まず、今回補正をいたします一般会計の予算額は、歳入歳出ともに86億861万1,000円を追加するものでございます。この補正予算の追加によりまして、一般会計歳出歳入予算の総額は828億7,777万2,000円となるものでございます。
続きまして、歳出予算の内容につきましてご説明をさせていただきます。
1点目でございます。(仮称)千代田区特別支援給付金でございます。こちらにつきましては、新型コロナウイルス感染症の再流行を見据えた包括的な支援のため、区独自の給付金を支給する経費といたしまして、84億5,599万1,000円を計上するものでございます。
2点目は商工融資事業でございます。こちらにつきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を踏まえて、区内小規模事業者等の経営安定化を図るため、区独自の融資制度を新設する経費として、3,262万円を計上するものでございます。
3点目は商工関係団体等支援事業でございます。2点目と同様に、コロナウイルス感染症の影響を踏まえて、新しい生活様式に対応するための取組を行う商工業団体等を支援する経費といたしまして、1億2,000万円を計上するものでございます。
続きまして、資料裏面でございます。歳入予算の内容につきましてご説明をさせていただきます。
1点目は国庫支出金でございます。こちらにつきましては、国の第2次補正予算により千代田区に配分された新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金として、3億2,142万3,000円を計上するものでございます。
2点目でございます。財政調整基金繰入金でございます。こちらにつきましては、区の財政調整基金からの繰入れといたしまして、82億8,718万8,000円を計上するものでございます。
続きまして、債務負担行為の補正でございます。本補正予算で歳出として計上いたしました(仮称)千代田区特別支援給付金事業につきましては、支給対象期間等が一部翌年度にわたることから、債務負担を新たに追加するものでございます。債務負担限度額は4,400万9,000円、期間は令和3年度となります。
ご説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
9:
◯河合委員長 はい。ありがとうございました。
あと、昨日資料要求がありました資料のほうですけれども、委員の皆様のお手元にお配りをしております。ご確認を頂けますか。よろしいですか。
林委員。
10:
◯林委員 資料の確認で、山田議員から、昨日、この86億の補正予算の庁内の会議の過程について、詳細なものを示してもらいたいと言ったんですけども、もう非常に不誠実な資料で、例えば6月30日の締切りの調査要求で、締切時点で約30項目の事項が提案要求と。約というのを理解できないんで、これ、詳細にということは、31だったんですか、32だったんですか、それぞれ所管部所管課を含めて、アイデアレベルも、どんな事業があったのか、コロナ対策で。これを示していただかないと、とてもじゃないですけど86億円もの補正予算の審査もできない。
また、6月25日、全会一致で区議会は附帯決議を2次補正でいたしました。その検討は一切されていないような資料なんで、これについても詳細な、どれをできて、どれができないのかというのを示していただかないと、とてもじゃないですけれども審査に入れないんで、委員長、取り計らいをお願いいたします。
11:
◯河合委員長 はい。その辺に関しては、どうでしょうか。詳細な資料はございますか。
12:
◯林委員 あるでしょう、だって。30、約30……
13:
◯河合委員長 うん。この補正予算には、この辺が非常に重要なポイントになりますので、その資料がないと、これから予算審査に入れないということになりますので、財政課長、その辺は用意をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
14:
◯石綿財政課長 大変申し訳ございません。今のご質問で頂きました、この要求時点のアイデア等も含めた事項、内容ということ。それから附帯決議で頂戴をしました内容との検討の結果等ということでございます。こちらに関しましては、内容等をお示しすることも可能でございますので、少々準備にお時間を頂きたいと思ってございます。お時間を頂き次第、準備を進めさせていただきまして、ご提示をさせていただければというふうに思ってございます。
15:
◯林委員 ぜひ準備していただかないと、審査に入れないと。
また、「7月2日 区長コメント」と入っているんですよ。ここを、区長のコメントだけではなくて、各所管部がどのような提案、アイデアレベルと昨日の本会議で答弁が出ましたけれども、どんなアイデアがあって、それを
区長レク、区長の説明でされたのかも含めて詳細に出していただきたい。この30項目並びに区議会の附帯決議を通して全会一致で確認した33項目について、なぜ削られたのか。何でこの3項目の補正予算だけが出てきたのかという意思決定過程を明らかにしないと、「包括的な」だけでは、また、新聞で報道されているように「疑惑隠しのばらまきだ」と、これは東京新聞の本日付で書いてありますけど、この疑念を執行機関は払拭しなくちゃいけないんですよ、区民に対して。基金を取り崩すんですから。そして将来の子どもたちのための、先人たちが貴重に積み上げたものを、ここで、コロナだといって切り崩すんですから、東京新聞に書いてある「疑惑隠しのばらまきだ」を払拭できるような資料をぜひ提示していただいた上で、審査に入らなければならないと思いますので、また、委員長、取り計らいをお願いいたしたい。
16:
◯河合委員長 はい。よろしいですね。この後、ほかの委員の方からも、この資料に対してご意見を聞きます。それをまとめまして、本日中に再度資料提出を……
17:
◯林委員 入る前なんだよ。(
発言する者あり)
18:
◯河合委員長 うん。入る前にお願いをしたいと思いますので、その辺、財政課長、よろしいでしょうか。(
発言する者あり)
19:
◯石綿財政課長 今ご質問いただきました点について、7月2日の補正予算──失礼しました、7月2日のコロナ感染症対策調整会議のときのお話でございますが、この際には、まだ補正予算の内容等、頂いた内容を、資料としては会議の席ではお出ししていないような状況もございましたので、この点を踏まえながら、要求いただきました資料の整理をさせていただければというふうに思ってございます。
20:
◯林委員 いや、言っているのは、この6月25日から7月20日までで結構ですよ。首脳会議の、意思決定過程の。これを全部出してくださいと言っているんですよ。日付だけじゃなくて。そうしないと、東京新聞さんには、「千代田区長を刑事告発へ 区議会12万円給付は「疑惑隠し」」とまで報道されてしまっているんですよ。この疑念を払拭しないと、疑惑隠しじゃないんだというのは執行機関が出さなくちゃいけない話なんですよ。
で、詳細に、補正予算を議会側に提案するんですから、当然、意思決定過程の資料を万全に整えて、あらゆる角度から、これがコロナ対策の3次補正として、現時点で最高なベストな案ですよという形で提示しないと、本当にこれ、疑惑隠しのために、ただ単に12万円ばらまきますから、疑惑、刑事告発のことを皆さん忘れてくださいねと、言っている疑念をそちらが払拭しない限り、審査に入れないんですよ。分かりますか、財政課長。本会議場だって言っているんですから。
予算特別委員会までに用意する、と。約束を守ってくださいよ。
また、3月の
予算特別委員会みたいに、虚偽答弁の数々が、100条調査権を行使しない限り出てこないような状態はやめていただきたいんですよ。通常の委員会だけで、虚偽答弁をしない形で、正々堂々と、疑惑隠しのばらまきだと言われないように、姿勢を示していただかないと、とてもじゃないですけど調査に入れないんで、しっかりとした、6月25日から7月20日までのあらゆる資料と、で、30項目、約30項目って幾つなんですかと、こんなの一々議論していったら大変な時間がかかりますでしょ、限られた日程で。そちらが誠意ある形で、限られた日程の中で、調査、審査してくださいと言っているんですから、示してくださいよ。(「そうだ」と呼ぶ者あり)本会議で約束したじゃないですか。(「そうだ」と呼ぶ者あり)財政課長が答えるレベルじゃないと思いますよ。昨日、本会議で区長自らが答えたんですから。またそれも虚偽答弁ですかと言われないように、ぜひ、姿勢を示していただきたい。
21:
◯細越政策経営部長 まず冒頭申し上げさせていただきます。決して今回の補正予算につきましては、この、区長の疑惑を隠すためではございません。これは昨日も区長が申し上げておりますとおり、まず、この、今、このコロナウイルス感染症が再拡大している、こういった状況を踏まえまして、この補正予算を組んだ。これは、まず、最初に述べさせていただきたいと思います。
また、今回のこの意思形成過程の経緯でございますけれども、これにつきましては、この6月25日からこの7月20日までの間、これの決定過程を、我々としてはこの状況をつまびらかにお示ししたというものでございます。
22:
◯林委員 いや、全然足りないって言ってるじゃない。
23:
◯細越政策経営部長 ちょっと足りない分の資料があるようでしたら、それはまたこれから用意させていただきますけれども、私どもとしては、これがこの、今回の補正予算をしっかりと積み上げた経緯・経過であるという認識で、今日、今回この資料として出させていただいたところでございます。
24:
◯林委員 もう一点……
25:
◯河合委員長 ちょっと休憩します。
午前10時52分休憩
午前10時52分再開
26:
◯河合委員長 再開します。
林委員。
27:
◯林委員 併せて、昨日、区長の日程表も含めて、要は特別区長会をご欠席されたというのも含めて、日程表も出していただきたい。で、区長のお車ですね、公用車。この履歴も出していただきたいという、それが出せない理由は何なんでしょうか。
28: ◯中田総務課長 昨日、9時過ぎに本日の正副の打合せをさせていただきました。その際にこちらの資料のご要望を頂いております。昨日の今日ということもありまして、職員もちょっと帰ってしまったという状況もありますので、今、鋭意準備をしているところですので、準備ができ次第、資料として提出をさせていただきたいと考えております。
29:
◯林委員 いや、それは、総務課長、そんな話をされたら、駄目ですよ。昨日9時過ぎになったのは、区長が誠意ある答弁を示さなかったからですよ。空転させたのは石川区長が空転させたんですよ。答弁されなかったから。そんな言い訳にしたら駄目ですよ。ちゃんと誠意ある、しっかりとした、職員の方がボトムアップで積み上げた補正予算であるならば、それも含めて出せるはずですよ。出してくださいよ。
30: ◯中田総務課長 本日ご準備できなくて、大変申し訳なく思っておりますけれども、早く準備をして提出をしたいというふうに考えております。
31:
◯河合委員長 いいですか。
内田委員。
32: ◯内田副委員長 昨日、緊急質問の中で、予算審議をする上で必要不可欠な14項目についてお聞きいたしました。
予算特別委員会を開催するまでに書面でのご回答をお願いしたところでございます。区長からは、「
文書等で別途回答を求められましたので、それは改めて
文書で出したいと思います」とご答弁いただきましたけども、その資料は見当たりませんけど、どうなっているんでしょうか。
33:
◯細越政策経営部長 内田委員の、昨日頂きました資料につきましても、今、鋭意作成中でございますので、もうしばらく、少しお時間を頂きたいと思います。
34:
◯河合委員長 何。もうすぐできるって。(「どのぐらいでできるか……」と呼ぶ者あり)大体どのぐらいで、それは提出できますか。
35:
◯細越政策経営部長 本日中にはできると思います。今、最終的な確認をしておりますので、(
発言する者あり)もう少しお時間を頂きたいと思います。(
発言する者あり)
36:
◯河合委員長 あの、昨日のそれもそうだし、今、林委員の言った資料要求のこともそうなんだけども、(
発言する者あり)この意思形成過程というのが一番大事なんですよ。どういう過程でこの今回の補正予算を組んだかということが全ての委員の質問事項に入っていますから、それがないと質疑できない。ということになります。
ちょっと休憩します。
午前10時55分休憩
午後4時52分再開
37:
◯河合委員長 それでは、休憩前に引き続きまして、
予算特別委員会を再開いたします。
午前中、資料要求の不備が2点ありましたので、それを精査して午後出すということで、2時間半ぐらいお待ちをしましたけども、まだ、いまだに出てこない状況でございます。議案審査ですから、我々が質疑をするのに、執行機関の出席がないと質疑ができません。ご覧のように、執行機関は誰一人として、この大事なコロナ禍の中の区民の支援、その補正予算に対して、誰も出席をしていないと。非常に委員長として憤慨をしております。このことは議長に申し入れまして、しかるべきに、また、ところで議論をしていただきたいなと思っておりますけども、こういう状況ですから、これ以上、
予算特別委員会──いいの。(「もう一回放送を……」と呼ぶ者あり)ああ、そう。もう一度放送を入れるということなので、もうしばらくお待ちください。(「今すぐ」と呼ぶ者あり)今すぐ入れちゃえ。(
発言する者多数あり)
〔
予算特別委員会再開についての庁内放送あり〕
38:
◯河合委員長 再開の放送を流していただきましたけども、一人もいらっしゃらない。午前中には出席理事者の確認をしております。新型コロナウイルス感染症対策により最小限の出席者とし、区長、副区長、教育長、関連する部長、部庶務担当課長、担当課長のみに出席をお願いすると、了承を頂いたはずでございます。しかし、今の段階、どなたもいらっしゃいません。これ、いらっしゃらないと、議案審査をすることができません。非常に残念でございますけども、いいですね。(「もう一回」と
発言する者あり)もう一回。もう一回流す。(
発言する者あり)委員の皆様から……。(
発言する者多数あり)誰。(「木村さん」と呼ぶ者あり)
木村委員。
39: ◯木村委員 極めて不当な状態ですね。それで、区長が出席しないのはいい。ほかの、(「マイクが……」と呼ぶ者あり)ほかの部長は、補助機関ですので、ほかの部長が出席できないということは、これはあり得ることなんですよ。区長の意向が反映するわけですから。ただ、なぜ教育長まで出席しないんですか。別の執行機関ですよ。(「そうだ」と呼ぶ者あり)
40:
◯河合委員長 うん、そうだ。
41: ◯木村委員 なぜ教育長まで出席しないのか、ちょっと確認していただけますか。(「休憩……」「休憩」「はい」と呼ぶ者あり)
42:
◯河合委員長 休憩します。
午後4時57分休憩
午後5時01分再開
43:
◯河合委員長 休憩前に引き続きまして、委員会を再開いたします。
ご覧のように、執行機関、区長をはじめ、どなたも出席になりません。(「欠席届」と呼ぶ者あり)
ここで確認をさせていただきます。区議会事務局のほうには、欠席届は出ていますか。(
発言する者あり)はい。出ていないということで、欠席届を出さないで、出席をしない、と。非常に、区民の福祉をどういうふうに思っているのか、この大変な補正予算に午後参加をしないということは、非常に残念でなりません。しかし、出席していらっしゃらない以上、これ以上、補正予算は審議をすることができません。よって、今日はこの程度をもって解散と、閉会とさせていただきます。
44: ◯木村委員 ちょっと、その前に。(
発言する者あり)
45:
◯河合委員長 はい。木村委員、すみません。
46: ◯木村委員 我々、区長の臨時会招集を受けて、本委員会にも出席しております。それで、本予算の審査を経ないで、一体、本予算はどうなるのかと。まさか区長が、自ら議会を招集しておいてですよ、議会を。で、議会の審議に付しないまま、付さないまま、まさか専決処分をするなどは絶対あってはならんと思うんですけれども、(「そうだ」「そうだ」と呼ぶ者あり)その辺の確認はいかがでしょうか。
47:
◯河合委員長 木村委員のおっしゃることはもっともだと思っております。明日も
予算特別委員会、予定をしております。10時半からの予定でございますので、明日また
予算特別委員会、開催をさせていただきたいと思います。そこでまた皆さんでご議論いただきたい。よろしくお願い申し上げます。よろしいでしょうか。
嶋崎委員。
48: ◯嶋崎委員 冒頭に、今この時間に、漏れ聞くところによると、区長がご自分の記者会見をされているやに伺っています。これも併せて、しっかりと、委員長の下で確認を頂きたい。我々はこの区民福祉向上のために、コロナ対策をしっかりやろうじゃないかということで、ここに座っているわけですけれども、その招集した方がご自分の記者会見をしているとは、とんでもない話だと私は思いますので、これも併せて確認を頂きたいと思います。
49:
◯河合委員長 分かりました。調査をしまして、しっかりとご報告を申し上げたいと思っております。よろしいでしょうか。
50: ◯嶋崎委員 はい。
51:
◯河合委員長 はい。
それでは、今日はこの程度をもって閉会と、(「休憩」「休憩」と呼ぶ者あり)えっ。(「休憩」と呼ぶ者あり)休憩します。
それでは、再開に関しましては、追ってご連絡を申し上げます。(「休憩」と呼ぶ者あり)休憩です。(「お疲れさまでした」と呼ぶ者あり)
午後5時04分休憩
[休憩後再開するに至らなかった]
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