千代田区議会 2020-05-21
令和2年企画総務委員会 本文 開催日: 2020-05-21
それでは、次に移ります。
環境まちづくり部(2)地球温暖化対策の検証及び地域気候変動適応計画の検討について、執行機関からの報告を求めます。
11:
◯夏目環境政策課長 それでは、地球温暖化対策の検証及び地域気候変動適応計画の検討につきまして、環境まちづくり部資料2に基づき、ご説明いたします。
本件につきましては、昨年6月の本委員会で趣旨やスケジュールについてご説明をさせていただき、昨年度末に当初の検討を終えましたので、そのご報告をするもの
でございます。
本来
であれば検討会議体の報告書でご説明させていただくところですが、かなりの情報量の冊子となっておりますので、本日は骨格部分を報告させていただき、冊子につきましては後ほど各委員のポストに配付させていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、資料の初めに、I、趣旨及び経緯の趣旨について
でございます。
本件は、千代田区地球温暖化対策条例に掲げるCO2排出量削減の目標年次
である2020年度を迎えるに当たり、条例及び千代田区地球温暖化対策地域推進計画2015に基づく取組みの実績、効果及び課題を検証するとともに、今後の地球温暖化対策の取組みについて検討するもの
でございます。また、平成30年6月の気候変動適応法の制定を受けまして、地域気候変動適応計画の策定に向けた検討を行っております。
次に、2番、検証・検討体制です。既存の地球温暖化対策推進懇談会に学識経験者及び関係機関からなる検討部会を設置して検証・検討をしております。委員の構成は記載のとおりですが、地球温暖化、気候変動全般、建築物の環境性能、水災害、水循環、環境保健など、各分野の専門家にご参画を頂いております。
次に、3番、検証・検討の経緯ですが、昨年の10月に地球温暖化対策推進懇談会を開催しまして、検討部会の設置を決定いたしました。その後、本年3月までの間に3回の検討部会を開催し、地球温暖化対策の検証及び地域気候変動適応計画の策定に向けた第一段階の検討を終えたところです。
ページをおめくりください。まず、大きなII番、地球温暖化対策の検証についてご説明いたします。
初めに、現行の目標ですが、条例の中期目標では、2020年までに、区内のCO2排出量を1990年比で25%減。地域推進計画では、区内のエネルギー起源CO2排出量を2024年度までに30%減、2050年度までに80%減という目標を掲げております。今回の検証では、この目標に対する達成状況や達成できなかった要因、取組事業の成果や課題を検証しました。
下のグラフをご覧ください。このグラフは、条例と計画の基準年度
である1990年と条例制定後の区内CO2排出量の推移を示したものです。色の濃い棒が排出係数を固定した場合の排出量、色の薄い棒が各年度の排出係数を用いて計算した排出量を表しております。一番左側の棒が基準年度
である1990年
で、249万トン。一番右側が条例目標の2020年
で、目標値が186.7万トン、で、直近の2017年度、平成29年度ですが、こちらが、吹き出しのついているところで、基準年度比5.3%減と記載されているところの235.9万トンです。
グラフの欄外、下のほうをご覧いただきますと、結論として、「直近の区の排出量は、基準年度の排出係数を用いた場合で235.9万トン、基準年度比で約5.3%の減
であり、目標水準に達していない。そのため、令和2年度までに大幅
な改善がない限りは、目標達成が極めて困難
な状況
である」。さらに、米印のところでは、「各年度の調整後排出係数を用いた場合の直近の区の排出量は274.1万トン
であり、基準年度比で10.1%の増となった」としております。
次のページをご覧ください。(2)CO2排出量の主
な増減要因についてです。
主
なものを申し上げますと、上の表の短期的視点の主に排出量の増加に影響した要因として、区内の人口増が。主に排出量の減少に影響した要因としては、東日本大震災後の節電の定着などが挙げられました。
下の長期的視点では、排出量の増要因で、業務部門の活動量の増加として、床面積、従業員数、売り上げの増加を挙げております。一方、排出量の減要因として、建物の機能更新等による断熱性の向上などが挙げられたところです。
床面積の増加と建物の機能更新につきましては、検討部会の場で、省エネが進んでいる要因として、古い建物の建て替えですとか建築物の大規模化による高効率化の進展が考えられる。建物の建て替えや大規模化は省エネを通じたCO2の排出量の低減に寄与しているというよう
な分析もなされているところです。
次に、(3)の区の取組みの検証結果に関する成果と課題についてです。後ほどお送りする報告書では実施事業ごとに詳細に記載しておりますが、この場では総括的
な評価についてご説明いたします。
検討部会では、地域推進計画について、予定された事業が概ね計画通りに進行していることや、建築物に対する省エネ対策の推進など、CO2削減量を定量化できる事業では一定程度のCO2削減が推進できており、成果として挙げられる。一方、条例及び地域推進計画のCO2削減対策目標の達成は極めて困難
な状況
であるため、今後、取組みの一層の強化や効果的
な取組みの追加実施について検討が必要
であるとの評価になりました。
次に、3番、今後の検討についてです。
(1)取組みの強化等についてですが、区の取組みに関する成果と課題を踏まえ、取組みの強化等について検討し、令和2年度末に向けて地域推進計画の見直しを行うことといたします。
ページをおめくりください。(2)とありますが、こちらは検討部会で頂いたご意見の中で、今後の取組みを検討するにあたって留意すべき事項として受け止めたものです。
お時間の関係もありますので、1点だけ参考にご紹介させていただきますと、5)番ですが、温暖化対策は、初めに建物レベルで省エネルギーを図り、その上で高効率設備を利用することでさらにエネルギー消費量を減らし、どうしても消費しなければならないエネルギーを再生
可能エネルギーなど、環境負荷の小さなものを
選択していくという段階がある。地域レベルの施策でも同様
であるといったご意見がありました。
今後は、こうした意見を踏まえまして、具体的
な検討をしてまいります。
また、次のページをご覧ください。大きなIII番、地域気候変動適応計画の策定についてご説明いたします。
気候変動の適応の説明、それから気候変動適応計画の法的根拠等につきましては、記載のとおりですので、後ほどご確認ください。
次の、2番、計画策定検討の流れですが、気候変動適応計画の策定は、環境省が出しているマニュアルに沿って行っております。表をご覧いただきますと、初めに現状分析の中に、気候変動の分析として、千代田区の区域の気候の特徴を整理し、過去の気候変動の影響を把握するとともに、将来の気候変動の影響を予測するというふうになっております。そして、気候変動によって起こる様々
な事象に関する影響評価を行いまして、千代田区で優先的に取り組む分野、例えば水害ですとか健康被害といった分野を抽出します。その後、区の取組みの進捗状況というのがありますが、優先度の高い分野として絞り込ん
だ分野の中には、既に区で何らかの取組みを実施しているものがあるため、そうしたものを洗い出して、将来の気候変動の影響への対応力があるか、事業の進捗はどうかなどを評価します。そこで十分
な対応力がない、あるいは追加的
な対策が必要などと判断された事項について、具体的
な適応策を検討する分野として決定しますが、今回はこの分野の決定までが終了いたしました。今後は、この決定した分野について具体的
な取組みを検討していくことになります。
次に、3番、検討内容の概要です。具体的にどんな検討を行ったかなんですが、今回は代表例としまして、比較的イメージのしやすい気候変動影響の長期変化と将来予測の概要についてご説明いたします。
検討部会で気候変動の影響を確認するに当たっては様々
なデータを用いましたが、例えば、気温については、この表にあるとおり、過去100年当たり2.5度上昇していること。特に冬の上昇幅が他の季節と比して大きいこと。それから、将来は都内の平均気温が約4度上昇することが予測されていることなどを共有しました。
次のページに行きまして、降水量についてですが、降水量については、過去顕著
な変化傾向は確認できないけれども、夏の都市部は、ヒートアイランド効果によって、短時間降水の発生・発達が促されている
可能性を示すデータがあること。将来は1時間当たり50ミリ以上の降雨と無降水日数がいずれも増加することが予測されていること、といったデータを共有したところです。
また、真夏日や熱帯夜につきましては、これまで増加傾向
である一方、冬日の日数については減少傾向
であること。将来については、真夏日、夏日、熱帯夜数はいずれも約70日増加して、猛暑日も40日程度発生することが予測されているなどのデータを活用しました。
このほかにも様々
なデータを参考に、千代田区における気候変動適応計画の優先的
な対応分野を決定したところです。
決定した分野につきましては、(2)気候変動適応計画策定分野をご覧ください。こちらは国が示す気候変動適応策の対応分野ごとに、気候変動影響の過去の状況、将来予測及び既存施策の対応力等を考慮して、本区における気候変動適応策の優先的
な対応分野を選定したものです。
分野別に申し上げますと、生活・健康の分野では、暑熱による生活への影響、それから熱中症。自然災害のところでは、洪水、内水、強風など。水資源では、渇水。産業・経済では、企業活動としておりまして、これらについて今後具体的
な適応策を検討していきます。
最後に、(3)適応策検討の際の留意点ですが、こちらも検討会で頂いたご意見の中で今後の取組を検討するに当たって留意すべき事項として受け止めたものです。
こちらも参考に1点だけ紹介させていただきますと、2)番の健康のところの一つ目のポチですが、熱の影響で死亡する場合に死因が熱中症だけに限定されるわけ
ではない。循環器疾患や呼吸器疾患は気温が高くなったときに増える。熱中症だけを見ていると全体像が見えなくなるので注意してほしいといった意見を頂いております。
このほかも様々
なご意見を頂戴しておりまして、今後の検討の際に留意していきたいと考えております。
その他のご意見、検討に用いた様々
なデータにつきましては、後ほどお届けします報告書に詳細に記載されておりますのでご覧いただければと思います。
説明は以上です。
12: ◯はやお
委員長 はい。ありがとうございました。
それでは、ちょっと、量が、ボリュームが多いんですけれども、また資料もポスト対応ということ
なんですが、ただいまのご説明いただいたところにつきまして、質疑、質問を受けたいと思います。これは報告です。
13:
◯小枝委員 衝撃的
な報告が出たというふうに思います。一つの科学ですから、しっかりと事実に基づいてこれを検証しなければいけないと思いますが、スタートラインのところからの作り
なんですけれども、私、ちょっと木村さんとか大串さんみたいにちょっと数字を一つ一つ確認できていないんですが、一つは、この2015のこれですよね、この冊子。この冊子を作ったときというのは、学識経験者に人間科学の先生、それから都市計画の先生、経済環境の先生が並んでいましたけれども、今回、要はこの冊子を作ったときに、こうしようと思ったという考え方と、その検証、何が足りなかったのか、何が駄目
だったのかということを検証しなければいけないと思うんですね。
で、その方たちの姿が消えてしまっている。特に、当時は、小澤一郎さん、参与で、机を置いて、姿は見えず
でお仕事をなさったとうわさされている方とか、そういう方たちはこの状況をどういうふうに評価、反省、あるいは進行管理をされているんでしょうか。もしくは立ち消えているんでしょうか。
14:
◯夏目環境政策課長 現行の地域推進計画を策定した際のメンバーは実際この中には入っておりませんが、地域推進計画の進行管理については、既存の地球温暖化対策推進懇談会のほうで行っています。
で、今回の委員の選定に当たって、ちょっと留意した点につきましては、今回、初めて気候変動適応計画というのを策定するに当たりまして、これまでにない分野の方も入れていくというのと、あと検証に当たっては、やっぱり千代田区の主要
な取組の事業の中では、建築物の環境の性能ということがありますので、そういった方々には入っていただいております。今回、特に気候変動適応計画の策定に着目したということ
で、都市災害、都市のレジリエンスですとか、水環境ですとか、あとは健康保健、まさにこの方はお医者さん
なんですが、お医者さん
であって大学の先生でもあるんですが、そういった点に着目したので、委員の構成が若干異なったということはあります。ただ、検証につきましては、検証の報告書をご覧いただければ分かると思うんですが、かなり詳細
な検証をやっておりますので、後ほどご確認いただければと思います。
15:
◯小枝委員 この新たにお見えになっているこの方々はいいんですね、それぞれ優秀
な方がお入りになっているというふうにお見受けしています。けれども、ちょっとじゃあ主観を抜いてお聞きするとすれば、この当初のメンバーの方たちは、こういった、何というか、議論、こう考えたけれどもここが駄目
だったねとか、そういう、もう少しこうすればよかったねとか、私の場合はとりわけ、この日大の岸井先生、都市計画審議会の現在の座長さんもお入りですから、で、そういうところを、あとは商店街の方もお入りですから、この会議とは別建てと言ったら変
な言い方ですけれども、やっぱりどう
だったん
だろうかというふう
な振り返りというのは必要
だし、また将来に向けて関連づけていくということがすごく重要
だと思うんですね。
で、飯田橋の西口の再開発は、平米単位で4割減
だよというふうにキャンペーンを張って新聞にも大々的に出て。でも、やってみたら、実は床面積が増えた分だけ増えていたということ
だったんですね。
で、それも住宅部分を除いているという、何というか、裏と表じゃないけれども、ダブルスタンダード
だった。結果的に、それって、この間、大串議員の質問で、たしかゼロカーボンでしたっけ、という、やりますといって、それもちょっとこの中には見えていないんですけど、言っていることとやっていることが違っていたよねというところもシビアに検証しながら、これからのことを考えなきゃいけないと思うので、そういう点
で、そもそもの懇談会のメンバーでの議論というのが必要
なんじゃないかということを申し上げています。
で、ついでに細かいですけど、小澤先生って、まだいらっしゃるんですか、参与で。それも含めて。
16:
◯夏目環境政策課長 まず、前段の懇談会の件についてなんですが、現在の地球温暖化対策推進懇談会につきましては、その前身が地球温暖化対策懇談会ということ
で、会議体としてはその地位を継承しているというか。ですので、そこを検証する、今回の検討部会でやったことにつきましては、既に懇談会のほうに報告ということで準備をしているところ
なんですが、会議体についてはその継続性があるというふう
な認識です。
後段の小澤参与につきましては、昨年度末で退任をされております。
17: ◯はやお
委員長 今の質問のところについては、まず会議体の、何というのかな、有用性というか、どういうふうに有機的になっているのと。というのは何かといったら、当初立てた計画について、検証については、先ほどの答弁の中で、懇談のメンバー
であったりとか、立てたときのやった方が検証しているということ
でいいのか。もう一度ね。
で、そうはさせながらも、新しく今回の検証・検討体制というのは、いろいろ
な狙いとかニーズが変わってきたから、先ほどの人間科学
だとか、云々かんぬんとかという話があったように、それで新しいメンバーを入れましたという話
なん
だよね。
で、そこで総括をしているからいいん
だろうとは思うん
だけれども、何は成果としてずっと継続し、ここのところについては欠落したということをもう少しはっきりさせていただいて、そしてこの組織体、検討会が合理性、妥当性があるん
だという、ちょっともう少し、ちょっと切り口変えて説明していただけますか。何か、いますとかいませんとかというだけ
ではなくて、ここのところ何が一番言いたいかというと、きちっと継続的
な検証をしつつ、時代に応じて新しいニーズの中のこの気候変動のことを適応していくということ
だからさ。そこを、ちょっともう一度。
18:
◯夏目環境政策課長 検証の体制についてですが、ちょっと一部繰り返しになりますけれども、この現行の地球温暖化対策推進懇談会の前身に、その岸井先生らが入られていた地球温暖化対策懇談会というのがありました。今回、後に継承した推進懇談会のほうに検討部会を設置しまして、で、その検討をしているところです。
この検討部会のメンバーには過去のメンバーは入ってられないんですが、こちらの部会長の吉田先生という方と、あと委員の中の西田先生という方につきましては、条例を制定するときの検討メンバーに入っておりまして、そういった方は過去の経緯もご存じ
だということ
で、こちらに加えた経緯がございます。
ですので、まず会議体の性質として、前段の懇談会を引き継ぐ推進懇談会があって、その下部組織として検討部会を設けた。
で、検討部会で検討した内容については、当然現在の推進懇談会に報告をしていくという流れがありますので、この会議体の検証体制については妥当
なん
だろうというふうに私どもは認識をしているところです。
19: ◯はやお
委員長 はい。
ほかに。
20:
◯小枝委員 妥当
なん
だろうというふうに言われるわけですけれども、今の区のほうがちょっとこれだけじゃ分からないので、しっかりとした冊子をまた読ませていただいて、また勉強会何なりやっていただいて……
21: ◯はやお
委員長 そうですね。はい。
22:
◯小枝委員 私が指摘をしたいのは、名前を挙げても問題があるのかもしれませんけれども、学識経験者の中には××さんも入っているわけですね。
で、学識で入っているわけです。
で、岸井先生も入っている。いろんな、いいことも悪いこともあるん
だろうけれども、現実のまちづくりとのリンクが全くしていないという。逆に言うと、してもらいたいんです、ちゃんと。つまり自分たちが目指したこと、区民と共に約束したこと。
で、この今回の、これからの先については、目標は二千何年ですか、2050年でゼロにするというスローガンを出し、それに向けて軌道修正を図っていくでしょうし、もうコロナの状況からすると、もう今までのよう
な床の、何でしたっけ、錬金術みたい
なことはゆめゆめなさらないようにはなるんでしょうけれども、提案で言うと、まず、この検証体制のメンバーの中に都市計画の人が入らないと駄目ですよねということです。それは一つ。
それから、ゼロに向かう答弁を読ませていただいたら、何
だっけな、技術的、何か技術がすごく進歩して、何か夢のよう
なことが起きて、開発はするん
だけれどもCO2は削減するん
だみたい
な答弁をしていたんですね。ちょっと私の言葉ではうまく……。何と言ったか、すごい言葉を使って。つまり、結果責任が保てるよう
な状況じゃなくて、で、この先生方やもしくは都市計画の先生方がお入りになれば、ここら辺のところをしっかりと検証されるはず
だし、それをもっと区民にも議会にも開かれた形で運営していただいて、それを私たちも傍聴させてもらって、この目的と現実がもっとこう、すり合っていくようにしていかないと、千代田区というのは、ここに出されたように、熱帯夜が、何ですか、70日増加して猛暑日が40日増加して、それは熱中症だけ
ではなくて循環器系疾患や呼吸器疾患が伴うよう
な、そんなまちにしたくないからこの計画をさらに作ってくださっているのは本当に感謝しているので、そのことが現実の地域まちづくりとかみ合うようにするためには、この10年間、2015年からですから、歩んできた道をしっかりと個々にも検証していくという必要があるので、ぜひお願いをしたいということです。先を急ぐと思いますので、そこは私はぜひお願いをしたいのと、それとこの議会においても、でき得るなれば検証材料も含めて、また本会議場で皆さんが質問されていることも含めて、かみ合うように、適切
な講師を呼んでの勉強会を(発言する者あり)、一度、コロナ収束後というのがいつ
なのか分かりませんが、ぜひやっていただけるとありがたいなというふうに思います。
23:
◯桜井委員 関連。
24: ◯はやお
委員長 はい。桜井委員。
25:
◯桜井委員 今の小枝委員の最後のところの、とても大切
なところ
だと私も思いました。今回のこの報告については、地球温暖化対策や気候変動計画ということでのご報告を頂いたわけ
でございますけども、この最後のところの、非常にご報告を頂いた内容を見ると、ショックというか、改めて、今、現状、去年の自然災害を見ても非常に大きな影響を与えてきているということが身をもって分かってきているわけですけど、それが具体的にこういう形でご報告をいただくとなると、非常に我々もこれを、この事実を、この文字面だけで終わらせるということにしてはいけないということを非常に感じました。
で、その中で、先ほど小枝委員おっしゃっていましたけども、適応検討会のところの最後の6ページの(3)のところに、健康
だとか自然災害
だとか産業・経済活動
だとか、こういうよう
な形に関連してきますよというよう
なことがるる書いてあるわけです。そうすると、当然、各千代田区役所の各部が、例えば危機管理課
だとか保健福祉部
だとか、それぞれのところがこの報告を単に地球温暖化対策の報告として受け止めるん
ではなくて、それだけじゃなくて、ここに書いてある内容を各部の施策の中でどういうふうに生かしていくのかというところを考えていかないといけないん
だと思うんですよ。それはとっても大切
なところ
だと思うんです。これは、この下部組織としていろんな検討組織、これからいろいろできてくるんでしょう。できてくる中において、区役所の各部の各セクションのいろんな施策が、どういう形でこの報告を頂いている事項に結びつけていけるのかというところのお考えを聞かせてもらいたい。とても大切
なところ
だと思うん
だけど、いかがでしょうか。
26:
◯夏目環境政策課長 この気候変動適応計画で計画する内容につきましては、まさに庁内の各部署の事業に直結する内容ということ
で、この検討部会のほうに関係機関として環境省と東京都に入っておりますが、庁内においてもその関係する部署の課長が入っております。申し上げますと、環境まちづくり部内で申し上げますと、道路公園課、景観・都市計画課、千代田清掃事務所。それから部の外で言いますと、保健所の地域保健課、それから政策経営部の災害対策・危機管理課、こういったところの課長が入って、で、今までの検証も聞いておりますし、今後の検討の場にも同席をしてもらって、具体策の検討に当たっては、恐らく環境政策課だけが何か言っても、実際にそういった各部門のほうで動いていただかなければ実現できない内容がほとんど
だと思いますので、そこら辺は留意してやっていきたいというふうに考えております。
27:
◯桜井委員 そうですよね。ぜひ、それをお願いしたいと思います。今後、各、危機管理課ということもおっしゃられましたけども、危機管理課だけ
ではなくて、保健福祉部、健康に関わること
だとか、様々
なことが、危機管理課あたり
だと、今までは東京都の数字がこうですというよう
なことでのご説明をいただくことが多かったん
だけど、むしろ千代田区はこう
なん
だということのご説明の上に、こういうよう
な施策を作っていくというよう
な、そういったよう
な説明をしていただけるように、ぜひ努めていただきたいというふうに思います。
危機管理課の方は、今日は来てないんですかね。いらっしゃる。
28: ◯はやお
委員長 危機管理、来ていますよ。
29:
◯桜井委員 いらっしゃる。あ、いらっしゃったね。どうですか、今のお話を聞いていただいて、担当の危機管理課のことだけじゃないですよ。先ほどから言っていますけど、たまたま今いらっしゃるので、私が今ご提案していることについては、どのように担当課としてお考え、感じていらっしゃるのか、最後に聞かせてください。
30: ◯千賀災害対策・危機管理課長 ただいま桜井委員からのご指摘
でございますけども、災害のリスクという視点
でございますと、こういう地球温暖化といいますか、気温上昇とか、そういうことに対して、近年、水害ですね、雨とか台風の激甚化ということは、これは身をもって感じているところ
でございますし、また国全体としてもそういう対策を強めていこうというところ
でございます。そういう意味合いでは、こういうよう
な庁内の検討というものもきちっと受け止めながら、今後の危機管理、防災対策に反映したいというところ
でございます。
31:
◯桜井委員 はい。
32: ◯はやお
委員長 はい。
ほかに。
33: ◯木村委員 ちょっと幾つかお伺いします。
まず現状についてなんですけれども、この2ページに、達成状況というグラフがございます。
で、2ページの下の5行目のところに、基準年度の排出係数を用いた排出量と、それから下から2行目の各年度の調整後排出係数を用いた場合の直近の排出量と、2段になって説明がしてあります。実態に近いのは各年度の調整後排出係数を用いた排出量ですよね。ちょっと確認させてください。
34:
◯夏目環境政策課長 おっしゃるとおり、実態に近いのは下段の各年度の排出係数を用いた場合です。
35: ◯木村委員 つまり、これは1990年度、基準年度より現状は増えちゃっていると。大変
な状況
なん
だと。こういう認識の上で事に当たる必要があると思うんです。
で、その上で、この目標
なん
だけれども、現行の目標についてはこう
だと。バリ協定でも気候変動が1.5度、できれば2度までと。できれば1.5度に抑えると。早かったら2030年には1.5度に達しちゃうと。そういう危機的
な状況があるわけですよ。
で、2050年度にはエネルギー、温暖化、CO2の排出量をゼロにしようという国際協定に向けて取り組んでいるときに、現行は80%削減
でよしという計画
なわけですよ。
で、これについては当然ゼロを目指すと。最低でもですよ。これは、こういう目標というのは掲げないんですか。何か、これ、適応だけ
で、これから気温が上がっていくから、こういう危険性があるんでそれに適応させましょうというんじゃなくて、そうならないように目標を立てて必要
な手だてを打っていくというのが計画
なんじゃありませんか。2030年と2050年に排出量をどうするのかという目標というのは、一応作る、立てるということ
でいいんでしょうか。
36:
◯夏目環境政策課長 まず目標についてですが、今回、条例に掲げる目標年次を迎えたということ
で、条例の目標を改めることが自然
なのかなという、そういう考え方があろうかと思うんですが、我々の中でも、現行の目標の達成のめども立たない中で、新た
な目標を立てるのがいいのかどうか。
で、仮に目標を立てる場合にも、実現
可能性を重視するのか、願望も含めたあるべき姿というのを位置づけるのか、その辺については、私どもも考え方の整理が現在のところではできておりません。ですので、結論から言いますと、検討部会のほうの意見もよく聞いた上で慎重に検討したいというふうに考えています。
あと、将来的
な目標の、先般の本会議のほうでゼロエミッションというよう
なことを掲げましたが、それについては、やはりあるべき姿、あるべき将来像の共有という意味でのゼロエミッションということ
で、それが行政目標の確固たる数値目標になるわけ
ではないという認識です。ただ、やはり共通のあるべき姿というのを提示すること
で、やはり全体が協力して取り組んでいこうという、そういうもの
だというふうに認識をしております。
37: ◯木村委員 たしか東京都は2050年排出ゼロ宣言していると思うん
だけれども、それと関係ないと、千代田は。それは、あるべき姿、理想的にはそうかもしれないけども、現実は難しいからと、そういう立場ですか。
38:
◯夏目環境政策課長 立場が違うというわけ
ではなくて、東京都も「ゼロエミッション東京」というのを掲げておりますが、それは行政目標、行政計画の目標として掲げているわけ
ではありません。それは私どもの23区の環境公害主管課長会というところで東京都が説明に来たときに、我々のほう
で、他の区の課長ですが、これは行政計画の目標ですかというふう
な質問をしたときに、東京都のほうから、そう
ではありませんというよう
な回答がありました。
ですので、やはり東京都も、やはり都民の皆さんにそういったあるべき姿を提示して、それで皆さんが協力していきましょうというよう
なことを進めるために掲げたものというふう
な受け止めでおります。ですので、千代田区も、東京都と別に、違うというよう
な立場ではないということです。
39: ◯木村委員 やっぱり温暖化、気候変動に対する危機意識というのをもっと、これ、人類の生存に関わる問題ですので。日本は排出量世界第5位でしょ。産業革命から1.5度とか2度とかと言っているけれども、これだけCO2を増やしているのは本当に数十年ですから。我々の世代ですから、増やしているのは。それが今後の未来をも奪おうと。だから、本当に責任感を持って、危機意識を持って取り組んでいく必要があると思うんですよ。
それで、機能更新や、要するに開発ですね、建て替えは、CO2排出量の減に寄与しているというふうにお話でした。これは先ほど小枝委員も触れたけれども、総量で減少しているんですか、機能更新で。それとも排出原単位。それから、エリアでの捉え方はどう
なのか。大丸有地区はどう
なのか。あるいは建て替え時ですよ。できた後の床面積の排出原単位では減っているけれども、建て替え時、建て替えによって、当然工事をする。いろんな廃棄物を出す。それから、その施設を利用する人口が増えること
で、ここに乗員人口が増加すると、運輸部門が増えると。総量で建て替え機能更新は寄与しているんですか。そういう結論ですか、この報告書は。
40:
◯夏目環境政策課長 まず、エネルギー消費量の減に関してですが、こちらの資料のほうにある資料のグラフの基になっているデータに関しては、エネルギー消費量が──すみません。1990年が249万トン。このときの排出係数を維持して計算していますので、エネルギー消費量掛ける排出係数ということですので、このときより排出量が235.9万トンということで減っていますので、エネルギー消費量自体が減っているという評価になります。
で、またこちらには載っておりませんが、お配りする冊子のほうには載っておりますけれども、特別区協議会のほう
で、業務部門のエネルギー消費量の推移が出されておりまして、そのデータを活用しておりますが、それについてはエネルギー消費量は減っているというふうになっています。あと、別のご質問の中で、取壊し
だとか機能更新に伴う工事の排出については、ここには載っておりません。
41: ◯木村委員 いずれにしても、ちょっと報告書を拝見してから、またじっくりと議論させていただければと思うんです。
ちょっと最後に、検討内容の5ページから気候変動影響の長期変化と将来予測と。
で、過去と将来予測についても言及されています。
で、これ、ここまで述べていらっしゃるわけ
で、さらにこれによってどういう影響が出るのか。猛暑日がこれだけ増えると、発生すると。それによってどうなるのか。これだけ降水量が発生回数が増えてくると。そうなるとどういうふうになるのかというところまで言及はしてもらったらうれしいなというのが1点と。
それからもう一つ、今回の感染症と、コロナ、要するに感染症と温暖化というのは根っこは同じ
だと。いわゆる自然破壊、環境破壊がやっぱり背景にあるわけ
で、最近読ん
だ本で、北極海の海が解けると昔のウイルスが解けてまたよみがえってくるという、そういう科学者のあれがありますけれども。(発言する者あり)
42: ◯はやお
委員長 みんなNHK
だ。
43: ◯木村委員 気温が上がること
で、これまでは来なかった蚊がやってくるとかという、そういう問題もあるわけですよ。
で、この温暖化というのは非常に恐ろしいわけ
で、脅威
なわけ
で、過去と将来予測というのは、いろんな形で、やはり区民の方に分かっていただく、関係者に理解していただく上で非常に大事
な資料になると思うので、その辺の工夫というのは今後も努力していただけるとありがたいんですけれども、ちょっとその辺だけ、最後に見解を伺っておきます。
44:
◯夏目環境政策課長 今、お話ありましたとおり、気候変動の影響で、こちらに書いてあるのは、将来的に気温が上がる。そこまでですが、その先にどういう具体的
な影響が人の体にあるのかとか社会的にあるのかとかといったことに関しては、これまでデータで集めたものもありますし、恐らく今後も最新の知見というのが出てくると思います。
で、検討部会のほう
でもお話ししましたが、今回、一定程度まとめたものについても、そういった新しいデータがあれば加えていくというふうにしておりますので、今回お配りするものはその時点のものですが、またそういったものを加えてお配りをさせていただきたいと思います。
45: ◯はやお
委員長 ほかにございますか。
46: ◯米田副
委員長 様々皆さんご意見あったのを十分に受け止めていただきたいなと、まず思います。報告書、私も楽しみに読ませていただきます。
で、大事
な点は、今後の10年が、見直しして、2050年に向けてやっていく上で、僕、非常に重要
だと思っております。また、千代田区の場合はCO2、4分の3が業務排出量ですので、ここをどうするか、今後10年で対策を立てていくかというのが重要かと思います。この辺の対策を聞かせていただきたいのと、あらゆるイノベーションを使ってCO2を削減していく。例えばRE100とか、そういったのを活用していくのが非常に重要
だと思っているんですけど、そこをお聞かせください。
47:
◯夏目環境政策課長 今後の地球温暖化を防止するに当たって、これからの10年が大事
だというのはやはりどこでも言われているところです。
で、千代田区のCO2排出の大きなところは、おっしゃられたとおり4分の3は業務部門ということ
で、これまでも千代田区では、建物の省エネ、省CO2に関して強化して取り組んできたところです。先ほど小枝委員からもお話がありましたが、やはり建物単体だけじゃなくて、まちづくりとか面的
なCO2削減というのも重要になってくると思います。そういったご意見が現在やっております検討部会のほう
でも出ておりますので、そういったご意見を踏まえて効果的
な対策を考えていきたいというふうに思います。
48: ◯はやお
委員長 はい。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
49: ◯はやお
委員長 いいですかね。
様々、委員のほうから出ましたように、冊子のほうをまだ具体的に細かく見ていませんので、見ていただいた上
でまたご意見があると思います。この件につきましては、また正副で預からせていただきまして、別途、場合によってはスケジュール化して報告をお願いする。その際に、やはり様々
な会議体の関連性、そして計画の関連性、例えば全庁的にやる実施計画
だとかというのもどういうふう
な、たくさん計画があって、どういうふうに関連になっているのか、どういうふうにやって実施計画になっているのかというのが都度聞かないと分からないので、それを体系図化したものを、それで説明いただきたいと思いますので、資料の準備のほうをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
50:
◯夏目環境政策課長 地球温暖化に関しては、確かにいろんな計画があったり会議体があったりしますので、その辺を整理しておきたいと思います。
51: ◯はやお
委員長 はい。それでは、ただいまの報告につきまして終了いたしたいと思います。
続きまして、環境まちづくり部(3)(仮称)区立麹町仮住宅への仮移転に伴うコールセンターの設置のご案内について、執行機関からの説明を求めます。
52: ◯加藤住宅課長 それでは、区立麹町仮住宅への仮移転に伴うコールセンターの設置のご案内につきまして、環境まちづくり部資料3-1と3-2、次ページになりますが、3-2を用いて、ご説明のほうをさせていただきたいと思います。
前回の
企画総務委員会の中で、木村委員のほうからお話がありました件
でございます。5月の1日付と──そちらが3-1の資料になります。それからもう一つ、5月の11日付に出させていただいた再通知のご案内が、これが3-2になります。
それでは、3-1からご説明させていただきます。
今回、麹町仮住宅への仮移転をするに当たりまして、区営の東松下町住宅のほうの移転と同じよう
な形でやらせていただきたいと考えまして、こちらのコールセンターの設置というのを、区営の四番町住宅及び四番町アパートの入居者の皆様方に、各戸のほうにご案内のほうを郵送で送らせていただきました。こちらの文書、ちょっと見ていただければとは思うんですが、非常に、問合せ先だけ、またコールセンターの開設の期間及びメールの受付期間という形のものの文書のみを、ちょっと送付してしまったところ
でございます。
その次
でございます。3-2のほうに移ります。こちらの3-1の文書を入居者の皆様のほうにお送りしましたところ、非常に分かりづらいと。一体何がどうなるん
だといったご意見、多数頂きました。非常に分かりづらい文書を送ってしまったといったところで、再度通知のほうを送らさせていただいたもの
でございます。入居者の方より、何のために設置するのか何を相談できるのか分からないというご意見、ご指摘を頂きましたので、ご案内が不十分
であったことにつきましてはおわびするということ
で、改めてご案内させていただいたと。
このたび、(仮称)麹町仮住宅への仮移転でコールセンターを委託により設置したのは、入居者の方々の中で引越業者が探せない。また粗大ごみの処理の方法などの手続きが分からない。また、移転に伴い入居者の方から寄せられる
だろうご相談に速やかに対応するということ
でございます。基本的にはもう、入居者の方々の細やか
な困り事につきましては、このコールセンターにまずご相談いただきたいという趣旨
でございました。
また、このコールセンターの運営のほかにも、今後の引越のスケジュールの調整、また説明会開催に当たってのお手伝い、内覧会の対応、区の職員だけ
では十分に対応することが難しい部分についての支援を委託しているということになります。
また、今後の移転先の住戸の選定、また使用料などの個別のご相談、お手続きについては、これは区のほうで十分に対応のほうをさせていただきたいというところ
でございます。
本件のご案内で本当に不安
な気持ちを持たれた入居者の方々には、本当に直接おわびを申し上げたいというふうに考えております。また、これまで丁寧に対応していくとずっと答弁を申し上げたところで、この3-1のよう
な通知を、ご案内を送ってしまったことにつきましては、本当に深くおわびを申し上げたいと思っております。今後については、再度気を引き締めて、入居者の皆様への対応をしてまいりたいと思います。
説明は以上
でございます。
53: ◯はやお
委員長 はい。質疑、質問を受けます。
54: ◯木村委員 あの、これ、5月1日付でしょう。緊急事態宣言下
なわけですよ。
で、緊急事態宣言下、4月の下旬に使用許可取消しと明渡し請求が出ているわけですよ。そして5月1日付で、今度は引っ越しに関わるコールセンターを設置したので、引っ越しに関わるお問合せはこちらへという通知が来ているわけですね。ただ、前者のほうはですよ、これは法令の規定によって明渡し日の半年前に通知するとなっているから、これは計画に対して不同意
であっても、居住者の方は受け入れたわけですよ。しかし、これは違うわけ
だ。
で、なぜこの時期にコールセンター設置のご案内。中身はともかくとして、なぜこの時期に出したんでしょうか。
55: ◯加藤住宅課長 本来
であれば、今、木村委員のほうからご指摘頂いた4月の24日付で入居者の皆様に送らせていただいた明渡し請求また使用許可の取消しの文書と共に、この案内文、コールセンターの設置についての案内文を同封して送る予定
でございました。なぜかと申し上げますと、引っ越しについて十分
な期間を持って入居者の皆様に対応させていただきたいというふう
な思いを持って考えていたところ
なん
でございますが、こちらのコールセンターのほうのメールアドレスの取得がちょっと思いのほか時間がかかってしまったため、ちょっと送付の時期がずれてしまったといったところで、皆様になるべく早くお知らせをしたかったというところで、5月の1日に、別に送付をさせていただいたというところ
でございます。
56: ◯木村委員 これ、5月11日以降にコールセンターに電話で問合せして、すぐ対応してもらえたんですか。何か、いろいろ、いや、その準備はまだ対応できませんというふうに言われているという話も聞いているんですけど。
57: ◯加藤住宅課長 はい。そういったお声があることも聞いてございます。ちょっと委託業者のほうと、現在、どういう形でどういうふうに皆様方の声にお応えできるかといったところについては再度詰めておるところ
でございます。いろいろご迷惑をかけていて、本当に申し訳ないと思っております。
58: ◯木村委員 東京、首都圏は、まだ緊急事態宣言下にあるわけです。
で、コロナというのは長期戦になる
だろうと。ある専門家は、まだ野球で言うと1回の表裏が終わった段階
だというふうにおっしゃっている専門家もいらっしゃいます。そうすると、コロナの状況がどうあろうが、建て替え計画は粛々と進めていきますということですか。
59: ◯加藤住宅課長 4月の24日のほうの常任委員会でも、木村委員のほうから同じよう
なご指摘のほうを頂いていたかとは思います。もちろんコロナのほうがもちろんこういった形で緊急事態措置や宣言がなされているといった間に引っ越しのほうをお願いするといったところはございません。当然引っ越しをする業者のほうもそれに対応できるかどうかといったところが分からないといったところもございますので、そちらのほうは様々
な状況を考慮させていただきながら、引っ越しの実施について、検討のほうを図っていきたいと思います。
60: ◯木村委員 といいながら、(発言する者あり)5月の11日にこういうのを送るわけでしょ。それで、既に10月末の明渡し請求をしているわけですよ。だって、4月24日で委員会でそういう答弁して、その後送っているのよ、明渡し請求を、10月いっぱいの。それで5月に月が明けたら今度は引っ越しに関わるのはコールセンターを作ったのでそっちに問い合わせてくれと、通知を出しているんですよ。言っているのとやっているのと、全然違うじゃありませんか。
61: ◯加藤住宅課長 4月の24日の日に木村委員のほうからのご指摘もあったかと思いますが、期間について、10月の31日という形で、今年の10月31日という期間のほうについてはそれで一旦は区切らせていただくといったところ
でございますが、その10月31日につきましては、コロナの関係で、コロナの関係だけ
なのかちょっとどうかあれですけども、明渡しの期限については、状況を見て日程のほうをずらしていくといったところについても、こちらについては明渡し請求書の文書の中で、いろいろ考えさせていただきながら進めていきたいというふうに、書類のほう
では記載のほうをさせていただいているところ
でございます。
62: ◯木村委員 要するに、この秋から冬にかけて、また第2波、第3波が来る
だろうと。これはもう専門家が共通して言っていることですよ。
で、そのときに引っ越そうという計画
なわけですよ、今の現行の計画というのは。
それで、なぜこういう通知が来て、居住者の皆さんが不安がり、で、怒ったのかと。これは、やはり引っ越しの前提条件がないわけですよ。できていないのに引っ越しだけはどんどん、文書やこういった形で求められるから、不安
なんですよ。
で、その前提というのは二つあって、一つは、建て替えに対しての居住者の合意ができていないということ
なんですよ。それなのに、寄り添うとあれだけ委員会では答弁しているのに、引っ越しに関わるものは、今度はコールセンターを通知し、こちらのほうに連絡をと。じゃあ未解決の課題はもう全部丸投げ
なのかということで怒られたわけです。しかし、もう一つの前提があって、コロナの収束が、全く見通しが立っていないということ
なんですよ。そこへ引っ越しと来たもの
だから、建て替えに反対じゃない人、建て替えに同意していた人も、こういうときに引っ越しを求めるのかということで怒られたわけですよ。
だから、今この計画に対してはとんでもないという方が居住者の大半ですよ。やはりこの問題については、もうコロナ、こればっかりはもう長期戦で、どうしようもないんですよ。そういう中で、区民の安全、要するに命を守る、健康を守るということと、それから児童施設、子どもたちの施設、この建て替え、これは急がれるわけですよ。これをどうやって両立していくのか。コロナの、コロナ危機と言われる下でどうやってこれをやっていくのかというのは、どう具体化していくのかというのは、やはりコロナを前提としての検討というのをやはり進めるとき
なんじゃないかと。まあ、住宅課長だけじゃ答えられないと思うけどね。(発言する者あり)とは思いますけどね。(発言する者あり)
63: ◯はやお
委員長 休憩します。
午後2時33分休憩
午後2時38分再開
64: ◯はやお
委員長 それでは、再開いたします。
答弁を求めます。はい。担当部長。
65: ◯小川環境まちづくり部長 このたびの区立麹町仮住宅仮移転に伴う対応につきましては、先ほど課長が答弁申し上げましたように、まず唐突に、非常に分かりにくい案内をしたという結果、住民の皆さんに非常に不安
な思いをさせてしまったといった点につきましては、改めまして私からもおわびを申し上げます。そして、またそれに加えまして、新型コロナウイルス対策の様々
な対応をしている中で、先行き自体が非常に見通しが立たないといったよう
な状況になっています。それは区民の皆様の生活そのものもそう
でございますけれども、我々行政の対応につきましても、いろいろと不確定
な要素が出てきてございます。そして、このコロナの収束を待たずに、例えばその渦中に引っ越しをしていただくとか、あるいはそれは当然区民の皆さんの対応もそうでしょうし、引っ越し業者の対応もそうでしょうし、様々
なところにこれ、影響が出るということが考えられます。しかしながら、現時点で具体的にどのよう
な影響が出るということは、なかなか我々もはかりにくいといったところ
でございます。
したがいまして、今後も様々
な状況を我々も鋭敏にキャッチをしながら、そのときにまた最善
な方法をその都度考えていくしか今現在は対応のしようがないのかなと思っていますけれども、いずれにしましても、丁寧
な対応、分かりやすい説明ということ
で、住民の皆さんに寄り添った対応をしていきたいと、このように思ってございます。
なかなか、そういった今回のこの通知に関しましては、その点が非常に欠けていた部分
でございますので、いま一度気を引き締めまして、きちんとした情報の提供と分かりやすい説明、丁寧
な対応、これを、改めまして心がけてまいりたいと考えてございますので、ご理解を賜りたいと思います。
66: ◯はやお
委員長 林委員。
67: ◯林委員 コロナの対応は、ちょっと別で、置いておきます、これは大事
な話
なので。
一つ確認したいのが、このコールセンターを入れるというのは、当初予算のときから考えられて、対応の予算化をされていたのかどうか。
68: ◯加藤住宅課長 こちらにつきましては、整備費の中の事務費の中にコールセンターの設置費、まあ、コールセンターの設置費だけ
ではなくて、今回の移転支援に関しての業務委託の予算をしていたもの
でございます。予算額につきましては、大体1,600万程度というところ
でございます。
69: ◯林委員 これ、予算のときにもう少し詳細に確認すればよかったんですが、結果的に、だから、このコールセンターがないと、引っ越しの支援ができない職員体制
だったというふうに理解してよろしいですか。
70: ◯加藤住宅課長 こちらにつきまして、東松下町の住宅の移転のときに初めて活用したもの
でございます。こちらの移転支援業務ということ
で、平成28年度に行ったもの
でございますが、そのときに東松下町住宅に入るときの入居者の方々から非常に好評
であったといったところもあって、今回も継続させて、まさしくそのときの住民の方の声を聞くと、かなり寄り添っていただいた対応をしていただいたというふうに聞いてございますので、今回も同様
なことを期待して、委託をしたいということで予算化したもの
でございます。
71: ◯林委員 聞き方が悪いんですかね。5月11日のところでは、職員だけ
では十分に対応することが難しいと。コールセンターというのは、確かに1,600万かけて丁寧にやっていただけるのかもしれないけれども、職員の方が十分もし千桜のときもいれば対応できる事案
なんですか。より丁寧に、さんざん、住民に寄り添ってと、非常にこう、琴線に触れる引っ越しの業者とか粗大ごみとか、要はいろんなものが出てしまう。どれぐらいの荷物があるかという相談まで民間の方にするよりも、区民の方はやっぱり職員の方を信頼されていると思うんですよね。職員の方が体制が十二分にあれば、こんな当初のフレームを作る必要がなかったというふうに受け止めていいのかどうか。
72: ◯加藤住宅課長 区のほうでなかなかしづらい部分について民間事業者のほうの活用を図ってきたといったところ
でございます。例えば、引っ越し業者の選定といったところについては、ちょっとなかなか、区のほう
ではしづらい部分がございます。ですので、そういったところ
であったり、あと、特にそれぞれの引っ越し会社のほう、区のほう
で、区というか、その移転支援業務を受けている業者のほうでお願いする引っ越し業者のほうだけ
でなくて、それぞれの入居者の方々がそれぞれ探してきた引っ越し業者のほうの連絡調整
であったりといった部分について、区のほうだけ
でなくて、民間業者のほうの活用をしながら、そうした業務のほうを委託して、効率的に効果的に皆様方にご提供させていただきたかったというところ
でございます。
73: ◯林委員 いまいち、理解……。区の職員の方
では十分にこの仕事を果たせなくて、コールセンター
だったら、東急コミュニティーさん、ここ
だったら引っ越し業者がいろんなところに紹介できたり、粗大ごみのが区の清掃事務所との連絡調整ができたり、そういうことができる、優越するとなると、いわゆるこんな引っ越しのやつ
だったら全部民間に任せてといって、まさしく公務員の方の、この後、その他でやりますけども、何のためにお仕事をされているんですかというところに関わると思うんですよね。
千桜の東松下町のときは、ワンウェイみたい
な形ですよね。東神田住宅の方、(発言する者あり)外神田住宅か。の方から引っ越すとか。要は、その後、何も決まっていない。でも、ここの四番町はやっぱり違うんですよね。子育て施設を造んなくちゃいけなくて、波及的に、いろんなところに玉突きで影響が大きなところですから、より丁寧
な説明をしていきますよと、さんざん、今の住宅課長じゃなくて、前の住宅課長が特に言っていましたけど、職員が前面に立ってやっていきますよと言ったのが、その結果がやっぱりコールセンター
だったというと、がっくりきてしまうんですけれども。職員じゃ、やっぱりできないもの
なんですかね。
確かにコロナ対応で、少し出勤が少なくなったとかあるにせよ、当初から入っていたとなると、そもそも人数が少な過ぎて対応できなかったんじゃないですかと。それはもう、区長の、構造的
な問題で、好き
な人だけ集めりゃいいというものじゃないということになっちゃうんで、その辺はちゃんと、コールセンター
でなくてはできないこと。区の職員はできないという領域設定をしっかり説明しないと、こんなスキームをやっていって、これが契約期間が11月まで
なんですよね。これより延びたら、また何千万もかかる話になってきますから、どこが、一体、職員の方ができなくて、コールセンターの民間事業者ができるのかというのを、しっかりと説明していただきたい。
74: ◯はやお
委員長 休憩します。
午後2時45分休憩
午後2時47分再開
75: ◯はやお
委員長 それでは、再開いたします。
答弁を求めます。
76: ◯加藤住宅課長 こちらのほう、移転支援業務を委託した理由の大きなものにつきましては、こちらのほう、区のほうの住宅課のほうの窓口にしてしまいますと、どうしても一時的にこの、コールセンターだけ
ではなくて窓口もそう
だとは思うんですが、一時的に引っ越しをされる四番町の住宅の方、またアパートの方々から、非常に連絡が殺到するおそれがあるといったところのさばきについて、要は住宅課はそれだけが仕事ではございませんので、一時的
なプロジェクトの問合せの窓口を、一つ、民間会社のほうにお任せするといったところで、そちらで一旦のさばきをお願いする。当然、もうさばき切れないものにつきましては、区のほうでそちらのほうをご報告いただいて、どういうふうに対応するのかといったところについて検討していくという、そういう流れで、その一時的
な急増する業務について、民間会社のほうにお任せするといったところが眼目として、今回、移転支援業務についての委託のほうをお願いするといったところ
でございます。
77: ◯はやお
委員長 ちょっと、まあ、分かるよう
で分からないというか。とにかくこの辺のところについては、まず、大きな問題としてあるん
だよ。民間開放のところをする上でどこをやるかというところについての整理
だとか、本当にマンパワーが足りないんじゃないの、住宅のところはという話はあるけれども、その課題はちょっと留意しつつ、今後ちゃんと住宅課のほうとしては、ここまでせっかく人間関係を作ったものを、一つのことで崩れちゃうから、ここのところは十分おわびして、やっていただくと。
それで、あとコロナ対応については、確かに現存あるので、もう一度、陳情もあるので、そこのところで、計画のところとして、課題として話をするから、当然そちらのほう
でも今後の進め方ということについては十分検討してくださいよ。それじゃないと、今の課題として強引に進めるということがどういうことになるのか含めて、考えていただきたいと思います。そこは議会のほう
でも課題を与えられていること
なので、請・陳のときに皆さんと確認をして、陳情者に返さなくちゃいけないこともありますので。
いいでしょうか。まだ、何か……。
じゃあ、休憩します。
午後2時49分休憩
午後3時03分再開
78: ◯はやお
委員長 それでは、再開いたします。
ただいま、いろいろと、今回の報告についてのやり取りの中で、様々
な課題が見えてきたと思います。その一つとしては、コロナ対応ということがありますよね。その新型コロナウイルス対応について、この動向は今後どうなるか非常に分かりにくい不透明
な中で、横にらみしながら、計画のことについても検討していかなくちゃいけない。ただ単純に、ここのところの住宅のところは、大きく四番町プロジェクトのスケジュールに関わってくることですから、保育園の件、そしてまた図書館の件、そして場合によってはメトロのあの地下のこともある。そういう様々
なことを総合的に判断していただいて、そして我々も継続で陳情を抱えておりますので、その方向性のスケジュールが、こういうふうに検討していきますということを執行機関に求めて、やっぱりコロナのを含めての対応を執行機関の中でやっていくに当たっても、課題がしっかりとあることを認識しながら、どうあるかを答えられるように、次の陳情まで。一応執行機関に求める形で、今日のところはよろしいですかね。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
79: ◯はやお
委員長 はい。じゃあ、そういうことを求めますので、よろしくお願いいたします。
じゃあ、今日のこの報告事案はよろしいですね。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
80: ◯はやお
委員長 はい。続きまして──次はどこ
だ、政策経営部の報告事項に入ります。(1)行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律及び東京都屋外広告物条例の改正に伴う手数料についての報告を求めます。
81: ◯石綿財政課長 それでは、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律及び東京都屋外広告物条例の改正に伴う手数料について、恐れ入りますが、資料の政経部資料1をご覧いただきたいと思います。
本件につきましては、国の行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正と、東京都の屋外広告物条例の改正に伴いまして、本区の手数料を廃止また追加を予定してございます。つきましては、第2回定例会におきまして、当該条例の一部改正を議案として提出を準備しておりますので、本日は情報提供ということでご説明をさせていただきたいと思います。
初めに、手数料の廃止を予定している件につきましてご説明をいたします。
今般、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正が施行されることにより、個人番号、いわゆるマイナンバーをお知らせするためにお配りをしてございます通知カード、こちらが廃止されることとなりました。これに伴いまして、これまで本区の規定で500円を頂戴してございました、当該カードの再交付に係る手数料事務を廃止するもの
でございます。なお、施行日は公布の日からを予定してございます。
次に、手数料の追加を予定している件につきましてご説明をさせていただきます。
東京都屋外広告物条例の一部改正が施行されることによりまして、許可申請を要する広告物として、新たにプロジェクションマッピングが追加されることになりました。こちらにつきましては都の条例で定められているもの
でございますが、特別区における東京都の事務処理の特例に関する条例の規定によりまして、特別区がこちらの申請許可の処理をすることになってございますので、本区の規定に、屋外広告物許可申請手数料、プロジェクションマッピングの許可申請に係る手数料事務の追加をするもの
でございます。
これに伴いまして、屋外広告物許可申請手数料のプロジェクションマッピングの許可申請に係る手数料といたしまして、面積が5平米までごとにつき3,220円、ただし面積が1,000平方メートルを超えるものに当たっては、64万4,000円を上限とするという金額を予定してございます。なお、施行日は令和2年7月1日からを予定してございます。
ご報告は以上
でございます。
82: ◯はやお
委員長 はい。ありがとうございます。
ただいまご説明いただきましたとおり、今回も、この本件につきましては第2回定例会の提出予定案件となっております。概括的
な質疑や資料要求にちょっと限定させていただきながら、質疑、質問を受けたいと思います。
委員のほうから、質疑、質問はございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
83: ◯はやお
委員長 はい。それでは、この報告については終了いたします。
次に、政策経営部(2)特殊勤務手当の見直しについて、執行機関の報告を求めます。
84: ◯緒方人事課長 特殊勤務手当の見直しについて、政策経営部資料2に基づきましてご報告させていただきます。本件は第2回定例会に条例の一部改正案について議案提出予定ですので、本日はその情報提供
でございます。
特殊勤務手当ですが、こちらは職員の従事する業務に、危険、不快、不健康、その他困難など
である事実があり、これが著しく、かつ恒常的
である場合に、勤務実績に応じて支給される手当のこと
で、5種類ほどの手当がございます。そのうちの一つ、防疫等業務手当の支給対象業務として、指定感染症に罹患した患者等に接触する業務を新たに追加すること
で、現在、新型コロナウイルス感染者を居所から医療機関へ搬送するなどの業務に従事している保健所職員に、手当が支給できるようにするもの
でございます。支給額は条例上限の1日720円、公布の日から施行し、本年2月1日以降に従事した職員に適用いたします。
説明は以上です。
85: ◯はやお
委員長 はい。ありがとうございます。
これも第2回定例会の提出予定案件になっておりますので、概括的
な質問を、そしてまた資料要求を受けます。
よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
86: ◯はやお
委員長 はい。
それでは、次に、(3)区立お茶の水小学校・幼稚園改築工事等にかかる入札状況について、執行機関の報告を求めます。
87: ◯平岡契約課長 政策経営部資料3に基づき、お茶の水小学校・幼稚園改築工事等にかかる入札状況についてご説明いたします。本案件は、地上6階、地下2階の小学校、幼稚園、学童及び防災倉庫の改築整備を行うもの
で、第2回定例会でご審議をお願いする予定案件
でございます。
資料の1の(1)工事場所は、千代田区神田猿楽町1-1-1
でございます。各施設の構造や延床面積等は資料のとおり
でございます。
(2)の工事内容は、恐れ入りますが資料の裏面をご覧ください。工事は四つの内容から成り、改築の建築工事、改築電気設備工事、改築空調設備工事及び改築給排水衛生設備工事の各工事を行うもの
でございます。うち1の改築工事では、新た
な小学校校舎、幼稚園舎、学童(アフタースクール)、防災倉庫の建築を行うものです。改築電気設備工事などについては、資料のとおり
でございます。
恐れ入りますが、資料の表面にお戻りください。2の工事期間ですが、契約締結日の翌日から令和5年5月31日まで
でございます。
3の契約方法ですが、制限付きの一般競争入札による契約で、改築工事は2者または3者構成のJV(建築共同企業体)を、改築工事以外の工事では2者構成のJV(建設共同企業体)を、それぞれ参加業者の資格を要件としております。
4の入札日ですが、改築工事と改築電気設備工事の2件は5月19日、改築空調設備工事と改築給排水衛生設備工事の2件は5月20日
でございました。
5の入札結果
でございますが、改築工事は、落札金額64億6,129万4,400円、落札者は戸田・不動・ムカイ建設共同企業体、代表者は戸田建設株式会社代表取締役社長、今井雅則。改築電気設備工事は、落札金額6億9,881万9,000円、落札者は八洲・尼崎建設共同企業体、代表者は株式会社八洲電業社東京支店執行役員東京支店長、岩瀬壮一。改築空調設備工事は、落札金額6億8,454万1,000円、落札者は日管・三辰建設共同企業体、代表者は日管株式会社東京支店支店長、中野孝洋。改築給排水衛生設備工事は、落札金額6億6,880万円、落札者は五建・東洋建設共同企業体、代表者は五建工業株式会社東京支店取締役支店長、宇賀亘でございます。
ご説明は以上
でございます。
88: ◯はやお
委員長 はい。ありがとうございました。
本件も第2回定例会における提出予定案件となっております。概括的
な質疑と資料要求に限定して質疑を受けたいと思います。ありますでしょうか。
89: ◯林委員 一つが、参考資料として、どんな校舎になるのかという、パース
なのか図面
なのかがないと、なかなかこんな金額の、全部で80億を超えるものを、審査にちょっと厳しいなというのと、もう1点が、過去の、この小学校、区立小学校・幼稚園の改築工事が総額どれぐらいかかってきたのか。と、追加で来て、結局当初の金額ですよね、工事の。それと追加工事で、トータル幾らかかってきたという資料を、区立学校の改修のを出していただきたいんですよね。直近
だと九段。その前が富士見。
90: ◯はやお
委員長 富士見。
91: ◯林委員 その前が麹町中学、その前が──あ、小学校
だった。小学校
だったら、その前が、だから麹町小。
92: ◯はやお
委員長 小学校。……ところ。
93: ◯林委員 昌平小。バブルのときはいいですかね。(発言する者あり)
94: ◯はやお
委員長 昌平小はすごいよな。
95: ◯林委員 ちょっと古過ぎる。(発言する者あり)じゃあ、麹町小ぐらいかな。(発言する者あり)
96: ◯はやお
委員長 まあ、麹町。
97: ◯林委員 で、どれぐらい当初と。ということ
なんです。
98: ◯はやお
委員長 当初と実質的
な金額。
99: ◯林委員 最終。
100: ◯はやお
委員長 最終金額がどのぐらいになっているのかと。
契約課長。
101: ◯平岡契約課長 今、林委員からご指摘を賜りました2種類、まず、どのよう
な校舎形成になるのか、図面等について。それから、過去の小学校の総額、それから追加工事等に伴います追加工事額、麹町までとご指摘がございました。こちらの資料をご用意させていただきます。
102: ◯はやお
委員長 建築物の敷地の平米数
だとか、延べもちゃんと分かるように。昌平からやってもらいたいですか。まあ、バブル、(発言する者あり)千代田……
103: ◯林委員 千代田のほうが新しいんでしたっけ。
104:
◯桜井委員 千代田のほうが……。昌平……
105: ◯林委員 地下プールか。
106: ◯はやお
委員長 えっ。ちょっと。じゃあ、手を挙げてよ、誰か。
じゃあ、小枝さん。小枝委員。
107:
◯小枝委員 いや、せっかく資料、簡単
なこと
だと思うので、昌平もしくは和泉までいっちゃったっていいぐらい。(発言する者多数あり)じゃあ、じゃあ、昌平まで。(発言する者多数あり)昌平ぐらいまで遡れば、大体様子が分かると思います。よろしくお願いします。
108: ◯はやお
委員長 はい。ちょっと大変
だけど、どうですか。
109: ◯平岡契約課長 今ご指摘を賜りました。昌平までということ
でございますので、ご用意させていただきたいと思います。
110: ◯はやお
委員長 はい。数字の妥当性を検証するために、過去はどう
だったかということですので、よろしくお願いいたします。
じゃあ、ほかに。よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
111: ◯はやお
委員長 はい。
次に、政策経営部(4)災害対策用備蓄物資(水)の購入について、執行機関の報告を求めます。
112: ◯平岡契約課長 政策経営部資料4に基づき、災害対策用備蓄物資(水)の購入についてご説明いたします。本案件は、区内の避難所や公共施設等の災害対策用備蓄物資の定期的
な入替えに伴い購入するもの
で、予定価格2,000万円以上の動産の買入れとなりますので、第2回定例会でご審議をお願いする予定案件
でございます。
災害対策用備蓄物資の購入につきましては、これまでの議案審査でのご意見や他自治体での契約状況等を参考にし、3種類に分けて購入いたします。まず一つ目が、今回の案件となっております水の購入と、次の案件
であります食料の購入、そのほかに携帯トイレの購入の3点としまして、品目をくくって購入をいたします。今回は水の購入と食料の購入が議案となっております。
資料の1の購入品目ですが、500ミリリットルのミネラルウォーター、26万3,688本です。
2の納入場所ですが、避難所10施設、公共施設等50施設の計60施設です。
3の納入期限ですが、令和3年3月31日です。
4の契約方法ですが、公募制指名競争入札による契約です。
5の入札スケジュールですが、令和2年4月22日に公募を開始し、4月30日に締め切り、5月8日に指名通知をいたしました。本日、令和2年5月21日の午前に開札をいたしましたので、口頭でご報告いたします。落札者は株式会社渡辺武商店
でございます。
6の予定価格ですが、事後公表いたします。
ご説明は以上
でございます。
113: ◯はやお
委員長 はい。それ
だったら、続けて食料のやつもやっちゃってくれる。
契約課長。
114: ◯平岡契約課長 はい。それでは、資料5に基づき、災害対策用備蓄物資(食料)の購入についてご説明いたします。本案件も先ほどの水の購入と同様の理由により購入するもの
で、第2回定例会でご審議をお願いする予定案件
でございます。
1の購入品目ですが、アルファ化米ほか6品目です。数量はアルファ化米7万2,350食ほか、資料に記載のとおり
でございます。
2の納入場所ですが、避難所14施設、公共施設等63施設の77施設
でございます。
3の納入期限ですが、令和2年12月28日です。
4の契約方法ですが、公募制指名競争入札による契約です。
5の入札スケジュールですが、公募の開始から開札までの日程は、先ほどの水の購入と同様
でございます。本日、令和2年5月21日の午後に開札をいたしましたので、口頭でご報告いたします。落札者は株式会社清水商会東京支店
でございます。
6の予定価格ですが、事後公表いたします。
ご説明は以上
でございます。
115: ◯はやお
委員長 はい。ありがとうございます。すみません。諮らないで、両方とも説明していただいちゃって。
一応、二つ、災害対策用の備蓄物資ということ
で、水と食品ということでご報告いただきました。これにつきましても提出予定案件となっておりますので、概括的
な質疑と、そして資料要求に限定してお願いしたいと思います。
116:
◯小枝委員 このタイミングでの災害対策の物資購入ですので、この間、予備費の流用等で対応されていると思うんですけれども、コロナ対策等で追加しているもの、前後
でですね、議員の緊急要望の中にも、様々
な、購入してほしいというのが入っていると思うんですけども、何が購入されているか、されていないかというところも、見渡せたほうがいいと思うので、マスク
であるとかアルコール
であるとか、そういう備蓄の補充をした部分も少し見えるよう
な資料を出しておいていただけると、まだ何がないのかということが提起しやすいので、お願いをいたします。言っていることは分かりますか。
117: ◯はやお
委員長 分かる。直接議案とは関係ないけれども、今後のこの災害対策用の備蓄ということ
で、例えばマスク
だとかと、今お話しいただいたように……
118:
◯小枝委員 あと防護服とか。
119: ◯はやお
委員長 うん、防護服
だとか、そういうよう
なところの状況はどうなっているんですかということと、いつも出している、水のほうの入替えのほうの、何か階段式みたい
な、どうなっているかということについて、ちょっとそこを答弁していただけますか。
120: ◯千賀災害対策・危機管理課長 今、ただいまちょっと小枝委員のご指摘もございますけども、先、
委員長からご指摘いただきました、水の経年の配備状況というところの資料は、まず用意させていただき──あ、水と食料とございます。用意させていただきたいと思います。
それから、コロナ対策といいますか、この水、食料、その他衛生部分といいますか、そういうよう
な備蓄の状況につきましては、参考といいますか、ちょっと資料の出し方については若干調整させていただきたいと思いますけども、ご用意したいと思います。
121: ◯はやお
委員長 小枝委員。
122:
◯小枝委員 すみません。確かに多少はみ出す部分はあるかとは思うんですけれども、ただ、6月のこの定例会というと、もう水害とかで避難所を使うということが十分あり得る状況になってくると、こういう機会に、例えば仕切りのテントがあるのかとか、マスク、アルコール、防護服と、その他の、何ですか、今はやりじゃないですけど、サーモグラフィー、検温とかね、そういうふう
なものはあるのかないのか、買おうという問題意識があるのかないのかとか、そんなことも若干見通せると、あ、もう予備費でやりますよとか、何かそういうふう
なことが見えてくると、効率的かなというふうに思いますので、ご配慮いただければと思います。
123: ◯はやお
委員長 それに加えてということね。ちょっと議案とは関係ないけれども、今そういうところ、不安があるから、これは小枝委員に言うん
ではなくて、区民に対して、こういう状況
だということが説明できるように、資料を用意していただけますか。
124: ◯千賀災害対策・危機管理課長 ご要望の趣旨は十分理解したところ
でございますので、出し方等は若干調整を頂きたいと思いますけども、対応したいと思います。
125: ◯はやお
委員長 はい。よろしくお願いします。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
126: ◯はやお
委員長 はい。それでは、(4)の災害対策物資の水と食料につきまして、終了いたします。一応(7)までやらせていただいて、休憩を取りたいと思います。
(6)災害ラジオ等の購入について、執行機関からの説明を求めます。
127: ◯平岡契約課長 政策経営部資料6に基づき、防災ラジオ等の購入についてご説明いたします。本案件は災害時等における情報伝達手段として、避難行動要配慮者名簿に登録されている方の世帯などに配付するために購入するもの
で、予定金額2,000万円以上の動産の買入れとなりますので、第2回定例会でご審議をお願いする予定案件
でございます。
1の購入品目ですが、防災ラジオほか2品目です。数量は、防災ラジオ3,500台ほか、資料に記載のとおり
でございます。
2の納入場所は、区指定箇所としており、区役所本庁舎を予定しております。
3の納入期限ですが、令和3年1月29日です。
4の契約方法ですが、特命随意契約です。これは、これらの購入品目は、電波法に基づき総務大臣から免許を受けた事業者がその開発及び販売を行うもの
であり、契約の相手方が限定されるもの
であり、これにより、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号に基づき、当該契約の相手方となるべき者以外に履行させることが性質上不可能
なため、競争入札によることが適さないものとして、随意契約により契約締結を行うものとなるためです。
5の仮契約の予定日ですが、令和2年5月22日を予定しております。
6の契約の相手方ですが、東京テレメッセージ株式会社代表取締役、清野英俊
でございます。
ご説明は以上
でございます。
128: ◯はやお
委員長 はい。ありがとうございます。
それでは、これも予定案件になっておりますので、概括的
な、そしてまた資料要求に限定させていただいて、質疑を受けたいと思います。
よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
129: ◯はやお
委員長 はい。じゃあ、続きまして、(7)委員会会議システム及びAV機器の購入について、執行機関からの説明を求めます。
130: ◯平岡契約課長 政策経営部資料7に基づき、委員会会議システム及びAV機器の購入についてご説明いたします。本案件は、区議会委員会室及びマシンルーム内の機器類の耐久年数の超過により、部品欠品による交換修理が困難
であることに加え、機器不調による運営の支障を回避するため、リプレースに伴い購入するもの
で、予定価格2,000万円以上の動産の買入れとなりますので、第2回定例会でご審議をお願いする予定案件
でございます。
1の購入品目ですが、マイク設備ほか2品目です。数量は、マイク設備を構成する機器類を4セットほか、資料に記載のとおり
でございます。
2の納入場所は区指定箇所としており、区議会各委員会室を予定しております。
3の納入期限ですが、令和2年8月31日です。
4の契約方法ですが、公募制指名競争入札による契約です。
5の入札スケジュールですが、令和2年4月22日に公募を開始し、4月30日に締め切り、5月8日に指名通知いたしました。本日、令和2年5月21日の午後に開札します。
6の予定価格ですが、事後公表いたします。
ご説明は以上
でございます。
131: ◯はやお
委員長 はい。ありがとうございました。これも第2回定例会の提出予定案件になっておりますので、概括的、そして並びに資料要求について、質疑、質問を受けたいと思います。
よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
132: ◯はやお
委員長 はい。
それでは、暫時休憩いたします。5分ほど休憩させていただきます。
午後3時28分休憩
午後3時35分再開
133: ◯はやお
委員長 それでは、再開いたします。
続きまして、政策経営部(8)今後の新型コロナウイルス感染症対策に関する取組みについて、執行機関からの報告を求めます。
134: ◯石綿財政課長 それでは、議題(8)の今後の新型コロナウイルス感染症対策に関する取組みについてご報告をいたします。
新型コロナウイルス感染症対策のために、第2回定例会におきまして補正予算案の提出を予定してございます。この補正予算案につきましては、様々
な事業に及び、規模も大きなものになることが予想されますため、この概括的
な考え方を、今後の新型コロナウイルス感染症対策に関する取組みとしてまとめたところ
でございます。本日は情報提供ということ
で、この内容をご説明をさせていただければと思います。
恐れ入りますが、政策経営部資料8の資料をご覧いただければと思います。
今後の新型コロナウイルス感染症対策に関する取組みといたしまして、まず、この世界的
な脅威となっております新型コロナウイルス感染症の拡大の収束に向けて、千代田区は国や都と連携して対策を進めているところ
でございます。その一方で、国の緊急事態宣言の解除後は、拡大前の日常に戻ることによる再拡大が懸念されているところ
でございます。
区は新型コロナウイルス感染症から、まずは区民の皆様の命と健康を守る。こちらを最優先に、基礎的自治体としてスピード感をもって全力で取り組んでおります。また、終息の先行きの見通しが立ちにくく、長期的
な取組みが求められる中でも、区民生活と地域経済を支えるため、適時適切に対応してまいります。今後予想される第2波に備え、また感染による影響を受けるところへ、緊急的措置として、次の三つの観点から区が対応しなければならない取組みをまとめ、必要
な財源として千代田区一般会計補正予算第2号を編成をいたします。
一つ目
でございます。区民の安心と安全を支えるということ
でございまして、区民の皆様一人ひとりの命を守るために、感染防止のための様々
な対策を講じるとともに、休止することができない保育所や医療機関、それから高齢者施設などに対しまして、安定的・
持続的
な事業を続けられるための支援を行ってまいります。また、大規模自然災害の発生などの不測の事態に備えた災害対策を講じてまいります。
2番目
でございます。区民の生活を支えるということ
で、長期に及ぶ外出自粛に伴いまして、影響を受けております区民の皆様への生活支援、それから子どもたちへの学習支援などを進め、身近
な自治体として区民の生活をしっかりと支える対策を講じてまいります。また、新型コロナウイルス感染症の拡大が収束傾向にあり、少しずつ日常に戻りつつある中で、再拡大を防止するために必要
な対策を実施をいたします。
3番目
でございます。「区民や中小零細事業者の経済活動を支える」といたしまして、感染拡大に伴います休業などの要請によりまして、大きな影響を受けた地域経済を回復するため、順次展開される国や都の支援施策を踏まえまして、区として今必要とされる事業活動を支える緊急対策を講じてまいります。
なお、こちらの取組に基づきまして、ご参考までに、政策経営部では補正予算案に次の内容を計上を予定してございます。1点目
でございますが、感染症の収束前の大規模自然災害等の発生に備えまして、必要
な物資の備蓄や、避難所の密を避けるために、避難者の一部を区内の宿泊施設に分散避難していただくために必要
な経費を予定してございます。それからもう1点
でございます。予備費につきまして、今後の緊急事態等に備えまして、現状に鑑み、必要
な額を増額する予定
でございます。
ご報告は以上
でございます。
135: ◯はやお
委員長 はい。ありがとうございます。
具体的
な数字が出てこないとあれ
なんですけれども、こういう取組で補正予算を組んでいくということ
なんですが、今ご報告いただきました内容につきまして、質疑、質問を受けたいと思います。
136: ◯木村委員 基本的
なやつですね。
137: ◯はやお
委員長 はい。基本的です。
138: ◯木村委員 最後のところに、国や都の支援施策を踏まえて、区として今必要とされる事業活動を支える緊急対策を講ずると。この考え方
なん
だけれども、国や都の支援施策を踏まえて、状況を見て、それから区として考えるということですか。大体、実施している自治体では、国や都道府県と一緒にいろんな独自施策を講じているよう
なん
だけれども、千代田区はいわゆる段階論と。同時に
ではなくて段階的に打つという、そういう考え方で補正予算が編成されているんですか。
139: ◯石綿財政課長 今回の補正予算に関して
でございますが、今のところの考え方といたしましては、今、委員ご指摘を頂きましたように、国や東京都、こういったところが様々
な策を今現在講じているというよう
な状況
でございまして、私ども区といたしましては、この動向を、まずはしっかりと調査、そして把握をさせていただく。どういった対象者になるのかとか、こういった部分も、現状まだいろいろと移り変わる部分もございまして、必要
な部分というところがはっきりまだ把握し切れていない部分もございますので、こういった状況把握というところを、現段階ではしっかりと把握をさせていただきたいと。この把握に努めていきたいということ
でございます。
140: ◯木村委員 ちょっと一つ。今回の予算編成に当たって、区民の実態はどういう手法で掌握されましたか。区民の生の声をどういう手法で掌握されたのか。それからもう一つは、国や都の施策というのは、これは日々変わっていくわけですよ。国民や都民の世論によって。ですから、実態をつかもうとすると、いつまでたっても、前進していくから、変わっていくから、拡充されていきますから、いつまでたっても区の出番がないというふうにならないでしょうかね。ちょっとその二つだけ教えてください。
141: ◯石綿財政課長 今、ただいまご質問いただきました区民の皆様の生の声、実態というのをどのように把握してきたかということ
でございます。こちらに関しましては、鋭意、担当部署等におきまして、そういったことを進めていく予定ではあるかとは存じますが、現状、例えば融資の受付
であるとか、こういった最前線で、まずは例えば特別定額給付金
であるとか、こういった支給に、急ぎ、全力をもって対応させていただいているところ
でございまして、詳細
な皆様方の生の状態というのをどこまで把握しているかというと、実際までは、まだ完全に把握し切れていないというよう
な状況かと思います。
142: ◯はやお
委員長 はい。ちょっと休憩します。
午後3時44分休憩
午後3時44分再開
143: ◯はやお
委員長 それでは、再開いたします。
続きまして、質疑を受けます。
144:
◯小枝委員 具体的
なものが出ていない中で、なかなかどう言ったらいいものかというのはあるんですけれども、とりわけ、3番に入ると思うんですけれども、地域経済ですね。私たち、まちで生きていれば、もう本当に、とりわけ神田のほうがひどいのかもしれませんけれども、(発言する者あり)融資を担当している金融機関、地元の金融機関の方からは、本当に怒られるというか、もう、見渡せば、どこの区も区独自の、地域経済を何とか救おうと、国を待たずに救おうという熱い思いというか流れというか、政策がどんどん飛び交う中で、なかなかこの千代田区というのは何もやってくれないと。
で、小枝さん、6月過ぎたら、もう地元なんか半分潰れますよと言われて、いや、それは私は脅しじゃないかと思って、商店街に電話確認してみたら、いやあ、本当ですね、という。
で、そういう地域経済が本当に壊死してしまうかもしれないよう
な状況に対して、今把握し切れないという答弁というのは、やっぱりあり得なくて。ただ、行政のことはね、行政は本当に日々のことでいっぱい
だと思うんですけれども、ここに東洋経済というところの、昨日か今日のあれが、ニュースがあるんですけれども、文京区の区長はといって、区長が強いイニシアティブを持って、地域の情報を持っているというので、ここは緊急家賃助成ということですけれども、そういうことをもう率先して職員に働きかけて、商店街加盟は550。加盟していないところが1,300。千代田区は幾つ
なんですかね。そこに呼びかけて、こういう宅配、テークアウトもサポートしているし、それに対して家賃助成も、もう物すごいスピーディーに。これはやっぱり、政治家というか、その感性を持った人が、まちの情報を得ながら、まちの苦しみと共に何とかしようというふう
な姿勢があるかないかというのは、もう歴然としてくるというんですね。
だから、行政を責めるばかり
ではないんですけれども、今、1、2、3というふうに言われた中で、把握していないよという3番目。それから、いまだスピーディー
なそういった独自対策、本当に区ができる限りの
可能な線があるんでしょうけれども、そういうことがもう、千代田区以外のところは、港も新宿も文京も江東も、あとどこ
だか、もう調べれば調べるほど、やっているんですよね。ということからすると、どう
なんですかというのは、問わないわけにはいかないので問いたいんですけども。この経済への打撃に対する千代田区としての独自の対抗措置は何をしていますかというふうに問うている。がいいのかな、質問としては。
145: ◯はやお
委員長 はい。
政策経営部長。
146: ◯細越政策経営部長 先ほど財政課長のほうから、まだ十分
な把握をしていないというふう
な答弁をいたしましたが、ちょっとそれは、言葉のちょっと不十分
でございます。当然、私どもも地域の経済の状況というのは把握をしています。ただ不十分
であるというよう
なこと
でございます。
具体例を挙げれば、先ほど申し上げましたよう
な、今、商工融資をやっている、そういう事業者の方の声とか、または商店街ともいろいろ
なパイプがございますので、そこら辺の状況は把握しているところ
でございます。その中でも、とりわけ今一番つらいのは、そういった、今、国でも話題になっておりますけれども、家賃補助という部分が大変厳しいというのは承知しておりますので、区としてもそれは十分把握しているところ
でございます。
しかしながら、先ほど来いろいろとご指摘がありましたように、特にこの経済対策というのは長期的
な取組になるというふうに思っております。これからさらにまた第2波、第3波が出てくれば、それに対応するということもありますので、そういった意味でしっかりとその戦略を練って、この経済対策についてはやらなければいけないと思っております。
今、まだ、国のほうもこれからという、ございますけれども、大分手厚い家賃補助の施策も今考えられているところ
でございますので、繰り返しになりますけど、そういったところも踏まえまして、その状況も踏まえて適宜適切に対応していきたいと考えております。
147: ◯はやお
委員長 小枝委員。
148:
◯小枝委員 結局、最後の答弁は──途中まで、うん、うんと言って聞いていたんですけど、最後の答弁は、国がいい政策をやってくれそう
だから、それも見極めてと。これが、そういう例を見極めないでやっているところと、それを見極めてからやろうというところの違いで、今年は、もう5月が終わっちゃうわけですよ。その間に、もう4月からこういう状態で、まあ、3月からですかね、3月、4月、5月、こういう状態で、もう第2回目の補正予算ですから。
そういう国の動向を見ていたら、納税してくれている、午前中の委員会でもやっていましたけれども、納税をしている人たちがドミノ倒れになっちゃうよというのを、まちの人はみんな言っていますよね。それに対しては危機感、それは、ちょっともう、繰り返しの答弁は要らないので、考え方の、私、もう判断
だと思うんですけれども、私も例えば、この後、報告があるのかどうか分かりませんが、あるんでしょうけれども、九段の靖国のところから、祈りと大切
なゾーンはやっぱりマンション開発をされないほうがいい
だろうと思って、千代田区が買ったほうがいいというふうにずっと言っていましたし、思っていましたけれども、やっぱりコロナの前と後では、もう世の中ががらっと変わっているということからすると、もう、じゃあ、納税してくれている庶民、まちの地域経済の人たちがもたない状態の中で、こっちで、何ですか、一流の土地を買いましたという。
で、こっちは何もしませんでしたということ
では、やっぱり自治としても成り立たないし、何のためのという政治、何のための行政と、もう議員も行政も区長も要らないというふうに、まちからは言われます、私は。
で、そう
だろうなというふうに思う。
だから、皆さん見ていると、明石市が、困っている市民に手を差し伸べるのが行政の使命、役割と言って、率先して個人商店への補助を、すぐ100万円。
で、賃料2か月分。もうこれは、もう、多分3月のネットですよね。一人家庭に5万。そういう、とにかく困っている人に全力で寄り添おうというふう
なことを、もう明石市は最初でしたけど、どんどんやっているのですよね。
だから、この1、2、3の3番目のところのやっぱり重要さというものが、どう考えられて、どう今回、もう二度目の補正
なので、この間だって、あれだけで恥ずかしいなというふうに思ったわけですけど、今度のところまでそんな感じ
だったら、もう本当にどう
なのかという思いを地域の感覚としては思うんですけれども、行政の感覚としては、その辺のその優先順位の組み直し、コロナの前と後で、もう、がらっと組み直さなきゃいけないんじゃないかという危機意識は共有できますか。そういった議論をしていますか。
149: ◯細越政策経営部長 もう、まさしくその危機意識という部分
であれば、これは全く同じ
でございます。議会の皆様、地域の声を聞いているということ
で、区もそれは同じ
でございます。そういった危機意識を持って取り組んでいく、この姿勢は変わりございません。
先ほど、今ご指摘いただきましたように、コロナの前と後で全く状況が変わる。これも同感
でございまして、我々は、今、仕事の進め方も含めて、庁内全体で、このコロナを奇貨といたしまして、仕事の中身についても今見直しを進めているところ
でございますので、そういった意識を持って取り組んでいくということ
でございます。
例えば、この3番目についての部分の、ちょっと足りないの
ではないかというよう
なご指摘
でございますけれども、それも十分認識しておりまして、ちょっと先ほど財政課長のほうからも若干触れましたが、予備費につきましても、私どものほう
では、今回これまでになく補正を組まさせていただいておりますので、そういった部分の対応も一つ
選択肢にあるかなと思っております。
いずれにいたしましても、全体図をまずしっかりと戦略を練ってからというよう
なこと
で、進めていきたいなというふうに考えております。
150: ◯はやお
委員長 はい。関連。
151: ◯岩田委員 関連。先ほど小枝委員のほうから、文京区なんかは区長がすごく強いイニシアティブを持ってというよう
なお話がありました。同じ記事を私も読ん
だので、ちょっと言わせていただくのですが、これはお願いです。非常に「国や都の支援施策を踏まえ」と、大事に大事にというか丁寧に丁寧にやられているのは分かるんですけども、やはりスピード感を持ってと、まずやってみて、それで足らないところは後でというふうにやらないと、今回のこのコロナの場合は、丁寧に丁寧にやり過ぎると、もう本当にどんどんどんどん、もう、ちょっと言い方はきついですけども、自殺者とかそういう方も、本当に、病気で死ぬんじゃなくて、もう経済で殺されていくみたい
な、そういうよう
なこともありますので、ぜひ、国とかを待つんじゃなくて、スピード感を持って自主的にやっていただきたいと、お願い
でございます。
152: ◯はやお
委員長 はい。お願いです。特に、今日の今の話、3番目の、だんだん災害のほうの復旧復興というところの時系列になってきたときに、命を守るというところから、少しずつ落ち着いてくる中に、どういうふうにその支援していくのかというのを、当然また補正のところで、きちっとそこが表現、必ずこの取組ということは、これはガイドラインというか方針に近いもの
だから、これに従って当然予算編成されているはず
だから、そこのところを今回の補正予算のときに確認することになるんで、こういうふうに書かれているとなると、当然数字の特に厚みが持たれている
だろうから、その辺のところはきちっと答えられるように準備しておいてください。
ほかにございますか。
153: ◯小林たかや委員 三つ挙げた中の1番
なんです。区民の安心と安全を支えるというところで、「休止することができない保育所、医療機関、高齢施設運営事業者など」とくくられているんで、この三つで。そのほかに区が休止してはならないものが、「など」でくくられているこの「など」に入っているものは、まだ僕はあると思っているんですけれども。ここでくくられると、何か予算が見えてきちゃうよう
な気がするんで、ほかにはないんですか。
154: ◯石綿財政課長 この、「など」という部分に含まれている施設はどういうところを想定しているかというご質問かと思います。ほかにも……
155: ◯小林たかや委員 具体的に。あ、どうぞ。
156: ◯石綿財政課長 区有施設は、ご承知のとおり休業を取らせていただいている施設もありながら、例えば日常の部分で止めてはならないよう
な区の施設、それからそのほかのものというものも現実的にはございまして、この「など」というところには、具体にはまた議案の中でお示しをさせていただきたいと思いますが、これ以外のものも私どもは対象として想定をしているところはございます。
157: ◯小林たかや委員 今の「など」の説明をしていただくというのは、「など」にしてしまったこの三つが、何でここに三つ取り上げられているのが分からないから、「など」と聞いているんです。何で保育所がというくくりがあって、何で医療機関というくくりがあって、高齢施設運営事業者というくくりを、三つしか出していないのかということを聞いているんです。
ほかに、先ほど今言った、区はほかに休止することができない施設はたくさんありますと言われたので、たくさんあるんですよ。
だけれど、あえてこの三つを出してきたというのは、その思いなり、見てくるとバランスとしては、ここのバランスを重きを置いたということ
だと思うんで、深くは入りませんけれども、この三つになってしまっているところが、非常にこの大きな説明の中でもアンバランスに見える。バランスがないなと見えてしまうんですけれども、ほかに本当にないんですかということです、具体的に。こういう大きなくくり
でも具体的にない。ない
なら、ないと言っていただきたい。
158: ◯石綿財政課長 この「など」のくくりの部分ということ
で、再度ご答弁を差し上げたいと思います。
保育所、医療機関、高齢者施設というところで、まず頭出しをさせていただいたというのは、その対象の件数が今回の予算の中で箇所が多い分野
であるということ
で、頭出しをさせていただいたということ
でございまして、それ以外の「など」に含まれている施設は、それでは決してそれに比べてどうかというよう
な意図を持っての書きぶりではないということは、ご理解をいただければというふうに思ってございます。対象の件数の部分でちょっとこの頭出しをさせていただいたということにすぎませんということを、お伝えをさせていただければと思います。
159: ◯細越政策経営部長 ちょっと、今の課長答弁に補足させていただきます。
とりわけ、この三つ、保育所、医療機関、高齢施設運営事業者と入れていますけども、こちらはやはり冒頭申し上げました区民の命と健康を守るという、一番まずは医療崩壊等を進めないという、そんな考え方の下に、少し一番代表的
なというか、といった意図がございまして、この三つは入れております。「など」につきましては、今、課長答弁のとおり
でございます。
160: ◯小林たかや委員 それでは、例えばですよ、止めることができないとずっと言い続けていたのは、例えば清掃事業とか清掃関係の事業だってあるんですよね。そういうのは触れていない。ごみだって、これ、動かせなくなっちゃったら、衛生上も、もしくは感染者が増えた場合のごみ処理だってしなくてはならないですし、それも大切
な部分になっていくけど、あえて触れていないと。数だってありますよ。事業所だけじゃないでしょ、今、清掃事業をやっている業者って。区だけがやっているわけじゃないしね。そういうのも含めて、僕はもっとあるん
だけど、あえてこの三つしか出ていないから、何かバランスが崩れているなと感じている。だけれども、それは数でやりましたと言うん
なら、数はありますよ。清掃事業者だって、清掃事業だって。まあ、含めてね、今、一例
だけど、そういう、その「など」をそういう数で答えられると、ちょっと、やっぱりバランスが崩れていませんかということですよね。
161: ◯細越政策経営部長 すみません、言葉が足りなくて。数ではない──もちろん今、課長のほうから数ということも言いました。それは一つの要素かもしれませんけれども、やはり一番のこの挙げた中での眼目は、この、命を守る、健康という、こういった部分
な観点から、少し代表的
なものを挙げました。ただ、今、委員おっしゃられるように、ごみの収集とかそういったものも、やっぱり日常生活に欠かせないものと思っておりまして、そういった視点ももちろん入っております。ただ、この、それが「など」に含まれてしまったという部分につきまして、やはりいろんなお考え方がありますけれども、そういったものを含めて、必要
なものというふう
な認識は持っております。
162: ◯はやお
委員長 いいですか。
163: ◯小林たかや委員 はい。
164: ◯はやお
委員長 よく、この指針、方針に従って、ここの、各、例えば保育所というのは非常に重要
で、優劣はつけ難いけれども、命を保障するということ
だったら、医療機関というのが頭のほうに来るんじゃないのとかというのだってあるから、もう少しこの、補正までに、ちょっとこの順番
だとか、「など」なんていうところは、もう、ある方なんかは、よくこれの定義を、語彙の定義、この「など」は何
なのかと言われたときも答えられるようにしておいてくださいよ。ね。
いいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
165: ◯はやお
委員長 はい。それでは、この今後の新型コロナウイルス感染症対策に関する取組みについては終了いたします。
続きまして、政策経営部(9)旧九段坂病院跡地の取得交渉について、執行機関からの報告を求めます。
166: ◯小林財産管理担当課長 それでは、旧九段坂病院跡地の取得交渉について、政策経営部資料9に基づきご説明させていただきます。本件につきましては、昨年12月25日の当委員会でご報告させていただいてから、取得交渉に向けた内部手続を進め、本年5月の首脳会議で内部手続が一区切りとなりましたため、今回、これまでの経緯、経過をご報告させていただきたいと思います。
資料のほう、1、物件概要をご覧ください。こちらにつきましては、既に昨年の当委員会でもご説明しておりますが、当該物件は、国家公務員共済組合連合会(KKR)が所有する千代田区九段南二丁目1番1、旧九段坂病院跡地の約3,500平米の土地
でございます。
2、これまでの経緯をご覧ください。改めてになりますが、昨年、平成31年3月にKKRから会有地の売却情報について通知があり、9月17日の当委員会でご報告させていただきました。その後の10月4日には東京都も取得の意向を示し、予算の提案が遅れる見込み
であること、12月25日にはKKRから区と正式に交渉を進めたいという話があったことをご報告させていただきました。本年に入りまして、内部の会議体で取得に向けた手続を進めることになりますが、2月の区有地等活用検討会、首脳会議で購入に向けた取得交渉を進めていくことを決定し、3月の土地建物価格審査会で、不動産鑑定結果を踏まえて専門家の不動産鑑定士に取得に係る適正価格を審査していただき、5月の用地問題検討会、区有地等活用検討会、首脳会議を経て、取得の意思決定を行いました。
現時点では以上のよう
な事務手続を行ってきたという状況にあります。
裏面をご覧ください。3、今回の旧九段坂病院跡地の取得にあたっての考え方をご覧ください。
土地の取得に関しましては、行政需要や使用目的があって購入することが本来は原則になるものと考えております。しかしながら、本件につきましては、相手方が早期売却の意向をお持ちの中で、活用方法についてしっかりとした議論をする時間の確保が極めて困難
な状況です。活用方法を決めてから
では購入の機会を逸することになるため、今回の旧九段坂病院跡地の取得にあたっては、1)から3)の3点の理由から取得させていただき、活用方法につきましては、取得後、庁内で全庁的
な議論をすると共に、区議会との議論を積み重ねながら、丁寧に進めていきたいと考えております。
今回の取得理由の1点目は、子育て世帯や高齢者など、行政サービスを必要としている世代の人口が増加し、今後もさらに増加が見込まれる中、新た
な行政ニーズによる施設需要が高まり、新規施設の建設や老朽化した既存施設の機能更新が喫緊の課題となっていること。2点目は、当該地は、都心では得難い約3,500平米というまとまった規模の面積を有し、あらゆる公共施設整備の実現
可能性を持ったポテンシャルのある土地
であること。3点目は、当該地は区役所の至近
であり、かつ本区を象徴する緑豊か
な千鳥ヶ淵に接している。この土地に公共施設を整備することは、千代田区民全体の福祉の向上につながる貴重
な財産になりうること。
以上の3点を今回の取得に当たっての考え方としています。
一方で、昨年来、当委員会から課題整理のご指摘も頂いております。
4、土地の取得にあたっての考え方の整理(課題)をご覧ください。次の3点について整理すること
だったと認識しております。
課題の1点目は、区有地(土地)取得にあたっての考え方について。2点目は区有地の活用にあたっての考え方について。3点目は財源確保の考え方について。大変恐縮ですけれども、こちらの課題につきましては、現在、内部で整理を進めているところ
でございます。できるだけ早い段階で、次の定例会中の当委員会にもそれぞれの基本的
な考え方をお示ししたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
ご説明は以上になります。
167: ◯はやお
委員長 はい。ありがとうございました。
それでは、ただいま報告を頂きました内容につきまして、経緯・経過並びに考え方を説明いただきましたが、委員のほうの質疑、質問を受けたいと思います。
168: ◯木村委員 これ、財源確保の考え方と書いてあるけれども、どのくらいかかるんですか、費用は。市場価格で。これを一番聞きたい。
169: ◯小林財産管理担当課長 金額についてなんですけれども、先方のほうが売却金額、希望金額というのは明らかにしていない状態です。区としては2者の不動産鑑定を行って、土地建物審査会で適正価格を審査したところではあるんですけれども、現在、価格交渉中のため、詳細については現時点ではお示しできないんですけれども、よろしいでしょうか。
170: ◯木村委員 じゃあ、判断できないね、こちらはね。(発言する者あり)
171: ◯はやお
委員長 ちょっと休憩します。休憩します。
午後4時08分休憩
午後4時20分再開
172: ◯はやお
委員長 それでは、再開いたします。
この様々
なあれのことについては、今まで宿題も出してきたと。そういう中で、相手方もあるでしょうけれども、そうは言いながら、我々は区民の視点に立って、どうあるかということを決めていかなくちゃいけないし、執行側はその提案を命がけで出してください。その中でどういうふうに進めていくかということを決めていきたいと思いますので。
今日のところ、ほかに、もしありましたら。なければ、今日は経緯・経過と、今までの進捗ということ
で、第2回定例会の中で報告を、毎回もらうよう
な形になるかと思いますが、そんな形でよろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
173: ◯はやお
委員長 はい。それでは、今日のところはこの程度にさせていただきます。
続きまして、2のその他に入ります。委員のほうから何かございますでしょうか。
174: ◯林委員 コロナ騒動で言いづらいこと
なんですけれども、私のところにも、やらないのかと言われているんで、定年延長についてです。
3月13日の11時30分に、区長から、特別
な事情があり定年延長をしたいという事案があったというのを、3月25日の
企画総務委員会でありました。そこで、もう既に4月分の給料というんですか、5月も出ているのかな。実際、執行されているんで、この当該の方は、どの役職で、どんな特別の事情
だったのかというのを、資料で出していただきたいんですけれども、よろしいですか。
175: ◯緒方人事課長 今、林委員にご指摘いただいた資料、ご用意したいと思っております。
176: ◯林委員 役職名で結構ですので、次回出していただきたい。
続いて、同じ3月25日の
企画総務委員会で、区長のほうから、あなた、定年延長をしたいん
だけど、といった内示があったと。その当該者が3月16日に同意されたと。だから定年延長になると。ただ、これを聞いたときは、まだ給与を払っていないんで、なかなか問い詰める、積み上げる、問い詰めるというか積み上げることができなかったんで。考え方として、それでは、過去20年、石川さんが千代田区長
だったとき、石川雅己さんが。過去並びに今回、区長から、定年延長をあなただけしてあげるよと。僕に優しく接したからとか、気が合うからとか、大学が一緒
だとか、あるいは本当に特段の事情があるからといって、区長から内示して、にもかかわらず地方公務員の矜持として、いやいやいや、後輩のためにそれはできませんと断った事例があるのかどうか、調査して報告していただきたいんですけども、それはできますか。
177: ◯緒方人事課長 内部のほうで検討させていただきたいと思います。出せるように検討していきたいと思います。
178: ◯林委員 続いて。これも3月25日に、定年延長を仮にされれば、年間500万円、再任用フルタイムの方の同じ職責を担っている部長さんよりも高い金額が出るというお話がありましたけれども、それでは、行政のほうに、このフルタイム再任用ですとか、その制度ができる前に、定年延長をして、住民の方がその差額分、今回で言うと500万円が不当利得に当たるといった判例があるのかどうかを調べて出していただきたいんですけれども、よろしいでしょうか。
179: ◯緒方人事課長 調査して、資料を作成いたします。
180: ◯林委員 はい。
最後です。四つ目で、その資料を頂いた段階で、その際でも、区長の、特段
な、いろんな配慮の、コメントも含めて報告していただきたいんですよ。なければ、予算特別委員会ですとか、そういった場で、区長ご本人に、この不当利得に当たるかどうか否かも含めて確認しなくてはいけないんで、その前さばきとして、どんなことを、事前にですね、この場合
だったら3月13日よりも、当人に投げかけてきたのかとかというのも含めて、資料として出していただきたいんです。
181: ◯緒方人事課長 出せるか出せないか、検討してお答えいたします。
182: ◯はやお
委員長 はい。いいですか。
ほかにございますか、委員のほうで。よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
183: ◯はやお
委員長 はい。
それでは、執行機関のほうから、その他ございますか。
184: ◯印出井景観・都市計画課長 都市計画審議会の開催
なんですけれども、何度も何度もご報告を申し上げておりますが、5月26日、来週開催予定
だったところですけれども、緊急事態宣言の継続の見通しとなったことを踏まえまして、7月7日の9時半、火曜日、9時半ということで延期をさせていただきます。
案件については、先般やはりご説明をしました内神田一丁目の南部地区の地区計画ということを審議案件として、予定してございます。
以上
でございます。
185: ◯はやお
委員長 はい。ありがとうございます。
ほかに、執行機関からありますか。ない。(発言する者あり)はい。
それでは、以上をもちまして
企画総務委員会を終了いたします。
そして、100条委員会で、5月25日、議会運営委員会、それで告示されまして、第2回定例会の時程が決まります。それを、決まったところを見まして、証人尋問を皆さんのほうにお諮りして決定したいと思いますので、5月25日、議会運営委員会告示後、またここの
企画総務委員会100条委員会を開催したいと思いますんで、よろしくお願いいたします。
以上で終了です。ありがとうございました。
午後4時27分閉会
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