阿賀町議会 > 2018-09-06 >
09月06日-03号

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  1. 阿賀町議会 2018-09-06
    09月06日-03号


    取得元: 阿賀町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-25
    平成30年  9月 定例会          平成30年阿賀町議会9月定例会議会議録議事日程(第3号)                    平成30年9月6日(木)午前10時開会日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議会の諸報告日程第3 町長の行政報告日程第4 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(12名)     1番  清野眞也君      2番  斎藤 栄君     3番  小池隆晴君      4番  入倉政盛君     5番  宮川弘懿君      6番  山口周一君     7番  斎藤秀雄君      8番  五十嵐隆朗君     9番  石田守家君     10番  神田八郎君    11番  石川太一君     12番  猪俣誠一君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         神田敏郎君   副町長        波田野正博君 代表監査委員     渡部政勝君   教育長        清野一男君 会計管理者      渡部久美子君  総務課長       渡部和茂君 町民生活課長     星 利昭君   健康福祉課長補佐   宮澤由佐子君 地域包括支援センター長        農林商工課長     清野康弘君            藤安まゆみ君 観光振興課長     関  仁君   建設課長       阿部義照君 消防長        寺久保幹男君  消防本部次長     酒井昌幸君 消防本部副署長    宿屋憲治君   学校教育課長     大江修逸君 社会教育課長     神田久利君   農業委員会事務局長  長谷川忠市君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長       阿部時也    書記         阿部大輔 △開会 午前10時00分 △開会の宣告 ○議長(猪俣誠一君) おはようございます。 ただいまの出席議員は全員、12名であります。 これから平成30年阿賀町議会9月定例会議を開会します。--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(猪俣誠一君) 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(猪俣誠一君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(猪俣誠一君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため求めにより出席した者は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(猪俣誠一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会議の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、3番、小池隆晴君及び5番、宮川弘懿君を指名します。--------------------------------------- △議会の諸報告 ○議長(猪俣誠一君) 日程第2、議会の諸報告を行います。 6月定例会議以降の議長及び議会の活動は、お手元にお配りした報告書のとおりであります。 次に、総文社厚常任委員会産業建設常任委員会、広報広聴常任委員会及び議会運営委員会より、休会中に行った各委員会の所管事務調査の報告書が、それぞれ議長の手元に提出されております。 産業建設常任委員会からは3件の所管事務調査報告が提出されておりますが、8月10日に開催した調査報告につきましては、同日に開催された全員協議会兼議会改革推進会議にその内容を報告してありますので、お手元に配付されている報告書のとおりで終わらせていただきます。 また、議会運営委員会の2件の内容につきましても、本9月定例会議での議会運営であり、本日、開会前の議員打ち合わせ会において、その内容を報告してありますので、お手元に配付されている報告書のとおりで終わらせていただきます。 初めに、総文社厚常任委員長から報告願います。 7番、斎藤秀雄君。     〔総文社厚常任委員長 斎藤秀雄君登壇〕 ◆総文社厚常任委員長(斎藤秀雄君) おはようございます。 それでは、所管事務調査について総文社厚常任委員会から報告をさせていただきます。 初めに、7月4日、それから7月5日と管外研修を行ってきましたので、その点について報告させていただきます。 初めに、7月4日、ニセコ町であります。 調査事項について、ニセコ町まちづくりについて、ニセコ町の移住対策についての2点について、ニセコ町にお伺いし、調査をさせていただきました。 出席者については、総文社厚常任委員会委員7名と、委員外で4名の方、それから事務局ということで参加し、説明員としてはニセコ町の林副町長、それから山本企画環境課長から説明を受けたところであります。 調査目的と概要について、ニセコ町のまちづくりについてであります。 基本理念及び住民参加のまちづくりについて、山本課長より説明を受けたところであります。 まちづくり基本条例の制定について、情報共有することと住民参加を求めることで、まちづくりに積極的に参加する環境を構築されていた。住民参加と町行政の説明責任を求めていること。行政側では、文書管理システム構築して、速やかな住民サービスをすること。住民参加のための行政職員は説明責任から能力アップにつながっていたということでありました。 移住対策については、外国人の定住が増加していることや、「ニセコ」というブランド化で移住者が増加しているということを伺ってきたところであります。「ニセコ」と言うだけで、オーストラリア人が雪質で来町者が増加していました。この点については考えるところがありました。あと、情報発信力が国際的であるために多くの外国人が来町されているように見受けられました。そして、住民の意識もそれに伴い変化し、定住思考にも変化してきていたということであります。 まとめとして、ニセコ町のまちづくりと定住対策は、「ニセコ」ブランドで生かされていた。基本条例により住民参加型社会が形成され、職員もスキルアップしなければならない仕組みとなっている。説明責任が求められることで書類整理や情報共有がなされていることは、阿賀町職員にも求めていきたいというふうに強く感じたところであります。 町議会が今まで取り組んできた「出向く議会」も活用しなければならないとさらに強く感じたところであります。まちづくりは一朝一夕にはならないが、今後の町職員に期待するものであります。 また、定住対策はブランド力が重要視されているが、その町のよさをどれだけ発信するかが定住対策につながると考えさせられたところであります。 住んでいる町に誇りと愛着を持つ人材を育てるのが重要であると思うところであります。 以上、北海道のニセコ町に関しての総文社厚常任委員会の報告とさせていただきます。 次に、7月5日、北海道八雲町消防本部を視察研修させていただきました。 八雲町消防本部庁舎移転・改築についてであります。 出席者については、議会側としては先ほど述べたとおりであります。八雲町からは議会議長の能登谷さん、それからあと消防本部の次長、消防署長、管理課長等々、ちょうど災害で忙しい日であったんですが、説明を受けたところであります。 目的としては、消防本部移転改築についてであります。 能登谷議長より、消防本部移転・改築に至る経緯について説明を受け、消防本部次長より消防本部庁舎の建築経過や現状の説明を受けたところであります。今年度、移転新築予定の阿賀町消防本部構想の参考としている庁舎であることから、移転に至るまでの経緯や移転後の利用に必要な施設及び不要と思われる施設があるのか、詳細に聞くことができたところであります。 現状を見ることは大切と感じたところであります。当日の状況が大雨の非常招集態勢であったことも視察時点では参考になったところであります。非常電源装置や訓練棟を非常備蓄倉庫兼用としていること、阿賀町と変わらない面積を管理している状況、救急医療体制についても伺ったところであります。 まとめとして、阿賀町消防本部移転新築構想の類似施設と思われることや、面積も管理区域が類似するなどを考え、今回の視察としたところでありますが、たまたま当日は大雨対策で大変なところでしたが、帰署した職員のゆとりあるスペースの中で着がえなどができることは、今後の阿賀町の庁舎建設の参考になると思ったところであります。 また、排煙装置やホース乾燥施設等も参考になると思ってきました。消防本部職員からの現状のよい点、今後、必要となる施設が取り込める考えを持つように勧められたところであります。 阿賀町消防本部新築移転は、提案型建築としている点から、提案される業界の皆さんがしっかりとした考えを示すことを強く望むところであります。 町民への説明責任が試される施設建設であることを担当職員は、これについて能力を発揮してくれることを望むところであります。今後に救急医療体制については、隣接に総合病院があり、当地区とは比較できない環境でありました。しかし、救命救急士の資格者数については、阿賀町は多くいると言われていますが、経験者が退職等で減少すると思われますが、今後の対処を強く望むところであります。 八雲町の調査については以上です。 次に、管内事務調査であります。 8月6日、午前9時から阿賀町役場第3会議室でさせていただきました。 調査事項については、高校の再編計画と黎明学舎の現状について、学童保育の現状について、防災マップについて、介護支援と保健師について、県立津川病院の改築要望についてであります。 出席者については、記載のとおり、総文社厚常任委員会委員8名、説明員としては記載のとおり、教育委員会、清野教育長初め、学校教育課長、課長補佐、社会教育課課長補佐、それから総務課防災係健康福祉課課長補佐等、担当職員の説明を受けました。 調査目的と概要についてであります。 初めの高校再編計画と黎明学舎の現状についてであります。 県立高校の再編計画について情報提供を求めました。黎明学舎の活動状況及び今後の活動方針についての情報提供も求めたところであります。 学童保育についての現状です。学童保育の現状と来年度に向けた取り組みについて協議をさせていただきました。 防災マップについてであります。平成20年配布の阿賀町洪水・土砂災害ハザードマップ、平成27年からの土砂災害ハザードマップなどと洪水ハザードマップの違いや今後の対処方法について情報を求めたところであります。 4点目の介護支援と保健師についてであります。各種介護事業に関わる利活用状況の報告を求めました。2点目として、保健師の活動状況と今年度変更した組織について説明を求めたところであります。 5点目に、県立津川病院の改築要望についてであります。本年3月以降、新潟県病院局との協議状況の説明報告を求めました。 まとめとして、高校の再編計画について。 平成31年度以降の阿賀黎明高校存続に向けた取り組みとして、黎明学舎を設け、地域の高校として不可欠な存在であることを県教委を初め、町民にも知らしめてきたところであります。今回示された県教委の指針では、連携型中高一貫教育を実施するとある。阿賀津川中との連携と思うが、町教育委員会は今後どのような方針でいくのか早急に対処しなければならない。黎明学舎の効果をもっと強くアピールしていくよう望むところであります。 黎明学舎の活動について。 阿賀黎明高校の生徒に学習する意欲とスペースを提供し、みずからを目覚めさせることができて、進学率もアップしている。生徒目線で指導し、高校教諭とも連携していることなど、多くの町民にもっと知っていただきたい。児童・生徒に体験させることも求めるところであります。今後については、町教育委員会だけでなく、地域・保護者を含めた検討を望むところであります。 学童保育について。 各地区でスムーズな運営をしている。来年度の開設場所については保護者と協議することを求めます。また、保護者への連絡体制について指針の改善を求めたところであります。教育委員会には、保護者、子供たちに学びの場であることを通知、指導することを望むところであります。また、長期休暇期間、夏休みとかですね--に短期的に町外児童、例えば帰省されている孫、子などの受け入れも検討することを望んでいるところであります。 4点目、防災マップについてであります。 平成20年度に町が策定した防災マップは、全町民に配付以降のたび重なる災害に対処し切れていない。土砂災害マップを策定しているが、現状にそぐわない面が多々あると思われるので、早急に地域に合った防災計画を策定し、対処することを望むところであります。また、各区単位で自主防災組織を確立するように指導強化することを望んでいます。 5点目、介護支援と保健師についてであります。 介護施設の現状を健康福祉課として掌握しているのか、指導等必要な協議をされているのか伺ったところであります。議員側が掌握している情報と差異が感じられたので、今後協議していくように要望したところであります。 各種介護事業について、おおむね計画どおり進んでいるとのことであるが、PR不足事業も見受けられる。利用者が確保されていないなど、事業の成果検証を求めたところであります。 次に、保健師の業務についてであります。 業務体制の変更について、議会へは報告されていなかったことから、このたびの調査としたところであります。変更によりコミュニケーションが図られ、対応がスムーズになったと担当課からは報告されました。しかし、各支所に保健師が不在となり、不安視する町民もいるので、今後の対策を願うところであります。例えば、移動保健師相談日なども考えることが必要であるというふうに思ったところであります。また、保健師の在籍数は近隣町村から比較すれば多いかもしれませんが、広大な面積を有する町としては考慮する必要性があると思っているところであります。保健師業務の多様化は日々ふえていると思うところであります。専門職採用計画の検討を求めていきたいというふうに思っています。 次に6点目、県立津川病院の改築についてであります。 担当課の皆さんが県病院局と協議進捗状況を報告され、今後の対応については議会と協議を重ねていくことにしたところであります。現状の病院局担当課長の表現を聞くと、再度県知事要望等も必要と考えられると感じたところであります。この点については9月議会等で協議していくということにさせていただきました。 以上で、総文社厚常任委員会の報告を終わります。 ○議長(猪俣誠一君) 委員長報告に対して質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 質疑なしと認めます。 総文社厚常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、産業建設常任委員長から報告願います。 8番、五十嵐隆朗君。     〔産業建設常任委員長 五十嵐隆朗君登壇〕 ◆産業建設常任委員長(五十嵐隆朗君) おはようございます。 それでは、産業建設常任委員会の管外、管内2件の事務調査を報告いたします。 初めに、7月5日に行われました北海道七飯町の道の駅整備による地域振興についてであります。 出席者は、産業建設常任委員会、委員外議員が4名、それと事務局2名であります。説明員は七飯町議会及び七飯町経済部商工観光課係から説明を受けました。 調査概要であります。 道の駅整備の背景と目的、道南地域の交通結節点国道5号線、県道など昼夜にわたり多くの人流・物流交通がある。他の道の駅が未整備でもあるが、東日本大震災において道の駅が避難場所や支援物資の拠点になったことから、広域防災拠点となり得ると注目されておりました。このように基本コンセプトを広域的、町内の役割分担を明確に持ち、食、歴史・文化を発信、食を支えてきた。歴史・文化を発信するとともに交流も図っていた。民間活力を導入し、専門的なノウハウが必要と考え、同一敷地内に民間施設を隣接して設けていた。また、多くの課題もあり試行錯誤していると説明を受けた。 まとめとしまして、当町と同じような地域課題を抱え、少子高齢化の進行が激しく、今後、新幹線の開通、高速道路、交通の要衝として発展が期待されていたが、通過地点になるのではないかと危惧しておりました。感心したのは、道の駅に防災拠点機能を持たせたことであります。また、情報発信機能、休憩機能(24時間トイレ、無料休憩コーナー、遊具など)を充実させておりました。防犯機能として防犯カメラも活用している、安心して利用できる施設の集客力や魅力の向上を図るため、一部機能において民間活力の導入を図っていた。何よりも施設全体が明るく、清潔感が漂っていた。これは基本であると感じた。地域連携機能である飲食提供機能物産品等販売機能文化振興機能については、民間活力の積極的導入を図るため、同一敷地内に民間施設を隣接していた。経済効果をもたらすことを真剣に考えていることに敬服した。これを機に、阿賀の里の道の駅に対しても地域活性化につながる拠点として活用できるよう協力していきたい。 次に、管内事務調査について報告いたします。 期日は、8月7日でございます。 調査事項として、一般社団法人阿賀町観光協会の活動状況について、(2)有害鳥獣対策取り組み状況について、(3)ため池の管理状況について、(4)稲の生育状況について、(5)その他であります。 出席者は、産業建設常任委員会8名。説明員といたしまして、観光協会からと観光振興課、農林商工課からそれぞれ来ていただきました。 調査概要でありますが、1)一般社団法人阿賀町観光協会の活動状況について。4月以降の活動状況と今後の活動計画について、坂上本部長から説明を受けました。 2)有害鳥獣対策取り組みでありますが、4名の地域支援員の活動状況、GPSの設置状況、捕獲後の猿の処理。稲の被害などの説明を受けました。 3つ目に、ため池の管理状況であります。これは現地、曲松ため池、当麻ため池へ赴きました。現在、災害時にため池の氾濫などがあり、町のため池の安全性、老朽化など現地視察をして説明を受けました。 4つ目に、稲の生育状況であります。高温が続く状況の中、生育被害について現地調査を実施いたしました。 まとめとしまして、阿賀町観光協会の活動の状況が見えにくく、補助額増の要求には事業計画の裏づけが必要。また、町側との話し合いが足りないのではないかと委員からの意見が出た。 猿については、頭数がふえている。捕獲檻にかかった猿の処分について、殺処分は44頭だが、GPSの効果が見られない。稲被害は日出谷・五十島地区に報告があるが、早目の対応を望む。電柵の補助など詳しいPRが欲しい。 ため池について、24カ所、津川7カ所、鹿瀬7カ所、上川5カ所、三川5カ所を把握している。現在、各貯水量は例年の3分の1以下、本来の機能の期待は持てないため、用水管理に支障がないよう注意をしていただきたい。 稲作は、現在の渇水状況では稲の生育被害のおそれがあり、稲の生育被害の共済保険も想定しているが、今後、注視して見ていきたい。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) 委員長報告に対して質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 質疑なしと認めます。 産業建設常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、広報広聴常任委員長から報告願います。 4番、入倉政盛君。     〔広報広聴常任委員長 入倉政盛君登壇〕
    ◆広報広聴常任委員長(入倉政盛君) それでは、6月定例会以降の広報広聴常任委員会所管事務調査について報告したいと思います。 議会だより第53号及び号外編集作業については、表になっておりますので記載のとおりになっております。 まとめとして、議会だより53号の編集作業について。 編集作業については、いつもと同じ4日間の作業工程でありました。今回、行政視察研修等が重なり、作業日程が1週間おくれました。 また、限られたページ数の中での編集のため、町民の広場が掲載できませんでした。 反省点として、一般質問者から見出しについて指摘された箇所があり、今後、委員全員で確認とチェックを厳正に行っていきたいと反省しているところです。 また、地域と語る会の号外のまとめについてですが、議会だよりの編集作業と並行して、議会だより号外の作成作業を行いました。このたびは5月、6月に開催した地域と語る会の内容を取りまとめ、号外として、議会だより53号とともに発行することができました。 今回の号外の作成に当たりまして、考慮したことは、語る会で出された意見・要望に対する町からの回答を今までよりも多く掲載したことです。各会場で出された意見・要望については、これまで同様、議会としてしっかり取りまとめていきたいと考えております。 次に、第39回県町村議会広報研修会について報告いたします。 調査期日は平成30年8月30日木曜日、場所は新潟県自治会館2階201会議室であります。 調査事項は、第39回県町村議会広報研修会への参加ということで、出席者は広報広聴常任委員7名と議会事務局1名であります。また、5番、6番の説明員、調査の概要について、講師、研修内容は表に示したとおりになっております。 簡単ですが、まとめに入ります。 まとめは、第39回町村議会広報研修会について。広報広聴常任委員全員出席での研修でした。午前中は事例発表ということで、「議会広報の編集経過と課題について」ということで、阿賀町、湯沢町、関川村の委員長さんから議会だよりができるまでの編集経過と課題の説明を聞きました。その後、質疑応答、意見交換が行われました。 町村それぞれ課題を持ちながら、原稿の提出に対しての要望を重ねながら、日々編集作業を行っていることを知ることができました。 また、湯沢町、関川村では、QRコードを活用して、行政へのネットへのアクセスの利便性をよくしている。委員会としても、今後の課題と思っております。 午後からは、「月刊総務」編集長兼事業部長の豊田健一氏の講演と広報クリニックがありました。 講演内容等を全部理解して、実践できるかどうかは、なかなか自信がありませんが、配付されたテキストを参考にしながら、研修の成果が出せるよう、今後の編集作業に役立てていきたいと考えております。 以上、広報広聴常任委員会からの報告を終わります。 ○議長(猪俣誠一君) 委員長報告に対して質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 質疑なしと認めます。 広報広聴常任委員会の報告はこれで終わります。 次に、新潟県後期高齢者医療広域連合議会について、組合議員から議長の手元に報告書が提出されております。お手元にお配りした報告書をもって報告にかえます。 次に、地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月出納検査の結果報告書がお手元にお配りしましたとおり提出されております。朗読は省略します。 次に、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定により、平成29年度阿賀町教育の推進目標による点検及び評価に関する報告書がお手元にお配りしましたとおり教育長から提出されております。朗読は省略します。 以上で議会の諸報告を終わります。--------------------------------------- △町長の行政報告 ○議長(猪俣誠一君) 日程第3、町長の行政報告を行います。 神田町長から行政報告の申し出がありましたので、これを許します。 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) おはようございます。 平成30年阿賀町議会9月定例会議に当たり、6月定例会議以降の行政報告を申し上げまして、議員各位並びに町民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げるものであります。 初めに、8月30日に健康福祉課長が収賄容疑で逮捕されましたことにつきましては、議員各位及び町民の皆様に深くおわびを申し上げるところであります。 観光振興を掲げる町にとって、職員の不正は町のイメージに大きな痛手となることから、常々、綱紀の粛正を戒めてまいったところでありますが、またしても繰り返されたことにつきましては、まことにざんきにたえないところであります。 一体に職員の啓発の頻度が不足しているのか、職員自身の自覚の欠如であるのか、あるいは組織体制に欠陥があるのか、あるいはそれらがふくそうする中で、こうしたことにつながっていったのか、丹念に検証しながら、二度と再びこのようなことが起こらないように厳に指示してまいりたいと考えているところであります。 本当にご心配、ご迷惑をおかけいたしましたことに、改めて衷心よりおわびを申し上げるものであります。申しわけありませんでした。 本件につきましては、また後ほど皆さんにご説明することがあろうかと思いますので、先を続けてまいりたいと思いますが、さて、この夏は、昨年とは大きく異なりまして、7月の降雨量は例年の10%にとどまった状況であり、8月でも年平均の76%でありました。 特に7月は稲の出穂期に当たっており、水稲の生育状況につきましては、用水の確保が大変難しい地域があり、稲の一部が枯れ始めるなど、作柄を懸念していたところでありますが、8月に入り13日と16日の降雨があったことから、農業用水の水量は回復してきているところであります。 育成不良及び青立ちなどの被害状況につきましては、倉ノ平区で作付面積の3分の2に当たる3ヘクタール、白崎区では実に94%に当たる1ヘクタール、黒倉区でも47%となる0.8ヘクタールとなっており、町全体では10.2ヘクタールに及んでおりますが、現在、県農業普及センター等関係機関と連携して、情報の収集に努めており、農家への情報提供を継続しております。 水道施設の渇水対策関連につきましては、8月3日から夏渡戸区と大牧区に定期的に給水車を運行しておりましたが、昨日15時をもって、終了したところであります。また、雲和田区におきましても自家水道ではありますが、一部枯渇した状態になったところであり、日常生活に直結する災害につきましては、町民の皆様と連絡を密にしながら、でき得る限り応えてまいりたいと考えているところであります。 次に、町税の収納状況についてであります。 平成29年度の国民健康保険税を除く町税5税、つまり町民税、固定資産税、軽自動車税、町たばこ税、入湯税の5税でありますが、この収納率は、現年度分、滞納繰越分とも前年度を上回り、現年度分と滞納繰越分を合わせた収納率は、前年度比0.6%増の91.4%となったところであります。 また、現年度分の個人の町県民税につきましては、5年連続で前年を上回るとともに、99.7%を超える高い収納率を維持しましたことから、3年連続で県知事より感謝状を贈られたところであります。 一方、町税全体の収納率は、目標としております県平均の収納率、平成29年度決算の速報値で95.8%でありますが、これを大きく下回りました。長年塩漬けとなっております固定資産税の滞納の解消が不可欠な状況にあります。 今年度も破産・廃業しております法人の不動産をインターネット公売や清算人の選任を裁判所に申し立てた上で公売を実施するなどして、2件の長期滞納案件を解消しておりますが、滞納額の圧縮にはまだほど遠い状況となっております。 困難案件につきましては、これまでも解消に向け、さまざまな方面から検討を重ねてまいりましたが、老朽化により廃墟となった建物や山奥の山林等、処分が不可能と思われる物件も数多くあるため、収納率の足かせとなっておりますので、今後は徴収に耐えられるか否かを見きわめ、厳格に判断した上で徴収業務を進め、滞納額の圧縮に努めてまいります。 次に、一般清掃事業であります。 ごみ処理の広域化につきましては、平成29年度より五泉地域衛生施設組合が事業主体となって、業務が進められているところでありますが、新たな施設の事業手法として、従来の公設公営に加えて、民間の創意工夫等を活用するため、公的資金をもとに施設設計、施工、運営を行うDBO方式など、今後に重要となる検討作業を現在行っております。 昨年に引き続き、建設用地周辺の大気質、水質、騒音、悪臭、動物、植物、生態系、景観などの生活環境影響調査を実施しておりますが、関係機関との協議や施設建設等の基礎資料として、中間処理施設、最終処分場の基本設計を完成させる予定といたしております。 今後も施設整備につきましては、五泉地域衛生施設組合、五泉市、阿賀野市と連携を保ちつつ平成35年度の稼働を目指してまいります。 次に、敬老会でありますが、長年にわたり町の発展にご尽力をされてこられました皆様を敬愛するとともに、ご長寿をお祝いするため、今週末の土曜日と日曜日の2日間、4会場でそれぞれ開催する予定でございます。ご招待をさせていただきます対象者は、75歳以上の方3,395人と、22組の金婚ご夫婦でございます。 議員各位におかれましても、地元会場にお運びいただき、盛大に開催できればと考えている次第でございますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、発達障害の子供に対する支援措置の拡充についてであります。 言葉、社会性の発達のおくれ、あるいは障害を持っている幼児につきまして、お子さんに対する相談・支援の体制につきましては、従前、療育相談会を設置して、児童精神科の医師に来ていただいて対応してまいりました。 今後は、これに加えまして、さらに具体的かつ専門的な指導を行うため、言語聴覚士によることばの相談会と作業療法士による感覚統合相談会、そして親子で参加する療育教室の3つを新たに開始することにより、これまで以上に総合的に子供の発達促進を促すための拡充した事業内容といたしております。 ハンディを持っております子供の健やかな成長を手助けするためにも、保護者の方が安心して子育てできるよう、関係機関と連携しながら、支援策の充実強化に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、きりん荘であります。 老朽化しておりました冷蔵庫及び食洗機等の備品購入につきましては、入れかえを7月26日に終了したところであります。今後は、より一層安心・安全な食事を提供してまいります。 車椅子対応可能なワゴン車につきましては、リース契約を締結して、8月末に納車を完了したところであります。これにより、緊急時を含めた入所者の皆様への対応が迅速に図られることとなったところであります。また、畳部屋をフローリング化する改修工事でありますが、2人用を2部屋、1人用を4部屋の計6部屋につきましては、7月末までに工事を終了しており、バリアフリー化によって入所者からも大変好評をいただいております。 次に、農作物関連でありますが、有害鳥獣対策として8月上旬までにGPS発信器7基を装着するとともに、基地局7基の設置を完了したところであります。今後、猿の行動把握と個体数調整を行ってまいります。 熊の目撃情報につきましても、頻繁に寄せられているところでありますが、引き続き告知端末による注意喚起を行うとともに、猟友会並びに津川警察署との連携を一層密にして、皆様の安全を図ってまいります。 次に、農地関係について申し上げます。 県単農業農村整備事業につきましては、相高島用水路、五十島用水路整備など、各地域との調整を図りながら、稲刈り後の工事着手準備を進めているところであります。 西川第2揚水機場につきましては、経年劣化により逆止弁等機器が破損いたしまして、地域営農に重大な支障を来すおそれがあることから、応急修理で対応しておりますが、どうしてもポンプ機器の取りかえ工事を実施する必要があることから、今般、補正予算を上程させていただいておりますので、よろしくご審議をいただきたいと存じます。 次に、商工関係についてであります。 消費者行政に関する悪徳商法対策として、県消費者行政推進事業等補助金を活用して、「広報あが7月号」に悪徳商法の例を掲載して、町民の皆様が被害に遭わないように啓発いたしておりますが、引き続き消費生活センター及び津川警察署等、関係機関と情報の共有を図りながら、被害防止に努めてまいります。 平成30年6月6日に施行されました生産性向上特別措置法に伴い、町といたしましては、導入促進基本計画を策定し、7月5日に国の同意をいただいたところであります。 これにより、先端設備等の導入時に必要な補助や融資、または税制支援を受けられることとなります。 今後も商工会と連携しながら、優遇制度の活用が図られるよう、そして先端設備の導入が促進されることを期待しているところであります。 次に、ふるさと納税の状況であります。 昨年度は、大変人気を得ました阿賀町産米でありますが、在庫不足のため、1日10件の出荷制限を設けておりまして、その影響から、今年度当初は低調に推移しておりました。 7月9日付で出荷制限を解き、平成30年産米の予約を開始したところ、寄附額が大きく伸びて、現在は、昨年の同時期の寄附額を上回る状況となっております。 現在活用しているポータルサイト「さとふる」も年々競争が激しくなってきていることから、その対応策として、別のポータルサイトの活用も検討しておりました。 具体的にはふるさとチョイスと楽天ふるさと納税でありますが、先ごろの8月末から受け付けを開始しました。これにより、本町のふるさと納税は、3つのポータルサイトで受け付けを行っていくことになります。 ふるさとチョイスと楽天ふるさと納税につきましては、寄附金の受け付けだけとなっておりまして、返礼品の発注などは別のところに委託することが可能でありますことから、発注業務は株式会社阿賀の里に委託して対応しております。 次に、観光関係であります。8月第1回会議におきまして、議決をいただいた町民湯めぐりサービス事業についてでありますけれども、日帰り入浴ができる町内の温泉施設につきましては、公募することで報告させていただいておりますが、町内温泉施設に担当者が直接伺って事業内容についてご説明をさせていただきました。その結果、全19施設のうち、12の温泉施設から同意をいただきました。現在は、カード作成の準備を行っており、今月中には、町民皆様のお宅にカードをお届けできる見込みであります。 次に、お盆の恒例行事となっております、ふるさとまつり関係につきましてでありますが、8月13日から15日までの3日間は、かのせふるさとまつり花火大会が開催されました。ことしも、鹿瀬地区の花火にあわせて実行委員会などによる屋台の出店で、日中からお祭りの雰囲気を盛り上げ、大勢の皆様に楽しんでいただけたのではないかと思っております。 16日には33回目を迎えたふるさと上川ふれあい祭りでありますが、旧上川中学体育館を会場として開催したところであります。時折、雨が強く降るあいにくの天候ではありましたが、町内外から多くの方々においでいただくことができました。お盆の中でもあり、地域の皆様はもちろんでありますが、帰省中の方々や観光客の皆様には大いに楽しんでいただけたものと思っております。 ちょっとさかのぼりますが、6月24日には、阿賀町勝手に応援隊主催で道の駅阿賀の里を会場にした、あがまちマルシェを、7月6日、7の両日には地域おこし協力隊が企画して、町観光協会が主催したヤマビルイベントなど新たな誘客イベントが開催され、いずれも大盛況でございましたので、観光活性化に向けては、新規も含め継続した取り組みができるよう町といたしましても支援、協力してまいりたいと考えております。 今後は、10月から11月にかけまして秋のイベントが各地区で予定されておりますので、多くの皆様にご来場いただきますよう一層のPRをしてまいりたいと考えております。 次に、地域再生マネージャー事業でございます。 本事業は、6月定例会議で補正予算を議決いただいておりますが、地域総合整備財団(ふるさと財団)の助成をいただきながら実施するものであり、地元特産品の開発から販売まで各部門の専門家による指導を仰ぎながら、町内で利益循環し、持続可能な体制をつくることを目標としております。 現在、町で生産、または採取できる栗とクルミを中心に特産品開発を進めることとして、県、JA及び生産団体などの皆様にご協力をいただきながら、生産指導会やワークショップを開催しております。年度末には一定の成果がお示しできるよう、それぞれの団体や専門家の方々とよく連携を図りながら実施してまいりたいと考えております。 次に、新たな取り組みとなります、ふるさとワーキングホリデー推進事業でございます。都市部の皆さんが、一定期間、働きながら地方に滞在し、地域住民との交流などによって、地域の生活を体験してもらう取り組みでございます。 町への観光、交流人口の増加だけでなく、外国人の呼び込みや移住・定住対策のファーストステップとなる事業にすべく取り組みます。観光協会が募集、事業遂行及び調整等、全般的な実施主体として、滞在する場と考えております温泉旅館や就労先となる企業にご協力をいただきながら進めてまいります。 今般、本事業に必要な経費を上程させていただきましたので、よろしくご審議をお願い申し上げます。 次に、本町でロケを行っている映画撮影に関連してでありますが、撮影につきましては8月いっぱいで一旦中断し、冬のシーンを撮るために来年1月から再度撮影に入る予定であります。宿泊や弁当など町への経済効果も期待しておりますので、取り急ぎ、この夏の分の分析ができましたら、ご報告させていただきたいと思っております。 次に、国土調査関係でありますが、8月末現在、小山区の山林の現地調査を終了して、次の工程であります一筆地測量に向けた作業を進めているところであります。今後の予定といたしましては、次年度の地籍図原図作成に向けた各筆の筆界点の観測、測定等を今年度中に終了させる計画であり、地籍図、これは案でありますが、の地権者閲覧を実施いたします。石畑区の計画区につきましては、閲覧終了後に調査結果について国の承認を経て、県の認証を受けることとしております。 次に、道路関係でございますが、今夏は西日本においては豪雨等による大災害が発生し、交通機関にも大きな影響を与えたところでありますが、本町におきましては冒頭に申し上げましたとおり降雨量が少量であり、町道及び国県道での通行どめはなく、住民生活における通勤・通学等への支障もないといった状況であります。 工事関係につきましては、8月末現在の道路新設改良事業、社会資本整備総合交付金事業、及び29年度からの繰越事業の発注関係につきまして、委託関係では6件のうち5件、工事関係では17件のうち14件におきまして契約を終えたところであります。 なお、今後発注予定の委託及び工事におきましても、冬期間の住民生活に支障を来さないよう早期発注に努めるとともに、早期完了に努めてまいります。 河川関係でございますが、県では平成28年度に策定されました阿賀野川圏域河川整備計画に基づき、今年度における常浪川の河川改修事業の進め方などについて、7月31日に沿川の区長に説明を行い、今後の地元への説明方法などに協力をお願いしたところであります。 また、町といたしましても、沿川住民の安全確保のための事業の促進を強く要望しているところでもあります。 次に、高速道路関係でございますが、全国的に暫定2車線区間における交通安全対策として、既存のラバーポールにかえ、ワイヤーロープの設置が当管内でも一部施工されたところもございますが、9月に津川インターチェンジから焼山トンネルの間におきまして、新たに延長582メートルのワイヤーロープを施工するとのことであります。高速道路の安全対策は人命尊重のもと、必要不可欠でありますが、磐越自動車道の4車線化が最重要事項と考えておりますことから、安全対策で終わることのないよう引き続き強く要望してまいります。 次に、上下水道関係でございますが、再三申し上げておりますが、7月から8月中旬にかけて、県内では猛暑が続き、本町でも水道水の断水が心配されたところであります。 冒頭にも申し上げましたが、給水車による配水池への給水は夏渡戸区、大牧区で実施されましたが、その他の給水区につきましては、何とか既存の施設で供給することができました。 水道料金の改定作業につきましては、7月27日の阿賀町議会全員協議会におきましても情報を提供させていただきましたが、今回、第2回目となる料金改定につきましては、今年の3月に阿賀町水道事業運営協議会及び阿賀町簡易水道事業運営協議会に水道使用料について諮問をいたしまして、6月27日に両協議会より答申がございました。内容といたしましては安定収入確保の観点からやむを得ないとのことでございましたが、附帯意見が添えられ、十分な住民説明を行うこととの内容でございました。今後、利用者の理解が得られるように説明会を行うための作業を進めているところであります。 上下水道施設整備事業の進捗状況でありますが、8月末における契約率は80%となっており、残り2件につきましても早期発注に努めてまいります。 次に、学校関連であります。 猛暑の中ではありましたが、子供たちは無事に夏休みを過ごしたようで、事故などの報告は入っていないことから、学校関係者ともども、まずは安心しているところであり、現在は小学校の統合に伴う閉校式典の準備が進んでおり、今後は閉校する各学校関係者の皆様に案内状を発送する予定となっております。 6月定例会議で報告いたしましたブロック塀の対策につきましては、三郷小学校において建築基準に適合しないブロック塀がありましたことから、撤去を進め、7月19日に対応が完了しております。 また、統合に伴う津川小学校のプール解体工事につきましては、7月12日に工事着手し、2学期の始業式を迎える1日前の8月27日、無事工事完了したところであります。 今後は、駐車場の造成工事に着手すべく、入札の準備に入ったところであります。 給食センターの統廃合でありますが、夏休みの期間を利用して、現在の4施設で使用中の機材を2施設となった場合の施設のスペースに収納可能であるか確認するとともに、設備、器具等の最終確認を実施し、継続して使用することとなる津川、鹿瀬の両施設の修繕を進めます。あわせて、給食センターの廃止に伴い、新たに車両搬入となる三川小・中学校の受け入れ口の改築工事の設計に着手するところであります。 子供未来フォーラムに関しましては、キャリア教育推進会議により、実施概要が決定したことを受けまして、今後は細部構成やスタッフの研修等を実施して、12月26日の開催に向けた調整に取り組みます。 また、外国語指導助手のALTにつきましては、本年まで三川小・中学校をベース校として担当いただきましたクエバス・ガブリエラさんが契約期間の終了により帰国されました。新たにスペンサー・マッガワンさんが、着任したところであります。 次に、社会教育関係でございます。 初めに、ボート競技関係でありますが、7月14、15の両日に北信越国体ボート競技大会が県立津川漕艇場を会場に、開催されました。 新潟県勢は、少年女子シングルスカルの部で阿賀黎明高校の渡部美咲さんが優勝、少年男子かじ付4人スカルの部で新潟県選抜の新潟南高校と阿賀黎明高校のクルーが優勝いたしましたが、9月30日から10月3日まで福井県久々子湖ボート場で行われる福井しあわせ元気国体への出場権を獲得いたしました。 同じく7月14日、15日に第38回全日本中学選手権競漕大会が岐阜県長良川国際レガッタコースを会場に開催され、女子ダブルスカルの部で阿賀黎明中学校の長谷川、杉崎ペアが優勝するという成績をおさめました。 8月1日、2日には、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)ボート競技大会が愛知県愛知池漕艇場で行われ、男子シングルスカルの部で阿賀黎明高校の辻宇輝さんが全国第4位入賞を果たしました。 ボート合宿の受け入れにつきましては、学習院大学生10名が8月10日から4泊、津川漕艇場で合宿したのを初めとして、都立日本橋高校生50名がホテルみかわに宿泊3泊しながら、また26日から30日までは清川高原保養センターに4泊で埼玉県国体選抜の高校生と一般の22名が合宿したところであります。 9月の中旬には、例年となりましたNTT東日本漕艇部を受け入れることといたしております。 次に、成人式についてでありますが、改めて申し上げるまでもなく、毎年お盆の帰省の時期に合わせて8月15日に開催しております。 ことしは、平成10年度に生まれた対象者115名のうち80名が公民館に集い、新成人としての決意も新たに、人生の節目に再会した旧友と喜び合ったところであります。 お盆のお忙しい中、議員各位からもご出席を賜り、新成人の晴れの門出を祝福していただきましたことに、改めて感謝申し上げます。当日は、町の観光大使である中野小路たかまろさんからは、お笑いトークショーをとおして新成人の皆さんへ暖かな激励をいただきました。 次に、9月2日に行われました第26回阿賀野川レガッタについてですが、昨年と同じ80クルーの参加をいただき、皆様のご協力により大会が盛会裏に終了することができましたことに、改めて厚く御礼申し上げます。 今回もまた、町内・県内のクルーだけでなく、福島県、宮城県、埼玉県、千葉県からも参加がございました。レガッタを通じて全国のボート愛好者との交流がますます深まることを期待するものであります。 今後は、9月15日、16日の両日に滋賀県大津市の琵琶湖漕艇場を会場として、第27回全国市町村交流レガッタが開催されます。阿賀町代表として、議会クルーを初め各部門から6クルーが参加することになっております。皆様のご健闘をお祈りいたしますとともに、ボートの町、阿賀町をさらにアピールしていただき、交流も一層深められますようお願い申し上げるものであります。 次に、消防関係について、ご報告いたします。 7月29日に胎内市で開催されました第69回新潟県消防大会では、津川方面隊が自動車ポンプ操法競技の部に出場いたしました。惜しくも入賞こそ逃しましたが、3カ月以上にわたる訓練の成果を十二分に発揮し、町の代表として大いに奮闘したところであります。これまで皆様方から多大なご支援、ご協力を賜りましたことに、改めてこの場をおかりし、厚く御礼申し上げます。 本年の火災件数でございますが、9月現在でゼロ件となっております。昨年の4月から1年と4カ月以上無火災を継続しております。今後も積極的な予防活動を推進して火災ゼロを目指し、さらなる予防消防に徹してまいりたいと考えております。 次に、救急件数でありますが、8月30日現在で665件となっており、昨年の同期より24件減少しております。 猛暑のこの夏は、熱中症による搬送件数の増加が懸念されておりましたが、国におきましては、統計をとってから過去最多の件数を記録しております。 町といたしましても、テレビ電話や車両による広報等を実施して住民への注意喚起に努めたところであります。管内では、熱中症に起因する救急搬送は27名ありました。これは昨年と比較しますと4名の増となっております。9月に入りましたが、高温が予想される日には注意喚起を徹底してまいります。 ドクターヘリにつきましては、59件要請いたしまして、搬送人員は40人となっており、昨年の同時期と比較して16人の減となっております。今後も救命率向上と質の高い救急業務を目指して、有効に活用してまいります。 救助件数につきましては、8月30日現在で16件出動しており、昨年より7件少なくなっております。このうち、救助活動を行ったものが10件となっております。捜索活動につきましては、昨年と同様に、山菜とりや登山による行方不明者の捜索活動が多く、6件の活動をしております。秋は、キノコとり等で入山する人の捜索事案の発生が懸念されるところであります。 次に、予防関係でありますが、数年前から行っている町独自の夏の火災予防運動を8月1日から7日までの1週間、例年どおり実施いたしました。本期間には白崎区、中村区において防火パトロールを実施し、48名の児童及び保護者から拍子木を響かせてもらいながら、地域住民への火災予防を呼びかけていただきました。 夏の火災予防運動に先立ち、6月下旬、消防団、女性消防隊と合同で町内3つの保育園を訪問し、紙芝居や寸劇により火災時の避難方法や着衣に火がついたときの消火方法等を実演し、園児への防火思想の普及、啓発に努めてまいりました。 次に、消防本部新庁舎建設について、でございますが、設計・施工一括型のデザインビルド方式による公募型プロポーザルを4月25日に行い、7事業者からの申し込みがございました。 8月2日の1次審査を経て、22日に2次審査を実施いたしまして、24日に最優秀事業者を決定いたしました。8月27日付で仮契約を締結したところでございます。本案件につきましては、追加議案として上程いたしますので、よろしくご審議賜りますよう、お願いを申し上げます。 今後も予防消防の徹底を図り、有事即応体制を整えて安全・安心に暮らせるまちづくりを目指して努力してまいります。 最後に、本定例会に上程いたします案件でございますが、平成29年度阿賀町各会計歳入歳出決算の認定とあわせまして、平成29年度における健全化判断比率及び資金不足比率、今年度阿賀町一般会計補正予算(第5号)のほか、特別会計補正予算5件、条例の一部改正といたしまして、議案第64号、阿賀町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正、そして、議案第65号は、阿賀町学校給食センター条例の一部改正といった内容の、認定1件、報告2件、議案8件の11件であります。 各案件につきましては、それぞれ提案理由の中でご説明申し上げますので、議員各位におかれましては、内容ご精査の上、満堂のご決定を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げまして、平成30年阿賀町議会9月定例会議の行政報告とさせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、町長の行政報告を終わります。     〔「議長」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 神田議員。 ◆10番(神田八郎君) 私より、このたびの新聞報道でもありましたが、職員による不祥事に関しての全員協議会の開催を提案したいと思います。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) ただいま神田八郎君から全員協議会を開催することの動議が提出されました。 この動議は1人以上の賛成者がありますので、成立しました。 全員協議会開催の動議を議題として採決いたします。 この採決は起立によって行います。 この動議のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(猪俣誠一君) 起立多数です。 したがいまして、この動議は可決されました。 お諮りします。 全員協議会を議場で行うことにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 異議なしと認めます。 したがって、全員協議会を議場で行うことに決定しました。 暫時休憩します。 △休憩 午前11時13分 △再開 午後12時17分 ○議長(猪俣誠一君) それでは、休憩を閉じ、会議を再開いたします。 昼食のため、午後1時15分まで昼食休憩といたします。 △休憩 午後12時17分 △再開 午後1時15分 ○議長(猪俣誠一君) 休憩を閉じ会議を再開します。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(猪俣誠一君) 日程第4、一般質問を行います。 一般質問は、7名の方から通告を受けております。 順次発言を許します。--------------------------------------- △石田守家君 ○議長(猪俣誠一君) 9番、石田守家君。     〔9番 石田守家君登壇〕 ◆9番(石田守家君) 石田です。通告をしておきました2点について、質問をいたします。 午前中は、町長、大変ご苦労さまでございました。いろいろな意味で通告をしておきました課題について、ちょっと遠ざかったような感もしますけれども、通告をしておいたので、順序に、その手順どおり質問をさせていただきます。 まず1点目については、町政運営については、道半ばではないのかというような関係でございます。 3期12年、合併後の旧4カ町村は、閉塞感もあり大変苦しい状況下だったと私は思います。そのような中で、豊富な行政経験で町を今日まで導いていただきました。神田町長には、これまでの多大な労苦と努力に、私は心から敬意を表します。最終的な結論は、どう変動するかということでございましたけれども、朝の新聞で、大体わかりました。 さて、どのような指導者、どのような実績を残されても、問題解決は常に先送りされると、そのような観点から、常に道半ばで過ぎ去るものと、私はこのように考えております。 そのような中、来る11月の阿賀町町長選にかける神田町長の思惑、町民への周知が透明性に欠けるというような、若干残念な思いで今日を迎えております。年齢から来る世代交代か、あるいは町政運営の検証か、再構築で町政の安定を図る願いなのかと、町の将来をしからば新たな人に託す思いか、この点について伺います。 現在は、継承予定者が、選挙予定者ですけれども、3名で競うことになり、多くの町民に不安を招いているのではないでしょうか。去る者を追わずと言うが、職務、職責等の進退は、町民に鮮明な判断が私は望まれるものと考えます。 私は、現在でも現状の阿賀町をリードできるのは神田町長以外見えないと、こう常に申し上げてきました。直面する第三セクターほか、多くの課題が山積をしております。4年前に掲げました「不滅の阿賀町」、このような掲げたものにどのような思いなのか、全く町政運営が道半ばと私は察しますが、神田町長のご意見を伺います。 次に、2点目でございます。 施設の入所者の農地等の取り扱いはというような関係でございます。 高齢者のひとり世帯、後継者不在による農地等の存続というような関係でございます。長年務めておりました集落区からそれらの義務を離れまして、現在、施設に入所された農家取り扱いというような関係でございます。町は、このような取り扱いをどう対処しているか、その数はどの程度あるのかと。高齢者施設入所の条件は、住所移転をし、年金からの利用料の精算となっています。特に今回の質問は、戸主が入所の農地管理等、今度どうされるのか伺います。 また、町は施設で亡くなったら本籍地に返すというようなことで終結するのでしょうが、お預かりした資産の処理等はどうなるのでしょうか。 このような状況に直面している関係者の声はあるのでしょうか。多分、多くあるのではないかと私は考えます。これらの苦情と対応、私は今日まで知らぬまま来たわけなんですけれども、みずからが直面し、今回の質問となったわけでございます。その点、大変戸惑ってもおりますので、教えてもらいたい。町として、施設管理上、個人の財政管理に発生する問題でもございます。このような世帯の対応をどう考えているのか、お答えをお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、石田議員にお答えしてまいりますが、おっしゃるように、私も3期12年、合併後の4カ町村ということで、閉塞感もあり大変苦しい状況下だったと思いますということは、まさにそのとおりでして、私も非常に大きく戸惑いながら、模索しながら、これまで取り組んできたつもりでおります。 しかし、おかげさまで、皆さんのご理解とご協力のもとで、まずはやはり財政状況をどう将来に持てるものにしていくかというようなこと、こういったことを含めながら、多くの職員の皆さんの英知も結集しながら取り組んできたというのが今まででなかったかと思っております。 しかし、いつ、どこの時代にあっても、変遷する世の中の流れであります。これに対応していくには、やはり機敏に、そのとき、そのときの事態に対して対応していくというのが問われるわけでありますけれども、なかなかやはり大変だったなという思いはいたしておりますが、幸い、皆さん方からいろいろなご指導、ご激励をいただいながら取り組んで本日まで来たということでは、実績というほどのものではないんですけれども、まずはやはり財政状況としては大変厳しいわけでありますが、その中で、財政調整基金にしても、当時から見れば、はるかに多い金額を積み増すことができました。余り積み増すと、これまた国のほうから目をつけられてくるという今のような事態になっているわけでありますが、私はそれにもめげず、これからもやっぱりそういうものを造成しながら、取り組んでいかなければならないというふうな思いで今日に至っているわけでありますし、これからも、先ほど来、大変、職員の不祥事にあって、皆さんにご迷惑をおかけした思いでいっぱいでありますが、大多数の皆さんは私と思いを共有しながら取り組んできていただいていることには、これまた感謝しているところであります。 そういう中で、まだまだ道半ばとはいえ、これはいつになっても永遠の問題だろうと思うんですね、道半ばは。しかし、当初の状況からすれば、財政状況も比較的、上向いてきているということでもありますし、また、その事業に応じた起債のあり方とか、そういった面、いわゆる財政面では、大分皆さんからご理解いただいて、皆さんご案内のとおり、基金の数にしても、もう相当の金額を積み増ししているというようなことで、何とか乗り切ってきているというふうに思います。これからもさらにそういった世代交代、そして高齢化、こうしたものに対応するには、まだまだ英知を結集し、いかに効率的な財政運営をするかというのが問われているのではないかと。 これに対応していくには、皆さんに腹をくくっていただいて、取り組んでいただくということ以外にはないのですが、私は、じゃ、途中で投げ出すのかというのではございません。これまで本当に皆さんのご理解、ご協力のもとで取り組んでまいりました。そして、幸いにも現在の、皆さんのご承知のとおりの財政状況であったり、あるいは職員体制にしても、かなりの整理をし、ただもう一つは、ようやくここで、それぞれの地域性といいますか、これをもっとやはり統合しなければならない。つまりは、支所機能というか、これを今の段階では大きく変更することなく、職員体制にしても、地域の要請に応えるべく配置しておりますが、よそから見れば非常に多いんですね。もう新潟市あたりは、相当の支所も持っていたわけでありますが、1支所当たりの、支所全部平均に同じということではないでしょうけれども、場合によっては、本当に四、五人しかいないところもありますし、そういうことも念頭に置きながら、この再編というものもやっぱりやっていかなければならないだろうと。 ただ、よそと違うのは、県下でも3番目に占める面積にあるわけですから、やはりそれぞれの事情を反映しながら、支所の統廃合であったり、そういったものも検討していかなければならない時代に至ったなというふうに思っております。 そういうものも念頭に置きながら、さらなる、財政状況も決して楽観できない状勢にあるわけでありますから、今より以上のものを目指して、取り組んでいくということが大きな課題ではなかろうかというふうに思っております。 そういった意味からすれば、これは、いつになってもまだ残されるものは多いのでありまして、ここでよしとするようなことにはならないだろうと思っておりますが、正直な話、年齢からくる世代交代というのは、これはもうやむを得ざるところかなと、こう思っております。 私も県下の町村、10町村の中では、今、2番目に位置するようになりました。高齢化。そういう位置づけになっておりますけれども、決して年齢で負けるわけではありませんけれども、決してそれに負けるわけではないにしても、若いこれからを担う世代の皆さんに町の将来を託さなければならない時代に入っているのではないかとも思われます。 新たな取り組みをしていっていただくということも、もはやここに来ますと、そういうことではないかなと。おっしゃるように、今、私の後継ではございませんが、そういった意味では、新たな取り組みをしようという方々が名乗りも上げているわけであります。それには関係なく、私も、今現在、元気なように見えますけれども、なかなかそういうことでもございません。そして将来、ご迷惑をおかけすることのないように、そういった自分の都合でご迷惑をおかけすることのないように考えた場合に、やはり時期というものがあるだろうということからすれば、私も、不滅の阿賀町ということで取り組んでまいりましたが、不滅の阿賀町ということについては、私だけではなく、皆さんも同じ思いでありましょうし、また、これから取り組んでいただく皆さんにあっても、決してそれは省くことのできない重要な課題であるということで、こういったことが見通せる皆さんに、残されたといいますか、私のやり残したことであったり、あるいは新たな取り組みというようなことで、ひとつこの町政運営について名乗りを上げ、取り組んでいただければ幸いだと思うのが現在の気持ちであります。 次に、高齢者施設入所者の農地取り扱いについてでありますが、後継者不在の農地等の存続についてということでございますが、従前からさまざまな担い手対策を行ってきているところでありますし、農家の高齢化については、全国的な問題であることは、もう申し上げるまでもないところであります。 町の農業政策全般に関しましては、新規就農者には次世代農業人材育成制度を活用した若手農業者への支援を行っているところでございますし、農業公社を農地利用集積円滑化団体として、農地の貸し借りの効率化や、農地中間管理事業を活用した農地の集約を行い、法人化や集落営農体制整備等による担い手確保の促進も図っていこうということでの取り組みをしているわけであります。 これらの事業を有効に活用して、先人から引き継がれた大事な農地の存続と新たな担い手が安心して農業に参入できるよう、これからも支援を充実してまいらなければと考えているところであります。 ご質問の施設に入所されている農家の取り扱いでありますが、施設に入居されている方でも農地所有者として、農地基本台帳に登載されております。農地等の管理につきましては、所有者等施設入居の場合は、相続人、身元引受人、もしくは親戚等から耕作の依頼があれば、農業公社や担い手農家との利用権設定等農、地のあっせんをしております。 施設入居者の農家数につきましては、ご指摘のとおり、町外施設への入所は住所移転が必要なことや、個人情報保護法により把握できない状況でございます。これはご案内のとおりでありますが。一般的な個人の財産に関して申し上げますと、高齢者の施設入所者の資産等の管理についてでは、きりん荘の例で申し上げますと、本人とご家族の意向をお聞きした上、通帳、印鑑、保険証、年金証書などを職員がお預かりし、施設の利用料と介護サービス料は口座から毎月引き落としをさせていただいており、入所者は、退所、または亡くなられた場合ですけれども、部屋の私物を含めて、全てをご本人またはご家族へお返しいたします。土地、建物、不動産については、施設においては関与していないというのが現実でございます。 いずれにいたしましても、個人の財産につきましては、民法の規定もございますし、これは大前提でありますが、国では、相続登記が済んでなく、相続人が確定できない不在地主の土地の処分についても簡易にできるよう、法整備を進めている状況と伺っております。推移を見守りながら、町においては適切な農地の管理ができるよう、また地域の区長さん等を通じながら、関係家族とも調整を図って行く必要があるものというふうに思っておりますので、そういった形で進めてまいりたいというふうに思っております。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) 1点目については、これ以上、余り無理な勧めはしないつもりなんですけれども、午前中もいろいろな問題がございましたけれども、ここ3期、この間においてもいろいろな問題は起きましたけれども、私は、全般的に町政運営についてはよくやってくれたかなという観点から、先ほど敬意を表したわけでございます。 今回の理由については、やっぱり新たな取り組みをされる方、そしてまた、いろいろな課題を解決され、挑戦する方を期待するというように私は理解するんですけれども、話はまた変わりますけれども、神田町長が去ってしまうと、私が一番年長者になるので、その観点から、一番残念なのはその方向かなと。いかに私が年長で、責任持てといっても、それほど持てないので、今までは町長がいたおかげでわがままもできたのかなと。この点、すごく残念な思いでございます。 そういった意味で、現在、80歳ちょっとといいながらも、やはり少子・高齢化の時代でございます。本来的にはもっともっと高齢者が、やはり住民のため、骨を折って頑張ってもらいたいなというのが私の本音でもございました。そういった意味で、本当に課題は常に誰がやっても残されるものというふうに私は考えておりますけれども、本当に均衡のとれた、そして誰とでも平等な判断をされたこれまでの指導体制には、重ねて感謝を申し上げたいなと、このように考えております。 一般的には、皆さんの先に立つと、どうしても偏りな面が見えたり、そうするものですけれども、町長を再三おだて上げるわけではないんですけれども、本当に神田町長に至っては、そういった面が所管の席でも、会議の席でも見えなかったなという点が、私がこの75年の人生の中で、これだけは学ぼうかなと思いました。あと指導力等は学んでも及びませんので、私の今後の参考にしたいなというふうに考えております。 そのような観点から、もう一度、今の阿賀町に本当にあす、あさってから必要なもの、変えてもらいたいもの、そして思い切って挑戦してもらいたいもの。今、町長が思ったものがもしあったら、その1点だけ、1点目の質問の答弁にしていただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) いっぱいあります。いっぱいありますけれども、やはりこの過疎化現象の中で、沈滞し、高齢化が進む中にあっても、非常に装飾的ですけれども、光り輝く阿賀町であるべく、今取り組んでいる事業、観光にしても何しても、それが充実したものになるのを皆さんと一緒になって、これを先の見えるようにしていくということ、漠然としたようでありますが、中身ははっきりしているんです。 何かと言えば、町の振興で、今問われているものをもっともっと充実させていくと。そして、皆さんとともに、今まで進めてきた温泉の問題にしろ何にしろ、ようやく軌道修正ができたし、こういったもので、大勢の皆さんから来ていただける町にし、活性化を図っていく、そういうことではないかというふうに思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) いろいろな意味で、神田町長にとっては、午前中もいろいろな問題が起きまして、前にもそういった問題が起きたんですけれども、綱紀粛正を戒めても、やはり段階的に組織の関係にゆるみが生じてきたのかなというような観点から、またさらには、私ども議会としても、やはり皆さんに本当に受けとめてもらえるような指摘が少なかったのかなということが大変残念なんですけれども、神田町長のこれまでのご指導に敬意を表しながら、反省も含めながら、私の一人の議員として頑張っていきたいなと、このように考えております。大変ありがとうございました。 次に、2点目でございますけれども、先ほど申し上げたように、たまたま私の関係でこのような質問になったんですけれども、子供はいるんですけれども、跡継ぎがいない。住所が離れているというようなことで、家屋とかについてはそのまま残しておいても構わないんですけれども、農地に至っては、その家が空き家になって、家に入ったら、農地も自動的に相続されるんですけれども、家に入らない、空き家になった場合、農地の存続というのが、実際に私も今悩んでいるんですけれども、このような場合、今後、施設でそのような農地のあっせんとかは無理でしょうから、やはり町として、そういった場合のお世話というか、何か考えてもらいたいなと。 いろいろな意味で、土地改良に関係しても、やはり負担金、そういった面についても、自分のことを言って悪いんですけれども、自分が身元引受人になりながら、それに直面しているので、実際には、人の財産を自分がお金を立てかえて維持管理するという関係で、施設に入った場合は、将来的には町もいろいろな意味で考えていただけないかなというのが、本来的なきょうの内容なんですけれども、その点どうでしょうか、いろいろな意味で。その考えがもしあったら。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これは今、一人、石田さんだけの問題ではなかろうかと思いますし、今、全国的にも、阿賀町だけでなくて、そういった事態が生じているわけであります。そういった観点から民法の規定が、暫定であります国前提ではありますので、国でもそういった相続登記が済んでいなくて相続人が確定できない不在地主の土地処分というようなことについては、もっと簡易にといいますか、できるような法整備を進めていくということでありますので、そうした法改正を含めた推移を見守りながらやっていかなければならないわけでありますが、今、喫緊の課題としては、例えば農地を守るという観点からすれば、公社の活用とか、2つの公社があるわけですから、私は、この2つは1つになって、もっと大きくして充実し、そういったものに対応できる公社にあってしかるべきかなと思うのですが、これもなかなか、できた経緯もございまして、あるいはそれぞれの内容もございまして、一緒になっていないというのが現状でありますが、こうしたことで対応していくというのを、そう時間をかけないで、早急にできるような取り組みがこれからは必要でないかと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) 今現在、上川の八田蟹地区の関係だと、例のライスセンターがあって、昭和38年ですか、一番早く圃場整備をされたんですけれども、今現在になってみると、田んぼを手放したいけれども、田んぼが欲しい人がいないんです。安くてもいない。もっと悪く言えば、ただでも要らないと。それで困っているなという関係で、たまたま賃貸契約でやってくれている人はいるんですけれども、この先どうしたらいいかなと。 例えば賃貸契約した場合は、それなりの見返りが所有者に来るわけなんですけれども、例えばそのうち施設に入った場合、施設からの支払いの関係はどうなるんだろうとか、今現在、即、私はこうしてもらいたいということではないんですけれども、先を考えると、そういった場合は、自分の身内にそういった問題が生じたので、今回こういう質問になったんですけれども、田んぼは近隣で知っている人に何とか安く譲りたいといっても、ただでも欲しくない。原因は何だろうというと、例の土地改良の関係から、ポンプアップした水がお金かかる。そして、毎年劣化する用排水路の排水路関係の工事をしたら、その負担金、そういった関係があって、農地が欲しくない。 いっそのこと、将来的には、国から県、県から町のほうに、本当の意味の農地を守るような農業公社になってくれればありがたいんですけれども、今の段階では、与えられた条件のいいところ以外は見向きもしない。というような関係から、今回、大変私も今、農地の関係で本当にどうするんだろうと思って、いろいろこの関係についても、固定資産の滞納の関係も恐らくあるかと思われます。いろいろな意味で、町としては困っている関係もあるのかなと私は思いますけれども、このような、今現在、本当に農地所有者が1人で、後継者が見通しなくして、今施設に入っている人は今現在、どのくらいいるんでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 担当のほうでもちょっと、今のところ把握できないということでありますが、把握できないなんて言っている時代ではありませんから。しかも、こういったことで、私もかつて、平場の農家の皆さん、これはよく整備された場所だったんですが、このぐらいの面積なら俺にやらせてくれないかなんていう人もいるんですよ。ですから、本格的にこういった事態を生じているのはこれからでしょうから、こういう事態に備えるべく、農業公社ももっと足腰の強い者にしていく。本来そういう意味だったわけですが、条件不利地ばっかりやらされてきたという経緯も一つ大きいんです。本来であれば、農業公社はもっと拡大してやっていくというのが一番理想なんですけれども、そういう状況でありましたので、今後の課題として、今ご提案いただいたこととあわせて、こういったものの解消に取り組んでいく必要があろうかと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) なかなか先の見えないような問題なので、皆さんから聞いてもらって、これから、こういった農地所有者が出た場合、やはり将来的に町として、本当にどう取り扱って、どう処理をしたらいいのかなという関係を皆さんで考えてもらいたいなと、こんなふうに考えております。 そういった中で、たまたま固定資産税の関係から、同じような関係で、未払いがあった場合、未納者には山を処分してとかという話も考えられるんですけれども、これもまた金額に見合ったほどの資産がないような人がそういう施設に入っているというような関係から、町のほうでもその方向に走った場合も大変苦慮しているのかなと私思っております。 そういった関係から、今ここで、即こうとか、ああとかという関係ではございません。どうかこの農地の、従来の農地の取り扱いは、それはそれとして、特に施設に入った人の資産関係の将来へのつなぎといいますか、その指導的な面を町のほうでやっていただきたいなと、こう考えておりますけれども、この点について。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 今そういう事態に立ち至っているというのは、特別にこうしてくれ、ああしてくれというのは、数は上がってはおりません。おりませんけれども、おっしゃるとおりの事態は予測できるわけであります。 そういう中で、もう既に農地の維持管理といったようなものについての、公社自体でもそういう問題もございますので、改めてこの辺の整理をし、農地にあっては有効に活用できるというのが前提でしょうけれども、急な対応が必要とされる時代に入っておりますので、こういったことに対する指示はしていきたいと。農業公社にも、私のほうからもこうした考え方の解消について取り組めるような、そういうことを提案していきたいし、税制面においては、それなりの取り組みもあろうかと思いますので、農地は評価にあってずっと据え置かれてきております。ですから、比較的安いものにはなっているはずでありますけれども、これから、長い目で、もはや維持できないというような農地にあっては、どう対応すべきかということについては、十分考えていくといいますか、ちょっと遅きに失するぐらいでありますけれども、対応していかなければならないという思いでおりますので、そういった指示を出していきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) いろいろ伺ったわけでございますけれども、どうしても従来からの中山間等の交付金等の関連から、それぞれの集落区でもこういった方が出るほど、やはりまとめていくにも大変なのかなと。そういう観点から、このようなお尋ねをしたわけでございます。どうかこの関係についても、再三申し上げますけれども、じっくり町として、大きな課題だと私は思いますから、どうか研さんをして、農地の関係に役立つよう努力をお願いして、私の質問を終わりたいと思います。 大変ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、9番、石田守家君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △五十嵐隆朗君 ○議長(猪俣誠一君) 次に、8番、五十嵐隆朗君。     〔8番 五十嵐隆朗君登壇〕 ◆8番(五十嵐隆朗君) 8番、五十嵐であります。 初めに、先ほど石田議員も触れましたが、本日の日報にて、町長が今期をもって勇退する記事が出ておりました。私は3期ご一緒させていただき、この間、さまざまなことを学ばせていただきまして、ありがとうございました。退任までしばらくありますが、健康に留意し、お勤めいただきますようお願いしたいと思います。 初めに、質問に入る前に、ことし最強の台風21号で被害を受けられた方々、また、けさほどは、3時20分、北海道において震度6強の地震に見舞われました皆様方には、衷心よりお見舞いを申し上げます。 それでは、通告しました、偶然なんでありますが、防災・減災対策の強化でお伺いいたします。 近年、全国的に記録的な大雨となり、7月、8月にかけて15府県で死者224人の人的被害のほか、多くの家屋全半壊や床上浸水、土砂災害など甚大な被害が発生しました。地震、台風、雪害を含めて、私たちはいざというときに命を守るために、正しい知識を得て、日ごろから備えなければなりません。多くの人は、知識や情報は町が頼りであります。現在、全国各地での甚大な被害発生後、多くの防災の問題が明らかになり、町も緊急に取り組む課題があるのではないでしょうか。 町の避難勧告、避難指示は、今までを見る限り、おおむね的確に発令されております。最近は、浸水想定区域もあらかじめ事前に公表されている。それにもかかわらず、逃げおくれた住民も過去にいました。これについては、ハザードマップを公表しても、配付するだけでは避難行動には余りつながらないと明言する学者もおります。 また、最近、最悪の気象災害が続いているが、阿賀町は、高齢者が多く、一人での移動も困難な方が多数おります。119集落の住民の安全を守るには、自主防災組織が必須だ、阿賀町には。吉津区という最高の模範もあります。行政対応では限界であれば、地域組織があるのですから、その単位で訓練など指導するべきではないか。 また、最近余りにも気象庁などからの情報が多岐にわたり発表され、わかりにくい。その中にも、特別警報などは、大雨、暴風、高潮、波浪、暴風雪、大雪の分野で平成25年に新設され、発表されたわけですが、ほとんど理解されていない。これらのことを踏まえ、いかが町ではお考えか、町長の所信を伺いたいと思います。 1つに、自主避難場所の再点検は済んだか。 2つに、防災訓練、地区別訓練、そのための自主防災組織の充実を図っているか。 減災に不可欠な災害知識、町が気象への理解を深め、町民に適切な情報を伝えられるか。先ほど申し上げました特別情報などは、その一つであります。 4つ目に、わかりやすいハザードマップはいつ出すのか。 以上、町長の所信をお伺いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、五十嵐議員にお答えしてまいりますが、本当にご指摘されますように、全国各地で甚大な災害が発生しておりまして、その発生するごとに、防災・減災に対するさまざまな課題が出てきているということは、ご案内のとおりであります。 町としても、町民の命と財産を守るために、さまざまな課題に対する取り組みが必要であると、改めて認識はいたしております。 1点目の避難場所の再点検はどうかということでございますが、町内の避難場所は、体育館など公共施設から地域内の集会施設など、さまざまであります。平成23年7月の新潟・福島豪雨では、阿賀野川流域において浸水した避難所もありましたが、避難所から外れたところもございました。平成27年度から30年度までの間で土砂災害ハザードマップを更新していますが、イエローゾーン及びレッドゾーン区域内の避難所としての取り扱いも区長さん方と協議して、高齢者の状況や立地条件などを加味した上で、見直したところでもあります。 本年6月に千年に一度の確率で発生する豪雨を想定した阿賀野川流域、阿賀野川、そして支川の常浪川の最大想定規模の洪水・浸水想定区域図が公表されました。今まで避難所として利用されてきた場所であっても、新たに浸水エリアに入るようであれば見直しをする必要があるため、再度精査し、次年度以降の洪水ハザードマップ更新作業と同時に、避難所の見直しを並行して進めていくという準備をしているところでございます。 2点目の防災訓練でありますが、地域防災の向上は当然、必須であります。自主防災組織など、各集落におかれましては、ぜひとも防災訓練を実施してほしいというふうに思っており、区長会のたびごとに周知もしているところでございます。 防災訓練には、避難訓練や初期消火訓練、救急法訓練などがありますが、最初から難しいことを考えないで、できることからやっていただきたいと思っているところでございます。 例えば、避難訓練であれば、日時を決めて、隣近所が声かけして一緒に集会所に集まるのも立派な避難訓練でございます。こうした集落単位の訓練も今後支援していかなければならない、これは積極的にやっていきたいと思いますが、なかなか地域の皆さんも高齢者だけであったり、留守番だけであったりというようなことで、すぐに応じられるということもございませんが、これは本当に必要な訓練でございますので、今後も啓発に努力をして、この支援を強化していきたいと思っております。 3点目の減災に不可欠な災害知識、町が気象への理解を深め、町民に適切な情報を伝えることについてでありますが、災害に結びつくような気象情報や河川水位情報、ダム情報などから災害を予測して、防災・減災につながる適切なタイミングでの情報提供をするとともに、さきの7月の豪雨被災地に私どもも職員を派遣しましたように、関係職員にも積極的に各種研修会等の参加を促し、職員の防災資質の向上・研さんに務めていかなければというふうに思っています。 4点目のわかりやすいハザードマップについてでありますが、平成27年から順次、更新作業を進めてまいっております。土砂災害ハザードマップにつきましては、本年度で事業が完了いたします。従前のハザードマップと比較すると、航空写真を採用し、さらに行政区ごとに区分したことで、土砂災害警戒区域の状況がより詳細に、明確に伝わるものというふうに思っております。 また、次年度以降に更新を予定している洪水ハザードマップにつきましては、地域の水害リスクと水害時の避難に関する情報を住民等に提供する需要なツールであることから、水害等の避難時に住民の皆さんがわかりやすいハザードマップとなるように工夫してまいりたいというふうに考えております。 今ほどの五十嵐議員からのお話については、本当に例年のようにこれがありますので、たびたびまたご質問、ご指摘をいただいているところでありますが、それに応えるべく、今も努力しているということで、ひとつご理解をいただきたいと、かように思っている次第であります。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) まず、1点目でありますが、最近は狭い地域に集中して雨が降るという、いわゆるゲリラ豪雨による低地の浸水であるとか、予想しなかった場所での土砂崩れ等の災害が報じられております。 また、豪雨災害では、避難場所に避難する途中での事故ということも問題になっております。阿賀町では、自主避難場所というものがきちんと設置され、周知されていないのではないか。そして、この避難場所全てが安全とは言えないのではないかとの印象を持っております。 私は災害のプロではありませんが、素人目に見ましても、ちょっと危険ではないかと思われる箇所が見受けられます。町としては、避難場所の安全性についてどのように調査し、把握しているのか、お聞きします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 地域の皆さんが避難場所として活用しやすい場所ということでは、今まで集会施設であったり、日ごろ皆さんが活用している部分、それの周辺状況等の環境に配慮しながら設定してきているということでありますけれども、近年の高齢化の進捗、あるいは気象の、気象ばかりではないでしょうけれども、今回の北海道の地震のようなこともあるわけですから、そういったものに対応するべく、それらを念頭に置いて避難場所というものを設定しているわけでありますけれども、これが皆さんそれぞれに周知されているかというと、いささかまだ足りない部分もあろうかと思いますが、いかにしてこれを身近なものにしていただいて、本番ばかりでなくて、常に避難場所はここだという認識をしてもらえるようなものについては、まだ足りないのではないかと思っておりますので、さらなる啓発に努め、また、よりよい避難場所を選定していくということは常に念頭に置いて、私どもの災害関係職員についても、かなり古いわけでございますから、そういった点においては、非常によく対応できているのではないかと思いますので、また気象庁、あるいは河川事務所、こうした情報は、常に即入ってくるような状況でございますので、いち早くこれを捉えて、皆さんが逃げおくれたり、避難しないで被害に遭うような、そういったことのないように今も取り組んでおりますが、さらなる啓発に努め、避難しやすい状況をつくっていきたいと思っているところでございます。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 平成20年ですか、出したハザードマップを見ますと、指定緊急避難場所は、洪水が起きた場合、あるいは土砂災害が起きた場合、地震など災害の種類によって避難先が異なると思うのですが、そこまでするのは非常に大変なんでしょうけれども、そのハザードマップを見た限りでは、その辺を想定していないんじゃないかというふうなことを感じるんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) そこまで点検し、また実際にやっているかということになってきますと、いささか、ご指摘のところもなきにしもあらずでありますが、これは私どものほうがといいますか、担当のほうで知っていればいいというものではございませんから、また地域の皆さんも大きく関心を持っていただいて、自分たちの避難場所はここだということを認識してもらえる、こういうことがちゃんと行われていないと、やはり、いざ当日になって戸惑うということになるんだろうと思いますので、さらなる啓発といいますか、条件を整えて取り組みをしていくと。あるいは、もう少しわかりやすいものにしていくということは必須のことだろうと思いますので、さらにそういった指導をしていきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 確かに幾つも避難場所を設けるというのは、至難のわざだと思うのであります。災害によって避難先が異なる、なかなか今言ったように難しいことなのであります。そこで必要なのが防災訓練ではないでしょうか。 適切な、避難勧告、避難指示が出されても、慌てるのか、速やかに避難ができない。そのために避難訓練が必要だと思っております。特に目立つのが、高齢者の被害であります。7月の西日本豪雨で亡くなられた人の7割が60歳以上だとお聞きしました。災害時、高齢者本人や周囲はどう行動すればいいのか、考えさせられます。区、町内会、学校、企業ごとに年に1回、どのような方法でもいいです。地図を置いて、ここからこう行くんだとか、そんなのでも構わないんですけれども、必ず1回は実施するように指導していただきたいと思います。その際、先ほど言ったように、水害や土砂災害、地震、火事、いろいろなものを想定して、地区の総会でもいいですし、そういうときにぜひやってほしいという、町から指導してほしいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 区ごとにもそうでしょうし、老人クラブの総会だとか、いろいろあるわけでありますから、そこに出向いてやっていくことは可能なことだろうと思いますし、一番重要なことかとも思われます。ぜひそうした取り組みをするように指導してまいりたいというふうに思いますので、ぜひ控えておいてください、担当課長。お願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 実際、各部落総会とか、いろいろな団体の集まり等があるわけでありますけれども、やはり町からこれをやったほうがいいですよというようなことがありますと、全く捉え方が全然違うものですから、ひとつその辺、考えていただきたいと思います。 次に、気象情報が複雑化し、的確な防災行動ができない。大雨や暴風による被害を最小限に抑えるために、気象庁は、注意報や警報などの防災気象情報を発表しております。的確な防災行動をとる上で、もたらされた気象情報を正しく読む力が不可欠と考えます。町側が気象への理解を深め、町民に的確に情報を伝える必要があると思います。この点について町長は、先ほどちょっと触れましたが、いかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) かつては、避難命令という言葉を使ったんですよ。命令だったらこれはなかなか、すぐ、ばんと行くんですが、今、避難指示とか、そういった言葉がちょっと変わってまいりまして、私もその辺はじくじたる思いがあるんですけれども、これをやっぱりわかりやすくということになるのかなと。本当におっしゃるとおりで、いろいろ細かく指示をし、おくれないようにということなんでしょうけれども、余りにもこの言葉とかそういったものが、何といいますか、複雑ではないんですけれども、一般の皆さんには判断しがたいというようなところがあるわけでありますから、この辺をもっとわかりやすくといいますか、できるような、そういう取り組みにしていく必要は十分あるなということは感じておりますので、工夫してみます。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) お願いしておきます。特別警報の運用は5年前から始まったと聞いております。それも数十年に一度の災害に適用するというふれ込みだったと思います。しかし、毎年のように、その数十年に一度が発令されております。日ごろからテレビ、ラジオ、インターネットなどで気象情報を確認していると思いますが、報道によれば、今回の7月豪雨では、岡山県、広島県を初め、過去最多の11府県に大雨特別警報が発表されました。しかし、一部の地域では、警報が出ないうちに、既に土砂崩れや濁流が発生したようであります。 そこでお聞きします。雨の危険度を伝える段階は、大雨になるおそれがあり、注意報が出、警報が出、記録的短時間大雨情報、土砂災害警報情報が出、そして特別警報が出てくると思うんですけれども、テレビなんか見ますと、どれが何だかさっぱりわからないのが、我々住民はそうだと思うんであります。 そういう、今、私が言ったこのシステム、この流れというのは、これでよろしいのか、ちょっとお聞きします。そして、どの時点で、町はどのように指示を出すのか、この点について、町民までとはいいませんが、区長さんあたりまでは認識していただいているのでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 渡部総務課長。 ◎総務課長(渡部和茂君) 気象庁の精度、非常に高くなってきました。高くなってきたがゆえに複雑になってきたというのもまた事実でございます。昨年7月の大雨の例で言いますと、室谷では時間54ミリが降っていると。だけれども、福取、八ツ田のほうでは4ミリしか降っていないというふうな状況があるわけですので、我々といたしましても、町全体に対して避難勧告、避難指示ということではなくて、今までの経験をおもんぱかりますと、やはり地域の区長さん方と連絡をとりながら、いわゆる常浪川水系なのか、阿賀野川水系なのか、それぞれのところの雲の動きを見ながら対応してまいるということで、これまでは町全体を一つとして見ておったわけですけれども、降雪量、降雨量、全く違うわけですから、今後の降水量等を考慮しながら、どの地域までをどのようにというふうな判断をしていこうというふうに、昨年、考えてきたところであります。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 確かに阿賀町の地形的には、現場合わせ的な部分というのは非常にあると思います。それでも私たち一般の人間は、危険度もよくわかっておりません。最後の特別警報は非常事態と思うのですが、最初に申し上げました大雨、暴風、波浪、暴風雪、大雪、地震などの多くの分野に使われております特別警報、早目の避難行動を心がけたいのですが、避難情報はとりあえず3段階やって、自治体に任せてあるというようなお話を聞いたのでありますが、その3段階というのは、確認のため、どんなことがあるのですか。 ○議長(猪俣誠一君) 渡部総務課長。 ◎総務課長(渡部和茂君) まず最初に、避難準備情報がありまして、それから避難勧告がございまして、避難指示というふうな形になります。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 今、総務課長が言われたこの3段階で、それでそこの中に、いろいろ町民に対して避難準備とかいろいろ出てくると思うのであります。それを本当に私たち、今ちょっと聞いて確認させていただいたんですけれども、わからない人が多いと思うんですよね。こんなものも、ひとつ何かの機会に、くだけた形で皆さんに教えていただければ、覚えやすいのではないのかなというふうにも思ってございますので、よろしくお願いします。 いずれにしろ、私たちはどういうふうにして、どこへ逃げていいのかわからないというのは、現実に皆さん困っている点なんですよね、本当に。私の町内は集会所もなければ、何にもない、お寺にでも行けなんて言うのがせいぜいなんでありますが、そういうところもありますから、その辺をもう少し、それじゃ、こういう方向へ逃げたほうがいいよとかというようなこともハザードマップの中に組み入れていただきたいと思いますけれども、そういうものは区長だけではなくて皆さんにも、今言ったように、周知してもらいたいのですが、ハザードマップ、先ほど申し上げました、高齢者にもわかりやすく、前回のようにあんなに大きくて立派なものではなくていいと思うんですよ。コンパクトで見やすいものをお願いしたい。それと、各集会所に、掲示板のように張っておいていただければ、なおさらありがたいなというふうに思いますが、その辺の配慮はいかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 渡部総務課長。 ◎総務課長(渡部和茂君) 五十嵐議員ご指摘のように、平成20年、非常に大きなハザードマップ、各議員さん方から非常に不評だったというのは私もいまだに覚えておりますので、それでもって、土砂災害については各区ごとにしたわけですけれども、土砂災害の場合は比較的、山があって、わかりやすいんですけれども、今度、洪水、来年から着手するわけですけれども、洪水になりますと、メーンが阿賀野川沿いになりますけれども、今度は堤防、つくっていたのが完了したと。そうなったときに、何千トンの放流でどうなるかというところは、これは十分検証して、来年度から着手してまいりたいというふうに考えておりますし、今ほどご指摘のあった避難場所にハザードマップを置いておくというか、張っておくというか、そういうことについては、町としても積極的に取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) いろいろ申し上げてまいりましたが、高齢者が多く、広い町であります。町がハザードマップなど防災情報をホームページに公開してあると思いますが、町民は自宅や職場にどんな災害リスクがあるのか、本当は調べておきたいんですよね、自分でも。災害から命を守るためには、行政による公助に頼るだけではなく、みずから取り組む自助、地域や職場で協力し合う共助も欠かせない、このような思いで質問をさせていただきました。申し上げたことでできるものから早急に取り組んでいただきたい。 それと前回、ドローンの質問をしました。ドローンですが、このたびの水害で被害を把握するのに、消防署が持って、それを使っている場面があちこち出てきましたけれども、これを考えると、防災のソフト、ハード、両面の整備が急務と考えておりますけれども、その辺もう一度、お伺いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 全てドローンで解決するわけではないのですが、前々からお話しいただいているように、場合によって、そういったドローンによる検証といいますか、地域の状況を把握するというのは、当然必要でありましょうし、また、消防署とも、より連携を密にしてやっていく必要もあるでしょう。 特に、火災については消防署なんですが、いわゆる洪水だとか、天気の情報によって我々が対応しなければならない部分というのは防災係のほうでやっているわけでありますが、より以上に消防署との連携を密にしていくと。そういう面では、よその消防署よりも、私どものほうがよくやっていると思っています。一体感をなしてやっているわけですが、とにかく、地域住民の皆さんに一番わかりやすくやっていくというのが最大の要件ではなかろうかと。 そして、緊急時というのがどういうものであって、どう避難したらいいのかとか、こういう具体的なことになると、やはり地域の皆さんも、なかなか高齢化している中で、すぐ対応ができないという観点からすると、もっともっと地域に入って、こういった訓練を重ねるということが必要になるのではないかというふうに思っていますので、そういった面をさらなる充実を図っていきたいというふうに私は思っておりますので、ぜひそういったものを進めさせたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 今、ドローンのお話をしましたけれども、あくまでもこれは手段という形でありますので、それがよりよいものであれば、また強力に推し進めていただきたいということをお願いしておきます。 今ほど、防災についていろいろお伺いしました。本当にけさのテレビなんかでも大変悲惨な状況であります。そういうのを目の当たりにしてみますと、我々は本当にふだんから心がけておかなければならないなということを痛切に、きょうは朝、感じてきました。ましてや、昨日までは台風21号で、あんな大きなトラックが風で吹っ飛ぶという、自然の力というものはすごいなという、それもまた思い知らされたわけであります。 防災・減災という問題については、本当に限りがないんでしょうけれども、ぜひ町では優先的に事を運んでいただきたいということをお願い申し上げまして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、8番、五十嵐隆朗君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △山口周一君 ○議長(猪俣誠一君) 次に、6番、山口周一君。     〔6番 山口周一君登壇〕 ◆6番(山口周一君) 通告に従いまして、1点、質問させていただきます。 この先、阿賀町農業の振興に対しての方向づけはということで、これからの阿賀町農業は多くの課題が山積していると思います。次の点についてお尋ねします。 農業従事者の高齢化対策として、これから5年先、10年先を見据えた場合、現在の農業生産者が従事できなくなったとき、相当の耕作放棄地が出てくるものと思います。現在、2地区の農業公社は農地引き受け面積がもう限界近くなっているものと思いますし、鹿瀬、津川地区に公社がありません。2地区について、この点をどう対処していくのか。また、具体的な担い手育成をどう考えているのか、お聞きします。 2点目、鳥獣外被害対策の進みぐあいは。 特に猿害が深刻です。ことしGPSで猿の行動予報システムが計画されましたが、夏野菜の収穫には間に合わなかったけれども、秋野菜、冬野菜の収穫時には、このシステムが有効活用できるようになるのか、お尋ねします。 3点目、異常気象による農作物被害防止策はということで、ことしは西日本の水害被害者が200人を超す災害が起きました。農作物被害もひどい状況だと思います。一方、新潟県の場合、7月の降水量が平均の1割しかなく、水田、畑に影響が出たと聞いています。干ばつ被害はどの程度なのか、被害が大きかった地域の今後の対策の検討はどうなのか、お聞きします。 ふるさと納税についてですけれども、30年度の予測はどうなのか。29年度、ふるさと納税の多さに驚きましたが、さとふるでは、ことしの新米予約を開始したようです。今年度、さとふるに魚沼市、南魚沼市が参入するとのこと。予測できない部分もあると思いますが、ぜひとも、29年度ぐらいのふるさと納税を確保すべく、稲作関係者の協力をとりつけ、米の適正在庫を維持する体制を望みます。6億円を超える歳入はほかに考えられません。どうか全力で取り組んでいただきたい。29年度を参考にし、どう具体的な体制を整えるのかお聞きいたします。 ふるさと納税で稲作農家の所得向上を。以前にも質問しましたが、順調にふるさと納税が伸びたときには、少しでいいですから、生産農家の所得向上につながる施策を講じていただきたい。少しでも利益が伸びることにより、農業振興につながるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 以上です。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、山口議員にお答えしてまいりますが、まず、農業従事者の高齢化対策でありますけれども、農地を担い手が借りやすくする手段として、これまで農地利用集積円滑化事業を活用して、上川、三川、両農業公社が農地利用集積円滑化団体として農地所有者から農地を借り受け、担い手に貸し付けする等の所有者代理事業を行っているということはご案内のとおりでありますが、平成29年度実績、両公社合わせて119ヘクタールの農地集積をしており、町内の担い手に41ヘクタールを貸し付けております。 しかしながら、作付条件の悪い圃場につきましては、借り受ける担い手が見つからず、農業公社が直接、作付や保全管理を行っており、両公社合わせて80ヘクタールの面積となり、阿賀町の作付面積の14%近くを受け持っている現状から、今、山口議員ご指摘のとおり、職員数や機械数から、現在の体制では作業量、効率から見て精いっぱいだというところであります。 平成28年度から鹿瀬地区において、農地中間管理事業を活用した農地を集積する事業を実施いたしまして、農地中間管理機構が農地の借り受けを行い、同地区に農事組合法人を設立し、継続的な営農活動体制の構築に取り組んでいるところであり、現在、農事組合法人3法人が約47ヘクタールを作付し、そのほか、集落単位で乾燥調整施設を活用し、それぞれ中核的担い手を中心に継続的営農活動を実施しているところでございます。 津川地区におきましては、大規模農家を中心とした営農が継続されており、今のところ、法人への動きは具体化していないところでありますが、関係農家とは定期的に話し合いの場を設け、持続可能な営農方針について情報交換を行っております。 農家の高齢化につきましては、全国的な問題でありますが、町では、新規就農者には、次世代農業人材育成制度を活用した若手農業者への支援、2つ目は、農地利用集積円滑化団体との連携による農地の貸し借りの効率化や農地中間管理事業を活用した農地の集約、また、3つ目として、法人化や集落営農体制整備による担い手の確保、4つ目に国県の補助事業を導入した農業機械等の効率的整備を実施いたしまして、農地の継続と新たな担い手が安心して農業に参入できるよう、支援してまいっております。 次に、鳥獣被害対策の進捗についてでありますが、本年度から新たにGPSを導入いたしまして、猿の群れの位置情報提供に取り組んでおります。現在、基地局7カ所、並びに発信器7基を整備いたしまして、運用を開始したところであり、町民の皆様には8月末に使用方法の講習会を開催して、活用していただいております。 次に、異常気象による農作物被害防止策でありますが、ことしは7月8日の梅雨明けから雨の降らない状態が続きまして、町、県普及センター、新潟みらい農協等で構成される阿賀町農作物防御協会では、7月下旬から渇水時の対策について、広報等で周知いたしております。 7月30日に町、県普及センター津川分室、新潟みらい農協による干ばつ被害状況調査を実施いたしまして、議会の産業建設常任委員会でも速報値を報告させていただいたところでありますけれども、8月20日の調査では、阿賀町管内の干害による実被害は、水田10.2ヘクタール、本年度作付面積581ヘクタールのうちの1.8%でございました。 なお、8月22日に開催されました農協農家組合長会議において、干害対策についての状況調査を各組合長にお願いしたところであり、最終調査結果を踏まえ、渇水対策等を実施した農家への支援等を検討する予定であります。 また、作物の収量の実被害につきましては、現在、県農業共済が調査中であり、調査結果を踏まえて、共済額等の農家支援が確定するということであります。 次に、ふるさと納税の関係についてでありますが、今年度のふるさと納税受入額は、8月26日までで7,500万円となり、昨年度の8月末までの受入額は5,977万円ですので、昨年を超えるペースで寄附が集まっております。行政報告でも申し上げたところでありますが、5月から7月は29年産米の在庫切れにより落ち込んだ寄附額が、30年産米の予約に切りかえたところ、盛り返しておりまして、現在さとふるの人気返戻品ランキング部門では、米部門では第1位、牛肉やイクラなど、その他の返戻品を含めた総合ランキングでも3位となっております。 議員ご指摘のとおり、さとふるには、8月まで米どころ魚沼市、南魚沼市のほか、佐渡市、村上市、燕市が新たに参入して、県内の参加自治体は、阿賀町を含めて10市町村となりました。危惧していた競争激化による寄附金の減という影響は今のところないようでありますけれども、寄附のピークは年末であります。この時期までに寄附の受付窓口をさらに広げるべく、先月末より、行政報告でも申し上げておりますように、ふるさとチョイス、楽天ふるさと納税への掲載を開催したところであります。 取り扱う品物は、さとふると同じでありますが、写真は全て撮り直して、特産品の魅力をより効果的に伝えられるようにしております。当初予算に計上しております寄附金5億円の確保、昨年並みの受け入れを目指し、返戻品の配送業務等を委託したあがの里とも連携を図りながら取り組んでまいります。 次に、生産農家の所得向上施策についてでありますが、米の買い取り価格の向上が農家の皆さんの所得向上につながることは十分認識しているところであります。農協への出荷、個人販売、自家消費といった既存の流通との関係上、簡単に実現できる課題ではありませんが、今後は、生産者の皆さんの思いや声を念頭に置きながら、ふるさと納税返戻品の米を通じた農業者所得の向上を目指し、関係機関と調整を図って取り組んでまいる所存であります。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) 6番、山口周一君。 ◆6番(山口周一君) 担い手問題の関係なんですけれども、今のところは何とかやっていますけれども、私の危惧するのは5年先、10年先だと思うんです。当集落でも今、メーンでやっている人たちが、本当にこれ、5年、10年先、うちらの集落ですよ。ですから、これ阿賀町全体でも言えるかと思うんですけれども、相当数の耕作放棄地が出ると私は見ていますけれども、さっきも言いましたけれども、農業公社なんかももう手いっぱいの状態ではないかなと思っていますので、その辺の対策は、町としては、具体的な策としては、もう目に見えてわかるものですから、具体的な策はあるのかどうか。その辺お願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) やはり何と言っても、2つの農業公社の活動といいますか、これをもっと広げられるかどうかですね。そういったことも含めて、あるいはほかから参入してつくってもらうというのもあろうかと思います。これを、平場の皆さんは、私ども整備された田んぼを見て、「これ、俺に全部任せてくれないかな」というような人さえいるんですよ。 だから、そういうのは、ただ単に個人ですから、今のところは、うん、そうだな、じゃというわけにはまいりませんけれども、そういう人もいるということも認識した上で、どう対応していくかというのは、大きな課題ではないかなと思うんです。 私のところの前のあたりは、115ヘクタールでやったんですが、今、恐らく90ヘクタールぐらいになっているでしょうけれども、「どうせやるなら、ここ全部任せてくれれば、俺やるんだけどな」という人さえいたんです。そういう人もいるくらいですから、やはり整備された所でないと、これがなかなか、そういうわけにはいかないのでしょうけれども、そういったようなこともありますが、いずれにいたしましても、山口議員おっしゃるように、高齢化する中ではもう目に見えています、先は。しかし、農業公社が全部を受けてやるということについても限界があります。今の体制ではね。 ですから、その辺のところ、間に合うように、だめになったから、ほら、ではなくて、間に合うような対応をしていく必要があるんだろうなと思っておりますから、担当課はもちろん一緒になって取り組んでいかなければならないということでは、ご指摘されたことによって、取り組みをさらに加速させなければならないというふうに思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 6番、山口周一君。 ◆6番(山口周一君) 先般、農業委員会が、農地利用最適化推進委員という制度になりましたけれども、ここなってから、そういう委員会のほうに、とっても農地があれだから何とかならないかというような相談等々はあったのかどうなのか、その辺お聞きします。 ○議長(猪俣誠一君) それでは、長谷川農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(長谷川忠市君) 昨年、越後ファームってあるんですが、津川地区の京ノ瀬と角島地区の5ヘクタールほど、越後ファームが受けていたんですが、ことしに入って契約期間が切れて、越後ファームがもうつくらないということで、農業委員会のほうに相談がありました。それで、総会で、その地区をつくってくれる、まず一番最初は津川地区を当たったんですが、1名の方が大丈夫ということで進めていたんですが、結果的には、条件が悪い、あと猿が出てとてもつくれないということで、そこは今、作付されていない状況です。面積については、ちょっと正確ではないんですが、5ヘクタールほどあったんですが、その後も二、三回、総会のほうで、委員さんのほうに照会をして探してもらったんですが、結局ちょっと見つからない状態であります。一番多いのは、越後ファームであります。 以上です。 ○議長(猪俣誠一君) 6番、山口周一君。 ◆6番(山口周一君) 確かにもう個人では、若い人はやる人がいない、どうしても機械等々の関係もあるでしょうし、また、はるか遠方から来るというとなかなか厳しい部分があるでしょうから、三川でも吉津地区なんかは、下手のほうからまとまっていますから、作付してくれる人はいるでしょうけれども、やはり猿なんかが出ると厳しいのがあるのかなと。せっかくそういう農地利用最適化推進委員の会があるわけですから、もう少しそれを有効に活用し、ぜひとも耕作放棄地にならないようにしていただければと思います。 あと、去年もそうでしたけれども、上川の農業公社、刈り残しがあったということで、ことしはぜひないように。公社もその辺、手いっぱいのところに来ているなというのは実感するんですけれども、そういう、例えば公社で手に余れば、その地区の早々と終えた農業者に協力体制というか、その辺は考えているのかどうか。その辺、対策としてどうなのかお聞きします。 ○議長(猪俣誠一君) 清野農林商工課長
    農林商工課長(清野康弘君) 昨年、刈り残しがあったと聞いておりますが、それらについて、営農関係の指導というか、指導まではいかないんですが、町としては、意見等、アドバイスというか、情報交換はしているんですが、経営直接については、直接こちらで指示するというところはないんですが、ことしについては、作付の終了が遅かったこともありますし、刈り残し問題については、もちろん去年、そういうことがあったので、そういうことは公社自体も考えているということなので、何とかなるとは思いますが、干害の影響もまた加わりましたことから、今後、そのようなことについては、状況を見ながら一緒に、そうならないように判断しながら経緯を見守っていくという状況であります。 ○議長(猪俣誠一君) 6番、山口周一君。 ◆6番(山口周一君) 公社にもう町からある程度補助金も出ていますし、せっかく植えて、あと刈るばかりにして、刈り残し。やっぱりこれは本当にもったいないでしょうし、ふるさと納税で米が不足した、その辺も少しはそれがあれば解決するのではないかなと思いますので、やはりきっちりと町からは公社に伝えていただきたいですし、2回目ですからね、もう3回目は絶対ないようにということは私は言うべきだと私は思いますので、ひとつよろしくお願いします。 続いて、猿被害の関係で。7つの発信器をつけ、7つの基地局が完成したと言われていますけれども、我々のほうの猟友会の人の話を聞くと、さっぱり町からの情報がなくて、どうなっているんだろうと逆に聞かれましたけれども、その辺、猟友会との話し合いはどうなっているのかお聞きします。 ○議長(猪俣誠一君) 清野農林商工課長。 ◎農林商工課長(清野康弘君) 猟友会、全体に対して周知をしているかというと、そこまではいってない部分もあるかと思いますが、幹部等とは当然連絡はしているのであります。 あと、GPS関係については、8月に入ってやっと設置が終わったばかりでありますので、それらの運用についてはこれから、データがやっととれ始めたということでありますので、今後そのデータを生かして、どのように効率的に生体数の管理とかをやっていくかということを詰めていく段階に入ったところでありますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 6番、山口周一君。 ◆6番(山口周一君) 春に予算化したので、ことしは、秋頃には間に合うだろうと私も思っていたんですが、猿の行動予報をそのGPSでわかって、ただ、我々がわかっただけではどうにもならないわけですから、やはり猟友会にきちっと知ってもらって、居住区の500メートル以内のところで待ち伏せするしかないかとは思うんですよね。住宅地では発砲できないですし。それ本当に、猟友会ときちっと詰めているのか、もう一度お願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 猟友会については、私のほうからきっちり話します。 ○議長(猪俣誠一君) 6番、山口周一君。 ◆6番(山口周一君) ぜひお願いします。 もう住宅地に入ってくれば、花火なんてすぐなれてしまうだろうし、まして今、猿にとっては、住宅地は自分の縄張りだと思っていると思うんです。屋根には上がるわ、軒先に干している食料を盗んでいくわ、うちらの地区では猿は出ないからあれなんだけれども、聞く話だと、相当ひどいものになっていますから。ですから、区長に話したってだめでしょうし、農家組合長に話してもだめでしょうし、やっぱり猟友会にきっちり話してもらわないとうまくないので、町長、その辺ひとつよろしくお願いします。 あと干ばつの関係なんですけれども、ことしは梅雨にさっぱり雨が降らない、8月に入ってもなかなか、あと米なんかは、どうしても一番水が要るのに、ところによっては本当に水がなくて困ったという話を聞きますけれども、さっき行政報告の中でも被害状況を聞きましたけれども、近年、雨が降れば思い切り降る、降らなければ全く降らない。ですから、この阿賀町でもそういうため池とか、雨が降らなければどうしても水不足する地区はもう決まっているかと思うので、今後その辺の対策について、どうしていくのかお聞かせ願えれば。 ○議長(猪俣誠一君) 清野農林商工課長。 ◎農林商工課長(清野康弘君) おっしゃるとおり、昨今は非常に、いっぱい降るか、全く降らないか、いずれも災害ということなんですが、自然災害については、基本的には、水田などの場合は、農業共済という制度に頼るところしかないんですが、ハードの整備ということで、先ほどため池の件に触れられましたけれども、ため池を大きくするとか、そういったことについても地理的条件もありますし、受益者負担も大きくかかりますので、阿賀町においては、今現在、ため池を拡大して、そのような貯水量をふやすとか、そういう計画は今のところございません。 以上です。 ○議長(猪俣誠一君) 6番、山口周一君。 ◆6番(山口周一君) 共済で済ませるということになると、次がもう質問できないんですけれども、どうしても水の少ない地域は、町では把握しているかと思うんですよね。沢がないとか、そういうところは、ちょっと工夫すればポンプアップできる箇所があるかどうか、その辺もポイントだと思うので、だめだったから共済でというのは、町のやることではないかと思うので。やはり水が少なかったから、そういうときには、臨時でポンプを借りてもいいだろうから、ポンプアップする。そういう策を私は講じてほしいなと思うんですけれども、これは毎年あるわけではないですから、その辺の、買うといったら確かに高いかもしれないけれども、ある程度の水ポンプをリースして、半月、そういう体制を町としてとってほしいですし、保険があるからいいじゃないかというレベルではないかと私は思うので、その辺どうなのか、もう一度、お願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 共済は共済ですし、町としてとれるものは、やっぱり対応していかなければならないんでしょうから、同時に、これは土地改良には特段関係はないんですけれども、県の農地のほうともよくそういった点については情報提供をして、対処できるものについては対処していってもらえるような、そういう活動も必要だろうと。場合によっては、県当局は、土地改良ができるところであれば、ぜひ土地改良やってくれと言われているくらいなので、そういうことも含めて今後の、ことしの状況をもって、県農地部あたり等の指導もいただきながら対応をするということもあっていいのかなと思いますので、そんな方向で指導していきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 6番、山口周一君。 ◆6番(山口周一君) ぜひそういう対策をしていただければ、本当にあともうちょっとで水がなかった、せっかく肥料をまいて、植えつけて、除草剤もまいて、あと刈る一歩手前でだめになったと。これほど悲惨なのはないですから、やはり米をつくっている生産農家であれば、その辺ちょっとしたところは町の応援があれば。ただ個人的にはちょっと厳しい分は、町で手伝ってやるシステムを構築していただきたいですし、ぜひお願いいたします。 あと、ふるさと納税の件なんですけれども、昨年度は、越後ファームではもう米がなくて、全農から買い戻しをして対処した。最後にはもうなくて、1週間限定で出した。これほどもったいない話はないかと思うので、やはりせっかく納税してくれる、返戻品がありませんとなると、あれだけ昨年は好調でしたし、あれにかわるものはなかなか見つからないと思うので、これから米の収穫時期に入ります。米が欠品したというようなことがないような策は、町としてやっぱり講じるとか、その辺よろしくお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これは、せっかくのそういった意欲で資金集めができるのにできないということではもったいないわけでありますから、英知を結集して、何か対応していかなければと思いますし、仮に全部やっても、私のほうの収量というのは決まっているわけですから、それ以上のものはできないわけですし、じゃ、それにかわる何かをといっても、やっぱ米が魅力で、これだけのふるさと納税があるわけですから、そこに焦点を当てて、もれなく、もったいないものを逃すことのないような対応で、可能な限り努力してみたいというふうに思います。 ですから、そういう対応が、これ、なかなか事務作業もすごく大変なんですよ。返戻の関係ですね。そういったことで、あがの里のほうに分散もして、間口を広げようということですから、いかにしてこれを活用できるかということが大きな課題だろうと思いますので、これから始まるわけですから、米の時期は。それに対応すべく、英知を結集していきたいと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 6番、山口周一君。 ◆6番(山口周一君) そうですね、もう本当に、あすあす、米の収穫始まります。やはり応募があったのに品がなかったというのは一番もったいない話ですから。去年なんかは、こちらから出たものを県外から引き戻したという話も聞いていますけれども、去年の経験もあるわけですし、どだい、1社であれだけの量というのは恐らく大変だろうと思いますし、やはりJA、そういう米の生産者、公社の関係なんかも含めて、町がバックアップしながら、一定数量確保できる体制をやっぱりつくるべきだと思いますので、本当にもうすぐ収穫ですから、ばたばたしていると、また足りなくなりましたでは本当にもったいない話ですから、具体的にその辺、越後ファームだ、JAだ、農業者さんとその辺、話をしたのかどうか。その辺がもしわかれば。 ○議長(猪俣誠一君) 関観光振興課長。 ◎観光振興課長(関仁君) 昨年ですけれども、農協だとか、越後ファーム、それから生産者と集まって、何とか米を有利販売に導こうということで、そういう会議もしました。そのとき、非常にいい方向に行くかなと思ったんですけれども、いろいろな事情がありまして、なかなかそれがまたもとに戻ったというのが現実であります。 米は、阿賀町にはあります。主食用のコシヒカリ、これが正直、全部、ふるさと納税に回ると20億円になります。でも、それが全部回ることはまず不可能だと思います。というのは、個人販売が半分近くありますので、個人販売にやったほうがいい金になるんですね。農協に出したり、いろいろなところに出すよりも。それがありますから、なかなか全部というのは不可能だと思います。 農協に集まるのが大体4割くらいなんですね、主食の米が。ただ、農協に出しますと、どうしても全農にいきます。全農にいくとなかなか、余り有利な販売ができないということがありますので、全農に入れないで、うまくこっちのほうで回せる方法がないのかなというふうに私は前から思っています。そうすることによって、農家還元も可能になっていくのかなというふうに考えています。 現状だと何か米の取り合いっこになるような気がしまして、そうすると、何かどうかなというのもありますので、やっぱりみんなで協力して、阿賀町の米を有利販売に持っていくような方向をやっぱりみんなで考えていくべきというふうに私は考えております。 ○議長(猪俣誠一君) 6番、山口周一君。 ◆6番(山口周一君) 返戻品の97%が米ですから、その辺、あれだけのでっかい歳入を見逃す手はないかなと。ただ単純にそう思ったから、JAも今度、刈り渡しが若干、何百円か今年は上がるみたいなので、なおさらまた、越後ファームさん等々には入ってくる率が下がるのかなというような気がしまして、その辺をうまく、JAも含めて話をして、阿賀町産の米をいっぱい出せば、阿賀町が少しでも裕福になる。裕福になれば、そういう生産者にも若干の返済もできるシステムを構築できるかと思いますので、こんないいふるさと納税を放っておく手はないかと思うので、どうか精いっぱい、課長の力で何とかなりませんか。 ○議長(猪俣誠一君) 関観光振興課長。 ◎観光振興課長(関仁君) さっき言いましたことができれば、うまくいくと思います。ただ、いろいろな課題もあります。 やはり農家の方は、米を出せば、すぐお金が欲しいですよね。これは全農にいくから、すぐ仮渡し金というお金が出るかと思います。それが全農に行かない場合は、じゃ、誰がそれを立てかえて払うことが可能なのか。まずやっぱりそれがあると思いますし、それからもう一つは、保管です。全農の倉庫、一般的にそういうところで保管するかと思います。これも、じゃ、阿賀町で保管できるところがどこにあるのか。それと、やっぱり今、一番多く保管できるのが越後ファームですかね。1万俵くらいは入るかと思います。それでも当然足りませんので、その辺の保管をどうするのかということもありますので、その辺をいろいろ解決していくと、大変な面もありますけれども、解決していけば、うまく回せる可能性も出てくるのかなというふうに私は思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 6番、山口周一君。 ◆6番(山口周一君) その辺、英知を振り絞って、いい結果を出すことをお願いし、私の質問を終わりにします。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、6番、山口周一君の一般質問を終わります。 審議の途中ですが、ただいまより3時15分まで休憩いたします。 △休憩 午後3時00分 △再開 午後3時15分 ○議長(猪俣誠一君) それでは、休憩を閉じ会議を再開します。 会議は一般質問の終わっていない方から行います。--------------------------------------- △斎藤秀雄君 ○議長(猪俣誠一君) 次に、7番、斎藤秀雄君。     〔7番 斎藤秀雄君登壇〕 ◆7番(斎藤秀雄君) 7番、斎藤です。通告に従い質問させていただきます。 きょうの新聞報道で、神田町長は今期限りというふうな表現でありましたが、私は常に神田町長を応援してこなかった立場で、常にどの選挙でも対峙候補を応援してきた状態の中で質問させていただくこと、最後の一般質問になるので、忌憚なく意見を述べていきたいなというふうに思っています。 ただ、私は選挙が終わればノーサイド、この町のためにどうやって、よい町をつくっていくかということで対応してきたつもりでいます。町長も私の意を酌んでいただき、より多くの私が主張した案件については真摯に取り組んでいただき、大変感謝しているところであります。ありがとうございました。 それでは、質問に入らせていただきます。 まず、私は、まちづくりは未来へつなぐ人材育成が大事だというふうに思っています。未来へつなぐ人材育成について、町長及び教育長に伺います。 阿賀町においては、15年教育プランを策定し、取り組みを始めました。それらを実行するための人材育成をされているのかということで、1つ目としては、子ども未来フォーラムで提言・提案のあった夢の実現をされてきたのかお伺いします。 ことしも12月中にやられるということでありますので、子供たちから提言・提案のあったものに、一つでもやっていただくことが、子供たちが本気になって提言するのではないかなというふうに思いますし、この町に対する大人では考えられないような発想も出していただけるというふうに思っているからであります。 1つとしては、昨年ありましたように、阿賀町の観光PRをしたいというふうな子供たちがいました。そして、コーディネーターの方は、東京でやってはというふうな助言もありました。そういう話を聞いていたとき、子供たちは目の色が変わり、「えっ、東京に行けるの」というような感じで、自分たちの提言・提案を取りまとめようとしていました。阿賀町の子供たちは、新潟市内や会津若松市内で、既に観光PRについては学習対応の中で経験済みです。どこに出しても恥ずかしくない教育をされているというふうに私は思っているから、この点についてどうお考えか伺います。 2点目は、人事交流がもっと必要ではないかなというふうに思っています。 子供たちは、阿賀町のために役に立ちたいと思っているからであります。地域の宝物を見つける教育をもっと推進してもらいたいなというふうに思っています。阿賀町の子供がみんなで一緒に学ぶ機会、これは統合に向けて今努力されていますので、必ずや今年度は実施されているというふうに伺っていますが、もっともっと少なくなった子供たちが、本当に生き生きと目を輝かせて、この阿賀町の将来のために発言する場所等を、人事交流を含めた中で対応していただければというふうに思うので、フォローアップが必要ではないかということで伺わせていただきます。 次に、エアコンの設置であります。 ことしの猛暑を考えたときに、各学校のエアコンの設置状況が、三川小学校は全ての普通教室に設置されていますが、他の小学校ではなかなか進捗がありません。ことしの猛暑の中で国の方針も、来年度には国のほうの文科省の予算要求の中にもエアコン等の設置要望は上がってきています。町がもっと積極的に、この予算の中で町に持ってこられる整備をすべきだというふうに思っています。 ただ、私は、その以前からお願いをしてきたのですが、なかなか町はお金がないというふうな発言の中で、いまだ教育環境整備はされていません。統合に向けた整備の中で、どう対処されていくのかお聞かせください。もっと意識改革をして、子供のために、そして阿賀町の将来のために対応していただきたいというふうに思うので、計画の前倒し等も含め、具体的に伺います。 3点目は、地方創生事業についてであります。 阿賀町の情報収集不足を感じるところであります。国の方針で示されてからでは遅い。町としてやりたいことをもっとストックしておくべきではないでしょうか。 新潟県における公共事業については、先般、建設業協会津川支部が冊子をつくり、提言をしています。これは町長もご存じのとおり、国土交通省を初め、あらゆるところに、国につながっています。そして、この提言されたものについて1つでも2つでも、早期に取り組める体制をつくっていくべきだというふうに思っているからであります。 また、三セクの再生事業についても、もっともっと忌憚のない意見交換できる場所をつくりながら、再生事業を研究してみる必要があるというふうに思っています。 最後に、地域おこし協力隊の定住支援が不足しているように思います。 定住対策には、一つの方向として、地域おこし協力隊が地方創生事業の中で来られています。しかし、阿賀町で任期満了になるこの方々、がどのように体制づくりをしていくのか。3年の間に自分が地域になじみ、地域の人間と交流をして、そこまではできるでしょうけれども、そこから先のフォローを町がしていかないと定住にはつながっていかない。そして、定住していただくことによって、他の新たにこの町に魅力を感じてくれる人がふえるのではないかなというふうに私は思っています。そういう体制づくりについてどうお考えか、伺わせていただきます。 そして最後に、町長は、けさの新聞でも石田議員の質問でも話があったように、次世代に向けてどうあるべきか。ここが今、勇退をされようとしている町長の最後の発言の場所かなというふうに私は思っています。私も聞けるのは今の段階で、公の場で聞けるのはこの場所しかないので、今まで阿賀町づくりに「不滅の阿賀町」という表題の中で努力されてきた町長には感謝申し上げたいというふうに思っていますし、次世代に向けたまちづくり、今まで町に対して思い、行政マンとしての町長のこれからのまちづくりについて、何か提言がありましたらお聞かせ願えればというふうに思います。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、斎藤議員にお答えしてまいりますが、まだ大分あるから、余りあしたにやめるようなことは言わないでください。まだまだ取り組んでいく余地はあるわけでありますから、一生懸命、これから先々のことも含めて取り組んでいきたいということに思っておりますので、見放さないで一緒にやっていきたいと思っておりますから、よろしくひとつお願いしたいと思います。 学教教育関係やら子供の関係については、教育長から答えていただきますけれども、まずは私のほうからも一つ答えてまいりたいと思いますが、本当にまちづくりは未来につなぐ人材育成ということで、これはもう今の話じゃありませんよね。前々から言ってきて、前々からそれにかかわる整備をしてきたつもりであります。しかし、届いていないところはご指摘いただいたようなところ、多々あるわけでありますから、決して財源がないからなんては申しません。有効に活用して、これからもやはり取り組んでいかなければならないし、ことしのようなこの暑さの中では、エアコンは本当に必置のことだったろうと思っておりますよ。 そういう面では、決して補助事業に頼るばかりじゃなくて、本当に皆さんと一緒になって積み立ててきた基金もあることでもありますし、いかにこうした資金等々を有効活用していくかということは可能なはずでありますから、皆さん方とよりよい協議をした上で、取り組んでいくことにやぶさかではないわけであります。 そうした中で、まちづくりは未来につなぐ人材育成、まさにそのとおり、すばらしい提案ではあります。子供たちが夢を実現するため、話し合い手段を共有しながら是正につなげていくということは、まさに未来を創造するコンセプトとなるものと思っておりますし、特産品の開発であったり、観光宣伝であったり、新潟日報でもその都度紹介されました。その行動力は逆に見習わなくてはならないというふうに思っております。 今後につきましても、議会はもとより、もっと大勢の町民の皆さんからも、このフォーラムに参加をしていただく。子供たちも含めた町の未来をつくっていくことができればと思っておりますし、何よりもフォーラムで出されたものがいかに実現していくかだろうと、こう思っております。具体的な取り組みになっていくように努めていくのが、我々ではないかなと思っております。 学校のエアコンの設置については、ことしのような40度を超える最高気温、こうした状況の中からすると、何よりもこれは必要になってきたのではないかなと、改めて認識をいたしております。私は、これよりも暑い時期の小学校であったり、学校時代を過ごしたのではないかと思いますよ。決して今始まったものではないだろうと思うくらい。しかしそのころは、エアコンどころか窓をあけたばかりですから。そういう時代ではないんですね、今は。ですから、我々のような者が我慢だ何だと言っている時代ではありません。ですから、こうした記録的な40度を超える最高気温を確認されたわけであります。夏休み期間ということもあって、直接的な影響はないとは伺っておりますけれども、6月末から続く30度以上の真夏日は1学期終業時まで、児童・生徒にとってかなりきつい状況であったのではないかとは、想像にかたくありません。 来春の統合を控え、一昨年より普及教室の全室に冷房設備を設置する予定で、現在、国・県との調整を図っているところであり、また、政府も積極的に設置に支援するとのことでありますので、新年度予算に反映させるべく準備を進めてまいりたいというふうに思います。 こうしたことについては、教育長からの答弁もございますので、よろしくお願いを申し上げたいと思いますが、私のほうからは、次の地方創生であります。 三セクの再生事業の情報収集、地域おこし協力隊の定住支援、まちづくりは次世代に向けてどうあるべきか、こういったようなことで若干申し上げますが、地方創生事業は東京一極集中を是正して、地方の人口減少に歯どめをかけ、日本全体の活力を上げることを目的として、各地方自治体みずからによって策定された地方版総合政策をもとに、国が情報・人材・財政等の各種支援を行っていくものでございます。 これはご案内のとおりでありますし、現在の阿賀町での具体的な関連事業として、地域おこし協力隊や集落支援員による地域の活性化や、ふるさと納税による税収の向上、観光の活性化に向けたインバウンド対策の実施などが挙げられますけれども、斎藤議員ご指摘のように、実に多種多様な支援メニューが用意されております。第三セクターの再生を初め、各種事業やインフラ整備の検証等を行いながら、町の体制を整えつつ、国からの各種支援を得ながら、継続発展できるような取り組みをしてまいりたいということで、今取り組んでいるわけであります。 ご質問の三セクの再生事業についての研究につきましては、町外の施設の現状や、委託方法などについて、先進事例を学べとのご指摘でございます。人口減少時代にあって、同様に集客の落ち込みに伴う売り上げの減少に苦しむ三セクも多いかと思いますが、他の事例を学び、町に合った方策を検討するよう取り組んでいかなければならないというふうに思うのは同様であります。 しかも私どもも皆さん同様、出る機会も多いわけで、これまでも、三セクとは言えないまでも、ああいった施設を何カ所も見てきております。いかに新しくこうしたものをやっているか、これをやっぱり参考に取り組んでいくということは大事なことではなかろうかと思いますので、これを具体化していくと、この機会に。皆さんのご理解のもとで施設全体が町有化できたり、いろいろな改善が図られたわけでありますし、また、新たに船もできてくると。 こういう中で、まず何といっても船の稼働は最大の収入源だろうと思って、待ってくれている人が多々あろうかと思いますので、こういったことを念頭に置いて、改善を図っていくということは喫緊の課題であります。そうした取り組みをしていかなければと思っております。 地域おこし協力隊につきましては、3年間活動した隊員が任期後も地域に残り、町民として活躍をしていただくことが理想であるわけですが、ご指摘いただいたように、3年後の創業や自立は現実的にはかなり大変であり、町としても定住支援を積極的にする必要があるかと思っているところであります。地域おこし協力隊の制度として、操業時の100万円が認められております。準備資金ですね。そのほかにも、地方の人口減少の対策として、国や県の事業でも、U・Iターンに100万円を補助する制度など、さまざまな定住補助が制度化されておりますが、移住後3年を経過した地域おこし協力隊は対象外とされておりますので、現在、地域おこし協力隊も認めてもらえるように要望しているということでありますから、これは強力にひとつ支援してもらうようなことをしていかないとと思っております。 いずれにいたしましても、仕事の問題、住居の問題、この2つが最大の課題でありますので、町として人が不足している分野の課題に対して、協力隊をうまく活用できないか。また、空き施設、空き家、こういったものも協力隊の制度を活用しながら、効果的にこれが活用できるような対応を検討し、指示しておるわけでありますし、取り組んでおります。ぜひ、一遍で解除になるわけじゃありませんから、一人でも多くの皆さんから残っていただけるようにと思っておりますし、これで任期を終えて帰るというところは、今の段階では引きとめられるのではないかというほうが多くおりますので、さらにそういった面を詰めるようにしていきたいと思っております。 これらも当然、次世代のまちづくりにも、どういうふうな位置づけになるかということもあわせて考えられるわけであります。今まで、ほかから来た皆さんが町の姿を見てどうあるべきだということは、もうかえって我々よりもよく感じとっていただいているわけでありますから、まさにこうした皆さんも含めて、そして人づくりも入れながら、このまちづくりの対応を次世代に向けて取り組んでいくのは、喫緊の課題でありますので、ぜひひとつ皆さんのご支援もいただきながら、取り組んでいき、また実現できるようにやっていかなければと、改めて思っております。 それと同様に、次世代を担っていただく子供たち、子どもフォーラムのような、小学生のうちから町の未来、町の発展を考える機会を提供することは、これは何よりも重要な課題でもありますから、子供たちが自分でこの町で何をできるか、したいかというようなことも含めた、このフォーラムなどがそういう場になってくれることが一番望ましいわけでありますから、そういうことも念頭に置きながら、現状をしっかり把握できるような勉強する機会を設けていかなければならないものと。それを現実のものにしていけるような、また現実のものになるということを実感できるような将来像を描きながら成長してもらう。こういうことが我々の、子供たちに、教育の面でもそうですけれども、このフォーラムとかそういったことを通じて感じとってもらえるような、これは我々町職員ばかりじゃなくて、議員の皆さんはもちろんでありますし、多くの皆さんからそうした機会がいただけるような環境づくりといいますか、そういうものも必要ではないかと思っておりますので、ぜひ、こうしたものが実現できる対策を講じていくよう努めたいと、こう思っております。 一方で、人を呼び込む施策もさらに重要であり、阿賀町を知っていただく機会を多く設けると。交流人口を多くすることは、本当に大切なことだということで思っておりますから、そういうことで交流人口を多くすることに傾注していきたいと。 大学の連携事業などは、直ちに効果があらわれる事業でありませんけれども、大勢の学生が本当に町の施設を活用して、泊まっていただいたり、やっているわけでありますが、これが現実のものになっていくように、住む、住まないも含めて、いろんなことで提言をできたり、いろんなまちづくりにも学生が参加するということは、非常に大きな意義があるのではないかと。 そして、ここで自分たちがそういうものに取り組むことは、自分たちの勉強も含めて、町のすばらしさを知っていただけるような、そういう町になるように、一緒にまちづくりに取り組んでいきたいと。そんなことが実現できる町になってこそ、多くの学生なり子供さんも含めて、ここで住み続けることができる。あるいは一旦町を出たにしても、いずれ自分がここのまちづくりに参加できると言ってもらえるような環境を整えるということは、最も大切なことではないかと改めて認識をいたしておりますので、皆さんとともに、そういう機会ができることをひとつご支援いただきながら、取り組んでいかなければならないのではないかというふうに改めて感じておりますので、そういうことでご理解をいただきたいと、かように思う次第であります。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) 清野教育長。     〔教育長 清野一男君登壇〕 ◎教育長(清野一男君) それでは、まちづくりは未来へつなぐ人材育成ということで、教育長としてお答えをさせていただきます。 昨年7月12日に、旧鹿瀬中学校体育館で、阿賀町子ども未来フォーラムを開催しました。多くの地域の皆さんからもご協力いただきました。また、町議会議員の皆様からもおいでいただき盛り上げていただきました。本当にありがとうございました。 このフォーラムの目的は、他校の子供たちとの意見交流を通して、ふるさとへの愛着と誇りを持ち、阿賀町の将来について考えることができるということです。話し合いの柱は2つありまして、1つ目は阿賀町のいいところ、2つ目は阿賀町のもっとこうだったらいいなと思うところです。この話し合いを通して、阿賀町民の1人として自覚し、みずから進んで取り組もうとする意識を持たせることを狙いとするフォーラムでした。従来あった阿賀町ミニ議会のように、阿賀町に実現を提案するということではなくて、子供たちはみずから考えたことを、みずから実践しようとするということを目指したものであります。 本年度企画するフォーラムにおいては、昨年の実践を踏まえ、子供の提案を実現するための活動としてファシリテーションの段階を挙げ、実現を目的とした学習として取り組んでまいります。子供たちの考えの中にはすばらしいものがいっぱいあります。子供たちの成長とともに、町行政に生かしていけるように取り組んでいきたいと思っております。 昨年のフォーラムでは、第1部で総合学習の取り組みの紹介がありました。この子供たちが取り組んだことが、まさにこれが地域の宝物だったと思っています。第2部で、ファシリテーションを通して地域の宝物を大切にするための方法についてそれぞれが考えています。こういう気持ちが、斎藤議員さんがご指摘するように、子供たちが阿賀町のために役立ちたいと考えている証拠だと考えています。 昨年度のフォーラムの成功を受けて、今年度は小学生ばかりでなく、昨年度は小学生だけだったんですけれども、今年度は中学生、高校生の参加も計画しています。そこに、新潟大学の大学生、役場職員、地域住民の方のご協力もいただいて実施し、キャリア教育における、小・中・高の連携のあり方を探るとともに、地域を支える人材の育成にチャレンジする計画になっています。 12月26日水曜日、冬休みの1日なんですけれども、文化福祉会館で開催をいたします。議員の皆様にはご来賓としてご案内いたしますので、多くの方からおいでいただき、盛り上げていただければと思います。どうぞよろしくお願いをいたします。 2点目の各学校へのエアコン設置に関してでありますが、ご承知のとおり、今年度の猛暑は記録的なものとなっております。新潟気象台の観測においては、先月、8月23日、県内史上初の40度を超える最高気温を、中条、三条、大潟の3地区で確認したところです。同日の阿賀町の最高気温は、芦沢にある気象庁津川観測地点において37.7度、津川観測地点においても観測史上2番目の数値となっております。 このような中、学校におきましては、夏休み期間ということもあり、直接的な影響はございませんでしたが、6月末から続く30度以上の真夏日は、1学期終業時までの児童・生徒にとっても、かなりきつい状況であったのではないかと考えております。学校側では、暑さ対策、熱中症対策に注意していただき、教室の温度が高くなった場合、冷房施設のある教室での授業に変更して対応してきたところでございます。 また、議員質問の核心であるエアコンの設置に対する町の取り組みに関しましては、来年の小学校統合を機に実施していくものとして、一昨年より検討を開始しており、統合後に使用することとなる津川小学校、上条小学校、名前は上川小学校になります。それと未設置である阿賀津川中学校での普通教室の全室に冷房設備を設置する予定で、国・県との調整を図っているところであります。 実施の可否につきましては、正式な申請後の配当を待つものとなりますが、このたびの政府の決定により、採択の可能性は非常に高まったものと考えております。今後、さらに補正予算等の国指導があれば、来シーズンに間に合うように検討してまいりたいと存じます。 なお、議員ご指摘のとおり、対応が遅かったのではないかとのご意見でありますが、平成29年4月1日付文部科学省の調査結果による、新潟県内公立小・中学校の空調設備設置状況等調査結果によれば、普通教室での設置率は12.9%、特別教室は24.4%でありました。阿賀町においては、普通教室36.7%、特別教室27.3%と、県平均を若干上回る結果となっております。今回、政府調査でも、対応がおくれる理由となる各自治体の意見が紹介されておりましたが、そのほとんどが補助率が低い、施設の維持管理費が増加するなど、財政的な理由であります。 人口減少の著しい当町におきましては、子は宝、子供たちを育てる要素の一つとして、学習環境の充実も必要であることを再確認し、社会的な機運を活用し、早急に善処してまいりたいと考えております。よろしくお願いをいたします。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) それでは、子どもフォーラムの関係で教育長にお尋ねします。 私ここで、東京で阿賀町の観光PRをしたいという子供たちがいて、あそこでファシリティーの皆さんがいいことだという表現をされたんですよ。ところが、実際には、今年度何もない。「俺たち何言ったかわかっているのかよ」と自分は言われたんですよ。それは、子供たちが本当に阿賀町のPRをしたがっていたんです。それを、いつ、どういう時期でやるのかをやはり取り組んでやる必要があるのではないかということで、今回お聞かせ願いました。 ただ、12月26日の段階では、小・中・高・大学生、それから町職員、それから地域の方々を含めた中で、次年度、来年度に向けての対応でやられるということでありますが、今年度、例えば西川小学校の皆さんが、昨年もやられましたけれども、新潟市古町どんどんですか、古町へ行ってやったり、日出谷小学校の子供さんが会津若松駅でPRしたりしているので、その点に対してももっと町が真剣に考えてやる必要があるのではないかということで聞いたので、その点について、教育長はどう思いますか。 ○議長(猪俣誠一君) 清野教育長。 ◎教育長(清野一男君) 子供たちは、総合的な学習の時間を使って、今、斎藤議員さんがおっしゃったような活動をしているんですね。 これは、教育委員会のほうでああだこうだということは一切していなくて、学校独自で、子供たち独自でやっているんですね。私は町がこう言ったからこうするというよりは、自然発生的に子供たちがそこに取り組んでいって、新潟市へ出ていく、会津若松へ行く、それから東京へも計画があるというふうに私は把握していますけれども、そういった形がやはり一番望ましいし、子供を育てることになっていくのではないかなというふうに考えています。 先ほど答弁させていただきましたけれども、昨年度のフォーラムはどちらかというと、教育委員会というよりは校長会が中心になって、自分たちのフォーラムをしようという形になっていて、教育委員会は事務局として中原管理指導主事がかかわらせてもらったんですよ。そういう形もありというか、そういう形のほうが、子供たちが育っていく要素というのはあるのではないかなというふうに考えています。 ただ、そのような流れの中で、今年度行うことについて、ファシリテーションをもう少し行動に結びつくものにしていかないとだめなのではないかという提案がありまして、ファシリテーションのあり方を事前に研修会をして、そして、子供たちの行動まで引っ張り出せるようなものにしようと、今、検討を重ねているところなんです。そういう意味では、昨年度よりはちょっと進歩して、小・中・高だけじゃなくて、進歩して、実際に行動にまでつなげられるようなファシリテーションになるようにということで、今計画しているところです。 教育委員会や町のほうの支援というのも大事ですけれども、やっぱり子供が育つというのは、子供みずから考えて、みずから実践していくということのほうが、私としては子供、人材づくりには大事なことなのかなと今思っています。決して教育委員会とか町のほうの支援を手を抜くというつもりはありませんので、その辺はご理解いただきたいなと思っていますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 教育長は校長経験者ですから、よくわかっていると思いますので、子供に対しては私以上にわかっているというふうに理解していますので、今年度の実践の中で対応をよろしくお願いしたいと思います。 それから、エアコンの設置であります。 よく36.7%設置率と言うんですよ。それは三川小学校、中学校の教室に全部入っているから上がるのであって、ほかを見てくださいよ。そこなんですよ。ただ、時期的に三川については小学校、中学校の統合、小・中連携等のときに全部設置したから上がっているだけであって、他の教室、普通教室は県平均と大差ないんですよ。そこをよく強調されるので、そうではないということを私は言いたいのですよ。ですから、早い段階で、やはり1つでも2つでもやっていくべきではなかったのかなというふうに思っています。 財源については、子供のためには金は惜しまないという町長の発言がよくあるので、それは教育委員会が申請を上げないということで、上がっていけば総務課長も嫌だとは言わないはずなので、上がらない限りは大変だというふうに思います。 それで、子供たちに言わせると、三郷小学校だとかでやられている、他の地域に図書を送ろうだとかというときに、地域の皆さんが協力して廃品回収したお金を出して図書を送ったり、今、復興支援ばかりではなくて、交流を深めながら図書を送ったりしています。そんなことを考えたときに、阿賀町が資源ごみ回収をしている分を、それを逆に財源としてごみ収集に払うのか、逆にそれは町の財源として収集車に払わずに、それを有効活用するのかということを考えていけば何とかなるのかなというふうに思うので、財源については、あとは教育委員会としては上げるという努力をしていただければと思うのですが、上げてください。いかがですか。 ○議長(猪俣誠一君) 清野教育長。 ◎教育長(清野一男君) 優しく譲ったつもりだったのですけれども。 財源については当然、総務課と話もさせていただいていますし、副町長さんとも相談させていただいて、当然町長さんのほうの判断もある上で、申請というか、お願いをしているところで、手続も大分進んでいるところなので、先ほど町長さんのほうもああいう心強い発言があったかと思いますので、100%に近いくらい実現できるのではないかなというような感触を持っています。期待していただきたいと思いますが、よろしくお願いします。 それから、三川だけあることは十分承知しておりました。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 学校教育課長、答えなきゃならないですよ。あなた自分が書類つくるんでしたっけ。 わかりました。今後は皆さん努力していただければと思います。 次に、地方創生事業ということでお聞かせください。 先ほども町長のほうから、三セクの再生事業も含めて、いろいろ研究していきたいというふうな話がありましたし、地域おこし協力隊の皆さんが3年間定住してここにいると、次の支援策がないような話もあるんですけれども、一旦この町を離れた人は、Uターン、Iターンで助成、支援事業がある。それはわかってはいるのですけれども、そうではなくて、地域おこし協力隊になった方は、この地域外の人なんですよ。外から来て、この3年間、ここの町で協力して、来年度3月で任期満了される方から、私、相談を受けたのですけれども、その後の住居に関しては町は一切、例えば町営住宅に入ろうとしたときにはなかなか入れない。だから自分で探しなさいよというような話があったということで相談があったので、空き家対策を含めたときに、あいているから家賃はただでもいいよというような善意の人がいたので、そこを紹介したところがありました。 阿賀町へ残ってこの町に骨を埋めたいという人が、地域おこし協力隊の皆さんの中には数多くいらっしゃいますので、その点に対してよくよく聞き取って、体制を、町としてのフォローアップをしていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 私は常々そう思っておりますので、今お話しの関係については、多分残ってもらえるということだったのでしょうし、残りたいという方の意見が大半のようでありますから、当然そういう形で支援をしていきたいし、また、自分の仕事もやはり一緒になって、何をやるかというようなことは当然必要になってくるのだろうと思いますが、現段階において、課長のほうからちょっと感触を言ってみてください。 ○議長(猪俣誠一君) それでは、関観光振興課長。 ◎観光振興課長(関仁君) 支援ということですけれども、確かに一番、3年後にまず困るのが住居だと思うんですよね。これは確かに私もそう思っています。どうしたらいいかなというのは、任期が終わったから出ていけというのも薄情な話でありまして、その辺は臨機応変にやればいいかなと私は正直思っています。実際の話、鹿瀬の旧教員住宅、ここには2人の方が任期を終わってまだいるんですよね。そういうのもありますし、そんなにいい施設ではありませんけれども、そういうのでも若干、余裕を見た中でやれればいいのかなというふうに考えます。 それからもう一つは、実際の話、栃堀に民家を借りてやっている方います。この方は、農家民宿をやりたいということなのですけれども、これは任期終わってからそこに移り住むと、全てその人の家の改修だとか出てくるのですけれども、任期中にやれば、若干でも協力隊のお金から家の修理だとか出せるのですよね。そういうのも早目に、アパートに住むのもいいんですけれども、町営住宅に住むのもいいんですけれども、早目にそういう民家に入っていただければ、徐々に直しながら3年後にはそこでずっと住んでいただける、こういうのも一つの手かと思いますので、そういうのも含めて、いろいろサポートしていければなというふうに今、考えております。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) そこなんですよ。事前にそういう情報が、地域おこし協力隊の募集をかけたときに話があればいいんですけれども、2年半ぐらいたって、今時分ですよ、来年3月の人は、ことしになってようやくそういう話が出てきたのでは間に合わないんですよ。だから、そういう形のフォローアップが足りないというところがそこなんですよ。 例えば今、教員住宅のあき等も含めた空き家対策の中で、公共施設にだけ住まわせるのがいいのかというと、町うちの空き家がそれなりに出てきたときに、例えば私どもの地域であれば、西、赤岩だと空き家がそれなりにあるのだけれども、仏壇が残っているから貸さないよという人もいるんですけれども、それを維持管理するから貸してくださいと言えば、オーケーになるんですよ。 仏壇があるから、盆とか彼岸のときに来たら、みずからお参りができる、自由に。そういうことで本人とのコミュニケーションもとれるし、こうこうこうで貸し借りできますよというような形もとれるので、それを仲介してやるのはやはり町かなというふうに私は思うので、今後そういう体制をとる気はありますか。 ○議長(猪俣誠一君) 関観光振興課長。 ◎観光振興課長(関仁君) 体制というよりも、考え方といいますか、やり方というものをもう1回いろいろ検討してみるべきだと思います。 ことし4月から協力隊になられた方、最初、空き家を買おうとしたんですね。待て待てと。協力隊なんだから、とりあえずしばらくは賃貸でやれと。賃貸であれば町で払えますから、協力隊のお金で払えますから。3年後はちょっとその分安く買えばいいんじゃないですかみたいな、そんなアドバイスというか、そういうものもしたことがありますので、そういうものも含めてうまくやれれば、いい方法を探りたいと思います。 それからもう一つは、地域おこし協力隊を一番最初からやっているのは十日町です。21年からやっていますけれども、十日町というのは、市がほとんど協力隊には関与しないんですよね。あるNPO団体が全てそれを仕切っている。募集から、集落の配置、マッチング、それからいろんな仕事方面でしょうか、そういうサポートを全てNPO法人がやっているんですね。そのNPO法人の活動費も協力隊の中の予算の中から委託のような感じで多分いっていると思うんですよね。できればそういうふうなやり方が一番身近になって、サポートしてやれるのかなというふうに私考えております。 十日町にちょっと視察もしたいなと思っていたのですけれども、なかなか機会がなくてできませんでしたけれども、できればそういう組織があって、そういうサポートをするような体制が組めれば、一番いいのかなというように考えております。 以上です。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 課長はそれなりの知識と経験を持っているので、これからに期待したいと思います。 それで、三セクの再生事業なんですけれども、やはり先ほど町長も答弁であったように、阿賀の里の再生については、町有化をした以上、玄関先を早く撤去していただきたい。それはなぜかというと、玄関がどこだかわからないと多くの皆さんから言われています。 船の購入も決まりましたし、来年の3月以降、舟下りを起爆剤として阿賀の里の再生を目指しているわけですから、早い段階でリニューアル対策を具体化すべきだというふうに私は思っているのですけれども、この点の動きはどうなっているのでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) おっしゃるとおりで、それも含めて考えていたわけでありますから、今度は全体的に中の配置等も含めて見直さなければならないところもあるのだろうと思います。 何といっても前のほうがああいう何かいろんなものがいて、非常に見にくいというか、中が見通せない。やっぱり私も何カ所か今回も道の駅を歩いてきましたけれども、中身は決して劣らないけれども、外観から見ると、これが道の駅かと言えるような状況に比べますと、本当にその辺のところは阿賀の里は落ちているなと、こう思いますので、ご指摘いただいたとおりだろうと思います。 その辺のところを十分ひとつ見直して、これから秋のシーズンですから、可能な限り間に合えば間に合わせるべきだろうと思いますが、ご指摘いただいたようなところを改善していくと。その取り組みを早急にやっぱりやっていくべきだろうと思っておりますので、その辺のところはひとつ皆さんからも応援いただきながら、取り組ませていただきたいと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 幾ら言っても動かない阿賀の里と町なので、あとこれで終わらせていただきますけれども、阿賀の里への動線がないんですよ。お客さんを導く動線がないんですよ。ほかは、他に行くと、みんな平屋なら平屋でバリアフリーで、動線がちゃんとしているんですよ。コンセプトが悪いからできないんだというふうに思うんですよ。だから、どういうものを売って、どういう道の駅という性格にするのかがきちんとなっていないというところに問題があるというふうに私は思っているんですよ。 駐車場があれだけ広いので、駐車場で何かイベントしようとしたときには、それなりの活動ができます。ところが、外では買い物しても中で買わないんですよ。マルシェのときもそうでした。外では買ったけれども、中はトイレしか使わないんですよ。そうしたら阿賀の里の売り上げにはつながらないんですよ。にぎわいはあったかもしれません。という問題があります。 それともう1点は、我々があそこを町有化することにお願いしたのは、店の開業時間なんですよ。条例も直したんですよ。宴会の時間はそれなりに、今までと同じくそんなに変わりないんですけれども、店のあいている時間帯が5時で終わっているんですよ。何のために我々があそこに1億7,000万円出したのか。そのときの条件というのは、開店時間を変えて、夕方のお客さんがとれる体制を考えますというのが答弁にあるんですけれども、それはいつやられるのですか。 ○議長(猪俣誠一君) 関観光振興課長。 ◎観光振興課長(関仁君) 言われるとちょっと耳が痛いんですけれども、それにつきましても、とにかく早目にできるように、埼玉のあの人たちのほうと協議させていただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 議会は1回通ると、いつ言っていいのかが問題になってくるので、ただ我々議会としては、常に注視しながら、阿賀の里の再生なくして阿賀町の発展はないというのが、私はずっと言ってきたんですよ。あれだけの負債を抱えた企業、逆に言ったら倒産させたほうがスリム化して楽なんですよ。そして、新たな投資をしたほうが楽なんですよ。でも、それをあえて今回出して、町有化をして、再生をしようとして議会としては承認したわけですから、その思いを受けとめて早く対応していただきたい。 神田町長は、町長を退任されるかもしれませんけれども、12月2日まで町長なので、この間で対応をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 決して逃げるわけじゃありませんから、おっしゃることはぜひ実現させたいし、しなければならんだろうと、こう思っております。ならんだろうじゃないんですね、しなければならないということで、私は今ここでは申し上げませんけれども、人的なこともあるでしょうし、いろいろなことがあります。これをやっぱり実現することによって、再生ができるのだろうと、こう思っていますので、その辺は退任するまではしっかりやっていきますから。してもやりますから。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 私も常々町長には盾突いてきて、それなりに意見を言わせていただいて、最後になりますけれども、町長とは腹を割った話をどんどんしてきたつもりでいます。これからの阿賀町のためにも我々一生懸命やりますので、町長からはこの期間、またいろいろあろうかと思いますが、健康には留意され、大事な時期にこういう事件があったので、町長も心労がたえないというふうに思いますが、職員の皆さんから支えていただいて、自分ばかり走るのではなくて、腹を割って話をして、職員に対応していただければと思いますので、これで一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) まだ退任の挨拶はしませんから。先にやってもらわれて、俺も困るけれども。そういうことも含めて、ぜひひとつご理解いただきたい。 まさにどこへ行っても、やっぱり道の駅が中心で、それぞれの地域の発展につながっているということは、私も今回も、関川もそうですし、いろんなところを見て回りましたが、まさにそういった要素が十分ありますので、これは一生懸命やって、次の人にもさらに頑張ってもらおうと。そんなことは今言うあれではないのですが、言葉の都合でございましたので、ひとつご理解いただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) それでは、以上で、7番、斎藤秀雄君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(猪俣誠一君) 審議の途中でありますが、本日の一般質問はこれで終わります。 なお、あすは一般質問の終わっていない方から行います。 これで本日の会議を閉じます。 本日はこれにて散会とします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後4時11分...