阿賀町議会 > 2022-09-07 >
09月07日-02号

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  1. 阿賀町議会 2022-09-07
    09月07日-02号


    取得元: 阿賀町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-25
    令和 4年  9月 定例会          令和4年阿賀町議会9月定例会議会議録議事日程(第2号)                     令和4年9月7日(水)午前10時開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問日程第3 報告第12号 令和3年度阿賀町健全化判断比率の報告について日程第4 報告第13号 令和3年度阿賀町資金不足比率の報告について日程第5 認定第 1号 令和3年度阿賀町各会計歳入歳出決算の認定について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(11名)     1番  加藤達也君      2番  長谷川 智君     3番  阿部義照君      4番  山口庫幸君     5番  宮澤直子君      6番  長谷川 眞君     7番  長谷川良子君     8番  入倉政盛君     9番  斎藤 栄君     10番  五十嵐隆朗君    12番  斎藤秀雄君欠席議員(1名)    11番  石田守家君---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         神田一秋君   副町長        明間 聡君 代表監査委員     渡部政勝君   教育長        遠藤 佐君 会計管理者      石川憲明君   総務課長       野村秀樹君 町民生活課長     阿部有一君   こども・健康推進課長 清野直子君 福祉介護課長     宮澤由佐子君  農林課長       波田野 篤君 まちづくり観光課長  五十嵐伸二君  建設課長       若狹孝之君 消防長        伊藤 忍君   消防本部次長     長谷川秀一君 消防本部警防課長   波田野善弥君  学校教育課長     清野郁男君 社会教育課長     澤野直也君   農業委員会事務局長  伊藤孝志君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長       阿部 勉    書記         上田宏幸 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) おはようございます。 ただいまの出席議員は11名であります。 欠席議員は、11番、石田守家君の1名です。 これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため求めにより出席した者は、これもあらかじめお手元にお配りしたとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会議の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、7番、長谷川良子君及び8番、入倉政盛君を指名します。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第2、一般質問を行います。 昨日に引き続き、一般質問の終わっていない方から行います。 順次発言を許します。--------------------------------------- △宮澤直子君 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。     〔5番 宮澤直子君登壇〕 ◆5番(宮澤直子君) それでは、皆さんおはようございます。5番、宮澤です。 日頃は、町長をはじめ町職員の皆様には、町民の安心・安全な生活のためにご尽力をいただき大変感謝申し上げます。私自身、先日、4回目のワクチン接種を行ってまいりました。接種の際には、課長をはじめスタッフの皆様のご努力によりスムーズな対応であることを確認いたしました。 昨日の町長の行政報告にもありましたが、まだ収束の見えない新型コロナウイルスの実情です。私自身の周りにも感染したケースを聞き、感染者ご自身の心痛、またそのご家族の大変さ、体調の悪い中、濃厚接触者となる人々への体調の心配まで、感染してみなければ分からない大変なものがあります。引き続き、皆様のご尽力をよろしくお願いいたします。また、国の方針も再三変更になり、なかなか対応も大変だと思いますが、住民の皆様に適切な指導と相談をお願いしたいと思います。 それでは、これより通告により3点の一般質問を行います。 1点目は、阿賀町の未来を担う新人役場職員の採用状況及び職員教育は。 先般、総務課に依頼をして阿賀町役場の職員数と新採用の職員について調査を行いました。職員総数は10年前の平成25年で330名、令和4年度は291名で39名減。新採用については、10年前の累計で一般行政職員9名、保育士13名、保健師、看護師各1名、消防士23名、その他9名、合計56名でありました。これを踏まえ、下記の点を伺います。 1、一般職10年で9名の採用は少ないのではないか。特に平成27年度から29年度まで3年間採用がなかったことは、未来を担う行政職員の配置にひずみが生じるのではないか不安を感じる。 2、採用された新人職員の教育はどのように行われているのか。特に、広い阿賀町の全地域を知ることと町民との対話の機会をつくるような研修を行っているのか伺います。 2点目は、阿賀町でも防災・災害用メール配信を。 新潟県内30市町村のうち、住民向けの配信メールサービスを27市町村が行っているが阿賀町では導入されていない。町にはテレビ電話があり、日々の情報や災害時の緊急連絡を行っているが、家に固定された機器であるため、その場所にいないと情報は得られない。メール配信サービスを行うことで、どこにいても町の最新の情報を知ることができる。特に、交通関係の情報(列車の運行)や道路の通行止めの情報などを住民は必要としているのではないでしょうか。また、現在では、メールではなくLINEを使ったサービスを行っている市町村もあります。今後導入を進められないか。 3点目は、阿賀町文化福祉会館大ホールの活用を。 阿賀町では、都市部と比較して日頃から芸術や文化に触れられる機会が少ない。阿賀町文化福祉会館大ホールは400名収容が可能で、スクリーンを新しく設置し空調機も修理し、また、音響も修理したと伺いました。ぜひ、活用が望まれます。 コロナ禍以前においては、芸能活動の発表会や、様々な催しが行われていたことは承知しているが、昨年の鼓動の演奏のような質の高い芸術に触れたり、先般開催されたパラリンピックメダリスト永田務さんの講演会のような知性・感性を高めるような講演などを町が積極的に誘致、または後援・協賛することで回数を増やすことはできないか。 今年度は秋に人形浄瑠璃の公演が行われる予定であるが、毎年、年度初めには毎月1回くらいの計画で年1年分の阿賀町文化福祉会館大ホールの催しの企画を検討できないか伺います。よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) おはようございます。よろしくどうぞお願いいたします。 まず、コロナの話を冒頭、宮澤議員さんからお話しいただきましたので、少しまた、昨日も話しましたけれども、やはりわかば保育園の5歳児で、子供たち12人の5歳児がいるんですけれども、昨日の段階で8人の5歳児が陽性、また保育士1人が陽性と、こうしたところで小規模クラスター的な部分でおりますので、対策をしているところでございます。 本日、ほかにもやはり近隣市町村等との関連もあって、16人今日は陽性の発表があるかなというようなところでございますので、緊張感を持ちながらそうした対策を今進めているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。 それでは、宮澤議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 初めに、職員採用についてのご質問をいただきました。 それぞれ各地方自治体においては、厳しい財政状況の下で、総職員数の増加をある意味で抑制もしながら、求められる効率的で質の高い行政を実現していかなきゃならないというふうなところでございますので、職員の定員の管理にあってもそうしたところを踏まえながら、阿賀町にあっても行ってきているというところでございまして、10年前と現在の比較、お話をいただいたとおりでございまして、採用状況もそのとおりでございます。 まず、こうしたいわゆる行政面での行政改革、そしてまた勧奨退職の見直しというようなところが、この間に行われてきたというふうなところでもございますし、一方で、これから必要な業務というふうなものは、従前以上に新たなものも発生をしているというふうなところでございますので、そうした中で、もう一つやはり公務員の定年延長というふうなところがスタートするわけでございまして、令和5年度末の退職者から定年延長が適用になるわけでございますけれども、実質的に令和7年度から9年度までは退職者はもういないというふうな状況が今から見えるわけでございまして、また、再任用というふうな制度、これがもう既に適用3年ぐらい前からしているわけでございまして、ほぼそうした中で、60が定年ではないというようなのが今現在の状況でもございますので、しっかりまさにそうしたところをよくよくこれまた踏まえながら、職員の採用について当たってきているというようなところでございますが、おっしゃるようにこれ少し少なくなっているんじゃないか、対応が大丈夫なのかというふうなところだと思いますけれども、私はまさに、一般行政職というふうな部分から、今はやはり、このコロナのような状況があれば、そうした専門の部分も必要になってきますので、昨年は保健師1名をまさにそうした中で雇用をさせていただいた、新規採用をさせていただいたと。 そしてまた、今般のこうした災害とか、そうしたところへの土木といいますか、農業土木も含めながら、そしてやはり技術職がやはりもう少し、私としては必要な部分があるなというふうに思っているところでもございますし、一方、国はDXを、これを積極的に推進するというふうなところでございますので、そうしたIT関連の専門知識を有する職員が必要であるというふうな、まさにそうした専門に少し特化した中でも職員が必要であるなというふうな状況を私としても感じながら、まさにこれからの職員のそうした定員管理についても計画をしながら進めていこうというふうに思っております。 一方で、やっぱりなかなか、採用試験、公募を行っても、応募の状況、またある意味でその成績の状況といいますか、試験の状況から採用に至らないというふうな面が近年これまた少しあるというのも現実でございますけれども、やはりそうした将来を見通した必要な職員の採用というふうなものは計画的に今後も行っていくというふうに考えているところでございます。しっかりそうした面で、不安というよりもむしろ仕事をしっかりさせていただくと、必要なところを進めていくというふうなために、職員指導これまたしっかり併せながら進んでいきたいというふうに思っております。 次に、職員研修の件でございます。まさにここは、極めて私も重要な部分であるというふうに思っております。いつもの定番の回答ですと、それぞれの階級ごと階層ごとの研修をやったりというようなところで答弁をしているところでありますけれども、私としてはまさにそうしたところは当然のことでございますので、しっかりそれぞれの職に応じた研修は受講をするようにということは当然ですけれども、やはりもっと幅広くいろんな面でそこを広げていくための研修が必要でありますので、例えば今私は、人事交流といいますか、そうした面を私になってから進めさせていただいております。 新潟県との交流、また、今、万代島総合企画株式会社へも昨年、今年も1人派遣しておりますけれども、そうした民間、そしてまた今年度は国土交通省へ派遣もさせていただいているところでございますし、また、県からは副町長を2代続けて、県から派遣いただいているところもありますので、まさにこうしたよその組織との交流も図りながら職員のレベルを図っていくというようなところも、一つの私の考えとして進めておりますし、今般の関川村、また村上市さんへの災害派遣、特にこれは若い職員を中心に行っておりますけれども、ここはやはりそうした際に町職員としてどうした姿勢で臨んでいくかというようなところを、ある意味で災害の現場の支援をさせていただくことによって学ぶというようなところは、極めて大事だと思っておりますので、そうした意味からも、大勢の職員、特に若い職員を主体に、今回も派遣をさせていただいたというふうなところでございますが、一方でやっぱり、職員として、私も自分自身のところを振り返りますと、お話しいただいたように、この広い阿賀町をやはり知るというようなところは、ここは本当に基本だと思いますので、これを研修というような形で進めるというのもやっぱり必要な部分ではあろうかと思いますけれども、これやっぱり自発的にやはりここは自分で職員として何が必要なのかと、私はやっぱり基本的には自己啓発といいますか自己研修といいますか、そこから全てがやっぱり私はスタートだと思っておりますし、組織としては、それを補完するような研修を、やっぱりここは計画的にある意味進めていくというようなところだというふうに思っているところであります。 公務員、何のために研修をするかといえば、まさに全体の奉仕者としての町職員としての自覚を持ち続けながら、町のために、町民のために、しっかり求められる職務を行っていくんだというふうなところに尽きるかと思いますので、そうした感覚といいますか、職員がしっかり自覚を持つというふうなところのためだというふうに思っておりますので、ここはやっぱり管理職がその姿を見せるというふうなところが本当にそのまた基本の一つだというふうに思っていますので、私はまさに管理職の皆さんには、ある意味でこうした部分は、庁議等々においてもかなり申し上げているところでありますので、しっかり管理職がそうしたところで、特に新しい新採用の職員を含めながら若い職員を育てていくというふうな意識を持ちながら、日頃の業務に当たっていただくというふうなところだというふうに思っております。 お話しいただいたワクチン接種も、これは、まさにあの会場で大勢の皆さんがお越しをいただく、特にご高齢の方々がスタートしているわけでございますので、そこをまずは職員で担当していたのも、ここはやはりそうした職員の町民の皆さんがおいでになる様子を見ながら、お話もある意味で聞きながら、お話もしながら、対応しながら、それによって得るものというようなものを私は基本的にかなり大きなものがあるというふうに思っておりますので、ここも、さっき言ったとおり若い職員、また、所管にかかわらず、皆さんからそうした業務に当たっていただいたというところでありますので、しっかり今お話しいただくような、町民の皆さんとも触れ合う、話し合うということも極めてこれは職員としての基本でありますから、しっかりお話しいただいたところも基本にしながら、今後、そうした職員、町民の皆さんから信頼をいただけるような職員になるように育つようにというようなところを含めて進めていきたいというふうに思っております。 2点目の防災メール、災害メールの配信でございます。 現在、お話もいただいたようにこうした災害等々の緊急事態にあっては、町の地域防災計画の広報計画に基づきながら、テレビ電話を主体に、また、町のホームページ、テレビのデータ放送、県を通しながらの報道発表等々を行っているというふうなわけでございまして、併せて保育園、小学校、中学校等については、保護者の皆様へは個別のメールをもって配信を行って、特に子供たちのそうした安全確保にも努めているところでもございます。 災害情報の携帯電話へのメール配信、まさにここは多くの自治体でやっておりまして、極めてこれは有効な部分があるというふうに考えておりますので、現在ですけれども、NTTドコモさん、KDDIさんなど、大手携帯4社と、緊急速報メール配信サービスの申込みについては、既に終わっているというふうな状況でございますが、まずはこれシェアの高いドコモさん、KDDIさんから、メール配信の実施に向けて準備を今進めているというふうなところでございますが、一方この緊急速報メール配信のサービスのその情報の内容ですけれども、これは、高齢者等の避難、避難指示、緊急安全の確保など、避難関連情報に限って配信が可能だという、まさにその内容の制限があるというようなところもありますので、まさに議員さんからお話しいただいたように、列車の運行の状況であったり町民にとってはまさにそういうふうな部分の関心というか情報が欲しいというのは本当にそのとおりだと思いますので、ここにあってもやっぱりいろんな手段をやっぱりもう少し具体的に検討しながら進めていきたいというふうに思っているところでございますが、また、こうした災害の際は、まさに発信するというようなところから、特に若い皆さんにあっては、スマホ等々から自ら情報も既に取りに行っていただいているというようなところもあろうかと思いますけれども、より一層そうした必要な情報が伝わる、取りやすいというようなところを目指しながら、ここについては検討しながら早期に可能なところから体制を整えていきたいというふうに思っております。 次に、3点目の文化福祉会館大ホールの活用でございます。 この会館、建設が昭和56年というようなところでございまして、41年が経過をしたというふうなところでございますが、まさに400人入るこの阿賀町では最大のそうした集会の施設、ホールでありますので、私としてもより活用しながらというようなところで、皆さんから有効活用もしていただけるために、空調の修理等々も実施をさせていただいてきたところでございますが、私も宮澤議員さんと一緒にこれ永田さんのご講演も行かせていただいたところでありますけれども、その際もこれ、音響というかマイクの不具合があって、私もこれはというふうに感じたところがあって、こうした基本的な設備は安定して使用できるというようなところがまさに基本だというふうに思っていますので、すぐに、そちらメンテの指示もしたところでありますけれども、これ文化であり芸術、また、民謡であったりカラオケであったりいろんな皆さんから活発に活用していただくというようなところが、私としても希望するところでございますので、ぜひ、そうした面での活用を図っていけるようにというふうに考えておりますが、この件については教育長からも答弁をさせていただきたいと思います。 私からは以上で、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。     〔教育長 遠藤 佐君登壇〕 ◎教育長(遠藤佐君) それでは、宮澤議員ご質問の3番目、阿賀町文化福祉会館大ホールの活用をということで、私のほうから町長答弁に補足してご答弁させていただきます。 ただいま議員からお話がございましたけれども、社会教育課関係では新型コロナウイルス感染症が流行する以前、令和元年度以前ということになるんでしょうか、阿賀町文化協会主催合同芸能発表会や、そのほか単団体、文化団体での講演会等が行われることがありましたので、かなりの活用頻度で文化福祉会館が使われていたというふうに考えております。 しかしながら、令和2年度からこの感染拡大によりまして、このような公演が中止せざるを得ない状況が続いております。令和4年度につきましても、この芸能合同発表会については実行委員会の中で中止を決定いたしまして、各団体での開催については行うということで決定したところでございます。 また、議員ご指摘のとおり猿八座による人形浄瑠璃を11月3日に開催いたしますが、これにつきましては、400席の文化福祉会館では人形浄瑠璃を上演するには広過ぎて、演じる人形がよく見えないとの指摘が猿八座、演者のほうからございまして、今回は町の公民館、講堂での開催ということになっております。また、前日の11月2日には、町内の小学校5、6年生を対象に公演をしていただくというふうになっております。 このように、町民の皆様や子供たちにふだん触れることの少ない古典芸能、あるいはそういう芸術鑑賞機会をより多く提供するということは、これは教育委員会といいますか、社会教育としての一つの使命ということで考えておりますので、今後も様々な機会を通してそういう活動といいますか、事業を行っていきたいというふうに考えております。 さて、毎月1回、文化福祉会館の大ホールで催しを企画できないかとのご質問でございますけれども、以前は文化講演会等でこのホールを使っていたこともあるんですけれども、開催場所までの移動手段の確保や、ある程度は改良してありますけれどもバリアフリーの観点からは、なかなか使いづらい施設であることもありまして、現在では事業として盛り込んでいない状況でございます。 先日の東京パラリンピックマラソン銅メダリストの講演、永田さんの講演や、これは屋外でしたけれどもソフトボール連盟主催による東京オリンピックソフトボール金メダリスト2名を招待しての講習会のように、教育委員会に限らず町文化協会やスポーツ協会が後援・支援するようなこのような事業を、また積極的に行っていきたいというふうに考えておりますし、教育委員会事業としても町民の皆様に、先ほど申し上げましたけれども、文化芸術に触れる機会を、教養を高めていただく機会を提供していきたいと考えておりますけれども、その想定される観客の規模や、また、バリアフリーや駐車場などの観点から、会場設定に関しては、今現在はいわゆるその文化福祉会館に限らず柔軟に判断しているということでございますが、これについても今後もこのような形で行っていきたいというふうに考えておるところでございます。 以上、雑駁でございますが、宮澤議員の3番目のご質問の答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。
    ◆5番(宮澤直子君) それでは、追加の質問をしたいと思います。 1点目の教育についてなんですが、一般的な行政職員としての教育については理解しているつもりです、業務職については。ただ、この阿賀町という観点の中で見たときに、やはりこの地域を知るということは、やはりこうほかの地区よりも大変なことであると思いますし、町長、個人の裁量という、努力ということもありますが、やはり若い、入りたてのときに、一度町内を巡るような企画があったらいいのではないかなというふうに思いますが、今までそういう研修会はやっていないということでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここは、巡り方もありますけれども、単純にバスに乗りながらそれぞれの地域を回るというようなところは、特に合併当初はそうしたことも実施をしたかなというふうにも思っているところでもあります。 私が企画係長のときに、平成18年かと思いますけれども、高齢化が進んだ集落調査というふうなところをやりながら、これは20集落ちょっとでございますけれども、職員がむしろ1年張りつく中で、二、三人の組でもって、そして、地域にある意味でどっぷり入ったというようなところもあるわけでございますけれども、今言うようにこれ地域、これだけ広い、まずは地域を知ることも極めて大事かなと思っております。 そこは私もある意味でこれは職員になったら、個々の、これはもう大事な部分だなと思っております。私も合併前に、1人である意味で行ったことがないところが本当に広くありましたので、そうした経験もあるわけでございますけれども、そこはやっぱり先輩が、今おっしゃるような形で、特にそれぞれの業務で関わりのあるような地域も特にあるわけですから、中心になりながら、自分が出ていくときに職員も一緒に同行した中で、いろんな説明も加えながらやはり町を知ってもらうというふうな、そうした教育というか研修はこれまた極めて大事だと思いますので、しっかりそうした面も、新たにまた、特に町外出身の職員も、また近年、増えているというようなところもありますから、そうしたところでも企画をしてみたいなというようなところで、検討していきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) まず、やはり職員の人にはやはり地域を知っていただきたい。また、地域の人にも、我々議員もそうなんですが、新しい職員がどの人が職員なのか、そういう接する機会がないんですよね。ですので、実際その10年間にどの子が入ったのかということも分からないので、できればそういう機会を積極的につくってほしい。 例えば、先日、町長が町政懇談会ありましたけれども、8か所回られたということですが、その際に全部の地域でなくても、例えば同行してこういう町民の雰囲気を知るとか、もしくはその1階に受付フロアがありますが、あそこはいろんな方が通られますし、今、若い職員の方が対応していますが、彼女も遠方から来られてやっと慣れたところだと思うんですが、ああいう場面に、例えば1週間、2週間、1か月、交代でいることによって、住民の方、また私たち議員ともいろいろ会話をすることもできるのではないかなという、そういう研修でなくても、そういう出かける機会に、さっき町長ワクチンとおっしゃいましたが、そういった機会をつくることができないかなと思うんですが、いかがでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) それぞれの課において、まさに業務多忙なので、私も考え方としては本当にそうした部分は持ちながら、少しまさにそうした余裕を持った業務の中での、特に新しい職員にあっては、担当業務以外にも少し余裕を持った中で今おっしゃるような部分も経験できるような配置というのは、まさにそれは目指すべきところだなというふうに思っておりますので、今のご提案も含めながらそうしたところは具体的に、また検討を指示していきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) よろしくお願いします。 先ほど阿賀町巡りのお話をしましたが、以前私、別な機会にこの「阿賀町ものしりガイドブック」のお話をしました。百何十冊在庫があってどのように活用するかというお話がありましたが、もし、まだ活用して先が見えていないとか、これから例えば増刷する予定があるのであれば、ぜひこういう本を新しい職員の方に読んでいただいて実際にこれを見ながら回るというのは、自分で回るにしても非常に意味がある。ただ、景色を眺めるのではなく麒麟山の歴史からきちんと説明してあるこういう本を読みながら地域を知るということは、非常に有効だと思うんですが、そのあたり活用はいかがでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) そのガイドブックは誰よりも私が思いが深いところでございますので、私が中心になりながら、また、当時の議会事務局長が観光係長のときでありますので、本当に中心になりながら、今、議員さんがおっしゃっていただいた同じような思いを持ちながらそこの作成にも携わらせていただいた思いがありますので、ぜひ本当にそうした形の中でこれは活用していきたいというかすべきだというふうに思っておりますので、今改めてお聞きしたんで、その後どうしたか私も把握していなくて大変申し訳ありませんが、ぜひ速やかにそこはそうした形で進めていきたいというふうに思っております。 かつてその検定をやるに当たって、私も校長先生方に、校長会に時間をいただきながら説明をさせていただきました。そしたら、この校長会で、校長、全部受けようぜと、検定ですね。そして、次に阿賀町に来る新人の校長先生は、必ずそれを読みながら基礎検定を受けていただくことにしようと、こういう決定までいただいたようなことも今思い出しましたけれども、私もそのとおりでございますから、しっかり総務課長中心にそうした部分で、特に若い皆さんには、また町のことをその本を、ガイドブックも通じながら学んでいただくようにしていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) ぜひ、よろしくお願いします。 あと新人に限らないんですが、町長、以前、若い職員と昼食を食べながら、トーク、お話をしながらいろんなことをいろんな話を引き出したいということで始めてられましたが、現状いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにそこは、私もそうした部分で特にですけれども本当に、新人の私もあまりお話ししたことがない職員とは、私自身も含めながら、そしてまた職員からもそうした部分で直接いろんな話をしながらコミュニケーションを取りながら、やっぱり仕事を進めていきたいと思っていますので、また復活をしたいと思っていますけれども、なかなかやはりこのコロナ禍が厳し過ぎて、具体的にこうした部分に至っていないところですけれども、これ本当に落ち着いていったらまさにそうしたところで、いろんな機会を設けながら私も職員の皆さんとコミュニケーションを図っていきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) ありがとうございます。 現状では、なかなかその町を知るような機会とか、住民との交流がないということをちょっと本日、認識したんですが、やはりそれではよくないのではないかなと思います。 よく一般的な言葉なんですが、鳥の目、虫の目、魚の目という言葉があります。仕事において必要な目線は、鳥の目、全体を見る目、全体を俯瞰して見る目、そして虫の目、細部を見る、分析してみると、そして、魚の目、流れを見る、時系列や時代のニーズを知る、そういった視線が必要だと思います。 今、阿賀町役場の職員の方は自分の仕事を本当に一生懸命やってられますが、担当の業務に忙しいということもあるでしょうが、集中して町全体を見る、例えば町政全体を見る、そういう機会が少ないのではないかなと私はそういうふうに感じます。そういった視点を見られる職員を育ててほしいなと希望いたします。 実際これからは、やはり、今までといいますか、従来の職員はやはり与えられた業務をしっかりと正確にこなすというそれが非常に求められたと思いますが、これからはやはりこの過疎地をいかに元気にするか、企画力であったり発案力、発信力、情報を発信するそういう力が必要になってくると思いますので、視線を下ばかりに向けてはなかなかそういう発想が出てこないと思いますので、ぜひ職員の皆さんを外に出して顔を上げて仕事ができるように、皆さん、町長はじめ、管理職の皆さんにぜひお願いしたいと思います。町長いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに、私もそういうふうな同じ認識でございます。特にやっぱりこれは、職員であるというようなところが、本当に今の状況を把握して分析をして前へ進めていくというふうなところがどんな分野でも大事なわけですから、そういうのは今お話しいただいたような企画力というふうなところだと思います。思いというふうなところだと思いますので、しっかりそうしたところをやっぱり、それぞれ全員の職員が持ちながら業務に当たるというふうなところが、この阿賀町にとって極めて今後にとって大事なところでありますから、私も今おっしゃっていただいたような視点の中で、職員からぜひそうした部分で頑張っていただくように、進めていきたいなというふうに思っております。 ちなみに職員数のことを言うと、国はやっぱり人口規模等々に応じながら分類を、類団というか分類をしているわけでございますけれども、今阿賀町1万人を切ったというようなところもあるからですけれども、1,000人当たり阿賀町は26.24人なんです、一般職ですけれども。普通会計ベースですが、類似団体は13人、倍なんですちょうど。 全国で2番目に、職員数が多いのが阿賀町というふうな分類にもなっておりますけれども、ここはそこの中には、町でありながら消防本部を持ったり、またきりん荘であったり、診療所を持ったりというふうな、ほかの町村にはないようなそうした部分を担っている部分がありますから、私はむしろこうした数が多いというふうなところがあるので、これはやっぱり人事管理をする総務課ではそうした視点になるのもやむを得ない部分でありますけれども、私としてはやはり今議員さんがおっしゃるような部分で、この町をやっぱり進めていくためには、そうした職員のやっぱり思い、企画というふうなところが本当にこれは基本の基だと思っていますから、しっかりそうした面で意識を持ちながら職員に頑張っていただくような、そうしたところの体制、関係づくりというのもしっかり、よりしっかり進めていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) それでは、2点目の質問について再質問いたします。 メール配信については県内27市町村、あとLINEについては21市町村が導入しております。私自身も、この一般質問をするまで、ちょっとLINEがこれほど導入されているとはちょっと認識していなくて、今、ちょっとメール配信という提案をしていたんですが、もしかするとLINEのほうが一般の住民にとって、また、関わる、阿賀町に興味がある方にとっては非常に導入しやすいのではないかなというふうに感じておりますので、その点も含めて再質問させていただきます。 メール配信の例として、先般、出雲崎議会の方とちょっとお話しする機会がありまして、伺いました。出雲崎については、Jアラートのようにエリアに入った人にお知らせが入るシステムだそうです。登録ではなく、そのエリアに入った方が携帯を持っていれば自動的に入るという、そういうシステムだそうです。田上町、こちらについてもちょっと別途お聞きする機会があって伺ったんですけれども、こちらは登録制で、毎月1日、16日に町の情報をお知らせ、まとめてお知らせするそうです。総務課なりがまとめたものを各課から集めた情報を発信するということで、これは災害に限らず町のイベントや、また分野に分かれていて、さっき町長もおっしゃいましたが、小・中学校の保護者向けとかイベントとか、あと行政のごみの収集とかそういう情報を選べるそうです。自分でそこの中から選んで情報を受信できるということで、非常にこう、こちらのメールのほうがいいかなというふうに感じました。 あとLINEについても、出雲崎では今年の4月から導入したばかりということで、最近取り組まれておりました。こちらについては人口4,000人の中でまだ始めたばかりで200人ぐらいの登録数でありますが、町民じゃなくても誰でも入れるということで、私も登録してみました。あと近隣のところで阿賀野市も登録してみましたら、阿賀野市は毎日コロナが何人という情報を毎日送ってくださいました。 そういうようなことで、非常にほかの町村が個人に宛てて非常にメッセージを発信しているなということを考えられましたが、このようなことをなぜ阿賀町ではしていないのかなというのが一つちょっと疑問なんですが、この配信サービスをしない理由をちょっと教えていただけますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、冒頭にあった出雲崎さんのは、私がさっき答弁したのもまさに同様のこのシステムのことを、私先ほど答弁させていただいたところでございますけれども、ここにあっては、災害時に携帯電話会社さん等々との契約の中で、限られたというか決められた情報のみ、そのときのみの部分でございますので、阿賀町にあってはそこもまだ設定をしていないというふうな状況でございますから、これにあってはお話しいただいたように、町民じゃなくてこの阿賀町エリア内でおられる方に関して、全て一斉に連絡を入れるわけでございますので、ある意味でスタートしてここもやっぱり大事かなというふうなところで、特に災害の一斉メールでございますから、これは町民に限らずそうした部分が必要だというふうに思いますので、ここは今検討中、準備中でございますので、ここも進めていきたいというふうに思いますが、今いただいたようにやはりここには制限もありますので、LINE等々、これはかなり多くの皆さんが使用しているツールでありますから、こうしたところを使いながらより細かなものをというふうなところは、これはやっぱり検討していかなきゃならないというふうに思っていますので、発信力の弱さ、今ご指摘の部分が、一つ具体的にまた見えてきたなというふうにも、私もこう思っているところでございますので、より今そうした部分で求められているものをどうやって発信していくかというようなところは、具体的に早期にこれは検討しながら、ぜひ早期にこれは進めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 私自身も今回ちょっと調べてやっぱり驚いたんですけれども、阿賀野市に関しては、LINEについては、人口が4万人当たり8,076人の登録があるんですよ。それは、市内の方だけとは限らないと思うんですけれども、そういう方に一斉に本当に情報が送れるというのはすごい機能だなと思いますし、例えばあがまちファンクラブ、今は活動していますけれども、私も一応会員ですがあまり情報が届いてこないんですよ。 どんなことをしているのか町がどんな状況なのか、イベントをやっているのか、どこのお店がおいしいのかとかそういう情報が全く来ないんですけれども、やっぱりファンクラブの活動とか、こういうLINEを使えるんじゃないかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 五十嵐まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(五十嵐伸二君) 確かにあがまちファンクラブ、LINEの登録はありませんし、ただメールでの配信は定期的にやっているというところを聞いております。メールでも、メールを使えない方も結構入っていらっしゃるというところもありまして、そのLINEをやるかどうかというところのお話を伺った中でちょっと検討を進めさせていただきたいふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) ありがとうございます。 検討は、やはり検討したほうがいいのかなと思います。一足飛びに飛びつくのではなくてどういうやり方が町に合っているか、そういう検討は必要だと思いますし、ただやはり、さっき町長もおっしゃいましたけれども、やはり情報発信が弱い部分を非常にカバーできるツールなのかなというふうに感じております。 さっきファンクラブというお話をしましたが、また町外を離れた方、例えば、今、郷人会の方もいらっしゃいますが、阿賀町を離れた阿賀町をふるさとに持つ方は本当に大変な数がいらっしゃると思いますが、今そういう例えば会になかなか所属できないような状況ですけれども、こういったLINEのようなシステムであれば簡単に登録できてふるさとのことも知ることができ、またその婚活だったり、また育児の阿賀町がいかにこう優れたサービスをしているか、そういうことも必要な方に発信していけるのではないかなという可能性も感じますので、ぜひ、どのツールがどういうやり方が一番いいのか検討いただいて、ぜひ、導入に向けて進めていただきたいと思いますが、改めて、町長。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) いや、本当におっしゃるとおりですので、これいろんなツールがあるわけですから、どんな情報をやっぱりどうしたツールを使ったほうがいいのかと、写真であったらインスタがいいとか、若い人向きであったり、いろんな部分をやはりこれは研究しながら効果的な発信が必要であります。 自治体の首長で、私のようにあんまりフォロワーはいないんですけれども、ツイッターやっているというのも、これ結構な部分があるので私は負けずに、自らまずはできることをやっていきたいなと思っていますが、ところがやっぱり大事なのは、旬な情報を、業務に追われると本当にそこが今打ちたくても打てないというふうな状況が、特に私にもあって、あんまりこれ、何というか新鮮で興味を持ってもらえるような大事な情報を、やっぱり瞬時に送るというようなところが必要なので、これは今町も体制がやっぱり一つ、発信体制が弱いなというふうに私自身も感じているところがありますので、そうした面も含めながら、これはより本当に早く次に向けながら、検討、具体的に動いていきたいなというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 前向きなご発言をいただきましてありがとうございます。 今、ホームページも阿賀町にはありますが、なかなかホームページ、直接入る言葉、難しいというか、見方がやっぱり広過ぎて見られないんですけれども、例えばLINEからホームページの必要なページに飛ぶとか、メールからその必要なページに飛ぶ、コロナだったらコロナの情報に飛ぶとか、そういうやり方をすると、またホームページもこれから生きてくると思いますので、ぜひ、これから検討いただきたいと思います。 それでは、最後の3点目の阿賀町文化福祉会館についてなんですが、これは私も、最近、この今年になって鼓動の演奏会、永田さんの講演会、また二十歳のつどい、これらに出席して、やはりこの会場は非常にもったいないなというか、もっと活用できないかなというふうに感じました。 昨年は、たかまろさんのラジオの公開放送で、永井みゆきさんの歌も聞くことができました。以前には、商工会青年部が映画の上映会や「ある船頭の話」、これをオダギリジョー監督の映画を阿賀町で上映したところ、あふれるばかりの観客になりました。そういった何か思い出がいろいろよみがえってきまして、ここの阿賀町文化福祉会館というのは、非常に感動を得られる場所ではないかなというふうに私は感じました。 この感動というのは人間の幸せを、やっぱり幸せな気持ちにさせてくれる、感動することによって幸せに感じる。つまり阿賀町にいて、阿賀町文化福祉会館に行くことによって感動を得られて、阿賀町の住民でよかったな、阿賀町に来てよかったなというそういう感動を通じて、阿賀町への満足度が私は高まるんではないかなというふうに今回感じて、こちらの質問をさせていただきました。 なので、今までももちろんやっていらっしゃる、努力してられることもありますが、やはり一つレベルの高い、少しお金はかかるかもしれませんが、そういう公演を企画して、町で社会教育課として、または町として計画してほしいなというふうに考えますが、改めてになりますが、町長いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今議員さんが、文福でのいろんな部分で感動されたというふうなところ、私もうれしく思いながら、私も思い出せばまさにそうした部分がホールの中で幾つもこうあるわけでございますので、ということは、そこで企画をして実施をしていただいたものは、やはりそうした人に、そうした部分の感動まで与えていただくようなすばらしい企画であり、実際のすばらしいそうしたステージであるんだなというふうに思いながら、うれしく思っているところもありますので、まさにそうした皆さんが求められている部分と、また逆に言えば、行きたくなくて行っても、行ったことが、ああ、いいところへ来たなと、本当にその後思うような場面も私としても何度もこうありますので、今おっしゃるとおりだと思いますから、ぜひここは、あのホールが、そうした皆さんに感動も与えられ続けるようなところで、いろんな分野の皆さんからぜひ企画をしていただく中でご利用いただけるようにしていきたいと、私の立場としてはまさにそうした部分の中で、さっきも少し言いましたけれども、そのホールの環境を整えていくというようなところが私自身の役割かなというふうに思っておりますので、しっかりそこはそうした考えの中で進めていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) 隣の五泉市ではラポルテという施設ができまして、あちらもホールがありまして、私もちょっと情報をいろいろ調べましたら、やはりいろんな企画を、音楽にかかわらずいろんな企画をしていまして、子供さんからお年寄りまでいろいろ楽しめるものが、やはり市として生涯教育課という企画という中で、ピアノの演奏会があったりしていましたので、ラポルテにもちろん行くのもいいんですけれども、せっかく阿賀町にホールがあるわけなのでやはりそこを計画的に活用していただきたいなと思います。 町が企画するだけでなく、前回の永田さんの講演会は、主催があってまたそこにバックアップするという形だったと思うんですけれども、そういう形もいいと思います。前回の一般質問で私が提案しました地域づくり支援事業は、なかなかこう30万円の上限があるが、なかなかその申請のハードルが高くてなかなか通らないというものがありましたが、逆にこういう事業のお金が余っていると言ったらあれですが、枠があるのであれば、こういった団体さんにいろいろな企画を呼んでもらう提案を呼びかけてはどうかなというふうな印象を、考えを持ったのですが、そのあたりこう、ちょっとこう、膨らますことはできないでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにこれ、今まで、まず町が、教育委員会が企画をするというような部分もこれまた大事ですけれども、本当に今おっしゃっていただくように、民間の皆さんがそれぞれの皆さんが企画をしながらというようなところは、これ本当にある意味で効果的な部分にもつながってくるわけでございますから、そこにはやっぱりお金も当然予算が必要になってきますので、そこには体育協会であったり先ほどの文化協会であったり側面からの部分はありますけれども、全くそうしたところにもないというふうなところにあっては、ぜひお話があったような地域づくりのそうした分野でのこの支援といいますか、それもまさに可能でありますから、そこは何といいますか、私もそういうふうなところで進んでいくべきだなというふうにも思いますので、前回もハードルが高い部分のハードルをやっぱり現実に合わせるというか、使いやすいような、それによって地域が活性することを目指すわけでございますから、しかしそうした観点の中で組み直しといいますか、そうしたところを今やっているとこういうふうに思いますから、そこにはやっぱり呼びかけ、周知、お知らせというか、そうした部分が少しやっぱりこれも欠けてる、足りない部分かなというふうに思っているところでありますので、ぜひそうした皆さんの思いを実現できるような、いろんなそうした、やっぱり同じようなつながりだというふうに思っていますから、しっかりそうした面も大事にしていきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、宮澤直子君。 ◆5番(宮澤直子君) いろいろご説明ありがとうございました。 先ほども申し上げましたが、やはり阿賀町の住民の方が満足というか、町に対する満足度というか、この町に住んでよかったなと思われるような、そんな働きかけをぜひ企画していただきたいと思います。 先ほど教育長もおっしゃいましたが、文化福祉会館を使うことが目的ではなく、やはり、いろいろなスポーツや、また、文化、演奏、いろんなジャンルの方の例えばすばらしいものがあると思いますので、前回、あが広報にソフトボールの本当に写真が載っていましたが、ああいう本当にこう子供たちの生き生きした顔や町民の喜ぶ姿がたくさん見られるような、そんな企画をぜひこれからもしていただきたいと思います。 以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、5番、宮澤直子君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △長谷川智君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、2番、長谷川智君。     〔2番 長谷川 智君登壇〕 ◆2番(長谷川智君) 2番、長谷川です。早速ですが、通告書に従って、大雨対策を中心に幾つか質問をさせていただきます。 近年は、全国各地のどこかで、毎年必ずと言っていいほど大雨による水害が発生しております。阿賀町においても、数年に一度はどこかで水害が発生しているように思います。 今回の8月3日からの大雨では、国指定の重要文化財である実川の五十嵐家住宅が土砂崩れにより倒壊するというショッキングな出来事がありました。上空からの写真には潰れた住宅が無残な形で写っており、直前に総文で見学に行き住宅内部に飾られていた著名人の宿泊を物語る貴重な写真なども土砂に埋もれた状態に、非常に残念な気持ちになりました。 また一方で、道の駅阿賀の里では、イザベラ・バードを含む2そうの観光船が阿賀野川の増水により流される危険にありました。今回は幸い、ぎりぎりのところで水位の上昇が収まり、観光船は無事でしたが、あのまま増水し続けていたなら間違いなく船は流されたとのことです。 近年頻繁に発生している水害を考えたとき、観光船の避難スペースの確保が急務と感じます。今後予定される阿賀の里の再生計画に加える考えはないでしょうか。 次に、2つ目の質問です。今回の大雨では、三川支所の脇を流れる牧沢の水量が過去にない勢いで、牧沢水門手前の水位が一気に上昇し焦りましたが、阿賀野川の増水が一定のところで落ち着いたため自分の住む牧団地が孤立することはありませんでした。 しかしながら、過去に何度も経験している孤立状態を考えると、万が一火災が発生したら手の打ちようがないのが現状です。大量の内水の排水方法を考えるより牧沢に橋をかけ、牧団地から白崎駐在所まで、緊急車両1台分の道路を造っていただくことがよほど現実的と考え、町営住宅を含む十数軒の安全・安心のため、緊急道路の整備を求めます。 あわせて、同様の孤立地区への適切な対策もよろしくお願いしたいと思います。 大雨対策の関連事項として、もう一つお聞きします。 キツネの嫁入り屋敷裏の常浪川と阿賀野川の合流地点に、中州のように堆積した土砂です。以前から気になっていました。知り合いの消防団幹部の説明では、川底の形が変わり、数年前から常浪川の水がスムーズに流れない状況が続いているとのことです。そこから少し上流にある飲食店では、姥堂川の水も加わり水害の危険が以前よりも増していると聞きます。 普通に考えたら、速やかに堆積した土砂のしゅんせつ工事がなされていてもおかしくないと思いますが、これまであのように放置されているその理由を伺います。 次に、みかわ学童保育所の環境整備についてですが、三川での学童保育の施設は三川支所裏の保健センターを利用しています。当初、三川小・中学校の施設利用を計画する中、諸事情により現在の施設に決定したと聞いております。 それはそれでよいのですが、問題は、施設外の杉林の整備が必要ではないかということです。施設すぐそばの僅かな面積の杉林は、木にロープがかけられたりとそれなりに児童たちの工夫の遊び場となっています。しかし、問題はそこ以外の杉林です。全体的に過密状態で、JR側、線路側のスペースでは昼間でも林の中が薄暗い状況です。昨年も、施設近辺で熊騒動がありました。実際に、あの中に熊が潜んでいても見えにくい状況です。今はイノシシ、猿、熊が頻繁に出没する状況です。事故があってからでは手後れです。 そこで、次の提案をしたいと思います。1、杉林全体の間伐処理、2、間伐以外の杉の枝打ち処理、3、堤防側の草刈り処理、4、林の中の草刈り処理、5、JR側の杉の全面伐採処理。以上の環境整備で、子供たちの遊び場も広がると思うのですが、ぜひ一考を望みます。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 通告のない文言に関しては、町長答弁できませんので、関連で質問はオーケーですが、改めて通告をお願いいたします。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、長谷川議員さんのご質問にお答えさせていただきます。 初めに、阿賀の里の遊覧船の避難スペースの関係でございます。お話しいただいたように、本当にこのゲリラ豪雨といいますか、突然の豪雨災害が本当に頻繁に全国で起こっているわけでございまして、お話しいただいたとおり、県内も3日からの雨で阿賀町にも被害があったりというようなところで、特に県北、北部においては甚大な被害があるわけでございますが、五十嵐家住宅も本当にお話のとおりでございます。母屋がああした状況で土石流に埋もれたというようなところでございます。1759年の建設ですから、それ以来、本当にそれまでの間に初のまさにこうした大規模な、大きな被害だというふうなところでありますので、どうした状況の中にいつ置かれるか分からないというふうなところをしっかり認識しながら、いろんな面でも、防災面でも、進めていかなきゃならないというふうな思いでございますが、阿賀の里の遊覧船については、平成16年、平成23年、これも大きな、ここは水害でございましたが、船が何そうも流されたという、まさにそうした苦い経験があります。 記憶に新しいところでは、令和元年10月の台風19号でございますが、下流に避難させていた船が想定を超える水位で、このときは揚川ダムで7,000トンを超える放水量でございましたので、国道下の農地に上がってもうそのままというふうな状況で、本当にこれまた、大きな被害といいますか、そうした経験がありますので、この船の安全な避難場所の確保というのは、前々から本当にここは、より具体的な課題になってきておりましたので、特に私になってからの令和元年の後も、より川に詳しいまさに地元の皆さんからも川の状況をよく聞いた中で、より安全な避難の場所であったり方法であったりというふうなところを検討してきているというふうなところでございますが、やはりなかなかここは、ここといった場所がないと、対策がなかなかないというふうなところで現在まで来ているというのが実態でございますが、解決していない本当にこれは大きな課題として捉えているところでございます。 阿賀野川についてはご承知いただいているとおり、新潟県が阿賀町管内にあっては管理をしている河川でございまして、この河川法によって河川区域内に新しい構造物の設置というふうなところが原則的には難しく、この石間地区の堤防については平成23年の水害後にもああした形で整備をされてきたところでもありますけれども、その工事の際も、船が避難できるような場所の構築というようなところにはならなかったという、できなかったというところでございます。 まさに、今ご指摘のとおりのそうした安全な場所、安全な方法というふうなところは、あそこで船を持ちながらあの事業をやっているというふうな中では、これも必要なというふうなところは認識をしているわけでございますが、今言った法律的な規制もあるというふうな中で、ここは、地域再生計画事業という今の計画している、進めたいというふうな部分の事業の中での予算というよりも、むしろそうした別次元の中での難しい課題がありますので、しっかりそこの部分については、財政面じゃなくてこの地域再生計画と絡めるというふうな意味じゃなくて、別の段階でこれは検討する必要があるといいますか、検討している状況ではございますが、今般の水に関して言わせていただくと、議員さんは、誰かから聞かれたというようなところで、とのことでございますというような表現ですから、議員さんが直接見られるよりも、地元の人から聞かれたのかなというふうにも思っておりますけれども、今般の揚川ダムの放流量はおおむね3,300トンでございました。 3,000トンが洪水水位でございますので、そこを少し超えた部分でございますし、私も直接、常に水害の際は、洪水の際は上流で幾つもダムがありますから、このダムの放流量はもう30分、1時間単位でリアルタイムで見ることができまして、降雨量も降っている雨も分かりますので、今これなら揚川はこうなっていくというふうなところも、これはおおむね現実に近い形の中で推測をしておりますので、今回の雨にあっては、あまり緊張感は薄かったというふうなところではありますけれども、やはりそれでも3,300トン出ておりますから、ここは本当にそうした中で、あれがまた降り続けば、今お話しいただいたようなところでの部分がありますので、極めて重要な課題として、引き続き検討していきたいというふうに思っております。 続きまして、白崎の牧沢のいわゆる孤立というふうなところに関するご質問でございますけれども、この牧沢に関すれば、あの地域が土石流危険渓流に指定をされております。そして、普通河川でございますが、ご質問といいますか、ご提案、要望いただいたように、ここに橋をというふうなところでございますけれども、まさにそうした土石流の河川でございますから、そこに橋を架けるというふうな部分は極めて難しいというか、今の段階ではこれはあまり現実的なご提案じゃないなというふうなところで、私もお聞きをしながらでございますし、ただ一方こうやって孤立が心配されるというふうなところはそのとおりでございますので、ここにあってはやはり、よりそうした状況を把握しながら、ある意味でそうした際は避難をお願いすると、避難をしていただくように私どもとしても、地元の皆さんと協議をしながら安全確保に努めていくというふうなところかというふうに思っております。 この広い阿賀町でございますから、まさにそうした部分で孤立といいますか、これ長期間でなくても、そうした部分はかなり広いわけでございます。私はいち早くそうした際には、ここの本部に出てこなきゃならない立場にいるわけでございますけれども、昨年の雨の際も朝の4時に出ておりますけれども、私のところもある意味で見回っている間に、県道が止められる、国道も止まる、私自身のところも孤立をしております、ある意味で。 そうしたところで、令和元年の10月の台風19号では、町内でそうしたところが24地区あるのが現実でございますので、しっかりそうした部分のことはより現実を踏まえながら、どうした対応ができるかというようなところをしっかりこれ考えながら、やはり迂回というようなところも私も極めてこれ大事な話だと思っておりますので、今の現場のところだけじゃなくて、町全体がまさにそうした部分を考えていかなきゃならないというふうに思っております。 例年こうした出水期を前に、重要水防箇所の合同の巡視を新潟県、また防災関係の皆さんと実施をしているわけでございますし、また、ある意味で最悪の状況というとまた極めて言葉が不適切かもしれませんけれども、そうした避難の際に自衛隊の皆さんにお願いをするというふうなところも想定をしながら、新発田駐屯地の皆さんと孤立をする可能性のある集落についての合同巡視もしながらというようなところでもおりますので、まずはそうした中で、当面は安全に早期に避難をしていただくようなことが、今の段階では極めて重要なのかなというふうに考えているところでございますが、よりまさに地域の皆さんと、また関係する皆さんと連携を図りながら、町民の安心・安全につながるように取り組んでまいりたいというふうに思います。 次の三川の学童、特に外の環境整備についてのご提言をいただいたところでございます。 みかわ児童クラブは、この4月の年度当初におきましては、児童60人が利用の登録をしております。7月の実績を申し上げますと、1日平均35人の子供たちが利用しておりまして、職員は5人体制で運営をしているところでございます。この支所裏のといいますか、まさに駐車場脇の杉林でございますけれども、ご承知のようにこれは民有地でございまして5人の地権者がいることを調べております。 ほかに、県の堤防の関係があるので国交省の用地もありますけれども、そうしたところで、ここはやはりお話のとおりの間伐であったり枝打ちであったり、そうした環境整備をするというようなところは、学童というような面からも極めてこれ、効果的な部分でありますけれども、なかなかそこに民地でございますから、直接的なものは難しいというようなところもありますので、町としては、特に昨年6月1日に熊が出没をしたわけでございますので、そのときは花火等で追い払いをしながら、草刈りを実施をしながらというようなところで対策を講じてきたわけでありますけれども、そうした経験もありますので、今年も6月に1回、民有地の中でありますけれども、そこを含めながら草刈りを実施をしておりますし、これからがむしろ日暮れが早くなったり、また熊のより活発な時期を迎えますので、9月にも今月末にも、再度2回目の草刈りをするというふうなところで、町としては可能なそうした部分の対策を講じていくというようなところでございますし、また、昨年のときも含めながら、津川警察署においてここはパトロールをしていただくというようなことで、昨年は特に長期間にわたって児童が学童保育へ行く、またバスに乗って帰ると、また保護者が迎えに来るというふうな時間帯を中心に見回りをしていただいたところでもございます。 昨年はその1回限りで、その後は熊の姿を見ていないというようなところでございますが、これも長谷川議員さんは本当に近くにお住まいでございますので、よくまたそうした状況もお分かりのことでありましょうけれども、特に三川小・中学校のここにあっては、相当前からグラウンドまで熊が出てくる、猿が出てくるというふうな山を背にしていますので、そうした部分でもありますので、一昨年でしたでしょうか、特に出没の多かったときはやぶの刈り払い、また先ほどの牧沢の周辺も含めながら、そうした樹木の伐採も実施をしてきているところでございます。 長谷川議員さんは今朝も含めながら、毎朝そうした支所の周辺も大型犬で散歩していただいておりますから、熊の対策、有害鳥獣の対策にも極めてこれ効果があるものというふうにも思いますので、引き続きそうした皆さんのご協力もいただきながら、より子供たちの安心・安全の確保を図っていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川智君。 ◆2番(長谷川智君) 再質問という形で幾つかお聞きします。 まず最初の、阿賀の里の現場を見ていないんではないかということでしたけれども、あのとき自分はその現場に行って、それで船頭さんと一緒に立ち会って、船頭さんから直接聞いた話です。確かにあの時点では、まだ大丈夫だということは言っていました。 それと、先ほど河川法で簡単に構造物は造れないというお話がありましたが、仮に撤去可能なものとかであれば、建設といいますか、そういう対応は可能ではないかと思って、一つ提案なんですけれども、例えば右岸の49号線から一段下がった畑に利用しているスペース、あの辺り今空き地になっているところもあると思うんですが、仮に撤去可能なレールを敷いてそこに引き上げるとかということは、河川法の中でも可能なんではないかと思うんですが、どうでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) いや、議員さんから現場も把握しながら、いろんなこうしたところでご指導いただきまして本当にありがとうございます。 まさに、ここはいろんなやっぱり可能な対策を取っていきたいというのが本当に本音でございますので、どうした部分ができるできない、私もある意味でそこの部分の素人でありますけれども、まさに今お話しいただいたように、こうした出水が想定されるときは、令和元年前は、元年時も、今言ったその畑の下流の木のところが、やはりそうした洪水の際も流れが一番緩やかというか、そうした部分で流される危険が少ないというふうな場所で、そこに係留、下流に係留しながらそうした対応を取ってきていたところであります。 今、ご提案いただいた部分も含めながら、ここはいろんな部分で検討していきたいというふうに思いますが、具体的に、どうしたどこが触れるかどうかについて、私自身が、少し知識が足りませんので、ご容赦いただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川智君。 ◆2番(長谷川智君) 以前から、いろんな方法を考えられてきているとは思うんですが、観光船の管理自体は基本的に阿賀の里が行っていると思いますが、船の所有者である町として、やはり増水時の管理マニュアルといったものを、阿賀の里に対して指導する責任もあると思いますので、また、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、牧団地への緊急道路の設置ということでお願いしたんですが、自分の調査不足でありまして、そこがハザードマップで危険な地域に設定されているということで、これについてはまたいろいろ調べ直して、また新たな形を考えて提案したいと思います。 2番目の三川の学童保育所の環境整備ということで、杉林の伐採処理をお願いしたんですが、所有者が複数、民間の所有ということは伺っておりますが、昨年から始まっています不要果樹の伐採処理等ですが、以前は確かに土地の所有者というのがなかなか簡単に返事をしてくれないと、伐採も簡単には進まないということは自分もよく聞いていましたが、ここにきて所有者の代替わりとかも進んできまして、以前は話を聞いてもらえない、そういう状況のところでも、昨年あたり不要果樹の伐採のお願いをしたときには、意外に代が替わったその所有者が気持ちよく伐採をやってくださいと、そういった声も結構ありました。 この三川の学童保育所脇の杉林についても、複数の所有者は確かにありますが、今であれば交渉も可能と思いますが、どうでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 現在の登記上の所有者についても確認をしているところでありますけれども、今代替わりというふうなお話もありましたけれども、むしろ代替わりによって、これ相続の関係もあるわけでございまして、なかなかここが順調にいくのかどうかというふうなところもある意味で疑問がある部分もありますけれども、これはいろんな、むしろそうした集落周りといいますか、そうした部分での環境整備というようなところは町としても進めていきたいというふうな方向でありますから、いろんな事業がありますので、そこの中で取り組んでいただけるというふうなところがあるかと、また、誰が事業主体になってやっていくかというふうなところもありますけれども、そうした協議というか、そこが可能であれば、ぜひここはひとつ地元の長谷川議員さんから汗をかいていただければ、私どもとしてもそうした中での協議をしていきたいというふうに思いますので、いかがでございますでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川智君。 ◆2番(長谷川智君) 今の町長からの提案、真摯に受け止めできる限りの協力をさせてもらおうと思います。 また伐採、実際できるとして、恐らく所有者にその経費を負担というのは、恐らく難しいかと思います。実際に伐採処理の交渉、可能となったとき経費は無理だと。そういうふうな話になったときには、これは町の宝でもある子供たちのためということで町単独の経費でもやるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここは、里山の整備であったり、いろんな部分の事業がありますから、事業自体にまずなっていただけるというふうな部分もありますので、ぜひこれは農林課が所管している部分もありますから、しっかりまた、今ご支援をいただけるという力強いお言葉をいただきましたので、ぜひ農林課から説明をさせていただきたいと思いますので、可能な事業があるかどうかというところも含めながら、ひとつ具体的にご検討いただいて対応いただければありがたいと思います。 私も現場はまさに近くですから、よく見ているわけですけれども、正面入っての部分は、はっきり言ってそんなに枝がある高さまで混んでいませんので、下の草を刈ればもう堤防まで見通しが利くので、そう心配もない状況かと思いますけれども、重機の車庫の側については角でもあったり、そちらのほうについては少しやっぱりやぶ状況があるのかなというふうに思っていますので、具体的に言いません、そうした部分で、ぜひ議員さんに窓口になっていただいてひとつご相談して進めていこうではありませんか。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 波田野農林課長。 ◎農林課長(波田野篤君) ただいまの町長申し上げましたとおり、地区の事業主体、あとは地区の同意、所有者の同意が得られれば、里山林環境整備事業というぴったりの事業がございますので、いつでもご相談していただければと存じます。 以上でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川智君。 ◆2番(長谷川智君) そのあたり、じゃ、よろしくお願いします。 今、現実的にやれることとして、一つ堤防の堤防側の草に関しては、あれは多分県のほうでこちらからお願いすれば伐採許可の草刈りの処理はしていただけるということを伺っておりますので、そのあたりもしもできましたら、できるところから進めていただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) あそこに学童保育を開設させていただいた担当者は私でございますので、私は当時は、自分でまさに言った、ちょうど堤防工事も終わった後でございますけれども、堤防側は幾らも正直言ってないんです。そこは、砂利も敷いてあるところもあったり、あんまり草が生い茂るというふうな状況までにもならない部分がありますので、しっかりここは直営の中でも対応できる部分でございますから、さっきも言いましたように、6月にも1回やっていますけれども、9月にまた2回目を実施をするというようなところでもありますから、しっかりここは県に依頼をするまでもなく自分でできるところは自分でやっていくというような基本姿勢の中で、今の場所についてはしっかり町の中で、可能なそうした環境整備に努めていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川智君。 ◆2番(長谷川智君) よろしくお願いします。 先ほども申しましたが、近くであり協力できるところ、しっかりさせてもらいますので、よろしくお願い申し上げて、短いですが一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、2番、長谷川智君の一般質問を終わります。 それでは、ちょっと若干早いですが、以上で午前のほうを終わらせていただき、午後1時まで昼食休憩とさせていただきます。 次に、加藤達也君から、午後1時から、一般質問を行わせていただきます。 △休憩 午前11時27分 △再開 午後1時00分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開します。--------------------------------------- △加藤達也君 ○議長(斎藤秀雄君) 一般質問を続けます。 1番、加藤達也君。     〔1番 加藤達也君登壇〕 ◆1番(加藤達也君) 1番、太田区の加藤でございます。 まず、質問に入る前に、このたびの村上市並びに関川村における豪雨災害で被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、一日でも早い復旧を心よりお祈り申し上げます。 まず、このたびの私の質問でありますが、5年後、10年後を見据えた阿賀町町政についてお聞きいたしますが、昨日と若干ダブる部分もあるかと思いますが、私なりにちょっと視点を変えて伺いたいと思いますので、ご容赦願いたいと思います。 阿賀町の少子高齢化が当初の予想以上に進み、止まる気配が見えません。先日も、新潟県において小・中学校の児童・生徒数は、阿賀町の減少率が県下最大で約50%という発表がございました。このようなニュースを聞くたびに改めて危機感というものを抱くのですが、ただ、現実として、これはやっぱり受け止めなくてはなりません。 そして、この大きな問題をクリアするためには、行政丸投げといいますか職員丸投げというふうな形じゃなく、我々議会共々、各自考え、各自調査し、そして、議論してトライアンドエラーを繰り返しながら、一歩ずつ先に前に進んでいかなければならないんじゃないかなというふうに私は考えています。 自分はよく、自分を支援してくださる方から、お前の一般質問というのはこうしたらいいんじゃないかとか、こういうことがあるんだったらこうしたらいいんじゃないか、こうしたらどうですかというふうな形で、極端な話、行政側に立っているんじゃないのと。それって役場のほうの仕事じゃないの。職員と一緒じゃないかというふうな批判といいますか意見を頂戴することが多々あるんですが、行政だけの仕事ではないですが、そのとおりなんです。 今、阿賀町がやらなくてはならない優先順位というものを考えたときに、今の行政の職員の皆さんと一緒に、共に考えて共に行動しなくてはならないときではないかというふうに、私は考えております。 この少子高齢化という大きな壁に向かうためには、将来のために共に考える。そして、同時に、現状を分析、把握して5年後、10年後、シミュレートした上での阿賀町の5年後、10年後の計画を改めて作成することというのが、今重要なんじゃないかな。 そして、ウィズコロナの観点からお聞きしたいと思います。全体像としての阿賀町の5年後、10年後を見据え、大まかにどのような政策といいますか、ビジョンというのをお持ちでしょうか。 これからはちょっとピンポイントで伺いたいと思うんですが、現状、阿賀町は交流人口を増やすことは私は喫緊の課題といいますか、だと思います。今週日曜日も町民有志発案によるクラシックカーイベントが河川広場で行われます、開催されます。町長はじめ、町当局より多数のご来賓をお迎えして行うイベントでございますが、同じようなクラシックカーのイベントの中で、参加車両台数というのは225台で東日本最大です。これ最大級じゃなくて最大なんです。 その東日本最大のイベントが阿賀町で行われる。そして、それは町民が立ち上がったものであり、そのイベントに対して観光協会でありますとか商工会さんでありますとか、また行政からも協力いただき、また、消防署さんや警察署、建設組合等々、様々な方々の支援、ご協力を頂戴して開催に至ることになりました。これこそ私はオール阿賀町の姿だと私は思っています。 そこでお聞きいたします。阿賀町観光の方向性、今後のですね、5年後、10年後を見据えたその方向性というのは、どのようなビジョンをお持ちでしょうか、お聞きしたいと思います。 次に、先ほど申しました児童・生徒数が減少している学校教育に関してでございます。 本年度より電子黒板を活用した学校教育が始まり、小・中学校の教育というのもさま変わりしてまいりました。そこで、生徒数が減少している阿賀町の学校教育の今後のビジョンや方向性をお聞きしたいと思います。 6月議会におきまして、2025年問題に対する医療介護の問題を質問いたしました。その際、現状で超高齢化社会であるために介護における需要と供給のバランスが崩れる、ましてや、逆転するということは考えにくいという返答をいただきました。安心したのと同時に、私、これなかなかのチャンスが到来しているんじゃないかなというふうに考えます。 そこで、例えば職員派遣を他町村に派遣するですとか、ほかの他町村の方、利用者を阿賀町に呼び込むというふうな形を、そういう見方をちょっとしてしまうのですが、今後どのような戦略でいくか、お伺いしたいと思います。 最後に、阿賀町には遊休施設が山のようにあります。今後生かしていく、解体していくというのは必然だと考えるんですが、ただ、有効に活用できるものは活用すべきだと私は考えています。昨日お話に出ました廃校校舎を利用して雪室を使用したお米。付加価値をつけるという意味ではすばらしいアイデアだと思います。 私は、3月議会でも少し提案しました、農福連携による水耕栽培。全国的に少子高齢化が進む中、障害を持っている方の数は増加傾向にあります。障害者の最終的な目標というのは自立ではありますが、月の所得が1万円前後ぐらいでは自立など、私は夢のまた夢じゃないかなと。 この遊休施設を活用した農福連携というのは、あくまでも一つの提案ではありますが、かつ、この遊休施設の活用方法でありますとか、障害者雇用の今後というのをどのようにお考えか、お聞きしたいと思います。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、加藤議員さんのご質問にお答えをしてまいりたいと思いますが、5年後、10年後とまさに先の部分でございまして、間もなく任期満了を迎える私でございますので、将来のことを申し上げるのもなかなか変な気持ちでありますけれども、次期にも手を挙げさせていただくというふうな立場から、そうした立場からお答えをさせていただきたいと思いますので、よろしくどうかお願いしたいと思います。 まさに町の持続的な発展を進めるというふうな中で、やはり最も大きな課題は人口の減少でありまして、昨日からもまさにこれ課題としてご質問もいただいているところでございますが、特に子供たち、この減少は町の将来にとってある意味で危機的なところに来ているというふうなところも感じながら、この対策は本当にしっかりと取っていかなきゃならない。まさにおっしゃるとおり5年後、10年後、もう少し先を見据えたものが必要であるというふうにも思っております。 特に小学生、中学生の数、これはもう生まれるこの数が年々分かっているわけですから、おおむねもう各年度の数が見えるわけでございますし、また一方、高齢化が進む中にあっても、高齢化人口、またそこの中で介護が必要となる人の推計というふうなものも、これもおおむねできていくわけでございますから、しっかりまさにそうしたものに基づきながら計画を立てながら進めていくというふうなところが基本だというふうに思っております。 一方、そういっても、この人口の減少や少子高齢化というのは、もう四十数年以上前から日本の課題、過疎の課題になっているわけでございまして、もう国としても相当数というか、大きな大きな予算も使いながら、まさに様々な事業を進めてきているわけでございますけれども、阿賀町に限らず、その流れが止まらず、国全体でむしろ加速しているというふうな状況にあるわけでございまして、阿賀町の人口推計、国のほうで行っている部分も、3年後の2025年は8,832人でございます。8年後は7,584人、13年後は6,491人。何も施策を打っていかなかったら、これ以上の厳しい状況になっていくんだというふうに思っておりますから、私は、この減少の速度をやはり少しでも緩やかにしていく。 この出生数、ここが本当に今29になってから31、32と本当にこうした部分のところでいるわけでございまして、この4年間減ってはいませんけれども、まさにそうした厳しい状況でありますので、これからの10年間というのは、むしろそこへ将来に向けての極めて大事だというか、そうした時期に来ているというふうにも思っております。 この少子化の克服は百年の計だと本にも書いてあれば、まさにそうした長い部分のものなんでしょうけれども、そうしたところを待っているというか、そういうわけにはまいりませんので、しっかりまさにそうした中で10年後、そうした部分をやっぱり見据えながら今から必要な施策を打っていかなきゃならないというふうに思っております。 そうするためには、私は、もう昨日から言っているところに重なって私も恐縮なんですけれども、やはりこの町の進路といいますか、これはやっぱり国が求めている国の進路、県の進路と歩調を合わせながらやはり進んでいくというようなところが基本になってきていると思いますので、森林、水、こうした豊富な自然エネルギー、自然資源の活用というふうなものは、一つの私は活路を見いだしながら、新たなそうした産業といいますか、そうしたところを目指していきたいというふうにも考えているところでございます。 しかし、ここにも、私が就任してまさにもう早くも4年でございます。当初からそういう思いを持ちながら働きかけていますが、そうしたところに来た部分がありますけれども、4年かかってまだ現実的な姿がないというか、ようやく川の活用というか、そうした面では応じていただくような形の中で、サーモン養殖、フィッシングというようなところで、具体的に手を挙げていただく方が出てはまいりましたけれども、やはりなかなかここにはそう簡単なものでないというふうなところも認識をしながらでありますけれども、新しいものを私はつくっていかなきゃな、つくっていきたいというふうにも思っておりますし、そうしたものが1つ、2つ出てくることによって、それが契機となりながら、例えばそうした関連の産業を含めながら、昨日も少し言いましたけれども、この磐越道でも最新の技術の中で工事が行われる、まさにそうした技術というようなものの活用を含め、ベンチャーの皆様であったり、これは規模の大小にかかわらず、私は様々な方が阿賀町でそうしたところを開始をする、実施を行っていくというような、そうした町に向けながら私は進めていけたらなというふうに思っているところでございます。 具体的に交流人口というのは、まさにここは極めて大事なことであります。交流人口、いわゆる関係人口というふうなところでもあろうかと思いますが、そこの中でやはり観光というふうなものの果たす役割というのは、これは本当に大きな部分でありますので、この町の魅力、まさに温泉を含めた自然であり、また、文化であり、食べ物であり、そしてまた、何よりも人であるというふうにも思っているところでありますので、今、佐渡の世界遺産の関連で少し変なところの部分がありますけれども、これ間違いなく進んでいくと思っておりますので、もう佐渡と新潟と、もうこの2地域はしっかり連携しながら進んできているわけでございますので、私はそこに会津が入ってくると思いますし、その中間にある阿賀町が、やっぱりそこの中に入っていかなきゃならない、入れてもらわなきゃならないというふうに、ここは強く思っているところでございますので、まさにそうした次の時代に向けた関係づくりであったり、プランづくりというふうなもの、これはやっぱりみんなが関係者が結集をしながら進めていかなきゃならないというふうに思っております。 コロナ禍が続いてきているわけでありますけれども、むしろここは昨日の山口議員さんのお話にもあったように、まさにいろんな考え方も少しというか大きく変えながら、この時代に合ったものにしていかなきゃならないというふうに思っておりますので、こうしたいろんなある資源をどうつないでいくか、どうやって輝くものにしていくかというふうなところであるかと思いますので、まさに私はそれを引っ張る組織であり、リーダーでありというふうなところが極めて大事になってくるというふうに思っております。 私も次のクラシックカーフェスタのことを申し上げようと、いい絵というかこういう姿があったというふうなふさわしい姿で申し上げようと思って準備をしてまいりました。本当に、225台か223台、まさに最大のイベントが開催されるわけでありますので、これは思いを持った人が発案をされて、そこを加藤議員さんをはじめ仲間が増えていって、まさにそうした町全体のイベントに今これから実施をしていっていただく、今準備をまさにしていっていただけるわけでございますので、こうした部分の進み方というか、これはやっぱり極めて大事な部分だというふうにも思っております。 昨年も酒バルシェで同様のような感じの中で皆さんの力が集まりながら進んできたわけでありますので、行政だ、観光協会だというふうな決まり切ったというか、大変恐縮ですが、それらの組織は極めて大事な部分はあるわけですけれども、もうそこばっかりじゃなくて、しっかりとした、まさにそうした皆さんがいかに集まりながら思うような活動ができるかというふうなところであって、我々行政としては、そこをしっかり支えるというか支援をしながら一緒に進んでいくんだというふうな行政の役割をやっぱり果たしていくことが、まさにそうした中で町の中がある意味で一つになりながら、外からお出でいただく皆さんが、そうした部分で、これやっぱりすばらしい感動も持ちながら、このクラシックカーにあっても進んでいくものだと思いますし、阿賀町というようなものがすばらしいそうした中での記憶に残りながら、次の関係につながっていくというふうに確信もしているところでございますので、そうした部分でのお手本になるような、まさに今回のイベントじゃないかなというふうにも思っているところでありますので、ここ関係の皆さん、これやっぱりコロナ禍になって、それぞれ観光の関連の皆さん含めながら、自分のご商売がやはり極めて大変になってきているんで、一緒になってやろうというふうなところまでの、なかなかそうした部分がかつてに比べて薄れてきている部分もあるのは致し方ないかなと思いますけれども、そこを目覚めながらというか、もうそうした時期でありますから、しっかりまさにそこを進めるというふうなところ、そこもやっぱり最初の役割は私行政といいますか、我々の役割でもあろうというふうに思っていますので、しっかりそうした部分を担いながら、考えながら進めていきたいというふうに思っています。 昨日もちょっと言いましたけれども、観光大使のたかまろさんは本当にすばらしく、まあ阿賀町、阿賀町、阿賀町と本当にPRをしていただいて、今日の新潟日報にもたかまろさんのすばらしさを投稿された部分が載っておりましたけれども、本当にそうした部分ですばらしい方も阿賀町にいらっしゃるわけでございますから、しっかり皆さんそうした部分の皆さんと一緒になって連携しながら進んでいくことが基本だというふうに思っております。 次の3点目の、児童・生徒の減少に関する学校の教育の関係でございますけれども、これについては具体的に教育長のほうから答弁をさせていただきたいと思いますけれども、私の立場はまさに教育委員会であり、学校現場であり、そうしたところで子供たちのためにこうした教育環境が必要だというふうなものは、しっかりと私はそこを実現をしていくというようなところが私の役割だというふうに思っておりますので、そうした観点で進めていきたいというふうに思います。 次に4点目の、介護の需要等々を踏まえた上での今後のビジョンでございますけれども、まず、介護の状況、前回の定例会でも申し上げたとおりでもございますけれども、まず少し数字申し上げさせていただきますけれども、阿賀町の高齢化人口、これ2005年、平成17年、ちょうど合併の年ですけれども、この頃をピークに、いわゆる65歳以上人口はなだらかに減少傾向に入っております。2025年問題、いわゆる団塊ジュニア世代が65歳を迎えるという年になるわけでありますけれども、それがいわゆる2040年か。この時点ですと、現在よりも1,650人、約35%、高齢者人口が減ると。3,220人程度になるというふうに推計をしているところでございます。 まずお話あったように、都市部ではまさに高齢者が増えて、これから介護であり、医療でありサービスが需要に追いつかないというようなところが懸念されているわけでありますけれども、阿賀町にあってはむしろそうしたところをもう経験しながら先に進んでいるというところでございますので、現在、介護の認定者1,158人でございます。このうち要介護3以上の方が390人です。この390人のうちおおむね7割の270人が施設に入所をされております。これが、2040年には先ほど言った高齢化人口の減もあって、要介護3以上は329人というふうに推計をしております。この7割が施設に入ると230人という数でございますので、今よりも40人は減っていくというふうなところでございます。 もう一つ、特養及び老健のこうした施設の待機者ですけれども、今現在57人でございます。施設入所が原則、要介護3以上となったのが平成27年でございますから、その翌年の28年の待機者は264人もいました。これが今57人でございます。 まさにそうした状況ですから、サービスを利用する方は、ある意味で期間がない中で希望のところというようなところも可能に近づいてきているというふうなところは、これまたある意味でいい面かなというふうにも思っているところでございますが、今の施設の規模を維持していきますと、いずれそうした減少からは需要よりも供給能力のほうが多いというふうなことにもなることも想定されておりますので、先ほど加藤さんからもお話あったように、ある意味でチャンスという言葉はそうした部分からかなというふうな思いで、まさにここは私としては町の余裕あるといいますか、そうした部分は町外からも利用していただくというふうなところは極めてある意味でそうした部分での進め方というのは一つ大きなところかなと。 ある意味で移住のPRというふうなところでも、阿賀町のある意味でよさのPRの一つになって、できるんじゃないかなというふうにも思っております。 ただ一方、介護人材というふうな確保の課題があるわけでございますので、ここは外国人の人材を含めながら介護事業者の皆さんとよくよく私は連携しながら早期に取り組んでいかなきゃならない課題だというふうに認識をしております。 一方で、高齢者がここに町に来てもらってもなというふうな考えは、これはもうごもっともな通常の部分があろうかと思うんですけれども、財政から話しする面ではないんですけれども、私の試算ですと、普通交付税というのがあるわけです、国から。これ今でも人口1人当たり約30万円、今年は。1人当たり30万円交付税で入ってくるんです。そこに65歳以上は14万円加算されて44万円になります。75歳以上は、さらにそこに8万円加算されて52万円になるんです。年間まさにこうして必然的に国からの交付金も増えてくるというふうなところにもつながってくるわけでありますし、一方、介護、これは阿賀町の今の中心産業の一つでございます。20億円近い産業でございますから。 そうした中で、これらもしっかりと維持をしていくというようなところも極めて重要でありますので、これ医療においても同じような状況でございますけれども、私は高齢者という方々はいろんな面で極めて大事な方々であるというふうにも認識しているところでございます。 次に、5点目の農福連携、また遊休施設の活用の関係でございますが、というお話のとおり、私どもよくよく認識しているところで繰り返し言っているところでありますが、やっぱり建物は使わないと本当に傷むのが早いわけでございますので、可能な限りこれは早期に再利用できるものはというふうなところで進めていく必要がありますが、学校等々はやはり大きさもあって、これなかなか思うような活用につながっていかないというようなところで、ホームページで紹介するだけで反応が薄いのはこれは当然のことですので、やはりここはしっかりとさっき言ったように雪室とか具体的な検討をしているところも申し上げたところでありますけれども、しっかり町に必要な部分に活用していくことだというふうに思っておりますし、このご提案、前回もいただいているように、これ体育館等々学校施設も水耕栽培であったり加工であったり、そうしたところに活用しながら、障害をお持ちの皆さんと共に産業を進めていくというようなところは、私もこれはもう希望するというか進めたいと思っている部分の具体的な一つでありますので、ここはある意味で関係といいますか、いろんなそうした法人の一部の皆さんにも声かけもしているところもあるんですけれども、やはりなかなか新たなところへ向かうには、即というようなところにもいかず、色よい返事というか具体的なものは今ありませんけれども、ただ、私は町が主体的にやって、こうだからこう進めるというようなことをやっても、やっぱりそこを実際にやる方というか、本当にやっぱりそうした思いを持って企画をして、やりましょうというふうな気持ち、ノウハウ。 そうしたところがなければ、いずれこれやっぱりうまく進んでいかない部分になろうかと思いますので、しっかりそうしたところを一緒になって進められるそうした人というか、組織というか、ぜひそうした方々と一緒に私は進めていきたいというふうに思っておりますし、この雇用の促進、収入の向上、これは本当にもう進めなきゃなりません。 私、就任直後に、これやっぱり町が率先することだというふうにも思いながら、この役場の庁舎ときりん荘と、私が関連してきた施設ばっかりで恐縮ですが、まずはここでいわゆる就労訓練を受けられた、少ないですけれども4人の方々から職員として勤務をしていただいている部分でありますし、阿賀の里のトイレ掃除に関しても東蒲原福祉会に委託をした中で、3人の方から携わっていただいている部分でもあります。 厳しい言葉というかつらい言葉ですけれども、まさに親亡き後の経済的自立というふうなところを図っていかなきゃなりません。例えばグループホームに入っていくとしても、ここにはやっぱり自己負担が5万3,000円程度、今でもかかるわけですし、そこに必要な生活費が加わってまいりますので、障害年金では足りない。 それを補う以上の収入が得られるような職場、仕事というふうなものを、これやっぱりつくっていくというふうなところが極めて私も大事だと基本だというふうに思いながら、福祉施策を進めていきたいというふうに思っておりますので、以上をもちまして私の答弁とさせていただいて、時間恐縮ですが、教育長と交代させていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。     〔教育長 遠藤 佐君登壇〕 ◎教育長(遠藤佐君) それでは、加藤議員の3番目のご質問、児童・生徒数が減少している阿賀町の今後のビジョンということで、私のほうから教育環境のほうの答弁をさせていただきます。 議員ご指摘のとおり、児童・生徒数は減少の一途をたどっておるところでございます。町村合併当初の平成17年4月の小学校入学者数は110名を数えていましたが、平成24年度には68名まで減少し、令和4年度には38名、令和5年度以降、令和10年度まで推計が出ておりますけれども、少ない年は20人台、多い年で40人台もありますが、大体30人台で推移するというふうな見込みとなっているところでございます。 少子高齢化が進む過疎地にありましては、大人数での活動や多様な意見を聞いたり話したりするといった、いわゆるそういう活動が子供たちの中でちょっと難しいという点が出てくることはありますけれども、ただ反面、むしろ先生方の目が児童・生徒一人一人に行き届くような、いわゆる個別最適化した学びというものを実践がしやすい環境ということも、また言えるかというふうに考えております。 また、今、行っておりますデジタル環境の整備によりまして、例えばですけれども離島の子供と一緒に合同授業をするといったことも、今まではテレビ電話とかビデオ通信での活動しかできなかったのが、今度は授業という中でのこともできていくというふうなことも考えると、デジタル化がそういうふうな少人数での環境をまた補ってくれるようなところもあるというふうに期待するところでありまして、まずそういうデジタル環境についても今後進めていくというのが課題といいますか、やっていかなきゃならない一つかなというふうに考えているところでございます。 また、多様な子供たちが一緒の校舎で学べるように、トイレの洋式化、バリアフリー化というのが今現在進めているところでございますが、ほかの教室、あるいは教室以外でも、必要に応じ、個別の学習に対応できるようなハード面での整備も必要かというふうに考えているところでございますし、近年の気候温暖化、それから、そういう高温化に対応した冷房関係もまた、普通教室は既に整備済みではございますが、特別教室、その他の施設についても、そういう冷房化も進めていかなきゃならないというふうに考えていることでございます。 今後もそのような形で児童・生徒にとって、よりよい学びができる環境を整えていくことが行政の役割と考えておりますし、そのような充実した学習環境、教育環境が呼び水になりまして、外からの若い夫婦世代、子育て世代の移住や優待につながるように、また、阿賀町のそういう教育環境というものをPRに努めてまいりたいというふうに考えております。 以上、雑駁ではございますけれども、加藤議員の3番目のご質問に対する答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) では、阿賀町観光のほうから、まず伺ってまいりたいと思います。 これ、ちょっと確認なんですけれども、阿賀町観光の観光拠点というのは阿賀の里というふうな認識でよろしいでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) この広い町ですので、阿賀の里はまさに拠点の一つには、大きな拠点の一つには相違ございません。ただ一方で、まさに津川にあっても狐の嫁入り屋敷であったり、また、それぞれの温泉であったり、拠点というか核となり得るものは、本当にこれも数多くあるわけでございますが、阿賀の里はその入り口にもあり、一方で出口かもしれませんけれども、これ大きなやっぱり拠点でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 私もそのように思っています。阿賀町の入り口であり出口にある道の駅なんで、私は阿賀の里というのは観光拠点になるかと思います。 その阿賀の里の改築工事というのは今後予定、今されています。そして今、いろんな各地で道の駅がつくられたり、リニューアルされていたりというふうな話で、今いろんなところが必死で誘客に力を入れているんですけれども、私も実際見に行ったり、どこも一緒なんですよね。すごいそういうふうな感想を持ちました。地元の名産品を販売してレストランがあって、それで、中には遊具、外にも遊具があるところもというふうな感じで、もうどこ行っても同じような感じで特色がないような、もう感想といいますかイメージを持つんですすけれども、阿賀町の特色をオリジナルを出すというには、どのようにしたらいいというふうにお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当にお話のとおり、これは近隣の道の駅、先般もあがのがオープンして、今日の日報でも10万人になったとか、まさにそうしたニュースがあり、そうした状況にあるし、リニューアルされているのもこれ相当数、下越だけでもあります。 ある意味で、その阿賀の里は一番当初からの歴史ある道の駅で、ある意味で古い道の駅のままでございますので、ここの魅力というふうなものを、まさにほかとの差別化というか、阿賀の里ならではというふうなところを、やっぱり私もつくり出すというふうなところが大事な使命といいますか、今目指している道の駅のリニューアルであるわけですけれども、やはりここは観光客もそうでありますけれども、私はやっぱり地元の皆さんと、より関わりのある施設というか拠点にしていきたいというふうに思っているところでございまして、やっぱりそこに来ての発信と、まさに入り口であれば阿賀町の発信の一つの大きなものも担いながら、そして、やはり川があるというふうなところが、極めてこれは景観上ばっかりじゃなくて、ほかにない一つだと思っていますから、今ないのは、やっぱり川があって船も乗れますけれども、川にあるものを食べることができません。 いや、むしろ山も大事な魅力ですけれども、山にあるものをそこで食べ物として、なかなか提供していないというふうな部分もありますから、これは本当に古くから言われてきた部分でありますけれども、しっかりそうした建物のリニューアルばかりじゃなくて、提供するサービスのリニューアルというふうなものが極めて大事な部分だというふうに思っていますから、そうした部分で皆さんのまたこれ英知を集めながら、より選んでいただけるような、そうした道の駅、拠点にしていかなきゃならないというふうな思いでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 私も阿賀の里が道の駅として、そして川も隣接してというふうな形のその方向性というのは、すごいそれはそれでいいと思うんですけれども、それをやっぱりアピールするような形というんでしょうか。 私、今回せっかく阿賀の里がリニューアルする、リニューアルして、それを大々的に全面的にPRする。そのPRの仕方は今までと同じでは駄目だと思うんです。私がふっと思ったのは、阿賀の里を観光の拠点と考えてオリジナルを出すというふうに考えたときに、私はメタバースがすぐぷっと頭に浮かんだんです。 メタバース、仮想空間ですね。仮想空間で、地方自治体でメタバースを使って観光でありますとか定住促進でありますとか、そういうのは手がけ始めたところはあるんですけれども、まだやっているところというのはあんまりないと思うんですよね。なので、これを使って、そしてもちろんVRといいますかVRゴーグルを使った遊べるようなところも一緒につけて、阿賀の里で遊んで、お父さん、お母さんはVRをつけてバーチャル空間の中で、例えば阿賀町の観光を楽しむ。ましてや、今度じゃVRで見たものに対して実際に今度行ってみるというような形の、そういうふうな一風変わった観光の仕方というのもありなんじゃないかなというふうに考えたわけです。 ちょっとそういうお考えはいかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これまた極めて、ある意味で斬新な、また、時代に本当に即したご提案をいただいたなというふうに私も今感じました。 本当にまさにここはメタバースというか、まさにそうした部分の中で今の本当に先端でもありますから、今おっしゃるようにそうした中でまず、例えば阿賀の里で、そして阿賀町の状況を見ながら本当に現地に実際行くというふうな部分は、極めてこれは効果的な一つの手法だなというふうに、今お聞きしたところでございますので、しっかり大いに参考にさせていただきながら、その計画の中で参考にさせていただきながら検討を進めていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) メタバースに関してちょっともう一例あるんですが、メタバースを私考えたときに真っ先に浮かんだのが持倉鉱山なんです。持倉鉱山、ご存じだと思うんですけれども、T.M.Revolutionという著名なアーティストおられますけれども、25年前に持倉鉱山で「サンダーバード」という楽曲のプロモーションビデオをあそこの現地で撮っています。そのT.M.Revolutionさんのファンの中では、一度は行ってみたい聖地だそうです。今、その持倉鉱山を守る会が設立されまして、産業遺産にも登録された。観光地への第一歩を踏み始めたところで、その前に立ちはだかるのがヤマビルであったり、道路の整備というのだと思うんです。 それが、例えばメタバースであれば、自分が行ったような感覚になるんですよね。例えばこれをVRゴーグルを使うことによって、例えば仮想空間の中で持倉鉱山を目の前にして、例えばT.M.Revolutionさんとファンミーティングみたいな形も取れるわけですよね。それを実際に有料というふうな形で、じゃ、実際に今度道路ができましたと。道路整備されたら、じゃ今度ファンの集いか何か分かんないですけれども、そういう形でバスツアー行きましょうかと。そういうような形でも、そういう観点もちょっと面白いんじゃないかなと思って提案させていただきました。もしあれだったら参考にしていただきたいと思います。 このたび、阿賀町のお米がモンドセレクションを3者で最高金賞、また金賞を受賞されました。この受賞をどのような形で観光といいますか、生かしていこうかなというふうにお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、前半の持倉のこの話もまさに極めてすばらしいご提案だなというふうに思ってお聞きしたところでございます。なかなか行きにくいけれども、そこをまさにそうした中で体験しながらというふうなところで、本当にこれすばらしい提案で、まさにこれだけ広い町ですから、そこの中で、まず今の例のようにそうした部分をつくりながら、また本当に実際に足が運べたら、こんなにすばらしいことはないので、むしろ、ですから、ここの部分も阿賀の里ばっかりじゃなくて、もう少し、首都圏であっても新潟であっても、そうした町のものを発信するというような中に加わりながら、これは進めていったら、極めてこれ期待できる希望のあるような取組だというふうにお聞きしました。本当にありがとうございます。 モンドセレクションですけれども、昨日も少し申しましたが、やっぱり町のおいしい米の評価を、これはもうおいしいばっかりじゃなくて客観的にまさにそうした評価をいただきながら、こうですよというふうなところをある意味で示すことがこれでもってできるわけでございますので、私はこれをもって、じゃ、これをどう進めていくかというふうなところで、モンドセレクションまで取ったお米だから、いわゆる私は高く買ってもらおうというふうな動きの中で、昨日も少し言いましたけれども、例えば県内の今、大手スーパーの社長さんと私、間もなくお会いいたします。その社長さんは2年ぐらい阿賀町の米を食べていただいている方でございますので、しっかりそのおいしさは分かっております。 ただ、もう一つまたさらに大きな全国的な方とも、私ある意味でお会いさせてもらいますけれども、そうした中で、昨日も言いましたが、じゃどれぐらい阿賀町の、我々これだけの量を扱ってやるよといっても、その量の確保というようなところが極めて次の課題として、正直言って見えてくるところなので、なかなかこれは言うように思うようにも難しい面はあると思っておりますけれども、ただやっぱりそこを一つ一つ進めていかなければ駄目だと思っていますので、まずはそうした高く買ってもらうというふうな部分を、あんまり高く売って、なかなかそこがなると、これまた変なところへ行っちゃう部分もありますけれども、しっかりもう少しそうした部分での取組を、まずは具体的には進めていきたいなというふうに思っていますし、これだけおいしいお米がというなところは、これもふるさと納税はじめ、発信していく具体的な一つの大きな阿賀町の要素だというふうに私も思っておりますので、しっかりここをやっぱり有効に使いながら発信していかなきゃならないというような思いでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) これから言うお話もちょっと私のあくまでも私見なんですけれども、私、昔から子供のときから阿賀町の米というか、旧上川村のお米大好きでうまいなあと思っていたんです。ところが、私、学生で東京にいたんですけれども、東京へその上川のお米を持っていくと全然おいしくないんですよ。全然おいしくないんですよ。それで、おかしいな、たしかうちの父親、新米だと言ったはずなんだけれどもなと思って、でも、帰るとうまいんですよね。 そういうのをずっとこう考えていたときに、私がアルバイトをしている店にアメリカの人と日本人の方がお客さんで来られまして名刺交換したんですけれども、その中のアメリカの方がオールドグランダッドプレジデントというふうに書いていたんです。そのオールドグランダッドというのは、総務課長ご存じのバーボンの会社の社長なんですね。ウイスキーの会社の社長さんだったんです。 最初に水割りを2つくれというのでお出しして、その後におもむろに瓶をどんと出して、この水を使って水割りを3つつくってくださいと。3つつくってくれと。3つつくって、1個飲んでくれと私のほうに。飲んだときに、もう我々が飲んでいる水割りじゃないんです。全然違う。もう飲んだことないような水割りなんです。これ何ですかと私は聞いたぐらいで、それで何ですかと聞いたら、バーボンというのはたるにアルコール度数が60度の状態で寝かしていると。市販で出すときには加水しているんだと。水を足しているんだと。水を足して40度まで落として売っている。だから、その加水している水がこれです。 そのときに私の頭の中で点と点が結んだんです。これだと、水だと。私がおししい米を東京に持っていって東京の水で炊いてもおいしくないんですよね。上川といいますか阿賀町の米は阿賀町の水で炊いたらうまいんですよ。だから結局、皆さんが阿賀町の米がおいしいと、東京でも大阪でもおっしゃってくださる人たちは、本当の阿賀町の米のおいしさを分かっていないんです、多分。味わっていないと思います。 例えばですよ、例えばお米と阿賀町の水が小箱みたいな形でセットで、炊くときにはこのお水を使ってください。本場の味をお楽しみくださいというふうな形でふるさと納税にしたらいかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 以前もまさに加藤議員さんから、この米は水とセットだよというお話も私もお聞きいたしましたんで、その取組はまさにそのとおりだというようなところで、また今日改めてお聞きしたところでございまして、やはりこの米をそのまままさに売って、米のおいしさはおいしいですから、そのとおりですけれども、やっぱりこの水というようなところと、ご飯にする場合はまさに本当にセットでございますから、その取組はまさにすばらしいところなので、ぜひそうしていきたいと思っているんです。 さっき言った、もう一つ全国の大手というのは、これやっぱり贈答品で使っていきたいというような部分なんで、全く同じような部分の中での提案というか、私もしている部分もありまして、本当にまたそうしたところに具体的なお話をいただきましたので、ぜひやっぱりここは、そうすることによって、より本当においしいご飯を食べていただいて、それがまたPRにつながっていくわけでございますから、しっかりその取組をぜひ実現化を私もしていきたいなというふうに思っているところでございます。 麒麟山酒造さんでペットボトルに入れた部分が今あるわけでございますけれども、しっかり、そうした水とこれの活用といいますか、そこの部分のはありますけれども、しっかりそこを目指していくことは極めて大事だというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) では、続きまして、学校教育について伺っていきたいと思います。 児童・生徒数が年々減っていく中で、学校教育のほうも変化しております。 先日、亡くなった父の書斎を整理していましたら、上条小学校の平成6年度の卒業生制作の卒業論文集が出てきたんですね。これ小学生が卒業論文集というふうな形で作った論文集なんですけれども、もう内容がすごい濃いんですよ。もう歴史書です。自分のお父さんに自分の屋号を聞いて、そこから掘り下げてやっていったり、大東亜戦争の話をおじいちゃんに聞いたり、戊辰戦争の話を聞いたりというふうな、話を聞いてから掘り下げていくような卒業論文集なんです。これをその当時の子供たちが作ったのかというふうに感心するぐらいなんですね。 今、GIGAスクール構想によるタブレット授業でありますとか、2024年からは英語の授業もデジタル教科書と併用するような報道も出て、教育が変化している中で、郷土の歴史探索、当町における阿賀学ですね。これは大変重要な学習なんだというふうに、私は再認識いたしました。 阿賀学に対する町としての考え方、それ改めてちょっとお聞かせいただきたいと思います。
    ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 平成6年でしたか、大変すばらしい取組だったんだろうというふうに考えておりますし、当時、いわゆるゆとり教育がちょうど始まった頃といいますか、ということで、かなり総合的な学習の時間にかなり時間が取れたという事情もあるのかなというふうに考えておりますが、何しろその阿賀学というものについては、いわゆる子供たちに対しての郷土学習であり、郷土を自分たちが知って郷土を愛して、子供たちが大人になったときに阿賀町をどうしたらいいのか。また、それから、外に出ていった子供たちといいますか、大人になった子供たちが、阿賀町に対してどういうふうなものが発信できるのかというのを考えてもらうような取組であります。 これについては、もう既にちょうどその論文集ができた頃に、上川村でふるさと学習という、ふるさと学習プログラムというものをやっておりまして、それが、私も、一応かんでいたんですけれども、そのような形での取組の中の一つだというふうに考えておりますが、私どもとしては今できる、いわゆる、今はゆとり教育じゃなくて総合的学習もかなりちょっと時間が減らされているところもあるんですけれども、何とか私としてはそこまでいかなくても、子供たち一人一人が自分たちの身近な歴史というものをしっかりと把握した上で、その阿賀町というものを認識できるような形での取組というのをどんどん進めていきたいというふうに考えておりますし、そのためには地域の人が講師となったりして協力していただかなきゃならないので、行政としては、社会教育の面から、あるいは学校教育の面からそれをバックアップしていくのが行政の役割というふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) GIGAスクール構想共々、並行しながら進めていっていただきたいと思います。 自分は、阿賀町の子供たちにはいろんな体験でありますとか、いろんな経験というのをしてほしいというふうに思っています。昨日も議題に出ましたが、子どもフォーラム。町に対して考え方を発表する場として、子ども議会、教育長、今だからこそやったらどうですか、いかがですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 子ども議会、昨日、斎藤栄議員のほうから提案いただいた少年議会と、また、似たといいますか、どのような趣旨で持っていくかは別として、旧津川町、それから、旧上川村で子ども議会というものをやった経緯がございます。子供たちが議員となって一般質問や提案をして、それで行政の執行部側がそれに答える、あるいは、それを参考にして事業を展開していくというまでなかなかいかなかったんですけれども、そういうふうな形での学習というものを行っていた経緯がございます。 子ども議会に対してもなかなか準備が必要なので、どれだけできるかというのはちょっと分からないんですけれども、取組の一つとしては大変面白い手法だなというのは今でも感じておりますので、先生方とその辺はいろいろ打合せしながら、できるのかどうかというのも含めて、ちょっと検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 子ども議会は、私はぜひやっていただきたいんですが、議題は、阿賀町の少子高齢化を考えるという議題が私はいいかなと思うんですよね。今、子供たちに議会を体験してもらうということと同時に、自分が今住んでいる阿賀町の問題点というのを考える。これ少子化の問題だけじゃなくて、住んでいる阿賀町の問題点を考えて解決策を探って考える。 そして、その経験によって、私は子供たちの心の引き出しの中に入るんじゃないかなというふうに考えているんです。郷土愛、これが成人になったときに、その引き出しが開いたときに、実家に帰ろうかな、阿賀町に帰ろうかなというふうな選択肢が出てくれば、私はいいかなというふうに考えているんですけれども、といった感じで今回の子ども議会を提案したんですが、教育長、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) いわゆるその阿賀町子ども未来フォーラムというものを今やっておりますが、その中でやはりその一つの中のテーマとして、例えば、昨年度は10年後の未来というふうな形でのテーマでディスカッションといいますか、そういうのも行った経緯がございますが、いろいろな手法はございますが、提案型、あるいは、そういう質問型としての議会というのも大事なんですが、例えば議会だとなかなか例えばこの座席数のというか、ここでやるとすればそうなってしまうんですけれども、どれだけ大勢の子供が参加できるのかというちょっと命題もございますので、それをどういうふうに解決してクリアするかということも考えながらやっていきたいと思いますが、一つの形として、これは有効な手法かなというふうに考えておりますので、先ほど申しましたが、また、先生方といろいろ話の中で実現できるかどうか、ちょっとまだ見えませんけれどもやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 先ほど来、少子高齢化の問題をお話ししていますが、子育て世代の方々の移住・定住というものを考えた場合に、やっぱり阿賀町に住むと子供を育てる上で非常にこの点で有利だというふうな形を思ってもらうことって非常に大事だと思うんです。 例えば阿賀町の小・中学校を卒業すると、塾に通わなくても英語が話せるようになるなんて、非常に何かすごいPRになるんじゃないかな。都心のといいますか、塾に通って英語を話せるようになるんじゃなくて、小・中学校に通っていれば、例えば英語を話せるようになるというふうになれば、自ずとそれはそれでちょっと一つのPRというか強力なアピールになると思うんですが、その点はいかがお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) そういう強みを教育の中での強みというものをPRしていくのは非常に大事かなというふうには考えております。英語に強くなるというか、英語が話せるようになるというのをどういうふうに持っていくかというのは大事になってきますが、小・中学校でもし英語がしゃべれるようになるというのが、100%絶対になるというのができるんであれば、ほかの町村も既にやっているかと思いますので、なかなか厳しいところはあるんですけれども、ただ、例えばそういうふうな、例えば特化したものをやっていくというのは、教育課程の中でどれだけできるかというのはなかなか厳しいところはありますけれども、そういう特色のある学びができるということをPRするというのは大事なことかなと。当然、阿賀学もその中に入りますけれども、そういうふうにやっていくというのは大事なことかなというふうには考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 特色のある教育というふうなことでの提案ですので、ぜひ一考をお願いしたいと思います。 最後に1点、以前、委員会にて、インクルーシブ教育に関して学校教育課より説明があったんですが、人口減少が叫ばれている中で、障害を持っている子供たちの数が年々増加していると。先日も、障害者の教育に対して日本というのはかなり遅れているというふうな形で、世界からかなり非難を受けました。非難を受けたんですけれども、私の考えは委員会でもお話ししましたとおり、世界的に絶賛されていますインクルーシブ教育に対して私は反対論者です。その代わり、阿賀町のインクルーシブ教育に関する前回の説明に関しては、その考え方に関しては私は大賛成です。最初から最後まで一緒くたに全部一緒にするわけではなくて、状況に応じた私は配慮というものが必要だというふうに考えておるんですが、阿賀町の教育方針というのは、この認識でよろしいでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 今、議員が言われたとおりでございまして、阿賀町といいますか、に関して言えば、全面的なインクルーシブを導入するというつもりは今のところというかございません。まず、子供たちが一人一人の個性というものをしっかりと、先生なり、行政も含めて、それを取り巻く人たちがしっかりと把握した中で、その人にとって一番よいのは教育にしても学び方もそうですし、そういうことをやっていくというのが大事なことであって、ですので、その場面場面でこれは一人といいますか、集団の中で学んだほうがいい、それはしないほうがいいというふうな判断といいますか、そういうふうなちゃんとした、いわゆる個別の支援計画といいますか、そういうものをしっかりとつくった中で、支援というか見守っていくというのが一番いいやり方だというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、加藤達也君。 ◆1番(加藤達也君) 今後もそういった形で進めていっていただきたいというふうに思います。 いつものとおり、お時間なくなってしまいました。 最後になりますが、コロナはウィズコロナの時代に入りました。いつ誰が感染してもおかしくない状況でございます。ただ、町民の皆さんが感染しないよう、心から祈念申し上げまして、私の一般質問、終わりたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、1番、加藤達也君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △長谷川良子君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、7番、長谷川良子君。     〔7番 長谷川良子君登壇〕 ◆7番(長谷川良子君) 既に通告している件で伺います。 中山区の町道が穴が数か所空いていて、それで7月の下旬の頃、中山区から何とかしてもらいたいという話で、それでもうお盆に入ってしまうし、これはまた県外に出ている人だの、歴史の研究をしている人たちが分かんないでその溝にはまってハンドルさばきがあれで下まで転げ落ちてしまったら大変だ、重大な過失が町であるからということで、私は上川支所と阿賀町役場のほうに何とかしてほしいといって、穴を埋めてほしいといってもらったんですけれども、その後、私も現場に行って見てきたら、まだ完全ではなかったんですけれども、やっぱりあそこは、今、道路がもう片側、全部、村が昔、13軒あったそうです。今は5軒ほどになって、それが、結構ばらばらでうちが建っていて、それで過疎も進んでいるし、それで困っているということだったんだけれども、これは阿賀町が幾ら山奥でも維持管理はパトロールもやっていないから町民がどうすることもできなくなって、そういう人に私たちに言わなければならないということは、本当にもし、事故につながったら大変な結果になりますので、そういう道路の維持管理はどうなっていますか。それ聞きたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) もう1点のほうはいいですかね。一緒ですかね。全部一緒ですかね。崖側の多くのひびとかというのは、この中山区の一連ですか。 ◆7番(長谷川良子君) その維持管理が…… ○議長(斎藤秀雄君) 一連ですね。はい、分かりました。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、長谷川議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 まず、中山区集落内の舗装陥没箇所につきまして、議員さんから情報提供をいただきまして、ある意味で応急的でございますけれども、町のほうで早期に対応できたというふうなところでございますので、感謝を申し上げるところでございます。これ、現地確認をしまして、まさにお話のとおりお盆前でありましたことから、応急的な部分ではありますけれども、一応補修を終えたというふうなところでございます。 また、その他ひび割れ等につきましても、中山区からも集落内の舗装修繕の要望もいただいているところでございますので、区長さんともよく相談をさせていただきながら検討をしてまいります。 次に、全体の町道の維持管理、また、町道の老朽化対策についてでございますけれども、これ今、中山の例を取りながら同様の内容だというふうに思っておりますが、町の町道の維持管理につきましては、定期的に道路状況を監視・確認しながら、随時、また計画的に必要な修繕を行っているところでございます。特に修繕につきましては、今のお話のような部分的な陥没箇所等が確認された場合は、直ちに行う応急的な修繕と老朽化した路面を計画的に全面更新する舗装更新工事に区分するわけでございますけれども、この舗装更新工事につきましては、予算やら工事の規模もこれまた大きくなるところでございますから、国や県の補助事業等も活用しながら、順次、計画的に進めているというところでございます。 全体のお話をしますと、町道が899路線ございます。総延長445キロメートル余りを管理しているというところでございますが、まさにそうした中で、これなかなか町直接的に目が届かないというふうな部分は、情報提供をいただきながらここは対応してまいりたいというふうにも思っておりますし、特に今のように住民の皆様から、そしてまた、町では郵便局さんとそうした連携をしておりますので、そうした箇所があれば郵便局さんからもご報告をいただくというふうなところにしておりますし、あわせて、これは福祉やら介護の皆さんとも同様なことでお願いをしておりますし、町のほうでも、特に鹿瀬の上川の方面であれば訪問診療、また、僻地巡回診療等々で診療所の職員も定期的に伺っている、道路を通っているところでございますから、しっかりそうした部分を踏まえながら、必要な部分は速やかに対応してまいりたいと思いますので、引き続きよろしくお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、長谷川良子君。 ◆7番(長谷川良子君) それで、上条地区だの場所のいいところで暮らしている人は、あんな山奥の中から県道室谷線の中から入って面倉まで行っていますけれども、あと、今、オモムラで土砂崩れがあって駐車というかそこがなかなか……工事が進んでいるのかまだ見ていないけれどもね。それで、今、柴倉線--津川東川線かな、そっちのほうに黒倉から中山までの県道も工事を今やっていますが、あんな山奥でなぜそんなして県道を造らなければならないんだと言って、余計な金だと言っている上条地区の人もいますけれども、やっぱり山奥だからこそなおさら、また、高倉天皇の高倉宮以仁王の伝説も色濃く今も現在残っている、それが観光地でもあるしね、そういうのは幾ら山奥でも、やっぱりそういう観光地を道路を大事にして、今も大学生は歴史に興味のある人が結構、その高倉天皇のところへ中山のそこまで勉強に研究に行っているそうですから、やっぱり山奥でもそういう現場のパトロールも怠らないように、私はしてもらいたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 承知いたしました。山奥という点にも私もちょっとあれですけれども、私もかなり山の中に住んでおりますし、ここは町民皆様が住んでいらっしゃる、まさにそうした道路は生活の基本でございますから、先ほども申しましたけれども、これ郵便局さんと連携もしております。郵便局さんは、町内全域配達等々をされているわけでございますので、しっかりそうした情報もいただきながら、町としても可能な限りこれ直接的な巡視も行っているところでございますから、しっかり対応してまいりたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、長谷川良子君。 ◆7番(長谷川良子君) 今、野中--県道室谷線のほうから、野中から面倉線まで行っています。今そこで土砂崩れで中止になっていますが、昔というか平成二十、私が初めて村議会選に出たとき、二十何年頃かな、中山の村の人からどうしても中山道路が面倉のほうから必要なんだと。何とかしてほしいと懇願されて、それで私は県土木津川振興事務所へ夜の10時頃まで課長クラスの人にお願いに行って何とかといったら、結局、面倉の土地の持ち主の人に対して、誰々がどうのこうという誹謗中傷始まっちゃって、それであんた方、土地持っていないんだから、やっぱり面倉のそういう地主の人に頭下げなくちゃならないんだから、人の悪口は言わないようにといって、中山の集落の人にも抑えて、そして、亡くなってしまったけれども、そのばあちゃんにはよくその土地を、道路がどうしても必要なんだから譲ってほしいと言って、それで県との仲介役を渡してたまたま今、道路に土砂崩れだという問題が出てしまって、今そういうわけですので、やっぱり山奥でもそういう観光地となっているそういう現場は大事な場所なんだから、さっきも言ったけれども、そういうパトロールも村の人からどうこう言われる前に、既に山奥で暮らしている人はやっぱり便のいい人とは全く違うんだから、そういう失望しないようにそういう気持ちを持ってもらわなければ、山奥にいる人というのは生きがいがなくなってしまうから、それだけでがくんと年取ってしまうから、やっぱり希望と生きがいを持って暮らせるようなまちづくりにしてもらいたいと思います。 もう一つ。買物難民は、たまたまかわちやあたり、カラオだの、そういうのに来て、コメリだの来て、週に何回も来て、それはよくやってくれると思っています。今後もそのように続けてもらいたいと思っています。 よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) さっきも言いましたけれども、本当にそこは中山の皆さんだけじゃなくて、みんなやはり住んでいらっしゃる町民の皆さんが、特に道路は極めて大事な一番基本的なインフラですから、しっかりそこは安心して安全に通行できるというふうなところをよりしっかりと取り組んでまいりたいというふうに思います。 ◆7番(長谷川良子君) これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、7番、長谷川良子君の一般質問を終わります。 ここで、これから私が一般質問を行いたいと思います。ただ、本日、副議長が欠席しておりますので、地方自治法第106条の3により、議長より仮議長を指名したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 異議なしと認めます。 それでは、私の一般質問が終わるまで五十嵐総文社厚常任委員長を議長と指名します。 それでは、議長交代のため暫時休憩します。 △休憩 午後2時13分 △再開 午後2時14分 ○仮議長(五十嵐隆朗君) それでは、休憩を閉じ会議を再開します。 議長、斎藤秀雄君の一般質問が終わるまで、仮議長の職を務めさせていただきます。--------------------------------------- △斎藤秀雄君 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 12番、斎藤秀雄君。     〔12番 斎藤秀雄君登壇〕 ◆12番(斎藤秀雄君) 大変お疲れさまです。 副議長が欠席なので五十嵐総文の委員長に議長をしていただき、一般質問させていただきます。 世の中大変で、コロナが蔓延したり、子供たちに広がらなければいいかなと思っていたんですが、やはり一番弱い子供たちにいくのかなというふうに思っています。そして、阿賀町は幸いにも、豪雨災害には匹敵する雨量はありましたけれども、本流が荒れなかったというところでの被害が減少されていてよかったかなというふうに思っているところであります。ただ、関川村とか村上を見ると、いつ阿賀町にああいう状況が起こるか分からない。たまたま線状降水帯が飯豊山系のほうを走ったおかげで、新谷川周辺、それから長走川、併せて実川渓谷が多くやられたというところであります。 私が一般質問でお願いしている社会資本整備事業と地域再生計画というふうな大項目で質問をさせていただいております。 社会資本整備は、総合計画に基づき検討されていると考えています。県での災害事案を考慮した政策が必要というふうに私は思っているところでありますので、町の考え方を伺いたいと思います。 そこで、一番我々が懸念している阿賀野川の河川整備計画であります。阿賀野川の河川整備計画は、策定された経緯から常浪ダムが中止という大きな課題がありました。本来、常浪ダムを建設することによって、阿賀野川の流域災害は防げる治水の大きな目玉でありました。しかし、民主党政権のときに「コンクリートから人へ」というふうな観点から、新潟県で唯一中止になったダムが常浪川ダムであります。 その代わりに阿賀野川河川整備計画を立案し、同額的な金額の対応をすると。ただ、平成23年のあの大水害、新潟・福島豪雨災害で揚川ダムから下流においては、それなりに河川整備が災害を防除する、災害から復興するという目的で整備を進めていただきました。 ところが、現状、阿賀野川河川整備計画が策定され、国土交通省の認可を得てから、その後の計画の進行状況がいまいち進んでいないというふうに自分としては思っています。 そこで、県営工事ではありますが、先ほど道路の関係だとかいろんなところで町長が述べたとおり、用地が一番問題になります。用地交渉なくして整備の促進はあり得ないというところから、町として用地交渉の担当職員を阿賀野川河川整備、2011年の河川整備作業のとき、災害復旧のときには町が中心となって、町のもの、住民の地域を守るために連携をしながら用地担当職員、今、事務局員いますが、当時の建設課として対応したように思っています。この辺について町としての考えがあるのか、お聞かせ願えればというふうに思っています。 2点目が、地域再生計画であります。 これは今、町として地域再生計画に大いに取り組んでいる最中かなというふうに思っています。具体的にはまだまだ中身の詰めた状況が私ども議会には、さわりの話は聞いていますが、どのような計画でいるのかが分かりませんが、地域資源の活用を取り入れた計画をしていただきたいということから質問させていただきます。 阿賀町は、林業活性化策が一番大事かなというふうに思っています。これは全てオケの問題なんでありますが、財源が必要であります。財源ないところに我々議会が幾ら要望したとしても、その財源どうするんだと、その事業をどうするんだというふうな、先ほどではないですが町長から反問される経緯があります。 私ども議会は、森林環境税を創設するということで、当時の山北町から発案発議して、村上市を中心に森林環境税創設促進議員連盟をつくり、そして、ようやく環境譲与税というところまで持ってきました。他県では、地域で県税として環境税を創設し、そして、それを利用活用してきたんですが、新潟県だけは一番でなかったために当時のトップが創設を見送り、県の議会も、力が弱かったんでしょうか、しなかったんです。 どこでどうボタンを掛け違えたのか分かりませんけれども、私も環境税創設促進議員連盟の一員として、どうしてもやっていただきたいということで動いてきました。そして今、譲与税ということで町には税金が来ています。そして、基金として残っています。 たまたま9月の補正予算を見ましたら、利用した事業をこの質問を出した後に補正を組んだんじゃないかなという気がしてならないんですけれども、そういう項目がありましたけれども、使わなければ国は交付しませんという強い意見を、私は最後の解散のときに、当時の自民党の幹事長でありました二階俊博さんからは強く言われました。使わないところには金は交付しないんだよと。 これ人口割で来ていますから、阿賀町は人口が少ない。面積割でたくさん出してくださいと、当時お願いしたんですが、当時の野田税制調査会長さんもそうはいかないと。まず人口割で行くから使ったところにはどんどん増やすよというふうな話をされたので、今回、林道網整備や維持工事に多く使える事業費でありますので、使って基金はなくしていただきたいなというところからお願いであります。 それは、全て農林業への投資ということであります。山を守れば水を守ります。そうすれば治水にもつながっていきます。そういう他方面の活用が可能な財源でありますので、検討していただきたいなということでの質問であります。 そして、地域再生計画の中で阿賀の里の再生であります。 先ほども観光拠点として阿賀の里を考えているというような町長の答弁がありましたけれども、私はリニューアル工事は別問題であります。活力のない阿賀の里であってはならない。人が行ってみたい施設にならなければ大変だなというふうに思っているところであります。その中で、経営改革が遅々として進まない。見ている限り、じくじたる思いがあります。 株式会社阿賀の里は再生不可能というのが私の持論であります。そこで、町長に伺います。せっかく四万十ドラマからグランドデザインを提案いただいて、そして今、地域再生計画を考えていらっしゃるわけですから、リニューアルで活性化しようという思いではなくて、まず、経営本体をどう取り扱うかを考えていただきたい。 それには社外取締役の意見、取締役会が頻繁に開かれてどのような活動をしているかが、今のところ我々、私は議会として議員として見えないところがあるので、ちょっと不満が多いので、すみませんが、町長は株主としてどのような報告を受けて今いるのか伺わせていただければというふうに思います。 そして最後に、株式会社阿賀の里の資産台帳がきちんと整備されているのか。これは、阿賀町して投資をし、そして全てを処分するときに土地建物、そして備品全てを町有にするという条件で神田一秋町長になる前に処置した経緯があります。行政は継続ですから、町としてその対応がされているのかお聞かせください。 私は阿賀の里については、強い思い入れがあり過ぎて厳しく言っているので大変でしょうけれども、よろしくお願いいたします。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、斎藤議長さんのご質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。 まず、阿賀野川河川整備計画の進捗状況についてお答えをさせていただきます。 今まで輪中堤を前提に測量・調査・解析を行ってきたというところでございますが、現在輪中堤を計画する中で、内水に対するリスクが高い、ある意味で床上浸水以上の地区というふうなところが想定される大牧、京ノ瀬、角島、麒麟山温泉、深戸、夏渡戸、実川島、これらがそうした部分の地域として判明をしたというところでございます。 ただ、そのうち輪中堤計画で内水リスクが逆に低い、麒麟橋地区、中岩沢地区については、これも令和3年8月に住民説明会を実施し、中岩沢地区については用地測量を発注し、今年度中に地権者と交渉に入る予定であり、麒麟橋地区については、護岸、樋門の設計が残っていますが、その設計完了後、用地測量、用地交渉に入る予定だというふうなところでございます。 輪中堤計画で内水リスクの高い地区については、これまで宅地のかさ上げの検討を行っていて、本年8月に京ノ瀬地区での地元説明会を皮切りに、年内を目標に先ほど言ったほかの各地区の説明を行うというふうなところを聞いているところでございます。 今後は、住民説明会等での意見を踏まえながら、設計、用地測量を行い、順次、用地交渉に入っていくというふうに聞いているところでございます。 次に、常浪川に関する計画の進捗でございますが、平堀地区におきましては、令和元年度に用地測量を実施し、その後、部分的に修正設計を行い、本年8月に住民説明会を行ったというところでございます。今後、用地測量の修正を行いながら、年度内に用地者と交渉に入る予定というふうに聞いているところでございます。 栃堀につきましては、現在、用地測量を行っておりまして、今年度に境界確定を行いたいというところでございました。 用地の交渉なくして計画の進捗はないと、このご指摘については全くそのとおりでありますが、今申し上げたとおりが今の進捗状況でありまして、私としても少しスピードが遅いといいますか、期待した部分になっていないというふうなところは正直感じているところでございまして、ある意味で現場が形として現れない。 ここには時間がかかっているというようなところでございますが、この先行した釣浜の工事が今年度には終了するというふうなところで、その後、新年度は中岩沢に着手というふうなところであるということを聞いておりますが、ほかの地区のスピードアップも図るようにと、まさにそれには予算の確保というような面では、私としてもこれは十分県と一緒に、事務所と一緒にここは働きかけを行っているところでありますけれども、まさに振興事務所内のそうした人員の強化といいますか体制というようなものも、これ極めて大きく関連するところでございますので、土木部長さんにもそうした要望を行っているところでございますが、先ほど、この23年新潟・福島豪雨の例のお話もありましたけれども、実はまさにこうして本格化する中で、用地は地元との交渉でありますので、ここはまだ具体化をしておりませんけれども、まさによく協議をした中で町としての関わりというふうなものがあって、この進捗が早められるというふうなところがあれば、私も積極的にそこは一緒に連携をしながら町として進めていきたいというふうに思っているところでございます。 今般の災害--少し話題変わって恐縮なんですけれども、実川の裏川にあっては極めて大きな部分でございまして、これを振興事務所に相談したら、むしろ振興事務所主体で人員も派遣しながらというようなところもお聞きをしながらそうした支援をいただいてまいりますので、むしろこうした県の大きな工事にあっては、そこは一つの連携でございますから、私も積極的にそうした面では考えていきたいというふうに思っているところでございますので、新年度に向けながらそうした情報共有をしながら協議を進めていきたいというふうに思っているところでございます。 続きまして、森林環境譲与税でございますけれども、これはまさに今、議長さんからお話をいただいたとおりでございまして、念願の森林環境税が創設をされ、譲与税がそれに先駆けて令和元年度から交付を受けているところでございまして、これまで3か年で8,038万円ほど阿賀町として歳入しているところでございまして、このうち2,737万円については、森林経営管理制度、また、小・中学生の名札、集落周辺の森林整備、公共施設の木質化、林業事業体への道路補修補助などというようなところで活用してきているところでございまして、私としてもここはむしろ満額を頂いていってもまだこれだけの、私としても、議長のご質問、お話しいただいて、目指すところ同じだなというふうにもある意味で感じて力強い部分もございますので、私もしっかり林業振興を図っていきたいというふうなところで考えておりますので、ここは有効活用させていただきたいというふうに思っております。 そうしたところから、これはもう当初から私は9月補正では今年度交付予定額の全額を事業化するというふうなところと併せて、積み立てている基金についても早期にここは事業化をするという指示をしてまいりましたので、議長さんの質問をいただく前に、職員のほうで今回の補正を編成をしてくれたところでございますので、大変強い後押しを議長からいただいたなというふうに感謝を申し上げるところでございます。 なお、今般、これについては新潟県ほとんど全部一体で9月では全部出し切ろうというふうなところで、まさにここが、本当に最近の新聞見ると全国紙が特にこの譲与税の使途、都市部の使途なくてというふうなところが出てきていますので、これは制度自体の大きなやっぱりむしろそうした時期に来ていますから、しっかり私どもは使って足りないよというふうな主張をしていく。 これ使わないとそういう主張ができませんので、しっかりそのためにも予算化をお願いしたいと思っておりますし、あわせて、使い道のない都市部にあっては、私は実は7月だかに江東区へ行ってきたんですけれども、ぜひ江東区の皆さん、阿賀町に来ていただいて、我々は江東区民まつりでお世話になりますから、阿賀町に子供たちをよこしていただいて、財源は森林環境譲与税でいかがでしょうかというふうな話も、具体的にもうしてきているところもありますので、そうした都市部の譲与税については、ぜひ阿賀町でも活用していただきながら町の活性化にも資するように努めていければというふうに思っているところでございます。 続いて、阿賀の里の再生の件でございます。経営改革の進捗状況及びこれまたでございますけれども、新たな役員体制として1年半ほどになるわけでございます。まさに私もこうした経営陣をある意味で刷新しながら、社外取締役といいますか、そうした皆さんの経験もといいますか、実態もいろんな意見を入れながら、やっぱりあそこの経営の改善といいますか、考え方を変えながら、阿賀の里全体をやっぱり雰囲気的にも特に仕事をしている皆さんの気持ちも変えながら進めていかなければならないと。それが基本の基本だというふうにも思っているところでございます。 あまり見える部分がないので、まさに私としてもそうした部分でありますが、ここは私からむしろ現場にも出向きながら、いろんなところを確認しながら声かけしながら、むしろ私から出向いて経営陣といいますか社長さん中心に聞いているところもありますけれども、周りの花や木の植栽や除草などの周りの環境整備であったり、そして、町内の皆さん、事業者の皆さん、また農家の皆さん、そうした部分のつながりを強化しながらというふうなところを一つ今の経営陣は中心に、大きな柱にしておりますので、そこに向けては力を入れながら、そうしたところ行っていると。 そして、やはり職員の意識改革、これが重要だという同じ認識を持っていますので、そこに向けては強く取り組んでいるところであるというふうなところで、むしろもう一歩踏み出したいけれども、いろんなやはりある意味で雇用の契約の部分があるわけですから、思うようなところまでいかない部分もあるというふうな話もしながらですけれども、ある意味でざっくばらんな中で私も、花の中の部分も含めながら話を伺いながら来ているところでございます。 道の駅たがみができてもう2年近くになる、五泉のラポルテができてきた。また、道の駅加治川のリニューアル、道の駅あがののオープンというふうなところで、本当に近隣は、先ほどのお話もいただきましたが、そうした部分でありますけれども、私もまずはこの意識改革というふうなものを経営改革というふうなものは、これはやっぱり何よりも必要だというふうなところで、そうした認識をしているというふうなところでありますので、しっかりそこが目にもう少し見えるような形の中で進めていきたいと。 一つは、このコロナ禍が長く続く中で、やはりそうした部分での苦しみというふうなものは現場でもございますけれども、最近はそうした部分でお客、人の流れがまた戻りつつあるというふうなところも、私としても見ている部分があります。 社外取締役さんの意見反映についても、これは定期的にそうした役員会を開催をしているというふうなところで、いろいろ販売する展示、また内容、食事メニュー、味つけの改善、リース契約の見直し等々、これはそうした意見を反映しながらできるところを進めているというふうなところでございます。 一方、ご指摘いただいております月次の報告でございますけれども、正直申し上げまして、資金繰りについてここを作成している方が当然いて、毎月15日前後には前月分の実績を出しながらというようなところで行っていますけれども、正直言って私も報告がないというようなところから、これはちょうど私も同じ議会のタイミングぐらいしか催促をしないところがあるわけなんですけれども、ここについては本当に申し訳なく反省をした中で、議会の皆様との約束であるというふうに私も聞いておるところでございますから、しっかりそうした報告日を定めた中で、議会事務局のほうに提出するというようなところで、私からも改めて強く指示をしたところでございますので、おわびかたがたそうしたところでよろしくご理解をお願いしたいというふうに思います。 最後の株式会社阿賀の里の資産の町有化でございます。平成30年3月の売買契約によりまして、阿賀の里の土地、建物、附属設備を町有化したところでございますが、土地及び建物につきましては、登記名義が株式会社東洋観光になっているものが多くありましたが、東洋観光の清算人より協力をいただいて、令和2年6月に町への所有権移転登記を終了しております。また、備品類につきましては、阿賀の里の決算報告における貸借対照表に記載の有形固定資産は、車両と町有化後に購入した備品のみとなっており、それ以外の阿賀の里の資産は全て町の所有としたものとお互いに認識しながら、町有化になりました平成30年の償却資産台帳の残存価格を取得価格として備品台帳に掲載をしているというところでございます。 以上でございますが、よろしくお願い申し上げます。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 社会資本整備の関係で阿賀野川河川整備について再度質問させていただきます。 やはり輪中堤の内水に関しては、どこでも言われてきている現実、吉津含めて、既存の三河地域内でもほとんど輪中堤と同じ水門の関係が一番ネックになるんですよ。これは、先般、阿部議員からも質問あったとおりに、誰が管理するかというところが一番ネックになってくるんで、やはりその内水のリスクと輪中堤でいいのか、それとも鋼堤防で特殊提でいったほうがいいのかというところが出てくると思いますので、よくよく県が決めたからそれで実施するのではなくて、やはりそこに暮らしている人たちの意見が最重要だというふうに私は思っています。 そういう観点から町として用地をまとめる手だてを協力していったらいかがなものかなというところで、県と連携をしていただきたいということで話をさせてもらいました。そんな中で、たまたまこの8月4日の豪雨災害で町長が言ったとおり、実川裏川線、町道ですから、これの災害復旧、額面にしたら10億近くかかるのかなというふうな思いがあるんですけれども、五十嵐家の復興だとか、それから、その奥に発電所等もありますので、連携しながら用地取りまとめたり、事業を取りまとめていくには、津川地区振興事務所の存続も大事かなというふうに思っていますし、これはトップが行動していく。そして、職員がそれについていくことがないとかなわないと思うんですが、職員を派遣するのか、それとも県が職員をこちらに派遣するのかどちらなんですか。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 明日、私も改めて津川地区振興事務所長さん、そして県の金子土木部長さんとこへお伺いしながら、土木部の幹部の皆さんにもこれまたお願いをしてくることにしておりますけれども、今般、まさにそうした形で、県がある意味でそうした、まさにおっしゃるぐらいの事業費が想定される現場でございますので、町のある意味で技術力、人的な部分だけでは少しこれはもう査定は限られた期間の中で準備をしなければならないというふうなところで、県が町に代わりながらそうした測量設計であったり、そうした部分を、また次の方向に向けても、これは人的にここへ籍を持ってくるということではないとは思っておりますけれども、事務所でいながら、まさにこうした町の事業に関しての支援をしていただくというふうなところで、大まかにそうした部分で今進めてきておりますし、もう既に実際に、ある意味で査定に向けた現地確認、測量に向けてもう既に着手をしていただいているというふうなところも今聞いておりますので、しっかりそうした中で県からご支援いただいて、ある意味で私ども町が、これある意味で町の部分を道路も川も、これは町道、県道、河川、そうした部分はこれ全部町に関する町民に関する部分でありますから、しっかりそうした部分、お互いに補完というか連携をしながら、それが必要な業務がより進んでいくというふうな私も認識でおりますから、しっかりそうした認識を、より今回また深めていくような形でも協議をしながら、今のこの河川の関係の連携についても、これまた新年度に向けながら、より具体的に話をしていきたいというふうに思っております。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 2011年の阿賀野川河川災害関連事業を含めて用地の関係、それから、事業に至っては寿橋の事例があるわけですよ。そうしますと、やはり町職員の技術力だけでは、私は不可能だというふうに自分としては思っているので、職員体制も含めたときに、県と連携をすることが一番大事かなというふうに思うので、逆に職員を県に派遣したりしながら、お互いにうまい方法で対応していただきたいというふうに思いますので、町長はそのトップとして動いていただければというふうに思います。 そこで、もう1点は輪中堤でどうしても町民は不安になるのは、内水がたまったとき、誰がどうやって排水してくれるのかと。たまたま谷沢地区は阿賀野川河川事務所が常に目をかけてくれているんで、即、問題ありませんかという電話が来るというふうに町長は思っていると思うんですけれども、阿賀野川河川事務所の所長さんが特に谷沢地区に関しては2011年の災害後、佐藤信秋先生だとか当時の皆さんが動いてくれたおかげで、常に阿賀町に対しては、いろんな情報をリアルタイムで町長とも連絡取っているというふうに自分としては思っているんですけれども、県との連携、そして、国との連携をどうやって強固にしていくのかを、町長、何か具体的にありますか。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これはある意味でトップ同士の人間関係がつくっていくというようなところがその基本になると思っていますから、私もそうした面では1年生でございますけれども、しっかりこの4年の間に負けないぐらいの人間関係はできているなというふうに、ある意味で思っているところで、1年生がゆえにご支援をいただいているなというふうなところも、これも感謝しているわけでございますけれども、今言うように河川事務所をはじめ、局の部長さん、道路部長も河川部長さんもはじめ、しっかりそうした部分で阿賀町をある意味で気にかけていただきながら、いろんな面でまた、いざというときの支援ばかりじゃなくて、常日頃のご指導をいただいているというところは本当に私もありがたいなというふうに思っていますので、ただ一方、やっぱり町の中で、昨日も職員の関係で少し申しましたけれども、やはり技術職といいますか、そこへのやっぱり我々町の中での体制、職員の具体的には数というようなものは、私はもう少しやっぱり拡充というか増強していくことが、やっぱり常日頃の安全面での部分です。 また、これはやっぱり技術力というのはいろいろやっぱり経験の中でも先輩からも引き継ぎながら指導を受けながら、そうしたいろんな部分に対応できていくというふうなところだというふうに考えていますので、そうした職員の育成というふうなものは、これまたしっかり必要だと思っておりますし、私とだけの連携って、私もまさにここは職員のように何十年もございませんから、それよりも、むしろ職員同士が職員でつながっていくというふうなところも、これまたむしろ極めて大事なところでありますから、かつてはそれぞれ職員の相互派遣であったり、そうした中で、組織的なつながりも深めながら、技術面の向上も図ってきた部分もありますので、そうした部分も考えながら、将来に向けてのところを早期に私もそうした面でつくっていきたいなというふうに思っているところでございます。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 町の技術員の不足は町長が思っているとおりだというふうに思うんですが、その中でたまたま前の土木部長の中田さんが県の技術センターの理事長という形で、そしてちょくちょく阿賀町に来られているんですよ。そんな中で、中田部長は、何か足りないときはうちの会社に話を、技術センターの職員が営業に回ってくるなんてことはあり得なかったんですよ。もう県の出先機関みたいなものですから営業なんかしなかったんですけれども、最近営業に回ってくるんですよね。 だから、そういうところは技術畑の自分らなのでやはり大いに使って、町長もそういう懇意にしているというふうに伺っていますので、そういうところは大いに使っていただければなというふうに思っています。 そこはまた、後は町長の判断ですから答弁は結構ですので、よろしくお願いしたいというふうに思っています。 次に、森林環境税の関係です。 たまたま自分一般質問しようかなと思っていたら、平成15年の新町建設計画が出てきたんですよ。ひっくり返して自分でよく見ていたら、基本理念は「豊かな自然・かがやく文化 みんなで築く安心のまち」という項目があって、その中の第1項目が豊かな自然の中で、自然にやさしい治山・治水、河川環境の整備とうたっているんですよ。これは中身を見ていくと、飯豊連峰や阿賀野川等の動植物魚類等への影響を考慮しながら、自然環境にやさしい治山・治水事業や河川環境整備を推進しますと。これ平成15年の合併以前、合併は17年ですから。 それと、もう1点が、里山・森林の保全となっている。保水や生態系の維持、景観形成等の環境保全機能を有する里山・森林の適切な管理に努めるとともに、森林教室、自然観察会などを積極的に実施し、体験を通して里山や森林の保全意識の向上と地域文化・伝統の継承を図りますと。これは、今、町やっていますか。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今、平成15年の合併に当たってのそうした基本計画といいますかそうした部分で、これは町民のそれぞれの旧町村の代表の方々のいろんな議論の中でつくり上げてきた部分だと私も承知しておりまして、平成17年10月の策定でしたけれども、第1期総合計画はそれを踏襲した中で、私が事務局をさせていただきながらでございますけれども、ほぼそのとおりに策定をしたのが第1期総合計画、10年の計画でございますので、まさに今思い起こした部分でもございますけれども、そこは合併に当たって本当にそうした部分が必要なところを皆さんの思いをそうした計画に表したわけでございますから、それをより実現するために、それが今、我々が私たちが果たしていくべきものだというふうに私も認識しているところでございますので、少しその面がある意味で大きな面が少し視点がかけながら、より私は実施すべきものを主体にというふうな私の考えもあるので、より少し具体化し過ぎている部分も今の計画にはあるわけでございますけれども、本当にその理念というか、そこにあっては変わるものではないというふうに思っておりますので、私もそういうことで昨日から申し上げ続けておりますように、このやっぱり阿賀町のそうした資源、森であり川であり、そうした部分をより活用しながら、またそれが町民皆さんの安全にも資するような面で、子供たちの教育にも資するような面で、しっかり取り組んでいくことが極めて基本的な部分だなというふうなところも思い起こしながら、私もそうした部分に可能な限り具体的な部分で向かっていきたい、進めていきたいなというふうにも思っているところでございます。 なかなかあそこに書いてあるとおり、この17年、18年の間、進んでこなかったんじゃないかなというのが正直なところでございます。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) その中で環境税が創設、譲与税が今、創設され、最終的には環境税という形になっていくんですが、阿賀町がJ-クレジットなりクレジット持っているんですけれども、販売実績を聞いたらなかなか進んでいなくて、あまりに多く残ったので自分としてはびっくりしたんですけれども、これらについて町長はどう考えですか。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) いや、まさにここはせっかく持っている財産なんです。これは、やっぱりPRも足らないというふうな中でありますので、私もしっかりここを必要な皆さんにPRしながら、このクレジットも購入をいただいて、これもまさに森林整備の今後の大事な貴重な財源だというふうなところで進めてきているわけでございますから、クレジットを販売して買っていただいて、それによって、さらにまた森林整備しながら、またクレジットを発行して、そうしたいい循環を目指しての最初の制度化でございますんで、私ばっかり言って大変恐縮ですが、これも私が一番当初に企画時代に計画をした部分でありますので、今しっかりまさに今度はそこを計画どおり進める立場であるというふうに認識しておりますので、ここはPR、営業も含めながらしっかりと行って森林整備にも資するように取り組んでいきたいというふうに思います。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 町長への来訪者が数多くいらっしゃると思いますので、来た人には必ず買っていただくことを町長から言っていただき、農林課が積極的に営業活動していただければというふうに思うんですが、そっちのは間伐クレジットが1トン当たり1万円なんです。これが今残っているの幾らと聞いたら5,953トンと言うんです。6,000万近くは売れ残っている。それで、もう一つの排出削減のやつはトン3,000円で、これは1,574トン。合わせると6,000万、ふるさと納税、楽々と町長が自由に使える森林に対応できる、そして、農林業への投資できる財源になるかなというふうに思ったので、なおさらこのお金を頂くと、逆に阿賀の里のリニューアルに向けても使えるというふうに自分としては思ったので、リニューアル工事は別ですか。 この環境税も利用しながらニューアル工事は別ですから、中身の経営体制をもう一回見直していただきたいと思って強く要望しているんですが、経営改革が進まないんですよね。改革が進まないというのは先ほど町長もちらっと言ったように、職員の意識改革なんです。これはどうやったら意識改革できるかといったら、身を切る覚悟なんですよ。切らないと駄目なんですよ。切るということは言い方悪いですけれども、民事再生に持っていくしかないんですが、町長どうお考えですか。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここの会社の存続といいますか、そうした部分ではこれやっぱり私としてもいろんな手法があるのかなというふうにも思いながら、より継続といいますか、発展できるような形の中での組織の在り方というのは、極めてこれやっぱり重要なところだというふうに思っておりますので、これまた議長さんからも引き続きご指導いただく中で検討していきたいと思っておりますけれども、まずは、私は今の体制の中でしっかりとそこも見えるような形の中で、例えば一生懸命やっているんだと、改革に向けて阿賀の里の社長以下、みんな職員の社員の皆さん、一生懸命やっているな、雰囲気変わったなと。ここもやっぱり私としてはスタートだというふうに認識しているんで、私もまた来たかと思われるぐらい寄りながら、先般も私が行くとみんなどこかへ姿が見えなくなるぐらいの状況があるんで、逆効果かなというふうにも思いながらも買物をしてくるわけでありますけれども、しっかりそうした中では、これは本当に行くとやっぱりお客さんの流れというふうなところを私も見たいなと思いながらも行くというようなところもありますんで、少しやっぱり戻ってきたなというふうに感じながら、忙しさを楽しさと感じながら、みんなから笑顔で仕事をしていただく阿賀の里になることが私は第一歩だというふうに思っておりますので、しっかりそこを目指しながら、私もうるさいと言われずに一緒になってやっぱりそこを進めていきたいなというふうに思っておりますので、その経営体等々、また今後のそうした部分にあっては、引き続きまたご指導いただきたいというふうに思います。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 経営改革なくして阿賀の里の再生はないというふうに、自分としては思っています。ということは、身を切る覚悟、要は人員削減をしながら今やっているんですよ。ところが、人員削減をしているんですけれども、効果が出てきていない。じゃ、どういう効果を我々議会が望んでいるかといったら、安定した経営なんですけれども、安定した経営をするためにどういうことをするかというと、今、住民とのつながりを中心にやっていくと。住民としてのつながりということは、住民が利活用しやすい市場・阿賀の里にしなければならないんですけれども、町民から好かれる体制になっていないと。何かあれば全て公金が出てくると。 ですから、私はあくまでも経営体制の問題ではないかなと。阿賀の里に対して不平不満を言っているんではないんですよ、町民自体は。中の経営体質と阿賀の里が一つとして思っているために、幾ら町がお金を投入してもよくならない。そんなところにまたお金を出すんですかというのが町民の反応なんです。リニューアル工事をやるんですかという町民の反応なんですよ。 ということは、私はあくまでも既存の建物、古くなってきている以上は、リニューアルをしなきゃならない。リニューアルをして、新たな息吹を入れて再生をするんだということで、私はリニューアル工事に関しては別の問題ですということを盛んに言わせてもらっています。 そういう状況ですので、また我々議会としても、私が一人幾らほえたとしても、議員の皆さんの賛同を得なければ、予算が上がってきたときには皆さんが賛成すればそのまま通ります。そうではなくて、それ以前にとことん腹を割った話合いをしながら、阿賀の里の再生に向けて私も努力していきたいというふうに思っていますし、苦言提言を述べていきたいというふうに思いますので、町長には覚悟していただきというふうに思っています。 その中で、資産台帳の中で船が8そうあったはずなんです。今現状、何そうですか。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) イザベラ・バードと黄金丸、2艇だというふうに理解しております。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 残りの6そうはどうなったんですか。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 五十嵐課長。 ◎まちづくり観光課長(五十嵐伸二君) 令和元年の水害のときに2そうの解体をさせていただきましたけれども、そのほかの駐車場に置いてある3そうあります。3そうだと思うんですけれども、計算上、そうすると7そうになってしまうんですけれども、1そうはちょっとまた確認しないといけないと思うのですが、その辺はまた後でちょっと確認させていただきたいと思います。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) ちゅうことなんですよ。じゃ、誰が管理者なんだと。阿賀の里は管理者じゃないんですよ。町の資産なんですよ。町がちゃんと引き継いだとき8そう。そこで減らしていったのが水害で2そうなくなりました。その解体は保険が出たんですよ。ところが、保険金は阿賀の里が掛けているから阿賀の里に戻しました。そしたら、阿賀の里が掛けた保険金といえども、じゃ、阿賀の里が損失させたんだから、阿賀の里から町に賠償すべきだというふうに、あのとき議論したんですけれども、法律上できないという総務課、そして、当時の弁護士さんの相談で、町も議会もしようがねえなということで納得したんですけれども、やはり、資産管理というのは町がきちっとやっておかないと、掌握していていただきたいです。それがないと、阿賀の里の再生に向けたとことん詰めた、要するに損失したとき、民事再生したときに処理する資産が出てこないと。上川温泉の二の舞にしたくないので、ちゃんと管理していただきたいんですが、いかがですか。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 総務課長。 ◎総務課長(野村秀樹君) 少なくとも現状の段階で、何が町の資産になっているかというところは、今回の質問にもありました中で確認はさせていただいているところであります。今後、いろいろなことが起きると思いますが、旧上川温泉のような状態にというような今お話もありましたが、そうならないようにきちんと資産管理してまいりたいと考えております。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 最後に、地域再生計画で中身なんですけれども、町長は人づくりだというふうな表現を、人材確保と人づくりだというふうに、常々、阿賀町地域再生の中では必要かなというふうにお話しされています。私は、一つ、地域再生計画の中で人づくりに対する投資をしていただきたいなというふうに思っています。 先ほど私が合併協の中で森林教室、自然観察会とかという表現をちらっとさせてもらいましたけれども、これには阿賀町に対する思いを込めた、先ほどほかの議員も質問していたとおり、子供のときからそういうところに関わっていかないとまずいかなと思うので、今後の計画の中で対応していただきたいというふうに思います。 町長、どうお考えですか。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 特にここは極めて大事なところです。やっぱり人がしっかりもあり、子供たちが思いを持って育ちながら、そして、町のいろんな分野で、ある意味でリーダー的に引っ張っていただく人もいて、そこに協力する皆さんもいて、まさに人づくりがまちづくりというふうに私も思っておりますから、そこは重点的に進めていかなきゃならないというふうな認識でございます。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 地域再生計画を立案している皆さんにもお願いしておきたいんですが、地域再生計画はハードだけではない。人づくりからもう一度考えていただきたいというふうに思います。 人をつくるためには投資が必要であります。今、教育委員会には就学金制度、議会中心に、本来、奨学金という名前でいいのかなとは思ったんですけれども、当時の教育委員会との協議の中で、就学金というふうな名前に変えさせていただき、高校生には支援をしてきています。 ところが、高校終わって次のステップに行ったときに、町からは支援がないんです。その辺を地域を再生するためには、地域の人たちが元気を出さなければならないという思いが私はあります。そういう状況の中で、地域から出ていかれる大学生、専門学生にも、今般のコロナ対策の中で増額をしていただいておりますが、あえて就学金制度の改正も含めて、今後、私は議員の皆さんと協議しながら提案していきたいと思います。そんな状況を踏まえて、町長は高校生以上の皆さんへの支援等に関してどうお考えか、最後お願いします。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここは、やっぱり学ぶ意欲があって、そして、大学なりに行かれて、民間を例えば経験された後でもいいからこれ、阿賀町に戻ってきていただいて、そこがやっぱりこの町にとって大事な部分でありますから、そこにつながる、そしてまた、阿賀町の子供たちの自分の思う将来の支援につながるというふうなところは、私もここは積極的に進めていきたいというふうに思っているところでございます。 また、これ別途、話違いますけれども、医師のある意味で確保というふうなものは新潟県全体でも、また阿賀町にとっても関連する部分でありますので、私は県でもまさにそうした、ドクターになるにはある意味で、私立に行く場合は極めて高額のお金が必要な学校もあるわけでございますから、そうしたところを支援しながら県の医師確保につなげていくというふうな県の取組もあるわけでございますので、関連しながら私もそこにも参画もしていきたいというふうな思いもありますので、またここは後ほど議会の皆さんにもよくご相談をさせていただきたいと思っておりますけれども、今言うように、ここはここで終わるよりも、むしろまさにそうした部分での支援はこれ私としてもぜひ行っていきたいなというような、今の思いでございますから、しっかりこれまた教育委員会はじめ、関係の部署で協議をしながら進めていきたいというふうに思います。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 子供の議会も含めて、議会と関わったり行政と関わることを小学生時代に行うと、子供たちの中には、自分はこの町を離れるかもしれない、しかし、遠く離れていたとしても阿賀町に貢献したいという思いが生まれるんですよ。それを私は三川小学校の、あのとき、ニシカワ君が行政に来られた皆さんが三川小学校の6年生だったかなと思うんですけれども、この議会に来ていろんな行政報告を受けたときに、終わってからの感想の文章の中にそういう表現をされたお子さんが三、四人いらっしゃいました。ということは思いが通じるんですよ。 ですから、教育長には子ども議会も含めて我々も自ら議会を開けるように、子供との会話も含めて地域と語る会も含めて対応していきたいと思いますので、その時点になりましたらご協力のほどよろしくお願い申し上げ、私の一般質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○仮議長(五十嵐隆朗君) これで12番、斎藤秀雄君の一般質問を終わります。 ここで議長と交代します。 暫時休憩いたします。 △休憩 午後3時11分 △再開 午後3時12分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開します。 これで、一般質問を終わります。 ただいまから3時30分まで休憩といたします。 △休憩 午後3時12分 △再開 午後3時30分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。--------------------------------------- △報告第12号、報告第13号の一括上程、説明、質疑 ○議長(斎藤秀雄君) お諮りします。 日程第3、報告第12号 令和3年度阿賀町健全化判断比率の報告について、日程第4、報告第13号 令和3年度阿賀町資金不足比率の報告について、以上2件は関連がありますので一括議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 異議なしと認めます。 したがって、日程第3、報告第12号、日程第4、報告第13号の2件を一括議題とします。 朗読を省略して提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、報告第12号 令和3年度阿賀町健全化判断比率及び報告第13号 令和3年度阿賀町資金不足比率につきましてご報告申し上げます。 議案書の5ページから11ページをお願いいたしまして、初めに報告第12号 令和3年度阿賀町健全化判断比率でございます。 本報告につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、令和3年度決算による阿賀町の健全化判断比率について、監査委員の意見を付して報告をするものでございます。 議案書の6ページにお示しをしておりますが、財政健全化法では健全化判断比率として4つの指標について公表、報告することとされているところでありますので、その指標についてご報告をさせていただきます。 初めに、実質赤字比率でございます。 この比率は、いわゆる普通会計における実質収支の赤字の大きさを表すものでありますが、本町におきましては実質収支が黒字でありますので、前年度に引き続き該当なしということでございます。 次に、連結実質赤字比率でございます。 この比率は阿賀町全会計の実質収支の赤字の大きさを表すものであります。これにつきましても本町におきましては黒字でありますので、該当しておりません。 3点目に、実質公債費比率でございます。 これは、標準財政規模に対する公債費支出の割合を示したものでございます。令和元年度から令和3年度の3か年の平均によって算出するもので、その比率が12.8%となったところでございます。なお、前年度は12.1%でございましたので、前年度比0.7%悪化したところでありますが、地方債の許可基準であります18.0%は大きく下回っております。 4つ目といたしまして、将来負担比率であります。 これは普通会計が将来負担すべき実質的な負債額が標準財政規模に対してどのくらいの割合になるのかを示したもので、81.6%となり、前年度に比べ17.6%改善されました。これらの指標は町税、普通交付税といった一般財源や、主に建設事業費の財源に充当する地方債の償還金が大きく影響するものであります。 今後も将来を十分意識した財政運営に一層努めてまいります。 なお、監査委員の意見書を議案書7ページに付しておりますので、ご確認をお願いしたいと存じます。 続きまして、報告第13号 令和3年度阿賀町資金不足比率についてでございます。 議案書につきましては、8ページから11ページでございます。 本件につきましても、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定によりまして、令和3年度決算によるところの各公営企業会計の資金不足比率について監査委員の意見を付して報告をするものであります。 資金不足比率とは、各公営企業会計におきまして、一般会計の実質収支の赤字額に相当する資金不足額が営業収益等の事業の規模に占める割合を表すものでありまして、先ほど報告いたしました健全化判断比率の一つである連結実質赤字比率の算定において、資金の不足額を生じている事業がある場合のみ比率として表れてくるものであります。 議案書の9ページにお示ししておりますように、本町で報告の対象となる公営企業は下水道事業、水道事業の2つの事業でございますが、いずれの事業におきましても資金不足額は発生しておらず、資金不足比率は前年度に引き続きまして該当ないものであります。 議案書10ページから11ページに、各事業に対する監査委員の意見書を付してありますので、ご確認いただきたくお願いいたします。 以上、雑駁でありますが、財政健全化法に基づきます報告第12号 令和3年度阿賀町健全化判断比率及び報告第13号 令和3年度阿賀町資金不足比率の報告とさせていただきます。 よろしくお願いいたします。
    ○議長(斎藤秀雄君) ただいま、報告第12号及び報告第13号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 報告第12号及び報告第13号一括で質疑を行います。 質疑はありませんか。 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 実質公債費比率でお聞きしたいのでありますが、この比率が少し悪化したという監査委員のお話があるわけでありますけれども。これについての原因というのは、下水道公営企業のものであるわけですか。その辺ちょっと教えてください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これにつきましては、普通会計でございますので下水道及び水道については関係する指標ではございません。なお、この悪化についてはまさに分母、分子それぞれあるわけでございますけれども、先ほども少し申しましたけれども、分母には税収、交付税等々が主に一番大きなものでございまして、分子がいわゆる公債費の償還金といいますか、そうしたものが関わってくるわけでございますけれども、ある意味で分母が少し小さくなったのかなというふうな気もしないではございませんけれども、今ご質問にあったような下水道及び水道には関係しない数字でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) そうしますと、この分母の数字が小さくなったということは人口減少とか、そういうのが加味してくるわけですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 一番大きいのはやっぱり普通交付税の額でありますから、普通交付税におきましていわゆる標準財政規模というのは、普通交付税と税収等々の標準的な財政収入額ですけれども、やっぱりここも交付税が一番大きいんですけれども、これは人口の単位が国勢調査によって大きく変わってきたので、まさにそこも影響している部分があるかなというふうには推測しておりますけれども、算定に当たっては後ほど、今不明確な部分がございますので、もしよろしければ後ほどまた詳しくご報告をさせていただくことでお願いをしたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) ほかに質疑ありませんか。 ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 これで、報告第12号及び報告第13号の質疑を終わります。 これで報告を終わります。--------------------------------------- △認定第1号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第5、認定第1号 令和3年度阿賀町各会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。 朗読を省略して提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、認定第1号 令和3年度阿賀町各会計歳入歳出決算の認定についてでございます。 議案書は1ページでございます。 各会計の決算状況をご説明をさせていただきますが、1,000円未満の額につきましては端数調整した額によりましてご報告をさせていただきます。また、決算書の実質収支に関する調書の概要を申し上げさせていただいて、決算の報告とさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 それでは、令和3年度阿賀町一般会計から報告をさせていただきますので、別冊の一般会計歳入歳出決算書をお願いしたいと思います。 1ページから11ページまでが款項別の予算額と決算額の表でございますが、12ページの実質収支に関する調書をご覧いただきたいと思います。 12ページでございます。 歳入総額138億2,702万8,000円、歳出総額129億1,669万8,000円、差引額は9億1,033万円で翌年度へ繰越しとした事業に充当すべき財源、8,115万9,000円を差し引いた実質収支額は8億2,917万1,000円でございます。 それでは、次に特別会計を順にご報告をさせていただきたいと思います。 特別会計の決算書をご覧いただきまして、初めに国民健康保険特別会計でございますが、6ページをお願いいたします。決算額は、歳入総額13億8,392万円、歳出総額13億6,817万8,000円となりまして、歳入歳出差引額は1,574万2,000円で翌年度へ繰り越すべき財源はございませんので、実質収支も1,574万2,000円でございます。 次に、後期高齢者医療特別会計、36ページをお願いいたします。決算額は、歳入総額1億8,673万5,000円、歳出総額1億8,659万7,000円となりまして、差引額及び実質収支額ともに13万8,000円でございます。 次に、介護保険特別会計(保険事業勘定)でございますが、52ページをお願いいたします。決算額は、歳入総額21億3,120万8,000円、歳出総額21億215万5,000円となり、歳入歳出差引額及び実質収支額ともに2,905万3,000円でございます。 続きまして、介護保険特別会計(サービス事業勘定)、86ページをお願いいたします。決算額は、歳入総額5,758万5,000円、歳出総額5,723万円となりまして、差引額は35万5,000円で翌年度へ繰り越すべき財源はございませんので実質収支額も35万5,000円でございます。 続きまして、診療所特別会計、98ページをお願いいたします。決算額は、歳入総額2億1,555万6,000円、歳出総額2億1,485万2,000円となりまして、歳入歳出差引額及び実質収支額ともに70万4,000円となりました。 次に、下水道事業特別会計、118ページをお願いいたします。決算額は、歳入総額8億6,679万9,000円、歳出総額8億6,301万9,000円となりまして、歳入歳出差引額は378万円で翌年度へ繰越しとした事業に充当すべき財源241万円を差し引いた実質収支額は137万円でございます。 次に、町営スキー場事業特別会計、146ページをお願いいたします。決算額は、歳入総額9,786万4,000円、歳出総額9,780万円となりまして、歳入歳出差引額及び実質収支額ともに6万4,000円でございます。 次に、水道事業決算でございますが、収益的収入及び支出につきましては158ページから159ページでございます。159ページの収益的収入及び支出の決算額でご説明を申し上げますが、収入が7億4,301万2,000円、支出が6億5,275万9,000円でございます。資本的収入及び支出につきましては、160ページから161ページでございます。収入が3億2,304万7,000円、支出が5億3,012万6,000円でございます。 以上、令和3年度各会計の決算状況を申し上げさせていただきました。地方自治法第233条第3項の規定に基づきまして、令和3年度阿賀町各会計歳入歳出決算を別冊のとおり、阿賀町監査委員の意見書及び附属書類を添えて認定をお願いするものでございます。 なお、各会計の決算内容につきましては、担当課長等から詳細説明をいたさせますので、ご精査いただき、満堂のご認定を賜りますようにお願いを申し上げます。 以上でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) ただいま、認定第1号について提案理由の説明を受けました。 次に、本日は渡部代表監査委員が出席しておりますので、ここで決算審査の意見について発言を許します。 渡部代表監査委員。     〔代表監査委員 渡部政勝君登壇〕 ◎代表監査委員(渡部政勝君) どうも、ご苦労さまでございます。 それでは、私のほうから令和3年度阿賀町各会計決算審査の結果についてご報告を申し上げます。 初めに、審査の対象につきましては、一般会計歳入歳出決算ほか10件であります。 次に、審査の期間は7月26日から8月19日までの6日間であります。審査の手続につきましては、ご案内のとおりであります。 続きまして、審査の結果でありますが、審査に付された一般会計ほか8会計の歳入歳出決算書並びに事項別明細書、実質収支に関する調書等の様式は、法令により定められた様式を基準として作成されており、また、形式審査及び実質審査においても、各会計の歳入歳出決算係数は関係帳簿及び証拠書類と照合した結果、誤りのないものと確認し、おおむね予算が適正かつ効率的に執行されていると認められたところである。 なお、決算書及び附属調書の形式審査等のほか、町道田沢上村屋敷添1・2号線改良工事、小出沢緊急浚渫工事、集落環境整備事業岡沢区、高規格救急車更新及びしごと・まなび場wⅰthブックカフェ「風舟」の状況について現地調査を実施したところであるが、いずれの事業とも施工及び管理、運営が適正に行われていたものと認められた。 令和3年度決算審査調書(一般会計及び各特別会計別収支の状況)、一般会計款別収入状況及び款別支出状況、基金の状況、地方債の状況並びに財政分析主要指数の推移は別紙のとおりである。 続きまして、審査の意見でありますが、令和3年度決算審査については、各会計決算書、財産に関する調書、主要施策の成果説明書、財政分析主要指数の推移を基に、適切な財政運営がされているか、住民の意向に沿った行政運営がされているか等に重点を置き審査を行った。 全般的には、歳入歳出とも適正かつ効率的に処理されていると認められたところであるが、社会経済情勢に即応した施策や事業等を積極的に展開し、地域経済や住民生活の安心と安全に寄与されることを期待するとともに、阿賀町財政の健全化と住民サービスのさらなる向上に努力されることを強く望むものである。 なお、審査結果に添えて、次の2項目について意見として報告する。 1点目の歳入に関する事項についてであるが、町税の徴収実績は、主要税目である町民税現年分において対前年比0.2ポイントアップの99.8%。固定資産税では前年と同様の99.1%、滞納繰越分を含めた町税全体では対前年比0.4ポイントダウンの93.5%であった。滞納繰越分については、今後も滞納者の状況と差押え財産の調査を適切に行い、処分の可否を見極め、滞納額の圧縮に努めていただくことを望むものである。 また、上下水道については、上水道使用料現年分では対前年比0.3ポイントダウンの99%、下水道使用料が前年を0.1ポイントアップの99.7%であった。担当課においては、公共料金等徴収係と連携を密にして、今後も徴収努力に励まれることを期待するものである。 一方、令和3年度は一般会計において5,232万5,449円の不納欠損額が発生しており、うち4,739万823円が株式会社上川温泉への貸付金及び指定管理料返還金である。残りの493万4,626円は町税であり、そのうち98.1%が固定資産税となっている。不納欠損処分については滞納者の所在、財産及び生活状況等の調査に基づき滞納処分を停止しているが、今後も納税の公平性の確保を図るため、債権回収においては早期に滞納処分手続を的確に行うことを望むものである。 次に、地方交付税については、前年比11.1ポイントアップの70億9,109万5,000円であった。普通交付税については、60億5,045万5,000円と対前年比1億9,547万1,000円多くなっている。 増額の主な要因は臨時経済対策費の創設(令和3年度のみ)により1億162万6,000円の増、臨時財政対策債償還基金費の創設(令和3年度のみ)により7,130万2,000円の増、地域デジタル社会通信費の創設により7,356万円の増などによるものである。しかし、令和4年度は臨時経済対策費、臨時財政対策債、償還基金費の減、高齢者保健福祉費における国勢調査65歳以上人口及び75歳以上人口の減、保健衛生費における上水道事業の公料金対策の要件を外れたことによる減により前年比2億6,077万9,000円の減額が見込まれ、今後も厳しい財政運営を強いられることが予想される。 次に、寄附金についてであるが、前年比87.8ポイントアップの5億5,806万1,000円であった。ふるさと納税については5億5,616万1,000円と前年比2億5,973万4,000円の増額となった。増額の主な要因は、主力返礼品の奥阿賀産コシヒカリ10キログラムの価格を見直し、寄附額1万4,000円を1万2,000円に変更したことから1万1,649件、1億3,978万8,000円の寄附があり、さとふるでのランキング上位を守ることができた。 なお、県内では第1位が南魚沼市の13万7,090件、45億60万2,000円、第2位が燕市の13万7,147件、44億4,319万4,000円、第3位が魚沼市の13万7,901件、28億628万7,000円であり、本町は2万9,924件、5億5,616万1,000円の第8位である。 歳入確保という観点から、今後も職員が英知を結集し県内市町村の動向を注視しながら継続的な取組を強く望むものである。 次に、町債管理についてであるが、令和3年度末一般会計借入残高は136億5,405万5,000円と前年比7億864万1,000円少なくなっているが、今後も新規借入の抑制等、残高の縮減に向けた町債管理に万全を期すよう望むものである。 2点目の歳出に関する事項についてであるが、歳出全般としては、緊急自然災害防止対策事業ほか25件の一般会計繰越明許費4億2,887万円が令和4年度に繰り越され、執行率は92.1%と前年比1.3ポイント低くなった。 初めに、除雪費の排雪業務については、令和3年度は先進地である魚沼市の事例を参考に4月以降実施する方法に変更したため、その費用対効果を含めて評価、検証を行った。令和3年度と同等の積雪量があった平成29年度における排雪費用と比較すると、平成29年度の排雪費8,005万3,000円に対して令和3年度は排雪費3,171万円となり、4,834万3,000円の減額となった。実際は、5年前より単価が11.1%程度上昇しているので、約5,700万円の減額効果が生じたことになる。 しかしながら、排雪を翌年度まで行わなかったことにより日々の除雪作業における効率は低下し、受託業者からは結果的に除雪時間が増えるなどの報告も受けている。これらを踏まえ、排雪方法を変更したことによる減額は約5,700万円となるが、除雪作業効率が3割低下したことによる除雪作業時間の増加分を相殺すると、7割程度の約4,000万円と考えるのが妥当である。今後は、除雪期間が始まる前に地元と受託業者及び町において事前協議を行い、町ができること、できないことについて意識共有を図りながら排雪経費の削減に努めていただくことを望むものである。 次に、各種団体への補助金についてであるが、令和3年度の町単独補助金は約2億5,900万円であった。当該団体の事業目的や実績、公益上の必要理由、効果及び補助金等の交付目的を十分検証の上、各課においては団体からの要望額をそのまま要求することなく、対象団体等の決算における繰越金及び積立残額を確認し、自主性、自立性を促すなどの検討を図ることを望むものである。 次に、事務事業については、硬直化する行財政運営の改善に向け、見直し等の内部努力を徹底して行い、効率化、簡素化を図るとともに、緊急性が低いと判断した事業や目的を達成したと判断した事業については、事業の廃止や縮減を行うこと。また、行政が行う必然性のある事業であるかを再検討し、加えて、町民等の独創性や英知を結集できる協働によるまちづくりなど、前例や慣例にとらわれることなく、新たな発想による事業等を積極的に取り組んでいただくことを望むものである。 以上、令和3年度阿賀町各会計決算審査意見とする。 令和4年8月26日。 阿賀町代表監査委員、渡部政勝。阿賀町監査委員、阿部義照。 以上であります。 ○議長(斎藤秀雄君) ただ今、渡部代表監査委員から決算審査の意見を受けました。 ここで若干の質疑を許します。 質疑はありませんか。 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) ご苦労さまでした。 歳入に関する事項において、差押えのことが出ていましたけれども、これについて今年度の件数と金額というのは報告がありましたか。 ○議長(斎藤秀雄君) 渡部代表監査委員。 ◎代表監査委員(渡部政勝君) 個人的に件数何件というのはありませんが、総体的に事務を進める意味で、差押え等を把握しながらやっていくという部分で今回差押えという言葉を載せました。数については、担当課で聞かれると思いますけれども。文章的に、そこら辺担当課と意見を混ぜ合わせて入れさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、五十嵐隆朗君。 ◆10番(五十嵐隆朗君) 代表のほうで出すか出さないかは別としても、やはりその辺の報告というのは義務があるのではないでしょうか。担当課。 ○議長(斎藤秀雄君) 阿部町民生活課長。 ◎町民生活課長(阿部有一君) 数につきましては、監査の中のほうの書式の中で一応人数関係のほうは載せているような状態になっております。ただ、個人情報の関係もございますのでこの中では発言のほうは控えさせてもらいます。 よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ないようですので、これで質疑を終わります。 監査委員におかれましては、長期間にわたる決算審査、大変お疲れさまでした。 お諮りします。 本件につきましては、この後、決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審議する予定としておりますので、本日は事項別明細等の担当課長からの説明並びに質疑は省略したいと思います。 これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 異議なしと認めます。 よって、担当課長の説明並びに質疑については省略いたします。 お諮りします。 ただいま上程されています認定第1号 令和3年度阿賀町各会計歳入歳出決算の認定については、阿賀町議会委員会条例第5条の規定及び議会運営委員会の決定により、議会選出の監査委員を除く全議員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審議することといたしたいと思います。 なお、設置期間は本9月定例会議の会期期間中とします。 これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 異議なしと認めます。 したがって、本件については、議会選出の監査委員を除く議員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審議することに決定しました。 委員定数は、議会選出の監査委員を除く11名であります。 なお、設置期間は本9月定例会議の会議期間中であります。 お諮りします。 ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員を阿賀町議会委員会条例第7条第2項の規定により、ただいまから議長において指名します。 1番、加藤達也君、2番、長谷川智君、4番、山口庫幸君、5番、宮澤直子君、6番、長谷川眞君、7番、長谷川良子君、8番、入倉政盛君、9番、斎藤栄君、10番、五十嵐隆朗君、11番、石田守家君、12番、斎藤秀雄。 以上、11名の諸君を指名します。 これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 異議なしと認めます。 したがって、ただいま議長が指名した11名の諸君を、決算審査特別委員会委員に選任することに決定しました。 なお、阿賀町議会委員会条例第9条の規定により、決算審査特別委員会を本日の本会議終了後直ちに招集し、当議場において開催いたしますので、よろしくお願いいたします。 お諮りします。 9月8日木曜日から9月15日木曜日までの8日間、決算審査特別委員会のため休会といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 異議なしと認めます。 したがって、9月8日木曜日から9月15日木曜日の8日間、休会とすることに決定しました。 次の会議は9月16日金曜日午前10時開会といたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本定例会議に付された事件も全て終了しました。 これで本日の会議を閉じます。 本日はこれにて散会とし、休会といたします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後4時09分...