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  1. 千代田区議会 2018-04-25
    平成30年企画総務委員会 本文 開催日: 2018-04-25


    取得元: 千代田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    千代田区議会議事録 トップページ 詳細検索 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成30年企画総務委員会 本文 2018-04-25 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 239 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯林委員長 選択 2 : ◯林委員長 選択 3 : ◯保科環境まちづくり部長 選択 4 : ◯伊藤千代田清掃事務所長 選択 5 : ◯谷田部道路公園課長 選択 6 : ◯林委員長 選択 7 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 8 : ◯佐藤地域まちづくり課長 選択 9 : ◯三本麹町地域まちづくり担当課長 選択 10 : ◯神原神田地域まちづくり担当課長 選択 11 : ◯清水政策経営部長 選択 12 : ◯吉村行政管理担当部長 選択 13 : ◯須田特命担当部長 選択 14 : ◯林委員長 選択 15 : ◯古田総務課長 選択 16 : ◯亀割企画課長 選択 17 : ◯山下契約課長 選択 18 : ◯松本監査委員事務局長 選択 19 : ◯門口区議会事務局長 選択 20 : ◯林委員長 選択 21 : ◯林委員長 選択 22 : ◯林委員長 選択 23 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 24 : ◯林委員長 選択 25 : ◯林委員長 選択 26 : ◯小枝委員 選択 27 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 28 : ◯小枝委員 選択 29 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 30 : ◯小枝委員 選択 31 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 32 : ◯小枝委員 選択 33 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 34 : ◯小枝委員 選択 35 : ◯林委員長 選択 36 : ◯小枝委員 選択 37 : ◯林委員長 選択 38 : ◯はやお委員 選択 39 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 40 : ◯はやお委員 選択 41 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 42 : ◯小枝委員 選択 43 : ◯はやお委員 選択 44 : ◯林委員長 選択 45 : ◯小枝委員 選択 46 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 47 : ◯小枝委員 選択 48 : ◯林委員長 選択 49 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 50 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 51 : ◯林委員長 選択 52 : ◯はやお委員 選択 53 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 54 : ◯はやお委員 選択 55 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 56 : ◯林委員長 選択 57 : ◯はやお委員 選択 58 : ◯林委員長 選択 59 : ◯保科環境まちづくり部長 選択 60 : ◯はやお委員 選択 61 : ◯保科環境まちづくり部長 選択 62 : ◯林委員長 選択 63 : ◯はやお委員 選択 64 : ◯保科環境まちづくり部長 選択 65 : ◯林委員長 選択 66 : ◯林委員長 選択 67 : ◯小枝委員 選択 68 : ◯林委員長 選択 69 : ◯小枝委員 選択 70 : ◯林委員長 選択 71 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 72 : ◯小枝委員 選択 73 : ◯林委員長 選択 74 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 75 : ◯林委員長 選択 76 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 77 : ◯林委員長 選択 78 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 79 : ◯林委員長 選択 80 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 81 : ◯林委員長 選択 82 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 83 : ◯小枝委員 選択 84 : ◯林委員長 選択 85 : ◯小枝委員 選択 86 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 87 : ◯小枝委員 選択 88 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 89 : ◯小枝委員 選択 90 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 91 : ◯小枝委員 選択 92 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 93 : ◯小枝委員 選択 94 : ◯林委員長 選択 95 : ◯小枝委員 選択 96 : ◯林委員長 選択 97 : ◯小枝委員 選択 98 : ◯林委員長 選択 99 : ◯小枝委員 選択 100 : ◯林委員長 選択 101 : ◯小枝委員 選択 102 : ◯林委員長 選択 103 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 104 : ◯林委員長 選択 105 : ◯小枝委員 選択 106 : ◯林委員長 選択 107 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 108 : ◯林委員長 選択 109 : ◯小枝委員 選択 110 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 111 : ◯小枝委員 選択 112 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 113 : ◯小枝委員 選択 114 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 115 : ◯小枝委員 選択 116 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 117 : ◯保科環境まちづくり部長 選択 118 : ◯小枝委員 選択 119 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 120 : ◯小枝委員 選択 121 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 122 : ◯林委員長 選択 123 : ◯小枝委員 選択 124 : ◯林委員長 選択 125 : ◯保科環境まちづくり部長 選択 126 : ◯林委員長 選択 127 : ◯小枝委員 選択 128 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 129 : ◯林委員長 選択 130 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 131 : ◯林委員長 選択 132 : ◯はやお委員 選択 133 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 134 : ◯はやお委員 選択 135 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 136 : ◯林委員長 選択 137 : ◯はやお委員 選択 138 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 139 : ◯はやお委員 選択 140 : ◯林委員長 選択 141 : ◯はやお委員 選択 142 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 143 : ◯林委員長 選択 144 : ◯岩佐委員 選択 145 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 146 : ◯岩佐委員 選択 147 : ◯木村副委員長 選択 148 : ◯林委員長 選択 149 : ◯木村副委員長 選択 150 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 151 : ◯林委員長 選択 152 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 153 : ◯木村副委員長 選択 154 : ◯林委員長 選択 155 : ◯米田委員 選択 156 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 157 : ◯林委員長 選択 158 : ◯嶋崎委員 選択 159 : ◯須貝基盤整備計画担当課長 選択 160 : ◯林委員長 選択 161 : ◯嶋崎委員 選択 162 : ◯保科環境まちづくり部長 選択 163 : ◯林委員長 選択 164 : ◯林委員長 選択 165 : ◯木村副委員長 選択 166 : ◯谷田部道路公園課長 選択 167 : ◯木村副委員長 選択 168 : ◯林委員長 選択 169 : ◯木村副委員長 選択 170 : ◯谷田部道路公園課長 選択 171 : ◯木村副委員長 選択 172 : ◯谷田部道路公園課長 選択 173 : ◯木村副委員長 選択 174 : ◯谷田部道路公園課長 選択 175 : ◯木村副委員長 選択 176 : ◯谷田部道路公園課長 選択 177 : ◯木村副委員長 選択 178 : ◯林委員長 選択 179 : ◯谷田部道路公園課長 選択 180 : ◯林委員長 選択 181 : ◯林委員長 選択 182 : ◯谷田部道路公園課長 選択 183 : ◯林委員長 選択 184 : ◯林委員長 選択 185 : ◯林委員長 選択 186 : ◯夏目環境政策課長 選択 187 : ◯林委員長 選択 188 : ◯小枝委員 選択 189 : ◯林委員長 選択 190 : ◯林委員長 選択 191 : ◯林委員長 選択 192 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 193 : ◯林委員長 選択 194 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 195 : ◯林委員長 選択 196 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 197 : ◯林委員長 選択 198 : ◯小枝委員 選択 199 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 200 : ◯小枝委員 選択 201 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 202 : ◯林委員長 選択 203 : ◯木村副委員長 選択 204 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 205 : ◯木村副委員長 選択 206 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 207 : ◯木村副委員長 選択 208 : ◯林委員長 選択 209 : ◯林委員長 選択 210 : ◯小枝委員 選択 211 : ◯林委員長 選択 212 : ◯木村副委員長 選択 213 : ◯林委員長 選択 214 : ◯木村副委員長 選択 215 : ◯林委員長 選択 216 : ◯木村副委員長 選択 217 : ◯林委員長 選択 218 : ◯木村副委員長 選択 219 : ◯林委員長 選択 220 : ◯谷田部道路公園課長 選択 221 : ◯木村副委員長 選択 222 : ◯谷田部道路公園課長 選択 223 : ◯木村副委員長 選択 224 : ◯林委員長 選択 225 : ◯木村副委員長 選択 226 : ◯林委員長 選択 227 : ◯平岡住宅課長 選択 228 : ◯林委員長 選択 229 : ◯林委員長 選択 230 : ◯中尾IT推進課長 選択 231 : ◯林委員長 選択 232 : ◯はやお委員 選択 233 : ◯中尾IT推進課長 選択 234 : ◯林委員長 選択 235 : ◯林委員長 選択 236 : ◯山崎災害対策・危機管理課長 選択 237 : ◯林委員長 選択 238 : ◯林委員長 選択 239 : ◯林委員長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                 午後2時00分開会 ◯林委員長 ただいまから企画総務委員会を開会いたします。  欠席届が出ております。環境まちづくり部特命担当課長、入院加療のため欠席です。  お手元に本日の日程をお配りしております。その前に、今年度初めての委員会となります。同じくお手元のほうに委員会の出席名簿(案)を配付いたしましたので、ご確認ください。いいですかね。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 2: ◯林委員長 はい。  それでは、4月1日付で人事異動があった理事者の紹介をお願いいたします。 3: ◯保科環境まちづくり部長 環境まちづくり部長の保科でございます。昨年度に引き続きよろしくお願い申し上げます。  なお、先ほど委員長のほうからございましたけれども、笛木が神田地域まちづくり担当課長から特命担当課長のほうに異動してございます。本日、病気療養中のため欠席をさせていただいてございます。  それでは、名簿に従いまして異動のあった幹部職員、自己紹介にてご紹介を申し上げます。よろしくお願いいたします。 4: ◯伊藤千代田清掃事務所長 この4月1日付で千代田清掃事務所長になりました伊藤でございます。よろしくお願いいたします。 5: ◯谷田部道路公園課長 道路公園課長に着任いたしました谷田部と申します。よろしくお願いいたします。 6: ◯林委員長 お願いします。 7: ◯須貝基盤整備計画担当課長 本年の4月より、道路公園課長より基盤整備計画担当課長になりました須貝です。よろしくお願いいたします。 8: ◯佐藤地域まちづくり課長 地域まちづくり課長の佐藤でございます。よろしくお願いします。 9: ◯三本麹町地域まちづくり担当課長 麹町地域まちづくり担当課長、三本でございます。よろしくお願いいたします。 10: ◯神原神田地域まちづくり担当課長 神田地域まちづくり担当課長に拝命されました神原でございます。よろしくお願いいたします。 11: ◯清水政策経営部長 続きまして、政策経営部でございます。私、政策経営部長を拝命いたしました清水でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 12: ◯吉村行政管理担当部長 行政管理担当部長の吉村でございます。よろしくお願いいたします。 13: ◯須田特命担当部長 これまでの特命担当とあわせまして広報広聴課長を拝命いたしました須田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
    14: ◯林委員長 いっぱいだね。 15: ◯古田総務課長 参事(連絡調整担当)を拝命いたしました。引き続き総務課長事務取扱をいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。古田でございます。よろしくお願いいたします。(発言する者あり) 16: ◯亀割企画課長 4月より、企画課長は継続でございますが、4月より政策担当課長兼務を拝命いたしました亀割と申します。引き続きよろしくお願いいたします。 17: ◯山下契約課長 契約課長を拝命いたしました山下です。よろしくお願いいたします。 18: ◯松本監査委員事務局長 4月からフルタイム再任用となりまして、(発言する者あり)監査委員事務局長に異動いたしました松本でございます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 19: ◯門口区議会事務局長 事務局長、門口でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 20: ◯林委員長 はい。よろしいですかね。  それでは休憩いたします。                 午後2時04分休憩                 午後2時05分再開 21: ◯林委員長 それでは、委員会を再開いたします。  1の陳情審査、継続審査となっております送付30-1、明大通り・街路樹の保存に関し拡大協議会開催を求め、加えて道路整備方針に関する陳情。あわせまして、参考送付となっております現下検討中の道路整備方針に関する陳情をあわせて審査をいたします。  一括して審査したいと思いますが、陳情審査に入る前に、関連する道路整備方針(素案)の報告を先に受けたいと思いますが、よろしいですか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 22: ◯林委員長 はい。それでは、報告事項の環境まちづくり部1、千代田区道路整備方針(素案)について、報告を受けます。なお、あらかじめ委員の皆様に配付させていただきました千代田区道路整備方針(素案)の冊子につきましては、「環境まちづくり部資料1」の表記がありませんが、委員会資料とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、報告をお願いいたします。 23: ◯須貝基盤整備計画担当課長 それでは、千代田区道路整備方針(素案)について環境まちづくり部よりご説明させていただきます。  まずは、この道路整備方針、時間が随分かかりまして、こちらのほうに公表させていただくのが時間がかかりましたことをおわび申し上げます。  それでは、説明させていただきます。  まず、1枚おめくりいただきますと、目次がございます。この整備方針でございますが、5章立てになっております。  まず、第1章には「方針の概要」について。そして、第2章ではこれまでの経緯を示しております。そして、第3章では課題を抽出しております。そして、第4章ではその課題を受けての今後の対応方針。それから、第5章では「道路整備の進め方」について示しております。  それでは、1枚おめくりいただいて、方針策定の背景でございます。千代田区の道路は、明治期の道路基盤整備に始まりまして、その後さまざまな経緯の上に整備されてまいりました。  道路には「交通機能」それから「空間機能」「市街地形成機能」といった3つの機能がございますが、今般求められる機能は高度・多様化していると、そういう背景がございます。  この経緯や背景を踏まえつつ、誰もが安全で安心して快適に利用できるユニバーサルデザインの考えに立ちつつ、環境、防災、街並みの視点や利活用等を含めた道路の将来像とその整備のあり方を示す「千代田区道路整備方針」、これを策定いたします。こちらがこの道路整備方針のポイントになるところでございます。  続きまして、少しめくっていただいて、第2章は、先ほども申しましたとおり、これまでの経緯、江戸時代からの経緯が書いてございますので、後ほどごらんください。  6枚ほどめくっていただきますと、第3章「現状と課題」がございます。  まず3-1ですが、大丈夫でしょうか。一目瞭然でわかると思いますが、千代田区の道路、総延長166キロございます。そのうちの区道は130キロで80%を占めてございます。それから、道路率でございますが、区全体では21.7%、神田地区がこのように密集しておりまして、28.7%という状況になっております。ちなみにこの図面の真ん中の空白部分、皇居ですとか北の丸を除きますと、区全体で27.2%、神田地区におきましては35.7%という道路率になります。道路率は高ければ高いほど整備されているということにもなるんですけども、その一番適正な数値というのはちょっと今のところありませんが、この神田地区については細かな道路が多過ぎるという課題はございます。(発言する者あり)ちなみに中央区は26.2%、台東区が25.6%という道路率になっております。皇居を除くと、千代田区が一番道路率が高いという現状となっております。  続いて3-2の幅員構成でございますが、平均の幅員は、千代田区では全体の面積を距離で割りますと平均10メートルということで、一番の自治体は中央区で10.9メートルというのがございます。千代田区は2番目と。  そして、その幅員の構成ですけども、歩道設置が可能な11メートル以上の道路というのが区道全体の36%、ほとんどが歩道と車道が分かれていない歩車共存の生活道路ということがわかります。  1枚おめくりいただいて、歩道の整備状況でございます。こちら幅員2.5メートル以上の歩道設置状況と書いてございますが、歩道幅員2.5メートルというのは、ガードパイプ、それから街路灯、それから街路樹ですね。そのような道路附属物のスペースを除いた上で、車椅子がすれ違える有効幅員2メートルを確保する。それができる幅員だということで、こちらのほうで分けております。幅員11メートル以上の区道というのが47キロございます。そのうち2.5メートル以上の歩道が設置されている区間は71%。逆に30%に近い区間では歩道が2.5メートル未満または未設置という状況がございまして、さらなる歩道設置、歩道拡幅に取り組む必要があるという課題がございます。  その隣の3-4です。歩道の構造でございますが、福まち(東京都福祉のまちづくり)の条例では「セミフラット形式」、これが原則となっております。区道の11メートル以上の区道のうち、セミフラットが整備されている区間は23%にとどまっており、今後も整備を進めていく必要がございます。  1枚おめくりいただいて、舗装の状況でございますが、千代田区でカラー舗装を進めております。さらに平成14年度からは保水性舗装を導入しておりまして、29年度現在では幅員11メーター以上の区道のうち、今28%という状況でございます。今後さらなる整備が必要と考えております。  続いて3-6でございます。こちら電線類の地中化ですが、地中化区道は37キロ、地中化が完了しております。整備率が29%。この幅員11メーター以上の区道については69%の整備率となっております。都道、国道と比べますとまだ進んでいない状況とございますので、今後も整備していく必要があるという課題がございます。  1枚おめくりいただきまして、ゾーン30の導入ということで、ゾーン30は現在区内で10カ所実施されておりますが、さらなる推進が求められます。下に自転車走行空間の整備、こちらもまだ整備が余り進んでいない状況がございますので、今後も道路整備にあわせて自転車走行空間整備を進めていく必要があるということでございます。  その隣の3-8、こちら街路灯ですが、区道の6,134基のうち省エネ効果の高いナトリウム灯には、平成20年度から更新してまいりましたが、さらなる省エネ化を図るためにLED化も進めていかなければならないという課題がございます。  1枚おめくりいただきますと、こちらガードパイプの設置状況ですね。こちらガードパイプは、横断防止ですとか歩道のないところは準歩道として、そういうところに設置をされております。今後その沿道状況に応じて、さらに安全のために整備を進めていく必要があるということでございます。  その隣の3-10ですね。街路樹でございます。街路樹、区道では5,023本ございます。そのうちのイチョウ、トウカエデ、スズカケノキ、こちらの成長の早い3種類が区道の高木の46%を占めているという状況がございまして、道路空間等を考慮した維持管理が必要となるという課題がございます。  その下ですが、11メーター以上の47キロのうち街路樹が設置されている区間が6割程度と。残りの4割には街路樹が設置されていないという状況がございます。行政としましては、積極的に街路樹を地域の意向を踏まえながらできる限り植樹を進めていくという課題がございます。  続いて、1枚おめくりいただいて3-11、アダプト協定でございます。こちらも今のところ14路線ということで、さらなるアダプト制度の推進が求められます。  その他道路の利用状況というところで、道路の適正でない使用というものが見られますので、地域と一体となった道路の維持管理を進めていく必要があるという課題がございます。  これらの課題に対応するために方針を立てました。第4章をごらんください。  4-1に、この課題を解決するための道路整備のビジョンを定めました。「人々の活力と潤いのある暮らしを支える道路」、そしてこのビジョンの実現に向けて将来像を三つ挙げました。「誰にでも優しい安全で安心な道路」「街並みや環境に配慮した潤いのある道路」「地域で支える地域のための道路」。4-2のほうには、その具体的な内容が書いてございます。  1枚おめくりください。4-3ですね。その三つの将来像をさらに具現化するために6つの指針を挙げました。まず指針の1、「誰もが安全で快適に歩ける人に優しい道路」ということで、それを進めるために歩道幅員11メートルの道路については2.5メートル以上の歩道を確保していきます。またセミフラット化を基本としていきます。幅員11メーター未満の道路については、ゾーン30などの安全な道路空間をつくってまいります。  続いて4-4です。こちらは指針の2で「人・自転車・車が共生できる安全で快適な道路」ということで、自転車道等ですね。まず広幅員の道路は自転車歩行者道や自転車レーン、そして狭い幅員のところはナビマークやゾーン30、そういうもので対応していきます。  1枚おめくりいただいて、指針の3、「災害に強く緊急時にも機能を発揮する道路」ということで、こちら地中化のことが書いてございます。幅員11メーター以上の道路については地中化を推進していきます。さらに幅員11メーター未満の道路、こちらにつきましても、整備手法、今いろいろと検討されていますが、それを検証を行いつつ面的整備も検討してまいります。それから、開発の機会を捉えて電線類の地中化を推進してまいります。  続いて4-6です。指針の4、「潤いのある美しい街並みをつくる道路」ということで、幅員11メートル以上かつ歩道幅員2.5メートル以上の道路については街路樹の植樹を推進します。そして、状況に応じて植樹帯の設置を検討しますということでございます。  続きまして、4-7ですね。指針の5、「環境に優しい持続可能性が高い道路」ということで、歩道には保水性舗装、車道には遮熱性舗装を推進してまいります。それから、街路灯はLED化を推進します。細街路におきましては透水性舗装を進めてまいります。  続いて4-8です。指針の6、「地域に愛され活用される道路」ということで、道路整備、地中化ですとか歩道設置、拡幅、それを行う際は、計画の段階から沿道協議会を設置して、地域の参画と協働による整備に取り組みます。それからアダプトシステムですとかエリアマネジメントを利用しまして、地域と一体となった道路の良好な維持管理と利活用を推進してまいります。  1枚おめくりいただきます。こちらには街路樹整備の個別指針を三つ挙げてございます。まず指針の1、「道路空間に即した適正な街路樹」ということで、道路空間には建築限界等、さまざまな制約がございます。それを十分考慮しまして、中木、10メートル程度のものから選定することを基本として、樹種特性(樹高と枝張り等)を十分に考慮した樹種を選択します。  続いて指針の2、「街路樹の適正な維持管理と更新」。専門家による診断結果を踏まえて、更新を含め、適正な維持管理を推進します。それから、樹木本来の持つ特性を十分に考慮し、自然樹形を活かす維持管理を推進します。こちらの下のほうに絵がございますが、樹木をそのまま伸ばし放題というか、自然にしておきますと、信号が見えなかったり、生活環境、隣地のほうに行ってしまったりということがございますので、この自然の樹形を生かしながら、それを少しコンパクトな管理目標樹形というものにしていくことを、それを進めてまいります。  続いて1枚おめくりいただいて、4-11、指針の3です。「地域との協働による維持管理の推進」ということで、更新を含む樹種の選定にあたっては、地域と十分話し合いを行い地域の意向を踏まえたものとしていきます。それから、アダプトシステムによって地域と一体となった街路樹の良好な維持管理を推進しますという方針を立てました。  続いて第5章、道路整備の進め方についてです。  5-1ですね。まずは5-1で、区道における道路整備のあり方ということで、道路の整備の路線の選定、その手法を考える必要があるということで、まずは路線ごとの特性を把握して最も必要性が高い路線から整備を行うということが基本となります。例えば、歩行者の交通量や路線沿道の立地状況、それから通学路、避難路、そういうものが考えられます。また、道路というものは老朽化するものですから、補修の必要性ということも考える必要があります。また地下にインフラがございますので、それの更新ですとか供給管の工事、そういうもので道路舗装の復旧、そういうものも日常的に行われていますので、その辺を総合的に評価しつつ、整備路線を選定して機能維持、そういう方針もあわせて行っていく必要があるということでございます。  続いて、隣の5-2、地域への意見聴取について。電線類の地中化ですとか歩道設置、拡幅、そういうものは事業期間が長期にわたりまして地域の方へ大きい影響を与えますので、沿道協議会を設置いたしまして、事業に関するご意見をお聴きしながら整備内容をまとめてまいります。  最後に5-3でございます。道路整備がなされる機会としましては、まちの更新機能などの開発事業に伴うケースもございます。この場合は、規格化された道路に再整備されるとともに、集約された敷地内の空間内も利用して通行機能の向上ですとか利活用が図られることが期待されます。また、その区域外でも電線類の地中化等が図られるなど、面的で連続した道路機能の向上も期待されますということでまとめさせていただきました。  説明は以上でございます。 24: ◯林委員長 よろしいですかね。中身の説明と、スケジューリングについてはやりとりの中でやっていきましょうかね。昨年6月ぐらいにスケジューリングの報告がありましたけれども、いいですか、やりとりの中で。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 25: ◯林委員長 はい。  それでは、陳情審査なんですが、まずはこの素案の中身について、千代田区道路整備方針(素案)の中身について、確認したい点等々ございましたら、委員の方どうぞ。 26: ◯小枝委員 まず、冒頭委員長が言われたスケジュールの考え方のところは、これから表紙は4月というふうになっているわけなんですけれども、もう連休に入ったら5月ですので、この後どういう流れ、あくまで今の行政のイメージするところとしてはどう考えていますか。 27: ◯須貝基盤整備計画担当課長 きょうお示ししたこの素案は、まだフィックスされたものではございません。本日ご意見もいただいたり、まだ、なお膨らませていく部分もございます。そして今の予定といたしましては、6月ごろにパブリックコメントを行いまして、7月、8月には策定したいという考えでございます。 28: ◯小枝委員 この道路整備方針そのもののまず位置づけなんですけれども、平成29年の2月の28日に石川区長のほうから所信表明として、「誰にとっても居心地のよいまちをつくるということで取り組んできたけれども、しかしながら、昨年来、道路整備工事の実施に当たりまして、区議会初め区民関係者の皆様からさまざまなご指摘、ご論議をいただいております。ご論議の中で道路整備に係る地域への説明の仕方や合意形成のプロセスが課題となったと認識しております。私はこの課題の背景には道路整備についての明確なビジョンがなかったことがあるのではないかとの認識をしているところでございます」ということで方針をつくるということがありました。これに基づくものですよねという確認と。その前に、平成28年10月17日に、当企画総務委員会の中で集約を行った中の一つに、区道の整備については、専門的見地を踏まえ、街路樹のあり方を含め指針等を策定することというふうにした経過がありますが、これを受けてのこの方針策定であるということで、確認ですけれども、よろしいですか。 29: ◯須貝基盤整備計画担当課長 今、小枝委員のおっしゃったとおり、ビジョンというものがなかったと。こういう文章としてなかったということがまずございます。それから、区道の整備については街路樹のことも含めて専門的知見を聞いて作成していくということで間違いございません。 30: ◯小枝委員 前提論としてはわかりました。この間、区道及び都道ですね、白山通りのところも含めて、そういうさまざまな区内の街路樹をめぐる議論があって、それらを今後手順・手続や、それから視点を、民主的、理念的、環境、ヒートアイランド、さまざまな行政計画の一つの融合体として、こういった後追いで問題が噴出するようなことのないように、より──この方針に基づくと、きょうよりあした、ことしより来年、そういうふうによくなっていくための方針として、今ここに提案しているものですよということですよね。  そうすると、一つ、まず、そうしましたら聞いておきたいんですけれども、東京都は区の方針を一生懸命待っている段階だということで伺っておりますけれども、この白山通りが今途中でとまっている状態になっていますけれども、これのどこを読めば、東京都は区の方針との整合性ということで何らか確認ができるものになっているんでしょうか。 31: ◯須貝基盤整備計画担当課長 ただいまの白山通りの整備が区の方針を待っているということでございますが、こちら都のほうに確認いたしました。事前にもこちらのおおむねのものは都のほうにお示ししているんですが、東京都のほうも方針を持っていると。で、区の方針も参考にしながらできる限りのすり合わせをいたしますけれども、ここの白山通りのところだけ千代田区方式でやるわけにはいかないということでございました。ですけど、なるべくこれを参考にするということはございます。 32: ◯小枝委員 えっ。それは東京都議会の説明や──あ、都議会としての集約かな、今それは持ってきませんでしたけれども、あと地域での説明会というところでは、明確に区の方針に沿ってこれを進めると。やはり地元がどう考えるかというところに沿うというふうに言っていますので、そこは参考にはするが都の方針はこうだという話では、これは明確にありませんので、そこのところはしっかりと、こういうやりとりではなくて、しっかりとしたものをきちっと調べて、ここのテーブルに出していただく必要があるのかなというふうに思います。ここで、全部ちょっと今この場でやり切るのは無理ですので、そこは明確に東京都の説明と区の今の答弁が違っておりますので、もう一回ちゃんと再調査をかけていただきたい。ええ。で、紙で出していただきたい。どういうふうな考えに基づいてどうなっているのかというところはしっかりと紙で、現在こういう状況で区の方針と突き合わせると今後こういうふうになっていくであろうということについては出していただきたいんですね、紙で。はい。非常に重要なことですので、曖昧にできませんので、東京都議会で決議までしていることですのでね。よろしいですか。 33: ◯須貝基盤整備計画担当課長 再度東京都のほうには確認させていただきます。 34: ◯小枝委員 じゃあ、中身をざっと言っていいですか。 35: ◯林委員長 はい。 36: ◯小枝委員 前提論があればまだ前提論のところでほかの方にやっていただいてもいいですけれども、各論のところに入っていっても──あ、すみません。(発言する者あり) 37: ◯林委員長 フレームの。  それでは、はやお委員。 38: ◯はやお委員 確認とりたいのが1-4のところです。区の計画や施策との関係というところなんですが、ここのところで豊かな緑を育むための都市緑化植物ガイドラインが、この計画、まあ、方針なのかもしれないけれども、下位のほうに書いてある。こういうふうにあえて位置づけをしたところ、このお考えについてお答えいただきたい。 39: ◯須貝基盤整備計画担当課長 この豊かな緑を育むための都市緑化植物ガイドライン、こちらは平成23年の10月に道路公園課のほうで作成したものでございます。これが分野別といいますか、道路整備方針のほうが大きくあって、その中の街路樹についての考え方はこちらに関連するということでございます。 40: ◯はやお委員 この辺のところは、非常に方針を決めるときのスタンス、関連図というのが非常に大切なんですよね。何を確認したいかというと、当然のごとく整備方針となると、今までは確かに効率性とか、そういう生産性の中でいかに計画整備をしていくかという考え方と、今後は街路樹を含めて、このように緑化のこと、場合によっては温暖化のこととかというのをやっていかなくちゃいけない。そのことについては意外と二律背反することじゃないかと、ずっと言ってきたつもりでいるんです。で、そこで、そこの、どっちかといったら、効率性だとか機能性を重視していかなくちゃいけない整備計画の大きなファクターの中で、ここが下に来るということが普通わからないんですね。普通、上位に来るか同等なんだと思うんですけど、そこをちょっと確認したいんです。 41: ◯須貝基盤整備計画担当課長 ここのところも、下というか同等であるとも思いますが、ちょっとここについても、まだご意見等いただけば、考えるところもございます。(発言する者あり) 42: ◯小枝委員 ちょっと関連していいですか。これが出たので。 43: ◯はやお委員 はい、どうぞどうぞどうぞ…… 44: ◯林委員長 小枝委員。 45: ◯小枝委員 ここの1-4の豊かな緑を育むための都市緑化植物ガイドラインというのは、恐らく区議会の誰もが持っていないものなんですけれども、神田警察通りのときに取り寄せて見せていただいたら、この計画に沿っていけば、基本的に、今ある、ここに書かれているイチョウ、プラタナス、何ですか、トウカエデのようなものはもう全部、もう伐採していくしかないというふうな内容になっているんです。それで、外来種は、何か──えっ。外来種は採用しないだったかな、何かそこも何か表現があって、非常にこの植物ガイドラインって、一度も区議会のほうには示されていない中で、行政の側だけでおつくりになったものなんですけれども、この中身で行ってしまうと、区民との協働の方針をこれからつくろうとしているのに、根底からもう行政が決めた、一定程度、中木の中のこれから選びなさいという状態になってしまう。ということは、この間の、皆さんでこの道に関しては沿道地域の皆様で決めていきましょうということと真っ向から反対してしまうので、私はこれについては、何度かもう、この内容についてはもう一回リセットをしていただきたいということを申し上げて、環境まちづくり部長のほうからも、それも含めて検討いたしますというようなことを答弁いただいていたというふうに思うんですね。丁寧にやるのであれば、この方針そのものを1回委員会のほうにもご配付いただいて、うーん、何というか、きちっとみんなでその内容について認識をしていったほうがいいのではないか。あと、根本的に、区長が平成29年の予算議会のときにおっしゃった、この間のさまざまな問題を踏まえてビジョンをつくっていくということともこれは相矛盾してしまう要素があるので、どうしていくかということは一定の指針のもとで地域が選ぶことだと思いますが、全部高木否定というようなことになってしまうと、もう、神田警察通りも、またもう一回リセットしなければならなくなるという非常に矛盾した状況が発生するので、この方針そのものが立ち行かなくなるんじゃないかと思います。どうですか。 46: ◯須貝基盤整備計画担当課長 この都市緑化植物ガイドラインをそのままここに取り込んだということではなくて、整合性をとるために参考として考えまして、こちらの道路整備方針の4-9とか4-10に書いてございますが、ここに書いてあるからイチョウとかプラタナスをなくしていくということではなくて、この道路空間というものを、そういう制約を考えますと、そういう高木というのはなかなか難しい。かといって、それを即排除していくということではなくて、またその右のほうにありますけども、適正に維持管理していくと。自然樹形からそれを管理目標樹形へと変えていくことで余り大きくならないような、そういう維持管理をしていくという考えでございます。 47: ◯小枝委員 いや…… 48: ◯林委員長 いや、あ、ごめんなさいね。ちょっと個別具体的などこにどこが出ているという案件もやっていただいても結構なんですけれども、はやお委員のほうで、体系図で、基本構想がトップにあるというのは、これはもう異論のないことですし、次に行政の最上位10カ年計画であるみらいプロジェクトがかぶっていると。その後で都市計画マスタープランがあって、道路整備方針があって、個別計画があるという形なんで、ちょっとここ課長の答弁ではその関係も含めてご議論いただきたいというと、どんな形になってしまうかわからないんで、端的に説明してもらいたいんですけれども、後で報告事項でやる千代田区都市計画マスタープラン、平成10年に出た、これの方針3で、道路の持つ多様な機能に応じて体系的に道路を整備するという大きな主題があったと、平成10年に。で、今平成30年のときに道路整備方針が出てきたと。だから、都市計画マスタープランと道路整備方針の関係、それと個別的な分野別の計画との関係というのをわかりやすく行政内部の位置づけとして説明していただかないと、どこの、どれぐらいの価値のある方針なのかというのが、ちょっと、人それぞれ受け取り方によって変わってくるとなかなか議論がかみ合わないんで、そこは内部で調整されたんですよね、この関係図の。そこをちょっとわかりやすく説明してください。 49: ◯須貝基盤整備計画担当課長 まず、都市計画マスタープランの方針3でございます。こちらの体系的な道路網というところで、整備につきましては、これは新たにつくる道路と、あとは歩道拡幅だとか、そういうところも行っていくんですけども、こちらに書いてある13メーターの道路をつくっていくとか、そういうところは今のこちらの道路整備方針の規格にも書いてございますけども、昔からの規格がございまして、それを広げていくところは難しいと。そうすると、13メートルにするためにはどうするかというところで、民地を利用したりとか、そういうところで考えているんですけども、こちら主要道路ですとか、主要区画道路ということで、中はゾーン30で、何というんでしょうかね、区画内は歩行者の安全性、そういうものを図っていく、整備していくと。そういうものは取り込んでいるところでございます。  それから、豊かな緑を育むためのガイドラインというところも、こちらの考え方を整合性をとるような形でつくっているのと、自転車利用ガイドラインにつきましては、そのうちの走るという部分でこちらにかかわっているというところで作成をしております。 50: ◯印出井景観・都市計画課長 ちょっと都市マスとの関連の補足ですけれども、後ほど、今改定しているというこれについてご説明を申し上げるところですけれども、改定の準備の段階から、当然部内では意見調整をしておりますが、都市マスと道路整備方針の関係で申しますと、都市計画マスタープランというのは、この千代田区の中における土地利用規制ですとか、都市施設整備、道路も都市施設ですけれども、あるいは面的な市街地の整備、そういった計画をつくるために基本的な方針ということになります。そうした場合、もちろん道路というのは交通ネットワークの機能もあれば、市街地を形成する前面道路としての幅員もそうですし、あるいは景観や環境、そういったところも関係があるという中で、大くくりに今考えている都市計画マスタープランの主要な論点とはすり合わせをしながら、しかし、今後、都市計画マスタープランの議論が深まった中で、さらに道路整備方針の内容に足りないものがあるとか、あるいはこの中で補わなきゃならないものがあるとすれば、さらにその議論を深めて必要に応じた改定をしていくと。そういう位置づけになるのかなというふうに認識をしております。 51: ◯林委員長 そうすると──どうぞ、はやお委員。 52: ◯はやお委員 僕は特段中身についていけないとか合っているとかと言っているつもりじゃなくて、普通に考えると、この豊かな緑をということについては、道路のことだけ書いてあるガイドラインなんですかということを聞きたいわけ。そうすると、道路じゃない、全体的なことを書いてあるんだったら上位のガイドラインでしょということを言いたいわけですよ。そこが、確かに部分はここはやりましたからといって個別計画かのように言うんだけど、つくりが違うよということを言いたいんですよ。で、それを平気でしゃあしゃあと書くということが僕には理解ができない。それだから、本来であれば都市マスのほうのところと並行か、そのくらいに位置づけぐらいにならざるを得ない。だって、わからないですよ。壁面緑化だとか、何か書いてあるんじゃないんですか。そうしたらワン・オブ・ゼム、この一つのことだけじゃない、道路のことじゃなかったら、それは上位ガイドラインなんですよ。そこの中じゃ、下じゃないんですよ。だからどういう検討を、意思形成が不明確だというのは、もうこういうところからも出てくるわけですよ、何を議論していたんだって。そんなわからない、議員が言っておかしいだろうとやってとまっちゃうんですから、ちょっとその辺を説明してください。 53: ◯印出井景観・都市計画課長 今ちょっと全体の緑の関係のご質問かなということで、私のほうから若干整理をさせていただきます。  先ほど申し上げましたとおり、都市空間のありようについて大きなビジョンを描くのが都市計画マスタープランで、その関連計画、部門別計画として緑の基本計画というのがございます。まさに緑の基本計画の中でさまざまな緑化のありよう、今、例示でご指摘をいただきました壁面ですとか屋上緑化ですとか、そういった面的に緑化を進める話ですとか、そういったものも入ってございます。で、緑の基本計画についても、都市計画マスタープランと同様にしばらく改定をしてない状況でございますので、並行して議論を深めてまいります。緑についてはその二つが上位計画になって、確かにこのガイドラインについては、その、何ですか、さらにそれを具現化する、現実に道路等に落とし込むためのガイドラインということですので、そのあたりの整合性についてはしっかり図る必要があると思いますし、部内でもそういった議論もしているところでございます。 54: ◯はやお委員 だからここのところについて、そういう計画だから直したらいいんじゃないんですかということを言っているんだけど、いやいや、実は私たちのガイドラインの中に一部。でも、それを下位の計画にする、個別計画にするというのは、僕はないと思っているわけ。で、逆にこういう緑のガイドラインということがかなり独立性を強くしながら、持ちながら、それを横にらみしながら、場合によっては実務的には整備計画としては相入れない、そういう意思形成過程を、意思形成をきちっと明確にしてもらいたいわけですよ。こういうふうにガイドラインは書いてあるんだけど、必ず出てくるのはそういうような自然のことを考えながらも、でもやっぱり道路ということにここまでやったら悩みに悩んでこっちを、なるんですよという話にならなくちゃいけないんであれば、ここに緑のガイドラインが来るということはあり得ないんですよ。だからそこがもうスタンスが違うということを言いたいわけなんだけど、平気でこのことがしゃべれるということが、街路樹のことをこれだけ今までやってきているんですから、それを本当に姿勢を確認したいんですよ。自分たちがつくったガイドラインですよ。協働と参画も同じことだったじゃないですか。だから本当に実務的に見直してもいいですよときのうの話でなりましたよ。そのぐらい悩んでいるんですかというんですよ。いいかげん過ぎますよ、この計画。答えてください。 55: ◯須貝基盤整備計画担当課長 ただいまのご意見、厳しいご指摘、受けとめさせていただきます。こちらのこの表現の仕方ですね。そちら、もう一度庁内で考えさせていただいて、また改めてこれも示させていただきたいと思います。 56: ◯林委員長 庁内で、ちょっとどれぐらいこの時間がかかってしまった──道路整備方針という位置づけですよね。で、景観・都市計画課長がおっしゃられたように、基本計画の下にそれぞれ部門別の計画があって、そこには都市計画マスタープラン、まあ都市マス、基本計画ですね。で、緑の基本計画というのが分野別でそれぞれあるよと。わかる範囲のが、この道路整備方針というところと、緑の基本計画の下に出てくるのかな、ガイドラインというのが。ガイドラインとの方針の位置関係みたいな形というのをもう少し庁内含めてやらないと、6月にパブリックコメントとかというところまでなかなか行くんだとすると、どの位置づけなのかというのによって、この委員会でも議論の、ね、どこまで深掘りしてやっていくのかというのが違ってきますので、全然大したことないよというのだったら大したことないんでしょうし、いや、こんなに上のガイドラインより上で基本計画とほぼ同等の分野別の位置づけぐらいのパワーのある方針なんですよといったら、時間をかけてやらなくてはいけないんで、いいですか、部長。時間がかかったついでに、もう少し精査の、この1-4のところ。関係。いいですかね、はやお委員、それで。持ち帰り…… 57: ◯はやお委員 ……だよ、やっばり。部長から答弁もらわなくちゃ。こんな期間まで道路整備方針について、ここまで待ってきて、陳情をずっとつっていたわけだから、それでそういう状況でありながら、一番のこの緑化というところについては、あれだけやってきた話をね、ここっていったらスタート、前提条件のところだから。これは厳しくどう受けとめるかというのは、部長からの答弁だよ。はい、わかりましたという問題ではないと思うんですよ。 58: ◯林委員長 はい。  環境まちづくり部長。 59: ◯保科環境まちづくり部長 大変失礼をいたしました。この1-4ページのところの道路整備方針の位置づけでございます。ご指摘のとおり、このチャートは下に矢印がついてございますが、実線が直接的関係、破線が間接的関係と書いてございますが、そういう形で、特に上下関係を示させていただいたものではございません。 60: ◯はやお委員 ええっ。
    61: ◯保科環境まちづくり部長 で、さっきいただいたご指摘は、区の場合は基本計画、みらいプロジェクトというものがありまして、そのほかは全て分野別計画という位置づけになってございますが、その中での位置づけ、これこのチャートだけでは確かにわかりづらいところもございますので、ここはご指摘を踏まえて、再度道路整備方針の位置づけについて検討させていただければありがたいと考えてございます。 62: ◯林委員長 ふーん。まあ、課長の答弁にあったとおり、緑の基本計画ですとか、もし分野別計画の基本計画があるんでしたら、そこも踏まえた形と、ガイドラインのランクじゃないでしょうけども、それぞれ位置関係というのをちょっと示していただかないと、本当に余り大したことないと言ったら語弊があるんでしょうけど、重要視しない方針だとしたら時間かける必要もないんでしょうけれども、ここまでガイドラインより上の上位の考え方になるんだとしたら、ね、時間をかけてやらなくちゃいけないと思いますので。で、陳情者のほうからもいろいろなご意見が、景観や街路樹という、ここを方針の中に取り込んでもらいたいという陳情のご趣旨でございますので、ここができないとなかなか次に行けないのかなという形になりますんで。  どうぞ、はやお委員。 63: ◯はやお委員 そういうこと、今、委員長の整理がありましたとおり、そうしたらこの都市緑化植物ガイドラインのところについての資料提示と説明をいただいて、それでこういう、あ、そうだね、じゃあこのぐらいでよかったんだねと、今私がそんなに強く言うことでもない話があるのかもしれない。だけど、僕はここのところから見て、一般論でいろんな分野の広域的ないろんなあるから、道路だけではないということからしたら、ここの下に来るのはおかしいだろうということを言っているので、そこのやっぱりきちっとした説明等、同時にしていただきたいと思うんですけれども。 64: ◯保科環境まちづくり部長 失礼いたしました。この都市緑化植物ガイドライン、これは区のホームページからも見られるわけでございますが、これは街路樹のことだけを書いたものではございません。あくまでも都市緑化というタイトルが示すとおり、例えば民有の緑地とか、それから街区の公園とかいうものの、いわゆる最近言われている生物多様性ですね。特に在来種の保護等々の観点も含めた形でのガイドラインでございます。ですので、ただいまのご指摘も踏まえた形で、改めてガイドラインも含めてご提示させていただければありがたいと考えてございます。 65: ◯林委員長 ちょっと休憩します。                 午後2時55分休憩                 午後3時10分再開 66: ◯林委員長 委員会を再開いたします。  それでは、1章、2章のところ以外で3章から5章までの間で何かございましたらどうぞ、委員の方。 67: ◯小枝委員 3-3になります。 68: ◯林委員長 3-3。これは大変だ。 69: ◯小枝委員 第3章のところで、ここに車椅子がすれ違える2.0メートルの有効幅員ということが書いてあるんですけれども、上のところには2.5メートル以上にしたいということなんですか。で、ここが車椅子がすれ違えるということが、結果的に街路樹を切らざるを得ないというところになってきていることを考えると、車椅子の方たちに聞いてみたんですけれども、神田駅エリアから電動車椅子で日大病院とか杏雲堂に行く方でも、とりわけすれ違ったり細くて通れないということはないと通院時におっしゃっていて、これが前提になってしまうと、結果的に街路樹を切らざるを得ないというエビデンスになるんじゃないかということについてはどうですかということですね。 70: ◯林委員長 はい。具体的なことですね。どうぞ、担当課長。 71: ◯須貝基盤整備計画担当課長 まず、2メートルの幅員が必要だというのは、東京都福祉のまちづくり条例で書かれているところでございます。それから、2.5メートルというのは、こちら、米印に書いてありますけども、道路にはガードパイプ、それから街路灯、街路樹、そういう附属物がございます。それを入れると、2.5メートル以上、あとは電線類の地中化のあれですね、変圧器、地上器ですね。そういうものを置いて2メートルを確保できるというところが2.5メートル以上の幅員という考え方でございます。あと、例えば明大通りとか神田警察通り、そういう個別の路線についてのことをここには書かず、全体的な考え方をお示ししているところでございます。 72: ◯小枝委員 これは行政の希望というか、そういうふうに考えていいんですか。現状、例えば千代田区は幅員が11メーターないんでしたっけ、というようなことがさっきどこかに書いてありましたけれども、じゃああの道この道と考えるわけですよ。多町大通りはどうだっけ、すずらん通りはどうだっけというふうに考えるわけですよ。そうすると、ちゃんと、こう、コミュニティ道路をつくりながら歩道もあって、それで街路樹も植えて、さっき生態系と言ったけれども、例えばあそこだったらば、何だっけな、今、街路樹が花が咲いているので、非常にいい、生態系にもいいような状況になったりしているんですね。で、そういうふうなことをいろいろ考えると、行政としては好ましいということはあったとしても、でなければならないというふうにしてしまうと、どの場所で、神田は特に道が狭いわけですから、それが理由で街路樹を切るということになってしまいかねないだろう。というのは、現に明大通りもそういうことが起きているわけですから、そこのところは記述をもっと緩めていただかないと、こういう数字がもうフィックスされてしまうと、狭い道のところをいじめることになってしまうという心配が大変あります。  で、何でそんなことを言うかというと、ほかのところにも出てくるんですけれども、要するにこれに一貫してないのは、樹冠が広くて日影をつくることが全体にクールランドというか、ヒートアイランドを緩和するという視点が全く見られないんですね。言葉としては書いてあるんだけれども、樹冠を広げるということはそこに日影をつくるわけだから、何ページか割いて透水性舗装をすることがいいんだ、いいんだというふうに書いてあるんですけれども、透水性舗装を、これ、学者さんのおっしゃることなんですけども、4-2のところかな、透水性舗装をすることによって下がる路面温度というのは10度Cの低減効果しかなくて、街路樹の樹冠で影をつくることによる効果は20度下がるんだ、路面のさわった路面の温度ですけど、で、それが一貫してこの中にないので、そうしてみると、絵までがみんな小さい木を小さく植えて、もう直射日光を浴びるしかない状況の絵に全部なっているんですよね、見事に。(発言する者あり)うーん。(発言する者あり)そこが、先ほどはやお委員から言われた体系図のところの問題になってくるのかもしれないんですけど、そこにヒートアイランド対策基本計画も載ってない、地球温暖化も載ってない、生物多様性も載ってないというふうな基本的なところの反映が弱いので、というか、むしろ検証されていないのでこの位置づけが見られないんじゃないかということはどうですか。 73: ◯林委員長 余り広がってしまうとあれなんで、この2.5メートルのところで、要はこの道路整備方針ですと車椅子の方がすれ違える2メートルの歩行空間を確保しなくちゃいけないんで、その他の附属物、防犯灯とか電線類の地中化等々があるのと同じように、街路樹のほうも50センチぐらいの機能、何というんだろう、植木鉢じゃなくて、土の植樹升。これにしましょうという受けとめ方でいいのかという、そのやりとりを端的に答えていただいたほうがよろしいと思うんですよね。 74: ◯須貝基盤整備計画担当課長 まず、2.5メートルの幅員というところで、参考の1)と2)をごらんいただきたいんですが、巻末のほうにございます。 75: ◯林委員長 巻末の参考ね。 76: ◯須貝基盤整備計画担当課長 まず、参考の1)では、区道の幅員──あ、ありますか。ございませんか。 77: ◯林委員長 参考1)と2)って。(「参考がついてない」と呼ぶ者あり) 78: ◯須貝基盤整備計画担当課長 えっ。 79: ◯林委員長 参考がついていると思うんですが、ついてない。(「ついてないよ」と呼ぶ者あり)そのちょっと前です。(「はい、はい」「あった」と呼ぶ者あり) 80: ◯須貝基盤整備計画担当課長 そうです。5章の後です。(「その後ろ」と呼ぶ者あり) 81: ◯林委員長 あ、それです、それです。はい。(「オーケー、オーケー」と呼ぶ者あり)そこです。はい。 82: ◯須貝基盤整備計画担当課長 こちらに区道における幅員の形成の歴史と書いてございますが、このように昔の尺貫法で、まず11メーターというのは6間道路でございます。それからずっと、千代田区の場合は、新たに道路ができたりだとか、道路自体が拡幅されていったりと、そういうものがありません。ですから、右にございますとおり、区道には、6メーター以下も、3メーター、4メーターというのもございますが、その中の11メーター幅員というのが要するに6間道路になってございます。で、本来のもう道路法という中の道路構造令、そちらには歩道をつくる場合は12メーター必要と。車道幅員が2メートル掛ける2。で、歩道幅員も2.5メートル以上で、さらに12メーターというのはそこに、路肩で50センチというものが本来なら必要というものがございます。ただ、こちらに当てはめてしまいますと歩道が2メーターになってしまうというところがありますので、そちらは道路管理者のほうの独自の考え方、法の解釈の仕方で、このように11メーターで2.5メートルの幅員をつくっていくということで、そして、なおかつその中で街路樹も植えていく。決して、こちらで示して、だから街路樹を切っていくとか、そういうことではなくて、むしろこの2.5メートルのところは街路樹をできる限りその地域の方の意向を聞きながらふやしていくということを示しているものでございます。  それから、樹冠のお話がありましたけども、それも当然道路管理者として認識しているところでございまして、かといって、こちらの4-9とか4-10にございますとおり、区道の中には、空間、いろんな道路空間の中で制約がございます。その中でただ伸ばし放題というわけにはいきませんので、その樹冠は当然大切にしながら、この適正な管理目標樹形というのを維持管理していこうという考えでございます。樹木を切るなどと、そんなことは考えてございません。 83: ◯小枝委員 意味わからないんですけど。 84: ◯林委員長 わからないよね。 85: ◯小枝委員 今、参考の1)2)のところを見てご説明をいただいた趣旨というのは、そもそも区道においてはこういう考え方がありますよと。でも、今の道の中には当然既存不適格のものもあるし──あるんですよね。例えば、それじゃあ、非常にわかりやすくて生々しい明大通りのところは、これに置きかえるとどうなるんですか。 86: ◯須貝基盤整備計画担当課長 明大通りは22メーターになりますので、参考資料の1)でいけば12間道路ということになります。で、歩道をこの中でどう配分していくかというのはございますが、明大通りにつきましては、今までご説明したとおり、車中心のところから歩行者が非常に多い…… 87: ◯小枝委員 ううん、考え方は聞いてない。サイズを聞いているんです。今、歩道がどのくらい。 88: ◯須貝基盤整備計画担当課長 サイズ。 89: ◯小枝委員 うん。 90: ◯須貝基盤整備計画担当課長 明大通りの計画のお話ですか。 91: ◯小枝委員 ううん、現状。現状。 92: ◯須貝基盤整備計画担当課長 明大通りの現状は、たしか歩道が3.5。(発言する者あり)あ、そうですね。上と下で違うんですけども、(発言する者あり)一番狭いところで2.6ですね。で、広いところでは4メーターというところがございます。 93: ◯小枝委員 一個一個やっていると切りがないよということだと思うんですけれども、この計画が今動いている現場にどういう拘束力を持つのかというところはやっぱり検証しないわけにいかないので、ちょっと一個一個だと不合理かもしれませんから…… 94: ◯林委員長 いや、どうぞ、どうぞ。 95: ◯小枝委員 どのようにしたら、そこがこちら側も理解できるようになるかは、ちょっと次もあるということで、説明の仕方を工夫をしていただきたい。どこかのサンプルでもいいです。明大通りの場合はこうよとか、あるいはそれがまずかったら和泉の通りだったらこうよとか、あるいは多町大通りだったらこうよとか、何か例をもってやってくれないと、8メートルの樹間というのが、今のじゃあ明大通りの樹間と比較してどうなのかとか、一々私たちの場合は数字データがわからないので、本当にプロジェクターか何か使って、こういうふうに変化することを自分たちは理想としているんですよというふうな具体の説明がないと、これによって現場がどう動くのか、どういうふうに我々がこれによって何か判断を拘束されるのか、方針方針ということになると、やっぱりこれって、結構エビデンスとしては重要になってくるわけですよね。だってこれがあるじゃないですか、だからこういう計画になっているんですよというふうになっちゃうと非常に困るので、もう少し現場に落とした、即した説明の仕方をしていただかないと、私は理解に非常に苦しむ。  個別には、先ほど車椅子がすれ違える2.0とか2.5というのが出てくることによって構造物ほかの街路樹とかもはじかれてしまうんじゃないかということを一遍まとめて指摘だけ言わせていただく──全部実は連なってしまうので、3-10のところで、イチョウ、トウカエデ、プラタナスが46%ということになっているんですけれども、これについては、これ自体を道路空間等を考慮した維持管理が必要というふうに書いてあるんですけれども、ここのところにもしっかりとした樹冠を形成していくと、今回の方針、平成30年の予算にも、オリンピックに向けて樹冠を豊かに保っていく予算というのが載っているんですね。で、それが別にオリンピックのときに格好つけるためだけじゃなくて、やはり千代田区が豊かにこれからもあるためのものとしてここに位置づけられるべきではないかということと。  それと…… 96: ◯林委員長 1個ずつにしましょうか。 97: ◯小枝委員 1個ずつだと、すごい、でも時間がかかっちゃう。 98: ◯林委員長 1個ずつ。いや、でも、3-10のところで考慮するというのはどれぐらいの本数なんですかとかというのを確認したいわけなんですよね。 99: ◯小枝委員 はい。ええ、そうですね。 100: ◯林委員長 要は、2.5メートルの歩道確保になっちゃうと、このイチョウ986本ですとかトウカエデ860本、プラタナス471本をどれぐらい切らなくちゃいけなくなるのかとかというのを確認したいんですよね。 101: ◯小枝委員 そうです。うん、そうです。 102: ◯林委員長 この方針どおりに行くと。それはすぐわかるの。(「まだ計算していない」と呼ぶ者あり)計算してないの。 103: ◯須貝基盤整備計画担当課長 ないです。(「休憩」と呼ぶ者あり) 104: ◯林委員長 いや、休憩じゃないんですけど、余り長く…… 105: ◯小枝委員 というか、この中身…… 106: ◯林委員長 明大通りの場合だけでいいですか、陳情のだから。明大通りの場合はどうなるんですかとかという、じゃあ、そっちで行きましょう。はい。(発言する者あり)の場合はどうなるのかという、この道路整備方針に即した形で行くと、どれぐらいを、全部切らなくちゃいけないとかというのは。(発言する者あり)担当課長。 107: ◯須貝基盤整備計画担当課長 はい。明大通りにつきましては、こちらの方針の中では、要するに歩道を拡幅して、人の安全・安心のために歩道を拡幅するというまず大命題がございますので、そのために街路樹の位置がその場所ではだめだと。ですから、ここの幅員とかそういうこととはまた違います。  それから、例えば例で申しますと、大門通りがございます。大門通りというのは11メーターで、今工事が始まっていますが、歩道が両側2メートル、そして車道が7メートル、こちらは一方通行なんですけども、そちらに車道に車が1台とまっても通り抜けられる幅員を6メーター残しつつ2.5メートルの歩道に拡幅して、なおかつそこに、こちらに示しているとおり街路樹を植樹していくと、そういうことでございます。  あと、3-10ですね。3-10は、これは現状と課題でございますので、あくまでも現状、成長の早い3種類の高木が46%を占めていますと。あと道路空間も考慮した維持管理というのは、こちらの方針のほうに書いておりますとおり、何度も申しますけれども、道路空間にはいろいろな制約がございますので、その中で適正に維持管理していくということでございます。 108: ◯林委員長 小枝委員。 109: ◯小枝委員 いやいや、この3-10のところの考え方からすると、ほかのページで今ちょっと見つからないんだけど──あ、あった、あった。4-9のところで、中木にしていくと書いてあるんですよ。で、先ほどの豊かな緑を育むガイドラインというのもそういうふうに書いてあるんだけれども、そうすると、ここに46%がこうだと書いていながら、中木にしていく。で、8メートル間を置くというふうなことになると、46%のこの空間はほとんど、これから時がたつにつれて、全部中木に植えかえ、そして樹間を広げ、こういうふうな中木化をしていくというふうなイメージになってしまうんですね。そんなことを区が決めていいんですかと、この間の議論を踏まえたら、これは明大通りだけじゃないですよ。そういう方針をつくっちゃっていいんですかということを言っているんです。だって4-9に書いてあるのはそういうことですよね。 110: ◯須貝基盤整備計画担当課長 樹間というか植栽の間隔は8メートル程度というのは、これは道路整備の基準で、その程度で植えていきたいと。ただ、当然千代田区の道路というのは、建物も細かくあったりして、それなりに車の出入りですとか車の切り下げ、それから先ほども、道路率のところにありましたけども細道があると。そういうところを、あと、横断歩道の前後には街路樹を置けないとか、そういう基準の中で当然やっていくものです。  それから、この中木を選定することを基本としてありますけども、それをいろいろとこういうものをお示ししながら、それを決めていくのは地域の方ということでございます。 111: ◯小枝委員 であるならば、文章上に、既存の街路樹を保存することについては基本的な方針であるということがまず明記をされていなくちゃいけないと思うんですね。その上で行政の管理のしやすさということで、こういった目線があるということは一つの要素としてはあってもいいと思うんですけれども、まず環境まちづくりの環境という視点から考えれば、既存の街路樹は保存すべきというところがスタンダードであると。その中でいかにバリアフリー空間を確保していくかというようなことも並行してというか、調整をしていくと。そういったさまざまな要因を調整していく中の軸として、環境まちづくり部の方針の中に既存の街路樹については保存をしていくことを基本とするというふうなことがこの骨格にまず据えられていれば、枝の幾つかの重要事項については考えていける、調整事項だとは思うんですよ。そこをまず明記していただきたい。 112: ◯須貝基盤整備計画担当課長 樹木の保存といいますか、当然維持管理をしていく、その路線の中でこちらの歴史にも書いてありますけど、かなり老木になっている木もございます。その中で、今、街路樹診断も行っておりますが、それで当然ながら危険というものであればそれは伐採もしていかなければならないし、路線で考えたときに、新たに道路の整備を行ったら、その後何十年と整備できなくなることを考えますと、本来であればそのときに樹木は更新するべきだということはあります。ただ、そこまではうたっておりません。ですから、その辺を地域の皆様と考えながら決めていくということです。 113: ◯小枝委員 平行線をするつもりはありません。基本線のところで、東京都だって大径木保存の指針とか、保存の方法とか、持っているわけです、そういう軸が。その中で安全とか安心とか、いろんな要素で調整を図っていく。だから、骨格の軸に、まず、その、倒木の危険性とかいうのは街路樹診断をかけていけばいいことで、地域との協議というのもその後の最後のページに書いてあるわけですから、その最後のページについても言うべきことはありますけれども、基本線のところでそれがあるかないかというのは、まあここでは繰り返しませんけれども、この間のやりとりを考えれば、中木にしていくというふうな方針はちょっと考えられないなというふうに思いますので、4-9の記述については再検討をしていただきたい。 114: ◯須貝基盤整備計画担当課長 ご意見としてお伺いしておきます。 115: ◯小枝委員 それと、この植え升のつくり方なんですけれども、何ページになるのかな、植え升がみんな一個一個、何というんですか、一つ一つ、4-7の絵もそうですし、4-8の絵もそうなんですけれども、みんな別々になっているので、4-6ですかね、一番わかりやすいのは4-6ということで、この単独植え升よりも連続植え升、ベルト状の植樹帯のほうができるところは、そのほうがさまざまな雨水の浸透性であるとか、道路の表面排水を減らせるとか、それから晴天時であれば土壌の水分が蒸発して路面のところを上昇を抑制する効果があるであるとか、そういうふうな効果があるというふうなことを専門家の方はおっしゃっているわけなんですけれども、もう少しそこは連続升という考え方を取り入れるべきではないかということについていかがですか。 116: ◯須貝基盤整備計画担当課長 まさに4-6のところの黒ポツ二つ目に、道路の沿道の状況に応じて植樹帯の設置を検討しますと書いてございます。それから、排水ですとか保水については、単なるアスファルトではなく保水性舗装も実施いたしますし、それは4-7に効果が書いてございます。 117: ◯保科環境まちづくり部長 すみません、若干補足をさせていただきます。  ただいまの小枝委員ご指摘のとおり、単独升よりも連続升のほうがいいだろうというのは私も同感でございます。ただ、千代田区の場合、生活道路が多いということもありまして、例えば歩道に面して駐車場があるような場合、当然歩道を切り下げます、車両が出るのに。となると、物理的に連続升が植えられないというところがたくさんございます。ですから、そういうことも踏まえて、ここに、今、所管課長のほうが申し上げたような記述になっているということでございます。ですから、その沿道の状況状況、建物の建て方等々によって、そこはおのずと制約があるというところだけご理解を賜りたいと存じます。 118: ◯小枝委員 地域状況によるということですので、それはこの絵で見ると一つだけになってしまうんですけれども、地域状況が許すものについてはそれも検討することが表現上も位置づけられているといいのかなというふうには考えますので、よろしくお願いします。  それから、4-9のところなんですけれども、このキャブシステムの、何ですか、埋設位置が歩道の下になっているんだけれども、車道のほうに埋設をすることだってできるんではないかと。現在はそういうふうなことがもう行われているということなので、それはこれも専門家のご指摘なんですけれども、ぜひ、それも、これは未来の方針なので位置づけていただきたい。 119: ◯須貝基盤整備計画担当課長 それはちょっと難しいところがございます。これ、何というんでしょうかね、当然地中化のこんな大きい構造物がなかったりとか、いろいろございます。ここの絵で示しているのは、あくまでも建築限界だとか、歩道・車道の建築限界、それから樹高、そういうものが道路の空間の中では当然地下埋設物もあって、非常に制約がかかっているということで、それに考慮した樹種を選択するということを示しているところでございます。 120: ◯小枝委員 私はそれは素人なので、そこのところはちょっとどうかなということを、もうちょっとこちらも研究していきますので、そちらもよく研究してください。  それと、4-7の環境に優しい持続可能性が高い道路というところに、先ほども申し上げたんですけれども、LEDもいいでしょうと。何ですか、保水性舗装もいいでしょうと。だけれども、ここにやはり街路樹の樹冠による温度の低減効果ということをしっかり黒丸で書かなければいけないと思うんですね。で、環境的な教育的なことも考えれば、学術的にはもう明らかになっていることですので、表皮の温度が保水性舗装によると10度の低減だけれども、街路樹の樹冠による温度低減ということでは20度というようなことで、やはりこれからの未来の千代田区においては、樹冠のそれなりに広がった、豊かなそういう道路をつくっていくんだということを黒丸で示していくのがいいのではないか。そのことについて一項もないというのはちょっと、これはちょっと明らかに偏り過ぎ。だと思うんですよ。それを位置づけしていただけませんか。 121: ◯須貝基盤整備計画担当課長 何というか、あえて外したということではなく、指針の中で将来像に合わせたものを、それを実現するためにこう示しているということで、そちらについてはそういうご意見があったということで、ご意見としてお伺いしておきます。(「回らなくなっちゃうな」と呼ぶ者あり) 122: ◯林委員長 まだ、小枝委員。 123: ◯小枝委員 ご意見というのは位置づける気はないという答弁なんですか。どのような表現をしても位置づけてくれない。まあ…… 124: ◯林委員長 環境まちづくり部長。 125: ◯保科環境まちづくり部長 位置づける、位置づけないということではありませんで、物理的にやることが難しいということでございます。確かに樹冠が大きい木は、私自身も特に夏場などはいいと思います。地方に行くと桜のトンネルになっているような、道が全部ですね、木に覆われて。そういう道を通れば、あ、いいなと思うときもあります。ただ、ご案内のとおり、例えば11メーターの道路で2本街路樹を植えれば半分になりますから、どう考えたって5.5メーター以上にはなり得ないんですね、木が触れ合っちゃうので。木の枝張りというんですが。ですから、おのずと樹冠には制限がある。で、何度も所管課長ほうから道路空間に即したということをお話しさせていただきましたが、やはり道路の幅、特に街路樹は歩道に植えますので、歩道の幅によって、そこはおのずと制限が出てくる。で、樹冠の大きな木によって信号が見えなくなって交通事故が起きる。これは本末転倒でございますので、やはり道路の安全・安心を確保する上でさまざまな検討をさせていただいた上でこのような表現になっているということでございますので、ちょっとそこのところはぜひご理解を賜ればありがたいと存じます。 126: ◯林委員長 小枝委員。 127: ◯小枝委員 これは車椅子の人も言っていましたし、ベビーカーを押すお母さんたちも言っていましたけれども、やはりどこでもと言っているわけではないんですね。もちろん最後は調整するんですけれども、基本姿勢の中で、可能なところにおいては樹冠を広げていくと、この平成30年の予算の中にもしっかり位置づいているわけですから、それはやはりこの4-7の指針5の柱に入ってくることは何ら矛盾をしないのではないかと。それで現場において何ができるかというのは現場で考えればいいこと。もともとのところになければそれすらもできないということになりますので、体系図にヒートアイランドの対策であるとか、さまざまなそういう方針が位置づけてくるという次回の中身を楽しみにしたいと思いますが、その各論としては、この指針5のところに環境対策としての樹冠による日照の、何というんですか、温度の低減効果についてはきちっと位置づけていっていただきたい。これはもう今、次を見ますから、もう全然ないなら、あ、保科部長そうなのねというふうに思いますから。  時間を急ぎますので、次の4-8の、地域に愛される道路というところなんですけれども、これ、協議会のやり方になってくると思うんですね。それと同じような形で、5-2というところに意見聴取の方法というのもあるんですよ。ここ非常に手順・手続論というのは、この分野においては、やっぱり公園でもそう、道路でもそうなんですけれども、非常に重要だというのはこの間私たちが学んできたことでもありますので、ここのところに手順・手続の一番冒頭のところに、住民アンケートというのを、大体協議会をつくるときはその周辺の沿道の町会長みたいなところをとってくると思うんですけれども、ある程度周辺ってどこかという概念があると思うので、そこの住民なり、在勤者、ビルオーナーなり、法人のアンケートというものをまず最初に位置づけておけば、同じエビデンスの中で議論ができるので、空中──水かけ論にならないで済むと思うんですね。そこはぜひご検討をいただきたい。それが一つですね。住民アンケートを冒頭のところに位置づけていただきたい。  それから、これはこの間の久喜市の例ではありますが、地域の生態系の調査というものをしっかりとやっていただきたい。位置づけていただきたい。  それから、これは当然のことでありますけれども、役所内の部局の調整ですね、をした上で、街路樹の樹種の選定等、あるいは現存のものを維持するということも含めて、環境まちづくり部の中のやはり環境の部署が環境のシンクタンクとしっかりと協議をした上で決定していっていただきたいということですね。  ついては、やはり地域住民なり在勤者を公募する公募枠というものを入れていただきたい。そうすることで、誰も知らないところで協議会だけで伝えることを忘れてしまって決まってしまうというようなことを回避することができると思うんですね。やはりそこら辺は、手順・手続は大変重要になるので、きょう答弁いただけるかどうかわかりませんけれども、そこら辺のやり方は手順・手続、丁寧にやっていけるという流れを、フローチャートをこの4-8なり5-2の中にしっかりと書いていただきたい。いかがでしょうか。 128: ◯須貝基盤整備計画担当課長 今さまざまな住民アンケートですとか、それから環境の部局との協議、それから公募等、ご意見ございました。大枠として、まず、この沿道協議会というのは、整備された後のアダプトにもそのまま続いていくというものがございます。その中で、恐らく住民アンケートというのは街路樹とかそういうものを聞くということだと思うんですけども、やはり地域の方への影響が一番大きい、沿道の方への影響が一番大きいということで、この沿道協議会ということを示しております。また、いろいろと質問等続き、時間がかかってしまうので、このご意見についてはそのままご意見としてお伺いしておきます。(発言する者あり) 129: ◯林委員長 まあ、余りあれですけど、議論の積み重ねの中で、陳情審査のやりとりの中でも参画と協働のガイドラインを踏まえた形でやっていったほうがいいんじゃないのという意見がこの委員会の中でも出たんですけど、それが一つ目なので、その中に地域の方のアンケートですとか協議会方式ですとか住民説明会ですとか、あえて職員の方お一人お一人が参画と協働のガイドラインを踏まえて職務を遂行すると書かれていたんで、ここに記載されなかったのかもしれないですけれども、その辺もちゃんと留意してやられるという受けとめ方をしていかないと、個別の住民アンケートはどうだ、あれはどうだというよりも、あの参画と協働のガイドラインを踏まえた形でやっているというのでよろしいんですかね。 130: ◯須貝基盤整備計画担当課長 当然、参画と協働のガイドラインを踏まえておりますが、道路については書いてございません。そして、人の考えや意見、そういうものは十人十色で、意見を聞けば聞くほどまとまらなくなるというのもございます。で、一定の人数で一定の期間でもって合意形成していくというのを協議会では考えてございます。(発言する者あり) 131: ◯林委員長 いや、いいですか。  はい、はやお委員(発言する者あり) 132: ◯はやお委員 今、ちょっと行き過ぎた答弁もあったような気がする。本当に協働と参画のところでは、この沿道協議会のことは確かに書いていない。だからこれは新しい提案で、ここまで踏み込んでくれたということは非常に今後のモデルになるし、大切なことだと思います。だから、ここのところについてこれを遵守しつつ、そして沿道地域の声を反映するということでいろんなさまざまな意見が出ていたと思うんですけど、それをどういうふうにやるのか研究してくださいよ。だから、いろんな声があったように、アンケートもあるかもしれないけれども、場合によっては本当の一番の声というのは沿道町会の人だとか、そういうのもあるけれども、集合住宅の方もいらっしゃるから、そういうことでどういうふうに拾ってくるかということをここにせっかく書いてあるんだから、5-2のところで「沿道地域の声を反映」と書いて、僕はこれを、誰なの、何なの、どういう方法かと聞こうと思ったけど、これは今からちょっと深めていくということで、ちょっとここをどこまで表現できるかということを整理するということでよろしいですかということ。 133: ◯須貝基盤整備計画担当課長 ただいまはやお委員のご指摘のとおり、その地域の声をどのように捉えるかということで、例えばマンションであれば管理組合の代表に出ていただくとか、そういうことも踏まえながら研究させていただきたいと思います。 134: ◯はやお委員 そして、今さまざまな数字のことがありました。8メーターとか何かと。今そういいながらも、都のとか、あと先ほど福祉のほうの2メーターということ、この辺のエビデンスみたいなものもこの方針のところに書いていただくと、ああなるほどねと、一般論としてこうあるのねというふうにわかったほうが、この8メーターって誰が決めたんだ、で、どういう専門的知見の中でなったのかということがあるんであれば、その辺を払拭する意味でエビデンスを書いていただくと、より論議が変な形にならないと思いますので、入れていただきたいということが、一つ、まずお答えいただきたい。 135: ◯須貝基盤整備計画担当課長 今、はやお委員のご指摘のとおり、皆さんにご理解いただけるように数値等の根拠等については示していきたいと思います。 136: ◯林委員長 はやお委員。 137: ◯はやお委員 ちょっと地域的なあれなんだけど、このゾーン30というのが、まず一つ、これが、何かわかるようでわからない。どういうものなのか。それで、正直、そこのエリアとして定められたちょっと地域のほうの和泉町としては、決まり方が非常にわかりにくかった。それで急にこの地域の周知というのはどうだったのかというところで、ここでゾーン30があえて方針のほうに明確にうたわれているので、この辺をどういうふうに捉えていて、課題として何かあるのか、で、今後そういうことのないようしていかないと、何か非常に急にゾーン30がエリアとして網かけされてしまってという声も聞くわけですよ。だから、ちょっとそこのところをお答えいただきたいと思います。 138: ◯須貝基盤整備計画担当課長 ゾーン30というものは、交通管理者が地域と話し合いながら区域の中を30キロ以内で走ると、そういうものを決めていくものでございます。区のほうとしてはそちらにかかわりながら標識ですとか路面表示ですとか、そういうものを行っていくと。和泉町地区がちょっと問題があったということがございますけども、警察とも協議しながら、今後そのようなことのないように。ただ、ごらんのようにまだ空白の部分がございますので、区域ごとに安全・安心のために定めていく必要があるということはこちらの方針のところで示させていただいております。 139: ◯はやお委員 最後。 140: ◯林委員長 はやお委員。 141: ◯はやお委員 ゾーン30については交通管理者である警察のほうで、そことの話の周知については、やっぱり役所、行政のほうがやっぱり積極的に入っていただいて、やっぱりいろいろな手法で、町会のこともわかっているし、で、そういうことからしたら道路管理者であるやっぱり区も、本当に一体となって連携してもう少しやっていただくということをきちっとここで宣言していただければ、今後の拡大のときにもトラブルがないと思いますので、その辺のところを。
    142: ◯須貝基盤整備計画担当課長 一番困るのは地域の方ですので、この辺を踏まえて交通管理者である警察と道路管理者である千代田区が話し合いをしながら地域の皆様に説明してまいりたいと存じます。 143: ◯林委員長 岩佐委員。 144: ◯岩佐委員 先ほどの沿道協議会、地域の意見聴取について、どういうふうに広く意見を聴取していくかというのはまだまだ工夫が必要だと思うんですけれども、ぜひ入れていただきたいのは、いわゆる当事者団体の方、障害のある方、特に視覚障害と車椅子利用の方を、たしか北の丸の周辺地域の協議会では障害者団体の方がいらして、かなり踏み込んだご発言をされていたと記憶しています。で、やっぱり実際にその場その場で、協議しているタイミングでその道路に即してここの幅員だったらこれぐらいとか、ここは例えば幅員があっても、お店もいっぱいあって看板もいっぱいあるから歩きにくいとか、ここは勾配があるからどうとか、いろんな意見があると思うんですね。そこに関しては、やはり沿道関係者だけでは実のある意見がそこまでは踏み込めないと思いますので、そこは必ず入れていただきたい。あるいはどこかのタイミングでそこでしっかりと、でも余り話が積み上がってから、いや、でもね、車椅子は通れないんだよねと言ったら、いや、通れるという人もいるよという話になってきちゃうので、やはりそれは一般的に初めの段階から入れていただきたいというのが一つ。  それから、先ほどの4-9の街路樹整備のところなんですけれども、中木、ここも含めて街路樹に対しての考え方が、道路空間の制約とか、あと、環境の話しか出ていないんですけど、まず第一に安心・安全が基本だと思うんですね。ほかの他の自治体のこういう街路樹に関する指針ですと、倒木のしやすさとか、そういった、あと、虫のつきやすさですね。虫がついてほかの植物に影響がある木とか、そういったものも全部、こう、しっかりと指針に書かれているわけですよ。ただ、今回これをばっと見ていて、木の選定に対する安全性という視点が1個も書いていないので、そこはどのように考えられたのか、大前提だとは思うんですけれども、樹種選定の留意事項まで書かれているけれども、そこには安全性という言葉はないということで、毎年倒木なり枝が落っこったといって、損害賠償の、ね、毎年毎年あるわけですから、そこは一つ、視点として盛り込んでいただきたいんですけど、いかがでしょうか。 145: ◯須貝基盤整備計画担当課長 まず1点目の障害者団体等を沿道協議会に入れたらどうかというご指摘ですけども、おっしゃるとおり、そのような視点も当然必要になってまいりますので、この沿道協議会そのものに入っていただくか、または別の機会でご意見を聞くとか、そういうやり方はいろいろとあると思いますが、考慮してまいりたいと思います。  それから、樹木に関しての安全・安心は、一番最初にポイントとしてお話ししたとおり、それは大前提でございます。それで、こちらのほうにその項目、あくまでもこれ、道路整備方針でしたので、街路樹のことに関しては余り詰め込まないほうがいいんじゃないかというそういうご意見もあったので、ちょっとこのあたりにしてあります。いろいろご意見いただいて、また庁内でも検討してまいりたいと思います。 146: ◯岩佐委員 庁内で検討──でも、余り突っ込まない。 147: ◯木村副委員長 よろしいですか。 148: ◯林委員長 木村副委員長。 149: ◯木村副委員長 皆さんいろいろご意見を言われたので、私はちょっと一、二点だけ述べさせていただきたいと思います。  これをつくる上で、いろいろご苦労されたということはわかります。ただ、街路樹に関する記述については、何かこう、スタートラインに戻っちゃったなという印象は拭えません。もともとこの道路方針というのは、陳情書の審査を受けて、審査を経てですよ、これは何らかの整備指針が必要だろうということで、委員会のたしか集約の一つに位置づけられて、それで検討が始まったというふうに思っています。  それで、先ほど来小枝委員も何度か触れられましたけれども、ここでね──あ、その前に神田警察通りは結局イチョウという形で残ったじゃないですか。ところが、この新しい指針では、先ほど小枝委員も、4-9では中木ですね、おおむね樹高が10メートル程度から選定することを基本とするというふうにうたって、かつ、この参考の4)のところでは、地域性の中で日本固有の在来種であり、千代田区の地域特性に適合した樹種を選択することが望ましいと考えると。で、この二つの視点で、この冊子の一番最後ですよ。千代田区の代表的な街路樹一覧というのがありますけれども、イチョウは30メートルで外来種と。で、スズカケノキは15メートルで外来種と、トウカエデも15メートル以上で外来種と。結局これまでの陳情書というのは、イチョウ並木を保存してくれ、プラタナス並木を保存してくれと。そして議会で審査をし、で、その方向でイチョウは残ったと。神田警察通りガイドラインにもうたわれたということでそういう結論になりました。となると、この道路整備方針のこの中身というのは、結局この当該委員会が出した結論並びにそれに沿った形での区が見直された方向というのは間違っていたということにならないでしょうか。だって、区の考え方と全く正反対の結論になり、そしてその方向で整備されているわけですよ、現在、神田警察通りは。結局現実とかけ離れたものをつくって、本当に役立つのかと。  これ、ちょっと時間もあるので、もう一つ。となると、先ほど最後に、道路整備の進め方として、沿道協議会をつくってやっていくと。で、その際、地域の意向を尊重してとなるけれども、地域の意向というのは、これはあくまでもこの整備方針の枠内での選択に基づく意向なのか。このこともちょっとどうなのかと疑問に思ったんで、ちょっとその2点はきちんと区としての現時点での考え方を伺っておきたいと思うんです。 150: ◯須貝基盤整備計画担当課長 今回の道路整備方針ですけども、委員おっしゃるとおり、当初は街路樹に関する指針ということでお話があったんですけども、そういう認識はございます。ただ、街路樹というのが道路附属物でございます。ですから、道路そのものがどういう経緯でなったとか、そういうこともちゃんとこの中で示していかなければいけないというところで、まずは道路整備方針のこのような形になったという経緯がございます。  それから、神田警察通りのイチョウというお話がございましたが、この道路整備方針は全体を示すところで必ずしもこれが全てではないと。ただ、当然私たちが今までやってきた道路の整備、それから維持管理のものを、この、文字になっていなかったものをこれからの指針として示したものでございます。ですから、中木を基本とするというところは、先ほども何度も申しましたとおり、道路空間等、そういうことを考えますと、昔からの東京都の時代から受け継いだ街路樹というのは、まあ、そのうち──そのうちというか時間がたったらそれは変えていかなければならないというところはこの道路空間の考え方から示しているところでございます。あとは、もう一つは何でしたっけ。(発言する者あり)えっ、沿道協議会。(発言する者あり) 151: ◯林委員長 この歩行空間……わかりますか、大丈夫ですか。(発言する者あり) 152: ◯須貝基盤整備計画担当課長 沿道協議会の考え方ですけども、これに必ず縛られるということではなく、それぞれの場合によって、これはあくまでも千代田区全体の考え方でございます。 153: ◯木村副委員長 まあ、ちょっと次のあれで。 154: ◯林委員長 ええ。そうすると──あ、米田委員、どうぞ。(発言する者あり) 155: ◯米田委員 長い間かかって、つくっていただいたなと思っております。木村副委員長がおっしゃったとおり、樹木の問題が出てこれを、それ以外のこともあってできたと思うんですけど、やっぱりもうちょっと樹木のことを書いていただきたいなと思っているんですよね。あと、その場合はどういう場合かというと、例えば道路を整備するときに、どうしてもこの木はいろんな安心・安全上の問題のときに移設または切らないといけない。こういうときにはどういう考えでやると。そういったことを明記していただきたい。また、それは簡単に切るんじゃなくて、基本的には木を残しつつというのも書いていただきたい。で、そういったことを明記していただきたいんですけど、いかがですか。 156: ◯須貝基盤整備計画担当課長 当初申し上げたとおり、この整備方針、道路整備方針ということで、樹木に関しては詳細のところを示しておりませんが、できる限り、今おっしゃった整備のときのどういう考え方かと、そういうところですとか、書いていけるところはこの中に掲載してまいりたいと存じます。 157: ◯林委員長 いいですかね、大体。  嶋崎委員。 158: ◯嶋崎委員 さっき小枝委員から久しぶりに意見があったなと思ったんで、確認だけ1点。  シンクタンクの話が出ました。樹種は──樹種って、私、樹医か。樹医は樹医として今までいろいろとやっているけれども、やっぱりこれだけ今皆さんが街路樹の話をしている中で、やはり専門的な知識をしっかりと持ちながら、それで整備をしていくというのが非常に僕は大事だと思うんだよね。今、うちの庁内には、そういう専門的な、本当に専門的な方というのはいないわけだから、そこは自信を持って、これを再度きょうの意見を入れながらやっていく中では、シンクタンクというのは非常に大きなところじゃないかなと思うんです。そこのところだけはちょっと確認をさせていただきたい。ご意見というふうな言い方をしないで、確認をさせていただきたい。(発言する者あり) 159: ◯須貝基盤整備計画担当課長 こちらの道路整備方針を作成する際にも、樹木の専門家からご意見をいただいているところでございます。また、シンクタンクという考え方も、ちょっと考慮はしていきたいと思います。 160: ◯林委員長 嶋崎委員。考慮。 161: ◯嶋崎委員 言い方を変えればいいという話じゃないんだよ。(発言する者あり)いや、大事なんだよ、やっぱり。沿線住民の方も、これは本当に残していいものか。ね。いや、ここはなかなか難しいですよというのか、そういうことも踏まえていろんな意見があるわけだから、(「そうだね」と呼ぶ者あり)そこは客観的にきちっとそういうシンクタンクの方の意見も聞きながらこういう道路整備方針を立てるというのは、千代田区としての僕は責任だと思うよ。それはちゃんと約束したほうがいいよ。これだけみんな意見出ているんだから。言い方を変えればいいという話じゃないんだから。ねえ、部長。違うの。そこはきちっと答弁してくださいよ。 162: ◯保科環境まちづくり部長 先ほども所管課長のほうから申し上げましたが、この道路整備方針につきましても、一応専門家の方の監修は受けてございますけれども、ただいまいただいたご指摘も踏まえて、この道路整備方針に限らず、さらに深掘りというんでしょうか、は必要だと考えてございますので、そこは適切な対応をとらさせていただきたいと存じます。 163: ◯林委員長 さて、それでは、ちょっと休憩させていただきます。休憩。                 午後4時09分休憩                 午後4時18分再開 164: ◯林委員長 委員会を再開いたします。  千代田区道路整備方針(素案)については、今さまざまなやりとりを各委員の方からやっていただきました。執行機関のほうで、可及的速やかに、いただいたご意見を受けとめるなり、改定というのかな、少し手直しするなりしていただく時間を頂戴したいということでございました。で、それを踏まえまして、送付30-1の陳情審査、これについて何か確認したいこと等々がございましたら、執行機関に。取り扱いまではいかないですけれども。 165: ◯木村副委員長 明大通りの沿道協議会、この委員のそれぞれ執行機関のほうで依頼に上がっていると思うんですけれども、どのようなメンバーを想定し今お願いに上がっているのか。ちょっとその辺、メンバー構成ですね。を教えていただきたいんですけれども。 166: ◯谷田部道路公園課長 前回、沿道協議会につきましては、新年度になってから動き出すということでお話差し上げているかと思います。今現在、当然ながら、これ、沿道協議会ということでございますので、まずはそこの道沿いにお住まいになられている方、それからお仕事されている方、これは当然ながら中心になろうかと思います。ただ、これ全員が入ってというわけには、これ、なかなか難しいわけでございますので、ここについては慎重に、どういう形で委員の方を選ぶか、そこについては2町会ございますので、まずは町会長さんにもちょっとご相談しながら、慎重に決めていきたいなというところでございますので、まだ具体的にきちっと固まっている状況ではございません。(発言する者あり) 167: ◯木村副委員長 まだ固まってない。えっ。固まって──委員長。 168: ◯林委員長 木村副委員長。 169: ◯木村副委員長 えっ。全く固まってないの。 170: ◯谷田部道路公園課長 まだ。 171: ◯木村副委員長 随分慎重ですね。(発言する者あり) 172: ◯谷田部道路公園課長 そうです。慎重に。 173: ◯木村副委員長 で、具体的にはどういう。町会はあるけれども、沿道の企業であるとか法人であるとかということのようだけれども、今の現時点でこういった方にお願いしようというのもないんですか。白紙。そうしたら、いつごろ開く──それもあわせて、いつごろ第1回目の沿道協議会を開く予定なのか。 174: ◯谷田部道路公園課長 当然あそこで一番大きなところといえば、明治大学それから日大、杏雲堂病院さんがあるかと思います。で、ここが一番大きな企業というか法人というか、そこはまず必要なのかなというふうに思っています。ただ、あと細々としたお店ですとか、そういうところがございますので、この辺についてはちょっと町会長さんとよく相談しながら決めていかざるを得ないのかなというふうに考えております。これも、今のこの整備方針の中にも沿道協議会の話もありますので…… 175: ◯木村副委員長 書いてあったね。 176: ◯谷田部道路公園課長 当然ながら、ここも当然踏まえながらやっていかなきゃいけないところもございますので、早急にはやっていくつもりでございますが、ちょっと慎重にそういう意味では立ち上げたいなというふうに思ってございますので、(発言する者あり)ちょっとお時間をいただければなというふうに思っております。 177: ◯木村副委員長 何か早急に慎重にと、やる気があるのかなと思っちゃうんだけれども。(発言する者あり)初めて4月に就任されて余りあれですけど、大体いつごろ最初の協議会を立ち上げ──それが、それがないと、ねえ、じゃあ委員構成だって、いつごろから働きかけをお願いしようかということが定まらないでしょう。もう自然発生に任せるわけ。この道路方針だって、沿道協議会のときに信憑性を問われてくるよ、そうなると。 178: ◯林委員長 どう。どうですか、休憩をとりますか。大丈夫。  道路公園課長。 179: ◯谷田部道路公園課長 そうですね、非常に慎重かつ地元の皆さんのメンバーに関しましては、いや、私が入ってない、いや、聞いてないとかということにもなっては、またこれ、立ち上げたのはいいけどもうまくいかないということもございますので、そういう意味では少しちょっと時間がかかるかもしれませんが進めていきたいなと思っておりますので、目標がこれ、必ずしもそこにできるかどうかというのはありますけども、まあ早急にやりたい気持ちはございますが……(「何を言っているのか、全然わからないよ」と呼ぶ者あり)(発言する者あり) はい。すみません。ちょっと今具体的にいつまでというところがなかなか言えない状況でございます。申しわけございません。(発言する者多数あり) 180: ◯林委員長 休憩します。                 午後4時23分休憩                 午後4時28分再開 181: ◯林委員長 委員会を再開いたします。  答弁、もう一度、道路公園課長。 182: ◯谷田部道路公園課長 ちょっと不明確な答弁で、申しわけございませんでした。  なかなかちょっと進んでいない状況もございますので、さらに精力的にちょっとご相談をさせていただきながら、次回の常任委員会のときには、その状況について、またご報告させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 183: ◯林委員長 はい。よろしいですかね。ということで、この陳情の取り扱いにつきましても(「継続」と呼ぶ者あり)継続審査という形で。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 184: ◯林委員長 はい。それでは、送付30-1、明大通り・街路樹の保存に関し拡大協議会開催を求め、加えて道路整備方針に関する陳情と、参考送付となっております現下検討中の道路整備方針に関する陳情については、継続審査という形でとらせていただきます。  続きまして、休憩なしでよろしいですかね。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 185: ◯林委員長 はい。報告事項に入ります。  環境まちづくり部(2)千代田区地球温暖化対策第4次実行計画(事務事業編)(素案)に対するパブリックコメントの結果概要について、報告をお願いいたします。 186: ◯夏目環境政策課長 それでは、千代田区地球温暖化対策第4次実行計画(事務事業編)(素案)に対するパブリックコメントの結果概要につきまして、環境まちづくり部資料2に基づきましてご説明いたします。  初めに、意見公募の概要でございます。  募集期間は本年2月5日から2月19日まででございます。  募集方法としましては、直接持参、郵送、ファクス、電子メール、ホームページからの送信フォームで受け付けという形でございます。  周知方法は、広報千代田2月号に概要を掲載するとともに、区のホームページ、フェイスブック、ツイッター、それから環境政策課窓口、区役所2階区政情報コーナー、各出張所にて周知を行いました。  提出いただきましたのは、区内にお住まいの方11名を含みます合計15名となっております。  意見としましては41件ということで、計画の全体にかかわるものが3件、削減シナリオ1から4までの具体的な取り組みに対するもの25件、その他13件という内訳になっております。  その他の13件のご意見につきましては、本計画でなかなか決められない事項に関するご意見等でしたので、ご意見の紹介のみとさせていただきまして、回答は割愛をさせていただいております。  それでは、2枚目の用紙をごらんください。  こちら千代田区地球温暖化対策第4次実行計画(素案)に対する意見概要及び区の考え方でございます。主なものや同種のご意見が多かったものについてご説明をいたします。  初めに、全般的事項です。左半分が意見概要、右半分が区の考え方となっております。  最初に、全般的事項、左側三つ目の四角で、この計画と連携するとされる「ちよだ生物多様性推進プラン」では「皇居から広がる貴重な自然」、「生きものに配慮した公園づくりや街路樹整備の推進」と書かれている。この視点からの「第4次実行計画」でなければ整合性がないという意見をいただいております。  これに対する区の考え方といたしましては、右側の四角の三つ目、地球温暖化対策と生物多様性の推進は環境政策の中で重要課題であると認識しています。ご指摘の趣旨を踏まえ、本計画についてもちよだ生物多様性推進プランなど関連する計画との整合性を図りながら推進してまいりますと述べさせていただいております。  次に、削減シナリオ1に対するご意見です。削減シナリオ1は、区有施設、設備等のハード面での省エネの性能の向上を図ることにより、CO2排出量の削減を目指すシナリオの部分でございます。このうち新築等における建築物の高水準なエネルギー化の推進の項目に対しまして、第3次実行計画の「区有施設の新築等における環境・温暖化対策ガイドラインに基づく取組み」の基本整備方針では、「4)ヒートアイランド現象の緩和・生態系への配慮」であったが、本素案では「環境負荷低減の推進」に変わった。「ヒートアイランド現象の緩和・生態系への配慮・環境負荷低減の推進」にするべきとのご意見を頂戴いたしました。こちらにつきましては同様のご意見がほかに2件ございました。  ご意見についてちょっと説明をいたしますと、第3次の実行計画では、区が区有施設を新築する際には、区有施設の新築等における環境温暖化対策ガイドライン、そういったものを活用せよという形になっておりまして、このガイドラインには施設を整備する際の基本方針として4点定めておりました。1点目が建築物の熱負荷の低減。2点目が設備の省エネルギー化。3点目が自然エネルギーの有効活用。4点目が今回のご意見で指摘されておりますヒートアイランド現象の緩和・生態系への配慮という項目になっておりました。今回、第4次実行計画を策定するに当たりまして、このガイドラインも見直したわけなんですが、基本整備方針の現在の4点目のヒートアイランド現象の緩和・生態系への配慮という表現が、第4次計画の素案では単に環境負荷低減の推進ということに変わりまして、ヒートアイランド現象の緩和等の文言が消えたため、記載のようなご意見をいただいたというふうに受けとめております。  これに対する区の考え方といたしましては、「環境負荷低減の推進」という言葉は、千代田区地球温暖化対策条例施行規則に定められており、ご指摘のヒートアイランド現象の緩和・生態系への配慮のほか、オゾン層の保護等のための資源の適正利用、雨水の地下浸透や中水利用等による水循環、緑化による緑の量と質の確保が含まれており、より適正なものと考え変更したものですと述べさせていただいております。記載はシンプルな表現にしたところですが、内容としては充実を図ったというものでございます。  次に、同じ削減シナリオ1の、その他の取組みのヒートアイランド対策についてのご意見です。こちらにつきましては、「施設の用途、安全性の確保や利便性の維持向上など区民等の利用に配慮しながら緑化を推進する。」という文言につきまして、「緑化を推進する」と明快にしてほしい。こちら同種の意見がほかに1件ございました。緑化を推進、保存するという強い文言を期待する。この文言を理由に緑の伐採などができてしまうので心配だ。「屋上緑化、緑の保全、街路樹の樹冠を広げることで、ヒートアイランドを緩和します。」など、具体的な記述をしてほしい。「利便性の維持向上など区民等の利用に配慮しながら」は、ヒートアイランド対策ではないのでこの表現は削除するべき。こちら同種意見がほかに3件ございました。実行計画に示されたヒートアイランド対策は、都市の開発にとって支障のある街路樹を制限しようとしていると判断されてもやむを得ない。それから、区有施設等におけるヒートアイランド対策につきまして、「千代田区ヒートアイランド対策計画」に記載されている樹種の選定、設置本数の見直し、公園への高木植栽を計画に反映してほしいという意見をいただいたところです。  これらのご意見に対する区の考え方ですが、区有施設の緑化を推進する際には、施設の用途、安全性の確保や利便性の維持向上などとの調和を図ることを明確化するために「施設の用途、安全性の確保や利便性の維持向上など区民等の利用に配慮しながら緑化を推進する。」と記載しました。しかしながら、ご指摘を踏まえ、該当部分の記載を改めましたとしております。修正後の文言につきましては、区有施設については、緑化などのヒートアイランド対策を推進するとさせていただいております。また、もう一つのご意見のほうの回答といたしまして、区有施設におけるヒートアイランド対策については、千代田区ヒートアイランド対策計画を踏まえて取組みを進めてまいりますと述べさせていただいております。  ヒートアイランド対策の部分につきましては、本委員会でもご意見を頂戴したところですので、それらも踏まえて表現を修正したところです。  1枚おめくりいただきまして、次に削減シナリオ2に対するご意見です。削減シナリオ2では、区有施設、設備等を上手に使うことを通じて省エネを推進し、CO2排出量の削減を目指すシナリオとなっております。このうち施設ごとの省エネ目標の設定とエネルギー管理の導入の項目に対しまして、「施設ごとの省エネ目標」に公共施設の緑化、区道の街路樹を守り増やすことを数値化し「見える化」することを追加してほしいとのご意見を頂戴いたしました。同様のご意見がほかに2件ございました。  これに対する区の考え方といたしましては、「削減シナリオ2」では、施設の特性等を考慮して省エネ目標を設定し、建物や設備を上手に使うことでエネルギー使用量を削減することを目指していますと述べさせていただいております。この計画がCO2排出量の削減計画となっておりますので、その趣旨を述べた形としてございます。  次に、一つ飛ばしまして削減シナリオ4に対するご意見です。削減シナリオ4は、その他の削減対策としまして、地方との連携を通じてCO2排出量削減を目指すものですが、カーボン・オフ・セットの取組みの推進の項目に対してご意見を頂戴いたしました。自前の森林整備に当たる街路樹整備に取り組まず数字合わせのカーボン・オフ・セットを拡大するのは、あまりにも無責任だ。地方でのカーボン・オフ・セットではなく区内で街路樹及び公園の立ち木の炭素固定を促し、緑陰を拡大する施策としてほしい。こちら同種意見がほかに4件ございました。最後に、キャップ・アンド・トレードも考慮してみてはどうかとのご意見を頂戴したところです。  これらに対します区の考え方といたしましては、地方との連携によるカーボン・オフ・セットについては、森林整備等の支援によるCO2削減のほか、地方との交流による区民等の環境意識の啓発や環境教育の推進など、様々なメリットも期待できます。こうした点にも着目して取組みを進めてまいりますと述べさせていただいております。  次に、その他のご意見です。冒頭に申し上げましたが、こちらのご意見につきましては、本計画で直接策定する事項以外の事項に関するご意見等でしたので、ご意見の紹介のみとさせていただき、回答は割愛をさせていただいております。内容につきましては後ほどごらんいただければと思いますが、大きくは外濠公園総合グラウンドの整備について、街路樹について、その他となっております。  ご報告は以上です。 187: ◯林委員長 はい。委員の方、何かございますか。 188: ◯小枝委員 昨日、私、委員会には出ていませんでしたが、資料をほかの件でパブリックコメントが出ていたという資料があったと思うんですけれども、あちらのほうは総括的にこういう内容でしたという論点にまとめられたものと、それから、何件こういう内容でしたというものとが2種類あって、それに対する区の考え方という形になっていたんですけれども、今回はこれでは一生懸命区の施策を読んで意見を言おうと思っても、ああ、何だ、こういう公開記録にさえならないんだという思いを強くされてしまうと思うんですよ。これはホームページでも公開するものだと思いますので、やはり基本の「き」ですけれども、全部掲載の上で、考え方についての報告というか、現時点での区の判断というふうにしていかないと、もう意見を言わなくなっちゃうんじゃないかなというふうに思います。まさかそれを望んでいるわけじゃないですよね。やっぱりこれではディベートにもならないし、一方的にすらならない。何か空中に散ってなくなってしまったような状態になるので、きちっと全文をしっかり、きのうとせめて同等──あれでも私はちょっとどうかなと思ったんですけど、同等レベルにまとめて公表していかないと、これ公表したときにやはり問題が出ると思うんですね。 189: ◯林委員長 わかりました。ちょっと調整させていただいてよろしいですか。これは別に報告して、変更したところは変更したところですけれども、そのほか時程的には特に急がなくても確認作業をすればよろしいんですよね。もう一回何か再修正ってするのかな。(発言する者あり)周知の。うん。休憩とっちゃおうか。休憩します。                 午後4時42分休憩                 午後4時44分再開 190: ◯林委員長 それでは、委員会を再開いたします。  ただいま小枝委員のパブリックコメント意見公募についての結果概要についてですけれども、ちょっと預からせていただいて、もう一度、はい、情報提供のやり方をお示しさせていただければと思いますので。  そのほか、特に。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 191: ◯林委員長 なしで、よろしいですか。はい。
     それでは、3の千代田区都市計画マスタープラン改定について、報告をお願いいたします。  景観・都市計画課長。 192: ◯印出井計画推進担当課長 計画推進担当課長でお願いします。 193: ◯林委員長 あ、そうか。計画推進担当課長。 194: ◯印出井計画推進担当課長 すみません。計画推進担当課長の立場ですみません。 195: ◯林委員長 はい。二つ、兼務なんだ。 196: ◯印出井計画推進担当課長 それでは、環境まちづくり部資料3に基づきまして、都市計画マスタープランの改定についてご報告を申し上げます。  都市計画マスタープランにつきましては、本格的な改定作業をするということで平成30年度予算に計上させていただきまして、第1回定例会でご議決をいただいたところでございます。本件につきましては、継続的に企画総務委員会のほうでご報告を差し上げながらということになってございますので、本日は基本的な考え方とスケジュール感ということでご報告を申し上げます。  資料の項番1でございますけれども、都市計画マスタープランの趣旨ですけれども、初めに四角の中をご確認いただければと思います。市区町村の都市計画マスタープランは何かということの確認でございますけれども、都市計画法18条の2に基づく市区町村の「都市計画に関する基本的な方針」ということで、市区町村が定める都市計画、土地利用の規制ですとか都市施設、道路とか公園の都市施設の整備、あるいは面的な市街地の開発事業、そういったものの計画並びに都市づくり施策の体系的な方針を示すというものでございます。  本文のほうをごらんいただきたいと思うんですけれども、現行計画でございますが、ご案内のとおり、目標年次2018年~2020年ということになってございます。20年経過をしたということでございますけれども、この20年間、人口動向というのも大きく変わってまいりました。また、社会経済動向も変わり、現実の都市のありようも、さまざま、一方で拠点が更新をして新たなまちが生まれておる一方で、なかなか更新ができず、市街地が老朽化したままで推移しているというような状況もございます。そういった社会の状況の変化の一方で、当面千代田区は高齢化は安定しているんですけれども、いつかは必ずまさに超高齢化社会ということ、昼間区民も含めてですね、そういったことも含めた人優先のユニバーサルな都市基盤の整備が求められてきます。ですとか、あるいは東日本大震災を踏まえまして、単なる地震に対する強靭化だけじゃなくて、エネルギーの強靭化、あわせて環境の配慮ということも求められていると。そういった、都市に求められる機能も高度多様化しているということも踏まえまして、現行のマスタープランで足りないところがあるのかないのか、あるいは想定できていないところがあるのかないのか、あるとすればその部分について改定をしていこうということでございます。ですので、項番2にございますけれども、改定に向けましては、まず、しっかりとその現行プランと現実との乖離を踏まえて成果検証していくということでございます。  項番2の(2)でございますけれども、検討体制ということでございますが、予算の分科会のほうでも申し上げましたとおり、都市計画審議会を改定検討の軸とさせていただきます。本区の都市計画審議会は、ご案内のとおり20名の定数のうち区議会議員の皆様が6名、公募区民が6名参加をされているということで、民主的な計画策定の中では、23区の中でもかなりそういった代表的な部分が担保されているのかなというふうに思っています。ですが、一方で、都計審の中では、なかなか幅広い福祉とかバリアフリーとか、環境ですとか、そういう部分について足らないところがございますので、都計審の部会というような形で、学識経験者で構成される検討委員会を設置していきたいというふうに考えております。また、当然、一方では都市計画法に基づきまして、全体の計画を決める節目におきましても、適宜パブリックコメントや公聴会等の実施をいたしまして、意見の聴取と反映に努めてまいりたいということでございます。  裏面に参りまして、庁内の検討体制でございますけれども、このあたりは言わずもがななんですが、20年前の当初の策定のときは、庁内の検討体制に例えば教育部門が入っておりませんでした。やはり子育てとまちづくりというのも大きく関係がございますので、全庁的な連携のもとで改定検討の作業を進めるということでございます。  (4)番につきましては、都市計画法の中でも、これも何度かお話し申し上げていますが、都市計画の区域としては23区が一つの都市計画でございます。東京都市計画ということになっております。東京都市計画の区域の都市計画マスタープランは東京都が定めるものですけれども、現時点で2020年度に改定・公表を予定しているということがございます。それに即して市区町村マスタープランも改定をするということになりますので、そちら上位計画との整合性、あるいは区の関連する、先ほど道路整備方針等々ございましたけれども、そのあたりともしっかりと連携を図りながら検討を進めてまいりたいということでございます。  (5)番につきましては、現時点でスケジュールの、雑駁ですけれども、スケジュール感としてお示しをしてございます。本年の7月頃を目途に区長のほうから都市計画審議会に改定の検討を諮問し、その部会としてマスタープラン改定検討会を設置をするということになります。その間、これまで積み上げてきたデータなり、ことし調査するデータを整理して、11月頃には成果検証の共有を図ってまいりたい。区民、区議会、さまざまな利害関係者の方と共有しながら検討を進めていきたいというふうに考えてございます。  そして、平成31年度と申しますか、2019年度、今の段階ではあれですけれども、6月頃に、全体の理念ですとか、あるいは分野別の環境ですとか福祉のまちづくりですとか、そういう分野別の目標方針というのを案をまとめていきたいということでございます。同じ2019年の12月頃には「地域別構想」の案をまとめていきたい。「地域別構想」というのは、現状では各出張所単位並びに大丸有、永田町という区切りになっていますが、その中で地域別構想の改定案をまとめていきたいというふうに考えてございます。  そして2020年度におきまして、その「全体構想・分野別構想」「地域別構想」をまとめて、全体でセットにしてマスタープランの改定案として説明会、公聴会、パブコメをしてまいりたいというふうに考えております。それから、2020年の12月までにマスタープランを改定予定なんですけれども、先ほど申し上げたとおり、東京都の区域マスタープランが2020年度中に公表というふうになっていますので、そのあたりとのスケジュール感の連携、当然事前に市区町村とすり合わせはあるので、中身については十分把握可能なんですけれども、そのあたりに留意をしながら、若干後半のスケジュールが冗長になっているのは、そういった影響でございます。  それから、最後に2021年度以降なんですが、実は現行の都市計画マスタープランの中にも改定についての記載があるんですが、言ってみればそれが仕組み化されてなかったと。定期的に何か検証する仕組み化されていなかったということもございまして、これまで20年にわたって改定をされてこなかったという経緯もあるのかなというふうに思っております。そのあたりにつきましても、そういったマネジメントの仕組み化についても検討をしてまいりたいというふうに考えております。  また、今ほど申し上げましたスケジュールの中で、冒頭申し上げましたとおり、節目節目で当委員会にもご報告をしながらご意見を賜り、検討会や都計審のほうにフィードバック、逆に検討会や都計審で出た意見を企画総務委員会のほうでもご紹介しながら、キャッチボールをしながら、ちょっと長丁場ですけれども検討を深めていきたいというふうに考えてございます。  ご説明は以上でございます。 197: ◯林委員長 はい。どうぞ、何か。 198: ◯小枝委員 皆さんまた急ぐと思うんですけれども、これ非常に先ほどの緑の基本計画と同時に行われる大変重要な千代田区の将来を決める計画になると思うんですね。で、このやり方でこれだけスピードアップしてやっていくとどういうふうになるのかというのは大変心配。  で、ただ人事権はあるというところがあるんでしょうから、専門家を、どういう人たちを入れるのか。それから、分野的に言うと、今、もう量的な拡大ばっかりを千代田区はずっと追求してきたけれども、お隣の中央区でも、もう1.5倍の容積緩和をやめたということで、人口を一定程度コントロールするような、もう既に決めてしまったものは行ってしまうのかもしれませんけれども、そういう、やはり保育園とかインフラがもうついていかない、財政的にも厳しいという状況がありますので。で、専門家の中に、成長管理とか、それからダウンゾーニングとか、そういうふうな見識を持つ方を、やっぱり弁士を入れていただかないと、これはまあシンクタンクなのかどうかわかりませんけれども、歯どめがないだろうと。欲望都市になってしまう。量的拡大の欲望都市になってしまう。ミッドタウンはミッドにあるからいいんで、あれが幾つもあったらミッドにならないという、そういう、このところをどうにか──わかるんですよ、いろいろ活性化、活気というのはわかるんですけれども、見識ある専門家をきちっと複数名入れ込んでいただきたい。それから、石川幹子さんじゃないですけれども、緑に関する専門家も必要だろう。それから、そういった千代田区の歴史とか、そういうところも教育と文化のまちづくり、あの宣言、あの趣旨をやはり踏まえられる人がいないと、もうとまらない。  それと、もう一つ重要なのは参画・協働、参画のあり方なんですね。これが前マスタープランのときには松原課長といって、東京都に戻った大変熱心な方が、もう100回以上、説明会に入りました。で、広報ではがきアンケートなどもとって、非常に皆さんの関心をきちっと取り上げていこうということで、本当に企業のためだけのまちづくりじゃない、やっぱり住民とともに歩むまちづくりにしていくのに、これ、非常に誰をどのようにメンバーに加えていくのか、同じ場所がいいのか、あるいは別のシンクタンクがいいのか。そういうことも含めて真剣にやらないと、知らない間に自分たちのまち並みまで決まってしまった。あるいはもう決まってフィックスされる寸前に拡大で意見を聞かれても、もう遅いと。こういうふうなことになりかねないので、それは次にでもどんなメンバーで、どういうやり方でというのがもうちょっと見える形での案出しと、たたける素材を出していただきたい。きょうはこのところをこういう形で出てきたのはわかりましたが、大変重要なことですので、専門家の配置、あるいは公開性、参加型、そういうふうなことを、成長管理路線もしっかりと視野に入れてやっていかないと、少子化の時代ですので大変なことになってしまいますので、ぜひお願いしたいと思います。いかがですか。 199: ◯印出井計画推進担当課長 今、さまざまご意見をいただいたところでございますので、ご意見として受けとめさせていただくということはあるんですけれども、(発言する者あり)まず一つ、何点かございました。人選の中で何をということがあったのかなと思います。当然、これだけ緑のことがさまざままちづくりの中で議論になっているということも想定しますと、緑とか水辺とか景観とか、そういう専門の方には当然入ってもらおうということはございます。それからあと、文化とか芸術の部分についても、やっぱりこれからのまちの魅力としては非常に重要だなと思いますので、そういった方にも入っていただこうかなということは調整中でございます。さらに成長管理ということでございますけれども、成長管理というのも都市計画の中の一つのキーワードにはなっていますが、成長を管理するので、成長させる部分と成長させない部分があるわけですよね。あるいは成長ではなくて発展という違う段階に向けたまちづくりもあるわけなので、そういう意味で、成長管理に見識があるというような方は当然都市計画の中でもたくさんいらっしゃるのかなというふうに思いますので、そのあたりについても我々のほうでは当然に、そういったことも含めた学識のある方に、都計審なり検討会のほうに入っていただこうと思うんですけれども、小枝委員がおっしゃっている成長管理という言葉と、我々が一般的に認識している成長管理というのが必ずしも一致しないのかなという印象は持っておりますけれども、そのあたりも念頭に置いて、今後検討の構成について、さらにもう一段調整をしてまいります。で、ある程度整理ができた段階で、機会を捉えてご案内してまいりたいというふうに思います。 200: ◯小枝委員 選べるということが大事だと思うんですね。成長管理は私の考えているものとどうということではなくて、先ほどダウンゾーニングと言ったんですけれども、その地域に合った特性を再開発だけでできるわけがないし、かといってダウンゾーニングだけでできるわけがないんです。でも、今の千代田区では選ぶことができないんです。そういうふうなことが、ちゃんとこう、オルタナティブとよく言われるけれども、選べるように、今、SDGsというんですか、持続可能な開発目標というのが非常にもう、はやり言葉ではありますけれども、そういう視点はもう今やむしろ当たりの前のことですので、それを踏まえてやらないと、かえって何のためにこの会議をやるのということになっちゃって、時代おくれになってしまいますので、そこはもう、よく踏まえてやっていただきたい。いいですね。 201: ◯印出井計画推進担当課長 今ご指摘がありましたSDGsですとか、そういったものは東京都の都市づくりのグランドデザインの中にも出ています。まちづくりにおいて持続可能性って大事だよねというのは、それは私ども認識しておりますので、そういったことも踏まえて調整をしてまいりたいと思います。 202: ◯林委員長 木村副委員長。 203: ◯木村副委員長 ちょっと二つだけ、2点まとめて伺います。  一つは、都市計画マスタープランの改定に当たって、まちづくりグランドデザイン、あの位置づけはどうなるのか。あれはもう役割を終えるのかと。ちょっとそれが1点です。  それからもう一つは、いわゆる2000年に入って、都市再生特別措置法ができ、今、国家戦略特区と、いわゆる地方分権の流れとは逆行するような流れが生まれてきているもとで、そういったものの位置づけをどうするのかというのがあると思うんですよ。地方自治が思い及ばないようなところでトップダウンで、総理大臣のトップダウンでやられるという状況が生まれてきているわけですね、都心区では特に。それをどう都市計画に、このマスタープランでコントロールというか、勝手なことをやらせないようにするのか。その辺の、こう、関係といいましょうか、その辺。 204: ◯印出井計画推進担当課長 今二つご質問いただきましたが、関連している部分もあるかと思います。都市づくりのグランドデザインという形で、ちょっとグランドデザインという言葉の選び方が、昨今使われている──あ、すみません、千代田区の場合はまちづくりグランドデザインですね。例えば東京都では都市づくりのグランドデザインという言葉を使ったり、国では国土形成のグランドデザインという言葉を使っています。国や東京都の使い方は、まさにマスタープランのさらにその上位になるような基本コンセプトをグランドデザインという形で整理をしています。ところが、区が策定したグランドデザインは、その当時におけるさまざまな、まさに都市再生の開発動向を踏まえて、その中で後段の質問につながるんですけれども、単純に国主導でなく、区として、このつながる開発に何かしらの意義を見出して、そちらのほうに誘導していこうというような趣旨だったので、そこのところの理解は、多分木村副委員長とは平行線なのかなと思いますけれども…… 205: ◯木村副委員長 ですね。 206: ◯印出井計画推進担当課長 我々としては、都市再生の動きに対して、区として環境ですとか、そういった今後必要な新たな価値を創出することを狙った形でグランドデザインというのをつくったというふうに理解をしています。で、グランドデザインは、その当時の都市再生のプロジェクトをプロットしながらそこに価値を見出したというところでございますので、明快に今役割を終えたかどうか、ほとんどでき上がっているプロジェクトが多くなっていますので、そういう意味で言うと、プロジェクトのプロットについてはそこで役割を終えた部分もあるでしょう。ただ、今後の大規模な市街地更新の中で、やっぱりそこで示された風の道ですとか、そういう、区としてさまざまな新たな価値に配慮したものというのはもちろん継続して残るでしょうし、それがそのまま次のマスタープランの中に生きてくるかどうかは別なんですけれども、そこで示された価値というのは今後も普遍的なものであれば継続していくと、そういうふうに認識をしております。 207: ◯木村副委員長 いいです、いいです。 208: ◯林委員長 よろしいですか。よろしいですか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 209: ◯林委員長 はい。それでは、報告事項を終了します。  3のその他に入ります。委員の方、何かございますか。(発言する者あり)こっちからでごめんなさいね。  小枝委員。 210: ◯小枝委員 きょうの議運、各派協のほうに東郷元帥記念公園の改修に関する陳情が上がっていました。きょうはきょうのきょうですのであれだと思いますが、今、工事、特に高木が53本が23本切るというようなことが出ていて、次回の審議になるのであれば、その際に、何という種類の木がどこにあって、あの当時のことを思い出すと、当時は大串委員とか、今、嶋崎幹事長とか、かなり意見も言われて、大分桜のこととか、残すような方向の話も出たように記憶しています。その上で、住民の十分な熟考の結果というようなことになっていましたので、一体どういうことになっているのか。ちょっとその資料がわかるようなものを、例えば地域住民にどんな広報をしたり、説明会をやってそうだったのか。それから、現状まだある過去の樹木配置と、それからその判定と、高木はどれを伐採し、中木はどれを伐採し、低木はどうするのかというそれがわかるものを出していただいたほうが、次の委員会のときに。で、地域協議会に何かニュースとか、配付したようなものがあれば、広報したものがあれば、私たち協議会、拡大協議会までやっての現在ですので、そういうことがわかるようなものを、ぜひ、次の委員会に出していただきたい。 211: ◯林委員長 陳情が送付されましたので、陳情審査までにちょっと調整させていただくような形でいいですかね。その…… 212: ◯木村副委員長 ごめんなさい。ちょっと今のとの関連で。 213: ◯林委員長 はい。木村副委員長。 214: ◯木村副委員長 ああいう、区のほうにも同様の要望書が出されたということなんだけれども、現状はどうなっているのかだけ、ちょっと教えてください。 215: ◯林委員長 あ、今の。 216: ◯木村副委員長 現状。 217: ◯林委員長 今の工事の…… 218: ◯木村副委員長 それを受けてですね。 219: ◯林委員長 改修工事の進捗状況。わからない。わかる。プールはなくなっちゃいましたよね。  道路公園課長。 220: ◯谷田部道路公園課長 工事の今の状況の…… 221: ◯木村副委員長 工事の関係の。 222: ◯谷田部道路公園課長 工事のほうは、今一番下の段のところを工事を始めていまして、プールの解体、それから樹木の整理等を今行っているところでございます。そういう要望もあって、とりあえず、今、木を切る作業をちょっとやめまして、それ以外のところで今作業をしているというような状況でございます。(発言する者あり) 223: ◯木村副委員長 そうだね。 224: ◯林委員長 うん。よろしいですか。 225: ◯木村副委員長 よろしいです。 226: ◯林委員長 ほか、委員の方。よろしいですか。  それでは、執行機関から3点ございますので、まずは最初にどなただ。 227: ◯平岡住宅課長 平成8年度より平成12年度に供給いたしました借上型区民住宅10棟、152戸のうち、平成8年度及び平成9年度に供給しました6棟93戸が、現在までに借上型区民住宅としての役割を終えました。終了時にお住まいの方で引き続き居住されている方は66世帯いらっしゃいます。終了を機に移転された方は22世帯でございます。  現在管理しております借上型区民住宅は4住宅になりましたが、今後、平成30年度中に2住宅、平成31年度、平成32年度にそれぞれ1住宅が同様の満了を迎えます。現在30年度に終了する2住宅につきまして、現在、入居者との新たな契約の契約手続及び家賃助成の申請手続を順次実施しているところでございます。  満了を前にご転居される方も目立つようになってきたことから、建物所有者の意向も踏まえ、協議により空室部分について借り上げ契約を満了前に終了するなど、民間住宅としての運用をすることとなりましたため管理住戸の減少が生じました。岩本町にございますテルセーロ三鈴の管理戸数が14戸から7戸に、神田和泉町にありますSHフラットが17戸から16戸に変更となっております。このことによります既存入居者への影響はございません。  今後、終了を迎えます住宅におきましても、入居者様と建物所有者の双方の居住に対するご心配とならないように適切なご案内に努めてまいります。  ご報告は以上でございます。 228: ◯林委員長 よろしいですかね。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 229: ◯林委員長 はい。続きましてIT推進課長。 230: ◯中尾IT推進課長 図書館ホームページのリニューアルにつきまして、口頭でご報告させていただきます。  昨年11月でございますけども、千代田図書館のホームページが外部から攻撃を受けまして、蔵書の検索ですとか予約のサービスができない状況が続いておりました。昨年の12月の本委員会でもご報告させていただいたところでございます。で、一方で予定されておりました図書館システムの改修のほうが予定どおり完了いたしまして、3月14日からになりますけども、ホームページのほうもリニューアルいたしまして、通常のサービスが今現在復旧しているというところでございます。  改修に当たりましては、図書館システムの安全性を高めるとともに、ホームページのリニューアルをいたしまして、新たに音声の読み上げ機能ですとか、文字の大きさも拡大できるなど、そういった機能も搭載しているというような状況で、今現在、安定稼働しているというところでございます。  引き続き事業所管課は、これ、文化振興課になりますけども、連携いたしまして、システムの安定稼働のほうを図っていきたいと思っております。  報告は以上でございます。 231: ◯林委員長 はやお委員。 232: ◯はやお委員 きょうは結構です。確認をしてもらいたいのが何点かあります。一つが、先日セキュリティの問題でトラブルがあったと。で、いろいろとシステムの知見者のほうの確認をとると、どうやらパスワードの問題があったというふうに運用ミスに近いような話を聞いておる。そこのところについてどういう問題だったのか、きちっと確認をとると同時に、このところについては指定管理のガイドラインの中のシステムのことについては整理するということになっているので、企画のほうともよく調整をして、どういうことだったかしっかりと調べていただき、次回で結構ですから報告を欲しい。  並びに、これは運用の利用状況のことになるかもしれないんですけれども、聞くところによると、Wi-Fiのセキュリティが厳しくなり過ぎたために、お年寄りのパソコンが入れないとかという問題も出ているそうです。ですから、こういうことも含めて、今、本庁でもあるようなセキュリティが厳しいがために利用が厳しくなった。そういうことをどのところまで折り合いをつけてセキュリティの厳しさをするのか、そこのところを早急にまとめて、次回、報告をお願いしたいと思います。 233: ◯中尾IT推進課長 状況を文化振興課のほうともちょっとよく確認いたしまして、次回報告させていただきます。 234: ◯林委員長 はい。では、次回お願いいたします。  よろしいですか、ほかの委員の方。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 235: ◯林委員長 はい。それでは、最後に災害対策・危機管理課長。 236: ◯山崎災害対策・危機管理課長 先日、4月21日土曜日に防災行政無線により大規模テロ情報を誤って放送してしまった件につきまして、口頭で申しわけございませんがご報告いたします。  当課では、平時より発災時において、迅速に災害情報を防災行政無線で放送するために防災行政無線のシステムの取り扱いについて訓練を行っております。当日は9時30分より、災害情報対策員である経験年数7年のベテラン非常勤職員と2名の新人の非常勤職員の計3名でシステム訓練を行っておりました。新人職員にとっては今回が初めての訓練でありました。ベテラン職員の指導のもと、外部に誤って放送しないように、システムを練習モードというものにして訓練を進めておりました。  その中で、操作ミスがありまして、モニターが消えてしまうというようなトラブルが生じました。そのため指導職員は電話により当課のシステム担当の職員に相談し、指示を仰いでおりました。が、その最中に新人職員がシステムを何とか復旧させようと操作してしまいまして、「起動」と書いてある放送ボタンを誤って押してしまいました。これが9時45分ごろでございます。その際はトラブルにより練習モードが解除されていたということに気づいていなかったということもあり、本人たちは外に放送してしまったという自覚が特にありませんでした。ただし、問い合わせの電話がコールセンターなどに入って、そこからの連絡を受けたことにより初めて事態を認識したという次第でございます。  この誤放送をしてしまったという電話連絡を私が受けまして、そのときは災害対策情報員で対応可能な安全・安心メールの配信を指示しまして、10時46分ごろに訂正のメールの配信をいたしました。で、防災行政無線には、あらかじめ大雨洪水警報などの定例文、こういった音源は登録してございます。しかし、誤放送の訂正文などは音源を一から作成する必要がありまして、システムに詳しい当課の担当職員でないと対応ができませんでした。そこで、そのシステム担当職員の職場到着後、防災行政無線での訂正放送の準備をするように指示しまして、音源を作成させ、12時4分に訂正放送を行いました。また、それにあわせてホームページ、ツイッター、フェイスブックなど、あらゆる発信・配信媒体を用いて防災行政無線の誤放送に対する訂正の情報の発令をいたしました。  今後につきましては、再発防止のために、ベテラン職員を含め、非常勤職員に対するシステム担当職員による研修の実施をいたします。こちら、もう今週月曜日から実施をしております。また、今後、災害情報対策員に新人が採用される際には、当課職員による十分な職務研修を実施していきたいと考えております。そして、防災行政無線における訂正放送についても、訂正の定例文を用意し、システムに音源を登録しておくなど、少しでも迅速に放送ができるように努めてまいりたいと考えております。  このたび、区民の方からお問い合わせが、私どものほうで把握している限り二十数件いただきました。このたび本当に区民の皆様に多大なご迷惑及び混乱を与えてしまったということにつきまして、まことに申しわけなく思っております。おわび申し上げます。今後改めて襟を正してまいりたいと思います。  ご報告は以上でございます。 237: ◯林委員長 はい。いいですか。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 238: ◯林委員長 はい。よろしいですか。はい。ほかに特にございませんよね。                〔「はい」と呼ぶ者あり〕 239: ◯林委員長 それでは、以上をもちまして企画総務委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。                 午後5時17分閉会 発言が指定されていません。 Copyright © Chiyoda City, All rights reserved. ↑ 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