阿賀町議会 2019-03-07
03月07日-01号
平成31年 3月 定例会 平成31年阿賀町議会3月
定例会議会議録議事日程(第1号) 平成31年3月7日(木)午前10時開会日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議会の諸報告日程第3 町長の施政方針日程第4
一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ
---------------------------------------出席議員(11名) 1番 宮澤直子君 2番 長谷川 眞君 3番 清野眞也君 5番 小池隆晴君 6番 入倉政盛君 7番 山口周一君 8番 五十嵐隆朗君 9番 石田守家君 10番 神田八郎君 11番 石川太一君 12番 斎藤秀雄君欠席議員(1名) 4番 斎藤 栄君
---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長 神田一秋君 代表監査委員 渡部政勝君 教育長 清野一男君 会計管理者 渡部久美子君 総務課長 渡部和茂君 町民生活課長 星 利昭君 健康福祉課長 齋藤啓司君 農林商工課長 清野康弘君 観光振興課長 関 仁君 建設課長 阿部義照君 消防長 寺久保幹男君 消防本部次長 酒井昌幸君 消防本部副署長 宿屋憲治君 学校教育課長 大江修逸君 社会教育課長 神田久利君
農業委員会事務局長 長谷川忠市君
---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長 阿部時也 書記 阿部大輔
△開会 午前10時00分
△開会の宣告
○議長(斎藤秀雄君) おはようございます。 ただいまの出席議員は、11名であります。 欠席は、4番、斎藤栄君の1名です。 これから平成31年阿賀町議会3月定例会議を開会します。
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△表彰状の伝達
○議長(斎藤秀雄君) 会議を開きます前に、皆様にご報告申し上げます。 去る、2月22日に開催されました、新潟県
町村議会議長会定例総会におきまして、町村自治の振興発展及び住民福祉の向上に貢献された功績により、山口周一議員が町村議会議員在職15年以上の自治功労者として
全国町村議会議長会表彰を受賞され、伝達を受けてまいりました。賞状と記念品の伝達をこれより行います。 お名前をお呼びいたしますので、前のほうにお越し願います。
◎事務局長(阿部時也君) 山口周一議員、前のほうにお願いします。
○議長(斎藤秀雄君) 表彰状、新潟県阿賀町、山口周一殿。 あなたは、町村議会議員として多年にわたり地域の振興発展に寄与されたその功績はまことに顕著であります。 よって、ここにこれを表彰します。 平成31年2月6日。
全国町村議会議長会会長、櫻井正人。代読。(拍手) 〔賞状伝達〕
○議長(斎藤秀雄君) ただいま表彰されました山口周一議員におかれましては、受賞まことにおめでとうございます。心からお喜び申し上げます。 山口議員におかれましては、議会議員として今後とも阿賀町の振興発展と住民福祉の向上にご活躍されますようにご祈念申し上げます。 大変おめでとうございます。
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△開議の宣告
○議長(斎藤秀雄君) それでは本日の会議を開きます。
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△議事日程の報告
○議長(斎藤秀雄君) 本定例会議の会議日程及び本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。
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△諸般の報告
○議長(斎藤秀雄君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため求めにより出席した者は、これもあらかじめお手元にお配りしたとおりであります。
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△会議録署名議員の指名
○議長(斎藤秀雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、1番、宮澤直子君及び2番、長谷川眞君を指名します。
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△議会の諸報告
○議長(斎藤秀雄君) 日程第2、議会の諸報告を行います。 12月定例会議以降の議長及び議会の活動は、お手元にお配りした報告書のとおりであります。朗読は省略いたしますが、去る2月22日、新潟県町村議会議長会の定期総会が開催され、平成31年度予算及び事業計画が決定されました。 町村議会の活性化と発展に向け、各種研修事業等が予定されておりますので、阿賀町議会としても積極的に参加してまいりたいと思っております。議員各位からもよろしくご協力をお願いいたします。 次に、12月定例会議以降の休会中に行った所管事務調査の報告が、総
文社厚常任委員会、
産業建設常任委員会、広報広聴常任委員会及び議会運営委員会より、それぞれ議長の手元に報告書が提出されております。 議会運営委員会からの3件の報告のうち、2月28日付の報告内容につきましては、本3月定例会議での議会運営についてであります。本日、開会前の
議員打ち合わせ会においてその内容を報告してありますので、この件につきましてはお手元に配付されている報告書のとおりで終わらせていただきます。 初めに、総
文社厚常任委員会委員長から報告願います。 9番、石田守家君。 〔総
文社厚常任委員長 石田守家君登壇〕
◆総
文社厚常任委員長(石田守家君) 皆さん、おはようございます。 それでは、私のほうから、総
文社厚常任委員会の所管事務調査についてご報告をいたします。 所管事務調査を下記のとおり実施しましたので、その結果について会議規則第77条の規定により報告をいたします。 調査期日は、平成31年1月17日木曜日から18日金曜日の2日間でございます。 2の場所と調査事項説明員について、埼玉県戸田市と「戸田市
シティーセールスの取り組みについて」というような関係で、説明員として戸田市の三浦議長さん、そして政策秘書室の課長の川上さん、そして議会事務局の片桐さん。 次に、内閣府の関係でございますけれども、
地方分権推進改革室の関係で、「地方分権改革・提案募集方式について」というような関係で、説明員として参事官の萩原さん、参事官補佐の吉野さん、主査の小林さんというような関係で、3の出席については、総
文社厚常任委員会8名でございました。 そして、事務局の阿部局長と書記の阿部さんでございます。 次に、めくっていただきまして、調査の概要でございますけれども、本委員会は、阿賀町が抱えるさまざまな課題の中から、1つは定住人口に視点を置き、埼玉県戸田市が取り組んでいる戸田市
シティーセールスの取り組みにより、市の魅力を積極的に発信し、人口の増加を着実に伸ばしているその戦略と成功の要因を調査するため、もう一つは、地方の提案で国の制度が変えられる仕組みというようなことで、地方分権改革の提案・募集方式を、内閣府において研修いたしました。本町においてこのような場面に直面した際の町への提案と、委員各位の視野拡大を目的に研修を行った次第です。 戸田市が取り組んでいる
シティーセールスとは、まちの魅力を市の内外にアピールし、人や企業に関心を持ってもらうことで誘致や定着を図り、将来にわたるまちの活力を得ることにつながる活動である。市は、平成20年度に市長直轄組織として政策研究所(シンクタンク)を庁舎内に設置し、行政を進める上で活用しており、
シティーセールスの新戦略も、このシンクタンクで策定されている。 戦略策定に当たっては、ターゲットを絞ったアンケート調査やデータ分析を行い、
インナープロモーション、意思の統一ということですけれども、これを育むシビックプライド(課題)を推進し、ターゲットを絞った効果的な情報発信を行っているとのことです。その結果、市のイベントに参加する市民の増加、都内からのイベント参加者が増加し、交流人口が増加し、移住者の増加にもつながっているとのことでございます。 次に、内閣府の関係です。 提案募集方式であるが、内閣府がこの政策を取り組んでいる理由は、日ごろ地方の行政職員が、行政業務や住民サービスを提供していく中で、全国一律の基準で地域実態に合わない制度や、国の審査手続が複雑なものを求めていることで行政事務に支障があるものが多く存在すると。これらを、地方から内閣府を通じて所管省庁に改善と簡素化を提案することで、地方に合った行政手続と住民サービスの提供に結びつける取り組みである。 提案募集は平成26年から始まっており、初回の提案件数953件を除けば、毎年おおむね300件の提案件数で推移しているとのことでございます。新潟県においては、新潟市ほか5つの市と聖籠町等が提案を行っております。 このまとめといたしまして、都市部の自治体を除き、地方の自治体のほとんどが急激な人口減少と少子高齢化に悩み、同じような対策を取り組んでいると。研修地の戸田市と阿賀町では人口規模や地域環境が大きく相違しているが、戸田市のように、他の市町村との区別化を図り、職員と町民が町に誇りと住みよさを感じ、さまざまな情報媒体を活用したセールスを行う必要性を感じた。 また、
自治体シンクタンクについては、都会と地方という地域性の違いはあるが、阿賀町の未来を切り開くためにも、庁内にシンクタンクの設置も検討する必要があるのではないかとも感じたところであります。 また、提案募集方式については、当町職員も、内閣府が行う研修に積極的に参加し、国の制度上業務の不効率な部分が全国一律での制度基準での業務に係る支障を見直し、改善できる能力を身につけてほしいと感じたところでもございます。 以上が、管外の総文の関係でございます。 続きまして、所管事務調査の関係でございます。 これは管内でございますけれども、その結果についても会議規則第77条の規定によりご報告いたします。 期日といたしましては、平成31年2月19日火曜日、午後3時からというようなことでございます。 場所といたしましては、阿賀町役場3階の第3会議室。 3として、調査事項といたしましては、(1)として、県立津川病院の改築要望について。 (2)として、黎明学舎の運営状況について (3)として、小学校統合に伴う諸課題の対応・達成状況についての3点でございます。 4の出席者については、総文社厚常任員会7名、そして、事務局長の阿部局長でございます。説明員といたしましては、健康福祉課長の齋藤課長、そして、推進係長の伊藤さん、そして教育長の清野教育長、学校教育課長補佐の野村さん、それから、健康福祉課に関係しましては宮澤補佐、学校教育課長は大江さんというようなことでございます。 この調査の概要でございますけれども、1点目としては、県立津川病院の改築要望についてでございます。 県立津川病院の改築要望については、齋藤健康福祉課長並びに
宮澤健康福祉課長補佐から説明を受けた次第です。 平成29年11月9日に、神田敏郎前町長、全議員で米山前県知事に要望活動を行う。当時の健康福祉課長、現神田一秋町長が6月に辞職された以降は、県病院当局等との協議が途絶えていたが、本年に入り、1月15日に斎藤議長、澤野県議会議長、そして、神田一秋町長が自民党三役と県病院局に再度要望活動を行ったと伺う。その場で県との定期的な協議は示されなかったが、県立病院との連携協議は月に一度続いているということでございました。 2点目として、黎明学舎の運営状況についてでございます。 学校教育課所管の黎明学舎運営状況については、清野教育長、
大江学校教育課長、
野村学校教育課長補佐から、任期を終える講師2名と今後の講師の確保についての説明を受けました。3月間近なのに講師のめどが立たないことは問題との指摘があったが、人間関係を大事にしていくとのことで、募集状況等の説明を受けた次第です。募集は、今後も協力隊の制度を利用していくことを考えており、川田講師のように黎明学舎を引っ張っていく方が必要であるため、課としての支援をしていきたいとの説明を受けました。 3の小学校統合に伴う諸課題の対応と達成状況ということについてでございます。 小学校統合に伴う諸課題として、教育課程等の調整状況、通学体制関連、閉校する学校物品の対応等について、清野教育長、
大江学校教育課長、野村課長補佐から達成状況等についての説明を受けました。 6のまとめといたしまして、1点目の県立津川病院の改築要望についてでございます。県立病院の改築に向けては、町のアプローチが問われているとともに、町がどういう病院を求めているのか町の考えを示す必要があると思う。いずれにしても、県は合併後の懸案であった津川病院の改築に向けて動き出したわけで、この機を逃さず、県病院局と綿密な協議を重ねて、早期に改築工事が着手できるよう努力していただきたい。 (2)としては、黎明学舎の運営状況についてでございます。黎明学舎を運営してから約2年半が経過した。講師にも恵まれ、高校側との意思の疎通も図られ、多くの黎明高校の生徒が学舎に足を運び、学力の向上も図られた。一定の成果を上げることができたかと思います。 現状の課題は、ことし3月末に任期前に退職する2名の講師の確保でございます。今後も町は、協力隊の制度を活用して、3年で終える次の講師を公募で確保していくということであるため、よき講師が確保できるよう、募集にかかわる業務を行うプリマペンギーノと連携を密にして、講師の確保を図ってもらいたいと。 次に、(3)の小学校統合に伴う諸課題の対応と達成の状況ということでございます。 小学校統合に向けた課題への対応については、順調に本年4月の統合に向け進められていると感じました。統合後は廃校となる校舎の活用が大きな問題となってくるため、教育財産から普通財産に移行された後は、庁内全体で活用方法について協議を進めてもらいたい。 以上2点が、総
文社厚常任委員会からの報告でございます。
○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 総
文社厚常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、
産業建設常任委員会委員長から報告を願います。 8番、五十嵐隆朗君。 〔
産業建設常任委員長 五十嵐隆朗登壇〕
◆
産業建設常任委員長(五十嵐隆朗君) おはようございます。 それでは、
産業建設常任委員会からの所管事務調査についてご報告を申し上げます。 調査日は、平成31年2月12日でございます。 場所は、新潟市、
有限会社江部鉄工所、県道柴倉津川線(若宮橋)であります。 調査事項といたしましては、(1)阿賀の
里ジェット船舶建造状況について。 (2)
県道柴倉津川線若宮橋についてであります。 出席者は、
産業建設常任委員会8名と、阿部事務局長でございます。 説明員といたしまして、関観光振興課長、
清野観光振興課長補佐、大江観光企画係長、
佐藤観光企画係主任、阿部建設課長、阿部建設課長補佐、
長谷川上川支所振興係、そして、
有限会社江部鉄工所代表取締役、江部純氏であります。 それでは、概要を説明いたします。 3月納船の
ジェット船建造状況を、新潟市にある江部鉄工所において、江部社長、製作担当者に説明を受けました。まだ客室、操舵室が搭載されておらず未完成ではあるが、実験的に客室部分を仮搭載していただき全体のイメージがわかった。カラーをどうするかなど詳細に説明を受けました。 若宮橋については、かけかえ想定箇所には積雪もあり現場に近寄れないが、橋の上にて位置図などで説明を受けました。 まとめといたしまして、ジェット船については、色、全体のデザインはこれから、イメージが大事と委員から発言が出ました。船底は一般的な厚さで基準をクリアし、船のバランスは組み立ててから検査を受ける。4月からお客様を乗せるため、バリアフリー化、トイレなど車椅子対応も考えていた。川の形状などを踏まえ、船頭の教育が不可欠と思う。舟下りのPRなど戦略を早急に考えていただきたい。 コースも白崎まで行くように、町が国・県に浚渫依頼をしないことには舟下りは多くの乗客を望めない。テレビ局も大いに興味があるのか取材に来ていたが、特番を組む話をしていたので、大いに利用させてもらうべきと考える。 最後に、船頭の育成を強く望むものであります。 若宮橋については、県道なので委員会としてはかけかえを含む要望書を町と議会で関係機関に提出することに決定いたしました。 以上、2件について報告をいたします。
○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。
産業建設常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、広報広
聴常任委員会委員長から報告を願います。 6番、入倉政盛君。 〔広報広聴常任委員長 入倉政盛君登壇〕
◆広報広聴常任委員長(入倉政盛君) おはようございます。 それでは、広報広聴常任委員会から所管事務調査について報告いたします。 本委員会は下記のとおり所管事務調査を実施しましたので、その結果について会議規則第77条の規定により報告いたします。 議会だより第55号の編集作業ですが、日程及び日時、編集内容、出席者は表のとおりでありますのでご確認ください。 あと、次ページにまとめということで、議会だより55号の編集作業ですが、編集作業については、いつもと同じ4日間の作業工程でありました。11月に阿賀町長選及び
阿賀町議選補欠選挙が行われたことにより、12月定例会議の日程が月の後半にずれ、委員会開催を1月、2月に行うことになりました。 先進地の山形県川西町議会での研修結果が出せるよう、表紙と一般質問のレイアウトについて注意を払いましたが、一般質問については、以前よりも統一した形になってきていると感じているところです。表紙についても、もう少し研究が必要と感じているところです。皆さんのご協力ありがとう。これからもよろしくお願いいたします。 次に、地域と語る会の号外のまとめですが、昨年12月6日、7日、10日、11日の4日間、3班に分かれて、地域と語る会を開催いたしました。このたびは、その内容を号外としてまとめることができ、議会だより55号とともに発行することができました。 委員会で協議している中で、我々委員会が想定していたよりも、村部、町部にも同じ意見や要望があることを知り、町全体の課題として捉えることの重要性がわかりました。各地域から出された意見・要望を、議会としてしっかりととりまとめていきたいと思います。 以上、広報広聴常任委員会からの報告です。
○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 広報広聴常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、
議会運営委員会委員長から報告を願います。 10番、神田八郎君。 〔議会運営委員長 神田八郎君登壇〕
◆議会運営委員長(神田八郎君) それでは、議会運営委員会から所管事務調査の報告をさせていただきます。 調査期日、平成31年1月23日水曜日、午後1時より。 調査事項といたしまして、(1)平成31年度定例会議日程について、(2)各委員会定数について、(3)申し合わせ事項について、(4)その他。 出席者は、議会運営委員6名、議長、事務局長の8名であります。 調査の概要でありますが、平成31年度定例会議日程について次のように決定いたしました。 6月定例日、6月18日火曜から21日金曜までの各日、実質会議期間4日間であります。9月は9月5日木曜から17日火曜までの8日間であります。12月は3日火曜日から6日金曜までの4日間、そして来年3月は10日火曜日から19日木曜までの8日間といたしました。 (2)各委員会定数についてであります。 議員定数が16人から4人減の12人になりました。各常任委員会定数の妥当性について協議を行いました。総文社厚、
産業建設常任委員会の委員の定数は現状の委員定数8名のままとする。広報広聴常任委員会の委員の定数、現状の委員定数7名を6名とします。 (3)申し合わせ事項でありますが、議会の申し合わせ事項について、改正を必要とする事項があるか協議を行いました。 一部事務組合議員の選任に関する事項。一部事務組合議員に選出しない者から副議長を削除し、議長、監査委員とする。 広報広聴常任委員会に関する事項として、
産業建設常任委員会からの広報広聴常任委員の推薦人数を4名から3名といたします。 (4)その他。
①議会サポーター制度等の導入について、今後導入に向けて協議を進めていくか協議を行い、導入に向け協議を進めていくことに決定しました。
②議会中継インターネット配信について意見が出され、来年度予算要求中の
議場カメラ映像配信庁内ネットワーク工事の中で、
インターネット配信も見据えた整備を行う。 ③議会から町への政策提言について協議が行われ、政策提言をしていくことに決定しました。 ④町民公開講座の開催について意見が出され、協議を行いました。今後開催する議会主催の研修会を、町民にも公開できる研修会とするということに決定いたしました。 次に、所管事務調査でありますが、平成31年2月6日水曜日、午後2時50分より開催しました。 調査事項といたしまして、(1)陳情の取り扱いについて、(2)その他。 3出席者は、議会運営委員6名、議長、事務局、計8名であります。 4調査の概要、陳情の取り扱いについてでありますが、日米地位協定を見直す会共同代表、難波希美子氏から、陳情案件「全国自治会の『米軍基地負担に関する提言』の趣旨に基づいて、地方自治の根幹を脅かす日米地位協定の見直しを国に求める意見書」について、その取り扱いを協議し、決定させていただきました。 決定事項としまして、全国自治会の提言書の内容と陳情書の内容に整合性がとれていないということから、不採択とすることに決定しました。 なお、同意見書につきましては、全議員に配付することといたしました。 以上、議会運営委員会からの報告であります。
○議長(斎藤秀雄君) 委員長報告に対し質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 議会運営委員会の報告はこれで終わります。 次に、
五泉地域衛生施設組合議会、
さくら福祉保健事務組合議会、新潟県
中東福祉事務組合議会及び新潟県
後期高齢者医療広域連合議会について、それぞれの組合議員から議長の手元に報告書が提出されております。お手元にお配りしました報告書をもって報告にかえます。 次に、地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月出納検査の結果報告書並びに平成30年度定期監査の結果報告書がお手元にお配りしましたとおり提出されております。朗読は省略します。 以上で議会の諸報告を終わります。
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△町長の施政方針
○議長(斎藤秀雄君) 日程第3、町長の施政方針を行います。 神田町長から施政方針の申し出がありましたので、これを許します。 神田町長。 〔町長 神田一秋君登壇〕
◎町長(神田一秋君) おはようございます。 施政方針を申し上げます前に、先ほど、長年のご功績によりまして表彰を受けられました山口議員様、まことにおめでとうございます。引き続き、ご活躍と私ども行政へのご指導、ご鞭撻、何とぞよろしくお願い申し上げます。 それでは、施政方針を申し上げさせていただきます。 平成31年第1回阿賀町議会3月会議に当たり、新年度における本町行政の骨子となる平成31年度阿賀町一般会計予算案及び8件の特別会計予算案並びに水道事業会計予算案ほか、平成30年度補正予算案10件、辺地総合整備計画の変更について、町営土地改良事業の経費の賦課徴収について、条例の制定1件、条例の一部改正10件、新潟県市町村総合事務組合の規約変更について、そして人権擁護委員候補者の推薦についての計34件のご審議をお願いするものでございます。 私の所信の一端とあわせて施政方針を申し上げまして、議員各位並びに町民の皆様のご理解とご協力をお願いするものでございます。 この冬は暖冬少雪で、スキー場は年末までのオープンに至らず、1月10日にオープンはしたものの、その後4日間、雪不足で営業ができず、この3日に今シーズンの営業を終えましたが、豪雪となった昨年度のように雪による犠牲者を出すこともなく、町民の皆様には過ごしやすい冬でございました。 平成30年全体を通しますと、昨年7月の降雨量は、例年の10%にとどまった状況であり、8月でも年平均の76%でありましたことから、作況指数は県全体で95となったところでございます。こうした干ばつの被害はあったものの、大きな自然災害はございませんでしたが、これまで1,000日以上続けてきた交通死亡事故が、年の暮れには続けて起こる一方で、暮れから年頭にかけては火災による犠牲者も3名を数えるなど、大変残念な年度ともなってしまいました。 国内に目を転じますと、平成30年7月豪雨、北海道胆振東部地震、大阪府北部地震など、毎年のように想像を絶する自然災害に襲われております。本町におきましてもチーム新潟として、岡山県倉敷市と北海道安平町に職員を派遣したところでございます。 また、冒頭に、本町は暖冬と申し上げましたが、世界的規模では、北半球では何十年に一度の寒波に見舞われたアメリカ、イタリアなどの国が報道されたところでございます。 さて、新年度は、年度当初に新元号が発表される運びとなり、5月1日には新天皇が即位されます。町といたしましても、文字どおり新たな進路を見出して進むことが求められるところと思っております。 そこで、新たなまちづくり元年として、人口減対策、廃校舎の利活用、空き家対策、情報発信、観光振興等々、町の課題に対応するとともに、元気なまちづくり、そして、町民の皆様にわかりやすい、優しい行政運営を行うため役場組織の一部を改正したく、課の設置条例の一部改正案を上程いたしましたので、よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。 このような状況下を十分に踏まえまして編成を行いました本町の平成31年度一般会計当初予算につきましては、総額で117億5,500万円となり、前年度比では1.6%減、額にして1億8,500万円の減額となっております。 また、水道事業会計を除く特別会計8会計の予算総額でございますが、57億7,547万円となり、対前年比で0.2%、1,410万9,000円の増となっており、一般会計と特別会計を合わせた予算額は175億3,047万円で、対前年比1.0%減の1億7,089万1,000円の減となったところでございます。 それでは、個別案件について申し上げてまいりますが、まず、昨年度に急速な伸びを見せました、ふるさと納税でございます。 全国から6億2,760万円強の寄附が寄せられたところでございましたが、今年度は返礼品率を総務省の意に沿いまして3割としたこともあり、4億円程度となっております。一般財源の減収となることはもとより、返礼品が本町経済の活性化にも貢献してきたところであり、さらに伸ばしていけるよう、最善の工夫をしてまいります。 次に、公共交通体系についてでございますが、法定協議会で十分に審議し、利用者のニーズの変化に応じた交通手段を確保すべく、関係機関との必要な調整を図りながら、持続可能な公共交通体系の確立に向け取り組んでまいります。 なお、本町と新潟市を結ぶ高速バスについては、町内バス路線との接続改善を実施し、皆様の利便性の向上を図ってまいります。 次に、安全・安心対策でございます。 交通安全についてでございますが、今年度も、津川警察署、東蒲原郡交通安全協会、各行政区、さらには70を超える事業所で組織する安全運転管理者協会等の関係組織が中心となって、交通安全の普及啓発に努めてまいりました。昨年の町内における交通事故による人身事故件数は、前年よりも1件少ない23件となっており、負傷者については5名少ない25名でございましたが、残念ながら交通事故による死亡者は5名を数えるところとなってしまいました。 こうした状況を踏まえ、昨年は死亡事故多発箇所の検証を警察、道路管理者と実施し、今後の安全対策を協議したところでございます。平成31年度におきましても、尊い命を守るため各関係機関との連携を一層強化し、交通事故防止に取り組んでまいります。 続いて、防犯対策でございます。 年間を通じ、青少年健全育成の推進、特殊詐欺被害防止対策及び犯罪被害者支援等の各種取り組みを展開しているところでございます。津川警察署管内における昨年1年間の刑法犯認知件数は41件と、前年に比べ4件多くなっております。特に高齢者を対象とした特殊詐欺等につきましては、架空請求詐欺が2件発生しました。県内の特殊詐欺被害は1年間に147件であり、前年に比べ61件の大幅な減少となっておりますので、本町におきましても関係機関と連携を図りながら、被害の防止に努めてまいります。 次に、戸籍・住民基本台帳事務関係でございます。 戸籍事務は、戸籍法に基づく法定受託事務であり、戸籍制度は親族的な身分関係を登録し、公証する公簿でございます。その事務につきましては、民法等関係法令改正に伴う事務処理、渉外届け出事件の増加及び無戸籍者の問題等があり、また、戸籍事務へのマイナンバー制度の導入に向けた検討も進められているところでございます。このような制度改正や課題もふえる中で、今後も窓口サービスの充実に努めてまいります。 続いて、マイナンバー制度についてでございますが、個人番号カードは、写真つきの公的な身分証明書として、また、コンビニエンスストアでは、提供可能な地方公共団体における各種証明等の取得や税の確定申告のオンラインサービスなどにも利用可能となっているとともに、2020年度以降には、健康保険証としての利用も開始される予定となっており、その取得ニーズも高まるものと想定されます。このため、今後も個人番号カード申請者に対し速やかな交付業務を行い、個人番号カードの普及を図ることで住民サービスの向上に努めてまいりたいと考えております。 次に、税務関係でございます。 町税につきましては、引き続き適正な賦課徴収に努めているところであり、税の基本であります公平性の確保という観点から、滞納者に対しては、法令に基づき厳正に対処していくものとします。 一方、滞納の始まりは、滞納者からの何らかのサインである場合がございます。病気等に伴う収入減や多重債務を抱える滞納者にあっては、その生活状況の実態を調査、把握するとともに、福祉関係機関への連絡や無料の弁護士相談等を活用しながら、生活再建できるよう手助けしてまいりたいと考えております。 また、使用料等の各種公共料金につきましても、適切な債権管理が必要でございますことから、関係各課との連携を密にするとともに、場合によっては法的措置を講ずることとし、債権の回収に努めてまいります。 次に、清掃事業でございます。 ごみ処理の広域化につきましては、平成29年度より、五泉地域衛生施設組合が主体となり、国・県との協議や調査、設計などの作業を進めておりますが、当初予定しておりました平成35年度の供用開始につきましては、新たに建設委員会を設け、慎重な審議を経た後にコンサル業者の選定を行うことや、性能発注方式を想定した工事発注を行うこととしたこと及び働き方改革による完全週休二日制の実施による工期の増を見込んだことなどの理由によりまして、施設整備期間を1年延ばし、平成36年度中の稼働を目指すこととさせていただきましたので、ご理解をお願いするものでございます。 新年度につきましては、ごみ焼却施設とリサイクルセンターの建設予定地でございます五泉市清瀬地区、最終処分場建設予定地の阿賀野市大日地区で、生活環境影響調査を継続し、両施設の実施設計等の検討を行うこととしております。 また、し尿処理につきましては、平成12年度から稼働しています汚泥再生センターの老朽化と、合併浄化槽や下水道処理などの水洗化が普及している近年の状況を踏まえ、今後のし尿処理施設のあり方を検討してまいりましたが、この汚泥再生センターをし尿、浄化槽汚泥などを前処理した後、下水道処理施設へ送るための下水道投入施設に改造することで、長期間安定した衛生的、効率的処理が図られますので、平成30年度より3カ年かけて基幹改良事業を行っております。平成31年度においては、下水道マンホールへの放流管布設と施設延命化のための水槽防食工事を実施することとしております。 環境衛生施設は、住民生活に密着した必要不可欠な重要施設の一つでございますので、今後も廃棄物の衛生的かつ適正な処理のため、適切な施設管理に努めてまいります。 国民健康保険につきましては、平成30年度からの広域化において、県と市町村が一体となり、財政運営等共通認識のもとで実施するとともに、住民と身近な関係の中で、地域におけるきめ細かい事業を行うこととしております。 本町の国保の現状としては、県内市町村と比較しても被保険者に占める高齢者の割合が高く、所得水準が低い状況となっており、国民健康保険が抱える構造的な課題が顕著にあらわれております。 また、医療費につきましては、平成29年度におきましても、県内市町村の中で2番目に高い状況となっておりますので、国保財政の安定的かつ健全な財政運営を図るべく、引き続き特定健診や特定健康指導等により健康づくりの促進を図り、医療費の抑制に努めてまいります。 次に、高齢者福祉でございます。 総人口に占める高齢者の割合は、2月28日、先月末現在の住民基本台帳数値でございますが47.1%となり、65歳以上のひとり暮らし世帯は4軒に1軒で、何かしらの不安を抱えながら生活されている方が多くいらっしゃいますが、住みなれた地域、自宅で安心して生活が送れるよう、雪おろし費用の助成、在宅介護手当、毎週実施しています無料弁護士相談などを継続するとともに、民生委員また地域のボランティア、緊急通報装置、民間事業者の協力による見守りネットワークなどにより、町全体で支え合う体制を強化してまいります。 また、認知症、障害等により判断力が低下し、金銭管理ができないなど日常生活に支障が生じ、成年後見制度が必要となる方もふえておりますが、平成28年度に行った市民後見人養成講座から約2年間フォローアップ研修を経まして、このたび、阿賀町初の市民後見人として、お一人の方に保佐業務をしていただくこととなりました。今後も新潟家庭裁判所等関係機関との調整を進め、必要な支援を行ってまいります。 続いて、介護保険でございます。 平成30年度から平成32年度までの第7期介護保険事業計画の2年目となります。30年12月末日現在で、要支援、要介護の認定者は、第1号被保険者が1,164人、第2号被保険者が11人、計1,175人で、65歳以上の22.4%の方が認定を受けておられます。 認定者のうち、施設入所は267人、ホームヘルプサービスやデイサービスなどの居宅介護サービス利用者が617人、地域密着型サービス利用者が110人でございます。人口推計では、65歳以上人口は減少しておりますけれども、認定率の高い85歳以上は若干増加していきます。サービス利用にあっては、居宅サービス利用は減少し、施設入所が増加する見込みとなっており、全体的に次の第8期まで横ばいに推移し、その後は徐々に減少に転ずるものと推測しております。 次に、平成29年度から実施した新総合事業でございますが、要支援者のサービスにつきましてはスムーズに移行し、以前と同じように利用されております。新総合事業本来の狙いであります生活支援と社会参加が一体となった取り組み、また、新しい総合事業を活用した地域づくりなどの取り組みについては、小さなコミュニティからの広がりを期待しておりますが、現状はなかなか難しいところがございます。この地域づくりはすなわち、まちづくりにつながることと考えますので、これらの生活支援や社会参加型のサービスの開発・発掘に取り組んでまいります。 次に、障害者施策でございます。 今年度から東蒲原福祉会が新たに開始した障害事業でございますが、グループホームは男女各5人の定員いっぱいの利用があり、生活介護事業は15人の契約者のうち1日平均8人、また、児童向けの放課後等デイサービスは、契約者7人のうち1日平均4人の利用がございますが、定員に若干の余裕がありますので、利用者の拡大に向けて情報の共有をしてまいります。 次に、少子化対策、子育て支援の関係でございます。 平成27年度に策定した第1期子ども・子育て支援事業計画に基づきまして、放課後児童クラブの拡充や病後児保育室の整備を行うなど、子育て支援策を講じてまいりました。平成32年度からの第2期事業計画においては、より地域の実情に合った子育て支援策の計画的な促進を図ります。 また、言葉や社会性などの発達のおくれが疑われる幼児とその保護者に対し、より具体的、専門的な助言や療育を行うため、言語聴覚士による「ことばの相談室」、作業療法士による「感覚統合相談会」、保健師や保育士による「療育教室」を開始いたしました。 子ども医療費助成につきましては、私の公約でもございますが、現在の小学校就学前まで無料としている対象年齢を中学校卒業まで拡大し、町の大切な子供たちの健やかな成長を促すとともに、保護者が安心して子育てできるよう条例の一部改正案を上程させていただくとともに、新年度予算案に盛り込んだところでありますので、よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。 続きまして、保育園関係でございます。 保育園につきましては、子ども・子育て支援新制度により、保育サービスの充実に努めるとともに、保護者の就労支援の一役を担えるよう取り組んでいるところでございます。阿賀町の保育サービスは、国の施策である幼児教育の段階的無償化の取り組みに合わせ、保育料の負担軽減に努めてまいりましたが、今年10月から始まる3歳児から5歳児までの無償化はもちろんのこと、ゼロ歳児から2歳児までの保育料につきましても、現在町で行っている負担軽減策を継続させ、就労支援とあわせて子育てしやすい環境づくりに努めてまいります。 また、ひまわり保育園とわかば保育園で開設しております子育て支援センターは、入園前の親子を対象に、季節の行事などを取り入れた交流の場の提供を初め、月1回の計測、保健指導、子育てに関する相談及び情報提供等を随時行っており、子育て支援体制の総合的な役割を担う場として、一層の充実を図ってまいります。 次に、健康、保健関係でございます。 町民の皆様には、一人一人が健康意識を高めていただき、地域や職場でも健康管理の優先度を高め、適度な運動を継続し、健診は積極的に受けていただくようお願いをいたします。本町の優れた食文化も取り入れた健全な食生活を心がけていただくことにより、心身の健康づくりを推進していくよう、わかりやすい保健活動を推進してまいります。 また、町の子供たちは、虫歯が多い状態が続いています。保育園、小学校と連携した虫歯予防を積極的に推進してまいりますので、家庭での取り組みもよろしくお願い申し上げます。 次に、医療の関係でございます。 町営診療所は、直営の鹿瀬診療所及び上川診療所、指定管理の町営診療所みかわともに常勤医のもとで、津川病院とも連携しながら順調に運営をしておりますので、この体制を継続してまいりますが、新年度は、心電図記録器を入れかえるなど、整備面での体制も充実をしてまいります。 津川病院の改築につきましては、とまっていた県との事務的な協議が動き出しましたので、この19日には、議会の皆様と一緒に予定している花角知事への要望活動を契機として、一層加速していきたいと考えております。 次に、きりん荘でございます。 特定施設、ホームヘルパー事業を開始して4年が経過いたしますが、ひとり暮らし高齢者の増加等により、きりん荘の役割は年々高まっており、定員いっぱいの70人が入所し、待機者が数人いる状況であり、5床ありますショートステイの柔軟な運用も行っております。 施設運営におきましては、入所者情報の共有、栄養管理システムによる各人の食事管理、理学療法士等による専門的な指導、職員による体操やレクリエーションなどを実施し、また、介護保険認定者にあっては、必要と思われる外部サービス事業を組み込み、入所者がいつまでも元気に過ごしていただくように、そして事故を起こさないことを最重点とした運営を行っております。 経営的には、介護報酬、入所者負担金、地方交付税算入等の歳入額は、職員給与費を含めたきりん荘全体の経常的な経費を上回り、黒字経営を継続してまいります。新年度におきましても、引き続き安心安全な明るいきりん荘運営に努め、その役割を発揮してまいります。 次に、農林商工課の地域おこし協力隊事業についてでございます。 平成28年度から委嘱された隊員が3名おりますが、30年度末日をもって卒業となります。31年度は、新たに農政部門で1名、林政部門で1名の隊員を募集する計画でございます。いずれも担い手不足等の課題解決に向けての人材発掘、特産品の掘り起こし等を、町外からの視点で考えられる新たな産業振興の促進とあわせて定住の推進を図ってまいります。 次に、農業振興対策についてでございます。 稲作につきましては、冒頭にも申し述べましたが、新潟県全体で作況指数95、新潟コシヒカリの1等米比率は県全体で79%、阿賀町においては86%と、目標数値95%には達しませんでしたが、一方、品質においては県平均を上回る結果となりました。昨年夏の干害により用水の確保が難しく、収量は平年比88%の結果となっており、農業経営にも大きな打撃を受ける状況でございました。 新年度は、稲の生育時期に応じた気象条件のもとで水稲栽培ができ、高品質で良質な阿賀町産米が生産できる年となるよう祈るとともに、稲作技術や病害虫防除の取り組みなど、県農業普及指導センターの指導のもと、関係機関、農家の皆様とともに役割を発揮して取り組んでまいります。 国の農業政策は大きな転換期を迎え、平成30年産米から、国からの生産目標の配分がなくなり2年目となります。県は、昨年から独自で試算した市町村別の生産目標を提示しておりますが、本町におきましては、町から個々の農家への配分をやめ、主食用コシヒカリ、また新之助や酒造好適米や加工用米など、需要に応じた米づくりを推進してまいります。 また、農業後継者の育成でございますが、国は、農業次世代投資資金制度により、45歳までの新規就農者に対する支援制度を設定しておりますが、ご存じのとおり農業者の高齢化進行は著しいことから、平成31年度において新潟県は対象年齢を5歳引き上げ、50歳未満といたしました。しかしながら、阿賀町においては全県より後継者となる農業者の年齢が5歳から10歳高くなっております。実際に、町内の多くの農業者が70代後半から80代でも、元気に農業経営をされている実情から、阿賀町においては対象年齢を55歳未満に引き上げ、新規就農への門戸を広げ、少なくとも、会社員の定年の65歳までの10年は活躍していけると見込んで、制度拡充の予算を計上させていただいたところでありますので、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 さらに、継続施策として実施しております、法人化や集落営農組織の強化を前提として、農地中間管理機構を活用した農地の集積、集約化の促進と、水田の有効利用を推進する上で、そば、エゴマ、野菜等、販売作物助成を実施し、農家所得の向上と安定を図ってまいります。 日本型直接支払制度につきましては、中山間地域等直接支払交付金と農地維持支払協定集落等交付金とをあわせて農村活性化の有効な運用を図り、農用地の継続的管理及び耕作放棄地の解消に取り組む手段として推進してまいります。 なお、中山間地域等直接支払交付金は44組織、334.1ヘクタールの協定が組まれておりまして、第4期5カ年の最終年度を迎えます。農地維持支払協定集落交付金につきましては、平成26年度から始まり、平成30年度に5カ年の第1期協定期間が終了し、平成31年度から新たに平成35年までの5カ年、35協定460.1ヘクタール、1,390万円程度が交付される予定でございます。 次に、農作物被害対策についてご説明申し上げます。 新たに新年度、有害鳥獣対策係を設置し、対策の強化を図りたいと考えております。本年度は、高清水区において、電気柵の設置と、五十島区、芹田区、深戸区において、有害鳥獣対策についての勉強会と集落診断を実施いたしました。新年度におきましても、被害地区の鳥獣被害対策への取り組みが重要な課題であることから、引き続き希望集落に対して、鳥獣被害防止のための勉強会や集落診断等を行い、電気柵設置等の対策実施に向け、被害地区の皆様とともに有害鳥獣対策に取り組んでまいります。 新年度も、引き続き集落支援制度を活用し、群れの把握、GPS装着のための箱わなによる捕獲、箱わなの管理、追い払い等の活動を行う支援員4名を募集いたします。本年度に引き続き、GPSを活用した猿の群れの位置を特定できるシステムを構築し、群れの出没予測を広く周知するために、ネット環境や告知端末機を利活用し、住民の皆様が効果的な駆除、追い払い等の活動ができるよう対策を継続いたします。自分たちの農地は自分たちで守るといった自己防衛意識の向上と、被害防止のために、正しい知識の啓発普及に取り組み、被害に遭いにくい集落づくりを目指していきたいと考えております。 次に、土地改良事業関係についてでございます。 一級河川谷沢川の基幹農業用施設でございます大堰頭首工の改修計画につきまして、本年度、県営河川工作物応急対策事業、谷沢地区として国庫保持事業で採択となり、実施設計及び施工方法や関係用地等調査を実施いたしました。新年度は、頭首工の護岸、護床工の改修工事等を実施する計画となっております。 また、平成26年度に、県営耐震調査で、堤体部の安全率が規定に達しておらず対策が必要となりました鹿瀬地域の曲松ため池耐震化事業につきましても採択となり、新年度、対策工事の測量設計委託を県営で実施をし、平成32年度、33年度の3カ年で工事を実施する計画でございます。 農業関連土木工事は、収穫完了を待って実施する必要があるため、国の予算割り当て等にもよりますけれども、秋ごろから来年の作付け前をめどに、用水供給に支障を来さないよう、事業実施主体の新潟県と緊密に連絡をとり、事業の推進を図ってまいります。関係者の皆様のご理解とご協力をお願いするところでございます。 町営土地改良工事につきましては、三階原地域、水沢地域、九島地域の用水路整備、当麻地域の用排水路ゲート整備、五十島地域の用水路を2カ年計画の2年目として、また、八田蟹の用水路を3カ年計画の最終年として整備してまいります。 続いて、林業振興でございます。 町の9割以上を占める森林は、木材生産をもとより、水源の涵養や土砂災害の防止、保健休養の場、地球温暖化防止など多面的機能を有しております。しかし、山林所有者の高齢化、過疎化、不在地主等多様な問題を抱える中で、森林の適切な管理が非常に困難となっており、伐期を迎えても積極的な利用が行われていないという状況にございます。これらは、国内の大多数の自治体においても大きな問題となっていることから、森林経営管理法が昨年5月末に制定され、平成31年4月1日より森林経営管理制度が施行され、あわせて森林環境譲与税が交付されます。 町では、新たに森林環境整備事業として、新たな森林経営管理制度により、森林整備の計画的な実行と、森林所有者の意識高揚に向けまして、私有林の森林整備の境界の明確化、人材育成・担い手確保、木材利用の促進、普及啓発などを行い、私有林、人工林等の施業を進めてまいります。あわせて、譲与税の有効かつ計画的な森林整備を行うことを目的に、阿賀町森林環境基金条例の制定を上程させていただきますので、ご審議いただきますようよろしくお願い申し上げます。 阿賀町の広大な森林を守り、有効な活用を図るため、奥阿賀林業振興会を中核として、林業の担い手や林業事業体の育成、生産森林組合を初めとした森林所有者のニーズを的確に把握していくことにより、本町に適した林業構造の確立を目指していきたいと考えております。 あわせて、標準伐期を過ぎて更新時期が来ている広葉樹林の整備についても、国・県補助を活用した更新伐事業の活用支援や、自伐林家に対する支援と生産森林組合、自伐林家の育成に、引き続き努めてまいります。 また、森林・山村多面的機能交付金事業を活用して、集落周辺の森林、いわゆる里山の手入れを行い、鳥獣被害の緩衝帯や環境整備を行ってまいります。森林整備の実施につきましては、東蒲原郡森林組合を初め、町内の林業事業体と情報を共有し、連携しながら整備を行い、豊かな森林資源の活用と活性化を図ってまいります。 木質バイオマス利活用事業におきましては、阿賀悠久の森クレジットの売却によりまして、東京都足立区と交流が生まれております。今後も、地球温暖化防止という共通の理念によって結ばれた縁を大事にしていきながら、親交を深めてまいりたいと考えております。また、一層のクレジットの活用促進のためにも、新潟県と連携して販売促進につなげてまいる所存でございます。 地域林政アドバイザー事業におきましては、林業行政は高度な専門的知識、知見が必要でもあり、国も市町村の林業行政を支援するため地域林政アドバイザー制度を創設し、特別交付税措置されることとなったことから、阿賀町森林整備計画の策定、町有林の森林経営計画の作成や実行管理、民有林における施業促進に向けた支援などにおいて、引き続き、より高い専門性を持った人材を育成し、林業振興の推進を図ってまいります。 林道事業でございますが、林業生産基盤の充実を図るため、開設、舗装改良等の林道整備、維持管理を引き続き行い、生産性、交通の安全性の向上を促進してまいります。また、用地関係の課題により休工しておりました森林管理道行地五十沢線開設工事が再開することとなり、林道等の路網整備に引き続き努めてまいります。 次に、商工業の振興についてでございます。 商工業の育成、中小企業者の経営安定化を図るための中小企業振興資金等の預託金及び保証料の助成を引き続き実施してまいります。また、各地域の商工会事業運営につきましても、さらなる連携を深め、地域経済の振興と安定を図ってまいります。 雇用についてでございますが、町無料職業紹介所が取り扱った本年度2月1日現在までの求人状況でございますが、延べ44種類66名と、多くの募集をしてきたところではございますが、応募者は延べ23名と少なく、人口減少に伴った人材の不足がここにも顕著にあらわれております。 また、求人の中には資格保有を条件とした募集も多くあるため、県が実施する職業訓練や専門学校を活用しながら、資格取得へのサポートもあわせて実施してまいります。求人情報の紹介やPR方法の検討をさらに深め、ハローワークとの連携を強化しながら、求職者等の要望に対応してまいりたいと考えております。 次に、消費者行政についてでございます。 悪徳商法や詐欺、金融トラブルに関しては、年々巧妙化し、若者から高齢者まで幅広く被害に遭っている状況でございます。常日ごろから情報や対策を提供することで防げる被害も多くございますので、県の補助事業を活用し、広報あがに情報を掲載するなど、町民への周知活動を強化するとともに被害防止への啓発活動を進めてまいります。 次に、観光関連の地域おこし協力隊事業でございます。 現在は、観光振興で8名の協力隊員が活動しております。特産品開発や観光誘客といった分野で活動を行っており、地域の方々のご協力をいただきながら、また、親交を深めながら成果を上げているところでもございます。 30年度末で2名の隊員が任期満了となりますが、これまで協力隊活動として行ってきた事業を継続させ、阿賀町民として定住することとなっております。また、31年度中にさらに2名が任期満了を迎えることになりますが、こちらも同様に町内に残り、起業していく予定でございますので、今後も各隊員の意思を尊重しながら、それぞれに寄り添った対応、支援をしてまいります。 新年度も引き続き、地域活性化に向けた協力隊員の活動支援を行ってまいりますが、観光振興、誘客宣伝等の強化を図る目的で、新たに2人の隊員を募集する計画でございまして、インバウンドを含めた誘客に向けまして、外国人の協力隊員の募集も検討してまいります。 なお、観光協会との連携を密にしながら、地域おこし協力隊に活躍していただくとともに、あわせて隊員の皆さんが阿賀町に定着し、活動が続けられるよう事業推進をしてまいります。 次に、観光関連事業でございますが、新年度もさまざまなイベントを充実させ、集客力のある、そしてお客様にご満足いただける内容にしてまいりたいと考えておりますが、阿賀町の自然や温泉、食べ物、体験といったさまざまな魅力を広く、より効果的にPRし、イベントだけでなく平素から、また何度でも訪れていただけるよう、情報発信の強化にも努めてまいります。そのためにも、町及び観光関連団体の役割を明確化するとともに、さらなる連携の強化を図りながら、阿賀町観光振興を推進してまいります。 次に、第三セクターでございます。 指定管理委託している温泉につきましては、厳しい経営が続いておりまして、昨年度、株式会社上川温泉に7,000万円の町負担金を支出するとともに、4,000万円の予算の中で町が収支を確認し、議会報告の上資金貸し付けを行っておりますが、依然として厳しい経営状況が続いております。多くの町民の皆様が利用する重要な保養の場でもあります。新年度は、指定管理者に任せるだけでなく、町としてもその経営内容をより具体的に把握し、経営改善を図るよう取り組んでまいります。 また、阿賀の里につきましては、観光客のみならず、町民が買い物や食事などに気軽に立ち寄る施設になることが重要だと考えております。今月末にはジェット船が導入されます。地域に貢献できる観光拠点としての取り組みを進める必要があります。阿賀町の野菜、山菜などの販売を含めて、地域に愛される道の駅になるよう、工夫していかなければなりません。まずは株式会社阿賀の里が、そこに向けた努力を行う必要がありますが、新年度から、町職員を現場に駐在させ、改革を図ってまいりたいとも考えております。 続きまして、国土調査事業についてでございます。 今年度には、小山区において、地区の推進委員及び関係地権者のご協力を得まして、山林約44ヘクタールの立ち会い工程と現地測量を終えており、既に立ち会い工程を終了した計画区につきましては、原図の作成等、後続の測量工程等を実施したところでございます。 新年度におきましては、引き続き小山区の山林の現地調査を計画しているほか、今年度に完了した箇所におきまして、新潟県の認証手続を経て法務局に成果を送付する予定となっております。 続きまして、道路の維持管理及び整備関係についてでございます。 町内における道路の果たす役割は、公共交通とも関連いたしますが、国・県・町道を問わず、通勤・通学はもとより、医療、福祉、観光など、住民が生活していく中において、生活の移動手段のための施設として、極めて重要な役割を果たしております。しかし、本町は中山間地のため急峻な地形が多く、いまだに整備が必要とされる区間が多いため、道路整備は重要な施策と考えております。 このことから、安全な通行ができるよう、道路の維持管理及び整備を進めてまいりますとともに、国・県道路に対しましても整備を要望してまいります。 今年度におきましては、老朽化した町道の維持補修を初めとして、昨年に引き続き、道路新設改良事業及び社会資本整備総合交付金事業、地方創生道路整備推進交付金事業等を軸とした町道3路線の測量設計及び調査と10路線の拡幅改良並びに消雪パイプのリフレッシュ工事に取り組んでまいります。 なお、本年度、新規に3路線の工事を実施する計画としております。 道路の維持管理についてでございますが、町道の平成30年4月1日現在の管理路線は892路線、実延長42万7,799メートルとなっております。 道路の維持管理におきましては、毎年、各区からの多くの要望があり、特に集落内の側溝整備、経年劣化による舗装の補修、交通安全施設事業におきましては、集落間を結ぶ見通しが悪い箇所への安全施設の設置などが寄せられておりますことから、利用者が安全に通行できるよう維持補修等施設整備に努めてまいります。 次に、除雪対策でございますが、北海道や北陸地方では、昨年と同様、今年度も暴風雪や豪雪に見舞われましたが、本町におきましては、積雪が12月8日にありましたが、2月末現在では住民生活に大きく支障となるような積雪はなく、安堵しているところでもございます。しかし、本町は県内でも屈指の豪雪地域であり、冬期間における道路交通確保は、町民の日常生活や通勤・通学において重要な施策と考えており、ここ数年の豪雪を教訓に、本年度におきましても、機械除雪を主体に消雪パイプ及び流雪溝等の消融雪施設の有効活用を図るとともに、国・県との連絡調整を図りながら、効率の高い道路除雪に努めてまいります。 なお、今年度の事業といたしまして、津川地区における除雪機械の更新と消雪パイプにおきましては、老朽化や水量不足により、従来の消雪機能が果たせない箇所も今期多くありましたことから、年次計画で消雪パイプのリフレッシュ工事を行ってまいります。 次に、県営道路事業でございますが、本町で県が管理しております道路は、一般国道1路線及び主要地方道3路線、一般県道11路線でございます。昨年度の県営事業といたしまして、県道新発田津川線と町道川口岩谷線寿橋の取り付けや、県道中ノ沢内川線の改良工事など、町民の利便性と安全性が確保されたところでありますとともに、白川バイパスでは、2基の橋台のほか橋脚2基の工事も発注されるなど、確実に事業が進んでいるところでございます。これら国・県道における新年度の事業として、繰り越しを含め、国道459号改良工事を初め8路線11カ所の工事及び調査を継続していくとのことでございますが、安全で災害に強い道路整備を県に働きかけていくことはもとより、現在進められております県営事業の促進、早期完成を要望してまいります。 次に、県営河川砂防関連の事業でございますが、国の補正予算におきまして、防災・減災・国土強靭化が示され、このことを踏まえ、阿賀野川を初めとした新潟県管理の河川においての管理を強く要望したところでございます。 河川の本年度の事業といたしまして、川口地内の河川改良事業を初め、12カ所の工事を計画しておりましたが、河川災害は地域沿線の住民生活に大きな支障を来しますことから、安全・安心のためにも、事業促進を要望しているところでございます。 阿賀野川河川整備計画につきましては、平成29年2月10日に新潟県報に告示され、阿賀野川水系阿賀野川圏域河川整備計画として定められたところでございますが、現在、釣浜、平堀、栃堀地区で計画が進められており、沿線住民の安全・安心のためにも、工事が速やかに着手されるよう強く要望してまいります。 次に、公営住宅でございます。 町全体の住宅施設といたしましては、昭和59年に堂島団地が建設されましてから今日まで11団地が建設され、管理戸数は、公営住宅及び特定公共賃貸住宅、集合住宅、合わせまして世帯用175戸、単身用44戸の総計219戸を管理しております。 住宅につきましては、年々老朽化が進み、維持管理費も増加するとともに、入退所に係る修繕及び整備が必要とされておりますことから、年々、管理費用が増加しているところでもございます。今後の公営住宅を管理していくに当たり、集合住宅では、平成26年に作成した公営住宅長寿命化計画に基づきまして管理を実施するとともに、現在、長期にわたり借り手のない住宅の活用方法について、昨年に引き続き検討を進めてまいります。 次に、克雪住宅建設推進事業でございます。 少子高齢化の進展及び若年層の流出に伴い、冬期間における屋根の雪おろしは、残された高齢者にとりましては大変危険な重労働となっておりますことから、平成30年度は2件の申請がございました。例年、高齢者の雪おろしによる事故が起きております。こうした状況の中で、雪おろし等の労働の軽減及び安全対策を図る意味でも、克雪住宅の普及及び促進は必要と考えておりますことから、安全な生活のためにも本年度におきましても推進してまいります。 上下水道関係でございます。 水道事業につきましては、安全でおいしい水を安定的に供給すること、下水道事業につきましては、清潔で快適な生活環境整備、これが使命でございますことから、適切な維持管理を行っていく必要がございます。 このことから、維持可能な事業とするための料金改正を、平成29年度の料金改定に引き続き、この10月の消費税10%の時期に合わせ施行するための条例改正を、本議会に上程させていただいたところでございます。町民の皆様が生活していくに当たり、厳しい時期ではございますが、ご理解をいただきたく、よろしくお願い申し上げます。 また、簡易水道事業統合に伴う法適用を平成32年度から施行するに当たり、その作業及び手続を平成31年度内に完了すべく進めてまいります。 施設整備といたしましては、内川、吉津、綱木の3簡易水道を継続し、新谷古岐簡易水道の水源井戸新設工事を新規に実施いたします。 下水道事業につきましては、施設の維持補修として、津川水質浄化センター、内川浄化センター、
中央浄化センターの3カ所、県道中ノ沢内川線改良工事に伴います補償工事として、管路布施かえ工事を引き続き実施してまいります。 次に、消防関係でございます。 昨年の火災件数は3件でございます。内訳といたしましては、建物火災、着衣着火火災、車両火災それぞれ1件ずつとなっております。建物火災と着衣着火火災では、残念ながら2名の方がお亡くなりになられました。また、ことしに入ってからも、1月に1名の尊い命が失われる住宅火災が発生しましたことから、緊急防火指導やテレビ電話及び車両による広報等を実施し、住民への注意喚起を行ったところでございます。 住宅火災は12月から2月の冬期間に集中しており、県内でも、火災による死者数は例年の2倍となっております。また、高齢者世帯からの出火率が高いことから、昨年秋に実施しました高齢者世帯の防火指導を、この2月に再度実施し、1,130世帯を対象に消防署員が訪問して、出火防止並びに早期避難等の注意喚起を呼びかけました。今後も引き続き出火防止を図るため、一般家庭への防火指導並びに住宅火災警報器の設置推進、防火思想の普及啓発活動、初期消火訓練の実施、テレビ電話や車両による広報等、あらゆる面から幅広く住民に注意喚起を図り、予防消防に徹してまいる所存でございます。 続いて、救急関係でございます。 昨年度は993件出場し、942名の傷病者を搬送いたしております。このうちドクターヘリを要請しヘリ搬送等を行った傷病者は71名となっております。今後もさらなる救命率向上につながる早期医療介入と質の高い救急業務を目指し、有効活用してまいります。 救助出場につきましては28件となっており、内訳といたしましては、交通事故14件、山岳救助及び捜索事案7件、水難2件、火災1件、その他4件となっております。このうち、山岳救助及び捜索活動では、消防防災ヘリ等を4件要請し、3名の方を救出しております。これからも消防防災ヘリ等を有効に活用し、迅速かつ効率的な救助活動を目指してまいります。また、消防防災ヘリとのさらなる連携強化を図るため、消防防災航空隊との合同訓練を実施してまいります。 次に、消防本部新庁舎建設についてでございますが、建築確認申請を2月の末に提出したところでございます。この3月26日には起工式を予定しております。早々に建設工事に着手する予定でございます。近年の消防活動では、ドクターヘリや消防防災ヘリ等の活用性が高まっており、広い敷地を活用し、庁舎脇にヘリポートを整備する計画となっております。 また、新庁舎には指令台も配置する予定であり、事故や災害等での初期対応が格段にアップすることが期待されます。完成につきましては、来年度末の予定でございます。 次に、消防団関係でございます。 消防団は、地域における防災の中核的な存在として、地域住民の安心・安全の確保には欠かすことのできない存在となっております。しかしながら、団員数の減少並びに高齢化が依然として続いておりまして、消防団が一人もいない行政区もあることから、方面隊並びに分団等の組織再編の必要が生じております。関係機関ともよく協議し、効率的な部隊運用がとれるよう、今後数年かけて組織の再編を図ってまいりたいと考えております。 毎年恒例の新潟県ポンプ操法競技大会につきましては、ことしは8月4日に上越市で開催され、鹿瀬方面隊が小型ポンプ操法の部に出場する予定でございます。昨年同様、消防団、消防署並びに町が一丸となって、好成績がおさめられるよう努力してまいります。 この冬は、暖冬、少雪で、雪解けも例年と比べ早く、林野火災や山菜とり等での捜索事案も懸念されるところでございますが、今後も消防署、消防団のみならず、町一体となって安全で安心に暮らせるまちづくりを目指して努力してまいります。 次に、教育委員会関係でございます。 新年度における教育委員会の各種施策の実施につきましては、昨年に引き続き、阿賀町教育の大綱が目指します子供の姿と町民の姿の達成に向け、掲げた取り組みの6本の柱を一つ一つ着実に推進するため、鋭意努力してまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。 次に、町立小・中学校の再編についてでございます。 小学校につきましては、本年4月から、津川、三郷、鹿瀬、日出谷小学校統合され、新たな津川小学校となり、西川小学校と上条小学校が統合され、上川小学校として新しい環境での学校生活が開始されます。子供たちの健やかな学びを支援し、安心して学べる教育環境の充実に努力してまいります。 遠方からの通学に対しては、児童の安全と保護者の皆様の安心に最大限配慮したスクールバスの運行を予定しております。学校での乗降に関しては、公道との分離が行われていなかった津川小学校に関しましては、専用の乗降場所として校舎裏側にバスターミナルを整備いたしました。 中学校の再編でございますが、昨年実施いたしました町立中学校統合に関する意識調査における結果を尊重いたしまして、現状では統合に対する地域の理解を得るに至っていないと判断し、統合を取り扱ってまいりました再編会議としましては、中学校の統合に関しては期限を切らずに、統合への不安要素を解消しながら合意形成ができるよう、話し合いを続けることといたしました。今後は、会議を通じ情報を提供していくことを確認し、教育委員会で収集される国の動向や、阿賀町の財源状況、人口の推移などを情報提供し、住民の皆様並びに保護者の皆さんの考えに寄り添っていきたいと考えております。引き続きご理解、ご協力をよろしくお願いするものでございます。 次に、阿賀黎明高校の存続に関する魅力化推進事業でございます。 平成28年9月にオープンした黎明学舎の指導・運営につきましては、阿賀黎明高校の協力はもとより、地域おこし協力隊の皆さんからの指導・助言を受けつつ順調に進んでまいりました。講師陣の地域おこし協力隊4名につきましては、生徒と先生方の信頼を得ながら学習指導に当たってきたところでございます。 これからの黎明学舎においては、人口減少する中、阿賀町に必要な人材の育成として定住志向を持たせたキャリア教育等に力を入れてまいります。充実した黎明学舎の運営は、阿賀黎明高校の魅力化にも最大限寄与しているものと理解しております。 なお、講師陣の地域おこし協力隊2名につきましては、本年度中に採用任期が切れることから、本人の意向にもより、年度末での退任が決定していることから、後任の募集を行っているところでございます。町で育つ子供たちへの還元を最大の目的として、引き続き4名体制を維持すべく講師陣の確保に努め、今後も黎明学舎を核に阿賀黎明高校の魅力化に努めてまいります。 次に、教育の充実、学力向上対策についてでございます。 今年度も、引き続き教育委員会、学校、保護者、地域が力を合わせ、町の未来を担う子供たちを大切に育ててまいりたいと考えております。今年度は、町の教育のグランドデザインに当たる「阿賀町の教育」というリーフレットを作成いたしました。これをもとにしながら、学校と家庭、地域が一つとなった教育を推進してまいります。 引き続き、各種学力調査等の結果をもとに、学習指導センターとしてこれまでの取り組みを改善し、次の学力向上の取り組みを推進してまいります。 1つ目は、教員の一層の授業力向上です。学校訪問による授業支援、新学習指導要領に関する情報提供、各種研修会、教員間の情報共有の場の設置等を通して、教員一人一人の授業力の向上を図りたいと考えております。 2つ目は、家庭学習習慣の定着です。これまで実施してきた取り組みの成果で、阿賀町の児童・生徒の家庭学習の習慣は確実に定着してきています。今後、さらに家庭学習の質を上げることや、メディアと適切に接する態度を育成することが大きな課題でございます。家庭学習強調週間やメディアコントロールデーのアピール、授業と家庭学習との緊密な連携、学ぶことの楽しさを実感するイベントなどを推進し、課題を解決していきたいと考えております。 3つ目は、キャリア教育の推進です。本年度は、阿賀町15年教育の一環として、阿賀町子ども未来フォーラムを開催いたしました。小・中・高校生と大人がともに阿賀町の現状と未来を語り合い、自分たちができることを実践して行おうとするこのフォーラムを、今後もさらに発展させていきたいと考えております。 次に、特別支援教育でございます。 近年、多様化する特別支援教育のニーズに応えるため、引き続き、一人一人の特性に応じた教育的支援に配慮してまいります。子供の発達段階や学習の習得状況を十分に把握して、関係機関、学校、保護者との連携を密にし、相互協力しながら、子供たちが安心して楽しく学校生活が送れるよう、一層きめ細やかな個別指導と、他者とのかかわりを重視した集団活動など、丁寧な指導を行うため、新年度も14名の介助員を配置してまいりたいと考えております。 次に、いじめ・不登校対策でございます。 いじめを原因とした問題が後を絶たず、深刻な社会問題となっております。町内の各学校では、学校いじめ防止基本方針を策定し、いじめの未然防止、早期発見、即時対応等の取り組みを進めております。 現在、町内小・中学校においても、学校生活中でのトラブルが原因と思われるいじめが確認されております。いじめの早期発見、即時対応で早期解決を図るとともに、いじめを見逃さない、許さない体制づくりを、学校、保護者、地域と連携して取り組んでまいります。 不登校につきましては、長期欠席あるいは別室登校等の支援を必要とする児童・生徒がいる現状にございます。不登校の要因は複雑でございますが、学校内においての早い段階からの気づき、家庭と連携したきめ細やかな対応に努めなければならないと考えております。 また、小・中学校の連携を強化し、小・中接続によるそれぞれに応じた支援体制づくりにも取り組んでまいります。さらに、不登校児童・生徒を支援するために、一人一人の状況に応じた学習機会の確保や、登校支援を進める適応指導教室や、子供たちが気軽に相談できる心の相談室と連携を強化し、支援体制の充実に努めてまいります。 さらに、学校施設の整備、改修についてでございます。 ご存じのとおり、各小・中学校の施設につきましては、経年による老朽化等により、修繕及び更新が必要な箇所が多数ございます。予算の効率的な執行を念頭に入れながら、安全性や緊急性を第一に考えつつ、修繕、更新を実施させていただきますので、ご理解をお願いいたします。 また、30年度からの繰り越し事業となります、空調設備の設置に関しましては、今シーズンからの稼働を目指して、現在、鋭意準備しているところでございますので、ご協力をお願いいたします。 次に、安全で魅力ある学校給食の提供についてでございます。 学校給食は、児童・生徒の心身の健全な発達の上で重要な役割を担うとともに、保護者の皆さんの負担を軽減する大きな役割を担っているものと理解しております。食育・健康教室を通して食の大切さを指導するとともに、あわせて地元農産物生産者の支援を受け、地産地消を進めながら、新鮮かつ安全な学校給食の提供に努めてまいります。 本年度より小学校の統合に合わせ、給食センターについても、従来の4施設から2施設に集約されており、施設老朽化に伴う安全管理面、衛生管理面においても改善が図られたと考えております。今後も、万全な体制で、安全で安心、そしておいしい給食の提供に努めてまいりますので、ご理解をお願い申し上げるところでございます。 次に、社会教育、生涯学習の推進についてでございます。 町民が誰でも生き生きと学べる生涯学習の環境整備と学習活動の充実を推進してまいります。公民館事業では、地区や各種サークルなど、学びの場を提供する地域出前講座や、集落の課題解決を支援する、地域に根差した公民館活動の充実を図り、学びを生かしたまちづくりを進めてまいります。 学校・家庭・地域の連携促進事業につきましては、町立小・中学校全校で取り組んでおり、未来を担う子供たちの成長を支えるため、さらに地域と学校が連携・協働し、地域の皆様から学校行事等への参画や公民館活動とあわせて、子供を育てる環境づくりを推進してまいります。 次に、放課後児童健全育成事業の放課後児童クラブ、いわゆる学童保育についてでございます。 新年度は、小学校の統廃合に伴いまして、日出谷小学校でのクラブは行いませんが、津川児童クラブ、上川児童クラブ、三川児童クラブの3つのクラブを開設いたします。放課後児童クラブは、共働き家庭等の小学校に就学している児童に放課後等の適切な遊びや生活の場などを提供する安全・安心な居場所であると同時に、児童の自主性、社会性及び創造性の向上等、健全な育成を図るため、子供たちを育てる学習環境づくりを進めてまいります。 次に、文化財保護でございます。 本町には、国指定8件、県指定10件、町指定54件の文化財がございます。これらの貴重な文化財の保護、保全に努めるとともに、新たな指定候補物件の調査についても進めてまいります。 岩谷の国指定重要文化財である平等寺薬師堂は、町の玄関口に位置することから町を訪れる観光客でにぎわっておりますが、近年、薬師堂の屋根全体にカヤの損耗が目立ち、コケが繁茂しており、屋根の全面ふきかえが必要な状況となり、文化庁の国宝重要文化財等保存・活用事業により、新年度から、2カ年計画で薬師堂の保存修理事業を実施することとなりました。あわせて、薬師堂の耐震診断及び地盤調査を行い、耐震補強が必要な場合は、耐震補強工事も行う計画となっております。新年度は、屋根工事としてカヤぶき資材調達及び耐震診断を行い、貴重な文化財の適正な保護管理に努めてまいります。 次に、生涯スポーツの推進についてでございます。 幼児から青少年世代にあっては心身の健全な育成に資するため、また、成年世代から高齢者にあっては健康の維持増進を図るため、生涯スポーツ事業を展開してまいります。町スポーツ推進委員や町体育協会と連携し、健康づくり、体力づくりを進めるとともに、関係機関と協力しながら、町民の皆さんが気軽に楽しく健康づくりに参加できるような大会、教室を開催してまいります。 社会体育施設につきましては、築30年を経過した施設もございますことから、年次的な改修計画及び適切な維持管理に努めながら、町民の皆様から安心して楽しく利用していただけるよう、スポーツ施設の環境整備に努めてまいります。 次に、町のシンボルスポーツとして位置づけておりますボートでございます。 阿賀野川レガッタの参加クルー数につきましては、平成30年度は80クルーと、実行委員会の皆様のご助力により、前年度と同数の参加クルーにより開催することができました。これからも、参加クルーのみならず、応援や見学に来られた皆様も競技会場で楽しめるような工夫を凝らしながら、町民がボートに親しみ、町内外の方々と交流が図れるように、さらに盛り上げてまいります。 なお、例年どおり、各部門で優勝したクルーにつきましては、大分県日田市で行われる全国市町村交流レガッタ大会に派遣する予算を計上しておりますので、ご審議をお願いするものでございます。 また、高校、大学、実業団のボート合宿を誘致し、「ボートの町、阿賀町」を積極的にPRしながら、町のジュニアボートクラブとの交流を通じ、クラブ員の意欲向上、競技力の向上をあわせて図ってまいりたいと考えております。 このような方針で編成をいたしました、平成31年度当初予算でございます。 冒頭に申し上げましたとおり、一般会計では117億5,500万円であり、ここに8つの特別会計を加えた総額は、175億3,047万円となったところでございます。 以上、私の新年度に向かう所信の一端を申し述べさせていただいたところでございますが、就任以来、私が機会あるごとに申し上げておりますとおり、全職員が初心に立ち返り、常に緊張感と向上心、克己心を持って、その上でお互いに情報を共有しながら、創意工夫の中で、前年度以上の行政サービスの提供を念頭に置いて、第2次総合計画に基づいた、文字どおり「豊かな自然・かがやく文化、みんなで築く安心のまち」を実現するために取り組んでまいる所存でございます。 今般上程いたしました各案件につきましては、それぞれ提案理由の中でご説明申し上げますので、議員各位におかれましては、それぞれの内容を精査の上、満堂のご決定を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、平成31年度施政方針とさせていただきます。 ありがとうございました。
○議長(斎藤秀雄君) 以上で町長の施政方針を終わります。 ただいまから午後1時まで昼食休憩といたします。
△休憩 午前11時55分
△再開 午後1時00分
○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ、会議を再開します。
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△一般質問
○議長(斎藤秀雄君) 日程第4、一般質問を行います。 一般質問は、10名の方から通告を受けております。 順次発言を許します。
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△石田守家君
○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。 〔9番 石田守家君登壇〕
◆9番(石田守家君) 9番、石田でございます。 午後からの一般質問になりましたけれども、3点ほど伺いたいと思います。 まず、私は、今の町長になってから最初の質問というようなことで、行政全般の中で、いろいろ疑義をただすというのが本来の議員なんですけれども、そこまで至らなくて、きょうはその一歩手前でひとつ踏み留めながら、3点ほど伺ってまいりたいかなと、こんなふうに考えております。 まず、第1点目のアイビスゴルフ場と津川カントリーの破綻、そして撤退についてと。この内容については、ご案内のように昭和63年6月に開業のアイビスゴルフ場、これは砂丘地帯というようなことで、上川地区の野中集落にございます。ここは、使用地は借地であり、約92万平方、津川カントリーは約165万平方、これは昭和53年開業というようなことで私は伺っておるんですけれども、この経営者は、津川カントリーはダイヤモンド観光株式となっておりますけれども、観光誘致の関係、観光拠点が少ない阿賀町。例えば1つ例を挙げるならば、アイビスゴルフ場については、今後トライアル競技等で将来的に有効活用できるのではないかなと私は考えるんですけれども、妄言かどうかわかりませんけれども、そんなこと考えたことはございますかというようなことでございます。当然、この旧上川村の関係については、借地関係は林野条例がございます。当然、野中集落は、台風の関係もございますけれども、旧慣使用の関係、これは深い部分の問題はあろうかなと。言い換えれば今の法律じゃなくて、旧民法の中で成立した中で継続されているのかなと私は思うんですけれども、このゴルフ場を開業して破綻された内容を町がどう認識しているのか、そうしてまた、これは町としてこの借地の関係もどうなっているのか、町長、若干説明をお願いしたいと思います。 次に、2点目の災害復旧の要望に対してなんですけれども、29年度災害、これは、たまたま各集落でいろいろ町の対応がどうとかいろんな議論はあるかと思いますけれども、まず、きょうの2点目については、上川地区の楢山区の関係で、これはその29年の水害で集落裏の水路から水があふれて県道227号を横断するという排水路の関係かなと私は思うんですけれども、これらの対応について担当のほう、あるいは町のほうから一切区長のほうに連絡がなかったというようなことで、それは大変よろしくないかなというふうな関係で伺うものでございます。その点についても、どのような状況か答弁を願いたいと思います。 次に3点目なんですけれども、これはまた皆さん見てどう思うかわかりませんけれども、私ども議員は立法の府、いわゆる言論の自由というような観点から、あえてこの3点目は伺うわけなんでございます。これはどういうことかといいますと、津川町、今の現在は東蒲原では津川と書いてもどうかな、三川と書いてもどうかな、上川と書いてくれればいいけれども、そんなわけにもいかないかなと思うような中でこの3点目の質問を伺うわけでございます。この町の町名を変更して、町の魅力を発信する拠点にしたらどうかなというような観点から、今の現状は、ご承知のように、本当に町全体を見るといいことが一つもない、合併して悪いことばかりが続いている。そんな観点から、こういう、ちょっとした想定されないような発信もどうなのかなというのが基本でございますけれども、これは合併協議の際には、町議会の際にはそういった話は、私は切望したんですけれども、当時の合併する条件は、それぞれの旧町村の名前は使わないというような前提で消されてしまったわけなんですけれども、以来、私はそれは諦め切れないで、どうしても諦め切れないというようなことで、平成17年の合併した当初、この同じような、自分の心を試してみようと思ってこの記載してありますけれども、当時の初代町長、長谷川東二さんにお伺いしたわけ。しかし、お伺いしても、ごらんのとおり、せっかく決めたんで、そんなすぐにはという話で、ごくふつうの答弁で終わったわけなんです。そういった意味で、これは考え方とすればどうなのかなと思いますけれども、冒頭申し上げたように、議員の言論の自由という意味で3点目は1つ質問させていただいたので、まず率直な答弁、ひとつよろしくお願いいたします。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 〔町長 神田一秋君登壇〕
◎町長(神田一秋君) それでは、石田議員さんにお答えしてまいりたいと思います。 最初に、1点目のゴルフ場関連の質問でございますが、私も12月3日に就任してから、初めてこうしたことを知って、アンテナが低かったんだと思いますけれども、本当にびっくりしたというふうなところが本当でございます。 このアイビスゴルフクラブにつきましては平成30年、昨年の11月21日付で株式会社アイビスゴルフクラブ、また新潟スポーツ施設株式会社、これは連名で町のほうに閉鎖の事実とこれまでの経過について報告書が出されてあったというふうに、私もこのご質問をいただいてからで大変恐縮ですが、確認をしたというふうなところでございます。また、一方、津川カントリークラブさんについては、本当に私は全くこれも初耳でございまして、まさにそうした町への報告等々は今現在もなされていないというふうなところでございますけれども、この阿賀町で2つのゴルフ場が一気に閉鎖をしてしまうと、本当に非常に残念な事態だなというふうに思っているところでございます。石田議員さんご指摘のように、経営から撤退する両ゴルフ場のこの跡地活用、これも非常に重要なことだなというふうに思っておりまして、そして本当にこれだけの広い敷地でございますので、何とかまたそこを再生した中で町のにぎわいをつくっていくというようなところは非常に大事だなというふうに思っているところではございますけれども、一方撤退をするというふうなところは、負債を抱えての経営的な面もありというふうなところで、そうした土地や建物やさまざまなところを綿密に、まずは調査をした中でないとなかなか動けない部分があるのかなというのが率直なところでございます。 アイビスクラブの、また、野中区の貸し付け地でございますけれども、これも今お話があったとおりでございまして、野中区が旧慣使用地として町から借り受けている土地の一部をゴルフ場用地の、これまた一部としてアイビスゴルフクラブへ貸し付けしておるわけでございまして、当時の上川村と区で協議書を交わして特例として認めてきた経緯があるというようなところでございます。 野中区へは、この土地を含めて、町からの町有地を26万5,632平米を貸し付けているわけでございまして、その野中区への貸付料は年額で2万6,500円というふうなところでございます。 こうしてゴルフ場が、本当にこの阿賀町でゴルフ場をやっていただいて、それが破綻してしまったと、まさにここへの、どう認識しているかというふうなお尋ねに対してでございますけれども、本当に町としても大きなダメージでございます。イメージ的なものもあるわけではございますけれども、これまであった雇用の場が、まさになくなってしまうというふうなわけでございますし、そこへ来たお客様が、まさに、この阿賀町に来なくなってしまうと。ゴルフ場の利用税の減収。こうやってすぐに思い浮かぶものだけでも、本当に大きな損失があるわけでございます。このほか目に見えないような、ゴルフ場に来ていただいた皆さん、また、従業員等の皆さんも、阿賀町で消費していただいた飲食代や土産代や、こうしたものも消費がなくなっていくわけでございますので、これは経済的に見ても本当に大きな損失であるというふうなところでございます。私もこの跡地、できるものであれば、これをあとを引き継いでくれる会社があれば非常にうれしいわけでございますけれども、ゴルフ、一時期のブームというふうなものも少し寂しくなっているというか、衰退をしてきているところもあるようでございますし、どこのゴルフ場も経営はかなり厳しくなってきているというふうな面もあるんだなというふうにも見ているところでございます。 まさに、具体的なご提案もいただいたわけでございますけれども、まさにそういうところも含めながらですけれども、この再利用、これについては町が直接やるどうのということではございませんけれども、この本当に広い土地の管理、これをやっぱりどう有効に使っていくか、その一方でこの広い土地の管理を、土地をどう管理していくかというふうなところも一つまたあるわけでございますけれども、ゴルフ場以外の利用についても、ぜひ民間から参入をしてもらえるものであれば、こんなにありがたいものはないなというふうに思っておりますので、まさに私どもも今、先ほどいいましたように、状況をもう少し綿密に調査をした中でここの対策といいますか、この情報収集をしながら町の活性化につながっていくというふうなところで進めていければいいなというふうに考えているところでございます。綱木にありましたルーセントゴルフクラブ、これもご案内のように、かなり前に閉鎖をして、跡地は今、養鶏場として有効活用しているというような例もありますので、まさに情報収集に努めながら、ここは進めていきたいなというふうに思っているところでございます。 2点目の災害要望の取り扱い、関係集落への対応に関する件でございます。 ご指摘いただきました楢山区の件につきましては、これは豪雨によりまして山側からの沢水と農業用水等からの出水で住宅の床下浸水、また県道室谷津川線が冠水するなどで、住民生活が二度にわたって脅かされたと。そんなところから、前町長に直接、区から要望をいただいたというふうなところでございまして、この件についても、まさにこの質問をいただいて、私は関係職員に聞き取りをしたというのが事実でございますけれども、私としては、まず基本でございますけれども、この区の要望、これをどう町として実現していくか、私はこれは非常に大事なところだと思っています。要望をいただいたことをどうやって、ある意味で実現していくかと、そこが町の重要な役割であるというふうに思っております。区長さん等々と、まず早急に現地を確認する。そしてまた、どうやったらできていくのか対策を検討する。その結果、すぐにでも実施できるもの、やらなきゃならないもの、またちょっと時間を要するもの、難しいものと、いろいろ検討の結果出てくるわけですけれども、その結果については、これはやっぱり速やかに区長さん等々にお返しをする、お知らせをして、なかなか対策の難しいものであっても、これはさらに関係する皆さんで、またいろんな方の知恵を出し合えば解決につながっていくものもあるというふうに私は考えているところでございますので、要望を出していただいた地元の皆さんの気持ちになって一緒になって取り組んでいく、これは、こうした要望ばかりじゃなくて、通常の一般の業務にあっても町民の皆さんの立場に立った行政運営、これが私の基本としているところでございます。本当に失礼な話、よく町からは金がないと、また、こういうことでできないと、いわゆるできない理由をつけたり、なかなかよく聞いてもらえないと、こういうような対応も私もよく聞いてまいりました。これはもう私の考えているところと、思っているところと全く逆行するものでございますので、ここも含めながら、私は就任以来、職員には、そのことについては本当に事あるたびに言っているわけでございますが、引き続き、まさに今私が申し上げたような施政の中で取り組んでまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。 具体的にご質問いただいた件でございますけれども、これは建設課で現地確認を行いまして、対応は検討してきたというふうなことでございますが、その検討について、区への回答が行われていないということについては、本当に改めて楢山区の皆様、そしてまたこの要望に立ち会っていただいた石田議員さんにも、まずもって深くおわびを申し上げるというところでございます。 現地の状況でございますけれども、県道横断の水路、これは2カ所あるようでございまして、1カ所は800ミリのボックスカルバート、もう1カ所は300ミリのヒューム管となっております。道路用側溝にコンクリートふたが設置をされております。これは県道の浸水対策としては、排水を速やかに行うために平成28年度に道路側溝のコンクリートふたを一部グレーチング側溝に敷設替えをしたというようなところでございます。また、床下浸水を、この大きな原因と考えられます宅地の裏の方の出水につきましては、沢水のほかに農業用水として利用している水路の影響も考えられるというところでございます。これらの水路の整備につきましても、地元区長さんと協議を行ったということでございますが、対策として、集会場脇に、新たに県道までの間に排水路を整備し、県道の横断暗渠を大きくしてほしいというふうな要望も伺ってきたというようなところでございます。 横断暗渠管のふせかえにつきましては、現在、県との協議を進めているというふうな段階にありますけれども、集落内の排水路整備というふうなものにつきましても、町での補助事業というようなものもの一つの方法として補助事業制度がございますので、そこも一つの方法としながら、工法を含めて、改めて区の皆さんと早急に協議をし、本当に現実的な検討をしてくように、私も改めて指示をしたというようなところでございます。 3点目の町名変更でございます。 合併してもうすぐ丸14年たつわけでございます。ご指摘のように、合併当初、まさに隣の阿賀野市との混同もありまして実際に役場に間違い電話もかなり多かったというようなところも、私も記憶として持っているわけでございますが、この14年たって、阿賀町というふうな名前も私もようやく定着してきているのかなというふうに、私としては考えているところでございます。この14年間、ここで生まれ育っている子供たちもいるわけでございます。小学生、中学生、高校生、阿賀町で生まれて阿賀町の小学生としてこの阿賀町をどうしていくかというふうなところを子供たちも考えていただいているところもありますので、むしろ私はこの、今議員さんからこんな意見をいただくというようなところは、やはり外から見てもこの阿賀町というふうな名前がまだまだなんだなというふうに私も改めて認識をしたところでございますので、今後についてはやっぱりこの町全体、より一体感の醸成に努めるとともに、この町の情報、よさ、観光面も含めながら、いろんな集落の行事も含めながら、今以上に新聞、テレビ等々もそうですけれども、インターネット等々も使いながら、SNS等々も使いながら、この阿賀町、これを発信していくというふうなところが私としてはもっと積極的に取り組んでいかなきゃならないなというふうに考えておりまして、それによって、県内でも、また県外でも阿賀町という名前と、阿賀町は新潟のこの辺にあるんだと、その場所も含めながら広く認知をしていってもらうように、私はむしろ、そういう形の中で取り組んでいきたいなというのが率直な私の考えでございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 以上でございます。
○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。
◆9番(石田守家君) まず1点目の、そのゴルフ場の関係、津川カントリーについては結構なんですけれども、まずアイビスゴルフ場、先ほどもお話しされたように町からの、今現在、町なんですけれども、旧上川の旧慣使用、これが上川地内では恐らく集落が四十幾つあっても、30の集落ぐらいはこの条例に関係しているかなと私は思うんです。そういった関係で、先ほど来2万幾ら、1反歩当たり100円というようなことで金額があったんですけれども、こういった面において、もしそのゴルフ場が、もうはっきりだめになったというような関係で、アイビスゴルフ場に関しては町としてはかなりその利用税等々で入ってくる2万6,500円相当も、本当に私どうなっているのかなということなんですね、実際に。そして、その野中集落としては、その旧上川の時代にアイビスゴルフ場と借地契約された。これは恐らく旧民法の下のことで、幾ら今の法が、22年から変わった法の中でも廃止はされていないで継続されているんで、その権限はあるんで、そういったアイビスゴルフ場の契約は無謀ではないのかなと私は思うんですけれども、今現在破綻して、今の現在を見ると、確かにそういったお金の関係は町にとって昨年以来、適正にはできないかなと私思っています。やっているんでしょうかね、実際に。その100円払ったり、もらったりとか、どうなっているんでしょう。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) 町は、野中区に、先ほど言った面積、金額で貸し付けしているわけでございますので、区からはその年間2万6,500円でございますけれども、これは町のほうに納入をしていただいているというところでございます。
○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。
◆9番(石田守家君) それであれば結構なんですけれども、野中の区としてはそのアイビスゴルフ場に対して、お金を借地料金として相当数取っていると思うんですけれども、これは町としては関係ないといえばないんですけれども、確かに今現在、これ私の考えなんですけれども、租税関係で問題が起きて、差しどめ関係も起きているかなと私は思うんですけれども、そんな関係を答弁してもらわなくてもいいんですけれども、実際にこの、今振り返ってみますと、その旧上川の林野条例関係においては、恐らくほとんど内容は変わらずに今現在も来ているかなと私は思うんですけれども、私の知っている範囲では昭和60年に林野条例が改正された資料があるのみで、合併されてからはないんですけれども、そういった面わかりましたら教えて。新たにあったら教えて。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) まず、私も野中の区長さんから、ゴルフ場が閉鎖になってしまったと、まさに今言ったように区として貸している部分もあるんですね。いや、これは困ったなというふうな話をと、これはお聞きをしておりますんで、ここはやはり区とゴルフ場だけの問題と、まさに当事者はそうでございますけれども、やはり町としても、まさに今言ったような関係もございますので、これは関係ないというふうなことでなくて、そのかかわりの中で進めていく必要があるのかなというふうに思っております。また、旧上川の林野条例については、合併後も旧上川村のもの引き続いて存在しているというふうに私は理解しているところでございます。
○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。
◆9番(石田守家君) 引き続いてもいるというような、今、町長、ほとんど中身はまだ知らないかなと思うんですけれども、たまたま1つの、栃堀という区から平成16年に、この内容を永久に使用していただきたいとかいうお願いがあったんですけれども、合併したら、合併の際は、そういうのも必ずその管理の中で的確になっているかなと思って、私は尋ねたんですけれども、そのままになっているということであればそれは結構なんですけれども、いろいろな意味で、このアイビスのゴルフ場で92万平方、この中には野中区のみならず高清水やよその人の借地も入っているかなと私は思うんです。そういう点わかったら教えてください。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) 私も具体的に面積と、また、これの貸している人のところは存じ上げておりませんけれども、まさに今言われた高清水の人からも、いや、これはまさにゴルフ場をやめてしまったんだがどうなるんだろうなというふうな相談があるので、まさに、そこには複数の皆さんが、やはり同じような形で関係しているというふうに考えておりますので、その辺も、まさに町としても、先ほど言いましたけれども、これは実際どうなっているのかというようなところを、やっぱりもう少し詳細に把握をする必要があるかなというふうに、今考えているところでございます。
○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。
◆9番(石田守家君) きょう、たまたま初めてのこういうお考えでございますので、いろいろこれから精査しながら、次の段階で、その野中区とすれば本来の旧慣使用地は、まきとかそういう目的があって、たまたまゴルフ場に貸したと、もとに戻るということはまず不可能ということになった場合は、当然、争いが終わったら町に引き取ってもらうような事態も生ずるかなと私は思うんです。ところがなかなかこの決まりを見ると、戻すようなことがなかなか内容的にわかりやすく載っていないので、そのあたりも随分懸念するわけなんですけれども、この点についても、もし今の現在そのアイビスの会社といろんな問題で、債権やらいろんな問題で混乱しているかなと思うんで、もしそういった問題が終わったならば、町としてやはり引き取るくらいの考えでやったらどうかなと思うんですけれども、この点についてどうでしょう。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) そうですね。まさに、これはもう同じような答弁で大変恐縮ですが、やっぱりその状況を私どもも把握をしながら、調査をしながら、それをやはりいろんな先ほどの条例、また、いろんなところに照らし合わせながら、そしてまた、地元の皆さんとの関係等ともあるんだと思いますので、まさに、よくよく研究しながら進めていきたいというふうに考えております。
○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。
◆9番(石田守家君) いろいろ今申し上げたように、なかなかこれは溝の深い部分があって大変な問題かなと。そもそも旧慣使用なんて聞いただけでも何だろうというのが実際のところであって、この問題についても、恐らくさっき申し上げたように、旧上川地内には30の集落がかかわっているんですけれども、ほとんどかかわっている集落そのものの今現在の住民は、こんなこと考えている人はほとんどいない中でのこの出来事になってしまったんで、しっかりそれをよく直される面があれば、今後、将来的に、やはり改正していかれる部分があるならば調査をしてやったらどうかなと私は思っております。 そういった意味で、これはあくまでも野中の区とした場合は、もう数年来、相当の収益を上げてきたんで、今ここにきてぴったりととまってしまうと、区の収益もどうかなと。区の皆さんはそういう悩みもあろうかと思いますけれども、たまたまある区の人に私は、もう取るだけ取ったんだからもうよかろうなんて冗談言ったら、ちょっと言われましたけれども、実際のことを言うと、本当にそういう目的が、薪とかカヤとかそういう目的で異例の権利を得たものを大きなそういう横に収益を何十倍にもふやしてやるという事業に入ったんで、そのあたりでこういった問題が起きたというようなことで、今後しっかりとこの内容、やっぱりこれは、大昔の話で林野統一とか林政統一とかいろんな言葉があったんですけれども、この中での問題であって、今現在の、今の社会状況の中で、こういった問題をもうちょっと詰めてわかりやすくするのも一つの方法なのかなと思いますけれども、今後の町長初め皆さんのそれにかける努力をまずお願いしておきます。この問題では幾ら話してもなかなかけりがつきませんで、その点について今後努力してもらいたいと思います。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) そうですよね。まさに当時はまき山等で、その山を利用していたと。そういうところからスタートしながら、今はゴルフ場の一部は敷地になっているというようなところでもあるわけですから、これはやはり当初と大きく話が変わっているところもあります。ただ、一つそういうふうな基準といいますか、決まりに基づいた中で進めてきている部分もありますけれども、ある意味でかまないでおけばおくほど、なかなかそこはより難しくなってくるというふうなところでございますから、まさにこれを契機に、私ども町としてもそこの調査も含めながら、今お話があったところに向けながら勉強してまいりたいというふうに考えております。
○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。
◆9番(石田守家君) 1点目についてはまだまだ話したいことがあるんですけれども、この辺でとどめておきたいと思います。 それでは、その1点目の最後の話なんですけれども、トライアル競技というような関係で、ただ漠然と私が考えただけで、そういった町が引き取るような事態、あるいは野中部落が何かで使用する人がいたらお世話してくださいと、そんな事態になったら、これに限らず、いろんな意味で町に人が来るような何かを講じてもらえればなという意味で、あえてこのトライアル競技というのを出したので、その点については答弁要りませんけれども、そのような方向でいろいろ考えていただきたいなということをお願いしておきます。 次に2点目、楢山区の問題なんですけれども、これは、さっき町長の答弁であったように、確かに、私もつい最近なんですけれども、確認したんですけれども、なかなか答えがないと言ったんですけれども、一応、担当者は見たんじゃないのと私は聞いたら、見には来ましたと。それでいいじゃないかと言ったら、いや、いつやってくれるかと。おまえ行って聞いてこいと、そんなこと言ったら、いや何かで聞いてくれみたいなことを言って、それであえてこの質問をまたしたんで、これはあの水路が小瀬ヶ沢という下のほうから上っていくような水路で、水路からあふれた水の問題が県道横断ということで、さっきお話があったように、改善策としては300、800の関係でということであるから、この点については折を見て区のほうに担当からいろいろ説明をしてもらえれば結構かなと、こう思っております。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) まさに、本当は見るときは、まさに区長さんとか地元の皆さんと一緒に、また現場も立ち会いといいますか、お願いしながら見ていけばまさに来たとか来ないとかという話にもならないわけでございますので、そこはやっぱり地域の皆さんと一緒になって解決策を検討していく、講じていくというふうなところが基本だと思っておりますから、そこは少し方向が違ったかなというふうに先ほども申し上げたとおりでございますけれども、ここについては、このご質問をいただいてからも職員、また改めて私からも言われたんで行ってまいりましたので、これも雪も溶けも早いんで、これは区の皆さんと一緒に行きながら、いろんなこういう制度もありますよというような町の制度の話もさせてもらいながら一緒になって検討してまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。
◆9番(石田守家君) それでは、最後の、その町名変更の関係、これは今現在でも阿賀野市の字阿賀町なんですかなんて聞く人がいて、これは困ったなと、困っているうち困ることばかり混乱することばっかしあるし、これは冒頭申し上げたように、こんなときこそ、議員は言論の自由だから、このぐらいは言おうかなと思ってこの、あえて3番目の問題を出したわけなんですけれども、本当に町が発信する魅力を、きょうの委員会報告と一緒なんですけれども、戸田市と一緒なんですけれども、今の現在の阿賀町では町の名前を変える話が出たぞ、それだけでも結構なのかなと私は思う。変えるには大変だなと。平仮名に変えるというのはたやすいかもわからないけれども、津川に変えたら、これはまたいろんな面で大変かなと思って、とにかくいろんな、人のできない、人がやれない、人が考えられないような発信も必要である。必要である反面、今の現状を見たら、いろんな意味の問題が合併後残っている。合併後残っているのは、私は、はっきり言うと名前が悪いからなと私は思うんですけれども、町長その点について。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) 合併してから、余りいいことなかったというようなお話もございますけれども、まさにこれから新しい元号、天皇陛下を迎えて、即位されるわけですから、まさに阿賀町も、阿賀町の名前の中で私はいいことあるように、元気な町になるように取り組んでいきたいなというふうに思っているところでございます。
○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。
◆9番(石田守家君) 今回の質問については、声を出しただけで私は満足かなと思っております。前回の議会でも、たしか議長のほうかららしいことを言ったなと私は思っている。ところが斎藤議長、それは広報に出さなかったよね。広報に出すまで、やはり議長は責任あるから出せなかったのかな。あえて今回は私から、議長は弱いから、私のほうから積極的に、今の話は問題がもう加算しているという観点から、この打開策として、ひとつ町の名前を変えようというような発信と発想で、これから話だけでも結構、何か町が将来変わらなければならないという話だけでも結構ですから、そういう動きを見せながら町の改善に努めていただきたいなと思いますが、最後の答弁をお願いします。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) まさに今、石田議員さんから言われたというようなところは、私もしっかりと受けとめながら、私は子供たちも含めながらこの阿賀町、これを誇れるようなすばらしい町なんだというふうなところを目指しながら私は取り組んでいきたいなというふうに考えておりますので、議員さんからもご指導いただく中で、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(斎藤秀雄君) 9番、石田守家君。
◆9番(石田守家君) 午後から5名の予定になっていまして、これが次の方に、これ以上時間オーバーすると大変なんで、このあたりで、次の機会にまた質問したいと思います。 大変どうもありがとうございました。
○議長(斎藤秀雄君) 以上で9番、石田守家君の一般質問を終わります。
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△五十嵐隆朗君
○議長(斎藤秀雄君) 次に、8番、五十嵐隆朗君。 〔8番 五十嵐隆朗君登壇〕
◆8番(五十嵐隆朗君) 非常に奥ゆかしい石田議員からの発言があったわけでありますけれども、結構、3問目については議題にというか、話に上っているということは事実であることを私からもお話をしておきたいと思います。 それでは、私は2点について質問をさせていただきます。 初めに、いじめ・虐待防止の体制強化についてであります。本来であれば、いじめと虐待は異質の問題でありますが、今や何も珍しいことではなくなり、毎日、新聞を広げますと、いじめと虐待の記事は嫌でも目にする問題でありますし、犠牲者まで出るという痛ましい事案が発表された。国・県も重要案件として取り上げている。国連まで日本の異常を勧告して公表した。過去にも何回かこの問題が一般質問に出た。県内でも、ことしになって何件か発生している。阿賀町においても例外ではないと思います。このような犯行が潜在化しやすい傾向にあることを踏まえ、いじめられる側もいじめる側も虐待される子も、将来の町、ひいては日本を担う子供であるだけに見逃すことはできない深刻な問題であると受けとめ、質問をするものであります。そこで、答えにくいと思いますので、質問はいじめと虐待をちょっと離して聞いていきたいと思います。 第1点としましてお伺いしたいのは、本町におけるいじめであります。幸いに生徒・児童に最悪のケースは発生しておらないようです。だからといって本町の小・中学校にいじめが1件もないということは考えられないのであります。先ほど、町長の施政方針にも若干触れていましたが、改めて私はお聞きするものであります。教育委員会では、本町におけるいじめの実態を把握しておられるかどうか、把握しているとすれば、その実態はどうなっているのか、現状について詳細な説明を願いたいのであります。質問書の4番目に書きました、危険性の高いウェブサイトやSNSでの拡散、インスタグラムでの動画発信、最近はこの動画発信で成り済まし、そんな我々が考えるよりうんと高等なところの犯罪的なことが行われているようであります。関連してここでお聞きをいたします。他市町村ではいじめ防止条例など発表していますが、予定はありますか。あわせて、子供たちからのSOSの受け皿の体制が万全かお聞きいたします。教育委員会と学校現場との情報交換、連携は密かお聞きいたします。 次に虐待であります。昨日、またこの種の事件が起き、大変問題になっております。虐待についてはどこの自治体でも対策に苦慮しているが、阿賀町は児童相談所もなく、町はどこの部署で取り扱っているのか、SOSの受け皿はあるのかわかりづらい。児童福祉司は今後必要なのではないか、お聞きします。189ダイヤルは阿賀町において使用できるのか、どこにつながるのか、どのようなシステムになっているのかとよく聞かれます。町民にもよく理解できるように説明をしていただきたいと思います。 2番目に、町は議会の一般質問をどのように考えているのか。 私も今まで80回近く一般質問をしてまいりました。行政側は一般質問をどのように捉えているのかということは、一般質問は、議員個人が行える最も有用な政治活動であります。ゆえに行政全体にわたって議員は町長の施政、方向性、方策などをただすことができることであります。しかし現実には議員は、言い方が悪いようでありますが、言いっ放し、町長からはなかなか前向きな答弁が返ってこない。ある人が、事前通告制で一般質問はなれ合いになっているのではないかという批判も受けます。私自身、時間をかけて用意周到に準備して一般質問に臨んでおりますが、引き出したい答弁がなかなか出てこない、これはしようがないと思います。一方で、さしたるやりとりもなく善処いたしますとか、導入の検討をしますという答弁を引き出している質問もある、非常に何か不思議で、不思議さを感じていたとことでありますが、質問の仕方も私が悪いのかもしれません。町長も長年課長席で聞いていて、そのような矛盾を感じたことはありませんでしょうか。私は、一度の質問で提案した政策を実現するような答弁が返ってくることはないことは承知しておりますが、それでも具体的な事例として、その後どうなったのか、最近の質問から2点お伺いします。 というのは、言いっ放しでその後どうなったかというのも、我々も正直言って追及しないというのは非常に悪いところだと思っておりますので、今後はしつこく同じようなのを何回も質問するべきなのかなというふうに最近思っていますので、そこでお伺いします。 振興事務所裏の交差点改良の件は、新しい消防署本部庁舎も近くにでき、交通の安全性は保たれるのか。それから、廃校を利用した屋内練習場についてでありますが、またこの春、何校かあくわけでありますが、そういうことを提案してきたんでありますし、子供もまたそれを要望している。今の話で、危険利用度があるので質問しましたが、その後全く話は聞こえてこない。こういうふうに行政側は我々の一般質問を軽視をしているというか、そういうふうに思っておられるのかなということでお聞きします。 このように議員からの質問は国の制度にはないその自治体独自、すなわち阿賀町独自の政策の導入を迫るものがほとんどであります。執行部は、その場限りでなくさまざまなことを調査する必要があるのではないでしょうか。まずは、本当に独自の政策を導入しなければならない事実があるのか、それは個別の地域での課題でなく広く町全体の課題なのか、コストはどれぐらいかかるのか、事業を担う人材はいるのか、ほかの市町村はどうしているのか、このような調査は考えてみれば調査するほど実際はできない理由を探しているような感じも受けますが、今言ったような調査、これに近いようなことをぜひ私は、常にこの一般質問後やっていただきたいなというふうに思っていますが、町長あるいは先ほど来、教育長のご所見をお伺いいたします。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 〔町長 神田一秋君登壇〕
◎町長(神田一秋君) それでは、五十嵐議員さんの質問にお答えしてまいりたいと思います。 まず、いじめ・虐待、子供の件でございますけれども、私も、先般も中学校の卒業式を含め、まさに学校行事等もいろいろ参加をさせていただいてきております。やっぱりこの阿賀町の子供たちが健やかに育って、そこがやっぱり私の一番の願いであります。子育て、教育、この部分については、私は本当に力を入れながら取り組んでいきたいなというふうに思っているところでございます。まさに、このいじめ・虐待に関する事案が本当に全国に発生しまして、連日のようにマスコミ報道がなされております。悲しいことでございます。阿賀町ではまさに同じようなことが起きないように、本当にこれは基本中の基本で取り組みを進めていかなければならないというふうに思っております。 初めに、いじめと虐待についての30年度、この1月末現在の状況についてご報告させていただきます。教育委員会から私のほうに報告いただいたので、私のほうから申し上げさせていただきます。いじめにつきましては小学校で4件の報告を受けております。内容でございますけれども、言葉や無視によるもの、言葉と、手を出したといったようなものでございます。これについては、学校側が早期に発見をして即時に対応したので、深刻な状況には至らずに解決をしたというようなところでございます。中学校では6件の報告を受けております。内容でございますが、ズボン下ろし、言葉や無視、暴力、こういった内容でございます。数人で1人をいじめるというふうな深刻なケースもありまして、学校と教育委員会が協力して対応し、現在解決のほうに向かっているというようなところで私は報告を受けているところでございます。 あの千葉県で発生した小学校4年生の死亡事案を受けまして、文科省から緊急点検要請が当然、阿賀町の教育委員会にございました。調査をいたしたところでございますけれども、現在ではその虐待というふうなものはございません。しかしながら、これは今、学校のことでございます。学校就学前の件については健康福祉課で所管している部分が当然ございます。過去に、私も具体的な事案を承知している部分もございますけれども、いわゆる育児放棄、いわゆるネグレクトというふうな心配があるというふうな世帯、これは2世帯を確認しながら、児童相談所と一緒に、定期的に私ども見守りを行っているというふうなこともございますので、これはまさに関係課、教育機関等々が一層情報共有しながら的確に対応支援を行っていかなければならないというふうに認識をしてございます。教育委員会と学校現場の連携についてのお尋ねでございますけれども、教育委員会のほうへは各学校から毎月いじめや不登校についての報告、これが定期的に提出をされております。また、生徒指導上問題が生じた場合は、随時学校から教育委員会に連絡が入るというふうになっております。このほかにも学警連というふうな組織がございまして、学校、警察、県の地域振興局の健康福祉部教育委員会、これで構成をしているわけでございますけれども、年4回ほど、この会議を開催した中で行っておりますけれども、今後もより一層、生徒の指導上の情報交換、情報共有、これに努めていきたいというふうに考えております。 次は防止条例の関係でございますけれども、いじめ防止条例、これは2007年に兵庫県小野市で初めて制定をされまして、その後、岐阜県可児市、滋賀県大津市でも制定をされておりまして、いじめ防止条例につきましては現在、阿賀町にはないわけでございますが、それにかわるというふうなものとして、教育委員会では阿賀町いじめ防止基本方針を制定してございます。この方針に基づいて、各学校でいじめ防止基本方針、各学校でも学校ごとの方針を策定しているわけでございます。また、これと別に各学校では危機管理マニュアル、これを作成しながら具体的な取り組み手段をそこに示しているというようなところでございます。この2つを活用することによって、いじめに対応するというようなところにしておりますけれども、今後、県の指導も踏まえながらこの条例の制定については検討してまいりたいと考えております。 虐待いじめのSOSの対応でございます。まず、虐待かもと、こういうふうに思ったときなどにはすぐ県の児童相談所に通告相談ができる、これは全国共通の電話番号189、いわゆる「いち早く」というふうな、これはご案内のとおりでございます。このシステムは平成27年7月から導入をされておりまして、このいち早く、189に電話すると一番近くの児童相談所につながるというふうなところになっております。阿賀町の場合は新潟市の江南区亀田にあります新潟県中央児童相談所、ここが阿賀町の管轄でございまして、ここに電話がつながるというふうになっております。また、いじめについても幾つかありまして、1つは全国統一の24時間子供SOSダイヤルがございます。また、もう一つは県内の相談機関ダイヤルというのもございます。県の教育委員会義務教育課と学校教育課のものが一般的でございますけれども、電話ばかりでなくて、これはLINE等のSNSによるものもございます。これ以外にも新潟県警のホームページ、また、県の弁護士会などのものもございます。「深めよう 絆 にいがた県民会議」、ここでも昨年の5月にはリーフレットをつくって配布をして児童・生徒と保護者への啓発の呼びかけ活動を行っております。また、この危険性の高いSNSへの対応でございますけれども、県では新潟県ネットいじめ見逃しゼロ事業というふうなものを進めておりまして、この事業につきましてはネットパトロール業務を民間の業者に委託をして、危険な投稿等について常に監視をしているというところでございます。危険な投稿が見つかった場合には管轄の市町村の教育委員会に連絡をし、各学校に連絡指導するというふうな体制になってございます。阿賀町の所管する児相については、先ほど言いましたように亀田にある中央児童相談所でございますけれども、児童福祉司が必要じゃないかというふうなお尋ねもございましたが、児童福祉司については当然この児童相談所に置かなきゃならないというような職種になっておるわけでございますけれども、阿賀町の場合は、さっきも言いましたが、就学前はこれは健康福祉課福祉係の児童担当のほうで今は担当しております。また小学校、あと教育委員会ということで分かれているところはありますけれども、まさにここは連携した中で取り進めていくというふうなところでございまして、この児童福祉司の配置というふうなものについても国や県の動向を見ながら検討していかなきゃならない一つかなというふうに考えているところでございます。 次に、一般質問に対しての意義というふうなところでご質問を頂戴いたしました。まず、全体的なことでございますけれども、私の考えが主体でございますけれども、この一般質問に関しては、まさにご質問をいただいた議員さん、そして町民の皆様に対して、この神聖な議場で答弁をさせていただいているわけでございまして、私は非常に、私も重要なものだというふうに認識をしてございます。お話があったように、例えば検討しますというふうな答弁がその場限りというふうなところで終わっていたら、これはまさに、私も大変失礼なことであるなというふうに認識をしているところでございますので、先ほど議員さんが言われたとおり、私はまさにそのとおりの認識の中で、具体的にこれはどういうふうに進めていくのか、これは先ほどの石田議員さんからの区の要望の回答がないのと相通ずるものもあるわけでございますけれども、まさに検討すると答弁させていただいたものは、速やかにやっぱり具体的に検討していくと。そしてその結果がどうなったのかと、これはやっぱり明らかにしていくのはまさにその役割だというふうに、責任だというふうに感じておりますので、私はそうした考えの中で真摯に対応させていただきたいというふうに考えておるところでございます。 具体的に2点、過去のご質問に対するものがあったので、この場をかりてそこに関するものを、そうした面からも現在のものをお答えさせていただきたいというふうに思います。県の津川地区振興事務所裏の交差点でございます。私もここを通るというふうな機会が非常に多くて、ご指摘のとおり見通しが悪いというふうなところを認識しておりまして、本当に大きな事故がないようにやっぱり改良をしていきたいというふうな考えでおるわけでございますけれども、建設課のほうでまさにご質問もいただいて、既にその前後から、そこは国道49号線の揚川バイパスとつながったというふうなところから交通量が多いというようなところにもかかわらず、この一時停止というふうな交差点になっていて、交通量のほう、少ないような町道雲和田線がかえって優先になっているというふうなところもあるわけでございます。まさに議員さんのご質問を受けた中での答弁は、調べさせてもらいますと、これは公安委員会にそういうふうに協議をした結果、一旦停止、この場所を変更することについては、交差点部分の一部幅員が狭くなっているので、現在のままでは狭い箇所での一時停止には安全が得られないというようなところでお答えをして、その後さらに議員さんから隣接する土地所有者が用地を提供するので危険箇所を解消してほしいというふうな話もいただいたというふうなところをお聞きしておりまして、その後、建設課でも何度か現地を確認をしたというようなところでございますけれども、町道津川雲和田線の交差点を含む前後を一部改良するというようなことになると道路の法線が交差点部分が曲線となってしまう、曲がってしまうと。そうすると雲和田線における安全性が得られないと、こういうような課題もあるなというようなところで把握をしたというようなところでございまして、それならというようなところで、津川地区振興事務所側にある防火水槽に接続するマンホールボックス及び隣接する水道の配水管、これらも調査した中で、これらの配水、配管等の構造、消パイの電気設備等々の移設が可能なのかというふうなところの検討を今、始めたというふうなところでございますので、まさにそこに向けた中で具体的な今、検討をしておりますので、その検討結果がどうなったか、これはまさに先ほどのとおりでございますので、しっかり説明責任といいますか、そこをさせていただきたいというふうに思っております。 次の、廃校を利用した屋内練習場の件でございます。これについても議員さんから29年12月議会で廃校の有効活用というような質問を頂戴しております。廃校となった体育館の床を取って屋内の多目的運動場にしてはいかがかと、この町内には少年野球や少年サッカーなど活発に活動している、冬の間の練習場がないと、悪天候でも練習できるような設備としてゲートボールやテニスなども含めて、町内に1カ所屋内練習場があってもいいんじゃないかというふうなご質問を頂戴したわけでございます。まさに今お話のあったように、冬期間の各スポーツ団体、一般の皆さんからはこの練習場については現在は各B&Gの海洋センターの体育館ですとか旧鹿瀬中学校体育館などを利用しているわけでございますけれども、お話があったように、また新たに小学校の閉校で、三郷小学校、鹿瀬小学校、日出谷小学校、西川小学校についても、まさにあいてくるわけでございます。私としては、本来この閉校の協議と一緒に、閉校後どうやってそれらの施設の利活用をというようなところを一緒に検討してくればよかったのかなというふうに思っているところでございますけれども、新年度からは、私もそこに関して地域の皆さん、また各団体等々のご意見を伺いながら、この廃校校舎・校地の利活用についての検討も行っていきたい、開始したいというふうな予定でいるところでございます。三川の地区は合併前に既に小学校を統合して、いっぱいあいているわけですけれども、本当に使わなくなるとすぐに傷んでしまうというふうな状況でございますので、ここらは地域のために、また、町民の皆さんのためにどういうふうに有効活用していくことがいいのかというようなことは、これは非常に重要なことだと思っております。五十嵐議員さんからのご提案のスポーツ振興、冬場のスポーツ振興、健康増進、これも非常に有効的なご提案だというふうに私も認識しておりますので、そこも踏まえた中で検討を深めていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございますが、よろしくお願い申し上げます。
○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。
◆8番(五十嵐隆朗君) それでは、質問に従って内容を質問させていただきます。 まず、いじめでありますけれども、阿賀町ではやっぱり児童と子供では違うと思うんですよね。どこで。児童は教育委員会だと思うんです。それから幼児、これはどこで扱っているんですか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) これは、現在は所管は健康福祉課の福祉係でございます。福祉係の中の児童福祉担当でございます。あわせて、これは保育園等と非常に関係しますので、常にそこは、保育園は町民生活課ですけれども、まさに連携をとりながらそういう情報収集、情報の共有をしているというところでございます。
○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。
◆8番(五十嵐隆朗君) その辺がPR不足で、どこでどういうふうになっているかという話をよく聞きますので、教育委員会も含めて、その辺の対応をしていただきたいというふうに思っております。困っている子供たちはSOSをどこかで発信しているはずなんですよね。それを結局、大人が見つけてやらなければ、なかなか、それでどこへ連絡すれば、わからないということでありますので、ぜひその辺を町民にわかりやすく説明するようお願いしたいと思いますが、いかがですか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) まさにそのとおりでございます。やっぱり、ちょっとおかしいなと思ったら早目にやはり関係機関につなげていただくというふうなところが大事でございますので、それをどこに連絡すればいいか、つなげばいいかというふうなところがよく理解をしていただくようにする、これは本当に非常に大事なことだというふうに思っているところでございます。新年度から、私はまさにそういうような子供に関しては、就学前ですけれども、これは1つの組織の中で、課の中で対応できるようにしたいなというふうに考えているところでございますので、あわせてよろしくお願いしたいというふうに思います。
○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。
◆8番(五十嵐隆朗君) 先ほどちょっと触れました危険性の高いSNS、最近の子供に絡んだ犯罪の相当数がこの種の問題であります。それから、それがいじめにつながっている部分。この間、某新潟市の高校の動画が出ていましたけれども、あんなことを人に見せつけるというか、動画を配信すること自体が我々の時代では考えられなかったんですけれども、そういう問題が中・高生に多いと報道もあります。そのあたり、学校現場と情報交換は密にしているのかお聞きします。それと、教育長にもお伺いしますけれども、そのSNS、いわゆるその辺の指導というのはどういうふうに今しているんですか。
○議長(斎藤秀雄君) 清野教育長。
◎教育長(清野一男君) 阿賀町であのような事案って今までないところなので、特に学校側とその辺のところについて対応について相談しているということはないんですけれども、一応、学校には携帯電話もスマホもゲームも持ってこないことになっていますので、家庭での問題というようなことになるかと思います。この間、私も聞いて初めてわかったんですけれども、今、ゲームの中にネットですぐつながるやつがあって、わかる子はさっとそういうこともできるという時代になってきているというような話を聞いておりますので、今後また県のほうの方針等も受けて、対応をちょっと詳細に検討していかなければいけないなというふうに思っております。
○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。
◆8番(五十嵐隆朗君) 今、逆に携帯電話は必要であるという議論をされてある、その辺については学校課長でもいいや。学校の課長でもいいですけれども、その辺の話題というのはあるんですか。
○議長(斎藤秀雄君)
大江学校教育課長。
◎学校教育課長(大江修逸君) 今、新聞紙面等では、そのような携帯電話の必要性というものが問題視されているという事実は確認しているところではございますが、今のところ私ども新潟県方針に従って、学校教育現場の中では、そういった通信施設は使わないというところで基本的な考え方を進めているところでございます。
○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。
◆8番(五十嵐隆朗君) 動画配信は大変難しいですよね。私のようにアナログの人間は横文字が多く、ついてなかなかいけないんでありますが、今の子供たちは平気でそれをどんどん使っていくということで、よく町として研究をしていっていただきたいと思いますが、どうですか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) まさに先ほどのお話ですけれども、大阪府は、もう学校に持っていったほうがいいんじゃないかというふうな報道もされているわけですけれども、今のように、本当にこれは、いろんな懸念があります。まさに犯罪に巻き込まれる懸念もこれは非常に高いわけでございますから、まさにこの使用、持つというようなところに関しても今議員さんから言われたとおり、町も教育委員会も一緒になりながら、各方面のご意見もお伺いしながら検討を深めていきたいというふうに思います。
○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。
◆8番(五十嵐隆朗君) はい、お願いします。 また、県教委は深刻化するいじめ対策を強化するために生徒指導課を19年度に新設するという方針だということをお聞きしました。そして、全県立学校にいじめ対策組織の中心となる専任の教員を置き、組織的対応の徹底を図る。これについては、16年に自殺した、きっと新潟工業の生徒さんの問題を含んでいるんだと思いますが、義務教育課からはそういう県立高校のような指導というか、あったんですか。
○議長(斎藤秀雄君) 清野教育長。
◎教育長(清野一男君) この間、新潟日報のほうに記事が出たと思うんですけれども、いじめ防止についてのマニュアルを全面的にちょっと見直ししないとだめなんじゃないかというようなお話が出ていたと思うんです。この間、あるところに検討するために作成されたというんですが、実際には各学校にはまだ来ておりませんで、ホームページにもアップされていないで、今、状況がちょっとわからない状況になっているんですけれども、先ほど町長がお話ししたように、現場としては阿賀町教育委員会がつくった基本方針を受けて各学校が独自のものをつくっている。でも、ひな形がございますのでほとんど同じような内容のものになっているんですが、それ以前というのは、危機管理マニュアルというものを策定する義務がございまして、いじめについてもその中で項目があって、そこは細かに親への対応、子供への対応、学校の組織はどうするとかというのは具体的に書いてあったんですね。ところが、そういうものが抜け落ちたために多少やっぱり甘くなった部分もあるのでないかなというふうに私は考えているところなんですけれども、それらを含めて、議員ご指摘のように、高校でいじめがあって自殺者が出たということを重く受けとめて、県のほうも、もう一度新たないじめマニュアルについて提案をしているということなので、近いうち各学校のほうに配置されると思いますので、それらを含めて、もう一度、阿賀町教育委員会としても各学校としても対応していかなければならないというふうに考えています。
○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。
◆8番(五十嵐隆朗君) 今のニュースで取り上げられているのは、結局、逮捕されたから犯罪になりましたよね。高校生のあのグループが、いじめでなくて犯罪ですよね。そんなになってしまっては、その子供の将来もなくなるかもしれないという大きな問題ですので、ぜひその辺は連絡を密にして、これから取り扱っていただきたいというふうに思います。 目の前に、今度はいわゆる中1ギャップという時期に入ります。この件についても、解消に向け当然取り組んでおられると思います。児童・生徒の声を対策に反映するために、教員と家庭、今ほどおっしゃったように、地域の連携が重要だと思います。それでなくてもことしは我が町は小学校の合併という、統合という大きな問題がありますので、できる限りの対応をとっていただきたいと思うんですが、町長いかがですか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) 全くそのとおりです。これは子供たちといいますか、まさにその、特に中学生、高校生になればなおそうなんでしょうけれども、やはりちょっとしたことというふうに、深く考えないでやってしまうことがまさに犯罪になってしまうというふうなところがあるわけですから、やはり大人も、そしてまたこれも教育委員会、学校サイドも家庭も、まさにこれは一緒になりながら、連携しながら、そうしたところへつながっていかないように、しっかりとした対応が必要だなというふうに私も認識しておりますので、一緒になって取り組んでまいりたいと思います。
○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。
◆8番(五十嵐隆朗君) よろしくお願いします。 それでは、今度は虐待でありますけれども、虐待について本当に、きのうの新聞にでも大やけどさせて、何かサランラップを巻いて放っておいたとかという、とんでもない、我々は考えられないようなことが毎日のように起こっているわけですよね。その辺を町全体でカバーしてやらないと、町で、社会全体がカバーしてやらないと子供の命というのは守れないような時代になってきたんだと思いますけれども、その辺の対策というのは考えられておられますか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) 本当に、阿賀町の大事な大事な子供たちなんです。私は子供の数、子供一人一人に、できるだけ本当に一人一人に、一人一人のご家庭に目が届くようにまさに、逆に言えば阿賀町ではそういうふうな人数の子供たちでございますので、これは、まさにいろんな機会を通じながら子供たちの様子もうかがう、保護者からもお話を伺う、例えばこれもゼロ歳から定期的な健診があるわけでございますので、そこには保健師等々も全部かかわりながら身体の状況、また、お母さん、お父さん、保護者の皆さんからの聞き取りといいますか、そういうところも行っているので、これはまさにそういうふうな形の中で、私は阿賀町だからこそ一人一人のお子さんに、一軒一軒のご家庭にそういうふうな形の中で取り組んでいくというふうな体制は、今でもこれはできているというふうに思っておりますので、なおさらそこをやはり強化していくというふうなところ、やっぱり今言った行政の組織だけじゃなくて、お話がありましたように地域の皆さん、一緒になりながらそうした子供たちを健やかに育てていく、虐待等々ないんだと、ないような町なんだと、地域なんだというようなところをしっかりとやっぱりつくっていくというようなところが必要だと思っていますから、一層そこの取り組みといいますか、ものは強めていきたいなというふうに思っています。 特にこれは保育園でも、ほとんどの子供たちが保育園に入ってくるわけですから、保育園の先生方は毎日子供たちに接するわけですから、そこで虐待といいますか、本当に子供たちの様子、特に身体的なところがあればこれはわかってくるわけです。先ほど私がネグレクト等々と言ったのも、まさにこれは保育園の中で先生方からの情報をいただく中で、そして家庭の中に入っていく中で発見して、話し合いをしていくというようなところでのケアをやっておりますので、そうした一人一人の子供たちに可能な限りといいますか、本当に目配りをしていくことが仕事だと思っておりますので、そうしたことで一層取り組んでまいりたいと思います。
○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。
◆8番(五十嵐隆朗君) よろしくお願いします。 虐待をする者は、周りがきけば虐待はしていないというふうに答えるそうであります。相談所の職員等が虐待を指摘されると、確かにそのときは反省し、もう虐待はしないでおこうと思うわけでありますが、また何かのきっかけで自分を抑えることができなくなり虐待を繰り返してしまい悲惨な結果を招くというようなことが多いそうでありますが、そこで十分な繰り返しでの指導が必要なのではないかと言われております。そのために人間をふやすということは非常に難しいと思うんでありますが、体制を整えると言っても、財政状況が非常に厳しく行政改革を進めている折から、人員の配置ということは難しい状況にあると思いますが、人がいなくてすぐに対応できなかったために悲惨な結果を招くというようなことがないようにするため、いじめ・虐待の分野での職員増員ということが必要ではないかなと思うんですけれども、その点いかがですか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) 本当に、まさに今お話しいただいたとおりです。外から見てもなかなかわからない部分もあります。本当に、入っていっても、いやそんなことはないとまさに否定をするというふうなところもあるのが、これまた私もかかわった現実でございますので、まさにさっき言ったような中でしっかりとやっぱり職員がその役割を果たしていくと、地域の皆さんにも一緒になって果たしていくというようなところだと思っております。 まさに職員、何人いてどうかというようなところもあるわけでございますけれども、これは先ほどもちょっと申し上げましたが、やはり子供に関して今は福祉だ、健康福祉だ、町民生活だというようなことの中になっているわけですけれども、ここは1つの課の中で次年度からは可能な限り対応できるような体制を、まずとらせていただきたいなというふうにも考えておりますので、そこの中でしっかりと必要な部分については協議を行っていきたいというふうに考えております。
○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。
◆8番(五十嵐隆朗君) それとDV対策、その連携を強化し、どれもこれも実効性のある対策を町で盛り込むよう望みます。189ダイヤル、先ほどお話に出ましたが、これもためらわず電話していただきたいという、そのPRがない。例えば子供110番という、この間も私は申し上げましたが、私のうちも張っています。だけど、これはどういうものかというのを知らない子供もいる。それはどういうものなのかなと思う。やっぱり、うんとPRをして、すぐにそれに対応できるようなシステムをつくってもらいたいなというふうに思っております。 では、次の質問に移ります。 事例として2つお伺いしました。ある職員が、議員はあれこれやったらどうかと質問してくるが、自分たちは提案した責任をとらないじゃないかというふうに言われたことがあったんですけれども、そのとおりかもしれないですが、議会が議事機関であり町長が執行機関である以上、執行責任が執行機関にあるのが当然だと私は思っています。しかし、提案を実現するために議員も提案者として責任を共有し協力する、だからこそなれ合いというものはないんだよというふうに私は答えたんですけれども、町長、この会話に感想を聞かせてください。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) 私は、今、議員さん言われたように、これはやっぱりいろんな人、議員さんも当然そうですし、まさに町民の皆さんも、こういういろんな情報、提案、意見、これをやっぱりいただいていくということが、私ども行政を執行していく上で非常に基本中の私は基本だと思っておりますので、そこをいただいて何をやっていくかと、まさにそこも政策に反映させていく、事業に反映させていく部分でございますから、これはどんどん私はむしろご提案をいただきたいなというふうに思っております。今、町長はどうだ、議員さんはどうだと、そういうふうなところでなくて、これはまさに、そういうふうなところで私は一緒になってやっていく、一緒になってと言うとこれまた違う分もあるかもしれませんけれども、ご提案をいただく、私どもは真摯にそれを検討していく、実行していくというふうな中で取り組んでまいりたいと思いますので、今後ともまさにそうした形の中でいろいろご提案、ご意見を頂戴したいなというふうにお願い申し上げます。
○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。
◆8番(五十嵐隆朗君) 一般質問については、議員は、客観的なデータや根拠に基づき、しているわけであります。また、既存の制度を理解し課題を浮き彫りにして解決につなげようと努力しているんですよ。私が申し上げるべきではないんでしょうけれども、それと、執行部とともに政策を策定する意識でおりますので、誤解のないように申し上げておきます。私ども議員は、皆さんと同じく住民の福祉の増進に努めるとともに最少の経費で最大の効果を上げるように議会も追及していますので、一般質問が意義あるものと認識していただきたい。この考え方に町長何かございましたらお聞きします。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) 私も全く同じでございますので、一緒になってといいますか、いろんなご提案いただいて、まさにそこで意見を交換もさせていただく中で元気なまちづくりに、一緒になってお願いをしたいというふうに私からもお願いをさせていただきます。
○議長(斎藤秀雄君) 8番、五十嵐隆朗君。
◆8番(五十嵐隆朗君) 大変失礼なことも言って申しわけありませんが、いじめ・虐待を含め、町が本気で行動していただきたく申し上げまして私の質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。
○議長(斎藤秀雄君) 以上で8番、五十嵐隆朗君の一般質問を終わります。
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△長谷川眞君
○議長(斎藤秀雄君) 次に、2番、長谷川眞君。 〔2番 長谷川 眞君登壇〕
◆2番(長谷川眞君) 長谷川でございますが、今回初めての質問になりますのでいろいろと間違ったことを申し上げるかもしれませんが、ご勘弁していただきたいと思います。 私のほうは、まず阿賀の里の経営についてと、それから阿賀町の広報活動についてという2点について、それぞれ細かい質問をさせていただきます。 では、町長が12月3日に就任されてから3カ月以上たちました。私も議員として3カ月以上たち、その中で地域と語る会などで、町民の関心が阿賀の里への町の融資を回収できるのか等の質問が多く聞かれました。12月議会では、町長は、小池議員、石川副議長、斎藤議長の質問に、阿賀の里の経営状況についてはよく承知していないのでしっかりと経過状況等を説明を受け早急に判断し、抜本的な対応が必要な旨答弁されました。その中には、責任のあり方が明確になっていない等の言葉もありました。そこで、就任から3カ月たって、阿賀の里の状況や経営内容を把握できたと思いますので、阿賀の里については次の3点について質問させていただきます。 まず1点目、阿賀の里の経営状況がここまで悪化した原因はどこにあると思いますか。原因は複数あると思いますが、最も大きなものを中心に町長の見解をお伺いいたします。 2番目、次に、どうやって経営改善を行っていくのか、その方策手段等をどのように考えているのかお伺いします。 3点目、法人の株式会社阿賀の里の役員変更登記はお済みでしょうか、新しい取締役は誰になったのか。もしまだ役員登記がされていないのであればおくれている原因と、いつまでに行うのかお伺いいたします。 次に、阿賀町の広報活動についてお伺いさせていただきます。昨年12月26日に行われた阿賀町子ども未来フォーラムで、子供たちの意見の中に、SNSやインターネットで阿賀町を日本中、世界中に発信すべきということが多く聞かれました。町長も参加されていましたからよくご存じのことと思います。さらには、阿賀町ではふるさと納税の件数、金額がインターネットで募集することにより大幅にふえたのは周知のことです。町長も所信表明で情報発信により観光の活性化を図ると言っておられます。そこで、阿賀町の広報活動について次の3点について質問させていただきます。 1つ目、町長は所信表明で町の旬の情報を効果的に発信し、観光の活性化を図ると言っておられますが、その具体的な方法をどうするのか町長の考えをお伺いします。 2つ目、阿賀町のホームページ、特に観光情報を抜本的に見直す予定はないのでしょうか。 3点目、町のホームページは職員の作成でしょうか、それとも業者に委託して作成したのでしょうか、お伺いします。 以上、よろしくお願いします。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 〔町長 神田一秋君登壇〕
◎町長(神田一秋君) それでは、長谷川議員さんのご質問にお答えしてまいりたいと思います。 阿賀の里のご質問でございました。まさに12月の議会、私も就任間もないときでございまして、12月にも申し上げましたけれども、阿賀の里には、町の施設を町有化したと、本当に大きな町の予算が入ったわけでございますので、まさかそうした状況になっているとは、私は想像もできないような状況でございまして、それは、その質問の際にも私は承知してございませんでした。その質問を受けてから、職員にただしながら初めてそうした事態を知ったというのが正直なところでございまして、まさにそれから3カ月近く経過しているわけでございますので、職員からも調査をさせながら、また議会の皆さんにも全員協議会等々でも状況をご説明させていただいて、また、ご意見を頂戴しながら今日まで至っているというようなところでございますけれども、私も率直に、長谷川議員さんのご質問にお答えをしてまいります。 この経営悪化、まさにさまざまな要因があるわけでございますけれども、平成20年当時と比べて売り上げが半分以下に今、落ち込んでいるというふうな状況でございます。特にこの27、28、29、この3カ年間、ここの落ち込みが非常に大きいというふうなところでございます。私は本当に率直に申し上げて、この最大の要因は、経営に携わるトップの実質的な不在にあるというふうに私は考えております。お客さんがこうして減ってきているから売り上げが減ってきているわけでございます。どうやって誘客していくか。それにはまさに魅力的なイベントを行ったり、売り場の工夫、売り物、食べ物、雰囲気、時代が変化しているわけですけれども、阿賀の里の状況は昔と余り変わっていませんよねというふうに私も感じております。トップの意識改革、トップがどういう方針を持ってそこを認識しながら運営をしていくのか、それを現場の従業員の皆さんにどう伝えて一緒になってこの経営に向かっていくのか、まさにその姿勢が、私は不足しているというふうに率直に申し上げたいというふうに思います。 例えば、普通、商売をやっていてお客様が減ってきたらどうやって来てもらうか、いろいろな工夫があると思います。例えばさっきからの話のとおり、今の時代SNS、ネットで発信するわけですよ、皆さん。これは、あそこもかなり多くの社員がいます。社員の皆さんが一斉にこの阿賀の里の宣伝をしているかどうか、それを受けた人が拡散しているのかどうか、これやっぱり、かなり今はまさにそういうふうなところも大事なところでございます。また、お客さんがいなくて、例えば時間があったら、手があいたら、みずからそれぞれの店の中、施設、トイレ、駐車場、みずからが掃除をやったりゴミ拾いをやったり、また、来ていただくお客さんに元気に声をかけながら、それが誰でもやれるような、そうしたところが、私も何度もあれから阿賀の里には足を運んでおりますけれども、私も感じませんでした。できていないなというふうに感じております。 次の質問にも関連するんですけれども、前町長が代表取締役社長を務めておったわけですけれども、自治体の長と第三セクターの代表、これを兼務すると、これについてはやはり現実的には非常に難しく、ほかの自治体の例を見ても経営に係る実質的な意思決定者が不在に近いような状況では、企画力、営業力、これが不足してくるのはある意味で当然なんじゃないかなというふうに思っています。そもそも第三セクターですから、民間的手法を公共分野に生かすと、そういう目的で設立されたものであります。そういうところから鑑みても、役員、経営者については、これはまさに民間から求めることが適当でなかったのかなというふうに思います。 具体的に役員のお話でございますけれども、これまで、今ほどお話ししたように前町長が社長、そして取締役には林真一郎さん、具体的に名前言って申しわけございませんが、星野さん、酒井さん、山口さん計5人がいたわけでございますけれども、新たな体制として神田さん、酒井さん、山口さんが退任をされ、林さん、星野さんは継続をされ、そしてかつて支配人を務めていた長井さんを加えて3人の取締役体制となりました。そして、林真一郎さんが代表取締役となりまして役員の変更登記を2月22日に完了したと、これはつい先日、役場のほうに報告がございました。 私は、この新体制のもとで、阿賀の里が今まで以上にみずからの力で、社員全員の知恵とやる気をもって経営をしていただいて阿賀町の観光拠点として活性化するところを望んでいるわけでございます。 2点目の今後の経営改善方法というようなところでございますけれども、現在この阿賀の里は、やはり情報発信力が私は非常に不足しているんではないかというふうに感じております。町民のために役立つ施設、町民の皆さんからまさに立ち寄っていただける施設、町民に利益をもたらすような施設に変えていかなきゃならないんじゃないかと思っております。町民の皆さんが寄らないというふうな施設では、やはり少し違うんじゃないかなというふうに思っております。この点、町は指定管理、これを委託しているわけでございます。また、株主でございます。そうした立場から強く要請をし続けているところでございますけれども、株式会社阿賀の里がみずからのやる気と工夫で、まずは取り組んでいただかなければならないというふうに考えております。しかし、一方そこにばかり期待しても、従来の状況の継続となる可能性があります。私も3カ月見てきて、まさにそういうふうに感じております。施政方針でも若干触れましたけれども、新年度は町の職員を現場に常駐させて、この株式会社阿賀の里の日々の状況も見ながら、把握をしながら、また、集落支援等々とも連携しながら、これはさっき言ったように阿賀町と地域と関連するというようなところが非常に大事だと思っておりますので、阿賀町産の山菜であったり野菜であったり、そういったものを集荷、販売を行うなど、町民の皆さんとの接点を広げながら、訪れていただく観光客の皆さんにも魅力あるように連携していきたいなというふうに考えているところでございます。 また、この道の駅、阿賀の里は、ほかのとの違いはやっぱり川の活用です。このたび導入されるジェット船もそうですけれども、もっと川を活用した工夫ができないかなというふうに思っているところでございます。近年増加しているこのインバウンドについても集客効果が期待できるというふうなところで思っておりますけれども、この、特に三川地区にあるわけですが、中国人の旅行客、これはふえております。そんなところから、阿賀の里でも昨年の11月から電子マネー、ALIPAY、PayPay、これを導入して対応もしているというふうなところも伺っているところでございます。 次に、阿賀町の広報活動についてのご質問も何点かいただきました。阿賀町は山と川、自然に恵まれた豊かなこの環境、すばらしい環境の中で8つの温泉があり、農山・林産物を使ったおいしい食べ物や酒があり、伝統文化、歴史、人を引きつける資源を、私はたくさんあるというふうに思っております。それにさまざまな技を持った人情あふれる人達と出会っていただくことが町の魅力である、そして、それが観光資源であるというふうに思っているところでございます。 これまで、町のホームページでイベント情報発信や、新聞、雑誌、テレビ、ラジオといったメディアも使いながらPR、イベント等々の誘客を、促進をしてきたわけでございますけれども、旬の情報、これはもうイベントだけじゃなくて、阿賀町をそのときに訪れていただくことによって体験できる自然や食べ物、これが全て観光資源でございます。訪れてもらった時期によって違った体験をできる、何度でも行きたい、そんな町に、それが阿賀町、それを発信していくというところが大事だなというふうに思っております。 先般、阿賀町は観光資源がない、SNSで発信しても、来てもらうには一番がないとだめだと、将軍杉では弱いと、東京から阿賀町に来るには時間もかかって金もかかると、非常に観光というのは難しいというお話も皆さんと一緒にお聞きしたわけでございますけれども、私はそうは思っていません。このありのままの自然、この田舎の景色、生活、人、すばらしいんです。私はそれをどうやって切り取って発信していくか、そこが今まで足りなかったというふうに思っております。外国人の人も国内の人も、やっぱり自分の近くにないような非日常的なものをやっぱり求めている部分もあるわけでございます。長野県の地獄谷の話もこの前ありましたけれども、今はちょっとあの日言ったのと違うと思いますが、もう30万人近く観光客が訪れていて、その4割ぐらいが外国人です。バスからおりて、30分も歩いてあの山へ行くわけです。そこにはそれだけの魅力があるわけですよね。見る、写真を撮る。 また、宮崎県の西米良村というところの100人ぐらいの集落、これも有名になった集落ですけれども、100人ぐらいの集落です。もう山の中です。そこは郷土料理を本当に小皿、16ぐらいの小皿の中に郷土料理を入れて、そして周りの景色が非常に桃源郷のような本当に山の中、すばらしいところだと。そこに、100人のところに約2万人の観光客がその山菜料理を食べに、景色を見に、観光バスに乗ってやってくると。まさに、阿賀町にもこうした魅力は、私は同じようにあるんだと思っています。それをいかに発信するかというふうなところでございますので、先ほども少し申し上げましたが、新年度は外国人または外国語が堪能な地域おこし協力隊の採用も考えながら、そこに向けた発信もしていきたいなと思っております。また、SNSばかりでなくて、私もトップセールスでいろんなところをPRしながら宣伝をしていきたいというふうにも考えているところでございます。 次はホームページでございます。ホームページも、いかにやっぱり見ていただくかと、そこの工夫、把握、これが非常に大事でございます。今はただホームページを見るにも、パソコンを利用する人、スマホを利用する人、多様化しているわけでございますから、この阿賀町がより検索をしてもらえるようにというふうな工夫、これも非常に必要だと思っております。ふるさと納税の利用者がふえました。これも町のホームページからじゃなくて、ふるさと納税のポータルサイト、まさにここが大きく機能していると、大きな成果を生み出してくれているわけでございます。こうしたことを鑑みながら、利用者が目的に応じてサイトを使い分けるように、町もターゲットを絞った情報の出し方というふうなものが必要だなというふうに考えているところでございます。 町のホームページが、誰が作成しているのかというようなお尋ねもございました。正直申し上げまして、この全体の構築は業者に委託をして作成をしたものでございます。トップページ、項目のページ、個別のページと3層立てになっているわけでございますけれども、それぞれのシーンごとのタイトルから目的にたどり着くようにこうしているわけですけれども、やはりいかに見やすく、検索しやすく、各情報がわかりやすいかというふうなところが非常に大事だなというふうに思っております。また、このホームページの更新等々については当然、新着情報、各課からのお知らせ等々、こういうふうな部分は、それぞれの私ども担当が直接そこにできるというふうになっております。これもやっぱり文字だけじゃなくて、そのときそのときの写真であったり、むしろ動画がいいですよね。まさに、そういうようなところで皆さんから注目をいただけるようなというふうなところで、情報発信にも注目がやっぱり非常に大事だと思っていますので、積極的に取り組んでまいりたいと思います。 以上でございますが、よろしくお願い申し上げます。
○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。
◆2番(長谷川眞君) まず、ちょっと補足の質問といいますか阿賀の里の経営について、非常に町長の考え方も私の考えと相通ずるところがあるんですが、まず最大の原因は、とにかく私は無責任体質だと思うんです。トップも、それから現場の支配人とかも、町に任せておけばいい、いや現場に任せておけばいいと。それと、例えばそういうのが固まって責任の所在がはっきりしないということが一番問題なんじゃなかったかと思うんですが、それで今回、町長は代表取締役にはならなかったですけれども、現場に専任の職員を配置するというのは、私は一歩前進だと思っています。そこで、ただ、その指揮命令系統が、じゃ、どうなれば一番いいのかというと、私は町長がトップに立って、その現場に町の職員なり何かを、どういう形で置くのかわかりませんけれども、置いて、それが現場のその担当者なり責任者を指揮するというのが一番いいんじゃないと思うんですが、町長のその辺の考えをお願いします。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) まず、ここは町の今、施設になっております。そこを指定管理という形で株式会社阿賀の里に指定管理委託をしているわけでございますから、私はむしろこういうような方法をとっているわけですから、その指定管理先の社長に町長がなったら、これは一緒ですよね。私は、まさにその指定管理を受けている株式会社阿賀の里が自分の問題だというふうに認識をした中で経営をしていただかなければならないというふうに思っています。さっきお話があったように、これはいわゆる、最後は町が何とかしてくれるんじゃないか、これはどうじゃないかと、そういうふうな考えでなくて、これはまさに株式会社阿賀の里に阿賀町が指定管理を委託をしているわけですから、私は町としてはその指定管理をしている株式会社阿賀の里に契約どおりにしっかりとその業務を履行してもらうと、これがやはり私は町の立場だというふうに思っているところでございます。ただ、そこを言っていても、やはりなかなか、同じようなことになる懸念もありますし、町としてもやっぱり、よりしっかりと把握をした中で、またある意味で一緒になって、株式会社阿賀の里と町と本当にある意味で連携した中で取り組んでいくというようなことも必要だなというふうなことも思いますので、まずは職員を常駐させながら新たな取り組みも検討していきたいと、戦略も練っていきたいというふうに考えているところでございます。
○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。
◆2番(長谷川眞君) 私が心配するのは、例えば現場のその林さんが代表取締役、それで取締役2人が常に現場にいると、全員協議会等で、なぜならば現場を一番よく知っているから、そういう人たちに任せるという考えだと思うんですけれども、現場を知っているのと改善できるかというのは、また意識の問題で、別問題だと思うんです。先ほども言いましたように、一番心配しているのは、現場はこういうふうにやりたいと。そうすると、今度、町の観光課が、そこを管理する観光課がまた口を入れたりなんかするんじゃないかと、そういう面でうまくいかないんじゃないかという心配をしたんですけれども、その辺はどうお考えでしょうか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) 同じようなことをまた冒頭に申し上げますけれども、ここは株式会社阿賀の里が運営しているわけですから、そこに町が、ある意味で町は委託をしている側でございますから、しっかりと運営を株式会社阿賀の里にやっていただかなきゃならない。そこのやっていく中で、いろんな意見は言うことも、しっかりやっていなかったら、当然、意見は言わなきゃならないし、今はまさにそういう状況であるなというふうに思っていますので、そうですけれども、ただ、実際のものについてはやはりよく調整しながらやる必要がありますけれども、基本的には受託者たる株式会社阿賀の里が先頭、みずからがやっぱりやっていくというようなところが、これはやっぱり基本だなというふうに思っているところでございます。
○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。
◆2番(長谷川眞君) わかりました。一応町長のその考えが現場の経営者、委託先の従業員なりに、役員なりに徹底されることを期待しまして、その件はまず終わらせていただきますけれども。 あと、この阿賀の里についてジェット船、3月の末に来てお披露目もありますけれども、ジェット船を使った船下りなり遊覧船ですか、遊覧なりに大分期待しているところがあるんじゃないかと、今までの全員協議会とかの勉強でしておるんですけれども、この五十島橋の浅瀬が改修されないと、ジェット船の白崎からの船下りができないと。ジェット船というか、船下りの目玉はやっぱり白崎から下るということじゃないかと思うんで、それについては町のほうとすれば五十島橋の下の砂利の排石といいますか排除といいますか、その辺はどのようにやっていくお考えかお聞かせください。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) 私もジェット船は非常に、白崎から下れないと、当初聞いたのと違うんで、非常にがっかりしているわけでございます。水深30センチあれば下っていけるんだというふうな話で私も聞いていたわけでございますので、本当にそこは非常に残念です。ただ、現実的に、まさに、そういうふうな状況にあるわけですから、そこはいたしかたない部分ですけれども、今議員さんがおっしゃるようにそこの場所を通れるように、五十島橋の下を通れるようにしていく。ここにはやはり県から、あの阿賀野川ですから、まさに県から砂利を取っていただくというふうなところにお願いをしていくというようなことしかございませんので、そこについては、私からも振興事務所の所長さんには話をしながらというようなところでありますので、そこは早目に、まさにそういう形で着手していただけるように、私も今後もまた強く要望していきたいというふうに考えております。
○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。
◆2番(長谷川眞君) その砂利を取るのは県なり国なりですかね。河の防災事業でその砂利を取ったり水のはけをよくするような事業があって、そこに乗っかろうという考えかもしれませんけれども、逆に民間の砂利採取会社があるわけですね。その辺に、期間限定、冬場だけというようないい関係、期間限定で取らせるような施策というふうなことは考えませんでしたでしょうか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) まさにあの一級河川、津川地区、新潟県で管理をしている。河川管理者でございますから、全て何をやるにも河川管理者の許可、これが必要になってくるわけでございますので、今まさに言ったように、民間の皆さんがといったような手法もあるとも思いますけれども、そこも含めながら、これは県の振興事務所さんのほうにお願いをしていくというふうなところでございます。
○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。
◆2番(長谷川眞君) その見通しというのはどうなんでしょうか。できれば何年ぐらいまでには通れるようにしたいというあれはありますでしょうか。
○議長(斎藤秀雄君) 関観光振興課長。
◎観光振興課長(関仁君) 川下り、要は川を掘削せにゃならんですけれども、これは正直いいまして、平成23年の水害以降、県のほうにはずっと言ってきました。全然受け入れてもらえなくて、それで町のほうで予算化したりした時期もありましたけれども、町ではなかなかうまくいかなかったのが、これは現実です。最近になりましてようやく県のほうも、この川を掘ることに関して前向きに動いてくれまして、10日ぐらい前でしょうか、県の方とそれから町の私どもと建設課と一緒に現地のほうをずっと回らせていただきました。具体的な実施、どのようにするかというものは、ちょっとこれから検討する余地はあるんでしょうけれども、お金の工面ができそうなというようなことは話を聞きましたので、これから計画を組んで、まず川を掘る時期もありますので、これは秋以降でないと多分できないというものが、これはと思います。その辺で今、この秋以降に必ずことしやれるかという保証はできませんが、これは一つそういうふうになりますので、前進したのかなというふうに考えます。ことしあるいは来年あたりになればやってもらえそうな気も私は感じておりますが、今のところそういう状況です。
○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。
◆2番(長谷川眞君) わかりました。23年から今までできなかった、いろいろ事情もあったんでしょうけれども、できなかったということはそれなりにやっぱりハードルが高いということだと思いますんで、近くなって、このごろになっていい感触があるとはいえ、油断しないようにもう日参してもいいような形で問い詰めながら実行できるようにしていただきたいと思います。返事は結構です。 次に、阿賀町の広報活動について。町長ご存じのように、12月26日の子どもフォーラムではそういう話が子供たちから、ほとんどのグループからそういう話が出てきていましたですね。だから、そんな中、先ほど町長からもこうしたいという話はありましたです。私が見るに、阿賀町のホームページ、特に観光情報は非常にお粗末だと、こういうこと言っちゃなんですけれども、お粗末だというふうに感じております。 例えば温泉施設の項目をクリック、これはインターネットですけれども、クリックします。そうすると、例えば名前がいっぱい出てくるんですね。御神楽荘ですとか、あすなろ荘ですとか、それから赤湯ですとか、清川高原とか出てきます。じゃ、その清川高原を再度クリックすると清川高原住所と電話番号と何で、さらにその一番下に、青いので、清川高原のホームページとなるわけです。何かこんなにまどろっこしいんだと、その清川高原を最初にクリックしたらすぐ清川高原のホームページが出てくればいいじゃないかというような形で、私が見た感じ、非常にインターネットでのホームページから見る阿賀町のコマーシャルというか、広報活動というのはお粗末で、じゃ、ほかにどうだと、阿賀町の企業がどういうホームページをつくっているか。私が感心したのは、やっぱり麒麟山酒造です。次に山崎糀屋さんかな。ただ、あの人はおかみさんが前面に出過ぎてちょっと鼻につく人もいるんじゃないかなと思いますけれども、そういう感じでです。じゃ、ほかで感心したのは小会瀬ですか。小会瀬は自分のところのアピールをすると同時に、近所にはこういう観光施設がありますよと。あそこは、西側になるんでしょうけれども、東側の、たきがしら湿原だとか不動滝だとかあるいは御神楽岳の登山ですとか室谷の洞窟、小瀬ヶ沢の洞窟だとか、そういう上川の観光施設をいっぱい載せてあったんですね。ああこれだ、こういう、やっぱり、例えば清川高原というのを入浴施設をクリックしても、その石畳の街道だとか柳新田の一里塚だとか、そういうものをコラボといいますか、関連づけたコマーシャルをしないと、阿賀町の魅力というのは、ただ温泉だけかいという形になってしまうので、その辺を町のホームページを抜本的に見直すような形でつくり直したらどうかなというご提案なんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) やっぱり私の思うのは、特にホームページでは、観光に関する発信は、やはり少し弱いですよね、ホームページ上には。まさに今、具体的にお話があったというふうなところは、誰しもやっぱり感じるというか、ちょっとまどろっこしいところがありますよね。まさにそういうところは、これは町は町としての、まさに行政機関としてのホームページでありますけれども、そこはやっぱり可能な限り、今のお話のとおりだと、こういうふうに思っております。 観光を発信するのはやはり町だけでございません。今、観光協会、まさにこれは民間の皆さんの団体の観光協会も新たに観光、特に観光協会ですから、そこに特化したホームページの作成というふうなところも今、手がけているところでございますので、そういうふうな形、全体、総体的な中でやはり町のよさを発信していく、今お話があったように、民間の企業の皆さんが自分のところだけじゃなくて、まさに阿賀町全体を発信しながら、阿賀町ではいいところあるよと、そしてその中でやっぱり自分のお店、仕事に関してもそういう形の中でPRをしていく、まさにそういうような形、すばらしいなと私も思っているところでございます。 そしてもう一つは、まさにホームページだけではなくて、今はもう個人で発信できる。職員もむしろ個人で、これだけ職員いるわけですから、みんなの総力を挙げて、個人で阿賀町のよさを発信していくというふうなところは非常に大事だと思っていますので、そこも、そういう形の中で一生懸命取り組んでいきたいと思っております。
○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。
◆2番(長谷川眞君) ホームページの3番目、広報活動の3番目ですか、業者に委託して最初はつくったと言いましたですけれども、町の職員の中にも若い人で、言い方は悪いんですが、パソコンおたくみたいな人がいて、そういうのをつくれるという方がおられるか、もしおられないようであれば、最悪、地域おこし協力隊でそういう技術のある人を採用しまして町のホームページを直すなり、あるいは町にある企業のホームページをつくってやってお金を取るとか、そういうことというのは考えられないでしょうか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) これも、私は情報の収集と発信というのは非常に重要だと思っておりますので、新年度からまさにそこを担当する職員を配置をした中で力を入れていきたいというふうに考えているところでございまして、今のホームページの中でも、先ほども少し言いましたけれども、これはもう職員が新しい情報が必要な部分は、当然各課の職員がそこに入っていきながら更新できるというふうなシステムになっているわけでございますから、そこもやっぱり最大限使いながら、そしていつまでも何年前の写真が載っているようではやっぱりだめだと思いますから、まさにそうしたものを随時、最新のものを更新していくと、この作業がないとやっぱり見ていただけないと、そう思いますので、そこも今のお話も含めながら、そういうふうな形で見ていただけるホームページづくり、情報発信をしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。
◆2番(長谷川眞君) 私は、三川一歩の会という山登りの会を主宰していまして、そこでいろいろな情報をインターネットで調べるんですね。そうすると、例えば会津の三島町の三坂山に登りたいということで三坂山というのをキーワードで調べますと、そうすると、三島町の観光協会の電話番号何番の担当誰々に電話するとパンフレットを送りますよというのが出てくるんです。阿賀町にも非常にいい山、日本200名山の一つの御神楽岳がありますね。それと菱ヶ岳、五頭山、馬ノ髪山ですとか日倉山、日本平山、いろいろありますけれども、そういうのを引いたときに、阿賀町からの登山口はこうですよと、御神楽であれば2つありますよ、こっちは上級者向け、こっちは中級者、初級者向けですよと。菱ヶ岳にしても、中ノ沢から登って笹神のほうにおりられますよというような、その関連づけたホームページによって、私らは行き先を調べて、どこに問い合わせすればいいんだろうかとか、その駐車場にトイレはありますかとか電話をして、聞いて、トイレ、駐車場から登山道に入るわけですけれども、トイレは途中にあるから、途中のそのコンビニに寄らなくてもいいよとか、そういうのを調べていくんですね。そういうのが、先ほど言いましたように阿賀町の観光案内には全然ない。私は補欠選挙のとき回っていて、鹿瀬の駅前で、やっぱり登山姿をした30人ぐらいの団体に会ったんです。どちらから来られたんですかと言ったら、新潟市ですということで、どこへ登るんですかと言ったら赤崎山だと。赤崎山ですか、じゃ、おりてきたらどうするんですかと言ったら、向こうの角神のほうにおりて、赤湯に入って、またこっちまで歩いてきて帰りますよという話だったんですね。だから、そういうことで関連づけたホームページをつくっていただきたいなというふうに思います。その辺、町長の考え方いかがでしょうか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) まさにそうですよね。1つを調べたら自分の知りたいものがそこにあって、いろいろとそこからも次の情報も得ていけるというふうなところ、まさにそういうふうなつくりを、やっぱりしていかなきゃ私もだめだなというふうに思っておりますので、今のお話は本当にそのとおりだなというふうにお聞きしましたので、これは、それがホームページ等々つくりながら阿賀町においで下さいという、まさにそういうメッセージにもつながってくるわけですし、親切さといいますか、そういう便利さというか、便利さがまさにインターネットだと思いますからそれをどこからどうやってと一つ一つやっていくようではやっぱり、なかなか一つで完結していては、これはネットの便利さにもつながってこない部分があろうかなというふうに思いますので、まさに今のお話、非常に大事なお話をいただきましたので、そこも踏まえながら検討していきたいというふうに考えております。
○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。
◆2番(長谷川眞君) じゃ、そういうことで、阿賀町のホームページはいろいろ考えて、抜本的な見直しといいますか、やり方を考えていただきたいと思います。それと、先ほどの阿賀の里の件でもう一つだけちょっと言うの忘れてたんですけれども、阿賀の里でイベントがあるときに、カスタマーといいますか顧客、いつも来てくれるような顧客に対して案内状とかは出しているんでしょうか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) あそこの場でやるので、あそこは隣とかいうふうな施設であったら、宿泊施設等であれば、まさに宿泊していただいた情報等々もあるので、それはダイレクトメールなりというようなのもあるのかなと思いますけれども、多分ですけれども、個人個人に広くというふうな面での、そういうダイレクトメール的なものはないのかなというふうには思っておりますが、ちょっと正確には存じ上げておりませんけれども、ただ私はもっと、余りイベントないですよね。イベントやると、いっぱい集まってくれるんです。いっぱい集まってくれるんで、むしろああいうイベントを、本当に毎月のように、もっと言えば毎週のようにあの阿賀の里のところで展開をしてもらえれば、もっとお客さんも来てもらえる、会社の経営にもプラスになっていくんだと私も考えているところでありますので、今のお話はお客さんを来てもらうためにいろんな工夫をしなさいよというふうなところでのご質問、ご意見をいただいたなというふうに思っておりますので、私もそういう面では全くそのとおりだというふうに思っております。
○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。
◆2番(長谷川眞君) ぜひ、阿賀の里は阿賀町への入り口にありまして、観光の拠点でもありますので、とにかく私も潰しちゃだめだというふうなのは第一義的には考えていますけれども、これ以上経営が悪化するようであれば、それこそまた考え直さなきゃいけないかなということなんで、とにかく必死で阿賀の里を立て直していただきたいと、それを祈念しまして、私の質問を終わらせていただきます。
○議長(斎藤秀雄君) 以上で2番、長谷川眞君の一般質問を終わります。 ここで、3時20分まで休憩します。
△休憩 午後3時07分
△再開 午後3時20分
○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ、会議を再開します。
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△小池隆晴君
○議長(斎藤秀雄君) 次に、5番、小池隆晴君。 〔5番 小池隆晴君登壇〕
◆5番(小池隆晴君) 通告により、大項目で2点の質問をいたします。 1点目は、約半世紀続いた右肩上がりの歳入の時代から、歳出予算の削減の時代に入ってきました。行政改革とは、住民サービスを切り捨てることではなく、身の丈に合わせて歳出予算の最適化、すなわち、変動する歳入に対応して住民サービスのあり方を最適化していくことと考えます。予算が減額していく中で市町村で最も大切な点は、地域性を踏まえた独自性かと思います。現在は、町も自己決定、自己責任を求められるようになり、町民には、いろいろな方法で法律に定められた財政事情等の公表は、どこの市町村でも行われています。 そこで、次の3点を答弁をお願いしたいと思います。 1点目が、初予算をどのような気持ちで編成したか。2点目、阿賀町の独自性が出たか。3点目、公表された情報は住民が持つ一般的な知識で理解できると考えるかです。 大項目2点目です。 2点目は、さきの12月議会でも質問しましたが、田んぼ耕作者は、高齢化や担い手不足で大変な時期を迎えています。機械が入らない山手の田んぼは、公社が入ってくれないとやめるしかありません。今の公社は、人手不足で公社の役目が果たされていません。今こそ公社の役割が求められているのではないでしょうか。 ということで下の4点、1点目は、公社の合併はあるのか。2点目、田んぼの集約化は考えられないのか。3点目、法人化への申請はあるのか。4点目、今後の農業について考えをお聞きします。 よろしくお願いします。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 〔町長 神田一秋君登壇〕
◎町長(神田一秋君) それでは、小池議員さんにお答えしてまいります。 初めに、予算編成に関してご質問をいただきました。 まず、どのような気持ちで編成したかというお尋ねでございますが、一言で申し上げれば、この町を元気にしたいと、新たなまちづくり元年と、そういう思いでございますが、やはり多くの課題がありますので、この初年度はそれらの課題を出しながら、制御しながら進めていかなきゃならないというふうなところもございます。最大の課題であります人口減少対策につきましても、これまでも数々の施策を展開してきたところではございますが、第2次阿賀町総合計画や人口ビジョンに掲げた構想に沿った事業展開をしてきたにもかかわらず、成果がなかなか見えてこないということについて、これは私も小池議員さんもある意味で同じなのかなというふうにも思っているところでございます。 私は、さらにもう一歩踏み込んだ確実に成果を得ることのできる施策が重要であるというふうにも考えております。子供を産み育てやすくするにはどうしたらいいか、高齢になってもより安心して生活していただけるように何を行うか、生産される農作物をどのような仕組みをつくったら換金化できるのか、交流人口や関係人口をふやすにはどうしたらいいか、情報発信の強化のためには何をすべきか、弱体化した三セクを立て直すにはどうしたらよいか、まさに課題は山積をしております。 このような状況ですが、まず私は、組織の一部改革、これを考えたわけでございます。町民のための役場でございます。町民のための職員でございます。その基本を取り戻して、より町民にわかりやすく、易しく、そして機能的な町組織とするよう関係条例の一部改正案も上程させていただいたところでございますので、よろしくお願いを申し上げます。 この総合計画も、前期計画4年が経過をし、後期計画を新年度に策定をする時期でございます。人口ビジョン、総合戦略につきましても4年が経過をし、現実的には予想を上回る人口減少が進む中で、まずはしっかりとこれまでの施策を検証し成果を確認しながら、それぞれの次の計画を策定することが重要であるというふうに考えております。身の丈に合わせた予算やサービスの適正化、地域性を踏まえた独自性、ご指摘のとおり、本当に大切なことでございます。しっかりと町の将来を見据えて、しかしながら、今、手を打たなければ町の将来がなくなってしまうような懸念、これもございます。そうしたところには、積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。 独自性が出たかというふうなお尋ねでございますけれども、ご指摘いただきましたように、町の独自性を出すためには、やはりこの地域性を踏まえることが前提でございます。その1つでもございますが、多くの皆さんが猿やイノシシなどに、この被害に悩んでおられます。被害が大きいから畑をやめたと、やめなきゃならないという声も多く伺っております。高齢者の皆さんが安心して畑に作物をつくって、収穫を楽しんで、農作業によって健康を維持して、さらには作物の換金化につながることができれば1つの理想的なサイクルができ上がります。そのためにも、有害鳥獣対策に特化した係も新設をし、1日も早く農作物を安心してつくることができる環境を取り戻すことが重要であると考えております。大きな予算配分をした事業が決して重要な施策ということばかりではなくて、工夫をしながら、小さな予算でも国・県補助制度等々も有効活用もしながら、しっかりと住民の皆さんの要望と期待に応えることができるような予算とすべく、それこそ議員さんご指摘の身の丈に合った歳入歳出予算としたというところでございます。 公表された情報が住民が持つ一般的な知識で理解できるかとのお尋ねでございます。ご指摘のように、私も行政が公表する情報については専門用語が多く、町民の皆様には理解していただくには難しい部分がある、多いということも事実であろうというふうに思っております。本当に数字ばかりで、見るだけでうんざりというふうなものもあるのも現実でございます。できる限り容易な形でお知らせするように心がけ、イラストを入れたり、わかりやすさ、そこを心がけた情報を発信していきたいと、皆さんにお知らせをしていきたいというふうに考えているところでございます。 次に、農業関係についてでございます。初めに三川、上川両農業公社の合併についてでございますけれども、両公社の耕作範囲は20キロメートルぐらい離れているわけでございます。耕作機械の移動距離などの効率性等々を考えますと、両公社の合併した場合の効果、これが発揮できるのかと、そう考えますと現場の面では効率的経営が現実的では可能というふうには私も考えていないというふうなところでございます。合併はなかなか難しいというふうに考えているところでございます。また、この両公社は公益財団法人と一般財団法人と、それぞれ経営方針が異なっているところもございます。現在、経営的には双方とも設立当初からの経営方針を堅持し、現在に至っているところでございます。また町でも、条件不利地の農地の耕作放棄地防止の観点からも、若干の運営補助も実施をしているというところでございます。この2つの公社の発足時、おのおの20ヘクタール規模の経営でスタートした公社でございますけれども、農業者の高齢化による、また離農等々もありながら、受け持つ農地面積は両公社合わせて今、80ヘクタールというふうになっておりまして、経営計画の2倍までに膨れ上がっているというふうなところでもございます。さまざまな選択肢はあろうというふうに思いますけれども、合併するというようなところであれば、耕作面積に合わせて設備や人員体制の見直し、これが必須でございますし、公社、地域の営農組織との話し合いというふうなものも大切になってくるわけでございます。 次に、田んぼの集約化に関するお尋ねでございます。法人化の申請のご質問と関連がございますので、あわせてお答えをさせていただきますけれども、現在、阿賀町では今ほど申し上げました上川、三川、両農業公社が進めてきておりました農地利用集積円滑化事業として、農地所有者から農地を借り受けて担い手に貸し付けする等、所有者にかわって農地の利用集積を行っております。両公社合わせて110ヘクタールの農地集約をしており、町内の担い手に41ヘクタールを貸し付けているという状況でございます。また、農地中山間管理事業を活用した農地集積でございますが、町内では鹿瀬の皆様が事業を実施し、地権者の協力のもとで26ヘクタールの農地を集積したところでございまして、同時期に農事組合法人として発足したあぐり鹿瀬、これが地域の農業を担っておりまして農地集積と法人化をあわせて実施しているいわゆるモデルというふうなところでございます。 この法人化のメリットといたしましては、新規就農者の初期負担が軽減され、新たな人材が確保が見込まれ、円滑な経営継承が可能となるというふうなところでございます。町で法人化に取り組もうとする地域は、現在、町に相談があったものは3件ございます。また県普及指導センター、JA新潟みらい、町が地域に出向いて法人化や農地の集積に関する説明会を実施しているところでございます。あわせて、圃場整備につきましては、国はその予算を大幅に増額をし、新潟県を積極的な取り組みを働きかけております。圃場の2割を園芸、いわゆる畑にするなどの条件がありますが、農家負担が少なくなる、最大では要らないというようなメニューもありますので、こうした情報をお知らせをして、説明会を希望する地区で既に開催しているというところでございます。 今後の農業についての考え方のお尋ねでございます。やはりどの業種でも人材不足、これが大きな課題となっております。あらゆる農業施策を実施していくためにも、まずは人づくりが大切でございます。町の農業人口の年齢別構成は、最近の農林業センサス、これによりますと75歳以上の農業者の人口比率が全国と新潟県では32%でございますが、阿賀町は68%となっておりまして、農業においても高齢者の比率は高いのが現状でございまして、農業後継者の確保、これが急務でございます。さきに申し上げましたとおり農地の集積、法人化により経営を安定させ後継者を確保できるよう施策を実施し、地域を支援していきたいというふうに考えているところでございます。また園芸作物の取り組みにつきましても、市場への出荷は自給主体の本町においては厳しい面もございます。町の施設で、特に町内産の米や野菜の利用状況について少しご紹介させていただきますけれども、年間、米でございますけれども、町の給食センターで約10トン、きりん荘で約3.6トン、これをJA新潟みらいや三川農業公社等々から購入してございます。また、野菜につきましては、各地区の野菜を栽培している生産組合から、季節の野菜等について購入をして、地産地消を可能な限り促進しているというふうなところでございます。今後さらに直売所への出荷、地元農家レストランや旅館、飲食店での販売に向けまして、技術的な支援や販路拡大など先進地への視察なども含めて、今後本格的に作物を販売していけるように、新潟県新潟農業普及指導センター、JA、町等々が連携をして、農家の皆さんの支援をしていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。
◆5番(小池隆晴君) 私は、いろいろな意味で初予算への思いというものは大切なものであると思っています。町長は、これからの阿賀町をどのように考えてまちづくりをやっていくのか、そのものが出てくるからと思うからであります。行政の経営も民間の会社経営と変わることがなく、職員の頑張りがなくては活性化も無理です。町長の思いがあり、部下に伝え、行動があるものと考えます。そこで、予算という指示から職員にその予算の金額を言葉にかえて、職員にそのような伝え方をやったのかどうか、その辺はどうでしょうか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) 私は、まずさっき言いましたように当然予算があって事業を執行するというふうなものが非常に大きいわけで、予算がまさに基本になってくるわけでございます。一方で、予算がなくても、これはやはり工夫次第でまさに職員と町民の皆さんと、この中で予算がなくてもできていく、これも本当にかなり大きい枠ですから、私はむしろその予算がない中でも、職員の、町民の皆さんにどう接していくか、どう応対していくか、ここが非常に重要だと思っていますので、そこは常日ごろ、私からも直接、事あるごとに職員には伝えながら指導してきているところでございます。 私は、今回初めての予算編成でございましたが、予算は基本的には私が来たときには9割方職員の中でまとまっております、12月の上旬になりますと。そうすると、最初もう既に今までの方針に沿った中での予算要求でございましたので、そこをはっきり申し上げまして、大きく変えるのは時期的にも難しかったというのは現状でございますけれども、今までまさに予算がないので、逆にどこを切っていこうかというようなところで職員は頭を使いながらといいますか、そういうふうな観点の中での予算づくりが非常に目についた部分でございまして、むしろ、ですから、今のこの町の状況を見て何をやらなきゃならないのか、削るばかりじゃなくて、やはり今必要な部分は何なのかというふうなところを私はむしろ職員に話をしながら、そこを私の査定の中では幾らか、かなり私の思いをそこの中に入れさせていただいたというふうなところでございます。
○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。
◆5番(小池隆晴君) 今、予算という指示を言ったんですけれども、大事なことは、町長は今、来たときはほとんど固まっていた。それはそうかもしれないですね。それよりも大事なことは、その予算、組み立てを見て、これから自分はこういう町をつくるんだというものを職員にやっぱり問わなければいけないわけですね。先ほど、長谷川議員の阿賀の里のものに対しての、あのやっぱり熱弁が大事じゃないかと思うんですよ。思い。その思いをやっぱりリーダーとして職員に伝える、その思いが職員に伝わるようにやっぱり引っ張っていかなくちゃだめだと思うんです。それは予算はきっと決まっていたでしょう、ほとんど。でも、そうじゃなくて、それはそれとして、やっぱりこういう町をこれからみんなでつくっていこうや、それをやっぱり課長連中にちゃんとわかってもらって、そうして課長連中がその部下、係長あるいは主任、その人たちに今度の町長はこういう方針でいくぞ、俺達もうかうかできない、こういう方向で勉強しなくちゃいけないぞ、こういう方向で行動をとらなくちゃいけないぞ、そのことをやっぱり具体的に言えるというのが大事な話であって、ただ予算がほとんど決まってたとかなんかじゃ、それはそれでいいでしょうけれども、でもその中から今回の予算を使ってどのような方向でみんなを引っ張っていくかという、やっぱりその思いがなければなかなかこれからは容易でないんじゃないかと思いますけれども、どうでしょうか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) 先ほど私の答弁が少しピントを外れた部分が今のことで私もわかりましたけれども、同じ思いです。まさにそうなんです。私は、選挙の中でも、私はこういう町をつくりたいというふうなところを訴えながらきたわけでございます。ですから職員であれば、当然そのときから私の思っているまちづくりというのは、もう職員であれば当然そんなことはとうに承知をしながらいるのが基本でございますけれども、まさに私が就任をしてからは、そこはこういうふうな町にしてみましょうと、みんなで力を合わせながらそこに向かっていきましょうと、それは私は、事あるごとに職員にも申し上げてまいりました。就任のとき、年末、また年始、そして毎月、庁議があるわけでございます。今までの庁議のあり方というふうなものを私はかなり変えて今いるつもりでございます。ここは、連絡調整だけであれば今はまさにパソコンの中でできるんですよ。せっかく人が集まる、課長の皆さんも毎月1回集まるんです。ここは本当にその集まらなきゃならないような情報も交換しながら、本当にその皆さんの意見を出し合いながら、まさに私の方針の中でこの町を、じゃ、具体的にどうしていきましょうか、例えばさっきの阿賀の里もこういうふうな状況です。そこを出しながら、じゃ、みんなで知恵を出しながらやっていかなきゃならない、やはりまさに今、小池議員さんがおっしゃったような、私も同じような気持ちで職員の先頭に立ちながら、新しいまちづくりを進めていきたいというふうに考えているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。
◆5番(小池隆晴君) 町長はわかっているんだと思います。ただ、いつの時代も意識改革という言葉、行政改革という言葉はついて回っていきます。今この時期だから行政改革、意識改革じゃないですよね。やっぱり社会が変化してくれば、やっぱり物の考えを変えなくちゃいけないというものはありますから、その今のこの現代の社会に合わせた、職員に町長として、リーダーとしてどの方向に引っ張っていくのかと、そのことをやっぱり具体的に口でみんなにわかってもらうようにやらなければ、ついていく人もどのようにして曲がるのか、どこで一生懸命やるのかな、方向はどうなのかな、やっぱり不信を持つわけですよね。やっぱりこれからの阿賀町はこういうものを目指して頑張ろうというようなものを、具体的にそれをぜひみんなの前で言っていただきたいと思います。 皆さんはきっと頑張ろうと思っていても、なかなか一歩を踏み出せないものがあると思うんですよね。皆さんは、なかなか自分の思っている、いや、こう町長は思っているから、よし、こっちのほうに向こうという、それをやれる人というのはまたそれは特別じゃないかなと思うんです。やっぱり、一歩踏み出すことができない人がかえって大勢いるだろうから、その一歩を踏み出すためにケツをはたいて、ほら頑張ろうぜというようなことを、ただ頑張ろうぜではやっぱりうまくないんでしょうね。きっと今までもそのような頑張ろうぜ、一生懸命やろうぜというようなことをみんなきっと言ってきていたと思うんですよね。努力しているとか、そういうことじゃなくて、もっとやっぱり、私もたびたび使うんですけれども、やっぱり成果が出たというような物の考え方が大事な話であって、自己満足じゃなくて評価というものはほかの人がやってくれるのが評価で、自分で自分のことを評価しても余り意味がないと思いますので、その辺のところをぜひ具体的にもっと言葉として、行動として町長、そのほうを出していただけたらと思うんですが、どうでしょうか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) 全くそのとおりでございます。私は、その気持ちの中で町長として職員を引っ張っているというふうなつもりでおります。まさに、頑張ろうぜだけでは、何を頑張るかまさにわかりません。私は、この職員は本当にこの町を思いながら町民の皆さんのために何より、これが職員なんです。まさにそうした職員の基本というふうなものを、しっかりと一人一人の職員が改めて自覚をする、そこからやっぱり始めるところも必要もございますけれどもね。みんなで一緒に力を合わせながら、例えば自分のそれぞれの一人一人の業務の分担は決まっているわけですけれども、そこは当然やっぱりしっかり一人一人がやっていかなきゃなりません。ただ、そこを超えて、まさにそこを超えてもいろんな意見を出し合いながら町をつくっていく、そうした、それがやっぱり一つの職員の大事な部分でありますから、私は職員と一緒に、職員は私の気持ちも私はよくよくわかっていただいていると思っております。私もこの皆さんと一緒に、合併してからこの役場の中でずっと13年一緒に仕事をしてきたわけでございますし、私の性格もむしろ考えてのことも職員の皆さんもよくよくわかっている分もあるかと思いますので、まさにそこは具体的に、私も具体的にやっぱり職員にも話をしながら、そして職員が本当にいろんなアイデアを出しながら、そして役場全体で町民の皆様のためになるように、本当に非常に大事な部分でございますので、私も一生懸命取り組んでまいります。
○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。
◆5番(小池隆晴君) じゃ、独自色ということについて、ちょっとお聞きします。 いろいろな本とかあるいはテレビ、新聞等を見ても、うまく独自色が出ているところがうまくいっているんですよね。やっぱりそれぞれの、その自分たちの特色をよく生かしたものだと思うんですが、その町が持っている文化、慣習、風土、自然ですね、そんなものがあって、もう一つはやっぱり最後までやり抜くリーダー、これが大事だと思うんですよ。今は余りアイデアマンを必要としない時期かもしれないですよね。大事なのは1つのものがあって、じゃ、これでいこうと言ったらこれをやり抜く、このことが今求められていると思うんですよ。もう時代が変わってきて、そこでですけれども、その阿賀町において、そのようなリーダーをあれするというのは容易でない話なんですけれども、でも、これからというものはやっぱりそういう人を育てなければいけないと思うんですけれども、そのリーダー不在、あるいはリーダーの教育そのものについて何か考えがあったらお願いしたいですが。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) まさに町の魅力、独自性。独自性ということは、まさにその町の魅力ですよね。ここに私も先ほど来言っていますけれども、この阿賀町には本当に魅力がいっぱいあるわけでございます。ただ、やっぱり何が特産品だ、こう問われる中で、なかなかはっきりしたものもないというふうなところもあって、どこへ進もうというふうな、本当にそうしたものが、しっかりした1本がないのかもしれません。ただ、そこは、みんなでまさに知恵を出しながら、そしていろんな産業があるわけですからトータル的にこの町を、いわゆるそれぞれの産業が発展しているように、そしてそれには今おっしゃったようにリーダー、人、やっぱりそこがなければどんな分野においてもそこに行かないわけでございますから、非常に大事だと思っております。 私も最近、農業関係の皆さんとかの会議にいろいろとお邪魔をさせて、行かせていただくわけでございますけれども、農業は高齢化した、大変だというふうな中ですけれども、今一生懸命やっている皆さん、私は本当に、うん、すばらしいなというふうに、会議に出るたびに、年齢じゃなくて、もうまさに70代後半になっても、自分の体も使いながら、そして新しい後継者を自分の機械も貸したり、いろんな指導をしたりしながら後継者も育てていっていただけている。まさにそうした自然の流れの中で本来そうしたリーダーが出てくるというふうなところが、一番理想的なものだなというふうには思っておりますけれども、その人づくり、ここは本当に町の全ての面での基本だというふうに思っておりますので、特に私はこの職員、先ほど言いましたけれども、この職員は町民の皆さんのために仕事をするのが職員でございますから、この職員がしっかりとまさにそうしたところでの認識を持ちながら、リーダーと言われるように、それは役場の中ばかりじゃなくてそれぞれの地域に戻ってから、また地域の中でもいろんな団体にも入りながら活動しているわけですから、町の職員がそれぞれのリーダーとなるというふうな自覚の中で一生懸命進んでいくことがその第一歩かなというふうにも考えているところでございます。
○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。
◆5番(小池隆晴君) ぜひともそのリーダーを育成なり、何かのそういう機関とか機構というものを考えていただいてその、もっともリーダーになるくらいだとやっぱり地元に対する愛情も熱情も強い人だと思いますので、その辺の人をやっぱりつくる、あるいはそういう教育機関をつくるというのはすごく大事な話じゃないかと思いますので、考えていただきたいと思います。 それと、もう一つは、今、行政の人に求められているというのは、民間経営をやっぱり行政の中に取り入れるということは、これは今始まったことじゃなくて、もう本当に大事な話で行政の、確かに行政は行政としての物のやり方というのはありますけれども、でも、その行政のやり方に民間の経営のやり方を取り入れていかなければだめだと、今言われているわけですよね。もちろんそれをやることによって、また大きな行政の人間になるわけですけれども、そのことについてちょっとお聞きしたいと思うんですけれども、民間企業というものは経営の基本的考え方を取り入れようとする試みは正しいと思いますが、しかし自治体には民間と異なることも多く、民間企業との違いを探求し、つくり上げることが大切かと思います。そのままただ取り入れればいいというわけではないです。やっぱり中身は大分違うところがありますから、民間は民間のいいところ、行政は行政のいいところがあります。その辺のところをやっぱり、これは取り入れるべき、いや、これはちょっと待ったというものは必ず出てくるかと思うんですが、民間企業は自分たちのために自分たちのお金を使う組織であり、自治体は他人のために他人のお金を使う組織です。民間企業より原価意識を高める必要があります。それはそうですよね。民間は自分たちの会社のお金だからあれですけれども、行政の場合は税金になりますから、やっぱりそのお金に対しての、やっぱり敏感でなければいけないと思うんですよ。だから、その行政の人たちが民間の経営の方法、やり方、あるいは技術といいますか、そういうものを取り入れるときに、町長はどのようなことを行政の人たちに話をするとすれば、しているかもしれませんけれども、するとすればどのようなことを言うか、ちょっと聞かせてください。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) まさに私ども行政も、これは民間と同じような感覚、そこはまさに必要な部分が私はあると思っております。民間はある意味で、利益を出していかなければその会社自体存続しないわけですから、第一にやっぱり利益を追求するわけでございます。ただ、私どもは町民のためですから、私どもが追求するのは町民の福祉です、町民の利益です。そこの違いはありますけれども、やはり今のむしろ財政的にもこの非常に厳しい時代、どうやって、もう国からの金も少なくなってきているわけです。どうやってそこを生み出していくか、どう工夫をしていくか、まさにそうした経営感覚というふうなものは今の私どもの町の職員には絶対必要なんです。私はもう就任当初から、そこをずっと職員には申し上げてきているんです。もう自分で財源を見つけなければだめですよと。私のやった事例も話もしてあるんですよ。きょうも少し言いましたけれども、きりん荘、特定施設に改革をいたしました。養護老人ホームでした。年間5,000万円ぐらいの一般財源を使わせていただいていたかなというふうに思います。今、特定施設、介護サービスを提供するように変換しました。入っている利用者の皆さんはむしろ元気になりました。必要なサービスをそこですぐに受けられるようになりました。そして介護報酬が入ってまいります。国からの交付金がふえてまいります。今何と、逆転して2,000万円ぐらいの黒字になっていると思います。まさにこういうふうな国の制度も使いながら、いろんな制度を使いながら総合的にやるべきことをやっていく、それはどういうふうなものをまとめてやっていくかと、これはやっぱり、まさに民間の経営ばかりじゃなくて、私ども今の阿賀町はそうしたところが必要なんです。交付税という制度は、まだあるんです。何が交付税の基礎数値になっているか、人口、これが一番ですよね。また、道路の延長であったり、幅員であったり、面積であったり、いろんなものがそういうふうな基礎数値になっている。そうしたらどうやったら、その基礎数値をふやせばお金になってくるわけですから、そこもやはり必然的にというか、一番先にやっぱり考えながら取り組まなきゃならない部分なんです。いっぱいあるんです、この行政の中でも、まさにそうした工夫が。そうしたものをやはり私も、民間の皆さんはまさにそうしながら、努力しながら、工夫しながら、営業しながらやってきているわけですから、私もまさにそうした部分は民間に倣う部分は本当にいっぱいありますので、町の職員も民間感覚を持ちながら、町民のためになるようにというふうなところが基本中の基本だと思っておりますので、私がしっかりその先頭になりながら、職員と一緒に進んでいきたいというふうに考えております。
○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。
◆5番(小池隆晴君) それをお願いしまして、それで、じゃ、これからに対する情報の発信の方法。きょうこれをもらって、見ましたら、随分変わってあれですよね。やっぱりこの辺のところから入っていって、もっとどうしたらいいのかというようなことを、これからやっていただきたいなと思いました。私はこれを見たら、言わなくてもいいのかなとは思いますけれども、せっかく私もあれすることにしますので、ちょっと言わせていただきたいんですが、町は今、自己決定、自己責任を求められる自立した存在になりましたが、これは財政面で言えば、破綻する自由も与えられたということにほかなりません。その先に、住民との情報の共有を前提にした明確な行政サービスの選択という前提条件があることを忘れてはなりません。行政が町民に発する情報が、現在の高齢者に理解ができるものであるか、これは検証する必要があるのではないでしょうか。他の市町村においては、予算書の書きかえみたいな、もう今出ているみたいですし。ただ、私もさっき言いましたように今変わってきているのかなというようなことで感心しました。ぜひこれを深化させていただきたいと思いますので、その辺のところを町長、どうです。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) ありがとうございました。 ここも、まさに私が言っていることを職員がもうわかってもらっているというような1つの、私はその資料としても見ていただきたいなというふうに思っているんですけれども、本当にそこに数字だけであったら、やはりなかなか見えない。ただ、数字はやっぱりどうしても必要なんです。専門的な用語、どうしてもやっぱり必要になってくる部分もありますけれども、見る気になっていただく、そこも非常に大事だなと思っておりますので、まさにイラストを入れたり写真を入れたりしながら、本当にこれは今ほどお話がありましたように、特に高齢化してきた町でございますから、町民の皆さんが興味を持っていただいて、見ていただいて、理解が少しでも深まってもらえるようなものを皆さんに見ていただくことが、やはりそれが情報を出すというふうなところでの基本の基本だと思っておりますので、今、本当にお褒めの言葉をいただいて、私も職員を褒めたいなというふうに思っておりますけれども、本当にそういうふうな気持ちの中で今後も町からのものについては取り組んでいきたいなというふうに思っているところでございます。
○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。
◆5番(小池隆晴君) よろしくお願いします。 じゃ、大項目2のほうにいきまして、農業公社についてです。 先ほど、公社と公社の距離がちょっとあるからそれは無理でしょうという。無理は無理でいいと思うんですよね。ただ、今、公社が公社としての役目をやっているかということです。先ほど農業の集約の話も出ましたけれども、土地のいいところ、平場あたりはきっとそんなような契約ができて、農業公社、あれでなっていくんでしょうけれども、ちょっとやっぱり山間地のほうへ行くと全然もう後継ぎもいない、機械も入らないというときに、農業をもうやってくれる人がいないからもうやめざるを得ないとなるんですよ。そうなるとやっぱり、これは大変な問題だなと思うんですよね。町長のところに今、農業公社の経営状態というものを、話は行っていると思いますけれども、やっぱり農業公社は農業公社らしく、農家のほうでやっぱりもっと従業員を入れるようであったり、町がもう少しこれは補助しなくちゃいけないなというのが出てくると思いますけれども、その辺のところをこれからもう少し考える必要があるんじゃないかなと私は思うんですよ。ただ、今、農業公社もまあまあでやっているわいというような、その話じゃないと思うんですよね。農業というもの、あるいは畑というものが、ほとんどもうやり手がなくなってきているときに、誰がどのようにそれを守るのかというところがやっぱり問題だと思うんですよ。その辺のところをどうお考えですか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) まさに今、議員さんお話しのとおり、本当にそのとおりですよね。特に私の近くもそうですけれども、やはり条件の悪い農地については、もう公社もなかなか受託といいますか、今までやっていても、そこをまさに続けていけない、いかないというふうな状況にありますので、まさに今言ったような中で、そうした農地をどうやって守っていくのかというふうなところは、本当にこれは町の大きな課題の一つだなというふうに思っております。ですから、公社には公社の役割、当初はまさにそういうふうな公社の役割を期待しながらそれぞれ公社を設立をしてきたというところであるわけですけれども、今、高齢化等々でやめていく、そうするとだんだんやはり公社への受託といいますか、そこがふえてきて、さっき言ったように当初の倍以上にもなってきているというふうなところで、ここはやはり組織のあり方というふうなところも見直しをしないと、継続というふうなところも、これまた公社としても難しい部分があるのも現実だなというふうにも思っております。1つ大きな課題といいますか、大事な課題として私も認識しているところでございます。 まさに平場はというようなお話もありましたけれども、一方そういう中で農業法人をそれぞれ一緒になってつくりながら共同でやっていきましょうと、また、そこの中で若い人が中心になってやっていきましょうと、こういう新たな芽も出てきてくれております。新規就農で地域おこし協力隊、3月に卒業する人ですけれども、農業をやっていくと、それも今まで条件不利でやめたところを借りてやっていこうと、そういうふうな人も出てきてくれました。まさにここはありがたいところだなというふうに思っていますし、まさにそういうふうな皆さんを、気持ちを、どうやっぱり町が具体的に支援していくかというふうなところも非常に大事なので、やっぱり丁寧に話もしながら進めていきたいなというふうに思っておりますが、まさに今の課題は本当に大きな課題でございますので、私もそこを認識しながら今後の公社のあり方も含めながら農業、農政の方向性というようなものを出していかなきゃならないというふうに認識しているところでございます。
○議長(斎藤秀雄君) 5番、小池隆晴君。
◆5番(小池隆晴君) 今、町長が言われましたように、これから農業というのは本当に大変なことで、なかなか思うようにいかないかもしれませんけれども本当に大事な、人間が住むからにはやっぱり田んぼ、畑がなければなかなかそこには住めないと思いますので、そのことをお願いしまして私の質問を終わります。
○議長(斎藤秀雄君) 以上で5番、小池隆晴君の一般質問を終わります。
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△宮澤直子君
○議長(斎藤秀雄君) 次に、1番、宮澤直子君。 〔1番 宮澤直子君登壇〕
◆1番(宮澤直子君) 宮澤直子です。よろしくお願いします。 3点、質問させていただきます。 1点目は教育長に伺います。 この時期、阿賀町では賽の神、百万遍、ショウキ祭りなど、阿賀町ならではの伝統行事が開催されていることは広報あが2月号でも紹介されておりましたが、阿賀町の119区では、それぞれの集落がいつ、どのような伝統行事を開催しているのか、町として掌握されているのか問います。 私は、見附市から嫁いでまいりましたが、育った町ではこのような行事は行われておらず、阿賀町にはたくさんの昔ながらの伝統行事が継承されていることに驚きました。特に、私の住んでいる上川地区では、合併前に上川村食生活改善推進協議会で発行の「上川のごっつぉ」の本には、年間の家庭での行事の紹介とその日に食べる郷土料理の紹介もされておりました。ちょっと皆さん、ごらんになったことがあるかわかりませんが、こういう本で、中に料理だけではなく年間の行事が細かく記されております。「十二日講」「おったて」「恵比寿講」などは、私にとっては初めて聞くような行事ばかりです。阿賀町では当たり前のこの行事や文化も、実は町外の方から見れば非常に価値のある行事です。その価値を阿賀町の誇りとして集落の皆さんが認識し、今後もきちんと継承することが、阿賀町の価値を高め、まちおこしの1つになるのではないかと思われます。 人口減少や高齢化により、継承が難しくなっている行事もあると伺っています。各行政区の管轄であり、地区それぞれ独自の行事であるかもしれませんが、その実態を町で把握し、阿賀町の財産として各集落が維持していけるようにすることが必要なのではないかと思います。 2点目は、町長に質問いたします。 阿賀町では、農業、林業、伝統文化や郷土料理、自然、歴史などにたけた方がたくさんおられます。踊りや俳句、書道の達人もおられます。新潟県では「なりわいの匠」という制度があり、申請後審査により認定を受けることができます。阿賀町でもこの制度を活用し、県のなりわいの匠に申請することもよいと思いますが、さらに阿賀町として、「阿賀町の匠」の制度をつくることはいかがでしょうか。阿賀町の達人を認定し、阿賀町で暮らしてきたその知恵と技術の価値を評価することが、阿賀町に生きる人の喜びや励みになるのではないでしょうか。そして生涯現役で地域貢献に尽くす意識を持つことは、生きがいづくり、健康寿命の増進につながるかと考えます。 また阿賀町では、民泊が町の産業となっています。高齢化により対応できる家庭が減少していると聞きます。民泊による体験を、この阿賀町の匠に委ねることにより、体験部門についての幅が広がり、宿泊と体験を分けて受け入れすることもできるのではないでしょうか。検討をお願いいたします。 3点目も、町長に伺います。 阿賀町は合併して今年で14年になります。合併後も旧町村単位のイベントや行事は開催されているようですが、阿賀町として新しいイベントは企画、開催されてきたのでしょうか。地区の隔たりなく阿賀町全体の住民が参加できるイベントを行うことにより、住民意識は高まり住民同士の連帯感も強くなるのではないでしょうか。例えば、阿賀町シンポジウムのようなイベントはいかがでしょうか。阿賀町の集落の行事や地域の紹介や、先ほどの提案、阿賀町匠の表彰、阿賀町の匠によるわざや活動の披露、または各地区に継承されているおけさや甚句の披露など。 子供たちは、先般開催の阿賀町子供未来フォーラムやさまざまな行事の中で、交流や情報交換を行っています。私たち大人も、住民が主役で集落や年齢を超えたイベントを企画し、開催してみてはいかがでしょうか。阿賀町活性化の施策の一つになると考えます。 以上です。
○議長(斎藤秀雄君) 清野教育長。 〔教育長 清野一男君登壇〕
◎教育長(清野一男君) それでは1点目の質問は、教育長のほうから回答させていただきます。 宮澤議員の伝統行事、伝統文化の現状、継承へのご質問について、ご説明申し上げます。 阿賀町が行った集落に伝わる伝統行事、伝統文化に関する調査については、東蒲原郡史民俗部会による調査が挙げられます。この調査では、当時、新潟県民俗学会会長であられた駒形さとし先生に部会長をお願いし、県内外の研究者の方々から調査をしていただいたものであります。その際、平成11年度から15年度にかけて、調査員が集落を聞き取って回る個別調査のほか、合併前の東蒲原郡4町村、30集落において合同聞き取り調査を行い、あわせて別の19集落にアンケート調査を実施いたしました。その結果は、東蒲原郡史資料編8、民俗としてまとめられております。限られた予算と時間のため全ての集落での調査とはいきませんでしたが、ほぼ東蒲原郡全域の暮らしと文化を総合的に記録することができたと考えています。ただ、この民俗調査から既に15年が経過し、この本に記載されている行事でも、現在行われなくなったものも存在することは確かであります。 宮澤議員ご質問の、阿賀町119区全ての伝統行事について、町では残念ながら現在把握しておりません。現在行われている行事、かつて行われていた行事について調査を行うことは、東蒲原郡史の追調査の意味でも価値のあるものと考えております。どのような内容での調査が有効か、これから検討させていただきたいと思っています。 また、宮澤議員ご指摘のとおり、阿賀町の郷土料理は町外の方から大変好評でして、先般行った四季の阿賀町写真コンテスト授賞式レセプションには、阿賀町食生活改善推進委員協議会上川支部の皆さんがつくった郷土料理を楽しんでいただいたところであります。また、新風上川とんぼの会が行う郷土料理、年2回行っているとお聞きしておりましたけれども、郷土料理を味わうイベントも毎回好評で、町外からの参加者が大勢いらっしゃると聞いております。春に終わると、そのまま秋も予約して、なかなか新しいお客さんが開拓されないところもあるというような、それほど好評だというふうにお聞きしています。 このように、伝統行事や郷土料理を含む伝承文化には、我が阿賀町町民が誇れるものがまだまだたくさんあると思われます。阿賀町をアピールする題材として掘り起こしと伝承は、極めて有意義であると考えております。 現在、教育委員会と東蒲原郡教頭会とが進めている阿賀学の推進は、郷土を学び、郷土を愛し、郷土を広くPRできる子供の育成を目指したものであります。また、社会教育課では、集落に伝わる伝統文化を学ぶ講座を企画するべく、阿賀町社会教育委員の皆さんと打ち合わせを行っていくところでもあり、今後も阿賀町に伝わる伝統行事や伝統文化が継承できるよう、実態の把握に努めてまいりたいと思います。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 〔町長 神田一秋君登壇〕
◎町長(神田一秋君) それでは、2点目、3点目は、私からお答えをさせていただきます。 最初に、阿賀町のなりわいの匠の力を町おこしに利用できないかというお尋ねでございます。まさにお話しいただいたように、農業、林業等々の産業を含めながら、さっきお話があった郷土料理、また文化、伝統芸能、本当に阿賀町にはいろんなわざをお持ちの達人、まさに匠の皆さんが大勢いらっしゃってご活躍をされているわけでございまして、まさに子供たちにとっても私どもにとっても本当に大事な大事な先生としても、町の宝であるというふうに私も思っているところでございます。ご質問にございましたように、知事が認定する「なりわいの匠」これは県の事業でございますけれども、平成18年にこの事業が制定されておりまして、阿賀町では昨年現在ですけれども64人の方が県の「なりわいの匠」というふうに認定をされておりまして、登録されている方々は地元の民宿の経営者であったり、まさに農業、山での、山林での、林業での経験が豊富な方など、本当に多岐にわたっていらっしゃるところでございます。この阿賀町でも認定制度、まさに今、本当にそのとおりのところでもございますけれども、この県の制度については申請者を町が推薦をすると、町がその方々を県に推薦するというような形をとっておりまして、いわゆる町が認定するといいますか、まさに町が推薦をしていくわけですから目指すところは、まさに今、宮澤議員さんがおっしゃったのと全く同じような形になっておるというようなところでございます。 この農山村地域、また、こういう高度な技術を有する人を認定した中で、体験交流の拡大、地域の自然の豊かさ、文化を生かした取り組み、まさにそうした中で、これは県の認定ではございますけれども、まさに一緒になって地域の中で、この阿賀町の中で活躍をしていただく、私たちの指導者にもなっていただくというところでございます。 これはそういうことで、平成20年度からは、本当にしばらくの間、この申請をされる方がいらっしゃらなかったというよりも、むしろ私どもの宣伝といいますか、そうしたところへの取り組みが不足をしてきた時期だったのかなというふうにも思っておりますけれども、平成29年度には、新たに7人の方が認定を受けまして、本年度現在、1つの団体が申請をされているというふうな状況でございますので、今おっしゃるように、ここはその県の制度も使いながら、町のほうでも積極的にその掘り起こしを図りながら、つなげていきたいなというふうに考えているところでございます。せっかくのまたこうしたなりわいの制度でございますから、この町として、さっきも申し上げましたけれども、この皆さんの技術を、取り組みを、本当に町も一緒になって連携をした中で、活躍ぶりを情報の収集と発信を行っていくというようなところが非常に重要だというふうに考えております。 また、一般財団法人阿賀町観光協会が行っております体験教育旅行でございますけれども、これも町の大事な、そしてまたある意味で大きな産業の一つであるというふうに思っておりますが、議員さんからもお話がありましたように、高齢化等々もあって受け入れ民家の減少しているというところで、大規模校からの申し込みがあってもなかなかそういうことで受け入れができないと、苦労しているというふうな状況もあるのが現実でございます。そこには、受け入れじゃなくてまさに体験があるわけですから、今お話しいただいたように、これはそこをある意味で別建てにしていくといいますか、そこに1つの本当に具体的な有効な私は手段だなというふうに思ってお聞きしましたので、匠の皆さんから、また逆に言えば県の認定がなくても、地域には匠の皆さんがいっぱいいらっしゃるわけですから、まさにそういう形の中で役割を分担していただくというふうなところも1つの大事な、大きな有効的な手段であるかなというふうに考えているところでございます。 この観光協会としても、この受け入れ農家の拡大、これに努めているところでございますけれども、まさに国もこの教育体験旅行、これは小・中・高まで特に文科省も力を入れながら子供たちを地域に出していこうと、都会の自治体と受け入れ側の私ども自治体と連携して一緒にやっていくところには、新しく特別交付税の制度も設けたというような情報もあるわけですから、積極的に、ここは大事な大事な事業です。子供たちが阿賀町に来て、ここで3日でも4日でも農家の皆さんと一緒に過ごしながら、そこの民泊したご家族、またその集落、この阿賀町に思い出をつくっていっていただいて、それが大人になってからも本当に大事な大事な思い出として、またこの阿賀町に来ていただくというふうな縁にもつながってくるんです。地域おこし協力隊と、ワーキングホリデーでもまさにそうして阿賀町に体験旅行に来て、今、大学生等々になって、この町にまたワーキングホリデーで来てくださっている人もいるわけなんで、非常に大事な取り組みだと認識しておりますので、その課題を私も掘り下げながらより発展というか、受け入れができるような形の中で私も取り組んでいきたいなというふうに考えているところでございます。 次は、合併14年たちまして、町民全体がかかわれるイベントの企画、開催というお尋ねでございます。 本当にこれまで合併後各地域で行ってきた祭り、イベント、これはもう継続をしながら、実施をしてきているというふうなところでございます。まさに旧村時代のそうしたものを大事にしながら、踏襲しながら継続してきているというふうな面が強いわけでございますけれども、こんな中でも本当に、ここには宮澤議員さんも一緒になって、中心になってご活躍をされている部分でもございますけれども、いろんなイベントが、企画が近年はやっていただいているわけです。外にも発信をしてもらいながら。勝手に応援隊の企画するさまざまなイベント、へくさんぼとり大会、宮澤議員さん、まさに中心になって行っていただいたかんじきのレース等々、本当にこの阿賀町の地域の特色を生かしたまさに発信をした中で、皆さんからよそから興味を持っていただける、来ていただける、参加していただける、まさにこういう取り組みをしていただいてきているところでございますので、ここはいいなと、うん、一緒になってやりたいなというふうに私も思っているところでございます。 こうして、ある意味でイベントというのは行政主体、まさにここは非常に大事な部分でございますけれども、民間の皆さんの企画、そこを支援しながら一緒になってやっていく、つくり上げていくというふうなところが、むしろある意味で本来のイベントの姿でもないかなというふうに思っておりまして、そこへ町が支援をさせていただく、一緒になってやっていただく、そして町民全体がまさにかかわっていただけるようなイベントに成長していくふうなところが重要なことだなというふうに思っております。 先般の、先ほどもお話がございましたけれども、子供たちの未来フォーラム、まさにここもそうしたところへの1つのつながりだなというふうに思っておりますし、夏休みの間は子供たちも一緒に行事をやったり、学習オリンピック等々で、それぞれの学校、町全体の学校の子供たちが集まりながらも、そういうようなところもやったりというところもあるわけでございます。具体的に宮澤議員さんからご提案いただいたことは、本当にそれをしっかりと私も受けながら、町が、阿賀町が1つなんだと、みんなで盛り上がっていく、みんなでそこに集中できる、そしてそこを紹介もできるというような取り組みは非常に大事だなと思っておりますので、いいご提案をいただきましたので、そこに向けても検討していきたいというふうに考えているところでございます。 よろしくお願い申し上げます。
○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。
◆1番(宮澤直子君) ただいまの、教育長と町長の答弁を聞く限りですと、現状維持というような認識なんですが、私はこの、例えば伝統行事やなりわいの匠については、阿賀町のやっぱり価値であると思います。ほかにはない特化したものであると思いますので、そこをもっと追求して本当に住民が共有できるような財産にしていただきたいという要望がございます。実際のところ、私自身は阿賀町の活動に大変興味を持っているつもりでありますが、本当に各地区でどのような行事が行われているのか全く把握しておりません。それで、去年は武須沢の鍾馗様、ことしは大牧の鍾馗祭り、また太田の百万遍、去年は高清水の百万遍にも参加させていただきましたけれども、非常に住民の方が生き生きと活動している姿が印象に残りました。しかしながら、残念ながらそれが住民に共有されていない。確かに阿賀町広報では行われましたという記事がありましたが、あれは全てを語ってはいないと思います。今回、初めて馬取の大般若でしたか、あれも私は広報で知りましたけれども、新潟日報にも掲載されておりましたけれども、住んでいながらその情報が全くわからないということは、本当に住民にとってサービスが行われていないということではないかと私は思います。調べられるのであればすぐ調査していただき、住民が共有できるような形で、すぐに見られる形で、事前に例えば冬の伝統行事として資料をつくっていただきたいと考えておりますがいかがでしょうか。 教育長さん、いかがでしょうか。
○議長(斎藤秀雄君) 清野教育長。
◎教育長(清野一男君) 本音を言いますと、そういった伝統行事等の一番の博識があるのは、遠藤佐課長補佐でございまして、遠藤課長補佐がやっぱりそういう気持ちを持っていますし、郷土資料館のほうとも関係がありまして、調査をするというふうに決意を述べているのを、私は先ほど読ませていただきました。できるだけ早くそういった情報が流れるようにしていきたいと思います。 ご指摘のように、やる前に流さなければ意味がないというところもありますよね。この間の写真、先ほどお話ししましたが、写真コンテストの授賞式のレセプションの席で言われたんですけれども、阿賀町には、もっと行事で写真の被写体になる魅力のあるものが幾つもあるよという話をお伺いしました。先ほど来の討議を聞いていて、それと職が結びつくということがやっぱり大事なんだなというふうに、そうすると1つの単体の行事だけじゃなくていろんなものが出て、それからちょっと話がそれるようですけれども、ネーミングも大事だなと、かんじきリレーも世界がつきますし、へくさムシも世界がつく。やっぱりこういうところも工夫して、あらかじめ情報を流していくことが阿賀町に多くの方から来ていただけるチャンスになるかなというふうに思います。心がけていきたいと思います。
○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。
◆1番(宮澤直子君) ただいまの伝統行事についてちょっと確認なんですけれども、集落の祭りでありますので、地区によっては、やはり表に出したくないとか、いろいろな温度差もあるかと思いますけれども、やはり阿賀町の価値のあるものとして、できれば幾つかの行事は外に向けて発信ができるような形で、先回のショウキ祭りは外の方もたくさん見に来ていらっしゃいました。皆さんカメラを向けていらっしゃいまして、町の関係者の方もたくさんいらっしゃいましたけれども、そういうものについてはもっと大々的に宣伝をし、また集落でちょっと出せないなというものについてはやはりわかるような形で、例えば地区の人だったら行けるとか、地域おこし協力隊の方なら行けるとか、そういう、今やはり継承ですか、人材不足という点も言われておりますので、本当に協力が必要なイベントが何かということをわかる形であらわしていただかないと、やはりその継承も難しくなってくるかと思いますので、全てをオープンということではなく、その中で本当に外向きのもの、集落として大事にしているもの、それについてはやはりその意味づけですよね。これはどういうあれでできたというその内容についてわかるような形で、まず住民が共有できるようなものをできないかなと思っておりますので、それは要望なんですけれども。 人材についてなんですが、今大変人が足りないということになっておりますけれども、その辺の対策は何か講じていらっしゃるのでしょうか。伺います。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) 私のほうからさせてください。 本当にそうですね。119のまさに集落があって、それぞれの集落の中でいろんな行事が地域の皆さんの中で行われております。これはやっぱり、どこで何をやるかというのも大事なことなので、そこについてはある意味でおおむねのことは把握をしておる部分もありますけれども、この機会ですので、まさにしっかり把握するというようなところも次につながってくるかなと思って私もお聞きしました。そんな中で本当にこれは高齢化していく、子供たちがいなくなってくる、若い人たちが本当にいない、人数が少なくなってくる、なかなか今までの行事を継続していくというようなところは非常にやっぱり難しくなってきているというふうなところがあるわけですよね。ここには、私も新潟大学のダブルホームに来てもう10年になるわけですけれども、まずはダブルホームの皆さんにもそうした中での活躍を、取り組みをお願いをしてもう10年近くたってきているわけでございますけれども、一生懸命そうやって入ってきていただいております。また、ほかの大学との交流もあるわけですから、そうした形の中でよそから大学生等々こっちからもお願いした中で来てもらって、可能な部分についてはそうやって手伝いもしてもらいながら行事の継承にも当たってきております。ただもう一つ、やはり大牧の例えば鍾馗様で担ぎ手がいないんだと、ある意味で具体的にネットに出したらいろんな問い合わせがむしろあったと。ですから、そういうふうな形の中で、それをよしとするものにあっては、まさにこちらから、いや困ったなというふうなものを発信すれば、ぜひそこに一緒になってやってみたいというふうな人もいるんだなと私も認識したところなので、まさにいろんな形で工夫しながら、ただ、そこはこちらから無理やりというわけにいきませんので、地域の皆さんのお話をよくお聞きしながら、私はその大変な部分を可能な限り一緒になって支援をしていくように進めていきたいというふうに考えております。
○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。
◆1番(宮澤直子君) ありがとうございました。先ほど、教育長さんから阿賀学というお話が出ました。実は私もその会議に2月26日、出席させていただきまして、教育委員会と教頭会のほうで主催して、阿賀町を語れる子供を育てようという、そういう目標のもと昨年の6月からあの取り組みが始まっていると伺いました。今ちょうどお話が出たので、私も質問しようと思っていたんですが、この取り組みはまさに今申し上げた匠の、阿賀町の匠ですね。そういった方の発掘や、また、やはり子供を育てるのではなくて大人自身が阿賀町を語れなければ子供に伝えることはできないので、やはりこの阿賀町の匠の認定ですか、「なりわいの匠」というお話がありましたけれども、しっかりとその人材を発掘して、登録しなくてもわかるとおっしゃいましたが、登録しなければわからないと思いますし、また、認定することでその方の意識が変わりますし、価値が変わってくると思います。賞状1つでやはりその方の、特に大人の方というのは子供と違って賞状をもらう経験というのはないわけです。その方が自分がこういうふうに認定されたということは、その人自身の自信にもなりますし、やはり一歩踏み出すきっかけになると思いますので、ぜひ認定をしっかりとしていただきたいことと、あと、なりわいの匠はどこの町村でもやっていることだと思いますが、どこの町村でもやっていることをやっても何も阿賀町としての価値は上がらないと思いますので、やはり阿賀町独自の何かこの価値を高めるそういう方法を考えなければ、やはり阿賀町の財産、価値を生かすことができないのではないかと思いますので、私はぜひ阿賀町の匠を取り入れていただけないかと町長さんにお願いしたいのですが、いかがでしょうか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) ここは検討してまいります。先ほど言いましたように、これは町が県に申請するわけです。ただ、やっぱり一番基本はそういう県の制度といいますか、こういう匠の制度をどれだけ皆さんが知っている中で掘り起こしているかというようなところが私も少し不足している部分があるのかなというふうに思っていますので、そこが認定を、町でも県でもそうした匠の認定を受けるというようなところはまさにそのご本人の気持ちにつながってくるわけですから、非常に大事な部分であるなというようなところは私もしっかりと認識をしておりますので、よく検討していきたいと思っております。
○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。
◆1番(宮澤直子君) ぜひご検討をお願いしたいと思います。なりわいの匠の制度を活用なさるのであれば、本当にぜひ至急やっていただきたいと思います。あと、先ほど、3点目の町のイベントについてなんですが、実際にちょっと回答いただいてないんですが、町としてイベントを企画、立案、今までされてきたのでしょうか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) イベントというふうな種類が、ここのものが少し認識が違うかもしれませんけれども、ここは例えば今、ショウキ様の話が出ましたけれども、かつては阿賀町でショウキ様は5つの集落でやっておりまして、これは県の無形民俗文化財に指定されているわけですよね。その皆さんが一堂に会して文化福祉会館でいわゆるサミットというとあれですけれども、まさにそういうふうな紹介のこともやったこともございます。また、津川港、これは400年でしょうか。まさにそういうふうな中でやったこともありますので、どこからどこまでイベントというようなところが少し議員さんのお考えの部分と合致しない部分があるかもしれませんけれども、まさにこれは1つの阿賀町ですから、阿賀町のそれぞれの全ての地域の皆さんが、まさにそうやっていろんな情報も知ること、そういう機会も大事ですし、一堂にやっぱりできるだけ可能な限り集まって盛り上げていくというようなところは非常に大事な部分だなと、こういうふうに思っておりますので。
○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。
◆1番(宮澤直子君) やられてきたということ、今お話なんですけれども、正直言って余りそういう認識がないというのが私自身の実感でありまして、実は、皆さんごらんになったかわからないですが、2月22日の新潟日報に、阿賀町は合併した後、取り組みがもしかして弊害が多かったのではないかという記事がありまして、それを読んだとき、やはり住民としての一体感が少ないのではないのかなと私自身はちょっと考えました。この一般質問をつくった後のことだったんですけれども、やはり住民が1つとなって取り組むようなイベントや一部の人ではなくいろいろな方がかかわれる、そんなお金をかける必要はないと思いますので、このシンポジウムというのは本当にありのままの姿をただ発表するだけ、だけれども、そこの中に住民がかかわることで自分の集落の自慢やほかの集落がどんなことをしているのか、先ほどのなりわいの匠や伝統行事にもつながってくると思うんですけれども、それを共有する、そういうチャンス、また、そこにやはり私たちの町はすばらしいんだという、そういう住民が気持ちになってもらうということが私は必要なのではないかなと思いますので、難しいお金のかかるイベントではなく、住民がやはり1つになれるような企画をぜひ課をまたいで、何課がやるではなく、阿賀町役場の中で、ひとつ考えていただけないかなというふうに思っております。 私が友人らと話をした中では、昔は、上川時代には運動会があったんだ、学芸会があったんだ、集落ごとに出し物をして、何かみんなで練習して楽しんだんだとか、そういう思い出をすごく楽しそうに話し、皆さん懐かしそうにお話しする姿を聞いたり、また、先般室谷の記事が新潟日報に連載されておりましたけれども、あの中でも集落の方が本当に力を合わせてなくなった行事を復活させたり、大変継承が難しい行事を外の方を巻き込んで継承されたりしておりますけれども、ああいうやはり一体感、住民が参加して気持ちが1つになれるような、そんなイベントを計画することが可能だと思いますので、ぜひ知恵を絞っていただいて、お金がないということであればかけなくてもできる、そういうありのままのものでできるようなイベントを計画することは、これから今後計画していただけないか伺いたいと思います。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) 今でも、さっき言いましたように、本当にいろんなイベントは阿賀町の中でも行われてきているわけです。そこは地域の住民に限ったわけじゃなくて、本当に誰でもおいでいただきたいと、みんなで盛り上げましょうというイベントも結構多くあるわけですけれども、そこをいつどこでどんなものがあるかと、まさにそこの情報発信が少し不足しているがゆえに、何をやっているかわからないなというところもあったり、行っていいのかわからないなというようなところもあったりするというふうなところもあるのかなというふうにも思いますので、まずはそこをもう少し力を入れてPRしていくというようなところは非常に大事だなというふうに今、認識をいたしました。 まさにどこでもといいますか、本当にかつては、私のあんな小さな集落でも学芸会をやったり運動会をやったり、そこはどこの地域でもまさに同じ、そういうやりながら、地域が1つになって楽しい一日を過ごして気持ちもやっぱり本当に1つになっていった部分があるわけですけれども、今まさにそこが各地域の中でも非常に難しくなってきている部分はそのとおりなので、寂しさといいますか、そういう部分もあるのはまさに現実かなというふうにも思っております。 私も、先ほど質問の中で職員のことを話ししましたけれども、まさにこれも1つのテーマとして今いただきたいなというふうに思っています。職員には、さっき言いましたように課をこえながら、いろんなこの町を地域を元気にするようなことでのアイデアを出していくというふうなところは私は進めていきたいなというふうに考えておりますので、今いただいたことをまさにそこの1つのテーマとしながらも、職員の間でもまずいろんなアイデアを出しながら、この町を元気にしていくようなまさにイベントであり、シンポジウムであり、そういうふうなところも含めながら、知恵を出していきたいなというふうに思っております。
○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。
◆1番(宮澤直子君) きょうあすにはできないと思いますけれども、長い目で阿賀町を魅力あるものにするために、ぜひ全力を尽くしていただきたいと思います。 あと、今回の3つの質問については一応私の中では1つの共通のテーマがありまして、阿賀町の価値をやはりみんなでまず認識をするということで、情報の共有をぜひしていただきたいということです。今、実際にあるものが目に見えないというのが一番もったいないことであると思いますので、ぜひそれを見える形にしていただきたい。それを今までは、私が認識する中では、行政の方はテレビ電話で出しています、阿賀広報に出しています、だから私たちは情報を出しています。でも、それは違うと思います。やはり会って、話して、やはり実際にその中で人と人というのは意思の疎通ができるわけなので、毎回というわけにはいかないでしょうけれども、できる限りその場をもって住民との距離を近づけて、情報提供をしていただきたいなということと、あと、課題はやはり継承にあると思いますので、いかにそれを継承していくかということも真剣に考えないと、本当に廃れてしまうのではないかと思います。ショウキ祭りも平瀬の鍾馗祭りがことしなくなったと伺いましたし、認定されている石戸の獅子舞というものももうやられていないという話ですが、1回やられないとそれを復活することはなかなか難しいと思いますので、いかにそれを県の文化財でないものであっても、やはりそれを拾いながら継承していく、またその中でやっぱり発信ですね。外に向けて発信、何を発信していったらいいのかというものを精査して、そこは全力で外に向けて、先般も観光はスポットだけを見ることではなく体験やそういう文化に触れることだというお話をいろんな方から伺っていますので、阿賀町はまさにそこが土壌があるわけなので、そこのところにぜひ系統立てて、単発ではなく、匠は匠、郷土料理は郷土料理ではなく、やはり1つのものを系統立てた中で、課を一応またいで、まちづくりというもののビジョンを明確に町長さんにはしていただきたいなと、きょうのお話の中では単体としての取り組みはわかるのですが、全体として、じゃ、どうなのかというところがやはりなかなか伝わりづらかったところがありますので、町のビジョンというものを明確にした中で、一つ一つのあるものを生かしていっていただけたらなと思いますので、ぜひそこのところをよろしくお願いしたいと思いますので、いかがでしょうか。
○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
◎町長(神田一秋君) まず、情報発信、おっしゃるとおりでして、これはテレビ電話で流しているから、広報あがに出したから、それでお知らせしていますよじゃないですよね。ここはやはり、どうやって伝わっているか、どうやって見ていただいているか、それがあって初めて情報を出しているかどうかなんで、出したって見ていただけないような方法であったり、遅い情報であったり、これではやはりまさに自己満足で、ここは、今おっしゃったとおりですから、どういう人たちに向けて、やはりターゲットもあるわけでございますし、しっかりと的確に伝わるように、先ほどの町からの財政のあれもそうですけれども、見ていただけるように、聞いていただけるように、ここはやっぱりそういうふうな形でなければ本当に発信したというふうには言えない部分であるというふうに私も認識をしているところでございます。まさにそれぞれの地域の中での行事の継承、本当にやっぱり難しくなってきているんですよね。みんな続けたい思いはあるんです。例えば今、平瀬の鍾馗様のお話もございました。私も平瀬の鍾馗様には、10年前からまさにそういうご苦労を聞いていたので、一番先に大学生に入ってもらったのは平瀬なんです。また、越後ファームの皆さんもそのときに入っていただきました。もう地域の中は本当に人が減り、高齢者になってなかなか大変だなと、そこへまさにそういう外の皆さん、若い人が入って、当時はやはりそれでまた元気が出たんですよ。そこがやはりだんだんこの10年の間に、やっぱり今はそう言って別の形でのショウキ様の展開にもなっていった。そういうふうなところもありますけれども、やはり本当に広くそういうふうな厳しい状況を継承していくには、これはまさにそのとおりなので、先ほど言いましたように、これは地域の皆さんの気持ち、そこは非常に大事でございますから、まさしくお話があったように、職員もそういう形じゃなくて直接地域に行った中でお話を聞いて、まさにそのとおりです。本当にそのとおりです。ですから、この大牧のショウキ様に議員さんからも来ていただきましたけれども、あれもやはり具体的に地域の皆さんから、なかなか担ぎ手がいないと、それなら町も一緒になってというような形で、ことしも本当に職員、休みの日でしたけれども、大勢やはりそういう形の中で参加して、まさに地域の皆さんと一緒にああいう行事に触れ合っていく、これは非常にやっぱり私も大事なことだと思っておりますので、地域の皆さんの思いをやっぱり私も非常に大事にしながら、何事につけても進めていかなきゃならないなというふうに思っているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(斎藤秀雄君) 1番、宮澤直子君。
◆1番(宮澤直子君) ありがとうございます。 今、集落支援員という制度がありまして、今、女性6名ですか、大変活躍なさっていますので、ああいう取り組みは本当に町にとって、集落の方にとって力になると思いますし、地域おこし協力隊の方も、今、正確に何名かはわかりませんけれども、やはりそういう阿賀町ならではの行事にぜひ参加していただきたいなと思いますし、そこにまた逆に、興味のある方は集落に入って、きのう発表会もありましたけれども、集落の中に入って住めるようなそういう環境づくりも進めていただくと、本当にその地域が元気になるのではないかなと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 じゃ、私からの質問は以上です。ありがとうございました。
○議長(斎藤秀雄君) 以上で1番、宮澤直子君の一般質問を終わります。
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△散会の宣告
○議長(斎藤秀雄君) 審議の途中でありますが、本日の一般質問はこれで終わります。 なお、あすは一般質問の終わっていない方から行います。 これで本日の会議を閉じます。 本日はこれにて散会とします。 大変ご苦労さまでした。
△散会 午後4時47分...