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  1. 千代田区議会 2020-10-01
    令和2年景観・まちづくり特別委員会 本文 開催日: 2020-10-01


    取得元: 千代田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    千代田区議会議事録 トップページ 詳細検索 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和2年景観・まちづくり特別委員会 本文 2020-10-01 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 89 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯河合委員長 選択 2 : ◯河合委員長 選択 3 : ◯前田計画推進担当課長 選択 4 : ◯河合委員長 選択 5 : ◯桜井委員 選択 6 : ◯前田計画推進担当課長 選択 7 : ◯桜井委員 選択 8 : ◯前田計画推進担当課長 選択 9 : ◯河合委員長 選択 10 : ◯印出井計画担当部長 選択 11 : ◯河合委員長 選択 12 : ◯印出井計画担当部長 選択 13 : ◯河合委員長 選択 14 : ◯岩田委員 選択 15 : ◯河合委員長 選択 16 : ◯前田計画推進担当課長 選択 17 : ◯河合委員長 選択 18 : ◯岩田委員 選択 19 : ◯前田計画推進担当課長 選択 20 : ◯岩田委員 選択 21 : ◯前田計画推進担当課長 選択 22 : ◯河合委員長 選択 23 : ◯大串委員 選択 24 : ◯前田計画推進担当課長 選択 25 : ◯大串委員 選択 26 : ◯前田計画推進担当課長 選択 27 : ◯大串委員 選択 28 : ◯河合委員長 選択 29 : ◯河合委員長 選択 30 : ◯印出井計画担当部長 選択 31 : ◯河合委員長 選択 32 : ◯内田委員 選択 33 : ◯河合委員長 選択 34 : ◯印出井計画担当部長 選択 35 : ◯内田委員 選択 36 : ◯前田計画推進担当課長 選択 37 : ◯河合委員長 選択 38 : ◯岩田委員 選択 39 : ◯前田計画推進担当課長 選択 40 : ◯岩田委員 選択 41 : ◯印出井計画担当部長 選択 42 : ◯岩田委員 選択 43 : ◯前田計画推進担当課長 選択 44 : ◯河合委員長 選択 45 : ◯小枝委員 選択 46 : ◯前田計画推進担当課長 選択 47 : ◯小枝委員 選択 48 : ◯前田計画推進担当課長 選択 49 : ◯小枝委員 選択 50 : ◯河合委員長 選択 51 : ◯印出井計画担当部長 選択 52 : ◯河合委員長 選択 53 : ◯木村委員 選択 54 : ◯前田計画推進担当課長 選択 55 : ◯木村委員 選択 56 : ◯前田計画推進担当課長 選択 57 : ◯河合委員長 選択 58 : ◯岩佐委員 選択 59 : ◯前田計画推進担当課長 選択 60 : ◯岩佐委員 選択 61 : ◯印出井計画担当部長 選択 62 : ◯河合委員長 選択 63 : ◯岩佐委員 選択 64 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 65 : ◯河合委員長 選択 66 : ◯岩佐委員 選択 67 : ◯河合委員長 選択 68 : ◯河合委員長 選択 69 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 70 : ◯河合委員長 選択 71 : ◯小枝委員 選択 72 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 73 : ◯小枝委員 選択 74 : ◯河合委員長 選択 75 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 76 : ◯小枝委員 選択 77 : ◯河合委員長 選択 78 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 79 : ◯河合委員長 選択 80 : ◯河合委員長 選択 81 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 82 : ◯河合委員長 選択 83 : ◯河合委員長 選択 84 : ◯佐藤地域まちづくり課長 選択 85 : ◯河合委員長 選択 86 : ◯河合委員長 選択 87 : ◯河合委員長 選択 88 : ◯河合委員長 選択 89 : ◯河合委員長発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                 午後1時31分開会 ◯河合委員長 ただいまから景観・まちづくり特別委員会を開会いたします。着席にて進めさせていただきます。  お手元に本日の日程をお配りしております。報告事項が3件、その他と、このように進めさせていただきます。よろしいでしょうか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 2: ◯河合委員長 冒頭、大変資料が多くて、おわびを申し上げます。(発言する者あり)オープンハウスの意見のまとめとか、この委員会に間に合うようにということで、一生懸命やっていただいたんですけども、なかなか膨大な資料になっておりまして、ご理解を頂きたいと思います。また、今回この資料説明を受けますけども、4定の都計審の前に、今日の説明、質疑も受けますけども、余った部分は4定にて皆さんのご意見をまたお聞きしたいと思っています。それを反映して都計審に臨むというところでございますので、ご理解をお願いをしたいと思います。  それでは、日程1、報告事項に入ります。まず、環境まちづくり部1、千代田区都市計画マスタープランの改定状況について、執行機関からの報告を求めます。 3: ◯前田計画推進担当課長 それでは、千代田区都市計画マスタープランの改定状況についてご報告申し上げます。  初めに、資料が1から8までございますので、構成につきましてご説明させていただければと思います。  まず、資料1-1から1-5にかけまして、本日の大きなポイントとなります都市マス構成の第4章、地域別まちづくりの方針に関する資料をご用意してございます。そのほか1-6につきましては、第4章を除く都市マス改定素案の案と。資料1-7につきましては、ウィズ・アフターコロナを踏まえたまちづくりの論点。1-8といたしまして、スケジュールといった、大きく四つの資料構成とさせていただいてございます。  それでは、具体のご説明に入らせていただければと思いますが、都市マス改定状況がどの段階にあるのか。また、今後の進め方も併せましてスケジュールの確認からさせていただければと思いますので、資料1-8をご用意いただいてよろしいでしょうか。A3横のものとなってございます。こちらですね。  右枠のところですね。令和2年度の部分をご覧いただければと存じますけれども、第2のところで、地域の意見聴取といたしまして、オープンハウスを実施してまいりました。その後、都市マス部会を開催しながら、改定素案の作成作業を現在進めているというところでございます。これから、10月13日には都市計画審議会を開催いたしまして、11月頃になろうかと思いますが、改定素案の意見聴取、公聴会を開催してまいりたいと、そのように考えてございます。都計審のスケジュールにつきましては、意見聴取の時期等を踏まえまして、改めて都計審の会長とご相談しながら設定していければと、そのように考えてございます。  第4のところに移ってまいりますが、都計審として改定素案が整理されまして、区に答申がなされた後、来年の2月頃になるかと存じますけれども、区といたしまして、パブコメ等を実施しまして、年度末の改定という形でスケジュールを進めていければと、そのように考えてございます。  続きまして、本日の報告のポイントとなる部分ですけれども、大きく都市マスの構成の第4章、地域別まちづくりの方針の改定素案(案)につきましてご報告させていただければと思います。資料1-1から1-5にかけてご用意させていただいてございます。資料順にご説明させていただければと思います。  資料1-1をご覧いただいて、よろしいでしょうか。A4カラーの資料となってございます。  こちらはオープンハウスにつきましての実施結果でございますけれども、各地域に説明パネルをご用意、展示いたしまして、参加者に自由に閲覧していただく形で実施してまいったところでございます。  資料1ページ目のところ、1番でございますけれども、目的といたしましては、都市マス改定に向けまして、地域関係者等の意向や要望を把握することを目的に実施いたしまして、期間といたしましては、7月30日から8月29日間のうち、延べ15日間実施してまいりました。開催箇所といたしましては、6出張所地域と大丸有地域、あと本庁舎の区民ホールの計8か所にて実施いたしまして、参加者でございますけれども、リモート参加者5名を併せまして延べ415名にご参加いただいたところでございます。  おめくりいただきまして、2ページ目のところでございます。オープンハウスで頂いた意見数でございますけれども、総数といたしましては1,246件ございました。アンケート意見数147件とございますけれども、こちらはアンケートのその他欄を見ていただいたところでご意見と取れるところももちろんございますので、そういったところを集計させていただいてございます。  (3)の意見の内容についてでございますが、別添資料ということで、後ほど資料1-2にてご説明させていただければと存じます。  3ページ、おめくりいただきまして、アンケート結果でございますけれども、こちらは会場でアンケートにご協力をお願いしたところ、回答数といたしまして318件ございました。  おめくりいただきまして、4ページ目でございます。こちらに回答者の属性を整理してございます。ページの下のところですね。住まいとなっているところでございますけれども、アンケートにご記入、ご協力いただいた割合を見ますと、区民の方が約40%、区外の方が約58%と、そのようになってございます。
     5ページ目以降につきましては、オープンハウスを知ったきっかけや参加いただいた理由、感想、地域が持つべき魅力・価値として必要なもの等につきましておまとめをしていると、そのような形となってございます。  続きまして、資料1-2をご用意いただいてよろしいでしょうか。オープンハウスの意見につきましてご説明申し上げさせていただければと思います。1-2の資料、A4縦の、ちょっと、これもまた、束になっている資料となってございます。  オープンハウスの意見一覧ということで、地域別に整理させていただいてございます。オープンハウスの意見集約といたしましては、今回、基本的には会場に用意しましたパネルに直接付箋にて意見を添付してもらうという方式でご意見を頂戴してまいったところでございますので、そのような形で集約させていただいたものと、あとリモートによる意見、また、先ほどのご説明と重なるところではございますが、アンケートのその他欄にて頂いたご意見を記載しているものとなってございます。全体の整理といたしましては、地域に関するもの、具体のエリアに関するものを分けつつ、さらにカテゴリーを設けておまとめをさせていただいてございます。また、意見の、誰が、どういった方々がご意見いただいたのかということで、属性も付して、整理させていただいているところでございます。  こちらの意見の受け止め方につきましては、資料1-5、これも後ほどのご説明という形にさせていただければと思いますが、新旧対照表の中に受け止める箇所に分けまして取りまとめをさせていただいてございますので、後ほどご説明を申し上げさせていただきます。  駆け足で恐縮ですが、資料1-3をご覧いただいてよろしいでしょうか。こちらもA4縦のカラーとなっているものになってございます。こちらも束に冊子になっているものでございます。  こちらが、改定素案骨子からこれまでの議論、オープンハウスを踏まえまして、改定の素案のたたき台としてご準備させていただきました、地域別まちづくりの方針という形になります。  おめくりいただきまして、113ページを開いていただいて、よろしいでしょうか。2枚ほどめくっていただければと思います。こちらで、現行の都市マスでは、地域別に将来像、地域の系譜、現況、地域資源、地域課題と整備方針図といった構成でなってございますけれども、今回の地域別まちづくりにおきましても、構成内容を引き継ぎつつ、これまでのまちづくりの取組であったり、継承すべき、進化すべき方向を加えた形で、整理、構成させていただいてございます。  具体に一つの地域を例にしまして構成等ご説明させていただければと存じますが、115ページ目、1枚おめくりいただいてよろしいでしょうか。  まず、ページの初めのところで、まちの将来像を記載してございます。まちの将来像を描く中で、都市マス全体で掲げる将来像を貫く記載とするような形でご指摘賜ってございますので、「つながる」をキーワードに、このように記載しながら各地域に展開しているといった形となってございます。  おめくりいただきまして、116ページから119ページでございます。こちらはまちの概況といたしまして、まちの成り立ち、特徴、成果を記載してございます。まちづくりのデータにつきましては、地域別に特徴的なところを記載しながら、昨年取りまとめをいたしました都市づくり白書との連携を図りながら、定期的に情報更新をしていきたいというふうに考えてございます。  おめくりいただきまして、120ページ、これからのまちづくりについて記載してございます。121ページにかけまして、継承と進化の方向性を記載してございます。こちらは第1章に記載されております。これ、冊子が資料1-6という形になるんですけれども、そちらのほうに記載されております計画改定の視点、進化の方向性を軸に、地域別に各テーマについて記載していると、そのような形となってございます。  122ページ目から125ページ目にかけてでございますが、こちらが具体の方針素案のたたき台を記載しているというような形となってございます。現行の都市マスでは、整備方針図としまして、見開きのページの中で、ちょっと文字としてはかなり小さく、一覧で記載させていただいていたんですけれども、ちょっと文字の大きさ等を鑑みまして、ページがまたがる形となりますが、こういった形で記載をさせていただいてございます。  ちょっと、ご説明に際しまして、具体にどう変わったかと、どのような形で新旧を整理させていただいたかについての資料として、資料1-4と1-5をご準備させていただいてございますので、資料1-4から、ちょっと開いていただいてよろしいでしょうか。こちらA3カラーの1枚のものとなってございます。  1-4の資料についてでございますけれども、先ほどの資料1-3、素案の案から将来像と継承と進化の方向性を抜粋いたしまして、マトリックス表として整理させていただいてございます。なお、区全体の特徴的な箇所と思われる部分につきまして、オレンジといいますか、ちょっと黄色といいますか、網かけをして表示をさせていただいているところでございます。地域別の特性につきまして、こちらでご確認を賜れればと、そのように考えてございます。  続きまして、こういった資料を軸に、1-4で描いている継承と進化の方向性に基づいて、資料1-5、今回の地域別方針のたたき台のほうを取りまとめているという形となってございます。  それでは、資料1-5、新旧対照表のご説明をさせていただければと思います。こちらA3カラーで、これはちょっと冊子のようになっているものです。A3の横と。  まず、表の見方でございますけれども、ちょっとおめくりいただきまして、1ページ目のところで見方でございますが、一番左の列ですね、現行の都市マスの方針を記載してございます。左から2番目の列につきまして、主な論点といたしまして、議会であったり、委員会であったり、都計審であったり、都市マス部会であったりと、様々な会議体で頂いたご意見、主な論点、見直し、強化のポイントといたしまして、整理してございます。右から2列目、ちょうど真ん中のところに当たるところなんですけれども、今回、オープンハウスで聴取いたしました、地域の意見を記載してございます。で、主な意見には、付箋による意見とアンケートにおける意見、ともに掲載するような形で、全て載せるような形で掲載させていただいてございます。  そして一番右のところ、方針素案(案)と書いているところでございますが、こちらが様々これまでの経緯を踏まえまして方針素案(案)としてたたき台としてお示ししているところとなってございます。赤字で記載させていただいているところが変わったところというところとなってございます。  ちょっとこの1-5の資料全体のことで1点申し上げますと、現行の都市マスの中で大きく課題でありました定住人口の確保と住環境につきましては、東京都の区域マスにおきましても、人口の推移や住宅ストックの形成状況、都心の利便性を生かした様々な住居ニーズを踏まえながら、高齢化や国際化に的確に対応するため、これまでの量的拡大から質の向上への住宅施策の転換を明記されているところでございます。また、千代田区の住宅基本計画におきましても、住宅の量から質へと転換をしてございますので、この都市マスの中におきましても、質の向上を図っていくと。視点と進化の方向性の中でこれまでご議論いただいてございますので、様々な居住ニーズに対応する多様なタイプの住宅の供給につきまして、この中で、様々、各章のところで記載をさせていただいているところでございます。  ここから具体的な方針素案につきまして、各地域をご説明させていただきたいのですが、大変ボリュームがありまして、あと、ちょっとかなり絞るような形になって恐縮ですけれども、地域におきまして一つずつご紹介をさせていただければと、そのように考えてございます。  まず、1ページ目のところ、麹町・番町の地域でございます。左の列の一番上から二つ目まで、第一種住居地域に指定されてと、あと第二種住居地域などの中高層の市街地が形成されていると。大きく二つの枠がこの青色の枠の下のところにあるかと思うんですけれども、こちらにつきまして、主な論点といたしましては、緑、オープンスペースの充実、建物更新等による防災上の向上の在り方、下のところなどでも、地域の課題の対応であったり、建物更新の貢献の在り方と、そういった形がうたわれてございます。こちらに関係する主な意見といたしまして、高さも、その中層・中高層の記載も含めてのところもございますし、地域課題についてのご意見も様々頂いているところでございます。  こういったところを全体に受け止める中で、一番右のところ、方針素案といたしましては、今、第一種、第二種と用途地域でくくられているところではあるんですけれども、こちらを併せまして中層・中高層の複合市街地という形で記載させていただいた上で、空地の創出、敷地や建物の緑化を進め、ゆとりと潤いのある良好な住環境づくりを進めますということでお示ししてございます。  こちらでございますが、現状、全体を見ましても、第一種と第二種と商業地域が千代田区の中にある中で、第一種と第二種住居地域、こちらの部分で、具体的に容積率とどう違いがあるのか。あとは、最終的に容積を消化するに当たりまして、道路の幅員によって左右されるところがあると。その辺認識してございます。また、あと現状の地区計画であったり、まちの実態を見ましても、用途地域別になっているところにはなっていないんではないかというところがございましたので、ここは第一種と第二種ということは用途地域別ではなくて、ここのエリアとして、このエリアのビジョンといたしまして、中層・中高層の複合市街地ということで、併せて記載をさせていただいたところでございます。  おめくりいただきまして、7ページ目、お開きいただいてよろしいでしょうか。こちらは飯田橋・富士見地域のところをご紹介させていただければと思います。ページ下のところ、環境創造軸のところの記載についてでございます。  今回、環境創造軸を設定したところではございますが、主な論点、これまでの会議体等のご議論を踏まえまして、生物多様性をはじめ、景観まちづくり計画等々が策定されていると。さらには方針3を踏まえた記述の強化を図っていこうというところで、一番右のところでございますが、方針素案の改定のほうを行ってございます。右側の素案(案)を上から見ていただきますと、多様な生物に関する事項でありましたり、あとは美観地区を廃止したことによって削除させていただいたり、さらには外濠周辺の緑や石垣の保全をするとともに、それらの資源を生かした空間をつくるというような形で、様々こういったところは追加をさせていただくような形で記載をさせていただいてございます。  またちょっとページをおめくりいただきたいんですけれども、20ページ目、お開きいただいてよろしいでしょうか。こちらは神保町一丁目地域のところでございます。  こちらは今現行の都市マスの中で、一番左の欄、太字のところでございますが、継承するポイントといたしまして、中高層の複合市街地と、あと、すずらん通りの飲食店や商業、業務施設と住宅の調和、こういったところを引き継いでいこうという中で、主な論点といたしまして、古書店街の回遊性や店舗を巡る楽しみ方、回遊性を大切に引継ぐ機能更新の在り方、さらには古書店街の価値を生かして次世代の文化創造、交流、ライフスタイル、ワークスタイルといったところですね。こういった継承のポイントや主な論点、さらには古書店街についての意見を頂く中で、一番右の方針といたしましては、中高層の複合市街地といたしまして、古書店街の店舗の連続性であったり、店先と道路等のパブリックな空間と関係性を大切にした機能更新を進めると、そのような記載とさせていただいてございます。  そのほか、下のところ、すずらん通りの記載のところでございますけれども、神田公園地域のほうにもまた出てくるんですが、駐車場の在り方というところにつきましても、今回ご意見でもありますので、駐車場の付置義務の緩和を進めてほしいとありますように、駐車場の設置の在り方なども含めて検討するということを改めて記載させていただいているというところでございます。  次、おめくりいただきまして、25ページ目、お開きいただいてよろしいでしょうか。神田公園地域の神田小川町についてでございます。  こちらの地域では、継承のポイントとしましても、これまでのご議論の中でも、スポーツ用品店街等の集積を生かすことを初めとしました多様な集積の連携を図るというところでご意見を頂いているところでございます。つきましては、方針素案(案)として、スポーツ用品店の集積を生かしながらスポーツ用品店街等の回遊性と様々な力を生かしということで記載をさせていただいているところでございます。  次、おめくりいただきまして、36ページ目。すみません、ちょっと戻ります。30ページ目、万世橋駅、開いていただいてよろしいでしょうか。30ページ目ですね。  1)外神田五・六丁目地区のところの一番下のところでございます。現行都市マスには記載がなしというところになりますけれども、こちらでございますが、首都直下地震に備えてまして、荒川の氾濫やということで、ハザードマップを見ましても、万世橋駅、和泉橋地域、さらには大丸有地域、大きい影響を受ける可能性が高くなってございます。そういった状況も踏まえまして、今回、この大きく3地域につきましては、この地域の防災上の視点を記載させていただくという形で、今回加えさせていただいているところでございます。  おめくりいただきまして、36ページ目、こちらは和泉橋地域のところでございます。こちらは36ページ目の下から二つ目のところでございますが、交通のところを記載させていただいているところでございます。主な論点といたしまして、秋葉原駅を起点とした広域アクセスとまちの回遊性のシームレスな移動環境の充実の在り方という形でご議論賜ってございますので、一番右のところでございますが、まさにこの言葉を頂きながら、秋葉原駅の空間からのアクセスやまちの回遊性までというところで、ICT等を活用して多様な移動手段をシームレスにつなぎ、移動のしやすさを追求したものとすることとさせていただいてございます。  あと最後、大丸有地域でございますが、ページを申し上げますと、42ページ目、お開きいただいてよろしいでしょうか。こちらは一番上のところでございます。  もう一番右のところを見ていただければと思いますが、経済を牽引する中枢機能、交流機能の集積ということで、こちらの大丸有地域につきましては、引き続き国際的強化を含めまして、あとは再開発ということで、まちづくりをより一層進めていただくということに向けた記載を全般的にさせていただいてございます。  ちょっと、かなりボリュームがある中で大変恐縮ですが、地域地域をかいつまんでのご説明とさせていただいてございます。  こちらで、ちょっと資料1の、このご説明は以上とさせていただければと思います。  続きまして、資料1-6、こちらがA4縦で、また冊子のようにカラーで印刷させていただいてございます。  こちらにつきましては、既に段階といたしましては、改定素案レベルまでご議論を頂いているものでございまして、その中で内容の重複であったり、そぎ落としをするようにということでご意見を賜ってございましたので、このたび作業を進めさせていただいているという形でございます。また、そういった整理をさせていただく中で、今後ちょっと冊子として取りまとめていく上で読みやすさの観点等を鑑みまして、フォントの調整をさせていただいたり、一部順序を入れ替えたり等、作業をしてございますが、こちらにつきましては、基本的にこれまでの内容と同じもの、2月、3月の都計審等にお出ししている資料と、議会等でお出しさせていただいている資料のものと同じような体裁で準備させていただいているものになってございます。  最後に、資料1-7、ウィズコロナ・アフターコロナを踏まえた今後のまちづくりの方向性についてというところでございます。こちらA4一枚、こちらも、ちょっと、印刷としてはちょっと白黒という形で準備させていただいているところでございます。  こちらは、新型コロナウイルス感染症を踏まえまして、今後の都市の在り方はどのように変化するのか、都市の在り方がどのように変わっていくかということで、今後の都市政策はどうあるべきか等を、都市マスの検討部会の各種委員、あとは地域の有識者等からヒアリングをさせていただきまして、さらには先日8月末だったかと思うんですが、新型コロナ危機を契機としたまちづくりの方向性につきまして、国交省のほうから論点整理が提示されましたので、本資料は、様々にご意見いただいたものと、国交省による論点をピックアップ、整理させていただきまして、準備させていただいてございます。  こちらの記載の中で、論点整理をさせていただく中で、都市マス全体の方向感を捉まえますと、テーマ別に見ても、緑と水辺がつなぐ良質な空間の重要性、人を主役にしたまち並みの創出、スマート化の推進による災害対応等、方向感的に外れているというよりも、軌を一にするもの、さらに加速させていく部分もあるのかなと、そのように考えてございます。一方で、都市集積の在り方であったり、集積の平準化、都心、郊外、地方の役割分担等、今後のオフィスの需要の変化に対応したりと、そういったところにつきましては、今後も検討が必要な部分もあるのかなと、そのように考えてございます。軌を一にするもの、さらに加速させる部分につきましては、都市マスの中でも、個別に、今回のコロナを受けまして、その言葉を使用しないまでも、改めて記載内容を点検、確認しながら取組を進めていければなと。一方、都市マス改定の段階で、具体的に都市の在り方等、方向性を記載するのはちょっと難しい部分もあるかなと。そのようなところにつきましては、トピックといたしまして、適切か分かりませんがコラム等にて取り扱うような形で整理できないか等、都市マス部会等にて、今ご議論を頂いているところでございます。また、今後定期的に都市マスを見直す中では、このコロナに対する対応が整理されていく部分も時間とともにあるかと思いますので、その際、コラム等に記載したものが一層加速すべきという状況でありましたら本編の記載も含めて検討する、と。一方、再度そのタイミングで取扱いにつきましては、その配慮、そのタイミングで取扱いを検討させていただければと、そのように考えてございます。  最後に、本日の資料にはなくて大変恐縮でございますけれども、9月11日、都市マス部会の中で委員の先生の皆様に様々にご意見、ご指摘賜ってございます。ちょっと幾つかご紹介させていただきますと、付置義務の駐車場の在り方につきましては、神保町地域に関わらないため、記述の方法を考えるべきではないか。そのほか、千代田区として、中層、中高層のめり張りについて、地域への落とし込み方につきまして考え方を示していかなければならないのではないか。都市骨格軸の意味や構成が分かりにくくなっているのではないか。そのほか次世代交通につきまして、自動運転、MaaS、モビリティの変化を組み込むとなりますと地域側の準備が必要となってくると。次世交通の課題感の組み込みや大丸有地域にあるたくさんの駐車場空間を次世代のエリアモビリティ、マネジメントの拠点としてどう生かしていくのか、取組について頭出しができないか。また、背景の記述につきましては、これまでの論点がコロナをきっかけに大きなトレンドとなっていることを記述、書き方を見直しをしてはどうか。このほかにも、様々にご意見、ご指摘賜っているところでございますので、どのような形で対応といいますか、反映できるか等、鋭意作業、検討を進めているところでございます。  大変駆け足で恐縮でございますが、資料の説明は以上となります。 4: ◯河合委員長 はい。要約の要約でご説明を頂きましたけども、大変多岐にわたっておりまして、ここで質疑ということで、なかなか難しいかなと思いますけども、ただいまの報告で質疑のある委員の方の発言をお願いします。 5: ◯桜井委員 これだけの、千代田区のこれからのまちをどのように造っていくかということの整理を、このような形で、大変な膨大な情報、資料を基に整理されたことに、本当に大変だったと思いますし、本当にお疲れさまでした。ご苦労さまでした。  その中で質問をちょっとさせていただきますが、一番最初に1-1のところの2ページなんですけども、オープンハウスで頂いた意見数というところの数値を見ていたんですね。これ、地域全体の意見が、例えば麹町・番町地域だと407。で、その中でも部分的なエリアに特化した意見が210という、そういうことですよね。で、548だということですよね。で、この数字を各地域ごとに見てみると、麹町・番町地区が548で、飯田橋・富士見が64という、ほかの地域もいろいろと、多いところと少ないところがありますけども、あまりにもこの数値に較差がある。数値のね。ここら辺はどのように執行機関のほうでは見ていらっしゃいますか。 6: ◯前田計画推進担当課長 こちらの分析という形なんですが、桜井委員おっしゃるように、番町・麹町地域が548と、おおむね約44%を占めるご意見を賜っているというところで、非常にまちとしても関心が高まっているのかなと、そのように認識してございます。中でも、ちょっと本日の資料としてはお出しができていないところなんですが、こちら、この意見全体の548件のうち、区内、区民と区外の方々、意見について、どのような形で割合があるのかというのを捉まえますと、どちらかというと、約7割が区民のご意見だったという形で、とりわけこの全地域を見ても、区民の中の関心が非常に高まっている地域かなと、そのように分析、認識しているところでございます。 7: ◯桜井委員 先ほどご説明を頂いた1-2のところのオープンハウスの意見の一覧も併せてこれを見ていたんですけども、麹町・番町地域の1ページのところですけども、これを見ましても、まちのビジョン、またはまち並みのバランスというところを読んでいくと、日テレ、日テレというようなことを書いてあるのね。で、確かに、今、日本テレビの再開発については、まちとしても注目をしているところだし、地域としても、一面いろいろの議論はあるかもしれませんけども、期待をしていると。まちの人たちはね。そのように僕は認識をしているところです。  では、そのような中で、こういう一つの事項に対して、いい悪いはいろいろとあると思いますけども、意見が分かれているものが、この全体の意見の中の半分を占めるようなことにもしなるんであれば、そのことでそのエリアのまちづくりのイメージを判断するということは非常に危険なんだと、それは思うわけですよ。もっとまち全体、番町・麹町の、この、昔からの落ち着いた住環境と、それと発展したこういう業務とのバランスをつくっていこうというそういう地域の中にあって、そのことに特化したような意見がややも反映されるとなると、この地域のまちづくりを誤る可能性が出てくるんではないかという、そういう心配がある。そこら辺はどのように理解をしようとしているのかお答えいただけますか。 8: ◯前田計画推進担当課長 ただいま桜井委員のご指摘、ごもっともかと、そのように認識してございます。実際このご意見を見ましても、意見の対立とか、そういった形が多く見られるところもあるのかなと。そのような中で、まちづくりといたしましては、特別この一つの開発を伴っての記載というよりは、今回、改定素案をお示しさせていただく中で、中層、中高層、特に高さのところがご議論になっているところも多く見受けられましたので、ただ、そこについては、私どもとしてはビジョンとして、このエリアとして、そのまち並みを変えるとか変えないとかそういう話ではないのかなと。そのような形で中層、中高層を引継ぎをさせていただいてございます。  ただ一方、特に、この、先ほどの日テレとかという形に特別それを指すわけではありませんが、何かしら地域課題を解決するような形の取組ということで、地域にとって地域課題が共有されて、その中で特殊解を認めていくとか、そういった話になった場合には、一部そのような考え方を地域として選択していくというような考え方はあるのかなと、そんなところで認識しているところでございます。したがいまして、今回の改定の中で、まず麹町・番町地域を見ますと、全体的にまち並みとしては引き続き中層、中高層のまちを描くというような形での記載をさせていただいているところでございます。 9: ◯河合委員長 よろしいですか。はい。  ほかに。あ、いいの。 10: ◯印出井計画担当部長 計画担当部長。 11: ◯河合委員長 計画担当部長。 12: ◯印出井計画担当部長 今の桜井委員のご指摘なんですけれども、都市計画マスタープランのオープンハウスという形で実施をしたわけですけれども、まだ地区計画の変更等に至っていない番町地域の地区計画の変更や、あるいはまだ再開発の提案等がされていない再開発の賛否みたいな形で、様々な意見が多数寄せられたのかなというふうに思っています。  我々としては、そういった地区計画の変更や開発が起こった段階で、今回頂いた賛否についてのご意見というのはしっかり受け止めますけれども、この段階では、どういうような、皆さんがどういう課題を抱えているのか、そういうことの分析としてしっかり受け止めて、将来ビジョン、桜井委員ございましたように、ずっと高度成長期から住まわれている方にとってのこれまでのまちの積上げと今後の将来像。それから、ある程度この20年ぐらいで住まわれて、ついの住みかとして番町・麹町エリアを選ばれた人の考え方。さらには、最近、いわゆるニューカマーとしてこちらにいらっしゃった皆さん。そうした人たちが抱える地域の課題というのはそれぞれかなというふうに思っておりまして、それらを今回少し整理をしながら、ビジョンとして描いて、今後のまちづくり方向性に生かしていきたいと。で、次のフェーズで地区計画や開発の話というのは出てくると思いますので、多分ちょっとその段階の中で意見の多い少ないというような、今回については事実としては受け止めますけれども、それに大きく左右されるというようなことではないのかなというふうに思っております。 13: ◯河合委員長 はい。  ほかにございますか。 14: ◯岩田委員 ちょっと細かいところから。この資料1-5の34ページの──どれだ、下半分の7)の右のほうに三つ、升があって、その真ん中の升の「中央通り沿道では」と書いてあるところ、この「沿道では」が、「沿道」が消えているんですけど、これというのは、削除で消してあるのか、それとも印刷でたまたまここが写っちゃったんでしょうか。 15: ◯河合委員長 えっ、どこだ。  計画推進担当課長。 16: ◯前田計画推進担当課長 失礼しました。こちらは「中央通りでは」という形で──すみません、「中央通り沿道では」というところで消させていただいているところではございますが、引き続きちょっと残していくということで、この場を借りて訂正させていただければと思います。 17: ◯河合委員長 岩田委員。 18: ◯岩田委員 はい。ありがとうございます。  では、ちょっと本題のほうに入りますけども、今までの資料の説明の中で、低層、中層、中高層、高層と、そういう言葉がありましたけども、超高層も含めて、これは何メートルぐらいを想像して、この言葉を使っているんでしょうか。 19: ◯前田計画推進担当課長 具体的に何メートルという形のお答えはちょっと難しいかと思うんですけれども、まず考え方といたしまして、まず土地利用の階数的な考え方があるのかなという形で、まず一つ、1点はあるかと思います。一方で、そのほかには、建築基準法的な考え方も加わってくるだろうと。さらには、まち並みを形成するいわゆるスカイライン的な考え方、土地の高低差、そういったものも様々関係してくるかと思います。で、具体的に、地区計画等、様々皆様がその地域の中で共有する中でも、中層、中高層の記載というのは変わってくるところもあるかと認識しておりますので、そのあたりにつきましては、より一層これを具現化する上で、それぞれの地域の中で定めていくというところになってくるのかなと、そのように認識しているところでございます。 20: ◯岩田委員 そうなんです。建築基準法とか、ほかのいろんな本を見ても、何メートルというのは、実際書いていないんですよね。なので、区がこういう言葉を使っているということはどれぐらいを想定しているのかというのをお聞きしたかったんです。実際にその言葉が何メートルという、はっきりした基準がないのは分かっているんです。区がこれを、言葉を使うということは何メートルを想像しているのかなという、想定しているのかなということが聞きたいんです。 21: ◯前田計画推進担当課長 これまでも具体的に何メートルという形でお示ししていないところもございますので、この場で明確にはお答えはできかねてしまいますが、例えば建築基準法で捉まえますと、60メートルを境に、構造の大臣認定が加わったりと、そういった形で変わってきますし、そこからを超高層というのか高層というのか、そのあたりもまた取扱いがあるかと思いますので、大変恐縮ですが、この場で何メートルという形のご答弁は差し控えさせていただければと思います。 22: ◯河合委員長 よろしいですか。  ほかにございますか。 23: ◯大串委員 資料の1-7、今回のコロナを踏まえたまちづくりの論点ということで、1枚にまとめていただきました。今回のコロナは都市の在り方というか、まちづくりの在り方についても、今までの日本の都市の在り方はどうだったのかという点では、今回、一気に矛盾点というかな、ちょっと明らかにしたんではないかと思う。それはだから、ここにも書いてありますけど、都市の集積の在り方というんですか、機能性、経済性、効率性を求めた集積、都市への集中の在り方がどうだったのかということでは、このコロナによって十分もう一回振り返ってどうだったのかを検証しなくちゃいけないということだと思うんです。で、私はここに1枚にまとめてくれたけども、重要な論点ではありますけれども、先ほどの説明では、これを何かトピックスとか、何か書き方を工夫していくということだったんですけど、もう一回、ちょっとそれを。 24: ◯前田計画推進担当課長 説明が不足いたしまして、恐縮でございます。こちらの取扱いについてなんですけれども、今現在、例えばでございますが、オープンスペースの活用とかというのは、あと、緑を増やしていこうと。そういったところはコロナを踏まえましても、ある程度皆様共通といいますか、見解としては同じ方向を向いていけるのかなと、そのように認識しているところでございます。一方、デジタル化を進めるというところも、ある意味今回のコロナを機にというわけではないですが、これまでも課題としてある中で一層進めていこうというところで、様々、今回の都市マスの中でも進めていくべきところだろうというところで認識しているところでございます。  一方、今回お示ししているこの論点に書かさせていただいているところについては、今、現段階において、ちょっと方向を完全に決め切るというのはどうなのかなと。都市マスの中で、まだ例えばオフィスの動向であれば、今回の本会議の中でも一部ご答弁させていただいているところではございますが、まだオフィスの動向は大きく千代田区においては見られないという状況の中で、都市のオフィスの動向をどのような形で描いていくのかどうなのかとか、そういったところまでまだ見据えて書き込むということがどうしてもまだ難しいだろうというところがございますので、ここに挙げさせていただいている論点をテーマとしながら、今回、都市マスの中では、コラムのように、どのような形が想定されるのかとか、変わっていくとしたらどのような形で変わるのか、例えばこれに対応して具体策を取れるとしたらどのような形の具体策が取れるのかというのを、ちょっと本編とは別枠で記載をさせていただきまして、取扱いといたしましては、そういった形で別枠では記載するんですけれども、都市マス改定後、例えば3年、5年たった段階で、その方向性がよかったよねと、本編の中でも描いていくべきだよねという形であれば、本編のほうにも書き込みを加えさせていただきながら、一方、3年、5年たった段階で、もうその方向性自体は違う方向にかじを切るべきだよねという内容であれば、コラムというようなところからは切り離しまして、新しいあるべきまちづくりの方向性に向かって何かしら記載をしていくのかどうか、そういったところを検討していければと、そのように考えてございます。 25: ◯大串委員 3年後とか見直しが必要なら、それを本編に書き加えますよと。それまではコラムとかトピックスに書くにとどめるということなんですけれども、どうなんでしょうかね、もう僕は多くの建築家の方が、雑誌で言うと「新建築」に今回のコロナと都市の在り方について特集が組まれましたけれども、ほとんどの方が都市の在り方は変わると。また変えていかなくちゃいけないんだというような意見です。だから、それはこの論点の中でも先生が言われていることだと思うんで、今までここまで第1章からずっとやってきて積み上げがありますから、今ここで抜本的に見直すことは不可能だということであるのかもしれないけれども、ぜひ、私は、それは、今このタイミングで千代田区としては都市マスの中にどううたうのかというのを区民は注目しているんじゃないかと思うんですよね。ぜひ、その点、明確にしていただきたい。 26: ◯前田計画推進担当課長 大串委員のご指摘のとおり、ニューノーマルに変わる中で、移行していく中で、区として、もう明らかに方向性として書き込むべきところだろうというところにつきましては、きちんと点検をした上でこの都市マスの中でも描いていきたいと、そのように考えてございます。なので、これまでの積み上げがあるからというわけではなくて、点検をしながら、加速させるべきところ、軌を一にするところについては記載をきちんとしていきながら、まだ動向が読めないところ、要は、冗長性とか、そういう平準化とか、オフピーク化とか、様々そういったところはありますが、そういったところを認識しながらも、一方で都市集積はどうなのかというところもまだ課題として残っているところかと思いますので、そういった動向がまだ見えないところについては引き続きちょっと検討と、この段階では書き込みが難しいのではないかというところで、そういった取扱いができないかということで、ある意味私どもとしても課題出しを皆様と共有していきたいという意味での記載をしていきたいなと、そのように考えているところでございます。 27: ◯大串委員 書き込みは難しいんだということなんだけれども、どうなんですか、そういう答えでいいのかなと私は思うんですよ。やはり本編の中に、これだけのコロナは影響があった。これが100年に一度か何かという、もう、大変なあれです。それで変革があったんだと。その変革を区としてはどう受け止めるんだと。まちづくりにおいてはどう書くんだということですから、いや、書き込めませんというのは、ちょっとどうなのかなと思うんだよ。 28: ◯河合委員長 ちょっと休憩します。                 午後2時19分休憩                 午後2時20分再開 29: ◯河合委員長 再開します。  計画担当部長。 30: ◯印出井計画担当部長 新型コロナウイルス感染症を踏まえたまちづくりのビジョンについて、都計審や、あるいは我々としての議論、ほぼ大串委員の指摘のとおりの方向で、今考えているところでございます。少し我々のほうも説明が不十分だったのかなというところでございますけれども、おっしゃるとおり、新型コロナ感染症のパンデミックを踏まえて、都市のありよう、東京一極集中も含めて、いろいろ検討していかなきゃいけないというような状況ではあるのかなと思います。一方で、都市の存在意義そのもの、特に東京の中心としての千代田区の都市の存在意義、リモートや働き方改革が進む中で、やはり現実に人と人が交流することの価値というのが高まっているというような状況もございますので、そういったことも踏まえつつ、骨太のところは、実は我々の自負としては、既にオープンスペースの利活用ですとか、それからエネルギーの自立・分散化ですとか、低炭素まちづくりですとか、そういったポストコロナを踏まえたまちづくりの方向感というのは一定程度整理をしているかなというふうに思いますので、それをなお一層ポストコロナ、ウィズコロナ、アフターコロナの中で推進する、と。骨太のところはしっかり押さえながら、例えば「新型コロナ感染症」という言葉をこの都市計画マスタープランの中で使うことについては、様々、今後の状況によっても変わるでしょうから、そのあたりの言葉の使い方も含めて、コラム等を活用しながら、骨太のところはしっかりと受け止めて書いていくと。そういう認識でございますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。 31: ◯河合委員長 よろしいですか。  ほかにございますか。 32: ◯内田委員 ちょっと抜本的な話をしちゃうと、国土の均衡ある発展というのを基本に全総はずっと何回、5回か6回、もう国を挙げて何十年もやってきたわけですね。しかしながら、結果は東京の一極集中でそれが達成できなかったので、企画、計画をつくっても早々簡単に行くものじゃないなと。まちというのは生き物のように日々変わっていくわけで、なかなか行政や国が思うようにならない。しかしながら、私たちのまちをこうしたいという思いはしっかり形にしたい、言葉にしたいというのは、皆さんと多分同じだと思うんですね。  私、先日一般質問でもやらせてもらいましたけど、コロナと共生するまちということで質問したときに、いろんな有識者、いろんなところにヒアリングをかけていますよという答弁があったと思うんですよ。それが、今、大串委員の答弁だと、何かちょっとずれているなと思ったんです。これは、たまたまこの、いいか悪いかは別として、千代田区は都市マスを作っているタイミングで100年に一度と言われるコロナが発生したことを、むしろ不幸中の幸いと捉えて、千代田区が全国1,700の自治体に先駆けて提案できる絶好のチャンスじゃないですか。それ、やったほうが。やりませんか、時間をかけても。いかがですかね。 33: ◯河合委員長 まあ、方向性は一緒だな。  計画担当部長。 34: ◯印出井計画担当部長 先ほどの大串委員のご答弁にも、これまで我々として進めてきたことを、なお一層、それこそフロントランナーとして、さらに推進するという意味で言うと、いい機会だと思います。例えば、今回のアフターコロナで大きなテーマは、複合災害ということが言われています。そうしたときに、在宅避難というものを担保するために、ますますエネルギーの自立、分散化が求められるんじゃないかというふうに考えています。エネルギーの自立、分散化ということについては、例えば、大丸有地域とか大きな開発のエリアの中でこれまで検討されてきたところですけれども、これからを考えたときに、神田エリアだったり麹町エリアだったり、そういった在宅避難を踏まえて、さらに一層低炭素とエネルギーの自立・分散化、強靭化を進めるというようなことも考えられますので、内田委員ご指摘のとおり、今回のコロナ禍を今後のまちづくりの一つの起爆剤として、さらなる発展を目指したビジョンにしてまいりたいというふうに考えております。(発言する者あり)  先ほどどおり、今回のコロナ禍を踏まえて、そういったことをさらに一層反映して書き込んでいきたいと。ただ、要は、先ほどと繰り返しになりますけれども、いわゆる今回の新型コロナ感染症という、例えばこのいわゆる一般的な将来的な感染症パンデミックに対する書き方というようなことになってくると思うんですけれども、ちょっとワクチンの発展等も踏まえて、陳腐化するようなことがあるとすれば、その辺の表現はいろいろ工夫していきたいと。そういう意味で少し切り離して書ける分は書きたいと。ただ、骨太のところは、今回の件をきっかけにして、おっしゃるとおり見直していきたいというふうに思っております。 35: ◯内田委員 私は、コロナということに対してということじゃなくて、やっぱりこれから次々に起こってくると思われる感染症、それを、今回これで私たちが、いろんな仕事の働き方とか生活の仕方とか、いろんな価値観が変わったじゃないですか。そこをまちづくりに入れる絶好の機会を得たのかなと。オフィスの在り方も変わってくる。これは、単に私は単純にオフィスが減るなんて思っていませんよ。オフィスの在り方が変わると思っている。すると、小さな中小のオフィスなんかはなくなっていくかもしれない。もっと大きいのが要るのかもしれない。ちょっと分からないけども。そういった、コロナをきっかけに大きく変わった価値観を区のまちづくりにどう反映させていくかなんだよ。だからコロナ対策とか、感染症対策だけではないんですよ。そうすると、少し立ち止まって見直してもいいんじゃないかなというふうに思うんですけどね。抜本的に変えるのは大変だろうけども、いかがでしょうか。 36: ◯前田計画推進担当課長 内田委員ご指摘の今回のコロナを機に進むべき方向性が見えたところがあるだろうという形のご指摘かと思いますので、私どもといたしましても、この都市マスの中で、まさしくその方向性として加速させるべきところにつきましては、改めて点検をさせていただきながら、骨太のところできちんと書き込みをしていけるような形で確認させていただければと、そのように考えてございます。 37: ◯河合委員長 よろしいですよね。  ほかにございますか。 38: ◯岩田委員 よその委員会でもちょっと言いましたけども、このアンケート、大変だったと思いますけども、この、あれですよね、課長も現場にいらっしゃったからご存じだと思いますけども、平日の朝に、ワイシャツ姿、スラックス姿の明らかにサラリーマンとおぼしき人たちが集団でぞろぞろっとやってきて、アンケートをぱっと書いて、そのまま嵐のようにぱっと帰っていく。こういう業者の、何か組織的なものが何かちょっと見えちゃうんですよね。で、アンケートも見ると、やはり想像どおり、やはり業者の方なんかは、業者というか、区外の在勤の方は、大体がもう、開発してほしい。(発言する者あり)で、もちろんそうなんですよね。そうなんですよ。で、区民の方は、やっぱりこのまち並みを守ってほしい。静かなこのまちを守ってほしいという方が非常に多い。利益相反しているわけじゃないですか。なのに、昼間の人口、業者の方も住民の方も同じように、この、例えば1ポイント、1ポイントで数えるんだったら、同じポイントで計算するのかどうなのかというのをちょっと教えてください。 39: ◯前田計画推進担当課長 今回の新旧対照表の中でもお示しさせていただいてございますが、特にポイント制というような形での取扱いはいたしてございません。意見として全体で受け止めさせていただく中で、同じ例えば魅力を高めていこうという考えの下、進んでいくものもあれば、先ほど委員ご指摘のとおり、意見のぶつかり合いがもしかしたらあるところはあるのかもしれませんが、基本的には全体として受け止める中で、さらにこれまで様々な会議体でご意見頂いたものを論点としながら、特に方向性として正しいべき方向性にあるだろうというところも含めながら今回の方針素案を策定しているところでございます。なので、大変恐縮ですが、特段区民だから区外だからとかというような形での受け止め方はしていないと。まちを使うのは地域の方というような形での受け止め方として、全体を含めまして、今回の改定素案を導き出しているというような形になってございます。 40: ◯岩田委員 であるならば、せっかくこの資料1-1の1ページ目のこの表で、わざわざ不動産事業者、設計事業者等というふうにここまで書いているんですから、そういう方たちの意見というのの取扱いはちょっと気をつけていただきたいなと。それをダイレクトに地元の住民の意見みたいなような感じで取り扱わないで、別のものとして考えて判断していただきたいと思います。(発言する者あり) 41: ◯印出井計画担当部長 先ほども担当課長からご答弁申し上げましたけれども、この千代田区というまちの特性は何だろうと。もちろん我々も、住まわれている区民の方第一に考えておりますけれども、まさに100万人の昼間区民、それから、ここで交流する、あるいは事業を営む法人、法人もやっぱり区民であるということは間違いないのかなというふうに思っております。そういう意味では、様々に、道路にしても公園にしても、多様な人が使うというわけです。住環境については住まわれている人ということになると思うんですけれども、そんな中で、まちづくりに対する参画手法としては、都市計画審議会だったりとか、まさに区議会のご意見、そういったところを見ますと、やはり基本的にそういうところの中で、6万人の区民の皆様のご意見はまさに皆さんから頂いているところでございます。
     一方で、昼間区民や事業者の意見を吸い上げる場というのはなかなかない。そういったところについては、しっかりと、こういう機会も使って反映もしながら聞きながらということも大事なのだろうなと思いますし、まちづくりを現実に進める上で地権者の協力がなければ、こんなまちにしたいなと思っていてもそれは実現できないというのが残念ながら現実でございます。そういった事業者に対する緩和と貢献のバランスを取りながらまちづくりを進めていく中で、やはりニュートラルにという形で、全体の意見は受け止めさせていただくというふうに考えてございます。 42: ◯岩田委員 今、答弁で住環境というお話がありましたけども、住環境を考えるんだったら、やはりその場に住んでいる人のことをよく考えていただきたいと思います。(発言する者あり) 43: ◯前田計画推進担当課長 それは当然のことながらという形になりますが、住んでいる方のご意見も貴重なご意見として受け止めさせていただいてございます。 44: ◯河合委員長 はい。よろしいですか。  ほかに。 45: ◯小枝委員 皆さんからもう出ている意見のとおりだというふうに思って聞いているんですけれども、加えて言わせていただけるならば、今、千代田区というのは、首都東京というところで、日本の顔、都市としての顔であるということだと思うんです。で、先ほど委員が言われたように、今、策定中であるということは大変ラッキーなことで、今、日本の都市の状況がどうなるのか、「新建築」じゃないですけれども、まちづくりや建築に関わる全国区の方々がうちそろって心配をしていられるように、動向が明らかになるにはもう少し時間がかかるんだろうなというところが正直あります。で、様々な利害が絡む中で、その利害調整をする行政の役割は非常に大変だと思いますし、そのことを15日間もかけてやってくださったことには本当に感謝をしているという思いはありますが、いかんせん取り組んでいる課題が非常に難しい問題に取り組んでいただいているというところを考えると、やはり、今、地方移住とか本社移転ということがちらほら出てきて、この流れというのは恐らく止まらないだろうと。そう言ってはなんですけれども、私のように生まれ育ちじゃない者は住む場所をある意味選ぶことができるわけですけれども、このまちに根を下ろし、先祖伝来もしくは孫子の代までと思う方々が見る視点というのは、極めて、持続可能性ということに関して、やっぱり心が、まあ、みんながそうであるべきだけれども、やはり短いタームで、ここで今働いているサラリーマンということになれば、今便利であることや今の仕事を片づけることに集中すると思うんですね。でも、ずっとこれからもこれまでもという方が見る視点というのは、もっと、そういう意味では長期に及ぶ視点を持っているから重視すべきであろうということは、私もそこは共感というか、ぜひそうするべきだし、そこに重きを置いて耳を傾けてもらいたいというのが1点。  それから、日程をこなしていくのではなくて、ここは恐らく専門家の委員の先生方も同じ意見だったんじゃないかと思うんですけれども、一度やはり立ち止まってですね、(「そうだ」と呼ぶ者あり)ええ、いろんな心配くださる先生方のご意見をしっかりと受け止めて、未来に向けて20年やっていける希望の持てるものにしていってもらいたいなと。今日も、出た日程が日程どおりに終えるというような流れになっているので、恐らく専門家の先生方も、内田委員言われたとおりご心配、そういうことではなくて、今ここは、少ししっかりと、感染症を踏まえた都市の在り方についての最高レベルの知見を持って確定していきたいという意向でいらっしゃるだろうと。また参加していない先生方にも、改めていろんな形で、何しろ首都東京、日本の顔なわけですから、で、環境が悪くなったから人が移転しちゃったなんていうことになったら、本当にそういったところを、私、見に行ったことがあるんですけれども、ぴっかぴかの超高層ビルの前にホームレスさんが寝ているんですよ。で、がらがら。で、貼り出されている、ね、「フォー・レント」とか、そういうのが貼り出されていて、こういうことになっても本当に困るので、今ここは大変な岐路だと思いますので、しっかりと、最高レベルの専門家、そして住民あるいはこの感染症を踏まえた未来の都市をどうあるべきかという知見を取って、日程感にこだわらず、しっかりとつくりましょうという姿勢でお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 46: ◯前田計画推進担当課長 まず1点目のところで、今、コロナを受けて様々都市機能の動向が変わってくると、働き方も変わってくるだろうと。まさしくサテライトオフィスの話であったり、ワーケーションなど、様々な取組がなされてくるところかと、そのような形でも認識しております。そういった中で、都市機能がどうなるのか、都市の集積がどうなるのかというところを鑑みますと、先ほど小枝委員おっしゃっていただいているとおり、やはり首都東京という位置づけがありますので、ここは東京都の区域マスとの絡み、関連もございますので、要は東京としてどのような形での都市計画を担っていくか、そのあたりも、区だけでなく、広域な形での考え方も踏まえながら考えていければというふうに考えてございます。  もう一点、日程的な話、ちょっと最初のスケジュールのところで私のほうで駆け足で申し上げて恐縮なんですが、今回、先ほどのスケジュール感の中で、果たしてこの回数で足りるのかどうなのか、審議回数も含めてどうなのかというところにつきましては、私ども、前回も別の会議体の中でもご意見賜っているところでございますので、会長、また都計審の会議体の中でも検討させていただきまして、どのような形での日程として進めていくかというところは改めてご意見として受け止めさせていただければと思います。ただ1点だけ、やはり今回改定としていろいろ考えながら進めていくところではございますが、現状のやはり都市マスが住宅の量に着目した計画になっていると。ここはいずれかの段階で量から質への転換を打っていくというような形を都市マスとして示していくことが重要なのかなと認識してございますので、もちろんスケジュール感というのも大事に重きを置きながら、私どもとしては進めていければと、そのような形で考えてございます。 47: ◯小枝委員 考えているところは同じだとは思うんですけれども、ただ、例えば東京都とさっきおっしゃったんですけれども、東京都は千代田区以上に方向転換が間に合ってないと思います。何というか、風呂敷が大きければ大きいほど、何というか、なかなか仕切り直しというのはできないというか、今まで流れてきた流れのとおり流れていくしかないという限界性があると思います。千代田区というエリアだからこそ方向転換できる。あるいは検証したり知恵を出し合うことができるんじゃないかなと。そういう意味では、20年前の都市マスのときには、必ずしも東京都に追随するようなことはしていなかったですね。やっぱり千代田区は千代田区として独自にやっていくという姿勢がありました。地方分権になれば、国が、先ほど全総の話も出たんですけど、国はもう全総をつくる力がなくなっているというところがあると思っているんですね。で、そういう首都東京の在り方といって、誰が気にしているかといったら、国も気にしていない。東京都も気にしていない。結局千代田区が気にするしかないというのが今の地方分権の現在だと思うので、そこは誰かが賢くいいことを考えてくれると思ったら、ちょっと道を誤るんじゃないかと思いますから、千代田区しか解決策を導き出す方法はないというふうな自覚を持ってやっていただきたいというふうに思います。 48: ◯前田計画推進担当課長 もちろん私どもといたしましても、千代田区として自覚を持って考えさせていただきたいと思ってございます。しかしながら、東京都市計画というところも考えまして、東京都とも連携を図りながら進めてまいりたいと、そのように考えてございます。 49: ◯小枝委員 「しかしながら」と来ましたので、(発言する者あり)であればなんですけれども、区民の方は都庁まで行って公述したり、いろいろな働きかけをしています。で、もうこれまでの千代田区は、どちらかというと東京都に対して意見をあまり、まあ、事務的には作業をしているのかもしれませんけれども、何か諮り事があれば異議なしというふうにやってきているわけですから、そこに対して千代田区も、しっかりと区民の立場で意見を言っていくということは必要な作業ですし、今、同時並行でそれをやりましょうということを申し上げているので、ちょっと、「しかしながら」じゃない方向でお願いしたいと思います。(発言する者あり) 50: ◯河合委員長 今も、内田委員、小枝委員、大串委員を初め、同じ方向なんだよね。で、今度は都計審がありますから、少なくともその中で、この委員会でこういう意見が出ているということは、偉い先生方がいっぱいいますから、その中でどうなんだろうと。計画は、できれば予定どおりやるのが一番いいですけども、コロナをチャンスに生かした新しいまちづくりをもう一度考えてみないかという提案も、ぜひ、執行機関のほうから出していただければ、また議論が違う方向というか、新たな展開になるかもしれないけども、千代田区のためを思えばそれが結果的によかったということになるかもしれないんで、その辺も踏まえて、ちょっとご答弁をお願いできればなと思います。 51: ◯印出井計画担当部長 今、委員長のほうからご指摘いただいたことも踏まえまして、今後検討を進めてまいりたいと思います。また、区域マスタープランの策定のプロセスの中で区民に対する意見照会もございますので、都計審も踏まえて、そういった議論も広域的な都市計画と千代田区の都市計画の関係性みたいな議論も、もう一段深めることができるんじゃないかなと思いますので、その辺も含めて、今後、検討を進めてまいりたいと思います。 52: ◯河合委員長 よろしいですか。はい。  ほかに。 53: ◯木村委員 この地域まちづくり方針の中で、例えばエリア回遊軸、これは番町とか富士見地区で、あと環境創造軸だとか、まちの魅力再生・創生拠点だとか、そういう名称が出てきているので、それを分かりやすく説明していただけるとありがたいのですけど。 54: ◯前田計画推進担当課長 こちら先ほどの都市骨格軸のところかと思いますが、今回出てきたというよりも、中間のまとめ、昨年のところから出てきている表現となってございます。  資料といたしましてご確認いただきたいところで、資料1-6でございます。こちらの33ページ目のところで都市骨格軸として記載のほうをさせていただいているところでございます。大きく三つ、環境創造軸、都市機能連携軸、エリア回遊軸とございますが、こちらそれぞれ冒頭に記載させていただいていますとおり、基本的な骨格軸といたしまして、様々、潤いや特徴あるまち並み、景観や都市環境を形成する、と。そして、首都東京の中枢広域拠点の中で、個性ある拠点やまちのつながりを強めていくための基本軸としていくということで、三つの軸として記載させていただいているところでございます。  今、こちらがエリア回遊軸、都市機能連携軸等を含めてそうなんですけれども、基本的にはグランドレベルでの、それぞれの歩行者目線等で見ていただいたところのまちの将来像みたいな形で描いてございます。といいますのも、現行のちょっと都市マスの中では様々な表現を使っていまして、土地利用の中で使っていたり、緑のところで使っていたりというところで、それぞれ、通りに関する記述が、例えばですけれども、表通りゾーンという表現を使っていたり、あとは歩行者空間を整備する通りということで、商業施設の賑やかさとコミュニティを育むふれあいの通りを造っていたり、あとは緑豊かで街並みの美しい、憩いの歩行空間をする通りを造っていたりと、様々、ちょっとそういったところで、路線の歩行者目線も含めてそうなんですけれども、通りの描き方というのが幾つかそれぞれ分野ごとに見ないと分かりづらいところもあったよねというところもございまして、ある意味めり張りをつけるというところ、シンプル化も含めてということもありまして、都市骨格軸ということで、昨年の早い段階から、こちらはご議論を頂きながら、この三つの軸をお示しさせていただいていると、そんな形となってございます。 55: ◯木村委員 これは、都市骨格軸でどの軸を選ぶのかというのが、これはもう、区のほうで決めているの。例えば、エリア回遊軸と見ると番町とか富士見だけで、神田のほうにないじゃないの。環境創造軸というところはお濠の辺りなのかな。それぞれ、これは、例えばそこで暮らし、営業している、または働いている人たちが決めているわけ。誰が決めているのかな、これ。 56: ◯前田計画推進担当課長 誰が決めているという形でお答えさせていただきますと、これまで議論させていただいてございますので、都計審としてご議論させていただく中で編み出していただいているという形になります。(発言する者あり)はい。  すみません。お時間を頂きまして、すみません。こちらは今回改めてというところも、そういう形でこの都市骨格軸とお示ししていますので、見えるところもあるかもしれませんが、これまでも様々、先ほど言ったとおり、通りという形では現行の都市マスの中でもうたっているところでございますので、その中での継承をしながら、さらに重複するところも様々ございましたので、通りとして何を軸とするんだというところが、逆に言うと不明確になっている部分もありましたので、シンプル化を含める意味合いも込めまして33ページ目のところのこの都市骨格軸、三つの軸を指定させていただいているところでございます。 57: ◯河合委員長 よろしいですか。はい。  岩佐委員。 58: ◯岩佐委員 資料1-3の198ページ、有楽町一丁目・二丁目のところなんですけれども、これ、マトリックス表にもありますが、日比谷公園との一体性、回遊性が高まるように地上の広場、歩行空間、有楽町駅からつながる地下空間を生かしたまちづくりということで、回遊性は分かるんですけれども、この一体性というのは、ちょっと日比谷公園もその反対側の文化施設エリアもかなり規模も大きくて、一体性として捉える規模じゃないなというところや、あるいは、ほかのところを見ていても、そういった全く異なるものを一体性という言葉でつなげて理解をするような記述がないので、ここをあえて今回加えられたのは、どういう計画とか、どういうビジョンがあるのかなということをご説明いただけますか。 59: ◯前田計画推進担当課長 その一体的なというところになるんですけれども、特に何かしら恣意的にというわけではございませんで、現状のまちとこれまでの20年間のまちの動きを見たときに、やはり日比谷公園との連続性とか一体性とか、そういった形のものが必要になってくるだろうと。まちの資源を最大限活用していくには、やはりこういった記述というところで皆様の将来像を描いていけないかという形での記載を様々、ここだけでないかと思いますが、記載をさせていただいていると、そのような形となってございます。 60: ◯岩佐委員 例えば水辺との一体性とか、そういったことはすごく理解、隣接もしていて、理解もできるんですけれども、ちょっとここは、回遊性という意味ではすごく分かります。やはり公園から駅までとか、あるいはほかの新橋や虎ノ門とか、別なまちとの回遊性とか、連携というのはちょっと理解できるんですけれども、これだけ大きなものを一体として、また全然違うものですので、もう一方で、眺望ということも書いてあるので、回遊性だけじゃなくて、一体性を求めるあまり眺望と相反するような計画もできなくないのかなと思いましたので、ここは慎重に回遊性のみでしていただきたいなと思ったんですけれども、いかがですかね。 61: ◯印出井計画担当部長 岩佐委員のご指摘として受け止めさせていただきますけれども、実は、従来から、やっぱり日比谷公園と都市との関係性、日比谷公園の豊かな緑が、東側の、あるいは銀座も見据えた都市との関係性が非常に断絶されている、緑の連続性ということが不足しているという課題認識は、様々、その当時なり、緑や都市づくりの専門家の皆さんからもご意見を賜っています。建設局が事務局になった日比谷公園の整備のグランドデザインの中でもそういう課題意識が示されていますので、そういった意味では、ある種あそこの課題としては認識をされているのかなというふうに思っています。緊急整備地域にあそこが加わったときにも、千代田区の課題意識として、日比谷公園と市街地の一体性というようなこともご指摘をさせていただいた経緯が過去ございました。  ただ、今そういうようなご意見も一方であるということは認識させていただいたんですけれども、例えば、ちょっと新しい事例で言うと、KK線の屋上庭園化というようなことも見据えますと、東京における緑の拠点を、より東に西に北に南にしみ出していくというようなところで、日比谷、内幸町が非常に重要な地点だということで議論を深めてきたという経緯がございますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。 62: ◯河合委員長 よろしいですか。  岩佐委員。 63: ◯岩佐委員 回遊性あるいは一体性としてこう考えるだけではなくて、じゃあ逆を言えば、日比谷公園の緑の拠点だけじゃなくて、その周りにも緑をどんどん増やしていく方向で行っていただきたいんですよね。こういう日比谷公園とつなげれば、じゃあ逆に周りは相対的に緑は造らなくてもいいんじゃないのと。実際に日比谷公園の周りに新しくできたところが、空間庭園みたいなものはできているんですけれども、道を歩いている感じでいけば、やはり緑が増えるよりは減っていくことになっていっているので、やはりそこは拠点があるから拠点をつなげることによって、周りの緑が少なくならないような、そういった配慮も併せて、もし一体性という言葉を使うんであれば、日比谷公園を中心にやはりもっと緑が都心でも広がっていくような、そういった方向に捉えられればいいのかなと思うんですけれど、そこはいかがですか。 64: ◯印出井景観・都市計画課長 これは景観・都市計画課長としてご答弁申し上げます。  おっしゃるとおりです。日比谷公園の緑をしみ出していく日比谷、内幸町方面、それから新橋方面ということをある種意味した形の中で、一方で、ただ単に緑があるだけでは都市の機能としては不十分だろうと。きちんと人も、一定のフィジカルディスタンスを保ちながら交流し活動するというような意味合いも含めて、こういった表現になっておりますので、今後の将来像に向けた整備の方向感としては、まさに岩佐委員がおっしゃったことと我々の認識はほぼ同じかなというふうに思っています。 65: ◯河合委員長 いいですか。 66: ◯岩佐委員 はい。 67: ◯河合委員長 はい。  委員の皆さんにちょっとお願いなんですけれども、このマスタープランの改定状況、大変詳細な資料で、多うございます。次回の景観・まちづくり特別委員会の中でも質疑を受けたいと思いますので、この(1)番に関しては本日はこの程度にしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 68: ◯河合委員長 はい。ありがとうございます。  それでは、次に、景観まちづくり部(2)千代田区屋外広告物景観まちづくりガイドライン(たたき台)について、執行機関の報告を求めます。 69: ◯印出井景観・都市計画課長 こちらのほうもボリューム感があるんですけれども、少しかいつまんでご説明をさせていただきます。  本日は、資料の2-1、2、3という形で3点お配りさせていただきますが、今の現在地の確認ということで、資料の2-3のA3のスケジュール表をご覧いただければというふうに思っております。  景観関係の取組でございますけれども、令和元年、平成31年になるんですか、4月に景観行政団体に移行させていただきまして、本年の第1回定例会で、2行目、まちづくり条例の改正をさせていただき、景観計画を策定し、7月1日から施行をしていると。主に景観協議の中で、建物の新築等のガイドラインについては、7月1日に同日で策定をし運用をしているところなんですけれども、ちょっと積み残しの宿題として残っておりましたのが、屋外広告物の指導基準としてのガイドラインというのが残っておりました。これが、今、たたき台として、先般の9月3日の景観まちづくり審議会のほうにご提示したものですね、同じものを本日ご報告申し上げるというところでございます。  こちらにつきましても、次回12月に景観まちづくり審議会が予定されておりますけれども、そこの中でパブコメ案という形でまとめますので、その前段の、先ほど冒頭委員長がご指摘いただいたとおり、議事整理なんで、私のほうからは、予定という話で、そういう形で承っておりますので、またご意見を聞く機会はあるのかなというふうに思ってございます。  中身のほうの概略のご説明ですけれども、資料2-1でございます。経緯や役割ということで1番ございますけれども、こちらについては先ほど申し上げたとおり、建物だけではなくて、広告物についての指導のガイドラインということでございます。ガイドラインの位置づけにつきましては、先ほどスケジュールでお示しをしましたとおり、2の表、ポンチ絵がございますけれども、まちづくり計画の下に、建物等の指導基準としての界隈別・重点地区ガイドライン、それから屋外広告物のガイドラインということで、今回、策定をするというところになっております。  2-1の3の構成なんですけれども、全体の構成としましては、既に景観計画の中で屋外広告物の指導の方向性ということはまとめられておりますので、それをさらに具体化する切り口として、2-1の右側に3階層の図解がございますけれども、要素別、種類別、地域別ということでまとめてございます。要素別というのは、広告物の大きさですとかデザインですとか色、それから素材、さらには照明や光、あるいは第三者広告物の在り方というような、そういった広告要素に沿って、こういう配慮をしてくださいねという決め方。それから、種類別というのは、屋上の広告物であったり、壁面利用だったり、それから看板ですね、突出看板とか、そのほか、9番で言うとデジタルサイネージとか、そういった広告の種類に対応した配慮事項と。1と2を少し地域特性に対応して整理したのがIIIの地域別ということになってございます。  本文の2-2のほうも、少しぱらぱらとご確認を賜ればというふうに思うんですけれども、まず本文の──どうしようかな、10ページですね。10ページからが、先ほど申し上げましたとおり、広告物の種類に対応した分かりやすい指導のガイドラインということです。これは、屋外広告物を設置、表示する事業者だったり広告事業者が、事前にこういった区のほうの方針を分かりやすく、図解や写真を使って事前明示として準備しておくということと、届出があったときに協議するときの共通の資料としていきたいというふうに思ってございます。10ページが、こちらのほうが規模とか配置とか、さらには字の大きさとか、そういったところでございます。  13ページは、デザインということで、この図解にもございますように、いろいろと大きく出せばいいというものじゃないよと。情報量の統制をしたほうがまち並みに合うよねというような話。  16ページのほうに参りますと、色彩ですかね。色彩の彩度やコントラストについて。さらに19ページなどでは、広告の素材について、いろいろな事例を交えてお示しをしているというところでございます。  駆け足ですが、21ページについては、照明のまぶしさ等々についてのお示しをしてございます。  それからあと、照明、光に関わるものとして、23ページにございますけれども、昨今、なかなか既存の屋外広告物の概念とは少し異なるというか、進化したプロジェクションマッピングですとかメディアファサードという、これは建物全体がスクリーンになって、よく中国の深センなんかの動画が公開されておりますけれども、そういった取組について、こちらのほうでは、やはり今後の都市としての可能性もある一方で、配慮すべき課題も多いよねということをお示しをしております。  24ページについては、いわゆる自社広告でない第三者広告の配慮事項が記載されているというところでございます。  25ページからが、先ほどで言うところの種類別という広告の配慮事項でございます。ぱらぱらと確認していただきたいんですけれども、25ページが屋上の広告物。26ページが壁面の利用の広告物。27ページが突出広告物、看板等ですね。29ページが広告幕。で、30ページが立て看板。  さらに31ページなんですけれども、これがデジタルサイネージということで、これが結構、今、我々の中でも既に課題になっているところでございます。千代田区の中で、特に皇居を中心とした、旧美観地区と言われる、基本的に屋外広告が禁止されているエリア等もそういった例外として展開する場合であったり、あるいは神田エリアも含めたまちなかの中で、デジタルサイネージというのは非常に効果的である一方、あまり都心では見かけないんですけれども、郊外部などの交差点に行くと、ある業界、言っちゃあれですけど、何ですかね、そういう、何かこう、非常に点滅をして、何かまち並みと合っていないようなものもある中で、まさに都心の中の千代田区において、デジタルサイネージをどう展開していくかというのは、非常に課題になっているところでございます。それは文字とか映像が動く媒体でございます。静的なものではないので、通常の広告物以上に、まち並みですとか、夜ですね、夜間景観に影響を与えたり、音の出るものもあったりしますので、ちょっと様々な、こちらのガイドラインの中では、「設置しない」とか、結構強い言葉で書いているところなんですけれども、そもそも旧美観地区は屋外広告物の設置ができないところなんで、ある意味、現行の屋外広告物条例をなぞっているというところなんですが、こういった中に設置しないとか、書くことによって、結構、今、事業者さんの中では、かなりホットな議論の対象の広告物になっているところでございます。  それから、33ページなんですけど、これも最近の新たな広告の転換で、見かけ上は屋外広告物なんだけれども、建物の中から投影しているという、特定屋内広告物という定義をさせていただいておりますけれども、屋外広告物条例の対象にはなってございませんので、我々としてはこういったものについてどう対応していくかと。要は、許可が必要ではないことになります。そういう意味で言うと、現実に指導ができるかどうか。許可があるので事前に我々のところに指導をするタイミングがあるんですけど、これについては、千代田区全域の中で展開するのは厳しいということも含めて、いわゆる旧美観地区を中心に特定屋内広告物については指導してまいりたいというふうに考えているところでございます。  それから、34、35ですね。こちらのほうは新たな広告物の展開ということで、先ほど2-1のA3の資料の右下のほうに、今回、指導の対象になる広告物を幾つか図解でお示ししていますけれども、先ほど申し上げたプロジェクションマッピングですとか、壁面広告用シートですとか、あとはパブリック・アートというのも一般的になってまいりました。なかなか屋外広告物の一般と同列に評価できないパブリック・アートについていかがなものかというのがなかなか指摘しにくいとか、そういったものも出てきていますので、そのあたりは専門家のご意見も聞きながら進めてまいりたいというふうに思っております。  37ページからが地域編でございます。こちらのほうは、繰り返し申し上げているとおり、美観地区という都市計画の歴史も踏まえて、屋外広告物が禁止されてきた区域を大事にしながら、38ページの中で、三つの重点地区、これは景観計画と同様ですけれども、外濠重点地区、神田川・日本橋川重点地区という形で、そういったところについては景観に対する配慮も強く求めていこうというふうになってございます。  40ページから始まる美観地区・重点地区でございますけれども、これについても、もともとの旧美観地区というエリアとその外周のエリア、さらには旧美観地区の中でも有楽町等々適用除外になっているところなんかについては、規制のグラデーションをかけながら、42、43のように、厳しさについても、少し異なった視点で取り組んでまいりたいというふうに考えております。  44は外濠、46が日本橋川・神田川ということで、個別に様々書いてありますけれども、濠や川に向けた広告については十分配慮してくださいねというようなことが特色になっているかなというふうに思っています。  それ以外のエリアについてですけれども、48ページにございますが、商業機能の集積地域としての神田駅周辺、秋葉原周辺、それらについては、やはり飲食店、歓楽街等も含めた、電気街等も含めたものの実態を踏まえた形での対応ということになってくるかなと思いますけれども、それ以外の麹町・富士見方面においても、沿道の商業地域以外については住宅エリアとしてございます。それから、神田エリアの駅周辺以外、秋葉原・神田駅周辺以外の商業系の地域と麹町エリアの沿道商業については一般エリアという形で、それぞれ配慮事項の強弱をつけながら指導してまいりたいというふうに思っております。  特徴的なところとしましては、57ページですけれども、先ほど千代田区全体の中で、デジタルサイネージについては、今、我々の段階では非常に、何ですかね、抑制的な形で考えてはいるんですが、秋葉原駅につきましては、少しエリア感も、中央通り沿道だったり、路地というようなところの中で、例えば57ページの中央通りに面する部分の照明のところにございますけれども、秋葉原についてはデジタルサイネージは認めていくというようなスタンスでいるというところでございます。  それから、最後に59ページですけれども、屋外広告物の手続ですが、新築については建物の景観指導と合わせて、それから60ページ、新たに既存の建物につけるときについては、我々環境まちづくりの部のまちづくり総務課の屋外広告物担当のほうに許可を求める前段で我々のほうに協議をしていただくというような手順で進めてまいりたいというふうに思ってございます。  冒頭申し上げましたとおり、今日はたたき台ということでございます。ご意見を賜って、また、次の定例会の中でも頂けるのかなと思っています。それらを踏まえて、12月上旬の景観審でパブコメ案として取りまとめをさせていただき、年末年始でパブリックコメントに、さらに来年2月の景観審でご審議いただいて、年度内に決めていきたいというような段取りになってございます。  非常にボリュームのある資料を駆け足で恐縮ですけれども、ご説明は以上でございます。 70: ◯河合委員長 はい。ありがとうございます。要点をピックアップをして説明していただきました。  この屋外の広告景観まちづくりガイドラインにつきましても、次回のこの委員会でこの件に関してもマスタープランとともに質疑を受けたいと思いますけれども、今の時点で質疑のある委員の方は、どうぞご発言をお願いします。 71: ◯小枝委員 48ページの地域編のところなんですけれども、旧美観地区等のエリアで規制をしていくというのは分かりましたが、そうでないエリアの、例えば秋葉原周辺エリアの赤いところ、それから神田駅周辺エリアの赤く囲んだところは、例えば、緩いんですか、相当。何かすごい色の看板があっても、指導できないレベルのものなんですか。どんな感じでしょう。 72: ◯印出井景観・都市計画課長 具体には、これまでの運用なり、これからの運用になりますけれども、神田駅周辺であれば55ページに配慮事項が記載されておりますし、秋葉原は先ほど申し上げました57ページというところになってくるのかなというふうに思っています。  で、神田駅については、先ほどの、ちょっとデジタルサイネージを一つの指標として見たときには、神田駅周辺についてはデジタルサイネージについては、55ページの中高層部というところの照明にありますけれども、抑制的なイメージでいるところですが、現実には、これご案内のとおり、それを言っちゃおしまいだということなんですけれども、条例とガイドラインに基づいた粘り強い行政指導の中でございます。ですので、確かに協議の結果、あるいは協議が調わずということはあるのかなというふうに思いますけれども、我々としては、地域特性を踏まえて、55、57に対応した形で粘り強く協議をしていくということで、緩いか緩くないかと言われれば、当然一般エリアに比べれば、割と屋外広告物については自由度は高くなっているというふうに認識をしております。 73: ◯小枝委員 よくマンセル値とか使いますけれども、色で言うとどのぐらいだとよくてどのぐらいだと駄目。つまり住民の中にもいろいろいらっしゃるとは思うんですけれども、初めから、何というか、今までは景観団体でなかったから指導のしようがないというところで、行政のほうにもご苦労頂いていた部分があったと思うんですけれども、これができてもなお、そういったこともできない状態であるとすると、かなりどういうまちに住みたいかというところでは、繁華街、まあ、営業のほうの利益はあるでしょうが、一定程度の節度と安心・安全のレベル感というのはあると思うんですよね。それが今までなかなかそういうふうにできないところを苦心してきたのが、これが始まれば何とかなるのかなと思っていたら、いや、そうでもないんですというんだと、何となくどうなんだろうと。そこがちょっと分からないと意見も言えないし、分かるような、次回があるということなので、そのときでもいいんですけれども、九段のところではイタリア文化会館のそんなにすさまじくない赤でも、住民の方から、これは赤過ぎるといって、色を変えましたですよね。それは東京都も指導してくれたんだと思いますけど、住民というのは、目の前に起きたときに、えっ、と思って行政に言うんだけれども、何の後ろ盾もない状態で特に神田は置かれてきていて、せっかくこの基準を作るときに、美観地区と外濠の周りだけきれいだけれど、ほかのところはまあ我慢してくださいよという基準だとちょっと困るので、かどうかも分からないので、ちょっと分かりやすい資料にしていただけるとありがたい。 74: ◯河合委員長 今の答弁で。  景観・都市計画課長。 75: ◯印出井景観・都市計画課長 分かりやすい資料というか、この55ページとか57ページに書いてあるのが景観誘導方針並びに配慮事項ということになっておりますので、これを基に、具体的に手法としては別途景観のパターンランゲージのキーワード集がありますので、それなどを用いながら、結局マンセル値でどうこうという決め方にはなっていませんので、総合的には何回かの協議の中で地域特性に合った形で進めていくということで、かなり職員とかアドバイザーの力量によるところが多いというのは認識しておりますが、なかなか麹町地域の地区計画みたいに全域をぱっと決めるというのも困難な状況の中で、こういった基準、配慮事項に基づいて運用を積み重ねていくというふうに認識をしております。 76: ◯小枝委員 私としては、色合いというのはかなり個人の感覚で違ってしまうところもあると思うので、どの程度までが許されるものなのかというのは、区民、地域住民にとっても知りたいところだと思うので、正副委員長に任せますが、より分かりやすいものを示していただければありがたいなというふうに思います。  これ以上は結構です。 77: ◯河合委員長 次回までに、ある程度の分かりやすいものをご用意できればと思うんですけれども、その辺どうでしょう。 78: ◯印出井景観・都市計画課長 駆け足で説明したので、要は地域別の話と、先ほども冒頭申し上げたように、要素別と、例えば色彩であれば17ページみたいなところがありますので、それらを少しレイヤーを掛け合わせて指導していくことになるんですけれども、明確にマンセル値でもってNGよというのは、やっぱり地区計画とか、そういう形で私権制限も含む形で決めていかなきゃいけないので、今回の屋外広告物運用の中では、既存の地区計画以外ではまだそういうような制度的には整ってないというふうにご理解を賜ればなと思います。 79: ◯河合委員長 ちょっと休憩します。                 午後3時18分休憩                 午後3時23分再開 80: ◯河合委員長 委員会を再開します。  答弁からお願いをします。 81: ◯印出井景観・都市計画課長 今後、次回を目途に、屋外広告物における景観上の課題等の資料もお示ししながら、今後の景観指導の方向性についてご理解賜れるような形でご説明をさせていただきたいというふうに思います。 82: ◯河合委員長 はい。ありがとうございます。よろしいですね。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 83: ◯河合委員長 次回、またこの(1)番、(2)番に関しては質疑を受けますので、委員の皆様にはよく読み込んでおいていただきたいと思います。  最後、次に景観まちづくり部(3)まちづくりの動向について、執行機関からの報告を求めます。 84: ◯佐藤地域まちづくり課長 それでは、まちづくりの動向につきまして、環境まちづくり部資料3に基づき、地域での意見交換会ですとか協議会の開催状況、また都市計画手続を進めた地区等についてご報告をさせていただきます。  各地域の地図を別紙として添付させていただきましたので、併せてご覧ください。初めに、1、飯田橋・富士見地域です。地図は別紙1となります。  飯田橋・富士見地域では、地域の協議会で策定いたしました飯田橋駅及び駅周辺整備構想を踏まえ、JR飯田橋駅西口の整備が進められ、本年7月12日から一部供用が開始されているところでございます。一方で、飯田橋駅におきましては、東口整備に向けての対応も当然必要であることから、策定されてから12年余りが経過いたしました整備構想の見直しを図るため、まちづくり協議会のエリアの方々、図でお示ししました赤い線の範囲でございますけども、この方々にお声がけをし、意見交換会を開催いたしました。第1回飯田橋駅東口整備に向けた意見交換会を、本年2月24日と25日の、休日と平日に開催いたしました。参加者はそれぞれ49名と54名でした。当初、第2回意見交換会を3月下旬で予定しておりましたが、コロナウイルス感染拡大防止対策のため、意見交換会を延期し、第2回意見交換会を7月30日と8月2日に開催いたしました。1回目と比べまして参加人数がちょっと少なくなっておりますけれども、これはコロナ対策として会場の定員を縮小するとともに、開催通知と併せて事前に資料をご送付し、会議に出席しなくてもご意見を賜るような形ということで対応させていただいたためでございます。  この意見交換会での主な意見といたしましては、JRのガード下、目白通りの部分でございますけれども、歩道が狭く、朝夕混雑する。また、ガード下が暗い。汚れている。雨水が落ちてくるというところもございました。それと目白通り沿いの東京メトロの出入口が狭く混雑している。駅や駅周辺のバリアフリー対応が整っていない。飯田橋駅先の五差路の歩道橋のバリアフリー対策。また、いいだべいが汚れている。ひび割れて、危ないのではないか。この部分を有効に活用できないかなどなどのご意見を賜ったところでございます。  これらの賜ったご意見を踏まえ、地域の方々とこの課題解決に向けた将来像について引き続きこの意見交換会で議論を深めてまいります。  次に、第35回飯田橋・富士見地域まちづくり協議会を先月9月11日に開催いたしました。この協議会の議事といたしましては、飯田橋駅東口整備に向けた意見交換会について、「飯田橋二、三丁目地区」地区計画の見直しに関する意見交換会について、富士見二丁目三番街区第一種市街地再開発事業について、また最後に、この地域で行われております工事の進捗状況についてのご報告を行っているところでございます。  次に、第1回「飯田橋二・三丁目地区」地区計画の見直しに関する意見交換会を先月9月18日に開催いたしました。次回を今月20日に開催する予定でございます。  恐れ入ります裏面をご覧ください。  次に、2、外神田一丁目南部地区(外神田一丁目1・2・3番地)でございます。地図は別紙2でございます。  この地区におきましては、昨年12月に改定いたしました「外神田一丁目計画基本構想」の具現化に向け、地区計画の策定に向けた「外神田一丁目南部地区地区計画勉強会」を本年8月29日に開催いたしました。明日2日に第2回勉強会を開催する予定としているところでございます。  最後に、3、内神田南部地区です。地図は同じページの右側の地図、別紙3でございます。
     この地区におきましては、平成29年から令和元年にわたり、地権者を対象としたまちづくり勉強会を8回開催し、まちの課題や将来像についての議論を行い、地区計画の案を検討してまいりました。その案を基に、昨年12月から地区計画(素案)の公告・縦覧を行い、本年2月から地区計画(案)の広告・縦覧を行いました。本年7月7日の千代田区都市計画審議会において審議されたところでございます。この地区計画が国家戦略都市計画建築物等整備事業に係る都市計画として定められる東京圏国家戦略特別区域の区域計画について、9月14日に内閣総理大臣の認定を受けたため、都市計画の決定がされたとみなされているところでございます。  今後もまちづくりの動向について、適宜丁寧にご報告をさせていただきます。  ご説明は以上でございます。 85: ◯河合委員長 はい。報告を頂きました。  質疑ございますか。よろしいですか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 86: ◯河合委員長 はい。それでは、以上で報告事項を終了いたします。  次に、日程2、その他に入ります。委員の皆さん何かございますか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 87: ◯河合委員長 よろしいですか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 88: ◯河合委員長 執行機関から何かありますか。(発言する者あり)はい。  次に、日程3、閉会中の特定事件継続調査事項について、閉会中といえども委員会が開催できるように議長に申し入れたいと思います。よろしいですか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 89: ◯河合委員長 はい。  それでは、本日は、この程度をもって、景観・まちづくり特別委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。                 午後3時31分閉会 発言が指定されていません。 Copyright © Chiyoda City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...