柏崎市議会 1996-03-22 平成 8年第1回定例会(第7日目 3月22日)
また、検討の段階から十分な情報公開を行うことやプルサーマル計画やバックエンド政策の将来的な全体像と、これから派生する諸問題も含めて具体的に明確に示すことも求めておるわけであります。 エネルギー基地として国に貢献したと自負される世界最大原発基地の柏崎市長としても、当然、この認識と一致しておられると思うわけでありますし、また、一致しなければならないと思うわけであります。
また、検討の段階から十分な情報公開を行うことやプルサーマル計画やバックエンド政策の将来的な全体像と、これから派生する諸問題も含めて具体的に明確に示すことも求めておるわけであります。 エネルギー基地として国に貢献したと自負される世界最大原発基地の柏崎市長としても、当然、この認識と一致しておられると思うわけでありますし、また、一致しなければならないと思うわけであります。
そして、以下3項目の提言でございますが、1番目は、核燃料リサイクルのあり方と今後の原子力政策の基本的な方向、プルサーマルや使用済み核燃料、高レベル廃棄物の処分方法などのバックエンド対策について、国民各界各層の幅広い論議、対話を行って、合意形成を図ること。2番目に、検討の段階から情報公開を行うこと。そして、3番目に、以上の手続を踏まえた上で、原子力長期計画を見直すことを提言しております。
3県知事の提言にもかかわらず、東京電力柏崎所長はプルサーマル計画、つまりプルトニウムの混合燃料、MOX燃料を軽水炉で燃やす、と強弁しておられるわけでありますが、また、既にこのMOX燃料の加工を秘密裏に昨年の春、ベルギーに発注していたということも最近暴露されました。
最近市長は、プルトニウムを混ぜて燃料とするプルサーマル計画、MOX燃料使用について、「簡単に、はい、わかりましたという状況ではない」とコメントされています。8号機以後の増設について、アンケートを求められたときのお答えはいかがでしょうか。私は、「安全なのだから増設してもよい理屈だが、賛成、反対の市民間のトラブルを思うと、反対と言わざるを得ない」と、玉虫色のような答えを書いておきました。
そして、こういう状況すら感じ、さらにプルトニウムの使用、いわゆるプルサーマル計画についても強行が見られるように、異常な突出といいますか、国際的にも批判の目が注がれているというのが現実だと思うんです。