新潟市議会 2000-12-04 平成12年12月定例会本会議-12月04日-目次
(4) 「政令都市は合併で実現する」ことについて ア 国,県の「市町村合併の押しつけ」への認識 イ 政令指定都市問題研究会の温度差について (ア)なぜ温度差があるのか。 (イ)その中でどう政令都市化を進めていくのか。 (5) 現実政治の改善なくして,政令都市に夢を託すやり方には市民はついてこないのではない か。
(4) 「政令都市は合併で実現する」ことについて ア 国,県の「市町村合併の押しつけ」への認識 イ 政令指定都市問題研究会の温度差について (ア)なぜ温度差があるのか。 (イ)その中でどう政令都市化を進めていくのか。 (5) 現実政治の改善なくして,政令都市に夢を託すやり方には市民はついてこないのではない か。
かつて,都市問題の泰斗,故西山夘三氏は,'80年代の後半の地上げなどによる京都市のまちの荒廃と破壊を目の当たりにして,「これは1,000年来の応仁の乱以来のまち壊しだ」と嘆きました。近年の都市の激変ぶりは,まさに歴史的なものがあります。
新潟市を含む9市町で構成する政令指定都市問題研究会で提案した田園型政令都市の方向は,地域の重要な資源として農業,農村の役割を重視していると理解しているところでありますし,広大な農地を活用し,産業として自立するとともに,他産業との連携を深め,高付加価値・高生産性農業を確立し,農地,農業の多角的活用を図ることが肝要と考えております。
今議会冒頭の提案説明でも述べましたが,本市を含む近隣の9市町で組織した政令指定都市問題研究会が昨年度提案した田園型政令都市という将来像は,新潟都市圏の特性や今後のまちづくりの方向から考えて,21世紀の新潟都市圏にふさわしい,しかも既存の政令指定都市と異なる新潟独自の将来像であると評価をしているところであります。
現在本市におきましては,近隣8市町とともに政令指定都市問題研究会を組織しておりますが,先般この研究会で政令指定都市化を含めた新潟都市圏の将来像について調査報告書をまとめ,田園型政令都市という将来像を提案したところであります。
本市におきましては,近隣8市町と共同で政令指定都市問題研究会を組織し,現在新潟都市圏の将来像について調査,研究をしておりますが,私といたしましては,現在の新潟都市圏が持つ豊かな自然や農地を生かしながら,都市と自然が共存する田園型の政令指定都市の姿が新潟独自の将来都市像であると考えております。
進取の気性に富むあなたは、広域都市問題にも造詣が深く、交通、通信網の発達、住民ニーズの多様化に伴う財政規模の拡大などに対応するには、従来一市町村の範囲を超えた新しい都市づくりの必要性を提言されました。このことが、ひいては昭和46年4月に実施した直江津市と高田市の合併、上越市の誕生に大きく貢献することとなったのであります。