阿賀町議会 > 2022-12-13 >
12月13日-01号

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  1. 阿賀町議会 2022-12-13
    12月13日-01号


    取得元: 阿賀町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-25
    令和 4年 12月 定例会          令和4年阿賀町議会12月定例会議会議録議事日程(第1号)                   令和4年12月13日(火)午前10時開会日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議会の諸報告日程第3 町長の所信表明日程第4 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(12名)     1番  加藤達也君      2番  長谷川 智君     3番  阿部義照君      4番  山口庫幸君     5番  宮澤直子君      6番  長谷川 眞君     7番  長谷川良子君     8番  入倉政盛君     9番  斎藤 栄君     10番  五十嵐隆朗君    11番  石田守家君     12番  斎藤秀雄君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         神田一秋君   副町長        明間 聡君 教育長        遠藤 佐君   会計管理者      石川憲明君 総務課長       野村秀樹君   町民生活課長     阿部有一君 こども・健康推進課長 清野直子君   福祉介護課長     宮澤由佐子君 農林課長       波田野 篤君  まちづくり観光課長  五十嵐伸二君 建設課長       若狹孝之君   消防長        伊藤 忍君 消防本部次長     長谷川秀一君  消防本部警防課長   波田野善弥君 学校教育課長     清野郁男君   社会教育課長     澤野直也君 農業委員会事務局長  伊藤孝志君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長       阿部 勉    書記         上田宏幸 △開会 午前10時00分 △開会の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) おはようございます。 ただいまの出席議員は全員、12名であります。 これから令和4年阿賀町議会12月定例会議を開会します。--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため求めにより出席した者は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会議の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、9番斎藤栄君及び10番、五十嵐隆朗君を指名します。--------------------------------------- △議会の諸報告 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第2、議会の諸報告を行います。 9月定例会議以降の議長及び議会の活動は、お手元にお配りした報告書のとおりであります。 なお、12月議会の開会に当たり一言申し上げます。 神田町長におかれましては、11月の選挙において無投票当選、誠におめでとうございます。 2期目の町政は、町民目線で行政執行されるよう期待いたします。そして、何よりも健康が第一であります。町長におかれましては、町民のために議会と連携し、健康に留意しながら行政執行をしていただきたいと思います。 議会議員の皆さんも2期目の町政に向け、新たな心で行政と対峙していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。 それでは、次に、総文社厚常任委員会産業建設常任委員会、広報広聴常任委員会及び議会運営委員会より、休会中に行った各委員会の所管事務調査の報告書がそれぞれ議長の手元に提出されております。 議会運営委員会の諸報告については、本12月定例会議での議会運営であり、本日、開会前の議員打合せ会においてその内容を報告してありますので、議会運営委員長からの報告は、お手元に配付されている報告書のとおりで終わらせていただきます。 それでは、初めに総文社厚常任委員長から報告願います。 10番、五十嵐隆朗君。     〔総文社厚常任委員長 五十嵐隆朗君登壇〕 ◆総文社厚常任委員長五十嵐隆朗君) おはようございます。 それでは、私のほうから、総文社厚常任委員会行政視察報告及び所管事務調査2件についてご報告を申し上げます。 まず、行政視察報告であります。 期日は10月27日金曜日でございます。 調査場所は聖籠町図書館視察でございます。 出席者、説明員は下記のとおりでございます。 概要。基本理念、基本方針及びボランティア団体の活動説明後、2班に分かれ担当職員とともに館内の説明を受けました。 所見。 地域に合った図書館は必要である。現在4地域にある町図書館は統一し、書籍を1か所に集約する必要もあると考える。また、書籍購入予算を増やし、町民から購入図書の希望を聞き取ることも大切である。書籍が充実することにより利用者の増加が見込まれる。 一方、当町では新たな図書館の建設は難しいとも考えられるため、遊休施設の活用を検討し、また、多少遠くても利用できるよう、町周遊バスの効果的な利用も併せて提言をします。 新たな図書館には、インターネット環境を配備した会議室、読み聞かせスペース及び読書、勉強できる個室等を併設し、完全バリアフリー化の世代を問わず利用可能な施設を考えていただきたいと当委員会では要望をいたします。 次に、所管事務調査でございます。 11月14日に行いました。 調査事項。物価高騰による学校給食への影響、2番目に、いじめ・不登校の実状、3番目に、ICT教育を活用した授業、これは現地調査をしてまいりました。 出席者、説明員は、下記のとおりであります。 所見。 (1)物価高騰に伴う給食材料費の予算見直しの結果、年間83万円程度不足になるが、不足分は全額町負担とし、保護者には負担を求めないと説明を受けた。子育て世帯のことを考えた非常によい判断であると捉えます。 (2)全国的にいじめが多いと報道されております。新潟県も同様であった。当町では、児童・生徒数の割に不登校が多いと感じた。この問題は、学校だけでなく、地域、教育委員会並びに家庭と綿密な連携を取らなければ解決できない難しい案件である。昨今においては、保護者の協力が得られないという事例も多いことから、慎重に取り組んでいただきたい。また、必要ならばスクールカウンセラー増員も検討すべきと考える。 (3)津川小学校5年生(算数)、3年生、(国語)及び1年生(算数)のICT機器を活用した授業を参観した。本委員会では早くから学校教育課へ申入れをしており、このたび実現をした。 機器の活用方法や指導方法について、教員もよく研究されている姿が拝見された。授業はタブレットと教科書を併用しながらスムーズに進められ、何よりも児童らが楽しそうに勉強していたのが印象的だった。 電子黒板は画面も大きく、後ろの席からも十分視聴可能なサイズであった。 しかし、当初より懸念されていたWi-Fi環境のない家庭におけるオンライン授業や宿題の問題は解決されておらず、今後の課題と感じた。 実際に教室で行われていた子供たちの自由な発想と創造性を尊重する授業に対する期待は大きい。そのためにも、教員の役割はますます重要になることも付け加えておきたい。 以上で意見の報告を終わります。 ○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 総文社厚常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、産業建設常任委員長から報告願います。 9番、斎藤栄君。     〔産業建設常任委員長 斎藤 栄君登壇〕 ◆産業建設常任委員長(斎藤栄君) おはようございます。 産業建設常任委員会から報告いたします。 所管事務調査について。 所管事務調査を下記のとおり実施しましたので、その結果について会議規則第77条の規定により報告いたします。 調査期日、令和4年10月21日。 場所、道の駅R295とちお、道の駅ながおか花火館、道の駅パティオにいがた、道の駅国上。 3、調査事項。 道の駅は町内に多く設立され、にぎわいを創出するために、その地域に合った工夫を凝らした運営を行っている施設が多くある。また、三セクから民間企業に指定管理委託されることにより、特徴的な施設も多くなった。 中越地区の来場者が多い施設や、独自の運営を行って集客力を上げている道の駅を視察研修することにより、当町の道の駅阿賀の里の今後の在り方について、議会議論の参考にすることを目的とし、調査を行いました。 出席者は以下のとおりでございます。 説明員。4施設のうち、特に工夫を凝らしていますパティオにいがたと、道の駅国上、2施設について説明を受けました。説明員については記載のとおりでございます。 調査の概要。 道の駅R290とちお及び道の駅ながおか花火館では、客の入り状況や施設のレイアウト、施設内のテナントや商品展示、地元産品の品ぞろえ等を委員各自の視点により視察を行いました。 道の駅パティオにいがたは、地域の産物が多く販売されているため、その集荷方法や集客状況について、施設の担当者から説明を受けました。 道の駅国上では、令和4年4月から指定管理者が第三セクター法人から民間の飲食店グループ法人へ指定管理委託され、7月にリニューアルオープンした施設であった。店内は若者向けのディスプレーでまとめられており、狙いどおり入場者は若者が多いと担当者からのコンセプトの説明を受けました。 7、まとめ。視察した施設は、集客力を上げるため定期的にイベントを開催しており、地域での認知度も高く感じました。また、説明を受けた道の駅パティオにいがた及び道の駅国上は、地域の農家や事業者と密接な交流を持ち、農産物の委託販売に力を注いでおり、販売品の多品種多様化に努力していた。 2施設の駅長は女性であり、細かい配慮が店づくりや農家との取引における品ぞろえと店のディスプレーに生かされていたことが印象的であった。また、ホームページからの発信状況やSNSでのPRは他の上をいくものであり大変参考になった。 以上であります。 ○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 産業建設常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、広報広聴常任委員長から報告願います。 6番、長谷川眞君。     〔広報広聴常任委員長 長谷川 眞君登壇〕
    ◆広報広聴常任委員長(長谷川眞君) 皆さん、おはようございます。 広報広聴常任委員会のほうからの説明を行わせていただきます。 まず初めに、議会だより70号の編集作業から行います。 本委員会は、下記のとおり所管事務調査を実施しましたので、その結果について阿賀町議会会議規則第77条の規定により報告いたします。 1、議会だより第70号編集作業。これが4回行われまして、日時は1日目が10月5日、2日目が10月12日、3日目が10月19日、4日目が10月25日で、それぞれ編集内容はご覧のとおりでございます。 また、出席者も表のとおりでございます。 それと、議会だよりの区長配布日が11月4日ということになっています。 まとめといたしまして、議会だより70号編集作業、広報広聴常任委員6名のうち半数は新人議員であるため、編集作業に支障があるのではという懸念がありましたが、今では不要になりました。議員各位及び広報広聴常任委員の編集作業も、発行回数を重ねるごとにスムーズになり、これまで毎月15日だった発行日を定例会開催月の翌々月初めに早めることができました。 引き続き、議会だよりモニターの意見を参考に、紙面のレイアウトも工夫しながら、多くの町民から読んでもらえるような議会だよりを作成したい。 次に、2番目に、議会だよりモニター活動報告会ということで、日時、令和4年11月14日月曜日、午後1時15分から、阿賀町役場3階の第3会議室で、議会だよりモニターの皆さん6名を集めて行いました。 広報広聴常任委員会は6名全員と、あと斎藤議長に出席してもらいました。 議会だよりモニターは今のとおり6名でございます。 それと、議会事務局から上田主任に参加していただきました。 まとめとして、これまで議会だよりモニターに直接会って意見を拝聴することはなかったが、今回直接伺った議会だよりへの関心や考え方は非常に参考になった。 2年間で発行した議会だよりは、モニターからの意見を参考にしながら、読みやすく改善できたと自負していたが、モニターの皆さんも同様に感じていたのはうれしかった。 議会だよりモニターは10人の枠があるが、現在6名であるため、今後は男性や若年層のモニターを増やしたいと考える。 また、モニターの皆さんには引き続き忌憚のない意見を本委員会に聞かせていただきたい。 それから、次に、同じく所管事務調査で、地域と語る会についてご報告したいと思います。 地域と語る会の日時、会場、参加人数は表のとおりであります。結構多くの人に参加していただけたのではないかと思っております。 まとめとしまして、議会改選後、初の地域と語る会の開催であり、町民も議会も新鮮な感覚で臨むことができたと感じている。 また、3年ぶりの開催となったこともあり、以前よりも多くの町民から参加してもらえたのではないかと考える。地域と語る会への参加が初めての議員や経験の少ない議員も多かったが、過去の問題などはベテラン議員の助けを借りながら進行し、各会場ともに無難に開催できたと思います。 町民からは多くの意見、要望が寄せられ、活発な意見交換ができたのは収穫であった。いただいた意見、要望は、広報広聴常任委員会において吟味、集約し、全員協議会での承認後、議長名で町長及び各担当課に周知する。 また、各議員が地区の意見、要望を担当課や区長に対し質疑、確認する場合は、必ず書面を広報広聴常任委員会に提出し、委員長等の確認後に行うことといたします。 今後の地域と語る会開催時には、各議員からの復命を参考にし、より多くの町民が参加(特に女性や40歳代以下の若年層)、参加できるよう創意工夫したい。 以上、広報広聴常任委員会からの報告を終わります。 ○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 広報広聴常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、五泉地域衛生施設組合議会さくら福祉保健事務組合について、組合議員から議長の手元に報告書が提出されております。お手元にお配りしました報告書をもって報告に代えます。 次に、地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月出納検査の結果報告書が提出されています。朗読は省略します。 これで議会の諸報告を終わります。--------------------------------------- △町長の所信表明 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第3、町長の所信表明を行います。 神田町長から所信表明の申出がありましたので、これを許します。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) おはようございます。 令和4年阿賀町議会12月定例会議に当たり、貴重な時間をいただきまして、私の所信を申し述べる機会を与えていただきましたことに感謝申し上げます。 また、先ほどは斎藤議長様から祝意と激励の言葉を賜り、誠にありがとうございました。 なお、9月定例会議以降の主な動きにつきましても併せてご報告をさせていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。 私は、11月15日告示、20日執行の町長選挙におきまして無投票当選となり、12月3日より2期目の職務を執行しているところであります。改めましてその重責を深く自覚し、また、初心忘れることなく、これからも町民のため、阿賀町のために、全身全霊で取り組んでまいりますので、議会議員各位並びに町民の皆様には、一層のご指導、ご鞭撻、そしてご支援を賜りますよう、何とぞよろしくお願いを申し上げます。 町長の最大の責務は町民の命と向き合うことでありますが、この3年間は新型コロナウイルス対策が最重要課題でもございました。現在は第8波に入ったと言われ、県内においても、感染拡大の傾向が見られる中、保健所から市町村への感染者数の報告がなくなり、町内の感染状況をつかむことは困難なシステムになりました。この1週間、町内の介護施設、保育園などの状況を見ますと、過去最大級の感染となっているのではないかと危惧しているところでもあります。 ワクチン接種をすればコロナ感染症にかかっても重症化しない、そして感染しにくいことは、これまでもお知らせをしているとおりでありますが、積極的な接種をお願い申し上げるところであります。 町民の皆様のご理解、ご協力によりまして、当町のワクチン接種は着実に進んでおります。12月5日現在で県が公表した12歳以上のオミクロン株対応ワクチンの接種率は、全国平均24.4%、新潟県全体で27.8%でありますが、阿賀町は県内トップの48.1%であります。また、小児の接種においても県下で最も高い接種率となっております。今後、さらに薬の開発などが進んで、コロナ感染症がそんなに恐れる必要がない感染症になるまで、しっかりと対応してまいる所存であります。 そうした中、11月、17日に阿賀町で初となる高病原性鳥インフルエンザが発生いたしました。新潟県が所管し、地元自治体は協力するという立場ではありますが、町といたしましては、県が対策を円滑に進められるよう連携し、積極的な後方支援に当たったところであります。作業は24時間体制で行われ、その作業に従事した県や町職員も大変でありました。埋却措置には、建設業協会津川支部からも絶大なご協力をいただいたところでありまして、全ての関係の皆様に、改めて深く感謝を申し上げる次第であります。 現在は県道沿いの消毒等、若干の経過措置期間を見ていますが、関係の皆様のご尽力によりまして、ひとまず11月24日には防疫措置が完了し、安堵しているところでもございます。 なお、今回の鳥インフルエンザの対応に係る町の予算につきましては、専決処分で対応をさせていただきましたので、後ほど詳しくご説明、ご報告をさせていただきたいと思っております。 次に、マイナンバーカードについてであります。 カードの取得率が全国平均以上でなければ、デジタル田園都市国家構想交付金の申請を受け付けないといった報道があり、また10月13日には、現行の健康保険証を24年秋に廃止し、マイナンバーカードと一体化するといった大臣発表もありました。その時点での阿賀町の交付率は35%程度で、県内、また全国的にも最下位クラスにありましたので、10月31日に阿賀町マイナンバーカード取得推進本部、資料には普及となっておりますが、取得推進本部でございます、を設置し、全庁体制で町民のカード取得の推進に取り組んでまいりました。その結果、11月30日時点で申請率63.9%、県内9位と飛躍的に向上し、国の交付金の申請要件である53.9%を満たしました。 先ほど、今朝、12月4日現在の報告もあったところでありますが、交付率は67.58%、県内6位とさらに上がってきているところでございます。 今後、健康保険証として利用されるとのことですから、これからの申請にも適切、親切丁寧に対応していくとともに、このカードの利用はもとより、デジタル化の流れをご理解いただき、取り残される人がないように、町の課題として取り組んでまいります。 それでは、所信の一端を申し述べさせていただきます。 合併してから来年3月末で丸18年になろうとしていますが、この間に町の人口は約5,600人減少し、少子高齢化が急激に進み、課題が山積をしております。この人口減少のスピードを緩めるよう、希望が見えるよう、新たな発想でスピード感を持って様々な挑戦をしていく覚悟であります。 人口対策には、各分野の施策の積み上げが必要ですが、子育て支援、教育環境の充実は、引き続き重点的に取り組んでまいります。県内の自治体に先駆けて、子ども医療費高校卒業年齢までの無償化、小・中学校の給食費を2分の1負担に軽減、小・中学校のエアコンやトイレ環境の整備、ICT教育の環境整備などを行ってまいりましたが、今後は妊産婦の医療費無償化不妊治療費助成の対象拡大や不育症治療費助成、小・中学校の給食費完全無償化、子供が伸び伸び過ごせる遊びの場の整備などについて積極的に取り組んでまいります。 次に、医療・福祉などの分野であります。 コロナ禍により感染予防の徹底と日常生活の制限までも求められ、集落内や地域内の活動、交流も思うようにできず、顔を合わせる機会が減り、心配が重なり、健康の維持にも影響のある期間が長く続きました。住み慣れた地域で健康で元気に暮らせることは、みんなが望むことでありますので、医療・福祉・保健・介護の連携をより強化し、町民の皆様の不安がより少なくなるよう、しっかりと取り組んでまいります。 中でも県立津川病院の存続と充実に向けましては、引き続き粘り強く県に要望してまいります。私はこの4年間、県町村会選出の新潟県医師確保対策ワーキングメンバーを務めてまいりましたが、その会議におきましては、津川病院の役割、県内外から多くの研修医を受け入れている実績、出向く医療など、地域医療、僻地医療の重要性、継続の必要性を発言してきました。そうした経緯もあり、今般、県町村長代表として、県立病院経営委員会の臨時委員に就任することとなりました。その任期は令和6年3月までと約1年間の臨時委員ではありますが、積極的に県立病院の経営強化プランの検討・協議に、私の考えをしっかり主張し、持続的な医療体制に資するよう努めてまいります。 健康の維持には、検診が重要であります。コロナ禍で検診を控えていた方も相当数いらっしゃいますが、検診会場においても感染対策を徹底していますので、各種検診の受診率の向上を図り、早期発見、早期治癒への取組を強化してまいります。特に、乳がん検診は対象年齢を引き下げ、助成金を引き上げ、医療機関での検診も可能としますので、ぜひ若い人からも受けていただくよう周知をしてまいります。 次に、ドローンの活用についてであります。 ドローンを使った薬の配送につきましては、今年度も新たなコースを設定して飛行実験を行い、実用化に向けて進めてまいります。この実証実験は、災害が発生し、例えば道路が通行できなくなった場合にも極めて重要な手段となりますので、薬に限らず物資の輸送実験も行い、新しい技術を活用し、利便性と安心感を高めていきたいと考えています。 また、介護の分野におきましても、希望するサービスを安定して受けられるよう、事業者と連携し、介護人材の確保にも努めてまいります。 次に、安全・安心な暮らしの確保、インフラ整備についてであります。 8月4日の豪雨災害では幸いにも人的被害はありませんでしたが、町道、農地、林道、そして文化財等で大きな被害を受けました。国土交通省北陸地方整備局、そして新潟県津川地区振興事務所などから力強いご支援をいただきながら、復旧に向けての査定を終えることができましたので、準備が整い次第、本格的な復旧工事に取り組んでまいります。 重要文化財である五十嵐家住宅につきましては、復旧作業は来春以降となりますが、現場保存のため、冬期における雪囲い等の作業を行っているところであります。 また、磐越西線の復旧に向けては、斎藤議長をはじめ、澤野県議会議員や沿線の新潟、福島両県の市町とともに、JR東日本新潟支社、国土交通省北陸信越運輸局長、新潟県知事等に対して早期復旧の要望を行ってきたところでありますが、来春の復旧見込みが発表されました。ご尽力をいただきました国会議員、県議会議員など関係各位に改めて感謝を申し上げるところであります。 また、面倉の地滑りについても、県から対策工事を完了していただき、10月31日、避難指示を解除いたしました。こちらについても、降雪前にご尽力いただいた新潟県をはじめ、関係の皆様に心から感謝を申し上げるところであります。 災害復旧以外の道路をはじめとしたインフラ整備についてであります。 国道49号、459号及び町内の各県道の改良については、道路管理者である国及び新潟県に対して、また、阿賀野川、常浪川の整備に関しては新潟県に、さらに磐越道は国及びNEXCO東日本に、これまでもそれぞれ積極的にお願いしてきたところでありますが、今後も一層の整備促進が実現するよう、要望活動を行ってまいります。 次に、農林水産業、観光などの産業振興についてであります。 新型コロナウイルスの感染拡大により停滞した町経済の活性化対策といたしまして、阿賀町お店の応援事業、プレミアム飲食券、米価下落・肥料等高騰対策などの緊急経済対策を実施してまいりましたが、引き続き必要な対策を取ってまいります。 打撃の大きい観光面ですが、外からは阿賀町はすばらしい資源の宝庫と言われていることを認識し、より生かしていく必要があります。そのために、関係者が結集し、知恵を出し、一緒に行動し、宣伝することが重要であります。既にインバウンドが戻り、大いににぎわっている姿が報道されております。町といたしましては、元気ある強い思いに満ちた民間の動きを応援し、その民間との調整役も担いながら阿賀町観光の活性化を図っていく所存であります。3年間休んだ狐の嫁入り行列も、新年は復活させたいとの思いでありますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。 観光大使の中野小路たかまろさん、PR大使の永井みゆきさんからは、積極的に阿賀町の宣伝をしていただいています。私自身も、様々な場所、メディアにも積極的に参加をしてまいりましたが、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などで、阿賀町を取り上げていただく効果は絶大です。より一層関係機関との連携を強化してまいります。 世界が認めた阿賀町のコシヒカリ、全国トップレベルの飼育技術と最高ランクの津川牛、県内トップ品質の自然薯、そして豊富な山菜など阿賀町には多くの宝がありますが、持続可能な農業、畜産としていくためには、所得の向上が欠かせません。付加価値を高める挑戦、ICT技術の活用を、地域おこし協力隊も入れながら取り組んでまいります。 また、私が1期目に掲げた若者が残れる町への方針は全く変わっておりません。そのためには雇用が創出され、さらに阿賀町の資源活用につながる企業誘致が必要であります。国の方針であります脱炭素、再エネルギー活用、循環型社会の構築につながる分野の企業誘致には積極的に取り組んでまいります。森林資源の活用、林業活性化に資する計画を現在国内大手の企業と詰めている段階にもありますので、議会の皆様には、方向がまとまり次第、ご報告、ご相談をさせていただきたいと思っております。よろしくお願いを申し上げます。 また、今の時代から取り残された感のある道の駅阿賀の里につきましては、人が集いにぎわう道の駅へリニューアルを進めていきたいと考えていますので、よろしくお願いをいたします。 次に、芸術・文化・スポーツの振興についてであります。 優れた芸術・文化に触れることは、心にゆとりと豊かさをもたらし、また、子供たちが一流のアスリートに学ぶことは、技術の習得だけでなく、人としての成長に大きく寄与すると考えています。そうしたことから、人形浄瑠璃一座の公演や、2020東京オリンピック・パラリンピックのメダリストによるソフトボール教室、また講演会などを開催するなど、文化・芸術活動や、ジュニアスポーツの推進にも取り組んできたところであります。そして、阿賀町には数多くの文化財や伝統文化がありますので、これらの貴重な文化財等を生かして、芸術・文化・スポーツ振興に引き続き取り組んでまいります。 次に、有害鳥獣対策であります。 有害鳥獣対策係を設置し、電柵・花火等の購入、大型おりの導入、集落周りの間伐事業、不要果樹伐採等に対する補助制度など、有害鳥獣対策には積極的に取り組んでまいりました。猿、イノシシ、熊など、一定数の有害鳥獣を捕獲してきたところですが、より効果が上がるよう、先進事例も参考に、また、有識者の指導も受けながら進めてまいります。 次に、空き家対策等について申し上げます。 町の調査で945棟もの空き家を確認し、特に危険空き家対策を早急に実施する方向でありましたが、8月の水害、一時的には収束と思わせながら終わらないコロナ感染によるワクチン接種の継続、鳥インフルエンザの発生、迫られたマイナンバーカードの取得率向上など、予期しない事案が突発的に続きまして、それらを優先せざるを得ない状況の中で、対応が遅れています。新年度、改めて仕切り直して体制を整え、着手をしていく所存であります。 一方、町が連携協定を交わしております全国古民家再生協会では、深戸、中村、綱木から計3棟の空き家を移築し、間もなく4事例目として中ノ沢の空き家が移築されることになるなど、所有者並びに周囲の住民にも歓迎される取組が進んでいることは、大変喜ばしいことであります。 人口減少、高齢化などから、どこの集落、区においても様々な課題を抱え、町へ要望もいただいているところでありますが、私はこの4年間、区からの要望事項は現場の状況を確認し、区と話し合い、可能な限り実現するよう指示し、積極的に対応してまいりました。今後もその姿勢の下で進めてまいりますが、区の将来については、区の皆さんの考えを尊重し、一緒に考えていく所存であります。 最後に財政面等でありますが、何を行うにも財源が必要であり、自主財源の確保のためには企業誘致を進めていく決意でもあります。また、ふるさと納税も極めて重要な財源であります。お金だけでなく、様々な面で寄附者と町をつないでくれる制度であり、多くの方とつながり、町の特産品のPRにもつながる制度であります。さらに新たな、そして安定したご寄附を頂けるよう、創意工夫をして取り組んでまいります。 国・県、民間企業を問わず、財政面では、日頃の良好な関係が大きな要因となると認識をしております。健全財政を維持した上で必要な事業を実施できるよう、積極的な情報収集に努めてまいります。 我が町の現状は、近い将来、国が必ず迎えるであろう諸課題の縮図であります。山積する難題の克服と解消は一朝一夕にはまいりませんが、この難題を乗り越えていくには、私と職員が一体となり、町民の皆様、そして町議会の皆様と一丸となって、各施策に当たることで、必ずや光明を見いだせるものと確信をし、スピード感を持って、新たなことにも挑戦をしていく決意であります。町民の生活を常日頃から真剣に考え、声を聞き、行政に反映すべくご尽力されております議会議員各位に対しまして、今後の町政運営の特段のご理解とご支援を賜りますよう改めてお願いを申し上げ、所信表明とさせていただきます。 続いて、本定例会議に上程しております議案等についてご説明を申し上げます。 上程させていただきました議案等は、専決処分の報告1件、令和4年度各会計補正予算の議案7件、条例の一部改正の議案6件、条例の制定議案1件、合わせて15件であります。 なお、大変恐縮でございますが、国の臨時交付金を活用した町の対策に関する補正予算につきましては、国の補正予算の関係もありまして、慎重に検討してきたところでありまして、追加でご審議をお願いしたいというふうに考えております。 各議案の概要等につきましては、それぞれ提案理由の中でご説明申し上げますが、議員各位におかれましては、何とぞ慎重にご審査の上、ご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。 大変ありがとうございました。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) これで町長の所信表明を終わります。 ただいまから、午後1時まで休憩とします。 午前11時から総文社厚常任委員会を第3会議室で開催いたしますので、委員の皆様は11時までに第3会議室にお集まりください。 △休憩 午前10時50分 △再開 午後1時00分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第4、一般質問を行います。 一般質問は11名の方から通告を受けております。 順次発言を許します。---------------------------------------五十嵐隆朗君 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。     〔10番 五十嵐隆朗君登壇〕 ◆10番(五十嵐隆朗君) 10番、五十嵐であります。よろしくお願いします。 まずもって、再選おめでとうございます。大変な時期に町長に就任して4年間、町民のため、阿賀町のためをモットーに取り組んできたことが評価され、無投票という結果をもたらしたということだと私は思っております。特に、株式会社上川温泉の清算は評価に値すると考えます。 しかしながら、温泉の施設の後の利用などや町長の後援会報、令和4年秋頃には、実施中または今後4年間で新たに実施を目指す主なこととの記載がありました。それらの内容と2期目の抱負を含め、何点かお伺いしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐議員、マスク外して。写真を撮ります。 ◆10番(五十嵐隆朗君) すみませんね。それでは、改めて。 その前に、この物価高、一般家庭にもじわじわとボディブローのように効いてきております。さらに12月年末に向かって、一般家庭も大変な時期に来ています。少し何か支援を考えてはいただけないでしょうか。 それでは初めに、合併後、阿賀町は観光立町として施策を進めてきたが、単発的なイベントが多く、継続した取組が見受けられない。新型コロナウイルスの流行も原因の一つかもしれないが、この点をどのように考え進めていくのか。 次に、2024年の介護保険制度改正に向け、介護保険料や関連の課題など検討を始めましたでしょうか。 次に、ドローンの活用についても、先ほどの所信表明にも若干ありましたが、私は前町長のときにドローンの飛行を自前で実験をして、そして、これがこの町にはどうしても必要なんだということを申し上げたんでありますが、どこかへ吹っ飛ばされちゃって風化してしまいまして、しかしここへ来て町長がまた、このドローンのことについてお話をしてきたということは非常に興味深いものがありますので、お聞きしたいと思います。 ここに来て、大きな災害など、ドローンがあるとすごくいろんなことで助かるんじゃないかということで、大体いつ頃から行うのか、どのような使用計画なのか、町民は結構期待をしていますので、お伺いいたします。 次に、1期目に実施、発表した様々な政策は、納得がいくものばかりであるが、残念なことに町民にあまり浸透していないような気がしてなりません。PR不足ではないかというふうに考えていますが、お伺いいたします。 最後に、Jアラートについてお伺いいたします。 11月4日朝、北朝鮮によるミサイル発射を受け、政府は本県と山形県、宮城県に全国瞬時警報システム、いわゆるJアラートを発出し、避難を呼びかけた。しかし、町民は驚くばかりで、どうすべきか不明という声が大半でした。Jアラート発出は、2017年9月以来だそうであります。屋内にいる人は窓から離れてください。屋外の人は近くの建物に入るか、入らなければ壁に身を寄せてほしい、頑丈な建物は周りには、この町にはあまりない。町民からは、退避策などを訪ねられましたけれども、私自身ちょっと分かりません。町として今後もこのようなことが起こると思いますが、どのくらい対策を練っているのか、それを含めて、以上のことを町長の所信、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、五十嵐議員さんのご質問にお答えをしてまいりたいと思いますが、まずもってまた議員さんからも祝意とまた激励の言葉賜りまして、誠にありがとうございます。 先ほどは貴重な時間をいただいて所信の一端を申し述べさせていただいたところでもありますけれども、私もしっかりと、いろんな課題がありますけれども、個々に対応するように、ある意味でスピード感を持ちながらいろんなところに、ある意味で挑戦もしながら進めていきたいというふうに考えております。 物価高の件についても、お話しいただいたとおりでございまして、ここは本当に皆さんの生活に直接響く物価の高騰が形に、もう本当に数字に見えるような形でなってきておりますので、ここについては本当に私も、もう少し具体的により早く議会に予算の形でお願いをすべきところでございましたが、そうしたいろんな分野を集計している中で、最終日で大変恐縮ですが、今もまた、先ほども午前中も最後のまとめをしていたところでございますけれども、またご提案させていただく中で、ご審議をお願いしたいというふうに考えているところでございます。 私のまさにこの2期目に当たっての1期目の自己総括といいますか、含めながら、2期目、具体的にこういうふうなところというようなところで、私の後援会のほうで私の部分をまとめていただいた会報をそれぞれのご家庭に配布させていただく中で、皆さんにご覧いただいたのかなと思っておりますけれども、ああした中で進めていきたいというふうに思っておりますが、やはり大事なのは本当にこの私の1期目の4年間を、これは自分なりにも当然ここは振り返りながら、そして次に向かっていくというふうなところが基本でございます。 このコロナ禍で、いろんな部分が、皆さんにご苦労いただく中で、本当にここは町の経済にとっても最初の観光面等々、ここは大きな打撃でありますし、私としてはここをやはり乗り越えていくために、皆さんの元気というふうなものを可能な限り引き出しながら進めていきたいというふうな思いであったわけで、いろんな施策も進めさせていただいてきたところであります。 そうした中で、最初の特に観光というふうなところ、私も町の大事な基本政策の一つとして掲げているわけでございますけれども、ここに、まさにこれらは、このコロナ禍をある意味でどうみんなで頑張って力を合わせて乗り切っていこうかというふうなところを県の、また国の交付金を活用させてもらいながらというふうなところもありましたので、ある意味でそうしたお話をいただくような単発的なこと、本当にまさにここのご指摘の部分は、そのとおりかなというふうに思っているところもあるわけでございますし、また一つ一つのそうしたものの調整といいますか、そこが少し町の行政としても、私としても、もう少しそこを重視しといいますか、大事にする必要もあったなというふうに思っているところであります。 特にこの秋においても、かのせふるさとまつり花火大会、クラッシックカーフェスタ、がんぎdeマルシェ、上川そば祭りなど、本当に多くのイベントをそれぞれの皆さんから実施をしていただいて、お客さんを呼んでいただいて、町へのにぎわいをつくっていただいたというふうに思っているところでございますが、やはりイベントが終わってしまうと、ある意味で通常のところに戻ってしまうような単発的だというふうなところのご指摘も認識をしているところでございますし、特にかのせの秋の産業まつりとがんぎdeマルシェ、これは同じ日の開催となって、ある意味で分散、もう連携というよりも分散というふうなところが少し、やはり反省点として私としても持っているところでもございますし、鹿瀬、三川で花火大会も久しぶりにやったわけでございますけれども、やはりここももう一工夫あったのかなというふうなところで感じているところでありますけれども、一方、このクラッシックカーフェスタや今までないイベントを企画していただいて、実施をしていただいて、町が盛り上がった、ここはやはりコロナに負けないぞというふうなところをみんなで知恵を出しながら力を合わせていただいた一つのものだと思っていますので、ぜひここも、こうした部分が次につながるようにというふうなところを私どもも連携させていただきながら、一緒になって検討していくというふうなところが次へ向けての私の課題であり、またみんなとそうしたところを協議していきたいというふうに思っております。 このがんぎdeマルシェ、これは来場者が当日、その日に使えるクーポン券と11月3日に予定をしておりました津川の青空産業祭で使えるクーポン、これ2種類を配布した中で、次のイベントにつなげようというふうなところがあった。私は、ここはある意味でいい取組をみんなで検討しながら実施していただいたなというふうに思っているところでございますので、今後もこうした面でいろんな観光施設、また温泉施設、宿泊施設等々の運営をされている皆さん等とよくタイアップをして進めていきたいというふうに思っているところでございますし、先ほどの同じ日の調整というふうな部分も、これでいいのかどうかというようなところも含めながら、しっかりここは町ではいろんなイベントの情報を集約する立場といいますか、そうしたところであるわけですから、しっかりそうした調整的な機能を、これを果たしていかなきゃならないというふうな反省をしながら、次に生かしていきたいというふうに思っております。 2点目の2024年の介護保険制度改正に向けた現在の状況でございますけれども、第9期の介護保険事業計画に向けては、これ3年間の介護保険給付等々の種類ごとの推計をしながら、ある意味でここは直接介護保険料に関わってくる極めて大事なところでございますので、現在はそこに向けて、今年の10月から実施をしているところでございますけれども、比較的元気な高齢者1,200人を対象とした介護予防・日常生活圏域ニーズ調査というふうなものを行いまして、921件、76.7%の回答をいただいたところでございますので、また、その要介護者とご家族250人を対象として、この12月末までに在宅介護の実態調査を行っているところでございますので、これらの調査結果を分析しながら、そうしたところで次の計画につなげていくというふうなところで考えておりますけれども、阿賀町全体の高齢者の数、これも減少しているわけでございますが、一方で現在85歳以上の方の人口は、ここはまだ少し増加しているというふうな段階にありますので、今後、令和3年には1,300人を超えて、本年中に1,368人に85歳以上の方がなってきておりますので、これらが次の介護保険事業計画のいわゆる認定者数にも影響を与える数字だというふうに思っております。 現在、令和元年の認定者数が1,200人を切りましたので、元年から一時的にそうしたところで減少傾向にもなってきたところでありますけれども、令和3年、また今年度と少し20人ぐらい、年間この介護認定者数が増えているというふうなところにもありますので、こうしたところをよく勘案しながら、次の第9期の介護保険事業計画に向けまして、ここは町でまずそうした客観的な状況を把握する。そして、介護の事業者の皆様ともよくよくそうしたところを調整しながら、所信でも申し上げましたけれども、皆さんが元気で生活をしていただくため、また、要介護になった場合の重度化の予防、また地域の支え合い、そうしたものも向けながら介護保険事業計画の策定に当たっていきたいというふうに考えておりますが、これ重要なのは、やはり介護保険料にどう影響してくるかというふうなところでございますので、現在の6,200円の月額でございますけれども、標準の月額6,200円でございますが、ここを極めて大事にしながら、大きな負担になっていくと、ここはやはりそこだけでも大変になってくる面がありますので、しっかりとした計画策定をしていきたいというふうに考えております。 3点目のドローン活用でございますが、これも所信で申し上げた、少し触れさせていただいたところでございますけれども、今年の3月にまさに薬局さんから鹿瀬の診療所まで、また上川の診療所までというふうなところを中心に薬を配送するというふうなところ、また日用品を配送するというふうなところで1回目の実証実験を行ったところでございますが、本年度、この津川から県境福取の方面まで、また上川診療所から面倉、また船渡、荒沢の方面の3ルートについて、まず設定をしながら飛行実験を行っていきたいというふうに考えているところでございます。 今月といいますか、このたびドローンの飛行も緩和をされて、目視ができなくても都市部でも、都市部といいますか住宅地でもドローンの飛行が可能になってまいりましたけれども、一方、そこには操縦の許可であったり、そうした部分での必要な条件があるわけですが、大いにこれが緩和になってきたわけでございますので、やはりドローンは、議員さんからも言っていただいたように、私も申しましたが、これはいろんな場面でやはり今後の大事な一つのものだというふうに思って、有効な手段だというふうに思っていますので、災害時の輸送も含めながらですけれども、やっぱりここは事前に飛行ルートというふうなものを定めておかないと、そうした必要な際に飛行がなかなかできないと。いわゆる上空での電波のあり具合というふうなものが設定した飛行にできるかどうかというふうなところにつながってまいりますので、これはそうした実験をまさに繰り返しながらでありますけれども、今年はこうした3ルートというふうなものをある程度想定をしながら、そこから2ルートぐらいに絞りながら実際に物資も含めた運行の実証実験を行っていきたいというふうに思っておりますし、令和6年度くらいから、こうした部分に向けての運用を開始するというふうなところを目標にしながら実験を進めていきたいというふうに考えております。 4点目の、これまた町民へのPR不足というふうなご指摘もいただいたところでありますし、私もまさにそうしたところが全てのことを行っていく上で基本の基本だというふうに思っておりますので、ぜひまたここは、今、五十嵐議員さんからもご指摘いただくように、また、私もいろんな人からそうした意見をいただきながら進めていくというふうなところが極めて大事だなというふうに思っているところでございます。 コロナに関しても、いろんな対策も実施させていただいてきたところでありますけれども、まず、ここはどうしたところから、どういう事業をやるかというようなところも含めながら、ここはより発信をしながら、理解をいただきながら進めていくというふうなところが極めて私も基本だというふうに思っておりますので、ある意味で今度も五十嵐議員さんも含めて、そうしたところをずばっと私にもご指摘、ご意見をいただいていければありがたいなというふうに思っているところでございますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。 5点目のJアラートの件でございます。私もその日、まさにテレビでこのJアラートを知りまして、私自身も戸惑ったというのが正直なところでございますので、ここにあっては、やはりこのことを教訓にしながら、まさに今お話しいただいたように、町民の皆さんにこうしたことがあるんだというようなところも含めながら、そうした際の行動というふうなものの基本的なところにあっては、町でよりしっかりとした計画をつくりながら丁寧に、迅速にお知らせをしていく体制を整えなきゃならないというふうなところを、私自身がまさにそうしたところで感じたところでございます。 こうしたところも踏まえながら、国では全自治体に武装攻撃事態等々を想定した避難計画をつくりなさいというようなところがあるわけでございますけれども、12月2日の全県の調査の中で、まだ県内で半分の自治体の策定にとどまっていると。阿賀町も年度末を目指して策定中だというようなところでありますけれども、正直申し上げまして、ここは複数のいろんなところを想定しながらつくりなさいというようなところでありますけれども、やはりなかなか具体的にそうした部分に進んでいけないというふうなところが、この日報の記事でほかの自治体も同様であることも分かったわけでありますけれども、しっかりそうしたほかの事例も参照させていただきながら、ここは本当にいつ、まさにこうした事態になるか分からないというふうなところでございますので、しっかりここは早期にそうした基本的な部分を組み立てながら、町民の皆さんに分かりやすく、これはお知らせをしていかなきゃならないというふうに思っているところでございますので、そうした際に、特にまたこの日はもう総務課の職員にあっては、しっかりそうした認識をしていますから、即役場に登庁しながら、県等々と連絡を取りながら、そうしたところで、ある意味で誤報だったわけでありますけれども、そうした体制は取っておりますけれども、これはほかの職員も含めながら、職員がどうした体制を取っていくのか、町民皆様にどうしたことを呼びかけていくのかというふうなところ、本当に先ほどのとおり、私自身がまだそうした状況で大変反省をしているところでございますので、町民皆さんからより落ち着いて行動していただけるような体制整備に向けて取り組んでいかなきゃならないというようなところでございますので、よろしくお願いを申し上げます。 以上でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) ありがとうございました。 この町は温泉もあり、滞在型リゾート地にして流動人口を増やす、こんな観光地にしようと意気込んできました。しかし、今では阿賀町に遊びに来て、よその町村で泊まるというのが通例になってきました。この現状というのは、私はちょっとおかしいなというふうに思っているんですけれども、この現状の感想と対策があればお伺いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに、ここはそうした実態、ある意味で阿賀町がいいところがあって来やすいというふうなところの表れでもあろうかなと思いますけれども、やはりおいでいただいたら、ぜひ町に泊まっていっていただけるようなところをPRしながら、実際にそうしたところにつなげていくというようなところが大事だと思っておりますので、しっかり受け止めながらそうした部分も進めていきたいなというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 三セクがああいう形になったというのは本当に残念でもあるわけでありますけれども、全国的に三セクの解散や統合、譲渡がもう相次いでいるわけであります。観光施設やスキー場事業者など経営悪化が相次いで表面化し、国のデータを見ますと、大体1年で800以上の三セクが統廃合、あるいはやめているというようなデータも出てきました。そして、事業低調の三セクは将来の財政リスクにつながるというふうに見ているようであります。自治体が整理を加速している、新型コロナウイルス禍で外国人の需要が減り、町村出費の団体の数は減らした。しかし今後はさらに減っていくだろうと。上川温泉は、町長が英断を下したと評価した。しかし、あの建物、あの跡をやっぱり考えなければならないんじゃないかなというふうに思いますが、いかがですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私も、全く当初から本当にそのような思いでございますので、せっかく、特にあすなろ荘であったり立派な建物、施設でございますので、これはやはりなかなか、ですから町でまたここを直接というようなところは、これはまた無理を繰り返すことに私はつながると思いますけれども、しっかり有効活用ができるように、可能であればといいますか、民間の皆さんにというようなところで、このPRはその当時から、今も本当に広く行っているところでございますけれども、残念ながら結びついていかないというふうなのが正直なところでございますので、しっかりそこはそうしたところに結びつくように私も、また職員そろってそうした、ある意味で環境もよければ施設もいいというところですけれども、これが年数たっていけば、なかなかそうした価値も薄れていくというようなところも認識しておりますので、ご指摘いただくとおりでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 私は観光というのは生き物だと思っているんですよね。それで、5年や10年で本来はできるものではないと思っているんでありますが、先日、麒麟山温泉の紅葉がすばらしいとSNSに載って、私も見に行ったらすばらしい。あれ人工で作ったものなんですよ。これが今後売り物になるんじゃないかなというふうにして私見てきました。本当すばらしいですね、あの赤、黄色のコントラストなんか。最近にない。紅葉の名所と言われた麒麟山でありますが、ああ、戻ってきたなというふうに私は見てきたんでありますが、それにしても大変、何回も皆さん、議員の方々も言うようですが、あの松仙閣が何とかならないのかというようなことですよね。あれだけきれいにしても、やっぱりあれがあるために、皆さん、がっかりしちゃうというところがあるんですけれども、その辺、再度お聞きします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私も同感であります。すばらしい景観の中に、まさにそこを壊す、ああした今の状況があるわけでございますから、一刻も早くこれは撤去していただきたいという申出をしているわけですので、所信でも申しましたけれども、ここは本当にそこを私も進めていく、客観的に進めるための空き家の調査も実施をしながら、条例にのっとった手続というふうなところを進めていくというつもりでおりますので、一段上げながら、そうした中で、場合によってはまさにいろんな面での手順の中で、町のといいますか、行政の執行権を使った中での部分も視野に入れながら、ここは交渉しながら進めていかなきゃならないと、そういう段階に来たなというふうに私も認識しているところでございますので、しっかり具体的にそうした行動をより、条例に沿った手続の中で強く進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) ぜひお願いします。 それと、今盛んに、三川のキャンプ場もそうですし、麒麟山公園でもそうですし、それから上川の向ノ島公園、テントを張って、もうこの麒麟山公園なんか土曜日行くと、こんな寒い中でも十何張ってあるんですね。よく聞いたら、ここトイレもあるし水もあるから、それでただだからという話ですよ。これはやっぱりしっかりと今の流行に乗れば、金を取っても、やっぱりきちっとしたほうが人が寄ってくるんじゃないかなというふうに、もう景色は、この阿賀町どこ行ったっていいわけでありますので、その辺を考えたことはありますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これは本当にコロナ禍になって、今の外でのそうしたキャンプ含めながら、本当にここは広まってきておりまして、まさにこうした季節でも、一人でもそうしたキャンプといいますか、屋外での活動を過ごしている方が本当に増えてまいりまして、私もそうしたところで生活しているので、よくぞというふうに思うぐらいの状況は見えますけれども、これがでもそうした今の時代なんだなというふうに思っていますし、むしろそうやって、ある意味で安く、ただでというふうなところも探りながら来ていただいている部分も、これまた聞くとあるのも実態でございますけれども、しっかりしたいい場所は、まさにそれなりに生かしていくというふうなところは基本的な考えだというふうに思っていますので、そうした観点も持ちながら、今後いろんなことを進めていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 乗り遅れないように、ひとつやっていただきたいなというふうに思います。 観光関係で阿賀の里の再生でお聞きします。合併して、毎年この問題が議論される。合併して17年でしたっけ、その前、村時代からもうこれは問題になっている。巨額の赤字計上や行政幹部の天下り先としての機能が問題視されたこともありました。時代が大きく変化しても経営対応はあまり変わらない。町内の業者は経営バックもなく、毎年数件廃業に追い込まれている。この現状を町長はどう見ていますか。 イザベラ・バード号のときも、私たち議員には、30センチあれば浮かぶぞというようなくらいまで言われたんですよ。それはとんでもない話である。そういうふうに、相当巨額な資本を入れている。それでも立ち直れない。そういう意味で、残念ながら期待を裏切られたなというふうに思っているんですけれども、阿賀の里リニューアルですが、大金をかけた四万十の計画はどういうふうになったんですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 阿賀の里は町有化したというふうなところが大きな転換点だというふうに私自身としては思っております。私の就任の前でございます。あの建物を町が購入したことによって、町の観光施設でございますから、観光施設としてやっぱりどう生かしていくかというふうなところは、町が今度は当事者としてしっかり、そこを私は進めていかなきゃならないというふうなところで認識をしているところであります。 今お話しいただいたように、まさに水深30センチで運航できる船というふうな説明があったというところが、私も聞きながら本当にそうした部分なのかなというふうなところは、当時も疑問に思いながらですが、まさにそうしたところではなかったというふうなところもあるわけでございますので、そうした過去の部分は、まさにそうでありますけれども、今私としては、今ある現状、今私に与えられたといいますか、そうした部分の中でどうあそこを活性化しながら生かしていくかというふうなところが、私へ与えられた使命だというふうに感じながら、あそこは町の入り口でもあり、町の大きな、ある意味で一般財源といいますか、そうした部分は欠けるというふうなところは、私もこれはできないことだというふうに思っておりますけれども、しっかりあそこを活性化しながら、町の入り口として活性化しながら、そこから町へ波及効果がある、そうしたにぎわいのある、そしてまたあそこには阿賀町の産物といいますか、まさにそうした部分を置きながらのところでありますから、しっかりそうしたところで町の産業につながっていくというふうなところを目指した、私はそこへのリニューアルをしていきたいというふうに思っております。 四万十ドラマの中での、あれは全体的なまさに道の駅としての在り方というふうなところを地域の皆さんも含めながら、会社の社員も含めながら、町の職員も入れながら、皆でまさにそこを議論した中でつくり上げてきた青写真といいますか、基本の姿だと思っておりますので、そこはそうした部分をしっかり掲げながら、そこに向けて次の具体的なリニューアルといいますか、作業に今かかっているというふうに私は認識をしているところでございますので、活性化していくようにしっかりと私は取り組んでいきたいと、早期に取り組んでいきたいというふうな思いでございますので、どうかそこについては、今後ともより職員から丁寧に考えていることをご説明させていただきながら、そして議会の皆さんからご意見いただきながら、しっかりそうした中でまとめていきたいなというふうに思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 何とも不思議な感じなんでありますよ、私としてみればね。20年間これを議論してきたわけでありますから、それでもこのように、最後は五十島の橋までは大丈夫だぞと、そこまで前町長言われたんですよ。それも駄目だった。これでどうだ、これでもどうだと言われて、うん、そうかそうかと言ったけれども全部駄目でした。こういうふうに、秋号のあれに載っていましたように、阿賀の里の新たな事業費の町負担は年間511万とありました。ふるさと納税を充てますとあります。それならば、まずは役員がタナから借りた金を返すべきじゃないかと、ずっと我々は言ってきた。ちょっと役員の人たちはかわいそうなくらい金は返してもらえない。この辺はどういうふうに優先順位を決めてやっているのか分かりませんけれども、やはりその辺はしっかりと町長はやっていくべきだと思います。 それで、今月からはばたき信用組合、それから商工組合中央基金、この返済が始まります。それにそれをまたプラスして返済しなきゃならない。債務超過をまた再度起こすんじゃないかと思って心配しているんですが、いかがですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今お話しのとおり、返済が開始をされるというふうに私も認識をしていますので、当然、ここは従前から分かるといいますか、当然前提としている部分でございますから、しっかりそこを踏まえながら私は経営を当然しているというふうに認識をしておりますし、ここはコロナ禍がこの先どうなるのかというふうな中で、大変そこはやっぱり客の減少が、こうした部分で売上げの減少が経営のまた悪化につながってきているわけでございますから、全体的に見通せば、この過去2年間に比べれば、かなり上向いてきているというふうなところはありますけれども、ここはやはり、今おっしゃったように新たな返済というふうなところが始まりますから、しっかりそこを踏まえたところで進めていくというふうなところだと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 我々は、秋田の由利本荘というところに行って少し勉強させていただきました。事業悪化が続けば財政的関与を打ち切ると、そういう指針を明記した。そのぐらいやっぱり全国の多くの自治体は非常にナーバスというか、困っているというところが多いんじゃないかなというふうに思っています。公的負担を最小限に抑えていただく工夫をしていただきたい。町民の目も厳しくなってきている。先日、我々は地域と語る会を何か所かでやりました。その各会場で、阿賀の里の件で多くの町民の苦言をいただきました。鹿瀬のほうなんかやめろとまで言う。またかね、議員は何しているんだねって我々が言われている。町民の意見が反映されないとまで言われてきていますが、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私は、あそこの阿賀の里への指定管理料の在り方というふうなところが、やはりここは基本にあるというふうに思っております。 指定管理料は、基本的には本来あるべき収入があり、計算できる支出があって、その施設を運営するには、その収入が支出に満たない。そこが必要かどうかの判断の中で、公共施設であれば、やっぱりしっかりこうした部分が必要だというふうな算定の中から、毎年指定管理料を算定しながら契約をしていくというふうなのが基本だというふうに思っておりますが、現在1,200万円かというふうに思います。 ここは、まさにこれだけコロナ禍になってきて、ある意味であるべき、あった部分の収入が、客が減る中で減ってきているわけですから、むしろそこの中で、それじゃここの経営はもう難しいというふうな判断に至るのか。逆に、やっぱりそこが必要で運営していくとなったら、こうした減ってきていたら逆に指定管理料というふうなものは見直さなきゃならないというふうにやってきているのが、どこの自治体も、どこの施設も一緒かなというふうに思っておりますが、私ども阿賀の里にあっては、なかなかそこの私どもの説明が足りない部分もあるのかと思いますけれども、そうしたところが1,200万円というふうな金額の中で来ているというふうなところは、今の時代、少しそこがそごがあるというところもあるのかなというふうにも思っておりますので、ほかの自治体があれの規模でどれぐらいのものでの指定管理料なのかというふうなところも含めながら、職員はいろんな資料を準備もしているところだと思っておりますから、まさにそうした基本的なところも含めながら、ここはご説明もさせていただいて、またご意見いただきながら進めていかなきゃならないというふうに思っておりますが、私は、さっきも申しましたけれども、町の公の観光施設としてある阿賀の里を、やっぱりここはしっかり運営をまずは基本的にはしていくというふうなところが、私の役割、立場だというふうにも認識しておりますから、しっかりそこがそうしたところに沿いながら、公の施設として運営できるようにというところを第一の基本に考えながら、今後も進めていくというふうなところでございますので、よろしくまたご指導いただきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) この問題は、町長と2人で話せば1日ぐらいかかるんじゃないかなと思うので、これでここのところはやめます。 次に、介護保険の問題についてお伺いします。 介護保険制度見直し議論が、今、国会や県で本格化してきました。この手の内容は、町長がプロですのでお聞きします。 阿賀町は、極端に少子高齢化の地域です。介護保険制度の次回改定時期である2024年度に向け、介護保険の給付と負担についての見直しを必要と騒がれておるわけでありますけれども、中でも介護保険料は市町村ごとに定めることになっております。所得に応じて段階的に増えていくというようなシステムなわけですよね。 厚労省では、制度の持続可能を高めるため、高所得者から保険料を増額し、低所得者の保険料を引き下げることにより減収分を穴埋めする。引下げ対象は年金収入が80万円以下というような数字を出しましたけれども、この80万円以下というのは、この町ではどのぐらいのパーセンテージでいるんですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、私から全体的なところを申し上げながら、今少し担当のほうで今の具体的なご質問を準備させていただきますけれども、おっしゃるようなそうした制度設計になっている中で、国全体でやはり介護の財政運営がなかなか厳しいというふうなところから、今言ったような見直し論がされているというところも私も承知しているところでございますが、やはり私は基本的に大事なのは、まさに国民皆さんのこうした制度でありますから、そこをしっかりとみんなが利用できていくというふうな財政の、介護制度の仕組みを、これ維持していかなきゃならないわけでございますから、ある意味でお金の問題で使えない、また保険料を払ってしまうと、これは自分の生活が極めてまた厳しくなっていくというこの実態を、やはりそうしたところが国で今考えている部分と大きなそごがあったら、私としてもここは県も通しながら意見は強く申し上げていかなきゃならないというふうに思っているところでございます。 それじゃ、80万円以下の部分について課長から申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 後でください。時間がもったいなくて。 なぜ、このような質問をするかといいますと、先ほどの施政方針にもありましたように、歳を取った、85歳以上の人は減っているけれども、その介護保険で支えるほうも減っているんですよ。これが一番大事なところです。もらうほうが大して減らないで、支えるほうがぐっと減っている。それは若い人に対しては苦痛だろうなというふうに私は思うから、こういう質問をさせていただいているわけであります。 2000年に始まったときは2,911円、それが現在は全国平均で大体6,014円、2倍くらいになった。40年には月額平均9,000円ぐらいになるんではないかというふうに言われています。うちは、町長が頑張って6,200円ということであります。個人的にも、この制度持続を望むものでありますが、皆さんもご存じのように、私、質問したんですが、9月の決算に特会で介護保険で不納欠損が出たんですよ。いわゆる納められなくなった、亡くなった方もいるだろうし。それは、やっぱりみんなで助け合おうと頑張っているのに欠損が出たというのは、ちょっと寂しいなという部分もあって、50%に近い高齢化の町ですので、本当に十分配慮した対応を町長にはお願いしたいと思うんですが、いかがですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにこれ、私も気持ち的というか、そこがもう本当に全く一緒のところでございます。これは、やはり基本的には保険料等々は市町村で定めることになっているわけですが、その制度自体については、これ国の制度の中に当てはめながら進めていかなきゃならないというふうなところでございます。 若い世代、まさに働いている世代のそれぞれの被保険者から応分の負担をいただく中で、この介護保険の財政基盤があるわけでございますから、今後、一層そうした働く皆さんの数が減っていけば、まさにその分母といいますか、そうした中で全体が本当に厳しくなっていくというふうなところがあるがゆえに、国もこうしたところへの引上げといいますか、高所得者をある意味でターゲットとなるところにもつながってきているというふうにも理解をしておりますが、この不納欠損にあっても、ここはやはり一番のスタートが、出だしというか、65になって介護保険料を支払うときに年金への切替えが、切替えまでの間、やはりそこが自己納付というか、そうした部分が将来的に不納欠損、納められずに不納欠損につながってしまうという事例が、これまたありますので、そうした部分での制度設計的なものも、やはりこれは現実を申し上げながら、行きながら、まさにみんなで支えていただくというふうな制度でありますから、そこは本当に所得に応じてなかなか厳しさがあるのも全くそのとおりでありますけれども、町のこの介護の特会の在り方も含めながら、個人の負担を含めながら、ここはしっかりいろんなところをまさにトータル的に勘案した中で、介護保険事業計画を定め、また保険料を皆さんにお願いをしていかなきゃならないというふうに思っておりますけれども、利用できる部分はまさにみんなで利用していくための制度でありますけれども、それが利用できないようなところへ行ってしまうというところが、これは本来の制度でありませんので、しっかりいろんなものを踏まえながら検討を進めていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 介護サービスを利用する側の自己負担も二、三割、対象拡大も議論されておりますし、このほか介護の必要度の比較的低いとされる要介護1、2の高齢者は、生活援助など市町村による支援事業に移行するというようなことや、それからケアプラン、これはお前たち持てよというような話まで出ている。こういう高齢者が多いこの町で、この辺は本当にみんなで真剣に考えていかないと、100まで生きるなんて言われなくなってきてしまいますよね。これは大きい声ではいけませんけれども。そういうふうにサービス、町民の負担が増えないように、そしてサービス低下にならないように、ぜひ町長には気配りをしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今お話しいただいた中で、特にこのケアプランについて、これを保険から外していくというふうなことになれば、また負担を求めていくというふうなところになれば、これは極めてやっぱり利用者にとっては、ある意味で違う方向に、当初の制度設計から大きく違うところですから、私もこの話を聞いたときから、これは違うぞと異論をむしろ申し上げなきゃならないというふうな思いでいましたけれども、そうした意見が大きいのか、今は撤回をされるようでありますけれども、これはだんだんこれがかつての健康保険の、皆保険のときから、やっぱり同じようなところでのスタイルで来たというふうな、日本としてはそうした部分の経験もあるわけですから、これはみんなで支える介護保険制度であり続けなければならないというふうに私も思っていますので、そこをやっぱりしっかり国は国の中で責任を持ちながら国費を、ある意味でどこまで入れるかというのは当然あるわけですけれども、そうした中でしっかりとみんなが利用できる介護保険制度が持続されなきゃなりませんので、私としてもそこは申し上げるところは、国の制度であってもしっかり申し上げながら、そして町の制度にあっては、そうしたところをやっぱり構築していかなきゃならないというふうな思いであります。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 大分難しいところではありますけれども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 それから、今度はドローンの問題でありますけれども、ドローンは今盛んに新聞や、それから報道に出ています。レベル4を許可したと、いわゆる人のいる上でも飛ばせるよという話なんですけれども、これは今度、非常に運転技術とか国家試験になってだんだん難しくなるようであります。 それで、先ほど所信表明にもございましたように、災害時、それから災害時の被害調査ですか、それからレーザー測量、それからインフラの調査、介護、それから医療、もうありとあらゆるところにこの町では活用できるということでありますので、ぜひその辺を上手にスピーディーに、ぜひお願いしたいというふうに思っていますが、先ほど6月頃とかという話でしたっけ、9月頃でしたっけ、という話がありましたが、この問題については、やはり少し早めに取りかかっていただきたいと思います。というのは、だんだん難しく、消防長なんか知っているように、糸魚川のこの間ドローン、海の中へ落っこっちゃったんです。あれは技術がやっぱり足りないというふうに本来は出したんだそうです。ところが、それはまずいだろうということで、風が強くてというふうな結論で解決されたんですけれども、やっぱりあの辺はすばらしい機械を持っていても、運転する技術が、操作する技術がないとやっぱりもったいない話でありますので、その辺をどう考えているか、ちょっと教えてください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにこのすばらしい今の技術、ドローンを使いながら本当にお話のあった様々な分野で、これもある意味で手軽に使いながら、そして経費も従来のところよりも縮小できる可能性をいっぱいいろんな分野で持っているドローンでありますので、しっかり私も今のように効果的に使えるようなところ、そこにはそのドローンの操縦技術というのは基本の基本であるところでありますので、専門の部分については、これまたまさに専門の業者の皆さんにお願いすることになりますけれども、今お話があったように、これは阿賀町消防本部にもドローンを導入しているわけでございますし、また様々なところでも、そうした中で活用していくというふうなところでおりますし、農業分野でも使用しているわけでございますから、しっかりその基本である操縦技術と、まさにそうした航空の知識も含めながら、そこはやっぱりしっかり習得をするというふうなところで一緒になりながら進めて、セットで進めていかないと、思うようなところにつながっていかないというふうなところでございますから、今お話しいただいたところも大事にしながら、早期に使っていけるように、そして先ほど申し上げたところにあっては、3月に実際に実証実験に入っていくという段取りをしておりますし、これらを診療所間等々に実際に使っていくというふうなところは、令和6年度を今は目標にしながら、そうした実証実験を行っているというところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) これも安全性を担保しながら、ぜひやっていただきたいと思います。 先ほどJアラートのお話も取り上げしました。もうちょっと時間あればもっとやりたいんですけれども、災害とかそういう問題のときは、もうみんなパニクっているものですから、本当に机上のとおりにはいかないというのは心得ています。しかし、その新しいことを取り入れて、新しい解決方法を探っていただきたいなというふうに思っております。 多くの質問をさせていただきました。一つ一つが町民のためお伺いしました。町長におかれては、これからも町の将来をしっかり見据えて進んでいただきたいというふうに思います。老婆心ながら申し上げます。がむしゃらに進むだけでなく、時々立ち止まってください。そして足元を見ながら、私たち議会も時には是々非々で対応したいと思っております。しかし、足を引っ張るものでもありません。ぜひ頑張っていただきたいというふうに思います。 最後に何かございましたら、いただいて終わりたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにご指導ありがとうございます。 私も、まずは動かないことにはというようなところがあるので、まず動いて、その動きを見て一旦止まって、次を考えながら動いていくというふうなところが基本というふうに私も認識しながら進めていきたいというふうに、いろんなことを進めていきたいというふうに思っておりますので、引き続きのご指導をお願い申し上げます。ありがとうございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 議長の許しを得ないで出すのもおかしいんですけれども、こういうふうにドローンの、河川公園で実験をしたときの写真なんですけれども、こういうこともして、いろいろと協力したいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 答弁漏れがありますので。 宮澤福祉介護課長。 ◎福祉介護課長(宮澤由佐子君) すみません。先ほどの五十嵐議員の質問なんですけれども、12月段階の80万円以下の方につきましては、全体の25.9%でございます。それは、世帯全員が非課税の世帯と、それから世帯員の中に課税の方がいらっしゃるで、段階がちょっと違うんですけれども、合わせまして25.9%となっております。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 約4分の1ですよね。ですから、結構いらっしゃるんですよ。その辺のことを十分に考慮してやっていただきたいというふうにお願いを申し上げまして、終わります。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) これで、10番、五十嵐隆朗君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △石田守家君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、11番、石田守家君。     〔11番 石田守家君登壇〕 ◆11番(石田守家君) まず、神田町長に、先般、11月15日の町長選、大変おめでとうございました。いろんな意味で、無投票だったんですけれども、私はあまり無投票というのは好まないかなと。なぜならば、無投票当選すると、やはり緊張感もなくなるかなと、あるいは職務上、やや怠慢的になるのかなと、こんなふうに考えながら心配をしているところでもございます。 そういった意味で、既に通告をしております問題について、これから述べさせていただきますけれども、何分1か月前に通告をしたもので、すっかり物忘れもしていまして飛び飛びになろうかとも思いますけれども、一般質問については、既に皆さん、議員の皆さんもご承知のとおり、具体的に記入をしていなかったら答弁はできないというのが原則なので、私にもそのようにしても結構でございます。ただ単に、町政、通告内容は町政運営についてというようなことで、何が飛び出すか分かりませんけれども、まずはかいつまんで内容等について質問をさせていただきます。 入る前に、午前中の施政方針演説については、しっかりした、何も一般質問でただすことがないのかなと、私、お褒めの言葉をあげるわけではございませんが、そういった中でも若干の漏れはあろうかなというような考えで、これから質問をさせていだきます。 まず、通告した内容について朗読をさせていただきます。 まず、町政運営について。 全国的な課題である市町村の人口減少問題、阿賀町においても再三再四取り沙汰されています。私は、人類の継続の一環というような考えで、どうしようもない問題かなと、このように単純に考えております。 阿賀町も常に人口の拡大に日々努力をされております。合併どきの平成17年当初は約1万5,000人、現在は既に大幅に1万人を割っております。そのような中、国も県のほうでも人口減少と併せて、このような減少は何が原因で、何が起因と考えますか。この点、まず町長の考えを答えていただきたいなと、こんなふうに考えています。 町内全域、集落の限界が急速に進んでおります。多方面においては、神田町長の町政運営に対する高い評価、今後への期待感、また多くのご指摘もあると考えます。来年度、令和5年度以降に向けた将来のまちづくりについて、新たな構想はどのようなものか、あったら町長の答弁を求めます。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、石田議員さんのご質問にお答えをさせてまいりますけれども、まずまたお祝いのお言葉をいただくとともに、ご指導またご忠告も賜りまして、誠にありがとうございます。しっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。 この大きなテーマでご質問をいただきましたので、私の思うところをお話しさせていただくというふうなところで、まずお許しをいただきたいというふうに思っておりますが、この人口問題、まさに阿賀町は本当に極めて厳しく、これまたお話があるように、国・県にあっても同様な状況があるわけでございますが、阿賀町の人口については、合併してもうすぐ丸18年でございますが、おっしゃるとおりでございまして、おおむね1年間で300人ずつ減少しているというふうなペースでございます。日本全体もまさにそのとおりで、31年後の2053年には1億人を割るだろうというふうなところで推計をされておりますが、新潟県にあっても同様でございまして、2050年には、この2020年と比べて36%減って141万人になるというふうな推計も発表されているところでございます。 こうした減少の原因というと、なかなかこれも複合的な要因があろうかというふうに思っておりますけれども、一般的に言われ、私も思っているところは、生まれてくる赤ちゃんの数の急減、出生数の急減が続いているわけでございまして、先般の日経新聞では、今年、日本全体で80万人を初めて下回るというふうな極めて厳しい数字で、過去最少だった昨年よりも、さらに5%減少するというふうなところが言われておりまして、先ほど言った2030年に、これは2030年に80万人程度かと言われたものが8年も早まるというふうなところでございまして、先ほど1億人割れが2053年というふうに今のところは言われているわけですが、このままでいくと30年後には出生者数が年50万人になる可能性もあるというふうなところを、極めて厳しい推計も出されているわけでありますけれども、やはりこうして子供の減少というふうなところは、婚姻、結婚の減少というふうなところと、これ密接に関係をしているわけでありますけれども、国の内閣府の調査の結果が一つあって、30代の独身男女4人に1人、どっちも男性も女性も4人に1人が結婚願望がないというふうな調査結果というふうなところでございます。特に20代の男性の65.8%、女性の54.1%は、配偶者や結婚はしていないし恋人もいないと。独身男性の39.8%、女性の25.1%がデートの経験がないと、こういうふうな調査の中での結果もあるわけでございまして、私もある意味でここには衝撃を受けているわけでありますけれども、男性、女性ともに結婚に縛られずに自由にいたいというのが最多だというふうなところでございまして、女性は特に結婚するということは仕事、家事、育児、介護を背負うことになるというふうなところを挙げていると、男性は、自分の経済力も心配しているというふうな原因が記載をされていたところであります。 また、先ほど言った県の人口の急減予測の中には、20代の女性が新潟県外へ転出する割合が極めて高いので、県の人口を将来安定的にするというためには、現在の人口の0.4%、約9,000人の転出を止めるか、移住を増やすかというふうなことをしないと、2050年には、していけばさっきの数字にはならないけれども、することによって2050年には185万人程度になるだろうと言われているというようなところでありますが、町村会でも提供させていただいた藤山浩先生もよく言っている、1%回帰論にも同じような部分かなというふうに思っておりますけれども、若い人、特に女性の定住を促進するというふうなところが、人口対策としても極めてこれは重要なことであるというふうな指摘がされているわけでございます。これは、阿賀町にあってもまさに当てはまるというふうなところであります。 かつて、どこの家も本当に石田副議長さんのご家庭のように、3世代で同居しながらというふうなのが一般的な家庭の在り方であったわけでありますけれども、まさにそこが核家族が進みながら、また、独りで、単身でいらっしゃるというふうなところで、家族の在り方というふうなところも大きく変化をしているというようなところも、特にまた先ほどもお話があった集落の状況というようなところにも大きな影響を与えているというふうに私自身も思っているところでございます。 そうした観点から、私も移住定住、そしてまた女性の先ほどのところにもつながっていくような結婚の出会いといいますか、そうした面の創出、また子育て支援の充実や教育環境というようなところを積極的に行いながら、外の皆さんとのつながりというようなところも、阿賀町ファンクラブ等々をやりながら、そしてオンラインで、さっき言った婚活のイベントなども始めて手がけてきた部分であるわけでございますが、なかなかやはりここは目に見えるというふうな成果がないというようなところではありますけれども、こうしたところをしっかり私は継続もしながら、テレビ、ラジオ、新聞等々で阿賀町を取り上げていただくというようなところも一つ、そうしたところにもつながっていくというふうな思いも持ちながら、いろんなところを進めているわけでございます。 少し別な話をして恐縮ですが、この前のサッカーワールドカップ、日本はあの強豪国の予選グループの中にあって首位で突破をしたというような中で、かつてのジャパンの岡田元監督が話をしたんですけれども、サッカー自体というふうなものは、それ自体は物を売るわけでも、そうした商売でもなく、作るものでもないけれども、サッカーは夢を与える、勇気を与える、感動を与える、やる気を与えることができると、それが世の中に大きな影響を与えるんだというようなところをおっしゃいまして、私も非常にまさにそのとおりだと思いながら、私自身もむしろ、精神論ではないですけれども、そうしたところを認識をしながら、自分がまずそうした部分での姿勢を示しながら、一生懸命やりながら、職員と一緒になりながら、町民の皆さんのご理解をいただきながら、町が元気になるように、町のため、町民のために精進をしていかなきゃならないと、改めてその際にも思ったところでありますけれども、まさにここには次の2点目の将来に向けた重点的構想にも少しつながりますけれども、やはりここは若い人がこの町にいていただく、残っていただく、戻ってきていただくためにも、やはり仕事、職場というふうなところは極めて大事なところでありますから、ここは新しい産業といいますか、働く場、小さくともまさにそこは民間の誘致というふうなところを全力で取り組んでいきたいというふうにも思っておりますし、そこの一つのターゲットは、やはりこの豊富な森林資源というふうなものを活用した中で、再エネの活用、山も切って売って植えて、育てて、また切るというふうな、こうした好循環の仕組みを改めてまた構築をし直すというようなところも目指しながら行きたいなというふうにも思っておりますし、こうした自然環境というふうなものを活用した中で、ぜひそうした具体的な民間の皆さんの阿賀町での進出、いろんな新しい事業と実現というふうなところへ、私も今力を入れている最中でもありますけれども、ぜひ形にしていきたいというふうに考えているところであります。 また、いろんな面で、先ほども言ったような施策、施政方針でも申し上げたところは、少しまたレベルを上げながら、より若い皆さんから、この阿賀町は子供を産むにも育てるにもすばらしくいい町だと、まさに子育てするなら阿賀町だと、日本一の子育ての町というふうなところぐらい掲げながら、目指しながら私も、そうした部分で進めていきたいというふうに思っているところでもあります。 そうした中で、若い人たちがやはりデジタル化、ここがなければまさに町の魅力というようなところはないというところにもつながってまいりますから、まさにここは、私も、63にもなっていますので、なかなか追いついていくのも大変なところもあるんですけれども、しっかり私自身もそこに食らいつきながら、これはいい環境にあるわけです。先ほどキャンプ場のお話もいただきましたけれども、豊かな自然環境、町の人から見てもいい環境の阿賀町、立地も私は悪くないと思っておりますから、そうした中で、こうしたデジタル技術というふうなものも使えるという環境の中で、離れていても、ここの町でも仕事ができると、若い人にとってこの情報インフラというふうなものは、本当にこれ最重要視する要件だと思っておりますから、ここは都市部との格差というようなところがないように進めていきたいというふうにも思っているところでございますが、取り留めのない話でご質問の回答にもなっていないところを認識しておりますが、引き続き石田さんからいろんなご質問、ご意見をいただく中で答えてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げまして、まずもって答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 11番、石田守家君。 ◆11番(石田守家君) まず、1点目の人口減少に関係して、私からはどうしようもない問題と単純に申し上げたんですけれども、町長からは、やはり家族構成の関係、そして若者が定着する雇用の関係等々話されたんですけれども、要因については、要因、起因についてどちらに値するのかなというような観点からいいますと、あまりよく私も答弁を聞いて、なるほどなとまでは至っていないんですけれども、まず、全国同様なんですけれども、新潟県制が施行されてもう75年になるんですけれども、これらの経緯の中で、やはり団塊の世代、あるいは私が生まれた頃の団塊、その関係はただいま町長が家族構成の関係からとお話しされた部分かなと。そんな観点から、今現在もこの人口減少に関しては、毎日のようにテレビで報道されております。しかしながら、私個人にとってテレビを聞く限り、これといったものはない、これは私自身ですからね。なぜならば、やはりこの新潟県に例えれば、この75年の県政の中で、何が変わったかという検証がやはり不足しているんではないかなと、私はこう考えております。そして、そういった関係から、今現在、令和4年入ってからは、本当に取り返しのつかないような人口減少の問題に、皆さんなかなか議論されているというようなことで、大変難しい、大変な問題かなと、そういった意味で、私のほうは人類の継続の中の一端かなと、こういう言葉を申し上げたのでございます。 そういった意味で、これから阿賀町も、先ほど答弁の中で町長が、2050年には相当少なくなってしまうというのは、これは誰しもが今現在、ここの議場でいる皆さんが自分の集落へ帰っていったら、先は考えられる問題でございます。そういった意味で、やはり町にとっては、今後どうするかというようなことで、若干余計なことといいますか、やはり平成14年に私、旧上川のとき、上川議員のときもそのような話はしたんですけれども、人口とは違いますけれども、集落の再編の関係、これはやはり必要不可欠かなと、こんなふうに考えております。考えるあれがありましたら、そんなような集落再編も考えながら効率のいい行政運営といいますか、町政運営をしていったらどうなのかなと、こんなふうに考えております。 また、中には、この人口減少の関係で、持続可能な地域社会をつくるという、研究所の方がおっしゃっておりました。この問題は、地域による、地域住民による分析が重要だと言いますけれども、今の阿賀町にとっては、地域住民は住民そのものの高齢化によって低下されている。しかし、こういった問題は、やはり町が議会と共同でいろいろ研究をしながら上げていかなければ、地域でこういう重点的な研究をするといっても、なかなか理想がかなわないのかなと、こんなふうに考えております。そういった意味で、人口減少については、いろいろお話しされても町長の答弁は、これ以上の答弁はなかなか難しい状態かなと、そんなふうに考えております。 そういった意味で、新年度に向けた取組についても、やはり午前中、施政方針で述べられた内容を具体的にまとめながら議会に発表し、そして町民にも知らせ、そして分かりやすく持っていくのも一つの方法なのかなと。この点に触れて、若干それますけれども、先ほど五十嵐議員からもあったんですけれども、阿賀の里の関係、この阿賀の里の関係についても、私から町長に一言だけお願いをしておきたい。なぜならば、株式会社阿賀の里そのものについては、やはり住民そのものが元の阿賀の里、町有化した阿賀の里というのをほとんど持っていない。この点をしっかりした指導をしていかないと、今現在、ほとんどが町有化された中での計画なんですけれども、誰が聞いても株式会社阿賀の里の借金に回す事業ではないのかなと単純に取られている。この点の指導を強化しないと、やはりいつまでたっても阿賀の里と聞いただけで、株式会社阿賀の里と聞いただけでも、その負債の続く阿賀の里が何をやっても駄目でしょうと、こういう答えが返ってくるし、私ども議員にも聞かれてくる。これはやはり町のほうでしっかり、今の現在、令和4年12月現在の阿賀の里の経営母体はこうですよという、分かりやすい町民に対する説明が必要かなと思いますけれども、どうでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、人口の件はこれでいいのかもしれませんが、まさに人類継続の今は一環のそうした状況の中なんだと、非常に奥深いお話をいただきながら、私もまさにそうしたところから、それぞれの町全体が集落単位で見ていけば、本当にここは少なくなり、高齢化していろんなところが厳しくなっていく、その先もなかなか見通せないというふうなところが数多くあるわけでございますから、今後についてはしっかりそうしたところを、なかなか地域の皆さんにといっても、ここはそうした議論を進めていくというふうなこと自体が、ある意味で難しさを増しているというふうな現実があろうかと思っておりますから、しっかりそうした面もいろんな、特に区長会議等々の場においては、忌憚のないみんなで意見交換できるようなところで進めていきたいというふうに思っているところでございます。 阿賀の里の件、まさに今お聞きをした中で、これまた株式会社阿賀の里、道の駅阿賀の里でございますので、阿賀の里と言ってしまうと、今言ったところに、もうそうした思いがまさに入っていってしまうというふうなところは、これまたおっしゃるとおりなのだなというふうに、今、私自身も改めてそうした認識もしたところでありますから、しっかりこういう形で進めていくんだというふうなところをご理解いただくというふうなところは、しっかり説明をというようなところでございますので、全くそのとおりであるなというふうに私も今お聞きをしましたので、私は株式会社阿賀の里に財政支援をまさに考えているわけじゃなくて、道の駅阿賀の里がしっかり活性化をした中で、町が活性化をしていくと。また、それによって株式会社阿賀の里も経営の改善の影響を受けるというところにつながるというふうなところも、これまた大事なところだと思っておりますけれども、そこがやはり分かりにくいというようなのはお話しのとおりかなというふうに思っておりますから、しっかり踏まえながら進めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 11番、石田守家君。 ◆11番(石田守家君) 1回では、これは町長でも1回話してはなかなか浸透していかないかなと思うんですけれども、確かに、今、町長の答弁のとおり、道の駅阿賀の里、そして一般町民は株式会社阿賀の里、いずれを取っても阿賀の里には変わりがない。このあたりをしっかり周知されるように努めてもらいたいなと、こんなふうに考えます。 そういった意味で、阿賀の里についても、私も若干、今せっかく阿賀の里の問題が出たので、五十嵐議員がお尋ねになった以外の点で1点だけ、現在の、この12月7日に五十嵐課長から設計の説明があったんですけれども、どうしても、これ一般質問ですから、どうしても既存の建物に相当した設計でなければ駄目なんですか。私としては、やはり若干大きくしても1か所に設計ができないのかなというふうなことを、私、この前もそういったことをお話ししたんですけれども、町長、どう考えますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、今空いている箇所の魚匠というか魚屋の建物を、これは私はあのままでというふうなところが、あれを使いながらむしろ活性化につなげていきたいというふうな思いですから、そこのどう活用していくかというふうなところが前提にあるためがゆえに、まさに今お話しいただくようなところの基本的な考えの中で進めているというふうなところにもつながってまいりますし、もう一つ、いろんなところも考えながら来ているわけですけれども、やはりこの財源の話が正直言ってございます。国の交付金を活用するとなると、これ上限的に4億円というふうな設定がありますので、その4億円という事業費を前提としながら、まずはそうした設計に当たっているというふうなところも、今言ったような中で、なかなか規制のところからはみ出ないといいますか、そうしたところの今の考えにつながっているというのが現実でありますけれども、なかなかまさに大きな建物であり、また老朽化しているというふうなところから、そうした老朽化部分の改築といいますか、そこ自体に、特に屋根とか、そうした部分でかなりの経費が必要になってくるというふうなところからはみ出せずにいるというふうなところでありますけれども、あれを使いながらといいますか、生かしながら人の集まるにぎやかさのある阿賀の里を再生していきたいというふうな思いでありますので、しっかりまた今いただいたような様々なご意見を石田副議長さんをはじめ議会の皆さんから頂戴した中で、正直言って時間が、今考えているタイムスケジュールが極めて、今年の申請に間に合わせようとするとなかなか厳しいような状況にも来ておりますけれども、しっかりそこは可能な限りお願いをさせていただきながら、いろんなご意見をいただく中で進めていきたいというふうに考えておりますので、何とぞ皆様方からもよろしくご理解を賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 11番、石田守家君。 ◆11番(石田守家君) 3月の定例会以来ここに来たので、何か言おうかな、何か尋ねようかなと思ったらしっかり忘れまして、今、ぼちぼち話しているうちに思い出してはくるんですけれども、何分取り留めのないような問題になりますけれども、まず、ただいまの質問と答弁の中で、人口減少に伴った今後のまちづくりというような関係で、これはあくまでも私の意見なんですけれども、町にとっては移住定住、様々な努力はされながら来ているんですけれども、本当の意味の阿賀町の将来を考えるなら、現状のまま、先ほど申し上げた集落再編も必要なんですけれども、人口が少なくなったらなったような町政運営をすべきと思うが、町長はどう考えているか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここは、ある意味で集落、区の姿というふうなものを町の思いの中で私は合意というか、そこを推し進めるというのは、これは極めて難しいというか、現実的でない手法だというふうに私も思っているところがありますので、そこはやっぱりみんなで理解をしながら区の在り方、また、そうした地域の在り方というふうなところを進めていく必要があるというふうに思っておりますから、そうした形の中で、ただまさにそこが、これだけ広い阿賀町でございますから、かなりの財政負担的な部分も、これは継続していくというところで、一方はなってまいりますけれども、いろんなところを幅広くまさにそうしたところを分析しながら、今お話しいただいたようなところも極めて大事な観点だというふうに認識をしておりますから、地域の皆さんにもそうしたところの思いというふうなところを、ある意味で忌憚のない、そうした話ができるというふうな町と行政区の間の環境もつくりながら進めていきたいというふうに思っているところでございます。 かつて、平成18年、19年だったでしょうか。私が担当しながら2か年、集落のそうしたところの調査といいますか、そうしたところも進めた経験もありますので、しっかりそうしたところも改めて考えながら進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 11番、石田守家君。 ◆11番(石田守家君) さて、一通り私の質問と町長の答弁、これ以上突っ込んでも町のためにもならないかなと思いますので、このあたりでひと休みをしながら、若干要望になりますけれども、これは答弁は要りません。 この要望事項は何ですかといいますと、たまたま12月13からの議会が始まるといった段階で、集落の区長さんから期成同盟会、本名室谷線の道路について、壊れて大変なんですから何とか町長に言ってくださいと、言づけでございますから、これはよく聞いてもらいたい。 これは昭和57年の11月に開通され、当時は本名室谷津川線であったんですけれども、いつの間にか津川が抜けて、本名室谷線というふうなことになりました。そして、昨今はコロナの関係で、書面議決で終わっております。最近当選した議員の皆さんには、金山にも行けないし、どこにも行けない。本当に残念だかなと思っております。私は何回も行っているので、向こうへあえて無理して行く必要はないかなと思いますけれども、そういった状態で道路の状況が大変破損している。そういった状況でございますから、農林課の課長いますけれども、遠くで聞いていると思いますけれども、しっかりこれを耳にして、しっかり復旧のほうをよろしくお願いを申し上げて、早いようですけれども、私の質問は申し上げる部分は申し上げたので、あとは町長に実行するかしないかが、次の質問の機会でございます。よろしくお願いを申し上げて、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) これで、11番、石田守家君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △長谷川智君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、2番、長谷川智君。     〔2番 長谷川 智君登壇〕 ◆2番(長谷川智君) 町長、まずは2期目、ご当選おめでとうございます。難題が山積みされている阿賀町において、持ち前のフットワークのよさで2期目も引き続き頑張っていただきたいと思います。 また、先ほどは加藤議員と自分も関わったクラッシックカーのイベントについて、お褒めの言葉をいただき、ありがとうございました。また来年以降も開催ということになりましたら、よろしくお願いいたします。 今ほど、五十嵐議員と石田議員から阿賀の里についての質問が上がり、非常に質問しにくいような雰囲気になっています。町長も耳が痛いかもしれませんけれども、今回の通告書に上げてありますので、前回、自分はちょっと質問のやり方を間違えまして、通告書に載せていないということで答弁を却下されたことに対して、今回また上げさせていただきました。 1つは河川のしゅんせつ工事ということで、2つ目に持倉鉱山の道路の件、この2つについて質問させていただきます。 まず最初に、阿賀野川のしゅんせつ工事ですが、今現在、イザベラ・バードは咲花温泉から下条小学校の裏あたりまでの航行になっていると思います。これではとても阿賀野川ライン下りとは呼べないと思います。 今、阿賀の里のリニューアルに向けて、トイレの改修や子供の遊び場の設置など準備をしているということですが、先ほど町長からの話にもあったように、予算との兼ね合いでなかなか具体的な設計にはまだ至っていないと、そういうことです。阿賀の里の再生には、施設の改修工事もさることながら、併せて舟下りの航路のしゅんせつ工事が不可欠かと思いまして質問にさせていただきます。 河川のしゅんせつ工事は、県の管理で観光理由でのしゅんせつ工事はなかなか許可が下りないということを聞きますが、阿賀町の現状を考えたら、少々時間がかかっても県に働きかけ、以前のように白崎から航行できるようにするべきと思います。 しゅんせつ工事についてもう一か所、常浪川と阿賀野川の合流地点、狐の嫁入り屋敷の裏になりますが、ここは数年前にしゅんせつ工事をしています。しかしながら、現在はまた大量の土砂が堆積している状態です。ここは姥堂川も合流するために、余計にたくさんの土砂がたまる傾向にあります。近隣住宅の安全を考えたら、定期的なしゅんせつ工事が必要と考えますが、町として行う予定はありますか。 続きまして、2つ目の質問、持倉鉱山への道路ですが、これまでも質問に上がり、以前あった道路の土地は個人所有のため簡単な対応は難しい、そういった回答だったと思いますが、自分もボランティアに参加する中、ここに来て明らかに持倉鉱山へ訪れる人が増えていることを実感しております。近年、様々なメディアに取り上げられる機会が増えていることは、皆さんも感じているのではないでしょうか。これは、今年6月に発足した持倉鉱山の遺構を守る会のメンバーを中心に、数年前から様々な形で町外への周知活動を行ってきた結果だと思います。つい先日、12月2日の新聞にも大きな特集として取り上げられています。この勢いを加速させるためにも、子供や高齢者でも行きやすい道路の建設を真剣に考えるべきだと思います。 以上について、答弁をよろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、長谷川議員さんのご質問にお答えをいたしますが、また、お祝いの言葉、激励の言葉も賜りまして、誠にありがとうございます。しっかりと取り組んでまいります。 まず、阿賀の里の舟下りを再開するための河川のしゅんせつ工事というふうなところでございまして、これ、ご案内のように、お話しいただいたように、まさに阿賀の里のかつてのライン下りは、白崎の乗船場から石間まで運航していたわけでございますけれども、平成23年の新潟・福島豪雨によりまして、川の流れが変わるとともに、土砂や砂利等の堆積によって運航が不可能となりました。このため、舟下りを再開できるようにしゅんせつ工事を行ったところでありますが、川の流れの変化に起因するのか、すぐに土砂が堆積をするなどして、船が運航できる状態に戻すことが、かつてもできなかったというふうな経緯がございます。再度しゅんせつ工事を行うという際には、まさに白崎から石間までの約10キロありますけれども、この区間について水深や川幅を調査、測量した上で、河川管理者である新潟県と協議をし、しゅんせつ工事を行うというふうなことになるわけでありますけれども、今年8月3日からの豪雨災害のような災害が毎年全国各地で、また阿賀町でも度々起きているわけでございますが、しゅんせつをしても、これが永久的というのは無理でしょうけれども、本当に長い間、そうした運航が可能となるものでないというふうなものは、まさに過去のといいますか、この経験の中で今まで来ているというふうなところがございます。 またこれが、もう一つは、そうした中で再開ができるというふうなことになれば、かつてのように、これは運営する側で送迎車両、またいろんな運転手の確保を含めながら船頭、ガイド等、いろんな部分での体制の再構築というふうなものを図りながらというふうなところが当然前提必要になってくるわけでありますけれども、やはりこうした遊覧船的な部分も、例の知床の事故の影響もある中で、そうした場合の万が一の際の連絡体制、救助体制等々、極めてこれまた状況、条件も厳しくなってきているというようなところがありますけれども、当然またそうしたところは確保して図っていかなきゃならないわけであります。 現在、このコロナ禍の影響もありながら、団体旅行が大きく減る中で、個人旅行へとシフトしている状況にありまして、1便当たりの利用者数というふうなところがどれくらいになるのかというと、かつてはもう観光バスですから、観光バス1台で1そうまたは2そうとバスに合わせた運航をしてきたわけでありますけれども、今度は個人旅行になってくると、1台1人、2人というふうな形の中での想定をしながらというところも必要になってくるというふうなところもありまして、なかなか様々に、総合的に考えると、かつてのコースでの舟下りの再開というふうなものは、難しい課題が私としては多過ぎるなというところで、ここは私としてもそこを進めるというふうなところに、なかなか判断には至らないというのが正直なところでございます。 これが魅力というふうな面では、まさに長谷川議員さん、おっしゃるとおりであるというふうなところも、私も認識をしながらやりますが、まさにああした舟の形状も、かつての笹舟といいますか、そうした舟のスタイルから今の舟になりながら、毎年のように変わる川の状況に対応するというふうなところは、極めてやはり現実的に難しいというふうに認識をしているというふうなところであります。 次、2点目の常浪川と阿賀野川の合流地点の土砂堆積に関するしゅんせつでございます。ここについては、かつても斎藤議長さんをはじめ、ご質問もいただいてきたところでございます。本年8月の豪雨時の対応の状況等々も含めまして、これも河川管理者であります新潟県に確認をした部分を中心にお答えをさせていただきたいというふうに思っております。 昨年の12月の段階でも、新潟県からはしゅんせつが必要な河床状況ではないと、その12月の段階ですけれども、その時点ではしゅんせつが必要な河床状況ではないというふうなところで考えていると。常にそうした川の状況を点検、監視を行っており、河床堆積の進捗の状況によって河川の流下能力に支障が生ずるような状況が想定される場合は、遅延なくしゅんせつを行うというふうに県からは、その当時も回答を受けているところでございますが、私もまさに嫁入り屋敷からよく見える場所でもありまして、特にまた水が少ないような渇水期、今の時期等々も見ると、かなり堆積をしているなというふうな認識の中で、正直言えば素人の私もおりますので、まさに今回のご質問もいただいて、建設課に再度の河川管理者への確認といいますか、そこを求めたところでありますけれども、8月の豪雨の後に阿賀野川、常浪川合流部の堆積状況の点検を行っておりますと。その結果、河川の流下能力に支障を生ずるような状況にはなっていない。今後も引き続き点検、監視を行い、河川の流下能力に支障が生ずるような状況が想定される場合は、遅滞なくしゅんせつを行うと。まさに12月と全く同じような回答をいただいているというようなところでございます。 一方、ただまさに見れば、私、素人目にも本当にそうした部分も感じながらでございますので、ところが一方、これ管理者は新潟県でありますので、町としては今後も、まさに合流点ばかりじゃなくて、いつこうした大雨があって、どうした災害になるか分からないというような状況もあるわけでございまして、県からは津川地区振興事務所からいろんな面で頑張っていただいているわけでありますけれども、こうした、いわゆる頻発するような豪雨による災害を未然に防ぐことができるというふうな体制を常に取っておくというふうなところが、極めて大事なところでありますから、今後もしっかり、そうした思いを伝えながら県からしっかりした必要なところをお願いしてまいるというふうな考えでございますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。 2点目の持倉鉱山への取付け道路の整備についてでございます。 まさにお話もいただいたように、また、メディアにも取り上げられるというようなところ、またユーチューブ等々もある中で、そうした持倉の魅力を感じた皆さんが大勢集まる中で、そしてまた長谷川議員さんも加わっております持倉鉱山遺構を守る会、この6月に設立をされて、またほかの数名の議員さんとともに活動されているというふうなところを、私も敬意を持ちながら、本当にいい活動を行いながら、それがお客さんにも来ていただくイベントの活性化にもつながっているというふうなところで認識をしているわけでございます。阿賀の里でのパネル展も含めながら魅力の発信をしていただいているところであります。 お話しのように、ここは以前は車で行くことができたわけでありますけれども、現在は県道から約1,300メーターまでが林道持倉線という形の中で、町で管理をしているわけでありますが、その先は鉱山の上流の治山ダム建設の際の作業道として整備をされたものでありますが、幾度の水害によりまして、その作業道が浸食され、崩壊していって現在に至っているというところでございます。これまた現地を見る限り、道路整備するというふうなところは、やはり相当の費用がかかるわけでございますので、ここを例えば道路整備を行うとすれば、国や県の補助事業の採択をいただきながらというふうなところが基本になるわけでございますけれども、林道として整備をするには、その目的として森林整備を必要とするある程度の区域がなければなりません。町道として整備をするには、民家また公共施設があるというふうな条件もございますので、それぞれなかなか具体的に考えてもハードルが高いというのが現実でございます。 また、五十母川は持倉鉱山の途中にある砂防ダムまでが一級河川でありまして、その先も砂防指定区域に指定をされています。法的なそうしたところから制限がかかるということも想定をされまして、役場の関係各課と道路整備に関しても、これ協議をしてもらっているところでありますけれども、現実的に難しいというのが、そうした協議の中での状況でございます。 私としては、この持倉鉱山に関しましては、ある意味でこの結成をしていただいた守る会の皆さんを中心に、また五十島の皆さんにあっても、ここをどういう形の中で展開していくかというふうなところを、ある意味で方向をまとめていただくというところから、そうした中で、これ道路と言われると、今言ったように、これは非常に厳しい現実的なものがあるというふうなところは、今お話をしたとおりでありますけれども、今の状況というふうなものを基本としながら、現場までより安全にまた行けるというふうなためにあっては、そうした今ままでも行ってきていただいているような草刈りであったり、様々な安全対策というふうなところについては、これは町も積極的にそうした予算も含めながら、支援というものは考えていきたいというふうに思っているところでありますので、まず、そうしたところで、あの鉱山を今後どのような形の中でというところを、より具体的にお話をいただきながら、そこを目指していくというようなところにしていきたいと思っていますので、町がまさに道路を造るのか、造らないのかというふうなところじゃなくて、より具体的なそうした面での協議といいますか、そうした相談を進めていくところかというふうに思っています。 正直、五十島の人、私も生産森の中でも知っている人が多数いるわけですけれども、温度差があるのはご案内のとおりだというふうに思っておりますので、ここもそうした中で地元も同じ方向を見ながらというようなところも必要かなというふうに思っております。 もう一つ、やはり道路というのはヒルがかなり生息していますから、まさに車で行くというところも、これはおっしゃるところにつながってくるというふうに思っているというところは、私も感じているところでございますけれども、苦労しながら歩いていって、目の前にあの持倉鉱山のあの姿が現れるというふうなところは、うわ、何だこれというふうな、大きな感動とともに、そうしたところにつながっていくという要素もある意味であるのかなというふうにも思っておりますので、しっかりそうした魅力、感動というふうなものも、工夫できる中で現実的なものとして、さっき言ったとおり、皆さんと一緒に話を進めていければいいなというふうに思っているところでございます。 以上でございますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川智君。
    ◆2番(長谷川智君) 答弁ありがとうございました。 阿賀野川のしゅんせつに関しては、予想どおりといいますか、予想以上にイザベラ・バードの関係、用意周到に答弁用意されて、正直、町長の言うとおりという部分もありますので、再質問、今どうしようかと思っています。 一つ提案ですけれども、白崎までとなると、確かに距離も長いです。もしできましたら、五十島あたりまででも行けたら、それなりに舟下りと言えるのかなと、そんな気持ちはありますので、その辺考えて、もしできましたらお願いしたいと思います。 もう一か所、しゅんせつ、町長も自分で見られて、確かに堆積していると、自分も全く同感で、でも今回質問に上げさせてもらったのは、地元の消防団の幹部の方、何名かからそういう話を聞いていまして、県のほうでは検査して大丈夫だと、そういう話は何度ももらってはいると思うんですが、実際、地元のその消防団、常に見ている方からの言葉がやっぱり取ってもらったほうがという声は実際ありますので、このあたり、なかなか県に働きかけるというのも大変かと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、持倉鉱山ですが、これは昨日ですけれども、持倉鉱山の遺構を守る会のメンバー2人で、町のほうに道路の復旧計画書というのを提出してあります。町長も見ていらっしゃるかもしれませんけれども、このような図面と文章、自分は見ていないんですけれども、幾つか持っているはずです。今回提出されたということで、自分も守る会のメンバーの一員として、少し説明させていただきます。 最初に問題になる手間のかかる地権者との交渉、それと工事についてですが、これは遺構を守る会が責任を持って行います。ただし、かかる経費に関して、そこは町に必要な経費の面、協力をぜひお願いしたいということで申し上げます。これは今の人の流れを見ましても、将来的に観光資源として可能性を感じさせる持倉鉱山です。今後の有効活用のため、何とぞ必要な予算の確保をよろしくお願いしたいと思います。 先ほど町長のほうからも説明ありましたけれども、町長ご自身は持倉鉱山を観光資源として本気で活用する考えというのはありますか。もしあるとすれば、どのような形をイメージしているのか、そのあたりお聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、前段の部分は質問ではなかったのかなというふうにも思っておりますけれども、少し追加で説明をさせていただきますが、五十島の下からでもというふうなお話もいただきましたけれども、そうですよね。そうしたところは今までも探ってきたというふうにも思っておりますが、特に取上橋の下のところでも、かつて普通の状況でも舟をぶつけたりの岩の難所があるというふうなところも正直言ってあるんですね。いろんな面で、まさにそうしたところも、これはより具体的に話を現場でもしている、もう既にしてきていると思っておりますけれども、再度そうしたところも確認もしていかなきゃならないと思っておりますし、特に2点目のこの常浪川の合流のところでありますけれども、ここは本当に地元の皆さんも、そうした心配もされているというふうなところ、ここがやっぱり私どもとしても極めて大事なところだなと思っておりますので、これはやっぱり消防団も含めながら、そして地域の皆さんに、まさにああいう状況だけれども、いや、その水の際の心配はないなら何でないんだというようなところを、よりしっかり説明を町としてもしてきていないというふうなところを、今、私は聞きながら反省いたしましたので、そうしたところの説明というふうなところを、まずは消防団から少し始めていきたいなというふうに思ってお聞きをいたしました。 次の持倉鉱山のまさに計画書が昨日提出をされたというふうなところで、今初めてお聞きしましたけれども、担当がそうやってご提出を受け説明を受けたというようなところでありますので、私もしっかりそこはこの確認をさせていただきたいというふうに思っているところであります。当然、これ経費は町でというふうなところで、さっき言ったのは、そこの難しさを少し先に申し上げてしまって大変失礼したわけでございますけれども、改めてそこは見させていただきます。 私自身がそこをどういうふうにしたいんだというふうなご質問でありますけれども、私がお聞きしたいのは、皆さん自身がといいますか、どういうふうな形で進めたいのかというところを私はお聞きしたいんです。町で進めるに当たっては、やはり現地はすばらしい観光資源でもあります。かつては車で行けた頃も含めながら、昭和50年代の前半は富士フイルムで、あそこで大規模な撮影会も行っていたのを私もよく知っているというところでもありますし、かつてからすばらしい、そうした資源であります。あの近くで、キャンプと言うより、そうした面で青少年の活動の場にも、あの近くもなっていたところでもありますし、そこを町がどうするかというふうなところの、私がどうするかというようなご質問でありますけれども、私はなかなかやはり今の中で安全面というふうなところは、観光施設として積極的に売っていくには、これはやっぱり極めて大事な要件でありますので、そうしたところは、よりしっかりしていかない限り、なかなかここはいろんな面で難しい部分がありますので、こうした現状だというふうなところもお知らせをしながら、それでもいいといいますか、むしろそうしたところが魅力になってきているというふうな面も、これはまた中にはあるんだろうというふうにも思っています。 おっしゃるように、ここは子供たちであっても、そしていろんな皆さんが訪れる場所にしたいという気持ちも、私としても十二分によく分かりますので、しっかりそうしたところから、まず長谷川議員さん含めて、皆さんの会のほうで、あそこをどういう展開を目指しているのかというところを、先ほどの頂いた資料を見た中で分かる部分もあるのかなというふうに思って聞きましたけれども、またそうした部分から進めていくというふうなところが、より現実的かなというふうに考えているところであります。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川智君。 ◆2番(長谷川智君) ただいま町長のほうから、持倉鉱山の遺構を守る会、そちらのほうにお任せすると、そういったお話だと受け取りました。その上で、昨日提出しましたこの持倉鉱山の道路の予定設計図ですけれども、少し話をさせていただきます。 先ほど町長は、今の状態で、あそこは苦労してたどり着くのがいいと、そうおっしゃっていましたが、実際、町長も行かれて分かると思うんですけれども、危ない箇所がやっぱりありますので、それらを改善するという意味も含めまして、この残り1.2キロです、約。そのうち半分ぐらいまでを一般の車が乗り入れ可能にすると、そこに駐車場を設けましてゲートを設置します。そこから先は、道路は設置しますけれども、一般車両は進入禁止という形で、一般の方にはそこから600メートルぐらいでしょうかね、歩いていってもらうと。そういう形を取れば、町長が言われた、歩いてきて突然現れるという、そういうよさは生かせると思います。また、ゲートをつけることで、一部の方が心配されている、からみれんがの持ち出し、そのあたりも防げるのかなと。 もう一つ、ついでに申し上げさせてもらうと、今年も3回ほど、我々草刈り機を持って1キロ余り歩いて現場まで行くという、そういう作業をしました。やっぱり結構きついんですよね。あれが軽トラックに詰めて現場まで行けるとなると、ボランティアの皆さんの負担も随分楽になるのかなと。恐らく来年の予定は、年4回ぐらいの草刈りということで聞いています。そのあたりも含めて、道路の建設に関して経費のほう、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず私は、遺構を守る会の皆さんに全部お任せするというふうな趣旨で申し上げたというところでございませんので、ここはご理解いただきたいというふうに思います。皆さんの計画というふうなものを尊重しながら進めていきましょうというところでございますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。 まさに今お話あったように、これ草刈りしていただいて、危険な箇所の維持管理、点検していただいてきて今があるわけでございますので、しっかりそうした部分は連携して、町として可能な部分を、ここはまた一緒になってご支援もさせていただきたいというふうなところを申し上げたというところでございます。 今、道路を造る、半分造るというようないろんな具体的なお話もいただいたわけですし、もう一つ、私、行って、あっというものを見せるというふうな、そういう趣旨でもありませんので、今の部分はそういうところにもつながってきている部分もあるのかなというところも含めながら申し上げたところでございますので、まさに道路を造るというようなところが、より具体的にどうなっていくかというふうなところは、既にうちの庁内でも所管する、担当する部分で議論も協議もしてきているところがありますから、しっかりそこを今回の提出いただいたところも含めながら、そこは改めてまた検討を、間違いなく昨日提出を受けたわけですから、私が言わなくても、もう既にしていると、これからするというふうに思っておりますので、その際にまたご相談もさせていただくというようなところであります。 これさっき言ったの、私とすれば相当な事業費になるんじゃないかなというふうなところを想定しているわけですから、これを予算を支出するというには、なかなか町の単独でできるにはいろんなやっぱり補助事業を持ってきたり、また、その裏づけに起債があったり、道路の種別も町道、林道といろいろあるわけでございますから、しっかりそうした中で何か取り組めるものがないかというふうなところも含めながら、今までも検討もしてきたというふうなところでもありますので、改めてご提出いただいたものを基に、検討をこれからするというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川智君。 ◆2番(長谷川智君) 実は自分、この話、詳しいところを昨日聞きまして、町長が今随分心配されていますその経費ですけれども、恐らく提出した書類、見ていただけると分かると思いますけれども、自分もびっくりするぐらいの低予算でした。 もう一つ、一言付け加えさせていただきますが、五十母川の川の流れで、以前、旧三川村の時代に設置されてあった浸食を防止するための蛇かごですけれども、それが崩れた状態で浸食が進んで、これちょっと遠いですけれども、ひびが入っているんですね。多分、それ地盤の沈下から来ていると、そういうことです。今、現状このまま放置しておくとどんどん進むということで、浸食を止める工事、それも恐らく早急に必要になると思います。そのための作業用道路、そういった意味合いでも、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 以上で質問を終わらせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) これで、2番、長谷川智君の一般質問を終わります。 審議の途中ですが、ただいまから3時20分まで休憩いたします。 △休憩 午後3時04分 △再開 午後3時20分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。--------------------------------------- △加藤達也君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、1番、加藤達也君。     〔1番 加藤達也君登壇〕 ◆1番(加藤達也君) 1番、太田区の加藤でございます。 まず、質問に入る前に、先日の阿賀町町長選挙におきまして再選されましたことを大変うれしく思います。私個人的に、阿賀町の今後そして未来を託すには、私は神田町長しかいないというふうに考えております。     〔何事か言う人あり〕 ◆1番(加藤達也君) 私は個人的にそのように考えております。ようやくご自分の理想とされる阿賀町像といいますか、その構築に取りかかれるのではないでしょうか。自分はあくまでも是々非々の立場で、よい政策は共に協力し、そして違うと思ったことは代替案等をもって議論していきたいというふうに考えておりますので、今後ともひとつよろしくお願い申し上げます。 また、こたびのマイナンバーカードの取得普及に関して、町長を筆頭に町民生活課を中心とした取組は、本当に頭が下がる一方でございます。取得率が全国平均以上でなければ交付金申請を受け付けないなど、言わば地方自治体にとっては恫喝に近い発表がありました。 阿賀町にとっては死活問題ではありましたが、職員の皆様方の努力によりまして、無事ミッションを完遂することができました。申請はまだまだ継続中ではございますが、この場をお借りして、ご苦労に対し御礼申し上げたいと思います。ありがとうございます。 さて今回は、大きく2点お聞きいたします。 1つ目は阿賀町教育でございます。 現代の子供たちは、SNSやテレビの環境の中で育ったため、情報でありますとか流行に関しては非常に敏感なんですけれども、一方で自分一人で道を切り開いていく能力、またそれを培う実体験や生活体験というものが著しく乏しいというふうに言われています。 そうした中で多くの大人、また地域との関わりや触れ合いの中で経験すること、そして感じること、そして自分自身で考えることが必要だというキャリア教育というのが今非常に重要だというふうにされています。自分もこのキャリア教育の重要性というものを再認識した一人でもあるのですが、当町では以前から、阿賀学というふうな形で15年教育を実践しています。そして、この阿賀学に代表される阿賀町の教育方針のこれからについてなどについてお聞きしたいと思います。 まず、阿賀学の現状、特に黎明学舎さんの生徒や、黎明パートナーズとの関わりについて伺います。 次に、現在の阿賀学教育を、今後どのように発展させていくか。 また、9月議会でも提案いたしました子ども議会でありますとか、斎藤栄議員から紹介がありました少年町長・少年議会など、このような取組についてのお考えをお聞きしたいと思います。 最後に、阿賀学と阿賀マッチワーク組合のリンクといった、少し分かりづらい表現をいたしましたので、若干補足説明をいたします。 先ほども、若干お話ししました今の生徒たちというのは、将来の目的が明確でないために、高卒、専門卒、大卒問わず離職率が非常に高いというふうに言われています。そんな生徒たちは、自分はこの仕事がやりたいというのではなくて、以前よりもまた職業選択肢というのがかなり多いために、将来というのを非常に漠然と考えている傾向があると思います。駄目なら、嫌ならやめてしまえばいいと。仕事はほかにもたくさんあると。ただ、漠然とした考えなんではあるんですが、理想論というのは持っているそうです、個人個人で。 それを例に出して言うと、ただ単に酒造会社に勤めて働きたいじゃなくて、米作りから瓶詰めのトータルまでいろんな方の全てを関わりたいというふうな、そういった漠然とした方向性は持っているんですね。 そういう意味において、そのキャリア教育の重要性というのは非常に私自身理解します。そして、そうした中、阿賀黎明高校のみらい留学生から初めての卒業生が今度生まれるわけですが、果たして彼らは今後進学するのか、それとも阿賀町に就職するのか、はたまたその実家に帰ってしまうのか。みらい留学生が阿賀町に住みたい、そして阿賀町に就職して阿賀町を盛り上げたいと思えるようなことが、みらい留学としての成果でありまして、これが阿賀学の集大成なんじゃないかなというふうに私は考えているんです。 阿賀マッチワーク組合に目を向けると、今後組合員さんをどのようにして集めるのか。単なる募集でありますとか募集広告のみでは、人員確保というのが困難が予想される中、例えば職業体験でありますとか社会体験などでうまくリンクさせて、例えばマッチワーク組合さんの窓口はマッチワーク組合さんやってください、あとはじゃあというふうな形で、リンクさせてやれば、理想は、その後に定住してもらえるような形にしてもらえれば、全国的にも大変いい流れになるんじゃないかなというふうに私は考えています。 そういう点から、この質問をいたしました。これは、あくまでもその阿賀マッチワーク組合だけじゃなくて、阿賀町の民間会社を全て含めてトータルで考えております。 国の制度上、教育の体験等は含まれないなどの制約があるのは十分理解した上、そしてそのために庁内の課を超えていろんな議論を交わし連携を取ってもらいたいという願望からこのような質問をいたしましたので、それに関してご検討をお願いしたいと思います。 2つ目は町内の消防水利などについて伺います。 毎年、秋口から冬にかけて火災が発生しやすい時期となり、町消防署、町消防団の予防消防には大変頭が下がる一方でございます。ただ、幾ら予防しても起きてしまう、その有事の際の体制についてお聞きいたします。 現在、各地区において消火栓しかない地区でありますとか、その広さに反して消火栓や防火水槽の数が少なく感じるような地区も散見されますが、現状常備消防として万全であるのかどうか、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。 また、有事の際に、例えばこの地域では何かあったときは水利はここから取るんだというふうなシミュレーションが、その地区ごとにできているのかどうか。あくまでも、その現場対応でやっているのかどうかをお聞きいたします。 そして、今、高齢者のみの地域でありますとか、女性のみの地域という、そこにおいてそのときの対処、有事があったときの対処など、住民に対しての告知ができているのかどうかお聞きいたします。 最後に、先日の全員協議会でもお話がありました消防団のOB隊の結成について、これに関しても簡単で結構ですのでお聞きしたいと思います。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) まず、冒頭加藤議員さんからもお祝いの言葉を含めて、大変力強いご支援の言葉をいただきまして、ありがとうございました。引き続き、加藤さんからもいろんな分野でご指導を賜りますように、よろしくお願いを申し上げます。またあわせて、本当にこのマイナンバーカードは、職員が一生懸命頑張っていただきました。職員へのお言葉、本当にありがとうございます。 それでは、まず1点目の教育に関してのは、私4番目だけ私のほうでお答えさせていただいて、残りについては教育長から、まず冒頭の答弁をさせていただきますが、4点目の阿賀学と阿賀マッチワーク協同組合のリンク、私も正直申し上げまして、今お聞きするまで、なかなか答えにくいなと思っていたところなんですけれども、今その趣旨をお聞きいたしまして、これは私が答えるべきだなと思うとともに、すばらしい具体的なご提案をいただいたなというふうに感謝申し上げるところであります。 まさに、この黎明高校ですね、特にみらい留学の子供たち含むは、初の卒業生を来年度出していくというようなところの年でもあるわけでもございますし、町内、またほかの在校生徒も含めながら、町にこうした、いろんな業種の皆さんの組合ができて、多様なそうした仕事というものにも就けるというふうな、この組合員がそうした部分を担っていくわけでございますので、ぜひここは正式な雇用的なものになっていくと、これやっぱり少し規制的なものも出てくるかもしれませんけれども、今お話しいただいたような趣旨の中で、これは連携していくということは、まさに私も前向きに、このマッチワーク組合の皆さんともお話もしながら、ぜひつなげていきたいし、これは将来的にそこに残ってもらうどうかというところをトッパツしても、まさにそうした中で極めて大事なすばらしいご提案をいただいたなというふうに、お聞きをさせていただいたところでございます。 今まさに高校といいますか、こうした中で職場体験というふうなところは町としても進めておるところでございまして、町内の法人の皆さん等々からご協力をいただいているところでもありますし、このマッチワーク協同組合の組合会員からも、ご協力をいただいている会社もあるわけでございますので、この7つの組合員の皆さんに限らず、お話しいただいたように、ここはいろんな分野の皆さんに、まさにそうした中でご協力をいただき、黎明高校の生徒にもそうした体験をいただく。 それによって、町に残っていただくような一つの大きなきっかけになっていけば、こんなにやっぱりまさにすばらしいこともございませんし、ずばっと私に刺さったのは、まさに残ってもらえるかどうかは、この今みらい留学生の子供たちの成果、真価はそこに問われているよというふうなところは、私も改めてそうした認識の中でお聞きをさせていただきました。本当にありがとうございました。 2点目の消防に関しまして、私のほうでお答えをさせていただきたいというふうに思っております。 まさに、寒くなりまして、火を使う必要な時期になりまして、火災の心配というふうなところもあるわけでございますので、先般も消防団幹部の皆さんと私も懇談をさせていただきましたけれども、消防団としてもこうした予防消防活動というようなところを、この時期は特にまた力を入れながら、これを進めていくというようなことでもありますので、しっかりそうしたところで、町民の皆さんの安全につなげていく必要があるというようなところでございますが、1点目の町内の消防水利、有事の際の体制についてでありますけれども、この消防の水利につきましては、国が水利の基準というふうなものを示しているわけでございますけれども、これにあっては充足率は100%以上というふうになっているところではありますが、これやはり、いろんな事態を想定した中で、災害時における応援業務に関する協定というようなところも、町内の生コンの事業者の皆さん2者とも連携協定を結ばせていただいている。 また、消防活動の協力に関する協定を、新潟県建設業協会津川支部の皆さんと結ばせていただいておりまして、水利の確保等災害対策にも、そうした皆さんのお力もいただいていくというようなところでございますし、まさにそうした水利、基準以上にあっても、ここはやっぱり火災の広がりであったり、初期消火であったり、そうした計算以上にやっぱり水が必要になってくるというところがありますので、しっかりそうしたところを取らせてもらいながら、心配なところは対応を進めているというようなところでございますし、今後まさに施設の老朽化、またそうしたいろんな地域の実情を、個々に協議を行いながら、よりそうしたところをしっかり整えていきたいというふうに考えているところでございます。 2点目でございますが、有事の際に消防署では水利をどこから取るかシミュレーションを地区ごとにできているかというご質問でございますが、消防署本部におきましては、全地区において水利の調査、また建物と水利の位置関係を調査する警防視察を行いながら、職員の間において情報共有、検討会を実施しております。 また、消防団にありましても、水を確保するため遠方からポンプをつなぐ放水や防火水槽などに補充する想定訓練も実施をしているところでございまして、有事の際はスムーズに活動できるよう日々訓練をしていただいているところでもございますので、今後もいろんな災害を想定した中で訓練をしながら、そうしたところにつなげていきたいというふうなところでございます。 3点目の女性のみの地区や高齢者のみの世帯の対処や、住民告知についてでございますが、現在、住民の皆様には初期消火訓練などで、けがや事故防止の観点から、消防器具や消火栓等の使用については、基本的には控えていただいて、主に消火器での初期消火、避難誘導、また災害現場の情報提供というような後方支援をお願いしているところでございます。 まず、初期消火が無理だと判断した場合には、すぐに近隣の人たちに大きな声で火事だと知らせてもらいながら消防署へ通報していただく、安全な場所へ避難していただくというところが最優先というふうなところでございまして、消防団のいない地区におきましても、素早い活動ができるように、訓練等を含め関係の皆さんと協議を進めて今後もまいりますので、お願いをしたいというふうに思います。 次に、有事の際に活動してもらうOB隊の組織結成などについてでございますが、こちらも全員協議会で概要をご説明申し上げたというふうに理解しておりますけれども、現在消防団及び消防署を退職された方を対象といたしまして、従事すべき消防事務の範囲を限定した機能別団員制度を検討しているところでございます。 この制度、条例も制定をお願いしたいというふうに考えておりますが、4月新年度からこうした制度を設ける中で、ある意味で火災また捜索等々、そうした限定した業務ではございますけれども、そうした活動に特化した団員をお願いしながら、確保しながら、団員不足等々の状況にも可能な限り対応していきたいというふうに考えているところでございますが、やはりまた年度末をもって退団を予定されている方も相当いるというふうにも聞いておりますので、新入団員の募集というところもしっかり力を入れて団員の確保に努めながらも、町民皆さんが安全で安心して暮らせるまちづくりというようなところを図っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 それでは、続きまして、教育長から答弁申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。     〔教育長 遠藤 佐君登壇〕 ◎教育長(遠藤佐君) それでは、私のほうから1番目の阿賀町の教育についてのうち、町長より4番目については答弁いただきましたので、私は1番目から3番目につきまして答弁させていただきます。 まず1番目、阿賀学の現状について、それと特に黎明学舎の生徒や黎明パートナーズとの関わりについてということでのご質問でございますけれども、まず阿賀学はご承知のとおり、阿賀町の人、物、事に学ぶ学習でございます。 その柱は3つございまして、1つ目はまず、いわゆる地域学の側面でございます。阿賀町地内の自然、歴史、特産、環境、観光、未来、この6つの視点から学んでいくということになっております。それぞれの視点に特化した学習、一方で環境や歴史など複数の視点を組み合わせた学習が今進められているところでございます。 具体的には、先日開催いたしました阿賀町子ども未来フォーラム2022の各小学校の発表をお聴きいただいた方はご存じかと思いますけれども、例えば阿賀町の歴史を学び、そして阿賀町の米作りを学び、あるいは酒造りを学び、さらに販売ということも含めて体験をした中で、この阿賀町の未来について考えていくというふうな形での総合的な学習というものが行われているということでございます。 また、高校におきましても、阿賀町再興プロジェクトや、地域学として地域の方々を講師に迎えて積極的に授業を行っており、また生徒が地域に出てあらゆる体験を通して、この阿賀町についてのいわゆるその政策の提言というものをまとめるというふうな形のものを行っているところでございます。 2つ目は、キャリア教育の側面でございます。これは主として中学校や高校で進められておりますが、職場体験活動や仕事図鑑作成などで、地域で働く人の思いや願い、それから技に学んで、自身のキャリア形成につなげるという学習を進めているところでございます。 またもう一つの視点、3つ目の柱ということで、自分で町の未来について考えるということをしていくということです。今まで学習してきたことを基に、自分や町の課題に向き合って、それぞれの未来、自分の未来、それから阿賀町の未来を、人との意見交換を通して、その考えを高めていくと、そしてそれを発表するという形を行っているところでございます。 それで、特に質問にございました黎明学舎の生徒や、黎明パートナーズとの関わりについてということですけれども、この黎明学舎、それから黎明パートナーズにつきましては、阿賀黎明高校の魅力化の一環として立ち上げたものでございますけれども、黎明学舎においては、ふだんの学力の定着を主にやっておりますが、その中のもう一つの活動として、地域の活動というものを行っており、その中で阿賀学に関連するようなことも行っているところでございます。 また、黎明パートナーズにつきましては、高校のそのキャリア教育の中で、いわゆるそのコーディネート、それから実際の講師等において、この地域の方が出向いた中で説明をしたり指導したりするということを、このパートナーズの方々が行っておりますので、これも大事な側面ということになるかというふうに考えております。 いずれにしろ、こういうふうな形で高校生を対象とした阿賀学の中の活動として、このような形での活動を行っているということでございます。 続きまして、現在の阿賀学の教育を今後どのように発展させたいかということでございますけれども、阿賀学を発展するというのは、先ほど申しましたがやっぱり人がキーポイントになるかというふうに思っております。「人なくして学びなし」というふうな形、どうしても人との関わりの中で学びを高めていくというのが大事な視点かなというふうに考えているところでございます。 まず、その点におきましては、例えば社会教育課とか行っています生涯学習活動の中で、その成果をこういう子供たちの阿賀学の中に生かすような取組、またはあと専門的な職業、あるいはそういう知識を持った方を、ネットワークという形での構築をしていくということも大事なものかなというふうに考えているところでございまして、そのような形での例えばネットワーク化、組織化というものが、まず一つの今後の課題といいますか、になりますし、あとその阿賀学に関する情報、基本的な、歴史であれば歴史の何を学ぶのか、自然であれば自然の何を学んで、それをどこに行けば、そのようなものが教えてもらえるのかというようなことを、そういうものをデータベース化すること、それからそういう体系化していくことが大事なのかなというふうに考えております。具体的に、そういうふうな形のものを今後進めていきたいというふうに考えております。 それから、子ども議会と遊佐町の少年町長・少年議会についてでございますけれども、阿賀町におきましても、合併前ではございますけれども、旧津川町と旧上川村で小学生による子ども議会を実施しておりました。 私も当時社会教育を担当しましたので、この事務局をさせていただきましたが、小学生が議長、議員となり質問を行い、町職員がその答弁をするものでありました。当時その役場のやはりこういう議場の中で行ったものでございますけれども、これはこれで非常によい取組であったと思いますけれども、実施に当たりましては、小学生が議会を学ぶ時間、それから質問する代表を選ぶ、それから質問を作成する、それから質問を発表する練習というような形で、また学校と役場それから議会との連絡調整など、ちょっと調整に大変な面があったということを覚えております。 今行っているこれらの取組というのは、基本的には総合的な学習の時間の中で取り組む形というふうになるかと考えておりますけれども、今、町としては、子ども未来フォーラムという形の中で、小学校の子供たち一人一人が自分の意見を言い、自分の考えを高めていくというものを目的に行っているところでありまして、今、議会という形式となりますと、やはり代表者がやるという形になります。 ちょっとした違いがございますので、今どちらのほうがいいかというものを含めて、また検討させていただきますが、例えば中学校や高校の中でこの政策を提言するような機会というのは、やはり必要なのかなというふうにも考えておりますので、ただそれを議会という形式でやるかどうかは別として、そのような機会をどのようにして生み出していくかということを、今後検討していきたいというふうに考えております。 以上、雑駁ではございますが、1番目から3番目の答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) では、阿賀町教育から伺ってまいります。 まず、今も昔も子供たちと大人の価値観の相違はありますが、それというのは時代とともにやっぱり変化していくと思うんです。教育も同じように、時代やその環境とともに、この変化というのは必要だというふうに考えるんですが、この点はいかがお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) まさに基本的な、例えば親子関係とか友達関係といった、そういう地域の中での関係とかいうものについては、基本的な価値観は恐らく今も昔も変わらないものとは思っておりますが、例えばSDGsとか、それから例えばLGBTQだといった観点、価値観というものは新たに生み出されたものであって、そこを今後の子供たちといいますか、未来を築いていく子供たちが生き抜く上では、やはり必要な、物の考え方というものが必要になってくるというふうに考えております。そのような形で、やはり対応できるようなものを培っていくことをしていくのが教育というふうに、やはり考えているところでございます。 具体的に言いますと、例えば今やっています端末とか電子黒板といったIT教育も当然そういうことでなりますし、先ほど言ったSDGs等につきましても社会、公民とか社会科教育の中で、しっかりとやっていくというふうに考えておりますので、やはりその時代に対応した教育というものが、固定したものとほかに出てくるのかなというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 私もそのように思います。今も昔も大人にとって子供がやっていることというのは理解できないような部分があって、その子供たちが大人になったときに、やっぱり自分の子供がやっていることを理解できないような部分ってあると思うんです。 私も子供のときは、我々の世代は新人類なんて言われまして、大人たちには多分理解されなかった口だと思うんですが、やはりその変化に対応したような教育というのが必要なんじゃないか。 その教育の変化の中で、現在黎明パートナーズでありますとか黎明学舎、それでまたPTA、もちろん学校でありますとか教育委員会など様々な方たちが今子供に関与しています。その子供にいろんな方が関与しているんですけれども、その一番大事なものというのは、その関与している人たちが同じ情報を共有するということが、私は一番根底として、一番大事なんじゃないかなというふうに考えるんですけれども、その辺はいかがお考えですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 議員ご指摘のとおり、例えば黎明パートナーズとか黎明学舎も含め、例えばPTA、それから様々な団体の方々が今子供たちの教育というものに関わっていただいているということが言えるかと思います。 その中で、私ども教育委員会として、今コミュニティスクールというものを進めておりまして、このような方々の代表等につきましても、そのコミュニティスクール、いわゆるその学校運営協議会の委員として、その中に加わっていただいた中で情報共有、それから熟議を通しての自分たちのこの考えをしっかりとまとめていくというものを、今、各小・中学校、それから高校においてもそうですし、それを行っているところでございます。 やはりそういう、いわゆる地域の中で、学校とともに一体となった中で、子供たちを育成していくというしっかりとしたものがないと、今のなかなか教育というのは成り立たないというふうに考えておるところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) そんな中、阿賀黎明高校というのは県立高校であるために、やっぱり町の教育委員会というのは小・中学校ほど、やはり若干関与できない部分、面もあるというのは、私は事実だと思うんです。その中において、情報共有というふうな面において、その学校、黎明パートナーズ、そしてPTAという中で、情報共有等が果たしてできているのかといったら私は正直言ってできていない部分もあると思うんです。 今、教育長のほうからお話がありました、阿賀町は学校運営協議会を設置しているコミュニティスクールでもありますから、その中でやっぱりPTAとの関係性がちょっと難しいんじゃないかというふうな声も、ちらほら耳に入ってきているのも事実です。 今、全国的に、PTAの在り方というのがかなり議論されています。そのPTAの立ち位置というのが曖昧になっていることが最たる原因だと思うんですが、その点に関してはいかがお考えですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) PTAに関しましては、はっきり言いまして教育委員会のいわゆる傘下といいますか、管理の下に置かれている団体ではないので、それははっきりしたことはなかなか言いづらいところもあるんですけれども、やはり先ほど言ったとおりやっぱり価値観、今までPTAを通して各学校とつながりを濃密に行っていたところもあれば、今なかなかそれができなくなっているというPTAもあるのではないかというふうに考えております。 これは、一概にこの学校とPTAの関係、それからPTAと地域の関係というものがしっかりとなっているかどうかというものもありますが、やはりPTAというのはあくまでも、いわゆる保護者とそれから先生方とが話し合った中で、子供たちをどのように育てていくかを話し合ったりしていく団体というふうに私は捉えておりますが、議員ご指摘のとおり、今PTAは何のためにあるのかというのが、PTA自身がしっかりとやはり考えていただければありがたいと思います。なかなかコロナ禍の中で、PTAの研修会もできなかったというのが現状でございますが、今後やはりそういうものをしっかりとした立ち位置の中でやっていくのがいいのかなというふうに考えております。 また、コミュニティスクールの中では必ずPTAの会長さんに委員の中に加わっていただくことにしておりますので、ぜひそのPTAの中での考えというものを、その会長さんを通して学校運営協議会のほうで意見を言った中で、やはりその準備期というのを行っていただくのが一番いいのかな。もしそれが必要であれば、もっとPTAの数を増やしてもいいのかなと、それは学校の判断ですけれども、そういうのが可能かなというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 私は、今教育長がおっしゃったように、PTAの在り方をどうするかというふうな議論を含めて、学校内でそういうふうなPTAというものの今後について考えるような議論というのはあってもしかるべきではないかなというふうに思います。というか、逆にしていかなくちゃいけないんじゃないかなというふうに考えておりますので、そのようにお願いしたいと思います。 私は阿賀町の15年教育、これは実践して、そして継続していかなければ、やはり意味がないんじゃないかなというふうに考えている一人なんですが、ただ一点、多様化がうたわれているこの時代に、そしてまた阿賀町の教育リーフレットなどに、何でこの特別支援教育が入っていないのか理由をお聞きいたしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 今、議員ご指摘のあったリーフレットというのは、阿賀町の教育というこのリーフレットだと思います。 これにつきましては、子供たちの目指す子供の姿、あるいは各保育園、小学校、中学校、高校における子供たちがどのような力をつけていくかというものを一つのものに、学校で行うことで何を子供たちに力をつけてもらうのか、また家庭で行うこと、社会、いわゆる地域で行うことというものをまとめたものでございます。 実際、この中で特別支援がなぜないのかと言われてございますが、私の考えとしては、特別支援に入っているからといって、またあるべき姿というのがそのほかの子供と何が違うのか。特別支援に通っている子供であっても、将来阿賀町を担う子供という観点からいけば同じなんであって、目指す姿というのは一緒なんだというふうに私は考えております。 現に、特別支援の子供であっても、実際に全く隔離された教育をしているのかというとそうではなく、主要な教科それから交流学習というのをしっかり行って、いわゆるその通常学級の子供と一緒に学んでいるという姿を、今現在、現状としてはたくさんそういうのを行っているというのが現状であって、同じ授業を受けている子供が片方を目指す姿が違うというのは、もう本来あり得ないのかなというふうに考えております。 そういう意味では、私は、それは特別支援の子供であっても目指す姿というのは一緒である。ただ、いかにしてそこに持っていくかという個別支援的なその課程でのものは、それは個別支援としてつくらなければならないんですが、それは別として、目指す姿というのはやはり一緒なんだろうというふうに考えておりますので、特にここにおいて特別支援は、また別の姿を目指しますというふうな形でのものはあえてつくらないというのが、私はいいのかなというふうに考えた中での構成であるというふうに考えています。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 今、教育長がおっしゃったことが特別支援に対しての教育の方針というふうな形でのっけてもらえるような形がいいかなというふうに私は思っていたんです。 おっしゃるとおり、その目指す方向は同じでいいんですけれども、やはりそこに至るまでに、例えば小学校の特別支援ではこういうふうな教育をしていますよ、中学校ではこういうふうな教育をしていますよというのも必要じゃないかなというふうに考えて質問いたしました。ぜひ、今後の教育方針といいますか、そのリーフレットなどを作る際には、特別支援教育の方針といいますか、そういうのを入れていただきたいなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 今ほどの意見、大変参考になるご意見でございますので、また今後、恐らく3年後になるかと思いますけれども、これをまた改定していくつもりでございますので、それについての中では、そういう今のご意見を参考にした中で作成していきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) とともに、教職員の皆さんにその15年教育の理念といいますか、そういうのを十分理解し把握して実践してもらうというのは、なかなか容易なことではないんじゃないかなというふうに拝察するんですが、ただこれは阿賀町の教職員として、これをやってもらわなくちゃいけないと思うんです。 これを、阿賀町教育を実践してもらう側として、もうぜひとも教職員の方にその理解把握といいますか、そういうのをお願いしたいと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 阿賀町15年教育、それから阿賀学につきましては、年度当初、今回令和4年度につきましては、年度当初にオンラインで、それこそ配付させていただいたタブレットを使って、私とそれから管理指導主事が講師と言ったら変ですけれども、オンラインで説明させていただきました。 今後もあらゆる機会を通して、こういうものを先生方にはご理解いただいた上で、先生方に実践をしていただくということが大事だと思いますが、先ほど課題といいますか、今後の未来のところでも申しましたが、まだまだこれを確立するための仕事といいますか、課題がまだまだ山積みでございますので、ぜひこれは理解を進めていくと同時に、そういうものもしっかりと進化させていかなきゃならないというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) ぜひともお願いいたします。 先ほどのみらい留学生についてなんですが、これやっぱり縁あって、他市町村でありますとか他県より阿賀黎明高校を選んで、そして阿賀町に来てくれました。そういう子供たちに対して、我が町も迎えるに当たって寮をつくって、寮母さんやそして送迎などいろんな支援をしてきました。 初の卒業生というふうになるんですけれども、それで卒業して3年間楽しかった、はい、終わり、じゃあねでは、やっぱり僕は寂しいと思うんです。何の意味もないと思うんですよね。やっぱりこれは有意義なものに絶対しなくちゃいけないというふうに思います。 そのためには、やっぱり町として担当課を超していろんな議論をすべきじゃないかなというふうに思います。それで、先ほども言いましたマッチワーク組合だけじゃなくて民間会社でも、そして例えば私は役場の職員になりたいんだという人もいてもいいと思うんです。世話になった、その阿賀町に恩返ししたいみたいな、そういうふうな形でもいいと思うので、せっかくいろんな思惑があってやったことですから、結果、阿賀町にとってプラスにしていかなくちゃいけないと私は思うんですね。 そういう観点から今回提案したんですけれども、今のような観点から、もう一度これに対しての考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) では、今の高校、今現在高校2年生になります。この1期生の皆さんが、今現在留学生5名おりますけれども、なかなか進路については、ハウスマスターを通して伺ったこともあるんですけれども、やはりまだまだ迷っているというのが現状でございます。大学、それから専門学校に進学したいという子供が2人、それから就職したいという子が2人、それからまだ迷っているという子が1人というふうな形で、まだまだやはりこれから保護者と相談した中で決めていくのかなという、高校2年生のうちは、私も経験ありますが、なかなかそこまで決められなかったという部分もあるのかなというふうに考えております。 ただ、大学、当然大学となりますと、専門学校等となりますとやはりどうしても、阿賀町からは出ていくことになるのかなというふうに考えております。また、就職の方、希望している方もいるので、その選択肢として阿賀町を選んでいただくというのは、これ以上のことはないと思っているんですけれども、それも含めてそういう高校生、留学生に対しては阿賀町も、ずっと住んでみないかというふうなことを進めるというのは、これは一つのあれとしてありかなというふうに考えていることはございます。 やはり、この濃密な青春時代の3年間を高校で過ごしていった方が阿賀町に残るということもあるでしょうし、一旦出るかもしれないけれども、また阿賀町に関係して戻ってきてくれるかもしれないし、また関係した中で、いわゆる発信等に含めて阿賀町のことを考えてくれるような高校生、みらい留学生を、これからそういうふうな関係性をつくっていくのが大事なのかなというふうに考えているところでございます。 また、阿賀マッチワークにつきましては、先ほど町長が述べたとおりでございまして、そういう体験を通した中で、やはり子供たちがそこで勤めることもあるかもしれませんし、またその中で体験を通したところに就職するということもあるというふうに考えておりますので、ぜひ今後もそういうふうな形での職業体験等については積極的に行っていこうというふうに考えております。 以上です。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) では、教育の最後になんですが、現在、原料費の高騰でありますとか光熱費の高騰など障壁はあるんですが、町長の公約にもありました給食費の無償化、これは先ほどの所信表明にもありましたが、来年度はぜひとも実現していただきたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、ご質問の前に今のマッチワークの件で私も少し付け加えさせていただくと、先ほども申したのに加えて、ここは寮でいるこの3年間にやはり町民の皆さん含めて、いかにそうした密度が濃い日々を送るかが、この町への、またいろんな人への思いとして、その進路にも大きくこれは関わってくることだというふうに思っていおります。 コロナ禍で思うように運営もやっぱりできない部分もありましたけれども、間もなくまさにそうしたウィズコロナにもなってきているわけでございますので、例えばコロナ禍でも、本当にある議員さんも一生懸命そこにふだんから関わっていただいたり、ライオンズクラブで餅つきをしていただいたり、また今つくった風舟の中でいろんな人たちと交流をしたり、そうした深いことがまさにそうした進路につながってくるというふうにも認識していますので、私どもとしてもそうしたところを意識しながら、より一緒になりながら、そうしたとこにつなげていくように取り組んでいきたいというふうに思います。 給食費の無償化については、私の大きな公約の柱にしておりますので、まさにこうした厳しい経済状況もあれば、いろんな家庭がある中で食べるというふうなところで、私は苦労というか、そうした部分をさせたくないというか、基本的にみんなやっぱり給食、同じものを食べるという中で、ここは新年度からぜひ無償化というふうなところで、議会皆さんからご理解いただく中で、私は進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくどうぞお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) ありがとうございます。 では次に、続きまして町の消防水利について伺いたいと思います。 町民の皆さんの中には、自分の家の付近に防火水槽がないとか、あと消火栓がないということに対してやはり不安に思っている方というのは必ずいると思うんです。 先ほどお話がありましたとおり、例えば生コンとの連携協定によって、それで有事の際には散水車が来て、水源といいますか、それを確保する。それは非常に画期的といいますか、糸魚川大火の後の対応の変化だと思うんですけれども、これは非常に重要なことであって、住民の皆さんの安心につながると思うんです。 そのようなことを例えば住民の皆さんに、例えばこういうときはこういうふうにしますよ、水源は、川は遠くても、水利もなくてもこういうふうにしますから大丈夫ですよという告知といいますか、住民に対してそのようなPR、広告というのは考えてございますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 伊藤消防長。 ◎消防長(伊藤忍君) お答えいたします。 確かに生コン業者、建設業者との協定につきましては、平成28年の糸魚川大火におきまして、糸魚川のほうでミキサー車による受水が大変効果があったということで、全国的に波及しまして、消防のほうにおきましても28年、30年にそれぞれ協定を結んでおります。その結んだ際に、広報紙等で結んだ旨、周知はしておりますが、今回、今年豊実地区で火災がありました。さらにその協定後、初めてミキサー車の応援要請をしまして、実際消火活動に使用させていただきました。 大変、その地区も水利状況が不安定なところでしたので、大変有意義に活用されましたので、今後ともそのような水利の不安な地区におきましては、早期に応援要請をして対応してまいりたいと考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) その有事の際なんですけれども、有事の際というのは想定外のことが起こる可能性というのは十分にあるというふうに思います。例えば防火水槽に水が入ってこないだとか、例えば先ほどの散水車が大水のために道路が通行できないというふうな、届かないというふうなことも想定はできるわけですよね。 それこそ例えなんですけれども、例えば角島地区とか京ノ瀬地区のガード下のアクセスが不能になった場合は、じゃ、どこから行ったらいいのかとか、やっぱりそういうふうな、地区ごとの大まかなシミュレーションというのが必要なんじゃないかなというふうに、悪いことを想定したシミュレーションというのも大事なんじゃないかなというふうに思うんですけれども、その辺はいかがお考えですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 波田野警防課長。 ◎消防本部警防課長(波田野善弥君) 警防課、波田野です。よろしくお願いいたします。 現在の質問ですけれども、管内には水利から遠い場所に建物があることや、住宅が密集している地区、長時間消火活動で水不足が懸念されることも想定しながら、そのような地区を選定し警防視察を行いまして情報の共有を図り、様々な事案を想定し、これを注視しているところでございます。 今後につきましても、各地区に出向いたしまして視察を行いながら、あらゆる災害に対応できるよう訓練を重ねてまいりたいと思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) そのシミュレーションの流れで、先ほど年度内に避難経路マップの作成というふうなお話もちらっとありましたけれども、その防災マップの配布作成というのを、例えばしたらどうなのかなというふうに私は考えておったんです。 例えば、先ほども言いました、高齢者のみの世帯でありますとか女性のみの世帯におきまして、有事があったとき、有事といっても、火災があったときは消火栓でこう消すんだよ、初期消火するんだよ、ただ、それで消えないときはこういうふうにするんだよというふうな、そのおのおのの地震でありますとか大水でありますとか、そういうのの状況に合わせた避難マップでありますとか、防災マップというのがあれば、例えば遠くに住んでいるその家族でありますとかそういうのも安心するんじゃないかなというふうに思うんですが、その辺はいかがお考えですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 波田野警防課長。 ◎消防本部警防課長(波田野善弥君) 防災マップ等につきましては、防災マップではありませんけれども、以前に自宅の住所やかかりつけ病院、あるいは緊急連絡先等を記入しまして、自宅の目のつくところに貼っていただくようなチラシを配布したことがございます。 また、消防団女性消防隊におきましても、高齢者世帯に向けて防災メモ的なものを配布しており、既に必要事項を記入いたしまして、目につくようなところへ貼っていただいているご家庭もあると伺っておりますので、引き続きあらゆる方法を検討いたしまして、対策を講じてまいりたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) ぜひとも検討していただきたいというふうに思います。 先ほどOB隊の話をいたしましたが、現在消防団、町消防団の中でも、町外勤務されている方というのは非常に多い状況であります。ということは、初期消火が一番重要なんだけれども、初期消火しなくちゃいけない消防団が少ないというふうなことを鑑みますと、OB隊結成というのは非常に期待が高まるわけなんですが、ただやはり何事も最初が肝腎でありまして、その命令系統でありますとか組織体系というのをきちんとつくらないと、やはり今後の運営に支障を来す場合もあるんじゃないかなというふうに考えられるんですよね。 なので、十分にその辺を理解してもらうことが肝要なんじゃないかなというふうに考えます、期待しているだけに。なので、これに対しては、組織体系でありますとか命令体系でありますとか、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 伊藤消防長。 ◎消防長(伊藤忍君) お答えいたします。 消防団OB隊という名称ではございませんけれども、先ほど町長のほうからも答弁ありました機能別消防団員という制度を新年度から設けて、阿賀町消防団の中に組み込んで、そういう制度を発足したいと考えております。 詳細はまだ決まっておりませんけれども、できる限り3月の議会のほうに、また条例改正案等を提案いたしまして、皆さんのご承認をいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) ぜひともお願いしたいと思います。 最後に、まだまだコロナ禍が猛威を振るっています。ただ、阿賀町の町民の皆さんが、自分が住んでいる町に期待、誇りを持てるようになることを願いまして、そしてそのためには、我々は共に心血を注ぐことをお誓いして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) これで、1番、加藤達也君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) 審議の途中でありますが、本日の一般質問はこれで終わります。 なお、明日は午前10時から、一般質問の終わっていない方から行います。 これで本日の会議を閉じます。 本日はこれにて散会とします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後4時15分...