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12月15日-01号

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  1. 阿賀町議会 2020-12-15
    12月15日-01号


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    令和 2年 12月 定例会          令和2年阿賀町議会12月定例会議会議録議事日程(第1号)                   令和2年12月15日(火)午前10時開会日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議会の諸報告日程第3 町長の行政報告日程第4 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(11名)     1番  宮澤直子君      2番  長谷川 眞君     3番  清野眞也君      4番  斎藤 栄君     5番  小池隆晴君      6番  入倉政盛君     7番  山口周一君      8番  五十嵐隆朗君     9番  石田守家君     11番  石川太一君    12番  斎藤秀雄君欠席議員(1名)    10番  神田八郎君---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         神田一秋君   副町長        南 秀之君 教育長        遠藤 佐君   会計管理者      齋藤啓司君 総務課長       野村秀樹君   町民生活課長     長谷川忠市君 こども・健康推進課長 星 利昭君   福祉介護課長     澤野直也君 農林課長       江花一実君   まちづくり観光課長  眞田政弘君 建設課長       大江修逸君   消防長        清野 隆君 消防本部次長     佐藤秀行君   消防本部予防課長   伊藤 悟君 学校教育課長     清野郁男君   社会教育課長     石川 聡君 農業委員会事務局長  若狭孝之君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長       阿部 勉    書記         阿部大輔 △開会 午前10時00分 △開会の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) おはようございます。 ただいまの出席議員は11名であります。 欠席議員は、10番、神田八郎君の1名です。 これから令和2年阿賀町議会12月定例会議を開会します。--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため求めにより出席した者は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会議の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、7番、山口周一君及び8番、五十嵐隆朗君を指名します。--------------------------------------- △議会の諸報告 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第2、議会の諸報告を行います。 9月定例会議以降の議長及び議会の活動は、お手元にお配りした報告書のとおりであります。 次に、総文社厚常任委員会産業建設常任委員会、広報広聴常任委員会及び議会運営委員会より、休会中に行った各委員会の所管事務調査の報告書が、それぞれ議長の手元に提出されております。 議会運営委員会の報告内容につきましては、本12月定例会議での議会運営であり、本日開会前の議員打合せ会においてその内容を報告してありますので、議会運営委員長からの報告は、お手元に配付されている報告書のとおりで終わらせていただきます。 それでは、初めに総文社厚常任委員長から報告を願います。 9番、石田守家君。     〔総文社厚常任委員長 石田守家君登壇〕 ◆総文社厚常任委員長(石田守家君) それでは、おはようございます。 それでは、令和2年10月6日並びに令和2年11月18日に開催いたしました総文社厚常任委員会の所管事務調査の報告を、会議規則第77条の規定により報告をいたします。 皆様方のお手元に配付されています報告書をご覧ください。 両日とも、役場本庁第3会議室での聞き取り調査を行いました。 初めに、10月6日開催の調査事項ですが、(1)として、阿賀黎明高校魅力化プロジェクト「地域みらい留学生募集経過と応募状況」について、(2)として、阿賀黎明高校魅力化プロジェクト等運営に係る「NPO法人設立」の進捗状況についてであります。 委員会として、所管でありますが、6のまとめのみをご報告させていただきます。 それでは、10月6日の関係、6のまとめとして、主な説明後、各委員から、留学生の通学、大学進学への取組、教育方針など質問がありましたが、質疑を通して、現状での受入れ体制に不安要素が感じられた。町内2校の中学校への指導は前向きだが、希望校選択については従来どおりの課題が残っている。町として明確な取組方針を示し、大学進学率等の向上を図り、知名度を上げることが必要と感じられた。 次に、NPO法人かわみなとは、「寮」の運営と若者と旅人、地域住民との新たな活動の場を提供した地域限定の旅行業を取り入れ、地域の活性化を図ることを目的としている。「寮運営」を核として、温泉運営についても独自の発想を取り入れ、交流人口の拡大につなげていただきたい。法人設立が令和3年1月中とのことだが、早期の設立と留学生受入れ体制の確立、人と温泉等を活用した地域限定旅行業の実施により、活気ある地域にしていただくことを望むものであります。 以上が10月6日の委員会報告でございます。 次に、11月18日の関係についてでございます。 これについても、(1)県立津川病院の存続署名運動全般について、(2)として、阿賀町公共交通体系についてであります。 報告書をめくっていただきまして、これについても、まとめのほうで報告をさせていただきます。 (1)県立津川病院の存続署名運動全般について。 これまでに新潟県町村議会議長会、阿賀町議会から新潟県知事への直接要望がされた経緯も踏まえ、調査いたしました。 新潟県の財政が危機的状況であり、県内4か所の県立病院運営の赤字経営脱着に向けた方針に変わりはなく、市町村や民間企業へ経営譲渡、規模縮小等が打診されている。このたびは、発起人、町地域区長会連絡協議会会長名での存続署名運動の取組状況や時期などについて説明を受けた。 委員会では、多方面から意見を伺い、慎重な事実確認を求め、透明性に欠ける署名運動にならないことを求めた。また、質疑の中で、各委員から、当初の説明より署名運動が遅滞した、遅れたことも指摘されており、知事への署名簿提出については早期の対応を望むものであります。 また、インフルエンザワクチン接種状況についても報告を受けました。昨年のワクチン接種者、約1,226名に対し、本年は65歳以上が無料ということもあり、予約の数は約1,500名とのことであります。 次に、(2)阿賀町公共交通体系についてであります。 公共交通の現状は、路線バス「10系統・平日運行(新潟交通観光バス株式会社)」、コミュニテイバス「3系統・平日運行」が町営、福祉バス「17系統・曜日限定運行(町営)」、それから患者輸送車「3系統・平日運行(町営)」であるとの説明があった。 公共交通再編に関する基本方針は、町営バスの有料化や利用人数の少ない便の廃止、停留所の追加、見直しを実施する方針である。再編後の町営バスの運行形態については、定時定路線バス、循環バス、曜日限定バス、患者輸送車、デマンドバスを想定している。ほかは、仮称町中心部循環バス(案)、仮称七名地区乗合タクシー(案)となっている。 以上のような問題を協議いたしました。 以上で、総文社厚常任委員会の委員会報告とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 総文社厚常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、産業建設常任委員長から報告を願います。 8番、五十嵐隆朗君。     〔産業建設常任委員長 五十嵐隆朗君登壇〕 ◆産業建設常任委員長(五十嵐隆朗君) おはようございます。 それでは、産業建設常任委員会における所管事務調査2件についてをご報告いたします。 最初に、1点目は、10月28日に開催をいたしました調査でございます。 調査事項。 七福荘の現状について、2番目に阿賀野川河川公園について、3番目に町営三川・温泉スキー場について、4、町道黒谷線改良工事について、ほかでございます。 出席者、説明員は記載のとおりでございます。 調査目的と調査概要でございます。 1つ目に、建設されてから20年経過し、施設は比較的傷みがあり、修繕を要する。現在休業中であるが、七名地区の住民組織が施設再開望み、建設を維持管理している。今後の活動母体として、NPO法人を設立して、維持運営管理をする旨、法人代表石川氏、眞田課長に現地にて説明を受けた。 2番目、芝張り工事まで終了した。10月10日、11日に、ライオンズクラブのサッカー大会を芝の養生状態を見るため開催したが、問題はなかったなど、眞田課長に現地にて説明を受けました。 3つ目、施設内容と今シーズンの営業について調査を行った。三川支所長及び担当者より、スキー場現地で説明を受けました。 4番目に、改良箇所は地域要望が以前からあった場所で、大江課長より、狭く危険な状況を現地で説明を受けた。 5番目に、町民から、粟瀬地区において上川農業振興公社が受託している水田で、刈取り作業が終わっていない場所が数か所あるとの情報提供があり、現地の確認を行った。 まとめといたしまして、七福荘については、地域活性化の基盤となる施設でもあることから、指定管理施設として存続を望む。近隣には幾つかのわらび園、キャンプ場、たきがしら湿原など恵まれた観光資源があり、新潟県も地域活性化事業の対象地域としていることから、NPO法人の体制動向等を議論し、施設再開に向け、維持運営管理を十分に検討してほしい。 河川公園でありますが、収益施設としての公園にするのか、健康増進施設としての公園にするのかで維持管理の方法が変わる。同時に、水害時の対応も考えていただきたい。 三川・温泉スキー場でありますが、12月26日オープン予定だが、降雪次第のことであり、不安が残る。委員からは、昨シーズンのように一日も営業ができないことや、営業日数が30日に満たない年が何年も続けば、スキー場存続の是非を考える必要があると指摘があった。しかしながら、今日は大雪でありますので、この懸念は払拭されたということでありましょうか。 町道黒谷線改良は、重要な生活道路でもあることから、早期の完成を望むものであります。 次に、11月16日の報告であります。 調査事項といたしまして、阿賀の里「イザベラバード号コロナ対策改修」状況について、阿賀野川「五十島地内県河川災害」工事状況について、3番目に国重要文化財、平等寺「薬師堂」屋根ふき替え工事が終了した経緯です。4番目に磐越自動車道4車線化事業について、5番目、今後の発注計画についての調査をいたしました。 調査目的と調査概要でありますが、改修工事後のイザベラバード号について、乗船し、改修箇所などを佐藤主任から説明を受ける。 また、阿賀野川「五十島地内県河川災害」工事連接ブロック張り工、4トンテトラポッド工事などを、西川課長補佐により現地にて説明を受けた。 国重要文化財、平等寺「薬師堂」屋根ふき替え工事完了についても、現地視察を行った。 建設課からは、磐越自動車道4車線化と今後の発注計画についての情報提供も受けた。 まとめといたしまして、イザベラバード号については、建造当時に窓が開かないのでは危険ではないか等、委員から質問が出たと記憶している。委員会では、これでは業者の言いなりではないか、無駄な経費をかけているのではとの声が相次いだ。また、川のしゅんせつをしなければ、舟下りの将来がないのではとの指摘もあった。 五十島地内県河川災害工事について、この箇所は、災害の都度、流れが変わると説明があった。本工事により被害が少なくなることを望み、しゅんせつによりイザベラバード号の活用範囲の拡大も見込まれるため、県に強く要望することを求める。 平等寺薬師堂の屋根ふき替えは、13から15年ごとに行われ、その都度4,000万円以上の経費がかかるため、将来の維持管理も再度検討する必要がある。また、町内には、ほかにも文化財があり、それらも含め、今後の維持管理について考えなければならないと思います。 磐越自動車道の4車線化については、安全走行や災害時の物流道路のため、早期完成を望むものである。発注計画については、地域経済を鑑み、計画的に、早急に発注していただきたい。 以上で2件、産業建設常任委員会の報告といたします。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 産業建設常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、広報広聴常任委員長から報告を願います。 3番、清野眞也君。     〔広報広聴常任委員長 清野眞也君登壇
    ◆広報広聴常任委員長(清野眞也君) それでは、広報広聴常任委員会の報告をいたします。 所管事務調査について。 本委員会は、下記のとおり所管事務調査を実施しましたので、その結果について、会議規則第77条の規定により報告いたします。 議会だより第62号の編集作業を4日間の日程で行いました。10月7日、10月14日、10月22日は全員が出席、10月29日は委員長、副委員長の出席です。 まとめといたしまして、議会だより62号の編集作業。 今回の議会だより編集も様々な改善を行いました。議会で協議されている内容をお伝えするため、9月定例会議、決算審査特別委員会に加え、全員協議会兼議会改革推進会議等の内容も掲載し、議会活動のより積極的な広報を努めています。 今後も町民に議会活動がより身近に感じていただけるよう、紙面等の改善を進めていきます。 以上で報告を終わります。 ○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 広報広聴常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、五泉地域衛生施設組合議会中東福祉事務組合議会及びさくら福祉保健事務組合議会について、組合議員から議長の手元に報告書が提出されております。お手元にお配りしました報告書をもって報告に代えます。 次に、地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月出納検査の結果報告書が提出されております。朗読は省略します。 これで議会の諸報告を終わります。--------------------------------------- △町長の行政報告 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第3、町長の行政報告を行います。 神田町長から行政報告の申出がありましたので、これを許します。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) おはようございます。 令和2年阿賀町議会12月定例会議に当たりまして、貴重な時間をいただきまして、9月定例会議以降の行政報告をさせていただき、議員各位並びに町民の皆様にご理解とご協力をお願い申し上げるところであります。 昨日から実質な初雪が、こうして本格的な雪となりまして、町の経済も明るいような降り方になっていただければいいなというふうに今思っているところでございますが、今朝7時45分に、三川地域1,000戸ちょっとで停電が発生いたしましたけれども、あが野ニュータウン地内で倒木によることというふうなところで原因も分かりまして、現在は街灯の一部が消えているというふうなところで、住宅関係については復旧をしているというようなところでございますので、ご報告をさせていただきたいと思います。 それでは、まずコロナ感染症関連についてでございますが、当町では、いまだコロナ感染者が出ていない状況であります。しかし、大都市圏では、緊急事態宣言がいつ発出されてもおかしくないような状況が続いていることはご承知のとおりであり、各種GoTo事業も、いろいろな見直しがなされております。私としましては、それらの影響に目を向けつつ、当町から感染者が出ないよう、新しい生活様式の徹底と予防対策に努めてまいります。 日本では、今のところ、外出禁止などの厳しい措置が取られているわけではありませんので、これから年末年始に向けて帰省される方もおられると思います。マスクの着用、3密の回避、大人数での飲食の自粛など、基本的な対策を徹底しつつ、それでもなお当町から感染された方が出た際には、県や保健所と連携して、迅速に対応するとともに、誹謗中傷や差別が起こることのないよう周知徹底に努めてまいります。 また、報道では、インフルエンザとの同時流行の可能性も示唆されておりますので、町民の皆様には、積極的にインフルエンザ予防接種を受けていただくようお願いをいたします。 次に、町独自の特別定額給付金事業、いわゆる1人当たり1万円の給付事業についてであります。 10月1日を基準日として、給付対象世帯数4,508世帯、対象人口1万448人に対しまして、10月29日から給付を開始、11月19日までに完了し、最終的には4,492世帯1万427人に対し、1億427万円の給付をしております。給付率は99.65%に達し、事業完了となります。なお、未支給となりました16世帯21人分については、給付辞退が12世帯17人、行方不明が4世帯4人となっております。 次に、県立津川病院についてであります。 初めに、このたび、阿賀町区長会が主体となり実施した津川病院存続の署名活動につきましては、議員各位から特段のご理解、ご協力を賜りましたことに、改めて感謝を申し上げます。 振り返りますと、平成31年3月19日、阿賀町議会議員各位と一緒に、花角知事に建て替えの要望を行った際は、知事から、患者やスタッフのことを考えると、耐震化されていない病院を放っておくことはできない、議論を進めましょうと、平成29年の米山前知事同様の前向きな言葉をいただき、その後、建設候補地を県から求められるなど、具体的な協議が開始されていました。 昨年9月には、厚生労働省が全国424の公的病院、うち新潟県内は22病院を再編、統合の議論が必要であると公表しましたが、その中に県立津川病院は含まれていません。同時期に、新潟県の財政難から、有識者委員会で県立病院の在り方が議論をされ、地元市町村への譲渡や無床診療所への転換等の提言が示されました。それを受けて、2月に病院局の担当課長が町のこども・健康推進課長に、8月には病院局次長が副町長に説明に来ていますが、具体的な協議に入っているという認識は持っていません。 また、花角知事は、11月24日の県議会において、住民説明会の開催を含め、議論を深め、結論ありきでなく、地元の思いに寄り添って丁寧に進めたいと述べたと報道されました。 阿賀町は、広範な地域を抱え、高齢化や人口減少が続いていますが、住み慣れた土地で安心して生活できるよう、県立津川病院と町診療所との連携、役割分担による地域医療体制を築いてきました。 私としては、新潟県及び津川病院に対し、今まで地域医療を守っていただいていることに心から感謝と敬意を表しますとともに、引き続き県立病院として存続し、医療体制を充実していただくよう、署名がまとまり次第、議会の皆様と共に、改めて強く建て替えと充実を要望していきたいと考えていますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。 次に、第8期介護保険事業計画についてであります。 サービス水準を落とすことなく、ニーズに応じた計画とし、介護保険料については引き上げずに据え置く方針で、今月21日開催の第3回策定委員会に向けて、原案作成の詰めの作業を行っているところであります。 また、阿賀町障害者計画、第5期障害福祉計画、障害児福祉計画につきましても、今年度が計画の最終年度でありますので、現在、新規計画の策定作業を進めております。障害福祉に関するアンケート結果の集計も終わり、こちらも国の指針に基づく素案の作成に取り組んでいるところでありますので、介護保険事業計画と併せまして、案ができ次第、ご説明をさせていただきます。 次に、ふるさと納税の状況でございます。 11月末現在では、1億6,453万1,300円となっております。一昨年度と比較して4,700万円の減、昨年度と比較して1億8,400万円の減となっております。減額の大きな要因としては、新型コロナウイルス感染症の影響で、本来であれば業務用に使用される山形県産のはえぬき等の米が、ふるさと納税サイトに安価で出品されていることから、納税者がそちらのほうに流れ、結果、大きな減額となっているところでございます。しかしながら、新米が出始めた10月から寄附金も急増しておりますので、今後も寄附額が増加することを期待しているところであり、なお一層のPR手段を検討、実施してまいりたいと考えております。 秋のイベントにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響で、つがわ狐の里がえり市をはじめ、かのせ秋の産業まつり、みかわ秋まつり、上川そば祭りなどのイベントについては、軒並み中止となりました。 そのような中で、新しい試みとして、新潟市本町商店街と連携した新潟ひとつなぎのイベントを、11月3日に本町6番町で実施したところ、大盛況であり、今後もこうした連携イベントを定期的に開催することにより、阿賀町の発信、阿賀町ファンの確保、拡大に努めてまいりたいと思っているところであります。 なお、あがまちファンクラブについてでありますが、ファンクラブのロゴマークを全国公募したところ、274点もの応募をいただきました。審査会による審査の結果、埼玉県の23歳の女性からいただいた作品が選出されました。現在、ファンクラブの募集も並行して行っており、現在約100名から入会申込みをいただいております。ファンクラブの協力店も約50店舗集まっておりますので、議員各位からも引き続きご支援とご協力をお願いいたします。 次に、婚活事業についてであります。 この事業につきましては、町観光協会に委託し、11月22日にオンラインでの婚活を実施いたしました。参加者につきましては、町内の男性5名と、女性は新潟市から2名、長岡市、新発田市、東京都目黒区から各1名、合計各5名で行われ、3組がマッチングした結果となり、1月と3月に、その後お付き合いに発展したかをヒアリングする予定となっております。 また、12月20日にも、狐の嫁入り屋敷を会場に、女性がドレスアップして、非日常の出会いの機会を提供するドレス婚を開催予定で、準備を進めております。対象者は阿賀町の男性と、女性は阿賀町を含む近隣市町住民限定となっており、男女各8名を募集しているところであります。この婚活事業が、ぜひ成果につながるよう期待をしているところであります。 次に、町営三川温泉スキー場についてであります。 今月21日に安全祈願祭を予定しており、26日のオープン予定日に向けて準備を進めておりますが、昨日からのこの雪で、予定どおり営業ができるよう期待しているところであります。冬期間の観光につきましても、スキー場を核に、阿賀町においでいただけるように、関係団体等と連携しながら推進してまいります。 次に、阿賀の里のグランドデザインについての状況であります。 阿賀の里のグランドデザインについては、先月19日に第1回ワークショップを行い、地元住民や阿賀の里の社員、テナント関係者や関係団体の皆様24名にご参加いただきました。特に地元石間区を主とした住民の皆様からも参加いただき、より町民が利用しやすい施設となるよう、様々な提言をいただいたところであります。また、新潟国道事務所長からも、阿賀の里のリニューアルには強い関心を持っていただいており、今後は意見をいただき、連携も模索しながら、さらに数回のワークショップを行い、阿賀の里の再生に向けた意見集約を行ってまいります。 次に、清川高原保養センターの関連施設の管理と、七福荘を中心とした七名地区の活性化に向け設立されるNPO組織の状況についてであります。 これまでの説明のとおり、清川高原保養センター関連施設の運営管理はNPO法人かわみなとが、七福荘を中心とした七名地区の活性化にはNPO法人七福の恵が、それぞれ特命での指定管理を受けるべく準備を進めているところであります。両法人とも県の設立認可を受け、法人設立登記の手続も完了したと伺っているところであり、新年度にはスムーズに運営していけるよう、今後はさらに具体的な協議を重ねてまいります。 次に、農政関係についてであります。 今期の稲作の作柄は、阿賀町を含む下越南エリアが101と平年並みの収穫量となりました。一等米比率は、昨年の37.1%から69%と改善されましたが、例年の90%という高い数値には届いておりません。これにつきましては、梅雨時期の長雨による日照不足が主な原因と報告を受けております。また、コロナ禍の影響で、主食用米や酒米の需要低下が懸念されておりますが、生産関係者と一層の連携を強化し、対応の検討を進めてまいりたいと考えております。 なお、7月に発生いたしました農地災害は、国の査定を終了し、工事の発注も完了しております。今後は来年の作付に間に合うよう、関係者とよく調整を図ってまいります。 次に、有害鳥獣対策についてであります。 9月中旬よりツキノワグマの出没が多発し、259件の目撃情報がありました。不幸なことに、当町におきましても3件の人身被害が発生したところであり、けがをされた方には改めてお見舞いを申し上げます。 10月中旬には阿賀町熊被害対策本部を設置し、追い払い花火配布や、学校、保育園等、公共施設近辺の環境整備等を実施したほか、県にお願いし、熊の出没報告が多い行政区や公園近くの河川堤防等について、緊急的な河川除草を実施していただきました。 11月末以降は出没報告も大幅に減少しておりますが、引き続き緊張感を持って、警戒を維持したいと考えております。 農業被害の防止につきましては、多くの皆様が電気柵の補助活用をご希望されておりますことから、本議会におきまして補正予算を計上させていただいておりますので、よろしくご審議をお願いいたします。 次に、除雪事業でございます。 今年度の除雪会議を11月19日に開催し、本年度の除雪体制の確認と申合せ事項について協議させていただいたところでございます。総延長345.87キロメートルにも及びますが、除雪作業の安全と、住民との信頼関係の構築に尽力していただくことをお願いしてまいりました。特にコロナ禍の中、クラスターが発生すると、除雪作業が困難になることから、感染拡大防止に努めていただくことなど、コロナ対策において新たな取組を行ってまいります。 次に、道路改良でございます。 町道関係の進捗状況でございますが、補正分も含め、11月末における契約率は、町道田沢上村屋敷添1、2号線改良工事を含め、15件で約71%でございます。残りの6工事につきましては、12月中に発注を予定しておりますが、町道黒谷線道路改良工事につきましては、迂回路となる谷地線の安全確保を確認するため、また町道中学校線道路改良工事につきましては、用地測量の確定が遅れていることから、年度中の発注を目指しております。 国道459号の整備に関しましては、ご迷惑をおかけしていました文月トンネルの通行止めが11月27日に解除され、狭窄部分が一部緩和されました。トンネル区間の道路改良は、道半ばでございますが、地元のご意見を踏まえながら、早期完了を引き続き要望してまいります。 次に、高速道路でございますが、磐越道と日沿道の工事を担当するNEXCO東日本新潟支社の新潟工事事務所が、10月9日に新しく開所いたしました。現在進められている三川~安田インター間5.1キロ区間、西会津~津川インター間8.8キロメートル区間の付加車線工事を担当いたしますが、工事事務所の設置により、工事の早期完了、新規の工事の着手を期待するものでございます。 国への働きかけは、11月16日に、新潟県と共に、磐越道の全線4車線化に向けた中央要望を行ってまいりました。これからも粘り強く継続してまいります。 次に、県の河川関係工事についてでございます。 県の河川関連工事に関しましては、釣浜地区の堤防工事が9月29日に発注されました。昨年度着手しました6か所を含め、12工区で河川整備計画が進められておりますが、河川沿いの狭い箇所にJR用地、人家も隣接するなど課題が多く、技術的に難しいとも伺っておりますが、早期事業完了を図っていただくよう、新潟県に対し、引き続き要望してまいります。 次に、上下水道関係でございます。 来年度の水道料金の改定に向け、集落説明会を9月23日より12か所で順次開催いたしました。集落説明では、やむを得ないと納得していただいておりますが、多くのご意見も承りました。皆様からの貴重なご意見は、今後につなげてまいります。 上下水道施設整備の進捗状況でございますが、11月末における契約率は、水道事業では、内川水道施設水道管移設補償(その3)工事を含め、7件で約87.5%でございます。下水道事業では、津川地区マンホールポンプ更新工事を含め、6件で100%でございます。残る吉津水道施設水道管移設補償工事につきましては、県が行う道路改良の進捗が遅れておりますので、引き続き新潟県と協議を進めて実施してまいります。 次に、消防関係についてであります。 最近の活動状況でありますが、11月末現在、建物火災1件、車両火災1件が発生いたしております。予防活動につきましては、町内全域の75歳以上の独り暮らし世帯及び2人暮らし世帯の出火防止並びに火災による被害を軽減するため、高齢者世帯の防火指導を実施中であります。また、秋の火災予防運動期間中に初期消火訓練等も実施しているところであり、今後も住民に対して防火意識の高揚を図ると同時に、これから暖房器具等を使う機会が増えることから、より一層の火災予防を徹底してまいります。 次に、学校教育関係であります。 今年度の町立小・中学校の学校行事については、新型コロナウイルス感染症の影響により、中止したものや延期して実施したものなど多数ありました。そうした中で、修学旅行と運動会については、行き先変更、実施時期の変更等、工夫をして実施したところでありまして、子供たちの学校生活の思い出を残してやることができ、少し安堵しているところでもあります。今後も感染防止対策の徹底を図りながら、3学期の学校運営を支援してまいります。 次に、GIGAスクール構想の進捗状況であります。 児童・生徒及び教員への1人1台のタブレット端末の配備につきましては、7月に契約、校内ネットワーク工事につきましては、11月に契約しております。いずれも令和3年1月中には納品され、各種機器の設定作業、教職員への使用方法などの講習会や、授業における利用研修会等を行い、試験運用を進めていく予定であります。なお、タブレット端末を利用した本格的な授業が開始されるのは、令和3年度の4月からとなります。 次に、阿賀黎明高校の魅力化推進についてであります。 みらい留学推進事業での町外からの生徒募集の状況でございますが、11月30日の入寮希望の申込み締切りをもって、男子8名、女子3名の計11名となりました。出身地別には、県内4名、県外7名となっております。 今後は、入寮希望者に面接を実施した上で、入寮の許可者を決定し、3月に発表される高等学校入学者選抜検査の合格発表後に、留学が確定することとなります。4月からの入寮に向けた施設の改修と人的対応等の準備を早急に進め、新しい学校と寮の生活に不備がないよう努めてまいります。 次に、社会教育関係であります。 例年11月に行われております阿賀町文化祭事業でありますが、本年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、芸能発表会、茶会、里の秋のふれあいコンサートが中止となり、合同作品展・資料展のみの開催となりました。そうした中、合同作品展・資料展は、延べ500名の方々から鑑賞していただき、コロナ禍においても、非常に盛況であったと思っております。今後も町では、この文化祭を日頃の生涯学習活動の成果を発表する場として位置づけ、町民の方々から文化芸術に親しんでいただける機会をさらに充実させるよう、町文化協会と連携を図ってまいりたいと考えております。 次に、文化財関係でありますが、文化庁の国宝重要文化財等保存・活用事業により実施をいたしました平等寺薬師堂のかやぶき屋根ふき替え工事につきましては、11月19日に完了いたしましたので、ご報告いたします。今後も貴重な文化財の適切な保存、管理に努めてまいります。 次に、成人式についてであります。 コロナ感染症の状況から延期することとしていたわけでありますが、庁内で検討しました結果、1月10日日曜日に開催することとしております。一生に一度となる成人式を中止、もしくは次年度の対象者と一緒にして開催することは本意でもありません。コロナ感染の状況を十分に考慮し、感染対策を万全にして実施してまいりたいと考えておりますが、今朝の新潟日報で、新潟県がコロナ警報発令を検討との記事でありますので、再度の判断に迫られることになるかもしれないことをお含みおきいただきたいというふうに思います。 最後に、本12月定例会議で上程させていただきます案件は、一般会計と3つの特別会計の補正予算の議案4件、新規条例制定及び条例の一部改正の議案4件、町道路線の変更についての議案1件の合計9議案となっております。 なお、最終日には、追加議案として契約関係の上程を予定しておりますので、よろしくお願いをいたします。 各案件につきましては、それぞれ提案理由の中でご説明を申し上げますので、議員各位におかれましては、内容を精査の上、満堂のご決定を賜りますようよろしくお願いを申し上げまして、令和2年阿賀町議会12月定例会議の行政報告といたします。 よろしくお願いをいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) これで町長の行政報告を終わります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第4、一般質問を行います。 一般質問は、12名の方から通告を受けております。 順次発言を許します。--------------------------------------- △石田守家君 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。     〔9番 石田守家君登壇〕 ◆9番(石田守家君) 9番、石田でございます。 毎度のことでございますけれども、一般質問は、議員にとっては自由に言われる立場でございます。そういった意味で、今回もまた、いろいろ意見が飛び出すかも分かりませんけれども、町長、関係諸担当課長には、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 また、付け加えますけれども、一般質問の通告については、常々申し上げているんですけれども、内容が不透明な部分は答弁は結構です。答弁した場合は、答弁者がこれまた言われることばかりなので、通告内容が不透明な部分については、答える必要はないというのが前提でございます。 そういった意味で、これから私が質問をいたしますけれども、通告が11月24日、随分早くて、今日で約20日もたっているので、何か変化があって、答えるにも大変な部分が出るかなと思いますけれども、そのあたり、町長が気づかないように私のほうで質問しますので、併せてよろしくお願いをいたします。 まず、1点目についてでございます。 来年度に向けた町政運営というようなことで、平成30年12月3日には神田町長が就任したと。そして、先般、新潟日報にも出ておりましたけれども、折り返し地点で、いろいろ斎藤議長からもあったような報道もあったんですけれども、それらはあまり気にしないで、ちょっと答えていただきたいなと思います。 まず、来年度に向けた町政運営についてでございますけれども、当然、住民福祉の施策の向上、これは大変複雑な状況になっております。また、高齢化社会、少子化も伴いますけれども、ここに来て、併せて新型コロナ感染症の拡大というようなことでございます。これらについて、なかなか具体的な内容を刻んでおりませんけれども、まず答弁をお願いしておきます。 次に、その中の来年度に向けた行政運営の中でですけれども、町民サービスといいますか、県立病院の関係、そして、なかなかこれらも踏まえますと、温泉やら様々な観点から、なかなか多くの課題が山積しているというような関係で、多難な年明けが想定されますけれども、全般を通して、神田町長の町政運営、これについて、継続はどのような状況かなというようなことを踏まえて、答弁をいただきたいなと、こんなふうに考えております。 次に、町内の除雪体制の関係なんですけれども、昨年は小雪というか、過去に経験のない冬期間で、住民生活は大変に過ごしやすかったなという反面、これらを見込んだ業者にとっては大きな収入減となったというような関係から、本年も除雪計画について、十分に体制は整ったでしょうかというような関係でお答えをしていただければと。付け加えますと、1つ例を挙げますと、例えば上川の広瀬区の上段の集落に至るような急な坂道の場合は、融雪の関係の対策はどうなのかなというようなことも併せて答弁いただければありがたいなと、こんなふうに考えております。 3点目のアイビスゴルフ場、これは毎議会同じような内容なんですけれども、やはり今、町が掲げているのは、若者を呼び込む、そして景気の関係、いろんな面で、これを早急に、やはり解決してやったほうがどうなのかなというのは、当初からの私の質問なんですけれども、今回も同じような内容でございます。関連して、施設の老朽化も伴っております。そういった意味で、もし何か危険な問題が生じた場合は、誰が責任を負うのかなというふうなこともございます。そういった意味で、地域、周辺住民への周知の関係もいろいろございますけれども、お答えをしていただきたいなと思います。 それから、1番、2番、3番と質問事項にはございますけれども、当初の土地については、旧慣使用地というような関係で、これらについての返還の内容、そして、これらを返還していただくための町の指導体制はどうなのかというふうな関係と、3番にしては、牧草地の関係から、いろんな面で町の判断は問われているんですけれども、地域との話合いはどうなったのかなと、含めてお答えをしていただきたいと思います。 最後の下に記載されておりますのは、私がここで読み上げなくても、皆さんの目を通して判断していただければなというふうなことで、3点についての答弁を願います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、石田議員さんのご質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。 来年度に向けた町政運営についてというご質問でございますが、現在、令和3年度に向けた新年度の予算編成作業にかかっているところでもありまして、まさに来年度に向けた施策を練っているというところでございます。 まず、このコロナの体策でありますが、収束の見通しが見えないという中で、ようやくワクチン接種について具体的な報道がされるようになってまいりました。今年度は、約4億3,000万円のコロナ対策の国の交付金によりまして、各種事業を行ってきたところでありますけれども、国の施策によりまして、新年度も継続的に支援をしていただきたいと、いただかなければならないというふうな状況でございますが、そうした要望もしながら、時期を遅れることなく、積極的な施策を打っていきたいというふうに考えているところでございます。 また、通常の町の施策業務の中でも、このコロナに対応した工夫をしていかなきゃならないというふうに考えております。行事等の際の感染防止対策はもとよりでございますが、経済の冷え込み、雇用の落ち込みに対応すべく、経済対策、当町の実情に応じた事業に、可能な限り取り組んでいかなければなりませんが、まさにそこには財源が必要となってくるわけでございます。 国の臨時交付金の追加補正、地方創生等の様々な施策を注視しておりますが、また新潟県も、コロナ後を見据えた新しい施策を考えているようでございますので、そうした様々な事業を活用できるように、先般も県の幹部の方から、直接情報の提供、指導もいただいたところでもございます。 津川病院、阿賀黎明高校、温泉施設の管理、運営、阿賀の里等々に関して、今ほどの行政報告でも触れさせていただいたところでもございますが、これらは確実に進めていかなければならない大きな課題であります。また、猿、イノシシなどの有害鳥獣対策、そして防災、特に水害への備えも同様でございます。 これらが発生した問題への対処的なものでありますけれども、お話しいただきましたように、私も3年目、任期半分を切りました。この間、国・県の職員、また医師会など、関係団体の皆様等の人間関係も築いてまいりましたので、そうした皆さんの支援、ご指導もいただきながら、新年度からは将来に明るさを見いだすよう、戦略的な取組を進めるよう、新年度予算編成に当たって、私の主な方針を示しながら、各課長をはじめ職員が知恵を出しているというところであります。 大きな変化があるもの、新たなもの等々につきましては、この方針案を固める、また明らかにできるというようなタイミングで、事前に議会に情報の提供、ご相談をしてまいりたいと考えておりますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。 2つ目の除雪体制についてでございます。 お話にありましたように、昨年は例年にない小雪で、除雪体制を整え、準備いただいた除雪業者に、皆様におかれましては、本当に大変なご苦労をおかけしたものというふうに思っております。 昨日から降り始め、今週大雪になるというような予報でもありますが、今年度の除雪の準備状況についてご説明をさせていただきます。 先ほども少し申し上げましたが、今期はコロナ感染拡大の防止の観点から、1か所に集まって行う除雪会議は、国・県とも、中止をした中で、持ち回りの会議となっておりますが、町の除雪会議は、11月19日、ソーシャルディスタンスを考慮し、文化福祉会館の大ホールにて説明会の実施をいたしまして、併せて今期の契約書類の配付を行いながら、業者の皆さんに保険の契約や路線の確認、スノーポールの設置等、降雪期に向けた万全の準備をお願いしたところであります。 また、津川地区におきましては、例年、除雪業務を請け負っていた会社が、町の指名停止処分によりまして、委託をお願いできない状況となったことから、津川地区の全除雪業者から緊急会議にご参集いただき、代替等の検討をしたところでございますが、空白となっておりました3路線の除雪につきましても、3社から応援をいただくことで承認をいただき、対応することとしたところであります。 このたびの対応も含めまして、例年のことではございますが、この冬におきましても、除雪体制構築など、町民の生活に欠かせない生活道路の確保に努めてまいります。 次に、例としてお示しをいただきました、上川地域の広瀬区上段の住宅に通じる上り坂における融雪費用対効果についてのご質問でございますけれども、現行の除雪の状況の経費と、ロードヒーティングにした場合というようなところでの試算をしましたので、少し申し上げさせていただきたいと思います。 町道が2路線ありまして、町道押手線、これが延長70メートル、町道広瀬岩谷線、延長145メートルでございます。集落側からドーザーにより除雪をしており、集落の入り口は13%の道路勾配であることから、凍結防止剤の散布は、広瀬区へ委託をして行っているところであります。 除雪業者の広瀬地区受託路線総延長に対する上段の延長比率が48%、この割合から、平成30年度の実績案分で試算しますと、当該区間の除雪経費は年間90万2,000円程度でございます。また、凍結防止剤散布に関しましては、過去6年の平均で7万1,800円でございます。これらを合わせて、当該町道に係る除雪経費は、1シーズン当たり97万円程度でございます。 仮に、水沢地区に設置しているロードヒーティングの経費により当該路線をロードヒーティング化した場合を想定し、比較いたしますと、年間のランニングコストは、このロードヒーティングで、平成29年度実績から試算で123万円でございます。 コスト的には現状が優位であるというふうなところではございますけれども、あの道路も非常に高い技術が、オペの技術が必要な路線であることもありますので、そうした今後の担い手等も含めながら、継続して効果的な除雪体制を継続して、検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 続いて、アイビスゴルフ場に関してのご質問、3点ほどございますけれども、関連がございますので、一括してお答えをさせていただきます。 9月定例会以降、旧慣使用地の権利者であります野中区の意向が、最もこれまた重要なところでありますので、9月下旬に野中区長さんとの話合いの場を設け、野中区が使用しております旧慣使用地内及び、主にゴルフ場に関する土地の取扱いなどについて相談をしてきたところでございます。 具体的には、ゴルフ場跡地のほかにも使用地があります。ゴルフ場に関係のない土地を残した形での返還も可能であること、また仮に返還となり、町の直営地になったとしても、その後、土地の売却や貸付けがあった場合には、林野条例に基づき、その売却、貸付金額に応じた3割を区に交付する旨などを説明したところであります。 これに対しまして、旧慣使用権の廃止、いわゆる町への返還の判断につきましては、区長さんお一人で決められるものでもなく、区として正式にまだ検討していないというようなことから、今回の私どもの説明を踏まえた上で、3月に行う区の総会で諮るというふうなところも起用してきたところでございます。 ここにつきまして、牧草地としての購入をしたい人がいるというふうなところも、人づてにも聞いているところでありますが、一般的に牧草地は、かなりの肥料を使用するんじゃないかなというところがあります。肥料を使用した際の周辺への環境、いわゆる臭いに対する影響も懸念をされるなというようなところがあります。また、そうしたことになりますと、当該地域のみならず、周辺地域の皆さんの、当然同意というものも必要になってくるのかなというところで、これらが課題になるというふうに考えているところでもございます。 また、記載にありますように、バイクなどを走らせるには、すばらしい地形であるので、ぜひ進めてほしいというふうな声も私もお聞きをしているところでありますが、これもやはり、土地の権利のこれが解決しないと、なかなか具体的に進められないというふうな課題でもあり、加えて、これまた音の問題がどうなのかなという課題もあるのかなというふうにも思っているところでございます。 旧慣使用権をどうするのか、権利を所有する野中区の意向、そして個人所有者の境界も、現地で、現況で分からないというふうな課題がありますが、全筆を一括購入し、地域の理解が得られ、活性化に資する、いわゆる再開発的再利用は、私としても、ぜひこれは希望するものでございますので、町として、できることは進めていくというふうな考えは変わっておりません。 石田議員さんからも、引き続き情報提供、またご指導をよろしくお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) 答弁、細部にわたって、大変ありがとうございました。 まず、1点目の町政運営の関係というようなことで、3年目に入ったわけなんですけれども、この関係で、私から一言、自分の意見なんですけれども、まずは役場内の窓口を改革したというふうな関係から入ったわけなんですけれども、今、全般的に、町のトップは、やっぱり積極的に見えないと困るなというのが私の考えなんですけれども、その点から見ますと、全般的にといいますか、ちょっと守りの体制かなと。 大変町長には失礼なんですけれども、野球に例えるならば、幾ら守備が上手でも、点数を取らなかったら勝てないということも併せながら考えていただきたいなと。守るのも結構だけれども、攻める形も若干欲しいかなと、こんなふうに考えております。 その内容としては、まず1点目の関係、例えば県立津川病院の関係、コロナの関係、取りあえずこの2点に絞って、私は再質問といいますか、私なりに町長に対して意見を述べるわけなんですけれども、県立病院に関しては、町として、このような形で、県からの、今の行政報告も一緒なんだけれども、見えないのは、従来どおり、今までのそのままを建て替え、存続したいなと、このように見えるわけ。 これは本当に今の阿賀町として、そのまま今の形で改築要望をしても、県のほうでは駄目というレッテルを貼られているようなものなんですけれども、本当に今の阿賀町にとって県立病院が必要であるならば、このような規模で、このような内容で、町としてのしっかりした形を整えていただきたいなと私は思うんですけれども、その点どうでしょうか、まず。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに私も3年目となって、少し攻めの分野が、積極性が見えないという、今ご指導をいただいたところでございますけれども、私もさっきも少し触れているつもりではおりますけれども、攻めといいますか、ある意味で戦略的に、このまちづくりと各全般にわたって進めていきたいという思いは強く持っているところでございますが、そこを攻めていくには、やはり準備といいますか、これはもういろんな面で、準備をしながら動いていると。私はまさにこの2年間は、そうした中では、先ほども申し上げましたけれども、いろんな人との交流、人間関係を築いてきたつもりでございます。そうしたところで、私はある程度、これは積極的に、そうした必要な部分にあっては動いていると。 ただ、それが町の施策になかなか見えてこないというのも、これまたいただいたご意見のとおりかなというふうにも思っておりますので、まさに今は、そうした築いてきたところも含めながら、いわゆる新年度にあっては、先ほども少し申し上げましたけれども、より戦略的に、方向性もより積極的に私は進めていきたいというふうな思いの中で、各課長にも指示をしながら今進めているところでございますので、また引き続きのご指導をいただきたいなというふうに思っております。 具体的に、県立病院の件でございます。 まさにここは、なかなか難しい局面に入ってきているわけでございますが、これは阿賀町としては、本当にかなり前から建て替えの要望、充実の要望というふうなところを、議会の皆様と一緒になりながら進めてきたわけでございまして、昨年の秋の前までのタイミングは、先ほども申しましたけれども、それじゃ、建設場所は、町として、どこを考えていますか、どこを提案しますかというぐらい、県とも具体的なところまで入りかけていたわけでございますので、私としては、県がやはりなかなか難しい状況は、今、石田議員さんがおっしゃるとおりなのかなというふうな感じもあるわけでございますけれども、私としては、まずは基本的なところを県に、町の考えを率直に伝えていると。こっちから、例えば縮小であったり、そうしたものを私からは申し上げるつもりもなくて、ここの町の中では、やはり救急病院としての大きな役割、また入院というふうな大きな役割があるわけでございます。 現在のあの建物については、かつてのままでございますので、65床程度の大きなものになっておりますが、実際的には40床強の、今、そうした運用になっているわけでございますので、具体的な、例えば建て替えにあっても、そうした現在の規模、稼働病床、これが基本になってくるというふうなところも、これはもう十分承知しながら、まさにそうした現実的な話を今までも進めてきているというふうなところであります。 表になかなか見えない部分があるのは事実かなと思っておりますけれども、これは私もある意味、前の課長の時代から、病院局の皆さんとはよくよく話をしながら、前病院局長さん、今の局長さんを含めながら、ここはしっかり、まさにそうしたところは伝えてきておりますし、また県立病院でありますので、ここは沢野県議会議員とよくよく私も相談をしながら、沢野県議のほうからも、そうした中で、県庁の中、また、それぞれ県議会の中での動きをしていただきながら、私もその相談にといいますか、そうしたものに基づきながら行動をしてきているというようなところでございますので、私はまずは基本を持って、しっかりと町での必要性というふうなものを、まずはしっかり伝えながら、県のそれに対する答えを聞きながら、まさにそこから話合いといいますか、私としては、基本は曲げないような形の中で進めていきたいというふうに考えているところでございますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) 大変よく分かりました。 私は今、多少踏み込んだような内容を申し上げたんですけれども、本来私は優しいほうで、今、17年合併以降の問題を挙げるならば、今の阿賀町にとっては、本来は何も動けないというのが実態かなと、そう思っております。しかしながら、このまま眠ってしまったのでは、これは何もならないというような観点から、もうちょっと積極的に動いたらと促したのみでございます。 本来であれば、皆さんも聞いて分かるとおり、合併以来、常々大変な課題が山積されて、私ども議会にも当然責任はあるんですけれども、状況も状況、大変な町の状況の中での質問でございますので、じっくり町としての姿勢を明確にして進んでいっていただきたいなと、私はそれを付け加えておきます。 次に、コロナの関係、これも一緒なんですけれども、コロナの関係、感染症、すぐそばまで来ているわけなんですけれども、もし阿賀町がなった場合、どうするんだと。住民に、町民に見えるような、早急な体制が必要かと思いますけれども、その点どうでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当にコロナが県内においても広がってきて、感染者が増えてきているわけでございまして、今お話にあったように、また報道でも、これは高校生といいますか、そうしたところまで来ておりますわけですので、この町から新潟方面へ通学している高校生もいるわけでございますので、そうしたところでの感染予防というふうなものは、より、これまたお願いをしていくというふうなところでございますけれども、まさに今、これは一人一人の予防を、そういうことでもしっかり呼びかけながら、一人一人の皆さんから、ある意味で、もうこれ以上はと思うぐらいに協力をしながら、みんな感染予防をしていただいているというふうなところでありますので、そこは緩めないように、引き続きお願いをしていくというようなところでありますけれども、いつ、どこで感染するか、本当にもう分からないというような状況下にあるわけでございますから、しっかりとある意味で、例えば不幸にして感染をされても、先ほども申しましたけれども、ここはそうした町民の皆さんの理解の下で、しっかりと、やっぱり町としては広がらないようにと、そして、その不幸にして感染した方を誹謗中傷なんてことはあってはならないわけでございますから、しっかりそうした啓発といいますか、呼びかけというふうなものは、また改めてお願いをしていくというようなところで考えているところでございます。 本当にこれから、まさに先ほどの新聞のとおり、県で広がってきている、県の対策を強めていこうというふうにしているところでございますから、私どもも、そこは情報を十分にもらいながら、そこを受けながら、また庁内でも、来週にはそうした検討会議といいますか、本部会議を具体的にやりながら、そうした対策というようなものをまた進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) 町として、国・県は別として、今の現在の阿賀町として、もしそういった事態が生じた場合、即どうするんだと、どのように対処しますよというものをつくっていただきたいなと。今現在、予防の関係、出た場合、心配するだけで、万が一なった場合はどうするんだということは、町民そのものが、私もそうなんですけれども、知らない。そういった意味で、いま間もなく新年を迎えるこの時期でございますので、阿賀町から、もしそういう人が出たら、町としてはこうするんだよと、これは早急に知らせるべきかなと私は思います。どうでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これはまさに、当然そうした、いろんなところを想定しながら、私どもは対策といいますか、そうしたところを、もう計画書で、あるわけでございますので、それが町民の皆さんに、やっぱり伝わっていないというか、よく分からないというようなところは、今、議員さんのお話の中で私も承知いたしましたので、そうしたところに、より皆さんからご理解をいただく、そしてあまり心配していただかないというようなところも含めながら、さらにそうした、よりよい町民の皆様へのお知らせ、お願いというふうなものの在り方を検討しながら、これはやっぱり早急に、そうしたところをお伝えしていくようにしてまいります。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) 町政運営全般については、この後、質問を通告している人もいますので、この程度で私はとどめておきたいと思います。 次に、2点目の除雪の関係。 これは、除雪体制そのものについては、もう数十年も前から同じような体制の中で、合併をされてきたというようなことで、令和2年については、前代未聞、本当に雪の降らない冬だったというようなことで、今年はまた同じように雪が降らないのかなと思っていたら、昨日から降ってきたというような関係で、大変喜んでいいのか、どうかなと思いますけれども、町民生活そのものにとっては雪が降らないほうが結構なんですけれども、やはり冬期間のこの東蒲原であれば、マンネリ化といいますか、そういう事業がマンネリ化してきているわけ。 それが、たまたま令和2年については雪が降らなくて、町長の行政報告にもあったように、大変関係する皆さんは本当に困ったなというようなことから、こんなことは二度とないわけかなと思ったんですけれども、また今年は、今、昨日から降ってきたので、心配はないかなと思いますけれども、この除雪の関係についても、やはり細かく伺うわけなんですけれども、除雪体制そのものについては、従来と何ら変わっていないと思いますけれども、そうなんでしょうね。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 具体的な体制は課長から、今、また私の後、答弁をいたさせますけれども、まさに本当に昨年、これは自然が相手でございまして、本当に一昨年も、ある意味で小雪でございました。2年続けての小雪。特に、本当に事業者の皆様には、これはやっぱり大変な二冬でありましたけれども、これは町も、やっぱり私としても、本当に通常の四季といいますか、雪が降るときは降って、また春になれば暖かくなって、そうした通常の季節が、やっぱり本当に、いろんな面でも一番いいわけでございますので、そうしたところを願うわけですけれども、本当にこの自然状況は大きく近年変化しているところもございますので、ある意味で、こうした雪の降らないというふうな年も、これも忘れることなく、一つの教訓といいますか、私どもの一つの対策の大事なものとして、今後も生かしていかなきゃならないというふうな思いでもいるところでございます。 それじゃ、具体的には建設課長から答弁をいたさせます。 ○議長(斎藤秀雄君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) 体制についてのご質問でありますが、マンネリ化しているというご指摘、そのとおりなのかなというふうに感じております。まずもって特殊な作業であるということで、オペレーターはその路線を熟知していないと、雪を押し込む場所で文句が、けんかになってしまうとか、そういったことがございます。 そういった意味から、現在の契約方法については、全ての路線、これは随意契約ということで今日に至っているということでございます。私どもも、抜本的に入札制度を変えてやるというようなこともあるのかなというイメージもありますけれども、やはり安心して冬期間を迎えられるためには、今の体制を維持していくことが重要なのではないかなと、そういうふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) 今、建設課長のお話のとおり、もっともなんですけれども、この除雪の体制について、一昨年ですか、鹿瀬のほうで、私ちょっと聞いたんですけれども、排雪場所が困って、なかなか除雪作業員が来てくれないというふうな話を私は伺って、そこの場所で私は答えたんですけれども、役場があると言いましたけれども、役場ではないよと私は言ったんです。間違ったら間違ったと言ってください。 やはり地元の区長さんが、きちんと話をまとめてくれなかったら駄目なんですよと、作業をする人が排雪場所をお願いしたりするのでは、なかなかまとまらないというような意見も聞いたので、参考のために、そういった面については、町としても、やはり集落の区長さんに、そういった面は、しっかりお願いして対応すべきかなと私は思っております。 そういった意味で、答弁は要りませんけれども、先ほどの町長の答弁で、坂の関係、ロードヒーティングの関係については、これはやはり大変な経費の関係もございます。そういった関係で、広瀬区の場合は、私、ちょっと聞いてみようと、思いついて聞いただけですので、結構でございます。 あと、除雪のまとめといたしまして、町長の冒頭の報告の中で、雪が降ったので明るい見通しが出たと、この言葉について、若干、私は聞きたいんですけれども、明るい見通しがついたのは、スキー場、それから除雪をする業者さん。町民の皆さんは明るくなくて困ったという、この矛盾された現象なんですけれども、町長、その点、ご意見どうでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これは経済的にも明るいというふうなところで、経済的にもというところを付け加えて、先ほど申し上げたつもりでおりますけれども、まさに経済的には、今、石田議員さんがおっしゃったとおりでございまして、これは除雪といっても、やっぱり直接の請負の事業者の皆さんばかりじゃなくて、もうスタンドであったり、服を着たり、まさにそうした身支度からいろんな面まで、これはかなり幅広く、そうしたところにも結びついているというふうな面もありまして、スキー場もまさにそのとおりでございます。 町直接のスキー場の運営ばかりじゃなくて、本当にここは温泉であったり、途中のお店であったり、まさにそうした経済効果もあるわけでございますので、私はいっぱい降ってくれというふうなところで、本当にいっぱい降り過ぎると、これまた困る部分もあり、特に高齢化した阿賀町では、これはやはり自分のうちの周りの雪の心配、買物に行ったり、病院に行ったり、そうしたときの足の心配、本当にここは大きな心配になってくるわけでございますから、基本的には、さっきも言いましたが、普通の年といいますか、普通の状態が、私としては一番、やはり皆さんにとって慣れたところでもありますし、いいのかなと思っているところでございますので、そうしたところから、ご理解をいただきたいなというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) いろんな意味で、11月19日ですか、除雪会議があって、いろいろ、この冬からの関係は会議をされたと思うんですけれども、どうしてもやはり、このコロナの関係で、なかなか誘導員等々の変化も協議されたかなと私は思うんですけれども、この点について、建設課長、何という。 ○議長(斎藤秀雄君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) 誘導員の関係につきましても、コロナ感染防止。今、除雪機械のほうは、2名乗車ということで、キャビンの中に2人が乗り込む、また、そういった状況の中で感染が広がるという可能性がございましたので、県のほうも同じような対応を取るということでしたが、誘導員を別に車で走らせるというような対応、対策を検討したところでございますが、その車を急に調達するということもなかなか難しいという中で、できるところにはお願いして、伴走車をつけて、契約をさせていただいたところでございますが、できない部分につきましては、今までどおり2名乗車でありますけれども、コロナ対策には万全を期すように、マスクの着用、消毒等、徹底していただくようにお願いしたところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) 建設課長、大変よく分かりました。 それで、除雪の関係というと、稼働時間の関係、従来と夜間とか日中の場合、変わったでしょうか。従来どおりであれば、それはそれでいいんですけれども。 ○議長(斎藤秀雄君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) 従来どおりというふうに理解しております。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) じゃ、時間の関係もありますので、次、3点目に入りたいと思います。 1年間、同じことばかり聞いていると、聞く人も答える人も一緒になってしまうかなと私は心配するんですけれども、どうしてもやはり気に障って、またこの12月も町長に通告しようと思って出したんですけれども、やはりいろんなことが、日が変わるほど、いろんな問題が出てくる。 例えば今のゴルフ場、地元の土地の関係者については、旧上川の議会で承認された問題なんですけれども、野中区あるいは関係する区については、これをよそに貸すことのできないという基本的な問題を、その関係する区の皆さんは、ほとんど分からない、分かっていない。 これは当然なんですけれども、ただ単に、契約書はないんですけれども、この旧慣使用地というのは、永久に使用してもいいよという林野条例の内容だと私は思うんですけれども、この内容は、実際に、例えば今回は野中区を専門的に挙げたんですけれども、野中区の参加している全員が賛同しないと、まとまらないと私は思うんですよ、この多数決では。その点、考えたことはありますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これはまさに、現実的には、そうしたところだろうというふうに思います。そうしたところから、区長さん、また役員の皆さんは、そうしたいろんな思いがある中でございますので、まずは契約に当たってどうだというような基本的なところを、今般も、町のほうからも行きながら、そうした基本的なお話をしたと。そういうことで、やはり区長さん一人でも、これは判断できない、役員の皆さんだけでも判断できないというところで、みんなの中で協議をして、方向といいますか、意見を出し合っていきましょうというようなところでお聞きをしているところでございますので、やはりこれは、それぞれいろんな思いがあるんだというふうに思いますから、そこがやっぱり集約をしていかないと、なかなか、そうした面で進まないというふうなところになってくるのかなというふうにも思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) この関係する区の皆さん、一人一人、恐らく内容を詳しく説明したら、考えは違うと思うんですけれども、私がちょっと聞いてみたら、ゴルフ場に関わる部分じゃなくて、全部返したいんだという人も区の中でいます。それから、それ以外、ゴルフ場以外のやつは区で管理すると、従来どおり町との継続をするという人は、いまだ見当たらないというような関係もありまして、今回、またこの質問を出したというふうなことでございます。 そういった意味で、いろいろ、町長は町長なりに、これは大変苦しんでいるのかなと思うんですけれども、日がたてばたつほど、その施設内は荒廃して、木が生えてくるような現状になっている。 一生懸命、町が指導して、何とか変わった開発をやろうなと思ったときは、費用が膨大に負担するということも、私はそんなになってから、こんなことをする必要はないのかなということもあるし、それから、今現在、元の山に戻す、戻されるということも考えれば、考えられないわけではないんですけれども、どのような木が、広葉樹関係、いろんな木があるんですけれども、どのような木が出てくるかということも、今のところで、つかみどころがないような現状で、それなりに私もいろいろ考えているんですけれども、牧草地の関係、それから、いろいろバイクとか、そういったもので、町長は音がうるさいんじゃないかなというような心配をするけれども、あまりそんな世間のうるさいことを心配する必要はないんですよ、実際に。 なぜならば、よそへ行ったら、民家のすぐそばにでも、近いところでも、牧場は持っているし、あるところにはね。あるけれども、全体的には、あまり好ましくないかなと思うんですけれども、ただ単に、近年、集落の近くの牧場には、牛じゃなくて、いろいろな大きな動物を数頭放して、鳥獣害の対応もやっているなという集落もあるので、ちょっとでも私の意見を聞いてくれる暇があったら、考えてみてくださいと私は思うんですけれども。 今、鳥獣害対策には、大きな動物、今はなくなったけれども、鹿瀬の対岸でダチョウをやっとったわね。あれと同じような感覚で、今、その野中ゴルフ場全部を、一気に解決するということは大変困難かなと思うので、そのあたりも含めて、地元によく指導--指導するといったら、地元の人が本来分かるべきなんですけれども、やはり時代が時代で分からないと思うので、町として、やはり誠心誠意、指導しながら、次の開発可能な方向性を探ったらどうかなと私は思うんですけれども、どうでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 石田議員さんからは、本当に毎回この問題に関しては、情報提供、またご指導をいただいてきているわけでございまして、今言うように、これを放っておけば、このままずっといけば、まさに木が生えて、むしろ使おうと思っても使えないというふうなところに至ってしまう可能性もあるわけでございますから、まさにこの今のタイミングで、次の再利用といいますか、そうしたものを考えていくときの、本当に非常にこれは大事な観点だというふうに思っていますので、町としても、ですから、ある意味で、これは区の皆さんのご意向等々もありますけれども、そうした所有者が複雑に絡み合ってしまっている部分が、現地がどこが誰のとこか、もう既に現地が分からなくなってしまっているという、そうした大きな課題があるわけでございますけれども、ゴルフ場も全筆、みんな監査となれば、こうした部分も、また一つクリアになってくる部分もあるわけでございますから、ただ一方で、何に使うかということは、やっぱり非常に大事なところだと思っております。 今言うように、あれだけの場所、あそこが、これだけ有害鳥獣が増えてきている中で、大きな緩衝帯といいますか、そうしたところでの役割というのは、これまた今の時代は、非常に大きなものもあるかなと思いますけれども、やはり地域の皆さんからも、よかったなといいますか、いい使い方だなというふうに思ってもらえることでないと、これはやはり町としては、なかなか進めていけない部分だなというふうに思っていますので、ある意味で、具体的に話し合った牧草というのも、普通に考えればこれは、世にそんなに、害と言うと変ですけれども、あまり嫌だと思ってもらえない部分があるかもしれませんけれども、やはりそうした中で、さっき言ったように、いろんな肥料をまいて育てていったら、そこが臭いであったり、またその排水であったり、どうなるのかなというふうな心配があるわけなので、逆に言えば、そうした心配の部分にあっては、これは今お話にあったように、よそで、そうしてやっているところもあるわけですから、よその状況というふうなものを調べないうちに、私もいい悪いという判断はしないほうがいいんじゃないかということも申し上げながら、いるところでございますので、そうしたことで、あれだけの広い土地、いい場所でございますから、私もしっかり、そうした新しい効果的な需要につながっていけるように、町としても、よくよく、また地元の皆さんともお話もしながら、関わっていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) ゴルフ場に関しては、従来の所有者が権利放棄したということなんですけれども、やはりそれはそれとして、本当にあの場所を、あの膨大な面積のある場所を、何らか、これからの町の発展のために、早急に、やはり考えていただきたいなと私は思っているんです。 いろんな面で、いろんなことを、今それぞれ担当課では、皆さん考えておりますけれども、どうしても、話は戻るんですけれども、合併以来、いろんな問題がたまたま山積したとき、町長が就任した。 町長は、変な話にはなりますけれども、後片づけで、新たな計画を立てる暇がないのかなというのは先ほども申し上げたんですけれども、本当に大変な時期に、新たに令和3年を迎えるわけなんですけれども、どうか私の質問いたしましたコロナの関係、それから県立病院の関係というものについては、しっかりした町の判断を明確に示して、対応をしていただくことを私はお願いをして、時間にもなりましたので、質問を終わりたいと思いますけれども、最後に、本当の意味の守りの神田一秋町長じゃなくて、攻めの神田一秋町長の最後のお答えを聞いて、私は終わりたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ご指導ありがとうございました。 本当にいろんな課題が噴き出してきているというふうな状況ですから、それも大きな課題ばかりでございます。一つ一つ、ただ、ここは進めていかなきゃなりません。一歩ずつでも前へ進めていって、一つずつ解決して、むしろいいほうに解決していかなきゃならないわけでございます。 このコロナも、大変な、みんな状況にいるわけでございますけれども、逆を言えば、このコロナというふうなものを我々は、ある意味で本当に大きな試練でございますけれども、これを乗り越えながら、次の活気ある町の発展に結びつけられるような政策というふうなところへ変えていかなきゃならないという思いも持っているところでございますので、まさに守りから、少し攻めに入っていきたいなという考えも持っておりますので、ぜひまたひとつご指導、ご支援いただく中で進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) これで終わります。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で9番、石田守家君の一般質問を終わります。 審議の途中ですが、ただいまから昼食休憩のため午後1時まで休憩とします。午後1時から再開します。 △休憩 午前11時43分 △再開 午後1時00分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ、会議を再開します。--------------------------------------- △山口周一君 ○議長(斎藤秀雄君) 一般質問を行います。 7番、山口周一君。     〔7番 山口周一君登壇〕 ◆7番(山口周一君) 通告に従いまして、質問をさせていただきます。 1点目は、上川温泉あすなろ荘の今後の進展はということで、新年度、あすなろ荘の指定管理者を募集し再開を予定しているとのこと。約1年間、使用されなかった施設であります。再開に向けた施設補修と、株式会社上川温泉が撤退時に処分した営業に不可欠な財産補充もかなりの予算が必要と思いますが、町ではどのくらいの予算を見込んでいるのかお聞きします。 株式会社上川温泉との金銭問題が解決しないうち、再開は望めないものと思っていましたので喜んでおりますが、コロナ感染が全国で拡大してきています。コロナ感染が落ち着かなければ、観光施設も指定管理者の応募、そう簡単に参入してこないものと思います。町はある程度、何名かまた何社かの参入希望者のめどはあるのか。その点、お聞かせください。 2点目。阿賀の里、現況に見合った政策なのか。 阿賀の里、先般、借入金の組替えを承認され、取りあえずは一息ついたところと思いますが、経営不振の根本的な問題は解決していないのではと思います。グランドデザインを新年度スタートさせ、2から3年をかけ改革すると全員協議会で伺っておりますが、半年近く遅れての計画。コロナウイルス感染状況によっては、ただでさえ経営不振が続いている会社であります。株式会社上川温泉のような破綻だけは避けていただきたい。 四国の株式会社四万十ドラマにグランドデザインの委託を決定されましたが、現在の株式会社阿賀の里、経営者陣の意見を聞いての決定なのか伺います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、山口議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 初めに、あすなろ荘再開に向けた施設補修と必要備品の整備に係る予算についてのお尋ねでございますが、まず、現状のあすなろ荘の状況につきましては、ご指摘のとおり、半年以上使用してこなかったために、特に客室の畳につきまして梅雨時期にカビが発生をしております。施設内部についての全面的なクリーニングが必要な状況になっております。 また、今年度で実施予定としておりました屋根の塗装や施設修繕等については、今後の方針が不確定な状況でございましたので、当初予算の計上はしてありますが未実施でございます。降雪期を迎えたことから、外構に係る部分については現状と時期をよく勘案した上で実施を検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 その他施設全体として、長期間の休館に伴う温泉給排水の管路につきましては、レジオネラ菌等の雑菌が繁殖しているとも思われますことから、全管路の清掃が必要となるほか、厨房等の調理機器のクリーニング、ご指摘の上川温泉が撤退時に処分した上川温泉の備品であったレジスターや食器洗浄機等の機器の補充が必要だという状況でございます。必要備品の確認につきましては、次の指定管理者を選定し、決定次第、協議を進めながら進めたいと考えております。なお、必要な予算につきましては、現状では500万円程度になるのではないかと見込んでいるところでございます。 次に、コロナ禍にある中での指定管理者の公募状況についてのお尋ねでございます。 国内でのコロナ発生から1年を迎えようとしておりますが、最近の動向では、密を避け地方が注目をされ、キャンプ場などはコロナ以前よりにぎわっている状況があり、自然豊かな阿賀町にあっては、やり方次第では優位性も出ているのではないかとの考えも持ちながら公募を行い、本日、今日の午後なんですけれども、施設の現地見学会を開催するというところであります。昨日現在、あすなろ荘に関しては6社から参加申込みをいただいております。今日、雪でございますけれども、6社の参加を見込んでいるというふうなところでございます。最終的には、今月25日が正式な申込みの期限となっているところでございます。 ちなみに、赤湯旅行村関係でございますけれども、こちらも6社の現地見学会の参加申込みをいただき、本日、現地の案内をするというところでございます。 年明け1月下旬には、申込みのあった各社よりプレゼンテーションを予定しておりまして、外部審査委員を含む審査会を経て次の指定管理者の選定をするという運びになっております。 次に、阿賀の里についてであります。 議会10月第1回会議で、新潟県信用組合からの借入れでありました1億776万6,000円をはばたき信用組合への借換えのご承認をいただいたことによりまして、返済額の軽減に加え2年間の据置期間となりましたことから、コロナ禍で非常に苦しい、厳しい経営状況が続いている中で、ようやく資金繰りが可能になっているというふうな現状でもございます。 ご指摘のとおり、経営不振の課題解決のため、抜本的な改革が必要であるというふうなところは私も強く認識をしているところでございます。今回発注しましたグランドデザイン委託は、11月19日に開催された関係者によるワークショップで、これまであまり反映をしてこなかった地元住民の皆さんのご意見をはじめ、従業員の意識改革や地元の漁業協同組合等との連携など、多くの課題が共通認識されたと報告を受けているところであります。 経営不振の抜本的な課題解決には、地元の人が町民が、気軽に立ち寄れる参画できる道の駅を目指すとともに、敷地内にもあります漁協等との連携なども通じまして、特に集客率の悪い冬期間におけるイベントの企画、地元で取れる農産物等の山の幸、川の幸、アユやサケ、カワガニ等の阿賀野川水系の幸、地産地消、阿賀の里でしか食べられないような味覚の提供が不可欠であるとも思っているところでございます。そのためにも、地元農家や漁協との連携は不可欠でありますので、今後のワークショップ等を通じ、これまでなかった関係の構築を目指すべきと考えているところでもあります。 また、阿賀の里には、ほかにはない遊覧船という強みがあります。これまでのように、ただ遊覧し景色や船頭さんのお話、歌を楽しむというようなことだけじゃなくて、川の生態系の紹介のツアーであったり、宴会、コロナ禍ではありますけれども、宴会つきのいわゆる貸切りの遊覧のプランでありましたり、様々な仕組みを講じながら、より多くの運行、集客につなげながら、リピーターの確保にもつながる仕掛けが必要だというふうなことも考えておるところでございます。 ほかには、建物自体、ハード的な観点では、魚匠のスペースの有効活用やエリア全体の利用方法の整理が必要だと認識もしておりまして、今後のワークショップでは、こうした具体的な事柄も課題として話し合われる予定でございます。 なお、グランドデザインの委託先であります四万十ドラマの選定に当たっては、阿賀の里の経営陣の意見は入っておりません。副町長を委員長とした外部審査委員を含む審査会で決定をしたというところでございます。 以上、よろしくお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、山口周一君。 ◆7番(山口周一君) では、再質問させていただきます。 上川温泉のほうなんですけれども、来春までとなると、ほぼ1年間営業を休んでたわけですけれども、1年間のやっぱり休業となると、今まで誘客されていたのが1年も途絶えた、これはやはり一旦1年の客離れといいますか、それにまた今後コロナ感染の拡大によっては、やっぱり相当厳しいものがあるかと思うんですけれども、でも6社が参入されたと聞いて、下見といいますか見学に来ているということであれですけれども、思ったよりも、何というかな、6社も来ているところで安心はしていますけれども。 ただ、その会社の決定ですけれども、以前、ハーバルパークのときに一個人が名のりを上げたけれども、町との入札関係の実績がないということで、再度また、第2の業者に決定したというようなこともありますけれども、その辺の業者取決めの決定要素というのは、町では決めているのかどうかその辺をお聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにこれ、本当に1年間近く休業というふうになるわけでございますので、今までご利用いただいた皆さんも、まさにそうした呼び戻しというのも、これも本当にそうした苦労もあるのかなと思いますが、今回は6社、正直言って私の段階では、私はどこにも個人的には声もかけていませんし、正直言ってどこが応募か、私としては、むしろ承知をしていないというふうな現状でございますけれども、いわゆる町内外から来ている申込みがあったのかなというふうにも思っているところでございますけれども、今までの実績等々を事前に公表した中で、また、指定管理の要綱というふうなものを公表した中でのまずは現地見学会にというようなところでございまして、この現地見学会を申込みをしないと正式な申込みは受けないというふうな条件の中での申込みでございますので、今回6社がそういう形の中で応募をしたというところでございますので、これがまさに現地を見て、また特に施設のさっき言ったように1年使っていないような状況もあれば、そうした現地を見て、どういう形の中で新たな経営を行っていくのかというところで、まさにこの月末までの正式な申込み期間に、ぜひ私は応募をしていただける皆さんが来ていただいているんじゃないかなとは想像しているところでございますけれども、正式な応募をしていただければというふうに思っているところでございまして、その審査につきましては、今ほど山口議員さんがおっしゃったように、これはいろいろ多角的な面から審査をしていくというふうなことになろうかと思います。 特に、どういうふうな形の中で運営をしていくのか、また、今まである意味で類似的なところの経営等々の実績であったり、受けようとする会社であるのかまた組織であるとか、個人であるのか、そこは私は承知しておりませんけれども、運営をしていけるのかとか、まさにそうした中での審査を、これは外部のそうした専門的な知見の皆さんからも審査会に加わっていただくという予定の中で、客観的な審査をしながら選定につなげていくという基本的な考えの中でおりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、山口周一君。 ◆7番(山口周一君) 応募者が複数いた場合には、やはり採用の決定基準というのかな、やはり今からやっぱりしっかりしたものを想定しておかないと、いざ候補者絞りのときにクレームがつくようではやはりうまくないかと思いますので、その辺の算定基準というのはもうできているのか、その辺をお聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 算定基準につきましては、今現在、最終の詰めをしているところでございます。先ほど町長が申し上げましたとおり、例えば、経営的な観点、過去の実績、それらに加えてこの地域との関わりであるとか、必要最低限の要素は含んだ中でのプレゼンというふうな形になりますので、そこら辺を最終的に、新年、来年の1月下旬に審査会を予定しているんですが、そこら辺の観点を重視しながら審査要綱を取りまとめているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、山口周一君。 ◆7番(山口周一君) その辺の、やっぱり審査要綱というのかな、事前に決定するまでにも、やっぱり我々議会のほうにも、こういう内容で決めるんだというのを教えていただければ、やはり指定管理者、また最終的に決定するのはまた我々議会の決定というのかな、我々にも責任あるわけですから、その辺ぜひとも、決定する前に教えてほしいんですけれどもいかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今、山口議員さんがおっしゃったとおりで認識をしておりますので、これはまさにその申込みのときから審査に至るまで、当然これ公明性を持ちながら、こういうふうな形の中で、こちらとしては業者の選定を行ったんだというふうなところは、本当にここはやはり、ある意味ではっきりといいますか、していかなきゃならない部分でございますので、いわゆる審査の今の基準でございますけれども、こちらについてはそうした中で、来年早々でこれまた時期的にある意味で皆様方にお願いをしなきゃならないかなというところは思っておりますけれども、今、課長の言うとおり、最終的な詰めをしているというところでございますので、そこの要綱といいますか基準というふうなものが定まりましたら、ぜひ議会の皆様に、そうしたところでご説明をさせていただくというような機会をいただければありがたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、山口周一君。 ◆7番(山口周一君) 以前はハーバルパークで、一旦、個人に決めたけれども入札資格がないのになぜ決めたということで変更になった件がありますが、周りから見るとやはりあれというところがあるので、今回はそのようなことがないようにお願いしたいのは事実でありますし、それにやっぱり株式会社上川温泉があのような撤退騒動があったわけですから、やはり次に受ける法人といいますか個人といいますかどのようになるか分かりませんけれども、絶対にそういうのはないように、やはりきちっと審査会を十二分な審査をし、決定しなきゃならないかと思いますので、その辺、一旦、あんな形で指定管理をやめた経緯があるわけですから、二度とああいうようなことのない方向でやっていただきたいと思いますが。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにそうしたところだというふうに思います。 従前の株式会社上川温泉、正直申し上げれば、行政主導で立ち上げたいわゆる指定管理というふうなものを、ある意味でやってもらうために立ち上げたというようなところがあるのじゃないかと思いますけれども、今回は全くそうでありませんよね。 まさに、自ら手を挙げていただくと、ある程度一定の条件といいますか今までの実績も上げた中で、自ら手を挙げていただくというふうなところですから、まさにそうした覚悟を持って、覚悟といいますかそうした思いを持って、応募していただくというようなことだと思っておりますので、その状況をよくするためにもまた今日の現地見学会というようなところ、また質問というようなものを受けているというところでございますから、今より、これは行政というよりも指定管理をしたところが今度はむしろしっかりと経営をしていっていただくというふうなところでございますので、そうした面を先ほどのお話のとおり、私どももしっかりそうやって、やっていけるのかどうかというところを外部のいろんな面の皆さんから、これまた入っていただく中で、審査をして選定をしていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、山口周一君。 ◆7番(山口周一君) 分かりました。 その辺、何というかな、やはり決定するのはかなり難しい部分があるかと思いますので、今までのその経過というのかな、それを十分踏まえてやっていただきたいし、私的に言わせれば、手っ取り早いのはやっぱり指定管理を上げればいいじゃないかみたいなところはあるんですけれども、上川温泉だけを指定管理しているわけじゃないですので、他の施設の関係もございますから、やっぱり立ち上がり、やはりある程度、指定管理料的なのは、どの程度、今までの上川温泉の指定管理料もありますけれども、どの程度までに認めていくのか、町長その辺のお考えは。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) むしろ指定管理料で出さなくても、やってやるんだというようなところがあれば一番いいというふうに思っているところでございますけれども、私ども今、資料として出しているのは過去の指定管理料の標準的なところも出しながら、入り込み客の状況等々の数字を公表している中で応募していただいたわけでございまして、まさにいうようにここも、ある意味でそうした、自らやるというふうなところでございますから、しっかりとしたある意味で経営的な計画というふうなものを持ちながら応募をしていただいているというふうに思っております。 正直申し上げまして、これも関連して大変恐縮ですけれども、清川の寮であったり、また、七福の関係であったり、こことは、今回のこのあすなろ荘については、正直言って選定の仕方というようなものをある意味で匿名からまさにこうして公募というふうな中で、違ってきているところでございますので、今回、応募されるというところは、そうした自らのしっかりとした計画の中で応募していただくというように思っておりますので、繰り返しですけれども、まさにそこを、審査の段階でもよくよく審査をしていくというふうなところだと思っておりますし、先ほどご指摘もありましたように、1年間使わない中で、先ほども申しましたけれども、クリーニングであったり必要なものがなかったりしている部分もありますから、そうした中でのものは初期的な投資といいますか、必要になってくる部分がございますので、今おっしゃっていただいた部分も、まさにそうした中での、何といいますか、話し合うといいますか、そうしたことも必要でございますし、予算的な面もお願いをしなきゃならないというようなところが出てこようかと思っておりますので、あらかじめよろしくお願いをしたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、山口周一君。 ◆7番(山口周一君) そういう施設の使わなかったための老朽化といいますか、傷み具合、これはもう町で面倒見るからそれは別枠だと思うんですけれども、私の聞きたいのは、今まで上川温泉が指定管理料1,500万円だけれども、町としてはだから、今度、新しい指定管理者に、そういう施設の補修とかそういうのは別として、年間どのくらいおおむね見ているのか。その辺もしお聞かせいただければ。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 公募の選定に当たっての提供した資料の中では、今年度のあすなろ荘に係る指定管理料を提示しております。それにつきましては、公募のときのいわゆる指定管理料の希望額というふうなものを記載する欄があるんですが、決してその額を超えてはいけないというふうな基準ではございませんで、あくまでも参考金額として掲載したものでございます。ちなみに金額は400万円程度というふうなことで公募をかけている状況の中で、今回6社の見学者があったというふうなことでご理解いただければと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、山口周一君。 ◆7番(山口周一君) はい、分かりました。 私が思っていたのは、指定管理料はある程度またプラスすれば、容易に、次にやってくれる業者がいるのかなと思ったもんですから、まさかそんな低い金額で指定管理料を提示しているかなとは思わなかったもんですから、申し訳ございません。 やはり最低でも、前株式会社上川温泉並みの指定管理料を提示しているのかなと思ったものですから聞いてみたので、分かりました。それであればあれかと思いますので、ぜひ優良な法人、個人なのかは、それはあれでしょうけれども、きっちりとその金額で、多少前後するかと思いましょうけれども、やっぱり指定管理するからには、直営でやれば相当数かかるのを、指定管理することでやっぱり低い金額で経営してもらえると思うので、その辺の決定基準をきっちりと守っていただければと思います。再度その辺申し上げ、もう一度お願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ですから今の金額も、ほぼ従来の指定管理料というようなものを基準にした中で提示をしたというところでございますので、私はこうやって公の施設を指定管理に出すわけでございますから、これが営業といいますか、そうした面だけの中で運営をした中で、町民の皆さんが使いにくいといいますか、なかなか使えないという運営にあっては、これまた違う部分があるのかなというふうにも思いますので、そうした面も含めながら、これは、先ほど来お話しいただいていますように、この選定をする際の審査の基準というものを今詰めて、まさにそこを審査の前に全員にまた皆さんにご説明をさせていただく、ご理解をいただく中で、この選定作業に入っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、山口周一君。 ◆7番(山口周一君) 直営でやっぱり相当の金額がかかる、指定管理にすることによってやっぱり民間の、営業力といいますか活力といいますか、それを活用して低い金額でよりよい温泉の経営をしていただきたいと思いますので、ぜひともその辺で、きっちりとした業者選定をお願いいたします。 続きまして、阿賀の里の件なんですけれども、以前から施設改修はということで、物産館の前の後づけの施設を壊すんだともう何年か前も言われたけれども、さっぱり進んでないのは事実です。ただ、この前もちょっとちらっと点検をしに行ったんだけれども、一部は八百屋があったところに鍾馗様の写真の展示、また鍾馗様の展示、これはいいなと思って見ていましたけれども、店内物産館みたいな下屋的なのを、以前、三、四年前なのかな、ほごしたいとは言っていましたけれども、手つかず状態でここまで来ていますけれども、その辺の考えなんかはグランドデザインの中で本当に町はどう描くのか、その辺をお聞かせ願えれば。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今、お話の前の出店といいますか、そうした中が見えにくくなっているような、また、お客さんに来ていただくようなところにも非常に分かりにくくなっているような感じもありますので、私としても、今であれば少しこれはないほうがすっきりしながら、もっとお客さんに分かってもらえて入りやすいような阿賀の里になっていくんじゃないかなと、私個人もこう思っているところでございますけれども。 そうしたそこの場所といいますか建物といいますか、そこのものも含めながらこのグランドデザインの中で意見をいただいて、方向を出しながら対応していきたいというふうに考えておるところでございますので、まさに、これも多分、私の就任の前から、私の就任当初もお話いただいたかと思いますけれども、そうした本当に前からの課題であるというようなところも十分認識しながら、遅いねということだとも思いますけれども、しっかりそうした中で、私ども町だけの思いじゃなくて、設置した阿賀の里といいますか現場の思いもあるのかと思っておりますし、利用する皆さんの声というものもいろいろ多方面から聞くことによってそこを集約しながら、よりよい、お客さんに来てもらいやすい、入ってもらいやすいような施設に造り変えていくというふうなところだと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、山口周一君。
    ◆7番(山口周一君) そうですよね。以前からそういう改修したいんだというのは聞いていますけれども、本当に手つかずでここまで来ています。ですから一遍にやれと言ったってお金のかかることですから、やはりこのグランドデザインも2年から3年かけてということを全員協議会で聞いていますけれども、やはり年次的に、その辺の計画を実行していただきたいですし、グランドデザインを決めるにも今の阿賀の里の経営陣との相談がなかったというのは、これ、ちょっと町長、いかがなものですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私、さっきなかったというのは、四万十ドラマという会社を選定するのには、阿賀の里の経営陣の皆さんの意見は聞いていませんというふうなところでございますので、このグランドデザインに関しては、当然会社も一緒になりながら、今やっているワークショップにも当然社員の皆さんも入っていただきながら一緒に進めておりますので、そうしたところでご理解いただきたいというふうに思います。 まさに2年、3年、本当は、ですから、そんなにじゃなくて、まさに計画といいますか基本的な部分を早く詰めながら、まとめながら、そして、今、先ほどのお話のとおり、これ一挙に必要なところは直していかなきゃならない部分もありますので、それを一挙にできるかというのはまたそこへの難しさというふうな面もあろうかと思いますので、そうした、例えば施設の整備等々、また、必要な部分にあってはそうしたところも含めながら、年次の中でやっていくしかないなというふうにも思っているところでございます。 魚屋はやめてしまったのに、国道からの大きなまだ魚屋の看板があったり、私としても、本当にそうしたところを重々何とかしたいなというふうな強い思いを持っているところでもございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、山口周一君。 ◆7番(山口周一君) 建物も年数が経過していますし、あれだけ大きいと、何かやるにも恐らく相当手がかかるかなと思っていますけれども。ただ、20年前の時代とはちょっと違いますから、やっぱり今に合った施設に改修していかないと、誘客はちょっと厳しいかなと思いますので、このグランドデザインを決めるのにやはりきっちりとした工程を持って進めていってほしいのは事実でありますから。 あと、地域住民も含めた経営戦略をということで、町長は言っていましたけれども、私の目から見ると、どんどんその地域住民から離れた経営戦略に向かっているなと私は見ています。三、四年前まではうちらの集落、葬儀なんかであればおとぎは阿賀の里でやったのが、だから年に二、三回は段取りしてやったものなんですけれども、もうここ三、四年やっていません。 ですから、何というか地域住民とのつながりを強くすると言っていますけれども、どんどん地域離れしているというのが私の目には見えていますけれども、町長はどう見ていますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) いやこれは、まさに阿賀の里の会社の経営が厳しくなってから、だんだんそうした中で従来やっていた仕事といいますか、その商売といいますのはまさに、今おっしゃったようなそうしたある意味で宴席であったり、そうしたものも地元の皆さんから利用してもらいながらの阿賀の里でもあったわけでございますけれども、そうした部分で、これも経営難からまさにそうしたところをできずにいるというふうなところがありますので、これは今言った面では本当にそのとおりだと思っています。 ですから、そこをまさに一気に戻せる部分とそうでいない部分とがあると思いますけれども、私が申し上げるのは本当に、一番地元の石間の皆さんからは、本当に地域の地元の阿賀の里というふうなところでいろんな面で使ってもらいながら、連携があったというふうに私も思っております。 それが本当に今は、むしろほとんどなくなってしまっているというふうなところを感じているわけでございますけれども、この私の言う地域はもう少しやはり、当然一番の地元の石間というのは非常に大事な大事なところでございますけれども、さらにやはり広げながら、阿賀町全体の、阿賀の里に行ったら阿賀町の農家の皆さんの作っていただいた野菜が購入できたり、そうしたところから作った食事が取れたり、本当にそうした面で地域の皆さんと、地域の産物とも一緒になって提供できると、また、それを楽しみに来ていただけると、そうした場所でなければ、やはりこれ経営的にもうまくなかなか改善もいかないんだろうというふうにも思っているところでございますので、石間はもとより、まさにそうした中で、皆さんとの連携をやはり図っていけるような経営といいますか、そこに変えていかなきゃならないという思いでございまして、まさに今山口さんのおっしゃっていただいたことは私も同様な思いでいるところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、山口周一君。 ◆7番(山口周一君) 野菜の直売はうちらの集落で、ちょうどうちらより、私より一つ上の人が本気で頑張って、じいちゃん、ばあちゃん方の作ったものを並べていますけれども、いっときは、阿賀の里の上流のところに畑があるんだけれども、そこを何とかなんて一時言っていましたけれども、本当の声がけだけで実際やっていません。 ですから、その辺のやっぱり、今、町長が言ったけれども、経営難に陥ってからはやはりどんどん縮小していっているというのが目に見えていますけれども、特にはっきりしているのが、中小の宴会をやっていたときに送迎のバスがないんですよ。4年ぐらい前からなくなったのかな。ワゴン車が1台、2台あるだけで。せめてマイクロバスクラスが1台ぐらいあってもいいのか。 ただ、あればまた経費もかかりますし、阿賀の里のこの経営方針とか経営戦略が本当に、そんなちっちゃな宴会はやめてもう今のままにしようよと、観光をメインでイザベラバードにかけようという戦略なのかは私は知りませんけれども、でも地域の人がちょっと言っていまして、やっぱりそういう方面の経営戦略も必要なんじゃないかなと私は思うんですけれども、町長いかがですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに、おっしゃるように送迎の車もありません。ですから使いたいと思っても使えないという状況が、建物はあっても使えないという状況が、本当に今おっしゃったように何年もこうあるわけでございますので、せっかくのものをやっぱり使いながら商売といいますか経営をしていくんだというふうなところも、ひとつまさに基本の部分であり、それがまた地域の密着にもなってくるわけでありましょうけれども、まさにそこで、今はむしろそこすらも、思いながらも多分そうしたところもできずにいるというのが、会社の経営の実態なのかなというふうに思っているところでございますので、そうした面も含めながら、どうやってやはり少しでも活気といいますか、お客様に来てもらえる施設なるのかというところで、そうしたところへ向けての意見も、まさに地元の町民の皆さんを含め、そこのワークショップの中にも入っていただいている部分でありますし、また、経営の実態と会社の実態という部分もあろうと思いますので、そこは会社の皆さんにも入っていただいているところでもありますので、ある意味でそうしたところをオープンといいますか、そうした中での議論をしていくというところも、次の展開といいますか、そこにつながってくる部分だと思っておりますし、また、つなげていかなきゃならないというふうに思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、山口周一君。 ◆7番(山口周一君) その辺も、きっちりとお願いしたいところですけれども、やはり何といってもそういう経営難がみんな悪いほうに悪いほうに流れてきているのかなと思いますけれども。 あとのグランドデザインの元請会社、四万十ドラマですか。以前、町もそういう土産品みたいな開発とおみやげ品のパックデザインというのかな、お願いしたという経緯は聞いていますけれども、これだというのが私どもに聞こえてこないというか、本当にあれだけのお金をかけて、どれがどれだけどうなったのか私どもに見えてこないので、その辺もし分かれば今教えていただきたいんですけれども。1,500万円とか、たしかかけていたかと思うんですけれども、いいものができたなというのは聞こえてこないもんですから、その辺、もしお聞かせ願えれば。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) それは私も知っている概要を申し上げて、その後課長からまた具体的に答弁してもらいますけれども、まさに、ふるさと財団というふうなところの事業に乗っかった中で、3年間、四万十ドラマに委託をした中で、町の活性化に向けて取り組んでいただいた。それは、栗、クルミ、いわゆるコンビリーさんも含めながら、また室谷の皆さんも含めながら、そうしたある意味で特産化した中で、また、売り出すには、今お話いただいたように、パッケージというか阿賀町の一つの統一デザインの中で売り出そうというふうな中でいろいろ研究してもらい、また、これはその会社の提案だけじゃなくて、そこにはワークショップ、まさにこうした形で職員もそうした関係の皆さんも一緒に入れながら、みんなでどうやって、やっていこうかというふうなところをまとめ上げるというふうな手法の中で、やってきているところでございます。 また一方で、ここのところは四国の会社だと思いますけれども、道の駅であったり、産物的には、相当様々なことをやりながら、注目を上げながら、また収益も生み出しているというふうなところでも、おおむねのところは私は認識をしておりますけれども、課長から、少しまた具体的な答弁をさせていただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 私のほうも、その詳細まではちょっと資料を持ってきませんでしたのであれなんですけれども、先ほど来のお話の四万十ドラマが阿賀町に関わったその事業の中で、一つのまず商社を立ち上げました。 もりあがろう商会という商社なんですが、その商社では先ほど町長も申しましたが、室谷の青年会で、これまで室谷の伝統料理として伝えられてきたたんぽ焼きであるとか、たんぽ焼き、あのまま大きいサイズですととても流通にはかないませんので、それをいかに流通に乗せるかというふうな観点をワークショップ等を通じて、さらに日もちをするためにはどういった加工が必要か、そういった細かいところを詰めながら商品化に結びつけたところでございます。 あと、クルミの加工品、栗の加工品、栗を渋皮煮にして、いわゆるこちらのほうでは珍しくないんですが、やはり都会に商品販売をすると非常に喜ばれるというふうなことで好評を得て、さらにそのもりあがろう商会は、この秋でしたか、今度は合同会社として新たに姿を変えて、その商品の販売展開をしていっているような状況でございます。 なお、町長も先ほど申し上げたとおり、商品というのはやっぱり目につく、あとデザイン性というふうなものは非常に重要なものでございますし、その商品につきましては、阿賀の里でも販売をしておりますし、上川の物産直売所、津川の直売所さん、レフェリさん、コンビリーさん等で置いておりますので、ぜひ機会があったら立ち寄っていただいて、そのデザイン等を確認していただければありがたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、山口周一君。 ◆7番(山口周一君) 勉強不足で申し訳ございません。 たんぽ焼きについては清川方面の売店で見ましたけれども、それ以外ちょっと、こっちも酒のほうは興味あるんだけれどもお菓子はちょっとあまり興味ないものですからね。申し訳ございません。今度、気をつけて見るようにいたしますけれども。 ですから、あれだけ開発にお金をかけたわけですからね、やはり、町としてもそれをやっぱり町民に知らせる。私も分からない、勉強不足この上ないのは事実でしょうけれども、あれだけお金をかけたわけだから、かけた分だけそっくり元取りゃいいじゃないけれども、それなりの効果を見いだせないと、ただ1,500万円とか半端な金額じゃないですからね。だからそういう開発費用をかけただけ、町にそういう栗の生産者、クルミの収集者、またお菓子屋さん、やっぱりそういうところに1,500万円と言われると、やっぱり500万円以上年間ぽこっと落ちるぐらいのやっぱり効果を出してほしいんですけれども、勉強不足で申し訳ない。 ただやっぱり、その辺の経済効果はこれからと思いますけれども、その商社というのは年間どれくらい売り上げたかなんていうのは、町は把握していないでしょうけれども、もし今度分かりましたら、その効果というものをぜひとも教えていただきたい。よろしくお願いします。 あと阿賀の里なんですけれども、我々の中でも経営陣をもう少し見直さなきゃならないんじゃないかなという意見を、私もそう思っていますけれども。代表取締役は1人じゃなくても、2人、3人いてもいいわけですから。町長、いかがですか。町長自らやはり名前を出せば、町民も職員も従業員も、また社長じゃなくて代表取締役ですか、どのみち筆頭株主なわけですから同じだと思うので、町長。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず前段のもりあがろう商会の関係ですけれども、まさにこれは本当にお知らせ不足というか、そうしたところを今また感じているところでございましたけれども、ここは、一つは、国のお金を使わせてはいただいておりますけれども、本当に確かに大きな予算を使った中での事業でございますし、今言ったように、そうしたところが従来、伝来の郷土料理であったり、またかつては盛んだった栗への復活につなげるようなものであったり、また、いっぱいあるクルミの活用であったり、これはそうした中でやろうという、まさに盛り上がろうというような人たちの気持ちもかき立ててくれたところが非常にあって、そこにもつながってきておりますので、私、実はそうしてすばらしいところなので、せっかくこういうふうになったんだから、これを本当に阿賀町でも、また外へ出ても、PRするようなことをやりたかったんですけれども、本当にそれでそういう話もしていたんですけれども、コロナ禍の中でなかなかそうしたことができずにいるところでございますけれども、本当にそうした紹介、プレゼン、阿賀町がこういうふうなことをやっているんだ、商品も開発したんだというふうな、しているんだというような部分を、本当にここは外に向けても、私もPRしていきたいなというふうな思いですし、ぜひそこは、そうしたやる気のある皆さんが出てきていただいているというようなところは、私はこの事業の中でも一つの大きな効果であるというふうに思っているところでございますので、よりその効果が見えるような形で、またさらにそうしたものが広がってくるような形の中で取り組んでいくというようなところを、町としてもある意味で注視しながらいろいろ連携していきたいなというふうに思っております。 もう一つの阿賀の里でございますけれども、今までもそういうふうなことで、これまたこの場でもお声がけといいますか、いただいているところでございますけれども、私は町長の職務に専念していきたいと思っております。ああやって、専門にかかっている皆さんがなかなかうまくいかない。私はある意味でこの職も、土曜も日曜もまさにないのが当然でございますから、むしろこの町長としてやるべきところに私は集中しながら、させていただきたいというふうに思っているところでございますのでご理解いただければと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、山口周一君。 ◆7番(山口周一君) 分かりました。 筆頭株主でございます。当然、阿賀の里が、例えばまた上川温泉がうまくいかなければ町の責任、これどうしても株主責任が出てきますから、やはりきっちり今の答弁のごとく、町長職の仕事を精いっぱい頑張っていただければと思います。 上川温泉も阿賀の里も、町の観光施設としてはやっぱり大きな2大観光施設だと私は思っています。ですから、上川温泉は    のように立ち行かなかった。また復活するんだけれども、うまくなかった。阿賀の里もうまくなかった。当然、この阿賀町の観光そのものが駄目になってくると思いますし、またそれと同時に、町の財政負担も相当大きくなると思いますので、精いっぱいあらゆる手を尽くして頑張ってもらっています。 本当にこの先、この阿賀町の観光の大事な部分でもございますし、町の財政にしても大事な部分であります。この辺を十分考慮して運営をしていただきたい。特に株主責任としてやはりきっちりと、経営陣に物申していってもらいたいんですけれども、ひとつ最後にその辺のあれを聞いて、質問を終わらせてもらいます。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今、あすなろ荘、阿賀の里、本当に大きな、まさに町にとって大事な中心となる観光施設でございます。株式会社上川温泉のああしたことから、本当に温泉施設にあっては休んだり直営であったりという形の中での町民の皆さんの利用、またそうしたところから観光の誘客にもなかなかこれはつなげてこられないというところであるわけですけれども、まさにそうした大事な核となる施設を、私はある意味で、こうなったんですから、目指すところはむしろ従前より活性化をするような形の中で、特に温泉施設にあっては、自らやるというふうな人たちに手を挙げていただいているところでございますので、そうした中にあっては、やり方も従前と違う工夫が出てくるんだと思いますから、まさにおっしゃるとおり、この株式会社上川温泉についてはそうした別の道に進んでおりますけれども、阿賀の里に関しては本当に100%株主の阿賀町でございますので、私もそこの長としてしっかりそうしたところには関わりながら、活性化するようなところを目指しながら進めていきますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 7番、山口周一君。 ◆7番(山口周一君) コロナ感染に負けない経営方針を、町長自ら、阿賀の里、上川温泉を指導していただければと思います。ひとつよろしくお願いします。 これで私の質問を終わります。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、山口周一君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △小池隆晴君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、5番、小池隆晴君。     〔5番 小池隆晴君登壇〕 ◆5番(小池隆晴君) 通告により、質問させていただきます。 今日の第一人者、最初の守家さんが、質問に、町政の運営についてというようなこともありました。私もそれと似たようなことで、ただ、今の町政運営というものは、本当にこれでいいのだろうかというような意味から持ちまして、私は経営ということを使いました。 2000年に地方分権一括法が制定されまして、今私たちは自己責任、自主性、みんな自分でやらなければいけない時代に入りました。そこからいって、もっと、やっぱり自分たちがやっていることを一歩前に進める必要があるのではないだろうかと思いまして、この今後の町の経営を問うということで町長に質問したいと思います。よろしくお願いします。 日本の経済は、戦後の焼け野原からオイルショック等、多少の波はありながらも経済拡大を続け、バブル経済崩壊後の長期低迷期を迎えるまで約半世紀にわたって右肩上がりの時代が続きました。しかし、ここに来て歳入は年々減少傾向に向かい、町がこれからの住民福祉を向上させる上では財政の健全化が不可欠になります。これまでに身につけた町行政に関わる常識などを捨てることが町の経営を考える一歩なのかと考え、質問します。 1、歳入が減少する町財政。今後、自治体は、施策、政策経営が求められている。財政運営、公共投資、公共施設、サービス等は変わるのか。 2、役所仕事の、事業ですね、の振り返る視点はどんなところか。 3、行財政改革は進んでいるか。 ということで、よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、小池議員さんのご質問にお答えをしてまいりますけれども、非常に幅広いテーマでいただきましたので、少し要点からずれているところはご容赦いただきながら、また、具体的なご質問の中でお答えさせていただくということでご理解いただきたいと思いますけれども、まさに前段のほうでいただいた言葉は、私も本当にそのとおりだというふうに思っております。財政が変わる中で、また地方としてどう、地方といいますか、町としてどうあるかというようなところもこれは大きく変わってきているところでございますから、そうした認識を持ちながら町政運営を行わなきゃならないとまさにそうしたところでございます。 小池議員さんからは、常に収支のバランスを考えるべきだとか、継続的な行財政運営を念頭に置いた施策をというのも含めながら、ご指摘ご指導をいただいているところでございまして、私もまさにそうしたところを肝に銘じているところでございまして、人口減少にも伴うこの税収の減少、さらにそれに比例した交付税の減額など、財政の厳しさの要因となってきているというふうなところでございます。 私は、町長に、この職に就任から折り返しを過ぎたわけでございますけれども、合併後、またそれ以前からの蓄積された課題が一気に噴出した感がある2年間でもございます。本来、戦略的にまちづくりを進めるべきところでございますけれども、三セクの関係、津川病院、阿賀黎明高校、等々、次々と表に出てくる課題、また台風19号、コロナといった言わば災害対応、これらは対症療法ばかりとのご批判もいただくところでございますけれども、しっかり私は、まずはそれらに対応していかなきゃならないというふうに認識をしているところでございます。 猿やイノシシ、水害への備え、人口対策、まさに喫緊の課題でございます。人口が減っても、新たに必要となる業務も発生してくるわけでございます。何をやるにも、財政が必要でございます。公共事業が減っている、そうした中で町の経済も厳しくなっていると、そうした現況も認識をしているところでございますが、町民の安心・安全、利便性を高めながらインフラ整備も進めていくには、町の財政見通しをしっかり持たなければなりません。 また、国や県の事業を町に積極的に投資をしていただかなければなりません。磐越自動車道4車線化には、これは時には議長さんとも一緒に要望に歩かせていただき、国土交通省、特に道路局、またNEXCO本社等々からは、私も顔を覚えてもらえるようにもなってまいりました。磐越道はいよいよ工事が開始をされます。30年計画と言われました河川整備も、行政報告で申し上げましたとおり、津山工区の発注、着手をされ、県は、まとまったところから順次、前倒しで実施をしてくれるということでございます。 これらの重要な財源であります防災・減災、国土強靱化事業も、今年度で3か年の区切りでございましたが、私も含めながらそれぞれの首長、これ、要望活動を強めてきたわけですが、5か年で15兆円と、予算も約3割増のものが決定をし、延長が、方向が決まっておりますので、これらも町の予算の確保に、また、国・県の事業で阿賀町に通してもらえるように、これも沢野県会議員さん等々と共に、積極的に私も動いているところでもございます。 以前にも申し上げたことがありますが、一番大きな財源であります地方交付税、これは行政全分野の基礎数値の積み上げでございまして、普通交付税においてはその仕組みも積算も明確になっていますので、例えば、交付税算入が1台580万円強ありますスクールバス、こういうようなものも必要なスクールバスを国の予算ももらいながら整備をして、運行は福祉運行も行えると。また、これも、議決を先般賜ったところでございますけれども、町道同様の利用の実態があり管理している林道、農道を町道に認定していく。きりん荘の入所定員を増やす等々、交付税制度を使って必要なものを実施することによりまして、普通交付税の増額も図ってきているところでございます。 まさにこうしたところを全職員が様々な制度も勉強しながら、財源を確保するというようなところで、職員の意識改革も私は進んできているところだというふうに思っております。コロナ禍になりまして新たな財政需要も必要になっておりまして、限られた町財政の中でやはり取捨選択も必要になっております。一方、町民の皆様に安心して安全に生活を送っていただくためには、継続をしなきゃならない、むしろ進めなきゃならないというような事業も多く、これらにはやはり、一層の創意工夫をしながら必要なことを進めていくというふうな考えでございます。 そうした中で、役所ことだという言葉は、本当にこれまさに一般的にはよくない意味合いで、いわゆる何のために誰のために仕事を行うのかと、その基本を忘れてまあやればいいとか、また中途半端な仕事を指す言葉というふうに受け止めておりますけれども、特に予算を使う仕事にあってはそうであってはいけません。そうした批判といいますか悪い評価をもらわないよう、これ職員は常に町民のため町のためという基本をしっかりと認識をして、上司はしっかりと把握、指導をしていかなければなりません。 その行う事業が目的とした成果を出す。町民や関係者に喜ばれるような仕事、そしてまたその仕事ぶり、姿勢も重要であるというふうに思います。お金を使わない仕事、いわゆる応対等々にあっても当然のことでありまして、正直申し上げまして、私にも苦情をいただくこともございます。繰り返しですが、町民のため町のための職員です。親切丁寧な対応をしていただく、本当に私は口うるさいほど職員にも課長さんにも呼びかけているところでありますけれども、今後やはりそうした基本に一層のっとった仕事をしていくというふうなことが大事であろうというふうに思っております。 行政・財政改革が進んでいるのかというご質問、これもなかなか、どういう観点からか、ちょっと、きっとずれている部分もあろうかと思いますが、ご容赦いただきたいと思いますが、予算の中で、本当に大きなウエートを占めているのが人件費であります。 令和2年度の当初予算で多分二十一、二%の割合を占めているのかなというふうにも記憶をしておりますけれども、これは職員数で少し申し上げますと、消防署を除く職員数でございますが、合併当初、平成17年4月、363人いました。現在235人、128人も減少して、まさに3分の2以下になっているところでございます。なかなかある意味で減り過ぎて、業務を進めるのが非常に難しくなっていっている面も感じておるところでございます。 また、この事務職の退職補充というようなところは、これはある意味で行ってきているところでもありますけれども、時代に対応するITを含めた技術系の職員が必要であるというふうに、私もそうした考えを持っていますので、これまた組織、町の在り方というふうなものの検討も指示をしているところでもございます。 予算規模、一般会計でございますが比較をさせてください。合併2年目の平成18年度の最終予算額、約160億6,200万円でした。令和元年度が約131億7,800万円。18%、28億8,400万円の減となっております。ここには当然さっきの人件費も大きく減っているわけでございますけれども、ほかの事業費も減ってきているわけでございます。 一方で、基金の残高でございますが、平成18年度末で約18億7,070万円、令和元年度末で約65億4,280万円と、46億7,210万円増加をしております。単年度、昨年の単年度だけでも4億9,547万円の積み増しを行いながら、ある意味で将来負担に備えているというふうなところでもございます。 また、これも申し上げるまでもございませんが、財政運営に当たりましては、将来負担をしっかり把握をしなければなりません。一般会計の起債残高でございますが、平成18年度末で約256億1,707万円。令和元年度末で154億7,394万円と、約101億4,313万円減少しております。その元利償還金は、平成27年度の32億1,142万円余をピークといたしまして、令和元年度は約23億6,177万円と大きく減少をしております。しかも、新規の発行は地方交付税算入のある優良債にほぼ絞っておりますので、償還金にも、この中にも相当の普通交付税が入っております。 こうして、基金償還金を大きく減少させて、一方で基金は積み増して、特にここは、次年度以降、今回の国勢調査人口がやはり大きく減ってくると思われますので、そうすると地方交付税の減額がかなりのものになってくるのかなという想像をしながら、そうしたところにも備えているところでありますけれども、やはり、入るを量りていずるを制すると、いわゆる入ってくる歳入というようなものをしっかり認識しながら、歳出予算というものを組んでもいかなきゃなりません。そうした基本を認識した中で、行財政運営を行っていくというふうなところでございます。 私は、職員時代を振り返りますと、財政事務を県庁を含めて9年間経験をさせていただいておりました。そうしたところが、基本的なことは承知をしているつもりでありますけれども、なおさらまさにそうしたところをしっかりやっていかなきゃならない。むしろこうした財政というふうな知識があって、県に行って具体的な相談やお願いができるというふうな面もございます。ただ、今の時代というふうなものは、国・県も非常に厳しい。かつては予算はある意味で待っていてもらってつけてくれた部分もありますけれども、今はもう取りに行くしかないというような時代でありますので、そうした覚悟をしながら、動きもさせていただいているところでございます。 町の組織にあっては、先ほどの職員数のとおりでございますけれども、より一人一人が強い思いを持って業務に当たって、必要な業務を進めるために機動的な組織であるよう、課や所管を超えた全庁的な取組を一層進めながら、また、見直しを行いながら、町民福祉の向上に努めてまいりたいというふうに思っているところでございます。 先ほども申しました、本当にご質問の趣旨に合っていない答弁かなというふうに思っておりますが、次のところで、よろしくお願いしたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 私が悪いんだと思いますけれども、私は、今回の質問としては先ほど言いましたように、地方分権一括法によって、皆さんとか議員のみんなが自主性や自己責任のそれに基づく政策とか展開をやらなければいけない。そのためには、地方分権時代に入ってはこれまで以上に、職員が意識改革や能力向上等に努める必要がある。この辺のところから、私は入りたいと思ったんですが、大分、町長のあれをどこで間違ったでしょうかね。まあいいです。 そこで、私は、先ほど行政は変わるかということですね。行政機関が政策を決めるプロセスは、首長が方針を示し、職員がそれに従って案を出し、首長が決断する。人口減少や新型コロナウイルス禍などで、不確実性が増している。今、首長として町の行方をどう描きそれを施策で表現し予算に投影していく。これが、一般的な行政の流れなのかなと私は思っています。 そこで、補助行政の我が町にとって、やっぱり財源が減ってきてることは大変なことであります。財源が減少する今後において、行政も管理型から政策、施策型に変わらなければならない。このままの行政であれば、財源主義から交付税の財政的後遺症、要するに、維持管理費ですよね。そのことに悩むことになりませんかというこれが最初のあれですが。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここはまさに、今おっしゃるところは、本当にそうしたところだというふうに思っております。これは、財源、本当にそうですよね。今まさに、経常収支というような言葉を使っておりますけれども、いわゆる、もう義務的経費に充てて、なかなか政策的経費に回らないというふうなのがまさに阿賀町もそうしたところでございますけれども、その割合が、新潟県市町村平均でも多分93%ぐらいいっているんじゃないかなと思います。 あと残りの部分しか、なかなか政策的経費には充てていくことができないというふうなところが、もう決算の状況から見ても、これまた阿賀町の今の実態から見てもそうでありますので、まさにおっしゃるとおりでありまして、そうした中で、本当にこの時代に応じて必要な事業をやっていかなきゃならないものが多いわけでございますから、財源が減る中で、ですから財源の確保は、先ほども少し申しましたけれども、やはり工夫をしながら確保をして、必要な事業をやっていかなきゃなりません。その事業というのは、まさに政策的なものに充てていくというふうなところがあって、ある意味で時代に応じたまちづくりであり、町民の皆さんの安心・安全にもつながっていく部分だと思っておりますので、そうしたところを進めていかなきゃならないというのは、私もそうした思いでおります。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 今言いましたように、阿賀町ではやっぱり補助行政が、補助してもらわなければあれだといって、先ほど、町長が山口議員のときも言っていましたけれども、職員がいろんな補助のあれを探して、見つけて一生懸命やっていると。本当に一生懸命やっていると思います。 ただ、先ほど私がその維持管理費が残って後で大変じゃないかというものは、事務事業の選択、選別、これは、町民の本当に求めているものであるかということなんですよ。ただ、仕事があればいいからっていって、その補助金を探しにいく、もらいにいく、そうすると後で残るのは維持管理者が残って、いや大変だというような、そういうところに落ちていませんか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今、特に私が就任以来は、ある意味で積極性がないというご指導もいただいているわけでございますけれども、むしろそうした、次の後世代に残るようなものは、今やらせていただいている阿賀黎明高校の寮はまさにそうした部分になってくるものはありますけれども、なかなかそうしたものは、少し消極的だったかなというご意見もあるとおりでございますので、ただやはり必要なものをやっていかなきゃならない。 そしてそこは、さっきも少し触れておりますけれども、何かやるといいますか、まさにそうした新しいことをやっていけば、維持管理費というふうなものも当然これ発生をしてくるわけでございますから、それらは後年度の町の財政というところを、やはりこれ影響が来るわけですから、しっかりそこはトータル的に認識をしながら進めていかなきゃならないという認識は私もしっかり持っているというところでございますけれども、一方、従前からある施設といいますか、そうした面で維持管理費がかなりかかっている分については、これを継続していくのか。 やはりもう、役割というふうなものをしっかりと検証しながら、そこで取捨選択をといいますか、そうした部分をやるべきだろうというのがむしろ小池さんからの、今、小池議員さんからのご指導かなというふうに思っておりますけれども、私はまさにそうした面ではそのように思っております。 同じように、全部を維持管理といいますか、運営を続けていければ町民のためなのかもしれませんけれども、それはやはりこの温泉施設もまさにそのとおりでありまして、いろいろご意見も訴えられてきたとおりでありますけれども、しっかりやはりそうした一つ一つのものを見直していかないと、全部をやはり継続していくというようなところはもう難しいというよりも無理なところに、最終的にも来ているという認識を持っておりますので、そうした考えの中で進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 例えば、この前ある集落に視察に行きました。そうして、今、道路を造っていますね、集落の道路を。やっぱりかなりの前に、10年くらい前なんでしょうかね、やっぱりそれはお金がつかなくて、なかなかあれだった。そして、今、じゃ、つけましょうといってついた。ついたときに、もう周りのうちがなくなっていたと。それでもその道路は、その当時の幅とかもので、側溝とかですね、それでやる。やらないよりはやったほうがいいのか。 ところがよく考えてください。維持管理がかかるんですよね。まだ、人がちゃんといるんだったらいいですよ。そういうものをやっぱり疑問を持たないと。どうなんだろう。ただもう仕事があるからそれがあれば、持ってきたほうが、貸しをそれを持ってきた人が、おまえは優秀だと。 こういうような、今でもまだそのような行政というものを、要するに管理型ですよね。まだそのようなものをやっているのか。例えば、あるところにグラウンドを造ったと。グラウンドを、じゃ何に使うんだ、いやまだよく分からない、おまえの課のほうでこれやってくれよ。いや、おまえのほうで考えてくれよ。そんなことをやっていて、果たして本当に責任のある自主性のあるものであるか。町長はそういう指導はしていないですよね。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私になってからそういうことありますか。後で教えてください。どこの道路かも教えてください。今のグラウンドも私が造ったのではありません。ただ、基本的な考えは、小池さんおっしゃるとおりだというふうに思っています。私はできたものを造ったものを、どうやって、元に戻すことはできませんよ。どうやって有効的に活用していくかというふうなところを考えなきゃなりません。 私は今やっていないと言われましたけれども、私はむしろ小池さんと同じような気持ちの中で、一つ一ついるつもりでおりますので、そこが、そういうことでないようにやっぱりそうですよ、例えば、今は集落がなくなったようなところに、そんなすばらしい道といいますか、新たなところを造っているのがどこか、私もまた建設課にもよくよく聞いていかなきゃならないというふうに思っておりますけれども、ここは必要があって道路をつけているんだと思いますし、またむしろそうしたものは、これは、ここもちょっとまた変なことを申しますけれども、道路を造る場合も、財源はこれ町単独ではなかなかやれませんから、半額程度は国の財源を入れさせてもらいながら、残りは過疎債または辺地債で充当しながら、残りの50%の辺地債、過疎債の償還金の負担の3割または2割を町が一般財源で後年度負担していくというような、財政面ではきっちりそうしたとこもやっているというふうに思っていますので、今、小池さんが言われることが私もないようにしていかないといけないというふうに思っていますので、一層またそうしたところを私も確認をしながら進めていきたいと思っておりますが、言われることはそのままだと思って、そのとおりだと思っておりますけれども、私もそういうことで、そうしたところはしていないつもりでございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) いや、町長がやっている、やっていないじゃなくて、現実には町長が責任者ですから、それをやっぱり職員に対する指導もやっぱりやらなきゃいけないものですし、町長がやったかやらないかの問題じゃなくて、町長が指導しているか、していないかの問題だと思います。よろしく。 あのですね、町長。先ほど山口議員のときも阿賀の里のお話が出ましたけれども、1,500万円のあれでも、ただ何にこういうものをやりましたよと出たけれども、成果というものを見ていないんですよ。あの1,500万円を使ってどのぐらいのものの成果、金額はこれだけれども、町民の士気がこれだけ高まった、そういうものが全然ないです。そして、今のグランドデザインについても、阿賀の里の役員の意見というのは何も聴取しないで、ただあれをやっていると。そんなことで、開かれた経営なんてできないんじゃないですか。全く、私から言わせればナンセンスなことだと思いますけれども、どうですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 大変、厳しいご指導をいただきましたが、まず最初に、職員に関しては、私は小池さんと同じような感覚の中で、これは事業を進めておりますので、ご理解いただきたいと思います。もう、私がやった、やらないじゃないと言いますけれども、もう既にかかったものを私はどうしようもないですよね。例えば、今のグラウンドの件につきましても、ここはそういうことでまたご理解をいただきたいなというふうに思っております。 一方で後段のその成果といいますか、そうしたところ、このお金を使ってこういう成果があるというようなところが見えないというのは、これはやはり、そこはよくよく、その事業だけじゃなくて全ての事業にあっては、そうしたことをやはり皆さんによくよくお知らせといいますか、それは十分、自分たちの検証をしていくというようなところにつながってくるわけでございますので、そこはしっかり認識した中で、今後のまさに全体的なところにそうした気持ちで当たっていきたいというふうに思っております。 阿賀の里の件については、先ほども申し上げたつもりなんですけれども、業者の選定に当たってというふうなところでは阿賀の里の意見を聞いていなくて、客観的に、まさにここも職員以外といいますか、そうした分野の皆さんも入ってもらった審査会の中で、むしろ客観的な中でそうした事業者の選定をさせていただいたというようなことでございまして、今やっている計画には、阿賀の里の皆さんが当然これは入っていただいて、一緒にそうして進めておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 先ほどから補助金のことも出てきていますけれども、この補助金をもらいにいくあるいはその事業をやるというときに、やっぱり、あれもこれもの今時代じゃないですよね。もうそこで目の前に3,000万円があるから取りにいこうや、そういうようなやっぱり時代じゃもうないと思いますよ。 そういうものだけ狙うとさっき言ったような、残ったのが維持管理、いやこれは大変だというものが出てくるんであって、やっぱり大事なのは、町長がこの阿賀町というものをどういう方向の町にしたいかという独自性を持たなくちゃいけないと思うんですよ。これが一番大事で、その町長の方針が分からないと、職員の人たちは何をやっていいかやっぱり分からない。先ほど、後で言いますけれども、財政改革も、町長はちょっと大き過ぎて分からないと言いましたけれども、あの辺のところも財政改革とは何ぞやというやつからやっぱり入っていかなくちゃいけないんじゃないですか。これは後でまた出てきますからやりますけれども、その辺のところどうですか。独自性のやつです。阿賀町として独自性を出す。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、いろんな事業を当然やらせていただいておりますけれども、これはむしろ、単年度単年度というようなものもありますけれども、特に道路とか、そうしたものに関しては、もう相当の、例えば10年スパンの計画の中で必要なものを挙げながら、そしてその全体の計画というものをその当時からもう国から承認をもらった中で、年次的に進めてきているというようなところ、これまた私が申し上げるまでもないかと思いますけれども、そうしたところでございまして、あとは当然、必要なものは、それは単年度の中で、例えば学校の改修がもし必要になったとかいろんなものが出てくるわけでございますから、そこはしっかりそうしたものを、必要な部分を、財源を手当てしてもらえるような形の中で、これは動いていかなきゃならないというふうなところでございますので、すみません。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 職員の皆さんがやっぱり働きやすく、やっぱり働けるというのは、町長の方針がちゃんとしていればこそ、自分も、町長もこういう方向で向いていっているんだなと思えば、その人たちもそっちの方向に向いたもののやっぱり考えというのは出てくると思うんですよ。 そこで私はやっぱり、町長がこの阿賀町というものをどういう町の方向に持って、俺は当選したんだというものを、やっぱりもう一度、2年を終えますので考えてもらって、それを職員の連中に、こういう町をつくろうじゃないかというようなものを訴えていただければありがたいなと思いますのでよろしくお願いします。 それと、やっぱり今までは、先ほどから出ている補助金を使うためにもらいにいくとか、何かやっていましたけれども、課長の皆さんが一生懸命に自分たちに合った、町長のあれに沿ったものを探してくるんでしょう。けれども、町長、先ほどからちょっと言いましたけれども、やっぱり、ただ持ってくるばかりでなくて、持ってきたものを今後どのようにして育てていくのか。それがなければやっぱりだめですよね。 行政の人たちは、みんな計画は上手です。もう優秀な人ばかりですからうまいですよ。その後が、チェックとその後がやっぱりうまくないです。そのためにはやっぱり、今のもともと右肩上がりのときは、そういうような、ある目の前のやつをみんなもらいやというようなもので取りにかかって、そして、そういう補助金を得てくる人は優秀な人だ。そういう人がきっとここで課長連中、並んでいるんだとは思いますけれども、ただ、町長、さっきも言いましたけれどもやっぱりそれだけではだめなんですよ、やっぱり今は。 それを持ってきたものを、じゃ3年後にこれはこうするぞ。これはもしかしたら10年後にこうなるかもしれない。やっぱり先を言える、もう少しは、コストを考えていける。そのような、やっぱり、職員に育てなければ、これからのやっぱり行政経営というものは大変じゃないかと思うんですが、どうですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに私の方針を示しながら、まさにそうしたところでみんながまちづくりに気持ちを合わせながら向かっていくんだという、本当にそのとおりでございますので、私もそうした認識の中で、職員には特に管理職のモデルの皆さんには、それぞれ各課であること、また、月1回の庁議では全体的に情報を共有するというふうなところもありますので、まさに、今、小池議員さんからおっしゃっていただいたような気持ちの中で、私も職員にはそうしたところを伝えているというふうなところでありますので、むしろ、私は職員から、そうした中で、一生懸命仕事をしていただいているというふうに思っております。むしろ従前より前向きに仕事をしていただいていると、情報も共有しているというふうにも自分でも思っているところでございます。 今さっき言ったまさに事業といいますか、補助金等々の絡みにあっては、これはなかなか、かつてのようにそうはいかない部分があるんです。本当に国も県もお金がありませんから。ここはむしろどんな形の中で、阿賀町に必要な事業、むしろ補助金ありきではございません。阿賀町に必要な事業が、ものがあって、そこに対してどうした財源といいますか補助制度があるのかというふうなところを、むしろ額の中で見つけながら、それによって事業もやっていくというのは基本でございますけれども、それを、言うように、事業を実施してしまえば、そこで終わりだと、終結だと、まさにそこではだめだというのは特にソフトの事業であっては、私はそういうふうなことだと思っておりますので、その事業というのは、おっしゃっていただいたとおり、それを生かしながら先につながるというところが非常にやはりこれ大事でございますので、私も、今の意見まさに皆、課長の皆さんも聞いていますし、私もまた改めてそうした思いでおりますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) ぜひ職員の皆さんも、私たちも議員もそうですけれども、やっぱり一歩一歩、確実に成長しなければいけない。一生懸命やっているということと、できた、成果が出たと、これは別の話です。一生懸命やったから成果が出たと、これは違う話です。あんまり、民間だと一生懸命にやりましたという言葉は聞かないですよ。行政でよく聞きますけれども。これは違います。今、あんまり自慢ならないですよ、一生懸命やっていますという言葉は。ぜひ、一生懸命やっているのと、成果が出たとは別ですから、よってその辺のところを考えて、社員教育をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 次の、事業の振り返る視点は。 前回の決算のときに、検証についていろいろお話を聞いて、いろいろな資料を出してもらいましたけれども、検証がなかなかうまくいっていない。要するに検証がうまくいかないといえば、次の年の新年度についても反省がうまくないから、なかなか新予算の組むのも難儀する。そのあれだと思います。何でそうしてやっぱり検証がうまくいっていないんだろうというと、やっぱり一つの公式というものがやっぱりできていないんじゃないかなと思うんですけれども、どうですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 前段のまさに私からも一言申し上げさせていただきたいんですけれども、一生懸命やっているとまさにそのとおりです。そのとおりなので、おっしゃるとおりでございますけれども、それじゃ成果が出ていないでしょうか、小池議員さんから見て。私は、必要なことをやりながら成果をしっかり出しているというものもあるんじゃないかといいますか、そういうことでやっていると思いますので、そこはむしろ私もそうした中でしっかりとした、気持ちの面での一生懸命さばかりじゃなくて、まさに成果というところは、もう当然でございますので承知をいたしました。 次の検証といいますか、本当にここが、私もこれ非常に重要な部分でございまして、ここはおっしゃるように、まさにそうした中での計画からまさにPDCAサイクルといいますか、そうしたものもやっぱりうまく回っていないという実態は、これは否定できない部分が、現実があろうかと思いますので、そうした基本は、よりまたみんなで共有しながら、それぞれの計画にあっても、どこの課にあっても事業にあっても、そうしたところで、よりまさにそこは進めていかないと、次につながっていかないというのは、これはもうおっしゃるとおりでございますので、そうした中で、また認識を新たに進めていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) それと関連するんですけれども、よく大体3年で部署が変わったりしますよね。そのときにやっぱり担当した事業がほかの人にいく。これのようなときにも、やっぱり一つの方式の、例えば決まった用紙とか、何かそういうものはあるかどうか。やっぱりあれば、そういうのは引継ぎというものはできるんですけれども、私最近こうやっぱり見ていて、あれ、引継ぎというものをやっているんだろうかと考えることがしばしばありました。その辺のところも、ぜひ、課長の人たちとよく相談してつくっていただき、今後のために役立ててもらいたいなと思います。どうですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) そこは本当に私も重要なところでございます。職員が異動によって替わって、そこでまさに引継ぎがうまくいっていなくて分かりませんであったり、また一からというようなところであっては、これ本当に町民の皆さん含め関係の皆さんにまた何をしているんだと、まさにそのとおりでございますので、ここはある意味で引継ぎは、書面の中でも、ある程度書式がありまして、ただそこはその所管といいますか、異動する本人のものをつくりながら、上司の決裁を受けながら、引継ぎをしているわけでございますけれども、まさにより具体的なところというふうな大事な部分が、そうした中でうまくいっていないというふうなところも、まさにこれあるのかもしれませんし、職員が変わると思いが少し違ってしまうような部分があって、なかなか進み方が違ってしまうというような現実もある部分もありますので、そういうことでのある意味で係があって課があるのは、そうした組織でございますから、本当に重要なところでございますので、しっかりまた認識しながら進めていかなきゃならないというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) ぜひお願いします。そうでないとやっぱり、なかなかPDCAが回らないということになりますよね。そのやっぱり、一つのものを習慣化するためにもやっぱり、それを回し続けるというのが大事なわけですよ。ぜひ、そういうあれをつくって、皆さんが自分の担当する事業を大いに威張ることができる、自慢することができるような、そういうものをつくっていただきたいなと思います。 次ですね。職員が成長して組織の絆を強化させ、事業の成果を上げることが目的です。地方自治体は倒産することは許されず、地域社会に貢献し続ける存在でなくてはなりません。そのために、絶えず職員は成長し、地域社会に向けて成果を提供し続けなければなりません。 そのためには、やっぱり先ほどちょっと出たコストの意識というのがやっぱり絶対大切だと思うんですね。このコストというものがないと、なかなかそれが、事業が継続できない。事業の中にも、一つはやっぱり、そういうコストとはなかなか考えられない。考えられないというのは全然ゼロというわけではないです。出れば、出るもこのコストです。得るものがある。それは、だから、どのくらいで、やっぱり一つの収支のバランスがあるんだろうと見るのは大事でしょうね。 それからもう一つは、事業によっては、これはもう完全にもう利益をちょっと得なければ、継続はだめだというのとやっぱあるわけですよ。もう一つはやっぱり、事業というものはだめならこれは廃棄しようというのもあるわけです。だから、自分たちのやっている事業がどこのところに入る部門かというのもやっぱ考えなきゃいけないですね。何も考えなくて、ぱっと持ってきたところでやる。そしてまた変わってしまって、どうなんだろうな。これではなかなかうまくない。後を追うようなものが大切であるんじゃないかと思うんですよ。そのためにはやっぱり、コスト意識をやっぱり高め合うというようなことはどうですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) また、非常に重要な話でございます。 やっぱり何をやるにしても本当にそのとおりだと思いますので、ふだんの事務からまさにそういうふうなところだと思いますので、これはやっぱり、常にそうしたコストを意識しながら事業また仕事を、事務も本当にそうですが、そうして進めていかなきゃならない。ある意味でコストの中には職員の給与といいますか、これもやはり意識しなきゃいけないというふうに思っていますので、そうした面でのコスト意識というふうなものは非常に私も重要なことでありますので、職員にもまた改めてそうした部分を、当然私としては、ここにいる皆さんは持っているというふうに思っているところでございますけれども、全員がそうした意識の中で仕事をする、また、していただけるというようなところだと思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) ぜひ、やっぱりそのコストというものを考えるような職員の意識改革をお願いしたいなと思います。 同じようなことですけれども、今まで地方自治体は事業、事業で、地域にすることばかり考え、獲得することが無関心だったように思います。財政危機、職員減少の時代において、提供したいことだけ考えていたら、いずれ、経営資源、人、物、金、情報は枯渇し、行政サービスができなくなります。つまりは継続がなかなかできないということですよね。 そういうことだからぜひとも、やっぱり、先ほど言った、最初から、これは、お金を云々くんぬんと言うんだったら、それでもやっぱり計算してどうなんだろうと、このぐらいのお金が入ってくるか、でも出ていくのはこの10倍だなと、やっぱり、その辺の意識をやっぱり持たなければいけないと私は思うんですよ。そうでないと、自分の財布だったら結構持ちますよね。確かに3万円入っていたんだけれども、どこで1万円なくなったろうなと、やっぱり結構汗出して考えるじゃないですか。だから、人の金だからというんじゃなくて、もう自分の金だからと思って、やっぱりものというものを考えなければいけないんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) いやまさに本当にそうです。これは、町のお金は、むしろ町民の皆さん、町全体の公金でございますから、やはりそこの意識はしっかり職員が持つことは、本当にある意味で最低限といいますか、そうした基本といいますか、だというふうに思います。 おっしゃるようにこれ、本当に自分の金、今後、本来であれば自分の金以上にそうした感覚を持って仕事をして、経費の執行させていただくわけでございますから、本当に自分のお金なら今まさに言ったとおりですから、本来はそれ以上のものを持たなきゃならないところが、少し感覚がある意味で違ってしまってくるというふうなところがあってはなりませんので、ここは、またみんなにそうしたところの気持ちを持つようなところで、改めてこれはそうしたところを進めていかなきゃならないというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) よろしくお願いします。 では、3つ目として、行財政改革はどうかということですが、行財政改革の目標はどこに置いているか。 先ほど町長も、そんな話もちょっと出ました。職員の人たちは優秀な人たちが多いのに、なぜ行財政改革は進まないのかと思います。行財政計画という言葉だけが独り歩きしているのではと思います。予算の削減と考えているからではないでしょうか。 行財政改革とは何か。目標をいま一歩深く掘り下げる必要があるのではないでしょうか。そのために、職員の意識改革が大事になっていきます。これが面倒なんですよね、意識改革が。 行財政改革は、財政力が強いから不必要、弱いから必要という問題ではありません。歳入が減少するか増加するかの問題でもありません。行財政計画は、行政の最適化のために行い続ける永久活動ではないでしょうか。町長、どう思われますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 全くそのとおりだというふうに思います。 本当にそうした意識の中で、いわゆる何というか単純に事業を減らすとか、また予算規模を減らすとか、全くそうじゃなくて、本当に今おっしゃったように一つ一つのものを必要な部分、また、先に向けて必要な部分、そうした中での認識の中で行っていくというようなところだと思いますから、全くおっしゃるとおりだというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) ぜひ、やっぱりさっきも言いましたけれども、その意識の改革これが面倒なんですね。意識、じゃどうやってやるかってやつが面倒であって、町長にやっぱり先頭立って同じことを何回も優秀な課長にやっぱり言って、行動、やっぱり体を動かしてもらうことが先じゃないでしょうか。 やっぱり体を動かさないで、頭の中で考えていただけではなかなか意識は変わりません。やっぱり行動を起こす。その行動から、やっぱり意識は少しずつ変わってくるんですよ。そんな急に変わるわけないです。そんなことを私は思っていますので、ぜひ、町長も考えてみていただければありがたいなと思いますので、よろしくお願いします。 それと最後に、地方自治体が民間企業から学ぶべき最も重要なことは、民間企業と地方自治体の違いです。地方自治体には、民間企業と異なるマネジメントが必要であり、民間企業との違いからそれを探求し、つくり上げることです。行政の事業の中には、例えば、民間は利益を上げることが最終の目的になりますが、行政はそうとばかりは言えません。ですが、事業の継続を考えれば利益も考えなければならないときもあります。自分個人のお金であればどうなのか、そんなことを考えてみることがあってもいいのではないでしょうかということを思うんですが、どうですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに先ほども、同じようなご指導、お話をいただきましたけれども、本当にそのとおりだというふうに思います。 民間はまさに本当に会社の利益追求というのは、これは本当に第一主義なわけでございまして、そこから波及して社会貢献とかいろんなところにつながってくるわけでございますので、そこが私どもと一番にするところは違うかとは思いますけれども、私どももそうした中で、先ほどのコストのお話と本当に類似する話でございますけれども、そうしたところをやはり十分意識をしながら、そこへつながるようなものも取り入れながら、やはり私どもも町も、そうした収入というものの確保といいますか、利益というか、そうしたところは考えながら全ての面で進めていかなきゃならない課題だと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 最後に、お願いだけしておきます。 やっぱり私は、今質問いたしましたけれども、最終的には2点だけなんですよね。 本当は、今皆さんがやっている事業というものは本当に町民の人とニーズに合っているか。もう一つは、やっぱり何回も言いますけれども、そのコスト。じゃ、これはどのくらいのお金がかかってどのくらい出ていくんだろう。ただその中にも、全部がそんな収支を整えるというのはそうばかりじゃないです、行政ですからね。 だから、その辺のところをやっぱりいつも頭の中に置いてやっていないと、やっぱり飛んじゃいますね。よく、262の法則というのが組織の中にありますよね。一番下の2を切ったら、またその2が上から下りてくるというような、それはそれで構わないと思うんですけれども、じゃ、どこをどのようにして強化していくかというものはやっぱり、町長の手腕だと思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 これで質問を終わります。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、5番、小池隆晴君の質問を終わります。 審議の途中ですが、ただいまから3時まで休憩いたします。 △休憩 午後2時45分 △再開 午後3時00分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ、会議を再開します。--------------------------------------- △五十嵐隆朗君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、8番、五十嵐隆朗君。     〔8番 五十嵐隆朗君登壇〕 ◆8番(五十嵐隆朗君) 8番、五十嵐です。 私は、通告しました2件について質問させていただきます。 今回はピンポイントで2か所お願いをしておきます。 初めに、町道田町上ノ山線の拡幅、安全性を確保していただきたいということで質問をします。 上ノ山はご存じのとおり比較的新しい区であります。現在も年に数件家が建ち、アパートも数棟建っています。 人口は約400人、世帯数は約162と聞きました。先般も二、三日前に、うち100坪売れたわねという、私に報告した人がいました。またそこも建つんでしょう。きっとこれからももっともっと増え続けることと思います。 ここに市街地、いわゆる旧津川に出る正式な道路は3本であります。ここを見ますと、何本か獣道のようものがあって、学校の生徒が登っていくのを確認できると思いますが、そのほかに車が通るところというのは3本しかないんですね。消防署の前を通り、振興事務所の裏を通る道路で町道古四王下西山線から津川小学校の脇に出るルート、それから役場庁舎のそこの信号に出てくるルート、それと田町上ノ山線。この上ノ山線が一番近い道路になります。 ここは歩行者、車が頻繁に往来しています。しかし、その道は狭く、カーブで1車線で狭い場所は約3.5弱です。車の擦れ違いは非常に大変であります。 この件は、町サイドも承知しているものと思います。これからも人口が増え続けるであろうこの地区の先を見据えたとき、このままでよいのだろうか、疑問を感じています。 大変条件が悪いことも承知しております。しかし、このまま何もなければ幸いですが、何かあってからでは遅いのではないのでしょうか。この件について、町長の所見をお伺いいたします。 次に、津川地区5区までの流雪溝の水源の見直しが必要ではないか。 津川地区内5区までの流雪溝は、全長はどのくらいあるのか分かりませんが、姥堂川から住吉神社までの間、網の目のように張り巡らされている。その水路を時間を区切って放流している状況であります。 このような方式は、ほかの市町村でも伺ったことはありますが、しかし、それぞれの地区では水量は比較的豊富だと聞きます。 当町は、現在、姥堂川の妙境寺橋の四、五メーター下流から取水している。今年は川の全面的整備で何とかなるようですが、昨年までは取水口は砂利、泥、雑草が生い茂り、土のうなどを積んで対応していたようだが、津川地区の大半をカバーしている流雪溝であります。 大変立派な流雪溝でも、水がかれるのでは意味がない。今後のことを考えれば、改良は不可欠ではないか。この2点について、町長の所見をお伺いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、五十嵐議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 1つ目の町道田町上ノ山線についてでございますが、上ノ山団地と伊勢宮橋橋詰めまでを結ぶ延長480メートルの町道でございます。 伊勢宮橋橋詰めの起点から終点の上ノ山団地集会所前まではご指摘のとおり、国道をアンダーで交差する形状から、堀込道路となり、既存の横断ボックスの寸法も国道49号津川バイパス建設時の道路利用状況から設定されたものと推測され、非常に狭いものとなっております。 当該路線につきましては、過去にも改良の要望が掲げられておりますが、当時の調査では沿線地権者からの協力が得られないことから、検討を中止しておりますが、その後も各所からご意見をいただいております。その都度地権者の意向を確認しております。 直近では、平成29年に下手側の地権者に再度協力を求めておりますが、ご理解はいただけず、抜本的な改良は難しいような現状となっております。 このような状況の中でも、上ノ山区からの要望に対しましては、のり面の管理や防犯灯の管理など、ご意見をいただいており、対応可能な部分については改善を行ってきているものでございます。 議員から今お話のありました、掘り割りとなっている団地側の土留め擁壁上部の雪庇の対策、照明の設置、カーブミラーの改良等に関しましては、検討できる余地があろうかと思っております。私も特に2年前は自転車であの坂道を何度も通りまして、その状況も把握をしながら、今、五十嵐議員さんからご指摘があったような、同様の認識を持っているところでもございます。 そうしたところから、先般も建設課長と現地を回りまして、改善が必要なもの、また、その改善が可能なもの、これらを整理、検討して実施できるものから順次行うようにというようなところで指示をしたところでございます。 なお、町道田町上ノ山線は伊勢宮橋から妙境寺橋間が阿賀野川洪水の背水区域内でもあり、後ろの区域内でもあり、背後の区域内ということですね、でもありまして、県の河川整備計画の指示が待たれる箇所でもあります。津川小学校児童の通学に関しましても、物陰に隠れてしまい、防犯上も好ましくない状況もありますことから、また、不審者情報等が寄せられたこともありまして、上ノ山地区からの子供たちの通学には、今は使用しないことというふうにはなっておりますが、一般の方の利用が本当に多い道路でもありますし、また、お話のとおり、上ノ山はさらにまた住宅の建設、建築、そうした中で人口も増えているというような地域でもございますので、繰り返しになりますけれども、安全対策をはじめ、必要な対策を取れるものを進めていきたいというふうに考えているところでございます。 次に、2点目の津川地区内5区までの流雪溝についてでありますが、津川地区流雪溝の用水につきましては、津川1区から4区までは奥田地先の姥堂川から取水をしており、5区から13区までは、五十嵐議員さんからお話がありましたように、伊勢宮橋上流左岸に設置した取水施設によりくみ上げられております。 近年、繰り返される洪水により中小河川においても河床堆積が進み、河積断面が縮小し、結果、流下能力の低下により計画洪水量においても、溢水する危険が生じていたことから、平成29年に国の補正予算による防災・減災緊急対策により、河床掘削が実施されたものでございます。 このたびの津川地区振興事務所の河床掘削に関しましては、事前にこのような弊害が生じていること、冬期間河川水量が低下することなどを踏まえ、協議をさせていただき、計画河床高を確保し、適正な取水が可能となるよう配慮を求めたものでもありました。 また、既にこうして雪の季節を迎えておりますので、非常にこれまた重要なことでございます。今年の夏の流雪溝の清掃のときの取水状況は十分機能を発揮しておりますので、河床掘削の影響は受けていないというふうに判断をしているところでありますが、まさにこの冬期間の水位の低下に関しては、自然現象であり、状況をよくよく観察しながら対応をし、把握をしながら河川管理者側とも綿密に協議をしていきたいというふうに考えているところでございます。 冬期間の生活において、雪処理は非常に重要なことであります。流雪溝が機能するよう、維持管理をすることは町の使命でありますので、ご指摘をいただきました事項を含めまして、特に冬期間の状況把握の上、再度課題も整理、検討をし、津川区振興事務所とも一層連携しながら、安全・安心につながるように努めてまいります。 以上でございますが、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 先日、老人車を押した高齢者は、ここはおっかない場所だからなんとかしてくださいと言われてきたんですけれども、最近は、今、町長がおっしゃったように、小学生がちょっと問題があり、そこは登下校に使われなくなった。しかし、近いものですから、私用のときは、結構通っています。 最近は、問題の道路付近は熊や猿が出没しているようですが、その問題はさておき、町長が見てきていただいたようでありますが、本当に冬は雪庇がすごくてなかなか通りづらいという場所なんですね。 例えば、何であそこを通るかというと、こっちを今度見てください、5時頃。インターへ行く道路の歩道には明かりは一つもありません。真っ暗です。そのために、彼らはあの道路を通って町へ用事を足しに行くわけですね。 もう少し、思いやりがあってもいいんじゃないかなというふうに思います。あそこの学校の生徒は、獣道のようなところが3本あるんですけれども、そこを登っていくんですね。あれだけの家があり、人口があり、獣道を通っていかなければ、近道ですから、どこを通ってもいいんでしょうけれども、それで本当にいいのかなというふうに思いますし、今後、この津川地区、阿賀町で増える場所というのは、人口あるいは住宅の増える場所というのは、申し訳ないけれども、あの位置なのかなというふうにも思っています。もう少し、その辺で思いやりというものを持っていただきたいと思いますがいかがですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにそうですよね。今言うように、あそこであれだけの、400名を超える皆さんが生活をされている、子供たちも多い。そしてまた当然ご高齢といいますか、そうした皆さんもお住まいでございますので、人がどうしてもこれは近い道といいますか、そこを通るのが、これはある意味自然でございますから、そうした自然の流れの中にあって、安全確保の面からそうしたところでのさらに整備が必要だというところもそのとおりでございますし、また、その近さというようなところで、本当に山道といいますか、そうした歩道といいますか、そうしたところを通りながらの通学であったり、通勤であったりという姿もあるわけでございますので、お話あったように、そうしたところを総合的にこれはよく勘案した中で、優しさと、今そうした思いやりというふうな言葉をいただきましたけれども、これは本当に道路行政にあっても、そうした町民の皆さんの生活の安全面でもまさに基本だなというふうに思っておりますので、その箇所ばっかりじゃなくて、まさに暗いところがあるからそっちに行くんだというのは、当然あろうかと思いますので、そうしたところをパッケージ的にというか、全体的に検討した中で、これはそうした安全・安心面も高めながら進めていくように、これは総合的に検討をしていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) その道路で、国道へ出る2メートルぐらい幅の道路があると思うんですけど、実はあの道路がまだ私有地で舗装もされていなかったときに、当時の区長さんが私のところに来て、一緒に行ってくれないかということで、その地主のところに行ったら、どうぞどうぞ使ってくださいということであそこに舗装をし、それであそこを利用できるようになったんですよ。 それで、私と一緒に行ってくれた方が、当時の区長さんだったんですけれども、その方の友人で、あれは県の土木にいた方なのかな、ここはもう一つ大きな問題があるんですよ、このボックスを見てくださいよと一緒に行ったんですよ。クラックが入って。すごいでしょう。そして、チョークでいろんなチェックの跡があるんですよ。ですからこれは、国道、国・県で--町で調べたものじゃないでしょう、ね、そうすると、国・県でチェックしているんですよね。ですから、あれを専門的な見地から国・県にお願いをしていくというように、そうすれば、おのずと解決の道が開けるんじゃないかなと思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私も現地に行ったとき、本当に上までも見ていない状況で、今議員さんからお話を聞いて、まさにそうした、そうですよね、国はまさに橋梁にあっても、ああしたボックスにあっても、これは強度というか、そうした状況を点検、確認をしているわけですから、そうした中で、ある意味で危険性というふうなものをあるというようなところであれば、まさにそうした機会の中で、この改良というふうなものも含めながら進めていくというふうなところが、またある意味で危険なのをいいというのも大変失礼なわけですけれども、まさにそうしたところでの要望というか、これは効果的なことでありますので、私もある意味で新潟国道事務所さんとは、今の所長さんも含めながら、ある意味で何でも話せるといいますか、そうした関係でもございますので、これは近いうちに今のようなところを具体的にお話をしながら進めていけるように、また、今のどうした状況になっているのかというふうな把握も行いながら、そうした要望をひとつしていってまいりますんで、よろしくお願い申し上げます。
    ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) その方に言わせると、薄いんじゃないかと。来てまでないんじゃないですかというような、私、その方の指摘が、まあプロなんですけれども、いわく、ですから縦に入っているんですよね。そういうふうに、私は素人ですから分かりませんけれども、その辺を県・国にしっかり要望として上げて、そして、そうすると、あの道路、あのボックスが、もう少し幅広いものになるか、丈夫なものになるか分かりませんけれども、先が見えてくるんじゃないかなというふうに思いますんで、ぜひよろしくお願いします。 先ほど、町長が触れられましたように、あの町道は、結構、基本的に長い、たくさんあるんですけれども、本当に街路灯が少なくて、子供なんか怖いような話をしていました。鈴をつけているからいるなというような確認ができるんですけれども、本当に集団で登下校しないと怖いという場所ですので。その辺も確認していただきたいと思いますが。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) いや、まさにそのボックスの話もまたこうして具体的に、今情報をいただきましたので、しっかりまたそこを私も確認しながら、これは国のほうと協議、要望してまいりたいというふうに思います。 そして、何よりもこれもまた、今現在がそうしたある意味で防犯上も非常に暗いということはやっぱり、先ほどお話があったように、特に今年はこうして熊も出る、そしてまた、あの辺は猿も横断したりというふうな地域でもございますので、これは、暗いというようなところは街灯をつけていくというような中で対応できる部分があるわけでございますから、しっかりそうしたところも、現地をさらに確認をしながら、これまた小学生ばっかりではありませんので、まさに住民の皆さん、もう中学生、高校生もまさにそのとおりですし、先ほどお話があったように、これは近い道を行くわけですから、皆さんがそこを通られるわけですから、しっかりそうしたところを再度点検をしながら、必要なところを進めていきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 次に、流雪溝の取水箇所でありますが、今の場所でいいと思われますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これについては、私もなかなか正直言って、ある場所は承知をし、把握をしておりますけれども、そしてまたかつてそういうことで、これは、土砂が堆積してなかなか取水にも支障があったというようなところも承知をしておりますけれども、この根本的なありようというようなところについては、ちょっと素人でございますので、まさに建設課長のほうから答弁したいと思いますが。 ○議長(斎藤秀雄君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) 今の取水位置の検討についてでございますが、平成15年の同取水口を設置するに当たりまして、水利権の申請を行っております。その中の報告書の中で、姥堂川、幾桶川を含んで合流点下流であれば最大の水量が確保できるということで、あの位置の決定をしているものでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 私、委員会報告でも申し上げたんですけれども、当時、こんな、これは絶対駄目でしょうと、誰が考えたって駄目でしょうと言ったんですけれども、コンサルだか何だかよく分かりませんけれども、その方が十分にそれは大丈夫だというようなことで、結局同じ、先ほど小池議員が言ったように、そのときにそういうふうに、それでいいんでとか、プロの話をうのみにして、結果的にはいろいろな形でその維持管理費がかかるということであります。 だからその辺は、もう少し優秀な方々ばっかりなんですから、研究をして、そしてそれでいいか悪いか。例えば、今の流雪溝にしたって、津川小学校の前にも、津川小学校の前にどんどこ坂というんですけれども、あれから真っすぐ下りてくるわけじゃないですか。これは、そこのうちの水が入るよと我々は委員会のときに申し上げた。しかし、それは大丈夫だと、コンサルが大丈夫だと。今、流すと入りますよ、ぼんと。そういうふうに私はあまりうのみにしないで、自ら目で確認をしていただきたいのですが、課長。 ○議長(斎藤秀雄君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) 今ほどのどんどこ坂から降りてくる直線のルートの突き当たり、T字に分岐していて、水があふれるという状況は何度も確認しております。 設計の段階においては、そこから街区が始まるということで、消雪区域をそのエリア内に設定したときに、既存の水路を利用して流雪溝を構築していくという基本的な方針だったんだろうと思われますが、運用において、そういった問題点が出ているということでありますので、今日までも改善は手を加えてきているところでございますが、なお、またそれ以上にそういう状況が起るようであれば、改善の余地を残すということで改善していきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 事実、この流雪溝があるから、津川地区の、津川の旧津川町の中で一斉雪下ろしが少なくなったんだというふうに言われる方が結構います。本当に大事な流雪溝であります。 大きな川、阿賀野川からでもポンプアップできないのかというようなお話、当時もがんがんしたんですけれども、取り上げていただかなかったんですけれども、大きい川からポンプアップしてというのはできないんですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) できないことはないんだろうとは思うんですけれども、その辺についての見識は、今、持ち合わせておりませんので、前回については、これは新潟県とのタイアップ事業ということで、県管理の河川からの取水を計画したんではないかなというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) それで、少し関連しているんですけれども、先日、区長会があり、流雪溝の使用方法について説明があったということでありますが、そこでお聞きしますけれども、流雪溝の使用方法ですが、ペーパー1枚でこうやれよと言って、いまだかつてそれで皆さんが守って利用してくれたことってありますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) 守っていただけたというふうに思いたいですけれども、中には誤認して自分の使っていい期間ではないのにもかかわらず利用するという方が何人か見られるというのが毎年繰り返されております。 その対策としまして、私ども、流雪溝につきましては、業務委託で指導員を置きまして、流れているルートについて定時的にパトロールをする、それから間違った使い方をしている人を指導する等の職員を配置しております。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) グレーチングが、うちの前のこう下っていくから、姥堂川へ下っていく、あのグレーチングの蓋が、人間なんか持てない蓋が吹っ飛ぶんですよ。一遍に3つ。あれが人間に当たったら、人間なんか死んでしまいますよ。そのぐらい正直言って雪の力というか、水の力というのは、すごいんでありますが、今、いみじくも言わなかったんでしょうけれども、マナーですよね、本当に。それで、もう少し区長さんに、前にパトロールをして、見てくださいよみたいなお話があったらしいんですけれども、区長さんというのは権限もなければ言えないですよ。ですから、その分、パトロールをきちっとやっていただきたいと思うんですが、いかがですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) きちっとやっていきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) ぜひお願いしますよ。 水の取水口がしっかりしていれば、夏もきれいに流されるんですよね。臭いところもあるんですよ、何か所か。それはお聞きになっていると思います。それは結局、家庭雑排水をまだ直接流しているうちがあるもんですから、どうしても臭いが取れないところが数か所あります。そういう場合に、水がしっかりあれば、夏場でも2回、複数回流してきれいに掃除、掃除するのは皆さんが出てやりますので、そういうふうな方法が取れるわけでありますが、それと、あの流雪溝は流雪溝なんで、消火の場合には、本来は使うものではないんでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) 1点目の衛生に関する点につきましては、私どもも、建設課のほうも、地区の要望を受けておりますので、夏の臭いが発生する時期等に合わせて、流雪溝に水を流してポンプを運転して水を流して掃除をしていただくという活動をやっております。 それから、2つ目の消火栓ということでございますが、これは、土木事務所の脇に設置してあるもののことを言われているということでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) そこを利用して、何年前か、7区、8区で大きな火事があったときに、それを使いたかったんですけれども、それは消火に使うものではないですよと言う方がいて、それで水もないんだよと。ただ、こっちに、道路の脇に方丈堤とかっていって……。 ○議長(斎藤秀雄君) 方丈堤。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 方丈堤とかっていって、それを開けたんですけれども、泥だらけでもう全然話にならなくて、そういう意味でも今のこの流雪溝について、拡大解釈をして使えるような方法というのは取れないものでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) 消火に使える、冬期間ですと、当然流雪溝という使命がありますので、そこは使ってどうなのかなという議論はあろうかと思いますが、それ以外であれば、それだけの容量があるんであれば、使っても構わないんじゃないかなというふうには考えますが。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 容量の確保ができないから、別のルートのポンプというのは考えられませんかということなんですけれども。 ○議長(斎藤秀雄君) 消火栓関係だと消防団だけれども、消防で答えられますか。 佐藤次長。 ◎消防本部次長(佐藤秀行君) 直接の関係はないですが、糸魚川大火から、木造住宅密集地の防火対策をつくりなさいということで、津川の1区から13区で計画を立てていまして、ふだんは消火栓とか水槽で足りるんですが、いざとなれば足りなくなるので、さっき議長がおっしゃいましたが、方丈堤を含めて、このポンプを利用して、側溝を使って水利確保するというふうには考えております。 ですから、夏場であれば、今のたんぽぽ、あと、植木屋さんのところに取水弁がありまして、いろいろ方向を変えられるんで、そこで止めて水利活用するつもりではおります。 以上です。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) そのとおりなんです。ところが、その方丈堤から来たかのが泥だらけで、植木屋さんのところで止めて、使おうとしたんですけれども、なかなか使えなかったのは事実です。 それがあったもんですから、この今の取水口からどんどん上げられるようなことであれば、消化活動もやりやすいだろうし、それで聞いたわけなんです。どっちにしても、今の場所は私は絶対によくないと思うんで、よく検討してみてくださいよ。 それから町長、道路の件なんですけれども、私、1期のときに、津川時代の1期のときに、大牧の先の、本尊岩が崩れてどうしようもないというときに、議会で代議士と一緒に、当時亀井静香先生の大臣のときに、陳情に行ったんですよ。そうしたら、そういう危険な場所であるならばと言って、すぐ、当時の道路局長が今の参議院の……。 ○議長(斎藤秀雄君) 佐藤さん、信秋先生。 ◆8番(五十嵐隆朗君) そうです。それで走ってきて、こういう状況だから何とか考えろという、当時はよかったんですね、それだけお金も少し流していただいて、そんなこともありますので、ぜひ国・県にそれを理由づけて直してもらえるような方法を取っていただきたいもので、再度お願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに前段の町道の件、そしてこれまた流雪溝、非常にここは町民の皆さん、生活していただくのに非常に重要な部分でございますし、今また火災の際の水利のご指摘もいただいたわけでございますから、そしてまさにここには予算というものも必要であれば、理解をいただくことも必要でございますので、まさにお話いただいたように、今は先ほども言いましたが、この防災・減災、国土強靱化の新たに5か年の延長の中で、事業費も増やしていただいたというところの中心的な、国会の先生が佐藤信秋先生でございますので、私も非常にご指導いただいているところでもございますし、国道でいえば、国土交通省の道路局長は新潟でいた北陸地方整備局長でございますので、ここも私もよくよくご指導いただいている方々でございますので、しっかりまさにこの町の実情というふうなものをお伝えをした中で改良、改善というようなものに取り組んでいただくように私もしっかり活動してまいりたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 質問した2件については、今すぐというわけにはいかない問題であります。それは承知しております。予算、そして国・県の問題でもあることでもあり、しかし、町民が生活するのに必要としているのであるならば、年次計画等をしてでも発表し、そしてより住みやすい地域として町長の手腕を発揮していただきたいということをお願いして終わりたいと思いますが、何かございましたらば、一言いただきたいです。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当によくよく承知しましたので、私ももう少し私自身も今お話いただいたようなところも含めながら、これは、道路であっても、また、川であっても、本当にそうした流雪溝等々の設備があっても、私自身がもう少ししっかりと認識もした中で、その必要性というふうなものを、必要なところへ要望もしながら、また町として取らなきゃならないというふうな対策をしっかり取り組んでいきたいというふうなところで進めてまいりますのでよろしくお願い申し上げます。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 以上で質問を終わります。雪の心配をしている人が一番後ろにいる。早く終われ、早く終われっていう。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で8番、五十嵐隆朗君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △宮澤直子君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、1番、宮澤直子君。     〔1番 宮澤直子君登壇〕 ◆1番(宮澤直子君) 1番、宮澤です。よろしくお願いします。 通告により3点質問いたします。 1点目は、SDGsに対する町の取組は。 SDGsは2015年、国連サミットで採択された持続可能な開発目標の略称であり、国連加盟193か国が15年で達成するために掲げた誰一人取り残さない社会づくりを目指した国際社会共通の目標のことであります。 現在、メディアを通じて日常的にこの言葉を耳にしております。 また、自治体としては、政府より地方創生SDGsが推進されており、全国では毎年30余りの市町村がSDGs未来都市として選定されております。 新潟県においては、令和元年に見附市がSDGs未来都市として選定を受けております。 阿賀町においては、本年4月に制定された第2次総合計画後期基本計画において、SDGsとの関係についても示されておりますが、日常的にこのSDGsの言葉を身近に感じることがありません。 そこで、下記の点について伺います。 1、SDGsに対する町の認識と、その今後の取組について。 2、SDGsの内容には、持続可能なまちづくりに向けた具体的な行動のヒントが多くあります。行政職員とともに学校教育、社会教育の中で、住民にも学んでもらう取組を進められないか。 3、SDGsにはカードゲームで内容を知り、実際にまちづくりを体験するという方法もある。町には、このカードゲームの資格を持った地域おこし協力隊の方もいるので、積極的に活用できないか。 4、SDGsは世界共通の目標であり、世界共通の言語でもある。町として、国際意識を促す点でも、公共施設での目につくところでの掲示や、広報により住民や企業にも意識づけを進める必要があると考えるが、いかがでしょうか。 2点目は、まちづくり観光課の検証と、来年度へ向けた方針についてです。 町長就任後、新設のまちづくり観光課は1年半を過ぎました。私自身も以前はなかったこのまちづくり課の新設については賛成であり、大変、課ができたことについては喜んでおりました。 しかしながら、この課については、まちづくり係、定住促進係、観光商工係と、課のボリュームの多さと、課題の多い政策を抱えている点について運営を懸念されてきました。 現状で課としての全般的な検証と、現状の課題解決のために、来年度に向けて再編を考えているのか、下記の点を伺います。 1、三セクの課題解決は進められてきたのか。 2、空き家の把握と空き家対策は進められているのか。 3、まちづくりに対する政策は進められているのか。また、効果は出ているのか。 4、まちづくりにおいて、住民の当事者意識は重要であると考えるが、住民のアイデアや意見を求め、受皿となる窓口はあるのか。 5、今年度は新型コロナウイルス感染症対策もあり、観光や雇用に関し新たな課題も生まれているが、対策は十分に進められているのか。 6、その他停滞している事項はないのか。ボリュームが大きいことで業務が煩雑になっていないのか。 7、上記課題を考慮し、来年度に向けた課の修正を考えているのか。 3点目、庁舎に垂れ幕の活用を。 阿賀町の庁舎では、主にスポーツの上位大会出場者があった場合、垂れ幕を下ろし告知をしておりました。現在はスポーツ推進委員が主体となり、一基につき約4万円の経費がかかると伺っております。 新型コロナウイルス感染症により、スポーツの大会も自粛となり、今年度はほとんど垂れ幕が下りることがありません。 阿賀町役場は立地もよく、PRに適しています。この機会に垂れ幕の活用を広く考え、町の施策のPRや、イベント開催の告知等でも予算を計上し活用してはいかがでしょうか。 以上、町長及び教育長に質問をいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは宮澤議員さんのご質問にお答えしてまいりますが、かなりボリューム多くいただきましたので、少し私も早口になるかもしれませんが、ご容赦いただきたいと思います。 初めに、SDGsに関する町の認識についてでございますが、昨年、12月に閣議決定された第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、SDGsを原動力とした地方創生が位置づけられたところでございます。 これは、地方創生を推進するに当たり、SDGsの理念に沿って進めることにより、政策の全体最適化、地域課題解決の加速化という相乗効果が期待でき、地方創生の取組の一層の充実、進化につなげることを目的としたものでありまして、本町におきましても、この国の基本方針に基づいて、第2次総合計画後期基本計画においてSDGsの概念を組み込んで策定をしたというところでございます。 また、今、このコロナ禍でございますけれども、新型コロナウイルス感染症対策の関連性としても、危機管理や総合的取組の必要などで共通点が多く、親和性も高いことから、国の検討会においても長期的視点であるSDGsと連携して進めることは、新しい生活様式の構築に向けた活動として効果的であると考えられると、経済、生活などの変革の大きなチャンスにもなり得ることから、今後も重要性は増してくるというふうに考えているところでございます。 具体的に行政職員と共に学校教育、社会教育の中で住民に学んでもらう取組をというふうなところのご提案でございますけれども、最近の新聞紙上、私も見る中で、非常にこれは目につくわけでございます。小学校、中学校、高校また大学等でSDGsの取組が連日のように報道をされております。その中の一つに群馬県みなかみ町の新治小学校というようなところが大きく出ておりまして、森を題材にした1年生から学年ごとの活動を行って、これはユネスコの評価も受けてというようなところも記載されておりました。普及活動の一環として、教育現場でSDGsを学んでいただく機会をつくっていくことも重要でありますので、こうしたSDGsをテーマにした子供未来フォーラム等の実施や、また身近にSDGsを感じられるような社会教育、公民館事業などの検討をしていきたいというふうにも考えているところでございます。 なお、答弁に当たって、教育委員会と調整をしておりますので、私のほうでまず一括してお答えをさせていただきますのでお願い申し上げます。 次のSDGsのカードゲームを積極的に活用できないかというふうなところですけれども、このSDGsの考え方を地域活性化に生かして、地方創生を実現する方法について参加者全員で対話し、考える「SDGs de 地方創生」というカードゲームがあって、今年の7月に町職員の自主学習グループによる体験会を実施したというようなところで私も報告を受けているところでございます。 また、地域おこし協力隊員には、公認ファシリテーターがおりますので、今後もこのSDGsの必要性や、SDGsによる変化、可能性など理解していただく機会として、各学校、または企業、町民さん向けの体験会等も企画をして進めていきたいというふうにも考えているところでございます。 次の掲示や広報により住民や企業にも意識づけを広める、進める必要性というようなところでのご質問でありましたけれども、まさにこうして関心を持っていただくというようなところがまず入り口として非常に大事でありますので、国連広報センターのポスターや内閣府の地方創生に向けた自治体SDGsに関する冊子、リーフレット等を活用しながら公共施設等にも設置するとともに、広報紙、ここ広報あがに特集を組むなども考えながら、この理念の浸透に取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。 次に、まちづくり観光課関連のご質問でございますけれども、まさにまちづくり観光課は非常に広い業務を担当しているわけでございますけれども、これを簡潔に申し上げれば、町の総合計画に盛り込んだ今後の進むべき町の方向性を住民の皆様の声を拝聴しながら、また、自立を支援しながらそれを効果的に観光と結びつけ、施策として実現していくことを目的に今、設置をさせていただいたわけでございますけれども、このような意図で設置をしたところでございますけれども、人口減少や高齢化が著しい状況の中で、町の重要課題であります新たなまちづくりや公共交通網の再構築、移住定住施策の実施、婚活支援、観光振興、商工業の支援、もう本当に幅広く担当しているところでございます。 この三セクの問題もございますけれども、この新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、株式会社上川温泉の指定管理の辞退や、一時撤退の意思表示があった新潟交通観光バスのまさにそうした想定していなかった問題も生じているというふうなところで、これは業務量がさらに増える中でございますので、一時的に今年も必要に応じてといいますか、年度途中からの人員の増加も図ったり、また、今年度は県から派遣の職員をそこに配置をさせていただいたりというふうなところでも行っているところでございます。 三セクの課題解決は進められているのかというふうなところでございますけれども、まさに現状では、稼働しているのが、株式会社阿賀の里というだけになったとおりでございまして、これも先ほど来のご質問の中にもあったとおりでございますけれども、ここは、本当にグランドデザインの業務を今、行っているわけでございますけれども、ワークショップ等々を通じながら課題の整理、今後の施設の在り方について進めていくというふうなところでございます。 また、これまで三セク方式で運営をしてきました温泉施設につきましては、一部NPOで運営するものを除きまして、まさに今後は公設民営化というふうな形の中で指定管理ということで先ほどもお話しさせていただいておりますが、今後も進めさせていただいているというふうなところでございます。 次に、空き家の関係でございますけれども、昨年の7月に各区長さんに協力をお願いする形で空き家の状況調査の実施をいたしました。 これは任意のお願いでございますが、119の区があるわけでございますけれども、112の区からご協力をいただいたところでございまして、その調査では、町内全体で601件の空き家の把握をしているところでございます。 少し地域別の内訳を申し上げますけれども、津川地区で167件、鹿瀬地区で158件、上川地区で103件、三川地区で173件となっております。 こうしたところで、まずはそうした基礎調査を行いながら空き家バンク、これは町で設置しているわけでございますので、そこへの登録というふうなものも促しながらきているわけでございますけれども、この空き家バンクについては、昨年、一昨年度ともに9件の登録でありましたが、今年度はそうしたところのご協力もいただいて、18件の登録をしていただいたというふうなところでございまして、空き地についても、今年度は6件というふうな数になり、例年より増えているというふうな状況でございまして、これらが契約につながった件数、今年度は7件の空き家が現在交渉中でございます。また、空き地につきましては、4件でございます。 こうして空き家、空き地の有効活用も図りながら、積極的に若者の定住等にもつなげていきたいというふうな思いでいるわけでございますけれども、まだある意味でそうしたスタートを切ったばかりでございますので、まさにこの空き家がある意味で一つの町の資源というふうな形の中で有効活用といいますか、そうしたところで定住も含めながら町の活性化につながるようにというふうなところが大事だと思っておりますので、新年度にあっては、一層そこに力を入れていきたいなというふうにも思っております。 また、利用できないほど朽ちてしまった、いわゆる危険空き家というふうな、その対策も併せて非常に重要になってまいりますので、今ほど申しました、まさに民間等の力もいただきながら、新たな取組を進めていきたい、いかなきゃならないというふうに考えているところでございます。 次に、まちづくりに対する政策は進められているか、効果は出ているか、また、4点目の住民の当事者意識は重要であると考えるが、住民のアイデア、意見を求める受皿、窓口があるか等々でございますけれども、まさにこれはまちづくりの非常に広い、幅広い分野になるわけでございますが、昨年度はそこへの取組ということで、宮澤議員さんからもご参加をいただく中で、まちづくり会議というふうなもので、皆さんから本当にいろいろご検討をいただく、また、ご提言をいただく、動き出していただくというふうなところから、そうした動きを支援させていただくような、助成金といいますか、そうした制度も設けさせていただいたところですけれども、まさにそこが少し進まないのは本当にこのコロナ禍というふうなものが大きな要因だと思っておりますけれども、そうした部分を、動き出していただいた皆さんの部分を、本当に、特に新年度にあっては、このコロナに工夫をしながら動き出していただけるように、また町としても支援をしていきたいなというふうに思っているところでございます。 これは、まちづくりのアイデアの受皿は、これは全般的にはまさにまちづくり観光課ですけれども、当然支所がありますし、いろんな分野があるわけでございますから、それぞれの所管課において、これは本当によくよくお聞きをさせていただく中で、総合窓口はまちづくり観光課でございますので、まずはそこに声をかけていただいて、そこが関係するところと連携をしながら、ぜひみなさんの思いを生かしていけるように進めていきたいというふうに考えております。 また、NPOが、今、2つ立ち上がるというふうなところもありますし、阿賀まちづくり株式会社が新たに設立をされたというふうなところもございますので、まさにこうした皆さんと共に、新しいまちづくりを進めていきたいと。そこには議員さんがおっしゃるように、住民の当事者意識が重要だと、本当にそのとおりでございますので、そうした中で地域の活性化を図るように、町としても一緒になりながら、また、ご支援をしながら進めていきたいと、積極的に進めていきたいというふうに考えております。 5点目の新型コロナウイルス感染症の関係の観光、雇用に本当に課題があるわけでございますが、ここへの対策が十分かというふうなところでのご質問でございます。これも議会にお諮りをして、様々な支援制度であったり、補助制度であったり、これを議決をいただく中で進めてきているところではございますけれども、本当にこれは、ある意味で長引いている、まさに収束が見えないというふうな中で、特に観光、また、商工業は本当にご苦労いただいているわけでございますので、これは先ほども申し上げたとおりでございますけれども、町でやっている事業は、私は成果というふうなものは、狙っている部分に関しては上がってきているなと。 また、このたびの商工会の皆さんが主体になりながらプレミアム券といいますか、チケットを配る中で、これもある意味で計画した皆さんが予想以上にスタンプラリーの応募が多いと。店を回っていただいているというふうな声もお聞きをしておりますので、私は本当にこれはまちづくりの、さっきと一緒でございますけれども、こうした町主導よりも、まさにそれぞれの皆さんのご意見をお聞きしながら、皆さんが進めていくというふうなところを支援することがある意味で一番の効果が上がるものじゃないかなというふうに思っておりますので、今後もそうした中で進めていきたいというふうに思っております。 そうした中で、このボリュームが大きいまちづくり観光課、なかなか大変なんじゃないかというふうなところでございまして、まさに今言ったように、いろんなところが出てきた中で、当初の見込みと比べては、本当に業務量が多くなっておりますので、ある意味で私もそこを、同じような認識も持っているところでもございます。 また、今、新しいことで、あがまちファンクラブの設立、また、先ほど行政報告で申し上げました婚活イベントの実施、そしてまた、新しい公共交通の立ち上げ、NPOの関係等々、本当に新規のものが出てまいりましたので、大変ですけれども、職員、これはそれぞれの任務を分担した中で、そこにそれぞれが分担しながら向かっておりますので、私は非常にそうした面で、それぞれが目標を持ちながら担当していただいているというところでございますので、ここは本当に先ほどのご指摘のとおり、ここはある意味でそうした形にしながら、成果といいますか、そうしたものが見えるような形の中でむしろ進んでいることが職員の励みでもありますから、しっかりそうした面で職員の考えも私も聞きながら進めていきたいというふうに思っているところでございますが、新年度においては、正直申し上げまして、この組織の在り方はずっと私は常々考えているところでございますけれども、課の再編というようなものは正直申し上げまして、今の段階では考えておりませんけれども、係の中で、重点的に当たっていかなければならないものが、これはそれぞれの時々によってありますので、そうしたものの見直しというようなものは常に行いながら進めていきたいなというふうに思っておりますが、まちづくり観光課が関連の部分なんで、連携しながら進めているというところが非常にいいのかなと。 むしろ、これは観光が観光で独立をすると、ある意味で人数的にそう増やせません。そうすると、何かイベントをやったり、何かするときには、なかなかその一つの課だけでは対応が難しくなる部分もあるので、そうした面からは大変ですけれども、まさにみんなが目標に向かって頑張っているところでございますので、ご理解をいただければというふうに思います。 最後のご質問の垂れ幕の活用でございますけれども、これは宮澤議員さんがおっしゃるように、まさに今まで大きなスポーツ大会での優秀な成績を収められた選手の皆さんの告知であったり、そうしたもので使ったり、また、社会を明るくする運動、選挙等々で、ある意味でそうした使い方に限ってきたわけでございますけれども、それを補完する中で、いろいろ特にこれは、テレビ電話であったり、広報あがであったり、いろいろあるわけでございますけれども、私もそこの活用というか、そこは少し従来の感覚を新しいものを持ちながらやっていくことが必要だなと思っておりますので、特に例えばですけれども、小・中学生のこうしたコロナ禍にあっての町民の皆さんへの呼びかけであったり、心に響くといいますか、そうした新しいものの取組も、これは非常に効果的なんじゃないかなと思っておりますので、今回のこうしたご提言をひとつ生かしていきたいなというふうに考えております。 非常に早口で大変恐縮でございましたが、以上、取りあえず答弁させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。 ◆1番(宮澤直子君) 説明、大変ありがとうございました。 要点について非常に理解しました。 それでは、追加で何点か質問をさせていただきます。 まず、SDGsについてなんですが、この言葉については私も非常に気になっていたんですが、実際これが何を示しているのかをよく分からずいましたので、今回勉強をしました。その中で、非常に本当は身近なことなんじゃないかなということを改めて感じました。 日常にやっていることはもうSDGsなんですよね。ごみの削減であったり、あと節水、環境汚染を防ぐとか、本当に一つ一つの行動がSDGsなんですけれども、自分がやっているという認識もありません。また、住民の方もそうだと思うんですけれども、テレビの言葉と自分の生活が一体化していないというのが現状だと思うんですが、これはもったいないというか、阿賀町が世界と結びついているという非常に俯瞰した大きな行動だと思いますんで、ぜひこれを住民の方にも啓蒙していただきたいなと思いますが、まず行政職員の方、このSDGsについてきちんと認識していらっしゃるかどうか、町長、どのように考えておられますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにこのSDGsは、昨年の総合計画の策定の折に、これもある有識者の先生からまさに今の町の計画というのは、そうしたもう世界的なといいますか、グローバルなものとの一体性を保ちながら、同じ目標に向かっていることが大事なんだというご指導を受けた中で、そうしたところで取組をさせていただいて、もう1年でございますけれども、正直言いまして、私も少しそこまで認識不足なところもありましたけれども、この総合計画の中でのそうしたものを踏まえながら、これは今議員さんがおっしゃっていただいたように、ある意味で日常が、私たちがやっていることがまさにそこに関係することなんでございますから、それは今おっしゃるように、これは町民の皆さんにという前に、これは職員が、本当に一人一人が意識を持ちながらというふうなところが大事なところの入り口でございますので、少しまだ足りていないのかなというのが正直なところでございますので、ここを私も進めていかなきゃならないなというふうに、今般のご質問からまたそうしたところで思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。 ◆1番(宮澤直子君) 行政の方は日々町の課題解決や、住民の意見に目を向けるという、どうしても下を向きがちですけれども、世界とか、日本とか、社会とか、広い視野を持った中で阿賀町のことを考えていただきたいなと思いますので、このSDGsは一つの例になりますけれども、視野を広く高く、この機会に町長のほうからぜひ指導していただきたいと思います。 今回、今申し上げたように、総合計画の中に入っているんですが、大きい本は持ってこなかったんですが、小さい冊子にも、ちっちゃく載っているんですけれども、これでは分からないと思うんですよ。 現実の実際の生活の中で、例えば阿賀町の例えばトイレ、節水しましょうとか、あと、紙を無駄遣いしないようにしましょう、それがまずSDGsではないかと思いますので、例えばそこに番号が、ちっちゃくて見えないんですけれども、これはこういう取組ですよという、その一つ一つ、例えば、小さなシールを貼って、庁舎内でこういう取組はこのSDGsにつながっているんですよということを模範的に始めるというのも、一つのこれはアイデアなんですけれども、全体をどかんと告知したところで、皆さん、よく分からないとなりますけれども、小さなことを、これがごみを、家庭ごみの分別をすることがSDGsなんですよ、皆さん、だから分別してください、きちんと出してください、その呼びかけがSDGsにつながるんですよという、そういう問いかけを、例えば広報でもやってみるとか、少しやり方を変えてやっていただけたらなと思いますけれども、これは私のアイデアなので、ぜひ工夫していただきたいと思います。 先ほど申し上げたカードゲームなんですけれども、実はお借りしてきました。これは私もこの前お話を聞く中で初めて見せていただきました。これは資格を取ると、結構高額な金額がかかるんですが、実際このカードの中に、例えば、これはIT農業と書いてあるんですよ。まちづくりの一つの取組について項目があって、これはこういうことをやる項目ですよ、それにはこれだけのお金がかかって、こういう例えば人材が必要です。そうすると、これだけの利益が上がりますというような、これは一つのシミュレーションゲームなんですけれども、例えばこれは独身男女交流のためのシェアハウス、買物代行サービスというような、ふだん私たちがまちづくりってこんなことをすればいいんじゃないかなというようなアイデアがふんだんに入っていまして、もしかするとこの中で阿賀町で使えるものが幾つかきっとあると思います。 実際あるんですけれども、そういうものを例えば住民の方に体感してもらって、阿賀町でこれやったらいいよねとか、そういうことができるのではないかなと思いまして、今日お借りしてきましたので、今、町長のほうでぜひこれからいろんな形でやってくださるということなので、お願いしたいなと思います。 これについて、実際私たちの年代は、高齢じゃないですけれども、これからの未来をつくるのはやはり子供たちだと思いますが、学校教育などでこれが活用されているという例はなかったんでしょう、阿賀町においてはありませんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 学校教育でのSDGsの取組ということですけれども、実際今、宮澤議員さんが提示されたそのカードゲームにつきましては、三川中学校で地域おこし協力隊の公認ファシリテーター、黎明学舎の方なんですけれども、そちらの方を講師に招いて3時間連続でそれを行ったそうです。中学生の反応としては、大変、地方創生とSDGsの関係がよく分かったとか、やってみて人に交渉することの難しさというのを学んだとか、そういうふうな感想があったというふうに聞いております。 それから、また、例えば、今、阿賀町のほうで取り組んでおります「阿賀町近代化遺産の光と影を通じたESD-SDGs」教材化プロジェクトというものを、平成30年から5年間で行っているところでございますが、これにつきましても、新潟水俣病に関する阿賀町での歴史的な経過、それから近代化、草倉銅山から始まる近代化遺産のその歴史的なものを含めて総合的に学ぶ、環境学習と人権学習と歴史学習を総合的に学ぶようなプロジェクトというものを今、町とそれからコンソーシアムをつくった中で行っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。 ◆1番(宮澤直子君) ありがとうございます。 教育長にまた続けて質問なんですが、子供さんたちはやっているということなんですが、社会教育でもこういう取組ですね、前回の阿賀学のときでもお話ししたんですが、従来の歴史とか、もちろん文化とか、阿賀町のそういうものを学ぶのは本当に非常に大事なことですけれども、現代、今何が求められているのか、例えばIT、子供たちがIT教育をこれからしますけれども、では大人はしなくていいのかということ、デジタル、今スマホを使ったりすることで非常に利便性が上がる、そんな中でそういったSDGsもそうなんですが、一般社会人に対してのこういう教育については、どのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 宮澤議員さんのご指摘のとおり、その地域課題を解決するための学習というものは、すなわちそれが、言ってみればSDGsのその目標に向かっての取組というふうに言い換えることもまた可能かというふうに考えております。 阿賀町におきましても、子供たちだけじゃなくて、大人ですね、そういう世代からもそういう地域の課題の解決に向かった学習というものを今後も進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。 ◆1番(宮澤直子君) ありがとうございます。SDGsについてはまたこれから膨らませていけると思いますので、また町の状況を見まして、その中でまた必要であれば質問させていただきたいと思います。今日はSDGsについては以上にします。 次のまちづくり観光課についてですが、一つ一つの質問に回答いただくと、非常に本当に時間がかかるので、全般的なお話で私は今日、伺いたいと思うんですが、町長はこのまちづくり観光課のこのボリュームについては、先ほどの答弁ではだんだん広がっているということですが、基本的にはじゃあ再編する意思は現在ないというふうに判断してよろしいんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 現在はまさにそのとおりでございます。 合併当初といいますか、平成18年から、かつて企画観光課というふうな課がございました。正直申し上げると、ここも非常に広くて、むしろ今の所管よりも町の光ケーブル、情報ネットワークをやる、そしてまた庁内のパソコン、無線LANを担当する、そしてまた、国勢調査等の統計もやる等々、むしろ今よりも広い所管をした課でございました。 ただ、逆に言えば、やらなきゃならないことは、特に観光であっても、こうしたコロナ禍であったり、いろいろあるわけでございますので、そこがどうというふうなところはありませんけれども、むしろ私もそこに所属をした中で、非常にこれは業務上ある意味で連携の必要なところが一つの課としてあるようなところで、機能していると。私も本当に業務はさっき言ったとおり増えておりますけれども、機能していると。 これを分けてしまうと、なかなかこれまたむしろそうしたところの連携が不足をする部分があるんじゃないかなというような懸念もありますので、今のところ、もう既に年末でございますので、新年度に向けては、私は今の体制の中で、課としてはいきたいなというような思いを持っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。 ◆1番(宮澤直子君) 私自身の考えなんですが、この三セクの問題、また、その公共交通の問題、また、そういった期間を決めて解決しなければならない問題については、逆にもう町長直轄で3年だったら3年というスパンを決めた中での、特別な委員会なりそういうものの設置は可能ではないのかなというか、したほうが早く終わるといいますか、いつまでも引っ張らなくて、例えばそこに住民だったり、専門家だったり、そういう方を交えた中で、それに対してのみ集中的に解決するような課を、課なり係なり担当をつけたほうが早く、通常の業務と分けてできるんではないかなというふうに考えるんですが、そのあたり、いかがでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) そうですね。まさにそうした、ある意味で仕事は集中的にやらなきゃならないことは期限を決めながら、まさにそうして進めていくと、これが非常に重要なことだというふうに私も認識をしているところでございますので、そうした中で、これはですから、今の課の体制であっても、そこを引っ張るというふうなところではありません。 課長をトップにしながら、補佐2人いながら、係長がそれぞれいながら、まさに一人一人分担を持ちながら、そうした期限というふうなものもしっかり意識をした中で、やるべき業務に当たっているところでございますので、先ほど言ったように、非常に連携が大事な部分もあるというふうなところで、今は2年、来年は3年目でございますけれども、新年度はまさに今の中で進めていくと。ただ、それを伸ばすというようなところでは全く私も考えておりませんので、そうした中で必要な人員の配置といいますか、そうしたものを行いながら業務に当たってもらうというふうな考えでおります。 また、いろんな進める、特にまちづくり観光課の業務は、その課だけじゃなくて、町内全般の関連する部分が非常に多いんです。そうした中で、今も副町長、南副町長がいますんで、いろんな分野で副町長がトップになりながら、まちづくり観光課もある意味で事務局も持ちながら、特に主任とか、若い層を主体に課を横断的にいろんなもので検討会議といいますか、そうしたものも進めているところでございますので、そうした中で、必要なところは、今、宮澤議員さんからおっしゃっていただくように、進めていく組織でなければならないことも認識しておりますけれども、そうしたところでご理解いただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。 ◆1番(宮澤直子君) 町長のおっしゃるとおり、まちづくり観光課を見ていると、一つの課ではなく、連携、例えば農政で作った商品を、開発した商品をPRするのはまちづくり観光課であったり、公園もそうですが、造ったものをまた社会教育と共有するという、そういう非常に他課との連携が深い課であると私も認識しております。 先ほど、SDGsにもありましたが、17番でパートナーシップを大切にしようというというような項目がありましたが、これから課の横断したプロジェクトであったり、また、それぞれの課がそれぞれの課を助け合うようなそういう精神は必要だと思いますので、分けるつもりがないのであれば、やはり応援なり、本当にそれは必要なのかなと考えて、私も考えるところではあります。 それで、1点だけなんですが、この観光についてなんですが、現状はどうしてもコロナで停滞していると。また観光の在り方自体も昔のこの観光、本当に物見遊山ではなく、体験したり、また、三条あたりだと物づくりをしながらそれを見せてもらったり、その食器を使った食事をしてみたり、幅広いジャンルといいますか、視野が変わってきていると思いますが、観光の分野について、阿賀町のまちづくり観光課はその部分については進んでいるんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当に今おっしゃるように、これはいろんな施設というか、場所も自然も紹介しながらそこに来てくださいと、まさにそうした従来からの観光、これも非常にある意味で町のPRには大事な部分でございますけれども、本当に観光はそうした部分だけじゃなくて、全般的にいろんな産業と結びつく、農業であったり、またはこれは林業であったりですよね。そして、またいろんな地域の皆さんと、人たちと結びつくというふうなところが今、むしろ大事になってきているわけでございますから、そんな中では、教育体験旅行もああやって歴史があるわけでございますので、またここも重要な人と人とのつながりの中での部分でありますので、そこに観光業と言われる皆さんも入りながら、今議員さんがおっしゃるような形の中で、本当に連携を進めながらやっていくというようなところが実態は大事でございますから、そうした部分、本当にここも認識しながら、おっしゃるように、じゃどこがどうなんだというようなところも確かにありますので、まさに具体的にそうした構築をしながら、特にコロナ禍でありますけれども、今、インバウンドは日本の、これはなかなかコロナ禍で難しい部分でもありますけれども、なかなか少し遅れた中で、これ、インバウンド、外国人の皆さんが阿賀町においでいただく。 ここには新たな発見であったり、感動であったり、皆さんもあると思っておりますから、しっかりその辺を伝えられるような組織づくりも今進めているところでございますし、一方、これまた清川のNPOの活動も、これもまた交流をしながらというふうなところであるわけでございますし、七福の新たなNPOも、まさに地域資源を、今度は地域の皆さんが自分らで見つめながら発信だというようなところでございますので、今言ったようなところは、今後そうした中でより結びつきを深めながら、まさにトータル的な観光というふうなところに進んでいくというふうなところで私も、みんなで知恵を出しながら進めていこうというふうな状況でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。 ◆1番(宮澤直子君) いろいろな要素が阿賀町の中で展開してきて、それがこれからいい形で進んでいくことを希望するんですが、やはり、言葉で聞いても分からない。やはり、イメージとして町が進める、例えばプロジェクトとしてもっと図式化してもらったり、こんなまちづくりでこんな人たちが活躍できるような、そういった、今単体で物が、ファンクラブもある、地域移住コーディネーターの皆さんも頑張っている、そういったものが本当に連立しているんですけれども、町として最終的にこんなまちづくりなんだよというものをもうちょっと図式化とか、イメージ化、住民が見たときにぱっとイメージできるようなものでつくれないかなと思いますが、そのようなものはいかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私は本来といいますか、観光は行政がこういう形の中で進めるというよりも、まさに民間の皆さんが思いを持ちながら、また、連携しながら進めていくというようなところが本来のスタイルであって、一番より機能的に効果を発揮していくものだなというふうには正直言って思っている部分でございますけれども、かつても観光協会も町で持ちながら、今もある意味で相当の支援もしながらというようなところもありますけれども、こうした官でつくる、行政でつくる観光には、何かそこは時代に遅れていってしまうような部分が私はあると思っていますから、まさにこれは今おっしゃったように、さっき言ったNPOも含めながら、まちづくり会社も含めながら、また、あるところでは、綱木ではそういうような形で四駆村とか、まさに自分たちの思いの中でそうしたところが今出てきているわけでございますので、例えばこの阿賀町に来て、もう若い人たちも自分の思いの中でそうしたところができるんだよというふうなこのグラウンドになっていくというか、フィールドになっていくというか、まさにそうしたところが私はむしろいいスタイルだなというふうに思っているところもあるんで、いうように、そこをトータル的に行政というか、町が方向性も描きながらというようなところも大事なところかもしれませんけれども、そうした私は民間の皆さんの思いを支援をしていくと、そこの中で一つの方向にまとまっていくというふうなところが、私は一番いいのではないかなというふうにも思っているところでございますが、町は町としてもそこにはある意味で皆さんのそうした連携のまさに一緒になってやっていくような仕組みをつくりながら、そうした役割を果たしていくことには、何ていうのか、進めていきたいなとは思っているところではございますが。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。 ◆1番(宮澤直子君) これについても、もうちょっと整理が必要なのかなと思います。いろいろいいものが出てきていますので、それをどういう形で集約して、逆に言うと最後にPRしなければ、いいものがありますよだけではやはり誰にも伝わらないと思いますんで、どういう形で伝えていくか、それをまた検討していただきたいと思います。 もう1点なんですが、まちづくりに関して、住民の参画が、会議を行ったが、コロナの影響でなかなか継続しないということなんですが、これについても住民側からの意見といいますか、なかなかどこに言っていいか分からないというのは正直なところだと思います。 町長が言ったみたいに、支所に言ってください、まちづくり観光に言ってくださいというのはこちら側では分かるんですが、何かアイデアがあったときに、気軽に行けるような、そんな体制をつくっていただきたいなと思いますし、今年つくった地域支援事業でしたっけ、そういう事業、30万円を上限とした補助金というのもありましたが、あれ自体も終わるのではなく、やはり継続してこの補助金があって初めてつくるわけではないんですが、そういうものがあるんであれば、じゃ地域でなお、これから検討しようと。でももう締切りが終わってしまった、間に合わない、ではなくて、継続的に時期を見てまた募集してほしいなと思いますが、その継続についてはいかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにそれはそのとおりなんです。これは私どもがそうした思いを一つそうした中で支援をさせていただいて、その思いも継続していくようにというようなところも目的でございますので、この町の補助制度も始めたばかりでございますし、前期、今年も前期・後期とやっておりますけれども、少し周知不足もあったかなというところですね、組立て不足も少しあったかなというような反省もありますので、これについては私としては、新年度においても継続していくつもりでございますので、何とぞその辺のご理解をお願いしたいなと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。 ◆1番(宮澤直子君) それでは、まちづくり観光課については、非常に町にとっても重要な課であるという認識も私も持っておりますし、また課題も多いということで、少しずつですが解決しているものももちろんありますし、進んでいるものも目に見えて、ファンクラブもできましたし、そういう取組で少し時間はかかっているのかなと思いますが、町長の思うような形に少しずつなっているのかなと思いますので、やはり期間を決めて、できればスピードアップした中で進めていただきたいなというふうに考えております。 最後の懸垂幕というか、垂れ幕なんですが、これについては検討いただけるということで、今コロナ禍で非常に大変な時代で、住民の意識を一つにするためにもコロナに対して町としてみんなで元気を出していこうとか、どういう文言がいいのかまでは私はちょっと考えていないんですが、コロナに対する希望だったり、また、イベントに対する住民の意識を盛り上げるという意味でも非常にあそこの場所は、庁舎は効果がありますし、支所また教育委員会、そのほかの場所でも十分活用できるんじゃないかなと思いますので、予算のない中では上げられないと思いますので、来年度に向けて何件か検討いただけますでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私もまさに町民の皆さんにご理解いただいて、まさに本当にそれで町が一つになっていくということは、もう最高でございますので、ここは有効活用というようなものはよくよく具体的に検討していきたいと思います。 ただ一方で、私も町の職員が一方的なまさにそうしたメッセージをやってもなかなか伝わらないところがありますので、さっきも少し申し上げましたけれども、これは小学生であったり、中学生であったり、そうしたみんなにも呼びかけながら、そうした中でのものが1回じゃなくて、また幾つかつながっていったら、今おっしゃるように、場所も変えながらというようなところもあろうかと思いますので、そこは検討して進めていきたいというふうに思っております。 ライオンズクラブさんから昨年、交通安全の標語等々を募集していただいた中で、立派な看板を設置していただきましたけれども、まさにああした中でのものが一体となってつくっていくというようなところが非常に大事だなと思っておりますので、具体的に検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。 ◆1番(宮澤直子君) ぜひ検討をお願いします。 たくさん、ボリュームのある、それこそ質問になりましたけれども、町の前向きな回答をいただきましたので、ぜひ事業セイ、職員の皆様、課長さん、ぜひ啓蒙活動も大切だと思いますので、SDGsについて、ぜひ分かる形で住民の方と一緒になってやっていただきたいなと思います。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で1番、宮澤直子君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) 審議の途中でありますが、本日の一般質問はこれで終わります。 なお、一般質問の終わっていない方は、明日4番、斎藤栄君から行わせていただきますので、よろしくお願いします。 これで本日の会議を閉じます。 本日はこれにて散会とします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後4時29分...