で、千代田区の納付金は、都全体の応能分の2,399億円かな。ごめんなさい。これに対して都全体に占める千代田区の所得割合を掛けて、それから応益分のほうは、被保険者の人数の割合を掛けて、さらに医療費指数というものがありまして、これを標準を1としたときに千代田区は幾つかということで、千代田区は1より若干高いんですけども、それを掛けると20億2,673万円という数字が出てまいります。ちなみに、昨年、ちょうど1年前に令和2年度の仮係数の報告をさせていただいておりますが、このときの千代田区の納付金は20億177万円でした。
次に、右側に移っていただきます。標準保険料算定枠のほうに行っていただきたいと思います。今出しました20億2,673万円に千代田区での保険事業というふうにされています保険事業とか人間ドックの補助などの事業費を加えて、さらにこの加えたものから引くもののがあります。保険者努力支援制度等と書いてあるんですが、各保険者が医療費の適正化に取り組んだと、その結果を国が評価して、インセンティブとしての分配金が出されてきますので、これを差し引いたものが、それが保険者努力支援制度等で差し引かれるものになります。
さらに、この出したものを今度標準的な収納率というもので割り返しまして、賦課すべき保険料必要総額というのが出てきます。
これを千代田区で、今度は応能分と応益分に分けるんですけども、千代田区の所得水準を反映すると、医療費と支援金分というのが69対31、介護費のほうが67対33ということで、東京都が振り分けています。それで、標準保険料率を算定していると、そういうことになります。一番右側の、黄色で囲ってある部分が標準保険料率です。
この参考資料をちょっとここでおしまいにして、元に戻っていただきまして、資料1のほうを見ていただきたいと思います。参考資料の黄色のところにあった金額がこの保健福祉部資料1の表の中の令和3年度標準保険料率になります。医療分と後期高齢者支援金分と介護納付金分、下、その次に「計」と書いてあります。計でいうと、均等が6万7,860円、所得割の率が11.08%、上限額が99万円というふうになってございます。
ご参考までに過去2年間のものもここの表のほうに入れてございます。31年度、令和2年度、ともに本算定──今、これ、仮算定ですが、本算定の時点までで、今、表の中にある均等割、所得割、上限額となっている上限額に仮算定と本算定では差がありました。上限額が過去2年間は引き上げられたので、今、令和2年、96万円となっていますけども、実際、本算定のときは、令和2年度は99万円に引き上げられたという事実があります。令和3年度も、今、仮算定の段階で99万円が引き上げられるかというと、これはもう引き上げないということが国のほうからはっきり明言されておりますので、今年度については、この上限額は今後も変わらないということでございます。
次に、3番の資料1の3、今後のスケジュールでございます。年が明けました令和3年の1月上旬になると、東京都のほうから今度は納付金額の確定係数に基づいた標準保険料率が通知されることになってございます。千代田区においては、この今回示されました仮係数に基づく標準保険料率を参考にして、千代田区の保険財政の状況、区民の負担感等々、様々な状況を勘案し、千代田区は独自に保険料率の算定をする作業に入ってございます。算定した結果は、算定をした結果の保険料率は、令和3年の2月上旬に開催を予定してございます千代田区の国民健康保険運営協議会に諮問いたします。答申を頂いた後、議会のほうに条例案として付議をし、ご審議をしていただく予定でございます。
説明は以上でございます。
6:
◯内田委員長 説明が終わりました。委員からの質疑を受けます。
7:
◯大串委員 計算の方法はよく分からないんですけれども、最後に部長が述べられた、都が示した保険料率がある。それを基に、参考にしながら、千代田区は独自に決めていきますよということなんですけれども、その際に、区民の被保険者の負担感をできるだけ軽減していって、今後検討してまいりますと述べられたんですけれども、その点をもう少し詳しく、何ていうんですか、説明してくれると、どういう方向で検討しますというのをお願いしたいと思います。
8:
◯歌川保険年金課長 区民の負担感をというのは、端的に言うと、今、この示された金額は、保険料で決められたとおりに賄うということになっているんですが、ご案内のとおり、一般会計からの法定外繰入と言われているものがございます。これをどういうふうに使うかというのが、一つ、工夫の中で、全体を下げる一つの要素になります。
それと、均等割と所得割の割合を変えることによって、所得階層によっては、端的に言うと、均等割が上がったとき、均等割というのは所得が多くても少なくても負担する部分なので、ここが上がると負担感が大きく感じられる方が多くなるというのが一般的に考えられるところなので、所得割と均等割の負荷割合というんですけれども、このあたりを千代田区としても少し変えるというようなことを、実態、区の被保険者の方の実態を見ながら計算をしていく、幾つかシミュレーションしてみたいというふうに考えているところでございます。
9:
◯大串委員 ぜひお願いしたいと思います。
それで、この国保の制度が変わって3年が経過するわけですけれども、3年間とも、千代田区としては、今まで独自の保険料率を定めて、ほぼ保険料率が上がらないような措置というかな、その対策を取ってきた。大いに評価しているところなんですけれども、ぜひ、この令和3年度の保険料についても、ぜひそういう、今述べられましたけれども、そういう方向でしっかりと検討してもらいたいと思います。
一つお伺いしたいのは、かかっている医療費の伸びなんですけども、千代田区においてはどのくらいなんでしょうか。
10:
◯歌川保険年金課長 今回の医療費の伸びという意味で言うと、この、国が算定したり保険料を算定するときの医療費というのは、現在の医療費よりも2年前の医療費の流れになっているんですね。まず、そこがあります。それから、千代田区の医療費の都内における水準という意味でいいますと、平均よりも、ほんの少し、今高い。去年はほんの少し低いという状況でした。
具体的な昨年の国保の給付費でどうなっているかというところを、今、すみません、すぐに即答できないので、次回またお話しさせていただきたいと思いますけども、医療費の伸びという意味でいうと、極端な伸びは示していませんけれども、やはり1件で非常に高額になる医療費の方が、病気によってはあるということで、それはそれで、区として医療費、そういう方たちを早めにケアをするというか治療していただくことで、医療費の大きな伸びにならないようにというような工夫も、これはデータヘルス計画というのを立てて、取り組んでいるところでございます。
11:
◯大串委員 基となる計算のベースとなる医療費が、もう本当に高齢化によって、もう増えてしまって、どうしてももう、それが国保の保険料に跳ね返るんだというならあれですけれども、今お話を聞くと、そう、まあそんなに変わらずぐらいというか、2年間のタイムラグはあるにせよということなんで、ぜひ保険料についても、先ほど述べられたような形で、区民の、被保険者の負担感があまり感じられないようなあれで努力してもらいたいと思います。どうですか、課長。
12:
◯歌川保険年金課長 できる限り、そのような対応をいたします。
ちょっと付け加えというか、追加させていただきたいんですけど、先ほどご説明したとおり、国保の被保険者の医療費の伸びはもちろんなんですけども、近年顕著になっているのが、後期高齢者への支援金、いわゆる後期高齢者医療に対する仕送りの部分が非常に伸びているということと、それから介護保険の納付金分ですね。介護保険の保険財政そのものが利用が広がっていることによる納付金が伸びている部分と、この部分があって、非常に、そういう意味で言うと分かりにくくなっているところはあるんですが、これは千代田区の国保に限らず、一般的な医療保険者が皆、ちょっと財政的に厳しくなっている理由が、医療費の伸び以上に後期高齢者への支援金と介護納付金の伸びというのがあるということは付け加えさせていただきます。
その上で、今、大串委員のほうからございました、千代田区の国保として、できる限りの努力はさせていただきたいと思ってございます。
13:
◯内田委員長 飯島委員。
14:
◯飯島委員 今、できるだけ努力ということは、本当に大いに期待したいと思います。
ただ、千代田区の納付金の額が結局2,500万ぐらい今年度より上がっていると。これをどのように負担をしていくかということになっていくと思うんですが、法定外繰入、これは、年々減らしていくようにという、そういう広域連合からの指示というか意向もあると思うんですね。そこのところで、法定外繰入の金額というのを、今年度に比べて、どのぐらいこう、増やしていかなきゃいけないものか、増やしていかなかったら何かペナルティーがあるのか、そこを伺いたいと思います。
15:
◯歌川保険年金課長 法定外繰入に関しては、計画的に減らしていくようにということで、6年間猶予が与えられていまして、6年間で徐々に減らしていく計画を立てています。
その間、法定外繰入をやめたことによってというか、今回、制度が変わったことによる激変緩和措置というのが取られていまして、千代田区の算定に当たっては、その激変緩和の措置としての国庫金が入っている状況なんですね。いずれは法定外繰入をやめなさいと。ペナルティーという意味で、具体的にどうなるのかというのをちょっと、今、私ははっきり申し上げられないというか、明確につかんでいないんですけども、基本的には法定外繰入をやめるために制度を改正したという状況になっているというところでございます。
昨年に比べて、計画どおりに法定外繰入を減らしていくと、今、指摘がございましたように、かなりガクンと保険料が上がる可能性もあるという見通しがありますので、そのあたりも勘案して、先ほど申しました様々なシミュレーションを今後させていただく中で、工夫をしていきたいというふうには思っておりますし、大串委員にもお答えしましたように、急激な区民の負担というふうにならないような努力をしたいという意向を持ちながら、シミュレーションをしているというのが現状でございます。
16:
◯飯島委員 そうすると、現在、今、区の対応の姿勢としては、統一保険料ではなくて個別の保険料でやっていくと。その中でも負担が、とりわけ所得の低い方に負担が大きく行かないような、そこの工夫をしていく。そのためにも法定外繰入は今年度と同等ぐらいに入れていきたいと。そこら辺は確認してもよろしいことでしょうか。
17:
◯歌川保険年金課長 すみません。今の段階で確認してもよろしいでしょうかと言われて、「はい」とは申し上げられないんですが、様々に工夫はしていきたいというふうには思っております。
18:
◯内田委員長 よろしいですか。
飯島委員。
19:
◯飯島委員 そうすると、先ほどの納付金というのは、この金額というのは、広域連合に納付する、(
発言する者あり)えっ、東京都の、ああ。で、これは、この金額というのは、変わりないわけですよね。仮係数、本係数、本当は実際のあれになっても、この金額については動かないと、そこだけはあるわけですよね。
20:
◯歌川保険年金課長 仮係数と確定係数によっての納付金の額の違いというのは、若干出ております。例えば、昨年度、令和2年度に仮係数の時点では20億177万円でしたものが、確定では19億9,544万円になっていますので、確定の段階では若干動くということはありますが、何億円も動くというふうな大きな違いは出ていないということでございます。
21:
◯内田委員長 はい。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
22:
◯内田委員長 はい。それでは、(1)都が示した仮係数による令和3年度国保標準保険料率について質疑を終了いたします。
次に、(2)新型コロナウイルス感染症対策に関する取組みについて、理事者からの説明を求めます。
23:
◯山崎地域保健課長 新型コロナウイルス感染症対策に関する取組みについてでございますが、資料のほうは保健福祉部資料2という形で出させていただいております。こちらは、毎回お出しさせていただいておりますものの更新したものでございます。
皆さんもご存じのとおり、全国的にも東京都も感染者数が非常に多くなってございます。それに伴いまして、千代田区の感染者数も、11月に入ってから、今までに比べて非常に高くなっているというところがこのグラフから見てとれるかと思います。あと、詳細につきましては、お時間があるときに見ていただければと思います。
今日は、このほかに2点ほど、資料はございませんがご報告をさせていただきたいと思います。
まず一つ目は、新型コロナウイルス感染症に係るワクチンについてでございます。国のほうでは、ワクチンの薬事承認がされた際には、もう速やかに接種が各自治体でできるよう、新型コロナウイルスワクチンの接種体制を確保するようにということで、通知も出ております。それを受けまして、千代田区においても、この会の冒頭で保健福祉部長から報告ありましたとおり、保健所内で新型コロナウイルス予防接種担当課長を設置して、その体制づくりに今まさに進んでいるところでございます。
もう一点目に関しましては、年末年始の休日応急診療のことについてでございます。12月20日号の広報千代田、こちらの2面のほうにも案内をさせていただいております。12月29日から1月3日までの6日間、通常の休日応急診療、千代田保健所内にございますが、こちらはもちろん、その6日間開いてございます、開設しております。それ以外に、例年も、例年どおりではございますが、区内のクリニック、こちらのほう1日2診療所を毎日、6日間ですので延べで12診療所、こちらのほうも1日2か所ずつ開いてございます。
それで、年末年始においても、発熱患者等に対して、医師の判断によるところではあるんですけど、迅速検査またはPCR検査等を、新型コロナウイルスに対して、受けられるような体制を区内の協力病院等と連携して備えているところでございます。
ご報告は以上でございます。
あ、すみません。一番重要なことなんですけど、これ、今までもそうなんですけど、ご利用される場合、休日応急診療等々、診療所も含めて、行かれる前には必ずお電話をして、事前予約の上診療所のほうに行っていただければと思います。(
発言する者あり)
ご報告は以上でございます。
24:
◯内田委員長 はい。今の件についてご質問ございますか。
25:
◯飯島委員 発熱がやっぱりこの長期の休みのとき、発熱があったらどうしようという区民の方の不安が本当に大きいと思うんですね。
それで、ここで大体網羅されると思うんですけども、ただ、夜間というのがまたあると思うんですね。夜間については、東京都の発熱相談センター、ここに電話をすれば応じてもらえる、相談ができるということでよろしいんでしょうか。いや、ここの広報に出ていなかったもんですからね、発熱センターの電話番号とか。書いてありますか、ここの年末年始というところで、(
発言する者あり)ここのところ。(
発言する者あり)あ、そっち。いや、ここの年末年始の休日応急診療のところを見るわけですよね、具合が悪いときというのは。ここのところに夜間対応という、24時間対応、それをやっていますという東京都の電話番号がここにあると、すごくよかったなというふうに思うんですね。そこがちょっと。で、そこは、直接区民の方がご自分で電話をして対応されるということでよろしいんですね。
26:
◯山崎地域保健課長 そうですね。今お話のあった、まず、発熱相談センター。これ、東京都の窓口になりますけど、こちら、すみません、コロナに関して1面にまず載せております。1面のところに新型コロナウイルス感染症の相談窓口
一覧が出ておりまして、休日応急診療は、コロナに限らず、通常どおりおなかが痛いとかそういうのも含めて、歯科もありますし、そういった方たちのためのものというふうに思っていただいて、それでまず一番目立つ1面のところに載せさせていただいております。
ですので、基本的には、区民の方も休日応急診療も発熱相談センターも直接お電話をしていただいてという形でとなっております。
27:
◯飯島委員 この年末年始のこと以外のことなんですけれども、今、ホームページにも、対策本部のホームページに載っているんですけれども、そこの中でも第15報まで行っていますね。あ、もっと行っているかな。先週で15報だったんですが。
この中で、区立学校が結構ぽんぽんと出て、陽性の方が出ているという報告があります。これは、同じ学校なのか、それとも3校、それぞれ別個なのかということと、高齢者施設で1件、3名の方が出てしまったということ。この方々の経路というのは、とりわけ高齢者施設については、千代田区としても夏からいろいろ対応して検査もしていた。でもまあ出たわけですけれども、この高齢者施設、とりわけね、経路というのについては、きちっと把握はされているんでしょうか。それと、学校がそれぞれ違うのかどうか。
28: ◯松本健康推進課長 学校のほうですけども、個別のお名前はちょっと言えないんですけども、まあ別々の学校でということで。はい。
以上です。
29: ◯土谷高齢介護課長 本日、その他、口頭でご報告申し上げる予定でしたが、今、飯島委員のほうからお話がありました件、一番町特別養護老人ホームにおきまして、入所者2名の方、職員2名の方、新型コロナウイルス感染症に感染したことが判明いたしました。現在、入所者全員の方、職員、PCR検査を実施したところでございます。また、現場の調査につきましては、保健所のほうとの調査も今進めているところでございます。
また改めて区内の高齢者施設については、高齢介護課長から、一層の、職員の方を含めた感染症予防対策について、注意喚起をしているところでございます。
以上、申し訳ございません。先にご説明申し上げました。
以上です。
30:
◯飯島委員 そうすると、ここには利用者1名と書いてある──15報はね、書いてあるんですけれども、その後ということなんですかね。
31: ◯土谷高齢介護課長 今申し上げました入所の方2名、職員2名は、今朝の段階の最新でございます。
32:
◯飯島委員 そうすると、今、一番町も面会はしていないわけですよね。そうすると、(
発言する者あり)いや、その経路ということで確認したいんですね。職員の方が、感染した職員の方が利用者さんにという、感染をさせてしまったということなのか、そこら辺の経路について伺いたいと思います。
33: ◯松本健康推進課長 現在のところ、推定ではございますが、恐らく、最初、職員の方が感染して、それから利用者さんにうつしていったというふうに考えております。
以上です。
34:
◯飯島委員 その経路の確認というのがやっぱりすごく今、重要視されていて、特養ホームの職員の方は、一応1回、もう2回検査されたところもあると思うんですけれども、毎日出入りしている例えば食材を運ぶ方だとか、ほかの出入りする方というのもあるわけで、そこからいつ感染されるか分からないという状況、あるわけじゃないですか。それがまた利用者さんにということで、クラスターということになりかねないということがあるので、やはりその経路の確認ということ。で、濃厚接触というのは、マスクしていれば濃厚接触の範囲ではないというふうに言われるんですが、やはりそこのところは、なるべく多くの方の検査というのは、市中感染を防ぐためにも必要だとは思うんですね。
そこら辺のところは、経路の確認というのは、きちっとできる体制になっているのかどうかと、そこのところも非常に不安を持っていますので、ちょっと伺っているわけなんですね。
35:
◯内田委員長 暫時休憩します。
午前11時06分休憩
午前11時10分再開
36:
◯内田委員長 委員会を再開いたします。
答弁を求めます。
担当課長。
37: ◯松本健康推進課長 調査等は、できるだけ迅速に、情報が入り次第、保健所の医師と保健師含めて2名体制で行くようにしております。
以上です。
38: ◯土谷高齢介護課長 今──失礼しました。高齢者施設におきましては、2度目のPCR検査を職員に対して、この土曜日、日曜日、ローテーション勤務がありますから、2日をかけて、もう一度PCR検査を実施いたします。
以上です。
39:
◯内田委員長 飯島委員。
40:
◯飯島委員 そこもやっぱり本部報なんですけれども、濃厚接触について、本当に定義というのがやっぱり各自治体まちまちというふうに聞いているんですね。再三保健所長からは、マスクをやっていれば平気ですみたいなことで言われてはいるんですが、保育園の場合にはなかなかマスクというわけにもいかないから、かなり濃厚接触の範囲を広げてやられたと思うんですけれども、その、濃厚接触じゃないかと自分が不安を持った場合というのが、そこが公費で検査をやってもらえる自治体もあると聞いているんですね。千代田区の場合には、濃厚接触だと自分が不安を持った場合でも、それは検査の対象じゃないということなんですけれども、そこのところは動かすことができないのかということと、陽性の方が出た場合に、保健所の指導で、全体を濃厚接触として検査をするとか消毒をするというのは、保健所の指導でやるわけですよね。そこの基準というのはどうなっているんでしょうか。
41: ◯松本健康推進課長 まず、不安になった方の検査ということなんですけども、この点は、やみくもに検査をしてしまいますと、あまり接触していない方に検査をしてしまいますと、今度、陽性になっても、疑陽性という問題が出てくるんですね。本当は感染していないのに陽性が出たりとかしてしまうんです。ですから、不安になった方であるというだけで、皆さんに検査をするというのはデメリットもあるわけなので、そこは慎重に選んで検査をしている状況です。
もう一つは、何でしたっけね……。それとあとは、今回広めに、今回やっているわけなんですけども、どういったときにやって、検査をしているかということなんですが、それはクラスターになるおそれがある場合ですね。もうちょっと詳しく言いますと、様々な施設で患者さんが出たりするわけなんですけども、そこで、感染、先ほど飯島委員から感染経路のお話が出たと思うんですけども、我々が想定し得ないような感染経路があるかもしれないというふうに想像できる場合、特に広めに取って検査をしたりします。要するに感染経路がはっきりしていますと、その感染経路に沿って接触している方を拾ったらいいわけなんですけども、なかなかですね、例えば今回高齢者施設だったんですけども、例えば保育園だとか、小学校とかの場合というのは、患者同士の接触というのがいっぱいあるわけなんですよね。で──あ、患者同士じゃない……
42:
◯内田委員長 暫時休憩します。
午前11時14分休憩
午前11時19分再開
43:
◯内田委員長 委員会を再開いたします。
担当課長。
44: ◯松本健康推進課長 区がですね、保健所が濃厚接触者というふうに判断した方に対しては、当然検査しております。また、それ以外でも、患者と接触した方で濃厚接触者以外の方でも、やはり患者と接触した方で必要であると認めた方には検査をしている状況です。
以上です。
45:
◯内田委員長 よろしいですか。
飯島委員。
46:
◯飯島委員 やっぱり、ホームページに健康推進課長からのコメントというのが載っています。どういうことを注意してほしいということが幾つか載っているわけなんですが、その中で、食事中も可能な限りマスクを完全に外さないようにしましょうと書いてあるんですね。これって、具体的にどんなふうにするのかなと、ちょっと疑問に思ったんですね。どんな方法、どんなやり方があるんですか、ここで言われているやり方。
47: ◯松本健康推進課長 ちょっと説明が、ちょっと下手な説明でした。すみません。
基本的には、お食事を召し上がるときには静かに食べていただいて、食べ終わって会話をするときには、マスクをして会話をするということを念頭に置いております。
以上です。
48:
◯飯島委員 なるほど、そういうことですか。そうしたら、「食事中は会話をしないことはもちろんですが」と書いてありますけれども、会話をするときにはちゃんとマスクをしましょうということなんですね。そういうことですね。
49: ◯松本健康推進課長 おっしゃるとおりでございます。
以上です。
50:
◯内田委員長 はい。
ほかにございますか。
51:
◯大串委員 休日診療の年末年始なんですけれども、私のところにも相談がありましたけれども、どこで診療を受けられるのかという相談があったんですけれども、その方は高齢者の方で、一般紙も取っていないということで、なかなか区報も読んでいなかったということなんですよね。ですから、もしできれば、区の掲示板とかというところに貼っておいていただけると、皆様安心できるんじゃないかと思うのですが、どうでしょうか。
52:
◯内田委員長 うん、なるほど。いいんじゃないですか。
担当課長。
53:
◯山崎地域保健課長 分かりました。そうですね。例えば出張所の窓口とかに掲示したり、こちらの総窓のところに掲示したりとか、(
発言する者あり)掲示板のところですね。
54:
◯大串委員 区の掲示板ね。
55:
◯山崎地域保健課長 区の掲示板ですね。
56:
◯大串委員 広報何ていうの。
57:
◯山崎地域保健課長 うーん、分かりました。ちょっとどのような形でできるか、ちょっと検討させていただきたいと思います。ホームページにはもちろん載せてはいるんですけど、そうじゃなくて紙ベースでということですよね。
58:
◯大串委員 そうです。
59:
◯山崎地域保健課長 分かりました。連絡先と、ええ、なるべく広報できるような形にしたいと思います。
60:
◯内田委員長 はい。それは本当にいい提案だと思いますので、もう、急ぎ、やって、検討してください。お願いします。
ほかにございますか。
ちょっとここで暫時休憩します。
午前11時24分休憩
午前11時27分再開
61:
◯内田委員長 じゃあ、委員会を再開いたします。
(2)、ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
62:
◯内田委員長 はい。それでは、(2)新型コロナウイルス感染症対策に関する取組みについて質疑を終了いたします。
以上で、日程1、報告事項を終わります。
次に、日程2、その他に入ります。
初めに、前回の常任委員会終了後、ザ番町ハウスの現地調査を行いました。お一人ずつ、簡単で結構ですので感想を伺いたいと思います。
順番に、じゃあ、長谷川委員からお願いいたします。
63: ◯長谷川委員 見学させていただきまして、ありがとうございました。とてもすばらしい施設で、各階それぞれ工夫されているなという印象がありました。特に、キッチンのところですとか、ご飯をそこで炊いて、やっぱりご飯の香りが皆さんに伝わるというか、感じてもらうというような、そういう工夫とか。あと浴室ですね。今まで見学したことがあるところについては、やっぱりカプセル式の全体で洗うのと、あとはリフト型で、こう、何でしょう、ブランコじゃないですけど、上からつり下げてというようなのは見たことあるんですけれども、椅子に座ってスライドしてというのは、すごくいい機械だなという印象を持ちました。
ご高齢の方々が使いやすく、ずっと利用していく上で、皆様と地域の方々と関わりを持ちながら、楽しくというか使いやすいところで住んでいただければいいなと思いました。
以上です。ありがとうございました。
64:
◯内田委員長 ありがとうございます。
飯島委員。
65:
◯飯島委員 なかなか明るい建物で、設計も結構きめ細かく配慮されているなというのを感じました。とりわけ私はベランダがぐるりと回れるという、そこのところもなかなかいいなというふうに思いました。
ただ、ちょっと心配だったのは、1ユニットの人数が理想的には7人ぐらいだと。で、まあ10人まではいいだろうというようなことを東京都のほうでも言っていると。そこを超えて12名というところが、千代田区の土地も大変というそういう中で、より多くの方に利用してもらうという点では、やむを得ないのかなというか、そこで12名というユニットの大きさ、1ユニットの大きさの中で、利用者の方ときちんと交流できるような職員の力量というのが要求されていくのかなというふうに思いました。
それと、キッチンで温めるとかご飯を炊くというのは、本当にいいなと思ったんですけれども、じゃあ、本当の基本になる食事のほうが厨房がちょっと見られなかったんでね、それが持ち込みというか、センター方式みたいなそういうふうになってしまっては、ちょっと困るなと。あそこの中で副食から何からちゃんと作れるような厨房というのがきちんと確立しているのかなと、そこのところ、ちょっと心配がありました。
以上です。
66:
◯内田委員長 ありがとうございます。
大串委員。
67:
◯大串委員 名前のとおり、何ていうんですか、もう高級マンションというイメージで、大変立派な、これが施設なのかなというぐらい立派だったんですけれども、私、一つ残念だったのは、全てが個室ですので、どうしても生保を受けている人は入ることができないと。だから、生保を受けている人は多床室じゃないと駄目というのを後ほど知りまして、僕、いや、すごい立派だったから今度入るといいじゃないですかと言ったけれども、実は生保を受けている方は、もう対象ではないということなんで、今後生保でどうしても施設でなくちゃいけないという人がいますので、そういった方々をどうするのかというのは、課題としては残ったんじゃないかと思っています。
以上です。
68:
◯内田委員長 ありがとうございます。
山田委員。
69: ◯山田委員 私も拝見させてもらって、大変すばらしい施設だなと思いました。というのは、私の母も、大田区ですけど特養にずっと入っていまして、その施設を見たときも大変すばらしい施設だなと思っていたんですが、今回、番町のほうへ行かせてもらって、まず思ったのは、トイレ。トイレが2方向で開くような形になっていました。あれは本当に、介護する方も非常に動きやすくていいんじゃないかなというふうに感じました。それで、皆さんが集まるあそこのフロアも何か落ち着いていて、広くて、すばらしいなというふうに感じました。何しろ、全ての、お風呂にしてもどこにしても、すばらしいなという感想しかなかったです。ありがとうございます。
70:
◯内田委員長 ありがとうございます。
嶋崎委員。
71: ◯嶋崎委員 皆さんが視察をされて感じたところは同じだと思うんですが、実は私の父もあのグループに以前お世話になって……
72:
◯内田委員長 ああ。
73: ◯嶋崎委員 非常にそこも、明るい、それから広い、それから非常に丁寧にご配慮を頂いているというところで、この間も施設長自ら我々の視察にお付き合いを頂いて、きちっとご説明いただいて、本当に、あの施設、グループ自体が私は評価をしておりますし、よくぞ千代田に来ていただいたなというふうに思っております。
それと、近隣対策も建設当時から非常によく、親しくやっていただいているみたいで、たまたま隣のお家が私の同級生で、いろいろと聞きましたら、いや、本当に丁寧なんだよと。何か仲間がまたこのまちに来てくれたというような、そんなことも言っていましたので、今後の中で、やはり地域との関わり合いというのは、ああいう施設は非常に大事で、あまり孤立した形で、そちらはそちら、こっちはこっちというんじゃなくて、一体となって地域が支えるという中では、施設にとっても地域にとっても非常にいい形のスタートができるんだろうというふうに思っていますし、大いに期待しているところでございます。ご苦労さまでした。
74:
◯内田委員長 はい。ありがとうございます。
小林(や)委員。
75: ◯
小林やすお委員 あの施設は、国の介護離職対策の一環として、国の国有地を潰して、千代田区がそれを活用というかな、して、できた施設で、なかなかすばらしい施設だと思っております。
ただ、これは私の個人的な感想ですけれど、全てが個室という部分があって、何となく狭苦しいイメージがあって。まあ、天井の高さも普通なんでしょうけれど、何となく低いように思いました。というのは、いきいきプラザ一番町とちょっと比較している部分があるのかなというふうに個人的には思うんですけれど、最初が、造る、建物を造るコンセプトが違うからかもしれませんけど、一番町の場合は、1階に吹き抜けの大きなフロアがあって、そこでいろいろな入居者に対する催物ができたりとする場面があって、なかなかいいなと思っていたんですけれど、ちょうど今回のところは、なかなか広いスペースは取ってはいますけれど、天井の高さが一般と同じというところで、そこら辺がちょっと私としては気になったところで、できれば吹き抜けの広いところに、ふだんは各フロアにいるんでしょうけれど、そこに集まっていただいて、いろんな催物ができれば、入居者の息抜きというか喜びになるのかなと思いました。
以上です。
76:
◯内田委員長 ありがとうございます。
岩佐副委員長。
77: ◯岩佐副委員長 高齢者施設らしからぬデザインに本当にびっくりしたんですけれども、コンセプトとして、デザイン性を高くすればするほど、ご本人やご家族の方が誇りを持って入所できるということで、あえてあのデザインを狙っているということをご説明いただいて、それはすごく納得のいくところでした。
福祉施設というと、やっぱり、ともすると暗いイメージがありましたり、周辺の方との関係も、やっぱり反対の意見があったりする中で、ああやってデザインでしっかりとご本人やご家族だけじゃなくて、地域の方ともしっかりと誇りのある施設、むしろ歓迎される施設になっていけるんだということは、大変これは、今後ほかの福祉施設を造っていくに当たっても、ぜひ参考にしていきたい部分だと考えました。
以上です。
78:
◯内田委員長 ありがとうございます。
最後に私から。面会に訪れるご家族の方、特にお孫さんにまた遊びに行きたいと思ってもらえるような、誇りを持って生活できるような空間づくりを目指したというコンセプトは、大変すばらしいと思いました。実際、日建設計による、番町らしいモダンで高級感がある施設は、機能的で個々のプライバシーも配慮されていたと思います。地域交流スペースを有効活用し、地域に密着した、愛される施設になっていただきたいと思いました。
以上です。
皆様、ありがとうございました。
それでは、執行機関からその他報告事項はございますか。(
発言する者あり)はい。
保育園の件はよろしいですか。特にいいですか。(
発言する者あり)大丈夫ですか。分かりました。
それでは、委員の方から何かございますか。
飯島委員。
79:
◯飯島委員 年末年始の、主に暮らしの相談に関わってのことなんですけれども、よろしいでしょうか。
80:
◯内田委員長 はい。
81:
◯飯島委員 例年なんですけれども、区役所が閉まってから、所持金がないとか、DVで行くところがないとか、そういう相談がよくあるんですね。とりわけコロナ禍の影響ということでは、今年はそういう相談があるんじゃないのかなというふうにちょっと心配をしているんです。
そういう中で、厚労省も通達──事務連絡ですか、これを出して、特に相談が多く見込まれる自立相談支援機関の窓口や福祉事務所等の臨時的な開所、電話の相談体制を確保することということで、事務連絡が来ていると思うんですけれども、これによってもほかの自治体の中では、電話対応なり福祉事務所を開所し続けるという、そういう自治体もあるようなんですが、千代田区の場合にはどのように対応されるんでしょうか。
82:
◯内田委員長 保健福祉部長。
83:
◯歌川保健福祉部長 今、飯島委員のほうからございましたとおり、このコロナ禍において、職を失ったり、家を失う方がいらっしゃるということで、各所で相談が増えているという状況でございます。千代田区における相談に関しては、住居確保給付金であるとか、社協がやっております緊急小口の申込み等が例年に増して多くなっているのは事実でございますが、夏ぐらいをピーク──夏じゃない、5月ぐらいをピークに相談件数、かなり落ち着いてきているというか、少なくなっている。落ち着いてきているというか、やはりその頃に比べるとかなり少なくなっているというのが現状でございます。
年末年始に関して、福祉事務所の窓口を開けるかどうかについては、現状、千代田区においては考えておりません。東京都のほうで、今ご案内がございました、どうしても相談したい、どうしても行く場がないというような方の相談窓口を東京都として開けるということになってございますので、そちらのご案内を宿直等に、もしご案内があればご案内をすると、ご相談があれば連絡をするという体制にしたいと思っております。
区の職員も、やはり、かなりこの1年、特に保健福祉部の職員は走り続けておりますので、年末年始、当番で開けるということも一応考えましたけれども、そこまでではないという判断を今のところはしておりまして、東京都の相談窓口を間違いなくご連絡、ご案内できるような体制を整えていきたいというふうに、今考えているところでございます。
84:
◯飯島委員 そうすると、まずは、区役所に電話をすれば、そこのコールセンターなりなんなりがここに連絡をしてくださいという案内があるということでよろしいんですね。
85:
◯歌川保健福祉部長 そのように手配をする予定でございます。現実的には、東京都も広報をしておりまして、何かあったらこちらにしてくださいというような広報をしておりますけども、区としてもそれを重ねてご案内できるような体制を取りたいと思っております。
86:
◯飯島委員 たらい回しにならないように配慮をお願いしたいと思います。
住まいのことでは、東京都がビジネスホテルを1,000室確保しているというふうに聞いてはいるんですけれども、そこの部屋を借りるということは、千代田区としても何かこう、名のりを上げて連携するという、そういうシステムになっているようなんですけども、そこのところはできているんでしょうか。
87:
◯歌川保健福祉部長 これについても、きちんと、千代田区としては何も要りませんというようなことはなくて、必要に応じてお願いしますということは言ってございます。
それから、ちなみに、第1波のときに、やはり当時は、ネットカフェを、緊急事態宣言に基づいてネットカフェも閉めてくださいという状況になったときに、同じように東京都がホテルを借り上げて、千代田区の分も割当てがありました。
当時もやはりそういう心配をして、かなり私たち、体制を強化して、窓口、備えたんですけども、ホテルが満杯になるような状況ではなくて、思ったほどではなかったという状況もございます。
いずれにいたしましても、年末に向けて、今回、ネットカフェが閉まるという話でもないのもあるんですけども、何かのご相談があれば、適切にご案内ができるような仕組みは整えておきたいというふうに考えてございます。
88:
◯内田委員長 よろしいですね。
89: ◯長谷川委員 関連で。
90:
◯内田委員長 長谷川委員。
91: ◯長谷川委員 はい。すみません。ちょっと関連でお伺いします。
生活が厳しい方々について、どのように対応されますかということを、先日、生活支援課長にお伺いしたんですけれども、夜間窓口で防災備蓄品をお渡しするということを伺ったんですけれども、それを、そこの夜間窓口でお渡しするということをどのように周知しているかなというのをちょっとお伺いしたかったんですけれども。何かそういう入り口に、入り口にというか、表示するとか、ホームページにとかということは、考えていらっしゃいますでしょうか。
92:
◯歌川保健福祉部長 今のご質問に関しては、特段、休日の、夜間の宿直の窓口に来れば食料を差し上げますというような案内をする予定はございません。そういう意味で言うと、各いろいろなところで、NPOが、お食事、食料を配ったりというようなことをしておりますけども、それと同じように思われて、千代田区に行けばもらえるよというような、そういう話になることも懸念されます。
別に、それを拒否するとか排除するつもりはございませんけれども、本当に困った方がいたときの対応として、今の生活支援課長のほうからあったとおり、休日の窓口に来て、どうにもならないという方を何もなしにお帰しするのではない対応を取っているということでご理解を頂きたくて、それ以上ではないので、ここに来れば差し上げますというような、そういう表示をする考えはございません。
93:
◯内田委員長 よろしいですね。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
94:
◯内田委員長 はい。
それでは、本日はこの程度をもちまして閉会といたします。ありがとうございました。
午前11時44分閉会
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