阿賀町議会 > 2022-12-14 >
12月14日-02号

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  1. 阿賀町議会 2022-12-14
    12月14日-02号


    取得元: 阿賀町議会公式サイト
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    令和 4年 12月 定例会          令和4年阿賀町議会12月定例会議会議録議事日程(第2号)                   令和4年12月14日(水)午前10時開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(12名)     1番  加藤達也君      2番  長谷川 智君     3番  阿部義照君      4番  山口庫幸君     5番  宮澤直子君      6番  長谷川 眞君     7番  長谷川良子君     8番  入倉政盛君     9番  斎藤 栄君     10番  五十嵐隆朗君    11番  石田守家君     12番  斎藤秀雄君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         神田一秋君   副町長        明間 聡君 教育長        遠藤 佐君   会計管理者      石川憲明君 総務課長       野村秀樹君   町民生活課長     阿部有一君 こども・健康推進課長 清野直子君   祉介護課長      宮澤由佐子君 農林課長       波田野 篤君  まちづくり観光課長  五十嵐伸二君 建設課長       若狹孝之君   消防長        伊藤 忍君 消防本部次長     長谷川秀一君  消防本部警防課長   波田野善弥君 学校教育課長     清野郁男君   社会教育課長     澤野直也君 農業委員会事務局長  伊藤孝志君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長       阿部 勉    書記         上田宏幸 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) おはようございます。 ただいまの出席議員は全員、12名であります。 これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため求めにより出席した者は、これもあらかじめお手元にお配りしたとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会議の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、9番、斎藤栄君及び10番、五十嵐隆朗君を指名します。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第2、一般質問を行います。 昨日に引き続き、一般質問の終わっていない方から行います。 順次発言を許します。--------------------------------------- △宮澤直子君 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。     〔5番 宮澤直子君登壇〕 ◆5番(宮澤直子君) おはようございます。 このたび、町長におかれましては、2期目のご当選おめでとうございます。ますます変化の激しい社会情勢下において、町の進むべき方向をどのようにかじ取りしていくのか判断の難しい局面もあると思いますが、目指す方向を見失わず、困難な中でも職員の皆さんとともに最良の政策を打ち出していただきたいと要望いたします。 さて、通告に従い一般質問に入ります。 1点目の質問は、津川インター入り口の信号機は、福島方面より鹿瀬方面に右折用矢印が必要では。 津川インター入り口の交差点では、新潟方面から来る道路は直進の下り坂であり、車両はスピードを上げて交差点に入ってきます。福島方面から鹿瀬方面へ右折の際は、前方から車両が向かってきている場合、かなりの距離の余裕を持たないと曲がることができません。ラッシュの時間帯または行楽シーズンには新潟方面からの直進車両が続き、青信号でも右折できない場合があります。住民の方からも、もう少しで事故になりそうな場面を目撃したという話を聞いております。信号機は町の直接の管轄ではございませんが、町民の安心・安全な生活を考えたとき、交通事故の予防のため、右折の矢印の信号機が必要ではないか。天満区、三郷交差点の信号機には、新潟方面から上川地区に入る際、右折の信号機があり、安心して待って曲がることができます。町として改善を提案できないでしょうか。 2点目は、阿賀町のイメージアップ戦略として、カレンダー及び包装紙を使ってPRを。 毎年開催の四季のあが町写真コンテストの作品の中にも、阿賀町を象徴する景色を撮ったものがある。四季のあが町写真コンテストの写真を生かしてカレンダーを作ってみてはどうであろうか。特に、自然の美しさを表現したものは、阿賀町のイメージアップにつながるのではないでしょうか。 また、先日、産業建設常任委員会において、道の駅ながおか花火館を訪れました。そこでは、統一された長岡花火をモチーフにしたオリジナル包装紙を使用した戦略を行っておりました。町のイメージである雪椿や狐の嫁入り行列の包装紙を町の商品に使用することにより、統一感と町のイメージアップを図れるのではないでしょうか。 3点目の質問は、再々質問になりますが、町の公衆トイレの改修状況は。 平成30年12月、私が議員になった最初の一般質問は、町の公衆トイレの設置状況と改修を質問いたしました。さらに、令和2年3月の定例会議では、公衆トイレの改修の優先順位と進捗状況を再質問しました。その際に、町のほうから町内37か所の公衆トイレの状況をリストにしていただいております。最初の質問から4年経過し、洋式化への改修、また、冬期間の使用の改善はどのように進んでいるのでしょうか。 また、トイレの案内看板が見えにくい場所は、大きめの看板を設置するように提案を行ったが、改善されているのでしょうか。今年の議会だより5月号の団体紹介のコーナーでは、津川グリーンテニスクラブが、津川B&Gテニスコートの脇の公衆トイレの洋式化を町に要望しておりますが、その件について町は検討を進めているのでしょうか。住民からも、一般質問の後、経過について説明を問われることが多いです。今回、回答を求めます。 以上、3点の質問についてよろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) おはようございます。まずもって宮澤議員さんからも、冒頭、再選に関するお言葉を賜りましてありがとうございました。引き続きのご指導、ご支援を何とぞよろしくお願いを申し上げます。 それでは、ご質問にお答えをしてまいります。 まず、1点目の津川インター入り口の信号機、福島方面から鹿瀬方面に右折用の矢印が必要ではないかというようなご提言、ご意見をいただいたところでございますが、私も通勤で通る場所でもございますし、また、あそこはいろんな活動で、私もよく立つ場所でございますので、その実態というふうなところを私も承知しているところでございます。 お話がありましたように、朝夕の通勤時間帯、また休日にあっても、本当にこれは交通量の多いときは、お話しいただいたとおり、なかなか、福島方面から行って、1回の信号ではとても曲がれない。下手すると2回、3回ぐらい待たなきゃならないというようなところで、右折の車もつながるというような状況も、私もある意味で認識をしているというふうなところでございまして、これを無理して、やはり急ぐというふうな時間帯でもありますから、無理して曲がろうというふうな心理も当然あるわけでございますので、お話しいただいたような事故の懸念というふうなところを、これを一番心配をしながらというふうなところで私もいるのが正直なところでございますが、これまたお話しいただいたように、信号機等々に関しては、警察、公安委員会のそうした所管になるというようなところでございますので、なかなか具体的なところは私としても、申し訳ないところもありますけれども、今般のこのご質問、ご要望を含めながら、以前からまさにそうしたお話も聞いているところがありますので、津川警察署の交通課長さんには、そうした旨も直接お伝えしているというふうなところもご理解をいただきたいというふうに思っております。 先ほど言ったように、これまた私の個人的なところを申し上げるのもなんなんですけれども、あそこでまさに私もさっき言ったように、よく見ているわけでございますけれども、これは本当にそうしたところで、右折があって、曲がるには一つそうしたところでかなり大きな改善になろうかなというふうに私自身も思いますが、一方でこれまた矢印をつけると、ほかの信号、ほかの3方向のこれの時間がある意味で長くなる、停車時間が長くなる。そうすると、特にインターのほうから来る車にあっては、時間帯によりますけれども、大きな車、特にトラック等々も多いんですけれども、上ノ山の町営住宅の下の大きなカーブのところまでつながるというふうな時間帯もあるので、なかなかほかの車線への影響等々もこれは警察のほうではいろいろ総合的にお考えのことだろうなとは思っておりますけれども、まさにそうしたところで、一番大事なのは、交通安全、事故のないというふうなところでございますので、そうした面では、警察にも検討といいますか、そうしたご意見をお伝えしているというようなところで、1点目についてはご理解をいただければというふうに思っております。 2点目のイメージアップ戦略としたカレンダーや包装紙等々に関するご提案、またご意見でございまして、これはお話しいただいたとおり、私も全く本当にそのようなところで思っているというふうなところであります。特にこの四季のあが町写真展、今年も実施をして、今回で17回目を迎えるわけでございますけれども、昨年にあっては114人から230点のご応募をいただいておりまして、その入選の作品を決定、選ばれた後は、阿賀町のまさに景色であり、人であり、伝統行事であり、観光スポット等々、本当に効果的な、PRとしてもまさに効果的なすばらしい写真が例年選ばれているわけでございますので、ここをもう少し有効活用というか、しっかりそうした生かしていくようなところ自体がこれまたこのフォトコンの一つの目的をさらに高めていくことにもなるんだろうというふうに私も思っております。 現状では、川屋敷での展示会をスタートにしながら、新潟市内のふるさと村やメディアシップ等々も含めながら、町外でもご紹介をしているところでありますけれども、もう少しやはり一歩踏み込むというところも、私も同じような気持ちでいるわけでございます。 これまでは、その展示のほかに、ホームページで活用する、町のパンフレットで活用する、ポスターで活用する、また、先般は切手を作る際にそうした部分の中から活用しているというような例もありますけれども、ご提案いただくように、いろんなアイデアを出しながら活用していくというようなところが極めてこれは、もう少し一工夫というか、アイデアを出しながらひとつ実現をしていくというふうなところが大事だというふうに思っております。 もう一つ、これも阿賀町の名刺、写真の台紙もあるわけですけれども、相当これも古くなっていまして、実は私が合併当初に提案して、なかなか観光部門で動かなかったので、企画の私がある意味で強引にやったままになっていたところもあって、そうした中で、より新しいもので変化のあるものをこうやって使っていくというようなところが大事だと思います。包装紙になっても本当にそのとおりだと、これも全くそのとおりだというふうに思っているところでございます。 私がかつて、お話しいただいたのは本当にそのとおりでありますので、ほかにも私もいろんな提案してきたのは、例えば、飲食店等々に行った際に、皆、割り箸は袋に入って、お店の部分もありましたり、料理の下にテーブルのところに敷く紙があったり、いろんなそうした部分であるわけなので、ここにご提案いただいたような雪椿であったり嫁入りであったり麒麟山であったり、この阿賀町のすばらしい部分をある意味で統一したもので出したり、また、そうした写真のデータ等を自由に使っていただきながら町を宣伝していただけるような部分も、これはそうしたところをみんなで検討して理解いただく中で、特にそうしたご商売をなさっている皆さんが、ある意味でそうしたところを、話を対応しながら作っていっていただいて、町はそこを支援しながらPRにつながっていくというふうなところの取組というようなところも、これは私もかつて提案したこともまた思い出しながら、そこが大事なところであるなというふうに思っておりますので、今回もまたご提案をいただきましたので、多分聞いている関連の課長の皆さんも、これまた特に予算の時期でもありますから、一気にまたそうした気持ちを盛り上がらせながら、関係の皆さんとの協議も進めてくれるものというふうに私も思っているところでございます。 3点目の公衆トイレの改修の状況でございます。 まず、洋式化への改修の状況を申し上げますけれども、これまで中村、野中、日野川及び向ノ島公園の4か所、9基を洋式化したというところでございます。一般の住宅では本当に今はほとんどが洋式トイレとなっているわけでございまして、特に子供たち、なかなか和式トイレを使用するというようなところがもうできないというか、そうしたところがあるわけでありますから、今般、小学校、中学校のトイレ改修も、まさに洋式化を進めさせていただいているところもありますので、ここはまさにそうしたところで進めていくという方向の中で、順次これからも進めていきたいというふうに思っておりまして、また、洋式化だけじゃなくて、こうしたコロナ禍であれば、感染のこともありますから、手洗い場の改修についても、これも順次併せて進めていくというふうなところでございます。 またもう一つは、今の時期も既にそうでございますが、冬場の使用についてというふうなところでありまして、これはなかなか正直言って、従来から進展していないというか、そのとおりその状況が続いているというふうなところでございます。冬期間閉鎖をしているトイレ、これは農村公園、森林公園など、主に春から秋にかけて利用していただく施設内にあること、また、登山、キャンプなどアウトドアを楽しまれる方が多く利用するトイレが主でありますけれども、冬期間の需要が少ないという点と、最大の理由は管理上の課題で、冬期間における凍結、水道管の破裂というリスク、毎日の除雪、清掃、なかなかこうしたところから一歩前に進んでいないというのが現状だというところでございます。 次に、トイレの案内看板でありますけれども、これも令和2年3月定例会議におきましてご質問をいただきました麒麟山公園駐車場のトイレ、また、麒麟山温泉にありますいこいの森のトイレの看板についてのご提案だというふうにも理解しているところでございますが、これも現在のところ、現状のままだというふうなところでございます。私もその際のご提案をいただいて、課に検討の指示をしたところでございますけれども、これは別の業務の関連もあるというようなところは言い訳にはなりませんが、そうした中で検討が遅れているというふうなところであるというところですが、今般、所管の課では、改善に向けて新年度の予算編成の中で具体的により検討しているというようなところでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。 次に、津川B&Gのテニスコート公衆トイレでございますけれども、宮澤さんにお話しいただいたとおり、利用者の方から洋式化してほしいという声を伺いながら、また、議会のお知らせの中でも私も見たところでございますので、その後、そうしたところから具体的な必要性、改修の内容等々を検討しているというようなところでございまして、これまた地元のテニスクラブの皆さんばかりでなく、新潟市内の高校のテニス部、また、町内外のテニスコートの利用者のほかにも、ハーバルパーク周辺の散策に訪れる方々の利用もあるわけでありますので、ここは施設のまさにそうしたところで、一部ですけれども改修をするというようなところで、所管課としては、今、新年度の予算要求に向けて準備をしているというふうなところでございます。 これまたそうした必要なところは、ある意味でこれを早くやっていくというようなところが、利用する方々にとってもこの効果は高まるというふうに私も考えているところでございますので、順次、まさにそうした形の中で改修整備を進めていくというふうな考え方でおりますので、よろしくお願い申し上げまして答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 回答ありがとうございました。おおむね前向きな回答を得られたのかなというふうに感じております。 1点目の質問から再質問を行いたいと思います。この信号機の件ですが、私自身も議員として一般質問でするのはどうなのかなというふうな思いもありました。直接警察に訴えるのが早いのかなというのもありましたけれども、やはり住民の目線で考えたときに、安全面を考え、また、あの交差点については私自身も非常に曲がりづらい、非常に危険を感じる、そういうことが再三ありましたので、これは検討というよりもぜひ改善をしていただきたいなというふうに思っております。 特に高齢者が多い町です。年とともに判断力、また、思ってもなかなか実践するのに時間がかかる。そういった面で、非常にここの信号機はリスクが高いなというふうに思っております。 今までも、実は、コロナ前は狐の嫁入り行列がありました。あの際、町民の方からよく言われるのは、混雑するから行きたくないという話がありました。あそこは右折がなかなかできませんし、平堀のほうからも曲がれるんですけれども、渋滞による不安から行かないという話も私はかつて聞いたことがありますが、住民目線からしたら直すべきではないかなというふうに考えますが、町長はどのようにお考えでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
    ◎町長(神田一秋君) 先ほども申しましたが、なかなか私からここは具体的に申し上げるのも立場でもないというようなところで、ある意味で私の私見というか、そうしたところから先ほども少し例でお答えをしたんですけれども、今おっしゃるように、これは福島方面から来て右折の場合は、これはもう矢印があるにこしたことがないというのは全くそのとおりだというふうに思います。 一方、矢印をつけることによって、さっきも言いましたけれども、これはインターのところの信号でありますから、その矢印の時間、ほかの信号の赤信号といいますか、停止の時間が長くなりますので、そうするとインターまで、下手するとつながる可能性があるというところもある意味で心配をしているんじゃないかなというふうに思います。 私が交差点から見るに、カーブの先まで朝つながる時間帯が、これがあるんです。そうしたところは当然、警察ではいろんな状況を把握しながら総合的に、特におっしゃるとおりこれは事故がないようにというようなところと、交通がスムーズにいくというようなところが信号機の役割だというふうに思いますから、しっかりそうした観点から総合的に検討されているというようなところだと思っておりますので、今おっしゃる方向に関しては、これは全く私自身もそういうふうに思っているところであります。 これは警察さんに、つい最近というか、小花地の信号機については、黄色、赤の点滅という時間をかなり長く、朝の8時まで、49の通行にあっては、もう黄色の点滅になって、通行、一時停止が要らないというようなところ、こうしたところも、まさに交通の実情を見ながらご判断いただいて、そうした措置を取っていただいているのかなというふうに思っておりますので、まさに先ほども言いましたけれども、こうした点も含めながら、これは貴重なご意見として、警察のほうには町からもお伝えをしているというようなところでご理解いただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 5秒、天満の信号機については本当に5秒ぐらいです。短い時間ですが、あれがあるとないでは本当に大きな違いがあると思います。本当に安全にその時間まで待って曲がるということができるので、例えば長くしなくても、今青信号であるものを5秒縮めて、その分右折のほうにやるというやり方もあると思いますので、何が優先かといったら、私はやはり右折ではないかなというふうに感じておりますので、よろしくお願いします。 もう一点、クラシックカーイベントが今年の秋にありましたが、そのときも49号線はのっぴきならない渋滞でした。私も漕艇場に行こうと思ったんですが、どこも右折ができない状況でした。文福のところはもちろん。その先、地元の方は、あそこの西や赤岩から入れるということがよく分かりましたので、そちらからはスムーズに入れたんですが、これから町長の所信表明で、私は狐の嫁入り行列をやりたいという意思を伺いましたので、狐の嫁入り行列をやるのであれば、あそこは右折の信号機が必要なのではないかなという、町に入る重要な道路でありますので、1か所でいいので、全てのところに右折を入れろということではないですが、あそこに入れるというのは、住民にとっても、観光客にとっても安心なのではないかなというふうに考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ですから、先ほどの繰り返しですけれども、福島方面からには全くそのとおりで異論がございませんが、4方向交差点ですから、あるわけでございますので、そこを総合的にどう判断するかというふうなところだと思いますから、しっかりまさにここが信号機の役割も果たしていただくというふうなところが一番大事だし、また、言うように、ここはもう待っている間の精神的な部分もあれば、信号が変わるまでの部分との気持ちの問題が事故につながるというようなところも、これは本当に大きく懸念をされるところでありますので、そうしたところの、今の宮澤さんの分も含めながら、再度これまた担当課長から警察のほうにもお伝えをしながらというようなところで、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 住民はなかなか一人一人声を上げることができないと思いますので、町としてそういった総合的な部分を見て、ぜひ要望していただきたいなというふうに思います。 それでは、2点目についてなんですが、町のイメージアップ戦略については、町長もおっしゃるようにいろんなやり方があります。県内にはキャラクター、ゆるキャラですか、キャラクター物もいろんな、五泉市も阿賀野市もありますし、いろんなやり方があるんですが、今回、私がこの提案をした理由については、一つは町外者に向けたメッセージ、それともう一つは町民に向けたメッセージです。 この町は自然が美しいというのは誰もが分かっていることなんですが、なかなかそれがうまくPRされていない。表に出る方法がなかなかないということで、このカレンダーというのは非常に予算はかかりますが、非常に生活に密着して、例えば住民に配ったときに、毎日見るわけですよね。一番予算がかからないものは、例えば1枚物で作った場合に、そこに町の風景や町の伝統行事があることで、毎日住民がそれを目にすることができる。それはすごくいいのではないかなというふうに感じますし、今、あがまちファンクラブという団体もできましたが、そういう方にとっても阿賀町を身近に感じることができる、そういうものが販売できたらいいのではないかなというふうに感じますが、そのあたりで町長としては、このカレンダーというのはどういうふうに捉えられましたか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これまた、活用のよりまさにそうした斬新なというか、よりフォトコン、さっきも言いましたが、フォトコン自体も生きていくような、そうしたご提案、アイデアだなというふうに思います。 一方、これはカレンダー、まさに買っていただくというふうなところが広がっていけば、本当にこれはすばらしいし、そうした方向が一番だと思います。 なかなかカレンダー自体も、作るに相当の紙質等々にもよるんでしょうけれども、お金もかかると。また、民間の皆さん、かつてはもうどこのご商売されている方も、会社も、本当にカレンダーを作って配布をしていただいて、各家庭でそこを利用してきているというのが従来ですけれども、なかなか民間の厳しさというふうなところもありながら、カレンダー自体も少なくなってきているという傾向にもあるのかなというふうにも思っておりますので、そこがある意味で少し、原価の作るお金と、また、買っていただくとか、そうしたトータル的な収支のことを私はまだ、よく分からない、今、段階でございますけれども、これはご提案いただいて、多分いろんなところを、今検討を担当の所管ではしているかというふうに思いますので、まさにそこも比較もしながら、そして売るなら、大勢の皆さんから買っていただくというふうなところの取組がどれくらい進められるのかなというようなところもあろうかと思いますし、今、この時期なので、令和5のカレンダーはもう少し間に合わないタイミングですし、また、1月、2月に今年のフォトコンの審査会がありますので、次年に向けながら、今のご提案についてはより具体的な検討をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げますし、またそうしたところで、引き続きのこの件に関する、より具体的なひとつお考えありましたらお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 町では今年ですか、ポスター、5枚のかなり高額なのかな、パンフレットとリンクしたポスターができたかと思います。あれはあれで、本当にイメージアップとしてすごく魅力あるものなんですが、やっぱり変化がない。一回貼ればある程度周知されると思うんですけれども、カレンダーだと毎年更新されるという意味で、そういう意味の新しさがあるのかなというふうに感じます。これによって、例えば温泉旅館であったり、観光施設、道の駅等々に掲示することで、また動きのある町の魅力が発信できるのではないかなというふうに思いますし、後でこれからお話ししますが、公衆トイレについても非常に殺風景ですが、あそこに一つ、小さなものでもいいですから、カレンダーでもあると、また町のただの公衆トイレが一つの観光のPRのところになるんじゃないかなということで、予算の関係もあります、どのようなものを作るかということで内容も変わってきますけれども、生かしてPRにつなげていきたいと思いますので、そのあたりよろしくお願いします。 また、一方、包装紙についてなんですが、これは本当に最近ながおか花火館で見て感じたんですけれども、その建物の中が一つのモチーフで統一されて、非常にインパクトがあったという、皆さん行かれたことがあるかどうか分かりませんけれども、この長岡花火というものを一つのモチーフにしてイメージアップされておりましたが、この町にも雪椿や、狐の嫁入り行列というモチーフがありますので、そこのところを活用するということはどうでしょうか。今まで考えられていたこともあるんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここはまさにそうした関係の皆さんが、今までもそうした部分でのご検討もされ、また、実施といいますか、そうしたところをされたことも私はあるんだろうというふうに思っているところでございます。ですが、これは個々のそれぞれの商品を売っていくわけですから、それぞれのお店といいますか、皆さんがよりそうした部分でアピールしながら商品も買っていただけるように、そしてまたそこの最終的に包んでいく包装紙の中で、そうしたPRにもつながっていくわけでございますから、ここはそうしたところで、私としては町全体のことを考えれば、そうした町のPRにつながる包装紙というふうなものを、ぜひこれはあって、皆さんからご利用いただけるというようなところであれば、これは本当にありがたい方向でありますので、ぜひまたそうしたところで、再度関係の皆さんのご意見も伺いながら、そうした取組が進んでいくというようなところであれば、これまた支援をしていければなというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 一斉に今やることはちょっと難しいかもしれませんが、今検討されている阿賀の里は、一つの道の駅ですが、あそこも、今、町の商品をなるべくを置くような方向性は見られておりますが、やはり統一感というか、インパクトがちょっとないのかなと。これが本当に町の商品なのかどうなのかというところで、そこで包装紙が一つ巻かれている、今の時代にべったり貼る包装紙は必要ないのかなと。SDGsもありますので、本当にコンパクトに一部分、シールとは言いませんが、帯状に貼られていたり、また、シールでもいいと思うんですよ。一つのシールがこれは町の商品だという、イメージとして狐でも雪椿でもあれば、そんなに負担にならない形でできるのではないかなというふうに思いますが、そのあたりどうでしょうか。阿賀の里でまず取り組んでみるような提案はできませんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) おっしゃるとおり、包装して町のイメージアップをというところで、いい提案だと私も思っております。阿賀の里につきましては、町の商品もありますし、町でない商品もありますので、そうした町外の商品については、なかなかそれというのは難しいかなと思いますけれども、町内で作られた商品につきましては、阿賀の里と協議する中で検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 町には、今、本当にいろいろな戦略が始まっていて、ファンクラブであったり、また、ネットですか、ネットでの販売も始まっております。また、直売所や、また、ホテル、旅館、観光施設、いろいろ、狐の嫁入り行列もそうですが、観光に向けて少しずつですが、皆さん形になっているものがありますので、そこにまた一つ、このイメージアップ戦略という、共通の認識を持った中で町の観光を進めていく、そういう提案があることで、より町が表に出る機会が出るのではないかと思います。 そのイメージアップ戦略のそんなにハードルが高くない、そういうところで、私、今回、カレンダーと包装紙ということで、比較的取り組みやすいんじゃないかなという点を2点提案しましたが、そのあたり具体的に進めていくような検討をしていただけますでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これまた町で直接というふうなところよりも、私はむしろそうした関係の皆さんが、今、議員さんと同じような気持ちに立ち返った中で、みんなで相談して、みんなで方向を出して実施をしていくというようなところが、より私は効果的な部分だというふうに思っていますので、そうした働きかけをしてみたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 分かりました。具体的に動くのは、民間の方であったり、観光施設であるとは思いますが、町として方向性を出していただきたいと思いますし、私、昨日、あが町写真コンテストの写真は町にあるわけなので、そのあたりの活用についてもぜひ提案していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 最後に、それでは公衆トイレについて再々質問です。 町長のほうからも、今、回答をいただきましたので進んでいるところ、進んでいないところを理解しました。 今回、私がこの質問を選んだ理由として、先般議会だよりモニターの方と、広報広聴常任委員会で意見交換会を行いました。その際にモニターの方から、一般質問で町が検討しますとか、進めますと発言した内容がどうなったのか追跡調査をしてほしいという、そういう要望を受けました。住民の方が、一般質問の後どうなったのか、非常に関心を持っていられるんだなということがよく分かりました。私自身はこの公衆トイレが最初の質問でありますし、やはり町としてお金はかかりますが、必要なものだと思いますので、これからも引き続き調査を進めていきたいと思います。 その中で、私なりに公衆トイレの分析をしました。そうしますと、今、49号線には、三川の石間から八ツ田にかけてコンビニもあり、また道の駅もあり、非常に充実しています。公衆トイレはそんなに改善は必要ないのかなというふうには感じています。また、将軍杉、道の駅や三川駅については、リニューアルされ、非常に使いやすくなりました。あとは観光施設として、阿賀の里のトイレ、ここが非常に重要になってくると思います。新しい道の駅やほかの観光施設では、トイレがきれいというのはもう必須の条件ですので、ここについては町としてしっかりと計画していくことを期待しています。 課題としては、三川の県道14号線、あと鹿瀬の国道459号線、上川室谷につながる227号線、七名につながる228号線、この4本について、少しトイレについて整備する必要があるのではないかなというふうに感じております。 鹿瀬の国道は、前回私たちが住民目線で、女性の団体が調査して町に提出した経緯もあり、今回また確認しました。鹿瀬のほうもJRの駅ごとにトイレがあります。また、集落ごとにも農村トイレのような形で公衆トイレがあります。冬期間閉鎖されているところもありました。もう既に閉鎖されておりました。しかし、そのところには、冬期間閉鎖になっております、ほかのトイレをお使いくださいという、きちんとした案内が出ていたことは改善されたのかなというふうに感じております。 その中で、この鹿瀬の街道で課題については、一番大きい問題は麒麟山公園のトイレが非常にお粗末なのかなというふうに思います。駐車場のほうは新しいですが、公園のほうが和式トイレが男女二つずつなんですが、一つずつどちらも故障中でした。実質使えるのが和式一つずつです。ここについては、今、キャンプなど非常に需要はあると思うんですが、改修の予定というか要望とか、そのあたり受けてはいないんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) 麒麟山公園の河川敷のほうですよね。     〔「はい」と言う人あり〕 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) 河川敷につきましては、多分もう大分老朽化して、一昨年だかの、給水管の影響で漏水していたというところで、私どものほうでは解体まで考えたところでありますけれども、それを使えるようにというふうに要望がありまして、給水管を敷設替えして、今使えるような状況にしております。ですが、老朽化というところで便器の改修はおっしゃるとおり和式しかないというところで、これも今後の整備の改修の検討の中に入っておりますので、いろいろと財政面等々の協議の中で、私どものほうは要望していきたいと思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) ここも、先般言ったように、狐の嫁入り行列をもしやるのであれば、あそこが会場になるのは間違いないと思いますので、そういう意味でも春までには何とか使える形になるのがよいのかなというふうに考えておりますが、実際どのような形に、全改修を考えていられるのか、和式を洋式なり部分改修、また、今、和式が壊れていますが、そこの改修、具体的にはどのような形で考えていられるのか。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) あそこは河川区域になっておりますので、新しくするというのはなかなか難しいのかなというふうに思っておりますので、今ある建物の中で改修を進めたいというふうに思っております。その中で、広さもありますので、その中でどういうふうな形で設置したらいいのかというのも検討していきたいと思っています。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 分かりました。簡易トイレの使用もありますので、できる範囲にはなってくるとは思うんですが、故障の状態が長引かないようにお願いします。 また、看板については、町長のおっしゃるように、麒麟山公園の麒麟山のトンネル前の駐車場のところといこいの森の入り口の2か所、これについては観光施設でもありますし、看板を明確にということで検討していただくということでよろしくお願いします。 あと、課題なんですが、三川、綱木に行く街道に何もトイレがないということと、あと上川については、何か所か室谷に行くところは直売所もありますし、日野屋さんのトイレもありますので比較的よろしいんですが、七名に行くところがやはりどうしても、七福荘が営業していればいいんですけれども、そこの施設に入らないとなかなか利用できないというところで、この2か所についてはどのように考えられておりますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) 観光面からというか、一応観光または公園整備とかそういった際には、その利用者のために造るというところで、今そういう冬期間閉鎖とかいう形になっているというふうに思います。確かに今、七福のほうも観光客のほうが結構入っておりますので、どの位置につけたらいいのかとか、どういう利用ができるのかというのを、また冬期間の利用も含めて検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 一つ提案なんですが、公衆トイレではないですが、上川に行くところには郷土資料館があります。また、上川支所があります。その2か所が例えば開いていればトイレを利用できるのかなという意味で、そういったトイレを利用できます的な看板があれば、新たに設置しなくても安心なのかなというふうに思いますし、三川のほうは三川の公民館が1つありますので、あそこが唯一利用できるトイレなのかなというふうに感じますので、そのあたり、そこの中の使用をしなくてもトイレだけでも利用できるような、そういう案内ができたらいいのかなというふうに思いますが、そのあたり回答をお願いします。どなたかお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) なかなかすばらしい提案だというふうに思います。私どもが新たに造るとなると、また管理費が出てきますし、用地の問題も出てきますので、そういう形で進められればいいのかなというふうに私も思いますので、関連する支所、それから教育委員会等々と協議した中で進めていきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 郷土資料館については、トイレを利用した後、そのまま館内を見てもらうというメリットももしかして出てくると思いますので、そのあたりも検討していただきたいなというふうに思います。 あと、質問の中にはないんですが、リストの中に平瀬の簡易トイレというのがありました。平瀬区はたまたまなんですが、地域と語る会で平瀬地区に伺ったときに、この簡易トイレが恐らくJRのSLのスポットに当たるため建てられていたようですが、3年前から撤去されて、区の方が非常に困っているという、そういうお話がありました。撤去はSLがストップしたからなのかちょっと分からないですが、その理由と、なぜ今も置かれていないのか、そのあたりどなたか説明をお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) すみません、私もどういう形で撤去されたのかというのは把握しておりませんけれども、確かに今現在は平瀬地区にはありません。これは、宮澤議員さんのほうにお配りしました一覧表にも仮設というふうになっておりますので、SL、平瀬という形での表記ということで、SLを見に来られる、また写真を撮りに来られる方のためで仮設に設置したものだというふうに私も考えておりますけれども、そのいきさつは分かりませんけれども、ただあまりにも事故がありましたし、そういった意味で、あまりお客さんのために、撮り鉄というか、SLの写真を撮るための方だけに設置するのもという考えで撤去したのかというところも併せて調べていきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 調査してほしいことと、また、住民の方が困っているという意味もちょっと聞き取りしていただいて、どういう方法がいいのか進めていただきたいと思います。 また、津川B&Gテニスコート脇のトイレについては検討していただけるということで、非常によかったと思います。ただ、その内容が要望した方に届いていないとなかなか不安に思いますので、ぜひ改修について検討された場合には回答いただきたいというふうに思います。 あと、これも提案になるんですが、設備では変更が難しくとも、この前テレビを見ていましたが、和式トイレであっても片側に例えば手すりがあれば非常に利便性が高まるという、お年寄りでもかがむことができると。片側でいいと言っていました。そういう意見もありましたし、また、照明についても、非常に昼間でも暗いトイレも多いですし、スイッチが分かりづらいところもありますので、そこら辺は人感センサー的な照明のほうが使いやすいというような意見も聞きましたので、そのあたりについては比較的予算をかけなくてもできるのではないかなというふうに思いますので、そのあたりについて検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) 管理費もかなりかかっておるところでありますので、そういう経費の節減のためにも、またまた検討していきたいと思っています。 以上です。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 公衆トイレといいますと、皆さんのイメージがどこかに書いてあったんですが、汚い、暗い、臭い、あと壊れている、怖い、そういったイメージがありますが、阿賀町のトイレはそうではないよと、衛生的に清掃されており安心して使えるよという、そういうようなトイレにしていただきたいなというふうに思います。 また、これから改修するのであれば、費用はとてもかかるということは理解していますが、比較的身障者トイレというのは、身障者も使えますし、高齢者も使えますし、また女性でも男性でも使えるので、そういったトイレを数少なくても造るような方向性がいいのかなというふうに感じております。いろいろ要望、質問をさせていただきましたが、トイレについては、また今後も見守らせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) これで、5番、宮澤直子君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △山口庫幸君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、4番、山口庫幸君。     〔4番 山口庫幸君登壇〕 ◆4番(山口庫幸君) おはようございます。 通告してありました、まち・ひと・しごと創生総合戦略の取組についてということについて一般質問させていただきます。 その前に、町長に当たられては、2期目に当選されまして、昨日、その決意のほどを伺いましたけれども、この閉塞感のある阿賀町にぜひ活力を取り戻すようにご期待申し上げております。よろしくお願いいたします。 では通告の質問ですけれども、まち・ひと・しごと創生総合戦略については、人口減少、超高齢化による地方の疲弊という、日本が直面する課題に対し、政府一体となり各地域がそれぞれ特徴を生かした持続的社会を創出するために作成されました。地方自治体ごとに地方版総合戦略をつくることとされています。この、まち・ひと・しごと創生総合戦略を進めることが阿賀町の重要な課題を解決することにつながると、これは非常によくできた計画ではないかと私は思っております。 阿賀町においては、第2次阿賀町総合計画後期基本計画をもって、まち・ひと・しごと創生法第10条に基づく第2期の阿賀町総合戦略という位置づけになっておるかと思います。それで一体として、総合戦略をこの総合計画と一体として進めることというふうになっているかと思います。 しかし、この第2次阿賀町総合計画後期基本計画においては、仕事の創生及び人の育成については、極めて簡略な内容になっているというふうに私は思っています。したがって、まち・ひと・しごと創生総合戦略の意図しているところを、この後期基本計画においては十分反映されていないんではないかと。したがって、まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく目標を別途定めて、これを進める必要があるというふうに私は考えるんですけれども、町長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、山口議員さんのご質問にお答えしてまいりたいと思いますけれども、昨日、所信表明を申し上げましたが、お話しのとおり、これは様々な課題が山積をしている、まさに極めて明るさが見えない中での状況が続いているかなというふうな思いもありますので、しっかりとこれまた努めてまいりたいというふうに思いますので、引き続きのご指導、ご支援を何とぞよろしくお願いを申し上げます。 第2次阿賀町総合計画後期計画におけますまち・ひと・しごと創生総合戦略について、今、極めて簡略な内容だというふうなご指摘といいますか、そうしたところをいただいたというところでございますけれども、まさにお話しいただいたとおり、総合計画が総合戦略を兼ねた計画というふうなところで、当初からそうした中でこの計画の策定をさせていただいたところでありまして、この計画の策定に当たりましては、まさにそれぞれの分野を代表される皆さん、また、有識の皆さん等々、本当にそうそうたる委員のメンバーからお願いをした中で、この策定をさせていただきまして、最終的には阿賀町議会のご説明をさせていただく、ご審議をいただく、承認を得てというふうなところでの経過を踏まえてきているわけでありますけれども、実はこれは2期目の総合戦略になるわけでございまして、1期目は人口ビジョンとともに別冊で作っております。極めて、1冊の計画なんですけれども、内容に関しては文言だけでございまして、正直申し上げまして極めて文章だけのものでございましたので、むしろそうした計画よりも、これは総合計画とともに一体的に進めていくというふうなところが必要であるというふうな考えの下で、これは総合計画と兼ねるというふうな中での策定を当初からそうした考えの下で行いました。これにあっては、多くの自治体が同様かなと思っておりますし、総合計画の策定に当たっては、まさに国のそうした様々な計画、今言う国の総合戦略に当たる基本的な部分も参照しながら、また、県の在り方、新潟県がどういう形でというようなところも参照としながら進めてきたところでありますが、新潟県にあっても同様に、総合計画イコールというふうなところでの策定になっているというところでございます。 この2期における地方創生では、若年層、若者を中心とした人口流出による地方における人口、特に生産年齢人口の減少に焦点を当てたというふうなところが一つあるのかなというふうにも思っております。具体的には、結婚、出産、子育ての希望をかなえながら生活面の充実を図るとともに、文化や歴史、町並み等を生かした暮らしやすさの追求、地方の魅力を育み、人が集う地域を構築するための地域の様々な実情に応じて、ひと・まちを起点とした多様なアプローチのある柔軟性なものというふうなところでも求められているようなところでもございますので、まさにそうした部分であります。 今は本当にそうした人、個々を見ていくと、特に仕事の創生、そしてまた、その仕事に当たる人の育成というか人づくりというか、具体的にそうした部分の書きぶりといいますか、そうした項目といいますか、これは極めて、今、山口議員さんからご指摘のあるようなところにつながるぐらい、少し薄いのかなというふうな点で私も質問をいただいて、改めて町の計画を今見てきたというふうなところでありますけれども、一方この仕事というのは、新しく仕事を興すというふうなところも、これまた極めて重要な観点でもありますし、今ある産業というようなものをしっかりと、農林業を含めながら、そしてまた仕事といえば福祉であり、医療であり、介護であり、また建設であり、こうした部分も極めて仕事というふうな中で重要で、ある意味で総合的な部分でありますから、しっかりそれらのものをどういうふうな形の中で町としても今後のものをというようなところで考えているのかというふうなところ、それと町民の皆さんの生活というふうなものが極めてこれは密接につながってまいりますので、トータル的には、まさにそうした仕事という大きな分野では、そうした中である意味で全体を見ての計画をつくったつもりでいるわけでございまして、そして、そこに携わる人がいらっしゃって、それぞれの仕事が成り立っていくというふうなところでございますから、気持ち的にはまさにそうした部分でありますけれども、この計画の、ある意味で表現といいますか、書きぶりというか、そしてまた個々に目指すような、多分新しい創生ですから、新しいものを興すというふうな観点の中で、それを動かす人をどう、その人たちの育て方、また、そうした思いのある皆さんの支援というか、そうした部分への不足というようなところのご意見かなと思いますので、むしろ今日はここで山口議員さんから、そうしたところをより具体的にお話しいただいて、ご指導いただく中で、次のこれまた時限の計画でもありますから、そしてまたこの計画は、ある意味で策定委員会、先ほど言った委員の先生の皆さんからも、ぜひ年に1回ぐらい私どもの検証をした中で、報告をして、ご意見をいただいて、ある意味でローリングというか、次により具体的にしていくというふうなところが大事でございますので、そうしたところで進めてまいります。 そしてまた、一方ここは、国もいろんな制度というか施策をそれぞれ年度ごとに予算の中でも新たなものを出してきてくださるわけですから、しっかりそうしたものを私どもとしても見極めながら、町に必要なものを進めていくというふうな観点でおりますので、ぜひそこに生かしていくというようなところにしたいと思いますので、どうぞまたそんなところで、今日は、ぜひ具体的なところをお話しいただければと思います。よろしくお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) ありがとうございました。 先ほどの私の質問に補足させていただきますけれども、私は後期基本計画と総合戦略が一体になっているのが悪いと言っているんではなくて、総合戦略の意図が十分に反映されていないと、そこのところを問題視しているというところが問題です。一体となっているところは特に全然問題ではないと思います。 例えばどういうところが不十分なのかというのを具体的にお話しさせていただきたいと思うんですけれども、まち・ひと・しごと創生法第10条にこう書いてあります。市町村は、まち・ひと・しごと創生総合戦略を勘案して、当該市町村の区域の実情に応じたまち・ひと・しごと創生に関する施策について、基本的な計画を定めるよう努めなければならないとなっているんですね。努めなければならない。すなわち、努力義務なんですね、これは。なぜ努力義務かということが私は問題だと思って、なぜ努力義務になっているのか。地方の皆さんはお忙しいから、つくれるときにつくればいいよという意味では私はないというふうに思っています。これはなぜ努力義務になっているかというと、地方分権の考え方から、単なる義務として上から押しつけじゃなくて、自分たちで考えてつくりなさいよと、そういう意図であるというふうに、私はそういうふうに解釈しているんです。したがって、これは本来ならちゃんとつくるべきであるというふうに私は思っています。 もう一つ、これは従来、政府がいろんな計画とか戦略を出してきました。だけれども、これとはかなり違う。このまち・ひと・しごと創生戦略はかなり違う。どこが違うかというと、第8条第3項にこう書いてあります。それは客観的指標とその検証を求めているんですね。これは従来の戦略とかなり違うものです。たとえ政権が替わったとしても、これを続けていくことが日本の地方の創生に重要だと、こういう観点だと思います。したがって、客観的指標というのは数字目標ですね、具体的に言うと。数字目標を立てて、それを検証して進めなさいと、こういうことを言っているわけです。そういうことから言うならば、今言ったこの後期総合計画の簡略な書き方では足らないんじゃないかというのは私の質問の意図です。そこのところをご理解いただきたいなというふうに思うわけです。 一番何が欠け、じゃ、具体的にもう一つ欠けているかというと、これは目的のところが一番重要なんですけれども、町をつくること、人をつくること、仕事を創生することを一体で進めなさいと言っているんですね。この一体で進めなさいとなると、先ほどの総合計画はどちらかというと縦割りですよね。どっちかというと課ごとの政策みたいな書き方になっていますが、これを一体で進めるというのが最大の肝になっているわけです。一体で進めないとこの難問はなかなか解決しませんよというのがこの創生法の趣旨であります。そこのところを町長はどのようにお考えになっていますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今、この条文から含めてお話をいただきました。私もこの計画をつくるように、いわゆる努力義務の部分は、これは議員さんがおっしゃるとおりだと思っていますので、これはもうむしろ地方それぞれの自治体が、自治体の考え方によってしっかりと、ある意味でそうした自己責任も持ちながら進めていくというふうなところですから、ある意味で、そうしたしっかりした計画をつくっていくというふうなところでは国は支援をしましょうというふうなところにつながってくる部分だと思いますから、それを受けながら、そしてまた指標と検証、まさにこれが第2次の今の部分に入ってきて、初めてある意味で出てきた部分でありまして、この第1期の部分は、本当にさっきも言いましたけれども、極めて薄いというか、全くそうしたところは具体性な事業も何もないんです、正直言えば。 それで当初は、ある意味でそこにはまっていれば、国もいろんなメニューの中で支援をしましょうと講じてきていただいたわけですけれども、そうでなくて、それぞれさっき言った市町村ごとに市町村が定めた目標があって、その目標に対してお話しいただいたように、これは本当に一体的というか、そこに向かっての、進めての事業を実施していく中で、その目標数値を定めながら、検証しながら、それが極めて大事だというふうなところが、より現実的な今の施策というかつくり方になっているというふうに私も認識をしておりますので、これは計画上、こうした計画がご案内のように縦割りというか、まさにそうした部分でのものは当然あろうかとは思いますけれども、これはむしろここを一つ一つがそれぞれやっていくことが、より今おっしゃっていただいた、一体的に町全体として進めていくというふうなところにつながってくるわけでございますから、極めてそれぞれが私はつながっていると、つなげていかなきゃならないというふうな思いでいるところでございます。 さっき言ったように、これは非常に極めて産業といっても仕事といっても、非常に広い分野になるわけでございますから、ただ特にそこの中で、より重点的に、まさに町の状況に応じて目標を定めながら重点的にこの期間は取り組んでいくというふうなのがあるわけでございますから、今回のこの計画にあっても、そうしたこの計画期間の中で、より現実的に進めていくというふうなものを、ある意味でみんなで検討して、決めていった中で策定をしてきておりますので、しっかり私は、ここでの趣旨はより理解をした中で進めているつもりでございます。 ただ、おっしゃるように、ここの目標の定め方であったり、そうしたものは、少し甘いというか緩いというか、足りないというような部分も私も認識しているところがありますので、そこにあっては、より先のとおり、特にこれから新しく進めていくというようなものは、目標数値を具体的に定めていくということが極めて大事だと思っていますから、しっかりそうした考えの中で進んでいくというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) ぜひ、まち・ひと・しごとを一体として創生できるように工夫しながら進めていただきたいというふうに思うところです。 あと、もう一点具体的に、国交省が、この戦略の具体的なものの一つに、小さな拠点というのを計画の中に上げています。これは昨今よく話題になるように、限界集落とか買物難民とか、こういうことを解決するための一つの施策として小さな拠点ということを提案しているわけですけれども、町長はこの小さな拠点についてどのように考えて、どのように取り組もうとされているのかお聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) この小さな拠点というふうな国の考え方は、国土庁といいますか、そうしたかつての役所の時代から私は、国として持っておられて、特に過疎対策にあっても、いわゆる旧小学校区であったり、そうした地域ごとに、そうしたみんなの拠点も設けながら、地域全体の活性化に資すというふうなところへの国の支援メニューもこれはあるわけでございますから、私はある意味でそれは大事な考え方だというふうに思っているところでございます。 例えば、これだけ広い阿賀町でございますから、これはそうした町全体での拠点ばかりと言っていたら、なかなかこれはそれぞれ、特に離れた遠方の皆さんにあってはより不便になってくるというふうなところにもつながってまいりますので、例えば今、七名地域のほうで、ある意味でモデル的に私も始めさせていただいたところでありますけれども、学校がなくなり、そしてまた七福荘がああした経営難に一旦なりながら、まさに地域の拠点が、かつての拠点がなくなるというか、その機能が小さくなってきている部分があるわけでありますから、それをしっかり再構築しながら、それを地域の皆さんがある程度主体になりながら、またそこの部分の運営にも携わってくるようなところであれば、私はそれぞれのまさにそうした部分での活性化にもつながってくると思っておりますので、ああした取組を私はこの広い阿賀町の中で、もう少しほかの地域にも広げていくというふうな考え方の中で、職員にはそうした検討を今話をしているわけであります。 そこには、例えば七名の際もそうでしたけれども、地域おこし協力隊を入れたり、また、むしろ集落支援員というふうな制度もあるわけでございますので、しっかりそうした制度も活用しながら、より今お話のあるこうした地域ごとの拠点づくりというふうなものは大事にしながら私も進めていく重要な手法だというふうに認識をしております。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) ありがとうございました。ぜひ私もその小さな拠点は非常に重要じゃないかというふうに思いますので、検討を進めるようにお願いしたいと思います。 先ほど町長さんから、山口はどう思うんだというようなご質問もありましたけれども、それも含めて、本当に今、まち・ひと・しごとの創生、難問であります。この難問をどういうふうに解決したらいいんだろうという、この考え方の糸口を、これは元水俣市長の吉井正澄さんのことを紹介しながら、少しお話、これは質問というより、これからの町長さんの活動に向けてのエールと思ってお聞きいただければありがたいんですけれども、よろしくお願いします。 水俣市長の吉井さんは2期水俣市長をやられました。水俣市長になられたとき、水俣市はどんな状態だったかというと、ご存じのように、水俣病という市の名前が病気の名前になってしまったんですね、水俣病。これはどれほどまちづくりにとってダメージであったか。例えば、ここにも新潟水俣病という病気がありますが、それが阿賀野川病とか、鹿瀬病とか、そういう名前がついたのと同じようなダメージでした。 吉井市長は山手の生まれなんですね、熊本の。水俣湾の近くじゃありません、山手の生まれで、私は水俣に3回行きました。吉井市長の出身地にも行ってきまして、一応山手の段々畑のそういうところのご出身です。それで5期市議を務められるわけですね。5期務めた後に市長になられて、水俣病からの地域創生に取り組まれるわけです。その流れをちょっとお話しさせていただきます。 実は、吉井さんが市長に就任したとき、本当にあの水俣の状況というのは地獄絵を見るような状況でした。まず被害者の団体が、利害関係もあって20あったんですね、被害者の団体が。もう一つは、その革新系の団体がその被害者を支援するという名目で、行政に反するような言動だったり行動だったりを取って、もうまさに地獄絵の状態の中で吉井さんは市長になられるわけです。そこから以降、吉井さんが取った行動が非常に世間の中で評価されるわけですね。 私は、水俣市がそういう中からどういうふうに脱却したかということに非常に関心があったものですから、いろいろ勉強させていただいたということなんですけれども、吉井さんが一番評価されたということは、困難から逃げなかったということなんですね。困難に真正面に向き合って、困難なことから手をつけたということがいろんな方から最も評価されたことなんです。 ちょっと具体的に評価を言いますと、まずそこの行政の長として日本で初めて謝罪をするわけです。これは簡単なようですけれども、当時、熊本県と国は非常に圧力をかけて、謝るなと、謝罪するなと。なぜかというと、県と国は悪くないと言っていたものですから、絶対謝罪するなという圧力をかけていた中で、吉井市長が市長になってすぐ謝罪をするわけです。こう言うと、何か革新系の市長さんかなというと、そうじゃないんですね。自民党の党員であったし、水俣市長選に出たときは自民党の推薦を受けて市長になられるわけです。そういう方が市長になった。すぐに謝罪するわけです。ぜひ県も国も謝罪すべきであるということを訴え続けるんですね。これは今のいろんな状況を考えたら、すぐ県からこう言われたからとか、また国からこう言われたからというのと大きな違いです。 それで、結果的に2006年、小泉首相が謝罪することにつながります。それで2010年には鳩山首相が実際に現地に出向いて謝罪するわけです。そういう流れになるわけです。それに先駆けて、吉井市長が被害者に謝罪したということが非常に評価されまして、そのことで市民の信用も得ると。 もう一点は、革新系の団体、草思社と言いますが、これが非常に行政の足を引っ張ったわけですね。これに対してどう対応したかということなんですけれども、この革新系の団体はどういうふうに言っていたかというと、水俣市に大いに責任があると。法的責任もあるので、弁償して謝罪しろというのが革新系の団体の言い分でした。吉井市長はどうしたかというと、その革新系の団体に予算をつけたんですね。これは驚くべきことでして、予算をつけて、じゃ、あなた方がそのように言うならば、予算をつけるのでよく調査しなさい、それで報告しなさいということで、その革新系の団体に予算をつけました。そしたら、その革新系の団体は予算をつけられたので、しようがないので一生懸命調べたんです。そしたら、水俣市に瑕疵があるというのはどこからも出てこなかった。法的に瑕疵があるとどこも出てこなかったんです。それで、水俣市に責任はないという報告を市に上げるわけです。それ以降、その革新系の団体は水俣市のもやい直しの流れに協力するようになります。 私は、この革新系の責任者にも会って話を聞いたんですけれども、何て言ったかと、いやあれにはまいったと言っていました。その予算を、金をつけられてやれと言われたら、やらないと言えないわけで、これにはまいったと。どんなに調べても水俣市が悪いということは出てこなかったということで、それ以降、その革新系の団体も吉井市長を取り入れる流れ、大きな地域づくりの再生のところに取り入れるということになります。 あともう一つやったのが、先ほど、20の被害者団体があったというので、それを全部回るんですね、市長が、それで、膝詰めで話合いをするということをやりました。そして、水俣病の被害者にも理解を得るということをやったわけです。 こういうことをやりながら、水俣市の再生に取り組んだんですけれども、いつも市長が言っていた言葉があります。それは、環境の借りは環境で返せと言っていたんですね。水俣病で有機水銀という有害物質が水俣湾に流れたことが起きて、いわゆる環境破壊が起こされた事件だったわけです。その環境で借りた借りは環境で返すというのが吉井市長の口癖でした。吉井市長は水俣市を、その逆手を取って環境モデル都市にしたいと、こう考えるわけですね。町長はそういう福祉の関係のところに長くおられたので、この流れはよくご存じだと思うんですけれども、何をやったかというと、まずごみの分別から始めました。最初にやったときは20分別だったんですね。現在は23分別になっています、23分けるんですよ、ごみを水俣市は。これは日本一です。この分別を見にいろんな団体が視察に行きます。今も行っています。そういうことが功を奏してですか、環境首都コンテストというコンテストがあるんですけれども、これで3回1位になりました。それで2011年には、全国初で環境首都に選定されるということまでなるわけです。吉井市長が、口だけじゃなくて、環境の借りは環境で返すということをまさに地でやり遂げたわけです。こういうことが評価されたわけですね。 その中で非常に、もう一つ大切なことは、右腕がいたんですね、市の中に。市長一人ではできませんでした。非常にブレーンといいますか、右腕がいました。それは何ていう方かと、吉本哲郎という有名な人です。 吉本哲郎さんというのは、昨日、教育長さんが阿賀学のところで、阿賀学は地元学だというご答弁がありましたけれども、地元学ということを日本で最初に提唱した方が吉本哲郎さんでした。この方にも会わなきゃいけないと、私は会いに行きました。自宅に来いというので自宅に行ってお話を聞きましたけれども、出してもてなした料理がタケノコの料理で、秋でしたけれども、秋、何でタケノコなんだと、熊本はタケノコを乾燥して保存する習慣があるんですね。うちのおふくろが作ったというのでそれを出していただきましたけれども、吉本さんはこう言っていました。宮崎大学の農学部を卒業されて水俣市に就職されたんです。そしたら、もう公務員は面白くないし辞めようと思っていたと。日々辞めようと思っていたら、そのときに当選されたのが吉井市長だったわけですね。吉井さんが当選されて、吉本哲郎さんをそこの環境対策に抜てきするわけです。吉本さんがそこにやりがいを見いだして、地元学ということを見いだすといいますか、そこまで行ったということなんですね。 そういうブレーンがいないとできない。これは町長さんも、どんな優秀でも一人ではできない。これから難問に立ち向かうときは非常に優秀なブレーンが必要かなと私は思います。それが水俣市では吉本さんだったと。 この吉本哲郎さんの哲学といいますか、この地元学で何を言ったかというと、地元に学ぶことが重要だと。ない物ねだり、これはよく言われていることなんですけれどもね、ない物ねだりをやるんではなくて、あるもの探しをしましょうと最初に言い出したのは吉本さんです。これを地で行くわけですね。熊本県の水俣市の中でこれをうわっと広げるわけです。そのことが水俣市の再生につながるというふうになっていきました。 私は、何よりも一番ここで申し上げたいのは、吉井市長は2期市長をやられて退任されるわけです。問題はその後なんですね。普通は退任されるとあまりお呼びがかからないんですね。これが違うんですね。この吉本さんは市長を退任された後、物すごく忙しくなるんです。全国からお呼びがかかるんですね。私は東京で、環境のフォーラムでお会いしたときに、市長を辞めたらもっと忙しくなったよと、そう言っていました。だから評価されると、その役職を辞めてからさらにお呼びがかかるということですね。 ちなみに、もう一人の参謀であった吉本さんは何をやったかというと、その後、地元学のネットワークを主催するんですね。それで、退職の後、全国100か所の地域おこしに協力します。秋田から熊本まで。そのように引っ張りだこです。ちなみに吉井さんは、現在90歳ですけれども、健在でそういう活動をしているという。 ぜひ町長におかれましては、瀕死の阿賀町を救った町長だということで、退職後がさらに忙しくなるような、そういうご活躍をお願いしたいなというふうに思うわけです。 それで、これから私の、お前はどう思うという、さっきのお前の案は何かという町長のことですけれども、私は小さいながら奥阿賀創生事業株式会社という会社をやっています。曲がりなりにも持続しているのは、この吉本哲郎さんの、地元に学ぶこと、ない物ねだりをやらないであるものを徹底的に生かすということは、私の信条です。これを徹底的にやるしかないと思ってやっていることが、小さい会社ですが細々と続いていることだと思います。そういうことからすると、吉本さんには非常にありがたいなというふうに思っています。 ちょっと自慢の話をさせていただきますと、農水省がINACOMEというビジネスコンテストをやっています。私は2回ほどこのビジネスコンテストに自分の仕事の、自分の農業をやっている中身を出したんですけれども、今年も出しました。非常に厳しい、大体全国の応募ですから200名ぐらい応募します。二次審査があってファイナリストが10名です。それでファイナルは農水省でやるわけですけれども、残念ながら私は2回とも、一次審査は通りまして、一次審査を通るのは30名ぐらい、それでも厳しいです。200名の30名ぐらい。その中でお褒めの言葉をいただいたわけです、一次審査を通って。新潟県で1人しか通らないわけですけれども。おかげで、この吉本哲郎さんの教えに従ってやっていることは、それなりに評価をしていただいているなと、非常にありがたいと思っているわけです。 このやり方を私は私の住んでいる八ツ田地区から少しずつ広げたいなというふうに、今、提案をしています。具体的に今年からそれは始めたわけですけれども、実際来年、植栽をしたり、そういうことに進むと思います。それである程度皆さんが見て、この方向がいいんだなというふうになるならば、少しずつ町内全体に進んでいくんじゃないかというふうに考えています。そういうことで、少しではありますが、そういう動きに努力しているということです。また何か、じゃ、その具体的内容とはどういう内容なんだということであれば、お話しする機会があれば全然、それはお話しいたしますけれども、また、今、農林課長さんとは逐次そういう相談をさせていただいているところです。そういうことで、私は困難だから駄目だというんじゃなくて、この困難だから逃げないで、ぜひ取り組んでいただきたい。非常に難問です、分かりますそれは。この状態で人を増やせとか仕事を増やせと、難問です。だけれども、これは逃げないでぜひ向き合っていただきたいということを切にお願いしたいところですけれども、何かもしご感想あればお聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今、山口議員さんから、水俣市の市長さん、また、そこを支えた吉本さんでしたでしょうか。まさにそうした実例を通しながらお話をいただきました。 私自身がまさにこうしたいろんなことを改革しながら、こうした先駆者というか、そうした皆さんは本当にいろんな困難がある中でも、自分の信念、意思、強いものを持ちながら、そこへ立ち向かいながら、まさにこの方々は結果を残されて、本当におっしゃるお話のとおり、市の名前が病名までつくようなそうしたところを、もう逆に今は環境の最たる代表する都市に、そうした大きなイメージチェンジも図ってきたと。本当にこれは並大抵の苦労じゃないというふうな中を、2期といえば8年でございます。長い間ではありません。そうした中で確立をしたというふうな手腕というようなものは、まさに私は、これはもう大変すばらしいもので、私もそうしたところと気持ち的にはまさに同じ気持ちを持ちながら、ここは本当にお話があったとおり、大きな大きな課題があるというふうな中でありますけれども、さっき言った地域学というふうなところに一つのヒントがあるというふうに私も思っているところであります。 ですから、所信の中でも申し上げたのは、町の資源というふうなものを活用しながら、それを新たな産業に結びつけながら、仕事にも結びつけながら、雇用にも結びつけながら、町に少しまたそうした面で、違う明るさというか、そうしたところも見いだしていきたいというふうな思いでいるところでございますので、山口さんがまさにそうした中で、個人的にも本当に資源を使ったというか、この気候風土も含めながら、そうした中での活動をされて、それをまたほかの地域にも広げていきながらというふうなところは、これ本当に大きなモデルとしてありがたいというか、大事な取組を進めていただいているというふうにも認識をしているところでございますので、引き続きしっかりと、私にあっては、まさにそうした気持ち的には同じような気持ちを持ちながら、しっかり町政に当たっていきたいというふうに思っておりますので、今いただいた事例について感謝を申し上げながら、引き続きよろしくお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、山口庫幸君。 ◆4番(山口庫幸君) 先ほど八ツ田地区でそういうことを今年からやり始めましたということで、これは中山間地の今後をどうするかという、大きなモデルになるんじゃないかというふうに考えていますので、注視してご協力いただければ非常にありがたいというふうにお願いして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) これで、4番、山口庫幸君の一般質問を終わります。 ただいまから午後1時まで昼食休憩といたします。 午後1時から、9番、斎藤栄君から始めます。 △休憩 午前11時35分 △再開 午後1時00分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。--------------------------------------- △斎藤栄君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、9番、斎藤栄君。     〔9番 斎藤 栄君登壇〕 ◆9番(斎藤栄君) 斎藤でございます。 午前中まで質問に立った議員の皆様が町長の2期目に対して祝意と励ましの言葉で、町長はさぞおなかいっぱいで、腹を痛めないようにと思いまして、あえて私は申し上げません。 町長は、いよいよもって2期目に手を挙げたことでもありますし、ある程度覚悟の上で2期目を迎えられていると思います。頑張っていただきたいと思います。2期目に当たっては、持続できるまちづくりと青少年からの人づくり、人材育成を充実した施策にしていっていただければとお願い申し上げます。 それでは、さきに通告しております質問について2つ申し上げます。 1つ目は、家庭用燃料費高騰による購入助成についてであります。昨年度も同じ質問をさせていただきました。 ウクライナで起きていますロシアによる軍事侵攻が要因して原油価格が依然下がらず、町民の生活、また国民全般に危機感がございます。こうして今日も雪降っているわけですけれども、冬を前にして低所得者のみならず、あらゆる家庭に生活不安が起きていることであります。 昨年度は、町から低所得者に対して購入助成として1万2,000円の助成があり、多くの世帯が助かったというお声を伺っております。しかしながら、今年は全くその様子が違います。あらゆるものの値上げにより、全世帯が冬を越すのに不安があります。プレミアム券の発行など、全世帯への燃料類の購入助成が必要と考えますが、町の考えをお尋ねいたします。 2つ目、肥料購入費高騰による有機肥料の地産地消の推進策についてということで、お伺いいたします。 今ほど申しました要因もありますし円高の要因もありますけれども、肥料の輸出国は国連などからの経済制裁を受け、肥料原料の輸出規制をしておる状態でございます。その結果、世界的に肥料価格が大幅な高騰を続け、農業に大きな影響を与えております。特に、耕作面積が小さい当町のような中山間地では大きな費用負担になっておりますし、また、肥料の安定的で安価な安全なものが求められていると考えております。 町は、持続可能な開発目標SDGsを施策の中で掲げております。中でも、令和7年度から共有されるごみ中間処理施設の搬入量の軽減に生ごみの肥料化を掲げておりますし、先般の私の一般質問にも答えていただいております。 そこで、生ごみの肥料化への具体的な内容、方法及び規模について伺いたいと思います。 また、畜産業の振興と農業生産活動は一体的であり、畜産廃棄物の肥料化と肥料の地産地消のサイクルを確立していくことも求められていると考えます。町の考えをお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、斎藤議員さんのご質問にお答えしてまいりますが、まさにお昼ご飯も食べていますので、おなかもいっぱいになっているところでございますけれども、しっかりと今お話しいただいたようなところで、私も2期目も精進してまいりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 初めに、家庭用の燃料費高騰による購入助成に関するご質問でございます。 まさにお話をいただいたとおりでございまして、電気、ガス、そしてまた食料品が次々と値上げをされているというふうなところで、これは本当に全ての皆さんが生活になかなか大変になってきているというふうなところを、私としても実感をしているところでありまして、特にもうこの天気になってまいりまして、寒くなってまいりまして、燃料、暖房にあっては、阿賀町に欠かすことのできないところでございますので、私もある意味でここは早期に予算案をということで、本来まさに当初から間に合わせる中でご審議をお願いしていくというつもりでおったわけでございます。ほかの部分での調整というと大変申し訳ないんですけれども、国の臨時交付金の中の額の内定の中で、まさにいろんなそうした分野がございまして、併せて最終日に追加でご審議お願いしたいというふうなところで、ここの燃料費、またそれぞれそうした物価等々の高騰に関する支援策を盛り込んでいるというふうなところでございますけれども、昨年もお話しいただいたように、住民税非課税の方または非課税相当分の収入になった家計の急変世帯を対象とさせていただいて、昨年度約1,750世帯でございましたけれども、1万2,000円の灯油の助成を行わせていただいたわけでありますが、灯油価格ですけれども、ほぼ昨年と同水準の中であるなというふうに私も調査の報告を受けているところでありますので、ほぼ同様の金額を灯油に関しては今予定をしているというふうなところでございます。 一方、あわせて、これは本当に食料品等々全ての分野に及んでおりますので、ここはやっぱり幅広くそうした部分を支援していかなきゃならないというふうな気持ちでおりまして、プレミアム商品券については、これ6月補正でお願いをした中で、10月に予約した中で実施してきたわけでございます。これについても、ある意味で同様の形で過去やった、いわゆるもり阿賀ろうクーポン券と同様の形の中で、むしろ金額的には少し充実をした中で、全世帯に対して、またクーポン券の配布というふうなところを補正予算の中には盛らせていただこうというふうなところでございますので、何とぞまたその追加議案の際にもよろしくご審議をいただいてご決定賜れればというようなところで、あらかじめ、恐縮でございますがよろしくお願いをしたいというふうに思っております。 次に、2点目の肥料購入費高騰による有機肥料の地産地消の推進策等についてでございます。 こちらも本当にこれはもう春先から、このウクライナ情勢もありながら、農業または畜産等々の皆さんには、肥料、飼料の高騰というふうなところで、大変これまたご苦労いただいているところでありますので、田んぼにあっては、この肥料の高騰にあっては反3,000円の補助金の支出というふうなところで、また畜産にあっては1トン当たりというふうなところでの交付申請をご案内しながら交付申請を受けて、早期の支払いというところで今進めているわけでございますけれども、お話しいただくのは、そうした部分から、これ関連もするわけですが、まさにそうした中で町のいわゆる廃棄物から生ごみから、これを肥料化というふうなシステムをつくりながら、農業分野でもぜひそうした活用を図っていくというふうなところは私としても計画をしているところでございまして、ぜひここは具体的にと進めていかなきゃならない部分でございますけれども、なかなかここは、先ほどお話しいただいた五泉地域の中間処理施設の、令和7年4月からこの開設・開業をするわけであります。 そうすると、それぞれの市町からの搬入量に応じて運営の負担金が請求されるというところですから、ごみの減量化、この減量化というのは資源化というふうなところを目指しながら進めていくというところで、いろいろ検討を指示しているところでありますが、その中でやはり生ごみの重さというものは、ほとんど生ごみは80%が水分だというふうに言われておりますから、量的にはかなり重いものになってくる、ウエートがあるというふうに考えておりますので、ここを肥料化といいますか堆肥化といいますか、そうしたところを図りながら、一方ではごみの排出を削減しながら農地のほうに還元していくというような、そうしたシステムの構築を目指しているというふうなところでございますが、ここにはやはり町民皆様からご協力をいただかなければ実現できない部分でありますので、しっかりそうした気持ちを持ちながら、よりそこを具体的につくり上げていくというふうな作業、ここをやはり丁寧に行っていかないと計画倒れのものになっていくおそれがありますので、まさにそこの手順を今詰めているといいますか、準備をしているというふうな段階でございます。 この一般家庭の部分と、また飲食業であり旅館でありスーパー等であったり、そうした事業系の排出生ごみといいますか、そうした部分も相当量これはあるわけでございますから、そこの中に不純物といいますか、肥料化になじまないような、例えば今あまり多くはないかもしれませんが、たばこの吸い殻であったりそうした部分が交ざっていくと、ここはもうそうした部分で使っていけない、むしろ邪魔になるわけでございますので、しっかりそこをそうした部分を守るというか、そうした中でご協力をいただかなければならない。なかなかここは現実的には難しいというか大変な部分があるわけでございますので、ここにあって一般のまさに町民の皆様、そうした関係の事業者の皆様、また、そうした場合に使っていただきたい農家の皆様、そしてそうした堆肥化等々への専門知識を有した皆様からご意見をいただく中で具体的な進め方を、まずは議論しながら進めていかなければならないというふうなところで、今の段階ですと、具体的にその内容、また方法、そうしたどんな規模になるのかというふうなご質問に対して、なかなか私も今明確にそこをお答えできなくて、大変申し訳ないところでございますが、そうした理念、考え方の中で、具体的にそうした検討の一歩を踏み出すというようなところで指示をしているところでございます。 まず、そうしたところには、これ近間ですと、新発田の五十公野の米倉の付近に堆肥のそうしたセンターがあるわけでございますので、そうした事例もあるわけでございますから、しっかりそうした先進地の状況も学びながら、ここの取組を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 それまでの間というと、大変恐縮ですけれども、私も可能な限り早くは進めていきたいわけでございますが、なかなかその合意というふうなものの形成にも少しやはり時間がかかるかというふうに思っていますので、まずは新年度からは、従来コンポスト等々やってきているわけですけれども、もう合併の前から電動生ごみ処理機というふうな部分の補助制度も設けながら、各家庭においてそうした部分で堆肥化しながら、いわゆる自家菜園です。そうした中でのごみの減量化というふうな部分が近年というか、合併当初から少しそこが薄れてきているなというふうに私も思っている部分もありますので、そこの再構築も含めながら、今、新年度に向けてそうした検討をしているというところでございます。 なお、この畜産廃棄物の肥料化につきましては、これ斎藤議員さんよくご承知のことでございますけれども、津川堆肥組合、いわゆる八木山の、津川牛の2つの農家の皆さん等で、これJAとタイアップした中で、東蒲ゆうきの子というふうな堆肥化をしながら生産販売をしていると。そこでまた町も農家の助成をしながら、有機資源の利活用を図っているというふうな状況でございますので、まさにここともタイアップというものもよくよくこれ検討しながら、ここについては進めていきたいというふうに考えているところでございます。 新年度に向けては、そうしたところで皆さんからご意見をいただきながら、具体的に進んでいくところに第一歩を踏み出していきたいというふうに考えているところでございますので、よろしくお願い申し上げまして答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) ありがとうございます。ご回答いただきましたので、改めてまた再質問をさせていただきたいと思います。 ロシアのウクライナ侵攻に端を発したこの化石燃料の高騰なんですけれども、これは日本のみならず世界的なものでございまして、それに輪をかけてまたOPECのほうも生産調整を加味しますます高騰になっておりますが、政府の燃料価格激変緩和策、石油元売りのほうに支援して市場価格を下げているわけですけれども、それにも増して価格が上がっていると、下がらないというふうなことで、ガソリンに関してはリッター160円後半を維持したままであります。 また、昨年の灯油価格の助成制度では、他市町村の倍額の助成を頂いたということで、多くの町民の方が安心を得て生活できたというふうに感じておりますが、今年の新潟県の平均の灯油価格の業界の公表では、暦年の同月比を比較しますと、2020年10月は灯油1リッター当たり83.2円、21年度の昨年10月は102.7円、前年度比較で20.5円上がっておりまして、今年10月は112.4円と、昨年度より9.7円程度の上昇になっておりますけれども、しかしながら、あらゆるものが価格上昇しておるので、生活についてはかなり低所得者の方は大変だなというふうになりますし、また、高齢者で店頭に買いに行けない世帯では配達してもらわなきゃ駄目なので、そうするとリッター当たり10円ぐらいの加算があるわけなんですよね。 今までの介入の中にありませんでしたけれども、国が非課税世帯及び家計急変世帯への5万円の支給の予定で自治体に配布するというふうな、いわゆる広報をしておりますが、そのことでお伺いしますけれども、今後、この周知をどのように町民の方々にスケジュール的に行っていくのか、その辺のところをちょっとお伺いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 灯油価格の変動というか、ここについてまた詳しく教えていただきまして、本当にありがとうございました。 国の5万円の給付でございますけれども、これについては今般の補正予算の中に計上させていただいているところでございまして、最終日に議決を賜れば、今現在はすぐに発送といいますか、お知らせをできるというふうな体制をそれまでに取るというふうなことにしておりますので、週明けの20日ぐらいには、対象となる皆さんには郵送でご案内を速やかにしながら、頂いたところから給付につなげていきたいと。1月の末には大体給付を終えていきたいというふうなスケジュール感の中で今準備をしているところでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) 分かりました。 あと、国で言うところの説明では、プッシュ型というのは町から直接該当者に連絡するわけですけれども、そのほかに今まで非課税世帯じゃなくておられた、いわゆる家計急変された方には申請手続が必要だというふうな国の広報がありますけれども、その点の周知はどのようにされていくのか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに非課税、把握している部分については、プッシュ式の中で個別に郵送でご案内をさせていただきますけれども、おっしゃるように特にコロナ等々あって生活急変で非課税世帯と同等になった場合についても対象とさせていただきますので、ここについては、これなかなかお知らせの仕方が、より丁寧にやっていかないと分からなかったというようなところにつながっていくのが、私どもとしてもある意味で一番まずい進め方でございますから、しっかりここはより丁寧にやっていく必要がありますので、まずはテレビ電話が一番最初のスタートになろうかというふうにも思っています。ただ、音声だけでは、ここはなかなか分からないというふうに思っております。 一方、また広報の12月号もなかなかタイミングが合わないところがありますので、そうした中でやはり文書的なものでないと分かっていただけない部分があろうかなと思っておりますので、課長のほうで具体的にお答えをさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 宮澤福祉介護課長。 ◎福祉介護課長宮澤由佐子君) 宮澤でございます。 今ほどの件なんですけれども、広報あがにおいても周知を行う予定でおります。     〔「何月号」と言う人あり〕 ◎福祉介護課長宮澤由佐子君) 1月号で。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) やはりこういう状況ですと、生活急変の世帯もかなりおられると思いますので、その辺抜かりなく取り組んでいただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 また、財源については国の5万円だけなのか、それとも、また新潟県の県議会、12月議会始まっているわけですけれども、その中で花角知事が提出議案の説明の中で、補正の中で原油価格・物価高騰対策として、生活に困窮する方や事業者への支援を行っていくというふうな説明をされているんですけれども、先年のように、去年は県から2,500円、県支出金で助成来たわけですけれども、県から来る予定があって、この県の予算はどういう方々に配布されるのか、その辺のところをちょっと。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今の5万円についてはまさに国ですから、国の予算を町で受けた中で事業執行いたしますけれども、灯油に関しては、今ほどお話しいただきましたように昨年と同じスキームでございまして、県は非課税世帯を対象として上限5,000円、県の負担がその2分の1、1世帯2,500円というふうなところでございまして、阿賀町にはトータルというか、今、上限で200万円の内示も来ているところでございますので、灯油につきましては、それも200万円をその財源の一つといたしますし、そこを超えた分については、国の臨時交付金を財源として使っていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) 分かりました。そうすると、低所得者の世帯については5万円のほかに、今5,000円とおっしゃいましたけれども、県半分、自治体が半分ということで、それに要はプラスして町も何かを考えているということの理解でよろしいでしょうかね。その辺もう一回。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今、具体的に、議長、申し上げてよろしいですか。数字だけ申し上げませんけれども、ほぼ金額的には昨年並みの金額を考えておりまして、ですから県は5,000円までを上限としますけれども、町はそこにプラスをして、灯油分についても支援をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) そのように考えていただくということは大変ありがたいですし、また、寒さが一段と厳しくなる中、ある程度心に余裕を持った暖かい冬が過ごせるかなと考えておりますので、スピード感を持ってお願いしたいということでよろしくお願いします。 また、この状況については、一般家庭のみならず、農業を含めたあらゆる産業がこのたびの物価高の高騰に頭を抱えておりますけれども、こんなに長く続くこととは思っていなかったわけですが、ほかにいわゆる県は産業への支援をというふうなお話があるわけですけれども、当町においては、観光業やそれに関わる温泉施設等は、燃料を多く使用する産業でもございますので、その他の産業への支援というのは、町はどのようにして考えておられるのか、その辺ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここはやはり広い分野ですのでなかなか難しいというふうなところでありまして、観光とか飲食とかまさにそうした部分は、県も我々もお客様を戻すことによってそうした部分での対応にもつながっていくというふうな考え方で、別な面でこれ施策を打ってきているわけでございまして、県がこのたび言っている事業向けのところで、阿賀町に該当するというふうに思われるのは、農業に関する、いわゆる土地改良といいますか、そうした部分での電気料金の高騰の、それぞれの市町村が補助をしたら、高騰分について県は市町村に2分の1をというふうなところのみが、県の考えている、言っている事業者向けのところしかないなというふうに私ども読んでいるところでございますので、これにあってもやはり県の事業でもありますので、町としてそこには対応していきたいというふうに考えているところでございます。 これ今は、燃料の話でございますけれども、ほかにもやはりこれ物価の高騰からの部分がありますので、関連する部分では、若干次の追加の補正の中で考えている部分もございますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。
    ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) ある程度県の予定した目的のものでしかできないということでありますし、また、いわゆる一番懸念されるのがやはり温泉施設等でそういう燃料費が高騰して休まれて利用する方々の不便さ等々が支障になければというふうなことを考えておりましたが、その辺を含めて、国及び県への支援が受けられるようなご努力のほうをお願いしたいというふうに感じますので、よろしくお願いします。 また、町道の除雪についても、昨年もお話ししましたが、燃料費物価高の影響を受けることなく、生活の道路の安全確保や救急医療体制の確保に、町道の除雪については取り組んでいただきたいですけれども、その辺を含めてちょっとお話しいただけたら。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 除雪はもうなくてはならない、町で生活できない、本当にまさに冬のこれ基盤でありますので、しっかり従前どおりに対応していただけるように、ここは進めてまいります。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) よろしくお願いいたします。 次に、2番目の肥料の地産地消についてでございますけれども、畜産農家から排出された家畜、ふん尿は堆肥化されて、先ほど町長から説明をいただきましたように、堆肥組合からJAを通して一般家庭に販売されておりますし、阿賀町での需要が、先般、担当課にお話を伺ったときには充足しているというふうなお話も聞きました。しかし、堆肥組合のほうに話を伺いに行きましたら、以前より相当数減っておるので、いわゆる需要供給できない分については、全て牧草地にまいているということでありました。 少し昔ですが、阿賀町でも野沢菜の産地育成を推奨していて、鍵取地区辺りでしょうかね、そこで野沢菜の栽培をやっていた頃は、かなり野沢菜がそういう肥料を必要だということで、そこの時点がかなりピークであって、今は相当下がっているというふうに伺いました。 畜産堆肥については、農作物の最適な地産地消の肥料ですし、化学肥料の高騰や輸入肥料に頼らない農業に転換するチャンスでもあるわけなんですけれども、昨年の夏だったでしょうかね、全員協議会で綱木地区に畜産を展開する業者も進出するという説明がありましたが、そこに業者が出てくれば、またそういう畜産廃棄物が出るわけで、それの肥料化も考えられるわけですね。そういう地産地消を進める機運が高まればと思っておりますし、また、堆肥のいわゆるペレット化によって保存期間が長期間延びるとなれば、そういう事業者が現れてくれれば、ますます需要が高まると考えます。そういう事業者が現れてくれればと願っているわけですけれども、その点について町のお考えをお聞かせいただければと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 波田野農林課長。 ◎農林課長(波田野篤君) お答えさせていただきます。 今、実際農林課のほうで把握している畜産堆肥につきましては、さきに町長が申し上げた八木山の2件の牛ふん堆肥を活用していると、町内で地産地消しているというところでございますが、その中身につきましては、現在、製造量が630トンでございます。そのうち、令和4年度現在309トンを町内農家さんに販売しているところでございます。残りの321トン、先ほど議員がおっしゃられていた草地散布分でございますが、そこについては八木山の農家と、今十分に草地に与えているのか過剰なのかというところを確認したところ、若干過剰ぎみであるということでありますので、生ごみの堆肥化とも今後連携していけたらとも考えております。この辺については、生ごみの出る量が分かってこないと、また動けないということで、その辺につきましては、担当の町民生活課のほうと十分計画・協議いたしまして進めていきたいと考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) 分かりました。 それから、綱木の畜産進出のほうはどうなったのか、その辺ご回答願います。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長五十嵐伸二君) 以前に西蒲区の業者のほうから、赤湯の下の体育館のほうでウイスキーを、その残渣を使った畜産を綱木のほうでしたいというふうな計画がありましたけれども、なかなか綱木のほうの土地もちょっと問題があって使えないというふうなところがありまして、今のところまた白紙に戻ったというような状況でありますので、その辺はその業者とまた協議した中で進めていきたいと思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) ちょっと残念なお話なんですけれども、先般のそれこそ鹿児島の共進会で、何か当町の牛が今までより一歩前に出たというふうなお話ですごく期待しているわけなんですけれども、阿賀牛のブランド化については、やはり育成農家を育てないとなかなか難しいかなというふうな、農業新聞を見ながら感想をしたんですけれども、分かりました。非常に残念であると感じますが。 それで、町は以前、汚泥再生センターでの肥太君の製造・販売等々を行っていましたけれども、令和元年度から取りやめということで、止める前も大変いわくつきではございましたけれども、現在センターの基幹改良でできた、脱水された汚泥等というのはどのように処理されているか、その辺をちょっとお聞きします。 ○議長(斎藤秀雄君) 阿部町民生活課長。 ◎町民生活課長(阿部有一君) 基幹改良後の最終的な汚泥の部分につきましては、クリーンセンターで焼却処分になっております。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) じゃ、それは燃しているということで、焼却灰はどこへ行くんですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 阿部町民生活課長。 ◎町民生活課長(阿部有一君) 一緒に燃やしているものですから、エコパックの中に一緒に処分というような形になっております。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) 分かりました。となると、令和7年度7月から中間処理施設が五泉に移るわけなんですけれども、この汚泥もやはり五泉のほうに搬入されるんでしょうかね。 ○議長(斎藤秀雄君) 阿部町民生活課長。 ◎町民生活課長(阿部有一君) 町のクリーンセンターのほうが稼働のほうが止まるわけですので、同様に新焼却施設のほうへ運ぶ予定になろうかと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) となると、お金をかけて中間処理施設で灰にして処分場へ運ぶと。五泉に運んだ焼却灰は、今度山形のほうへ金をかけて運送しなきゃならないんですよね。その辺を考えると、町が進めるSDGsの流れにちょっと沿わないのではないかなということを感じますけれども、その辺どのように進めていくのかお伺いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 阿部町民生活課長。 ◎町民生活課長(阿部有一君) 今ほどのお話なんですけれども、今まで奥阿賀肥太ということで、そちらのほうに最終処分の汚泥の部分を混ぜて販売していたところでございます。それが基幹改良によってもらいまして、その部分についてはもう奥阿賀肥太のような生産はやめて、焼却処分というような形になっております。 じゃ、その部分、これからどうするかというようなお話があるんですけれども、今のところ、詳しい部分を打合せ、まだ至っておりませんので、今後の検討課題としていろいろな知見を広げながら考えてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) 長岡市で下水処理場の管理受託をしている企業がありますけれども、これは汚水汚泥と農業用堆肥をミキシングして農業用肥料にして販売しているんですよね。今すごく売れているそうでございますし、今こういう時節柄なのか、有機肥料として活用されていると。もう供給量も格段に伸びているというお話を伺いました。 また、神戸市では、先般テレビに出ていたんですけれども、下水道の汚泥から再生リンを製造再開して農業への循環を図っているということで、日本では今天然資源のリンというのは限られており、輸入品に頼っているんですけれども、当町に限らず、国内の下水処理がまとまれば、国内生産というそういうふうな大きな兆しも見えるわけですけれども、やはり活用方法は考えていってほしいと思いますし、阿賀町においても、そういう観点で事業者を募るのもありかなと思いますし、また、そういう技量の先端を行っている事業者にある程度無償で持っていってもらって飼料化にできるとか、そういう考え方もできるかと思うんですけれども、町が独自にやるというのは大変なことでございますので、そういう事業者の活用とか、いわゆる起業のほうの希望者がおられるのか、その点も含めて検討してほしいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今すばらしい、ある意味で先進の事例のお話もいただきました。 現状では、課長が申したように、そうした部分で現実的にはいく流れなのかなというところで考えているというところだと思いますけれども、ここはやはり今お話しいただいたような部分での声がけであり、私どもの勉強であり進めながら、そしてまた、五泉までそうした部分で多少でも持っていくとなると、阿賀町は今共同処理していないわけですけれども、し尿の処理も組合で行っているわけでございますから、ある意味で同様の課題があるのかというふうにも思っておりますので、これ量的な部分の、一緒になるというところもまた一つなのかなというふうにも思いますので、これまた組合であったり、ほかのそうした施設というか市町村とも情報をもらいながら、これ合わせてそうした将来に向けて、まさに今、今までの流れは本当にそうした汚泥から、奥阿賀肥太といったのを作って、まさに時代を先取りしてきた流れが少しまた逆になってしまうというようなのは、本当にご指摘のとおりでございますので、どういうふうな方法があるのか、これは具体的に速やかに、また、いただいた課題を前へ進められるかどうか勉強してまいりたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) 管理衛生組合は、3市町のは、管理者、副管理者でお話しいただいて、いわゆる有効に活用できていくようなシステムとかお考えを検討していただければと思います。 長岡の汚泥処理の肥料については、当町にも買っておられた方がいっぱいいるので、その辺も含めてご検討いただければと思いますので、よろしくお願いします。 次に、家庭生ごみの資源化についてですけれども、昨年のごみの減量化に対して町長からも回答していただきましたし、また、町長も2期目に当たっての講演会の会報にも掲載されておりました。いわゆる水分の多いごみについては、中間処理場の燃焼ボイラーに負担をかけるのが一番水分の多い食物残渣などと聞いております。これを燃やさずに肥料化することに、そして循環させることは、中間処理施設の長寿命化と、これから循環型社会環境を進めることにも大きな意味があるというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 そこで、先ほどの回答の中では具体的なことは決まっていないというふうなお話でしたけれども、あと2年後にいわゆる中間処理施設の供用が始まるわけですけれども、こういう生ごみについても早め早めの対応ですね。町民への周知の方向とか、それから事業実施のスケジュール、実施方向などは早急に検討していかなければならないというふうに考えておりますけれども、これについてはまだまだ決まっていないという認識でよろしいんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私も、今、斎藤議員さんからお話しいただいた同じような考えの中で、ぜひこうして進めていきたいというふうな気持ちであります。 ここに一番基本になってくるのは、現在、毎日収集しているわけですけれども、あの中で果たして生ごみの割合というのは、基本的には国全体等々の統計の中で何%というふうなものがあって、率を掛けて大体推計をするわけですけれども、より現実的にそうした排出される量、これは家庭ばかりじゃなくて、やはりここには事業系の部分をプラスしながら、全体的なところで構築していく必要がありますので、今現在、そこの町の排出量というふうなところ、一番基礎になるデータをしっかりと把握をというふうなところでの指示を私からしているところでございまして、新年度に先ほど申し上げたような検討会といいますか、そうした部分を立ち上げて、より具体的なところへ向かっていきたいというふうに考えているところでございます。 ただ一方、これ新年度にそうした部分を立ち上げても、ここを実際の事業化まで持っていくに、なかなかハードル、課題がそれぞれ出てくるのかなというふうにも思っています。令和7年7月、どうも私は今の段階では大変申し訳ないんですけれども、なかなかここに間に合わせるのは至難の業だなというふうにも実は思っているところでありますので、そこは一つの大きな目標ではありますけれども、しっかりとむしろ現実的なことで、ある意味で事業化的にできていくのかというふうなところがやはり大事かと思っています。 これもつくったら販売をというふうなところで、特にまた町内のそうした農家の皆さんから利用いただけるというふうなところも一つの前提というか、大きな部分になってまいりますので、そうした理解を深めながら、そしてまたぜひ使いたいという、特にこれは農業法人といいますか、そうした皆さんからのご理解というふうなところはやはり大事になってくるのかなというふうにも思っていますし、JAさん等との連携も大事でございますので、そうした部分をまずは早く立ち上げながら進めていかなきゃならないというふうな思いでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) よろしくお願いいたします。隣の阿賀野市も牛をたくさん飼っておりますし、そういうふうな人間のほうの廃棄物と動物の廃棄物を混ぜて、よりよい資源化ができるというお話も伺っていますので、よい検討をお願いしたいと思います。 それで、阿賀町としては、SDGsを取り組みということで進められていますけれども、学校の教育の場においても取組が、学校自体で進められているというふうに考えております。 ごみの再資源化について、子供への教育的な視点での取組、こういうのはもう若いうちから浸透していかないと、大人になってからすぐというのはできないと思うので、その辺のことをちょっとお伺いしたいんですが。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにこの取組は、私は子供たちに引っ張っていってもらってこそ、よりスピーディーによりうまくいくというふうなものの一つじゃないかなというふうに思っております。子供たち、本当に今の現状を含めながら、そしてこれをどういうふうな形の中で進めていったら、さらに資源化になってどうというふうなところを、まさに子供たちから理解をいただいて、そして各家庭に、むしろ子供からそうした形の中で広げていってもらうことこそが本当にスピード感もあり、また現実的なものになっていくというふうに私も考えているところでありますので、ぜひそういう形の中で現実的に子供たちにも関わってもらえるように、これまた教育委員会、学校等とも連携をしながら進めていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) 町長が今おっしゃったことは、まさに私も考えていたところでございまして、家庭での生活の子供らについては、子供がいわゆる抑制能力が働くことはよくありまして、親が駄目なことをすると、子供からたしなまれるというふうなこともありますので、学校で行っていることが家庭の中で生かされるようなことを、または子供の視点である指摘などが私にも経験ありますし、これが一番大事かなというふうに感じております。 学校においても、小学校の低学年では、授業の中の一環として花や野菜を育てることとしていますので、そこで食物残渣、野菜くず、家庭から集めたものを堆肥にして使用し、そのサイクルを需要の転換の中でできていって、機運の醸成につながればというふうに考えております。 地域で花を植えて環境整備に努めている集落もございますので、農家からの堆肥促進剤の有料化を受けながらでもいいですので、やはりそういう一般的な家庭の中、それから学校教育の中から、そういう取組の展開ができていかれればというふうに考えておりますけれども、そういう考えをお持ちということでよろしいでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当に今お話しいただいたとおり、私も全く同じ思いでございますので、ぜひそうしたところで子供たちを含めながら、また地域の皆さん含めながら、そうした町全体で広げていくというふうなところが取組として一番大事なというか、そうしたふうになっていけば、これももう間違いなくそこへ進んでいってもらえることにつながってまいりますので、本当に全く同じ思いでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、斎藤栄君。 ◆9番(斎藤栄君) ありがとうございました。このSDGsが全世界的に叫ばれている中で、当町も政策の一つとして掲げておられますので、より充実した取組がされていきますよう心から念じて、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) これで、9番、斎藤栄君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △阿部義照君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、3番、阿部義照君。     〔3番 阿部義照君登壇〕 ◆3番(阿部義照君) よろしくお願いいたします。 一般質問に入る前に、神田町長、2期目の当選おめでとうございます。今後4年間、町のかじ取りを託されたわけでございます。よりよい町にするために、ご尽力をよろしくお願いいたします。 それでは、阿賀町議会12月定例会議において、通告した内容について質問いたします。大項目で2点をお願いいたします。 1点目は、今後の行政区の在り方についてでございます。この質問は、町村合併後、幾度か機会において質問された経緯があり、昨日も石田議員より質疑がありましたが、それに併せてなお質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 このたび町の人口が1万人を下回ったことから、この質問は改めて伺うものであります。このことについて、町としてかなり前から取り組んでいると伺っております。また、難しい問題だとも聞いております。それらを踏まえて質問させていただきます。 阿賀町において、合併当時、これは平成17年でございますが、町の人口は1万5,000人余りで、行政区は120区ございました。現在の人口は1万人を切り、合併時に比べると約3分の2にまで減少しております。行政区につきましては、地区別人口集計表によりますと、118区となっております。少子高齢化等による人口の減少により、現在の行政区の中には世帯数がかなり少なくなっている地域も見受けられます。 各区には行政から依頼された役職等が多くございますが、地域によっては区長をはじめとして、役職の成り手を探すのに大変苦労しているところもあると伺っております。今後の行政区の在り方について、統合を含め検討する時期に来ているのではないかと思いますが、町としてどのように考えているかを伺います。 2点目は、獣害対策の強化についてでございます。 近年、猿やイノシシによる被害が聞かれます。過去にも獣害対策の質問が多くありましたが、今回の質問は、獣害の中でも今まで被害が出て対策を既に実施している猿対策、今被害が顕著に出始めているイノシシ対策、今後被害が大きくなっていくと思われるニホンジカの3件について質問いたします。 猿対策として、4年ほど前からGPS発信器を群れに取り付け、行動範囲を調査していますが、今後の対策として、これからも現在のようにGPSの調査を進めていくのか、また、新たな取組を考えているのか。 2番目として、獣害として近年イノシシによる休耕田や水路等の被害が大きくなってきております。ここでは夜行性とありますが、申し訳ございません、これは訂正で昼行性、昼に動く性質ですね。昼行性で警戒心が強いことから人の目には触れにくく、捕獲はかなり難しいと思われますが、繁殖力が高いことから、駆除の対策にもっと力を入れる必要があるのではないか。 3番目に、今まであまり聞かれなかったニホンジカの目撃が近年多くなっています。新たな被害が予想されていることから、今後生息調査等を実施する必要がないか。 以上、大項目であります2点をお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、阿部議員さんのご質問にお答えしてまいりますが、私も精進してまいりますので、よろしくどうぞお願い申し上げます。 まず、行政区の在り方というふうなところでございまして、お話しいただいたように、人口が減っていく、それぞれの行政区もまさに人口が減る、高齢者が多くなる、子供たちが少なくなるというふうなところで、本当にそうしたところが、合併して丸18年になるわけですが、その厳しさというふうなものが年々顕著になってきているところでございます。 冒頭、その中で数だけ少し申し上げさせていただきますけれども、10世帯以下の行政区の数でございますけれども、津川地域で5、鹿瀬地域で6、上川地域で15、三川地域で1、計27でございますので、まさにおおむね4分の1ぐらいの、区の数としては12以下までというふうな、これが阿賀町の現実でございます。 そうしたところから、今お話しいただいたように、まさにこの区の中で区長さんをはじめいろんな役割を持ってもらいながら、そしてまた町のほうからもお願いをしながらというふうなところでありますので、人選も大変だというのは本当に全くおっしゃるとおりでございまして、特に選挙事務等々にあっても、やはりなかなかそうしたところでご苦労いただいているというようなところが現実でございます。 そうしたところでございますけれども、これまた、この行政区それぞれが長い歴史の中で今のそうした組織があり、それぞれある意味で独自の財産があり、また、いろんな決まり事がありというふうなところでの今日だと思っておりますので、私としては、こうした状況はよりまさに把握をしながらですけれども、なかなかここを町のほうから、例えばですけれども、そうした統合というか案を示しながら進めるというふうなところは、私としては今は考えていないというところでございます。 ここは、かつて綱木の区がそれほどある意味まだ深刻でない状況の中から、上綱木、下綱木、2つの区が両者のお話の中で将来を考えて、1つの今の綱木区というふうな形の中で、ある意味で自主的に一緒になっていったというふうなことがあるわけですけれども、まさにこうしたところは本当にそうした考えの中で進めていただくというふうなところが、ある意味で理想というとちょっと言葉は変ですけれども、まさにそうした部分があれば、これは皆さんで決めていただけるというふうなところが本当に理想的な姿だと思っていますが、なかなかこうやって減ってくると、なおさらむしろそうした部分の話をするというところも難しくなり過ぎるところまで来ている感もあるのかなと。私自身もそうしたところの一人でありますから、よく思いもありますので、こうした状況というふうなものは、当然区の皆さんがより自分の区を知っているわけでございますので、気持ちの中にあるわけでありますから、それぞれの気持ちをより率直に話も出しながら、区の中で話もしてもらいながらが一番いいわけですけれども、そうした将来のことについてはなかなか言い出せない部分も、この町のこうした状況というふうなものは、町のほうで区長会議等々の場でこうした状況も皆さんが分かるような形でお示ししながら、区の将来の在り方について思うところがあったら、ぜひここは忌憚なく意見をもらいながら、そしてまた、例えば一緒になる場合は、相手の区がいるわけでございますから、ここを申し上げながら進めるというのも、これまた大変難しい一つの課題にもなってくるというふうなところもありますけれども、そうしたときこそが、これも私ども町の役場の仕事だなというふうにも思っております。ある意味でそうした部分のお知らせから、話の中に入らせていただく、そしてまた必要な場合は、そういう調整というとちょっと大げさですけれども、そうした役割を私としては担っていきたいなというふうに思っているところでございます。 ですから、より集落の皆さんがなかなか声に出しにくいところをお聞きしていくというところで、私どもがそうした機能を果たしていくスタートにしていくべきだなというふうに思っているところでございます。 2点目の有害鳥獣対策、最初の猿の関係でございますけれども、これは平成26年度より新潟県の外部人材活用による有害鳥獣対策事業によりまして、電気柵、緩衝帯整備による侵入防止、集落環境診断による地域ぐるみの取組や、地域おこし協力隊集落支援員制度を活用したテレメトリー受発信機による群れの行動把握などを実施してきているところでございます。 テレメトリー受発信機の普及には、各地域に人員を配置しなければならない等課題が発生し対策を検討していましたけれども、平成30年度に導入したGPSシステムによって、現在猿の群れ30群に対しまして発信器を装着して、アプリでモニターできる体制をつくっているところでございます。 システムの活用によりまして、地域の皆様による追い払いや集落支援員による小型のおりによる捕獲、個体数調整など一定の成果が得られているところでございまして、今年度はこの11月末現在でございますが、おおむね猿は200頭の捕獲実績でございます。仮に、このGPSシステムを運用しなかった場合、効率的な捕獲が困難になるというふうなところも予測されているところでございますので、捕獲頭数の減少というところも懸念をされるというふうなところでありますが、私にとってもこのGPSの、まさに群れの動きを把握できるわけですから、ここをより効果的にその対策に当てるようなことを一歩踏み出しながら考える必要があるというふうに私自身も前から思っているところでございます。 これ、猿の捕獲による個体数の調整につきましては、実施単位の捕獲及び集落支援員が発信器を装着するために行う捕獲のほか、ICTの大型おりによる捕獲がありますが、こうしたところをよりうまく組み合わせながら、そしてまたほかの自治体も、かつてはやっぱり阿賀町が、この有害鳥獣にあっては、特に県内にあっては、阿賀町はほかの市町村の10倍、20倍の大きな予算を使わせてもらう中で、ある意味で先進地でございましたけれども、ほかの市町村にあっても、今様々なICTの活用を図りながら、いろんな実証実験的にも進めているところでありますから、より我々も勉強しながら効果が上がるようにというふうなところで、ドローンの話も昨日もありましたけれども、まさにここへのドローンの活用ができないでしょうかというふうなところを、私が最初から問題提起をしながらでありまして、そうしたところを取組を進めている、まさにそうした有害鳥獣用のドローンというところも動き出している部分があるというふうにも聞いておりますので、しっかりこれはまた新たな方策とも検討しながら、より効果が上がるように進めていきたいというふうに思っているところでございます。 次のイノシシの被害、イノシシ対策でございます。 これ実態といいますか、状況でございますけれども、担当でありました令和2年度に一旦本当に被害が大きく拡大をしましたが、その後、農地等における被害は減少しているというふうなところでありますが、いわゆる雪の量に応じて自然淘汰といいますか、そうした部分がかなり影響がありながら、増える年、またある意味でそうして、大雪になってむしろ少なくなるというふうなところがあるわけでありますけれども、やはりここは本当に大きな被害というかパワーの中で、農作物だけじゃなくて、のり面であり、まさに様々掘り起こされる、田んぼに入る、臭いはつくというふうな、極めて被害が大きいところでございまして、ここも実施隊と協力しながら、町からも破格の報償金を支払わせていただく箱わな等の設置を実施しながら進めているところでありますけれども、まさにここもお話しいただいたようなイノシシの習性もあり、なかなか効果的に進んでいかないというようなところでございまして、これ電気柵、ここにはかなり有効な対策になっているわけでございますけれども、そこにもいろんな苦労もつくわけでございますので、ここも猿と同様に大きな課題を抱えながらですけれども、一歩でも効果的に進めていかなきゃならないというふうに思っております。 次のニホンジカでございます。ニホンジカにありましても、現在県内で生息域の拡大が進んでいるようでございまして、これ阿賀町の中で定着が進んだ場合には、地域の生態系が破壊されるおそれもあるというふうに危惧をしております。 ニホンジカの被害については、農業の被害よりも先に森林被害、観光資源等々が被害に遭うというふうなところがあるようでございまして、逆に農業の被害が出てから対策を講じても、その際は既にかなりの個体数になっているというふうなところも聞くわけでございますので、ある意味で先手を打つというところが必要であるというふうなところも認識をしているところでありますけれども、本年度よりこのニホンジカの捕獲についても報償金の支払い対象としているところでございますが、11月末までで、でも5頭捕獲したというふうなところでありますから、この阿賀町にあっても間違いなくニホンジカも増えていると、生息が定着してしまっているというところを危惧しているというところでございますので、まさにそこにまた一つ、こうしてかなり甚大な被害を与えるニホンジカというものが出てきてしまっているというふうなところをしっかりまた認識しながら、ここにあっても、本当にこれそれぞれ、今後また熊等もあるわけでございますので、ここの対策にあってはよりそうしたところで、さっきも言いましたけれども、有識者としっかりまた連携しながら、最新の技術というのもしっかり今後また勉強しながら、有効な取組を可能な限り進めていきたいというふうに思っているところでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) どうもありがとうございました。 それでは、再質問をさせていただきます。 まず、行政の在り方についてでございます。既に答弁の中で、私がこれから質問することの回答があったものもあるかと思いますが、改めて伺わせていただきますので、よろしくお願いいたします。 多くの地域では、世帯が少なくても、区という、もともとあります地域運営組織でしょうかね、行政区というのは。強い思いを持っている人はかなり多いと思います。令和4年3月31日の阿賀町地区別人口集計表、これ住民基本台帳と言いますが、この中に、区の中には1世帯または2世帯、3世帯というようなところが存在しております。 そこで改めて伺うわけですが、阿賀町行政区の設置及び行政区交付金条例というのがございますが、第1条に地域住民の自治組織との連携を密にし、町行政の民主的かつ効率的な運営を図るため、行政区を設置するというふうにうたわれております。 そこで、行政区としては、自治組織また安全・安心といった生活の場を維持していくために、ある程度の世帯数が集まった行政区を検討していかなければならないと私は思います。その中で住民が少なくなっている区につきまして、町は世帯数が少なくなっている区に対して、今後も区としての活動及び運営が可能と思うかどうか、そこだけお伺いしたいんですが。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) それぞれの区によって、また思いによって、今の部分は相当考えが違うところが出てくるのかなというふうにも思いますが、区の行政区の設置条例、ここは区長さんというある意味特別職の方を委嘱しながらですから、そうした従来ある集落や区を町の条例の中で、そうした面からも定義をしながら、いわゆる行政区というふうな形の中で町が定めているわけでもありますけれども、それぞれ自発的なというのは、もともとの皆様の集落の組織というふうなところとイコールで今までずっと来ているわけですけれども、確かにここはもう既に地元から、区長さんが適任者がいないのでというところで、ある意味で出身の町外に住所のある方が、日頃もういらっしゃるのでというふうな区もあるのが現実でございますので、相当ここはやはり今の中で難しい局面を苦労されているというふうなところは思っているところでございますので、先ほど言ったように、ここをより皆さんの中から一歩出た中で我々町が入りながら、現状をお聞きしながら将来の、在り方について一緒になって検討していくというタイミングにあるというふうなところは私も認識しているというところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) それでは、例えば今の1世帯もしくは2世帯、3世帯という区があるわけですけれども、この区に行政区交付金というのを交付されているかと思います。この行政区交付金の、大まかで結構なので、どういうふうなのを支払われているか、ちょっと教えていただけますでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 野村総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) 行政区交付金につきましては、均等割が7万5,000円、世帯割につきましては3,000円掛ける世帯数、あと集落会館、施設を持っているところにつきましては、電気、水道の基本料金をそこに加算してお出ししていると。あと、予算審査、決算審査でもお話を差し上げていますが、集落で掛けていただく保険につきましても1人156円だったと思いますが、掛ける人数分ということでお出ししております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) ちょっと細かい話なんですけれども、例えば1世帯や2世帯であっても、同じように行政区交付金と、例えば1世帯でもということと考えてよろしいでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 野村総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) そのとおりであります。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 私がこの中で、当初120区があった中で、今118区ということは2区増えたというのは、綱木地区は合同されたというのともう一区がございます。今の行政区は19区あるんですけれども、住民基本台帳でやると118で、1区については人がいないというふうに取れるんですが、それについては、人がいなくても行政区交付金というのは支払われるという考えでよろしいでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 野村総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) 土井区につきましては、今おっしゃられたようにその世帯がいないということになっておりますので、お支払いはしておりません。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) そうすると、今後、例えば世帯がなくなった場合は、行政区というのはあっても、行政区交付金はないという考えになりますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 野村総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) これまたいろいろ、ケース・バイ・ケースになると思うんですが、基本的にはその考え方で整理をしております。また、前総務課長から私のほうに数少ない引継ぎの中の一つの一番大きい中に、この行政区の統合といいますか、行政区をどうするかということについては、議会のほうからもかなり言われているということを言われておりまして、その辺、いろいろ課の中でも話をしているところであります。 今のところ、例えば土井につきましては、管理される方がおられるということは皆さんもご承知おきかと思いますし、例えば財産の問題とかもやっぱりありますので、先ほども町長が申し上げた非常にデリケートな問題も含んでおりますので、単純に行政区を外すということと、行政区交付金を払う、払わないというところについては、運用上、世帯がなければ基本的には払わないというスタンスでおりますので、今後もそのように対応していこうかというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 確かに、この行政区の問題というのは、私もいろいろ聞きますと、大変な思い入れがあって、簡単にはいかないものだとは思います。でも、私がここで質問するのは、そういうのを一歩でも進められればなという考えがあって、ここで再度質問させていただいた経緯がございます。 それと、逆に世帯のぐっと少ない区に対して、俗に言う均等割ですか、というか加算金というのは考えられないものでしょうか。例えば100軒以上あるところで住民の3,000円ずつ入るのと、例えば僅か5軒とか何軒で、行政区交付金が入るので、あまりにも少ないところは少ないんじゃないかというような話も伺います。これはある程度均等割というふうな考えも検討できないものでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 野村総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) 合併当初の行政区交付金の積算の仕方と、途中積算の仕方を変更したという経緯もあります。その際に、おおむねこれぐらいの金額でという形で各区長さん方にご相談を差し上げながら今に至っているということでありますので、今お話しの件につきましても、かなりバランスは崩れてきているというところも理解しておりますので、区長会議等には諮りながら、また、これまた議会のほうからよくご指摘いただく区長手当等の問題もこの中には含んでいるかなというふうに思っておりますので、その辺もトータルで考えていかなければいけないかなというふうに感じております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 行政区から少し離れますけれども、合併が過ぎてから18年余り今続いてございます。これは私も聞く限りで、聞く話の多い言葉なんですけれども、鹿瀬地域と上川地域において、住所が旧大字名の呼び名で示されているということがあって分かりづらいと、ほかの地域の方から言われます。そこで、両地域に働きかけて集落名を住所として検討できないものかお伺いしたいのですが。 ○議長(斎藤秀雄君) 野村総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) 住所については、今おっしゃるとおり、三川と津川については、区名がイコールですね。鹿瀬と上川が違うということですが、合併する以前の合併協議の際に、その辺の話がなされています。そうした中で、私直接の担当ではなかったんですが、協議をする際の委員の皆さんにもある程度の情報をお流ししながら、最終的に津川、三川は変えた、鹿瀬、上川は変えなかったということであります。 じゃ、それどういうふうになるんだということになりますと、法務局とのやり取りが膨大な物量が出てまいりますので、かなり事務が大変だというところも出てまいりますし、私は津川の人間なので、旧津川で申し上げますと、非常に単純だったんですね。旧鳥井でいえば、鳥井の集落が分かれているので、それを単純に2つずつ分ければいいとかというような、津川の場合ですと津川ですし、平堀は平堀という形になっているので、非常にその字名と区分けが分かりやすいというところもありました。上川と鹿瀬につきましては、たしかかなり大字が広くて、その中に集落が複数入っているので、それを分けるのが結構大変だというところもあって手をつけなかったというところも、非公式でありますがちょっと聞いているところもありますので、そうした理由もあって今のところされていないということでありますので、実際にこれから手をつけるということは、なかなか難しいんじゃないかなというふうに考えています。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 私も今のこの意見は、住民の方からいろいろ話があって、今ちょっと質問させていただきました。 それでは、獣害対策の強化についてお願いいたします。 獣害対策は日本中どこの中山間地でも深刻な問題でございます。町では昨年、害獣被害対策総合パンフレットを作成しまして各家に配布するなど、害獣に対する周知の取組を行ってまいりました。私自身も読み返して参考にさせていただきました。それを踏まえて、再度質問させていただきます。 まず、猿対策でございますが、平成30年からGPSによる猿の群れに発信器をつけて観測してございます。30群につけているということですが、私もこの1週間ほど、スマホでそれをずっと見ておりました。そうしたら、13群しか見つからないんですよね。30のうち13群ということは、ほかのものは、半数以上ですけれども、機能を果たしていないのではないかと私自身は考えているんですけれども、そこのところはどういうふうに考えますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 波田野農林課長。 ◎農林課長(波田野篤君) ただいまのご質問にお答えさせていただきます。 今議員が、現在13群しか把握できないということでございますが、実際に最新のGPS装着状況でございます。猿群の確認が町内全体で30群ございます。そのうち装着しているものは26群ございます。 なぜ13群なのかということでございますが、この辺につきましては、GPS発信器が、航空衛星3個以上飛んでいるんですけれども、最低3個把握しないと、電波が届かないと位置情報が定まらないということが一つでございます。この原因としては、谷あいとか木の中、電波がどうしても届かない部分に猿が入りますと、位置情報が特定できないということが一つ。もう一つは、その位置情報を今度はGPS発信器から携帯基地局に飛ばします。なので、携帯基地局に飛ばない範囲に猿がいた場合、画面に映らないということは、人家からかなり離れている。人間の生活圏からかなり離れているということが考えられます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 確認ですが、その26群については、町のほうのやつでは確認はできているということでよろしいんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 波田野農林課長。 ◎農林課長(波田野篤君) 支援員さんが常に回りまして、この装着した、取り外した、電池切れになったというのは常に把握しております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 私も以前、一般的な猿対策としまして、猿は移動することから追い払いが有効的な対策と考えているというふうに伺いました。しかし、GPS発信器について、我々がスマホで見るに当たりまして、3時間置きの発信器、なおかつ山の上というのはあまり必要ないんですよね、実際に農家で使っている方は。そうした場合、3時間置きの発信器、または遠いところでも出力の大きい発信器というのは、所有者にとってもあまり影響はないと。できれば、発信器等には出力が小さくても近くで発信できるような、そういう新しく発信器というのはないものなんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 波田野農林課長。 ◎農林課長(波田野篤君) ただいまの質問なんですが、GPS発信器については比較的新しいシステムでございまして、その前にテレメトリー装置というのがございまして、こちらについては、微弱電波を常に発信し、首輪形式なんですが、微弱電波を常に発信して、それを八木アンテナと言って指向性のあるアンテナで検知して方向を定める。2か所以上から人間が定めて位置を特定するという方法を取っておりました。ところが、それですと、この1群れに人間1人常に配置していかなければならないという問題が発生しておりまして、次善の策としてGPSを設置させていただいたところなんです。 GPSの運用としましては、毎日数回へ発信しているんですけれども、基本的には猿の群れというのは、次の餌場の近くで寝るという習性がありますので、自分の集落、地区の圃場のそばで寝ていた場合は、次の朝に見て追っ払おうというルールでやってくださいということで周知しているつもりなんですが、再度、そちらについては情報提供をさせていただきたいと思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 私の周りでも、スマホでその猿を追いかけて、今日あそこに来ているなというふうには見てはいるんですけれども、3時間ぐらい移動しなくて、移動したらもう別のところに行っていると。これは見ていても、最初の頃はすごく画期的だと思ったんですけれども、つい最近聞くと、あまり役に立たないなと。所有者にとってはですね。そういうふうな意見を聞きますので、そういうところを踏まえて、今後何かいい方法があったら検討していただきたいんですが。 ○議長(斎藤秀雄君) 波田野農林課長。 ◎農林課長(波田野篤君) ありがとうございます。先ほど申しましたテレメトリー機器というのは支援員が、支援員の通常業務は首輪の設置と、小型おりにかかった猿を個体数調整するという仕事が主なんですが、たまたま通りかかってそのテレメトリー機器で追跡できた場合には、それを使用して、ある程度花火を使って追い払うというようなこともしております。場合によっては、集落で要望があれば、テレメトリー装置を持ってもらって常に追っ払ってもらえばかなりの効果があると思いますので、ご相談いただければと考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 地区の住民がそれをやるとなったら、なかなか大変な面もありますので、それじゃ、ちょっとイノシシ対策について再度伺います。 獣害として、先ほど町長が申したように、年によって被害がもうまちまちのようなのがあります。私の区では、今年、田んぼとか農道が相当ひっくり返されて、もう相当あくせくした状態がございます。 先ほど申しました害獣被害対策総合パンフレットというのを見ますと、イノシシにつきましては普通、春4月から6月に1度、2歳以上の雌で1回、4頭から5頭出産するというふうに書いてございます。そのうちの半数は育っていくと言われています。人の目にはあまり姿を見せませんが、農地等を見れば、田んぼまたは畦畔、もうこれが相当に荒らされておりまして、翌年のその田んぼを作るに当たって、相当農家の方が苦労するんではないかなというふうには、私は現場のほうを見て感じております。 つかぬことを伺いますが、この畦畔等が獣害でやられた場合に、災害というふうには見ることはできないでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 波田野農林課長。 ◎農林課長(波田野篤君) 地元、あらゆる多くの皆様からそういうご相談がありまして、新潟地域振興局のほうにご相談差し上げたんですが、今のところ災害復旧事業としては考えていないという答えがありましてがっかりしたところがございました。 ただやはり、今、上川地区の大圃場、例えば三階原南部でかなりそういう畦畔が掘り返された事態が発生したというところで、やはり電気柵を早急に皆の力で張っていただくというようなところが一番効果があると考えております。
    ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 分かりました。 それで、この獣害対策としてイノシシとか猿の生態を知ることが重要だというふうにはよく言われます。それで、この6月に井上雅央さん、通称雅ねえという人がNHKスペシャルで放送されました。これについては、私はちょっと知り合いから伺ったんですが、その方は島根県の美郷町というところにいらっしゃるんですけれども、この方は獣害対策等の多くの著書をはじめとしまして、多彩な学歴や職歴を持った異色の獣害対策の専門家で、その中でも誰もが実践できるアドバイス等で、獣害に苦しむ全国各地から引っ張りだこだそうです。 この人の一つの対策として、農家の方に、高齢者なんですけれども、高齢者の方でもわなの狩猟免許を取得、いろいろ話し合って協議した中で、長い時間がかかったんですけれども、わなの免許を取っていただいたと。その地域では、高齢女性を含めて100人が取ったそうです。なおかつ、その近くに400個のわなを仕掛けているそうです。かなりすごいことやるなというふうに見たわけですけれども、私自身は、獣害対策については、前回も話したように駆除、頭数調整が一番だと思っておりました。しかし、農地被害を受けている皆さんに獣害に対してどのように対応したらよいかということを学び取ってもらうことも一つの対策というふうに、少し私自身考えが変わってきました。 町には、地域おこし協力隊を3年間終えて、現在、新潟鳥獣警備を立ち上げた方もいらっしゃいます。こういう専門家の講演等を町でも数多く計画していただき、また、このスキルを獣害パトロールの方に受け継いでいただいて、各集落で広めていくということも対策だと考えております。 そこで、今新潟獣害警備という会社もありますが、先ほども言った井上雅央さん、通称雅ねえさんですね、こういう人の講演というのもちょっと検討してみていただきたいのですが、どんなものでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 波田野農林課長。 ◎農林課長(波田野篤君) 新潟鳥獣警備、今地域おこし協力隊、阿賀町で3年鳥獣対策で頑張っていただいた方の、個人名は申し上げませんが隊員は、西日本にはその雅ねえ、井上さんが存在するというところで、東日本には長岡技科大の山本先生、この先生がまさに雅ねえと勝るとも劣らない方で、町長が先ほど回答で申し上げました新潟県の外部人材活用型モデル事業で、船渡地区から皆での話合いと集落診断、環境整備、そして皆さんでワークショップしてどうやって対策していこうやというところまで進めて、最終的に電気柵張ったりとか、放任果樹の除去を行ったという経緯がありまして、町といたしましても、例えば広域的に柵を張る場合ですと、その手法を取って見習いながらやってきたわけでございますが、今若干、田んぼなのですぐ被害が分かるから早急に張りたいということもあって、すぐに張るようなケースも出てきております。ただ、基本的には、自分たちの農地は自分たちで守るというのをスローガンにやっていただきたいなという思いもありまして、そういうふうに皆さんとお話はしていきたいと考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) 私自身も少しだけ畑を作って今作業してございます。それで、獣害対策については、そのときほど駆除というのが一番だなというふうに思っておりましたけれども、今言った井上雅央さんだとかそういう方の話を聞くと、まず地域で対策を考えなければ、個人では駄目だよというようなことはよく言われております。そういうのも、今後、鳥獣対策の講演会とかそういう部分について、またもう少し範囲を広げて、いろいろな方から話を聞くことも大切だと思いますので、毎年、分かりませんけれども、そういうのもこれから検討していただければと思います。 次は、ニホンジカについてでございます。 今ほど町長からちょっと話がございました。ニホンジカについて、今年はもう5頭取られたとか、それについても報償金が出ると。もしできましたら、その5頭の取れた場所というのが分かったら教えていただけますでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 波田野農林課長。 ◎農林課長(波田野篤君) 町内4地区ですね、倉ノ平、長木で2頭、栃堀、石戸でございます。いずれも雄でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) このニホンジカの生態については、この間の総合パンフレットにちょっと記載されていなかったので、ここでちょっとお話しさせていただきますと、農林業の被害の状況で一番多いのがシカ、これは樹木だとか農地を含めてシカが一番多いそうです。その次にイノシシ、猿の順で被害が多いそうです。 シカにつきましては大食漢であり、数少ない毒草を除いては、ほとんどの植物を食べるそうです。ですから、先ほど町長が言ったように、頻繁に見られるようになるということは、もうそこの農地は危機に面しているというふうに言われるそうです。早ければ1歳から3歳まででほぼ全ての個体が繁殖できるようになる。これはイノシシと同じです。全く捕獲をしないと、4年間で2倍に増えるんだそうです。それがまた2倍、2倍と増えていくというふうには書かれています。今は中部地方のほうから上がってきて、長野県まで大きな被害が出ていると。新潟県にはぽつりぽつりと今まだ出てきているというふうなことで、農林水産省のものには出ております。 それで、このことから、将来の備えとして、区への聞き取り、今私が行政側に、そこはどの場所ですかと聞いたんですけれども、そこで発生しているということは、そこがある程度、また広がっていく。そうした場合、これからはそれをほかの人にも知ってもらうために、区への簡易的な聞き取りという調査を始めていってはどうか。それから、今度大きく畑が荒らされる前に、多少なりとも対策を検討していかなければならないのではないかということで、今回質問させていただきました。そういう快適な調査というのはいかがなものでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 波田野農林課長。 ◎農林課長(波田野篤君) お答えします。 ニホンジカについての状況を、猟友会員の皆さんや、うちの専門員に状況を聞いたところ、今のところ雄が出ているというところで、ここに雌と子供が来た場合、もう一気に増えていくよというところなんですが、今新潟県では、上中越地方を中心に数千頭いると言われております。こちらについては、冬は群馬県、長野県に移動するというところでございます。比較的雪に弱いんだと。広葉樹林については、もう雪が積もれば歩けなくなるので、万が一居残ってしまった場合、杉林の中に入ると。結構まとまるので撃ちやすいという話なのです。 この辺は逐次現場の方々に様子を聞きまして、捕獲を特に、最初頑張って見つけたらすぐ撃ってもらうと。併せて捕獲以外にもこの山を回っていただいてもおりまして、それも報告が来るようになっておりますので、しばらくは猟友会の目撃情報で把握していきたいというところで考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、阿部義照君。 ◆3番(阿部義照君) そういうふうな調査をひとつよろしくお願いいたします。 イノシシも出始めたのは、たしか五、六年前だったかと思います。騒がれ始めたというか、見たよというのはその頃かと思います。今は見たよではなくて、相当な被害を受けていると。ニホンジカもそう近くないうちに大きな被害が起きるんではないかというふうに感じますので、そういうふうな事前の対応を少しでも取っていただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上をもって質問を終わらせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) これで、3番、阿部義照君の一般質問を終わります。 審議の途中ですが、ただいまから3時5分まで休憩といたします。 △休憩 午後2時46分 △再開 午後3時05分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開します。--------------------------------------- △入倉政盛君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、8番、入倉政盛君。     〔8番 入倉政盛君登壇〕 ◆8番(入倉政盛君) まず最初に、一般質問に入る前に、今回、町長おめでとうございます。 それで、今年は職員の皆さんが、本当に夏の災害及びコロナ対策、ワクチンとインフルエンザ、また国の政策でいろんな条例の改定とか職員の定年制などで事務事業が増加して大変ご苦労なことをされましたので、本当にありがとうございました。 それでは、次に、私の一般質問を行いたいと思います。 まず最初に、消費税の適格請求書発行の対応ということで、インボイス制度について、「全国の自治体」って、これを「地方議会」に直していただきたいんですけれども…… ○議長(斎藤秀雄君) 自分が言えばいいだけですよ。 ◆8番(入倉政盛君) インボイス制度について、「全国の自治体」と書いてあるところを「地方議会」に直していただきたいんです。 そこで、この制度の廃止や休止、延期、またシルバー人材センターへの特例を求める意見書が今月、7月末で423件の意見書が地方議会で採択されて財務大臣のほうに提出されております。 このインボイス制度実施までにあと1年を切りました。10月1日から実施されることになっておりますが、町の仕事に参入している方はどのくらいいるかちょっとお聞きしたいと思います。あと、免税業者との取引に対する取扱いはどうなるのか。あと、課税業者になっていただき取引を継続されるのか、その点をお伺いします。 町との取引ができなくなれば、なりわいも、事業の失業、廃業につながることになりはしないか。また、課税業者でない方の、公共入札で来年度の入札参加資格のときにインボイス制度の登録がない場合、町の工事等の受注ができなくなるのではないかと懸念するところですが、そのことについてもお聞きしたいと思います。 2番目に、就学援助の拡充をということで、物価高騰が家計を直撃しております。特に収入の少ない家庭には厳しいものがあります。賃金が安い中で、実質的な賃金が下がったような状態の生活をやっておられる方もおると思います。子育て世帯の負担軽減と、対象者の範囲を広げる意味でも、就学援助の認定基準を現在の生活保護基準の1.4から1.5に拡充することが重要ではないでしょうか。このことにより、非課税世帯の収入基準の限度額も上がり、従来、非課税世帯で雪下ろし補助の対象から除外された方も対象になるのではないか、家計の負担軽減につながり、大変助かりになると思います。 3番目に、小・中学校の給食費の無償化をということで、学校給食は子供たちにとってかけがえのない役割を果たしております。7人に1人の子供が貧困状態と言われる中、物価高騰も重なり、給食費が子育て世帯の重い負担となっている。無償化を求める願いは急速に広がり、給食費を無償とする自治体が増えています。県内でも、弥彦村で小学校は9月から、中学校で10月からは無償化になった。湯沢町でも4月から限定的だが無償化が始まっている。町としても無償化に踏み出すべきではないでしょうか。 以上です。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) 入倉議員さんからもいろいろお祝いの言葉を含め、また特に職員に対するねぎらいの言葉を賜りまして、誠にありがとうございます。 質問にお答えをしてまいります。 初めに、消費税の適格請求書発行の対応についてでありますが、令和5年10月1日から複数税率に対応した消費税の仕入額控除の方式として、適格請求書等保存方式、いわゆるインボイス制度が導入されること、これはお話しいただいたとおりでございます。 この制度の下では、仕入額控除の要件といたしまして、事前に税務署長に申請し登録された事業者が発行する取引内容や消費税額など所定の内容が記載された適格請求書の保存が必要となります。つまり、売手が事前に登録を行って買手に対してインボイスを発行してあげなければ、買手側は仕入額控除が受けることはできなくなってしまいます。登録の申請は昨年の10月から開始されておりまして、町でもほかの事業者への影響が出ないように、一般会計、診療所特別会計、下水道事業特別会計、町営スキー場特別会計、水道事業会計の登録申請を予定しているところであります。 まず、インボイス無登録業者、売上げが1,000万円以下の免税事業者が町の仕事に参入している方はどれくらいいるのかというふうなご質問をいただいたわけですが、町では消費税減免事業者数を把握することができないというところでありますので、ここについてのご回答はそういうことでご理解をいただきたいというふうに思います。 次に、免税事業者との取引に対する取扱いでございますが、一般会計につきましては消費税の申告義務がありませんので、適格請求書を要求することは考えておりません。診療所特別会計、下水道事業特別会計、町営スキー場特別会計、水道事業特別会計につきましては、課税事業者でありますことから適格請求書の提出が必要であるというふうに考えているところでございます。 次に、課税業者でない方の公共入札では排除されないのかというご質問でございますが、地方自治法施行令におきまして、一般競争入札を行う場合、契約の性格または目的により当該入札を適正かつ合理的に行うため、特に必要があると認めるときは必要な資格を定めることができると規定されておりますが、適格請求書発行事業者、インボイスの登録事業者でない者が契約の相手方になった場合に、消費税の負担が増加する等の地方公共団体にとって不利益になることを理由にして、その者を競争入札に参加させないような資格を定めるということは、この規定の要件に直ちに該当するものでないということから、適当ではないと考えております。つまり、インボイスの登録をしないことを理由に入札で排除するようなことはありませんので、ご理解いただきたいと思います。 2点目の就学援助の拡充でございますが、就学援助の認定基準に係る生活保護基準の係数をご質問でありますけれども、平成30年に生活扶助基準額の見直しをいたしまして、3年間の激減緩和期間も令和3年度で終了し、令和4年度からは現行の生活扶助基準額に係数の1.3を乗じた所要額を準要保護の認定基準としているところであります。この係数につきましては、県内の市町村においてもおおむね1.3の係数を使用しております。また、文科省の状況調査によりますが、全国的にも1.3以下の市町村が80%を超えているというふうな状況でございます。物価高騰の直撃もありますが、要保護児童の補助対象品目の単価の引上げも毎年行われているところでありますので、現時点では係数の見直しは考えておりません。 これからも、保護者の負担の軽減を図り、安心して通学できるよう見守ってまいりますし、次の3点目の小・中学校の給食費の無償化も、まさにここにも関連するわけでございますが、こちらにつきましては、昨日も加藤議員さんのほうの質問にも明確にお答えさせていただいたところでありますけれども、私は、ここは重点的な公約でございますので、新年度からぜひそうした形の中で小・中学校の完全無償化を実施したいというふうに考えておりますので、何とぞご賛同を賜りますようにお願いを申し上げるところでございます。 なお、弥彦村さんの無償化の例でございますけれども、この弥彦村さんは現段階では来年の3月までの時限措置でありまして、4月以降については未確定というふうに私も聞いているところでありますし、また阿賀町は既に半額化してからもう間もなく4年たつわけでございますので、この給食費の軽減については、ある意味で一番先端を阿賀町としては進んでいるというようなつもりで私もおりまして、そうしたところから今般は、恒久的に無償化というようなところをある意味で、これはほかの自治体でもそうしたところが言われているところでありますが、財源の問題とかと新聞報道にも出ているところもありますけれども、私はふるさと納税を財源とした中で、新年度から無償化というところで、これは取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) ありがとうございました。 インボイスの関係ですけれども、県と同じに一般会計は納税の対象にはならないと、しかし企業会計及び特別会計の場合は、例えば物品購入、サービス業務、ポスターやチラシ印刷などあらゆる業務の取引でインボイスが必要になってくるわけですけれども、その業者に対する対応、認知というんですか、これから対応されると思うんですけれども、どうなんでしょうか、その辺のあたりは。 ○議長(斎藤秀雄君) 野村総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) 先ほど、町長が入札に入る業者の件も話をされましたけれども、制度が行われたとしても今の段階では、適格業者でないから、いわゆるインボイス制度を登録していないから、そこから買わないというようなことは今のところは考えておりません。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) そうすると、町で仕入税額控除は負担するということなんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 先ほど入倉議員さんがおっしゃったように、これは特別会計においてはまさにそうした部分の中で求めていかなければ町の負担となってまいりますので、ここについては登録を、既にもう始まっているところでありますから、しっかりこれは、国全体の制度でありますので、特に取引のある業者の皆さんも、これは国の指導、また広報そしてその事務の流れに沿って既に始まっていると、事前の準備が、というところでありますので、町としてもそうした部分が必要だというふうなところを、しっかりこれは周知をしながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) そうですね、本当に、今までの取引業者が、インボイスの番号がなければ駄目ですと言われたら、自分のなりわい、従業員の方も生活が成り立たなくなるので、町の経済にも影響すると思うので、そのことは十分考えて対応していただきたいと思います。 次に、就学援助。 これ、変えないということなんだけれども、実質問題、生活保護基準というのは、下げられた中で1.3を対応するということなんでしょうか。そうすると、実際問題、その人たちの生活というのは、実質的な生活購買力というのが落ちて大変だと思うんですけれども、その辺のところは町長、どう考えておられるんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここの生活扶助基準、これも毎年見直しが一部ある場合もあるわけでございますので、当然そこが一つの基準になっているわけでありまして、これも日本全体の共通した制度であるわけでありまして、阿賀町は1.3倍しているわけでございます。この全国の調査を見れば、先ほど申しましたように1.3だとかになっていない、もっと低いところは全国の80%でございますので、むしろこれは阿賀町ではかなりそうしたところで、既に様々なことを考慮しながら一歩前に出ているというふうにご理解いただきたいと思います。 ここばかりではありませんので、次の給食費を含めながら、これは子育てといいますか、教育に係る部分についても、これはトータル的な中でそうした支援というふうなところを努めていきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) そうですね、この生活保護基準の収入の1.3倍、1.4倍ということになると、1.4倍ぐらいまで上げなければほかの制度のところにも影響する、生活保護のあれなんですけれども、町の財政のことを考えたらできないということなのかなと思いますけれども、本当にちょっと1.4ぐらいにしていただきたいと思うんですけれども、難しいところなんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここはまさに1.3でも、さっき言いましたように全国の上位20%に入っているわけでございますから、そうした部分でご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、入倉政盛君。 ◆8番(入倉政盛君) ということで分かりました。 また、これは来年度、新年度予算で小・中学校の無料化をやるということなんですが、そうすると、この阿賀町でも早いほうで無料化になったということですよね。全国では、かなり無償化というのは多くの都道府県で行われていて進められているところなんですけれども、そういうふうな傾向に今なっているんですけれども、来年するということで、大変ありがたいことなんですけれども、それから、町長も今回当選されまして、これから4年間町民の命や暮らし、あるいは福祉の増進に努めていただきたいとお願いしまして、私の今日の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、8番、入倉政盛君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △長谷川良子君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、7番、長谷川良子君。     〔7番 長谷川良子君登壇〕 ◆7番(長谷川良子君) このたび、既に通告している件で質問します。 これを契機に国の特定財源、地方創生(地方再生予算)を活用し、徳根(新潟県)、徳沢(福島県)との県境の橋を架けて活力あるまちづくりに、町長からも期成同盟会に、地元の新潟県の選出の国会議員にお願いして進めていってもらいたいと思います。 旧鹿瀬町は、独自に私が26年当時聞いた話では、稲葉修、国会議員さんに骨を折ってもらったという話は聞いています。そのように、福島県側の、今は新潟県は道路はよくなっているけれども、福島県のほうは土砂崩れもあるし、雪崩の心配もあり、459号線に橋を架けてもらわなければ、今どうにもならなくなっています。平成26年に1回、前の神田敏郎町長に、平成27年にも1回、私が459号の件で橋を架けてくださいということで一般質問をしました。 それで、期成同盟会に行くときは必ず関係者に、国会議員に頼んで期成同盟会で頼んで何とか橋を架けてもらいたいと私は言ってきましたので、それで平成29年頃かな、西会津の議員さんとの懇親会が阿賀町のあすなろでありました。そのとき、西会津の4名の議員さんが名刺交換で私のそばに来てくれて、そのとき私は、数名の議員さんに、新渡まで橋はできているけれども、川のど真ん中まで新潟県と福島県の県境になっているので何とか橋を架けてほしいんだということを、その話はいつかチャンスがあったとき協力してくださいと頼みました。そうしたら、459号は、新潟県は橋だけでもあるけれども旧鹿瀬町がある程度自らやってくれたから、残りの部分はその橋が問題なんだから、もし猪苗代やそれからもっと矢吹というか、そこまで459号線が伸びているので、新潟県がある程度橋さえできていれば、その後今後の予算は災害がない限り福島県側の方に全部今後やられると私は思っていますので、新渡の橋まで何とか協力してほしいということを議員さんに頼んで協力を頼みました。そういうことで、今回町長も再選され、阿賀町のために459号は何とか地元町民のためにも頑張ってもらいたいと思っています。 期成同盟会に参加して、町民の切実な、救急車も、この前の平成27年のときも消防職員から、今急患が豊実地区であったときは、どういう経路で、49号線から入り込むのか、それとも459号を津川の町中から、桝屋さんかな、あそこから入ってくるのか、前は49号線から豊実のほうに入り込んでとの話でしたけれども、今はその後どうなっていますかね。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、長谷川議員さんの国道459号の改良、特に新しい県境の橋の架橋というようなところについてのご質問にお答えをさせていただきたいと思いますけれども、まず、この国道459号の整備の状況でありますけれども、角神から水沢までのトンネル、ロックシェッド、スノーシェッドの改築工事につきましては、新潟県のご尽力、地域住民の皆様のご理解、ご協力をいただきながら計画的に進めていただいているところでございます。 一方、城山橋から麒麟山温泉間の狭隘な城山隧道、阿賀野川の増水により度々冠水する麒麟山温泉付近、そしてご質問にあります徳根から福島県、徳沢間につきましては、狭隘で落石、雪崩、冠水が頻発する等、課題は山積しておりまして、早期な整備が必要であります。 町といたしましては、福島県の福島市、猪苗代町、北塩原村、喜多方市、西会津町、この福島県の5市町村と阿賀町とで、ここの市町村長、各議会の議会議長さん、商工会長さんで構成する国道459号整備促進期成同盟会を組織した中で、各県道路整備関係の部局また国の国土交通省本庁をはじめ、北陸地方整備局、東北地方整備局等々への要望活動を、これは例年行っているところでございまして、今年もコロナ禍にありましたけれども、期成同盟会の会長さんは喜多方市長さんでありますので、喜多方市長さんと私が代表した中で国土交通省また財務省、ある意味で復興庁等々中央要望を実施しておりますし、地元の北陸地方整備局への要望につきましては、阿賀町議会、斎藤議長さん、西会津の町長さん、議長さんと一緒に要望を実施しているところでございます。 特に、今お話のあった県境部の抜本的な改良というところは、やはり新しい橋を架けるというふうなところがより具体的な、より効果的な、まさにそれしかないといったようなところで私どもも考えておりますので、そこをこの期成同盟会の中のある意味で正式な特出しの要望とするように理解をいただくために、澤野県議会議員さんが強力に関係の市町村、福島県、新潟県にも働きかけをしていただいているというふうなところでございます。 そうしたところで、管轄の津川地区振興事務所また福島県の喜多方建設事務所でもこうしたところを共有していただきながら調整していただいているところでございますので、まさに今後は今お話しの新しく橋を架けていただくために、そうした部分をより具体的に国・県の声、働きかけをより強めていきたいというふうに考えておりますので、どうか議会の皆さんも一緒になってまさにそうしたところでの活動をよろしくお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、長谷川良子君。 ◆7番(長谷川良子君) 私は平成26年に1回、平成27年に1回、喜多方建設事務所へ津川土木から現場を聞いて行ってきました。それで、1回は自費で行ったんですけれども、1回は、最初の26日の日は喜多方って場所の悪いところ、悪いというのは分かりにくいところであって、なかなか喜多方建設事務所まで行くことができなくて、翌日高速でカーナビを見ながら行ったんですけれども、またそれも高速よりも49号線で行ったほうが楽でした。 そして、昔、かつては過去に国道49号線が、新潟県は除雪が終わったけれども、福島県のほうは除雪が終わらないで交通止めになっちゃって、それで当時福島県の担当者が多分処分食ったと思うと言って、だから津川から徳沢までの459号が、本当はそういうときの場合の迂回路としても大事な道路だから何とか協力してくださいということで、私はその喜多方建設事務所の、多分アンドウさんという人かな、今津川振興事務所に行ったら、その人は今、昔の人だから分からないという話だった。だけれども、今回帰るとき、喜多方建設事務所の総務課長が帰るとき道路を間違わないように、帰れるようにということで、この地図を渡してくれました。 そういうわけで、私は今回と3回同じことで一般質問することができて、また今回平成28年か29年頃かな、私がその当時あすなろで4名の議員さんが私のそばに来てくれたときに、何をしゃべったのかということで、私に動議かけられて、本当にあらぬあれをかけられたけれども、西会津の議員さんには、4名の、数名の議員さんには、私が一生懸命鹿瀬の豊実地区のことで頑張っているんだから、他言はしないでくださいと言いました。そうしたら、この前情報公開して、西会津の議会が何を言ったのかといっていろいろと調べたけれども、西会津の議員はそういう橋の関係で他言無用と、私は、その地位というのか何か分からないけれども、それをパクるというか、パクるってちょっと言葉悪いけれども、盗もうとした議員もいたんだよ。はっきり分かる。だけれども、私は命かけてそれを弁明せいと言われても弁明しないで、私は言われるままに除名までなって、県知事が、泉田知事が受理して米山知事が、新潟法学部の学長と、そういう優秀な人たちが、イワブチヒロシという弁護士さんとそういう人たちが、除名は取り消すということで、私はまた今回このように、さっきも言ったけれども、同じことで3度、たまたま地方創生の地域再生予算を国が直轄に出してくれるというのであれば、本当にこれを逃しちゃったら、今後鹿瀬の歴代の町長さん方、過去の町長さん方が、そういう国会議員、稲葉修さんかな、代議士を頼んでそこまで進めていって、今後それを逃してしまえばそれで終わりとなりますので、ぜひ町長も再任したことですので、地元町民のため、また過去の鹿瀬町長やその人方のために、地元町民のためにこれを、橋を造るようなことになれば本当にみんなが喜ぶし、また阿賀野川ラインは本当に景色もいいし、今全国からSLの写真を撮りに来ていますので、津川の麒麟山の地酒の蔵元もあるし、またこのたび新潟麦酒で赤湯温泉を利用して輸出用のウイスキーかな、それを、今またそういうふうに頑張っていますので、それをなるべく阿賀町発展のために町長からも頑張って、今後皆さんが、コロナだのどうのこうのというそういうときですので、少しでも元気になるように吉報を聞かせてもらいたいと思います。 それで、そういうことですので私の今回の一般質問はこれで終わりますので、よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、7番、長谷川良子君の一般質問を終わります。 ここで、これから私が一般質問を行いますので、副議長と議長を交代します。 暫時休憩します。 △休憩 午後3時39分 △再開 午後3時40分 ○副議長(石田守家君) 休憩を閉じ会議を再開します。--------------------------------------- △斎藤秀雄君 ○副議長(石田守家君) 議長、斎藤秀雄君の一般質問が終わるまで、議長の職務を務めさせていただきます。 それでは、一般質問を行います。 12番、斎藤秀雄君。     〔12番 斎藤秀雄君登壇〕 ◆12番(斎藤秀雄君) 大変お疲れさまです。11番目で最後ですが、町長には、昨日、当選のお祝いを申し上げたので、割愛させていただきます。 そして、先ほども入倉議員からあったように、町職員は今大変な時期かなというふうに私は感じています。コロナも蔓延したり、そして子供たちにもいろんな症状が出たり、阿賀町の町民が不安にならないように、職員一丸となって対応していただいていることに大変感謝申し上げます。 そこで、町長は2期目に当たり、抱負については、昨日の所信表明の中で、具体的な点も数多く述べられていますので、私は、1期目から、町長が1期目に当選したときから、阿賀の里についてしつこく聞いているので、あえてまたここでしつこく聞かせていただきたいというふうに思っています。 2点目が、学生への就学支援、これは先回の一般質問で町長には質問した段階で、医学生に関する支援等は考えているというような話があったので、またあえて具体的にちょっと突っ込んでいきたいなというふうに思っています。 それから、町長2期目ですので、1期目は、やりたいこともコロナの関係でできなかったんではないかなという老婆心から、組織体制と人材育成についてということでお聞かせ願えればというふうに思います。 まず、道の駅阿賀の里であります。 私は、道の駅阿賀の里については、町有化しなさいと、すべきだということで前町長には申し上げて、じゃ、具体的にはどうするんだということまで突っ込んだ状況の中で、貸付金の代償として、町として受け入れるべきだと。そして、株式会社阿賀の里を身軽にしてやりましょうということで、施策をした町有化でありました。 そんな町有化の中で、町長の1期目では、グランドデザインを四万十ドラマにつくっていただき、そして四万十ドラマは、経営戦略も含めてです。阿賀の里をどうすべきかというようなことの提案がありました。 これに対して、今、道の駅阿賀の里のリニューアルに向けて、この経営戦略がしっかりしたものでなければリニューアルをする意味がないという観点から、お聞かせ願いたいというふうに思っています。 経営戦略では、従業員の体制の構築、それから財源の確保、リニューアルに向けた財源の確保がどうなっているのか、お聞かせ願えればというふうに思います。 そして、再生計画であります。 株式会社阿賀の里の再生計画も、しっかりとしたビジョンがないとうまくいきません。それがリニューアルでの再生計画に関連してくるのかなというところで、お聞かせいただきたいというふうに思います。あくまでも机上の空論になっているんではないかという、ちょっと思いから、この再生計画、併せて地域再生計画も含めてどうお考えなのか、お聞かせ願えればというふうに思います。 2点目は、学生の就学支援策拡充であります。 私は、現状の阿賀町の就学支援政策は、高校生及び専門学生に就学支援をするという条例を、議会、私が当時総文の委員長でしたので、取りまとめて、皆さんと協議し、条例を制定させていただきました。そこでは、あくまでも高校生と専門学生までなんです。それが月額1万5,000円。ただ、現状の今使っている人たちのことを考えるといかがなものかなというふうに思っています。 そこで、あえて先般の質疑の中で、医学生に対しては、県と連携をしながら阿賀町出身の子供たちへの支援を考えていきたい、医師確保の観点から、町長は具体的に取り組んでいきたいというふうな発言があったので、あえて、これからの子供たち、阿賀学を学んでいる子供たち、そして阿賀町で育った子供たちに対して、大学生にも資金援助ができないのかということで、お聞かせ願えればというふうに思います。 3点目の組織体制と人材育成であります。 町職員の体制を充実させる手段を考えることはないのかということで、現状の組織では、各課の連携が不足しているように、私としては思っています。適材適所の人事配置になっているのか。具体的には各支所の在り方であります。 もう一点は、行政部局の人事管理体制であります。今回の12月議会に、町職員の定年延長制の議案が上程されます。そうしますと、65歳までの職員が発生してくるということになってきますと、やはり人事管理をきちっとしないと、硬直化になっていくんではないかなというところから、あえて管理体制についてお伺いしたいと思います。 あと細かいところは再質問でさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、斎藤議長さんのご質問にお答えをしてまいりたいというふうに思います。 まずこの阿賀の里の件、まさにここは私も4年前から一番先に、把握もしていなかった大きな問題でありまして、なかなかここは解決にといいますか、いい方向が見えないというふうな、大きな課題としてまだ引きずっているというふうなところでありますので、私も、可能な限りここは前に進めるようにというようなところでいきたいというところですけれども、冒頭、議長さんから、今町有化しているというところの具体的なご提言であったり、会社を身軽くしていくためだというようなところのお話もいただいて、まさにそこがある意味で私としても、町の施設である、観光施設である阿賀の里でございますから、これはやはり、どう前に進めていくかというふうなところが、ずっとなかなか大きな中を前へ動かせずに来ているというようなところですけれども、その町有化であるというところを、やっぱり私としてもひとつこれは基本として進めていかなきゃならないというふうな認識でいるところであります。 ここで道の駅阿賀の里というふうに、これ議長さんから書いていただいたのは、昨日も石田副議長さんからもありましたけれども、ここがやっぱり私も極めて大事な部分であるんだと思っておりまして、道の駅の阿賀の里の再生、活性化を進めていきたいと、まさにそこには株式会社阿賀の里という経営母体の大きな問題があるわけでございますので、この同じ阿賀の里の中では、そうした認識の中でここ私としても整理をしながら進めていきたいというふうに思っておりますけれども、このコロナ禍で、本当にここは、阿賀の里の客の流れが、ある意味で止まりながら大変厳しい状況が続いてきていたわけでありますが、ようやく本年に入りましてからはウィズコロナに入りつつある中で、人の流れというふうなものは徐々に戻ってきているというふうなところでございまして、売上げについては今現在の見込みでございますけれども、年間4,400万円ほど、売上げですけれども、増えるというふうな、昨年比でございますので、まだ戻るわけではありません。という見込みというふうな報告も受けているわけでございますけれども、逆に言えばこれ物価高の影響の中で、かかる経費というふうなものは、むしろまた大変な部分があるわけでございますし、昨日もお話があったように、質問あったように、これまた借入れの返済という部分も、財政支出もあるわけでございますので、ここは、会社としても徹底した経費の節減、特に大きなウエートを占めておりました人件費について、ここの部分に切り込みながら今進めているというふうなところの報告も受けているところでございます。 まさにこの経営の戦略というふうなものがあって、常日頃の営業といいますか、そうした部分があるわけでございますので、社長にあっても、従前から、町内の事業者の皆さん、また農家の皆さん等々とのつながりを強化していくんだというふうなところで、農産物や山菜、キノコなど、これを阿賀の里に出していただいている皆さんと特に関係をより強固にして、ある意味で後援会的な組織というようなところも言っておりましたけれども、そうした中での関係をより強くしながら、その仲間を広げていくというふうな取組を一つの基本としているというところと、物産館2階の、いわゆるステージのあるホールのあそこの活用というふうなところ、これは私からも常々言っているところでございまして、まさにあそこでたかまろさんがイベントをやっていただくと、あれだけ大勢の人から集まっていただくわけでありますし、時折開いているカラオケ大会等々も、これはやっぱり人が集まるというふうなところでありますから、あのスペースをもっと活用する。特に、年間スケジュールを立てた中で、事前にPRをしながら、そうした部分で周知をして、お客様を、入りを量っていくというふうなところ、ある意味でここは戦略というには極めて小さい部分でありますけれども、そうした中でつながりを深めながら、土日にばかりじゃなくて、特に平日に、そこでの人の入りと、増加というふうなところを目指していきたいというふうなところであります。 従業員の体制でございますが、ここはまた経営といいますか、そうした売上げと、そこで働いている皆さんの人件費等々の、ある意味で不釣合いな部分というふうなところも経営を圧迫してきたわけでありますが、昨年の従業員の数でございますが、パートさんを含めて30人であったというところ、現在はそこを23名で営業しているというふうなところでございます。この人数で、適性に応じた配置と、混雑時の応援の体制等々も考慮した中で運営をしているというふうに聞いておりますけれども、私のほうにも、従業員の方の若返り、スキルアップ、また、社長の下で企画調整をしながらというような人の人材等々、これまたそうした体制が私としても必要であるなというふうに助言といいますか、申し上げて率直に伝えているというふうなところでございます。 次のリニューアルに向けた協議に関してでございますが、今の物産館のほうも含めながらも建築後27年が経過をして、かなり施設全体の老朽化も進んでいるというふうなところでございますし、これはあの物産館自体もやはり、そこ自体のリニューアルというようなところも期待をしているというような面も聞いているわけでございますし、いろんな話を聞きながらというようなところでありますけれども、今回のリニューアルというふうな具体的なところにつきましては、先般、現在の状況をご説明させていただいたというふうに思っておりますけれども、これは国の補助金4億円の事業費というふうなところを前提とした中で実施をしていくというふうなところで計画しているところでございますけれども、ここも内容について、まさに皆さんからご意見を頂戴する中で、人が集まると、にぎわうと、みんなに寄っていただくというような阿賀の里に、道の駅阿賀の里にしていかなきゃならないというふうな思い、まさにそこの中のトイレの話は、皆さん、宮澤議員さんからもご指摘もいただいたところでございますが、そうした長年の間で、少し時代にふさわしくないというか、そうした部分を、これは誰しもが感じる部分であろうかと思いますので、そうしたところを優先的に、リニューアルに向けて、今、詰めを行っているというふうなところでございます。 その財源の確保というふうなところでございますが、国の令和4年度第2次補正予算、この2日に成立をしたところでありますけれども、少し性急といいますか、そうした面を感じながらでありますけれども、その補助金の採択をいただくような形で、国・県の指導を受けながら申請書を準備しているというふうな段階でございますが、なかなかここは本当にスケジュール的にタイトな部分もあるのが現実でございますが、ここの部分を逃すと、これやはり当初予算の中では、過去の例からすると、新潟県での採択は今まで実績がないというふうなところであり、またその次の補正というふうなものが見込めるのかというと、ここもやっぱりなかなか厳しい中で、今回はある程度大型補正の中で、ここをひとつ私としても申請をさせていただく中で、ぜひ国から採択をいただくというような形で進めていきたいというふうな決意でいるところでございますので、そうしたところからよろしくお願いをしたいというふうに思っているところでございます。 続きましての地域再生計画ですけれども、これはまさに株式会社阿賀の里の経営の再生計画というふうなところでのご質問だったかなというふうに私も思いながら、まさにそこが極めて基本になってくるというふうなところで、私も認識をしているところでございますけれども、天気次第、人の流れ、コロナ次第というようなところでは、極めて心細い心配な状況ではあるのは間違いございませんけれども、ここはやはりPRを打ちながら、あの観光大使のたかまろさんも、本当に月一私のところに来ていただく中で、阿賀町のここへ人を集める、阿賀の里にも寄ってもらうというような、具体的な個人のツアーまで実施をしていただく中でもおりますので、ここはまさにそうしたところの応援もいただきながら、阿賀の里自体の客の入り込み、売上げの増につながっていくようにというふうなところで、これは全員で取り組んでいかなけりゃならないというふうに思っているところでございます。この地域再生計画については、先ほどのこの補助採択の要件というふうなところを、ある意味でも含めながらでございますけれども、ここにも地域再生計画が必要になってくるわけでございますので、ここは道の駅を活用した観光基盤拠点の整備というふうに位置づけた中で、阿賀町の観光戦略における観光情報発信の拠点、基盤拠点というふうな位置づけの中で、このリニューアルに関するところをうまく結びつけながら計画を策定していくという考えでいるところでございます。この計画策定のメンバーでございますけれども、全国空き家アドバイザー協議会、新潟県阿賀町支部長、津川商工会の事務局長さん等6人の方、また、町の課長、支所長等、職員7人を加え、13人でプロジェクトチームを結成し、意見を出し合いながら進めているというふうなところでございます。 また、その前段階で、この若手職員を中心としたワーキングチームによる議論をしているところでございまして、それらを踏まえながら、プロジェクトチームの会議に諮って、計画策定を進めているというふうな状況でございます。 この阿賀の里につきましては、本当にここは大きな問題でありますけれども、私としても次の一歩を進めていくというところに、このリニューアルというふうなものを図っていきたいと、まさにここで阿賀の里を再生していきたいというふうな思いでございますので、何とぞよろしくお願いを申し上げ、ご意見をいただいていきたいというふうに思っているところでございます。 2点目の学生への就学支援の拡充ということでございますが、今お話をいただいたとおりでございまして、実は私も認識が甘くて、ご質問をいただいて、内容を把握したところもございますけれども、まさにここは大学生を対象にしていないというふうなところも認識をいたしましたが、県内、他自治体のところを見ますと、もう24の市町村が、大学生を含めながら、こうした制度を設けているというところも分かったところでございますので、新年度からそうしたところへ拡充をしていくというふうな方針の中で、新年度予算、またこの制度についての検討をしているというところでご理解をいただきたいというふうに思います。 3点目の組織体制と人材育成であります。 ここがいろんなことを進めていく上で、まさに極めて大事なところであります。大きく、最近の課題として、デジタル化への対応、またこのコロナ禍、ウィズコロナ禍へ、そして脱炭素をはじめといたしましたSDGs、それぞれお話あったように、これは庁内を横断的に取り組みながら、それぞれの今までの事務をこなすだけでなく、能動的に取り組まなければ進まないという新しい分野も出てきたわけでございますし、私自身も2期目に当たりまして、新しいことに取り組んでいきたいというようなものが幾つもあるわけでございまして、よりこれは横断的に、そしてまたある意味で客観的にそれぞれの進捗状況の管理もできるような体制が必要であるというふうにも感じているところでございますが、これは限られた職員でございまして、本当に職員にはこの長く続くコロナ禍のワクチン接種業務をはじめとした様々な業務でありましたり、今年度は大きな災害復旧、これの現場の工事、新年度を中心に発注が始まっていくわけでもございます。また、いろんな優先しなければならないような突発的な業務が今後もあるというようなことも念頭にも置きながら、新年度に向けても、より機能的な組織、人員配置としていくというようなところで検討していきたいというふうに考えておるところでございます。 その中で、支所の在り方というようなところでございますが、面積がまさに香川県の半分もあるという広い阿賀町でありますので、この支所というふうなものは、やはりここはある意味で重要な組織だというふうに私も考えているところでございますが、町全体といいますか合併当初の職員数を見ていきますと、消防本部消防署の職員を除いて120人強、職員が減少しております。この17年間で120人強が減少しているというのが今の阿賀町の職員数でございまして、そうした中から支所の体制を含めながら縮小、人員的には縮小していると。様々な調整をしながら、今の状況になっているというふうなところでありますけれども、私の尊敬する故阿部昌洋先生は出向く医療というところを提案、実践、確立された方でありますけれども、私は行政サービスとしても、先ほど来、区の在り方というところのお話もありましたけれども、これまた、今のこうしたICTの時代でありますから、よそでは既に始まっているところもありますが、これ住民票等々も発行できるような、いわゆるそうした機能を備えた自動車も整備をしながら、それぞれの地域に出向く役場というような取組も検討しながら、そうした部分での行政サービスもやっぱり行っていくというふうなところも考えているというところでございます。 行政部局の人事管理体制でありますが、まさにここお話しいただいたように、定年が65までになる、今、実質的に再任用という形ですけれども、ここは本当に従来と大きく変わるわけでございますので、60まで管理職をされてきた方がもう5年間残りながらというふうなところが新しいこの体制になってくるわけでありますから、そこの中で本当にそうした職員の中での人間関係といいますか、そうした部分が、逆にいえば、よりうまく機能するような形の中での配置というようなところを考えていかなきゃならないと、ある意味で難しい課題でもありますけれども、これまた同じ仲間同士でありますので、しっかりそうしたところを考えながらの部分を行っていかなきゃならないと思っています。 一方、土木技術者であったり、また今のDXであったり、保健医療等々であったり、まさにそうした専門知識を持った職員を、私は数年前から、もっと事前にといいますか、早くというようなところで総務課の人事には話をしながら、ある意味で募集もかけていますが、なかなか集まらないと。この前出た粟島浦さんと同じような形の中で、阿賀町も実はこうした専門職の応募はないんです。そうした部分をどう進めていくかというようなところでありますけれども、今はこうしたDXの時代でありますから、いろんな面で、町で常勤しなくてもそうした必要な部分の業務をお願いしたり、また国ではそうした最新のものに関しては派遣の制度というようなところもありますから、しっかりいろんな制度を活用しながら、必要な体制を整えながら、そして、今いる皆さんの職員の士気といいますか、やる気というふうなものの向上を図りながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。 次のご質問でいろいろご指導いただくというようなところで、以上をもって答弁とさせていただきます。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) それでは、再質問させていただきますが、道の駅阿賀の里という、私は書き出しをさせていただきました。というのは、あくまでも町有化した施設のリニューアルであります。そして、現状の株式会社阿賀の里に関してはもう切り捨てるしかないというのが私の持論なので、あえて道の駅阿賀の里についてということで、これに向けては、ある程度経営戦略を持たないとまずいのかなというところで、現状の株式会社阿賀の里の状況もお聞かせ願いましたので、あえてお願いいたします。 まず、経営戦略であります。 グランドデザインの中からです。やっていただいたのは、ポップを変える。阿賀の里のイメージアップにつながるようなポップを変えたんですよ。これはやったんですけれども、実質的な戦略がないというのが私の思いなんですけれども、町長、どう思っていますか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに、ああいう形の中で、あれもみんなで、ある意味で相談しながら、意見、アイデア出しながらの、あのグランドデザインの成果品であるわけでありますから、しっかりそこを実現できるところを、やはり速やかにやっていくというふうなところが重要なところでありまして、今おっしゃってもらったように、デザイン的な部分、店の中の配置等々にあっては、これは実施をしながら、工夫しながら来ているというようなところでありますけれども、まさにその次の段階に至っていないというふうな部分が、あのときのあのメンバーの思いというようなものが、もう少しやっぱり形に表れるように私もしていかなきゃならないなというふうに思っております。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) そこでもう一つは、町長は先ほど答弁の中で、地元の皆さんとの協力体制を構築しながらという言葉があったんですけれども、ほかの我々議会で視察した道の駅の農産物の扱い方、協力体制を得た品物の使い方が違うんですよ。 今、株式会社阿賀の里は、全部買取りなんですよ。他の道の駅は、全て自分たちで、出した人の責任の中で対応していって、売上げの2割とかというのなんですよ。残ったものはどうするかと、自己責任で持って帰るんですよ。ということは、売れなければ本人の責任なんですよ。ところが阿賀の里は、売れなくても売れても全てごっちゃにしている。これでは商売じゃないんですよ。その辺どうお考えですか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今のご指摘のところは、商売していくのに極めて大事なところだと思っています。これやっぱり出品というか出すほうも、今おっしゃるとおりで、残ったら自分で引き取らなきゃならない部分ですから、これはしっかり売れる、いい品物、また値段の設定も、そうした部分でやりながら順調に回していくというようなところだと思っておりますけれども、買取りというようなところ、むしろ、そこへ行くまでの、今現在まだそうした体制関係の構築が難しい部分もあるのかなと。 あそこで並んでいる地元産の農産物、山菜も含めても、極めて私としても、量も少なければ、そうした部分の中で不足だなというふうに、もっといっぱいというのは思っていますけれども、それもやっぱり社長が集めに回っているという中では、まだ思うような体制には届いていないというか、本当に道半ばな部分であるなというふうに思っていますので、そこを目指しているような、そうした後援会的な組織で、みんなで阿賀の里でというふうな盛り上がりというものを、みんなでそうした協力をつくるような、本当のそうした部分がまだまだできていないというところなのかなというふうにも思っております。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 自己責任を負わせなさいというのは私の持論なんですけれども、そうすると、ほかの品物を買っていくんですよ。例えば、自分が野菜を持ってきたけれども、ここで違うものがあると。違うものをほかの人が出した場合に、それを買って、お互いに協力し合えるんです。そうすると売れ残りってなくなるんですよ。 だから、誰をターゲットにした商売をしているかなんです。来る人のための商売ではなくて、地域で回すという商売を、やはり戦略として考えていただきたいんですけれども、町長いかがですか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにおっしゃるとおり、そうした関係の中での構築というようなものを、やっぱり速やかに目指していくべきだというふうに思います。 ある意味で私もいろんなスーパー等でも、農家の皆さんが自分で持っていきながら、しっかりその状況を把握しながら、管理もされているというようなところがありますので、やっぱりそうした部分が、普通のというか、うまくいっている商売の在り方だなというふうにも思います。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) もう一点は、阿賀の里で何を売るかなんですよ。地元野菜だけを売っていたんでは意味ないんですよ。なぜ、当時東洋観光さんの魚の市場、魚市場といいますか、もうかったかと。あれ無理やり、赤字だったんですけれども、無理やりあれを進出させたんですよ。そのとき自分ちょっと別な会社にいたので、関わっていたので、あえて言わせていただきますが、誰がそれを必要とするかと、会津の人たちなんです。会津の人たちが新潟まで行く、まだ高速道路ができていない時期ですから、1時間以内で魚が買えるということで、阿賀の里の集客を図って、そして会津の皆さんとの交流を図るということでさせていただきました。 やはり、そういう人と違った戦略を組み立てるように、今の経営者には考えていただきたいんですが、株式会社阿賀の里は阿賀町出資100%の会社ですから、やっぱり行政側がある程度口を出さないと、今の社長では難しいのかなと思いますが、町長、いかがですか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにそうした戦略ですよね。逆に言えば、私どもも福島のほうに行って、帰りによりっせに寄ってくると、まさにそうした戦略の中にはまっているというと変ですけれども、乗っているというふうな、逆に言えばそうして乗らせるかというふうなところがやっぱり、議長さん言われる本当に戦略だというふうにも思っております。そこはしっかりやっぱりみんなでというか、社長も社長で一生懸命考えながらですけれども、社長と一緒になって、社員が、そしておっしゃるとおり我々が、町が一緒になってそこを本気になって目指していくというふうなところでなければ、次の今考えているようなところへも、なかなかこれはつくっても、うまい連携ができていかないというふうなところのおそれもあるわけでございますから、しっかりそうした認識の中で、ここは取り組んでまいります。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) それから、物産館の2階のステージ、ここは今、カラオケだとかいろんな、それこそ中野小路たかまろさんがステージで使ったりしていただいているんですけれども、私は逆に、それも一つの方法かもしれませんけれども、テレワークできる体制を、川を見ながらやらせるという戦略はいかがですか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 場所は別にして、まさに、川が見える、特に上に上がれば、すばらしい景観を見ながら、本当にほかではないような部分の中で、そこで仕事ができるというふうなところは、大きな魅力、ほかとの差別化につながる部分だというふうに私も認識しております。実はまだ別の場所もあるわけでございますので、そうした機能というふうなところは、あそこに持たせると。そしてまた、ここは、今の中では少し難しいような話も職員もしていますけれども、私は入り口ですから、あそこで、今の時代なので、阿賀町の各地をいろんな部分を見られるというか、メタバースというか、そうした部分の中で見ながら、そして行けるところを、ある意味でターゲットも絞ってもらいながら回ってもらえるというような、まさにそうした発信の入り口の機能というふうなところも持たせることができればというふうなところは、私の意見としても申し上げているところでございます。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 次に、従業員の体制なんですけれども、30名から23名になったと。削減されたのは自己退職等々あって、やはり必要な人材が抜けてしまっているんではないかなというふうに思っている。私の思いだけなんですけれども、その辺、株式会社阿賀の里の運営上、支障は来していませんか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私、実は中までよく分からない部分で、私もやっぱり数の問題というふうな部分じゃなくて、実際的に機能していくと。必要な部分で、商売をやっていく中で、機能していく、お客様相手の商売に、本当に適した、適したというと言葉は変ですけれども、まさにそうした、社員さん、店員さんがいて動いていくというようなところが、ここが大事な部分ですし、一方やっぱり現場で動く部分と、動かす部分というか、企画をする部分というふうなところで、しっかりそうした部分を発揮する体制というようなところが必要だと思っていますので、正直申し上げて、私はそこが少し足りないというとあれですけれども、そこの充実が必要ではないでしょうかというお話はしているところでございます。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 町長に、そういう認識があれば幸いかなと思っていますので、またその辺は新たに協議していきたいというふうに思います。 そこで、リニューアルに向けた協議の中で、先ほど町長は、下の再生計画にも関わってくるんですけれども、観光拠点としての整備の中でリニューアルを考えているということで、総事業費については、先般も説明がありましたけれども、約4億円であればスムーズにいくと。正直そうなんですよ。それと財源の確保なんですよ。これは今の補正を取らないと、取れないんですよ。ですから時間がない。時間がないから、見切り発車ではなくて、やはり、発車してもいいんですけれども、その中でも今後検討していく、考慮していくということは考えていますか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 国の補正が定まって、まさにこうしたこの交付金に関するスケジュール的な、最終的な部分が把握できましたので、そこに向けて、今できる準備をさせていただいていますけれども、問題はやっぱり中身の部分でありますから、ですからここは私も早く、今の原案というか、ある意味でたたき台的な部分をより深めながら、皆さんからご理解をいただける、目指すような施設になっていくというふうなところが、何よりもやっぱり必要なわけでございます。ただ一方、ここの交付金上、当初申請したものが大きく変わっていくと、これはまた極めて後で難しくなる交付金の性質がありますので、しっかり当初の段階から、基本的な部分にあっては固めていかないと難しいところもあるというようなところですので、本当にここはもう年末を迎え年始を迎えるというふうな中でありますので、私としても本当にお願いしづらいところなんですけれども、そうしたところをぜひ議長さんから力強いお言葉をいただいたなと思って感謝申し上げながら、ぜひ時間を頂戴した中で、議会の皆さんとご意見をいただく中でそうしたところを詰めさせていただきたい、ぜひそのスケジュールに間に合うようにお願いしたいというのが本当の本心でございますので、何とぞひとつよろしくお願いを申し上げるところであります。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 今、町長は本音を言ったので、あとは突っ込みませんけれども、正直言うと時間がない。これはもう明確なタイムスケジュールがあって、ないのでしようがないんですけれども、やはりオープンにしていかないと、町民があくまでもさっき述べたように、道の駅阿賀の里ではなくて、五十嵐議員が言ったように、株式会社阿賀の里への支援になるという思いがどうしても強いので、その辺は、内容的には変更が可能かなというふうに思いますので、運営体制等も含めて、今後協議する場を設けていただければというふうに思います。 そこで、どうしても株式会社阿賀の里が表に出てしまってはまずいんですよ。ですから、町長がはっきりと、この辺は議会のときで、今ここで答弁せいとは言いませんけれども、やはり明確に、今後の経営体制については、こう考えているんでしょう、考えるということでよろしいでしょうか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) この経営体制はやはり考えていかなきゃなりませんね。特にただ、今リニューアルする部分にあっては、これは今の段階ではというか、当初からなんですけれども、株式会社阿賀の里にここを経営してもらうというつもりはないんです。 ただ、ここは連携というような部分もありますし、将来的にまさにそうした中で、株式会社阿賀の里の今後というか、近々の経営の状況、入り込みの状況、まさに計画的に進んでいくかどうかというところは、大きな見極めなきゃならない部分でありますけれども、しかしそこはご意見いただきながら、また、ここのままで、今のままでというふうなところじゃなくて、しっかり運営できるような体制というふうなものを構築していかなきゃならないというふうに考えております。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) というのは、町長が1期目の選挙に出るときの中身で、阿賀の里について、連合法人化という一言があったんですよ。私はそれは大賛成だったんです。というのは、株式会社阿賀の里も含め、ほかの人たちを集めて、経営戦略が練り直して対応できるというのが自分なりに感じ取ったから、これは町長いいことを言っているなと思って4年間、コロナだったので、あえて突っ込んでこなかったんですけれども、やはりそういうところが、今、町長から明確に、株式会社阿賀の里も含めて、いろんな戦略がこのリニューアルに向けて練られるということで、私としては理解したいなというふうに思いますので、いかがですか。それはよろしいんでしょうかね。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 4年前は、私も素人の中で、むしろああいう、皆さんが、関係する皆さんが連携をしながら、一緒になりながら、新しい組織の中で、それぞれが力を合わせながら進めていくというふうなところがあって、よりうまくいくんじゃないかなというふうな素人感覚といいますか、そうした中でしたものでありますけれども、そこは今も変わらない部分もあります。ただ、一方でこれだけの株式会社阿賀の里と、ある意味で一緒になってやっていくというふうなところも含めながら、いらっしゃるのかどうかというところもありますし、ただ、私は正直申し上げまして、道の駅阿賀の里をいろんな人に話をしているというふうなところもこれまた現実でございますので、いろんなそうした部分の中での、前へ進めるようなといいますか、前へ進めなきゃならないので、そうした安定的な部分がやはり必要だというふうな認識では、私もいるところでございます。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 道の駅阿賀の里に関してはいろいろと、まだまだ議論を尽くさなければならないのかなというふうに思っていますが、今後の経営方針、経営戦略も含めて、よりよい協議を、町長、行政部局、それから担当のまちづくり観光課と詰めていければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 その中で、先ほど計画参加者の中で、阿賀町古民家再生協議会の方が参加されているという中で、阿賀町には観光拠点地域づくりというDMOがありますけれども、この辺に関しては、今後この地域再生計画の中以外でも対応されるでしょうか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ある意味で、ここの空き家関係の部分は、古民家再生協議会の関連でもございまして、国の情報をしっかり持っておられる、持っていろんな情報がある、そして我々も指導をいろんな部分でしていただいているというようなところもあり、またこうした、ある意味で交付金を取りに行くぞというふうな際のアドバイス、力にもなっていただける部分もありますので、そしてまた、空いている建物と言うと変ですけれども、まさにそうした部分の活用なので、そうした関連からも、この支部長さんにも委員をお願いしているところでございますし、今、DMOというふうなお話もありまして、これまたDMOとかDMCというか、そうした部分での計画というようなところも聞いているところでございますので、それはいろんな中で、この町の活性化につながる部分だと私も認識をしているところでございますから、しっかりそうした部分で、非常に情報も私もいただきながら、いろんなところで連携といいますか、力をもらえるというような部分があれば、これは共にやっぱり進んでいくというふうなところで、私は考えているところでございます。
    ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) それでは、道の駅阿賀の里については終わらせていただき、2点目の学生就学支援関係でありますが、町長は新年度で考えるということでありましたので、あえて突っ込みませんけれども、やはり大学生、これは就学支援、そして、今地元で、将来的には帰ってきていても、外に出ていても、阿賀町のために努力をしたいという、これは来年二十歳になる子供たちかな、三川小学校の6年生、当時この議場に来て、その感想文の中に、そう書いてくれた子供たちがいたんですよ。それを読んだときに、私はぜひともそういう子供たちのために何とかしたいなという思いがあって、あえて高校生までは何とか議会のほうでつくったんですけれども、専門学生までは認めるということにしたんですけれども、大学生を入れなかったというのは自分の落ち度かなと思っていて、あえて今回質問させてもらったら、今、来年度の予算で町長は検討するということでありますが、やはり町長がやらないのであれば、議会主導で条例改正も提案できますので、やりたいなと思うんですが、町長、やっていただけますか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここはですから、まさに、何で大学生が入れなかったのかなと、私も実は正直言って分からない中で思っていたわけでございますけれども、大学出ても一旦、例えば、町外、県外に出ていても、阿賀町に戻ってきてもらうんだと、大事なそこの部分にも非常につながってくるところだと思いますし、そうした勉強するというか、学問を学ぶという子供たちを応援するというふうなところは、私としてはぜひ進めていきたいところでありますので、私のほうからそうした提案といいますか、そうした予算化も含めながらしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくまたご理解のほどお願い申し上げたいと思います。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) それでは、就学支援の大学生の項目に関しては、町長提案ということでお待ちしていますが、来年度4月1日からの施行ができるように、よろしくお願いしたいというふうに思います。 それと最後に、時間がなくなってきたんですけれども、組織体制と人材育成であります。 各支所の在り方で、議会に、町民から支所の存在意義等々に関して疑問の声が、あんなのでいいのかというような話が来るんですけれども、それは現在の人事の関係ですから、人事権は議会はありませんということで、丁重にお断りしています。 その中で、町長も大分苦労されているんですけれども、先ほど阿部昌洋先生の話で、出向く医療の関係から、我々議会も、本来出向く議会、出前議会ということで、本来は表に出ていこうとしていたんですけれども、このコロナの関係上ちょっと、3年ほど出なくて、今年の11月末から4日間出向いてきましたら、やはり町民は待っていました。職員の皆さんがやはりこのマイナンバーカードの取得の関係で出向いてくれたおかげで、こんな人が職員だったんですかというような驚きの声が来たり、職員の皆さんって優しいんですねとお褒めの言葉をいただいたりして、我々議会としても大変うれしく思っているところがありますが、やはり職員の顔が見えないと不平不満が出てきます。 ですから、町長としてそれこそ職員が出て行く。出向くということを率先していただきたいんですが、今後の計画としては何かありますか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今お話しいただいたところが、町民の皆さんと職員とのやっぱり大事なそうした接点といいますか、そうした部分があって、人間関係があって、それがうまく進んでくるというふうな基本だと思っていますから、私も職員の皆さんには、特に可能な限り地域に、それぞれの集落に出ていただきたいというふうなところをずっとお話をしてきているわけでありますし、特に区長さん方等にあっては、これもいろんな要望をまさにいただくわけですから、それは文書で預かるというようなところばかりじゃなくて、その要望を持って聞きに行く、一緒に現場を見る、確認をすると、そして、どういうふうな形でそこを進められるかというところを、一緒になって検討しながら進めましょうというようなところを、これは私はずっと言いながらやっているところでありますので、逆に言えばそうした部分は、より浸透しながら、来ているかなというふうにも思っております。 ただ一方で、いろんな部分で職員が出ていくというところは、極めてやっぱり大事なところだと思っていますので、私も今、むしろ、出しゃばって行ってしまっている部分が多いかなというふうな反省もありますけれども、いろんなスポーツの大会であったり、学校の行事も含めながら、ここはやっぱり積極的に出ていきながらというようなところですし、職員もやはり一旦地域に戻ったら地域の人ですから、いろんなところに出されて、今まで以上に出ていってもらうというようなところだというふうに思っていますし、さっき少し話しましたけれども、やっぱり仕事の面でも、より役場、支所に来てくれと、これだけでも相当な、大変な部分があるので、決めながら、曜日を決めるとか、まさにいろんなところを相談しながら、必要なところは必要な部分で相談にも、またある意味で業務もできるような体制も取りながら、それぞれの地域を回るというようなところも一つの手法かなというふうにも考えているところでもありますし、移動の期日前投票所というのもやっているところもあるわけですから、しっかりそうやって私どものほうから地域に出向いていくというようなところは、より進めていきましょうというところで、むしろここも私からこうだというよりも、私のこうした部分も受けてもらいながら、職員から、課長から、いろんなところを相談してもらって、計画を進めていっていただきたいというふうに思っているところでもございます。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 支所の関係に関しては、出向くように、支所の職員が率先して地域を回るように対応していただければなというふうに思います。 そこで、もう一点は行政部局の人事管理関係なんですが、定年延長になると、再任用にもなったり、人事管理大変だというふうに思うんですが、あえて言わせてもらうと、先ほど町長は専門職員の採用がなかなかできないということでありますので、経験のある職員、それこそ定年になって、延長になったその方が60歳以降になると管理職から外れると。そういう人たちを、例えば公共工事の検査員制度だとか、町長が独断と偏見で持てる町長の戦略室といいますか、町長が諮問できる、町の行政とは違う、国との関係だとか県の関係を町長が使える戦略的な戦略室というような形を考える気はありませんか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これはまさに私も、前段の検査の体制は、本来やっぱりそうした部署もあって、しっかり確認をしていくというようなところを求めていきたいなという思いも持ってきているところでもありますし、そうした特に技術職の知識のある職員が、60、管理職を外れていったら、そうした面での経験と知識を生かしてもらうというのも一つのものだなというふうに思っております。 後段の部分については、これ私はさっき少し申し上げたのは、いろんな新しい事業を進めていくに当たって、これは1課だけじゃなくて、本当に複数の課が一緒になってやらないと進まないというふうな事業を私としても考えているところもありますので、しっかりそこを前に進めていけるような部分は、私としても考えていきたいなというふうにも思っています。 そして、そうした部分がどう進んでいるかというふうなところをしっかり、私じゃなくて、管理といいますか、確認をしながら、常に把握ができるというふうな体制もこれまた必要かなというふうにも思っておりますので、同じようなところになろうかと思いますが、そんな気持ちも持ちながら考えておりますけれども、これをただ、一方で、この職員、まさに今大変な仕事の状況でありますので、そうしたところもトータル的に踏まえながら、新年度に向けて、早めにそうした体制は案をつくりながら、事前にご相談をさせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 町長が動きやすいような職員体制、そして町が活力あるまちづくりのためには、やはり私は、町長の戦略室という言い方をしましたけれども、経験豊富な職員が忌憚なく町長に進言できるような部署をつくっていただきたいんですよ。というのは、そうすることによって、我々議会議員も勉強不足なところが学べるんです。そこをお互いに切磋琢磨して、この2期目の阿賀町の若者が残れる町、これは町長の最初からのスローガンですから、これを率先していただきたいんですが、いかがですか。 ○副議長(石田守家君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今お話しいただいたようなところも大いに参考にしながら、組織の在り方も含めながら、そして、それが効果的な、本当にそうした、私もやっぱり、若い皆さんが残ってもらってこそ、子供たちがここで元気に過ごせてこその阿賀町であり、この先の将来でありますから、しっかりそこを目指しながら、みんなで知恵を出しながら進めていくというふうな町の体制をつくっていきたいというふうに思いますので、よろしくどうぞお願い申し上げます。 ○副議長(石田守家君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 最後にお願いです。 やはり管理職は男性ばかりではなくて、今年度、管理職に女性課長を登用したように、阿賀町としてもやはり女性の管理職等を多く任用して、明るい笑顔のあふれる阿賀町にしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げ、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(石田守家君) これで、12番、斎藤秀雄君の一般質問を終わります。 ここで議長と交代をいたします。 暫時休憩します。 △休憩 午後4時39分 △再開 午後4時39分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開します。 これで一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 これで本日の会議を閉じます。 本日はこれにて散会とします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後4時40分...