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  1. 千代田区議会 2020-09-28
    令和2年予算・決算特別委員会保健福祉分科会 本文 開催日: 2020-09-28


    取得元: 千代田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    千代田区議会議事録 トップページ 詳細検索 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和2年予算・決算特別委員会保健福祉分科会 本文 2020-09-28 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 363 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯内田分科会長 選択 2 : ◯内田分科会長 選択 3 : ◯七澤福祉総務課長 選択 4 : ◯内田分科会長 選択 5 : ◯七澤福祉総務課長 選択 6 : ◯内田分科会長 選択 7 : ◯飯島委員 選択 8 : ◯七澤福祉総務課長 選択 9 : ◯内田分科会長 選択 10 : ◯七澤福祉総務課長 選択 11 : ◯内田分科会長 選択 12 : ◯飯島委員 選択 13 : ◯七澤福祉総務課長 選択 14 : ◯飯島委員 選択 15 : ◯七澤福祉総務課長 選択 16 : ◯大串委員 選択 17 : ◯内田分科会長 選択 18 : ◯大串委員 選択 19 : ◯七澤福祉総務課長 選択 20 : ◯大串委員 選択 21 : ◯七澤福祉総務課長 選択 22 : ◯内田分科会長 選択 23 : ◯飯島委員 選択 24 : ◯内田分科会長 選択 25 : ◯内田分科会長 選択 26 : ◯内田分科会長 選択 27 : ◯長谷川委員 選択 28 : ◯内田分科会長 選択 29 : ◯長谷川委員 選択 30 : ◯内田分科会長 選択 31 : ◯長谷川委員 選択 32 : ◯七澤福祉総務課長 選択 33 : ◯長谷川委員 選択 34 : ◯七澤福祉総務課長 選択 35 : ◯内田分科会長 選択 36 : ◯飯島委員 選択 37 : ◯七澤福祉総務課長 選択 38 : ◯飯島委員 選択 39 : ◯七澤福祉総務課長 選択 40 : ◯飯島委員 選択 41 : ◯七澤福祉総務課長 選択 42 : ◯飯島委員 選択 43 : ◯七澤福祉総務課長 選択 44 : ◯飯島委員 選択 45 : ◯七澤福祉総務課長 選択 46 : ◯飯島委員 選択 47 : ◯七澤福祉総務課長 選択 48 : ◯内田分科会長 選択 49 : ◯岩佐委員 選択 50 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 51 : ◯岩佐委員 選択 52 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 53 : ◯岩佐委員 選択 54 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 55 : ◯内田分科会長 選択 56 : ◯大串委員 選択 57 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 58 : ◯内田分科会長 選択 59 : ◯大串委員 選択 60 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 61 : ◯歌川保健福祉部長 選択 62 : ◯大串委員 選択 63 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 64 : ◯内田分科会長 選択 65 : ◯飯島委員 選択 66 : ◯内田分科会長 選択 67 : ◯飯島委員 選択 68 : ◯内田分科会長 選択 69 : ◯飯島委員 選択 70 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 71 : ◯飯島委員 選択 72 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 73 : ◯内田分科会長 選択 74 : ◯内田分科会長 選択 75 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 76 : ◯内田分科会長 選択 77 : ◯小林やすお委員 選択 78 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 79 : ◯小林やすお委員 選択 80 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 81 : ◯小林やすお委員 選択 82 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 83 : ◯内田分科会長 選択 84 : ◯小林やすお委員 選択 85 : ◯内田分科会長 選択 86 : ◯大串委員 選択 87 : ◯七澤福祉総務課長 選択 88 : ◯大串委員 選択 89 : ◯七澤福祉総務課長 選択 90 : ◯内田分科会長 選択 91 : ◯飯島委員 選択 92 : ◯七澤福祉総務課長 選択 93 : ◯飯島委員 選択 94 : ◯七澤福祉総務課長 選択 95 : ◯飯島委員 選択 96 : ◯七澤福祉総務課長 選択 97 : ◯内田分科会長 選択 98 : ◯岩佐委員 選択 99 : ◯七澤福祉総務課長 選択 100 : ◯岩佐委員 選択 101 : ◯歌川保健福祉部長 選択 102 : ◯内田分科会長 選択 103 : ◯内田分科会長 選択 104 : ◯内田分科会長 選択 105 : ◯内田分科会長 選択 106 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 107 : ◯内田分科会長 選択 108 : ◯飯島委員 選択 109 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 110 : ◯飯島委員 選択 111 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 112 : ◯飯島委員 選択 113 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 114 : ◯飯島委員 選択 115 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 116 : ◯飯島委員 選択 117 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 118 : ◯飯島委員 選択 119 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 120 : ◯飯島委員 選択 121 : ◯内田分科会長 選択 122 : ◯内田分科会長 選択 123 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 124 : ◯内田分科会長 選択 125 : ◯飯島委員 選択 126 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 127 : ◯内田分科会長 選択 128 : ◯飯島委員 選択 129 : ◯内田分科会長 選択 130 : ◯土谷高齢介護課長 選択 131 : ◯内田分科会長 選択 132 : ◯土谷高齢介護課長 選択 133 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 134 : ◯内田分科会長 選択 135 : ◯土谷高齢介護課長 選択 136 : ◯内田分科会長 選択 137 : ◯長谷川委員 選択 138 : ◯土谷高齢介護課長 選択 139 : ◯長谷川委員 選択 140 : ◯土谷高齢介護課長 選択 141 : ◯長谷川委員 選択 142 : ◯土谷高齢介護課長 選択 143 : ◯長谷川委員 選択 144 : ◯土谷高齢介護課長 選択 145 : ◯長谷川委員 選択 146 : ◯土谷高齢介護課長 選択 147 : ◯内田分科会長 選択 148 : ◯飯島委員 選択 149 : ◯七澤福祉総務課長 選択 150 : ◯飯島委員 選択 151 : ◯七澤福祉総務課長 選択 152 : ◯飯島委員 選択 153 : ◯七澤福祉総務課長 選択 154 : ◯飯島委員 選択 155 : ◯七澤福祉総務課長 選択 156 : ◯飯島委員 選択 157 : ◯七澤福祉総務課長 選択 158 : ◯飯島委員 選択 159 : ◯内田分科会長 選択 160 : ◯飯島委員 選択 161 : ◯内田分科会長 選択 162 : ◯飯島委員 選択 163 : ◯内田分科会長 選択 164 : ◯内田分科会長 選択 165 : ◯七澤福祉総務課長 選択 166 : ◯内田分科会長 選択 167 : ◯岩佐委員 選択 168 : ◯土谷高齢介護課長 選択 169 : ◯岩佐委員 選択 170 : ◯土谷高齢介護課長 選択 171 : ◯内田分科会長 選択 172 : ◯小林やすお委員 選択 173 : ◯土谷高齢介護課長 選択 174 : ◯小林やすお委員 選択 175 : ◯土谷高齢介護課長 選択 176 : ◯小林やすお委員 選択 177 : ◯土谷高齢介護課長 選択 178 : ◯小林やすお委員 選択 179 : ◯土谷高齢介護課長 選択 180 : ◯内田分科会長 選択 181 : ◯飯島委員 選択 182 : ◯土谷高齢介護課長 選択 183 : ◯飯島委員 選択 184 : ◯土谷高齢介護課長 選択 185 : ◯内田分科会長 選択 186 : ◯大串委員 選択 187 : ◯内田分科会長 選択 188 : ◯大串委員 選択 189 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 190 : ◯大串委員 選択 191 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 192 : ◯大串委員 選択 193 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 194 : ◯大串委員 選択 195 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 196 : ◯大串委員 選択 197 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 198 : ◯大串委員 選択 199 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 200 : ◯内田分科会長 選択 201 : ◯飯島委員 選択 202 : ◯土谷高齢介護課長 選択 203 : ◯飯島委員 選択 204 : ◯内田分科会長 選択 205 : ◯飯島委員 選択 206 : ◯土谷高齢介護課長 選択 207 : ◯内田分科会長 選択 208 : ◯土谷高齢介護課長 選択 209 : ◯内田分科会長 選択 210 : ◯飯島委員 選択 211 : ◯歌川保健福祉部長 選択 212 : ◯内田分科会長 選択 213 : ◯岩佐委員 選択 214 : ◯内田分科会長 選択 215 : ◯岩佐委員 選択 216 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 217 : ◯岩佐委員 選択 218 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 219 : ◯岩佐委員 選択 220 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 221 : ◯内田分科会長 選択 222 : ◯大串委員 選択 223 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 224 : ◯内田分科会長 選択 225 : ◯大串委員 選択 226 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 227 : ◯内田分科会長 選択 228 : ◯岩佐委員 選択 229 : ◯内田分科会長 選択 230 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 231 : ◯内田分科会長 選択 232 : ◯飯島委員 選択 233 : ◯内田分科会長 選択 234 : ◯内田分科会長 選択 235 : ◯飯島委員 選択 236 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 237 : ◯飯島委員 選択 238 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 239 : ◯飯島委員 選択 240 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 241 : ◯内田分科会長 選択 242 : ◯大串委員 選択 243 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 244 : ◯大串委員 選択 245 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 246 : ◯大串委員 選択 247 : ◯佐藤在宅支援課長 選択 248 : ◯内田分科会長 選択 249 : ◯飯島委員 選択 250 : ◯土谷高齢介護課長 選択 251 : ◯飯島委員 選択 252 : ◯土谷高齢介護課長 選択 253 : ◯飯島委員 選択 254 : ◯土谷高齢介護課長 選択 255 : ◯飯島委員 選択 256 : ◯土谷高齢介護課長 選択 257 : ◯内田分科会長 選択 258 : ◯内田分科会長 選択 259 : ◯湯浅障害者福祉課長 選択 260 : ◯内田分科会長 選択 261 : ◯湯浅障害者福祉課長 選択 262 : ◯内田分科会長 選択 263 : ◯武福祉施設整備担当課長 選択 264 : ◯内田分科会長 選択 265 : ◯武福祉施設整備担当課長 選択 266 : ◯内田分科会長 選択 267 : ◯長谷川委員 選択 268 : ◯内田分科会長 選択 269 : ◯長谷川委員 選択 270 : ◯内田分科会長 選択 271 : ◯長谷川委員 選択 272 : ◯内田分科会長 選択 273 : ◯長谷川委員 選択 274 : ◯湯浅障害者福祉課長 選択 275 : ◯長谷川委員 選択 276 : ◯湯浅障害者福祉課長 選択 277 : ◯内田分科会長 選択 278 : ◯飯島委員 選択 279 : ◯湯浅障害者福祉課長 選択 280 : ◯飯島委員 選択 281 : ◯内田分科会長 選択 282 : ◯大串委員 選択 283 : ◯湯浅障害者福祉課長 選択 284 : ◯大串委員 選択 285 : ◯湯浅障害者福祉課長 選択 286 : ◯岩佐委員 選択 287 : ◯内田分科会長 選択 288 : ◯岩佐委員 選択 289 : ◯湯浅障害者福祉課長 選択 290 : ◯岩佐委員 選択 291 : ◯内田分科会長 選択 292 : ◯岩佐委員 選択 293 : ◯内田分科会長 選択 294 : ◯岩佐委員 選択 295 : ◯湯浅障害者福祉課長 選択 296 : ◯内田分科会長 選択 297 : ◯飯島委員 選択 298 : ◯内田分科会長 選択 299 : ◯飯島委員 選択 300 : ◯内田分科会長 選択 301 : ◯飯島委員 選択 302 : ◯内田分科会長 選択 303 : ◯飯島委員 選択 304 : ◯内田分科会長 選択 305 : ◯飯島委員 選択 306 : ◯内田分科会長 選択 307 : ◯飯島委員 選択 308 : ◯内田分科会長 選択 309 : ◯大串委員 選択 310 : ◯湯浅障害者福祉課長 選択 311 : ◯大串委員 選択 312 : ◯湯浅障害者福祉課長 選択 313 : ◯岩佐委員 選択 314 : ◯内田分科会長 選択 315 : ◯岩佐委員 選択 316 : ◯湯浅障害者福祉課長 選択 317 : ◯岩佐委員 選択 318 : ◯湯浅障害者福祉課長 選択 319 : ◯内田分科会長 選択 320 : ◯内田分科会長 選択 321 : ◯武福祉施設整備担当課長 選択 322 : ◯内田分科会長 選択 323 : ◯武福祉施設整備担当課長 選択 324 : ◯内田分科会長 選択 325 : ◯飯島委員 選択 326 : ◯武福祉施設整備担当課長 選択 327 : ◯飯島委員 選択 328 : ◯武福祉施設整備担当課長 選択 329 : ◯飯島委員 選択 330 : ◯武福祉施設整備担当課長 選択 331 : ◯内田分科会長 選択 332 : ◯長谷川委員 選択 333 : ◯武福祉施設整備担当課長 選択 334 : ◯長谷川委員 選択 335 : ◯武福祉施設整備担当課長 選択 336 : ◯長谷川委員 選択 337 : ◯武福祉施設整備担当課長 選択 338 : ◯内田分科会長 選択 339 : ◯岩佐委員 選択 340 : ◯武福祉施設整備担当課長 選択 341 : ◯岩佐委員 選択 342 : ◯武福祉施設整備担当課長 選択 343 : ◯内田分科会長 選択 344 : ◯内田分科会長 選択 345 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 346 : ◯内田分科会長 選択 347 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 348 : ◯内田分科会長 選択 349 : ◯飯島委員 選択 350 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 351 : ◯飯島委員 選択 352 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 353 : ◯飯島委員 選択 354 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 355 : ◯内田分科会長 選択 356 : ◯大串委員 選択 357 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 358 : ◯大串委員 選択 359 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 360 : ◯大串委員 選択 361 : ◯小阿瀬生活支援課長 選択 362 : ◯内田分科会長 選択 363 : ◯内田分科会長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                 午前10時30分開会 ◯内田分科会長 ただいまから予算・決算特別委員会保健福祉分科会を開会いたします。  決算調査の進め方について、お諮りいたします。  当分科会では、議案第47号、令和元年度千代田区各会計歳入歳出決算の認定についてのうち、保健福祉委員会所管分を調査いたします。お手元に決算調査についての案を配付しております。  調査方法については、(1)理事者からの説明は、決算関係資料の配付をもって代え、特に説明を要する場合のみ行うこととします。各理事者においては、主要施策の成果等の説明がある場合は、目ごとの冒頭で説明をお願いいたします。  原則として目ごとに質疑を受けますが、事項が少ない科目につきましては項ごとに質疑を受けます。  2、理事者の出席については、部長及び庶務担当課長は常時出席とします。他の理事者は所管分の調査時のみ出席とし、それ以外は自席待機とします。  調査日程につきましては、本日は一般会計の歳出のうち保健所所管以外の部分、項で言うと、1、保健福祉管理費、2、高齢者・障害者費、3、生活保護費の調査を行います。  明日は一般会計の歳出のうち保健所所管分、項で言うと、4、健康衛生費と一般会計の歳入、国民健康保険事業会計の歳入と歳出、介護保険特別会計の歳入と歳出、後期高齢者医療特別会計の歳入と歳出を行います。  4、分科会決算調査報告書につきましては、分科会で議論された項目及び総括質疑において論議することとした項目を記載し、分科会の会議録を添付した上で、10月5日月曜日に予算・決算特別委員長に提出いたします。  それでは、持参資料を確認いたします。  お手元の資料を確認していただきたいんですけども、まず決算書(各会計歳入歳出決算書及び附属書類)。次に、決算参考書、決算関係資料(一般会計部別歳入歳出決算額など)ですね。主要施策の成果、決算審査意見書、各会計決算審査意見書・財政健全化判断比率審査意見書、事務事業概要、保健福祉部I、IIです。  皆さん、よろしいですか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 2: ◯内田分科会長 はい。限られた時間での調査となりますので、説明、質問、答弁、いずれも簡潔になるよう、皆様のご協力をお願いいたします。  それでは、調査に入ります。  項1、保健福祉管理費の調査。目は保健福祉総務費のみです。  まずは、項1、保健福祉管理費の、目1、保健福祉総務費の調査です。決算参考書の156ページから159ページまでです。(発言する者あり)大丈夫ですか。はい。(発言する者あり)少々お待ちください。  執行機関から、特に説明を要する事項について、説明をお願いいたします。 3: ◯七澤福祉総務課長 私のほうから、決算参考書158ページの12番、成年後見制度の推進、それと15番の居住支援の推進、この2点についてご説明させていただきます。
     初めに、成年後見制度の推進でございます。主要施策の成果の53ページになります。事務事業概要でいいますと78ページになります。  成年後見制度は、認知症や知的障害、精神障害などにより判断能力が不十分になった方に代わりまして、成年後見人等を選任することによりまして、本人を公的に支援する制度でございます。  千代田区においても、ひとり暮らし高齢者や認知症高齢者の増加に伴いまして、成年後見制度に対するニーズが高まることが予想されております。実際に社会福祉協議会に設置されております、ちよだ成年後見センターには、親族による成年後見制度の申立てに関する相談ですとか問合せが増えております。また、親族による申立てが困難な場合に区市町村が代わりに申立てを行う、いわゆる区長申立て、こちらは福祉総務課で受付をしておりますが、この区長申立てにより審判請求を行うケースがここ二、三年、増加しているところでございます。  令和元年度は、成年後見制度に関する現状を把握するため、社会福祉協議会と連携いたしまして福祉施設へのヒアリングですとか、居宅介護事業所、医療機関、金融機関へのアンケートを実施したほか、弁護士や司法書士などの専門職の方々と意見交換いたしました。  その結果から見えてきたのは、成年後見制度自体は知っているんだけれど、その内容を深く理解している人が少ないこと、後見人を他人に任せることが不安であったり、手続の煩雑さが要因で申立てに至っていないケースが多いということが分かりました。  一方、ちよだ成年後見センターでは、単に財産管理などの支援だけでなく、身上保護、身上監護などを重視した寄り添い型の後見人を養成するために、区民後見人養成講座を実施し、新たに4人の区民後見人候補者の登録につながりました。  また、区民後見人候補者のフォローアップ講座や専門職による定期相談、区民後見人同士の交流の場として受任者連絡会を実施しています。  今後も社会福祉協議会や関係各課と連携協力して、成年後見制度の周知、啓発に取り組むとともに、成年後見制度を含めた権利擁護の支援が必要な人の早期発見と適切な支援を円滑に進めるための仕組みづくりに努めてまいりたいと思っております。  次に、15番、居住支援の推進でございます。  主要施策の成果でいいますと54ページ、居住支援法人の支援という名称になっております。事務事業概要82ページの高齢者等住まい生活支援になります。  本事業は、決算参考書に記載のとおり、1番として居住支援協議会の運営と、2番、居住支援法人の支援の二つの項目で構成されておりますが、いずれも予算を頂きながら執行することができず、全額が不用額となっているものでございます。  事業の目的としましては、誰もが住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、高齢者、障害者、低所得者などの、いわゆる住宅確保要配慮者と言われている人たちに対する住まいの確保や生活の支援を行う事業でございます。  (1)居住支援協議会でございますが、こちらは民間賃貸住宅を活用して、高齢者や障害者などの住宅確保要配慮者に対する居住支援を行うための会議体でございます。協議会の開催経費46万2,000円を計上しておりましたが、千代田区の特性から、低廉な家賃の民間住宅がほとんどなく、住宅確保要配慮者に対する有効な支援策を整理することができず、会議の開催に至らなかったものでございます。  また、この状況を打開するために、住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の入居の支援を行う新たな担い手といたしまして、東京都が指定しております居住支援法人を千代田区に誘致し、相談や賃貸住宅の情報提供などを行った場合の助成制度を考えましたが、これもうまくいかず、執行残。先ほど申しましたとおり、千代田区の特性から、区内で活動する居住支援法人を誘致することができずに、執行残となったものでございます。  大きな課題といたしまして、家賃の安い賃貸物件が他の自治体に比べ非常に少ない千代田区では、住宅確保要配慮者にとって適切な賃貸物件を確保することが非常に困難ということで、ビジネスとして存在する民間賃貸住宅市場に入り込めないという難しさがございます。  今年度は、不動産関係者や賃貸住宅のオーナーの理解を得るための講習会ですとかセミナーの開催を予定しております。  また、来年度に向けましては、生活の支援が必要なひとり暮らしの高齢者、あるいは高齢者のみ世帯の方々の住まい、生活の支援に重点を置いた事業展開を検討しているところでございます。  説明は以上でございます。 4: ◯内田分科会長 はい。  ほかにございますか、説明。 5: ◯七澤福祉総務課長 ございません。 6: ◯内田分科会長 はい。説明が終わりました。委員からの質疑を受けます。 7: ◯飯島委員 今ご説明のあった居住支援の推進について、伺いたいと思います。  何回も協議会を経て、結局は千代田区ではなかなか高齢者あるいは低収入の方に対しての住宅の確保は難しいという結論に至って、なおかつ、またこういう予算を組んでも、法人も誘致できなかったと。本当にもう、行き詰まっていると思うんですね。  ただ、現実としては、やっぱり高齢者の方、私も先日伺ったんですけれども、やっぱり民間の賃貸に入ったけれども、1万円の家賃の値上げというふうに言ってきたと。それは払えない。その場合どうしたらいいか。もう、70代後半の女性1人でしたけれども、結局は行くところがないという、そういう状況なんですね。  今後どうするかという今お話がありましたけども、住まいに重点、住まいの環境に重点を置いていく。その住まい自体がない。住めるところがない、そういう中で今の今後の方針というのは砂上の楼閣だと思うんですね。実際に、そのように困っている方に対してどうするか、そこがまさしく居住支援ということで作られた方針だと思うんですよ。そこのところをどのように行っていくのかということ、もう一回、もうちょっと詳しく説明を頂きたいと思います。 8: ◯七澤福祉総務課長 今、飯島委員からご質問があったところが、我々もここ一、二年、二、三年ずっと悩んでいるところです。  そもそも居住支援協議会というものも、民間賃貸住宅に住宅確保要配慮者という方々が入れるようにするのが居住支援協議会です。公的な住宅があれば一番いいんですが、それが期待できないということで、民間賃貸住宅に目を向けるという協議会でございますが、今おっしゃいましたとおり、なかなか低廉な家賃の住宅がない。ただ、全くないわけではないので、少ないですが、あるところを紹介するとか、あるいはオーナーさんの意向がかなり強いと思うので、オーナーさんが福祉的な視点で貸してもいいよというオーナーさんがもし見つかれば、そういった方々に協力をお願いするということは考えておりますが、抜本的に、これをやったから、そういった高齢者、特にひとり暮らしの高齢者が住めるようになるという抜本的な対策がなかなか見つかっていないということで、取りあえず住宅確保要配慮者というのはかなり広い範囲になるんですが、千代田区の場合は、ひとり暮らし高齢者あるいは高齢者のみ世帯が増えているということで、ここに焦点を当てて、今後考えていこうということでございます。 9: ◯内田分科会長 課長、マイクに向かって話してくださいね。指向性が、大分改善されたとはいえ、まだあるみたいなので。 10: ◯七澤福祉総務課長 はい。 11: ◯内田分科会長 飯島委員。 12: ◯飯島委員 障害をお持ちの方、精神の方については1法人あるということは伺っています。  先ほど申し上げたような、住宅確保に困っている高齢者のひとり暮らしの方、その方は、じゃあ、ないわけではないというふうにおっしゃいました。そうしたら、そういう方は福祉総務課に相談に行けばいいということでしょうか。 13: ◯七澤福祉総務課長 いろんな居住支援法人の方とか、いろんな方々の情報にちょっとよりますと、不動産、住宅課も含めてなんですが、不動産の賃貸住宅の情報というのは区役所にはないんですね。なので、紹介する手だてがないです。で、先ほども申しました居住支援法人は不動産の免許を持っておりますので、不動産業界で使われているネットワークの情報があるらしくて、それを居住支援法人の方が紹介することは可能だということで、そういった意味でも居住支援法人が千代田区に活動してほしいなという思いで予算を組んだんですが、やはり居住支援法人といえども、千代田区の特性から、なかなか参入することは難しいということで、そこもうまくいっていないという状況でございます。 14: ◯飯島委員 困難な状況というのは分かっています。この施策ができたときに、私も、ああ、これで安心できるのかなというふうに非常に期待しました。ところが、という現実があります。  そういう方がじゃあどうしたらいいのか、そこを知りたいんですね、私は。そういう方は路上に行けということになってしまうのか、それとも、いや、何とか確保するために努力しますよということなのか、そこの姿勢を問いたいんです。 15: ◯七澤福祉総務課長 確かに、その困っている人がどうしたらいいのかと、それが一番現実な問題だと思っています。そういった意味でも、居住支援協議会の事務局を持っている福祉総務課の責任は重いと思っていますが、福祉総務課だけで解決する問題ではないと私は思っておりまして、これはもう住宅課も含めて、全庁的に本当はやるべきであると思いますし、区役所だけじゃなくて、本当は不動産会社であるとか、できればそういう居住支援法人のような団体が一体となって、そういった大きな課題を解決するのが居住支援協議会なんですが、なかなかそこが機能をしていないという状況で、何とかしようとは考えておりますが、抜本的な対策が打てないという状況でございます。 16: ◯大串委員 関連で。 17: ◯内田分科会長 大串委員。 18: ◯大串委員 だからこそ、協議会を開く必要があるんじゃないですか。関係する住宅課、それから補助を出す生活困窮の住宅確保給付金を出すところも入って、不動産屋さんも入って、まさにそういうメンバーが協議会に入っているんだと思うんだけれども、一回も開かなくて困りました、じゃなくて、開いて、そこで千代田区がどうしたらいいかということを検討すべきじゃないかと思うんですけど、どうですか。 19: ◯七澤福祉総務課長 まさに大串委員のおっしゃるとおりだと思っています。今年度、何とか開こうということで、話は進めております。ただ、協議会の会長も、なかなか、現状が分かっていまして、議題といいますかね、今後の方向性を少しでも示した上で協議会を開催したいという意向がありまして、何もないところで協議してくださいといっても、なかなか協議会が成立しないのではないかということで。ただ、何らかの形で協議会を開ければとは考えております。 20: ◯大串委員 会長がという話がありましたけれども、最初からそういう結論がなきゃ開かないよというのではなくて、まさにみんなが協議する中で解決策を見つけるために開くんだから、そこはお願いしますよ。住宅に困っている高齢者の方はもう、一日も早く住宅を探したいと切実なんですよね。だから、そういった思いに応えるためにも一日でも早くこの協議会を開いて、どうすればいいかという結論をぜひ見つけてもらいたいんです。 21: ◯七澤福祉総務課長 はい。早く開けるように努力したいと思います。 22: ◯内田分科会長 飯島委員。 23: ◯飯島委員 いや、この協議会は、平成28年度から、もう7回、もう8回かな、やっているわけですよ。その議事録を全部、私は読みました。でも、やっぱりそこはもう本当に詰まっているわけですよ。だから、また今やったとしても、同じだと思うんですね。ですから、やはりこれはまちづくりと一緒になってやらないと、福祉総務課だけでは本当にもう限界だと。私もつくづく、議事録を読んで思いました。同じことを結構堂々巡りになっている部分もありますしね。やっぱり実態を知れば知るほど、そこら辺を脱皮できないと思うんですよ。そういう意味では、まちづくりと、ということなので、総括でも論議をしたいと思いますが、いかがでしょうか。 24: ◯内田分科会長 暫時休憩します。                 午前10時54分休憩                 午前10時57分再開 25: ◯内田分科会長 委員会を再開いたします。  それでは今、委員からご指摘もありましたし、答弁のほうも、この所管だけでは答弁できないというようなこともありましたので、居住支援の推進につきましては、総括でまた審議するということにしたいと思います。  これはよろしいですか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 26: ◯内田分科会長 はい。  それでは、ほかにございますか。(発言する者あり)このページ内だったら、どこでも結構ですよ。  長谷川委員。 27: ◯長谷川委員 156ページの風ぐるまのところです。  すみません。以前から…… 28: ◯内田分科会長 すみません。何番。4番ですか。 29: ◯長谷川委員 あ、ごめんなさい。4番です。 30: ◯内田分科会長 風ぐるまですね。 31: ◯長谷川委員 すみません。156ページ、4番、風ぐるま、地域福祉交通のところです。  以前よりお願いしているところで、またお話しさせていただくことになりますが、福祉目的である風ぐるまなので、ご高齢の方々の足になるよう、また障害者の移動手段となるよう、ここのところは無償化にしていただきたいと思いますが、今年度いろいろ調査をしているところではあるかと思いますが、この件についてはどのようにお考えでしょうか。 32: ◯七澤福祉総務課長 料金についても、今度見直しをするときに検討の材料にしたいと思っておりますので、どこまで、無料にするかとか、そこら辺を議論の対象にしていきたいと思います。 33: ◯長谷川委員 ぜひ、なかなか出かけるのにご不便なというか、電車だと、やっぱりアップダウンがあったりとか、階段の上り下り、エレベーターがあるにしてもご負担になります。地続きで移動できる手段として、高齢者、障害者の方々へのご配慮として無償化をぜひお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 34: ◯七澤福祉総務課長 今後、検討をさせていただきます。 35: ◯内田分科会長 ほかにございますか。 36: ◯飯島委員 1目の(3)番のマンション地域生活協力員です。事務事業概要は50ページですね。50ページの5というところですね。  この施策についても、私は成功すればいいなと。そうすれば災害のときにも、要配慮者なんかの把握というのもできるのではないかなというふうに期待をしていました。  今16人が登録されて、委嘱をされているということですが、この方々の活動状況はいかがでしょうか。 37: ◯七澤福祉総務課長 個々のマンション地域協力員の方の具体的な活動というのは、ほとんど行われていないということで聞いております。 38: ◯飯島委員 これは決算もゼロということで、委嘱を受けた方も、何かお礼というようなことは出るんだけれども、それはお断りしますというふうに辞退をされていると、そういうふうに以前から聞いています。ボランティアで登録してくださいということになるとは思うんですね、そうすると。あ、それは、なる、現実はそうなっているわけですよね。そういう中で、名前だけの登録、委嘱というようなことに現実なっているような状況なのかなというふうに推察します。  予算、今年度の予算のときにも、なかなか活動が実体化していないということで、マンション関係だから、まちみらい千代田とも連携しながら、どのように活用できるかというのを検討していきたいというふうに、そのように答弁されています。それはどのように進みましたか。 39: ◯七澤福祉総務課長 まちみらい千代田もマンション関係をやっているところなんですが、まちみらい千代田もなかなか苦労されているということで、このマンション地域協力員という制度をまちみらい千代田として何かできるかというと、特にあまり考えられないと。ただ、マンションの情報がまちみらい千代田に一番あるので、そこにチラシとかパンフレットとか、マンションに配る方法は、登録団体、登録のマンションにお願いすれば、そういうことはできるということなんですが、マンション地域協力員の活用という意味ではなかなか難しいということでございます。 40: ◯飯島委員 それじゃ、これからどうされようとしているんですか。 41: ◯七澤福祉総務課長 活動がなかなかされていなくて、ご本人たちも──ご本人というのはマンション地域協力員になっている方もなかなか意識が薄まっているということで、8月に現マンション地域協力員になっていらっしゃる方と、その地域の民生・児童委員の方々で顔合わせ会を開催させていただきました。その中では、日頃もうご存じの方もいらっしゃるし、初めてお会いする方もいらっしゃるということで、ちょっとそこから、個々、地域によっても事情が異なるということで、ちょっと話をしていただくということで、今後の活動につなげていくという取組を取り入れさせていただいたところでございます。 42: ◯飯島委員 マンションの方で町会と接点のない方も大勢いらっしゃるのかなというふうに思うんですね。そういう場合、今おっしゃったような、8月に行った顔合わせ、こういうのを割と頻繁に行ったりすれば、また町会との接点ができることも期待はできると思うんですね。  そういう意味で、この8月に行った顔合わせというのは、千代田区全域なのか、それとも本当に一部だったのか、そこら辺の実態は分かりますか。 43: ◯七澤福祉総務課長 全域ですね。全員はちょっと、欠席者もいらっしゃいましたので全員ではないですが、全域の民生委員と地域生活協力員でございます。 44: ◯飯島委員 これから今後こういうのを、こういう懇談会みたいなのを何回もやっていくという方針はお持ちなんですか。 45: ◯七澤福祉総務課長 今のところ、そこら辺がまだ決まっておりませんで、取りあえず地域によってすごい差がある。民生委員でも、必要であるという人もいれば、いや、特にうちの地域はマンションも少ないし、それほど必要としていないところもあるので、一律にできないということで、できるところは、できるところから活発にしていこうということでございます。 46: ◯飯島委員 地域特性もあるので、一律には本当にできないと思うんですね。だから、そういう意味ではできるところから始めていって広げていくというか、そういう方向でぜひお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 47: ◯七澤福祉総務課長 そのような形で進めたいと思っております。 48: ◯内田分科会長 はい。関連。(発言する者あり)じゃあ、関連はよろしいですね。  岩佐委員。 49: ◯岩佐委員 6番の生活困窮者自立支援について、お伺いします。  これは、事務事業概要を拝見すると、事業実績としては、子どもの学習支援は大幅に増やしているので増えているんですけれども、あとは全体として減っている方向で、本当に困っている人が減っているのが事実であれば、それは喜ばしいことだと思うんですけれども、相談がベースということですので、相談まで至らない人たちをどれだけしっかりと相談につなげていくかということをお伺いしたいんですね。減っているということが、やっぱり庁内での共有体制ですとか、あるいは情報発信の仕方ということに課題があったのではないかということをもしお考えであれば、この減った理由を併せてお知らせください。 50: ◯小阿瀬生活支援課長 生活困窮者の相談の状況で減っている、あと周知の件ということでご質問いただきました。  相談の状況につきましては、生活困窮者相談、新規相談で、平成29年度から大体二百四、五十件ぐらいの推移をしておりまして、今年度につきましては、コロナの影響もありまして666件と、ペースで言えば6倍ぐらいの相談は頂いておるところでございます。  周知につきましてはホームページが中心になりますけれども、そこら辺で、対区民ということであれば、生活困窮者のページの中での周知を図っております。  また、庁内の連携状況でございますけれども、従来から特に仰々しい連携というわけではございませんけれども、これまで職員同士の連携をしてきた部分もございます。様々な事情を抱えて、生活困窮者の方がお見えになりますので、この課内で連携し切れないような場合には──例えば高齢者の方とか、また障害をお持ちの方とか、そういった担当部署とも連携を図りながらやってきておる状況でございます。  ただ、全国的に包括的な支援が求められているということでございますので、そこら辺は丁寧な対応を心がけていきたいということで、周知等も含めて、行っているという状況でございます。 51: ◯岩佐委員 関係機関の情報共有、これは多分、担当者さんベースで、ちょっと感覚的におかしいなという情報をつかまれた方がこちらのところにつなげているんだろうと。で、かなりこれは個人差があると思うんですね。やはりどんな状況で、いわゆる困窮に陥る前の段階で支援につなげていくかというのは、これが多分一番の課題だと思うんですけれども、そこに関して一定の基準というか指針がなければ、やはりどうしてもスキルのある担当者の方がいれば察知することもできますし、そうじゃなければ、やはり、その与えられた仕事以上のことがつながりにくいということもありますので、これはちょっと一歩進んで、情報共有の場というのを何らかの形で、あるいは会議体をつくる、つくらないではなく、こういうことが一つの、虐待とも一緒なんですけれども、虐待のときにはやはりこれはちょっと兆候があるよねというのをある程度リスト化して、そこをまず庁内で共有していくというのはぜひやっていただきたいところです。  やっぱり共有の在り方と、あと発信ですよね。ホームページは私も拝見させていただいて、この間の自立支援のときにも申し上げたんですけれども、あのホームページだけで、じゃあ本当に必要な人に情報が行くかということになると、分かりやすさといえば分かりにくい。それから、ホームページを見れる人というのは、インターネットの環境につなげる環境のある人なわけで、いわゆるネット宿泊をされている方とか何かはできるのかもしれませんけれども、そうじゃない人たち、Wi-Fiにも困るような人たちというのももちろんいらっしゃるわけで、そういった方たちにどういうふうにアプローチしていくかということというのは、ホームページだけというのも、かなり限定したことしかできないんじゃないかと思うんですね。ちょっと、そこについては、検討されたことはあるんでしょうか。様々な周知方法についてなんですけれども。 52: ◯小阿瀬生活支援課長 ただいま庁内共有に関すること、それと庁外での周知方法に関することでご質問を頂きました。  まず、庁内の共有につきましては、現状、言葉が適切かどうか分かりませんけども、ある程度、担当職員の力に頼る部分も確かにあり、各、私ども所管ではケース会議という形で課内連携を進めておりまして、必要に応じて他の課にも連携を図るというような状況にしておりますけれども、見える形でというところでは、少し、私どもの課においてはそうなっていない部分もあるかもしれませんので、例えばケース会議をちょっと拡大して、例えば生活困窮に陥る原因はいろいろございますので、例えば住宅課とか、高齢とか、障害をお持ちの方で、そのような目的で、原因で生活困窮に陥る方もいらっしゃると思いますので、そういった場合にはちょっとケース会議を広げて開催して、支援漏れがないような形にしたりとか、やはり必要な支援が受けられるのに受けられないというのが一番よろしくない状況だと思いますので、そういったことをちょっと防ぐ意味でも、ケース会議の拡大とか、そういったことも考えていきたいというふうに思っております。  それと、発信の方法でございますけれども、現状はホームページを中心に対外的には発信させていただいておりますけれども、各種チラシとか、あと様々な会合とかですかね、まあ、まち場の会合もございますので、何か新規に事業を起こすとか、そういった場合には当たり前のことなのかもしれませんけれども、そういうまち場の会合でご説明したりだとか、そのような形でつぶさに周知していくというような状況で考えてございます。  あとは、よりよい方法については、スマホとかを使えない方もいらっしゃいますので、丁寧に対応していきたいというふうに思っているところでございます。 53: ◯岩佐委員 虐待の話ばっかりして申し訳ないんですけれども、例えば虐待であれば、区役所のトイレに貼ってもらいました。困った人は連絡してねと。そういうアプローチ、本当に従来のホームページだけとか、あるいはチラシをイベントで配るというだけ以上の、もっとアプローチ、いろんなやり方があると思うんですね。  あと、先ほど分かりやすさというのも言いましたけれども、やはり支援事業の名前一つ一つというのは、やはりちょっとアプローチしにくいんですね。家計相談と言われても、もっと分かりやすく書けば、あ、こういったことをしてくれるんだということが見えてくる。そうじゃないと、何と何をしてもらえて、何と何が、自分の問題も整理できない方もいらっしゃる中で、その中で、あ、こういったことでもいいんだと。ホームページは本当にちょっとでもお困りだったらお電話くださいと、本当に優しく書いてあるんですけれども、その先のことというのが、本当に、詳しく優しく書いていないんですね。これは本当、いろんな、ちょっと23区を幾つかチェックしていて、本当に区によって様々で、イラストなんかを使って分かりやすく説明しているところもあれば、本当に通り一遍のものもあるんですけれども。  やっぱり、今回は6倍ですか、コロナで生活苦になる方が本当に予想されています。子ども部とか住宅課とかというところと、どこで──あと地域振興ですよね、融資をどんどん繰り返していて、事業をされている方が本当に大変な状況で、そこは今度、事業だけやっていて、生活のほうまではまだ見直していない方もたくさんいらっしゃると思うんですけれども、そこをぜひつなげていくということをやっていただきたいので、よろしくお願いします。
    54: ◯小阿瀬生活支援課長 今、周知の中で、やっている事業等々を分かりやすく伝える部分であるとか、各課でそういったものを連携していくということをご質問で頂きました。  当課でも、生活困窮者の事業として、いろいろ、住居確保給付金を含め、家計相談であるとか就労支援、いろいろやってございますけれども、確かに皆様、相談にお見えになる方は分かりにくい部分があるのかもしれませんので、そこはもう一度、課に戻りまして、分かりやすい周知というものに努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 55: ◯内田分科会長 大串委員。 56: ◯大串委員 この生活困窮者の支援ですけれども、事務事業概要の63ページに、今年の4月から自立相談支援、それから家計改善支援、就労準備支援を一体的に実施する包括的な相談窓口を開始しましたというものがあるんですけど、この点、もう少し詳しく教えてくれますか。 57: ◯小阿瀬生活支援課長 今、生活困窮者の事業の中で家計改善であるとか就労支援、また相談の詳しい内容ということでございます。  私どもの事業で、まず最初に、こういった様々な事情を抱えた生活困窮者の相談窓口として、生活困窮者相談窓口というところで、今は相談員3名で様々な相談に対応しておるところでございます。その中で、家計、そうですね、就労支援のことにつきましては、一緒に、どうしても稼働が可能な方で就労意欲のある方、相談を聞く中で稼働が確認できて意識がある方につきましてはそのお手伝いをするということで、就労ができるまでのプランを相談員と共に一緒に考えまして、ハローワークに一緒に伺ったりとか、またボランティアの事業に参加をするとか、そういったようなことを考えています。まだ実績としては、そのようなものはないんですけれども、そういった方向で、相談員と共に相談しながら、お手伝いしていくというところでございます。  家計改善業務につきましては、家計から相談者を救っていくという方向でございまして、どうしても金銭管理がなかなかできないという方もお見えになりますので、家計簿を一緒に作成させていただきまして、まず収支の状況を明らかにしまして、支出に関わる部分について一緒に考えながら生活を立て直していくと、そのような支援を行っているところでございます。  それと、ごめんなさい、もう一つが──すみません。(発言する者あり)ちょっと、申し訳ございません。 58: ◯内田分科会長 大串委員。 59: ◯大串委員 説明を聞くと、これは今までもやっていましたよね、だから。何か4月から特別のが何かスタートしたのかなと思ったら、今の説明を聞きますと、専門職の方がいて、カウンターまで来られた方については自立相談、家計、それから就労まで含めて、今までもやってきた。あえて、この4月からと書いてあるので、何か特別なことがあるのかなと思ったけど、特別なことがあれば述べてください。 60: ◯小阿瀬生活支援課長 平成27年度から困窮者自立支援制度が始まりまして、これまでも相談員2名で対応させていただきましたけれども、今年からさらに拡充ということで相談員が1名増えたということと、それと、子どもの学習生活支援のほうでも、これまでは学習支援のみでございましたけれども、生活支援というところで、そういった家庭の親御さんのそういった環境改善の助言とか、そういったところもメニューのほうに入ってきております。また、高校生も対象にしてきたということもございまして、年によって拡充してきているような事実がございます。 61: ◯歌川保健福祉部長 すみません。ちょっと補足させていただきます。  今年、特にこういうふうに記載をした理由は、今、課長が申し上げましたとおり、生活困窮者支援の充実というのが、いわゆる生活保護に行く前にしっかりサポートをしたいということ。それから、先ほど岩佐委員のほうからもあったんですが、この生活困窮というのは、その生活困窮に至るまでに様々な原因があるわけですから、いわゆる多層的、多様な入り口から受けてくるということが必要になります。今回、ここの相談の体制を充実したんですね、4月から。これは、今までと違って、トータルとして委託の事業にしたんですけれども、ここは専門的な人たちがしっかりチームを組んでというか、やること。  それから、先ほどの岩佐委員の質問にも関係するんですけれども、その人たちが関係する、例えば高齢者の相談をしている人たちとか、それから障害の相談をしている人たちとか、そこにも出向いていって、自分たちがネットワークを組んでいけるようにという、これからは多層的な──一つの答え、原因が一つではないのと同じように、答えも一つではないので、様々なチャンネルがネットワークを組んでいけるようにということで、生活困窮のところを充実することによって、ネットワークを広げていく一つのきっかけになるべきだという考え方から充実したので、今年はこういう形で4月からというような書き方をさせていただいております。 62: ◯大串委員 非常にいいことだと思います。で、2名から3名に充実させたということですよね。  前も言ったかもしれないけど、この専門職の方は本当によくやってくれる。プランもつくるし、それから、今、部長も言われたけれども、窓口まで一緒に相談者の方と行って、何というのかな、1か所で相談を全部受け止めて一緒にやってくれる。それは子どもの相談もあるでしょう。それから、国保を払いたくても払えないという相談もあったでしょう。それから、恐らく、住宅の相談も、ここで受けられる。さっきの確保給付金もあるわけですから、そういったところまで含めて、生活保護に至らないように、その一歩手前で総合的に包括的に相談を受けると。これを、より充実させたということですよね、はい。これからも、よろしくお願いしたいと思います。 63: ◯小阿瀬生活支援課長 今後、断らない相談体制というものも全国的に求められておりますので、お客様には丁寧な対応をしてまいりたいと、このように思っております。 64: ◯内田分科会長 違う項目。 65: ◯飯島委員 同じ事業の中。 66: ◯内田分科会長 じゃあ、「関連」と言ってくれると助かります。 67: ◯飯島委員 関連。 68: ◯内田分科会長 はい。飯島委員。 69: ◯飯島委員 同じ事業の中で、(3)の一時生活支援について伺いたいと思います。事務事業概要は66ページの真ん中辺、(3)ですね。  今年もコロナの問題で、ネットカフェを追い出されて住居を失ったという方も相当、全国でも多かった。千代田区にも、そういう方が何人か相談に見えたと思うんです。この事務事業概要の中では、令和元年度というのは、これ、宿泊の方というのが大体、延べで書いてあるんですけれども、50人の方がおおよそ平均すると5日程度ということで支援を受けたというふうに読み取れます。今年度の場合、今の段階で何人ぐらいの方が宿泊の支援というのを受けたんでしょうか。その人数と、「宿泊の場所の供与」と書いてありますけれども、どういうところをご案内をされたんでしょうか。 70: ◯小阿瀬生活支援課長 一時生活支援事業の今年度の案内件数と、あと、どういったところにご案内しているかというところで。申し訳ございません。今年度のご案内の件数につきまして、ちょっとお時間を賜りましてお調べしたいと思います。申し訳ございません。  ご案内したところでございますけれども、岩本町にございます「さくら岩本町ハウス」というところにご案内をしてございます。主な目的としては、こういった一定の住居を持たない生活困窮者の方に対して、日常生活を営むのに、こういった宿泊場所においてご案内するという状況でございます。  以上でございます。 71: ◯飯島委員 岩本町のさくらハウスはかなり密な状況なんですが、そういうところでも、今回は3密を避けるということは考慮されなかったんですか。 72: ◯小阿瀬生活支援課長 こちらについてはご存じかと思いますが、お部屋のほうは個室化ということではないんですけれども、必要な感染対策というものは取っているというふうに施設では伺っておりますが。施設の状況から、完全に個室化というのはちょっとなかなか難しい状況でありますけれども、そういった状況でございます。大部分が──大部分というか、この中には自立相談支援センターのほうにご案内する方の一時的なご案内する前の滞在というものも含めておりますので、そう長く滞在せずに自立支援センターのほうに流れていくという状況もございまして、すごく多分に密になるかというと、そうとも言い切れない部分も確かにあることはありますけれども、感染対策については、そういった状況でございます。  以上でございます。 73: ◯内田分科会長 暫時休憩します。                 午前11時27分休憩                 午前11時30分再開 74: ◯内田分科会長 委員会を再開いたします。  担当課長。 75: ◯小阿瀬生活支援課長 ただいま令和元年度の件数でありますとか、そこからの状況、また、コロナの感染対策、どうなっているのかというところのご質問を頂きましたが、詳細なことが今、手持ちでございませんので、お調べをさせていただきたいと思っております。時間を少々頂戴賜れればと思います。よろしくお願いいたします。 76: ◯内田分科会長 はい。じゃあ、飯島委員、後ほどでよろしいですね。  小林(や)委員。 77: ◯小林やすお委員 今の質問の下の(4)番の路上生活者対策事業分担金のところなんですけれど、先日伺った自立支援センター、見学に行きましたところの話なんですけれど、これも、今、いろんなところで話題に、話題というか心配されていますコロナの関係で、入居対象者というか希望者という方が増えてくるのではないか。年末に向かって、以前のような年末、年越し派遣村じゃないですけど、ああいった状況になるんじゃないかということが危惧されていますけど、あそこ、自立支援センターの定員をオーバーするような状況になった場合は、どういうふうな対応があるんですか。 78: ◯小阿瀬生活支援課長 自立支援センターの定員がオーバーしたときにどうなるのかというところでございます。現状70名の定員で、大体45名から50名ぐらいで推移しているような状況でございまして。今のところ超えることはないんですけれども、確かに、ちょっと70名以上、現下の状況もございまして生活困窮者も増えてくる状況もあるかと思いますので、都と区の共同事業でもございますので、その対策等々については、ホームレス対策連絡協議会という23区と都で組織する専門の会議体がございますので、こういった場でちょっと問題提起を──問題提起というか、そういった状況になった場合の対策についても協議をして、ちょっと考えてまいりたいというふうに思っております。 79: ◯小林やすお委員 これからはそうなんでしょうけど、今まで自立支援センターという制度というかな、できてから、もう20年ぐらいたっている間に、同じような状況になったことはないんですか。 80: ◯小阿瀬生活支援課長 私で調べている限りは、定員を超えたというような状況は今のところ記憶にないというところでございます。 81: ◯小林やすお委員 記憶にないか。まあ、今調べてもらってもいいんですけれど。それは、じゃあ、分かりました。それは、もし違う状況があったら、また改めて訂正して答弁をお願いしたいと思いますけれど。  それと、この事務事業概要に書いてあります、何だっけ。ブロック内、そこを出て、就労が確保された人を対象に自立支援住宅というのがあるように書いてあるんですけど、この住宅というのは実際にあって、どちらにあるんでしょうか。 82: ◯小阿瀬生活支援課長 自立支援センターで自立の支援をした後、トレーニングということで自立の支援住宅のほうでトレーニングをしていくということなんですが、場所が、23区内なんですけれども、詳細な場所は、すみません、存じてございませんので、後ほどお調べいたしまして、正確な場所等が言えるのかどうかあれなんですけれども、そこら辺も含めて回答させていただきます。 83: ◯内田分科会長 じゃあ、後ほど、また調査してご報告ください。  よろしいですか。 84: ◯小林やすお委員 はい。 85: ◯内田分科会長 ほかにございますか。 86: ◯大串委員 158ページの9番なんですけど、社会福祉協議会支援。人と人のつながりが薄くなったり、それから活動している人の高齢化が進んだりということで、社会福祉協議会の果たす役割とか機能というのが、私は、ますます重要になってくるんじゃないかなと思うんですよね。そういった中で、社会福祉協議会の、個々の事業は結構ですけれども、どういう、何というのかな、拡充策というのかな、支援というのかな、ここは増やしましたとか、こうしましたとかというのがあれば、ちょっとお示ししてもらいたい。 87: ◯七澤福祉総務課長 大串委員おっしゃるとおり、社会福祉協議会は、高齢者から子育てまで、様々な活動を通じて地域住民と顔の見える関係を築いてきたところでございますので、そういったところを今後も続けていきたいと思います。  具体的に拡充をしたというところは、職員の体制です。今まで、数年前は正規職員と非正規職員の割合が50%ぐらいであったのを、3年ぐらいかけて6割にするということで、人件費が金額的には増加をしております。それが一番大きな拡充でございます。あと、居場所づくりという意味で介護予防型のサロンを立ち上げまして、地域住民の方が安心して暮らせる、地域で暮らせるような取組もしておるところでございます。主な点は、そのようなところでございます。 88: ◯大串委員 これから、ますます地域福祉という考えがこれからすごく大切になってくる。その場合に、社会福祉協議会が行政と地域の中間にあって、その役割というのは非常に私は大切だと。それを充実させるために、今お話があった職員体制を充実させる、または、ここの説明、52ページに書いてあるけれども、体制の組織の、何ていうのかな、見直しを図っていきますということで、ぜひ、それはしっかりやってもらいたいと思います。  先日も、今、コロナですから、ボランティア団体が思うように活動できない中、社会福祉協議会の方が利用者の方々のところに往復はがきを出して、「どうですか」と。僕はね、それから、そういう取組というのかな、非常に大切だと思います。社会福祉協議会の中には様々な、何ていうのかな、そういう人材の方、いらっしゃいますので、そういった方が知恵を出し合って、人と人のつながりもつくるだろうし、そういうボランティア団体が手が届かないところを、はがきを使ったり何やかんやとやってくれているのが非常に僕は助かると思います。ぜひ、今後とも、区としては社会福祉協議会をしっかりサポートしてあげて、そういった活動ができるように支援していってもらいたいというふうに思います。どうでしょうか。 89: ◯七澤福祉総務課長 大串委員おっしゃるとおり、様々なコロナの関係もある中で、インターネットを使った発信ですとか、今、大串委員がおっしゃった手紙を出したりとか、細かなことをやっておりますので、人と人とのつながりといいながら、何とかコロナの状況の中でも人とのつながりを続けようと努力している社会福祉協議会に、今後とも区としては支援をしていきたいというふうに思っております。 90: ◯内田分科会長 飯島委員。 91: ◯飯島委員 関連で質問します。主要施策の成果の中の、(「52ページ」と呼ぶ者あり)52ページですね、はい、令和3年度のことについて書かれています。外神田一丁目公共施設のところに開設すると。これは、万世橋・和泉橋地区の活動拠点ということですが、神田地域の活動拠点というのではないのか。どのようなイメージなのか、分室の中身について、何か、もう検討されているんでしたら答弁ください。 92: ◯七澤福祉総務課長 今、社会福祉協議会から聞いているのは、この万世橋・和泉橋地域を中心にということで聞いております。神田ということだと、ちょっと神保町とかが入ってくるので、なかなかちょっと広くなっちゃうのでということで、なかなか、あそこの区役所から台東区までの、ちょっと遠いところを重点的に支援していきたいということで聞いております。 93: ◯飯島委員 活動の中身は、どのような範囲なんでしょうか。 94: ◯七澤福祉総務課長 今聞いている限りでございますが、まだ詳細な中身は決まっていないんですが、おおむね地域の福祉活動の場、あるいは、町会福祉部みたいな活動の場、あるいはサロンであるとか、そういった居場所づくり、そういったものを考えているというふうには聞いております。 95: ◯飯島委員 それでは、社会福祉協議会の職員の方が常駐をしているという、そういうイメージなんでしょうか。 96: ◯七澤福祉総務課長 はい。常駐をするというふうに聞いております。 97: ◯内田分科会長 岩佐委員。 98: ◯岩佐委員 関連で。同じく関連で、今回のコロナのときもそうだったんですけど、社会福祉協議会自体が大変細かいニーズに沿ったいろんな事業を展開されていて、すごい、それは心強いことなんですけれども、これが、いまいち、周知が全く届いていなくて。この、今日もちょっと持ってきたんですけど、社協さんの広報誌とかもあるんですけれども、届いているのが福祉関係者とか、新聞折り込みもしているみたいなんですけれども、どうしても子育て世帯につながりが弱いなという印象です。子育て世代を対象としたサービスもしていたと思うんですけれども、ほとんどの子育て世代が、よく知らなかったと。口コミで何か聞いたけれども、「これ、本当に区の事業なんですか」、「ちょっと怪しいんですけれど」みたいな問合せがちょっと来ちゃったりなんかして。  発信の仕方と、やっぱり、ふだん、この福祉、どうしても高齢者福祉にすごく、かがやきプラザの中にもあるので、偏っていると言うとあれなんですけれども、そこに重点がかなり置かれているのは分かっているんですけれども、その分、やっぱり若い担い手ですとか若い人への周知というのが、どうしても遅れがちだと思うんですね。そこに関しては中でも検討されていると思うんですけれども、区としては絶対サポートしていくべきだと思うんですけれども、そこは何かサポートの仕方というのがあるんでしょうか。 99: ◯七澤福祉総務課長 今まで、社会福祉協議会のやり方というのはフェース・ツー・フェースが基本で、顔の見える形をつくるというスタンスであったんですが、いいか悪いかは別として、コロナでフェース・ツー・フェースがなかなかできなくなったということで、いろんな形で地域とのつながりを持ちたいということは聞いております。  具体的にどうやっていくかということになりますと、今まで地域で担っていた町会長ですとか、そういった方々がだんだん高齢化している。そうすると、そういった地域での担い手がだんだん減っていく。そういったことを考えると、やっぱり若い40代、50代の人に対して、そういった地域の活動をしてもらわなくてはいけないんじゃないかということで、広報の在り方、あるいは若い人たちに地域に興味を持ってもらうやり方、そういったものを、やっぱり、今の時代はネットの時代なので、そういったものも使いながら情報発信をしていく方法を考えているというふうには聞いております。 100: ◯岩佐委員 個別の事業に関しては、個別にアプローチをしていただいていると思うんですよ。奨学金ですとか、あるいは宅食ですか。宅食も、少しやったんですね。社会福祉協議会がプラットフォームになってカップラーメンとかお菓子を送る事業というのを、かなり細々とやったんですよね。それを、いわゆる要支援者、必要とされている方に、子ども部と連携して社協さんの個別の寄り添った事業を個別にご案内をしているとか、そういったことまでしてフェース・ツー・フェースということであれば、区との協働もあって本当にきちんとニーズに合った事業ができるなとは思っているんですけれども、ちょっとそこが見えていないものですので、やはり、そこをしっかり強化していただくことが重要だということと、やっぱり、社協さんに困ったことを頼むというふうな習慣というか、ぱっと思いつかないんですよね、若い人というのは。お年を召した方は社協さんと本当に顔の見えるお付き合いをされていて、職員の方もよく知っているんですけれども、若い人はほとんど知らないんですね。やっぱり、そういう状況に対して、ほとんど区の財源で運営されているんですけれども、やはり会員、賛助会員、あるいは寄附という形で、どんどん地域を巻き込んでいくという本来の在り方というのも、やはり、これはゼロにしちゃいけない話ですし、こういう場所ですから、寄附されている方もほとんどが大きな企業、そこそこの企業の方がやっていただいているということで、企業との連携も含めて社協さんの会員拡大、それから周知の方法というのを、ぜひ、ご検討いただければと思います。  あと、もう一点、ちょっと細かいことなんですけれども。いきいきプラザの1階のレストランが閉じてしまって、こちらは社協さんが貸し借りをすることになって、地域の人も使いたかったら、あそこを使えるようになるということなんだけれども、一応、社協さんのホームページだけ見る限りでは、一般の方が社協さんにご連絡して使える仕様にはなっていないんですね。どういう、空いた、多分、いろいろお持ちの会議室とか場所を広く区民に、いろんな、もっとボランティアとか何かで使っていただくために、社協さんも、また一役買ってくださっていると思うんですけれども、そこに関しては、まあ、レストランのる・ぴあのに関して言えば、どういう使い方になっているのか教えていただけますか。 101: ◯歌川保健福祉部長 岩佐委員のご質問は、社会福祉協議会の今後の在り方、ないし千代田区との連携ということになると思いますので、私のほうから答えさせていただきます。  先ほど大串委員からのご質問にもありましたけれども、地域福祉という考え方の重要性というのはますます増しておりまして、区役所だけではできないという意味でいうと、民間の方たちとつなぐという立場からいうと、社会福祉協議会の重要性というのはますます大きくなってくるということで、区としては支援をしっかりしていくというのは先ほどご答弁申し上げたとおりです。で、社会福祉協議会そのものの認知を上げなければいけないということは、この間、社会福祉協議会の充実に向けた支援の在り方を相談する中で、話し合う中でも、社会福祉協議会も自覚をしてきております。  子どもに関しての支援についても、高齢者のほうの活動が非常に目立っているんですけれども、子育てサロンであったり、先ほどご案内のあった奨学金の問題であったり、それからファミリーサポートのことであったり、一生懸命──「一生懸命」という言い方は変ですね、情緒的ですけれども、社会福祉協議会としても取り組んでいるところなので、この取組をしっかりと、子ども部との連携も含めて。特に、児童・家庭支援センターとの関係が非常に強くなっておりますけれども、しっかり、そこは、今まで足りなかった部分をどう補強したらいいのかということを考えて、区としても社協との連携を密にしながら、周知についてもサポートをしていきたいというふうに考えてございます。  それから、いきいきプラザのレストランがあったところについては、あれは区が社会福祉協議会に貸していて、社会福祉協議会に貸すに当たって、あの地域で、以前、る・ぴあのが担っていた、地域の、特に、お年寄りの方たちが食事をして、そこで楽しむというか、外出の機会を増やしていくという点での活動がありましたので、そういうことも含めて、あそこでサロン的な活動をしていってほしいということ──したいということなので、社会福祉協議会に場所をお貸ししているというところです。  あの広さ全部が使えないという前からの状況がありますので、非常に限られた中ではありますが、社会福祉協議会も具体的に、いきいきプラザ一番町という場所も考えて、あの地域の方たちの触れ合いの場とか活動の場として、どのように提供できるかということをまだ模索しているところでございますので、今頂いたご意見も踏まえて、今後の活動につなげていきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 102: ◯内田分科会長 いいですか。はい。  ちょっと暫時休憩します。                 午前11時51分休憩                 午前11時51分再開 103: ◯内田分科会長 委員会を再開します。  ほかにございますか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 104: ◯内田分科会長 ないようでしたら、それでは、項の1の保健福祉管理費の目1、保健福祉総務費について、調査を終了いたします。  暫時休憩します。                 午前11時52分休憩                 午後1時13分再開 105: ◯内田分科会長 委員会を再開します。  まず報告をお願いします。 106: ◯小阿瀬生活支援課長 午前中にいただいておりました、飯島議員と小林(や)議員からご質問いただいておりました件について報告いたします。  お時間をいただきまして申し訳ございません。  一時生活支援の施設につきましては、申し上げましたとおり1施設、さくら岩本町ハウスでございます。  50名のその後でございますけれども、うち39名が自立支援センター新宿寮のほうに入所いたしまして支援を受けたというところでございます。また、その他につきましては、残念ながらちょっと退所をしてしまった方とか、あと、中には4名ほど就労した者もおりますけれども、そういったような状況になってございます。  それと、現状でのコロナ対策でございますけれども、施設での消毒液を設置したりだとか、あとマスクを配付したりだとか、あとは外部からの出入りにつきましては検温を行ったりとか、そのような感染対策をしているという状況でございます。  それと、小林(や)委員から頂きました自立支援センターの自立支援住宅はどこにあるのかというご質問でございます。こちらは、第1ブロック内に30戸、設置をしてございまして、ああ、設置じゃないですね、借り上げておりまして、千代田区が7戸、中央区で7戸、港区で6戸、新宿区で10戸。区内の状況ですと、神田須田町に1戸、神田小川町に三つ、神田練塀町に1戸、九段南に1戸、岩本町に1戸の7戸という状況でございます。詳しい場所につきましては、プライバシー等、また積極的に公表する施設でもございませんので、これぐらいでご了承いただければと思っております。(発言する者あり)  ご説明は以上でございます。 107: ◯内田分科会長 飯島委員。 108: ◯飯島委員 今、一時生活支援で宿泊先というのは、さくら岩本町ハウスは11名ということになるんですかね。50名のうち、39名が自立支援センター。で、両方とも男性だけ、対象は男性だけだと思いますけれども、女性はいなかったということですか。 109: ◯小阿瀬生活支援課長 路上生活者の2%ほどは女性ということも聞いているんですけれども、今回の件につきましては、女性のほうはいらっしゃいません。 110: ◯飯島委員 今回だけじゃなくて、令和元年度の50名というのも男性だけということですか。その場合には、女性が見えた場合には、どのように対応されるんでしょうか。 111: ◯小阿瀬生活支援課長 令和元年度につきましても男性のみというところでございまして、もし見えられた場合には、先ほども、パーセンテージは少ないですが、いないわけでもないということですので、女性の更生施設とか、そういったところをご案内する予定でございます。
    112: ◯飯島委員 このさくら岩本町ハウス、いわゆる低額無料宿泊所ということなんですけれども、ここで家賃、この後、例えば、ここの一時生活支援事業では6か月までの範囲と。実際、ここで見えた方というのは平均で5泊ぐらいですけれども、その後、ずっとここにいる方もいらっしゃるわけ、引き続いて。この事業の中では6か月以内だから、ここでということですけれども、この後、引き続いて、ここは住所も移せるわけですから、いるという方も中にはいらっしゃるということですか。 113: ◯小阿瀬生活支援課長 現状では、いないというところでございます。 114: ◯飯島委員 そうすると、その方々は、先ほど言われた自立支援センターにいらした方は、そこでまた一定程度ということで就業活動されると。それは分かります。さくら岩本町ハウスに短時間、1週間以内というかね、そういうふうにいらした方というのは、今度は、どこにいらっしゃるということになるんでしょうか。ここで就業の活動というのができるということですか。 115: ◯小阿瀬生活支援課長 ここで就労の活動をされる方も数名いらっしゃいますし、残念ながら、ご自分で退所されてしまう方、また無断で退所されてしまう方というのもいらっしゃるというところでございます。 116: ◯飯島委員 そういう方々が、その後、どのように生活をされているのかということについて、区のほうは承知はされているのかということと、退所するには、やっぱりさくら岩本町ハウスの居心地があまり、その方にとってはよくなかったというようなことかなと思うんですけれども、そこら辺で、この宿泊所について、区のほうはどのぐらい関与されているんでしょうか。 117: ◯小阿瀬生活支援課長 その後の詳細につきましては、ちょっと私どもでも把握し切れていない部分がございまして。就労した方については就労したということと、あと、退所して、その他の理由で退所されてしまった後のことについては、ちょっと把握していないという状況、できていないという状況でございます。 118: ◯飯島委員 路上生活に戻る方とか、そういう方も多いのかなという、これは想像ができるわけですよね。その場合に、やはり区のほうが低額無料宿泊所に、これは東京都が認めているというか、そういう施設ですけれども、千代田区にもあるわけだから、ここでの例えば苦情処理とか、そういうものは、区としてはどのように対応されているんでしょうか。 119: ◯小阿瀬生活支援課長 施設のことにつきましては、施設の管理者に、そのような苦情とかはお受けいただいてございますけれども、そうですね、そのような施設のほうにお願いをしているというような状況でございます。もちろん、区に関与するところがあれば、関係することがあれば、こちらも情報共有したいという気持ちはございますが、現状では施設が苦情を第一義的に受けているというところはございます。 120: ◯飯島委員 このような一時生活支援事業として受けている、その方々、相談に見えた方を紹介するわけですよね、区としても。無料低額宿泊所、こういうのがありますよということで、行ってくださいねということで。そこで何日か過ごしていただくわけですよね。そこの中で生じたことについては一切、そこの施設の責任者任せということで、千代田区は関わりませんよという、そんなふうに受け取れるんですけれども、これは誤解でしょうか。 121: ◯内田分科会長 休憩します。                 午後1時23分休憩                 午後1時28分再開 122: ◯内田分科会長 委員会を再開いたします。  担当課長。 123: ◯小阿瀬生活支援課長 すみません。ただいま、事業者任せにしているんじゃないかというところで、答弁を訂正させていただきます。  相談者というか、利用者が入所してから退所されるまでの間は、事業者と、何か施設であった場合には事業者から私どもに情報が上がってまいります。といったことで共有をさせていただき、対応しなければいけないことがあれば対応をさせていただくようにしておるところでございます。  退所された後につきましては、ご本人の意思とか無断というところもありまして、その後について、どのように追っていくかというのは非常に限界があるところでございまして、課題としては認識してございますけれども、ちょっと限界があるというところが現状でございます。  以上でございます。 124: ◯内田分科会長 飯島委員。 125: ◯飯島委員 私も、ここへ行って、事業者の方とお話をしたこともあるんですね。まあ、全国で言われているような貧困ビジネスではないんだろうと、そのときは思ったんですね。ただ、やっぱり区がそういうところを一応、紹介はしているわけですから、今後とも、こういう家を失った方、これからも出ると思うんですよね。そのときに、やっぱり寄り添った形でもって、いろいろ、こう、一緒に考えていくという方向で、ぜひ、お願いしたいと思います。 126: ◯小阿瀬生活支援課長 寄り添った温かい対応を目指して、善処してまいりたいと思います。 127: ◯内田分科会長 はい。よろしいですね。 128: ◯飯島委員 はい。 129: ◯内田分科会長 それでは、次に、項の2、高齢者・障害者費の目の1、高齢者福祉費について行います。決算参考書の160ページから167ページとなります。  高齢者福祉費について、執行機関から説明はございますか。 130: ◯土谷高齢介護課長 それでは、お手元に、まず初めに…… 131: ◯内田分科会長 資料。 132: ◯土谷高齢介護課長 長谷川委員から資料要求がございました敬老祝品について、資料の作成をいたしましたので、お手元に配付の資料をご覧ください。分科会資料1-1でございます。  敬老祝品について。1番として、祝品贈呈に係る事業の経緯。昭和42年度から平成15年度まで、敬老記念品の贈呈事業が、まず、ございました。この当時、77歳、88歳の方に敬老記念品を贈呈しておりました。ここに「敬老写真、置時計から選択」と記載させていただきましたのは、平成15年度の実績でございます。  併せて昭和53年度から事業開始ということで、1)の中ポチ二つ目です、95歳、100歳の方につきまして、長寿祝品、百歳祝品を贈呈しております。こちらは、現在につながります95歳の方については銀杯三つ重ね、100歳の方につきまして金杯三つ重ねでございます。  続きまして、1の2)、平成16年度より敬老祝金・祝品贈呈事業で現在まで続いております。今回は祝品ということですので、祝品の中身を記載させていただきました。100歳の方につきまして金杯三つ重ね、95歳の方につきまして銀杯三つ重ね。お祝いの詞というものを併せて贈呈しておりましたけれども、令和元年度をもって廃止して終了してございます。  2番として、祝金の金額。令和2年度、今年度まで5年間、記載させていただきました。  2枚目をご覧ください。2枚目につきましては、近隣区、第1ブロックにお祝い事業ということで聞き取りをさせていただきました。聞き取りの内容については、表のとおり、千代田区、中央区、港区、新宿区の状況になってございます。  まず、長谷川委員からの資料の説明は以上でございます。  続きまして、主要施策の成果につきましても、1点、ご説明をさせてください。  主要施策の成果62ページ、37番の高齢者サービス事業所産休・育休等代替確保助成でございます。こちらの事業、執行率は51.8%と低うございましたけれども、この事業の目的としましては、高齢者サービス事業所の職員の方が産休・育休などを取得した際に離職することがないよう、代替職員の経費を区が助成することで安心して休暇を取得していただけるようにすることが目的でございます。  令和元年度につきましても、予算計上は3名の方、制度上限の12か月分を計上したところですが、取得した期間が年度内、短かったことから、執行率は51.8%となってございます。これからも制度の12か月を取得できるような予算計上をして収支に努め、介護事業所の職員の人材確保に努めてまいります。  高齢介護課長からは以上です。  続きまして、在宅支援課長からご説明申し上げます。 133: ◯佐藤在宅支援課長 それでは、在宅支援課から、主要施策の成果30番、自動通話録音機の設置促進についてご説明いたします。事務事業概要の107ページに掲載がございます。  特殊詐欺の被害者の大半が高齢者であることから、65歳以上の方が居住する世帯に無料で自動通話録音機を設置し、高齢者の安全と安心の確保に努めることを目的とする事業でございます。設置目標の台数の設置はできましたけれども、契約額の予算に対する差金というか、差額ということで、執行率がやや伸び悩んでいる状態でございます。自分は大丈夫との意識の高齢者の方もかなり増えているような状況がございますので、区内の警察署と連携して特殊詐欺への注意喚起を行いまして、今後も普及啓発を図ってまいります。  続きまして、主要施策の成果、1枚おめくりいただきまして、31番、高齢者食事支援サービスについてご説明いたします。事務事業概要の108ページに掲載がございます。  65歳以上の高齢者のひとり暮らし、または高齢者のみ世帯で食事の確保が難しい方に対して昼食、夕食の配達を行い、在宅生活を支援することを目的とする事業でございます。昨年7月から事業を開始いたしまして、実績から事業の規模の把握が進むとともに、1年に1回行うアセスメントによる利用状況の確認もスタートし、適正な事業規模を確認できましたので、今後、執行残が少なくなるよう対応していきたいと思っております。  最後に、主要施策の38番、フレイル予防事業でございます。2項目、挙がっておりますけれども、そのうち(1)フレイル予防講座についてご説明いたします。事務事業概要の360ページに掲載がございます。  フレイル予防講座は、運動、栄養、社会参加の3点に着目し、高齢者の虚弱の状態を指すフレイルの予防に実践的に取り組む講座として、区内4か所での実施を計画いたしました。年度末の3月には4回の講座の振り返りと次年度の講座の周知啓発を兼ねてフォローアップ講座を計画しておりましたが、コロナウイルス感染症の拡大により中止を余儀なくされました。そのため、今年度の実施に当たりましては、講座期間中にタブレットやポータブルWi-Fiを貸し出し、オンライン講座として実施できるよう計画するなど、対応を考慮しまして今後とも事業を推進してまいりたいと考えております。  ご説明は以上でございます。 134: ◯内田分科会長 はい。  ほかに説明はございますか。 135: ◯土谷高齢介護課長 ございません。 136: ◯内田分科会長 はい。じゃあ、説明が終わりました。委員からの質疑を受けます。 137: ◯長谷川委員 資料要求させていただきました。ご準備ありがとうございました。この敬老祝金なんですけれども、昭和53年度からずっと同じなんですけれども、見直しについては今までどのように行っていたでしょうか。 138: ◯土谷高齢介護課長 平成28年度、29年度の2か年にわたりまして、敬老事業全体の見直しを行ったところでございます。最終的な結論につきましては、現在の事業は続けていくけれども、その時々の社会状況に合わせて、常に見直すような心構えは大事だということで結論になってございます。 139: ◯長谷川委員 お祝品なので、なかなか、これがいいとかということは申し上げにくいところではありますけれども、頂いた方からのお話では、なかなか住宅事情で飾れないとか、また、頂いたものをどなたかに差し上げるとか、また、どうにか処分とかということはお祝品なのでできなくて、しまい込んでしまっているという声が聞こえるところなんですけれども、そういう状況については把握しているでしょうか。 140: ◯土谷高齢介護課長 金杯、銀杯ともにお名前を入れてございますので、なかなか、それを、今、長谷川委員がお話しされましたように、ほかの方へというようなことはできないよねという声。また、別の形で、ああ、名前まで入っているんだわ、というような、そこまでしている記念品なので、という、まあ、賛成というか、うれしかったという声、両方とも高齢介護課のほうには入ってございます。 141: ◯長谷川委員 そうですね。その品物がとてもうれしい、それを頂くのを心待ちにしているという方もいらっしゃるかと思います。資料に上げていただきましたように、港区さんとかですとカタログギフトで選べるとか、ほかの地域でも商品券などで自分が欲しいもの、必要とするものを購入できるということもあるんで、幾つか選択肢を設けるとかということはできるのでしょうか。以前、敬老写真と置時計から選択ができたということもありますので、そこのところはいかがでしょうか。 142: ◯土谷高齢介護課長 今、長谷川委員からご質問がありました、千代田区でも、平成28年度、29年度の検討をする際には、選べるような商品、カタログ型のものもどうかというようなご議論があったようです。これから引き続き、このお祝品事業を続けていく中で、今、ご提案があった内容なども、そのときに検討するようなことで考えてはいきたいと思います。  ただ、ただいま現在は、100歳の方、95歳の方についてのお祝品について、いましばらく、この形での贈呈を行いつつ、様々なご意見を踏まえて事業全体を考えていきたいと思っております。 143: ◯長谷川委員 この形でということで考えていらっしゃるとのことですけれども、そうしましたら、ずっと続いている金杯、銀杯なんですけれども、購入先とかは、ずっと同じところで手配しているものでしょうか。 144: ◯土谷高齢介護課長 毎年、入札で行ってございます。 145: ◯長谷川委員 ありがとうございます。今後ご高齢の方が増えていく状況かと思いますので、区民の皆さんが喜んでくださる、また、お祝いですので励みになるものを今後考えていただきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。 146: ◯土谷高齢介護課長 これからも区民の方にとって、よりよいものを検討してまいります。(発言する者あり) 147: ◯内田分科会長 すみません。これ、私が仕切るから。(「関連で手を挙げたの」と呼ぶ者あり)だから。  飯島委員。 148: ◯飯島委員 同じ事業の中の敬老会なんですけれども、国立劇場の大規模改修が、建て替えになるかもしれないとか、いろいろ言われていますけれども、オリンピック後ということで延期になりました。2021年から、それに取りかかるというような話も出ていますけれども、会場として敬老会で使っていましたけれども、今後どのような在り方になっていくんでしょうか。 149: ◯七澤福祉総務課長 この敬老会、今回、コロナの関係で中止をさせていただきまして、今後、コロナがどうなるかというところも一番興味があるところなんですが、このまま続くとなると同じ形ではできないであろうと。国立劇場のほうも、今現在ですが、定員の50%を守ってくださいということでやっていますので、同じ形ではできないと思っております。しかも、大規模改修も控えているということで、今後の敬老会の在り方も、今後、検討はしていかないといけないというふうに思っております。 150: ◯飯島委員 今年は分かりました。来年度以降といっても、すぐ1年たってしまうんで、終息して、また集まれるような状況がつくれたとしたら、どういうふうにしていくのかという、その検討というのは、どこでされているんでしょうか。 151: ◯七澤福祉総務課長 今、検討しているのは、福祉総務課内で検討をしております。福祉総務課の中で検討をしております。 152: ◯飯島委員 来年のことについては、全く今は白紙状態ということなんですか。 153: ◯七澤福祉総務課長 今申し上げましたとおり、同じ形ではできないであろうということでございますので、中止も含めて考えているところでございます。 154: ◯飯島委員 終息をしたとしても、コロナの感染拡大というのが終息したであっても、一堂に会してというか、地域別にでもいいですけれども、そういった形の敬老会というのは、今後はないということなんですか。 155: ◯七澤福祉総務課長 これ、コロナの関係なので。 156: ◯飯島委員 終息した…… 157: ◯七澤福祉総務課長 あ、終息したら。終息したらということなんですが、本当に全く今までどおりと変わらないということであれば、それは実施をするということになろうかと思うんですが、今の状況を見る限りは、全く元のようには戻らないであろうという想定をしております。 158: ◯飯島委員 いや、以前と同じような形でやれるような状況になった場合は、1年ぐらい前から予約していましたよね、あそこも。だから、どういう、こういった場合には、こういうふうにしたいんだとか、こうしたいんだとかということが、当事者の方なんかのご意見も頂きながら、長寿会だとか、そこら辺でやっぱり検討していく必要が今からあるのではないかなというふうに思っているので伺ったんですね。 159: ◯内田分科会長 だから、今、委員は、以前のようになったらと。課長は、以前のようにはならないだろうと。 160: ◯飯島委員 ならない…… 161: ◯内田分科会長 そこが違うんで、これ、もう、答弁でいいでしょう。状況を見ながら。 162: ◯飯島委員 ならないということで…… 163: ◯内田分科会長 だから、そこのベースが違うからね、かみ合わないんですよ。誰にも分からないから。どうですかね。  休憩します。                 午後1時47分休憩                 午後1時48分再開 164: ◯内田分科会長 委員会を再開いたします。  担当課長。 165: ◯七澤福祉総務課長 まず、来年のことでございますが、今の段階でコロナ、新型コロナの全くの収束が迎えられるかというと、そこは難しいかなということで、中止を含めて考えております。  再来年以降は、国立劇場の大規模改修がありますので、その国立劇場以外に、バスを何十台も停めてやるということの会場の関係もありますので、そこはちょっと、また別に考えなくてはいけないというふうに思っております。 166: ◯内田分科会長 岩佐委員。 167: ◯岩佐委員 関連で、すみません、先ほどの敬老祝金にちょっと戻っちゃうんですけれども、先ほど、しばらくこれを続けられるというご答弁があって、金額的にも、他区よりは断然多いという中で、高齢者の数も増えていますと。今回、コロナで配り方も、すごく、大変混乱したということはよく聞いているんですけれども、民生委員の方が持っていくこともできないし、町会の方が持っていくこともできないし、振込にするのか、はがきが来るのか来ないのかということで大分混乱をしまして。配付の方法も含めて、定期的にこれは内容を見直す必要もあるし、そのもらった方のアンケートも取っていく必要があると思うんですね。これ、いつもどういうペースで見直しをされているのか。しばらくといっても2年なのか、5年なのかというのも併せて、去年から、令和元年度から区長の訪問がなくなっているんですよね。あ、お祝いの言葉、(発言する者あり)より、言葉、これがなくなっていると。区長は行くんですね。あ、失礼しました。このお祝いの言葉がなくなっていると。で、この廃止をされる、されないというのが、どこで判断をされていて、どういうタイミングなのか、その長い、流れるスケジュールを教えていただけますか。 168: ◯土谷高齢介護課長 まず、今、最後に質問をされました100歳のお祝いの言葉というのが、賞状に100歳を迎えられましたというお祝いの言葉を書いたものを額に入れて、元年度までは配付をして──配付じゃないです。していません。お持ちをしておりました。それについて、令和元年度に送ったことで、今年度は終了させていただいております。令和2年度のやり方ですけれども、これまで岩佐委員もご質問がありましたように、町会の方への、町会を通じての配付も昨年度までありましたが、令和2年度については、全てのご希望の方に口座振替のやり方一本になってございます。  今後につきましては、まず、事業担当の所管をしております高齢介護課で事業の在り方を、事業のその、直近の事業の在り方、進め方については、所管の高齢介護課で考えてございます。で、大きな見直しをするような際は、28年度、29年度に検討会を立ち上げて、事業の、敬老事業全体の在り方を検討したように、大きな変更をする際には、同様な検討会等、外の方の委員も含めまして検討会を設置して、検討することを考えております。 169: ◯岩佐委員 見直しのときには、外部の方も含めての検討会を立ち上げられるということで、毎回、毎年、一応もらった方へのヒアリングというのはあっていいかと思います。特に物に関しては、やはり皆さんのスペース的な問題も、先ほど長谷川委員もおっしゃっていましたけれども、スペース的なものも、好みのものもあるんでしょうと。ほかの区が金券でしたり、あるいは食事券だったり、お菓子だったりするというのは、そういった、いろんなこの現代の事情をすごく反映しているふうに、この一面だけで私は思うんですね。で、いろんな方がいらっしゃいますから、そういったことは毎年、このお祝いの言葉は、この検討会をもってしなくても見直されたわけですから、やっぱり、見直されるところと見直さない、大幅に見直す場合には、もちろん検討会を立ち上げられるということですけれども、大幅じゃなく、選択肢をもっと細かくしていくだとか、そういったことに関しては、毎年度、毎年度できるはずですよね。  で、そこに関しては、やはりきちんと、もらった方がどう考えられているかというのをやっていかないと、これだけ予算をかけていながら、いろんな思いもあると思いますので、そこは、ちょっと丁寧にやっていただきたいと思います。これはどんどん、このまま普通にやっていくと、めちゃくちゃどんどん予算が膨らんでいくものであって、このお祝いだからというふうには、だんだん見過ごせなくなっていくけれども、そこは見直す手続を決めておかないと、去年もらったんだから、今年はという話にもなりかねないので、そこの手続の在り方から、ちょっと見直していただきたいなと思うんですけれども、そこはいかがですか。 170: ◯土谷高齢介護課長 お祝い金、お祝い品については、毎年、ご希望は取っているところでございますので、今、岩佐委員からアンケートを取るなど、様々なことをやってはどうかというご提案もありました。事業を進めていく中で、どうこの事業を続けていけばいいのかということも含めまして、検討をさせていただければと思います。 171: ◯内田分科会長 よろしいですか。  小林(や)委員。 172: ◯小林やすお委員 祝い品の金額、令和2年度の金杯、元年度に比べて上がっているということは、やっぱり、これは金の価格の上昇と関係あるんですか。 173: ◯土谷高齢介護課長 金杯、銀杯とも99%以上の銀でできておりまして、金杯については金メッキでございます。したがいまして、銀の相場で毎年単価が変わるというふうにご理解いただければと思います。 174: ◯小林やすお委員 金杯も大分上がっているんじゃないですか。 175: ◯土谷高齢介護課長 金杯も純銀製で、金メッキでございます。 176: ◯小林やすお委員 銀はそんなに変動あるの。あるんですか。銀なんて、幾らでもないよ。
    177: ◯土谷高齢介護課長 銀につきましても入札でございますので、そのときの相場の状況を反映しているというふうに理解しております。 178: ◯小林やすお委員 そうなると、来年も、また、その相場で上がるという可能性もあるわけで、下がることもあるのかもしれませんけれども。そうすると、お二人の委員がいろいろ言っているように、そこら辺のこともいろいろ考えながら、金杯も、その選択肢の一つに入れながら、カタログであるとか、そういったことも今後考えていく必要があると私は思いました。そこら辺もどうでしょうか。 179: ◯土谷高齢介護課長 検討する際には、今、贈呈をしております金杯・銀杯についても選択肢の中に入れた上で、どのような在り方がいいのか、検討させていただきたいと思います。 180: ◯内田分科会長 飯島委員。 181: ◯飯島委員 この論議も、かなり何回もされていることと思いますけれども、検討会、その報告書の中でもいろいろ言われているというんですけれども、主に、その検討会の中では、入浴券とか敬老会とかも、そういうものが論議されているのであって、この金杯なんかについてどうしようかという論議は、そんなにされていないと思うんですけれども、そこら辺はいかがですか。十分検討された上ということなんでしょうか。 182: ◯土谷高齢介護課長 検討会の中では、事項としては論議されているというふうに理解してございます。 183: ◯飯島委員 かなり、そのいただいた当事者の話もそこで、検討会ではきちっと公に出されているということですか。私は、ちょっとそういうふうに受け取っていなかった。 184: ◯土谷高齢介護課長 はい。今、飯島委員のご指摘のとおり、検討内容については、私、今ご答弁したように、敬老会、敬老祝い事業、敬老入浴券、三つの事業につきまして検討して、結果が出されているというふうに理解しております。 185: ◯内田分科会長 よろしいですか。じゃ、ほかにございますか。(発言する者あり)いいですよ。  大串委員。 186: ◯大串委員 161ページの(2)の高齢者住宅生活協力員と、(6)のひとり暮らし高齢者等安心生活支援。関係するんで、一遍によろしいですか、分科会長。 187: ◯内田分科会長 お願いします。 188: ◯大串委員 はい。まず、高齢者の住宅生活協力員ですけれども、協力員の方、高齢者の孤立化とか、ひきこもりとか、そういうのをなくすために生活協力員の方、日頃から一生懸命やってくださっていると思います。で、高齢者住宅では、このように法人にお願いして、1人から2人が配置されているんですけれども、区営住宅においても、高齢化が進んでいるから必要ではないですかということは今までも述べてきたんですけれども、まちづくりと協力をしながら、何とか置けるように協議をしてくださったのかどうか、ちょっと、その点、お伺いしたいと思います。 189: ◯佐藤在宅支援課長 生活協力員の事業につきましては、もともとシルバーピア事業といいまして、東京都の生活協力員の配置が住宅関係のほうの要綱で決められていまして、住宅所管で配置することになっていたものを、千代田区の場合、居住者の方のコミュニケーションの観点から、長年、在宅支援課のほうにその担当の所管があったんですけれども、今年度から、住宅課のほうに所管が変更になっておりまして、ちょっと今後のことについては、在宅支援課でお答えできない状況になっておりますので、その旨、はい、ご理解いただければと思います。 190: ◯大串委員 住宅課のほうに所管が移るということは、何か、生活協力員を、区営住宅のほうでも考えてくれる方向で移ったのかね、それは分からないですね。そうすると、答えられない。  じゃ、続いて(6)です。ひとり暮らし高齢者住宅等安心生活支援。これは日常の中で高齢者の方々、先ほど言ったように孤立化だとか、ひきこもりだとか、それから、ちょっとした相談ができるようにということで、やっぱり日常のつながりが大事だねということで、この事業はあると思うんですね。事務事業概要111ページにありますけれども、連絡会を2回開催しましたとありますけれども、この中では、どういったことが課題として取り上げられているのか、簡単で結構ですので教えていただければと思います。 191: ◯佐藤在宅支援課長 この地域の住民の方々の見守りですとか、コミュニケーションの創出の部分というのは、今、国のほうからも、地域共生社会の実現ということで、いろいろと施策としても複数の方面から、様々な事業が補助事業としても示されてきている中で、千代田区の場合、このひとり暮らしの高齢者等安心生活支援事業者連絡会というネットワークの会議が平成19年から立ち上がっていまして、そこが先駆けて動いている状況でした。  これに対して、平成29年度から、生活支援体制整備事業という介護保険の路線の、やはり地域づくりと、それから、そこからサービスを創出するという全体の事業なんですけれども、そこの事業の連絡会と、このひとり暮らしのところの連絡会というか、会議が、かなり内容的に実務レベルで重複しているというような状況がありましたので、そこは今、生活支援体制整備事業の「ささえ愛まち会議」と連動した形で行われています。で、令和元年度については、こちらについては学習会ということで、皆さんで地域の課題を話し合う学習会として実施をした状況でして、その中で、どんな、地域ごとのサロンを作ろうとか、何か事業はできないかということは、生活支援体制整備事業のほうで実施しているということで、事業の中ですみ分けができているような状況でございます。 192: ◯大串委員 事務事業概要112ページには、ささえ愛まちづくり学習会ですか、そういった形を取りながら、高齢者の実態というか、地域にどういう方がいるかというのを把握しながら、日常のつながりをつくっていくということでよろしいですか。  やはり、いざ災害が起こったときに、この日常のつながりが非常に大事です。ですから、そういった意味では、このささえ愛まちづくり学習会を各地域に作って、どの高齢者、あの高齢者は誰がつながっているんだというところまで細かく整備できるとよろしいと思うんです。そういったことで、各地域ごとに、そういう見守りというか、つながりをしっかり把握して、やっていただきたいと思います。  で、今は見守り台帳ではなくて、要支援者名簿を作成するとこうあるんですけれども、この名簿は、どのくらいのカバー率というんですか、どのくらい把握できているというか、分かりますでしょうか。 193: ◯佐藤在宅支援課長 ご質問の要支援者の名簿でございますけれども、在宅支援課で直接所管しているのは、安心生活見守り台帳のほうでございます。で、その台帳を基にして、災害対策・危機管理課のほうで要支援者の名簿を改めて作っているという仕組みになっているところです。 194: ◯大串委員 そうすると、見守り台帳から、何か要支援者名簿へという、こんなふうな書き方があるからね、あれだけど、福祉部のほうとしては、じゃあ、見守り台帳をそのまま今も作っているということですよね。で、じゃあ見守り台帳でも結構なんですけれども、どのくらい把握されているか。要するに、その高齢者がひとり暮らしとか、高齢者のみ世帯で、つながってない高齢者、誰ともつながってない高齢者がいる。その後、それとも、もううちの地域では100%の高齢者が把握できました、つながりました。また、ある地域に行くと、うちはそこまでできていないんだよと、まだ50%しかできてないんだよとか、その把握されているのは、どのくらいの率なんでしょうか。 195: ◯佐藤在宅支援課長 見守り台帳の登録人数は、令和2年の3月末日現在で5,261件でございます。ですので、区内の高齢者の人口が約1万1,000人と考えますと、約半分の方が登録していただいているという状況です。やはり、情報提供と個人情報に関わる部分もございますので、強制的に掲載するというような性質のものでは制度としてございませんので、あとはどのぐらい皆様にご協力いただけるかということで、注意喚起等はしているんですけれども、また、今年度、これから一斉の登録のご案内をするタイミングがありますので、そこでなるべく多くの方にご登録いただけるように働きかけをしてまいりたいと思います。 196: ◯大串委員 ぜひお願いします。中には、この町会といえども、私、名前を出してもらっては困るという人もいるもんですからね、そこが公的な機関の行政だから、安心して名前を出せるというところがありますので、そういったところは行政がきちんと、そういった高齢者、どこには誰がいるということを把握して、いざというときはどう助けるかというところまで行っていただきたいと思います。  そういったことでは、いざ災害時にどう助けるかということになりますので、これは所管が違うんであれですけれども、私は、以前、救急医療情報キットを提案させていただきました。これは、何かあったときに、その個人の医療、飲んでいる薬、かかりつけの先生と入っていますので、救急隊の方が非常にスムーズな搬送ができていいということでね、やりましたけど、救急医療情報キット、令和元年度は51個だということなんですけれども、こちらはどうでしょうか、累計ではどのくらいまでいきましたでしょうか。 197: ◯佐藤在宅支援課長 ちょっと申し訳ないんですが、今の累計の数字が手元にございませんで、こちらの事務事業概要の数字で今はとどまっております。30年度は、担当職員のほうでかなりPRをしましたので個数が伸びていますけれども、昨年度、ちょっとその取組が、30年度ほど行われなかったために、少し個数は減っております。また、今後もご利用いただけるように周知を図ってまいりたいと思います。 198: ◯大串委員 ぜひよろしくお願いします。  で、こういう救急医療情報キット、それから、いざ災害のときの、その要避難者名簿というの、それもしっかり作って、日々の、日常の中のつながりを持って、いざ災害時、それから高齢者が何かあったときは、すぐ助けられるような体制をしっかりつくって、行っていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 199: ◯佐藤在宅支援課長 地域の高齢者の方を中心とした見守り体制ですとか、地域の住民の方同士のつながりというのは、非常に最近、特に重要になってきていると認識しておりますので、今後も、そのつながりが少しでも深まるように、対応してまいりたいと考えております。 200: ◯内田分科会長 ほかにございますか。 201: ◯飯島委員 平成30年度にもう廃止された事業なんですが、以前はひとり暮らし高齢者等の事業に入っていたもので、家具転倒防止器具取り付けがあるんですね。これについては、高齢者だけでなく、もうちょっと幅広いところにというような論議の末に廃止になったと思うんですが、今どこにも載ってないんですよ。やはり復活ということでぜひお願いしたいと思いますが、家具転倒防止器具の取り付けについては、どのようにお考えになっていますか。 202: ◯土谷高齢介護課長 今、飯島委員のご質問のとおり、家具転倒防止については、希望制を取っておりましたので、設置については希望制を取っておりましたので、おおむねご希望の方については設置をされただろうということで、委員のご質問のとおり事業を廃止してございます。現在の検討については、おおむね必要な方にはついた、設置が進み、また、現在、様々な家具転倒防止の機材が非常に手に入りやすい状況もあることから、区の事業として再開することは、ただいま現在では考えておりません。 203: ◯飯島委員 当時、おおむねの方がつけられただろうと言われても、新たに高齢者になられる方はいらっしゃるわけですよね。やはり、そういうところも、いろんなものがあるからといったとしても、幾つかのものを以前のように示して、つけてもらう、もらいたいという方は実際にいるわけだし、これが廃止になる前、30万ぐらいの予算だったでしょうかね、あ、決算でしたか。ですから、やっぱり必要ある方については、そこに応えていくということで、ぜひ検討をする必要があると思うんですけれども、もうやりませんよ、各自それぞれ、好きなのを選んでやってくださいという、そういう姿勢になったということでしょうか。  付け加えて言うなら。 204: ◯内田分科会長 どうぞ。 205: ◯飯島委員 いろんなものがあるにしても、自分で取り付けるのも非常に困難という方もあるんですね。そういう方も、非常に、この以前の器具の取り付けというのは喜ばれていたんですよ。ですから、需要というのは広がっていくわけですから、ぜひこの事業は、また復活を要望したいと思いますので、ご検討をお願いします。 206: ◯土谷高齢介護課長 以前の家具転倒防止は、委員ご指摘のとおり設置まで、千代田区の場合は、物を送付するだけではなくて、設置までの事業でございました。確かにそのとおりです。今後については、災害等様々なことが今ございますので、区として、どのようなことができるか、そういう形で考えることを進めていきたいと。 207: ◯内田分科会長 えっ。事業化を復活するということですか。 208: ◯土谷高齢介護課長 いや、災害の際に、高齢者に対してどのようなことが必要かということを、全体で考えさせていただければと思います。 209: ◯内田分科会長 飯島委員。 210: ◯飯島委員 地震のときに死亡するというのは、やはりたんすとか家具の下敷きになるということがすごく多いわけですよ。そういう意味で、あの事業もつくられた。で、その事業が一定の年齢以上の方という制約があった。その高齢者になる方は、どんどん毎年新しく増えるわけですから、ですから、そういうところにも家具の転倒から免れるように、取り付けを含めて事業を再開するということは検討に値すると思うんですけれども、検討もする必要がないということでしょうか。 211: ◯歌川保健福祉部長 家具転倒防止器具の取り付けが、災害時に命を守る手だてとして有効であるということは、私ども、全く否定するものではございませんし、そのとおりだと思っております。ただ、それを区の事業としてやってきたことに対して、一定程度の成果があったということで、廃止というか、事業としては廃止をいたしました。  希望があるということ、ゼロになっていないということは重々承知してございますけれども、先ほども大串委員の質問にもございましたとおり、高齢者がどんどん増えていく中で、トータルでどのように見守っていくべきかという一つの手段としての家具転倒防止器具取り付けというのはあるんでしょうけれども、何もかも千代田区が事業として一つ一つやっていくというよりは、トータルで、どのような形での支援があるかということを考えた結果としての廃止でございますので、この場で、その事業をもう一度復活するかどうかということについては、お答え──そのピンポイントでの復活ということは考えてございませんけれども、災害時を含めて、高齢者の方の安心・安全をどのように守るかということについては、高齢者がどんどん増えていく中で、区としても考えていくということで、トータルの中での検討はしていきたいというふうに考えてございます。 212: ◯内田分科会長 よろしいですね。はい。  ほかにございますか。  岩佐委員。 213: ◯岩佐委員 165まで。 214: ◯内田分科会長 167まで。 215: ◯岩佐委員 167までですね。フレイルもやっていいんですね。165ページの14の介護予防事業のフレイル予防事業について。あと、主要施策のほうは63ページですね。これは、今回が講座の開催と調査分析ということで、講座は、コロナということもあって断念されたこともあったと。で、講座の開催を見てみると、人数と開催の感じで、目に見えるように、これは介護予防の対象じゃなくて、もう既に結構なお年の人がいっぱいいらしているんじゃないかなという、メンバーがもう固定されているような感じにもちょっと思ったんですけれども。実際に、ここに講座型の事業を見直すということで、ICT機器の活用も視野に入れているというふうに書いてあるんですね、主要施策の成果では。今年度にオンラインのフレイル予防講座をやるということで、ICTの活用というのは、そういう方向で、結局、講座をオンラインにしたということで、ICTの活用と言っているのか、あるいは、60代であれば、もう様々なアプリも使いますので、今、フレイル予防アプリとかというのも様々出ているんですけれども、そういったことも視野に入れてやられているのか、ちょっと、この介護予防事業体系の見直しに向けた調査分析の結果というのをもうちょっと詳しく教えていただけますか。 216: ◯佐藤在宅支援課長 この調査の中ですが、報告書もございますので、後ほど見ていただきたいと思いますけれども、概要では、区の講座に参加されている方というのは、割と、委員ご指摘のとおり80代での方が結構いらっしゃるなという状況です。千代田区民の方は、皆さんお元気で、ご自身で動けるうちは、ご自身の習い事ですとか、スポーツジムですとか、思い思いのお好きな活動をされていて、だんだんと体力が弱ってきて動く範囲が狭くなると、区の事業が視野に入ってくるというような、大まかに言うと、そういったような調査の結果になりました。  その意味で言うと、これまでシルバートレーニングスタジオ等、地域で高齢者の方が参加しやすい事業をしてきたということも、あながち方向性としては間違っていなかったんだろうなということは確認できたんですけれども、ただ、その規模感で、ずっと区が全部、その地域の方の活動を全部支えなければいけないかどうかということは、今後、検討が必要だというような、今のところはまだ、その報告を受けた今後の検討の部分については、検討中ということでございます。 217: ◯岩佐委員 ICTの活用についてはどういう報告で、視野に入れてというこの一文が出てきたのか、オンライン講座というと、結局、講座から抜け切れてないような気がして、そうすると、じゃあ、講座型の事業を見直すことにはなってないんじゃないかなとちょっと思ったんですね。やっぱり今おっしゃったとおり、今、動ける方は動いていると。でも、そういう人からどうやって意識を、備えていく意識を持ってもらうかということに関しては、多分、いわゆる介護予防とか、高齢者対象という対象を絞った事業ではなくて、様々な事業で、そういった介護予防につながるエッセンスを取り入れていくという、そういうことじゃないかと思うんですけれども、そこら辺の見直しというのがどこまで調査分析されたのかなというのが、ちょっと今回は講座等調査分析で終わっているので、ちょっとそこら辺が教えていただきたいんですけれども、いかがですか。 218: ◯佐藤在宅支援課長 委員ご指摘のとおり、まだICTの活用については、こちらでも、コロナの感染症の対策をきっかけに具体的に動き出しているというのが正直なところでございます。国立長寿医療研究所でしたか、アプリを広めようといろいろ展開されていたり、健康長寿医療センターのほうでも取組があるということは承知しているんですけれども、まだ区内の高齢者の方でどのぐらいスマートフォンを活用できるかとか、そういった実態の部分が明確につかめておりませんので、具体的な、区としての展開には、まだ至っていないというところが現状でございます。  今のところは、まだ、そのICTを使って介護予防に取り組むということを、少し高齢者の方に親しんでいただくという意味で、講座型、依然、講座型ということで進めておりますけれども、今後、60歳以上をフレイル予防講座の対象にしていったこともありまして、スマートフォンも既に活用できて、健康管理の部分が、保健所の健康ポイント制度とも少し連携を始めたりしていますので、そういった講座以外の展開をどのぐらいできるかというのは、ちょっとこれからの取組ということになりますので、ご理解いただければと思います。 219: ◯岩佐委員 実は、全て、いろいろ今までやってくださっている事業が介護予防にもすごく意識されているなと。例えば、食事に関しても、今、高齢者の方のメニューの指導とかもやっていますけれども、あれも、実は、やっぱり広く介護予防につながっていくんだなということですよね。で、そこを今、やっぱり対象を絞って、あるいは、その高齢者事業として、スポット、スポットでやっているもの、あれって、利用者が、もうかなり固定化されているものをどう広げていくかということで、ちょっとこれは、やっぱり今までは縦割り感があったなという部分に関してを、ぜひつなげていっていただきたいと思うんですね。  この間のあの広報千代田の1面、肉の。あれもやっぱり、フレイルに対する気合いがすごい感じられたんですけれども、それはやっぱり、そこであれはインパクトがすごい強かった。でも、その中を見てみると、ちょっと、割と通り一遍なフレイルって何というところ、まあフレイルという言葉がまだなじまないので仕方がないんですけれども、そこのああいった工夫というのを、もっといろんなところ、いろんな世代、あと、ちょっと一見関係ないところに、全然関係ない歌舞伎とか、そういったような、例えばイベントがあったとしても、そこでちょっとフレイルの話、体操の話、体操をちょっとやらせてみるみたいな形で、少しずつ盛り込んでいくような形を、ぜひやっていただきたいなと思うので、そこはよろしくお願いします。 220: ◯佐藤在宅支援課長 今お話がありましたように、世代間で、例えば高齢者策について、40代の方はあまりご存じない。かがやきプラザのこと自体もそうなんですけれども、そういったことは世論調査等の結果でも出ていまして、課題であると認識しています。  フレイルについては、親御さんの世代のそばにいるお子さん世代と一緒に参加してもらう講座とか、それも講座になってしまうんですけれども、一緒に取り組むようなものも少し案としては出ていたんですが、コロナウイルスの感染症の関係で、ちょっと実現していないようなアイデアもございますので、今後、食事の面ですとか、運動以外の面でも、どんな周知啓発ができるか検討してまいりたいと思います。 221: ◯内田分科会長 よろしいですか。  関連。はい、大串委員。 222: ◯大串委員 岩佐委員の質問、答えられたのかもしれないけれども、ちょっともう一回、重なったら申し訳ないんだけど。一般施策で行っている健康づくりがある。それから、介護保険でやっている介護予防もある。それからフレイルもあるということで、結構、幾つもこれがあるとね、どうしたらいいんだろうと分からなくなっちゃうので、恐らく、このフレイルの視点から、そういう健康づくりも介護予防も全部、今、体系を見直して、一本にして、お示ししましょうということじゃないかと思うんだけれども、それでいいんですか。そういう理解でいいですか。 223: ◯佐藤在宅支援課長 今、大串委員からお話のありましたように、いろいろな要望が出てきて分かりにくいというのは、もう本当にご指摘のとおりで、事務局のほうでもそのように考えておりまして、例えば、介護予防とフレイル予防は具体的にどう違うのかというのは、しばしば議論になるところでございました。いろいろと、いろいろな切り口でお伝えしていくという方向で、介護予防というのは介護にならないように、それをなるべく介護度を、進むのを遅らせるという視点でしたけれども、フレイルのほうはもう少し積極的に、60代ぐらいから、弱る前から体力づくり、栄養、健康について意識していきましょうというところで、おっしゃるとおり、健康づくりの部分とも重なりが出てくるところでございます。  あとは、保健事業のほうでも、国民健康保険の事業と介護保険の中で連携した取組というのも、今、課題になっていまして、いろいろな部分で、縦割りで行われていたことを少しつなげていこうという検討は少しずつ始まってはいるんですけれども、まだ具体的な施策として、こういうコンセプトでまとめますよというところまでは至っていない状況です。今後どういった形で、その分かりやすい、皆様に説明ができるかどうか検討していきたいと考えております。 224: ◯内田分科会長 はい。ちょっと、ちょっと待って。  大串委員。 225: ◯大串委員 ぜひ、よろしくお願いします。何ていうんだろう、各所管、所管で、そういうのがあるからね、区民にとってみては、本当に分かりづらくなっちゃうので。大事なのは、やっぱりフレイルの視点から見直すということじゃないかなと思うんですよね。ですから、それが調査分析を令和元年度にやりましたよということですから、これからまとめて、区民にも分かりやすいそういったもの、何という表現がいいのかな、健康づくりというのか、介護予防というのか、フレイル予防というのかわからないけれども、そういったものを示していくということでよろしいですか。 226: ◯佐藤在宅支援課長 高齢者の方の生活の中では、今まで出てきたようなテーマというのは、連続して起こってきていることだというふうには認識しています。ただ、それを事業の中でどのように実現するかということは、なかなか難しい面もございますけれども、なるべくいい形で、皆様に取り組んでいただけるように検討してまいりたいと思います。 227: ◯内田分科会長 はい。(発言する者あり)岩佐委員。(発言する者あり)思いつきでやるなよ。 228: ◯岩佐委員 すみません、今のフレイルのところで、できればまちづくりとか、住宅とかといろいろ連携をしていただきたいなと思っていて、「まちあるきマップ」とかそういったものも出しているのは分かっているんですけれども、日常的にね、階段を上ったら、何キロカロリー消費しましたよとかというのを、出張所とか、そういったところに目に見えることによって、ちょっと日常で運動していくということが取り入れられるということを結構やっている自治体はあるんですよね。この本庁舎はエレベーターしか使えない、エレベーターとエスカレーターしか使えないですけれども、出張所ですとか、あるいは駅とかとも連携して、もうちょっとしたところはしっかり歩くというようなこと、生活習慣をまちごと見直していくというようなやり方で、本当に講座、講座じゃなくて生活で変えていくということをやっていただきたいと思うんですけれども、ぜひよろしくお願いします。  すみません。意見になっちゃいました。 229: ◯内田分科会長 答弁、どうぞ。 230: ◯佐藤在宅支援課長 今ご指摘いただきました、生活の中に根づいた形でのフレイルの取組の工夫等を今後検討してまいりたいと思います。(発言する者あり) 231: ◯内田分科会長 関連。 232: ◯飯島委員 関連、関連。 233: ◯内田分科会長 ちょっと暫時休憩します。                 午後2時29分休憩                 午後2時38分再開 234: ◯内田分科会長 委員会を再開いたします。  どうぞ、飯島委員。 235: ◯飯島委員 生活支援事業の(10)の高齢者食事支援サービス、先ほどご説明がありました。で、これは1回配食サービスというのをやめて、それを復活したというような、同様のものだと思います。で、配食サービスのときの延べ配食数が3分の1程度に落ちているんですね、これ、実数として。その理由について、どのようにお考えになっているでしょうか。以前は、たしかね、4万何食という数字だったと思うんですね。 236: ◯佐藤在宅支援課長 この事業は、昨年度の7月から在宅支援課のほうで、それまで高齢介護課で配食サービスを行っていたものを、在宅支援課で食事支援サービスとしてスタートしたものでございまして、事業のスキームが全く──全くというか、少し違っております。以前は見守りのための食事の配達という視点でやっておりましたけれども、今回は、単に食事、お体の調子等で食事の支度ができないという方も含めての対象になっておりまして、ただ、その代わりに、誰にでもお食事をお届けするというのが、行政のサービス上、あまり好ましいことではないかと考えまして、あんしんセンターがアセスメントを行って、どういう事情でお食事が必要かということを確認した上で決定を、配食の決定をするという仕組みにいたしました。で、そのやり方の変更のために、そのように食数に違いが出ているのだと考えております。 237: ◯飯島委員 以前も、必要な方がこれを受けていたというのがあるんですね。高齢ではあるんだけれども、自分で料理できるけれども、一時的にけが、手をけがしたから料理を作れないから配食サービスのお世話になっているという方もいらっしゃいました。で、やはり必要があるから、以前も、その4万何食か出ていたわけですね。ですから、以前、利用されていた方に、これがまた、目的が違うとおっしゃいますけれども、利用者からすれば、お食事を届けていただくということは同じなわけですね。そういう意味でも、以前利用されていた方に、また周知をしていくとかね、そういうことで以前の配食サービスに比べて、こういう点がちょっと変わったんですよということも添えながらね、周知をしていくということが必要ではないかというふうに私は思っているんですけれども、いかがでしょうか。 238: ◯佐藤在宅支援課長 在宅支援課で、このサービスを再開するに当たって、その配食サービスを最終的に利用されていた利用者の方への周知は行っております。 239: ◯飯島委員 その中で、どのぐらいの方が利用されたのかといったら、やっぱりこの数なわけですよね。で、半数、予算に対して半分ぐらいの執行率だったわけですけれども、やはり、そこら辺は使う方が、ちょっとためらうというか、どのようなお便りを出したか、ちょっと私は存じ上げてないんですけれども、そこら辺のところは、使いやすいというかね、そういうふうに思わないと利用されないと思うので、ちょっとそこの、もう一回考え直したほうがよろしいのではないかなというふうに思うんですね。執行残ということがこんなにあるんですから、やはり、もっと利用されるような、利用されていくうちに、やっぱり、その以前と違った、加えられた部分というのが生きてくると思うんですね。そういう意味では、また、ちょっと周知を、ぜひ改めて行っていただきたいなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 240: ◯佐藤在宅支援課長 食事支援課サービスになりましてから、以前は対象となっていなかった日中独居の方にもお食事を利用していただけるようになりまして、対象としては、やや広がっているような面もございます。ですから、周知につきまして、ご指摘がありましたとおり、なるべく必要な方にお届けできるように行ってまいりたいと考えております。 241: ◯内田分科会長 大串委員。 242: ◯大串委員 私は1点だけ、164ページの13番、よろず総合相談で、主要施策の成果の60ページ、ありますけれども、これは、先ほど言いましたように地域でつながりをつくっていこうということなんですけれども、麹町・神田のあんしんセンター、それから高齢者総合サポートセンターの中の相談センターを通して、相談を通しながら作っていこうということだと思うんですけれども、一番下の段に書かれています「令和2年度は、日常的な地域での見守りとともに、看護師と社会福祉士が共に戸別訪問して地域とつながりのない高齢者の掘り起こしを行う」と書いてあって、とてもすばらしいことだと思うんですけれども、この点について、もう少し説明してもらいたいんですけれども。 243: ◯佐藤在宅支援課長 こちらは旧シルバー交番事業、今、見守り相談窓口事業ということで、都の補助事業の名称が変わっておりますけれども、アウトリーチ型の支援、要支援の方の掘り起こしの事業でございます。神田のほうは、麹町と違いまして、公営住宅ですとか共同の住宅が多い状態で、そのあんしんセンターのほうで、そういった住宅にお住まいの方の把握を進めたいという意向がありまして、神田地域で試験的にこのような形で、アウトリーチ型の相談業務の枠組みを創設した次第でございます。 244: ◯大串委員 とてもいいことだと思います。で、なかなか地域で把握できない方を、このようにアウトリーチ型で把握していこうということなんですけれども、これは、取りあえずは神田地区で始めて、麹町とかはどうなんでしょうか。 245: ◯佐藤在宅支援課長 麹町のほうにも毎年度、予算編成のタイミングで、こういった事業の必要性について確認しておりますけれども、麹町のほうは、あんしんセンターの意向としては、神田と状況が違っていて、今のところ、アウトリーチ型のこういった事業は行わないという回答を得ております。 246: ◯大串委員 神田と麹町、確かに文化は違うんですけれども、文化は違っても、高齢者の置かれている状況は一緒だと思うんですね。やっぱり、そのさっきも申しましたように孤立化だとか、ひきこもりだとか、場合によっては、身近に相談する人がいないとかで困っている高齢者の方はいると思うんですよね。そういったところに、地域によっては、だから町会とかを中心に、福祉の方が一生懸命つながってやっているところはいいけれども、なかなか、そういったところに縁がない。または、中には嫌がる方もいるかもしれないので、そういったところはこういうアウトリーチ型で、しっかりとそのあんしんセンターがつながっていてくださるということはね、大変すばらしいことなんで、麹町はやりませんと断定しないで、まあ検討しますとかさ、何か、もうちょっと何か答弁、考えてくれないという話です。 247: ◯佐藤在宅支援課長 麹町地区の難しさとして、セキュリティが非常に厳しいマンションが多いという点がございます。訪問しても、中にはなかなかは入れないようなお宅がたくさんありまして、アウトリーチも行いましても、なかなか、実際に進めることが難しいというような住宅も多数ございますので、頂いたご意見はあんしんセンター等と共有しまして、事業の実施については相談してまいりたいと思います。 248: ◯内田分科会長 よろしいですね。(発言する者あり)え、いいんですね。(発言する者あり)え、もう一個あるの。(発言する者あり)  飯島委員。 249: ◯飯島委員 介護支援事業の中の(1)番、在宅支援ホームヘルプサービスについて伺いたいと思います。事務事業概要は117ページからなんですが、その118ページに出ている外出介助について、ちょっと伺いたいと思います。  外出、高齢者の外出の中では、結構通院ということも多いんですね。で、病院に行くときに、行くときと帰るときは介護保険が使えるけれども、病院の中に滞在しているときというのは介護保険外ということなんですね。それで、そういう方もこのサービスは使えるということで、非常にありがたいと思います。  ただ、その病院にいるときに、かなり今も、お金を払うのも機械化されていて、なかなかやりづらい状況なんかもあります。呼ばれても聞こえなかったりとかということもあるので、やっぱり病院の中にいても、そのヘルパーさんがついてくださるということは非常に安心。ただ、今この使える限度というのが、2時間を限度としているんですね。これを、やっぱり予約していても、時間がずれたりすることもあるし、やはり3時間あると助かるという声があるんですね。限度3時間ということなので、2時間で済むかもしれない。だけれども、これ、3時間のときは慌てなくて済むということで、ぜひ、この限度額というのを、限度時間というのを延ばしていただきたいと思いますが、その検討の余地はいかがでしょうか。 250: ◯土谷高齢介護課長 今、飯島委員からご質問がございましたとおり、在宅支援ホームヘルプサービス、病院内の介助2時間までということでやってございます。3時間にできないかということでございます。もう一度、制度のほうを振り返ったところなんですけれども、介護保険のサービスの中のお話でございます。介護保険のサービスの上で、認知症などを発症していて、病院の中の待合の時間で目が離せないような状況があるような場合、二つ目として、車椅子を利用されているような方、3点目として、視力に障害がある方で、移動にヘルパーさんがいないと困るような方の場合について、介護保険の給付のほうでも、この要件が合致するような場合については、保険の給付も可能な状況になってきてございます。なので、今のご質問は、在宅支援のホームヘルプサービスのご質問ではございましたが、利用されている方の状況を考えますと、2時間までの場合について、確かに保険給付よりも在宅支援ホームヘルプのほうが要件が緩やかではございます。2時間までについては、在宅支援ホームヘルプをご利用いただき、場合によって、要件が、私、今、3点ご説明申し上げましたけれども、合致するような場合については、保険給付のほうの利用を考えていくようなことで、利用者の病院内の、通院を含めた病院の医療のサービスを受けていただければと考えてございます。 251: ◯飯島委員 介護保険の中で、それはやってくださいということなわけですね。で、それからちょこっと外れる場合には、ケアプランに入れられない場合には、どうなんですか。
    252: ◯土谷高齢介護課長 説明がうまくできませんで失礼しました。委員ご指摘のとおり、2時間まで病院内の介助、介助が必要な場合、院内に外出──在宅支援ホームヘルプサービスをご利用いただいてヘルパーさんをつけることが、現在でも可能でございます。ただ、要件が少し厳しくはなりますけれども、委員のご指摘は2時間を超えるような場合、どのような対応ができるかというふうに質問を理解したものですから、その場合については要件が少し厳しくなりますけれども、介護保険の保険給付でも使える場合がありますので、ご利用いただければというふうに考えております。 253: ◯飯島委員 ケアプランの中でも、やはりはみ出しちゃう部分はあるわけですよね。ケアプランの中で納まらないと。で、そのときの、その通院のサービスというのも、介護保険の上乗せか横出しでできるという理解でよろしいんですか。 254: ◯土谷高齢介護課長 失礼いたしました。あくまでも私が申し上げた保険給付でご使用いただけませんか──ご使用いただく方法もありますよというふうにご説明申し上げたのは、支給限度内の話でございます。 255: ◯飯島委員 これ、ほかの区ですけれども、通院支援サービスというのがあるんですね。でも、これは病院内介助というふうになっていますけれども、それだけ、それでも月3回、1回当たり3時間ということで出されています。で、要介護1以上の認定を受けていて、という方なんですけれどもね。  で、そういう意味ではやっぱり、病院に行くということが結構、日常の仕事になったりするような方も多うございます。そういうことで、もし、その介護保険ではみ出しちゃう部分ということで一般施策でやるというならば、ぜひ、通院支援サービス、あるいは外出支援サービス、そういうものをご検討されてはいかがでしょうか。 256: ◯土谷高齢介護課長 千代田区の一般施策で行っておりますのは、改めまして2時間までの院内介助ができるような仕組みでございます。介護保険のほうも、様々制度の改正が行われて、これからも行われていくと考えております。で、区として、この在宅支援ホームヘルプサービスは現在2時間までとなってございますけれども、様々な制度の改正が行われる際に、今、委員ご提案の、例えば上限を3時間にするようなこと、また、サービスのどのような範囲、時間等を含めて検討をさせていただければと考えております。 257: ◯内田分科会長 はい。よろしいですね。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 258: ◯内田分科会長 それでは、目1、高齢者福祉費について、終了いたします。  次に、目2、障害者福祉費について、決算参考書の166ページから171ページです。障害者福祉費について、執行機関から説明はございますか。 259: ◯湯浅障害者福祉課長 それでは、項番2、障害者福祉費についてご説明させていただきます。決算参考書166、167からでございますが、こちらは特に説明はございません。 260: ◯内田分科会長 はい。 261: ◯湯浅障害者福祉課長 決算参考書168、169ページをご覧ください。  事務事業名4、障害者福祉事業でございます。主要施策の成果の掲載はございません。こちらの障害者福祉事業でございますが、障害者の積極的な社会参加と生活圏の拡大を図ることなどを目的といたしまして、様々な事業を行っているところでございます。  その中で、169ページの(3)番、自動車燃料費助成、(4)番、障害者自動車駐車場助成、(5)番、自動車運転免許取得補助・自動車改造費助成でございますけれども、近年の自動車運転免許取得、また運転の低下などからと分析しておりますけれども、それぞれの利用率も連動して低下している状況でございます。このため執行率のほうが低下してございます。  また、令和2年度でございますが、福祉タクシー券の見直しを行ったところでございます。改正に当たりまして様々に頂きましたご意見、それと近年の利用傾向などを踏まえまして、令和3年度以降も引き続き課題を踏まえまして、利用者の方に適した事業の見直しを検討していきたいと考えてございます。  なお、(9)番の一時保護でございますが、保護となる対象者の方がいなかったため、執行がゼロとなっているところでございます。  次に、5、各種手当でございます。(1)障害者福祉手当、主要施策の成果は65ページ、項番40をご覧ください。  区は、障害のある方や難病者の方に対し、日常生活の支援や福祉の増進を図るため、障害者福祉手当を独自に支給しております。これまでは、障害のある方のうち、身体障害及び知的障害のある方を障害者福祉手当の支給対象としておりましたが、近年は精神障害のある方への支援拡大の動きが強まっております。このため区では、他自治体に先駆けまして、令和元年から障害者福祉手当の精神障害者保健福祉手帳1級所持者の方に対しまして、月約1万5,500円の支給を開始いたしました。  なお、執行率につきましては、対象範囲の拡大を図った見込みの予算の積算と、平成30年度から、難病に係る東京都の審査基準がより厳格になりまして、認定者が減少している傾向などがあり、執行率が低くなっております。  なお、こちらは所得制限があることから、対象資格の変化を的確に捉えることがなかなか難しく、様々な機会を活用して令和2年度も周知等を図っているところでございます。令和3年度におきましても、さらなる広角的な手法を検討し、これまで以上に見積りを精査し的確な予算編成を心がけてまいります。  次に、6、障害者よろず総合相談でございます。主要施策の成果は66ページ、項番41をご覧ください。  地域共生社会の実現のため、えみふるとともに、障害等のある方の地域生活拠点の一翼として、平成30年度より事業を開始しております。令和元年度までは、広報活動や各種イベント事業の定例実施等によりまして施設の周知を図っておりましたが、区民の認知度の向上などが思わしくなく、利用の拡大とともに課題となっておりました。  このため令和2年度では、SNSなどのさらなる活用による周知のほか、新たな相談者の掘り起こしや、精神障害、発達障害など孤立しやすい方の利用の増加を図るとともに、来場予約の際の行動能力等を聴取するなどをし、利用者のサポートを行いながら、着実に実績を向上させているところでございます。  なお予算計上では、別枠といたしました24時間の有人夜間対応等の経費につきまして、現在の事業実績では拡充が早計と判断いたしまして実施を見送ったため、執行率が低下しているところでございます。  次に、7、障害者福祉センターえみふる管理運営でございます。主要施策の成果は67ページ、項番42をご参照ください。  令和元年度は、日中一時支援の週5日の拡充によりまして、家族のレスパイトや余暇活動の支援を充実させました。また、ショートステイの増床によりまして、利用者の都合がよい日程を数多く選択することが可能になり、好評を頂いているところでございます。  令和2年度現在では、新型ウイルスの感染症対策につきまして、衛生面等に十分配慮をいたしながら、利用者の日常生活に必要不可欠なサービスを行っております。令和3年度も、さらなる感染症対策を検討いたしまして、利用者やそのご家族の安心と安全を確保していきたいと考えております。  次に、決算参考書170、171ページをご覧ください。13、精神障害者グループホームの整備・運営補助でございます。主要施策の成果の記載はございません。  平成30年度に1ユニット4室を開設いたしまして、令和元年度も引き続き拡充する予定でおりましたが、入所者の体調不良等により退去の見込みがかなり多く、ユニットの増加には至りませんでした。令和2年度現在は満床となっておりますけれども、今後も適切な需要の見極めが課題となっております。令和3年度以降につきましては、助成開始から3年程度が経過いたしますので、グループホームの安定な運営を前提に、適宜補助制度を見直してまいります。  次に、15、障害者福祉一般事務費でございます。こちらは、障害者福祉課の一般事務費の予算でございます。主要施策の成果の記載はございません。  ほかの科目に属しにくい事業を計上しておりますけれども、新型コロナウイルス感染症対策によりまして、障害者区分認定支援の訪問の休止、第6期障害者福祉計画に関わる実態調査、指定管理者運営状況等の調査の差額分などによりまして、執行率が低下しております。  私からの説明は以上です。 262: ◯内田分科会長 はい。  ほかにございますか。 263: ◯武福祉施設整備担当課長 決算参考書170ページの12、障害者施設整備基本計画の策定でございます。こちらは主要施策の成果の68ページでございます。  43、障害者施設等整備関連事業でございます。区では、障害のある方や、重度・高齢化に対応するグループホームなどや認知高齢者のための施設の必要性が高まっていることから、旧千代田保健所の敷地に障害者施設、高齢者施設と、地域交流機能を有する施設の計画を進めているところでございます。平成元年度においては、障害者施設整備基本計画の策定でございますが、こちらは(仮称)神田錦町三丁目福祉施設整備基本計画の策定でございます。コンサルの委託料ということで執行しております。本年度は、基本計画を踏まえ、施設の機能を最も効果的に発揮するため、事業手法の検討を進めているところでございます。  令和3年度は解体工事を開始するとともに、施設運営事業者の選定、設計の段階に進みます。福祉施設整備に当たりましては、様々なご意見がございますので、引き続き利用者、地域の方々のご意見をお聞きしながら、福祉施設整備を進めてまいります。  説明は以上でございます。 264: ◯内田分科会長 はい。  ほかにございますか。 265: ◯武福祉施設整備担当課長 ございません。 266: ◯内田分科会長 はい。  委員の皆様、今日はこれまで2項目、2目終わったんですけど、あと、5目ありますので、ちょっと、大変申し訳ないけど、優先順位をつけながら、スピードを上げていきたいと思いますんで、よろしくお願いいたします。  それではどうぞ。  長谷川委員。 267: ◯長谷川委員 主要施策の成果の65ページの40番、障害者福祉手当のところです。真ん中の精神障害者の手当について、お伺いしたいと思います。 268: ◯内田分科会長 決算書は何ページですか。 269: ◯長谷川委員 あ、ごめんなさい。決算書が、手当なので、168、169の各種手当、5番です。 270: ◯内田分科会長 はい。 271: ◯長谷川委員 すみません。よろしいでしょうか。 272: ◯内田分科会長 どうぞ。 273: ◯長谷川委員 はい。精神障害の方の手当を拡充したとき──何年からでしたっけ、元年度から拡充ということで、それはよかったと思います。で、精神障害者の方々って、そのときの体調の波があるかと思います。所得制限があっての支給ですので、もし仕事をされているから大丈夫で、支給がされていなくて、体調が悪くなって仕事ができなくなった場合に、すぐ対応できるのかというところをお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 274: ◯湯浅障害者福祉課長 長谷川委員のおっしゃっているところ、まさしくこちらが課題となっているところでございます。やはり申請主義でございますので、申請を頂かないと、なかなかこちらの手当のほうが支給できないと。ただ、区のほうでも、所得につきましては前年度所得をしっかりとシステム等で確認はして、ご案内のほうはさせていただいております。  ただ、急にやはり、症状が悪くなって仕事をやめられたり、そういったときには相談のほうに、こちらに来ていただければ、何とか対応も早期にできるんですが、なかなかそれがないと、ちょっとタイムラグが生じてしまうというのが現状でございます。 275: ◯長谷川委員 ありがとうございます。体調が悪くなったときに、自己申請で、やっぱり窓口に行かなければならない。自分から、こういう状況ですということが伝えられない場合があるので、そういうところは定期的に確認するような何かこう、手段があればいいなと思います。  で、このコロナ禍で、例えば、いろいろなところで収入が減った方は申し出てくだされば、昨年度の収入に準じてということではなく、特別に配慮しますというようなことがありますので、ここも併せて同じように対応していただければと思います。いかがでしょうか。 276: ◯湯浅障害者福祉課長 先ほどの繰り返しにもなりますが、相談に来ていただければ、そのときに何とかこちらでも対応を考えていきたいとは思うんですけれども、長谷川委員おっしゃるところもあると思いますが、やはり、なかなか相談に来れない方、こういったことを、こういった方に対しては、どのように対応していくのか。所得についてはご郵送などでご案内をするんですけれども、やはり急に所得がなくなったり、仕事をおやめになった方については非常に難しいところがありますが、引き続きこちらのほうは検討してまいりたいと思います。 277: ◯内田分科会長 はい。  ほかにございますか。 278: ◯飯島委員 障害者福祉事業の中の(2)の福祉タクシー券の支給、これの拡充について、ちょっと質問したいと思います。事務事業概要は241ページになっています。  この中で、手帳の交付を受けていなくても、足が不自由だとかという高齢者の方が結構多くいらっしゃいます。また、風ぐるまが不便になってしまったということだとか、あるいは、お茶の水の先、文京区の病院に通院をするとか、そういうときにタクシーをどうしても利用すると。で、そういった場合に、福祉タクシー券というのは、そういう高齢者の方にも何とか使えるように拡充をしてほしいという声が、もう、しょっちゅう上がってくるんですね。聞こえてくるんです。  で、それで、この対象の中の「その他区長が特に必要と認める人」というところに、要介護者で足が不自由とか、歩くのが、歩行が困難だとか、そういう方にまで対象を拡充するということをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 279: ◯湯浅障害者福祉課長 飯島委員のお話にありました、高齢者や足の不自由な方についてのタクシー券の拡充ということですけれども、やはりほかの自治体の中では、高齢者の方にタクシー券を出されたりというのは、一部、拝聴しております。今現在は、この障害者の中の対象の方に限られているところではございますけれども、ただ、その障害者の枠の中で、その他区長が認めるという範囲をどこまで拡充できるのかというのは大きな課題でございます。やはりそこはちょっと、なかなか難しいところがあるところはご理解いただければと思います。 280: ◯飯島委員 高齢者は運転免許証を返納するようにと、そういうようなことも今進んでいます。そういう中では、ぜひ、積極的に検討を進めていただきたいと思います。答弁は不能でしょうから、ここで止めておきます。はい。 281: ◯内田分科会長 はい。  大串委員。 282: ◯大串委員 167ページの上の(2)障害者への合理的配慮の推進。端的に2点だけ。  ハートクルー養成講座、非常に大切な講座だと思います。で、定員20名でやってきましたけれども、今コロナがこういう状況なんですけれども、今年度どのような形式で行うのかということと、もう一つは、やっぱりハートクルーという、何というかな、名称をもっと周知しないといけないと思うんで、この2点だけ、ちょっとお願いします。 283: ◯湯浅障害者福祉課長 まず、ハートクルーの今年度の実施状況でございます。やはりコロナ禍の影響を受けまして、なかなか皆さん、お集まりいただきまして、実技などもございますので、実施については難しいところがございました。ただし、そうはいっても、こちら、このまま中止というわけにもいきませんし、委託業者とこちら検討いたしまして、来年度、2月になってしまいますけれども、「感染症対策にも対応した支援のやり方」という形で、特に視覚障害の方などにつきましては、どうしても密になる距離が近いところがございます。また、どうしても接することも多いですし、また不安な要素も多いというように聞いております。ですので、こういったことを含めて、感染症予防にも対応した、ちょっとカリキュラムの見直しなども行っております。  ただし、これまで定員が20名という形でしたが、やはりここは、半分程度の10名程度という形になってしまいまして、なかなか普及啓発というわけにはいきませんが、少しでも着実にハートクルーを認めていただける皆さんが増えるような形で、今年度も実施してまいりたいと考えてございます。  それから、大串委員から、ハートクルーの名称と、あと、マークも、シンボルマークもやりましたので、これは毎回ご指摘を頂いて、ご意見を頂いているところでございます。障害者のしおり等を活用しまして、できるだけ広めているつもりではありますが、なかなか啓発が至らないところは確かでございます。いろいろな機会を捉えて、できるだけ啓発に努めてまいりたいと思います。 284: ◯大串委員 ぜひ、今後も啓発を行ってください。啓発については、当初は缶バッジを考えようかとしていたんですけれども、それが結果的には何かキーホルダー形式。(発言する者あり)そう。だから、どこかつける、僕もバッグにもうずっとつけているんだけれども、なかなかみんな気づいてくれないんだよね。胸だったら、もうちょっと分かるんだけれども、バッグとか、そういうあれだから、ぜひ、マークはもうこれで結構ですので、何か缶バッジも考えたらどうかなと思うんですよ。そうしたらみんな、あ、あの人も、となるんで。  で、ヘルプマークはもう、認められているんで、あと、あの人にだったら話しかけていいのねというハートクルーマークを、ぜひまた検討していただければと思います。どうでしょうか。 285: ◯湯浅障害者福祉課長 今現在、検討段階でありますけれども、マスクカバーケースで何かできないか、普及啓発品を考えているところでありますが、いま一度、その缶バッジにつきましても、やはり常時つけていただいて、見えるというのは非常に大事だと思います。こちらも検討してまいりたいと思います。 286: ◯岩佐委員 関連。 287: ◯内田分科会長 関連。  はい。岩佐委員。 288: ◯岩佐委員 合理的配慮についての関連で、事務事業概要の209ページの合理的配慮提供に資する物品の配備等で、筆談器の貸与というのを各施設にしているんですけれども、この避難所に対しての筆談器というのは、どれだけ整備されているんでしょうか。 289: ◯湯浅障害者福祉課長 こちらは避難所のほうにも配備はされております。 290: ◯岩佐委員 ありがとうございます。大丈夫です。 291: ◯内田分科会長 よろしいですか。 292: ◯岩佐委員 じゃあ、一つ。 293: ◯内田分科会長 えっ。  岩佐委員。 294: ◯岩佐委員 はい。ありがとうございます。区の避難所だけではなくて、いわゆる協定を結んでいるホテルとか、二次的、三次的に避難所になり得るところに対しては、こういったもので、ぜひ、特に災害時の障害のある方の本当に避難、あるいは避難所での生活というのは大変困難を極めるものですから、区だけじゃないところも、ぜひご検討をお願いします。 295: ◯湯浅障害者福祉課長 今、岩佐委員ご指摘のところですね、施設、いま一度確認いたしまして、状況というのを確認して、検討してまいりたいと思います。 296: ◯内田分科会長 はい。  ほかにございますか。(発言する者あり)えっ。(発言する者あり)4目、(発言する者あり)167ページですか。(発言する者あり)どうぞ。(発言する者あり)  飯島委員。 297: ◯飯島委員 170ページの一番下の神田錦町三丁目の福祉施設の整備、先ほど説明がございました。で、9月の初めにも近隣の説明会が…… 298: ◯内田分科会長 えっ。 299: ◯飯島委員 えっ。 300: ◯内田分科会長 今…… 301: ◯飯島委員 えっ。 302: ◯内田分科会長 障害者施設へ行きましたか。 303: ◯飯島委員 はい。 304: ◯内田分科会長 いやいやいやいや。目ごとにやっていますから。(発言する者あり) 305: ◯飯島委員 ああ、そう。(発言する者あり) 306: ◯内田分科会長 その3と4は次。
    307: ◯飯島委員 さっき説明はありましたよね、でも。(発言する者多数あり)あ、そうか、そうか。失礼。はい。 308: ◯内田分科会長 いいですか。はい。  じゃあ、ほかにございますか。 309: ◯大串委員 170ページの10番、障害者就労支援です。事務事業概要で286ページ、書いてありますけれども、事業実績の中に、職域開拓促進ですか、これが書かれていて、企業支援、職場開拓とありますけども、これはあれですか、区役所で行ってくれた、要するに、その障害者の方を雇いたいという企業さんと、それから障害者の方で働きたいという方をマッチングさせる、これは事業なんでしょうか。 310: ◯湯浅障害者福祉課長 今、大串委員のお話のあった、こちらのマッチングの事業も入っておりますが、それ以外の個別の相談についても、こちら、相談件数に載ってございます。 311: ◯大串委員 とてもいい資料だと思います。先日も、ある障害者の方にお会いしたら、元気に働いていますということで、とても感謝されておりました。ぜひ、これは、今後とも、もっと広く企業の方を募っていただいて、企業のニーズもあるし、障害者の方もニーズがあるので、ぜひ今後とも力を入れてやっていただきたいと思います。 312: ◯湯浅障害者福祉課長 こちらの職域開拓のところでございますけれども、やはりコロナ禍の影響を受けまして、かなり厳しい状況ではございます。しかしながら、いろいろな、SNSですとかZoomですとか、そういうリモートワークの機能なども使いまして、できる限り必要とされる方にご紹介できるような形、企業の開拓を進めてまいりたいと思います。 313: ◯岩佐委員 関連で。 314: ◯内田分科会長 はい。岩佐委員。 315: ◯岩佐委員 職域開拓促進にも関連するんですけれども、障害者の方の就労の短時間雇用について。やっぱり法定だと20時間、これがやっぱりちょっと壁になって、特に精神障害の方で、そこまで長いこと働きづらいという方とかの対応ですとか、あと、受け入れる企業の側としても、まあ、お試しではないですけれども、やはり、特に中小企業になると、人数も少ない中で、やっぱり、いきなり長時間ではなく、短時間からちょっとこう、増やしていくという形で、メニューをちょっと時間的に増やしていくということが見直しが必要だと思うんですけれども。渋谷区なんかではちょっとそこで研究なんかを、東大か何かと研究をされていて、で、短時間の雇用で、週に2時間だけとか、というところから就労支援につなげていくという試みがあるんですけれども、ちょっとこの検討は、少しはされているのでしょうか。 316: ◯湯浅障害者福祉課長 まず、ソーシャルグッドロースターズのほうで、こちら短時間的にやはりやっていただくような形は支援として取っております。今、岩佐委員にご意見いただきましたとおり、どうしても精神障害の方につきましては、フルに勤務していくのがなかなか難しい状況があると。ですので、1時間でも2時間でも、業務も続けていただけるようなところがあるようであれば、そちらは受入れをできるだけ広くするような形でサポートしていくというようなことで、今、支援をしているところでございます。  それから、実習生も、奨励金といたしましては、やはり1日の勤務時間が3時間以上ということになっております。ちょっとこのあたりは需要を捉えまして、適切な制度、利用ができるような形で検討はしてまいりたいと思います。 317: ◯岩佐委員 国の制度そのものも変えていかないといけないんですけれども、奨励金となるとどうしても要件を絞らなきゃいけないのは、ちょっと理解してはいるんですけれども、これは企業としても、CSRとかそういったいろんなところと組み合わせて、負担のない程度のメニューというのを、ちょっとそこの、一番最初の部分だけを提示してあげる。つまり、奨励金という形でのウィン・ウィンの形ではなくて、ちょっと別なメニューとして区が立てつけをしていただきなと思うんですね。そこはちょっとやっぱり、区が独自にやるにはハードルが高いのは理解しているんですが、ぜひ、研究からでも、超短時間雇用からよろしくお願いします。 318: ◯湯浅障害者福祉課長 千代田区の就労支援センターのほうで、障害者就労地域連携ネットワーク連絡会というのを定期的に開催しております。今頂いた意見などを踏まえまして、ちょっとこちらのほうに、需要やそのやり方について、少し検討を行っていくような形で、こちら提案を出していただくようなことを考えていきたいと思います。 319: ◯内田分科会長 はい。よろしいですね。目、終わっていいですか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 320: ◯内田分科会長 はい。それでは、目2、障害者福祉費を終了いたします。  次に、目3、高齢者施設整備費と、次の4、障害者施設整備費について、一括で調査をいたしたいと思います。  決算参考書の170ページから171ページの下の二つですね。執行機関からご説明ございますか。 321: ◯武福祉施設整備担当課長 それでは、決算書170ページの1、(仮称)二番町高齢者施設の整備についてご説明いたします。  主要施策の成果69ページでございます。  44、(仮称)二番町高齢者施設の整備でございます。本区では、安心して暮らし続けられるよう区有地等を活用して、特別養護老人ホームなどの介護施設を誘致しております。(仮称)二番町高齢者施設についてですが、社会福祉法人平成会が国有地を活用して、令和3年4月開設に向けて介護施設を整備しております。令和元年度の整備補助につきましては、工事入札の不調により工事開始時期が令和元年5月に遅れたため、整備費補助の執行が低くなっております。今年度、新型コロナウイルス感染症による工事の遅れの懸念がありましたが、順調に工事が進められており、令和3年4月開設に向け、建物整備補助に合わせて、施設開設に向けた人材確保などの開設経費の補助を行っていきます。令和3年度は、引き続き、土地賃料への補助や、安定的、継続的に運営ができるよう、施設運営助成を進めてまいります。  次に、下の1、(仮称)神田錦町三丁目福祉施設の整備ですが、主要施策の成果は68ページでございます。  43、障害者施設等整備関連事業の(2)(仮称)神田錦町三丁目福祉施設の整備でございますが、こちらにつきましては、令和元年度において旧千代田保健所建物の解体設計を実施しました。その委託経費でございます。現在、神田警察署の仮庁舎として使用されていますが、使用後、令和3年度から解体工事を進めてまいります。  説明は以上でございます。 322: ◯内田分科会長 はい。  ほかにございますか。 323: ◯武福祉施設整備担当課長 ございません。 324: ◯内田分科会長 はい。  それでは、質疑を受けます。 325: ◯飯島委員 4の(仮称)神田錦町三丁目福祉施設の整備です。で、今ご説明ありました。で、9月の初めにも近隣の方への説明会があって、大勢の方がお見えになりました。発言も、一番初めの説明会とは、かなり違う雰囲気というか、近隣の方も理解をというか、受け入れてくれているのかなというような、そんな雰囲気がありました。ただ、やっぱり、うーん、何かあったらどうするんだみたいな、そんなようなご意見もあったので、これは本当に丁寧に説明を続けていっていただきたいと思いますが、何かの苦情なんかもきちっと対応するということで、それはよろしいわけですよね。 326: ◯武福祉施設整備担当課長 9月6日、説明会をさせていただき、多くの方に参加いただきまして、賛成のご意見もあり、また、今後の整理をするに当たっての懸念がございました。ということで、また、引き続き地域の方と11月または12月に前と同じような場を設けて、引き続きお互いにいいものをつくれるように、丁寧にやっていきたいと考えております。 327: ◯飯島委員 でも、ここで失敗すると、次につくるときも大変なので、ぜひ、もう成功させて、また第2番目というのも考えていくような方向に持っていってほしいなというふうに思いました。  で、この主要施策の成果のほうの68ページの下のほうに、令和2年度は云々と書いてありますけれども、施設運営事業者の募集選定作業を進めると。で、業務要求水準というのは、今、もう、できているんでしょうか。 328: ◯武福祉施設整備担当課長 ただいまの作業としましては、どのような事業、整備手法か、運営手法にするかということをまとめておりますので、まだ要求水準は本年度の後半になってくるということでございます。 329: ◯飯島委員 いや、今年度のもう後半に、そろそろ足を踏み入れているという、そういう状況なので、どの程度、(発言する者あり)できているのかなというふうに思ったわけです。でも、運営事業者の方が、高齢者対象というのと、障害の方対象と両方一緒にできるのかとか、別々の運営になるのかとか、様々な心配もあるわけですね。だから、そういう中で、ぜひ、常任委員会のほうにも、要求水準の素案ができたときには、常任委員会のほうにぜひ示していただきたいと思いますが、いかがですか。(発言する者あり) 330: ◯武福祉施設整備担当課長 まずは、事業手法がどういったものになるかは今年中に決めたいと思います。その段階でご説明したいと思います。また、要求水準についても、概要についてご説明して、運営事業者の選定に当たっていきたいと思っております。 331: ◯内田分科会長 はい。  長谷川委員。 332: ◯長谷川委員 同じく施設整備のことです。これまで説明会がありましたけれども、そのほかで直接何かご意見とか、担当窓口のほうに連絡が来たりとかということがあったでしょうか。 333: ◯武福祉施設整備担当課長 直接、要望ということで文書で、今回の意見交換──説明会の中でも頂きましたし、また、昨年度も、施設整備に関して、ちょっと懸念のあるということでご意見を頂いているということでございます。 334: ◯長谷川委員 丁寧にご説明いただいてご理解いただけるように、引き続きお願いしたいと思います。それで、また、施設運営事業者の募集・選定についてなんですけれども、ここは、どのくらい──どのくらいというか、広く来ていただいて、選定に関わっていただく、1者だけということがないようにしていただくために、どのような工夫をされているでしょうか。 335: ◯武福祉施設整備担当課長 まずは、いろいろ、意見が多く出ていますので、丁寧にご説明をさせていただくということと、今、事業手法を検討している中で、幾つかの業者に当たって、どういう意向があるかとか、複数、五、六者それぞれ当たっていますので、そういったところで、参加しやすいような形で、また、うちとしても、よりよいものにできるような形でやっていますので、多くの事業者に参加いただけると思っております。 336: ◯長谷川委員 本当に、ここのところいろいろ、プロポーザル──指定管理とかについても、あんまり、何者も出てきてというようなことが少ないような気がします。たくさんの方に手を挙げていただき、その中でいいところを選定していただきたいと思いますので、引き続き検討のところをよろしくお願いしたいと思います。 337: ◯武福祉施設整備担当課長 多くの事業者に参加いただいて、よりよい事業者の選定に当たっていきたいと思います。 338: ◯内田分科会長 岩佐委員。 339: ◯岩佐委員 こちらの施設の整備の関連で、要求水準で、様々な事業者さんが、本当に、高齢者、障害者の施設になるんですけれども、この外観についても、建物の外観について、愛される建物にしていただきたい。建物のデザインコンペみたいな、(発言する者あり)そういったものも入れながら、福祉施設とはいえ、やはり温かみのある、皆さんから親しまれる施設にしていただきたいと思うんですね。  で、この施設の外観に関しては、割と、本当に事業者さんからいきなりパース図が出てくるという、そういった手法を区は取ってきているんですけれども、こういった、やっぱり長く、多くの方が利用される施設ですので、ちょっとこのデザインに関して、どこまでこの保健福祉部が関わっていって主導権が握れるかとかと、ちょっと私も分からないんですけれども、検討する余地というのはあるんでしょうか。 340: ◯武福祉施設整備担当課長 まだ設計の段階に入っておりません。この施設は、事業者を選定してから、運営事業者を選定してから設計に入りますので、そういったデザインとかもうまく、あと、また神田警察通りということでにぎわい性という観点もありますので、そこも含めて、よりよいものができるように工夫してやっていきたいと思っています。 341: ◯岩佐委員 万世橋出張所を建てられたときに、やはり、あそこら辺の景観と合うようなという、やはりそこを随分心を砕かれたデザインになったんですね。で、もちろん周辺のビルとの関係もあるんですけれども、ぜひ、特に、ね、いろんな方から意見がもらえるような、で、あるいは専門家の方の意見ももらえるような、そういった立てつけにしていただきたいと思います。 342: ◯武福祉施設整備担当課長 はい。より多くの方からのご意見もいただける場というか、そういったところも工夫して、今後進めたいと思っています。 343: ◯内田分科会長 私からもよろしくお願いします。(発言する者あり)  ほかにございますか。いいですね。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 344: ◯内田分科会長 それでは、目3、高齢者施設整備費、4、障害者施設整備費を終了いたします。  以上で、項2、高齢者・障害者費を終了いたします。  次に、項3、生活保護費の調査に入ります。  決算参考書の172ページから173ページです。  まず、目1、生活保護総務費について、執行機関から説明はございますか。 345: ◯小阿瀬生活支援課長 ございません。 346: ◯内田分科会長 はい。これは少ないんで、もう一緒にやっちゃいますね。目2、扶助費について、執行機関から説明はありますか。 347: ◯小阿瀬生活支援課長 ございません。 348: ◯内田分科会長 はい。  生活保護費の項全体で、委員からの質疑を受けます。 349: ◯飯島委員 2の扶助費のことなんですが、住宅扶助について質問したいと思います。  今も千代田区は住宅扶助というのが6万9,800円を限度とする、と。なかなかその物件が、該当する物件がないというのが実態です。で、それ以上の住宅家賃の場合に、飛び出た分については、共益費ということで大家さんが配慮してくださってということで、入っている方が結構多いんですね。ただ、その共益費が多くなると生活扶助から出すわけだから、生活を圧迫するということで、なかなかそれは駄目だと、そういう対応だと思います。  ただ、やっぱり、午前中の論議にもあったように、所得の低い方が住むというのはなかなか大変という状況の中で、これは、国に対して、この住宅扶助の上限を何とか引き上げるようにということを区からも働きかけていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 350: ◯小阿瀬生活支援課長 今、住宅扶助の限度額の引上げのご質問をいただきました。国の制度ということもございまして、限度がある中でこの住宅扶助を残させていただいておりますけれども、そういったご意見も千代田区の住宅事情等もありまして、なかなか、この扶助費だけでは生活できない実態というのも、確かに聞き及んでいるところでございますので。23区と都で組織いたします会合のほう等々もございますので、そういったところに今回のこのようなご意見があるという現状を踏まえて、ちょっと伝えて、ちょっと共有しながら、課題として認識いたしたいというふうに思っております。 351: ◯飯島委員 都心区はどこでも多分抱えている問題じゃないかなと思いますので、ぜひ強く言っていただきたいと思います。で、その当面なんですけれども、共益費として3万ぐらい出ちゃう、出てしまうんだといった場合にも、これは生活をほかの面で節約をするということで、生活扶助も決まっているわけですから、それはいかんともしがたいと。で、そういった場合に、その共益費として多少オーバーしても、それはもうしょうがないというふうに認めていただきたいんですね。  というのは、やはり、民間の賃貸に入っていらっしゃる方が、午前中も申し上げたように、更新のときに家賃を上げてくるということがあるわけなんですね。その場合に、やっぱりそこを出たら、どこも行くところがないわけです。で、そういった場合に、多少その値上がった分も共益費のほうに充当してもらって、そこに住み続けざるを得ない。もうほかに行くところがないからね。だから、そういうこともちょっと大目に見ていただきたいんですね。で、これはケースワーカーさんに言わせれば、それは生活が成り立たなくなるから駄目ですというふうに言われるんですね。ただ、やっぱりそういう特殊な事情というのがあるので、ぜひそこのところは、大目に見ていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 352: ◯小阿瀬生活支援課長 限度が決まっている中でのお話という部分もあり、適正にその部分をさせていただく部分もある中で、ご指摘のこともございます。  ケースワーカーとのやり取りの中では、こういった、値段が例えば上がったしまったとかというときにはご相談を受けて、不動産屋さんとそういった、まあ代替するというわけでもないですけれども、施設がないかどうかとか、そういったことをちょっとこう、お調べを一緒にしながら、そういったほかを探すというあれでもないですけれども、そういう措置も──措置というか、そういうお手伝いを極力させていただきながら、現状やっているというところでございます。この件については、適正にやっていく部分もございますので、ある程度限界があるところはご理解を賜りたいというふうに思っているところでございます。 353: ◯飯島委員 住むところがなくなるようなことはしてほしくないということなんですね。ですから、家賃の上限も決められていると。で、生活できるというその金額で、生活扶助のほうも決められているというのは重々承知しています。で、その金額自体が低いということは背景にあるわけですから、で、その中でご本人が、住むところを失うんだったら生活を本当に、食べる物をちょっと我慢してでも、それで何とかここに住み続けざるを得ない。だから、そこのところは、ある程度状況を見て、現状に合った対応をしていただきたいということなんですね。 354: ◯小阿瀬生活支援課長 被保護者のご要望をよくお聞きしながら、そこら辺は一つ一つ、状況は違いますけれども、対応してまいりたい、このように思っております。 355: ◯内田分科会長 はい。  ほかにございますか。 356: ◯大串委員 この生活保護ですけれども、1回生活保護を受けちゃうと、なかなか自立できないというところが課題としてあると思うんですよね。そういった中で、この事務事業概要の302ページから303ページに、何とか、就労できる方は就労、それから自立に向けてのいろんな講座。で、当然、生活保護の審査のときには、働きたくても働けないという事情がありますので、なかなかそれを、またすぐ働けるようになるというのは大変なことだと思います。それは病気が治っただとか、いろいろな理由ね、考えられるんだけど。いずれにしても、そういう道は、しっかりしたルートをつくっておかなくちゃいけない。そういった点では、どうなんですか。今考えられていることがあったら、ちょっと、述べていただきたいと思います。 357: ◯小阿瀬生活支援課長 生活保護制度は、単に給付するだけの制度ではなくて、自立を促していくというところが目的の一つとしてございます。その中で、やはり就労支援のほうも、稼働が可能な方に対しまして、で、意識のある方については、そういった就労支援のお手伝いをさせていただいたりでありますとか、あとは、その日常の生活になじむように、そういった日常の生活の支援でありますとか、その日常の生活の支援の中でも、お金の使い方とかそういう金銭管理のお手伝いとか、そういったようなことをケースワーカー、また、専門の業者と共に連携しながらやっているようなところでございます。 358: ◯大串委員 この303ページに就労支援の人数が載っています。支援実数23人。元年度ね。で、就労は5人で、未就労11人、それから支援終了7人ということなんですけれども、こういう23人の方は、何らかの理由によってその働けない状態から働けるようになった。ついては、そういった支援をお願いしますという方だと思うんだけれども、実際に就労に結びついたのは5人ということなんで、ほかの方々はどういう理由で、これ、できなくなっちゃったですか。 359: ◯小阿瀬生活支援課長 就労以外の方については、引き続き継続で、はい、やっていらっしゃったりとか、またちょっと、体の具合がちょっとよくないとかですね。あと、ちょっとこう、意識がやはり、少し低下してしまったりとか、いろいろ原因はございますけれども、そういったような状況でございます。 360: ◯大串委員 個々それぞれの状況があると思うんですけれども、しっかりケースワーカーさんとか、その担当者の方と一緒になって寄り添いながら、課長の姿勢ですけれども、しっかり自立に向かって、行っていただきたいと思います。 361: ◯小阿瀬生活支援課長 しっかりと寄り添い、温かい対応を目指して頑張ってまいりたいと思います。(発言する者あり) 362: ◯内田分科会長 はい。  ほかにございますか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 363: ◯内田分科会長 はい。以上で、項3、生活保護費について、調査を終了いたします。  本日、調査を予定していました保健福祉部所管の一般会計歳出のうち、保健所所管以外の部分を終了いたしました。明日も、午前10時30分から、一般会計の歳出のうち、保健所所管部分、一般会計の歳入、国民健康保険事業会計の歳入、歳出、介護保険特別会計の歳入、歳出、後期高齢者医療特別会計の歳入、歳出を行います。  以上で、本日の調査を終了いたします。ご苦労さまでした。                 午後3時46分閉会 発言が指定されていません。 Copyright © Chiyoda City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...