作業員の縮小、搬入資材の効率が低下することにもなります。そうしたことから、当初の計画から建物規模が縮小されますが、工事期間が大幅に縮小されることはないと考えております。また、既存の四番町アパートの入居者、図書館の利用者に対する解体・新築工事の騒音・振動などによる負担も増えることが懸念されます。  すみません。資料1-5でございます。想定されるスケジュールでございます。現計画の手順を基本としておりますが、もしも来年度に基本構想を実施する予算が計上されていたとして、基本構想のプロポーザル、基本構想策定で約10か月弱、再検討に6か月、その後、基本設計のプロポ、基本設計に7か月、実施設計に16か月、各申請業務を経た後、工事契約し、解体新築で48か月と。現計画完了予定、これはすみません、一番下のところに吹き出しのように書いてありますが、現計画の完了予定の令和6年度末から4年後の少なくとも令和10年度末、これが完了予定となると考えております。  大変雑駁で不十分ですが、四番町併設庁舎のみの建て替えについて、可能な範囲で検討した状況でございます。  最後に、工事説明会についての情報提供をさせていただきます。資料1-6でございます。来年2月4日に工事の説明会を予定しております。1月中旬頃には、裏面をご覧いただきますと、裏面の範囲の方々にこのチラシをご案内する予定でございます。  私からの説明は以上でございます。 88: ◯はやお委員長 はい。ありがとうございます。  住宅課長。 89: ◯加藤住宅課長 11月24日の当委員会の中におきまして、東京メトロとの打合せの資料につきまして、委員長及び小枝委員のほうから資料要求のほうがございましたので、今回、参考資料1としまして、現在に至るまでのメトロとの打合せの概要の資料につきまして、ご説明をさせていただきたいと思っております。  これにつきましては、今年の3月6日の予特の資料として提出させていただいたものに、一番下の列につきまして追加のほうをさせていただいたところでございます。  今年に入りまして、4月から7月にかけまして、計3回メトロさんと打合せのほうをさせていただいたところでございます。事項としますと、東京メトロと新型コロナウイルスの影響による費用負担等の打合せということになっております。これは、せんだってから申し上げているとおり、新型コロナウイルスの影響で、東京メトロにおいては新規計画事業につきましては事実上凍結されていると。で、この事業についても見直しの対象であることといったことにつきまして、東京メトロのほうから言われているところでございます。こちらのほう、見直しの対象ではございますが、やらないと言っているわけではないと。あくまでも現状の状況で、なかなか難しいというお話を頂いております。  今後、当然コロナの影響を、どういうふうな形になるかといったところになりますが、我々としますと、メトロさんと様々な今まで積み上げてきた打合せにつきましては、継続して協議のほうをしていきたいというふうに思っております。庁内におきましては、現在の事業の見直しといったところについては、それはそれで、もうメトロさんの状況、また区のほうの状況を鑑みまして、それを前提とした文書の取り交わしをするということについて、確認をしているところでございます。  詳細につきましては、申し訳ございません、まだどうしても東京メトロさんとの協議中といったところでございますので、こちらにつきましては、こういう形で出させていただきたいというふうに思っております。  説明は以上です。 90: ◯はやお委員長 はい。ありがとうございました。  ただいま、前回もありましたとおり、本来であれば、今年の予算のところで1棟案ということが議決されたという状況の中でも、これだけ陳情が、計画についてということでしたので、非常に執行機関としてはやりにくい中で、まず一つ、この計画を、1棟案ではない2棟案でやったらどうなるんだというところをつくっていただきました。何か衣の下に鎧が見えちゃうような話ですけど、一つは、一方では、もうこれは今日、今回はオープンに資料を出していいということで議事整理権で言いまして、工事の説明会の資料も同時に出していただいています。ここはご理解いただきたい。私のほうの議事整理で、説明してくれと言っています。  あと陳情の内容の中で、このメトロは入っていなかったんだっけな、内容的には。でも、この前出たものですから、一応資料として参考資料と出していると。一応こういう状況の中で、皆さん、陳情も出ていると思いますので、ご意見、まずは計画に対して一つ一つやっていきたい。計画に対しての資料がございますので、この資料について、質疑、質問を受けたいと思います。よろしくお願いします。 91: ◯木村委員 計画についてということですので、四番町の、ごめんなさい、併設庁舎でしたね。その併設庁舎のみの建て替えとした場合のコストと現行計画とのコスト、これはどのくらい違いますか。 92: ◯大森施設経営課長 これも仮定の話で、想定を積み重ねるしかないんですけれども、規模がちょっと小さくなっても、仮設工事費だとか通常のようにかかるものとか、いろいろ工種があって、一概に面積が4分の1になったから価格が4分の1になるというものではないんですけれども、そういったものをざっくり設計だとか工事費だとか試算しますと、おおむねこの併設庁舎の建て替えで、この3,000平米ぐらいの規模で、36億程度かかると思っております。  それで、比較しやすいように言うと、例えばこの併設庁舎のみの工事費としたら、試算すると32億円程度。それで、今の2敷地を一つにまとめて建てているこの計画、すみません、それもちょっと比較のするところが難しいんですけど、その工事費自体は、もうこれは契約していますので、契約金額は82億となっております。ただ、それは1万2,000平米ぐらいありますので、4倍ぐらい大きいというものになります。 93: ◯木村委員 32億と82億ということですね。大体50億となると、学校給食無償化が25年間できるぐらいの。(発言する者あり)大体2億円とできると言いますからね、無償化ね。そういうことですか。分かりました。  それで、資料1-2で、併設庁舎のみの建替えの場合の条件整理ということで、整理していただきました。ただ、こういう整理の仕方って今回初めてですよね。本来だったら1棟か2棟かというとき、判断するときだとか、あるいは住民に対しての説明のときに、ここまで説明していただいたことってありましたっけ。初めてじゃないかなと思うんですね。(発言する者あり)やったっけ。それはあったけれども。コスト面とかはあったけれども、1棟だと、こう、いわゆる地区計画との関係でこういう制約を受けるとかというのは、今回私は初めての印象を受ける。  それでね、それで、ちょっと全体計画で、ちょっとこれ、資料1-2でちょっと何点か伺います。まず、既存と同じ用途で新築する必要があると。それは、行ったきりの説明は居住者に対してしていないということでございました。それで、戻ってこられるといった場合、これは住宅課長に伺いたいんですけれども、元のところに戻ると、家賃が上がり、激変緩和はあるにしても。世帯構成によって部屋が狭くなると。これはあるわけですよ。確認させてください。 94: ◯加藤住宅課長 今おっしゃっていただいたとおりです。
    95: ◯木村委員 仮に当初計画でやった四番町の職員住宅に移った場合、これは、まあ、あれは公営住宅法に基づく住宅とは違うんでしたっけ。あちらは、広さの面と、あるいは使用料、家賃との関係で、どういう扱いになるんでしょうか。 96: ◯加藤住宅課長 職員住宅でございますので、まず公営住宅ではないという形になります。ちょっとそこの使い方をどうするかといったところ、仮な話ではありますけども、どういうふうな形で使うのかといったところ、すみません、ちょっと正直検討していないので、今、何とも申し上げるすべを持っておりません。 97: ◯大森施設経営課長 すみません。正直、これは施設経営課の職員と私だけで、あくまで難しい条件の中で、どういうふうにしたら木村先生の要望に応えられるかということで、ちょっと苦労してつくったんで、すみません、住宅課長に何か相談もしていないんで、すみません、ちょっと住宅課長も今日初めて見るような感じですので、すみませんが。 98: ◯はやお委員長 本当に今回のこの資料については、陳情、本来あり得ないこの計画を、スケジュールをつくってくれというのを、無理難題を言ったつもりです。でも、それでもやっぱり住民の陳情者に対して、一生懸命やったという、その誠意をお伝えしたいということでやったと。それで、ここのところで押し返しでやったときに、スケジュールが本当にどのぐらい違いが出てくるのだろうかと。  現実、この検討については、大なり小なりでありながら、やってきたということで前提でないと駄目なんだよ。2棟でやるのか1棟でやるのか、やっていながら、ある部長は、もう、1棟のほうが有利ですということは。でもそれが、現実こういう工事をベースにすると、こういうリアリティーに問題があって、今工事が始まろうとなんなんとする中で、計画を見直してくれと言われていることに対して、誠意をもって答えているというところ。だからまだ前提条件が、本来であればプロジェクトのリーダーにもしていない中で、所管の中でのやっていることなんで、だから、かなり無理して、前提条件をはっきりさせて、取りあえずつくってみてくれというところから来て、本当に無理なあれなんですけども、でも一つ大きなくくりとして、つかみとして、4年がかかってしまうということが、僕はポイントだと思っています。  だから、ちょっとそこを含めていろいろご議論していただければと思います。よろしくお願いします。  木村委員。 99: ◯木村委員 ただ、これは住民合意がないと、現行計画はなかなか進みませんから。これはね。あ、いいです、いいです。  それで、ちょっともう一点だけ確認させてください。全体、資料1-2の全体計画で、四番町地区地区計画区域内のため、敷地境界からのセットバック、2メートル下がると。これ、こういう必要があると。三番町も同じような規定になっています。敷地境界。三番町も。九段小学校は、同じ地区計画なんだけれども、下がってないでしょ。建て替えで。それは、この地区計画で、区長が敷地の形態上、土地利用上、やむを得ないと認めた建築物については、第1項を適用しないと。つまりセットバックね。建築物についてはこの限りではない。こういう地区計画のルールがあるわけですよ。恐らくその規定を使ったんじゃないかと思うのね。そうすると、これもセットバックをしなくとも建て替えができるという、そういうことになりませんか。 100: ◯はやお委員長 ちょっと休憩します。                 午後5時44分休憩                 午後5時46分再開 101: ◯はやお委員長 それでは、再開いたします。  質問を受けます。 102: ◯木村委員 それで──あ、計画についてね。 103: ◯はやお委員長 うん、計画について。今のところ計画について。ある程度計画について議論が深まってくれば、次のところをやってと。 104: ◯木村委員 そうか。じゃあ、ちょっと陳情書の関係じゃないんだな。  これ、資料の1-4で、大型車の場合、現行計画だと、この12メーター道路、こちらのほうからの出入りができるけども、今回できない。併設庁舎だけの建て替えのときはというお話がありましたけれども、このとき、例えば大型車が必要なときというのは、このときの建て替えだとすると、どういう工夫をすることになるんですか。大型車は使わないということになるんですか。どんなふうになるんだろう。 105: ◯大森施設経営課長 大変申し訳ございません。これ、施工者が、いろんな受けた後、施工計画を立てる中でいろいろ計画していくので、ちょっとこのレベルの検討だと、ちょっとそこまでは詰めてないんですが、今、もう見た感じ、車回しだとかという中で、6メートル側からはちょっとなかなか、車両の大きさとか大きい重機というのは一般的になかなか入りづらいという、そういう観点だけでございます。 106: ◯木村委員 このスケジュール表で、ちょっとあっち行ったりこっち行ったりで恐縮なんですけど、1-5で、大体4年間ぐらいというお話がございました。これは、ただ、基本構想だとか基本設計だとか、そういった実施設計だとかプロポーザルだとか、いろんな日程を入れてトータルとして立てと思うんだけども、工事期間そのものはどうなんでしょうかね。現行計画と合わせて。もちろん車両が入れないだとか作業人数の違いだとかとあるんで、なかなか一概には難しいとは思うんだけれども、実際の工事期間という点では、ここでは、工事期間で4年間か。あれ、現行計画は何年でしたっけ。工事期間だけで4年間かかると。 107: ◯大森施設経営課長 現行計画では、解体と新築で約56か月で想定しておりました。ただ、今は、以前ご報告したとおり、麹町仮住宅が延びたり、今、少し期間が延びたりということで、そのスケジュールどおりは行っていないので、トータルで最後見たら60か月とか、かかってしまうんですが、当初は56か月程度で考えておりました。だから、4年半とか4年10か月とか、その程度だったと思います。 108: ◯はやお委員長 はい。ほかにございますか。  いや、そうだよね。でもこの計画、だから、何かといったら、ざっくりでも、こんなことになるねという話で、それと議会主義からしたら、この1定で、今年でもうこの議案は通っているという中で、やはりあまりにもいろいろと陳情が出るから、今、繰り返しになりますけど、そこのところをやったと。それで、ざっくりでも4年も延びるということによって、でも、ここの期間のほうとしては、本来であれば子ども部とも調整しなくちゃいけないし、そういうところであるけれども、一つ工事を軸にしたときには、これだけでもこういうふうに延びるよねというところの中で、現実主義でどうするかという話を今日のところで確認をして、どうか、それでいながら、今現行のものはもう議決で進んでいますから、現実、工事説明会のことももうセットで説明させていただいているというのは経緯なんです。  それで、だから、ここの中で今後の話があれば、今の計画からすると、この状況ですねと。あとやっぱり具体的に分かってきたことが、やっぱり工事の取り回しからしたときに、でも、ただ一つ、ここの課題としてはあるのは、ずっと言ってきているのは、本来検討としては、これは確実に1棟のほうが有利に整理はされるけれども、本当に長期的に時間を考えたときに、プライベートスペース、そしてパブリックスペースという、その複合施設の在り方の整理というのはあったよねと。そこは抜けているんだよ。だけども、抜けていても、今、現状の1棟一括でやるという工事で進んでいることだから、そこの中でのリアリティーをもって、今の段階だとどうかという結論に、検討で話しているという、ちょっと前提条件をちょっときちっと整理しないと、話にならないんで。  はい、小枝委員。 109: ◯小枝委員 この最初の資料1-1から1-5の中の質疑というところの質疑という。 110: ◯はやお委員長 今のところは。 111: ◯小枝委員 ええ。確認というか、もう確認というよりは意見を含むことになるんですが、後づけ、委員長も言われたんですけれども、最初に、じゃあ、平成27年の長期計画どおりやったらどうなるかとか、あのときは1棟1棟で、そのまだ1棟1棟やるよという計画が生きている間に、平成27年の7月だ、庁内アンケートで平河町住宅を決めていた。つまり、長期計画にのっとらないで行政が動いていたという中での、今日は後づけの資料なんですよ。  確かに委員長の、無理無理で無理無理に出してきたということはあるんですけれども、この作業というのは、一番最初のところでどうなのかという議論をしながら、住民代表である議会とも対話しながら積み上げていって、それで、じゃあ、道が狭いね、入りづらいね、住宅附置しているのをどうしようか、というふうな話で来ていない中で、今、いや、もっとこんなにかかるんですという話なんだけれども、検証材料として出してくださったことは感謝しますが、ただ、これ、住まいは人権というところからすると、しかもこのコロナの状況にあって、手順・手続が恐らくもう何回何回も逸脱していることを積み重ねている中で、今、住民の方で裁判を起こしているというわけではないけれども、もし起こされたときに、非常に大きなウイークポイントをいっぱい行政は持っているわけなんですよ。そうなりますと、この計画というのは非常にもろくなってしまう。そうすると、当初、何だ、6か月で来ていたのが、あ、違う違う、当初はもっと短かったんだよね。平成34年で終わるはずが平成36年になったわけだから、丸2年間、24か月増えているわけでしょ。なんですよ。私の古い資料によると。  そうすると、今ここで、これだから、恐らく今日の資料というのは、これだから、ここで1棟まとめてやるしか選択肢がないんですということを、ある意味、見せしめるために出してきているんですね。我々、政務活動費もあるので、じゃあ、専門家に見せて、対案を出して、前面道路が6メートルでも、立派にちゃんと公共事業、工事ができますよという話を持ってくることだって、本当はできるんです。それをやるかやらないかというのはこれからのやり方になるわけですけれども、出してきたことについては、誠実な対応は感謝しますが、それを全部うのみにできるかというほど状況は甘くないということは、申し上げておきたいということです。 112: ◯はやお委員長 一応この検討については、当然のごとく1棟一括のときにするに、決裁にすると本来検討されているはずだと。でも、改めてここの時点でというところで、いろいろな条件も見えてきているので、つくり直していただいたと。一般論のところもあるし詳細論のところもあるしという中で、一応陳情者のほうの話からすると、受け止める内容からすれば、今この時点で計画を変えてくれということだったので、でも、もう我々議会人として、もし止めるんであれば、もう多数決で決まっている1定のところで本当は止めているんであれば、まだ話が分かるんだろうけれども、今、議決ではここまで来ている中で、それでまた陳情者の思いも踏まえて、この辺のところについて、現実主義だと4年になるのか3年になるのか2年になるのか分からないけれども、現実、普通に考えたら延びるよねと。こういう状況の中でどういうふうに考えていくのかというところに返りたいと。  それと本当に、私も1棟一括ということに関しては、いろいろと意見を言ってきた。だけども、ここは、今進んでいる中で、議決をした中で、粛々と進めていくに当たっては、あと陳情者には、こういう状況の中でどう考えていただくのかということを、誠意をもって陳情者に返したいという思いの中で、本来あり得んことを執行機関にお願いした。指示してしまったということがあるということは、ご理解いただきたい。  あと何かご意見があったら、今ここのところについては、もうこれ以上、今本当に、でも経費の面で言ったらば、もっと前のところでボタンの掛け違いという整理はあったのかもしれない。でも、今現実ここで決まっていることについて、今検討した結果、ご判断を頂くというところになっているのかなと思っているんですけど。  何かご意見はございますか。もう私が言えば、ちょっと仕切り、議事整理なんでね、これ以上あれなんですけど、この数字が出てきた中でご判断いただきたいというところで考えています。それで精いっぱいやっていきたい。  いいですか。ほかに何かありますか──あ、ごめんなさい、ごめんなさい。木村委員。 113: ◯木村委員 要するに思いつき行政なんですよ。最初は、当初、四番町の併設庁舎をやって、で、これはもう1棟やったほうがいいと。で、仮住宅を造ったら地下鉄を思いついちゃって、これをまたやると。で、全体として工事期間が遅れる。で、新たな無駄遣いになりかねないと、そういう状況だと思うんです。  せっかく参考資料でご報告いただいたんで、時間かけないんで、ちょっと。先ほど参考資料1の一番下の事業の見直しを前提とした文書の取り交わしというふうにおっしゃっていました。事業の見直しというのは、これはどういうことですか。 114: ◯加藤住宅課長 事業の見直しといったところにつきましては、メトロさんとのある程度の合意が今年の2月の段階で図られていたというところでございます。ただ、コロナの影響で、メトロのほうの経営状況等々によりまして、今ここに記載されてあるとおり、新規の計画事業、事実上凍結ということで、見直しの対象ということなので、メトロのほうの事業の見直しといったところを前提としながら、文書の取り交わしという話になってございます。ですので、メトロがこれを、じゃあ、いつやるのかといったところ、これも設計で相当時間もかかりますし、また施工についても相当時間がかかるといったところもございますので、継続して協議のほうを続けていきたいというふうに考えてございます。 115: ◯木村委員 どういう文書を取り交わすんですか。いつになるのか分かりませんけれど、文書を取り交わすんですか。 116: ◯加藤住宅課長 こちらにつきましても、メトロさんと通常こういった工事をする際に行うものが基本協定、その後、施工協定、そちらの工事が終わりましたらば、維持管理協定という三つの協定書のほうを結ぶというのが、メトロさんの話ですと、通常ですと。なので、その協定を結ぶ前提の内容について、どういう形で、どこの部分の工事をやるのかとか、どういった形で施工をするのか、また費用の負担についてといったところにつきまして、本当にここに書いているような部分につきましてのそれぞれ確認を今まで積み上げてきたことにつきまして、さらに協議を続けていきたいという形の文書の取り交わしといったところを、今現在検討しているところでございます。 117: ◯木村委員 ここでこの事業も事実上凍結されたと。この事業を見直しの対象ですというふうに言っているんですけども、この事業というのは協議でメトロの事業というふうになったんですか。 118: ◯加藤住宅課長 そちらにつきましては協議中でございます。申し訳ございませんが、それ以上はちょっと申し上げることができません。 119: ◯木村委員 これ、やらないと言っているわけではないと。ただ、なかなか難しいんだというご報告でしたけれども。やらないと言っているわけではない。だってメトロの事業って決まっていないわけでしょ。何を言っているのか分からないんですよ。だって、区の事業なのかメトロの事業なのか決まっていないのに、メトロはやらないと言っているわけではない。なかなか難しい。これはメトロがやるというふうになっていて、コロナで運賃収入が減ってできないというんだったら分かるけれども、メトロの事業だというふうになっていないのに、何で、やらないと言っているわけではないというふうな、そういうやり取りになるわけ。 120: ◯加藤住宅課長 まず、こちらの永田町の4番出口の混雑の状況といったところにつきまして、当然メトロとしても、安全性という部分でどうにかしたいというお気持ちがあるといった部分。区としても、それにつきましてどうにか解消できないかといった部分。それぞれ目的につきましては、その解消をするということで合致しているというふうに考えております。そこにつきまして、区として、メトロとして、どういう形でどういうふうにやるのかといった部分につきましては、まさしく今現在協議中でございますので、これ以上は、すみません、申し上げられません。 121: ◯木村委員 じゃあ、最後。いつ頃文書の取り交わしをする予定ですか。 122: ◯加藤住宅課長 年度内には文書の取り交わしをさせていただきたいと思っております。 123: ◯はやお委員長 ほか、いいですか。 124: ◯木村委員 陳情の…… 125: ◯はやお委員長 いいですよ。取扱い。じゃあ、どうぞ。木村委員。 126: ◯木村委員 新しい……取扱いじゃなくて。 127: ◯はやお委員長 新しいほうのね。はい。 128: ◯木村委員 新たに送付された陳情について。今のコロナの感染拡大がもう止まらないと、そういう状況です。それで、国も都も外出は自粛すると。年末年始も。そういう依頼を発信しているという状況の下です。その下で、基礎疾患を抱える高齢者の方がたくさんいらっしゃるわけだけれども、この年末年始に引っ越しをするということについては、どうお考えですか。 129: ◯加藤住宅課長 ちょっと前提条件としまして、この12月中にお引っ越しをなされた方々につきましては、8世帯いらっしゃいます。1月に入ってから3月までで、そのほかの方々がお引っ越しをされるといったところで、現在引っ越しのほうが進んでいる状況でございます。年末年始、もう今日がクリスマス、12月25日ですが、12月にはもう引っ越しはございません。1月の早い段階、13日がたしか一番1月は早いお引っ越しというふうに聞いてございます。  この感染が本当にどこまで増えるのかという部分につきまして、入居者の方々からもお引っ越しについての不安といった部分につきまして、いろいろ聞いております。引っ越しのキャンセルにつきましては、今のところ3日前までなら、引っ越し屋さんはキャンセル料を全額戻して対応してくれるというふうにも聞いてございます。ちょっとこの年末年始の中で、どのくらいコロナといったところについて、感染者がどういう状況になるのかといったところをちょっと見据えながら、対応のほうは検討のほうをさせていただきたいと思います。もちろん延長がしたいわけではありませんが、やはり皆様の身体の状況といったところも、これにつきましては度々答弁させていただいていますが、十分考慮させていただいて、検討のほうをさせていただきたいと思っております。 130: ◯木村委員 やはり年度末って結構引っ越しが多いじゃないですか。ですから、事業者の方はできるだけ早めにと、こういうふうに言われるわけですよ。そうすると、本当に1月とか、要するにコロナの感染状況がどういうふうになるのか分からない状況で、引っ越しを契約し、という方もいらっしゃるわけですね。その方にとっては非常に不安なわけですよ。これは人道上からもね、人道上からも、やはり3月31日までに絶対引っ越さなくちゃ駄目だというようなやり方でなくて、私はその辺は、不安にならないように、柔軟に対応しますからということで、私は区のほうから発信すべきじゃないかと。その辺はいかがでしょう。 131: ◯加藤住宅課長 もちろん本当に感染の状況といったところをちょっと見据えながら、発信することにつきましても検討させていただきたいと思います。 132: ◯木村委員 その全体の状況というのは、保健所と相談し、別に何人からとかという、ないわけじゃないですか。何人が広がったら、じゃあ、延期しますとかという、そういう基準はなかなか難しいと思うんですよ。それを分かる人はなかなかいないと思うんですよ、専門家でさえ。だから、ちょっとその辺は、じゃあ、どういう状況になったら柔軟に配慮していただけるのかというのは、分からないでしょ。だから、どうなんでしょう。その辺は最初から柔軟に対応するということで言っていただいていいんじゃありません。 133: ◯加藤住宅課長 そういったご意見もあろうかと思いますが、ちょっといろいろ見据えさせていただいて、検討のほうをさせていただきたいと思います。 134: ◯木村委員 何を見据える。 135: ◯はやお委員長 いいですか。  小枝委員。 136: ◯小枝委員 何を見据えるのかということなんですけど、もう昨日の段階で888ということですよね。それで、もう医師会からも、とにかくもう動くなと。GoToもやめてくれということで、もう事態は、もう明らかに、もう動きを、命優先で、医療機関がもうパンクしてしまうということで、止めてくれということなので、今の状況で判断しなくていつ判断するんですかというのが、木村さんの問いだと思うんですけど。 137: ◯加藤住宅課長 この年末年始の状況といったところも見据えさせていただいて、ちょっと年明け、判断させていただければと思います。 138: ◯小川環境まちづくり部長 ご案内のとおり、今回のお引っ越しにつきましては、3月31日を現時点では期限とさせていただいているところでございます。それで、コロナの感染状況の推移を、先ほど課長は見守ってということを申し上げたというふうに思ってございますけれども、なかなか、これから2か月、3か月先になってくるわけでございまして、そこの状況を判断するということは、正直、現時点ではなかなか困難でございます。したがいまして、今の時点でどういう状況になったらとか、いつの時点で明確な判断をするということは、なかなかこれは申し上げられないのが現状でございますので、ただ、引っ越しというのは非常に心身の負担を強いるということは我々も承知してございますので、不安があるのであれば、きちんと寄り添って相談に乗りながら、あまり例えば身体状況が芳しくないのに、無理やり引っ越しをしようということを強いるといったようなことは、こちらとしては極力避けたいなというふうには思ってございますので、もし何か不安があるということであれば、こちらのほうとしましては、ご相談に乗った上で適切に対応してまいりたいと考えております。 139: ◯はやお委員長 木村委員。 140: ◯木村委員 引っ越し作業というのは、今言われたように重労働なんですよ。それで、じゃあ、粗大ごみをどうするのか。引っ越して、いろんなものをどうやって購入するのか。要するに引っ越しに当たって、もう外出はつきものなんですよ。例えば荷物を一つにまとめる。あるいは粗大ごみを処理する。ある方はそのために親戚を呼ぶと。お願いすると。その親戚に来ていただくためにホテルまで予約すると。その方はこんなに東京がこういう状況でなかなか来れないと。そういう状況になってきているわけですよ。  だから、部長はそういうふうに簡単に不安だったらと言われるけれども、引っ越しというのは、ある日突然引っ越すだけじゃなくて、その引っ越しに至るいろんな経過を積み重ねて、引っ越しというのはできるわけですよ。その作業はまさにこのコロナ禍でいろいろしなくちゃいけないと、そういう状況なわけですね。  だったら、今そういう不安な状況だったら、行政としてはその期限も柔軟に対応するので、個別に相談してくださいとか、あるいはまたは、こういう状況の中で工事説明会をやるということがどういうプレッシャーになるのかと。大体、説明会に来させるわけ。コロナ感染しているというときに。その辺はソーシャルディスタンスを注意するというんでしょうけれども、そういうときに人に集まってもらうと。外出自粛しましょうと言っているときに。何か命や健康よりも、やっぱり行政計画を実行することを優先させるのかと思いたくなりますよ。  まず、とにかく、要するに比較的若い方は引っ越しされているようだけれども、高齢者の方はやはり皆さん不安で、ご自宅にずっといらっしゃいますよ。そういう状況の下で3月31日に明渡しと。業者からは早く引っ越せばまけてあげるからみたいなことを言われて、このコロナ禍で引っ越さざるを得ないのかと。そうすると、そのためのまたこういう作業をしなくちゃいけないと、そういうことを毎日毎日考えているわけですよ。だから、もう眠れなくなっちゃっているわけですよ。せめて、こういう状況なので、落ち着くまで、どうしても3月31日に出なくちゃ駄目だという、そういう機械的な対応はしませんからと。寄り添う区です、千代田区ですということで、なぜ今発信できないのかと。 141: ◯小川環境まちづくり部長 いろいろ不安に思っている点というのは、こちらのほうも認識をしてございますし、何度か答弁させていただいているように、きちんと寄り添った対応というのは必要だというふうに考えてございます。  現時点で申し上げられないというのは、先ほども申し上げたとおり、2か月、3か月の先の見通しがなかなか立たないからでございます。この時点で、もう明確に延期を認めるということを、こちらとしては状況が分からない中で申し上げるわけにはいきません。ただ、今ご指摘がございましたように、はい、今日引っ越しの準備をしてあした、というわけにはもちろんいきませんので、一定の準備期間が当然必要だということはご指摘のとおりかと思います。したがいまして、それらも考慮した上で、あまり近くにならないような時点で判断したいとは思いますが、あくまでもそれはコロナの今後のこの感染状況等々を見据えた上で、適切に判断をしていきたいというふうに考えてございますので、ご理解を頂きたいと思います。 142: ◯はやお委員長 かなりいい時間になってきちゃっているんで、あれなんですけど、じゃあ、ちょっと、ほかにありますかね。いいですか。ちょっといきなり、もうここに至ってはもう申入れをしっかりして、もう委員会として、議会としてはきちっとやれと言うしか、もうないのかなと思っておるんですよ。  ちょっと取扱いについて、ちょっと休憩します。                 午後6時18分休憩                 午後6時27分再開 143: ◯はやお委員長 それでは再開いたします。  ただいま、るる四番町に関する陳情につきまして、次のように委員会集約をしたいと思います。確認させていただきます。現在は新型コロナウイルス第3波と言われる状況であり、入居者の中でも、高齢者や障害者などは引っ越しに関する不安が増大している。(仮称)四番町公共施設整備について、執行機関に以下の4点を申し入れる。  1、区は今後も入居者に丁寧な対応や説明を忘れず、居住者の十分な理解を得る努力をすること。  2、新型コロナウイルスに関しては、感染状況を見据えて、区は明け渡し期限等について柔軟に対応すること。  3、東京メトロや日本テレビとの協議について、状況が進展するようなことがあれば、適宜適切かつ迅速に当委員会に報告すること。  4、パブリックスペース、プライベートスペースを踏まえた複合施設の在り方を検討、整理すること。  以上4点、執行機関に申し入れたいと思いますが、委員会集約でよろしいでしょうか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 144: ◯はやお委員長 はい。それでは、その形を取らせていただきまして、陳情、何件だったっけ。4件。4件につきましては陳情者にお返ししたいと思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、次に、送付2-4、石川区長高級マンション所有に関わる真相解明等を求める陳情の審査に入ります。  本件につきましては、これまで当委員会で100条調査権に基づく調査を精力的に行ってきました。過日11月27日の第4回区議会定例会最終日に行った本件、100条調査の最終報告をもって、陳情者にお返しすることにより、審査終了したいと思いますが、よろしいでしょうか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 145: ◯はやお委員長 はい。それでは、そのように取り扱わせていただきます。  以上、2の陳情審査を終了いたします。  休憩します。                 午後6時30分休憩                 午後6時40分再開 146: ◯はやお委員長 それでは、再開いたします。  皆様のご協力で、今回、請願そしてまた陳情のほうも整理できました。でも、この時程になりましたので、皆さんにお諮りしたいと思います。報告事項はいろいろありましたが、次に挙げる報告事項に限定させていただきたいと思います。報告事項、環境まちづくり部(2)錦華公園整備の検討状況について、政策経営部につきましては、(1)の組織整備について、(3)千代田会館8階の賃借について、(4)の令和2年特別区人事委員会による報告について、以上4件やらせていただきたいと思います。  それでは、報告、環境まちづくり部(2)錦華公園整備の検討状況について、執行機関の報告を求めます。 147: ◯笛木特命担当課長 それでは、錦華公園整備の検討状況につきまして、簡潔に報告させていただきます。  1、これまでの検討状況ですが、11月22日の企画総務委員会に報告しましたが、ご覧のとおりでございます。  その後の検討状況ですが、第2回オープンハウスを11月27日、28日の2日間行いました。第3回意見交換会の意見を踏まえたD案を提示し、来園者の意見を収集しました。オープンハウスの様子はご覧のとおりです。D案の特徴といたしましては、公園の中央にシンボルとして円形の天然芝、その周りに広い砂場、その周囲に人工芝を配置し、遊具は北側と南側に分けて配置しております。  次に裏面をご覧ください。第4回意見交換会を12月16日、神保町出張所にて行い、20名の参加を頂きました。内容としましては、オープンハウス及びその他当委員会の意見や学校関係者の意見等を踏まえたD案、D´案とE案を提示し、意見交換を行いました。D´案は、D案に見通しの確保のためトイレの位置を少し変更したものです。E案につきましては、子どもの見守りがしやすいように遊具を北側にまとめ、その周りにベンチを配置しました。また南側に多目的なゴム系舗装のミニグラウンドを整備、配置しております。D案とE案の共通事項としましては、遊具の数と種類は同じで、東側斜面地、樹木だとか池だとかじゃぶじゃぶ池等も同じです。またトイレも同じで、周囲のベンチなども同じです。  主な意見としまして、D´案につきましては、砂場が大きすぎる。砂場の周りに柵を設置しないと、猫等が入り、不衛生であると。また、砂場の砂で人工芝が汚れるのではないかと。南側に大きな遊具を置くと広場が小さくなる。また天然芝と人工芝は少しでもあったほうが良いのではないかといった意見がありました。また、E案につきましては、遊具は一つにまとめるのは良い。中央のベンチは空間を遮るので良くない。南側はトラックではなく普通の広場で良い。広場は水はけの良い舗装をといった意見がありました。最後に、座長のまとめとしまして、1)子どもの目線で安全性・防犯性の確保を。2)公園全体を広く大きく使える工夫が必要。3)北側は日当たりが良く公園で一番よい場所である。ここを誰のためにどう使うかが重要ではないかといったまとめをしていただきました。
     3、スケジュールですが、第5回意見交換会を令和3年2月16日に予定しております。これまでの意見を踏まえた修正案を提示しまして、ご意見を頂き、そろそろ基本設計としてまとめていきたいと考えております。また、整備工事につきましては令和3年度後半から令和4年度を予定しております。  最後に、参考資料としまして、第4回意見交換会で配布したパワーポイントの資料を添付しておりますので、後ほどご覧いただきたく存じます。  報告は以上です。 148: ◯はやお委員長 はい。ありがとうございます。  それでは、ただいまの報告につきまして、質問を受けます。いいですか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 149: ◯はやお委員長 はい。それでは、続きまして、政策経営部のほうに入ります。政策経営部報告事項(1)12月21日付の組織整備について、執行機関の報告を求めます。 150: ◯亀割企画課長 政策経営部資料2に基づきまして、今年度の組織整備につきまして、ご報告申し上げます。  1の整備理由でございますが、新型コロナウイルスワクチンが日本において実用化された際に、早期に接種を開始できるようにするという必要性があることから、その業務の円滑な執行のために部内の執行体制の確保を行ったものです。  2の整備内容でございますが、2枚目の別紙をご覧いただきまして、組織の新旧対照表となっております。上から2枠目の保健福祉部、右側一番下に健康推進課の下に新型コロナウイルス予防接種担当課長、こちらを12月21日付で設置をいたしました。ワクチンの予防接種に関しましては、国の指示の下、都道府県の協力により、区市町村において予防接種を実施するものとなっております。区市町村の役割としましては、接種のための医療機関等との委託契約、住民への接種勧奨、予診票・接種票等の個別通知、それから集団接種のための場所の確保、それからワクチンの保存管理等が主な業務となります。早期に準備に取りかかるという観点から組織を整備したものでございます。  ご報告は以上になります。 151: ◯はやお委員長 はい。ありがとうございます。  それでは、ただいまの報告につきまして、質疑、質問を受けます。ございますか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 152: ◯はやお委員長 はい。それでは、終了いたします。  続きまして、政策経営部(3)千代田会館8階の賃借について、執行機関の報告を求めます。 153: ◯大森施設経営課長 それでは、千代田会館8階の賃借について、政策経営部資料4に基づきご報告させていただきます。  1の経緯・確認事項の4段目ですね。令和2年11月13日と書かれているところです。これ、先月の当委員会でご報告させていただいて以降、その後、庁内での検討を進めてまいりました。2段下の12月21日には、土地建物価格審査会で、借り受ける適正価格を不動産鑑定士の委員の方々にご審査いただき、賃借料の上限額について確認しております。その後、用地問題検討会や首脳会議などで確認をしながら、鋭意、借受けに向けて進めております。  2の、改めまして目的でございますが、大きくは議会からも様々にご指摘いただいている保健所機能の拡充でございます。新型コロナウイルス対策など新たな行政課題に対する業務が増える中、機能の一部を移転することで、逼迫した保健所執務スペースを改善したいというものでございます。  二つ目は、本庁舎執務環境の改善です。直接的な区民サービスを提供する窓口が多い。2階がとりわけ混雑しており、少しでも改善できればと考えております。そのほかに様々な緊急対応で会議室を利用しているため、会議室不足への対応としても活用してまいります。  裏面にお移りいただきまして、3、移転部署についてでございますが、別紙のゾーニング図を併せてご覧いただきたいと思います。現在、区役所本庁舎3階に置かれております民泊、受動喫煙対策担当を含む保健所の生活衛生課、そしてとりわけ混雑している本庁舎2階から、新型コロナの影響による中小企業支援業務などが急増している商工観光課が移る予定です。ピンク色で示させていただいております。それと、黄色で示しております、不足ぎみの会議室やウェブ会議用のブースなどを配置する予定でございます。  お戻りいただきまして、5、賃貸借料でございますが、先ほどご説明した土地建物価格審査会を踏まえて、用地問題検討会で確認した金額を上限に契約をしてまいります。おおむね月額520万円程度で合意できる──千代田会館とはですね、合意できる見込みでございます。  契約期間は来年2月から令和9年3月までの6年2か月で、契約形態は定期建物賃貸借、いわゆる定期借家となります。  スケジュールでございますが、来年1月末に契約締結、2月から造作・電源工事、LAN配線などの作業を行って、3月下旬には移転をする予定でございます。今年度中の新借料、工事費等については、予備費で対応させていただきたいと考えております。  ご報告は以上です。よろしくお願いいたします。 154: ◯はやお委員長 はい。ありがとうございました。  ただいまの報告につきまして、質疑、質問を受けます。 155: ◯岩田委員 すみません。細かいことで申し訳ないです。この契約期間なんですけど、6年間なんですけど、これは2年間の3回とか3年が2回とか、そういうものなんでしょうか。それとも一度になんでしょうか。 156: ◯大森施設経営課長 2年を3回ではなくて、定期借家なんで、6年2か月、一気にです。 157: ◯はやお委員長 はい。  ほかにございますか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 158: ◯はやお委員長 はい。それでは、千代田会館8階の賃借についての報告を終了いたします。  続きまして、政策経営部(4)令和2年特別区人事委員会による報告について、執行機関の報告を求めます。 159: ◯緒方人事課長 特別区人事委員会による報告について、政策経営部資料5に基づきましてご説明申し上げます。  特別区人事委員会は、12月3日、各特別区の議会及び区長に対し、本年における職員の月例給の改定はなしという報告を行いました。これは、勧告の基礎となる民間給与の実態調査によると、職員の給与が民間従業員給与を157円上回っているが、格差は僅少であり、給料表や諸手当の適切な改定を行うことは困難であるということから決定されたものでございます。  なお、議員の皆様におかれましては、特別区人事委員会発行の職員の給与等に関する報告という冊子をポスト対応させていただいております。  ご報告は以上です。 160: ◯はやお委員長 はい。ありがとうございました。  それでは、委員からの質疑、質問を受けます。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 161: ◯はやお委員長 はい。それでは、以上をもちまして報告を全て終了いたします。  次に、2のその他に入ります。委員から何かございますでしょうか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 162: ◯はやお委員長 はい。続きまして、執行機関から何かありますか。(発言する者あり)  なし。はい。  以上で企画総務委員会を閉会いたします。1年間どうもありがとうございました。よいお年を。                 午後6時53分閉会 発言が指定されていません。 Copyright © Chiyoda City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...