阿賀町議会 > 2020-03-11 >
03月11日-02号

  • 林道(/)
ツイート シェア
  1. 阿賀町議会 2020-03-11
    03月11日-02号


    取得元: 阿賀町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-25
    令和 2年  3月 定例会          令和2年阿賀町議会3月定例会議会議録議事日程(第2号)                    令和2年3月11日(水)午前10時開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問日程第3 議案第4号 令和元年度阿賀町一般会計補正予算(第10号)日程第4 議案第5号 令和元年度阿賀町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)日程第5 議案第6号 令和元年度阿賀町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)日程第6 議案第7号 令和元年度阿賀町介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予算(第4号)日程第7 議案第8号 令和元年度阿賀町介護保険特別会計サービス事業勘定)補正予算(第3号)日程第8 議案第9号 令和元年度阿賀町診療所特別会計補正予算(第4号)日程第9 議案第10号 令和元年度阿賀町簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)日程第10 議案第11号 令和元年度阿賀町下水道事業特別会計補正予算(第4号)日程第11 議案第12号 令和元年度阿賀町営スキー場事業特別会計補正予算(第2号)日程第12 議案第13号 令和元年度阿賀町水道事業会計補正予算(第1号)---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第1から日程第5まで議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(12名)     1番  宮澤直子君      2番  長谷川 眞君     3番  清野眞也君      4番  斎藤 栄君     5番  小池隆晴君      6番  入倉政盛君     7番  山口周一君      8番  五十嵐隆朗君     9番  石田守家君     10番  神田八郎君    11番  石川太一君     12番  斎藤秀雄君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         神田一秋君   代表監査委員     渡部政勝君 教育長        遠藤 佐君   会計管理者      齋藤啓司君 総務課長補佐     阿部有一君   町民生活課長     長谷川忠市君 こども・健康推進課長 星 利昭君   福祉介護課長     澤野直也君 農林課長       江花一実君   まちづくり観光課長  眞田政弘君 建設課長       大江修逸君   消防長        清野 隆君 消防本部次長     宿屋憲治君   消防本部副署長    佐藤秀行君 学校教育課長     石川 聡君   社会教育課長     神田久利君 農業委員会事務局長  阿部 勉君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長       野村秀樹    書記         阿部大輔 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) おはようございます。 ただいまの出席議員は全員、12名であります。 これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため求めにより出席した者は、これもあらかじめお手元にお配りしたとおりであります。 なお、渡部総務課長においては、本日欠席のため阿部課長補佐が出席しておりますので、よろしくお願いいたします。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会議の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、8番、五十嵐隆朗君及び9番、石田守家君を指名します。--------------------------------------- △議長からの報告 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第2に入る前に、本日、東日本大震災の発生の時刻になりました午後2時46分に、この本庁舎全体で黙祷をささげたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第2、一般質問を行います。 昨日に引き続き、一般質問の終わっていない方から行います。 順次発言を許します。--------------------------------------- △斎藤栄君 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。     〔4番 斎藤 栄君登壇〕 ◆4番(斎藤栄君) おはようございます。 私から、通告に従いまして3点の一般質問をさせていただきます。 1点目は、先般の新潟日報紙、またまたウェブ等でにぎわしております、12月19日日報紙に掲載された、町長が町外から通勤しておられる職員にふるさと納税を要求したということでございます。 ふるさと納税については自発的な寄附行為であり、寄附の要求については、または強要は許されないというふうに考えております。報道があってから、多くの方々から、議会が同様に推奨しているんじゃないかというふうな疑念も抱かれたりしました。議会への疑念については、非常に私としては残念であります。 また、町長は町職員にそのような思いであるのであれば、職員が自ら自発的な寄附行為ができるような環境整備に努力してほしいですし、また人口減少等で地域環境が劣化したのは本当に事実なことであります。町の職員も町民に対し、それを解消するための努力をしていかなければならないと思っておりますし、町長もそれも行ってほしいと思います。 2点目、新型コロナウイルス肺炎についての町の対応はということでございます。 高齢者が多い阿賀町には大変大きな問題であると考えております。通常のインフルエンザのような対応でよいとしていますが、高齢者にとっては罹患すると重篤になりまして、致死率が高くなっていることが伝えられています。高齢者にとっては罹患すると重篤になるという不安があり、予防対策が急務ということも考えておりますし、市中感染が国内に進んでおるといいますか、市中感染もまだないとは言っておりますけれども、罹患者が多く出ていることについて深い懸念を持ちますし、高齢化が高いこの地域、また人口減少が急激に起こり得る可能性もあるわけですので、町の対策をどのようにされているのか、お願いしたいと思います。 3点目、中山間地農業の活性化について、町は今後どのような対策を講じていくのかということであります。 県は、基金残高の減少と県債返済額の今後の増額に伴って、令和2年度の補助金の削減をある程度大幅に決めております。町の農業政策に影響はあるんでしょうか。 また、中山間農業はやり方によっては収益力が上がる展開が可能だということも言われております。中山間地農業ルネッサンス事業、またまた中山間地域所得向上支援対策といった国の施策等の活用の取組が必要だと考えておりますが、町はどのような施策を講じているか、その辺のところをお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) おはようございます。 それでは、斎藤議員さんのご質問にお答えをしてまいりますけれども、まずもって職員に向けたふるさと納税についての件でございますけれども、本当にここについては、職員にふるさと納税を要求というふうなタイトルの中で、各メディアで大きく報じられまして、阿賀町議会、町民各位、職員、また阿賀町を応援していただいております皆様に大きな驚き、ご迷惑、ご心配をおかけいたしましたことに、改めて心からおわびを申し上げるところでございます。 今後は私の立場というふうなものをしっかりと認識した中で、相手の受け手の気持ちというふうなものにも十分配慮しながら言動に細心の注意を図るとともに、こうした同様な事態は起こさないというようなことをお誓い申し上げまして職務に遂行してまいりたいと考えておりますので、何とぞよろしくお願い申し上げるものでございます。お騒がせ、ご迷惑をおかけしたことにつきましては、幾重にもおわびを申し上げるしかございません。本当に申し訳ございません。 次に、新型コロナウイルス感染症対策についてでございます。 町では、2月27日に阿賀町新型コロナウイルス感染症対策推進本部を設置いたしまして、国・県の現状と対策及び町の各課の対応策を、情報共有をしながら、必要な対策を取るというふうなところにしたわけでございます。 そうした翌々日の29日には県内で1例目の感染症患者が発生したというふうなところから、県の対策本部設置と同様に、町でも阿賀町新型コロナウイルス感染症対策本部を設置いたしまして、これは土曜日でございましたけれども、関係職員を招集し対策本部会議を開催したというところでございます。 現在までの対応といたしましては、ホームページや情報端末を利用した感染症予防の啓発、相談窓口の周知、公共施設におきましては、入り口にポスター周知の掲示やら、これまたある意味で資材の不足等々から可能な範囲ではありますけれども、消毒用アルコールを設置する。また、国からも要請がございました小・中学校の臨時休校とそれに伴う放課後児童クラブ等の対応、また各種イベントや研修等については中止や延期、開催方法の変更等を行っておるというようなところでございまして、今後様々なケースを想定した中で対応策を検討、共有をしなきゃならないというように思っております。 特に、この県内においても、昨日も3人の新たな感染者、全体で11名にもなったわけでございますし、また新潟市、ある意味で近隣でもございますから、しっかりとそうしたところへの対策というようなものも必要だと思っております。 そんなところから、昨日も内閣総理大臣から大規模なイベント等についての自粛期間の延長というふうな方針も示されたというようなところもございまして、今日の新聞でもありました、また昨日議会の皆様には事前にご報告させていただいたところでございますが、町の一大イベントであります狐の嫁入り行列、これも5月3日は中止せざるを得ないというような判断に至ったというようなところでございますが、しっかりまたそうしたところで、阿賀町での発症というようなところは、本当にここはないようにというようなところも祈りながら、まさにそうしたところにつながるように、町民の皆さんへの周知というようなものをなお強めていきたいというように考えているところでございます。 お話がありましたように、高齢化が進んだ阿賀町でございますし、それぞれ老人施設等々が多いわけでございますが、まずは直営でありますきりん荘、ここにあってもまた町内の高齢者や介護施設、この事業所においても感染症の予防マニュアルというようなものがございますので、それに従って、特にもうインフルエンザは秋口からの発症でございますから、11月からそうしたことでインフルエンザ対策というようなものは取ってきているところでございますけれども、手、指の消毒、うがい、マスクの着用、換気等々、そうした対策に加えまして、2月からは職員の出勤前の検温や利用者の検温、体調確認、また設備の消毒というようなものを徹底する対策を強化しているわけでございますけれども、先ほど申しました県内発症の29日からは、入所施設では面会の制限というふうな対応も取らせていただいているところでございます。町内の介護施設等にあっても、その状況を確認し、適切な予防策を取るように、町と連携をしているというようなところでございます。 また、特別な支援を必要とする子供たちのための放課後等デイサービスにおきましても、特別支援学校が休校となりました3月2日から、8時から19時まで対応していただいているところでもございます。庁舎内におきましては、おいでいただくお客様や職員の感染症のリスクを減らすためにも、カウンターや椅子、ドアノブなど、多くの方々が触れる機会のある箇所の消毒や室内の換気というふうなものも一、二時間置きに実施をしているというようなところでございますが、引き続き感染予防に取り組んでまいります。 ただ一方で、やはりマスクが入手できないといったような事態もありますので、何とか早期に改善されるというふうなところも希望している、期待しているというようなところでもございます。 3点目の中山間地域農業の活性化に対する今後の町の対策というようなところでございますけれども、お話がございましたように、令和2年度の新潟県農業関係予算、前年度比1割減でございまして、ただ、事業費の補助率の変更はないとの予算説明を県から受けているところでございますけれども、一方で国の予算につきましては、国土強靱化に伴う強い農業のための基盤づくり関連事業など、前年を上回る予算づけもなされる予定だというふうになっております。 当町におきましては、県営農業農村整備事業によって、ため池の耐震化や農道橋の耐震点検等を実施する計画でございます。農政関連事業におきましても、県予算の執行を伴う事業がございまして、影響が全くないとは申し上げられませんけれども、耐震工事の実施など緊急度の高い事業につきましては、優先的に予算枠の確保がなされると、そうした県の説明でもございますので、今後も地域の農業に支障を来さぬよう努めてまいりたいというふうに考えております。 中山間地農業ルネッサンス事業につきましては、中山間地を豊かな自然や景観や気候を生かして、収益力のある農業を営む可能性を秘めた重要な食料生産の場として捉えまして、経営規模の大小にかかわらず、意欲を持った経営者が中山間地農業を元気にする多様な取組を後押しするというものでございますので、町が策定する将来ビジョンを県が取りまとめ、将来ビジョンに示された事業については、国から優先的な予算枠が得られるというものでございますが、将来ビジョンに記載する事業につきましては、実行し得る状況にある具体的な取組を示さなければならないというふうな指導がございます。 町では、具体的な経営計画を持った意欲のある町内の経営者に対しまして、本事業の内容をよく周知、PRし、事業の活用を促進したいと考えているところでございます。 中山間地域所得向上支援対策につきましては、さきに申し上げました中山間地域農業ルネッサンス事業のうち、新潟県が地域別農業振興計画を、策定済みの地域におきまして、収益性の高い農産物を生産、販売することによって、農家所得の確実な向上を図るために、市町村がマーケティングの専門家など、第三者の参画を得て、中山間地域所得向上計画を策定し、生産から加工、そして流通、販売へと各工程における基盤整備や施設整備を総合的に支援するというふうなものでございます。 当町におきましては、新潟県と連携して、自然薯をはじめ、ソバやエゴマなど様々な作物につきまして、生産の拡大と収入の安定を図っていくところでございますが、今後は高収益化というステップも視野に入れまして、事業の活用を検討してまいりたいと考えているところでございます。 よろしくお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。
    ◆4番(斎藤栄君) ありがとうございました。 それでは、再質問をさせていただきたいと思います。 まず1点目の問題でございますが、町長が町外在住職員へのふるさと納税の要求については、町民の反応については、批判される方、また要求への理解をする方、同程度おられるなと、私は感じを受けました。確かに町民が町外から通勤する職員が多くなることについては憂いを持っていることも事実でございますし、しかしながら、町民サービスと町の振興発展に尽くす責務のある役場職員にして、なぜ通勤しなければならないかと、町民が疑惑を持っているのも、これも事実でございます。これについては今後の町の課題として考えていかなければならないと思いますが、しかしながら、憲法上22条には居住の権利が認められておりますので、これはすごく大きな問題だと思いますけれども、考えていかなければならないと思っています。 しかしながら、町長が個別にそういう該当者を部屋に呼びまして、文書を手渡し、また部屋に来られない該当者には電話やメールで要求となれば、職員にとってはもう当然圧力と感じられるというのは当然だと考えております。あくまでも先ほど申し上げたとおり自発性を前提にした寄附でございますので、ある程度個別の人間に対して要求を行ったということは、顔はにこにこしていても、腹の中ではパワハラと感じるという職員もおられたはずだと思うんですよね。そこで、法に触れずも一般的な報道の中で外を見ますと、それは町民感情とは別に、批判を受けても当然だと考えております。 そこで一つ一つお尋ねしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 まず最初に、ふるさと納税の納税協力については、町長自身が思いつかれてやられたのか。そして、ふるさと納税制度の趣旨に反するとは感じなかったのか、その点について教えていただけますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、まさに住む場所については、今も議員さんお話があったように、私も重々そこは承知をしながらでございまして、これはもう本当に様々な事情がありながら、むしろ職員の皆さんも阿賀町で生活をしたいというふうな思いを持ちながら、本当にいろんな仕事を含めながら、いろんな事情の中でそれは町外で住んでおられるようなところ、私は重々そこは承知をしながらでございまして、そこの点も私も要求というふうな、これまた私が申し上げると言い訳的になるところもございますけれども、要求というふうなところよりも、私としてもまさにお願いをさせていただいたというふうな気持ちでいるわけでございますけれども、今おっしゃっていただいたように、これは受け手の方の気持ちというふうなものが、これも基本でございますから、私はそうした点でも本当にここは大きく反省しているというふうなところでございます。 ここにつきましては、私自らが、まさにここは判断の中で、こうしたところを行ったというふうなところでございますので、これはある意味で、誰から言われたというふうなところでもなくて、私の判断の中でのものでございますので、まさに一人一人をそうした中で、ある意味でお願いしたというようなことについても、これは受止め方というようなものはまさにそのとおりでございますので、これはある意味でいき過ぎたと、施政方針でも申し上げましたけれども、専門家の先生のコメントもあるわけでございますので、しっかり私もそこは反省した中で、そうしたことのないようにというようなところで、深く肝に銘じながら、今後の職務の執行に当たっていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) 分かりました。 また、報道では、配付した文書に職員の個別の住民税額などを基に控除される個々の上限額を把握して、職員別に準備したとありました。そういう情報自体を誰かに命じてさせたのか、自分で調べてやったのか、その辺お聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここも日報さんには掲載されているとおりですけれども、個々にというか、今までもふるさと納税のお願いというようなものは今回初めてじゃなくて、全体の中でお願いもしたのが、1年前も就任後もお願いした経緯がございます。幾ら、ふるさと納税のこの制度というふうなものを、これはやっぱりしっかりその趣旨から逸脱してしまっているなと、今また改めてそうした面も反省をしているところでございますけれども、所得の上限額がありまして、そこの以内であれば税の控除になるというふうな制度でもございますので、またそうしたところが一方で、ふるさと納税が全国的にも多くそうしたものがあるんだというふうなところにもつながっている部分があるわけですけれども、そうした中で、自分の金額といいますか、控除される目安といいますか、そこが分からないというふうなことは、これはある意味で何人から聞いたところもあって、このデータについては、私がある意味で長でございますので、しっかり把握をしている中で、自分の中でこれは算出したというふうなところでございます。これもまさにそうしたところは行き過ぎだったなというふうな反省をしているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) 分かりました。自分がされたということですけれども、ある程度個人情報ですので、本当の税の目的以外のことでありますので、その辺の使用について疑問を感じますが、あまり私もそこが詳しくないので追及はいたしませんが、今後そういうふうな威圧的な、文書配るとなお威圧的に感じるんですよね。その辺はやめて、全体的にお願いするような、もっともっと自発的にできるような方策を考えていただければと思います。 それから、町長は議会に対しては、2月26日の全員協議会、それから27日の2月第1回会議、または昨日の定例会議でおわびと説明がございました。それで、昨日の一般質問の中で、清野議員のやり取りの中で、該当職員とのわだかまりはないとお話をされていました。果たしてそうなんでしょうか。 このたび、該当職員ときちんと今回の騒動についてリセットしていただいて、やっぱり全体のよりよい行政執行に当たってほしいと考えておりますし、また、長の姿勢が職場の雰囲気をつくっていきます。仕事に威圧的な雰囲気は業務執行にとってあまりいい影響が生まれません。当該職員の騒動への説明責任とおわび、また町民への説明責任はまだまだされていないと感じておりますけれども、今後どのようにされていくのか、その辺のところを伺いたいですし、良好なガバナンスをしていただいて、町の発展にお願いしたいと思いますが、その辺についてどうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これまたある意味で特定の職員というようなところでございますので、そうした特定の職員の皆さんには、こうしたことで威圧的に感じてさせてしまうというふうな行為であったというようなところは本当に深く反省しているところでございますけれども、そういうことで、これまたある意味で個別に特定の職員といいますか、全体の職員に対して話をするということは、またちょっと別なところにも行くというような可能性もありますので、これは職員の皆さんが会する機会というふうなものは、今後また年度末等々にもあるわけでございますから、しっかりそうした中で私からもお話をさせていただく中で、仕事に集中して取り組んでいただけるというふうな環境づくりは、やっぱり私の責任だと思っていますので、しっかりとそこはそういう形の中で進めていきたいというふうに思っております。 また、特に町民の皆さん、これまた本当にお騒がせをした。お叱りを受けるのは当たり前でございますので、ここは今までも、間もなくもう二十日以上経過しておりますので、いろんな集まりの中でも、私もまさにそのおわびから入ってきたというふうな部分もあるわけでございますけれども、しっかりそうしたところも反省しながら、私はしっかり町政を進めていくために、このようなことを、本当にあってはならないといいますか、非常にまさにご迷惑をかけた部分でございますから、しっかり私自身が反省をしながら町政を進めていきたいと、まさにそうしたところがここの反省というふうなところであるなというふうにも思っているところでございますので、しっかりと本当に先ほど申し上げましたけれども、こうしたことが二度と私はあってはならないわけでございますから、しっかりと取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) 繰り返しますけれども、町長としては職員には、個別じゃなくて、ある程度全体を通しての年度末の機会を設けてお話ししたいと。それから、町民への説明については、どのような形になるか、その辺聞き漏らしたんですけれども。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私もここはまさにどんな形で全体の皆さんにというようなところは、ある意味でここはいろんな広報を使ったりするというふうなものではございませんので、しっかり私はそうだというようなところは、今までも本当にある意味で相当の方々にお話をさせてもらいながら、おわびをしてきたところでございますので、直接そうした形の中での話というふうなものが、できればこれまたそうした皆さんへのというふうなところになってくるわけでございますけれども、なかなか私としても、そこについても思い浮かばないというふうなところもあるわけでございますので、しっかりそうしたところでいろんな機会を捉えながら、今までもそういうお話をしてまいりましたけれども、今後もそうした中で、これは反省をしているというふうなところでの今後も繰り返さずにといいますか、しっかりとわきまえながら職務を遂行していくというふうなところでお伝えをしていきたいなというふうに思っているところでございますので、またある意味でこれまた本当に代表である議員の皆さんから、そうしたところでのご指導をいただく中で、こうした中でも反省というふうなものが伝わる一つになっていけばいいかなというふうにも考えているところでございますので、よろしくお願いしたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) 機会を通じて、町民の方々にも説明をしていただきたいというふうに思います。 それから、まだまだウェブ等を見ますと結構出てまいります。今回、この報道とか新聞紙上に、またはウェブ等でにぎわせているそうです。町長自身については法令上の違反はありませんけれども、しかし多くの町民の方々はちょっと懸念を感じておられると思います。そういう観点から見まして、自分自身の律し方も当然考えてもよいと思うんですけれども、その辺は考えておられますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私もそうしたところは自分の中でも考えていることはございますけれども、しっかりこの職務というようなものを遂行する中で、そうした責任といいますか、役割といいますか、それを取っていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) 職務の継続もこれはまた大事なことでございますし、しかしながら、やはり過去の事例、法的な責任はないかもしれませんけれども、それなりのご自分の、ご自身の律し方も考えてほしいというふうに考えております。 阿賀町を応援したい方が、いわゆるふるさと納税を納められた方については、もうすごく阿賀町を愛し、または阿賀町の産品について信頼を得るからこそ、こういうふうにして多くの方々が、今年度6億7,000万円弱のご寄附を頂いたわけです。その善意と信頼を汚すことなく、今後ご努力をお願いしたいと思いますし、またそういう観点の施策の中で、ふるさと納税の減額にならないようにご努力いただきたいと思いますし、また昨日、山口議員の一般質問の回答で、移住される方も、通勤できる移住者も増やしたいとおっしゃっていました。こちらのほうに、ちょっと下品な言い方かもしれませんけれども、飯の糧があるなら遠くから来ます、しかし飯の糧が町外であるなら、こっちに移住しないで向こうに住みますよ。 そういう観点からしまして、町の職員が地元に住めない事情が様々多くあると思います。その中で、町の施策として移住・定住を進めている施策の中で、ある程度収入が多いそういう方が、職員の方々が住むことができる町に果たして町外から移住してこられるのかが、今回の騒動を見てすごく疑問に思っていると思うんですよ。いわゆる職員が住まない町になぜ移住しなきゃならないのか。そういう観点を考えますと、そうじゃないことを払拭するような政策をやっぱり役場全体で人口減の歯止め、それから人口を増やすにはどういう政策が必要なのか、役場全体で考えてほしいと思いますけれども、その辺のところは。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ですから、まさに職員の住居の問題については先ほど申し上げたとおり、本当に様々な事情があります。その中で、私としてはやはりここは町の人、特に町の若い人たちは、なかなかここは、町内で希望する職場というようなものも限られてくるわけですから、ここはそうするとやはり通勤をするのも大変だというふうなところもある。大変の中には、時間の大変さと経費面での大変さというふうなものもあるわけでございますから、例えば経費面であったら、これは町から幾らかの支援をさせていただくことで、自分の好きなこの町に残っていただけるというふうな一つにつながってくるだろうと、まさにそうしたところも含めながら、阿賀町の人口の問題を考えたときに、これはやはりよそから移住をしてきてもらう方を増やすというふうなことが非常に大きな大事なものだというふうなところで、これは移住についても、人口の関係についてもそうですけれども、今回の総合計画の後期計画の中でも、これはそれぞれの組織を超えた中で全庁的に立案して、また今回はその中の予算化をお願いしている部分もあるわけでございますので、今言ったように、そんなところで職員がいないのに、そういう町に行くというふうなところへの思いに至るようなことになっては、これは本当にまた私としても、非常にそうしたことがあれば残念といいますか、本当にまたさらに大きな反省をしなきゃならないわけでございますけれども、しっかりそこはこの町の魅力というふうなものをPRした中で、様々な子育ての制度でありましたり、そうした移住の皆さんを迎えるというふうな施策でありましたり、そうした中から町の魅力を発信した中で、ぜひこの町に移住をしていただく人を増やしていくんだと、そうした思いの中で、これは今お話があったように、全庁的に取り組んでいきたいというふうに考えているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) 次の質問に移らせていただきます。 新型コロナウイルス肺炎についてでございますけれども、陽性患者が日に日に増加しております。一般質問締切りの時点では、北海道、関東方面だけの陽性患者については目立っておりましたけれども、今は全国的に広まりました。新潟県においても、2月29日に秋葉区に陽性患者が発生して、スポーツ教室等を介してのクラスター感染ということで見られていますけれども、今もまだ続いております。 阿賀町においては、2月29日に対策本部を設置し、予防対策等々を呼びかけておることについては感謝と敬意を申し上げます。しかしながら、まだ陽性患者は出ておりませんけれども、周辺の陽性患者が日々日々増加していることに脅威を感じているところでございます。 町長が先ほどの答弁の中でもおっしゃいました高齢者が当町には多いです。入所施設、介護施設の利用者も多くおります。その中でクラスター感染が発生したとなると、すごい脅威を感じております。 昨日、町長にもお話があったとおり、新潟市内に3人の感染者が判明しました。しかし、その中で感染経路が判明しない陽性患者が1人出ております。こういうまだまだ、新大の斎藤先生のほうは、市中感染はないと言いますが、しかしそのような不安が大きいと思っております。当町において、特に高齢者が感染すると重症化が目立つという観点から、町として今後の対策として、先ほどご答弁いただいたほかに何か考えておられるかどうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにその感染経路がなかなか分からないというふうなところが非常にこれまた怖いわけでございまして、また本県でしょうか、そうした介護施設の中で複数名発生している。いわゆるそうした施設の中での感染、院内感染かというふうなところも報道もされているところでございますから、まさにそうした施設の中にあっては、しっかり可能な対策をやっぱり取ってきているわけですけれども、そこは手を緩めては駄目だというふうに思っていますので、今いわゆる外から来られる人と入所している皆さん、またデイサービス等々の通所の皆さんもおられるわけですから、しっかりとそうした中での感染を予防する対策、これはテレビを見ると、やっぱり手洗いというふうなものが一番効果的なんだというふうなところを毎日報道もされているわけでございますし、換気の大切さというふうなところもあるわけですから、まずは基本的な事項を町民の皆さんによくよくそうした形の中でご説明をしていくというふうなところが大事だ、基本だというふうに思っているところでございまして、また買物にも行かなきゃならない、まさにいろんなそうした日常生活の面もあるわけでございますから、そうした中で特にそうした注意をそれぞれ一人一人が取っていくというふうなところがやはり大切だというふうに思っていますので、これまた人口の大小じゃなくて、本当にある意味で小さな人口規模の自治体でも全国から見れば発生をしているわけですから、いつ阿賀町でというふうなところは、これもそうなってほしくはありませんけれども、逆に言えばしっかりといろんな想定をした中で、どう動くんだと、どうやっていくんだというふうなところを、対策本部の中でも詰めながら共有しているところでございますけれども、これはより本当に町民の皆さんお一人お一人にそうした予防措置を呼びかけていくと。また、私が町から呼びかけるばかりじゃなくて、これはそうしたご家族の中で、また地域の中で、いろんな団体の中で、まさにそうしたことで一人一人がそうした対策を取っていただくことが、これがやはり一番のことだなと思っていますので、なかなかこれも具体的なところがないというような、本当にまさにどこからどう感染してしまうか。ある意味で、症状がなくても陽性といいますか、ウイルスを持っておられる方がいらっしゃるというところでございますから、そうした情報というようなものもしっかりとお伝えしながら、必要な、可能なことの呼びかけを行っていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) 国においても、テレビまたはマスメディア等でいろいろ普及、広報されておりますけれども、一番当町にとっても懸念されることは、小・中・高等学校の休校でございます。家庭での見守り等々、それから障害児等の見守り等については、放課後児童保育、それから常浪にある障害者の施設等々で見られると、先ほどご答弁ありました。 それは継続してお願いしたいと思いますけれども、しかし一つ問題になっているのは、当町ではまだ確認は私はしていませんけれども、休校によって給食がなくなったということで、子供もそうなんですけれども、子供より給食材料を提供している地元業者、それから余ってフードセンターへやったとか、そういうふうなお話を聞きますけれども、そういうところの系統で影響があるというのは調査されているかどうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 大きな感染につながらないというようなところを本当にある意味で祈るというような気持ちもあるわけでございますけれども、さっき言ったように対策はしっかり取らなきゃならないというふうに思っていますし、今小学校、中学校、高校、これも本当にそうしたところで臨時の休校に入っているわけでございますから、子供たちの過ごし方、ここも非常に大事な課題でありますし、それぞれのご家庭においてまさに仕事をされながら子育てをされている皆さん、そうすると家に残っている子供たちの食事というようなところ、これも全国的な報道があるわけでございますから、町としてもといいますか、まさにそうした課題というようなものもしっかり受け止めていくというふうなところが大事になってくるというふうに思っておりますが、今の給食も学校の臨時休校と一緒に休んでいるわけでございますから、そうした具体的な点については教育委員会のほうから答弁させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 石川学校教育課長。 ◎学校教育課長(石川聡君) それでは、学校給食費の関係についてお答えさせていただきます。 3月5日から小・中学校のほうが休校に入りまして、今現在給食についてはストップしている状態にあります。一応、今のところストップしているわけですから、給食費の食材の購入のほうも今は行っていないというふうな状況にあります。今現在の地元農家からの地場産品の消費拡大の関係で、おおむね1割程度のそういった食材のほう、野菜等を仕入れているわけでありますけれども、そういった方々のこれからの生活の関係にも影響が出てくるかと思いますけれども、それで今現在教育委員会、学校教育課のほうでも、その対応をどのようにしたらいいのかということで、一応検討しているわけであります。 今現在は、一応仕入れのほうはストップしておりますので、経費については一応支払いのほうはストップしている状態なんですけれども、ただこれでは生活のほうにも関連してくる部分がありますので、そこについては今現在国のほうでも給食費の取扱いについてどのようにするかだとか、今朝のニュースでも言っておりましたけれども、そういった国の方針をよく聴いた中で、一応こちらのほうも対応を検討していくことで今段取りを組んでいるところでございますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) そのように、国の方針等々で支援できるところはお願いしたいと思います。 それで、町のほうの産業関係のほうにもかなり影響が出ているというふうにお話を聞いていますけれども、国等々についてはいわゆる支援策がどんどん出ていますけれども、当町にとっては阿賀の里のイザベラ・バードの運航等にも支障があると思うんですけれども、運航自体はやっておられるんですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 阿賀の里につきましては通常営業、通常運航しているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) それで、いわゆる通常運航等の乗船をやっているということで、対策としては何かやられているんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 特に対策は講じているわけではございませんが、乗船率については約6割程度に落ちているというふうな報告を受けているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) 通常運航で6割程度の乗船者がおるということで、イザベラ・バードはいわゆる一つの空間の中に入ってある程度混み合った状況があります。何か感染の三要素がかなりそこの中では発生すると思うんですけれども、ある程度早急の対策を講じて、乗船の数を制限をするとか、窓を開けて運航するとか、そういうふうな対策を講じなきゃならないとは思うんですけれども、その辺の観光施設から罹患が発生したなんていうことのないようにお願いしたいと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 既にそういうふうな対策は取っているというふうに報告を受けておりますし、ほかの温泉施設等につきましても、手洗い、消毒、お客さんの利用につきましても十分にお願いしながら営業しているというふうなことで報告を受けているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) 十分な対策を取ってほしいと思いますし、それから宿泊施設等の、いわゆる三セクもありますし、または民間の宿泊施設がございます。そういう集客といいますか、宿泊客が出ていない、なかなか来られないということで、町のそういうふうな産業についてもかなり支障が出ています。そういう面で、町としての対策、支援といいますか、そういうふうな可能性はあるんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにここは様々な自粛または中止等々で、本当に町の経済にとっては非常に大きな影響が出ているというようなところはもう現実でございますから、国もまさにそこに向けて、融資とかというような話は当然あるわけですけれども、なかなか融資というふうなものも、これまた返さなきゃならない部分でありますから、これもまた一つのハードルもあるのかなというふうに思っておりますけれども、町独自でというふうなところについては、これは検討できるものは検討していく。 ただ、ある意味で私どもとしても、そうした支援ばかりじゃなくて、例えばおとといだか新潟日報さんに出ていましたけれども、お昼にお弁当をみんなで職員で取って食べましょうですとか、まさにそうしたできる部分があるわけでございますから、小さなことでもそうした一人一人が町内の消費につながっていったり、そうした中でのものをやはり取り組んでいくと。そうしたところが非常に私はある意味で大事なのかなというふうに思っているところでもございますので、どんな対策が取れるかというふうなところもこれまたしっかり今後検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) 町の方々の産業もかなり大きな痛手を受けていますので、できるところをやっていただきたいというふうに感じております。 それでは、次に3つ目の中山間農地についてお伺いいたします。 県の予算の中で、農業関係の予算、先ほど町長のほうからもご答弁いただいた10%の減というふうにお話があったんですけれども、いわゆる県のホームページで予算の概要を見ますと、農林水産関係で179億円です、19.1%減。それで、中山間農地関係で見れば、4つの事業、未来につなぐ中山間地域活性化支援事業3,000万円減、中山間地等直接支払交付金が9,400万円減、公的サポートモデル事業1,400万減、多面的機能支払交付金が9,300万円減と、合計で2億3,000万円以上減っているわけです。 先ほど町長もお話があったとおり、中山間地農業を活性化することというのは当町においても大事なことでありますし、これもいわゆる町が進める移住・定住の支援策の一つとして、若者が定住できるような事業として踏まえることもできます。 その中で、第2次阿賀町総合計画後期基本計画の中で、項目としては挙げてあるんですけれども、現状と課題については、農業者の高齢化と担い手確保が必要だと書いてあります。その後、基本方針と施策の展開では担い手を挙げておりますけれども、そういう担い手の人材を具体的にどのような手法で確保、育成していくのか示されていません。お金だけでは人は育てていくことができないというのは、昨日の清野議員が指摘し、町長もそういうふうに答弁されています。こういう農業についても、やはり人を育て農業経営に自信を持ってもらってこそ、農業経営の難関に立ち向かう勇気が持てると私は考えています。若い農業者や農業を目指す方のコミュニティー支援、農業経営を学ぶ場の組織創設、育成が必要だと考えております。新潟地域振興局農林振興部等との協力を得ながら、若い農業者が自立経営を目指せる環境整備が当町には必要と考えておりますが、町としてはどのように考えておりますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず今ほど具体的にまさに県の予算に関しても、今、斎藤議員さんからお話しいただいたとおりでございますけれども、しっかり、これが直接まさに10%減の中から来たものと、積上げのものもあるのかなというように思っておりますけれども、町の中であまり大きな影響というふうなものは、直接的なものはないのかなというふうにも思っておりますけれども、しっかり町として必要なものについては、事前にこれまた今お話があった県の農業振興部さん等々、また本町等にも直接またお話をしながら、一緒になって進めていただくご指導もお願いしているというようなところでございますけれども、基本計画にありますまさに農業の維持をしていく、ここにはやはり担い手と、若い皆さんの活躍というふうなものが、これはもう欠かせないわけでございますから、これはまさにある意味で様々な支援も考えながら、そうした若い皆さんからぜひ農業に取り組んでいただくようなところを応援していきたいというふうに思っておりますが、既に農業大学校を出てすぐに地元の農業法人に就職された若い人もおりますし、地域おこし協力隊を3年間、卒業した後に、自分で農業を始めていらっしゃる方もおりますし、また今後新たな法人をつくる中で、そこの中心になってやっていきたいというような思い的なものも聞いているというようなところもありますから、まさにしっかりしたそうしたものを皆さんと一緒に相談させてもらいながら、これは進めていくというようなところが非常に重要でありますし、新年度にあってもこれまた少し施政方針で申し上げました、また予算審査でお願いさせていただくところでございますけれども、農業の後継的なところも狙いながら、地域おこし協力隊の誘致をした中で、この3年間の中でそうした農業技術というふうなものをしっかりとある意味で教えてもらう中で、自立をしていくんだと。そして、次の阿賀町の担い手になっていただくんだというようなところでも、外部の人材といいますか、そうしたところの確保といいますか、そこも一緒に併せながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。 所得が上がらないと、これはやはりどんな仕事でもそうですけれども、そこの職になかなか就けないわけでございますから、まさに一緒に所得が上がるというふうなものも考えていかなきゃならないと、そこを工夫していかなきゃならないというふうに思っているところでございます。 これはまた農業ばっかりじゃなくて、自然薯でも中心に頑張っていただいている人もいるわけですから、まさにしっかりそうした中で、一緒になって取り組んでいきたいというように考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) 分かりました。 地域おこし協力隊員だけではなくて、現在今農業に従事している若い人たちもたくさんおられます。その農業従事者を個々に点在させておくんじゃなくて、ある程度コミュニティーを、いわゆる情報交換する場をつくってやって、お互いに技術力を高めていくような施策も大事だと思うんですよね。特に優秀な農家も若い方でおられます。表彰を受けたり何かしている方もおられますので、人とのつながりを、若い人たちを点で置くんじゃなくて線でつなげて、お互いに技術力を高めるような施策も大事かと思うんですけれども、その辺のところをぜひお願いしたいということであります。農業等で移住・定住を考えている若い方々の希望の光が見えるような、中山間地農業の施策を考えてほしいと思っておりますが、最後にご答弁いただいて終わりたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今おっしゃっていただいたとおりでございまして、本当に今既にそうした若い皆さんが農業、ある意味で担い手として取り組んでいただいております。まさにそうした中核的な皆さんの組織もあるわけでございますけれども、先般もその会議がございましたけれども、若手の2人もそこに参加していただいている中で、本当に個々に頑張っていただいているわけですけれども、一人一人だけじゃなくて、まさにそうした今お話があったように、そうした人たちをつなぐというふうなところも、これまたある意味で私たちの行政の一つの大きな役割だなというふうに思っておりますので、そうした連携、情報交換、そしてまた一緒にやっていくというふうなところを進めていくというようなところは今後の農業にあっても、また様々な分野にあっても、そうした取組が非常に重要であるというふうに思っておりますので、進めさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) ありがとうございました。ぜひとも将来の見える阿賀町の創生に頑張っていただきたいと思います。 これで質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で4番、斎藤栄君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △小池隆晴君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に5番、小池隆晴君。     〔5番 小池隆晴君登壇〕 ◆5番(小池隆晴君) よろしくお願いします。私は通告により2点の質問を致します。 1点目は、総合基本計画案ということで総合基本計画案について2度の説明を聴きました。各事業について検証し、後期基本計画案をつくったものと思います。改めて検証の結果を聞き、後期基本計画への思いを聞きます。 2点目は第三セクター、上川温泉の運営はどうなるということで、2月6日の上川温泉の運営状況を役員の人たちから説明を受けました。もちろん町長も受けているものと思います。第三セクター運営における選択、集中があるのかお聞きします。お願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、小池議員さんのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 初めに、第2次総合計画の後期基本計画案についてでございますが、この第2次総合計画の前期基本計画期間の、これは今年度で満了になるわけでございますので、今年度の早い段階から後期基本計画の策定を目指しながら、庁内全体でこの検討を進めてきたところでございますけれども、このたびの策定とその手法につきましては、前期基本計画を検証する、これはもとよりでございますので、まずそこから始めた中で、これまた今までも議員各位からいろんなご意見を賜る中で、そしてまた庁内でこれもある意味で全庁的な意見の中で案のたたき台をつくりながら、審議会委員の皆様のご意見を頂く中で、そうした皆さんの意見を反映させるというふうなところでの取りまとめを進めるというような中でも、庁内でまさにこれはそれぞれ課独自のことでございませんので、広い面でヒアリングといいますか、そうした意見交換をその都度行いながら検討してきたというふうなところでございます。 現在の社会情勢、また阿賀町の課題等々を踏まえて、これからの5年間にわたる町の将来像を実現するための施策の方向性というようなものをまとめてきたというふうなところでございますが、この検証、この基本については、最初、各事業の担当者、担当課、所管課長から事業の進捗、これまた目標を持っているわけですから、その目標への達成の状況、事業を進める上での改善点等による、ある意味で評価というようなものもしながら、事業の継続、また一方で廃止等々、この後期基本計画の考え方について検証し、これを基に総務課を中心に内容の精査、確認を行った中で、計画の修正、後期計画への掲載というようなところについて、これもある意味で客観的な議論を行いながら、まさに細かなヒアリング等々も実施しながら検証してきたところでございますけれども、具体的な数字で申し上げますと、前期の基本計画の中に134の事業というようなものを盛り込んできたところでございますけれども、そのうちこれは内部の評価、検証でございますけれども、達成、ほぼ達成というふうなものが75%ぐらいというようなところで、計画に沿った進捗が図られているというのがおおむねその程度というふうなところでございました。 しかしながら、空き家の活用であったり、定住サポーター制の整備等々といった人口対策というふうな面にあっては、また3割程度の達成率というふうなところで、内部の評価をしたというようなところもありまして、こうしたことで進んでいないというものがあるというふうなところを検証していったというところでございます。 また、後期計画につきましては、今申し上げているとおり、町が目指す将来像に向けてそれぞれの課題の解決に向け、町が進む方向性を示す、これは町の最上位の計画になるわけでございますから、これまた皆さん方の貴重な意見等々を伺ってきたというようなところでございますけれども、やはり最重要課題については昨日からも申し上げておりますけれども、これまた少子化であり、高齢化であり、人口の減少の対策でございます。なかなかこれはある意味で全国的な課題にもなっているというようなところでございますので、こうしたものを5年の中ですぐにというふうなところは、非常にこれまた成果を挙げるというようなところは難しいという面もあるわけですが、昨日もご質問いただいたように、まさに少し長期的な視点の中で、そうした中で、この5年間はどうしたところから取り組んでいくんだというふうな観点の中での計画でございますけれども、まずは人口の対策、本当にここはそれぞれの自治体で、むしろ大きな市であっても、様々な施策を講じながら人口対策を行ってきている中で、阿賀町にあっては少しやはりそこが弱かったなというふうに感じて、そうした検証をしているところでございますので、ある意味でほかにも負けないぐらいの魅力のあるこの町に合った施策というふうなものを積極的に推進していくというふうなところで計画したものでございますけれども、一方でやはり財政事情、財政状況というようなところを当然勘案をしていかなければなりませんので、そうした両面から的確に将来推計というふうなものを行い、一方で健全財政というところを維持していくというふうな中で、これは計画をさせていただいた事業はある意味で着実に進めていきたいというふうに考えているところでございます。 今までお話がありましたように、議会の皆様にも全員協議会等の場をお借りして、担当課から2回にわたって説明を申し上げさせていただいて、ここでご意見またはご助言も頂いてきたところでございますので、そうしたところからまとめた案ではございますけれども、今回よろしくまたご審議いただきたいなと思っておりますし、またこの後そうした計画の基本的なところについてはご説明させていただくというふうなところでお願いしてありますので、何とぞよろしくお願いしたいというふうに思います。 2点目の株式会社上川温泉の経営についてでございますけれども、これまでも全員協議会などの場をお借りしながら、またご説明をさせていただいたところもございますけれども、まさにご案内のように、昨年の10月からは清川温泉保養センター及びみかぐら荘を切り離して直営化したというふうなところでございますけれども、それにもかかわらず、この年末からの暖冬の影響、また最近では新型コロナウイルス等々によって、非常に厳しい経営状況が続いているといいますか、むしろそうしたところに追い込まれているというようなところもございまして、これも新聞報道が先になったというようなところもございまして、大変恐縮でございますけれども、赤崎荘について、これも新型コロナ等々の影響もあって、3月15日から休館をというふうな申出があったところでございまして、これはやむなくそうした承認をしたというふうなところでもございます。 また、2月6日の全員協議会では、この資金繰りの厳しさから、社長名義の当座貸越から冬場の運営資金の確保というふうな報告があったというのはまさにそのとおりでございます。 新年度、令和2年度が指定管理期間の最終年度となりますことから、上川温泉の経営状況というふうなものも鑑みまして、この1月からサウンディング型市場調査というものを実施いたしまして、この説明会等々には7社から参加があったところでございまして、現地の見学会や対話等々に4社から参加していただく中で、これまた改めてそうした温泉施設についての説明をし、またそこから提案も頂いているというふうな部分がございますが、この結果はホームページでも公表しているわけでございますけれども、それぞれの提案についても、各施設の入込状況、収支状況、今後の見込みなどを分析しながら、それぞれの施設の在り方、方向性について、私としても6月の下旬末頃をめどに私どもの一定の方向性というようなものを見いだしながら、議会の皆様にご意見を伺いしながら進めていきたいというふうに考えているところでございまして、そんな中で、月曜日、新潟日報の窓欄に「だいすきな阿賀町へエール」というふうに題した中で、この阿賀町の景観、特徴のある日帰り温泉街、非常にいいと、郷土料理が豊富でおいしいと、厳しい状況も伝わってくるけれども、阿賀町頑張ってというような応援の投稿も頂いて、私もありがたく拝読をしたところでございますけれども、一方でこうしたそれぞれみんな人口が減っていく、どこの自治体にあってもそうですけれども、なかなかこうした温泉施設の経営が厳しいというふうな中にあっても、これまたお客様のニーズというふうなものをつかんで、非常にある意味で業績を挙げているというような施設がこの近隣でもあるわけでございますので、まさに町の人口減少だけが停滞の理由でもないというようなところもあるわけでございますから、どうか私は施設の運営にも学んでいただきたいなというふうにも思っているところでございますけれども、質問の核となります選択、集中があるのかというふうなところかというふうに思っておりますけれども、やはり今まで負のスパイラル的な状況に陥ってきてしまっているのかなというふうな思いもございますので、これもまさに今直営でやらせていただいている部分もありますけれども、先ほど申しましたけれども、6月末頃をめどに、まさに今集中、選択というふうなところ、そうしたところも念頭に置きながら、今後の温泉の在り方というふうなものの一定の方向性を果たしながら、ご意見を頂きながら進めていかなきゃならないというふうに考えているところでございますので、よろしくお願い申し上げまして答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 今ほど町長から答弁を頂きました。 それでは、先のほうから改めて質問していきたいと思います。 今ほど町長のほうから答弁がありましたように、総合計画の達成状況からということで、前期基本計画に掲げた134事業のうち達成率75%以上が86事業あり、割合は64.2%となりました。また、計画事業費の執行率は78%となり、検証結果を踏まえると、全体としてはおおむね計画どおり施行、展開が行われたものと言えますと書いてあるんですよね。 このくらいの自慢できるおおむね計画どおりの施行、展開が行われたものと言えますというようなものであれば、いま少し町にとっても頑張ってくれているよなというような話は起きてもいいんじゃないかなと私は思うんですよ。ところがそういう話がどこにもなく、ただ衰退のような話ばかり聞いてきます。何がこういうことになっているのかということですね。 私は、説明をもらったときに個々のあれを見たんですよ。見ましたら、一つの事業というものがただ事業の達成率だけでやって、皆さんの目標とするものの達成率が目的化してしまって、そのあれにだけに向かっているようなもので、一番大事な今の地方創生、人口減少という、あと地域活性化、これに対してのつながりがないんですよ。つながりがないから、達成率が高くてもあまり満足感はない。町民には伝わらない。こうなんですよね。正直言ってあまり、目標の達成率は、それに達成することにはこしたことはないと思います。でもそれほどこんなに大事なことかといいますと、そうでもないですよね。事業によっては半年もあれば終わる事業もありますよね。何もしなくても、計画やらなくても目標決めただけでやる事業も出てきますよね。きっと達成率の中に、この78%の中にそういう事業が多いんですよ。面倒なのはやられていない、大事なやつが、根幹となるやつ。だからなかなか結果が出てこない。この辺のところをやっぱり考え直さなきゃいけないと思っているんですよね。 だから、一番大事なのはやっぱり自分たちが自分の担当の事業を目標達成するためにはどうあればいいかというやつですよ。きっとこの134の事業だから、1人当たりのかなりのあれを受け持っているんじゃないかと思いますよ。だから、なかなかそれに対して、進捗状況を見たり考えたりするのができなくて、最終的に5年たったら、こういう、検証の結果はこれですけれども、私はこの検証結果を見てこれはちょっとおかしいと思いまして、だからこのたびこの検証の結果をもう少しやっぱり聞く必要があるなと思いまして、このたびはこれを質問することにいたしました。 一般的に、目的というものと目標というものがあるわけですよね。一番大きく言えば、目的というものは、住民の福祉の増進というのは、これは国のあれで、自治体に対してのあれはそういう目的とされています。でもそこまでなくても、今町が掲げているのは人口減少、地域活性の創生による活性化が、これが目的に今なっているわけですよね。それに関して、ほかのいろいろな事業に数値を入れて、今皆さん取り組んでいるわけです。その取り組むときに、ただ目標値を決めればいいのか、もう目的が、皆さん見ると目的化しちゃっているから、それを達成すればいいだろうと思っているから、これ違うんですよね。今言ったように、事業によっては面倒なものと簡単なもの、あるいは1年で終えるもの、3年で終えるもの、5年かかるもの、いろいろな事業があります。だからそれは最後にそのものの達成にできたことにこしたことはないけれども、そこまで深刻に考えることはないですよね。一番大事なことは、自分の担当のその事業をどのようにものを一生懸命やったか、考えたか。うまくいったものはどうだ、うまくいかなかったものはどうなんだ、そのことをやっぱり精査しなければいけないと思うんですが、町長、どうですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここにあっては、まさに今、議員さんからご指摘、お話があった、本当にそこにはそうした部分が非常に強いなというふうに思っております。先ほど言ったように、事業が134のうちあって、達成率75%以上のものが6割あるといっても、そこでやはり、そうしたことから一つの事業をそうしてやったことをもって、なかなかやはりこれを町全体のこの5年間がどうだというふうな評価に本当にある意味でつながってきていないと。課題は人口の問題であったり、まさに地域の活性化であったり、しているわけであるから、そのために様々な事業をやりながらそこへ向かってきているわけですけれども、そうした一つ一つのものの積上げの数字よりも、まさに大きな目標といいますか、そこに向かっての結果というふうなものが一番やはり重要になってくるわけですから、先ほども言ったようにこの人口減少がむしろ全く止まってこない5年間であったというか、むしろ率としては大きくなってしまっている5年間であったわけでございまして、さきにも言いましたけれども、そうした中で、残念ながらそうしたところがやはり、今お話がある言葉を借りれば、ある意味で非常に難しいというか、そうしたものに当てはまるところもあるのかもしれませんけれども、課題となっている空き家を活用しながら、定住人口、移住人口を増やそうというような計画であったり、来ていただくためのいろんな体制を整えながら人口対策に当たっていくんだというふうなものは残念ながら進んでこなかった。 そうしたことによって、本当に今お話があったように、一つ一つ見ていけば達成したというふうな率が高いかもしれませんけれども、全体として見れば、それは目標の達成にはやはり少し遠いものがあるというふうな現実でございますから、この目標、まさにそこがあって、事業をやることが目的、目標でないわけですから、そこへの成果と、そこへの取組の状況というふうなものを、まさにそこをしっかり認識をした中で進めながら、人口問題であったり、今言ったそこへ取り組んでいかなきゃならない。本当にそこが基本だとというふうに、これまた改めて私ども認識をした中で、後期の計画の遂行にあっては、そうした一つ一つのものも大事でありますけれども、その積み重ねがまさにそうした大きな目標、目的につながっていくんだというふうなところが検証の一つのやはり大事な核だと思っていますから、そうした気持ちの中で取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 各個別の検証を聞いて、また中を見てみると、5年たっているのにまるで去年から始めたような事業の検証になっているんですよね。それだけ皆さん、目標は決めているけれども、途中の過程において進捗状態とか、そういうものを何にもやっていないんですよね。これはどうだか。やっぱり少なくとも3か月に1回ぐらいは、今どうなっているんだぐらいのものを考えなければいけないわけですよね。そのためには、ただやれといったってこれはいけないです。 やっぱり大事なのは、自分自身がつくったその計画を自分で最終的なものとしてのイメージを持たなければいけない。イメージを持たなければ、なかなか自分がどこまでどのようにやったか分からないですよね。目標率達成したらどうなんだ、やっぱりそういうものを持って、昨日も清野議員からそのようなビジョンの話が出ましたけれども、やっぱりそうだと思うんですよ。一つものをやるというのは、一つのビジョンを持って、自分がどういうものになるだろうというものを頭の中に入れておかないと、なかなか検証というのはできないじゃないですか。その前にどうしても目標を決めたら、やっぱり目標に達するための計画が必要ですよね。これなくして検証はできないと思いますけれども。 ただ、目標、検証があったから、それでいいかといえば、まだもう一つ足りないんじゃないですか。その計画をどのようにしてやっていくかというものがあるんです。これがあってこそ初めて、3か月なり半年になるときに、検証という言葉があって、検証が、自分が計画したものをどうだったか考えるから検証になるんですよ。途中のものなくして検証やれといったって、きっと皆さんは頭を悩ませたんじゃないかと思うんですよ、検証について。だからこういう検証しか出てこない。 やっぱりちゃんとした目標を決めたら、計画をつくり、そしてその計画にいくための方法はどうするんだ、何か月に1回は進捗の状況を見るんだというもののやっぱりストーリーをつくらなければなかなかできないと思います、これだけの数がある中で。どの事業はいつやる、どの事業はいつやるというような、やっぱりそれをやらないとなかなかうまく事業も進まないんじゃないかと思いますけれども、何もしなくたって進む事業はありますよ、さっき言いましたように。そういうことで、ぜひともそのようなことを今後やっていただき、後期の計画に生かしていただきたいなと思うわけであります。 それと、こういうところもあるんですよ。一番これが問題だと私は思っているんですけれども、人口減少と地方創生に向けた計画である総合戦略で設定した数値目標7項目のうち、目標を達成したのは1項目、重要業績評価指標KPIにおいては、8項目中目標達成はゼロ項目、うち達成率ゼロ%は4項目と、進捗が図られていない項目が多く、大変厳しい結果となりました。町長どう思いますか、この言葉。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに検証の考え方、基本的な部分、これは本当にその事業をやったというふうな、入り口のみの検証にとどまってしまっているというふうなところが、やはり私としてもこれは反省をしなきゃならないというような部分であるなというふうに改めて今思っているところでございます。まさに何の目的を持って、何のためにそれぞれ一つ一つの事業を実施していくのか。それによって、どういう効果を求めていくのかというふうなところがあるわけですから、今議員さんからお話しいただいたように、一つ一つそうした過程といいますか、そうしたものがやはり重要視、大事にしながら進めていかないと、これはやっぱり求めるというか、目的とするというようなところへつながってこないというふうなところを私も今改めてまた痛感したところでございますが、最後のほうにおっしゃっていただいた、まさにその目標がほとんど達成されていないといいますか、そうした取組が本当にないというふうなものについては、やはり本当にここは目標に掲げている中で進んでいかないというふうなところは、ある意味で本当に何のための計画だったんだというふうなところになってくるわけですから、しっかり後期の基本計画の進捗といいますか、進め方にあっては、今ほど議員さんからお話しいただいたところ、本当に基本の基本だと思っていますから、そこを私だけじゃなくて、これはもう全職員がそうした中で、予算を頂く一つ一つの事業もそうですけれども、基本何のためにやる、誰のためにやる、どういう効果を求めて、そして最終的にはやはり町の求める活性化といいますか、そうしたところにどうつなげていくんだというふうな、その一つ一つの組み合わせたものであるわけですから、そうした基本というふうなものをやっぱりしっかり認識した中で進めてまいりたいというふうに考えておりますし、まさに後半のある意味で本当に掲げていても、本当にそうした達成といいますか、そこにもつながっていないというふうなところでございますので、今後はまさにそうしたところを一つ一つ、掲げたものについては着実に進めていかなきゃならない、進めていくというふうなところで答弁とさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) このような検証で、それで後期の計画を立てられたとなると、本当にまた5年後に同じようなことが起きてしまうんじゃないかと、そういう危機感があるんですよね。その辺のところをやっぱりもう少ししっかりあれしてもらわないと、もう少し危機感を持ってもらいたいなと思うんですよ。 この前でしたか、片山善博さんが日報に書いているんです。今年はみんなが地域のことを真剣に考える年にしたい、なぜこんなことを言い出すのかといえば、依然として地方では活力の減退と若者の流出が続いていて、これに歯止めをかけるには地域の一人一人の知恵と実践が不可欠と考えるから。地方創生に結びつく課題は身近なところにある。常に地域のことをみんなで本気で考え、実践する年になるように願っているという言葉も書いていましたけれども、先ほども言いましたように、皆さんのとき、本当に多くの事業をやっています。これを全部うまくやろうなんていうことは、きっと人もいないしお金もないし、できるものでないです。今の総合戦略に大切なのは何か、重点政策を何に絞るかが大切です。組織においても縦割りばかりでなく、横の関係を考えることも、また自分の担当事業がどのように進んでいるか管理することが必須です。事業全体がうまくいかなかった、なぜうまくいかなかったのか、この辺りを検証することが大切ではないかと思います。人材なのか、組織なのか、あるいは事業の多さから来るものなのか、この辺りの検証をやらないとまた同じ後悔となる。本当はこの辺りを検証しなければならなかったのではありませんか。町長、どうですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これは本当に危機感というふうなものは私も持っているというようなところでございます。この人口にあって、25年後には5,000人を割り込むという数字まで出ているわけですから、そこは本当に私も大きな危機感を持ちながら、今回の計画も策定をした中で、そうした中から本当に職員もある意味で限られた数でございますので、今お話があるように、やりたいことは正直言っていっぱいあるというふうな中でも、これは重点的に進めていくというようなものの中から取り組んでいくという考え方でおりますけれども、まずはやはり私はこの人口の対策については、これはもう積極的にというか、本当に重点的に進めていかなきゃならないというふうな中での総合計画の策定もここでさせていただいたわけでございますが、まさに職員ばかりじゃなくて、お話があったように、本当に地域のことを、地域の明日を考えていくんだ、みんなで考えていくんだと、そしてその中でアイデアを出して、ある意味でみんなで取り組んでいただけるんだというふうなところも、これまた本当に非常に大事になってくるわけでありますから、私は着実に、ある意味でそうした部分を今までの、まさに検証の甘さというふうなところは今ご指摘いただいた部分があるというふうにも考えておりますけれども、しっかり今後の5年間にあっては、この基本に沿った中で取り組んでいきたいというふうに考えているところでございますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) きっと今、町長の言われたことを課長の人たちはどれほど頭に入っているかどうか分かりませんけれども、一言だけこれに関して言わせてもらえば、やっぱり問題は課長連中です。町長独りではやっていけません。課長のリーダーシップがどうであるか、課長の考えがどうであるか、このことをやっぱりしっかりしたものでやらないと、係長もついてこない、主任もついてこない、事業も達成できません。課長の人たちにもっと事業を達成するためにはどうすればいいのか。自分が持っている事業の中に、先にやるものはどれだ、あとやるものはどれだ、そのことをやっぱりしっかり考えて、自分の仕事とは何であるかというものをわきまえてもらいたいと思います。どうですか、町長。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにこれは組織の中で皆仕事をさせていただいているわけでございますから、その課であれば組織のトップの課長、これが中心になりながら、しっかりやはりここは方向性というふうなものを認識した中で、それぞれの職員に方向性をまさに出しながら、状況、進捗を管理しながら、いろんなアドバイスをしながら、相談しながら、課長を中心に進めていくというのはまさにそのとおりでございますので、これはしっかり改めて認識した中で取り組んでまいりたいというふうに思っております。 従来といいますか、私がなる前に、1か月に1回ずつ課長会議といいますか、庁議を行っているんですけれども、正直言って連絡事項だけで30分もかからないで終わっていたのが通例でございましたけれども、せっかく課長が集まる機会ですから、全庁的な中でのものを、そこの中で各課の課題的なものも出しながら、みんなで考えていきましょうというふうな意見を出す場に替えてきているところでもありますけれども、しっかり私は課長の皆さんからも、そこには私のリーダーシップというか、そこがやっぱり何よりも大事なところだと思っていますので、今お話しいただいたところを私も課長の皆さんもしっかりと認識した上で今後の業務に当たっていきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 検証については今言ったようなことをまた頑張って皆さんにやっていただき、5年後にはきっと驚くようなものでなくても、おお、やったというものの達成感といいますか、町民の人も喜んでいるぞというような一言、二言を聞けるようなものであるように頑張っていただきたいなと思っていますので、よろしくお願いします。 それから、これから後期の計画について、昨日宮澤直子議員のときに出てきましたけれども、パブリックコメントがあったということで、それはそれでいいんですけれども、ただ、どのような公募方法をやったのかなということをお聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 阿部総務課長補佐。 ◎総務課長補佐(阿部有一君) 今ほどのお話なんですけれども、昨日の答弁のところでも言わせていただいているんですけれども、まず町のホームページ、そちらのほうに募集要項というような形で出させていただいて、様式のほうを添付して、そちらのほうを記入して出してもらっております。 同じようなやり方で、役場の本庁舎は当然でございますけれども、各支所、それから公民館、あと公共施設を使えるようなところに冊子を置きまして、募集のほうをさせていただいたような状態になっております。 以上です。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) やっぱりこれから町民の人と一緒になってやっていくというのは非常に大事な話だと思いますので、今後もできるだけ広い地域から意見をもらう。意見をもらったからって、それをすぐああだこうだという話ではないですけれども、意見をもらって意見を聴くというのは物すごく大事な話だと思います。 意見の中で一つだけお願いしたいことがあるんですよ。これも昨日宮澤議員のときにちょっと出たんですけれども、いろんな質問とか、こうですよというような報告とか何かがあって、その報告とか何かが返ってこない。また言わなくちゃいけない、3度目も言わなくちゃいけないというような、結局やっぱり行政が変わったと言われるためには、聞かれた、言われたことに対して、この前の話はこうでしたという話はすぐとは言わないけれども、忘れないうちにやっぱり返す。これが非常に大事だと思うんですよね。同じ人に何回も、あの話どうでした、あの話どうでしたと言われるようでは、行政はいつまでも変わりません。行政目線です。行政目線というのはいい言葉ではないんですよね、今の時代は。行政目線といったら、あまり褒められた言葉を言われたんじゃないなと、やっぱり思ったほうがいいと思いますよ。やっぱりこれから町民と一緒になっていくためには、その行政目線を町民目線に変えなければいけないということがあるんですよ。 これも話は別の話になりますけれども、去年の秋でしたか、郵政かんぽの問題があって、郵政3社の社長が入れ替わったとき、増田寛也さんが郵政の社長になりましたよね。そのときに従業員に何を言ったかというと、これは新聞に載っていたんですけれども、社員の常識が世間の非常識になっていないか、これは検証しなければいけないということを言われたんですよ。全くそのとおりだなと思いました。私もやっぱりその辺のところを頭に入れて、自分も議会活動をやらなければいけないよなと思っています。それは大事だと思います。それをいつも頭の中に入れて、果たして自分の考えというものは行政目線なのか、あるいはこの常識が世間一般の常識なのかというものを考えることは非常に大事だと思いますので、別な話になりましたけれども、ぜひ頭に入れておいてほしいなと思います。 それと、後期の基本計画の中に重点政策でやっぱり出てくるんですよね。この重点政策が普通の基本政策とどこが違って、ここに重点がつくのか、その辺の説明をお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 阿部課長補佐。 ◎総務課長補佐(阿部有一君) まず重点政策、それから基本政策の考えなんですけれども、先ほど町長のほうからも何点か答弁していただいているんですけれども、まず阿賀町で考えております課題を取り上げまして、そちら当然皆様ご承知のとおり、人口問題、それから空き家対策というようなことで、今喫緊の課題の部分をまず重点というような形、それから長期的に見て今後の進むべき方向と申しましょうか、そちらのほうを含めて、重点施策というような考えで総務課のほうではまず考えておりました。 それから、基本の政策のほうなんですけれども、こちらは当然いろいろな各種補助事業等を取り入れながら、それらを経常的と申しましょうか、日常的にまず進めていくような事業、それらをまず選定しながら、今回のほうの計画をまとめさせてもらったところでございます。 以上です。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 今答弁されたように、重点がつくということは、やっぱりそれだけ大事だから、あれは緊急を要する課題ということでやるわけだと思うんですよね。だから、それにはちょっとお金を余計つけたとか、あるいは人間を増やしたとか、あるいは縦割り行政から横からも持ってきたとか、何かやっぱりそのようなものの行動があればいいんだけれども、ただ重点というものだけつけたんでは、これはあまりやっぱり当てというか、信用できないというか、その辺のところをどうやって、だから重点とせっかくつけたんだから、それだけやっぱり大事なんだから、これをこうします、ああしますというようなもののあれをつけなければいけないんじゃないですか。重量感みたいなものをやっぱり、大事は大事らしく、やっぱりそれをつけないと、ただ言葉つけたんだって、そんなことだったら誰も知られない、また後期も同じような反省になるなとやっぱりなっちゃいますよね。その辺のところ、どう思いますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今この計画の中で、重点政策というふうな表示でさせていただいている部分は、まさにここは重点的に進めていきましょうというようなところでございますので、令和2年度の新年度予算にあっても、むしろそうしたところからここについてはかなりのものを進めさせていただくための予算もお願いしているというふうなところでございますので、これについては今後5年間まさに重点的に進めていこうというふうなところのこの言葉どおりでございますので、これは予算ばっかりじゃございません。まさに人員といいますか、進め方の体制、そして組織間の連携というふうなものも必要になってまいりますので、ここはしっかりそういう形で進めていくというふうなところで考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 分かりました。重点は重点らしく、やっぱりちょっとは重みを置いて物を考えていただきたいと思います。 次に、第三セクターのほうに移りたいと思います。 第三セクターについては、先ほど町長も言われたんですけれども、その辺の話がある程度決まらなければなかなか結論も出ないのかなとは思っていますけれども、ただ町で私たちの議会と話し合うというようなことは、私は必要ないんじゃないかなと思うんですよね。あとは選択集中しかないだろうなと思って、どのくらいのもので考えてやるんだろうなと思っています。 ただ一つ心配なのは、どのようにして決めるか。決めるための一つのデータとしてどのように考えているか。その辺のところを聞かせてください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにその一つ一つの方向性を出していくというようなところには、理由といいますか、こういう状況だからというふうなところを、今までの流れと現状とそして今後の見込みというふうなものがあって、そうしたところへ判断といいますか、検討しなきゃならないわけでございますから、ここは今までの流れというふうなものはそれぞれ数値があるわけでございますし、今まさにそうしてある意味で直営化もした部分もあるわけですから、そうした流れ、その後どうなっているか、そしてまた株式会社上川温泉が今後どう考えながらどう計画して、それがどう進捗しているのかという、まさに今おっしゃっていただいたそうしたものがあって、私どもの方向性というふうなところにつなげていくというふうなところでございますから、ある意味でまさに私もさっき申しましたように、6月末ぐらいをめどに、ひとつ私どもとしてのそうしたデータ等を基にしながら、方向性は出していかなきゃならないというふうに考えて、これは私だけじゃなくて、まさに庁内の中でもそうした意思統一の中で、今その検討、検証をしているというふうなことでございますので、それから、これまたその方向性については、ひとつその中にも含めながら状況を、その都度都度これは私は議会の皆様にも説明した中で、最終的にはまさに決断というようなところにはつながってくるわけでございますけれども、報告、またご意見を頂くというふうなところはぜひお願いをしていきたいなというふうに思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 2月6日の日、田部社長さんから説明を受けたときに、赤字はちょっと縮小したということで話があったんですよ。喜ばしい話なんですけれども、ただ社長さんとか、ほかの人たちもあまり乗り気がない。もう完全に放置しているような状態なんですよね。そういう考えでいる中で、これからの経営というものを果たしてやっていけるのか。どうですか、やめますかと言えば、やめるやめるとすぐ言うんじゃないですか。私そんな感じ受けましたね。だって、要らない金も使わなくちゃいけない。結局、正直言って大迷惑な話ですよね。町から押し付けられて、大迷惑な話になっているかと思います。その辺のところも鑑みて、ぜひとも決断をもうやってもいいのかなと思いますけれども、ただそのときに、ただやめようというんではなくて、やっぱり何度も議会からの話がありますように、町民の人がどうなんだろうと。別に町民の人の意見を聴けというんじゃないですよ。やっぱり一つの理解を得ているために、それは一つのツールですから。最終的に決めるのは皆さんで決めるわけですけれども、一つの道具として穏便にやるものとして、そういうアンケートなど、そのアンケートも温泉に置いてアンケートを取るようなアンケートはやめてください。もっとやっぱり広い意味で、本当にアンケートというものをやるべきであって、温泉においてこうこうこうですっていったって、それはアンケートになりませんから。その辺のところを考えて、町長どうですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
    ◎町長(神田一秋君) まさに今、株式会社上川温泉が指定管理者として経営をしていただいているわけでございますけれども、ここが本当に私はもう少し、さっきも言ったように、これはいろんな、阿賀町だけじゃなくて、観光も温泉施設も厳しい状況のところがかなりあるわけですけれども、一方によって、ある意味で工夫をしながら本当ににぎわいを見せている、またにぎわいを取り戻しているというふうなところも、結構テレビでも報道されているわけですから、私はもう少しやはりそうした前向きの中で、経営改革というふうなものもしながら、活性化を目指していただきたいというのが、本当に今の気持ちでございますけれども、昨年の直営化も今般の赤崎荘についても、まさにそうした中で、これは温泉側からの申出というふうな中で、これもそうしたある意味で決断をしながらしてきているわけでございますけれども、株式会社上川温泉さんが今こうして経営を担当している、ここに至った経緯というふうなものもこれまたあるわけでもございますし、そうした職員の皆さんがいると、ある意味でもう少し創意工夫しながら、本当に私も前向きに元気に温泉の経営に当たっていただくことを期待しているというふうなところでございます。 その判断を決めていく、そこに本当にそうしたところで、町民の皆さんの施設でもあるわけでございますから、しっかりそこは皆さんからご理解いただいていけるというふうなところも大事。そのためには、アンケートといいますか、町民の皆さんのご意向をお伺いすると、まさにそこも本当に基本だというふうに私も認識をしております。 前回のアンケート、まさにここは直営化に当たって、利用している皆さんを主体にというようなところでございましたから、温泉に置く中で、利用されている皆さんのご意見を頂いたというふうなアンケートにとどまっているわけでございますけれども、今よりそこはもう少しといいますか、町全体というふうなところに広げていくというようなところもこれまた必要かなというふうな思いもありますので、しっかりそうしたところを行いながら、一つの方向性というふうなものは出していきたいなというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 最後に一つだけ。第2次の総合基本計画案の中に、15ページに観光施設等を目的とした検索回数ランキングってあるんですよ。この中に上川温泉が何にも入ってこないんです。これはどういう検索ですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 阿部課長補佐。 ◎総務課長補佐(阿部有一君) こちらの数値につきましては、全国的にいわゆる観光施設、それからこちらにちょっと載っておりますけれども、いろいろな各市町村の施設、それから民間でやっているような施設等がいろいろございます。それらのものを一括でデータと申しましょうか、把握している機関がございまして、これは多分民間だと思うんですけれども、そちらのほうで阿賀町というようなキーワード的なものを入れさせてもらって、その中でヒットする言葉ですけれども、ホームページ上といえばいいでしょうか、そちらのほうで検索されて値として出てきたもので、その中で2017年につきましては、この15ページなんですけれども、道の駅阿賀の里というのが316件ヒットしましたというようなことで確認した数字、検索の回数ランキングというようなことで載せさせてもらっているところです。ちょっと説明下手で申し訳ないんですけれども、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) ちょっと分かりませんけれども、こういうものを出すからには、やっぱり載せなければいけないですか、大事な基本計画の中に。私だってこれ見たら、全然一生懸命頑張っているという割には何もやってねえじゃねえのかな、そう取りますよね。それはいいですけれども、今後やっぱり載せるにもただ載せればいいというような話じゃありませんから、これを見たら頑張っている人たちに何と弁解するんですかと思いますよ。それはいいです。また調べてください。 ありがとうございました。私の質問を終わります。 ○議長(斎藤秀雄君) ただいまの質問、ちょっと中途半端なんですけれども、総合計画の審査があるので、そのときに分かるように、データ等々に関してそろえていってください。 以上で、5番、小池隆晴君の一般質問を終わります。 ただいまから午後1時まで昼食休憩とし、午後1時から、2番、長谷川眞君から始めます。 △休憩 午前11時54分 △再開 午後1時00分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開します。--------------------------------------- △長谷川眞君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) それでは、私のほうの質問をさせていただきます。 私のほうの質問は2点、令和2年度の予算の考え方についてと、それから公共交通体系の検討について、この2点でございます。 先に令和2年度予算の考え方についてお伺いいたします。 神田町長にとって2回目となる予算編成です。令和元年度は就任間もなく、予算の精査ができなかったと思いますが、令和2年度の予算は町長の思いを反映することができたと思います。そこで、次のことについて町長の考えをお聞きします。 令和2年度予算で、町長が目玉として予算づけまたは増額した事業をお聞きしたい。 2番目、今の質問と関連しますが、町長の5つの約束について今回の予算編成にどのように加味したかを伺います。 3番目、令和2年度の予算で、平成30年度末に比べて町債残高の増減と基金の増減はどうなるのか、また町長は、町債残高はどれぐらいが阿賀町にとっては健全規模であると思うか。 続いて、公共交通体系の検討について。 令和2年4月から路線バス日出谷鹿瀬線が廃止になり、町のスクールバス車両での運行となります。三川赤谷線に続いての新潟交通観光バス(株)の撤退です。令和2年10月の撤退開始は延びたようですが、今後の撤退の危機は続くと思います。 そこで、次のことについて町の考えをただしたいと思います。 1、新潟交通観光バス(株)の全面撤退を想定した場合の代替案はできているのか、できていないとしたら、いつまでに策定する予定か。 赤谷線は阿賀町タクシー組合、日出谷線は町のスクールバスで、さらに言うならば予約制の八ツ田線はこれ東蒲観光バスですか、統一性がなく場当たり的対応と取れるが、町の委託先や運営法の考えの基本はどこにあるのか。 2、路線ごとの利用者調査を行った後に、1日1人以下の利用路線の運行数等の変更をするのかしないのか、するとすればどのような考えの基でするのか。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、長谷川議員さんのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 初めに、1点目につきまして、令和2年度予算の考え方というようなことでございますけれども、2月6日開催の全協議会の場をお借りいたしまして、新年度予算の概要案ということで、いわゆるダイジェスト的な新規事業、ある意味で拡充をする事業、変更する事業等々のご説明をさせていただいたところでございます。 また、今定例会におきまして、当初予算案また総合計画の後期基本計画案などのご審議をいただきますので、またその場で詳細な説明をさせていただく中で、ご質疑、ご意見を頂きまして、何とぞ議決を賜りますようお願いを申し上げるというところでございます。 やはり最大の課題は、何回も申し上げているところでもございますけれども、人口対策というようなところで考えているところでございまして、このままのスピードで減少し続けると、25年後に5,000人を割り、40年後には2,550人になるというふうな推計があるわけでございます。そうなっては本当にこれ大変なことでございますので、そこをしっかりと認識し考えられる手を打っていく、そこへのスタートの年とすべく新年度予算案を編成したというふうなところでもございます。 重点的には、子育て支援の充実、また移住定住に向けた施策、スクールバスの更新など学校の教育関連等々でございますけれども、これまた非常に大変恐縮なんでございますけれども、そんなところで概要をもう一回お話しさせていただくということもあって、個別の項目案件につきましては、長谷川議員さんからご質問を頂く中でお答えさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いを申し上げるところでございます。 次に、町債残高及び基金残高の増減でありますが、これはもう今までも説明をしておりませんので、少し詳しくここは説明をさせていただきたいというふうに思っております。 町債の現在高につきましては、これまたお配りさせていただいております令和2年度各会計予算の巻末でお示ししているところでございますけれども、一般会計では平成30年度末で158億6,800万円ほどでございます。令和元年度末では155億9,400万円を見込んでいるところでございまして、令和2年度末には145億3,200万円を見込んでいるというようなところでございます。 令和2年度中における増減の状況で推測しますと、これまでの起債にかかります元金の償還が19億2,000万円に対しまして、新たな起債を見込んでいる額が8億5,820万円となりますので、令和2年度単年度において約10億円の減少をするというふうなところで見込んでいるところでございます。この大きく減となる要因については、これ合併による当時の増加需要により起債を起こしてきたわけでございますけれども、この際の償還金、これがかなりの額があったわけでございますが、この償還が一つ終わっていくというふうなところもございまして、建設事業費として今大きいのが消防本部の新庁舎、これも一段落するわけでございますので、そうしたところからかなり起債の発行額も抑えられるというようなところで、単年度令和2年度で約10億円の起債残高の減少を見込んでいるというふうなところでございます。 基金の増減でございますけれども、平成30年度末の残高は、全部の基金の合計で約62億400万円でございます。令和元年度末の見込みでございますけれども、このたびこの議会におきまして補正予算もお願いさせていただいているところでございますが、それぞれの基金の取崩し、積立てについて、そこでまた補正をお願いしているところでございますけれども、議決を賜りますと、最終的には前年度比約4億4,000万円の増となる見込みでございます。 また、令和2年度の当初予算から見る年度末の見込みでは、約4億9,000万円の減となるところでございますけれども、これまた決算見込み等々を勘案してまいりますと1億4,000万ぐらいの増になるのかなと。そういたしますと、令和2年度末は67億8,300万円程度の基金残高を見込んでいるわけでございます。 今後、突発的な財政支出の必要がなければ、平成30年度末と令和2年度末の2年間の比較では、基金残高は13億3,600万円ほど減少いたします。基金残高は5億7,900万円ほど増えるというふうに見込んでいるところでございます。 基金残高につきましては、今後の公共施設の更新やら、また起債償還の財源などとして、将来負担となる経費に対する担保的な預金にも当たるものでありますので、これまた多いにこしたことはないわけでございますけれども、一方過大に積み立てるというようなことにつきましても、現在直面しております課題解決に向けた施策に要する経費を、ある意味で抑制というようなところにもつながってくるわけでございまして、課題と基金を一緒に後世へ送るというようなところにもなるというふうな面もありますので、これは慎重にかつ計画的な基金の管理に努めながら、新たに起債を起こすという場合は、交付税算入のある優良債というふうなところにする中で、将来負担を勘案して健全財政の維持運営に努めていきたいというふうに思っているところでございます。 次の公共交通体系の件でご質問でございますけれども、初めに新潟交通観光バスの全面撤退の場合の代替案についてのご質問でございますけれども、これもまた1月23日の総文社厚常任委員会でご説明もさせていただく機会を頂いたわけでございますが、当面の撤退については、これは撤回されたというようなところでありますけれども、決してこれ方針が見直されたものではないというふうなところも、これまた施政方針で申し上げたところでございます。 こういうことを踏まえながら、全面撤退の場合の代替手段については、これは早急に準備を進めていかなきゃならないということを認識しながら、令和2年度、本年度は、まさにそうした具体的な公共交通体系というふうなものの構築に当たっていきたいというふうに考えております。 現在、新潟交通観光バスが運行している路線、これ11路線でございます。また、スクールバスを委託しているのは4つの契約となっておりますけれども、全面撤退の場合、これだけの路線数や契約数の代替手段を手当てするには、財政的な観点からも非常にこれ重要な事案で、スクールバス混乗の促進など、全面的な公共交通網の見直しというふうなものが必要になってくるわけでございますから、そうしたところから新年度は、新潟交通観光バスの路線バス撤退後の公共交通網のプランニング作業を進めるため、利用状況や将来利用者予測等の調査把握を行いながら、本格的な作業に着手するというようなところで考えているところでございます。 この時期でございますけれども、これはかなりやはり膨大な事務量になりますので、調査等にも時間も必要になりますけれども、来年の今頃、年度末頃には新たな計画案をこれまたご説明させていただくよう準備を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 次のご質問で、赤谷線は町タクシー組合、日出谷線は町スクールバスで、これ統一性がないと、委託先や運営方法の考え方の基本はどこにあるのかというお尋ねでございますけれども、現在、町が運営しております公共交通については、福祉バス、スクールバス、保育園バス、そしてまた三川地域では患者輸送車というような形態になっているところでございます。この委託先につきましては、町のタクシー組合、東蒲観光バス、日本総合サービス、そして三川地区の患者輸送車については、それぞれ地元の区や管理組合といったところと契約をしてきているというふうなところでございます。 三川駅から赤谷間のコミュニティワゴンと鹿瀬地域を運行する代替バスの運行方法の違いでございますけれども、三川のコミュニティワゴンは、令和元年9月末の路線バス新発田新谷線の廃止に伴いまして、三川地域住民の新発田市への通院や買い物などの生活の足の確保を目的といたしまして、10月より運行を開始したところでございますけれども、これは年度の途中からの運行となったというふうなところもございまして、これに対応する町の所有の車両はないというふうなところもございまして、運行事業者の車両を使用した運行というふうなところでございまして、乗車料金を有償化するというふうなところで県の補助金の活用、また特別交付税の対象となるというようなところから、財源の確保を図ったというふうなところもございます。 また、この運賃につきましては、近隣のコミュニティバスと比較しながら200円と低廉な金額を設定し、利用者の負担を極力軽減するよう努めているところでもございます。 日出谷方面の代替バスにつきましては、本年3月末の路線バスの廃止、4月からの代替バスの運行となるものでございますが、もともと朝の非常に近い時間帯に路線バスとスクールバスが同じルートを運行していたというようなこともありますので、町公共交通網形成計画に基づきまして、スクールバスの混乗化を実施したいというように計画しているところでございます。また、昼と夕方の便についても、スクールバス交付税の財源を活用しながら、スクールバスの空き時間に運行を計画しているところでございます。 ほかには、路線バス廃止に伴います新たな運行事業者の選定に当たりまして、運行が可能と考えられます複数の事業者から見積りを頂いた上で事業者の決定をしているというふうなところでございますし、運賃の無償、有償を含む公共交通の在り方についても、新年度において検討を進めていきたいというふうに考えております。 次に、路線ごとの利用者調査を行った後に、1日1人以下の利用路線の運行数等の変更をするのか、する場合はどのような考えでするのかというお尋ねでございますけれども、現在の計画では、一人以下の利用路線につきましては、優先的に時刻の見直しや路線の廃止が必要だというふうに計画をしているわけでございます。 しかしながら、このような路線についても一律の廃止、見直しを実施するというようなところでもなくて、これは鉄道との接続、利用目的を勘案しながら、地域で支える公共交通の模索、またデマンドタクシー等の活用など、地域の方々からそこで生活していただくために必要な公共交通手段の模索というようなことも努めながら、まさに総合的に新年度においては公共交通網の再構築というふうなものを計画してまいりますので、よろしくお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) ありがとうございました。 実は、この私の質問通告書を先月の25日に出しまして、26日の全協議会に阿賀町当初予算の概要ということで、新規ですとか拡充ですとかいうきめ細かな資料が出てきまして、これは私質問することもなかったなと思ったんですけれども、それでも私も出てきました令和2年度阿賀町当初予算(案)の概要というのをよく見まして、今ほど町長が言いました、子育て支援の充実だとか、人口対策が大事で、それを一番主眼にした予算組みということでお聞きしたんですが、その中で案の概要のほうに、子育て包括支援事業として12万円なんですね。その内容というのは、子育て包括支援センター事業立上げと産前産後のサポート充実や養育支援訪問を実施すると、それが12万円なんです。これ新規事業ですね。 それから、出会いサポート事業、これ65万。マッチングシステム、県が行っているマッチングシステムへの助成ということです。それと、そんなものを見ますと、一番大事としている人口対策、子育て支援充実という事業に12万と、65万、65万というのは、入会費の半額を助成すると、入会費を助成するということですけれども、それだとお任せみたいな感じで、逆に人口対策なり子育て支援、子育て支援をするといったって、子供が生まれなければ支援ができないわけですから、ペアをつくるというような事業には、もっとお金をつぎ込んでも、予算をつぎ込んでもいいんじゃないかと私は思うんですが、あと、先ほど言いました子育て包括支援事業に12万円、12万円で何をやるんですかと。 この2点についてちょっとお聞かせ願えますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 子育て包括支援センターでございますけれども、これは国のほうで、まさに妊娠から出産、子育てまで切れ目のない連携の中でやっていくというようなところで、全自治体にこうしたセンター機能を持ったもので子育て支援を行うというようなところで通知が来ておりまして、従前からこれ本当に基本の基本でありますので、阿賀町、私どもの自治体にあっては、まさにそうした中でこれは連携しながら、もう既にやってきている部分でございますけれども、そうしたセンターを設けなさいというようなところでございまして、これはそうしたセンターというふうな名称の中で、特別建物を建てるわけでもない、今現在はそうした別のところで配置をするというふうなところでもなくて、これは今の体制の中でそうしたセンター機能というふうなものを持たせながら、より国の方針に沿った中で、より丁寧な子育て支援を行っていくんだというふうなところでございまして、12万円の内訳については、そうしたところでより充実していくというようなことでございますから、そう大きな経費をかけると、特別な建物を建てたりそうしたものでないというふうなところから、この経費の中でやっていくというようなところでございますけれども、内容については、これまたご審議の段階でもありますし、課長がおりますので、課長のほうからも説明をさせていただきたいというふうに思っております。 出会いサポートについても、これ65万円と金額的には小さいというような見方もあるのかもしれませんけれども、具体的にはまさに言った県のほうであるマッチングシステムに対する入会金の半額を助成するとともに、これは町内において様々な場所で、ある意味で自然な形の中の出会いの場というふうなものを創設していくようなところで、町独自のそうした企画も、これは幾つか実施をしていくというふうなところで考えておりますので、金額は小さいですけれども、ここにあっては事業の内容的には創意工夫しながら、まさにそうしたところへつながるように、これはより効果が上がるような形の中で、役場だけじゃなくて、町民の皆さん、またいろんな分野の皆さんのご意見をお聴きしながら、ご指導いただきながら、一緒になって取り組んでいきたいというようなところでございます。     〔「12万円」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) それは後で。12万円については予算審査の中で答弁させますので。 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) 細かいことをいろいろ聞こうと思ったんですが、それは別段予算審議の中で、また細かく聞いていこうと思います。 それで、先ほど町長が細かく説明していただきました町債の問題、それから基金の問題、ちょっと町債について調べさせていただきましたら、平成30年度の予算では町債の歳入が14億4,659万ですか、それで公債費の歳出が24億900万円。このうちの利子が1億3,200万。令和元年度の予算ですと、町債の歳入が16億1,300万、歳出が23億8,930万、そのうちの1億800万ほどが利息。令和2年度の予算書を見ますと、町債の歳入が85億8,000万、それから歳出が19億8,670万ぐらいで、そのうちの利息が6,600万。 30年度は9億6,000万ほど少なくなっているんですね。それから令和元年度は7億7,500万ほど少なくなっている。令和2年度の予算では11億2,800万ほど少なくなっている。 そこでお聞きしますけれども、町長の考え方として、この町債の残高、債務残高というのは、先ほど令和2年度の最後に154億ほどになるという話を聞きましたけれども、これはどんどん少なくしていく予定でしょうか。その辺ちょっとお聞かせ願います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これは町債、いわゆる借金でございますから、これは少ないにこしたことはありませんけれども、これは当然町で必要な事業を実施して、その財源として町債、借入れを行っているわけでございまして、これは少ないにこしたことはないのは当然でございますけれども、一方で必要な事業というふうなものは、これはやっていかなきゃならないわけでございますから、そうした必要な事業の財源として、いわゆる交付税の算入がある過疎債、また合併特例債であれば、元利の7割が交付税で後年度に算入されてくるわけでございますから、実質的な町の一般財源の持ち出しは3割でございます。辺地債にあっては8割でございます。災害復旧にあっては、多いのは9割を超える部分があるわけでございまして、そうしたやはり必要な事業を行うに当たっては、そうした優良債と一般的に言っておりますけれども、そうした財源措置のあるいい借入れ、借金をしながら必要な事業を行っていくというふうな基本的な考え方の中でいるわけでございます。 こうして近年、大きく残高が減ってきているわけでございますけれども、これも先ほど申しましたように、合併当初の合併特例債、これは大きな事業もあったわけでございます。例えば、光ケーブルの敷設でも、これに10億強のものがあったり、まさにそうしたものは合併特例債というふうなものを財源とした中で整備をしてきたものが多いわけでございますので、その償還がちょうど終わってきているというふうなところからも、こうした残高の減につながってきているわけですけれども、これは当然返済の毎年の金額、そして返済の年度というようなものが決まっているわけですから、ここについては見通しを持った中で、計画的にそこに当たっていくことができるわけですから、しっかりそうした中で必要なものも行いながら、ある意味起債の残高というようなものは減っていくことが非常に望まれるものでありますから、そうした考え方の中で、今後もしっかりとした財政運営と、必要な町の事業を行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) ありがとうございました。 それともう一つ、私、民間での経理とか財務とかをやっていますと、利息というのは全然利を生まない無駄なお金なんですよ。それで、先ほどの利息が年度ごとに、さっき言いましたけれども、29年度が1億6,800万も利息があったんですね、利息分。それから30年度は1億3,200万、元年度が1億800万、令和2年度は6,600万の利息、利払いの予定だと。 例えば、その29年度の1億6,000万あったら、そこそこの事業ができるわけですよね、この利息の払いがなくなれば。そういう意味では、幾らその3割返済で済むだとか、5割返済で済むだとかいっても、借金ということは利息がかかるわけで、その利息というのは何も利を生まないし、かえって一般企業ですと経営の足を引っ張るということなので、利息の支払いも令和2年度は少なくなっていますけれども、これをもっと利息負担を少なくしていく考えに立ったほうがよろしいんじゃないでしょうか。 となると、今度は金が足りなくなった、基金を取り崩すということで問題になっているのが新潟県ですけれども、その辺のところのバランスというものを、町長がどう考えているか、お聞きしたいんです。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにここは少なくなっていくというようなところが、本当にこれは財政運営上、そうしたところを目指していくというのはそのとおりでございまして、ただこの利子についても、さっき言った交付税算入があるものについては、利子についても交付税の算入があります。 そしてまたこれは国の届けの中で、借入れの条件等々あるわけでございまして、そうした中で返済しているというようなところでございますけれども、一方で交付税の算入のない、いわゆる全く一般単独債というふうなものは、これはまさに何も生んでこないわけですし、丸々町の財源の中での後年度負担になってくるわけでございますから、むしろそうしたものは、ある意味で今までもそうなんですけれども、しっかり繰上償還といいますが、財源の状況を見ながら繰上償還というようなものが可能であるものについては、今までもそういうふうな形の中で努めてきましたけれども、今まさにそうしたものも、ほんの若干あるのかもしれませんけれども、ほとんどが交付税算入のある町債というふうなところになってきておりますので、これも相当数というか、相当の金額がいわゆる国からの交付税の中に入れていただいているというようなところでもございますけれども、この必要な事業を行う中で、そうしたある意味で優良債を借りながら事業を行ってきたわけですから、ひとつこのまちづくりのために投資をしてきているわけでございます。 それがある意味で、短いので10年、12年の返済期間の中で投資をしてきていると。そこの中には、そうした形の中で借入れですから、利子というようなものが生ずるのは、致し方ない部分、当然の部分といいますか、そういう部分があるわけでございますけれども、しっかり、まさに言えばその投資した部分が利息以上にこの町の効果があるというふうなところが、やっぱり非常に大事な部分になってくるかというふうに思っておりますので、また一方で、その償還には基金の活用というふうなものも、これまた一つ考えさせていただく部分でありますし、そのための減債基金という、まさに町債を返済するというふうなところへの備えの目的基金も積ませていただいているところでございますから、そうした総合的な基金、起債、そこの総合的なバランスの中で、今後もしっかりとした財政運営を行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) ありがとうございました。 ここ3年、平成30年度、元年度、それから2年度の予算を見ますと、町債の歳入よりも公債費の歳出のほうがはるかに多くなっているから、どんどん減ってきているんだなというふうな感じはいたします。 それで、いつだったか、町長からちょっとお聞きした話の中で、あまりにも債務がなくなると、国は、お金持ちになったということで交付税を減らされるんじゃないかというようなお話をちょっと聞いたことがあるんですけれども、その辺は現実にあるんですか。あるとすれば、そのバランスといいますか、というものをどのように町長は考えているか、あるいはそういう目安の数字があるのであればお聞かせ願います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 基金の中でいわゆる財政調整基金、これが、純粋な将来のある意味で突発的な財政事情も含めながらそこに充当していくというふうな目的の中での、通常の普通の家庭でいえば預金でございますけれども、あまりにもこれが多くなってくると、そこの自治体は少し裕福だというふうに見られるというようなところは、これはないわけでありませんので、ですから、そこに関して、逆に少ないところは、それが少なければもう財政の余裕がないというふうな逆の判断といいますか、まさに新潟県の基金の関係も、財政調整基金というふうなその基金の中でのお話でございますので、そこはあまり多過ぎてもそうしたところにつながってくる懸念があるというふうなところもありますので、そこはよく勘案していかなきゃならないと思っています。 ただ、そこをどこだというふうな、ある意味で基準をこれまた示されているわけでもございませんので、その辺をしっかり総合的なバランスの中でやっていきたいなというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) ありがとうございました。 私もそういう、公債のほうのことはまだ勉強中でよく分からないので、結構、民間企業の財務であったらある程度理解できるかもしれませんけれども、とにかく私の考えとすれば、そういうことではっきり数値的なものがないということであれば、基金とちょっと債務が多いくらいまでにしたほうが、財政は、基金よりもちょっと債務が多いくらいが財政は健全化するんじゃないかと思います。そんなことで努力していただきたいと思います。 それから次に、公共交通体系の検討についてということですが、私はこの件については去年の9月の議会でも質問させていただきました。それで、今回、町長の施政方針の中でも、令和2年度中に新しい方向を決めて、それからニーズの変化に合わせた対応もしていきたいというようなことが述べられていましたですけれども、はっきり言いまして、ここに書いてありますけれども、町の福祉バスですとか、それから各町内に阿賀町のコミュニティワゴンみたいなのを全部あれしてやっておるような交通体系もあります。 令和2年度の末には、先ほど町長も言われましたように、新しい交通体系をまとめたいということでございましたけれども、私に言わせると、交通体系の基本計画は令和2年度から予約制バスを運行すると。ですから4月から本当は予約制バスが動かなきゃいけないことになっていたんだ、計画ではですね。 それが、新潟交通観光バスが10月に終わるのを延ばしたということで、ちょっと担当部署がほっとしてちょっと気を抜いているんじゃないかというふうな、昨日、今日、結構、対処が遅いですとか、気持ちが入っていないとか、いろいろ批判が出ているようですけれども、はっきり言いまして、私もこの公共交通についてはその感が拭えないなというような気がいたします。 それで、先ほど町長のほうからも答弁ありましたけれども、赤谷線は阿賀町タクシー、日出谷線は町のスクールバスとか福祉バス、八ツ田のほうの予約制バスになるのかな、それは東蒲観光バス。だから、その辺の明確な区分けというか、例えば三川方面は全部こうやるとか、上川方面はここに出すとか、あと鹿瀬はこうだという、地域分けで委託先が分かれているというのであれば理解できるんですよ。ところが、全くその区分けもどうなっているかも、こちらは分からない。 となると、場当たり的にその都度やっているんじゃないかという感が否めないんですけれども、町長、その辺はどうお考えですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これ今の公共交通体系は、当然17年の合併を引き継ぎながら、平成18年度末に今のような状況を計画しながら、平成19年の当初からは、もう今のような形の中で動いてきているかなというふうに思っているところでございますけれども、一つはやっぱり路線バスを基本とした中で、路線バスだけではこれ住民の皆さんの交通にはなかなかやっぱり不足する部分があると。これは、路線バスは幹線しか走らないわけでございますから。そうした中で、枝の集落、全集落まで、ここはそうした集落の皆さんも、町の中心部であったり医療機関であったり、そうしたところへつなげるのだというふうな考えの中で、福祉バスというふうなものをやってきたわけでございまして、その福祉バスも単独で運行するには、バスの購入費また運行費、これは相当な金額が、正直言って平成17、18はかかってきたところでございますけれども、これまた中学校、小学校の統合等に合わせてスクールバスの購入というふうなものも、これまた台数が増えてきたわけですから、スクールバスについては、1台当たり1日学校1往復すればスクールバスの参入になるというふうなところで、交付税が約600万強の年間の交付税算入があるわけでございます。その朝晩以外の空いている時間については、これまた運行の制限がないというようなところもありますから、そうしたスクールバスというふうなものを有効に使いながら、町民の皆さんの足の確保を図ってきたというのが一つの流れでございまして、この今運行形態も、先ほど申しましたけれども、幾つかの会社になっているのは、合併の前の当初のものを今まで引き継いできているというふうなところもあるわけでございます。 そんな中で、今回新潟交通観光バスが撤退してきたところについては、代替えの手段を講じていかなきゃならないと。そうした場合に、バス車両を所有している事業者に運行をというふうなことになってくれば、その受託先というようなものももう限られてくるところがあるわけでございますので、そうした中で見積り合わせといいますか、そうした中で安価なほうといいますか、そしてより安全に運行できるというようなところから見積りを頂く中で、そうして今の形態があるわけでございますけれども、ここも含めながら新たな計画にあっては、今おっしゃるとおりのところがございますので、運行の方法等々も含めながら、委託先も含めながら、これは総合的なものを令和2年度の中で計画をしていくというふうなところで考えているというところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) ありがとうございました。 それで最後の、路線ごとの利用調査を行って1日1人以下というのは、これは私、古岐三川駅間というのは1日7往復あるんですよ。ほとんど空で走っているんですよ。そのほかに、三川駅赤谷間の午前午後で1往復ずつ2往復ある。古岐9往復通っているんです。 赤谷のバスは、これはどうしようもないかもしれませんけれども、古岐三川駅間なんていうのは、はっきり言って乗っているのは朝の小学生と帰りの小学生、8時と3時ぐらいのバスしか人は乗っていないと。だからこれが、私は例えば、その7回のうち4回減らせば経費削減になるんじゃないかなと思うんです。そうなると、今度は新潟交通観光バスが、じゃ古岐走らせてもらえないんだったら撤退するわとか、また言いかねませんけれども、実質的にもうそれをほかのほうに回したりして、うまくその古岐のやつを4往復か3往復減らせるんじゃないかなと私は思うんですけれども、その辺もう減らせるのであれば4月から減らしたほうがいいと思うんですが、その辺の検討というのはなされていると思うんですけれども、それが見えてこないから、新潟交通観光バスが撤退をしなくなって、皆さんほっとして手を抜いているんじゃないかというような感じが否めないんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 7往復、やっぱりかなり今お聞きすると非常に多いなというふうなところも感じるわけでございますけれども、これもかつてのものをずっと継続してきたというようなところなんですね。 言うように、これ朝晩はある意味でスクール的に小学生に乗っていただいているところもありますけれども、今は新潟交通観光バスというバス事業者が運行しているわけでございます。そして、自治体はそこに対する赤字の補填というふうなものを行っているという現実でありまして、これもその赤字の補填というのは、新潟交通観光バスが阿賀町だけじゃなくて会社全体で、ほかの自治体も含めて運行しているわけでございます。そうしたトータル的な赤字の中で1キロ当たりの単価というふうなものを出して、阿賀町町内ではどれだけ路線バスが走っていると、そのキロ当たりのほかの自治体も含めた新潟交通観光バス事業者の単価をそれぞれの延長等々に掛けた中で、赤字額が県によって算出されてきているというようなところでございますので、直接結びついていないにしろ、今おっしゃるとおり、これはそうした利用実態があるわけでございますから、まさにそこをそうしたところを、新たな計画の中でこれまた立てながら、もっと言えば皆さんから乗っていただけるようなものが必要だというふうに思っておりますし、そうした利用というふうなものを現状に応じて十分勘案しながら、そうした路線をつくっていかなきゃならないというふうに思っていますので、そうしたところでよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) とにかく、じゃ、そういうことも含めまして、令和2年度中に計画をしっかり固めて、例えば新潟交通観光バスがいつどの路線を撤退したとしても対応できるような、その備えといいますか、そういうものをしっかり令和2年度末までに定めていただくことを祈念しまして、お願いしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、2番、長谷川眞君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △神田八郎君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、10番、神田八郎君。     〔10番 神田八郎君登壇〕 ◆10番(神田八郎君) それでは、私のほうより、火災時における水利、防火水槽等々の点検、諸費対応は万全かということで質問させていただきます。 昨年、これ10年となっていますが、月、10月の間違いです。私の原稿では月になっているんですけれども、これ見たら年となっているんですが、10月です。 昨年10月の夜間、当地区、我が地区、細越区で火災が発生しました。家の家族が気づき現場に駆けつけましたが、火の勢いが強く既に2階へは上がれない状況でした。消防署へ連絡し、地元の消防団員へはサイレン等で緊急招集を連絡したということです。 火災現場が奥地でもあったこともあり、なかなかに消火作業が進まない現状であったと聞いております。本署からの消防車の現地への誘導、消火活動等々、遅々たるものがあったと聞き及んでおります。そこで尊い生命が失われてしまいました。それが全てではありませんけれども、消防団員も減少している昨今であります。 そこで提案させていただきます。 1、消防団OBの災害時、災害というか火災ですね。火災時の応援体制はどうか、利活用といいましょうか。 2、水利の再点検、再設備整備はどうか。 3、消防団員と地域住民との連携強化を図るべきではないか。 4、火災時を想定しての訓練ということはやはり大事ではないか。 災害や火災は常に我々の身近に起き得ます。ついつい何か人ごとのような錯覚にとらわれがちであります。そうではなく、区長会やら消防団員あるいは全町民への連携等、働きかける必要があると思いますが、町長の所見を伺います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、神田議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 初めに、阿賀町消防団OBの皆様に火災時の応援を頂ける体制整備へのご提案を頂いたところでございますが、まさに今現状としましては、消防署及び消防団の車両の誘導等の後方支援というふうな形の中で、ご協力をお願いしているというふうなところでございます。 神田議員さんをはじめ消防団OBの皆様は、地域防災の要として受け継がれる伝統の下で、火災時の初期消火の重要性、また水利の確保をはじめ災害出動、火災出動など消防団活動にも精通をしていただいているわけでございまして、地区住民の安心・安全確保にご尽力をされている皆様でございまして、またこの場を借りて心から感謝を申し上げるところでございます。 消防団が出動して消火活動を実施した、まず火災の件数ですけれども、平成29年度は2件、平成30年度1件、今年度が3件でございました。今ほどお話がありましたように、昨年10月の細越区での火災におきまして、まさに放水までの時間がかかっているんじゃないかというふうなところで、初期消火活動の重要性というふうなものを、本当によくよくご存じのOBの皆様をはじめ周辺の皆様の気持ち、私のところにも本当にここは強く届いているところでございます。 もう少し早い初期消火といいますか、放水ができなかったのか、できないのかというようなことでございますが、近年の情勢というようなことでございますけれども、消火活動、また災害の対応についてもそうですけれども、住民の皆様の安心・安全の確保、これもう当然最優先でございますけれども、活動していただく消防団員の皆さん、そして消防署員の安全確保というふうなところもこれまた非常に重要なところでございます。 火災対象物件の複雑化や危険な箇所、昼夜問わずの出動を要する場面が多いわけでございますけれども、協力いただいた一般の方が、万が一けが等が発生するというふうなところも懸念されるというようなところでございまして、人身事故やまた物損等の事故発生の際には、現在そうした補償がないというふうなところから、危険が伴うというようなところには、皆さんの気持ちは本当に十分ありがたいわけですけれども、今現在はご遠慮いただいているというふうなところで、後方支援をお願いしているというふうな現状でございます。 お話がありましたように、消防団員もこれまた年々減少傾向になっているわけでございます。特にこの阿賀町に合併後は、団員の皆様のご理解をいただきながら、いわゆる定年というようなものも延長させていただくなど、団員の確保に努めてきているわけでございますけれども、新入団員の募集、また地域でも呼びかけを行っているわけでございますけれども、やはり総体的に若い人たちが少なくなっているというようなところが大きいわけでございますが、非常にその確保が厳しい状況にあるわけでございます。 三川地区では、現在120人の方で消防OB会を組織されまして、消防団精神の下、不法投棄の監視をはじめ様々な自主防災活動などにもご貢献いただいているところでございます。また、ほかの地域におかれましても、地域状況や消防団活動に精通された方々が多数おられますので、捜索活動の際のご協力いただくまたご助言を頂くというようなところもしているわけでございますが、消防団員が少ない地域で、そうした知識、技術を有するOBの方々がいらっしゃるというようなところもございますが、まさに自主防災組織というふうなものを各地域の中で立ち上げてもいただいているわけでございます。 こうしたいわゆる事故の補償制度がないというようなところが、一つの大きなネックとなっているところがありますので、その辺の研究を指示しているというようなのが、今現在の状況でございますけれども、今後も消防団、地元の連携が可能な分野で一層強化されるように、これは協議を進めさせていただきたいというふうに思っているところでございます。 次に、水利の再点検、再整備についてでございますけれども、消防署及び消防団では、随時水利の確保点検というようなものを行っているところでございまして、また屯所の点検においても、年2回、春秋の火災予防運動期間中には、各方面隊で実施をしているところでございます。 水利の再整備でございますけれども、現在、阿賀町ではどこの地区においても計算上の充当率は100%と一定の基準は満たしてはおりますけれども、可能な水利が多いにこしたことはないわけでございます。幹部会議などを通じまして、管轄区域内における住宅火災発生を想定した自然水利の確保の場所の検討指示など、こういったところもまた消防団長等々から改めて発してもらうなどしながら、地域の実情を踏まえて、これは協議をしていきたいなというふうに考えているところでございます。 次に、3点目、4点目一緒にでございますけれども、消防団員と地域住民の連携強化について及び火災時を想定しての共同訓練というふうなことについてでございますけれども、各地区からご協力いただいて、公共施設や要望のある事業所等で初期消火訓練、避難訓練、救急講習など、これ適宜行っているわけでございますけれども、消防団においても各方面隊においては、火災を想定した訓練を年1回実施してきているところでございます。 津川の方面隊では、分団演習に併せまして初期消火訓練を地区の方々からも参加をしていただいて一緒に行っているところでございます。そういった分団演習や火災予防運動に併せまして地域住民の皆様、自主防災組織などの皆様との連携が強化されるように、さらに進めていきたいというふうに考えているところでございます。 この新年度においては、間もなく阿賀町消防本部の新庁舎も完成、稼働するわけでございますから、近年頻発する災害にも備えまして、防災訓練等を通じて連携の強化を図っていきたいというふうに考えております。 五十年に1回、百年に1回と言われるような災害が、今まさに頻繁に発生をしているわけでございます。国・県の指導の下、ハザードマップに至りましては、千年に一度の降雨量を想定してのマップを作成し、区長様方にも説明させていただいて、新年度中に全戸配布を進めていくというようなところでおりますけれども、まさに備えあれば憂いなしのことわざもありますので、地域の皆様が安心して生活していただけるよう、備えをしながら、これまた協力いただきながら進めていきたいというふうに考えているところでございますので、何とぞよろしくお願いを申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) まず第一点目の、消防団OBの火災時の応援体制ということについてですけれども、今ほど町長より、手の空いている人は誰でも応援してもいいというものじゃないと。安全性、もしけがが起きたときどうするのか、その補償問題、そこがネックですという、こういうことで、後方支援といいますか、無難なところでということでの話がありました。 そうではあるんですけれども、実際消防団員の減少がどんどん進んできております。たまたまこの細越地区では夜間でしたので、大半の人がいたんですけれども、これがもし昼だったら、もう高齢の人とかそういう人しかいないんですよね。その消防OBもある程度高齢の人しかいない。そういうときに危ないから見ていてくれとか、そういうのではうまくないんですよね、やっぱり。 そこが問題なので、今ほど補償問題云々というのがありました。これを何とか、1人に幾らじゃなくて、火災について何かあったときはこうというような保険というんですか、何かそういうところを考えてもらわないと、この夜間の当地区もそうでしたけれども、ただ見ているだけというのは歯がゆいといいますか、見ているしかできないんだというようなことでは、本当にこれはどうかなと。 今、町長も検討したい、しておりますという答弁もありましたので、その辺が非常に私も歯がゆいという思いがありますので、ぜひこれは前向きに検討してもらいたいと、再度答弁をお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当にこれ、火災が発生したときに、この時間の長さというふうなものは、本当に長く感じるというふうなものは、私も隣の隣で火災というものもありましたので、今、神田議員さんがおっしゃることは、本当に私もそうした同じ思いの経験もしておりまして、そのときは危機一髪、そこにいた要介護の人を外へ出すことができましたので、それをもって何とか不幸中の幸いだったなというふうにも感じておりますけれども、本当に放水が始まるまでの時間が長いというふうに感じるというのはそのとおりでございますので、私も可能な限りそこは何とかしていきながら、まさに皆さんのそうしたところへつなげていきたいなというふうに思っています。 本当に万々が一、例えば少し大きなけがをされたというふうなことになれば、これはその方の善意の中でというふうなところで収まってこないような部分も当然あるわけでございますので、そうした心配の中から、消防団員であれば、まさにその消防団員の補償の中でのある意味でものについてもあるわけでございますけれども、一般の方についての適用が、今現在はなかなかそうしたものがないというようなところですから、どう工夫した中で、これは民間等々も含めながらですけれども、そうしたある意味で適用になるものがあるのかどうかというようなところも含めながら、その検討というようなところを私からも職員に話をしているというようなところでございますので、少しそこは研究させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) それで同じような質問になるかもしれないんですが、その消防団のOBの不法投棄の見回り。 これは、合併前からせっかくまだ若い年代で一応団員退職したのでということで、前町長がこれをじゃあということなんですけれども、今ほど、保険適用がないということで、仕方なくてそういう方向になってはいるんですけれども、どうも私はその頃から、当時から何か違和感を感じていたんですけれども、そんなことしかやることないのかと、本当に思っていたんですけれども、なかなか適用ができないというその保険、そういうのがないのであれば、該当するけれども、そういう方はなかなかないということなので、これをどうするかということでなかなか方策はないということなんですけれども、不法投棄が無意味だと言っているわけじゃないんですけれども、もっと何かやるべきことがあるじゃないかという意味で、私これを提案させてもらったんです。そういうところで適当なのはないのかもしれないんですけれども、もう少し知恵を絞って尽力してもらいたいということを要望しておきます。 それから、2点目の水利、水源の再点検、再確認の整備等々ということでありますけれども、今あちこち地区を見ますと、火災になったときの水はやはり防火水槽、消火栓、そして自然水路というその3点だと思うんですけれども、そこでこの水路の利活用ですけれども、特に夜間であったり、自然水利、防火水槽と消火栓は大体分かるでしょうけれども、その自然水利の栓を落として、板を落として、その場所が、本当に皆さん確認しているかというのを、非常に私、夜間でもあったのでちょっと疑問だなと思って、また見回してみたんですけれども、どこだろうなと、私も正直言って、地元、私住んでいるところは分かるんですけれども、消火栓、防火水槽、こうやって落とすんだと分かるんですけれども、なかなかに、その地区の人も本当に知っているかと。団員がいればいいんですけれども、いないときに果たして一般の住民の方が分かるかなみたいなところが疑問にありましたので、それもまた本当の水路もうまく落としても落ちないような、まだ不整備のところもあるんですね。そういうふうなところで、地域の人たちから、ここをこうしてもらいたいと、そうすれば利用できるんだよと、そう言っておくと後の利用性が、そういうことに対しては優先的に何とかしてもらいたいなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、前段の消防OB会でございますけれども、三川地域のまさに不法投棄の防止、中止等々を中心に活動していただいているわけですが、まさにそうした巡回の中で、これは高齢者であったり、そしてまた子供たちであったり、そうした地域住民の皆さんの見守り活動というふうなところも、これはある意味大きなお力を頂いているなというふうにも思っておりますので、しっかりまさにそうした連携というものは、私は非常にある意味で皆さんから活躍していただいているというふうに思っているところでもございます。 今、水利の話でございまして、これは本当に消防団員が少なくなってきているというふうなところ、本当にそこに原因があるのかなというふうにも思っておりますが、私も消防団員を長い間務めさせていただきました。私のところも、そうした中で自然水利があるわけですけれども、そこに今言うように、堰といいますか板を落としながら水をためていくというふうなところですけれども、私のときはそこに例えば赤い着色をしながら、誰でも、夜になればというところはありますけれども、分かると。またその落とす板の場所も、皆で地域の中で地域の皆さんが分かるというような工夫をして、消防団活動をしてきた経験があるので、多分これはどこの分団にあっても、また同じような取組をされているというふうに思っているところでございますので、一層またそうしたところでは、消防団の皆さんからのご理解と、またそうした活動を進めていくように、また消防署等々を通じながら話をしていきたいというふうに思っておりますし、また水利の中で、今ある意味で不具合というか、そうした新たなものが必要だというようなことがございましたら、これはもうご要望をお聞きする中で、まさにそうした大事な大事な水利でございますから、しっかり整備できるような形で進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) この今言った水利、自然水路とか防火水槽とか、私も全町見ているわけではないので、とても分からないんですけれども、町としてあちこち巡回をしていて、これでいいのかなということは思わないかどうか、その辺聞きたいんですけれども。 ○議長(斎藤秀雄君) 消防長、答えられますかね。 清野消防長。 ◎消防長(清野隆君) 今の質問ですけれども、今、管内の水利につきましては、先ほど町長から言われました中にありましたけれども、状況は100%ということで、消火栓また防火水槽につきましては、大丈夫です。 あと、自然水利につきましても、取れるところは一応署のほうでは印をつけて、ここで取られますよということで、皆職員にも言ってありますし、消防団のほうでも分かっているかと思います。 以上です。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) 今の答弁ですと万全ですと言う、果たしてどうかなと私はちょっと首を傾げるんですけれども。 そこで、消防署員の方たち適宜町内を巡回しますよね。火災時は気をつけなさいとかいう、そういうことでの巡回だと思うんですけれども、私もたまたま家にいるときに消防車が回って来て、ふと思うときがあるんですが、その回ったときに、もしこの地区で、あの家で火災が起きたら、果たしてどうだろう、水路どうかという、そこまで考えて回っていますか。ただ火災注意、火災注意チンチンじゃないかなという気もするんですけれども、どうでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 清野消防長。 ◎消防長(清野隆君) 広報で回っているときには、当然水利等も、側溝を流れているかという点も併せまして確認はしております。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) そうすると、頭の中では、もしここで火災が起きたらこう動こう、ああ動こうと考えてやっているということですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 清野消防長。 ◎消防長(清野隆君) 私ら職員全員、多分その地区については、三川地区であれば三川分遣所の方、機関員をやっている方は、ほぼほぼ頭に入っていると信じています。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) たまたま冬場なんですが、私の地区で防火水槽の口のところ、蓋のところに何もないんですよね。雪が降れば降ったままで。前にも一回設置したんですが、もう壊れちゃって何にもなくて。雪のないときだったんですが、たまたま回って来て巡回した消防署の方に、うちこれはないんだよね、冬になって一所懸命これやるんだと、そういう話をしたら、すぐやりますと。何にも言ってこない。何にもやらないです。もうあれから二、三年たつんだけれども何にもやらない。こっちからさらに言うべきだったのかもしれないんですけれども、その方は、分かりました、すぐやりますと。何にもやってくれない。その人の名前も聞けばよかったけれども、そういう対応もあるんだけれども、町長、どうですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当にそこは今お聞きして、大変申し訳ないというか、まさにそこが、今水利の確保、本当にこれはいつ起きるかというふうなところへの備えをしているわけですから。特にまた冬、雪の降る阿賀町ですから、雪降る前に、まさに今議員さんがおっしゃったように、私の経験からも、そうした水利を取るというふうなところの、雪が積もらないように、まさにそこが冬前の大事な活動の一つであったはずでございますので、しっかりそうしたところは再度この全地域の中で、消防団の皆さんにも私からもお願いしながら、そうした確認というふうなものの徹底を図っていきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) よろしくお願いします。 それと、3点目の消防団員と地域住民の連携強化ということなんですけれども、日頃消防団員の尽力には大変敬意を表する次第であります。ですが、ややもすると団員は団員、住民は住民という、そういう何かちょっとふだんの交流があまりないという。春の町の消防演習が終了しますと、何やら一大イベントが終了してほっとしてしまうと。これは私自身もそうなんですけれども、何か一年の行事が終わったような、ふっとそんな感じも、そんな錯覚にとらわれることがあるんですけれども、やはり火災というのはいつ起きるか分かりませんので、消防署員の方もそうですけれども、団員の皆さん、団員の皆さんは昼はいませんけれども、いざまさかというときの一番大事なことでありますので、地域の住民と団員、そういう連携というのは本当に大事だと思うんですよね。 このたびも我々の地区で火災がありましたので、我々の地区の役員と団員と、もう一回自然水路とか、どこにどうするものがあるんだという見回りをしようというふうに役員会で決めたんですけれども、もうちょっとまだ今は実施しておりませんけれども、これは本当に大事なことだと思うので、うちらの地区だけではなく全地区119ですか、その集落に、ぜひそういうことを地域の皆さんでやってもらいたいと。そういうことを地区にただ任せているんではなくて、啓発というんでしょうか、ぜひ行政のほうでやってもらいたいと思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに団員が少なくなってきている中で、やはり地域の守りというふうなものについては、地域の皆さんからもそうした活動というようなものは非常に重要といいますか、よりお願いをしていきたいというような部分であるわけでございまして、今、自主防災組織、阿賀町119集落のうち、平成30年度末ですけれども、84の組織が今立ち上がっているというふうなところでございまして、86.9%の率でございますけれども、かなり多くの地区で、集落で、こうして自主防災組織も立ち上げていただいているところでございますから、今言った水利も含めながら、そうしたところでの、まさに地域を挙げて地域を守っていくんだというふうなところでの取組というようなものについては、また区長会等々も4月にございますから、そうした席もお借りしながら、私といいますか町のほうからお願いもしていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) その防災組織率85%、86%でしたか、それは前も私も災害時においてということで、組織率を質問して、その答弁が来たんですけれども、その数字と実際というのはやはり違うんですよね。いざまさかのときにそれだけ働けるかという、ここが問題なんですよね。なので、私も今一生懸命言っているんですけれども、地域住民の喚起、大事だと。やっぱり自分のところで起きてみないと分からないんです、なかなかね。何か我々も昨年2人亡くなりましたけれども、そちらは亡くなってもああというか、何かいまいち人ごとみたいなこともあり得るんですよ。 実際なってみると、そうかというふうにつくづくと思うんですよね。これはやっぱりふだんからみんなで連携し合っていないとだめだなと、つくづく痛感させられました。なので、今あえてまた区長会とかいろんなところで啓発しますということなので、本当にぜひやっていただきたいと。我々も地区も一所懸命やりますけれども、お願いしたいと思います。 それから最後に、4点目の火災時を想定しての共同訓練。 これも私は、災害云々いろんな、火災だけでなくていろんな質問したことありますけれども、火災というのは常に身近にありますので、特に的を絞って火災時にという、そういう訓練ですか、これは毎年やる必要はないかもしれないんだけれども、何年に一回は実際にやってみないとやっぱり分からないですよね。なので、これもやはり我々も今度地元でもと思ってはいるんですけれども、今言ったように、先ほどとダブりますけれども、行政からもただ連携、連携じゃなくて訓練もやってくださいよと、そのくらい言ってもらいたいんですが、どうでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにそうですよね。こうした、先ほどとも私も重なってしまって大変恐縮ですけれども、いつ火災が起こるかというようなことが本当に分からない中で、いざ起きるとそうした、今議員さんがおっしゃったようなところでございまして、私もまさにそうなんです。私の集落も。一回火災が起きた。それから、町のあれもあって自主防災組織をつくった、そして我々がどこまで可能だろうかというようなところで、私のところは春に、まさに女性といいますかかなり高齢の皆さんも一緒になりながら、そうしたことのものも取り組んでいるんです。 そうした中ですから、これ可能な限り、それぞれの地域の中で、今議員さんがおっしゃったような取組を進めていただければ、これは本当にありがたいと思いますので、そうした際のある意味で指導といいますか支援には、これまた消防本部含めながら、積極的に参加させていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) この訓練をやってくださいと言っても、なかなか実行には難しいところもあるんですけれども、まさにこれ言うは易く行うは難しという問題ではありますけれども、人の命は地球よりも重しという箴言、言葉もありますので、我々の地区で若い青年が命を亡くしましたので、そういう思いもあって提案をさせてもらいました。よろしくお願いします。 以上、終わります。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、10番、神田八郎君の一般質問を終わります。 ここで、これから私が一般質問を行いますので、副議長と議長を交代します。 暫時休憩します。 △休憩 午後2時20分 △再開 午後2時20分 ○副議長(石川太一君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。--------------------------------------- △斎藤秀雄君 ○副議長(石川太一君) 議長、斎藤秀雄君の一般質問が終わるまで、議長の職務を務めさせていただきます。 それでは、一般質問を行います。 12番、斎藤秀雄君。     〔12番 斎藤秀雄君登壇〕 ◆12番(斎藤秀雄君) 大変お疲れさまです。 最後ですので、時間がありますので、ゆっくりやらせていただきます。 私は、町の将来に向けて町長の構想をお聞きしたいということで、5点ほど上げさせてもらいました。本来一つ一つ項目を設けていたんですけれども、大項目としては町の将来構想はということでお聞かせ願います。 合併して15年経過しています。合併特例債も期限が来ます。次年度以降の財政運営は阿賀町総合計画にどのように反映しているのかお聞かせ願いたいというふうに思っています。 その中で、人口減少対策については、町長の施政方針の中にもあったように、令和2年度予算の中には婚活事業とかを実施したいと考えているようですが、これについてはどのような成果を期待しているか、そしてはたまた、行政がここに関与していいのかという疑念が私にはあります。その点について町長の明快な答弁を願いたいと思います。 そして、人口減少対策といえば、子育て支援であります。子育て支援については、ずっと私が言ってきた状況の中で、令和2年度の予算の中には子育て支援、出産祝い金制度を改正して、何とかお祝い金制度みたいな形でやろうということなんですが、その中身が見えていません。というのは、これは予算の中で再度聞いていきたいと思いますが、少子高齢化対策の財源、この財源はどこから考えているのか。そして、子育て環境の中で、保育の関係でもまた予算が若干膨らむような感じがしています。財源がどこにあるのかなというところでお聞かせ願いたいというふうに思います。 次に、重要なんですが、阿賀町にとって県立津川病院、県立阿賀黎明高校、そして新潟地域振興局津川地域振興事務所の存続であります。 町にある県関係の施設では、警察署、これは国境警備隊というふうな話の中で残るというふうに思いますが、そこも人員がだんだん減ってきています。そんな状況の中で、どうやって県立津川病院、県立高校、地域振興事務所を残そうと、残っていただく、存続をしていこうかというような、どのような行動を町長は考えているのかお伺いします。 また、子供たちの関係でお聞かせ願いたいというふうに思います。 阿賀町では15年教育ということで、郷土愛を育む教育を考えています。ただ、学校教育の中では難しいというふうに私は思っています。学校教育でできないことを学ぶ環境づくりをしていただきたいということから、どのように郷土愛を育む教育をしていくのか、お聞かせ願いたいというふうに思います。 そして最後に、前の議員のほうからも質疑があったように、学校統合で空いた町政懇談会を、町長は、これを課題に町政懇談会をされました。その中で私が聞いた意見では、町は何も考えていないじゃないかと、ただ聞くだけで何をしたいのか、町政懇談会の意味が分からなかったという人からこういう話がありました。やはり希望を出して、あの校舎を利用したい、活用したいという希望者がいるのに、行政側は動こうとしていない、1年動いていないというふうな苦言があったから、今回町政懇談会をした中においての町長の今後の方針をお聞かせ願えればと思います。 ちょっと長くなりましたが、5点ほどありますので、よろしくお願いします。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、斎藤議長さんのお答えをさせていただきたいというふうに思います。 1点目の来年度以降の財政運営に当たり、総合計画にどのように反映させるかというふうなご質問でございますけれども、今定例会におきまして第2次阿賀町総合計画の計画案をご審議いただくところでございますけれども、財政の現状分析、見通しの上、当然これはまた策定させていただいたというふうなところでございますけれども、合併特例債の期限につきましても、ご審議をお願いいたします阿賀町新庁舎建設計画の変更におきましても、これまた改めてご説明させていただきますけれども、平成23年発生の東日本大震災、熊本地震の発生など、大規模な災害の勃発あるいは台風災害の頻発などから、合併市町村の計画に基づいて実施する事業に支障を来しているというようなところから、国は合併特例債に関する法律の一部改正を実施して、被災市町村以外でも5年間の発行期限延長が可能となりましたので、当町におきましても建設計画を変更した中で、重要かつ有利な財源として汎用していきたく、今後の事業推進に努めていきたいというふうに思っているところでございます。 人口減対策のいわゆる婚活についてのご質問でございますけれども、阿賀町では20歳から49歳までの未婚率についてでございますけれども、男性が55%、女性が39%となっておりまして、非常に大きな割合となっているところでございます。当然、結婚につきましては個人の生き方、価値観に基づきながら自由に選択されることが基本でありますが、また一方で結婚を希望しながら、その相手に巡り会う機会がないというような未婚者の状況があるというふうなところも、これまた事実でございます。 婚活事業につきましては、新潟県も少子化の要因の一つである未婚化、晩婚化の進行による婚姻数の減少に歯止めをかけることを目的とした「あなたの婚活」応援プロジェクトという施策も進めているというようなところでございます。 国の機関が5年に1回行っております結婚と出産に関する全国調査というものもございますが、この分析によりますと、婚姻数は減少する一方で、いずれは結婚したいと考えている独身者が8割以上で推移をしているというようなところでもございます。また、結婚しない理由の約5割は出会いがないことを理由としている一方で、6割以上の人が具体的な活動をしていないというようなデータもあるようでございます。 平成29年におけます町の千人当たりの婚姻件数でございますが、2.6件で、県平均の4.0件を下回っておりまして、県内では28位となっているというようなところでございまして、結婚を望む未婚者を支援する環境づくりというふうなものを進めていきたいというふうに考えているところでございます。 新潟県では、こうした方々を支援する施策として、出会いサポートセンターが運営する会員制の婚活マッチングシステムのハートマッチ新潟というのがございます。このハートマッチ新潟は、県が導入している会員制の個別のマッチングシステムでございまして、一対一の出会いの場を提供しているものでございます。2016年9月に会員登録開始から、これまで60組の婚姻実績があるというようなところから、新年度では町として入会助成金の半額を助成したいというふうに考えていますほか、町独自でも、これは庁内で職員で婚活のプロジェクトチームを今立ち上げながらいろんな検討をしているというところでございますけれども、町の資源を活用した中で、イベント等で多様な出会いの場を提供するというふうなところをつくっていきたいと考えているというようなところでございます。 結婚は個人の問題ですので、町の施策でなかなかすぐに成果を出すというようなことは、非常にこれまた難しいことかもしれないというふうにも思っておりますけれども、まずは今まで積極的に行動に移せなかった人たちが動き出すきっかけづくりというふうなものから応援を始めていきたいなというふうなところで考えているところでございます。 2点目の子育て支援の充実策に関するご質問でございますけれども、これも本当に斎藤議長さんから、前々から、今の従前の制度についての改正というふうなものの中で、もっと効果的なというふうなところでのご提案を頂きながら、私も課長のときからでございますので、まさに効果的な提案だなというふうに思いながらお聞きしてきたところでございまして、私も今この場になって、まさにそうしたものを一つ変更しながら、より効果的な中で進めていきたいというふうな思いでいるところでございまして、これまた今は出生時のみの支給でございますけれども、これがまた節目ごとの支給というふうなところ、まさにこういうふうなところがこれより効果があるだろうというようなところで、私ども庁内での検討の中でも結論を導いた中で、子育て応援祝い金というようなところで出生時、また小学校入学時、中学校入学時と3回に分けた形で祝い金を交付させていただくという内容で新年度予算案に盛り込ませていただいたというところでございます。これは子供のために有効な使い道としては、入学時に制服、かばん、体操着等、もう誰もが必要となるというような節目の時期の給付というようなものは、非常にこれまた効果的でないかなというふうなところでもございます。 また、保育園の土曜の受入れにつきましても、就労と保育の両立を考えれば、これは平日保育と同様の受入れができるようにというようなところで進めていきたいというふうに考えているというところでございます。 また、子供医療費にあっても、18歳、高校卒までというようなところでの引上げをお願いしたいというふうに考えているというところでございます。従来から、妊産婦さんのいわゆる妊婦健診ですよね。そしてまた妊産婦さんの医療費助成、不妊治療の助成、健診の交通費助成等々、また、出生後はチャイルドシートの購入助成など実施させていただいているところでございますが、これらも継続した中で、より阿賀町の子育て支援というふうなものを充実させながら進めていきたいというふうに考えているところでございまして、これまた子育て中の保護者のご意見を聴いてというふうなところは非常にこれは私も大事だというふう思っているところでございますので、保育園在園児の保護者の皆さんについては定期的な保護者会や面談、またいろんな連絡帳等もありますので、そうした中でのやり取り、意見もお聴きをしているというようなところでございますが、保育園に上がる前の子供さんにつきましては、子育て支援センター、すくすくひろば、のびのびひろばというのも運営しておりますが、そこで保育士が常設をしているわけでございますので、そこで相談やご意見をお伺いしておりますし、また、乳幼児健診、子育て支援教室など保健師や栄養士等も関わる場での聴く場も設けながら、そうした意見というようなものを大事にしているところでございますが、この令和2年度からの第2期子ども・子育て支援事業計画の策定に当たりましても、これはニーズ調査を行っておりまして、個別のご意見もご記入いただく中で、それらの意見を参考にしながら、これまた実現可能なところから今後にも生かしていきたいというふうに考えているところでございます。 次は、県立病院存続に関する件でございますけれども、これまた五十嵐議員さん、入倉議員さんへの答弁と重複いたしますので、ご容赦をお願いするところでございますが、何度も言っていて恐縮ですが、町にとって住民の医療を守るため、津川病院の存続、これはもう本当に重要な課題でございます。昨年の今頃を振り返りますと、斎藤議長さんをはじめ議会の皆様と一緒に花角知事に改築の要望を行い、私は前向きな回答を頂いたなというふうに思ってきたところでございますけれども、そしてそこに向けた具体的な協議も開始をしたというふうなところであったわけでございますが、突如としての県の財政難、建て替えどころか、まさに存続の危機というようなところに直面をしているというようなところでございますが、新年度の早い段階に、町民の皆様に町の地域医療について、また今までの歩み、津川病院の概要、町診療所と介護、保健福祉等の連携等々について理解を深めていただくような取組も企画しながら、県に働きかけていきたいと。また県は、地域医療をどうしたら確保できるか、丁寧に協議するというふうに私どもに言っているわけでございますので、町の総意として、そうしたものを訴えていきたいというふうに思っております。 また、同じく県立阿賀黎明高校の存続、これも非常に大事な大事なことでございますが、正直言って、さきの今年の一般入試が16名の受験者であったというようなことも、私としては本当に少なかったなというようなところで、ある意味で衝撃を受けたというところもありますけれども、まさにこのまま推移していったら存続の危機になるわけでございますので、今魅力化ワーキンググループでいろいろ検討し活動しているわけでございますけれども、ぜひここに町民からも参画していただく中で、また、先進地の事例にも学んだ中で町全体で存続に向けた取組を強化していかなきゃならないというふうに考えているところでございますが、本当にこれから高校へ進学する中学生、小学生高学年等を持った保護者の皆さんの意識、子供たちの意識というようなところも非常に気になっているところでもございます。 津川地区振興事務所、まさに道路整備であり、河川整備であり、阿賀町のインフラにとって本当に重要な事務所でございますので、これもしっかり存続していただけるように、これはまた議会の皆様とともに、一緒に、まさにこの重要性というようなものを私は常々県には申し上げながら感謝しているところでもございますけれども、しっかりそうしたところを続けていきたいというふうに思っております。 次に、郷土愛を育むには、小学校からの阿賀町15年教育でどのように推進するのか、また学校教育でできないことを学ぶ環境づくりというふうな点でございますけれども、現在、学校教育におきましては、学習指導要領の改訂などによりまして、知識の習得を目的とした授業を拡大しているところでございますけれども、過疎化が進む阿賀町におきましては、若者の定住という観点からも学校教育、また学校教育以外においても子供たちの郷土愛を育むことがますます重要になってくるというふうに考えております。 その郷土愛については、この後また教育長より答弁をいたさせるということでお願いしたいというふうに思いますが、まさに地域の皆さんと一緒になりながら、そうした子供たちの郷土愛を育むことに地域の皆さんのお力も頂いていきたいというふうに思っております。 私のほうからは最初に、5点目の学校統合で空いた校舎の利活用に関することでございます。 閉校となった空き校舎、またはグラウンド等につきましては、地元の意向を尊重しながら利活用の検討をするというふうなところで考えてきているわけでございますが、そんなところから、まずは町政懇談会というような形の中で、そこを主題として学校のあった地元の地域でまずは開催させていただいたというふうなところでございまして、これも少し申し上げさせていただきましたけれども、グラウンドの活用、そして教務室ないし学校の一部を地区の集会所的な機能として使用していきたいというふうなご要望も頂いてきているところでございますので、まさにそうした地元の意向というふうなものを、これまた一つの基本にしながら、全体の活用方法をつくっていきたいというふうに考えているところですけれども、そのときはまさに白紙といいますか、まずは地元の皆さんのご意見をお聴きしてからというようなところで言ったものですから、確かに町はどう考えているんですかというようなご質問も会場で頂いたというようなところでございまして、その際は、いろんな提案、そのときに既に頂いている部分、来ている部分もあったので、そうした事例も幾つか紹介したわけでございますけれども、よりやはり具体的にそうしたところをお示ししながら、これは早めにやっぱり計画をつくりながら、そうした有効活用を図っていくというようなところが建物、また土地の有効活用というようなところだと思っていますので、これは早めに進めるというようなところで考えているわけでございますけれども、平成29年の議員視察に職員が同行させていただいて、秋田県の廃校舎の利用方法などを学習させていただいて、阿賀町遊休施設等利活用促進条例、これまた議員各位からご意見、ご助言を頂きながら制定させていただいた条例もございますし、また先日、温泉のサウンディング調査の際に、学校関係の校舎の情報も提供しながら、参加された業者の皆さんにも説明をしながらというようなところでありますが、幾つか現実的に興味を示して提案をしていところもありますので、まさにそうしたところをまとめながら、早期に有効活用が図れるようにというようなところで計画の策定をしていきたいというふうなところで考えているところでございます。 それでは、教育長から答弁をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(石川太一君) 遠藤教育長。     〔教育長 遠藤 佐君登壇〕 ◎教育長(遠藤佐君) それでは、私から4番目の郷土愛を育むということでお答えさせていただきます。 まず初めに、阿賀町15年教育をどのように推進するかについてお答えいたします。 町教育委員会におきましては、保育園から高校まで子供たちに一貫した教育を施すとともに、ふるさとに誇りを持ち、ふるさとを愛する子供たちを育てることを目的に、縦軸であります保育園、小学校、中学校、高校をつなぐ、そして横軸、学校、家庭、地域をつなぐ阿賀町の15年教育として策定させていただきました。 これには、目指す子供像を、夢を持ち、意欲的に学び、自ら未来を切り開く子供としまして、各発達段階におきまして、共通の重点で取り組んでもらうことを主眼に置いております。まず1つ目が主体的な学び。これは、自ら意欲を持って学ぶことであります。そして、2番目が他者を認める。これは互いを認め合い、他者の意見を聴き、自らの意見を磨き上げ、協働していく力というのを指します。そして3番目が、心身の健康。これは体力の向上を図り、自身の健康、安全を、そして他者の健康、安全を目指す力ということで、この3点を重点として上げておるところでございます。 この取組の一つのアイテムとして、阿賀学というものがあります。阿賀学は、阿賀町の歴史や自然、産業、特産品、イベントなどを学ぶことにより、阿賀町を知り、阿賀町を愛し、阿賀町を発信できる力を育むものです。さらに、自ら阿賀町、その地域の課題を見つけ、自ら調べて、その解決策を考え出していく、またその自らの意見を述べて、他者の意見を聴き、さらに自らの意見を高めていくというものを求めるものでございます。その一つのまとめとしまして、12月に行いました子ども未来フォーラムというのがあるというふうに考えているところございます。 各発達段階、各校の地域性を加味した阿賀学の取組を行っているところでございますけれども、高校で行う阿賀学、いわゆる地域探求をもって、この阿賀町15年教育の完成とできるような取組にしていきたいというふうに、今後進めていきたいというふうに考えているところでございます。 次に、学校教育ではできないことを学ぶ環境づくりをしませんかという質問でございますけれども、これは2つの観点から今現在進めていることについてお答えさせていただきます。 まず1つ目は、学校以外で子供たちの郷土教育を進めるという観点でございます。現在、社会教育課のほうでジュニアリーダーMAXとして、年間を通じた小学生を対象の授業を行っております。これは様々な体験を集団で行うことにより、他者を認め、協働することを学ぶ取組でもあり、その中…… ○副議長(石川太一君) 遠藤教育長、ちょっとお願いいたします。時間が一般質問の途中ではございますけれども、暫時休憩させていただきまして、東日本大震災発生時刻が14時46分でありますので、本日全館放送で黙祷をささげるとのことでありますので、全員、議場内で黙祷にご参加いただき、その後休憩に入りたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。 それでは皆さん、ご起立をお願いいたします。     〔黙祷〕 ○副議長(石川太一君) ありがとうございました。 それでは、若干時間が止まったものですから、このまま15時まで休憩いたしたいと思います。改めて質問と答弁、よろしくお願いします。 それでは休憩に入りますので、お願いします。 △休憩 午後2時45分 △再開 午後3時00分 ○副議長(石川太一君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。 先ほど遠藤教育長の答弁中に休憩に入りましたので、再度、遠藤教育長から答弁をお願いいたします。     〔教育長 遠藤 佐君登壇〕 ◎教育長(遠藤佐君) それでは、先ほどの学校以外で子供たちの郷土教育を進めるということで社会教育課のジュニアリーダーMAXを紹介させていただきました。この事業は、阿賀町の山でのハイキングやマリンスポーツなど、阿賀町の特性を生かしたプログラムを取り入れているところであります。今後はさらに地域をフィールドとする活動を取り入れて、阿賀町について学ぶ機会を増やしていきたいと考えています。 もう一つの観点として、地域の教育力の向上を図る取組についてであります。学校で行う阿賀学にしても、社会教育課が行う活動にしても、その地域の指導者の存在なくしては成り立たないものと考えております。例えば、学校の自然教室には、東蒲自然同好会の皆さんからガイドを務めていただいているところでもあります。また、阿賀町観光ガイドの皆様から、地域の歴史を学ぶとき、そういう講師をしていただいておるところでございます。また、阿賀町観光ガイドの皆様には、小学生を対象としたジュニア観光ガイド育成事業を行っていただいているところでもあります。 また、指導者をさらに育成する取組も必要と考えております。観光ガイドの皆様からは、公民館の会津街道の講座におきまして、ガイドレパートリーを広げるという観点から参加をいただき、その後のイベントにおいては、この会津街道のガイドを務めていただいているということも事例としてございます。町民の皆様の生涯学習成果を生かす取組にもなりますので、今後も教育委員会といたしましては、学校とそれから地域の団体が連携、協働を深めていく取組を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 また、令和3年度からは、各小・中学校で、そして阿賀黎明高校においては、令和2年度からコミュニティスクールを導入する計画でございます。学校運営に地域の方に参画していただき、学校と地域が連携、協働し、郷土を愛する子供を育てる環境づくりを推進してまいりたいと考えております。皆様のご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、お答えとさせていただきます。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。
    ◆12番(斎藤秀雄君) それでは、まず最初の町の将来構想の合併特例債の関係でお聞かせ願いたいと思います。 合併特例債の残金というか、起債可能額が約20億くらいまだあるというふうに思っているんですけれども、このお金がほとんど広域でのごみ焼却場に回る可能性が大だというのが先般、我々議会に話があったんですけれども、使うところが違うんではないかという私の思いがあるんですが、町長はどうお考えですか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) この広域のごみ処理施設の建設費の、今現在ですと、これまた財政を含めながら、再度の見直しというようなところを指示しながらやっている最中でございますけれども、当初の計画から非常に大きく事業費が、特に最終処分場にあっては膨らんでいるというようなところがありますので、これは本当にまたそうした協議、検討を、再検討をしている最中でありますけれども、この財源、これはやはり必要になってくるわけでございまして、これをやはり今お話あったように、これも合併特例債、この期間延長をここにある意味で求めざるを得ないというふうなところで、今の段階では財政サイドとそうした方向でいるというようなところでございますが、この事業費の圧縮といいますか、そうした点も含めながら、ここはまさによくよく詰めていかなきゃならない大きな課題になってきているところでございます。 ○副議長(石川太一君) 斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 私は拠出するのが駄目だというんですよ。思いが強いんですよ。 というのは、逆に20億あるんだったら、自分の町の焼却場の維持修繕をかけたほうが長寿命化になると思うんです。その点どう思いますか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここは、私、就任前からそういう方向の中で、もう何年か来ているというようなところで、これはですから、今のクリーンセンターの在り方、そしてまた最終処分場もこれは余裕があるというふうに、私も前に担当していたところもあるので、そういう認識もあるところですけれども、そうした総合的な中でこういう機会に、広域処理というようなところへまとまっていったんだろうなというふうな認識をしているというふうなところでございますけれども、かなりのそうしたことには課題があるというようなところの認識だけは十分持っているというところでございます。 ○副議長(石川太一君) 斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 使い方が、使い道が違うんじゃないかというのが、合併特例というのは、阿賀町が独自にやるものに対してのものだというふうに自分としては思っているんですよ。というのは、そのごみ焼却場に支出する行為が阿賀町にとってどういうメリットがあるかということなんです。ないんですよ。 というのは、運搬費、ごみを運搬する距離比は伸びて、そして使用負担だけが増えていく。そして人口比率を考えていったときに、ごみの処理の量がどういう推計でいくかということも考えたときに、町にとってはメリットがないというふうに自分としては思っているし、自分なりに計算したら、ないという判断を自分としてはしたんですよ。だから逆にいうと、広域連携でやるべき仕事かではなくて、逆にこういうところに特例債を充当せざるを得ない今の町の財政からすると、強くもっと出てほしいなというのが私としては思うんですが、町長、どうお考えですか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当に私も、この事業費の大きさ、これにはある意味で予想を超える事業費になっております。まさにこれをやって、これを進める方向で来ているわけですから、ただ、これをやっていくと、まさに阿賀町の今後の財政運営も、ここに取られるというと変ですけれども、本当にここはほかのことをやるに当たって、非常にこれは厳しさが出てくるというふうなところで、逆にいえば、ここで合併特例債というふうなものを当初から予定していたのかどうかというところも私はまだ確認をしていないところですけれども、そうでないとなかなかこれはできないような大きな、本当に大きな阿賀町にとっての財政負担でございますので、また一方、運営面でも今お話があったように、五泉までこの距離を運搬しなきゃならないというふうなところになってくると、本当にここは、そうしたことも総合的に私は勘案した中で、五泉衛生組合とも広域処理というふうな選択に入ったんだなというふうなところで認識をしながら、そうであれば、私としてはまさに今なおさら膨らみつつある事業費というふうなものをよりこれは圧縮といいますか、ある意味で方向というものの転換、特に最終処分場にあっては本当に大きな金額になる、びっくりするぐらい。それなら最終処分場を造らなくても別の方法もあるんじゃないかというふうな提案もしながら、今いるところなので、ここから私はもう既に何年もたっているというような中で、ある意味で具体的に進んでいるというふうな中でございますので、私としては、そうしたいろんな課題はありますけれども、そこはやはり圧縮といいますか、まさに最大限のそうした経費節減というようなものも図る中で、これはそれが町のためにつながっていくというような方向の中での展開を主張していく、計画していくというようなところしかないのかなというふうに今思っているのが正直なところでございます。 ○副議長(石川太一君) 斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 町長の一層の努力をお願いします。議会が言っているわけではなくて、私個人的な意見なので、議会の皆とまた協議しながら、この辺は町長に応援をしていきますので、強い味方を得たと思って、五泉市長、阿賀野市長と対決してもらいたいというふうに思います。 それでは、次に子育て支援の関係でひとつお聞かせ願います。 婚活事業も含めてなんですけれども、やはり前の議員が聞いたとおり、就労の場所がないと、ここで結婚して生活が営めないということで出てしまう。出たとしても、例えば勤務先が五泉、阿賀野市、近隣の町村であれば自分が通勤できる範囲の町村で、旧町村でいいますと、三川、あが野ニュータウンだとか、ここであれば上ノ山ニュータウンだとかに家を構えて生活するというふうな状況が出てくるというふうに思っています。ですから、就労の場所を確保してやらないと、この婚活事業もうまくいかないんではないかなと思いますし、子育て支援の財政補助金、応援金を出したとしても残っていかないというふうな状況が出てくると思うんですが、その点については、町長、どうお考えですか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに、かなり充実といいますか、制度の改正も踏まえながら、これまた予算案等々お願いするわけでございますけれども、私もやはりここだけ整えていっても、それはやはり直接的に大きな成果になっていくかというと、これはやはり懸念のとおりの部分もあろうかなと思いますけれども、ただ、ここは可能な限り、むしろ今は、阿賀町は子育てがすばらしいというふうに言われて大分久しいわけですけれども、ところが今は、そう大差がなくなってきている部分もあります。特に子供の医療費等も含めながら、みんな、まさに横並びになってきていると。特に移住等の施策にあっても、むしろほかのほうがより優れているので、阿賀町の人がよそに引っ張られてしまっているというような現状もあるわけでございますから、むしろそうしたところにもアピールできるぐらいのものを持ちながら、こうした子育て支援に関しては、むしろもう阿賀町が一番なんだと、一番だと言えるぐらいのものも整えながら、ただ、それだけではやはり今お話あったように、全部が進んでいかないというふうな認識もありますので、就労の場というふうなものはこれまた生活をしていく意味で何よりというか、基本の基本であるわけですから、しっかりそこにもつなげていくものが必要だなというふうには思いますけれども、そうしたところをまずできるといいますか、ところからひとつ進めさせていっていただきたいなというふうな思いでございますので、お願い申し上げます。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) お金を出すな、何をするなではないんですよ。やるにはやっぱり成果を求められるわけじゃないですか。そうしたら、町長はこの、例えば婚活の事業に登録料の半額助成をすると。そうしたら、それであれば、登録をした人が何組ぐらいを考えているのかがあるんですよ。 というのは、その方がうまくいって結婚されて阿賀町に何組ぐらい残ってもらいたい、そして子育てをしていただきたいという、そういう希望的な観測でも結構なんですが、どれぐらいを予測されているんですか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここはさっき言ったように、本当に未婚者の数というふうなものは、男性、女性とも阿賀町の中でかなりいらっしゃるというふうな状況でございますので、ここへのスタートといいますか、出会いのそこをつくって、まずはつくっていきたいというようなところでいるわけですけれども、このハートマッチ新潟に関しては、さっきも言いましたけれども、始まってから4年弱なんですけれども、この間、県内で60組の成婚だというふうなところで今数字をつかんでいるので、県全体でそうしたところですけれども、ですから私はそこへまず、そうした中ででも登録するというふうなことは、そうした自分の思いといいますか、そうした人が一歩そこへ踏み出していただくきっかけにもなるというふうに思っているところでございます。 ですから、ある意味で、これは入会金は1万円だったというふうに認識を持っておりますけれども、全部助成じゃなくて、そうした思いというふうなものは非常に大事ですから、半額の助成をさせてもらおうかなというふうな計画の中でいるわけですけれども、ここに10組の予算を組ませていただいたというふうなところでございまして、可能な限り、まさにそこの中からカップルになっていただく中で、そこに進んでいただくというふうなところを目指していきたいなというふうに思っているところでございますし、それはそれでまさに県の事業に乗っかるというふうなところでございますけれども、さっき言いましたように、町の中でもあまり堅苦しくない普通のイベントのような形の中で出会いの場というふうなものを幾つかやっていきたいと、いろんな工夫をした中で進めていきたいというふうな思いでございます。 具体的に、まさに私は1組でも2組でもいいですから、そうした中でカップルが誕生して、結婚に結びつくというようなところを期待しながら支援をしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 町長自ら仲人役を買って、誰と誰を結びつけるというような方策のほうが逆に手っ取り早いんではないかなと思うんですけれども、逆にあまりそれをやるとセクハラになるので難しいかもしれませんけれども、先輩方、役場の中であれば、先輩各位が、彼と彼がいいんじゃないかなというふうな思いも、見てあると思うんですよ。我々もそうなんですけれども、あの子とあの子がいいんじゃないかと思ってつなげるんですけれども、阿賀町の男性って、この率のとおりでおくてなんですよね。我々の時代と違って積極性がないというか、子育て支援ではなくて、学校の教育のほうの関係もあって、静か過ぎる、おとなしい子が育ち過ぎているなというふうに思うので、また町長にはその辺、自ら仲人を買って出るような積極性はありますか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 本当にすばらしい、男性も女性もまだ未婚の方でまさにいらっしゃるので、本当に私の中でも、今、議長さんからお話があったように、そうした思いがあるわけでございます。ですから、これはやっぱり今言ったように、ハラスメントにはならないような形の中で、私もそうしたところで気持ちとしてというか、行動としてというか、ぜひそんな中で私も役に立てるというか、そうした部分であれば、これまたそういうところでそういうような気持ちはいっぱいでございますし、ぜひこれ議長さんはじめ、議員の皆さんからもそんなところで、出会いの場というようなところでの創出のご協力、ご支援を頂ければ本当にありがたいなというふうに思っております。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) そこで、私が子育て支援の中で話をさせてもらったのは、子育て中の皆さんの意見を聴くと。これは、子供を育てているお母さん方、お父さん方の話を逆に保育士が聴くんではなくて、そういう可能性のある職員なり、地域の皆さんに意見を聴いてもらいたいから、この話をしたんです。例えば、町長がお茶飲み会を、車座をやるから、そういうところに未婚の男性、男女、合わせて子育て中のお母さん、お父さんが一緒に参加すると深い話ができるんではないかなということで、こういうことを計画していただきたいんだけれども、いかがですか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 大変すばらしいご提案を頂きました。ここの事業の中でも、進めようとしていることは本当に今まさに議長さんからご提案があったような、本当にそうした形も含めながら、集っていただいて、今のご提案ですと、本当にそうした子育ての皆さん、まさにそうしたところを未婚の皆さんも一緒に参加することによって、これ思いもまた前向きというか、進んでくる部分があるのかなというふうに思いますので、本当に今のご意見、参考にさせていただきながら、これから行おうとするまさにそうした出会いの場の創出というようなところへ生かしていきたいというふうに考えているところでございます。ありがとうございます。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 次に、一番大事な県立の施設関係。県立病院に関しては、五十嵐議員ほかの議員からいろんな話が、入倉議員からもあったように、県の方針が示されていますが、丁寧な説明をすると言いつつ、町長もすっぽかされるような状態では困るので、我々議会もいろんな形の中で、今、先般の議会運営委員会のときも、私のほうからいろんな形の中で、県の議長会もいろんな動きをしていただいて、病院局等にも陳情を上げたりしてきているので、今後どのような活動をしていくか、再度、また議会で協議している最中でありますので、町長にもこれからまたひとつお願いする点があると思います。 そして、県立高校に関しては、入学者が16名、阿賀黎明中学の最後の卒業生5名を入れてようやく21名になるというような状況で、どうやって存続させていくかというのが重要課題になってきています。 そこで、高校等については、先般、我々、能登高校に教育長がたまたま行けたので、教育長と西田塾長と参加していただき、状況を見てきて、いろんな方策があるんだなというふうに感じてくれたと思いますが、その点についてはいかがでしたでしょうか。教育長と、町長にも報告されたと思うんですが、町長も報告を受けてどう感じたか、2人から答弁願いたいと思います。 ○副議長(石川太一君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 先般、議会の皆様とご一緒させていただきまして、能登高校の魅力化のプロジェクトの取組を視察させていただきました。大変先進的な取組で、大変感銘を受けたところでございます。 特に2つの点で私としては大変感じたところがありまして、まず1つ目は公営塾の在り方として、公営塾自体が高校生を対象とするだけではなく、小・中・高という、いわゆる縦の流れの中で行っているということ。そしてそれがひいては能登高校への志望者の増加にもつながっているということで、この観点というのは、私はまだなかったということで大変感銘を受けたところでございます。早速ではございますが、来年度から中学生を対象とした体験の黎明塾の活動についても今計画の中に入っているところでございまして、これを生かしていこうというふうに考えているところでございます。 それからもう一つは、能登高校を応援する会というものを立ち上げた中で、この中で行っているということでございます。一般会員、それから企業会員、県議、町議、校長先生をはじめ、各種団体の長をはじめとした方々から成る応援する会というものがございまして、この中で様々な事業を行っているということでしたけれども、聴いてみますと、その事業というのは、いわゆる助成メニューといいますか、7つの補助メニューというのを持っていて、その中で各種の補助を行っていると。能登高校の生徒の活動、例えば部活動とか通学、それから奨学金関係、その他に関して補助を行っているということで、これはなかなか、やはり公のといいますか、町から直接行政としての補助金、助成金という形での、なかなか出せない性格のものもあるのかなというふうに考えておりまして、一つの方法としてこういう形での、いわゆる経済的な面での魅力化というものを進めているというのをお聴きしました。 この中でも、やはり部活動の補助といったことで、そういうふうな形でその高校のPRといいますか、そういう活動の活性化と、それから内外へのPRになるような活躍を期待した中でのそういう補助を行っているということで、私どもでもジュニアボートに対して金銭面でも、確かに指導とか、そういう練習の面でも行っているところではございますが、さらにそういう形で広げる、幅を広げる活動もありなのかなというふうに考えております。 そういうふうに、大変参考になる視察でございました。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) それでは私からも、あまり詳細的なことはまだでございましたけれども、私も本当にここを見た中で、例えば高校というものがなくなれば、教育面でも非常に大きなわけですけれども、高校があるとないと、これは町の経済を含めながら、町全体のことを考えたら、これはやはり非常に大きなものがあるわけでございますから、そうしたところも総合的に勘案しながら、今、教育長が言ったように、ここは町から応援する会というふうなところへ補助金といいますか、そこも支出をしながら、そうしたところを支えていると。 ここはやはり見習うべきというか、非常に私としてはこれ、本当に見習うべきものがここの面だけでもかなりあるのかなというふうに思っています。 例えば通学とか部活、今言ったところも当然でございますけれども、国立大学へ入学したら一時金、入学時に30万とか、まさにそこはここの高校に入って頑張っていこうというふうなものにもなってくるわけですから、本当にここは組織の在り方も含めながら、我々がひとつ大いに参考とさせていただくところだなというふうに思っておりますので、ここをやっぱり私ども、こうしたものを見習いながら、これは時期が時期なんですけれども、可能な限りこうした組織をつくりながら、これを早くこうした動きをしていく必要があるなというようなところを改めて私も感じたところでございます。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 能登高校のいい点を教育長が自ら見てきたので、これは阿賀町の郷土愛を育む教育、そして学校教育でできない学ぶ環境づくり、これは全部つながっていくんですよ。ですから、高校が残っていないと保育園、小学校、中学校、ここの縦軸ができていかないということを肝に銘じて、令和2年度の事業計画を再度考えていただければなというふうに思います。 それとあわせて、ここで応援する会の話が出たので、私は津川病院の関係も町民から話があった件があります。署名するよと、存続署名するから、自分たちができるのはそれぐらいしかないけれども、やりたいから組織をつくってくれという話がありました。町長、その点についてはどう思いますか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 病院のほうに集中して答えますけれども、まさに私もこれは町民の皆さんと一緒になって、町の総意だというようなところで県に持っていくというようなところがやっぱり一番力強いところだなというふうに思っているんです。 まずはただ、そうした中で話をするというので、いきなり、少しそこから行くと、話がかみ合わなくなってしまうというようなところだけを心配しておりまして、本当は私はそこから入っていきたいようなつもりの中で、少し別の会でもそうしたお願いをしたことがありますので、まさに方向としては、まずはそうした理解を深めていくものをやってまいりますけれども、そうした町全体で町民の皆さんと一緒になって進んでいくというふうな取組、これについては私もお願いしながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 時間がなくなってきたので、もう一点、津川地区振興事務所です。 私は大江建設課長にちらっと言ったことがあるんですけれども、阿賀町建設課は要らないから、地区振興事務所を建設、農林も含めると、県の職員、技術職員なんですよね。ですから、利用するところは大いに利用しましょうやという話で、今盛んに大江課長が一生懸命、県にアピールしながら動いておられるのをお聞きしているんですけれども、町長、その点どう思いますか。連携的にはですね。 課長にしか私は言わなかったので、今いきなりで町長に申し訳ないですけれども、県と町道だとか県道だとか相互乗り入れしながら、建設計画も県の指導を受けながら、例えば今、県の高橋次長さんですか、建設業界の青年部をこき使えと。言い方は悪いんですけれども、アドバイスをしながら、ボトムアップでまちづくりを一生懸命やってくれているんです。そういう人が、阿賀町への思いが強い人たちが津川地区振興事務所にいっぱいいるので、そういう人たちを利用するには、町が逆にもっともっと仕事を、町でできないから県にしてくれと、町道の側溝清掃でも何でもいいと思うんですよ。逆にそういうふうな方向性をちょっと考えていただきたいんですが、いかがですか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 振興事務所は本当に大事な大事な機関でございますから、しっかりまた、維持も含め、今後もお願いしていかなきゃならないわけですけれども、言うようにこれ道路はみんなつながっているわけですし、川もそういうわけでございまして、まさにそうしたところの連携というふうなものは、これはやっぱりそこを深めていくというようなところによって、そこにもつながっていく、そしてまた技術者の皆さんの本当に専門集団でもありますから、そうした知恵を頂くというようなところ、これも本当に非常に大事だなというふうに思います。 どういう形で、今、課長が一生懸命そうやって動いているということであれば、非常に私も期待しながら、そうした連携を強めていきたいというふうにも思っておりますし、一つ、今、七名地域で別な地域振興局の、地域支援をやってもらっているんですけれども、これもそうしたソフトばかりじゃなくて、県全体ひっくるめながら、七名地域の計画の中には県道の改良もやるんだというふうな、そうした計画も私どもも申し上げながら一緒になってやっているところでございますので、そうした連携、本当にまたそこを新しい形の中でのより強化していくというようなところをまさに非常に進むべき方向でございますので、課長の動きも期待しながら、私もそこをよく聞きながら、私としてもそうした取組をお願いしていく、強めていきたいというふうに思っております。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 最後に、郷土愛を育むためには、2014年でしたか、我々議会に三川小学校なり、三郷小学校の児童が傍聴に来られて、その子供たちが作文を書いてくれて、いろんな形の中で、阿賀町に残っていないかもしれないと、自分はですね。でも、阿賀町のために何かをしたいという子供たちが多くいました。その作文なりを見たときに、子供たちは外に出てきて、大人の話を聴くことによって、この町に対しての思いが強くなるんだなというふうに思ったので、今、町長は学校統合で空いた校舎はどうするのか、利用計画がまだまだ立てていないというような話でありますが、そこらを利用した、それこそジュニアリーダーMAXで、合宿でどこかに行くんではなくて、そこの校舎を利用した活動をしていただきたいんですが、いかがですか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) この子供たちは、ある意味で本当に純粋な心の中で、気持ちの中で、この町を本当に自分のふるさと、今も思っていただいて、いろんなことを考えながら、また子供たちが活動もしていただいている。そこの思いを本当に大人になってもずっと持ち続けていただく、そうした一つのものになるように、今の校舎等々の活用もそうでございますけれども、まずはしっかりそうしたところが本当に必要なことだと思っていますので、今ご提案あった部分も含めながら、郷土愛に満ちた子供たちの育成と、町のそうした資源といいますか、また人たちとのつなげ合いも深めながら、私もそうした形の中で進めていければ、これはもう最高でございますから、ぜひそうしたところも踏まえながら、学校の活用にあっても検討を深めていきたいというふうに考えております。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 時間がないので終わりますが、やはり阿賀町は子供がだんだん少なくなってきて、高齢化が高い、でもそこに育っている子供たちは阿賀町を思い、そして将来の阿賀町に憂いを持ちながら、一生懸命この町をどうしたらいいのかということを提言してくれています。子供フォーラムを聴いたときに強く強く感じたところがあるので、その点の夢の実現に向けて、行政が何をすべきかを今後検討していただければと思います。 一つの施策として、上川小学校の子供たちが提案した内容を何とかしたい、日出谷小学校の子供たちがやったエゴマに対してもそうですし、いろんな形の中で協力はしてきているんですが、まだまだ子供たちへ還元することによってこの町は不滅の阿賀町になっていくというふうに思いますので、行政の皆さんが知恵を出し合い、すばらしい阿賀町をつくっていただければと思いますので、これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(石川太一君) 以上で12番、斎藤秀雄君の一般質問を終わります。 ここで議長と交代します。 暫時休憩します。 △休憩 午後3時35分 △再開 午後3時36分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開します。 これで一般質問を終わります。--------------------------------------- △議案第4号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、日程第3、議案第4号 令和元年度阿賀町一般会計補正予算(第10号)を議題とします。 朗読を省略して、提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、議案第4号 令和元年度阿賀町一般会計補正予算(第10号)について、ご説明を申し上げさせていただきます。 別冊の予算書をごらんいただきまして、1ページをお開き願いたいと思います。 第1条、歳入歳出の予算の総額に歳入歳出それぞれ2億1,220万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ125億5,270万3,000円とするものでございます。 第2条、繰越明許費についてでございますが、7ページの第2表、繰越明許費に記載しております事業につきまして、それぞれの金額を令和2年度に繰り越して使用することとし、その総額を4億2,434万7,000円とするものでございます。 第3条、債務負担行為の変更につきましては、8ページにあります第3表、債務負担行為補正のとおり、株式会社阿賀の里の資金借入れに伴う金融機関に対する損失補償について、金融機関への返済額に基づきまして、限度額を減額変更するものでございます。 第4条、地方債の追加及び変更でございますが、9ページから11ページの第4表、地方債補正のとおり追加及び変更をするものでございます。 それでは、事項別明細書によりまして説明をさせていただきたいと思いますが、事業等の額の確定に伴う補正につきましては、補正内容の主なものを説明させていただきたいというようなところで思っております。また、職員給与費につきましても、それぞれの科目において不用額の整理をするものでございますので、詳細につきましては43ページからの補正予算給与費明細書をごらんいただくことで説明に代えさせていただきたいと思いますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。 それでは、歳出につきまして23ページをお願いいたします。 1款1項1目議会費でございますが、7節の研修視察旅費及び14節自動車借上料は、台風19号の災害により視察研修が取りやめとなりましたので、その経費について減額をするものでございます。 13節の会議録調製委託料22万円につきましては、不足が生ずる見込みとなりましたので、追加をお願いするものでございます。 2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費につきましては、職員に係る給与費等で、支出見込みにより不用額を減額するものでございます。 24ページをお願いいたします。 5目財産管理費、登記嘱託事業の58万9,000円につきましては、事業の確定により減額をするものでございます。 6目企画費の地域おこし協力隊招致事業100万円でございますが、新たに1名の起業が認められ、4月早々から業務を開始するとの申請内容から、年度内執行として起業支援金の増額をお願いするものでございます。なお、今年度の地域おこし協力隊の起業に対する支援は、合わせて3件となります。 消費喚起プレミアム商品券発行事業につきましては、当初計画の発行見込数は3,320人でございましたが、実績で930人となりましたので、事業費の確定により1,348万2,000円を減額するものでございます。 10目基金費でございますが、主に普通交付税の額の確定によるものでございまして、3億8,788万円を積み立てるものでございます。 25ページ、中段でございますが、2項徴税費、1目税務総務費、時間外手当20万円の増額につきましては、不足が生ずる見込みとなりましたので追加をお願いさせていただくものでございます。 3項1目戸籍住民基本台帳費、個人番号カード交付事業負担金でありますが、個人番号カード関連事務につきましては、地方公共団体情報システム機構に全国自治体が委託しているものでございますが、このたび実績により全国自治体の負担金が確定いたしましたので、36万8,000円の増額をお願いするものでございます。 4項選挙費、1目選挙管理委員会費につきましては、県支出金の充当による財源内訳の変更でございます。 次の26ページから28ページ上段までの2目新潟県議会議員一般選挙費の222万9,000円の減額及び3目参議院議員通常選挙費302万9,000円の減額につきましては、事業費の確定により不用額を減額するものでございます。 28ページ中ほどでございますが、3款民生費、1項社会福祉費、1目社会福祉総務費でございますが、職員給与費で14万円の不用額の減額、国民健康保険特別会計繰出金で751万2,000円を計上するものでございます。 2目社会福祉施設費の施設修繕料でございますが、さわやかホーム角神の浄化槽におきまして、経年劣化による破損がありましたので、その修繕に要する費用24万2,000円の計上をお願いするものでございます。 3目障害福祉費、障害者自立支援給付費でございますが、それぞれの給付におきまして、施設利用などサービス利用の実績により過不足が生ずる見込みとなりましたので、合計いたしまして80万円を減額するものでございます。 29ページの4目老人施設費、一般老人施設費の250万円の減額でございますが、寝たきり老人等在宅介護手当の支給対象者の減少により不用額が生じたものでございます。 介護保険特別会計繰出金については1,527万2,000円の減額でございます。 高齢者見守り事業は、高齢者世帯のみの世帯に設置しております緊急通報装置の管理委託料において、設置台数等の減少などによりまして、これらの実績によって150万円を減額させていただくものでございます。 下段から30ページにかけましての5目養護老人ホームきりん荘運営費でございますが、入所者生活費35万円につきましては、外部での介護サービスを利用する入所者が増加したことによりまして、介護サービス利用者負担加算給付費で16万円、デイサービス利用者食事代給付費で19万円の不足が見込まれますので、それぞれ増額をお願いするものでございます。 7目後期高齢者医療費につきましては、特別会計繰出金196万2,000円を減額するものでございます。 2項児童福祉費、3目児童福祉施設費のうち、一般児童福祉施設費の3節職員時間外手当につきましては、保育士の時間外手当に不足が生ずる見込みとなりましたので、20万円の増額をお願いするものでございます。 13節委託料、子ども・子育て支援システム改修業務委託料の46万8,000円の増額でございますが、令和元年10月から施行されました保育料の無償化に伴うものでございまして、入園児の氏名、生年月日や、保護者の氏名、住所に加え、無償化となりました施設利用費の支給額などを記載しました子育てのための施設等利用給付支弁台帳の整備が、子供のための教育・保育給付費支弁台帳制度により求められることとなりましたので、その台帳に記載するデータ作成をシステム化するための経費をお願いするものでございます。 わかば保育園管理運営費の管理備品購入費でありますが、調理室で使用しております冷凍冷蔵庫が経年劣化による故障が発生いたし、使用に支障が生じたため、食材の保管に影響が発生する前に更新したく、新たに購入する経費といたしまして36万9,000円をお願いするものでございます。 4款衛生費、1項保健衛生費、1目保健衛生総務費、一般保健衛生総務費の20節特定医療費助成金につきましては、助成申請者数の増加により助成金に不足が生ずる見込みとなりましたので、53万円の増額をお願いするものでございます。 水道事業特別会計繰出金及び診療所特別会計繰出金につきましては、各特別会計における補正に伴う増減でございます。 最下段、3目母子衛生費の20節子ども医療費助成金50万円の増額でございますが、昨年末に流行しましたインフルエンザの影響等を受けまして、見込みより医療費が高額となったことから、助成金に不足が生ずるというようなため増額をお願いするものでございます。 32ページ中段になります。 4款衛生費、2項清掃費、1目清掃総務費の五泉地域衛生施設組合負担金86万6,000円は、組合における不燃物処理経費や施設整備経費等の事業費確定に伴う負担金の増額をお願いするものでございます。 次の廃棄物再生利用等推進事業の13節再生利用資源引取業務委託料につきましては、ごみの分別化の普及が進んだことにより、再生利用資源となりますペットボトルの分別収集量が増加傾向にありますことから、循環型社会の構築には欠かせない廃プラ類の再生利用経費に不足が生ずる見込みでありますので、23万円をお願いするものでございます。 2目じん芥処理費、阿賀町クリーンセンター管理運営費の電気使用料50万円の増額でございますが、昨年の台風19号被害によるごみの受入時間延長や、焼却時間の延長などによりまして不足が見込まれるものでございます。 33ページでございます。 6款農林水産業費、1項農業費、1目農業委員会費の農業委員会委員報酬340万6,000円につきましては、県補助金の農業委員会交付金の額が確定したことに伴う減額でございます。 2目農業総務費につきましては、職員給与費の減額でございます。 3目農業振興費、一般農業振興費でございますが、担い手の経営基盤強化や農業機械の効率的な利用を図るため、農地の集積・集約化に協力いただきました農家組合や地権者への協力金交付事業が県の事業採択をいただきましたので、その協力交付金12万円の計上をお願いするものでございます。なお、この協力交付金の全額は県から補助を受けるものでございます。 中山間地域等直接支払事業の492万円の減額につきましては、事業費の確定によるものでございます。 農作物被害対策事業の阿賀町有害鳥獣対策連絡協議会補助金でございますが、県補助金の交付決定に伴い、260万円を減額するものでございます。 農業再生協議会等活動支援事業の279万6,000円の減額につきましては、阿賀町農業再生協議会補助金で、県事業費の減に伴い、町負担分についても減額となるものでございます。 34ページの上段でございますが、上段4行目の産地づくり推進助成金の減額でございますが、販売作物助成や加工用米助成等の助成件数が見込みより少なかったことによるものでございます。 4目農地費のうち、県単農業農村整備事業につきましては、今年度事業分の八田蟹用水路改良工事の計画延長の減により1,670万円を減額するものでございます。 次の国土調査事業1,316万8,000円の減額でございますが、国・県の交付決定額が要望額の74%にとどまったことから、それに応じ測量業務委託料等を減額したというものでございます。 農地維持支払事業の農地維持支払協定集落等交付金99万4,000円の減額でございますが、事業実績により対象農区数や面積の減少によるものでございます。 35ページでございます。 2項林業費、1目林業総務費につきましては、職員給与費の補正でございます。 2目林業振興費の造林事業につきましては、造林整備に係る業務委託の入札執行におきまして、事業者の今年度の施業量が国や県独自事業が増加しているというようなことから、施業人員の確保が難しいといった理由によりまして、指名しました全業者が入札を辞退するというようなことになりまして、今年度の事業が不可能となりまして、委託料の全額850万円を減額させていただくものでございます。 森林・山村多面的機能交付金事業272万1,000円の減額でございますが、当初12団体を見込んでおりましたが、実績で11団体となりましたので、事業費確定に伴うものでございます。 森林環境整備事業の林道等維持補修工事につきましては、事業費の確定によりまして18万8,000円を減額するものでございます。 下段の3目林道費、15節森林管理道深戸花立線開設工事の500万円の減額でございますが、本年度の補助事業費の確定によるものでございます。 36ページをお願いいたします。 4目林道施設管理費につきましては、地方債等の額の確定による財源内訳の変更でございます。 中段の7款1項商工費、3目観光費の町営スキー場事業特別会計繰出金1,467万2,000円は、今シーズンの異常暖冬により営業ができなかったということによります繰出金の追加をお願いするものでございます。 4目施設管理費、第三セクター温泉施設管理費の施設修繕量99万円でございますが、あすなろ荘の厨房のボイラーや温泉機械設備、赤湯の浄化槽におきまして、劣化による部品等の交換修繕が必要となりましたので、その交換等に係る経費の増額をお願いするものでございます。 清川高原保養センター管理運営費の施設燃料費でございますが、こちらも不足が見込まれますことから120万円をお願いし、施設修繕料につきましては、ろ過器ポンプで老朽化によるものと考えられる異常音の発生や、脱衣場・床下において漏水が見られるというようなところから、その補修に要する経費40万円をお願いするものでございます。 みかぐら荘管理運営費の施設燃料費85万円でございますが、こちらも不足が見込まれるというために増額をお願いするものでございます。 施設修繕料につきましては、温泉ボイラーの燃焼不良が頻繁に発生しているというような状況でございまして、修繕に係る経費としまして25万円をお願いするものでございます。 37ページ、中段でございます。 8款土木費、1項土木管理費、1目土木総務費でございますが、地方債の充当替えによる財源内訳の変更でございます。 2項道路橋りょう費、2目道路維持費の除排雪対策費623万円の減額につきましては、13節の除雪運行管理システム導入委託料及び18節の除雪機械購入費の事業費確定に伴います減額でございます。 37ページの下段からの3目道路新設改良費につきましては、いずれも工事費等の確定及び補助事業費の調整に伴う増減でございますが、そのうちの38ページの町道あが野団地4号線外安全対策工事につきましては、このたびの国の補正によりまして、歩行者の安全を守るため、歩車道の境界を明確に分ける路肩部分のカラー舗装工事に係る経費として450万円を計上させていただくものでございます。 5項1目下水道費につきましては、下水道事業特別会計繰出金を206万4,000円増額させていただくものでございます。 39ページ上段でございます。 9款1項消防費、1目常備消防費の警防費13万円の増額でございますが、救急車のタイヤ付近の腐食部分を補修するための経費をお願いするものでございます。 2目非常備消防費の消防団運営費でございますが、水害の発生による消防団活動時の団員の安全を確保するため、救命胴衣を各分団等に配置するものでございまして、このたび国庫補助の決定を受けまして、100着分の購入費63万8,000円をお願いするものでございます。 3目消防施設費でございますが、新消防庁舎建設に係る地方債の額の確定見込みによりまして、財源内訳の変更をするものでございます。 下段、10款教育費、1項教育総務費、2目事務局費でございますが、職員給与費の補正でございます。 40ページをお願いいたします。 2目公民館費、ふるさと交流川屋敷管理費34万円でございますが、施設燃料費に不足が生ずる見込みとなりましたので、増額をお願いするものでございます。 11款災害復旧費、1項農林水産施設災害復旧費、1目農地災害復旧費から3目の林業施設災害復旧費につきましては、それぞれの事業におきまして災害査定による事業費の確定及び復旧工事の発注による工事費の確定見込みによりまして減額を行うものでございます。 41ページの下段でございます。 2項公共土木施設災害復旧費、1目道路橋りょう災害復旧費と、2目河川災害復旧費でございますが、地方債の額の確定見込みによる財源内訳の変更でございます。 3目都市計画施設災害復旧費、町営駐車場災害復旧工事の73万円の増額でございますが、浸水被害のありました駐車場の照明灯復旧工事の実施に当たりまして、現在設置してあります照明灯の用地が民有地であったということから、災害復旧工事に合わせ、駐車場内へ移設する経費及び民有地内の構造物の撤去に係る経費をお願いさせていただくものでございます。 42ページ、4項1目文化教育施設災害復旧費につきましては、モーターボート及びナックル艇の災害復旧事業に係る地方債の同意が得られる見込みとなりましたので、財源内訳を変更するものでございます。 6項都市施設等災害復旧費、1目都市公園災害復旧費は、地方債の額の確定見込みによる財源内訳の変更でございます。 それでは、歳入についてご説明をさせていただきたいと思います。 17ページをお願いいたします。 17ページ上段の6款地方消費税交付金1,034万3,000円、10款地方特例交付金212万9,000円、11款地方交付税8億5,867万1,000円につきましては、各交付金・交付税の交付額確定に伴う追加をさせていただくものでございます。 最下段の13款分担金及び負担金から20ページ上段までの15款国庫支出金、16款県支出金につきましては、それぞれ歳出で今ほどご説明をさせていただきました額の確定等に伴う増減、これが主なものでございます。 20ページをお願いいたします。 中段の19款繰入金、1項基金繰入金の4億9,600万円の減額につきましては、普通交付税の増額補正や繰越金の予算計上等により、財政調整基金からの繰入金を全額減額いたしまして、合併振興基金及び過疎地域自立促進基金からの繰入れについても減額をし、今後の歳入の減少や財政需要の増加に耐えられるよう備えていきたいというようなところでございます。 下段の20款繰越金は、補正財源として留保しておりました前年度歳計剰余繰越金を予算化し充当させていただくものでございます。 21ページ、21款諸収入、22款町債でございますが、それぞれ確定によりまして補正をお願いするものでございます。 以上、雑駁ではございますが、議案第4号 令和元年度阿賀町一般会計補正予算(第10号)につきましての説明とさせていただきます。よろしくご審議をお願い申し上げまして、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) ただいま議案第4号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 まず初めに歳出について、款を追って行います。 1款議会費、23ページです。 質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、2款総務費、23ページから28ページです。 質疑ありませんか。 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 8番です。 24ページの消費喚起プレミアム商品券についてお伺いをいたします。 なぜこんなに少ないのかという、まず理由をお聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 率でいいますと、利用率は30.4%でございました。全国的にも、この商品券につきましては、利用率については高くないというふうなことでございまして、町のほうとしても、当初このプレミアム商品券の発行につきましては、9月30日だったものを12月30日まで延長したにもかかわらず、そのほかテレビ電話等でも周知はしたところですが、この利用率となってしまったところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 換金場所というんですか、取り替える場所というのは商工会だと思うんですけれども、商工会、この阿賀町の両郷地区にある商工会の位置的に非常に不便だという声があちこちから聞かれたんですけれども、その辺はどう感じますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 商工連合会のほうに委託契約をした中で、引換え等のものに当たってもらったわけですが、先般のプレミアム商品券のときと同じような仕組みというふうなことで当初設計をしたものですから、今となってみればもう少し工夫の余地はあったのかなというふうに思っているところでもございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) ちょっと場所は忘れたんですけれども、郵便局にお願いしたという例を私は聞いています。郵便局はあれだけの数あって、近くであって、非常に換金率はいいというようなお話を聞いて、たしかこちらのほうにもお話があったというようなことを聞いたんですけれども、その辺は考えなかったですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 委託の形態等で、郵便局のほうとも当初何かそういうふうなお話もあったというふうにちょっと記憶しているところなんですが、ちょっと不都合というか、制度的に合わない部分があったというふうなことですので、申し訳ありませんが、この件につきましては、郵便局を選定しなかったものについては後で回答させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) ちょっとよく分からなかったんですけれども、いずれにしても、30%くらいしか換えに来ないというのは、いかにも残念だというふうに思うんですけれども、これはやっぱり100まではやらなくても、少なくてもそれに近い状況に、もしこういうのがまた出てきたら、換金できるような方法を考えていただきたいということをお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今お話あったとおりでございまして、せっかくのこうした消費喚起というようなところで、地元経済の活性化につながる部分でございますから、今お話しいただいたように、進め方も課題があるのだというようなことで私も認識いたしましたので、今のご意見というようなところも、大いにこれ参考とさせていただきながら、皆さんのご意見をお聞きする中で、まさにこれはもうある意味で100%に近いぐらい、皆さんから利用いただけるような、そうした取組、そうした構築を進めていくようにしたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) ほかに質疑ありませんか。 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) 同じく24ページの地域おこし協力隊の起業支援の関係で、たしか今、町長の説明では今年は3件。今まで起業支援を受けて、企業を起こして、今までの中で、その途中でそれができなかったような人がいたのかどうか。あるいはまた起業支援金をもらって、大体1年か2年とか制限はあるのかどうか、その点を1点だけ。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) まず、最初の起業支援金について、要は活用できなかったというふうな事例があるかというご照会でございますが、本年度1件、起業はしたんですが、支援金を頂いたんですが、会社というか組織のほうに勤められて、その支援金は返していただくというふうな事例が1件ございました。 支援金のものにつきましては、3年だと思いましたが、たしかその事業を継続しないと返還義務が生じるというふうな中で支援をしているところでございます。     〔「分かりました」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) よろしいですか。 ほかに。 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) 25ページの住民基本台帳費のところで、個人番号カード交付事業負担金。一番最初、この番号を交付されたときに、何か総務省のほうにカード発行の申請書を、最初のころ終わってからしないと駄目だと聞いたんですが、また聞く話によると、今度は役場で発行できますよということになったということなんですが、本当でしょうか。その手続の窓口はどこなんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 長谷川町民生活課長。 ◎町民生活課長(長谷川忠市君) その発行につきましては、町民生活課の戸籍住民係になります。     〔「じゃ、町ですか」と言う人あり〕 ◎町民生活課長(長谷川忠市君) 町です、はい。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) 町に通知文書を持っていって出してくださいと言えば、すぐかどうかは分からないけれども、発行してもらえるわけですね。 ○議長(斎藤秀雄君) 長谷川町民生活課長。 ◎町民生活課長(長谷川忠市君) すぐにはできませんが、今の夜間のほうも受付を第1・第3水曜日の日に受付をしておりますので、発行はすぐにはできませんが、できるようになっております。 ○議長(斎藤秀雄君) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ないようですので、次に3款民生費、28ページから31ページです。 質疑ありませんか。 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 29ページの高齢者見守り事業ですが、高齢者は増えていると思うんですけれども、条件か何かあれで、これだけの減額になっているんでしょうか。それちょっと聞かせてください。 ○議長(斎藤秀雄君) 澤野福祉介護課長。 ◎福祉介護課長(澤野直也君) 高齢者見守り事業ということで、これ緊急通報装置の設置の件なんですけれども、これ減額したのは、予算的には200件当初予定していたんですけれども、12月末で実質158件の設置だということで、新規も増えているんですけれども、住所の移転とかで取り外しのほうもふえているということで、実質設置台数が減っているということで、今回減額させていただきました。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 分かりました。 それでこれ、年間どれほどのあれを緊急のベルですか、鳴っていますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 澤野福祉介護課長。 ◎福祉介護課長(澤野直也君) 今現在、そのデータを持ち合わせておりませんので、後ほどデータをお示しさせていただきますので、よろしくお願いいたします。     〔「議長、分かりました」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私がちょっと補足をさせていただきます。 これまさに緊急の場合に、そうしたところでボタンを押す等々をすると、これは登録してあるところへ緊急の通報が行くわけでございますけれども、その件数はあまりそう多くもないのかなと思っておりますけれども、毎月1回必ず委託先のほうが登録している全部のところへ電話をして、いわゆる安否確認をしているというふうなところもございますので、まさにそうしたところからも効果があるのかなと。 また、誕生日等になれば、特別の電話をしながらというようなところでも、いわゆる話し相手的な役割も担っていただいているというようなところでございます。     〔「分かりました」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ないようですので、次、4款衛生費、31ページから32ページです。 質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ないようですので、次に6款農林水産費、33ページから36ページです。 質疑ありませんか。 11番、石川太一君。 ◆11番(石川太一君) 35ページの町行造林整備事業の中で、入札辞退ということで先ほど説明があったんですが、具体的に説明してもらえませんか。 ○議長(斎藤秀雄君) 江花農林課長。
    ◎農林課長(江花一実君) 県の事業でございまして、本来ですと6月に入札を執行するのが適正でございました。県からの手続がちょっと遅れてまいりまして、実際入札できましたのは8月でした。その時期でございますと、町内の林業事業体の皆さんはほとんど年間計画というか、施業計画がもうできておりまして、ぎりぎりだったというところがまず1点ございます。 そして、ちょっと不幸なことに、夏場に例の阿賀野川の出水がございまして、それに伴いまして、県の緊急の河川の支障木の伐採事業が急遽入りましたことから、事業体の方々がどうしてもこの造林事業のほうに手をかけられなかったという事情がございまして、やむなく不調ということでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 11番、石川太一君。 ◆11番(石川太一君) 時期的にダブったということなんでしょうけれども、せっかくの財源を延ばしてしまったということは非常にもったいないような気がしますので、計画的な伐採ができるように、これからひとつ努力をお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) ほかに質疑ありませんか。 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 国調でお聞きします。これで相当の減額をしていたわけでありますけれども、事業としてはかなり遅れたということになりますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) 国調の事業につきましては、予定どおりこの減額につきましては、当初予定した要求額よりも配分額が小さくなってくるという予想に基づいて、うちのほうで実施事業分を計画しておりますので、その差額ということで、実際の作業については予定どおりの進捗を見ているというところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) そうすると、当初は予測していたということで理解していいですか。 分かりました。 ○議長(斎藤秀雄君) ほかに質疑ありませんか。 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 集落の農家組合協のところを質問したくて探したんですけれども、どこでやっていいのかちょっと分からないから、ここでいいでしょうか。この後、林業行っちゃうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 何かどこかで関連がありますか。 ◆5番(小池隆晴君) 農家組合あれだから、農家組合長。この後、林業のほうへ行っちゃうから。 ○議長(斎藤秀雄君) 農だとないので。 ◆5番(小池隆晴君) ないんだよね。 ○議長(斎藤秀雄君) じゃ、特別に許可します。 ◆5番(小池隆晴君) ありがとうございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) ありがとうございます。 実は、集落に農家組合長というのがありまして、町から報酬を頂いているんですよね。それは、農家組合長個人に振り込んでもらうものと、集落のところに振り込んでもらうのがあるんですよ。直接町から組合長に振り込んでもらうものと、一旦集落のところに振り込んで、また集落で組合長さんに渡すのというのがあるんですよ。 ところが、それぞれ、その組合長さんのところに行くお金ならいいんですけれども、今言われますように、集落によっては町から振り込んだものを一旦集落に返してもらって、そしてもう一回、組合長さんに渡すことがあるんですね。金額が違うから。 そのとき、私がお願いしたいのは、町としてはどっちみち、集落に振り込むんだから、いや、個人に振り込むんだから、集落のほうの通帳に振り込んでもらえないかというお願いをしたら、それは駄目ですというような回答が来たものですから、駄目なものでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 江花農林課長。 ◎農林課長(江花一実君) 農家組合でございますけれども、集落と農家組合が必ずしも同一の団体でない場所もございます。ですから、集落の皆さんが全員農家組合の構成員であれば集落にお支払いしている場合もございますけれども、農家組合は一部の方の場合があって、農家組合長さんのところにお支払いしている分もございますので、個々の集落、農家組合の事情によって、こちらのほうでどちらにお支払いしたらいいですかということをお伺いして決めていると思いますので、それと今、小池さんが質問された、要求されたことに対して、私どものほうで断ったという、その詳細な理由はちょっと私今つかんでおりませんので、担当に確認いたしまして、後ほどお答えさせていただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) お願いしたいんですが、谷沢の場合、みんなその集落の中に入っているものですから、それで組合長さんに一旦振り込んじゃうと、また組合長さんが下ろしてきたりして、やっぱり面倒なんですよね。そういうことから、同じ振込1件だけなら、そんなあれじゃないのかなというふうな考えなんですけれども、いろいろ課のほうで理由があるでしょうから、それの理由を調べて、ただ、はい駄目ですと言わないで、ひとつご協力をお願いしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 江花農林課長。 ◎農林課長(江花一実君) しっかり確認いたしまして、お返事いたします。     〔「お願いします」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ないようですので、次、7款商工費、36ページから37ページです。 質疑ありませんか。 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 商工費。36ページの需用費の中に施設燃料費、これ清川高原保養センターだと思うんでありますが、120万。これペレットだと思うんですけれども、今、半分ストップしているわけじゃないですか。それでもやっぱり足りないということですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 上川温泉から10月に引き継いだわけですが、その時点でもう2号館のみの運営だったわけですけれども、それも見込んで一応積算したところですが、若干燃料費の見積りについて当初見込みとちょっとずれが出てきたというふうなことでお願いしたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 全く計算違いだったんでしょう、これ。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 当初では約400万円ほど見込んでいたんですが、やはりちょっと執行額を見ても見込みが甘かったというふうなことになっている状況でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) ペレットに関しては、ペレット工場のほうもみんな、公のはストップしちゃって、困っているというような状況もあるわけでありますので、積算するときはやはりこのペレットに関してはしっかりと積算してほしいというふうにお願いしておきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 以後しっかりと積算させていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) ほかに質疑ありませんか。 5番、小池隆晴君。 ◆5番(小池隆晴君) 36ページの観光費、町営スキー場についてなんですが、大したことないので申し訳ないと思っていますけれども、雪降る前にイオンでイベントがあったみたいですね。そのイベントのときに、スキー場の商品券が出て、もらった人がいるんですよね。それで雪降ったら使おうと思って喜んでいたら、雪が降らなかったと。それで商品券をどうするんだと思って聞いたら、来年使えますかと言ったら、いや駄目ですと言ったらしいんですね。その辺の処理をどのようにやったか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) このたびのスキー場、全くオープンできなかったわけですが、実はシーズン券につきましても、10人ほどもう事前に購入されておりました。その券につきましては、全く営業できなかったということで、全ての購入された方にお返しをしたところですが、商品券まではちょっと把握をしていないで、申し訳ありませんでしたが、なおちょっと、どのような商品券かもちょっと私内容も分かりませんので、なるべく交換できればよかったんですが、今回はそういう事情もあったというふうなことで、ご容赦いただくように説明したんだというふうに思いますけれども、よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) この支出に関しては、特別会計で再度質疑願いたいと思います。それまでに調べておいてください。 ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ないようですので、次、8款土木費、37ページから38ページです。 質疑ありませんか。 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) 37ページの8款土木費の2項道路橋りょう費の2目道路維持費の中に除雪運行管理システム導入委託料というのがあって、これは議員のほうもどういうシステムなのかというのを説明受けたと思うんですが、その上の除雪の委託料が少なくなるのは出動していないから分かるんですけれども、委託料はシステムを購入したわけですから、出動しなくてもかかるんじゃないかと思うんですが、契約では出動した回数にとって委託料をもらうという形になっているんでしょうか。ちょっとおかしいような気がするんですけれども。 ○議長(斎藤秀雄君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) ただいまの質問でございますが、除排雪対策費として623万円減額ということでございまして、その下の委託料、13節除雪運行管理システム導入委託料につきましては、これは除雪作業の委託料とは別項目で項目設定しておりまして、これはGPS、今回、今年度から新たに導入させていただきましたGPSシステムの導入委託ということで、その契約が当初予算よりも安く契約することができたということで、340万の減額並びに春先に小型除雪ロータリー車を入れ替えさせていただいております、そのときの予算額に対して283万円安く納入していただいたということに伴う合計の金額で、除排雪対策費が623万円減額されているということでございます。 議員おっしゃいます委託料のほうにつきましては、別枠で4億円作業委託料ということで計上してあるのがそのままの状態で現在も予算上に残っている金額ということでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) ですから、この除雪運行管理システム導入委託料、私はここだけを聞いているんです。これについてはGPSでシステム、こういうシステムに今度なりますよと。それでどこの除雪車がどこを走っているか一覧で分かりますよという話を、説明受けたことあるんですよね。それが見積りを取って、阿賀町はこれだけの道路を走って、何台走るから幾らですよというのは、それでもって委託契約したんじゃないんですか。それが、だからそれを出動回数がどうのこうので条件をつけて委託料が安くなるのはちょっとおかしいんじゃないですかということなんですけれども。 ○議長(斎藤秀雄君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) 走ってこの金額になったということではなくて、そのGPSシステムを導入する価格が安かったということでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 説明が入札差額金だという。 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) プロポーザル方式によって、この契約については締結させていただいて、決定させていただいております。その入札差額がこの金額で出てきているということでございます。     〔「了解です」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ないようですので、次、9款消防費、39ページです。 質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ないようですので、次、10款教育費、39ページから40ページです。 質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ないようですので、次、11款災害復旧費、40ページから42ページです。 質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ないようですので、以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入全般について質疑を行います。17ページから22ページです。 質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ないようですので、以上で歳入の質疑を終わります。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第4号 令和元年度阿賀町一般会計補正予算(第10号)を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(斎藤秀雄君) ありがとうございました。 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 暫時休憩します。 △休憩 午後4時31分 △再開 午後4時31分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開します。--------------------------------------- △議案第5号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第4、議案第5号 令和元年度阿賀町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題とします。 朗読を省略して、提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、議案第5号 令和元年度阿賀町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきまして、ご説明を申し上げさせていただきます。 別冊の特別会計予算書の1ページをお願いしたいと思います。 第1条、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ5,306万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ14億3,434万7,000円とするものでございます。 それでは、事項別によりご説明をさせていただきます。 11ページ、歳出からお願いをいたします。 上段、1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費の13節委託料でございますが、国保システムのオンライン資格確認機能の追加に伴う改修を予定しておりましたが、国におきましてシステムの使用が構築できなかったということによりまして、システム改修が今年度中に実施できなくなりましたので、その改修に係る経費を減額するものでございまして、またマイナンバーを活用した情報連携の標準仕様の改定によりまして国保システムの改修が必要となりましたので、その経費を増額させていただくものでございますが、合計いたしまして139万7,000円の減額をお願いするものでございます。 11ページ下段からの2款保険給付費、1項療育諸費から12ページの2項高額療養費につきましては、実績等を踏まえ、最終見込額の精査によりまして、それぞれの目において増減をお願いするものでございます。 12ページ、下段でございます。 6款1項基金積立金、1目国民健康保険財政調整基金積立金の3,286万9,000円でございますが、平成30年度決算における歳計剰余金におきまして、今年度補正予算の財源充当後、さらに剰余金が生じましたので、後年度における資金不足が発生した場合の財源調整のための積立てを行うものでございます。 13ページの8款諸支出金、1項償還金及び還付加算金、3目償還金につきましては、平成30年度に歳入しました療養給付費負担金及び特定検査負担金等の精算により還付が生じましたので、419万7,000円をお願いするものでございます。 次に、9ページ、歳入についてご説明をさせていただきます。 9ページ、5款国庫支出金、1項国庫補助金、2目国民健康保険制度関係業務事業費補助金の7万円の増額でございますが、歳出でご説明申し上げましたマイナンバーを活用した情報連携の標準仕様の改定に伴う国保システム改修に係る補助金でございます。 6款県支出金、1項県補助金、1目保険給付費等交付金841万8,000円でございますが、歳出の保険給付費に係る県からの交付金を増額するものでございます。 下段の8款繰入金、1項他会計繰入金、1目一般会計繰入金でございますが、国の基準により算定される一般会計からの繰入金で、751万2,000円を計上するものでございます。 10ページでございます。 下段の9款1項1目繰越金の3,706万9,000円でございますが、前年度歳計剰余繰越金の残額を予算化させていただき、このたびの補正財源として充当するものでございます。 以上、雑駁ではございますが、議案第5号 令和元年度阿賀町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についての説明とさせていただきます。よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) ただいま議案第5号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 まず、歳出全般について行います。 11ページから13ページです。 質疑ありませんか。 6番、入倉政盛君。 ◆6番(入倉政盛君) これ歳出で聞いていいのかな。ちょっとお聞きしますけれども、今回の阿賀町の短期保険証、資格証明書はどのくらいいるのか。あと、滞納の人がどのくらいおられるのか。それ1点と、今回の阿賀町の税収ですよね。収入と県への納付金というのはどのくらい乖離があるのかないか、ちょっと教えていただきたいんですが。 ○議長(斎藤秀雄君) 入倉議員に申し上げます。 ただいまここに関わる案件ではありませんよね。 ◆6番(入倉政盛君) ああそうですか。じゃ、別のところで聞きます。 ○議長(斎藤秀雄君) いやいや、聞いているんですよ。ここに関わりますかと。この歳出に関わっての質疑なのかどうかを確認しているんですけれども。 ◆6番(入倉政盛君) それはちょっと分からないですが、いいのかと聞いたら…… ○議長(斎藤秀雄君) 休憩します。 △休憩 午後4時38分 △再開 午後4時39分 ○議長(斎藤秀雄君) それでは、休憩を閉じ会議を再開します。 6番、入倉政盛君。 ◆6番(入倉政盛君) じゃ、これに関連してお聞きしますけれども、町にある資格証明書、あるいは短期証明書及び今回の今年度の滞納者ですかね、どういうふうな状態にあるか。それに伴って納税者の納税額ですよね。あと県のほうに納める収納額と納付額ですよね。それのバランスが取れているのかどうかということを聞きたかったわけです。 ○議長(斎藤秀雄君) 星こども・健康推進課長。 ◎こども・健康推進課長(星利昭君) 今、普通予算の関係なので、短期の人数、それから証書を出している人数までは把握しておりませんけれども、最終的なご質問としては、国保会計は不足なく健全に運営されているかということでお答えさせていただきますけれども、毎度のことですけれども、健全であるということも一つですし、これは参考までですけれども、来年度の保険料の保険税につきましては、据置きでまた行うということでご理解いただければありがたいです。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、入倉政盛君。 ◆6番(入倉政盛君) 次の新年度の件、伺いたいと思うんだけれども、結局、県からの収納率が示されるわけですよね。その辺のところは来ていると分かっていると思うんだけれども、その辺も後でまた質問したいと思います。ありがとうございました。いいです。 ○議長(斎藤秀雄君) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入全般について質疑を行います。 9ページから10ページです。 質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で歳入の質疑を終わります。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第5号 令和元年度阿賀町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(斎藤秀雄君) ありがとうございました。 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第6号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、日程第5、議案第6号 令和元年度阿賀町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題とします。 朗読を省略して、提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、議案第6号 令和元年度阿賀町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)のご説明をさせていただきます。 補正予算書の15ページをお願いしたいと思います。 第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ343万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億8,299万9,000円とするものでございます。 それでは、事項別明細によりご説明をさせていただきます。 歳出につきまして、25ページをお願いしたいと思います。 2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金の19節後期高齢者医療広域連合納付金でございますが、広域連合への納付金の確定見込みにより320万円を減額するものでございます。 4款諸支出金、1項償還金及び還付加算金、2目保険料還付金の23万円の減額でございますが、前年度に収入いたしました保険料還付金の見込額の精査によるものでございます。 次に、23ページ、歳入についてご説明させていただきます。 1款1項後期高齢者医療保険料、2目普通徴収保険料につきましては、現年度分保険料の収入見込みによりまして160万円を減額するものでございます。 3款繰入金、1項一般会計繰入金につきましては、基準により算定されます一般会計からの繰入金196万2,000円を減額するものでございます。 下段の4款1項1目繰越金の12万3,000円につきましては、前年度の歳計剰余繰越金の残額を予算化し、このたびの補正財源として充当するものでございます。 以上、雑駁ではございますが、議案第6号 令和元年度阿賀町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)についての説明とさせていただきます。よろしくご審議の上、ご決定賜りますようにお願い申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) ただいま議案第6号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 まず、歳出全般について行います。25ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入全般について質疑を行います。23ページから24ページです。 質疑ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で歳入の質疑を終わります。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第6号 令和元年度阿賀町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(斎藤秀雄君) 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 お諮りします。 本日予定した議案は、議案第7号から13号が残っておりますが、これにて延会したいと思います。異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 異議なしと認めます。 本日はこれにて延会とし、明日残りの議案第7号から13号までを先に行います。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) 本日はこれにて延会とします。 大変ご苦労さまでした。 △延会 午後4時46分...